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VoIPとSIPとNGN
VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN VoIPとSIPとNGN 2008年02月08日 VoIP Conference 2008 @NICT KDDI株式会社 IP統合技術本部 ノードシステム部 澤田 拓也 © KDDI Corporation 2008年02月08日 1 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 自己紹介 1999年以来、VoIPサービス・インフラの開 発および計画に携わる TTC (情報通信技術委員会) 信号制御専門 委員会 委員長 『実践SIP詳解テキスト』 執筆 (2005年) 『IMS標準テキスト』 翻訳 (2006年) 2008年02月08日 『そこが知りたい最新技術 NGN入門』 共同執筆 (2007) 『IPv6教科書』共同執筆(2007) ©KDDI Corporation 2 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 本日の内容 1. VoIP (Voice over IP) – 過去を振り返って 2. SIP (Session Initiation Protocol) – 期待と現実 3. NGN (Next Generation Network) – 将来に向けて 本講演における講演内容は、原則として講演者自身の意見であり、講演者の所 属する団体企業の意見を代表するものではなく、またその将来の方針を何らかの 形で確約するものではありません。 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 3 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 1. VoIP (Voice over IP) ~ 過去を振り返って ~ 2008年02月08日 © KDDI Corporation 4 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 日本におけるVoIPの歴史 2000s前半 前半 1990s後半 後半 VoIP黎明期 長距離区間の 長距離区間のVoIP • クリアリングハウス • 格安国際電話 • 企業拠点間VoIP化 2000s後半 後半 VoIP発展期 加入者系VoIP登場 登場 加入者系 • BB Phone開始 • 050番号の付与開始 • 企業内線網の一部VoIP化 VoIP本格化 既存電話網の 既存電話網の置換 • • • • 0AB-J VoIP開始 メタルプラス開始 NTT東西 ひかり電話開始 NGN構想の本格化 高品質化・高信頼化・高機能化 ©KDDI Corporation 2008年02月08日 5 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 通信事業の価値構造変化とVoIP 電話サービス距離別 従量課金の源泉 過去 過去 バックボーン アクセス アクセス 中継系 VoIPへ 通信事業の価値構 造の変化 現在 現在 アクセス バックボーン アクセス 加入系 VoIPへ 移動体とブロードバンドはこ のモデルに移行済み 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 6 VoIPサービス網構築時の選択 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 2001年度時点での事業者の選択 プロトコルの プロトコル の プロトコルの プロトコル の選択 選択 当時の主流。製品も多い 電話のコピーに向いている。 実績もあり。 ① H.323 ② MGCP (Media Gateway Control Protocol) ③ SIP (Session Initiation Protocol) アーキテクチャの アーキテクチャ の アーキテクチャの アーキテクチャ の選択 選択 イニシャルコストは安い。 ① ISUP GW + VoIP加入者収容一体型モデル ② C4SS / C5SS分離型モデル ©KDDI Corporation 2008年02月08日 7 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN VoIP信号プロトコルの比較 端末主導モデルのメリット追及 SIP Something SomethingMore! More! H.323 コンセプトとしては対立 ISDNモデル モデル ISDN ISDNモデル ネットワーク主導モデルに (電話サービスのコピーを追求) ネットワーク主導モデルの拡張 (現実解にはならなかった) MGCP H.248/ Megaco Analogモデル モデル Analog Analogモデル 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 8 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN C4SS/C5SSアーキテクチャ ISUP接続 C4SS (Class4 Softswitch 交換機 MGC SG Carrier Network PSTN PSTN ISUP 網内はSIP接続 MG SIP 大規模トランク (STM0/1) C5SS (Class5 Softswitch SIP Proxy & Registrar - 加入者管理、アクセス認証 - アドレス情報管理(REGISTERメソッド対応) - SIPルーティング機能 常時広帯域IP接続網 常時広帯域 接続網 SIP SIP HTTP Digest認証 (登録時、発呼時) アドレス情報動的登録 SIP Endpoint ©KDDI Corporation 2008年02月08日 9 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 例: KDDIのVoIPサービス TC TC GC (Group unit Center) - NTT交換局内 交換局内にKDDIの 設備を設 NTT交換局内に KDDIの設備を 置(コロケーション) コロケーション)している。 している。 