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使用上の注意

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使用上の注意
使用上の注意
Fiery PRO80/S450 65C-KM カラーサーバ
システムソフトウェアバージョン 1.1a
ユーティリティ
本書には、Fiery PRO80/S450 65C-KM カラーサーバ v1.1a のユーティリティソフトウェ
ア に関する情報が含まれています。Fiery PRO80/S450 65C-KM カラーサーバ v1.1a を
使用する前にこの使用上の注意を一読してください。
注意:本書では、以後「Fiery PRO80/S450 65C-KM カラーサーバ」を「Fiery PRO80/
S450 カラーサーバ」と表記します。
本書の内容は更新される可能性があります。更新内容のについては、次のサイトを参照
してください。
http://services.efi.com/support/vfigs/9471201048/
< ソフトウェアの更新 >
パッチファイル「1-XE9A1.exe」を使用して、Fiery PRO80/S450 カラーサーバのシス
テムソフトウェアと共有フォルダにある Windows Vista 64-bit 対応プリンタドライバを
更新してください。このパッチファイルは Fiery PRO80/S450 カラーサーバ、WebTools、
または共有フォルダにあるユーティリティは更新しません。
Command WorkStation などのユーティリティや Windows Vista 64-bit 対応プリンタド
ライバは、以下の手順で更新してください:
•
前バージョンのユーティリティのインストールに使用したユーザソフトウェア DVD
を使用して、ユーティリティをアンインストールします。
新しいユーザソフトウェア DVD を使用して前バージョンの Fiery PRO80/S450 カラー
サーバ用ソフトウェアを除去しないでください。すべてのユーティリティを適切に除
去するには、オリジナルのユーザソフトウェア DVD を使用する必要があります。
•
新しいFiery PRO80/S450カラーサーバv1.1a用のユーザソフトウェアDVDを使用して
ユーティリティを再インストールします。
ユーザソフトウェアのインストールおよびアンインストールの手順については、『ユー
ティリティ』を参照してください。
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a 用の新しいユーザソフトウェア DVD は、共有フォ
ルダまたは WebTools にあるユーティリティまたはプリンタドライバを更新しません。
Fiery PRO80/S450 カラーサーバの共有フォルダにあるプリンタドライバを更新するに
は、パッチファイル「1-XE9A1.exe」を使用してインストールする必要があります。そ
のあとでユーザは新しい Windows Vista 64-bit 対応プリンタドライバを Point & Print で
ダウンロードすることができます。
新しいシステムソフトウェアのインストールはサービス担当者が行ってください。サー
ビス担当者による新しいシステムソフトウェアのインストール方法については、
『インス
トールおよびサービスガイド』を参照してください。
Copyright 2008 © Electronics for Imaging, Inc.
Part Number: 45074130
2008 年 4 月 30 日
次の手順にしたがって、パッチファイルをインストールしてください(モニタ、マウス
キーボード付き、またはモニタ、マウスキーボードなしの場合)。
パッチファイル「1-XE9A1. EXE 」をインストールするには:
1.
Fiery PRO80/S450 カラーサーバが印刷ジョブを処理していないことを確認し、
Fiery PRO80/S450 カラーサーバに取り付けているすべての USB ストレージデバイス
(フラッシュドライブやサムドライブ)を一時的に取り外します。
2.
パッチファイル「1-XE9A1.exe」の入った CD を、Fiery PRO80/S450 カラーサーバと同
じネットワークに接続している Windows 対応コンピュータのメディアドライブに挿入
します。
3.
Windows 対応コンピュータに挿入したパッチ CD 内のバッチファイル「1-XE9A1.exe」
をダブルクリックします。
Fiery Patch Downloader が起動します。
4. 「次へ」をクリックします。
使用許諾契約の画面が表示されます。
5. 「受諾」をクリックします。
6.
ログイン画面で次の情報を入力します。
•
•
ユーザ :「admin」
パスワード :「Fiery.1」
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ出荷時のデフォルトパスワードは「Fiery.1」です。こ
のパスワードが機能しない場合は、カスタマー / ネットワーク管理者によりパスワー
ドが変更されています。その場合はカスタマー / ネットワーク管理者からパスワード
を入手して、そのパスワードをパスワード欄に入力します。
デフォルトパスワードを使用している場合は、
「Fiery.1」と正確に入力してください。
パスワードは大文字と小文字を区別するので、たとえば「fiery.1」では機能しません。
•
ホスト名 :Fiery PRO80/S450 カラーサーバの IP アドレスを入力します。
IP アドレスは、Fiery PRO80/S450 カラーサーバから「ページの印刷」を選択して印
刷した「設定情報ページ」を参照してください。
7. 「接続」をクリックします。
サーバ情報画面が表示されます。
8. 「ダウンロード」をクリックします。
パッチファイル「1-XE9A1.exe」が抽出されダウンロードされます。この処理には約 15
分かかります。
注意:
「パッチ 1-XE9A1.exe への注意:このパッチファイルはすでにインストールされ
ています。」というメッセージが表示されたら、「OK」をクリックし、「ダウンロード」
をクリックしてインストール処理を継続します。
2
9. 「次へ」をクリックします。
10. 「リブート」を選択します。
自動的に2回リブートを繰り返します。Fiery PRO80/
Fiery PRO80/S450 カラーサーバは、
S450 カラーサーバがリブート処理を実行している間は、他の作業をしないでください。
11.
