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雪国観光圏 - 国土交通省
(別添)様式1 日本版DMO形成・確立計画 1. 日本版DMOの組織 申請区分 日本版DMO候補法人 の名称 マーケティング・マネ ジメント対象とする区 域 所在地 設立時期 地域連携DMO 職員数 代表理事 (マネジメント担当) 6人 井口 智裕 (株)いせん 副代表理事 (人材育成担当) 深津卓也 株式会社辰己館 観光地域づくりマネージ ャー 柳 一成 有限会社千歳館 観光地域づくりマネージ ャー フジノケン (株)4CYCLE プランナー 専務理事 (旅行商品造成担当) ブランドマネージャー 事務局 一般社団法人 雪国観光圏 区域を構成する地方公共団体名 新潟県(湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町)、 群馬県(みなかみ町)、長野県(栄村) 新潟県南魚沼郡湯沢町 平成25年4月1日 旅館や飲食店などを経営。2008年雪国観光圏 の立ちあげに尽力し、2013年からは(一)雪 国観光圏の代表理事に就任。地域づくりマネージ ャー みなかみオンパックなどの立ちあげなどに関わ る。みなかみ町観光協会副会長などを歴任し、地 域づくりを中核的に進めている。 松之山温泉の活性化に関わり、合同会社まんまの 代表社員も務める。新潟県観光カリスマなど新潟 県の中核的な人材 読売広告社などの大手代理店でのプランニングな らびにデザイン業務に従事、現在は株式会社4 CYCLE として独立し、津南町をベースに地域のブラ ンドデザインなどを行なっている 民間旅行会社などで各種予約の手配や添乗などの 経験がある。また観光協会では各種事業の事務局 業務全般に精通している。またブランドマネージ ャーと連携しながら、データー収集や分析などの マーケティング業務を専従で行う。 湯沢町にて20年近く旅館経営に携わる。その後 旅行会社勤務を通じて、2015年より雪国観光 圏事業に携わる。観光地域づくりマネージャー (マーケティング担当) (氏名) 細矢 智子「専従」 (湯沢温泉観光協会) 商品造成担当 観光地域づくり マネージャー (氏名) 杉山 光洋 (湯沢温泉観光協会) 連携する地方公共団体 の担当部署名及び役割 雪国観光圏推進協議会 湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町、みなかみ町、栄村の3県7市 町村から構成される協議会 事務局長 南雲剛(湯沢町産業観光部長) 二次交通ワーキング事務局 南魚沼地域振興局企画振興部 【旅行商品開発】 湯沢温泉観光協会、湯沢町観光協会、南魚沼市観光協会、六日町観光協会、十 日町市観光協会、魚沼市観光協会、津南町観光協会、みなかみ町観光協会、栄 村観光協会 【宿泊施設の認証事業】 連携する事業者名及び 役割 1 (別添)様式1 官民・産業間・地域間と の持続可能な連携を図 るための合意形成の仕 組み 中部圏社会経済研究所、株式会社ホップステップジャパン 【食の品質認証】 株式会社自遊人 【情報発信・会員構築】 株式会社滝沢印刷 【二次交通】 東日本旅客鉄道株式会社、北越急行株式会社、南越後交通 (該当する要件) ③日本版DMOが行う取組に関する連絡調整を行うため、行政や関係団体から 構成される協議会等をDMOとは別に設置すること (概要) 雪国観光圏では、自治体側の窓口として機能している雪国観光圏推進協議会と 民間側のプラットフォームとして一般社団法人雪国観光圏がある。全体の意思 決定機関として、毎月 1 回雪国観光圏戦略会議を開催し、雪国観光圏推進協議 会と一般社団法人雪国観光圏の事業を共有している。また個別に6つのワーキ ンググループを形成し、個別の事業についてはそれぞれのワーキンググループ で検討され、戦略会議に提言される。 (実施体制図) 法人のこれまでの活動 実績 (活動の概要) 2008年に観光圏整備法が制定されてから、7年にわたって雪国観光圏とし て活動を継続してきた。当初は地域内で開催される様々な雪まつりイベントを 連携させて実施したスノーカントリーフェスティバル、また地域内情報発信ツ ールとしてスノーカントリーフリークの発刊を進めてきた。また7市町村の登 山道を繋いだ連携プロモーション「スノーカントリートレイル」などを構想 し、マスコミ各社にその存在の PR を行なってきた。 2013年には一般社団法人雪国観光圏を設立し、雪国観光圏のプラットフォ ーム組織としてブランド観光地域の設立を目指し、さらにその活動を活発に行 なってきた。民間事業者が中心に事業を実施している雪国観光圏では、特に品 質認証制度に対する取組が先進的である。訪日外国人に対する宿泊施設の品質 認証制度「サクラクオリティー」では50軒の宿泊施設を対象に行なってきた が、今は雪国観光圏だけでなく、全国の観光圏で導入が進んでいる。また地場 産食材を積極的に使用する旅館や飲食店に対する認証制度として雪国 A 級グル メという事業も行なってきた。この事業が更に波及し、にいがた朝ごはんプロ 2 (別添)様式1 ジェクト、雪国食文化研究所の設立にも大きく貢献し、地域全体での食と観光 の結びつきが強化された。また本年度は経済産業省の地域イノベーション協創 プログラム事業の支援を受け、雪国観光圏のコアターゲットのペルソナ像を深 掘りするマーケティング活動の充実を図っている。 (定量的な評価) 雪国観光圏の構想は2015年に予定されていた北陸新幹線に対する対抗策と して発足された。それ故に今年の新幹線開業こそがベンチマークすべき数字で ある。2014年の同地域の宿泊数は 3,397,489 名であったが、開業に伴い落 ち込みが予想された2015年であったが、実数は 3,565,349 名と対前年比 105%と上回った。また訪日外国人については 2014 年が 38,207 名に対して、 2015 年は 55,727 名と対前年比 145%と大幅な伸びを示した。また主たる滞在 促進地区である越後湯沢温泉も対前年比 103%の伸びを示している。 実施体制 (実施体制の概要) 一般社団法人雪国観光圏の事務局には専任の事務職員を雇用し、全体のマネジ メントを行う。また観光地域づくりマネージャーやブランドマネージャーを外 部人材として活用していきながら、観光圏域内の事業所を対象としたマーケテ ィング支援やマネジメント支援、または地域住民の啓蒙活動などを行なってい く。また CS 調査や実勢調査の分析業務、また会員クラブの運営については他 の事業所に委託することで円滑に行っていく。また海外への販路拡大について は、全国観光圏推進協議会の UNDISCOVERED JAPAN プロジェクトに参画し、連 携を図りながら共同プロモーションを進めていく。 (a) 調査事業の実施・・・①、② 【主体】 3 (別添)様式1 新潟経済社会リサーチセンター、株式会社アンド・ディ、 (一)雪国観光圏 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 宿泊施設、飲食店鋪ならびにサービス事業者に対して満足度調査を実施し、 経営改善を促すための参考資料の提供を行なっていく。また宿泊施設に対し ては任意で期待値調査を実施し、想定している顧客に対して適切にサービス が提供されているか調査を行う。所属する市町村が観光協会へ委託している イベントやプロモーションについても事業評価をおこなっていき、事業継続 の意思決定または事業改善の参考資料を提供していく。 