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介護・障害者施設サービスの評価・向上の取り組みおよび 介護給付適正

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介護・障害者施設サービスの評価・向上の取り組みおよび 介護給付適正
介護・障害者施設サービスの評価・向上の取り組みおよび
介護給付適正化事業によるモニタリングアンケート調査結果
報
告
書
平 成 25 年 3 月
品川区介護保険制度推進委員会
モニタリング等調査部会
目 次
<本編>
Ⅰ.サービス評価・向上のしくみと介護保険制度運営.......................... 1
1.サービス評価・向上のしくみ............................................ 1
Ⅱ.平成24年度介護サービスモニタリング調査結果の概要...................... 3
1.モニタリングアンケート調査の概要...................................... 3
2.調査の結果............................................................ 5
3.モニタリングアンケート調査結果の総括と今後の課題..................... 18
Ⅲ 品川区施設サービス向上研究会の取り組み...............................
1.取り組みの概要.......................................................
2.セルフチェックの結果に関する分析結果.................................
3.サービス向上計画の記載内容に関する分析結果...........................
23
23
25
49
<資料編>
資料I.サービス評価・向上のしくみについて................................ 63
1.取り組みの経緯....................................................... 63
2.品川区のサービス評価・向上のしくみの概要............................. 66
3.主要な在宅サービスの「品川区標準」................................... 72
資料II 品川区介護保険制度推進委員会モニタリング等調査部会について....... 80
1.品川区介護保険制度推進委員会モニタリング等調査部会委員名簿........... 80
2.品川区介護保険制度推進委員会モニタリング等調査部会開催経過........... 80
資料III 品川区に寄せられた苦情の状況.................................... 81
1.介護サービスの状況<平成24年4月~平成25年3月総括表>................. 81
2.障害者福祉サービスの状況<平成24年4月~平成25年3月総括表>........... 81
資料IV 品川区施設サービス向上研究会について............................. 82
1.品川区施設サービス向上研究会委員名簿................................. 82
2.高齢者施設セルフチェック項目(平成24年度改訂版)..................... 83
3.障害者福祉施設(施設入所支援)セルフチェック項目(平成24年度版)......... 91
4.障害者福祉施設(日中活動)セルフチェック項目(平成24年度版)............. 99
5.平成24年度実施 施設サービス自己評価(セルフチェック)結果と
サービス向上計画、平成23年度改善状況報告 ...................... 109
〈本
編〉
I. サービス評価・向上のしくみと介護保険制度運営
1. サービス評価・向上のしくみ
・ 品川区のサービス評価・向上のしくみと関連するしくみを下図に整理した。
・ 平成21年度から、品川区の新たなしくみとして、給付費通知にモニタリン
グ機能を付加して、利用者満足度を計測するツール・しくみとした。これ
により、個別の介護サービスの評価にとどまらず、介護保険制度やサービ
ス全体を相対的にモニタリングしていく中で、
『品川区標準』の達成状況も
確認していく。
・ 介護保険制度や関連する法制度の改正の動向を注視しながら、区民が安心
して制度やサービスを利用できるよう、今後も必要な調査は実施するとと
もに、しくみについても柔軟に見直しを行っていくこととする。
図表
サービス評価・向上に関連するしくみ(平成21年度~)
介護サービス情報の公表(国)
○
サービスの質の向上のための取り組み
福祉サービス第三者評価(東京都)
○
施設サービス向上研究会
(平成 15 年度から区内施設が自主的に
運営、品川区標準としてのセルフチェッ
ク(自己評価)を実施。区は支援)
○
給付費通知実施にモニタリング機
○
給付費通知の実施(区)
(平成 20 年度にモニタリングと合わせて
利用者評価(利用者本人・介護者)を
モデル実施。平成21年度より本格実施)
○
能を付加し、利用者の満足度を計
測するツール・しくみとする。
『品川区標準』の達成状況を確認
○
する。
○ケアマネジメントの適正化(区)
(従来より在宅介護支援システムの運営
の中で実施)
給付の適正化のための取り組み
○指導・監査(東京都、区)
(平成 18 年度~地域密着型サービス+
東京都指導検査の立会い同行)
1
・ 評価・向上のしくみの運営にあたっては、保険者の役割と再認識したうえ
で、介護保険制度全般にわたっての審議を行う「品川区介護保険制度推進
委員会」において、同委員会の所掌事項として制度全体を一体的に把握し、
しくみの検証・運営を行っていく。
・ 平成22年度より、従来のサービス向上委員会機能を品川区介護保険制度推
進委員会モニタリング等調査部会に移行した。
・ なお、障害者福祉サービスについては、制度の変化に対応し、マネジメン
ト機能の充実を図ることを最優先とし、施設サービス向上研究会の取り組
みと連携しながら、向上のしくみを引き続き検討する。
・ 地域主権改革の流れの中で、定期巡回随時対応型訪問介護看護等の地域密
着型サービスの指定運営基準は保険者が条例化することとなった。平成24
年4月1日から、品川区指定密着型介護サービス基準等条例および品川区
指定密着型介護予防サービス基準等条例に関する取扱要領が施行され、地
域密着型サービスについて第三者評価指の受審が毎年義務付けされること
となった。
図表
品川区のサービス評価・向上の推進体制(平成 21 年度~)
品川区介護保険制度推進委員会 モニタリング等調査部会
品
川
区
の
し
く
み
品川区
モニタリングアンケート調査
(給付費通知送付時)
・介護保険制度に関する
利用者調査
・品川区標準の達成状況確認
苦情対応
必要に応じて
随時調査
施設サービス
向上研究会
セルフチェック
・特養護ホーム(H15~)
・ショートステイ
・老健:ケアセンター南大井
(H16~)
・特定:ケアホーム西五反田
(H18~)
・障害者(入所・通所)施設
(H15~)
東京都
福祉サービス
第三者評価
・施設サービス
(介護/障害)
セルフチェック補完のため
定期的に受審
・認知症高齢者
グループホーム
・小規模多機能型
居宅介護
・定期巡回随時対応型
訪問介護看護
(H25~) 区条例により第三者
評価の受審が義務付け
・在宅サービス
各サービス提供事業者の
自主性に任せる
介護サービス情報の公表(H18~)
区サービス評価における事業所自己評価の補完資料。
「品川区標準」を検証する資料として用いる。
*平成18年度から介護保険法により義務化された。
外部評価
自己評価と認証機関によるサービス評価
・認知症高齢者グループホーム
・小規模多機能型居宅介護
国のしくみ
2
東
京
都
の
し
く
み
Ⅱ.平成24年度介護サービスモニタリング調査結果の概要
1. モニタリングアンケート調査の概要
(1) 実施方法
・ 実施方法
在宅介護支援センターの利用者はケアマネジャーの定期訪問時に給付通知
の持参と同時に配付し、調査実施について説明を行う。居宅介護支援事業
所(予防の場合は委託先)の利用者は区より郵送送付。
(2) 回収状況
・ 回収数1,409票ベース。回収率77.2%(発送1,826人に対する割合)。
うち、在支分:1,254件。 回収率81.1%(発送1,546件に対する割合)
民間居宅分:155件。回収率55.4%(発送280件に対する割合)
・ 高い回収状況を確保しており、利用者の意識や関心の高さがうかがえる。
(3) 実施の目的
・ 介護保険制度について在宅サービス利用者の意見、要望、苦情、評価など
を聴取して、区民、事業者等への情報提供や提言等を行うほか、介護サー
ビス事業者に対する指導監督を行う際の参考情報として活用する。
・ 第4期と第5期の結果の経年変化の把握を行い、介護保険制度の適正な運
用の基礎情報とする。
・ また、全国で医療・介護ベッド用サイドレール等の隙間に首等を挟みこみ
死亡する事故が発生していることから、本調査において福祉用具貸与(車
いすや手すり、歩行補助杖などのレンタル)の利用状況を把握することと
して、質問7~質問9を追加した。
3
(4) 調査項目
問番号
質問1
質問文
あなたの要介護度(一つに○)
質問2
あなたの世帯類型(一つに○)
質問3
このアンケート調査に回答しているのは、どな
たですか?(一つに○)
質問4
現在の介護サービスは、あなたの在宅生活を支
えるうえで役に立っていると思いますか?(一
つに○)
現在のケアプランや介護サービスに満足され
ていますか? (一つに○)
質問5
質問6
選択肢
要支援1、要支援2、要介護1、
要介護2、要介護3、要介護4、
要介護5
1.ひとり暮らし世帯
2.高齢者のみ世帯
3.その他世帯(1.2.以外)
1. 本人
2. 親族
3. ケアマネジャー・ヘルパー
4. その他
1. 役に立っている
2. 役に立っていない
3. わからない
1. 満足している
2. 満足していない
3. わからない
ケアプランや介護サービスについて、改善して
ほしい点やご意見がありましたら自由にお書
-
きください。
以下の設問は「福祉用具貸与(車いすや手すり、歩行補助杖などのレンタル)」を利用され
ている方のみにうかがいます。ご自身で購入されている方は回答の必要はありません。
質問7 福祉用具貸与事業者は、福祉用具の正しい利用 1. 十分な説明があった
方法や、誤った利用方法による事故の防止策に 2. 一通りの説明があった
ついて十分な説明をしてくれましたか?(一つ 3. 説明はなかった
に○)
4. わからない
質問8 車いすや車いす付属品の貸与を受けている方 1. 六ヶ月に一回来る
のみお答えください。あなたが車いすを借りて 2. 一年に一回来る
から、福祉用具貸与事業者は車いすの使用状況 3. 不具合が生じた時に呼ぶ
の確認に来たことがありますか?(一つに○) 4. 確認に来たことはない
5. わからない
質問9 特殊寝台(介護用ベッド)や特殊寝台付属品の 1. 六ヶ月に一回来る
貸与を受けている方のみお答えください。あな 2. 一年に一回来る
たが特殊寝台を借りてから、福祉用具貸与事業 3. 不具合が生じた時に呼ぶ
者は特殊寝台の使用状況の確認に来たことが 4. 確認に来たことはない
ありますか?(一つに○)
5. わからない
4
2. 調査の結果
(1) 回答者の要介護度
・ 「要支援1」が最も多く30.1%、次いで「要介護1」が23.9%、
「要支援2」
が17.0%と「要介護1以下」の軽度者が71.0%となっている。
3.9 %
全 体
17.0 %
30.1 %
23.9 %
12.6 %
60%
80%
10.1 %
2.4 %
n=1,409
0%
20%
要支援1
40%
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
100%
要介護5
(2) 回答者の世帯類型
・ 「その他世帯」が最も多く43.5%、次いで「ひとり暮らし世帯」が30.9%、
「高齢者のみ世帯」は23.6%となっている。
23.6 %
30.9 %
全 体
43.5 %
2.0 %
n=1,409
0%
20%
ひとり暮らし世帯
40%
高齢者のみ世帯
60%
80%
その他世帯(1.2.以外)
100%
無回答
(3) 回答者
・ 「親族」が50.0%、「本人」が46.6%となっている。
1.4 %
50.0 %
46.6 %
全 体
0.4 %
1.6 %
n=1,409
0%
20%
本人
親族
40%
ケアマネジャー・ヘルパー
5
60%
80%
その他
100%
無回答
(4) 居宅介護支援事業所の分類
・ 「在支依頼分(在宅介護支援センター)
」が89.0%、「郵送分(民間居宅介
護支援事業所)」が11.0%となっている。
全 体
11.0 %
89.0 %
n=1,409
0%
20%
40%
60%
80%
在支依頼分
100%
郵送分
(5) 介護サービスの全体的な評価
・ 質問4「介護サービスが在宅生活に役立っているか」は95.2%が「はい」
で、第4期の評価とほぼ同水準である。
・ 「はい」の割合は、在宅介護支援センター利用者が95.3%、民間居宅介護
支援事業所利用者が94.2%でほぼ同じ水準であり、いずれも評価は高い。
・ 「要介護」の満足度が96.5%、「要支援」93.7%よりも2.8ポイント高い。
2.8%
0.9%
95.2%
全 体
1.1%
n=1,409
2.8%
在宅介護
支援センター
n=1,254
95.3%
0.8%
1.1%
1.3%
94.2%
民間居宅介護
n=155
0%
20%
3.2%
40%
はい
いいえ
60%
わからない
80%
無回答
(参考)
合 計
1. 役に立っている
要支援
要介護
1,341
95.2%
621
93.7%
720
96.5%
2. 役に立っていない
12
0.9%
6
0.9%
6
0.8%
3. わからない
40
2.8%
25
3.8%
15
2.0%
無回答
16
1.1%
11
1.7%
5
0.7%
合 計
1,409 100.0%
6
663 100.0%
746 100.0%
1.3%
100%
<参考>第4期(平成 21 年度、22 年度、23 年度)との調査結果の比較
質問 現在の介護サービスはあなたの在宅生活の支えになっているか。
いいえ 2.1%
わからない
はい
93.2%
H21
(n=1,182)
3.6%
無回答
1.1%
2.3%
H22
(n=1,376)
93.4%
3.3% 1.0%
2.3%
H23
(n=1,633)
93.3%
0%
10%
20%
30%
40%
3.1% 1.2%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
(6) ケアプランや介護サービスの満足度
・ 質問5「ケアプランや介護サービスの満足度」は83.4%である。第4期は
ケアプラン(87.2%)と介護サービス(76.1%)に分けて聞いていた質問
を合体させたため、数値も中間的な値となった。
・ 「在宅介護支援センター利用者」の満足度が84.1%で、
「民間居宅介護支援
事業所利用者」の78.1%よりも6.0ポイント高い。
・ 「要介護」の満足度が85.5%と、「要支援」の81.0%よりも4.5ポイント高
い。
全 体
83.4%
7.7%
7.6%
84.1%
7.2%
7.6% 1.2%
1.3%
n=1,409
在宅介護
支援センター
n=1,254
民間居宅介護
n=155
78.1%
0%
20%
11.6%
40%
満足している
60%
満足していない
7
わからない
80%
無回答
7.7% 2.6%
100%
(参考)
合 計
1. 満足している
要支援
要介護
1,175
83.4%
537
81.0%
638
85.5%
2. 満足していない
108
7.7%
63
9.5%
45
6.0%
3. わからない
107
7.6%
54
8.1%
53
7.1%
19
1.3%
9
1.4%
10
1.3%
無回答
合 計
1,409 100.0%
663 100.0%
746 100.0%
<参考>第4期(平成 21 年度、22 年度、23 年度)との調査結果の比較
質問:現在のケアプランに満足しているか
いいえ
わからない
無回答
H21
(n=1,182)
はい
86.9%
7.2%
H22
(n=1,376)
86.8%
5.7%
H23
(n=1,633)
87.2 %
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
