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角島大橋と青い海 アラル海の消滅 日本の深海で金属を養殖 円石藻の

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角島大橋と青い海 アラル海の消滅 日本の深海で金属を養殖 円石藻の
角島大橋と青い海
左の写真は、下関市豊北町神田と同町角島を結ぶ橋で、2000 年に開
通し全長 1780mあり、架橋の左手にある鳩島を迂回するコースをとっ
ています。2003 年には土木学会デザイン賞を受賞し、美しい自然景観
との調和から山口県の観光名所となっています。とりわけ青い海原は
近県には見られない魅力があります。(撮影筆者)
ところで、角島近海で発見されたクジラが、
骨格やDNAの鑑定により新種と認定され、
ツノシマクジラと名付けられています。ナガス
クジラ科に属し、全長は約10m前後で比較的
に小柄なタイプです。角島の西奥、玄界灘側には「つのしま自然館」があり、
ツノシマクジラの全身骨格や角島付近の陸海生物の標本を見ることができます。
アラル海の消滅
左から 1957 年図 1987 年写真 2000 年写真 2009 年写真
※NASA・NATIONAL GEOGRAPHIC 等の資料による
日本の深海で金属を養殖
中央アジアのウズベキスタンとカザフスタ
ンにまたがるアラル海は、かつて世界第4位、
琵琶湖の約 100 倍の面積があったと言われ、
19世紀半ばにロシア帝国のアラル海艦隊が
航行していました。しかし、ソ連政府が農業
用水確保のため川を迂回させ大規模な取水を
行った上、降水や積雪が少なく周辺の砂漠化
が進み、湖面が縮小したといわれています。
※地図・写真は海洋研究開発機構のプレスリリース
海洋研究開発機構は東北大・東大・九大等と共同し
地球深部探査船「ちきゅう」が掘削した人工熱水噴出孔
から短期間で硫化物チムニーを生成したと発表しました。
場所は沖縄北西約 200 ㎞、水深約 1000m で、分析の結果、
銅4.5%、鉛6.9%、鉄8.7%、亜鉛30.3%の他
に銀も微量含まれていました。これらの濃度は、陸上に
産出する黒鉱の高品位鉱石に匹敵し、人工熱水噴出孔を
利用した金属養殖技術への応用が期待されるということです。
円石藻の不思議
円石藻は中生代から今日に至るまで世界中の海洋に分布する植物プランクトンで、死後に沈殿し大量
に化石化すると石灰岩となり、英国ドーバー海峡の白亜の露頭は有名です。地質学の示準化石や示相化
石となっています。近年、円石藻の中でエミリアニア・ハクスレイ(下写真左から4番目の仲間)のゲノ
ムが解読され、約 1.68 億の塩基対と約 3.34 万個の遺伝子からなると判明しています(筑波大学白岩教
授発表)。大きさは 0.01~0.2 ㎜程度で、顕微鏡を利用すると美しい姿を見せてくれます。
※写真7点は国立科学博物館より提供
学校の教育方針と教育目標を次のように示しています。
○本校の校訓である「創意 Originality」「挑戦 Challenge」「誠実 Integrity」
を 教育方針 とします。
○明るく活気に満ちた教育活動の推進、知・徳・体の調和のとれた健全な人材の育成、
教職員と生徒の相互の敬愛と信頼関係の醸成を 教育目標 とします。
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