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Job Fair 2007
国際人材フェア・にいがた 2007 報告 2007 年 11 月 9 日 ERINA 経 済 交 流 部 日時:平成 19 年 9 月 21 日(金)13:00∼17:00 会場:新潟市民プラザ 共催:新潟労働局 後援:新潟県 協力:新潟地域留学生等交流推進会議、財団法人にいがた産業創造機構、新潟県商工会議 所連合会、新潟県経営者協会、新潟経済同友会、ジェトロ新潟貿易情報センター ●開催背景 新潟県国際交流課が毎年出版する国際交流概要の平成 18 年度版によると、新潟県内の留 学生は平成 18 年 5 月 1 日現在、1,380 人(大学・短大 1,220 人、専修学校 160 人)いる。 国別で見ると、中国人の留学生が 697 人で圧倒的に多く、これに続くのがマレーシア、ベ トナム等の東南アジア諸国、そして北東アジアの韓国、モンゴル、ロシアである。 平成 16 年 11 月に発表された新潟県による県在住外国人生活アンケート調査の結果によ ると、仕事探しで困ったことについての質問に対して回答者の 35%は「自分の能力や技術 を発揮できる仕事がない」或いは「仕事の探し方が分からない」と答えた。なお、県や市 町村から必要とする情報として「就職・雇用、ビジネス展開に関する情報」が 44.4%で、 もっとも多い回答だった。 国内経済の国際化・グローバル化が進み、県内の企業が海外、特に北東アジアでビジネ スを行うケースも増えつつある。その中で県内のニーズとシーズのマッチングを行えば、 双方に有利な結果をもたらせる可能性があると考え、ERINA は 2005 年 10 月に県内留学生の 人材活用と県内企業の海外ビジネス促進を図るべく、新潟県初の留学生を対象にした就職 相談会を開催した。過去 2 回の開催で延べ 113 名の留学生が参加し、7 名が企業に就職した。 今回は 3 度目の開催であった。 ●参加者 企 業 14 社(出展 13 社、書類参加1社) 留 学 生 47 名(中国 36 名、モンゴル 3 名、タイ 3 名、韓国 2 名、ベトナム 1 名、マレー シア 1 名、ロシア 1 名) そ の 他 新潟労働局(外国人雇用管理アドバイザー)、新潟県行政書士会 ●プログラム 13:00 主催者代表・共催者代表挨拶 留学生向けセミナー ・DVD(厚生労働省職業安定局外国人雇用対策課作成)による就職ガイダンス ・就職経験者スピーチ 中越運送㈱ 国際輸送課 徐玲(シュウレイ)氏 14:00 就職相談会開始。 ・各企業の就職相談と並行して、外国人雇用管理相談(新潟労働局)及び在留資 格変更手続相談(新潟県行政書士会)を実施。 17:00 終了 ●結果概要 フェアは留学生向けセミナーと相談会の 2 部構成で実施した。セミナーでは、まず厚生 労働省職業安定局外国人雇用対策課作成の DVD による就職ガイダンスを受け、続いて中越 運送㈱徐玲氏の就職経験談に耳を傾けた。企業の探し方から筆記試験、面接対策から入社 後の仕事内容に至るまで、自らの経験に基づいたアドバイスが語られた。OB・OG 訪問をす る機会の少ない留学生にとっては貴重な経験となったに違いない。 相談会が始まると、留学生は各社の概要や採用状況などの情報収集のため企業ブースを 回り、企業と留学生のやり取りで会場は熱気に包まれた。中には終了時間ぎりぎりまで採 用担当者の話に耳を傾ける学生もおり、日本での就職に関心が高いことが伺えた。 留学生からは「どのような仕事を任されるのが分かった。 」、「自分に何が足りないか、ど う対策を取ればよいのかに気づいた。」、「自分がやりたい職種の企業が見つかった。」等の 回答があり、企業と直接話をしたことで多くの事を得たようである。 また、企業側からも「弊社の海外事業に合致した国の留学生と話をすることができた」、 「留学生の就職に対する不安、戸惑いなどがリアルに感じられ、今後の対応にも考慮すべ き点として認識できた。 」、「すぐにでも採用したい学生がいた」等の回答があった。当フェ アを通じて企業と留学生がマッチングし、採用に結びつくことが期待される。 ●フェアを終えて(今後の課題等所感) 1)企業数 昨年、企業への PR 不足を指摘されたこともあり、今年は各地域の商工会議所に出向き直 接 PR を行ったほか、ジェトロ新潟貿易情報センターの企業ネットワークを利用して企業 PR を行った。その結果、昨年の 9 社を上回る 16 社の応募(最終的には 14 社の参加)があり、 一定の成果を上げることができた。