5.4%
0.5%
6.3%
1.2%
4.0 % 6.9 %
1.8 %
80%
90%
100%
<参考>第4期(平成 21 年度、22 年度、23 年度)との調査結果の比較
質問:現在利用している介護サービスに不満はあるか
わからない
H21
(n=1,182)
いいえ
76.1%
H22
(n=1,376)
74.3%
H23
(n=1,633)
はい
15.4%
0%
10%
20%
30%
4.3% 4.1%
16.4%
77.6 %
10.3 %
40%
50%
8
60%
70%
80%
無回答
6.0%
5.3%
90%
3.3%
6.8%
100%
(7) 福祉用具貸与の現状
・ 平成24年度の介護報酬改定に伴い、利用者の状態に応じた福祉用具の選定
やケアマネジャーとの連携を強化するため、福祉用具貸与事業者及び特定
福祉用具販売事業者に対し、利用者ごとに個別サービス計画の作成が義務
付けられた。
・ 車いす、介護用ベッドの福祉用具貸与の利用者は、全体で46.5%となって
いる。
・ 福祉用具貸与の利用は原則、要介護2以上に制限されているが、品川区は
軽度者であってもニーズを個別に判断して利用を認めている。その結果、
「要介護1以下」の32.8%が福祉用具貸与を利用している。
「要介護2以上」
では、80.0%と高い利用率となっている。
全 体
53.5%
46.5%
n=1,409
要介護1以下
32.8%
67.2%
n=1,000
要介護2以上
80.0%
20.0%
n=409
0%
20%
40%
利用している
9
60%
利用していない
80%
100%
・ 質問7 福祉用具貸与に際しての事業者の説明についでは、全体では「十
分な説明があった」60.2%、
「一通りの説明があった」31.8%であわせると
92.0%が一定程度の説明を受けている。
・ しかし、「説明はなかった」が1.1%、「わからない」が2.9%と、あわせて4.0%
が説明を受けたことを認識していない。
・ 特に、
「要介護1以下」においては、「説明はなかった」が1.2%、「わからな
い」が4.3%とあわせて5.5%が説明を受けたことを認識していない。
31.8%
60.2%
全 体
n=655
1.1%
2.9% 4.1%
1.2%
58.5%
要介護1以下
4.3%
30.8%
n=328
5.2%
0.9%
61.8%
要介護2以上
32.7%
1.5%
n=327
0%
十分な説明があった
20%
40%
一通りの説明があった
10
60%
説明はなかった
80%
わからない
3.1%
100%
無回答
・ 車いすの訪問点検については、全体では「六ヶ月に一回来る」は49.4%、
「一年に一回来る」は9.0%で、定期点検の実施はあわせて58.4%にとどま
っている。
・ 車いすの状態や利用状況が適切かどうかについては、利用者宅を訪問して
目視して点検を行うことが重要と考えられる。
・ 特に、
「要介護1以下」においては、定期的な訪問点検の実施を確認できた
のは53.5%にとどまり、
「要介護2以上」の60.6%に比べ、7.1ポイント低い。
全 体
9.0%
49.4%
21.0%
7.5% 4.5%
8.6%
n=267
要介護1以下
44.0%
n=84
9.5%
51.9%
要介護2以上
13.1%
17.9%
11.9%
22.4%
8.7%
3.6%
6.6% 5.5% 4.9%
n=183
0%
20%
六ヶ月に一回来る
確認に来たことはない
40%
一年に一回来る
わからない
60%
80%
不具合が生じた時に呼ぶ
貸与が6カ月未満
100%
・ 特殊寝台(介護用ベッド)の訪問点検については、全体では「六ヶ月に一
回来る」は45.7%、
「一年に一回来る」は13.0%で、定期点検の実施はあわ
せて58.7%にとどまっている。
・ 車いすと同様に、介護用ベッドの状態や利用状況が適切かどうかについて
は、利用者宅を訪問して目視して点検を行うことが重要と考えられる。
・ 特に、
「要介護1以下」においては、定期的な訪問点検の実施を確認できた
のは48.5%にとどまり、
「要介護2以上」の63.1%に比べ、19.1ポイント低
い。
13.0%
45.7%
全 体
n=324
30.3%
要介護1以下
n=99
18.2%
52.4%
要介護2以上
n=225
0%
六ヶ月に一回来る
確認に来たことはない
20.4%
19.2%
10.7%
20%
40%
一年に一回来る
わからない
11
60%
9.3%
17.2%
20.9%
6.2% 5.6%
9.1%
6.1%
5.8% 4.9% 5.3%
80%
不具合が生じた時に呼ぶ
貸与が6カ月未満
100%
・ 車いすや特殊寝台(介護用ベッド)の福祉用具貸与にあたっては、利用開
始時に訪問点検について、事業者と利用者が取り決めを交わしておくこと
が必要と考えられる。
・ 福祉用具貸与事業者は十分な説明を行った上で、訪問点検の実施を組み合
わせて、安全で効果的な福祉用具の利用を推進していくことが課題と考え
られる。
(8) ケアプランや介護サービスについて改善してほしい点や意見(自由記
入)の記入状況
① 自由記入の傾向
・ 質問6 ケアプランや介護サービスについて改善してほしい点や意見(自
由記入)を記載した割合は、全体では440件、全回答数1,409人に占める記
入割合は31.2%である。約3割から具体的な意見が寄せられた。
・ 内訳は「1 『良い』とする肯定的な意見のみが記述されている」が28.9%、
「2 介護保険について、
「良い」とする肯定的な意見と改善要望と思われ
る意見の両方の記述がある」10.7%を合計すると、
「感謝」や「評価」など
の「肯定的な良い意見」は39.6%となっている。
・ 介護保険の制度やサービスに関する「3 改善要望と思われる意見」は
44.8%、
「4 介護保険に関する不満・苦情に近い否定的な意見」は10.2%
ではあわせて55.0%となっている。
・ 「5 介護保険外の事項に関する意見や、その他の記述がある」17.3%は、
配食や紙おむつ等の介護保険サービスにもともとない場合と、ヘルパーな
ど介護保険給付としてあるが、玄関の掃除など制度上、給付の範囲外の場
合とが考えられる。
介護サービスに対する意見 (3,4 と 5 は重複回答あり)
分 類
1
件数(比率)
介護保険について、「良い」とする肯定的な意見のみが記述されてい
127(28.9%)
る
2
介護保険について、「良い」とする肯定的な意見と改善要望と思われ
47(10.7%)
る意見の両方の記述がある
197(44.8%)
3
改善要望と思われる意見の記述がある
4
介護保険に関する不満・苦情に近い否定的な意見
45(10.2%)
5
介護保険外の事項に関する意見や、その他の記述がある
76(17.3%)
回答件数合計
12
492(111.8%)
② 自由記入の分析結果の総括
・ 介護保険制度の導入から12年が経過し、制度は定着し、安定した運営やサ
ービスの提供が行われている。
・ 介護保険の介護給付、予防給付のみで要介護高齢者の生活を支えることは
困難なため、自助・共助・公助を組み合わせながら、できる限り長く住み
なれた在宅で生活が継続できるよう地域で支援を行うことが、品川区の在
宅介護支援システムの基本理念として掲げられている。
・ 2025年に向け、高齢化のさらなる進展、ひとり暮らし高齢者の増加などが
見込まれることから、品川区の第五期介護保険事業計画においては、地域
包括ケアシステムの構築を目指して、基盤の整備が進められているところ
である。
・ 自由記入においても、介護保険制度や介護サービスに対する肯定的な意見
が多数ある一方で、介護保険制度に関連する不満や要望、介護保険制度外
の様々なサービスや支援の充実に対する要望も一定程度の割合で記入され
ていた。
・ 保険料と公費で運営される介護保険制度、税金でまかなわれる区事業の保
健福祉サービス、自助・共助をベースとした制度など、様々なしくみが既
に整えられている。
・ 品川区(保険者)は今後も公正、公平に制度を充実させるとともに、いっ
そう制度やしくみについて区民への理解と周知を深め、必要とする人が利
用できるようにしていくことが求められている。
③ 自由記入に記載された具体的な要望
・ 要支援1、要支援2の軽度者については、給付上限額の引き上げや提供サ
ービスの増加を要望する意見がみられる。
・ 平成24年度の介護報酬改定で、訪問介護の基準時間が1時間から45分に短
縮されたことによりケアプランの見直しが行われ、訪問介護の時間が短縮
された方から、元に戻してほしいという要望が出されている。
・ 同居家族がいる世帯に対する訪問介護の制約、訪問介護の業務範囲の厳格
適用などについては、利用者から制度運用の変更の要望がみられる。特に、
同居の介護者が就業や子育てに従事している、老老介護、別居介護などの
場合に個別事情への配慮を望む意見がみられる。
・ 介護保険の介護給付、予防給付外のサービスや支援に対する具体的な要望
としては、下記のような事項がみられる。
 軽度者に対する訪問介護や通所介護(デイサービス)の回数増、長時間化
 訪問介護の業務範囲の拡大
 同居家族がいる場合の要件緩和
 窓拭き、家の外回りの掃除、エアコン清掃などの掃除の範囲の拡大
 買い物・調理の範囲の拡大
 電球交換、爪きり、季節ごとの衣料品の入れ替え
 認知症高齢者の見守り
13
 介護者の急用時のヘルパー派遣 等
 外出支援(タクシー補助、外出ヘルパー等)
 紙おむつの支給、配食、理美容等のサービス
 皆で集える場所の整備
 高齢者住宅、介護保険施設等への訪問診療
 利用料等の経済的負担の軽減 等
14
<介護保険制度や介護保険サービスに対する肯定的な意見(一部抜粋)> 174 件/440 件
要介護
度
要支援1
要支援1
要支援1
要支援1
要介護1
要介護1
自由記入
●トイレ改修、風呂も改修してもらい、手すりもつけてもらい、とても助かっている。使い勝手もよく
なった。しかしながら父 86 歳、母 85 歳だといくら元気でも足腰が弱くなり、外出もたいへんだ。医者
通いにもヘルパーを付けてもらうことができれば、もっと家族は助かるが、要支援 1 では付いてもら
えないようなので、もっと気軽に頼めるといいのに。しかしながら時々ケアマネジャーがのぞいてく
れるのは、とても感謝している。
●私のように年とって一人住まいだと面倒を見に来てくれる娘との会話だと少なくなる傾向で、一
週一回でもヘルパーとおしゃべりしながら仕事したり、そうしたことで元気になる。少しでも人様と話
をするよう、あいさつするよう、心がけている。
●いろいろなサービスを考えてもらいありがとうございます。本人の意思を考慮してもらい、いつも
時間を取ってくれてうれしい。
●一人で生きていくことも落ち込むこともあるが、週に 1 度ヘルパーに逢いやさしく迎えてくれるの
で何よりの楽しみだ。ケアマネジャーも暑い時に来てくれて頭が下がる。何彼とありがとうございま
す。
●こちらの要求をケアマネジャーに連絡すると、迅速に対応してくれてほんとうに助かっている。96
歳の母親だが、主に長男の妻(67 歳)が世話をしている。自分で立つことができないため、トイレや
車いすへの移乗にヘルパーのサポートを受けている。
●私の姉は独身だったので、私(妹)しか頼りになる人はいない。認知症になってしまいひとり暮ら
しはできなくなり、ほんとうに困った。でも介護老人保健施設に入所でき、私も一休みでき助かった。
こういう施設がもっと増えるとよいと思う。低年金の者には滞在費の負担限度額が認定され、とて
も助かる。こういう施設を増やしてもらいたいと思う。
要介護1
●介護サービスを受けるようになり、本人の状態も安定し、たいへん感謝している。
要介護1
●毎日デイサービスに行くことが気のハリになって、元気でいられるようだ。
要介護1
要介護2
要介護2
要介護3
要介護3
要介護4
要介護4
●正直、介護サービスを受けてこんなに状態が改善するとは思わなかった。半年前には寝たきり
になるかもしれないと覚悟した時もあったが、今ではまた元の元気が取り戻せるかもしれないと思
うようになった。感謝だ。
●朝デイサービスに出かけるのが気が進まずに、だましだまし送り出した時は帰ってくるまでどん
なかナーと心配なのだが、決まってそんな時には楽しそうに朝とは全然違って元気に帰ってくる。
皆様の介護の努力をつくづく感じる。
●困っていることや助けてほしいことがある時、連絡をするとすぐに動いてくれてサービスを提案し
てくれる。家族としては助かっている。本人たちは充分なサービスに「ここまでしてもらっていいの
か?」と思っている時もあるようだ。家族としては、何事も情報だと思っているのでケアマネジャーに
聞くように心がけているが、本人たちだけだったら知らないことばかりだったと思う。
●その日の体調に合わせて世話をしてもらっている。訪問してくれる皆さんとても親切でうれしく思
っている。寝たきりの時はどうなるかと思ったが、介護 2 になったことで、ちょっとほっとしている毎
日だ。今しばらく福祉課にお世話になるがよろしくお願いする。ほんとうにありがとうございます。
●常に笑顔で接してもらっているので、頭が下がる思いだ。素人の私は、いい勉強をさせてもらい
感謝している。
●今までに経験がないことばかりなので、現在のケアマネジャーの人がとてもよく親族のことを気
にしてくれ、ありがたいと思っている。相談にもいつも一緒に考えてくれたり、介護の手助けをしてく
れたり、とても助かる。
●ケアマネジャーにいろいろ注文をしてもすぐ対応してもらえるので、たいへん助かっている。
15
<介護保険外サービスや支援に対する要望(一部抜粋)> 76 件/440 件
要介護度
自由記入
要支援1
●昼間のひとり暮らしの訪問、もちろん雑談などを時間のある限り増やしてほしい。真夏の高
温時など口を湿す程度のお茶または水分は、お互いさまとして差し上げるべきだと思う。これ
を一杯だけでも許してほしい。
●買い物は生ものばかりだ。雑貨はいけないと言われたが前は手の届くほどよくしてもらった
ので、どうしてそれがいけないのか納得できない。みんな年をとっていき、何事もできなくなる。
あたたかい手を貸してほしい。お願いする。
要支援1
要支援1
●窓ふきのような簡単なことくらいやってほしい。
要介護1
●通院の帰りなどに、買い物できないことが不満なので、改善してほしい。
要介護1
●デイサービスを週 3 回利用したいが、お風呂は 1 人に対して週 2 回のこと、きまりがあり不便
だ。週 3 回利用したいがだめとのこと、残念だ。
●同居の家族がいるとそうじをしてもらえないということに不満を感じている。現在両手でつか
まらないと立っていられないため、手伝って一緒にやるというのも困難だ。家族は皆仕事を持
っており、自分たちの生活を守るだけで精一杯だ。
●在宅介護の場合、家族で食事とか、告別式に参列する時、短い時間でも自宅で介護サービ
スをしてほしい。
●家族がいる場合は、本人の身体のことだけしかしてもらえないというのが残念。本人の寝て
いる部屋のそうじなどしてもらえると良いのだが。体拭きだけで、爪も切ってもらえない。
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
●週 1 回くらい食事サービスがあればよい。
要介護5
●車いすで外を散歩する時、介護保険が使えないことだ。1 回 1 時間で 2 人来てもらって 4,500
~5,000 円、それに消費税だ。
<訪問介護の時間短縮に関する意見(該当すると思われる意見はすべて掲載)> 30 件/440 件
要介護度
要支援1
要支援1
要支援1
要支援1
自由記入
●そうじなど気になる箇所が時間内に終わらない。ヘルパー来訪以外の時間に自分がするこ
とになると、体がきつい時がある。
●1 時間では短すぎる。そうじや買い物をお願いする日は長時間にしてほしい。次の日はゆっく
り休みたい。
●時間が足りない。この 4 月からの時間短縮では何もできない。
●人によってサービスの内容が異なる。
●ここはだめ、これはだめ、では利用者はストレスを感じる。
●利用者ができないことをしてほしい。
●利用者も気をつかいながら協力し動いているので却って疲れるので、その点を考慮してほし
い。
●私の場合、自分の年齢による体力を過信したため、腰椎の圧迫骨折をしてお世話になってい
る。はじめは 1 時間半だったのが、現在は 1 時間に短縮され、そうじだけで一杯で季節の変わり
目などの衣類入れ替えなど、腰をかがめて一番下の引出を開けたりできないので、どうしたも
のか・・・と思っている。来てくれる方ははじめの方も今の方もほんとうにやさしくて、その点あり
がたく感謝だ。
要支援1
●現在の時間帯でお願いする。短縮しないでほしい。
要支援1
●サービスの内容は時間に不足感があるので、わからないとした。
要支援1
要支援1
●一時間の約束が 45 分位なのがちょっと気になる。いろいろな書類が多くて、紙がもったいな
い!!