Fiery PRO80/S450 カラーサーバから取り外しておいた USB ストレージデバイスを再度
取り付けます。
12. 「サーバ情報ページ」を印刷し、サーバ情報の欄にバージョン 1.1 が表示されているこ
とを確認します。
注意:パッチファイル「1-XE9A1.exe」の入った CD は、サービス担当者がシステムソフ
トウェアのフル再インストールをする場合に必要になるため、すぐに取り出せる場所に
格納しておいてください。
<新機能>
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a では、新しく次の機能がサポートされています。
■ Windows Vista および Windows XP 32-bit/64-bit 対応
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a では、Windows Vista および Windows XP の 32bit および 64-bit がサポートされています。
<修正済み項目>
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a では、次の項目が修正されています。
プリンタドライバ
■ 2-up 指定時のページ順アイコン
2-up 印刷指定時に、「ページ順」のアイコンが 4 つ選択可能になっていますが、実際に
は、画像方向が縦の場合、左から 2 つのアイコンと右から 2 つのアイコンは同じページ
順を示しています。画像方向が横の場合、4つのアイコンとも同じページ順を示してい
ます。
印刷
■ 製本印刷ジョブの出力順
製本印刷を指定したジョブには、
「出力順」オプションは「フェイスダウン - 昇順」のみ
指定可能です。他の「出力順」オプションを指定すると、
「左とじ」が「右とじ」で出力
されたり、予期しない出力結果となります。
仮想プリンタ
■ 仮想プリンタのロックされた設定
Windows 対応コンピュータから仮想プリンタへの印刷時に、ロックされた設定が変更可
能になっている場合は、以下を実行して一時ファイルを削除してください。
3
一時ファイルを削除するには:
1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
2. 「名前欄」に「%TEMP%」と入力して「OK」をクリックします。
ユーザの「TEMP」フォルダが表示されます。
3. 「サーバ名 _ ドライバ名 .tmp」ファイルを探します。
たとえば、
「10.11.139.39_Fiery PRO80-S450 65C-KM PS v1.1 jp.tmp」ファイルを探し
ます。
4.
このファイルを選択して、「ファイル」メニューから「削除」を選択します。
<新項目>
Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a では、注意事項として次の項目が新しく追加され
ています。
プリンタドライバ
■ ショートカットの作成
Windows Vista および Windows XP の 64-bit 対応プリンタドライバの「一般」タブで、
「製本」と「キャングアップ印刷」はカスタム表示のリストに表示されず、選択すること
ができません。
<前バージョンからの項目>
以下の項目は、Fiery PRO80/S450 カラーサーバの前のバージョンと同じです。
設定
■ Windows Vista での Kerberos Predefined Profile
Windows Vista コンピュータから IPSec アプリケーションユーティリティ開き、
Kerberos
Predefined Profile を選択した場合、Fiery PRO80/S450 カラーサーバに接続できないこ
とがあります。
■ IPSec Activation Utility の制限事項
IPSec Activation Utility(Fiery PRO80/S450 カラーサーバホームページよりダウンロー
ド可能)で、ネットワーク上の Fiery PRO80/S450 カラーサーバに接続している場合、
「ファイル」メニューの「接続を確認」を「オフ」に設定すると、「表示」メニューにあ
る「すべて更新」が正しく機能しません。
また、Fiery PRO80/S450 カラーサーバを選択して「更新」を実行すると、複写機がオフ
ラインになることがあります。
4
■ リブート
「Configure」WebToolから Fiery PRO80/S450カラーサーバのネットワーク設定を変更し
た場合、新しい設定内容が「Configure」画面に反映されますが、Fiery PRO80/S450 カ
ラーサーバをリブートするまではその設定は有効になりません。
■ SSL/TLS 証明書
Fiery PRO80/S450カラーサーバのホームページのSSL/TLS設定から証明書をインストー
ルする場合、指定する秘密鍵ファイルは非暗号化されている必要があります。
印刷
■ 2GB を超えるジョブの LPR 印刷
2GB を超えるサイズの印刷ジョブを、プリンタドライバから LPR 経由で印刷することは
サポートされていません。
■ バナー印刷
プリンタドライバの「カスタムサイズ」では「100 × 148mm」から「330 × 1200mm」
まで指定可能です。しかし、実際に Fiery PRO80/S450 カラーサーバが印刷できる用紙
サイズは最大で 330 × 487mm までです。バナー印刷用に長いサイズのカスタムページ
を印刷したい場合、ご購入の販売店にお問い合わせください。
■ 大容量スタッカ
大容量スタッカユニットでは、タブ付き用紙の大容量スタッカメイントレイへの排紙を
サポートしていません。
■ LPR ジョブの直接接続への送信
LPR 経由での直接接続への印刷はサポートされていません。
■ カスタム用紙サイズの最小値と最大値
