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男女共同参画社会に向けての市民意識調査 結果報告書

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男女共同参画社会に向けての市民意識調査 結果報告書
男女共同参画社会に向けての市民意識調査
結果報告書
平成27年10月
嘉
麻
市
目
Ⅰ
次
調査の概要
1.調査の目的 ······························································ 1
2.調査の性格 ······························································ 1
3.調査項目 ································································ 1
4.回答者の属性····························································· 1
5.調査結果利用上の注意····················································· 4
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
1.「男は仕事、女は家庭」という考え方········································ 5
2.男女の地位の平等感······················································· 8
第2章
家庭生活や子育てについて
1.家庭内の役割分担························································· 17
2.子育てに関する考え方····················································· 32
第3章
就労・働き方について
1.女性が職業を持つことについて············································· 43
2.女性が職業を続けない方がよいと思う理由 ··································· 46
3.職業の有無 ······························································ 48
(1)就労形態····························································· 49
(2)自営業の就労状況····················································· 51
(3)雇用者の職場環境····················································· 53
4.育児休業・介護休業制度の利用意向········································· 55
5.育児休業・介護休業制度を利用できそうにない、利用したくない理由 ··········· 57
6.「仕事」
「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度 ···························· 59
7.ワーク・ライフ・バランスのための条件整備 ································· 62
第4章
地域活動について
1.地域の役職に推薦された場合の対処········································· 65
2.地域の役職を断る理由····················································· 68
3.地域で感じる男女の差····················································· 72
4.地域活動での男女の役割分担··············································· 74
5.地域の長に女性が就くことが尐ない理由 ····································· 81
6.災害に備えるために必要な女性の参画 ······································· 83
第5章
暴力などの人権侵害について
1.セクシュアル・ハラスメントの経験········································· 85
2.暴力だと思うもの························································· 88
3.暴力の経験 ······························································ 91
(1)相談の有無··························································· 95
(2)相談しなかった理由··················································· 97
4.身近で見聞きした暴力の有無··············································· 99
5.身近で見聞きした暴力への対処··········································· 101
第6章
男女共同参画社会の実現について
1.男女共同参画に関する法令・制度等の認知 ································· 103
2.男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なこと · 108
3.男女があらゆる分野で平等になるために重要なこと ························· 110
4.「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れること ···················· 112
第7章
調査結果のまとめと今後の課題
第1章 男女平等に関する考え方について ····································· 115
第2章 男家庭生活や子育てについて········································· 116
第3章 就労・働き方について··············································· 118
第4章 地域活動について··················································· 121
第5章 暴力などの人権侵害について········································· 122
第6章 男女共同参画社会の実現について ····································· 123
Ⅲ
参考資料
◎自由記述の抜粋··························································· 125
◎使用した調査票··························································· 143
Ⅰ 調査の概要
Ⅰ
Ⅰ
調査の概要
調査の概要
1.調査の目的
この調査は、嘉麻市における男女共同参画意識について現状を把握し、「男女共同参画社会基
本計画」の見直しのための基礎資料を得ることを目的として実施した。
2.調査の性格
(1)調 査 地 域
嘉麻市全域
(2)調 査 対 象 者
市内に居住する 18 歳以上の男女。
(3)調査対象者数
3,000サンプル
(有効回答数 1,082サンプル
有効回収率 36.1%)
(4)抽 出 方 法
住民基本台帳から無作為抽出
(5)調 査 方 法
郵送により配布・回収
(6)調 査 期 間
平成27年9月15日(火)~9月29日(火)
(7)分析の監修と
まとめ
倉富史枝(特定非営利活動法人福岡ジェンダー研究所
3.調査項目
(1)男女平等に関する考え方について
(2)家庭生活や子育てについて
(3)就労・働き方について
(4)地域活動について
(5)暴力などの人権侵害について
(6)男女共同参画社会の実現について
4.回答者の属性
◎性
別
無回答
0.4%
男性
43.3%
女性
56.4%
全 体
(N=1,082)
- 1 -
理事)
Ⅰ
◎年齢
0%
全 体
0.4
(N=1,082)
25%
50%
75%
調査の概要
100%
3.9 5.7
7.8
13.6
31.4
34.3
3.0
3.8 6.9
女 性
0.3
8.4 13.0
(N=610)
性
4.14.3
別 男 性
0.4
7.1
14.5
(N=468)
20歳未満
20歳代
◎家族構成
3.4
60歳代
50歳代
50%
20.7
70歳以上
75%
無回答
100%
30.3
34.0
8.1
3.8
3.8
女 性
(N=610)
23.6
24.3
36.2
8.9
3.3
2.1
男 性
(N=468)
16.5
一人暮らし
38.5
夫婦のみ
0%
性
別
29.3
40歳代
25%
2.6
3.0
全 体
(N=1,082)
◎配偶関係
37.7
37.0
30歳代
0%
性
別
27.4
31.2
二世代同居
(親と子)
25%
全 体
(N=1,082)
19.8
女 性
(N=610)
18.5
36.3
30.7
その他
三世代同居
(親と子と孫)
50%
75%
8.6
9.8
16.2
23.3
4.5
7.3
無回答
100%
14.5
4.6
13.3
4.4
6.4
男 性
(N=468)
配偶者・パート
ナーがいる
(共働きである)
21.6
43.8
配偶者・パート
ナーがいる
(共働きでない)
配偶者は
いない(離別)
◎同居家族
0
2.9
3.4
2.1
未就学児
2.6
3.1
1.9
高校生
専門学校生
大学・短大生
16.2
配偶者は
いない(死別)
45
乳幼児(3歳未満)
小・中学生
7.1
8.4
10.2
6.2
4.8
5.9
3.4
全 体(N=1,082)
男 性(N=468)
【回答はいくつでも】
3.0
3.6
2.4
65歳以上の人
57.8
60.0
54.5
1~7以外の人
57.2
57.0
57.7
無回答
3.3
3.1
3.6
- 2 -
結婚して
いない
90 (%)
女 性(N=610)
1.1
1.1
1.1
4.9
無回答
Ⅰ
調査の概要
◎職業の有無
0%
25%
性
別
75%
100%
5.0
全 体
(N=1,082)
女 性
(N=610)
50%
46.5
45.8
2.7
6.2
40.5
3.0
50.3
3.2
男 性
(N=468)
54.7
職業を持っている
40.0
以前、職業を持っていたが、
いまは職業を持っていない
2.1
いままで職業を持った
ことはない
無回答
◎職業
0
自営業主(農林漁業)
2.4
5.6
自営業主(医師、弁護士などの自由業)
1.0
0.4
1.6
家族従業者(農林漁業)
0.6
1.2
-
会社役員・管理職(課長級以上)
8.6
【自営業主】
全体 16.1%
女性 10.5%
男性 21.5%
9.5
7.7
11.3
自営業主(商工サービス業)
家族従業者(商工サービス業)
50 (%)
25
【家族従業者】
全体 4.0%
女性 6.5%
男性 1.6%
3.4
5.3
1.6
2.8
5.8
8.6
38.6
36.0
41.0
正社員・正職員
8.0
6.5
9.4
契約社員・派遣社員
17.9
常勤パートタイマー
【非正規雇用者】
全体 34.2%
女性 42.9%
男性 25.8%
29.1
7.0
8.3
7.3
9.4
臨時・アルバイト
内職
0.6
0.8
0.4
その他
0.6
0.4
0.8
無回答
0.2
0.4
全 体(N=503)
女 性(N=247)
男 性(N=256)
【回答は1つ】
◎居住地区
無回答
3.1%
嘉穂地区
17.6%
山田地区
24.0%
碓井地区
10.4%
稲築地区
44.8%
- 3 -
【正規雇用者】
全体 44.4%
女性 38.8%
男性 49.6%
全 体
(N=1,082)
Ⅰ
調査の概要
5.調査結果利用上の注意
(1)数表、図表に示すNは、比率算出上の基数(標本数)である。数表で、分析項目によっ
ては対象者が限定されるため、全体の標本数と合わないことがある。
(2)文中の数字は、百分比の小数以下第2位を四捨五入しているので、回答比率の合計は必
ずしも 100%とはならない。
(3)2つ以上の回答を要する(複数回答)質問の場合、その回答比率の合計は原則として 100%
を超える。
(4)数表中の「-」は、該当する選択肢の回答がないことを示す。
(5)付問、付付問は、前問で特定の回答をした一部の回答者のみに対して続けて行った質問
である。
(6)文中の選択肢の表記は「 」で行い、選択肢のうち2つ以上のものを合計して表す場合
は『
』とした。
(7)今回の調査は、次の調査結果と比較分析を行っている。
嘉麻市「男女共同参画に関する市民意識調査」平成 23 年6月実施
福岡県「男女共同参画社会に向けての意識調査」平成 26 年 12 月実施
内閣府「女性の活躍推進に関する世論調査」平成 26 年 8 月実施
内閣府「男女共同参画に関する世論調査」平成 24 年 10 月実施
- 4 -
Ⅱ 調査結果
第1章 男女平等に関する考え方について
1.
「男は仕事、女は家庭」という考え方について
2.男女の地位の平等感
Ⅱ
Ⅱ
第1章
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
調査結果
男女平等に関する考え方について
1.「男は仕事、女は家庭」という考え方
「男は仕事、女は家庭」という考え方に『同感しない』人は女性では5割を超えるが、男性は5割
に達しておらず、前回調査よりも性別役割分担を容認する男性が増えている。
問1「男は仕事、女は家庭」という考え方があります。あなた自身の気持ちとしては、こ
の考え方にどの程度同感しますか。
(○印は1つ)
図表1-1
「男は仕事、女は家庭」という考え方【全体、性別】(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体 7.2
(N=1,082)
32.6
30.3
7.9
39.8
52.2
24.9
8.4
37.0
54.6
7.3
43.6
49.2
32.2
25%
7.6
女 性
(N=1,692)
11.2
14.2
賛成
39.9
57.1
28.6
3.2
39.4
57.4
2.7
40.7
56.6
75%
100%
20.0
0.9
47.5
51.5
22.0
0.9
44.0
55.1
1.0
52.2
46.8
あまり
同感しない
無回答
同感しない
『賛成』
50%
75%
100%
『反対』
33.1
43.9
12.5
3.0
31.5
36.9
8.3
27.0
24.5
50%
39.9
7.1
23.3
28.8
34.8
全 体
(N=3,037)
男 性
(N=1,345)
『同感する』 『同感しない』
24.1
30.1
37.2
0%
性
別
25.9
36.3
同感する
平
全
成
国
2
調
6
査
年
29.7
35.7
性 (N=535)
5.9
別
男 性
(N=339)
女 性
性 (N=794)
別
男 性
(N=601)
28.1
100%
7.9
全 体 3.6
(N=877)
女 性 2.2
全 体
(N=1,395)
75%
6.7
女 性
(N=610)
性
別
男 性
(N=468)
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
50%
29.5
ある程度
同感する
25%
32.1
32.0
32.3
33.3
16.1
6.0
44.6
49.4
34.2
17.4
5.1
43.2
51.7
14.5
7.0
46.5
46.5
32.0
どちらかと
いえば賛成
どちらかと
いえば反対
- 5 -
17.3
反対
わからない
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担意識に対して、全体では「同感する」と「ある程
度同感する」を合わせた『同感する』は 39.8%で、「同感しない」と「あまり同感しない」を合
わせた『同感しない』は 52.2%と『同感する』を 12.4 ポイント上回っている。
性別でみると、女性の『同感する』は 37.0%と男性の 43.6%を 6.6 ポイント下回り、
『同感し
ない』は 54.6%と男性の 49.2%を 5.4 ポイント上回っている。性別役割分担意識を容認しない
人は男性より女性の方が多い。
平成 23 年に実施された「男女共同参画に向けての市民意識調査」
(以下、
「前回調査」という)
と比較すると、前回調査では『同感しない』の割合が6割弱で性別では大きな差はなかったが、
今回調査では男女差がみられ、女性の『同感しない』は 2.8 ポイント、男性では 7.4 ポイント減
尐するなど、男性で性別役割分担を容認する人が増えている。
平成 26 年に福岡県で実施された「男女共同参画社会に向けての意識調査」(以下、
「福岡県調
査」という)と比較すると、性別役割分担意識を容認しない割合は女性ではあまり大きな差はみ
られないが、男性では 2.4 ポイント嘉麻市の方が高くなっている。また、同じ年に実施された内
閣府の「女性の活躍推進に関する世論調査」
(以下、
「全国調査」という)と比較すると、男女と
も性別役割分担意識を容認しない割合が嘉麻市の方が 2.7 ポイント高くなっている。
年齢別にみると、男性では年齢が低い層で『同感しない』割合が高くなる傾向にあるが、女性
は 29 歳以下と 40 歳代で『同感しない』が7割近くとなっているが、30 歳代では 54.8%と約 13
ポイントも低く、50 歳代や 60 歳代よりも割合が低い。また、女性の 30 歳代では性別役割分担を
容認する割合も 38.1%と 70 歳以上の 43.0%に次いで高くなっている。
配偶関係別にみると、男女とも共働きの場合『同感しない』が6割前後であるのに対し、共働
きでない場合『同感しない』は4割台と低く、『同感する』割合は女性では同程度、男性では上
回る結果となっており、既婚者の場合男女とも共働きでない場合に性別役役割分担を容認する人
が多い。結婚していない場合は、男女とも『同感しない』が約6割、『同感する』が約3割と性
別役役割分担を容認しない人が多い。
- 6 -
Ⅱ
図表1-2
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
「男は仕事、女は家庭」という考え方【全体、年齢別、配偶関係別】
(%)
同
感
す
る
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
78
7.2
4.0
7.1
3.9
3.8
7.2
8.7
4.8
6.1
7.4
8.7
10.2
-
353
32.6
24.0
31.0
25.5
30.4
27.5
34.3
23.8
35.0
33.3
33.8
31.2
43.8
33.3
304
28.1
36.0
38.1
29.4
34.2
30.5
25.2
38.1
40.0
36.4
20.6
30.1
16.1
33.3
261
24.1
32.0
16.7
39.2
25.3
26.3
20.4
28.6
20.0
21.2
30.9
25.4
17.5
25.0
86
7.9
4.0
7.1
2.0
6.3
8.4
11.3
4.8
5.0
3.0
7.4
4.6
12.4
8.3
『
同
す感
る
』
431
39.8
28.0
38.1
29.4
34.2
34.7
43.0
28.6
35.0
39.4
41.2
39.9
54.0
33.3
113
3.5
28.3
34.5
26.5
7.1
31.8
61.0
187
6.4
38.5
26.2
19.3
9.6
44.9
45.5
60
6.7
20.0
28.3
41.7
3.3
26.7
70.0
142
10.6
28.9
24.6
26.1
9.9
39.5
50.7
81
6.2
28.4
42.0
18.5
4.9
34.6
60.5
101
5.9
34.7
25.7
31.7
2.0
40.6
57.4
205
8.8
39.0
23.4
19.0
9.8
47.8
42.4
33
15.2
27.3
24.2
21.2
12.1
42.5
45.4
30
6.7
50.0
10.0
26.7
6.7
56.7
36.7
男性:結婚していない
76
5.3
27.6
38.2
25.0
3.9
32.9
63.2
無回答
54
5.6
24.1
29.6
24.1
16.7
29.7
53.7
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
女性:配偶者・パートナーがいる
(共働きである)
女性:配偶者・パートナーがいる
(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
配
女性:結婚していない
偶
関 男性:配偶者・パートナーがいる
係 (共働きである)
別 男性:配偶者・パートナーがいる
(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
同あ
感る
す程
る度
- 7 -
同あ
感ま
し り
な
い
同
感
し
な
い
無
回
答
『
し同
な感
い
』
565
52.2
68.0
54.8
68.6
59.5
56.8
45.6
66.7
60.0
57.6
51.5
55.5
33.6
58.3
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
2.男女の地位の平等感
各分野において女性は男性よりも『男性優遇』の割合が高く、男性は「平等である」の割合が高
く、特に「法律や制度のうえ」における男女の認識の差が大きい。
問2 あなたは、次にあげる(ア)~(キ)までの分野について、男女の地位は平等にな
っていると思いますか。各分野について、最もあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
(ア)家庭生活では
図表1-3
家庭生活での男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
9.8
女 性
3.0
(N=610)
性
別
男 性
1.3
(N=468)
8.9
2.3
8.8
19.8
39.2
1.3
37.2
29.2
8.5
35.5
22.4
17.7
37.0
3.7
12.0
53.0
3.6
11.9
58.7
3.8
12.0
45.7
1.9
11.1
53.2
23.0
2.2
10.6
60.0
1.5
11.8
42.1
1.1
10.6
52.6
1.3
10.7
58.8
1.0
10.3
44.2
4.7
9.4
39.8
25%
7.9
32.7
50%
30.0
9.4
75%
100%
5.7
37.5
15.1
6.0
7.9
23.2
39.8
19.0
5.3
7.8
0%
1.2
女 性
(N=1,601)
性
19.5
33.8
39.1
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
1.3
14.7
4.7
8.4
女 性
2.8
(N=794)
性
別
男 性
2.5
(N=601)
男 性
(N=1,432)
38.3
4.7
全 体
2.7
(N=1,395)
別
『男性
優遇』
4.7
女性の方が
優遇されて
いる
平
全
成
国
2
調
4
査
年
25.8
10.7
2.2
女 性
性 (N=535)
2.4
別
男 性
(N=339)
全 体
(N=3,033)
『女性
優遇』
100%
6.1
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
75%
5.5
全 体
2.2
(N=1,082)
全 体
(N=877)
50%
34.4
平等で
ある
25%
9.8
男性の方が
優遇されて
いる
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
50%
75%
わから
ない
100%
無回答
『女性
優遇』
『男性
優遇』
6.1
47.0
34.7
8.5
2.3
7.4
43.3
10.6
1.9
6.6
50.5
2.7
8.4
35.1
5.3
41.0
40.0
7.1
女性の方が
非常に優遇
されている
6.3
53.8
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
28.8
平 等
- 8 -
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
社会における7つの分野における男女の地位の平等感についてたずねた。
「家庭生活」での男女の地位は、
「男性の方が優遇されている」
(14.7%)と「どちらかといえ
ば男性の方が優遇されている」
(38.3%)を合わせた『男性優遇』の回答が 53.0%と半数を超え
ている。
「平等である」は 25.8%と約4分の1となっており、
「女性の方が優遇されている」
(2.2%)
と「どちらかといえば女性の方が優遇されている」
(9.8%)を合わせた『女性優遇』は 12.0%と
1割台であった。
性別でみると、男女とも『女性優遇』は1割台と変わらないが、女性は『男性優遇』が 58.7%
と6割近くに達しているのに対し、男性は 45.7%と女性の方が 13 ポイント高くなっている。ま
た、
『男性優遇』のうち女性は「男性の方が優遇されている」が 19.5%と男性の 8.5%を 11 ポイ
ントも上回っている。一方、男性は「平等である」が 33.8%と女性の 19.8%を 14 ポイント上回
っており、家庭生活では女性は男性が優遇されていると感じているが、男性は平等か、女性が感
じるほど自身が優遇されているとは感じていないという性別による違いがみられる。
前回調査と比較すると、今回調査と同様の傾向はみられ、男性の『男性優遇』の割合が 3.6 ポ
イント増えている。
福岡県調査と比較すると、男女とも『男性優遇』
『女性優遇』の割合は同程度であるが、
「平等」
の割合が今回調査の方がやや低くなっている。
平成 24 年に実施された「男女共同参画に関する世論調査」
(以下、全国調査という)と比較す
ると、項目の表現の違いはあるものの『男性優遇』の割合は今回調査の方が男女とも約1割高く、
「平等である」の割合は約2割低くなっており、全国調査に比べ嘉麻市では家庭生活では男性は
優遇されているという認識が男女とも高い結果となっている。
- 9 -
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
(イ)職場では
図表1-4
職場での男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
平
全
成
国
2
調
4
査
年
20.2
女 性 0.2
性 (N=610)
別
男 性
1.5
(N=468)
35.2
18.2
100%
22.0
33.1
26.9
8.5
23.1
37.8
15.8
8.3
6.2
1.7
23.3
37.1
18.0
1.5
女 性
性 (N=535)
1.2
別
男 性
(N=339)
19.1
37.2
『男性
優遇』
10.8
5.3
6.4
57.2
12.8
8.1
5.2
3.8
60.0
5.1
10.0
53.6
9.1
2.7
9.8
55.1
11.4
3.0
7.9
58.7
29.8
37.2
2.4
12.7
49.6
25%
12.4
50%
75%
100%
6.4
19.9
33.5
24.3
11.5
3.2
7.7
57.8
12.3
3.7
6.2
60.6
2.5
9.6
54.1
4.9
女 性 1.3
(N=794)
性
別
男 性
1.3
(N=601)
17.3
8.3
32.6
23.3
女性の方が
優遇されて
いる
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
0%
25%
全 体
(N=3,033)
21.5
『女性
優遇』
5.6
11.5
全 体
1.3
(N=1,395)
0.5
0.3
女 性
(N=1,601)
性
別
75%
3.6
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
50%
5.7
全 体
0.7
(N=1,082)
全 体
(N=877)
25%
男 性
0.7
(N=1,432)
28.0
34.6
平等で
ある
19.5
10.5
男性の方が
優遇されて
いる
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
50%
75%
わから
ない
無回答
『女性
優遇』
『男性
優遇』
9.2
4.6
57.7
11.9
3.6
59.2
5.8
55.9
100%
4.2
28.5
42.1
15.6
3.3
25.3
42.0
17.2
5.1
女性の方が
非常に優遇
されている
6.3
32.0
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
42.2
平 等
13.7
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
「職場」での男女の地位は『男性優遇』が 57.2%と7つの分野で3番目に高くなっており、
「平
等である」は 20.2%と不平等感は強い。
性別でみると、女性の『男性優遇』は 60.0%であるのに対し、男性は 53.6%と 6.4 ポイント
低く、男性は「平等である」や『女性優遇』の割合が女性よりも約5~6ポイント高いなど平等
感に違いがみられる。
前回調査と比較すると、男女とも『男性優遇』のうち「男性の方が優遇されている」の割合が
約3~5ポイント高くなっており、前回調査よりも不平等感が強くなっているようである。
福岡県調査と比較すると、女性の『女性優遇』の割合は今回調査の方がやや低いもののその他
の割合は同程度となっている。
全国調査と比較すると、男女とも『男性優遇』の割合は同程度であるが、
「平等である」の割
合が全国調査の方が約7~9ポイント高くなっている。
- 10 -
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
(ウ)学校教育の場では
図表1-5
学校教育の場での男女の地位の平等感【全体、性別】(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
性 (N=535)
0.9
別
男 性
(N=339)
全 体
0.2
(N=1,395)
女 性 0.4
性 (N=794)
別
男 性
-
(N=601)
平
全
成
国
2
調
4
査
年
0.6
女 性
(N=1,601)
性
別
男 性
0.8
(N=1,432)
12.6
14.1
6.1
2.8
16.2
17.9
5.1
5.9
11.3
19.8
3.2
5.8
14.1
3.9
5.0
17.0
2.1
6.8
9.4
24.4
59.6
8.5
4.9
1.8
57.0
12.3
2.2
4.1
52.1
14.8
21.9
0.9
5.9
64.9
8.6
25%
50%
16.8
75%
3.9
100%
3.8
54.5
21.1
3.4
4.1
16.9
21.8
3.7
3.9
19.1
3.0
4.3
14.2
13.1
4.7
3.5
51.6
14.4
4.3
2.7
58.2
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
11.5
平等で
ある
25%
50%
20.3
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
優遇されて
いる
75%
100%
わから
ない
無回答
『女性
優遇』
『男性
優遇』
15.8
3.8
13.5
16.1
2.6
15.6
15.4
5.1
11.0
2.4
67.0
11.0
1.9
2.6
65.7
13.0
4.3
女性の方が
非常に優遇
されている
4.2
2.8
5.3
0%
3.0
0.7
5.6
21.6
3.6
50.5
女性の方が
優遇されて
いる
全 体
(N=3,033)
10.8
2.5
全 体
0.9
(N=877)
0.9
女 性
『男性
優遇』
100%
3.3
54.4
女 性 0.3
性 (N=610)
別
男 性
0.6
(N=468)
『女性
優遇』
75%
3.7
全 体
0.5
(N=1,082)
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
50%
2.2
68.5
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
8.8
平 等
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
「学校教育の場」での男女の地位は「平等である」が 54.4%と7分野中唯一5割を超えている。
しかし、「わからない」も 21.6%と7分野中最も高く、学校教育の場は多くの人は平等であると
感じているが、一方で実態がわからないという様子がうかがえる。
性別でみると、男性の「平等である」は 59.6%と約6割であるが、女性は 50.5%と約1割低
くなっている。比較的平等感が高い分野であるものの男女差がみられる。
前回調査と比較すると、男性の「平等である」が前回の 64.9%から 5.3 ポイント減尐し、
「わ
からない」や『男性優遇』がやや増えている。
福岡県調査と比較すると、『男性優遇』の割合が男女とも今回調査の方が約3ポイントとわず
かであるが低くなっている。
全国調査と比較すると、全国調査では男女とも「平等である」が約 65%と今回調査よりも約9
~15 ポイント高く、他の分野に比べて平等感は高いものの全国調査と比べると低くなっている。
- 11 -
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
(エ)地域活動・社会活動の場では
図表1-6
地域活動・社会活動の場での男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
0.8
(N=1,082)
女 性
0.7
(N=610)
性
別
男 性
1.1
(N=468)
全 体
(N=877)
25%
8.4
28.7
0.8
平
全
成
国
2
調
4
査
年
9.0
男 性
(N=1,432)
『男性
優遇』
4.3
9.2
47.2
12.3
4.4
7.4
50.3
4.1
11.8
43.2
12.8
2.3
11.1
43.6
15.7
3.8 8.3
2.6
9.9
47.5
1.8
12.7
37.7
11.6
35.3
30.3
7.9
34.0
24.3
9.6
34.2
10.3
39.5
25%
13.3
33.9
50%
75%
100%
5.9
32.2
35.3
11.5
11.2
3.0
6.7
46.8
12.5
3.1
5.6
52.9
9.5
2.8
8.3
39.0
4.8
0.8
25.9
1.2
38.0
14.9
7.5
40.4
0%
6.1
0.9
0.6
女 性
(N=1,601)
性
別
『女性
優遇』
10.5
10.0
38.7
32.9
9.6
女性の方が
優遇されて
いる
全 体
(N=3,033)
100%
8.1
10.7
0.9
女 性
性 (N=535)
2.4
別
男 性
(N=339)
女 性
(N=794)
性
別
男 性
(N=601)
37.2
25.6
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
75%
6.7
1.5
全 体
0.8
(N=1,395)
50%
31.8
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
平等で
ある
25%
50%
52.1
7.2
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
75%
100%
6.9 7.6
わから
ない
無回答
『女性
優遇』
『男性
優遇』
7.0
33.4
5.8
38.3
8.2
27.9
26.5
5.2
7.7 8.2
47.7
30.6
7.1
女性の方が
非常に優遇
されている
男性の方が
優遇されて
いる
6.0 6.8
57.0
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
21.9
平 等
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
*全国調査では「自治会やNPOなどの地域活動の場」
「地域活動・社会活動の場」での男女の地位は、
「平等である」が 28.7%に対し、『男性優遇』
が 47.2%と男性が優遇されているという認識が高い。
性別でみると、女性は『男性優遇』が 50.3%と約半数を占めるが、男性は 43.2%と 7.1 ポイ
ント低く、
「平等である」は男性が 32.9%と女性の 25.6%を 7.3 ポイント上回るなど、男女での
平等感に違いがみられる。
前回調査と比較すると、女性ではあまり大きな差はないが、
『男性優遇』は男性で 5.5 ポイン
ト高く、「平等である」が 6.6 ポイント低くなっており、男性自身の男性は優遇されているとい
う認識が高くなっている。
- 12 -
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
福岡県調査と比較すると、女性では大きな差はみられないが、男性では「平等である」が今回
調査の方が 7.5 ポイント低く、
『男性優遇』が 4.2 ポイント、
『女性優遇』が 3.5 ポイント高いな
ど平等という認識が低くなっている。
全国調査(
「自治会やNPO等の地域活動の場」
)と比較すると、男女とも「平等である」が今
回調査の方が約 22~24 ポイント低く、
『男性優遇』が約 12~15 ポイント高いなど平等感は全国
調査に比べるとかなり低くなっている。
(オ)政治の場では
図表1-7
今
回
調
査
政治の場での男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
全 体
0.4
(N=1,082)
0%
2.0
25%
『女性
優遇』
『男性
優遇』
3.5
2.4
72.4
3.4
1.7
75.9
3.6
3.4
67.8
10.5
2.3
2.2
71.4
12.5
7.4
3.0
1.7
74.8
1.2
3.0
66.4
2.2
1.8
75.8
2.6
0.9
80.1
1.5
3.0
70.1
75%
100%
7.9
13.8
1.5
10.0
女 性 0.2
(N=610)
性
別
男 性
0.6
(N=468)
50%
31.7
40.7
29.0
46.9
9.0
2.8
6.4
18.8
35.3
32.5
1.7
平
前
成
回
2
調
3
査
年
平福
成岡
2 県
6 調
年査
全 体
0.5
13.7
(N=877)
1.5
0.2
女 性
8.0
性 (N=535)
2.1
0.9
別
男 性
22.1
(N=339)
全 体
0.5
(N=1,395)
0%
1.3
全 体
0.3
(N=3,033)
0.1
女 性
(N=1,601)
性
男 性
0.4
(N=1,432)
44.7
41.3
25.1
50%
75%
100%
8.2
31.8
44.0
8.8
0.9
7.6
26.4
53.7
1.8
7.3
18.1
38.8
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
0%
別
30.1
12.1
女 性 -
(N=794)
性
別
男 性
1.2
(N=601)
37.1
25%
女性の方が
優遇されて
いる
平
全
成
国
2
調
4
査
年
34.3
31.3
平等で
ある
25%
50%
男性の方が
優遇されて
いる
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
75%
44.0
30.0
無回答
100%
『女性
優遇』
『男性
優遇』
6.3
1.2
74.0
7.6
0.7
78.1
1.7
69.3
0.9
18.6
わから
ない
0.6
13.5
44.7
33.4
1.3
女性の方が
非常に優遇
されている
24.2
43.2
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
平 等
26.1
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
4.8
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
「政治の場」での男女の地位は『男性優遇』が 72.4%と7分野の中で最も高く、そのうち「男
性の方が優遇されている」が 40.7%と「どちらかといえば男性の方が優遇されている」
(31.7%)
を上回るなど、男性優遇が強く認識されている。
- 13 -
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
性別にみると、女性の『男性優遇』は 75.9%に対し、男性は 67.8%と 8.1 ポイントの差があ
り、
「平等である」は女性が 10.0%に対し、男性は 18.8%と 8.8 ポイント差があるなど、女性の
方が政治の場での男性優遇を強く認識している。
前回調査と比較すると、あまり大きさはみられない。
福岡県調査と比較すると、男性ではあまり大きな差はみられないが、女性では『男性優遇』が
今回調査の方が 4.2 ポイント低く、県の調査と比べて『男性優遇』の認識がやや低くなっている。
全国調査と比較すると、
『男性優遇』の割合は男女ともあまり変わらないが、そのうち「男性
の方が優遇されている」は今回調査の方が女性で 13.5 ポイント、男性で 6.4 ポイント高くなっ
ている。また、
「平等である」は今回調査の方が女性で 3.5 ポイント、男性で 5.4 ポイント低く
なっており、全国調査に比べて男性優遇の認識は強くなっている。
(カ)法律や制度のうえでは
図表1-8
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
法律や制度のうえでの男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
全 体
(N=1,082)
0%
5.3
1.7
女 性 1.1
(N=610)
性
別
男 性
2.4
(N=468)
全 体
(N=877)
2.9
女 性
性 (N=535)
別
男 性
(N=339)
2.1
25%
36.6
『男性
優遇』
4.5
7.0
37.3
4.9
5.2
43.7
4.1
9.2
28.8
2.2
12.3
35.0
2.6
9.4
41.5
1.5
16.8
25.1
3.2
9.3
41.5
3.7
6.9
49.9
2.7
12.5
30.5
14.6
26.2
17.5
17.9
9.4
19.0
35.2
9.8
25.1
28.2
28.2
10.3
9.9
15.4
13.3
18.3
4.1
4.7
12.7
1.6
45.7
25%
8.2
20.4
50%
34.0
10.9
75%
25.6
100%
15.9
12.0
6.5
24.7
27.7
22.2
14.9
8.2
10.3
46.3
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
0%
6.2
1.1
0.7
女 性
(N=1,601)
性
男 性
(N=1,432)
14.3
47.6
7.3
女 性 0.4
(N=794)
性
別
男 性
2.2
(N=601)
別
『女性
優遇』
100%
6.8
女性の方が
優遇されて
いる
平
全
成
国
2
調
4
査
年
23.0
28.2
全 体
1.1
(N=1,395)
全 体
(N=3,033)
75%
4.1
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
50%
22.8
平等で
ある
25%
7.7
男性の方が
優遇されて
いる
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
50%
75%
45.4
わから
ない
100%
9.0
29.5
8.7
無回答
『女性
優遇』
『男性
優遇』
7.4
38.2
5.5
44.9
9.4
30.8
4.8
37.5
34.0
10.9
7.8
女性の方が
非常に優遇
されている
12.1
6.3
54.2
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
5.6
24.5
平 等
- 14 -
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
Ⅱ
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
「法律や制度のうえ」での男女の地位は『男性優遇』
(37.3%)と「平等である」
(36.6%)が
同程度となっており、
「平等である」は学校教育の場に次いで7分野中2番目に高くなっている。
性別でみると、
「平等である」は男性が 47.6%に対し、女性は 28.2%と 19.4 ポイントの差が
ある。また『男性優遇』は女性が 43.7%と男性の 28.8%を 14.9%ポイント上回るなど、男性は
平等との認識が強いが、女性は『男性優遇』の認識が強くなっており、男女の認識の違いが大き
い。
前回調査と比較すると、同様の傾向は前回調査でもみられ、
『女性優遇』の割合が前回調査よ
りも女性で 4.2 ポイント、男性で 7.6 ポイント低くなっている。
福岡県調査と比較すると、女性は『男性優遇』、男性は「平等である」の割合が高い傾向は同
じであるが、女性の『男性優遇』は今回調査の方が 6.2 ポイント低く、県調査よりも男女の認識
の差は大きくはない。
全国調査と比較すると、
『男性優遇』の割合は男女とも全国調査と同程度となっており、
「平等
である」は今回調査の方が女性は 9.3 ポイント、男性は 6.6 ポイント低く、平等ではないと考え
る人が全国よりも多い。
(キ)社会通念・慣習・しきたりなどでは
図表1-9(1)
社会通念・慣習・しきたりなどでの男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
平福
成岡
2 県
6 調
年査
全 体
0.9
(N=1,082)
0%
3.0
女 性 0.7
(N=610)
性
別
男 性
1.3
(N=468)
全 体
0.6
(N=877)
0.6
女 性
性 (N=535)
0.6
別
男 性
(N=339)
全 体
(N=1,395)
25%
75%
13.3
2.3
9.7
38.4
32.0
36.1
37.4
10.7
『男性
優遇』
3.4
3.9
70.4
3.3
3.0
73.5
3.6
5.4
66.7
1.9
2.8
74.4
2.2
2.5
76.8
1.5
3.3
70.5
2.6
2.2
77.8
2.9
1.6
80.6
2.2
3.0
74.2
6.4
4.1
17.9
41.9
24.8
9.4
2.2
11.6
40.5
1.9
8.0
2.7
33.9
37.4
17.1
39.4
45.4
25%
10.5
7.7
25.1
50%
40.5
1.1
8.7
2.7
女性の方が
優遇されて
いる
『女性
優遇』
100%
8.9
0%
1.8
0.4
11.6
女 性
0.5
性 (N=794)
別
男 性
0.3
(N=601)
50%
75%
100%
5.7
37.3
6.2
36.0
44.6
5.2
15.5
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
46.4
平等で
ある
- 15 -
27.8
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
優遇されて
いる
わから
ない
無回答
Ⅱ
図表1-9(2)
調査結果
第1章
男女平等に関する考え方について
社会通念・慣習・しきたりなどでの男女の地位の平等感【全体、性別】
(前回・福岡県・全国調査比較)
平
全
成
国
2
調
4
査
年
0%
2.9
0.6
全 体
(N=3,033)
0.4
女 性
(N=1,601)
性
別
男 性
0.8
(N=1,432)
25%
50%
75%
100%
4.7
21.4
51.7
18.6
2.6
『女性
優遇』
『男性
優遇』
3.5
70.4
3.0
74.5
4.1
65.7
5.4
17.1
54.0
20.5
3.2
4.0
26.3
女性の方が
非常に優遇
されている
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
49.2
平 等
16.5
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
男性の方が
非常に優遇
されている
わから
ない
「社会通念・慣習・しきたりなど」での男女の地位は『男性優遇』が 70.4%と、政治の場に次
いで2番目に高くなっている。
「平等である」は 13.3%と7分野中最も低く、男性が優遇されて
いると強く認識されている分野である。
性別でみると、女性の『男性優遇』は 73.5%と男性の 66.7%を 6.8 ポイント上回り、
「平等で
ある」は女性は 9.7%と1割にも満たず、女性の不平等感が強い。
前回調査と比較すると、
『男性優遇』は男女とも約3ポイント減尐しており、前回調査よりも
不平等感はやや弱くなっている。
福岡県調査と比較すると、「平等である」の割合は男女ともあまり変わらないが、『男性優遇』
は今回調査の方が男女とも約7ポイント低く、県調査に比べて不平等感はやや弱い。
全国調査と比較すると、男女とも『男性優遇』の割合はあまり変わらないが、そのうち「男性
の方が優遇されている」の割合は今回調査の方が女性で 16.9 ポイント、男性で 8.3 ポイント高
く、また「平等である」は女性で 7.4 ポイント、男性で 8.4 ポイント低く、全国に比べて不平等
感は強くなっている。
- 16 -
第2章 家庭生活や子育てについて
1.家庭内の役割分担
2.子育てに関する考え方
Ⅱ
第2章
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
家庭生活や子育てについて
1.家庭内の役割分担
日常の家事は8割前後が『主に妻』の役割、生活費を稼ぐのは約6割が『主に夫』の役割。
家庭内の仕事については、女性は「自分」、男性は「妻と夫が同程度」又は「一部を担っている」
と評価。
問3 あなたのご家庭では、次にあげる(ア)~(シ)のような家庭内の仕事を、主にど
なたが行っていますか。各項目について、最もあてはまるものを選んでください。配
偶者(パートナー)や子どもがいない方も、一般的にどう思われるかお答えください。
(○印は1つずつ)
(ア)掃除、
(イ)洗濯、
(ウ)食事の支度、(エ)食事の後かたづけ、食器洗い
図表2-1(1) 掃除、洗濯、食事の支度、食事の後かたづけ、食器洗い【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ア
)
掃
除
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
(
イ
)
洗
濯
平
前
成
回
2
調
3
査
年
男 性
(N=468)
30.8
54.0
女 性
(N=535)
11.5
2.2 2.1
8.1
27.5
39.8
33.9
25%
50%
75%
68.2
女 性
(N=610)
15.9
4.3
3.6 2.8
84.9
3.1
4.7 3.6
74.2
6.0
4.7 1.5
81.5
4.2
86.6
2.2
73.7
7.3
84.1
3.5
4.1 2.6
87.1
2.6
74.8
男 性
(N=468)
4.9 2.8
80.5
4.7
4.9 1.3
82.9
3.5
59.8
14.7
75.1
男 性
(N=339)
57.5
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
1.1 3.6
7.1
20.7
68.2
女 性
(N=535)
86.9
2.0
76.7
5.9
妻と夫が
同程度
100%
1.2 2.3
5.2
4.4 2.8
3.6 1.3 1.3
12.3
19.2
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
- 17 -
1.0 2.5
7.4
0.9 1.1
11.8 6.0
3.9 1.1
1.2 4.7
9.7
6.2 1.5
主に夫が
行っている
『主に妻』 『主に夫』
80.1
1.1 1.1
23.4
6.5
3.6 1.1
3.8 3.5
6.2 2.1
10.6
63.2
男 性
(N=339)
主に妻が
行っている
1.5 1.6
5.6
23.1
43.4
全 体
(N=877)
性
別
100%
1.8 2.5
4.1 3.2
8.2
2.4 3.6
全 体
(N=1,082)
性
別
26.4
61.8
0%
今
回
調
査
75%
53.7
全 体
(N=877)
性
別
50%
その他/
非該当
無回答
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
図表2-1(2) 掃除、洗濯、食事の支度、食事の後かたづけ、食器洗い【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ウ
)
食
事
の
支
度
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
(N=1,082)
性
別
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
50%
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
66.5
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
66.4
2.5
3.4 2.6
88.7
1.6
5.1 2.6
83.8
3.6
1.5 1.4
12.9 4.0
4.4 1.5
2.8 1.3 0.6
87.2
2.9
3.4 1.5
90.4
1.9
5.9 1.5
82.3
4.5
4.0 3.4
79.7
5.9
3.6 3.1
84.7
3.7
4.5 3.6
73.5
8.7
4.2 1.9
81.4
5.6
3.2 1.7
86.9
3.6
5.6 2.4
72.9
8.8
0.2 3.4
4.9
男 性
(N=468)
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
5.9
75%
100%
2.4 3.5
19.4
69.8
7.0
14.9
1.6 2.1
4.8
3.4 5.3
48.1
25.4
63.3
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
15.9
50%
60.3
女 性
(N=610)
主に妻が
行っている
86.5
11.0
1.8 2.7
25%
全 体
(N=877)
性
別
4.2 2.7
79.4
全 体
(N=1,082)
性
別
4.3
3.6 0.8 0.8
11.3
17.3
74.3
『主に妻』 『主に夫』
100%
0.6 1.9
13.9
77.4
全 体
(N=877)
性
別
75%
72.6
0%
(
エ
)
食
食事
器の
洗後
いか
た
づ
け
、
25%
9.6
2.7 2.9
6.8
18.1
2.1 1.5
12.1 4.7
3.8 5.0
74.8
45.1
27.7
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
妻と夫が
同程度
10.3
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
12 種類の家庭内の仕事を主に夫と妻のどちらがやっているか、また配偶者、子どもがいない人
にも一般的にどう思うかをたずねた。
「掃除」や「洗濯」「食事の支度」
「食事の後片づけ、食器洗い」など日々の家事については、
いずれも「主に妻が行っている」が5割以上で「主に妻が行い、夫が一部を分担している」を合
わせた『主に妻』の割合は約8割となっており、日々の家事は主に妻の役割となっている。
性別でみると、いずれの家事も女性は「主に妻が行っている」の割合が男性よりも高く、男性
は「主に妻が行い、夫が一部を分担している」の割合が女性よりも高くなっている。また、男性
は「夫と妻が同程度」の割合は低いものの女性よりも高くなっている。男性は日々の家事を分担
して行っているという認識が高いようである。