TC (Technical Center) - KDDIが 管理する設備局 する設備局で 設備局で、国内 KDDIが管理する 主要エリア 主要エリア毎 エリア毎に存在している 存在している。 している。 VoIP設備 VoIP設備 TC TC バックボーン CDNバックボーンネットワーク CDNバックボーンネットワーク ADM GC GC ADM ADM ADM ADM ADM ADM GCリング GCリング ADM CATV センター局 局 センター ADM ADM ADM ADM ADM ダークファイバ GC設備 GC設備 HFC ドライカッパ ケーブルプラス ケーブル ケーブルプラス プラス ケーブルプラス メタルプラス メタルプラス 2008年02月08日 光 光ダイレクト ダイレクト ©KDDI Corporation ダークファイバ ひかり ひかりone one アクセス回線 アクセス回線 10 2008年02月08日 11 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 必ずしも妥当性がある とは言えない VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 2. SIP (Session Initiation Protocol) Setup Time が短い © KDDI Corporation ~ 期待と現実 ~ SIPの特長 軽い SIP SIPの 特長 の特長 ©KDDI Corporation 12 ① エンド-トゥ-エンドアーキテクチャ ② インターネットのプロトコル設計基本原則の尊重 ③ テキストベースメッセージの採用 ④ URIによるアドレッシング方式 次世代セッション制 ⑤ 水平連係サービスモデル 御信号としての期待 2008年02月08日 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN プロトコル設計原則 – RFC 1958 1. 多様な環境(伝送路やアプリケーションなど)から独立したものであること。 2. 同じ機能を実現する場合には、複数の選択肢を持たせないこと。 3. スケーラブル(大規模化に対応可能)であること。 4. パフォーマンスとコストは機能と同等に重視されること。 5 シンプルであること。 6. 機能の独立性(モジュラリティ)を尊重すること。 7. 時間をかけた完全な解決策よりも、今提供できるほぼ問題ない解決策を優先する こと。 オプションやパラメータの導入はできるだけ避ける。必要なオプションは動的に 8. 設定可能なものとすること。 9. 送信するときは厳密に適用し、受信するときは寛容に解釈すること。 10. 不必要なパケットをできるだけ出さないようにすること。 11. プロトコル間の相互依存性のループを避けること。 12. オブジェクトのタイプやサイズは、自己表現的(self-descriptive)であること。 13. 全ての標準は、同じ用語を用いること。 14. 複数の実際に動作する実装や機器が存在しない限り標準化しないこと。 ©KDDI Corporation 2008年02月08日 13 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 水平連携サービスモデル 回線交換(IN) = 垂直統合 / SIP (AS) = 水平連携 垂直統合モデル 垂直統合 モデル 垂直統合モデル 垂直統合 モデル 電話網の接続用信号 ( ISUP) と は 異 な る 信 号を利用。 水平連携モデル 水平連携 モデル 水平連携モデル 水平連携 モデル 同じSIPを使ってア クセスする。 INサーバ (SCP) IN用制御信号 (INAP) 強い依存関係 ISUP ISUP 2008年02月08日 交換機 (SSP) SIP SIP プロキシサー バ アプリケーショ ンサーバ SIP 弱い依存関係 ©KDDI Corporation 14 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 国内でのSIP/VoIP導入の課題と対策 NNIとUNIにおける相互接続確保が課題 対策 1:接続仕様策定 対策1: 接続仕様策定 ① 自事業者網への接続仕様(UNI)の策定と提示 ② 事前接続確認/適合確認用の環境整備 対策 2:標準化 対策2: 標準化 ① 国内での標準化 (SIP Usageの策定) ② 国際標準とのフィードバックループ ©KDDI Corporation 2008年02月08日 15 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN TTC SIP標準の概要 日本の電話サービスとの整合したSIP用法を規定 JF-IETF-RFC3398 『SIP-TTC JF-IETF-RFC3398 『SIP-TTCISUP ISUP 信号方式相互接続に関する仕様』 信号方式相互接続に関する仕様』 PSTN (JJ-90.10) JJ-90.25 JJ-90.25『管理された事業者 『管理された事業者 SIP網間における相互接続イ SIP網間における相互接続イ ンタフェース技術仕様』 ンタフェース技術仕様』 C * 日本のISUPとSIPの相互接続について規定 C JJ-90.22 『事業者SIP網にお JJ-90.22 『事業者SIP網にお ける網付与ユーザID情報転送 ける網付与ユーザID情報転送 に関する仕様』 に関する仕様』 * SIPによる網間接続の信号条件を規定 その他 プロトコル網 X 事業者 SIP 網 事業者 SIP 網 (他網) (自網) * 発番号情報の網間での転送について規定 その他 X プロトコル網 A 隣接SIP ノード B 関門SIP ノード SIP 端末 JJ-90.21 JJ-90.21 『事業者SIP網の相互接続に関する仕様』 『事業者SIP網の相互接続に関する仕様』 B SIP 端末 JJ-90.24 JJ-90.24『事業者SIP網に接 『事業者SIP網に接 続するSIP端末基本接続イン 続するSIP端末基本接続イン タフェース技術仕様』 タフェース技術仕様』 * 電話音声接続用SIP端末の処理動作について規定 * 相互接続モデルや、輻輳対策などの事業者SIP網に求められる一般的な要求条件を規定 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 16 TTC NGN関連文書 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN TTC NGN SIP関連文書(2006年策定)の特徴 ITU-T NGNのアーキテクチャに合わせる形 で既存SIP JJ標準を見直して技術レポート を策定。 