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資料8 - 国土交通省

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資料8 - 国土交通省
資料8
外国人旅行者の受入環境整備について
平成26年9月11日
観光庁参事官(外客受入担当)
目 次
○おもてなし事業の実施と受入環境整備事業の推進について・・2
○無料公衆無線LAN整備促進協議会について
○無料公衆無線LAN整備促進協議会について・・・・・・・・4
4
○多言語ガイドラインと普及方策について・・・・・・・・・・6
○ムスリム旅行者の受入について ・・・・・・・・・・・・・10
○外国人観光案内所の認定制度について ・・・・・・・・・・12
2020年オリンピック・パラリンピックに向けた地方の「おもてなし」向上事業
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催効果を東京のみにとどめず、地方にも波及させる
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催効果を東京のみにとどめず
地方にも波及させる
ため、訪日外国人旅行者が魅力ある地方を多く訪れ日本の田舎の魅力を体験して貰うべく、オリン
ピック・パラリンピックを梃子に外国人旅行者を自らの地域に呼び込み、外国人旅行者の「おもてなし」
に意欲のある地方の先行的な取組を支援する。
欲 あ
方 先行
取組を支援す 。
「おもてなし」向上事業
○地域における外国人旅行者のおもてなしのために必要な受入環境の改善・強化に関する取組について、
先導性や積極性等を考慮し選定した際立った「おもてなし」向上事業を実施する
先導性や積極性等を考慮し選定した際立った「おもてなし」向上事業を実施する。
切り口の例
取組例
〇オリンピック・パラリンピックを契機に、食や古民家、ものづくりなど地域
固有の資源の活用による地域振興・地域経済の活性化
(観光ルートの設定、免税店舗数拡大に対する取組等)
○訪日する障害者の受入に関するバリアフリーのあり方(バリアフリー観
光ルートの設定
光ル
トの設定、障害者を対象とした受入体制の整備等)
障害者を対象とした受入体制の整備等)
○地方空港・港湾の活用や二次交通の充実等による観光地への誘客・流
し込み
〇観光産業の人材育成による 地域における「おもてなし」水準の向上
〇観光産業の人材育成による、地域における「おもてなし」水準の向上
〇観光案内拠点や観光ガイドの充実
事業実施地域における
自立的な受入環境整備の推進
等
○多言語での情報発信など、多言語対応の
改善・強化
○地域資源を活かしたモデルコースやバリア
フリー観光ルートの検討、実証実験の実施
○公共交通機関の利便性向上に向けたモニ
ターツアー造成、実証実験の実施
〇観光関係者等に対する外国人観光客受入
に関するセミナー等による人材育成
○観光案内所の拠点化・ネットワーク化 等
地域における受入環境整備の取組を
全国に普及
2
2020年オリンピック・パラリンピックに向けた地方の「おもてなし」向上事業 実施地域一覧
運輸局
北海道
申請組織
構成自治体・実施地域
釧路湿原・阿寒・摩周観光
釧路市、弟子屈町
圏協議会
<参考>
事業概要(案)
地方空港の活用による地域の魅力を活かした取組。アイヌ文化と希少で貴重な自
然を活用した、このエリアでしか体験できない周遊・滞在ルートの構築、移動を楽し
くする仕組みづくりや、多言語による情報発信等を行う。
宮城県
宮城県国際観光テーマ地区を中心とした宮城県全
域(テーマ地区:仙台市・石巻市・塩竈市・白石市・
多賀城市・東松島市・大崎市・蔵王町・松島町・七ヶ
浜町・利府町)
被災地を含めた宮城県全域で、外国人旅行者受入に関して求められているおもて
なしの醸成を促進するため、Webサイトを活用し、観光関係者や観光学科等の学生
を対象として外国人旅行者受入に関して求められるおもてなし研修(E-learning)の
実施等を行う。
新潟県、新潟県三条市、
新潟県十 町市
新潟県十日町市
三条市、十日町市
「食」を通じた人と人とのつながり、交流の場づくりや古民家への宿泊を通じた長期
滞在の仕組みづくり、ものづくり 伝統技術などを生かした体験型プログラムの構
