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消費者教育に関するアンケート結果(仙台市内小学校・中学校対象)
資料 1 消費者教育に関するアンケート結果(仙台市内小学校・中学校対象) (平成 27 年 5 月 8 日 仙台市消費生活センター) 1.結果の概要について 1 調査の概要 (1)調査の目的 仙台市消費生活基本計画・消費者教育推進計画策定の参考資料とするため。 (2)実施期間 平成 26 年 10 月~11 月 (3)対象 仙台市内の小中学校 201 校(小学校 128、中学校 72、特別支援学校 1) (4)回収数(回収率) 小学校 73 校(57.0%) 、中学校 29 校(40.3%)、特別支援学校 1 校(100%) ※特別支援学校については中学校用アンケート用紙にまとめて回答いただいたため中学校に含めて集計した。 2 調査結果の概要 問 1 「消費者教育の推進に関する法律」の認知度について 「法律があることは知っているが内容までは知らない」 が小学校 46 校 (63.0%)、中学校 18 校 (60.0%) で最も多く、 「内容を知っている」が小学校 18 校(24.7%) 、中学校 6 校(20.0%)でこれに続く。 問 2 児童生徒の消費者トラブルの見聞について 「ある」が小学校で 6 校(8.2%) 、中学校で 4 校(13.3%) 。インターネットや携帯に関するものがほ とんどだった。なお、消費生活センターには小中学生がトラブルの当事者となった相談が平成 26 年度 の前半だけで 30 件以上寄せられている。 問 3「消費者教育」 「消費者市民社会を目指す教育」と小中学校における学習内容との関係 家庭科、社会科を中心に様々な教科・領域の学習内容との関連が提案された。学年が低いほど幅広く 様々な学習内容と重なり、学年が上がるほど専門的・技術的なものになっていくと考えられる。 問 4 消費者教育推進法の基本理念に照らした場合の課題 小学校・中学校とも、「学校における教育だけでは実践的な能力を育むのはむずかしい」が他の項目 を引き離し第 1 位だった。これに、 「内容が多岐にわたり、十分に実施できないと感じる」が続く。自 由記載欄では「カリキュラムの中で関連する教科を系統立てて学習する」「限られた時間で〇〇教育の 全てを充実させるのは無理」等の意見があり、「消費者教育」のとらえ方が先生によって様々である様 子がうかがわれる。 問 5 学校以外の主体に期待する役割 様々な意見があったが、全体を通じて、学校教育の及ばない部分である実践的な場に対するものが多 いようにみられる。特に、主な消費生活の実践の場である家庭についての期待が多く寄せられた。 問 6 消費生活センターが作成した教材等の認知度や利用状況 「知っている」かつ「これから使用する予定」という回答が目立った。ウェブサイトはほかの教材に比 べ若干認知度が低い。 1 2.アンケート結果から考察されるポイント ポイント1: 「学校における消費者教育とは何なのか」――まずは認識の統一が必要。 ・実際には家庭科・社会科を中心に各教科・領域の中で「消費者教育の基礎」といえる学習が行われて おり、 「環境教育」 「情報教育」 「食育」等さまざまな「教育」と重なっている。学年が上に行くほど 専門的・技術的で独立性が強いものになっていくと考えられる(別図参照) 。 ・本市「教育振興基本計画」に示された「自ら学び自ら考える力」「市民として主体的に社会にかかわ り共に生きる力」の育成、 「自分づくり教育」が目標とするところは、消費者教育をも包括している。 ・学校教育では消費者教育の基礎から技術的知識まで積み上げられるような教育が既に行われていると 考えられるが、「これも消費者教育だ」という認識がないと、「行っていない」「時間がなくてできな い」という評価になってしまう。 ・消費者行政としては、学校で既に行われている学習が消費者教育であるという認識のもと、学校が不 足していると感じる部分に対して支援していきたいと考える(例えば、進展が激しいインターネット や金融関係、消費者トラブル関連などは最新の情報が必要になる)。 ポイント2: 「経験から学ぶ」ことが難しい時代。どのように消費者力を身に着けていくか。 ・機械化、デジタル化、バーチャル化により実体験から学ぶ機会が得られづらい。これは消費者教育だ けでなく全てにかかわる課題である。 ・実践的能力育成が難しいことの大きな原因の一つと考えられる。 ・環境学習などの体験学習、スチューデントシティ・ファイナンスパーク等の活用は有効と考えられる が、行政や事業所を始め、社会全体で体験学習の機会や場を提供するといった支援に努めていかなけ ればならない。 ポイント3:「実践的能力を育む」教育は学校教育だけではむずかしい。 ・「消費者教育推進法」に基本理念として掲げられる「消費生活に関する知識を習得し、適切な行動に 結びつける実践能力を育むこと」については、学校だけで実践能力を育むことの難しさが指摘された。 ・消費生活の実践の場は、主として多様な価値観を持つ各家庭であり、家庭の経済状態が影響するデリ ケートな問題でもあるからと考えられる。 ・学校と連携して家庭への啓発を進められれば教育現場の支援にもなるし、効果も上がると考えられる。 ポイント4:消費生活センターから学校への情報提供について。 ・小中学生が当事者となったトラブル相談について、情報提供してほしいという要望もあった。個人情 報に該当するため個別情報を提供することは難しいが、統計的な情報を学校と共有することは有効と 考えられる。 ・教材は、できるだけ授業でそのまま使える情報が望ましい。小学生でもそのまま使えるようなもの。 また、学級全員で使えるものでないと授業では使いづらいと考えられる。 ・出前授業の募集や実践事例などの紹介をしてきたが、伝わりきっていないということがわかった。今 後も学校現場に効果的に浸透させる情報発信のあり方を引き続き検討する必要がある。 2 別図:消費者教育とは(イメージの整理) (1)消費者教育の推進に関する基本方針における「関連教育との連携推進」を基に整理 消費者教育と関連した教育 消費者教育の推進に関する基本方針より(推進法第3条第7項の整理) 環 境 教 育 食 育 国 際 理 解 教 育 ・環境に対する知識や考え ・社会の多様性や将来に対する責任 ・資源やエネルギーの有限性 ・自ら考え、自ら行動する人づくり ・生産・流通、消費・廃棄の社会経済システムの理解 ・環境とのバランスを考えた日常の消費生活や事業活 動 ・知育、徳育、体育の基礎 ・食についての知識の習得 ・「食」を選択する力の習得 ・健全な食生活を実践することができる人間の育成 ・マナーの習得 ・「もったいない」意識の涵養 ・食品ロスの削減 ・地産地消の推進 ・食品の安全性に関する知識と理解を深める ・社会経済の国際化の進展に合せ、海外の文化や外国 の人々との接点を理解 ・地球規模の社会問題(環境や資源など)を考えさせる ・内外の社会情勢及び地球環境に与える影響を自覚す る 他にも、「情報リテラシー教育」「安全教育」等様々な切り 口がある。またそれぞれが相互に関連している。 3 消 費 者 教 育 法 教 育 ・日常生活を支え る私法を理解 →消費者契約の適 正化 金 融 経 済 教 育 ・金融リテラシーの 向上 →公正で持続可能 な社会の実現に貢 献 (2)消費者教育の対象領域 消費者教育の対象領域 領域 育むべき力の概要 消費者がもつ影響力を理解し、適切な商品やサー ビスを選択できる力 消費者市民 持続可能な社会の実現に向け取り組む力 社会の構築 主体的な社会参加・協働による課題解決のため行 動できる力 商品等やサービ 商品等の安全の理解と危険を回避する能力 スの安全 事故等の際、再発防止等を求める行動力 生活の管理 生活管理、家計運営の能力 と契約 契約することへの理解とトラブル対応能力 情報と 情報の収集・発信により消費生活を向上する能力 メディア 情報に対する批判的思考力、活用力 (出典)「消費者教育の経緯と現状-消費者教育推進法施行を受けて-(2014.3.11)」 (国立国会図書館調査及び立法考査局経済産業課 田中菜採兒著)より引用 「消費者教育の経緯と現状」 (国立国会図書館レポート) )より引用 (3)小中学校における消費者教育(アンケート結果による仮説) 小中学校における消費者教育の模式図(本市アンケートに基づく仮説) Technicalな消費者教育 ・年代が上がるほど学習内容は technicalなものになる ・直接的な内容が増えてくる ・時としてゲストティーチャーな どの専門的知識を要する ・家庭科には比較的technicalな 要素が含まれている Basicな消費者教育 =消費者市民社会を目指す 教育 =自ら学び自ら考える力 =基礎学力 =全ての「○○教育」に共通 する部分 =消費者教育と関連してい ても、technicalなものほど直 接的でないため、関連性が 見えづらい 狭義の消費者 教育(トラブル を回避し適正な 経済活動を行う ための教育) 例:契約、金融、 ネット取引etc. 