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2016年 金融・資本市場動向
2016年の振り返りと2017年に向けて
2017年1月
新生証券株式会社
目次
Version :2.10 2017/1/4
I.
II.
III.
IV.
V.
VI.
1
マクロ経済
p. 2 - 21
1.
日本経済
p. 3
2.
米国経済
p. 6
3.
欧州経済
p. 12
4.
中国経済
p. 14
5.
為替市場
p. 16
6.
米大統領選挙と金融市場
p. 20
バンキングを巡る情勢
p. 25 - 31
1.
国内資金循環
p. 26
2.
国内バンキング
p. 29
3.
日銀のマイナス金利政策
p. 30
株式市場
p. 32 - 37
1.
国内株式市場動向
p. 33
2.
国内エクイティ調達状況
p. 34
3.
国内REIT市場
p. 37
債券市場
p. 38 - 47
1.
円債市場
p. 39
2.
米国債市場
p. 44
3.
欧州債市場
p. 46
クレジット市場
p. 48 - 61
1.
国内クレジット市場動向
p. 49
2.
国内起債動向
p. 50
3.
格付け動向
p. 60
証券化市場
p. 62 - 83
1.
証券化市場動向
p. 63
2.
住宅金融支援機構RMBS
p. 66
3.
国内証券化発行一覧
p. 70
I.
Chapter
I
マクロ経済
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
3.
国内証券化発行一覧
I. マクロ経済
(1)日本経済
日本経済は持ち直しも消費は低迷
2016年第3四半期のGDP2次速報値は、輸出の拡大によりGDPが押し上げられた。一方で、民間在庫の圧縮が成長を鈍らせ、
民間設備投資は弱含みであることも示唆されている。
国内の物価については、原油価格をはじめとしたコモディティ価格の低下を背景に、生鮮食品を除く消費者物価指数が前年比で
マイナスの状況となっている。また、生鮮食品及びエネルギーを除いたベースでもピークアウトした感が強まっており、デフレへの懸念を
強める形となっている。一方、足元で進んでいる円安の影響により、物価の伸び率が浮上していく可能性もありうるため、今後の為
替相場の動向は注視される。
 出所
•
•
•
図表 1 : 国内実質GDP成長率(前期比年率換算)とその寄与度
:
図表 1 : 内閣府国民
経済計算のデータより
新生証券作成 2016
年7-9月期は2次速報
図表2 : 総務省、日
銀、Bloombergの
データより新生証券作
成
2014年度の消費増
税のCPIへの影響は
2.0%程度(日銀試
算)
(%)
15.0
純輸出
公的固定資本形成
民間在庫品増加
民間住宅
実質GDP成長率(前期比年率換算)
図表2 : 国内物価指標と原油価格の推移
10.0
5.0
1.3
4.0
14,000
3.0
12,000
2.0
10,000
1.0
8,000
0.0
6,000
-1.0
4,000
-2.0
2,000
0.0
-5.0
-10.0
-15.0
-20.0
2010Q1
3
5.0
生鮮食品除くCPI(前年同期比)
(JPY)
生鮮食品を除くCPI(消費増税の影響を除く/前年同期比)
16,000
生鮮食品・エネルギーを除く総合(日銀算出/2010年基準/前年同期比)
原油先物価格(円換算) : 右軸
(%)
公的在庫品増加
政府最終消費支出
民間企業設備
民間最終消費支出
2011Q2
2012Q3
2013Q4
2015Q1
2016Q2
-3.0
Jan-04
Mar-06
May-08
Jul-10
Sep-12
Nov-14
0
I. マクロ経済
(2)日本経済②
鉱工業生産・雇用・景況感
図表 3 : 国内鉱工業生産指数の推移
鉱工業生産指数
130
 出所
•
•
•
•
:
図表 3 : 経済産業省
のデータより新生証券
作成
図表 4 : 総務省、厚
生労働省のデータより
新生証券作成
図表 5 : 内閣府の
データより新生証券作
成
図表 6 : 日銀のデータ
より新生証券作成
(2017年3月は先行き
DI)
図表 4 : 失業率・有効求人倍率の推移
(%)
在庫指数
120
5.0
110
4.0
100
3.0
90
生産調整局面は一服
し、緩やかな在庫減少
→生産拡大傾向
80
70
Jan-08
Jan-10
Jan-12
Jan-14
Jan-16
図表 5 : 景気ウォッチャー調査(現状判断DI)
40
30
50
20
1.00
0.80
雇用の改善は顕著。2016年6 0.60
月には失業率は3.0%となり、そ 0.40
の後も低水準をキープ。有効
0.20
求人倍率も上昇傾向続く
Jul-09
Jan-11
Jul-12
Jan-14
Jul-15
0.00
大企業製造業業況判断DI
大企業非製造業業況判断DI
10
45
0
40
-10
35
-20
30
25
インバウンド需要の反
動を受けて弱含み
20
15
4
1.20
1.0
55
10
Mar-08
1.60
1.40
2.0
0.0
Jan-08
(倍)
有効求人倍率 : 右軸
図表 6 : 日銀短観(大企業)業況判断DIの推移
景気ウォッチャー調査(現状DI)
60
失業率
6.0
製造業DIは円安や米次期大
統領の政策期待から上向き、
非製造業はインバウンド消費の
反動からDI低下が続く
-30
-40
-50
-60
Sep-09
Mar-11
Sep-12
Mar-14
Sep-15
-70
Mar-08
Sep-09
Mar-11
Sep-12
Mar-14
Sep-15
Mar-17
I. マクロ経済
(3)日本経済③
貿易収支・消費動向・住宅着工・機械受注
図表 7 : 貿易収支の推移
(10億円)
図表 8 : 小売業売上高/家計消費支出
(%)
15
貿易収支(季節調整済)
1,500
1,000
全世帯実質消費支出(前年同期比)
小売業売上高(前年同期比)
10
500
5
0
 出所
•
•
•
•
-500
:
図表 7 : 財務省貿易
統計のデータより新生
証券作成
図表 8 : 総務省家計
調査、経済産業省商
業動態統計のデータ
より新生証券作成
図表 9 : 国土交通省
建築着工統計のデー
タより新生証券作成
図表 10 : 内閣府機
械受注統計のデータ
より新生証券作成
0
-1,000
-5
-1,500
-2,000
-2,500
Jan-08
貿易収支は季節調整値においても原油
価格下落等の要因により黒字に浮上
Jul-09
Jan-11
Jul-12
Jan-14
Jul-15
図表 9 : 新設住宅着工戸数の推移
(%)
Jul-09
(億円)
住宅着工件数(前年同期比)
Jan-11
Jul-12
Jan-14
Jul-15
住宅着工は2016年に入りマイ
ナス金利導入による借入コス
ト低下により、堅調に推移
40.0
機械受注(電力・船舶除く民需)
11,000
20.0
設備投資は緩やかに
持ち直しの動き
10,000
9,000
8,000
0.0
7,000
-20.0
6,000
-40.0
5
-15
Jan-08
個人消費は足元で軟調な動き、小売業販売額は
インバウンド消費の盛り上がりの反動から減少傾向
図表 10 : 機械受注(電力・船舶除く民需)
60.0
-60.0
Jan-08
-10
5,000
Jul-09
Jan-11
Jul-12
Jan-14
Jul-15
4,000
Jan-08
Apr-09
Jul-10
Oct-11
Jan-13
Apr-14
Jul-15
Oct-16
I. マクロ経済
(4)米国経済
減速懸念が薄らいだ米国経済
2016年の米国経済は、在庫変動や純輸出、個人消費の押し上げにより、2016年第3四半期は前期比年率換算で3.2%まで
加速し、減速懸念が薄らいでいる。
 出所
•
雇用情勢は失業率が2016年11月に4.6%まで低下し(およそ9年ぶりの水準) 、完全雇用に近づいており、良好な環境といえる。
非農業部門雇用者数の伸びも製造業を中心にやや減速感はあるものの、賃金の伸びが加速しており、労働市場の需給がタイト
化しつつある。また、米国の労働市場の懸案であった労働参加率の低下にも一定の歯止めが掛る形となっている。
:
図表 11 : 米国商務
省のデータより新生証
券作成
図表 11 : 米国実質GDP成長率(前期比年率換算)とその寄与度
(%)
6.0
個人消費支出
設備投資
住宅投資
在庫変動
純輸出
政府支出
実質GDP成長率(前期比年率換算)
5.0
4.0
3.2
3.0
2.0
1.0
0.0
-1.0
-2.0
-3.0
-4.0
6
2012Q1 2012Q2 2012Q3 2012Q4 2013Q1 2013Q2 2013Q3 2013Q4 2014Q1 2014Q2 2014Q3 2014Q4 2015Q1 2015Q2 2015Q3 2015Q4 2016Q1 2016Q2 2016Q3
I. マクロ経済
(5)米国経済②
米国雇用情勢
図表 12 : 非農業部門雇用者数増減と失業率推移
(千人)
600
図表 13 : 時間当たり平均賃金の伸び推移
(%) (%)
12.0 4.0
失業率 : 右軸
非農業部門雇用者数増減(前月比)
400
 出所
•
•
•
•
:
10.0
3.5
8.0
3.0
6.0
2.5
4.6 4.0
2.0
2.0
1.5
0.0
1.0
Mar-07
200
図表 12 : 米国労働
省のデータより新生証
券作成
図表 13 : 米国労働
省のデータより新生証
券作成
図表 14 : 米国労働
省のデータより新生証
券作成
図表 15 : 米国労働
省のデータより新生証
券作成
0
-200
-400
労働市場は一段と改善し、11月には
失業率が4.6%にまで低下、非農業
部門雇用者数の増加の伸びも非製
造業中心に堅調な推移
-600
-800
-1000
Jan-07
Jan-09
Jan-11
Jan-13
Jan-15
図表 14 : 長期失業者数の推移
(千人)
8,000
Jul-08
Nov-09
(%)
67.0
失業期間27週以上の失業者数
長期失業者数は減少
傾向にあり、金融危機
前の水準まで低下
6,000
5,000
Mar-11
Jul-12
Nov-13
Mar-15
Jul-16
労働参加率
66.5
職探しを諦めた、もしくはリタイ
ヤした労働者が多い状態は続
くものの、労働参加率の低下
には一定の歯止め
66.0
65.5
65.0
4,000
64.5
3,000
64.0
63.5
2,000
63.0
1,000
7
足元で賃金の伸びが
加速、労働市場のタ
イト化を示唆
図表 15 : 労働参加率の推移
7,000
0
Jan-07
時間当たり平均賃金(前年同期比)
62.5
May-08
Sep-09
Jan-11
May-12
Sep-13
Jan-15
May-16
62.0
Jan-07
May-08
Sep-09
Jan-11
May-12
Sep-13
Jan-15
May-16
I. マクロ経済
(6)米国経済③
世界経済の動向から景況感に頭打ちの指標が出されたが、トランプ次期政権への期待から上向き
図表 16 : 米ISM景気指数の推移
65.0
:
図表16 : 米ISMのデー
タより新生証券作成
図表17 : 米商務省の
データより新生証券作
成
図表18 : 米商務省、
全米不動産業者協会
より新生証券作成
図表19 : 米コンファレン
スボード、Reuters/ミシ
ガン大学のデータより新
生証券作成
 出所
図表 17 : 米PCEコアデフレーターの推移
ISM製造業景気指数
(%)
3.0
ISM非製造業景気指数
60.0
2.5
55.0
2.0
50.0
1.5
45.0
40.0
1.0
製造業指数は世界経済の不透明さ
により弱さがみられるものの底打ち、非
製造業指数も堅調さは維持
35.0
30.0
Jan-08
Jul-09
Jan-11
Jul-12
Jan-14
0.5
0.0
Jan-07
Jul-15
図表 18 : 米住宅着工及び中古住宅販売件数の推移(年率換算)
(千戸)
1,600
(百万戸)
6.0
中古住宅販売件数 : 右軸
住宅着工件数
5.5
1,200
5.0
1,000
800
4.5
600
米国の住宅市場は
堅調さを維持
400
200
8
Jul-08
Jan-10
Jul-11
Jan-13
Jul-14
景気の拡大を反映する形で
直近は物価上昇率も加速
Jul-08
Jan-10
Jul-11
Jan-13
Jul-14
Jan-16
図表 19 : 米消費者信頼感指数の推移
1,400
0
Jan-07
PCEコアデフレーター(前年同期比)
Jan-16
4.0
3.5
3.0
120
コンファレンスボード消費者信頼感指数
ミシガン大学消費者信頼感指数
110
100
90
80
70
米国の消費マインドは雇用環境
の良好さなどを背景に高止まり。
11-12月の消費者信頼感はトラ
ンプ次期政権への期待も強まり
株高も進行した形で上昇
60
50
40
30
20
Jan-07
Jul-08
Jan-10
Jul-11
Jan-13
Jul-14
Jan-16
I. マクロ経済
(7)米国経済④:米金融政策
米金融政策
2016年12月13-14日のFOMC会合では、労働市場とインフレに関する現状及び予想を考慮した形で政策金利であるフェデラ
ル・ファンド(FF)金利を25bp引き上げる(FF金利の誘導目標を0.25-0.50%→0.50-0.75%へ)ことを全会一致で決定した。今回
の利上げは金融危機以降2度目となる。
図表 20 : FF金利誘導目標の長期推移と主な出来事
(%)
FF金利誘導目標
10.0
 出所
•
:
図表 20 : FRB、
Bloombergのデータ
より新生証券作成
ドットコム・バブル
(-2001)
9.0
8.0
プラザ合意
(1985/9)
3.0
ブラック・マンデー
(1987/10)
2.0
9
バブル
Jan-90
米大統領にトラン
プ氏(2016/11)
QEの開始
(2009/3)
英・EUから離脱決
定(2016/6)
信用バブル
(2003-2006)
金融政策等
Jan-95
金融危機後初め
ての利上げ
(2015/12)
QEの終了
(2014/10)
1.0
0.0
Jan-85
ゼロ金利政策
(2008/12)
LTCM破綻
(1998/9)
湾岸戦争
(1991/1)
ネガティブイベント等
世界的金融危機
(2008/9-2009)
イラク戦争
(2003/3)
アジア通貨危機
(1997/7)
4.0
リーマン・ショック
(2008/9)
エンロン破綻
(2001/12)
6.0
金融危機後2度
目の利上げ
(2016/12)
サブプライム危機の
発生(2007/8-)
米同時多発テロ
(2001/9)
グリーンスパンFRB議
長(当時)、株価につい
て「根拠なき熱狂」
(1996/12)
7.0
5.0
塗りつぶしは米リセッション期間
Jan-00
Jan-05
Jan-10
Jan-15
I. マクロ経済
(8)米国経済⑤:米金融政策(2)
FOMC声明文の推移
利上げを行った2016年12月13-14日の会合では、経済認識について、雇用や物価・インフレ期待について上方修正。
図表 21 : FOMC声明文の推移(直近4会合)
政策判断
経済活動の現状認識
個人消費の現状認識
 出所
•
投資活動の現状認識
住宅市場の現状認識
:
図表 21 : FRBより新
生証券作成
労働市場の現状認識
物価の現状認識
インフレ期待の現状認識
経済見通し
物価見通し
リスクの見通し
10
Dec-16
利上げ
16-Nov
据え置き
16-Sep
Jul-16
据え置き
据え置き
今年上半期の緩慢なペース(modest
今年の中盤以降緩やかなペース
今年上半期の緩慢なペース(modest
経済活動は緩やかに(modetate
pace)から上向き(picked up)となっ
(moderate pace)で拡大した
pace)から上向き(picked up)となった
rate)拡大している
た
家計消費支出は緩やかに上向きとなっている 家計消費支出は緩やかに上向きとなってい 家計消費支出は力強く伸びている
家計消費支出は力強く伸びている
る(rising moderately)
(rising moderately)
(growing strongly)
(growing strongly)
軟調(soft)なまま
軟調(soft)なまま
軟調(soft)なまま
軟調(soft)なまま
言及なし
言及なし
言及なし
言及なし
失業率はここ数カ月であまり変わらなかった 失業率はここ数カ月であまり変わらな
雇用の伸びはここ数カ月底堅く(solid)、失
5月は雇用の伸びが弱かった(weak
(little changed)が、雇用増加は概して かった(little changed)が、雇用増加
業率は低下した
growth)が6月は強かった(strength)
底堅かった(solid)
は概して底堅かった(solid)
物価は今年の序盤以降やや上向き
物価は、(今年の)序盤のエネルギー価 物価は、以前のエネルギー価格や非エ
物価は今年の初め頃以降上昇
(increased somewhat)だが、長期的 格や非エネルギー輸入品の低下の影 ネルギー輸入品の低下の影響から、長
(increased)してきているが、長期的な委員
な委員会の目標である2%を下回り続けて 響から、長期的な委員会の目標である 期的な委員会の目標である2%を下回
会の目標である2%を下回って推移している
いる
り続けている
2%を下回り続けている
市場ベースの指標は低いままではあるが、か 市場ベースの指標は上向き(moved up)
市場ベースの指標は低下したまま
市場ベースの指標は低下したまま
なり(considerably)上向き(moved up) も低いままである(remain low)が、調査
(remain low)だが、調査ベースの長 (remain low)だが、調査ベースの長
となっている一方、ほとんどの調査ベースの長 ベースの長期インフレ期待の指標はここ数カ
期インフレ期待の指標は概してあまり変 期インフレ期待の指標はあまり変化がな
期インフレ期待はここ数が月概してあまり変 月概してあまり変化がなかった(little
化がなかった(little changed)
かった(little changed)
化がなかった(little changed)
changed)
金融政策のスタンスの徐々な調整を伴
金融政策のスタンスの徐々な調整を伴
金融政策のスタンスの徐々な調整を伴いな 金融政策のスタンスの徐々な調整を伴いな
いながら、経済活動は緩やかに
がら、経済活動は緩やかに(moderate
いながら、経済活動は緩やかに
がら、経済活動は緩やかに(moderate
(moderate pace)拡大していき、労
(moderate pace)拡大していき、労
pace)拡大していき、労働市場の状況はや pace)拡大していき、労働市場の指標は
働市場の指標はやや加速的に
や加速的に(somewhat further)強化され やや加速的に(somewhat further)強化
働市場の指標は強化されていくと予測
(somewhat further)強化されていく
ていくと予測する
されていくと予測する
する
と予測する
物価は、以前のエネルギー価格の下落 物価は、以前のエネルギー価格の下落
から、短期的には低いまま(remain
から、短期的には低いまま(remain
物価は、エネルギー価格や輸入物価の下落 物価は、エネルギー価格や輸入物価の下
low)に留まるが、エネルギー価格や輸 low)に留まるが、エネルギー価格や輸
という一過性な効果が消え、労働市場がさら 落という一過性な効果が消え、労働市場
入物価の下落という一過性な効果が 入物価の下落という一過性な効果が
に強化されることから、中期的には2%を超え がさらに強化されることから、中期的には2%
消え、労働市場がさらに強化されること 消え、労働市場がさらに強化されること
て上昇していくと予測する。
を超えて上昇していくと予測する。
から、中期的には2%を超えて上昇して から、中期的には2%を超えて上昇して
いくと予測する。
いくと予測する。
短期的な経済見通しは概ねバランスが
短期的な経済におけるリスクは減少して
短期的な経済見通しのリスクは概ねバランス 短期的な経済見通しは概ねバランスが取
取れている(roughly balanced)。委
いる。委員会は物価指標やグローバル
が取れている( roughly balanced)。委員 れている(roughly balanced)。委員会
員会は物価指標やグローバル経済及
会は物価指標やグローバル経済及び金融の は物価指標やグローバル経済及び金融の
経済及び金融の動向を緊密に
び金融の動向を緊密に(closely)監視
動向を緊密に(closely)監視し続けていく 動向を緊密に(closely)監視し続けていく
(closely)監視し続けていく
し続けていく
I. マクロ経済
(9)米国経済⑥:FF金利見通し
FF金利見通し(FOMC予想 vs. 市場参加者)
FOMCメンバーによる2017・18年の年末の金利予測をみると、2015年12月の会合以降下方修正が続いてきたが、2016年12
月の会合では上方修正を行っており、2016年12月の利上げの後、2017年末までに3回程度の利上げを示唆している。
金利先物市場では、2017年6月会合までには1-2回程度、2017年12月会合までには2-3回程度の利上げを織り込んでいる
(FOMCメンバーの金利予測よりはやや低い) (Bloombergより)。
図表 22 : FOMCメンバーによる金利見通しの平均の推移(ドット・チャートの
加重平均、各年末の金利)
 出所
•
•
図表23 : 金利先物市場が織り込む2017/6、2017/12会合時点の金利水
準の推移
2017/6会合(2016/12/14時点加重平均値 = 0.91%)
:
図表 22 : FRBより新
生証券作成
(%)
3.5
図表 23 : CME /
Bloombergのデータ
より新生証券作成
3.0
2016
2017
(%)
2018
3.162
2.5
2.949
2.463
2.412
2.110
2.044
2.228
2.0
1.632
1.5
1.368
1.022
1.0
0.831
0.654
0.625
Sep-16
Dec-16
0.5
0.0
11
Dec-15
Mar-16
Jun-16
0.00-0.25%
0.75-1.00%
1.50-1.75%
Jul-16
0.25-0.50%
1.00-1.25%
1.75-2.00%
Aug-16
Sep-16
0.50-0.75%
1.25-1.50%
2.00-2.25%
Oct-16
Nov-16
2017/12会合(2016/12/14時点加重平均値 = 1.22%)
1.309
1.287
90.0
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
Jun-16
(%)
90.0
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
Jun-16
0.00-0.25%
0.75-1.00%
1.50-1.75%
Jul-16
0.25-0.50%
1.00-1.25%
1.75-2.00%
Aug-16
Sep-16
0.50-0.75%
1.25-1.50%
2.00-2.25%
Oct-16
Nov-16
I. マクロ経済
(10)欧州経済
欧州経済は緩慢ながらも回復基調
欧州域内の経済はリーマンショックに端を発した世界金融危機の大きな落ち込みの後に周縁国のソブリン危機が次々と発生し、そ