滞在の仕組みづくり、ものづくり・伝統技術などを生かした体験型プログラムの構
築・運営を行う。地域条件等を勘案したサインシステム等の構築を行う。
静岡県浜松市
浜松市
ユニバーサルツーリズムの推進を行う。
※ユニバーサルタクシーを活用した車椅子対応ツアーの造成、言語・宗教・禁忌食
等への対応を促すセミナー等の開催、外国料理店に対する受入促進、ユニバーサ
ルツア マ プの作成 浜名湖ハンドサイクルツ リング(仮称)の開催等
ルツアーマップの作成、浜名湖ハンドサイクルツーリング(仮称)の開催等。
福井県
福井県
アイビーコンを活用した伝統工芸品等の体験・見学施設情報をプッシュ型で発信す
るモデルづくりを行い、免税店舗数の増加意欲にもつなげる。あわせて外国人モニ
ターによる地域魅力掘り起こしを行う。
近畿
和歌山県
特区通訳案内士の収益性を上げ、「食べていけるガイド」を育成するため、顧客に
世界遺産エリア該当地域
対するニーズ調査・ベストプラクティス調査、地域の観光資源を組み合わせたハイ
(かつらぎ町、九度山町、高野町、田辺市、白浜町、
エンド商品の開発、通訳ガイドを対象とした上級レベル研修の実施、海外に向けた
すさみ町、串本町、那智勝浦町、新宮市)
情報発信や海外旅行サイトへの掲載等を行う。
中国
(仮称)Oh!モテ梨リゾート
とっとりプロジェクト推進協
り
ジ ク 推進協 鳥取県
議会
知名度や二次交通の充実に課題のある地方都市で、二次交通を補完するために
タクシーやレンタカーを活用しつつ、地域資源を生かした体験プランの造成、外国
タクシ
や ンタ
を活用
、地域資源を
体験 ラン 造成、外国
人向け観光案内アプリの充実、海外に向けた情報発信等を行う。
四国
香川県
香川県高松市及び県内市町村
四国周辺地域のゲートウェイとして外国人観光案内所の機能の強化を図る。
高松駅(高松港)・高松空港の案内所をハブとして、周辺地域の案内所のネット
ワーク化を図る(他の案内所のサポート、他の案内所へのスムーズな「繋ぎ」等)。
九州
佐賀県嬉野市
嬉野市
実績のあるバリアフリーツアーを外国人旅行者対象に行う。障害を持つ外国人旅
行者がショッピングを楽しめる環境づくり、手話通訳の活用等について、モニターツ
アーによる実証実験等を行う。
東北
北陸信越
中部
3
無料公衆無線LAN整備促進協議会の概要
○ 「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」に基づき、訪日外国人旅行者数2000万人の高みを目指すためには、外
「観光立国実現に向けたアクション プログラム」に基づき 訪日外国人旅行者数2000万人の高みを目指すためには 外
国人が一人歩きできる環境の整備が重要である。
○ 総務省と観光庁が協力して、無料公衆無線LAN環境の整備のための体制づくりを行い、利用できる場所のわかりやすさや
利用手続きの簡素化を含めて更に取組を推進していく。
協議会の活動内容
①整備促進
・企業、自治体等に対する講習会の開催や先進的な取組事例等の共有
②周知・広報
・無料公衆無線LANの利用場所等の情報収集・海外への情報発信
・シンボルマーク(「Japan. Free Wi-Fi」マーク(仮))の導入
シンボルマークイメージ
③認証の簡素化・一元化
③認証
簡素
元
・事業者の枠を超えて、認証の連携による簡素化等を実現する方策の検討・実証実験
協議会のメンバーとなる業界団体・企業等
○空港 : (一社)全国空港ビル協会
(一社)全国空港ビル協会、成田国際空港(株)、新関西国際空港(株)、
成田国際空港(株) 新関西国際空港(株)
中部国際空港(株)
○港湾 : みなとオアシス全国協議会、全国クルーズ活性化会議
○鉄道 : 東日本旅客鉄道(株)、(一社)日本民営鉄道協会、(一社)日本地下鉄協会
○自動車 : (公社)日本バス協会、(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会、
((一社)全国レンタカー協会
社) 国
タ
協会
○道路 : 東日本高速道路(株)、首都高速道路(株)、全国道の駅連絡会
○宿泊施設 : (一社)日本旅館協会、(一社)日本ホテル協会、
(一社)全日本シティホテル連盟、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会
