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添付資料

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添付資料
ColumnLand
■ラストセッション「一期一会」結果発表! 作者コメン
トのしめきりは2月15日(日)30時です。
開催中: 一期一会
今週のお題
コンテスト会場
投稿受付中: 投稿受付期間外
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BBS まじょコメント
テーマ:先手必勝
投票総数:161件
順位
ポイン
投票数
ト
作品タイトル
作成者
作者
コメント
コメン 最新投稿時
ト数
間
1位
42
20
秋曇り
伊佐坂サカス
有
27
12/17 5:0
2位
29
16
513円
ペリドット
有
23
12/17 5:4
3位
28
11
競争と協調がもたらす彩り
snow
有
14
11/16
21:23
22
14
三手詰み
神代千早
有
34
12/17 5:8
17
9
「立」つことが「合」う
purebred
有
16
12/17
5:11
14
11
戦場で散る命
比古清十郎
有
23
12/17
5:13
14
7
先手は必勝でもないスポーツ
Sora-to-Umi
有
10
11/16
22:25
12
6
急いては事を仕損じる
播州っ子
有
16
11/16
23:20
12
10
オーケストラにおける「先手必勝」
チャルメラの孫
有
22
11/16
23:29
10
9
それでも狙った弁当。
頭痛い
有
18
11/16
17:18
9
3
死亡遊戯
コマ犬・コマーヌィチ.
有
9
11/16
19:57
8
5
朝の楽しみ
yuhu
有
17
11/17 1:0
8
5
リードカンパニー・任天堂の先手必勝 タラオ
有
21
11/16
21:29
7
5
先制ゴール
さばく
有
18
11/17
0:59
6
5
結局どっち?
honyalala
有
12
11/16
16:53
6
6
お笑い一直線
tom
有
12
11/16
19:47
5
4
読み切るということ
Ajiro Muse
有
15
11/16
23:16
5
3
先手必勝っていうけれど、それ本当? ヨーダ
有
11
11/16
15:57
5
5
ホントに先手必勝?
ふぁんさーが
有
16
11/16
18:23
3
2
人生も先手必勝?
ゴーシュ
有
14
11/16
20:48
3
1
書きにくいお題
oreore
有
12
11/17 1:6
2
2
先手必勝・・・なわけはなく
やつるぎ
有
11
11/16
12:39
1
1
It's your turn!!
halcyon
有
18
11/24
3:12
1
1
スポーツに先手必勝はあるのか?
すなふきん
有
9
11/13
0:17
ColumnLand
■ラストセッション「一期一会」結果発表! 作者コメン
トのしめきりは2月15日(日)30時です。
今週のお題
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秋曇り
総合順位:1位
合計ポイント:42 Point
作者:伊佐坂サカス
作者コメントを読む
曇り空の今朝も、いつもと同じ顔ぶれがそろった。
ただ違うことは、珍しく私は先頭に立っている。
ほんの少しだけ早く家を出ただけでこの位置がとれるということは、
このメンバーはほぼ同じ時間に同じホームに集まっているのだと思った。
無人の車両を1人の車掌が忙しなく点検している。
彼がちょうど私たちの目の前を通り過ぎると、間もなくアナウンスがあるタイミングだ。
左の中年サラリーマンも彼の動きを確認して新聞を閉じた。
「間もなくドアが開きます。ご注意ください」
アナウンスの直後ドアが開く。
すでに左側は中年サラリーマンのテリトリーであるため、私はすぐに右側に狙いを定める。
――勝った。
この始発駅から乗車する人数より座席の数の方が圧倒的に多いため、
座るということに関しては何の問題もない。
けれど私たちはごく普通の席など求めていないのだ。
希少価値の高い"端"。
他の人がなぜ端の席を好むのかはよく分からない。
私自身、その理由を聞かれるとすぐには答えられないからだ。
強いて言えば、片隣が人ではなくなるからということだろう。
久しぶりに端の席を獲得できた私は、
他人に迷惑をかけずにもたれ掛かることのできる満足感と昨晩の夜更かしのせいで、
あっという間に夢の世界に入っていった。
今朝は完全勝利だ。
今、何駅なのだろうか。ドアの閉まる音が聞こえた。
触覚だけで車内の混み具合が感じ取れる。
隣座っている人とかすかに肩が触れているし、
そのうえ前に立っている人の足が私の膝に強くぶつかっている。
眠い目をこすって視線を挙げると、一人の老婆が私の目の前で手すりにしがみ付いていた。
なんだ、婆さんか……。
直後、二つの考えが浮かんだ。
BBS まじょコメント
漫画では迷いを描写するため、頭の中に天使と悪魔が出てきて互いに言い合いをするシーンがよくあるが、
まさにその状況である。
どうしよう。譲るべきか、でも今日はこの席でゆっくり寝ていたいし。
こうした一瞬の迷いが、結果的に後手になりうるとは考えもしなかった。
「どうぞ」
立ち上がったのは私の隣に座っていた人、ブレザー姿の高校生だった。
「どうもありがとうございます」
私を間に、二人の人間が入れ替わった。
確かに譲ろうとは思った。けれどそう思っただけでは意味はないのだ。
素早く行動を起こさない限り。
今、目の前に立っている青年はとても勇ましく見え、
なんだか私の心はカサついていくような気がした。
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投稿者
むうみん
11/4 16:53
コメント
話の前後で自分の立場が先手を取る側から取られる側に変わる展開はおもしろいと
思いました。
tom
11/4 21:53
おそらく誰もが共感できる内容なのではないかと思います。そこに気付けたのはす
ごいな、と思いました。話の構成でも楽しませてもらいました。
honyalala
11/4 23:53
前半部分より電車の席とり合戦の話かと思いましたが、最後は人間の迷いを皮肉的
に上手く表現されていて良かったと思います。私もこういった経験もあるので、感
情移入しましたね。
播州っ子
11/5 2:40
やはり社会貢献や人への思いやりも二番煎じではなく、先手こそ勇気がいりますよ
ね。私もがんばります。
ふぁんさーが
11/5 20:51
なかなかいいですね。中盤での勝利と最後での敗北がいい対比関係になっていて、
しかも最後のまとめ方(表現)も良い。 最後にやたらと行間を空けたのは何でだったんだろうか?
halcyon
11/5 22:33
勝ちは勝ちでも色々あるんだよね、としみじみ。
「同じ顔ぶれ」で話が進むのかと思ったので、若干拍子抜けましたが、後半と区別
を明確にする意図で用いたのでしょうか。
yuhu
11/5 22:59
自分のためなら迷わず「先手」が打てるのに、他人に対しては?というどこにでも
ある日常を対比させ、面白い効果を生み出しています。その時々の主人公の心の動
きがわかり、かなり緻密に設計された文章と感じています。
yuhu
11/5 22:59
自分のためなら迷わず「先手」が打てるのに、他人に対しては?というどこにでも
ある日常を対比させ、面白い効果を生み出しています。その時々の主人公の心の動
きがわかり、かなり緻密に設計された文章と感じています。
やよぴったん
11/6 0:12
チャルメラの孫
11/6 16:24
ietub工作員
11/6 23:16
PC画面で読まれることを意識した改行と
文字の詰め具合でとても読みやすかったです。
前半部のエピソードと後半部のエピソードの対比も
文の内容の流れにメリハリづけをするのによく効いているなあ
という印象を持ちました。
すごく身に覚えのある内容でした…。
日常の光景なのに、なんだか考えさせられました。
前半後半両方とも身近な例なのでものすごく共感がわきます!
前半部後半部ともに同じテーマでコントラストが効いていてきれいでした。
>他の人がなぜ端の席を好むのかはよく分からない。
コマ犬・コマーヌィチ
11/7 21:9
というところ以外はほぼスキなく、多くの読者の共感を誘いそうな内容でもあり、
フツーに高評価されそうな作品だと思います。
#端の席が好まれる理由って<ストレス減+凭れられる>でいいですよね?
ゴーシュ
11/8 13:41
題名から内容が推測できませんでした。でも内容はすごくわかります。
私も、できれば片方の手は自由にしたいので、端を狙う同業者です。
終わりの空行の先に何かあるのだと思い、「あれ、オチは?」というのが最初の印
象。
改めて読むと確かにこれで話は終わっているんだけど、私小説的なものとして見る
と描写や文体がひどく中途半端、状況を語りたいならオチが無い、といった感じで
しょうか。
bfs(コメントオンリー) 私小説として見ると、文章を細かに改行するというのは流れを断ち切って読みにく
いですし(最初から区切ることを前提として書き、実際に上手く区切ることが出来
11/8 18:3
れば別ですが)、描写も表面的なものではなく内面に踏み込んだものでないと、
mixi日記の域を出ません。まあ、共感コメントを多く求めるのが目的ならば、なる
べく表面的に、かつ読みやすくするために細かに改行する、というのは正解だと思
いますが。
状況について論じたいなら、無駄な描写を抑え、最後で視点を切り替えて何かしら
の結論を述べる、とすると形になると思います。
イエヤス
11/8 19:15
コマ犬・コマーヌィチ
11/9 4:46
コマ犬・コマーヌィチ
11/9 7:14
先手必勝というのは、どんな場合にも適合する必要条件的?なことわざではなく
て、十分条件的なことわざなんですよね。一連の体験の中で、必勝の意味をかけて
表現できたのはすごいと思います。
オチ?・・・という話が出ていますが、この作品の核は<(さりげなく表現され
る)日常の中のちょっとした心のカサつき>ですよね? 下手にひねったオチと
か、理屈っぽい結論みたいなものでラストを締めると、作品が台無しになると思い
ます。
まぁ、決して絶賛するわけではないんですがね。文芸ものとして云々・・・という
より、bfsさんの言われるようなmixi日記の延長というか、ブログ的私小説といった
印象。ただ、20代前後の、軽い読み物は結構好き(重いのは苦手かも∼)といっ
たタイプの読者の票を集めるには、見本のような作品だなぁと思いました。
あぁでも改めて読むと、確かに締めが弱い。
オチとは言わないまでも、タイトルと絡めたような一文を最後にさらっと入れてお
くのもいいかも知れませんね。
電車で通勤・通学をしている人にとっては思わず「あるある」とニヤついてしま
うような文章でしたね。
あるじゃーのん
11/9 18:26
特に後半は、先手を打つことが大事だと思っていながらなかなかできない不思議
な心持ちを見事に表現していました。
ただ、タイトルは全く関係なくないですか?
上で言われている通り、自分にも似た体験があるため感情移入しやすく、また自分
のためなら先手・他人のためのときは後手と対比が明確で読みやすい仕上がりだと
思います。
浅間ぱんだ
11/10 1:47
オチについては、あえて入れる必要はないのではないかと。
なので、最後の空行は不要だったように思います。
文体については、私は表面的描写の連続というスタイルを好んで採るので良いと
思ったのですが、長編小説などを好む人にはウケが悪そうですね。ただ、コメント
を見る限り「票を得る」には、本作の文体は正解だと思います。
Sora-to-Umi
11/10 2:2
若い読者の共感を得られる、ライトな仕上がりでよいと思いました。
PC上で読まれる環境の「コラム」を書くというお題なので、ちょうどよいのでは?
purebred
11/10 14:28
分かりやすいです。今日そんな感じだったので。
ただ、なんとなくオチがクサくて、読んでいるとちょっと照れちゃいますね。
すみただ
11/11 20:33
コメント数が現在第一位ですが、その理由が読んで納得です。
先手必勝というテーマを、一つの作品で二つ、しかも巧妙に含んでいます。凄いで
す。
わくわくさん
11/12 16:22
前半部はおもしろいが、後半部の結末はやや優等生的でちょっと残念でした。次回
はもっとシュールな展開も期待します!