の度に景気が落ち込む形となったものの、その後は停滞感がありつつもユーロ安を背景として緩やかな回復傾向となっている。足元
の時点では、Brexitの影響はそれ程みられない。域内物価についてはマイナス圏を脱するが、依然としてディスインフレの状況である。
 出所
•
•
ECBは2016年3月に、①ECB預金ファシリティ金利のマイナス幅拡大(▲0.30%→ ▲0.40%) を含むすべての政策金利の引き下
げ、②資産購入額の増額(毎月600億ユーロから800億ユーロへ)、③欧州の金融セクターを除く社債の資産購入対象の追加、
④新たな長期資金供給オペレーション(TLTRO II)の導入を決めるなど、追加的な金融緩和を実施した。足元では物価やその見
通しを上方修正していることから、QE継続か、テーパリングを行うかの議論がなされていたが、2016年12月8日の会合では、債券
購入の規模について、2017年4月から毎月600億ユーロに減額することを決定した(同時に資産購入プログラムを2017年3月まで
としていたがこれを同年12月まで延長)。
:
図表 24 : Eurostat
のデータより新生証券
作成
図表 25 : Eurostat
のデータより新生証券
作成
図表 24 : 欧州実質GDP成長率の推移(前期比)
(%)
図表 25 : 独・仏・伊・スペインの実質GDP成長率の推移(前期比)
(%)
欧州域内GDP(前期比)
1.5
世界金融危機 欧州ソブリン危機
1.0
足元
イタリア
スペイン
1.0
0.0
-0.5
0.0
-1.0
-1.0
-1.5
-2.0
-2.0
-3.0
-2.5
-4.0
-3.0
12
フランス
2.0
0.5
-3.5
Mar-00
ドイツ
3.0
Mar-03
Mar-06
Mar-09
Mar-12
Mar-15
-5.0
Jun-01
Jun-04
Jun-07
Jun-10
Jun-13
Jun-16
I. マクロ経済
(11)欧州経済②
物価はデフレ懸念和らぐ、失業率改善は道半ば、景況感は良好、ECBは緩和姿勢継続
図表 26 : ユーロ圏消費者物価の推移
(%)
5.0
 出所
•
•
•
•
図表 27 :ユーロ圏失業率の推移
ユーロ圏消費者物価指数(前年同期比)
消費者物価指数の伸び
率は原油などのエネルギー
価格下落の影響が剥落
及び、ユーロ安によりマイナ
スの水準から脱する
4.0
:
図表 26 : Eurostat
のデータより新生証券
作成
図表 27 : Eurostat
のデータより新生証券
作成
図表 28 : Markit /
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 29 : ECB /
Bloombergのデータ
より新生証券作成
3.0
11.0
10.0
1.0
9.0
0.0
8.0
-1.0
Jan-04
Jan-06
Jan-08
Jan-10
Jan-12
Jan-14
Jan-16
図表 28 : ユーロ圏製造業PMIの推移
7.0
Jan-04
(%)
6.0
54
5.0
53
4.0
52
3.0
51
2.0
景況感の改善は進む。
Brexitの影響は一時的で、
継続的なユーロ安等の背景
から足元で加速している
49
48
Jun-13
Dec-13
Jun-14
Dec-14
失業率は順調に低下し
ているが金融危機以前の
水準にまでは低下してお
らず、道半ばの状況
Jan-06
Jan-08
Jan-10
Jan-12
Jan-14
Jan-16
図表 29 : ECBの政策金利推移
ユーロ圏製造業PMI
55
ユーロ圏失業率
12.0
2.0
50
13
(%)
13.0
Jun-15
Dec-15
Jun-16
ECBリファイナンス金利(政策金利)
ECB預金ファシリティ金利
ECBは預金ファシリティ金利の
マイナスを継続。2016年3月
には預金ファシリティ金利を更
に0.1%引き下げて▲0.4%に
1.0
0.0
-1.0
Dec-98
Dec-01
Dec-04
Dec-07
Dec-10
Dec-13
I. マクロ経済
(12) 中国経済
底打ちを示唆する中国経済
2016年の中国経済は低迷が続いているが、歯止めの傾向がみられている。7-9月期のGDPは前年比6.7%と金融危機以降では
最低水準ではあるものの、横ばいで推移している。
 出所
•
•
中国経済は、個人消費の堅調さが続いている。一方、過剰生産在庫の調整及び投資の減速が続いていたものの、底入れの兆
しがみえてきている。特に不動産投資は回復傾向にある。
:
図表 30 : 中国国家
統計局のデータより新
生証券作成
図表 31 : 中国国家
統計局のデータより新
生証券作成
物価については、生産者物価(PPI)が2012年3月以降54カ月連続で前年同期比マイナスが続いたが、2016年9月に漸くプラス
圏に浮上し、伸び率は加速している。消費者物価(CPI)については2%近い伸びで推移。
図表 30 : 中国GDP成長率の推移
(%)
図表 31 : 中国都市部固定資産投資の推移
(%)
中国実質GDP成長率(前年同期比)
17.0
60.0
15.0
50.0
リーマンショック後の大
規模な景気刺激策に
よって高成長を記録
13.0
14
30.0
9.0
20.0
7.0
10.0
Sep-06
Mar-09
Sep-11
投資は構造調整要因により
伸び悩みが続いているが、低
下モメンタムには歯止め。不動
産投資は回復基調
40.0
GDPの伸び率は7%を
割り込み、減速感がさら
に強まっているが、横ばい
圏となってきている。
11.0
5.0
Mar-04
固定資産投資(累計・前年同期比)
固定資産投資不動産業(累計・前年同期比)
Mar-14
Sep-16
0.0
Feb-04
Jun-07
Oct-10
Feb-14
I. マクロ経済
(13) 中国経済②:主要経済指標
図表 32 : 中国鉱工業生産指数の推移
(%)
25.0
図表 33 : 中国CPI/PPIの推移
過剰在庫の調整圧力が続
く中、生産の伸びは抑制的
ではあるものの、低下モメン
タムには一定の歯止め
20.0
 出所
•
•
•
•
:
15.0
図表 32 : 中国国家
統計局のデータより新
生証券作成
図表 33 : 中国国家
統計局のデータより新
生証券作成
図表 34 : 中国国家
統計局のデータより新
生証券作成
図表 35 : 中国人民
銀行のデータより新生
証券作成
(%)
鉱工業生産指数(前年同期比)
5.0
-5.0
Jan-08
Jan-10
Jan-12
Jan-14
図表 34 : 中国製造業PMIの推移
-10.0
Jan-04
Jan-06
Jan-08
Jan-10
Jan-12
Jan-14
Jan-16
図表 35 : 中国大手銀行預金準備率、預金・貸出金利の推移
(%)
8.0
製造業PMI
60
Jan-16
生産者物価(PPI)は長期マイ
ナス局面から脱する。CPIの
伸びは2%程度で推移
5.0
0.0
Jan-06
PPI(前年同期比)
10.0
10.0
0.0
Jan-04
CPI(前年同期比)
15.0
預金金利
大手銀行預金準備率 : 右軸
貸出金利
(%)
25.0
7.0
55
20.0
6.0
5.0
50
15.0
4.0
45
10.0
3.0
2.0
40
5.0
1.0
35
Jan-05
15
Jan-07
Jan-09
Jan-11
Jan-13
Jan-15
0.0
Feb-00
Feb-03
Feb-06
Feb-09
Feb-12
Feb-15
0.0
I. マクロ経済
(14)為替市場
為替市場
2016年上半期のドル円相場は、世界的なリスク回避の流れや、米国金融政策の不透明感から下落する展開。6月には、英の
EU離脱国民投票で離脱が確定したことを受けて、一時99円台まで急激な円高が進み、その後は100円台前半でレンジ相場と
なるが、11月の米大統領選挙やFRBによる12月追加利上げで日米金利差が大きく拡大したことから円安方向に進む。
 出所
•
•
図表 36 : USD/JPYの推移
:
図表 36 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 37 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
(円)
金融政策に関するイベント
USD/JPY
130
原油先物大幅安
(2016/1)
125
FRBイエレン議長、世界
経済の鈍化リスクから利
上げに慎重姿勢
(2016/3)
120
115
その他のイベント
英、EU離脱を決定、ドル
円は一時99円台を示現
(2016/6)
110
105
100
米FOMCで利上げ
決定
(2015/12)
95
Dec-15
Jan-16
米大統領選でトランプ氏
勝利、日米金利差拡大
(2016/11)
日銀、イールドカーブ
コントロール政策導入
(2016/9)
日銀、マイナス金利
導入決定
(2016/1)
Feb-16
Mar-16
米FOMCで
追加利上げ
(2016/12)
Apr-16
May-16
Jun-16
Jul-16
Aug-16
Sep-16
Oct-16
Nov-16
図表 37 : EUR/USDの推移
(米ドル)
ECB、追加金融緩和を実
施、預金ファシリティ金利の
マイナス幅拡大
(2015/12)
1.18
1.16
1.14
EUR/USD
米大統領選でトランプ
氏勝利(2016/11)
米FOMCで
追加利上げ
(2016/12)
1.12
1.10
1.08
1.06
1.04
1.02
米FOMCで利上げ
決定
(2015/12)
1.00
Dec-15
16
Jan-16
ECB、追加金融緩和を実施も
ドラギ総裁追加利下げを想定
せずと発言(2016/3)
Feb-16
Mar-16
Apr-16
ジャクソンホール会合でイエ
レンFRB議長、フィッシャー
同副議長の発言により年
内米利上げ観測高まる
(2016/8)
英、EU離脱を決定
(2016/6)
May-16
Jun-16
Jul-16
Aug-16
Sep-16
Oct-16
Nov-16
I. マクロ経済
(15)為替市場②:新興国通貨(対ドル)
新興国通貨:下げ止まりの傾向があるものの、足元でドル高が進んでおり資金流出懸念浮上
図表 38 : AUD/USDの推移
(米ドル)
0.80
 出所
•
•
•
•
図表 39 : NZD/USDの推移
(米ドル)
0.76
AUD/USD
0.74
0.78
:
図表 38 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 39 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 40 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 41 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
0.72
0.76
0.70
0.74
0.68
0.72
0.66
0.70
0.68
Dec-15
0.64
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
図表 40 : USD/BRLの推移
(ブラジルレアル)
4.40
Feb-16
Apr-16
(トルコリラ)
3.60
USD/BRL
Jun-16
Aug-16
Oct-16
Aug-16
Oct-16
USD/TRY
3.50
3.40
4.00
3.30
3.80
3.20
3.60
3.10
3.00
3.40
2.90
3.20
17
0.62
Dec-15
図表 41 : USD/TRYの推移
4.20
3.00
Dec-15
NZD/USD
2.80
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
2.70
Dec-15
Feb-16
Apr-16
Jun-16
I. マクロ経済
(16)為替市場③:新興国通貨(対円)
新興国通貨:下落基調が続いたものの、年後半から円安方向
図表 42 : AUD/JPYの推移
(円)
90
 出所
•
•
•
•
図表 43 : NZD/JPYの推移
(円)
AUD/JPY
NZD/JPY
85
88
:
86
図表 42 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
84
図表 43 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
78
図表 44 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 45 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
82
82
79
80
76
76
74
73
72
70
Dec-15
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
図表 44 : BRL/JPYの推移
(円)
Jun-16
Aug-16
Oct-16
Aug-16
Oct-16
TRY/JPY
44
42
34
40
33
32
38
31
36
30
34
29
32
28
18
Apr-16
(円)
35
27
Dec-15
Feb-16
図表 45 : TRY/JPYの推移
BRL/JPY
36
70
Dec-15
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
30
Dec-15
Feb-16
Apr-16
Jun-16
I. マクロ経済
(17)為替市場④:ベーシススワップ
ドル円ベーシススワップは依然としてドル調達コストの高止まりを示唆
図表 46 : ドル円ベーシススワップの推移
(bp)
-60
 出所
•
•
3Y
5Y
10Y
-65
:
図表 46 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 47 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
-70
-75
-80
-85
-90
米大統領選挙以降のドル高や、
12月利上げ観測からドル円ベーシ
ススワップはタイトニング状況
-95
-100
-105
Dec-15
Jan-16
Feb-16
Mar-16
Apr-16
May-16
Jun-16
Jul-16
Aug-16
Sep-16
Oct-16
Nov-16
図表 47 : ユーロドルベーシススワップの推移
(bp)
-25
3Y
5Y
10Y
-30
-35
-40
-45
-50
-55
-60
Nov-15
19
Dec-15
Jan-16
Feb-16
Mar-16
Apr-16
May-16
Jun-16
Jul-16
Aug-16
Sep-16
Oct-16
Nov-16
I. マクロ経済
(18)米大統領選挙と金融市場
米大統領選挙
2016年11月8日に、米大統領選挙の投開票が行われ、大方の予想に反して共和党ドナルド・トランプ氏が当選を果たした。また、
上下両院の議会選挙も行われ、両院ともに共和党が過半数を握る結果となった。
 出所
•
•
:
図表 48 : 米大統領選・議会選の結果(2016/12/12現在)
図表 48 : 各種メディ
アのデータより新生証
券作成
大統領選
図表 49 : リアル・クリ
ア・ポリティクスの米大
統領選世論調査平
均のデータより新生証
券作成
(%)
53.0
過半数:270
Clinton
232
図表 49 : 米大統領選世論調査推移
Trump
306
Trump
Clinton
51.0
メール問題で
FBIが再捜査
49.0
47.0
上院選
過半数:50
45.0
民主党48
共和党51
43.0
41.0
下院選
39.0
過半数:218
女性スキャンダ
ル問題浮上
37.0
民主党194
共和党239
35.0
Nov-15
20
Jan-16
Mar-16
May-16
Jul-16
Sep-16
Nov-16
I. マクロ経済
(19)米大統領選挙と金融市場②
米大統領選挙各州獲得状況
図表 50 : 米大統領選各州獲得
 出所
•
:
図表 50 : 各種メディ
アのデータより新生証
券作成
激戦州であるオハイオ州
及びフロリダ州でトランプ氏
勝利の報道からマーケット
が一時混乱に陥る
21
I. マクロ経済
(20)米大統領選挙と金融市場③
トランプ氏の経済政策
トランプ次期大統領の経済政策としては(これまで主張した内容が実際に政策に反映された場合の前提ではあるが)、①通商関
係の見直し、② 金融規制の緩和、③ヘルスケア政策の見直し、④インフラ投資拡大、⑤法人税率の引き下げ、⑥所得税区分
の見直しなどが挙げられる。
 出所
•
図表 51 : トランプ氏が主張した各種経済政策
:
図表 51 : 各種メディ
ア報道より新生証券
作成
22
経済政策の項目
概要
考え得る効果・影響
金融市場のファースト・インプレッション
(2016/11/9 NY市場)
通商関係の見直し
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加交
国内産業を保護し雇用を維持させようとする政策では 一時ドル安に進行したものの、米金利の上昇によ
渉からの脱退、NAFTA(北米自由貿易協定)離
りドル高に進行
あるが、保護主義的な動きに懸念の声がある
脱の検討
金融規制
金融危機以降の規制強化を起因とする金融機関の
低迷する収益環境を改善させる可能性がある。一方で
過度なリスクテイクを招く(テールリスク)懸念や国際的な
金融規制強化のフレームワークに変化が生じていく可
金融株の急騰、金融セクターのクレジットリスクの
ドット=フランク法の緩和・廃止、グラス・スティーガ
能性も指摘される(一方上院民主党の抵抗により実現
ル法(銀証分離)の復活
低下
可能性には疑問との見方も)。証券化関連ではリスク・
リテンションの取扱にも注目が集まるものと考えられる。
一方グラス・スティーガル法復活については民主・共和
党ともに議会で異論があるとされる
ヘルスケア政策の見直し
医療保険制度改革(オバマケア)の見直し、撤廃
インフラ投資拡大
老朽化したインフラの再建、修復に5500億ドル 米国ではインフラ更新需要が大きいとされているため、
インフラ投資関連銘柄の株価上昇
程度の投資を見込む
経済効果が見込まれるとの見方が優勢
法人税率の引き下げ
法人税率を現行35%から15%に引き下げ
所得税区分の見直し
所得に応じて従来の10%・15%・25%・28%・
富裕層に対する減税効果が見込まれる一方で、全体
33%・35%・39.6%という区分を12%・25%・33% 的には減税効果は薄いとみられ、財政負担拡大懸念 に簡素化
も生ずる
保険会社に競争を促すことにより医療保険料に引き下
保険株の上昇
げ圧力が掛るが、無保険者の再拡大への懸念
米企業の海外に留保されている利益が国内に還流さ
米国債イールドカーブのスティープ化(米10年債は
れる可能性がある一方で、歳入不足による財政負担
2.0%を超える)
拡大への懸念。債務上限問題の再燃も
I. マクロ経済
(21)米大統領選挙と金融市場④
米大統領選挙と金融市場
米大統領選挙直前にFBIがメール不正問題でヒラリー・クリントン氏の再捜査を行うことを決めた時期から「トランプ・リスク」が急浮
上。恐怖指数と呼ばれるVIX指数が急上昇。
大統領選挙開票で、オハイオ、フロリダ両州でトランプ氏優勢・勝利が伝わるとパニック的なドル安、株価急落を引き起こした。
 出所
•
•
:
図表 52 :
Bloomberg、リアル・
クリア・ポリティクスの米
大統領選世論調査
平均のデータより新生
証券作成
図表 53 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
大統領選挙後のトランプ氏の勝利演説が穏当な内容であったことや、金融規制緩和による銀行セクター等の収益環境好転を期
待して金融株主導で株式市場は「トランプ・ラリー」の様相を呈す。リスク選好が強まったことや、日米金利差拡大により円安・ドル
高が加速。一方財政負担拡大懸念から債券は大幅安、米国債イールドカーブはスティープニングが進む。米10年債利回りは2%
を大きく超える水準に。
図表 52 : VIX指数とトランプ氏支持率
25
VIX指数
図表 53 : 大統領選挙前後のS&P500先物の推移
Trump支持率 : 右軸
20
(%)
46.0
2,200
45.0
2,180
44.0
43.0
15
42.0
S&P500先物
オハイオ・フロリダ
でトランプ氏が逆
転優勢→勝利と
伝わる
2,160
2,140
2,120
2,100
41.0
10
40.0
5
0
2016/8/5
23
「トランプ・リスク」の高まりを背景に株
式市場のボラティリティが高くなるとの
見方を示す投資家が増大
2016/9/5
2016/10/5
2016/11/5
39.0
2,080
2,060
2,040
オハイオ・フロリダ
でクリントン氏優
勢と伝わる
38.0
2,020
37.0
2,000
2016/11/9 0:10
トランプ氏
勝利演説
金融規制緩
和期待から金
融株急騰
2016/11/9 22:28
2016/11/11 2:42
I. マクロ経済
(22)米大統領選挙と金融市場⑤
米大統領選挙と金融市場②
図表 54 : ドルインデックスの推移
図表 55 : 大統領選挙前後のUSD/JPYの推移
(円)
ドルインデックス
 出所
•
•
•
•
:
図表 54 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 55 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 56 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 57 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
USD/JPY
108
100
オハイオ・フロリダ
でトランプ氏が
逆転優勢→勝
利と伝わる
107
99
106
105
98
104
97
96
95
2016/11/8
0:05
103
オハイオ・フロリダ
でクリントン氏優
勢と伝わる
2016/11/8
16:09
102
オハイオ・フロリダでトランプ氏
が逆転優勢→勝利と伝わる
2016/11/9
6:19
2016/11/9
22:23
2016/11/10 2016/11/11
14:27
4:37
図表 56 : 米10年債利回りの推移
(%)
2.2
米金利の上昇傾向
からドル買い
オハイオ・フロリダ
でクリントン氏優
勢と伝わる
101
100
2016/11/8
0:06
2016/11/8
18:14
2016/11/9
12:22
2016/11/10
6:42
2016/11/11
0:50
図表 57 : 米大統領選前後の米国債イールドカーブとその変化
(%)
3.0
米10年債利回り
2016/11/10
2016/11/9
2016/11/8
2.5
2.0
2.1
1.5
1.0
2.0
0.5
0.0
1.9
20
2016/11/9 16:00
2016/11/10 6:19
2016/11/10 22:18
0
24
1Y 3Y 5Y 7Y
(bp)(上記差分)
40
1.8
1.7
2016/11/9 0:01
1M
10Y
2016/11/10-2016/11/8
30Y
2016/11/10-2016/11/9
I.