○商業施設等 : (一社)不動産協会、(一社)日本ショッピングセンター協会、
(一社)日本フランチャイズチェーン協会
○自治体 : 東京都、福岡市
東京都 福岡市
○通信事業者 : 無線LANビジネス推進連絡会、(一社)電気通信事業者協会、
(一社)テレコムサービス協会、(一社)日本インターネットプロバイダー協会、
(一社)日本ケーブル連盟
<第1回幹事会の様子>
協議会の運営について
8月29日に、協議会のメンバーとなる業界団体・企
8月29日に
協議会のメンバ となる業界団体 企
業等を集めた、第1回幹事会を開催。
第1回幹事会で、会則の確定、及びプロジェクト
チーム設置。今後、会員募集・プロジェクトチームの
設置等を決定。
〈当面のスケジュール〉
8月29日 第1回幹事会開催
会員募集開始
~会員募集開始~
9月中 会員情報の共有
プロジェクトチームの立ち上げ
(①整備促進、②周知・広報、③認証連携)
4
無料公衆無線LAN整備促進協議会の今後のスケジュール
○8月29日に第1回無料公衆無線LAN整備促進協議会幹事会を開催。
○今後、9月中を目途に①整備促進②周知・広報③認証連携のプロジェクトチームを立ち上げ。
○幹事会については、プロジェクトチームによる議論の状況を踏まえ、開催時期・回数を検討。
時期
協議会(検討内容)
整備促進
平成26年
8月
周知・広報
認証連携
協議会立ち上げ
第1回幹事会開催
会則の提示後、会員募集・入会
手続き
9月
9月上旬~中旬
・会員情報の共有
プロジェクトチームの立ち上げ(メンバー選定等)
・全国の無料公衆無線LAN整備状
況のヒアリング
(現状把握)
・セミナー開催の準備、実施計画ス
ケジ
ケジュールの策定
ルの策定
10月
・周知・広報のやり方について意見
交換
・シンボルマーク(「Japan. Free WiFi(仮)」)の掲出基準等を検討
・周知・広報に係る費用の調達検討
周知 広報に係る費用の調達検討
・認証手続きの現状の把握
・認証手続きの簡素化等について
意見交換
11月
12月
平成27年
1月
第2回幹事会(仮)
・全国の無料公衆無線LAN整備状
況の取りまとめ
・周知・広報の手法について方向
性を確定
・認証連携の方向性について検討
●現状把握
〈~12月まで〉
●セミナー開催
〈随時〉
・把握できた無料公衆無線LANス
把握できた無料公衆無線LANス
ポット情報の発信(ウェブサイト構
築着手、海外メディアに対しての
情報発信 等)
2月
3月
平成27年
4月
第3回幹事会(仮)
・認証の簡素化等に係る実証実験
の検討
・認証手続きの簡素化等に係る技
術的方策の検討
5月
6月
(上記の検討内容、回数、日程等については、今後の状況に応じて変更があり得る。)
5
多言語対応の改善・強化
外国人旅行者ができるだけ「言葉の壁」を感じることなく訪日旅行を楽しむことができるよう、美術館・博物館、
外国人旅行者ができるだけ
言葉の壁」を感じる となく訪日旅行を楽しむ とができるよう、美術館 博物館、
自然公園、観光地、道路、公共交通機関等における多言語対応について、「観光立国実現に向けた多言語対応
の改善・強化のためのガイドライン」(平成26年3月)に従って、全国各地で多言語対応の改善・強化を図る。
○「多言語対応ガイドライン」を関係者に周知して積極的取組を促進。
○地域における固有名詞の表記、業種内の用語、実際の標識・サイン等とガイドブック・ウェブサイト等、
様々な切り口による統一性・連続性の確保に向けた取組の促進。
○外国人目線を活用して各地域の取組事例を点検して、好事例等を周知。
平成26年度実施予定事業
○観光立国実現に向けた
多言語対応の改善・強化に関する調査事業
○多言語対応の改善・強化に向けた
外国人目線を活用した点検調査事業(仮称)
・「多言語ガイドライン」に従い、地域における多言語表記の
統一性や連続性を確保すべく多言語対応の改善・強化に
関するモデル事業を実施。
・その成果等を基に当該地域での自立的・継続的な受入環
境の整備及び他地域への活用・普及を促進。
・「多言語ガイドライン」を国内外の関係者に効果的に発信
し、多言語対応の改善・強化を促進。
・運輸局単位で「外国人点検隊(仮称)」を組織し、外国人目
運輸局単位で 外国人点検隊(仮称)」を組織し、外国人目
