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Press Release 自動運転機能搭載の新しいテスト車両 2 台の電気自動車がボッシュのテスト車両に加入 テスラ モデル S をベースにした自動運転用のテスト車両 ボックスベルクでのインターナショナル オートモーティブ プレス ブリーフィング 2015 で発表 ボッシュは様々なタイプの量産車に対応可能な自動運転システムを開発 テスト車両への改造には、50 の新しいボッシュ製コンポーネント、ケーブル 1,300 m、1,400 時間の作業時間を要する 高度に自動化された車両をすでに公道で試験 テスト車両は通常、測定装置やセンサー、機器類を装備しているため、すぐにテスト車 両だと分かるものです。しかし、今回ボッシュのテスト車両に追加されたテスラの新型 モデル S の場合は違います。この 2 台のテスト車両は、自動運転システムのさらなる 改良に取り組んでいるエンジニアの大きな力になっています。このテスト車両は一見し たところでは、一般の量産モデルと区別することはできません。「ボッシュは、様々なタ イプの量産車に対応可能な自動運転システムを開発しています」と、ボッシュ取締役会 メンバーのディルク・ホーアイゼルは述べます。新しいテスト車両は、必要なシステムと コンポーネントの統合に関してボッシュがこれまで推し進めてきた進歩を証明するもの で、ドイツ/ボックスベルクで 2015 年 5 月 19~21 日に開かれる第 62 回インターナ ショナル オートモーティブ プレス ブリーフィングで公開される予定です。 1,400 時間の作業を経て高度な自動運転が実現 テスト車両を自動運転に合わせて調整するためにまず必要となったのは、車両の改造 でした。このために各車両に 50 個の新しいボッシュ製コンポーネントが取り付けられ、 車線、交通標識、空きスペースを認識するために車両が使用するステレオビデオカメラ (SVC)も組み込まれました。ボッシュのこの SVC は、自動車アプリケーション向けに 現在市販されているステレオカメラシステムの中では最小サイズとなっており、非常に コンパクトであることから、車両に簡単に組み込むことができます。このカメラのほか、 1,300 m のケーブルがそれぞれの車内に配線され、400 個のケーブルタイで固定され ました。「作業に 1,400 時間もの時間を投入し、各テスト車両を高度な自動運転に対応 できるよう整えました」(ホーアイゼル)。こうしたボッシュのテクノロジーにより、2 台のテ Robert Bosch GmbH E-mail [email protected] Corporate Communications, Postfach 10 60 50 D-70049 Stuttgart Germany Phone Fax +49 711 811-26223 +49 711 811-51187718 Brand Management, and Sustainability Senior Vice President: Dr. Christoph Zemelka www.bosch-press.com 2015 年 5 月 19 日 PI 8925 CC joe/af スラ車両は現在、ドライバーが常時監視しなくても高速道路の入口から出口まで自律 走行できるようになりました。 改造にこれほど多くの時間と手間が必要になったのは、ドライバーから車両に責任を 委譲することの難しさにあります。たとえひとつのコンポーネントが故障したとしても、高 度に自動化された車両が安全に動作できるようにしなくてはならないのです。そうした 動作信頼性を得ることは、ブレーキやステアリングなどのセーフティクリティカルシステ ムの冗長性を考慮したデザイン戦略によって可能になります。そのため、テスト車両に はいずれも、電動ブレーキ ブースター「iBooster」とブレーキコントロールシステムであ る横滑り防止装置 ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)が装備されていま す。これらのボッシュ製コンポーネントは、ドライバーの介入を必要とせず、互いに依存 することなく車両を制動することができます。「ボッシュがここで特に重視している原則 は、何より『安全第一』です」(ホーアイゼル)。また、電源や重要な ECU のためのバッ クアップシステムも両テスト車両に用意されています。 数千 km を問題なく走破 2011 年以降、ボッシュでは 2 つの大陸にまたがる 2 つのチームが自動運転に取り組 んでいます。ドイツのアプシュタット拠点では、ボッシュのエンジニアたちがシステムの 統合に力を注ぎ、カリフォルニア州シリコンバレーのパロアルトにいるエンジニアたちは 各機能の開発を進めています。この 2 つのチームは世界中のボッシュで働いている約 2,000 人のドライバー アシスタンス エンジニアのサポートを受けており、両チームで可 能な限り円滑に結果を共有できるよう、ボッシュは同じテスト車両を使用しています。米 国の自動車メーカー、テスラ社が製造した純粋な電気自動車であるモデル S をボッシ ュが選定した理由についてホーアイゼルはこう説明します。「このモデルは、電動化と 自動化という自動車業界の 2 つのトレンドを兼ね備えているからです」。特有の問題も ありますが、ボッシュはその難題に果敢に挑戦しているとホーアイゼルは語ります。 ボッシュは、2013 年初めから公道での自動運転試験を開始しました。これまで使用し てきたテスト車両のベースとなったのは BMW 325d ツーリングで、この車両をもとに、 エンジニアたちは高速道路(シュトゥットガルト近郊の A81 とカリフォルニアの I280)で 数千 km を走破することに成功しました。なお、初回のテスト走行を実施する前に、こ の目的のためにボッシュが特別に用意した安全コンセプトについて、ドイツの認証機関 である TÜV Süd による審査を受けています。また、車両に搭載されたテクノロジーは 高速道路のいかなる交通状況にも対応できるよう設計されてはいるものの、そのハン ドルを握るドライバーは特殊な訓練を受けています。ボッシュのこれらのテストドライバ ーは、安全注意事項を十分に理解するだけなく、数日間におよぶトレーニングコースも 修了しています。 報道用画像:1-CC-21178 報道関係対応窓口: Jörn Ebberg 2 / 3 ページ 電話:+49 711 811-26223 関連リンク:www.automated-driving.com ボッシュ・グループ概要 モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売 上高は333億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上 により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリテ ィ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を 統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の 燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化の様々なソリューシ ョン、安全システム、運転支援/自動化機能、ユーザーに優しいインフォテインメントやCarto-CarおよびCar2X通信、オートモーティブアフターマーケット向けのコンセプト/テクノロ ジー/サービスなどです。代替パワートレインコンセプト、ネットワーク化された効率的なパ ワートレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート 機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術、の分野で活動しています。さらにボッシ ュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コント ロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技術にも対応していま す。 ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディ ング・カンパニーです。 暫定決算における2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現 在)、売上高は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業 機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営 しています。ボッシュ・グループは、ロ バート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約 60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワーク を加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全世界で約4,600 件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネ クテッドライフに向けたイノベー ションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了す る全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートス ローガン である「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出して いきます。 *公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社 であるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)お よびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は含 まれていません。 さらに詳しい情報は 以下を参照してください。 www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文) www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文) https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語) www.bosch.co.jp/ ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語) https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語) https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語) https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式 YouTube(日本語) 3 / 3 ページ