前回調査と比較すると、いずれの家事でも男女の割合に大きな差はみられない。
配偶関係別でみると、いずれの家事も男女とも配偶者・パートナーがいる場合、共働きであろ
うと共働きでなかろうと『主に妻』の割合が約8~9割と高く、既婚者では日々の家事は圧倒的
に妻の役割となっている。結婚していない場合、女性は『主に妻』が約8割となっているのに対
し、男性は約6~7割と低いが、男性の場合「その他/非該当」の割合が高く、夫が分担する割
合が高くはなっていない。
- 18 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
性別役割分担意識別でみると、いずれの家事も女性の場合、性別役割分担意識に関わらず『主
に妻』の割合が8割以上と高い。男性の場合、同感する人に比べ同感しない人の方の『主に妻』
の割合が低くなっている。
図表2-2
掃除、洗濯、食事の支度、食事の後かたづけ、食器洗い
【全体、配偶関係別、性別役割分担意識別】
(%)
(ア)掃除
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
581
53.7
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
286
26.4
妻
と
夫
が
同
程
度
89
8.2
113
59.3
27.4
6.2
1.8
2.7
187
58.3
26.2
9.1
2.1
2.7
標
本
数
全 体
配
偶
関
係
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
20
27
1.8
2.5
(イ)洗濯
そ
の
他
/
非
該
当
44
4.1
無
回
答
35
3.2
867
80.1
47
4.3
い主
るに
妻
が
行
っ
て
738
68.2
-
2.7
86.7
4.5
66.4
20.4
7.1
0.9
0.9
-
1.6
84.5
4.8
79.1
9.6
3.7
3.2
3.2
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
172
15.9
妻
と
夫
が
同
程
度
56
5.2
配
偶
関
係
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
30
2.8
910
84.1
38
3.5
1.8
2.7
86.8
1.8
-
1.1
88.7
6.4
-
60
73.3
11.7
3.3
-
-
10.0
1.7
85.0
-
80.0
6.7
1.7
-
-
10.0
1.7
86.7
66.9
17.6
4.9
0.7
0.7
4.9
4.2
84.5
1.4
76.8
11.3
2.8
-
-
5.6
3.5
88.1
-
81
50.6
29.6
1.2
1.2
1.2
11.1
4.9
80.2
2.4
66.7
14.8
2.5
-
1.2
9.9
4.9
81.5
1.2
101
51.5
27.7
16.8
3.0
1.0
-
-
79.2
4.0
67.3
24.8
5.0
2.0
-
1.0
-
92.1
2.0
205
47.3
34.1
10.2
2.9
2.4
0.5
2.4
81.4
5.3
69.3
17.6
6.8
1.5
2.9
0.5
1.5
86.9
4.4
33
24.2
39.4
12.1
-
3.0
12.1
9.1
63.6
3.0
39.4
30.3
9.1
-
6.1
9.1
6.1
69.7
6.1
30
30.0
20.0
6.7
-
20.0
10.0
13.3
50.0
20.0
40.0
16.7
-
-
23.3
10.0
10.0
56.7
23.3
76
54
41
185
181
152
37
167
121
109
89
30.3
66.7
75.6
58.4
66.9
60.5
45.9
41.9
49.6
38.5
44.9
30.3
18.5
9.8
25.9
18.8
25.7
32.4
34.1
28.9
32.1
24.7
9.2
7.4
7.3
4.9
5.5
7.2
13.5
9.0
14.0
12.8
5.6
2.6
1.9
1.1
1.7
0.7
2.4
2.5
2.8
4.5
5.3
4.3
1.3
2.7
3.0
1.7
7.3
1.1
17.1
1.9
2.7
5.0
3.9
5.4
5.4
2.5
5.5
4.5
5.3
3.7
7.3
2.7
2.2
0.7
4.2
0.8
0.9
14.6
60.6
85.2
85.4
84.3
85.7
86.2
78.3
76.0
78.5
70.6
69.6
7.9
1.9
5.4
1.7
2.0
2.7
5.4
4.2
10.1
5.6
38.2
74.1
75.6
76.2
79.6
71.1
64.9
62.3
61.2
57.8
55.1
23.7
9.3
7.3
12.4
8.8
15.8
24.3
19.2
24.0
22.0
13.5
13.2
3.7
4.9
4.3
2.2
4.6
8.1
4.8
9.9
6.4
5.6
1.9
1.1
1.7
1.2
1.8
4.5
2.6
4.9
2.2
0.6
0.7
2.7
4.2
0.8
5.5
2.2
18.4
3.7
2.2
5.5
5.9
6.0
3.3
5.5
5.6
3.9
7.4
7.3
1.6
1.7
2.0
2.4
0.8
0.9
13.5
61.9
83.4
82.9
88.6
88.4
86.9
89.2
81.5
85.2
79.8
68.6
2.6
1.9
4.9
3.3
2.3
0.7
2.7
5.4
0.8
7.3
6.7
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
150
13.9
妻
と
夫
が
同
程
度
46
4.3
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
785
72.6
27
2.5
い主
るに
妻
が
行
っ
て
652
60.3
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
210
19.4
妻
と
夫
が
同
程
度
76
7.0
113
76.1
15.9
6.2
-
-
187
80.2
11.2
4.3
1.6
2.1
標
本
数
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
そ
の
他
/
非
該
当
48
4.4
142
(ウ)食事の支度
全 体
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
13
25
1.2
2.3
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
6
21
0.6
1.9
(エ)食事の後かたづけ、食器洗い
そ
の
他
/
非
該
当
45
4.2
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
26
38
2.4
3.5
29
2.7
935
86.5
-
1.8
92.0
-
63.7
18.6
8.0
2.7
3.5
-
0.5
91.4
3.7
71.1
15.5
5.9
2.7
3.7
そ
の
他
/
非
該
当
43
4.0
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
37
3.4
862
79.7
64
5.9
0.9
2.7
82.3
6.2
0.5
0.5
86.6
6.4
60
76.7
8.3
-
-
-
11.7
3.3
85.0
-
71.7
13.3
1.7
-
-
10.0
3.3
85.0
-
142
76.1
11.3
4.2
-
-
4.2
4.2
87.4
-
74.6
10.6
3.5
0.7
0.7
4.2
5.6
85.2
1.4
81
74.1
7.4
-
2.5
1.2
9.9
4.9
81.5
3.7
63.0
17.3
3.7
1.2
-
9.9
4.9
80.3
1.2
101
75.2
21.8
2.0
-
-
1.0
-
97.0
-
60.4
22.8
11.9
2.0
3.0
-
-
83.2
5.0
205
75.1
14.1
6.3
-
2.4
1.0
1.0
89.2
2.4
51.7
26.8
9.3
4.4
4.4
-
3.4
78.5
8.8
33
39.4
30.3
9.1
-
6.1
6.1
9.1
69.7
6.1
27.3
33.3
15.2
-
9.1
6.1
9.1
60.6
9.1
30
50.0
13.3
-
-
20.0
10.0
6.7
63.3
20.0
36.7
20.0
3.3
-
20.0
10.0
10.0
56.7
20.0
76
54
41
185
181
152
37
167
121
109
89
52.6
68.5
78.0
80.5
81.8
73.7
73.0
70.1
71.1
60.6
53.9
18.4
9.3
12.2
10.3
7.7
15.1
16.2
17.4
20.7
14.7
14.6
3.9
7.4
3.2
3.9
4.6
8.1
1.8
4.1
10.1
4.5
1.9
2.4
1.1
0.6
0.9
1.1
3.9
1.6
0.7
2.7
3.6
0.8
5.5
3.4
17.1
5.6
2.2
4.4
4.6
5.4
3.3
6.4
6.7
3.9
7.4
7.3
1.1
1.7
1.3
1.8
1.8
15.7
71.0
77.8
90.2
90.8
89.5
88.8
89.2
87.5
91.8
75.3
68.5
3.9
1.9
2.4
2.7
0.6
0.7
2.7
3.6
0.8
6.4
4.5
34.2
63.0
78.0
69.2
74.0
67.8
59.5
49.7
44.6
48.6
48.3
26.3
14.8
9.8
16.2
12.7
19.1
18.9
27.5
31.4
21.1
11.2
7.9
7.4
4.9
5.9
4.4
3.3
16.2
8.4
9.9
9.2
9.0
5.3
1.9
0.5
1.7
2.6
1.2
5.0
5.5
4.5
5.3
1.9
2.7
0.6
2.6
2.7
6.6
3.3
7.3
4.5
17.1
5.6
2.4
3.2
4.4
3.3
4.8
3.3
6.4
4.5
3.9
5.6
4.9
2.2
2.2
1.3
2.7
1.8
2.5
1.8
18.0
60.5
77.8
87.8
85.4
86.7
86.9
78.4
77.2
76.0
69.7
59.5
10.6
3.8
3.2
2.3
5.2
2.7
7.8
8.3
12.8
9.0
- 19 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(オ)生活費を稼ぐ
図表2-3
0%
(
オ
)
稼生
ぐ活
費
を
今
回
調
査
全 体 3.8
(N=1,082)
女 性 4.9
性
別
25%
主に妻が
行っている
50%
75%
100%
『主に妻』 『主に夫』
7.7
1.8
22.0
29.9
30.5
4.3
5.6
60.4
4.8
6.2
57.7
3.6
5.0
64.1
7.9
1.3
23.4
(N=610)
男 性 2.4
(N=468)
生活費を稼ぐ【全体、性別】
30.7
27.0
2.6
7.5
19.9
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
28.8
妻と夫が
同程度
35.3
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「生活費を稼ぐ」については「主に夫が行っている」が 30.5%、
「夫が主に行い、妻が一部を
分担している」が 29.9%とこれらを合わせた『主に夫』が 60.4%、
「妻と夫が同程度」が 22.0%
となっており、生活費については夫が分担しているという認識が高い。
性別でみると、
『主に夫』の割合は女性が 57.7%と男性の 64.1%より 6.4 ポイント低く、「夫
と妻が同程度」は女性が 23.4%と男性の 19.9%よりも 3.5 ポイント高くなっている。生活費に
おいては、女性は分担して行っているという認識が男性よりもやや高い。
配偶関係別でみると、女性で配偶者・パートナーがいる共働きの場合は「夫と妻が同程度」が
40.7%と最も高く、
「主に夫が行い、妻が一部を分担している」も 38.9%と分担して行っている
割合が高い。男性の共働きでは「主に夫が行い、妻が一部を分担している」は 37.6%と女性と同
程度あるが、
「夫と妻が同程度」は 28.7%と女性よりも 12 ポイントも低く、同じ共働きでも性別
による認識の差がみられる。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認しない人ほど「夫と妻が同程度」
の割合が高くなっている。
- 20 -
Ⅱ
図表2-4
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
生活費を稼ぐ【全体、配偶関係別、性別役割分担意識別】
(%)
(オ)生活費を稼ぐ
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
41
3.8
113
-
1.8
40.7
38.9
15.9
187
4.3
-
17.6
24.6
60
16.7
-
21.7
142
4.9
2.1
81
6.2
101
標
本
数
全 体
配
偶
関
係
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
20
1.8
妻
と
夫
が
同
程
度
238
22.0
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
323
330
29.9
30.5
そ
の
他
/
非
該
当
83
7.7
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
47
4.3
61
5.6
653
60.4
-
2.7
1.8
54.8
40.1
9.6
3.7
4.3
64.7
33.3
10.0
13.3
5.0
16.7
43.3
21.8
27.5
28.9
9.2
5.6
7.0
56.4
2.5
19.8
32.1
22.2
11.1
6.2
8.7
54.3
-
3.0
28.7
37.6
27.7
-
3.0
3.0
65.3
205
2.4
2.0
18.5
25.4
44.9
4.4
2.4
4.4
70.3
33
3.0
-
12.1
33.3
36.4
9.1
6.1
3.0
69.7
30
-
3.3
10.0
20.0
43.3
16.7
6.7
3.3
63.3
76
54
41
185
181
152
37
167
121
109
89
3.9
3.7
4.9
2.7
4.4
7.2
8.1
0.6
2.5
3.7
4.5
2.6
5.6
1.1
2.2
1.3
8.1
1.8
1.7
1.8
2.2
15.8
24.1
17.1
16.8
22.7
36.2
13.5
14.4
22.3
26.6
21.3
30.3
33.3
24.4
36.8
27.1
30.9
16.2
29.9
36.4
28.4
20.2
23.7
16.7
39.0
31.4
32.6
15.8
45.9
41.9
30.6
27.5
21.3
19.7
5.6
4.9
8.6
9.4
5.9
5.4
7.2
5.0
11.0
7.9
3.9
11.1
9.8
2.7
1.7
2.6
2.7
4.2
1.7
0.9
22.5
6.5
9.3
4.9
3.8
6.6
8.5
16.2
2.4
4.2
5.5
6.7
54.0
50.0
63.4
68.2
59.7
46.7
62.1
71.8
67.0
55.9
41.5
(カ)家計の管理
図表2-5
家計の管理【全体、性別】(前回調査比較)
0%
(
カ
)
家
計
の
管
理
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
55.1
67.6
12.8
69.8
10.7
4.7 4.1
64.7
15.8
9.9
4.0 1.7
76.0
8.5
3.9 3.6
8.0
3.8 6.2
2.6 1.5
80.4
7.5
5.9 2.1
69.0
10.0
11.7
9.8
4.1 3.8
12.5
3.6 3.4
7.5
48.7
16.0
8.3
10.7
3.9 4.6
64.7
女 性
(N=535)
11.3
68.8
男 性
(N=339)
主に妻が
行っている
12.5
60.0
全 体
(N=877)
性
別
『主に妻』 『主に夫』
100%
5.1 5.6
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
75%
6.1 6.7
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
58.1
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
11.6
10.9
妻と夫が
同程度
- 21 -
13.0
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
「家計の管理」では「主に妻が行っている」が 55.1%と最も高く、
『主に妻』が 67.6%と7割
近くを占めている。
「生活費を稼ぐ」は『主に夫』が約6割であったが、日々の家計の管理では
妻の仕事となっている場合が多い。
性別でみると、
「主に妻が行っている」が女性は 60.0%、男性は 48.7%と女性の方が 11.3 ポ
イント高くなっている。男性は「主に妻が行い、夫が一部を分担している」が 16.0%、
『主に夫』
が 15.8%と男性は自分が分担しているという認識が女性よりやや高い。
前回調査と比較すると、男女とも「主に妻が行っている」の割合が約9ポイント低くなり、
『主
に夫』の割合が約3~6ポイント増えている。
配偶関係別でみると、男女とも配偶者・パートナーがいる共働きの場合、
『主に妻』の割合が
共働きでない場合よりも高くなっている。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認する人ほど『主に夫』の割合が増
加する傾向がある。
図表2-6
家計の管理【全体、配偶関係別、性別役割分担意識別】
(%)
(カ)家計の管理
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
596
55.1
113
66.4
8.0
14.2
3.5
5.3
-
2.7
74.4
8.8
187
59.4
7.5
15.5
6.4
10.7
-
0.5
66.9
17.1
60
56.7
11.7
13.3
3.3
-
8.3
6.7
68.4
3.3
142
61.3
10.6
9.2
7.0
2.8
3.5
5.6
71.9
9.8
81
55.6
12.3
7.4
2.5
2.5
14.8
4.9
67.9
5.0
101
58.4
16.8
9.9
7.9
4.0
1.0
2.0
75.2
11.9
205
54.1
17.1
10.2
7.3
8.8
-
2.4
71.2
16.1
33
42.4
9.1
18.2
-
12.1
6.1
12.1
51.5
12.1
30
30.0
13.3
-
10.0
26.7
10.0
10.0
43.3
36.7
76
54
41
185
181
152
37
167
121
109
89
34.2
46.3
48.8
62.7
61.3
63.2
43.2
54.5
46.3
47.7
42.7
18.4
13.0
9.8
11.4
9.9
7.9
10.8
12.6
20.7
17.4
12.4
11.8
16.7
17.1
8.6
7.2
19.1
18.9
7.8
10.7
12.8
16.9
9.2
5.6
7.3
7.0
5.0
2.6
8.1
9.0
7.4
5.5
4.5
5.3
5.6
7.3
5.9
8.3
2.0
10.8
7.8
9.1
8.3
4.5
17.1
5.6
2.7
5.5
3.3
4.8
4.1
6.4
4.5
3.9
7.4
9.8
1.6
2.8
2.0
8.1
3.6
1.7
1.8
14.6
52.6
59.3
58.6
74.1
71.2
71.1
54.0
67.1
67.0
65.1
55.1
14.5
11.2
14.6
12.9
13.3
4.6
18.9
16.8
16.5
13.8
9.0
標
本
数
全 体
配
偶
関
係
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
135
12.5
妻
と
夫
が
同
程
度
127
11.7
- 22 -
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
66
73
6.1
6.7
そ
の
他
/
非
該
当
44
4.1
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
41
3.8
731
67.6
139
12.8
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(キ)育児、子どものしつけ
図表2-7
育児、子どもしつけ【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
キ
)
育
児
、
子
ど
も
の
し
つ
け
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
24.9
女 性
(N=610)
28.8
30.3
2.6 1.0
11.8 5.9
25.0
29.8
17.7
27.6
21.1
女 性
(N=535)
30.6
31.8
28.2
30.1
17.7
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
3.0
45.3
4.5
2.7
56.8
2.4
9.5
1.5
1.9
61.9
1.5
10.3
4.1
49.0
3.9
6.4
1.5 0.9
9.9
0.9 0.6
32.7
妻と夫が
同程度
60.1
1.5
13.9
25.2
31.3
3.6
10.3 5.4
2.4
男 性
(N=339)
53.7
0.7
29.9
26.2
『主に妻』 『主に夫』
100%
3.0
男 性
(N=468)
主に妻が
行っている
75%
2.3
全 体
(N=877)
性
別
50%
主に夫が
行っている
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
その他/
非該当
無回答
「育児、子どもしつけ」についは「主に妻が行い、夫が一部を分担している」が 28.8%、
「主
に妻が行っている」が 24.9%と『主に妻』が 53.7%で、育児や子どものしつけは約半数が妻の
仕事となっている。
「妻と夫が同程度」は 25.0%である。
性別でみると、女性の『主に妻』の割合が 60.1%と男性の 45.3%を 14.8 ポイント上回り、男
性は「妻と夫が同程度」が 29.9%と女性の 21.1%より 8.8 ポイント高くなっている。
前回調査と比較すると、男女ともあまり大きな差はみられない。
同居家族別でみると、女性で乳幼児や未就学児がいる場合「主に妻が行い、夫が一部を分担し
ている」がそれぞれ 61.9%、47.4%と高くなっているが、男性は「妻と夫が同程度」が6割以上
となっており、男女で認識の違いがみられる。
図表2-8
育児、子どもしつけ【全体、同居家族別】
(%)
(キ)育児、子どものしつけ
標
本
数
全 体
同
居
家
族
別
女性:乳幼児(3歳未満)
女性:未就学児
女性:小・中学生
女性:高校生
女性:専門学校生
女性:大学・短大生
女性:65歳以上の人
女性:上記以外の人
男性:乳幼児(3歳未満)
男性:未就学児
男性:小・中学生
男性:高校生
男性:専門学校生
男性:大学・短大生
男性:65歳以上の人
男性:上記以外の人
無回答
1,082
100.0
21
19
62
36
7
22
375
348
10
9
29
16
5
11
259
270
37
い主
るに
妻
が
行
っ
て
269
24.9
14.3
15.8
30.6
30.6
57.1
31.8
30.1
29.9
10.0
11.1
6.9
18.8
45.5
19.3
17.0
21.6
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
312
28.8
61.9
47.4
35.5
33.3
14.3
36.4
26.9
34.5
20.0
41.4
18.8
20.0
18.2
24.3
32.2
35.1
妻
と
夫
が
同
程
度
270
25.0
23.8
31.6
24.2
25.0
28.6
22.7
21.6
21.3
60.0
66.7
37.9
43.8
80.0
18.2
27.0
30.7
24.3
- 23 -
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
28
11
2.6
1.0
5.3
1.6
1.6
2.8
2.8
1.6
0.8
2.0
0.6
11.1
6.9
3.4
18.8
4.6
1.2
2.2
1.9
2.7
2.7
そ
の
他
/
非
該
当
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
128
11.8
4.8
5.6
4.5
11.5
9.2
11.1
3.4
9.1
16.2
11.9
5.4
64
5.9
1.6
4.5
7.5
2.6
10.0
9.1
7.3
4.1
8.1
581
53.7
76.2
63.2
66.1
63.9
71.4
68.2
57.0
64.4
30.0
11.1
48.3
37.6
20.0
63.7
43.6
49.2
56.7
39
3.6
5.3
3.2
5.6
2.4
2.6
11.1
10.3
18.8
5.8
4.1
5.4
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(ク)子どもの教育方針や進学目標の決定
図表2-9
子どもの教育方針や進学目標の決定【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ク
)
進子
学ど
目も
標の
の教
決育
定方
針
や
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
性
別
11.2
女 性
(N=610)
12.5
男 性
(N=468)
9.6
75%
13.4
14.4
16.8
男 性
(N=339)
7.1
45.1
16.6
47.5
18.5
43.9
13.6
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
9.8
13.3
6.1
26.9
8.7
4.3
16.7
5.3
21.8
11.1
3.5
29.6
8.0
2.6
35.3
7.3
20.7
8.9
6.3 1.7
11.3
6.0 1.3
10.8
6.8 2.1
53.7
妻と夫が
同程度
24.6
2.8
6.8
13.0
5.8
14.7
45.1
12.2
『主に妻』 『主に夫』
100%
3.4
45.1
5.9
女 性
(N=535)
主に妻が
行っている
50%
6.4
全 体
(N=1,082)
全 体
(N=877)
性
別
25%
11.8 5.0
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「子どもの教育方針や進学目標の決定」については「妻と夫が同程度」が 45.1%と 12 種類の
家庭内の仕事の中で最も高くなっている。
性別でみると、男女とも「妻と夫が同程度」が 45.1%と同率で、女性は『主に妻』が男性より、
男性は『主に夫』の割合が女性より多くなっている。
前回調査と比較すると、女性では『主に妻』の割合が 35.3%から 8.4 ポイント、男性は「妻と
夫が同程度」が 53.7%から 8.6 ポイントそれぞれ減尐し、
「その他/非該当」が増えている。
同居家族別にみると、男女とも小・中学生や高校生が同居家族にいると「妻と夫が同程度」の
割合が女性で4割台、男性で6割台と最も高くなっているが、女性の場合「主に妻が行っている」
が2割半ばと高く、男女での認識の差がみられる。
図表2-10 子どもの教育方針や進学目標の決定【全体、同居家族別】
(%)
(ク)子どもの教育方針や進学目標の決定
標
本
数
全 体
同
居
家
族
別
女性:乳幼児(3歳未満)
女性:未就学児
女性:小・中学生
女性:高校生
女性:専門学校生
女性:大学・短大生
女性:65歳以上の人
女性:上記以外の人
男性:乳幼児(3歳未満)
男性:未就学児
男性:小・中学生
男性:高校生
男性:専門学校生
男性:大学・短大生
男性:65歳以上の人
男性:上記以外の人
無回答
1,082
100.0
21
19
62
36
7
22
375
348
10
9
29
16
5
11
259
270
37
い主
るに
妻
が
行
っ
て
121
11.2
14.3
21.1
25.8
25.0
28.6
13.6
9.9
15.5
20.0
11.1
6.9
18.2
7.7
10.4
10.8
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
145
13.4
19.0
10.5
17.7
13.9
13.6
12.5
18.4
10.0
6.9
12.5
9.1
12.4
13.3
10.8
妻
と
夫
が
同
程
度
488
45.1
57.1
63.2
41.9
44.4
42.9
54.5
45.1
42.8
70.0
66.7
62.1
62.5
80.0
54.5
41.3
49.3
51.4
- 24 -
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
69
37
6.4
3.4
9.5
5.3
4.8
1.6
5.6
2.8
14.3
9.1
7.2
2.9
5.5
2.0
11.1
6.9
6.9
6.3
9.1
8.5
5.0
5.6
3.7
5.4
5.4
そ
の
他
/
非
該
当
159
14.7
6.5
5.6
14.3
4.5
14.1
12.4
11.1
10.3
18.8
20.0
9.1
18.1
14.4
13.5
無
回
答
63
5.8
1.6
2.8
4.5
8.3
3.4
6.9
3.3
2.7
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
266
24.6
33.3
31.6
43.5
38.9
28.6
27.2
22.4
33.9
30.0
11.1
13.8
12.5
27.3
20.1
23.7
21.6
106
9.8
9.5
5.3
6.4
8.4
14.3
9.1
10.1
7.5
11.1
13.8
6.3
9.1
13.5
9.3
10.8
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(ケ)病人・高齢者の世話(介護)
図表2-11 病人・高齢者の世話(介護)【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ケ
)
病
人
・
高
齢
者
の
世
話
(
介
護
)
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体
(N=877)
性
別
34.9
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
主に妻が
行っている
22.2
43.0
100%
『主に妻』 『主に夫』
17.8
6.6
57.1
2.9
1.1 0.5
12.0
16.1
7.0
63.3
1.6
5.8
49.2
4.5
52.2
2.6
15.6
20.3
1.5 3.0
24.6
24.6
20.3
20.3
1.61.0
30.9
21.3
22.8
19.2
3.2
0.9 0.4
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
75%
1.3 1.6
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
36.4
22.1
21.8
20.4
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
17.6
2.7
31.3
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
妻と夫が
同程度
19.4
3.2
58.5
1.3
18.6
3.2
42.2
4.8
2.1
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「病人・高齢者の世話(介護)
」については「主に妻が行っている」が 34.9%と最も高く、
『主
に妻』の割合は 57.1%と約6割となっている。
性別でみると、女性の「主に妻が行っている」の割合は 43.0%に対し男性は 24.6%と 18.4 ポ
イントの差がある。男性は「妻と夫が同程度」が 20.3%であるのに対し、女性は 12.0%と性別
による認識の差が大きくなっている。
前回調査と比較すると、女性は「主に妻が行っている」が 36.4%から 6.6 ポイント増加し、男
性は『主に妻』が 42.2%から7ポイント増加、
「妻と夫が同程度」が 31.3%から 11 ポイント減
尐するなど病人や高齢者の世話は女性の仕事となる傾向が強くなっている。
年齢別でみると、女性のいずれの年代も「主に妻が行っている」が3割半ばから5割半ばと最
も高くなっているが、特に 60 歳代では 54.5%と半数以上を占めている。
図表2-12 病人・高齢者の世話(介護)【全体、年齢別】
(%)
(ケ)病人・高齢者の世話(介護)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
い主
るに
妻
が
行
っ
て
378
34.9
36.0
45.2
41.2
44.3
54.5
35.7
28.6
20.0
12.1
26.5
24.3
25.5
33.3
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
240
22.2
28.0
14.3
19.6
25.3
20.4
17.8
19.0
15.0
39.4
29.4
24.9
21.9
25.0
妻
と
夫
が
同
程
度
169
15.6
9.5
9.8
15.2
9.0
15.7
19.0
25.0
27.3
20.6
21.4
17.5
11.1
- 25 -
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
14
17
1.3
1.6
2.4
4.8
1.2
1.7
0.4
3.0
2.3
4.0
1.5
5.1
-
そ
の
他
/
非
該
当
193
17.8
36.0
21.4
27.5
11.4
10.8
16.1
33.3
40.0
18.2
22.1
17.3
17.5
19.4
無
回
答
『
主
に
妻
』
71
6.6
2.4
2.0
3.8
4.2
12.6
1.5
5.8
10.9
11.1
618
57.1
64.0
59.5
60.8
69.6
74.9
53.5
47.6
35.0
51.5
55.9
49.2
47.4
58.3
『
主
に
夫
』
31
2.9
7.2
1.2
2.1
3.0
6.3
6.6
-
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(コ)高額な商品や土地・家屋の購入
図表2-13 高額な商品や土地・家屋の購入【全体、性別】(前回調査比較)
0%
(
コ
)
高
家額
屋な
の商
購品
入や
土
地
・
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体 3.1
(N=1,082)
性
別
女 性 3.9
(N=610)
男 性 2.1
(N=468)
全 体 4.6
(N=877)
性
別
女 性 6.2
(N=535)
男 性 2.1
(N=339)
主に妻が
行っている
25%
50%
75%
100%
『主に妻』 『主に夫』
3.3
33.5
15.4
25.6
5.5
6.4
41.0
6.1
8.2
40.3
12.0 4.7
4.2
41.9
13.4
4.3
30.8
13.9
26.4
14.6
2.1
37.2
17.3
24.6
4.9
36.9
18.8
21.4
11.4
1.9
9.5
40.2
25.2
10.5
1.7
10.9
43.7
2.4
7.4
34.8
4.7
33.3
18.5
5.3
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
42.8
19.5
妻と夫が
同程度
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
15.3
12.7
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「高額な商品や土地・家屋の購入」については「妻と夫が同程度」が 33.5%であるが、「主に
夫が行っている」が 25.6%あり、
『主に夫』は 41.0%となっている。「家計の管理」は約7割が
妻中心であったが、高額な経済決定は男性が担う場合が多くなっている。
性別でみると、男女とも『主に夫』の割合は約4割となっているが、「妻と夫が同程度」は女
性が 30.8%に対し、男性は 37.2%と男性の方が高額な買い物は同じ程度に分担していると認識
している。
前回調査と比較すると、男性で「妻と夫が同程度」が 42.8%から 5.6 ポイント減尐し、『主に
夫』が 34.8%から 7.1 ポイント増加するなど男性の役割と認識する傾向が強くなっている。
- 26 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
配偶関係別でみると、配偶者・パートナーがいる場合、女性では共働き、共働きでないに関わ
らず「妻と夫が同程度」が3割半ばと変わらないが、男性の共働きでは「妻と夫が同程度」が 45.5%、
共働きでない場合は 37.1%と 8.4 ポイントの差がある。また、女性の共働きでは『主に夫』の割
合が共働きでない場合よりも6ポイント高くなっており、女性の場合、高額となると仕事の有無
に関係なく、夫の役割となる場合が多いようである。未婚者の場合、男女とも「その他/非該当」
の割合が高くなるため既婚者よりも割合は低くなるものの、
「妻と夫が同程度」よりも『主に夫』
の割合の方が高い。
図表2-14 高額な商品や土地・家屋の購入【全体、配偶関係別】
(%)
(コ)高額な商品や土地・家屋の購入
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
34
3.1
113
3.5
6.2
34.5
15.9
29.2
187
3.7
3.7
35.3
10.2
60
11.7
5.0
20.0
142
3.5
2.8
標
本
数
全 体
配
偶
関
係
別
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
36
3.3
妻
と
夫
が
同
程
度
363
33.5
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
167
277
15.4
25.6
そ
の
他
/
非
該
当
145
13.4
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
60
5.5
70
6.4
444
41.0
7.1
3.5
9.7
45.1
28.9
13.4
4.8
7.4
39.1
13.3
23.3
23.3
3.3
16.7
36.6
31.0
16.9
23.2
13.4
9.2
6.3
40.1
81
1.2
-
25.9
16.0
24.7
24.7
7.4
1.2
40.7
101
4.0
-
45.5
18.8
23.8
5.9
2.0
4.0
42.6
205
2.9
2.9
37.1
17.6
26.3
9.8
3.4
5.8
43.9
33
-
-
42.4
12.1
30.3
6.1
9.1
-
42.4
30
-
-
23.3
16.7
30.0
16.7
13.3
-
46.7
76
54
-
3.9
11.1
28.9
29.6
15.8
16.7
21.1
18.5
25.0
13.0
5.3
11.1
3.9
11.1
36.9
35.2
- 27 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(サ)家庭の問題のおける最終決定
図表2-15 家庭の問題における最終決定【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
サ
)
家
庭
最の
終問
決題
定に
お
け
る
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
5.4
(N=1,082)
性
別
25%
女 性
(N=535)
男 性
3.5
(N=339)
主に妻が
行っている
『主に妻』 『主に夫』
100%
6.7
35.4
16.5
28.4
13.4
30.2
4.2
8.9
44.9
4.4
11.6
43.6
3.6
5.4
46.6
1.6
11.9
46.3
1.3
14.2
49.0
2.1
8.3
42.2
6.2
4.1
34.1
7.3
2.8
37.2
20.3
26.3
5.5
全 体
6.4
(N=877)
性
別
75%
3.5
女 性
7.5
(N=610)
男 性
2.6
(N=468)
50%
5.5
34.8
19.5
26.8
6.0
8.2
4.7
30.8
21.5
27.5
6.5
4.7
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
41.0
16.5
妻と夫が
同程度
25.7
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「家庭の問題における最終決定」については「妻と夫が同程度」が 35.4%と高いが、「主に夫
が行っている」が 28.4%あり、
『主に夫』は 44.9%となっている。
性別でみると、男女とも『主に夫』の割合は4割以上あるが、女性は『主に妻』の割合が 11.6%
と男性に比べ 6.2 ポイント高くなっている。
前回調査と比較すると、女性は『主に夫』の割合が 49.0%から 5.4 ポイント減尐し、男性は
4.4 ポイント増加している。
- 28 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
配偶関係別でみると、配偶者・パートナーがいる女性では共働きであると「妻と夫が同程度」
が 54.0%と半数以上を占めるのに対し、共働きでない場合は『主に夫』が 50.8%と半数となっ
ている。男性では共働き、共働きでないに関わらず『主に夫』の割合が最も高くなっている。結
婚していない場合、男性では「妻と夫が同程度」と『主に夫』が 32.9%と同率であるが、女性で
は「妻と夫が同程度」が 32.1%、
『主に夫』が 38.2%と 6.1 ポイントの差があり、最終決定は夫
の仕事と考える人が多い。
図表2-16 家庭の問題における最終決定【全体、配偶関係別】
(%)
(サ)家庭の問題における最終決定
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
58
5.4
113
5.3
4.4
54.0
8.8
23.9
187
6.4
4.8
33.7
14.4
60
20.0
1.7
33.3
142
8.5
4.2
標
本
数
全 体
配
偶
関
係
別
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
38
3.5
妻
と
夫
が
同
程
度
383
35.4
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
179
307
16.5
28.4
そ
の
他
/
非
該
当
72
6.7
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
45
4.2
96
8.9
486
44.9
0.9
2.7
9.7
32.7
36.4
2.1
2.1
11.2
50.8
11.7
16.7
13.3
3.3
21.7
28.4
23.9
16.2
33.1
7.0
7.0
12.7
49.3
81
3.7
1.2
32.1
12.3
25.9
17.3
7.4
4.9
38.2
101
3.0
3.0
36.6
20.8
34.7
1.0
1.0
6.0
55.5
205
4.4
2.9
40.5
22.0
26.3
1.5
2.4
7.3
48.3
33
-
3.0
33.3
27.3
24.2
3.0
9.1
3.0
51.5
30
-
-
30.0
13.3
23.3
23.3
10.0
-
36.6
76
54
1.9
3.9
5.6
32.9
25.9
15.8
20.4
17.1
31.5
25.0
7.4
5.3
7.4
3.9
7.5
32.9
51.9
- 29 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(シ)行政区・隣組等の地域活動への参加
図表2-17 行政区・隣組等の地域活動への参加【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
シ
地)
行
域
政
活
区
動
・
へ隣
の組
参な
加
ど
の
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
(N=1,082)
性
別
男 性
(N=468)
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
主に妻が
行っている
50%
75%
100%
7.9
21.9
11.6
21.7
15.2
『主に妻』 『主に夫』
3.1
33.5
33.8
3.1
41.6
29.5
3.0
22.8
39.7
9.1
1.9
29.9
36.4
9.2
1.7
36.1
33.4
8.8
2.4
20.1
41.0
18.6
6.9
女 性
(N=610)
全 体
(N=877)
性
別
25%
28.5
13.2
9.6
18.7
主に妻が行い、
夫が一部を
分担している
8.0
18.9
25.2
11.2
23.0
12.1
13.1
19.4
22.7
13.1
12.1
16.9
19.6
27.7
妻と夫が
同程度
16.6
17.4
主に夫が行い、
妻が一部を
分担している
17.4
20.3
19.5
16.8
23.6
9.2
主に夫が
行っている
その他/
非該当
無回答
「行政区・隣組等の地域活動への参加」については『主に妻』と『主に夫』がそれぞれ約 34%
と同程度となっている。
「妻と夫が同程度」は 21.7%である。
性別でみると、女性は「主に妻が行っている」が 28.5%で『主に妻』が 41.6%となっている。
対して男性は「主に夫が行っている」が 20.3%で、
『主に夫』は 39.7%となっており、男女とも
自分が担っていると認識している。
- 30 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
配偶関係別でみると、配偶者・パートナーがいる場合女性で共働きであると『主に妻』が、男
性は共働き、共働きでないに関わらず『主に夫』の割合が高くなっている。
年齢別でみると、女性は 30 歳代と 70 歳以上を除いて『主に妻』の割合が約4割から5割を占
めている。男性は 60 歳以上になると『主に夫』が4割を超えて他の年代よりも高く、自分が地
域活動を行っているという認識が高くなる。
図表2-18 行政区・隣組等の地域活動への参加【全体、配偶関係別、年齢別】
(%)
(シ)行政区・隣組などの地域活動への参加
1,082
100.0
い主
るに
妻
が
行
っ
て
237
21.9
し 夫主
てがに
い一妻
る 部が
を行
分い
担、
125
11.6
妻
と
夫
が
同
程
度
235
21.7
全 体
配
偶
関
係
別
年
齢
別
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
女性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
女性:配偶者はいない
(離別)
女性:配偶者はいない
(死別)
女性:結婚していない
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きである)
男性:配偶者・パートナー
がいる(共働きでない)
男性:配偶者はいない
(離別)
男性:配偶者はいない
(死別)
男性:結婚していない
無回答
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
女性:70歳以上
男性:29歳以下
男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
し 妻主 い主
てがに る に
い一夫
夫
る 部が
が
を行
行
分い
っ
担、
て
165
201
15.2
18.6
113
29.2
16.8
19.5
9.7
15.0
187
24.1
13.4
19.8
15.5
60
48.3
15.0
11.7
142
32.4
11.3
81
16.0
12.3
101
10.9
205
そ
の
他
/
非
該
当
85
7.9
無
回
答
『
主
に
妻
』
『
主
に
夫
』
34
3.1
362
33.5
366
33.8
7.1
2.7
46.0
24.7
21.4
4.3
1.6
37.5
36.9
8.3
5.0
8.3
3.3
63.3
13.3
18.3
12.7
18.3
4.2
2.8
43.7
31.0
21.0
9.9
16.0
18.5
6.2
28.3
25.9
11.9
25.7
20.8
26.7
4.0
-
22.8
47.5
14.1
7.3
27.3
24.4
21.5
3.4
2.0
21.4
45.9
33
21.2
15.2
30.3
9.1
6.1
9.1
9.1
36.4
15.2
30
13.3
6.7
16.7
3.3
43.3
10.0
6.7
20.0
46.6
76
54
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
9.2
24.1
32.0
21.4
33.3
24.1
34.7
25.7
14.3
15.0
6.1
8.8
14.5
15.3
19.4
13.2
3.7
16.0
11.9
17.6
16.5
15.6
10.0
4.8
15.0
6.1
16.2
14.5
1.5
2.8
19.7
25.9
12.0
11.9
15.7
27.8
14.4
20.4
28.6
15.0
39.4
26.5
20.2
29.2
30.6
13.2
16.7
4.0
11.9
7.8
11.4
11.4
14.8
14.3
15.0
15.2
16.2
24.9
15.3
19.4
11.8
13.0
8.0
23.8
13.7
10.1
16.8
20.9
14.3
20.0
21.2
16.2
16.8
29.2
11.1
27.6
9.3
28.0
14.3
9.8
7.6
4.8
4.3
23.8
20.0
12.1
16.2
5.8
3.6
11.1
5.3
7.4
4.8
2.0
2.5
2.4
3.9
3.5
5.8
5.6
22.4
27.8
48.0
33.3
50.9
40.6
50.3
35.7
19.1
30.0
12.2
25.0
29.0
16.8
22.2
25.0
29.7
12.0
35.7
21.5
21.5
28.2
35.7
28.6
35.0
36.4
32.4
41.7
44.5
30.5
標
本
数
- 31 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
2.子育てに関する考え方
「経済的に自立できる」「個性や能力を生かす」育て方には積極的な「賛成」が7割以上であるが、
「生活技術を身につける」育て方は6割台と低くなる。「男らしく、女らしく」育てるは男性の「賛成」、
「3歳までは母親の手で育てる」は女性の「賛成」が高くなる。
問4 子どもを育てるうえで大切だと思われることについて、あなたはどう思いますか。
次の(ア)~(オ)の各項目について、あなたの考え方に最も近いものを選んでくだ
さい。子どものいない方も、一般的にどう思われるかお答えください。
(○印は1つずつ)
(ア)女の子も男の子も同等に経済的に自立できるよう育てる
図表2-19 女の子も男の子も同等に経済的に自立できるよう育てる
【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
100%
78.7
14.4
女 性
(N=610)
79.3
0.8
14.1
男 性
(N=468)
78.0
全 体
(N=877)
性
別
75%
1.2
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
賛成
0.1
2.5 3.1
0.2
93.1
1.3
2.1 3.4
93.4
1.0
1.7
15.0
-
3.0 2.4
93.0
1.7
82.2
13.9
1.8 -
1.4 0.7
96.1
1.8
83.4
1.3
13.3
2.7
-
1.1 0.9
96.7
1.3
-
1.5 0.3
95.5
2.7
80.8
やや賛成
『賛成派』 『反対派』
14.7
やや反対
反対
わからない
無回答
子どもの育て方について5つの考え方についてたずねた。
「女の子も男の子と同等に経済的に自立できるよう育てる」という考え方については、
「賛成」
が 78.7%で「やや賛成」の 14.4%を合わせた『賛成派』が 93.1%と9割を超えている。
性別でみてもあまり大きな差はみられない。
前回調査と比較すると、男女とも積極的な「賛成」が前回では8割を超えていたが、今回は8
割に満たず、『賛成派』の割合がやや減尐している。
- 32 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
年齢別でみると、女性の 29 歳以下、40 歳代、60 歳代で積極的な「賛成」が8割を超えている
のに対し、男性は 29 歳以下で 90.5%と高率となっているが、他の年代は7割台となっている。
同居家族別でみると、女性では小・中学生を除く子どもが同居している世帯では積極的な「賛
成」が8割を超え、乳幼児では 90.5%と最も高くなっている。男性では乳幼児、高校生、専門学
校生が同居している世帯で「賛成」が8割台となっているが、一方で乳幼児、未就学児がいる世
帯で「やや反対」が1割程度みられる。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認しない人ほど「賛成」の割合が高
くなる傾向がみられる。
図表2-20 女の子も男の子も同等に経済的に自立できるよう育てる
【全体、年齢別、同居家族別、性別役割分担意識別】
(%)
(ア)女の子も男の子と同等に経済的に自立できるように育てる
標
本
数
1,082
100.0
女性:29歳以下
25
女性:30歳代
42
女性:40歳代
51
女性:50歳代
79
女性:60歳代
167
230
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
21
別 男性:30歳代
20
男性:40歳代
33
男性:50歳代
68
男性:60歳代
173
男性:70歳以上
137
無回答
36
女性:乳幼児(3歳未満)
21
女性:未就学児
19
女性:小・中学生
62
女性:高校生
36
女性:専門学校生
7
女性:大学・短大生
22
375
同 女性:65歳以上の人
348
居 女性:上記以外の人
家 男性:乳幼児(3歳未満)
10
族 男性:未就学児
9
別 男性:小・中学生
29
男性:高校生
16
男性:専門学校生
5
男性:大学・短大生
11
男性:65歳以上の人
259
男性:上記以外の人
270
無回答
37
女性:同感する
41
女性:ある程度同感する
185
性 女性:あまり同感しない
181
別
女性:同感しない
152
意
役
識
男性:同感する
37
割
別
167
分 男性:ある程度同感する
121
担 男性:あまり同感しない
男性:同感しない
109
無回答
89
全 体
賛
成
や
や
賛
成
や
や
反
対
851
78.7
84.0
76.2
86.3
77.2
81.4
77.4
90.5
75.0
78.8
76.5
76.3
78.1
77.8
90.5
84.2
79.0
83.3
85.7
77.3
78.9
79.6
80.0
77.8
69.0
81.3
80.0
72.7
77.6
80.0
78.4
70.7
75.7
79.0
92.8
78.4
71.3
75.2
91.7
66.3
156