線を活用して各地域における多言語対応状況を点検。
・好事例等について、観光庁ホームページ等を活用して周知
し、他地域への活用・普及を促進。
【参考】国土地理院における取組
・外国人に分かりやすい地図を作成するため、多言語による地名の表記方法や外国人にも理解しやすい地図記号等について標準を作成して、
民間の地図への活用を普及・促進するべく、本年6月に「外国人にわかりやすい地図表現検討会」を立ち上げ。
(同検討会に観光庁より委員として参画)
6
「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」概要
「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」(平成25年6月観光立国推進閣僚会議決定)に基づき、美術館・博物館、自然公園、観光地、道路、公共
交通機関等において、外国人目線に立った共通するガイドラインを平成26年3月に策定。
ガ
多言語対応言語の考え方
■使用言語は、英語を基本とする。
■「①禁止・注意」「②名称・案内・誘導・位置」を示すものは、英語の併記を行う
ことを基本とする。
※施設特性や地域特性の観点から、英語以外の表記の必要性が高い施設につい
ては 中国語又は韓国語その他の必要とされる言語(例えば タイ語 ロシア語等)
ては、中国語又は韓国語その他の必要とされる言語(例えば、タイ語、ロシア語等)
を表記することが望ましい。
■視覚的な図による表現で内容の伝達を直感的に行うピクトグラムの活用も有効。
具体的な対訳語
○多言語対応言語の代表例として、英語・中国語・韓国語の3言語で、400以上
の用語・文例について対訳語を記載。
非常時等の対応
○災害や事故、火災等の非常時や、公共交通機関における異常運行 のほか、
外国人がケガや病気になった際の初期対応の参考になる基礎的文例を記載。
表記の統一性・連続性を確保しつつ、対応を促進
○実際の標識・サイン等とガイドブック・ウェブサイト等の統一性・連続性を確保す
べく、ガイドブックを作成している海外の出版社やネットやアプリ等で情報提供を
行う事業者、地図事業者等に働きかけ。
利便性や満足度の向上に ながる重要な視点
利便性や満足度の向上につながる重要な視点
○多言語表記の推進のみをもって足りるとするのではなく、現場の職員一人一人
が多言語対応の意義を十分認識し、自己の意識を高めることで、真の「おもて
なし」ができるよう、多言語対応教育の実施と意識の浸透が重要。
(例1)成田空港
Narita Airport
英語表記の基本原則(ローマ字+英訳)
(例2)月山
Mt. Gassan
「月」を切り離しても意味をなさないため、全体をローマ字表
記した上、外国人旅行者に意味等を正しく伝えるため「山」の部
分の英訳も重ねて付記することが望ましい。
(例3)清水寺
Kiyomizu Temple
Kiyomizu-dera
が混在
Kiyomizu-dera Temple
Kiyomizu-dera Temple
に統一
「寺」を含めた「清水寺」全体が不可分の固有名詞として広く
認識されていることから、道を尋ねられた際等でも円滑なやりと
りができるよう、全体をローマ字表記した上、外国人旅行者に意
味等を正しく伝えるため「寺」の部分の英訳も重ねて付記するこ
とが望ましい。
(例4)温泉
Onsen
Hot Spring
Spa
が混在
Onsen
に統一
温泉については、Hot SpringやSpa等、他に一定の対訳語もある
が、日本固有の温泉文化を正しく表すOnsenとの表現が、海外発行
のガイドブックを含め、既に世界的に広く定着しているため、
7
Onsenに統一。
多言語対応の改善・強化
外国人目線に立って、美術館・博物館、自然公園、観光地、道路、公共交通機関等に共通
外国人目線に立って
美術館 博物館 自然公園 観光地 道路 公共交通機関等に共通
する多言語対応ガイドラインを策定し、多言語対応を改善・強化
ガイドラインに沿って、意味を正しく伝える
べく、「寺」の部分の英訳を追加した例
ガイドラインに沿って、日本文化を正しく
伝えるべく、世界的に定着している
Onsenに変更した例
成田山
Naritasan
成田山
Naritasan Temple
駅名の日本語の読み方に、英語で意味
を追加した例
白浜温泉
Shirahama Spa.
