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平成20年秋号(No.24) - 公益財団法人周南市ふるさと振興財団
[] [] [] ụ ộẼỀẪ Ể ἋἯὊ ԗҤࠊСᾄԗ࠰ᚡࣞ ᇹᾀׅẅԗҤែộỦắểᾁᾳᾰῈῂỸỼὊἁ ῍ഩẪᧉỆỊỐẪẨẺỦ῍ ㈳周南青年会議所が初めて企画したウオーキング大会が、 平成20年6月7日(土)と6月8日(日) の2日間で行われ、遠くは東京から参加され延べ1, 300名が8コースに分かれ歩きました。 ㈳周南青年会議所は、周南市、下松市に居住または勤務し、20歳から40歳までの青年男女であれ ば誰でも入ることができ、 「まちづくり」と「ひとづくり」に重点を置いて「明るい豊かな社会」の実 現のための地域社会貢献活動を行っています。毎年、9つの委員会に分かれ構成メンバーを変えながら 活動しており、その中の「スポーツ交流委員会」では、本年度は原田洋平委員長を中心に、従来のスポー ツ少年団を対象とした青少年育成の取り組みから、外から年齢に関係なく多くの人が参加でき、交流す るとともに地域の活性化や経済効果につながる取り組みへと、視点を変えた事業で実施しました。 ṼṼṼ᩷࠰˟ᜭỉ༏ẟेẟṼṼṼ ṹễặẆ ỸỼὊỿὅἂᾎ マラソン、自転車、野球、ヒューストンなど、スポーツには様々あり ますが、ウオーキングは、生活習慣病の予防として健康増進に役立ち、 団塊の世代の人たちも手軽に楽しめる「誰でも、いつでも、どこでも」 実施することができ、しかも環境にやさしい種目です。スポーツでまち づくりを目指したいと考え、周南地域で初のウオーキング大会を実施す ることにしました。 また、㈳日本ウオーキング協会が認定する「中国マーチングリーグ (CML)公式大会」として開催したほか、様々な認定を受けることもで きました。 ṹԗҤࠊỉ᭽щửႆ̮ẲẺẟ 周南市の魅力は、国内有数のコンビナート都市であり、世界各国から 船が入り集う重要な港があり、瀬戸内海国立公園の指定を受けた自然景 観の美しい「産業・歴史・自然が共生している」ところです。 これらを伝えるため、全てのコースに思い入れとこだわりがあり、都市部のオアシス「緑地公園」、 由緒ある「遠石八幡宮」 、陶氏や毛利氏などの歴史が分かる「若山城跡」・ 「動物園」などを含めました。 伝えたい想いを実現できるように専門家の意見を聞きながら、打ち合わせに時間をかけて設定し、周南 市の交通拠点である徳山駅周辺を中心に初日は東部、2日目は西部のコースを楽しんでもらいました。 ṹỚỮễểɟደỆሰẟềẟẨẺẟ 青年会議所だけではなく、市民と一緒に実行委員会を立ち上げ、コミュニティの絆を深めながら運営 することに努めました。高校生や婦人会などボランティアの協力も得られ、「おもてなしの心」を第1 に考えながら一体となって進めることができました。 参加者の笑顔が最高の励みになり、これからも色々 な発想を出し合いながら、㈳周南青年会議所をますます発展させていきたいと思います。 【取材協力・写真提供:㈳周南青年会議所】 周南市市民交流センター7才の誕生日! ふるさと発見伝Ⅶ いつ 平成 20 年 10 月4日(土)11:00 ∼ どこ 周南市市民交流センター なに ふるさと周南の再発見イベント(HP 参照) ふるさと応援隊 周南市のふるさとづくりのお手伝いをさせていただいております。 隊員は、毎日募集中です!(8月現在 144 名) お問合せ 0834-33-7701(事務局) HP http://gokan-furusato.org/furusato-oentai/top.html −(財)周南市ふるさと振興財団 − [] 烏帽子ヶ岳《熊毛地区》 熊毛地域には、同名の山が2つあって、ここでいう烏帽子ヶ岳は、八代に近い山を指しています。 周東・玖珂盆地から眺めた山容からつけられた名称であるといわれています。 大きな山体で、1番高い三角点は700m を超えています。眺めのよいのは大将軍と赤松平で、 登山目標となっています。オーソドックスな登山コースは、国道2号の樋口から登るコースで、 2時間以上を要する健脚向きです。簡易なコースとしては、八代の魚切からほこらがある大将軍 を目指すのと、仏坂の近くから赤松平に出るコースがあります。そのほかに、北の樋余地の林道 からが、三角点を目指すには最短ですが、道があまり良くありません。主綾線はウッドパークと いう森林公園となっており、八代の魚切から林道が赤松平まで伸びているので、歩かずに訪れる 事も可能です。 モミジが多数植えられているので、紅葉はみものです。また、林道が拡幅されれば、今はわず かな人数のハングライダーも、もっと増えると思われます。 4 4 4 4 4 4 潮音洞と清流通り 平成の名水百選 今年7月に開催された北海道洞爺湖サミットにちなみ、環境省 は地域住民等による水環境の保全活動が行われている水や水環境 に対し「平成の名水百選」を選定しました。全国から推薦された 162箇所の中から山口県では鹿野地区の「潮音洞、清流通り」 と萩市の「三明戸湧水、阿字雄の滝」が選定されました。 