14.4
8.0
14.3
9.8
16.5
13.8
14.8
20.0
12.1
17.6
16.2
14.6
13.9
9.5
5.3
11.3
11.1
14.3
13.6
14.1
14.1
10.0
20.7
18.8
18.2
16.6
13.3
13.5
12.2
17.8
18.8
3.9
16.2
22.8
17.4
2.8
11.2
13
1.2
4.8
2.0
1.2
9.5
6.1
2.9
1.2
3.2
2.8
4.5
0.5
1.4
10.0
11.1
6.9
9.1
2.6
4.9
0.5
1.3
5.4
1.2
3.3
-
- 33 -
反
対
1
0.1
2.4
5.3
1.6
0.3
1.1
わ
か
ら
な
い
27
2.5
8.0
1.3
1.8
2.6
2.9
4.6
2.9
2.8
1.9
1.7
11.1
3.4
3.1
2.6
2.7
2.4
2.7
1.7
0.7
1.8
3.3
5.5
4.5
無
回
答
34
3.1
2.4
2.0
5.1
1.8
5.2
5.0
3.0
1.7
4.4
5.6
5.3
4.8
2.8
4.5
4.5
2.9
20.0
2.7
1.5
5.4
9.8
3.2
0.6
1.3
3.0
0.8
16.9
『
賛
成
派
』
1,007
93.1
92.0
90.5
96.1
93.7
95.2
92.2
90.5
95.0
90.9
94.1
92.5
92.7
91.7
100.0
89.5
90.3
94.4
100.0
90.9
93.0
93.7
90.0
77.8
89.7
100.0
80.0
90.9
94.2
93.3
91.9
82.9
93.5
97.8
96.7
94.6
94.1
92.6
94.5
77.5
『
反
対
派
』
14
1.3
7.2
2.0
1.2
9.5
6.1
2.9
1.2
5.3
4.8
2.8
4.5
0.5
1.7
10.0
11.1
6.9
9.1
2.6
4.9
0.5
1.3
5.4
1.2
3.3
1.1
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(イ)男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を身につけさせるほうがよい
図表2-21 男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を身につけさせるほうがよい
【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
66.2
1.7 3.2
0.7
23.6
1.1 3.4
29.5
2.4 2.6
2.5
75.8
19.0
1.7
16.4
3.8
79.8
男 性
(N=339)
69.9
やや賛成
23.0
やや反対
反対
『賛成派』 『反対派』
92.3
2.9
93.3
2.2
91.3
3.8
94.8
2.8
96.2
1.7
92.9
4.7
0.4
3.4
61.8
女 性
(N=535)
賛成
26.1
69.7
全 体
(N=877)
性
別
100%
0.6
1.5
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
75%
2.3
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
0.3
1.8 0.5
-
1.5 0.6
0.9
2.1 0.3
わからない
無回答
「男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を身につけさせるほうがよい」という
考え方については『賛成派』が 92.3%と9割を超えているが、そのうち積極的な「賛成」は 66.2%
と経済的な自立と比べると 12.5 ポイント低くなっている。
性別でみると、女性の積極的な「賛成」は 69.7%で男性の 61.8%を 7.9 ポイント上回り、男
性は保留つきの「やや賛成」が 29.5%と女性の 23.6%を 5.9 ポイント上回っている。男性の炊
事、掃除、洗濯など生活技術習得に対する消極的な姿勢がうかがえる。
前回調査と比較すると、男女とも積極的な「賛成」が8~10 ポイント低くなってなり、保留つ
きの「やや賛成」が7ポイント前後増えている。
- 34 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
年齢別でみると、女性の 70 歳以上、男性の 60 歳以上で積極的な「賛成」が5割台と低くなっ
ており、高齢者では生活技術取得には抵抗があるようである。
同居家族別でみると、女性では乳幼児から専門学校生までの子どもが同居している場合、積極
的な「賛成」が7割から8割半ばと高率となっているが、男性の場合、子どもの同居にはあまり
関係性がみられない。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割を容認しない人ほど「賛成」の割合が高くな
っている。容認する男性では『反対派』が 16.2%となっている。
図表2-22 男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を身につけさせるほうがよい
【全体、年齢別、同居家族別、性別役割分担意識別】
(%)
(イ)男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を
身につけさせるほうがよい
標
本
数
1,082
100.0
女性:29歳以下
25
女性:30歳代
42
女性:40歳代
51
女性:50歳代
79
女性:60歳代
167
230
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
21
別 男性:30歳代
20
男性:40歳代
33
男性:50歳代
68
男性:60歳代
173
男性:70歳以上
137
無回答
36
女性:乳幼児(3歳未満)
21
女性:未就学児
19
女性:小・中学生
62
女性:高校生
36
女性:専門学校生
7
女性:大学・短大生
22
375
同 女性:65歳以上の人
348
居 女性:上記以外の人
家 男性:乳幼児(3歳未満)
10
族 男性:未就学児
9
別 男性:小・中学生
29
男性:高校生
16
男性:専門学校生
5
男性:大学・短大生
11
男性:65歳以上の人
259
男性:上記以外の人
270
無回答
37
女性:同感する
41
女性:ある程度同感する
185
性 女性:あまり同感しない
181
別
女性:同感しない
152
意
役
識
男性:同感する
37
割
別
167
分 男性:ある程度同感する
121
担 男性:あまり同感しない
男性:同感しない
109
無回答
89
全 体
賛
成
や
や
賛
成
や
や
反
対
716
66.2
76.0
78.6
86.3
70.9
79.0
57.0
76.2
85.0
81.8
64.7
59.0
54.7
55.6
85.7
73.7
75.8
77.8
85.7
68.2
66.4
74.4
50.0
77.8
69.0
56.3
40.0
63.6
59.1
69.3
56.8
53.7
61.6
72.4
89.5
59.5
56.3
64.5
74.3
42.7
282
26.1
16.0
16.7
11.8
22.8
16.8
33.0
14.3
10.0
18.2
29.4
30.6
33.6
36.1
9.5
21.1
17.7
19.4
14.3
22.7
25.6
20.1
40.0
22.2
31.0
37.5
60.0
18.2
30.9
24.8
35.1
34.1
31.4
24.3
7.9
24.3
35.3
29.8
20.2
31.5
25
2.3
2.4
1.3
0.6
2.6
9.5
2.9
4.6
2.9
1.6
4.5
2.1
0.9
10.0
9.1
3.9
2.2
2.4
2.7
0.6
0.7
10.8
4.2
1.7
4.5
- 35 -
反
対
6
0.6
0.6
1.3
1.5
0.8
0.3
6.3
9.1
0.8
0.4
2.4
0.6
0.7
5.4
1.1
わ
か
ら
な
い
18
1.7
8.0
1.3
1.2
0.4
1.5
4.0
2.2
2.8
0.3
1.4
2.3
1.9
2.7
1.1
1.7
0.7
1.2
3.3
4.6
1.1
無
回
答
35
3.2
2.4
2.0
3.8
1.8
5.7
5.0
1.5
1.7
5.1
5.6
4.8
5.3
4.8
2.8
4.5
4.8
2.9
3.1
28.9
5.4
7.3
3.2
0.6
0.7
3.0
0.8
0.9
19.1
『
賛
成
派
』
998
92.3
92.0
95.3
98.1
93.7
95.8
90.0
90.5
95.0
100.0
94.1
89.6
88.3
91.7
95.2
94.8
93.5
97.2
100.0
90.9
92.0
94.5
90.0
100.0
100.0
93.8
100.0
81.8
90.0
94.1
91.9
87.8
93.0
96.7
97.4
83.8
91.6
94.3
94.5
74.2
『
反
対
派
』
31
2.9
2.4
1.3
1.2
3.9
9.5
2.9
4.6
4.4
1.6
4.5
2.9
1.2
10.0
6.3
18.2
4.7
2.6
4.8
2.7
1.2
1.4
16.2
4.2
1.7
5.6
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(ウ)男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子は男らしく、女の子は女らしく
育てるほうがよい
図表2-23 男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子は男らしく、女の子は女らしく
育てるほうがよい【全体、性別】(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
性
別
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
賛成
25%
50%
75%
100%
『賛成派』 『反対派』
6.2
29.2
36.3
13.7
11.4
3.2
65.5
25.1
3.6
61.7
28.9
2.4
70.9
20.1
65.2
27.6
62.2
30.7
70.2
22.7
5.9
25.1
36.6
15.9
13.0
6.6
34.8
36.1
10.9
9.2
6.3
28.7
36.5
16.1
11.5
0.9
5.8
25.6
36.6
18.7
12.0
1.3
6.8
33.9
やや賛成
36.3
やや反対
11.8
反対
10.9
0.3
わからない
無回答
「男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子は男らしく、女の子は女らしく育てるほ
うがよい」という考え方については、保留つきの「やや賛成」が 36.3%、積極的な「賛成」は
29.2%で『賛成派』は 65.5%である。
『反対派』は 25.1%で全体の約4分の1程度となっている。
性別でみると、男女とも消極的な「やや賛成」は約 36%と同程度であるが、積極的な「賛成」
は男性が 34.8%と女性の 25.1%を 9.7 ポイント上回っている。女性は「やや反対」が 15.9%、
「反対」が 13.0%で男性の『反対派』を 8.8 ポイント上回っている。
前回調査と比較すると、男女ともあまり大きな差はみられない。
- 36 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
年齢別でみると、男女とも『賛成派』は年齢が高くなるほど、
『反対派』は年齢が低くなるほ
ど増える傾向にあり、特に女性でその傾向は顕著となっている。
同居家族別でみると、女性で乳幼児や未就学児が同居家族にいる場合『反対派』の割合が『賛
成派』を上回るか、同率となっているが、男性では『賛成派』が圧倒的に高い。また、小・中学
生や高校生がいる場合、女性は『賛成派』の割合が『反対派』より高いものの5割台であるのに
対し、男性は8割前後と高率である。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認しない人ほど『賛成派』の割合が
減尐しているが、同感しない人でも女性は『反対派』と同率、男性では『反対派』の割合を上回
る結果となっている。
図表2-24 男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子は男らしく、女の子は女らしく
育てるほうがよい【全体、年齢別、同居家族別、性別役割分担意識別】
(%)
(ウ)男女にはそれぞれの役割があると思うので、
男の子は男らしく、女の子は女らしく育てるほうがよい
標
本
数
1,082
100.0
女性:29歳以下
25
女性:30歳代
42
女性:40歳代
51
女性:50歳代
79
女性:60歳代
167
230
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
21
別 男性:30歳代
20
男性:40歳代
33
男性:50歳代
68
男性:60歳代
173
男性:70歳以上
137
無回答
36
女性:乳幼児(3歳未満)
21
女性:未就学児
19
女性:小・中学生
62
女性:高校生
36
女性:専門学校生
7
女性:大学・短大生
22
375
同 女性:65歳以上の人
348
居 女性:上記以外の人
家 男性:乳幼児(3歳未満)
10
族 男性:未就学児
9
別 男性:小・中学生
29
男性:高校生
16
男性:専門学校生
5
男性:大学・短大生
11
男性:65歳以上の人
259
男性:上記以外の人
270
無回答
37
女性:同感する
41
女性:ある程度同感する
185
性 女性:あまり同感しない
181
別
女性:同感しない
152
意
役
識
男性:同感する
37
割
別
167
分 男性:ある程度同感する
121
担 男性:あまり同感しない
男性:同感しない
109
無回答
89
全 体
賛
成
や
や
賛
成
や
や
反
対
反
対
316
29.2
8.0
16.7
15.7
15.2
24.6
33.9
33.3
5.0
24.2
22.1
30.6
54.7
25.0
9.5
5.3
19.4
27.8
28.6
27.3
27.5
21.8
30.0
22.2
13.8
31.3
20.0
9.1
41.3
28.9
24.3
61.0
32.4
12.7
16.4
67.6
37.1
29.8
24.8
37.1
393
36.3
16.0
35.7
39.2
41.8
37.1
36.5
23.8
40.0
45.5
33.8
38.7
31.4
38.9
33.3
42.1
35.5
30.6
14.3
27.3
36.8
35.1
50.0
44.4
65.5
50.0
20.0
36.4
34.4
35.9
37.8
9.8
42.7
45.9
29.6
10.8
45.5
41.3
25.7
27.0
148
13.7
16.0
33.3
19.6
15.2
19.2
9.6
19.0
20.0
9.1
20.6
9.8
4.4
16.7
23.8
21.1
22.6
19.4
28.6
13.6
15.2
19.0
20.0
22.2
6.9
12.5
40.0
27.3
8.5
12.2
16.2
9.8
11.9
18.8
19.7
10.8
5.4
11.6
19.3
11.2
123
11.4
44.0
9.5
17.6
12.7
12.6
10.0
9.5
25.0
9.1
14.7
12.1
0.7
8.3
28.6
26.3
9.7
13.9
28.6
13.6
12.3
14.1
10.3
6.3
9.1
8.1
13.0
10.8
7.3
5.9
13.8
26.3
8.1
4.2
9.9
18.3
2.2
- 37 -
わ
か
ら
な
い
67
6.2
16.0
2.4
5.9
11.4
4.2
4.3
14.3
5.0
12.1
7.4
6.9
4.4
5.6
9.7
8.3
13.6
3.5
7.2
11.1
3.4
20.0
18.2
5.0
8.5
5.4
4.9
3.2
8.3
6.6
2.7
4.2
7.4
11.9
4.5
無
回
答
35
3.2
2.4
2.0
3.8
2.4
5.7
5.0
1.5
1.7
4.4
5.6
4.8
5.3
3.2
4.5
4.8
2.9
2.7
1.5
5.4
7.3
3.8
0.6
1.3
3.6
18.0
『
賛
成
派
』
709
65.5
24.0
52.4
54.9
57.0
61.7
70.4
57.1
45.0
69.7
55.9
69.3
86.1
63.9
42.8
47.4
54.9
58.4
42.9
54.6
64.3
56.9
80.0
66.6
79.3
81.3
40.0
45.5
75.7
64.8
62.1
70.8
75.1
58.6
46.0
78.4
82.6
71.1
50.5
64.1
『
反
対
派
』
271
25.1
60.0
42.8
37.2
27.9
31.8
19.6
28.5
45.0
18.2
35.3
21.9
5.1
25.0
52.4
47.4
32.3
33.3
57.2
27.2
27.5
33.1
20.0
22.2
17.2
18.8
40.0
36.4
16.6
25.2
27.0
17.1
17.8
32.6
46.0
18.9
9.6
21.5
37.6
13.4
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(エ)男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる
図表2-25 男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる
【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
性
別
25%
50%
75%
100%
1.4
全 体
(N=1,082)
75.1
16.4
女 性
(N=610)
76.6
0.8
15.4
2.1
男 性
(N=468)
賛成
73.7
やや賛成
17.5
やや反対
反対
0.4
3.2 3.5
0.3
3.3 3.6
『賛成派』 『反対派』
91.5
1.8
92.0
1.1
91.2
2.5
0.4
3.2 3.0
わからない
無回答
「男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる」という考え方については、積極
的な「賛成」が 75.1%で経済的な自立に次いで2番目に高くなっている。保留つきの「やや賛成」
は 16.4%で『賛成派』は 91.5%となっている。
性別でみると、積極的な「賛成」は女性が 76.6%と男性の 73.7%をやや上回っている。
- 38 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
年齢別でみると、男女とも年齢が低い層で積極的な「賛成」の割合が高い傾向にある。
同居家族別でみると、男女とも乳幼児や未就学児などが同居家族にいる場合、積極的な「賛成」
の割合が他の子どもに比べて高い傾向にある。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割を容認しない人で積極的な「賛成」の割合が
高くなっている。
図表2-26 男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる
【全体、年齢別、同居家族別、性別役割分担意識別】
(%)
(エ)男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる
標
本
数
1,082
100.0
女性:29歳以下
25
女性:30歳代
42
女性:40歳代
51
女性:50歳代
79
女性:60歳代
167
230
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
21
別 男性:30歳代
20
男性:40歳代
33
男性:50歳代
68
男性:60歳代
173
男性:70歳以上
137
無回答
36
女性:乳幼児(3歳未満)
21
女性:未就学児
19
女性:小・中学生
62
女性:高校生
36
女性:専門学校生
7
女性:大学・短大生
22
375
同 女性:65歳以上の人
348
居 女性:上記以外の人
家 男性:乳幼児(3歳未満)
10
族 男性:未就学児
9
別 男性:小・中学生
29
男性:高校生
16
男性:専門学校生
5
男性:大学・短大生
11
男性:65歳以上の人
259
男性:上記以外の人
270
無回答
37
女性:同感する
41
女性:ある程度同感する
185
性 女性:あまり同感しない
181
別
女性:同感しない
152
意
役
識
男性:同感する
37
割
別
167
分 男性:ある程度同感する
121
担 男性:あまり同感しない
男性:同感しない
109
無回答
89
全 体
賛
成
813
75.1
76.0
85.7
80.4
72.2
79.6
72.6
90.5
85.0
69.7
76.5
74.0
68.6
75.0
95.2
84.2
74.2
72.2
85.7
68.2
75.5
76.7
100.0
77.8
75.9
75.0
80.0
63.6
72.6
76.3
75.7
70.7
73.5
74.6
90.1
81.1
65.3
80.2
84.4
53.9
や
や
賛
成
や
や
反
対
177
16.4
16.0
9.5
11.8
20.3
14.4
17.0
24.2
17.6
17.9
20.4
13.9
10.5
17.7
22.2
14.3
27.3
14.7
16.1
17.2
18.8
20.0
27.3
19.3
15.6
13.5
17.1
17.8
21.5
5.3
13.5
22.8
14.0
10.1
21.3
15
1.4
3.9
0.6
0.9
4.8
5.0
3.0
1.5
2.9
0.7
1.6
1.3
0.9
11.1
9.1
1.2
2.6
1.1
0.6
0.7
5.4
2.4
2.5
2.2
- 39 -
反
対
4
0.4
2.0
0.4
3.0
0.7
0.5
0.3
0.4
0.7
0.6
0.7
1.2
-
わ
か
ら
な
い
35
3.2
8.0
2.4
3.8
3.6
3.0
4.8
5.0
2.9
3.5
3.6
2.8
1.6
2.8
2.9
3.2
11.1
6.9
6.3
3.1
3.3
2.7
2.4
4.3
2.8
1.3
3.6
2.5
5.5
4.5
無
回
答
38
3.5
2.4
2.0
3.8
1.8
6.1
5.0
1.5
1.7
5.8
8.3
4.8
5.3
4.8
2.8
4.5
5.1
2.9
3.5
1.5
8.1
9.8
3.2
2.0
4.8
0.8
18.0
『
賛
成
派
』
990
91.5
92.0
95.2
92.2
92.5
94.0
89.6
90.5
85.0
93.9
94.1
91.9
89.0
88.9
95.2
94.7
91.9
94.4
100.0
95.5
90.2
92.8
100.0
77.8
93.1
93.8
100.0
90.9
91.9
91.9
89.2
87.8
91.3
96.1
95.4
94.6
88.1
94.2
94.5
75.2
『
反
対
派
』
19
1.8
5.9
0.6
1.3
4.8
5.0
6.0
1.5
2.9
1.4
1.6
1.8
1.2
11.1
9.1
1.6
3.3
1.1
1.2
1.4
5.4
3.6
2.5
2.2
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
(オ)3歳までは母親の手で育てる方がよい
図表2-27 3歳までは母親の手で育てる方がよい【全体、性別】(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
賛成
25%
50%
41.1
75%
30.0
『賛成派』 『反対派』
100%
9.6
7.3
9.0
3.0
71.1
16.9
3.3
72.4
16.3
69.8
17.8
6.1 8.0
43.4
29.0
38.2
やや賛成
31.6
9.0
反対
やや反対
10.2
8.8
10.3
わからない
2.1
無回答
「3歳までは母親の手で育てる方がよい」という考え方については、積極的な「賛成」が 41.1%、
保留つきの「やや賛成」が 30.0%と『賛成派』は 71.1%である。
『反対派』は 16.9%でとなって
いる。
性別でみると、積極的な「賛成」は女性が 43.4%と男性の 38.2%を 5.2 ポイント上回ってい
る。
年齢別でみると、女性は年齢が高くなるほど積極的な「賛成」の割合が増え、年齢が低くなる
ほど積極的な「反対」が増える結果となっている。男性は 70 歳以上で積極的な「賛成」の割合
が 53.3%と半数を超えているが、その他の年代では2割台から3割台で、女性ほど明らかな傾向
はみられない。
同居家族別でみると、女性で乳幼児や未就学児が同居家族にいる場合、『反対派』の割合が4
割台で『賛成派』の割合を上回るか、同程度の割合となっている。対して男性は『反対派』が2
割台で『賛成派』を大きく下回る結果となっている。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認しない人ほど『賛成派』の割合は
減尐しているが、同感しない人でも『賛成派』の割合は6割前後で『反対派』の約2倍となって
いる。
職業の有無別でみると、女性で職業を持っている場合、積極的な「賛成」は 28.3%と職業を持
っていない場合に比べ2割ほど低くなっている。
- 40 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
図表2-28 3歳までは母親の手で育てる方がよい
【全体、年齢別、同居家族別、性別役割分担意識別、職業の有無別】
(%)
(オ)3歳までは母親の手で育てる方がよい
賛
成
や
や
賛
成
や
や
反
対
反
対
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
21
19
62
36
7
22
375
348
10
9
29
16
5
11
259
270
37
41
185
181
152
37
167
121
109
89
247
445
41.1
8.0
9.5
21.6
31.6
47.3
60.0
38.1
25.0
24.2
33.8
31.2
53.3
41.7
19.0
26.3
25.8
27.8
14.3
27.3
51.2
35.1
30.0
22.2
31.0
43.8
20.0
45.5
42.1
33.7
43.2
68.3
50.3
37.0
35.5
51.4
46.7
26.4
29.4
47.2
28.3
325
30.0
24.0
45.2
33.3
36.7
29.9
22.2
14.3
30.0
30.3
27.9
37.6
29.2
27.8
23.8
15.8
24.2
38.9
57.1
40.9
27.2
33.3
40.0
33.3
34.5
18.8
27.3
34.0
27.8
27.0
14.6
31.9
32.0
29.6
18.9
35.3
37.2
28.4
16.9
34.8
104
9.6
16.0
16.7
19.6
11.4
8.4
6.5
4.8
15.0
18.2
7.4
12.1
3.6
11.1
28.6
21.1
22.6
13.9
6.9
12.1
10.0
11.1
13.8
12.5
20.0
9.1
5.4
12.2
10.8
4.9
5.4
13.8
13.8
13.5
3.0
15.7
9.2
7.9
13.8
307
54.1
25.4
標
本
数
全 体
年
齢
別
同
居
家
族
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
性
別
×
職
業
の
有
無
別
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
女性:70歳以上
男性:29歳以下
男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
女性:乳幼児(3歳未満)
女性:未就学児
女性:小・中学生
女性:高校生
女性:専門学校生
女性:大学・短大生
女性:65歳以上の人
女性:上記以外の人
男性:乳幼児(3歳未満)
男性:未就学児
男性:小・中学生
男性:高校生
男性:専門学校生
男性:大学・短大生
男性:65歳以上の人
男性:上記以外の人
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
女性:職業を持っている
女性:以前、職業を持っていたが、
いまは職業を持っていない
女性:いままで職業を持ったことは
ない
男性:職業を持っている
男性:以前、職業を持っていたが、
いまは職業を持っていない
男性:いままで職業を持ったことは
ない
無回答
79
7.3
24.0
11.9
15.7
5.1
4.2
2.6
14.3
10.0
6.1
14.7
9.2
5.1
8.3
19.0
21.1
12.9
11.1
28.6
13.6
5.3
6.9
10.0
11.1
6.9
12.5
9.1
7.7
11.9
8.1
4.9
2.7
4.4
13.8
8.1
3.0
9.9
18.3
3.4
9.3
わ
か
ら
な
い
97
9.0
28.0
14.3
7.8
12.7
7.8
3.5
28.6
15.0
21.2
14.7
8.1
5.1
5.6
4.8
10.5
11.3
8.3
13.6
4.8
10.3
10.0
22.2
13.8
12.5
60.0
9.1
8.5
13.0
5.4
2.4
5.9
12.7
5.9
8.1
9.6
9.9
14.7
6.7
10.1
8.1
4.2
5.9
無
回
答
32
3.0
2.4
2.0
2.5
2.4
5.2
5.0
1.5
1.7
3.6
5.6
4.8
5.3
3.2
4.5
4.5
2.3
2.3
1.5
5.4
4.9
3.8
1.3
2.4
0.8
18.0
3.6
『
賛
成
派
』
770
71.1
32.0
54.7
54.9
68.3
77.2
82.2
52.4
55.0
54.5
61.7
68.8
82.5
69.5
42.8
42.1
50.0
66.7
71.4
68.2
78.4
68.4
70.0
55.5
65.5
62.6
20.0
72.8
76.1
61.5
70.2
82.9
82.2
69.0
65.1
70.3
82.0
63.6
57.8
64.1
63.1
『
反
対
派
』
183
16.9
40.0
28.6
35.3
16.5
12.6
9.1
19.1
25.0
24.3
22.1
21.3
8.7
19.4
47.6
42.2
35.5
25.0
28.6
13.6
12.2
19.0
20.0
22.2
20.7
25.0
20.0
18.2
13.1
24.1
18.9
9.8
8.1
18.2
27.6
21.6
6.0
25.6
27.5
11.3
23.1
2.3
79.5
12.3
38
52.6
23.7
5.3
2.6
15.8
-
76.3
7.9
256
35.2
33.2
9.4
9.4
12.1
0.8
68.4
18.8
187
40.6
32.6
8.6
8.6
8.0
1.6
73.2
17.2
15
46.7
13.3
13.3
6.7
13.3
6.7
60.0
20.0
32
50.0
12.5
3.1
3.1
-
31.3
62.5
6.2
- 41 -
Ⅱ
調査結果
第2章
家庭生活や子育てについて
第3章 就労・働き方について
1.女性が職業を持つことについて
2.女性が職業を続けない方がよいと思う理由
3.職業の有無
4.育児休業・介護休業制度の利用意向
5.育児休業・介護休業を利用できそうにない、利用したくない理由
6.「仕事」「家庭生活」「地域・個人の生活」の優先度
7.ワーク・ライフ・バランスのための条件整備
Ⅱ
第3章
調査結果
第3章
就労・働き方について
就労・働き方について
1.女性が職業を持つことについて
女性は「就労継続」、男性は「中断・再就職」を支持する人が多いが、「専業主婦志向」は 1 割に
満たない。
問5 一般的に女性が職業を持つことについて、あなたはどうお考えですか。
(○印は1つ)
図表3-1
女性が職業を持つことについて【全体、性別】(前回・福岡県・全国調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
性
別
結婚や出産に
かかわらず、
ずっと職業を
持っている方
がよい
ずっと職業を
もっている方
がよい
平
全
成
国
2
調
6
査
年
1.1 2.1
1.3 4.9
45.3
1.7 1.7
1.6 3.2
45.6
女 性
(N=535)
45.2
男 性
(N=339)
46.6
0.9 3.0
43.2
結婚する
までは職業を
もつ方がよい
4.4 0.9
0.3 4.8
4.2 0.9
0.5 4.2
4.3
36.9
子どもができたら
職業をやめ、
大きくなったら再び
職業をもつ方がよい
50%
5.8
11.7
4.8 1.0
女性は職業を
もたない方が
よい
75%
1.9 2.0
32.4
1.1 1.6
2.6
11.7
- 42 -
無回答
2.2
6.2
子どもができる
までは、職業を
もつ方がよい
その他
1.9
11.6
43.5
わから
ない
100%
31.5
5.6
45.8
無回答
100%
34.0
45.4
その他
0.4 4.5
35.3
2.8
女 性
(N=1,692)
性
別
男 性
(N=1,345)
わから
ない
75%
2.4
52.0
44.8
2.9 0.9
女性は職業を
持たない方が
よい
50%
2.1 3.2
1.5
全 体
(N=3,037)
0.6 3.8
子どもができたら
職業を中断し、
子どもに手が
かからなくなって
再び持つ方がよい
49.2
子どもができる
まで職業をもち、
あとはもたない
方がよい
25%
3.0 0.9
3.8
38.9
25%
男 性
(N=601)
3.0 0.9
2.6
2.4
子どもができる
まで職業を持ち、
あとは持たない
方がよい
0.8 3.4
41.5
1.1
女 性
(N=794)
子どもができても、
ずっと職業を続け
る方がよい
1.0 4.1
3.0
39.3
全 体
(N=877)
結婚するまで
職業をもち、
あとはもたない
方がよい
0%
1.4 1.9
40.2
2.8
全 体
(N=1,395)
性
別
42.2
47.4
男 性
(N=468)
100%
1.1 4.4
1.6
2.5
0%
平福
成岡
2 県
6 調
年査
75%
44.1
女 性
(N=610)
結婚するまで
職業を持ち、
あとは持たない
方がよい
50%
2.6 2.2
30.4
子どもができたら
職業をやめ、
大きくなったら再び
職業をもつ方がよい
3.0 2.6
女性は職業を
もたない方が
よい
わから
ない
その他
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
女性が職業を持つことについて「結婚や出産にかかわらずずっと職業を持っている方がよい」
という就労継続が 44.1%、
「子どもができたら職業を中断し、子どもに手がかからなくなって再
び持つ方がよい」という中断・再就職が 42.2%とこの二つの考え方が拮抗している。「結婚する
まで職業を持ち、あとは持たない方がよい」
(2.6%)、
「子どもができるまで職業を持ち、あとは
持たない方がよい」
(2.2%)
、
「女性は職業を持たない方がよい」
(1.1%)の3つは専業主婦志向
であるが回答は 5.9%と尐なく、女性が職業を持つことについては肯定的に受け止められている。
性別でみると、女性は「結婚や出産にかかわらずずっと職業を持っている方がよい」が 47.4%
と男性(39.3%)よりも 8.1 ポイント高く、男性は「子どもができたら職業を中断し、子どもに
手がかからなくなって再び持つ方がよい」が 45.3%と女性(40.2%)よりも 5.1 ポイント高くな
っている。専業主婦志向はいずれも1割に満たない。
前回調査と比較すると、女性は就労継続がやや増えているが、男性は 46.6%から 7.3 ポイント
減り、中断・再就職が 38.9%から 6.4 ポイント増えている。
福岡県調査と比較すると、男女とも同様の傾向となっているが、就労継続の割合は今回調査の
方が約4~7ポイント低く、中断・再就職は約6~8ポイント高くなっている。
全国調査と比較すると、就労継続の割合は今回調査の男性の方が 4.2 ポイント低く、中断・再
就職は 14.9 ポイント高くなっている。また、専業主婦志向は男女とも全国調査よりも約 12~15
ポイント低くなっている。
- 43 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
既未婚別でみると、女性の既婚者、未婚者とも「結婚や出産にかかわらずずっと職業を持って
いる方がよい」が5割前後であるのに対し、男性は既婚者では 43.1%、未婚者では 34.2%と特
に男性の未婚者では就労継続は低くなっている。
性別役割分担意識別でみると、男女とも性別役割分担を容認しない人は「結婚や出産にかかわ
らずずっと職業を持っている方がよい」が7割近くになり、容認する人では「子どもができたら
職業を中断し、子どもに手がかからなくなって再び持つ方がよい」や専業主婦志向の割合が高く
なる傾向にある。
「男は仕事、女は家庭」という考えが強い人では当然の傾向と思われる。
図表3-2
女性が職業を持つことについて【全体、既未婚別、性別役割分担意識別】
(%)
標
本
数
全 体
既
未
婚
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
女性:既婚
女性:離・死別
女性:未婚
男性:既婚
男性:離・死別
男性:未婚
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
1,082
100.0
300
202
81
306
63
76
54
41
185
181
152
37
167
121
109
89
と結
職婚
業や
を出
持産
っに
てか
いか
るわ
方ら
がず
よ、
いず
っ
477
44.1
49.3
44.1
51.9
43.1
31.7
34.2
37.0
22.0
35.7
49.2
69.7
24.3
24.6
43.0
67.0
36.0
は結
持婚
たす
なる
いま
方で
が職
よ業
いを
持
ち
、
あ
と
28
2.6
1.7
4.0
1.2
2.0
6.3
3.9
1.9
14.6
2.2
0.6
2.0
13.5
3.0
0.9
3.4
- 44 -
ち子
、ど
あも
とが
はで
持き
たる
なま
いで
方職
が業
よを
い持
24
2.2
0.3
2.0
4.9
3.6
3.2
3.7
9.8
2.2
10.8
3.6
1.7
0.9
3.4
なし子
っ、 ど
て子 も
再どが
びもで
持に き
つ手 た
方が ら
がか職
よ か業
いらを
な中
く断
457
42.2
42.3
40.1
34.6
46.4
41.3
44.7
35.2
36.6
52.4
41.4
24.3
40.5
59.3
45.5
24.8
41.6
女
性
は
職
業
を
持
た
な
い
方
が
よ
い
12
1.1
0.3
1.5
1.3
7.4
4.9
0.5
1.1
0.7
5.4
1.2
1.7
-
わ
か
ら
な
い
48
4.4
3.3
5.9
2.5
2.3
7.9
11.8
5.6
9.8
5.4
3.3
0.7
2.7
4.8
5.8
4.6
6.7
そ
の
他
15
1.4
0.7
0.5
2.5
1.3
1.6
2.6
5.6
0.5
2.2
0.7
2.7
0.6
2.5
1.8
2.2
無
回
答
21
1.9
2.0
2.0
2.5
7.9
2.6
3.7
2.4
1.1
2.2
2.0
3.0
6.7
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
2.女性が職業を続けない方がよいと思う理由
女性が職業を続けない方がよいと思う理由は「仕事と家庭の両立支援制度があっても、それを
利用できる職場の雰囲気でないから」が3割半ばで最も多い。
問5付問1【問5で「2.~7.」のいずれかに答えた方におたずねします】
あなたが、そう思われる理由は何ですか。あなたのお考えに近いものを選んでくださ
い。(○印は2つまで)
図表3-3
(%) 50
女性が職業を続けない方がよいと思う理由【全体、性別】
(前回調査比較)
【前回調査(平成23年)】
25
0
50 (%)
25
育児休業などの仕事と家庭が両立
できる制度があっても、それを利用
できる職場の雰囲気でないから
33.9
36.8
29.1
37.5
36.5
39.1
35.6
34.1
37.3
25.2
24.7
25.7
現在ある仕事と家庭が両立できる
ための制度だけでは不十分だから
21.1
20.1
22.3
21.4
21.8
21.0
女性は家事・育児・介護に専念し、
家庭を守るべきだから
12.2
12.8
10.6
14.1
17.7
女 性(N=288)
1.5
1.7
1.1
16.2
17.4
14.0
13.7
15.3
12.0
女性が働く上で不利な慣習などが
多いから
8.4
男 性(N=179)
17.5
15.6
19.6
保育や介護などの施設が整って
いないから
5.1
8.3
5.6
全 体(N=469)
【回答は2つまで】
【今回調査】
0
6.5
5.2
8.0
女性は定年まで働き続けにくい
雰囲気があるから
女性の能力は正当に評価されない
から
5.1
7.5
2.5
その他
7.5
6.9
8.4
無回答
9.4
9.7
9.1
全 体(N=584)
女 性(N=308)
男 性(N=276)
【回答は2つまで】
6.7
7.5
5.8
女性が職業を継続しない方がよいと考える理由は「育児休業などの仕事と家庭が両立できる制
度があっても、それを利用できる職場の雰囲気でないから」が 35.6%と最も高く、次いで「現在
ある仕事と家庭が両立できるための制度だけでは不十分だから」が 25.2%、
「女性は家事・育児・
介護に専念し、家庭を守るべきだから」が 21.4%となっている。
性別でみると、あまり大差はみられないが、全体の割合は低いものの女性は「女性が働く上で
不利な慣習などが多いから」
(15.3%)
、
「女性の能力は正当に評価されないから」(7.5%)など
の割合が男性よりも高い。男性は「育児休業などの仕事と家庭が両立できる制度があっても、そ
れを利用できる職場の雰囲気でないから」
(37.3%)や「保育や介護などの施設が整っていない
から」(19.6%)の割合が女性よりも高くなっている。
- 45 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
前回調査と比較すると、
「現在ある仕事と家庭が両立できるための制度だけでは不十分だから」
は男女とも 10 ポイント以上割合が減尐し、
「育児休業などの仕事と家庭が両立できる制度があっ
ても、それを利用できる職場の雰囲気でないから」は男性で 8.2 ポイント増加している。
年齢別でみると、
「育児休業などの仕事と家庭が両立できる制度があっても、それを利用でき
る職場の雰囲気でないから」は女性の 30 歳代と 60 歳代、男性の 40 歳代と 70 歳以上で4割を超
えて高くなっている。男性の 30 歳代と 50 歳代では「現在ある仕事と家庭が両立できるための制
度だけでは不十分だから」が4割台、「保育や介護などの施設が整っていないから」が3割台と
他の年代比べると高くなっている。また女性の 40 歳代では「女性は家事・育児・介護に専念し、
家庭を守るべきだから」
(36.8%)や「女性の能力は正当に評価されない」
(26.3%)などの割合
が高いのが目立つ。
図表3-4
女性が職業を続けない方がよいと思う理由【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
584
100.0
11
22
19
36
88
123
12
15
21
32
99
85
21
し女
、性
家は
庭家
を事
守・
る育
べ児
き ・
だ介
か護
らに
専
念
125
21.4
18.2
13.6
36.8
16.7
20.5
25.2
16.7
13.3
19.0
6.3
24.2
28.2
-
囲女
気性
がは
あ定
る年
かま
らで
働
き
続
け
に
く
い
雰
38
6.5
4.5
2.8
4.5
7.3
4.8
6.3
10.1
8.2
14.3
か女
ら性
の
能
力
は
正
当
に
評
価
さ
れ
な
い
30
5.1
4.5
26.3
2.8
11.4
4.1
3.1
4.0
2.4
4.8
- 46 -
多女
い性
かが
ら働
く
上
で
不
利
な
慣
習
な
ど
が
80
13.7
18.2
18.2
5.3
22.2
13.6
15.4
16.7
13.3
14.3
9.4
12.1
11.8
9.5
用で育
でき児
き る休
る 制業
職度 な
場が ど
のあの
雰っ 仕
囲て事
気も と
で、家
な そ庭
いれが
かを両
ら 利立
208
35.6
36.4
40.9
26.3
36.1
42.0
30.1
16.7
26.7
47.6
34.4
35.4
44.7
14.3
た現
め在
のあ
制る
度仕
だ事
けと
で家
は庭
不が
十両
分立
だで
かき
らる
147
25.2
27.3
27.3
15.8
30.6
26.1
23.6
33.3
40.0
14.3
43.8
20.2
24.7
19.0
な保
い育
かや
ら介
護
な
ど
の
施
設
が
整
っ
て
い
102
17.5
18.2
4.5
21.1
16.7
17.0
16.3
8.3
33.3
9.5
34.4
19.2
16.5
9.5
そ
の
他
無
回
答
55
9.4
18.2
22.7
10.5
16.7
6.8
4.9
25.0
20.0
19.0
6.3
9.1
2.4
23.8
39
6.7
5.3
2.8
5.7
11.4
16.7
6.7
4.8
6.1
3.5
23.8
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
3.職業の有無
男女とも 50 歳以下で「職業を持っている」人は7割から8割台。女性の 30 歳代と 40 歳代で職業
を中断した人は約 1 割、50 歳代で2割半ば。
問6 あなたは、いま職業(収入のある仕事)を持っていますか(育児休業中、介護休業
中などの人も働いているものとみなします)。(○印は1つ)
図表3-5 職業の有無【全体、性別】
0%
25%
75%
100%
5.0
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
46.5
45.8
2.7
6.2
女 性
(N=610)
40.5
3.0
50.3
3.2
男 性
(N=468)
54.7
職業を持っている
40.0
以前、職業を持っていたが、
いまは職業を持っていない
2.1
いままで職業を持った
ことはない
無回答
現在「職業を持っている」人は 46.5%、
「以前、職業を持っていたが、いまは職業を持ってい
ない」が 45.8%とほぼ半数ずつとなっている。
性別でみると、女性で「職業を持っている」人は 40.5%と、男性の 54.7%より 14.2 ポイント
低くなっている。女性は「以前、職業を持っていたが、いまは職業を持っていない」が 50.3%と
男性よりも 10.3 ポイント高くなっている。
年齢別でみると、男女とも 50 歳以下では「職業を持っている」が7割台から8割台である。
「以
前、職業を持っていたが、いまは職業を持っていない」は女性の 30 歳代と 40 歳代でそれぞれ約
1割、50 歳代で 25.3%となっており、結婚や出産を機に仕事を辞めた人と思われる。
図表3-6 職業の有無【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
る職
業
を
持
っ
て
い
503
46.5
76.0
85.7
86.3
72.2
35.9
10.9
76.2
80.0
87.9
82.4
60.7
17.5
44.4
- 47 -
持い持以
っ ま っ前
てはて、
い職い職
な業た業
いをがを
、
496
45.8
8.0
11.9
11.8
25.3
61.1
71.3
4.8
5.0
12.1
14.7
37.0
73.7
44.4
い持い
っま
たま
こで
と職
は業
なを
54
5.0
16.0
2.4
2.0
2.5
1.8
11.7
19.0
5.0
2.9
1.2
4.4
2.8
無
回
答
29
2.7
1.2
6.1
10.0
1.2
4.4
8.3
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
(1)就労形態
男性は『正規雇用者』『自営業主』、女性は『非正規雇用者』、自営業の『家族従業者』での就労
の割合が多い。
問6付問1【問6で「1.職業を持っている」と答えた方におたずねします】
あなたの職業は次のどれですか。
(○印は1つ)
図表3-7
就労形態【全体、性別】
0
自営業主(農林漁業)
2.4
5.6
自営業主(医師、弁護士などの自由業)
1.0
0.4
1.6
家族従業者(農林漁業)
0.6
1.2
-
会社役員・管理職(課長級以上)
8.6
【自営業主】
全体 16.1%
女性 10.5%
男性 21.5%
9.5
7.7
11.3
自営業主(商工サービス業)
家族従業者(商工サービス業)
50 (%)
25
【家族従業者】
全体 4.0%
女性 6.5%
男性 1.6%
3.4
5.3
1.6
2.8
5.8
8.6
38.6
36.0
41.0
正社員・正職員
8.0
6.5
9.4
契約社員・派遣社員
17.9
常勤パートタイマー
7.0
29.1
8.3
7.3
9.4
臨時・アルバイト
内職
0.6
0.8
0.4
その他
0.6
0.4
0.8
無回答
0.2
0.4
【正規雇用者】
全体 44.4%
女性 38.8%
男性 49.6%
【非正規雇用者】
全体 34.2%
女性 42.9%
男性 25.8%
全 体(N=503)
女 性(N=247)
男 性(N=256)
【回答は1つ】
「職業を持っている」人の就労形態は雇用者が 78.6%で最も多く、その内訳は『正規雇用者』
が 44.4%で、次いで『非正規雇用者』が 34.2%である。自営業は 20.1%でそのうち『自営業主』
が 16.1%、『家族従業者』が 4.0%となっている。
性別でみると、女性は『非正規雇用者』の割合が男性よりも高く、非正規雇用の中でも「常勤
パートタイマー」が 29.1%と男性の 7.0%よりも 22.1 ポイントも高くなっている。男性は『正
規雇用者』の割合が女性よりも高く、
「正社員、正職員」の割合は女性が 36.0%、男性が 41.0%
- 48 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
と5ポイント差、
「会社役員・管理職(課長級以上)」では女性が 2.8%に対し、男性 8.6%と割
合は低いものの男性の方が多い。また、
『自営業主』でも女性が 10.5%に対し、男性は 21.5%と
11 ポイント差で男性の方が多いが、自営業の中でも『家族従業者』は女性が 6.5%に対し、男性
は 1.6%と女性の方が多くなっている。
年齢別でみると、女性では年齢が高くなるほど「正社員・正職員」の割合が低くなる傾向にあ
るが、29 歳以下では 73.7%であったものが 30 歳代では 44.4%と 50 歳代(54.5%)の割合より
も低くなっている。女性の 30 歳代は結婚、出産、子育ての時期と重なる人も多いことから、子
育て期に就労を中断し、子どもが大きくなってから再び就労する働き、いわゆる「M字型就労」
を示している。他方、
「常勤パートタイマー」は「正社員・正職員」とは反対に年齢が高くなる
ほど割合が高くなる傾向にあり、中断後の再就職では正規よりも非正規での働き方が多くなって
いる。男性の「正社員・正職員」は 40 歳代の 72.4%が最も高く、その前後の年代になると割合
は低くなる。29 歳以下では『非正規雇用者』が 37.6%と 60 歳代の 41.9%に次いで高くなってい
る。
自営業では、男女とも『自営業主』は年齢が高い層で割合が高い。女性では商工サービス業で
の家族従業者が各年代にみられる。
図表3-8 就労形態【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
503
100.0
19
36
44
57
60
25
16
16
29
56
105
24
16
自
営
業
主
(
農
林
漁
業
)
業自
)営
業
主
(
商
工
サ
ー
ビ
ス
な自
ど営
の業
自主
由(
業医
)師
、
弁
護
士
28
5.6
1.8
3.3
12.0
6.3
3.4
7.1
7.6
20.8
18.8
48
9.5
2.8
5.3
13.3
28.0
6.3
6.9
10.7
10.5
33.3
6.3
5
1.0
1.8
3.6
1.9
-
家
族
従
業
者
(
農
林
漁
業
)
3
0.6
1.8
8.0
-
ス家
業族
)従
業
者
(
商
工
サ
ー
ビ
級会
以社
上役
)員
・
管
理
職
17
3.4
5.3
2.8
2.3
7.0
6.7
8.0
3.4
1.8
1.0
4.2
-
29
5.8
2.3
5.3
1.7
4.0
12.5
3.4
16.1
8.6
4.2
6.3
正
社
員
・
正
職
員
契
約
社
員
・
派
遣
社
員
常
勤
パ
ー
ト
タ
イ
マ
ー
臨
時
・
ア
ル
バ
イ
ト
内
職
そ
の
他
無
回
答
『
自
営
業
主
』
『
家
族
従
業
者
』
『
正
規
雇
用
者
』
『
非
正
規
雇
用
者
』
194
38.6
73.7
44.4
54.5
35.1
15.0
12.0
56.3
68.8
72.4
55.4
26.7
50.0
40
8.0
10.5
8.3
13.6
1.8
6.7
6.3
6.3
3.4
5.4
14.3
12.5
-
90
17.9
5.3
27.8
25.0
31.6
43.3
20.0
12.5
6.3
3.4
10.5
8.3
12.5
42
8.3
5.3
13.9
8.8
6.7
8.0
18.8
17.1
12.5
6.3
3
0.6
2.3
1.7
4.2
-
3
0.6
1.7
3.4
1.0
-
1
0.2
1.0
-
81
16.1
2.8
8.9
16.6
40.0
6.3
6.3
10.3
21.4
20.0
54.1
25.1
20
4.0
5.3
2.8
2.3
8.8
6.7
16.0
3.4
1.8
1.0
4.2
-
223
44.4
73.7
44.4
56.8
40.4
16.7
16.0
56.3
81.3
75.8
71.5
35.3
4.2
56.3
172
34.2
21.1
50.0
38.6
42.2
56.7
28.0
37.6
12.6
6.8
5.4
41.9
33.3
18.8
(
課
長
- 49 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
(2)自営業の就労状況
「自分名義の不動産がある」「作業や経営計画を最終的に決める権限がある」「給与・報酬がある」
「自分名義の預貯金を持っている」など男性の方が女性よりも 10 ポイント以上高く、差が大きい。
問6付付問1【問6付問1で「1.~5.」のいずれかに答えた方におたずねします】
あなたの就労状況としては、次のどれがあてはまりますか。
(○印はいくつでも)
図表3-9
自営業者の就労状況【全体、性別】
0
70 (%)
35
自分で受け取って管理できる給与・報酬がある
45.2
自分名義の預貯金を持っている
47.6
66.1
55.4
61.0
49.5
52.4
47.5
定期的に休日を取ることができる
作業計画・経営計画などを最終的に決める
権限がある
46.5
28.6
自分名義の不動産(土地、家屋など)を
持っている
59.3
39.6
16.7
55.9
37.6
35.7
39.0
職業上の研修には自由に参加できる
家族経営協定を結んでいる
57.4
-
1.0
5.0
無回答
-
全 体(N=101)
1.7
女 性(N=42)
11.9
男 性(N=59)
【回答はいくつでも】
自営業に従事する人の就労状況は「自分で受け取って管理できる給与・報酬がある」が 57.4%、
「自分名義の預貯金を持っている」が 55.4%、
「定期的に休日を取ることができる」が 49.5%、
「作業計画・経営計画などを最終的に決める権限がある」が 46.5%となっている。
性別でみると、ほとんどの項目の割合は男性の方が女性よりも高く、「自分名義の不動産(土
地、家屋など)を持っている」は男性が 55.9%に対し、女性は 16.7%と 39.2 ポイント差、また
「作業計画・経営計画などを最終的に決める権限がある」
(男性 59.3%、女性 28.6%)では 30.7
ポイント差、「自分で受け取って管理できる給与・報酬がある」(男性 66.1%、女性 45.2%)で
は 20.9 ポイント差、
「自分名義の預貯金を持っている」(男性 61.0%、女性 47.6%)では 13.4