Chapter
II
バンキングを巡る情勢
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
3.
国内証券化発行一覧
II. バンキングを巡る情勢
(1)日銀資金循環統計による部門別の金融資産・負債残高
日銀資金循環統計による部門別の金融資産・負債残高(2016年6月)
図表 58 : 部門別の金融資産・負債残高
負債
 出所
•
図表 58 : 日銀「資金
循環統計」(2016/9)
のデータより新生証券
作成
資産
預金取扱機関
家計 (合計 383)
:
負債
資産
借入
317
貸出
726
預金
1,388
その他
65
証券
406
証券
86
借入
348
貸出
証券
724
証券
その他
303
民間非金融法人(合計 1,375)
家計 (合計1,746)
現金・預金
証券
保険・年金準備金
その他
920
258
520
49
保険・年金基金
49 保険・年金準備金
523
386
その他金融仲介機関
一般政府(合計 1,277)
借入
160
証券
1,088
その他
29
貸出
446 財政融資資金預託金
証券
119
38
民間非金融法人(合計 994)
現金・預金
242
証券
298
その他
454
一般政府(合計 532)
借入
220
財政融資資金委託金
416
32
証券
証券
194
その他
306
中央銀行
海外(合計 577)
証券
303
貸出
157
その他
117
資産
26
貸出
34
現金
101
証券
415
日銀預け金
303
海外(合計 904)
国内資金循環のメインストリームは、家計及び民間非金融
法人の現金・預金が預金取扱機関や保険・年金基金を通
じて一般政府の証券(国債)や民間非金融法人の証券(株
式・債券)に流れ、最終的には中央銀行に流れる傾向が続く
証券
519
借入
130
その他
255
負債
単位:兆円
II. バンキングを巡る情勢
(2)国内銀行の預貸率・貸出動向
国内銀行の預貸率・貸出動向
預貸率は減少傾向。貸出は増えているものの、企業及び家計の預金選好が強く、預金流入が依然として高水準であり、預貸
ギャップは拡大傾向となっている。
貸出は2010年以降回復基調続く。消費者信用向け貸出の伸びが続いている。
 出所
•
•
•
•
図表 59 : 国内銀行の預金(負債)の伸びの推移(前年同期比)
:
図表 59 : 日銀「資金
循環統計」 (2016/9)
のデータより新生証券
作成
図表 60 : 日銀「資金
循環統計」 (2016/9)
のデータより新生証券
作成
図表 61 : 日銀「資金
循環統計」 (2016/9)
のデータより新生証券
作成
図表 62 : 日銀「資金
循環統計」 (2016/9)
のデータより新生証券
作成
(%)
5.0
図表 60 : 国内銀行の預貸率推移
預金(前年同期比)
3.9 %
4.0
2.0
80.0
0.0
Mar-02
Mar-05
Mar-08
Mar-11
70.0
Mar-99
Mar-14
図表 61 : 国内銀行の貸出(資産)の伸びの推移(前年同期比)
(%)
8.0
70.9%
Mar-02
Mar-05
Mar-08
Mar-11
Mar-14
図表 62 : 国内銀行の種類別貸出(資産)の伸びの推移(前年同期比)
(%)
15.0
貸出(前年同期比)
6.0
住宅貸付(前年同期比)
消費者信用(前年同期比)
企業・政府向け(前年同期比)
10.0
4.0
2.0
足元は消費者信用の
伸びがみられる
5.0
2.2%
0.0
-2.0
-4.0
0.0
-5.0
-6.0
-10.0
-8.0
27
預金流入が拡大し、
貸出増加を上回る
ペースとなることから、
預貸率が低下傾向
90.0
1.0
-10.0
Mar-99
預貸率
100.0
3.0
-1.0
Mar-99
(%)
110.0
Mar-02
Mar-05
Mar-08
Mar-11
Mar-14
-15.0
Mar-99
Mar-02
Mar-05
Mar-08
Mar-11
Mar-14
II. バンキングを巡る情勢
(3)国内銀行の貸出以外の金融資産動向(有価証券等)
国内銀行の貸出以外の金融資産動向(有価証券等)
貸出を除いたベースでは、2013年以降の量的・質的緩和による国債買入オペに積極的に応じるようになったことから、国内銀行
の国債保有残高は減少傾向にある。これにより、日銀預け金(日銀当座預金)の残高は急拡大。国内銀行の2016年6月末時
点の残高は179兆円に達する。
 出所
•
•
株式等は、2012年以降の株高局面で時価総額が上昇したことから増加傾向にあったが、2015年夏以降の市場の混乱により減
少、その後相場がボックス圏で推移していることから資産評価額は横ばい。
:
図表 63 : 日銀「資金
循環統計」 (2016/9)
のデータより新生証券
作成
図表 64 : 日銀「資金
循環統計」(2016/9)
のデータより新生証券
作成
対外証券投資については、国内アセットの運用難から積み上げをはかってきたが、足元はドルファンディングコストの上昇を背景に
頭打ち。
図表 63 : 国内銀行の保有金融資産推移
(億円)
2,000,000
1,800,000
日銀預け金
政府関係機関債
事業債
対外証券投資
1,600,000
図表 64 : 国内銀行の金融資産の構成(2016年6月)
国債・財投債
地方債
株式等・投資信託受益証券
2013年4月の量的・質的緩
和以降、国債保有が減る一
方で、日銀預け金が急拡大
1.3%
2.5%
1.7%
1.1%
0.6%
0.6%
対外証券投資
株式等・投資信託受益証券
5.7%
1,400,000
政府関係機関債
5.8%
1,200,000
事業債
地方債
債権流動化関連商品
800,000
CP
14.6%
600,000
金融債
国庫短期証券
400,000
16.9%
200,000
28
42.0%
7.3%
1,000,000
0
Mar-98
国債・財投債
信託受益権
居住者発行外債
Mar-01
Mar-04
Mar-07
Mar-10
Mar-13
Mar-16
*債券や株式については時価で計上
II. バンキングを巡る情勢
(4)銀行収益環境
銀行収益環境
日銀のマイナス金利導入によるベース金利の低下が著しく、またクレジットスプレッドもタイトな状況が続く中で、銀行の貸出金利
回りはさらに低下しており、銀行の利鞘確保は厳しい状況となっている。そのため、各銀行とも運用上、有価証券のアロケーション
見直しを行っており、国債を減らす一方で、外債*1を含むその他有価証券の保有を拡大させて有価証券利回りの向上を図ってい
る。
 *1
但し、ドル調達コスト
が高止まりしていることに
は留意
図表 65 : 業態別銀行各種利回り・利鞘推移
 出所
•
•
:
(%)
図表 65 : 全国銀行
協会のデータより新生
証券作成
図表 66 :全国銀行
協会のデータより新生
証券作成
図表 66 : 業態別銀行の有価証券残高推移
都市銀行/貸出金利回り
地方銀行/貸出金利回り
第二地銀/貸出金利回り
都市銀行/有価証券利回り
地方銀行/有価証券利回り
第二地銀/有価証券利回り
都市銀行/総資金利鞘
地方銀行/総資金利鞘
第二地銀/総資金利鞘
2.5
2.0
都市銀行
FY2011
国債
FY2012
地方債
FY2013
社債
FY2014
株式
FY2015
その他有価証券
0%
20%
40%
60%
80%
100%
地方銀行
FY2011
1.5
国債
FY2012
地方債
FY2013
社債
FY2014
株式
FY2015
1.0
その他有価証券
0%
20%
40%
60%
80%
100%
第二地銀
運用の柔軟化により有価
証券利回りは改善傾向
0.5
FY2011
国債
FY2012
地方債
FY2013
社債
FY2014
0.0
29
株式
FY2015
FY2011
FY2012
FY2013
FY2014
FY2015
0%
20%
40%
60%
80%
100%
その他有価証券
II. バンキングを巡る情勢
(5)マイナス金利導入とバンキングについて
•
日銀によるマイナス金利導入以降の日銀当座預金
:
2016年2月から運用開始されたマイナス金利政策について、2016年9月時点(平残)で当座預金にマイナスが付利される金額は
やや増加し、ゼロ金利が適用される金額が大幅増加する形となっている。
図表 67・68: 日銀
「業態別の日銀当座
預金残高」のデータよ
り新生証券作成
業態別では、ゆうちょ銀行を含む「その他準備預金制度適用先」や信託銀行にマイナス金利が付利される傾向*1があり、これらの
金融機関にはコスト負担が掛る状態が続いている。
 *1
日銀では、それぞれ
の業態で政策金利残
高が増えた理由につい
て、信託銀行は、「マイ
ナス金利での運用を控
えた投資信託や年金等
の余剰資金が、短期金
融市場での運用から、
信託銀行の『銀行勘定
貸』に振り向けられたこと
が影響している」としてお
り、その他準備預金制
度適用先は、「一部の
先が国債の償還金を日
銀当座預金に積み上げ
た一方、マイナス金利で
資金放出を行う先が引
き続き限定されているこ
と」を要因としている。日
銀「2015年度の金融市
場調節」を参照
( https://www.boj.o
r.jp/research/brp/r
on_2016/data/ron1
60603a.pdf )
30
図表 67 : 日銀当座預金残高推移(平残)
(億円)
プラス金利残高
3,500,000
図表 68 : 業態別当座預金残高(2016年9月・平残)
ゼロ金利残高
(億円)
マイナス金利残高
900,000
800,000
3,000,000
232,580
700,000
600,000
2,500,000
223,034
702,120
224,069
500,000
400,000
2,000,000
300,000
200,000
1,500,000
154,270
100,000
1,000,000
2,093,433
2,080,130
500,000
0
Feb-16
Mar-16
Apr-16
May-16
Jun-16
Jul-16
Aug-16
Sep-16
0
0
1,830
10,250
20,350
53,440
2,120 1,250
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
プラス金利残高
ゼロ金利残高
マイナス金利残高
 出所
都市銀行 地方銀行 第二地銀 外国銀行 信託銀行 その他準 準備預金
備預金制 制度非適
度適用先 用先
証券
II. バンキングを巡る情勢
(6)マイナス金利導入とバンキングについて②
貸出金利水準と貸出動向の変化
マイナス金利導入の目的は、イールドカーブの低下を促し、結果的にポートフォリオリバランス効果をもたらし、貸出等が増加して経
済を活性化させる狙いがある。量的・質的金融緩和及びマイナス金利導入、あるいはイールドカーブコントロール政策の結果、イー
ルドカーブがフラットニングとなり、貸出金利にも波及し、同金利も一層押し下げられている。
 出所
•
•
他方、貸出金利が押し下げられたにも関わらず、企業の手元資金が余剰であることから、資金需要は、全体からみればそれ程大
きくは盛り上がっていない。しかし、不動産業や個人による貸家業等(アパートローンや投資用マンションローン)の設備資金への貸
出は大きく伸びており(特に不動産業向け新規融資はバブル時を超える)、低金利が続く中、資産運用としての不動産投資への
ニーズが高水準であることを示唆している。
:
図表 69: 日銀「貸出
約定平均金利」の
データより新生証券作
成
図表 70 : 日銀「貸出
先別貸出金」のデータ
より新生証券作成
図表 69 : 貸出平均約定金利(新規・国内銀行)の推移
(%)
貸出約定平均金利(新規)
図表 70 : 不動産設備資金新規貸出額(国内銀行・信用金庫)の推移
(億円)
(3カ月移動平均)
50,000
2.5
45,000
不動産新規融資額(国内銀行+信用金庫)
(%)
うち個人による貸家業
不動産新規融資額(国内銀行+信用金庫)(前年同期比) : 右軸 60.0
うち個人による貸家業 : 右軸
40.0
40,000
2.0
20.0
35,000
30,000
1.5
0.0
25,000
-20.0
20,000
1.0
15,000
-40.0
10,000
0.5
-60.0
5,000
0.0
Jan-98
31
Jul-00
Jan-03
Jul-05
Jan-08
Jul-10
Jan-13
Jul-15
0
Sep-85
Sep-90
Sep-95
Sep-00
Sep-05
Sep-10
Sep-15
-80.0
I.