●要支援 1 だ。サービスは 1 時間だ。1 週間に 1 時間では手伝ってもらいたいことも頼めない。
老後の整理、片づけを頼みたいのだが、そこまで届かない。せめて時間を 2 時間ほしい(自分で
はできないので)。
16
要支援1
●1 回 1 時間のサービスを 1 時間半に延ばしてほしい。
要支援1
●時間(ヘルパー)をもう少し長くしてほしい。
要支援1
●ヘルパーの時間をもう少し延長してほしい。
要支援2
●もう少し時間のゆとりがあれば助かると思っている。
要支援2
●時間がもう少しあったらいいです(ヘルパー)。
要支援2
●1 時間 30 分にしてほしい。
要支援2
●1 回の時間を以前のように 1 時間 30 分にもどしてほしい。
要支援2
要支援2
●ケアプラン、ありがたいと思っているが、思ったよりからだが動かない(見た目で決められて)
ので、あと 30 分で良いからプラスしてもらえたらどんなにうれしいか。
●週 3 回で食事、そうじ等で終わってしまい、安全確認や薬の管理等がむつかしい。体調がよ
くないと時等、臨時で増やせる等あるとよいと思った(家族の感想)。
要支援2
●サービスの時間を延長してほしい。制度が安定せず、なかなか慣れない。
要支援2
●1 回の時間をもっと長い時間サービスを受けたい。時間が短かすぎ。
要介護1
●介護保険の支払いはきちんと支払っている。しかし介護 1 および同居(働いている)があるた
め 30 分のみの介護保険での使用だ。あとは自費払い、とても納得がいかない感じだ。介護保
険も使用時間のみの支払いにしたいくらいだ。
要介護1
●45 分間足りないこと。
要介護1
要介護1
要介護1
要介護1
●介護がきつくなったとかで、洗濯物の出し入れや軽いものを移動させてほしいのだが、向きを
変えることすらしてくれない。
●1 時間が 45 分になったことでヘルパーに買いものでも遠慮して頼めない。もとの 1 時間にし
てほしい。お願いしたい。
●いつもお世話になっている。ヘルパーはじめ入浴の方たちもほんとうによくしてくれる。でもこ
のところヘルパーの時間が短くなり、いろいろのことで今までより生活が不便になった。前のよ
うにやってほしいと思う。よろしくお願いしたい。
●ヘルパーに来てもらう時など、何時間以上空けないといけないなど、細かいことが多い。時間
数が短く、家事などやってもらえることが少ない。
●現在は食事をお願いしているが、その他何をしてもらえるのだろうか。食事はしてもらわない
で 1 時間でできることは、何をしてもらえるのだろうか。
要介護2
●1 回 45 分にしないで、1 時間半で 1 回にしてもらいたい。
要介護3
●ヘルパーの 30 分のサービスだと移動の時間のため利用宅は移動駅のような感じがあり、
急いでいるようで、通常用意する水、タオル、トイレ用品等忘れることが多く、私が気をつけない
といけない時が多いようだ。そのため私費で週3日3時間ずつ頼んで食事の仕度、洗濯掃除、
身のまわりの片づけ、買い物、病院の介助等、本来家族のすることを頼んでいる。ヘルパーも
人によってはベッドまわりの片づけをする人もあるが、それも稀だ。今は(足が悪く)体が動き
にくいのでお願いしている。ヘルパーの中に郵便のポスト投函も拒否するのはどうだろうか?
要介護3
●時間にもう少しゆとりがあれば良いと思う。
要介護3
●時間が短いので、固くて食べられない時がある。
要介護4
●人をもっと増やしてほしい。
●時間が短い。もっと時間を増やしてあげたい。
17
3. モニタリングアンケート調査結果の総括と今後の課題
(1) 関係者への提言
① 事業者の対応への提言
・ 今年度、福祉用具貸与の利用の現状について調査したところ、事業者の説
明を認識していない利用者が約4%みられる。また、定期点検については、
受けていると回答した利用者は6割弱にとどまっている。
・ 利用開始時、利用者に設置場所や利用方法などについて実地で指導すると
ともに、定期的に利用者宅を訪問して適切に利用されているかを確認する
ことが必要だと考えられる。
・ 福祉用具の活用により、利用者の心身機能の維持、介護者の負担軽減が期
待されることから、在宅生活のQOLの向上につなげていただきたい。
② 利用者の対応への提言
・ 福祉用具は誤った使い方をすると怪我や死亡にいたる事故につながる場合
もあることから、使う側の自己責任を十分認識し、取扱に関する正しい知
識を持って利用し、心身の機能維持につなげてほしい。
・ 福祉用具貸与をする際は、ケアマネジャーや福祉用具事業者と十分に相談
して使い方を習得するとともに、定期点検について具体的に取り決めてお
くことが望まれる。
③ 保険者の対応への提言
・ モニタリングアンケート調査の結果から、介護保険制度は定着し、第四期
から第五期に概ね円滑な移行がなされたことが確認された。
・ 一方、介護保険の介護サービス、予防サービスの範囲外のサービスや支援
に対する多様な要望が収集された。
・ 「住まい」、「医療」、「介護」、「生活支援・介護予防」を必要に応じて組み
合わせながら、住み慣れた地域で生活を続けられるよう、行政、事業者、
地域住民の協働のもと地域包括ケアシステムを構築することが引き続き課
題となっている。
・ 様々な制度やしくみがかかわることから、区民にわかりやすく、周知して
いくことが求められている。
(2) 在宅介護サービスについての意見
① 居宅介護支援(ケアマネジメント)
・ ケアマネジャーが利用者宅を訪問して情況を把握し、迅速かつ的確に相談
やケアプラン変更等につなげていることは、利用者、家族から概ね高い評
価を得ていることが確認された。
・ しかし、利用者、家族の価値観や生活は多様であり、そうしたニーズや要
望によりきめ細かく応えることを望む意見もみられるところである。
・ ケアマネジャーは、新しいサービスの創設などの法制度のしくみの理解、
介護・医療技術の進歩などの情報を収集するとともに、品川区民が実際に
18
利用できるサービス等を十分に理解し、ケアマネジメント業務に活かして
いくことが一層求められている。
要介護度
自由記入
要支援1
●介護サービスがあるから今の生活が成り立っている。ほんとうにありがとうございます。ケア
マネジャーもヘルパーもいい方ばかりだ。
要支援2
●びっこを引きながらもどうにか自活できるのは介護制度、ケアマネジャーのご指導のおかげ
と深く感謝。これ以上悪くならないようリハビリに努力、一人で歩けるよう将来に夢を抱いてが
んばっている。
要支援2
●親切にわかりやすく教えてくれ、助かる。ありがとうございます。よろしくお願いしたい。
要支援2
●問題に対しての適切なアドバイスなり指導がケアマネジャーに不足している。もう少し専門
的な知識を勉強してほしい。
要介護1
●ケアマネジャーの迅速な対応で、安心して任せられる。
要介護1
●介護の認定を受けて 1 年経った。もちろん家庭の中だけで介護するという孤立感がなく、何
でも相談できるケアマネジャーやデイサービスの方々がいて、とても心強い。が、やはり夜間、
休日などはゆっくり休めない日が多いなと思う。また介護関係の書類が多く、整理するのがた
いへんだ。
要介護1
●一ヶ月に 1 度のケアマネジャーの来宅の折には体調や生活の様子等、親切な応対に感謝
している。
要介護1
●同居の家族がいてもフルタイムで働き、残業もある家庭と、1 日一緒にいる家庭とサービス
内容が同じなのはどうかと思う。ケアマネジャーによって能力差がありすぎる。知識だけでなく、
細やかな配慮や相手の思いに気づける心をもったケアマネジャーを育成してほしい。
要介護1
●現在の対応で満足している。今後も介護の状況にあったサービスなど、知らないことも多い
ので、ケアプランなど、またその他サービスも経済的にもよく、負担額も少なく利用できることを
提案してもらえるとありがたく思う。
要介護2
要介護2
要介護3
要介護3
要介護4
●今年 4 月からお世話になったが、ケアマネジャーが家の事情など聞いてできるだけよいよう
に考えてくれるので、ほんとうにありがたく思っている。サービス改善のことはまた先に行って
何かあれば、その時意見を言わせてもらう。
●介護者への介護知識、介護事例の紹介等、講習、勉強会、見学等の機会を増やしてほし
い。
●月々のミーティングで改善点があればケアマネジャーに伝えているので、今現在はない。
●ケアマネジャーに相談でなくついつい介護の愚痴をこぼすことがある。「どうしようもないで
すね」と言う返事にけっこう落ち込む。よければ励ましてほしい。またはプロのご意見を知りた
かった。
●今までに経験がないことばかりなので、現在のケアマネジャーの人がとてもよく親族のこと
を気にしてくれ、ありがたいと思っている。相談にもいつも一緒に考えてくれたり、介護の手助
けをしてくれたり、とても助かる。
② 訪問介護(ホームヘルプ)
・ 介護保険第五期の初年度である今年度も、訪問介護(ホームヘルプ)につ
いては、ホームヘルパーの対応や働きぶりについて高く評価し感謝する利
用者、家族が多いことが確認された。
・ しかし、利用者を複数のヘルパーで担当することも多いため、引継ぎが十
分なされていない、ヘルパーによって対応やスキルが異なるという指摘が
やはりみられる。
・ また、訪問時間の短縮や同居家族がいる場合の業務範囲の制約への対応な
19
ど、介護保険制度の運用に関する要望が少なくない。引き続き、事業者は
ケアマネジャーとも連携しながらケアプランについて利用者、家族の理解
と納得を得られるよう努力されたい。
要介護度
要支援1
自由記入
●一人で生きていくことも落ち込むこともあるが、週に 1 度ヘルパーに逢いやさしく迎えてくれ
るので何よりの楽しみだ。ケアマネジャーも暑い時に来てくれて頭が下がる。何彼とありがとう
ございます。
要支援1
●介護保険以外のちょっとしたサービスやそうじをしてくれるとありがたい。
要支援1
●自力でそうじができないところをお願いしているので、もっときれいにしてほしい。時間までい
ればよいという気持は、なくしてほしい。
要支援1
●家族と同居していても、家族は働いていて昼間はいない。家事援助のサービスを考えてほ
しい。
要支援2
●腰を骨折し、介護サービスを受けている。部屋および風呂のそうじをしてもらい、ありがたく感
謝している。
要介護1
●介護サービス、訪問看護、受けることによって在宅で生活していける。
要介護1
●可能な限り同じレベルのヘルパーにお願いしたい。
要介護1
要介護1
要介護3
●ヘルパーに来てもらう時など、何時間以上空けないといけないなど、細かいことが多い。時間
数が短く、家事などやってもらえることが少ない。
●現在は食事をお願いしているが、その他何をしてもらえるのだろうか。食事はしてもらわない
で 1 時間でできることは、何をしてもらえるのだろうか。
●その日の体調に合わせて世話をしてもらっている。訪問してくれる皆さんとても親切でうれし
く思っている。寝たきりの時はどうなるかと思ったが、介護 2 になったことで、ちょっとほっとして
いる毎日だ。今しばらく福祉課にお世話になるがよろしくお願いする。ほんとうにありがとうござ
います。
③ 通所介護
・ 通所介護は、閉じこもりがちになりがちな利用者が定期的に外出して入浴、
食事、リハビリテーションのサービスを受ける機会であり、心身機能の維
持等に効果があることから肯定的な意見も多いものの、利用回数の増加、
提供時間への要望、入浴、食事、送迎、リハビリテーション、プログラム、
ケアの改善に対する要望など少なくないことは例年と同じ傾向である。
・ 区内には多様な事業所が存在しており、それらを一律に評価することは難
しいため、それぞれの事業所において利用者のニーズや要望をくみとって、
サービスの質の向上に取り組むことが望まれる。
要介護度
要支援2
自由記入
●帰宅の時間が 1 時 15 分なのでそれが不満だ。朝は 10 時頃になって、帰りが少し早いので、
食事してすぐ帰るようなので満足していない。お昼の食事は作ってくれたのでおいしい。
要支援2
●デイサービスでの待ち時間が多いようだ。
要支援2
●介護保険を使うのだから機能回復トレーニングや認知症予防をするデイサービスが増える
とよい。80 代は一歳の差がとても大きい。70 代も 80 代も 90 代も同じ物差しではかって同じよう
に介護度は決められないと思う。在宅でひとり暮らしを続けるには、きめ細かいサービスが必
要だ。
要支援2
●デイサービスを利用しているが、安心して過ごせる場になっている。
要介護1
●ヘルパーがとても対応が良く、楽しそうにデイサービスに通っている。
20
要介護1
●私の姉は独身だったので、私(妹)しか頼りになる人はいない。認知症になってしまいひとり
暮らしはできなくなり、ほんとうに困った。でも介護老人保健施設に入所でき、私も一休みでき
助かった。こういう施設がもっと増えるとよいと思う。低年金の者には滞在費の負担限度額が
認定され、とても助かる。こういう施設を増やしてもらいたいと思う。
要介護1
●介護サービスを受けるようになり、本人の状態も安定し、たいへん感謝している。
要介護1
●毎日デイサービスに行くことが気のハリになって、元気でいられるようだ。
要介護1
要介護1
要介護1
要介護2
要介護2
要介護2
●デイサービス利用、たいへん満足しているが、さらなる施設設備の充実、拡大、スタッフの増
員、レベルアップを希望する。
●居宅サービスを受けて週一回デイサービスに通っている。朝夕の送迎、たいへん親切で満
足しているが、狭いので一日中腰かけているのはつらい時もある。天気の良い日は外に出ら
れるような場所があればと思うのはぜいたくだろうか。サービス料等よくわからないが、介護用
品は杖、老人用車は自宅で買った。補聴器が買いたい。そんな時少し補助してもらえたらあり
がたい。
●イスに長時間座っていて、足がむくむことがあるので、すわりながらの運動をさせてほしい。
●デイサービスで一行日記を書かせる(思いを書く)、家でもできるようなサービスをしてもらえ
たらと思う。
●朝デイサービスに出かけるのが気が進まずに、だましだまし送り出した時は帰ってくるまで
どんなかナーと心配なのだが、決まってそんな時には楽しそうに朝とは全然違って元気に帰
ってくる。皆様の介護の努力をつくづく感じる。
●朝デイサービスに出かけるのが気が進まずに、だましだまし送り出した時は帰ってくるまで
どんなかナーと心配なのだが、決まってそんな時には楽しそうに朝とは全然違って元気に帰
ってくる。皆様の介護の努力をつくづく感じる。
●デイセンターでリハビリがあったらと思う。
●職員の方たちがいつも笑顔で、親切にしてもらってありがたく思っている。
④ ショートステイ
・ ショートステイは家族の支援としての効果が読み取れ、利用日数の増加、
緊急時の利用などを希望する意見がみられることは例年とおりである。
・ 定常的に使うサービスではないため、事業者は本人の状態を的確に把握し
た上でケアを行い、利用中の服薬管理、事故予防などリスク管理について
十分な注意を喚起されたい。
要介護度
要支援2
自由記入
●ショートステイや特別養護老人ホームへの入所が、2 ヶ月前の予約とか順番待ちとかでは
なく、利用しやすくなってほしい。
●ショートステイを少し長くしてほしい。
要支援2
●ショートステイ申し込み期限が長すぎる。2 ヶ月では。
要介護1
●1 月に 1 回(6 日間位)ショートステイさせてもらっているが、もう少し多いとうれしい。
要支援2
●家族の意志(考え)と本人の本当の意志が違っているので、頼んだ(ケアプラン)ことと違っ
ていたり、目的のこと(体を動かす等)をしてこないで帰ってくることがあり、デイサービス、ショー
トステイに何のために行っているのか・・・。予防目的なのに至れり尽くせりの休養へ行ったよ
うになることが多い。せっかくケアマネジャー等ショートステイの職員の方とたくさんの話し合い
をしても実を結ばないことが多い。本人のやる気の問題なのはわかっているのだが、もう少し
強く言ってくれると(本人に)いいなあと思う。
要介護2
●ショートステイの午後入所、午前退所は利用しづらい。また休日の入退所も行ってほしい。
要介護2
●私(60 代)、義母(89 歳)と 2 人暮らしでデイサービス、ショートステイを利用し、自分の時間を
持ちたいので、大いに役立っている。
要支援1
21
要介護3
要介護5
要介護5
●デイケアやショートステイを利用すると、足のむくみがひどくなって帰ってくることが多かっ
た。
●突発的な用件が生じた場合の対応をどの程度とれるのか不安。定期的なショートステイ等
は満足している。
●ショートステイを利用している。月に一週間は休めてほんとうにありがたいと思う。でも介護
スタッフが不足しているようで少し心配な時がある。スタッフを増やし給料も増えるといいと思っ
ている。
⑤ 福祉用具貸与
・ 区内の事例ではないが、医療・介護ベッド用サイドレール等の隙間に首等
を挟みこみ死亡する事故が発生している。
・ 平成24年度の介護報酬改定において、福祉用具貸与事業者及び特定福祉用
具販売事業者に対し、利用者ごとに個別サービス計画の作成が義務付けら
れており遵守されたい。
・ また、車いすと特殊寝台(介護用ベッド)の両方について、重度者に比べ、
要介護1以下の軽度者への訪問点検の頻度が少ないことが今回調査で明ら
かとなった。
・ 福祉用具貸与事業者及び特定福祉用具販売事業者は、契約時に利用者、家