ポイント差と男女差が大きいものがほとんどである。唯一「定期的に休日を取ることができる」
は女性が 52.4%と男性の 47.5%を 4.9 ポイント上回っている。
- 50 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
年齢別でみると、対象者自体が尐ないが、女性の 40 歳代以下では「自分で受け取って管理で
きる給与・報酬がある」
「作業計画・経営計画などを最終的に決める権限がある」
「自分名義の不
動産(土地、家屋など)を持っている」に該当する人がおらず、経営に参加するというより手伝
いとみなされている可能性がうかがえる。
図表3-10 自営業者の就労状況【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
101
100.0
1
2
1
10
14
14
1
1
4
13
22
14
4
が理自
あ で分
る きで
る受
給け
与取
・っ
報て
酬管
58
57.4
80.0
64.3
14.3
100.0
100.0
75.0
76.9
59.1
57.1
75.0
こ定
と期
が的
でに
き休
る日
を
取
る
由職
に業
参上
加の
で研
き修
るに
は
自
50
49.5
50.0
100.0
50.0
64.3
42.9
75.0
46.2
50.0
35.7
75.0
38
37.6
50.0
100.0
50.0
21.4
35.7
75.0
46.2
40.9
28.6
25.0
- 51 -
る な作
権ど業
限を計
が最画
あ終 ・
る 的経
に営
決計
め画
47
46.5
30.0
28.6
35.7
100.0
75.0
53.8
77.3
42.9
25.0
持自
っ分
て名
い義
るの
預
貯
金
を
56
55.4
50.0
70.0
57.1
28.6
100.0
75.0
53.8
54.5
71.4
75.0
を(自
持土分
っ地名
て、義
い家の
る 屋不
な動
ど産
)
40
39.6
10.0
14.3
28.6
50.0
38.5
63.6
71.4
50.0
で家
い族
る経
営
協
定
を
結
ん
1
1.0
100.0
-
無
回
答
5
5.0
100.0
10.0
21.4
-
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
(3)雇用者の職場環境
「賃金の格差」「昇進・昇格」「幹部への登用」は『男性優遇』が4割台。男性は「平等である」の
割合が女性よりも高い。
問6付付問2【問6付問1で「6.~10.」のいずれかに答えた方におたずねします】
今の職場で男女の扱いが平等になっていると思いますか。次の(ア)~(コ)の各項
目について最もあてはまるものを選んでください。(○印は1つずつ)
図表3-11(1)
0%
(
ア
)
採募
用集
や
(
イ
)
格賃
差金
の
(
ウ
)
昇昇
格進
・
(
エ
)
登幹
用部
へ
の
(
オ
)
内仕
容事
の
25%
18.7
45.0
7.8
10.6
16.8
6.9
14.9
『男性
優遇』
4.6
9.6
26.5
5.4
10.9
23.7
3.6
8.3
29.5
4.3
0.8
41.5
5.9
1.0
42.5
2.6
0.5
40.4
4.1
1.5
46.3
5.4
1.5
47.0
2.6
1.6
45.6
4.3
1.8
49.8
5.4
2.0
49.0
3.1
1.6
50.8
3.8
12.2
28.4
5.0
6.0
28.7
2.6
18.6
28.0
6.2
7.3
52.3
-
20.7
40.3
26.3
36.1
8.8
15.2
26.2
13.2
16.3
14.4
0.5
44.6
26.4
14.0
11.9
1.0
全 体
0.5
(N=395)
1.0
女 性
29.6
29.6
16.7
18.5
0.5
25.2
性 (N=202)
-
別
男 性
(N=193)
25.2
21.8
20.8
1.6
34.2
34.2
11.4
16.1
1.3
性 (N=202)
-
別
男 性
(N=193)
女 性
(N=202)
性
別
男 性
(N=193)
『女性
優遇』
100%
5.9
全 体
0.3 0.5
(N=395)
0.5 0.5
女 性
全 体
0.5
(N=395)
1.0
女 性
75%
48.6
女 性
5.0
(N=202)
性
別
男 性
1.0
(N=193)
全 体
(N=395)
50%
6.6
全 体
3.0
(N=395)
性 (N=202)
別
男 性
(N=193)
雇用者の職場環境【全体、性別】
22.3
30.1
19.7
21.8
1.0
18.3
25.7
23.3
25.2
1.6
26.4
34.7
3.3
8.9
3.0 3.0
16.1
45.1
19.5
46.0
18.8
18.1
8.9
9.9
10.6
14.4
6.7
3.6
女性の方が
優遇されて
いる
15.0
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
44.0
平等で
ある
20.2
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
- 52 -
7.8
男性の方が
優遇されて
いる
わから
ない
無回答
Ⅱ
図表3-11(2)
0%
(
カ
解)
退
雇
職
・
(
キ
)
厚福
生利
(
ク
)
休
取暇
得の
(
ケ
)
教
訓育
練 ・
(
コ
対)
す男
る女
認平
識等
に
全 体 0.5
(N=395)
女 性
(N=202)
性
別
男 性
(N=193)
性 (N=202)
別
男 性
(N=193)
50%
『男性
優遇』
4.3
3.0
14.7
5.4
1.0
16.8
3.1
5.1
12.4
17.7
4.6
3.1
9.1
21.8
5.7 2.1
5.4
2.0
10.4
13.5
3.6
4.1
7.8
13.4
3.5
13.1
5.0
5.0
7.9
6.5
2.1
18.6
3.6
3.8
3.1
14.2
5.0
1.5
15.3
2.6
4.7
13.0
4.6
3.8
24.3
5.9
1.5
29.2
3.1
6.2
19.1
100%
5.8
57.2
8.9
20.8
8.4
53.5
8.4
23.3
3.1
61.1
9.3
18.1
5.3 3.8
65.6
5.0 5.4
60.4
71.0
2.5 2.5
10.1
2.5 5.4
64.8
2.5 4.0
63.9
16.8
2.6 1.0
9.8
3.6
15.0
65.8
3.8
2.8
59.0
10.4
5.4
1.0
54.5
20.0
9.9
23.8
- 4.7
全 体
0.8
(N=395)
就労・働き方について
『女性
優遇』
75%
2.5
3.0
全 体
0.3
(N=395)
0.5
女 性
第3章
雇用者の職場環境【全体、性別】
25%
1.0
女 性 性 (N=202)
4.1
別
男 性
1.0
(N=193)
1.8
全 体
1.3
(N=395)
0.5
女 性
1.5
性 (N=202)
3.1
別
男 性
1.0
(N=193)
全 体
(N=395)
調査結果
2.1
63.7
10.9
3.0
1.0
女 性
性 (N=202)
0.5
別
男 性
(N=193)
女性の方が
優遇されて
いる
16.1
6.3
49.4
18.0
18.0
0.5
42.6
20.8
8.4
4.1
5.7
56.5
どちらかと
いえば女性
の方が優遇
されている
20.8
15.0
平等で
ある
どちらかと
いえば男性
の方が優遇
されている
15.0
男性の方が
優遇されて
いる
わから
ない
無回答
雇用者の職場環境を 10 種類の項目でみると、
「福利厚生」
(65.6%)、
「休暇の取得」
(64.8%)
、
「教育・訓練」
(59.0%)
、
「退職・勧告」
(57.2%)などは「平等である」が5割を超えているが、
「幹部への登用」
(49.8%)
、「昇進・昇格」(46.3%)、「賃金の格差」(41.5%)は「男性の方が
優遇されている」と「どちらかといえば男性の方が優遇されている」を合わせた『男性優遇』が
4割を超えている。
性別でみると、いずれの環境も男性は「平等である」の割合が女性よりも高くなっている。
『男
性優遇』の割合は男女で大きな差はあまりないが「男女平等に対する認識」では女性の『男性優
遇』が 29.2%に対し、男性は 19.1%と 10.1 ポイントの差がある。
『女性優遇』は「仕事の内容」
「休暇の取得」で男性の割合が女性よりも 10 ポイント以上高くなっている。
- 53 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
4.育児休業・介護休業制度の利用意向
「育児休業制度」「介護休業制度」の利用意向は女性の方が男性よりも高いが、前回調査に比
べると約1割減となっている。男性は「利用したいができそうにない」が前回調査よりも1割超減
り、介護休業制度」の利用意向がやや増えている。
問7 育児や家族介護を行うために、法律に基づき育児休業や介護休業を取得できる制度
があります。あなたは、
「育児休業制度」や「介護休業制度」を利用することについて
どう思いますか。現在、必要のない方も必要になった場合を想定してお答えください。
(○印は1つずつ)
図表3-12 育児休業・介護休業制度の利用意向【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ア
)
育
児
休
業
制
度
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
46.8
女 性
(N=610)
平
前
成
回
2
調
3
査
年
22.6
12.9
22.3
13.8
21.8
23.1
11.5
1.7
53.2
女 性
(N=535)
25.0
60.6
男 性
(N=339)
18.5
41.9
35.1
利用したいが
利用できそうに
ないと思う
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
性
別
12.6
41.5
全 体
(N=1,082)
性
別
100%
2.1
男 性
(N=468)
0%
(
イ
)
介
護
休
業
制
度
16.6
51.1
利用したい
今
回
調
査
75%
0.2
全 体
(N=877)
性
別
50%
1.0
全 体
(N=1,082)
性
別
25%
25%
48.5
利用したい
4.2
16.3
3.2
3.9
15.0
4.7
無回答
わからない
(もしくは、制度の
対象でない)
50%
75%
1.1
21.5
100%
20.6
8.2
20.8
8.2
20.3
7.9
0.5
50.2
20.3
1.9
46.6
23.3
1.7
51.8
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
利用したくない
15.8
0.7
31.4
57.8
42.5
26.2
39.5
利用したいが
利用できそうに
ないと思う
- 54 -
利用したくない
13.3
1.1
1.8
13.5
2.7
1.5
13.0
2.4
わからない
(もしくは、制度の
対象でない)
無回答
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
育児休業制度、介護休業制度の利用意向についてたずねたところ、いずれの制度も「利用した
い」が4割台であるが、
「利用したいが利用できそうにないと思う」は「介護休業制度」が 21.5%
と「育児休業制度」の 16.6%を 4.9 ポイント上回った。
性別でみると、女性は「利用したい」がいずれの制度も約5割であるが、
「利用したいが利用
できそうにないと思う」は「介護休業制度」が 20.3%と「育児休業制度」の 12.6%を 7.7 ポイ
ント上回っている。男性は「利用したい」が「育児休業制度」で 41.5%、
「介護休業制度」で 46.6%
と「介護休業制度」の方が利用意向は高い。しかし、女性に比べると利用意向は約4~10 ポイン
ト低く、「利用したいが利用できそうにないと思う」が約3~9ポイント女性よりも高くなって
いる。
前回調査と比較すると、女性でいずれの制度も「利用したい」の割合が前回は6割前後あった
が、今回の方が1割ほど低くなっている。他方、男性はいずれの制度も「利用したいが利用でき
そうにないと思う」が約 13~16 ポイント低くなっており、「介護休業制度」では「利用したい」
が 42.5%から 4.1 ポイント高くなっている。
年齢別でみると、女性の 29 歳以下では「育児休業制度」で「利用したい」が 80.0%、
「介護休
業制度」が 72.0%と他の年代に比べて利用意向が最も高い。対して同じ年代の男性では「育児休
業制度」
「介護休業制度」とも同率の 38.1%と低く、
「わからない(もしくは、制度の対象ではな
い)」が同率の 42.9%と最も高くなっている。男性の 30 歳代と 40 歳代では「育児休業制度」で
の「利用したいが利用できそうにない」が4割台、「介護休業制度」では3割半ばと他の年代に
比べて高くなっている。
図表3-13 育児休業・介護休業制度の利用意向【全体、年齢別】
(%)
(ア)育児休業制度の利用意向
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
利
用
し
た
い
506
46.8
80.0
52.4
60.8
45.6
44.3
50.9
38.1
45.0
33.3
39.7
43.4
41.6
52.8
き利
そ用
う し
にた
ない
いが
と利
思用
うで
180
16.6
12.0
21.4
15.7
20.3
13.8
7.4
19.0
40.0
45.5
26.5
19.7
16.1
8.3
利
用
し
た
く
な
い
11
1.0
0.6
5.0
2.9
0.6
4.4
-
- 55 -
対( わ
象もか
でし ら
なくな
いはい
)、
制
度
の
245
22.6
8.0
21.4
23.5
26.6
29.9
18.3
42.9
5.0
21.2
29.4
26.6
17.5
5.6
(イ)介護休業制度の利用意向
無
回
答
利
用
し
た
い
140
12.9
4.8
7.6
11.4
23.5
5.0
1.5
9.8
20.4
33.3
525
48.5
72.0
47.6
58.8
43.0
44.9
50.9
38.1
45.0
48.5
41.2
48.0
48.2
58.3
き利
そ用
う し
にた
ない
いが
と利
思用
うで
233
21.5
16.0
33.3
25.5
30.4
22.2
13.0
14.3
35.0
36.4
32.4
21.4
19.7
8.3
利
用
し
た
く
な
い
12
1.1
1.2
0.4
4.8
5.0
0.6
4.4
-
対( わ
象もか
でし ら
なくな
いはい
)、
制
度
の
223
20.6
12.0
16.7
15.7
22.8
26.9
20.0
42.9
10.0
15.2
25.0
22.5
15.3
8.3
無
回
答
89
8.2
2.4
3.8
4.8
15.7
5.0
1.5
7.5
12.4
25.0
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
5.育児休業・介護休業制度を利用できそうにない、利用したくない理由
育児休業・介護休業制度を利用できそうにない、しない理由の第1位は、女性は「経済的に生
活が成り立たなくなるから」(58.5%)、男性は「職場に休める雰囲気がないから」(55.3%)。
問7付問1【問7で「2.利用したいが利用できそうにないと思う」または「3.利用し
たくない」
と答えた方におたずねします】そう思う理由は何ですか。
(○印は3つまで)
図表3-14 育児休業・介護休業制度を利用できそうにない、利用したくない理由【全体、性別】
0
70 (%)
35
51.9
経済的に生活が成り立たなくなるから
44.7
50.4
45.9
55.3
職場に休める雰囲気がないから
27.2
28.1
26.5
自分の仕事は代わりの人がいないから
25.4
30.4
20.5
職場にそのような制度があるか
わからないから
21.6
16.3
休みをとると勤務評定に影響するから
0.7
4.9
3.7
5.3
育児や介護は、女性がやるべきと
思うから
その他
無回答
6.7
12.9
6.3
3.0
9.8
現在取り組んでいる仕事を続けたいから
妻、夫など家族や親族の理解が
得られないから
27.3
21.6
23.0
19.7
一度休むと元の仕事に戻れないから
家族の協力で、利用しなくても
対応できるから
58.5
-
1.1
2.2
全 体(N=268)
女 性(N=135)
男 性(N=132)
【回答は3つまで】
3.7
3.7
3.8
0.4
0.7
-
「育児休業制度」
「介護休業制度」を「利用したいが利用できそうにないと思う」
「利用したく
ない」と思う理由は「経済的に生活が成り立たなくなるから」が 51.9%、
「職場に休める雰囲気
がないから」が 50.4%と5割を超えて多い。以下、「自分の仕事は代わりに人がいないから」が
27.2%、「職場にそのような制度があるかわからないから」が 25.4%で割合は半減している。
性別でみると、女性の第1位の理由は「経済的に生活が成り立たなくなるから」が 58.5%、男
性は「職場に休める雰囲気がないから」が 55.3%と性別による違いがある。また、男性は「休み
をとると勤務評定に影響するから」
「家族の協力で、利用しなくても対応できるから」などは女
- 56 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
性よりも約 11~12 ポイント高く、女性は「職場にそのような制度があるかわからないから」が
男性よりも約 10 ポイント高いなど性別による違いが大きい。
年齢別でみると、女性の 40 歳代と 50 歳では「経済的に生活が成り立たなくなるから」が約7
割で高く、
「職場にそのような制度があるかわからないから」は女性の年齢が低い層で高くなっ
ている。
「職場に休める雰囲気がないから」は男性の 50 歳代と 60 歳代で5割半ばを超え、
「休み
をとると勤務評定に影響するから」は男性の 30 歳代で 44.4%、
「家族の協力で、利用しなくても
対応できるから」は 29 歳以下で 60.0%と高くなっている。
図表3-15 育児休業・介護休業制度を利用できそうにない、利用したくない理由【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
268
100.0
4
14
13
24
41
36
5
9
15
23
42
36
6
な経
く済
な的
るに
か生
ら活
が
成
り
立
た
い職
か場
らに
休
め
る
雰
囲
気
が
な
影休
響み
すを
ると
かる
らと
勤
務
評
定
に
が自
い分
なの
い仕
か事
らは
代
わ
り
の
人
れ一
な度
い休
かむ
らと
元
の
仕
事
に
戻
を現
続在
け取
たり
い組
かん
らで
い
る
仕
事
理妻
解、
が夫
得な
らど
れ家
な族
いや
か親
ら族
の
139
51.9
50.0
50.0
69.2
70.8
53.7
61.1
40.0
55.6
40.0
43.5
52.4
38.9
16.7
135
50.4
75.0
42.9
61.5
54.2
43.9
38.9
40.0
44.4
53.3
56.5
59.5
52.8
33.3
58
21.6
21.4
23.1
12.5
17.1
16.7
20.0
44.4
20.0
21.7
28.6
30.6
-
73
27.2
35.7
30.8
41.7
31.7
16.7
20.0
33.3
26.7
47.8
21.4
16.7
16.7
58
21.6
28.6
15.4
4.2
34.1
25.0
11.1
6.7
13.0
31.0
22.2
33.3
17
6.3
7.3
2.8
6.7
8.7
9.5
16.7
-
3
1.1
5.6
16.7
- 57 -
く家
て族
もの
対協
応力
でで
き、
る利
か用
らし
な
18
6.7
7.7
60.0
11.1
6.7
13.0
7.1
13.9
16.7
あ職
る場
かに
わそ
かの
らよ
なう
いな
か制
ら度
が
る育
べ児
きや
と介
思護
うは
か、
ら女
性
が
や
68
25.4
75.0
42.9
38.5
29.2
36.6
13.9
20.0
44.4
40.0
13.0
19.0
13.9
-
13
4.9
11.1
6.7
4.3
7.1
5.6
33.3
そ
の
他
10
3.7
25.0
14.3
7.7
2.4
11.1
8.7
5.6
-
無
回
答
1
0.4
2.8
-
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
6.「仕事」「家庭生活」「地域・個人の生活」の優先度
「仕事を優先」の実際は 27.1%に対し、理想は 2.1%。「仕事と家庭生活と地域・個人の生活をと
もに優先」の実際 4.5%に対し、理想は 23.7%と実際と理想の差が大きい。
問8 あなたの生活における「仕事」「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度について、
(ア)実際の生活、
(イ)理想の生活のそれぞれで、どれにあてはまりますか。あては
まるものに○をつけてください。
(○印は1つずつ)
図表3-16 「仕事」
「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度【全体、性別】
(%)50
【実際の生活】
25
0
27.1
22.5
33.3
仕事を優先
23.9
28.4
18.4
24.3
23.6
25.4
男 性(N=468)
【回答は1つ】
15.8
15.9
15.6
4.7
5.1
4.3
25.8
24.8
27.4
仕事と家庭生活をともに優先
3.3
2.6
4.3
女 性(N=610)
地域・個人の生活を優先
5.0
6.4
3.0
4.5
3.9
5.1
仕事と地域・個人の生活を
ともに優先
家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
7.2
5.7
9.2
9.3
10.3
7.9
無回答
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
23.7
23.6
23.9
仕事と家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
7.3
8.4
5.8
50 (%)
2.1
1.1
3.4
家庭生活を優先
4.5
4.3
4.7
全 体(N=1,082)
【理想の生活】
25
0
11.4
13.4
8.3
男 性(N=468)
【回答は1つ】
「仕事」
「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度について実際と理想のそれぞれについてたず
ねたところ、実際の生活では「仕事を優先」が 27.1%、
「仕事と家庭生活ともに優先」が 24.3%、
「家庭生活を優先」が 23.9%となっていた。
一方、理想の生活では「仕事と家庭生活ともに優先」が 25.8%、「仕事と家庭生活と地域・個
人の生活をともに優先」が 23.7%で、
「家庭生活を優先」が 15.8%となっていた。
「仕事と家庭
生活と地域・個人の生活をともに優先」理想では 23.7%であるが実際の生活では 4.5%と低く、
理想と現実の差が大きい。
性別でみると、理想の生活では性別による差はあまりみられないが、実際の生活では男性は「仕
事を優先」が 33.3%と女性の 22.5%を 10.8 ポイント、女性は「家庭生活を優先」が 28.4%と男
性の 13.4%を 15 ポイント上回るなど男女差が大きい。
- 58 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
全国調査と比較すると、実際の生活では「家庭生活を優先」は全国調査の女性は 45.3%である
のに対し、今回調査は 28.4%と 16.9 ポイントも低くなっており、
「仕事を優先」は今回調査の方
が 22.5%と全国調査よりも 6.8 ポイント高くなっている。
理想の生活では、男女とも全国調査よりも「仕事と家庭生活と地域・個人の生活をともに優先」
が約7~8ポイント高くなっている。
図表3-17 「仕事」
「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度【全体、性別】(全国調査比較)
(ア)実際の生活
【全国調査(平成24年)】
25
(%)50
26.1
37.7
45.3
0
【今回調査】
25
0
27.1
22.5
仕事を優先
15.7
32.8
2.7
2.4
3.0
4.5
4.3
4.7
地域・個人の生活を優先
21.1
20.0
22.3
24.3
23.6
25.4
仕事と家庭生活をともに優先
3.7
2.3
5.2
女 性(N=1,601)
5.2
4.6
6.0
男 性(N=1,432)
【回答は1つ】
3.3
2.6
4.3
仕事と地域・個人の生活を
ともに優先
6.8
8.2
5.2
全 体(N=3,033)
1.6
1.4
1.7
33.3
23.9
28.4
18.4
家庭生活を優先
18.9
50 (%)
家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
5.0
6.4
3.0
仕事と家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
4.5
3.9
5.1
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は1つ】
7.3
8.4
5.8
無回答(わからない)
( )内は全国調査の項目
(イ)理想の生活
(%)50
【全国調査(平成24年)】
25
9.8
16.8
27.6
33.6
0
3.5
20.8
30.5
29.7
31.4
【回答は1つ】
地域・個人の生活を優先
3.5
2.4
4.7
9.0
10.8
7.1
仕事と地域・個人の生活を
ともに優先
家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
15.9
16.3
15.5
15.8
15.9
15.6
4.7
5.1
4.3
25.8
24.8
27.4
7.2
5.7
9.2
( )内は全国調査の項目
無回答(わからない)
- 59 -
全 体(N=1,082)
9.3
10.3
7.9
女 性(N=610)
23.7
23.6
23.9
仕事と家庭生活と地域・個人の生活を
ともに優先
1.4
1.3
1.4
50 (%)
2.1
1.1
3.4
仕事と家庭生活をともに優先
全 体(N=3,033)
男 性(N=1,432)
仕事を優先
家庭生活を優先
2.4
2.4
2.4
女 性(N=1,601)
【今回調査】
25
0
11.4
13.4
8.3
男 性(N=468)
【回答は1つ】
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
年齢別でみると、実際の生活では女性の 29 歳以下と 40 歳代、男性の 29 歳以下と 40 歳代と 50
歳代で「仕事を優先」の割合が最も高くなっている。女性の 30 歳代と 50 歳代、男性の 30 歳代
では「仕事と家庭生活をともに優先」の割合が最も高くなっている。
理想の生活では男女とも 40 歳代以下で「仕事と家庭生活をともに優先」の割合が高くなる傾
向にある。
図表3-18 「仕事」
「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度【全体、年齢別】
(%)
(ア)実際の生活
標
本
数
全 体
1,082
100.0
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
(イ)理想の生活
仕
事
を
優
先
家
庭
生
活
を
優
先
地
域
・
個
人
の
生
活
を
優
先
優仕
先事
と
家
庭
生
活
を
と
も
に
を仕
と事
も と
に地
優域
先・
個
人
の
生
活
生家
活庭
を生
と活
も と
に地
優域
先・
個
人
の
個仕
人事
のと
生家
活庭
を生
と活
も と
に地
優域
先・
293
27.1
40.0
26.2
39.2
29.1
19.2
16.1
52.4
25.0
54.5
35.3
28.3
34.3
16.7
259
23.9
20.0
26.2
23.5
22.8
32.9
31.3
9.5
5.0
6.1
13.2
22.0
19.0
22.2
49
4.5
12.0
2.4
2.0
4.8
5.2
10.0
7.4
2.9
7.3
5.6
263
24.3
24.0
38.1
29.4
34.2
21.6
17.8
28.6
50.0
30.3
32.4
28.9
14.6
11.1
36
3.3
2.4
2.0
1.3
0.6
4.3
5.0
3.0
4.4
4.0
5.1
8.3
54
5.0
2.4
3.8
8.4
8.7
6.1
1.5
1.7
5.8
5.6
49
4.5
4.0
2.0
5.1
5.4
3.5
9.5
2.9
7.5
4.4
8.3
- 60 -
無
回
答
仕
事
を
優
先
家
庭
生
活
を
優
先
地
域
・
個
人
の
生
活
を
優
先
優仕
先事
と
家
庭
生
活
を
と
も
に
を仕
と事
も と
に地
優域
先・
個
人
の
生
活
生家
活庭
を生
と活
も と
に地
優域
先・
個
人
の
個仕
人事
のと
生家
活庭
を生
と活
も と
に地
優域
先・
無
回
答
79
7.3
2.4
2.0
3.8
7.2
13.0
5.0
2.9
4.6
9.5
22.2
23
2.1
2.4
3.9
1.3
1.2
0.4
9.5
12.1
1.5
2.3
3.6
-
171
15.8
24.0
23.8
17.6
20.3
14.4
13.5
9.5
20.0
12.1
22.1
15.6
11.7
19.4
51
4.7
8.0
2.4
2.5
5.4
7.4
4.8
10.0
3.0
5.9
2.3
5.1
2.8
279
25.8
32.0
31.0
49.0
29.1
22.2
18.7
42.9
40.0
39.4
27.9
27.7
20.4
13.9
78
7.2
2.4
2.0
7.6
6.6
6.1
4.8
5.0
12.1
5.9
8.7
12.4
8.3
101
9.3
8.0
4.8
3.9
5.1
13.2
12.6
4.8
5.0
3.0
5.9
6.9
13.1
8.3
256
23.7
24.0
31.0
21.6
29.1
24.6
19.6
19.0
15.0
18.2
27.9
30.1
19.0
19.4
123
11.4
4.0
2.4
2.0
5.1
12.6
21.7
4.8
5.0
2.9
6.4
14.6
27.8
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
7.ワーク・ライフ・バランスのための条件整備
ワーク・ライフ・バランスのための条件整備の第1位は「育児休業・介護休業制度を利用しやす
い職場環境をつくること」が約4割。男性は、労働時間の短縮や企業の意識改革を求める割合
が女性よりも高い。
問9 男女がともに仕事と、家庭生活、地域・個人の生活などを充実させる「ワーク・ライ
フ・バランス」
(仕事と生活の調和)を実現するためには、どのような条件整備が必要
だと思いますか。
(○印は3つまで)
図表3-19 ワーク・ライフ・バランスのための条件整備【全体、性別】(前回調査比較)
(%) 60
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
30
0
0
30
60 (%)
代替要員の確保など、育児休業・
介護休業制度を利用しやすい
職場環境をつくること
57.1
56.6
57.8
30.4
29.7
31.9
女性が働くことに対して、家族や
周囲の理解と協力があること
29.6
31.3
27.1
育児休業・介護休業中の賃金その
他の経済的支援を充実すること
29.4
30.8
27.6
25.7
25.4
26.0
残業時間を減らすなど、年間労働
時間を短縮すること
29.1
26.9
32.3
24.2
23.6
25.4
育児や介護のために退職した社員
(職員)をもとの職場で再雇用する
制度を導入すること
職場の意識改革などについて、
行政が企業に積極的な働き
かけをすること
32.8
32.5
33.3
*
26.3
27.9
24.2
男 性(N=339)
【回答は3つまで】
22.6
22.5
22.9
21.5
19.5
24.4
19.1
19.8
18.4
延長保育や学童保育など
保育サービスを充実すること
在宅勤務やフレックスタイム制度
など、柔軟な勤務制度を導入する
こと
21.8
21.3
22.4
女 性(N=535)
31.8
31.8
31.8
給与などの男女間格差をなくすこと
38.4
41.7
33.3
全 体(N=877)
40.8
40.2
41.9
3.1
3.0
2.9
わからない
2.3
2.2
2.4
その他
2.4
2.6
2.1
無回答
11.8
11.5
12.4
6.1
5.4
7.1
1.0
1.0
1.1
6.3
7.2
4.7
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は3つまで】
*前回調査ではなかった項目
男女がともに仕事と、家庭生活、地域・個人の生活などを充実させるための条件整備として「代
替要員の確保など、育児休業・介護休業制度を利用しやすい職場環境をつくること」が 40.8%で
最も高く、次いで「給与などの男女間格差をなくすこと」が 31.8%、
「女性が働くことに対して、
- 61 -
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
家族や周囲の理解と協力があること」が 29.6%、
「育児休業・介護休業中の賃金その他の経済的
支援を充実すること」
が 29.4%、
「残業時間を減らすなど、年間労働時間を短縮すること」が 29.1%
と多岐にわたってあげられている。
性別でみると、男性は「残業時間を減らすなど、年間労働時間を短縮すること」や「職場の意
識改革などについて、行政が企業に積極的な働きかけをすること」など企業の意識改革を求める
項目が約5ポイント女性よりも高くなっている。
前回調査と比較すると、条件整備の第1位の「代替要員の確保など、育児休業・介護休業制度
を利用しやすい職場環境をつくること」は男女とも割合が約 16 ポイント減尐し、前回第2位で
あった「女性が働くことに対して、家族や周囲の理解と協力があること」が今回は第3位で、女
性で 10.4 ポイント、男性で 6.2 ポイント割合が低くなっている。また男女とも「延長保育や学
童保育など保育サービスを充実すること」が約6~8ポイント、「在宅勤務やフレックスタイム
制度など、柔軟な勤務体制を導入すること」が約 10 ポイント減尐している。前回と比較できる
項目で割合が大きく増えた項目も見当たらないことから、今回新たに設けられた「職場の意識改
革などについて、行政が企業に積極的な働きかけをすること」を選択しているのであろう。
年齢別でみると、女性の年齢が低い層では「育児休業・介護休業中の賃金その他の経済的支援
を充実すること」
「残業時間を減らすなど、年間労働時間を短縮すること」の割合が高くなって
いる。男性の 30 歳代と 40 歳代では「職場の意識改革などについて、行政が企業に積極的な働き
かけをすること」が3割台で高く、また 30 歳代では「代替要員の確保など、育児休業・介護休
業制度を利用しやすい職場環境をつくること」
、40 歳代では「残業時間を減らすなど、年間労働
時間を短縮すること」の割合が4割台と高くなっている。
図表3-20 ワーク・ライフ・バランスのための条件整備【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
と給
与
な
ど
の
男
女
間
格
差
を
な
く
す
こ
344
31.8
32.0
31.0
31.4
35.4
34.7
29.1
19.0
25.0
27.3
39.7
31.8
30.7
33.3
時残
間業
を時
短間
縮を
す減
るら
こす
とな
ど
、
年
間
労
働
315
29.1
44.0
38.1
37.3
31.6
22.2
23.5
38.1
30.0
42.4
38.2
30.1
29.9
16.7
環介代
境護替
を 休要
つ業員
く 制の
る 度確
こ を保
と 利な
用ど
し、
や育
す児
い休
職業
場・
る (育
制職児
度員や
を)介
導を護
入もの
すとた
る のめ
こ 職に
と 場退
で職
再し
雇た
用社
す員
441
40.8
52.0
38.1
47.1
36.7
49.1
33.0
42.9
45.0
39.4
41.2
45.1
40.1
25.0
244
22.6
24.0
19.0
15.7
21.5
26.9
22.2
23.8
20.0
18.2
19.1
24.3
22.6
22.2
他育
の児
経休
済業
的・
支介
援護
を休
充業
実中
すの
る賃
こ金
とそ
の
- 62 -
318
29.4
56.0
40.5
39.2
34.2
29.3
25.2
38.1
35.0
18.2
16.2
27.7
33.6
19.4
ビ延
ス長
を保
充育
実や
す学
る童
こ保
と育
な
ど
保
育
サ
ー
207
19.1
24.0
28.6
17.6
27.8
23.4
14.3
19.0
5.0
18.2
22.1
19.1
18.2
5.6
こ な在
と ど宅
、勤
柔務
軟や
なフ
勤レ
務ッ
制ク
度ス
をタ
導イ
入ム
す制
る度
128
11.8
12.0
23.8
33.3
13.9
8.4
5.2
9.5
30.0
9.1
26.5
11.6
4.4
16.7
周女
囲性
のが
理働
解く
と こ
協と
力に
が対
あし
るて
こ、
と家
族
や
320
29.6
16.0
28.6
17.6
25.3
36.5
34.8
19.0
18.2
29.4
29.5
30.7
30.6
る 政職
こ が場
と 企の
業意
に識
積改
極革
的な
など
働に
きつ
かい
けて
を、
す行
233
21.5
12.0
23.8
19.6
22.8
17.4
20.9
23.8
30.0
36.4
23.5
23.1
21.9
16.7
わ
か
ら
な
い
そ
の
他
無
回
答
66
6.1
4.0
2.5
3.6
9.6
9.5
12.1
5.9
8.1
6.6
5.6
11
1.0
4.8
5.9
0.4
15.0
0.6
0.7
-
68
6.3
2.4
2.0
2.5
4.8
11.7
5.0
4.0
8.8
25.0
Ⅱ
調査結果
第3章
就労・働き方について
第4章 地域活動について
1.地域の役職に推薦された場合の対処
2.地域の役職を断る理由
3.地域活動での男女の差
4.地域で感じる男女の役割分担
5.地域の長に女性が就くことが少ない理由
6.災害に備えるために必要な女性の参画
Ⅱ
第4章
調査結果
第4章
地域活動について
地域活動について
1.地域の役職に推薦された場合の対処
地域の役職に推薦された場合、女性の「引き受ける」は1割超から約2割と男性の「引き受ける
ことをすすめる」よりも1割以上低く、特に「行政区長」は 13.1%で最も低い。
問10 次のような(ア)~(エ)の地域の役職について、女性の方は自分自身が、男性
の方は妻など身近な女性が推薦されたとしたら、あなたはどう思いますか。
(○印は1つずつ)
図表4-1(1)
地域の役職に推薦された場合の対処【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ア
)
P
T
A
会
長
、
子
ど
も
会
会
長
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
性
別
26.3
女 性
(N=610)
20.7
全 体
(N=877)
31.9
(
イ
)
行
政
区
長
平
前
成
回
2
調
3
査
年
性
別
女 性
(N=610)
性
別
女 性
(N=535)
男 性
(N=339)
11.3
61.8
41.3
25%
20.2
6.3
5.4
51.9
50%
21.4
100%
12.9
72.6
29.5
6.8
75%
66.8
13.1
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
54.9
68.4
0%
今
回
調
査
14.9
26.2
男 性
(N=339)
100%
13.5
64.4
33.8
女 性
(N=535)
75%
60.2
男 性
(N=468)
全 体
(N=1,082)
50%
14.3
59.6
10.9
72.3
14.6
6.3
79.8
32.4
引き受ける
(引き受けること
をすすめる)
- 63 -
5.6
61.1
断る
(断ることを
すすめる)
6.5
無回答
Ⅱ
図表4-1(2)
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
(N=1,082)
性
別
25%
24.3
女 性
(N=610)
今
回
調
査
男 性
(N=468)
平
前
成
回
2
調
3
査
年
女 性
(N=610)
性
別
女 性
(N=535)
6.2
73.5
38.1
25%
27.3
5.6
55.8
50%
6.2
75%
59.3
20.0
30.8
100%
13.4
64.9
36.8
15.1
52.4
10.9
63.9
23.9
男 性
(N=339)
10.7
66.4
20.9
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
12.9
54.5
27.5
男 性
(N=339)
100%
14.4
34.8
女 性
(N=535)
全 体
(N=1,082)
性
別
地域活動について
75%
69.3
0%
(
エ
)
市
の
メ 審
ン議
バ会
ーや
委
員
会
の
50%
62.8
16.2
全 体
(N=877)
性
別
第4章
地域の役職に推薦された場合の対処【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ウ
)
公
民
館
長
、
行
政
区
の
役
員
調査結果
5.4
71.0
41.9
引き受ける
(引き受けること
をすすめる)
5.0
53.1
断る
(断ることを
すすめる)
5.0
無回答
地域の役職に女性が推薦された場合の対処について、「PTA会長、子ども会長」や「行政区
長」
「公民館長、行政区の役員」
「市の審議会や委員会のメンバー」などの役職についてたずねた。
「引き受ける(引き受けることをすすめる)」は「PTA会長、子ども会長」と「市の審議会
や委員会のメンバー」で約3割、
「公民館長、行政区の役員」で 24.3%、
「行政区長」では 20.2%
となっている。いずれの役職も「断る(断ることをすすめる)」が約6割を占めている。
性別でみると、いずれの役職も男性の「引き受けることをすすめる」の割合は3割前後となっ
ているが、女性は「引き受ける」の割合は1割超から約2割で、特に「行政区長」では女性は 13.1%
と最も低くなっている。
前回調査と比較すると、男女とも「引き受ける(引き受けることをすすめる)」の割合はいず
れの役職でも前回調査から減尐している。
年齢別でみると、女性の 30 歳以下ではいずれの役職も「引き受ける」の割合が他の年代にく
べて低いが、
「PTA会長、子ども会長」では 29 歳以下で 20.0%と比較的高く、子どもをかいし
てPTAや子ども会の活動を知っていることが要因と思われる。女性の 50 歳代では「引き受け
る」の割合がいずれの役職でも他の年代に比べると高く、意欲が高い。
性別役割分担意識別でみると、女性の性別役割分担を容認しない人では「引き受ける」の割合
がいずれの役職でも高くなっているが、
「行政区長」ではそれでも 16.4%と2割に満たない。
- 64 -
Ⅱ
図表4-2
調査結果
第4章
地域活動について
地域の役職に推薦された場合の対処【全体、年齢別、性別役割分担意識別】
(%)
(ア)PTA会長、子ども会会長
性
別
意
役
識
割
別
分
担
285
26.3
20.0
9.5
25.5
30.4
14.4
23.5
42.9
25.0
48.5
51.5
29.5
26.3
25.0
19.5
19.5
21.5
26.3
27.0
24.6
37.2
45.9
18.0
651
60.2
76.0
88.1
70.6
64.6
78.4
48.3
57.1
60.0
48.5
45.6
61.3
54.0
41.7
51.2
63.2
70.2
64.5
59.5
60.5
57.0
44.0
53.9
146
13.5
4.0
2.4
3.9
5.1
7.2
28.3
15.0
3.0
2.9
9.2
19.7
33.3
29.3
17.3
8.3
9.2
13.5
15.0
5.8
10.1
28.1
(ウ)公民館長、行政区の役員
)
)
年
齢
別
性
別
意
役
識
割
別
分
担
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
女性:70歳以上
男性:29歳以下
男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
41
185
181
152
37
167
121
109
89
263
24.3
12.0
4.8
11.8
22.8
16.8
17.0
33.3
25.0
39.4
51.5
29.5
32.8
30.6
12.2
13.0
16.6
22.4
32.4
28.7
38.8
44.0
16.9
)
)
全 体
(
無
回
答
219
723
140
20.2
66.8
12.9
8.0
88.0
4.0
4.8
92.9
2.4
7.8
88.2
3.9
20.3
72.2
7.6
12.0
81.4
6.6
15.2
58.3
26.5
28.6
71.4
30.0
60.0
10.0
36.4
57.6
6.1
41.2
55.9
2.9
25.4
65.9
8.7
28.5
52.6
19.0
13.9
55.6
30.6
17.1
56.1
26.8
13.0
71.9
15.1
11.6
78.5
9.9
16.4
75.0
8.6
35.1
48.6
16.2
21.0
65.3
13.8
32.2
62.8
5.0
38.5
52.3
9.2
14.6
57.3
28.1
(エ)市の審議会や委員会の
メンバー
と 引 す 断
無
を 引 き す断 る
回
すき受 める
答
す受け る こ
めけ る
と
るる
を
こ
(
標
本
数
す 断
す断 る
める
るこ
と
を
(
(
と 引
を引き
すき受
す受 け
めけ る
るる
こ
無
回
答
)
年
齢
別
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
女性:70歳以上
男性:29歳以下
男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
女性:同感する
女性:ある程度同感する
女性:あまり同感しない
女性:同感しない
男性:同感する
男性:ある程度同感する
男性:あまり同感しない
男性:同感しない
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
41
185
181
152
37
167
121
109
89
す 断
す断 る
める
るこ
と
を
)
)
)
全 体
と 引
を引き
すき受
す受け
めけ る
るる
こ
(
無
回
答
(
す 断
す断 る
める
るこ
と
を
(
と 引
を引き
すき受
す受 け
めけ る
るる
こ
(
標
本
数
(イ)行政区長
679
62.8
84.0
92.9
84.3
70.9
79.0
53.9
66.7
65.0
54.5
45.6
60.7
49.6
41.7
58.5
71.9
72.4
68.4
48.6
59.9
55.4
45.9
58.4
- 65 -
140
12.9
4.0
2.4
3.9
6.3
4.2
29.1
10.0
6.1
2.9
9.8
17.5
27.8
29.3
15.1
11.0
9.2
18.9
11.4
5.8
10.1
24.7
295
27.3
16.0
14.3
25.5
27.8
13.8
22.2
38.1
25.0
48.5
54.4
32.4
31.4
30.6
17.1
16.2
19.9
30.3
27.0
31.1
41.3
46.8
14.6
642
59.3
80.0
83.3
70.6
65.8
79.6
48.7
61.9
65.0
45.5
42.6
58.4
48.9
44.4
51.2
68.6
69.6
60.5
54.1
56.3
53.7
43.1
56.2
145
13.4
4.0
2.4
3.9
6.3
6.6
29.1
10.0
6.1
2.9
9.2
19.7
25.0
31.7
15.1
10.5
9.2
18.9
12.6
5.0
10.1
29.2
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
2.地域の役職を断る理由
地域の役職を断る理由は「責任が重いから」「役職につく知識や経験がないから」が上位で、
「行政区長」「公民館長、行政区の役員」では女性の「役職につく知識や経験がないから」の割
合が男性よりも8~9ポイント高い。
問10また、「2.断る(断ることをすすめる)
」を選んだ方はその理由についてもご記入
ください。
(下記【断る理由】の中から1つ選び、番号を記入してください)
図表4-3(1)
地域の役職を断る理由【全体、性別】
(前回調査比較)
(ア)PTA会長、子ども会会長
(%)50
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
25
0
*
37.5
39.9
32.4
28.0
27.5
28.8
責任が重いから
27.5
29.5
24.5
22.3
22.6
21.4
家事・育児や介護に支障がでるから
6.5
6.6
6.3
女性が役職につくことを快く思わない
社会通念があるから
6.1
5.1
7.8
8.1
6.0
家族の協力が得られないから
6.0
5.6
6.6
12.5
3.3
3.8
2.3
全 体(N=542)
女 性(N=366)
0.9
0.3
2.3
男 性(N=176)
13.1
13.4
12.5
女性には向いていないから
世間体がわるいから
その他
3.5
2.5
5.7
無回答
*前回調査ではなかった項目
- 66 -
50 (%)
25
役職につく知識や経験がないから
27.1
27.6
26.1
【回答は1つ】
0
1.1
1.5
0.4
全 体(N=651)
女 性(N=393)
-
男 性(N=257)
7.1
6.6
7.8
2.0
1.5
2.7
【回答は1つ】
Ⅱ
図表4-3(2)
調査結果
第4章
地域活動について
地域の役職を断る理由【全体、性別】
(前回調査比較)
(イ)行政区長
(%)50
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
25
0
0
34.0
32.3
36.9
責任が重いから
*
42.7
45.9
36.2
27.8
31.4
22.2
役職につく知識や経験がないから
19.7
18.5
22.2
11.7
11.7
11.6
0.3
男 性(N=207)
4.1
4.5
3.6
女性には向いていないから
3.8
2.6
6.3
女 性(N=427)
9.0
8.6
9.7
女性が役職につくことを快く思わない
社会通念があるから
6.6
7.0
5.8
1.0
【回答は1つ】
15.1
15.6
14.0
家事・育児や介護に支障がでるから
全 体(N=634)
50 (%)
25
-
男 性(N=279)
【回答は1つ】
5.1
4.3
6.5
その他
3.5
2.6
5.3
女 性(N=443)
0.1
0.4
世間体がわるいから
11.7
11.7
11.6
全 体(N=723)
2.5
1.4
4.3
家族の協力が得られないから
2.2
2.0
2.5
無回答
*前回調査ではなかった項目
(ウ)公民館長、行政区の役員
(%)50
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
25
0
42.8
45.5
37.0
*
22.2
20.9
24.9
女 性(N=393)
6.0
4.6
9.0
0.3
-
男 性(N=189)
1.1
【回答は1つ】
役職につく知識や経験がないから
32.3
35.5
27.1
責任が重いから
30.9
30.3
32.2
15.9
16.5
14.5
7.2
5.7
9.8
女性が役職につくことを快く思わない
社会通念があるから
5.0
4.6
5.8
12.0
12.2
11.6
女性には向いていないから
3.2
3.5
2.7
家族の協力が得られないから
2.5
1.4
4.3
世間体がわるいから
その他
3.3
2.5
4.8
50 (%)
25
家事・育児や介護に支障がでるから
8.4
9.7
5.8
全 体(N=582)
0
無回答
*前回調査ではなかった項目
- 67 -
0.3
0.8
5.4
4.7
6.7
2.2
2.4
2.0
全 体(N=679)
女 性(N=423)
男 性(N=255)
【回答は1つ】
Ⅱ
図表4-3(3)
調査結果
第4章
地域活動について
地域の役職を断る理由【全体、性別】
(前回調査比較)
(エ)市の審議会や委員会のメンバー
(%)50
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
25
0
47.0
50.0
40.6
*
21.8
20.5
24.4
6.1
3.9
10.6
全 体(N=560)
2.9
3.7
1.1
女 性(N=380)
0.9
0.5
1.7
男 性(N=180)
11.8
12.1
11.1
役職につく知識や経験がないから
34.1
35.6
31.8
責任が重いから
32.9
32.6
33.5
15.1
16.4
12.7
女性が役職につくことを快く思わない
社会通念があるから
4.2
3.5
5.3
家族の協力が得られないから
3.7
2.8
5.3
女性には向いていないから
世間体がわるいから
その他
4.1
3.2
6.1
50 (%)
25
家事・育児や介護に支障がでるから
5.5
6.1
4.4
【回答は1つ】
0
無回答
1.1
1.3
0.8
-
全 体(N=642)
女 性(N=396)
男 性(N=245)
6.1
5.6
6.9
【回答は1つ】
2.8
2.3
3.7
*前回調査ではなかった項目
地域の役職に推薦された場合「断る(断ることをすすめる)」と回答した人にその理由をたず
ねたところ、いずれの役職でも「責任が重いから」「役職につく知識や経験がないから」がそれ
ぞれ3割前後で上位の理由となっている。「PTA会長、子ども会会長」では「家事・育児や介
護に支障がでるから」が 22.3%と他の役職に比べると割合が高い。
性別でみると、女性は「役職につく知識や経験がないから」が約3割から3割半ばと男性より
も高く、特に「行政区長」で 9.2 ポイント、「公民館長、行政区の役員」で 8.4 ポイント高くな
っている。
前回調査と比較すると、今回調査では「責任が重いから」の項目が新たに加えられたため、前
回調査で上位にあげられた「役職につく知識や経験がないから」や「家事・育児や介護に支障が
でるから」などの項目の割合がいずれの役職でも低くなっている。
- 68 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
年齢別でみると、女性の 30 歳代でいずれの役職でも「家事・育児や介護に支障がでるから」
が3割から4割台と他の年代に比べて高くなっている。また女性の 29 歳以下と 40 歳代ではいず
れの役職でも「役職につく知識や経験がないから」の割合よりも「責任が重いから」の割合が高
くなっている。
図表4-4
地域の役職を断る理由【全体、年齢別】
(%)
(ア)PTA会長、子ども会会長
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
651
100.0
19
37
36
51
131
111
12
12
16
31
106
74
15
家
族
の
協
力
が
得
ら
れ
な
い
か
ら
39
6.0
2.8
9.8
3.1
9.9
8.3
16.1
5.7
5.4
13.3
思女
わ性
なが
い役
社職
会に
通つ
念く
がこ
あと
るを
か快
ら く
る家
か事
ら ・
育
児
や
介
護
に
支
障
が
で
か役
ら職
に
つ
く
知
識
や
経
験
が
な
い
女
性
に
は
向
い
て
い
な
い
か
ら
世
間
体
が
わ
る
い
か
ら
40
6.1
2.7
5.6
2.0
5.3
8.1
6.3
9.7
8.5
9.5
-
145
22.3
26.3
43.2
30.6
21.6
17.6
18.0
16.7
41.7
25.0
22.6
24.5
14.9
26.7
179
27.5
15.8
24.3
22.2
27.5
39.7
26.1
8.3
8.3
12.5
19.4
23.6
37.8
6.7
7
1.1
2.7
5.9
1.5
