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2015 年 11 月 26 日発行 会報 No.2615
唐招提寺 南大門から見た金堂 紅葉
2015 - 16 年度 国際ロータリーのテーマ
国際ロータリー会長 K.R. ラビンドラン
天平の甍で、有名です。奈良時代に建てられた金
堂として唯一現存するものです。
会 長 安 田 勝 彦
幹 事 高 木 信 一
副 会 長 福 田 昭 治
会 場 監 督 藤 井 康 誠
副 会 長 上 田 昌 平
会報委員長 河 口 陽 一
通算 3126 回(本年度第 19 回)
11 月 26 日 本日のプログラム
「ワイワイ集会」
ロータリー情報委員会
前回例会報告
11 月 19 日 奈良ホテル 12:30
■ ソング ■
「R-O-T-A-R-Y」
■ 会長挨拶 ■
皆さんこんにちは。パリでは大惨事が起きて
おります。大変難しい情勢になってきておりま
すが、海外に行かれる方は十分にご用心の上、
出かけて頂きます様お願い致します。
「楽しい
魅力あるクラブづくりを目指して 思いやりの心
創 立 1952 年(昭和 27 年)3 月 27 日
例会日時 毎週木曜日 12:30
例 会 場奈良ホテル 0742-26-3300
事 務 所〒 630-8381 奈良市福智院町 5-3
TEL 0742-26-1300 FAX 0742-24-1289
http://www.nara-rotaryclub.com
本日は、会員卓話で今西清悟さんのお話です。
1945 年について考えるとあります。私が生まれ
た年でもあり、70 年前のことでございます。ガ
バナー補佐を終えられまして、ほっとする間も
なく、公私共非常にご多忙の中、本日の卓話を
お願いいたしました。どうぞよろしくお願い致
します。
先週、例会後に職業奉仕委員会担当の企業見
学、その後京都伏見の酒蔵での親睦会が行わ
れました。多少のハプニングもございました
が、無事バスに全員が乗って帰ってまいりまし
た。2015 年 8 月 14 日に開所式が行われました
ばかりのサントリーワールドリサーチセンター
は、「日々新たな研究・日々新たな創造」をテー
マに設立されました。「私たちの誓い」という 4
項目がありましたが、その最後の誓いの項目が
心に残りました。全ての探求・創造の大前提に
「安全・安心」を位置づけるものとございました。
私の会社はメーカーであります。全てにおいて、
「安全・安心」を考えて製造して行かなければい
けないと、自分の事ながら考えを深くした次第
です。後の酒蔵では、大いに親睦が図れました。
ありがとうございました。
この土・日曜日にインターアクトの地区大会
がございました。初日は一条高校での歓迎式典、
二日目は大会式典がならまちセンターで開催さ
と
感謝の気持ちをもって 奉仕活動をしよう!」
れました。初日は刀根ガバナーエレクト、二日
目は奈良市長、市教育長、中澤ガバナーをお迎
えして、盛大に終えることができました。大会
テーマ「温故知新」は、まさに現在の動きの中
で大事なことであると思います。閉会後、感極
まり涙する高校生を見て、感動いたしました。
若いということは素晴らしいと、昔を思い出し
ながら見ておりました。インターアクトをサ
ポートしてくれたローターアクトの働き、それ
からロータリアンの委員長をはじめ担当委員の
方々、本当に皆様のご協力ありがとうございま
した。受付など、そうそうたるメンバーに業務
を受けて頂き、成功裏に終わることができまし
た。感謝する次第でございます。地区委員長が
帰られるとき、
「さすが奈良クラブさん。素晴
らしい人材に恵まれて羨ましいです。」との言
葉を残して帰られました。また、ご丁寧に、翌
日にはお電話を頂き、「『素晴らしい』とくれぐ
