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健康経営・健康投資を通じた産業創出と企業価値の向上
健 康 日 本 21推 進 全 国 連 絡 協 議 会 第 17回 総 会 特 別 講 演 2(抄 録 ) 「健康経営・健康投資を通じた産業創出と企業価値の向上について」 経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 ヘルスケア産業研究官 仁賀 建夫 日 時:平成27年3月2日 (月) 場 所:公益社団法人日本理容美容教育センター 6階講堂 ※本文中に、縮小したスライドを入れておりますが、末尾に拡大したスライドも再掲してお りますので、必要に応じてご参照ください。 ○司 会(増 田 幹 事) そ れ で は 、 次に 経 済 産 業 ア産業を育てていこうというような思い 省商務情報政策局ヘルスケア産業課の仁 でつくっています。その観点で、今回、 賀ヘルスケア産業研究官にご講演をお願 皆さん方のリストとか活動の目的を改め いしたいと思います。よろしくお願いし て見させていただきますと、ぜひとも皆 ます。 さん方の活動が活発化して、大きくなっ ていただくというのが、我々のミッショ ンにも合っているのではないかと思いま す。ぜひともよろしくお願いいたします。 〔スライド映写〕 本日は、我々がどういうことを考えて、 何をしているかということをご説明させ ていただきます。健康経営・健康投資を 経済産業省ヘル 通じた産業創出と企業価値の向上という スケア産業課のヘルスケア産業研究官を ことでございます。これはどちらかとい しています仁賀です。本日はこのような うと、企業に対してヘルスケア産業の分 場にお呼びいただきまして、まことにあ 野をぜひ頑張ってほしいねということで、 りがとうございます。 それを応援するような活動をしています。 ○経 済 産 業 省 仁 賀 研 究 官 まず、ヘルスケア産業課というのは、 これから皆さん方と関係が非常に深くな 1.日本再興戦略 るんじゃないかなと思っております。そ もそもヘルスケア産業課自体は2011 この背景は、先ほど鳥井課長からご説 年7月に経済産業省の中につくられまし 明がございましたが、日本再興戦略とい た。課の設置というのは、役人的には非 うものがあります。皆さんもご存じだと 常に重要な話でして、今後、経済産業省 思います。一昨年の6月に制定されまし が何をやっていくんだということを考え た。第一、第二、第三の矢ということで、 た上で新しい課をつくったということで 第三の矢が成長戦略というものです。そ す。すなわち、ヘルスケア産業をこれか の中で戦略市場創造プランというところ ら育てていきたい、逆に言えば育ててい があり、ここに健康寿命の延伸というの かなければならないというようなことで、 があります。この活動を厚生労働省さん ヘルスケア産業課をつくったわけです。 と一緒に今進めようとしておるところで ちなみに、当然、役所の場合は、スクラ す。下のほうを見ていただきますと、健 ップ・アンド・ビルドということがござ 康寿命延伸産業の育成、データヘルス計 いまして、1つ課をつぶしているわけで 画、こういう2つの大きなテーマがあり ございますが、つぶした課がサービス産 ます。そのほかにも日本版NIHが来月 業課ということです。サービス産業とい から創設されますし、あとは医療の国際 うのは日本のGDPの6割強あるのです 展開、病院の国際展開とかの話もやって が、それをつぶして、とにかくヘルスケ おります。その中で大きな2つの話があ 1 ります。 我々の目標としておるのが、健康関係 の産業、これは医療を除く分野ですが、 現状4兆円――現状というのは2012 年ぐらいの数字でございますが、4兆円 あったのを2020年までに10兆円に しようというのが目標として掲げられて おります。結構壮大な目標値がありまし て、とにかく10兆円にしなければいけ ないでしょう、それに見合う雇用規模も ここでつくらなければいけないねという そのターゲットエリアとしては、イメ のが我々の目的でございます。 ージ図ですが、個人の年齢が上がるにつ れて医療費がふえます。