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平成27年6月発行事業概要

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平成27年6月発行事業概要
地域支援室
業務
地域保健課
福祉健康増進課
業務
業務
環境衛生課
業務
平成27年6月
福 井 県 坂 井 健 康 福 祉 センター
目 次
Ⅰ 坂井健康福祉センターの概要
・・・・・・・・・・・
1
Ⅱ 事業の概要
1
人口静態・動態・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2
医務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
3
薬務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
4
民生委員児童委員、主任児童委員の活動・・・・・・・ 11
5
児童の福祉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
6
障害者(児)の福祉・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
7
女性の福祉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
8
生活習慣病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
9
精神保健福祉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
10
母子保健・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
11
歯科保健・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
12
栄養改善・健康増進・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
13
難病対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
14
地域保健業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
15
感染症対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
15 -2 結核予防・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
16
食品衛生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
17
狂犬病予防・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
18
動物愛護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
19
生活衛生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
20
廃棄物対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
21
公害防止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
Ⅲ 資料
●
協議会名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
9
精神保健福祉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
10
母子保健・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51
12
栄養改善・健康増進・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
13
難病対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
15
感染症対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
15 -2 結核予防・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58
16
食品衛生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61
17
狂犬病予防・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
18
動物愛護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
19
生活衛生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
20
廃棄物対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
21
公害防止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65
(※ 「Ⅲ 資料」の項目番号は、「Ⅱ 事業の概要」の項目番号と一致)
Ⅰ 坂井健康福祉センターの概要
1 沿 革
保健所
福祉事務所
昭和20年 5月 三国警察署金津部長派出所の2階一室
を借り受けて発足、課制なし、職員6
名、管内区域4町17村
昭和21年 8月 金津東に独立庁舎を新築
昭和24年 3月 保健所の統廃合により森田保健所を廃
止し、その管轄区域中春江町磯部村を
当所管内に編入
昭和24年10月 鶉保健所を廃止し、その管轄区域を当
所管内に編入、管内区域5町26村
昭和25年 4月 機構改革により総務課、保健予防課を
置く 定員43名
金津保健所鶉出張所を設置
昭和26年
三国町平木、坂井地方事務所に民生課
昭和27年 9月 金津優生保護相談所を併設
を新設
昭和28年 3月 金津町六日に庁舎を移転
昭和31年 2月 坂井地方事務所の名称が坂井事務所と
昭和34年 6月 衛生課新設
なる 課の名称変更(福祉課)
昭和42年 5月 川西町の福井市編入により鶉出張所を 昭和37年 7月 坂井事務所より分離し、坂井福祉事務
福井保健所へ移管
所となる
昭和46年 5月 現庁舎へ移転
民生課、保護課を置く
平成元年 5月 三国町水居に建設された坂井合同庁舎
平成 8年 9月 金津優生保護相談所を廃止
に移転
平成 9年 4月 課の名称変更
平成 9年 4月 課の名称変更
(総務課、生活衛生課、健康増進課)
(地域福祉課、保護課)
平成10年 4月 福祉保健推進室を新設
平成12年4月1日
機構改革により坂井福祉事務所と金津保健所を組織統合し、坂井健康福祉センターを設置
(地域支援室、福祉課、健康増進課、環境衛生課)
法令等により用いる時の保健所の名称を、坂井保健所に変更
平成18年4月1日
機構改革により福祉課と健康増進課を統合し福祉保健課を設置
平成22年4月1日
機構改革により地域保健課を新設し、福祉保健課を福祉健康増進課へ課名変更 2 坂井健康福祉センターの概況
(1)所管市町村 2市(あわら市、坂井市)を所管している。
(2)面積・人口 平成 27 年 3 月 1 日現在、管内人口は 119,180 人で県全体の 787,852 人に対し
て約 15.1%を占めている。
管内面積は、326.65k ㎡で県全体の 4,190.43k ㎡に対して 7.8%を占めている。
(3)産
業 管内面積のうち田畑が約 31%を占め、坂井平野は県内有数の穀倉地帯となっ
ている。また、北部丘陵地帯では、野菜、果実、畜産業が盛んである。
一方南部では繊維産業、北西部では芦原温泉、東尋坊などの観光地がある。
また、南西部海岸沿いは「テクノポート福井」
、南東部福井寄りに「ソフトパ
ークふくい」があり、新しい産業に向かっての活動が展開されている。
さらに、あわら市の海岸近くに建設された風力発電所が、平成 23 年 2 月から
営業運転を開始した。
-1-
(4)管内略図
東尋坊
日
本
海
北潟湖
あわら市
三国港
福井港
石川県
坂井健康福祉センター
国
道
305
号
金津 IC
芦原温泉
JR
北
陸
本
線
えちぜん鉄道
三国芦原線
芦原
温泉駅
北
陸
自
動
車
道
坂井市
国
道 丸岡城
8
丸岡 IC
号
福井市
国
道
364
号
勝山市
永平寺町
(5)管内の市別人口、面積
人
口 (人)
面 積
( ㎞2 )
世帯数
(世帯)
総 数
男
女
あわら市
116.98
9,576
28,753
13,463
15,290
245.79
坂井市
209.67
29,690
90,831
43,745
47,086
433.21
管内計
326.65
39,266
119,584
57,208
62,376
366.09
福井県
4,190.43
279,774
789,633
382,056
407,577
188.44
町 名
人口密度
( 人/㎞2 )
人口:
「福井県の人口と世帯」
(H26.10.1 現在)県政策統計・情報課
面積:
「全国都道府県市区町村別面積調」
(H26.10.1 現在)
国土交通省国土地理院
-2-
3 組 織
(H27.5.19 現在)
所長(兼 医幹)
地域支援室長
地域支援室員
1名
1名
3名
地域保健課長
1名
地域保健課員
3名
福祉健康増進課員
6名
福祉健康増進課長
1名
嘱託医師
1名
環境衛生課長
次長
(環境衛生)
1名
環境衛生課員
5名
1名
4 職員職種別内訳
医師
次 長
種別
(兼 医幹)
所 長
課別
(H27.5.19 現在)
地域支援室
地域保健課
福祉健康
増進課
1
3
1
福 祉・心理
2
1
1
獣医師
1
薬剤師
1
栄養士
化学
1
2
2
3
1
2
保健師
3
嘱託医師
1
4
4
-3-
7
1
1
1
計
1
一般事務
合 計
環境衛生課
2
3
6
1
1
8
6
24
5 事務分掌
地 域 支 援 室
地 域 保 健 課
福祉 健 康 増 進課
・
・
・
・
・
・
・
・
・
庶務に関すること
予算の執行管理に関すること
庁舎、備品の維持管理に関すること
健康福祉センター運営協議会に関すること
医療法、医師法、保健師助産師看護師法等の施行に関すること
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の施行に関すること
臓器移植、骨髄バンク、献血運動の推進に関すること
医薬品医療機器等法、薬剤師法、毒物及び劇物取締法の施行に関すること
薬物乱用防止の啓発等に関すること
・
・
・
・
・
・
・
・
健康危機管理に関すること
地域における福祉、保健、医療、環境の総合的な企画調整に関すること
感染症法に関すること
エイズ相談、B・C型肝炎検査、肝炎治療特別促進事業に関すること
石綿健康相談等に関すること
医療政策に関すること
地域保健等関係職員研修の企画・実施に関すること
地域における福祉・保健・医療の統計、人口動態統計に関すること
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
児童および身体障害者の福祉に関すること
民生委員および児童委員の委嘱・解嘱に関すること
社会福祉事業の振興に関すること
福井県福祉のまちづくり条例の施行に関すること
女性相談および配偶者暴力被害者相談支援センターに関すること
歯科保健に関すること
健康づくり、健康増進法の施行に関すること
栄養関係業務に関すること
難病対策に関すること
母子保健に関すること
精神保健および精神障害者の福祉に関すること
環
境
衛
生
課
・ 食品衛生法、福井県食品衛生条例の施行に関すること
・ 動物の愛護及び管理に関する法律、狂犬病予防法、福井県動物の愛護および管理に関する
条例の施行に関すること
・ 調理師法、製菓衛生師法の施行に関すること
・ 水道法、浄化槽法の施行に関すること
・ 建築物における衛生的環境の確保に関する法律の施行に関すること
・ 興行場法、旅館業法、公衆浴場法、温泉法の施行に関すること
・ クリーニング業法、理容師法、美容師法の施行に関すること
・ 公害関係法令の施行に関すること
・ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行に関すること
・ 福井県産業廃棄物等適正処理指導要綱に関すること
・ ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法、使用済自動車の再資
源化等に関する法律の施行に関すること
・ ごみ減量化・リサイクルの推進に関すること
-4-
Ⅱ 事業の概要
1 人口静態・動態
(1)人口静態
<管内人口の推移>
福 井 県
総 数
男
管 内 計
女
総 数
男
(各年10月1日現在 )
坂 井 市
あ わ ら 市
女
総 数
男
女
総 数
男
女
S55
794,354 384,269 410,085 106,958
51,121
55,837
30,975
14,596
16,379
75,983
36,525
39,458
S60
817,633 397,115 420,518 112,537
53,791
58,746
31,830
15,016
16,814
80,707
38,775
41,932
H2
823,585 400,391 423,194 115,115
55,037
60,078
31,743
14,885
16,858
83,372
40,152
43,220
H7
826,996 401,860 425,136 119,302
57,116
62,186
32,432
15,174
17,258
86,870
41,942
44,928
H12
828,944 402,367 426,577 123,351
59,044
64,307
32,178
15,072
17,106
91,173
43,972
47,201
H17
821,592 397,271 424,321 123,399
58,847
64,552
31,081
14,498
16,583
92,318
44,349
47,969
*H18
818,975 396,245 422,730 123,265
58,845
64,420
30,797
14,387
16,410
92,468
44,458
48,010
*H19
816,198 394,832 421,366 123,215
58,836
64,379
30,781
14,363
16,418
92,434
44,473
47,961
*H20
812,479 393,088 419,391 122,960
58,813
64,147
30,660
14,328
16,332
92,300
44,485
47,815
*H21
808,589 391,116 417,473 122,409
58,522
63,887
30,299
14,149
16,150
92,110
44,373
47,737
H22
806,314 389,712 416,602 121,889
58,316
63,573
29,989
14,081
15,908
91,900
44,235
47,665
*H23
803,216 388,400 414,816 121,397
58,003
63,394
29,697
13,939
15,758
91,700
44,064
47,636
*H24
799,127 386,543 412,584 120,958
57,791
63,167
29,444
13,837
15,607
91,514
43,954
47,560
*H25
794,492 384,329 410,163 120,237
57,440
62,797
29,071
13,641
15,430
91,166
43,799
47,367
*H26
789,633 382,056 407,577 119,584
57,208
62,376
28,753
13,463
15,290
90,831
43,745
47,086
<管内人口増減数および増減率>
福 井 県
人 口
総 数
前回調査時
との増減
増減数
(人)
(各年10月1日現在 ※H22は7月1日現在)
あ わ ら 市
坂 井 市
管 内 計
増減率
(%)
人 口
総 数
前回調査時
との増減
増減数
(人)
増減率
(%)
人 口
総 数
前回調査時
との増減
増減数
(人)
増減率
(%)
人 口
総 数
前回調査時
との増減
増減数
(人)
増減率
(%)
S55
794,354
20,740
2.68 106,958
4,547
4.44
30,975
738
2.44
75,983
3,809
5.28
S60
817,633
23,279
2.93 112,537
5,579
5.22
31,830
855
2.76
80,707
4,724
6.22
H2
823,585
5,952
0.73 115,115
2,578
2.29
31,743
△87
△0.27
83,372
2,665
3.30
H7
826,996
3,411
0.41 119,302
4,187
3.64
32,432
689
2.17
86,870
3,498
4.20
H12
828,944
1,948
0.24 123,351
4,049
3.39
32,178
△254
△0.78
91,173
4,303
4.95
H17
821,592 △7,352
△0.89 123,399
48
0.04
31,081 △1,097
△3.41
92,318
1,145
1.26
*H18
818,975 △2,617
△0.32 123,265
△134
△0.11
30,797
△284
△0.91
92,468
150
0.16
*H19
816,198 △2,777
△0.34 123,215
△50
△0.04
30,781
△16
△0.05
92,434
△34
△0.04
*H20
812,479 △3,719
△0.46 122,960
△255
△0.21
30,660
△121
△0.39
92,300
△134
△0.14
*H21
808,589 △3,890
△0.48 122,409
△551
△0.45
30,299
△361
△1.18
92,110
△190
△0.21
H22
806,314 △2,275
△0.28 121,889
△520
△0.42
29,989
△310
△1.02
91,900
△210
△0.23
*H23
803,216 △3,098
△0.38 121,397
△492
△0.40
29,697
△292
△0.97
91,700
△200
△0.22
*H24
799,127 △4,089
△0.51 120,958
△439
△0.36
29,444
△253
△0.85
91,514
△186
△0.20
*H25
794,492 △4,635
△0.58 120,237
△721
△0.60
29,071
△373
△1.27
91,166
△348
△0.38
*H26
789,633 △4,859
△0.61 119,584
△653
△0.54