Chapter
III
株式市場
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
III. 株式市場
(1)国内株式市場
国内株式市場
 出所
•
2016年の株式市場は、原油相場の急落に端を発した世界的なリスク回避ムードの中で下落してスタート。Brexitなどを受けて急
落・急騰はあるものの、15,000-18,000円内でのボックス相場で推移していたが、足元はトランプ氏が大統領選挙で勝利したこと
を受けて、所謂「トランプ・ラリー」効果で金融株中心に上昇基調、12月に入り19,000円台で推移。今後はトランプ次期大統領
の打ち出す政策の実効性や、米FRBの金融政策動向に注目。
:
図表 71 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 71 : 2016年の日経平均株価推移と主要なイベント
(円)
20,000
米FOMCで利上
げ決定
(2015/12)
19,000
金融政策に関するイベント
日経平均株価
3月日銀短観で大企
業製造業業況判断
DIが6に低下
(2016/4)
日銀、マイナス金利
を導入決定
(2016/1)
安倍首相、28兆円超
の経済対策を打ち出す
(2016/7)
英、EU離脱に関する国
民投票を実施、同国の
EU離脱が確定
(2016/6)
欧州で金融株が急落
(2016/2)
18,000
その他のイベント
17,000
米FOMCで追
加利上げ決定
(2016/12)
16,000
米大統領選挙でトラン
プ氏が当選
15,000
原油価格が2003年12
月以来の30ドル割れ
(2016/1)
14,000
Dec-15
33
Jan-16
Feb-16
日銀、ETF買入金額
の倍増を決定
(2016/7)
Mar-16
Apr-16
May-16
Jun-16
Jul-16
日銀、長短金利操
作付き量的・質的
緩和の導入
(2016/9)
Aug-16
Sep-16
(2016/11)
日米金利差拡大により円
安進む(2016/11-12)
Oct-16
Nov-16
III. 株式市場
(2) エクイティファイナンス動向
エクイティファイナンス動向
エクイティファイナンスは2015年は日本郵政グループなど、大型上場がみられたが、2016年に入り、市場が不安定となると低調な
結果となっている。大型IPOとしては、7月にLINE、10月にJR九州が上場。
図表 72 : 2006年以降のエクイティファイナンス推移
 出所
•
(百万円)
:
図表 72 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
1,400,000
株券募集(PO)
金融危機に
伴う資本市
場の混乱
株券売出(PO)
金融危機以
降資本増強に
動き出す
株券公募(IPO)
株券売出(IPO)
転換社債型新株予約権付社債券(公募)
震災後エクイティファイナンス
による調達が低迷
コミットメント型ライツ・オファリング
株高により再びエクイティ調達が活発化、
日本郵政Gなど大型上場も
1,200,000
日本郵政G上場
(2015/11)
1,000,000
800,000
600,000
400,000
200,000
0
Jan-09
34
Jul-09
Jan-10
Jul-10
Jan-11
Jul-11
Jan-12
Jul-12
Jan-13
Jul-13
Jan-14
Jul-14
Jan-15
Jul-15
Jan-16
Jul-16
III. 株式市場
(3) 2016年のIPO一覧①
2016年のIPO一覧
図表 73 : 2016年のIPO一覧
 出所
•
:
図表 73 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
35
証券コード
3930
3931
7811
2884
2424
1436
6187
6188
6615
7184
3537
3932
7185
3467
6189
6190
6237
9466
3933
3538
3934
3922
6191
6192
3504
3935
3936
3539
9281
6194
6195
3541
2820
銘柄名
はてな
バリューゴルフ
中本パックス
ヨシムラ・フード・ホールディングス
ブラス
フィット
LITALICO
富士ソフトサービスビューロ
ユー・エム・シー・エレクトロニクス
富山第一銀行
昭栄薬品
アカツキ
ヒロセ通商
アグレ都市デザイン
グローバルグループ
フェニックスバイオ
イワキポンプ
アイドママーケティングコミュニケーション
チエル
ウイルプラスホールディングス
ベネフィットジャパン
PRTIMES
エボラブルアジア
ハイアス・アンド・カンパニー
丸八ホールディングス
エディア
グローバルウェイ
ジャパンミート
タカラレーベン・インフラ投資法人
アトラエ
ホープ
農業総合研究所
やまみ
上場日
2016/2/24
2016/3/2
2016/3/3
2016/3/4
2016/3/9
2016/3/11
2016/3/14
2016/3/15
2016/3/15
2016/3/15
2016/3/16
2016/3/17
2016/3/18
2016/3/18
2016/3/18
2016/3/18
2016/3/18
2016/3/18
2016/3/22
2016/3/24
2016/3/24
2016/3/31
2016/3/31
2016/4/5
2016/4/8
2016/4/15
2016/4/19
2016/4/21
2016/6/2
2016/6/15
2016/6/15
2016/6/16
2016/6/17
市場
東M
東M
東2
東M
東M
東M
東M
JQS
東1
東1
JQS
東M
JQS
JQS
東M
東M
東2
東M
JQS
JQS
東M
東M
東M
東M
名2
東M
東M
東2
東I
東M
東M
東M
JQS
仮条件
700
1,240
1,440
850
4,370
1,810
930
890
3,400
590
1,330
1,930
830
1,700
2,200
2,400
1,970
1,540
810
1,880
2,020
1,210
1,680
850
670
1,510
2,760
1,010
100,000
5,030
1,400
1,010
1,690
公募価格
800
1,280
1,470
880
4,370
1,890
1,000
890
3,000
470
1,350
1,930
830
1,730
2,000
2,400
2,000
1,440
810
1,880
1,980
1,340
1,800
950
680
1,630
2,960
1,010
100,000
5,400
1,400
1,050
1,690
吸収金額(百万円)
694
471
1,890
336
1,050
2,210
1,760
720
7,110
3,050
465
7,320
1,040
477
4,150
1,130
1,380
2,640
425
1,130
1,020
1,170
2,060
513
1,240
455
442
4,870
4,740
1,390
432
446
2,070
初値
3,025
3,215
1,480
1,320
4,650
1,741
1,880
1,010
2,480
500
2,001
1,775
830
3,505
3,200
2,350
2,050
1,230
2,151
1,729
3,310
2,130
2,670
2,750
757
3,165
14,000
1,040
109,900
12,720
3,220
1,870
1,751
III. 株式市場
(4) 2016年のIPO一覧②
2016年のIPO一覧
図表 74 : 2016年のIPO一覧
 出所
•
:
図表 74 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
36
証券コード
3937
6196
7187
6193
6198
3542
6197
3543
6199
3938
3469
6200
6531
3545
6532
3547
3939
6533
3940
3960
3961
3962
3963
3474
3965
4189
7190
3966
9142
6535
1438
3548
銘柄名
AWSホールディングス
ストライク
ジェイリース
バーチャレクス・コンサルティング
キャリア
ベガコーポレーション
ソラスト
コメダホールディングス
セラク
LINE
デュアルタップ
インソース
リファインバース
デファクトスタンダード
ベイカレント・コンサルティング
串カツ田中
カナミックネットワーク
デジタルアイデンティティ
ノムラシステムコーポレーション
バリューデザイン
シルバーエッグ・テクノロジー
チェンジ
シンクロ・フード
G-FACTORY
キャピタル・アセット・プランニング
KHネオケム
マーキュリアインベストメント
ユーザベース
九州旅客鉄道
アイモバイル
岐阜造園
バロックジャパンリミテッド
上場日
2016/6/21
2016/6/21
2016/6/22
2016/6/23
2016/6/27
2016/6/28
2016/6/29
2016/6/29
2016/7/1
2016/7/15
2016/7/21
2016/7/21
2016/7/28
2016/8/31
2016/9/2
2016/9/14
2016/9/14
2016/9/14
2016/9/16
2016/9/26
2016/9/27
2016/9/27
2016/9/29
2016/9/30
2016/10/7
2016/10/12
2016/10/17
2016/10/21
2016/10/25
2016/10/27
2016/11/1
2016/11/1
市場
東M
東M
東M
東M
東M
東M
東1
東1
東M
東1
JQS
東M
東M
東M
東M
東M
東M
東M
JQS
東M
東M
東M
東M
東M
JQS
東1
東2
東M
東1
東M
名2
東1
仮条件
2,400
2,940
3,100
1,030
1,850
1,440
1,270
1,960
1,360
2,800
1,060
520
1,700
1,630
2,360
3,610
2,760
1,540
920
1,860
850
1,150
1,960
3,080
1,960
1,670
1,640
2,510
2,450
1,240
1,000
2,240
公募価格
吸収金額(百万円)
2,490
314
3,440
899
3,100
1,010
1,090
1,350
1,950
1,190
1,600
1,540
1,300
14,700
1,960
60,100
1,500
1,440
3,300
132,800
1,110
561
520
1,160
1,700
322
1,630
2,060
2,100
28,300
3,900
1,620
3,000
759
1,540
638
960
525
2,040
687
900
538
1,200
588
2,100
1,690
3,240
815
2,000
368
1,380
41,900
1,450
1,510
2,510
2,120
2,600
416,000
1,320
8,410
1,150
529
2,000
27,500
初値
8,350
7,770
4,170
1,235
3,870
2,000
1,222
1,867
3,900
4,900
2,520
810
2,770
2,300
1,963
4,425
8,600
2,900
1,450
4,315
2,622
2,999
2,970
5,000
4,600
1,306
1,390
2,908
3,100
1,230
1,191
1,900
III. 株式市場
(5)2016年のREIT市場
2016年のREIT市場
2016年のREIT市場は、春先まで魅力的な投資対象として買われてきたものの、配当利回りが低水準になっていたことや取引価
格に過熱感が生じてきたことから、調整色を強めていたが、米大統領選挙後戻り基調となっている。
 出所
•
•
•
•
2016年はインフラファンド市場が創設され、再生可能エネルギープロジェクトを手掛けるタカラレーベン・インフラ投資法人が上場し
た。REITの上場件数は2016年11月11日時点で7件(東証ベース)となっており、高水準をキープしている。
:
図表 75:
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図76: 東証のデータよ
り新生証券作成
図77: Bloombergの
データより新生証券作
成
図78: Bloombergの
データより新生証券作
成
主なREIT銘柄のキャップレートが過去最低水準にあることや、どのアセットクラスにおいても稼働率も高くなっており、賃借市場のファ
ンダメンタルズは良好であることが示唆されている。
図表 75 : 東証REIT指数の推移
2,000
1,950
1,900
1,850
1,800
1,750
1,700
1,650
1,600
Dec-15
図表 76 : REITの上場(東証)件数推移
配当利回り : 右軸
東証REIT指数
Mar-16
Jun-16
Sep-16
(%)
3.6
3.5
3.4
3.3
3.2
3.1
3.0
2.9
2.8
Dec-16
図表 77 : 時価総額上位銘柄のキャップレート推移
(%)
8.0
7.0
8952(ジャパンリアルエステイト)
8960(ユナイテッド・アーバン)
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
4
2
件数
8
5
3
2
1
0
6
7
3
2
0
6
0
2001200220032004200520062007200820092010201120122013201420152016
(%)
100
98
96
5.0
94
4.0
92
2001H2 2003H2 2005H2 2007H2 2009H2 2011H2 2013H2 2015H2
8
図表 78 : 時価総額上位銘柄の稼働率推移
6.0
3.0
37
8951(日本ビルファンド)
8953(日本リテールファンド)
8954(オリックス不動産)
(件数)
90
2001H2
8951(日本ビルファンド)
8953(日本リテールファンド)
8954(オリックス不動産)
2003H2
2005H2
2007H2
2009H2
8952(ジャパンリアルエステイト)
8960(ユナイテッド・アーバン)
2011H2
2013H2
2015H2
I.
Chapter
IV
債券市場
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
3.
国内証券化発行一覧
IV. 債券市場
(1)円債市場
2016年の円債市場
円債市場は日銀によるマイナス金利政策を受け年前半は金利が大幅に低下、7月8日には10年債で一時▲0.30%を付ける。
 出所
•
一方、7月の日銀金融政策決定会合で、9月に異次元緩和の「総括的検証」を行うと公表、緩和手段限界論が台頭したことか
ら、長期金利はマイナス幅を大きく縮小させる。9月のイールドカーブコントロール政策導入以降、長期金利はゼロ%近辺で推移す
るも、年末にかけて米国で金利上昇圧力が強まっていることを受け、円債にもやや金利上昇圧力が掛っている。
:
図表 79 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 79 : 2016年の10年債利回り推移
(%)
10年債利回り
原油先物相場急落、
世界的にリスク回避
(2016/1)
0.4
0.3
日銀、指値オペ実施
(2016/11)
FOMCにて利上げに対して
慎重な見方増える
(2016/6)
0.1
英、EU離脱に関する国民投
票を実施、同国のEU離脱が
確定(2016/6)
0.0
米FOMCで利上げ決定
(2015/12)
-0.2
日銀、イールドカーブコントロー
ル政策導入・「総括的検証」
(2016/9)
日銀、マイナス金利導入決定
(2016/1)
-0.4
Dec-15
米FOMCで追加
利上げ決定
(2016/12)
日銀黒田総裁、マイナス金利
政策の副作用に言及
(2016/9)
-0.3
39
その他のイベント
米大統領選でトラン
プ氏勝利(2016/11)
安倍首相、消費増税
再延期を決定
(2016/6)
0.2
-0.1
金融政策に関するイベント
日銀、追加緩和もETF買入
増加に留まり、量的緩和の
限界論浮上(2016/7)
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
Dec-16
IV. 債券市場
(2)円債市場②:イールドカーブ
イールドカーブの形状変化(2016年12月15日基準)
図表 80 : 円債市場のイールドカーブ
2016/12/15(直近)
2015/12/15(1年前)
(%)
2.0
 出所
•
:
図表 80 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
1.5
2016/7/27(長期金利過去最低)
2013/4/3(量的・質的緩和政策決定)
2016/1/29(マイナス金利導入決定時)
2016年7月以降、イールドカーブはスティープニング。当面は世
界的にイールドカーブのスティープニング圧力が掛りやすいが、円
債のイールドカーブは日銀のイールドカーブコントロール政策によ
り、形状変化はモデレートなものに留まると見込まれる
1.0
0.619
0.730
0.863
0.5
0.0
-0.201
-0.326
-0.5
6M 1Y 2Y 3Y 4Y 5Y 6Y 7Y 8Y 9Y 10Y
(bp)(上記差分)
60
40
20
0
-20
-40
-60
-80
-100
40
0.079
-0.069
2016/12/15-2016/7/27
15Y
2016/12/15-2016/1/29
20Y
2016/12/15-2015/12/15
30Y
2016/12/15-2013/4/3
40Y
IV. 債券市場
(3)日銀のイールドカーブコントロール政策
日銀のイールドカーブコントロール政策
日銀は、2016年9月21日の金融政策決定会合において、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の導入を決めた。短期
金利のうち、政策金利残高に付与される金利は▲0.1%とする一方で、国債買入れのペース(年間80兆円程度買い入れる)を維
持しつつ、10年物国債金利がゼロ%程度で推移するように国債の買入を行う、としている。
 出所
•
:
図表 81 : 日銀資料
より新生証券作成
これまで7-12年としていた、日銀保有の国債の平均残存期間の定めを撤廃し、指値オペや固定金利オペを1年から10年へと延
長する方針を導入することにより10年債金利ゼロ%に向けた誘導を行おうとしている。
オーバーシュート型コミットメントを定め、安定して生鮮食品除く消費者物価指数が前年比2%を超えるまで、マネタリーベースの拡
大方針を続けるとしている。
図表 81 : 現在の日銀の金融政策
政策手段
対象
短期金利
概要
当座預金のうち、政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を適用
さらなる緩和手段
短期政策金利の引き下げ
10年物国債金利が概ねゼロ%程度で推移するよう、長期国債を買い入れる
金利操作
(質的)
資産買入
(量的)
長期金利
長期国債
保有残高増加額年間約80兆円を目途、平均残存期間の定めは廃止
ETF
年間約6兆円
J-REIT
年間約900億円
CP
年間約2.2兆円
社債等
年間約3.2兆円
フォワード・ガイダンス オーバーシュート型コミットメント
41
(長期金利を操作するための新たなオペレーションの導入)
長期金利操作目標の引き下げ
 国債買入れの指値オペ(指定した利回りで金額に制限を設けず国債を買い入れる)の導
入→2016年11月17日のオペで初めて実施
 固定金利の資金供給オペレーションを行うことができる期間を10 年に延長(従前は1年)
資産買入れの拡大
マネタリーベース拡大ペースの加速
2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続
IV. 債券市場
(4)日銀のイールドカーブコントロール政策と債券市場
日銀のイールドカーブコントロール政策と金融市場
日銀のイールドカーブコントロール政策は、全般的に債券市場のボラティリティの低下を促している。
 出所
•
•
トランプ氏が米大統領選挙に勝利したことを背景に米国債金利をはじめ、先進国の国債市場で金利上昇圧力が掛っており、円
債市場にも波及してきているものの、現状変動はそれ程大きくはない。すなわち、イールドカーブコントロール政策の効果(特に
2016年11月17日に実施された日銀による指値オペ)により、それらの圧力の影響は軽減されていることが示されている。
:
図表 82 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 83 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 82 : 長期国債先物のヒストリカルボラティリティ(30日)
12.00%
イールドカーブコント
ロール政策導入
(bp)
270
10.00%
250
8.00%
230
6.00%
210
4.00%
190
2.00%
170
0.00%
Nov-06
42
ヒストリカル・ボラティリティ(30日)
図表 83 : 日米10年金利差の推移
Nov-09
Nov-12
Nov-15
150
Nov-15
日米10年金利差
米大統領選挙以降、米国債金利に
は上昇圧力が大きくかかっているが、
円債には相対的に大きな金利上昇
圧力が掛っていないことが示唆
Jan-16
Mar-16
May-16
Jul-16
Sep-16
Nov-16
IV. 債券市場
(5)日銀資産残高推移
図表 84 : 2016年10月時点までの日銀資産残高推移
(億円)
短期国債
6,000,000
 出所
•
2011/10
資産買入等
基金増額
(55兆円)
:
図表 84 : 日銀資料
より新生証券作成
5,000,000
社債
2012/4
資産買入等
基金増額
(70兆円)
信託財産指数連動型上場投資信託(ETF)
2012/10
資産買入等
基金増額
(91兆円)
信託財産不動産投資信託(J-REIT)
2016/7
2015/12
「量的・質的金融緩和」「量的・質的金融緩和」
の強化
を補完するための諸措
(ETF買入額の増額)
置の導入
2013/4
量的・質的緩
和実施
2014/10
追加緩和実施
(MB=80兆円/年)
2012/2
2013/2
2012/9
2011/8
2011/3
資産買入等
「物価安定の目
資産買入等
資産買入等 資産買入等
基金増額
標」定める。2%
基金増額
基金増額
基金増額
(65兆円)
の物価上昇率を
(50兆円)
(40兆円)
物価安定の目 (80兆円)
目標
途定める
4,000,000
3,000,000
CP
長期国債
2016/9
2016/2
マイナス金利実施 「イールドカーブコント
ロール政策」決定
2012/12
資産買入等
基金増額
(101兆円)
2010/10 「包
括的な金融緩
和」、資産買
入等基金(35
兆円)創設
2,000,000
1,000,000
0
Jan-10
43
Jun-10
Nov-10
Apr-11
Sep-11
Feb-12
Jul-12
Dec-12 May-13 Oct-13
Mar-14
Aug-14
Jan-15
Jun-15
Nov-15
Apr-16
Sep-16
IV. 債券市場
(6)米国債市場
2016年の米国債市場
 出所
•
2016年の米国債市場は、米利上げに伴い短・中期ゾーンで金利上昇がみられたものの、その後ECBの追加金融緩和や日銀の
マイナス金利政策、あるいは米利上げペース鈍化観測により長期ゾーン中心に低下基調。Brexitを受けてリスク回避姿勢から10
年債利回りは一時1.50%を割り込む。その後、トランプ氏が大統領選に勝利したことを受けて長期ゾーンの金利は急上昇。また、
FRBによる12月の利上げやその後の利上げペース加速を織り込む形で短期ゾーンの金利も上昇傾向。
:
図表 85 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 85 : 米2年・10年債利回り推移
(%)
3.00
2年債利回り
米FOMCで利上
げ決定
(2015/12)
米1-3月期GDPは前期比年
率換算0.5%増(速報値)に
留まる(2016/4)
2.50
10年債利回り
FOMCにて利上げに対して
慎重な見方増える
(2016/6)
米大統領選で財政拡張を
訴えるトランプ氏当選
(2016/11)
英、EU離脱に関する国民投票を実施、
同国のEU離脱が確定(2016/6)
日銀、マイナス金利政策
決定(2016/1)
2.00
米FOMCで追
加利上げ決定
(2016/12)
1.50
原油安による世界的
なリスク回避姿勢から
金利低下(2016/1-2)
ジャクソンホール会合でイエレンFRB議
長・フィッシャー同副議長の発言により年
内利上げ観測高まる(2016/8)
1.00
イエレン議長、景気拡大
により比較的早期に利上
げを行うと発言(2016/11)
0.50
ECB、追加緩和を実施
(2016/3)
0.00
Dec-15
44
Feb-16
Apr-16
5月の米非農業部門雇用者数は前月
比3.8万人(速報値)となり、早期利上
げ観測が大幅に後退(2016/6)
Jun-16
Aug-16
金融政策に関するイベント
その他のイベント
Oct-16
Dec-16
IV. 債券市場
(7)米国債市場②:イールドカーブ
米国債のイールドカーブの形状変化(2016年12月14日基準)
図表 86 : 米国債のイールドカーブ
2016/12/14(直近:追加利上げを決定)
2015/12/16(FOMCで利上げを決定)
(%)
4.5
 出所
•
:
2016/6/15(政策金利見通しを下方修正したFOMC)
2013/12/14(3年前)
4.0
図表 86 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
3.5
3.180
3.0
2.376
2.5
2.049
2.0
1.583
1.269
1.5
1.0
0.5
0.0
世界的なイールドカーブのフラットニング傾向や、FOMCにおける利上げペースの鈍化
観測から年中盤に掛けてイールドカーブはフラットニングしたが、足元はトランプ次期政
権による財政支出拡大観測を背景にイールドカーブのスティープニング圧力が強まって
きている。一方、短期ゾーンは利上げペースの加速を織り込んで上昇している。
0.911
0.659
0.4790.536
1M 3M 6M 1Y
(bp)(上記差分)
120
100
80
60
40
20
0
-20
-40
-60
-80
45
2.572
2Y
3Y
5Y
7Y
10Y
2016/12/14-2016/6/15
30Y
2016/12/14-2015/12/16
2016/12/14-2013/12/14
IV. 債券市場
(8)欧州債市場
2016年の欧州債市場
 出所
•
•
2016年の欧州債市場は、ECBによるマイナス金利幅拡大を含む追加緩和期待を背景に低下の一途を辿り、さらにBrexitの問
題から金利低下が著しい状態となっていたが、Brexitによる欧州経済への影響が限定的であること、企業景況感が好調であること
及び米国トランプ次期政権では拡張的な財政政策が容認される思惑で米国債金利が上昇基調にあること等から、欧州債市場
にもスティープニング圧力が掛ってきている。
:
図表 87 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 88 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 87 : 欧州各国の10年債利回り
(%)
ドイツ
フランス
イタリア
図表 88 :独連邦債のイールドカーブとその変化
スペイン
英国
2.5
2016/12/14(直近)
2016/3/10(ECB追加緩和時)
2013/12/14(3年前)
(%)
3.0
2016/7/8(Brexit後の最低)
2015/12/14(1年前)
2.5
2.0
2.0
1.5
1.0
0.5
1.5
0.0
-0.5
-1.0
1.0
-1.5
(bp)(上記差分)
0.5
100
50
0
0.0
-50
-100
-150
-0.5
Dec-15
46
6M 2Y
Feb-16
Apr-16
Jun-16
Aug-16
Oct-16
-200
4Y
6Y
8Y 10Y
15Y
2016/12/14-2016/7/8
2016/12/14-2015/12/14
20Y
25Y
2016/12/14-2016/3/10
2016/12/14-2013/12/14
30Y
IV. 債券市場
(9)先進国の年限別国債金利水準
先進国の年限別金利水準
日本、EU、スイス、スウェーデン、デンマーク等マイナス金利政策を取っている国では、国債利回りについて、長期ゾーンに至るまで
利回りがマイナスとなっているが、6月と比較すると、様々な国でマイナス金利のゾーンが少なくなってきている。
図表 89 : 先進国の年限別国債金利水準(2016年6月29日現在)
 出所
•
:
図表 89 ・ 90 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成、
当該年限が取得でき
ない場合は線形補間
にて算出。「-」の年限
の国債は発行されてい
ないか、もしくはデータ
取得できず
(%)
スイス
日本
ドイツ
デンマーク
フランス
スウェーデン
英国
カナダ
イタリア
米国
オーストラリア
ニュージーランド
1Y
-1.142
-0.323
-0.622
-0.645
-0.542
-0.661
0.236
0.496
-0.158
0.435
1.542
2.019
2Y
-1.108
-0.297
-0.662
-0.624
-0.517
-0.657
0.185
0.498
-0.046
0.607
1.593
2.010
3Y
-1.073
-0.289
-0.663
-0.534
-0.456
-0.558
0.248
0.478
0.045
0.709
1.563
2.019
4Y
-1.047
-0.302
-0.630
-0.445
-0.403
-0.458
0.366
0.534
0.157
0.855
1.557
2.028
5Y
-0.984
-0.299
-0.562
-0.355
-0.306
-0.225
0.446
0.572
0.379
1.001
1.658
2.023
6Y
-0.910
-0.310
-0.530
-0.291
-0.252
-0.138
0.601
0.689
0.578
1.132
1.756
2.038
7Y
-0.841
-0.309
-0.441
-0.227
-0.148
-0.050
0.743
0.778
0.774
1.262
1.829
2.052
8Y
-0.701
-0.295
-0.368
-0.163
-0.041
0.124
0.869
0.864
1.020
1.326
1.917
2.134
9Y
-0.606
-0.273
-0.245
-0.045
0.112
0.235
0.859
0.967
1.218
1.390
1.973
2.215
10Y
-0.548
-0.220
-0.113
0.073
0.240
0.346
0.959
1.079
1.397
1.454
2.007
2.343
15Y
-0.306
-0.104
-0.051
0.177
0.539
0.869
1.513
1.399
1.672
1.655
2.228
2.659
20Y
-0.175
0.053
0.156
0.281
0.789
1.215
1.681
1.718
2.039
1.856
2.569
-
30Y
-0.041
0.067
0.425
0.489
0.976
1.804
1.727
2.396
2.258
-
6Y
-0.534
-0.045
-0.332
-0.158
-0.070
-0.023
0.774
1.309
0.855
2.208
2.484
2.774
7Y
-0.444
-0.037
-0.216
-0.061
0.078
0.105
0.938
1.469
1.138
2.371
2.652
2.922
8Y
-0.306
0.012
-0.048
0.037
0.321
0.318
1.095
1.589
1.395
2.438
2.765
3.080
9Y
-0.193
0.037
0.102
0.212
0.575
0.438
1.241
1.699
1.547
2.505
2.813
3.239
10Y
-0.133
0.079
0.298
0.386
0.733
0.557
1.383
1.788
1.793
2.572
2.869
3.383
15Y
0.147
0.293
0.565
0.551
1.129
1.179
1.788
2.079
2.158
2.721
3.340
3.747
20Y
0.265
0.619
0.830
0.716
1.399
1.551
1.929
2.370
2.429
2.871
3.615
4.091
30Y
0.437
0.730
1.064
1.045
1.661
2.046
2.390
2.931
3.170
3.902
-
図表 90 : 先進国の年限別国債金利水準(2016年12月15日現在)
(%)
スイス
日本
ドイツ
デンマーク
フランス
スウェーデン
英国
カナダ
イタリア
米国
オーストラリア
ニュージーランド
47
1Y
-1.263
-0.310
-0.796
-0.638
-0.695
-0.927
0.075
0.622
-0.207
0.911
1.715
1.915
2Y
-1.020
-0.201
-0.784
-0.602
-0.630
-0.732
0.108
0.806
-0.153
1.266
1.821
2.240
3Y
-0.937
-0.167
-0.763
-0.487
-0.446
-0.592
0.190
0.878
-0.034
1.583
1.936
2.350
4Y
-0.786
-0.106
-0.624
-0.371
-0.273
-0.452
0.413
1.059
0.239
1.814
2.106
2.461
5Y
-0.683
-0.069
-0.474
-0.256
-0.096
-0.150
0.551
1.170
0.569
2.046
2.339
2.626
I.