今、医療費を詳 細に分析すると、年をとってからの医療 費のほうが高くなっておるのが現状です。 慢性期医療のあたりが高くなっていて、 この辺の保険医療費がたくさんかかって いる。産業の創出とともに、保険医療費 の削減というのも政府がこれからやらな ければいけない話ですので、慢性期医療 の部分を左下のほうに持ってくる。若い ころから公的保険外の予防・管理サービ スを行ってもらいましょうということで 今、2015年ですが、それから5年 す。これがスムーズに進めば、このあた 間で6兆円上げていく。6兆円というの りが保険外の新しいビジネスになってく はどういうことかなと思って考えると、 る。さらに、これによって健康効果があ 1人あたり1日100円の新たな健康関 らわれたら、年をとっても医療費が余り 係 の 投 資 を す る と 、 年 間 3 万 6 ,0 0 0 円 かからないであろう。こういうような仮 で 、 1 億 2 ,0 0 0 万 人 で 4 兆 円 ぐ ら い の 説を持ちながら施策を組んでいます。 マーケットができますね。そうすると、 一例ですが、糖尿病というのは非常に 皆さんが150円ぐらい追加的に使って わかりやすいので持ち出しました。健常 いただけると、6兆円ぐらいはずっと上 者がいらっしゃいます。通院フェーズに がっていくでしょうというような感じで かかっていらっしゃる方々が200万人 考えておりまして、そのようなマーケッ ぐらいいる。年間30万円の医療費がか トをどのように掘り起こしていくかとい かっている。透析になると、それが50 うのが我々の仕事だと考えておるところ 0万円になってしまう。だから、透析フ です。 ェーズに行かないように、あるいは通院 2 フェーズに行かないようにというような ということです。したがって、この部分 ことが必要です。そのためにはいろいろ をふやさない、すなわち全体をふやすこ なサービスがあるでしょう。簡単な話、 とはできないという前提でいろいろな活 糖分の少ないご飯を食べてくださいとか、 動をしなければいけないと思っています。 運動してくださいとか、このあたりのサ その中で、先ほど説明しました糖尿病 ービスを充実することによって、こちら は生活習慣病に入るわけでございます。 のフェーズに行く人が減るとともに、下 生活習慣病というのが、ヘルスケアサー にあるような産業が大きくなりますねと ビス、あるいはヘルスケア関係の商品に いうことです。 よって削減することができる可能性の高 い分野でしょうと考えております。それ はどのぐらいあるかというと、3分の1 くらいがそれに当たります。したがって、 医 療 費 対 象 部 分 の う ち の 9 .8 兆 円 分 、 1 0兆円ぐらいが削減の可能なエリアかな と思っておるところです。したがって、 医療費を削減するという観点から言うと、 生活習慣病をなるべく減らしていくとい うようなサービスが展開できると、産業 創出とともに医療費の削減につながるだ ろうということです。 2.次世代ヘルスケア産業協議会 話が戻りますけれども、医療費の話で すが、今後の医療費がこうやって伸びて いくよということです。うち保険料が5 0%で、公費が40%弱です。したがっ そういうことを思いながら、昨年度か て、60兆円まで伸びてしまうと、公費 ら次世代ヘルスケア産業協議会というも が 2 4 .5 兆 円 に な っ て 、 今 か ら 2 0 2 5 のを開催して、我々の今後の活動につい 年度までに10兆円の公的負担がふえる て議論をしてまいりました。最初に述べ 3 ました総合戦略、日本再興戦略というも の活動というのは、医療自体が法律で活 のをベースに考えておるというのと、も 動範囲が決められておりますが、グレー う1つ、新しい最近のミッションとして、 ゾーンがいっぱいあって、ここから先は 地域産業の創出という観点もあります。 していいのかどうか、一歩踏み出すと混 まち・ひと・しごと創生本部というもの 合診療になってしまうんじゃないかとい が新しくできて、地域の産業創出が日本 って、活動できていない部分があると思 にとって不可欠な課題でしょうというこ います。したがって、グレーゾーンをク とがあるので、そのためにヘルスケア産 リアにしようという話があります。これ 業というものを地域の新しい産業にして が1つ。