mid
11/16 6:5
とても面白く読ませて頂きました。
こういう書き方もあるのかと素直に感心しました。
unk
11/16 18:8
そして明日も同じ顔ぶれで駅のホームに立って、ドアが開いた直後の寄りつきは熾
烈な争いを繰り広げるも、おばあさんに席を譲るだけの余裕は持ち合わせているの
を想像させますね。
手本となるような行動は人を変えるのですね。勉強になりました。
ろくしぃ
11/17 0:19
オチがどうとかいう話になるのは「漫画では∼」みたいな表現のせいでしょうか。
というか自分が気になったのがそれぐらいだったので。
他の部分では主人公のリアルな気持ちが描写されているのに対し、そこだけ普通そ
んな考え方はしないだろう、という感じでした。
よっしー
12/17 5:0
私も似たような体験と思いをしたことがあります。情景と心情の描写が丁寧で感情
移入してしまいました。
先手必勝というタイトルにも関わらず、攻め気な自分と悩む姿の対比がとても良い
と思いました。
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■ラストセッション「一期一会」結果発表! 作者コメン
トのしめきりは2月15日(日)30時です。
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BBS まじょコメント
513円
総合順位:2位
合計ポイント:29 Point
作者:ペリドット
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大学の授業が終わった後、アパート近くのコンビニへ。今日は月曜日だから、発売直後の漫画雑誌を確認し
てカゴに入れる。おにぎりは、鶏ごぼうとツナマヨと迷ったけど鮭にして、愛飲しているペットボトルのお茶
とともにレジの所へ。
カウンターにカゴを置いた瞬間、
「513円です」
一瞬何が起きたのかわからず、店員さんの方を見つめる。店員さんは何事もなかったかのようにカゴから商
品と取り出し、バーコードを読み取る機械を当てている。ピッという機械音とともにデジタルの数字が240、
366と増えていき、確かに513になった。
会計を済ませた後も、まだ状況がよくわからない。
「お客さん、いつも同じような商品をお買い上げになりますので」
午後3時頃に、常連の学生さんが入店した。Tシャツにジーンズ姿で、毎回ほとんど変わらない。
最初に雑誌コーナーへ。あの漫画雑誌は本当は毎週水曜日が発売日なのだが、ちょっとしたコネクションが
あるおかげで月曜には入荷する。240円。
次におにぎりのコーナーへ。まだ夕飯には早いけど何かお腹に入れておきたい、ということだろうか。毎回
ここで時間をかける。鮭、鶏ごぼう、ツナマヨネーズと利何種類かローテーションしているようだけど、いつ
も同じ値段の物を選んでいる。今回はピンクのラベルが1つ減っているから鮭だろうか。126円。
ドリンクのコーナーでは、中央の段に置かれた緑茶の500mLペットボトルをすぐに選ぶ。当店の売れ筋商品
である。おにぎりの時とは違い、本当に迷わない。147円。
そしてレジの所へ来て、カゴをカウンターに置く。
「513円です」
お客さんの目と口が少し開いた。そりゃ驚くわな。計算に自信はあるけど万が一間違っていたら大変だし、
マーケティングのためにデータを残さなければいけないので一応バーコードを読み取る。確かに513円になっ
て、ちょっと安心。
会計が終わってもお客さんがまだ驚いたような表情をしているから、フォローはしておく。
「お客さん、いつも同じような商品をお買い上げになりますので」
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投稿者
さばく
11/4 15:10
honyalala
11/5 0:12
浅間ぱんだ
11/5 2:59
コメント
前半、後半を比べながら読むといいですね。
こういった、ある場面を二人の目線から語られる話は好きなので、個人的には楽し
ませてもらいました。たんたんと語れる書き方も好きです。
2つの視点(上下)がうまく対応していて面白いですね。
文字数も多くなく、大変読みやすいです。
// そういえば某週刊マンガ雑誌はまた値上げしたんでしたっけ?
コマ犬・コマーヌィチ
11/5 3:14
もう一ひねりして意外性を出したいですね。それこそ、読み手の目と口が少し開く
ような(@o@)
yuhu
11/5 8:42
視点が入れ替わっているのが面白いです。実体験でしょうか?お客さんとしてか、
店員としてか、いかがでしょうか
客は案外店員に観察されてるもんだよ、というコトを言いたいのならアリだけど、
bfs(コメントオンリー) 話としては意外性に乏しい、ってところかなあ。
11/5 10:35
違う視点で同じものを見る話を書くときは、後半の人物の意図はなるたけ突飛なほ
うが面白いと思う。
halcyon
11/5 11:55
毎回同じ物買っていたら、買い手側も値段覚えそうなもんですが。
神代千早
11/5 12:14
ほうほう。生協で2点220円とか簡単な買い物をするとレジ打つ前に代金を請求され
ることがありますが、そんな感じでしょうか。
作者さんはどちらの立場なんでしょうね。発想から言ってコンビニ側でこういう体
験があったのかもしれません。割とお客のことを見てますよということでしょう
か。いやはや迂闊なことはできません。しませんけど。
全体としては日常の不思議の表裏という形でよくまとまっていると思います。
ふぁんさーが
11/5 20:41
物事を二面的にうまく記述できていたと思います。
ただ、どこに先手必勝があるかわからない(先手は確かにあるが、必勝さは感じられ
ない)と思った点、そしてバーコードで読み取るのはマーケティングの為というより
は在庫管理・経理的な意味合いが強いのではないかと疑問が沸いた点が個人的には
残念でした。
やよぴったん
11/6 0:9
エピソードがとても生き生きと描写されているので
読んでいて楽しかったです。
ただ、先手必勝というテーマ性は若干弱いかなと感じました。
後半のエピソードをよりふくらませていくと
もっとインパクトが出たのではと思います。
ヨーダ
11/9 21:43
本当にこういう経験ありますか?毎日同じ時間に通っていたりするともしかしたら
実際にあるかもしれないですね。
Sora-to-Umi
11/10 1:31
「パルプフィクション」とか「バンテージポイント」などの映画を思い出しまし
た。この手法をいつかは使ってみようとねらっていた作者の気持ちがとてもよく伝
わってきます。
大事な局面の直前で、他の登場人物の視点に切り替えたら、さらによくなったか
も。
ほかの人もおっしゃっているように、お題からは遠いかな。
purebred
11/10 15:6
コンビニ店員なのでよくわかります。
特に、タバコで「キャスター」だったら、ソフトとボックスで10円違うから、
いきなりお客さんが変えると間違えますね。
あとセールなんかで10円値引きされていると間違えます。
いつも通りだろうと店員が間違えて言ったところに、お客さんが「先手必勝」し
て、
正しい代金を出されると、その1日のやる気はなくなりますね(笑)
コマ犬・コマーヌィチ
11/11 0:12
すみただ
11/11 20:36
SOta
11/12 0:6
逆ならあります。予め暗算しておいて、ピッタリ分を握りしめてレジに向かうわけ
です。代金を言われるのとほぼ同時にポンと。
五品目以上であれば、ちょっとビックリさせることができます。
こんな人間っぽい会話をコンビニで経験したことがありません。
でも実体験っぽいですよね。
コンビニのCMの企画にしたら、店員のイメージアップになって面白そう。
二つの視点から一つの状況を描いているのは面白いのですが、後半を読む時、読者
は何が起こるかわかっているので、逆にくどさを感じてしまいます。
無駄を省き、前後半があって初めて完成する文章にするか、後半に意外性を持たせ
る等の工夫が欲しいです。
わくわくさん
11/12 16:24
二つの視点から構成される点は面白いです。あと、もうひとひねり
かるの
11/13 17:56
店員クールだな。
読み比べる楽しさもあっていい作品だと思うけれど、どのへんが先手必勝なのだろ
うと思ってしまった。
ちゃめ
11/13 20:38
春
11/15 0:8
コンビニでアルバイトしたくなりました。
二つからの視点は面白いけど、やはり同じことの焼き直しが少し読むのが面倒にな
るような。
終わり方も特に意外性が無いですし。
あとどこら辺が必勝?
比古清十郎
11/16 16:8
面白いですね!!私は飲食店でアルバイトをしていましたが、結構お客さんは店員
に観察されているものですよねw
頭痛い
11/16 17:32
自分が値段を覚えていたとしても、言われたら驚きますね。共感できるし、双方の
視点から描かれているのが面白かったです。
よっしー
12/17 5:4
もしかわいい店員さんだったらうれしいけど、ごっつい定員さんだったら萎えてし
まいます。しかし、ここまでの域に達したならば、サービス業を極めたといっても
過言ではないのでは。
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BBS まじょコメント
競争と協調がもたらす彩り
総合順位:3位
合計ポイント:28 Point
作者:snow
作者コメントを読む
オオイヌノフグリ,ホトケノザ,タンポポ・・・春は野草の花が一斉に咲き始め,まちを美しく彩ります。
春いちばんに花を咲かせる草は,二年草か多年草。つまり,春になる前に根や葉を伸ばし花芽を用意して冬が
終わるのを待ち構えている植物たちです。そんな「春いちばん」の花を観察していると,やたらと小さいのに
花をつけているのをしばしば見かけます。
どうして小さいのに花が咲いているのでしょう?その理由を考えていくと春咲く花の巧みな生存競争が見えて
きます。夏にホトケノザを見たことがありますか?ほとんど見つかることはないと思います。ホトケノザは夏
の間種子の状態で休眠しているのです。
秋になり,丈の高い夏草が枯れ,地上に光が入り込むようになると発芽して葉が出てきます。
そして,冬を経験すると花芽が発達してきます。冬の寒さで成長が抑えられてしまう前にある程度茎や葉を伸
ばし春に備えているのですが,発芽が遅れたり生育条件が悪かったりして運悪く冬が来る前に十分に伸びるこ
との出来なかった個体はどうなるでしょう?
春になるとしっかり花芽を膨らませるというのが答えです。そして,十分に育ったものと同じ時期に花が咲き
ます。花期を揃えることで受粉のチャンスが拡大します。冬を経験させると花芽が育つ植物は春いちばんに咲
く花に多く見られます。ソメイヨシノの木を冬の無い熱帯地方に持って行くと上手く花をつけることが出来な
くなります。「冬」がつぼみを育てていたのです。イチゴの生産も温室で栽培する前に予めしばらく寒い場所
に置いて寒冷感作をさせて花芽を早く作っているのです。
さて,せっかく春にいち早く花を咲かせても花粉を運んでもらえなければ意味がありません。ここにもちょっ
とした仕掛けがありました。
早春のオオイヌノフグリ。春浅く,まだ寒い時期には植物もあまり背が高くなりません。地上ギリギリで花を
つけます。実は地上の「日だまり」の空間を利用しているのです。2月頃,気温が10度を超えない時期でも地
上数cmの日だまりの空間では,局所的に気温が10∼15℃,条件が良ければもっと暖かくなります。この気温
の空間ではハナアブやハエが活動できます。越冬中のチョウも舞います。地上数cmの,ほんのわずかな生き物
の活動できる空間を巧みに利用して花を咲かせていたのです。虫に受粉してもらえなくても,オオイヌノフグ
リのおしべは花がしぼむ途中で内側に曲がり自分で受粉してしまうことも可能です。タンポポも早春には地上
すれすれで花を咲かせています。
春いちばんに咲く草花は「先手必勝」タイプの生存戦略を持っていると言えます。種類によっては日照時間が
延びると花芽が発達するタイプの植物もあります。これも,冬に間違って花を咲かせないで春に花を咲かせる
上では上手い戦略です。「寒冷感作→気温上昇」だけで春を認識する花だけではないのです。早春から陽春へ
と気温の条件も良くなってくると花の咲く位置も上の方になっていきます。同じタンポポでも3月頃は地面に
張り付くように花を咲かせていたものが,4月になれば長い花茎を伸ばすようになります。また,2番手,3
番手で花をつける草はより高い所に花をつけるべく茎を伸ばします。「後発組」は必死に追い上げて高さを稼
ぐわけです。さらに,夏に花を咲かせる草では背丈をうんと伸ばすもの,蔓で他の草木につかまって這い上が
るものなど太陽と虫を巡る争いはどんどんエスカレートしていきます。
「競争」と「協調」,これが私たちに季節を感じさせてくれているのです。
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投稿者
むうみん
11/4 16:45
コメント
植物界にも「先手必勝」を狙っている種があることはおもしろいですね。
ところで植物界に「協調」はあるのでしょうか?
僕はどちらかといえば隙間産業的に見えてなりません…
yuhu
11/4 22:6
初めて、言われて気が着きました。昔読んだファーブル昆虫記の雰囲気を思い出しまし
た。
halcyon
11/5 12:4
むうみんさんがご指摘の通り、自分もあまり「協調」を感じられませんでした。
ふぁんさーが
11/5 20:42
秋も深まり冬の足音が聞こえ始めている時期に読むと何か違和感を感じます。
文体のやわらかさがとてもステキだなと感じました。
やよぴったん
11/5 23:35
ホトケノザの生存戦略のエピソードは
先手必勝というよりも「急がば回れ」という印象を受けました。
テーマに沿っているかというと、若干弱い気がします。
基本的にPC画面から閲覧する文章なので
文章をもっと短く改行するとより読みやすくなるのではと
思います。
ヨエル
11/12 19:56
同種では協調して一斉に花を咲かせ、
異種とは競争してより高く花を咲かせる。
そんな感じでしょうか。
「先発組」も、
まだ寒い時期に先手を打つからには、
それなりの「策」があるというものなのですね。
のりこ
11/12 20:15
ほおお、すごい。
なんだか、小学校低学年の国語の教科書に出てきそうですね。
説明文なんですけど、文章全体からやさしさが漂ってきます。
tanabe
11/14 16:51
文体から、植物を見る心の優しさが伝わってきました。
春
11/15 23:33
ホトケノザがどんなものだか良く分からなかったのが少し残念、というか教養が足りま
せんでした。
先手必勝という攻撃的に成り易いように感じられるお題を柔らかくまとめた点がこの作
品の良さのように感じます。
伊佐坂サカス
11/15 23:49
もっと評価されるべき作品だと思いました。
改行が少なくパッと見読みにくいという点が惜しいところです。
先手必勝というテーマの中で、こんなにふんわりとした文章が読めるとは。なんだか癒
されました。
mid
11/16 6:12
内容がとても面白いですね。
結果的に「協調」をしていないと、生存できないということで「協調」をとらえればい
いんですかね?