【効果】 ・調査へ参加する事業者数(初年度:全体の10%→最終年度:全体の50%) ・事業評価を行うイベントやプロモーション数 (初年度:全体の20%→最終年度:全体の80%) ・調査に対する参画事業者の継続意向率(初年度目標値65%→85%) (b) 地域住民と事業者への意識啓発の実施・・・① 【主体】 雪国文化ワーキングチーム、ブランドストーリー研究会、滝沢印刷、 (一)雪 国観光圏 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 雪国観光圏が7年間にわたって構築してきた「雪国文化」の価値を地域住民 や事業者と理念の共有を図っていくことで、住民や事業者がそれぞれの役割 の中で、このブランド価値を発展させていける具体的な行動に繋がるような 意識の造成を行なっていく。 【効果】 ・シンポジウムならびに勉強会の参加者数 (初年度:3000名→最終年度:10,000名) ・雪国デザイン賞(仮称)の創設 (最終年度:100点の認証、クールジャパンへのエントリー10点) (c)宿泊施設と商業施設の経営改善支援の実施・・・② 【主体】 (一)雪国観光圏、第四銀行、商工会連合会 【時期】 平成 29 年度~平成 32 年度 【内容】 4 (別添)様式1 観光客が地域への再来訪意欲に大きく関わるのは、宿泊施設や飲食店などに 対する満足度である。 ①の満足度調査事業で見えてきた顧客満足度に対しての課題を改善していく ために、第四銀行や商工会連合会と連携を図りながら、個々の事業者の経営 改善に取り組んでいく。 【効果】 ・対象店鋪の顧客満足度調査指標(初年度:80%→最終年度:85%) ・対象店舗のリピーター率(初年度:20%→30%) (d)品質認証事業の実施・・・② 【主体】 食の認証・・・・株式会社自遊人 宿泊施設の認証・中部圏社会経済研究所、株式会社ホップステップジャパン 滞在プログラムの認証・・・観光地域づくりマネージャー(一)雪国観光圏 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 雪国観光圏では地元の食材を積極的に活用し、地場の食文化に根ざしたメ ニューを提供している宿泊施設や飲食店に対して1つ星から3つ星に認証 する事業を実施している。また加工品については1つ星の認証のみ行なって いる。認証機関は(一)雪国観光圏が行い、審査業務は株式会社自遊人が委 託を受けて実施している。この事業を導入することによって、雪国の食に高 い関心をもった顧客に対して、品質保証された食を提供することができ、ま た地域で生産される農産物の地元での販路拡大と付加価値向上にも大きく 貢献できる事業である。 宿泊施設の認証においては、サクラクオリティーを導入している。サクラ クオリティーとは公益財団法人中部圏社会経済研究所が国内の旅館やホテ ルなどの宿泊施設に対して、国際的視点から品質を認証するために定めた評 価制度である。この事業は海外からの利用者に対して、各宿泊施設が対応で きるサービスレベルにあわせて1つ星から5つ星のグレード別に品質表示 を行なっている。審査業務は(公)中部社研が設定した調査項目に基づき、 調査業務を株式会社ホップステップジャパンが受託して行なっている。 雪国観光圏では既に48の宿泊施設が認証を取得し、すでに1000名を 超える旅行者に情報提供を行なってきた。 雪国ならではの生活や文化、伝統に根ざし、顧客満足度の高い滞在プログ ラムを「雪旅」として認証する事業を実施している。認証に際しては観光地 域づくりマネージャーならびに有識者などが事業の認証業務を行なってお り、認証された旅行商品は雪国観光圏の顔となる商品となるため、ホームペ 5 (別添)様式1 ージやフリーペーパーなどを使って全面的に集客支援を行なっている。 【効果】 ・雪国 A 級グルメ参加事業者数(初年度:33事業所→最終年度:80事業 所) ・サクラクオリティー参加宿泊施設(初年度:48施設→最終年度:150 施設) ・雪旅のツアーの造成商品数(初年度:8商品→最終年度50商品) (e)地域ブランド確立促進イベントの実施・・・③ 【主体】 (一) 雪国観光圏、7市町村の観光協会、NPO 法人越後妻有里山協働機構、合 同会社雪国食文化研究所、 株式会社自遊人、滝沢印刷株式会社、雪国 デザイン研究会、 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 <全体イメージ> 季節ごとのテーマにあわせてそれぞれの地域でイベントを企画し、共同で 集客プロモーションを行なう。イベントに協賛する旅館や飲食店を幅広く募 集し、イベントにあわせた特別メニューや料金を設定することで、共同で新 規顧客の開拓をすすめていく。また雪国観光圏の会員向けの滞在プログラム などを特別に造成することで、会員の再来訪意欲の向上を図り、同時に会員 の同伴者などの新規顧客の開拓もすすめていく。 <春季のテーマ:世界和食サミット(仮称)> 雪国観光圏には魚沼産コシヒカリや地酒、またへぎそばなど全国的に知ら れた食ブランドのコンテンツが豊富にある。これらは米を中心とする発酵の 食文化であり、和食文化の中心的役割を担っている。これらの食資源は雪国 という特質的な気候風土によって育まれたものであり、狭い範囲でこれらす べてがこの地域に集中していることは、当地の大きなアドバンテージであり、 和食文化のフラブルゴーニュ地方(フランス)と言っても過言ではないと思 われる。特に春先の食材の良いと言われる時期に和食イベントを実施するこ とで、これらの価値を世界的に発信していく。 <夏季:大地の芸術祭の里> トリエンナーレ会期中の90日間で世界各国から約50万人近い来訪者が ある「大地の芸術祭」は、雪国観光圏の夏の代表的な一大イベントである。 次回のトリエンナーレ開催は 2018 年夏の予定であり、2020 年東京オリンピ ック・パラリンピックを前に、文化的プログラム展開が予定されるなか、日 本を代表するカルチャープロモーションとして、重要な役割を担うことがで 6 (別添)様式1 きると期待される。十日町市や津南町を中心に、2015 年・第 6 回展では、約 380点を越す現代アートが里山の自然の中に展示された。トリエンナーレ 会期以外でも、約200の恒久作品が点在し、世界のトップアーティストの 作品を観ることができるほか、宿泊できる作品もある。古くは縄文時代から 人々は常に自然と調和しながら暮らしてきた歴史をもつ雪国。その暮らしや 精神性を、アート作品を通じて体感いただく。 <秋季:秋の収穫祭(仮称)> 新米や新そばなどが収穫される秋季は雪国の食がもっとも色濃く表現出来 る時期でもある。世界的にも有名なった魚沼産コシヒカリの価値を高めてい くためにも、新米の解禁日などを設け、各地域で米にちなんだイベントやプ ロモーションを行なっていくことで、米を中心とする食文化の高い地域とし てのブランド力向上に努めていく。 <冬季:スノーカントリーフェスティバル> 当地は近代雪まつりの発祥の地として知られ、雪を人々の楽しみの一つと して活用してきた雪国には、冬季には毎週さまざまな地域で雪の行事が開催 されている。これらのまつりや伝統行事を、観光圏地域全体で、スノーカン トリーフェスティバルと称し、来訪客に対して適切に情報発信することとで、 更に地域内の滞在時間や来訪機会が増加し、地域の宿泊施設や飲食店へ顧客 を誘導するきっかけに繋げていく。 <通年での取組> この地域における課題として、農業労働人口の高齢化による耕作放棄地の 拡大と活力の衰退もあげられる。一方「魚沼産コシヒカリ」 「棚田天日干し」 といった、高付加価値かつ地域を象徴するものとして、単なる「食」のブラ ンドを超えその評価を得ている稲作、農、の魅力の大きさ、深さを、今後一 層充実させていく必要がある。特にインバウンド誘客においては、新潟の魅 力として「米・日本酒・雪」は非常にポテンシャルが高いことから、秀でた産 品を生み出す地域とその取組に実際に関わる、支える人材を育てることが重 要となる。 