家庭科 各教科 道徳 外国語活動 総合的な学習の時間 特別活動 などあらゆる教科・領域 に組み込まれている。 4 消費の実践の場 ‖ ‖家庭、社会 3.集計結果(小学校) 対象 128 校 回収数 73 校 回収率 57.0%(市立のみ:対象 124 校 回収数 71 校 回収率 57.3%) ※分校は本校に含める。 平成 24 年 12 月に「消費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」と称します) 問1 が施行されましたが、この法律についてご存じですか。 1 内容を知っている 18 (24.7%) 2 法律があることは知っているが内容までは知らない 46 (63.0%) 7 ( 9.6%) 3 初めて聞いた 2 ( 2.7%) 無回答 問2 最近、消費者トラブル(商品やサービスの購入等に関するトラブル)の低年齢化が進んでおり、 幼児や児童生徒が消費者トラブルの当事者となった相談が消費生活センターにも毎年、インターネッ ト関連(親に無断でゲームの有料アイテムを購入し、高額の請求を受けた等)を中心に数多く寄せら れています。(1)児童が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことはありますか。また、(2)それ に対して何らかの対応をした場合、対応方法や対応に苦慮した点等がありましたらお知らせください。 (1)児童が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことが 1 ある 6 ( 8.2%) 2 ない 67 (91.8%) 0 ( 0.0%) 無回答 ※「1 ある」の場合の具体的な内容と対応状況 「ゲームで高額の課金請求」「保護者に無断でクレジットカードで買い物」等、全てがインターネット 取引に関するもので、各家庭で対処し事後に保護者から情報を得たというケースがほとんどだが、中に は学校で児童と保護者を指導したという事例もあった。 問3 「消費者教育」 「消費者市民社会を目指す教育」と小学校における学習内容との関連、内容の取 組状況について 消費者教育の主な要素と考えられる「消費生活と環境」「危険を察知したり回避したりするための教育」 「金銭に関する教育」 「食に関する教育」 「情報リテラシーに関する教育」 「個人情報保護に関する教育」 が小学校における各教科・領域や学校生活の中でどのように取り扱われているかについて具体的な事例 を挙げていただいた結果、国語、社会、算数、理科、生活、図画工作、家庭、道徳、体育、総合的な学 習の時間、特別活動、給食等の広い範囲で様々な形で行われていることがわかった。(詳細は P11 参照) 5 問4 消費者教育推進法では、その基本理念として「消費者教育は、消費生活に関する知識を習得し、 これを適切な行動に結び付けることができる実践的な能力が含まれることを旨として行わなければ ならない。 (第 3 条) 」としています。 (1)学校教育において、消費者教育に関連した内容の学習が行われていると思いますが、標記の理念に照 らした場合、どのような課題があると感じますか。 (○はいくつでも) 1 内容が多岐にわたり、十分に実施できないと感じる 21 (28.8%) 2 学校における教育だけでは実践的な能力を育むのはむずかしい 60 (82.2%) 3 専門知識が必要だ 15 (20.5%) 4 教材がない、または不十分である 18 (24.7%) 7 ( 9.6%) 5 その他 ※「5 その他」の具体的内容 「達成目標の設定が明確でない」 「内容が多岐にわたり全体像がつかみにくい」 「具体的にどのように進 めていくかしっかりと確立されていない」 「カリキュラムの中に明記していない」 「新たな学習を増設し なければならないのかとの誤解を生ずる」等、定義のあいまいさを指摘したものから、「〇〇教育が多 数あり、飽和状態」「時間的余裕がない」のように消費者教育を独立した新しい教育ととらえていると 考えられるものも目立った。 (2)その課題を解決するためにどのようなことがあればよいとお考えですか。 (自由記載) 様々な考えが提示されたが、大まかに分類すると「指導内容の整理や各教科・領域と消費者教育を関連 付けること」「専門家等の出前授業」「家庭における指導、家庭への啓発、家庭との連携」「学校外の 様々な主体との連携」「体験学習の場」といった内容が多かった。 問5 消費者教育推進法では学校、行政、事業者、市民団体、地域、家庭等、あらゆる主体・場におい て消費者教育を進めることとされていますが、教育現場から見て、学校以外の主体に期待する役割は ありますか。 (ある項目のみお書きいただければ結構です。) (1)行政 情報提供(トラブル事例から教材・資料等まで幅広い)、体験学習の場の提供、生涯学習、学校以外の場 (家庭、地域等)への啓発、予算の配当などが挙げられた。 (2)事業者 職場体験や校外学習の受け入れ、出前授業、教材や情報の提供といった希望が挙げられた。 (3)市民団体 主に講座開催、学校への出前講座などへの協力が挙げられた。 (4)地域 地域における子どもの消費行動の見守り、体験学習への協力等が挙げられた。 6 (5)家庭 家庭に関する希望が最も多かった。金銭の管理や子どもへの指導、消費生活の一義的な場であることを 意識してほしい、保護者自身の意識向上を望む、また、学校で学んだことを活かす場としての家庭の重 要性等が挙げられた。 問6 仙台市消費生活センターが作成・配布している教材等について伺います。 (1)仙台市消費生活センターでは以下の教材を教育現場との連携により作成していますが、知っています か。また、使用状況はいかがでしょうか。 ①「消費者トラブル学習サイト『伊達学園』」 (ウエブ・平成 25 年度) 1 知っている 41(56.1%) 2 知らない 31(42.5%) ※無回答 1( 1.4%) ②「めざせ六十二万石!伊達なものしり武将ゲーム」(ボードゲーム・平成 24 年度) 1 知っている 61(83.6%) 2 知らない 11(15.1%) ※無回答 1( 1.3%) ③「めざせ!買い物名人」 (リーフレット・平成 24 年度より毎年 5 年生に配布) 1 知っている 66(90.4%) 2 知らない 6( 8.2%) ※無回答 1( 1.4%) ※「知っている」という回答の場合の使用状況は、平均すると「児童に紹介(配布)した、または紹介(配 布)する」 (40.5%) 「これから使用する予定」 (25.0%) 、 「学校で使用した、または使用している」 (22.6%)、 「特に何もしない」(8.9%)となっている。 問7 消費生活センターへの要望がありましたらお書きください。 ・児童が直接取り組むことができる教材、サイトなどの充実と広報が大切。 ・これを機に、センターの取組について注目していきたい。現場でも、もっと情報を共有し、よりより消 費者教育ができるよう努力していきたい。 ・万一児童からの相談があった場合、学校にも情報提供をお願いしたい。 ・実践例などを紹介するパンフなどがあればよいと考える。 ・「学校で新たに何かに取り組む」のではなく「学校で学んでいること」を「だれが主体となり」「発達段 階に適したどのような日常化を図るのか」を大切にしていただきたい。消費生活のような家庭の経済力 や方針が強く出る内容は特にこの観点を重視していくことが必要であると思う。 ・学習サイト「伊達学園」は、内容がやや説明的で固い感じがした。イラストやクイズなど子どもの興味・ 関心を引く工夫が必要と感じた。 ・実践例などを紹介するパンフなどがあればよいと考える。 7 4.集計結果(中学校) 対象 73 校 回収数 30 校 回収率 41.1%(市立のみ:対象 65 校 回収 28 校 回収率 43.1%) ※特別支援学校を含む 問1 平成 24 年 12 月に「消費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」と称します) が施行されましたが、この法律についてご存じですか。 6 (20.0%) 1 内容を知っている 2 法律があることは知っているが内容までは知らない 18 (60.0%) 3 (10.0%) 3 初めて聞いた 3 (10.0%) 無回答 問2 最近、消費者トラブル(商品やサービスの購入等に関するトラブル)の低年齢化が進んでおり、 幼児や児童生徒が消費者トラブルの当事者となった相談が消費生活センターにも毎年、インターネッ ト関連(親に無断でゲームの有料アイテムを購入し、高額の請求を受けた等)を中心に数多く寄せら れています。