鳥も飛ぶ高さを棲み分けているという話も聞いたことがあるので、人間界以外もいろい
ろ大変だなーと思いました。
Ajiro Muse
11/16 11:52
先手必勝の主題を、植物の世界で、優しい目線で展開されていることに筆者の性格が伺
われます。読後に、余韻が漂ってきます。
白磁
11/16 13:26
内容が良いだけに、段落の始めを1字空けていない・疑問符の後にはスペースを入れ
る、など体裁の問題が気になりました。
加えて改行も増やし、読点を入れると、だいぶ読みやすくなるかと思います。
春の訪ればかりか、植物が力を蓄える冬までもが楽しみになり、
高校の生物を筆者さんに教えてもらいたかったなあ、と思いました。
感じのいい作品ですが・・・うーん、でもやっぱり「先手必勝」は無理矢理ですよね。
コマ犬・コマーヌィチ この文章の雰囲気に合わないかな。
11/16 21:23
あと、話の展開が何だかちょっとぎこちない気がします。工夫次第でもっといい感じに
変身させられそうです。
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三手詰み
合計ポイント:22 Point
作者:神代千早
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「歳が離れていても愛しているわ。今日からあなたと一緒に、生涯を添い遂げるのね」
「最初に言っておくが、お前を嫁にもらったからには、まだ若いからとちゃらちゃらせず、
老後までしっかり俺の世話をする覚悟をしておくように」
「ええ、あなたが寝たきりになったら、あなたにしてもらったことを思い出しながら、
それを見習って誠心誠意尽くしますから安心してくださいね」
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投稿者
tom
11/4 21:30
コメント
面白いです。短い文章だから逆に想像(妄想?)が膨らみます。実はめっちゃ仲い
いのかな?とか、お金目当ての結婚かな?とか。
halcyon
11/4 21:54
自分は何となくホラーっぽく感じてしまいました。保険金殺人みたいな。
サスペンス劇場に汚染されてるみたいです。
SOta
11/4 23:42
あまり深読みしなければ、おそらくこの二人はちゃんと愛し合っているのでしょ
う。
年上の夫が早速尻に敷かれてしまっているってことでいいんですかね。微笑ましい
です。
honyalala
11/5 0:8
3手目の台詞で「してもらっ」ているとと伺えるのに、2手目の夫の台詞からはかな
り亭主関白な雰囲気。それを考えると二人の関係がすこし不気味な感じも。あ、で
も普通に読んだら円満な感じも。いや、この夫は・・・・。
このような感じの感想です。
ふぁんさーが
11/5 0:39
先手必勝の要素が薄い気がする。
話は短いがテンポ良くまとまっている。
播州っ子
11/5 2:51
先手と言うよりは「釘を刺す」つもりで発言した夫に対して、妻が「先手」を打っ
たという感じですね♪微笑ましいと捉えました。
yuhu
11/5 9:8
すごいシビアな場面です。「妻とする」 とは言わないで、「嫁にもらう」と言う
表現が恐ろしいと言うのか、カレの時代観や年齢をそれとなく表しているというの
か・・・毒でも盛られないといいけれど・・・
やよぴったん
11/6 0:48
イエヤス
11/8 18:3
コマ犬・コマーヌィチ
11/9 7:33
コマ犬・コマーヌィチ
11/9 12:50
あるじゃーのん
11/9 18:7
このあと復讐劇とかホラーへの展開を期待してしまいます。えへ。
>あなたにしてもらったこと
が一体どんなことだったのか気になります。
「先手必勝」という言葉がない文章
かつ
短く十重二十重におもしろい
という意味ですてきだと思います。
ネタとしてはキレがちょっと悪いような。二手目の文章も変です
正直、あまり面白いとは・・・
ネタでウケを狙うなら、もっと切れ味鋭いものをお願いします。
やっぱり・・・内容の意味無さ加減とか、丸投げ愉快犯? 的なスタンスが自分に
はムリでした。少ない言葉で多くを語るような作品に似て非なる・・・深みのない
創作ゲームって感じ?
想像を膨らませるより前にまず(いろいろ想像したところで時間の無駄)と思って
しまうわけで。
読み手に解釈が委ねられる点、非常に上手なんですが、もうちょっとイメージしや
すいものにして欲しかったです。
村上春樹の小説を読み終わって、「で、何だったんだ?」と思ったときと似た感
覚。
上手い返し。いい一発ネタだと思います。
bfs(コメントオンリー)
# こーいう皮肉混じりなネタって背景を深読みするもんじゃないよなあと思った
11/10 5:29
り。
# 『キノの旅』思い出した。雰囲気そっくり。
snow
11/10 14:32
色々と思考を巡らせる事ができる面白い作品だと思います。
ひねくれて考えると財産目当て。字面だけ読むと夫と妻の思いやり合戦かなと。
purebred
11/10 14:59
この嫁いいですね。
これぐらいあざとく生きる女性は嫌いじゃないです。
タラオ
11/11 20:59
お題は「先手必勝」とのことですが、これって嫁は勝っていることになるんですか
ね?
ただ、この皮肉な感じの内容は個人的に大好きです。
浅間ぱんだ
11/13 0:11
初日に読んで以来、今だ意図をつかみ切れていません。
結局、読者に深読みさせてしまった時点で「負け」ている気もしないでもないで
す。
かるの
11/13 20:12
これは明快で面白いなあ。
でも見返りを求めず愛し合えるのが一番ですよね。
伊佐坂サカス
11/15 23:29
これは読み手によっていろいろな解釈ができそうですね。
ある意味一番ハードルが上がっている作品です。
コンテスト後の作者コメントで、是非とも作者さんの思いを詳しく聞いてみたいで
す。
春
11/15 23:56
コマ犬・コマーヌィチ
11/16 9:22
何というか、こういう文章って自分の心が投影されるような気がします。
自分はホラーというか、女の恨み辛みといったものが見えてしまいました。
ハードルの喩えは違うでしょう。
喩えるなら、積み木とか。
好きな人は頑張って積み上げるけれど、それで何かかっちりしたものが出来上るわ
けでもなく。元から興味のない人や飽きて興味の失せた人は見向きもしない。
よく見れば何の意味もないところも幼稚園の積み木のようです。
コマ犬・コマーヌィチ
11/16 9:34
積み木って、完全にマスターするのは難しい、というか不可能ですけど、ハードル
が高いとは言いませんよね?
むしろ、子ども向けにハードルを低くしすぎてハードルの呈をなさなくなっている
かのような作品だと思います。それを心地よく感じるか、馬鹿にしてます? と憤
るかは自由でしょうけど。
コマ犬・コマーヌィチ
11/16 10:17
呈→体
Ajiro Muse
11/16 11:41
短い文章ですが、タイトルがうまく絡んで、テンポよく面白いです。しいて言え
ば、先手必勝という文意を読み取るのはちょっと難しい気はします。
でも、先手必勝が囲碁の勝負から来たということを考えると、タイトルでカバーと
いうことでしょうか。
お嫁さんは大事にしないと怖いですねw
比古清十郎
11/16 14:56
ところで「お前を嫁にもらったからには」ではなく「俺のところに嫁に来たからに
は」の方がよろしいかと思いました。細かくてすみません。
とても面白かったです。
unk
11/16 18:26
嫁ツンだ。間違えた。嫁詰んだ。
ペリドット
11/16 21:34
会話3つという構成がユニークですね。
奥さんの発言の裏に何かが潜んでいるのではないか、と思ってしまいました。
じょじょ
11/16 23:10
この二人がお似合いなのか否か、どちらともとれて面白いですね。
私はこの二人はうまくいくような気がするのですが、作者さんはどう思われて書か
れたのか気になります。
ろくしぃ
11/17 0:40
真面目に先手必勝を語って同じ結論に達するような作品が大量にある中でこういう
のはいいですね。
お互いの牽制が面白く、こいつら大丈夫かよ…と心底心配してしまうところです。
が、unkさんのコメントで大きくイメージが変わりました。
むしろこれから普通より甘い結婚生活が待っていそうです。
変ですね。
こんなに得票できる作品ではないはずです。
こちらに参戦するにあたり、自分の作品への投票はしないことにしていますが、仮
に自己投票ありでも今回自分の選ばないですよ。
と、いきなり投票してくださった方に文句言うのもあれですが、特に解釈の余地を
残した気は全然ありませんで、結婚したらいきなり高圧的に出た夫に対して、新婚
奥様の表面的には思いやりの言葉に見えるものの、「やられたらいずれやり返され
るものですよ」としっぺ返し戦略宣言がありましたという話で、播州っ子さんが
おっしゃっている、夫が先手を取ろうとして妻に先手を取られ、老後を考えると今
後妻に気を遣って生きていくのが最適解だろうと思い至るに違いないという流れの
考え落ちジョークです。それ以外の流れを意図してはいませんでした。「先手必
勝」ではなくて、「先手争い」ですね。
最初の台詞が必然的に夫の反応を引き出しているわけでもないため、「三手詰み」
のタイトルも不適切です。誰も言ってなかったのでセルフツッコミ。
いやはや、ジョークの解説をしている時点で大いなる失点な気がしてきました。
ちなみに私の家庭環境とは何の関係もありません。
神代千早
11/17 18:29
作品提出の意図としては、ジョークのように文章のテクニックではなく、思いつき
そのもので評価されるような作品がどのように扱われるかを見たかったというもの
で、作品の質とはとても良いとは思っていなかったので、コメント数が伸びていく
のを横目で見ながら、「袋だたきだろうなぁ」と怖くて、コンテスト終わるまで一
度もコメント見られませんでしたというのが舞台裏です。
まあ、今回「コラム」がいっぱい出ていて、かつそれらが上位に来ているので、今
後が楽しみなわけですな。そういう傾向なんだなと。
作品の初期バージョンはもっと短い台詞だったのですが、ジョーク慣れしてないと
「わからない」の連呼になりそうなので説明的な文言が付け加わっていき、結果的
にあまり切れのある台詞ではなくなったと自分で認識していましたので、コマ犬・
コマーヌィチさんの感想が自己評価に一番近いでしょう。
いや、世の中面白いものですね。
どうでもいいですが、コマ犬・コマーヌィチさんをネットの旧コラムランドで存じ
上げているような気がしてならない今日この頃です。
ええと、文章の流れから言って取って付けたようになってしまいますが、コメント
をくださった方々、投票してくださった方々、読んでくださった全ての方々に、感
謝いたします。
疑問に答えてないので何か言えという方がいらっしゃるようでしたらコメントくだ
さいませ。ご質問には誠意を以てお答えしたいと思います。
神代千早
11/17 18:29
作者コメント付けるところ間違えました。申し訳ありません。
神代千早
11/17 18:36
コマ犬・コマーヌィチ
11/17 23:25
よっしー
12/17 5:8
作者コメント付けるところ間違えました。申し訳ありません。
この方でもこんな↑ミスをされるとわかって安心しております。
それはそうと、
作者名を見て一瞬、ドキッとしましたよ(笑)
短い文章がかなりの好感。やはり紙媒体で読むのとPC上で文章を読むのとでは、印
象がかなり異なってくるのだと感じました。
内容的にも、最後の文章でシンプルに纏め上げていて良いと思いました。
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「立」つことが「合」う
合計ポイント:17 Point
作者:purebred
作者コメントを読む
「スポーツ」とは「先手必勝」という概念無くすことから始まる。
『よーい、ドン』
言い方、やり方は違えど、この言葉によって本当の意味での先手は無くなる。
先に、という概念を無くす不思議な言葉だ。
逆に言えば、これが無ければ競技そのものが成り立たない。
この言葉あるということが、あらゆるスポーツの前提であり、原理なのである。
「スポーツ」における強さとは、この前提のもとに成り立っていると言っても過言ではない。
ここに不思議な競技がある。
相撲だ。
相撲には『よーい、ドン』がない。
互いの息が合う、それすなわち『よーい、ドン』なのである。
さらに言えば、先に手を出すことはない、と互いが無言のまま誓い合っている。
「先手必勝」を各々が断っているという前提、これが「スポーツ」との違いだ。
この精神性の高さこそ、相撲の美徳であり、様式美だ。
昨今、両手をついた・ついてないといった話をよく聞く。
「両手をつけば良い」という意見もよく聞くようになり、
そして「相手より早く」動くことを目標とした、「スポーツマン」をよく見かけるようになった。
我々は相撲の勝ち負けを見るのではない。
一挙手一投足、そこに込められた精神を見ているのではないか。
「先手必勝」を目指す「スポーツマン」が行う「スポーツ」、「スモウ」。
はたして相撲を見ることができる日が来るのであろうか。
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投稿者
halcyon
11/4 11:53
tom
11/4 21:49
春
11/5 0:52
ふぁんさーが
11/5 0:55
halcyon
11/5 12:0
やよぴったん
11/6 0:13
ゴーシュ
11/8 13:42
コメント
「よーい、ドン」の考え方は目から鱗でした。
が、相撲の「のこった」は違うんでしょうか?