清流通り 平成6年、散策道として漢陽寺から 鹿野総合支所まで整備されました 潮音洞(県指定文化財) 漢陽寺の裏山にある江戸時代に 作られた人工水路トンネル [] 鹿野高原野菜 標高450mの鹿野地域では、以前から米や野菜づくりを されていますが、なかでも、高原野菜と呼ばれるホウレンソ ウづくりが盛んです。 発芽・生育に15∼20℃の場所が適しているホウレンソ ウは、約30年前、米の転作として始まりました。夏でも冷 涼な気候を活かしながら、鹿野の西村さんは2、 3人で、昭 8/26 撮影(種まきから 1 ヶ月頃) 夏の時期は 40 日位で収穫します 和60年に試作しはじめ、昭和62年には生産組合を立ち上 げ、1年中収穫できるようにビニールハウス栽培を始めまし た。冬場は、外気温が5℃であっても、ビニールハウスの中 では、およそ20℃になります。 現在は、八代地区と大向地区にそれぞれあったグループと 一緒に、JA周南「ホウレンソウ部会」として38人が生産 し、年5∼6回収穫しています。 今年の夏は、例年より2℃近く気温が高いため、高温時に 発生しやすい「イチョウ病」が1番心配で、日よけや風通し には、特に気を配りました。 出荷は、地元の市場や量販店のほか、地元の安心で安全な 野菜として学校給食にも出され、給食時間に児童・生徒に説 明をするため、市内の学校へ行くこともあります。 出荷するだけではなく、ホウレンソウ部会の皆さんは、イ 西村さん宅の 8 つのビニール ハウスでは、そ れぞれ収穫時期 を変えながら育 てています。 ←秋用に 8 月上 旬 に 種 を ま き、 9 月上旬に収穫 ベントなどで、色鮮やかな「ホウレンソウもち」や「ポパイ ジュース」を販売したり「ホウレンソウ入りパン」を試作し たりするなど、PR活動にも積極的に取り組んでいます。 また、潮音洞の恩恵を受けている鹿野地域の農家の皆さん は、今もなお用水路の維持管理や川の清掃活動を行っていま す。 カロチンやビタミンC、カルシウムを豊富に含んでいます。 周南産のホウレンソウをたくさん食べてくださいね。 今回、ホウレンソウのほかにも小松菜、春菊も栽培している西 村さんのお宅で奥様の「おススメ料理」を教えていただきました。 ◆小松菜ご飯 「ホウレンソウ部会」西村滋会長ご夫妻 小松菜の漬物としらすを混ぜたご飯は、香り豊かで冷めて も美味しいので、おにぎりにすることもできます。 ◆小松菜のレモン酢和え サラダ油 ・ 塩 ・ 砂糖を入れてレモン酢を加えています。 (口の中がサッパリします。) ◆ほうれん草スパゲッティー (手前左)小松菜ご飯(中)小松菜レモン酢和え (手前右)ほうれん草スパゲッティー 鹿野産ベーコンとしめじをほうれん草と一緒にバターで炒 め、しょう油で味付けしたものです。 [] 文と絵:倉冨良枝 「 私 が 子 ど も だ っ た 昭 和 の 初 め 頃 、 今 か ら 7 0 年 ほ ど の 前 の 山 里 の 遊 び で す 。」 ∼ホオズキ∼ 夏の真っ盛り、お盆の頃になると、草丈を伸ばし鈴なりになったホ オズキの袋が、根本の方から段々と色づいてくる。その1本は紅提灯 を飾った様に見える。 山里では「佛様は、お盆になるとキュウリやナスビの馬に乗り、ホオズキ提灯の灯りを たよりに墓所から家にお帰りになる。 」といって、家の軒下に精霊棚を吊るし、そこにキュ ウリとナスビの馬をお供えし、鈴なりのホオズキを何本も何本もお飾りしていた。 紅く色づいたホオズキは、子どもの私たちには格好の遊びの道具の 1 つでもあった。 また、食べても甘くておいしかった。 4 4 4 ホオズキ袋を葉脈にそって開くと、その中央に飴玉ほどの大きさのまん丸い赤い玉が 光っている。思わず口に持っていく、おしゃぶりをしながらやわらかくしていく、さらに 指先でくりくりやわらかくする。しばらくすると芯だけ残る、 そのころあいを見計らって、 玉と袋のつなぎのところを破らないようにはがしていく。 ドキドキしながら芯ぐりをする。 はがれたー、芯が取れたー、そこに可愛いホオズキ風船ができた。唇を上手に閉じたり、 開いたりしてホオズキ笛を鳴らして遊んだ。ギュウー、グジュー、ギューギュー、なつか しい音が今も残っている。 ホオズキの葉脈を8枚に切り裂き、 丸坊主に布で鉢巻結びをして空箱の上 に乗せ、箱の端を指先でとんとん叩く と、ぴょんぴょん跳ねて「ホオズキの たこ踊り」である。他愛ないそのおも しろさに興じたものである。 ホオズキ人形は、女の子の遊びであった。丸坊主にしたホオズキを頭にして、着物や帯 はトウモロコシの白くてやわらかい内皮を着せていた。できあがったホオズキ人形で人形 ごっこの遊びをしていた。 ホオズキ笛、人形、たこ踊りなど、今思う 自然を相手の山の子は、ひとつのホオ ズキで工夫しながら、よく遊んだものだなーと。 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 [] 4 4 [] [10]