(1)生徒が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことはありますか。また、(2)それ に対して何らかの対応をした場合、対応方法や対応に苦慮した点等がありましたらお知らせください。 (1)生徒が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことが 1 ある 4 (13.3%) 2 ない 26 (86.7%) 無回答 0 ( 0.0%) ※「1 ある」の場合、具体的に内容と(2)対応状況 「携帯電話による架空請求」「ネットで購入したものに不良品」「チャットで顔写真を送ってしまい脅さ れた」など、小学校に比べ内容が多様。「教師が指導の上消費生活センターを紹介」「警察に相談」等内 容に応じた対応がなされたようだ。 問3 「消費者教育」 「消費者市民社会を目指す教育」と中学校における学習内容との関連、取組状況 について 消費者教育の主な要素と考えられる「消費者の権利と保護」 「危険を察知したり回避したりするための教 育」「金銭に関する教育」「食に関する教育」「情報リテラシーに関する教育」「個人情報保護に関する教 育」が中学校における各教科・領域や学校生活の中でどのように取り扱われているかについて具体的な 事例を挙げていただいた結果、国語、社会、数学、理科、保健体育、技術・家庭、道徳、総合的な学習 の時間、特別活動、給食等の広い範囲で様々な形で取り扱われていることがわかった。 (詳細は P14 参照) 8 問4 消費者教育推進法では、その基本理念として「消費者教育は、消費生活に関する知識を習得し、 これを適切な行動に結び付けることができる実践的な能力が含まれることを旨として行わなければ ならない。 (第 3 条) 」としています。 (1)学校教育において、消費者教育に関連した内容の学習が行われていると思いますが、標記の理念に照 らした場合、どのような課題があると感じますか。 (○はいくつでも) 1 内容が多岐にわたり、十分に実施できないと感じる 10 (33.3%) 2 学校における教育だけでは実践的な能力を育むのはむずかしい 23 (76.7%) 3 専門知識が必要だ 0 ( 0.0%) 4 教材がない、または不十分である 7 (23.3%) 5 その他 4 (13.3%) ※「5 その他」の具体的内容 ・家庭科、社会科(公民分野)だけでなく、多くの分野で位置づけて教育を行う必要がある。 ・各教科・領域の学習指導要領に明確に位置づけられていない ・学校現場は取り扱う時間的ゆとりがない。 (2)その課題を解決するためにどのようなことがあればよいとお考えですか。 (自由記載) 家庭との連携や家庭への啓発、教育の進め方の工夫や体制整備、外部講師の活用、 「ファイナンスパーク」 への期待に関する事項が多かった。 問5 消費者教育推進法では学校、行政、事業者、市民団体、地域、家庭等、あらゆる主体・場におい て消費者教育を進めることとされていますが、教育現場から見て、学校以外の主体に期待する役割は ありますか。 (ある項目のみお書きいただければ結構です。) (1)行政 その年ごとの重点事項を決める、出前授業、教材の活用方法の提案、社会教育の充実、保護者向け講座 や消費生活センターの認知度向上等、様々な希望が挙げられた。 (2)事業者 契約・売買時の説明責任、企業内での消費者教育、学校・消費者向け講座、弱者に対する配慮等様々な 希望が挙げられた。 (3)市民団体 なし (4)地域 地域でのコミュニケーション、高齢者世帯への配慮、地域で子どもを守る意識の涵養に関する内容が挙 げられた。 9 (5)家庭 家庭での実践教育の重要性、コミュニケーションや家庭の意識向上に関する希望が多かった。 (6)その他 消費者教育について明確な提案をするのが消費生活センターではないかという意見が挙げられた。 問6 仙台市消費生活センターが作成・配布している教材等について伺います。 (1)仙台市消費生活センターでは以下の教材を教育現場との連携により作成していますが、知っています か。また、使用状況はいかがでしょうか。 ①「消費者トラブル学習サイト『伊達学園』」 (ウエブ・平成 25 年度) 1 知っている 17(56.7%) 2 知らない 13(43.3%) ※無回答 0( 0.0%) ②「開校!伊達塾-伊達なくらしをいざ伝授!」 (DVD・平成 24 年度) 1 知っている 20(66.7%) 2 知らない 10(33.3%) ※無回答 0( 0.0%) ③副読本「めざせ!賢い消費者 伊達なくらし入門」(パンフレット・1 年生に配布) 1 知っている 26(86.7%) 2 知らない 4(13.3%) ※無回答 0( 0.0%) ※無回答 0( 0.0%) ④「悪質商法に気をつけて」 (リーフレット・3 年生に配布) 1 知っている 26(86.7%) 2 知らない 4(13.3%) ※「知っている」という回答の場合の使用状況は、平均すると「生徒に紹介(配布)した、または紹介(配 布)する」 (33.7%) 「これから使用する予定」 (29.2%) 、 「学校で使用した、または使用している」 (22.5%)、 「特に何もしない」(12.4%)となっている。 問7 消費生活センターへの要望がありましたらお書きください。 ・悪質商法対策ゲームなども活用させていただき、生徒に好評です。楽しんで学べる教材等がありました らまた紹介していただければ幸いです。 ・出前授業などがあればいいと思います。 ・TV やラジオの CM 等を通して注意を呼びかけると、普及率も高くなると思います(既になさっていたら 申し訳ありません)。 ・アンケートは生の情報を得る手段の一つではあると思われますが、学校現場の状況をじっくり自らの手 で、調査・分析しなければ、形式的なものにしかならないのではないでしょうか。また、仙台市教育委 員会では「子どもと向き合える体制づくり」ということで、 「各種調査の調査項目等の精選」を主な施策 に挙げていますが、このことを理解してのアンケート調査だったのでしょうか。要望ではありませんが、 記入してしまいました。申し訳ありません。 ・授業で使用できる情報の公開と伝達 ・オレオレ詐欺がなくなるよう対策を考える必要がある。 ・情報を活用させていただいていますのでこれからもよろしくお願いします。 10 小中学校アンケート 問3 学校の各教科・領域と消費者教育の関係 学校から回答があった「消費者教育と関連すると考えられる教育内容」を、教科・領域等ごとにまと めたもの(ただし不明なもの、判断不可能なものは「教科不明・全教科・その他」として記載。 ) Ⅰ 小学校 1 消費生活と環境 (1)センターが例示した内容 3R、環境に配慮した買い物(家庭科等) 、食料自給率、地産地消(社会科等) (2)学校からの回答 ①社会 地域の人々の生産や販売、流通(5 年) 、人々のくらしと商店(3 年) 、食育教育(生協の協力) (3 年総合でも) 、食料、 食料自給率、地産地消、ごみの処理と利用、3R、マイバッグ、ごみ処理場等見学、資源の有効活用からの発展学習(4 年) 、地球温暖化防止に対する取組(「工業生産・もの作り」) 、自動車をつくる工業(環境を考えた車) ②生活 町たんけん(2 年) ③図画工作 リサイクルできるものを用いた造形遊び ④家庭 「上手に使おう物やお金」買い物の計画の作成、3R・環境に配慮した買い物・生活の工夫(身近な環境とのかかわり、 物の使い方の工夫) 、衣服の着用と手入れ、快適な衣服と住まい、調理実習:食材の買い物・片付けの仕方から環境に ついて考える学習、1 食分の食事調理計画、地元の食材を使って(6 年) 、不用品の生かし方について、生ゴミのリサ イクルの DVD の視聴 ⑤総合的な学習の時間 市バスの利用学習(市バスや地下鉄を利用することで、資源を守ることにつなげる) 、わたしたちの生きる町(地域の 環境を守るためにできること、宮城野伝統料理) 、みやぎの e 行動出前講座の実施(4 年) 、3R(社会科でも) 、古紙リ サイクル、食料自給率(社会科でも) 、食育活動・地産地消、田起こし~脱穀までの年間を通した稲作作業(5 年) 、仙 台スチューデント・シティへの参加、 「仙台博士になろう」仙台の地場産品等の調べ学習(3 年) ⑥教科不明・全教科・その他 ダム周辺清掃、修学旅行、親子食育講座の取組、環境教育、日常生活の中でゴミの分別活動を定着、牛乳パックの返 却、学級指導における資源ゴミ等の分別と廃棄に関する指導、地場産品(食育) 、食事の材料の産地を調べ我が国の食 料生産についての興味・関心を高める、学童農園でのさつまいもの苗植え・収穫 収穫した芋を焼き芋にして食べる、 スチューデント・シティ(6 年) 、銀行による金銭教育、3R。