28,753
△318
△1.09
90,831
△335
△0.37
1.*は「福井県の推計人口」、その他は国勢調査人口 2.あわら市、坂井市の合併前のデータについては、旧町の合算
3.人口増減率(%) = 人口増減数
前回調査人口
× 100
-5-
<年齢階級別人口構成>
福 井 県
年齢別
総数
総 数
男
(平成26年10月1日現在)
あ わ ら 市
坂 井 市
管 内 計
女
総数
男
女
総数
男
女
総数
男
女
789,633 382,056 407,577 119,584 57,208 62,376 28,753 13,463 15,290 90,831 43,745 47,086
0
~
4
33,122
17,047
16,075
4,943
2,487
2,456
993
500
493 3,950
1,987
1,963
5
~
9
34,973
17,936
17,037
5,566
2,867
2,699 1,108
551
557 4,458
2,316
2,142
10
~
14
37,837
19,329
18,508
6,117
3,099
3,018 1,266
632
634 4,851
2,467
2,384
15
~
19
40,276
20,699
19,577
6,664
3,419
3,245 1,436
732
704 5,228
2,687
2,541
20
~
24
33,475
17,569
15,906
5,299
2,654
2,645 1,215
614
601 4,084
2,040
2,044
25
~
29
34,135
17,469
16,666
5,078
2,516
2,562 1,197
606
591 3,881
1,910
1,971
30
~
34
41,488
20,909
20,579
6,104
3,082
3,022 1,336
675
661 4,768
2,407
2,361
35
~
39
49,070
24,981
24,089
7,337
3,649
3,688 1,551
773
778 5,786
2,876
2,910
40
~
44
54,764
27,700
27,064
8,575
4,292
4,283 1,830
922
908 6,745
3,370
3,375
45
~
49
48,052
23,705
24,347
7,616
3,694
3,922 1,729
820
909 5,887
2,874
3,013
50
~
54
48,231
23,746
24,485
7,643
3,677
3,966 1,944
915
1,029 5,699
2,762
2,937
55
~
59
50,203
24,889
25,314
7,776
3,820
3,956 2,047
977
1,070 5,729
2,843
2,886
60
~
64
57,869
28,483
29,386
8,916
4,356
4,560 2,372
1,145
1,227 6,544
3,211
3,333
65
~
69
56,719
27,799
28,920
8,637
4,253
4,384 2,354
1,165
1,189 6,283
3,088
3,195
25,728
7,074
3,282
3,792 1,865
829
1,036 5,209
2,453
2,756
70
~
74
48,254
22,526
75
~
79
39,485
17,015
22,470
5,635
2,421
3,214 1,534
640
894 4,101
1,781
2,320
80
~
84
35,330
14,188
21,142
4,975
1,945
3,030 1,397
513
884 3,578
1,432
2,146
85
~
89
24,498
8,409
16,089
3,442
1,121
2,321
998
332
666 2,444
789
1,655
90 歳 以 上
14,081
2,995
11,086
1,943
399
1,544
556
109
447 1,387
290
1,097
不 詳
7,771
4,662
3,109
244
175
69
25
13
162
57
12
219
(再 掲)
15 歳 未 満
105,932 54,312 51,620 16,626 8,453 8,173 3,367 1,683 1,684 13,259 6,770 6,489
15 ~ 64 歳
457,563 230,150 227,413 71,008 35,159 35,849 16,657 8,179 8,478 54,351 26,980 27,371
65 歳 以 上
218,367 92,932 125,435 31,706 13,421 18,285 8,704 3,588 5,116 23,002 9,833 13,169
65 ~ 74 歳
104,973 50,325 54,648 15,711 7,535 8,176 4,219 1,994 2,225 11,492 5,541 5,951
75 歳 以 上
113,394 42,607 70,787 15,995 5,886 10,109 4,485 1,594 2,891 11,510 4,292 7,218
年齢別割合(%)
15 歳 未 満
13.4%
14.2%
12.7%
13.9% 14.8% 13.1% 11.7% 12.5% 11.0% 14.6% 15.5% 13.8%
15 ~ 64 歳
57.9%
60.2%
55.8%
59.4% 61.5% 57.5% 57.9% 60.8% 55.4% 59.8% 61.7% 58.1%
65 歳 以 上
27.7%
24.3%
30.8%
26.5% 23.5% 29.3% 30.3% 26.7% 33.5% 25.3% 22.5% 28.0%
65~74歳
13.3%
13.2%
13.4%
13.1% 13.2% 13.1% 14.7% 14.8% 14.6% 12.7% 12.7% 12.6%
75歳以上
14.4%
11.2%
17.4%
13.4% 10.3% 16.2% 15.6% 11.8% 18.9% 12.7%
従属人口指数
70.9
68.1
72.5
66.7
老年化指数
206.1
190.7
258.5
173.5
1. 県政策統計・情報課「福井県の推計人口」より
2. 従属人口指数 =
3.老年化指数 =
年少人口(0~14歳)+老年人口(65歳~)
生産年齢人口(15~64歳)
老年人口(65歳~)
年少人口(0~14歳)
-6-
×100
×100
9.8% 15.3%
(2)人口動態
人口動態統計は、出生・死亡・婚姻・離婚および死産の「人口動態事象」について、
その実態を明らかにするため作成されるものである。
<人口動態の概況>
(平成25年)
福井県
人 口
出 生
死 亡
乳児死亡
新生児死亡
死 産
自然死産
人工死産
周産期死亡
婚 姻
離 婚
管内計
あわら市
坂井市
数
784,903
119,132
28,890
90,242
数
6,461
977
183
794
率 (人口千対)
8.23
8.20
6.33
8.80
数
8,764
1,258
355
903
率 (人口千対)
11.17
10.56
12.29
10.01
12
4
-
4
1.86
4.09
-
5.04
6
-
-
-
率 (出生千対)
0.93
-
-
-
数
149
21
4
17
22.54
21.04
21.39
20.96
76
9
3
6
11.50
9.02
16.04
7.40
73
12
1
11
11.04
12.02
5.35
13.56
28
4
-
4
率 (出生千対)
4.33
4.09
-
5.04
数
3,744
535
116
419
率 (人口千対)
4.77
4.49
4.02
4.64
数
1,181
163
32
131
率 (人口千対)
1.50
1.37
1.11
1.45
数
率 (出生千対)
数
率 (出産千対)
数
率 (出産千対)
数
率 (出産千対)
数
1.人口は「福井県の推計人口」(平成25年10月1日現在)の人口総数から外国人
数を除いた数。
2.人口動態統計は、市町村長が人口動態調査令に基づき、戸籍法による届出およびそ
の他の関係書類から作成した人口動態調査票(出生・死亡・死産・婚姻・離婚)のう
ち、日本における日本人について分類集計したもの。
-7-
2
医
務
(1)医療関係施設数
(H27.3.31 現在)
市
あわら市
坂 井 市
管内計
種 別
施設数
病
院
3
4
7
所
17
53
70
歯科診療所
10
23
33
診
病床数
病
院
診療所
療
総
数
345
346
691
一
般
345
295
640
療
養
-
51
51
総
数
-
74
74
一
般
-
52
52
療
養
-
22
22
(2)医療従事者数(就業地)
市町
あわら市
坂井市
種別
医
師
32
77
歯科医師
14
26
薬 剤 師
40
122
保 健 師
15
31
助 産 師
1
7
看 護 師
215
339
准看護師
111
233
管内計
109
40
162
46
8
554
344
(H24.12.31 現在)
人口 10 万人対割合
管内
県
全国
89.4
247.2
237.8
32.8
53.3
80.4
132.9
171.3
219.6
38.0
62.7
37.1
6.6
25.7
25.0
458.0
943.5
796.6
284.4
410.3
280.6
※医療従事者調査(隔年実施)より
(3)医療監視
適正な医療を確保するため、病院などの医療施設について立入検査を実施し、医師の勤務実
態を中心とした人的構成、構造設備、管理体制および防災対策等の監視を行っている。
(平成 26 年度病院医療監視件数 7 件)
(4)原子爆弾被爆者の健康管理
管内の原子爆弾被爆者は 16 名(H27.3.31 現在)であり、医療特別手当を 1 名に、健康管理
手当を 12 名に、保健手当を 2 名に支給している。
また、被爆者の健康管理のため、健康診断(一般検査、必要に応じ精密検査)を年 2 回、が
ん検査を年1回実施し、被爆者二世に対しても健康診断を年 1 回実施している。
<平成 26 年度健康診断受診者数>
一 般 検 査
(人)
精 密 検 査
上 期
7
0
下 期
5
0
-8-
が ん 検 査
被爆者二世健診
3
0
3
薬
務
(1)薬事監視
医薬品の有効性および安全性を確保するため、医薬品製造業者については、GMPによる構
造設備、製造管理、品質管理の状況等を重点的に監視指導している。販売業者については、有
資格者による実地の管理、適正な使用のために必要な情報提供、医薬品の適正な保管管理およ
び取扱い等に重点をおいた監視指導を実施している。
毒物劇物営業者等については、毒物劇物の適正な保管管理、危害防止対策等に重点をおいた
監視指導を実施している。
(2)薬事関係施設数
(H27.3.31 現在)
市
あ わ ら 市
業 種
薬
坂 井 市
管 内 計
医薬品販売業
医療機器販売業
4
31
35
舗
7
23
30
商
-
2
2
売
4
2
6
高度管理医療機器販売・賃貸
4
17
21
管理医療機器販売・賃貸
52
123
175
品
1
2
3
店
薬
種
卸
薬
医薬品
医 薬 品 等 製 造販 売業
薬 事 関 係
局
医
局
医
医薬品等製造業
1
種
1
-
1
第
2
種
1
1
2
品
-
2
2
品
0
3
3
品
1
2
3
品
2
4
6
品
-
2
2
品
0
4
4
器
2
-
2
79
218
297
般
5
26
31
農業用品目
6
13
19
薬
部
医
外
粧
局
医
医
薬
薬
薬
部
化
外
粧
療
機
計
医
毒物劇物関係
第
化
薬
薬
毒
販
劇
売
物
業
一
毒
製
劇
造
物
業
大
臣
-
4
4
知
事
-
4
4
毒物劇物輸入業
大
臣
-
-
-
業
取
め
き
1
1
2
送
1
1
2
13
49
62
務
扱
上
者
計
運
っ
-9-
(3)麻薬・覚せい剤等について
近年の麻薬・覚せい剤等の違法薬物を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、特に「危
険ドラッグ」については、乱用が急速に拡大し、大きな社会問題となっている。このため、福
井県薬物乱用防止指導員坂井地区協議会の協力を得て、地域・職域における薬物乱用防止啓発
活動の実施および高等学校・中学校では薬物乱用防止教室を開催している。
(4)献血事業
県内および管内の移動献血車による献血状況は次のとおりである。血液需要が増加したこと
に対応するため、献血者の確保に努めた結果、県内の医療機関からの血液製剤供給要請に対し
て、全て県内の献血で確保することができている。
近年、血小板製剤および 400mL 赤血球製剤の需要が増大していることから、成分献血、400mL
献血の推進を図るとともに若年層の献血や年複数回献血者の拡大を重要な課題として普及啓発
に取り組んでいる。
(平成 26 年度)
献血者
確 保
計画数
(人)
稼 働
日 数
あわら市
638
坂井市
区 分
献 血 者 数(人)
400mL
献血の占
める割合
400mL
献血
200mL
献血
13.0
544
47
591
92.0%
1,682
30.0
1,451
124
1,575
92.1%
管内計
2,320
43.0
1,995
171
2,166
92.1%
県(移動献血車)
23,930
428.0
21,196
1,686
22,872
92.7%
市町
計
(5)骨髄バンク登録
骨髄移植は、白血病、再生不良性貧血、先天性免疫不全症等の治療法として行われている。
骨髄移植を成功させるためには、患者と提供者との間で白血球の型が一致しなければならな
いが、一致する確率は兄弟姉妹で 4 人に 1 人、それ以外では数百人から数万人に 1 人とまれで
あるため、多くの提供者を募る必要がある。
このため、公益財団法人 骨髄移植推進財団が中心となり、広く一般の方々に善意の骨髄提
供を呼びかける「骨髄バンク事業」が行われている。健康福祉センターにおいても予約による
骨髄提供登録受付業務を行っている。また、10 月の骨髄バンク推進月間を中心に啓発用ポスタ
ーを配布する等普及啓発を図っている。
- 10 -
4
民生委員児童委員、主任児童委員の活動
民生委員児童委員、主任児童委員は、知事の推薦を受けて厚生労働大臣から委嘱され、地域福
祉向上のため「福祉の実践者・協力者」として活躍している。
管内には 232 人の民生委員児童委員が身近な福祉の相談役として活動している。
また、主任児童委員(15 人)は児童福祉に関する事項を専門的に担当し、主として関係機関と
の連絡調整、区域担当児童委員や民生委員協議会の事業の計画、実施に対する援助等の業務を行
っている。
<民生委員児童委員、主任児童委員数>
市
名
区 分
あわら市
(H27.4.1 現在)
坂井市
管内計
民生委員児童委員
59
173
232
主 任 児 童 委 員
4
11
15
計
63
184
247
<民生委員児童委員、主任児童委員相談指導内容>
市
名
区 分
あわら市
(平成 26 年度)
坂井市
管内計
在
宅
福
祉
227
1,092
1,319
介
護
保
険
25
153
178
健 康 ・ 保 健 医 療
49
87
136
子育て・母子保健
37
68
105
子 供 の 地 域 生 活
45
596
641
子供の教育・学校生活
44
490
534
生
費
34
73
107
険
20
17
37
事
12
41
53
係
43
94
137
居
19
64
83
境
69
144
213
日 常 的 な 支 援
414
1,532
1,946
そ
252
1,869
2,121
1,290
6,320
7,610
年
活
金
・
保
仕
家
族
関
住
生
活
環
の
計
他
- 11 -
5
児童の福祉
(1)子育て支援
県では、平成 17 年に施行された次世代育成支援対策推進法に基づく「福井県元気な子ども・
子育て応援計画」で第 3 子以降 3 歳未満の子どもの保育料を無料化する 3 人っ子応援プロジェ
クトを実施し、平成 22 年度からの「第2次福井県元気な子ども・子育て応援計画」では、小学
校 3 年生まで所得制限なしの子ども医療費助成の拡充を行うなど、家庭・地域の子育て支援を
強化している。
①保育所の設置状況
(H27.4.1 現在)
市 名
あわら市
坂井市
管内計
数
12
32
44
員
955
3,675
4,630
在 籍 児 童 数
933
3,309
4,242
項 目
施
設
定
②まちなかキッズルーム
公共施設や民間の商業施設にて、授乳やおむつ交換が出来る場所を整備
(H27.4.1 現在)
設置市
あわら市
坂井市
施設名
セントピアあわら、坂井健康福祉センター
越前松島水族館、福井県越前三国オートキャンプ場、バロー 三国店、
えちぜん鉄道三国駅、イーザ、坂井合同庁舎、テクノポート福井総合
公園、総合グリーンセンター、丸岡子育て支援センター、エンゼルラ
ンドふくい、運転者教育センター、アル・プラザ アミ、PLANT2 坂井店、坂井健康センター
③病児デイケア
病気で保育所等での集団保育が困難な児童で、保護者の就労や疾病等により家庭での保育が
困難な児童を病院等で一時的に預かるサービスを提供
(H27.4.1 現在)
設置市
あわら市
坂井市
施設名
金津産婦人科クリニック病児病後児保育室
春日レディスクリニック「こりすの家」
つちだ小児科 病児保育所「すくすくハウス」
坂井松涛保育園
- 12 -
④すみずみ子育てサポート
保護者が、冠婚葬祭や学校行事などへの参加等、一時的に子育てに対する支援が必要となる
場合に、一時的保育サービス等を提供
(H27.4.1 現在)
設置市
実施団体(施設名)
あわら市
あわら市シルバー人材センター(シルバーママサービス“すく・すく”
)
県民せいきょう(ハーツきっずはるえ)
坂井市
坂井地域ファミリーサービスクラブ
⑤子育てマイスター
子育てに関係が深い保育士や保健師等の有資格者を、子育てマイスターとして登録し、子育
て中の親が地域で気軽に相談できる体制を整備している。
(H27.4.1現在)(人)
市
あわら市
坂井市
管内計
登録数
20
51
71
<子育てマイスター研修会>
子育てマイスターに登録された方が地域において子育てに関する悩みや不安の相談員として
社会貢献活動を行えるよう、子育てに関する資質向上を目的とした研修会を実施した。
①地区別研修会
(福井・坂井・奥越・丹南地区合同で開催)
開催日時・場所
H27.1.18(日)
福井県児童科学館
2階
コミュニティルーム
内
容
参加者数
○子育てマイスターからの活動報告
田嶋 美津枝 氏(保育士・調理師)
増田 博子
氏(栄養士・保育士・教諭)
○基調講演
仁愛女子短期大学 幼児教育学科
准教授 青井 夕貴 氏
「相談援助の基本
~保護者を支えるヒントを見つける~」
38 名
※うち、子育
てマイスタ
ー17 名参加
○意見交換
(2)児童虐待防止対策の推進
平成 12 年に児童虐待の防止等に関する法律が施行され、その後 2 度の改正やそれに伴う児童
福祉法の改正により、児童虐待の定義の見直しや通告義務の拡大、児童相談所の機能強化等が
行われた。さらに、平成 24 年 4 月 1 日には民法等の一部を改正する法律が施行され、親権停止
制度の創設や未成年後見制度の見直しが行われた。
