Comments
Description
Transcript
2004年11月05日号
金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) ブッシュ再選。政策の急転換が無いことは金融証券市場にとって安心材料。また、原油価格も下落。しか し、先行き懸念材料が薄れたかはもう少し様子を見るべきだろう。12日は日本の7∼9月期GDPが発表さ れる。当社は前期比+0.7%と成長率好転を予想して いるが、引き続き先行きについては慎重に見る必要 があるだろう。『 今週の分析』は①7∼9月期GDP成長率予想、②米国の7∼9月期GDP解説を取り上げた。 市場の動き ( 04/11/01∼11/05 午後) 発表経済指標と 日本:9月『毎月勤労統計(速報)』の現金給与総額は前年比▲0.3%減。残業手当 重要ニュース 等所定外給与は26ヶ月連続プラスだが、基本給等の所定内給与は▲0.8%減であ 3日、ケリー敗北 宣言 り正社員層の所定内給与も▲ 0.5%減。なお、毎月勤労統計はサンプル変更等での でブッシュ再選固まる 連続性に問題があると思われる。内閣府『景気動向指数』 は先行、一致とも50割れ。 米国:経済指標では新規失業保険申請件数が前週比▲1.9万人減の33.2万人で 4週移動でも減少傾向。製造業受注は▲0.4%減。減税の加速度償却適用期限切 れを前に駆け込みがある非国防資本財は前月比+2.8%増(前年比+9%)と増加 を保っているが、消費財は▲1.2%減。 半導体:米国半導体工業会(SIA)が05年半導体売上見通しを0%に下方修正。家電 向けは好調持続ながら、米国の不調( ▲4.5%) やDRAMメモリー売上減少が足を引 っ張る。また、調査会社IDCは05年半導体売上見通しを▲ 2%減と発表。 商品市況:ニューヨーク原油先物(期近)は在庫増加を受 け11月04日に1バレル=48. 75㌦に下落。一方、金相場(先物)は4日に約16年ぶりに430㌦/オンス(430.80 ㌦)を突破。他の貴金属も上昇。中国の需要減少懸念で下げていた銅、アルミなど工 業用金属も反発。 株 式 相 場 米国株価続伸などを 好感、日経平均株価は 11,000円台回復 米国主要株価指数が続伸。ブッシュ再選、原油価格反落が好感され S&P500、 ナスダック総合はともに4日まで8日続伸。米国米主要小売業75社の 10月売上 高伸び率が既存店ベースで前年同月比4.1%増と堅調な伸びだったことから 米国消費の先行き懸念が薄れたとの観測も加わり、これらを追い風に東京株式 市場も11月2日から週末5日まで続伸。 日経平均株価は前 週 末 比 + 2.70% 高 の 11 , 061円 77銭 と11,0 00円 台 を 回 復 で 越 週 。TOPIX も前週末比+2.46%高の1,112.13ポイ ントで終った。TOPIX 業種別では東証33業種中、紙パ、海運が下げたほかは3 1業種が上昇。なお、新興市場はナスダック指数が週末にかけて上げたものの、 前週末比では+0.65%高にとどまった。 債 券 相 場 もみ合いの域を出ず、 株価反発を嫌気した売りがあった半面、景気不透明感が拭えないとの見方も引 き続き強く、国債相場はもみ合いの範囲をでなかった。 週明けの11月1日は10年国債入札と米大統領選を前に手控えられ、新発10 年国債利回りは1.5%台に乗ったが、2日の国債入札(最高利回りは1.534%) は市場の予想水準で通過。株価続伸を警戒した売りをこなし、もみ合いから、現物 債の買い需要に押し戻されて週末の新発10年国債利回りは1.51%で終った。 ただし、債券先物は138円割れの137円81銭とやや軟調。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 1/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 為 替 相 場 米国株価続伸、原油価格の反落にもかかわらず、ドル先安感変わらず。ド ドル先安感変わらず ル安放置観測が強く、ユーロはドルに対して上昇を継続。トリシェECB総裁の ユ ーロは 最 高 値 「ユーロの過剰な変動や無秩序な動きは望ましくない」、アイヒェル独財務相 接近 の「ユーロ高続けばG7で協議」の発言も流れに棹をさすほどにならず。2月1 3日につけた最高値の1ユーロ=1.293㌦に接近する動きを見せたが、1. 29㌦手前で足踏み。 ドル円相場も106円での動きで円は底固く推移。 ↑ 3,500 外資系証券の寄り付き前売買動向 (千円) 11.4 売買動向は非公開後は複数のインターネットによる情報 に基づており、未確認情報であることを了解されたい。 11.3 2,500 11.2 1,500 11.1 11.0 500 ↓ 売 ▲ 500 り ▲ 1,500 越 し ▲ 2,500 04/8/17 04/8/31 04/9/14 04/9/30 04/10/15 04/10/29 国債相場の動向 Bloombergデータから農中総研作成 債券先物:日足 (左軸) 137.0 1.60 137.5 1.55 10.8 138.0 1.50 10.7 10.6 138.5 新発10年 国債利回 (右軸) 1.45 139.0 2004/9/10 1.40 2004/9/20 2004/9/30 2004/10/10 2004/10/20 2004/10/30 ドル・円外為相場 105.0 105.0 106.0 106.0 円 高 107.0 107.0 50日移動 平均 108.0 108.0 109.0 109.0 110.0 110.0 111.0 (新発10年国債利回り%: ) 1.65 10.9 外資系証券 寄り付き売買動向(左軸:プラスは買い越し) 日経平均株価(右軸) (円/㌦) (10年国債先物期近,円) 136.5 債券相場下落→ (万株) ←債券相場上昇 買 い 越 し 円 安 20日移動平均 112.0 2004/09/06 2004/09/20 2004/10/04 2004/10/18 2004/11/01 111.0 112.0 Bloomberg dataから農中総研作成 最終日は15:30分 相 場 材 料 米大統領選とい う重石が取れるともに、原油価格も反落。また、5日発表の非農業部門雇用者数に強 気の見方(予想平均は17.5万人増)が強まっており、これが相当に下ブレしない限り、しばらく景気の先 行き懸念よりは足元の状況への安心感が相場心理を支えることになろう。 クリスマス商戦が年明け以降の米国需要を占う上で、当面の試金石となるが、足元の米国の受注動向 では消費財受注は振るわないことは先行きの消費財需要の黄色信号。 米国経済の先行き懸念が本当に解消したか、についてはしばらく様子を見るべきだろう。その点で今週 の動きを見て、株高、債券安に環境が変わったと速断するのはリスクが大きいと思われる。