カスタム用紙サイズに最小値(100 x 148 mm)を指定した場合、ジョブは指定された
サイズより 1mm 小さく印刷されます。カスタム用紙に最大値(330 x 487mm)を指定
した場合、ジョブは指定されたサイズより 7 ∼ 9mm 小さく印刷されます。
これを回避するには、
「拡大縮小」オプションを使用してイメージを最大印字可能幅に合
わせるようにしてください。Fiery PRO80/S450 カラーサーバの最大印字可能幅は、高さ
の値にかかわらず、318mm です。
「用紙サイズにあわせる」オプションを選択しても、イメージの外側が切り取られて印刷
されることがあります。
■ Intel ベースの Mac OS 対応コンピュータからの印刷
Intel ベースの Mac OS X コンピュータから印刷するには、
『Mac OS からの印刷』で説明
している IPP 印刷手順を使用してください。
5
■ カスタムサイズの両面印刷
正方形の用紙サイズをカスタムサイズとして作成し、両面印刷を指定して、印刷の向き
を横向きにして印刷すると、ジョブが正しく印刷されないことがあります。この場合、
印刷の向きを縦向きにしてください。
■ ギャングアップ印刷
ギャングアップ印刷ジョブは、デフォルトのプリンタドライバ設定では正しく印刷でき
ません。これを回避するには、Command WorkStation の「ジョブのプロパティ」から
「用紙に合わせて縮小」をオフに設定して印刷してください。
■ 製本印刷での出力順オプション
製本ジョブでは、
「出力順」オプションとして「フェイスダウン - 昇順」のみ選択できます。
■ 横向きのギャングアップ印刷ジョブ
ギャングアップ印刷ジョブを横向きに印刷することができない場合があります。これを
回避するには、ギャングアップ印刷指定を行う前に、オリジナルの原稿に対して横向き
を指定してください。
■ 2-up および 6-up ジョブの「印刷の向き上書き」
Mac OS X 対応コンピュータで 2-up ジョブまたは 6-up ジョブに対して「印刷の向き上
書き」を指定すると、ページ上のイメージが回転して印刷されます。これを回避するに
は、Mac OS X プリンタドライバで「N-up レイアウト」オプションを指定してください。
■ 複写機タッチパネルからのタブ紙 1 セットの枚数指定
複写機タッチパネルからタブ紙の1セットの枚数を指定することはできません。そのた
め「用紙種類の混合」または Compose から、PaperCatalog を使って、正しい順番でタ
ブ紙を挿入することはできません。
■ 表紙付き製本中とじと「PI トレイ」
中とじ製本印刷ジョブに対して、おもてまたは裏表紙を「PI トレイ」から印刷した場合、
ジョブに白紙が含まれてしまうことがあります。
■「パンチ穴」設定
ステープル設定が指定されたジョブに「パンチ穴」を指定すると、パンチ穴の位置が正
しく出力されないことがあります。たとえば、A4 横向き印刷ジョブに対して、
「ステー
プル」に「右上コーナー」を選択し、
「パンチ穴」に「右」を選択すると、パンチ穴は上
の位置に来ることがあります。
■ 製本印刷ジョブと「中とじトリミング」オプション
製本印刷を設定したページ数の多いジョブに「中とじトリミング」オプションを指定し
て印刷する場合、
「クリープ補正用紙種類」オプションを指定していても、印刷イメージ
が一部切り取られて出力されることがあります。
■ コピープロテクト
「180 度回転」オプションがオンに設定されていても、
「コピープロテクト」は 180 度回
転して出力されません。
6
■ 直接接続使用時の「ソート」オプション
直接接続(Direct)への印刷時に「ソート」オプションを指定しても効果がありません。
また、アプリケーションで同等のオプション(「部単位で印刷」等)を指定しても、機能
しません。
「ソート」オプションを有効にして印刷するには、印刷キューまたは待機キュー
を使用してください。
■ 製本印刷ジョブの最大 / 最小シート数
製本印刷ジョブで印刷可能なシート数の範囲は、11 ∼ 299 です。Fiery PRO80/S450 カ
ラーサーバは製本印刷ジョブの最大シート数の印刷が可能なのは、普通紙のみです。複
写機側では、カラー用紙、上質紙、塗工紙のシート数を 300 シートまで印刷可能です。
■ Mac OS X 対応 Microsoft Word
Mac OS X コンピュータから Microsoft Word を使用して、横向きジョブに「画像シフト」
オプションの「おもてと裏の画像位置を合わせる」をオンにして印刷した場合、ページ
ごとにシフト位置が変わることがあります。
■ MS Word や Adobe InDesign でのカスタムサイズ印刷
MS Word や Adobe InDesign など、アプリケーションによりカスタムサイズ印刷ができ
ない場合は、以下の方法で印刷してください。
MS W ORD や A DOBE I N D ESIGN でカスタムサイズで印刷するには:
1. 「スタート」ボタンまたは「コントロールパネル」から「プリンタと FAX」または「プ
リンタ」を選択します。
2.
Windows 2000/XP:「ファイル」メニューから「サーバーのプロパティ」を選択しま
す。
Windows Vista:
「ファイル」メニューから「管理者として実行:サーバーのプロパ
ティ」を選択します。
3. 「用紙」タブを選択します。
4. 「新しい用紙を作成する」を選択し、任意のカスタムサイズを登録します。
210x300mm のカスタムサイズを作成する例:
•
•
•
用紙名 : 21x30cm
幅 : 21 cm
高さ : 30 cm
注意:用紙の向き (SEF/LEF) に関わらず、常に「幅<高さ」で指定してください。
5.
アプリケーションでのページ設定をします。
印刷の向きが「縦」の例:
•
•
6.