白浜温泉
Shirahama Onsen
全国各地で取組を展開中
兵庫県神戸市での施工の様子
鹿児島市での点検の様子
8
多言語対応の改善・強化に関するモデル事業 実施地域一覧
運輸局
申請組織
構成自治体・実施地域
<参考>
事業概要(案)
東北
福島県会津若松市
会津若松市
観光庁多言語ガイドラインに沿って、地域版ガイドラインを作成する。固有
名詞や用語 地域特有の注意喚起(落雪や路面凍結など)や伝統工芸品
名詞や用語、地域特有の注意喚起(落雪や路面凍結など)や伝統工芸品
等の翻訳モデルを明示する。
関東
神奈川県横浜市
神奈川県横浜市
主要観光施設の多言語対応の現状を調査し、2020年までに整備すべき
課題を抽出した上で、対訳語一覧の作成を行う。
外国語表記の統一性、連続性の現状を解析し、対訳語データベースを構
築。自治体、観光協会、民間事業者等へ周知し、看板、パンフレット、イン
表
ターネット等で統一的な表記を促進する。
関東
中部
山梨県・静岡県
富士山エリア
中部
愛知県名古屋市
地域における固有名詞等対訳語一覧の作成を行い、「なごやめし」及び名
愛 県名古 市(及 昇龍道を
愛知県名古屋市(及び昇龍道を
古屋地域の土産物の多言語表記の統一化を図る。その内容を「昇龍道プ
古屋地域の土産物の多言語表記の統
化を図る その内容を「昇龍道プ
含む周辺地域)
ロジェクト推進協議会」を活用し、昇龍道エリア全体での活用を推進する。
9
海外のムスリム旅⾏者への情報発信と受⼊環境整備のための取組(平成26年度実施)
観光庁・JNTOによる情報発信
観光庁・JNTOによる受入環境整備
〇 ムスリム向けテレビ番組制作
〇 ムスリムおもてなしプロジェクト
→ インドネシア、マレーシア、シンガポールにおいて、ムスリ
ム視点から日本の観光魅力及び日本国内のムスリム対
応を紹介
→ ムスリム受入関係者のムスリムの習慣や慣習の理解度向
上 ムスリム旅行者受入に係る取組意識の醸成を図るとと
上、ムスリム旅行者受入に係る取組意識の醸成を図るとと
もに、ムスリム目線に立った受入環境の整備促進を図る。
・ 礼拝や食などムスリムの習慣や慣例、国内の事業者の取
組、ムスリム旅行者が必要とする情報などを調査
・ ムスリムの習慣や慣習、礼拝環境提供方法、ムスリム旅行
者が必要とする情報、提供する情報の外国語表記例等を掲
載したガイドブックの作成
・ 宿泊・旅行業者、地方自治体向けの講習会の実施
旅行業者、
治体
講習
実施
○ JNTOホームページでのレストラン紹介等の情報発信
→ ムスリム旅行者に配慮したレストラン、礼拝場所などを
ムスリム旅行者に配慮したレストラン 礼拝場所などを
盛り込んだ冊子を作成・配布するとともに、JNTOホーム
ページで紹介
http://www.jnto.org.sg/for_muslim_visitors.html
・ 本冊子をマレーシアやインドネシアで開催される旅行見本
市や各市場の有力旅行会社に配布
・ 平成26年度リニューアル予定(2.5万部印刷予定)
○ 現地旅行会社との共同PRや旅行博等への出展
○ 空港、大規模商業施設等における礼拝室の整備の促進
→ 我が国の玄関口である成田空港や関西空港、大規模商業
施設(アウトレットモール)等における礼拝室の整備の促進
施設(アウト
ット
ル)等における礼拝室の整備の促進
関西空港の礼拝室
千歳アウトレット
モールの礼拝室
10
ムスリムおもてなしプロジェクト
事業の目的
○訪日外国人旅行者数2000万人の高みを目指すためには、今後とも更なる成長が期待される東南アジアをは
じめイスラム圏からの旅行者を取り込むことが重要であることから、ムスリム受入関係者のムスリムの習慣
や慣習の理解向上、ムスリム旅行者受入に係る取組意識の醸成を図るとともに、ムスリム目線に立った受入
環境の整備の促進を図る。
環境の整備の促進を図る
事業の概要
ムスリム旅⾏者
受⼊に関する調査
【 講習会の開催 】
〇「ガイドブック」を活⽤