(渡部 喜智) 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 2/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 主な出来事 ( 10 / 29 ∼ 11 / 05) 月日 10月29日(金) 10月30日(土) 10月31日(日) 11月1日(月) 11月2日(火) 11月3日(水) 11月4日(木) 11月5日(金) 政治・ 財政 ・政府の観光立国推進戦略会議、 国内観光地の活性化策のため、 宿泊客がホテルや旅館以外のレ ストランでも食事を楽しめるように する「泊食分離」の導入などが必 要と提言 ・気象庁、新潟県中越地震で同県 川口町が23日の本震の際に震度 「7」を観測していたことが分かっ たと発表 ・町村外相、イラクで武装組織に 拉致・拘束され た香田証生さんが 殺害されたことを確認したと発表 ・小泉首相、イラクでの自衛隊活 動継続を表明 ・防衛庁、イラク南部にある陸上 自衛隊のサマワ宿営地にロケット 砲とみられる攻撃があり、施設に 被害が出たと発表 ・日銀、20年ぶりに図柄を刷新し た1万円札、5000円札、1000円札 の3種類の日銀券を発行 経済・ 金融 ・日本証券業協会、法令や協会規則 に違反したとして、米シティバンク在 日支店など4社を処分したと発 表 海外・ その他 ・欧州連合(EU)各国首脳、ローマでE Uの基本条約「EU憲法」に調印 ・ブッシュ米大統領、国際テロ組織アル カイダのビンラディン容疑者のビデオが 放映されたことを受け「米国民は敵の脅 しに屈しない」と発言 ・上越新幹線、新潟県中越地震で不 通となっていた新潟∼越後湯沢間の うち、新潟駅∼燕三条駅までの間で 折り返し運転を再開 ・トヨタ自動車の04年度9月中間期連 結決算、純利益が前年同期比11%増 の5840億円。中間期として 3期連続 で過去最高を更新 ・西武鉄道、子会社の近江鉄道が提 出していた有価証券報告書の記載 にも誤りがあったと発表 ・松下電器産業、プラズマディスプレ ーパネルの技術で特許権を侵害され たとして、韓国LG電子の日本法人を 相手取り仮処分申請 ・第3回日朝実務協議が9日から ・来季からパ・リーグに参入する新球 12日まで平壌で開かれることが 団に、インターネット商取引大手の 決定 「楽天」が決定 ・政府税制調査会、定率減税の縮 減・廃止について、05年度税制改 正答申に盛り込むことで一致 ・中国国家統計局の李徳水局長、原材 料・原油価格の上昇により、国内でイン フレ圧力が増す恐れがある、との認識 (1日付の金融時報=ロイター) ・米プロバスケットボール( NBA)のサン ズ、今季の開幕メンバーに田臥勇太選 手を登録したと発表 ・中国国家発展改革委員会、2005年の 中国の国内総生産(GDP)成長率は 8.0%∼8.5%に減速する見通しを発表 ・米投資会社のカーライル・グループ、 アジアで不動産投資を拡大し、今後1∼ 2年で日本、中国、韓国の3カ国で200 0億円規模を投じる方針(ロイター) ・文化勲章の親授式が皇居で行 ・東芝、冷蔵庫など白物家電の製 ・米大統領選、民主党のケリー氏が敗 われる 造・販売で中国の家電大手TCL集団 れ、共和党現職のブッシュ大統領の再 と包括提携することで合意(日経) 選が決定 ・日中外務次官級協議、中国側は ・ダイエーが米投資ファンドのコロニ ・欧州中央銀行(ECB)、ユーロ圏12か 日本の国連安保理常任理事国入 ー・キャピタルとの間で、コロニーが 国の短期金利の誘導目標となる主要政 りについて「特定国への支持表明 指定する企業に福岡ダイエーホーク 策金利を年2.0%のまま据え置くことを はしていない」と述べ、支持は困 スを売却しなければならないという秘 決定 難との考えを表明 密契約を結んでいたことが判明 ・パリ郊外のフランス軍病院に入院して ・レギュラーガソリンの店頭価格が全 いるパレスチナ自治政府のアラファト議 国平均で約9 年半ぶりに 1リットル 長が意識不明の重体 =120円に(石油情報センター調べ) ・ブッシュ米大統領、財政運営について 「増税が必要とは思っていない」と述べ、 増税路線への転換観測を打ち消す ・EU首脳会議、中東和平の推進やイラ ンの核開発阻止を目指し、ブッシュ大統 領と協調していく方針を表明 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 3/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) (入札結果:価格競争入札のみ) 入札日 名称 発行予定額 応募額 割当額 11月2日(火) 政府短期証券(13週) 5.0兆円 699兆2,349.6億円 5兆215.5億円 11月2日(火) 10年利付国債 1.9兆円 103兆7,646億円 1兆5,885.3億円 11月5日(金) 割引短期国債(6ヵ月) 2.3兆円 1,092兆5,106.5億円 2兆2,990.9億円 今週の注目ポイ ン ト 月日 政治日程等 国内経済指標等 11月10日(水) ・第3回携帯電話用周波数の 利用拡大に関する検討会 ・プロ野球、ドラフト会議 ・政府税制調査会 ・北朝鮮の日本人拉致問題、 日朝実務者協議(平壌、12日 まで) ・財政制度審議会 ・外貨準備高(10月末) ・マネタリーベースと日本銀行の取引 (10月) ・マネーサプライ(10月) ・貸出・資金吸収動向(10月) ・景気ウォッチャー調査( 10月) ・工作機械受注額(10月速報) ・国際収支(9月) ・特定サービス産業動態(9月) ・消費動向調査(10月) 11月11日(木) ・福井日銀総裁、講演 11月12日(金) ・政府主催全国知事会議 ・企業物価指数(10月) ・対内対外証券投資(先週分) ・中古車販売台数(10月) ・機械受注(9月) ・世界半導体製造装置販売額(9月) ・国内総生産(7−9月1次速報) ・米 ・鉱工業生産(9月確報) ・米 ・商業販売統計(9月確報) ・米 ・EU 11月8日(月) 11月9日(火) 11月13日(土) 11月14日(日) 海外経済指標等 ・米 卸売在庫(9月) ・EU ZEW景況感調査( 11月) ・米 ・米 ・米 ・米 ・米 ・米 ・独 連邦公開市場委員会(FOMC) MBA住宅ローン申請指数(先週分) 貿易収支(9月) 輸入物価(10月) 失業保険新規申請件数(先週分) 財政収支(10月) 7−9月のGDP 小売売上高(10月) 企業在庫(9月) ミシガン大学消費者信頼感指数( 11月) 7−9月のGDP ・第41回日米財界人会議 ・大相撲九州場所(28日まで) 国債・ 短期証券の入札予定 入札日 (04年10月・ 11月) 入札対象国債 11月9日(火) 5年利付国債 11月10日(水) 政府短期証券(13週) 11月11日(木) 15年変動利付国債 2.0兆円 5.0兆円 1.3兆円 国内決算発表-(8日)オリンパス、キッコーマン、三菱自動車 (9日)伊藤忠商事、セイコー、大正製薬、東レ、旭化成、マツダ (10 日)ベネッセコーポレーション、コーセー、住友金属工業、ソフトバンク、住友重機械工業、NTT (11日)住友不動産、三菱地所、伊勢丹、 商船三井、日本郵船、川崎汽船、新日本石油、東京エレクトロン、神戸製鋼、楽天 (12日)富士重工業 米 国 決 算 発 表 -(9日)シスコシステムズ、メイ・デパートメント・ストア (10日 )スターバックス (11 日)デル、ティファニー (公表資料に基づき木村作成) 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 4/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) <来週以降発表予定の経済指標予想> 1 0月のマネーサプライ 【11 月 9 日 (火 ) 8 :50 】 < 当 社 予 測 > M2+CD:前 年 比 2.1 % (9月 :2 . 