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環境報告書 2003

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環境報告書 2003
環境報告書
2003
Recycle=再生利用、
Resource=資源。
循環型社会の構築推進のために、私たちRengoは、
これからも「Re=再び、
もう一度」の発想を大切に、
事業を進めていきます。
Recycleを通してResourceを考えるRengoです。
環境報告書に関するお問い合わせ先:レンゴー株式会社 環境対策室 メールアドレス:[email protected]
古紙配合率100%再生紙を使用
しています
このカタログの印刷は、
環境にやさしい
植物性大豆油インキを使用しています。
本報告書はエコマーク認定の古紙配合率100%の再生紙を使用し
ています。白色度は70%で、漂白のための塩素は使用せず、表面
塗工および特殊コーティングも施していません。印刷には石油系
溶剤不使用の「大豆油インキ」を使用してVOC(揮発性有機化合
物)値を抑制。鉛・水銀・カドミウムなどの重金属類も不使用です。
目
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
環境憲章 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
環境保全推進体制
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
レンゴーの事業と主要なインプット・アウトプット ・・・・・・・・・
5
主要製品の製造工程
7
ごあいさつ
ごあいさつ
会社概要
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2002年度の環境活動ハイライト
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
環境マネジメント
環境マネジメントシステム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
環境会計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
環境ビジョン「エコチャレンジ009」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
大気汚染防止
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
水質汚濁防止
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
環境負荷低減への取り組み
CO2排出削減活動
廃棄物削減活動
土壌汚染対策
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
化学物質の管理(PRTR)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
環境リスクへの対応策
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
ダイオキシン対策
環境配慮型製品の開発
工場の環境保全活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
コミュニケーション
社会貢献活動
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
名
社
創
設
取締役社
資
本
売
上
事 業 内
業
立
長
金
高
容
環境パフォーマンス
社
本
22
事
業
所
従 業 員 数
グループ会社
レンゴー株式会社(Rengo Co., Ltd.)
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田2-5-25
梅田阪神第1ビルディング(ハービスOSAKA)
TEL. 06-6345-2371
FAX. 06-6342-0376
1909年(明治42年)4月12日
1920年(大正9年)5月2日
大坪 清
25,242百万円(2003年3月31日現在)
246,788百万円(2003年3月期単独)
1. 段ボール、段ボール箱、紙器、
その他紙加工品の製造、販売
2. 板紙(段ボール原紙、白板紙等)
の
製造販売
3. 包装関連機械の販売
4. 不織布、
接着剤、
粘着加工製品の製造販売
5. セロファン、
プラスチックフィルムおよび
ビスコースの製造販売
6. 医薬品、工業薬品、化学薬品、農業薬品、
試薬品、飼料用薬品の製造販売
7. バイオ技術を利用した甘味料および
食品添加剤の製造販売
本社、東京本社、段ボール・紙器工場29
製紙事業所・工場5、
セロファン工場1、
研究所2、営業所20(国内)
3,171名(2003年3月31日現在)
子会社 65社
関連会社 35社
地球温暖化や天然資源の枯渇、
産業廃棄物の増大など、
今や環境問題は私たちの
生活や産業活動の存続に関わる最重要テーマとなっています。循環型社会の実現に
向けたさまざまな法制度の整備とともに、資源の消費を抑制し、再生・再利用を最大限
に進めていく努力が企業・個人にも強く求められています。
創始者・井上貞治郎翁が日本で初めて段ボール製造を事業化して以来、
レンゴーは
その90年を超える歴史を通じて高い技術とお客様からの信頼を培うとともに、
全国を網
羅した工場ネットワークを整備するなど、
わが国の板紙・段ボール業界におけるリーディン
グカンパニーとして歩んできました。私たちの基幹製品である段ボールは、
古紙・パルプを
原料とする板紙から作られます。そして、
さまざまなモノを消費者をはじめ社会の各所に
届けるための梱包材として「動脈物流」に大きく貢献しています。
また使用後は古紙と
して回収され、
製紙工場で紙に再生されることで「静脈物流」においても大きな役割を
担っています。こうした意味で、
私たちはまさに「循環型社会」にふさわしい製品を市場
に供給してきたのだと自負しています。
2002年度品目別売上高比率
(単位:百万円)
その他
段ボール
17,291(7.0%)
外の資源も必要です。生産工程では各種の廃棄物も排出されます。これらがもたらす環
境への負荷を可能な限り低減するため、
レンゴーでは生産をはじめとする企業活動にお
22,131(9.0%)
板紙
60,590(24.5%)
一方で、
板紙や段ボールの生産には当然、
さまざまなエネルギーやリサイクル素材以
段ボール箱
146,774
(59.5%)
いて排出されるCO2の削減とリサイクルのさらなる促進による廃棄物の削減に注力し、
環
境保全活動を推進しています。1999年には「レンゴー株式会社環境憲章」を制定し、
全社統一意思のもと本格的な環境保全活動に向けた体制づくりを進め、
2002年には新
※記載金額は百万円未満を
切り捨てて表示しています
たに環境ビジョン「エコチャレンジ009」を設定し、
創業100周年を迎える2009年度まで
の環境保全に関する取り組みの内容を明確化しています。
編集方針
報告対象期間
本報告書は、
レンゴー株式会社の環境保全活動をより多くの方々
2002年度(2002年4月1日∼2003年3月31日まで)を基本
にご理解していただくため、当社の製品である板紙・段ボールの
とし、活動内容については一部2003年8月までの内容を記載し
製造工程やその特徴などをわかりやすく解説するページを設け
ています。
ています。そして環境パフォーマンス報告では、昨年に比べ、以
報告対象範囲
下のように報告内容を充実させています。
レンゴー株式会社の全生産工場(グループ会社は含みません)
本報告書には、大気汚染防止、水質汚濁防止、環境リスク回避、
段ボール・紙器工場・
・
・29 製紙事業所・工場 ・
・
・
・
・ 5
グループ全体の環境情報や、工場の環境保全活動を掲載しました。
セロファン工場 ・
・
・
・
・
・
・ 1
私たちは、社会のさまざまな場面で利用されている段ボール
について、その特徴や環境との関わりをご理解いただくことで、
利用者の方々のリサイクル意識の向上にも繋がることを期待し
ています。
私たちは今後とも循環型社会の実現に向け、
環境との共生を図るとともに、
コンプライ
アンスを最優先させた環境経営に取り組んでいく所存です。
本報告書は、
こうしたレンゴーの環境保全活動について報告するものです。本書を通
じてレンゴーの姿勢と活動内容についてご理解いただくとともに、
皆様からのご意見、
ご
指摘などを賜ることができれば幸いに存じます。
発行日
2003年11月(次回発行は2004年10月を予定)
作成部署/お問い合わせ先
取 締 役 社長
レンゴー株式会社 環境対策室
メールアドレス:eco@rengo.
co.