6.3
-
思女
わ性
なが
い役
社職
会に
通つ
念く
がこ
あと
るを
か快
ら く
る家
か事
ら ・
育
児
や
介
護
に
支
障
が
で
か役
ら職
に
つ
く
知
識
や
経
験
が
な
い
女
性
に
は
向
い
て
い
な
い
か
ら
世
間
体
が
わ
る
い
か
ら
49
7.2
2.6
9.3
3.6
6.8
5.6
11.1
16.1
9.5
11.8
6.7
108
15.9
23.8
30.8
18.6
17.9
9.8
15.3
14.3
30.8
16.7
19.4
14.3
10.3
26.7
219
32.3
23.8
41.0
18.6
30.4
43.9
35.5
21.4
30.8
11.1
19.4
27.6
36.8
13.3
22
3.2
2.6
7.1
3.8
4.0
5.6
3.8
2.9
-
2
0.3
1.0
1.5
-
-
(イ)行政区長
責
任
が
重
い
か
ら
そ
の
他
無
回
答
182
28.0
42.1
21.6
30.6
25.5
26.0
27.9
75.0
25.0
37.5
32.3
26.4
18.9
46.7
46
7.1
15.8
5.4
5.6
5.9
4.6
9.0
16.7
12.5
7.5
9.5
6.7
13
2.0
2.8
2.0
2.3
0.9
3.8
4.1
-
責
任
が
重
い
か
ら
そ
の
他
無
回
答
210
30.9
38.1
17.9
41.9
30.4
30.3
29.0
57.1
23.1
44.4
35.5
32.4
20.6
40.0
37
5.4
14.3
5.1
4.7
3.6
2.3
6.5
15.4
11.1
4.8
10.3
6.7
標
本
数
723
100.0
22
39
45
57
136
134
15
12
19
38
114
72
20
家
族
の
協
力
が
得
ら
れ
な
い
か
ら
18
2.5
2.2
3.5
2.2
8.3
7.9
3.5
4.2
5.0
思女
わ性
なが
い役
社職
会に
通つ
念く
がこ
あと
るを
か快
ら く
る家
か事
ら ・
育
児
や
介
護
に
支
障
が
で
か役
ら職
に
つ
く
知
識
や
経
験
が
な
い
女
性
に
は
向
い
て
い
な
い
か
ら
世
間
体
が
わ
る
い
か
ら
責
任
が
重
い
か
ら
そ
の
他
無
回
答
65
9.0
8.9
7.0
8.8
12.7
5.3
10.5
9.6
13.9
10.0
109
15.1
13.6
33.3
17.8
15.8
9.6
14.2
20.0
33.3
21.1
10.5
14.9
9.7
25.0
201
27.8
31.8
30.8
20.0
31.6
39.7
28.4
13.3
16.7
18.4
24.6
31.9
5.0
30
4.1
2.6
5.3
8.1
3.7
10.5
2.6
4.4
2.8
-
1
0.1
0.9
-
246
34.0
40.9
30.8
42.2
29.8
28.7
32.1
66.7
25.0
52.6
50.0
33.3
26.4
40.0
37
5.1
13.6
2.6
4.4
3.5
2.2
6.0
16.7
10.5
6.1
8.3
5.0
16
2.2
4.4
3.5
2.9
0.7
2.6
2.8
10.0
責
任
が
重
い
か
ら
そ
の
他
無
回
答
211
32.9
45.0
22.9
36.1
26.9
32.3
34.8
46.2
23.1
60.0
41.4
28.7
29.9
37.5
39
6.1
15.0
5.7
5.6
5.8
3.0
7.1
15.4
13.3
5.0
10.4
6.3
18
2.8
5.6
3.8
3.0
0.9
5.0
4.5
6.3
(ウ)公民館長、行政区の役員
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
679
100.0
21
39
43
56
132
124
14
13
18
31
105
68
15
家
族
の
協
力
が
得
ら
れ
な
い
か
ら
17
2.5
2.3
5.4
1.6
7.1
9.7
3.8
2.9
6.7
(エ)市の審議会や委員会のメンバー
標
本
数
- 69 -
15
2.2
4.7
1.8
3.0
2.4
2.9
2.9
-
642
100.0
20
35
36
52
133
112
13
13
15
29
101
67
16
家
族
の
協
力
が
得
ら
れ
な
い
か
ら
24
3.7
2.8
5.8
3.0
1.8
15.4
10.3
4.0
3.0
18.8
思女
わ性
なが
い役
社職
会に
通つ
念く
がこ
あと
るを
か快
ら く
る家
か事
ら ・
育
児
や
介
護
に
支
障
が
で
か役
ら職
に
つ
く
知
識
や
経
験
が
な
い
女
性
に
は
向
い
て
い
な
い
か
ら
27
4.2
5.6
1.9
3.8
5.4
3.4
7.9
6.0
-
97
15.1
20.0
34.3
22.2
17.3
9.8
14.3
15.4
23.1
13.3
20.7
11.9
9.0
25.0
219
34.1
20.0
34.3
22.2
34.6
43.6
35.7
23.1
38.5
13.3
24.1
36.6
35.8
6.3
7
1.1
2.9
3.8
1.5
1.0
1.5
-
世
間
体
が
わ
る
い
か
ら
-
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
3.地域で感じる男女の差
地域で感じる男女の差について、女性は「わからない」、男性は「特に男女で差はない」が第1
位。実際に地域活動を行っている年代では「女性が参加しにくい」「意見が取り上げられにくい」
「参加できなかったり、男女の差がある」などが1割台となっている。
問11 あなたが住んでいる地域において以下のようなことがありますか。
(○印はいくつでも)
図表4-5
(%)50
地域で感じる男女の差【全体、性別】
(前回調査比較)
【前回調査(平成23年)】
25
40.4
46.4
38.6
【今回調査】
0
0
50 (%)
25
わからない
31.3
28.0
30.6
25.2
地域の団体、組織等の役員選挙
や運営に女性が参加しにくく、
また選ばれにくい
6.5
5.4
8.3
8.8
9.0
8.3
女 性(N=535)
男 性(N=339)
【回答はいくつでも】
17.4
15.1
20.3
地域の活動には女性のほうが
積極的である
11.9
10.5
14.2
全 体(N=877)
32.2
27.4
38.2
特に男女で差はない
16.8
16.3
17.4
6.2
6.7
5.3
1.0
0.7
1.5
2.3
2.4
2.1
11.5
9.8
13.7
9.1
8.2
10.3
地域の活動に女性が尐ないため
歓迎される
会議などで女性が意見を言いにく
かったり、意見が取り上げられにくい
8.6
9.2
7.7
地域の行事で女性が参加できなかっ
たり、男女の差があったりする
7.5
8.0
6.8
その他
無回答
34.8
40.3
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
1.2
0.8
1.7
6.4
6.6
6.2
【回答はいくつでも】
住んでいる地域で活動や行事などを通じて男女の差を感じるかどうかたずねたところ、「わか
らない」が 34.8%と最も高かった。これは地域活動に参加していない人の回答と思われる。実際
に活動に参加している人では「特に男女で差はない」が 32.2%、次いで「地域の活動には女性の
ほうが積極的である」が 17.4%と女性が地域活動に参加する上で、特に男女差を感じることなく
行われている様子がうかがえる。しかし、一方で、「地域の団体、組織等の役員選挙や運営に女
性が参加しにくく、また選ばれにくい」
(11.5%)
、
「会議などで女性が意見を言いにくかったり、
意見が取り上げられにくい」
(8.6%)
、
「地域の行事で女性が参加できなかったり、男女の差があ
ったりする」(7.5%)など割合は低いものの男女の差が明らかなところもある。
性別でみると、女性は「わからない」が 40.3%と男性の 28.0%を 12.3 ポイント上回り、男性
は「特に男女で差はない」が 38.2%と女性の 27.4%よりも 10.8 ポイント上回っている。
- 70 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
前回調査と比較すると、あまり大きな差はみられない。
年齢別でみると、
「わからない」は女性の 40 歳代以下、男性の 30 歳代以下で5割を超えており、
実際に地域活動を行うのは女性では 50 歳代以上、男性で 40 歳代以上が多いと思われる。
「特に
男女で差はない」
「地域活動には女性のほうが積極的である」は男女とも年齢が高い層での割合
が高い傾向にあり、特に男性の方が高くなっている。一方、
「地域の団体、組織等の役員選挙や
運営に女性が参加しにくく、また選ばれにくい」は女性の 60 歳以上と男性の 30 歳代を除く各年
代、「地域の行事で女性が参加できなったり、男女の差があったりする」は女性の 40 歳代と 50
歳代、
「会議などで女性が意見を言いにくかったり、意見が取り上げられにくい」は女性の 40 歳
代から 60 歳代、男性の 30 歳代と 40 歳代で1割台と高い。
居住地区別でみると、碓井地区と嘉穂地区では「特に男女で差はない」が約3割から3割半ば
と他の地域とあまり変わらないが、
「地域の団体、組織等の役員選挙や運営に女性が参加しにく
く、また選ばれにくい」が2割前後、「会議などで女性が意見を言いにくかったり、意見が取り
上げられにくい」が1割半ば、
「地域の行事で女性が参加できなったり、男女の差があったりす
る」が1割台と他の地域よりも割合が高くなっている。
図表4-6
地域で感じる男女の差【全体、年齢別、居住地区別】
(%)
標
本
数
全 体
年
齢
別
居
住
地
区
別
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
女性:70歳以上
男性:29歳以下
男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
山田地区
稲築地区
碓井地区
嘉穂地区
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
260
485
113
190
34
に選地
く 挙域
く やの
、運団
ま 営体
た に、
選女組
ば性織
れが等
に参の
く 加役
いし員
あき地
っな域
たかの
り っ行
すた事
る りで
、女
男性
女が
の参
差加
がで
り い会
上に議
げくな
らかど
れっ で
にた女
く り性
い、 が
意意
見見
がを
取言
124
11.5
8.0
4.8
7.8
6.3
11.4
11.7
14.3
5.0
15.2
10.3
16.8
13.1
5.6
10.0
7.8
21.2
17.9
5.9
81
7.5
4.8
11.8
10.1
9.0
7.0
9.1
5.9
6.9
9.5
5.6
5.8
5.4
12.4
12.6
5.9
93
8.6
7.1
13.7
12.7
10.2
7.4
9.5
10.0
12.1
5.9
8.1
5.1
16.7
6.2
5.6
13.3
15.8
14.7
た地
め域
歓の
迎活
さ動
れに
る女
性
が
尐
な
い
- 71 -
99
9.1
8.0
4.8
3.9
10.1
7.2
10.0
4.8
6.1
7.4
8.7
17.5
8.3
9.2
7.4
8.0
14.7
5.9
が地
積域
極の
的活
で動
あに
るは
女
性
の
ほ
う
188
17.4
4.0
4.8
5.9
10.1
18.6
18.7
9.5
20.0
12.1
16.2
22.5
22.6
25.0
18.5
17.7
16.8
14.2
23.5
特
に
男
女
で
差
は
な
い
348
32.2
24.0
9.5
19.6
27.8
26.3
33.5
9.5
20.0
24.2
38.2
42.8
42.3
36.1
33.1
30.1
32.7
36.3
29.4
わ
か
ら
な
い
377
34.8
60.0
69.0
54.9
45.6
35.9
33.0
66.7
55.0
39.4
33.8
23.1
18.2
19.4
38.1
40.0
29.2
22.1
26.5
そ
の
他
13
1.2
2.0
1.8
0.4
4.8
6.1
1.2
2.2
1.9
0.8
1.8
1.1
-
無
回
答
69
6.4
4.0
4.8
1.3
6.6
9.6
3.0
2.9
6.4
9.5
13.9
3.1
7.0
6.2
7.9
14.7
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
4.地域活動での男女の役割分担
地域活動で役割分担がなされている場合、「改善すべき」と回答する人は多いが、「地域活動を
男性が取り仕切る」「女性がお茶出し、後片付けをする」では「現状のままでいい」の割合と大差
がない。
問12 地域活動での男女の役割分担についておうかがいします。
(1)現状:あなたが参加している地域活動の現状について(ア)~(カ)のそれぞれ
にあてはまるものを選んでください。(○印は1つずつ)
(2)意識:では、今後はどうすべきだと思いますか。
(ア)~(カ)のそれぞれにあて
はまるものを選んでください。(○印は1つずつ)
(ア)催し物の企画などは主に男性が決定している
図表4-7
現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
性
別
25%
全 体
(N=1,082)
27.6
女 性
(N=610)
26.2
男 性
(N=468)
29.3
そうしている
50%
16.8
75%
41.6
13.6
14.0
44.4
21.2
そうしていない
100%
15.7
38.0
わからない
11.5
無回答
地域活動での男女の役割分担の現状と意識をたずねた。地域活動に参加していない人が多いた
めか、全項目にわたって「わからない」が約2割から4割ある。
「催し物の企画などは主に男性が決定している」ことについて、「そうしている」が 27.6%、
「そうしていない」が 16.8%と男性が決定している場合の方が 10.8 ポイント高い。
性別でみると、
「そうしている」
「そうしていない」とも男性の割合がやや高く、
「わからない」
(女性 44.4%、男性 38.0%)は女性の方が 6.4 ポイント高く、女性は地域の催し物の企画決定
がどのようになされているかを知らない場合が多いようである。
今後どうすべきかを現状別でみると、
「そうしている」場合には、
「改善すべき」が 45.2%と最
も高く、「現状のままでいい」は 28.1%である。半数近くは地域の催し物の企画決定を男性がす
ることを改善すべきとしている。「わからない」場合でも 12.0%は「改善すべき」と回答してい
る。
- 72 -
Ⅱ
図表4-8
調査結果
第4章
地域活動について
意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(ア)催し物の企画などは主に男性
が決定している
標
本
数
全 体
そうしている
現 (ア)催し物の企画な そうしていない
状 どは主に男性が決定
わからない
別 している
無回答
い現
い状
の
ま
ま
で
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
無
回
答
1,082
100.0
251
23.2
221
20.4
368
34.0
242
22.4
299
28.1
45.2
11.7
15.1
182
67.0
14.8
4.9
13.2
450
8.2
12.0
70.9
8.9
151
5.3
3.3
3.3
88.1
- 73 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
(イ)地域活動は男性が取り仕切る
図表4-9
現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
性
別
25%
50%
75%
全 体
(N=1,082)
35.0
女 性
(N=610)
34.8
男 性
(N=468)
35.3
21.6
そうしている
そうしていない
17.1
34.0
13.6
100%
13.9
36.2
15.4
31.2
12.0
無回答
わからない
「地域活動は男性が取り仕切る」ことについて、
「そうしている」が 35.0%と高く、
「そうして
いない」は 17.1%である。
性別でみると、男女とも「そうしている」は3割半ばと同程度あり、
「そうしていない」
(女性
13.6%、男性 21.6%)は男性の方が8ポイント高く、
「わからない」
(女性 36.2%、男性 31.2%)
は女性の方が5ポイント高い。
今後どうすべきかを現状別でみると、
「そうしている」場合には「改善すべき」が 42.0%と最
も高いが、
「現状のままでいい」も 34.6%ある。地域活動を男性が取り仕切るということに問題
を感じている人が多いながらも、一方で現状のままでいいと考えている人もいる。
図表4-10 意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(イ)地域活動は男性が取り仕切る
標
本
数
全 体
そうしている
現
(イ)地域活動は男性 そうしていない
状
が取り仕切る
わからない
別
無回答
い現
い状
の
ま
ま
で
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
無
回
答
1,082
100.0
379
284
26.2
34.6
245
22.6
42.0
315
29.1
9.2
238
22.0
14.2
185
61.1
20.0
7.0
11.9
368
7.9
12.5
71.7
7.9
150
7.3
2.0
2.0
88.7
- 74 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
(ウ)地域の集会では、女性がお茶出しや片づけをしている
図表4-11 現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
50%
75%
55.3
女 性
(N=610)
58.2
男 性
(N=468)
51.7
そうしている
11.7
22.3
10.7
8.0
22.0
11.8
16.5
そうしていない
100%
22.6
9.2
わからない
無回答
「地域での集会では、女性がお茶出しや片づけをしている」について、
「そうしている」は 55.3%
と全項目の中で最も高く、
「そうしていない」は 11.7%と最も低い。「わからない」も 22.3%で
全項目の中で最も低く、お茶くみや後片づけは実際に女性の仕事となっている場合が多いだけで
なく、そう認識している人も多いようである。
性別でみると、
「そうしている」
は女性が 58.2%で男性の 51.7%を 6.5 ポイント上回っており、
女性の方がお茶くみや後片づけをしていると認識している割合が高い。
今後どうすべきかを現状別でみると、「そうしている」場合「改善すべき」が 39.6%と4割近
くが女性がお茶くみや後片付けすることが問題と感じているが、一方で「現状のままでいい」も
36.8%と大差はみられない。
「そうしていない」場合は「現状のままでいい」が 66.1%と高率で
ある。
図表4-12 意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(ウ)地域の集会では、女性がお茶
出しや片づけをしている
標
本
数
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
無
回
答
1,082
100.0
598
320
29.6
36.8
283
26.2
39.6
251
23.2
10.4
228
21.1
13.2
そうしていない
127
66.1
12.6
5.5
15.7
わからない
241
5.0
10.8
74.3
10.0
無回答
116
3.4
3.4
2.6
90.5
全 体
そうしている
現 (ウ)地域の集会で
状 は、女性がお茶出し
別 や片づけをしている
い現
い状
の
ま
ま
で
- 75 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
(エ)地域の役員はほとんど男性になっている
図表4-13 現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
性
別
25%
全 体
(N=1,082)
36.0
女 性
(N=610)
36.4
男 性
(N=468)
35.3
そうしている
50%
75%
23.7
100%
28.1
19.7
12.3
30.0
28.8
13.9
25.6
そうしていない
10.3
無回答
わからない
「地域の役員はほとんど男性になっている」について「そうしている」は 36.0%、
「そうして
いない」は 23.7%で、現状では地域の役員は男性が多い場合が多い。
性別でみると、男女とも「そうしている」は3割半ばと同程度あり、
「そうしていない」
(女性
19.7%、男性 28.8%)は男性の方が 9.1 ポイント高く、
「わからない」
(女性 30.0%、男性 25.6%)
は女性の方が 4.4 ポイント高い。
今後どうすべきかを現状別でみると、「そうしている」場合、「改善すべき」が 45.0%、「現状
のままでいい」が 33.4%と半数近くは地域の役員をほとんど男性がすることについて改善すべき
としている。
図表4-14 意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(エ)地域の役員はほとんど男性に
なっている
標
本
数
全 体
そうしている
現 (エ)地域の役員はほ そうしていない
状 とんど男性になってい
わからない
別 る
無回答
い現
い状
の
ま
ま
で
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
無
回
答
1,082
100.0
389
296
27.4
33.4
250
23.1
45.0
304
28.1
10.5
232
21.4
11.1
256
57.4
18.0
9.0
15.6
304
4.3
8.9
77.6
9.2
133
4.5
1.5
3.0
91.0
- 76 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
(オ)地域の集会では男性が上座に座る
図表4-15 現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
性
別
25%
全 体
(N=1,082)
32.5
女 性
(N=610)
32.8
男 性
(N=468)
31.8
そうしている
50%
75%
22.6
32.5
18.5
12.3
34.4
28.2
100%
14.3
30.1
そうしていない
9.8
無回答
わからない
「地域の集会では男性が上座に座る」ことについて「そうしている」は 32.5%で、
「そうして
いない」は 22.6%となっている。
性別でみると、
「そうしている」は男女とも3割程度あり、
「そうしていない」は女性が 18.5%、
男性が 28.2%と男性の方が 9.7 ポイント高い。
今後どうすべきかを現状別でみると、「そうしている」場合 42.9%が「改善すべき」としてい
る。「現状のままでいい」は 29.8%で、男性が上座に座ることを改善すべきと考える人の方が多
い。「そうしていない」場合、
「現状のままでいい」が 68.6%と高率である。
図表4-16 意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(オ)地域の集会では男性が上座に
座る
標
本
数
全 体
そうしている
現
(オ)地域の集会では そうしていない
状
男性が上座に座る
わからない
別
無回答
い現
い状
の
ま
ま
で
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
1,082
100.0
352
297
27.4
29.8
213
19.7
42.9
245
68.6
352
5.4
133
3.8
- 77 -
無
回
答
330
30.5
9.1
242
22.4
18.2
10.2
7.3
13.9
9.7
78.1
6.8
2.3
3.8
90.2
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
(カ)行政区長・隣組長などは男性(夫)だが、地域の会議の出席は女性(妻)が出ることが
多い
図表4-17 現状・地域活動での男女の役割分担【全体、性別】
0%
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
25%
29.8
32.6
25.9
そうしている
50%
75%
26.2
100%
32.8
20.2
11.3
35.2
34.2
12.0
29.7
そうしていない
10.3
無回答
わからない
「行政区長・隣組長などは男性(夫)だが、地域の会議の出席は女性(妻)が出ることが多い」
ことについて「そうしている」は 29.8%、「そうしていない」は 26.2%である。
性別でみると、
「そうしている」
(女性 32.6%、男性 25.9%)は女性の方が 6.7 ポイント高く、
また「そうしていない」
(女性 20.2%、男性 34.2%)は男性の方が 14 ポイント高くなっており、
男女の認識にずれがあり、女性の方に男性の代役で出席しているという認識が高い。
今後どうすべきかを現状別でみると、「そうしている」場合、「改善すべき」が 46.0%、「現状
のままでいい」は 27.6%と、現状に問題を感じている人は多い。
図表4-18 意識・地域活動での男女の役割分担【全体、現状別】
(%)
【意識】(カ)行政区長・隣組長などは男性
(夫)だが、地域の会議の出席は女性(妻)
が出ることが多い
標
本
数
全 体
(カ)行政区長・隣組 そうしている
現 長などは男性(夫)だ そうしていない
状 が、地域の会議の出
別 席は女性(妻)が出る わからない
ことが多い
無回答
い現
い状
の
ま
ま
で
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
無
回
答
1,082
100.0
322
274
25.3
27.6
236
21.8
46.0
352
32.5
10.2
220
20.3
16.1
283
56.2
16.6
14.1
13.1
355
5.4
10.4
77.7
6.5
122
5.7
3.3
2.5
88.5
- 78 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
5.地域の長に女性が就くことが少ない理由
地域の長に女性が就くことが尐ない理由は「男性中心に組織が運営されているから」が約4割、
「女性が責任のある役を引き受けたがらないから」が3割半ばで上位にあげられている。
問13 女性の社会進出は進みつつありますが、行政区長や隣組長などの役職は、内閣府
調査(平成 25 年 4 月 1 日現在)によれば、特に女性の会長については、福岡県内で
7.1%でした。全国的にもまだ女性が就くことが少ないのが現状です。このように少な
い理由は何だと思いますか。次の中からあなたのお考えに近いものを選んでください。
(○印は2つまで)
図表4-19 地域の長に女性が就くことが少ない理由【全体、性別】
(前回調査比較)
(%)60
【前回調査(平成23年)】
30
【今回調査】
30
0
0
男性中心に組織が運営されている
(役職や仕事分担、活動時間
帯など)から
48.9
46.9
52.2
34.8
37.9
29.8
男 性(N=339)
【回答は2つまで】
25.4
27.2
23.3
19.7
19.0
20.3
家族の支援・協力が得られないから
11.9
12.0
11.8
女 性(N=535)
36.7
34.1
40.2
地域の様々な意見を調整し、
組織をまとめていくことは、
女性より男性の方が向いているから
23.6
20.4
28.9
全 体(N=877)
39.5
36.4
43.4
女性が責任のある役を
引き受けたがらないから
27.6
31.0
22.4
3.2
3.0
3.5
8.3
8.4
8.0
男性が女性の能力を正当に
評価していないから
11.8
11.6
12.2
わからない
12.5
13.3
11.5
その他
2.1
2.2
1.8
無回答
60 (%)
2.3
2.3
2.4
7.3
8.4
6.0
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は2つまで】
行政区長や隣組長などの役職に女性が就くことが尐ない理由をたずねたところ、「男性中心に
組織が運営されている(役職や仕事分担、活動時間帯など)から」が 39.5%、「女性が責任のあ
る役を引き受けたがらないから」が 36.7%で上位にあげられている。以下、「地域の様々な意見
を調整し、組織をまとめていくことは、女性よりも男性の方が向いているから」が 25.4%、
「家
族の支援・協力が得られないから」が 19.7%と続いている。
性別でみると、女性は「地域の様々な意見を調整し、組織をまとめていくことは、女性よりも
男性の方が向いているから」が 27.2%で男性の 23.3%より 3.9 ポイント高い。一方、男性は「男
性中心に組織が運営されている(役職や仕事分担、活動時間帯など)から」(女性 36.4%、男性
43.4%)が7ポイント、
「女性が責任のある役を引き受けたがらないから」(女性 34.1%、男性
40.2%)が 6.1 ポイント女性よりも高くなっている。
- 79 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
前回調査と比較すると、男女とも「男性中心に組織が運営されている(役職や仕事分担、活動
時間帯など)から」の割合が 10 ポイント前後低くなり、また男性は「家族の支援・協力が得ら
れないから」も 28.9%から 8.6 ポイント低くなっている。他方、
「わからない」は男女とも 10 ポ
イントほど高くなり、また男性の「女性が責任のある役を引き受けたがらないから」も 29.8%か
ら 10.4 ポイント高くなっている。
年齢別でみると、男女とも年齢が低い層で「男性中心に組織が運営されている(役職や仕事分
担、活動時間帯など)から」や「男性が女性の能力を正当に評価していないから」の割合が高い
傾向にあり、反対に年齢が高い層では「地域の様々な意見を調整し、組織をまとめていくことは
女性よりも男性の方が向いているから」「女性が責任のある役を引き受けたがらないから」など
の割合が高い傾向にある。
「家族の支援・協力が得られないから」は女性の 40 歳代で 29.4%と高
い。
図表4-20 地域の長に女性が就くことが少ない理由【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
ら 担れ男
、て性
活い中
動る心
時( に
間役組
帯職織
なやが
ど 仕運
)事営
か分 さ
427
39.5
44.0
45.2
33.3
38.0
44.9
28.7
57.1
35.0
45.5
41.2
45.7
40.9
33.3
に男
評性
価が
し女
て性
いの
な能
い力
かを
ら正
当
128
11.8
28.0
11.9
17.6
16.5
11.4
7.4
14.3
20.0
27.3
11.8
11.0
10.2
2.8
れ家
な族
いの
か支
ら援
・
協
力
が
得
ら
213
19.7
16.0
21.4
29.4
20.3
15.6
18.7
23.8
15.0
24.2
20.6
17.9
21.9
25.0
- 80 -
き女
受性
けが
た責
が任
らの
なあ
いる
か役
らを
引
397
36.7
20.0
21.4
39.2
39.2
33.5
35.2
33.3
25.0
21.2
38.2
43.9
46.0
30.6
方こ し地
が と 、域
向は組の
い、織様
て女を々
い性 ま な
るよ と意
か り め見
ら 男て を
性い調
のく整
275
25.4
4.0
16.7
21.6
26.6
31.7
30.4
9.5
15.0
21.2
13.2
23.7
32.1
16.7
わ
か
ら
な
い
135
12.5
20.0
16.7
13.7
12.7
12.6
13.0
14.3
15.0
15.2
19.1
9.8
5.8
16.7
そ
の
他
25
2.3
4.0
7.1
3.8
1.2
2.2
14.3
5.0
6.1
1.2
2.2
-
無
回
答
79
7.3
4.0
7.1
2.0
2.5
5.4
13.5
5.9
9.2
4.4
16.7
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
6.災害に備えるために必要な女性の参画
災害へ備えるために必要なことは、「コミュニケーション・地域でのつながり」「備蓄品について女
性や介護者、障がい者の視点」に加え、男性は「男女とも防災活動訓練に取り組む」「避難所運
営に女性も参画できるようにする」が 5 割台で上位にあげられている。
問14 東日本大震災では災害直後の避難所運営に女性が参画していないことや、日ごろ
の防災や震災対応に女性の視点がないことなどの問題が指摘されました。災害に備え
るために、これからどのようなことが必要だと思いますか。
(○印はいくつでも)
図表4-21 災害に備えるために必要な女性の参画【全体、性別】
0
70 (%)
35
57.5
59.3
54.7
日ごろからのコミュニケーション・地域での
つながりを大切にする
56.5
57.5
55.1
備蓄品について女性や介護者、障がい者の
視点を入れる
52.5
49.8
56.2
女性も男性も防災活動や訓練に取り組む
47.5
42.6
避難所の運営に女性も参画できるようにする
避難所運営の基準などをつくり女性や
子どもが安全に過ごせるようにする
日ごろからの男女平等、男女共同参画意識を
高める
30.2
24.6
防災や災害現場で活動する女性のリーダーを
育成する
28.4
26.9
30.6
その他
無回答
53.6
43.7
44.1
43.4
1.3
1.8
0.6
6.5
7.4
5.3
37.6
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答はいくつでも】
災害に備えるためにこれからどのようなことが必要かたずねたところ、「日ごろからのコミュ
ニケーション・地域でのつながりを大切にする」(57.5%)、「備蓄品について女性や介護者、障
がい者の視点を入れる」
(56.5%)
、
「女性も男性も防災活動や訓練や取り組む」
(52.5%)などが
5割を超えて上位にあがっている。以下、「避難所の運営に女性も参画できるようにする」
(47.5%)
、
「避難所運営の基準などをつくり女性や子どもが安全に過ごせるようにする」
(43.7%)
なども4割台で多岐にわたってあげられている。「日ごろから男女平等、男女共同参画意識を高
める」
(30.2%)や「防災や災害現場で活動する女性リーダーを育成する」
(28.4%)などは3割
前後と他の取り組みに比べると割合がやや低くなっている。
- 81 -
Ⅱ
調査結果
第4章
地域活動について
性別でみると、女性は「備蓄品について女性や介護者、障がい者の視点を入れる」「日ごろか
らのコミュニケーション・地域でのつながりを大切にする」が男性よりもやや割合が高い程度で
あるが、男性は「避難所の運営に女性も参画できるようにする」
(女性 42.6%、男性 53.6%)、
「日
ごろからの男女平等、男女共同参画意識を高める」(女性 24.6%、男性 37.6%)などが 11~13
ポイント高く、また「女性も男性も防災活動や訓練に取り組む」
(女性 49.8%、男性 56.2%)が
6.4 ポイント高くなっている。男性は意識の向上や女性自身の行動による参画が必要と考えてい
るようである。
年齢別でみると、
「日ごろからのコミュニケーション・地域でのつながりを大切にする」は女
性の年齢が高い層で、
「備蓄品について女性や介護者、障がい者の視点を入れる」は女性の年齢
が低い層での割合が高くなっている。
「避難所運営の基準などをつくり女性や子どもが安全に過
ごせるようにする」は男女とも 30 歳代と 40 歳代の割合が5割を超えて高く、「避難所の運営に
女性も参画できるようにする」は男女とも年齢が高い層で、
「女性も男性も防災活動や訓練に取
り組む」は男性の年齢が高い層での割合が高くなっている。
図表4-22 災害に備えるために必要な女性の参画【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
で避
き難
る所
よの
う運
に営
すに
る女
性
も
参
画
514
47.5
32.0
33.3
45.1
45.6
43.7
43.0
28.6
25.0
54.5
55.9
56.6
58.4
44.4
練女
に性
取も
り男
組性
むも
防
災
活
動
や
訓
568
52.5
36.0
42.9
58.8
46.8
50.3
51.7
28.6
30.0
51.5
50.0
61.3
63.5
41.7
る 者備
、蓄
障品
がに
いつ
者い
のて
視女
点性
をや
入介
れ護
611
56.5
64.0
69.0
72.5
65.8
55.1
50.9
61.9
55.0
51.5
48.5
60.7
51.8
50.0
過く避
ごり難
せ女所
る 性運
よ や営
う 子の
にど基
すも準
る がな
安ど
全を
につ
473
43.7
44.0
57.1
52.9
38.0
41.3
43.9
33.3
50.0
51.5
47.1
41.0
43.8
38.9
- 82 -
女防
性災
のや
リ災
ー害
ダ現
ー場
をで
育活
成動
すす
るる
307
28.4
20.0
23.8
15.7
24.1
28.7
30.9
19.0
5.0
30.3
26.5
34.7
34.3
16.7
を シ日
大ョ ご
切ン ろ
に・ か
す地 ら
る 域の
でコ
のミ
つュ
なニ
がケ
りー
622
57.5
20.0
45.2
56.9
58.2
65.9
63.0
47.6
65.0
57.6
42.6
56.1
59.1
52.8
女日
共ご
同ろ
参か
画ら
意の
識男
を女
高平
め等
る、
男
327
30.2
24.0
14.3
19.6
25.3
26.9
25.2
19.0
20.0
39.4
35.3
37.6
44.5
30.6
そ
の
他
14
1.3
8.0
3.9
1.3
0.6
2.2
4.8
3.0
1.5
-
無
回
答
70
6.5
8.0
2.4
2.0
6.6
11.3
4.4
6.9
5.1
19.4
第5章 暴力などの人権侵害について
1.セクシュアル・ハラスメントの経験
2.暴力だと思うもの
3.暴力の経験
4.身近で見聞きした暴力の有無
5.身近で見聞きした暴力への対処
Ⅱ
第5章
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
暴力などの人権侵害について
1.セクシュアル・ハラスメントの経験
セクハラ被害の経験は「職場で」が女性 7.6%、男性 3.5%。「地域活動の場で」が女性 3.8%、男
性 2.1%。具体的な被害は「身体に関して不愉快な言葉や冗談」「結婚や妊娠の予定をたびたび
聞かれた」「卑猥な言葉をかけられた、猥談された」「からだに触れられた」。
問15 あなたはここ3年ぐらいの間に(A)職場、(B)地域活動の場、
(C)学校に関
わる場で次のようなセクシュアル・ハラスメント(他の者を丌快にさせる性的な言動)
を受けたことがありますか。
(○印はそれぞれいくつでも)
図表5-1
セクシュアル・ハラスメントの経験【全体、性別】
【(A)職場で】
0
30
【(C)学校に関わる場で】
【(B)地域活動の場で】
(%)
(%)
(%)
60 0
0
30
60
30
60
性的な関係を強要された
0.6
1.0
0.2
0.2
0.4
-
からだに触れられた
1.4
2.3
0.2
0.5
0.3
0.6
-
食事などにしつこく誘われた
1.1
1.3
0.9
0.3
0.5
-
-
卑猥な言葉をかけられたり、
猥談をされた
1.5
2.3
0.4
1.2
1.3
1.1
-
身体に関して不愉快になる
言葉や冗談を言われた
2.3
2.8
1.7
1.2
1.6
0.6
-
アダルトサイトやポルノ雑誌を
見せられた
0.3
0.5
-
0.3
0.2
0.4
-
性的なうわさを流された
0.5
0.3
0.6
0.4
0.3
0.4
-
宴会などでお酌やデュエットを
強要された
0.9
1.3
0.4
1.0
1.0
1.1
-
結婚や妊娠の予定について
たびたび聞かれた
1.8
2.3
1.1
0.4
0.3
0.4
-
性的要求を拒否したら、
嫌がらせをされた
0.3
0.3
0.2
0.2
0.2
0.2
-
その他
0.6
0.7
0.4
0.2
0.2
0.2
-
受けたことがない
無回答
54.7
55.7
53.8
39.6
36.7
42.7
58.2
59.8
56.4
38.7
36.4
41.5
- 83 -
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答はいくつでも】
50.7
53.4
47.6
49.3
46.6
52.4
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
ここ3年ぐらいの間に「職場」
「地域活動の場」
「学校に関わる場」でセクシュアル・ハラスメ
ント(他の者を不快にさせる性的な言動)
」を受けたことがあるかどうかたずねた。
「職場」では「受けたことがない」が 54.7%で、これと無回答を除く 5.7%の人がセクハラを
受けた経験がある。具体的な被害は「身体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた」
(2.3%)、
「結婚や妊娠の予定についてたびたび聞かれた」
(1.8%)、
「卑猥な言葉をかけられたり、猥談を
された」(1.5%)
、
「からだに触れられた」
(1.4%)などが上がっている。
性別でみると、どれかひとつでも受けた経験があると回答した人の割合は、女性で 7.6%、男
性で 3.5%となっている。具体的には「性的なうわさを流された」以外のすべての項目は男性よ
りも女性の割合の方が高くなっており、職場でのセクハラ被害は女性の方が多くなっている。
年齢別にみると、どれかひとつでも受けた経験があると回答した人の割合は、女性の 29 歳以
下で 20.0%、30 歳代で 19.1%、40 歳代で 19.7%、50 歳代で 10.1%と1割を超えており、職場
でのセクハラを受けた経験が高い。具体的な被害は、29 歳以下の女性で「結婚や妊娠の予定につ
いてたびたび聞かれた」が 20.0%と最も高く、40 歳代では「身体に関して不愉快になる言葉や
冗談を言われた」
(9.8%)
、
「からだに触れられた」
「卑猥な言葉をかけられたり、猥談をされた」
(同率 7.8%)などが高くなっている。一方、男性では 40 歳代でセクハラの経験率が 12.1%と
高く、「結婚や妊娠の予定についてたびたび聞かれた」が 6.1%となっている。
「地域活動の場」では「受けたことがない」が 58.2%で、これと無回答を除く 3.1%の人がセ
クハラを受けた経験がある。具体的な被害は「卑猥な言葉をかけられたり、猥談をされた」「身
体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた」
(同率 1.2%)
、
「宴会などでお酌やデュエットを
強要された」(1.0%)などが上がっている。
性別でみると、どれかひとつでも受けた経験があると回答した人の割合は、女性で 3.8%、男
性で 2.1%となっている。職場に比べると、地域活動の場でのセクハラの被害経験は尐ないもの
の女性で「身体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた」(1.6%)での被害が多い。
年齢別でみると、女性の 60 歳代で経験があるが 6.6%と高く、内容として「身体に関して不愉
快になる言葉や冗談を言われた」が 3.6%、
「卑猥な言葉をかけられたり、猥談をされた」が 2.4%
となっている。
「学校に関わる場」での被害経験は男女ともいなかった。
- 84 -
Ⅱ
図表5-2
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
セクシュアル・ハラスメントの経験【全体、年齢別】
(%)
(A)職場で
標
本
数
全 体
1,082
100.0
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
性
的
な
関
係
を
強
要
さ
れ
た
か
ら
だ
に
触
れ
ら
れ
た
7
0.6
2.4
2.0
1.3
0.6
2.8
15
1.4
7.1
7.8
3.8
1.2
0.4
5.6
性
的
な
関
係
を
強
要
さ
れ
た
か
ら
だ
に
触
れ
ら
れ
た
2
0.2
4.8
0.7
-
5
0.5
1.2
4.8
0.6
0.7
-
た食 り 卑
事 、猥
な 猥な
ど 談言
に を葉
し さを
つ れか
こ たけ
く
ら
誘
れ
わ
た
れ
12
16
1.1
1.5
4.0
2.4
4.8
2.0
7.8
3.8
3.8
1.2
0.4
1.3
1.5
1.2
1.2
0.7
2.8
-
言身
葉体
やに
冗関
談し
をて
言不
わ愉
れ快
たに
な
る
25
2.3
8.0
2.4
9.8
1.3
3.6
0.9
4.8
3.0
1.2
2.2
2.8
誌ア
をダ
見ル
せト
らサ
れイ
たト
や
ポ
ル
ノ
雑
3
0.3
2.0
0.6
0.4
-
た食 り 卑
事 、猥
な 猥な
ど 談言
に を葉
し さを
つ れか
こ たけ
く
ら
誘
れ
わ
た
れ
3
13
0.3
1.2
3.9
3.9
2.4
0.4
0.9
4.8
3.0
0.6
1.5
-
言身
葉体
やに
冗関
談し
をて
言不
わ愉
れ快
たに
な
る
13
1.2
2.0
3.6
0.9
5.0
3.0
0.7
2.8
誌ア
をダ
見ル
せト
らサ
れイ
たト
や
ポ
ル
ノ
雑
3
0.3
2.0
0.6
0.7
-
性
的
な
う
わ
さ
を
流
さ
れ
た
5
0.5
4.0
2.0
3.0
1.5
0.7
-
ト宴
を会
強な
要ど
さで
れお
た酌
や
デ
ュ
エ
ッ
10
0.9
4.0
3.9
1.3
1.2
0.9
1.2
-
た結
び婚
たや
び妊
聞娠
かの
れ予
た定
に
つ
い
て
19
1.8
20.0
4.8
7.8
1.3
1.2
4.8
6.1
0.6
0.7
-
が性
ら的
せ要
を求
さを
れ拒
た否
し
た
ら
、
嫌
3
0.3
2.0
0.4
0.7
-
そ
の
他
受
け
た
こ
と
が
な
い
無
回
答
6
0.6
7.1
1.3
3.0
0.6
-
592
54.7
68.0
57.1
62.7
69.6
59.3
45.7
57.1
65.0
57.6
76.5
56.6
37.2
41.7
428
39.6
12.0
23.8
17.6
20.3
35.9
51.7
33.3
35.0
30.3
22.1
40.5
60.6
52.8
が性
ら的
せ要
を求
さを
れ拒
た否
し
た
ら
、
嫌
2
0.2
0.6
0.6
-
そ
の
他
受
け
た
こ
と
が
な
い
無
回
答
2
0.2
0.4
0.7
-
630
58.2
68.0
66.7
66.7
72.2
61.7
50.9
57.1
65.0
54.5
77.9
56.1
46.0
50.0
419
38.7
28.0
33.3
29.4
27.8
31.7
45.7
38.1
30.0
42.4
22.1
42.2
51.1
47.2
『
経
験
が
あ
る
』
5.7
20.0
19.1
19.7
10.1
4.8
2.6
9.6
12.1
1.4
2.9
2.2
5.5
(B)地域活動の場で
標
本
数
全 体
1,082
100.0
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
- 85 -
性
的
な
う
わ
さ
を
流
さ
れ
た
4
0.4
1.2
5.0
0.6
-
ト宴
を会
強な
要ど
さで
れお
た酌
や
デ
ュ
エ
ッ
11
1.0
2.0
1.2
1.3
4.8
1.2
1.5
-
た結
び婚
たや
び妊
聞娠
かの
れ予
た定
に
つ
い
て
4
0.4
4.0
0.4
1.5
-
『
経
験
が
あ
る
』
3.1
4.0
3.9
6.6
3.4
4.8
5.0
3.1
1.7
2.9
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
2.暴力だと思うもの
『身体的暴力』に比べ、『精神的暴力』の「どんな場合も暴力にあたる」の割合は低い。女性は
『精神的暴力』『性的暴力』『経済的暴力』の認識は男性よりも高く、男性は『身体的暴力』の認
識が女性よりもやや高い。
問16 あなたは、次のようなことが配偶者(婚姻届を出していない事実婚や別居中も含
みます)や交際相手の間で行われた場合、暴力だと思いますか。
(ア)~(セ)のそれ
ぞれについてあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
図表5-3(1)
暴力だと思うもの【全体、性別】
0%
(
ア
ら)
骨
れ
折
た
さ
せ
身
体
的
暴
力
ケ切(
イ
ガり)
打
れを傷
たさなち
せど 身
らのや
れ(
打た ウ
た り )
足
し
れ、
た 平で
た
け
り手 ら
で
(
つエ
け)
物
ら
を
れ
投
たげ
25%
全 体
(N=1,082)
性
別
性
別
性
別
性
別
50%
64.3
75%
2.3
8.5
100%
24.9
1.8
女 性
(N=610)
63.1
9.7
7.1
男 性
(N=468)
25.4
3.0
66.2
23.7
2.8
全 体
(N=1,082)
58.1
女 性
(N=610)
57.2
13.8
25.3
2.6
14.3
25.9
3.0
男 性
(N=468)
59.8
13.2
23.9
2.4
全 体
(N=1,082)
64.6
女 性
(N=610)
64.6
男 性
(N=468)
65.2
9.1
23.9
1.6
9.5
24.3
3.4
8.5
22.9
3.1
全 体
(N=1,082)
59.1
女 性
(N=610)
60.0
男 性
(N=468)
58.3
14.2
23.6
2.8
13.6
23.6
3.6
どんな場合も
暴力にあたる
- 86 -
15.2
暴力あたる場合も
そうでない場合も
ある
暴力には
あたらない
22.9
無回答
Ⅱ
図表5-3(2)
て(
カ
も
続 )
何
無
け
視を
た
さ言
れっ
精
神
的
暴
力
く や(
キ
監電 )
視話 交
さを友
れ細 関
たか係
た前(
れり
ク
で
た、 )
侮子
り馬
辱ど
し鹿
さ も
に
た
の
れ
さ
ど(
ケ
な)
ら大
れ声
たで
ない(
コ
行る )
さ
為の 嫌
れ
をにが
た
強性 っ
要的 て
性
的
暴
力
(
力サ
し)
な 避
て
い 妊
く
に
れ協
誌デ の (
シ
をオに)
見や 、 見
せポ ポ た
らルル く
れノ ノ な
た雑 ビ い
25%
性
別
男 性
(N=468)
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
(N=1,082)
性
別
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
性
別
性
別
24.6
22.1
24.9
44.7
26.3
36.6
27.6
40.2
24.6
32.3
31.8
37.0
23.9
31.8
10.7
25.0
9.3
25.9
12.6
28.0
41.1
23.5
33.5
25.8
8.7
26.2
10.0
24.6
6.3
43.4
25.9
24.4
5.6
46.7
23.6
24.1
7.3
39.3
29.1
34.9
24.4
31.9
37.9
29.0
31.4
35.9
13.4
女 性
(N=610)
57.7
14.1
男 性
(N=468)
59.4
男 性
(N=468)
9.7
23.5
9.8
23.3
9.6
23.1
3.7
58.3
女 性
(N=610)
23.3
9.2
全 体
(N=1,082)
全 体
(N=1,082)
100%
5.6
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
23.8
48.4
全 体
(N=1,082)
性
別
75%
4.6
男 性
(N=468)
女 性
(N=610)
50%
46.6
女 性
(N=610)
全 体
(N=1,082)
暴力などの人権侵害ついて
5.0
全 体
(N=1,082)
性
別
第5章
暴力だと思うもの【全体、性別】
0%
る性体(
オ
ふあを)
り る傷げ
さ
を
つん
れ 物
し でけこ
た
て、るつ
お な可や
ど ぐ 能身
調査結果
24.6
3.1
25.1
4.5
41.3
45.6
36.1
12.6
22.8
19.5
27.4
23.5
9.1
26.8
8.0
26.9
10.5
26.1
全 体
(N=1,082)
44.4
21.3
8.0
26.2
女 性
(N=610)
46.1
19.0
8.7
26.2
男 性
(N=468)
42.5
どんな場合も
暴力にあたる
- 87 -
24.6
暴力あたる場合も
そうでない場合も
ある
7.3
暴力には
あたらない
25.6
無回答
Ⅱ
図表5-3(3)
経
済
的
暴
力
な だで(
セ
し 」生)
と
「
」
と か活誰
い「での
わ甲きお
れ斐るか
た 性んげ
25%
49.3
50%
75%
100%
19.4
24.7
6.2
女 性
(N=610)
52.8
16.7
24.3
7.3
男 性
(N=468)
45.1
23.1
24.6
5.3
全 体
(N=1,082)
性
別
暴力などの人権侵害ついて
6.7
全 体
(N=1,082)
性
別
第5章
暴力だと思うもの【全体、性別】
0%
活(
ス
費)
なを必
い渡要
さな
れ生
調査結果
52.8
17.7
24.3
4.6
女 性
(N=610)
56.6
14.6
24.3
6.2
男 性
(N=468)
48.1
21.8
どんな場合も
暴力にあたる
暴力あたる場合も
そうでない場合も
ある
23.9
暴力には
あたらない
無回答
身体的暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力である 14 種類の行為をあげ、これらの行為
が配偶者や交際相手の間で行われた場合暴力と思うかどうかたずねた。
いずれの行為も無回答が約4分の1程度を占めており、割合をみるには留意が必要である。
「骨
折させられた」や「打ち身や切り傷などのケガをさせられた」「足でけられたり、平手で打たれ
たりした」「物を投げつけられた」などの『身体的暴力』では「どんな場合も暴力にあたる」が
6割前後で他の暴力に比べても高い方であるが、「暴力にあたる場合もそうでない場合もある」
が1割前後あり、
「暴力にはあたらない」も5%未満ではあるが、無いわけではない。
「嫌がって
いるのに性的な行為を強要された」
「避妊に協力してくれない」
「見たくないのにポルノビデオや
ポルノ雑誌を見せられた」などの『性的暴力』や「必要な生活費を渡されない」
「「誰のおかげで
生活できるんだ」とか「甲斐性なし」といわれた」などの『経済的暴力』には「どんな場合も暴
力があたる」が4割から6割近くとなっている。
「げんこつや身体を傷つける可能性のある物で、
なぐるふりをしておどされた」
「何を言っても無視され続けた」
「交友関係や電話を細かく監視さ
れた」
「子どもの前で侮辱されたり、馬鹿にされたりした」
「大声でどなられた」などの『精神的
暴力』では「どんな場合も暴力があたる」が3割台から4割半ばと他の暴力に比べ認識が低くな
っている。
性別でみると、ほとんどの暴力で女性の「どんな場合も暴力にあたる」の割合が男性よりも高
くなっており、
『精神的暴力』や『性的暴力』『経済的暴力』の認識は女性の方が高い。「骨折さ
せられた」や「打ち身や切り傷などのケガをさせられた」「足でけられたり、平手で打たれたり
した」などの『身体的暴力』は男性の方が「どんな場合も暴力にあたる」の認識がやや高い。
- 88 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
3.暴力の経験
ここ3年ぐらいに暴力を受けた人の割合は、『身体的暴力』9.3%、「精神的暴力」35.9%、『性的
暴力』8.2%、『経済的暴力』7.7%。経験者は女性の 60 歳代以下で全体の割合を上回っている。
問17 あなたは、ここ3年ぐらいの間にあなたの配偶者(婚姻届を出していない事実婚
や別居中も含みます)や交際相手から次のようなことをされたことがありますか。
(ア)
~(セ)のそれぞれについてあてはまるものを選んでください。(○印は1つずつ)
図表5-4
暴力の経験【全体、性別】(前回調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