印刷の向き: 縦
サイズ設定: 21x30cm 幅<高さ
Fiery ドライバ設定をします。
•
•
原稿サイズ: PS カスタムサイズ: 幅<高さ
用紙サイズ: LEF で印刷したい場合: 幅>高さ
SEF で印刷したい場合: 幅<高さ
7
■ Booklet Maker でのカスタムページサイズ
Booklet Maker でカスタムページサイズを指定する場合、「LEF」の場合は「幅<高さ」
に、「SEF」の場合は「幅>高さ」になるように設定してください。
たとえば、通常のレターサイズ「8.5x11」のジョブに「12x18」の表紙をつける場合は、
次のような設定になります。
•
•
本文:8.5x11 LEF(幅 8.5、高さ 11)
表紙:12x18 SEF(幅 18、高さ 12)
これは、表紙のサイズが大きく「SEF」で印刷する必要があるためです。
「SEF」で印刷
する必要のあるジョブに対しては、印刷時には同様に設定する必要があります。
カスタムページサイズを指定したジョブを 1-up 無線とじフィニッシャから印刷する際
の「LEF」および「SEF」の両方を設定できる場合の設定内容を次の表で示します。
以下の表は次の関連付けを示しています。
•
•
•
書類の向き
綴じ位置−左とじ、右とじ、上とじ
給紙方向− LEF、SEF
印刷の向き
縦
8
綴じ位置
給紙方向
幅と高さの設定
左とじ
LEF
幅>高さ
右とじ
LEF
幅>高さ
上とじ
SEF
幅<高さ
印刷の向き
横
綴じ位置
給紙方向
幅と高さの設定
左とじ
SEF
幅<高さ
右とじ
SEF
幅<高さ
上とじ
LEF
幅>高さ
■ 無線とじ印刷時の用紙詰まり
無線とじ製本印刷ジョブで用紙詰まりが発生した後に、Fiery PRO80/S450 カラーサーバ
で再印刷が停止することがあります。この場合、用紙詰まり発生時にジョブをキャンセ
ルしてください。くるみ製本ユニットの中段トレイから用紙を取り除くと、再印刷でき
なくなります。
■ 製本印刷またはギャングアップ印刷使用時の「コピープロテクト」
「コピープロテクト」オプションは、製本印刷またはギャングアップ印刷ではサポートさ
れません。
■ 無線とじ表紙のページサイズ
無線とじ表紙の「ブックレット表紙用給紙トレイ」に「くるみ製本カバートレイ」また
は PI トレイを選択した場合、指定された用紙サイズが無視されて出力されます。正しい
用紙をセットしていることを確認して印刷してください。トレイ 1-5 および手差しトレ
イを指定した場合は、用紙サイズがチェックされるため、指定された用紙サイズに合っ
た用紙をセットしてください。
■「くるみ製本ユニット」使用時のフェイスアップ印刷
「くるみ製本ユニット」を使用して無線とじ表紙付きジョブの印刷を行う際に、
「出力順」
オプションに「フェイスアップ」を選択して印刷すると、とじ位置が不正に出力されま
す。「フェイスダウン」を指定した場合は、正常に出力されます。
プリンタドライバ
■ 用紙サイズ
用紙サイズによっては、MacOS のプリンタドライバと Windows のプリンタドライバで
表示が異なるものがあります。たとえば、MacOS のプリンタドライバでは「ISO B4」は
「B4(ISO)」として表示され、
「ISO B5S」は「B5(ISO)」として表示されます。次の表を参
照してください:
Windows
ISOB4
MacOS
B4(ISO)
9
Windows
MacOS
ISOB5
ISOB5
ISOB5S
B5(ISO)
B5
B5(JIS)
B5S
B5S
B4
B4(JIS)
8 1/2 × 11 インデックス
9 × 11 封筒
■「はがき全面印刷」
プリンタドライバで「はがき全面印刷」をオンに設定した場合、テンプレート作成時に
エラーメッセージが表示されますが、テンプレートは正常に保存されます。
■ Fiery PRO80/S450 カラーサーババージョン 1.02 への印刷
バージョン 1.1 のプリンタドライバを使用して、バージョン 1.02 サーバへ印刷した場
合、ジョブが印刷されないことがあります。また、Command WorkStation のジョブロ
グには、エラーが記録されません。
■ 製本印刷設定の表示
プリンタドライバで「無線とじ」、「左とじ」、「表紙」を設定した設定した場合、プリン
タドライバの「プロパティ」ダイアログボックスには、
「無線とじ」、
「左とじ」のみ表示
されます。このジョブを、Command WorkStation の「ジョブのプロパティ」内で表示
させた場合は、
「無線とじ」
、
「左とじ」、
「表紙」が表示されます。ジョブは、設定どおり
に表紙付きで印刷されます。
■「製本印刷」での表紙サイズ
プリンタドライバおよび Command WorkStation で「製本印刷」の「表紙サイズ」を手
作業で設定した値は、次に「Booklet Maker」ウィンドウを開いたときに保存されません。
■ ウォーターマークのプレビュー
Windows 対応プリンタドライバでウォーターマークに縦書きのフォントを指定しても、
プレビュー表示では横書きで表示されます。ただし、印刷すれば縦書きで出力されます。
■ 50枚平とじフィニッシャのサポート
50枚平とじフィニッシャは、Fiery PRO80/S450 カラーサーバ v1.1a ではサポートされ
ていません。また、装着可能オプションとしても提供されていません。『Windows から
の印刷』および『Mac OS からの印刷』での50枚平とじフィニッシャについての記述
はすべて当てはまりません。
■ 製本印刷の「用紙サイズ」と「原稿サイズ」
製本印刷の「原稿サイズ」と「用紙サイズ」には、プリンタドライバにおいてオプショ
ンの競合を示すメッセージは表示されません。
10
バナー用の最大カスタム用紙サイズは 47.24 インチですが、Booklet Maker は 19 イン
チより大きいサイズの用紙サイズをサポートしていません。表紙用のカスタム用紙サイ
ズ欄では適切な値が表示されますが、Booklet Maker ウィザードでは、裏と表に異なる
値を表示することができません。製本用のカスタム用紙サイズとカスタム原稿サイズに
は、同じ値が表示されます。最小カスタム用紙サイズについても同様です。
■ Mac OS X での製本印刷