1%)、広 義 流 動 性 :同 3.3% (9月 :3 . 3%) 日本銀行券が前年比2.1%、マネタリーベースも同4.2%と、ともに僅かながらも前月より伸び率が鈍化し た。大手銀行の貸出残高の減少が止まりつつあるが、マネーサプライの増加を下支えしている状況とは 言いがたい。引き続き、低調な伸び率で推移するものと思われる。(南) 9 月 の 国 際 収 支 統 計 【11 月 1 0日 (水 ) 8:5 0】 < 当 社 予 測 > 経 常 収 支 :原 系 列 1 兆 6,900 億 円 (8月 :1兆 4,470 億 円 ) 9月の貿易統計は、原油高などを反映して輸入額が前年同月比+12.5%増。一方、輸出は同+12.4%。こ れを踏まえ、9月の貿易収支は前年同月比+10.9%の1 兆4,300億円と予想。サービス収支は、日本人渡 航者数が前年比+21.0 %増であることなどを踏まえ▲4,400億円とした。所得収支は前年比+5.9 %増の 7,500億円を見込む。この結果、経常収支全体では1兆6,900億円の黒字を予想。(田口) 1 0月 の 企 業 物 価 【11 月 1 1日 (木 ) 8:5 0】 < 当 社 予 測 > 国 内 企 業 物 価 :前 年 比 1.9% (9月 :1.8 %) 原油高を受けた石油製品価格を中心に素原材料や中間財の価格上昇が続いているが、最終財、特に資 本財価格の下落はまだ止まったわけではない。なお、コメ価格が今後1年程度は下落要因となるが、原 油高が持続すればこの効果を相殺する可能性もある。なお、例年、電気料金の夏季適用要因が剥落す ることで下落する前月比は▲0.1%を見込んでいる。(南) 9 月 の 機 械 受 注 【11 月 11 日 (木 ) 1 4:0 0】 < 当 社 予 測 > 船 舶 ・ 電 力 を 除 く民 需 :前 月 比 2.0% (8月 :3 . 1%)、前 年 比 9.2 % (7月 :5.4% ) 関連統計である鉱工業統計の資本財出荷は2ヶ月連続で減少しているが、工作機械受注は依然として増 加傾向となっている。機械受注に関しては、7 月分のリバウンドの延長で2ヶ月連続のプラスを見込む。な お、7∼9月期の事前見通しは前期比1.8%の増加であったが、同▲7.2%と未達になる見込み(2四半期ぶ りマイナス)。合わせて公表される10∼12月期見通しは前期比+5.0%の増加見通しと予想。(南) (注)▲は減少・低下を示す。何もない場合は増加・ 上昇。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 5/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) <今週の指標分析・注目点1> QE予想:7∼9月期成長率は前期 比+0.7% 11月12日に7∼9月期のGDP第一次速報(1次QE)が公表されるため、簡便的に公表データを用いて予測を 行った。 7∼9月期のGDP成長率は前期比+0.7%(同年率換算+2.9%)と、減速感が目立った 4∼6月期から再び成 長率が加速したものと予想している。ただし、当初は猛暑効果やオリンピック特需により、民間消費を中心に 国内需要が大きく増加することが見込まれていたが、後半の台風襲来など天候要因によって勢いをそがれた 格好となっている。最大の成長率押し上げ効果となるのは民間設備投資であるが、民間在庫も大きく積みあ がることから生産調整が起きる可能性もあり、これは先行きの成長率押し下げに寄与すると見られるため、 好ましい姿とはいえない。また、これまで成長率を牽引してきた外需寄与度は縮小し、先行きの景気減速懸 念を醸成する内容になると考えられる。 表 GDPと構成項目 2003年 2004年 10∼12月期 1∼3月期 4∼6月期 名目GDP 0.7 1.0 -0.5 実質GDP 1.9 1.6 0.3 ( %前年比) 3.1 5.9 4.2 国内需要 1.5 1.3 0.0 民間需要 2.0 1.8 0.4 民間消費 1.1 1.0 0.6 民間住宅 -0.9 0.6 0.4 民間企業設備 6.7 2.0 1.2 民間在庫 -0.2 0.4 -0.3 公的需要 -0.2 -0.4 -1.3 政府消費 0.4 0.5 0.3 公共投資 -1.8 -3.6 -7.0 純輸出 0.4 0.3 0.3 輸出等 5.2 4.5 3.5 輸入等 2.7 3.0 1.9 GDPデフレーター( %前年比) -2.7 -2.5 -2.7 ( 資料) 内閣府資料などを基に、農中総研予測 ( 注)%前期比、括弧内は前期比(前年比) 成長率に対する寄与度(%) 民間在庫、純輸出は前期比に対する寄与度表示。 7∼9月期 1.1 0.7 4.5 0.7 (0.6) 1.1 (0.8) 0.3 (0.2) 1.0 (0.0) 2.0 (0.4) (0.3) -1.0 (-0.2) 0.3 (0.0) -5.7 (-0.3) (0.1) 0.2 (0.0) -0.8 (0.1) -2.1 物価面では、原油価格高騰の影響もあり、国内企業物価は生産財主導で前年比1%台後半の上昇となっ ている他、消費者物価も下落率がゼロ近辺での推移となっている。GDPデフレーターは、前年比▲2.1%と、 マクロ的な需給ギャップが縮小していることを反映し、マイナス幅は前期から縮小すると予想される(前期比 では+0.4%と10四半期ぶりのプラスとなる見込み)。また、名目成長率も前期比+1.1%と2四半期ぶりのプラス が見込まれる。 民間消費関連の指標 (2000年=100) 104 以下、主要な構成項目について、簡単に触れてみた 102 100 い。 民間最終消費支出については、需要側推計のベース 98 となる家計調査(2人以上世帯)の全世帯実質消費支出 96 (7∼9月期)は、前期比▲2.2%(前年比は+0.2%)と3四 94 半期ぶりのマイナスとなったが、補正を行うことで、需要 92 家計調査:消費水準指数(勤労者世帯) 商業販売統計:小売業販売指数(実質化) 側推計は前期比▲0.3%とした。一方、供給側推計は、 第三次産業活動指数:対個人向けサービス業 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 (資料)経済産業省、総務省より農中総研作成 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたしま す。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 6/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 簡便的に、商業販売統計:小売業販売額指数(実質化すると同+0.8%)、第三次産業活動指数:個人向けサ ービス業(同+0.4%)などから、前期比+0.6%とおいた。需要統計の基礎となる家計調査は、異常に強かった 反動の可能性があるが、機械的に両者を加重平均し、民間消費は前期比+0.3%と、6期連続のプラス と予 想。 民間企業設備投資は、本来は供給側統 計からコモ法を用いて推計する必要がある (10億円) 民需)が4∼6月期は前期比+10.3%と、不振 125 機械受注 (船舶・電力を除く民需、左目盛) 建設工事受注 (民間発注、左目盛) 120 資本財出荷 (右目盛) 115 建設財出荷 (右目盛) が、簡便的に関連指標から推計する。