ex. JJ-90.25 ⇒ TR-90.25 基本的には元のJJ-標準の内容を継承 NTT NGNトライアルの トライアルのSIP参照仕様 2008年02月08日 ©KDDI Corporation JT-Q3401 / ITU-T Q.3401 17 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN TTC標準 JT-Q3401(2007年策定)の特徴 ITU-T Q.3401 (NGN NNI Signalling Profile (Protocol Set 1))の和訳が本文 付属資料にTTC NGN SIP関連文書の内容 を盛り込む オプション項目の一覧を抜き出し (事業者選 択の範囲と指定を明確化) 今後の 今後のSIP相互接続の 相互接続の参照仕様となる 参照仕様となる見込 となる見込み 見込み 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 18 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN JT-Q3401 VoIP相互接続参照モデル JT-Q3401が範囲とする インタフェース 論理 インタフェース IP電話 電話 サービス 制御機能 サービス 制御機能 VoIP A 事業者 ワイヤレス VoIP B 事業者 トランスポート 機能 トランスポート 機能 IP電話 電話 SS7 MG MG SS7 PSTN PSTN ベアラ (RTP/IP) シグナリング(SIP) 図5-2/JT-Q3401 VoIP相互接続参照モデル (ITU-T Q.3401) ©KDDI Corporation 2008年02月08日 19 3GPPsでの標準化 – IMS/MMD VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 3GPP/3GPP2 = 移動体のための標準化団体 All-IP化 したい… - インターネットアプ リとの親和性 - 網構築コスト低減 利用プロトコルの検討 SIP! 要求条件 拡張機能提案 共同作業 IMS/MMD 2008年02月08日 ©KDDI Corporation IMS: IP Multimedia Subsystem (3GPP) MMD: Multimedia Domain (3GPP2) 20 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGNの標準化 – ETSI TISPAN/ITU-T NGN (次世代網): 固定網も含めたAll-IP化 固定もIP 化したい … - 固定/移動体の区別の ないシームレス通信 - ユビキタス IMS/MMD 機能流用 + 拡張 セ ッ シ ョ ン 制 御 は IMS/MMDと同等。 NGN ETSI: European Telecommunications Standards Institute (欧州の標準化団体) TISPAN: Telecommunications and Internet converged Services and Protocols For Advanced Networking ©KDDI Corporation 2008年02月08日 21 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 移動体All-IP網(IMS)へのSIPの適用 回線交換網相互接続 ISUP/SS7 サービス SGW ユーザ管理データベース 電話回線交 換網 ISUP/SCTP Diameter HSS AS SLF MGCF BGCF Diameter Megaco/H.248 メディア制御 SIPおよびDiameter を使ったIPベース の”Walled Garden” アーキテクチャ 回線 MGW 他IMS網 MRFC I-CSCF S-CSCF MRFP P-CSCF P-CSCF SIPサーバ群 アクセス網 アクセス網 SIP 2008年02月08日 UE UE AS: Application Server HSS: Home Subscriber Server SLF: Subscriber Location Function SGW: Signaling GateWay BGCF: Breakout Gateway Control Function MGCF: Media Gateway Control Function MGW: Media GateWay MRFC: Multimedia Resource Function Controller MRFP: Multimedia Resource Function Processor P-CSCF: Proxy Call Session Control Function S-CSCF: Serving Call Session Control Function I-CSCF: Interogating Call Session Control Function UE: User Equipment SIP以外のプロトコ ル ©KDDI Corporation 22 IMSのためのSIPの拡張 要求機能項目 新規要求条件例 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 拡張機能例 位置登録制御 セッション制御機能を利用する前に登録および経由するサーバの確定 が必要。 PathヘッダやService-Routeヘッダ等 アクセス網品質制御 アクセス網で必要なリソース確保ができてから呼出すことが必要。また、 確保したリソースを利用するためのキー情報の交換が必要。 preconditionオプションや、P-MediaAuthヘッダ等 セキュリティ UEとP-CSCF間で必要なセキュリティ(IPsec)を確立が必要。 sec-agreeオプション等 ユーザID パブリックユーザIDの利用を可能とする機構が必要。 P-Asserted-Identityヘッダ等 アクセス網情報 ネットワークで利用するためのアクセス網情報を転送することが必要。 P-Access-Network-Infoヘッダ等 ローミングサービス ローミング先のネットワークIDを取得することが必要。 P-Visited-Network-IDヘッダ等 課金機能 複数のノードで生成される課金情報を収集することが必要。 