Mac OS X プリンタドライバでは、製本印刷設定はサポートされません。Mac OS X から
製本印刷を行う場合は、Command WorkStation の「ジョブのプロパティ」を使用して
ください。
■「用紙種類の混合設定」の「タブシフト」
用紙種類の混合設定の「タブシフト」オプションに「0.5 インチ」が表示されない場合、
ジョブ本文のページサイズに「ドキュメントサイズと同じ」以外を選択してください。
これにより、「タブシフト」に「0.5 インチ」が表示されるようになります。
■ Intel ベースの Mac OS 対応コンピュータでの「印刷日時指定」
Intel ベースの Mac OS X コンピュータからプリンタドライバで「印刷日時指定」を選択
して待機キューにジョブを送信しても、ジョブは印刷されません。プリンタドライバか
らではなく、Command WorkStation の「ジョブのプロパティ」から「印刷日時指定」を
指定してください。
■ 印刷の向き上書き
「印刷の向き上書き」オプションは、アプリケーションから設定されたジョブの向きが正
しく反映されない場合のみ使用してください。
■ 用紙シミュレーション
「用紙シミュレーション」オプションは、本バージョンからチェックボックスではなくプ
ルダウンメニュー形式に変更になりました。
■ 用紙タイプが混合する製本印刷
「インストール可能オプション」に「折りユニット (US/JP)+ 中とじユニット + くるみ製
本ユニット」が設定されている場合、PI トレイから表紙を排紙するマルチ折りジョブの
最大シート数は常に 3 枚です。
■ カスタム用紙サイズ
Mac OS X プリンタドライバの「カスタムサイズ」では、「100 × 148mm」から「330
× 1200mm」まで指定可能ですが、実際に Fiery PRO80/S450 カラーサーバが印刷でき
る用紙サイズは 330 × 487mm までです。Mac OS X プリンタドライバは、印刷できな
いサイズの用紙サイズを入力されても、エラーメッセージを表示しません。
■ Mac OS X プリンタドライバでの PDF または PS ファイルへの保存
「画像シフト」を指定したジョブを両面で印刷するとき、ジョブを PDF/PS ファイルに変
換してから印刷すると、
「画像シフト」設定は無効になり片面に印刷されます。PDF/PS
ファイルに変換せず、プリンタドライバから直接印刷した場合はジョブは正しい設定で
印刷されます。
■ Mac OS X でのプリントオプションの競合
Mac OS X プリンタドライバのデフォルト設定では、プリントオプション競合が働かな
いことがあります。
11
■ Mac OS X v10.4 プリンタドライバでのプリントオプション競合の解消
Mac OS X v10.4 プリンタドライバでプリントオプションを設定時に、
「プリンタの機能」
画面を使用する際に、プリントオプション競合を適切に解消されないことがあります。
たとえば、製本印刷オプションを設定したい場合、
「両面」印刷オプションに「オフ」以
外を選択してから、製本印刷を指定する必要があります。
「製本印刷」オプションは「両
面」印刷オプションに依存しているためです。
Mac OS の旧バージョンでは、プリントオプションの競合は自動的に解消されませんで
した。
「プリンタの機能」画面でのプリントオプション競合を解消するには、次の手順に
従ってください。
「プリンタの機能」画面でプリントオプションの競合を解消するには:
1. 「一覧」画面を選択し、再度「プリンタの機能」を選択します。
「プリンタの機能」画面が更新されます。ただし、
「機能セット」に表示される内容は変
更されません。
2. 「機能セット」のグループ(「イメージ 1」など)を再度選択して、表示されるプリント
オプションをリフレッシュします。
3.
適切なプリントオプションを選択し、ジョブを印刷します。
■ 仮想プリンタの両面設定が機能しない場合
両面印刷を設定した仮想プリンタに印刷する際に、両面印刷で出力されない場合は、ア
プリケーションからプリンタの「プロパティ」を表示させてから印刷してください。
「プ
ロパティ」を表示させることにより、仮想プリンタの設定が読み込まれます。
■ 仮想プリンタの「用紙サイズ」設定
「用紙サイズ」オプションが設定された仮想プリンタへ印刷する場合、正しい用紙が選択
されず、Command WorkStation のプロパティにも間違った用紙が表示されることがあ
ります。この場合、プリンタドライバで「用紙サイズ」を選択してください。
バリアブルデータ印刷
■ Mac OS 対応コンピュータからのバリアブルデータジョブの印刷
Mac OS プリンタドライバで FreeForm マスターを指定してジョブを印刷し、プリンタ設
定に戻ると、プリンタドライバ設定がすべてデフォルトに戻ります。Mac OS プリンタ
ドライバからバリアブルデータジョブを印刷する場合、使用するマスターページのメモ
を残し、ファイルの上書きを回避してください。
■「テキスト / グラフィックスムージング」と FreeForm と両面印刷
両面の FreeForm ジョブに「テキスト / グラフィックスムージング」を指定すると、ジョ
ブは印刷されますが両面印刷になりません。
12
WebTools
■「Configure」からのユーザ認証設定
「Configure」WebTool からはユーザ認証を設定できません。ただし、
「ユーザに認証なし
の印刷を許可する」を選択解除し、「ゲスト」ユーザグループに印刷権利を与えないと、
public ユーザは印刷できなくなります。また、
「ユーザに認証なしの印刷を許可する」を
選択解除し、
「ゲスト」ユーザグループに印刷権利を与えると、public ユーザは印刷でき
るようになります。
■ ESP ファイルのダウンロード印刷
WebTools「書類」の「インポート」機能、または Command WorkStation のインポート
機能を使用して EPS ファイルを「直接接続」に送信した場合、
「印刷済み」キューにファ
イルが残ります。印刷後に手動で削除してください。
■ ドメイン名の設定
「Configure」WebTools から「ネットワーク > プロトコル >WINS サーバ > サーバ情報」
からドメイン名を設定することはできません。
「Configure」WebTools からは、
