制度設計の改正概要と実施のお知らせ

平成 27 年 8 月 1 日
一般社団法人産業環境管理協会
カーボンマネジャー登録室
実践キャリア・アップ戦略 エネルギー･環境マネジャー（旧ｶｰﾎﾞﾝﾏﾈｼﾞｬｰ）キャリア段位制度
制度設計の改正概要と実施のお知らせ
実践キャリア・アップ戦略は、新たな成長分野における人材育成と労働移動を促す仕組みづくり
とされ、新成長戦略「21 世紀の日本の復活に向けた 21 の国家戦略プロジェクト」
（平成 22 年 6 月
閣議決定）の一つに位置付けられ、生涯を通じた専門的スキルの向上により、プロフェッショナル
として誇りを持って生きられる社会の実現を目指しています。
今般、内閣府カーボンマネジャーワーキンググループ第 15 回会合(平成 27 年 3 月 24 日)決定事
項「事業実施の方針」＊を受け、平成 27 年 10 月 1 日より、下記の改正（概要）を実施いたします。
＊内閣府ホームページ／活動・白書等／審議会・懇談会等／実践キャリア・アップ戦略／ﾜｰｷﾝｸﾞｸﾞﾙｰﾌﾟ等開催状況
記
１.
制度設計改正の概要
（１）試験免除措置の適用拡大
平成 26 年度以降のエコ検定（環境社会検定試験）合格者を対象としている現在のレベル１試験
免除措置を平成 26 年度以降のエコ検定合格者に限定せず、すべてのエコ検定合格者、また、大学、
高等専門学校等での当該分野教育課程履修者、所定の関連資格保有者、検定試験等の合格者に対
象を拡大し適用する。
（２）レベル認定要件の改訂
現在、「研修機関による育成プログラムの履修の有無に拘らず、試験に合格していること」に
加え、「レベル３、レベル４は更に一定の実務経験実績を要す」とされているものを、実践的キ
ャリア（実務経験年数と実績証左）をベースとする要件（別表 1）に改訂する。
２．今後の主な予定
・平成 27 年度試験日程（(ﾚﾍﾞﾙ 1)公示
9 月初旬
・（改正制度）申請の手引き案内
9 月中旬
・（ｴｺ検定合格者以外の）試験免除措置適用対象公示※
9 月中旬
・（実務経験評価）対象項目公示※
9 月下旬
・（資格保有状況評価）対象関連資格等公示※
9 月下旬
・（改正制度）認定申請受付
10 月 1 日～
※エネルギー･環境マネジャーホームページに順次公開
以上
別表 1
改正レベル認定要件（平成 27 年 7 月 13 日改訂）
レベル区分
レベル１
要
件
環境に関する基礎知識を習得していることが、所定の試験免除措置適用対象
の有資格者、または検定試験の合格者＊であること、又はキャリア段位制度レ
ベル１試験に合格すること
レベル２
以下①、②、③、④の何れかであることが関係資料、また証明資料等で確認
できること
① レベル１認定取得者で、所定の評価対象項目＊におけるレベル１認定取
得後の実務経験実績が２年以上あること
② 所定の関連有資格者＊で、同上評価対象項目関連の実務経験実績が２年
以上であること
③ 所定の講座、セミナー等＊の履修者で、同上評価対象項目関連の実務経
験実績が２年以上あること
④ 上記各要件に掲げる者と同等以上の実務経験実績及び知識等を有すると
認められる者＊
レベル３
以下①、②、③、④の何れかであることが関係資料、また証明資料等で確認
できること
① レベル２認定取得者で、所定の評価対象項目＊に関し、レベル２認定取
得後の実務経験実績が５年以上あること
② 所定の関連有資格者＊で、同上評価対象項目に関する実務経験実績が５
年以上あること
③ 所定の講座、セミナー等＊の履修者で、同上評価対象項目に関する実務
経験実績が５年以上あること
④ 上記各要件に掲げるものと同等以上の実務経験実績及び知識等を有す
ると認められる者＊
レベル４
以下①、②、③、④の何れかであることが関係資料、また証明資料等で確認
できること
① レベル３認定取得者で、所定の評価対象項目＊に関し、レベル３認定取
得後の実務経験実績が７年以上あること
② 所定の関連有資格者＊で、同上評価対象項目に関する実務経験実績が７
年以上あること
③ 所定の講座、セミナー等＊の履修者で、評価対象項目に関する実務経験
実績が７年以上あること
④ 上記各要件に掲げるものと同等以上の実務経験実績及び知識等を有する
と認められる者＊
＊；エネルギー・環境マネジャーキャリア段位制度レベル認定・運営委員会が認める一定以上の関連有資格
者、検定試験の合格者、評価対象項目、講座、セミナー等、実務経験者及び有識者