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東専各協 だより - 東京都専修学校各種学校協会
平成 27 年 6 月 30 日発行 【今号の主な内容】 *第 54 回通常総会 …P.1 *外国人留学生採用促進セミナー・第 18 回アジア 人材就職・転職説明会…P.2 *留学生に対する生活指導等講習会・私立専門学校 振興会全体会・私立専門学校等評価研究機構 第 11 回通常総会…P.3 *学校会計研修会・学校会計研修会(初級)・高等 専修学校部会全体会・教員教職課程研修開講・・・ P.4 東専各協 だより № 189 公益社団法人 東京都専修学校各種学校協会 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-58-1 石山ビル 6F TEL (03)3378-9601 FAX (03)3378-9625 URL http://www.tsk.or.jp E-mail [email protected] facebook http://facebook.com/tskjp 第54回通常総会 平成 26 年度事業報告・収支決算を承認 6月16日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて第54回通常総会が開かれ会員校・賛助会員合わせて286名(委任状含 む)が出席した。 冒頭、挨拶に立った山中祥弘会長は、中央教育審議会に設置された「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関 の制度化に関する特別部会」の審議がスタートしたことに触れ、こうした動きを「職業教育への期待の表れ」である とした。この期待に応えるため、協会としても会員校とともに教育の充実向上に取組んでいく考えを示した。 続いて、協会功労者の表彰が行なわれ、永年にわたり専修学校各種学校教育の振興に尽力された功労者3名に対し て感謝状が贈呈された。(※1) 議案の審議においては、第1号議案 平成26年度事業報告に関する件、第2号議案 平成26年度収支決算報告に関する件、 第3号議案 平成27年度収支予算の補正に関する件が順次審議され、いずれも原案通り承認された。 議案の審議に続く報告事項の中で山中会長は、区市単位の協会設立を促進し、「区・市・都の行政機関等との 連携を通して、専修学校各種学校への理解を広げ、新たな振興策の提案にも繋げたい。また、地域貢献の面で より効果的な活動が可能となる」として各地域での取り組みを呼びかけた。さらに選挙権年齢が 18 歳に引き 下げられたことを機に、在校生の政治参加意識向上への教育が求められていると述べた。 東京オリンピック・パラリンピック開催への支援については、「さまざまな専門分野の学校があるので、会員校の 提案を寄せてほしい」と要請があった。 続いて、会員の入会につき理事会で承認されたことが報告され、新入会員 2 校が紹介された。(※2) ※1(協会感謝状贈呈者) 細谷秋男(日商簿記三鷹福祉専門学校) 東 章二(東京ファッション専門学校) 高井康郎(東京服装文化学院) (以上敬称略) ※2【新入会員校】 東京未来大学福祉保育専門学校(足立区/学校法人三幸学園) 専門学校東京ウェディングカレッジ(江戸川区/学校法人滋慶学園) 1 外国人留学生採用促進セミナー 4 月 15 日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて外国人留学生の採用を検討している、または現在採用してい る企業の人事・採用担当者 20 名が参加し、株式会社ミニミニの学生支援部部長・永田徹氏と株式会社ヒューマン パワーの代表取締役社長・新井永鎮氏による雇用事例発表、そして行政書士による在留資格手続きに関する解説 を行った。 不動産紹介を行っている株式会社ミニミニでは、留学生の増加により約 15 年前から外国人雇用を開始。部屋探 しの際の言葉の壁をなくすことで、外国人利用者が増加したという。雇用時の注意点として、国民性の違いを理 解することはもちろんのこと、「入社後、具体的にどのような目的を持たせ仕事を任せるのかを明確にする」こと が重要であると話した。 人材サービスを行っている株式会社ヒューマンパワーの新井氏は、会社の発展や社内の化学反応を採用メリッ トとしてあげ、また、その国のコミュニティーと関わりを持つことは新たなビジネスチャンスにもなると話した。 また、行政書士の桑田優氏からは、就労ビザ取得の一連の流れに加え、「技術」と「人文知識・国際業務」2 つの在 留資格が合わさり「技術・人文知識・国際業務」になったことを含め最近の制度改正に関する解説もあった。 