Chapter
V
クレジット市場
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
3.
国内証券化発行一覧
V. クレジット市場
(1)国内クレジット市場動向
2016年の国内クレジット市場動向
2016年の社債市場は、日銀のマイナス金利導入を受けて社債利回りも低下しているものの、ベース金利がそれ以上に低下して
いることもあり、全般的にスプレッドはワイドニング傾向にあるが、足元は低下基調にある。
 出所
•
•
CDS市場は世界的なリスク回避傾向や、欧州金融機関への懸念を受けて、2016年第1四半期に国内のCDSベンチマークイン
デックスは一時100bpを超えてワイドニングが進む。その後はBrexitなどマーケットを動かす材料はあったものの、基本的にはタイトニ
ング方向で推移。
:
図表 91 : 日本証券
業協会、
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 92 :
Bloombergのデータ
より新生証券作成
図表 91 : 社債スプレッド(JSDA 格付けマトリックス5年物と5年国債利回り)
(bp)
50
R&IA格級5年物社債 - 5年国債スプレッド
(bp)
110
40
100
35
90
30
80
25
70
20
60
15
50
Jan-16
Mar-16
May-16
Jul-16
Sep-16
国内CDSベンチマークインデックス
120
45
10
Nov-15
49
R&IAA格級5年物社債 - 5年国債スプレッド
図表 92 : 国内CDSベンチマークインデックスの推移
40
Nov-15
Jan-16
Mar-16
May-16
Jul-16
Sep-16
V. クレジット市場
(2)国内起債動向
2016年にかけての国内起債動向
 出所
•
国内起債動向は、2016年中盤にかけ、銀行持ち株会社等による新たな自己資本規制に対応したAT1(Additional Tier 1)債、
B3T2債(Basel III, Tier 2) などの新型ハイブリッド債の発行が相次ぎ、事業会社においても格付上資本として評価されること、高
いクーポンが期待できることなど、発行体や投資家のニーズにマッチした形でハイブリッド債の発行額が伸びている(公募ベースではソ
フトバンクグループ、三菱商事、三菱地所、イオンなどが発行)。
:
図表 93 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
また、全般の金利が低下していく中で、年限が超長期の社債の発行も相次いでおり(年限が長いという商品性を持つハイブリッド
債も含む)、投資家のニーズも強い。
図表 93 : 月間国内SB起債金額推移
(百万円)
2,500,000
発行額
金融危機による信
発行額12カ月移動平均 用状況の悪化を反
映して起債は低迷
震災の影響を反映、 金融緩和の環境下、
一時的に信用市場 様々な発行体の起債
の緊張が高まり起債 が相次ぐ。電力債の起
低調。電力債は起
債が復活
債出来ず
銀行持ち株会社等によるハイ
ブリッド債(AT1 / B3T2債等) や
一部事業法人によるハイブリッ
ド証券の発行ニーズが強まる
2,000,000
1,500,000
1,000,000
500,000
0
Jan-05
50
Jul-06
Jan-08
Jul-09
Jan-11
Jul-12
Jan-14
Jul-15
V. クレジット市場
(3)国内起債動向②
期間の長い社債の発行が増加
図表 94 : 2015年4-10月及び2016年4-10月に発行された社債の年限
(本数)
2016/4~10
90
 Perp.
 出所
•
: 「永久債」
:
図表 94・95 : 日本証
券業協会のデータより
新生証券作成
図表 95 : 年限30年以上の起債(2016年4-6月起債分)(1000億以上)
起債日
2015/4~10
回号
/銘柄名
4 三菱UFJフィナンシャ
ル・グループ 任意償還条
2016/10/18 項付永久社債(債務免
除特約および劣後特約
付)
80
2 みずほフィナンシャルグ
ループ 任意償還条項付
2016/7/15
永久社債(債務免除特
約および劣後特約付)
70
60
3 みずほフィナンシャルグ
ループ 任意償還条項付
2016/7/15
永久社債(債務免除特
約および劣後特約付)
50
5 三菱UFJフィナンシャ
ル・グループ 任意償還条
2016/10/18 項付永久社債(債務免
除特約および劣後特約
付)
40
30
発行額
利率 年限
(億円)
2,500
2,300
2,300
1,500
4
0
1
4
6
7 10 13 16 19 22 25 28 31 34 37 40 43 46 49 52 55 58Perp.
(年限)
51
備考(*)
*
変利、利率は当初から
H34.1.15まで1.14%、以降
Aは6か月円Libor+1.2%、任
Perp.
(JCR)
意償還条項付、繰上償還
事由付、発行
*
変利、利率は当初から
H33.12.15まで1.38%、以
A降は6か月円Libor+1.55%、
Perp.
(JCR)
任意償還条項付、繰上償
還事由付
*
変利、利率は当初から
H38.12.15まで1.55%、以
A降は6か月円Libor+1.6%、
Perp.
(JCR)
任意償還条項付、繰上償
還事由付
*
変利、利率は当初から
H39.7.15まで1.4%、以降は
APerp.
6か月円Libor+1.3%、任意
(JCR)
償還条項付、繰上償還事
由付
5 三菱商事 利払繰延
2016/9/7 条項・期限前償還条項
付(劣後特約付)
1,300
*
60
変利、利率は当初5年間
BBB+(S
0.69%、次の5年間は3か月
&P),
円Libor+0.75%、H38.9.14
Baa1(
から15年間は3か月円Libor
Mood
+1.0%、以降は3か月円
y's),
Libor+1.75%、期限前償還
A(R&I)
条項付、繰上償還事由付
2 損害保険ジャパン日
本興亜 利払繰延条
項・期限前償還条項付
(劣後特約付)
1,000
*
60
変利、利率は当初10年間
AA- 0.84%、以降は6か月円
(JCR) Libor+1.86%、期限前償還
条項付、繰上償還事由付
30
変利、利率は当初10年間
0.84%、以降は6か月円
AALibor+1.86%、期限前償
(JCR)
還条項付、繰上償還事由
付、個人向け
20
10
取得
格付
2016/7/27
1 損害保険ジャパン日
本興亜 利払繰延条
2016/7/27
項・期限前償還条項付
(劣後特約付)
1,000
*
V. クレジット市場
(4)2016年に起債された社債①
2016年に起債された社債一覧(発行額300億円以上)
図表 96 : 2016年に起債された社債一覧
 HB
= ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 96 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
起債日
回号/銘柄名
2016/1/20
34 東日本高速道路 (一般担
保付)
利率
(%)
400 0.225
償還期限
年限
2021/3/19
5
1 三菱地所 利払繰延条項・期
2016/1/28 限前償還条項付(劣後特約
付)
750
*
2076/2/3
60
2 三菱地所 利払繰延条項・期
2016/1/28 限前償還条項付(劣後特約
付)
750
*
2076/2/3
60
3 三菱地所 利払繰延条項・期
2016/1/28 限前償還条項付(劣後特約
付)
700
*
2076/2/3
60
2021/2/19
5
2016/1/28
185 オリックス (社債間限定同
順位特約付)
400 0.415
4 三菱地所 利払繰延条項・期
2016/1/28 限前償還条項付(劣後特約
付)
300
*
2076/2/3
60
1 三井住友海上火災保険 利
2016/2/4 払繰延条項・期限前償還条項
付(劣後特約付)
1,000
*
2076/2/10
60
2 三井住友海上火災保険 利
2016/2/4 払繰延条項・期限前償還条項
付(劣後特約付)
500
*
2076/2/10
60
350
0.1
2019/12/20
4
2016/2/10
52
発行額
(億円)
14 阪神高速道路 (一般担保
付)
主幹事証券
取得格付
備考(*)
三菱UFJモルガン・スタンレー、 AA+(R&I),
独立行政法人日本高速道路保有
野村、みずほ証、SMBC日 A1(Moody's) ・債務返済機構重畳的債務引受
興
, AAA(JCR) 条項付
変動利付債、利率は当初5年間
1.02%、次の5年間は3か月円
A-(S&P),
Libor+0.88%、H38.2.4から15年間
三菱UFJモルガン・スタンレー Baa1(Mood
は3か月円Libor+1.13%、以降は3
y's), A(R&I)
か月円Libor+1.88%、期限前償還
条項付、繰上償還事由付
変動利付債、利率は当初10年間
は3か月円Libor+0.88%、次の15年
A-(S&P),
三菱UFJモルガン・スタンレー Baa1(Mood 間は3か月円Libor+1.13%、以降は
y's), A(R&I) 3か月円Libor+1.88%、期限前償
還条項付、繰上償還事由付
変動利付債、利率は当初10年間
A-(S&P),
1.33%、次の20年間は3か月円
三菱UFJモルガン・スタンレー Baa1(Mood Libor+1.2%、以降は3か月円
y's), A(R&I) Libor+1.95%、期限前償還条項付、
繰上償還事由付
大和、みずほ証、SMBC日
興、三菱UFJモルガン・スタン A+(R&I)
個人向け
レー
変動利付債、利率は当初12年間
A-(S&P),
1.48%、次の20年間は3か月円
三菱UFJモルガン・スタンレー Baa1(Mood Libor+1.23%、以降は3か月円
y's), A(R&I) Libor+1.98%、期限前償還条項付、
繰上償還事由付
変動利付債、利率は当初5年間
大和、野村、SMBC日興、シ
1.07%、次の5年間は6か月円
ティグループ、JPモルガン、メリルリ A(R&I)
Libor+1.05、以降は6か月円
ンチ日本
Libor+2.05%、期限前償還条項付、
繰上償還事由付
変動利付債、利率は当初10年間
大和、野村、SMBC日興、シ
1.39%、以降は6か月円
ティグループ、JPモルガン、メリルリ A(R&I)
Libor+2.1%、期限前償還条項付、
ンチ日本
繰上償還事由付
独立行政法人日本高速道路保有
みずほ証、大和、三菱UFJモ
・債務返済機構重畳的債務引受
AA+(R&I)
ルガン・スタンレー、SMBC日興
条項付
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
●
●
●
●
●
●
V. クレジット市場
(5)2016年に起債された社債②
図表 97 : 2016年に起債された社債一覧
起債日
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 97 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
3 三井住友トラスト・ホールディ
2016/2/12 ングス (劣後特約及び実質破
綻時債務免除特約付)
発行額
(億円)
利率
(%)
300 0.660
3 三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ 任意償還条項付永久社
2016/2/26
債(債務免除特約および劣後
特約付)
3,000
*
9 三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ 期限前償還条項付(実
質破綻時免除特約および劣後
特約付)
2,000
*
2016/2/26
53
回号/銘柄名
償還期限
2026/2/27
年限
10
主幹事証券
大和
取得格付
備考(*)
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
A(R&I),
A+(JCR)
個人向け、各社債の金額は、200万
B3T2
円
-
三菱UFJモルガン・スタンレー
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H38.7.15まで1.94%、以降は6か月
円Libor+1.8%、任意償還条項付、
繰上償還事由付、発行/支払代理
人は三菱東京UFJ銀行
2026/7/13
10年4か月
三菱UFJモルガン・スタンレー
A+(R&I),
A+(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H33.7.13まで0.35%、以降は5年物
B3T2
円スワップ・レート+0.45%、期限前償
還条項付、個人向け
-
2016/3/2 500 関西電力 (一般担保付)
300 0.455
2026/3/19
10
三菱UFJモルガン・スタンレー、 A(R&I),
野村、SMBC日興、みずほ A3(Moody's)
証、大和
, AA-(JCR)
2016/3/3
35 東日本高速道路 (一般担
保付)
300 0.100
2021/3/19
5
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
野村、みずほ証、三菱UFJモ
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
ルガン・スタンレー
A1(Moody's) 条項付
2016/4/5
27 大和証券グループ本社 (社
債間限定同順位特約付)
500 0.400
2023/4/25
7
大和
A+(JCR),
A(R&I)
2016/4/7
15 東京センチュリーリース (社
債間限定同順位特約付)
300 0.110
2019/4/12
3
みずほ証、野村
A(R&I),
A+(JCR)
2016/4/8
59 日産自動車 (特定社債間
限定同順位特約付)
800 0.150
2021/3/19
5
三菱UFJモルガン・スタンレー、
みずほ証、SMBC日興、シ A+(R&I)
ティグループ
2016/4/14
50 ソフトバンクグループ (社債間
限定同順位特約付)
300 2.480
2026/4/20
10
三菱UFJモルガン・スタンレー、
A-(JCR)
みずほ証、大和
個人向け
AT1
V. クレジット市場
(6)2016年に起債された社債③
図表 98 : 2016年に起債された社債一覧
起債日
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 98 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
回号/銘柄名
利率
(%)
償還期限
年限
主幹事証券
取得格付
備考(*)
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
10 三菱UFJフィナンシャル・グ
2016/4/22 ループ (実質破綻時免除特約
および劣後特約付)
350 0.535
2026/4/28
10
三菱UFJモルガン・スタンレー
2016/5/13
36 東日本高速道路 (一般担
保付)
700 0.060
2021/6/18
5
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
野村、みずほ証、SMBC日
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
興、大和
A1(Moody's) 条項付
2016/5/13
30 西日本高速道路 (一般担
保付)
350 0.170
2026/5/22
10
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
野村、三菱UFJモルガン・スタ
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
ンレー、大和、SMBC日興
A1(Moody's) 条項付
2016/5/26
5 サントリーホールディングス (社
債間限定同順位特約付)
300 0.150
2023/6/2
7
みずほ証、三菱UFJモルガ
ン・スタンレー、SMBC日興、野 AA-(JCR)
村
9 三井住友フィナンシャルグルー
2016/5/27 プ (実質破綻時免除特約及び
劣後特約付)
650 0.469
2026/6/15
10
SMBC日興
A+(R&I),
A+(JCR)
個人向け
B3T2
A+(R&I),
A+(JCR)
変動利付債、利率は当初5年間
0.30%、以降は5年物円スワップ
+0.39%、期限前償還条項付、個
人向け
B3T2
個人向け
B3T2
8 三井住友フィナンシャルグルー
プ 期限前償還条項付(実質破
2016/5/27
綻時免除特約及び劣後特約
付)
550
*
2026/6/15
10
SMBC日興
A+(R&I),
A+(JCR)
17 トヨタ自動車 (社債間限定
同等特約付)
400 0.090
2026/6/3
10
野村、SMBC日興、三菱 AA-(S&P),
UFJモルガン・スタンレー、大和、 Aa3(Moody'
みずほ証
s), AA+(R&I)
9 みずほフィナンシャルグループ
2016/6/3 (実質破綻時免除特約および
劣後特約付)
1,550 0.560
2026/6/19
10
みずほ証
A+(R&I),
A+(JCR)
38 日産フィナンシャルサービス
(社債間限定同順位特約付)
750 0.001
2019/6/20
3
みずほ証、メリルリンチ日本、
三菱UFJモルガン・スタンレー
A+(R&I)
2016/5/27
2016/7/7
54
発行額
(億円)
B3T2
V. クレジット市場
(7)2016年に起債された社債④
図表 99 : 2016年に起債された社債一覧
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 99 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
55
発行額
(億円)
利率
(%)
償還期限
回号/銘柄名
2016/7/8
65 中日本高速道路 (一般担
保付)
600 0.030
2021/7/14
5
三菱UFJモルガン・スタンレー、 AA+(R&I),
独立行政法人日本高速道路保有
SMBC日興、みずほ証、大 AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
和
A1(Moody's) 条項付
2016/7/8
19 積水ハウス (社債間限定同
順位特約付)
300 0.040
2021/7/20
5
SMBC日興、みずほ証、三 AA(JCR),
菱UFJモルガン・スタンレー
AA-(R&I)
2016/7/8
20 積水ハウス (社債間限定同
順位特約付)
300 0.110
2023/7/20
7
三菱UFJモルガン・スタンレー、 AA(JCR),
SMBC日興、みずほ証
AA-(R&I)
2016/7/8
10 日本通運 (社債間限定同
順位特約付)
300 0.120
2023/7/14
7
みずほ証、野村
AA-(R&I)
2016/7/8
11 日本通運 (社債間限定同
順位特約付)
300 0.200
2026/7/14
10
みずほ証、野村
AA-(R&I)
2016/7/14
13 光通信 (社債間限定同順
位特約付)
300 1100
2021/7/22
5
野村
BBB+(R&I),
A-(JCR)
2016/7/15
2 みずほフィナンシャルグループ
任意償還条項付永久社債(債
務免除特約および劣後特約
付)
2,300
*
-
-
みずほ証
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H33.12.15まで1.38%、以降は6か