管内両市には、要保護児童対策地域協議会が設置され、関係機関が連携して要保護児童への
支援を行う体制が整備されている。
- 13 -
<児童虐待防止専門研修会>
児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応等を目的とし、主任児童委員、保育士、小中学校
教諭等を対象とした研修会を実施した。
① 嶺北地区合同研修会 (福井・坂井・奥越・丹南地区合同開催)
開催日・場所
H26.8.22(金)
生活学習館
(ユー・アイふくい)
多目的ホール
内
(平成 26 年度)
容
○講演
テーマ「子ども虐待への対応
~関係機関の役割~」
講師
参加者数
210 名
関西学院大学 人間福祉学部
教授
才村 純 氏
②地区別研修会
開催日時・場所
H27.2.20(金)
福井県児童科学館
2階 コミュニティルーム
内
容
○講演
テーマ「児童虐待における対応の難しい
保護者との関わり方
~ロールプレイを交えて~」
講師
福井県立大学 看護福祉学部
社会福祉学科
准教授
吉弘 淳一 氏
- 14 -
参加者数
47 名
6
障害者(児)の福祉
(1)身体障害者(児)の福祉
①身体障害者手帳の交付
身体障害者手帳は、永続される障害を有する人に限り交付される。当センターでは補装
具、
自立支援医療(更生医療)の給付、
各施設入所などの各種援助や鉄道・航空運賃等の割引、
税の減免などのサービスを受ける場合の証票として交付している。
<管内の障害区分別身体障害者数(人)>
市
あわら市
障害種別
視
覚
123
聴 覚 ・ 平 衡
109
音声・言語・そしゃく
16
肢
体
障
害
953
内
部
障
害
452
計
1,653
(H27.3.31 現在)
坂井市
管内計
245
411
45
2,406
1,153
4,260
368
520
61
3,359
1,605
5,913
②福祉のまちづくり条例に基づく「整備基準適合証」の交付
不特定多数の人が利用する施設(特定施設)において、バリアフリーを推進するため、
障害者などが安全かつ円滑に利用できる整備基準に適合した施設に対して適合証を交付し
ている。
<特定施設の届出状況>
(H27.3.31 現在)
新築等
増築等
合 計
適合証交付
適合割合
185件
103件
288件
116件
40%
③ハートフル専用パーキング利用証制度
県では、公共施設やショッピングセンターなどの身体障害者用駐車場を適正に利用して
いただくために、県内共通の「身体障害者等用駐車場(愛称:ハートフル専用パーキング)
利用証」を交付し、利用できる人を明らかにすることで、本当に必要な人のための駐車ス
ペースを確保していくための制度を平成 19 年 10 月から創設した。
<ハートフル専用パーキング協定施設、利用証交付数>
協定済施設
143件
利用証交付数
867枚
(H27.3.31 現在)
④バリアフリー表示証制度
平成 24 年 6 月 1 日より福祉のまちづくり条例に定める特定施設および申請施設を対象と
して申請のあった施設に対してバリアフリー整備状況を表示した表示証を交付している。
<表示証交付施設>
(H27.3.31 現在)
交付済施設
65件
- 15 -
7
女性の福祉
県では、配偶者からの暴力防止および被害者の保護に関する施策を総合的かつ計画的に実施す
るため、平成 18 年 3 月に「配偶者暴力防止および被害者保護のための基本計画」を策定し、
「配
偶者からの暴力防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)
」に規定する「配偶者暴力被害
者支援センター」を平成 18 年 4 月から県内各健康福祉センターに新設した。これにより、当セン
ターにおいて実施するDV被害者の相談から保護、
自立支援までの一連の体制が一層強化された。
<主訴別相談件数>
(平成 26 年度)
30
1
合 計
39
売春防止法第5条違反
合計
ヒモ・暴力団関係
1
売春強要
11
不純異性交遊
17
精神的問題
電話
医療関係
19
経済関係
22
帰住先なし
住居問題
分
うち配偶者からの暴力
人間関係
区
来所
22
1
4
23
4
45
<配偶者からの暴力(DV)に関する研修会>
DV被害者支援に関する制度の理解や相談対応等職員の資質向上を目的とした事例検討会
を実施した。
①各地区窓口関係担当者研修会(福井・坂井・奥越合同開催)
開催日・場所
H27.1.15(木)
福井健康福祉センター
3階 大会議室
内 容
参加者数
○講演
テーマ「事例を通じたDV被害者の状況
理解と関係機関の対応のあり方」
講師
女性ライフサイクル研究所
西 順子 氏
○事例検討
- 16 -
41 名
8
生活習慣病
(1)生活習慣病対策
老人保健法に基づき、市町村では 40 歳以上の壮年期以降を対象とした健康管理を推進するため、
健康手帳交付、健康教育、健康相談、健康診査、機能訓練、訪問指導等の事業を実施してきた。
しかし、急速な高齢化に伴い、疾病構造が変化して生活習慣病等(脳卒中、心臓病、糖尿病、
がん等)の慢性疾患が増加し、医療費が増大していること、高齢化とならび今後ますます少子化
が進めば国民皆保険制度をはじめとした社会保障制度の維持が困難な事態となることが危惧され、
平成 18 年 6 月に健康保険法等の一部を改正するなどのいわゆる医療制度改革関連法が成立した。
平成 20 年度からは医療制度改革に伴い「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、新たに
特定健診・特定保健指導が導入された。当センターでは、管内 2 市への支援として、実施計画見
直しの際の助言や、地域で健診受診を勧奨・啓発していただく関係者に対する研修会の開催等を
行っている。また、県等が開催する研修会に参加し、知識や情報の習得を図っている。
(2)がん予防推進
がんが国民の生命および健康にとって重大な問題になっている現状をかんがみ、
「がん対策基本
法」が平成 19 年 4 月から施行され、より一層がん対策を推進していくための環境が整備された。
同法に基づき「がん対策推進基本計画」が策定され、それを受け、
「福井県がん対策推進計画」を
平成 20 年 3 月に策定し、本県におけるがん対策の基本的方向性を定め、がん対策を総合的かつ計
画的に推進していくこととなった。
当センターでは、平成 15 年度から「元気長生きがん予防推進事業」として、医療機関と地域関
係機関による会議の開催、休日がん検診の実施、がん予防の普及啓発等を実施し、がん検診受診
率の向上を推進している。
<坂井地区地域・職域連携推進会議(がん検診受診率向上対策協議会)>
開催日
場
所
内
容
H26.7.16
坂井健康
(水)
福祉センター
(1)国、県、各機関の取組みと情報提供
(2)意見交換 受診率向上(扶養者含)
、特定保健指導
重症化予防、受動喫煙について
H26.12.3
坂井健康
(水)
福祉センター
(1)事業実施状況・評価と課題について
(2)意見交換 今後の取組みと地域・職域の連携について
<働く女性のための休日がん検診推進事業>
子宮頸がんおよび乳がん検診の受診率向上のため、休日レディースがん検診を実施した。
開催日
場
所
受 診 者 数
H26.7.21
(月・祝日)
坂井地域交流
センターいねす
子宮頸がん
乳がん
18 名
18 名
H26.12.6
(土)
坂井地域交流
センターいねす
子宮頸がん
乳がん
15 名
11 名
- 17 -
<小規模レディースがん検診支援事業>
小規模事業所で働く女性のがん検診を進めるため、出前講座、子宮頸がん・乳がん検診費の補助
を行った。また、坂井市商工会議所に対し、ホームページへの本事業の掲載を依頼した。
開
出
前
講
座
催
日
講 座 名
平成 26 年度労働行政重点課
H26.4.7(月) 題及び安全衛生管理活動計
画作成に関する説明会
平成 26 年度労働行政施策の
H26.4.15(火)
ポイント説明会
H26.10.15(水) 勤労者のための研修会
H26.11.19(水) 職員対象 健康講座
主 催
参加事業所数
福井労働基準監督署
63
福井県労働基準協会
福井支部
福井県労働者福祉基金
協会
245
19
パナソニック株式会社
3
<普及啓発>
①がん検診受診率向上のための普及啓発
実 施 日
内
容
場
所
母の日キャンペーン(県下統一キャンペーン)
バロー金津店
パンフレット、チラシ配布
父の日キャンペーン(県下統一キャンペーン)
H26. 6.15(日)
ピアゴ丸岡店
パンフレット、チラシ配布
講演会
テーマ「家族ぐるみ・地域ぐるみのがん予防」
H26. 6.28(土)
折戸集落改善センター
講師:県民健康センター所長 松田 一夫 氏
参加者 約 30 名
がん検診受診率 50%達成に向けた集中月間普及啓発
9 月 6 日の悩みごと総合相談会、10 月 1 日~22 日の特定疾患継続申請時にチラシを配置した。
②健康福祉センター事業等での啓発
年度途中に開催される各種会議や研修において、チラシを配布し、受診勧奨を行った。
配布場所:食品衛生講習会、坂井環境衛生協会
H26. 5.11(日)
(3)禁煙・分煙推進
たばこは肺がんをはじめ多くの疾患の危険因子であることから、国民の健康の維持増進を図る
ためには、喫煙の健康影響についての知識の普及啓発等の対策が求められている。平成 15 年 5 月
1 日には、受動喫煙の防止に関する規定が盛り込まれた健康増進法が施行された。
当センターでは、5 月 31 日の「世界禁煙デー」に併せて、5 月 30 日にショッピングセンターお
よびJR芦原温泉駅において禁煙および受動喫煙防止啓発のためのリーフレットを配布した。ま
た、5 月 31 日~6 月 6 日までの禁煙週間中は、センター内でたばこの害に関するパネル展示を行
ったほか、管内5か所の県立高校、管内JRおよびえちぜん鉄道有人駅においてポスター掲示を
行った。
- 18 -
9
精神保健福祉
平成 5 年に精神障害者が障害者基本法の対象として明確に位置づけられたこと等を踏まえ、平
成 7 年に「精神保健法」が「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」と改められ、自立と社
会参加の促進のための援助という福祉の要素が加えられた。平成 14 年度からは、精神障害者の福
祉施策(通院医療費公費負担、精神障害者保健福祉手帳の申請窓口)は市町が実施している。今
後は、障害者の人権を尊重し地域ケアの充実強化を図ることが必要となっている。
<入院・通院患者数>
(平成 27 年 3 月 1 ヶ月間の人員)
合 計
人口1万対
(入院通院の合計)
人 口
入院患者
人口1万対
通院患者
人口1万対
県
787,852
28,049
356.0
1,925
24.4
26,124
331.6
管内計
119,180
2,998
251.6
186
15.6
2,812
235.9
あわら市
28,672
637
222.2
41
14.3
596
207.9
坂井市
90,508
2,361
260.9
145
※人口「福井県の人口と世帯(H27.3.1 現在)
」より
<入院形態別患者数>
合
計
男
県
女
措
計
917 1,008 1,925
男
16.0
2,216
244.8
(福井県障害福祉課資料より)
置
女
(H27.3.31 現在)
任
意
医療保護
計
男
女
計
男
女
計
6
4
10
475
487
962
435
517
952
管内計
93
93
186
1
0
1
54
62
116
38
31
69
あわら市
23
18
41
0
0
0
10
13
23
13
5
18
坂井市
70
75
145
1
0
1
44
49
93
25
26
51
(福井県障害福祉課資料より)
<自立支援(精神通院医療)受給者証交付数および精神障害者保健福祉手帳交付数>
(H27.3.31 現在)
あわら市
坂井市
管内計
自立支援(精神通院医療)受給者証交付数
315
1,015
1,330
精神障害者保健福祉手帳交付数
199
497
696
(福井県障害福祉課資料より)
- 19 -
(1)精神保健福祉法に基づく診察等申請通報届出処理状況
精神保健福祉法第 22~26 条の規定に基づき、精神障害者またはその疑いのある人(自
傷他害のおそれのある人)について申請通報があった場合に、事実調査を実施し、必要と
認められるときには精神保健指定医の診察を受け、2 名の指定医がともに措置入院が必要
と診察した場合に措置入院とする。措置入院の対象とはならないが、要治療の場合は、治
療に向けた支援を行っている。
通報等件数
年度
処理状況
鑑定実施
措置不要
入院 通院
その
医療 医療
他
1
1
-
一般
警察
官
検察
官
保護
観察
所長
矯正
施設
所長
病院
管理
者
計
要措
置
24
2
8
2
-
1
-
13
5
25
-
12
1
-
2
-
15
6
2
-
3
4
26
2
8
2
-
1
1
14
5
2
-
3
4
調査
のみ
6
(2)精神保健福祉相談状況(電話、面接、訪問)
心の健康や受診についての相談および社会復帰のための相談指導など、精神保健福祉
に関する様々な問題について、精神科医、保健師が電話や面接・訪問による相談に応じ
ている。
・精神科嘱託医師による相談:毎月第 1・3 木曜日午後
予約制
・保 健 師 に よ る 相 談:随 時
精神保健福祉
相談件数
医師による相談件数
(実数)
面接
訪問
面接
訪問
保健師による相談件数
電話
(実数)
関係機関と
の連絡調整
24 年度
697(232)
5( 5)
12( 12)
66( 37)
144( 56)
233( 44)
25 年度
688(221)
14( 14)
3( 3)
48( 27)
87( 47)
202( 46)
26 年度
832(258)
7( 7)
3( 3)
48(34)
87(47)
297(68)
237( 78)
334( 84)
390(99)
(3)普及啓発
①精神保健福祉ボランティア講座
一般住民の精神障害者に対する理解は未だ十分とは言えず、偏見も多く見られるため、
精神保健福祉に関する知識を深め、支援活動を体験することで、精神障害者の理解を深め
ることを目的に平成 7 年度より講座を開催している。
受講実人員 6 名(延 14 名) 対象:精神保健福祉に関心のある一般住民(申し込み制)
悠々福祉会、すぎなの会と共催で開催。
開催日時
H26.9.25(木)
13:30~16:15
内
容
・開講式
・講義「ボランティア活動とは」
坂井市社会福祉協議会
藤野 恵美子 氏
あわら市社会福祉協議会 青柳 瑛理果 氏
・講義「こころの病と患者の理解」
松原病院 院長 山森正二 氏
- 20 -
参加
数
6
H26. 9.27(土) ・体験実習:利用者との交流
10. 9 (木) ・すぎなの会(精神保健福祉ボランティア)の活動を体験
10.21 (火)
9/27 すぎなまつり(バーベキュー大会)
いずれか1回
10/ 9 地域活動支援センターさかいの活動に参加(スケッチ)
を選択
10/21 地域活動支援センターさかいの活動に参加(お茶会)
4
・講義「精神障害者との関わり方」
坂井健康福祉センター担当職員
・「精神保健福祉ボランティアすぎなの会との意見交換会」
H26.10.28(火)
すぎなの会会員
14:00~16:00
・ボランティアセンターの紹介および登録について
坂井市社会福祉協議会
あわら市社会福祉協議会
4
②障害に対する正しい知識の普及啓発事業
精神障害の正しい理解と啓発普及を目的として、一般住民を対象に講演会を開催してい
る。平成 26 年度は、
「笑いは健康」として開催した。
(悠々福祉会、悠々福祉家族会と共催)。
また、多職種による「悩みごと総合相談会」を同時開催している。
(坂井地区自殺予防対策
連絡会と共催)
開催日・会場
内
容
参加数
○講演
「笑いは健康 ~心と体を癒す笑いの効果~」
215
H26.9.6(土)
落語家
三遊亭
楽春
氏
13:20~15:00
総合相談会
専門職種による個別相談
いきいきプラザ
延 11
※精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士、就労支援相談員等
霞の郷
自殺予防パネル展示
パンフレット・啓発グッズ配布
③ゲートキーパー研修会
自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話
を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人を養成することを目的に
開催した。
(全国理容生活衛生同業組合連合会は自殺対策に関して「ゲートキーパー宣言」
を行っている。
)
開催日・会場
H26.9.29(月)
9:30~10:00
あわら市商工会館
内
容
ゲートキーパー研修会
~声かけの具体例について~
臨床心理士 宮沢
対象・参加数
好美
氏
H26.11.19(水)
講義:「メンタルヘルスケア入門~元気なこ
15:30~16:30
ころで生き生きと働くために~」
17:30~18:30
講師:松原病院 臨床心理士
パナソニック(株)
五十川 早苗 氏
金津工場
- 21 -
福井県理容衛生同業組
合坂井支部会員
55
パナソニック(株)金津
工場社員、タイヨー電子
株式会社社員 株式会
社共栄電子社員
計 100
(4)ネットワーク体制の整備
①精神保健福祉関係行政機関連絡会
精神保健業務のより円滑な連携を図るため、管内警察署、市、関係機関との連絡会を実
施している。
開催日時
H26.5.8(木)
15:00~17:00
出席者
人数
管内警察署
各市精神福祉保健担当課
管内相談事業所
11
内
容
・講義:「通報対象となる自傷他害の症状
について」
講師 松原病院 院長 山森正二氏
・平成 25 年度緊急対応事例報告
・移送の業務委託について
・精神保健福祉法の改正について
・意見交換
助言者 松原病院 院長 山森正二氏
②坂井地区自殺予防対策連絡会
自殺予防事業の一環として、坂井地区における自殺予防対策にむけた情報交換や必要な
取り組みを協議し、関係機関のネットワーク構築を目的として、平成 22 年度より坂井地区
自殺予防対策連絡会を開催している。
開催日時
出席者
H26.7.18(金)
13:30~15:00
管内警察署、消防署
公共職業安定所、管内事業所
福井産業保険推進連絡事務
所、精神科医療機関
各市保健福祉担当課、地域包
括支援センター、社会福祉協議
会、相談支援事業所
H27.2.9(月)
15:30~17:00
人数
内
容
15
・活動報告 自死遺族アルメリアの会
・自殺の状況について
・第1回総合相談会の開催について
15
・活動報告 福井CBTセンター
・統計からみる自殺の現状について
・センター等の活動報告
・第 2 回総合相談会の開催について
③坂井地区ひきこもり不登校関係機関連絡会
21 年度より、ひきこもり、不登校の問題を持つ当事者や家族の支援に携わっている関係
職員を対象に事例検討、学習会などを通して資質向上を図り、地域での関係機関の協力体
制づくりを目的として開催している。
開催日時
第1回
H27.1.27(火)
16:00~17:30
第2回
H27.2.27(金)
14:00~16:00
対象者
人数
内 容
49
講義:
「精神疾患のある親から受ける子
どもへ影響と関係機関のかか
わり」
講師:福井厚生病院医学部附属病院
ストレスケアセンター
杉坂 夏子 医師
30