「ワーク
グループ」のみ指定可能です。
■「紙の色」と「坪量」
「Configure」WebTool で「紙の色」に「白以外」を、「坪量」に「257-300g/m2」を選
択した場合、競合を示すエラーメッセージが表示されます。
■「書類」表示
Fiery PRO80/S450 カラーサーバを再起動後、
「書類」WebTool が表示できなくなった場
合には、ブラウザを一旦閉じてから再度「WebTool」を開いてください。
■ 管理者名
Fiery PRO80/S450 カラーサーバのホームページにおいて、
「装置情報」欄に表示される
「管理者名」は、MIB の sysContact と同期していません。
■「Fiery 連絡先」の名前が自動的にアップデートされない
複写機タッチパネルから「スキャンユーザ」リストに連絡先を追加しても、「Fiery 連絡
先名」が自動的に更新されません。Fiery PRO80/S450 カラーサーバの連絡先一覧での作
成 / 削除は、複写機タッチパネルの「スキャンユーザ」内の連絡先とは異なるものです。
Fiery 連絡先が削除されても、複写機側の連絡先ユーザリストとは同期しておらず、手
作業で削除する必要があります。これを行わない場合、Fiery PRO80/S450 カラーサーバ
の連絡先名は有効でなくなるため、スキャンジョブは Fiery PRO80/S450 カラーサーバ
の正しいスキャンボックスに送信されません。
13
アプリケーション
■ Adobe Acrobat からの製本印刷
Acrobat からの製本印刷時にとじ方向の指定がうまく働かない場合は、Acrobat の「印
刷」ダイアログボックスで「PDF のページサイズに合わせて用紙を選択」を選択し、プ
リンタドライバの「製本印刷」設定で「原稿サイズ」と「用紙の向き」を選択せずに印
刷してください。
■ Adobe Reader 8.0 と 8.01
Adobe Reader 8.0 または 8.01 から複数ページのジョブを印刷する場合、最初のページ
が 90 度回転して出力されることがあります。
■ Adobe Acrobat 8.0
Adobe Acrobat 8.0 から「PDF のページサイズに合わせて用紙を選択」を選択してジョ
ブを印刷すると、Command WorkStation のアクティビティモニタには、
「カスタムサイ
ズ用紙なし」メッセージが表示されます。これを回避するには、
「PDF のページサイズ
に合わせて用紙を選択」を選択解除してください。または、Acrobat 7.0 から印刷してく
ださい。
■ Adobe Acrobat 6.0/8.0 および Adobe Reader 8.0
Adobe Acrobat 6.0 から印刷する際、
「ページの拡大 / 縮小」を「なし」、「原稿サイズ」
を「8 1/2 x 11」、「用紙サイズ」を「11 x 17」、「拡大縮小」を「用紙サイズにあわせ
る」指定して印刷すると、ページサイズに対するイメージが大きすぎるため正しく印刷
されません。これを回避するには、Acrobat 8.0 もしくは Adobe Reader 8.0 から印刷し
てください。
■ Adobe Reader および Adobe Acrobat
用紙サイズが混合するジョブ(「8 1/2x11S」および「8 1/2x14」を含む)に「Z 折り」
と「ステープル」を指定して Adobe Reader または Adobe Acrobat から Fiery PRO80/S450
カラーサーバに送信しても、複写機から印刷することができません。この場合は、
「用紙
種類の混合」で各ページの用紙サイズを設定して印刷してください。
■ Microsoft PowerPoint
PowerPoint のジョブを印刷すると、イメージの左右両側に白色の線が印刷されることが
あります。この線は、一般的に Microsoft による丸め見積もりにより PowerPoint が生成
するものです。これは、PowerPoint から送信される印字可能領域とイメージ解像度に依
存します。
この現象を回避するには、Adobe Distiller を使用して PowerPoint ファイルの PDF ファ
イルを作成し、この PDF ファイルを印刷してください。また Hot Folders で MS Offic e
フィルタを設定し、PowerPoint ファイルを Hot Folders 経由で Fiery PRO80/S450 カラー
サーバに送信してください。
■ Microsfot Word
Microsoft Word から用紙サイズが混合しているジョブに「Z 折り」と「ステープル」を
指定して印刷する場合は、プリンタドライバから最初のページの用紙サイズを指定する
必要があります。プリンタドライバから用紙サイズを指定しない場合は、「印刷」をク
リックしてから「オプション」をクリックし、「印刷」タブで「A4/ レターのリサイズ」
を非選択にします。
14
ヘルプ
■ ヘルプファイル
Fiery ユーティリティのヘルプファイルは、Microsoft Internet Explorer v5.5 以上で使用
することを前提に開発されています。Safari などの別ブラウザで使用すると、ヘルプが
正しく表示されないことがあります。
Windows XP Service Pack 2 コンピュータで Microsoft Internet Explorer を使用している
場合、ヘルプファイルが正しく表示されないことがあります。この場合、以下のいずれ
かを行ってください。
•
ブラウザでポップアップ停止機能を有効にしている場合、ヘルプファイルが表示され
ません。この場合、一時的にポップアップ停止機能を無効にしてください。
• 「インターネットオプション」ダイアログボックスの「詳細設定」タブで、スクリプト
エラー通知を表示するように設定している場合、ヘルプファイルを表示する前に警告
ウィンドウが表示されることがあります。この警告ウィンドウを表示させないように
するには、
「スクリプトエラーごとに通知を表示する」チェックボックスを選択解除し
てください。
•
ステータスバーに警告メッセージが表示されることがありますが、ヘルプファイルの
内容には影響ありません。
15
Booklet Maker の使用