AT1
月円Libor+1.55%、任意償還条項
付、繰上償還事由付
2016/7/15
3 みずほフィナンシャルグループ
任意償還条項付永久社債(債
務免除特約および劣後特約
付)
2,300
*
-
-
みずほ証
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H38.12.15まで1.55%、以降は6か
月円Libor+1.6%、任意償還条項
付、繰上償還事由付
AT1
2016/7/15
12 三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ 期限前償還条項付(実
質破綻時免除特約および劣後
特約付)
1,140
*
10
三菱UFJモルガン・スタンレー
A+(R&I),
A+(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H33.7.29まで0.3%、以降は5年物
円スワップ・レート+0.48%、期限前償
還条項付、個人向け
B3T2
2026/7/29
年限
主幹事証券
取得格付
備考(*)
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
起債日
V. クレジット市場
(8)2016年に起債された社債⑤
図表 100 : 2016年に起債された社債一覧
起債日
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 100 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
回号/銘柄名
11 三菱UFJフィナンシャル・グ
2016/7/15 ループ (実質破綻時免除特約
及び劣後特約付)
利率
(%)
償還期限
年限
主幹事証券
取得格付
備考(*)
1,060 0.366
2026/7/29
10
三菱UFJモルガン・スタンレー
A+(R&I),
A+(JCR)
1 みずほフィナンシャルグループ
2016/7/15 (担保提供制限等財務上特約
無)
750 0.100
2021/7/22
5
みずほ証
A+(R&I), AA相殺禁止
(JCR)
2016/7/15
5 第一三共 (社債間限定同順
位特約付)
750 0.810
2036/7/25
20
大和、みずほ証、ゴールドマ AA(R&I),
ン・サックス
A1(Moody's)
2016/7/15
17 首都高速道路 (一般担保
付)
500 0.030
2021/6/18
5
みずほ証、三菱UFJモルガ AA+(R&I),
独立行政法人日本高速道路保有
ン・スタンレー、野村、SMBC日 AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
興
A1(Moody's) 条項付
2016/7/15 504 関西電力 (一般担保付)
300 0.290
2026/7/24
10
A(R&I), AAみずほ証、野村、SMBC日
(JCR),
興
A3(Moody's)
2016/7/20
11 りそなホールディングス (社債
間限定同順位特約付)
300 0.050
2021/7/27
5
野村、大和、シティグループ
2016/7/21
37 東日本高速道路 (一般担
保付)
800 0.030
2021/6/18
5
みずほ証、野村、三菱UFJモ AA+(R&I),
独立行政法人日本高速道路保有
ルガン・スタンレー、メリルリンチ日 A1(Moody's) ・債務返済機構重畳的債務引受
本
, AAA(JCR) 条項付
30
みずほ証、三菱UFJモルガ
ン・スタンレー、大和、SMBC日 AA-(JCR)
興
1 損害保険ジャパン日本興亜
2016/7/27 利払繰延条項・期限前償還条
項付(劣後特約付)
56
発行額
(億円)
1,000
*
2046/8/8
個人向け
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
B3T2
A(R&I)
変動利付債、利率は当初10年間
0.84%、以降は6か月円Libor
+1.86%、期限前償還条項付、繰
上償還事由付、個人向け
●
V. クレジット市場
(9)2016年に起債された社債⑥
図表 101 : 2016年に起債された社債一覧
起債日
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 101 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
57
回号/銘柄名
2 損害保険ジャパン日本興亜
2016/7/27 利払繰延条項・期限前償還条
項付(劣後特約付)
発行額
(億円)
1,000
利率
(%)
*
償還期限
年限
主幹事証券
取得格付
2076/8/8
60
みずほ証、三菱UFJモルガン・
AA-(JCR)
スタンレー、大和、SMBC日興
備考(*)
変動利付債、利率は当初10年間
0.84%、以降は6か月円Libor
+1.86%、期限前償還条項付、繰
上償還事由付
2016/8/19
28 大和証券グループ本社 (社
債間限定同順位特約付)
300 0.400
2026/8/25
10
大和
2016/8/23
31 西日本高速道路 (一般担
保付)
600 0.175
2026/8/28
10
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
野村、みずほ証、大和
A1(Moody's) 条項付
2016/8/25 505 関西電力 (一般担保付)
300 0.240
2023/8/25
7
A(R&I), AAみずほ証、野村、SMBC日
(JCR),
興
A3(Moody's)
12 三井住友フィナンシャルグ
ループ 期限前償還条項付(実
2016/8/26
質破綻時免除特約及び劣後
特約付)
590
13 三井住友フィナンシャルグ
2016/8/26 ループ (実質破綻時免除特約
及び劣後特約付)
2026/9/15
10
SMBC日興
410 0.545
2026/9/15
10
SMBC日興
A+(R&I),
A+(JCR)
2016/9/1
15 パナソニック (社債間限定同
順位特約付)
2,000 0.190
2021/9/17
5
野村、SMBC日興、大和、
みずほ証、三菱UFJモルガン・ A(R&I), Aスタンレー、ゴールドマン・サックス、 (S&P)
メリルリンチ日本
2016/9/1
17 パナソニック (社債間限定同
順位特約付)
1,300 0.470
2026/9/18
10
野村、SMBC日興、大和、
みずほ証、三菱UFJモルガン・ A(R&I), Aスタンレー、ゴールドマン・サックス、 (S&P)
メリルリンチ日本
2016/9/1
16 パナソニック (社債間限定同
順位特約付)
700 0.300
2023/9/20
7
野村、SMBC日興、大和、
みずほ証、三菱UFJモルガン・ A(R&I), Aスタンレー、ゴールドマン・サックス、 (S&P)
メリルリンチ日本
2016/9/2
3 三井住友トラスト・ホールディ
ングス 任意償還条項付永久社
債(債務免除特約および劣後
特約付)
700
-
大和、野村
*
-
●
A(R&I),
A+(JCR)
A+(R&I),
A+(JCR)
*
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初5年間
0.32%、以降は5年物円スワップ
+0.36%、期限前償還条項付、個
人向け
B3T2
個人向け
B3T2
変動利付債、利率は当初から
H38.12.5まで1.51%、以降は6か月
円Libor+1.4%、任意償還条項付、
繰上償還事由付
AT1
V. クレジット市場
(10)2016年に起債された社債⑦
図表 102 : 2016年に起債された社債一覧
起債日
 HB
=ハイブリッド債の略
 出所
•
:
図表 102 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
58
回号/銘柄名
4 三井住友トラスト・ホールディン
グス 任意償還条項付永久社
2016/9/2
債(債務免除特約および劣後
特約付)
発行額
(億円)
利率
(%)
償還期限
年限
300
*
5 三菱商事 利払繰延条項・期
2016/9/7 限前償還条項付(劣後特約
付)
1,300
*
2076/9/13
60
4 三菱商事 利払繰延条項・期
2016/9/7 限前償還条項付(劣後特約
付)
400
*
2076/9/13
60
6 三菱商事 利払繰延条項・期
2016/9/7 限前償還条項付(劣後特約
付)
300
*
2076/9/13
60
3 ソフトバンクグループ 利払繰延
2016/9/9 条項・期限前償還条項付(劣
後特約付)
4,000
*
2041/9/30
25
-
-
2016/9/9 31 ソニー
900 0.230
2021/9/17
5
2016/9/9 30 ソニー
700 0.050
2019/9/20
3
1 ソフトバンクグループ 利払繰延
2016/9/9 条項・期限前償還条項付(劣
後特約付)
556
2041/9/13
25
*
主幹事証券
取得格付
備考(*)
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
変動利付債、利率は当初から
H43.12.5まで1.73%、以降は6か月
大和、野村
A-(JCR)
AT1
円Libor+1.45%、任意償還条項付、
繰上償還事由付
変動利付債、利率は当初5年間
0.69%、次の5年間は3か月円Libor
BBB+(S&P), +0.75%、H38.9.14から15年間は3
三菱UFJモルガン・スタンレー、
Baa1(Mood か月円Libor
みずほ証、SMBC日興
y's), A(R&I) +1.0%、以降は3か月円Libor
+1.75%、期限前償還条項付、繰上
償還事由付
変動利付債、利率は当初10年間
は3か月円Libor
BBB+(S&P), +0.75%、次の15年間は3か月円
三菱UFJモルガン・スタンレー、
Baa1(Mood Libor
みずほ証、SMBC日興
y's), A(R&I) +1.0%、以降は3か月円Libor
+1.75%、期限前償還条項付、繰上
償還事由付
変動利付債、利率は当初10年間
0.85%、次の20年間は3か月円
BBB+(S&P),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
Libor
Baa1(Mood
みずほ証、SMBC日興
+1.0%、以降は3か月円Libor
y's), A(R&I)
+1.75%、期限前償還条項付、繰上
償還事由付
変動利付債、利率は当初5年間3%、
みずほ証、SMBC日興、大
次の15年間は6か月円Libor
和、三菱UFJモルガン・スタン BBB(JCR)
+3.16%、以降は6か月円Libor
レー
+3.36%、期限前償還条項付、繰上
償還事由付、個人向け
野村、SMBC日興、大和、
A-(R&I),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
A(JCR)
みずほ証
野村、SMBC日興、大和、
A-(R&I),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
A(JCR)
みずほ証
変動利付債、利率は当初5年間3%、
次の15年間は6か月円Libor
野村、みずほ証、三菱UFJモ
BBB(JCR)
+3.16%、以降は6か月円Libor
ルガン・スタンレー
+3.36%、期限前償還条項付、繰上
償還事由付
●
●
●
●
●
V. クレジット市場
(11)2016年に起債された社債⑧
図表 103 : 2016年に起債された社債一覧
 HB
利率
(%)
償還期限
年限
:
図表 103 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/9/14
38 東日本高速道路 (一般担
保付)
500 0.030
2021/9/17
5
三菱UFJモルガン・スタンレー、 AA+(R&I),
独立行政法人日本高速道路保有
野村、SMBC日興、ゴールド A1(Moody's) ・債務返済機構重畳的債務引受
マン・サックス
, AAA(JCR) 条項付
2016/9/16
66 中日本高速道路 (一般担
保付)
340 0.030
2021/9/28
5
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
みずほ証、SMBC日興
A1(Moody's) 条項付
2016/9/16
62 日立キャピタル (社債間限
定同順位特約付)
300 0.001
2019/9/20
3
野村、大和、みずほ証、三
A+(R&I), AA菱UFJモルガン・スタンレー、
(JCR)
SMBC日興
2016/10/7
18 首都高速道路 (一般担保
付)
400 0.030
2021/9/17
5
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
みずほ証、三菱UFJモルガン・
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
スタンレー、SMBC日興、野村
A1(Moody's) 条項付
2016/10/7
40 日産フィナンシャルサービス
(社債間限定同順位特約付)
400 0.001
2020/3/19
3
SMBC日興、三菱UFJモルカ
゙ン・スタンレー、ゴールドマン・サッ A+(R&I)
クス
2016/10/13
32 西日本高速道路 (一般担
保付)
400 0.200
2026/10/19
10
独立行政法人日本高速道路保有
AA+(R&I),
みずほ証、野村、三菱UFJモ
AAA(JCR), ・債務返済機構重畳的債務引受
ルガン・スタンレー、SMBC日興
A1(Moody's) 条項付
-
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H34.1.15まで1.14%、以降は6か月
円Libor+1.2%、任意償還条項付、
繰上償還事由付、発行/支払代理
人は三菱東京UFJ銀行
AT1
A-(JCR)
変動利付債、利率は当初から
H39.7.15まで1.4%、以降は6か月
円Libor+1.3%、任意償還条項付、
繰上償還事由付、発行/支払代理
人は三菱東京UFJ銀行
AT1
4 三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ 任意償還条項付永久社
2016/10/18
債(債務免除特約および劣後
特約付)
5 三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ 任意償還条項付永久社
2016/10/18
債(債務免除特約および劣後
特約付)
2016/10/20 506 関西電力 (一般担保付)
59
2,500
1,500
*
*
300 0.330
-
-
2026/10/23
主幹事証券
三菱UFJモルガン・スタンレー
取得格付
-
三菱UFJモルガン・スタンレー
10
A(R&I),
三菱UFJモルガン・スタンレー、
A3(Moody's)
野村、大和
, AA-(JCR)
備考(*)
銀行 事業会 保険会
HB 社HB 社HB
回号/銘柄名
=ハイブリッド債の略
 出所
•
発行額
(億円)
起債日
V. クレジット市場
(12)格付け変更: 格上げ
2016年の格付け変更動向(国内)
2016年は、財務基盤の強化・安定を背景に格上げの動きがみられている一方、市況悪化により、素材や海運業などの一角で
格付が引き下げられているほか、マイナス金利導入による利鞘の縮小への懸念から地銀の一角で格下げが行われている。
 出所
•
図表 104 : R&Iによる発行体格上げ
:
図表 104 : R&Iより新
生証券作成
発行体名
2016/2/24
2016/3/4
2016/3/29
A+
A+
A+
BBB
BBB+
BBB+
AAAAAABBB+
AA-
●
●
東京電力HD
2016/4/1
BBB-
BBB
●
トラスコ中山
光通信
USEN
足利ホールディングス
足利銀行
東武鉄道
2016/4/15
2016/4/27
2016/5/11
2016/7/11
ABBB
BBBAA
BBB+
A
BBB+
BBB
A
A+
A-
ダイハツ工業
2016/8/1
A+
AA-
シャープ
ミツバ
住友化学
2016/8/15
2016/9/21
2016/10/3
CCC+
BBBA-
B
BBB
A
太陽生命保険(保険金支払能力)
大同生命保険(保険金支払能力)
T&Dフィナンシャル生命(保険金支払能力)
住友精化
名古屋鉄道
ANAホールディングス
60
格付変更日 変更前格付 変更後格付 財務基盤の安
定・強化
2016/2/12
2016/6/14
主な格付変更事由
収益基盤・
格付に見合うリ
業務・採算環
キャッシュフロー
スク耐久力の
境の改善
創出力の強化
強化
M&A
その他
●
●
●
●
●
政府の支援姿勢は強
固であること
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
オリンパス
2016/10/7
BBB+
A-
●
南海電気鉄道
2016/10/14
BBB
BBB+
●
日本ユニシス
2016/10/26
BBB
BBB+
●
トヨタ自動車の完全
子会社になったことに
伴う変更
資金繰り不安薄らぐ
運用損失先送り事件
に関連して米・英当
局から多額の罰金が
課される懸念が大きく
後退
●
大規模な不採算案
件が発生する可能性
が低下
V. クレジット市場
(13)格付け変更 : 格下げ
2016年の格付け変更動向(国内)
図表 105 : R&Iによる発行体格下げ
発行体名
 出所
•
:
図表 105 : R&Iより新
生証券作成
61
主な格付変更事由
収益基盤・
財務基盤の弱体
格付に見合うリ
格付変更日 変更前格付 変更後格付
キャッシュフロー 業務・採算環
化・悪化・改善の
スク耐久力の
創出力の低
境の悪化
遅れ
低下
下・改善の遅れ
M&A
シャープ
2016/1/12
B-
CCC+
トクヤマ
2016/1/29
BBB
BBB-
●
東芝
2016/2/4
BBB
BBB-
●
住友理工
2016/2/9
A
A-
●
ホシデン
2016/3/25
BBB+
BBB
日本GE合同会社
2016/4/1
AA
A
百五銀行
2016/4/5
A+
A
●
東海カーボン
2016/4/14
A-
BBB+
●
佐賀銀行
2016/4/27
A-
BBB+
●
●
山梨中央銀行
2016/4/27
A+
A
●
●
商船三井
2016/5/6
BBB+
BBB
●
●
ジェイ エフ イー ホールディングス
2016/6/2
A+
A
●
●
中部ガス
2016/6/8
A-
BBB+
●
常陽銀行
2016/6/14
AA-
A+
●
三菱自動車工業
2016/6/20
BBB
BBB-
中国銀行
2016/8/17
AA-
A+
その他
●
●
●
●
●
●
●
コーポレートガバナンス
が長年機能していな
かった
●
●
I.
Chapter
VI
証券化市場
II.
III.
IV.
V.
VI.
マクロ経済
1.
日本経済
2.
米国経済
3.
欧州経済
4.
中国経済
5.
為替市場
6.
米大統領選挙と金融市場
バンキングを巡る情勢
1.
国内資金循環
2.
国内バンキング
3.
日銀のマイナス金利政策
株式市場
1.
国内株式市場動向
2.
国内エクイティ調達状況
3.
国内REIT市場
債券市場
1.
円債市場
2.
米国債市場
3.
欧州債市場
クレジット市場
1.
国内クレジット市場動向
2.
国内起債動向
3.
格付け動向
証券化市場
1.
証券化市場動向
2.
住宅金融支援機構RMBS
3.