テーマ「精神疾患の親を持つ子ども・
家族への支援」
事例助言
講師:福井こころのクリニック
臨床心理士 齋藤荘二氏
管内小中高等学校教育相談
担当教諭
養護教諭
特別支援教育コーディネーター
適応指導教室担当者
坂井地教委連担当者
市保健福祉学校教育担当者
相談支援事業所担当者
保育士
- 22 -
(5)自主グループの育成
①精神保健福祉ボランティア(すぎなの会)の支援
平成 4 年度に精神保健福祉ボランティア講座修了者を中心に結成し、地域で精神障害者
およびその家族を支援することを目的にボランティア活動を行っている。
・会 員 数 :34 名
開催日時
例会:毎月第 4 火曜日
13:30~ 15:30
活動内容
回数
参加数
総会
1
15
例会
12
132
役員会
1
10
研修会
2
11
23
69
福祉まつり等への参加協力
3
24
ボランティア講座への協力
3
10
すぎなまつり
1
72
悠々福祉会への支援
59
141
その他会議、行事参加
63
248
出張デイケア支援
患者会支援等:行事実施日等
②家族教室(こころを元気にする講座)
家族が精神疾患について正しい知識を持ち、適切な対応方法や社会参加・社会復帰を学
ぶことや、家族同士が語り合うことによって当事者の回復を促す機会になることを目的と
して開催している(悠々福祉会、悠々福祉家族会と共催)
。また、多職種による「悩みごと
総合相談会」を同時開催している。(坂井地区自殺予防対策連絡会と共催)
開催日・会場
H27.3.1(日)
13:30~15:30
いきいきプラザ
霞の郷
内
容
○講演
「今、心のケアに求められているもの」
松原病院 代表理事 松原 六郎医師
総合相談会
専門職種による個別相談
※精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士、就労支援相談員等
パンフレット・啓発グッズ配布
- 23 -
参加数
59
延 19
10 母子保健
少子化の一層の進行や女性の社会進出など、母子を取り巻く環境が大きく変化したことに伴い、母子
保健においても、それぞれの地域の特性に応じた母子保健対策の推進が必要となってきている。
平成 6 年 6 月には、住民により身近な母子保健サービスの向上を目指して母子保健法が改正され、平
成 9 年 4 月からは、3歳児健診・訪問指導などの基本的な母子保健サービスは市町で実施されている。
また、
「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法
律」
(第2次一括法)が平成 23 年 8 月 30 日に公布され、それによって未熟児の訪問指導、養育医療、育
成医療の実施主体が平成 25 年 4 月 1 日から市に権限移譲された。
当センターでは、広域的、専門的な観点から市を支援するとともに、障害児や先天性代謝異常等検査
事業の事後指導のため家庭訪問を行い、家庭看護の相談や福祉制度の紹介を行っている。
(1)人工妊娠中絶
母体保護法の規定により、人工妊娠中絶が行われた場合は、人口動態の把握に資するため医療機関
から保健所に報告される。
報告された人工妊娠中絶(妊娠満 22 週未満)の多くは、身体的または経済的理由により、妊娠継
続や分娩が母体の健康を著しく害するおそれのあるものが主で、年齢階級別では、20 代、30 代に集
中している。
<年齢階級別人工妊娠中絶状況>
総数
20 歳
未満
20~24
(坂井健康福祉センター管内医療機関報告分)
45 歳
年 齢
25~29 30~34 35~39 40~44
以上
不 詳
平成 24 年度
137
14
27
28
20
34
13
1
0
平成 25 年度
115
8
33
21
20
21
12
0
0
平成 26 年度
116
11
19
17
26
29
14
0
0
平成 26 年度
(県)
991
87
195
184
200
221
98
6
0
(2)先天性代謝異常等検査事業
フェニールケトン尿症等の先天性代謝異常および先天性甲状腺機能低下症は、早期発見、早期治療
を行うことにより、心身障害の発生を防止することが可能であるため、生後5~7日目の新生児に対
し、医療機関で検査を行っている。
当センターでは、先天性代謝異常検査の結果が要精密検査となった児について、保護者への相談等
の事後指導を行っている。
(3)母子医療給付
①小児慢性特定疾病医療費助成制度
小児がんなど特定の疾患について、その治療が長期間に渡り、医療費の負担も高額となること
から、昭和 49 年以来、小児慢性特定疾患治療研究事業が実施され、治療の確立と普及が図られる
とともに医療費の患者自己負担分が補助されてきた。平成 17 年 4 月1日からは、安定的な制度と
して新たな小児慢性特定疾患対策の確立を図るため、児童福祉法に位置付けられた。
当センターでは、新規申請者に対して小児慢性特定疾病医療受給者証の交付や、継続申請時等
の相談を実施している。
- 24 -
<小児慢性特定疾病医療費助成制度 認定者数>
慢性心疾患
内分泌疾患
膠原病
糖尿病
先天性代謝異常
血液疾患
免疫疾患
神経 筋疾患
慢性消化器疾患
先天異常
10
2
14
46
2
7
3
3
2
10
6
0
計
慢性呼吸器疾患
18
皮膚疾患
慢性腎疾患
・
認定者数
悪性新生物
疾患群
(H27.3 月審査会分まで)
0 123
②特定不妊治療費助成事業
この事業は、不妊治療を受けている夫婦に対して、不妊治療費のうち医療保険が適用されず治
療費が高額となる体外受精、または顕微授精の治療を受けた方に、その治療費の一部を助成し治
療を受ける機会を増やすことを目的とし、平成 16 年度から本事業が実施されている。
平成 26 年度から、国の助成要綱が下の表のとおり変更されている。
妻の年齢
回数
助成額
治療 C・F※の場合の助成額
~39 歳
通算 6 回
150,000
75,000
40~42 歳
通算 3 回
150,000
75,000
県では助成通算年数の制限なく助成事業を実施。治療内容 G・H※、通算 7 回目(40 歳~42 歳の
場合は 4 回目)以降分を県単独分(上限 10 万円)として助成し、また、平成 26 年度からは男性不
妊治療として行う精巣内精子採取術を行ったものに対し 5 万円を上乗せして助成している。
特定不妊治療費助成申請受付件数
坂井管内
福井県
平成 24 年度
54(112)
605(1,150)
平成 25 年度
60(121)
669(1,293)
平成 26 年度
67(114)
715(1,417)
※
A
B
C
D
E
F
G
H
( )は延数
助成対象となる治療
新鮮胚移植を実施
採卵から凍結胚移植に至る一連の治療を実施
以前に凍結した胚による胚移植を実施
(採卵・受精後、胚を凍結し、母体の状態を整えるために1~3周期の間隔をあけた
後に肺移植を行うとの治療方針に基づく一連の治療を行った場合)
体調不良等により移植のめどが立たず治療終了
授精できず、または、胚の分割停止、変性、多精子授精などの異常授精等による中止
採卵したが卵が得られない、または状態のよい卵が得られないため中止
卵胞が発育しない、または排卵終了のため中止
採卵準備中、体調不良等により治療中止
- 25 -
(4)育児不安解消サポート事業(ぺんぎんクラブ)
育児不安、育児ストレスを抱える保護者に集まる場を提供し、それぞれの思いを表出し、相互に共
感しあい、さらに専門的な立場から助言、指導を行うことで育児不安を軽減し、児への適切なかかわ
りが持てるよう支援することを目的に平成 17 年度より実施している。
平成 26 年度もあわら市、坂井市の各市にて出張ぺんぎんクラブを 5 回開催した。開催にあたって
は市担当者および子育て支援センター職員と十分に協議した上で実施し、関係者の理解を深める機会
にもなった。
<ぺんぎんクラブ>
・実施回数
所内での開催
7回
出張ぺんぎんクラブの開催 5 回
あわら市、坂井市(春江町、坂井町、三国町、丸岡町)
・参加スタッフ
精神科医、臨床心理士、保健師、家庭児童相談員、子育てマイスター等
・実施内容
グループケアの実施(保護者グループ、子どもグループ)
、個別相談
実施後の検討会
平成 26 年度参加人数
総数
所内(7回)
出張(5回)
<管内母子保健担当者との連絡会>
事業名・開催日
母子保健連絡会
H27.3.17(火)
15:45~17:00
保護者
10(32)
9(22)
5(10)
子ども
8(29)
7(19)
4(10)
※( )は延人数
内容
育児不安解消サポート事業(ぺんぎんクラブ)に
関する実施状況報告、意見交換
助言者 精神科医師 杉坂 夏子先生
臨床心理士 吉水 ちひろ先生
参加者
8名
市保健師
市家庭児童相談員
11 歯科保健
平成 15 年に「第 2 次福井県生涯歯科保健計画」が策定され、歯科保健対策を推進してきたが、平成
25 年 3 月に「第 3 次元気な福井の健康づくり応援計画」が策定された。これに基づき「フッ化物洗口の
推進によるむし歯の予防」
、
「適切な間食の推進」
、
「早い時期からの適切な生活習慣の確立」などを中心
に歯科口腔保健の推進に関する法律に基づいた歯科保健対策を推進している。
平成 26 年度は、24 年度から引き続き未就学児フッ化物洗口事業として、管内の幼稚園、保育所を対
象に、歯科医師によるむし歯予防の講義や事業の説明等を行う研修会(県健康増進課主催)への参加を
呼びかけ、4、5 歳児のフッ化物洗口実施を希望する施設を募集した。実施を希望した施設では、歯科医
師、歯科衛生士または園長などによる保護者への説明会を行い、フッ化物洗口を開始した。坂井管内で
は、あわら市 14 施設、坂井市 11 施設(うち幼保連携型施設 5 施設)で実施を希望し、フッ化物洗口を
実施した。
また、学校保健関係者等を対象に歯科保健啓発用書籍の貸出を実施している。
- 26 -
12 栄養改善・健康増進
「健康日本 21(第二次)
」や「第 3 次元気な福井の健康づくり応援計画」を推進するために、当セン
ターでは、栄養や健康運動等の生活習慣改善指導、特定給食施設等への指導、管内栄養士等に対する研
修、食生活改善推進員の育成等を行っている。
(1)健康増進指導事業
市や事業所などで取り組んでいる健康づくり事業や、各種給食施設で行われている食事管理および
栄養指導等が効果的に実施されるためには、これから目指すべき健康づくりや栄養管理の考え方につ
いて理解を共有する必要がある。
①食生活・栄養管理支援事業
平成 26 年 4 月 4 日付けで健康増進法施行細則が一部改正され、栄養管理状況報告書および特
定給食施設の届出が変更となった。特定給食施設にあたっては、毎年6月末までに栄養管理状況
報告書の提出を義務付けていることから、
報告書の記載説明を行うと共に栄養管理の推進を図り、
また、その他の給食施設についても、特定給食施設に準じた栄養管理の推進を図るための研修会
を開催した。
開催日
平成 26 年 5 月 29 日(木)
参加者
① 学校、保育関係
35 名
② 医療機関、老人福祉施設等 24 名
会 場
いきいきプラザ霞の郷
内 容
情報提供:「栄養管理状況報告書と特定給食施設届出の改定について」
情報提供者: センター栄養士
講演:「栄養管理に関る動向」
講師:(公社)福井県栄養士会 名誉会長 清水 瑠美子 氏
②健康運動普及事業
県民への健康運動を普及するため、日頃より地域で健康づくりを推進する健康づくりサポータ
ー等に対し、地域住民への普及・啓発を目的として、運動講習会を開催した。
開催日
会 場
参加者
平成 26 年 9 月 2 日(火)
坂井健康福祉センター
35 名
内 容
情報提供:
「ロコモティブシンドロームについて」
情報提供者: センター栄養士
講義:
「正しいラジオ体操について」
講師:ラジオ体操インストラクター 岩佐 美子 氏
(2)ふくいの食と健康づくり普及事業(ふくい健幸美食)
県民の食生活の改善や健康づくりを推進するため、福井の豊富な食材や特産品を生かし、低塩分で
野菜たっぷりの食事を開発し、適切な食生活や生活習慣の定着を図るとともに、福井の健康的な食事
や食育を県内外に発信していくことを目的に、飲食店等による健康メニューの提供およびスーパーマ
ーケット等の惣菜店による健康惣菜の提供、また坂井食生活改善推進員連絡協議会の協力を得て家庭
で調理できる健康メニューの普及啓発活動を下記の通り実施した。坂井管内で「ふくい健幸美食」を
提供している店舗数は、飲食店等で 11 店舗(うち社員食堂 4 店舗)
、惣菜業者(スーパーマーケット
等を含む)で 30 店舗である。
- 27 -
(坂井食生活改善推進員による普及啓発活動)
開催日
地区
場所
参加者(人)
2014 年 10 月 15 日
あわら
東温泉区公民館
15
10 月 19 日
三国
三国木部公民館
200
10 月 19 日
丸岡
鳴鹿公民館
150
10 月 19 日
坂井
木部小学校
70
10 月 22 日
春江
直売所わくわくショップ(ビッグマート春江店内)
100
10 月 30 日
あわら
沢区生活改善集落センター
20
11 月 8 日
三国
ハートピア春江
150
11 月 8 日
丸岡
ハートピア春江
200
11 月 12 日
あわら
あわら市保健センター
30
11 月 19 日
春江
直売所わくわくショップ(ビッグマート春江店内)
80
12 月 10 日
あわら
あわら市保健センター
30
12 月 14 日
坂井
兵庫公民館
50
合計
12 回
1,095
(3)
「健康づくり応援の店」の推進
本県は女性の就業率や共働き率が高いことから、惣菜や持ち帰り弁当等の利用も多く、中食・外食
の利用率も高い。当センターでは、県内有数の温泉地という特徴から、「健康づくり応援の店」は温
泉旅館などを中心に登録され、広く健康づくりの普及啓発を行っている。H20 年度からは禁煙・完全
分煙の実施コースも追加して新規登録を推進し、既存の登録店については巡回指導等により精度管理
を支援している。
また、H26 年度も 25 年度と同様に、健康づくり応援の店に対しても、ふくい健幸美食への申請を呼
びかけ、認証されたメニューは 11 月 16 日~23 日の「ふくい味の週間」において県民に提供した。
<「健康づくり応援の店」管内登録状況>
飲食店
旅館・
ホテル
弁当・惣菜
・コンビニ・
菓子店
製造業
事業所給食
合計
平成 20 年度
23
20
14
1
1
59
平成 21 年度
26
20
17
1
1
65
平成 22 年度
24
20
16
1
1
62
平成 23 年度
24
20
16
1
1
62
平成 24 年度
21
13
12
1
1
48
平成 25 年度
21
13
12
1
1
48
平成 26 年度
19
13
11
1
1
45
(4)
「みんなで歩こうproject」の推進
県では、運動習慣のある人を増やすため、誰でも手軽に行えるウォーキングを推進している。H26
年度は今までのサイト上での歩数記録(からだにいいこと研究所)だけでなく用紙での歩数記録やデ
ータ送付での記録を可能とし、平成 24 年度からと同様に、個人またはチームでウォーキングに取り
組む人を募集し、運動習慣のある人の増加に取り組んだ。
- 28 -
(5)健康づくり実践団体への登録推進
健康づくりを実践する仲間づくりを促進し、福井県のさらなる健康長寿の推進のため、「一団体一
健康づくり運動」を展開している。当センターでは、各市や健康づくり実践団体等に県のホームペー
ジへの登録を呼びかけ、県ホームページを活用して啓発を行っている。
13 難病対策
原因が不明で治療法が確立していない、いわゆる難病は、これまで「難病対策要綱」
(昭和 47 年)に
より、56 疾患が法律に基づかない予算事業(特定疾患治療研究事業)として実施してきたが、難病の患
者に対する医療費助成に関して、
法定化により公平かつ安定的な制度を確立するほか、
基本方針の策定、
調査及び研究の推進、療養生活環境整備事業の実施等の措置を講ずることを目的とし、難病の患者に対
する医療等に関する法律が平成 26 年 5 月 23 日成立し、平成 27 年 1 月 1 日から施行された。
(対象疾患
は 110 疾患に拡大。今後約 300 疾患まで拡大予定。
)
これらを踏まえて、当センターでは、特定医療費(指定難病)医療給付の申請業務、指定難病患者相
談事業、家庭訪問事業、在宅難病患者訪問指導(診療)事業、地域ケアシステム検討会を実施している。
また、パーキンソン病の患者会も設立され、会の活動の支援を行っている。
(1)医療給付
特定医療費(指定難病)疾患については、医療費の負担軽減を図ることを目的に医療費の公費負担が
行われている。
【自己負担割合:2 割 入院+外来(院外薬局、訪問看護を含む)】
原則
既認定者(経過措置 3 年間)
階層区分
階層区分の基準
人工呼吸
高額かつ
器等装着
長期
者
一般
生活保護
低所得Ⅰ
―
本人年収~80 万円
0
2,500
0
2,500
本人年収 80 万円超~
5,000
5,000
一般所得Ⅰ
市民税 課税以上7.1万円未満
10,000
5,000
一般所得Ⅱ
上位所得
市民税 7.1 万円以上25.1 万円未満
市民税 25.1 万円以上
入院時の食費
20,000
30,000
10,000
20,000
全額自己負担
低所得Ⅱ
市民税
非課税
(世帯)
0
一般
0
2,500
5,000
1,000
人工呼吸
現行の
器等装着
重症患者
者
0
2,500
1,000
5,000
10,000
20,000
0
5,000
1/2 自己負担
(2)特定疾患患者相談事業
特定疾患患者およびその家族に対し、医療および日常生活について医師、理学療法士、栄養士等の
専門スタッフによる相談、指導を行い、疾病に対する不安を解消し精神的負担の軽減を図ることを目
的として疾患別に開催している。
開催日
対象疾患
内容
指導者
参加数
H26. 8. 7
パーキンソン病
パーキンソン病について
医師
19
H26. 9.17
パーキンソン病
リハビリ教室
理学療法士
21
H26.11.29
潰瘍性大腸炎
クローン病
炎症性腸疾患患者のため 医師
の個別相談会
管理栄養士
8
日常生活相談会
26
H26.4~H26.9
パーキンソン病
(3 回)
- 29 -
保健師
(3)在宅難病患者家庭訪問事業
在宅の特定疾患患者およびその家族に対し、保健師が家庭訪問を実施することにより、療養および
日常生活にかかわる相談指導を行い、疾病に対する不安を解消し精神的負担の軽減を図ることを目的
として実施している。
(4)在宅難病患者訪問指導(診療)事業
日常生活全般において介助を必要とする通院困難な難病患者および家族に対して、難病に関する専
門の医師、対象患者の主治医、保健師、看護師、理学療法士等による診療班を設置し、訪問指導(診
療)を行っている。
(5)難病地域ケアシステム検討会議
難病患者の入院から在宅療養までの一貫した支援を促進するため、地域におけるケアシステムの構
築を図ることを目的として、病院や福井県難病支援センター、介護保険の関係機関とともに事例検討
会や学習会を実施している。
平成 26 年度は、今後、難病患者の在宅療養への移行が進み、今まで以上に在宅の重症難病患者が増
加することが予想されることから、これらの患者がスムーズに在宅に移行するためには、在宅医の理
解や介護サービス事業所等の理解と資質の向上が必須であると考え、在宅療養移行、在宅医療機器の
取り扱いの知識を深めるとともに、重症難病患者に関わる各関係機関の役割やその視点について、講