■ Adobe Acrobat からの製本印刷
Adobe Acrobat または Adobe Reader から製本印刷をする場合は、プリンタドライバで
次の設定を選択してください。
• 「PDF のページサイズに合わせて用紙を選択」チェックボックスを選択
• 「ページの拡大 / 縮小」で「なし」を選択
• 「原稿サイズ」は変更しない
• 「印刷の向き」は常に「縦」を選択
注意:横向きの原稿を製本印刷したい場合でも、
「印刷の向き」は「縦」を選択し、綴じ
位置は「上」(「中とじ(上)」など)を選択してください。
16
■ カスタムページサイズの無線とじ
無線とじ用のフィニッシャを使用する際、用紙の綴じる位置は物理的に決まっているた
めドライバから変更することはできません。指定した綴じ位置で製本印刷するには、用
紙の給紙方向を考慮し、正しい方向で用紙を給紙する必要があります。用紙の給紙辺が
冊子のとじ側の辺になることを注意してください。給紙辺が長辺(LEF)の場合は、用
紙の長辺側が実際の綴じ位置になります。給紙辺が短辺(SEF)の場合は、用紙の短辺
側が実際の綴じ位置になります。
以下の表は次の関連付けを示しています。
•
•
•
印刷の向き(標準の用紙サイズを使用する場合)
指定する綴じ位置−左とじ、右とじ、上とじ
給紙方向−長辺、短辺
印刷の向き
縦
横
綴じ位置
給紙方向
左とじ
LEF
右とじ
LEF
上とじ
SEF
左とじ
SEF
右とじ
SEF
上とじ
LEF
17
■ 本文ページサイズ
注意:カスタム用紙サイズの用紙の向きは、
「縦」/「横」の設定ではなく、
「幅」/「高
さ」で決定されます。カスタム用紙サイズの「幅」は、綴じ位置(綴じる辺)を示しま
す。カスタム用紙サイズの「高さ」は、綴じ位置と垂直方向の辺を示します。
18
「幅」の値が「高さ」の値より大きい場合は、綴じ位置は用紙の長辺になります(下図参
照)。LEF で給紙します。
「高さ」の値が「幅」の値より大きい場合は、綴じ位置は用紙の短辺になります(下図参
照)。SEF で給紙します。
下表はサポートされている用紙のサイズです。
給紙方向
単位
最小値
最大値
LEF
SEF
ミリメートル インチ
ミリメートル インチ
幅
148
5.9
139
5.5
高さ
148
5.9
148
5.9
幅
307
12.0
221
8.7
高さ
221
8.7
221
8.7
綴じ位置
長辺
短辺
用紙サイズ
幅 > 高さ
幅 < 高さ
19
■ 表紙サイズ
注意:カスタム用紙サイズを指定して製本印刷する場合は、
「表紙サイズ」を手動で入力
するか、または Paper Catalog から選択する必要があります。Booklet Maker では正確な
表紙サイズを自動計算できません。
■ 表紙オプションの「見開き」
無線とじの製本印刷を無線とじ用のフィニッシャを使用して行う場合、表紙のオプショ
ン「内容入力」で「見開き」を選択できます。おもて表紙、背表紙、うら表紙がシート
1枚に見開きとして印刷されます。
■ 表紙内容の作成
無線とじの製本印刷において、表紙オプションで「見開き」を選択する場合、使用して
いるアプリケーションで表紙のイメージは横向きで作成する必要があります。縦向きは
「見開き」オプションではサポートされていません。
20
下図は、サポートされている表紙のレイアウトとサポートされていないレイアウトです。
サポート
非サポート
■「表紙両側」と「表紙外側」オプション
無線とじの製本印刷において表紙オプションで「見開き」を選択する場合、表紙の両側
に印刷するか、または表紙の外側に印刷するかを選択できます。
表紙「見開き」オプションで「表紙両側」を選択した場合:
•
•
•
オリジナル原稿の 1 ページ目は、冊子の表紙外側に印刷されます。
オリジナル原稿の 2 ページ目は、冊子の表紙内側に印刷されます。
オリジナル原稿の 3 ページ目とそれに続くページは、冊子の本文ページになります。
表紙「見開き」オプションで「表紙外側」を選択した場合:
•
•
オリジナル原稿の 1 ページ目は、冊子の表紙外側に印刷されます。
オリジナル原稿の 2 ページ目とそれに続くページは、冊子の本文ページになります。
下図は、オリジナルの原稿が縦向きで左とじのイメージを示しています。
21
下図は、オリジナルの原稿が縦向きで右とじのイメージを示しています。
下図は、オリジナルの原稿が横向きで上とじのイメージを示しています。
■ Microsoft Word を使用した「見開き」表紙付きの製本印刷
ここでは、Microsoft Word を使用して製本印刷を行う場合の一例について説明します。
この例では、サイズが A4、厚さが 10mm の冊子を作成します。本文ページは A4、表紙
イメージは 297mm × 430mm、表紙に使用する用紙は 297mm × 435mm、トリム幅
は 5mm です。
22
以下に Windows 対応コンピュータでの手順を示します。
M ICROSOFT W ORD で小冊子を作成するには:
1.
Administrator(管理者)として Windows 対応コンピュータにログインします。
2. 「スタート」ボタンまたは「コントロールパネル」から「プリンタと FAX」または「プ
リンタ」を選択します。
3.
Windows 2000/XP:「ファイル」メニューから「サーバーのプロパティ」を選択します。
Windows Vista:「ファイル」メニューから「管理者として実行:サーバーのプロパ
ティ」を選択します。
23
4. 「用紙」タブをクリックします。
5. 「新しい用紙を作成する」チェックボックスを選択し、次の設定をします。
• 「用紙名」− 297 x 430
• 「幅」− 29.7cm
• 「高さ」− 43cm
6. 「用紙の保存」をクリックします。
7. 「閉じる」をクリックし、「プリンタと FAX」または「プリンタ」ウィンドウを閉じま
す。
8.
Microsoft Word を起動します。
9. 「ファイル」メニューから「ページ設定」を選択します。「用紙」タブをクリックしま
す。
10. 「用紙サイズ」フィールドのドロップダウンメニューから「297 x 430」を選択します。
24
11. 「余白」タブをクリックし、「印刷の向き」で「横」を選択します。「OK」をクリックし
て「ページ設定」ダイアログボックスを閉じます。
12.