先行 指標としては、機械受注(船舶・電力を除く (2000年=100) 設備投資関連の指標 1,200 1,100 1,000 110 105 だった1∼3月期からのリバウンドが見られ 900 100 たが、7∼9月期は再びマイナスに転じる公 800 95 算が強い。同様に、鉱工業統計・投資財出 90 700 荷、建設工事受注(民間発注分)は4∼6月 85 期に増加した後、7∼9月期は悪化。これら 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 先行指標からの時間差のほか、第三次産 業活動指数:受注ソフトウェア( 7∼8月平均 80 1997年 600 (資料)経済産業省、国土交通省、内閣府 (注)3ヶ月移動平均。 は4∼6月平均比▲12.7%)などを考慮し、前期比2.0%と4四半期連続の増加を予想。 (%前年比) 民間在庫投資は、鉱工業統計などでは電気機械 公共事業の推移 25 建設総合統計 公共工事出来高 (名目) 20 公的固定資本形成(名目) 15 工業を中心に在庫が積み増されていることもあり、 前期比成長率を+0.3%程度押し上げると見込んで 10 いる。 5 0 公共投資については、小泉内閣の緊縮財政路線 -5 -10 継続により、国・地方とも公共事業が大幅に削減さ -15 れており、GDPベースでも減少傾向が続いている。 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 1997年 1996年 1995年 -20 建設工事受注(官公庁発注)は前期比+5.2%と2四 (資料)内閣府、国土交通省 (注)建設総合統計の直近分は7∼8月平均の前年比を使用 半期ぶりに増加が見られたものの、基礎統計とな る建設総合統計:公 共 分の 7∼ 8月平均は前年比▲ (10億円) (億円) 外需の動向 12,000 30,000 17.5%と大幅減。公共投資デフレーターの動向なども加 10,000 25,000 8,000 20,000 最後に、外需動向であるが、輸出は前期比+0.2%と僅 6,000 15,000 かながらも11期連続で増加。一方の輸入は同▲0.8%と5 4,000 10,000 期ぶりに減少に転じることが見込まれる。実質GDPの前 2,000 味し、前期比▲5.7%と、4∼6月期からややマイナス幅が 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 0 1997年 ラスだが、成長率押し上げ効果は大きく低下する。 0 1996年 期比成長率に対する外需寄与度は0.1%と7期連続でプ 5,000 貿易・サービス収支 (右目盛) 財貨・サービスの純輸出 (名目、左目盛) 1995年 縮小すると予想。 (資料)内閣府、財務省、日本銀行 (注)貿易・サービス収支の直近は7∼8月分の四半期換算値。 (南 武志) 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたしま す。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 7/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) やや持ち直した米国GDP成長率 ∼今後注目される原油価格上昇の経済への影響∼ 米国の2004年7-9月実質GDP(速報値)は3.7%の増加となり(季調済前期比年率、以下増加率表示も同じ)、 4-6月期に鈍化した成長率( 3.3%増加)がやや持ち直した形となった(表)。2004年7-9月期GDP統計の特徴は、 次の三点である。 第一に、個人消費及び設備投資の増加率がそれぞれ4.6%、11.7%と比較的強かったことである。個人消費を 押し上げた要因は耐久財消費( 16.8%増加)である。これは6月に落ち込んだ自動車売上が7月以降比較的堅調 に推移し、特に9月には一部メーカーの販売促進策が効果を発揮したことによる。エネルギー価格高騰の個人消 費への影響も懸念されていたが、夏場にはガソリン価格はむしろ下がっており、影響は限定的なものにとどまった。 一方設備投資においては、コンピュータやソフトウェアなど情報処理機器投資が4.4%増加と伸び悩んだものの、 産業機械投資が30.1%増加、輸送機械投資が26.7%増加と、投資増加の裾野が拡がった。 第二に、比較的弱かったのが住宅投資と外需(純輸出)である。住宅投資は3.1%増加にとどまったが、この増 加率は二年ぶりの低い水準であった。7-9月期には長期金利が緩やかな低下傾向を歩んでいたため、金利情勢 が住宅投資を抑制したというよりも、むしろこれまでの大幅な住宅供給増加に飽和感が生じた可能性がある。一 方純輸出は、輸出が5.1%と伸び悩んだこと等から赤字を拡大させた。 第三に、GDPデフレータ上昇率は1.3%と、物価上昇圧力が抑制されていたことである。FRBが金融政策上注 目しているといわれている個人消費デフレータ上昇率も、1.1%と落ち着いていた。 以上のように2004年7-9月実質GDP統計の内容は、9月8日のグリーンスパン議長証言や9月21日のFOMC声 明文で示された、「景気拡大は力を取り戻しており、インフレ期待は弱まった」という見方をほぼ裏付けるものであ った。しかし足下での原油価格高騰の経済への影響は、むしろ今後本格化する。10月にはガソリン価格が騰勢を 強めており、また今後需要期を迎える暖房油の価格も大幅に上昇する見込みであることから、家計にとってエネ ルギー関連支出の負担感が高まることになる。こうした環境が今後経済にどのような影響を及ぼすか、特に個人 消費がどれだけ拡大力を維持できるかが注目される。 表 (永井 敏彦) 米国実質GDP成長率 (季調済、前期比年率、%) 2002 2003 Q1 03 Q2 03 Q3 03 Q4 03 Q1 04 Q2 04 Q3 04 1.9 3.0 1.9 4.1 7.4 4.2 4.5 3.3 3.7 実質GDP 個人消費 3.1 3.3 2.7 3.9 5.0 3.6 4.1 1.6 4.6 ▲ 8.9 3.3 ▲ 0.2 11.8 15.7 11.0 4.2 12.4 11.7 設備投資 住宅投資 4.8 8.8 7.6 9.0 22.5 9.6 5.0 16.5 3.1 11.7 ▲ 0.7 9.6 ▲ 17.6 ▲ 3.5 8.6 40.0 61.1 48.1 在庫投資* 純輸出* ▲ 472.0 ▲ 518.5 ▲ 511.7 ▲ 525.2 ▲ 508.7 ▲ 528.3 ▲ 550.1 ▲ 580.3 ▲ 598.0 ▲ 2.4 1.9 ▲ 1.5 ▲ 1.6 11.3 17.4 7.3 7.3 5.1 輸出 輸入 3.4 4.4 ▲ 1.9 2.5 2.9 17.1 10.6 12.6 7.7 政府支出 4.4 2.8 0.2 7.2 0.1 1.6 2.5 2.2 1.4 実質最終販売 1.4 3.1 2.4 5.2 6.8 3.7 3.3 2.5 4.2 実質国内需要 2.5 3.3 1.7 4.4 6.4 4.7 5.0 4.2 4.1 実質国内最終需要 2.1 3.4 2.2 5.4 5.9 4.2 3.9 3.5 4.6 名目GDP 3.5 4.9 4.9 5.3 8.8 5.7 7.4 6.6 5.1 GDPデフレータ 1.7 1.8 2.9 1.1 1.3 1.4 2.7 3.2 1.3 *は水準、10億ドル、実質最終販売は在庫除くベース、実質国内需要は外需除くベース、 実質国内最終需要は在庫・ 外需除くベースに概念的には相当 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたしま す。 