国内証券化発行一覧
VI. 証券化市場
(1)国内証券化市場動向
国内証券化市場動向
 出所
•
2016年度上半期に掛けては、マイナス金利政策導入を受けて住宅ローンの強い借換ニーズを背景(p.68参照)として住宅金融
支援機構RMBS中心にRMBSの組成が活発化したことで、証券化商品全体の組成額が増加している。2016年上半期の証券
化商品の発行額(日本証券業協会HP上でディスクローズされているベース)は2兆3226億円となり、リーマンショックが起きた2008
年度以降で過去最大額を記録した。
:
図表 106 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
図表 106 :国内証券化商品発行金額推移
(億円)
RMBS
60,000
CMBS
CDO
2004年以降住宅金融公庫RMBS発行に
よりRMBS活発化。その後不動産流動化
ブームに伴いCMBSの発行も増加
リース
消費者ローン
ショッピング・クレジット(オートローン含む)
売掛金、商業手形
その他
足元では低金利を背景にRMBSやオート
ローンを含むショッピング・クレジットを裏付と
した証券化商品の発行が増加、2016年
度上半期に掛けてはマイナス金利政策導
入を受けて住宅ローンの借り換え需要強ま
り住宅機構RMBSの組成拡大
世界的な金融危機に伴い、商業用不動産
等を裏付債権とした証券化商品の発行は急
減・ストップ。一方で機構含むRMBSが証券
化市場全体に占めるウエイトが大きくなる
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
63
Sep-04
Mar-06
Sep-07
Mar-09
Sep-10
Mar-12
Sep-13
Mar-15
Sep-16
VI. 証券化市場
(2) 国内証券化市場動向②
国内証券化市場動向(格付)
証券化発行時格付については、金融危機以前はBBB格級の発行も存在したため、AAA格が占める割合は8割を割ることもあっ
たが、金融危機以降はBBB格以下の発行は限定的となっている。2016年度上半期では90.1%の商品がAAA格となっている。
 出所
•
:
図表 107 : 格付別割合
図表 107 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
AAA
Sep-16
Mar-16
Sep-15
Mar-15
Sep-14
Mar-14
Sep-13
Mar-13
Sep-12
Mar-12
Sep-11
Mar-11
Sep-10
Mar-10
Sep-09
Mar-09
Sep-08
Mar-08
Sep-07
Mar-07
Sep-06
Mar-06
Sep-05
Mar-05
Sep-04
0%
64
10%
20%
30%
AA
40%
A
BBB
50%
BB
B
CCC
60%
70%
80%
90%
100%
VI. 証券化市場
(3) 国内RMBS市場動向
国内RMBS市場動向
マイナス金利導入を受けて主に借換ニーズが強まっていることを背景に住宅金融支援機構RMBSの発行が増加したことを受けて
発行額は拡大傾向にある。
機構RMBSが全体のRMBS発行に占める割合は6-8割程度で推移している。
 *1
「その他」のオリジネー
ターには非開示も含まれ
る。
 出所
•
•
図表 108 : オリジネーター別RMBS発行推移*1
(億円)
35,000
住宅金融支援機構
都市銀行・信託銀行
図表 109 : RMBS全体に占める機構RMBSの割合
地域銀行
ノンバンク
その他
:
図表 108 :日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
図表 109 :日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
RMBSに占める機構RMBSの割合
100.0%
90.0%
30,000
80.0%
25,000
70.0%
60.0%
20,000
50.0%
15,000
40.0%
30.0%
10,000
20.0%
5,000
10.0%
0
65
Sep-04
Sep-06
Sep-08
Sep-10
Sep-12
Sep-14
Sep-16
0.0%
Sep-04
Sep-06
Sep-08
Sep-10
Sep-12
Sep-14
Sep-16
VI. 証券化市場
(4)住宅金融支援機構RMBSの発行動向
住宅金融支援機構RMBS市場
2016年1-11月の機構RMBSの発行の総額は2兆3093億円(昨年同期は1兆6700億円)であり、前年度に比べて発行額が増
加している。これは、低金利による住宅ローン取得・借り換え需要が高まったことが背景にある。
現在の発行残高は11.8兆円*1。
 *1
3,600
0
3,600
FY2005
9,378
11,000
20,378
FY2006
9,790
12,000
21,790
FY2007
8,570
14,000
22,570
FY2008
6,642
8,000
14,642
FY2009
7,960
9,000
16,960
FY2010
17,741
0
17,741
FY2011
23,708
0
23,708
FY2012
17,717
0
17,717
FY2013
14,941
0
14,941
FY2014
12,438
0
12,438
FY2015
18,753
0
18,753
FY2016 (11月迄)
17,993
0
17,993
FY2016(予定)
28,776
0
28,776
181,231
54,000
235,231
106,436
11,873
118,309
*1
発行累積金額
現在残高*1
66
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
FY2016(予定)
FY2004
FY2015
3,500
FY2016 (11月迄)
0
FY2014
3,500
FY2013
FY2003
30,000
FY2012
6,000
FY2011
0
FY2010
6,000
S種債
FY2009
FY2002
FY2008
2,000
FY2007
500
0
FY2006
0
FY2005
500
2,000
月次債
FY2004
図表 111 : 住宅金融
支援機構のデータより
新生証券作成
FY2000
FY2001
(億円)
35,000
FY2003
•
図表 110 :住宅金融
支援機構のデータより
新生証券作成
単位:億円
RMBS合計
S種債
月次債
FY2002
•
:
図表 111 : 住宅金融支援機構RMBS発行推移
FY2001
 出所
図表 110 : 住宅金融支援機構RMBS発行推移
FY2000
2016年11月25日
発行(115回債) まで
VI. 証券化市場
(5)住宅金融支援機構RMBSの発行動向(スプレッド)
住宅金融支援機構RMBS市場(スプレッド)
安定した【フラット35】のローン金利を提供するために機構RMBSの起債運営は極めて重要となっている。
機構RMBSのスプレッドの動きは、平均年限の長短を問わず証券化商品のプライシングの際に参照されており、民間証券化商品
のベンチマークと言える。
図表 112 : 住宅金融支援機構RMBSプライマリーの回号別発行時ノミナルスプレッド及びOAS・各回号ごとの発行額推移
 出所
•
リーマンショック以前
生命保険、公的中心のマー
ケット。参加者は十分であった
ものの限定的。
:
図表 112 : 住宅金融
支援機構のデータより
新生証券作成。OAS
は新生証券計算
リーマンショック→震災前
リーマンショック直後は投資家は5社程度に
減少するも、その後の安定的な発行が投資
家の拡大に寄与。S種債の発行がストップし
たことで、S種債の投資家が月次債の購入
を開始。民主党の経済対策でLTV100%
ローンが可能となり発行額が増加し、需給
は若干緩み、スプレッドは上昇。
(bp)
発行額 : 右軸
リーマンショック(2008/92009/5)
120
100
80
発行額増加によ
るワイドニング
(2010/10)
ノミナル
OAS(弊社計算)
震災によるワイド
ニング(2011/3)
過熱したマーケットの反
動によるワイドニング。需
要は供給の1.5倍程度
(2012/12-2013/3)
正常化したマーケット(現在)
長期的に安定したスプレッドが観測される。一時期スプレッ
ドがワイドニングに転じたが、足元では運用難を背景に投資
家の需要が高まり、大型起債が相次いでいるにも関わらず、
ノミナルスプレッド及びOASはタイトニング傾向。
強い投資家需要を背
景にスプレッドはタイトニ
ング傾向。直近(115回
債)のノミナルは39bp、
OAS(弊社計算)は
26.0bp(2016/11)
(百万円)
600,000
500,000
400,000
60
300,000
40
200,000
20
100,000
0
67
震災から2012/11頃まで
震災によりスプレッドはワイドニングしたも
のの、翌月の5000億円超の発行金額
が問題なく消化されるなど強い需要が
確認された。その後も運用難を背景に
多くの投資家が継続的に機構RMBSを
購入、過熱感が高まりOASは弊社計
算で3.8bpに低下。
1
4
0
7 10 13 16 19 22 25 28 31 34 37 40 43 46 49 52 55 58 61 64 67 70 73 76 79 82 85 88 91 94 97 100 103 106 109 112 115 (回号)
VI. 証券化市場
(6)住宅ローンの借換と住宅金融支援機構RMBS裏付債権のプリペイメント動向
住宅ローンの借換と住宅金融支援機構RMBS裏付債権のプリペイメント動向
日銀のマイナス金利政策を受けて住宅ローンの借換が急増しており、住宅金融支援機構RMBSの月次債発行額が高水準に押
し上げられている。特に【フラット35】適用金利が過去最低となった2016年8月(0.90%、114回債の裏付債権)の当初融資総額
は3219億円と過去4番目に高い水準となった*1。(最も高水準だったのは東日本大震災時の48回債、6670億円)
また、2016年のマイナス金利導入後、【フラット35】適用金利が急低下する中、任意繰上償還率が急上昇し、8月をピークにプリ
ペイメントの動きが加速した。
 *1
但し、直近は借換割
合が低下、すなわち借
換の動きが一巡しつつあ
ることから、115回債の
当初融資総額は2478
億円に留まった。
 出所
•
:
図表 113 ・ 114 : 住
宅金融支援機構の
データより新生証券作
成。
図表 113 :当初融資総額と融資総額に占める借換割合の推移
当初融資額総額 : 右軸
50.0%
45.0%
40.0%
35.0%
借換割合
マイナス金利政策
図表 114 : 各年度末発行月次RMBSの任意繰上償還率と【フラット35】適
用金利の推移
(百万円)
800,000
東日本大震災
700,000
50.0%
45.0%
40.0%
各国金融緩和に
伴う金利の急低下
600,000
35.0%
500,000
30.0%
KIKO#12(当初WAC=2.73% ローンチ: 2008/3/19)
KIKO#23(当初WAC=2.97% ローンチ: 2009/3/18)
KIKO#35(当初WAC=2.05% ローンチ: 2010/3/18)
KIKO#47(当初WAC=1.65% ローンチ: 2011/3/23)
KIKO#59(当初WAC=1.36% ローンチ: 2012/3/16)
KIKO#71(当初WAC=1.45% ローンチ: 2013/3/22)
KIKO#83(当初WAC=1.54% ローンチ: 2014/3/18)
KIKO#95(当初WAC=0.98% ローンチ: 2015/3/17)
KIKO#107(当初WAC=0.95% ローンチ: 2016/3/16)
【フラット35】適用金利 : 右軸
4.5%
4.0%
3.5%
3.0%
30.0%
2.5%
25.0%
400,000
25.0%
2.0%
20.0%
300,000
20.0%
1.5%
15.0%
15.0%
200,000
100,000
5.0%
0.0%
68
1.0%
10.0%
10.0%
27 32 37 42 47 52 57 62 67 72 77 82 87 92 97 102107112
0
(回号)
0.5%
5.0%
0.0%
Jun-07
Jun-09
Jun-11
Jun-13
Jun-15
0.0%
VI. 証券化市場
(7)2016年1月以降に発行された住宅金融支援機構RMBS一覧
2016年1月以降に発行された住宅金融支援機構RMBS一覧
図表 115 : 2016年1月以降に発行された住宅金融支援機構RMBS一覧
回号
 出所
•
:
図表 115 : 住宅金融
支援機構のデータより
新生証券作成。OAS
は新生証券計算
69
発行額
(百万円)
条件決定日
発行日
(払込日)
表面利率
ノミナル
スプレッド(bp)
OAS(bp)
(弊社計算)
格付
S&P
R&I
信用補完率
105
199,300
2016/1/21
2016/1/29
0.79%
56
32.1
AAA(sf)
AAA
19.4%
106
171,700
2016/2/19
2016/2/26
0.54%
54
26.9
AAA(sf)
AAA
18.9%
107
139,000
2016/3/16
2016/3/28
0.48%
48
31.8
AAA(sf)
AAA
19.4%
108
248,700
2016/4/20
2016/4/28
0.34%
46
35.6
AAA(sf)
AAA
19.8%
109
230,300
2016/5/20
2016/5/30
0.36%
44
35.1
AAA(sf)
AAA
19.7%
110
223,500
2016/6/16
2016/6/24
0.23%
43
33.6
AAA(sf)
AAA
20.8%
111
202,900
2016/7/22
2016/7/29
0.19%
42
32.2
AAA(sf)
AAA
20.6%
112
201,200
2016/8/19
2016/8/26
0.33%
41
32.3
AAA(sf)
AAA
21.8%
113
243,600
2016/9/16
2016/9/27
0.37%
41
28.1
AAA(sf)
AAA
22.2%
114
252,900
2016/10/21
2016/10/28
0.34%
40
27.9
AAA(sf)
AAA
21.4%
115
196,200
2016/11/17
2016/11/25
0.41%
39
26.0
AAA(sf)
AAA
20.8%
VI. 証券化市場
(8)2016年国内発行証券化等一覧①
2016年国内発行証券化等一覧
図表 116 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
 出所
•
:
図表 116 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
2016/1/7
提携オートローン制度
マスタートラスト
シリーズ2015-12
優先受益権
(Horizon64号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
31.1
-
-
-
AAA
-
2016/1/12
Trust Gemello
-
三井住友
信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
受益権
135.6
-
-
A1 (sf)
-
-
2016/1/14
特定金銭信託受益権
2161012
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
36
-
J-1
-
-
-
2016/1/15
Trinity Trust シリーズ
201601
短期優先受益権
-
三井住友
信託銀行
クレジット債権
短期優先
受益権
50
-
-
-
a-1
-
2016/1/22
特定金銭信託受益権
2129044
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
63
-
J-1
-
-
-
2016/1/25
ボーラ・ツー
-
三井住友
信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
受益権
94.1
-
-
A1 (sf)
-
-
企業向け貸付
債権
-
47.7
-
-
-
A
-
企業向け貸付
債権
-
20
-
-
-
A
-
2016/2/4
70
格 付
発行日
JAGメガソーラーグリーン
プロジェクトボンド信託 4
-
ゴールドマン・
サックス証券
VI. 証券化市場
(9)2016年国内発行証券化等一覧②
図表 117 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
 出所
•
:
図表 117 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
2016/2/8
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016-1 優先受益権
(Horizon65号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
26.6
-
-
-
AAA
-
2016/2/8
Trust Gemello
-
三井住友
信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
受益権
139.4
-
-
A1
(sf)
-
-
2016/2/12
特定金銭信託受益権
2161013
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
36
-
J-1
-
-
-
60
-
-
Aaa (sf)
-
-
クレジット債権 信託受益権
2016/2/25 AURORAシリーズ 1602
2016/2/25
2016/2/26
71
格 付
発行日
-
ボーラ・ツー
-
Driver Japan five
フォルクスワーゲン・
ファイナンシャル・
サービス・ジャパン
みずほ証券
三井住友
信託銀行
クレジット債権
ABL
30
-
-
Aaa (sf)
-
-
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
受益権
108
-
-
A1
(sf)
-
-
オートローン
債権
信託受益権
2
310
AAA
sf
-
Aaa
(sf)
AAA
-
オートローン
債権
ABL2
290
AAA
sf
-
Aaa
(sf)
AAA
-
メリルリンチ日本証券
新生証券
VI. 証券化市場
(10)2016年国内発行証券化等一覧③
図表 118 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
 出所
•
:
図表 118 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/2/29
2016/2/29
2016/3/3
2016/3/3
2016/3/7
72
案件(発行者)名
Concerted 6
優先受益権 201602
(契約番号 210157)
優先受益権 201602
(契約番号 8200029)
CSメガソ-ラ-グリ-ン
プロジェクトボンド信託 1
提携オ-トロ-ン制度
マスタ-トラスト シリ-ズ
2016-2 優先受益権
(Horizon66号)
オリジネーター
-
-
-
-
-
アレンジャー等
三菱UFJ信託銀行
三菱UFJ信託銀行
オリックス銀行
格 付
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
優先受益権
480
-
AAA
-
-
-
売主持分受
益権
11.3
-
BBB
-
-
-
劣後受益権
76.3
-
BBB
-
-
-
優先受益権
86
-
AAA
-
-
-
B1受益権
2.1
-
AA-
-
-
-
B2受益権
1.1
-
A
-
-
-
B3受益権
5.4
-
A-
-
-
-
オートローン
債権
優先受益権
65
-
AAA
-
-
-
企業向け貸付
債権
-
20.4
-
A
-
-
-
企業向け貸付
債権
-
10
-
A
-
-
-
オートローン
債権
優先受益権
35.5
-
-
-
AAA
-
裏付資産
ショッピング
クレジット
オートローン
債権
ゴ-ルドマン・
サックス証券
三菱UFJ信託銀行
VI. 証券化市場
(11)2016年国内発行証券化等一覧④
図表 119 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
 出所
•
:
図表 119 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
発行日
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
格 付
Moody's
R&I
S&P
2016/3/9
信託受益権(220109)
-
BNPパリバ証券
投資用マンショ
ンローン債権
-
142.1
-
-
-
-
-
2016/3/11
特定金銭信託受益権
2161014
-
三菱UFJモルガン・
スタンレ-証券
売掛債権
-
0.005
-
J-1
-
-
-
2016/3/18
Sunlightシリ-ズ
2016-3
優先受益権
-
三菱UFJ信託銀行
ソーラーローン
優先受益権
債権
6.6
-
AAA
-
-
-
優先受益権
209
-
-
Aaa (sf)
-
-
信託ABL
55
-
-
Aaa (sf)
-
-
リース料債権
A1
4.5
-
A-
-
-
-
リース料債権
A3
16.6
-
A-
-
-
-
リース料債権
A4
16.6
-
A-
-
-
-
リース料債権
A5
16.7
-
A-
-
-
-
リース料債権
A6
13.7
-
A-
-
-
-
リース料債権
A1
11.9
-
A-
-
-
-
リース料債権
A2
16.5
-
A-
-
-
-
住宅ローン
債権
受益権
125.5
-
-
A1
(sf)
-
-
A号
83
-
-
Aaa (sf)
-
-
B号
45
-
-
Aaa (sf)
-
-
2016/3/25
2016/3/25
73
Ace-1603
SB向けリ-ス料債権
16-03
-
-
みずほ証券
オリックス銀行
オートローン
債権
2016/3/25
ボ-ラ・ツ-
-
三井住友
信託銀行
住宅ローン
債権
2016/3/25
Ambitious-1603
-
大和証券
オートローン
債権
VI. 証券化市場
(12)2016年国内発行証券化等一覧⑤
図表 120 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
 出所
•
:
2016/3/28
図表 120 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
地域金融機関CLO
シンセティック型
(合同会社クロ-バ-
2016)
清水銀行
東日本銀行
西武信用金庫
諏訪信用金庫
富山信用金庫
金沢信用金庫
大阪信用金庫
米子信用金庫
長野県信用組合
三菱UFJモルガン・
スタンレ-証券
裏付資産
CDS
(企業向け
貸付債権)
及び預金
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
第1回A号
無担保社債
60
-
-
Aaa
(sf)
-
-
第1回B号
無担保社債
43.4
-
-
Baa1
(sf)
-
-
第1回C号
無担保
保証付
社債
15
-
-
A1
(sf)
-
-
2016/3/28
ホンダファイナンス第3回
オ-トクレジット
債権流動化
ホンダファイナンス
野村證券
みずほ証券
オートクレジット
債権
投資家
受益権
300
-
-
Aaa
(sf)
-
-
2016/3/29
OSCAR 2016-1
オリエント
コ-ポレ-ション
みずほ証券
オートローン
債権
A-3
5
-
-
Aaa (sf)
-
-
A-1ノート
26.9百万ドル
(30億円)
-
-
P-1 (sf)
-
A-1+ (sf)
A-2aノート
62.8百万ドル
(70億円)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
A-2bノート
33.2百万ドル
(37億円)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
割賦債権
ABL
210
-
-
Aaa (sf)
-
-
割賦債権
優先受益権
30
-
-
Aaa (sf)
-
-
220.1
-
-
Aaa (sf)
-
-
61
-
-
Aaa (sf)
-
-
10
-
-
Aaa (sf)
-
-
2016/3/29
2016/3/30
2016/3/30
OSCAR US
Funding Trust IV
2016-1
オリエント
コ-ポレ-ション
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
証券化
2016-3
ソフトバンク
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
信託受益権 2016-3
-
みずほ証券
大和証券
みずほ銀行
みずほ証券
三井住友信託銀行
オートローン
債権
携帯端末等
優先受益権
割賦債権
リース料債権
2016/3/31
201603_リ-ス料債権
流動化
-
投資家
受益権A
新生証券
リース料債権 投資家ABL
74
格 付
トランチ
VI. 証券化市場
(13)2016年国内発行証券化等一覧⑥
図表 121 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
 出所
•
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
-
36.2
-
A-
-
-
-
優先受益権
24
-
-
-
AAA
-
短期優先受
益権
103
-
-
-
a-1
-
売掛債権
-
0.009
-
J-1
-
-
-
オートリース
料債権
優先受益権
238
-
-
-
-
AAA
(sf)
オートリース
料債権
ABL
137
-
-
-
-
AAA
(sf)
割賦債権・貸付債権
16-03
-
三菱UFJモルガン・
スタンレ-証券
2016/4/7
提携オートローン制度
マスタートラストシリーズ
2016-3 優先受益権
(Horizon67号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
2016/4/15
Trinity Trust シリーズ
201604 短期
優先受益権
-
三井住友信託銀行 クレジット債権
2016/4/15
特定金銭信託受益権
2161014
-
オートトラスト 2016-4
オリックス自動車
格 付
アレンジャー等
2016/3/31
2016/4/22
75
オリジネーター
企業向け
割賦債権
および
貸付債権
:
図表 121 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
案件(発行者)名
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
オリックス・
ホールセール証券
2016/4/25
ボーラ・ツー
-
三井住友信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン債
権受益権
152.8
-
-
A1
(sf)
-
-
2016/5/9
提携オートローン制度
マスタートラストシリーズ
2016-4 優先受益権
(Horizon 68号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
46.6
-
-
-
AAA
-
2016/5/17
Trinity Trust シリーズ
201605
短期優先受益権
-
三井住友信託銀行 クレジット債権
短期優先受
益権
127
-
-
-
a-1
-
VI. 証券化市場
(14)2016年国内発行証券化等一覧⑦
図表 122 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
 出所
•
発行日
案件(発行者)名
オリジネーター
2016/5/25
ボーラ・ツー
-
アレンジャー等
裏付資産
三井住友信託銀行 住宅ローン債権
格 付
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
住宅ローン
債権受益権
170.9
-
-
A1
(sf)
-
-
優先受益権
170.1
-
AAA
-
-
-
B1受益権
3.8
-
AA-
-
-
-
B2受益権
2.1
-
A
-
-
-
B3受益権
10.2
-
A-
-
-
-
:
図表 122 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/5/31
優先受益権 201605
(契約番号 210165)
三菱UFJ信託銀行
2016/6/7
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016-5優先受益権
(Horizon69号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
28.8
-
-
-
AAA
-
2016/6/10
特定金銭信託受益権
2161014
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
4
-
J-1
-
-
-
2016/6/15
Trinity Trust シリーズ
201606
短期優先受益権
-
三井住友信託銀行 クレジット債権
短期優先受
益権
122
-
-
-
a-1
-
2016/6/20
Sunlight シリーズ
2016-6 優先受益権
-
三菱UFJ信託銀行
ソーラーローン
優先受益権
債権
7
-
AAA
-
-
-
三菱UFJモルガン・
A号固定
住宅ローン債権
優先受益権
スタンレー証券
31
-
-
Aaa
(sf)
-
-
旭化成ヘーベルハウス・
新マスタートラスト型
2016/6/20
RMBS
シリーズ13 優先受益権
76
-
オートローン
債権
旭化成モーゲージ
VI. 証券化市場
(15)2016年国内発行証券化等一覧⑧
図表 123 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
Fitch
JCR
Moody's
R&I
S&P
40
-
-
Aaa (sf)
-
-
ABL
40
-
-
Aaa (sf)
-
-
クラスA1
優先受益権
355
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
クラスA2
優先受益権
265
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
住宅ローン債
権
受益権
187.7
-
-
A1
(sf)
-
-
携帯端末等
優先受益権
割賦債権
216.3
-
-
Aaa (sf)
-
-
トランチ
クレジット債権 信託受益権
 出所
•
2016/6/23 AURORAシリーズ 1606
:
みずほ証券
クレジット債権
図表 123 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/6/24
77
-
SMBC第31回
住宅ローン信託受益権
三井住友銀行
格 付
発行金額
(億円)
裏付資産
SMBC日興証券
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
2016/6/27
ボーラ・ツー
-
三井住友信託銀行
2016/6/29
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
信託受益権 2016-06