不用品の利用の仕方・工夫について、ゴミを減らす買い 物について、洗剤を使わない掃除の仕方 ⑦給食 地場産品の紹介や郷土メニューの紹介 2 危険を察知したり回避したりするための教育 (1)センターが例示した内容 けがが発生する原因や防止の方法についての理解(保健体育) 、調理器具や製法器具の安全な取扱い(家庭科) 、安全な 生活を保障する社会の仕組み等(社会科) 、薬品の取り扱い(理科) (2)学校からの回答 ①社会 くらしを守る(4 年) 、町探検(3 年) 、 ②理科 薬品の取り扱い、実験器具の安全な取扱い、 「水溶液の性質と働き」での、保護めがねの着用・保管・換気・使用済み 水溶液の処理(6 年) ③生活 防犯巡視員のお話を聞く会(2 年) 、通学路での安全:子ども 110 番の家や店などについて知る ④家庭 安全な調理実習、調理器具や縫製器具の安全な取扱い、暖房器具の使い方・換気の仕方において安全面の指導、 ⑤体育 けがの防止(5 年) 、けがが発生する場所や時間調べ、安全な器具の使い方・場の設定、危険ドラッグなどの薬物に関 する教育、喫煙・飲酒・薬物乱用と健康に関する学習、病気の防止、児童の危機管理能力や自助の力を伸ばすために 主に防災教育や体育科等で具体的な場面をとらえて考えさせている。 ⑥道徳 防災教育(各教科、行事、道徳、学活も) 11 ⑦総合的な学習の時間 防災マップづくり(4 年) 、防犯巡視員を囲んで(4 年) 、地域総合防災訓練で、各学年で減災、防災についての学習を 行っている。6 年はその他にも防災教育を行っている。 ⑧特別活動 学校内外の危険とその回避、副読本「わたしたちの安全」を用いた指導(学級活動) 、防災教育(各教科、行事、道徳、 学活) 、避難訓練(全学年、学校行事) 、防犯教育(学校行事)、不審者対応についての講話(学校行事) ⑨教科不明・全教科・その他 防災教育(各教科、行事、道徳、学活) 、災害から身を守る方法について学ぶ(思考力・判断力を育成するための取組) 、 危険予知トレーニング(学級指導等) 、避難訓練(全員防災袋の準備) (火災・地震・不審者) 、地域防災訓練、防犯教 室、けがに関する指導は担任と養護教諭の TT で行いより専門的な観点から指導、ろうかの歩き方を子どもたち同士で チェックし意識を高めている、防災訓練・防災の授業(全学年)、交通安全教室(自転車事故に関する内容)、けがの 発生・けがの経験・けがの原因・防止について学習、けがの起こり方についてまとめる、月ごとの生活目標:身の回 りの安全確認、生活朝会:安全な学校生活についてのお話、危険ドラッグ等の「薬物乱用防止教室」 (薬剤師や薬科大 の学生がゲストティーチャー) 3 金銭に関する教育 (1)センターが例示した内容 身近なものの選び方・買い方(家庭科) 、加減乗除・割合の計算(算数) (2)学校からの回答 ①国語 買い物(お店屋さんごっこ)をしよう ②社会 租税教室(出前講座) 、税金の働きを調べる(6 年) 、買い物の工夫(家庭科でも) 、 ③算数 かけ算(2 年算数) 、わり算(3 年) 、百分率とグラフ(6 年) 、割合、買い物を例に( お小遣いの中でほしいものを変えるように計算できる。 (3,4 年) )を使った計算式、決まった ④生活 生協お買い物探検 5DAY 食育探検ツアー(2 年生) ⑤家庭 ※家庭科の単元、 「じょうずに使おう物やお金」 (物やお金の使い方を見直そう、買い物の仕方を考えよう)の中で総合 的に金銭・家計教育が行われているが、ほかに特記された取組として、 金銭に関する指導と PTA を巻き込んでの講演、買い物の工夫(社会科と連動) 等 ⑥道徳 金銭価値、節度節制を心がけて(物やお金を大切に) (6 年) ⑦総合的な学習の時間 スチューデントシティ事業(多数記載あり) 、企業教育、種まきから収穫~愛校バザーにおける販売までの活動(6 年) ⑧特別活動 修学旅行(多数記載あり)、修学旅行での決められた予算内での有効な金銭の使い方(購入計画と実践、振り返り)、 特別活動、学級の係活動を会社方式(給料制)で行う、校外学習での自主研修(行事) 、おこづかい調べ(学級活動) 、 ⑨教科不明・全教科・その他 金融機関関係より講師を招き投資や貯蓄いついてのお話、市教委の提唱する自分づくり教育「たく生きプログラム」 と関連させる、毎日の宿題(家庭学習の取組)、(夏の講座)カードゲームで「物々交換の時代」を体験しお金の歴史 と役割を学ぶ、特別支援の買い物学習、買い物計画の立て方、校外学習で金銭使用の指導、基礎的な計算練習(スキ ルタイム) 、金銭の大切さ・計画的な使い方、お年玉の使い方、スチューデントシティ(6 年) 、物や金銭の使い方に関 心をもち適切に買い物をする、3 年生のスーパーマーケット見学、5 年生学年 PTA 行事として「金銭教育」を実施(子 どもと保護者が同席する部と保護者のみの部という構成でお金の使い方やお小遣いの与え方などの話) 、買い物(食品 選びのポイント、衣類や雑貨の買い方)、値段・品質・分量について、リーフレット「めざせ!買い物名人」の活用、 租税教室の実施(外部講師招聘) 、生徒指導等で機会をとらえて児童に指導している。 4 食に関する教育 (1)センターが例示した内容 栄養とその働き・食品の品質及び安全・調理(家庭科) 、農業や水産業の役割・食料生産者の工夫や努力(社会科) 、給 食、環境教育 (2)学校からの回答 ①社会 外国とのつながりの学習(世界の中の日本・貿易) 、栄養教諭による全学年対象にした食育指導(生活、理科、家庭科 等~関連指導) 、これからの食糧生産、消費者や生産者にとってよりよい日本の食糧生産、農業や水産業に携わる人々 の 工夫や努力、国民の食糧を確保する重要な役割、働く人とわたしたちのくらし(3 年) 、社会見学(スーパーマー ケット見学) 、 「わたしたちの生活と食料生産」 (5 年) 、農業を知ろう(5 年) 12 ②理科 栄養教諭による全学年対象にした食育指導(生活、社会、理科、家庭科等~関連指導) 、 「人と環境」 (6 年理科) ③生活 栄養教諭による全学年対象にした食育指導(生活、社会、理科、家庭科等~関連指導) ④家庭 ※調理、食品と栄養、バランスの良い食事などが家庭科の大きな要素として取り扱われており、その内容が数多く提案さ れたが、ほかに特記された取組として、 親子実習、栄養教諭による全学年対象にした食育指導(生活、社会、理科、家庭科等~関連指導)、食品製造会社の出 前講座、文科省の食生活教材の活用(家庭科、学級活動) 、食育には特に必要性を感じながら取り組んでおり給食指導 や家庭科等で食生活や栄養面について児童に振り返らせる機会を設けている ⑤体育 生活のしかたと病気(保健体育) 、 ⑥総合的な学習の時間 農業体験・田植え~稲刈り、郷土料理実習(5・6 年) 、地元特産品等の調査、地域の特産品の栽培・製作等(まがりね ぎ、みそづくりなど) 、菓子店での体験活動、米作りとゲストティーチャーによる農業生産についてのお話 ⑦特別活動 学級活動「バランスよく食べよう」、文科省の食生活教材の活用(家庭科、学級活動)、給食センター栄養士による食 に関する指導(4 年学活) 、食育出前授業(学活、家庭科) 下学年の例:野菜を食べよう、上学年の例:栄養につい て な ど、5 A DAY(3 年学級活動) 、1~6 年 食に関する指導(学活) 、給食指導・学活等を通して食に関する指導 の中で正しい知識・情報に基づいて食物の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を身に付けさせる ⑧教科不明・全教科・その他 栄養士・学校栄養職員(外部講師)による食に関する指導、給食センターによる指導、 (夏の講座)栄養士の資格を持 つ人に講師になってもらい親子料理教室を開催、食育全体計画による各教科・領域での食育、郷土料理に関した指導、 高学年によるこんだてづくり(リクエストこんだて) 、野菜づくり、田植え~稲刈り体験(多数) 、環境問題の探求(4 年) 、環境保全米出前講座による学習(5 年) 、5 A DAY(生協主催) 、my 弁当の日 ⑨給食 給食だより、給食時間の栄養職員の巡回指導、栄養士による給食指導、地産地消の取組へお理解・バランスのとれた 食事、学校給食における地域農家からの地場産品の活用及びその啓発(給食便り、献立表、栄養士による給食指導等 において) 、給食における栄養等について給食センター栄養士の特別授業、給食週間での特別給食や講話、給食時に献 立などを通して食品について指導する、毎日の給食指導において給食の栄養の色分けや給食献立のグループ分けを行 う。