具体的事例は次のスライドでご いきたいという話があります。それらも 説明します。資金・人材を充実させる、 踏まえて全国的な展開が必要である、地 地域資源を活用する、品質を見える化す 域での展開も必要であるということで、 る、これらが供給面の活動です。すなわ 施策を組んでいます。次世代ヘルスケア ち、新しいビジネスをしたいんだけれど 産業協議会の中には、事業環境と品質評 も、実はそれが法律に触れるかもしれな 価と健康投資というワーキンググループ いなと思った人をお助けしようという話 を持って活動してまいりました。 です。 方向としては2つです。1つは、供給 面、いいサービスを提供してもらいまし ょう、ということです。もう1つは需要 面、皆さんに健康投資をしたいと思って もらって、たくさん買ってもらいましょ うということです。 供給面では新しいビジネスをつくると いうことです。新しいビジネスをつくる に当たって何が問題かというと、グレー ゾーンというものがあります。医療関係 4 人情報保護法などには違反しないと言っ もう1つが需要面の話でございまして、 ヘルスケア関係の投資をするということ ています。その他、日にちを見ていただ が、世の中なり企業なりにとっていいこ くと、ご提案とか質問があったものに対 とですよというふうに思ってもらわなけ して適宜答えていることがわかると思い ればいけないということです。そのため ます。もし何か案件がありましたらご相 には投資効果を見える化しましょう、イ 談いただきたいと思います。 ンセンティブを与えましょう、それとサ そのほかにもガイドラインをつくって、 ービスの活用を促進しましょうというこ 一般的に問題になりそうな話については、 とです。このあたりはデータヘルスなん 厚労省さんと一緒にガイドラインを出し かと連携していきたい、あるいはいかな て、皆さん方が活動しやすいような環境 ければいけないなということですけれど をつくっています。 も、エビデンスとか指標に基づいて投資 もう1つ、需要面では健康投資を促進 を促進させていきたいなと思っておりま しましょうよということで、健康投資を す。結果として健康長寿社会ができると 行うことによっての効果とか業績とか株 いうことです。 価向上とか、こういうことにつながって いるんですということをやっています。 グレーゾーンの話ですが、産業競争力 強化法というのが一昨年成立いたしまし て、それに基づいて企業が、自分がこう いう活動をしたいという話を役所に持っ てきていただけると、それは白か黒か判 断しますという仕組みができております。 したがいまして、皆さん方のほうでも何 か新しいビジネスのアイデアがあるんだ けれども、これをやるとどこかから怒ら れるかもしれないなというようなことは、 ぜひ相談していただきたいと思っていま す。 1つの例として、スポーツクラブにお いて運動指導を行うという話があります が、これは医師法には違反しないという ような決定をしています。2つ目は、自 己採血によって簡易検査を行い、その結 果に基づく健康関連情報の提供も臨床検 査技師法には違反しないというようなこ と。あるいは、企業と保険者が連携した 健診・レセプトデータの分析結果に基づ く受診勧奨サービス、こういうことも個 5 ようということを考えています。これは これは例なんですが、健康投資に積極 今月25日発表します。 的な国内企業とそうでない企業は株価の 2つ目が企業による情報開示の促進。 上がり方が違うというような話を、一応 健康投資を促すとともに、投資家に中長 データになったので、示しています。 これはジョンソン・エンド・ジョンソ 期的な視点に基づいた投資の判断材料を ンが出したレポートなんですが、1ドル 提供してもらいたい。どういうものを出 の健康投資をすると、投資リターンが3 してほしいのかというのも、今月中にレ ドルもありますよということが出されて ポートを出します。 3つ目が「健康投資」ガイドブック。 おります。この辺の信憑性はいろいろあ るとは思いますが、経営者側からすると、 健康経営とは何か、あるいは健康投資と 健康投資をしたことによって、どれだけ は何かということについてガイドブック 効果があるのか、ある程度、定量的な指 をつくろうということで、これについて 標も必要だと思っていまして、いろいろ はお手元に資料としてお配りしておりま なデータを集めて、皆さんにPRできる す 。 