族に十分な説明を行うとともに、その後も利用者宅を半年に一回程度は訪
問して実際の利用状況を確認し、安全点検を行い、利用者・家族に注意喚
起し、適切な利用方法の周知徹底をはかることが望まれる。
・ 福祉用具の適正な利用については、区(保険者)
、事業者、被保険者が本調
査を契機として、利用状況をいま一度見直していくことが望まれる。
要介護度
要支援1
要支援1
要支援2
要介護1
自由記入
●トイレ改修、風呂も改修してもらい、手すりもつけてもらい、とても助かっている。使い勝手も
よくなった。しかしながら父 86 歳、母 85 歳だといくら元気でも足腰が弱くなり、外出もたいへん
だ。医者通いにもヘルパーを付けてもらうことができれば、もっと家族は助かるが、要支援 1 で
は付いてもらえないようなので、もっと気軽に頼めるといいのに。しかしながら時々ケアマネジ
ャーがのぞいてくれるのは、とても感謝している。
●手すりなど取り付けてもらい、本当にありがたいと思っている。お風呂は自分で入っており、
後のことは家内が元気なので助かっている。皆さんにお世話になりながらがんばっている。あ
りがとうございます。
●介護度によって受けられるサービスが決まっているのはおかしいと思う。要支援でも車いす
や介護ベッド等、必要とするものは多い。その人の生活や体調に合わせたサービスを選べる
ようにしてほしい。
●要介護→要支援になっても今まで通りのサービスをしてもらえれば助かる。特に介護ベッド
など。
要介護2
●母がベッドを借りているのだが月に千円ちょっとと安く、ありがたく思っている。しかし保険か
ら 9 割出ているので、全体では高額になり介護保険が今後も続いていけるのか心配だ。
要介護2
●5 月初めまで要介護 2 で在宅で満足していた。2 ヶ月の入院後、要介護 5 となり施設に入っ
たところだ。発熱などで急に車いすを使用したい時などの、わかりやすいパンフレットなどがほ
しい。
22
Ⅲ.品川区施設サービス向上研究会の取り組み
1. 取り組みの概要
(1) 施設サービス向上研究会とは
・ 平成14年度「品川区介護サービス向上委員会答申書」
(平成15年3月)に
おいて、入所施設サービスの評価・向上について施設自らがサービス内
容を見直していくことが重要であるとの考えが示された。
・ これを受け、平成15年度から、施設の自主的な取り組みとして「品川区
施設サービス向上研究会」が立ち上げられ、セルフチェックシートの開
発・運用を中心とした活動を行ってきた。
・ サービス向上研究会には、現在、高齢者介護施設(特別養護老人ホーム、
老人保健施設、特定施設(ケアホーム))と障害者施設が参加している。
・ 平成21年度より、障害者施設は、施設入所支援と日中活動とに施設機能
が再編されている。
・ 社会経済情勢の変化、制度改正、法人や施設の職員の入れ替わりなど施
設を取り巻く環境変化をふまえながら、職員の気づきにもとづく現場レ
ベルでのサービス改善の取り組みとして、今年度で10年目を迎えた。
(2) 施設サービス向上研究会の活動内容
(平成 15 年度)
・ 施設サービス向上研究会の立ち上げ
・ 施設サービスの向上のしくみの検討
・ セルフチェックシート(高齢者介護施設版、障害者入所施設版)の開発
・ 第三者評価の受審状況の報告(以降、実施年度に報告)
(平成 16 年度)
・ 障害者通所施設の研究会加入、部会開催
・ セルフチェックシート(障害者通所施設版)の開発
・ セルフチェックの実施状況確認(以降、毎年度確認)
(平成 17 年度)
・ 平成 16 年度セルフチェック結果の分析
・ セルフチェックシートの見直しの方向性についての検討
(平成 18 年度)
・ セルフチェックシートとその実施方法に関して見直し、セルフチェック
シートの改定版を策定して、これを施設サービスの「品川区標準」とし
て位置づけた。
23
・ セルフチェックを一斉実施し、その結果と向上計画を分析し、共通する
課題等を確認した。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
(平成 19 年度)
・ ショートステイの領域の拡充について検討を行い、高齢者施設において
は項目の増加と水準を上げることとし、もって在宅サービスのショート
ステイの「品川区標準」とすることとした。障害者施設については、検
討の結果、ショートステイの領域の拡充は行わないこととした。
・ セルフチェックを一斉実施し、その結果と向上計画を分析し、共通する
課題等を確認した。あわせて平成 18 年度の改善状況報告を行った。向
上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ反
映させることとした。
(平成 20 年度)
・ セルフチェックを一斉実施し、その結果と向上計画を分析し、共通する
課題等を確認した。あわせて平成 19 年度の改善状況報告を行った。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
(平成 21 年度)
・ セルフチェックの実施方法と評価項目を見直した。その結果、高齢者施
設においてはリスクマネジメント、認知症対応等の近年の重要課題であ
る項目の増加と水準を上げ、「品川区標準」の改訂を行った。同時に、
平成 20 年度に全施設がA判定だった 20 項目は評価を省略し、実施の効
率化を図ることとした。障害者施設については、検討の結果、施設機能
が変更となることから、平成 21 年度は評価項目の見直しは行わないこ
ととした。
・ セルフチェックを一斉実施し、その結果と向上計画を分析し、共通する
課題等を確認した。あわせて平成 20 年度の改善状況報告を行った。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
24
(平成 22 年度)
・ 第三者評価の一斉受審年であるため、セルフチェックの実施方法と評価
項目の簡素化を図った。
・ 高齢者施設においては領域ごとに設定していた取組みに関する自由記
述欄を末尾にまとめることとした。平成 20 年度に全施設がA判定だっ
た 20 項目、平成 20 年度と平成 21 年度に全施設がA判定だった 26 項目
については、平成 22 年度の評価を省略しさらに実施の効率化を図った。
・ 障害者施設については、平成 21 年度の新体系への移行をふまえ、評価
項目の見直しを行った。平成 22 年度から精神障害者を対象とする3施
設が新たに参加することとなった。
・ セルフチェックを一斉実施し、その結果と向上計画を分析し、共通する
課題等を確認した。あわせて平成 21 年度の改善状況報告を行った。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
(平成 23 年度)
・ 平成 22 年度に引き続き、セルフチェックを実施した。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
(平成 24 年度)
・ 近年、リスクマネジメントについて事業所の対応の強化が求められてい
ることから改めてセルフチェックシートの項目を見直し、服薬管理、虐
待防止、感染症対策について3項目の新規追加を行うこととして、改定
を実施した。
・ 向上計画については、各施設の運営法人が作成する次年度の事業計画へ
反映させた。
・ 平成 25 年度からは、要介護度改善ケア奨励事業を実施する予定である。
これは、一定期間において、要介護認定による要介護度が改善された場
合に、その改善に資するサービス提供を評価し、奨励金を交付するもの
で全国初の取り組みである。本事業の対象となる施設は、品川区施設サ
ービス向上研究会に参加する社会福祉法人等が運営する高齢者施設と
する予定である。
25
平成 24 年度のセルフチェックシートの追加項目
<服薬管理>
施設種類
高齢者施設
領域
質問
12.看護的対応
⑥適切な服薬管理
誤薬・服薬忘れがないように、服薬時には本
人確認を行い、薬の種類・量・用法等を確認
するとともに、服薬後は薬の残数確認などを
行っている。
(3)必要に応じて服薬状況を把握して、本人が
服薬の自己管理をできるよう支援している
(服薬の意識づけ、服薬確認、必要に応じ家
族・医師・薬剤師・保健師等への情報提供等)
。
(4)必要に応じて服薬状況を把握して、本人が
服薬の自己管理をできるよう支援している
(服薬の意識づけ、服薬確認、必要に応じ家
族・医師・薬剤師・保健師等への情報提供等)
。
障害者福祉施設 8.健康管理
(施設入所支援) ②利用者の健康管
理
障害者福祉施設
(日中活動)
9.健康管理
②利用者の健康管
理
<虐待防止>
施設種類
高齢者施設
領域
24.人権の確保
⑤虐待の防止
障害者福祉施設 23.人権の尊重
(施設入所支援) ⑤虐待の防止
障害者福祉施設
(日中活動)
23.人権の尊重
⑥虐待の防止
質問
虐待防止や権利擁護に関する研修等を定期的
に行い、その趣旨、内容が職員に周知徹底さ
れている。
虐待防止や権利擁護に関する研修等を定期的
に行い、その趣旨、内容が職員に周知徹底さ
れている。
虐待防止や権利擁護に関する研修等を定期的
に行い、その趣旨、内容が職員に周知徹底さ
れている。
<感染症対策>
施設種類
高齢者施設
領域
27.リスクマネ
ジメント②感染症
対策
障害者福祉施設 22.リスクマネジ
(施設入所支援) メント②感染症対
策
障害者福祉施設 21.リスクマネジ
(日中活動)
メント②感染症対
策
質問
(1) 感染症対策委員会における疥癬・ノロウィ
ルス・MRSAなどの予防対策に関する検討
内容が職員に周知徹底されている。
(1)感染症対策委員会の疥癬・ノロウィルス・
MRSAなどの予防対策に関する検討内容が
職員に周知徹底されている。
(1)感染症対策委員会の疥癬・ノロウィルス・
MRSAなどの予防対策に関する検討内容が
職員に周知徹底されている。
26
平成 24 年度における活動内容
回
日時・会場
第1回
平成 24 年 6 月 11 日
10:00~
平成 25 年3月 11 日
第2回
10:00~
検討内容
1.平成 23 年度のサービス向上計画について
2.平成 24 年度 施設サービス向上研究会の進め方について
・セルフチェックシートの改定について
1.平成 24 年度セルフチェックの実施結果について
2.サービス向上計画について
(1)平成 23 年度 改善状況報告について
(2)平成 24 年度 サービス向上計画(案)について
3.その他
・平成 25 年度 施設サービス向上研究会の進め方について
セルフチェックシートの実施
日
時
方
平成 24 年6月
法
作
業
研究会で実施の協議
実施方法の確認
平成 24 年8月~平成 24 年3月
メールまたは郵送
セルフチェックシート実施、回収締め切り
平成 24 年 10 月~平成 25 年3月
メールにてやりとり
区にて入力・集計、フィードバック
・ 平成23年度に引き続き、セルフチェックを実施した。評価者数が今年も増
加し、評価と改善の取組みが定着、普及している。
施設種類
評価者数 計
高齢者施設
338 人
障害者福祉施設(施設入所支援)
障害者福祉施設(日中活動)
合 計
56 人
117 人
511 人
27
内 訳
入所担当
202 人
ショートステイ担当 35 人
兼務
101 人
2. セルフチェックの結果に関する分析結果
(1) 実施状況
① 実施時期、実施方法
・ 実施時期:平成24年8月~平成25年3月
・ 実施方法:各施設において参加者を決め実施した。回収した調査票を入
力して品川区に提出。入力が難しい場合は、手書き票の提出も可とした。
② セルフチェックの実施の総括
1) 全体について
・ セルフチェックの実施も10年目を迎えた。今年度の参加人数は延べ511
人で、平成23年度492人、平成22年度433人と、平成21年度403人、平成
20年度360人に比べ、年々、参加者が増加している。
・ 高齢者施設は記入や入力の状況も引き続き良好であり、実施が定着して
きている。施設の平均記入所要時間は、今年度は22.2分~38.1分で、平
成23年度22.3分~42.2分、平成22年度25.2分~45.3分、平成21年度34.7
分~78.2分に比べ、短縮化している。
・ 障害者施設(施設入所支援)の平均記入所要時間を昨年度と比較すると、
今年度は25.8分~30.8分で、平成23年度22.7分~28.1分、平成22年度
22.7分~39.2分に比べ、所要時間が増加している。
・ 障害者施設(日中活動支援)については、平均記入所要時間を昨年度と
比較したところ、今年度は20.0分~38.3分で、平成23年度21.4分~45分
で、平成22年度15.0分~43.1分に比べると、平均所要時間が40分を超え
る施設はなく、所用時間が短縮したとみられる。
2) 項目の改定について
・ 平成24年度から介護保険の第五期が始まり、地域包括ケアシステムの構
築、強化が課題となっている。高齢者施設は介護保険施設として、より
一層セーフティーネットとしての機能を果たすことが求められている。
・ 障害者施設については、平成21年度の施設機能の体系の変更による影響
も落ち着いてきており、施設サービスの質の向上や運営の強化が求めら
れる。
・ こうした状況をうけ、高齢者施設、障害者施設ともに、リスクマネジメ
ントの強化が求められると考え、セルフチェック項目の見直しを行った。
・ 福祉施設としての基礎的な事項であるが、服薬管理、虐待防止、感染症
対策について改めて見直し、検討を行い、セルフチェックシートの項目、
内容を見直し、項目の追加の改定を行った。
3) 高齢者施設について
・ 今年度は10施設、338人の職員がセルフチェックに参加した。
・ 昨年度から、八潮南特別養護老人ホームが研究会に参加しているが、セ
ルフチェックの実施については、今年度から実施して43人が参加した。
28
4) 障害者施設について
・ 平成21年度から、障害者施設は施設の機能が新体系に移行し、従来の「入
所施設」、
「通所施設」といった“施設”の種類でなく、
「施設入所支援」、
「日中活動(生活介護)」といった“サービス”の種類となっている。
・ 障害者福祉施設は、「施設入所支援」が2施設、「日中活動(生活介護)」
が11施設である。かもめは、「施設入所支援」、「日中活動(生活介護)」
とも、(知的)と(身体)に分けてセルフチェックを実施している。
・ かがやき園(日中活動(生活介護))については、調査実施予定時期に
感染症が発生し、その対応により、やむを得ず今年度についてはセルフ
チェックの実施を見送った。
29
図表 実施状況(特別養護老人ホーム・特定施設・老人保健施設 計 10 施設)
施設番号
101
102
103
104
105
施設名
荏原ホーム
成幸ホーム
戸越台ホーム
かえで荘
中延ホーム
特別養護
特別養護
特別養護
特別養護
特別養護
老人ホーム
老人ホーム
老人ホーム
老人ホーム
老人ホーム
43 名
30 名
36 名
20 名
34 名
施設種類
評価者数
入所
32 名
18 名
18 名
20
10 名
ショート
8名
7名
0名
0名
1名
兼務
3名
5名
18 名
0名
23 名
評価開始日
H24 年 9 月 1 日
H24 年 10 月 27 日 H24 年 9 月 29 日 H24 年 8 月 27 日
H24 年 9 月 19 日
評価終了日
H24 年 9 月 25 日 H24 年 11 月 12 日 H24 年 11 月 1 日 H24 年 10 月 8 日
H24 年 10 月 31 日
(平均)37.5 分
(平均)31.4 分
(平均)38.1 分
(平均)30.4 分
(平均)27.2 分
記入所要時間 (最小)15 分
(最小)13 分
(最小)15 分
(最小)15 分
(最小)8 分
(最大)78 分
(最大)60 分
(最大)60 分
(最大)60 分
(最大)60 分
施設番号
施設名
施設種類
評価者数
106
107
110
208
109
晴楓ホーム
ロイヤルサニー
八潮南ホーム
ケアセンター
ケアホーム
南大井
西五反田
老人保健施設
特定施設
40 名
43 名
特別養護
特別養護
特別養護
老人ホーム
老人ホーム
老人ホーム
10 名
39 名
43 名
入所
8名
21 名
32 名
0
43 名
ショート
0名
9名
10 名
0名
0名
兼務
務2名
9名
1名
40 名
0名
評価開始日
H24 年 9 月 19 日
H24 年 8 月 30 日
H24 年 8 月 28 日
評価終了日
H24 年 10 月 9 日 H24 年 9 月 23 日 H24 年 9 月 30 日 H24 年 9 月 19 日
H24 年 11 月 23 日
記入所要時間
H24 年 9 月 7 日
H24 年 9 月 8 日
(平均)31 分
(平均)22.9 分
(平均)36 分
(平均)22.2 分
(平均)28.5 分
(最小)20 分
(最小)10 分
(最小)10 分
(最小)5 分
(最小)10 分
(最大)45 分
(最大)40 分
(最大)90 分
(最大)40 分
(最大)60 分
30
図表 実施状況(障害者福祉施設(施設入所支援) 計 2 施設。かもめは知的と身体に分けて集計)
施設番号
501-1
501-2
502
施設名
かもめ(知的)
かもめ(身体)