あと、助詞抜けは結構目立ちます。
スポーツには先手必勝がつきものだと思っていました。でもよく考えたら確かに先
手必勝を無くして、初めて試合がはじまるんですよね。その視点が斬新でした。
先手必勝が良いか悪いかを語るのではなく、全く違う視点から切り込んでいるのが
印象的でした。
あまり詳しくないのであれですが、「のこった」は「土俵内に残れ」というのを意
味していて、ただの応援の言葉で合図では無かったような気がします。
「はっきよい」は何だったっけ、割と似たような意味だった気がします。
相撲における先手必勝、なかなか興味深く読ませていただきました。
冒頭から結論にかけてよく出来ていると思います。
只一点、私は相撲の勝ち負け「も」気にしますよ。
つまり、not only 相撲の勝ち負け but also 込められた精神
という趣旨にすべきでは。
>春さん
「八卦良い」、両方とも占いの結果は良いから後は実力を出しなさい、そんな意味
だったかと。
斬新な視点から書かれていておもしろかったです。
相撲についてもっとクローズアップして書くと
より論旨が引き立って密度の濃い文章になるのでは
と思いました。
相撲と他のスポーとの違いがよくわかりました
それでも合ったあとは、先手必勝なのでしょうね
少々読みにくい箇所と、明らかな日本語ミスが見られるので、何度か読み直してか
ら投稿するといいと思います。
bfs(コメントオンリー) 内容についてですが、「我々」というのが気になりました。「我々」がどの集団を
11/8 18:55
指しているのか分かりませんが、この言葉の安易な使用は、「勝手に人々の意見を
代弁した」と受け取られることもあるので、「私」あたりに留めたほうがいいと思
います。絶望先生でもネタにされてたことですしね。
モア
11/11 23:28
浅間ぱんだ
11/13 0:50
作者の方の相撲愛が強く感じられるという意味で、良い文章だと思います。
スポーツがらみでは「先手必勝て言うけど結局実力勝負じゃん」って内容の正統派
風コラムが散見される中、
>「先手必勝」という概念無くすことから始まる
という切り口は大変斬新で、ほぅ、と感心してしまいました。
相撲の話への転換も違和感なく上手かったと思います。
mid
11/16 6:1
今回のテーマで相撲を語るのは面白いですね!
作者さんの相撲に対する熱い思いに前半は引き込まれましたが、その反面最終段落
の付け足し感が否めない感じが…
白磁
11/16 13:15
コマ犬・コマーヌィチ
11/16 14:7
タイトルがすごくいいです。なんだろう? と思わせておいて、読み終えてから見直
すと納得できる感じ。
普通スポーツを扱ったコラムは、競技の内容を調べてまで読もうとは思わないので
すが、思わず相撲についてちょっと調べてしまいました。
「両手をついた・ついてない」のくだりはわかりにくいので、少し補足が欲しかっ
たです。
私にとって相撲は「競技」というより「神事」のイメージが強いので、ああ、日本
人の精神も変わりつつあるのだな、
としみじみ思わせられました。
目の付け所がイイですね。ちょっとした日本語ミスとか、折角なので使ってみまし
た的なタグとか、残念なところもありますが、読んでよかったと思えるコラムでし
た。
もう少し内容を濃くして体裁も整えていけば、もっとぐっとよくなって、よりグッ
ドになると思います。
頭痛い
11/16 16:40
タイトルとコラムとして新しい視点を盛り込んでいた点がいいですね。単純にスポ
ーツとして見てましたが、相撲の見方が変わりました。
やつるぎ
11/16 20:20
『はたして相撲を見ることができる日が来るのであろうか』
と締められると
『「先手必勝」を目指す「スポーツマン」が行う「スポーツ」、「スモウ」』
によって相撲が撲滅したように聴こえるのだが、それは
『「相手より早く」動くことを目標とした、「スポーツマン」をよく見かけるよう
になった』
と矛盾するような気がするのだけれど。
相手がスポーツマンであろうと、きっちり合わせられる力量が求められるのが美
徳だと思いますが。
よっしー
12/17 5:11
若干、文章中に?が並ぶところがありましたが、スモウを切り口にした見方が良い
と思いました。モンゴル相撲はどうなっているんですかね?
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戦場で散る命
合計ポイント:14 Point
作者:比古清十郎
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やらなければ、やられる。
そんな光景が日常と化したこの世界で、私は敵を撃ち続けた。
一体やつらは何のために闘っているのだろうか。私が今撃ったあの機体は、次の時代を生きる子どもたちを夢
見て散っていたのだろうか。考えれば考えるほど、私の行為が正しいものなのかわからなくなる。唯一わかっ
ていることは…やらなければ、やられるということだけなのだ。
一つしかない命。まるでやつらにはそんな概念がないかのように、落としても落としても、次の機体がやって
くる。
映画に出てくるようなエースパイロットであれば、複数の機体を相手に見事な戦闘を繰り広げるのだろうが、
私のような一般兵は一対一が限界だ。
はぁ。
蚊ってうざいよね。
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投稿者
halcyon
11/4 12:2
コメント
蚊なら「撃つ」より「打つ」の方が合うけど、ミスリードとしてはやっぱり「撃つ」なんです
よね…
ただ、複数を一度に潰せる強者がいるのかという疑問は残りましたが。
yuhu
11/4 18:49
蚊は叩く 正確には両手で挟んでの圧死でしょう?殺虫剤もあるしし、でも群がってくる蚊は
嫌ですね。
honyalala
11/4 23:48
タイトルを見て思わず、なんとなく覗いてしまったこの作品。読んでいる限り、若干前振りで
上げすぎたと感じますが、オチへの落差があってよかったのではないかと思います。
ふぁんさーが
11/5 0:50
播州っ子
11/5 2:35
浅間ぱんだ
11/5 3:3
やよぴったん
11/6 0:41
戦争も先手必勝の代表例だね、と思いながら読んでいたら
結論が蚊ですか。心地よい程度の意外性でいい感じでした。
途中から何かオチがありそうな気がしていましたが
蚊でしたか(^^; 面白いと思います。
戦場と聞いて、初めから「G」かな?と疑って読んでしまいました。
蚊でしたか。。
確かに、喰われてから潰してもある意味負けですものね。先手必勝の好例でしょう。
シンプルで緊張感のある前フリとオチのバランスが
絶妙で思わず笑ってしまいました。
足の指の間とかくるぶしの骨の真上とかやられると
心の底からはらたちますよね。
oreore
11/6 23:41
うまい。オチも笑えました。
ゴーシュ
11/8 13:40
最後を読むまで、最近見た硫黄島の戦争映画を思い浮かべていた
オチが絶妙です
イエヤス
11/8 18:5
先手必勝という言葉が出てこない
という意味ですごい好きです。
個人的な好みをいえば、落ちまで最初の文体の方が好きですが、
この方が落差は感じてうけがいいのかな、と思いました。
最後の一行で見事にオトす。
あるじゃーのん
星新一のショートショートの究極版といったところでしょうか。
11/9 18:4
「先手必勝」というテーマからこの内容を思いつくのはスゴい。
Sora-to-Umi
11/10 1:4
まず、思わずクリックさせるタイトルがすごい。
ショートx2ではなく、ショートx4くらいのこの作品もCM15秒的でいいですが、○ース
ノーマットなどが、大量兵器として登場して、30秒バージョンCMも見てみたいです。
snow
11/10 14:38
作品を読みたくさせるタイトルの重要性を学ばせていただきました。
UK
11/11 19:49
短い文章で読み手を引き込ませるのがうまいですよね。
それまでの文章の重さからオチで一気に開放されるのがいいです。
ただ「映画に出てくる∼」の段落が、それまでの命の尊さを考えさせる文章の流れと噛み合っ
てない感じがするのが気になりました。
タラオ
11/11 21:7
読みやすく、かつ、意外なオチに心打たれました。
モア
11/11 23:27
タイトル、及び前半の文章でしっかり緊張感を演出していた辺りがうまいと思います。
緊張感漂う文章って、実は書くの難しそうですね。
わくわくさん
11/12 16:16
うまい!!
ちゃめ
11/13 20:31
うまい。
蚊ってうざいですね。
ろくしぃ
11/14 0:37
短い文だけど無駄がなくてすごいです。
引きつけ具合と落とし具合が絶妙で、気持ち良く読めました。
ただ自分は蚊をいったん皮膚に誘導してから仕留めるので先手必勝かと言うと違いました。ど
うでもいいですね。
伊佐坂サカス
11/15 23:37
第一回の作品の中ではネタ部門最優秀賞だと思います。
ラストでよくもまぁここまで下げていただきました(笑)。
Ajiro Muse
11/16 11:33
最初から、どんなオチがくるのかと思わせる展開で、楽しませていただきました。
やつるぎ
11/16 20:30
続くなら蚊取り線香の類をお勧めするが。
マラリアとかそういう深刻な問題がないにもかかわらず、日本はその手の殺虫剤の本場では
ないですか。
日本脳炎なんて身近では聞かないし。
私もGかと思った口です。上手く作ってはいるけど、正直この手のは飽きた。
よっしー
12/17 5:13
蚊と人との、空中での激しい戦いが目に浮かびます。これが地上戦だとしたら、毒ガスを散布
するなどの表現になるんでしょうか。
短くて小気味良い感じだと思いました。
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BBS まじょコメント
先手は必勝でもないスポーツ
合計ポイント:14 Point
作者:Sora-to-Umi
作者コメントを読む
「Kei、がんばれ!」
テレビ越しに、若干18歳の青年にかけられる日本語の声援が聞こえる。2008年全米オープンテニス3回戦、
私も会場のフラッシングメドウからのライブ中継に釘付けになった一人だ。視線の先には錦織圭、若干17歳の
少年が第一(6−4)、第二セット(6−4)を先取して、第三セットに入る。全米オープンは5セットマッ
チ、体力が課題とされている錦織はなんとか続けて第三セットを取って4回戦進出を決めたいところだ。長引
けば相手は世界ランキング7位の試合巧者のフェレール、どんどん不利になるだろう。
筆者はというと10歳ごろから硬式テニスを始め、以来、試合と練習が仕事のような学生生活だった。今、松
岡修造以来の男子テニス界の新星の活躍に、仲間とともに久しぶりにエキサイトしている。みな、錦織と一緒
にプレイしている気になってて、つぶやいく。「ここから始まると思えよ。」テニスに先手必勝はないこと
を、知っている。
一般的には5セットマッチで2セット先取している状態というのは、ほぼ必勝パターンに見えるかもしれな
い。実際、錦織が先取した2セットは内容的に圧倒的に錦織が優勢だった。にもかかわらず、なぜ我々はまっ
たく安心できなかったのか?
テニスには「まくる」という言葉がある。たとえば、1セット(6ゲーム先取した方が勝ち、5−5以降は
ジュースで一般的には6−6になったら7ポイントタイブレークとなる)で、1−5になって、ここから一気
に5−5に追いつくことを「まくる」という。そして、まくりまくられることがけして珍しくないのがテニス
なのだ。それほど、ちょっとしたことで試合の流れが大きく変わる。ましてや、4−1とか、3−0程度のリ
ードは確かに「先手」だが、必勝的なリードとはまったくいえない。
プロテニスプレイヤーはもちろんそれを熟知している、、、はずだが、錦織は続く第三、第四セットを3−
6、2−6と、かなりあっさりと落としてしまった。フェレールが「まくって」追いついた。「ああ、やはり
体力がもたないか。。。」と、一同思いつつも、第五セットに入る前の錦織の表情が落ち着いているのが、
ちょっと気になる。もしかして。。。
第五セットは2−4とフェレールにリードされていた。内容は悪くないが、ファイナルセットで、このスコ
アはさすがにかなり厳しい。このセットにおいてはフェレールの「先手必勝」が成立するかもしれない。。。
試合終了の瞬間、鳥肌が立った。4−4に追いついた錦織が7−5で奪取して、4回戦進出を決めていた。
フェレールの先手必勝のセットとはならなかった。
「第三、第四は、完全に不利になった時点で捨てて、次のセットに体力を温存しました。」疲れを隠しもし
ない、まだあどけない少年はインタビューにそう答えた。度肝を抜かれた。そんなテニスプレイヤーはいたっ
けか?というか、その度胸はなんだ?それが13歳で単身渡米してテニスアカデミーで鍛えられた精神力?う
ん、日本で育成されていたら、そんな機転はきかないプレイヤーになっていたんだろうな、と妙に納得す
る。。。
その後、10月のジャパンオープン(AIGオープン)で、錦織のプレイを生で観た。アメリカの目の肥えたテ
ニスファンの心をわしづかみにした「エアケイ」を見せてくれた。ボールのライジングをジャンプしてたたく
このフォアハンドを目の前にして、「こいつはやっぱりすごい」とあらためて確認し、その技術の高さにすっ
かり仲間ともどもサポーターになった。去年プロになったばかり、この早咲きの少年プレイヤーは、ファンを
魅了するというゲームにかけては、先手必勝となったようだ。
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投稿者
神代千早
11/4 19:33
やよぴったん
11/6 0:7
チャルメラの孫
11/6 16:18
ヨエル
11/12 19:46
コメント
錦織選手のことはよく存じ上げないのと、テニスのルールや用語について知識がな
いのですが、スポーツ観戦コラムとしての出来は良いように思います。一般的なコ
ラムでは一歩引いた客観的なスタイルの方が良く見受けられるのでしょうけれど、
スポーツコラムは主観の熱いコラムが受けるのでしょうか、本作品のスタイルの方
がよく見られると認識しています。
残念なのは私がその熱さに共感できるほどテニスを知らないと言うことで、コラム
としては正統派の良いコラムだと評価できますが、本来は一般誌よりはテニス専門
誌に載るコラムかなという印象を受けました。
ともあれ、作品そのものは構造がしっかりしていて、好感を覚えました。
余談ですが、フェンシングの太田選手と菅原選手(とイタリアの選手たち)の試合
をテレビで見てとても面白かったのですが、それを他人に伝えるのは難しいだろう
なと思いました。
自身の経験から出てきた借り物ではない言葉で
しっかりと語られている文章だと感じました。
起承転結の流れもあり、具体例も豊富で
とてもわかりやすかったです。
元気がなくなったらニコ動行って松岡修造の動画見てますw
めちゃイケのテニス編で初めて松岡修造のドキュメンタリー(?)を
見たのですが、本当に本当にあっつい人ですよね。
テニスは高校の体育でやっただけのど素人なのですが、
試合の様子だけでなく知識も織り込まれていて、楽しく読めました。
最後は「先手必勝」で締めくくられていますが、
クライマックスは第4段落ですよね…?