れも皆様にお伝え下さい」とのお言葉をいただ
きました。この二日間の大会に向け、本当に用
意周到に万全の体制を立ち上げて、実行してい
ただきました皆さん、ありがとうございました。
また会員の筒井東大寺別当、花山院春日大社宮
司、中野聖子さんにおかれましては、オープン
ディスカッションを盛り上げていただきまして
本当にありがたく思っております。このような
贅沢なディスカッションは、もう出来ないので
はないかとまで思った次第です。
■ 11月ご結婚記念日 ■
中村 武彦君 時子夫人 50周年
西 健治君 三枝子夫人 40周年
吉田 彰男君 益子夫人 35周年
■ ニコニコ報告 ■
○安田君 企業見学(サントリーワールドリサー
チ)ならびに伏見の酒蔵での懇親会、 職業
奉仕委員会有難うございました。2650 地区
インターアクト地区大会、 青少年奉仕委員
会の周到な設営のおかげで大成功に終わり
ました。関係各位の方々有難うございまし
た。
○高木君 いつも皆様ありがとうございます。
○中村君 嬉し恥ずかし金婚式!山あり谷ありの
50 年でした。これからは起伏の少ない、 穏
やかな日々を手を携え、 先に向かって歩ん
でまいります。ありがとうございました。
○吉田(彰)君 結婚 35 周年を記念し夫婦で
例会への出席のご招待を頂きましたが、 本
日は父の付き添いの為、 勝手ながら出席で
きず申し訳ありません。近頃は月日の過ぎる
のも早く、 気が付けば 35 年も経っていまし
た。皆様への感謝と、 本日欠席のお詫びと
して!!
○花山院君 多くの方が参列され、 昨夜は新し
くなった祓戸神社の遷宮、 本日午前中には
美しく直した二ノ鳥居、 藤鳥居のくぐりぞ
めを行いました。又、 来週 24 日朝 7:00 か
らの NHK おはよう日本とその後のニュースで
春日の紅葉中継。支局長の村田さん有り難
うございます。
○今西君 本日、 卓話をさせて戴きます。
○福田(昭)君 今西先輩、 卓話を楽しみにし
ています。
○中川君 今西清悟先輩の卓話楽しみにしてお
ります。
○渡邉(誠)君 国民学校一年生、 機銃掃射の
音を記憶しています。
○青木君、 松浦君 先週末の土曜、日曜に開催
しました「インターアクト地区大会」では、
花山院さん、 筒井さん、 中野さんにはパネ
リストとして参加いただき、 また、 会場設
営や当日の運営の協力に多くの皆様にご協
力をいただきました。また 15 日にはたくさ
んの方にご参加頂き、 無事開催をする事が
できました。ありがとうございました。
○上田(昌)君 インターアクト地区大会で活気
のあるインターアクターや顧問の先生方に
接し、 力をいただきました。企画・運営に
協力いただいた皆様、 誠にありがとうござ
いました。
○中野(聖)君 15 日インターアクト大会では、
高貴な方々と並び座らせて頂き光栄でござ
いました。インターアクトの皆様の行動力に
感服致しました。青木委員長、 松浦委員長
はじめ委員会の皆様おつかれさまでした。
○大島君 先週の職業奉仕の企業見学に参加い
ただいた皆様に感謝いたします。一流企業
の物の捉え方にふれた事や、 伏見の食事処
での楽しくかたりあえた事、ありがとうござ
いました。
○下村君 先週木曜日例会終了後、 企業見学会
を実施させて頂き、 無事終了することがで
きました。安田会長をはじめ 29 名の会員の
皆様に参加いただきました。ありがとうご
ざいました。また、 サントリーワールドリ
サーチセンターの見学に際して、豊澤会員、
五十嵐会員にご尽力いただき本当にありが
とうございました。
○楠原君 久しぶりに出席します。クリニックも
開院して、 この 11 月 16 日で 14 年になりま
した。顔認識ができる間、 もう少し頑張り
ます。よろしく。
○森君 分からないことを解決して下さる方が
増えました。有難いことです。