j
p
1
2
環境憲章
環境保全推進体制
私たちレンゴーは、環境保全活動を重要な経営課題の1つとして認識し、
環境委員会・環境会議が中心となり、環境保全活動の計画立案や実行方針を作成しています。
その理念・方針を環境憲章に示しています。
そして全社的な組織体制のもと、確かな情報伝達と現場の実状に則したフィードバックにより
常に明確な意思決定が行われています。
環境推進体制
基本理念
取締役会
レンゴーは、地球環境の保全に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に不可欠であるとの認識に立ち、
社長
全社あげて環境保全活動に継続的に取り組む。
経営幹部会
環境に関する方向性の決定
レンゴー環境委員会
基本方針
社内役員会
1 環境関連法の遵守
環境対策室
環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとより、
自主的な環境保全活動についても積極的に取り組む。
委員長(副社長)
メンバー(各部門役員)
具体的な実行方針の作成
環境会議
2 省資源・省エネルギーの推進
委員長(環境対策室長)
メンバー(関連組織の部門長)
先進技術を積極的に取り入れ、資源・エネルギーの有効利用と節約に努める。
本社各部門
3 廃棄物の適正処理と最終処分量の低減
環境に配慮した適正な廃棄物処理を行ない、廃棄物の発生抑制・再資源化に努め、最終処分量を低減する。
環境保全の計画、実行、見直し
各事業部門
委員長(事業所・工場長)
メンバー(各部門長他)
事業所・工場
4 環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給
事業所環境委員会
商品の供給者として環境負荷の小さい製品の研究・開発及び設計に努め、環境配慮製品を提案・推進する。
5 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進
資源の消費者として環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動による環境負荷を積極的に低減する。
ACTION
工場各部門
CHECK
DO
PLAN
6 環境に配慮した海外事業活動の推進
海外事業活動においては、
当該国の環境規制を遵守し、地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。
7 広報、
啓発、社会活動の促進
「環境の世紀」と称される近年、
企業活動における環境問題は、
全社員の環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、地域や社会の環境保全活動への参加・協力も行う。
1999年11月19日制定
積極的に取り組むべき重要な経営課題の一つです。レンゴーで
は創業100周年の節目にあたる2009年を第一の目標達成期
限として、
長期目標「エコチャレンジ009(詳細はP13∼14)」
を設定しています。この指針のもと、2002年度は積極的な環
境負荷低減に向けた取り組みを行った結果、廃棄物のリサイク
ル率が大幅に向上しました。
2003年度においても、環境憲章の基本理念である「地球
環境の保全に配慮した経営」を念頭に置きながら、
「エコチャ
レンジ009」の目標達成に向けて全社一体となり、着実な取り
組みを継続的に行います。 委員長(取締役副社長 山口
昌男)
3
4
レンゴーの事業と主要なインプット・アウトプット
レンゴーでは板紙、段ボールを中心に、粘着テープ、軟包装材など幅広い梱包・包装用資材を製造・販売しています。
ここでは、事業の中心である「板紙」
「段ボール」のライフサイクルを示しながら、生産活動に関わる環境負荷を示しています。
IN
PUT
エネルギー
化石燃料 ・・・32万kr(原油換算) 水(製紙工場のみ)・・・2,389万t
購入電力 ・・・45,718万kWh
廃棄物燃料・・・81,873t
(含水率40∼60%)
原料
パルプ ・・・6.1万t
古紙 ・・・190万t
コルゲーター(段ボール製造設備)
製紙(板紙)工場
製造
製紙工場で板紙を製造し、段ボール工場でその板紙を
貼合せ加工し、段ボール製品をつくります。
段ボール工場
廃棄物
OUT
PUT
・・・322t
SOx
・・・1,048t
NOx
ばいじん ・・・51t
・・・104万t-CO2
CO2
22万t
リサイクル
最終処分量
21万t
1万t
*最終処分量の定義:エコチャレンジ009では(構
大気放出
外排出量−リサイクル量)を最終処分量と定義し
製品
輸送
板紙・段ボールシート
段ボール箱
製紙工場から段ボール工場へ段ボール
工場からユーザー先へ製品を輸送します。
NOx ・・・229t
CO2 ・・・6.4万t-CO2
排水量 ・・・2,254万t
(製紙工場のみ)
BOD
COD
SS
・・・2,068t
・・・3,541t
・・・1,137t
リサイクル
段ボール古紙
回収
使用済みの段ボール製品は企業及び一般家
庭等で分別廃棄されたものが様々なルートで
回収され製紙工場で原料として再利用します。
河川・下水放流
5
製紙事業
紙器事業
一般的な段ボールからさまざまな
機能を加えた段ボールまで、幅広
い製品を提供。近年では、
より環境
負荷の低い製品を開発・生産して
います。
主に段ボール古紙を原料に段ボー
ル原紙や紙器用板紙・紙管原紙を
製造・販売しています。
詳しくは
P7.8を
ご覧下さい
詳しくは
P7.8を
ご覧下さい
板紙や段ボールを利用し、菓子、食
品、飲料水、日用雑貨など、さまざ
まな製品の紙製パッケージを開発。
美粧印刷を施した製品を数多く提
供しています。
製品使用
企業及び一般の方々が、さまざまな場面
で使用されます。
ています。
段ボール事業
大気放出
テープ事業
手作業による包装から自動包装機
械による包装まで、応用範囲の広
い各種のクラフト(紙製)テープ等
を提供しています。
軟包装・セロファン事業
樹脂フィルムを使用した軟包装材
として食品、菓子などの袋を提供
しています。また木材パルプ(セル
ロース)を利用したセロファンも
提供しています。
研究開発
製紙・段ボール・紙器・軟包装の研究
の他、
紙の主成分であるセルロース
を用いた研究にも取り組み、
新素材・
新製品の開発を推進しています。
6
豆知識
段ボールの種類
主要製品の製造工程
←表ライナ
←中しん
←裏ライナ
片面段ボール
段ボール・段ボール箱
両面段ボール
よくある質問にお応えします
Q.1
1年間に回収されている古紙は
どれくらいあるのですか?
A
2002年の紙・板紙の国内消費量は、約3,084万トンでした。この紙・
板紙が使用された後に回収された量(古紙)は、約2,009万トンで国
複両面段ボール
内消費量の約65%が回収されています。※出典:財団法人古紙再生促進センターより
チェックポイント
再生まで
から
生
誕
古紙利用率の変遷
片面段ボールの段項
にのりをつける
段ボールシートに罫線加工を
行い、所定の幅に切断する
段ボールを所定の長さに
切断する
レンゴーでは、回収され
段ボールシート
た古紙原料の活用を積
極的に推進しています。
その結果、古紙利用率
は板紙業界値を上回る
ダブルフェーサ
数値を持続しています。
片面段ボールと表ライナを貼合
せて、加熱・乾燥、さらに冷却し、
その接着を確実にする
中しんを段成形し、裏ライナと貼合せて
片面段ボールをつくる
100
95.2 96.5
97.3
96.9
87.7 89.5
90.3
91.1
54.0 54.9 56.1 54.0
58.0
59.6
90.2 92.5
90
カッタ
スリッタスコアラ
シングルフェーサ
(単位:%)
レンゴー 板紙 紙・板紙合計
グルーイングマシン
4
(P10 をご参照)
80
79.2
58.9
50 53.3
0
76.5
85.8
79.4
70
60
76.2
62.6 70.2
53.4 53.6
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2001 2002
※出典:財団法人古紙再生促進センターより
段ボール箱
トリミングロス
段ボール原紙
Q.2
選別・圧縮・梱包
使用・リサイクル
古紙は何回でもリサイクル
出来るのでしょうか?