テニス、好きなんですね。
自分の好きなものを語るとき特有の熱気が伝わってきました。
テニスプレイヤーについてのコラムとして十分に楽しませていただきました。構成
bfs(コメントオンリー) も文も良いと思います、が一つだけ。
11/13 6:16
こういう文体で句読点の連打は合わない、と言うか気持ち悪いのでやめたほうがい
いと思います。そんな書き方している文章はそうそう無いと思うのですが。
弟子
11/13 15:8
主観的な物語と客観的な説明とがマッチしていて読んでいてわかりやすかった。
ただ、第一段落で頭の一文字が落ちていないのはなんか気になった。
白磁
11/15 23:31
のりこ
11/16 20:10
独自の文体を持っていて、ちゃんとオチもついている、よくできたコラムです。
プロのテニスという内容を扱っているので
良くも悪くも読者を選びそうですが、そのことは問題ないと思います。
キズがあるとすればタイトルで、
このレベルの文章を書けるのならもっと良いものが付けられるのではないでしょう
か。
以上が客観的に見た感想です。
個人的にはやや紋切り型なのが気になりました。
テニスに明るくて文章力がある人ならあまり考えなくても書ける、という感じがし
ます。
(あくまでも一意見としてですが)
作者さんのテニスへの情熱が、伝わってきました。
テニスは、マンガから得た知識しかないですが、そういう私にも1−5からまくる
ということがどういうことなのか、よくわかり、楽しく読めました。
>テニスに明るくて文章力がある人ならあまり考えなくても書ける、という感じ
コマ犬・コマーヌィチ
11/16 22:7
自分もそんな感じがしました。
面白く読めたのですが、その面白さも作者さんの力というより、テニスとにしごり
クンに依るところが多いような。作者オリジナルの面白さがもっとほしいところで
すね。
#ちなみに、クルム伊達さんの実家がうちの実家の近くに越してきましたが、コラ
ムとは関係なかったですね。失礼しました。
ペリドット
11/16 22:25
私もテニスについてはあまりよく知りませんで、最近まで人気だったテニス漫画
と、バラエティ番組でのテニス企画ぐらいです。それでも、錦織選手の凄さを理解
できた文章でした。
内容が錦織選手中心ですから、タイトルもそれにちなんだ物にした方がいいように
思います。
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急いては事を仕損じる
合計ポイント:12 Point
作者:播州っ子
作者コメントを読む
タイトルのことわざは、何事も焦って動いてはいけない。
でなければ本来の目的を果たせなくなる、ということである。
このほかにも・・・
「慌てる乞食は貰いが少ない」
「残り物には福がある」
「急がば回れ」
「果報は寝て待て」
「待てば海路の日和あり」
などというコトバもある通り、早く行動を起こすということは、
どうもうまくいかないことを古人は我々に伝えたいようである。
農耕民族である我々の祖先は、とにかく植物的な生き方を説くケースが多い。
では、この「先手必勝」などという狩猟民族的な言葉はなぜ存在するのか?
ははーん、、、さてはこれは、戦国時代、敵にスパイを送り込み「殿、先手必勝ですぞ!」とふれこむことに
よって、
相手を先に動かし、自分たちは、残り物の福を得ようとする、巧妙な戦略ワードではないか?
そんなわけはない。
とは言え「先手必勝」が成立するにはある一定の条件が必要そうである。
つまり”先にやれば必ず勝てる”ということは、勝ち方がわかっているもの、
やるべきことが明確なこと、でなければならないということである。
逆にどうなるかわからないこと、やるべきことが決まってないことなどは、
この条件には当てはまらない、つまり古人らに従ってゆっくりやればいい、と。
そこで今の自分にとって、やり方がわかっているもの、やるべきことが明確なものを洗い出すと・・・
・講義のレポート3件
・間食をやめる
・山積みになった本を読む
・たまった洗濯物をやる
・たまったメールの返事をする
そして、どうなるかわからないこと、やるべきことが決まって無いもの・・・
・株/ギャンブル
・恋愛
・旅行
つまり、大変なことや嫌なことは「先手必勝」で切り抜け、
やりたいこと、遊びたいことは「急いては事を仕損じる」ということなのだろう。
さすが、先人。
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投稿者
halcyon
11/4 11:40
比古清十郎
11/4 15:24
コメント
「大変なことや嫌なことは「先手必勝」で切り抜け」、しみじみそうだよなぁと感
心しました。
最初の1,2行目は、改行しないほうが自然に読めるのでは。
個人的には恋愛は先手必勝だと思っていますw先延ばしにすると、いつまでたって
も踏ん切りがつきそうになくなるので。
先手必勝について論理的に分析したのはすごく面白いと思いました。
yuhu
11/4 23:56
「先手必勝」の条件としては、先手のタイミングも重要ではないでしょうか?つま
り、やるべきことが明確でその実行タイミングもわかり結果かなりの確率で予想で
きる行為が先手必勝として成り立ち、またその視点から考えると、ご指摘の5つの課
題はもはや先手ではなく、
yuhu
11/5 0:2
ごめんなさい、途中で登録キイを押してしまいました。
続けて ご指摘の5つの課題はま先手ではなく、「チリも積もれば山∼」の世界のよ
うに思えます。
ふぁんさーが
11/5 0:52
頭痛い
11/5 22:5
GOOD!先手必勝自体を論理的にうまく考察できていると思います。
文の流れもいいし、内容にも納得できた。
「勝ち方がわかっているもの、やるべきことが明確なこと」という条件がそろった
上で、どうして「先」なのかについて教えてほしかった感じですー
>つまり、大変なことや嫌なことは「先手必勝」で切り抜け、
>やりたいこと、遊びたいことは
>「急いては事を仕損じる」ということなのだろう。
結論部に大きく頷いてしまいました。
やよぴったん
11/5 23:48
”余計なこと考えとらんと目の前のタスクは
ちゃっちゃと片付けんかい!”
という先手必勝観はこれまで自分の中になかったので
すごく新鮮でした。
テーマを自分自身にひきつけてうまく語っているなあと
思いました。
oreore
11/7 0:3
>大変なことや嫌なことは「先手必勝」で切り抜け
この先手必勝の使い方は間違っていると思います。読んでいてなんか違和感を感じ
ます。
コマ犬・コマーヌィチ
11/7 0:52
播州っ子
11/8 15:33
すみただ
11/11 20:43
面白く読ませて頂きましたが、いろいろ突っ込みどころはありそうですね。すでに
指摘されてるのはおいといて・・・
例えば、「どうなるかわからないこと」を後回しにしていると、打算的で面白みの
ない人生が待っているような悪寒wがします。
新しい先手必勝の解釈、面白いと思います。
共感できます。面白い。先手必勝と、それと逆のことわざ。
どちらを適用するかは、場合わけしなくちゃならないのですね。
作者さん比古清十郎さん、恋愛は先手必勝が通用するかどうかは結果論としての答
えがあるだけな気がします(笑)
bfs(コメントオンリー) とても強引な展開。
11/13 5:52
これをもっと勢いつけて書くと笑えるものになると思う。
かるの
11/13 18:11
論拠に乏しい気もするけれどまとめが面白かったのでそんなことはどうでもよく
なってしまいました。
SOta
11/13 23:45
論理展開としての正当さはどうかわかりませんが、読み手に非常に近い視点で書か
れていて、実用のレベルでは十分納得のいくコラムになっていたかと思います。
春
11/15 23:4
面白いなぁ、身につまされる思いです。
太字って基本浮いてしまって使いどころが難しいと思うのですが、この文章ではそ
んなこともなく読み手を引き付ける使い方が出来ていました。
じょじょ
11/16 23:20
なるほど!
私も早くコメントをつけるべきでした。。
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オーケストラにおける「先手必勝」
合計ポイント:12 Point
作者:チャルメラの孫
作者コメントを読む
※ 元オーケストラの木管吹きの独断と偏見に満ちた文章です。
「先手必勝」というお題から思い浮かんだのは、オーケストラでの決まりごと。
①同じような音型が様々な楽器によって繰り返される場合、最初の人の吹き方に合わせる。
②ひとつのフレーズを様々な楽器が順番に演奏する場合、最初の人の吹き方に合わせる。
(全然良い例ではないが、3人で順番に「どんぐり」「ころころ」「どんぶりこ」と歌うとする。「ころこ
ろ」「どんぶりこ」を歌う人は「どんぐり」の歌い方を真似なければならないということ。)
後から出てくる人は、最初の人に合わせなくてはならない。極端な話、最初の人がミスったとしても、裏
切ったとしても。
このような注意を受けたとき、理不尽だと思った。どのように吹きたいかは人それぞれなのに、何故最初の
人に合わせなくてはならないのか。楽器によって得手不得手があるのに、何故最初の人に合わせなくてはなら
ないのか。
①②の場面で作曲家が演奏者に求めているのは「フルートの音」と「クラリネットの音」ではなく、「フル
ートとクラリネットの音」である。楽器の組み合わせによって、音色をグラデーションのように徐々に変化さ
せたいのだ。したがって、吹き方を統一させる必要がある。
「吹き方を統一させる」といっても、楽器によって得手不得手がある。例えば、クラリネットは滑らかに吹
くために50%の注意力が必要だが、オーボエで同様のニュアンスで吹くためには、80%の注意力が必要だとい
うことが起こる。自分の楽器の特性、聞こえかたも考慮しなくては、同じニュアンスに聞こえない。
最初の人は後から出てくる人が合わせやすいように吹き、後から出てくる人は最初の人の吹き方をよく聞
く。オーケストラにおける「先手必勝」とは、周りへの思いやりと注意力で成り立っている。
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投稿者
さばく
11/4 15:5
コメント
実体験にもとづいていて面白いです。
グラデーションっていい表現ですね
むうみん
11/4 16:10
オーケストラにそのようなルールがあるんですね。
このルールは先手はかなりプレッシャーを感じると思うので、「先手必勝」とも言
い難いですね。
tom
11/4 21:45
こんな「先手必勝」があったのか!と思いました。単純に勝つのではなく、協力し
なくてはいけない所が独特の「先手必勝」ですね。
ふぁんさーが
11/5 0:41
yuhu
11/5 9:17
やよぴったん
11/6 0:16
ietub工作員
11/6 22:35
1と2の違いがオーケストラ素人の私には不明確。
パラグラフ間のつながりに若干の淀みがあるが、結論自体には納得させられた。
音楽(メロデイー、リズム、ハーモニー)を言葉で表すのは非常に難しい事です。
特にアンサンブルは至難ではないでしょうか また
この状態は「先手必勝」のテリトリーからは少し離れているのでは?先手必勝は相
対する二つの力の関係で成立する物で、あとの結果が(後続性)わかっている状態
にはあてはまらない と思いますがいかがでしょうか
オケの奏法揃えは先手必勝というより、
「長いものには巻かれろ」のような気がします。
極端にいうと
「全体の調和のためには個を殺すんだ!」的な。
オーケストラに関してド素人な私が言うのもなんですが個人的には
①指揮者が指揮棒を振り下ろしてから音を鳴らす。
②低音パートが高音パートより先に音を出す。
と言ったことを思い浮かびましたが…。
実体験に基づいた所があるので、クラシックファン(ベートーヴェン系)にはなる
ほどと思う所があります。
ゴーシュ
11/8 13:44
音楽ですから、前の人の音を受け継いで自分が進化させて次に渡せばよいのでしょ
うね
私はチェロでしたので、先手必勝は困ります 皆で呼吸して合わせましょう
言われてみれば確かに。「必勝」ではないですけどねw
bfs(コメントオンリー) 例題が物珍しく、内容も分かりやすいものでした。欲を言えば、結論をもっと一般
11/8 18:7
論寄りにしたり、また別のものに繋げてみたりすると、コラムっぽくなってより楽
しいと思います。
あるじゃーのん
11/9 18:19
とても興味深い文章です!!
全く知らなかったオーケストラの知識も盛り込んであるし、先手必「勝」だから
といって、勝負の話に無理やり持ち込まなかった点でも好感が持てます。
最後にこのオーケストラと似たような例を日常生活の中からピックアップした
ら、さらに深い話になったのではないでしょうか。
ヨーダ
11/9 21:36
音楽好きなので興味を持って読めました
Sora-to-Umi
11/10 1:35
指揮者の役割と、このオーケストラ内での先手必勝のかかわりも知りたいと思いま
した。吹き方というかオケの音色は、まずは指揮者が引き出すものでは?という素
人の疑問ですが、ぜひ教えてほしいです!
purebred
11/10 14:50
オケとはそういうものなのですね・・・という印象です。
最初に音を出す人がそのオケを牛耳ることができ、すなわちその人のためのオケに
なると言うこともできそうですね。
一度でいいから自分勝手にやってみたいとは思いませんか?
