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「次世代へ クリーンな地球を」 株式会社日立製作所 サービス&プラットフォーム ビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 環境報告書 2015年度 事業所のプロフィール ■ 事業所概要 ●所在地 〒319-1293 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 TEL(0294)53-1111 ●就業者数 約4,100人 ●事業所面積 200 , 990㎡(東京ドームの4.3倍) ●事業分野 電力、交通、鉄鋼、産業、上下水プラントなどの情報制御システム ●事業所所在地と風景 事業所全景 制御プラットフォーム 統括本部 大甕駅 サービス&プラット フォームビジネス ユニット 制御プラットフォーム 統括本部 -1- 正門風景 サイトEMS(事業所の環境マネジ メントシステム)行動方針 21世紀に私たちの事業活動、製品および サービスが必要とされる企業であるために サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 は、当サイトの活動、製品(配電盤、制 株式会社日立製作所 御装置、端末装置、産業用コンピューターなど)およびサービスが環境 に及ぼす影響を常に把握し、是正および継続的改善を通じて環境汚染の 予防と健全な環境をめざし活動を推進します。 ●制御プラットフォーム統括本部 のサイトEMS行動方針 基本理念:地球環境保全が人類共通の重要課題であることを認識し、『環境との調和』を基本 理念として、環境負荷低減をめざした事業活動を推進するとともに、環境に配慮した 製品・サービスを通じて、環境保全に努めることにより社会的責任を果たす。 (1)スローガン 『次世代へ クリーンな地球を』 (2)具体的施策 基本理念を実現するため、具体的施策として次の項目を設定する。 ①環境関連の法律、条例並びに受け入れを決めたその他の要求事項を順守すると ともに自主基準、業務手順を整備し、環境管理の向上に努める。 ②生産プロセスにおける化学物質及び製品含有化学物質による環境汚染の予防を図る。 ③地球温暖化防止のため、電力、石油及びガス燃料の節減を推進する。 ④資源の有効活用のため、排出物の削減と再資源化を推進する。 ⑤環境問題の改善に有益な新技術、新製品を提供するため、開発・設計段階からの 製品アセスメントを推進する。 ⑥ステークホルダーとのコミュニケーションを推進する。 ⑦本方針は、監査結果及び環境影響評価結果等を踏まえ、適宜見直しを行う。 ⑧サイトEMS行動方針は、文書化し当サイト内の関係・関連会社を含む全部門、常駐 会社の社員を含む全従業員に周知徹底するとともに求めに応じて社外に開示する。 EMS:環境マネジメントシステム 株式会社日立製作所 サービス&プラット フォームビジネス ユニット 制御プラットフォーム 統括本部長 阿部 淳 -2- [ISO14001:2004・JIS Q14001:2004登録証] エネルギー方針 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 は、当サイトの活動、製品(配電盤、制 株式会社日立製作所 御装置、端末装置、産業用コンピューターなど)およびサービスが環境 に及ぼす影響を常に把握し、是正および継続的改善を通じて環境汚染の 予防と健全な環境をめざし活動を推進します。 ●制御プラットフォーム統括本部 のエネルギー方針 基本理念:地球環境保全が人類共通の重要課題であることを認識し、環境負荷低減、特に エネルギーパフォーマンス向上をめざした事業活動を推進するとともに、エネル ギーパフォーマンスに配慮した製品・サービスを通じて、環境保全に努めること により社会的責任を果たす。 (1)スローガン 『次世代へ クリーンな地球を』 (2)具体的施策 基本理念を実現するため、具体的施策として次の項目を設定する。 ①エネルギー使用に関する法律、条例並びに受け入れを決めたその他の要求事項を順守 するとともに自主基準、業務手順書を整備し、エネルギー使用効率向上に努める。 ②生産プロセスにおけるエネルギーパフォーマンスの目的、目標を設定するとともに、 目的、目標を達成するための情報や必要な資源を確保し、実行計画を立案、実施し、 レビューすることにより、エネルギーパフォーマンスの継続的改善を推進する。 ③地球温暖化防止のため、電力、石油及びガス燃料の節減を推進する。 ④省エネルギー性に有益な新技術、新製品を提供するため、製品環境アセスメントを 推進する。 ⑤エネルギーパフォーマンスの改善に有益な設備、プロセス等の新設、改修を行う場合 は、省エネ効果を評価し、調達する。 ⑥エネルギーパフォーマンス向上をより確実なものとするために、エネルギーマネジ ントシステム(EnMS)の継続的な改善を推進する。 ⑦エネルギー方針は、文書化し関係・関連会社を含む全部門、常駐会社の社員を含む全 従業員に周知し、エネルギーの使用効率向上への取組みが経営基盤強化であることを 認識し行動する。 EnMS:エネルギーマネジメントシステム 株式会社日立製作所 サービス&プラット フォームビジネス ユニット 制御プラットフォーム 統括本部長 阿部 淳 -3- [ISO50001:2011・JIS Q50001:2011登録証] サイトEMS行動方針のイラスト サイトEMS行動方針をイメージで わかりやすく各職場に伝えるために 制御プラットフォーム統括本部 のサイトEMS行動方針を全従業 員にわかりやすく伝えるために、サイトEMS行動方針をイラスト 化し、各職場に掲示し、教育啓発を図っています。 2016年4月 サイトEMS行動方針イラスト 法規制、その他の要求事項 ・各国、日本法律 ・県、市町村条例 ・日立環境行動計画 遵法 オゾン層保護 ・VOC(揮発性有機化合物)規制 ・フロン排出抑制 (設備漏洩点検・廃棄時回収) シンナーほか 削減 京都議定書 1 6 図中の番号は「サイトEMS行動方針」の 「具体的施策」項番と対応しています。 3 CO2 削減 2 廃棄物削減と 分別廃棄 4 リサイクル 4 環境保全活動手順書 ゼロエミッション (資源有効利用) ・環境マニュアル ・環境OIS(大みか規格) コミュニケーション 環境配慮設計 5 廃棄時の有害物質 汚染予防 環境適合製品 ・省エネ ・省資源 ・有害物質不含有 2 廃棄物・排水などの 有害物質汚染予防 (設備の点検・管理) (含有化学物質調査) 2 環境(ばい煙・排水ほか)規制 -4- 環境管理推進組織 制御プラットフォーム統括本部の総合力を環境活動に 活かす推進組織と取り組み体制 制御プラットフォーム統括本部 は、年度ごとに「環境行動計画」を策定し、 着実に実行するため、次のような組織体制を設けています。これらの組織 では、「環境行動計画」の具体的な施策を推進し活動しています。 登録サイト 登録範囲 株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネス ユニット 制御プラットフォーム統括本部 登録組織全域(インダストリアルプロダクツビジネスユニット パ ワーエレクトロニクス本部、ディフェンスシステムビジネスユニッ ト、㈱日立産業制御ソリューションズ、㈱日立物流、 ㈱日立ライフ、 組 織 ㈱日京クリエイト、 ㈱日立ドキュメントソリューションズ、日和 サービス㈱、 ㈱日立パワーソリューションズを含む)における 情報制御システムの設計・製造 サイトEMS経営責任者: 制御プラットフォーム統括本部長、 本部長 環境管理責任者:環境管理センタ長 環境管理事務局:環境管理センタ 人 員 約4,100人(外注・関連会社含む) 敷地面積 サイトEMS 経営責任者 本部長 200,990㎡ 環境・エネルギー 環境管理責任者 管理委員会 環境管理副責任者 環境・エネルギー 管理内部監査 チーム イトEMS経営責任者として環境に関 する取り組み、方針などを審議、決定 し各部署の部門長が管理し展開してい ます。また、サイトEMS行動方針や 目的・目標の策定、達成に必要なテーマ、 課題について環境委員会や各分科会で 解決に向けた調査、技術の検討を行っ ています。 生産・情報システム部 製造部 環境委員会 制御プラットフォーム統括本部 は、 制御プラットフォーム統括本部長 をサ 環境管理センタ 品質保証部 地球温暖化防止分科会 資源循環分科会 製品環境分科会 環境法令・コミュニケー ション分科会 生産管理部 大みか調達統括部 大みか財務部 人事総務部 各製品担当設計部 技 術 部 直轄関連会社 -5- 環境マネジメントシステム 地域社会と調和した制御プラットフォーム統括本部の 環境マネジメントシステムの取り組み 制御プラットフォーム統括本部 の環境マネジメントシステムは、事業内 容と環境項目が互いに深い関わり合いを持ち、かつ、地域環境との調和を基 本理念に全従業員参加のもと、環境活動の推進・維持・向上に努めています。 