紙は主に木材などの植物繊維からつくられています。この繊維を水
A
で解きほぐし再び乾燥させることで、紙から紙へとリサイクルします。
しかし紙の繊維も繰り返し使うことで劣化することから、一般的に繊
維の再生利用は6∼7回が限度と言われています。
パルパー
スクリーン
リファイナー
チェスト
古紙原料の繊維を解きほぐして
水に分散させる
原料から異物を除去する(除塵機)
繊維をすり潰して
表面績を大きくする
原料を一時的に溜めておくことで
後行程への供給を調整する
チェックポイント
国際リサイクル
シンボル
リサイクル推進シンボル
リサイクル推進
シンボル
レンゴーではリサイクル可能な段ボール
再生まで
から
生
誕
カレンダー
紙の表面の艶を出し滑らかにする
板紙
ワインダー
リール
リールで巻き取った原紙を
まき戻ししながら、必要な幅と
長さの巻取り原紙に小分けする
出来上がった紙を
巻き取る
プレスパート
製品には識別表示の推進を行い、回収・リ
ロールと毛布で
更に水を絞る
サイクルの促進に貢献しています。
ドライヤー
湿紙を熱により乾燥させる
ダンボールは
リサイクル
(P20をご参照)
ワイヤーパート
ヘッドボックス
原料を流し、繊維を
抄き取り、湿紙を脱水する
ワイヤーの上に大量の
水で薄めた原料を
均一に吹き出す
Q.3
製紙工場では、大量の水を使用し、
排水するのですか?
紙をつくるには、大量の水が必要です。例えば、段ボール原紙1トン
板紙
A
を製造するのには、その100倍程度の水が必要です。そこで製紙工
場では水を節約すると同時に、場外へ排出する量を削減するために、
十数回も循環利用しています。そして最終的に河川等へ放流される
水は、国または地域の定める排水基準を十分にクリアするまで徹底
このライン図は八潮工場5号機です
7
した処理が行われます。
8
4
2002年度の環境活動ハイライト
レンゴーでは、古紙の活用を推進して循環型システムの確立に取り組んでいます。
2002年度の古紙利用率は、96.9%でした。
このページでは、2002年度における環境保全活動の結果や、
詳しくは
P7.8を
ご覧下さい
2002年度
その取り組み内容についての概要を報告しています。
パルプ
1
3.1%
古紙
利用率
96.9%
詳しくは
P11を
ご覧下さい
2001年
2003年
取 得
取 得
清水工場
5
名古屋工場
福井工場
岡山工場
金津事業所
三田工場
利根川事業所
レンゴー工場内の古紙ヤード
湘南工場(段ボール工場)
八潮工場(製紙工場)
利根川事業所(製紙工場)
ラガーロープ破砕機を導入し、
廃棄物の有効利用率を向上。
曝気槽減温装置を設置し、
BODを減少。
+
ISO 14001登録証
2
福井工場
重油ボイラーをガスボイラーに
変更し、CO2排出量を削減。
岡山工場
6
3
詳しくは
P15を
ご覧下さい
CO2排出量
(単位:kg-CO2/千m2)
段ボール・紙器工場
(単位:kg/千m2)
0.93
35.8
36.7
2001年度
I
SO14001の認証取得から約2年が経過した
製紙工場をもつ利根川事業所にスポットをあて、
事業所での環境保全活動についてレポートします。
(単位:kg-CO2/t)
2001年度
2002年度
製紙・セロファン工場
473.2
排煙脱硫装置
ボイラーから発生したSOx・
ばいじんを除去しています。
(単位:kg/t)
8.27
9
2002年度
2001年度
段ボール緩衝材
各種商品に合わせ、
最も省資源になるよう設計をした
緩衝材を提案しています。
有害ガスや悪臭などを吸着する
「新素材」を開発し、さまざまな分野での
応用に向けた研究も行っています。
省資源製品
軽量ライナ
清掃活動
28.5%削減
0.6%削減
省資源設計
セルガイア
5.91
475.9
詳しくは
P19を
ご覧下さい
新素材開発
25.6%削減
2002年度
製紙・セロファン工場
詳しくは
P21を
ご覧下さい
1.25
2.5%増加
焼却炉を改造し、
大気汚染物質の排出を低減。
7
詳しくは
P16を
ご覧下さい
廃棄物最終処分量
段ボール・紙器工場
2001年度
金津事業所(製紙工場)
2002年度
外部コミュニケーションの
一環として、工場周辺の
清掃活動を行っています。
段ボールの表面素材である
ライナを薄くして省資源製品を
提供しています。
10
環境マネジメント
環境マネジメント
環境マネジメントシステム
環境会計
レンゴーでは組織的な環境保全活動を推進しており、さらに環境マネジメントシステムの強化を図るべく、
環境経営の効率化をはかるためにレンゴーでは2000年より環境会計を導入し、その情報を開示しています。
各事業所・工場にてISO14001の認証取得に取り組んでいます。
2002年度の集計は、環境省の環境会計ガイドライン(2002年度版)
に準拠しました。
ISO1 4 0 0 1 認 証 取 得 状 況
2001年
2001年7月に三田工場でのI
SO14001認証取得をはじめ、
2003年6月までに5工場・2事業所で認証を取得しました。
2003年
その結果、認証を取得した工場では、以前より一層、組織的なマ
ネジメントシステムの運用が進展しています。2003年度は、新
たに10工場で認証取得に向けた取り組みを推進しています。
今後の計画
2004年
今後の計画
2005年
力等のエネルギー費を203百万円、廃棄物処理費を110百万
三田工場(7月に認証を取得しました)
利根川事業所(12月に認証を取得しました)
2002年度は2001年度と比較すると、
投資額が389百万円
清水工場・名古屋工場・福井工場
岡山工場(3月に認証を取得しました)
増加しています。増加の主な要因としては、
段ボール工場の騒音
金津事業所(6月に認証を取得しました)
対策、
製紙工場の廃棄物分別設備及びこれまで利用できなかった
製紙工場
湘南・仙台・小山・前橋・
豊橋・滋賀・京都・広島・
松山の9工場
八潮工場
段ボール工場
上記以外の段ボール・紙器工場※
段ボール
工場
製紙工場
※
※
尼崎工場 ・淀川工場 ・武生工場
(6月に認証取得予定)
環境保全資格保有者(全社)
資格名
ISO14001推進工場においては定期的な一般環境教育や法
対応の指導を実施しています。また新入社員研修の一環として
原料の処理設備の導入によるものです。環境保全効果は2001
年々集計精度は高くなっていると考えていますが、
さらなる集
年度と比べると、
CO2換算したエネルギーの投入量で1,620t増
計精度の向上と集計作業の効率化、
及び内部での有効利用を目
加、
廃棄物については5,577t削減する結果となりました。
指します。
(単位:百万円)
投資額(注1)
合計
環境計量士
2
臭気測定士
2
分類
主 な 取り組 み の 内 容
① 公害防止コスト