義、演習、事例検討を行った。
開催日
H27.2.17
対
象
管内医療機関、
居宅介護支援事
業所をはじめと
する各サービス
事業所、難病支
援センター等
H27.3.19
人数
内
容
18 事業所
21 名
テーマ「在宅難病患者の在宅療養支援について」
・講義「重症難病患者の在宅療養移行」
講師 福井大学医学部付属病院 山村修医師
・講義「在宅医療機器の取り扱い方(停電時の対応含む)
」
講師 帝人在宅医療株式会社 田村尚史氏
フィリップス・レスピロニクス合同会社 川端宗太氏
・講義「災害発生時(停電時)の呼吸管理について」
講師 福井大学医学部付属病院 山中俊祐医師
・演習 人工呼吸器、吸痰器、アンビューバッグの取り扱い方
指導者 上記講師
福井大学医学部付属病院 林智美看護師
18 事業所
25 名
テーマ「神経難病患者を広く地域で支えよう」
・事例検討
「重症難病患者に関わる各関係機関の役割とその視点
について」
(6)患者会への支援
管内には、パーキンソン病の患者会があり、学習会やレクリエーション、交流会をとおして会員相
互の親睦を深め、前向きに療養生活を送れるよう活動している。当センターでは、会の運営に対して
の相談や協力をとおして活動を支援している。
名
称
金津パーキンソン友の会
設置年月日
H9.4.24
会員数
(H25.3 月末)
15
- 30 -
活動内容
総会、学習会、交流会
会報発行 4 回
14
地域保健業務
(1)地域保健・福祉・環境関係職員の資質の向上
①地域保健・福祉・環境関係職員研修
多様な住民ニーズに対してより質の高い総合的サービスの提供ができるよう、県および
市町の地域保健・福祉・環境関係職員を対象に研修を実施している。平成 26 年度は、一般
研修を 2 回、専門研修を 2 回開催した。
また、研修内容の実施報告・評価や企画検討を行うための委員会を 1 回実施した。
<一般研修>
実施日
1
内
容
講
平成 26.7.7
<健康危機管理>
坂井市多目的 新型インフルエンザ等対策行動計
研修センター 画について
平成 27.2.24
<大気汚染>
2 エンゼルランド PM2.5等大気汚染と健康被害
ふくい
(福井健康福祉センターと合同)
師
参加人数
センター職員
市職員
21 名
県庁環境政策課
森参事
26 名
<専門研修>
実施日・会場
内
容
講
1
平成 26.12.22
<ソーシャルキャピタル>
坂井市多目的 行政とソーシャルキャピタル
研修センター
の醸成
2
平成 27.2.10
<人材育成>
坂井健康福祉 人材育成に関する体制について
センター
課題および課題解決にむけて
師
参加人数
大阪府守口保健所
所長 森脇 俊氏
40 名
福井大学医学部
米澤 洋美 氏
6名
②研修・実習生の受け入れ
地域における保健福祉の行政機関としての当センターの機能、役割を知り、実際の体験
を通して理解を深めることを目的に、看護学生等の実習生の受け入れを行っている。
対象学生
保健師学生
看護師学生
栄養士学生
学
校 名
日 時
期 間
人 数
福井大学医学部 看護学科 平成 26.10.6~10.17
10 日間
7名
福井県立大学
看護福祉学部看護学科
平成 26.11.17~11.27
平成 27.1.19~1.28
8日間
8日間
6名
6名
福井医療短期大学
平成 26.9.5
1日間
18 名
仁愛大学
平成 26.9.1~9.5
5日間
2名
(2)学校保健との連携
子どもをとりまく健康問題は、その原因が複雑にからみあっているものが多く、問題を解決
していくためには、個人や家族、様々な関係機関が連携しあうことが必要である。
そこで、坂井地域の小・中・高等学校等と連携し、児童・生徒を取り巻く問題について情報
交換や研修会を開催している。感染症予防や薬物乱用防止の情報提供を行うとともに、高校生
へのエイズ啓発等を開催し、子どもへの対応や家族の支援の方法および連携を深めている。
- 31 -
(3)市が策定する各種計画への支援
各市が福祉保健総合計画等を策定するにあたり、県計画等との整合性および調整を図るため
アドバイザーとして参画し、助言、指導等を行う。
<管内2市福祉保健等関係計画策定状況一覧>
市町村が作成する
計画
根拠法令
(H27.4.1 現在)
内容
あわら市
坂井市
社会福祉法
第 107 条
地域福祉の推進に関す
る事項を一体的に定め
る計画
○
H24.3
策定
○
H26.3
策定
障害者計画
障害者基本法
第 9 条の 3 項
障害者のための施策に
関する基本的な計画
○
H24.3
策定
○
H26.3
策定
障害福祉計画
障害者自立支援
法第 88 条
障害福祉サービス、相
談支援事業及び地域生
活支援事業の提供体制
の確保に関する計画
○
H27.3
策定
○
H27.3
策定
次世代育成支援策
推進行動計画
次世代育成支援
対策推進法
国の行動計画策定指針
に即して、達成すべき
目標、講ずる措置の内
容を記載した行動計画
○
H22.3
策定
○
H22.3
策定
介護保険事業計画
介護保険法
第 117 条
介護保険事業にかかる
保険給付の円滑な実施
に関する計画
老人福祉計画
老人福祉法
第 20 条の 8
老人居宅生活支援事業
及び老人福祉施設によ
る事業の供給体制の確
保に関する計画
○
H24.3
策定
健康増進計画
健康増進法
第8条
住民の健康の増進の推
進に関する施策につい
ての計画
○
H24.3
策定
母子保健計画
H8.5.1 厚生省
児童家庭局母子
保健課長通知
地域の母子の健康や生
活環境の向上を図るた
めの体制の確立に向け
た計画
○
H24.3
策定
特定健康診断等
実施計画
高齢者の医療の
確保に関する法
律 第 18 条
生活習慣病の発症や重
症化予防を目的とした
健康審査・保健指導の
実施
○
H25.3
策定
福
地域福祉計画
祉
坂井地区広域連合で
改定
H27.3
(H27~H29)
○
H26.3
策定
保 健
○
H26.3
策定
県計画の状況
「第 5 次福井県
障害者福祉計画」
(H25~H29)
「第二次福井県
元気な子ども・
子育て応援計画」
(H22~H26)
「第 5 期福井県老
人福祉・介護保険
事業支援計画」
(H24~H26)
「第 3 次元気な
福井の健康づく
り応援計画」
(H25~H29)
医 療
○
H25.3
策定
(4)介護保険制度の推進に向けた支援
介護保険制度の推進を図るために、介護保険関係者への研修や地域包括支援センターへの支
援などを実施している。
①地域ケア会議への支援
管内の 2 ヶ所の地域包括支援センターで開催される地域ケア会議を支援している。主な
支援内容は、処遇困難事例の検討、保健福祉サービスの調整の検討や介護予防事業につい
ての検討などである。
- 32 -
②介護予防・リハビリ推進人材養成事業
高齢者それぞれの状態に応じた適切な介護予防やリハビリテーションを提供するための
人材養成を目的として、坂井地域リハビリテーション支援センターが開催する運営委員会
に委員として出席している。
③高齢者の権利擁護支援体制整備事業
あわら市、坂井市の高齢者虐待防止ネットワーク会議に委員として参加している。
なお、あわら市は平成 26 年 2 月に、あわら市高齢者及び障害者虐待防止ネットワーク会
議に設置要綱を変更している。
(5)健康危機管理
健康危機が発生した時に、組織としての初動対応が迅速かつ的確に行えるよう、当センター
職員および各関係機関と研修を行った。
①健康危機管理初動時対応訓練(県地域福祉課主催)
実 施 日:平成26年7月16日
研修目的:健康危機発生時における健康福祉センターおよび本庁各関係課による初動時
対応を迅速かつ的確に行うため、健康危機発生の具体的な事例を設定した訓
練を行うことで、健康危機に関する対応能力を高める。
②健康危機管理研修会(県地域福祉課主催)
実 施 日:平成27年2月24日
研修目的:健康危機管理に関わる職員が、健康危機発生時に個々の役割を果たせるよう、
必要な知識を習得し、事象発生時の対応能力の向上を図る。
(6)医療計画の推進
地域医療連携体制協議会について
医療計画に掲げる施策を推進することを目的に、健康福祉センター単位で開催。
<坂井地域医療連携体制協議会>
開 催 日:平成27年3月18日(水)
協議内容:1)第6次福井県医療計画の進捗状況について
2)坂井地区の在宅医療推進について
3)地域医療構想について-国の動き、県の動き
委員構成:医師会、歯科医師会、主な病院、診療所、訪問看護ステーション、
介護関係者(薬剤師、作業療法士、ケアマネジャー)
、市、広域連合
(7)坂井地区における在宅医療の推進
第 6 次福井県医療計画においても、郡市医師会等を主体とする地域単位での在宅医療体制を
整備するため、坂井地区では坂井地区医師会が中心となり、在宅ケアに取り組んでいる。
また、平成 24 年度は、国の在宅医療連携拠点事業を坂井地区広域連合が受託し、在宅医療の
体制整備を図るとともに、市民集会を開催した。平成 25 年度は、市単位での多職種連携カンフ
ァレンス、市民集会の継続開催など、関係機関と市民が一体となり推進に取り組んでいる。
国の動きとして平成 26 年 6 月に「医療・介護総合確保推進法」が成立。介護保険制度の中で
「在宅医療・介護の連携」を進めることになり、平成 26 年度についても平成 25 年度に引続き
市単位での多職種連携カンファレンス、市民集会が継続開催され、センターとしては「医療と
介護の連携強化部会」を開催し支援を行っている。
- 33 -
<平成 26 年度健康福祉センターの主な取組み>
①顔の見える多職種連携会議「医療と介護の連携強化部会」の開催
目的:坂井管内の医療(特に看護)と介護の連携について実態を把握し、課題について解
決に向け検討を行う。
構成メンバー:坂井地区医師会在宅ケアネットコーディネーター、管内病院地域医療連携
室代表、ケアマネ代表、訪問看護師代表、ネットワークさかい事務局、あ
わら市・坂井市地域包括支援センター
内容:第1回
日時:平成 26 年 6 月 3 日
今年度の計画について
・急性期病院との連携に関する研修会の開催について
・グリーフケア、看取りに関する研修会について
・事例検討会について
第2回
日時:平成 27 年 2 月 4 日
H27 年度の方向性について
・病院(急性期等含む)との入退院時の手引きについて
・
「グリーフケア、看取りに関する研修会」について
・H27 年度「医療と介護の連携強化について」の方向性について
②急性期病院との連携に関する研修会
日時:平成 26 年 10 月 1 日
内容:・
「退院支援の現状と課題について」…地域医療連携担当者
(坂井管内と連携が多い主な急性期病院)
福井県立病院、福井大学附属病院、福井総合病院
・
「急性期病院との連携における現状と課題について」
…事前アンケート結果
・グループワーク
「事例をもとに連携上の課題と解決の方向性」
対象:管内の病院地域連携室、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、地域包括支
援センター
参加者:57 名
備考
①グリーフケア、看取りに関する研修会についてはあわら市・坂井市地域包括支援センター
合同研修会で実施(企画は部会で実施)
日時:平成 27 年 3 月 24 日
場所:あわら市役所正庁
②事例検討会について
難病ケアシステム研修会で実施
日時:平成 27 年 3 月 19 日
場所:坂井健康福祉センター
- 34 -
15
感染症対策
平成 19 年 4 月 1 日に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」
が改正され、
病原体の管理体制の確立や感染症の分類の見直しが行われた。医師の診断による届出一覧は下記
のとおりである。一類から四類まではすべてを報告、五類は全数把握と定点把握という類型に区
分されている。
平成 27 年 1 月 21 日現在
感染症類型
感染症名称
一類感染症
(直ちに届出)
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マール
ブルグ病、ラッサ熱
二類感染症
(直ちに届出)
急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイ
ルス属 SARS コロナウイルスであるものに限る)
、中東呼吸器症候群(病原体がベー
タコロナウイルス属 MERS コロナウイルスであるものに限る)
、鳥インフルエンザ(H
5N1)
、鳥インフルエンザ(H7N9)
三類感染症
(直ちに届出)
四類感染症
(直ちに届出)
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス
E 型肝炎、ウエストナイル熱、A 型肝炎、エキノコックス症、黄熱、オウム病、
オムスク出血熱、回帰熱、キャサヌル森林病、Q熱、狂犬病、コクシジオイデス
症、サル痘、重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属 SFTS ウイ
ルスであるものに限る)
、腎症候性出血熱、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、炭疽、
チクングニア熱、つつが虫病、デング熱、東部ウマ脳炎、鳥インフルエンザ(鳥
インフルエンザ(H5N1及びH7N9)を除く)、ニパウイルス感染症、日本
紅斑熱、日本脳炎、ハンタウイルス肺症候群、Bウイルス病、鼻疽、ブルセラ症、
ベネズエラウマ脳炎、ヘンドラウイルス感染症、発しんチフス、ボツリヌス症、
マラリア、野兎病、ライム病、リッサウイルス感染症、リフトバレー熱、類鼻疽、
レジオネラ症、レプトスピラ症、ロッキー山紅斑熱
五類感染症
〔全数報告〕アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。
)
、
(7 日以内に報告) カルバペネム耐性腸内細菌科最近感染症、急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部
ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリ
フトバレー熱を除く)
、クリプトスポリジウム症、クロイツフェルト・ヤコブ病、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症、後天性免疫不全症候群、ジアルジア症、侵襲性
インフルエンザ菌感染症、侵襲性髄膜炎菌感染症、侵襲性肺炎球菌感染症、先天
性風しん症候群、梅毒、播種性クリプトコックス症、破傷風、バンコマイシン耐
性黄色ブドウ球菌感染症、バンコマイシン耐性腸球菌感染症、風しん、麻しん、
薬剤耐性アシネトバクター感染症
- 35 -
五類感染症
(指定した医療
機関が届出を行
う感染症)
26 疾患
(定点把握)
指定感染症
(直ちに届出)
〔定点報告〕
・小児科定点:RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、
感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、百日
咳、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎
・インフルエンザ定点:インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等
感染症を除く)
・眼科定点:急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎
・性感染症定点:性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コ
ンジローマ、淋菌感染症
・基幹定点(毎週)
:感染性胃腸炎(病原体がロタウイルスであるものに限る)
クラミジア肺炎(オウム病を除く)
、細菌性髄膜炎(髄膜炎
菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌を原因として同定された
場合を除く)マイコプラズマ肺炎、無菌性髄膜炎
・基幹定点(毎月)
:ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、メチシリン耐性黄色ブド
ウ球菌感染症
該当なし
(1)感染症発生状況
原因の究明と感染症の拡大を防止することを目的に、迅速な対応を行っている。
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
一類感染症
0
0
0
0
0
二類感染症
15(結核)
32(結核)※
三類感染症
4(O157)
2(O26)
24(結核)※ 15(結核)※
2(O121、O157)
四 類 感 染 症 1(レジオネラ症) 1(レジオネラ症) 1(レジオネラ症)
1(アメーバ赤痢)
五類感染症
1(ウイルス性肝炎)
1(AIDS)
30(結核)※
3(O157)
6(O157 4
O26 2)
0
2(レジオネラ症)
1(E 型肝炎)
1(梅毒)
1(風しん)
1(侵襲性肺炎球
腸球菌感染症)
菌感染症)
1(アメーバ赤痢) 1(アメーバ赤痢)
1(バンコマイシン耐性
※二類
結核は 23、24、25、26 年
(2)感染症発生動向調査の実施
現在どのような感染症が流行しているのかを把握し、今後それがどう変化していくのか流行
予測と効果的な予防対策のため、感染症発生動向調査を実施している。
管内定点医からの週単位、月単位の患者数の報告を受け、当センターでシステム入力、デー
タの集計分析を福井県衛生環境研究センターが行っている。調査の結果を市町・医療機関など
関係機関に還元し、流行動向の把握と予防対策に役立てている。
- 36 -
(3)普及啓発
一般住民や社会福祉施設等関係機関に対するリーフレットの配布・講義を通じて感染症予防
の知識の普及に努めている。
(4)ライフステージに応じた感染症予防教室の開催
感染症に関する正しい知識の普及啓発を図るために、学校・施設・各種団体等に対して、各対
象に応じた感染症予防教室を開催している。
(5)エイズ予防対策
エイズのまん延防止を目的に、面接相談や電話相談を実施し、感染防止や感染に対する不安
の解消に努めている。相談は随時受け付け、毎月第2・第4水曜日午前に抗体検査を実施して
いる。また、エイズ検査普及週間・世界エイズデーに合わせ、普及啓発や夜間検査を実施して
いる。
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
相談件数
22
40
103
82
58
検査件数
18
35
27
26
29
(6)肝炎対策
肝炎のまん延防止を目的として、H13 年 5 月からエイズ抗体検査日に 40 歳以上の希望者に対
しB型肝炎、C型肝炎のウイルス検査を実施している。なお、平成 18 年 10 月からC型肝炎の
ウイルス検査、平成 19 年 4 月からB型肝炎のウイルス検査について、それぞれ年齢制限を撤廃
した。
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成25年度
平成26年度
B型
C型
B型
C型
B型
C型
B型
C型
B型
C型
相談件数
78
84
55
56
93
85
100
93
117
252
検査件数
5
4
8
8
12
12
8
6
32
32
(肝炎治療特別促進事業に関する相談含む)
(7)肝炎治療特別促進事業