第 18 回 アジア人材就職・転職説明会 6 月 20 日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて 「第 18 回アジア人材就職・転職説明会」が開催された。 昨年は初めて 6 月の平日に開催され、専門学校を中心 に学校が引率するケースが数多く見られたが、地方か らの就職希望者および転職希望者に配慮し例年通り 土曜日の開催となった。開場時間の 10 時半前から入 口には長蛇の列ができ、その流れは午後まで途切れる ことはなかった。全国各地から多くの学生や転職希望 者が集まり、前回を上回る 1,689 名の来場者数を記録 した。 企業は前回同様 27 社が出展し、うち 9 社が初出展 の企業であった。今回は大手百貨店や化粧品販売会社、旅行会社をはじめとするサービス業の出展が最も多く約半 数となった。初出展となった三越伊勢丹の採用担当者は、日本への観光客が増えたことから社内でも外国人留学生 の採用への需要が高まり、今年度から本格的に留学生の採用を行うこととなったと語った。 来場学生は主に専門学校生と大学生が多く、今回も学校が引率して来場したケースも見られた。数年前までは中 国と韓国出身者の来場がほとんどであったが、前回に引き続きネパールとベトナム人留学生の来場が急増した。 開場後から閉場間際までいたというビジネス系専門学校に通う中国人学生は、「1 日にたくさんの企業の話を聞 くことができて良かった。日本での就職に向けてこれからも活動を頑張りたい」と語った。また、日本語学校に通 うフランス人留学生は、「今はまだ日本語を勉強している途中だが、来年就職したいと思っている。日本の就職活 動の様子を見るために来場した」と語り、企業ブースで熱心に耳を傾けていた。 来場者の出身国・地域は幅広く、想像以上の来場者数があり意欲の高い学生に出会えたと出展企業の満足度も高 いものとなった。 2 平成 27 年度留学生に対する生活指導等講習会 留学生違法活動防止のための連絡協議会、および東京都は 6 月 11 日、東京都庁にて「平成 27 年度留学生に対する生活指導 等講習会」を開催。専門学校関係者 142 名をはじめ、大学、日本語教育機関の担当者合わせて 362 名の受講者が参加した。 講習会では来日外国人犯罪の現状と対策から外国人留学生の犯罪関与実態、また留学生動向から適切な在留管理まで幅広い テーマで講演が行われた。 違法行為では在留カードの不携帯や、インターネットバンキングによる不正送金が増加していることから「在留カードの常 時携帯についてしっかりと指導してほしい」 、 「不正送金の受け皿となる銀行口座を譲り渡すのも罪になる。留学生が安易に犯 罪に加担しないための各種施策へ協力を」などと警視庁関係者が呼びかけた。また入国管理局からは、資格外活動許可等の状 況、在留審査や許可の取り消しなどの留意点について説明があり、東京都からは、留学生の違法活動防止に関して、学校に求 められる留学生管理のポイントなどについて解説が行われた。 私立専門学校振興会 全体会 私立専門学校振興会(専門課程部会)の全体会は6月16日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて開催された。 平成26年度事業報告および収支決算報告に続いて平成27年度収支予算の補正に関して審議され、すべて提案通り 承認された。 千葉茂代表幹事より「平成26年度は組織を改編し事業の効率化と質の充実を目指して活動した。専門学校を取り 巻く環境は大きな変化を迎え、専門学校、また職業教育に対する注目が集まる中、今後も積極的な事業運営を進 めたい」と閉会の挨拶を得て終了した。 特定非営利活動法人 私立専門学校等評価研究機構 第11回通常総会 私立専門学校等評価研究機構は6月30日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて第11回通常総会を開催。正会 員123校のうち委任状を含め90校が出席した。 茅野祐子理事長は、「専門学校の第三者評価機関としての事業に加え、昨年に引続き、文部科学省事業である 柔道整復師養成分野のモデル評価に取組む。この事業には、11の分野において各コンソーシアムで取組んでいる。 これらの連絡調整会議、フォーラムの開催も主催する。さらに、コンソーシアム全体の成果をもとに概念設計、 標準化にも挑戦していく」と決意を述べた上で、「職業教育に特化した高等教育機関の創設は、昨年度の有識者 会議に引続き、中教審特別部会での審議が本格化している中、専修学校制度は本年で40周年を迎え、まさに正念 場を迎えている。一方、専修学校教育の質保証・向上に関する調査研究協力者会議では、職業実践専門課程認定 要件の実質化と質の向上について 審議が行われている。これらの審 議では第三者評価が欠かせない。 こうした動向を見据え、機構とし ては、より質の高い評価機関を目 指していく。