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私達と税の関わり
富岡市長賞 佳作 私達と税の関わり 妙義中学校 2年 永井 祐多 税金とは、ものの値段を上げて国に納めるという、僕にとっては迷惑で不必要なもの でした。しかし、この作文を書くにあたり、税についての勉強をしてみて、税がどれほ どまでに国、そして僕自身を支えてくれているのかを実感させられました。 その一つとして挙げられるのは、教育費です。今こうして僕が当たり前のように学校 へ行き、当たり前のように机に向かって勉強をすることができてい るのは税がまかなっ てくれているということです。さらに、僕達中学生一人一人に年間でかかる費用は百万 円という多大な額です。これをすべて自分達で払うとなると簡単なことではありません。 僕が、迷惑で不必要だと感じていた税は、僕達の生活には欠かせない、とても大切なあ りがたいしくみであることが分かりました。これからの学校生活では、国中の人々が納 めてくれた税金に感謝して生活していきたいと思います。 税金のしくみについて興味が湧いたので、僕の身の周りにはどのような税が存在して いるのかを調べてみました。 すると、税として両親が納めているのは、なんと十種類近いことが分かりました。こ れだけの税をかかえながら、僕を学校へ通わせてくれたり、食事を欠かさず作ってくれ ている、お父さん、お母さんに心から感謝だと思いました。 僕も将来大人になって家族を持つと思います。そのときには僕が父親として、社会人 として、納税の義務を果たしていきたいと思います。また、十年後、二十年後には少子 高齢化がよりいっそう進行し、日本人の半数を高齢者が占める社会となることでしょう。 そうなると年金や介護サービスに使われる税金が増大するということは目に見えている ことです。これからよりいっそう重くなっていく税ですが、お年寄りにも暮らしやすい 社会を確立していくためにも確実に税を納め続けることが大切だと思いました。 遠い昔から、姿を変えて社会を成り立たせてきた税の存在。現代の社会が百年、二百 年と安定して続くよう、税の制度を生かしていってもらいたいと思います。そして僕も、 これから先、国民のため、そして何より自分自身のためにも納税の意味を踏まえて税を 納めていきたいと思います。