平成 20 年度より、福井県肝炎治療特別促進事業実施要綱に基づき、肝炎の早期治療の促進、
肝硬変・肝がんへの予防および肝炎ウイルスの感染防止、ひいては県民の健康の保持・増進を
図ることを目的として肝炎インターフェロン治療に係る医療費の助成を行っている。
平成 22 年 4 月からはB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療が対象として追加され、
平成 24 年 1 月からはC型慢性肝炎に対するペグインターフェロン・リバビリン・テラプレビル
の 3 剤併用療法が対象として追加された。
また、平成 25 年 12 月にはC型慢性肝炎に対するペグインターフェロン・リバビリン・シメ
プレビルの 3 剤併用療法が、平成 26 年 6 月にはB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療
の対象薬剤としてテノゼット錠が、平成 26 年 10 月にはC型慢性肝炎・Child-pugh
分類AのC型代謝性肝硬変に対するインターフェロンフリー治療が、平成 26 年 12 月にはC型
慢性肝炎に対するペグインターフェロン・リバビリン・プロテアーゼ阻害剤の 3 剤併用療法が、
助成対象となった。
肝炎治療特別促進事業申請件数
平成 23 年度
B型
C型
件 数
40
35
合 計
75
平成 24 年度
B型
C型
63
52
115
- 37 -
平成 25 年度
B型
C型
66
23
89
平成 26 年度
B型
C型
68
75
143
(8)新型インフルエンザ対策
平成 21 年の新型インフルエンザの経験を踏まえて、平成 25 年 4 月に新型インフルエンザに
加え新感染症も対象とした「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が施行された。特措法の
施行を受けて、同年 6 月に新たな政府行動計画とガイドラインが策定され、福井県でも平成 25
年 12 月に福井県新型インフルエンザ等対策行動計画を策定した。
福井県新型インフルエンザ等対策行動計画の医師会員への周知および住民接種への協力依頼
を行うため、医師会ブロック会議において行動計画の説明を実施した。
県行動計画に基づき、地域の実情に応じた運用面での検討を行うため、平成 27 年 3 月 19 日
に市町・郡市医師会の関係者等を対象とした「新型インフルエンザ等対策地域調整会議」を開
催した。
内容:新型インフルエンザ等対策 未発生期の進捗状況について
新型インフルエンザ住民接種について
感染期に備えた医療の確保について
意見交換
- 38 -
15-2
結核予防
結核は薬を飲めば完治できる時代になったが、今でも 1 日に 58 人の新しい患者が発生し、6 人
が命を落としている日本の重大な感染症である。管内では、平成 26 年に 30 人の結核発生があり、
免疫力の低下した高齢者の発症が多くみられた。
結核発生の予防およびまん延防止、適正な医療提供、正しい知識の啓発など、今後も結核対策
を一層充実する必要がある。
(1)結核登録患者の状況
①登録患者数
年
全
(平成 26.12.31 現在)
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
国
55,573
55,196
52,173
49,814
―
福井県
237
237
240
234
―
管内計
27
42(8)
55(17)
41(12)
48(16)
あわら市
10
13(1)
12( 3)
10( 3)
13 ( 4)
坂井市
17
29(7)
43(14)
31( 9)
35 (12)
* 平成 26 年全国・県の数については 27 年 4 月末現在未公開。
* 平成 23 年より潜在性結核感染症含む。
( )内は潜在性結核感染症
②新登録患者数
年
全
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
国
23,261
22,681
21,283
―
―
福井県
115
124
99
―
―
管内計
15
32(8)
24(9)
15(1)
30(13)
あわら市
4
7(1)
4(1)
3(0)
9( 4)
坂井市
11
25(7)
20(8)
12(1)
21( 9)
* 平成 26 年全国・県の数については 27 年 4 月末現在未公開。
* 平成 23 年より潜在性結核感染症含む。
( )内は潜在性結核感染症
(2)結核健康診断・結核予防接種
各市で実施している乳幼児への BCG 接種・一般住民健診および学校や施設の健診受診状況を
把握し、結核対策に努めている。
(3)結核患者管理(接触者健康診断・管理検診)
結核発生時(届出時)には迅速な対応が必要であり、本人・家族・接触者の状況を把握し、
感染拡大の防止に努めると共に、服薬支援、健康管理等の援助を行っている。近年、高齢の結
核患者が介護保険施設等を利用している場合、施設職員の接触者健診対象者が増加している。
なお平成 25 年度においては、学校での結核発症により、接触者健康診断受診者数および要医
療が多くなっている。
- 39 -
<接触者健康診断受診状況>
区 分 対象者
年度
数
受診者
受診率
数
判 定 結 果
要医療
要精検
ツ反
QFT 胸部 X 線
異常なし (再掲) (再掲) (再掲)
24 年度
134
134
100.0
5
0
129
7
109
25
25 年度
630
630
100.0
13
0
617
0
620
10
26 年度
116
116
100.0
4
0
112
0
111
5
*
*
QFT:クォンティフェロン検査 H20.1~接触者健康診断に導入
検査項目の重複あり
<管理検診等受診状況>
区分
対象者数
受診者数
受診率
24 年度
4
4
25 年度
9
26 年度
6
年度
判 定 結 果
要医療
要観察
異常なし
100.0
1
0
3
9
100.0
0
0
9
6
100.0
0
0
6
(4)結核患者地域 DOTS 事業
結核患者の治療中断を防止し、
治療終了に導くための服薬管理を支援する
「結核患者地域 DOTS
事業」を実施している。これは結核の再発や感染の拡大、薬剤耐性菌の出現を防止することを
目的としている。従来は喀痰塗沫陽性患者を対象としていたが、平成 23 年 5 月「結核に関する
特定感染症予防指針の一部改正」により、平成 24 年 4 月から全結核患者を対象として服薬支援
を実施している。
①対 象 者
全結核患者
②事業内容 ・入院中の患者訪問
・地域 DOTS 個別支援計画の決定
・退院後の地域 DOTS の実施
・DOTS カンファレンスの実施
福井県立病院(毎月第 4 火曜日)
、福井赤十字病院(毎月第 1 木曜日)
福井県済生会病院(毎月第 2 水曜日)
・コホート検討会の実施
- 40 -
16 食品衛生
(1)食品衛生法関係
食品衛生法第 52 条に基づく許可件数は 2,724 件であり、昨年度より 28 件増加した。
福井県食品衛生監視指導実施要領に基づく監視指導として、当センターでは芦原温泉旅館およ
び海水浴場周辺の旅館等を重点監視指導施設に選定し、食品衛生の確保について指導を行ってい
る。その他の施設についても、定期的に通常監視指導を実施している。
また、坂井食品衛生協会と連携して、食品衛生月間フェア(8月)および同協会食品衛生指導
員と行う夏季・冬季の合同巡回指導など、食品衛生の普及啓発に関する事業を展開している。
さらに、食肉の喫食を原因とする食中毒の発生を防止するため、県は、平成 23 年 7 月に「食肉
に係る食中毒防止指導要領」を策定し、焼肉店や生食用食肉取扱施設等への監視指導を強化した。
食中毒の発生状況として、全国的にノロウイルス、カンピロバクターなどによる食中毒が季節
を問わず多発している。また、県内では腸管出血性大腸菌による食中毒も発生している。当セン
ター管内においてこうした食中毒を予防するためにも、上記の監視指導により更なる食品衛生の
普及啓発を行う必要がある。
福井県食品衛生自主管理プログラム認証制度に基づき、平成 26 年度は当センター管内で新たに
2施設が認証を受け、認証施設数は計 17 施設となった。今後も、食品等事業者の自主的な衛生管
理を支援し、より質の高い認証施設の増大に向けた指導を継続していく。
(2)福井県食品衛生条例関係
福井県食品衛生条例第2条に基づく許可件数は、魚介類加工業 12 件(昨年度比増減なし)、漬
物製造業 46 件(同増減なし)であり、また同条例第3条に基づく魚介類行商営業の登録件数は3
件(同3件減)であった。
浅漬けを原因とする腸管出血性大腸菌による食中毒を受け、平成 24 年 10 月に漬物の衛生規範
が改正され、浅漬けを製造している施設への監視指導を強化している。
(3)食中毒発生状況
当センター管内における平成 26 年度の食中毒発生件数は1件であった。食中毒の原因は一般家
庭での植物性自然毒(キノコ毒)によるものであった。
(4)食品衛生講習会の実施状況
食品衛生意識の向上および食中毒事故の防止を目的として、事業者(食品等事業者、社会福祉
施設、病院など)および一般消費者を対象に食品衛生講習会を下記のとおり実施している。
<食品衛生講習会実施状況>
事業者
(平成 26 年度)
一般消費者
計
実施回数
12
6
18
受講者数
1,226
187
1,413
(5)調理師、製菓衛生師免許事務
調理・菓子製造業務従事者の資質の向上を図るため、調理師・製菓衛生師試験を年1回実施し
ている。
<調理師免許および製菓衛生師免許登録状況>
項 目
年 度
26
調 理 師
26 年度登録者数
累計登録者数
43
5,728※1
- 41 -
(H27.3.31 現在)
製 菓 衛 生 師
26 年度登録者数
累計登録者数
11
232※2
※1 平成 26 年度調理師免許登録消除件数:3件
※2 平成 26 年度製菓衛生師免許登録消除件数:0件
<調理師法第5条の2による就業届(2年ごとの届出)>
就
業
場
(H26.12.31 現在)
所
社会福祉 介護老人
飲食店
矯正施設
施設 保健施設
営業
魚介類 そうざい
その他
販売業 製造業
寄宿舎
学校
病院
事業所
計
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
7
103
20
10
42
0
0
166
22
4
0
374
(6)食品の検査状況
福井県食品衛生監視指導実施要領の食品等収去検査計画に基づき、年間を通じて収去検査を実
施している。立入検査時および収去検査の結果、違反および不適合事項を発見した際は、速やか
に改善措置を講ずるよう食品等事業者に対し指導を行っている。
<収去検査結果>
(平成 26 年度)
試験の内容
収去
検体
検査対象食品
数
魚介類、PCB な
ど暫定的規制
値の定められ
ているものの
試験した収去
検体数
規 格
基 準
不 適
規 範
県基準
不 適
微生物学
的検査
理化学的
検査
2
1
0
0
2
0
0
0
0
0
魚介類
無加熱摂取冷凍食品
冷 凍結直前に加熱された加熱後摂取
凍 冷凍食品
食 凍結直前未加熱の加熱後摂取冷凍
品 食品
生食用冷凍鮮魚介類
4
1
3
0
3
0
0
0
0
魚介類加工品(かん詰・びん詰を除く。
)
3
1
2
0
0
0
4
0
4
3
0
0
0
0
2
2
1
0
0
0
2
0
2
0
0
0
19
37
2
0
0
6
24
2
13
13
2
0
0
0
0
0
0
0
5
0
2
62
0
3
0
0
0
0
0
2
0
0
109
2
1
42
0
0
2
0
0
0
0
0
7
肉卵類及びその加工品(かん詰・びん詰
を除く。)
乳
製
品
乳類加工品(アイスクリーム類を除き、
マーガリンを含む。)
アイスクリーム類・氷菓
穀類及びその加工品(かん詰・びん詰を
除く。
)
野菜類・果物及びその加工品(かん詰・
びん詰を除く。
)
菓
子
類
清 涼 飲 料 水
酒 精 飲 料
氷
雪
水
かん詰
そ の
添 加
器 具
お も
・
他
物
及
ち
びん詰食品
の 食 品
及 び そ の 製 剤
び 容 器 包 装
ゃ
計
0
0
2
65
0
2
1
147
- 42 -
17 狂犬病予防
平成 12 年度から畜犬登録、狂犬病予防注射済票の交付および再交付事務については、市町村に事
務委任された。全国的な傾向ではあるが、狂犬病予防注射の接種率が減少しており、この接種率の
向上について効果的な対策が望まれている。
動物管理業務について、苦情発生地域を中心に定期的に巡回を実施している。飼い犬の放し飼い
および引き綱なしでの散歩などによる苦情が多いため、飼い犬の適正飼養に関する指導も重要な業
務となっている。また、動物の多頭飼育や不適切な給餌により発生する苦情については、解決に時
間を要するが適宜対応を行っている。
<動物関係苦情相談件数>
(平成 26 年度)
年度累計
苦情要望等の内容
捕
獲
依
引
取
り
依
放
飼
い
取
締
り
依
動 物 の 虐 待 に 関 す る 苦
動 物 の 遺 棄 に 関 す る 苦
負 傷 ・ 死 亡 動 物 収
汚 物 ・ 悪 臭 等 の 苦
鳴
き
声
の
苦
財
産
の
侵
逸 走 動 物 の 問 い 合
預
か
り
動
物
の
照
子 犬 ・ 子 猫 の 譲 渡 希
適
正
飼
養
の
相
こ
う
傷
関
里
親
相
そ
の
合
頼
頼
頼
情
情
容
情
情
害
せ
会
望
談
係
談
他
計
犬
23
21
6
0
0
2
3
3
0
47
20
13
1
1
0
2
ねこ
4
24
14
0
0
4
7
0
1
46
5
8
1
0
0
1
142
115
18 動物愛護
動物の愛護及び管理に関する法律および福井県動物の愛護および管理に関する条例に基づき、動
物の虐待防止の啓発に努め、動物とのより良い関係づくりを進めている。また、当センターに収容
された犬、ねこで所有者のないものについては、健康状態を確認の上、譲渡等を行うなど、処分数
の減少に努めている。
動物取扱業は、動物の愛護及び管理に関する法律に基づき登録が義務付けられている。当センタ
ーでは、年1回以上登録施設に対して監視指導を行っている。
<動物取扱業登録数>
(H27.3.31 現在)
販売
保管
貸出
訓練
展示
登録数
17
28
0
4
3
52
- 43 -
19 生活衛生
地域住民の日常生活に密着した生活衛生業務は、近年、住民のニーズの多様化および生活水準の
向上に伴い、個々に応じた適切な対応が求められている。
(1)生活衛生営業関係
近年、営業施設・設備の近代化や多様化が進んできている。当センターでは、利用者の衛生的
で快適な生活を確保するため、施設の立入検査、監視指導等を行っている。特に、入浴施設につ
いては、レジオネラ症防止対策として浴槽水の検査を含め、指導を強化している。
<生活衛生六法施設数>
(H27.3.31 現在)
市 別
種 別
理容所
美容所
公衆浴場
常設
仮設
ホテル
旅館
簡易宿所
下宿
管 内 計
興行場
旅館
坂井市
36
57
7
29
14
3
0
3
46
5
0
200
クリーニング所
取次所
クリーニング所
あわら市
管内計
102
182
19
97
13
5
0
3
46
21
1
489
138
239
26
126
27
8
0
6
92
26
1
689
(2)特定建築物関係
多数の人が一時的に集まり使用する大型の建物は、快適で衛生的な空気環境が要求されるため、
当センターでは施設の立入検査を実施している。
<特定建築物届出施設数>
(H27.3.31 現在)
あわら市
坂井市
管内計
17
30
47
(3)水道関係
当センターでは、県が策定した「水道水質管理計画」に基づき水道事業者に対し、施設等の適正
な維持管理と安全で清浄な水の安定供給に努めるよう、水道施設等の監視指導を実施している。
(H27.3.31 現在)
市 名
あわら市
上 水 道
給水人口
計 画
現 在
30,800
26,212
専用水道
給水量※
個 数
(㎥)
2
236
坂井市
98,000
93,089
1
140
管内計
128,800
119,301
3
376
※一日平均給水量
(備考)当管内に簡易水道および飲料水供給施設はない。
- 44 -
(4)温泉関係
当センターでは、温泉を保護し、温泉の採取等に伴い発生する可燃性天然ガスよる災害を防止
するとともに、温泉の利用の適正を図るため、温泉利用施設の立入検査および指導等を実施して
いる。
<温泉泉源数>
(H27.3.31 現在)
あわら市
坂井市
管内計
82
8
90
20 廃棄物対策
本県では、平成 14 年 3 月に、限りある資源の循環を目的とした「福井県廃棄物処理計画」を策定
し、廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進を図っており、さらなる資源の有効利用のため、平成 23
年 3 月にこの計画を改正した。
当センターにおいても、この計画を踏まえ、ごみや産業廃棄物の減量化・リサイクルの推進を図
るとともに、不法投棄された廃棄物の住民参加による撤去作業および不適正処理防止の啓発活動を
行っている。
(1)産業廃棄物関係
産業廃棄物の適正処理に係る処理事業者・排出事業者の指導に加え、「おいしいふくい食べきり
運動」、
「ごみゼロ社会」運動(廃棄物減量化宣言)の参加事業所の拡大により、ごみ減量化・リ
サイクルの推進に対する意識啓発および環境美化の推進に努めている。
また、産業廃棄物処理施設は地域住民から迷惑施設として受けとられ、その確保が困難な状況
にあることから、処理施設に係る様々な問題点を話し合うために、地域住民、事業者、関係行政
機関で構成する地域懇話会を発足させ、地域の理解が得られる処理施設づくりに努めている。
<産業廃棄物処理業者(廃棄物処理法第 14 条関係)>
処理業者の許可内容
産業廃棄物収集運搬業(積替保管を含まないもの)
〃
(積替保管を含むもの)
産業廃棄物処分業(中間処理のみ)
〃
(最終処分のみ)
〃
(中間処理・最終処分)
特別管理産業廃棄物収集運搬業(積替保管を含まないもの)
〃
(積替保管を含むもの)
特別管理産業廃棄物処分業(中間処理のみ)
〃
(最終処分のみ)
〃
(中間処理・最終処分)
合
計
(H27.3.31 現在)
処理業者数(管内)
県内
県外
合計
101
97
198
18
2
20
21
1
22
0
0
0
3
0
3
8
22
30
3
0
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
154
122
276
(2)一般廃棄物関係
家庭から排出される一般廃棄物は年々増加しているが、市においては分別収集を徹底し、資源
ごみの回収を行うことにより一般廃棄物の減量化に努めている。
- 45 -
(3)廃棄物の適正処理の推進
不適正処理を早期に発見するため、管内の重点地区について、職員による月 2 回の休日パトロ
ールと隔月に1回の夜間パトロール、
民間警備会社による 36 回のパトロールを実施しているほか、
特に悪質な事案については、監視カメラによる監視も実施している。
既に不法投棄がされている箇所については、放置しておくと不法投棄の増加につながる可能性
があるため、地域住民・廃棄物関係事業者の参加のもと、不法投棄された廃棄物の撤去活動を行
い、併せて不法投棄を防止するための啓発を行っている。
また、土砂採取跡地等への廃棄物の不法投棄等や野焼きの未然防止を図るため、廃棄物不法処