○倍巌君 いつもニコニコありがとうございま
す。
の写真を唐招提寺様のご好意で掲載させていた
だいております。唐招提寺では、この秋に鑑真
和上の像が祭られています御影堂を特別に公開
なされるとのことでございます。金堂の裏にある
講堂では、平城京の建物が唯一残っている朝集
殿の跡となっております。訪れた際には見ていた
だけたらと思います。
○国際奉仕委員会 西 健治委員長
来年 5 月 28 日~ 6 月 1 日 RI 世界大会がソウ
ルで開催されます。ご案内を事務局から FAX 致
します。奈良東 RC から地区委員長として出てお
られますので、奈良 RC もたくさんの参加をもっ
て応援をしたいと思っております。6 月 18 日、
19 日に台南南 RC40 周年に奈良からたくさんのメ
ンバーで訪問したいと考えております。皆様のご
参加をよろしくお願いいたします。
■ 理事会報告 ■
■ 委員会報告 ■
○出席奨励委員会 原田 芳朗副委員長
本日の出席率 82.11%、前々回 11 月 5 日の修
正出席率 93.65%でございます。
○ロータリー情報委員会 有馬 孝清委員長
来週 26 日、ワイワイ集会を開催させて頂きま
す。テーブル毎にリーダーを決め、テーマは「楽
しい魅力あるクラブ作りを目指して」と題しまし
て、フリートーキングを 30 分ほどやって頂きた
いと思っております。どうぞご協力のほどよろし
くお願い致します。
○ロータリー財団委員会 松森 重博委員長
11 月はロータリー財団月間でございます。来
週まで受付で募金をお待ちしておりますので、よ
ろしくお願い致します。
○職業情報委員会 下村 雅也委員長
先週例会終了後、企業見学会を実施させて頂
きました。安田会長はじめ 29 名の会員の皆様方
にご参加頂きました。本当にありがとうございま
した。
○会報委員会 山野 正和委員
10 月「七条大池から見た薬師寺と月の出」の
写真を、11 月「唐招提寺南大門から見た金堂紅葉」
◎報告事項
1. ローターアクトクラブについてアンケートの件
2. インターアクト地区大会報告の件 3. ハイライ
トよねやま回覧 4. 天理教お節会、 春日大社新
春初詣、 三輪大神神社新春初詣の件、 忘年家族
会の件 5. 情報集会まとめの件 6. わいわい集
会の件 7. 国際大会の件 8. 慶州 RC の件 9. 年
間行事予定表 10. 第一回鴟尾の会の件 11.「 や
まと采女ものがたり 」 の件 12. ならどっと FM 開
局 15 周年記念パーティー出席の御礼の件
◎審議事項
1. 出席規定免除の件 2. 退会の件 3. その他
■ 幹事報告 ■
○本日の理事会で、箸尾享嗣会員の出席規定免除
が承認されました。
○松本修一会員、11 月末日をもって退会されます。
こちらも理事会にて承認されました。
○昨年卓話に来ていただいた中橋玲子さんが出演
される「やまと采女ものがたり」のチラシを配布
させていただいております。11 月 27 日(金)
、う
た語りとして公演。20 枚の招待券をいただいてお
りますので、ご希望の方は事務局にお問い合わせ
下さい。先着順となっております。
○本日例会終了後午後 1 時 45 分から友愛会館 4
階にて、アッセンブリーがございます。
■ 卓話 ■
「1945 年について考える」
今西 清悟会員
今年は、1945 年(昭和 20 年)8 月 15 日の終
戦の日から戦後 70 年と言う事で新聞やテレビ
その他出版物等でさかんに騒がれるようにな
り、「戦後 70 年」という言葉は今年の流行語大
賞を受賞するのではないかと言う位に騒がれて
おりますが、実はこの 1945 年(昭和 20 年)と
いう年は、大変な激動の年でございました。
皆様のお手元に年表としてお配りしておりま
すが、2 月 4 日にクリミヤ半島のヤルタという