タラオ
11/11 21:23
内容が具体的なので読みやすかったです。
オーケストラに所属している人の多くは、こういったことについて理不尽さを感じ
たりしているものなんですかね?
モア
11/11 23:26
コマ犬・コマーヌィチ
11/13 22:59
結論に意外性があって良いと思います。
利他的な「先手必勝」って面白いですね。
とりあえずボレロとかジュピター(神懸かりの方)思い浮かべましたが、コラムと
してはどうなんでしょう、これ。知っていることを言ってみただけで、持論の展開
とか皆無です。「先手必勝」との絡め方も、無理矢理どころか、怠慢ですし。お題
云々とか。
#誰も触れてないのが不思議
unknown
11/14 16:43
春
11/14 23:49
文章で、出だし(いわば、野球の第一球)と、締めは、非常に重要と思います。
「最初の人は後から出てくる人が合わせやすいように吹き、後から出てくる人は最
初の人の吹き方をよく聞く。オーケストラにおける「先手必勝」とは、周りへの思
いやりと注意力で成り立っている。」に、感銘を受けました。
先手必勝の概念の新しい解釈と思いました。
先手必勝というか、先手が優位といった感じな気がします。
多少お題から逸れていても、読んでいて興味深く、そこまで長い文章では無いにも
関わらず読む側を納得させるものがあると思います。
>周りへの思いやりと注意力で成り立っている
コマ犬・コマーヌィチ
11/15 1:33
といわれても、そりゃそうだろと、クラシックをあまり知らない人でさえ容易に到
達しうるレベルの認識なんですよね。なので、そこで止められても困ってしまいま
す。目新しい情報で読み手の気を引くだけでは、いいコラムにはならないと思いま
す。もうあと一歩、二歩と先に進んでほしかったですね。
Ajiro Muse
11/16 10:55
オーケストラにおけるアンサンブルの原則と、先手必勝の組み合わせには、ちょっ
と違和感があります。
管楽器の場合でも、だれかが音を出す前に、まず、オーケストラ全員の中に、指揮
者の意図する音色・ニュアンスのイメージがあるはずです。いいオーケストラで
は、そうした指揮者の音のイメージをきちんと共有しているのではないでしょう
か。そのイメージに近づけて、音を出すことがまず求められるだと思います。
もちろん、おっしゃるとおりオーケストラにおいては、何をおいても、周りへの思
いやりと注意力が必要です。私は、バイオリン弾きでしたので、音色を周りに合わ
せることの大事さは痛いほどわかります。
頭痛い
11/16 16:24
タイトルを見て、読んでみようと思いました。先手を打った人はプレッシャーもか
かりますが、先手の周りへの思いやりや注意がなければよい音も出てこないんです
ね。
じょじょ
11/16 23:29
うーん。吹き方を統一させるのは大切ですが、それは吹き手の先手や後手の問題で
はなく、曲の解釈やイメージから作るものだと思うのですが。。
管楽器は素人なのですみません。
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それでも狙った弁当。
合計ポイント:10 Point
作者:頭痛い
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8/12(火) AM 12:15
暑い日ざしの下、長机の上に並んでいる9種類のお弁当。
エプロンと三角巾をつけた少し横におっきいおばちゃんが売っている。
オフィス街のお昼時にはこんな感じお弁当を売っている人がチラホラ。
人気のお弁当屋さんには列ができていて、ちょうど僕の前にも2人の
お客さんが美味しそうなお弁当を品定めしているところだ。
1人はハンバーグ弁当を買い、2人目がなんと、、、、しょうが焼き
弁当を3つもお買い上げ!
あーあーあーあー
あともうちょい。あと一歩早くオフィスを出てればしょうが焼きに
ありつけたものを。
ないものは仕方ない。よーく考えた上で
「んじゃ、このお弁当ください」
「はーい♪1、2、、、5個で2500円ね。あとお味噌汁サービスね」
お弁当を買ってオフィスに戻るとお弁当を並べて、社内での弁当
争奪戦が始まる。
♪本日のお弁当♪
1.から揚げ弁当
2.から揚げ弁当
3.ハンバーグ弁当
4.肉野菜炒め弁当
5.メンチカツ弁当
これに対して本日のエントリー者は家田係長(男)と平社員の村松(女)、
BBS まじょコメント
上原(男)、吉田(男)そして、僕だ。
家田係長は年もそんなに離れていないし、後輩の面倒見も良い人で係長と
呼ばれることさえも嫌っている。村松さんは食事に関してはけっこうなこ
だわりがあるらしい。一方、同期の上原と吉田はとにかく食べられればい
いという感じのメンバーだ。
普通にお弁当を決める順番は、家田係長だろうか、レディーファーストを
考えると村松さんが最初か。いずれにせよ同期の3人でジャンケンという
ことははずせない。
家田係長、村松さんに弁当がいきわたり、残るはから揚げ、肉野菜、メンチ
の三つ。ジャンケンか。。。。
んで、ジャンケンで負け、
結局最後に弁当を決める。5人中5番目だから決めるというか決まっている。
「そっかぁ。ハンバーグか。」これでいいのだ。
だって、先に選んだ5つの弁当はどれも食べたかったものだし。
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投稿者
halcyon
11/4 11:28
コメント
勝負する前から勝ってるも同然ですね(笑)
弁当屋での「先手必勝」かと思いきや、方向転換がいい感じです
作者です。
作者
11/4 17:27
8/12(火) AM 12:15 に売っているお弁当屋さんは怪しい。
8/12(火) PM 12:15 に売っているお弁当屋さんは普通。
というわけで、間違い修正させてください。
やつるぎ
11/5 1:24
AMだろうがPMだろうが12:15は変なのでは?
播州っ子
11/5 2:47
全てのお釈迦様の手のひらの上で・・・と言えば大袈裟ですが、バックに仕掛ける戦略は何事
も重要だと思います。
ふぁんさーが
11/5 20:37
結論は新しいタイプの先手必勝ですね。
ただ、文中からするとしょうが焼きがかなりのお気に入りだったようだからか、最後の先手必
勝が多少ぼやけたかな?
やよぴったん
11/5 23:45
のどかなお昼休みの情景が目に浮かぶようで
穏やかで明るい文体だなあと思いました。
改行が多くてとても読みやすいのですが、
伝えたい文意は1文の中に詰めた方が
より伝わりやすくなるのではないでしょうか。
チャルメラの孫 自らお弁当を買いに行くこと自体が「先手必勝」なんですね。
11/6 16:6
最後の2行を読む前は、普通に負けだと思ってました(苦笑)
最後のオチの付け方、非常に上手ですね。
あるじゃーのん
11/9 18:22 ジャンケンに焦点を当てさせておいて、実は一段階上の次元での「先手必勝」を語るという作
風、見事です。
ヨーダ
11/9 21:39
弁当と人間関係の葛藤がもっと盛り込まれていると面白いと思ったが、たぶん作者さんの本意
ではないのだろうと思う。
Sora-to-Umi
11/10 1:53
社内では有利になったという話なんでしょうね。実はお弁当屋さんの時点で、作者が一番食べ
たそうにしていたしょうが焼を手に入れられなかったから、全体的には有利な状態にはなって
いないんじゃないかな?買った5つも生姜焼きと同じくらい食べたかったようには読み取れな
くて。
UK
11/11 18:21
ほのぼのと、でもテンポよく進んでいく文章がとても良いと思います。
ただ結局主人公は生姜焼きも含めた5種類の弁当に限らず、どんな弁当でもかまわなかったん
じゃないのかなと。
だから彼は例え後手に回ろうが負けはないんじゃないかな。
モア
11/11 23:29
「先手必勝」という言葉を使わず、お題を文章に組み込んでいる辺り、とてもスマートだと思
います。
弟子
11/12 12:44
情報過多っぽい。四人の構成や特徴などは文脈に不要であることは明白なので省くべきでは。
それとハンバーグ弁当を選んだのは誰?
わくわくさん
11/12 16:14
最後のオチが上手いです。
題材は何気ないが、文体が読み易くて良い。
盆の時期に出勤とはお疲れ様なことですね、5人の社員さんたち。
……で、思ったのは盆の時期に全ての会社が休みになるとは言いませんが、弁当屋さんは休業
したりするのではないかなーとか。あとは4人の人物像や時刻表記の誤りなど、若干設定の面
が苦しかったように思います。
浅間ぱんだ
11/13 0:29
あと、
>残るはから揚げ、肉野菜、メンチの三つ
>「そっかぁ。ハンバーグか。」
ここの繋がりが分かりません。
mid
11/16 6:17
比古清十郎
11/16 14:53
ちゃめ
11/16 17:18
オチが面白かったです。
パシリになっている語り手が最終的には幸せで、本当よかったと思います!!
ハンバーグは「私」が食べるのでしょうか?最後に残った三つの中にハンバーグがないですけ
れど。。。私のミスリーディングでしょうか。
「そっかぁ。ハンバーグか。」
・・・よくわからないです。
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BBS まじょコメント
死亡遊戯
合計ポイント:9 Point
作者:コマ犬・コマーヌィチ.
作者コメントを読む
『ぴるぷるぴるぷるぴるぷるぱうわー、ぱうわー、ぱうわうあー……ぴゅるぴるハヒーン! ハヒーン! ぴゅるぴるピロリロハヒンヒーン!(がちゃっ)』
何だ、何なんだ?!
深夜、研究室からアパートに帰ってみると、無茶苦茶な留守録がされていて……(春だなあ)
ただ、声には聞き覚えがあるような気もして、それがまた別の恐怖を呼び起こし、それでも俺は、疲れ果て
ていたので、全てをなかったことにして眠りについたのである。
――数日後の日曜日
昼、一人コンビニの素麺を食っていたら電話が鳴った。とりあえず全てをなきものにしてから受話器を上げ
ると、甲高い声がして、
「オレオレー、オレオレー」
当時まだオレオレ詐欺はなかったので、その心配はなかったけれど、何となく、精神を蝕むようなピリピリ
感が、鼓膜から口内へシュワーと広がったのである。
「オレオレー、覚えてる?」
「あ、久しぶり」
「留守電聞いた?」
「聞いたわ!」
「向精神薬飲み過ぎたみたいやねん、アハハ」
正直ドン引きした瞬間。
大阪に本社のある大手メーカー研究職のOは地元の同級生で、俺にもし親友というものがあったとすれば、
その候補にも上ってきそうなやつだった。
ナンパ方法ですれ違って以来、付き合いを断って数年になる。その前は向こうから断たれた。その前は俺か
ら。でも、切っても切れない関係ということについては暗黙の了解済であった。
離れていた方がうまく付き合える友人というのがあるとすれば、俺にとってそれはOのことだった。ただそ
れが、生死を隔てるほどの距離であったとするならばどうか。
「興味ある研究してる部署があってガンガンアプローチしててん。そんで配属変えになって、壮行会で元いた
部署の女の子にゆわれたねん。『心から祝う気にはなれへん。あんたが向こう入り浸ってたとき、どんな大変
やったか知ってる?』て」
俺は、こいつ変わってないな、という印象を受けた。わかってない、とまでは言いたくない。それは俺の方
かも知れないから、肝心の確信は保留しておきたかった。
「その子らからしたら身勝手にしか見えへん」
「俺はお前より一足先に資本主義社会に揉まれて競争原理が染み付いてんねん。やったもん勝ちやと思うね
ん」
「それも一理ある」
わかる気がする。昔からOはそういうやつだった。勝ち組・負け組という、しょうもない言葉が流行する
ずっと前から。でも、それで人生押し通せるほど馬鹿ではなかったことが、Oの悲劇だった。
「連れと合コンで喧嘩した。気に入った子にアプローチしまくって二人で抜けたねん。そしたら『お前いっつ
も抜け駆けすっし白ける。もっと周りを見ろ』言いよんねん。そやけどそいつ、思われてるのが気持ちいいし
女の子をつなぎ止めとくようなやつや。そんなやつに言われたないねん」
これも競争原理? 露骨な単独行動もOとしては先手必勝を実践したまでだろうが、その余裕のなさは顰蹙
を買わずにいられない。これもわかる気がするなと思っていたら……
「もうええねん。プルプルプルプルパピューン! パピューン! ひゅるりらら……(がちゃっ)」
やはりあいつは折り合いをつけられなかったのだろう。
やはり俺が急先鋒を務めた方がよかった。子供の頃のように。
「生き急ぐ」という言葉があるけれど、Oの場合はむしろ「逝き急いだ」のではないか。様々な経緯を思い起
こすに、同情なんてありえないし、悲しみも少ないが、やはりなかったことにはできないから、やつを反面教
師として逝き遅れようかと俺は今、思っている。つまり長生きしたいねってこと。ただ、やつに限った場合、
見守っていてくれよ的な妄念は成立しないだろうな。
『まだちまちま生きてんのけ? ハハハハ、パピーン!』
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投稿者
SOta
11/4 23:54
コメント
競争原理と、それに対立する要素としての社会性なんかを扱いながら、主人公とOの人
間関係も綺麗に描けていたかと思います。
「死に急ぐ」という言葉を使わずに、「逝き急ぐ」という言葉で表現したあたりなど、
所々の言葉選びにこだわりを感じました。
ヨエル
11/5 0:13
急がない生き方が、ちっぽけなものとは思わないけれど、
ひたすら前に出ないと、何も得られないという焦りも分かる。
自分が納得できるなら、それが正解でしょうか。
yuhu
11/5 8:59
月並みな表現ですが、悲しいお話ですね。「やった者勝ち」と言う言葉が残ります。文
の構成も違和感なく最後まで読めました。
ふぁんさーが
11/5 20:59
最終パラ、やはりが2回続くと違和感あります。
個人的に、何となく読みづらいというか、読むのに根気が要りました。
私が不慣れな関西弁のセリフや、普段よく読む科学論文には記述されない不明瞭な言葉
が多いことが原因だと思いますが。
文自体は、一本筋が通っている印象を受けました。
弟子
11/13 15:4
急がろうが遅れようが、前に進んでいることには違いはしまい。だから誰もその速度に
ついては干渉できまい。
春
11/15 0:41
お話自体には主張が込められているようでよろしいのですが、文章自体がどうにも読み
にくい。
関西弁もそうですが。文章自体が自分の世界から出てきて無いというか、人に伝えよう
といった感じが希薄に感じます。
エンタメ精神というか、サービス精神は排除の方向なんでしょうね。それでいいか悪い
コマ犬・コマーヌィチ
かは、作者が何を求めているかで決まるんだと思います。『悪文の初志』なんていう本
11/15 1:6
もありますし、文芸ものの場合、必ずしも読みやすくする必要はないでしょう。
白磁
11/15 23:47
書き出しを見て一瞬ブラウザの「戻る」をクリックしかけましたが、私小説ふうにまと
まっていて好感の持てる作品でした。
欲を言えば最後の締めが無難な感じがするので、情景描写に心情を託してもよかったか
もしれません。
終盤の「やはり」が2度続くくだりですが、声に出して読んだ時のリズムが良い気がし
て私は好きです。
「Oの悲劇」など、くすりと笑わせてもらいました。
のりこ
11/16 19:57
うーん、すみません。
私には、どういう話なのかよくわかりませんでした。
単発なセリフでエピソード全体を語る、おしゃれな文章ですね。
こういう書き方ができる人はすごいなあと思います。
でも、もうちょっとヒントをくれ∼と思いました。
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朝の楽しみ
合計ポイント:8 Point
作者:yuhu
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先ず、朝帰りをしてすることは
手を使って顔を洗い、鏡を見ます。”・・目の下の隈は?・・可愛い!”次に
必ず ご主人様とレスリング、軽く甘噛み2回 好きスキ!そして
勝たせてあげて、煮干をもらいます。 ニャ∼オ にゃん にゃん 作品印刷 コメント印刷
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投稿者
SOta
11/4 23:59
コメント
最後の
>ニャ∼オ にゃん にゃん が一行浮いていて不思議な読後感でした。
縦読みに振り回されてる感は否めないです。
ふぁんさーが
11/5 20:38
ietub工作員
11/6 1:2
チャルメラの孫
11/6 15:55
縦読みですか。最後のニがあっていない感じがしますね。
どうせなら、斜め読みも入れてくれればよかったかな。難易度上がるけど。
縦読みの文章と文章全体とのつながりが薄い気がしました。
あとこの文の書き手を猫ととると「”・・目の下の隈は?・・可愛い!”」発言はなる
しっそな猫ととらえていいのでしょうか?