理防止坂井ブロック連絡協議会の活動を充実強化し、警察署を含む他の行政機関や市および地域
団体等との連携強化を図っている。
さらに、石川県との県境付近は山地であり人目がつかないことから、廃棄物の不法投棄の起き
やすい地帯であるため、石川県と相互に県境を越えてのパトロールを行っている。
(4)その他の監視指導
使用されなくなった廃PCB入りのコンデンサー等の保管施設に立入検査を実施し、保管状況
の監視を行うとともに平成 39 年 3 月までにその処分を行わなければならないことから、早期の処
分を行うよう指導している。
また、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)に基づき、廃自動車
の引取業者、解体業者、フロン類の回収業者の施設の立入検査を実施している。
21 公害防止
本県では、平成 25 年に環境政策の指針である「福井県環境基本計画」を見直し、「美しい福井の
環境を県民の手で守り育て、世界にアピール」を基本目標に掲げ、自然環境、地球温暖化防止対策、
循環型社会、生活環境、環境教育の分野ごとに重点プロジェクトを立て、特に力点を置いて進める
べき施策を提示している。
当センターとしても、この計画に基づき住民の生活の質の維持・向上を図るため、大気汚染防止
法、水質汚濁防止法等、各環境関連法令に基づく届出施設等の立入検査や監視等を行い、日常生活
および事業活動における環境の保全や化学物質の適正管理を指導している。
<公害関係法令施設>
(H27.3.31 現在)
公害関係工場・事業場
数
水質汚濁防止法対象工場・事業場
381
大気汚染防止法対象工場・事業場(ばい煙発生施設)
153
同上
(特定粉じん発生施設)
0
同上
(揮発性有機化合物排出施設)
5
ダイオキシン類対策特別措置法対象工場・事業場
16
フロン回収破壊法対象登録事業所(第一種フロン類回収業者)
15
公害防止管理者選任工場・事業場
23
特定工場
福井県公害防止条例
7
特定施設設置工場・事業場
17
公害防止管理責任者選任工場・事業場
88
- 46 -
(1)水環境の保全
公共用水域の水質汚濁を防止するため、水質汚濁防止法や福井県公害防止条例に基づき、工場・
事業場への立入検査や監視等を行い、施設の適正な維持管理を指導している。
また、河川等における魚類のへい死や油流出事故等の水質異常時において、必要な調査を実施
している。
(2)大気環境の保全
大気環境を保全するため、大気汚染防止法や福井県公害防止条例に基づき、ボイラーや焼却炉
等のばい煙発生施設、溶剤の乾燥施設等の揮発性有機化合物排出施設等を設置する工場・事業場
への立入検査や監視等を行い、施設の適正な維持管理を指導している。
また、アスベスト(石綿)が使用されている建築物の解体、改造または補修等の作業に際して
立入検査を行い、アスベストの飛散・漏洩防止のために必要な措置を指導している。
(3)ダイオキシン類の排出抑制と関連施設の監視
ダイオキシン類による環境汚染を未然に防止するため、ダイオキシン類対策特別措置法に基づ
き、廃棄物焼却炉等の特定施設を設置する工場・事業場への立入検査や監視等を行い、施設の適
正な維持管理を指導している。
また、特定施設周辺等の環境の状況を把握するため、大気、河川の水質、河川の底質(川底の
泥)
、公園等の土壌について、調査を実施している。
<平成 26 年度における公害関係法に基づく工場・事業場の検査数>
調査対象
水質汚濁防止法
大気汚染防止法
ダイオキシン類対策特別措置法
区 分
調査数
排水の水質検査
22 施設
排出ガスのばい煙検査
5 施設
排出ガスの揮発性有機化合物検査
3 施設
特定粉じん排出等作業におけるアスベスト検査
2 施設
排出ガスのダイオキシン類検査
3 施設
排出水のダイオキシン類検査
2 施設
<平成 26 年度におけるダイオキシン類の環境調査数>
区 分
大
気
水質・底質(河川・湖沼)
地 下 水
土
壌
調査数
1 地点
0 地点
2 地点
2 地点
(年 4 回)
(年 1 回)
(年 1 回)
(年 1 回)
(4)地下水の汚染防止
地下水の汚染を早期発見するため、管内をいくつかの区域に分け、区域内の地下水の調査を実
施している。
また、過去に汚染が見つかった地点について、継続的な監視を行っている。
- 47 -
(5)土壌環境保全対策
土壌汚染対策法に基づき、水質汚濁防止法の有害物質を使用していた特定施設が廃止された時
点等において、土壌汚染の有無の把握のため施設の立入検査を実施し、必要な指導を行っている。
また、3,000 平方メートル以上の土地の形質を変更する場合、届出(22 件)を受理し、土壌汚
染のおそれの有無等を確認している。
(6)フロン類の漏出防止対策
フロン回収破壊法に基づき、フロン類回収業者への立入検査や監視等を行っている。
(7)公害防止組織の整備の推進
工場等における公害を防止するための組織の整備を推進するため、
「特定工場における公害防
止組織の整備に関する法律」に基づき、公害防止管理者、公害防止統括者等の選任状況の確認お
よび選任のための指導を行っている。
また、福井県公害防止条例に基づき、公害防止管理責任者の選任状況の確認および選任のため
の指導を行っている。
(8)公害苦情への対応
公害苦情の実態を把握し、公害苦情に対して的確に対応するため、公害苦情の件数や処理状況
等を整理している。
<平成 26 年度公害苦情件数>
大気汚染 水質汚濁 土壌汚染 騒音
1
5
0
0
振動 地盤沈下 悪臭 廃棄物投棄 その他
0
0
- 48 -
1
0
0
計
7
Ⅲ
資料
● 協議会名簿
(1)坂井健康福祉センター運営協議会
地域保健法第 11 条および福井県健康福祉センター運営協議会条例に基づき設置される協議
会で、地域保健および保健所の運営に関する事項ならびに地域福祉および健康福祉センターの
運営に関する事項を審議する。
(任期 H27.4.1~H29.3.31)
区
分
氏 名
役 職 名
橋
本
達
也
あわら市長
坂
本
憲
男
坂井市長
医 療 機 関 団 体
奥
村
良
二
坂井地区医師会長
学
大
﨑
央
之
坂井地区小中学校長会長
大
霜
範
子
坂井市社会福祉協議会理事
子
坂井地区民生児童委員協議会女性代表
市
校
社会福祉関係団体
五
事
業
十
嵐
愛
山
野
修
一
坂井食品衛生協会長
吉
川
久
則
介護保険事業者ネットワークさかい会長
大
谷
美
子
坂井地区食生活改善推進員連絡協議会長
み
あわら市連合婦人会長
所
学識経験者(住民)
卯
目
ひ
ろ
(2)感染症診査協議会
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 24 条の規定に基づき保健所が
設置する協議会で、県内 6 の保健所について 1 の協議会としている。
協議会では、感染症のまん延防止対応について、人権尊重の確保と適正な医療の実施の観点
から、就業制限、入院措置・勧告および入院の延長の要否について審議する。
(任期 H27.4.1~H29.3.31)
汐
見
所
属
医
院
氏
院
長
汐
見
名
俊
- 49 -
備
一
考
医 療 に 関 す る 有 識 者
9 精神保健福祉
精神科病院入院患者推移(人口1万対)
精神科病院入院患者推移(人口1万対)
H21
H22
H23
H24
H25
25.5
25.5
25.4
24.6
24.6
県
(2,071) (2,056) (2,035) (1,970) (1,952)
18.8
17.3
16.4
15.8
17.8
管内
(228)
(210)
(198)
(190)
(218)
19.9
18.0
16.2
18.4
14.2
あわら市
(60)
(54)
(48)
(54)
(41)
17.2
17.0
19.6
15.7
16.4
坂井市
(158)
(156)
(180)
(144)
(149)
( )は年度末3月末時点の実人数
年度
県
30
H21
H22
H23
H24
H25
225
236.3
244.6
299.7
317.1
県
(18,159) (19,030) (19,613) (23,905) (25,132)
196.5
190.6
222.2
255.9
181.8
管内
(2,221) (2,319) (2,381) (2,682) (3,071)
187.4
189.1
198.4
228.5
216.2
あわら市
(565)
(566)
(586)
(670)
(626)
180
191.1
195.8
220.2
268.5
坂井市
(1,656) (1,753) (1,795) (2,012) (2,445)
( )は年度末3月1ヶ月間の実人数
20
15
10
H21
あわら市
坂井市
H22
H23
H24
H25
7,318
8,015
8,602
9,007
9,644
905
1,016
1,091
1,148
1,224
664
264
752
272
819
292
856
295
1000
H24
H25
H22
あわら市
H23
坂井市
H24
H25
人
あわら市
H22
H23
H24
H25
3,265
3,579
3,994
4,327
4,671
管内
446
492
548
599
あわら市
141
150
161
坂井市
305
342
387
坂井市
人
県
10,000
800
8,000
600
6,000
400
4,000
200
2,000
0
929
H21
県
管内
H21
0
H21
精神障害者保健福祉手帳交付数
年度
H23
自立支援(精神通院医療)受給者証交付数
H21
241
H22
県
330
310
290
270
250
230
210
190
170
150
自立支援(精神通院医療)受給者証交付数
管内
坂井市
精神科病院通院患者推移(人口1万対)
年度
県
あわら市
25
精神科病院通院患者推移(人口1万対)
年度
管内
H22
H23
H24
H25
精神障害者保健福祉手帳交付数
500
人
あわら市
坂井市
人
県
5,000
400
4,000
641
300
3,000
169
184
200
2,000
430
457
100
1,000
0
0
H21
H22
H23
H24
H25
※患者数・交付数:福井県障害福祉課資料より ※人口:
「福井県の人口と世帯(各年度3月1日現在)
」より
【参考】
○精神保健福祉法の成立(平成7年)
・法の目的に自立と社会参加の促進を明記
・精神障害者保健福祉手帳の創設
・市町村の役割の明記
・指定医制度の充実、入院告知義務の徹底
・公費負担医療の保険優先化
○精神保健福祉法の一部改正(平成 11 年)
・精神保健指定医の役割強化
・精神障害者の移送
・精神障害者の保健福祉の充実
精神障害者居宅生活支援事業を法定化
ホームヘルプサービス、ショートステイ
- 50 -
○精神保健福祉法の一部改正(平成 18 年)
・障害者自立支援法施行に伴う通院公費、
居宅生活支援事業、社会復帰施設が移行
○精神保健福祉法の一部改正(平成 26 年)
・保護者制度の廃止
・医療保護入院の際の同意者の変更
10
母子保健
(1)人工妊娠中絶(県)
20 歳
未満
総 数
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
1,198
1,118
1,079
1,034
991
20~24
25~29
30~34
35~39
40~44
245
215
209
200
195
254
215
220
204
184
252
252
212
192
200
246
248
231
232
221
104
86
86
95
98
91
91
111
106
87
45 歳
以上
年齢
不詳
6
11
10
5
6
0
0
0
0
0
人
(2)先天性代謝異常等検査事業
(平成 26 年)
市別
管内計
あわら市
坂井市
数
942
166
776
要 精 検 数
0
0
0
要治療
0
0
0
経過観察
0
0
0
異常なし
0
0
0
項目
出
生
検査結果
(出生数は「福井県の人口と世帯(推計)」より)
免疫疾患
神経 筋
・疾患
慢性消化器疾患
先天異常
皮膚疾患
2
0
2
7
2
5
3
0
3
3
0
3
2
0
2
10
3
7
6
0
6
0
0
0
0
0
0
- 51 -
計
血液疾患
46
10
36
先天性代謝異常
14
3
11
糖尿病
2
0
2
(H27.3.31 現在)
膠原病
10
2
8
内分泌疾患
慢性心疾患
19
4
15
慢性呼吸器疾患
管内計
あわら市
坂井市
悪性新生物
疾患群
慢性腎疾患
(3)母子医療給付
小児慢性特定疾病医療費助成制度 認定者数
124
24
100
12
栄養改善・健康増進
(1)栄養改善指導事業
(平成 26 年度)
健康増進指導事業
食生活・栄養管理支援事業
健康運動普及事業
食生活改善
推進員育成
回 数
1
1
5
延人数
59
35
75
(2)食生活改善推進員状況
①活動方法別活動状況
市町名
会員数
あわら市
坂井市
合計
27
94
121
(平成 26 年度)
活動方法
集団
回数
人数
100
3,931
344
5,509
444
9,440
対話や訪問
回数
人数
355
2,529
5,032
11,727
5,387
14,256
②活動項目別活動状況
生活習慣病予防
市町名
回数
人数
あわら市
294
3,642
坂井市
2,047
6,540
合計
2,341
10,182
母子の健康貧血予防
回数
人数
60
617
1,098
3,887
1,158
4,504
(3)栄養士等免許申請状況
区
分
20
回数
455
5,376
5,831
高齢者の健康・食生活
回数
人数
101
2,201
2,231
6,809
2,332
9,010
件数
栄養士免許申請
計
区
分
人数
6,460
17,236
23,696
自己活動
回数
657
683
1,340
(平成 26 年度)
計
回数
人数
455
6,460
5,376
17,236
5,831
23,696
(平成 26 年度)
件数
管理栄養士免許申請
13
栄養士名簿訂正・免許証書換申請
7
管理栄養士名簿訂正・免許証書換申請
2
栄養士免許再交付申請
2
管理栄養士再交付申請
0
(4)特定給食施設指導等
①特定給食施設等指導状況
(平成 26 年度)
特 定 給 食 施 設
巡回指導
1 回 100 食以上又は 1 日 250 食以上
1 回 300 食以上又は 1 日 700 食以上
31
10
②特定給食施設等届出状況
件 数
その他の給食施設
計
8
49
(平成 26 年度)
開始届
届出事項変更届
休止(廃止)届
25
30
1
- 52 -
③特定給食施設栄養管理状況
健康増進法第 21 条に基づき、給食施設は栄養管理を適切に行い、給食を通じて利用者の健康
増進を推進する観点から、
特定給食施設の設置者に栄養管理基準の遵守が義務付けられている。
県では、特定給食施設に対し、適切な栄養管理について支援するため、福井県健康増進法施
行細則第 4 条に基づき、栄養管理状況報告書の提出を求めている。また、その他の給食施設に
は、給食施設状況調査を行っている。平成 26 年度に提出があった栄養管理状況調査票および給
食施設状況調査票をとりまとめ、施設状況および栄養管理状況について把握している。
④特定給食施設等栄養士配置状況
(平成 26 年度)
管理栄養士のみ
いる施設
施設数
管理
栄養士数
管理栄養士・栄養士
どちらもいる施設
施設数
栄養士のみ
いる施設
管理
栄養士数
栄養士数
特定給食施設
学
校
8
8
1
1
1
病
院
1
4
4
11
10
4
8
6
3
5
8
介護老人保健施設
老人福祉施設
4
4
児童福祉施設
2
2
社会福祉施設
1
1
16
19
事
業
所
そ
の
他
計
学
12
25
25
校
施設数
管理栄養
士・栄養士
どちらもい
栄養士数 ない施設数
4
4
15
1
2
4
4
18
9
10
33
1
1
6
その他の給食施設
病 院・医 院
2
4
5
介護老人保健施設
2
3
2
1
1
2
2
2
3
4
8
2
2
17
1
1
1
老人福祉施設
3
3
児童福祉施設
1
1
社会福祉施設
事
業
所
1
寄
宿
舎
1
そ
の
他
計
1
1
5
5
1
6
9
9
8
9
35
※特定給食施設とは、特定他数人に対して、継続的に1回 100 食以上または1日に 250 食以上の給食を供給
する施設をいう。
- 53 -
(5)健康づくり実践団体への登録推進
<管内健康づくり実践団体登録一覧>
食
あわら市
運動・ストレス
健康増進・健康学習等全般
・名泉郷地区老人会(宝寿会) ・芦原民踊クラブ
・フォーラムあわら
・あわら市食生活改善推進員会 ・楽く楽くエアロサークル
・かぼちゃ会
・三国町食生活改善推進連
絡協議会
・丸岡町食生活改善推進連
絡協議会
・北部公民館料理教室
坂井市 ・春江町食生活改善推進員
連絡協議会
・坂井町食生活改善推進員
連絡協議会
管内
管内計
(平成 26 年度末現在)
8
・平成かたつむり会
・健康体操教室
・ビューティーリリー
・健康体操の会
・筋力アップの会
・シャルウィダンスの会
・るんるんダンベルの会
・長屋ダンベルの会
・ダンシング三国
ポップダンスクラブ
・三国民踊レクリエーション
・卓球を楽しむ会(磯部クラブ)
・輪花菜グループ
・丸岡歩こう会
・たかぼこグランドゴルフ愛好会
・イシャイラズの会
・ピンポンの会
・ストレッチダンス
・はつらつミセスの会
・坂井町東十郷公民館ヨガクラブ
・全国健称マラソン会
福井県支部
・
(社)日本3B 体操協会
11
- 54 -
13
13 難病対策
(1)特定医療費(指定難病)支給認定制度および訪問実施状況
番
号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
疾 患 名
H27.3.31
現在
認定者数
球脊髄性筋萎縮症
筋萎縮性側索硬化症
脊髄性筋萎縮症
原発性側索硬化症
進行性核上性麻痺
パーキンソン病
大脳皮質基底核変性症
ハンチントン病
神経有棘赤血球症
シャルコー・マリー・トゥース病
重症筋無力症
先天性筋無力症候群
多発性硬化症/視神経脊髄炎
慢性炎症性脱髄性多発神経炎
/多巣性運動ニューロパチー
封入体筋炎
クロウ・深瀬症候群
多系統萎縮症
脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を除く。)
ライソゾーム病
副腎白質ジストロフィー
ミトコンドリア病
もやもや病
プリオン病
亜急性硬化性全脳炎
進行性多巣性白質脳症
HTLV-1関連脊髄症
特発性基底核石灰化症
全身性アミロイドーシス
ウルリッヒ病
遠位型ミオパチー
ベスレムミオパチー
自己貪食空胞性ミオパチー
シュワルツ・ヤンペル症候群
神経線維腫症
天疱瘡
表皮水疱症
膿疱性乾癬(汎発型)
スティーヴンス・ジョンソン症候群
中毒性表皮壊死症
高安動脈炎
巨細胞性動脈炎
結節性多発動脈炎
顕微鏡的多発 血管炎
多発血管炎性肉芽腫症
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
悪性関節リウマチ
バージャー病
原発性抗リン脂質抗体症候群
全身性エリテマトーデス
皮膚筋炎/多発性筋炎
全身性強皮症
混合性結合組織病
シェーグレン症候群
成人スチル病
- 55 -
あわら市
(平成26年度)
訪問実施件数
坂井市
実人員
1
10
0
0
7
129
3
1
0
0
17
0
15
0
0
0
0
0
31
1
0
0
0
5
0
4
1
10