所で「ヤルタ会談」が行われました。これに出
席したのは、アメリカのルーズベルト大統領、
イギリスのチャーチル首相、ソビエト連邦のス
ターリン首相でございました。この 3 名の会談
の内容は戦後処理をどうするのかというもので
ございまして、勿論その場には大統領、首相だ
けでなく補佐をしている方達も多数同席を致し
ておりました。
アメリカの当時の国務長官ハル氏はソ連に対
しアメリカは参戦しているのだから、また、イ
ギリスも戦っているのだからロシアを中心とす
るソ連が日本を攻めて欲しいという話をされま
した。ところが日ソ不可侵条約というのが存在
しておりまして、今は、ソ連は日本に侵攻出来
ないという話となりました。
しかしながら熱心な勧誘があり、ソ連はドイ
ツが近く降伏するだろうから降伏した時から 90
日後には日ソ不可侵条約を破棄して私共が日本
に対して宣戦布告をします、という密約を世界
にした訳です。
それから世界の枠組みが決まったと言っても
過言ではないと思います。現在もこの体制が続
いているのが実情でございます。
その後、ベルリンの近郊都市であるポツダム
という都市で「ポツダム宣言」が行われました。
これは「日本は無条件で降伏しろ」という事で
あります。
ドイツはそのポツダム宣言より前に降伏して
おりました。ポツダム宣言には、日ソ不可侵条
約というものがあるのでソ連は表向き出ないと
いう事で、中華民国の蒋介石主席とルーズベル
ト大統領、そしてチャーチル首相の名前で「日
本よ無条件降伏しろ」という宣告を致しました。
そして日本はポツダム宣言を受諾する事になり
ました。受諾した事を中立国であるスウェーデ
ンとスイス政府を通して連合軍側に伝えて無条
件降伏を致しました。
「ポツダム宣言を受諾しました」という事実
を国民に知らされたのが 8 月 15 日、これを日
本は「終戦の日」と申しておりますが、「終戦」
という言葉は私には違和感がございます。と言
いますのも、「終戦」というのは戦いが終わっ
た事ですので、日本が自主性を持ってやめたと
いう風に受け取れます。実際は、「敗戦」であ
ります。無条件降伏というのは、国際的にサイ
ンをしなければ無条件降伏とならないという事
です。
したがって「終戦」とは日本が勝手に宣言し
ている言葉になる訳です。しかも「負けた」と
いう事をはっきり公に言わなかった。また、終
戦という曖昧な言葉で国民に伝えた為、今日、
日本人は平和の恩恵とでもいうか我が国を守ろ
うとする意識が他の国に比べて稀薄ではないか
という思いをしております。「敗戦」を「終戦」
と言い換えた言葉の魔術は使わない方が良かっ
たのではないかと思います。
ドイツはご承知の通り、第一次世界大戦、第
二次世界大戦の 2 回負けておりますのであえて
敗戦と言う日を設けておりません。しかし、国
民に対しては、無条件降伏した事を早くに通知
しており、ヨーロッパ各国にきっちりと賠償を
行い、特にユダヤ人には手厚い賠償をしており
まして、これによりヨーロッパ社会においてド
イツは受け入れられているという状況ですが、
日本ははたしてこのアジアで完全に受け入れら
れているかという事に対して、答えは少し、あ
やふやではないかと思います。
ヤルタ会談で交わされたヤルタ密約がその後
長きにわたり尾を引いておりまして、その後、
1951 年サンフランシスコ講和条約が結ばれまし
た。
この時ソ連は、日本に対して厳しい罰則・制
約を加えるというもとに平和条約を締結しよう
という話になっておりました。そのソ連の提案
が、お手元の資料にあります日本に対する分割
占領案であります。
赤色の北海道・東北はソ連が占領する、そし
て青色(関東中部)はアメリカ、灰色の地域は
両方が統治する。この灰色は近畿と福井県を含
む地域です。これはロータリーの 2650 地区と
合致します。グリーン(中国・九州地域)がイ