文の途中で次の行に移ってしまうので、
なんとなくスッキリしないです。
でも、こういうアイディアもありなんですね!?
作者さんは猫好きな方ですか?
oreore
11/6 23:50
うまいと思います。
また猫の性格をよく分かっていらっしゃると思いました。
ただ
>手を使って顔を洗い、
は無理があると思います。
ヨーダ
11/9 21:47
こういうかわいい作品が増えてくると楽しいですね。これからも期待しています。
purebred
11/10 14:55
わくわくさん
11/12 16:18
白磁
11/15 23:54
みなさん何故か猫を想定してますけど、これ実体験ですよね?
文章全体からかわいい雰囲気出てるにゃー!!
縦読みは気付かない人も多いので、文章内にヒントがあってもよい気がします。
二行目、oreoreさんの意見に則って提案すると、「手入れ身だしなみは欠かさずに」ぐ
らいのところでしょうか。
あれ? これってウサギ想定してますよね?(ウサギ飼い)
mid
11/16 5:54
みなさんの言うように文章の不自然さで縦読みに気づいてしまいます…
が、それも思わず許してしまうようなかわいらしい文章ですね!
ちゃめ
11/16 15:8
ニャ∼オ にゃん にゃん(た∼て よ み!)
文章が不自然な上、状況描写がなさ過ぎて何のことやら。
浅間ぱんだ
11/16 15:50
文章がしっかりしている「縦読み」はいいですが、これは中身自体を犠牲にしすぎでは
ないでしょうか。
読点、空白(1つだったり2つだったり)の統一感のなさも気になりました。
頭痛い
11/16 17:25
縦読みに気づきませんでした。
unk
11/16 18:14
縦読み気づきませんでした。
ご主人様と敬意をこめた呼び名を使う割に、うまくたぶらかして煮干をもらうこの悪
女っぷりはたまらないですね。
ペリドット
11/16 22:9
じょじょ
11/16 23:35
かわいらしい雰囲気が感じられます。厳密には手ではなく前足、というのはおいとい
て。
個人的には、先手必勝を生かすのであれば、4行で終わった方がすっきりすると思いま
すが、いかがでしょうか。
縦読みとか文章に無理があるとかはどうでもいいです!
癒されました。。
基本的に「タテ読みという名のおゆうぎ」も「癒しという名のごまかし」も否定する方
コマ犬・コマーヌィチ
向なんですけどね、一作くらいこういった作品があってもまあ、ちょっとしたアクセン
11/17 1:0
トにはなるので、見て見ぬふりをしておこうと思います。
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リードカンパニー・任天堂の先手必勝
合計ポイント:8 Point
作者:タラオ
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近年、経営の世界では「ブルーオーシャン戦略」という言葉が広まった。「ブルーオーシャン戦略」とは、あ
る企業が新事業に乗り出すときに、競合相手が存在する競争の激しい既存の市場を選択するのではなく、競合
相手の存在しない未だかつて存在しなかった新規の市場を選択する戦略のことである。血みどろの争いが繰り
広げられる、既存の市場のことを俗に「レッドオーシャン」と呼ぶのに対し、まだ誰も足を踏み入れてない新
規の市場を、広大で深さのある青い海の例えから「ブルーオーシャン」と呼ぶ。「ブルーオーシャン」は、ま
さに「先手必勝の市場」であるといえる。「ブルーオーシャン戦略」の応用例として、任天堂が開発した家庭
用ゲーム機「Wii」がある。
任天堂の代表的商品としてまず挙げられるのは、「ファミリーコンピュータ」(通称:ファミコン)である。
ファミコンは80年代後半に絶大な人気を誇り、90年代初頭にはファミコンの後継機である「スーパーファ
ミコン」が発売された。更に「スーパーマリオワールド」を筆頭とした専用ソフトのラインナップ充実し、任
天堂はゲーム業界内で確固たる地位を築くこととなる。
ところが、90年代後半以降になると、次世代家庭用ゲーム機として「プレイステーション」が存在感を増し
てきたのであった。任天堂は「ゲームキューブ」などの後継機を発売していくものの、家庭用ゲーム機におけ
るシェアを奪われ、苦戦を強いられる形となる。しかし、任天堂は、「ニンテンドーDS」の大ヒットを契機
として、操作性等の面で、これまでのゲーム機とは一線を画す次世代ゲーム機「Wii」を発売した。
現在、「Wii」の発売により、任天堂は従来のシェアを取り戻しつつある。これは、「Wii」の発売に
よって「ブルーオーシャン」に乗り出し、結果として「先手必勝」という形になったのではないかと考えられ
る。これまでの任天堂の沿革を振り返ると、花札・トランプといったカードゲームの事業が起源となってお
り、現在に至るまでの事業内容の変わり様も大きいことがうかがえる。任天堂は時代の変化に合わせて、新し
い事業に足を踏み入れて「先手必勝」を取ってきた。将来、任天堂のシェアが再び奪われる事態も想定されう
るが、そのとき、任天堂が次にどのような「先手必勝」を取るのかが楽しみである。
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投稿者
比古清十郎
11/4 15:9
コメント
任天堂は中年層のシェアも獲得したのがすごいですよね。個人的には64のスマッ
シュブラザース(スマブラ)が任天堂の不朽の名作だと思っていますw
テーマにとてもふさわしい内容でした。任天堂が踏み入れたブルーオーシャンがど
のようなものだったのか、もう少し説明していただけるとインパクトが増すのでは
ないかと思いました。
yuhu
11/4 18:55
まさか宇宙旅行の最中にこの話題に触れるとは思いませんでした。何の要素がブ
ルーとなるか悩ましいところですが、大変お勉強になりました。
神代千早
11/4 19:31
leading company が普通?とはどうでもいいことでして。
「コラム」という観点から好ましいです。どちらかというとまじょ様の他の授業に
おけるいわゆる囲み記事のコラムでなくて、ショートショートランドになってし
まっているものに慣れている人よりは原点に返っていて良いと思います。おそら
く、この講義から初めて参加された方ではないかと推測いたします。
そうなると論そのものに目が行くわけですが、ブルーオーシャン戦略として具体的
に取られた戦略が「操作性等の面で、これまでのゲーム機とは一線を画す」としか
触れられていないので、多少不満が残ります。
操作性の面で誰に受けたのか、つまりこれまでゲームを日常的にやっていない層に
訴求力があったことが一番重要なのではないかと。それが書かれていないと、何か
を求めてこの文章を読んだ人に、「どういうわけか任天堂の戦略がいいらしい」と
しか思われなくなってしまうのではないでしょうか。経済誌向けコラムでなくて
も、具体性は必要かと思います。
ついでと言っては何ですが、ソニー(&マイクロソフト)の高性能化戦略についてもき
ちんと触れておいた方がゲーム業界に明るくない読者に親切では。
それはともかく、体裁のきちんとした良いコラム(囲み記事の意)だと思います。
ふぁんさーが
11/5 0:47
ブルーオーシャンは必ずしも先手必勝とは限らない。負けることもある。
任天堂の例で言うと、バーチャルボーイがそれに当たる。
文章の全体の流れはなかなか良い。
>比古清十郎さん
スマブラ64は最高でしたね。みんなとやる格闘も、タイムアタックも。
コマ犬・コマーヌィチ
11/5 1:23
私の感想も皆さんとほぼ同じですね。
文章の流れのいい、コラムらしいコラムだけれど、肝心の(どんなブルーオーシャ
ンだったのか)が見えないので、特に私のようにゲームとほとんど無縁の人間から
すれば、インパクトが弱く、(ああそうなの)で終わりそうです。
播州っ子
11/5 2:33
確かにブルーオーシャンが先手必勝になるケースも多いでしょうね。
もっとも市場の創造・創出は先手を打ってるというよりは、試合そのものを造ると
いうイメージかもしれませんが。
> 任天堂は時代の変化に合わせて、新しい事業に足を踏み入れて「先手必勝」を
取ってきた
この辺に違和感。
任天堂の「先手必勝」ってDS/Wiiくらいだと思います。
カセット式のTVゲームにしたってファミコン以前はあるし(カセットビジョンと
か)、3D黎明期は完全に乗り遅れたし(64やキューブはPS・PS2に比べてそれほど
bfs(コメントオンリー)
売れていない)、もう挙がってるけどバーチャルボーイは酷かったみたいですし。
11/5 6:16
更に言えば、「先手必勝」は先手が有利、という意味であって、Wii/DSと360・
PS3/PSPを比較した上で使うべき言葉じゃないかと。
ブルーオーシャン戦略が結果的に先手必勝になることはあるけれど、今回は違うよ
ね、という話です。
# 誰も言ってないのでいまのうちに。
# 先手必勝とか言っちゃうとSEGAの立場が!
ふぁんさーが
11/5 9:24
>bfsさん
SEGAはTVゲーム界では先手必敗でしたね。
個々のゲームとしてはとても個性的なものをいくつも生み出していたのに・・・。
crazy taxi大好きでした。
halcyon
11/5 11:53
皆さんが指摘するとおり、「ブルーオーシャン=先手必勝の市場」という命題に誤
りがあるのでは。
関係ありませんが、いまだに任天堂を花札屋と称してはばかりません。
やよぴったん
11/6 0:54
まるで雑誌のコラムのようだなあと思いました。
起承転結の流れと読みやすさへの配慮が
文章全体に行き渡っていてとても読みやすかったです。
イエヤス
11/8 19:10
この文章がいい、悪いという話ではなく、ソニーが勝っていたころはソニーについ
て、誰かが同じようなことを書いてたんだろうなぁ、という気がしますね。
Sora-to-Umi
11/10 1:21
「ブルーオーシャン」は、よく「ニッチ市場」とも言われているので、その深堀も
ほしかったです。Wiiのどこが「ブルーオーシャン」だったのかは「操作性の面」
と、一言しかふれていないのが惜しく、読後に「メインの料理はなんだったっ
け?」みたいな感覚が残りました。
ietub工作員
11/11 22:45
わくわくさん
11/12 16:20
情報は定かでないのですが「Wii」というゲーム機の開発のヒントになったのはiPod
だったとかということを聞きました。そういう訳なので「Wii」がブルーオーシャン
だというと若干違和感を感じました。
この作品は皆様の興味の引くゲーム機をネタに持ってきた所が個人としてはよかっ
たと思います。
ゲームの歴史が良く分かりました!