かがやき園
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
施設種類
(施設入所支援) (施設入所支援) (施設入所支援)
評価者数
23
評価開始日
H24 年 1 月 8 日
評価終了日
H24 年 1 月 29 日 H24 年 11 月 19 日 H24 年 11 月 23 日
(平均)25.8 分
14
19
H24 年 2 月 13 日 H24 年 10 月 30 日
(平均)26.5 分
(平均)30.8 分
記入所要時間 (最小)15 分
(最小)10 分
(最小)10 分
(最大)50 分
(最大)60 分
(最大)60 分
図表 実施状況(障害者福祉施設(日中活動) 計 11 施設。かもめは知的と身体に分けて集計)
施設番号
施設名
601
602-1
602-2
603
604
心身障害者福祉会
かもめ(知的)
かもめ(身体)
さつき
サンかもめ
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
14
23
14
9
12
H24 年 11 月 8 日
H24 年 11 月 7 日
館
施設種類
評価者数
評価開始日
H24 年 2 月 20 日 H24 年 11 月 4 日 H24 年 2 月 13 日
評価終了日
H24 年 2 月 22 日 H24 年 11 月 16 日 H24 年 12 月 22 日 H24 年 11 月 29 日 H24 年 11 月 16 日
(平均)22.6 分
(平均)25.4 分
(平均)25 分
(平均)34.6 分
記入所要時間 (最小)15 分
(最小)15 分
(最小)10 分
(最小)15 分
(最小)10 分
(最大)35 分
(最大)35 分
(最大)60 分
(最大)35 分
(最大)50 分
(平均)26.1 分
施設番号
605
607
施設名
福祉工場しながわ
西大井福祉園
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
11
9
7
8
施設種類
評価者数
608
609
第一しいのき学園 第二しいのき学園
評価開始日
H24 年 11 月 7 日 H24 年 11 月 26 日 H24 年 2 月 19 日
H24 年 2 月 18 日
評価終了日
H24 年 11 月 16 日 H24 年 11 月 28 日 H24 年 2 月 20 日
H24 年 2 月 21 日
(平均)23.9 分
(平均)20 分
(平均)38.3 分
(平均)33.3 分
記入所要時間 (最小)10 分
(最小)10 分
(最小)25 分
(最小)10 分
(最大)40 分
(最大)40 分
(最大)50 分
(最大)60 分
31
施設番号
610
611
612
施設名
かもめ第一工房
かもめ第二工房
かもめ第三工房
障害者福祉施設
障害者福祉施設
障害者福祉施設
(日中活動)
(日中活動)
(日中活動)
2
4
4
施設種類
評価者数
評価実施日
H24 年 11 月 20 日 H24 年 11 月 15 日 H24 年 11 月 22 日
H24 年 11 月 20 日 H24 年 11 月 22 日 H24 年 11 月 29 日
(平均)30 分
(平均)31.3 分
(平均)23.3 分
記入所要時間 (最小)30 分
(最小)15 分
(最小)20 分
(最大)30 分
(最大)40 分
(最大)30 分
(2) セルフチェックの実施の状況や結果について分析
① 対応できている領域
・ 領域ごとに対応状況を分析したところ、生存に直接的に結びつき、当該
領域のサービスを提供する体制やしくみが一度整備されると安定的に
ケアを提供できる「排泄」の項目が3施設とも上位に入っている。
・ 入所施設においては、高齢者、障害者とも「処遇計画」、「支援計画」と
いったケアプラン、サービス計画が上位に入っている。
・ その他の領域については、施設種類によってばらつきがみられ、施設の
種類により取り組みの重点が異なっていることがうかがえる。
・ また、昨年度の上位の項目と比べると、高齢者施設と障害者福祉施設(日
中活動)は4項目が一致している。障害者福祉施設(施設入所支援)は
3項目が一致している。
図表
「対応できている」施設が多い領域(上位 5 位)
:
「80%以上対応している」項目
高齢者施設
障害者福祉施設(施設入所支援) 障害者福祉施設(日中活動)
①カンファレンス(ケース会議な ①協力機関
①排泄
ど)
②排泄
②衛生管理・整容、入浴
②記録・調査
③設備
②支援計画
④工賃
②排泄
③入浴
④処遇計画など
⑤広報・PR
②カンファレンス(ケース会議 ⑤プライバシーの保護
など)
⑤広報・PR
②公民権の行使
*2項目が同点五位
*5項目が同点二位
32
【参考:平成 23 年度】
図表
「対応できている」施設が多い領域(上位 5 位)
:「80%以上対応している」項目
高齢者施設
障害者福祉施設(施設入所支援) 障害者福祉施設(日中活動)
①広報・PR
①ショートステイ
①衛生管理・整容、入浴
②排泄
①記録・調査
①プライバシーの保護
③入浴
①家族との連携
③工賃
④処遇計画など
①支援計画
④環境整備
⑤協力機関
⑤排泄
*4項目が同点一位
*2項目が同点一位
⑤在宅復帰支援
33
② 課題が残されている領域
・ 「対応できている」の割合が低い、すなわち課題が残されている領域と
しては、例年、自立支援・リハビリテーション(有する能力を活かすた
めの支援)は下位5位に入っており、課題と認識されていたが、今年度
は高齢者施設では下位から6位となり、改善の取組みが順位にも現れて
きたのではないかと考えられる。
・ 障害者施設では、今年度も「自立支援」が下位5位に入っており、引き
続き課題と感じている職員が多い。障害者施設における「自立支援」は
施設機能の根幹にかかわる課題であるが、施設の職員だけでは改善を進
めにくく、施設ではなく地域全体の課題であるという指摘も従来よりな
されているところである。
・ 今年度は下位の項目は平成23年度とほぼ同じで障害者福祉施設(施設入
所支援)と障害者福祉施設(日中活動)は4項目、高齢者施設は3項目
が一致している。
図表
「対応できている」施設が少ない領域(下位 5 位)
:課題がある項目
高齢者施設
障害者福祉施設(施設入所支援) 障害者福祉施設(日中活動)
①寝かせきりの防止
①自立支援
①外出援助・社会参加
②生活づくり
②職員への教育・研修
②職員への教育・研修
③外出への援助
③レクリエーション
③授産事業
④認知症利用者への対応(Ⅱa※ ④地域への支援
④自立支援
以上のレベル)
⑤レクリエーション
⑤ボランティア・実習生
⑤会話
【参考:平成 23 年度】
図表
「対応できている」施設が少ない領域(下位 5 位)
:課題がある項目
高齢者施設
障害者福祉施設(施設入所支援) 障害者福祉施設(日中活動)
①外出への援助
①自立支援
①自立支援
②会話
②人格の尊重
②授産事業
③生活づくり
③地域への支援
③外出援助・社会参加
④自立支援(リハビリテーショ ③公民権の行使
④職員への教育・研修
ン)
⑤外出援助・社会参加
⑤地域への支援
⑤利用者の自由選択
⑤レクリエーション
⑤職員への教育・研修(注)
(注)同点順位のため、5項目以上ある場合がある。
34
(3) 施設種類別の結果について
① 高齢者施設
・ 80%を上回る領域が15領域(平成23年度は13領域)、70%を上回る領域
が17領域(平成23年度は16領域)であったことから、自己評価は昨年を
やや上回っているとみられる。
・ 「人権の確保」
(18位から9位)
、「周囲への配慮」(12位から7位)とい
った領域が順位を上げている。一方、「生活づくり」(21位から26位)、
「寝かせきりの防止」(18位から27位)の領域は順位、数値とも下がっ
ている。
35
図表 高齢者施設評価(領域ごとの平均値順位)
順
位
1
2
3
4
5
6
7
7
9
10
11
11
11
11
11
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
100.0%
98.3%
96.7%
95.0%
90.0%
参
順 位
H23
6
2
3
4
1
84.3%
83.3%
83.3%
82.9%
81.3%
80.0%
80.0%
80.0%
80.0%
80.0%
79.2%
71.4%
63.3%
62.5%
61.4%
55.0%
46.3%
10
12
6
18
10
9
15
6
5
14
13
17
20
16
21
23
24
42.5%
38.8%
26
50.0%
48.1%
38.9%
26
38.9%
37.5%
36.7%
35.0%
25
21
40.7%
55.6%
66.7%
平 均
H24
項目番号・領域
26.カンファレンス(ケース会議など)
3.排泄
2.入浴
25.処遇計画など
19.広報・PR
21.環境整備
9.周囲への配慮
15.協力機関
24.人権の確保
27.リスクマネジメント
14.在宅復帰支援
17.ボランティア・実習生
18.地域との連携・交流
20.設備
23.記録・調査
16.ショートステイ
12.看護的対応
22.職員への教育・研修
1.食事
13.情報提供・苦情対応など
11.利用者の自由選択
5.自立支援(リハビリテーション)
7.会話
10.認知症利用者への対応(Ⅱa※以
上のレベル)
6.外出への援助
8.生活づくり
4.寝かせきりの防止
18
※ 領域の「80%以上対応」とする項目個数割合の施設平均値。
%値が高いほど、より多くの施設で対応状況が良好であることを示す。
36
考
平
均
88.9%
98.1%
96.3%
94.4%
100.0%
83.3%
82.5%
88.9%
66.7%
84.1%
85.2%
74.1%
88.9%
90.9%
77.8%
80.0%
69.6%
62.5%
70.4%
55.6%
② 障害者福祉施設(施設入所支援)
・ 障害者福祉施設(施設入所支援)は2施設と少ないため、1施設の評価
によって数値が大きく変動することに留意する必要がある。
・ 領域ごとに「対応できている」とする領域は、100.0%が平成23年度は
「ショートステイ」「記録・調査」「家族との連携」「支援計画」の4領域
であったが、平成24年度はなかった。
・ 70%以上の領域の数は、今年度が12領域、平成23年度の12領域と同じで
あった。
・ 「公民権の行使」
(23位から2位)、
「排泄」
(7位から2位)の領域の順
位が上昇しており、施設でのサービスの改善が進んだことがうかがえる。
・ 一方、
「ボランティア・実習生」
(6位から22位)と「リスクマネジメン
ト」(13位から20位)は順位を下げている。
・ 「自立支援」は平成23年度、今年度とも最下位となっており、改善や向
上が困難な領域となっていることがうかがえる。
37
図表 障害者福祉施設(施設入所支援)評価(領域ごとの平均値順位)
順
位
1
2
2
2
2
2
7
7
9
9
11
12
13
13
13
16
17
17
19
20
21
22
23
24
24
26
86.7%
83.3%
83.3%
83.3%
83.3%
参
順 位
H23
5
7
1
1
7
83.3%
77.8%
77.8%
75.0%
75.0%
72.2%
70.4%
66.7%
66.7%
66.7%
59.5%
55.6%
55.6%
53.3%
52.4%
46.7%
23
1
10
12
13
10
9
13
1
13
13
13
20
13
13
25
50.0%
100.0%
77.8%
75.0%
66.7%
77.8%
81.5%
66.7%
100.0%
66.7%
66.7%
66.7%
55.6%
66.7%
66.7%
29.6%
44.4%
40.0%
33.3%
33.3%
6.7%
6
23
20
20
26
88.9%
50.0%
55.6%
55.6%
13.3%
平 均
H24
項目番号・領域
10.協力機関
3.排泄
18.記録・調査
20.支援計画
21.カンファレンス(ケース会議など)
25.公民権の行使
11.ショートステイ
15.設備
2.入浴
24.プライバシーの保護
16.環境整備
1.食事
14.広報・PR
19.家族との連携
26.自治会
9.情報提供・苦情対応など
5.自助具・補装具など
6.外出援助・社会参加
8.健康管理
22.リスクマネジメント
23.人格の尊重
12.ボランティア・実習生
13.地域への支援
7.レクリエーション
17.職員への教育・研修
4.自立支援
※ 領域の「80%以上対応」とする項目個数割合の施設平均値。
%値が高いほど、より多くの施設で対応状況が良好であることを示す。
38
考
平
均
93.3%
83.3%
100.0%
100.0%
83.3%
③ 障害者福祉施設(日中活動)
・ 障害者福祉施設(日中活動)の今年度のセルフチェックを、「対応でき
ている」とする項目個数割合の施設平均値でみると、「設備」が平成23
年度の16位から3位へと順位を上げている。
・ 一方、「情報提供・苦情対応など」(7位→13位)、「人格の尊重」(14位
→19位)」、「自助具・補装具など」(16位→22位)、「レクリエーション」
(16位→25位)は順位、数値を下げている。
・ 地域移行を重視する観点から、平成22年度から「個別支援計画」はセル
フチェックシートの最初の領域に位置づけ、項目についても見直しを行
った。具体的には、生活支援センターが作成する利用者別のサービス利
用計画の内容を把握していること、施設における個別支援計画の策定と
定期的な評価を求めることとした。今年度は20位(62.5%)と平成23年
度の20位(66.0%)と順位は同じだが、数値は若干下がっている。
・ 90%以上の領域は、今年度は4領域で、平成23年度の2領域に比べ増え
ている。80%以上は、平成23は10領域だったが、今年度は7領域と減っ
ている。70%以上でみると、平成23年度は15領域であったが、今年度は
13領域と減っている。
・ 40%未満の下位の領域は、平成23年度が2領域で、今年度も2領域とな
っている。
・ 領域の順位はある程度、固定化しつつあるものの、施設の改善の取組み
や課題の情況により領域の順位や数値などは上下している。
39
図表 障害者福祉施設(日中活動)評価(領域ごとの平均値順位)
順
位
1
1
3
4
5
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
22
24
25
26
27
28
29
平 均
H24
項目番号・領域
4.排泄
3.衛生管理・整容、入浴
15.設備
27.工賃
23.プライバシーの保護
14.広報・PR
25.環境整備
12.ボランティア・実習生
20.家族
2.食事
9.健康管理
26.作業
10.情報提供・苦情対応など
16.環境整備
18.記録・調査
24.利用者集会
11.協力機関
19.カンファレンス(ケース会議など)
22.人格の尊重
1.個別支援計画
13.地域への支援
21.リスクマネジメント
6.自助具・補装具など
28.就労
8.レクリエーション
5.自立支援
29.授産事業
17.職員への教育・研修
7.外出援助・社会参加
90.9%
90.9%
90.5%
90.0%
83.3%
参
順 位
H23
5
1
16
3
1
考
平
均
87.0%
96.2%
68.0%
87.5 %
96.2%
83.3%
80.6%
77.8%
74.2%
73.4%
71.7%
70.9%
70.8%
69.4%
66.0%
65.4%
64.6%
63.9%
63.6%
62.5%
55.0%
54.7%
53.8%
50.0%
7
11
10
15
6
9
13
7
11
11
22
24
16
14
20
25
21
16
23
83.3%
76.9%
82.1%
74.4%
84.5%
82.4%
76.5%
83.3%
76.9%
76.9%
62.2%
54.0%
66.7%
74.6%
66.0%
52.2%
63.5%
66.7%
54.2%
48.1%
45.7%
42.9%
38.9%
36.7%
16
29
28
26
27
66.7%
34.2%
36.7%
46.2%
44.4%
※ 領域の「80%以上対応」とする項目個数割合の施設平均値。
%値が高いほど、より多くの施設で対応状況が良好であることを示す。
(4) これまでのセルフチェックシートの結果の振り返り(平成16年度、平成
18年度、平成19~24年度実施)
・ 領域の「80%以上対応」とする項目個数割合の施設平均値を算出した。
%値が高いほど、より多くの施設で対応状況が良好であると考えられる。
・ 全体的に評価の高い項目は高く、評価の低い項目は低いという傾向がみら
れ、現場の職員として、サービスの改善や向上に取り組みやすい項目と取
り組みにくい項目があることが確認される結果となっている。
・ 3種類の施設とも、「自立支援(リハビリテーション)」が継続的な課題と
なっている。
・ それ以外では、高齢者施設では「会話」、
「外出の援助」、
「生活づくり」、
「寝
かせきりの防止」の評価が低い。障害者施設(施設入所支援)では「就労」、
40
「授産事業」、「地域への支援」