〇ホテルや飲⾷店、地⽅⾃治体、
観光協会等を対象
・礼拝や⾷などムスリム
礼拝や⾷などムスリム
の習慣や慣例
・国内の事業者の取組
・ムスリムが必要な情報
・⾮ムスリム国における対応
・諸外国のハラル認証制度
及び認証取得の状況
等
受⼊関係者
(ホテル・飲⾷店等)
(ホテル
飲⾷店等)
事業者におけるムスリム旅⾏者
受⼊環境の促進
【 ガイドブックの作成 】
〇ムスリムの習慣や慣例
〇礼拝環境提供⽅法
〇ムスリム旅⾏者が必要とする情報
〇提供する情報の外国語表記例 等掲載
【 地域ブロック会議 】
〇地⽅⾃治体等に対する受⼊環境整備
の働きかけ
地⽅⾃治体・観光協会等
地域におけるムスリム旅⾏者
受⼊環境の促進
業種別団体・地⽅⾃治体等の両軸による事業者の取組を促進
11
外国人観光案内所の認定制度について
■認定制度の概要
■案内所の認定開始(H24.10月~)
・外国人旅行者に対して観光案内所のサービスの充実度の「見える化」を実施。
ビ
「
同時に外国人旅行者にPR。
・認定によるブランド化と観光案内所のカテゴリー別の分類により、外国人観光案内所の機能向上を促進し、
質を保証。
分類
運営の考え方
多言語対応等
求められる立地
‡ 英語を含む3言語以上での対応(英語はス ‡ 外国人旅行者が我が国のゲート
‡ 観光案内のゲー
タッフが常駐)ができ、全国の観光や交通の
ウェイとして最初に訪れる地域ま
カテゴリー3
トウェイ
情報提供ができる。
たは特に多く訪れる地域
‡ 次の目的地へ
の橋渡し
‡ 外国人旅行者が観光の拠点として
‡ 英語で対応できるスタッフが常駐し、広域の
多く利用し、ローカルな情報に加え
多く利用し、ロ
カルな情報に加え
観光や交通の情報提供ができる。
、次の移動先などの広域的な情報
の提供が求められる地域
カテゴリー1 ‡ 地域情報の交
流拠点
‡ 電話通訳サービスやボランティアの活用等によ ‡ 外国人旅行者の最終目的地となり
ローカルな情報の提供が求められ
り英語対応でき、地域内の観光や交通の情
報提供ができる。
る地域
カテ ゙リ 2
カテゴリー2
パートナー施設
観光案内を専業としない施設やボランティア団体等により運営
され、必要な基準を満たすもの。
外国人旅行者を積極的に受け入れ
る意欲のある地域
認定件数
平成25年度
認定
カテゴ
リー3
7
0
7
カテゴ
リー2
107
11(2)
118
カテゴ
リー1
196
16
210※
P
施設
30
2
32
合計
340
29(2)
367※
・( )内はカテゴリー変更認定の件数。
・※カテゴリー1から2への変更が2件あったため、
認定件数の合計と一致しない。
■認定案内所シンボルマーク ■V案内所への支援方策の概要
認定期限の設定
• 多言語の通訳サービス(電話)等の提供
(商標登録済み)
覆面調査の実施
合計
平成25年度
認定前
• 各案内所から集められたノウハウ、ツール等を整理し、
扱いやすいデータ形式で配布
政策の企画・立案に必要なデー
タ等の提供
認定案内所全体研修会
ブ
ブロック別研修会
修
認定案内所
業務実績レポートを定期的に提出
・JNTOにより認定された案内所で
JNTOにより認定された案内所で
あることを示すシンボルマーク。
・カテゴリー1~3の案内所は、
旅行者の目に付きやすい場所に
掲出する必要あり。
月次レポート
•
•
利用者数(国籍別)
観光案内所の業務上で
困った点、外国人旅行
者から寄せられる主な
要望、課題等
日本政府観光局
利用者数や設備・サービスの提供状況等を取り
JNTO
まとめ、観光庁へ報告
年次レポート
•
•
設置設備、サービスの
提供状況(チェック式)
観光案内所の業務上で
工夫した点や、共有でき
るノウハウ、ツールなど
•
•
観光案内所利用者数の統計資
料(時期別、地域別、カテゴリー
別等で整理)
外国人観光案内における課題等
を整理した報告書
12
外国人観光案内所 都道府県別件数・位置(H26.4.1現在)