但し、留学生アンケートの中には、参加企業や業種が 少ないとの意見もあることから、今後も更なる PR が必要であり、旅行代理店やホテル等留 学生の特性が活かせる企業へも PR を進めていきたい。 2)留学生数 留学生の参加者数は、昨年の 53 名から 47 名に減少した。これは県内留学生の数が相対 的に減少していること、開催日がまだ夏休み中だったこと、首都圏企業の新卒者採用状況 が好調であり、早期に内定を得ていた者がいたことなどが要因と考えられるが、開催時期 も含めて留学生への PR 方法を再考する必要がある。 3)プログラム内容 留学生向けセミナーに関して、アンケート結果によると DVD による就職ガイダンス、留 学生 OG による就職体験談ともに「参考になった」との回答が多数を占めたが、DVD による 就職ガイダンスは主に就職活動の進め方を説明したものであり、これから面接を受けよう とする留学生にとっては今さらな感じがしたかもしれない。 また、今回より新潟県行政書士会の協力を得て、在留資格変更手続きに関する無料相談 コーナーを設置した。在留資格の変更(就労ビザへの変更)手続きは留学生本人が行う必 要があるが、採用の際にこれを不安に思う企業が多いのか、留学生よりも企業からの相談 が多く、好評であった。 4)次回開催に向けて 3回目の開催で参加企業数は過去最高となったものの、参加留学生数は過去最低となっ た。企業と留学生をマッチングさせるためには、より多くの企業と留学生の参加が不可欠 となるが、これを実現するには効果的な PR と適切な時期に開催することが必要となる。今 回テレビ局の取材があり、フェアの PR になったと思うが、取材対象になるということは留 学生の就職フェアがまだまだ珍しい存在であるとも言える。 今年より県内でも留学生を対象としたインターンシップが始まり、いくつかの企業が既 に受け入れを終えている。県内でも海外ビジネスが定着してきており、徐々にではあるが、 留学生の採用に対する関心が高まってきている。今後もこの取り組みを続け、県内企業と 留学生の出会いの場として、当フェアを定着させていきたい。 【資料 1】参加企業一覧 企業名 希望する人材の業務内容 株式会社 ソフトウェア開発業務 (プログラマ、システムエンジンニア)、将来的にブリッジ SE(オンサイトコーディ イーオス 21 ネータ)として母国とのオフショワ開発業務 株式会社 ソフトウェア技術者 エイブルシステムズ 株式会社 将来の技術系・間接部門での幹部候補としての職務 遠藤製作所 株式会社 ササゲリバース ベトナム、インド、中国等アジアを中心とした国々との輸出入業務、インターネット業務 株式会社 営業、システムエンジニア、Web ディレクター・デザイナー シアンス 株式会社 CADシステム販売営業、技術サポート、人材コンサルティング営業 シーキューブ 芝通アドバンス プログラマー 株式会社 株式会社 当社上海連絡事務所との営業事務 第一測範製作所 輸出関係事務書類等の作成他 中越運送 国際輸送業務 株式会社 株式会社 メカエンジニア トライテック プログラマーSE ナミックス 技術開発職 株式会社 海外営業職 株式会社 海外事業担当(輸入、生産管理) ピーコック ベトナム研修生の管理 株式会社 輸入先との交渉、検品 ヨシカワ 有限会社 お客様からの注文(メール、カウンター)とそれに伴う部品の発注業務 サントレーディング ※書類参加 【資料 2-1】 「国際人材フェア・にいがた 2007」企業アンケート結果 (アンケート対象企業 13 社、アンケート回収率 100%) フェアの参加に関して 1. 本日のフェアを何で知りましたか。 回答 回答数 割合 ERINA(案内メール) 7社 53.8% ジェトロ新潟 2社 15.4% NICO プレス 1社 7.7% 新潟商工会議所 1社 7.7% 新潟インターンシップ推進協議会 1社 7.7% 長岡市役所 1社 7.7% 13 社 100% 計 2. 開催時期について 回答 回答数 適当(9 月末) 割合 10 社 76.9% 8月 1社 7.7% 7月 1社 7.7% 9月 1社 7.7% 13 社 100% 計 3. 会場について 回答 回答数 割合 良い 10 社 76.9% 普通 3社 23.1% 良くない 0社 0% 13 社 100% 計 4. 開催地はどこが適当ですか。 回答 回答数 割合 新潟市 11 社 84.6% 長岡市 2社 15.4% その他 0社 0% 13 社 100% 計 フェアに参加してみて 1. 