(特別支援教育・日常生活の指導)、給食指導・学活等を通して食に関する指導の中で正しい知識・情報に基づい て食物の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を身に付けさせる、食育には特に必要性を感じながら取り組 んでおり給食指導や家庭科等で食生活や栄養面について児童に振り返らせる機会を設けている、給食の栄養素ごとに 分けての食材の表示、給食に関連付けて栄養士との TT 指導 5 情報リテラシーに関する教育 (1)センターが例示した内容 情報産業や情報化社会・情報の有効な活用・情報化社会・マスメディアと国民生活とのかかわり(社会科)、話 す・聞 く ・ 書 く ( 国 語 )、 家族や近隣の人々とのコミュニケーション(家庭科等)、情報化教育 (2)学校からの回答 ①国語 国語科の授業(話す・聞く・書く) 、新聞の比べ読み(5 年生) 、広告等の非連続型テキストの読み取り、国語科の「話 す・聞く」の領域に関して研究課題として取り組んでいる、話す・聞くの力を児童にとって今後必要となるコミュニ ケーション力につながるものとして重視している ②社会 情報化社会、情報産業や情報化社会、情報の有効な活用、マスメディアと国民生活とのかかわり、情報を活かすわた したち、新聞・テレビ・ネット様々な情報の源を比較(正確性含む) (5 年) 、メディアとわたしたちのかかわりについ て考えよう(5 年)、 「情報化した社会とわたしたちの生活」の学習及びテレビ局や新聞社等への校外学習(5 年) 、情 報の利用、情報産業と国民生活のかかわり、情報の有効な活用の大切さ、情報に関するマナーやモラル、個人情報へ の配慮、正確性、情報を正しく判断する力 ③家庭 「家族とほっとタイム」 (6 年)(楽しい団らん、つながりを深めよう) 、買い物についての学習で商品パッケージを基 に選択するなど情報についての学習、家族とともに過ごす時間を作るために平日・休日の自分のタイムスケジュール の見直し ④総合的な学習の時間 PC(情報)リテラシー、仙台発見隊、近隣の人々とのコミュニケーション ⑤特別活動 修学旅行の事前学習、 「コンピュータを使うときに気を付けること」 (3 年学活)、 「ネットいじめは人権侵害」交通安全 課の警察官を講師に招いて(6 年学活) 、ケータイ教室の実施(学活) 、校内放送の視聴についての指導(学級活動) 13 ⑥教科不明・全教科・その他 全ての教科・領域の中で関連させながら適時適宜指導することが可能、コンピュータ指導(各教科) 、専門機関への出 前授業の要請、「情報モラル」 (情報教育全体計画)(情報機器と生活、情報機器の活用と健康・生活、等)、コンピュ ータ室での調べ学習(各教科) 、図書室での調べ学習(各教科) 、教育計画「情報教育計画」に目標等記載、 「情報モラ ル学年別指導計画」に基づいて教科や総合的な学習の時間・道徳の時間等で指導、外部講師を招いての情報に関する 講話(学年 PTA 行事) 、NHK 番組づくり、外部の講師をまねき情報に関する知識や危険なことを学習、ICT 教育、ネッ ト購入の場合の注意、コミュニケーション能力を養う(SST)、情報モラル教育(ネットの世界におけるマナー、ネッ トの世界にひそむ危険性、メールのやりとり) 、市民センター主催行事に児童が参加し地域の方々とコミュニケーショ ンを取っている、宮教大主催の「花・まち大作戦」で地域にプランターを置き学校と地域で花を育てる活動を行い交 流を深めている、ネット安全教室(NTT との連携) (6 年) 、携帯電話会社のケータイ安全教室、SST(ソーシャル・ス キル・トレーニング) 、携帯会社をゲストティーチャーに招いて行う情報教育の特別授業、情報化教育 6 個人情報保護に関する教育 (1)センターが例示した内容 情報モラルに関する教育(道徳ほか情報化教育等) (2)学校からの回答 ①国語 H26 国語の説明文の中には適するものもありますが教科書がかわるので将来的には使えません。 ②社会 情報モラルに関する教育(理科でも) 、 ③理科 情報モラルに関する教育(社会でも) ④道徳 情報モラルに関する教育(道徳 情報化教育等) 、法やきまりを守って(6 年) 、各教科・道徳において年間指導計画に 位置付けての指導、各学年で道徳や学級活動または学年行事等で講師を招いたりしながら保護者と共に情報モラルの 向上に努めている。 ⑤総合 総合学習のまとめ、新聞づくり、情報モラルに関する教育 ⑥特別活動 「住所、電話番号を簡単に教えない」 (1 年学活) 、低学年から少しずつ学習を積み上げるために生活科や学級活動の時 間も活用するとよい、防犯教室での携帯電話についての講話(学校行事)、各学年で道徳や学級活動または学年行事等 で講師を招いたりしながら保護者と共に情報モラルの向上に努めている ⑦教科不明・全教科・その他 各教科・道徳において年間指導計画に位置付けての指導、6 年~5 年を中心としたネットに関する指導(外部講師) 、P 行事で携帯電話のモラル教育を開催(5 年) 、 「情報モラル」 (情報教育全体計画) (ネット社会を考える、等)、学年の 発達段階に応じて指導、購入の際友人の紹介や贈り物で相手の住所およびメールアドレスの記入等、パソコン等での 情報収集の仕方と発信の仕方・発信の内容、ネットショッピングの危険など、携帯電話会社のケータイ安全教室、情 報モラル「ネチケット」 (自分を守るために)(インターネットのよさや危険性について話し合う/安全な活用につい て話し合う) Ⅱ 中学校 1 消費者の権利と保護 (1)センターが例示した内容 消費者の保護・自立支援・国や地方公共団体の役割(公民) (2)学校からの回答 ①社会 ※公民的分野において「私たちの消費生活」 「消費者の権利」 「消費生活を支える流通」等様々な内容を幅広く取り上げて おり、それらに関連した内容が挙げられたが、それに関わる特記事項として、 経済分野において会社創設のシミュレーション活動に取り組み企業側・消費者側に立った課題解決学習を実施、リー フレット「悪質商法に気をつけて」の活用ほか悪質商法に関する教育、といった記載があった。 ②技術・家庭 ※「消費者の権利と責任」 「消費者トラブル」 「関係機関と法律」など、家庭分野の教科書に掲載されている内容が数多く 記載された。 ③教科不明・全教科・その他 職場体験、ファイナンスパーク、くらしと経済、お金の使いみちを考えよう、エンゲル係数をしらべよう、関係する 各教科において教科書に沿って指導 14 2 危険を察知したり回避したりするための教育 (1)センターが例示した内容 傷害の防止(保健分野)、食品や調理器具等の適切な管理・安全な住まい・家庭内での事故(家庭)、安全かつ適切に 技術を活用する能力の育成(技術) 、薬品の取り扱い(化学) (2)学校からの回答 ①社会 歴史:関東大震災(防災) ②理科 各教科での指導を行った(家庭科、保健、技術、理科) 、各実験においての薬品の取り扱い ③保健体育 各教科での指導を行った(家庭科、保健、技術、理科)、傷害の防止(原因と防止) 、傷害の防止(交通事故の現状と 原因) 、自然災害に備えて、保健体育等の教科学習や日常生活の指導において自分の身体を守ることや相手との関わり 方について学習している。 ④技術・家庭 消費生活のトラブルを防ごう(「悪質商法対策ゲーム」の活用)、調理実習、調理器具等の安全で衛生的な使い方、安 全な住まい、災害への備え(総合でも) 、高齢者のための安全な住まい方、消費生活におけるトラブルの理解と解決方 法、食生活と自立、アイロン・ミシンの安全な使い方、食品の保存 ⑤総合的な学習の時間 災害への備え(家庭でも) ⑥教科不明・全教科・その他 関係する各教科において教科書に沿って指導、傷害の防止について普段の生活での危険について考えさせる、毎年 2 年生が消防隊員から救命救急講習を受講している、交通事故発生場所や繁華街など危険回避についての指導を非行防 止教室や全校集会で随時行っている、ゲートウエイ犯罪や危険ドラッグについてもその危険性についての指導を行っ ている(生徒指導) 、防災委員会(生徒)で防災安全の標語を書いている、防災委員会(生徒も教員も)で校内安全点 検を実施している 3 金銭に関する教育 (1)センターが例示した内容 金融教育、契約の重要性、市場の働きと経済(公民分野) (2)学校からの回答 ①社会 ※公民的分野の幅広い内容が提案された。 経済分野において会社創設のシミュレーション活動に取り組み企業側・消費者側に立った課題解決学習を実施、わた したちの消費生活、商品の選択、収入と支出、 「悪質商法に気をつけて」のリーフレットを活用した授業、消費者の権 利、市場経済のしくみ、わたしたちの生活と金融機関、貨幣と金融、税務署の冊子「税のしくみ」の活用、市場経済 のしくみ、景気と金利、株、為替(円高・円安)など、クレジットカード(家庭でも) ②数学 生活単元学習における買い物学習や算数・数学の指導場面で指導している。 ③技術・家庭 販売方法と支払い方法、契約、よりよい消費生活、 「悪質商法に気をつけて」のリーフレットを活用した授業、商品の 選択と購入 商品の価格 販売方法と支払い方法 ④総合的な学習の時間 ファイナンスパークでの消費者としての生活設計の学習。 ⑤特別活動 学級活動 職業観・勤労観の形成、主体的な進路選択と将来設計 ⑥教科不明・全教科・その他 税理士等による租税教室、来年度から仙台子ども体験プラザ「ファイナンスパーク」に参加、関係する各教科におい て教科書に沿って指導を行っている、生徒によるボランティア団体(スーパアルクス)を結成し市民センター等でオ レオレ詐欺や悪徳商法についての注意喚起を目的とした寸劇を地域の方々に披露している 4 食に関する教育 (1)センターが例示した内容 食品の品質・安全・選択、食品表示、保存(家庭分野) 、給食、環境教育 (2)学校からの回答 ①社会 食糧自給率(地理) 、貧困・飢餓に関する学習(公民) ②保健体育 食生活と健康 ③技術・家庭 食品の安全、食中毒に注意しよう、調理の基本、手洗い・うがい・食品の扱い、加熱調理、ふきんやまな板の殺菌、 15 配膳台を清潔に保つ、食生活と自立。表示の見方と安全な食品の選択、地産地消、フードマイレージ、バーチャルウ オーター、フェアトレード、調理実習や給食指導の中で個々の実態に応じて指導している、 ④教科不明・全教科・その他 関係する各教科において教科書に沿って指導を行っています、世界の食糧事情(ワークショップ) 、給食センターによ る来校指導、栄養指導 ⑤給食 調理実習や給食指導の中で個々の実態に応じて指導している 5 情報リテラシーに関する教育 (1)センターが例示した内容 高度情報通信ネットワーク社会・マスメディア関係(公民) 、話 す ・ 聞 く ・ 書 く( 国 語 )、マ ス メ デ ィ ア 、情報機 器の活用(技術分野) (2)学校からの回答 ①国語 メディアと上手に付き合うために二つの記事を比べよう、国語・算数・数学においてパソコンを使った教材を使用し たり総合や修学旅行の事前学習等でパソコンを使用して学習したりする際に実態に応じて指導している ②社会 情報公開制度・知る権利など人権に触れた授業を実施、現代社会とわたしたちの生活、情報化社会で注意すべきこと、 政治参加と世論、マスメディアの役割、インターネットの問題点、情報リテラシー、情報操作(以上公民) 、情報化の 推進(歴史) ③数学 国語・算数・数学においてパソコンを使った教材を使用したり総合や修学旅行の事前学習等でパソコンを使用して学 習したりする際に実態に応じて指導している。 ④技術・家庭 生活情報の収集と活用、品質表示等の学習、情報リテラシー ⑤道徳 学活・道徳を利用した情報モラル教育 ⑥総合的な学習の時間 情報活用、国語・算数・数学においてパソコンを使った教材を使用したり総合や修学旅行の事前学習等でパソコンを 使用して学習したりする際に実態に応じて指導している。 ⑦特別活動 学活・道徳を利用した情報モラル教育、国語・算数・数学においてパソコンを使った教材を使用したり総合や修学旅 行の事前学習等でパソコンを使用して学習したりする際に実態に応じて指導している ⑧教科不明・全教科・その他 全校集会の時などに LINE の取り扱いやネットのマナー等についての注意喚起など、調べ学習、携帯電話の教室(学年 PTA 行事等) 、全校での講習(NTT から派遣) 、関係する各教科において教科書に沿って指導を行っています 6 個人情報保護に関する教育 (1)例示内容:・安全かつ適切に技術を活用する能力の育成(技術分野) ・情報モラルに関する教育(道徳) (2)学校からの回答 ①国語 情報リテラシーの指導の中(国語等)で、必要な生徒に対して実態に合わせて指導している ②社会 個人情報保護法・プライバシーの権利等、人権にふれる話し合い活動を実施、社会の変化と新しい権利、プライバシ ーの権利・個人情報の保証制度、個人の尊重(憲法 13 条) 、社会の変化と新しい人権、人権に関する学習 ③数学 情報リテラシーの指導の中(数学も含む)で必要な生徒に対して実態に合わせて指導している。 ④技術・家庭 情報教育(技術) 、情報モラル(技術・道徳) ⑤道徳 情報モラル(技術・道徳) ⑥総合的学習の時間 情報リテラシーの指導(総合)の中で必要な生徒に対して実態に合わせて指導している ⑦特別活動 情報リテラシーの指導の中(修学旅行の事前学習等)で必要な生徒に対して実態に合わせて指導している ⑧教科不明・全教科・その他 パソコンとインターネットを使用して新聞をつくろう、ネットトラブル防止教室や全校集会を通して個人情報の取り 扱いやワンクリック詐欺及び金銭に関するトラブルについての指導を随時行っている、携帯電話等の使用マナーにつ いて(生活指導) 、関係する各教科において教科書に沿って指導を行っている、情報教育(全校集会でネットにおける マナー等を指導する) 16 【アンケート調査票(小学校) 】 消費者教育についてのアンケートへのご協力お願い(小学校) 日頃より消費者行政にご協力をいただきありがとうございます。 仙台市では平成 18 年 3 月に「仙台市消費生活基本計画」を策定(平成 23 年 3 月改定)し、こ れを指針として消費者行政を進めております。 この間、 「消費者の自立支援」 「消費者市民社会を構成する一員の育成」等を基本理念とする「消 費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」といいます)が平成 24 年 12 月に施行 され、この中で各自治体においても消費者教育推進地域計画の策定に努め、消費者教育の一層の推 進を図ることとされています。 本市におきましても、次期基本計画策定(平成 28 年度~)に併せ、消費者教育推進地域計画の 在り方を検討しておりますが、 「消費者教育」はその指し示す範囲が非常に広く、各教科の様々な教 育内容に関連し、また日常生活と密接に結びついたものであるため、新しい教育を始めるというよ りは、様々な主体の連携等を通し従来の教育をより効果的に推進することが求められるのではない かと考えております。そこで、教育現場の消費者教育に対する考え方、状況やニーズ等について伺 い、次期計画に活かしたいと考えました。 つきましてはお忙しいところ大変恐縮ですが、本アンケートへのご協力についてよろしくお願い 申し上げます。 平成 26 年 10 月 30 日 仙台市消費生活センター ○回答の方法 別添調査票の質問ごとに当てはまる番号に○を付けてください。また自由記載の質問にはできるだけ 具体的にご記入ください。 ご記入いただいた調査票は 11 月 28 日(金)までに FAX(268-8309)または巡回メールにより消 費生活センターあてご送付ください。 ○アンケートの集計結果について 次期計画策定及び消費者行政に活用します。また、公表については統計的な処理を行ったものを必要 に応じ行いますので、個別の学校名が公表されることはありません。 ○消費者教育とは ◇「消費者教育」の法律上の定義について 「消費者の自立を支援するために行われる消費生活に関する教育(消費者が主体的に消費者市民社会 の形成に参画することの重要性について理解及び関心を深めるための教育を含む)及びこれに準ずる 啓発活動。 」 (消費者教育推進法第 2 条第 1 項) 17 ◇消費者教育の対象領域 領域 消費者市民 社会の構築 商品等やサー 育むべき力の概要 消費者がもつ影響力を理解し、適切な商品やサービスを選択できる力 持続可能な社会の実現に向け取り組む力 主体的な社会参加・協働による課題解決のため行動できる力 商品等の安全の理解と危険を回避する能力 ビスの安全 事故等の際、再発防止等を求める行動力 生活の管理 生活管理、家計運営の能力 と契約 契約することへの理解とトラブル対応能力 情報と 情報の収集・発信により消費生活を向上する能力 メディア 情報に対する批判的思考力、活用力 (出典)「消費者教育の経緯と現状-消費者教育推進法施行を受けて-(2014.3.11)」(国立国会図書館調査及び立法 考査局経済産業課 田中菜採兒著)より引用 ◇教科との関連 金銭教育、消費者トラブルの回避、といった一般的な消費者教育の他、学校教育においては以下の 内容が消費者教育と関連すると考えられます。 