2015年度の環境マネジメントシステムの主な活動実績と2016年度 計画を報告します。 ●制御プラットフォーム統括本部 の環境目的・目標と活動実績、当年度計画 2015年度活動結果 No. 環境影響要素 環境目的 (2017年度) 1 地球温暖化防 (1)エネルギー使用量原単位改善率(基準 止 年:2005年度):48% (2)CO2排出量抑制量(基準年:2005年 度):18% (3)売上高輸送エネルギー原単位削減率 (基準年:2006年度):17% 2 資源循環 (1)売上高廃棄物発生量原単位削減率 (基準年:2005年度):41% (2)廃プラスチックの有価比率:36% 3 製品の環境配 (1)環境適合製品の売上高比率:100% 慮 (2)VOC(揮発性有機化合物)大気排出量 原単位削減率(基準年:2006年度):66% (3)使用量原単位削減率(基準年:2000年 度) ①シンナー・溶剤系塗料:29% ②有機溶剤:30% ③鉛:84% 4 ステークホル (1)ステークホルダーとの環境協働および ダーとの環境 コミュニケーションの推進 協働およびコ ①フラグシップ活動の推進:2件/年 ミュニケーショ ②環境報告書の社外公開:2回/年 ン活動の推進 ③地域社会貢献活動(事業所周辺道路清 掃、サマーフェスティバルなど):4回/年 ④地域住民とのコミュニケーション(地域 主催行事への積極的参加など):3回/年 2016年度活動計画 2015年度 目標 実績 45% 28% 15% 17% No. 環境影響要素 16% -13% 38% 16% 32% 35% 100% 100% 65% 61% 27% 29% 84% 28% 30% 84% 2件/年 2件/年 2回/年 2回/年 4回/年 6回/年 3回/年 4回/年 -6- 環境目的 (2018年度) 1 地球温暖化防 (1)エネルギー使用量原単位改善率(基準年: 止 2015年度):6% (2)売上高輸送エネルギー原単位削減率(基 準年:2015年度):3% 2 資源循環 (1)売上高廃棄物発生量原単位削減率(基準 年:2015年度):17% 3 製品の環境配 (1)製品によるCO2排出削減率:36% 慮 (2)化学物質大気排出量原単位削減率(基準 年:2015年度):17% (3)使用量原単位削減率(基準年:2000年度) ①シンナー・溶剤系塗料:30% ②有機溶剤:31% ③鉛:84% 4 ステークホル (1)ステークホルダーとの環境協働およびコ ダーとの環境 ミュニケーションの推進 協働およびコ ①フラグシップ活動の推進:2件/年 ミュニケーショ ②環境報告書の社外公開:1回/年 ン活動の推進 ③地域社会貢献活動(事業所周辺道路清 掃、サマーフェスティバルなど):4回/年 ④地域住民とのコミュニケーション(地域主催 行事への積極的参加など):3回/年 目標 ( 2016年度) 2% 1% 7% 31% 7% 28% 31% 84% 2件/年 1回/年 4回/年 3回/年 「GREEN21」活動 継続的改善と活動レベルの向上を目的とした 「GREEN21」活動 日立グループは、すべての環境活動を一定の評価基準に基づいて評価すること により、継続的改善と活動レベルの向上を図るとともに、事業運営に環境経営を 取り入れ、環境との調和をより強力に推進しています。本評価基準は一定期間ご とに見直しされ、より高いレベルをめざすよう設定されています。 ●活動期間:2011年度~2015年度 (Green21-2015) ●評価対象:8区分(53項目) ●評価頻度:毎年2 回実施(上期、下期) ●算出方法:各区分とも最高100ポイント、8区分合計800ポイント ●目 標 値:2015年度に690ポイント以上(2015年度:690ポイント) ●活用方法:環境経営に関する意思決定が容易にできるように結果をレーダー チャートに表示し、毎年継続的に評価することで進行状況を定量的 に把握する。 ●制御プラットフォーム統括本部 の評価内容(2015年度) No 区 分 ポイント 1 環境経営 2 環境事業 グリーン 調達 97 81 3 4 エコマインド 5 エコプロダクツ 6 省エネ 資源 循環 コミュニ ケーション 7 8 ポイント合計 84 100 80 78 82 環境経営 100 97 コミュニ ケーション 80 環境事業 81 60 88 40 20 資源 循環 82 84 グリーン 0 調達 省エネ 78 88 80 エコマインド 100 エコプロダクツ 690 結果報告:2015年度 評価結果より、評価点の低かった「環境事業」、 「エコプロダクツ」 、 「省エネ」 、 「資源循環」 を重点に環境との調和をより強力に推進して参ります。 -7- 環境に配慮した製品づくり 「環境適合製品」 それは、ライフサイクルを 通して、環境に配慮した製品 設計・製造段階にとどまらず、製品のライフサイクル全体で「省エネルギー」、 「化学物質の削減」 、「使用済製品のリサイクル」に取り組むために、環境適合 製品の拡大を推進しています。 ●「環境適合製品」の推進 【評価方法】 製品ライフサイクルの各段階における環境負荷を小さくするため、2001年から「環境適合設計アセスメント」を 導入し製品の評価を行い、環境適合製品の拡大を推進しています。 8項目で評価し全項目が5点満点で2点以上、平均3点以上の製品を「環境適合製品」として認定 ①省資源性(小型化、軽量化ほか) ②長期使用性 ③再利用・再資源化 ④分解性 ⑤処理の容易性 ⑥環境保全性 ⑦省エネルギー性 ⑧情報提供・グリーン調達性 【主な環境適合製品】 ・ラダー図、フローチャート言語、 C言語を同時実行するハイ パフォーマンス・コントローラー 無停電電源装置(UPS) Uninterruptible Power System 【スーパー環境適合製品】 (温暖化防止ファクター:17.9、 資源ファクター:24.9) ・24時間連続稼働、使用期間10年と高信頼性 ・組み込み用途や海外向けシステムにも使用可能 ・3年の長期安定供給と7~10年間の保守サービス PLC S10V 産業用コンピュータ HF-Wシリーズ 【RoHS対応製品】 ●制御プラットフォーム統括本部 の「環境適合製品」と環境PR活動 実施時期 名 称 主催元 内 容 2011年度 省エネ大賞 ASP・SaaS・クラウドアワード 財団法人 省エネルギーセンター 日立モータードライブ省エネサービス(HDRIVE)が省エネ大賞を受賞 特定非営利活動法人 環境情報収集システム「EcoAssist-Enterprise-Light」(EEL)がベスト環境貢献賞を ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム 受賞 (ASPIC) 2012年度 エコファクトリーセレクト認 定 日立製作所本社 積極的に環境負荷低減と環境整備に取り組み、業界トップレベルの事業所を構築 (エネルギー利用効率、再生可能エネルギー活用、廃棄物等循環利用) 日立製作所本社 2013年度 環境適合製品セレクト認 定 省エネ大賞 2014年度 社内Green21大賞 日立製作所本社 環境情報収集システム(EEL)、日立モータードライブ省エネサービス(HDRIVE)な どが環境適合製品セレクトに認定 平成25年度省エネ大賞[省エネ事例部門]資源エネルギー庁長官賞(節電賞)を受 賞 2014年度「GREEN 21大賞」セレクト優秀賞を受賞 (スマートな次世代ファクトリー計画、および廃棄物排出量の見える化推進を評 価) エネルギー管理優良事業者 最優秀賞を受賞 (設計・試験棟における空調用空冷式ヒートポンプパッケージ型とデマンド空調制 御による省エネの取り組みを評価) 財団法人 省エネルギーセンター 関東地区電気使用合理化 関東地区電気使用合理化 委員会 委員長表彰 委員会 2015年度 平成27年度第2回JABア JAB(日本適合性認定協会) JAB(日本適合性認定協会)アワード表彰を受賞 ワード表彰 (「エネルギーマネジメントシステム(EnMS)活動事例」を評価) 注) UNIPARA、HIVERTER、EcoAssistは株式会社日立製作所の登録商標です。 -8- グリーン調達活動 私達の“環境ブランド”とは “製品の環境品質”&“環境を配慮した企業活動” お客さまにお使いいただく製品は、高信頼性、高品質であることは当然であ り、さらに、設計段階から環境負荷の少ない材料、部品を検討し採用すること を推進しています。 ●グリーン調達の推進 日立グループでは、取引先に、日立Grグ リーン調達ガイドラインを配布し、地球温暖 化防止、資源の循環的利用、生態系の保全活 動を依頼し、環境負荷のより少ない素材や部 品を調達する「グリーン調達」を実施してい ます。インターネットを活用した自社開発の グリーン調達システム「A Gree’Net」にて、 取引先に納入資材の含有化学物質の情報入力 をお願いしています。 この情報は、設計支援システムや資材調達 システムなどと連携して、環境に配慮した製 品の開発やグリーン調達の拡大に活用してい ます。 また、RoHS指令などの有害化学物質規 制対応に加えて、減量化、長寿命化、再資源 化、分解性、処理容易性・省エネルギー性な ど幅広い視点で、環境保全から持続可能性の 革新に向けた製品づくりをめざし、そのため の情報の共有化と活用促進に努めています。 製品のライフサイクル全体における環境負荷の低減は、弊社はもとより、ビジネス パートナーであるサプライヤーも含め全体で協力することによって、初めて実現する ことができます。そこで主要なサプライヤーに対しISO14001などの外部環境認証を取 得していただき、環境保全活動の定着を進めています。さらに「日立認証制度」は、 従来のISO14001に加え、中小企業を対象にエコステージ(*1)、エコアクション21(*2) の環境認証もISO14001に準ずる仕組みとして採用しています。 *1 エコステージ:エコステージ協会で推進している環境経営の支援を目的とした評価システム *2 エコアクション21:環境省が作成した環境活動評価プログラム ●制御プラットフォーム統括本部のグリーン購入活動の目標と実績 実施内容 エコマーク製品購入拡大 (文具・事務用品) 単位 2015年度 (目標) 2015年度 (実績) 2016年度 (目標) 金額比率 (%) 95 94 95 -9- 備 考 省エネルギー対策(地球温暖化防止対策) エネルギー使用量を削減し 地球温暖化を抑制するさまざまな施策 工場、オフィスビルで使用する電力や燃料の削減は、エネルギー資源の 節約とともに、CO2の発生を抑え、地球温暖化防止対策に貢献する大きな 意味を持ちます。制御プラットフォーム統括本部 は事業規模拡大に伴い、 使用エネルギーが増加傾向にありますが、省エネルギー対策の取り組みを 強化しています。 ●制御プラットフォーム統括本部 のエネルギー原単位とCO2排出量の推移 制御プラットフォーム統括本部 の目標 主な取り組み内容 ・CO2原単位改善:2018年度までに2015年度比6%削減 ・省エネEnMS活動の継続(ムダ・ロス排除) (2016年度組織再編に伴う売上規模の変更により、 2015年度以降の基準年を2015年度に変更する。) ・空調設備の高効率化、空調制御、LED照明の導入 ・合同エネルギー合理化計画、ほか ● 省エネルギー活動の取り組み 2012年度以降の節電活動においては、太陽光発電の発電量予測と蓄電池の充放電計画 によりピーク電力の低減を行い、また、「クールビズ」および「ウォームビズ」運動に積極的に 取り組んでいます。 -10- 制御プラットフォーム統括本部のスマ ートな次世代ファクトリー計画の推進 ● エネルギー利用の高効率化 ・スマートメーターほか(約900ヶ所)による建物別・用途別使用電力量の可視化 ・太陽光発電量・需要予測、蓄電池の充放電計画による昼間ピーク電力の低減 ・各EMSに割り当てられる目標電力に応じた工場内機器(空調など)の直接制御 ● 分散EMS間連携 ・通常モード(自然エネルギー活用) ・電力需要制限モード(ピークカット・ピークシフト) ・アイランドモード(停電時対応)など ● 生産計画連携 ・エネルギー(電源・熱源)の生成、利用のシミュレーション ・EMSと生産計画の連携によるピークカット・ピークシフト [kWh] 600 500 400 300 200 100 0 エネルギー需要予測による生産計画のシフト 5ライン 4ライン 3ライン 2ライン 1ライン 9 10 11 12 13 14 15 16 電力供給量予測 [時] 注) EMS:Energy Management System EV :Electric Vehicle -11- 廃棄物削減活動(3R「リデュース・リユース・リサイクル」の取り組み) 日立グループの基本方針に基づき 制御プラットフォーム統括本部の廃棄物ゼロに挑戦 日立グループは、ゼロエミッションの定義を「当該年度最終処分率0.1%未満」 とし、達成に向けた活動をしています。制御プラットフォーム統括本部 は2003 年度にゼロエミッションを達成。2015年度も 最終処分率0%と継続達成し、 循環型社会の実現をめざしています。 