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参加者プロフィール 【PDF:764KB】
参加者プロフィール 乕参加者プロフィール(発表順) 〔2004年11月現在〕 河野俊行(こうの としゆき) 京都大学法学部卒業、同大学院修了。1986年より九州大学法学部助教授を経て、1997 年より同教授。90年代より国際記念物遺跡会議(ICOMOS)法律財政委員会の活動を 通じて文化遺産に関する法的問題に携わり、2002年からユネスコ無形文化遺産条約の 制定に日本政府代表団の一員として参画。 神野善治(かみの よしはる) 慶應義塾大学卒業。國學院大學にて博士号(民俗学)を取得。民俗博物館の学芸員を へて、文化庁文化財調査官として日本全国の祭り行事などの無形民俗文化財、漁労用 具などの有形民俗文化財の保護活動に携わる。1997年より武蔵野美術大学助教授とし て、博物館学芸員課を担当。1999年より同教授。 安里 進(あさと すすむ) 琉球大学法文学部史学科卒業。大阪府下の遺跡発掘に従事した80年代を経て、1990年 浦添市教育委員会に入る。1993年から10年間にわたり文化課長にて浦添城跡復元整備 に従事、現在は浦添市教育委員会文化部長として様々な文化行政に携わる。著書『考 古学から見た琉球史』等。 アン・チュリアン ANG Choulean プノンペンで考古学を修めた後に、フランスに留学し民族学の博士号を取得。留学中 に発生した内戦のため約20年にわたりフランスに滞在し、カンボジアの宗教民族学を 専門に研究を行う。1994年の帰国以来、アンコール遺跡保護管理機構 (APSARA Authority)でアンコール遺跡の調査研究及び保存修復に貢献する。現在はフランス国 立極東学院共同研究員。 ジョイスリン・マナンハーヤ Joycelyn BOLHAYON-MANANGHAYA フィリピン大学で建築学を修めた後にメキシコに留学。2003年にメキシコ国立人類学 歴史研究所より歴史的建造物修復の修士号を修得、また、メキシコ国立自治大学 (UNAM)にて歴史的建造物修復の為の技術及び材料関連のコースを取得。世界遺産に 指定されているイフガオや、世界遺産候補にあげられるバタナスなどフィリピン各地 の地方固有な建築の研究や保存活動に関わる。現在はフィリピン国家文化芸術委員会 遺産保存官。 10 参加者プロフィール 趙 綺 芳 CHAO Chi-Fang 2001年、英国のサレー大学にて舞踊研究の博士号を取得。博士論文の研究テーマは 「舞踊と祭礼:南沖縄地方の社会的芸能の民族学的研究」 。現在は、台湾の東華大学民 族文化学部助教授。 大城 学(おおしろ まなぶ) 法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。沖縄県教育庁文化課、沖縄県立芸術大 学を経て、2002年より国立劇場おきなわ運営財団企画制作課長。『沖縄の芸能史概論』 など沖縄の芸能に関する著作多数。 益田兼房(ますだ かねふさ) 京都大学大学院修了。京都府教育委員会文化保護課技師を経て、1982年文化庁に入る。 1984年ローマ・イクロム研修を経て、文化財調査官として重要文化財建造物の修理・ 防災、世界遺産等を担当。1999年より東京芸術大学大学院美術研究科教授として文化 財保存学専攻建造物を担当する。2004年 4 月より立命館大学歴史都市防災研究センタ ー教授。 東出紀子(ひがしで のりこ) 東京外国語大学大学院にて文化人類学修士号取得。沖縄本島本部町やタイ北部チェン ライ県アカ族村落など様々な文化人類学的調査に携わる。2002年よりタイ北部チェン マイにある少数民族の開発と文化に関わるNGOに所属し、アカ・ハニ族の文化継承活 動に携わる。2003年 1 月より同NGO代表。 陳 永 龍 CHEN Yong-Long 台湾大学建築学部卒業。2003年同大学大学院建築計画学専攻にて博士号取得。都市計 画や村落開発、文化とアイデンティティーなど幅広いテーマで研究に取り組むかたわ ら、教育や研修プログラムにも関わり、2003年教育省主催「コミュニティーの文化と 学校の歴史を記録する教育キャンプ」主任などを務める。 上勢頭同子(うえせど ともこ) 浄土真宗本願寺は本山にて得度の後、喜宝院入院、以後院主として現在に至る。1971 年より竹富島民俗芸能保存継承者(舞踊)として、伝統の保存と継承に携わる。1995 年からは竹富小中学校校外講師として、青少年への継承にも取り組んでいる。竹富島 婦人会会長、国際ソロプチミスト石垣総務財政委員長などを歴任。 11 参加者プロフィール 備瀬ヒロ子(びせ ひろこ) 奈良女子大学家政学部住居学科卒業。京都の都市科学研究所研究員を経て、1983年に 沖縄で都市科学政策研究所設立に参加、現在は同代表取締役。専門は、集落景観保全、 観光・リゾート、住宅、福祉問題など、まちづくり全般の調査研究。沖縄県公共事業 評価監視委員会、環境影響評価審査会など各種委員会にも多数参加している。 藤岡啓太郎(ふじおか けいたろう) 東京大学工学部修士課程(都市工学専攻)を修了し、1993年建設省(現在の国土交通省) に入省。国の機関や地方公共団体などで都市計画やまちづくりの分野の政策に関わり、 現在は国土交通省都市・地域整備局街路課課長補佐と内閣府沖縄総合調整担当参事官 補佐を兼務している。 萩尾俊章(はぎお としあき) 琉球大学法文学部社会学科卒業後、筑波大学大学院にて修士号を取得。沖縄県立那覇 高校教諭、沖縄県立具志川高校教諭、沖縄県立博物館学芸員を経て、1999年沖縄県教 育庁文化課文化財係長。民俗学を専門とする。 ハーブ・ストーベル Herb STOVEL カナダ・マックギル大学にて建築学士号取得後、英国エジンバラ芸術大学にて環境保 存の修士号を取得。カナダ国内における様々な文化遺産保存活動に関わった後、1984 年より文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)にて、数々のプログラムや研修 の指導にあたる。APTIの理事(1989-91) 、ICOMOS Internationalの事務局長(1990-93) 等、文化遺産保存の国際的分野にて重要な役割を担う。2004年 8 月までICCROM遺産 継承部門代表を務める。 リックス・スミーツ Rieks SMEETS コーカサス地方言語文化の専門家としてオランダのライデン大学で長年にわたり言語 学教授を務めた後に、オランダ国内ユネスコ委員会事務局長を経て、2003年 4月にユ ネスコ文化局無形遺産課長に就任。コーカサス及びバルカン地方へのEUミッション に数多く参加するとともに、世界各地の言語政策などに関する著作多数。 12