地域の生産活動や販売活動・エネルギーや廃棄物と自分たちの生活とのかかわり、社会のルー ルを守ること、農業や水産業の役割、食料生産者の工夫や努力、流通・運輸、情報の利用、国 民生活と工業製品、情報産業や情報化社会、情報の有効な活用、情報化社会・マスメディアと 国民生活とのかかわり、安全な生活を保障する社会の仕組み 等(以上社会科関連) 身近な消費生活と環境、栄養とその働き、食品の品質及び安全、調理計画、調理器具や製法器 具の安全な取扱い、家族や近隣の人々とのコミュニケーション 等(以上家庭科関連) 情報モラル教育、環境教育、 「自ら学び自ら考える力」 「市民として主体的に社会にかかわり共 に生きる力」の育成、さらに各教科におけるこれらに関連した内容 ※本調査に関してご質問等がございましたら、お手数ですが下記までお問い合わせください。 【アンケート送付先・問い合わせ先】 仙台市市民局消費生活センター TEL:022-268-7040 FAX:022-268-8309 所在地:仙台市青葉区一番町四丁目 11-1(141 ビル 5 階) 18 FAX:268-8309 仙台市消費生活センター あて 調 査 票 学校名 : 回答者名: 平成 24 年 12 月に「消費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」と称します) 問1 が施行されましたが、この法律についてご存じですか。 1 内容を知っている 2 法律があることは知っているが内容までは知らない 3 初めて聞いた 問2 最近、消費者トラブル(商品やサービスの購入等に関するトラブル)の低年齢化が進んでおり、 幼児や児童生徒が消費者トラブルの当事者となった相談が消費生活センターにも毎年、インターネット 関連(親に無断でゲームの有料アイテムを購入し、高額の請求を受けた等)を中心に数多く寄せられて います。(1)児童が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことはありますか。また、(2)それに対し て何らかの対応をした場合、対応方法や対応に苦慮した点等がありましたらお知らせください。 (1)児童が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことが 1 ある 2 ない 上記で「1 ある」の場合、具体的に内容をお知らせください。 (2)何らかの対応をした場合、その内容や苦慮した点 19 問3 「消費者教育」 「消費者市民社会を目指す教育」は、各教科のさまざまな学習内容と関連してい ると考えられることから、消費生活センターではその関連性について分析を行っていきたいと考えてい ます。その試みとして、以下は一般的に消費者教育と呼ばれているものの例(A)と学校における教育 内容(B)を学習指導要領等を基に関連づけてみたものです。今後このような分析を行う参考としたい ので、B 欄のほかにも関係すると考えられる学習内容や B 欄にある学習内容の展開方法、貴校独自の取 り組み等がありましたらご教示ください。 ・ 「C. 関係すると考えられる学習内容や貴校における取組」欄にご記入ください。 ・教科書や指導要領等にある表現でも具体的な表現でも構いません。自由にお書きください。 A.消費者教育の例 1 消 費生活 と環 境 B. 関連する学習内容の例 C. 関係すると考えられる学習内容や貴校における取組 ・3R、環境に配慮した買い物(家 庭科等) ・食料自給率、地産地消(社会科 等) 2 危 険を察 知し ・けがが発生する原因や防止の方 た り回 避した りす 法についての理解(保健体育) るための教育 ・調理器具や製法器具の安全な取 扱い(家庭科) ・安全な生活を保障する社会の仕 組み等(社会科) ・薬品の取り扱い(理科) 3 金 銭に関 する ・身近なものの選び方、買い方(家 教育 庭科) ・加減乗除、割合の計算(算数) 4 食 に関す る教 ・栄養とその働き、食品の品質及 育 び安全、調理(家庭科) ・農業や水産業の役割、食料生産 者の工夫や努力(社会科) ・給食、環境教育 情 報リテ ラシ ・情報産業や情報化社会、情報の 有効な活用、情報化社会・マスメ ーに関する教育 ディアと国民生活とのかかわり (社会科) ・話 す ・ 聞 く ・ 書 く ( 国 語 ) ・ 家族や近隣の人々とのコミュ ニケーション(家庭科等) ・情報化教育 5 6 個 人情報 保護 ・情報モラルに関する教育(道徳 に関する教育 ほか情報化教育等) ※1~6は厳密に区分するのが難しい場合があると思います。自由な書き方で結構です。 20 問4 消費者教育推進法では、その基本理念として「消費者教育は、消費生活に関する知識を習得し、 これを適切な行動に結び付けることができる実践的な能力が含まれることを旨として行わなければな らない。 (第 3 条) 」としています。 (1)学校教育において、消費者教育に関連した内容の学習が行われていると思いますが、標記の理念に照 らした場合、どのような課題があると感じますか。 (○はいくつでも) 1 内容が多岐にわたり、十分に実施できないと感じる 2 学校における教育だけでは実践的な能力を育むのはむずかしい 3 専門知識が必要だ 4 教材がない、または不十分である 5 その他(具体的に: ) (2)その課題を解決するためにどのようなことがあればよいとお考えですか。 問5 消費者教育推進法では学校、行政、事業者、市民団体、地域、家庭等、あらゆる主体・場におい て消費者教育を進めることとされていますが、教育現場から見て、学校以外の主体に期待する役割はあ りますか。 (ある項目のみお書きいただければ結構です。 ) (1)行政 (2)事業者 (3)市民団体 (4)地域 21 (5)家庭 (6)その他(具体的に: ) 問6 仙台市消費生活センターが作成・配布している教材等について伺います。 (1)仙台市消費生活センターでは以下の教材を教育現場との連携により作成していますが、知っていま すか。また、使用状況はいかがでしょうか。 ①「消費者トラブル学習サイト『伊達学園』」 (ウエブ・平成 25 年度) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 児童に紹介した、または紹介する 4 特に何もしない ②「めざせ六十二万石!伊達なものしり武将ゲーム」 (ボードゲーム・平成 24 年度) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 児童に紹介した、または紹介する 4 特に何もしない ③「めざせ!買い物名人」 (リーフレット・平成 24 年度より毎年 5 年生に配布) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 児童に配布した、または配布する 4 特に何もしない 問7 消費生活センターへの要望がありましたらお書きください。 アンケートは以上で終わりです。お忙しいところご回答いただきありがとうございました。 11 月 28 日(金)までに FAX または巡回メールで仙台市消費生活センターあてお送りくださいますよ うお願いいたします。 22 【アンケート調査票(中学校) 】 消費者教育についてのアンケートへのご協力お願い(中学校) 日頃より消費者行政にご協力をいただきありがとうございます。 仙台市では平成 18 年 3 月に「仙台市消費生活基本計画」を策定(平成 23 年 3 月改定)し、こ れを指針として消費者行政を進めております。 この間、 「消費者の自立支援」 「消費者市民社会を構成する一員の育成」等を基本理念とする「消 費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」といいます)が平成 24 年 12 月に施行 され、この中で各自治体においても消費者教育推進地域計画の策定に努め、消費者教育の一層の推 進を図ることとされています。 本市におきましても、次期基本計画策定(平成 28 年度~)に併せ、消費者教育推進地域計画の 在り方を検討しておりますが、 「消費者教育」はその指し示す範囲が非常に広く、各教科の様々な教 育内容に関連し、また日常生活と密接に結びついたものであるため、新しい教育を始めるというよ りは、様々な主体の連携等を通し従来の教育をより効果的に推進することが求められるのではない かと考えております。そこで、教育現場の消費者教育に対する考え方、状況やニーズ等について伺 い、次期計画に活かしたいと考えました。 つきましてはお忙しいところ大変恐縮ですが、本アンケートへのご協力についてよろしくお願い 申し上げます。 平成 26 年 10 月 30 日 仙台市消費生活センター ○回答の方法 別添調査票の質問ごとに当てはまる番号に○を付けてください。また自由記載の質問にはできるだけ 具体的にご記入ください。 