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産業財産権情報提供の拡充
1-8New_スタイル 02.11.7 2:50 PM ページ 108 1 部 3 産業財産権情報提供の拡充 1章 産業財産権情報提供の拡充においては、特許電子図書館による無料閲覧サービスで一般公衆における 2章 産業財産権情報の標準的な利用のニーズに応えていくとともに、民間情報サービス業者等のサービスを 3章 通じて、産業財産権情報の調査に関する国民の多種多様なニーズが満たされ、また、高付加価値のサー 4章 ビスが提供される環境が整うよう配慮する必要がある。このため、特許庁は保有するデータの提供条件 5章 の見直しを行い、産業財産権情報を積極的に利用できる環境の整備を図ることとした。 6章 1998年4月の発行分からは、CD-ROM公報をマージナルコスト(データの複製費、データを収納す 7章 る空の媒体費、送付費等のための追加的経費であり、データ作成、メンテナンスを含まない費用のこと) 8章 で提供するものとした。これによりCD-ROM公報の価格は大幅に下がり(21,000円が5,330円)、ま 9章 た、利用形態の如何によらない一律の価格(従来は社内オンライン、第三者提供複製利用等の利用形態 に応じた著作権料を徴収)となって、公報データを安価に積極的に利用できる環境が整備された。また、 1999年3月からは、審査経過情報等のデータを特許庁の負担によってSGMLなどの形式に整理標準化し、 ︻ 電 子 特 許 庁 の 推 進 ︼ マージナルコストで提供する事業が開始された。更に、2002年3月には、経過情報等の提供媒体を DVD-Rに変更し、加えて同年4月からバック分のCD-ROM公報(1998年3月以前の発行のもの)等の 提供もマージナルコストベースとして、特許庁保有のデータベースの自由な利用の促進を図った。 このような施策により、企業における社内データベースの構築と民間情報サービス業者による高付加 価値あるいは多様なサービスの拡充が進んでいる。 データ普及の流れ 欧州特許庁 米国特許商標庁 日本国特許庁 データ交換 データ提供 生データ SGMLデータ <提供> 財団法人日本特許情報機構 公報提供 <提供> 社団法人発明協会 特許電子図書館 (IPDL) インターネット マージナルコスト A社 B社 C社 D社 データ オンライン オンライン オンライン a b インターネット c d 企業の社内データベース ユ ーザ ー 108 1-8New_スタイル 02.11.7 2:50 PM ページ 109 1 部 【特許庁が提供する主なデータ(2002年7月現在) 】 【1.公報】 特許庁データ名 媒 体 提供間隔 標準枚数 標準価格 1章 1 特許公報 C D-R O M 週1回 1枚 4 , 5 7 0円 2章 2 公開・登録公報 C D-R O M 週2∼3回 1枚 5 , 3 3 0円 3 意匠公報 C D-R O M 週1回 1枚 4 , 5 3 0円 5章 4 商標・商標書換登録公報 C D-R O M 週1回 1枚 4 , 0 0 0円 6章 5 公開・国際商標公報 C D-R O M 週1回 1枚 4 , 0 0 0円 6 審決公報 3章 4章 7章 8章 C D-R O M 月1回 1枚 4 , 0 9 0円 【2. 整理標準化SGMLデータ】 特許庁データ名 媒 体 提供間隔 標準枚数 標準価格 1 特許整理・標準化 S G M Lデ ー タ D V D-R 隔週 1枚 4 , 1 3 4円 2 実用新案整理・標準化 S G M Lデ ー タ D V D-R 隔週 1枚 4 , 1 3 4円 3 意匠整理・標準化 S G M Lデ ー タ D V D-R 隔週 1枚 4 , 1 3 4円 4 商標整理・標準化 S G M Lデ ー タ D V D-R 隔週 1枚 4 , 1 3 4円 特許庁データ名 媒 体 巻 数 提供間隔 価 格 1 出願マスタ(四法)・申請人 登録情報マスタ MT 2巻 隔週 2 8 , 8 8 4円 2 登録マスタ(四法) MT 1巻 隔週 1 4 , 4 4 2円 3 総合資料電子データファイル (特許・実用新案イメージ) CD-R 全6 , 2 2 4枚 − 2 , 2 0 0円/枚 4 総合資料電子データファイル (特許・実用新案公報補正・ 訂正・正誤表イメージ) DVD-R 1 4枚 − 3 7 , 0 8 6円 5 公開特許英文抄録(PAJ) CD-ROM CD-R 1枚 月1回 6 米国特許和文抄録 テキストデータ CD-R 1 7 4枚 − 9章 ︻ 電 子 特 許 庁 の 推 進 ︼ 【3. その他(生データ等)】 5 , 0 3 4円 3 8 2 , 8 0 0円 109