制御プラットフォーム統括本部 では、事業規模拡大により有価物を含んだ廃 棄物の総排出量が近年増加傾向にあります。製品の省資源化、製造工程におけ る廃棄物の削減に取り組み、排出量を削減していきます。 廃棄物総排出量とリサイクル率 100 100 98 99 99 99.499.799.899.999.999.999.999.999.999.9 100 100 100 100 95 94 98 95 95 103 100 91 廃 90 87 91 他事業部からの 製品移管により 増加 89 棄 80 物 80 83 85 87 84 リ 83 90 77 総 77 排 70 新棟(G棟)稼動に 伴うファイル削減活動、 およびPC更新など により増加 71 70 プリント板など 生産事業拡大に より増加 サ イ ク 80 ル 62 出 59 製品移管のための レイアウト変更 69 ( 指 率 ( 量 60 生産量増加に伴 う排出増加 59 70 ) 50 ) 数 40 % 1991 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 「混ぜればごみ!分けれ ば資源!みんなの力で リサイクル!」 を合言葉に、場内各部 署へ「廃棄物分類基準 表」を配布し、廃棄物 を48種類に分別してリ サイクル活動を推進し ています。 -12- 60 地域環境配慮 厳しい基準と環境教育で徹底した環境管理の実践 制御プラットフォーム統括本部 は、環境法令上の規制基準を順守し、さら により厳しい自主基準を設定し管理をしています。日常の監視体制を整備し、 法定資格取得者の充実による管理レベルの向上、環境負荷の低減、環境事故 の予防に努めています。 ●特定施設 区分 特定工場 大気 非該当 水質 第2種 公害防止 管理者 ((株)日立パ ワーソリュー ションズ) 騒音 該当施設 該当要件 ばい煙発生施設 ボイラー (1万Nm3/h未満) No 1 2 電着塗装処理装置 3 食堂厨房 厨房施設 4 塗装ブース 廃ガス洗浄装置 5 脱脂装置 酸またはアルカリ による表面処理 6 7 8 9 10 非該当 酸またはアルカリ による表面処理 機械プレス(30トン以上100トン未満) 液圧プレス せん断機 空気圧縮機 送風機 :特定工場となる特定施設 ●法定資格取得者 ●下水道水質管理 下水道水質計量結果( 2015年 度 ) 法規制値 項 目 自主管理値 計量結果 (条例値) pH 5~9 6~8.9 8.6 BOD(mg/L) 600 290 210 亜鉛(mg/L) 2 0.41 0.15 溶解性マンガン(mg/L) 1 0.3 <0.1 鉛(mg/L) 0.1 0.025 <0.01 六価クロム(mg/L) 0.5 0.1 <0.05 条例の規定項目、頻度で計量しています。 ●ばい煙管理 ばい煙計量結果(2015年度 ) 法規制値 項 目 自主管理値 (条例値) ば い じ ん の 量 (g/Nm3 ) 窒素酸化物の 濃度 (ppm) 計量結果 0.1 0.01 <0.006 150 36 28 現在、制御プラットフォーム統括本部 では大気 公害防止管理者をはじめ各種法定資格保有者が在 籍し、事業所の環境管理向上に努めています。 2016年 No 資 格 名 称 4月現在 1 2 3 4 5 6 7 8 公害防止管理者(大気3種) 公害防止管理者(大気4種) 公害防止管理者(水質2種) 公害防止管理者(水質4種) 公害防止管理者(騒音) 公害防止管理者(振動) 公害防止管理者(騒音・振動) 9 10 11 12 13 14 15 危険物取扱者(乙種 第1類~第6類) 有機溶剤作業主任者 鉛作業主任者 特定化学物質等作業主任者 エネルギー管理士 放射線取扱主任者(第1、2種) 主任計量者 -13- 特別管理産業廃棄物管理責任者(研修受講) 6 2 8 1 2 2 1 14 107 67 24 33 3 3 1 環境啓発活動と環境管理システム 環境活動をより理解し、事業所一丸となった 取り組みができるよう継続的環境啓発に努めます 従業員の環境教育により一人ひとりの環境に対する意識を高め、環境活動の 維持と活動内容の向上を図っています。そのために各種の教育資料およびIT を活用した教育システム、さらには独自の管理システムを構築しています。 ● 従業員環境教育・啓発活動 社内Web掲載による全従業員教育 環境カルタポスター 日立グループ夏季 節電運動ポスターを 社内Webに公開し、 各人が節電の取り組 み内容を確認します。 