ご意見・ご感想はこちらまで。E-mail [email protected] Phone 03-3243-7355 農林中金総合研究所 8/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 内外金融市場データ 短期金利 みずほ 債先 新発10 コーポ 10年物 年国債 新発5年 期近価 利回 金融債 格 利回 金 利 スワップ 無担保 レート コール 5年 物 翌日物 (円 − 円 ) 仲値 TIBOR ユーロ円 3ヵ月 1.505 1.520 1.495 1.525 1.505 休場 1.480 1.470 休場 1.410 1.400 1.410 1.415 1.440 1.470 1.535 1.575 1.590 1.575 1.565 休場 1.470 1.485 1.460 1.450 1.475 1.495 1.455 1.425 1.480 1.420 1.420 1.430 1.485 1.490 1.505 1.535 休場 1.510 1.510 0.759 0.768 0.746 0.760 0.736 休場 0.721 0.711 休場 0.693 0.694 0.689 0.701 0.718 0.740 0.781 0.811 0.788 0.783 0.771 休場 0.705 0.720 0.699 0.695 0.710 0.723 0.703 0.687 0.724 0.677 0.681 0.690 0.721 0.720 0.727 0.762 休場 0.741 0.749 0.0800 0.0792 0.0792 0.0792 0.0792 休場 0.0792 0.0792 休場 0.0792 0.0792 0.0792 0.0908 0.0875 0.0883 0.0883 0.0883 0.0883 0.0875 0.0875 休場 0.0875 0.0875 0.0875 0.0883 0.0875 0.0875 0.0875 0.0875 0.0875 0.0875 0.0875 0.0875 0.0867 0.0867 0.0867 0.0867 休場 0.0867 0.0867 日付 04/09/13 04/09/14 04/09/15 04/09/16 04/09/17 04/09/20 04/09/21 04/09/22 04/09/23 04/09/24 04/09/27 04/09/28 04/09/29 04/09/30 04/10/01 04/10/04 04/10/05 04/10/06 04/10/07 04/10/08 04/10/11 04/10/12 04/10/13 04/10/14 04/10/15 04/10/18 04/10/19 04/10/20 04/10/21 04/10/22 04/10/25 04/10/26 04/10/27 04/10/28 04/10/29 04/11/01 04/11/02 04/11/03 04/11/04 04/11/05 (農 中 総 研 調 査 第 二 部 国 内 経 済 金 融 班 作 成 ) 長期金利 137.26 137.21 137.37 137.18 137.46 休場 137.73 137.90 休場 138.29 138.25 138.37 138.25 137.97 137.66 137.17 136.83 137.05 137.05 137.15 休場 138.05 137.88 138.23 138.25 138.04 137.95 138.29 138.50 138.01 138.65 138.61 138.55 138.13 138.15 138.01 137.57 休場 137.90 137.81 0.782 0.789 0.770 0.782 0.759 休場 0.742 0.732 休場 0.711 0.711 0.698 0.708 0.723 0.740 0.786 0.815 0.790 0.786 0.781 休場 0.722 0.737 0.713 0.713 0.728 0.739 0.713 0.698 0.732 0.689 0.693 0.702 0.729 0.723 0.752 0.787 休場 0.764 (Bloomberg データから作成) 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 休場 0.002 0.001 休場 0.001 0.001 0.001 0.001 0.005 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 0.002 休場 0.002 0.002 0.002 0.002 0.001 0.001 0.000 0.001 0.001 0.002 0.001 0.000 0.001 0.002 0.001 0.001 休場 0.001 TIBOR 金 利 先 物 LIBOR円 ユーロ円 (利回り) 3ヵ月 6ヵ月 中心限月 0.053 0.053 0.052 0.052 0.052 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.054 0.053 0.054 0.053 0.054 0.053 0.052 0.052 0.052 0.053 0.053 0.053 0.054 0.054 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.053 0.052 0.052 0.053 0.052 0.098 0.098 0.098 0.098 0.098 休場 0.098 0.098 休場 0.098 0.098 0.098 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 休場 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.109 0.108 0.108 休場 0.108 0.108 0.160 0.235 0.220 0.225 0.215 休場 0.215 0.220 休場 0.210 0.215 0.215 0.215 0.220 0.225 0.245 0.240 0.230 0.220 0.210 休場 0.185 0.195 0.190 0.190 0.195 0.195 0.195 0.185 0.190 0.180 0.185 0.185 0.185 0.190 0.190 0.195 休場 0.185 0.185 外国為替 円ドル ユーロ ・スポッ 円 ス ユーロ・ ト ポット ドル・ レ ー ト スポット レート 東京 レート 東京 17: 00 17:00 現在 現在 109.62 1.225 134.82 109.76 1.223 134.34 109.46 1.224 134.10 109.72 1.215 133.24 109.75 1.221 134.16 休場 1.213 休 場 109.97 1.226 134.54 110.03 1.226 135.32 休場 1.232 休 場 110.66 1.230 135.86 