ソフトバンク
三井住友信託銀行
2016/6/29
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
証券化
2016-06
ソフトバンク
三菱UFJ信託銀行
みずほ銀行
割賦債権
優先受益権
200
-
-
Aaa (sf)
-
-
2016/6/30
信託受益権
(201606)
-
みずほ証券
住宅ローン
債権
優先受益権
1,800
-
-
Aaa (sf)
-
-
2016/7/7
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016-6優先受益権
(Horizon70号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
33.4
-
-
-
AAA
-
VI. 証券化市場
(16)2016年国内発行証券化等一覧⑨
図表 124 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
第1号
 出所
•
:
図表 124 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/7/15
2016/7/15
78
マスタートラスト
150092-1607
マスタートラスト
150092-1607
-
-
みずほ証券
みずほ証券
リース料債権
割賦債権
貸付債権
リース料債権
割賦債権
貸付債権
発行金額
(億円)
2.5
Fitch
-
JCR
J-1
格 付
Moody's
-
R&I
-
S&P
-
第2号
4
-
J-1
-
-
-
第3号
4
-
J-1
-
-
-
第4号
4
-
J-1
-
-
-
第5号
4
-
J-1
-
-
-
第6号
3
-
J-1
-
-
-
第7号
11
-
J-1
-
-
-
第8号
9
-
J-1
-
-
-
-
第9号
11
-
J-1
-
-
第10号
10
-
J-1
-
-
-
第11号
10
-
J-1
-
-
-
第12号
9
-
J-1
-
-
-
第13号
5
-
A-
-
-
-
第14号
3
-
A-
-
-
-
第15号
9
-
A-
-
-
-
第16号
9
-
A-
-
-
-
第17号
9
-
A-
-
-
-
第18号
9
-
A-
-
-
-
第19号
9
-
A-
-
-
-
第20号
8
-
A-
-
-
-
第21号
9
-
A-
-
-
-
第22号
9
-
A-
-
-
-
第23号
9
-
A-
-
-
-
第24号
9
-
A-
-
-
-
第25号
9
-
A-
-
-
-
第26号
9
-
A-
-
-
-
第27号
8
-
A-
-
-
-
第28号
8
-
A-
-
-
-
第29号
8
-
A-
-
-
-
第30号
9
-
A-
-
-
-
VI. 証券化市場
(17)2016年国内発行証券化等一覧⑩
図表 125 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
2016/7/15
 出所
•
2016/7/15
:
図表 125 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/7/20
2016/7/22
2016/7/25
案件(発行者)名
Trinity Trust シリーズ
201607
短期優先受益権
特定金銭信託受益権
2161015
BINARY STAR 受益権
/ABL
(2016/7発行回)
特定金銭信託受益権
2129045
ボーラ・ツー
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016/7/7
2016-6優先受益権
(Horizon70号)
2016/7/15
79
マスタートラスト
150092-1607
オリジネーター
-
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
短期
三井住友信託銀行 クレジット債権
優先受益権
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
格 付
Moody's
R&I
S&P
110
-
-
-
a-1
-
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
76
-
J-1
-
-
-
-
みずほ銀行
住宅ローン
債権
-
5
-
-
-
AA+
-
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
51
-
J-1
-
-
-
-
三井住友信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権受益権
187.3
-
-
A1 (sf)
-
-
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
33.4
-
-
-
AAA
-
第1号
2.5
-
J-1
-
-
-
第2号
4
-
J-1
-
-
-
-
みずほ証券
リース料債権
割賦債権
貸付債権
第3号
4
-
J-1
-
-
-
第4号
4
-
J-1
-
-
-
第5号
4
-
J-1
-
-
-
第6号
3
-
J-1
-
-
-
第7号
11
-
J-1
-
-
-
第8号
9
-
J-1
-
-
-
第9号
11
-
J-1
-
-
-
-
第10号
10
-
J-1
-
-
第11号
10
-
J-1
-
-
-
第12号
9
-
J-1
-
-
-
第13号
5
-
A-
-
-
-
第14号
3
-
A-
-
-
-
第15号
9
-
A-
-
-
-
第16号
9
-
A-
-
-
-
第17号
9
-
A-
-
-
-
第18号
9
-
A-
-
-
-
第19号
9
-
A-
-
-
-
VI. 証券化市場
(18)2016年国内発行証券化等一覧⑪
図表 126 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
 出所
•
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
:
図表 126 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/7/15
80
マスタートラスト
150092-1607
-
みずほ証券
リース料債権
割賦債権
貸付債権
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
格 付
Moody's
R&I
S&P
第20号
8
-
A-
-
-
-
第21号
9
-
A-
-
-
-
第22号
9
-
A-
-
-
-
第23号
9
-
A-
-
-
-
第24号
9
-
A-
-
-
-
第25号
9
-
A-
-
-
-
第26号
9
-
A-
-
-
-
第27号
8
-
A-
-
-
-
第28号
8
-
A-
-
-
-
第29号
8
-
A-
-
-
-
第30号
9
-
A-
-
-
-
短期優先
受益権
110
-
-
-
a-1
-
2016/7/15
Trinity Trust シリーズ
201607
短期優先受益権
-
2016/7/15
特定金銭信託受益権
2161015
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
76
-
J-1
-
-
-
2016/7/20
BINARY STAR
受益権/ABL
(2016/7発行回)
-
みずほ銀行
住宅ローン
債権
-
5
-
-
-
AA+
-
2016/7/22
特定金銭信託受益権
2129045
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
51
-
J-1
-
-
-
2016/7/25
ボーラ・ツー
-
三井住友信託銀行
住宅ローン
債権
住宅ローン債
権受益権
187.3
-
-
A1 (sf)
-
-
三井住友信託銀行 クレジット債権
VI. 証券化市場
(19)2016年国内発行証券化等一覧⑫
図表 127 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
 出所
•
:
図表 127 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
発行日
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
格 付
Moody's
R&I
S&P
2016/8/8
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016-7 優先受益権
(Horizon71号)
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
41
-
-
-
AAA
-
A号
特定社債
500
-
A
-
A+
-
B号
特定社債
500
-
A
-
A+
-
-
31
-
J-1
-
-
-
短期優先
受益権
114
-
-
-
a-1
-
-
6.1
-
-
-
AA+
-
優先受益権
170.4
-
AAA
-
-
-
B1受益権
3.8
-
AA-
-
-
-
B2受益権
2.1
-
A
-
-
-
B3受益権
10.3
-
A-
-
-
-
明治安田生命
三菱UFJモルガン
・スタンレー証券
2016基金
2016/8/9
特定目的会社第1回 (基金調達者:明治安田生命保険
相互会社)
特定社債(一般担保付)
2016/8/15
特定金銭信託受益権
2161016
-
2016/8/17
Trinity Trust シリーズ
201608
短期優先受益権
-
2016/8/22
BINARY STAR
受益権/ABL
(2016/8発行回)
-
2016/8/31
81
優先受益権 201608
(契約番号 210167)
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
(事務幹事)
みずほ証券
大和証券
野村證券
基金債権
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
三井住友信託銀行 クレジット債権
みずほ銀行
三菱UFJ信託銀行
住宅ローン
債権
オートローン
債権
2016/8/31 信託受益権 7222203
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
貸付債権
-
30
-
J-1
-
-
-
2016/8/31 信託受益権 7222204
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
貸付債権
-
60
-
J-1
-
-
-
2016/8/31 信託受益権 7922205
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
貸付債権に
関する
参加利益
-
250
-
J-1
-
-
-
VI. 証券化市場
(20)2016年国内発行証券化等一覧⑬
図表 128 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
2016/9/7
 出所
•
:
2016/9/14
図表 128 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
2016/9/15
2016/9/20
2016/9/20
2016/9/20
2016/9/26
2016/9/26
案件(発行者)名
提携オートローン制度
マスタートラスト シリーズ
2016-8優先受益権
(Horizon72号)
特定金銭信託受益権
2161017
Trinity Trust シリーズ
201609
短期優先受益権
BINARY STAR
受益権/ABL
(2016/9発行回)
Sunlight シリーズ
2016-9 優先受益権
旭化成ヘーベルハウス・
新マスタートラスト型
RMBS
シリーズ14優先受益権
SMBC第32回
住宅ローン信託受益権
SB貸付債権 16-09
オリジネーター
アレンジャー等
裏付資産
トランチ
発行金額
(億円)
Fitch
JCR
格 付
Moody's
R&I
S&P
-
三菱UFJ信託銀行
オートローン
債権
優先受益権
40.5
-
-
-
AAA
-
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
売掛債権
-
8
-
J-1
-
-
-
短期優先受
益権
153
-
-
-
a-1
-
-
8.3
-
-
-
AA+
-
8.2
-
AAA
-
-
-
-
-
-
-
-
三井住友信託銀行 クレジット債権
-
みずほ銀行
-
三菱UFJ信託銀行
旭化成モーゲージ
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
三井住友銀行
-
SMBC日興証券
オリックス銀行
住宅ローン
債権
ソーラーローン
優先受益権
債権
住宅ローン
債権
住宅ローン
債権
企業向け貸付
債権
企業向け貸付
債権
82
A号固定
優先受益権
変動
優先受益権
36
-
-
18.5
-
-
クラスA1
優先受益権
380
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
クラスA2
優先受益権
360
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
クラスα
優先受益権
160
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
A-1号
5.9
-
A-
-
-
-
A-2号
5.9
-
A-
-
-
-
A-4号
6
-
A-
-
-
-
A-5号
6.1
-
A-
-
-
-
A-6号
6.1
-
A-
-
-
-
A-3号
6
-
A-
-
-
-
Aaa
(sf)
Aaa
(sf)
VI. 証券化市場
(21)2016年国内発行証券化等一覧⑭
図表 129 : 2016年に発行された国内証券化等一覧
発行日
 出所
•
:
案件(発行者)名
オリジネーター
アレンジャー等
2016/9/26
ボーラ・ツー
-
三井住友信託銀行
2016/9/26
ボーラ・スリー
-
三井住友信託銀行
2016/9/27
OSCAR 2016-2
オリエント
コーポレーション
みずほ証券
図表 129 : 日本証券
業協会のデータより新
生証券作成
裏付資産
トランチ
住宅ローン 住宅ローン債
債権
権受益権
住宅ローン 住宅ローン債
債権
権受益権
オートローン
A-5
債権
2016/9/27
みずほ証券
2016/9/28
2016/9/29
2016/9/29
2016/9/29
2016/9/30
2016/9/30
83
NBL-1609
Fortuneシリーズ 1609
ワイモバイル
携帯通信端末等
割賦債権
流動化シリーズ
2016-9
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
信託受益権 2016-9
ソフトバンク株式会社
携帯端末等割賦債権
証券化
2016-9
優先受益権 201609
信託受益権 7222205
みずほ証券
ソフトバンク
-
21.7
-
-
5
-
-
-
S&P
-
-
-
-
Aaa (sf)
-
-
-
P-1 (sf)
-
A-1+ (sf)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
-
-
Aaa (sf)
-
AAA (sf)
-
-
Aaa (sf)
-
-
B号
32
-
-
Aaa (sf)
-
-
A号ABL
31
-
-
Aaa (sf)
-
-
B号ABL
42
-
-
Aaa (sf)
-
-
24
-
-
Aaa (sf)
-
-
みずほ証券
-
-
R&I
オートローン
債権
A-2bノート
A-3ノート
オリエント
コーポレーション
186.7
格 付
Moody's
A1
(sf)
A1
(sf)
A号
オートローン
債権
A-4ノート
2016/9/28
JCR
オートローン
債権
A-2aノート
オリエント
コーポレーション
Fitch
51.6百万ドル
(53億円)
97.3百万ドル
(100億円)
60.3百万ドル
(62億円)
82.7百万ドル
(85億円)
71百万ドル
(73億円)
78
A-1ノート
OSCAR US
Funding Trust V
2016-2
発行金額
(億円)
クレジット債権 信託受益権
クレジット債権
ABL
16
-
-
Aaa (sf)
-
-
三井住友信託銀行
割賦債権
優先受益権
59.5
-
-
Aaa (sf)
-
-
ソフトバンク
三井住友信託銀行
割賦債権
優先受益権
371.1
-
-
Aaa (sf)
-
-
大和証券
みずほ銀行
みずほ証券
割賦債権
優先受益権
140
-
-
Aaa (sf)
-
-
ソフトバンク
割賦債権
ABL
110
-
-
Aaa (sf)
-
-
-
オリックス銀行
オートローン
債権
優先受益権
32.1
-
AAA
-
-
-
-
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
貸付債権
-
100
-
J-1+
-
-
-
ディスクレーマー







84
本資料は、議論や検討を目的に作成されたものであり、新生証券がその実現性を保証するものではありません。
本資料は、新生証券の内部情報および一般情報のほか、新生証券が信頼できると判断した情報をもとに作成されておりますが、新生証券
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信用格付に関連する注意 : 本資料で言及または参照する信用格付には、金融商品取引法第66条の27の登録を受けていない者による
無登録格付が含まれる場合があります。
信用格付業者の名称は略称が表示されておりますが、それぞれは以下の名称です。

R&I:株式会社格付投資情報センター(金融庁長官(格付)第6号)

Moody‘s:ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第2号)

S&P:スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第5号)

JCR:株式会社日本格付研究所(金融庁長官(格付)第1号)

Fitch:フィッチ・レーティングス・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第7号)
ディスクレーマー
【当社の概要】
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商号等
:
本店所在地
:
加入協会
:
当社が契約する特定第一種金融
商品取引業務に係る指定紛争解
決機関
特定第一種金融商品取引業務以
外の苦情処理措置及び紛争解決
措置
:
:
貸金業務に係る指定紛争解決機関
資本金
:
:
主な事業
設立年月
連絡先
:
:
:
新生証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第95号
貸金業登録番号 東京都知事(5)第27473号
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町2-4-3
日本証券業協会
一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 金融先物取引業協会
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
日本貸金業協会
特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
(第二種金融商品取引業務に係る苦情処理措置及び紛争解決措置)
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会(実際には同協会から委託を受けた特定非営利活動法人
「証券・金融商品あっせん相談センター」)が実施する苦情処理手続及び紛争解決手続を利用する措
置
(投資助言・代理業務に係る苦情処理措置及び紛争解決措置)
一般社団法人日本投資顧問業協会(実際には同協会から委託を受けた特定非営利活動法人「証券・
金融商品あっせん相談センター」)が実施する苦情処理手続及び紛争解決手続を利用する措置
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
87.5億円(平成28年3月31日現在)
新生銀行100%出資
金融商品取引業
平成12年12月
03-6880-6000又はお取引のある営業部署にご連絡ください
無登録格付に関する説明書
(ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク用)
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されておりま
す。これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、
無登録格付である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされております。
信用格付を付与した者は、金融商品取引法第66 条の27 の登録を受けておりません。
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有
している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入
検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号: ムーディーズ・ジャパン株式会社 金融庁長官(格付)第2 号
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ( https://www.moodys.com/pages/default_ja.aspx )の「信用格
付事業」をクリックした後に表示されるページ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されております。
信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(以下、「ムーディーズ」という。)の信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の相対的信
用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リスクを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が発
生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクについて言
及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成するものではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するもので
はありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法によっても、これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定
の目的への適合性について、明示的、黙示的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報を基礎として行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品
質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを確保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズ
は監査を行う者ではなく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性について常に独自の検証を行うことはできません。
この情報は、平成28年11月15日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。詳しく
は上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
以 上
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無登録格付に関する説明書(S&Pグローバル・レーティング用)
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております
。これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、無登
録格付である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされております。
信用格付を付与した者は、金融商品取引法第66 条の27 の登録を受けておりません。
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有して
いる場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業
務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:S&Pグローバル・レーティング
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号: スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社 金融庁長官(格付)第5 号
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ( http://www.standardandpoors.co.jp )の上段「ライブラリ・規制関連」の「無登録
格付け情報」( http://www.standardandpoors.co.jp/unregistered )に掲載されております。
信用格付の前提、意義及び限界について
S&Pグローバル・レーティングの信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点における意見であり、発行体または特定の債務が債務
不履行に陥る確率を示した指標ではなく、信用力を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の購入、売却または保有を推奨するものでなく、債務の
市場流動性や流通市場での価格を示すものでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパーティの信用力変化など、さまざまな要因により変動する可能性があります。
S&Pグローバル・レーティングは、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析を行っており格付意見に達することができるだけの十分な
品質および量の情報が備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、S&Pグローバル・レーティングは、発行体やその他の第三者から
提供された情報について、監査・デュー・デリジュエンスまたは独自の検証を行っておらず、また、格付付与に利用した情報や、かかる情報の利用により得られた結
果の正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。さらに、信用格付によっては、利用可能なヒストリカルデータが限定的であることに起因する潜在的な
リスクが存在する場合もあることに留意する必要があります。
この情報は、平成28年11月15日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。詳しくは
上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
以 上
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無登録格付に関する説明書(フィッチ・レーティングス用)
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております。こ
れに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、無登録格付
である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされております。
信用格付を付与した者は、金融商品取引法第66 条の27 の登録を受けておりません。
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有している
場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善
命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:フィッチ・レーティングス(以下「フィッチ」と称します。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:フィッチ・レーティングス・ジャパン株式会社 金融庁長官(格付)第7号
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
フィッチ・レーティングス・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.fitchratings.co.jp)の「規制関連」セクションにある「格付方針等の概要」に掲載されており
ます。
信用格付の前提、意義及び限界について
フィッチの格付は、所定の格付基準・手法に基づく意見です。格付はそれ自体が事実を表すものではなく、正確又は不正確であると表現し得ません。信用格付は、信
用リスク以外のリスクを直接の対象とはせず、格付対象証券の市場価格の妥当性又は市場流動性について意見を述べるものではありません。格付はリスクの相対的
評価であるため、同一カテゴリーの格付が付与されたとしても、リスクの微妙な差異は必ずしも十分に反映されない場合もあります。信用格付はデフォルトする蓋然性
の相対的序列に関する意見であり、特定のデフォルト確率を予測する指標ではありません。
フィッチは、格付の付与・維持において、発行体等信頼に足ると判断する情報源から入手する事実情報に依拠しており、所定の格付方法に則り、かかる情報に関す
る調査及び当該証券について又は当該法域において利用できる場合は独立した情報源による検証を、合理的な範囲で行いますが、格付に関して依拠する全情報
又はその使用結果に対する正確性、完全性、適時性が保証されるものではありません。ある情報が虚偽又は不当表示を含むことが判明した場合、当該情報に関連
した格付は適切でない場合があります。また、格付は、現時点の事実の検証にもかかわらず、格付付与又は据置時に予想されない将来の事象や状況に影響される
ことがあります。
信用格付の前提、意義及び限界の詳細にわたる説明については、フィッチの日本語ウェブサイト上の「格付及びその他の形態の意見に関する定義」をご参照ください。
この情報は、平成28年11月15日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。詳しくは上記
フィッチのホームページをご覧ください。
以 上
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