環境カルタポスター を各職場に掲示し、環 境配慮の基本動作の 定着を図っています。 ● 環境管理システムのIT化事例 ITを活用した管理システム 環境法令を独自開発のITシステムにより順守・ サポートしています。 ①廃棄物委託業者情報管理 ②マニフェスト期限管理(電子マニフェスト含む) ③マニフェスト交付等状況報告書自動作成 ④現地工事廃棄物実績管理 ⑤構内廃棄物回収依頼管理 ⑥特定施設・環境測定管理 ⑦PRTR制度対応管理 PCによる情報提供 従業員を対象としたPCによる場内の廃棄物ルールの指示 徹底および各部門排出の生活系ゴミ重量の情報提供。 廃棄物実績管理システム 注)PRTR:Pollutant Release and Transfer Register(環境汚染物質の排出・移動登録) -14- 地域社会との協創 制御プラットフォーム統括本部 は地域の発展を願い 地域社会の皆さまとともに歩みます 真に豊かな社会の実現をめざすため、地域社会の皆さまとパートナーシップを 構築し、ともに協力し合い、諸問題に取り組んでいくことが必要と考えています。 制御プラットフォーム統括本部 では、社会の一員という意識をもって社会貢献 活動や各種イベントを通じ、地域社会の皆さまとの協創に努めています。 地域社会とのパートナーシップ構築 ●事業所周辺および通勤道路の清掃(年2回) ●海水浴場の清掃の様子 大甕駅から事業所までの 通勤道路および事業所周 辺の清掃を従業員全員で 年2回実施しています。 また、毎年事業所近隣の 久慈浜海水浴場などの清 掃を実施することで、クリー ンな地域づくりに努めてい ます。 ●サマーフェスティバル(年1回) 制御プラットフォーム統括本部では、毎年従業員と ご家族、地域の方々を対象に「サマー フェスティバル」を開催しています。 「サマーフェスティバル」ではさまざまな 催し物を実施するほか、地域の幼稚園 児、小中学生を招待して子どもフラダン スを披露していただきました。また、「子 ども工作コーナー」や「子どもの広場コ ーナー」を併設し、親子でのコミュニケー ションの場および地域の子どもたちとの ふれあいの場を提供していきます。 ●グリーンカーテン運動 地球環境保全活動の一環と して「グリーンカーテン運動」 を実施しています。市内小学校 のご理解ご協力のもと、つる性 植物の種、苗の提供を行い、 育て、成長する過程を観察する など共同で夏季の節電対応も 視野に入れた活動としての展開 を行っています。 ●地域小学校の教育活動受け入れ(随時) 近隣小学校から校外学習の 一環として施設見学の要請があ り、所内神社で「どんぐり拾い」を 行っています。今後も要請に対し 受け入れ体制の充実を図り、地域 の教育活動に貢献できるよう継続 して実践していきます。 ●地域祭り参加 地域のお祭りとして行っている「日立港まつり」「大みか祭り」 に日立グループとして制御プラットフォーム統括本部も参加して います。 地域の方々と一体になってお祭りを盛り上げるとともに、日立 グループとして子ども向けのイベントを開催し、親子連れなど 地域住民とのコミュニケーションを図っています。 ● 「ひたちパソコン探検少年団」事業所見学 日立市の委託を受けたNPO法人主催により、企業見学を行う ことで子どもたちが将来、社会人・職業人としての資質や能力を 高めることを目的として、市内の小中学生が集まってできた「ひ たちパソコン探検少年団」による事業所見学を開催しています。 ●地域花壇維持管理活動 地域の「大みかフラワークラブ」 へ参画し、大みか駅前花壇の維持 管理活動を実施しています。 また、本活動にて大みか駅前の 花壇については、日立市主催の 「花いっぱいコンクール」で最優秀 賞を受賞致しました。 -15- 環境カルタde身につけよう!! 「環境配慮の基本動作」 株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 〒319-1293 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 -お問い合わせ先- 株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 人事総務部 TEL:(0294)52-7010 FAX:(0294)53-7761 2016.5