ま だ ま だ つ く り 始 め た と こ ろ で 、「 企 ようにしたいと思っています。それで経 業の『健康投資』ガイドブック~連携・ 営層が動いてくれると、商品やサービス 協働による健康づくりのススメ~」とい が売りやすくなるという考え方です。 う内容でございますが、データヘルス計 画との連携とかも含めて、いろいろ書い ています。ぜひご参考にしていただきた 3.経済産業省の取組 いと思います。 これは健康経営銘柄をどうやってつく ったかというもので、上場会社にヒアリ ング調査とかアンケート調査を出したり してデータをつくったということです。 今やっていることが、健康経営銘柄を つくろうということです。今のところ、 例えば女性従業員をよく活用している会 社というのは、東証でなでしこ銘柄とし て、結構プレイアップされているんです が、同様に健康経営に熱心な企業を健康 経営銘柄として名づけてプレイアップし 6 7年7月からデータヘルス計画が本格化 するので、それと連携して、企業が投資 しやすいような環境をつくっていきたい と 思 っ て お り ま す 。「 健 康 投 資 」 ガ イ ド ブ ックの目指すこととしては、健康投資の 浸透度を高めていくということ、あるい は何をしたらいいかわからないところに ついて示していきましょうというような ことです。このようなことをやりながら、 供給面と需要面から産業を大きくしてい きたいと思っています。 最初にも申しましたが、ぜひ皆さん方、 141も団体があって、恐らく企業数で は何万という話になると思います。それ ぞれの会社が頑張っていただくことによ って、日本経済が活性化するということ を信じておりますので、ぜひともよろし くお願いいたします。ありがとうござい ました。(拍手) ○司 会(増 田 幹 事) ど う も あ り がと う ご ざ い ます。ご質問がございましたら、どうぞ。 特にございませんか。 今おっしゃっていただきましたように、 得意分野をいろいろ持っている団体、1 41団体がございますので、企業にとっ てもいろいろな役に立つ、例えば事業者 の方が社員に健康になってもらうための いろいろな情報も豊富に持っている団体 でございますので、ぜひとも、一般の企 業ではございませんけれども、長い歴史 といいますか、健康づくりにずっと携わ 情報開示につきましては、CSR報告 ってきた団体がございますので、ぜひと 書にどのように書いてあるのか、投資家 も活用しろと。例えばちょっとした動機 がそれを見やすいようになっていますか づけの支援だとか、情報提供というんで というようなことで、どういうものがい すか、今、特定保健指導で情報提供とい いかというような議論をしております。 うのもあるそうですが、こういう団体が あることをもっと民間の企業のほうにP ガイドブックの話につきましては、2 7 Rしていただければと思っておりますの 連携をとってやっていただければと思っ で、よろしくお願いいたします。 ています。よろしくお願いします。 ○経 済 産 業 省 仁 賀 研 究 官 ○司会(増田幹事) それに対して何か。 今まで経済省の ○経 済 産 業 省 仁 賀 研 究 官 人間がここに来たことはありますか。 ありがとうござ います。たばこの話を含め健康の話とい ○司 会(増 田 幹 事) い や 、 初 め てだ と 思 い ま うのは、いろいろ考えていくと、たばこ す。 これは失礼した をやめなさいとか、今までの経済活動を しました。申しわけありません。今申し 減らす方向に動く話が多いんですよね。 上げましたとおり、我々の活動と非常に 多分そこの説明の仕方で、今おっしゃっ 親和性のいい活動をされていると思いま たように、例えば分煙のための設備が必 すので、何かありましたらぜひ呼んでい 要だとか、何か産業が出てくるんですよ ただければ、いろいろご説明をさせてい というような感じのことが言えてくると、 ただきますし、お手伝いすることがござ 我々としても結構応援しやすくなるとい いましたらお手伝いさせていただきます うことだと思っています。