(N=1,082)
女 性
(N=610)
性
別
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
女 性
性 (N=535)
別
男 性
(N=339)
25%
19.1
50%
75%
53.3
24.1
27.5
47.5
12.6
28.4
61.3
21.2
100%
26.1
68.3
25.8
10.5
64.3
14.2
9.9
74.9
あった
全くない
10.9
無回答
ここ3年ぐらいに配偶者や交際相手から身体的暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力であ
る 14 種類の暴力があったかどうかたずねた。
「何度もあった」と「1、2度あった」のいずれかに一つでも回答した人は全体で 19.1%、女
性は 24.1%、男性は 12.6%となっており、嘉麻市においても尐なくない数の人が配偶者、交際
相手からの暴力を経験していることがわかる。
前回調査と比較すると、
「無回答」が約3割を占めており、割合をみるには留意が必要である
が、「何度もあった」と「1、2度あった」のいずれかに一つでも回答した人の割合は男女とも
あまり大きな差はみられない。
- 89 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
年齢別でみると、女性の 70 歳以上を除くすべての年代で「あった」の割合が全体の 19.1%を
上回っている。特に 50 歳代の女性では「あった」が 32.9%と最も高く、また女性の 30 歳代と
60 歳代でも3割近くになっている。
図表5-5
暴力の経験【全体、年齢別】
(%)
あ
っ
た
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
207
19.1
24.0
28.6
23.5
32.9
28.1
17.4
19.0
15.0
12.1
14.7
11.6
13.1
13.9
全
く
な
い
577
53.3
68.0
57.1
60.8
53.2
52.7
35.7
57.1
55.0
72.7
75.0
68.8
46.7
33.3
無
回
答
298
27.5
8.0
14.3
15.7
13.9
19.2
47.0
23.8
30.0
15.2
10.3
19.7
40.1
52.8
それぞれの暴力について「何度もあった」と「1、2度あった」をあわせた『暴力があった』
人の割合をみると、
「骨折させられた」0.4%、
「打ち身や切り傷などのケガをさせられた」1.3%、
「足でけられたり、平手で打たれたりした」3.3%、「物を投げつけられた」4.3%などの『身体
的暴力』が 9.3%、
「げんこつや身体を傷つける可能性のある物で、なぐるふりをしておどされた」
4.3%、
「何を言っても無視され続けた」7.6%、
「交友関係や電話を細かく監視された」4.2%、
「子
どもの前で侮辱されたり、馬鹿にされたりした」6.9%、
「大声でどなられた」13.0%などの『精
神的暴力』が 36.0%、「嫌がっているのに性的な行為を強要された」4.0%、「避妊に協力してく
れない」2.2%、「見たくないのに、ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた」2.0%などの『性
的暴力』が 8.2%、「必要な生活費を渡されない」2.9%、
「「誰のおかげで生活できるんだ」とか
「甲斐性なし」といわれた」4.8%などの『経済的暴力』が 7.7%となっていた。
性別にみると、すべての項目で『暴力があった』とする割合は女性の方が男性よりも高く、ま
た「何度もあった」と回答する人も割合は尐ないが、「骨折させられた」以外の暴力で女性の方
に多くみられる。
前回調査と比較すると、前回調査では『身体的暴力』が 9.9%、
『精神的暴力』が 35.1%、
『性
的暴力』が 4.2%、
『経済的暴力』が 8.4%となっており、
『性的暴力』は今回調査で「避妊に協
力してくれない」が加わっているため、比較はできないが、いずれの暴力も前回調査と同程度で
大差はみられない。
- 90 -
Ⅱ
図表5-6(1)
身
体
的
暴
力
ケ切(
イ
ガり)
れを傷打
たさなち
せど 身
らのや
れ(
打た ウ
た り )
足
し
れ、
た 平で
た
け
り手 ら
で
(
つエ
け)
物
ら
を
れ
投
たげ
(
りあをオ
る
を
傷)
げ
し 物つ
ん
で
て
け
こ
た 、
おなる
つ
どぐ可
や
さ る能
身
れふ性
体
て(
カ
も
続 )
無何
け
視を
た
さ言
れっ
精
神
的
暴
力
く や(
キ
監電 )
視話 交
さを友
れ細 関
たか係
さ た前(
ク
れり で)
た 、侮子
り 馬辱ど
し鹿さ も
た にれの
ど(
ケ
な)
ら大
れ声
たで
全 体
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
0.3
(N=1,082)
性
別
女 性
0.3
(N=610)
男 性
0.2
(N=468)
全 体
0.3
(N=1,082)
性
別
女 性
0.5
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
0.7
(N=1,082)
性
別
女 性
1.0
(N=610)
男 性
0.4
(N=468)
全 体
0.9
(N=1,082)
性
別
女 性
(N=610) 1.1
男 性
0.6
(N=468)
全 体
1.2
(N=1,082)
性
別
女 性
1.5
(N=610)
男 性
0.9
(N=468)
全 体
1.3
(N=1,082)
性
別
女 性
1.8
(N=610)
男 性
0.6
(N=468)
全 体
1.8
(N=1,082)
性
別
女 性
1.8
(N=610)
男 性
1.7
(N=468)
全 体
3.9
(N=1,082)
性
別
女 性
4.9
(N=610)
男 性
2.6
(N=468)
第5章
暴力などの人権侵害ついて
暴力の経験【全体、性別】(前回調査比較)
0%
(
ア
ら)
骨
れ
折
た
さ
せ
調査結果
25%
50%
75%
『暴力があった』
100%
0.4
今回
調査
前回
調査
71.5
28.1
0.4
0.2
70.0
29.5
0.5
0.4
0.2
-
0.5
0.2
73.9
25.9
1.0
70.3
28.4
1.3
2.1
68.2
30.2
1.6
2.6
0.8
1.2
1.3
0.6
73.3
25.9
3.0
68.5
28.2
3.3
3.7
65.6
29.5
4.9
4.6
4.4
1.3
72.6
26.1
1.3
2.1
67.7
28.0
4.3
3.9
64.6
29.7
5.8
5.2
2.5
1.8
4.2
3.9
5.5
5.8
2.5
0.9
7.6
6.1
9.7
6.9
5.0
4.7
4.2
3.2
4.9
3.6
3.2
2.7
6.9
6.5
9.2
7.9
3.6
4.5
13.0
15.4
17.0
19.6
7.9
8.9
3.6
4.8
2.1
72.0
25.4
67.7
28.1
65.2
29.2
3.3
4.4
1.9
71.2
26.3
6.4
8.2
4.1
64.2
28.2
60.5
29.8
69.2
25.9
2.9
67.4
28.5
65.2
29.8
3.1
2.6
70.5
26.3
5.1
65.2
27.9
61.6
29.2
7.4
1.9
70.5
9.1
25.9
59.4
12.1
27.5
54.4
28.5
5.3
66.2
何度もあった
- 91 -
1、2度あった
25.9
全くない
無回答
Ⅱ
図表5-6(2)
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
暴力の経験【全体、性別】(前回調査比較)
『暴力があった』
0%
ない(
コ
行る )
さ
為の 嫌
れ
をにが
た
強性 っ
要的 て
性
的
暴
力
(
力サ
し)
な 避
て
い 妊
く
に
れ協
誌デ の (
シ
をオに)
見や 、 見
せポ ポ た
らルル く
れノ ノ な
た雑 ビ い
経
済
的
暴
力
活(
ス
費)
なを必
い渡要
さ な
れ生
な だで(
セ
し 」生)
」 と 活「
と か 誰
い「での
わ甲きお
れ斐るか
た 性んげ
全 体
0.8
(N=1,082)
性
別
女 性
1.1
(N=610)
男 性
0.4
(N=468)
全 体
0.6
(N=1,082)
性
別
女 性
0.8
(N=610)
男 性
0.4
(N=468)
全 体
0.4
(N=1,082)
性
別
女 性
0.7
(N=610)
男 性
(N=468)
全 体
1.2
(N=1,082)
性
別
女 性
2.0
(N=610)
男 性
0.2
(N=468)
全 体
1.8
(N=1,082)
性
別
女 性
2.8
(N=610)
男 性
0.6
(N=468)
25%
50%
75%
100%
3.2
今回
調査
前回
調査
68.2
27.7
4.0
3.7
65.2
29.2
5.5
5.4
2.1
0.9
4.4
1.7
72.2
25.6
1.6
68.5
29.3
2.2
*
66.6
30.8
2.6
*
1.8
1.3
71.4
26.9
1.7
*
69.8
28.3
2.0
0.5
67.5
29.7
2.8
0.7
1.6
2.1
0.9
73.1
26.1
0.9
-
69.3
27.8
2.9
2.6
66.6
29.0
4.5
3.3
25.9
0.8
1.5
67.7
27.4
4.8
5.8
65.1
28.7
6.2
6.9
3.0
4.1
1.7
2.5
0.6
73.3
3.0
3.4
2.4
71.4
25.6
*前回調査ではなかった項目
何度もあった
1、2度あった
- 92 -
全くない
無回答
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
(1)相談の有無
暴力を受けたことについての相談は「どこ(だれ)にも相談しなかった」が4割半ば。相談先は
「家族、親族」が3割半ば、「友人・知人」が約2割と身近な人への相談が主である。
問17付問1【問17のいずれかで「1.何度もあった」または「2.1、2度あった」と答
えた方におたずねします】あなたはこれまでに、問17であげたような行為について、
だれかに打ち明けたり、相談したりしましたか。
(○印はいくつでも)
図表5-7
(%)60
【今回調査】
【前回調査(平成23年)】
30
0
28.0
29.0
25.0
30.1
34.1
女 性(N=138)
男 性(N=48)
35.3
35.4
35.6
20.8
22.4
16.9
18.8
2.2
2.2
2.1
警察署・交番
2.4
2.7
1.7
2.7
2.2
4.2
医療関係者(医師、看護師など)
1.9
2.0
1.7
配偶者暴力相談支援センター
(県の福祉事務所など)
1.0
1.4
-
1.1
0.7
2.1
人権擁護委員、民生委員、行政区
長・隣組長など
-
1.6
2.2
嘉麻市役所
-
かま女性ホットライン
-
学校関係者(教員、養護教員、
カウンセラー)
-
0.5
0.7
0.5
2.1
1.1
1.4
44.1
41.3
-
その他
-
全 体(N=207)
女 性(N=147)
男 性(N=59)
【回答はいくつでも】
0.5
0.7
-
45.4
44.2
47.5
どこ(だれ)にも相談しなかった
7.0
6.5
8.3
無回答
- 93 -
60 (%)
30
友人、知人
【回答はいくつでも】
52.1
0
家族、親族
全 体(N=186)
相談の有無【全体、性別】(前回調査比較)
9.7
8.2
13.6
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
ここ3年間の間に配偶者、恋人からの暴力を経験した人に、そのことについて誰かに打ち明け
たり、相談したりしたかたずねたところ、
「どこ(だれ)にも相談しなかった」は 45.4%と約4
割の人は自分が受けた暴力について相談していなかった。相談先としては「家族、親族」が 35.3%
と最も高く、次いで「友人、知人」が 20.8%となっているが、その他の「警察署・交番」や「医
療関係者」
「配偶者暴力相談支援センター」の利用は1%から2%程度にとどまっている。
「人権
擁護委員、民生委員、行政区長・隣組長など」や「嘉麻市役所」
「かま女性ホットライン」
「学校
関係者」への相談はみられなかった。
性別でみると、
「どこ(だれ)にも相談しなかった」は男性が 47.5%で女性(44.2%)よりも
やや高く、男性の暴力経験者のうち約半数の人はどこ(だれ)にも相談していない。女性は「友
人、知人」への相談が男性よりも多く、また割合はわずかではあるが「警察署・交番」「配偶者
暴力相談支援センター」など公共機関の利用もみられる。
前回調査と比較すると、
「どこ(だれ)にも相談しなかった」は女性で 41.3%から 2.9 ポイン
トとやや増え、男性は 52.1%から 4.6 ポイント減っている。相談先では男女とも「家族、親族」
への相談が6~10 ポイント増え、女性では「友人、知人」への相談が 11.7 ポイント減っている。
また前回調査では公的機関への相談もわずかながらもみられたが、今回調査では公的機関への相
談がみられない場合もある。
- 94 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
(2)相談しなかった理由
相談しなかった理由は「相談するほどのことではないと思ったから」が約5割。女性は「相談して
もむだだと思ったから」が約3割と、男性の約2倍で前回調査よりも約 20 ポイント増えている。
問17付付問1【問17付問1で「11.どこ(だれ)にも相談しなかった」と答えた方にお
たずねします】相談しなかったのはなぜですか。
(○印はいくつでも)
図表5-8
(%)80
相談しなかった理由【全体、性別】
(前回調査比較)
【前回調査(平成23年)】
40
70.7
71.9
68.0
【今回調査】
40
0
0
52.1
50.8
53.6
相談するほどのことではないと思ったから
36.6
42.1
24.0
相談してもむだだと思ったから
9.8
10.5
8.0
8.5
8.8
8.0
4.9
5.3
4.0
3.7
5.3
男 性(N=25)
【回答はいくつでも】
恥ずかしくてだれにも言えなかったから
12.8
15.4
7.1
子どものためにがまんするしかないと
思ったから
12.8
15.4
7.1
どこ(だれ)に相談してよいのか
わからなかったから
9.6
10.8
7.1
世間体が悪いから
9.6
9.2
10.7
他人を巻き込みたくなかったから
9.6
10.8
7.1
相手の行為は愛情の表現だと思ったから
7.4
9.2
3.6
他人に知られると、これまで通りの
つき合い(仕事や学校などの
人間関係)ができなくなると思ったから
5.3
4.6
7.1
3.7
3.5
4.0
そのことについて思い出したくなかったから
5.3
7.7
6.1
7.0
4.0
相談することによって、さらに不快な思いを
させられると思ったから
2.4
1.8
4.0
1.2
1.8
6.1
5.3
8.0
その他
-
-
-
無回答
- 95 -
4.3
6.2
3.2
3.1
3.6
相談したことがわかると、仕返しをうけた
り、もっとひどい暴力をうけると思ったから
加害者に「誰にも言うな」とおどされたから
25.5
30.8
20.2
21.5
17.9
-
6.1
3.5
12.0
女 性(N=57)
14.3
自分さえがまんすれば、なんとかこのまま
やっていけると思ったから
12.2
8.8
20.0
全 体(N=82)
37.2
36.9
39.3
自分にも悪いところがあると思ったから
14.6
10.5
24.0
19.5
19.3
20.0
80 (%)
6.4
7.7
3.6
1.1
1.5
-
全 体(N=94)
女 性(N=65)
男 性(N=28)
【回答はいくつでも】
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
自分が受けた暴力の被害について「どこ(だれ)にも相談しなかった」と回答した人に対して、
その理由をたずねたところ、
「相談するほどのことではないと思ったから」が 52.1%と最も高く、
次いで「自分にも悪いところがあると思ったから」37.2%、
「相談してもむだだと思ったから」
25.5%、「自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思ったから」20.2%などと
なっている。
性別でみると、女性は「相談してもむだだと思ったから」が 30.8%と男性の 14.3%を 16.5 ポ
イント上回っている。また、「自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思った
から」や「恥ずかしくてだれにも言えなかったから」「子どものためにがまんするしかないと思
ったから」の割合が男性よりも約4~8ポイント高くなっており、暴力の被害を自分ひとりで抱
え込んでしまう様子がうかがわれる。
前回調査と比較すると、男女とも「相談するほどのことではないと思ったから」の割合が約 15
~20 ポイント減尐し、女性は「相談してもむだだと思ったから」が 20.3 ポイント、
「恥ずかしく
てだれにも言えなかったから」が 6.6 ポイント増え、また男性は「自分にも悪いところがあると
思ったから」が 15.3 ポイント増えている。
- 96 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
4.身近で見聞きした暴力の有無
うわさ程度でも暴力を見聞きした人は全体の約2割。男女とも年齢が低い層で見聞きする割合
が高くなっている。
問18 配偶者(婚姻届を出していない事実婚や別居中も含みます)や交際相手からの暴
力について、身近で見聞きしたことがありますか。(○印は1つ)
図表5-9
身近で見聞きした暴力の有無【全体、性別】
(前回・福岡県調査比較)
0%
今
回
調
査
平
前
成
回
2
調
3
査
年
全 体
2.9
(N=1,082)
25%
75%
11.0
51.0
31.0
0.7
女 性 4.3
11.0
性 (N=610)
2.8
別
男 性
1.1
11.1
(N=468)
3.8
全 体
17.7
3.9
(N=877)
4.1
女 性
5.0
18.3
性 (N=535)
3.2
別
男 性
2.1
16.8
(N=339)
女 性
6.9
性 (N=794)
別
男 性
3.7
(N=601)
家族や知人など
から相談された
ことがある
48.4
31.1
-
54.9
30.1
1.1
6.4
1.1
67.2
64.9
6.5
1.2
70.8
身近に当事者
がいる
0%
全 体
5.5
(N=1,395)
100%
0.4
4.6
家族や知人など
から相談された
ことがある
平福
成岡
2 県
6 調
年査
50%
3.8
身近に当事者は
いないが、うわさを
耳にしたことがある
25%
50%
5.9
身近で見聞き
したことはない
75%
その他
無回答
100%
1.4
6.9
17.8
60.6
7.7
1.1
8.9
17.0
58.2
4.2
7.8
1.8
18.8
身近に当事者
がいる
63.9
身近に当事者は
いないが、噂を
耳にしたことがある
7.7
身近で見聞き
したことはない
その他
無回答
配偶者や交際相手からの暴力の見聞きについては「身近で見聞きしたことはない」が 51.0%、
「身近に当事者はいないが、うわさを耳にしたことがある」が 11.0%、「家族や知人などから相
談されたことがある」が 2.9%、
「身近に当事者がいる」が 3.8%となっており、うわさ程度でも
暴力の見聞きがある人は全体の約2割となっている。
性別でみると、女性は「家族や知人などから相談されたことがある」(4.3%)、や「身近に当
事者がいる」(4.6%)の割合が男性よりも高い。
- 97 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
前回調査と比較すると、今回調査では無回答の割合が多いため単純な比較はできないが、男女
とも「身近に当事者はいないが、うわさを耳にしたことがある」の割合は減尐している。しかし、
「家族や知人などから相談されたことがある」や「身近に当事者がいる」などの身近な暴力の見
聞きの割合はあまり大きな変化はみられない。
福岡県調査と比較すると、男女とも今回調査の方が身近な暴力の見聞きは約4~7ポイント、
うわさ程度の見聞きは約6~8ポイント割合が低くなっている。
年齢別でみると、女性の 30 歳代で「家族や知人などから相談されたことがある」が 14.3%と
最も高く、その前後の年代でも1割近くの割合となっている。「身近に当事者がいる」は女性の
29 歳以下で 20.0%と最も高く、30 歳代で 7.1%、40 歳代と 50 歳代で6%前後となっている。ま
た男性でも該当者は尐ないが、「家族や知人などから相談されたことがある」や「身近に当事者
がいる」の割合が 30 歳以下で他の年代に比べ高くなっている。男女とも年齢の低い層で身近な
暴力の見聞きが多くなっている。
図表5-10 身近で見聞きした暴力の有無【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
る 相家
談族
さや
れ知
た人
こな
とど
がか
あら
31
2.9
8.0
14.3
7.8
1.3
4.8
2.2
4.8
5.0
0.6
1.5
-
身
近
に
当
事
者
が
い
る
41
3.8
20.0
7.1
5.9
6.3
5.4
1.3
5.0
4.4
4.0
1.5
-
- 98 -
し い身
た が近
こ 、に
と う当
がわ事
あさ者
る をは
耳い
にな
119
11.0
12.0
14.3
17.6
22.8
10.2
5.2
4.8
15.0
12.1
11.8
13.9
8.8
5.6
と身
は近
なで
い見
聞
き
し
た
こ
552
51.0
52.0
50.0
52.9
51.9
52.7
41.7
71.4
55.0
57.6
69.1
56.1
44.5
44.4
そ
の
他
無
回
答
4
0.4
1.7
-
335
31.0
8.0
14.3
15.7
17.7
26.9
47.8
19.0
20.0
30.3
14.7
25.4
43.8
50.0
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
5.身近で見聞きした暴力への対処
身近で見聞きした暴力の対処の第1位は、「被害者をかくまったり、家を出ることを援助」と「何も
できなかった」が同率の 25.0%。
問18付問1【問18で「1.家族や知人などから相談されたことがある」または「2.身近
に当事者がいる」と答えた方におたずねします】
そのことを知ってどうしましたか。(○印はいくつでも)
図表 5-11
(%)60
身近で見聞きした暴力の対処【全体、性別】
(前回調査比較)
【前回調査(平成23年)】
30
38.9
29.9
26.5
50.0
18.4
22.2
全 体(N=67)
25.0
22.2
何もできなかった
26.9
28.6
22.2
1.5
男 性(N=18)
19.4
20.4
16.7
被害者に相談機関などを紹介した
15.3
20.4
8.3
5.6
配偶者暴力相談支援センターや警察に
通報した
被害者と一緒に病院や相談機関に
行った
6.9
3.7
-
何もする必要はないと思った
6.9
7.4
5.6
-
被害者にがまんするように話した
7.5
6.1
11.1
女 性(N=49)
加害者に暴力をやめるように話した
-
11.9
8.2
5.6
【回答はいくつでも】
13.4
18.4
-
-
全 体(N=72)
16.7
女 性(N=54)
男 性(N=18)
【回答はいくつでも】
5.6
15.3
16.7
11.1
無回答
33.3
16.7
1.4
その他
3.0
4.1
60 (%)
25.0
24.1
27.8
被害者をかくまったり、家を出ることに
援助をした
22.4
22.4
22.2
26.9
【今回調査】
30
0
0
2.8
1.9
5.6
暴力について相談されたことがある人や身近に当事者がいると回答した人に対して、どのよう
な行動をとったかたずねた。
「被害者をかくまったり、家を出ることに援助をした」と「何もできなかった」は同率の 25.0%
で、次いで「加害者に暴力をやめるように話した」が 19.4%、
「被害者に相談機関などを紹介し
た」が 15.3%となっている。
性別でみると、男性に該当者がいないのに対し、女性は「被害者に相談機関などを紹介した」
が 20.4%ある。男性は「何もできなかった」が女性よりも 11.1 ポイント高いものの、
「配偶者暴
力相談支援センターや警察に通報した」(女性 5.6%、男性 16.7%)や「被害者と一緒に病院や
相談機関に行った」(女性 3.7%、男性 16.7%)の具体的な行動をとる人が多い。
- 99 -
Ⅱ
調査結果
第5章
暴力などの人権侵害ついて
前回調査と比較すると、男女とも「被害者をかくまったり、家を出ることに援助をした」「加
害者に暴力をやめるように話した」の割合が前回調査よりもやや低くなっている。また、男性で
は「被害者に相談機関などを紹介した」が前回では5割と高かったが、今回調査では該当者いな
い結果となっている。
- 100 -
第6章 男女共同参画社会の実現について
1.男女共同参画に関する法令・制度等の認知
2.男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なこと
3.男女があらゆる分野で平等になるために重要なこと
4.「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れること
Ⅱ
第6章
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
男女共同参画社会の実現について
1.男女共同参画に関する法令・制度等の認知
男女共同参画に関する法令・制度の認知度は「児童虐待防止法」「育児・介護休業法」「男女雇
用機会均等法」「DV防止法」などで7割を超えるが、前回調査よりも認知度は低くなっている。
問19 次の(ア)~(ス)のことがらで、あなたが見たり聞いたりしたものはあります
か。それぞれについてあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
図表6-1(1)
男女共同参画に関する法令・制度の認知【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
(
ア
)
男
女
共
同
参
画
社
会
基
本
法
(
イ
)
男
女
雇
用
機
会
均
等
法
(
ウ
)
育
児
・
介
護
休
業
法
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
女 性
性 (N=610)
別
男 性
(N=468)
全 体
平
(N=877)
前
成
回
女 性
2
調 性 (N=535)
3
査 別
年
男 性
(N=339)
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
女 性
性 (N=610)
別
男 性
(N=468)
全 体
平
(N=877)
前
成
女 性
回
2
調 性 (N=535)
3
査 別
年
男 性
(N=339)
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
女 性
(N=610)
性
別
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
平
前
成
女 性
回
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
(N=339)
25%
8.4
50%
41.2
75%
100%
35.7
『知っている』
49.6
14.7
7.5
37.2
38.2
9.4
46.6
8.6
48.2
44.7
17.0
32.7
56.0
11.3
37.7
5.5
56.8
6.4
54.2
6.7
47.5
11.5
39.4
49.3
18.5
15.7
35.4
51.8
16.8
50.5
22.0
22.5
18.3
53.6
56.1
19.5
22.2
18.9
53.1
13.3
55.3
4.6
78.6
4.9
76.2
13.9
12.6
52.5
75.6
9.4
16.9
57.9
53.6
66.2
15.4
15.0
11.8
60.8
70.3
12.9
18.4
29.2
20.7
3.8
3.8
82.3
13.1
74.3
14.8
72.0
77.5
10.7
24.1
58.7
12.7
4.6
82.8
23.0
59.8
12.7
4.5
82.8
26.0
よく知っている
57.2
聞いたことがある
- 101 -
12.7
全く知らない
4.1
無回答
83.2
Ⅱ
図表6-1(2)
(
オ
)
女
子
差
別
撤
廃
条
約
(
カ
)
児
童
虐
待
防
止
法
(
キ
)
嘉
麻
推市
進男
条女
例共
同
参
画
(
ク
)
嘉
麻
市
基男
本女
計共
画同
参
画
社
会
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
女 性
性 (N=610)
別 男 性
(N=468)
25%
全 体
(N=1,082)
女 性
性 (N=610)
別
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
平
前
成
女 性
回
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
(N=339)
今
回
調
査
全 体
(N=1,082)
女 性
(N=610)
性
別
男 性
(N=468)
全 体
(N=877)
平
前
成
女 性
回
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
(N=339)
今
回
調
査
全 体
4.6
(N=1,082)
女 性
4.1
性 (N=610)
別
男 性
5.1
(N=468)
全 体
5.6
(N=877)
平
前
成
女 性
回
4.9
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
6.8
(N=339)
今
回
調
査
全 体
3.9
(N=1,082)
女 性
3.6
性 (N=610)
別
男 性
4.1
(N=468)
全 体
5.0
(N=877)
平
前
成
女 性
回
4.1
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
6.5
(N=339)
50%
17.2
男女共同参画社会の実現について
75%
52.9
16.9
100%
16.0
51.1
17.5
全 体
(N=877)
平
前
成
女 性
回
2
調 性 (N=535)
3
査 別
男 性
年
(N=339)
今
回
調
査
第6章
男女共同参画に関する法令・制度の認知【全体、性別】
(前回調査比較)
0%
暴(
エ
力)
のD
等防 V
に止防
関及止
すび法
(
る被配
法害偶
律者者
)の
か
保ら
護の
調査結果
16.1
55.6
15.8
『知っている』
14.0
70.1
15.9
68.0
73.1
11.1
21.2
60.5
13.3
4.9
81.7
19.8
62.1
13.5
4.7
81.9
13.3
4.7
82.0
23.6
58.4
8.3
6.6
37.8
35.2
10.5
41.0
41.5
8.2
17.2
41.8
47.3
48.7
23.4
23.3
51.2
6.4
46.4
4.1
10.9
50.5
23.5
5.6
37.2
52.9
11.0
56.4
52.0
12.0
43.2
39.3
10.0
46.1
36.1
43.0
7.1
15.1
38.8
10.7
58.7
76.3
12.8
73.8
15.2
79.9
9.4
27.3
59.7
8.4
4.6
87.0
26.0
61.3
7.9
4.9
87.3
29.5
57.5
33.4
9.4
48.2
30.7
49.7
37.0
46.8
3.5
87.0
13.8
38.0
15.6
34.8
42.1
11.1
36.0
54.2
4.2
41.6
37.0
54.0
4.1
41.9
34.5
54.6
4.1
41.3
30.9
50.4
28.0
51.6
34.6
49.1
14.9
34.8
16.7
31.6
38.7
12.2
33.0
57.4
4.7
38.0
34.2
56.8
4.9
38.3
31.0
58.4
4.1
37.5
よく知っている
聞いたことがある
- 102 -
全く知らない
無回答
Ⅱ
図表6-1(3)
(
コ
D)
デ
Vー
ト
(
サ
)
L
G
B
T
(
シ
)
協家
定族
経
営
(
ス
ダ)
ジ
ー
ェ
ン
今
回
調
査
今
回
調
査
今
回
調
査
今
回
調
査
今
回
調
査
第6章
男女共同参画社会の実現について
男女共同参画に関する法令・制度の認知【全体、性別】
0%
男
(
女ケ
推 )
共
進 嘉
同
室 麻
参
市
画
調査結果
25%
全 体 4.3
(N=1,082)
50%
75%
29.5
女 性 4.1
(N=610)
性
別
男 性 4.3
(N=468)
51.5
27.0
52.5
32.7
50.6
100%
『知っている』
14.8
33.8
16.4
31.1
12.4
37.0
全 体 5.3
(N=1,082)
18.4
59.3
17.0
23.7
女 性 5.9
(N=610)
17.4
58.2
18.5
23.3
男 性 4.5
(N=468)
19.9
全 体 5.5
(N=1,082)
16.2
61.1
17.3
21.7
16.2
58.5
19.2
22.3
性
別
女 性 6.1
(N=610)
性
別
男 性 4.7
(N=468)
全 体 2.1
(N=1,082)
女 性 2.1
(N=610)
性
別
男 性 2.1
(N=468)
全 体 5.5
(N=1,082)
女 性 5.7
性 (N=610)
別
男 性 5.1
(N=468)
60.9
16.2
9.4
14.7
64.5
14.5
70.7
8.0
70.2
11.3
71.6
14.4
12.6
62.3
16.7
よく知っている
64.1
聞いたことがある
11.5
19.7
10.1
13.4
17.2
19.9
19.3
18.3
14.1
全く知らない
20.9
17.7
15.0
62.9
24.4
21.8
無回答
男女共同参画に関する法令や制度、言葉についての認知をたずねた。
「よく知っている」
「聞い
たことがある」を合計した認知度が高いのは「児童虐待防止法」
(76.3%)
、
「育児・介護休業法」
(74.3%)
、
「男女雇用機会均等法」
(70.3%)、
「DV防止法」
(70.1%)などが7割を超えている。
しかし、「よく知っている」の割合をみると、最も高いものでも「児童虐待防止法」の 23.4%と
3割に達していない。
性別でみると、
「LGBT」の認知は女性が 22.3%、男性が 20.9%とわずかに女性の方が高く
なっているが、その他の法令や制度、言葉については、女性よりも男性の認知度の方が高くなっ
ている。特に「男女共同参画社会基本法」
「女子差別撤廃条約」では認知度に約 10 ポイントの差
がある。
前回調査と比較できる法令や制度について、
「嘉麻市男女共同参画社会基本計画」
「嘉麻市男女
共同参画推進条例」において男性は前回と同程度の認知度はあるが、その他の法令や制度に関し
ては、認知度は今回調査の方が低くなっている。女性はすべての法令や制度に関して、認知度は
前回調査よりも低くなっている。下がり方も男性よりも女性の方が大きく、特に「DV防止法」
「児童虐待防止法」で約 14 ポイント、
「育児・介護休業法」
「男女雇用機会均等法」で約 10 ポイ
ント低くなっている。
- 103 -
Ⅱ
図表6-2(1)
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
男女共同参画に関する法令・制度の認知【全体、年齢別】
(%)
(ア)男女共同参画社会基本法
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
標
本
数
いよ
る く
知
っ
て
が聞
あい
るた
こ
と
い全
く
知
ら
な
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
91
8.4
12.0
7.8
6.3
7.2
9.6
19.0
15.2
7.4
7.5
11.7
5.6
446
41.2
40.0
40.5
41.2
49.4
40.1
29.6
47.6
35.0
42.4
54.4
50.3
42.3
30.6
386
35.7
44.0
50.0
43.1
38.0
41.9
32.2
28.6
60.0
42.4
29.4
34.1
27.7
25.0
無
回
答
159
14.7
4.0
9.5
7.8
6.3
10.8
28.7
4.8
5.0
8.8
8.1
18.2
38.9
(イ)男女雇用機会均等法
る『
』知
っ
て
い
いよ
る く
知
っ
て
が聞
あい
るた
こ
と
い全
く
知
ら
な
537
49.6
52.0
40.5
49.0
55.7
47.3
39.2
66.6
35.0
57.6
61.8
57.8
54.0
36.2
200
18.5
12.0
7.1
25.5
26.6
14.4
13.9
23.8
10.0
30.3
26.5
22.0
20.4
8.3
560
51.8
56.0
69.0
54.9
50.6
58.1
39.6
57.1
55.0
48.5
57.4
57.2
48.9
47.2
182
16.8
28.0
19.0
13.7
17.7
19.2
18.7
14.3
30.0
21.2
11.8
14.5
14.6
5.6
(エ)DV防止法(配偶者からの暴力の防
止及び被害者の保護等に関する法律)
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
標
本
数
いよ
る く
知
っ
て
が聞
あい
るた
こ
と
い全
く
知
ら
な
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
186
17.2
16.0
16.7
21.6
24.1
19.2
13.0
19.0
20.0
18.2
22.1
13.9
19.0
11.1
572
52.9
56.0
54.8
68.6
60.8
58.1
37.4
52.4
65.0
72.7
57.4
64.7
41.6
36.1
173
16.0
24.0
21.4
3.9
10.1
13.8
21.3
19.0
10.0
9.1
13.2
13.9
20.4
16.7
無
回
答
151
14.0
4.0
7.1
5.9
5.1
9.0
28.3
9.5
5.0
7.4
7.5
19.0
36.1
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
てよ
いく
る知
っ
50
4.6
2.4
3.9
3.8
3.6
5.7
9.5
9.1
1.5
2.9
8.8
5.6
と聞
がい
あた
るこ
361
33.4
24.0
23.8
31.4
38.0
33.5
28.3
23.8
20.0
39.4
41.2
41.0
35.8
22.2
な全
いく
知
ら
522
48.2
72.0
69.0
58.8
53.2
53.9
38.3
61.9
75.0
51.5
50.0
48.6
36.5
33.3
無
回
答
いよ
る く
知
っ
て
が聞
あい
るた
こ
と
い全
く
知
ら
な
758
70.1
72.0
71.5
90.2
84.9
77.3
50.4
71.4
85.0
90.9
79.5
78.6
60.6
47.2
90
8.3
8.0
7.8
5.1
6.0
8.7
14.3
5.0
12.1
8.8
6.4
16.8
5.6
409
37.8
48.0
45.2
33.3
41.8
36.5
29.6
57.1
40.0
42.4
41.2
44.5
36.5
27.8
420
38.8
40.0
47.6
52.9
48.1
47.3
30.9
23.8
45.0
45.5
44.1
40.5
26.3
27.8
149
13.8
4.0
4.8
5.9
5.1
9.0
27.8
4.8
5.0
7.4
7.5
19.0
38.9
い『
る知
』っ
て
411
38.0
24.0
26.2
35.3
41.8
37.1
34.0
33.3
20.0
48.5
42.7
43.9
44.6
27.8
140
12.9
4.0
4.8
5.9
5.1
8.4
27.8
4.8
5.0
4.4
6.4
16.1
38.9
る『
』知
っ
て
い
いよ
る く
知
っ
て
が聞
あい
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こ
と
い全
く
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な
760
70.3
68.0
76.1
80.4
77.2
72.5
53.5
80.9
65.0
78.8
83.9
79.2
69.3
55.5
224
20.7
24.0
16.7
29.4
30.4
18.0
15.7
38.1
25.0
18.2
23.5
17.9
25.5
13.9
580
53.6
60.0
52.4
60.8
54.4
60.5
43.0
38.1
65.0
69.7
55.9
63.6
43.8
47.2
136
12.6
12.0
26.2
3.9
11.4
13.2
14.8
19.0
10.0
12.1
14.7
11.0
10.9
2.8
(オ)女子差別撤廃条約
る『
』知
っ
て
い
(キ)嘉麻市男女共同参画推進条例
標
本
数
無
回
答
(ウ)育児・介護休業法
無
回
答
163
15.1
4.0
7.1
5.9
5.1
10.2
30.9
4.8
10.0
5.9
8.7
20.4
38.9
- 104 -
と聞
がい
あた
るこ
334
30.9
16.0
21.4
29.4
36.7
31.7
24.8
28.6
20.0
36.4
35.3
39.3
32.1
25.0
な全
いく
知
ら
545
50.4
80.0
71.4
62.7
55.7
53.9
40.4
57.1
75.0
54.5
55.9
49.1
40.9
33.3
無
回
答
161
14.9
4.0
4.8
5.9
5.1
10.8
29.6
4.8
5.0
7.4
8.7
21.2
38.9
142
13.1
4.0
4.8
5.9
3.8
8.4
26.5
4.8
5.9
7.5
19.7
36.1
る『
』知
っ
て
い
804
74.3
84.0
69.1
90.2
84.8
78.5
58.7
76.2
90.0
87.9
79.4
81.5
69.3
61.1
(カ)児童虐待防止法
る『
』知
っ
て
い
いよ
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知
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て
が聞
あい
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こ
と
い全
く
知
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な
499
46.1
56.0
45.2
41.1
46.9
42.5
38.3
71.4
45.0
54.5
50.0
50.9
53.3
33.4
253
23.4
40.0
26.2
25.5
31.6
22.8
19.1
33.3
30.0
27.3
23.5
20.2
24.8
13.9
572
52.9
48.0
50.0
64.7
57.0
58.7
39.6
42.9
65.0
66.7
60.3
64.7
45.3
36.1
118
10.9
8.0
19.0
3.9
7.6
10.8
13.5
19.0
5.0
6.1
11.8
8.7
12.4
11.1
(ク)嘉麻市男女共同参画社会基本計画
てよ
いく
る知
っ
42
3.9
2.4
2.0
2.5
3.6
5.2
9.5
9.1
1.5
2.9
5.8
2.8
無
回
答
い『
る知
』っ
て
376
34.8
16.0
23.8
31.4
39.2
35.3
30.0
38.1
20.0
45.5
36.8
42.2
37.9
27.8
無
回
答
139
12.8
4.0
4.8
5.9
3.8
7.8
27.8
4.8
4.4
6.4
17.5
38.9
る『
』知
っ
て
い
825
76.3
88.0
76.2
90.2
88.6
81.5
58.7
76.2
95.0
94.0
83.8
84.9
70.1
50.0
(ケ)嘉麻市男女共同参画推進室
てよ
いく
る知
っ
46
4.3
2.4
3.9
3.8
3.6
5.7
9.5
12.1
1.5
2.9
5.8
2.8
と聞
がい
あた
るこ
319
29.5
20.0
23.8
27.5
36.7
28.7
23.5
28.6
25.0
33.3
33.8
37.0
29.9
25.0
な全
いく
知
ら
557
51.5
76.0
69.0
62.7
54.4
58.1
41.3
57.1
70.0
51.5
55.9
51.4
43.1
36.1
無
回
答
160
14.8
4.0
4.8
5.9
5.1
9.6
29.6
4.8
5.0
3.0
8.8
8.7
21.2
36.1
い『
る知
』っ
て
365
33.8
20.0
26.2
31.4
40.5
32.3
29.2
38.1
25.0
45.4
35.3
39.9
35.7
27.8
Ⅱ
図表6-2(2)
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
男女共同参画に関する法令・制度の認知【全体、年齢別】
(%)
(コ)デートDV
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
てよ
いく
る知
っ
57
5.3
16.0
11.9
15.7
3.8
5.4
3.0
14.3
12.1
2.9
2.9
5.1
-
と聞
がい
あた
るこ
199
18.4
16.0
31.0
29.4
27.8
16.8
9.6
38.1
15.0
27.3
23.5
24.9
7.3
16.7
な全
いく
知
ら
642
59.3
64.0
52.4
49.0
63.3
68.9
51.7
42.9
75.0
60.6
64.7
62.4
61.3
41.7
(サ)LGBT
無
回
答
184
17.0
4.0
4.8
5.9
5.1
9.0
35.7
4.8
10.0
8.8
9.8
26.3
41.7
い『
る知
』っ
て
256
23.7
32.0
42.9
45.1
31.6
22.2
12.6
52.4
15.0
39.4
26.4
27.8
12.4
16.7
てよ
いく
る知
っ
59
5.5
16.0
9.5
13.7
8.9
5.4
2.6
9.5
5.0
18.2
2.9
4.0
2.9
-
(シ)家族経営協定
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
てよ
いく
る知
っ
23
2.1
4.0
5.9
1.3
1.2
2.6
9.5
5.0
3.0
2.9
0.6
2.2
-
と聞
がい
あた
るこ
102
9.4
4.0
2.4
17.6
11.4
7.2
6.5
33.3
5.0
6.1
10.3
13.3
8.0
11.1
な全
いく
知
ら
765
70.7
88.0
92.9
70.6
82.3
79.6
54.3
52.4
80.0
90.9
76.5
75.1
65.0
47.2
無
回
答
192
17.7
4.0
4.8
5.9
5.1
12.0
36.5
4.8
10.0
10.3
11.0
24.8
41.7
と聞
がい
あた
るこ
175
16.2
16.0
26.2
29.4
24.1
16.8
8.7
33.3
24.2
20.6
15.0
11.7
19.4
な全
いく
知
ら
661
61.1
64.0
59.5
51.0
62.0
68.3
51.7
52.4
80.0
57.6
69.1
71.1
59.9
38.9
無
回
答
187
17.3
4.0
4.8
5.9
5.1
9.6
37.0
4.8
15.0
7.4
9.8
25.5
41.7
い『
る知
』っ
て
234
21.7
32.0
35.7
43.1
33.0
22.2
11.3
42.8
5.0
42.4
23.5
19.0
14.6
19.4
(ス)ジェンダー
い『
る知
』っ
て
125
11.5
8.0
2.4
23.5
12.7
8.4
9.1
42.8
10.0
9.1
13.2
13.9
10.2
11.1
てよ
いく
る知
っ
59
5.5
16.0
9.5
7.8
6.3
5.4
3.9
23.8
5.0
9.1
7.4
2.3
3.6
2.8
と聞
がい
あた
るこ
156
14.4
16.0
23.8
31.4
20.3
9.6
5.2
33.3
5.0
21.2
26.5
17.3
8.0
22.2
な全
いく
知
ら
681
62.9
64.0
61.9
54.9
68.4
76.0
53.0
38.1
80.0
69.7
57.4
70.5
64.2
33.3
無
回
答
186
17.2
4.0
4.8
5.9
5.1
9.0
37.8
4.8
10.0
8.8
9.8
24.1
41.7
い『
る知
』っ
て
215
19.9
32.0
33.3
39.2
26.6
15.0
9.1
57.1
10.0
30.3
33.9
19.6
11.6
25.0
年齢別でみると、
「育児・介護休業法」
「DV防止法」
「児童虐待防止法」などは女性の 40 歳代
と 50 歳代、男性の 30 歳代と 40 歳代での認知が高い。また「男女共同参画社会基本法」
「男女雇
用機会均等法」
「女子差別撤廃条約」などは男性の 29 歳以下での認知も高く、これらの法令や条
約などの認知は年齢が低い層での認知が高い傾向がみられる。「嘉麻市男女共同参画推進条例」
「嘉麻市男女共同参画社会基本計画」
「嘉麻市男女共同参画推進室」などの認知は女性の 50 歳代
や 60 歳代、男性の 40 歳以上で高く、年齢の高い層での認知度が高い傾向がある。
「デートDV」
「LGBT」
「家族経営協定」
「ジェンダー」などの言葉の認知は男女とも年齢が低い層での認知
が高い傾向がある。
- 105 -
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
2.男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なこと
男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加するために必要なことは「夫婦の間で家事
分担を十分に話し合う」が約5割、「男性の家事参加に対する男性自身の抵抗感をなくす」が約
4割、「企業が労働時間短縮・法制度の遵守等環境整備をする」が 3 割で上位3位である。
問20 男性が女性とともに家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために
は、どのようなことが必要だと思いますか。(○印は3つまで)
図表6-3
男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なこと
【全体、性別】
(福岡県調査)
(%)60
【福岡県調査(平成26年)】
30
0
45.4
42.6
49.3
28.5
31.0
25.1
20.9
20.3
21.8
20.2
24.4
14.6
全 体(N=1,395)
【回答は3つまで】
49.2
48.9
49.6
41.3
39.5
43.8
男性が家事などに参加することに対する
男性自身の抵抗感をなくすこと
46.3
47.7
44.4
男 性(N=601)
60 (%)
夫婦の間で家事などの分担をするように
十分に話し合うこと
42.4
45.8
37.9
女 性(N=794)
【今回調査】
30
0
企業が、家事、子育て、介護、地域活動を
担うことができるように、労働時間の短縮・
法制度の遵守等環境整備をすること
社会の中で、男性による家事、子育て、
介護、地域活動について、その評価を
高めること
21.8
23.3
19.9
男性が家事や育児、介護等の技能を
高めること
21.1
21.6
20.5
30.0
28.5
32.1
17.7
18.4
16.7
年配者やまわりの人が、夫婦の役割分担等
についての当事者の考え方を尊重すること
14.3
15.7
12.5
夫婦の間で家計を分担できるように女性も
経済的に自立すること
14.6
13.0
16.6
妻が、夫にのみ経済力や出世を求めない
こと
8.0
7.8
8.3
13.8
15.4
11.8
11.4
12.1
10.3
8.9
8.4
9.6
男性が家事などに参加することに対する
女性の抵抗感をなくすこと
10.8
11.0
10.5
男性が育児や介護、地域活動を行うため
の、仲間(ネットワーク)作りをすすめること
2.9
2.0
4.2
わからない
1.4
1.6
1.2
その他
1.9
1.9
2.0
無回答
- 106 -
6.7
6.4
7.3
5.1
4.8
5.6
1.3
1.5
1.1
10.0
10.8
8.8
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は3つまで】
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
男性が女性とともに家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なことと
して「夫婦の間で家事等の分担をするように十分に話し合うこと」が 49.2%と最も高く、次いで
「男性が家事などに参加することに対する男性自身の抵抗感をなくすこと」が 41.3%、
「企業が、
子育て、介護、地域活動を担うことができるように、労働時間の短縮・法制度の遵守等環境整備
をすること」が 30.0%で上位3位となっている。
性別でみると、女性は「夫婦の間で家計を分担できるように女性も経済的に自立すること」
「社
会の中で、男性による家事、子育て、介護、地域活動について、その評価を高めること」などが
約3ポイント男性よりも高く、男性は「男性が家事などに参加することに対する男性自身の抵抗
感をなくすこと」「企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担うことができるように、労働時
間の短縮・法制度の遵守等環境整備をすること」などが約3~4ポイント高くなっている。
福岡県調査と比較すると、男女とも「企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担うことがで
きるように、労働時間の短縮・法制度の遵守等環境整備をすること」は今回調査の方が 12~19
ポイント低く、福岡県調査では第1位であったが今回調査では第3位となっている。
年齢別でみると、女性の年齢が低い層で「夫婦の間で家事等の分担をするように十分に話し合
うこと」
「企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担うことができるように、労働時間の短縮・
法制度の遵守等環境整備をすること」の割合が高くなっている。男性の 40 歳代では「男性が家
事などに参加することに対する男性自身の抵抗感をなくすこと」「夫婦の間で家事等の分担をす
るように十分に話し合うこと」が同率の 57.6%で高くなっている。
図表6-4
男性が家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なこと
【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
性男
自性
身が
の家
抵事
抗な
感ど
をに
な参
く加
すす
こる
と こ
と
に
対
す
る
男
447
41.3
40.0
33.3
49.0
36.7
41.9
38.3
38.1
40.0
57.6
38.2
46.8
43.8
25.0
性男
の性
抵が
抗家
感事
をな
など
くに
す参
こ加
とす
る
こ
と
に
対
す
る
女
96
8.9
4.8
9.8
8.9
10.8
8.3
9.5
10.0
6.1
17.6
8.7
8.0
2.8
分夫
に婦
話の
し間
合で
う家
こ事
とな
ど
の
分
担
を
す
る
よ
う
に
十
に年
つ配
い者
てや
のま
当わ
事り
者の
の人
考が
え、
方夫
を婦
尊の
重役
す割
る分
こ担
と等
経夫
済婦
的の
に間
自で
立家
す計
るを
こ分
と担
で
き
る
よ
う
に
女
性
も
こ男
と性
が
家
事
や
育
児
、
介
護
等
の
技
能
を
高
め
る
と妻
が
、
夫
に
の
み
経
済
力
や
出
世
を
求
め
な
い
こ
こ の男
と 、性
仲が
間育
(児
ネや
ッ介
ト護
ワ、