0
0
7
98
2
1
0
0
12
0
11
1
0
1
0
0
12
30
0
0
4
16
0
0
0
0
0
4
0
0
0
0
0
4
5
0
2
0
1
6
0
3
6
1
0
8
7
0
59
19
37
15
1
3
0
0
3
2
0
0
0
4
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
1
0
0
0
1
0
3
2
0
20
6
5
3
1
0
0
0
9
28
0
0
4
12
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
3
5
0
2
0
0
5
0
3
6
0
0
5
5
0
39
13
32
12
0
3
延件数
9
28
1
1
10
1
3
13
番
号
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
H27.3.31
現在
認定者数
疾 患 名
再発性多発軟骨炎
ベーチェット病
特発性拡張型心筋症
肥大型心筋症
拘束型心筋症
再生不良性貧血
自己免疫性溶血性貧血
発作性夜間ヘモグロビン尿症
特発性血小板減少性紫斑病
血栓性血小板減少性紫斑病
原発性免疫不全症候群
IgA腎症
多発性嚢胞腎
黄色靭帯骨化症
後縦靭帯骨化症
広範脊柱管狭窄症
特発性大腿骨頭壊死症
下垂体性ADH分泌異常症
下垂体性TSH分泌亢進症
下垂体性PRL分泌亢進症
クッシング病
下垂体性ゴナドトロピン分泌亢進症
下垂体性成長ホルモン分泌亢進症
下垂体前葉機能低下症
家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)
甲状腺ホルモン不応症
先天性副腎皮質酵素欠損症
先天性副腎低形成症
アジソン病
サルコイドーシス
特発性間質性肺炎
肺動脈性肺高血圧症
肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
リンパ脈管筋腫症
網膜色素変性症
バッド・キアリ症候群
特発性門脈圧亢進症
原発性胆汁性肝硬変
原発性硬化性胆管炎
自己免疫性肝炎
クローン病
潰瘍性大腸炎
好酸球性消化管疾患
慢性特発性偽性腸閉塞症
巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症
腸管神経節細胞僅少症
ルビンシュタイン・テイビ症候群
CFC症候群
コステロ症候群
チャージ症候群
クリオピリン関連周期熱症候群
全身型若年性特発性関節炎
TNF受容体関連周期性症候群
非典型溶血性尿毒症症候群
ブラウ症候群
計
- 56 -
0
26
8
5
0
11
0
0
27
0
2
0
1
12
61
8
16
2
0
0
0
0
2
9
0
0
0
0
0
39
11
1
0
4
0
22
0
0
20
0
0
35
143
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
893
あわら市
0
6
3
3
0
0
0
0
8
0
2
0
1
4
18
3
4
1
0
0
0
0
1
2
0
0
0
0
0
18
2
0
0
1
0
13
0
0
5
0
0
9
38
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
239
坂井市
0
20
5
2
0
11
0
0
19
0
0
0
0
8
43
5
12
1
0
0
0
0
1
7
0
0
0
0
0
21
9
1
0
3
0
9
0
0
15
0
0
26
105
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
654
訪問実施件数
実人員
14
延件数
52
15
感染症対策
(1)ライフステージ別感染症教室
開催日
対象者・参加者
1 H26.4.23(水) 保育所職員
内
容
感染症予防研修会
25 名
「感染性胃腸炎対策のポイント」
内容:講義、実技
講師:坂井健康福祉センター職員
2 H26.5.30(金) 幼保園職員
感染症予防研修会
18 名
「感染性胃腸炎対策のポイント」
内容:講義、実技
講師:坂井健康福祉センター職員
3 H26.6.13(金) 通所介護事業所職員
感染症予防研修会
30 名
「食中毒・感染症予防について」
内容:講義
講師:坂井健康福祉センター職員
4 H26.11.7(金) 管内保育所・幼稚園担 感染症予防研修会
当者
22 名
「保育施設における感染性胃腸炎対策について」
内容:講義、実技、グループワーク
講師:あわら病院 桒田由香利氏
5 H26.11.17(月)管内保育所・幼稚園担 感染症予防研修会
当者
34 名
「保育施設における感染性胃腸炎対策について」
内容:講義、実技、グループワーク
講師:あわら病院 桒田由香利氏
6 H26.12.15(月)子育て支援センター利 感染症予防研修会
用者
「感染性胃腸炎対策のポイント」
15 名
内容:講義、手洗い実習
講師:坂井健康福祉センター職員
7 H26.12.17(水)障害者施設職員
感染症予防研修会
8名
「施設における感染症対策の確認」
内容:施設内ラウンド
講師:坂井健康福祉センター職員
- 57 -
15-2
結核予防
(1)結核健康診断・予防接種実施状況
実施義務者
(平成 26 年度)
事業者
間接撮影
直接撮影
喀痰検査
被発見者
学校長
1,149
2,423
10
0
施設の長
927
0
0
0
市長
206
440
0
0
4,369
194
59
0
(2)坂井管内結核健康診断受診状況(65 歳以上)(平成 26 年度)
管内計
あわら市
坂井市
対
象
者
数
31,118
8,249
22,869
受
診
者
数
4,563
1,188
3,375
率
14.6
14.4
14.8
結核のおそれがある者
0
0
0
受
診
(3)結核登録患者の状況
①登録者数(受療状況・市別活動性分類)
(平成 26.12.31 現在)
0
外来治療
13
13
9
6
6
治療なし
19
3
0
4
19
0
潜在性結核感染症
6
活動性不明
6
不活動性結核
9
肺外結核
活動性
再治療
13
登録時菌陰性
・その他
初回治療
32
管内計
総数
総数
総数
登録者総数
動
性
結
核
肺 結 核 活 動 性
登録時喀痰塗抹陽性
登録時その他
の結核菌陽性
活
16
受療状況
入院中
3
4
4
19
12
不明
市別
あわら市
9
3
3
2
2
0
1
0
0
6
0
4
坂井市
23
10
6
4
4
0
2
0
4
13
0
12
※潜在性結核感染症は別掲
- 58 -
②登録患者数(年齢別・男女別)
総
年齢
市
数
0~19
計
男
女
男
女
管内計
48
29
19
7
2
あわら市
13
10
3
2
坂井市
35
19
16
5
(平成 26.12.31 現在)
30~39
40~49
50~59
60~69
男
女
男
男
女
男
男
女
男
女
3
1
1
2
1
3
3
16
9
1
1
6
2
2
2
10
7
女
全
国
女
1
2
3
1
2
③年次別活動性全結核患者
平成 22 年
17,927
70 歳
以上
20~29
1
(平成 26.12.31 現在)
平成 23 年
17,264
平成 24 年
14,858
平成 25 年
13,957
平成 26 年
-
福井県
82
71
75
75
-
管内計
13
24
15
14
13
あわら市
5
6
3
3
3
坂井市
8
18
12
11
10
※平成 26 年全国・県の数については 27 年 4 月末現在未公開。
④新登録患者数(年齢別階級別活動性分類)
(平成 26 年)
管
活
動
性
内
結
核
別掲
肺結核活動性
総数
喀痰塗抹陽性
総数
年齢
総数
初回
治療
再治療
潜在性
その他の 菌陰性
結核菌
・
陽性
その他
肺外
結核
活動性
結核
感染症
0~ 4
5~ 9
10~14
15~19
20~29
6
2
2
1
1
1
1
30~39
1
40~49
2
50~59
60~69
3
1
1
1
70~
12
9
6
6
計
17
12
8
8
- 59 -
2
2
3
3
1
4
5
13
⑤新登録患者数(受療状況・市別活動性分類)
活
動
(平成 26 年)
性
結
核
別掲
肺 結 核 活 動 性
総 数
総 数
喀痰 塗抹陽 性
その他の 菌陰性
総 数 初回治療 再治療 結核菌陽性 その他
肺 外
結 核
活動性
潜在性
結核
感染症
管 内 計
17
12
8
8
4
5
入
院
受
療 外来治療
状 医療なし
況
不
明
12
10
8
8
2
2
5
2
2
3
13
市 あわら市
別 坂 井 市
5
4
3
3
1
1
4
12
8
5
5
3
4
9
⑥公費負担状況
<法 37 条による診査状況(勧告入院患者)>
申請
件数
承認
件数
保留
件数
不承認
件数
平成 24
10
10
0
0
平成 25
5
5
0
平成 26
10
10
0
区分
年
<法 37 条の 2 による診査状況(一般患者)>
申請
件数
承認
件数
保留
件数
不承認
件数
平成 24
30
30
0
0
0
平成 25
20
20
0
0
0
平成 26
33
33
0
0
区分
年
⑦訪問・相談状況
(平成 26 年度)
訪問指導
人
員
13
相談
延人員(実)
電話延人員
面接延人員
77(25)
215
77
※相談には結核患者・家族の他、関係者(接触者)を含む
- 60 -
16 食品衛生
許可を要する食品関係営業施設
項 目
業 種
飲
食
店
営
業
菓
子
製
造
業
乳
処
理
業
特 別 牛 乳 搾 取 処 理 業
乳 製 品 製 造 業
集
乳
業
魚 介 類 販 売 業
魚 介 類 せ り 売 り 業
魚 肉 練 り 製 品 製 造 業
食品の冷凍又は冷蔵業
缶詰又はびん詰食品製造業
喫
茶
店
営
業
あ ん 類 製 造 業
ア イ ス ク リ ー ム 類 製 造 業
乳
類
販
売
業
食
肉
処
理
業
食
肉
販
売
業
食 肉 製 品 製 造 業
乳 酸 菌 飲 料 製 造 業
食 用 油 脂 製 造 業
マーガリン又はショートニング製造業
み
そ
製
造
業
醤
油
製
造
業
ソ ー ス 類 製 造 業
酒
類
製
造
業
豆
腐
製
造
業
納
豆
製
造
業
め ん 類 製 造 業
そ う ざ い 製 造 業
添 加 物 製 造 業
食 品 の 放 射 線 照 射 業
清 涼 飲 料 水 製 造 業
氷
雪
製
造
業
氷
雪
販
売
業
管 内 計
(平成 26 年度)
26 年度末 継続許可 新規許可
施設数
件数
件数
廃業
件数
監視
実施数
25 年度末
施設数
1,309
174
120
23
97
21
84
13
509
106
1,296
166
200
2
4
11
9
389
1
46
286
8
159
3
9
15
7
84
2
2
7
5
38
1
25
83
5
86
192
2
4
9
9
403
1
42
295
7
148
3
1
2
2
18
31
45
6
30
2
14
7
16
1
18
3
25
7
1
6
3
1
3
15
8
70
4
1
3
1
1
2
8
1
1
1
13
1
13
1
2
1
8
51
1
9
62
5
3
6
2
1,042
6
2,696
1
10
6
6
2,724
1
244
219
福井県食品衛生自主管理プログラム認証施設
あわら市
仕 出 し 弁 当 調 製 施 設
旅
館
・
ホ
テ
ル
給
食
施
設
そ う ざ い 製 造 施 設
その他の食品製造・加工施設
管
内
計
(H27.3.31 現在)
坂井市
管内計
0
1
3
0
0
4
- 61 -
191
3
0
3
3
4
13
3
1
6
3
4
17
7
3
3
17
17 狂犬病予防
畜犬登録数、狂犬病予防注射済票交付数、捕獲頭数 (平成 26 年度)
あわら市
坂井市
管内計
畜 犬 登 録 数
86
258
344
登 録 累 積 数
1,294
4,350
5,644
注射済票交付数
845
2,956
3,801
捕 獲 頭 数
14
14
28
18 動物愛護
犬等の引取り数、返還数、処分数、こう傷事故数など
引 取 数
負傷動物収容数
返 還 数
処 分 数
103<84>
10<8>
30<0>
71<68>
(注)< >は、ねこ(うち数)
。
[ ]は、移送(うち数)。
(平成 26 年度)
譲 渡 数
こう傷事故
29<15>[12]
0
19 生活衛生
(1)立入検査数
生活衛生
六法関係
水道施設
その他の
施設
(平成 26 年度)
理容所
美容所
クリーニング所
公衆浴場
興行場
旅館等
29
55
23
17
0
90
水道事業
(簡易水道
事業を除
く。
)
簡易水道
事業
水道用水
供給事業
専用水道
簡易専用
水道
その他の
水道
2
-
3
0
0
0
特定建築物
建築物衛生
登録営業所
遊泳用
プール
9
2
18
- 62 -
- 63 -
地
村 名
1
2
3
2
細呂木
金津
東尋坊
宿
三国町
〃
1
八ケ郷
〃
90
1
山竹田
丸岡町
計
1
安島
坂
井 〃
市
1
吉崎
1
1
芦原西
あわら市 北潟
2
74
1
1
名 (A+ B) 自噴
51
1
1
2
2
1
1
1
42
動力
総 数 数 (A)
泉源 泉 利用源泉
芦原東
芦原
温
市 町
(2)温泉利用状況
0
自噴
38
1
1
1
1
1
1
32
動力
泉 数 (B)
13
1
1
1
1
9
未満
18
2
1
15
42℃未満
21
1
1
1
18
以上
25℃ 25℃以上 42℃
0
及びガス
水蒸気
未 利 用 源 温 度 別 源 泉 数
329.0
329.0
自噴
2,573.4
88.1
204.0
120.0
158.0
250.0
22.0
122.0
1,609.3
動力
(㍑/分)
湧 出 量
定
149
809
1,037
827
44
140
265
60 14,475
1
12
20
3
1
1
1
903,801
5,100
56,488
27,364
43,441
4,000
11,592
16,880
738,936
9
2
1
1
5
員 用 人 員 場施設
宿 泊 利 の公衆浴
容 年 度 延 温泉利用
21 11,204
数
施 設
宿 泊収
利用人員
0
地年度延宿泊
国民保養温泉
Ca・Na-SO4泉
Ca-SO4泉
Na・Ca-Cl泉
Na・Ca-Cl・SO4泉
アルカリ性単純温泉
Na・Ca-SO4泉
単純温泉
Na・Ca-Cl泉
Ca・Na-Cl泉
Na・Ca-Cl泉
温泉法別表に基づく温泉(F-)
Na・Ca-Cl泉
泉 質 名
主 た る
(H27.3.31現在)
20 廃棄物対策
(1)廃棄物処理施設(廃棄物処理法第 15 条関係)
(H27.3.31 現在)
政令7条施設
施設数
3
0
3
0
1 号 汚泥の脱水施設
10 m /日を超えるもの
2 号 汚泥の乾燥施設
10 m /日を超えるもの
3
3 号 汚泥の焼却施設
4号
廃油の油水分離施設(海洋汚染等及び海上災害の防
3
10 m /日を超えるもの
止に関する法律第 3 条第 14 号を除く。)
1
3
5 号 廃油の焼却施設(同上)
6号
1
5 m /日を超えるもの
1
1 m /日を超えるもの
廃酸の中和施設
3
0
3
50 m /日を超えるもの
0
5t/日を超えるもの
3
50 m /日を超えるもの
廃アルカリの中和施設
7 号 廃プラスチック類の破砕施設
8 号 廃プラスチック類の焼却施設(3,5 号に掲げるものを除く。) 0.1t/日を超えるもの
8-2 号
3
木くずの破砕施設
5t/日を超えるもの
5
がれき類の破砕施設
5t/日を超えるもの
10
9 号 汚泥のコンクリート固形化施設
―
0
―
0
汚泥に含まれるシアン化合物の分解施設
―
0
11 号 廃酸に含まれるシアン化合物の分解施設
―
0
―
0
12 号 廃PCB等の焼却施設
―
0
12-2 号 廃PCB等の分解施設
―
0
―
0
200kg/時間を超えるもの
0
14 号イ 遮断型最終処分場
―
0
ロ 安定型最終処分場
―
1
ハ 管理型最終処分場
―
1
10 号 汚泥のばい焼施設
廃アルカリに含まれるシアン化合物の分解施設
13 号 PCB汚染物等の洗浄施設・分離施設
13-2 号 産業廃棄物の焼却施設(3,5,8,12 号に掲げるものを除く。)
[政令6条の四第三号イ(1)から(6)までに掲げる産業廃棄物]
〔イ、ロ以外の産業廃棄物〕
合
計
26
(2)-① ごみ処理施設
施設名
清掃センター
設置者
設置場所
福井坂井地区広域
あわら市笹岡 33-3-1
市町村圏事務組合
能力(t/日)
処理方式
稼働年月日
222
全連続燃焼
H7.10.1
能力(t/日)
処理方式
稼働年月日
90
回転
H7.10.1
(2)-② 粗大ごみ処理施設
施設名
清掃センター
設置者
設置場所
福井坂井地区広域
あわら市笹岡 33-3-1
市町村圏事務組合
- 64 -
(2)-③ごみ最終処分場
施設名
設置者
最 終 処 分 場
設置場所
福井坂井地区広域
市町村圏事務組合
能力(㎥) 使用開始年月日
あわら市笹岡・御簾尾・矢地
地係
231,000
H11.4.1
(2)-④ し尿処理施設
施設名
設置者
さかいクリーン
坂井地区広域連合
センター
設置場所
能力(kl/日) 処理方式 稼働年月日
坂井市坂井町今井
1-1
膜処理
高負荷
脱窒素
41
H23.3.31
(3)廃棄物関係施設等立入検査の年度推移
産業廃棄物関係
一般廃棄物関係
区分
年度
処 理 業 処理施設
ご み
処 理
施 設
ご み
最 終
処分場
し 尿
処 理
施 設
野外焼却
の中止等
不 適 正 処 浄化槽
理に対す
る指導
計
17
187
158
0
0
0
178
0
523
18
110
137
1
3
1
171
1
424
19
141
138
2
2
2
133
1
419
20
69
104
1
1
4
244
5
423
21
222
92
1
1
1
123
0
440
22
155
99
1
1
3
53
3
312
23
61
51
4
4
3
117
2
242
24
153
93
1
0
0
147
4
398
25
103
73
1
0
0
106
0
283
26
131
110
0
0
0
56
4
301
21 公害防止
公害関係法令に基づく工場・事業場の立入検査数
(平成 26 年度)
水質汚濁防止法対象工場・事業場
60
大気汚染防止法対象工場・事業場(ばい煙発生施設)
49
同上
(揮発性有機化合物排出施設)
5
大気汚染防止法に基づく特定粉じん排出等作業実施場所
12
ダイオキシン類対策特別措置法対象工場・事業場
24
フロン回収破壊法対象登録事業所(第一種フロン類回収業者)
福井県公害防止条例
特定工場
2
9
特定施設設置工場・事業場
- 65 -
17
ハロープリント
(黄色の建物)
坂井健康
福祉センター
ビッグマート
バロー
福井県坂井健康福祉センター
〒919-0632
福井県あわら市春宮 2 丁目 21 番 17 号
TEL (0776)73-0600(代表)
FAX (0776)73-0763
HP アドレス http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sakai-hwc/
E-Mail
[email protected]
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