Microsoft Word で、2 ページの表紙イメージを作成します。2 ページの最後で「セク
ション区切り」を挿入します。
13.
3 ページ目で「ファイル」メニューから「ページ設定」を選択します。
14. 「用紙」タブをクリックし、「プレビュー」フィールドの「設定対象」で「このセクショ
ン」を選択します。
25
15. 「用紙サイズ」を「A4」に設定します。
16. 「余白」タブをクリックし、「印刷の向き」を「縦」または「横」を選択して「OK」を
クリックします。
17.
20 ページから 600 ページの本文ページ(シート数 10 枚から 300 枚)を作成し、保存
します。
18. 「ファイル」メニューから「印刷」を選択します。プリンタを指定し、「プロパティ」を
クリックして「Fiery 印刷」タブをクリックします。
26
19. 「レイアウト」タブをクリックし、「製本」オプションを選択します。
20. 「設定」をクリックして Booklet Maker ウィンドウを開きます。以下の各オプションを
設定します。
• 「製本タイプ」−無線とじ(左)もしくは無線とじ(上)、無線とじ(右)のいずれか
• 「製本用の表紙あり」
• 「1-up 用用紙」、「原稿サイズ」− A4
• 「印刷の向き」−「縦」または「横」
• 「ページ調整」−「マージン調整値」に任意の数値を入力
• 「内容入力」−「見開き」
27
• 「内容」−「表紙両側」
• 「表紙サイズ」−「カスタム用紙サイズ定義」
• 「幅」− 435mm
• 「高さ」− 297mm
• 「ブックレット表紙用給紙トレイ」−「トレイ 3」
28
21.
最後の「設定概要」で「終了」をクリックします。
22.
トレイ3に 297mm x 435mm の用紙をセットします。他のトレイに A4 の用紙をセッ
トします。
23.
印刷します。
■ Windows 対応コンピュータで Adobe Acrobat を使用した「見開き」表紙付き
の製本印刷
ここでは、Adobe Acrobat を使用して製本印刷を行う場合の一例を説明します。この例
では、サイズが A4、厚さが 10mm の冊子を作成します。本文ページは A4、表紙イメー
ジは297mmx430mm、
表紙に使用する用紙は297mmx435mm、トリム幅は5mmです。
[ 準備 ]
以下の設定で 2 種類の PDF 原稿を作成します。
•
•
表紙用として 297mmx430mm、2 ページの PDF 原稿
本文ページとしてA4、
20ページから600ページ(シート数10枚から300枚)
のPDF原稿
注意:オリジナル原稿を作成する際はどのソフトウェアを使用しても構いませんが、最
終的に PDF 形式にコンバートしてください。
29
Adobe Acrobat で小冊子を作成するには:
1.
Adobe Acrobat で 297mmx430mm の原稿を開きます。
2. 「文書」メニューから「ページの挿入」を選択します。
3.
作成した A4 の原稿を選択します。挿入する「場所」で「後」を選択し、「ページ」
フィールドで「最終」を選択します。
4. 「OK」をクリックし、新規文書として保存します。
5. 「ファイル」メニューから「印刷」を選択し、「ページの拡大 / 縮小」を「なし」に設定
します。「PDF のページサイズに合わせて用紙を選択」チェックボックスを選択しま
す。
6. 「プロパティ」をクリックし、「Fiery 印刷」タブをクリックします。
30
7. 「レイアウト」タブをクリックし、「製本」オプションを選択します。
8. 「設定」をクリックして Booklet Maker ウィンドウを開きます。以下の各オプションを
設定します。
• 「製本タイプ」−無線とじ(左)もしくは無線とじ(上)、無線とじ(右)のいずれか
• 「製本用の表紙あり」」
• 「1-up 用用紙」、「原稿サイズ」− A4
• 「印刷の向き」−「縦」
31
注意:Adobe Acrobat または Adobe Reader から製本印刷する場合は、必ず「縦」に設定
してください。
• 「ページ調整」−「マージン調整値」に数値を入力
• 「内容入力」−「見開き」
• 「内容」−「表紙両側」
• 「表紙サイズ」−「カスタム用紙サイズ定義」
• 「幅」− 435mm
• 「高さ」− 297mm
32
• 「ブックレット表紙用給紙トレイ」−「トレイ 3」
9.
最後の「設定概要」で「終了」をクリックします。「OK」をクリックしてプロパティの
ウィンドウを閉じます。
10.
トレイ3に 297mm x 435mm の用紙をセットします。他のトレイに A4 の用紙をセッ
トします。
11.
印刷します。
33
■「背表紙幅」の「自動計算」
製本印刷ジョブで「背表紙幅」オプションに「自動計算」を指定した場合、表紙用紙の
サイズを手動で入力しないと正しく印刷されないことがあります。
■ 見開き表紙付きの「無線とじ」オプションの指定
Command WorkStation の「ジョブのプロパティ」から「製本」オプションを選択して、
「無線とじ」かつ「見開き」の表紙を設定した場合、表紙のイメージが縮小されたり、表
紙ページが 90 度回転して出力されることがあります。
これを回避するには、見開き表紙のマージンをなくし、表紙を「横向き」に指定し、選
択するとじ方法に応じて以下のように向きと内容を指定します。
■ Microsoft Excel ジョブをカスタム用紙サイズで製本印刷する場合
Excel を使用してカスタム用紙サイズに表紙付きで無線とじ製本印刷する場合、ページ
の位置がずれて出力されることがあります。このような場合、
「ファイル」メニューから
「ページ設定」を選択し、「ページ中央」の「水平」および「垂直」を選択して印刷して
ください。
34
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