全国的にも知られ、かつ海外の旅行サイト等でも必見の景観としてランク インしている「星峠の棚田」をはじめ棚田百選に選ばれている地域において は、地域外の若者や大学、企業等による農作業の協働プログラムを展開して いく。また、越後妻有では「バンク制度」による、季節毎の作業に参加、交流 するプログラムの定着や販売システムの構築など、地域の生業である農業と 旅、観光との融合や、高齢化する中山間地の農業に積極的に関わろうとする 若者が、農作業や現地での様々な交流活動を通じて育つ機会を増やしていく。 特に、28 年度からは、廃校となった小学校を拠点として、農業に関わりな がら、女子プロサッカーチームとしてリーグ参戦をめざすプロジェクトもス タートする。 7 (別添)様式1 【効果】 ・メディアへの掲載数(初年度:15社→最終年度:35社) ・参画事業者数(初年度:100店鋪→最終年度:300店鋪) ・会員の新規登録数(初年度:100名→最終年度:300名) ・利用者の再来訪意欲率(初年度:15%→最終年度:35% (f)会員構築事業の実施・・・③ 【主体】 (一)雪国観光圏、第四銀行、商工会連合会 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 観光客が地域への再来訪意欲に大きく関わるのは、宿泊施設や飲食店などに 対する満足度である。 ①の満足度調査事業で見えてきた顧客満足度に対しての課題を改善していく ために、第四銀行や商工会連合会と連携を図りながら、個々の事業者の経営 改善に取り組んでいく。 【効果】 ・無料会員(メールマガジン購読者)の登録数 (初年度:500名→最終年度:20000名) ・有料会員(サポーター)の登録数 (初年度:50名→最終年度:1200名) ・会員の宿泊施設利用率(初年度:5%→最終年度15%) ・会員の宿泊施設のリピート率(初年度:20%→最終年度:45%) (g)Undiscovered Japan(全国観光圏推進協議会)によるインバウンドマーケッ トの開拓・・・・・② 【主体】 全国観光圏推進協議会、 (一)雪国観光圏 【時期】 平成 28 年度~平成 32 年度 【内容】 雪国観光圏ではブランド観光地準備地域として認定を受けている全国13 観光圏と連携し、ゴールデンルートに変わる新しい日本の顔を目指し、 Undiscovered Japan というコンセプトを設定した。U J では「地域の生活や 文化に根ざした 滞在プログラムの提供」、 「国際的品質基準に根ざした宿泊 品質認証制度の導入」 、 「さまざまな旅行ニーズに対応するワンストップ窓口 機能」などを共通事業として実施し、共同で大手旅行エージェントや航空会 8 (別添)様式1 社と契約をすすめながら、販路開拓や海外プロモーションなどを進めている。 また、大地の芸術祭の里の取組については、アジアや欧米のトップアーテ ィストの作品が里山に点在し、拠点施設である美術館や科学館を核にしなが ら作品を巡るツアーについて、海外ランドオペレーターや海外エージェント がパーマネントコースとして商品造成に動いていることから、今後一層、イ ンバウンドマーケットを取り込めるよう、関係者間での連携を推進していく。 特に、これまではこうしたインバウンド観光客の多くが、観光圏域以外の 首都圏などに宿泊滞在、日帰りで訪問していた傾向があったが、今後は、観 光圏域に長期滞在し、新幹線や高速道路、新潟ならびに近隣県の地方空港航 路を活用した広域周遊ルートとして活きるよう、雪国観光圏の取組を一層高 めていく。 【効果】 ・旅行エージェントとの契約数(初年度:3社→最終年度:30社) ・海外メディアの掲載数(初年度:2社→最終年度:20社) ・U J 設定ツアーを利用した訪日外国人数 (初年度:300名→最終年度:10,000名) ・U J 設定ツアーを利用した訪日外国人の再来訪意欲率 (初年度:30%→最終年度:45%) 9 (別添)様式1 2. 日本版DMO候補法人がマーケティング・マネジメントする区域 【区域の範囲が分かる図表を挿入】 【圏域の市町村】 新潟県十日町市 魚沼市 南魚沼市 湯沢町 津南町 群馬県みなかみ町 長野県栄村 【区域設定の考え方】 【グランドコンセプト】 ■ 真白き世界に隠された知恵に出会う“ hidden knowledge in the white world” 真白き世界に立ち、百年前も同じ風景を見たであろう人々のいとなみに思いを馳せる。雪原の足跡を 追い、狩猟したマタギ。山菜や野菜を蓄える知恵を持ち、美味き料理にかえる技を持つ山里の民。 雪に覆われた家々には囲炉裏の炎があり、時空を超えて、5 千年前の火焔の炎につながる。ふんわり と温かい雪はすべてを守りつつんできた。真白き世界の内側には、知恵と文化と豊かな恵みを隠しなが ら―。 雪融けは芽吹きの始まり。山の麓(ふもと)から頂(いただき)へと萌黄色に染まり、追いかけるよ うに桃色、桜色と花開いていく。長い春が天に届いたとき、田んぼは一面鮮やかな緑となり、短い夏が 終わると、黄金色の稲穂が揺れる。実りの秋から紅葉の秋へ。恵みがすべて地面に還ったとき、どこか らともなく雪の精(雪虫)が舞い、再び、真白き世界へと浄化が始まる。 10 (別添)様式1 大陸からの季節風が日本海から立ち上る水蒸気を吸って、上越県境の山々にぶつかり、その結果、夏 の高湿・冬の豪雪を持った気候は、この地域の特徴である。こうした気候風土が特有の雪国文化を生み、 育んできた。また、日本一の大河・信濃川や魚野川、そしてその支流は、大量の土砂を運びながら肥沃 な土壌をもたらし、豊かな恵みを人々はこの大地からさずかってきた。雪はすべての源であり、雪国は 知恵ある人間の原点である。1 万年もの間受け継がれてきた知恵の遺伝子は、新たな価値を持って未来 へと受け継がれていく。真白き世界に隠された知恵と出会う、 「旅」。 そして、この日本有数の豪雪地域の里山を舞台に、約 760 キロ平方メートルにも及ぶ広大なエリア に、その地にあってはじめて意味を成すことで成立するアート作品を、土地に根ざしている人々の暮ら しや気候風土、景観を表す媒介者として設置し、こうした作品を巡る「旅」を通して、地域を観ようと する「新しい試み・かたち」の芸術祭として、3 年に 1 度の世界最大級の国際芸術祭を軸として、地域 の人々と国内外から訪れる人々との交流に通年で取り組んでいる「大地の芸術祭」。 その基層には、冬には3~4メートルの積雪がありながら、多くの人々を受け容れてきた厳しくも豊 穣なる土地の力と、その風土から培われてきた民俗文化や人々のくらしがある。 過疎高齢化が進むこ の地域に暮らすお年寄りの笑顔がみたい-。その想いから出発し、地域の元気を取り戻す手段に、美術・ アートを活用する取り組みとして、海外からも高く評価されている。 1,自然 雪国の自然および雪国の原風景=豊かな自然と景観を有する山岳・河川 苗場山麓ジオパークにも位置する当地はその独自の地質的景観から、古くから人が自然と共存しな がら生活を続けてきた地域であった。この地域の山々の森林は雪を蓄え、そこから流れ出る水は清 く、渓谷は深く、人々の侵入を阻んできた。山は上信越国境の谷川連峰や苗場山などがあり、日本百 名山に名を連ねる峰も多く登山の人気も高い。谷川連峰は分水嶺をなし、日本海へ注ぐ日本一の大河 信濃川やその支流魚野川と太平洋へ注ぐ利根川が圏域の軸線となるように流れ、流域には扇状地や段 丘が発達し人々の生活を育んできた。このような雪と大地とが、独自の原風景を形成し、里山の生業 を生み出している。 2,歴史 当地は信濃川と魚野川流域に位置する当地は 15,000 年前から縄文文化が息づいた地域である。