1. 事業エリア内
② 公害防止コスト
コスト
③ 公害防止コスト
大気汚染、水質汚濁、騒音防止などの法遵守
2. 上・下水流コスト
2001年度
57
27
176
216
358
636
2,129
2,321
容器包装リサイクル法再商品化委託費
−
−
0
0
−
−
288
264
111
97
676
772
−
−
1
0
19
−
49
−
833
1,222
5,852
6,143
省エネ設備導入
古紙の再利用、廃棄物の適正処理
3. 管理活動コスト
ISO14001認証取得、情報開示、土壌調査、社員教育
振動
3
4. 研究開発コスト
研究配慮型製品の研究開発
全体の意識向上を図っています。そして、
こうした環境活動を実
騒音
13
5. 社会活動コスト
地域清掃、環境団体支援
践するための各種資格の取得も積極的に推進しています。
大気1種
23
大気2種
2
6. 環境損傷対応コスト
SOx賦課金、重油流出対策費
大気3種
3
大気4種
4
水質1種
30
水質2種
2
水質3種
1
水質4種
グループ会社環境セミナー
新入社員研修
特別管理産業廃棄物管理責任者
計
計
金額(2001年度)
内容等
内容等
当該期間の投資の総額
板紙製造設備、段ボール生産設備の更新等
当該期間の研究開発費の総額
金額(2002年度)
16,897
12,790
1,475
1,509
4
134
35
環境保全効果
効果の内容
分類
293
事業活動に投入する
資源に関する効果
事業エリア内
コストに
対応する効果
[オンサイトセミナー ]
2002年度
2,570
14
特定化学物質作業主任者
2001年度
2,533
電気
公害防止管理者
2002年度
462
21
催し、環境保全活動の理解と協力を要請するとともにグループ
費用額(注2)
288
熱
環境の講義を導入。グループ会社に対しても環境セミナーを開
エネルギー管理士
今後の課題
環境保全コスト
(単位:人)
分類
円削減することができました。
※
※2004年4月以降の予定は、
今後の実施状況により変更する可能性があります。
環境教育/環境関連資格保有者
また、
環境保全対策に伴う経済効果については、
重油、
ガス、
電
2002年度集計結果
ISO取得状況と今後の予定
ISO14001の規格の理解と内部監査を行う内部監査員
エネルギーの投入
(CO2換算)
事業活動から排出する環境負荷及び
廃棄物に関する効果
指標(2002年度)
(注3)
1,620t-CO2増加
段ボール・紙器 原単位2.6%増加
製紙・セロファン 原単位0.6%削減
5,577t削減
廃棄物等の排出
を養成するため、工場のスタッフや現場のリーダーを対象に、
段ボール・紙器 原単位25.6%削減
製紙・セロファン 原単位28.5%削減
座学による規格の教育、ケーススタディーによる内部監査の手
法の訓練・テストを行い、100名以上の内部監査員を養成しま
環境保全対策に伴う経済効果(注4)
した。なお、2003年度は、ISO14001の認証取得工場を拡
効果の内容
大するために約180名程度の内部監査員を養成する予定です。
収益
段ボール古紙等の売却収入
費用
節減
オンサイトセミナー風景
11
(単位:百万円)
金額(2001年度) 金額(2002年度)
194
204
エネルギー費の削減
−
203
廃棄物処理費の削減
−
110
注1:投資額は集計対象年度に投資した案件のみ集計。
注2:費用額には減価償却費、人件費、経費が含まれる。
減価償却費は過去7年間に取得した資産を対象に集計。
注3:環境保全効果の指標は、前年度との差。
注4:経済効果の収益は自製段ボール古紙等の社外への売却収入。
12
環境マネジメント
環境ビジョン「エコチャレンジ009」
2002年、環境ビジョンとして「エコチャレンジ009」を制定しました。
「エコチャレンジ009」では、単年度目標と合わせて、
自己評価の基準
2009年度を第一の目標達成期限とする数値目標を設定しています。
項目
二酸化炭素の
省エネルギーの推進
排出量削減
2002年度目標
2002年度結果
段ボール・紙器工場 原単位2000年度比2%削減
段ボール・紙器工場 2000年度比2%増加
製紙・セロファン工場 原単位2000年度比3.5%削減
製紙・セロファン工場 2000年度比3%削減
自己評価
×
△
2003年度目標
段ボール・紙器工場 リサイクル率97.6%達成
段ボール・紙器工場 リサイクル率98.1%
製紙・セロファン工場 リサイクル率75%達成
製紙・セロファン工場 リサイクル率80.7%
◎
◎
△目標は達成できなかったが昨年より前進
○目標達成
×目標未達成
2009年度目標
2000年度比 原単位6%以上削減
2009年度目標達成に向けて推進
※「エネルギー使用量(CO2換算)/生産量」の削減
リサイクルの推進
◎目標大幅達成
※原単位:エネルギー使用量(CO2換算)
/生産量で算出
※日本製紙連合会の算出方式では、製紙工場は1990年度比
30%削減に相当する
2009年度目標達成に向けて推進
リサイクル率 99%以上にする
ゼロエミッション
廃棄物の最終処分量
の低減
製紙・セロファン工場 2000年度比16.2%削減
◎
◎
2009年度目標達成に向けて推進
ガイドラインに基づき用紙以外概ね達成
△
グリーン購入の継続推進
○
グリーン調達基盤の再構築
段ボール・紙器工場 原単位2000年度比15%削減
段ボール・紙器工場 2000年度比37.2%削減
製紙・セロファン工場 原単位2000年度比5%削減
最終目標として埋立て処分量ゼロをめざす
※「(構外排出量−リサイクル量)/生産量」の削減
グリーン購入の推進
グリーン購入基準の検討と実施
グリーン調達基準の検討と実施
製紙
アクリル酸・ホルムアルデヒド・アクリ
ロニトリル→使用中止
段ボール
フタル酸ジ-n-ブチル・キシレン又はトル
エン全廃に向けて取組中
グリーン調達
グリーン調達の推進
※グリーン調達の推進によりPRTR法の指定化学物質の
使用量、排出量等の削減も図る
環境マネジメント
・
紙器
ISO14001認証取得
清水工場、
名古屋工場、
福井工場、
岡山工場の認証取得
2003年3月清水、名古屋、福井、岡山工場、同年
の推進
金津事業所の認証取得推進
6月金津事業所で認証を取得
環境会計の推進
環境会計の充実と継続推進
環境報告書の作成
環境報告書の継続発行
2002年度の実績総括
グリーン 購 入 の 進 捗 に つ い て
リサイクル設備の導入や処理方法の改善などにより、段ボール・紙
器工場、
製紙・セロファン工場ともに、2002年度の目標を大きく上
回る結果となりました。
しかしながら、
「省エネルギーの推進」については、段ボール工
場、紙器工場、製紙工場のそれぞれで設備の増強を行ったことな