、「人格の尊重」の評価が低い。障害者施設
(日中活動支援)では「授産事業」
、「職員への教育・研修」、「外出支援・
社会参加」、「就労」の評価が低い。
・ 利用者に対する個別対応となる項目で、
「ここまでやれば十分」といった明
確な基準がないものや、施設外の地域社会や一般企業の協力が不可欠な項
目の達成水準が低い傾向がみられる。
① 高齢者施設
・ 前述したように、厳密な比較をすることはできないが、8回のセルフチ
ェックシートの結果については、評価の高い項目は高く、評価の低い項
目は低いという傾向がみられる。
・ 全体の平均をみると、平成16年度は52.9%、その後4回は60%台、平成
22年度は72.0%、平成23年度は73.2%、今年度は71.3%となっており、
改善、向上に努めた結果、70%台前半で安定していると考えられる。
・ 領域の中では、平均値が最も低い「会話」は回を重ねるごとに、
「80%
以上対応」とする項目個数割合の施設平均値が高くなっており、サービ
スの改善、向上が進んでいることがうかがえる。
・ 過去8回の中で、今年度、最も平均値が高かった項目は、「会話」、「設
備」、
「看護的対応」、
「環境整備」
、
「処遇計画など」、
「カンファレンス(ケ
ース会議など)」(100.0%で同率)「入浴」、「排泄」の8項目である。
1.高齢者施設
低得点順(平均)
項目番号・領域
07.会話 06.外出への援助 05.自立支援(リハビリテーション)
08.生活づくり 04.寝かせきりの防止
H16・18~24
H16平均 H18平均 H19平均 H20平均 H21平均 H22平均 H23平均 H24平均
42.5%
0.0%
13.9%
16.7%
19.4%
30.6%
36.1%
38.9%
29.2%
33.3%
25.0%
25.0%
27.8%
44.4%
38.9%
37.5%
28.6%
26.0%
28.8%
34.2%
37.0%
37.0%
48.1%
46.3%
43.8%
44.4%
33.3%
22.2%
29.6%
40.7%
40.7%
36.7%
43.8%
33.3%
38.9%
44.4%
44.4%
50.0%
66.7%
35.0%
37.5%
50.8%
57.1%
51.9%
48.6%
54.2%
55.6%
10.認知症利用者への対応(Ⅱa以上のレベル)
38.8%
22.職員への教育・研修
31.8%
37.0%
48.1%
48.1%
55.6%
59.3%
70.4%
63.3%
14.在宅復帰支援
66.7%
25.9%
33.3%
0.0%
66.7%
90.9%
80.0%
11.利用者の自由選択 50.0%
61.1%
44.4%
44.4%
61.1%
55.6%
50.0%
55.0%
13.情報提供・苦情対応など
46.4%
60.3%
63.5%
55.6%
63.5%
74.6%
55.6%
61.4%
01.食事
50.7%
58.3%
61.1%
62.5%
59.7%
63.9%
62.5%
62.5%
15.協力機関
39.1%
51.9%
74.1%
51.9%
66.7%
85.2%
66.7%
83.3%
20.設備
37.5%
59.3%
74.1%
70.4%
66.7%
66.7%
74.1%
80.0%
12.看護的対応 57.8%
55.7%
70.9%
73.4%
63.3%
70.9%
69.6%
71.4%
21.環境整備
60.9%
65.1%
77.8%
74.6%
73.0%
79.4%
82.5%
84.3%
09.周囲への配慮 50.0%
63.0%
85.2%
70.4%
81.5%
81.5%
88.9%
83.3%
24.人権の確保
54.2%
75.9%
83.3%
81.5%
72.2%
75.9%
83.3%
82.9%
27.リスクマネジメント
60.4%
77.8%
87.0%
74.1%
77.8%
82.5%
84.1%
81.3%
18.地域との連携・交流
73.3%
66.7%
83.3%
88.9%
77.8%
83.3%
77.8%
80.0%
17.ボランティア・実習生
70.8%
66.7%
74.1%
92.6%
77.8%
81.5%
88.9%
80.0%
23.記録・調査
56.3%
85.2%
81.5%
77.8%
81.5%
88.9%
85.2%
80.0%
16.ショートステイ
75.0%
93.8%
71.9%
76.0%
83.3%
80.2%
80.0%
79.2%
25.処遇計画など
50.0%
77.8%
88.9%
83.3%
77.8%
94.4%
94.4%
95.0%
26.カンファレンス(ケース会議など)
87.5%
77.8%
77.8%
66.7%
88.9% 100.0%
88.9% 100.0%
02.入浴
79.2%
88.9%
88.9%
85.2%
88.9%
96.3%
96.3%
96.7%
03.排泄
87.5%
90.7%
94.4%
90.7%
88.9%
94.4%
98.1%
98.3%
19.広報・PR
75.0%
88.9% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
90.0%
平 均
52.9%
61.9%
65.0%
62.9%
63.9%
72.0%
73.2%
71.3%
41
平均
24.8%
32.6%
35.8%
36.4%
44.6%
49.3%
51.7%
51.9%
52.7%
60.1%
60.1%
64.9%
66.1%
66.6%
74.7%
75.5%
76.1%
78.1%
78.9%
79.0%
79.5%
79.9%
82.7%
86.0%
90.0%
92.9%
94.2%
65.4%
1.高齢者施設 <8年平均の低位>
07.会話 100%
06.外出への援助 90%
80%
05.自立支援(リハビリ
テーション)
70%
08.生活づくり 60%
04.寝かせきりの防止
50%
40%
10.認知症利用者への
対応(Ⅱa以上のレベル)
30%
22.職員への教育・研修
20%
14.在宅復帰支援
10%
11.利用者の自由選択
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
H23平均
H24平均
1.高齢者施設 <8年平均の中位>
13.情報提供・苦情対応
など
100%
01.食事
90%
80%
15.協力機関
70%
20.設備
60%
12.看護的対応 50%
40%
21.環境整備
30%
09.周囲への配慮 20%
24.人権の確保
10%
27.リスクマネジメント
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
42
H23平均
H24平均
1.高齢者施設 <8年平均の高位>
18.地域との連携・交流
100%
17.ボランティア・実習生
90%
80%
23.記録・調査
70%
16.ショートステイ
60%
25.処遇計画など
50%
26.カンファレンス(ケー
ス会議など)
40%
30%
02.入浴
20%
03.排泄
10%
19.広報・PR
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
H23平均
H24平均
② 障害者福祉施設(施設入所支援)
・ 障害者福祉施設(施設入所支援)の結果をみる際は、施設数が3施設な
いしは2施設と数が少ないことに留意する必要がある。その上、前述し
たように、領域や項目が改定されていること等から、厳密な比較をする
ことはできないが、8回のセルフチェックシートの結果をみると、評価
の高低にあまり変動がない項目と、変動が激しい項目があることがわか
る。
・ 「自立支援」、
「地域への支援」の2項目が他の項目に比べ「80%以上対
応」とする項目個数割合の施設平均値が低く、当初から傾向が変わらな
い。研究会でも施設だけで取り組むのは難しいとの意見が出される領域
である。
・ 全体の平均をみると、平成16年度は52.2%、その後2回は40%台であっ
たが、平成20年度以降は50%以上を維持している。平成21年度は74.0%、
平成22年度は65.3%、平成23年度は70.7%だったが、今年度は62.8%と
70%を下回った。施設においては、改善、向上に努めているが、この4
年間をみると自己評価の数値としては70%前後の水準となっている。
43
2.障害者福祉施設(施設入所支援)
低得点順(平均)
項目番号・領域
30.就労
04.自立支援
31.授産事業
13.地域への支援
23.人格の尊重
07.レクリエーション
06.外出援助・社会参加
25.公民権の行使
17.職員への教育・研修
05.自助具・補装具など
08.健康管理
28.作業
09.情報提供・苦情対応など
22.リスクマネジメント
12.ボランティア・実習生
27.環境整備
01.食事
21.カンファレンス(ケース会議など)
16.環境整備
24.プライバシーの保護
26.自治会
10.協力機関
15.設備
14.広報・PR
02.入浴
18.記録・調査
03.排泄
20.支援計画
11.ショートステイ
29.工賃
19.家族との連携
平 均
H16・18~24
H16平均 H18平均 H19平均 H20平均 H21平均 H22平均 H23平均 H24平均
16.7%
0.0%
0.0%
0.0%
25.0%
0.0%
13.3%
6.7%
0.0%
26.7%
13.3%
6.7%
33.3%
0.0%
16.7%
16.7%
50.0%
25.0%
16.7%
33.3%
33.3%
25.0%
33.3%
50.0%
40.0%
12.5%
14.8%
29.6%
37.0%
61.1%
37.0%
29.6%
46.7%
33.3%
33.3%
22.2%
44.4%
50.0%
44.4%
55.6%
33.3%
33.3%
33.3%
22.2%
33.3%
50.0%
55.6%
55.6%
55.6%
25.0%
33.3%
33.3%
33.3%
50.0%
50.0%
50.0%
83.3%
93.8%
55.6%
44.4%
0.0%
66.7%
44.4%
55.6%
33.3%
66.7%
33.3%
44.4%
44.4%
50.0%
44.4%
66.7%
55.6%
25.0%
16.7%
50.0%
58.3% 100.0%
50.0%
66.7%
53.3%
57.1%
28.6%
57.1%
21.4% 100.0%
36.4%
28.6%
42.9%
47.6%
85.7%
61.9%
66.7%
59.5%
25.0%
50.0%
55.6%
55.6%
83.3%
55.6%
66.7%
52.4%
50.0%
44.4%
44.4%
55.6%
83.3%
55.6%
88.9%
44.4%
57.8%
33.3%
40.0%
66.7% 100.0%
60.0%
40.7%
48.1%
51.9%
83.3%
70.4%
81.5%
70.4%
50.0%
33.3%
33.3%
50.0%
75.0% 100.0%
83.3%
83.3%
58.3%
50.0%
66.7%
40.0%
83.3%
72.2%
77.8%
72.2%
50.0%
50.0%
66.7%
66.7%
87.5%
58.3%
66.7%
75.0%
100.0%
66.7%
66.7%
66.7%
50.0%
55.6%
66.7%
66.7%
40.0%
46.7%
60.0%
60.0%
90.0%
66.7%
93.3%
86.7%
66.7%
55.6%
66.7%
66.7%
83.3%
77.8%
77.8%
77.8%
100.0%
66.7%
33.3%
66.7% 100.0% 100.0%
66.7%
66.7%
75.0%
66.7%
75.0%
66.7%
87.5%
83.3%
75.0%
75.0%
25.0%
75.0%
58.3%
83.3% 100.0% 100.0% 100.0%
83.3%
58.3%
66.7%
83.3%
72.2% 100.0% 100.0%
83.3%
83.3%
50.0%
83.3%
50.0%
83.3% 100.0% 100.0% 100.0%
83.3%
66.7%
66.7%
77.8%
77.8% 100.0%
88.9% 100.0%
77.8%
66.7%
66.7%
83.3% 100.0% 100.0%
100.0%
50.0% 100.0% 100.0% 100.0%
66.7% 100.0%
66.7%
52.2%
42.7%
49.0%
51.8%
74.0%
65.3%
70.7%
62.8%
平均
4.2%
11.5%
23.3%
32.1%
33.5%
39.6%
42.4%
44.8%
49.2%
50.7%
52.5%
52.8%
53.7%
55.5%
58.3%
59.6%
63.3%
63.5%
65.1%
65.1%
67.4%
67.9%
71.5%
75.0%
75.5%
78.1%
80.9%
81.2%
82.0%
83.3%
85.4%
57.1%
2.障害者福祉施設(施設入所支援) <8年平均の低位>
30.就労
100%
90%
04.自立支援
80%
31.授産事業
70%
13.地域への支援
60%
23.人格の尊重
50%
07.レクリエーション
40%
06.外出援助・社会参加
30%
25.公民権の行使
20%
10%
17.職員への教育・研修
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
44
H23平均
H24平均
05.自助具・補装具など
2.障害者福祉施設(施設入所支援) <8年平均の中位>
08.健康管理
100%
28.作業
90%
80%
09.情報提供・苦情対応
など
70%
22.リスクマネジメント
60%
12.ボランティア・実習生
50%
27.環境整備
40%
01.食事
30%
21.カンファレンス(ケー
ス会議など)
20%
16.環境整備
10%
24.プライバシーの保護
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
H23平均
H24平均
2.障害者福祉施設(施設入所支援) <8年平均の高位>
26.自治会
100%
10.協力機関
90%
15.設備
80%
14.広報・PR
70%
02.入浴
60%
50%
18.記録・調査
40%
03.排泄
30%
20.支援計画
20%
11.ショートステイ
10%
29.工賃
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
45
H23平均
H24平均
19.家族との連携
③ 障害者福祉施設(日中活動)
・ 障害者福祉施設(日中活動)については、次第に参加施設が増えて平成
22年度より12施設となったことや、前述した理由から、厳密な比較をす
ることはできないが、8回のセルフチェックシートの結果については、
評価の高い項目は高く、評価の低い項目は低いという傾向がみられる。
・ 8回の平均値をみると、「職員への教育・研修」、「授産事業」、「自立支
援」の3項目が20%台と自己評価が低い。
・ 全体の平均をみると、平成16年度は35.0%と低く、平成19年度の67.2%
までは上昇が続いたが、その後は低下し平成22年度は55.3%となった。
平成23年度は70.0%と大きく上昇し、今年度は再び66.5%と下がってい
る。
3.障害者福祉施設(日中活動)
低得点順(平均)
項目番号・領域
17.職員への教育・研修
29.授産事業
05.自立支援
07.外出援助・社会参加
28.就労
06.自助具・補装具など
13.地域への支援
24.利用者集会
19.カンファレンス(ケース会議など)
11.協力機関
08.レクリエーション
21.リスクマネジメント
22.人格の尊重
14.広報・PR
15.設備
01.個別支援計画
18.記録・調査
26.作業
16.環境整備
10.情報提供・苦情対応など 02.食事
25.環境整備
09.健康管理
12.ボランティア・実習生
20.家族
04.排泄
27.工賃
03.衛生管理・整容、入浴
23.プライバシーの保護
平 均
H16・18~24
H16平均 H18平均 H19平均 H20平均 H21平均 H22平均 H23平均 H24平均
0.0%
19.0%
52.4%
23.8%
16.7%
23.1%
46.2%
38.9%
5.6%
33.3%
40.0%
13.3%
26.7%
26.7%
36.7%
42.9%
21.7%
23.8%
33.3%
33.3%
17.4%
26.3%
34.2%
45.7%
25.0%
33.3%
28.6%
23.8%
33.3%
27.8%
44.4%
36.7%
20.0%
28.6%
33.3%
33.3%
50.0%
37.5%
54.2%
50.0%
16.7%
23.8%
50.0%
40.0%
60.0%
55.6%
66.7%
53.8%
31.3%
50.0%
64.3%
41.7%
42.9%
39.1%
52.2%
55.0%
16.7%
52.4%
42.9%
52.4%
41.7%
43.2%
62.2%
65.4%
29.2%
52.4%
42.9%
52.4%