また 8,000 年前から現在と同じような豪雪の環境下にありながらも、国宝の火焔型土器が発見されるなど、 雪と共に高度な縄文文明を築き上げてきた地域である。また、江戸時代には雪国の暮らしを紹介した 「北越雪譜」が発刊され、全国に当地の雪国文化が幅広く知られるようになった。近年においては昭 和初期に小説「雪国」によって世界的に当地が知られるようになり、スキーをはじめとした冬季のレ ジャー観光地として関東を中心に多くの人を集めている。 3,文化 縄文時代の大集落が点在していたと考えられ、縄文を代表する火焔型土器が多く出土する地域。 また越後上布の雪晒しに代表される織物文化やマタギ文化、木彫文化など近世の雪国民俗が伝承され ている。近年は、こうした歴文化的評価に加え「大地の芸術祭 11 越後妻有アートトリエンナーレ」が (別添)様式1 定期的に催され、回を重ねる毎に恒久作品群も、地域を表現する観光資源として注目されている。豊 かであるが複雑な地形を、先人達は創意工夫と大変な労苦を重ね、切り拓き、日本で最もおいしいお 米を作ってきた。そうした先人達の、「この土地と人との関わりを、美術、アートという手段によっ てあきらかにすること」が、大地の芸術祭の取組の根幹にある。 都市への一極集中と、高齢化過疎化が進む地域の課題に正面から向き合いながら、アートを媒介と した地域活性化、まちづくりに取り組む実際については、近年、アートによる地域活性化への取組が 全国各地で行われ、こうした取組の先駆けとして、かつ持続可能な取組の模索を続けているトップラ ンナーとして、特にここ数年、アジア各国や欧米でも高く評価され、学術的視点からの視察はもとよ り、政治、行政の視点からの視察も多くなっている。3 年に 1 度、トリエンナーレとして大規模な取組 を開催。地域に内在するさまざまな価値をアートを媒介として掘り起こし、その魅力を高め、世界に 発信し、地域再生の道筋を築くことを目指し、第6回展・大地の芸術祭 2015 では、約 100 の集落が参 加、50 日間に 50 万人もの来場者が訪れた。回を重ねるごとに住民の参加が増え、国内外の旅行客を住 民サポーターや集落のお年寄りが素朴なおもてなしで出迎えた。世界から有数のアーティストが、地 域の自然、地形、生活・暮らしの特徴をあらわにする作品をつくり、それを他所の人たちが関心を持 って観に訪れ、さらには地元の人たちの誇りとなっている芸術祭である。 4,食文化 雪は人々の生活文化にも大きな影響を与え、この地域特有の文化、生きる知恵とそれらの熟度を高 めるなかで継承されてきた食習慣、食文化を形成してきた。雪解け水や雪国の気候がコシヒカリのよう なおいしい農作物やおいしい日本酒の醸造を可能としており、人々がそこに生きる技と力を育んでき た。また太古の時代から、長い冬、雪に閉ざされる地域で生きるために、早春から晩秋にかけて採取し た山野の恵みを塩漬けや乾燥品、発酵食などにして蓄える知恵がいまも伝わっている。 5,生活圏 日本海側特有の気候を背景とし、これほどまでに積雪が深い地区であって、人々が生活し続けてい るところとしては世界でも希な地域である。この日本海側の気候特性として、ブナに代表される落葉 広葉樹主体の植生、それらに伴う生命の循環の成立によって、多様な生き物が育つ環境などがあり、 雪は人々の生活文化にも大きな影響を与え、特有の文化を形成してきた。 また、こうした一体性から集落毎に特徴を持ちつつ、集落間をつなぐ連帯として「郷」という集合 体が形成され、稲作の発展と地域に根ざしていった宗教感とが融合するかたちで「結」や「講」とい った共同体が作られていった。 共同体をつなぐ道、街道は、現在、幹線として国道17号・117号等、圏域内における車での交 通をつないでおり、鉄道では上越線・ほくほく線・只見線・飯山線がそれぞれをつないでいる。それ ぞれの郷は個々の特色がみられるが、その基層において豪雪地域ならではの文化・自然・生活様式の 考え方などが共有している区域といえる。 6,滞在の可能性 圏域には各市町村すべてにそれぞれ温泉地や温泉施設があり、宿泊地も地域内に点在しつつ、一定 12 (別添)様式1 の規模を有している。古くから開けた温泉地として、越後湯沢温泉、松之山温泉、大湯温泉などがあ り、天和元年(1681)の湯銭運上の記録をみても、大湯、湯沢、栃尾俣、松野山の4箇所の記録が残 されている。 温泉は滞在の大きな魅力であり、この地域の温泉を大きな魅力として国内外に売り込むことが、滞 在を促進し、長期での地域対流を推進することにつながる。また、温泉のみに限らず、他の観光的魅 力、潜在的価値ならびに創造的価値をいかに付加するか、滞在し、心身共に充足度、満足度が高い観 光をどのように形成していくかが大きな課題である。 こうした課題に対し、現在、当地域で取り組んでいるものとして、個々の旅館ホテルで展開するの ではなく滞在促進地区や、雪国観光圏域全体でお客の満足するメニューの形成を進めている。昔から 街道の宿場として各温泉が存在していたこともあり、トレッキングや、ローカル鉄道で観光を楽しみ つつ次の宿泊地へたどり着くという距離的にも交流に適した地理的優位性もあり、連泊における滞在 にとても適した地域である。 さらには、世界で活躍するアーティストを招聘する質の高い国際展として、また世界各国で直面する 地域の衰退といった課題に取り組んでいる「大地の芸術祭」は、海外からも大きな注目を集めている。 大地の芸術祭の取組は現在、約200の恒久作品が地域に在り、トリエンナーレ会期中以外にも、こ うした作品を訪ねて旅する人も多く、また、季節々にあわせたプログラムを、恒久作品である拠点施設 や、空家・廃校プロジェクトによってリノベーションされた作品、施設等で展開し、地域との交流が継 続して行われている。 「大地の芸術祭」は、ここで生きている人たち、ここで生きてきた人々、この地に辿りつき、ここで 生きてきた人たちと、自然という決定的な条件との関わりあいを明らかにし、彼ら彼女らの時間を寿ぐ ことを求める試みである。それゆえに、テーマは「自然に内包される」である。 ◆ 海外からの注目が特に高まったアートトリエンナーレ 2015 の特徴的な取組 世界で活躍するアーティストを招聘する質の高い国際展として、また世界各国で直面する地域の衰 退といった課題に取り組んでいる大地の芸術祭は、海外からも大きな注目を集めている。大地の芸術 祭 2015 では、新潟県と連携した海外メディア招聘や、芸術祭ネットワークを活かしたプロモーション を展開し、約 100 の海外メディアに取り上げられた。 特に台湾、香港からの観光客が増え、インフォメーションの英語対応やガイドブックの多言語化、 湯沢町をはじめ雪国観光圏全体と連携した宿泊受入体制づくりをはかっている。 ◆ 国や地域を越え、協働する芸術祭サポーター 国や地域を越え、協働する芸術祭サポーターの数も多い。香港や上海、台湾等から約3ヶ月を通して 数多くの若者が訪れ、作品制作や芸術祭運営に海外サポーターも多く携わった。 香港からは中高校生 が、自分たちの国・地域の食糧自給率7%程度であることに着目、実際に地域に長期滞在し、棚田での 稲作や畑での野菜作り等の活動に参加する等、回を追うごとに海外サポーターが増え、その関心の高さ が顕著となっている。 個々の土地に根ざした固有の生活、文化に関心を持って、多様で多層な人たちが集まり、出身、世 13 (別添)様式1 代、ジャンルを超えて、共通の祭りのための苦労や作業をともにし、この協働は、地域内で、そして この地域以外で、そのつながりを拡げていく力を持つようになっている。 一例)香港農業プロジェクト 大地の芸術祭と香港との交流は 2006 年から本格的に動き出した。これまで、大地の芸術祭や瀬戸内国際 芸術祭(香川県、岡山県)にサポーターとして香港の若者たちが多く参加してきた。