110.85 1.226 135.96 111.65 1.231 137.39 111.13 1.231 136.54 110.92 1.234 136.69 110.39 1.239 136.89 110.59 1.232 136.70 110.87 1.228 136.22 111.27 1.229 136.57 111.22 1.229 136.82 110.39 1.232 136.01 休場 1.240 休 場 109.84 1.229 135.25 109.88 1.229 135.11 109.56 1.236 135.33 109.64 1.240 135.52 109.29 1.248 136.58 109.31 1.251 135.83 108.31 1.259 136.49 107.69 1.262 135.76 107.59 1.263 135.86 106.61 1.279 136.17 106.89 1.280 136.77 106.81 1.279 136.22 106.06 1.269 135.27 105.87 1.276 135.20 106.39 1.275 135.58 106.47 1.270 135.23 休場 1.271 休 場 106.34 1.285 136.64 1.289 内外株価指数 日経平均 (225種) 11,253.11 11,295.58 11,158.58 11,139.36 11,082.49 休場 11,080.87 11,019.41 休場 10,895.16 10,859.32 10,815.57 10,786.10 10,823.57 10,985.17 11,279.63 11,281.83 11,385.38 11,354.59 11,349.35 休場 11,201.81 11,195.99 11,034.29 10,982.95 10,965.62 11,064.86 10,882.18 10,789.23 10,857.13 10,659.15 10,672.46 10,691.95 10,853.12 10,771.42 10,734.71 10,887.81 休場 10,946.27 11,061.77 最 終 日 ( 為 替 レ ー ト )は 1 5 :3 0 現 在 。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 9/14 TOPIX 終値 1,138.84 1,141.70 1,128.43 1,122.01 1,118.55 休場 1,116.02 1,114.08 休場 1,102.37 1,095.24 1,090.37 1,089.02 1,102.11 1,117.29 1,139.45 1,140.12 1,147.69 1,141.84 1,140.06 休場 1,126.80 1,123.46 1,109.64 1,105.39 1,101.11 1,108.65 1,093.94 1,085.11 1,090.84 1,075.12 1,073.20 1,074.29 1,090.25 1,085.43 1,080.50 1,094.88 休場 1,101.89 1,112.13 海外金利 NYダウ 工業株 30種平均 ナスダック 総合 10,314.76 10,318.16 10,231.36 10,244.49 10,284.46 10,204.89 10,244.93 10,109.18 10,038.90 10,047.24 9,988.54 10,077.40 10,136.24 10,080.27 10,192.65 10,216.54 10,177.68 10,239.92 10,125.40 10,055.20 10,081.97 10,077.18 10,002.33 9,894.45 9,933.38 9,956.32 9,897.62 9,886.93 9,865.76 9,757.81 9,749.99 9,888.48 10,002.03 10,004.54 10,027.47 10,054.39 10,035.73 10,137.05 10,314.76 1,910.38 1,915.40 1,896.52 1,904.08 1,910.09 1,908.07 1,921.18 1,885.71 1,886.43 1,879.48 1,859.88 1,869.87 1,893.94 1,896.84 1,942.20 1,952.40 1,955.50 1,971.03 1,948.52 1,919.97 1,928.76 1,925.17 1,920.53 1,903.02 1,911.50 1,936.52 1,922.90 1,932.97 1,953.62 1,915.14 1,914.04 1,928.79 1,969.99 1,975.74 1,974.99 1,979.87 1,984.79 2,004.33 2,023.63 その他 米国 NY 財 務 省 LIBOR 独国 証券 ドル 10年物 金 先 物 10年物 3ヵ月 国 債 利 回 ・期 近 国債利回 4.135 4.124 4.164 4.072 4.106 4.056 4.035 3.978 4.016 4.027 3.989 4.002 4.087 4.119 4.187 4.164 4.173 4.220 4.242 4.129 4.131 4.098 4.055 4.024 4.053 4.041 4.032 3.980 3.995 3.974 3.970 3.999 4.082 4.049 4.023 4.070 4.047 4.074 4.072 4.068 1.88 1.88 1.89 1.91 1.91 1.92 1.93 1.94 1.95 1.96 1.97 1.98 2.01 2.02 2.03 2.03 2.04 2.05 2.06 2.06 2.05 2.06 2.07 2.07 2.07 2.08 2.08 2.09 2.10 2.11 2.11 2.12 2.13 2.16 2.17 2.18 2.19 2.20 2.21 4.071 4.058 4.063 4.053 4.025 4.010 4.017 3.979 3.948 3.971 3.942 3.950 3.989 3.991 4.023 4.034 3.996 3.994 4.017 3.947 3.955 3.913 3.915 3.890 3.900 3.890 3.912 3.865 3.867 3.862 3.825 3.829 3.845 3.890 3.873 3.866 3.905 3.894 3.843 404.50 406.00 405.30 405.00 406.10 405.50 408.50 407.40 411.00 408.10 409.10 412.50 413.00 418.70 419.50 414.00 418.20 418.40 418.00 423.10 422.00 415.10 413.20 418.10 418.70 416.20 420.30 423.50 424.40 424.60 429.00 426.80 424.80 426.10 429.40 428.20 420.80 425.40 430.80 WTI 期近 OPEC バス ケット 価格 43.87 38.30 44.39 39.07 43.58 39.02 43.88 38.44 45.59 39.50 46.35 40.20 47.10 40.71 48.35 41.75 48.46 42.27 48.88 42.31 49.64 42.90 49.90 43.54 49.51 43.13 49.64 43.39 50.12 43.29 49.91 43.28 51.09 43.80 52.02 44.26 52.67 45.08 53.31 45.19 53.64 46.04 52.51 46.49 53.64 44.99 54.76 45.48 54.93 46.14 53.67 45.47 53.29 44.98 54.92 45.87 54.47 46.61 55.17 46.52 54.54 46.06 55.17 45.48 52.46 44.75 50.92 43.59 51.76 43.39 50.13 43.31 49.62 41.98 50.88 41.44 48.82 N . A . N.A. 