何か減らして ので、よろしくお願いします。 いく、何かするなというよりも、視点を ○経 済 産 業 省 仁 賀 研 究 官 変えて新しいビジネスができますよとい ○司会(増田幹事) ありがとうございます。 うような感じのことにつなげていけたら お一人、渡辺さん、どうぞ。 ○(一 社 )タバコ問 題 情 報 センター 渡 辺 氏 なと思っています。ありがとうございま 医 した。 療経済研究機構で数年前に、たばこ税の 収 入 が 2 兆 2 ,0 0 0 ~ 3 ,0 0 0 億 、 そ ○司 会(増 田 幹 事) 実 際 に コ ラ ボヘ ル ス の と れに対して、医療費その他含めて7兆5, ころで、社長さんが社員食堂のカロリー 000億、ですから、国全体としては大 に気をつけろということで管理栄養士に 赤字だという数字を出されたので、民間 指示をしたり、たばこの自動販売機があ 企業、いろいろ自治体も含めてですけれ ったやつを会社から撤去したり、そうい ども、職場なりそういう中で、医療費を う動きは実際にあるというようなことを、 減らすにはどうしてもたばこ規制、これ コラボヘルスの中でこういう事例があり は先進国と言わず、最近、発展途上国で ますよというのをお聞きしたことがある も医療費削減には喫煙規制対策が絶対必 んですが。 要なんだということで、厳しい喫煙規制 そのほかに何かございますか。初めて 対策を経て病気も減っているという実態 の経産省でございますので、厚労省より があります。貴重な研究なり調査なりデ も自由なお金をいっぱい持っておられる ータなりを生かす中で、たばこ消費の削 かもしれないので、どんどん質問をして 減というのがFCTCの大目的でもあり いただければと思うんですが。宮﨑さん。 ○(NPO)日本禁煙学会 宮﨑氏 ますし、民間企業に対しても、たばこに テレビのコ 対する職場の全面禁煙化とか、そういう マーシャルのスポンサーなんかのケアと ことも念頭に置いていただいて取り組ん いうのは経産省じゃないんですか。私が でいただくと、厚生労働省と綿密な横の 申し上げたいことは、どうしてもテレビ 8 のコマーシャルを見ると、JTはたばこ でも、どうですか。特にございませんか。 そのものは宣伝していないんですけれど なければ、仁賀様、ありがとうござい も、JTの存在をアピールする、ニュー ます。我々の団体は決して厚労省だけで ス番組なんかはほとんどJTがスポンサ はなくて、全省庁、全方位外交でやって ーになっているとか、それから、どうも いきたいと思っておりますので、今後と お酒の宣伝が非常に多いんですね。です もご支援をいただければと思います。あ から、健康志向のコマーシャルだったら、 りがとうございました。(拍手) 例えばスポーツセンターの宣伝とか、そ それでは、これで特別講演を終わらせ ういったようなことだったらば大いに歓 ていただきます。ありがとうございまし 迎するんですけれども、食べ過ぎとかそ た。 ういうものも含めてですが、そういうこ とによって病気が起こるぞというコマー シャルがバンバン毎日流れているという のは、ある意味で、日本の発想として非 常に危険じゃないかと考えておりまして、 その辺の管理はどうなっていますでしょ うか。 ○経 済 産 業 省 仁 賀 研 究 官 放送に関しては 総務省が基準をつくって、基準に合うか どうかという判断をしているということ だと思います。したがって、日本は発言 については自由な国なので、そこを規制 するというのは合理的な理由が恐らく必 要になると思います。今後の世の中の流 れもあるとは思いますが、健康というも のが社会的に絶対必要だとかいうような 話になってくると、そういう話も出てく るんだと思うんですが、現状はある程度 の発言の自由とのバランスで、出してい る商品の質とのバランスで決まっていく ということかなと思います。 ○司 会(増 田 幹 事) ご 回 答 し づ らい 内 容 だ と 思いますけれども。 そのほか、ございますか。たばこ関係 者の方々の発言ばかりでございまして、 ほかに栄養とかございましたらどうぞ。 理事長、メンタルヘルスとかそういうの 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19