2015 年、越後妻有の 農業を学ぶプロジェクトが始動。食料自給率7%という香港の中学生たちを招き、農作業体験に取り組む など、芸術祭の取り組みが国を越え、年代をこえ、人と文化をつなげている。 【観光客の実態等】 明治から昭和にかけ、みなかみ町や湯沢町に訪れる湯治客を中心に観光を発展させてきた当地では その後昭和中期より、団体旅行を中心とする大型温泉旅館の台頭、また冬季には苗場スキーワールド カップを景気とするスキー産業の発展など、半世紀で大きな変化を遂げてきたが、バブル崩壊後は、ス キー場や宿泊施設の廃業が相次ぐなど地域全体で活力を失いつつあった。しかしながら近年では世界的 な屋外アートイベントにも成長した大地の芸術祭などの影響もあり、会場となる十日町市や津南町では 延べ100万人以上の観光客が訪れており、周辺市町村にも大きな経済効果をもたらしている。 【観光資源】 資源と分野 優れた景観および自然系の観光資源 関係市町村等 山岳・高原およ 谷川連峰 湯沢町、みなかみ町、南魚沼市 びその景観 苗場山 栄村、津南町、湯沢町、十日町市 巻機山と越後三山 南魚沼市、魚沼市 関田山系 十日町市、津南町、栄村 尾瀬(魚沼ルート、水上ルート) 魚沼市、みなかみ町 自然環境(河川 魚野川と支流および源流 湯沢町、南魚沼市、魚沼市 湖沼も) 信濃川と沿岸の段丘 栄村、津南町、十日町市 利根川とその源流 みなかみ町 藤原湖、洞元湖、奈良俣湖、奥利根 みなかみ町 湖、赤谷湖、 三国川ダム(しゃくなげ湖) 南魚沼市 とその周辺、五十沢キャンプ場 森林・高原 雪を活かす 奥只見湖と奥只見シルバーライン 魚沼市 清津峡 十日町市、湯沢町 秋山郷の渓谷 津南町、栄村 苗場山麓ジオパーク 津南町、栄村、十日町市 苗場山 小松原 栄村、津南町、湯沢町、十日町市 平ヶ岳、尾瀬 魚沼市 銀山平 魚沼市 各地のスキー場 全市町村 雪室、雪中貯蔵 十日町市、南魚沼市、魚沼市 14 (別添)様式1 分野 芸術文化 観光資源およびその要素 関係市町村 文学:川端康成「雪国」 、与謝野晶 湯沢町、南魚沼市、みなかみ町 子、鈴木牧之「北越雪譜」 「秋山記 魚沼市、十日町市、津南町、栄村 行」 、良寛、宮柊二、山岡荘八「徳川 家康」 、富岡惣一郎 歴史と交流 美術:大地の芸術祭、星譲一 十日町市、津南町 写真と絵画 全域で 彫刻:石川雲蝶 魚沼市、南魚沼市、湯沢町 音楽:フジロックフェスティバル 湯沢町 上杉謙信、直江兼続 南魚沼市、湯沢町、みなかみ町 三国街道 魚沼市、南魚沼市、湯沢町、みな かみ町 清水峠:謙信尾根等歴史の道 南魚沼市、みなかみ町 秋山郷と草津街道 津南町、栄村 縄文遺跡、国宝火焔型土器(笹山遺 十日町市、津南町 跡) 河川交易(信濃川、魚野川) 十日町市、津南町、栄村 魚沼市、南魚沼市 農山村文化 雪国の暮らしと知恵(生活、住ま 全域の市町村 い、食べもの、雪室)各民俗資料館 三国街道 峠 湯沢町、みなかみ町 二居宿本陣跡 富沢家(史跡) 湯沢町 脇本陣跡 池田屋(県指定史跡) 湯沢町 永井宿 みなかみ町 猿ヶ京関所跡 みなかみ町 塩沢の街なみ(雁木) 南魚沼市 堀之内方面 魚沼市 十日町街道 善光寺街道 十日町市、津南町、栄村 松之山街道 高田平野から魚沼を通じて関東への 十日町市 ルート、文化庁「古道百選」(199 6年11月) 草津街道 秋山郷 津南町、栄村 JR 上越線 ループ式 トンネル 湯沢町、みなかみ町 【宿泊施設】 15 (別添)様式1 市町村名 宿泊施設数(軒数) 宿泊施設収容人数(人) 十日町市 50 2,380 魚沼市 64 3,165 南魚沼市 219 13,878 湯沢町 260 20,094 津南町 13 1,079 170 11,968 20 682 みなかみ町 栄村 【利便性】 圏域には、JR上越新幹線(乗降駅3箇所) 、高速道路関越自動車道など、めぐまれた高速交通網が 整備されている。これによって越後湯沢駅を中心に、首都圏とは 2 時間弱で結ばれる地域であり、利 便性に優れている。 交通手段 鉄 JR上越新幹線 特性等 上毛高原駅、越後湯沢駅、浦佐駅の3駅がある 道 道 首都圏から 湯沢駅まで東京駅か ら70分 その他の鉄道網 JR上越線、飯山線、只見線、ほくほく線 高速道路 関越自動車道:月夜野、水上、湯沢、塩沢石 練馬ICから約 3 時 打、六日町、大和スマート、小出 IC 間 路 主要国道 17号、117 号、252 号、253 号など 【外国人観光客への対応】 この圏域では、スキー客を中心とした外国人観光者が多く訪れる地域である。受入環境整備については、 まだまだ不十分なところは多いが、この圏域の中心である湯沢町の越後湯沢駅構内にある観光案内所で は、外国人観光客を対象とした案内体制の整備を進めている。併せて、外国人観光客のニーズに合致し た広域ガイドブックの整備や各施設内の Wifi 環境整備も行っている。 また、海外では普及している宿泊施設の評価制度であるが、日本特有の宿泊施設についての評価基準と 評価のためのシステムを構築し、外国人旅行者における宿泊施設選択のミスマッチの改善及び満足度の向 上とともに、宿泊施設の積極的な誘客を推進する仕組みを構築している。 16 (別添)様式1 3. 各種データ等の継続的な収集・分析 収集するデータ 宿泊満足度調査 観光客経済波及調査 イベントの経済効果測定調査 住民満足度 収集の目的 地域内で多額に消費を行う顧客 層の再来訪意欲を測るため 来訪客がもたらす地域の経済波 及効果を測るため。 イベントやプロモーションがも たらす経済波及効果を測る 観光振興に対する地域住民の理 解度を測るため。 4. 戦略 (1)地域の強みと弱み 好影響 内部 強み(Strengths) 環境 ・世界的な豪雪地域。 ・縄文時代から続く雪国文化 ・首都圏からのアクセスが良い ・数多くの天然温泉が存在する ・豊富な森林資源 外部 機会(Opportunity) 環境 ・年々急増する外国人旅行客 ・訪日外国人の地方文化へのニーズの高まり ・日本食ブーム 米どころ・酒どころの雪国 収集方法 アンケートによる集計 宿泊事業者に対するアンケート イベントの入込数のカウントと 来訪者に対するアンケートの実 施 アンケート調査を自主事業とし て実施。 悪影響 弱み(Weaknesses) ・宿泊稼働率が全国でも最低レベル ・事業者のサービス品質に対する意識が低い ・イベント頼みの集客構造 脅威(Threat) ・バブル期の負債を抱えた宿泊事業者 ・スキー産業の衰退 ・15,000 戸近くあるリゾートマンションの転用 ・人口減少 (2)ターゲット ○第1ターゲット層 都内在住の 30 代から 40 代の未婚女性 高収入高学歴 【選定の理由】 地域の人々のとのつながりに対して強いニーズをもっており、関係性ができることで、再来訪意欲も高 いため。 【取組方針】 雪国で生活してきた人や事業者との接点を増やし、現地の人々との交流を通じて雪国文化を徐々に深掘 りできるようなツーリズムを目指していく。 ○ターゲット層 欧米在住の日本文化に興味がある富裕層 【選定理由】 異なる文化圏の暮らしに対しての興味が高く、また地域文化に根ざした旅行商品に対しては積極的に支 払いを行いたいと考えているため 【取組方針】 専門知識をもったガイドと英語対応のガイドの育成。また UNDISCOVERED JAPAN での活動でオールジャ パンとしての販路拡大を行う 17 (別添)様式1 ○ターゲット層 台湾、香港、シンガポールに在住の富裕層 【選定の理由】 東京に訪れる回数も多く、当地への再来訪機会も多い。地方の和食に興味が高く、当地で栽培される日 本酒や魚沼産コシヒカリなどへの関心も高いため 【取組方針】 大手旅行エージェントや東京都内のホテルコンシェルジュとの繫がりを強化し、彼らのニーズに応える ためのワンストップのランドオペレーターの機能の充実を図っていく。 (3)コンセプト ①コンセプト 『真白き世界に隠された知恵と出会う』 8000 年前から雪と共に寄り添い暮らしてきた雪国の地。 そこは知恵の宝庫であり、日本人が忘れかけた真の豊かさが残っている。豪雪地 帯がゆえに育まれてきた雪国文化を体感できる地域づくりを目指す。 ②コンセプトの 考え方 1、世界有数の豪雪地帯 雪国観光圏は「豪雪」という言葉の発祥の地であり、積雪量は3~4 メート ルを超える地域が広範囲に及ぶ。 まさに世界一の豪雪地帯である。 2、閉ざされた豪雪地帯だからこそ生まれた雪国文化 一年の約半分が雪に閉ざされている。 ゆえに過酷な自然環境に対応した生 活様式を身につけ、季節を常に意識した生活全般の備えを怠らない。 3、縄文時代から続く囲炉裏信仰を中心とした雪国文化 雪国は縄文時代に日本最大級の集落が存在したとされ、高い技術が 必要とされている国宝火炎式土器が多数見つかっている。 近年ま で囲炉裏は神が宿る神聖な場所とされ、 「囲炉裏信仰」が多く残る 地でもある。 4、国境の長いトンネルを出て景観が一変する雪国の世界 川端康成が描いたトンネルの向こうにある雪に閉ざされた世界 上越国境の景観がトンネルによって一変する景色は他に類を見な い。 またさらに雪国圏域内のそれぞれの集落も山や谷で区切られ ており、地域ごとの景観や文化が異なる様はまさに小説雪国の世界 でもある。 18 (別添)様式1 5. 関係者が実施する観光関連事業と戦略との整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーション 項目 戦略の多様な関係者との 共有 概要 地域連携型 DMO である(一社)雪国観光圏は設立以来、市町村や業種の 枠を越えて人と人、事業と事業が交流する場の提供ということを宣言し 続けている。今後も観光圏内で多様な方々が交流する場としてフォーラ ムやシンポジウムは定期的に開催しつつも、若手事業者などが地域に対 する接点をもてるように今年度からスノーカントリーサロンの開催を 予定している。また食文化ワーキング・グループでも実際取り入れてい るように、戦略会議のワーキンググループも公開で行うような取組も 徐々に進めていく。 雪国観光圏シンポジウムの開催風景 観光客に提供するサービ スについて、維持・向上・評 価する仕組みや体制の構 築 宿泊施設の品質認証制度「SAKURA QUALITY」を地域内で更に充実させ、 外国人旅行客の受入体制の強化を図っていく。また食の認証事業である 雪国 A 級グルメやにいがた朝ごはんプロジェクトなどの取組を地域内 でさらに認知を高め、参画する事業者を増やしながら、地場産食材の使 用率の向上に努めていく。 また DMO 設立後については、旅館や民宿の サービス品質の向上が行えるようにアンケート結果に基づいた経営指 導や勉強会を開催し、地域全体での宿泊稼働率の向上を目指す。 またそれぞれの観光協会や案内所でのワンストップ機能を充実させて いくために、体験プログラムを互いの観光協会や案内所で販売できる体 制構築を推進し、あわせて観光協会内部での商品開発力をたかめていく 研修なども引き続き実施していく予定である。 一元的な情報発信・プロモ ーション 年 4 回発行される季刊誌「スノーカントリーフリーク」を中心に地域 の取組を来訪者に対して一元的に伝える。またウェブマガジン SCF+で は季刊誌に掲載されていない最新の情報を掲載し、また会員向けの個 別の情報発信ツールとして活用されている。またホームページにおい ては地域の観光情報のデーターベースという位置づけとして整備され ており、登山道の入口などのそれぞれの市町村の観光協会で掲載され ずらい情報を一元的に管理している。またウェブサイトでは着地型旅 行商品も一元的に掲載されており、このサイト上で予約手配まで可能 になっている。インバウンド向けの旅行商品については全国12の観 光圏と連携しながら「Undiscoverd Japan」 という取組をすすめており、12 観光圏共通のウェブサイトやパンフレ ットなどを整備し、合同で JNTO を通じてのメディア誘致の取組や各国 のエージェントとの商品造成に取組を行なっている。 季刊誌スノーカントリーフリーク 19 (別添)様式1 ウェブマガジン SCF+ 雪国観光圏の公式ウェブサイト 雪旅 雪国観光圏の旅行商品販売サイト Undiscovered Japan の公式ウェブサイト 6.KPI(実績・目標) (1)必須KPI 単 平成25 平成26 平成27 平成28 平成29 平成30 位 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) ●旅行消費額 百 万 166,385 (100%) 174,588 (104%) 179,182 (102%) 20 181,153 (101%) 190,901 (105%) 198,634 (104%) (別添)様式1 ●延べ宿泊者数 人 泊 ●来訪者満足度 % ●リピーター率 % 3,397,489 3,565,349 367,230 378,246 389,594 401,282 (100%) (105%) (103%) (103%) (103%) (103%) 85% (100%) 20% (100%) 85.2% (100%) 20.3% (101%) 85.8% (100%) 20.5% (101%) 86% (100%) 20.8% (101%) 86.3% (100%) 21% (101%) 86.5% (100%) 21.2% (101%) (2)その他の目標 単 平成25 平成26 平成27 平成28 平成29 平成30 位 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) 年(度) ●宿泊施設の 客室稼働率 ● 雪 国 観光 圏 認 定旅行商品の 販売数 ● 外 国 人旅 行 者 の宿泊実数 ● 雪 国 観光 圏 の 会員数 % 23.6% (100%) 25.7% (108%) 28.5% (110%) 31.5% (110%) 34.8% (110%) 35.6% (102%) 個 25 個 (100%) 35 個 (140%) 40 個 (114%) 50 個 (125%) 100 個 (200%) 200 個 (200%) 55,727 (145%) 200 名 (200%) 55,018 (100%) 350 名 (175%) 66,021 (120%) 500 名 (142%) 99,031 (150%) 800 名 (160%) 95,071 (100%) 1200 名 (150%) 人 38,207 泊 (100%) 100 名 人 (100%) 7. 