どによりエネルギー使用量が増加し、生産量の低下とも相まって
2002年度の目標達成には至りませんでした。
○
○
段ボール9工場の認証取得推進
段ボール・紙器工場は一括認証取得を目指す
金津事業所の認証取得、八潮工場の認証取得推進
製紙工場は全工場認証取得を目指す
環境会計の充実と継続推進
環境会計の充実と継続推進
環境報告書の継続発行
環境報告書の継続発行
グリーン購入対象品目・購入基準・目標と結果
基準
コピー用紙
古紙配合率100%
53
コンピュータ用紙
古紙配合率100%
69
これらの基準・目標にしたがって取り組みを継続してき
トイレットペーパー
古紙配合率100%
94
た実績を集計した結果、2002年度は目標達成には至ら
名刺
古紙配合率100%
61
コピー・FAX・プリンターの
トナーカートリッジ・リボン
・詰め替え等のリサイクル品
・もしくは容器等に再生プラスチックが使用されている
環境配慮型製品であること
コピー機、FAX、
プリンター
・両面コピー、
プリントができる
・もしくは省電力モード等の機能が備わっている省エネタイプ
・もしくは鉛フリー、塩ビフリーの部品を使用していること
(注1)についての計画を立案
2000年度にグリーン調達
し、2001年度にはグリーン購入(注2)のガイドライン及び
目標を策定しました。
なかったものの、
グリーン調達、
グリーン購入ともに着実
に進展を図っています。今後も取り組みを継続し、目標達
成を目指します。
その他、
「ISO14001認証取得の推進」は計画どおり実行し
ましたが、
「グリーン購入・調達の推進」では、設定した基準の達
成には至りませんでした。これらの結果を踏まえて2003年度
※グリーン調達の推進によりPRTR法の指定化学物質の
使用量、排出量等の削減も図る
対象品目
2002年度は、大半の取り組みにおいて目標を達成しました。
中でも「リサイクルの推進」や「廃棄物の最終処分量の低減」では、
グリーン調達の継続推進
クロロベンゼン削減に向けて取組中
2002年10月環境会計を含む環境報告書を発行
情報開示
グリーン購入の継続推進
(注1):原材料・副資材・消耗品など生産・出荷に直接関わる物の環境に配慮した
購入と定義
(注2):事務用品など生産・出荷に直接関係ない物の購入と定義
結 果・達 成 率( % )
2003年度目標
取り組み品目を拡大推進中
96
コピー機
FAX
プリンター
91
67
62
も目標達成に向け継続して取り組んでいます。
13
14
環境パフォーマンス
環境負荷低減への取り組み
生産活動における環境負荷低減対策として、主に省エネルギー活動によるCO2削減、廃棄物削減、
大気・水質・土壌汚染防止や環境リスクへの対応策などを主なテーマとして環境保全活動に取り組んでいます。
CO2排出削減活動
廃棄物削減活動
エネルギーの全体使用量は2000年度比で見ると2.4%削
エネルギー使用量の推移
減していますが、大幅に削減が達成している2001年度に比べ
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場
ると0.2%の増加となっており2002年度は残念ながら環境目
総量
1,059,551
標未達に終わりました。
要因として、段ボール工場の一部でドレンの回収装置の導入
(単位:t-CO2)
1,000,000
総量
総量
1,032,919
1,034,539
117,302
119,060
段ボール・紙器工場では処分業者の変更等により汚泥、廃プラス
122,454
912,085
913,859
942,249
用量が増加して、最終的には生産量当りの原単位が2%悪化し
ました。一方、
製紙工場では減産によるエネルギー効率の悪化な
どが影響して、環境目標に今一歩届かなかったものの、着実に省
チック、木くず、紙くずのリサイクル率が向上し、全体では2001年
度に比べて約0.7%向上しました。製紙工場ではラガーロープ破
500,000
0
2000年度
2001年度
2002年度
100,000
スチックの委託処理を補助燃料として再利用するサーマルリサイ
50,000
クルに変更したことなどで、全体のリサイクル率が2001年度に比
0
大きく上回ることができました。また、今後も省エネルギー活
ていた汚泥を焼却後セメント原料にするように委託内容を変更し
たため、2001年度よりリサイクル率が大幅に改善されたものの
質の向上等の観点から段ボール・紙器部門でエネルギー使用
2000年度に及ばず最終処分量の原単位目標については未達と
量の増加が予想され、更なる努力が必要と考えています。
なりました。しかしながら、製紙・セロファン工場の合計では製紙工
場の占める割合が大きいため目標を達成することができました。
製紙・セロファン工場
500
400
300
200
100
0
487.8
475.9
(単位:t-CO2)
生産原単位あたりの廃棄物最終処分量の推移
段ボール・紙器工場
(単位:kg-CO2/t)
473.2
購入電力
163,212(16%)
(単位:kg-CO2/千m2)
40
36.0
35.8
36.7
廃棄物燃料
96,296(9%)
30
20
1,034,539
10
2000年度 2001年度 2002年度
0
2000年度 2001年度 2002年度
※2002年度集計より二酸化炭素換算にしました。
ガス
321,430(31%)
製紙・セロファン工場
7.5
重油・灯油・石炭
453,601(44%)
(単位:kg/千m2)
2.0
8.27
7.05
5.91
1.5
5.0
1.0
2.5
0.5
0
ボイラ ー の 変 更
2000年度 2001年度 2002年度
0
1.48
総量
225,053
219,015
201,737
18,448
183,289
2000年度
20,048
14,471
198,967
210,582
2001年度
2002年度
2002年度廃棄物内訳
(単位:t)
その他
850
木くず
886
燃え殻・ばいじん
23,002
合計
225,053
1.25
汚泥
22,782
廃プラスチック
5,838
紙くず
165,190
0.93
※最終処分量の定義:エコチャレンジ009では(構外排出量−リサイクル量)を最終処
2000年度 2001年度 2002年度
分量と定義しています。
レンゴ ー の 廃 棄 物リサイクル 事 例
レンゴーでは、2002年度までに都市ガス使用可能地域に
発 生 する廃 棄 物
処理方法
紙くず
サーマルリサイクル
おいて、
12台の重油ボイラーをガスボイラーに更新しています。
製紙原料
重油ボイラーからガスボイラーの変更により、理論上CO2排出
固形燃料
量を従来に比べ約34%削減できます。2002年度は新たに湘