貴社を訪れた留学生の人数を教えてください。 回答 回答数 割合 21 人以上 1社 7.7% 16∼20 人 3社 23.1% 11∼15 人 1社 7.7% 6∼10 人 4社 30.8% 1∼5 人 3社 23.1% 0人 1社 7.7% 13 社 100% 計 2. 採用したい留学生はいましたか。 回答 回答数 すぐにでも採用したい留学生がいた 今後試験や面接を重ねて検討したい留学生がいた いなかった 計 割合 1社 7.7% 10 社 76.9% 2社 15.4% 13 社 100% 3. 来年も参加を希望しますか。 回答 回答数 割合 開催してほしい 9社 69.2% 開催してよいが、参加するかどうかは分らない 3社 23.1% 開催しなくてよい 0社 0% 未回答 1社 7.7% 13 社 100% 計 4. 本日のフェアは有意義でしたか。 回答 有意義だった 回答数 割合 11 社 84.6% あまり有意義ではなかった 1社 7.7% どちらでもない 0社 0% 未回答 1社 7.7% 13 社 100% 計 5. 参加して良かった、ためになった−と思うことは何ですか。 ・基礎能力の高い人が多かった。 ・当社の海外事業採用に合致した国の留学生と話をすることができた。 ・留学生を採用する為の機会が出来たという点で、参加する意義があった。 ・日本人の学生に比べてかなり積極的に質問をする。 ・採用時に必要な手続き等、行政書士会の存在。 ・留学生の方の就業意欲の高さには目を見張るものがあった。 ・普段なかなか接する機会の少ない留学生と交流を持つことができ大変有意義だった。 ・留学生の就業意識の高かったこと。 ・当社の海外事業(子会社)の PR ができた。 ・留学生の就職に対する不安、戸惑いなどがリアルに感じられ、今後の対応にも考慮す べき点として認識できた。 6. ここは良くない、改善してほしい−と思うことは何ですか。 ・留学生の参加人数をもう少し増やして欲しい。 ・留学生の訪問者数が予想よりも多かったため、イスをもう少し増やして欲しかった。 7. その他、気づいたことを教えてください。 ・技術系習得の学生への PR をお願いしたい。 参考:留学生の採用に関して 1. 貴社のこれまでの留学生採用状況を教えてください。 回答 回答数 割合 定期的に採用している。 0社 0% 不定期だが採用している(延べ 3 人) 2社 15.4% 不定期だが採用している(延べ 2 人) 3社 23.1% 不定期だが採用している(延べ 1 人) 3社 23.1% 採用したことはない 4社 30.8% 未回答 1社 7.7% 13 社 100% 計 2. (1.であると回答した方のみ)過去に採用した留学生の国籍を教えてください。※複数 回答可 回答 回答数 中国 8社 モンゴル 1社 マレーシア 1社 3. (1.であると回答した方のみ)留学生の求人方法を教えてください。※複数回答可 内容 回答数 国際人材フェア・にいがた 4社 国際人材フェア・にいがた以外の留学生向け就職相談会 0社 留学生に限定しない一般の就職相談会 2社 大学を通じた求人 5社 就職情報サイトへの登録 3社 ハローワーク(外国人雇用サービスセンター) 1社 自社ホームページ等の求人 1社 知人、会社関係者の紹介 2社 【資料 2-2】「国際人材フェア・にいがた 2007」留学生アンケート結果 (アンケート回答数 24 人、回収率 51.1%) フェアの参加に関して 1. 本日のフェアを何で知りましたか。 回答 回答数 大学の就職課 9人 37.5% 学校の教職員を通じて 3人 12.5% 友人・知人を通じて 5人 20.8% 国際協力協会を通じて 2人 8.3% 新聞(エリナレター) 2人 8.3% ERINA ホームページ 0人 0% ハローワーク 2人 8.3% その他(大学のポスター) 1人 4.2% 24 人 100% 計 2. 開催時期について 回答 適当(9 月末) 回答数 割合 18 人 75.0% 3月 1人 4.2% 4月 1人 4.2% 5月 1人 4.2% 7月 1人 4.2% 8月 1人 4.2% 10 月 1人 4.2% 24 人 100% 計 3. 割合 会場について 回答 回答数 割合 良い 21 人 87.5% 普通 3人 12.5% 良くない 0人 0% 24 人 100% 計 4. 開催地はどこが適当ですか。 