活動に係る運営費の額及び調達方法の見通し (1)収入 年度 総収入(円) 26年度 33,190,000(円) 内訳 1,年会費収入(個人向け事業) ・個人 90,000 3,000 円☓30 名 ・企業 100,000 10,000 円☓10 口 2,事業収入(事業者向け事業) ・マーケティング支援 900,000 円 ・事業化支援コンサル 1,200,000 円 3,委託事業(雪国観光圏推進協議会) ・人材育成 1,700,000 円 ・ワークショップ開催 300,000 円 ・WG 運営 800,000 円 4,国庫補助金 28,100,000 円 27年度 39,850,000(円) 1,年会費収入(個人向け事業) ・個人 150,000 3,000 円☓50 名 ・企業 100,000 10,000 円☓10 口 2,事業収入(事業者向け事業) ・マーケティング支援 1,200,000 円 600,000 円☓2 社 ・事業化支援コンサル 2,400,000 円 3,委託事業(雪国観光圏推進協議会) ・人材育成 1,700,000 円 ・ワークショップ開催 1,000,000 円 ・WG 運営 5,300,000 円 4,国庫補助金 28,000,000 円 21 (別添)様式1 28年度 41,300,000(円) 1,年会費収入(個人向け事業) ・個人 1,500,000 3,000 円☓500 名 ・企業 2,000,000 10,000 円☓200 口 2,事業収入(事業者向け事業) ・顧客満足度調査 3,000,000 円 60,000 円☓50 社 ・マーケティング支援 2,400,000 円 600,000 円☓4社 ・広告収入 8,000,000 円 2,000,000 円☓4 回 ・事業化支援コンサル 2,400,000 円 3,委託事業(雪国観光圏推進協議会) ・人材育成 2,400,000 円 ・ワークショップ開催 1,200,000 円 ・WG 運営 3,400,000 円 4,国庫補助金 15,000,000 円 29年度 41,300,000(円) 30年度 46,000,000(円) 31年度 48,000,000(円) 32年度 53,000,000(円) 年会費収入(個人向け事業) 3,500,000 円 事業収入(事業者向け事業) 15,800,000 円 委託事業(雪国観光圏推進協議会)7,000,000 円 国庫補助金 15,000,000 円 年会費収入(個人向け事業) 4,000,000 円 事業収入(事業者向け事業) 25,000,000 円 委託事業(雪国観光圏推進協議会)7,000,000 円 国庫補助金 10,000,000 円 年会費収入(個人向け事業) 6,000,000 円 事業収入(事業者向け事業) 30,000,000 円 委託事業(雪国観光圏推進協議会)5,000,000 円 国庫補助金 7,000,000 円 年会費収入(個人向け事業) 8,000,000 円 事業収入(事業者向け事業) 40,000,000 円 委託事業(雪国観光圏推進協議会)5,000,000 円 国庫補助金 0円 (2)支出 年度 総支出 26年度 27年度 33,190,000(円) 39,850,000(円) 内訳 (内訳の区分例) 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 海外プロモーション マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 (内訳の区分例) 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 22 1,300,000 円 2,500,000 円 2,500,000 円 13,340,000 円 8,550,000 円 1,000,000 円 1,600,000 円 1,200,000 円 1,200,000 円 1,800,000 円 5,000,000 円 2,500,000 円 16,200,000 円 8,550,000 円 1,000,000 円 (別添)様式1 28年度 41,300,000(円) 29年度 41,300,000(円) 30年度 46,000,000(円) 海外プロモーション マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 (内訳の区分例) 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 海外プロモーション 顧客満足度調査分析業務 マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 海外プロモーション 顧客満足度調査分析業務 マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 海外プロモーション 顧客満足度調査分析業務 マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 31年度 48,000,000(円) 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 国内プロモーション 海外プロモーション 顧客満足度調査分析業務 マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 32年度 53,000,000(円) 事務所費一式 人件費 補助人件費 外注人件費 会報誌発行 23 1,600,000 円 1,200,000 円 2,000,000 円 1,800,000 円 5,000,000 円 2,500,000 円 16,200,000 円 6,000,000 円 1,000,000 円 1,600,000 円 2,400,000 円 2,400,000 円 2,400,000 円 1,800,000 円 5,000,000 円 2,500,000 円 16,200,000 円 8,000,000 円 1,000,000 円 1,600,000 円 4,000,000 円 4,000,000 円 2,400,000 円 1,800,000 円 5,000,000 円 3,000,000 円 15,200,000 円 8,000,000 円 1,000,000 円 1,600,000 円 4,000,000 円 4,000,000 円 2,400,000 円 1,800,000 円 5,000,000 円 3,000,000 円 15,200,000 円 8,000,000 円 1,000,000 円 1,600,000 円 5,000,000 円 5,000,000 円 2,400,000 円 1,800,000 円 6,000,000 円 4,000,000 円 15,200,000 円 9,000,000 円 (別添)様式1 国内プロモーション 海外プロモーション 顧客満足度調査分析業務 マーケティング支援業務 ホームページ運営費用 24 2,000,000 円 2,600,000 円 5,000,000 円 5,000,000 円 2,400,000 円 (別添)様式1 (3)自律的・継続的な活動に向けた運営資金確保の取組・方針 運営資金確保の方針としては以下の取組を予定している 【事業内容】 一般社団法人雪国観光圏では BtoC(消費者向け事業)、BtoB(事業者向け事業)、BtoG(行政向け事 業)の3部門に分けて事業を行う。 ① BtoC(顧客向け営業活動) 雪国観光圏を応援するサポーター会員や協力企業を募集し、その年会費によって運営を行な っていく。サポーター会員に対しては地域の取組など紹介した季刊誌を発行し、会員のみ参加 可能なイベントや旅行商品などを提供する。また企業からはサポーター情報誌への広告協賛 や各種イベントなどのスポンサードを受ける予定である。 ② BtoB(事業者向け営業活動) 飲食店や宿泊施設に対して顧客満足度調査ならびに期待値調査などの業務を提案し、ここの 事業所の経営改善などを行なっていく。また事業所の新しい商品や企画などはサポーター会 員を中心にモニターを集め、商品開発などを支援するような取組を行なっていく。事業者の海 外への販路拡大については、全国観光圏推進協議会の UNDISCOVEREDJAPAN プロジェクト に参画し、連携を図りながら共同プロモーションを進めていく。 ③ BtoG(行政向け営業活動) 地域全体の顧客満足度調査や各観光協会へ委託しているイベントやプロモーション活動に対 しての事業評価を行い、政策立案をサポートする取組を行なっていく。