紙管
南工場でガスボイラーへの更新をしました。今後も順次更新
を図っていく予定です。
ガラスくず等
湘南工場(ガスボイラー)
木くず
発 生 する廃 棄 物
廃油
廃酸
セメント原料
燃え殻・ばいじん
油水分離後⇒再生利用
セメント原料
焼却後⇒セメント原料
鉄鋼保温材
製鉄用断熱保温材
ガラスへ再生
セメント原料
サーマルリサイクル
サーマルリサイクル
焼却後⇒セメント原料
汚泥
チップ化⇒合板化
破砕⇒固形燃料
鉄原料
土壌改良材
セメント原料
有機肥料
固形燃料
チップ化⇒製紙原料
金属くず
処理方法
有機肥料増量剤
紙管再利用
ボード原料
15
全工場のリサイクル量
総量
総量
金属くず
6,506
段ボール・紙器工場
(単位:kg/t)
10.0
合計
200,000
に処分方法を変更できるようになったことや、一部の工場で廃プラ
動によってエネルギー使用の見直しを推進して行きますが、品
2002年度CO 2 排出量の内訳
250,000
150,000
べて約7%向上しました。セロファン工場については、埋立処分し
(単位:t)
全工場の廃棄物最終処分量
砕機の導入により処理業者への委託が従来の埋立からリサイクル
エネルギー化が進んでいます。セロファン工場では環境目標を
生産原単位あたりのCO 2 排出量の推移
廃棄物発生量とリサイクル量の推移
処分量の原単位削減率も大幅に改善され、目標を達成することが
できました。
などにより熱効率の向上が進んだものの全体的には品質の向
上などの観点から設備が増強されたことによりエネルギーの使
2002年度はリサイクル率が予想以上に向上し、その結果、最終
廃プラスチック
インキ容器のリサイクル
サーマルリサイクル
16
環境パフォーマンス
環境負荷低減への取り組み
化学物質の管理(PRTR)
PRTR法の施行にともないレンゴーでは2002年より届出をし
ており、
2003年は右表の通り届出を完了しました。
大気汚染防止
セロファン工場
段ボール工場
ダイオキシン類
なお、
段ボール・紙器工場で使用している接着剤中には、
キシレン・
アクリルアミド
エチレングリコール
法遵守は当然の事として、製紙工場では大型ボイラー・焼却炉に排煙脱硫装置や排煙脱硝装置を設置して、
より一層の汚染物質除去
トルエン・フタル酸ジ-n-ブチル・ほう素及びその化合物を含んでい
アクリル酸
ダイオキシン類
を行っています。また、段ボール工場では順次、SOx・ばいじんの排出量が少ないガスボイラーへの移行を図っています。
ますが、年間使用量が5tに満たないため、2003年の届出義務は
アクリロニトリル
トルエン
エチレングリコール
二硫化炭素
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場 (単位:t)
SO X
200
NO X
ばいじん
1,500
179
60
48
143
150
1,000
1,001
40
100
500
50
20
0
製紙・セロファン工場
0
段ボール・紙器工場
製紙・セロファン工場
0
段ボール・紙器工場
製紙・セロファン工場
4
段ボール・紙器工場
レンゴー全社で使用している用水の大半は製紙工場で使用しています。それらの用水は工場内で十数回もの循環利用の後、加圧浮上・活性汚
泥・沈殿分離・活性炭吸着等の浄化処理を行い、法規制を充分クリアした状態で河川等に放流しています。また、排水量が少なく法規制の対象と
なっていない段ボール工場等の水処理設備についても、水質汚濁物質(BOD・COD・SS)の把握を行い、水質汚濁の防止に取り組んでいます。
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場 (単位:t)
BOD
COD
2,052
4,000
SS
一方、2002年度から全廃・削減の取り組みとして、段ボール・紙
ジメチルアミノエチルメタクリレート
器工場でフタル酸ジ-n-ブチル、キシレン、
トルエンを含まないタイ
ダイオキシン類
プの接着剤に順次切り替えています。また、
製紙工場では紙力剤中
トルエン
に使用されているアクリル酸、
アクリロニトリル、
ホルムアルデヒド
フェノール
を2002年8月より使用中止しています。
ホルムアルデヒド
ており、
さらなる使用削減に努めています。
3,537
1 ,500
1,000
2,000
1 ,000
500
1,000
500
16
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場
0
10
1,135
3,000
4
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場
0
環 境リスク回 避
レンゴーでは、定期的なパトロールを実施し、重油等の流出
薬品や油が流出した場合を想定し、土のう吸収材等の設置やテ
8
8
6
2002年度より関連会社においても、環境保全活動のレベル
境関連データの把握を行いました。今後これらのデータをもとに、
4
アップを図るため、主な会社に対して研修会を開催し、啓蒙活動
取り組みの向上を図り、グループ全体での環境経営を目指して
を進めています。2003年度は、エネルギー、廃棄物を含めた環
いきます。
2
2
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場
グル ープ全 体 の 環 境 情 報
0
0
製紙・セロファン工場 段ボール・紙器工場
会社名
レンゴー(株)
土壌汚染対策
近年、有害物質による土壌汚染の判明件数の増加が著しく、土
大和紙器(株)
で土壌・水質の調査を実施しま
(注1)
生産量
単位
t
板紙・セロファン
3,332,969
千m2
段ボール・紙器
488,431
千m2
段ボール 957
t
スチロール
633
千本
ファイバードラム
段ボール した。その結果、法規制を超え
の把握、土壌汚染による人の健康被害の防止に関する措置等を
る数値は出て無い事が実証さ
セッツカートン(株)
747,653
千m2
れています。今後も必要に応じ
日之出紙器工業(株)
175,200
2
て積極的に調査を継続し、
リス
北陸紙器(株)
ク管理に努めていきます。
日東紙器工業(株)
レンゴーでは、
数年前から自主的な土壌調査を実施しています。
2002年度は、
小山工場(段ボール)
・利根川事業所(製紙事業所)
1996年より国内においても、徐々に廃棄物の焼却に関する法
規制が強化されてきました。レンゴーでは、2002年12月のダイ
オキシン類特別措置法の強化に合わせて、
これまで小型焼却炉を
使用してきた工場での運転を停止(撤去)
しました。現在は、廃棄
物発生量の多い製紙工場等を含め、全国6工場で法規制に対応し
た焼却炉で運転を行い、