ご記入いただいた調査票は 11 月 28 日(金)までに FAX(268-8309)または巡回メールにより消費 生活センターあてご送付ください。 ○アンケートの集計結果について 次期計画策定及び消費者行政に活用します。また、公表については統計的な処理を行ったものを必要 に応じ行いますので、個別の学校名が公表されることはありません。 ○消費者教育とは ◇「消費者教育」の法律上の定義について 「消費者の自立を支援するために行われる消費生活に関する教育(消費者が主体的に消費者市民社会 の形成に参画することの重要性について理解及び関心を深めるための教育を含む)及びこれに準ずる 啓発活動。 」 (消費者教育推進法第 2 条第 1 項) 23 ◇消費者教育の対象領域 領域 消費者市民 社会の構築 商品等やサー 育むべき力の概要 消費者がもつ影響力を理解し、適切な商品やサービスを選択できる力 持続可能な社会の実現に向け取り組む力 主体的な社会参加・協働による課題解決のため行動できる力 商品等の安全の理解と危険を回避する能力 ビスの安全 事故等の際、再発防止等を求める行動力 生活の管理 生活管理、家計運営の能力 と契約 契約することへの理解とトラブル対応能力 情報と 情報の収集・発信により消費生活を向上する能力 メディア 情報に対する批判的思考力、活用力 (出典)「消費者教育の経緯と現状-消費者教育推進法施行を受けて-(2014.3.11)」(国立国会図書館調査及び立法 考査局経済産業課 田中菜採兒著)より引用 ◇教科との関連 金銭教育、消費者トラブルの回避、といった一般的な消費者教育の他、学校教育においては以下の内 容が消費者教育と関連すると考えられます。 少子高齢化、高度情報通信ネットワーク社会、グローバル化(大量の資本や人、商品のボーダレス化) 、 きまり、取り決め、契約の重要性や遵守することの意義及び個人の責任、市場の働きと経済、消費者 の保護、消費者の自立支援(消費者行政の役割) 、持続可能な社会の形成 等(以上公民分野) 身近な消費生活と環境、食品の品質・安全・用途に応じた選択、食品表示、食品の保存方法と保存期 間、食品や調理器具等の適切な管理、地域の食材を生かした調理、環境と日本の食糧事情、既製服の 表示、縫製器具等の適切で安全な使用法、安全な住まい、家庭内での事故 等(以上家庭分野) 情報モラル教育、環境教育、「自ら学び自ら考える力」「市民として主体的に社会にかかわり共に生き る力」の育成、さらに各教科におけるこれらに関連した内容 ※本調査に関してご質問等がございましたら、お手数ですが下記までお問い合わせください。 【アンケート送付先・問い合わせ先】 仙台市市民局消費生活センター TEL:022-268-7040 FAX:022-268-8309 所在地:仙台市青葉区一番町四丁目 11-1(141 ビル 5 階) 24 FAX:268-8309 消費生活センター あて 調 査 票 学校名 : 回答者名: 平成 24 年 12 月に「消費者教育の推進に関する法律」 (以下「消費者教育推進法」と称します) 問1 が施行されましたが、この法律についてご存じですか。 1 内容を知っている 2 法律があることは知っているが内容までは知らない 3 初めて聞いた 問2 最近、消費者トラブル(商品やサービスの購入等に関するトラブル)の低年齢化が進んでおり、 幼児や児童生徒が消費者トラブルの当事者となった相談が消費生活センターにも毎年、インターネット 関連(親に無断でゲームの有料アイテムを購入し、高額の請求を受けた等)を中心に数多く寄せられて います。(1)生徒が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことはありますか。また、(2)それに対し て何らかの対応をした場合、対応方法や対応に苦慮した点等がありましたらお知らせください。 (1)生徒が消費者トラブルに遭遇した事例を見聞したことが 1 ある 2 ない 上記で「1 ある」の場合、具体的に内容をお知らせください。 (2)何らかの対応をした場合、その内容や苦慮した点 25 問3 「消費者教育」 「消費者市民社会を目指す教育」は、各教科のさまざまな学習内容と関連してい ると考えられることから、消費生活センターではその関連性について分析を行っていきたいと考えてい ます。その試みとして、以下は一般的に消費者教育と呼ばれているものの例(A)と学校における教育 内容(B)を学習指導要領等を基に関連づけてみたものです。今後このような分析を行う参考としたい ので、B 欄のほかにも関係すると考えられる学習内容や B 欄にある学習内容の展開方法、貴校独自の取 り組み等がありましたらご教示ください。 ・ 「C.関係すると考えられる学習内容や貴校における取組」欄にご記入ください。 ・教科書や指導要領等にある表現でも具体的な表現でも構いません。自由にお書きください。 A.消費者教育の例 1 消 費者の 権利 B. 関連する学習内容の例 ・消費者の保護、自立支援、国や と保護 地方公共団体の役割(公民) 2 ・傷害の防止(保健分野) 危 険を察 知し C.関係すると考えられる学習内容や貴校における取組 た り回 避した りす ・食品や調理器具等の適切な管 るための教育 理、安全な住まい、家庭内での事 故(家庭科) ・安全かつ適切に技術を活用する 能力の育成(技術分野) ・薬品の取り扱い(化学) 3 金 銭に関 する 教育 4 ・金融教育、契約の重要性、市場 の働きと経済(公民分野) 食 に関す る教 育 ・食品の品質・安全・選択、食品 表示、保存(家庭分野) ・給食、環境教育 5 情 報リテ ラシ ーに関する教育 ・高度情報通信ネットワーク社 会、マスメディア関係(公民) ・話す・聞く・書く(国語) ・マスメディア ・情報機器の活用(技術分野) 6 個 人情報 保護 ・安全かつ適切に技術を活用する に関する教育 能力の育成(技術分野) ・情報モラルに関する教育(道徳) ※1~6は厳密に区分するのが難しい場合があると思います。自由な書き方で結構です。 26 問4 消費者教育推進法では、その基本理念として「消費者教育は、消費生活に関する知識を習得し、 これを適切な行動に結び付けることができる実践的な能力が含まれることを旨として行わなければな らない。 (第 3 条) 」としています。 (1)学校教育において、消費者教育に関連した内容の学習が行われていると思いますが、標記の理念に照 らした場合、どのような課題があると感じますか。 (○はいくつでも) 1 内容が多岐にわたり、十分に実施できないと感じる 2 学校における教育だけでは実践的な能力を育むのはむずかしい 3 専門知識が必要だ(特に必要だと感じる分野: 4 教材がない、または不十分である 5 その他(具体的に: ) ) (2)その課題を解決するためにどのようなことがあればよいとお考えですか。 問5 消費者教育推進法では学校、行政、事業者、市民団体、地域、家庭等、あらゆる主体・場におい て消費者教育を進めることとされていますが、教育現場から見て、学校以外の主体に期待する役割はあ りますか。 (ある項目のみお書きいただければ結構です。 ) (1)行政 (2)事業者 (3)市民団体 (4)地域 (5)家庭 (6)その他(具体的に: ) 27 問6 仙台市消費生活センターでは以下の教材を教育現場との連携により作成・学校へ配布しています が、知っていますか。また、使用状況はいかがでしょうか。 ①「消費者トラブル学習サイト『伊達学園』」 (ウエブ・平成 25 年度) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 生徒に紹介した、または紹介する 4 特に何もしない ② 開校!伊達塾-伊達なくらしをいざ伝授!-(DVD・平成 24 年度) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 生徒に紹介した、または紹介する 4 特に何もしない ③ 副読本「めざせ!賢い消費者 伊達なくらし入門」(パンフレット・1 年生に配布) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 生徒に配布した、または配布する 4 特に何もしない ④「悪質商法に気をつけて」 (リーフレット・3 年生に配布) 1 知っている 2 知らない 1 学校で使用した、または使用している 2 これから使用する予定 3 生徒に配布した、または配布する 4 特に何もしない 問7 消費生活センターへの要望がありましたらお書きください。 アンケートは以上で終わりです。お忙しいところご回答いただきありがとうございました。 11 月 28 日(金)までに FAX または巡回メールで仙台市消費生活センターあてお送りくださいますよ うお願いいたします。 28