回答 回答数 割合 新潟市 20 人 83.3% 長岡市 4人 16.7% その他 0人 0% 24 人 100% 計 就職ガイダンスに関して 1. DVD(留学生の就職活動について)上映について 回答 回答数 参考になった 21 人 87.5% あまり参考にならなかった 0人 0% どちらでもない 0人 0% 未回答 3人 12.5% 24 人 100% 計 2. 留学生 OG による講演会 回答 回答数 参考になった 割合 19 人 79.2% あまり参考にならなかった 1人 4.2% どちらでもない 0人 0% 未回答 4人 16.7% 24 人 100% 計 フェアに参加してみて 1. 割合 本日、何社に訪問しましたか。 回答 0社 回答数 割合 0人 0% 1∼5 社 20 人 83.3% 6∼10 社 4人 16.7% 11∼14 社 0人 0% 計 24 人 100% 2. 就職を希望する業種、希望する企業がありましたか。 回答 回答数 業種としてあった 9人 37.5% 企業としてあった 6人 25.0% 業種、企業ともにあった 8人 33.3% なかった 1人 4.2% 24 人 100% 回答数 割合 計 3. 就職できる可能性はありましたか。 回答 就職が決まった 0人 0% 18 人 75.0% だめだった 2人 8.3% 未回答 4人 16.7% 24 人 100% 継続して相談することになった 計 4. 後輩のために、来年も開催を希望しますか 回答 回答数 23 人 95.8% 開催しなくてよい 0人 0% 未回答 1人 4.2% 24 人 100% 本日のフェアは有意義でしたか。 回答 有意義だった 回答数 割合 23 人 95.8% あまり有意義ではなかった 0人 0% どちらでもない 0人 0% 未回答 1人 4.2% 24 人 100% 計 6. 割合 開催してほしい。 計 5. 割合 参加して良かった、ためになった−と思うことは何ですか。 ・たくさんの企業の方とお話ができて、視野を広げることができました。 ・就職活動に限らず色んなアドバイスを頂けました。 ・各業界の企業は一体どんな仕事をやらせているのかが分かり、勉強になりました。 ・自分がやりたい職種の企業が見つかったこと。 ・就職について詳細まで教えていただいたこと。 ・企業と直接面談できたこと。 ・新潟県内で留学生の就職のためのこのような場があまりなかったので、企業と留学 生の架け橋となって頂けたので参加して本当に良かったです。 ・先輩の話を聞くことができて一番良かった。 ・企業の説明を聞いて、これから自分が何から始め、何が足りないか、そしてどのよ うな対策を取っていけばよいかに気づきました。 ・模擬面接を行ってみることが重要だと思いました。 ・留学生に対して、企業の方々が就職に関する様々な問題を詳しく説明して頂き、とて もよい経験になりました。 7. ここは良くない、改善してほしい−と思うことは何ですか。 ・企業数や職種をもっと増やして欲しい。 ・もう少し早く開催して欲しい。 ・会場の冷房の効きが良くなかった。 8. その他、気づいたことを教えてください。 回答なし 参考:日本での就職活動に関して 1. 就職活動は何時ごろから始めましたか。 回答 回答数 昨年の 10∼12 月頃 2人 8.3% 今年の 1∼2 月頃 3人 12.5% 今年の 3∼4 月頃 4人 16.7% 今年の 5 月以降 13 人 54.2% 2人 8.3% 24 人 100% 未回答 計 2. 割合 日本での就職活動として、実際に行ったものに印をつけてください。※複数回答可 回答 回答数 大学内の合同企業説明会の参加 11 人 大学外の合同企業説明会の参加 7人 BJT(ビジネス日本語検定)の受験 3人 OB・OG 訪問 0人 3. ハローワーク(外国人雇用サービスセンター)への登録 11 人 インターネット・はがきによる各会社への採用エントリー 11 人 筆記試験 7人 面接試験 5人 (国際人材フェア以外の)留学生向け就職相談会の参加 8人 留学生の就職に関して、ERINA への質問・要望があればお書きください。 回答なし 【追加資料】「国際人材フェア・にいがた2007」 № 企業名 採用状況 内定者数 国 籍 1 ㈱イーオス21 0 2 ㈱エイブルシステムズ 0 3 ㈱遠藤製作所 0 4 ㈱ササゲリバース 0 5 ㈱シアンス 0 6 ㈱シーキューブ 1 中国 7 芝通アドバンス㈱ 0 8 ㈱第一測範製作所 0 9 中越運送㈱ 1 10 ㈱トライテック 0 11 ナミックス㈱ 1 中国 12 ㈱ピーコック 0 13 ㈱ヨシカワ 0 14 ㈲サントレーディング ※書類参加 0 合計 3 詳細未公 表