法律に基づいて定期的に測定を実施して、
毎年、国に屈出をしています。
対策前
対策後
エネルギー
CO2排出量
(t-CO2)
廃棄物
大気関連(t)
リサイクル量 リサイクル率
排出量
(t) (t)
(注2)
(%)
SOX
NOX
水質関連(t)
ばい
じん
BOD
COD
SS
n-Hex
1,034,539
225.053
210,582
94
322
1,048
52
2,068
3,541
1,137
8
45,556
33,265
32,017
96
22
12
1
7
4
1
0
31,474
31,623
31,132
98
40
15
2
4
0
1
0
千m
段ボール・紙器
7,949
11,423
11,313
99
9
1
0
3
3
1
0
43,261
千m2
段ボール 2,021
1,668
1,609
96
2
1
0
0
0
0
0
43,126
千m2
段ボール 1,796
2,255
2,213
98
1
1
0
−
−
−
−
53,176
千m2
段ボール 2,249
3,242
3,117
96
9
2
0
0
0
0
0
松本パッケージ(株)
24,723
千m2
段ボール 1,394
1,321
1,211
92
8
1
0
0
0
0
0
淡路紙工(株)
20,240
千m2
段ボール 856
1,041
1,028
99
−
−
−
−
−
−
−
斎藤紙器(株)
31,424
千m2
段ボール 1,281
1,483
1,474
99
4
1
0
−
−
−
−
園芸資材センター
13,093
千m2
段ボール 784
662
629
95
3
1
0
0
0
0
0
朝日段ボール
88,783
千m2
段ボール 3,914
4,356
4,342
100
10
3
1
1
1
0
0
クボタ印刷紙器(株)
11,683
千枚
紙器
レンゴー・ノンウーブン・プロダクツ(株)
12,085
t
千m
(株)甲府大一実業
ダイオキシン対策
生産品目
1,927,491
壌汚染対策の社会的要請が高まっていることから、土壌汚染状況
主旨とする「土壌汚染対策法」が2003年2月に施行されました。
ストを実施しています。あわせて、より素早い対応ができるよう
の危険性をチェックして設備改善を行っています。また万一、 本社・工場間の連絡体制を整備しています。
n-Hex
2 ,000
2,000
0
キシレン
環境リスクへの対応策
水質汚濁防止
3,000
生じませんでした。
今後は、他の物質についても全廃または削減の方向で計画化し
47
17
2003年に行政提出したPRTR物質
製紙工場
257
470
0
0
−
−
−
−
−
−
−
不織布
5,662
1,248
1,063
85
1
2
0
−
−
−
−
軟包装
16,572
4,920
3,976
81
0
0
0
0
0
0
0
52,346
9,965
9,646
97
0
44
1
427
427
45
−
185,930
7,673
3,668
48
1,160
843
60
30
145
97
−
朋和産業(株)
1,744,637
大阪製紙(株)
94,886
t
新聞用紙・白板紙
丸三製紙(株)
284,287
t
板紙
(注1)段ボール工場の生産量に関しては(貼合生産量+製箱生産量) (注2)
リサイクル量/発生量x100
18
環境パフォーマンス
環境配慮型製品の開発
レンゴーでは、社会の環境ニーズに答えるベく「人」
「環境」
「機能」の3つの側面を考慮し、
様々な研究・製品開発を行って来ました。また、近年では製品の企画から使用後まで総合的なコストを考慮した
環境配慮型製品の研究・開発を行っています。
段ボールの「リサイクル推進シンボル」表示
使用済み段ボールの多くは、製紙原料として利用可能ですが、加工内容によっては禁忌品(P.19参照)
製品開発のコンセプト
スリム
のようにリサイクルが困難なものがあるため、
リサイクル性の有無を表示することが重要です。レンゴー
では、段ボールのリーディングカンパニーとしての責務を果たすため、展示会や広報活動を通じて、
お客
容器や包装資材の減量化を図る「スリム化」、素材の統一化や分離容易な設計を
様に、積極的なPR活動を展開しています。また、
このようなリサイクル推進シンボルの表示を促進する
考慮する「シンプル化」、再利用の推進やリサイクル可能な素材を選択する「リサイクル」を
取り組みに加えて、他素材との分別を容易にする設計技術の開発やリサイクルしやすい素材の研究開発
シンプル
リサイクル
などを実践し、段ボールのリサイクルシステムの充実と循環型社会の実現に寄与しています。
キーワードに環境負荷の低い製品を研究・開発しています。
段ボールリサイクル推進シンボルとは?
環境にやさしい高機能繊維「セルガイア」
環境負荷低減を目指して開発した「軽量ライナ」
段ボールのリサイクルをより一層促進するために「その段ボールがリサイクル可能である」事を示す世界共通
のシンボルであり、段ボール関連業界が協力して普及活動に取り組んでいます。
紙の原料となるパルプの中に、有害なガスや悪臭を吸着する鉱
ライナとは段ボールの表と裏に使用する板紙の事で、
レンゴー
物であるゼオライトを人工的に合成・定着させた、植物と土だけか
では古紙100%・坪量120g/m 2 の製品を提供しています。軽
らなる高機能繊維「セルガイア」を開発しました。抗菌・防カビ効
量化する事により、同量の原料でも、より多くの段ボール箱を作る
果およびウイルス不活化効果、触媒効果も発現できることから、空
事が出来ますが、板紙の生産性が低下する事から、生産性の向上・
気浄化や飲料水浄化用の各種フィルター、壁紙・断熱材等の建築
板紙マシンの改造や製品
資材、マスク・手術着等
としての使用用途が限ら
の衛生材料など、様々
な分野に対応するため
れている等 、改 善 す べ き
イオン交換
音 響
防 錆
事項は沢山あります。
の研究を進めています。
しかしながら、今後とも
また、電子部品や美術
資源の有効利用を目指し
品、高級着物などを腐
消 臭
食や変色から守る包装
資材として既に実用化
されています。
ライナ
セルガイア
の機能
調 湿
プラスチックフィルムや金属箔などをラミネートした段ボール
●
プラスチック樹脂などをコートした段ボール
れた場合、国内外のリサイクルシステムを混乱させる
●
パラフィンワックスなどを含浸させた段ボール
と共に、品質上でのトラブルの原因となる可能性もあ
●
布類を貼り合せた段ボール
ります。よって、
これらの製品には段ボールリサイクル
●
プラスチック成形品を貼り合せた段ボール
推進シンボルは使用しないでください。
これらの製品に「リサイクル推進シンボル」が表示さ
てチャレンジしていきます。
通常のライナ
吸湿性
リサイクル困難な段ボールとは?