ー地
ク域
)活
作動
りを
を行
すう
すた
めめ
る
532
49.2
64.0
59.5
45.1
50.6
50.3
46.1
38.1
55.0
57.6
48.5
54.3
43.1
38.9
191
17.7
16.0
16.7
23.5
24.1
16.2
18.7
14.3
15.0
9.1
16.2
15.6
20.4
11.1
149
13.8
20.0
14.3
11.8
10.1
17.4
16.1
9.5
15.0
12.1
11.8
10.4
11.7
19.4
228
21.1
20.0
19.0
31.4
24.1
20.4
20.4
23.8
20.0
15.2
20.6
22.0
20.4
13.9
123
11.4
16.0
11.9
7.8
19.0
13.8
9.6
14.3
20.0
12.1
8.8
9.2
9.5
11.1
73
6.7
12.0
2.4
5.9
5.1
10.2
4.8
4.8
5.0
6.1
10.3
6.9
6.6
5.6
- 107 -
縮担企 こ 護社
・ う 業 と 、会
法こが
地の
制と、
域中
度が家
活で
ので事
動、
遵き、
に男
守る子
つ性
等よ育
いに
環うて
てよ
境に、
、る
整、 介
そ家
備労護
の事
を 働、
評、
す時地
価子
る 間域
を育
こ の活
高て
と 短動
め、
を
る介
325
30.0
48.0
35.7
29.4
27.8
32.3
22.6
23.8
30.0
33.3
29.4
37.0
28.5
27.8
236
21.8
20.0
35.7
25.5
27.8
26.3
17.4
19.0
30.0
33.3
13.2
20.8
17.5
19.4
わ
か
ら
な
い
55
5.1
4.8
3.9
3.8
3.0
6.5
14.3
5.0
8.8
5.2
4.4
8.3
そ
の
他
14
1.3
4.0
4.8
5.1
0.9
9.5
2.9
0.6
-
無
回
答
108
10.0
4.0
4.8
5.9
3.8
8.4
16.1
4.8
3.0
5.9
6.4
15.3
27.8
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
3.男女があらゆる分野で平等になるために重要なこと
男女があらゆる分野で平等になるためには「家事、育児、介護などの負担軽減のための環境
整備」「社会通念、慣習、しきたりを改める」「女性自身が積極的に力の向上を図る」が上位3位。
問21 今後、あなたが、男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために重要なこ
とは何だと思いますか。次の中からあてはまるものを選んでください。
(○印は3つまで)
図表6-5
(%)60
男女があらゆる分野で平等になるために必要なこと【全体、性別】
(前回調査比較)
【前回調査(平成23年)】
30
【今回調査】
0
51.2
46.9
58.4
0
60 (%)
30
42.6
42.5
42.5
家事、育児、介護などの負担を軽く
するため、環境整備を進める
37.6
37.6
37.8
36.4
40.6
30.1
女性自身が経済力をつけたり、
知識・技術を習得するなど、
積極的に力の向上を図る
35.9
38.9
31.6
女性の就業、社会参加を支援する
施設やサービスの充実を図る
16.3
16.4
16.2
20.8
18.7
24.2
18.2
20.0
15.3
*
全 体(N=877)
女 性(N=535)
男 性(N=339)
【回答は3つまで】
35.8
35.7
36.1
男女の役割分担についての社会
通念、慣習、しきたりを改める
16.2
16.3
16.2
4.9
5.0
4.4
2.6
1.7
4.1
2.6
2.4
2.7
*前回調査ではなかった項目
28.4
33.3
22.0
26.3
27.9
24.1
学校教育等で、男女平等教育を
推進する
19.0
17.2
21.6
行政や企業などの重要な役職に
一定の割合で女性を登用する
制度を採用・充実する
18.5
17.0
20.1
男女差別につながる法・制度の
見直しを行う
16.8
16.1
17.7
政策決定の場に女性が進出する
13.7
12.3
15.6
市民への意識啓発を推進する
13.0
11.6
15.0
わからない
その他
無回答
7.4
6.9
8.1
1.1
0.5
1.9
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は3つまで】
8.0
9.2
6.4
男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために重要なことは「家事、育児、介護などの
負担を軽くするため、社会的に支援する」が 42.6%で最も高い。次いで「男女の役割分担につい
ての社会通念、慣習、しきたりを改める」が 35.8%、「女性自身が経済力をつけたり、知識・技
術を習得するなど、積極的に力の向上を図る」が 28.4%、
「女性の就業、社会参加を支援する施
設やサービスの充実を図る」が 26.3%などとなっている。
- 108 -
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
性別でみると、女性は「女性自身が経済力をつけたり、知識・技術を習得するなど、積極的に
力の向上を図る」が 11.3 ポイント、
「女性の就業、社会参加を支援する施設やサービスの充実を
図る」が 3.8 ポイント男性よりも高くなっている。
前回調査と比較すると、今回調査では新たに「政策決定の場に女性が進出する」が設けられた
ためか、男女とも上位項目の順位に変動はないが前回調査よりも割合が減った項目が多い。
年齢別でみると、「家事、育児、介護などの負担を軽くするため、環境整備を進める」は男女
とも年齢が低い層での割合が高く、また「男女の役割分担についての社会通念、慣習、しきたり
を改める」も同様の傾向がみられる。「女性自身が経済力をつけたり、知識・技術を習得するな
ど、積極的に力の向上を図る」は女性の 40 歳代(45.1%)
、「女性の就業、社会参加を支援する
施設やサービスの充実を図る」は女性の 30 歳代(45.2%)で4割半ばと高くなっている。
図表6-6
男女があらゆる分野で平等になるために必要なこと【全体、年齢別】
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
る 軽家
く事
す、
る育
た児
め、
、介
環護
境な
整ど
備の
を負
進担
めを
通男
念女
、の
慣役
習割
、分
し担
きに
たつ
りい
をて
改の
め社
る会
極知女
的識性
に・自
力技身
の術が
向を経
上習済
を 得力
図す を
る るつ
なけ
どた
、り
積、
る女
施性
設の
や就
サ業
ー、
ビ社
ス会
の参
充加
実を
を支
図援
るす
推学
進校
す教
る育
等
で
、
男
女
平
等
教
育
を
度一行
を 定政
採のや
用割企
・ 合業
充でな
実女 ど
す性の
る を重
登要
用な
す役
る職
制に
見男
直女
し差
を別
行に
うつ
な
が
る
法
・
制
度
の
461
42.6
56.0
50.0
51.0
34.2
46.7
40.0
47.6
65.0
48.5
38.2
46.2
36.5
22.2
387
35.8
52.0
28.6
47.1
40.5
39.5
30.9
42.9
40.0
30.3
33.8
35.8
40.9
2.8
307
28.4
28.0
19.0
45.1
32.9
37.1
33.5
14.3
10.0
24.2
22.1
24.9
21.9
8.3
285
26.3
36.0
45.2
23.5
32.9
30.5
22.6
19.0
25.0
18.2
25.0
26.0
25.5
11.1
206
19.0
24.0
11.9
13.7
13.9
21.6
17.4
9.5
10.0
30.3
14.7
26.6
22.6
-
200
18.5
16.0
16.7
17.6
15.2
17.4
18.3
9.5
5.0
21.2
13.2
26.0
21.2
11.1
182
16.8
24.0
23.8
9.8
21.5
17.4
13.5
23.8
35.0
6.1
19.1
16.2
19.7
5.6
- 109 -
市
民
へ
の
意
識
啓
発
を
推
進
す
る
政
策
決
定
の
場
に
女
性
が
進
出
す
る
わ
か
ら
な
い
141
13.0
4.0
21.4
17.6
8.9
12.6
10.4
14.3
15.0
12.1
13.2
16.8
16.1
-
148
13.7
12.0
7.1
9.8
6.3
15.0
14.8
14.3
10.0
15.2
16.2
16.8
16.8
-
80
7.4
2.4
5.9
11.4
4.8
8.7
14.3
9.1
16.2
6.9
6.6
2.8
そ
の
他
12
1.1
3.9
1.3
5.0
3.0
4.4
2.3
-
(%)
無
回
答
87
8.0
4.0
4.8
2.0
2.5
3.0
13.5
4.4
1.2
9.5
75.0
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
4.「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れること
「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れることは「男女がともに働き続けられる条件
整備の働きかけ」「高齢者・障がい者(児)への支援制度の充実」「男性も家事、育児、介護を担う
ことができる啓発活動」が上位3位。
問22 「男女共同参画社会」の実現のために、あなたは、嘉麻市が今後どのようなこと
に力を入れていったらいいと思いますか。次の中からあてはまるものを選んでくださ
い。(○印は3つまで)
図表6-7
「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れること【全体、性別】
0
40 (%)
20
経営者・事業主を対象に育児休業や介護休業
制度の普及啓発や男女がともに働き続け
られる条件整備についての働きかけを行う
31.0
31.8
30.1
27.4
高齢者や障がい者(児)の介護者への支援
制度を充実する
22.2
男性も女性と同様に家事や育児、介護などを
担うことができるような啓発活動を行う
22.2
26.9
17.2
14.1
市の施策・方針を決定する場に女性の参画を
増やす
経営者・事業主を対象に男女均等な取扱い
(仕事の内容・賃金など)について周知徹底
する
16.1
15.1
17.3
行政区長や地域の行政区役員に女性を
増やす
8.7
セクシャル・ハラスメントやパワー・ハラスメント
防止の取組みを強化する
6.9
6.9
7.1
女性の生涯にわたる健康づくりの支援策や
母性保護対策を充実する
6.3
7.2
4.9
各種団体のリーダーとなる女性を養成する
6.0
4.3
8.3
女性の就業支援として、研修やセミナーを
実施する
5.6
6.1
5.1
男女共同参画を推進する住民グループの
活動を支援する
5.5
4.4
7.1
市職員の男女共同参画についての研修を
充実する
5.5
4.4
6.8
特にない
無回答
12.3
17.1
10.8
9.0
13.2
広報・啓発活動や学習機会を充実する
その他
21.2
16.3
18.5
13.2
子ども・子育て支援事業を充実する
配偶者等に対する暴力根絶のための啓発
活動を充実する
30.5
19.4
19.5
19.2
学校教育や社会教育の場で、男女平等に
ついての学習を充実する
性暴力や性差別などに関する問題解決に
向けた相談窓口を充実する
31.5
全 体(N=1,082)
女 性(N=610)
男 性(N=468)
【回答は3つまで】
3.7
2.6
5.1
1.4
1.3
1.5
1.4
0.8
2.1
6.7
6.6
7.1
9.4
10.2
8.5
- 110 -
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
「男女共同参画社会」の実現のために今後行政が力をいれることは「経営者・事業主を対象に
育児休業や介護休業制度の普及啓発や男女がともに働き続けられる条件整備についての働きか
けを行う」が 31.0%で最も高くなっている。次いで「高齢者や障がい者(児)の介護者への支援
制度を充実する」が 27.4%、
「男性も女性と同様に家事や育児、介護などを担うことができるよ
うな啓発活動を行う」が 26.9%で上位3位となっている。
性別でみると、女性は全体で上位3位にあげられた項目の割合がそれぞれ約3割と同程度の要
望となっている。男性は「行政区長や地域の行政区役員に女性を増やす」が 8.4 ポイント、
「市
の施策・方針を決定する場に女性の参画を増やす」が 7.1 ポイント女性よりも高くなっている。
年齢別でみると、女性の年齢が低い層では「経営者・事業主を対象に育児休業や介護休業制度
の普及啓発や男女がともに働き続けられる条件整備についての働きかけを行う」「子ども・子育
て支援事業を充実する」「男性も女性と同様に家事や育児、介護などを担うことができるような
啓発活動を行う」などの割合が3割から4割台と高くなっている。また女性の 60 歳以上では「高
齢者や障がい者(児)の介護者への支援制度を充実する」が3割半ばと高い。男性は年齢が高い
層で「市の施策・方針を決定する場に女性の参画を増やす」
「行政区長や地域の行政区役員に女
性を増やす」の割合が高くなっている。
図表6-8
「男女共同参画社会」実現のために行政が力を入れること【全体、年齢別】
(%)
標
本
数
全 体
女性:29歳以下
女性:30歳代
女性:40歳代
女性:50歳代
女性:60歳代
年 女性:70歳以上
齢 男性:29歳以下
別 男性:30歳代
男性:40歳代
男性:50歳代
男性:60歳代
男性:70歳以上
無回答
1,082
100.0
25
42
51
79
167
230
21
20
33
68
173
137
36
広
報
・
啓
発
活
動
や
学
習
機
会
を
充
実
す
る
117
10.8
4.0
3.9
7.6
9.0
13.5
9.5
5.0
15.2
16.2
13.9
13.1
2.8
や市
すの
施
策
・
方
針
を
決
定
す
る
場
に
女
性
の
参
画
を
増
行
政
区
長
や
地
域
の
行
政
区
役
員
に
女
性
を
増
や
す
の学
学校
習教
を育
充や
実社
す会
る教
育
の
場
で
、
男
女
平
等
に
つ
い
て
容経
・ 営
賃者
金・
な事
ど業
)主
にを
つ対
い象
てに
周男
知女
徹均
底等
すな
る取
扱
い
186
17.2
8.0
7.1
21.6
12.7
15.6
14.3
19.0
10.0
15.2
19.1
24.3
23.4
8.3
133
12.3
8.0
4.8
7.8
5.1
7.8
12.2
14.3
15.0
15.2
13.2
17.3
21.9
-
210
19.4
16.0
21.4
15.7
19.0
24.6
17.8
4.8
15.0
18.2
8.8
27.7
19.0
5.6
174
16.1
24.0
19.0
17.6
16.5
15.6
13.0
23.8
20.0
27.3
16.2
17.9
15.3
2.8
(
仕
事
の
内
て 及経
の啓営
働発者
きや ・
か男事
け女業
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続児
け休
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件休
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い普
う男
こ性
と も
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啓事
発や
活育
動児
を、
行介
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な
ど
を
担
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る性
の
就
業
支
援
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、
研
修
や
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ミ
ナ
ー
を
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護性
対の
策生
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るる
健
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づ
く
り
の
支
援
策
や
母
性
相性
談暴
窓力
口や
を性
充差
実別
すな
るど
に
関
す
る
問
題
解
決
に
向
け
た
充配
実偶
す者
る等
に
対
す
る
暴
力
根
絶
の
た
め
の
啓
発
活
動
を
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・
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各
種
団
体
の
リ
ー
ダ
ー
と
な
る
女
性
を
養
成
す
る
335
31.0
40.0
33.3
33.3
32.9
32.9
31.3
33.3
25.0
36.4
27.9
31.8
31.4
-
291
26.9
36.0
26.2
37.3
24.1
35.3
29.6
19.0
20.0
15.2
17.6
23.7
27.7
5.6
61
5.6
12.0
9.5
13.7
2.5
8.4
2.6
4.8
12.1
7.4
5.2
3.6
2.8
68
6.3
8.0
2.4
2.0
13.9
6.6
7.8
9.5
3.0
1.5
4.6
7.3
5.6
40
3.7
8.0
3.9
5.1
2.4
1.7
4.8
5.0
6.1
7.4
3.5
6.6
-
15
1.4
4.0
2.5
1.8
0.9
4.8
1.5
0.6
2.9
-
75
6.9
16.0
11.9
7.8
11.4
8.4
2.6
9.5
5.0
21.2
8.8
3.5
7.3
2.8
65
6.0
4.0
3.9
2.5
4.8
5.7
4.8
5.0
3.0
11.8
9.8
8.0
-
- 111 -
支男
援女
す共
る同
参
画
を
推
進
す
る
住
民
グ
ル
ー
プ
の
活
動
を
60
5.5
2.4
2.0
3.8
3.6
7.0
9.5
5.0
3.0
7.4
7.5
8.0
-
子
ど
も
・
子
育
て
支
援
事
業
を
充
実
す
る
を高
充齢
実者
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が
い
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(
児
)
の
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制
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職
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の
男
女
共
同
参
画
に
つ
い
て
の
研
修
を
充
実
す
そ
の
他
特
に
な
い
無
回
答
176
16.3
36.0
40.5
33.3
22.8
16.2
10.0
14.3
25.0
24.2
13.2
13.3
10.2
8.3
297
27.4
24.0
26.2
23.5
26.6
34.7
35.7
14.3
30.0
9.1
23.5
23.1
25.5
11.1
60
5.5
2.4
1.3
4.8
7.0
14.3
6.1
4.4
6.9
8.8
5.6
15
1.4
2.4
3.9
1.3
0.6
10.0
6.1
4.4
1.2
0.7
-
73
6.7
4.0
9.5
3.9
8.9
7.2
6.1
19.0
10.0
3.0
11.8
8.7
2.2
-
102
9.4
4.0
4.8
5.9
7.6
3.6
13.0
10.0
3.0
7.4
2.3
10.2
77.8
Ⅱ
調査結果
第6章
男女共同参画社会の実現について
第7章 調査結果のまとめと今後の課題
第7章
調査結果のまとめと今後の課題
嘉麻市は、平成 19 年に「嘉麻市男女共同参画基本計画」(以下、基本計画とする)を策定し、
基本目標に「男女共同参画社会の形成を促進する教育の充実」「男女が共に参画する社会環境づ
くり」「生活の中の男女共同参画」の3つを掲げ、これらの目標の達成に向けた施策を推進して
きた。平成 22 年には、
「嘉麻市男女共同参画推進条例」が施行され、基本計画を策定すること、
策定あるいは変更にあたっては市民の意見を反映することが定められた。策定から5年を経て、
平成 24 年に基本計画の見直しを行い、後期計画を策定した。
本調査は平成 27 年に実施され、後期計画策定以降の市の男女共同参画の現状と課題を的確に
把握し、今後の取り組みを効果的なものにするための基礎資料とすることが目的である。雇用情
勢や家族のあり方など、社会の様々な面において急速な変化が生じており、男女共同参画行政に
対する市民のニーズも多様に変化している。市では、平成 23 年度にも今回と同様の調査を行っ
ているため、今回の結果を5年前のものと比較することができる。経年変化をみながら、最近の
市民の実態や意識、要望の特徴を把握し、今後の課題において考察を行う。
第1章
男女平等に関する考え方について
「男は仕事、女は家庭」という考え方すなわち固定的性別役割分担意識に対して、『同感しな
い』は女性では 54.6%、男性では 49.2%で女性の方が男性よりも容認しない比率は高い。ただ
し、男性は3割を占める 70 歳以上の年齢層の影響が大きく、この年齢層では『同感しない』は
33.6%にとどまり、
「無回答」も1割を超えている。60 歳以下では男性も『同感しない』が半数
を超え、年齢が低い層ほど高くなっている。女性も同様の傾向はあるが、子育て世代の 30 歳代
で『同感する』が高いのが特徴的である。後述するが、子育てを主に女性が担う現状があり、仕
事との両立の困難を感じる年齢層としては家事・育児役割に専念する「女は家庭」をよしとする
判断があるのかもしれない。前回調査と比べると男女とも『同感しない』が減尐しているが、年
齢の高い層の影響がより大きくなったためともいえる。県の調査結果と比較すると違いは小さい
が、国の調査結果では嘉麻市の方が容認しない割合はわずかに高く、性別役割分意識は全国平均
よりも解消されているといえる。
男女の平等感については、
『男性優遇』が「政治の場」
「社会通念・慣習・しきたりなど」では
7割、
「家庭生活」
「職場」では5割を超え、依然として男性優位である状況がうかがえる。ただ
し、
「学校教育の場」のみは「平等」が半数を超える場であった。また、女性と男性を比べると、
すべての分野において女性は男性よりも「平等」が低く『男性優遇』が高いなど、女性にとって
は男性優位がより感じられているといえる。特に、「法律や制度」の「平等」では女性は男性よ
り 19.4 ポイントも低くなっていた。1986 年に男女雇用機会均等法が施行されて以来、多方面で
法や制度は整備されてきたが、いまだ女性の管理職比率は1割程度にとどまるなど法の運用面で
は現実の男女平等に結びついていない点が女性には強く認識されているのであろう。
「家庭生活」
も男女の差があり、女性は「男性の方が優遇されている」が 19.5%で男性を 11 ポイントも上回
り、家庭生活の平等について認識のずれは大きい。とはいえ、前回調査と比べると、男性の『男
性優遇』は「家庭」「職場」「地域活動・社会活動」「法律や制度」ではやや増加しており、男性
- 112 -
が優遇されているという認識は当事者の男性で尐しずつ高まっているといえる。全国調査と比べ
ると、「社会通念・慣習・しきたりなど」をはじめ、すべての分野で「平等」の割合が低く、嘉
麻市においてはより不平等感が強いことがわかる。
以上の結果から、経年でみると性別役割分担意識の解消があまり進んでおらず、女性では家庭
責任の重い年代で男女の役割分担を認める傾向があった。また、男性の方が社会の各分野につい
て男女平等と認識している人が多く、女性の生活感覚とのずれがあった。男女平等や男女共同参
画について、男性には自分の身の回りの問題としての啓発を充実させる必要が示唆される。
第2章
家庭生活や子育てについて
家庭生活における 12 の役割分担について、パートナーがいる人に主に夫と妻のどちらがやっ
ているか、また配偶者、子どもがいない人にも一般的にどう思うかをたずねた。
現状を確認するために、配偶者・パートナーがいる場合の回答を中心にみていく。
「掃除」
「洗
濯」
「食事の支度」
「食事の後片づけ、食器洗い」の日々の家事については、共働きか否かに関わ
らず既婚者の男女では『主に妻』の割合が約8~9割と高く、日々の家事は圧倒的に妻の役割と
なっている。「生活費を稼ぐ」は、共働きの場合は「妻と夫が同程度」が女性では 40.7%と高い
ものの、
『主に夫』は女性で 54.8%、男性は 65.3%で、稼ぐ役割は男性中心であることがわかる。
未婚者の場合をみると、日々の家事のそれぞれは『主に妻』が女性では約8~9割、男性では
約6~7割あり、
「生活費を稼ぐ」は『主に夫』が男女ともに半数を超えていた。
「男は仕事、女
は家庭」という固定的な性別役割の偏りが現実の家庭生活の実態であるだけでなく、未婚者の考
え方として受け止められていることがわかる。但し、「育児、子どものしつけ」の『主に妻』は
乳幼児がいる女性では 76.2%に上るものの「妻と夫が同程度」は 23.8%あり、未就学児、小・
中学生のいる女性でも約2~3割ある。子育てや介護のケア役割の担い手は妻が中心ではあるが、
掃除、炊事などの家事に比べると夫婦で分担する家庭は多い。
「行政区・隣組等の地域活動への参加」は、既婚者では『主に妻』が、男性は『主に夫』の割
合が高くなっており、年齢別でみると男性の 60 歳以上で『主に夫』が他の年代よりも高い。家
事などの内向きの仕事に比べ外向きの仕事である地域活動は、年齢の高い層では男性の出番とな
っている状況がうかがえる。また、家庭内の家事やケア役割は、すべての項目で男性よりも女性
の方が『主に妻』の割合が高くなっており、男性の自分が一部は担っているという認識と、女性
の自分が一人で担っているという認識のずれがある。また、性別役割分担意識の反対派は、男性
では肯定派よりも家事に携わっているという認識は高いが、女性は肯定派と同じ程度に家庭内の
家事役割を担っていると認識している。女性は、性別役割分担を容認しない考えをもっても生活
では実現していない状況がうかがえ、家庭生活への不平等感はより強まると思われる。
家庭内の決定に関わる項目をみると、「子どもの教育方針や進学目標の決定」について、全体
では『主に夫』は 9.8%だが、実際に進路決定が必要な年代である小・中学生や高校生が家族に
いる場合では、
「妻と夫が同程度」が女性で約4割、男性では約6割あり、
『主に妻』は女性では
約4割と、男性の方が夫婦同程度とする認識が女性より高い。
「高額な商品や土地・家屋の購入」
は、全体では『主に夫』が4割を超え、女性では、共働きか共働きでないかに関わらず「妻と夫
が同程度」が3割半ばだが、男性では共働きの場合では「妻と夫が同程度」が 45.5%で、共働き
でない場合より 8.4 ポイント高かった。
「家庭の問題における最終決定」は女性では共働きの場
- 113 -
合は「妻と夫が同程度」が半数以上、共働きでない場合は『主に夫』が半数を占め、男性では共
働き、共働きでないに関わらず『主に夫』の割合が半数程度を占めている。
子どもの進路等の決定については、夫も決定に関わっているという認識は男性に高い。高額商
品の購入は、妻が稼ぐ役割を担う家庭では、妻が決定に参画しているという認識は、男性に高い。
家庭問題の最終的な決定は、妻が稼ぐ役割を担う家庭では、妻が決定に参画しているという認識
は、女性に高い。子どもの進路、高額商品の購入、家庭の最終決定は、夫中心という家父長制度
の意識の根強い家庭は多く、これらの男性優位の状況が、第1章でみた「家庭生活の場」で女性
の不平等感が高かった原因の一つといえる。しかし、妻の就労が決定の場への参画を進める傾向
もうかがえ、家庭の不平等感の解消は、女性の就労が重要であることもわかる。
前回調査結果と比べると、日々の家事の分担についてはあまり変わりがないが、「病人・高齢
者の世話(介護)
」の『主に妻』は男性で約7ポイント上がり、「妻と夫が同程度」が 11 ポイン
ト下がっている。また、
「子どもの教育方針や進学目標の決定」
「高額な商品や土地・家屋の購入」
の家庭内の決定については男性の「妻と夫が同程度」が下がり、『主に夫』が高くなっており、
性別役割の偏りや家父長的な意識はなかなか解消されていないことがわかる。
子どもの育て方について、4つの考え方についてたずねた。「女の子も男の子と同等に経済的
に自立できるよう育てる」「男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な技術を身につけさ
せるほうがよい」「男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして育てる」という3つにつ
いては、9割以上の人が賛成している。ただし、積極的な「賛成」でみると「女の子の経済的に
自立」や「個性や能力を生かす育て方」は7割以上を占めるが、「男の子の生活技術の取得」で
は 66.2%と低くなっている。また、「男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子は男ら
しく、女の子は女らしく育てるほうがよい」に対して『賛成派』は 65.5%、
『反対派』は 25.1%
で、先の3つの考え方とは相反する考え方にも関わらず、賛成する割合は高い。
性別でみると、「女の子の経済的に自立」への『賛成派』については、性別の違いはあまりみ
られない。性別役割分担意識別にみると、積極的「賛成」については、男女とも性別役割分担を
容認しない人の方が容認する人より高くなっているものの、『賛成派』は容認する人でも8割以
上を占めており、
「女は家庭」と考えていても次代を担う女の子には経済的自立が必要と考えて
いることがわかる。「男の子の生活技術の習得」では、性別役割分担を容認する人では積極的な
賛成が低くなっており、
『反対派』は男性で 16.2%と高く、男性が「男の子の生活技術の習得」
へは消極的である。また、男女とも年齢の高い層で「男の子の生活技術の習得」には消極的であ
る。「個性や能力を生かす育て方」は、性別役割分担意識別にみても違いは小さく、性別役割分
担とは別の枞組みで「個性」
「能力」をとらえていることがわかる。
「男女にはそれぞれの役割が
あると思うので、男の子は男らしく、女の子は女らしく」の『賛成派』は男性が女性をやや上回
り、性別役割分担を容認しない人でも『賛成派』は男性が女性を上回り、性別役割分担とは別の
枞組みで「男らしく」
「女らしく」をとらえている。また、女性は年齢が高くなるほど『賛成派』
が多くなっている。
「3歳までは母親の手で育てる方がよい」といういわゆる3歳児神話は、科学的に根拠がない
社会通念で、子育てを女性に義務付け圧迫感を与えるため尐子化の要因になるとして『厚生白書
平成 10 年版』で否定されている。今回調査で、この考え方について尋ねた結果、
『賛成派』が7
割にも上った。男女とも年齢が高くなるほど賛成派が増えており、70 歳代以上では8割を超えて
- 114 -
いる。
性別役割分担を容認しない人は男女とも半数を占めているが、実際は家事や育児などを女性が
担う家庭は約8~9割あった。子どもに、理念として男女に平等な自立を教えても、家庭内の性
別役割分担の状況を目の当たりにすると現実からの子どもへの影響は大きく、現状が再生産され
ていく可能性がある。また、母親に仕事と家事・育児を課す二重負担がある現状は、女の子たち
にとっては結婚や子育てが負担感として伝わり、将来の未婚や尐子化の拡大につながる可能性も
ある。さらに、男の子、女の子に関わらず、経済的自立、生活自立のような能力を身につけるこ
とは、多くの人が賛成するが、抽象的な「男女の役割」というイメージに沿った男の子と女の子
で異なる育て方については男性や高齢者層で賛成が多い。子ども達の経済的自立や生活自立を目
指ししながら「男らしく」「女らしく」という性別役割意識を維持する矛盾したメッセージが子
どもたちを混乱させないかも懸念される。今後は、男女が協力して家事を行い、共に子育ての喜
びを分かち合える家庭を築くための一層の支援が望まれる。祖父母世代である年齢の高い層では、
まだ、性別で分けて育て方を支持する人が多いが、親世代の年齢層との考え方とずれをより小さ
くするように、子どもの育て方についての意識啓発を進めることも重要である。
第3章 就労・働き方について
「子どもができたら職業をやめ、大きくなったら再びもつ方がよい」という女性の働き方は女
性の活躍を阻む「M字カーブ問題」として、国の第4次男女共同参画計画においてその解消を目
指している。今回調査では、「ずっと職業を持っている方がよい」という就労継続型への支持と
M字型への支持は全体では約4割で拮抗し、専業主婦の支持は尐なかった。女性は就業継続型が
M字型を 7.2 ポイント上回り、男性は6ポイント下回り、男性の方がM字型への支持が高い。前
回調査と比べると、男性はM字型支持が増えており、国の調査と比較すると、男性は就労継続型
への支持は低くなっている。また、未婚の女性では就労継続型の支持が半数を超えるが、男性は
17.7 ポイント下回り、反対にM字型の支持は男性が 44.7%で女性を 10.1 ポイント上回る。未婚
者においては、男女で女性の就労については考え方の違いあり、未婚率を高める可能性にもつな
がる。
就労継続型を支持しない回答者に、女性が職業を続けない方がよいと思う理由を尋ねた。「育
児休業などの仕事と家庭が両立できる制度があっても、それを利用できる職場の雰囲気でないか
ら」が 35.6%で最も高く、次いで「現在ある仕事と家庭が両立できるための制度だけでは不十分
だから」「女性は家事・育児・介護に専念し、家庭を守るべきだから」が2割を超え、家族的責
任との両立が困難であることが上位に上がった。性別での違いはあまりみられないが、「女性が
働く上で不利な慣習などが多いから」「女性の能力は正当に評価されないから」は女性が男性を
上回り、特に女性の 40 歳代や 50 歳代で他の年代より高くなっており、職場での女性への処遇を
課題とする認識は管理職世代の女性にやや高い。前回調査と比べると、「現在ある仕事と家庭が
両立できるための制度だけでは不十分だから」は男女とも減尐しているが、男性では「育児休業
などの仕事と家庭が両立できる制度があっても、それを利用できる職場の雰囲気でないから」が
8.2 ポイント増加している。
この5年間で男性の育児休業取得促進のために国は「パパ・ママ育休プラス制度」などを実施
しているが、男性の育児休業取得率は向上しておらず、整備しても利用できない職場の雰囲気は
- 115 -
男性により認識されているといえる。
回答者のうち有職者は、女性で約4割、男性は5割半ばであった。男女とも 50 歳以下では「職
業を持っている」が7割台から8割台である。「以前、職業を持っていたが、いまは職業を持っ
ていない」は女性の 30 歳代と 40 歳代でそれぞれ約1割、50 歳代で 25.3%となっており、女性
は子育てや介護で就労を中断にしている人が多いことが伺える。
職業の内容をみると、
『自営業』は、女性 17.0%、男性 23.1%で男性の比率がやや高く、『正
規雇用者』は、女性 38.8%、男性 49.6%で男性の方が高く、
『非正規雇用者』は女性 42.9%、男
性 25.8%で女性の方が高い。
「管理職」
「自営業主」ともに男性が女性を上回っており、決定の場
は男性が中心である。
女性では「正社員・正職員」が、29 歳以下では 73.7%だが、手のかかる子どものいる 30 歳代
では 44.4%と 50 歳代(54.5%)の割合よりも低く、
『非正規雇用』は年齢が高くなるほど割合が
高くなる傾向にあり、M字型就労の特徴がみてとれる。男性の 29 歳以下では『非正規雇用者』
が 37.6%と高く、全国的な若年層の非正規雇用化の傾向が本市においてもうかがえる。
自営業についてみると、男性では「自分名義の不動産(土地、家屋など)を持っている」が 55.9%
あり、女性を約 40 ポイント上回る。
「作業計画・経営計画などを最終的に決める権限がある」に
おいても男性は女性を 30 ポイントほど上回っており、経営の重要な部分は依然として男性が担
っている。「自分で受け取って管理できる給与・報酬がある」「自分名義の預貯金を持っている」
という報酬の自己管理においても男性は女性を上回っている。唯一、「定期的に休みを取ること
ができる」では女性が男性よりもやや上回っている。後継者を確保して持続的な経営を自営業が
目指せるよう、農業はもちろん商工業においても家族経営協定の促進を図ることなど、男女共同
参画の視点で新しい方式を導入できる情報提供が必要である。
雇用労働をしている人に対して、自分の職場における性別による不平等な取り扱いについて 10
種類の項目で尋ねたところ、
「幹部への登用」
「昇進・昇格」は『男性優遇』が5割近くとなって
いた。
「退職・勧告」
「福利厚生」
「休暇の取得」「教育・訓練」は「平等である」が6割前後であ
るが、平等の割合は全て男性の方が女性よりも高く、また、
「男女平等に対する認識」では『男
性優遇』は女性が 29.2%で男性を 10.1 ポイント上回っており、職場では男性が優遇されている
という認識は女性の方に高い。一方、
「仕事の内容」
「休暇の取得」では『女性優遇』が男性は女
性より 10 ポイント以上高く、この2点は男性が不平等感を持つ項目である。
育児休業及び介護休業について、それぞれ利用意向を尋ねた。育児休業制度は女性では「利用
したい」が 29 歳以下で8割にのぼり、30 歳代、40 歳代も約5~6割と、年齢の低い層で利用意
向は高い。男性は、
「利用したいが利用できそうにない」は 30 歳代、40 歳代で4割台と高くなっ
ており、子育て世代の男性では利用意向はあっても現実的に取得困難な状況が反映されていると
いえる。介護休業制度は、女性ではすべての年齢層で「利用したいが利用できそうにない」の割
合が育児休業よりも高くなっており、男性は反対に育児休業より低くなっていた。男性では介護
休業の方が利用意向は高い。
こられの休業制度を「利用できそうにない」「利用したくない」と回答した人にその理由を複
数回答で尋ねた。女性の 40 歳代と 50 歳代では「経済的に生活が成り立たなくなるから」が約7
割で高く、「職場にそのような制度があるかわからないから」は女性の年齢が低い層で高くなっ
ている。
「職場に休める雰囲気がないから」は男性の 50 歳代と 60 歳代で5割半ばを超え、
「休み
- 116 -
をとると勤務評定に影響するから」は男性の 30 歳代で 44.4%、
「家族の協力で、利用しなくても
対応できるから」は 29 歳以下で 60.0%と高くなっている。
育児・介護休業制度は事業主が制度を定めていなくても雇用者には利用できる権利が法律で保
障されている。育児休業の取得を理由に上司から受ける嫌がらせは「マタニティ・ハラスメント」
として社会問題となっている。国は女性活躍加速のための重点方針に、職場の環境整備として、
マタニティ・ハラスメントの防止、男性の育児等への参画に向けた人事評価制度の見直しを掲げ
ている。事業主及び管理職、育児休業を利用する可能性の高い若い年齢層には、法律を活用する
ための情報提供が今後さらに重要である。また、育児休業給付金の支給率は賃金の 67%まで引き
上げられているが介護休業は 40%に据え置きされている。介護休業をより利用しやすくなるよう、
給付率の引き上げを国に働きかけていくことも求められる。
仕事と生活の調和、いわゆるワーク・ライフ・バランスの実現とは、男女がともに子育てや介
護などの家族的責任を担いながら就労し、男性は家庭や地域に、女性は社会的な活動分野に参画
することである。本調査では、「仕事」、「家庭生活」、「地域・個人の生活」の優先度の理想と現
実をたずねた。
理想では、男女とも「「仕事」と「家庭生活」を優先」が最も高く、次いで、「「仕事」と「家
庭生活」と「地域・個人の生活」をいずれも優先」「「家庭生活」を優先」が続き、家庭生活はど
んな形でも優先されるのが理想となっている。
現実では、女性では「家庭生活を優先」が最も高く 28.4%で理想を 12.5 ポイント上回り、男
性では「「仕事」を優先」が 33.3%と最も高く理想を約 30 ポイント上回り、男女とも「「仕事」
と「家庭生活」と「地域・個人の生活」」は理想を大きく下回った。理想と比べて現実は、男性
は仕事中心、女性は家庭中心という固定的な性別役割による偏りがあることがわかる。但し、全
国調査と比べると、現実では女性は仕事優先が高く家庭生活を優先は低かった。
男女がともに仕事と家庭(家事・育児・介護など)とそれ以外の活動(地域活動や趣味など)
の調和のとれた生活、ワーク・ライフ・バランスを実現するために必要な条件整備については、
男女とも「代替要員の確保など、育児休業・介護休業制度を利用しやすい職場環境をつくること」
が約4割と高く、
「給与などの男女間格差をなくすこと」
「育児休業・介護休業中の賃金その他の
経済的支援を充実すること」も高く、育児休業等に伴う経済的課題も大きいことがわかる。女性
では「女性が働くことに対して、家族や周囲の理解と協力があること」が男性よりやや高く、家
族など私的環境の整備を求め、男性では「残業時間を減らすなど、年間労働時間を短縮すること」
「職場の意識改革などについて、行政が企業に積極的な働きかけをすること」などが女性よりや
や高く、就労環境の整備をより求めていた。前回調査と比べると、今回新たに「職場の意識改革
などについて、行政が企業に積極的な働きかけをすること」が設けられ、そのためか他の項目の
回答率は下がっている。企業への働きかけは重要視されている。
国の取組みとして、女性の活躍による経済社会の活性化やM字型カーブの解消を強調している。
市でできることとして、女性が就労継続できる環境の整備を進めるために、両立支援策をこれま
で以上に充実させるとともに、事業所に対して経済の活性化の視点からも男女の均等待遇や非正
規雇用者の雇用環境の整備、男性の家庭参画への支援などが必要であることを確実に啓発してい
かなければならない。
- 117 -
第4章 地域活動について
地域活動における役割の男女での分担の偏りを6項目について、現状と今後のあり方について
の意識をたずねた。現状では、「そうしている」は「地域での集会では、女性がお茶出しや片づ
けをしている」が1位で半数を超え、次いで、
「地域の役員はほとんど男性になっている」
「地域
活動は男性が取り仕切る」「地域の集会では男性が上座に座る」も3割を超え高かった。女性が
地域の「ヨメ」として位置づけられている現状がうかがえる。「わからない」が全項目で約2~
4割と高く、また、ほとんどの項目で女性の方の割合が高く、地域活動には男性の参加が高いこ
とが伺える。一方、「そうしていない」は、すべての項目で男性が女性を上回っており、男女の
役割の偏りは、男性の方が認識していないといえる。
現状を今後は「改善すべき」という意識については、現状では「そうしている」が最も低かっ
た「催し物の企画などは主に男性が決定している」が 45.2%で最も高かった。地域活動の役割分
担が男性優位だと認識している人では、今後は「改善すべき」が「現状のままでよい」より高い
ものの、現状維持の回答は殆どの項目で3割程度あり決して尐なくない。特に、現状では「そう
している」が最も高かった「地域での集会では、女性がお茶出しや片づけをしている」が 36.8%
で最も高く、「改善すべき」と拮抗している。このような現状が維持されると、女性の地域の参
加はますます下がる可能性もあるであろう。但し、「地域の役員はほとんど男性になっている」
は「改善すべき」が 45.0%と高くなっていた。
行政区長や隣組長などの役職に女性が就くことが尐ない理由については、男女とも「男性中心
に組織が運営されている(役職や仕事分担、活動時間帯など)から」「女性が責任のある役を引
き受けたがらないから」が高く、どちらも男性は4割を超え、女性より約6~7ポイント高かっ
た。また、3位の「地域の様々な意見を調整し、組織をまとめていくことは、女性よりも男性の
方が向いているから」は、女性が男性を上回った。前回調査と比べると、
「わからない」
「無回答」
の比率が高くなっており、ほとんどの回答率が低くなっており、地域活動の参加が悪くなってい
ることが伺える。唯一「女性が責任のある役を引き受けたがらないから」が男性で 10 ポイント
も今回調査の方が高く、女性の決定の場への参画は男性の方が強く望むようになってきているこ
とがわかる。
東日本大震災の被災体験を得て、防災や災害時の対応に男女共同参画の重要性が指摘されてい
る。今回調査では、新たに、災害に備えるためにどのような女性の参画が必要かを複数回答で尋
ねた。上位4項目では約5割と回答率はかなり高く、関心の高さがうかがえる一方、男性と女性
の回答率の差があり、意識の性差もうかがえる。
女性の1位「日ごろからのコミュニケーション・地域でのつながりを大切にする」は約6割で
年齢の高い層がより高い。女性の2位「備蓄品について女性や介護者、障がい者の視点を入れる」
は年齢の低い層で高くなっており、ケア役割の担い手としての要望といえる。男性の1位は「女
性も男性も防災活動や訓練に取り組む」で 56.2%と女性より 6.4 ポイント、4位の「避難所の運
営に女性も参画できるようにする」は 11 ポイント高く、男性は女性の主体的な参画を求めてい
る。また、
「日ごろからの男女平等、男女共同参画意識を高める」も約4割あり女性を 13 ポイン
ト上回り、意識の向上も重視されている。
意思決定の場に女性も参画することは、防災分野のみならず多様な分野を活性化する。自治会
など地域活動で女性が責任のある役を引き受けない背景には、男性中心の組織運営がある。お茶
- 118 -
出しは女性、企画の決定は男性といった、性別役割分担の解消を地域で進めなければならない。
第5章 暴力などの人権侵害について
セクシュアル・ハラスメントについて、職場、地域活動の場、学校に関わる場の3つに分けて
この3年間での被害体験をたずねた。なんらかのセクハラを受けた人の割合は、職場、地域の順
で高い。学校は、回答者のうち学校に関わる人が限定されるためか、回答はなかった。
職場の被害体験は、何らかの被害経験のある女性は 40 歳代以下では約2割に上る。
「結婚や妊
娠の予定についてたびたび聞かれた」は女性では 29 歳以下、男性では 40 歳代と 29 歳以下で高
かった。
「身体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた」
「卑猥な言葉をかけられたり、猥談
をされた」の言葉によるセクシュアル・ハラスメントは女性の 40 歳代で高い。身体に関する冗
談は行為者がセクシュアル・ハラスメントと認識しないままに蔓延している状況もうかがえる。
「からだに触れられた」は直接的なセクシュアル・ハラスメントは 30 歳代と 40 歳代の女性で高
い。
「地域活動の場」では、
「身体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた」
「卑猥な言葉をか
けられたり、猥談をされた」の言葉によるセクシュアル・ハラスメントや「宴会などでお酌やデ
ュエットを強要された」が高かった。
配偶者や交際相手の間で行われる暴力、いわゆるドメスティックバイオレンス(DV)につい
て、14 種類をあげ、これらが暴力にあたるかどうか認識を尋ねた。すべてに無回答が約4分の1
程度を占めており、判断が困難な人が多いことがわかる。「どんな場合も暴力にあたる」という
暴力としての認識は、
『身体的暴力』
『経済的暴力』
『性的暴力』
『精神的暴力』の順で高くなって
いた。ほとんどの暴力で女性の方が男性よりも認識が高いが、
「骨折させられた」
「打ち身や切り
傷などのケガをさせられた」「足でけられたり、平手で打たれたりした」などの『身体的暴力』
は男性の方が女性よりやや高い。すべての行為が暴力であるにも関わらず、「暴力にあたる場合
もそうでない場合もある」
「暴力にはあたらない」が上がっている。特に、
「何を言っても無視さ
れ続けた」
「交友関係や電話を細かく監視された」
「子どもの前で侮辱されたり、馬鹿にされたり
した」「大声でどなられた」などの『精神的暴力』では「暴力にはあたらない」の比率が1割近
くあり、暴力の認識についての課題は大きい。
実際の被害について、この3年間での被害経験をたずねた。前回調査と比べると大きな違いは
なく、何らかのDV被害は依然としてあることがわかった。頻度をみると「何度も受けた」とい
う回答は女性が多かった。暴力の内容で多いのは「大声でどなられた」「何を言っても無視され
続けた」
「子どもや他人の前で侮辱したり、ばかにしたりされた」といった精神的暴力であった。
被害体験者の相談先は、男女とも「家族、親族」は3分の1を占め、「友人・知人」が2割程度
あり身近な人が中心で、専門家は「警察署・交番」「医療関係者」の比率がやや高いものの数%
程度にとどまる。行政の相談窓口は、女性では「配偶者暴力相談支援センター」があがったが他
の窓口の利用はない。誰にも相談しなかった人の理由は、男女とも「相談するほどのことではな
いと思ったから」が高く、2位に「自分にも悪いところがあると思ったから」と自責の念が理由
にあがった。女性は「相談してもむだだと思ったから」が約3割あり、男性を大きく上回った。
「自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思ったから」「恥ずかしくてだれに
も言えなかったから」「子どものためにがまんするしかないと思ったから」も男性よりも高くな
- 119 -
っており、女性は孤立している状況がうかがえる。前回調査と比べて、「相談するほどのことで
はないと思ったから」が大きく下がり、女性では「相談してもむだだと思ったから」が約 20 ポ
イント高くなっている。
DV被害を身近で見聞きした体験について尋ねたところ、体験がない人は半数にとどまり、
「身
近に当事者はいないが、うわさを耳にしたことがある」「家族や知人などから相談されたことが
ある」「身近に当事者がいる」を合計すると体験した人は全体の約2割となっている。女性の方
が「家族や知人などから相談されたことがある」「身近に当事者がいる」と直接的な体験が男性
よりも高い。男女とも年齢の低い層で身近な暴力の見聞きが多くなっている。特に、「家族や知
人などから相談されたことがある」は女性の 30 歳代で、「身近に当事者がいる」は女性の 29 歳
以下で高くなっていた。
「家族や知人などから相談されたことがある」「身近に当事者がいる」人がどのように対処し
たかは、男女とも「被害者をかくまったり、家を出ることに援助をした」が最も高く、女性では
「被害者に相談機関などを紹介した」が約2割あるが男性は全くなかった。男性は「配偶者暴力
相談支援センターや警察に通報した」「被害者と一緒に病院や相談機関に行った」の具体的な行
動をとる人が多い。
「何もできなかった」は男性では3分の1を占め高く、女性も2割であり、
「何
もする必要はないと思った」も全体で7%あり、暴力を見聞きしても対応していない人も多いこ
とがわかる。また、「加害者に暴力をやめるように話した」という被害者に危険が及ぶ可能性の
ある対処は男女とも2割程度あった。
適切な対応が期待できる専門家や相談機関、公的機関がDV被害対策においては重要となるが、
そのような窓口に相談した被害者はわずかしかいないのは課題である。今後は、被害者の人権を
守り、被害者を支援するために、相談機関を被害者が利用しやすいように整備することが求めら
れる。また、被害者支援のための情報を提供し、DVは加害者に責任があり被害者が耐えたり自
分を責めるたりする必要はないこと、また、子どもへの影響が大きいことなどを啓発していき、
DV被害者のみならず周囲の人間が適切な支援につなげるような環境をつくっていくことが重
要である。
第6章
男女共同参画社会の実現について
男女共同参画に関する法律等や本市の条例や計画等の取組み、用語について、「よく知ってい
る」
「聞いたことがある」を合わせた認知度をみると、
「児童虐待防止法」
「育児・介護休業法」
「男
女雇用機会均等法」
「DV防止法」などの個別法は男女とも7割を超え高かった。
「男女共同参画
社会基本法」「女子差別撤廃条約」など基本方針を示す法律等の認知は個別法より低く、特に女
性の方が低いが、男女とも 29 歳以下の年齢の低い層では高くなっていた。
「嘉麻市男女共同参画
推進条例」
「嘉麻市男女共同参画社会基本計画」
「嘉麻市男女共同参画推進室」など本市の取組み
の認知はこれらの法律より低かったが、女性の 50 歳代や 60 歳代、男性の 40 歳以上で高く、年
齢の高い層での認知度が高い傾向があった。用語では「デートDV」
「家族経営協定」
「ジェンダ
ー」などの言葉の認知は男性の方が高い傾向があり、特に 29 歳以下の層での認知が高かった。
「L
GBT」のみ女性の方が男性より認知が高かった。前回調査と比べると、法律や条例、計画は全
体的に認知がやや低くなっており、後退している状況は課題といえる。29 歳代以下の男女とも、
理念法や条約、概念などの認知が高いのは、学校の教科学習で知識を習得していることが理由と
- 120 -
考えられ、学校教育の重要性が示されるが、個別法について実生活で活用できるような知識を得
る学習機会の必要性が示される。
男性が家事、育児、介護、地域活動に参画するために必要なことでは、男女とも1位は「夫婦
の間で家事等の分担をするように十分に話し合うこと」で半数近くに上り、特に女性の 30 歳代
以下の年齢の低い層では6割前後と高くなっていた。2位と3位の「男性が家事などに参加する
ことに対する男性自身の抵抗感をなくすこと」「企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担う
ことができるように、労働時間の短縮・法制度の遵守等環境整備をすること」は、男性の方が女
性をやや上回るが、女性は年齢層が低い層で比率は高くなっていた。女性では「社会の中で、男
性による家事、子育て、介護、地域活動について、その評価を高めること」「夫婦の間で家計を
分担できるように女性も経済的に自立すること」などが男性よりやや高かった。福岡県調査と比
較すると、男女とも「企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担うことができるように、労働
時間の短縮・法制度の遵守等環境整備をすること」は今回調査の方が 12~19 ポイント低くなっ
ていた。
男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために重要なことは、男女とも「家事、育児、
介護などの負担を軽くするため、環境整備を進める」が最も高く、次いで「男女の役割分担につ
いての社会通念、慣習、しきたりを改める」が続き、これらの項目は年齢が低い層での割合が高
くなっていた。年齢が低い層では、性別役割分担の解消が重視されていることがわかる。「女性
自身が経済力をつけたり、知識・技術を習得するなど、積極的に力の向上を図る」は女性が 33.3%
で男性を 11.3 ポイント上回り、特に女性の 40 歳代で高かった。
「女性の就業、社会参加を支援
する施設やサービスの充実を図る」も男性を上回り、子育てに関わる世代である女性の 30 歳代
で高かった。前回調査と比較すると、男女とも「わからない」「無回答」が増え、割合が減った
項目が多く、男女平等についてやや関心が低くなった傾向がうかがえる。
男女共同参画実現のために行政に望む施策は、男女とも「経営者・事業主を対象に育児休業や
介護休業制度の普及啓発や男女がともに働き続けられる条件整備についての働きかけを行う」が
約3割で最も高くなっている。順に「高齢者や障がい者(児)の介護者への支援制度を充実する」
「男性も女性と同様に家事や育児、介護などを担うことができるような啓発活動を行う」が続く
が、どちらも女性の方が男性を約8~9ポイント上回っていた。
「子ども子育て支援事業の充実」も男性より高く、女性は、現状では『妻中心』であった家事
やケア役割に対して社会的支援や男性の参画を求める施策が重視されている。男性は「行政区長
や地域の行政区役員に女性を増やす」「市の施策・方針を決定する場に女性の参画を増やす」が
約7~8ポイント女性を上回り、特に年齢の高い層で高くなっていた。「広報・啓発活動や学習
機会を充実する」は女性より高く、男性は意思決定の場への女性の参画を増やしたり、学習や啓
発を重視している。
多様な支援が行政へ求められており、今後は、性・年代に応じた事業を提供していくとともに、
市民の実情に応じた支援策や啓発事業を進めていくことが求められる。
今回の調査結果をふまえながら、嘉麻市の男女共同参画基本計画を実効性の高い計画となるよ
うに策定し、条例に基づいて男女共同参画のまちづくりを進めることが重要である。
- 121 -
◎使用した調査票
集計結果
女性/男性(N=610/468)
あなたの回答が嘉麻市のまちづくり
のための大事な意見になります!