50.0%
48.7%
66.7%
63.9%
25.0%
46.4%
67.9%
50.0%
62.5%
40.2%
54.0%
64.6%
37.5%
52.4%
57.1%
66.7%
50.0%
51.9%
66.7%
48.1%
26.8%
44.9%
75.5%
65.3%
55.4%
56.7%
63.5%
54.7%
46.5%
58.6%
62.9%
65.7%
57.5%
52.3%
74.6%
63.6%
12.5%
42.9%
71.4%
57.1%
75.0%
58.3%
83.3%
83.3%
33.3%
50.0%
61.5%
53.8%
75.0%
56.0%
68.0%
90.5%
43.8%
64.3%
92.9%
57.1%
68.8%
38.3%
66.0%
62.5%
21.9%
60.7%
75.0%
67.9%
65.6%
61.5%
76.9%
66.0%
37.5%
60.7%
72.9%
62.5%
62.5%
61.7%
76.5%
70.9%
31.3%
76.2%
66.7%
66.7%
72.9%
62.8%
76.9%
69.4%
31.0%
64.3%
78.6%
76.2%
64.6%
66.0%
83.3%
70.8%
39.8%
53.2%
59.7%
72.6%
80.3%
73.6%
84.5%
73.4%
45.8%
54.8%
66.7%
73.8%
66.7%
64.1%
87.2%
80.6%
52.1%
69.0%
83.3%
78.6%
80.9%
53.8%
82.4%
71.7%
45.8%
71.4%
90.5%
66.7%
70.8%
69.2%
82.1%
77.8%
62.5%
95.2% 100.0%
95.2%
79.2%
56.4%
74.4%
74.2%
56.4%
64.3%
85.2%
88.9%
86.8%
80.4%
87.0%
90.9%
52.4%
72.2%
93.3% 100.0%
72.2%
91.7%
87.5%
90.0%
85.7%
71.4% 100.0%
83.3% 100.0%
80.8%
96.2%
90.9%
62.5% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
96.2%
83.3%
35.0%
54.8%
67.2%
60.8%
61.6%
55.3%
70.0%
66.5%
46
平均
27.5%
28.1%
29.5%
31.6%
38.4%
45.8%
47.1%
47.1%
50.8%
51.3%
53.8%
55.4%
60.2%
60.5%
61.0%
61.7%
61.9%
63.2%
65.4%
66.9%
67.1%
67.5%
71.5%
71.8%
79.6%
80.0%
82.4%
88.5%
92.8%
58.9%
3.障害者福祉施設(日中活動) <8年平均の低位>
17.職員への教育・研修
100%
29.授産事業
90%
05.自立支援
80%
70%
07.外出援助・社会参加
60%
28.就労
50%
06.自助具・補装具など
40%
13.地域への支援
30%
24.利用者集会
20%
19.カンファレンス(ケー
ス会議など)
10%
11.協力機関
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
H23平均
H24平均
3.障害者福祉施設(日中活動) <8年平均の中位>
08.レクリエーション
100%
21.リスクマネジメント
90%
22.人格の尊重
80%
70%
14.広報・PR
60%
15.設備
50%
01.個別支援計画
40%
18.記録・調査
30%
26.作業
20%
16.環境整備
10%
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
47
H23平均
H24平均
10.情報提供・苦情対応
など 3.障害者福祉施設(日中活動) <8年平均の高位>
02.食事
100%
25.環境整備
90%
80%
09.健康管理
70%
12.ボランティア・実習生
60%
20.家族
50%
04.排泄
40%
30%
27.工賃
20%
03.衛生管理・整容、入
浴
10%
23.プライバシーの保護
0%
H16平均
H18平均
H19平均
H20平均
H21平均
H22平均
48
H23平均
H24平均
3. サービス向上計画の記載内容に関する分析結果
(1) サービス向上計画におけるセルフチェックの総括状況
・ 平成24年度は、各施設における評価者数が500人を超え、評価の結果もよ
り安定してきている。評価結果の分析については、
「B」ないしは「C」と
評価が低かった項目について着目する方法、昨年度と今年度の評価結果を
比較して、上昇した項目、低下した項目について原因を考察する方法など
がとられている。
・ 高齢者施設、障害者施設の双方において、平成23年度に設定した課題につ
いては、取組みの結果、一定の成果をあげたとのことで、今年度の課題は
別の課題を挙げる施設が多い。
・ セルフチェックシートの結果と施設の情況を突合せながら、各施設が5つ
前後の課題を設定しているが、中には5個以上と多くの課題を挙げる施設
もみられる。
・ セルフチェックの領域、項目は相互に関連し、複合的になっている場合も
多い。課題の立て方、課題や改善策の組み合わせ方は施設によって異なる
ため、課題の数も異なるのではないかとみられる。
・ 対応策をみると、多職種が協働で行うものが多く、施設として組織的に課
題に取り組む姿勢がうかがえる。
・ 「会話」、「人格の尊重」などは複数の高齢者施設、障害者施設において、
課題と認識されていて、職員の意識の向上に努めるとされている。
(2) 平成24年度サービス向上計画の分析
ついて
~
課題と対応策の記載内容に
① 高齢者施設
1) 全般
・ 今年度は介護保険事業計画の第五期の開始年であるが、セルフチェック
の実施もスムーズに行われ、品川区内の施設においては着実にケアの提
供とサービスの向上に取組んでいることがうかがえる。
・ ショートステイについては在宅介護支援の柱として取り組まれている。
施設入所については、基本的に「生活の場」であるとして、家庭的な環
境やケアを提供すべく配慮がなされている。
2) ケアプランと連動したケアの提供
・ 今年度は、ケアプランの情報を職員間で共有化し、ケアに反映させるこ
とを課題として挙げる施設が目立った。
・ 今年度は、ケアマネジメントのプロセスを通じて、職員が専門性を発揮
することを課題とした施設が複数みられた。具体的な取組みとしては、
アセスメントに着目し、多職種が同じアセスメントシートを利用して、
介護の質の向上を図るという記述がみられた。
・ 施設におけるサービス提供は、より組織的なしくみづくりと、年間ベー
スでの計画的な質の向上の取組が求められるようになってきている。ケ
49
アプランやアセスメントシートを活用しようという動きも組織的なケ
アを志向する取組の一貫と考えられる。
3) 生活のなかでのリハビリテーションの充実
・ 入所施設においては、利用者の重度化が指摘されており、平成23年度に
続き、生活のなかでのリハビリテーションの充実を課題として挙げる施
設が複数あった。
・ 生活に即した自立支援を目標として、本人の意向を聞き取りながら、会
話、生活づくり、外出支援、リハビリテーション、看護的対応、看取り
に取り組むといった記述が多かった。
4) 「会話」の改善と向上の取り組み
・ これまでに8回セルフチェックを実施した結果、「会話」の領域が最も
自己評価の平均値が低いという結果となっている。
・ こうした結果を受けて、平成23年度に続き、会話に関する問題点や課題
を分析する記述が多く、意識啓発、相互注意、マナー研修等で改善を図
ろうとする施設が複数みられる。
・ 特に居室にいる時間の長い方で、会話やコミュニケーションが少なくな
りがちな方に目をむけ、個別対応を図ろうとする施設が複数みられる。
5) 医療的処置の堅確化
・ 介護職の特定の医療行為が要件付きで認められることとなったが、看護
師と密に連携しながら安全に実施することを課題とする施設があった。
・ 嚥下が困難な入所者が増加しているが、誤嚥することなく、最後まで経
口摂取ができるよう、看護師、栄養士、訓練士、介護士の専門職の協働
で安全な食事介助を行うと記述している施設もみられた。
・ 看取り、感染症予防など、看護職が中心となって、組織的に職員の意識
啓発、実践に取り組むとする施設が複数みられた。
50
<主な記載内容(高齢者施設)>
80%
60%
60~
項目番号・領域
課題
以上
未満
80%
1. 食事
62.5% 32.5%
5.0% ・嚥下困難者への対応
・衛生管理
2. 入浴
3. 排泄
4. 寝かせきりの
防止
96.7%
98.3%
35.0%
3.3%
1.7%
60.0%
5. 自立支援
(リハビリテ
ーション)
46.3%
47.6%
0.0%
0.0%
5.0% ・離床の機会づくり
対応策
・嚥下困難者が増加している
が、誤嚥することなく、最後
まで経口摂取ができるよう、
看護師、栄養士、訓練士、介
護士の専門職の協働で安全な
食事介助を行う。
・情況に合わせた食事形態、嚥
下体操、マッサージ、安全な
食事介助のタイミングでの食
事介助の実施。
おしぼりを配る目的を職員が
理解する。
・臥床中心者や経管栄養者が離
床する機会をもてるよう、医
務と協力しながら、タイミン
グをはかり環境づくりを検討
する。
・車いす利用の見直し
・いすに移ることの意味を職員が
話し合い理解し、生活の場とし
ての車いすからの脱却を図る。
6.1% ・重度化に対応したリハ ・施設全体でリハビリに取り組
ビリテーションの実施 む。
・介護職と訓練職員の定期的な
ミーティング開催。
・日常生活内でのリハビ ・介護を実施する際のリハビリ
リの充実
についての講習会開催を職員
が企画、実施する。
・重度化に対応した生活 ・生活の中のリハビリテーショ
の中のリハビリテーシ ンについては日中活動のリハ
ョン
ビリプログラムとリンクさせ
個別支援計画に生かしていく
ことで対応。
・生活リハビリをケアプ ・寝たきりの方でも、シーツ交
ランに位置づける
換、リハビリ、入浴の機会を
活用し、離床時間を拡大でき
ないか検討する。
・技術向上のための勉強 ・理学療法士中心で取り組む。
会
・職員にアンケート実施(4
月)
、アンケートの集約、勉強
会実施、研修への参加(6月)、
まとめ(12 月)。
・記録の体系化、連絡体 ・リハビリの実施や様子の記録
制の確実化
を体系的に行い、連絡体制の
確実化を進める。
・リハビリ委員会での情報交換
の強化、共有。
51
項目番号・領域
80%
以上
60~
80%
6. 外出への援助
37.5%
40.0%
7. 会話
42.5%
47.5%
8. 生活づくり
36.7%
43.3%
9. 周囲への配慮
10. 認知症利用者
への対応
(Ⅱa 以上の
レベル)
83.3%
38.8%
16.7%
57.5%
60%
未満
課題
対応策
22.5% ・計画的な外出の実施
・お楽しみクラブを中心に外出
に取り組む。4月に利用者の
希望を聞き取り、家族にも働
きかけ、5月に意見を集約し、
6月に実施し、12 月にまとめ
る。
・重度化に対応した生活
・聴覚や視覚だけに頼った会話
10.0%
の中のコミュニケーシ にとどまらず、嗅覚、味覚、
ョン
触覚を用いた会話方法を検討
する。
・歯科衛生士学校と協力して義
歯の不具合改善を図る。
・会話が困難な方への対 ・音楽を聴く、踊りを見る、イ
応
ベントの参加などのレクリエ
ーションを通してコミュニケ
ーションの機会を持つ。
・個別の希望の徴収
・個別に希望を言えない方への
アプローチの仕方を学習会、サ
ービス向上委員会、給食委員
会の活動を通じて学習する。
20.0% ・重度化に対応した生活 ・大規模なイベントでなく、ベ
づくり
ッド上でもクリスマスの雰囲
気が味わえるような、小規模
のプログラムを開発する。
・利用者の意向の把握と ・家族と情報を共有化して生活
意向をふまえた生活づ の場として施設でも継続可能
くり
なこと、本人の希望を汲み取
ってレクリエーションを行
う。
・サークル参加への呼び ・既存のサークルへの参加利用
かけ
の呼びかけ、働きかけを工夫
する。
・個別ケアの充実
・グループケア検討チームを担当
に 取 組む 。意 見と りま と め ( 5
月)、取組の実施(6月)、まとめ
(12 月)。
・ケアプランと連動した ・ケアプランと連動したケアを
ケア
行うことで、メリハリのある生
活を提供する。
0.0%
3.8% ・本人本位、尊厳の遵守 ・サービス向上委員と認知症ケ
・異食防止策
52
ア研修参加者が中心となり、
内部研修を通じ職員に働きか
ける。
・排泄検討チームが中心に取り組
む。異食について話し合う(4
月)。
項目番号・領域
80%
以上
60~
80%
60%
未満
課題
対応策
11. 利用者の自由
選択
55.0%
30.0%
12. 看護的対応
71.4%
21.4%
13. 情報提供・苦情
対応など
14. 在宅復帰支援
(※老健のみ
の項目)
15. 協力機関
16. ショートステ
イ
61.4%
34.3%
4.3%
80.0%
20.0%
0.0%
83.3%
79.2%
13.3%
20.8%
3.3%
0.0% ・在宅生活維持への支援 ・緊急時や時間外の対応。
15.0% ・個別の希望の徴収
・個別に希望を聞く機会を定期
的に増やし、サービス向上委
員会を中心に具体化・実現化
する。
・利用者が「選択する」大切さ
を職員間で共有し、意識的に
利用者に関わる。
7.1% ・介護職が行う特定の医 ・利用者の重度化に対応し、介
療行為の安全性の確保 護職が特定の医療行為を安全
に行えるよう看護師との連携
を密にする。
・研修、実践を通じた充実。
・看取りに関する話し合 ・看取り委員会からの情報を職
い
員間で共有化を図る。
・職員の意識を高める。
・夜勤看護師の配置を検討。
・看取りの指針の周知等 ・看取りの指針の周知と死生観
に関する施設内研修の実施。
・家族と相談して、できるだけ在
宅と同じようにベッドやポータブ
ルト イ レの位置等にも配慮す
る。
17. ボ ラ ン テ ィ
ア・実習生
18. 地 域 と の 連
携・交流
19. 広報・PR
20. 設備
21. 環境整備
80.0%
10.0%
10.0%
80.0%
15.0%
5.0%
90.0%
80.0%
84.3%
10.0%
16.7%
14.3%
0.0%
3.3%
1.4% ・共有スペースの清掃の ・物品の整理、ワーカー室内の
徹底
22. 職 員 へ の 教
育・研修
63.3%
26.7%
清掃を行う。
・入退室時は普段できないベッ
ド本体、床頭台、床の清掃を
実施する。
・環境整備に関するマニュ ・通常業務の中でできる環境整
アルの整備
備に関する事項をマニュアル
化する。
10.0% ・サービスマナー委員会 ・職員へのアンケート、自己評
の設立
価と振り返りの実施、受講内
容の伝達研修を実施し、マナ
ー向上につなげる。
・職員としての基本的な ・言葉遣いが虐待につながると
姿勢の確立
いう意識を持たせる。
・実際の現場で相互に注意しあ
える環境づくり。
53
項目番号・領域
80%
以上
60~
80%
60%
未満
課題
対応策
・効果的な教育・研修
・看取りについての学習を継続
的に実施。
・研修で得た知識の共有のた
め、報告の機会を設ける。
・夕方の空き時間や学習会を活
用して職員の勉強を座学、実
技で実施。
・ロールプレイを活用した教
育・研修の実施。
・区の研修の活用
・区主催の施設ケア研修、認知
症ケア研修に参加し活用。
・動作介護技術の訓練 ・職員が外部研修に参加し、他
職員に報告して発表する。
・利用者への適切な言葉 ・職員が相互に注意するシステ
遣い
ムづくり。
・午後の送りでその日、気にな
った言葉について注意する。
毎月のサービスマナーチェッ
クで言葉遣いを重点的に行
う。
・レクリエーションに関 ・現任研修にもりこみ、レクリ
する研修実施
エーションを理解する。
23. 記録・調査
24. 人権の確保
80.0%
82.9%
20.0%
17.1%
25. 処遇計画など
95.0%
5.0%
・ケアプラン(支援計画)と連
動して実施する。
0.0% ・職員間でのケアプラン ・各セクションがプランを共有
の共有化
し、生活に即した自立支援に
つなげる。
26. カンファレン 100.0%
ス(ケース会議
など)
27. リスクマネジ 81.3%
メント
0.0%
0.0%
17.5%
0.0%
0.0% ・個別性の確保
1.3% ・感染症対策の徹底
・研修参加、勉強会開催を通じ
て、発生初期段階の対応、蔓
延時の対策を学習し、業務に
生かす。
・看護師が主体となり、流行時期
前に再確認できる体制を整備
する。
・年間計画に基づく感染 ・4月緊急対応検討チームを中心
症予防
にスケジュール作成。感染症防
止研修(8 月、10~11 月、年 2
回)、まとめ(12 月)。
・感染症対策委員会によ ・感染症及び食中毒予防委員会
る周知
が中心となり衛生管理の具体
的な利用方法と効果を周知す
る。
54
② 障害者福祉施設(施設入所支援)
1) 全般