●
軽量ライナ
適正なリサイクル推進シンボルの運用方法
フィルター
抗菌・
防カビ
リサイクル推進シンボルは、印刷等で使用する色の中で、より識別しやすい色を用いる事が望ましく、鮮明かつ
明瞭であれば適切なフォントを使用して良い。また、用途に応じて以下3種類のシンボルのうちから選択します。
リサイクル性に優れた「段ボール緩衝材」
の商品の形状に合わせて最も緩衝性が高く、省資源になるように
設計を行っているので、
で、使用後は外装資材
と共にリサイクルする
事も可能です。
禁忌品とは、紙のリサイクルに重大な障害となる「異物」のことです。禁忌品
には製紙原料とは無縁な異物であるA類と、製紙原料に混入するのは好まし
くないB類があります。
A類
B類
石、ガラス、金もの、土砂、木片等
カーボン紙
プラスチック類
ノーカーボン紙
樹脂含浸紙、硫酸紙、布類
ビニール及びポリエチレン等の
樹脂コーティング紙、ラミネート紙
ターポリン紙、ロウ紙、石こうボード等の建材
粘着テープ(但し、段ボールの場合、禁忌品としない)
ボ
ール
イ
ク
る商品の形にあった各種段ボール緩衝材を製造しています。各々
再生の障害になる禁忌品
ダン
“ダンボールはリサイクル”と表記されたものはリサイクルを
一層推進するための推奨シンボル
キ ン キヒン
長年培ってきた段ボール設計の知識や技術を駆使して、梱包す
ル
チェックポイント
はリサ
“ダンボール”の文字のあるものは他の識別マークと併用す
る場合など段ボールの識別表示に使用できる
ダンボール
シンボルのみのものは色々な国に輸出され特定の言語が
使用できないような場合などに使用できる
捺染紙、感熱性発泡紙、合成紙、不織布
感熱紙、芳香紙
その他工程或いは製品にいちじるしい
障害を与えるもの
19
その他製紙原料として不適当なもの
20
環境パフォーマンス
コミュニケーション
工場の環境保全活動
社会貢献活動
さまざまな種類の生産工場を持つレンゴーでは、各地域・現場での環境保全活動の推進が重要です。
段ボールという製品の環境的側面をご理解いただき、幅広く社会との接点を持ちながら、
ここでは工場の取り組みにスポットをあて、その活動概要を報告しています。
リサイクル推進をより進展させ、社会に貢献するための活動に取り組んでいます。
利根川事業所
環 境をテ ー マ に展 示 会 に積 極 的 に参 加
(茨城県岩井市)
より広範囲な社会へ、環境にやさしい製品を提供することをテー
:〒306-0631 茨城県岩井市大字岩井5269
所 在 地 マに、
さまざまな展示会へ積極的に参加しています。2002年度は、
:206名(正社員)
従業員数 包装関連の総合展示会である「東京国際包装展∼東京パック」に
:
生産品目 製紙工場
段ボール用板紙(外装用ライナ)
・コートボール(白板紙)
加工工場 プレプリント原紙、アルミ・フィルムラミ製品・電子部品用紙、各種機能紙、
合紙、バルク輸送台紙、文房具台紙、エンボス紙、洗剤カートン紙、食品包装用
出展し、
リサイクル可能な機能性段ボールや紙器・軟包装・美粧段
新しい技術や製品を出品・展示した
「東京国際包装展∼東京パック」
ボール、緩衝材などの物流資材、多彩な環境対応製品を展示しまし
た。また常設展示として、
大阪環境産業振興センターの常設展示場、
紙、建材用紙、製袋用紙、バッグインボックス、
クラフト粘着テープ
紙器工場 ビール用6缶マルチパック
「品質・衛生・安全・環境」をキーワードに、
通称「ATCグリーンエコプラザ」にも製品を展示しており、環境関
利根川事業所
連情報を提供しています。さらに、大阪府による事業者・民間との
パートナーシップの構築を図ることを目的とした、
「環境フェスティ
取り組みの概要
バル21」に協賛。21世紀の循環型社会の構築とより良い環境の創
造に向けて、一般の方々にも、環境に対する意識を向上していただ
利根川事業所では左記事業所環境方針に従い、生産工程にお
利根川事業所環境方針(概略)
より、最終処分量の削減を図っています。こうしたサイトごとの
④ 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進
取り組みに加え、外部コミュニケーションとして、周辺地域の清
⑤ 化学物質の適正使用と適正管理の推進
⑦ 広報・啓発・社会活動の促進
騒音
第4種
(単位:
dB)
規制値
実績(最大値)
47.6
52.6
50.6
53.1
65
70
65
55
地域とのコミュニケーションを積極的に図り、地域の発展と環
全国の各工場・事業所において、工場見学会を開催しています。
境に対する意識の向上にも積極的に取り組んでいます。
境保全に貢献することを目指しています。こうした企業姿勢のも
普段は見ることのできない企業の活動を積極的に開示し、地域
大気
NOx
施設名
発電ボイラー
ボイラー
水質
項目
BOD
COD
SS
n-Hex
ダイオキシン類
項目
pH
単位
mg/r
mg/r
mg/r
pg-TEQ/r
基準
下限値
測定値
平均値
15
−
25
5
10
mg/r
最大値
3.7
23.6
3
1
8.6
11
33.1
13
1
0.1以下
8.1
ボイラー
(単位:Nm3/h)
SOx
施設名
ボイラー
焼却炉
21
規制値
1号
2号
4号
5号
6号
7号
8号
9号
キルン
雑芥
102.7
38.3
2.3
2.3
2.3
1.4
2.4
1.4
19.6
−
実績(最大値)
10.1
0.44
0.24
0.12
0.15
0.0012
0.16
0.0010
1.113
0.065
(単位:
ppm)
規制値
1号
2号
4号
5号
6号
7号
8号
9号
キルン
雑芥
焼却炉
210
150
180
180
180
180
180
180
250
−
実績(最大値)
190
140
100
100
100
78
110
61
32
81
0.18
0.15
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.15
−
実績(最大値)
0.036
0.056
0.0028
0.002
0.017
0.004
0.0029
0.003
0.022
0.039
と、全国各地に点在する各工場・事業所が毎年、自発的に工場・事
の方々に環境問題や企業の取り組みを紹介するなど、社会との
業所周辺の清掃活動を実施し
コミュニケーション促進に努め
ています。今後も、こうした清
ています。また、工場では工場
掃活動を継続しながら、地域社
見学に来られた小学生の感想
会に貢献する取り組みを実践
文を励みに日々の活動に取り
していきたいと考えています。
組んでいます。
尼崎工場での清掃活動
工場見学に来られた方からの感想文
(単位:
g/Nm3)
ばいじん
施設名
最大値
7.6
大気
発電ボイラー
焼却炉
発電ボイラー
測定値
下限値
上限値
5.8
工場見学会の開催
の環境ポスター発行や、交代制の環境パトロールを実施し、環
※ 住宅に一番近い場所での測定値です。
基準
上限値
工 場・事 業 所 周 辺 の 清 掃 活 動
掃活動等を行っています。また、従業員の啓蒙活動として、毎月
⑥ 環境保全活動の継続的な改善
朝
昼間
夕
夜間
のレンゴーブース
使用を試みたり、従業員による徹底した廃棄物の分別廃棄等に
③ 廃棄物の適正処理と最終処分量の低減
※
「ATCグリーンエコプラザ」
の有効利用のほか、廃棄物を炭化物化する事により他社での再
② 省資源・省エネルギーの推進
区分
常設展示している
けるロス率低減・設備のインバータ化による省エネルギー・原料
① 環境関連法の遵守
地域
き、段ボールのリサイクルをさらに促進させたいと願っています。
規制値
1号
2号
4号
5号
6号
7号
8号
9号
キルン
雑芥
ホームページ上でも環境情報を
積極的に公開しています。
より多くの方々に、
レンゴーの環境保全活動と段ボールが環境に
果たす役割などを知っていただきたいという考えから、
レンゴーに
関する情報を積極的に公開しています。
ダイオキシン類
項目
焼却炉(キルン)
焼却炉(雑芥)
単位
排ガス
ばいじん
焼却灰
排ガス
ばいじん
焼却灰
ng-TEQ/Nm3
ng-TEQ/g
ng-TEQ/g
ng-TEQ/Nm3
ng-TEQ/g
ng-TEQ/g
基準
上限値
5
3
3
10
3
3
測定値
最大値
0.01以下
0.01以下
0.01以下
0.01以下
0.30
0.1以下
ホームページアドレス
http://www.rengo.co.jp/
22
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