P-Charging-Vectorヘッダ等 基本的に移動体事業者の求める機能がSIPで実現された 仕様となった。ただし、シンプルさは犠牲にされた。 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 23 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGN (Next Generation Network) ~ 将来に向けて ~ 2008年02月08日 © KDDI Corporation 24 インターネットトラヒックの急増 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 2年で倍増 出展: 総務省「P2Pネットワークの在り方に関する作業部会報告書」 (2007年6月29日) * 「我が国のインターネットにおけるトラヒック総量の把握」(2007年2月27日)のデータより作成 ©KDDI Corporation 2008年02月08日 25 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN サービス加入者数の推移 - 競争の激化 移動電話加入数1 億契約突破 移動電話加入数増 加率漸減 固定電話契約数の 純減開始 出展: 総務省「モバイル研究会」資料 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 26 マイラインに よる疲弊 固定通信 収入低下 ©KDDI Corporation サポート終了 既存設備置換 NGN NGNへ向かう3大要因 データトラヒック増 データトラヒック増 2008年02月08日 NGNの要求条件 競争激化 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 移動体 ARPU低下 移動体加入 者増頭打ち NTT NGNサービス 2008年3月開始予定 28 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 27 いつ(When) どのように(How) が事業者の課題 ITU-T Y.2001におけるNGNの定義 ©KDDI Corporation 通信サービスを提供するパケットベース パケットベースのネットワークで、 パケットベース 広帯域かつエンド エンド-トゥ-エンドの 多様な 広帯域 エンドのQoS能力を有した多様 能力 多様なト ランスポート技術 トランスポート技術 ランスポート技術を利用し、その上でトランスポート 技術 トランスポート技術に 技術に 依存しない 依存しないサービス しないサービス関連機能 サービス関連機能を提供するものである。また、 関連機能 ユーザの選択によるネットワークおよびサービス提供事業 者への制約 制約のない 制約のないアクセス のないアクセスを可能としたものであり、ユーザ アクセス からの一貫したユビキタスなサービス管理を実現する汎用 汎用 的なモビリティをサポートするものである。 モビリティ 2008年02月08日 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGNの要求条件の実現イメージ NGNの要求条件のイメージ アクセス制約のない サービス関連機能 トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク QoS機能 (E-E) QoS機能 (E-E) トランスポート トランスポート==IPベー IPベー ス ス 広帯域 広帯域 QoS機能 (E-E) 広帯域 トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク トランスポートネットワーク QoS機能 (E-E) QoS機能 (E-E) 広帯域 アクセス アクセス A A アクセス アクセス A' A' 広帯域 アクセス アクセス C C アクセス アクセス B B 他のNGNとは相互信 頼関係を持って接続 汎用的な モビリティ ©KDDI Corporation 2008年02月08日 29 NGNの標準アーキテクチャ (ITU-T) アプリケーション(サーバ群) VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN IMS/MMD ANI アプリケーションサポート アプリケーションサポート機能 サポート機能 “サービスストラタム サービスストラタム”” ユーザ プロファイル 機能 他のコンポーネント ストリーミングサービス コンポーネント PSTN / ISDNエミュレーション エミュレーション コンポーネント リソース受付 リソース受付 制御機能 RACF 網アクセス 接続機能 NAAF GW Legacy Terminals Customer Networks コアトランスポート 機能 アクセストランスポート 機能 Access Functions NGN Terminals 他網 IPマルチメディア マルチメディア コンポーネント カスタマおよび カスタマおよび 端末機能 2008年02月08日 Service and Control Functions Edge Functions “トランスポートストラタム トランスポートストラタム”” UNI ©KDDI Corporation NNI 30 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGNアーキテクチャの概要 NGN要求条件を実現するアーキテクチャと技術 ① IPコアNW 各種アクセス技術 オールIPアーキテクチャ ② アクセス技術非依存アーキテクチャ IP + IMS ③ リソース管理アーキテクチャ ストラタム分離 RACF ④ セッション管理アーキテクチャ IMS ⑤ オープンアーキテクチャ SDP ANI 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 31 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN インターネットとNGN インターネット インターネット NGN NGN NGN系サービス インターネット系サービス インターネット系サービス QoS インターネット インターネットユーザ 2008年02月08日 セキュ リティ NGN インターネット NGNユーザ (インターネットアクセスサービス加入) ©KDDI Corporation 32 インターネットとNGN The Internet × NTT's Internet, KDDI's Internet The NGN? VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN ○ NTT's NGN, KDDI's NGN NGN ≠ New Internet = New Telco Network + α (IPTV, …) Inter-NGN 2008年02月08日 TBD ©KDDI Corporation 各事業者によるNGN 33 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN ITU-T Y.2001によるNGNの定義要素 少なくともNGNには事業者毎の特徴が存在する余地あり ① パケットベースのネットワーク ◎ ② 広帯域のトランスポート ◎ ③ エンド-トゥ-エンドのQoS ○ ④ トランスポート非依存サービス × ⑤ 制約のないアクセス △ ⑥ 汎用的なモビリティ × 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 34 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 日本におけるBBアクセス回線数推移 日本のNGNの特徴は光アクセス回線 平成18年度には DSLユーザ数純減 出典: 総務省 「情報通信白書平成19年度版」 ©KDDI Corporation 2008年02月08日 35 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGNの将来のスコープ 統合マスターDB プラットフォーム サード パーティ 各種サービス QoS確保 トランスポート キャリアの 領域 セキュリティ ユーザインタフェース 移動体 HGW フェムトセル PC ゲーム機 ホームサーバ STB 2008年02月08日 PC 情報家電 TV IP電話 ©KDDI Corporation HDR 36 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN NGNのサービス開発プラットフォーム 電話網(IN) 電話網(IN) NGN NGN 汎用ハードウェア Application Server SCP Parlay-Xなど汎用 的なWebサービス インタフェース SDP IPインタフェース 互いに依存 関係が高い 通信事業者網専用 のインタフェース ユーザ DB SDP INAP SIP AS 交換機 交換機 ISUP ISUP 回線 回線 CSCF SIP SIP 柔軟な開発環境 CSCF SIP SSP 信号とメディアの分離 RTP SDP: Service Delivery Platform SIP: Session Initiation Protocol RTP: Real-time Transport Protocol CSCF: Call/Session Control Function SCP: Service Control Point SDP: Service Data Point SSP: Service Switching Point ©KDDI Corporation 2008年02月08日 37 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN ID情報管理とプレゼンス Privacy Permission 様々なタイプの情報を扱うことが 必要となる。また、リアルタイム検 索やデータマイニングが容易であ る必要がある。 Profile Presence Personal history プロファイル プレゼンス 個人履歴 動的要素 静的 (比較的) 動的 静的 (累積的) データ量 中 少 大 例 性別 現在地 広告クリック履歴 年齢 端末能力 決済履歴 住所 アクセス回線種別/速度 プレゼンス履歴 契約情報管理システム、端末 プレゼンスシステム (端末、アプ リケーションサーバ) 通信履歴 インプット元 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 広告サーバ、決済サーバ、プレ ゼンスサーバ、CDRサーバ 38 ユーザインタフェース 実例 実例 ユーザインターフェースが重要 タッチパネル モーションセンサー ©KDDI Corporation 行動予測 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 39 40 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN … 大画面 ディスプレイ 少し前までは「通信」のユーザインタフェースは制限されていた。 現在 現在… … 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 地上アナログ放送停止 (2011年7月) 光アクセス 2000万超 新競争促進プログラム2010 高度で低廉な情報通信サービスを実現する観点から、ネットワークの オープン化など必要な公正競争ルールの整備等を図るとともに、NTT の組織問題については、ブロードバンドの普及状況やNTTの中期経 営戦略の動向などを見極めた上で2010年の時点で検討を行い、その 後速やかに結論を得る。 - 「通信・放送の在り方に関する政府与党合 意」 (2006年6月) NTT組織問題 通信と放送に関する総合的な法体系について、基幹放送の概念の維 持を前提に早急に検討に着手し、2010年までに結論を得る。 - 「通信・ 放送の在り方に関する政府与党合意」 (2006年6月) 情報通信法 (仮称) Year of 2010 2008年02月08日 参考: 情報通信法 (仮称) VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 出展: 平成19年6月19日 総務省 通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 中間取りまとめのポイント 資料 2008年02月08日 ©KDDI Corporation 41 VoIP Conference 2008 VoIPとSIPとNGN 御清聴ありがとうございました。 2008年02月08日 © KDDI Corporation 42