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第1章 身の周りの自然と天文現象
第1章 身の周りの自然と天文現象 朧月夜 菜の花♪ 1.めぐる季節 朧月夜 菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて におい淡し 詞:高野辰之 曲:岡野貞一 古来、継続的な観察と記録(伝承) 昼夜 日蔭の長さ 季節の移ろい 太陽の動き 潮の干満 月の満ち欠け 農耕収穫、花や魚、狩猟対象、ナイル河氾濫 星空の移ろい、シリウス星の動き ”天の花”が 地の自然 を支配 熟田津(にぎたつ)に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな (額田王 万葉集) 月読神に戦勝を祈るうた 潮の満ちひき ⇔ 月 ★ 日本書紀: 「月読尊は海の潮の流れを治めなさい」 と、海を治めること を命じた。 ★ 古代人達も 潮の満ち引き と 月 の関係 に気付いていた。 2.時に欠ける太陽や月 光のすじを引いてとび、瞬く間に消える 流れ星 真昼を、にわかに夜に変える 日食 満月を、不気味な血の色に染める 月食 箒(ほうき)のような長い尾を引いて現れる 彗星 などの異変も。 輝いている間に願い事を3回唱えるとその願いが叶う ?! しし座大流星雨 1866年11月 1833年11月 ★ ペルセウス座 (8月12,13日頃) ★ ふたご座 (12月13、14日ごろ) 出現時期が毎年同じ ★ しし座 (11月15-18日ごろ) 33年おきに活発化 彗星 (ほうき星) Comet : 長髪(の星) ギリシャ語 古来、人々の関心を最も 集めた天体の一つ マックノート彗星 東方三博士の礼拝 ベツレヘムの星 (伊 ジオット1305) 1301年現れたハレー彗星をヒントに描いた ★ 古事記・日本書紀: アマテラスの岩戸隠れ ★ 日本書記: 推古天皇36年 (AD628年4月10日) 「日蝕(ハ)え尽きたること有り」 皆既月食 CNN赤い月 周期性、永遠性、(異変) 驚き、 畏敬の念 規則的変化を予測し、対応する知恵 観測するための人と道具 ⇒ 記録、伝承、星座、 暦 日本の陸地で 見られる日食 年月日 食の種 類 1963年 7月 21日 皆既食 1987年 9月 23日 金環食 2009年 7月 22日 皆既食 2012年 5月 21日 金環食 2030年 6月 1日 金環食 2035年 9月 2日 皆既食 見 ら れ る 地 域など 北海道東部など 沖縄本島など トカラ列島、屋久島など トカラ列島、九州・四国・ 近畿・ 中部・東北の一部、 関東の大部分 北海道の大部分など 中部・関東の一部など 日食・月食情報データベース 3.オーロラ ローマ神話: 暁の女神 アウロラ (Aurora) 極域近辺での 大気発光現象 昭和基地にて 他 の 惑 星 に も オ ー ロ ラ 現 る