・ 施設数は2施設と少ないが、セルフチェックの総括、課題として取り上
げた領域や内容の記述はポイントをしぼった的確なものとなっている。
・ 課題の抽出については、地域移行を目指した自立支援、人格の尊重など、
従来、職員や施設だけでは取り組みが困難とされていた領域や項目につ
いての記述が多く、意欲的にサービス向上に取り組んでいることがうか
がえる。
2) 人格の尊重
・ 平成23年6月24日に障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等
に関する法律が公布され、平成24年10月1日から、国や地方公共団体、
障害者福祉施設従事者等、使用者などに障害者虐待の防止等のための責
務が課されることとなった。施設においては、一層、人格の尊重に配慮
することが求められている。
・ 虐待防止などの人格の尊重については、職員会議や法人研修で取り上げ
て意識向上を図っているが、現場の実践レベルにまでは浸透できていな
いなど、今後も組織的な取り組みが継続的に必要とのことである。
・ 今後、成年後見制度の活用が必要になってくるので、利用者への説明の
機会をもうけるなど準備を進めている施設がある。
3) 自立支援の取り組みの推進
・ 自立支援に係る取り組みとして、生活の中でのリハビリテーション、地
域生活移行を課題として取り組むという記述がみられたが、いずれも個
別支援計画に盛り込むことが明記されていた。
・ 個別支援計画の策定、見直し等が定着してきたことがうかがえる一方で、
保護者の高齢化、利用者の重度化に伴い、地域移行や自立支援を個別支
援計画に盛り込むことに苦慮することもあるとのことである。
4) 大規模改修を契機とした機能、サービスの見直しについて
・ 今年度、大規模改修を行っている施設があるが、平成25年度には改修を
終え新しい環境になるとのことである。
・ 食堂の環境改善にあわせた衛生管理等の見直し、居室環境の整備にあわ
せて災害対策としての家具転倒防止策を実施した、あるいは今後実施し
ていくとのことである。
・ セルフチェックは、日常的な業務やサービスについて振り返り、評価を
行う中での気づきやサービス改善のヒントを得ることが多いが、数年単
位での大規模改修等もサービス改善の契機として活用されている。
5) 服薬管理の取り組みの推進
・ 今年度、服薬管理の徹底に関する項目をセルフチェックシートに追加し
て、初めて評価を実施した。
・ 利用者の高齢化、重度化が進み、服薬の自己管理が難しい利用者が増え
ているとのことで、設問と施設の実態が必ずしも合致していないとの指
55
摘がみられた。
・ セルフチェックシートの項目の見直しの必要性もさることながら、現場
の服薬管理に係る職員の負担増と、入所者の服薬管理を適切に行うこと
の必要性が高まっていることが今年度調査から明らかになった。
<主な記載内容(障害者福祉施設(施設入所支援)
)>
80%
60%
60~
領域
課題
対応策
以上
未満
80%
1.食事
70.4% 22.2%
7.4% ・食事を楽しむ環境の整 ・平成 25 年度より施設整備改
備
修により単独の食堂利用とな
るため、より食事を楽しむ環
境を整備する。
・衛生管理の徹底
・食堂入り口付近に自動水洗の
手洗い場を設置したので、手指
消毒に活用する。
2.入浴
75.0% 25.0%
0.0%
3.排泄
83.3% 16.7%
0.0%
4.自立支援
6.7%
86.7%
6.7% ・個々の生活スタイルの ・一人一人に合わせた居室環境
尊重
を整備する。
・フロアの特性に合わせた ・新年度に向け、3つのフロアの
日課の設定
特性に合わせた日課を検討す
る。
・地域移行の取組み
・定期的な面談の中で利用者自
身の希望する将来像を確認し、
必要な地域情報を提供する。
・生活リハビリの充実
・生活の中のリハビリは定着してき
たので、リハビリ活動から生活
の場面へとリンクさせる。
・利用者属性への対応
・利用者の高齢化、重度化が進
む中、自立支援、地域移行の
あり方を模索していく。
・高齢化、重度化が進む利用者
の自立支援についても工夫し
て個別支援計画に盛り込む。
5.自助具・補装具 55.6% 22.2% 22.2%
など
6.外出援助・社会 55.6% 44.4%
0.0%
参加
7.レクリエーショ 33.3% 66.7%
0.0%
ン
8.健康管理
・服薬管理
・服薬を自己管理できる入所者
と自己管理が難しい入所者へ
53.3% 26.7% 20.0%
の適切な個別対応。
9.情報提供・苦情
59.5% 35.7%
4.8%
対応など
10.協力機関
86.7% 13.3%
0.0%
11.ショートステ
77.8% 22.2%
0.0%
イ
12 . ボ ラ ン テ ィ
44.4% 55.6%
0.0%
ア・実習生
13.地域への支援 40.0% 60.0%
0.0%
14.広報・PR
66.7% 33.3%
0.0%
56
領域
15.設備
16.環境整備
17.職員への教育・
研修
18.記録・調査
19.家族との連携
20.支援計画
80%
以上
60~
80%
60%
未満
77.8%
72.2%
22.2%
27.8%
0.0%
0.0%
33.3%
66.7%
0.0%
83.3%
66.7%
16.7%
33.3%
0.0%
0.0%
83.3%
21.カンファレン
ス(ケース会議 83.3%
など)
22.リスクマネジ
52.4%
メント
23.人格の尊重
46.7%
16.7%
0.0%
16.7%
0.0%
33.3%
14.3%
課題
・リハビリ活動の支援計画 ・生活の中でのリハビリが定着し
への盛り込み
てきたので、リハビリ活動から生
活の場面にリンクしていけるよう
個別支援計画に盛り込む。
・成年後見制度の活用
46.7%
6.7%
・利用者接遇の向上
・虐待防止の取組
24.プライバシー 75.0%
の保護
25.公民権の行使 83.3%
26.自治会
66.7%
25.0%
0.0%
0.0%
0.0%
16.7%
33.3%
対応策
・保護者会、個人面談などで成年
後見制度の説明の機会をもうけ
る。
・必要に応じ、他機関と連携して
利用を薦める。
・現場レベルで注意しあう。
・職員の意識向上を図る。
・虐待防止委員会の取組、外部
研修への参加
・施設内での統治機能の強化、
職員の意識の向上を図る。
③ 障害者福祉施設(日中活動)
1) 全般
・ 新体系に移行し4年目となり、各施設の機能が明確になってきたことが
うかがえる。今年度のセルフチェックの実施にあたっても、評価を実施
する領域や項目を絞って実施する施設がみられるようになってきた。
・ 利用者の年齢、障害の種別・程度、作業や就労の形態等によっては、セ
ルフチェックシートの項目や内容が合わないため、非該当としている場
合がみられた。セルフチェックシートのつくり方(構造)についても、
今後検討すべきと考えられる。
2) セルフチェックの結果の活用
・ 今年度の特徴として、向上計画において取り組む課題として、自立支援、
人格の尊重など従来、取り組みが困難とされていた領域を課題とする施
設が多くなってきている。背景として全体的なサービス水準の向上と職
員の意識の高まりがあると思われる。
・ セルフチェックの結果については、職員全員での会議や供覧などにより、
57
職員の意識づけや取組の共有はできているが、課題の実際の解決やサー
ビスの改善にまではいたっていないという厳しい自己認識の記述もみ
られた。
・ 設定した課題について実際の解決や改善のレベルにまでいたらないと
しても、より良い対人援助サービスの提供に向けて、施設の職員が向上
計画を作成し、課題に対して組織的に改善の取り組みを継続していくこ
との意義は大きいのではないかと思われる。
・ 「利用者の幅の拡大」、
「利用者に選ばれる施設」、
「近隣地域との交流」、
「外部専門機関との連携」など、外部との連携を課題を挙げる施設が増
えてきたことも今年度の特徴である。
3) アセスメントツール、支援計画を活用した自立支援の推進
・ 個別支援計画作成は定着し活用がはかられているが、課題もあるようで
試行錯誤の段階である。
・ 今年度はほとんどの施設から支援計画に関する課題が挙げられており、
自立支援を具現化するためにそれぞれ様々な工夫をしている。
・ 障害者の経済的な自立支援を推進するため、平成25年4月から障害者優
先調達推進法が施行されるなど、自立支援のあり方については今後も変
わっていくと考えられ、国や東京都の動向を把握しながら継続的に取り
組むべき課題だと考えられる。
・ また、今年度は個別支援計画の作成、運用に追われ、ケースカンファレ
ンスの開催が難しかったという率直な意見も複数みられるが、今後はケ
ースカンファレンスを随時行っていきたいとのことである。
4) 投薬管理、虐待防止、感染症対策に関する項目の追加
・ 平成22年度からチェックリストに個別支援計画の作成や活用状況の項
目を追加したが、今年度は、福祉施設として基礎的な事項ではあるが、
生命や人権に関わる事項として、投薬管理、虐待防止、感染症対策につ
いて検討を行い、質問項目を新規に追加した。
・ 投薬管理については、障害種別、利用者の状態像によっては、回答しに
くい施設もあったようである。
・ 虐待防止については、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援
等に関する法律の制定を受けて、改めて職員の意識の啓発に取り組むと
いう施設がみられた。
・ 感染症対策については、複数の施設で対策の見直しや強化を行うとして
おり、セルフチェックの改定が対策の強化の必要性を意識する機会とな
っている。
5) 環境整備への努力
・ 建物や設備についてはハードの制約があることから、従来より改善が難
しいとの指摘もあるが、今年度は共有スペース、居室スペース、作業室
の環境整備を課題として挙げる施設が複数みられた。
・ 大規模な改修を伴わずにできることとして、具体的には、医務室と相談
室の用途変更、職員の死角となる場所を割り出した上で、パーティショ
ンの設置や必要備品を購入して、利用者が安定して過ごせるよう工夫す
るなどの事項が挙げられていた。
58
<主な記載内容(障害者福祉施設(日中活動)
)>
80%
60%
60~
領域
課題
以上
未満
80%
1.個別支援計画
62.5% 22.9% 14.6% ・個別支援計画の評価
2.食事
73.4%
20.2%
3.衛生管理・整容、 90.9%
入浴
9.1%
4.排泄
5.自立支援
90.9%
45.7%
9.1%
48.6%
対応策
・個別支援計画の評価を年2回
実施する。
・必要に応じた個別支援計画の
見直し。
・個別支援計画の内容の把握、
周知を図る。
・個別支援計画書様式の ・利用者、第三者、支援員がわか
見直し
りやすいものに変更する。
・アセスメント、支援計画の ・アセスメントシートを用いて利用
活用
者のニーズを引き出し、支援に
つなげる。
・PDCAサイクルに基づいた支援
の実施。
・平成 24 年度に作成したアセスメ
ント様式と支援計画を活用した
アセスメントシステムを確立す
る。
・個別支援計画
・関係各所とのカンファレンスを開
催し、利用者ニーズを的確にと
らえ計画作成に活かす。
・利用者が積極的に取り組 ・自分の気持ちを言語化するの
める支援計画作成
が難しい利用者が多いため、
事前にアンケート調査を行い、
内容を吟味し、利用者の意欲
を引き出すような具体的な支援
計画を提示する。
・利用者の多様な疾病・障 ・職員の幅広い精神障害に対す
害についての対応
る専門知識の習得と、自分たち
の考え方を持つよう努める。
・食堂以外での食事提供に対し
6.4% ・適温給食
て、温冷配膳車を入手して活
用する。
・利用者増に対応し た食 ・25 年度の利用者増に対応した
事時間の検討、試行
食事時間の検討、試行。
・安定した環境で食事介助、支援
(訓練)ができるよう環境や提供
方法の見直しを実施する。
・衛生管理
・手洗い励行を呼びかける。
・手指消毒液の設置。
・食後の清掃の徹底。
0.0% ・口腔衛生指導の実施 ・12 月に口腔衛生指導を任意参
加で実施。年1度、継続実施し
ていく。
0.0%
5.7% ・個別支援計画に基づく ・利用者個々の自立支援につい
支援
59
ては、個別支援計画で具現化
に向けた支援を明確化する。
・職員が個別支援計画を理解し
た上で、的確にサービス提供す
る。
領域
6.自助具・補装具
など
7.外出援助・社会
参加
80%
以上
60~
80%
60%
未満
課題
53.8%
30.8%
15.4%
36.7%
53.3%
10.0% ・外出の機会の設定
・位置づけの明確化
・利用者への情報提供
8.レクリエーショ 48.1%
ン
44.4%
7.4%
・位置づけの明確化
9.健康管理
23.9%
4.3%
・利用者への情報提供
71.7%
対応策
・日中活動の中で外出の機会設
定、館外活動を実施する。
・利用者の地域行事や社会活動
参加について情報提供を行う。
・就労継続支援A型事業所とし
て、作業との兼ね合い、利用者
のニーズ等、捉え方を明確に
する。
・適宜、利用者に情報提供を行
い支援を行う。
・就労継続支援A型事業所とし
て、作業との兼ね合い、利用者
のニーズ等、捉え方を明確に
する。
・適宜、利用者に情報提供を行
い支援を行う。
・主治医、保健師、ワーカー等と
連携を図り支援にあたる。
10.情報提供・苦
情対応など
11.協力機関
12 . ボ ラ ン テ ィ
ア・実習生
13.地域への支援
70.8%
25.0%
4.2%
64.6%
77.8%
24.1%
22.2%
11.4%
0.0%
55.0%
40.0%
5.0% ・地域との交流や連携
14.広報・PR
15.設備
83.3%
90.5%
16.7%
9.5%
0.0%
0.0% ・安心して過ごせる場所の ・医務室と相談室の用途変更を
・併設の障害者共同生活援助・
共同生活介護事業所と共同で
近隣地域との交流を推進。秋
に交流行事開催を検討。
確保
16.環境整備
69.4%
27.8%
17 . 職 員 へ の 教
育・研修
38.9%
44.4%
18.記録・調査
19.カンファレン
ス(ケース会議
など)
20.家族
66.0%
63.9%
29.8%
22.2%
行った。
・職員の死角となる場所を割り出
し対応する。
・パーティションの設置、必要備
品を購入し休憩スペースや作
業室の環境を整備する。
・廊下や作業室の障害物を点検
2.8% ・安全への配慮
して取り除く。
・自立支援に関する研修
・事業所内で毎月実施する現任
16.7%
実施
研修で自立支援に関する職員
の資質の向上を図る。
・関係機関の研修参加
・関係機関の研修に参加し、会議
等で内容のフィードバックを行
う。
・研修機会の確保
・内部、外部の研修に積極的に
参加する。
4.3%
13.9% ・カンファレンス(ケース ・日中活動に追われてなかなか
会議)の活性化
74.2%
16.1%
9.7%
60
実施できなかったが、必要時は
積極的に開催する。
領域
80%
以上
60~
80%
21.リスクマネジ
メント
54.7%
38.7%
22.人格の尊重
63.6%
35.6%
23.プライバシー
の保護
24.利用者集会
25.作業場の環境
整備
83.3%
16.7%
65.4%
80.6%
11.5%
19.4%
26.作業
70.9%
23.3%
27.工賃
90.0%
0.0%
28.就労
50.0%
35.7%
29.授産事業
42.9%
42.9%
60%
未満
課題
対応策
6.6% ・PL保険への加入
・PL保険(生産物賠償責任保険)
に加入し、販売促進に努める。
・対応策の明確化
・就労継続支援A型事業所とし
て、利用者が所在不明時等の
対応について、家庭情況、ニー
ズに合わせ対応方法を検討す
る。
・感染症対策の強化
・会議、勉強会等で対応策を話し
合う。
・感染症対策マニュアルの整備、
確認。
・実際の吐しゃ物処理、環境整備
の方法を実施、体験する機会
をもうける。
・マニュアルの見直し
・作成済み、未作成も含め、随時
見直しを行う。
・職員の資質の向上
・マニュアルの見直し・改定、新規
作成、研修を通じ、職員の資質
の向上を図る。
0.8% ・利用者への言葉遣いの ・利用者に対する適切な言葉遣
向上
いを指導する。
・より良い対人援助サービスの提
供に向けて事業所として取り組
む。
・利用者の主体性の喚起 ・作業開始、終了ミーティングの
司会進行など、利用者が主体
的に活動する場面を設定する。
0.0%
23.1%
0.0% ・安全への配慮
・廊下や作業室の障害物を点検
して取り除く。
・安心して過ごせる場所の ・パーティションの設置、必要備
確保
品を購入し休憩スペースや作
業室の環境を整備する。
5.8% ・利用者の意見や要望の ・ 年 2 回 、 利 用 者と の 面談 を 行
聴取
い、要望や意見と取り入れ作業
む取り組む。
・未策定だった東京都工賃向上
10.0% ・工賃向上計画の作成
計画を作成し、作業開拓に努
める。
・工賃の理解
・工賃の支給にあたって、欠席
数、時間数を説明し、利用者の
労働意欲を高める。
・対応策の明確化
・就労継続支援A型事業所とし
14.3%
て、利用者の就労に向けての
見学や職場学習ついて、家庭
情況、ニーズに合わせ対応方
法を検討する。
14.3%
61
62
Fly UP