※特に注意書きが無い場合は左に女性、右側に男性の比率を表記している。
男女共同参画社会に向けての市民意識調査
調査ご協力のお願い
市民の皆様には、日頃から市政に対し格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上
げます。
さて、本市では男女が、お互いの人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわり
なく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会に向けて、取り組
みを進めているところです。
今回の市民意識調査は、今後の取り組みを検討するにあたり、市民の皆様のご意見をお
うかがいし、男女共同参画のまちづくりに活かすために実施いたします。
実施にあたって、嘉麻市にお住まいの18 歳以上の方の中から3,000人を無作為に抽出し
たところ、あなた様に回答をお願いすることになりました。
お忙しいところ誠に恐れ入りますが、調査の趣旨をご理解いただき、率直なお考えをぜ
ひご回答くださいますようお願い申し上げます。
平成27年9月
嘉麻市長 赤間 幸弘
ご記入にあたってのお願い
1.この調査は、あて名のご本人のお考えでご記入ください。
2.回答は、あてはまる番号に○をつけてください。
選択する○印の数は質問文の後に「1つ」
「3つまで」というように指示しています
ので、指示にしたがってご記入ください。
3.各項目で「その他」にお答えいただいた方は、その内容を(
)内に具体的に
ご記入ください。
4.このアンケートは無記名で、調査結果は統計的に処理いたしますので、個人が特定
されるなど、ご回答された方にご迷惑をおかけするようなことはございません。
5.ご記入は、黒色のボールペン、または濃い鉛筆でお願いします。
6.ご記入が終わりましたら、同封の返信用封筒に入れ9月29日(火)までにご返送
ください。
(切手は不要です)
なお、この調査についてご不明な点がありましたら、下記までお問い合わせ下さい。
【問い合わせ先】
調査主体:嘉麻市 男女共同参画推進室 男女共同参画推進係
TEL
0948-53-1120
FAX
0948-52-2766
調査機関:特定非営利活動法人 福岡ジェンダー研究所
TEL
092-401-5811
FAX
092-401-5811
男女平等に関する考え方についておたずねします。
問1「男は仕事、女は家庭」という考え方があります。あなた自身の気持ちとしては、この考え方
にどの程度同感しますか。
(○印は1つ)
1.同感する 6.7/7.9
2.ある程度同感する 30.3/35.7
3.あまり同感しない 29.7/25.9
4.同感しない 24.9/23.3
無回答 8.4/7.3
問2 あなたは、次にあげる(ア)~(キ)までの分野について、男女の地位は平等になっている
と思いますか。各分野について、最もあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
あなたの考え
さ女ど
れ性ち
てのら
い方か
るがと
優い
遇え
ば
平
等
で
あ
る
さ男ど
れ性ち
てのら
い方か
るがと
優い
遇え
ば
1
2
3
○
4
5
6
(ア)家庭生活では
3.0
1.3
8.9
10.7
19.8
33.8
39.2
37.2
19.5
8.5
6.1
4.7
3.6
3.8
(イ)職場では
0.2
1.5
3.6
8.5
18.2
23.1
33.1
37.8
26.9
15.8
12.8
8.1
5.2
5.1
(ウ)学校教育の場では
0.3
0.6
2.5
5.3
50.5
59.6
12.6
8.5
3.6
2.8
24.4
17.9
6.1
5.1
(エ)地域活動・社会活動の場では
0.7
1.1
6.7
10.7
25.6
32.9
38.7
35.3
11.6
7.9
12.3
8.1
4.4
4.1
(オ)政治の場では
0.2
0.6
1.5
2.8
10.0
18.8
29.0
35.3
46.9
32.5
9.0
6.4
3.4
3.6
(カ)法律や制度のうえでは
1.1
2.4
4.1
6.8
28.2
47.6
26.2
19.0
17.5
9.8
17.9
10.3
4.9
4.1
(キ)社会通念・慣習・しきたりなどでは
0.7
1.3
2.3
4.1
9.7
17.9
36.1
41.9
37.4
24.8
10.7
6.4
3.3
3.6
分野
※上段:女性
優
遇
さ
れ
て
い
る
女
性
の
方
が
下段:男性
【記入例】○○の場では
優
遇
さ
れ
て
い
る
男
性
の
方
が
わ
か
ら
な
い
無
回
答
家庭生活や子育てについておたずねします。
問3 あなたのご家庭では、次にあげる(ア)~(シ)のような家庭内の仕事を、主にどなたが行
っていますか。各項目について、最もあてはまるものを選んでください。配偶者(パートナー)
や子どもがいない方も、一般的にどう思われるかお答えください。(○印は1つずつ)
主
に
妻
が
行
っ
て
い
る
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○
(ア)掃除
(イ)洗濯
(ウ)食事の支度
(エ)食事の後かたづけ、食器洗い
(オ)生活費を稼ぐ
(カ)家計の管理
(キ)育児、子どものしつけ
(ク)子どもの教育方針や進学目標の決定
(ケ)病人・高齢者の世話(介護)
(コ)高額な商品や土地・家屋の購入
(サ)家庭の問題における最終決定
(シ)行政区・隣組などの地域活動への参加
一主
部に
を妻
分が
担行
しい
て、
い夫
るが
妻
と
夫
が
同
程
度
一主
部に
を夫
分が
担行
しい
て、
い妻
るが
主
に
夫
が
行
っ
て
い
る
そ
の
他
/
非
該
当
1
2
3
○
4
5
6
61.8
43.4
74.8
59.8
77.4
66.5
69.8
48.1
4.9
2.4
60.0
48.7
30.3
17.7
12.5
9.6
43.0
24.6
3.9
2.1
7.5
2.6
28.5
13.2
23.1
30.8
12.3
20.7
11.3
17.3
14.9
25.4
1.3
2.6
9.8
16.0
29.8
27.6
14.4
12.2
20.3
24.6
4.3
2.1
4.1
2.8
13.1
9.6
5.6
11.5
3.6
7.1
3.6
4.9
4.8
9.6
23.4
19.9
12.5
10.7
21.1
29.9
45.1
45.1
12.0
20.3
30.8
37.2
34.1
37.2
18.9
25.2
1.5
2.4
1.3
1.1
0.8
0.2
1.6
3.4
30.7
28.8
5.1
7.5
2.3
3.0
5.9
6.8
1.1
1.5
13.9
17.3
13.4
20.3
12.1
19.4
1.6
3.6
1.3
3.6
0.8
3.4
2.1
5.3
27.0
35.3
5.6
8.3
0.7
1.5
2.8
4.3
0.5
3.0
26.4
24.6
30.2
26.3
17.4
20.3
3.6
4.7
4.1
4.9
3.4
5.1
3.6
4.5
7.9
7.5
3.6
4.7
10.3
13.9
13.3
16.7
16.1
20.3
14.6
12.0
6.2
7.3
6.9
9.2
無
回
答
2.8
3.6
2.6
2.8
2.6
2.6
3.1
3.6
4.8
3.6
3.4
4.1
5.4
6.4
6.1
5.3
7.0
5.8
6.1
4.7
4.4
3.6
3.1
3.0
問4 子どもを育てるうえで大切だと思われることについて、あなたはどう思いますか。次の(ア)
~(オ)の各項目について、あなたの考え方に最も近いものを選んでください。子どものいな
い方も、一般的にどう思われるかお答えください。(○印は1つずつ)
あなたの考え
賛
成
や
や
賛
成
や
や
反
対
反
対
なわ
いか
ら
1
2
3
○
4
5
(ア)女の子も男の子も同等に経済的に自立できるよう
育てる
(イ)男の子にも炊事・掃除・洗濯などの生活に必要な
技術を身につけさせるほうがよい
(ウ)男女にはそれぞれの役割があると思うので、男の子
は男らしく、女の子は女らしく育てるほうがよい
(エ)男女ともに一人ひとりが持つ個性や能力を生かして
育てる
79.3
78.0
14.1
15.0
0.8
1.7
0.2
-
2.1
3.0
3.4
2.4
69.7
61.8
23.6
29.5
1.5
3.4
0.7
0.4
1.1
2.4
3.4
2.6
25.1
34.8
36.6
36.1
15.9
10.9
13.0
9.2
5.9
6.6
3.6
2.4
76.6
73.7
15.4
17.5
0.8
2.1
0.3
0.4
3.3
3.2
3.6
3.0
(オ)3歳までは母親の手で育てる方がよい
43.4
38.2
29.0
31.6
10.2
9.0
6.1
8.8
8.0
10.3
3.3
2.1
分野
※上段:女性
無
回
答
下段:男性
【記入例】○○○
就労・働き方についておたずねします。
問5 一般的に女性が職業を持つことについて、あなたはどうお考えですか。
(○印は1つ)
1.結婚や出産にかかわらず、ずっと職業を持っている方がよい 47.4/39.3
2.結婚するまで職業を持ち、あとは持たない方がよい 2.5/2.8
3.子どもができるまで職業を持ち、あとは持たない方がよい 1.6/3.0
4.子どもができたら職業を中断し、子どもに手がかからなくなって再び持つ方がよい40.2/45.3
5.女性は職業を持たない方がよい 1.0/1.3
6.わからない 4.1/4.9
7.その他(具体的に
1.1/1.7
)無回答 2.1/1.7
N=308/276
付問1【問5で「2.~7.」のいずれかに答えた方におたずねします】
あなたが、そう思われる理由は何ですか。あなたのお考えに近いものを選んでください。
(○印は2つまで)
1.女性は家事・育児・介護に専念し、家庭を守るべきだから 21.8/21.0
2.女性は定年まで働き続けにくい雰囲気があるから 5.2/8.0
3.女性の能力は正当に評価されないから 7.5/2.5
4.女性が働く上で不利な慣習などが多いから 15.3/12.0
5.育児休業などの仕事と家庭が両立できる制度があっても、それを利用できる職場の
雰囲気でないから 34.1/37.3
6.現在ある仕事と家庭が両立できるための制度だけでは不十分だから 24.7/25.7
7.保育や介護などの施設が整っていないから 15.6/19.6
8.その他(具体的に
9.7/9.1
)無回答 7.5/5.8
問6 あなたは、いま職業(収入のある仕事)を持っていますか(育児休業中、介護休業中などの
人も働いているものとみなします)
。
(○印は1つ)
1.職業を持っている 40.5/54.7
2.以前、職業を持っていたが、いまは職業を持っていない 50.3/40.0
3.いままで職業を持ったことはない 6.2/3.2
無回答 3.0/2.1
N=247/256
付問1【問6で「1.職業を持っている」と答えた方におたずねします】
あなたの職業は次のどれですか。(○印は1つ)
6.会社役員・管理職(課長級以上) 2.8/8.6
7.正社員・正職員 36.0/41.0
8.契約社員・派遣社員 6.5/9.4
9.常勤パートタイマー 29.1/7.0
10.臨時・アルバイト 7.3/9.4
11.内職 0.8/0.4
12.その他 0.4/0.8
(具体的に
)
無回答 -/0.4
付付問2へ
1.自営業主(農林漁業) 2.4/8.6
2.自営業主(商工サービス業) 7.7/11.3
3.自営業主(医師、弁護士などの自由業)
4.家族従業者(農林漁業) 1.2/- 0.4/1.6
5.家族従業者(商工サービス業)5.3/1.6
付付問1へ
N=42/59
付付問1【問6付問1で「1.~5.」のいずれかに答えた方におたずねします】
あなたの就労状況としては、次のどれがあてはまりますか。
(○印はいくつでも)
1.自分で受け取って管理できる給与・報酬がある 45.2/66.1
2.定期的に休日を取ることができる 52.4/47.5
3.職業上の研修には自由に参加できる 35.7/39.0
4.作業計画・経営計画などを最終的に決める権限がある 28.6/59.3
5.自分名義の預貯金を持っている 47.6/61.0
6.自分名義の不動産(土地、家屋など)を持っている 16.7/55.9
7.家族経営協定※1を結んでいる -/1.7
無回答 11.9/-
※1の説明は 15 ページにあります。
N=202/193
付付問2【問6付問1で「6.~10.」のいずれかに答えた方におたずねします】
今の職場で男女の扱いが平等になっていると思いますか。次の(ア)~(コ)の各項目
について最もあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
あなたの考え
分野
※上段:女性
優
遇
さ
れ
て
い
る
女
性
の
方
が
下段:男性
さ女ど
れ性ち
てのら
い方か
るがと
優い
遇え
ば
平
等
で
あ
る
さ男ど
れ性ち
てのら
い方か
るがと
優い
遇え
ば
優
遇
さ
れ
て
い
る
男
性
の
方
が
わ
か
ら
な
い
【記入例】○○○○
1
2
3
4
○
5
6
(ア)募集や採用
5.0
1.0
0.5
1.0
1.0
3.0
3.6
1.0
1.5
1.0
2.5
3.6
0.5
1.0
0.5
5.9
7.3
0.5
0.5
0.5
1.6
1.0
1.6
3.0
15.0
1.0
4.1
0.5
3.1
5.4
15.0
1.0
4.7
0.5
5.7
45.0
52.3
36.1
44.6
25.2
34.2
18.3
26.4
46.0
44.0
53.5
61.1
60.4
71.0
63.9
65.8
54.5
63.7
42.6
56.5
16.8
20.7
26.2
26.4
25.2
34.2
25.7
34.7
18.8
20.2
8.4
9.3
5.0
5.7
2.5
2.6
9.9
10.9
20.8
15.0
6.9
8.8
16.3
14.0
21.8
11.4
23.3
16.1
9.9
7.8
8.4
3.1
5.4
2.1
4.0
1.0
5.4
2.1
8.4
4.1
14.9
6.2
14.4
11.9
20.8
16.1
25.2
18.1
14.4
6.7
23.3
18.1
21.8
13.5
16.8
9.8
23.8
16.1
20.8
15.0
(イ)賃金の格差
(ウ)昇進・昇格
(エ)幹部への登用
(オ)仕事の内容
(カ)退職・解雇
(キ)福利厚生
(ク)休暇の取得
(ケ)教育・訓練
(コ)男女平等に対する認識
無
回
答
5.4
3.6
5.9
2.6
5.4
2.6
5.4
3.1
5.0
2.6
5.4
3.1
5.4
3.6
5.0
2.1
5.0
2.6
5.9
3.1
問7 育児や家族介護を行うために、法律に基づき育児休業や介護休業を取得できる制度がありま
す。あなたは、
「育児休業制度」や「介護休業制度」を利用することについてどう思いますか。
現在、必要のない方も必要になった場合を想定してお答えください。
(○印は1つずつ)
利
用
し
た
い
な利利
い用用
とでし
思きた
う い
そが
う
に
利
用
し
た
く
な
い
の(わ
対もか
象しら
でくな
なはい
い、
)制
度
1
2
3
○
4
51.1
41.5
50.2
46.6
12.6
21.8
20.3
23.3
0.2
2.1
0.5
1.9
22.3
23.1
20.8
20.3
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○制度
(ア)育児休業制度
(イ)介護休業制度
無
回
答
13.8
11.5
8.2
7.9
N=135/132
付問1【問7で「2.利用したいが利用できそうにないと思う」または「3.利用したくない」
と答えた方におたずねします】そう思う理由は何ですか。(○印は3つまで)
1.経済的に生活が成り立たなくなるから 58.5/44.7
2.職場に休める雰囲気がないから 45.9/55.3
3.休みをとると勤務評定に影響するから 16.3/27.3
4.自分の仕事は代わりの人がいないから 28.1/26.5
5.一度休むと元の仕事に戻れないから 23.0/19.7
6.現在取り組んでいる仕事を続けたいから 3.0/9.8
7.妻、夫など家族や親族の理解が得られないから 2.2/-
8.家族の協力で、利用しなくても対応できるから 0.7/12.9
9.職場にそのような制度があるかわからないから 30.4/20.5
10.育児や介護は、女性がやるべきと思うから 3.7/5.3
11.その他(具体的に 3.7/3.8
)無回答 0.7/-
問8 あなたの生活における「仕事」「家庭生活」
「地域・個人の生活」の優先度について、
(ア)実
際の生活、(イ)理想の生活のそれぞれで、どれにあてはまりますか。あてはまるものに○を
つけてください。
(○印は1つずつ)
仕
事
を
優
先
※上段:女性
家
庭
生
活
を
優
先
下段:男性
【記入例】○○○
(ア)実際の生活
(イ)理想の生活
を地
優域
先・
個
人
の
生
活
と仕
も事
にと
優家
先庭
生
活
を
先の仕
に個家
生事 優人庭
活と 先の生
を地
生活
と域
活と
も・
を地
に個
と域
優人
も・
を地仕
と域事
も・と
に個家
優人庭
先の生
無
回
答
生活
活と
1
2
3
○
4
5
6
7
22.5
33.3
1.1
3.4
28.4
18.4
15.9
15.6
4.3
4.7
5.1
4.3
23.6
25.4
24.8
27.4
2.6
4.3
5.7
9.2
6.4
3.0
10.3
7.9
3.9
5.1
23.6
23.9
8.4
5.8
13.4
8.3
問9 男女がともに仕事と、家庭生活、地域・個人の生活などを充実させる「ワーク・ライフ・バラ
ンス※2」(仕事と生活の調和)を実現するためには、どのような条件整備が必要だと思います
か。(○印は3つまで)
1.給与などの男女間格差をなくすこと 31.8/31.8
2.残業時間を減らすなど、年間労働時間を短縮すること 26.9/32.3
40.2/41.9
3.代替要員の確保など、育児休業・介護休業制度を利用しやすい職場環境をつくること
4.育児や介護のために退職した社員(職員)をもとの職場で再雇用する制度を導入すること
22.5/22.9
5.育児休業・介護休業中の賃金その他の経済的支援を充実すること 30.8/27.6
6.延長保育や学童保育など保育サービスを充実すること 19.8/18.4
7.在宅勤務やフレックスタイム制度※3など、柔軟な勤務制度を導入すること 11.5/12.4
8.女性が働くことに対して、家族や周囲の理解と協力があること 31.3/27.1
9.職場の意識改革などについて、行政が企業に積極的な働きかけをすること 19.5/24.4
10.わからない 5.4/7.1
11.その他(具体的に 1.0/1.1
) 無回答 7.2/4.7
※2、※3の説明は 15 ページにあります。
地域活動についておたずねします。
問10 次のような(ア)~(エ)の地域の役職について、女性の方は自分自身が、男性の方は妻
など身近な女性が推薦されたとしたら、あなたはどう思いますか。(○印は1つずつ)
また、
「2.断る(断ることをすすめる)
」を選んだ方はその理由についてもご記入くださ
い。(下記【断る理由】の中から1つ選び、番号を記入してください)
引き受ける
断る(断る
(引き受ける
こ と を す す 無回答
ことをすすめ
める)
る)
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○○
(ア)PTA会長、子ども会会長
(イ)行政区長
(ウ)公民館長、行政区の役員
(エ)市の審議会や委員会のメンバー
1
2
○
20.7
33.8
13.1
29.5
16.2
34.8
20.0
36.8
64.4
54.9
72.6
59.6
69.3
54.5
64.9
52.4
【断る理由】
→
14.9
11.3
14.3
10.9
14.4
10.7
15.1
10.9
2
→別紙
→別紙
→別紙
→別紙
【断る理由】
1.家族の協力が得られないから
2.女性が役職につくことを快く思わない社会通念があるから
3.家事・育児や介護に支障がでるから
4.役職につく知識や経験がないから
5.女性には向いていないから
6.世間体がわるいから
7.責任が重いから
8.その他(具体的な内容については、各欄横の余白部分にご記入ください)
問11 あなたが住んでいる地域において以下のようなことがありますか。(○印はいくつでも)
1.地域の団体、組織等の役員選挙や運営に女性が参加しにくく、また選ばれにくい 9.8/13.7
2.地域の行事で女性が参加できなかったり、男女の差があったりする 8.0/6.8
3.会議などで女性が意見を言いにくかったり、意見が取り上げられにくい 9.2/7.7
4.地域の活動に女性が尐ないため歓迎される 8.2/10.3
5.地域の活動には女性のほうが積極的である 15.1/20.3
6.特に男女で差はない 27.4/38.2
7.わからない 40.3/28.0
8.その他(具体的に 0.8/1.7
) 無回答 6.6/6.2
問12 地域活動での男女の役割分担についておうかがいします。
(1)現状:あなたが参加している地域活動の現状について(ア)~(カ)のそれぞれにあては
まるものを選んでください。(○印は1つずつ)
(2)意識:では、今後はどうすべきだと思いますか。(ア)~(カ)のそれぞれにあてはまる
ものを選んでください。
(○印は1つずつ)
(1)現状
※上段:女性
下段:男性
そ そ
う う
しいし
いてなて
る い
わ
か
ら
な
い
(2)意識
無
回
答
ま現
ま状
での
い
い
改
善
す
べ
き
わ
か
ら
な
い
1
2
3
無
回
答
【記入例】○○○○
1
2
3
(ア)催し物の企画などは主に男性が決定している
26.2
29.3
13.6
21.2
44.4
38.0
15.7
11.5
22.0
25.0
16.6
25.6
38.2
28.6
23.3
20.7
(イ)地域活動は男性が取り仕切る
34.8
35.3
13.6
21.6
36.2
31.2
15.4
12.0
25.6
27.1
19.0
27.6
32.8
24.4
22.6
20.9
(ウ)地域の集会では、女性がお茶出しや片づけを
している
58.2
51.7
8.0
16.5
22.0
22.6
11.8
9.2
29.5
29.9
24.4
28.4
24.4
21.6
21.6
20.1
(エ)地域の役員はほとんど男性になっている
36.4
35.3
19.7
28.8
30.0
25.6
13.9
10.3
28.9
25.6
18.4
29.5
31.1
24.1
21.6
20.7
(オ)地域の集会では男性が上座に座る
32.8
31.8
18.5
28.2
34.4
30.1
14.3
9.8
29.7
24.6
14.4
26.7
33.0
27.4
23.0
21.4
(カ)行政区長・隣組長などは男性(夫)だが、地域
の会議の出席は女性(妻)が出ることが多い
32.6
25.9
20.2
34.2
35.2
29.7
12.0
10.3
23.1
28.2
21.6
22.2
35.2
29.1
20.0
20.5
問13 女性の社会進出は進みつつありますが、行政区長や隣組長などの役職は、内閣府調査(平
成 25 年 4 月 1 日現在)によれば、特に女性の会長については、福岡県内で 7.1%でした。全
国的にもまだ女性が就くことが少ないのが現状です。このように少ない理由は何だと思いま
すか。次の中からあなたのお考えに近いものを選んでください。
(○印は2つまで)
1.男性中心に組織が運営されている(役職や仕事分担、活動時間帯など)から 36.4/43.4
2.男性が女性の能力を正当に評価していないから 11.6/12.2
3.家族の支援・協力が得られないから 19.0/20.3
4.女性が責任のある役を引き受けたがらないから 34.1/40.2
5.地域の様々な意見を調整し、組織をまとめていくことは、女性より男性の方が
向いているから 27.2/23.3
6.わからない 13.3/11.5
7.その他(具体的に 2.3/2.4
) 無回答 8.4/6.0
問14 東日本大震災では災害直後の避難所運営に女性が参画していないことや、日ごろの防災や
震災対応に女性の視点がないことなどの問題が指摘されました。災害に備えるために、これ
からどのようなことが必要だと思いますか。
(○印はいくつでも)
1.避難所の運営に女性も参画できるようにする 42.6/53.6
2.女性も男性も防災活動や訓練に取り組む 49.8/56.2
3.備蓄品について女性や介護者、障がい者の視点を入れる 57.5/55.1
4.避難所運営の基準などをつくり女性や子どもが安全に過ごせるようにする 44.1/43.4
5.防災や災害現場で活動する女性のリーダーを育成する 26.9/30.6
6.日ごろからのコミュニケーション・地域でのつながりを大切にする 59.3/54.7
7.日ごろからの男女平等、男女共同参画意識を高める 24.6/37.6
8.その他(具体的に 1.8/0.6
) 無回答 7.4/5.3
暴力などの人権侵害についておたずねします。
問15 あなたはここ3年ぐらいの間に(A)職場、
(B)地域活動の場、
(C)学校に関わる場で
次のようなセクシュアル・ハラスメント(他の者を不快にさせる性的な言動)を受けたこと
がありますか。
(○印はそれぞれいくつでも)
(A)
(B)
(C)
職
場
で
関学
わ校
るに
場
で
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
53.4
47.6
46.6
52.4
【記入例】○○○○
1
○
地
域
場活
で
動
の
1
(ア)性的な関係を強要された
1.0
0.2
2.3
0.2
1.3
0.9
2.3
0.4
2.8
1.7
0.5
-
0.3
0.6
1.3
0.4
2.3
1.1
0.3
0.2
0.7
0.4
55.7
53.8
36.7
42.7
-
0.4
0.3
0.6
0.5
-
1.3
1.1
1.6
0.6
0.2
0.4
0.3
0.4
1.0
1.1
0.3
0.4
0.2
0.2
0.2
0.2
59.8
56.4
36.4
41.5
※上段:女性
下段:男性
(イ)からだに触れられた
(ウ)食事などにしつこく誘われた
ひわい
わいだん
(エ)卑猥な言葉をかけられたり、猥談をされた
(オ)身体に関して不愉快になる言葉や冗談を言われた
(カ)アダルトサイトやポルノ雑誌を見せられた
(キ)性的なうわさを流された
(ク)宴会などでお酌やデュエットを強要された
(ケ)結婚や妊娠の予定についてたびたび聞かれた
(コ)性的要求を拒否したら、嫌がらせをされた
(サ)その他(具体的に
(シ)受けたことがない
無回答
)
1
○
問16 あなたは、次のようなことが配偶者(婚姻届を出していない事実婚や別居中も含みます)
や交際相手の間で行われた場合、暴力だと思いますか。(ア)~(セ)のそれぞれについて
あてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○○
(ア)骨折させられた
身
体 (イ)打ち身や切り傷などのケガをさせられた
的
暴 (ウ)足でけられたり、平手で打たれたりした
力
(エ)物を投げつけられた
(オ)げんこつや身体を傷つける可能性のある物で、なぐる
ふりをしておどされた
精 (カ)何を言っても無視され続けた
神
的 (キ)交友関係や電話を細かく監視された
暴
力
(ク)子どもの前で侮辱されたり、馬鹿にされたりした
(ケ)大声でどなられた
(コ)嫌がっているのに性的な行為を強要された
性
的 (サ)避妊に協力してくれない
暴
力 (シ)見たくないのに、ポルノビデオやポルノ雑誌を
見せられた
(ス)必要な生活費を渡されない
暴経
(セ)「誰のおかげで生活できるんだ」とか「甲斐性なし」と
力済
的
いわれた
あ ど そ 暴
た ん う 力
る な で に
場 な あ
合 い た
で 場 る
も 合 場
暴 も 合
力 あ も
に る
暴
力
に
は
あ
た
ら
な
い
無
回
答
1
2
○
3
63.1
66.2
57.2
59.8
64.6
65.2
60.0
58.3
9.7
7.1
14.3
13.2
9.5
8.5
13.6
15.2
1.8
3.0
2.6
3.0
1.6
3.4
2.8
3.6
25.4
23.7
25.9
23.9
24.3
22.9
23.6
22.9
48.4
44.7
22.1
26.3
4.6
5.6
24.9
23.5
40.2
32.3
41.1
31.8
46.7
39.3
37.9
31.4
57.7
59.4
45.6
36.1
24.6
31.8
23.9
33.5
23.6
29.1
29.0
35.9
14.1
12.6
19.5
27.4
9.3
12.6
8.7
10.0
5.6
7.3
9.8
9.6
3.1
4.5
8.0
10.5
25.9
23.3
26.2
24.6
24.1
24.4
23.3
23.1
25.1
23.5
26.9
26.1
46.1
42.5
19.0
24.6
8.7
7.3
52.8
45.1
16.7
23.1
6.2
7.3
24.3
24.6
56.6
48.1
14.6
21.8
4.6
6.2
24.3
23.9
26.2
25.6
問17 あなたは、ここ3年ぐらいの間にあなたの配偶者(婚姻届を出していない事実婚や
別居中も含みます)や交際相手から次のようなことをされたことがありますか。
(ア)~(セ)
のそれぞれについてあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○○
(ア)骨折させられた
身
体 (イ)打ち身や切り傷などのケガをさせられた
的
暴 (ウ)足でけられたり、平手で打たれたりした
力
(エ)物を投げつけられた
(オ)げんこつや身体を傷つける可能性のある物で、なぐる
ふりをしておどされた
精 (カ)何を言っても無視され続けた
神
的 (キ)交友関係や電話を細かく監視された
暴
力
(ク)子どもの前で侮辱されたり、馬鹿にされたりした
(ケ)大声でどなられた
(コ)嫌がっているのに性的な行為を強要された
性
的 (サ)避妊に協力してくれない
暴
力
(シ)見たくないのに、ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた
暴経
力済
的
(ス)必要な生活費を渡されない
(セ)「誰のおかげで生活できるんだ」とか「甲斐性なし」といわれ た
あ何 あ1
っ度 っ、
たも た2
度
全
く
な
い
無
回
答
1
2
○
3
-
-
0.3
0.2
0.5
-
1.0
0.4
0.5
0.2
1.3
0.6
4.4
1.3
4.8
2.1
70.0
73.9
68.2
73.3
65.6
72.6
64.6
72.0
29.5
25.9
30.2
25.9
29.5
26.1
29.7
25.4
1.1
0.6
4.4
1.9
65.2
71.2
29.2
26.3
1.5
0.9
1.8
0.6
1.8
1.7
4.9
2.6
1.1
0.4
0.8
0.4
0.7
-
2.0
0.2
2.8
0.6
8.2
4.1
3.1
2.6
7.4
1.9
12.1
5.3
4.4
1.7
1.8
1.3
2.1
0.9
2.5
0.6
3.4
2.4
60.5
69.2
65.2
70.5
61.6
70.5
54.4
66.2
65.2
72.2
66.6
71.4
67.5
73.1
66.6
73.3
65.1
71.4
29.8
25.9
29.8
26.3
29.2
25.9
28.5
25.9
29.2
25.6
30.8
26.9
29.7
26.1
29.0
25.9
28.7
25.6
N=147/59
付問1【問17のいずれかで「1.何度もあった」または「2.1、2度あった」と答えた方に
おたずねします】あなたはこれまでに、問17であげたような行為について、だれかに打
ち明けたり、相談したりしましたか。(○印はいくつでも)
1.家族、親族 35.4/35.6
2.友人、知人 22.4/16.9
3.警察署・交番 2.7/1.7
1.4/-
4.配偶者暴力相談支援センター(県の福祉事務所など)
5.人権擁護委員、民生委員、行政区長・隣組長など
-/-
6.嘉麻市役所 -/-
7.かま女性ホットライン -/-
8.医療関係者(医師、看護師など) 2.0/1.7
9.学校関係者(教員、養護教員、カウンセラー) -/-
10.その他(具体的に 0.7/-
) 無回答 51.0/57.6
11.どこ(だれ)にも相談しなかった
44.2/47.5
付付問1へ
N=65/28
付付問1【問17付問1で「11.どこ(だれ)にも相談しなかった」と答えた方におたずねし
ます】
相談しなかったのはなぜですか。(○印はいくつでも)
1.どこ(だれ)に相談してよいのかわからなかったから 10.8/7.1
2.恥ずかしくてだれにも言えなかったから 15.4/7.1
3.相談してもむだだと思ったから 30.8/14.3
4.相談したことがわかると、仕返しをうけたり、もっとひどい暴力をうけると
思ったから 3.1/3.6
5.加害者に「誰にも言うな」とおどされたから -/-
6.相談することによって、さらに不快な思いをさせられると思ったから 6.2/-
7.自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思ったから 21.5/17.9
8.子どものためにがまんするしかないと思ったから 15.4/7.1
9.世間体が悪いから 9.2/10.7
10.他人を巻き込みたくなかったから 10.8/7.1
11.他人に知られると、これまで通りのつき合い(仕事や学校などの人間関係)が
できなくなると思ったから 4.6/7.1
12.そのことについて思い出したくなかったから 7.7/-
13.自分にも悪いところがあると思ったから 36.9/39.3
14.相手の行為は愛情の表現だと思ったから 9.2/3.6
15.相談するほどのことではないと思ったから 50.8/53.6
16.その他(具体的に
7.7/3.6
) 無回答 1.5/-
問18 配偶者(婚姻届を出していない事実婚や別居中も含みます)や交際相手からの暴力につい
て、身近で見聞きしたことがありますか。(○印は1つ)
1.家族や知人などから相談されたことがある 4.3/1.1
2.身近に当事者がいる 4.6/2.8
3.身近に当事者はいないが、うわさを耳にしたことがある 11.0/11.1
4.身近で見聞きしたことはない 48.4/54.9
5.その他(具体的に 0.7/-
) 無回答 31.1/30.1
N=54/18
付問1【問18で「1.家族や知人などから相談されたことがある」または「2.身近に当事者が
いる」と答えた方におたずねします】
そのことを知ってどうしましたか。
(○印はいくつでも)
1.被害者と一緒に病院や相談機関に行った 3.7/16.7
2.被害者に相談機関などを紹介した 20.4/-
3.被害者をかくまったり、家を出ることに援助をした 24.1/27.8
4.配偶者暴力相談支援センターや警察に通報した 5.6/16.7
5.加害者に暴力をやめるように話した 20.4/16.7
6.被害者にがまんするように話した -/5.6
7.何もできなかった 22.2/33.3
8.何もする必要はないと思った 7.4/5.6
9.その他(具体的に 16.7/11.1
) 無回答 1.9/5.6
男女共同参画社会の実現についておたずねします。
問19 次の(ア)~(ス)のことがらで、あなたが見たり聞いたりしたものはありますか。それ
ぞれについてあてはまるものを選んでください。
(○印は1つずつ)
※上段:女性
下段:男性
【記入例】○○○法
(ア)男女共同参画社会基本法
(イ)男女雇用機会均等法
(ウ)育児・介護休業法
(エ)DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び
被害者の保護等に関する法律)
(オ)女子差別撤廃条約
(カ)児童虐待防止法
(キ)嘉麻市男女共同参画推進条例
(ク)嘉麻市男女共同参画社会基本計画
(ケ)嘉麻市男女共同参画推進室
(コ)デートDV※4
(サ)LGBT※5
(シ)家族経営協定※6
(ス)ジェンダー※7
知 よ
っ く
て
い
る
が 聞
あ い
る た
こ
と
知 全
ら く
な
い
1
2
3
○
7.5
9.4
15.7
22.0
19.5
22.2
16.9
17.5
6.6
10.5
23.3
23.5
4.1
5.1
3.6
4.1
4.1
4.3
5.9
4.5
6.1
4.7
2.1
2.1
5.7
5.1
37.2
46.6
50.5
53.6
52.5
55.3
51.1
55.6
35.2
41.5
50.5
56.4
30.7
37.0
28.0
34.6
27.0
32.7
17.4
19.9
16.2
16.2
8.0
11.3
12.6
16.7
38.2
32.7
18.4
15.0
13.3
11.8
16.1
15.8
41.0
36.1
11.0
10.7
49.7
46.8
51.6
49.1
52.5
50.6
58.2
60.9
58.5
64.5
70.2
71.6
62.3
64.1
無
回
答
17.0
11.3
15.4
9.4
14.8
10.7
15.9
11.1
17.2
12.0
15.2
9.4
15.6
11.1
16.7
12.2
16.4
12.4
18.5
14.7
19.2
14.5
19.7
15.0
19.3
14.1
※4、※5、※6、※7の説明は 15 ページにあります。
問20 男性が女性とともに家事、育児、介護、地域活動に積極的に参加していくためには、どの
ようなことが必要だと思いますか。
(○印は3つまで)
1.男性が家事などに参加することに対する男性自身の抵抗感をなくすこと 39.5/43.8
2.男性が家事などに参加することに対する女性の抵抗感をなくすこと 8.4/9.6
3.夫婦の間で家事などの分担をするように十分に話し合うこと 48.9/49.6
18.4/16.7
4.年配者やまわりの人が、夫婦の役割分担等についての当事者の考え方を尊重すること
5.夫婦の間で家計を分担できるように女性も経済的に自立すること 15.4/11.8
6.男性が家事や育児、介護等の技能を高めること 21.6/20.5
6.4/7.3
7.妻が、夫にのみ経済力や出世を求めないこと 12.1/10.3
8.男性が育児や介護、地域活動を行うための、仲間(ネットワーク)作りをすすめること
9.企業が、家事、子育て、介護、地域活動を担うことができるように、労働時間の短縮・
法制度の遵守等環境整備をすること 28.5/32.1
23.3/19.9
10.社会の中で、男性による家事、子育て、介護、地域活動について、その評価を高めること
11.わからない 4.8/5.6
12.その他(具体的に 1.5/1.1
) 無回答 10.8/8.8
問21 今後、あなたが、男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために重要なことは何だ
と思いますか。次の中からあてはまるものを選んでください。(○印は3つまで)
1.家事、育児、介護などの負担を軽くするため、環境整備を進める 42.5/42.5
2.男女の役割分担についての社会通念、慣習、しきたりを改める 35.7/36.1
33.3/22.0
3.女性自身が経済力をつけたり、知識・技術を習得するなど、積極的に力の向上を図る
4.女性の就業、社会参加を支援する施設やサービスの充実を図る 27.9/24.1
5.学校教育等で、男女平等教育を推進する 17.2/21.6
17.0/20.1
6.行政や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実する
7.男女差別につながる法・制度の見直しを行う 16.1/17.7
8.市民への意識啓発を推進する 11.6/15.0
9.政策決定の場に女性が進出する 12.3/15.6
10.わからない 6.9/8.1
11.その他(具体的に 0.5/1.9
) 無回答 9.2/6.4
問22 「男女共同参画社会」の実現のために、あなたは、嘉麻市が今後どのようなことに力を入
れていったらいいと思いますか。次の中からあてはまるものを選んでください。
(○印は3つまで)
1.広報・啓発活動や学習機会を充実する 9.0/13.2
2.市の施策・方針を決定する場に女性の参画を増やす 14.1/21.2
3.行政区長や地域の行政区役員に女性を増やす 8.7/17.1
4.学校教育や社会教育の場で、男女平等についての学習を充実する 19.5/19.2
5.経営者・事業主を対象に男女均等な取扱い(仕事の内容・賃金など)について周知
徹底する 15.1/17.3
6.経営者・事業主を対象に育児休業や介護休業制度の普及啓発や男女がともに働き続け
られる条件整備についての働きかけを行う 31.8/30.1
30.5/22.2
7.男性も女性と同様に家事や育児、介護などを担うことができるような啓発活動を行う
8.女性の就業支援として、研修やセミナーを実施する 6.1/5.1
9.女性の生涯にわたる健康づくりの支援策や母性保護対策を充実する 7.2/4.9
10.性暴力や性差別などに関する問題解決に向けた相談窓口を充実する 2.6/5.1
11.配偶者等に対する暴力根絶のための啓発活動を充実する 1.3/1.5
12.セクシャル・ハラスメントやパワー・ハラスメント防止の取組みを強化する 6.9/7.1
13.各種団体のリーダーとなる女性を養成する 4.3/8.3
14.男女共同参画を推進する住民グループの活動を支援する 4.4/7.1
15.子ども・子育て支援事業を充実する 18.5/13.2
16.高齢者や障がい者(児)の介護者への支援制度を充実する 31.5/22.2
17.市職員の男女共同参画についての研修を充実する 4.4/6.8
18.その他(具体的に
0.8/2.1
) 無回答 10.2/8.5
19.特にない 6.6/7.1
あなたご自身のことや家族のことについておたずねします。
F1 あなたの性別をご記入ください。
(
)女性
56.4
男性
43.3
無回答 0.4
F2 あなたの年齢は。
1.20 歳未満 0.3/0.4
2.20 歳代 3.8/4.1
3.30 歳代 6.9/4.3
4.40 歳代 8.4/7.1
5.50 歳代 13.0/14.5
6.60 歳代 27.4/37.0
7.70 歳以上 37.7/29.3
無回答 2.6/3.4
F3 あなたの世帯は、次のどれにあてはまりますか。
1.一人暮らし 23.6/16.5
2.夫婦のみ 24.3/38.5
3.二世代同居(親と子) 36.2/31.2
4.三世代同居(親と子と孫) 8.9/7.3
5.その他(具体的に 3.8/2.1
)無回答 3.3/4.5
F4 あなたは現在、結婚(事実婚を含む)をしていらっしゃいますか。
1.配偶者・パートナーがいる(共働きである) 18.5/21.6
2.配偶者・パートナーがいる(共働きでない) 30.7/43.8
3.配偶者はいない(離別) 9.8/7.1
4.配偶者はいない(死別) 23.3/6.4
5.結婚していない 13.3/ 16.2
無回答 4.4/4.9
F5 あなた自身も含め、同居のご家族に次にあげる方はおられますか。
(あてはまるものすべてに○)
1.乳幼児(3歳未満) 3.4/2.1
2.未就学児 3.1/1.9
3.小・中学生 10.2/6.2
4.高校生 5.9/3.4
5.専門学校生 1.1/1.1
6.大学・短大生 3.6/2.4
7.65 歳以上の人 60.0/54.5
8.1~7以外の人 57.0/57.7
無回答 3.1/3.6
F6 あなたのお住まいは。
1.山田地区 24.9/22.9
2.稲築地区 44.9/44.7
3.碓井地区 10.3/10.7
4.嘉穂地区 16.6/18.8
5.地区がわからない方は、字名を記入してください。
(
無回答 3.3/3.0
)
次ページにつづく
嘉麻市の男女共同参画社会の実現に対するご意見、要望などがありましたら、自由にご記入くだ
さい。
※1※6 家族経営協定とは:家族農業経営にたずさわる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って経営に参
画できる魅力的な農業経営を目指し、経営方針や役割分担、家族みんなが働きやすい就業環境など
について、家族間の十分な話し合いに基づき、取り決めるものです。
※2 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)とは:仕事と、家庭生活、地域・個人の生活(地域
活動・学習・趣味・付合い等)などとの調和がとれ、その結果それぞれが充実されていくという
考え方やそのための取り組みのことです。国では「ワーク・ライフ・バランス憲章」を制定し、
仕事と生活の調和の実現をめざしています。
※3 フレックスタイム制度とは:1ヶ月以内の一定期間の総労働時間をあらかじめ定めておき、その枠
内で各日の始業及び終業時刻を従業員が自分で選択できる制度です。
※4 デートDVとは:結婚していない交際相手からふるわれる暴力。中学生、高校生など若い人の間で
も起きています。
※5 LGBTとは:L( レ ズ ビ ア ン = 女 性 同 性 愛 者 )、G( ゲ イ = 男 性 同 性 愛 者 )、B( バ イ セ
ク シ ュ ア ル = 両 性 愛 者 )、T( ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー = 生 ま れ た と き の 生 物 学 的・社 会 的 性
別とは一致しない、またはとらわれない生き方を選ぶ人などを表現する包括的な言葉。
一般的に性同一性障害も含む)の総称です。
※7 ジェンダーとは:
「男性らしさ」
「女性らしさ」は、社会通念や慣習などによって作られていきます。
このような社会的・文化的な男性、女性の別を「社会的性別」
(ジェンダー/gender)といいます。
お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。
ご記入いただいた調査票は、同封の返信用封筒に入れて、9月29日(火)までに投函し
てください。
別紙
問10 次のような(ア)~(エ)の地域の役職について、女性の方は自分自身が、男性の方は妻
など身近な女性が推薦されたとしたら、あなたはどう思いますか。(○印は1つずつ)
また、「2.断る(断ることをすすめる)
」を選んだ方はその理由についてもご記入くださ
い。(下記【断る理由】の中から1つ選び、番号を記入してください)
(イ)行政
区長
(ウ)公民
館長、行政
区の役員
(エ)市の
審議会や委
員会のメン
バー
N=393
N=257
N=443
N=279
N=423
N=255
N=396
N=245
1.家族の協力が得られないから
5.6
6.6
1.4
4.3
1.4
4.3
2.8
5.3
2.女性が役職につくことを快く
思わない社会通念があるから
5.1
7.8
8.6
9.7
5.7
9.8
3.5
5.3
3.家事・育児や介護に支障がでるから
22.6
21.4
29.5
24.5
1.5
0.4
-
-
27.5
28.8
6.6
7.8
1.5
2.7
15.6
14.0
31.4
22.2
4.5
3.6
-
0.4
32.3
36.9
4.3
6.5
2.0
2.5
16.5
14.5
35.5
27.1
3.5
2.7
0.8
30.3
32.2
4.7
6.7
2.4
2.0
16.4
12.7
35.6
31.8
1.3
0.8
-
-
32.6
33.5
5.6
6.9
2.3
3.7
※上段:女性
下段:男性
(ア)PT
A会長、子
ども会会長
【断る理由】
4.役職につく知識や経験がないから
5.女性には向いていないから
6.世間体がわるいから
7.責任が重いから
8.その他
無回答
「男女共同参画社会に向けての市民意識調査」
平成27年10月
発行/福岡県嘉麻市
〒821-0012
福岡県嘉麻市上山田1347番地10
(山田生涯学習館内)嘉麻市男女共同参画推進室
TEL 0948-53-1120
FAX 0948-52-2766
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