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施設管理研修 みんなの学校をながくよく使い続けるポイント教えます

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施設管理研修 みんなの学校をながくよく使い続けるポイント教えます
○施設管理研修 ━みんなの学校をながくよく使い続けるポイント教えます!━
開催日:2011 年 8 月 9 日(火)
会 場:横浜市立子安小学校
講 師:建築局公共建築部保全推進課
教育委員会教育施設課
毎年恒例の施設管理研修ですが、今年度は現地見学の前に基礎的な講義を受ける二段階の
構成となり、より充実したものとなりました。
横浜市の学校は関東大震災以来、徐々に木造から鉄筋コンクリート造の校舎へと移り変わ
りました。昭和 40 年代には新築・建替が集中し、数十年を経た現在は様々な面で劣化が現れ
始めているため、安全面からも日常における対策が重要になっています。
建築基準法の改正により、平成 17 年 6 月から建築物・建築設備の劣化状況の定期点検が義
務づけられました。学校施設は全校が対象となり、主に換気・給水・排水に関する設備の保
守点検を行います。
スライドにより各設備の状況を確認し、
点検のポイントを教わりました。
また、電気工作物点検について注意がありました。点検の結果、絶縁不良のため改修する
よう指摘された箇所が何ヶ月も放置されていることがあるそうです。絶縁不良というのは電
流が必要ない部分に流れている、つまり漏電のことで、感電や火災の原因となり大変危険で
す。事故防止のため早急に対応してほしいということでした。
現地見学では建築物や設備の日常的な管理方法を実際に体験しながら学びました。さらに
専用のパソコンを使用して、学校別の水道使用量と建築修繕の実績を確認しました。水道使
用量が大幅に増加している場合は漏水の疑いがある等、点検の目安になります。修繕実績は
校舎や体育館、プールの建設年度や直近の改修年度が分かりやすい表になっています。参加
者には所属校の実績表が配布され、みな興味深く読んでいました。このような設備関係も含
めた修繕・工事の記録を残すことで異動の後にも役立つ資料となります。
特別配当を申請しても、
教育施設課では、
予算の都合上全てを配当することが出来ません。
大規模な修繕が必要となる前に、学校での日常点検で早期に異常を発見できるよう努めたい
ものです。「学校施設・設備ハンドブック」は専門的な知識がない方でも理解できるよう丁
寧にまとめられています。改訂版がY.Y.NETに掲載されていますので、この機会にぜひ
ご覧ください。
(別所小
西村 亜紀子)
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