ギリス、黄色(四国地域)は中国が占領する案
をずっと出し続けておりました。この提案に対
してルーズベルト大統領が手紙でスターリン首
相に対し、ソ連が日本を攻めるのであれば日本
全土を占領しても良いという内容の通知を致し
ました。しかしながらルーズベルト首相が急死
した為、後任のトルーマン首相が、これはアメ
リカの公文章ではなく、私文章なので破棄する
と宣言し無効になりました。
ソ連はサンフランシスコの講和条約で分割占
領をさかんに主張しました。それに対し反対し
たのがイギリス連邦のセイロン島、現在はスリ
ランカという国になっておりますが、当時の代
表でありましたリチャード・ジャワルディナ氏
でした。リチャード・ジャワルディナ氏は、
「我々
の国は仏の教えを守っています。この仏の教え
はインドからチベットへ、また、我々のこのセ
イロン島へも、そして中国をさらに北上して朝
鮮半島から日本へと伝わっております。この会
議に出席する前、日本に立ち寄ってきました。
日本の人達は平和を希求し、そして仏の教えを
信仰しております。仏の教えには恨みを持って
恨みを報いる事は決してこれからの問題解決に
はならない、とあります。したがって我々はソ
連の分割占領案に対し反対します」と発言しま
した。
ご承知の通り、ドイツは分割占領されました。
そして日本は無条件降伏をした為に、明治以降
に獲得した領土、朝鮮半島・樺太・台湾等は全
て放棄させられましたが分割占領を免れまし
た。そして朝鮮半島は現在韓国と北朝鮮に分か
れいまだに揉めておりますが、この分割占領の
悲惨さというのは今も災いが残っております。
もし、日本にこのような案が通っていれば今日
の日本の繁栄は無かったと私は思います。
リチャード・ジャワルディナ氏の素晴らしい
演説が無かったら、特にアメリカ、イギリス、
オランダ、オーストラリア、ニュージーランド
の代表の方々は、日本に対し厳しい態度で日本
占領を望んでいましたが、「日本が最初第二次
世界大戦を始めた時には大東亜共栄圏という事
で、従属的な状態であったアジアの諸民族それ
ぞれが独立の意思を持って望んでいた事を日本
が叶えてくれた、したがってそういう意思のも
と我々は独立を望んでいる」という、これが今
日のアジア諸国の独立の一つのきっかけとなっ
た有名な演説でもあります。
スリランカという国について詳しくご存じ
の方は少ないと思いますが、スリランカ島は
北海道よりはるかに大きな島です。そして、シ
ンハラ人とタミル人が大部分の人口を占めてい
ます。シンハラ人が約 70%、タミル人が 25%、
残り 5%はその他の民族となっております。紛
争は現在も続いておりますが、その中で一生懸
命民族間の融和を図って慈善活動をしておられ
るのが現在国際ロータリーの会長を務めておら
れるラビンドラン氏であります。
今年のラビンドラン会長のテーマは「世界に
ギフトしよう」。決して「プレゼント」ではあ
りません。プレゼントとは物であります。それ
は今年 6 月に北河原様のおともで世界会議に
行って参りましたが、最後にラビンドラン氏が
登場されまして、その時も「ギフト」とはっき
り申されました。決して「プレゼント」という
言葉をお使いになりませんでした。
「『ギフト』とおっしゃったか?」と先日再度
「ロータリーの友」編集長の二神様に確認致し
ましたが、二神様も間違い無く、「ギフト」と
言われておりました。
ロータリーの役目というのは、あくまでも物
を、お金を与える事ではありません。知恵を、
知識を、技術を、そして、出来る限り自立が出
来るような形で支援をする、そしてどうしても
足りないものについては資金援助を、という事
が本来のロータリーのあり方ではないかと言わ
れております。
現実に、このクラブでも会長をお努めになら
れました前田正一郎様をはじめ、会員の皆様方