また地元の事業者のビ ジネスマッチングなどの事業、住民向け観光人材育成研修などの受託を予定している。 25 (別添)様式1 8. 日本版DMO形成・確立に対する関係都道府県・市町村の意見 新潟県、群馬県、長野県、十日町市、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、津南町、みなかみ町、栄村は、一 般社団法人雪国観光圏を新潟県及び各市町村における地域連携DMOとして登録したいので一般社 団法人雪国観光圏とともに申請します。 9. 記入担当者連絡先 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 井口 智裕 代表理事 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2431-1 025-785-5353 025-785-6767 [email protected] 10. 関係する都道府県・市町村担当者連絡先 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県 高木不退 新潟県観光局交流企画課 企画調整グループ(政策企画員) 新潟市中央区新光町4-1 025-280-5253 025-211-3533 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 群馬県 宮田 圭一郎 観光物産課 観光政策係(主事) 群馬県前橋市大手町 1-1-1 027-226-3382 027-223-1197 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 長野県 小野 政仁 観光部山岳高原観光課(課長補佐兼係長) 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 026-235-7251 026-235-7257 26 (別添)様式1 E-mail [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県・湯沢町 南雲 一春 産業観光部 観光商工課 課長 新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立 300 025-784-4850 025-7843582 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県・南魚沼市 秋山 裕樹 産業振興部 商工観光課 観光交流主幹 新潟県南魚沼市六日町 180 番地 1 025-773-6665 025-773-6710 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県・魚沼市 井口 貴行 商工観光課観光振興室(主任) 新潟県魚沼市大沢213番地1 025-792-9754 025-793-1016 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県・十日町市 庭野 方資 観光交流課観光企画係(主査) 新潟県十日町市旭町 251 番地 17 025-757-3100 025-757-2285 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 新潟県・津南町 貝沢 政史 地域振興課商工観光班 新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡戊 585 番地 025-765-3115 025-765-4625 [email protected] 27 (別添)様式1 都道府県・市町村名 担当者氏名 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 群馬県・みなかみ町 小野 和明 みなかみ町役場観光課 観光振興グループ(サブリーダー) 群馬県利根郡みなかみ町後閑 318 0278-62-2111 0278-62-2291 [email protected] 都道府県・市町村名 担当者氏名 担当部署名(役職) 所在地 電話番号(直通) FAX 番号 E-mail 長野県・栄村 小林 史好 商工観光課 企画観光係長 長野県下水内郡栄村大字北信 2903 0269-87-3333 0269-87-2280 [email protected] 担当部署名(役職) 28 様式2 法人名:一般社団法人 雪国観光圏 登録区分名:地域連携DMO 真白き世界に隠された知恵に出会う hidden knowledge in the white (表:実施体制) 【区域】 新潟県(湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町) 群馬県(みなかみ町)、長野県(栄村) 【設立時期】平成25年4月1日 【代表者】 井口 智裕 【マーケティング責任者】 フジノ ケン 【職員数】 4名 【連携する主な事業者】 中部圏社会経済研究所、株式会社ホップステップジャパン 株式会社自遊人、株式会社滝沢印刷、第四銀行 東日本旅客鉄道株式会社、北越急行株式会社、南越後交通 (表:KPI(実績・目標))※()内は外国人に関するもの 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 旅行消費額 (百万) 174,588 (7,801) 179,182 (7,977) 181,153 (9,903) 190,901 198,634 (14,854) (14,736) 延べ 宿泊者数 3,565,349 (55,727) 3,672,300 3,782,460 3,895,940 4,012,820 (55,018) (66,021) (99,031) (95,071) 来訪者 満足度 85.2% (90%) 85.8% (91%) 86% (92%) 86.3% (93%) 86.5% (94%) リピーター率 20.3% (25%) 20.5% (26%) 20.8% (27%) 21% (28%) 21.2% (28%) マーケティング調査 品質認証 サクラクオリティーの導入 旅館、ホテル、民宿のそれぞれカテゴリーに て、提供するサービス品質によって1つ星か ら5つ星に認証評価を行なっている。 雪国A級グルメの実施 また地場産の食材を積極的に活用 している旅館や飲食店は食材の 使用状況に応じて1つ星から3つ星 の認定を行なっている。 宿泊施設満足度ならび実数調査 宿泊施設の入込み客数とお客様の満足度を 定期的にモニタリングしながら、観光政策全 般の事業評価を行なっていく。 イベント事業評価の導入 各市町村で実施している イベントやプロモーション の事業評価を行うことで 事業の見直し検討を進め ていく。 滞在プログラムの開発 地域への啓蒙活動 戦略会議/ワーキンググループの実施 地域の合意形成をまとめる場として官民それ ぞれの関係者が集まり、月例で戦略会議を 実施し、全体での方針決定を行なっている。 また個別のテーマに応じたワーキンググ ループを5つ開催しており、官民のそれぞれ の専門家が集まり、観光圏のコンセプトに基 づく事業実施のための打合せを行なっている 「雪旅」の商品造成 地域独自の価値である「真白き世界に隠さ れた知恵に出会う」というコンセプトに基づい たストーリーを展開できる旅行商品を造成す る。プログラムを提供するためのガイドの育 成や商品化にむけた研修事業を実施する。 またテーマにあった商品については UNDISCOVERED JAPANとして国内外 に幅広く紹介をして いく。