内容も題材である「先手必勝」そのものだと感じたし、良いです。
> ietubさん
bfs(コメントオンリー)
その情報が定かなものだったとしても、別ジャンルからアイデアを引っ張ってくる
11/12 18:31
という行為は「ブルーオーシャン」的には何の問題もないんじゃないでしょうか?
SOta
11/13 23:32
このコラムの本質から外れるかもしれないですが、任天堂が出したWiiは別にブルー
オーシャンなんて事は無く、初めから目指している「おもちゃとしてのゲーム機」
を進化させていっただけなんじゃないかと。PSは「AV機器」を目指しているからこ
そ今の惨状があって、また海外を見るならばX-BOX360
明らかに時代の先を行き過ぎてしまったドリームキャストに対して、時代の流れと
目的を考慮したwiiは後手を打って勝ったわけですし。
SOta
11/13 23:40
書き込み中にコメント登録してしまった…
海外ではX-BOX360も十分負けていないと言えます。
結局任天堂が優位に立っているのは、宣伝方法(遊んでいる「人」を写す)や販売
戦略(値下げをせず、新型を出す等)によるところが大きいんじゃないんでしょう
か。
ろくしぃ
11/14 0:47
これを読む前に「任天堂と宮本システム」といった感じの任天堂が売れる理由、の
ような記事を読んでしまっていたので比べてしまいました。
それに言わせれば任天堂はもはや(というか最初から)「ゲーム業界」で戦ってい
ないんですよね。
「WiiがPS3やXBOXより優れている、だから任天堂は先手必勝した」ではなく「Wii
とPS3やXBOXでは路線が違い、その独自路線が客に受けたから売れている」という
感じです。
Wiiが歩んでいる道をPS3やXBOXが追っているか、というとやはり違うと思いま
す。
64時代以前は真っ向勝負だった気がしますけどね。
UK
11/16 0:9
皆さんが仰っているように文章の構成と流れがよく、読みやすかったです。
話は変わりますけど漫画界のブルーオーシャンは一人の漫画の神様に赤く染められ
てしまったんですかね。
のりこ
11/16 20:24
まとまっていて、読みやすかったです。
ただ、Wiiが新しいゲームであることは、誰の目から見ても明らかなので、この文章
を読んで、作者独自の視点に「はっ」とさせられたり、新しい情報を得られたなと
思ったりはできませんでした。
ペリドット
11/16 21:29
ブルーオーシャンという専門的な言葉は使われていますけれども、すっきりわかり
やすくまとまっていて、読みやすかったです。
私は昔からゲーム好きでして、DSとWiiを持っているのですけれども、DSとかWiiが
どのように他と違うのかをもっと具体的に記述していただければと思いました。ゲ
ームの中のキャラクターが剣を振るためには、以前のゲームならボタンを押してい
たのですけど、Wiiではコントローラーを振るという動作に変わった、とかですね。
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先手必勝
さて、初回コンテスト、投票結果をごらんになってのご感想はいかがでしょうか。コメントの入り方から、
ほぼ予想通りかな、と。
それでは全作品をマッピングしつつの講評、まいります。今回いただいた24作品、以下のような6つの分類
にまとめてみました。
スポーツ
ゲーム
戦争
人生論
穴場
日常
前半3つがルールや勝ち負けが明確なもの、後半がそうでないもの、です。
ちょうど12作品ずつに分かれました。
スポーツ
先手必勝→勝負ごと、という連想が必然的に働き、で、論じやすいのは? とスポーツ畑へ赴いた作品が、
まずは目に付きました。
とても、よい着眼と思います。
・ルールが明確なおかげで論点がクリアになる。
・スポーツ特有の「爽やかな熱気」を作品に呼び入れられる。
あたりが、このジャンル特有のメリットと言えるでしょうか。
先手は必勝でもないスポーツ
まずは熱くエンジンかけましょう。テニスの王子様到来。
1つの試合にフォーカスしたことで、読み手をぐいと引き込む吸引力を獲得しています。知らない人でも、
ちょっと立ち止まって一緒に観戦したくなる、語りの熱さでした。
ずっと応援視点で語られているので、「第三、第四は、完全に不利になった時点で捨てて、次のセットに体
力を温存しました。」とひとことだけのケイのセリフが、ぴしりと印象づけられます。
せっかく実見した「エアケイ」らしさが、もっと臨場感あると良かったか。タイトルなんか、ずばり「エア
ケイ」でも良いのでは。
あと、若干→弱冠、だと思いますが。
先制ゴール
こちらはタイトルもシンプルにサッカーのお話。
自前のデータで分析したところが、ただ上っ面をなぞっただけの議論にはない深さを獲得してGOOD。気分
屋新潟、寒さの札幌、ユーモラスな説明で納得してしまいました。
それにしてもみなさま、数字が出てくるとキビしいことキビしいこと。「サンプルサイズ(←「サンプル
数」って言うと社工では怒られます)を明示せよ」「レポートの体を成していない」「仮説がほしい」と注文
の嵐。自前データだから、読み手の期待も高まるのですね。
今後、注目コラムをものしたいかた、御参考に。
スポーツに先手必勝はあるのか?
先手必勝は法則でなく、戦略の一つだという立論でした。それ自体は論として立てるに悪くない着眼だと思
います。
悪かったのは構成。第三段落でようやくこの立論に行き着いたのに、呈示だけで終わって、すぐに「でも実
力がないとね」とまとめてしまったので、論の展開として凡庸になってしまった感。何を強調したいかをもっ
と意識的・戦略的に組み立てていただくとよいのでは。
先手必勝っていうけれど、それ本当?
現実社会で考えてみる→複雑すぎてダメ→じゃあスポーツで、というところまでの思考の展開は自然でし
た。けれど、スポーツでも先手必勝じゃないんだ、という結論へ着地させるには論拠があいまい。
「先手」の定義を、先手番を取る=先に攻める、と、先手を取る=先にポイントを取るのどちらにするかに
よって、論の展開が大きく変わりそうです。
「立」つことが「合」う
さいごはお相撲さん。
早さや速さを競うスポーツとは違う精神性や様式美。
立ち合いの儀礼にフォーカスしたのはなかなかユニークな着眼で、語り口も良かったのですが、これも着眼
の呈示で終わって、最終段落は「現状を嘆く」という紋切り型に流れてしまったのが残念。
「先に手を出すことはない、と互いが無言のまま誓い合っている。」という特徴抽出なら、他のスポーツに
も言えてしまいませんか?
ゲーム
つぎの勝負ごとはゲーム系。
It's your turn!!
チェス。白と黒のシンプルさ。硬質感。そこを会話のかわいらしさで和らげているところが、持ち味でもあ
り、わかりにくさでもあり。
ミスリード狙いというよりは、どこまでスリム化したら伝わらなくなるのか、限界への挑戦だったでしょう
か。
三手詰み
詰んでるわけですよね、これ。
ってことは、「あなたにしてもらったことを思い出しながら」がキーフレーズで、夫は成人、妻はまだ襁褓
の取れない赤ん坊、ということかなと読んだのですが。
先手必勝・・・なわけはなく
学外作者さん三連続。
ゲーム開発のシミュレーション。いきなり5人も出してきて、それっぽいけど、読者が状況を飲み込んだこ
ろには、おしまい、と。
うーん、単体としての評価不能ですね。続編をマテ??
リードカンパニー・任天堂の先手必勝
ラストは、ゲーム機つくってるところのお話です。
みんなが興味を持ちそうな話題を、きちんとまとめてしっかり呈示したのはプラスポイント。
議論のいちばんカナメになるはずの、「Wii」のどこが「ブルーオーシャン」なの? について、より踏
み込んだ説明があると、もっと説得力が備わったのでは。あとは、ユーザとしての体験談など少し添えていた
だくと、より親近感を持って読んでもらえそうです。
戦争
勝負ごとの極致、戦争そのもの。
読み切るということ
古代の戦争、現代の戦争、という対比を、打つ手のパターンがシンプルか複雑かによっておこなおうとした
ところが、本論におけるユニークな着眼と読みました。
なので、カエサルvsブッシュ、のような対比で具体化して、その論点を掘り下げると良かったのでは。
戦場で散る命
わはは。荘重に見せてきて、じつは蚊だったんです! というシンプルオチが、みごとに決まりましたね。
このオチが秀逸なのは、シンプルなだけじゃなく、「一つしかない命。まるでやつらにはそんな概念がない
かのように」と思いっきりヒューマニズムを煽っておきながら、ああ、蚊で良かったと読者を安心させるその
落差ゆえでもありましょう。
ホントに先手必勝?
国際紛争? 受験戦争?
前半(各言語の優劣)か後半(英語早期教育の是非)か、どちらかにしぼりたかったですね。せっかく、それ
なりの下調べも叙述の工夫もあるのに、最終段落のありきたりぶりが、とてももったいない。
人生論
ここらでどーんと人生論、行きましょうか。
人生も先手必勝?
起・承・転・結の4部構成を意識したつくりですね。
結論にそう目新しさはないのですが、幸福というパイは限定的でないなど、自分なりの用語に戻して語って
いるスタンスが好感を誘います。
死亡遊戯
おだやかな幸福論から、一転、こちらは嵐の生き急ぎ人生。
執筆意図は追悼、でしょうか。
お笑い一直線
もしも生き直せたら。
タイムマシンという便利設定で人生のやりなおし。王道の展開ながら、語り口の軽妙さが光ってました。
次回は字数制限厳守と楽屋落ちでない笑いを狙ってください。
結局どっち?
頭で悠然と空理空論を考える学生の自分、そして身を以て日々の価格競争を生き抜く御母堂。
そんな対比を、「すばらしいじゃないか」と、どちらかを一方的に否定するのでない受け止め方でまとめた
ところが、ふわりとここちよい読後感でした。
書きにくいお題
楽屋オチモードは次回から変えていただくとして。
言葉の定義を押さえてから入って、さて成り立つかどうかと理詰めに攻めたスタンスは良かったです。
時間という要素に着目したらこうなるという独自の切り口をもっときれいに呈示したいところ。
急いては事を仕損じる
「先手必勝などという狩猟民族的な言葉はなぜ存在するのか?」――つらつら考えているうちに、ひとつの
真理を会得しました、という「なあるほど!」感を読者も共有できて、うれしくなれます。ケースバイケース
だよ、から一歩進めて、じゃあ、どんなケース? まで迫った狩猟民族性がGOOD。
穴場
おや、そこに「競争」を見たかと意外性。
競争と協調がもたらす彩り
春いちばんの花たちは、なぜ小さいの? そんな身近な疑問から説き起こして、植物たちの生存戦略へ。
教養番組さながらのていねいな調査、NHKナレーション風のていねいな文体、着眼のユニークさだけでな
く、完成度もとても高かったです。
しっかり支持をいただけてのブロンズ・メダル、おめでとう!
オーケストラにおける「先手必勝」
こちらも意外性が支持につながりましたね。
実体験(おそらく)から語っていただいたトリビア部分はさらりと聞けたのですが、ハーモニーという、い
わば「協調」をもっとも重視する場面に、このお題をつなぐには、もう一工夫ほしかったところ。
日常
ラストは、日常の暮らしのさりげなさから拾われたトピックたち。
朝の楽しみ
かわいらしさは伝わってきますが、タテヨミは、その仕掛けが本文とリンクしていないと。これ、猫が先
手? でも勝ったのはご主人?? と意味を考えているうちに終了してしまいました。
それでも狙った弁当。
おいしそう。
でも、勝負してないじゃん!
せっかく4人も登場させたのですから、もう少しバトルの様相を描き込んで、各自の戦略を浮き彫りにして
みせたら盛り上がったのでは。
513円
コンビニでの日常の買い物光景。
誰しも経験している光景を、ほんの少しずらして店側から呈示していただいた新鮮さが、これだけ支持をい
ただけた理由でしょうか。おめでとう銀メダル!!
ただ、この道n年の練達の書き手さんなので敢えて辛口で申し上げると、双方向視点にした効果があまり上
がっていないのが不満です。もっと作り込めるはず。
あと「お客さん、いつも同じような商品をお買い上げになりますので」って店員さん、それフォローになっ
てる? と心配になったり。
秋曇り
電車内での競争と協調。身近で誰もが体験している光景に、すうっといざなっていただきました。足がぶつ
かって混雑に気づくなど、細部の描写のリアリティが、読者への誠実さを感じさせるこまやかな心づかいで好
印象です。
「カサつく」とまとめてるのに、読み手の心がほんのりあったかくなるのは、たぶんそんな作者さんのお人
柄なのでしょうね。
栄えある初回の価値ある首位。圧勝でしたね、おめでとう!!
Fly UP