このためには、第 三者評価機関としての実績をあげる 上げることが何より重要で、その ためには1校でも多くの評価を実施 する必要があり第三者評価事業へ の参加協力を従前以上にお願いした い」と会員校に強く要請した。 3 【Schedule】 こ れ ま で の 動 き 学校会計研修会 4 月 15 日(水) 5 月 8 日(金) 平成27年度も昨年同様2回に分けて実施された。6月22日(写真 上)のアルカディア市ヶ谷(私学会館)では、主に中級以上の実務 経験者を対象とした内容で70名が参加。前半は東京都の財政援助団 体等監査や新学校法人会計基準への実務的対応に関する解説、後半 は公認会計士と学校会計専門委員会の委員らによるパネルディスカ ッション形式で、マイナンバー導入時に想定される事柄、学生の退 学日の基準やそれに伴う授業料返還の対応など諸問題について様々 な事例や意見が紹介された。また、6月30日(写真左下)は代々木 の全理連ビルを会場に「初級セミナー」として開催、参加者は39名。 企業会計と学校法人会計の違い」「資金収支計算と消費収支計算」 「教育研究 経費と管理 経費の区分」 など、学校法 人会計の基 礎が分かり やすく解説 された。 (アルカディア市ヶ谷) 高等専修学校部会全体会 (事務局会議室) 5 月 15 日(金) 教員教職課程研修開講 (文化服装学院) 5 月 27 日(水) 理事会・運営委員会 (事務局会議室) 6 月 11 日(月) 6 月 16 日(火) 6 月 20 日(土) 留学生に対する生活指導等講習会 (都庁) 私立専門学校振興会全体会、通常総会 (アルカディア市ヶ谷) 第 18 回アジア人材就職・転職説明会 (都立産業貿易センター浜松町館) 6 月 22 日(月) 学校会計研修会 (アルカディア市ヶ谷) 6 月 30 日(火) 学校会計研修会(初級) (全理連ビル) 【Schedule】 今 後 の 動 き 7 月 11 日(土) 7 月 17 日(金) ~19 日(日) 7 月 28 日(火) 29 日(水) 8 月 3 日(月) 東京都高等専修学校部会 全体会 外国人留学生採用促進セミナー 高等専修学校相談会 (ホテルサンルートプラザ新宿) 日本留学フェア (台湾/台中・高雄・台北) 教職員研修会(夏季教職員セミナー) (湘南国際村センター) 高等専修学校夏季研究協議会 (アルカディア市ヶ谷) 9 月 5 日(土) 12 日(土) 東京都高等専修学校部会の全体会は、5月8日東専各協会事 務局にて部会加盟校11校が参加して開催された。平成26年度 事業報告および収支決算報告に続いて、平成27年度事業計画 および収支予算案が審議され、すべて提案どおり承認された。 また、従来に引き続いて「教育振興費補助の改善と増額」「生 徒募集の強化」等を重点目標として活動していくことを確認 した。全体会終了後にはNPO高等専修教育支援協会理事長/堀 居英治先生を講師とし「高等専修学校Q&A-専修学校制度 “40年”のあゆみ-」をテーマに、具体的例を交えながら、 40年という節目の年に相応しい勉強会を行った。 平成27年度専修学校教員教職課程研修会開講 一般財団法人職業教育・キャリア教育財団の東京支部として 国庫補助を受け、東専各協会の教員研修認定専門委員会が実 施している教職課程研修会が平成27年度も開講した。今年度 の受講者は36校66名で、11月10日まで「職業教育論」「教育 方法論」「学生・教員のための実践心理」など全25回に及ぶカ リキュラムを履修する。 准教員研修 (文化服装学院) 26 日(土) 9 月 8 日(火) 9 月 11 日(金) 12 日(土) 9 月 12 日(土) 13 日(日) 外国人留学生のための専門学校進学相談会 (遠藤記念館(学校法人文化学園)) 第 34 回専門学校映像フェスティバル (東京ウイメンズプラザ ホール) 日本留学フェア (韓国/プサン・ソウル) 労働保険事務組合のしおり ■労働・社会保険(共済) ■給与計算 ■公的年金 ■労使トラブルの未然防止策 ■助成金・奨励金 ■法律相談 【問合せ】 小林社会保険労務士事務所 多摩中央経営労務協会 TEL.(03)3378-9632 東専各協だより №189 / 平成 27 年 6 月 30 日発行 ■発行人 山口 広泰(副会長/広報部長) ■編集長 真崎 裕子(事務局長) ■発行所 公益社団法人東京都専修学校各種学校協会 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-58-1 石山ビル 6F TEL(03)3378-9601 FAX(03)3378-9625 〔URL〕http://www.tsk.or.jp 〔E-mail〕[email protected] 〔facebook〕http://facebook.com/tskjp 4