都道府県別件数
都道
府県
合計
カテゴリー
3
カテゴリー
2
カテゴリー
1
パートナー
施設
都道
府県
合計
カテゴリー
3
カテゴリー
2
カテゴリー
1
パートナー
施設
北海道
18
-
9
9
-
滋賀
8
-
-
8
-
青森
6
-
4
2
-
京都
12
1
5
4
2
岩手
9
-
2
7
-
大阪
11
-
4
6
1
宮城
4
-
3
1
-
兵庫
5
-
3
2
-
秋田
4
-
1
3
-
奈良
6
-
1
3
2
山形
2
-
1
-
1
和歌山
2
-
1
1
-
福島
5
-
-
5
-
鳥取
3
-
1
2
-
茨城
3
-
-
3
-
島根
4
-
1
3
-
栃木
7
-
2
3
2
岡山
4
-
1
3
-
群馬
3
-
2
1
-
広島
14
-
3
7
4
埼玉
3
-
-
3
-
山口
4
-
-
3
1
千葉
14
2
4
7
1
徳島
2
-
1
1
-
東京
31
4
15
6
6
香川
2
-
1
1
-
神奈川
13
-
5
5
3
愛媛
4
-
1
2
1
山梨
12
-
1
10
1
高知
2
-
2
-
-
新潟
7
-
2
5
-
福岡
13
-
7
6
-
富山
10
-
-
9
1
佐賀
4
-
-
4
-
石川
10
-
1
5
4
長崎
2
-
2
-
-
長野
16
-
4
11
1
熊本
7
-
6
1
-
福井
3
-
-
3
-
大分
3
-
2
-
1
岐阜
15
-
2
13
-
宮崎
4
-
1
3
-
静岡
28
-
3
25
-
鹿児島
3
-
1
2
-
愛知
10
-
5
4
1
沖縄
5
-
2
3
-
三重
8
-
3
5
-
合計
365
7
115
210
33
…カテゴリー3
…カテゴリー2
…平成25年度認定【カテゴリー2】
13
【参考】平成26年度外国人観光案内所申請募集・指針の一部改定
○現在、外国人観光案内所の認定制度に基づく平成26年度の申請募集を開始しています。
○現在、外国人観光案内所の認定制度に基
く平成26年度の申請募集を開始しています。
○カテゴリー3の外国人観光案内所の認定基準について、地域の特性等から言語選択できるとともに、限られた
スペースでも多様な言語に対応したサービスを提供できる観点から、指針の一部を改定しました。
「外国人観光案内所の設置 運営のあり方指針」の 部改定
「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」の一部改定
平成26年度認定募集の概要
【募集概要】
○実施主体:日本政府観光局(JNTO)
○申請受付期間:平成26年8月7日(木)~
平成26年9月18日(木)
○申請先:申請する案内所の所在地を所管する
各地方運輸局または沖縄総合事務局
【改定の内容】
○案内所を設置している地域の来訪者数や特性等から言語を選択
できるよう、また、対面での案内を必須とせず、テレビ電話や電話
きる う また 対
案内を必須と ず
ビ電話 電話
通訳のシステム等の活用により、直接の案内や三者間通訳等で
観光案内を行うことができる体制を構築している場合には、カテゴ
リー3を認めるよう、指針を改定。
【主な改定項目】
○多言語対応(スタッフ)・カテゴリー3の要件
○認定時期:平成26年12月を予定
<改定前>
・フルタイムで英語、中国語、韓国語で対応可能なスタッフが常駐
していること。
○認定の流れ:
認定を希望する観光案内所
申請
各地方運輸局・沖縄総合事務局
推薦
認定
<改定後>
・フルタイムで少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐している
こと。その上で、英語を除く2以上の言語での案内が常時可能な
体制を構築していること。
日本政府観光局(JNTO)
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