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社会貢献活動(PDF 1.3MB)
社会貢献活動 3 教育 企業市民として社会に貢献する 地域に密着した貢献活動のほかに、教育・文化・芸術・スポーツの振興に向け、 各分野での継続的な支援・貢献活動を行っています。 教育を通じた社会貢献活動 ◦早稲田大学寄附講座の開講 ◦国際医療福祉大学 奨学金制度 当社とMS&AD基礎研究所(株)は、2007年度より早稲 当社は、高齢化社会に対応し、介護サービスやシルバー 田大学商学部において 「新時代の保険事業―グローバル サービス事業における取り組みを強化してきました。その スタンダードと少子高齢社会を迎えて」 をテーマに寄附 一つに、高齢者介護・リハビリテーション等の医療福祉分野 講座を開講しています。2011年度は東日本大震災に関連 を支える人財を育成する国際医療福祉大学(栃木県大田原 したテーマを加え、春学期に計13回の講座を行いました。 市)の学生を対象とした奨学金制度があります。これは同大 急速なグローバル化・高齢化の進展、また真にお客さま 学から推薦された学生に、返還義務のない奨学金を原則とし 本位の保険事業の展開が強く求められる中で、我が国の て卒業時まで給付するものです。1997年度の制度創設からこ 保険事業のあり方や方向性も変革が求められています。 れまでに、大学院への進学を含め106名の奨学生が巣立ってお このため、次世代を担う人財の育 り、 医療福祉分野を支えるエキスパートとして活躍しています。 成 を 支 援 す る目 的 で、こ れ ま で 培ってきた経験やノウハウ、構築 してきたネットワークを活用した 講座を提供しています。 講演する鈴木社長 文化 芸術 国際医療福祉大学奨学生認証式 文化・芸術の振興 ◦「ザ・フェニックスホール」 での文化・芸術支援活動 ◦「私のまちのたからものコンテスト」への協賛 当社は、「あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックス 公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟が小・中・高等学校 ホール」 を文化・芸術支援活動(メセナ)の拠点として位置 の学生を対象としている「私のまちのたからものコンテスト」 づけ、クラシック音楽を中心に国内外のアーティストによる に協賛しています。地域のたからもの(文化や伝統、自然) 良質な音楽を自主企画公演として発信し続けています。 を撮影したデジタル写真に、ナレーションや音楽を組み合 わせた作品を募集するもので、このコンテストをきっかけに、 子どもたちが地域の文化 や 自 然 を 愛 し、誇 り を 持って守り伝えていこう とする気持ちを育んでく れることを願い、支援し ています。 第3回 「私のまちのたからものコンテスト」表彰式 ◦所蔵美術品の公開 所蔵する「椿」をモチーフにした美術工芸品を、全国の美術館で公開しています。椿は古 くから日本人に親しまれてきた花で、当社の前身の一つ、大東京火災海上保険の社花でもあ りました。2011年には、茅ヶ崎市美術館「椿、咲く 絵画と工芸展」 (神奈川県)に61点を、 ホテルオークラ東京「東日本大震災復興支援チャリティーイベント アートコレクション展」 (東京都)に2点を出展し、多くの皆さまにご覧いただきました。 奥村土牛「紅椿」 19 Communication Report 2012 社会貢献活動 3 日本代表男子チーム Photo by JWBF スポーツ スポーツの振興 ◦車椅子バスケットボールを応援 ◦大阪実業団駅伝競争大会への協賛 自動車保険を販売する損害保険会社として、自動車事故 スポーツ振興の一環として、また地域の皆さまとともに 等で障がいを負った方の自立や社会復帰を支援したいとい 歩んでいきたいという想いから、特別協賛企業として2004 う想いから、車椅子バスケットボールにおいて、日本代表 年より大会運営をサポートしています。 チームのオフィシャルスポンサーとなっているほか、各種 この大会は、戦後まもない1948年にスタートし、地域の 大会の協賛やボランティアとしての参加等を行っています。 皆さまに愛されながら大阪の街の歩みとともに歴史を重ね また、2012年度は、ロンドンパラリンピックに出場を決め てきた、伝統ある駅伝大会です。2012年1月に開催された た日本代表男子チームに役職員募金制度「MS&ADゆにぞ 第65回大会には、3,000名ものランナーが参加しました。 んスマイルクラブ」 (P.12)から応援の気持ちを込めた寄付 を行いました。 日本代表男子チームへの寄贈式 その他 写真提供:サンケイスポーツ その他社会貢献活動 ◦まごコロPOST ◦エコキャップ運動 各職場に「まごコロPOST」を設置し、使用済み切手や 2008年度から、ペットボトルのキャップ分別回収の取り組 書き損じハガキを収集しています。これまでに、約655kg みを実施しています。集まったキャップは売却し、特定非営 の切手や約2,200枚のハガキを公益財団法人 ジョイセ 利活動法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会に寄付し フへ 寄 贈しており、開 発 途 ており、これまでに、約 上国の医療従事者や助産師 79万個のキャップを回収 の 育 成、クリニックの 支 援 し、約1,000人の子ども 等に活用されています。また、 たちへワクチンを提供し 2010年度からは、ベルマー ています。また、回収し クの収集も行っています。 たキャップはリサイクルさ れ、約6,200kgのCO 2 削 減に寄与しています。 まごコロPOST Communication Report 2012 20