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) (円) 12,000 日経平均株価の日足グラフ 20日移動平均線 50日移動平均線 11,800 20日移動平均+5% 100日移動平均線 12,000 20日移動平均-5% 11,800 11,600 11,600 11,400 11,400 11,200 11,200 11,000 11,000 10,800 10,800 10,600 10,600 10,400 10,400 10,200 10,200 2004/08/19 2004/09/02 2004/09/16 2004/10/04 2004/10/20 東 証 一 部 出 来 高 出 来 高 株 数 (億株) 30 2004/11/04 出 来 高 金 額 (千億円) 22.000 20.000 出 来 高 株 数 出 来 高 金 額 25 18.000 16.000 20 14.000 15 12.000 10.000 10 8.000 5 6.000 2004/08/19 (円/ユーロ) 131 2004/09/02 2004/10/04 ユーロ・ 円外為相場 131 50日移動 平均 132 2004/09/16 円 高 ユーロ・ドルの為替動向 1.19 1.21 133 134 134 135 135 136 137 20日移動 平均 139 2004/09/06 2004/09/20 2004/10/04 2004/10/18 2004/11/01 Bloomberg dataから農中総研作成 ド ル 高 1.23 1.21 1.23 1.24 1.25 1.27 ユド ル ロ安 高・ 1.25 50日移動 平均 1.26 1.27 138 139 1.20 1.22 ー 円 安 137 138 2004/11/04 20日移動 平均 132 133 136 (逆目盛: 1.19 $/EURO) 2004/10/20 1.28 1.29 2004/09/06 2004/09/20 2004/10/04 2004/10/18 2004/11/01 Bl oomberg データから農中総研作成 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 10/14 1.29 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 日本国債のイ-ルドカーブ(週末) (%) 2.5 04/11/05 04/10/29 04/10/22 04/10/08 2.0 1.5 1.0 0.5 Bloomberg データから農中総研作成 格付け・イールド・カーブ(残存5年債) (利回り:%) 1.6 2004/11/5 1.5 2004/10/29 1.4 2004/10/22 2004/9/24 1.3 2004/8/20 1.2 1.1 1.0 0.9 Bloombergデ−タから農中総研作成 0.8 0.7 AAA AA R&I 格付 A BBB 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 11/14 2 0年 1 5年 1 0年 9年 8年 7年 6年 5年 4年 3年 2年 1年 6 ヶ月 3 ヶ月 0.0 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) 内外経済指標の動向 <国 内> 以下、内外経済指標の動向は、Bl o o mbergデータから農中総研作成 対 外 証 券 投 資 (1 0 / 2 5 ∼ 1 0 / 2 9 ) (10億円) 2,000 (10億円) 1,500 1,500 1,000 1,000 500 500 0 0 -500 -500 債券 株 -1,000 2004/5/21 2004/7/16 -1,000 2004/9/10 2004/11/5 毎 月 勤 労 統 計 調 査 ・前 年 比 (9月 ) 2004/5/21 (% ) 15 0.5 4 10 0.0 0 5 -0.5 -4 0 -1.0 -8 -1.5 -12 -10 -16 -15 所 定 内 給 与 (左 軸 ) 所 定 外 給 与 (右 軸 ) -2.5 02/03 02/09 03/03 03/09 債券 04/03 2004/7/16 2004/9/10 2004/11/5 日 本 へ の 証 券 投 資 に つ い て 、 株 は 1 , 1 2 1 億 円 の 買 い 越 し (2週 連 続 )、債 券 も 1 , 8 2 8 億 円 の 買 い 越 し (3週 連 続 )。 ( 8% ) -2.0 株 -1,500 外 国 株 は 1 , 0 6 2 億 円 の 買 い 越 し (2週 連 続 )、外 国 債 券 は 7 , 7 7 9 億 円 の 買 い 越 し (4週連続)。 (%) 1.0 対 内 証 券 投 資 (1 0 / 2 5 ∼ 1 0 / 2 9 ) 新 車 登 録 台 数 :前 年 比 (1 0 月 ) -5 02/4 -20 04/09 02/10 03/4 03/10 登 録 車 販 売 台 数 (除 く軽 自 動 車 ) 04/4 04/10 乗用車販売台数 所 定 内 給 与 は 前 年 同 月 比 ▲ 0 . 8 % と 1 6 ヶ 月 連 続 の 減 少 。 一 方 、 1 0 月 の 新 車 登 録 台 数 (軽 自 動 車 を 除 く)は 前 年 比 ▲ 7 . 0 % と な 残業代などの所定外給与は同2.7%で、26ヶ月連続で増加。現 り、2ヶ月連続で前年実績を下回った。乗用車は、同▲3.8%。 金給与総額は、同▲0.3%と5ヶ月連続のマイナスであった。 (前年比%) (%) マ ネ タ リ ー ベ ー ス (1 0 月 ) 家 計 調 査 全 世 帯 実 質 消 費 支 出 (9月 ) 6 36 32 4 28 2 24 20 0 16 12 -2 8 -4 4 0 02/4 02/9 03/2 03/7 03/12 04/5 04/10 1 0 月 の マ ネ タ リ ー ベ ー ス (日 銀 券 、 貨 幣 流 通 高 、 日 銀 当 座 預 金 の 合 計 値 )は 前 年 比 + 4 . 2 % の 1 0 7 兆 9 , 2 3 4 億 円 。 伸 び 率 は 前 月比0.5ポイント低下し、7カ月連続で1ケタの伸びとなった。 (% ) -6 02/03 前 月 比 ( 右 軸 ・季 調 済 ) 前年比(左軸) 02/09 03/03 03/09 04/03 04/09 9月の全世帯家計調査によると、実質消費支出は前年比▲1. 0%と3ヵ月ぶりにマイナスとなった。また、前月比では▲1. 9%。 景 気 動 向 指 数 (9月 速 報 ) 100 75 50 25 先行指数 一致指数 0 02/3 02/9 03/3 03/9 04/3 04/9 先行指数は30.0%、一致指数は22.2%、遅行指数は100%。 一致指数が2ヶ月連続で景気判断の基準となる50%を下回っ た。先行指数は18ヶ月ぶりに50%を割った。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 12/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) <米 国> (千人) (%) 新規失業保険申請件数(10月31日週) (千人) 420 3,600 400 3,400 380 週次 小売売上高 (ICSC-UBS 小売調査、10月30日週) 1.5 (%) 8 7 6 2.9 5 4 3 -0.3 2 1 0 04/10/26 1.0 0.5 3,200 360 0.0 340 3,000 -0.5 320 2,800 -1.0 300 03/10 2,600 -1.5 04/05/11 04/1 週次 04/4 4週移動平均 04/7 04/9 04/06/22 04/08/03 前週比(左軸) 失業保険継続受給者(右軸) 04/09/14 前年比( 右軸) 前週比▲1.9万人減の33.2万人。4週移動平均は34.2万人。9月に 今週は前週比▲0.3%減。前年比は+2.9%増。 ハリケーンなどの影響で増加したが、10月に入って4週移動平均は4週 連続で前週を下回った。失業保険継続受給者(10/24日週)は前週比 ▲2万人減の280万人。 国内総生産とGDPデフレータ(04年7-9月期) ( %) (%) 3.5 8.0 7.0 6.0 3.0 2.5 5.0 4.0 2.0 3.7 1.5 3.0 2.0 1.0 1.3 1.0 0.5 0.0 0.0 02/9 03/3 03/9 国内総生産(右軸) 個人所得・ 個人支出(9月、前月比%) 1.4 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 ▲ 0.2 ▲ 0.4 0.6 0.2 03/9 04/3 04/9 GDPデフレータ( 左軸) 04/1 04/5 個人所得( 左軸) 04/9 個人支出(右軸) GDPは前期比年率+3.7%、BLの事前調査(4.3%)を下回る。個人消 個人所得は前月比+0.2%増。個人支出は同+0.6%。個人消費支出 費は前期比年率+4.6%と4-6月期の同+1.6%から回復。民間設備 物価指数は前年同月比+2.0%、コアは同+1.5%。 投資は同+11.7%、2期連続して10%台となった。設備投資を優遇す る03年税制改正の影響か。GDPデフレータは+1.3%に低下。 (%) 非農業部門労働生産性(04年7-9月期) (%) 4.0 10.0 雇用コスト指数(04年7-9月期) ( %) 1.4 3.80 1.2 1.0 0.90 0.8 3.9 8.0 3.8 6.0 3.7 0.6 3.6 0.4 0.2 3.5 0.0 3.4 02/9 03/9 前年比(右軸) 04/9 前期比( 左軸) ( %) 3.0 1.60 2.0 1.0 0.0 4.0 1.90 2.0 -1.0 -2.0 0.0 -3.0 02/9 03/3 03/9 非農業部門労働生産性(左軸) 04/3 04/9 単位労働費用(右軸) 雇用コスト指数は、前期比+0.9%増、前年比+3.8%。賃金・ 給与は、 非農業部門労働生産性は、前期比+1.9%。7期ぶりの1%台となり、生 同+0.7%、諸手当が同+1.1%の増加。 産性の改善も停滞気味。単位労働費用は同+1.6%。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 13/14 金融市場 Today’s Viewpoint Weekly (04/11/05) 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 (全14ぺ-ジ) ミシガン大学消費者信頼感指数(10月: 確報) 115 110 103.7 105 100 104.0 94.2 91.7 95 90 80 03/12 04/2 前月比(左軸) 前年比(右軸) 2.0 8.9 10.0 1.5 8.0 1.0 6.0 4.0 0 83.8 0.0 2.0 ▲ 0.5 75 03/10 (%) 12.0 0.5 88 総合指数 期待指数 現状指数 85 建設支出(9月、前月比) (%) 2.5 04/4 04/6 04/8 0.0 03/9 04/10 03/11 04/1 04/3 04/5 04/7 04/9 ミシガン消費者信頼感指数は、前回発表から+4.2ポイント上方修正の 住宅の建設が前月比▲0.2%減少により、建設支出は同+0.0%。前 91.7。うち、現状指数が+4.4ポイント、期待指数が+4.2ポイント上方 年比では+8.9%。7-9月期のGDPの住宅は前期比年率+3.1%、8 期ぶりに前期比年率4%を下回る。 修正。 ISM製造業 景況感指数 (10月、単位:ポイント) ISM非製造業 景況感指数 (10月、単位:ポイント) 64 20 63 15 70.0 68.0 62 66.0 61 10 60 5 64.0 59.8 62.0 59 58 0 57 -5 60.0 58.0 56.8 56 56.0 -10 55 54.0 03/10 54 03/10 04/1 04/4 04/7 04/1 04/4 前年差( 左軸) 04/10 04/7 04/10 ISM非製造業指数( 右軸) 前月から▲1.7ポイント低下の56.8。3カ月連続で前月を下回った。 ISM非製造業指数は前月から+3.1ポイント上昇の59.8。雇用(54.6 雇用(58.1⇒54.8)が悪化。支払価格(76.0⇒78.5)上昇。新規 ⇒55.8)が改善。 受注は(58.1⇒58.3)に小幅上昇。 国内自動車販売(10月、年率換算、百万台) (%) 20 6.0 19 17.0 18 16 3.0 15 14 2.0 3,683 製造業受注指数 (季調値) 4.0 17 3,800 前月比(左軸) 5.0 (億㌦) 製造業新規受注指数(9月、前月比%) 3,600 3,500 1.0 13 13.2 12 11 自動車販売台数総計 国内自動車販売 10 03/10 04/1 04/4 04/7 04/10 3,700 3,400 0.0 -0.4 3,300 -1.0 -2.0 3,200 03/9 03/12 04/3 04/6 04/9 自動車販売は前月から▲50万台増の1700万台。国内自動車販売▲ 前月比▲0.4%減。前年比は+10.3%増。輸送関連を除く受注は前 月比+0.2%、国防関連を除く受注は同▲1.0%。情報関連が同+11. 110万台増の1320万台。 4%。自動車、民用航空機、鉄鋼、化学で受注が減少。 無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。 農林中金総合研究所 14/14