がポリオの絶滅の為に世界各地へ、特に奥地へ
分け入って活動されました。それから杉山パス
トガバナーを中心として東チモールという国に
は蘇生器を持って行き、少しでも蘇生出来る形
を身をもって奉仕を致しました。
このような活動こそがロータリーの本来の姿
ではないかと思います。ロータリアンは、過去
の事を受け止め、将来に向かってどうあるべき
かという事を常に考えて行動しなければならな
いのではないかと思います。
ここで少し、リチャード・ジャワルディナ氏
の演説をご紹介申し上げます。
「アジアの諸民族は、日本の長きにわたる結
びつき これを大切にしております。植民地と
し、従属的地位にあった我々は日本に対して尊
敬の念をもっております。アジアの諸民族は日
本を守護者として仰いでおりました。その国の
自由を奪ってはなりません。日本は解放される
べきであります。なぜならば仏の教えを信仰し
ている私達と日本は同じであるからです。」
世界会議ですからクリスチャンの方、イスラ
ムの方、また、ヒンズーの方等色々といらっしゃ
います。リチャード・ジャワルディナ氏はこの
方々に宗教心を訴えられた。これによって日本
は救われたという事、その恩返しを我々がすべ
きであるという事、決して欧米が日本を自由に
してくれたのではない事を皆様方に知って頂き
たい。
毎日新聞に占領下の生活という年表が掲載さ
れております。これまでの事を振りかえってい
ただきたいと思います。
戦争当時にお生まれになっていない方が多数
いらっしゃると思いますが、私達の一世代前の
明治の終わりから大正時代にお生まれになった
方々が、敗戦後この国をどう復興させるかとい
う事で懸命になっていただいたお陰で今日我々
が平和を享受しているのだと言う事であります
ので、それを思えば先人の方々への尊敬と、そ
して、外から救って下さったのはスリランカの
人である、またアジアの人達であったと言う事
も心に留めておいていただきたい。
私はスリランカの方々へも何かお返しをしな
ければならないと思っております。
私は昭和 20 年奈良中学校の 2 年生の時、今の
奈良高校ですが、正午に昭和天皇の玉音放送を
本当に複雑な思いで聞かせていただき残念でし
た。しかしまた一方では正直ほっと致しました。
今の戦争を知らない方々にとって戦争という
ものは、一般民間人も軍人も分け隔てなく殺し、
殺されるのだという事を知って頂きたい。
憲法第 9 条を中心とする平和憲法をどう守る
か、あるいは、どう生かすのかという事を世界
の平和を願う歌を歌い続けるロータリアンとし
て、しっかりと考えていただきたいと、切に願っ
ております。ご清聴いただいた事を改めて御礼
申し上げてお話しを終わらせて頂きます。
■ 青丹よしゴルフ同好会 ■
2015 年度 11 月例会を奈良国際ゴルフ倶楽部で行いました。霜月下旬、北国から雪の便りがある今日
此の頃ですが、素晴らしい天気で小春日和でした。
優勝はワンアンダーの三田村研吾君が、準優勝に福田昭治君、第 3 位に小牧憲央君、飛び賞の第 5 位
中島欣資、第 7 位松山隆君、第 10 位上田昌平君、BB は豊澤安男君でした。
次回 12 月例会は 12 月 6 日(日)、ディアパークゴルフクラブで行います。尚、その後“ペンション長谷川”
で忘年会を行いますので、多くの御参加を御待ちしております。 中島 記
例会出席報告
会員数
第 18 回
11 月 19 日
第 16 回
11 月 5 日(補正)
出 席
出席者数 補填者数
免除者数
141 名
38 名
101 名
141 名
37 名
106 名
次週 12月3日
出席率
82.11%
12 名
93.65%
「会員卓話」
小槻 百典会員 岩井 伸夫会員
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