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2 ちろリん村 プレゼン資料 ホームスタート

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2 ちろリん村 プレゼン資料 ホームスタート
H25年度 草の根事業育成助成事業
ママがみるみる元気になる
「ホームスタート」の実施
2016年 5月14日 多摩交流センター
NPO法人ワーカーズ・コレクティブちろりん村
事務局長 吉田朋子
NPO法人ワーカーズ・コレクティブちろりん村
活動紹介
・生活クラブ保育園ぽむ 保育・給食調理業務
・子育てひろば
・親支援講座 (ノーバディズ・パーフェクト、BPプログラム等)
・親子で楽しむ企画(積み木、リトミック)
・食育講座(離乳食教室、子ども料理)
・産前産後支援(産前産後エクササイズ)
・訪問型子育て支援 ホームスタート
・人材育成(訪問ボランティア、食育サポータの養成講座)
地域の課題
なぜ、ホームスタートが必要なのか?
●核家族化、地域のつながりの希薄化
育児不安 子育てが孤育てに・・・
増加を続ける児童虐待を予防
●支援が届いていない家庭とは?
◆地域子育て支援拠点に出られない親
◆乳児家庭全戸訪問事業で発見された
気になる家庭
◆養育支援訪問事業で対応できない
気になる家庭
◆ファミリーサポートセンター事業で
対応できない親
孤立感を軽減するホームスタート
ホームスタートとは、未就学児がいる家庭に、
研修を受けた地域の子育て経験者(先輩ママ)が
複数回、無償で訪問する
「家庭訪問型の子育て支援」です。
訪問:週に一度2時間程度、
約2~3ケ月間訪問
活動内容:傾聴と協働
訪問ボランティア:地域住民が担う
(年代は40歳~70歳の方々)
助成事業の実際と成果
■収入
助成金
252,000円
自己資金
200,332円 計452,332円
■支出
人件費(地域説明会講師料)
20,000円
交通費(訪問ボランティア、講師)
5,780円
備品購入費(遊具、絵本、文具)
20,947円
消耗品(資料用紙等)
768円
広報費(HP、パンフ、ちらし作成費) 40,1637円
その他(講演会会場費)
3,200円
計452,332円
助成事業の実際
広報活動
利用者の募集
訪問活動開始
ホームスタート
地域報告会
利用したママの声
• 一緒に子育てひろばに行ってもらい、その後利用できるように
なりました。よいキッカケになりました。
• 自分のために来てくれることが嬉しかったです。ゆっくりと話を
聴いてもらえて、気持ちにゆとりができました。
• 困った時には人に頼ってもいいんだという気持ちになれ、安心
感が生まれました。
• 私にとっても子どもにとっても、ビジターさん
との出会いはとてもよいものでした。
• いつか私もビジターになって誰かの役に
立てたらいいなと思います。
ビジターさんの声
• 訪問するのをお母さんも子どもも楽しみにしていてくれてそのこと
がとても嬉しかった。
• 会うたびにお母さんの笑顔を増えていくようでうれしい。
• ありがとうって言われることが新鮮。家族はあんまり言ってくれな
いけど(笑)
• 訪問後うちに帰ると、家族にも優しくなれたりすることも。
• 新しい仲間との新しい出会いで元気に。
ホームスタートの効果
利用者の
行動・認識
の変化
・信頼感の深まり
・自分らしさを取り戻す
・自己開示
・救助表現ができる
・自信がつく
・自己決定できる
助成事業の成果
・平成25年11月~平成26年3月までに 9家庭訪問
・訪問ボランティアの家庭訪問回数
のべ55回
・ホームページリニューアルにより、メールでの申し込
みができるようになった。
・利用者募集ちらしを行政に依頼し、市の乳幼児健診
で配布した。
・地域報告会を開催し、子育て支援関係者と連携を
とるようになった。新たな利用者を獲得した。
・行政との協議会開催し課題を共有するようになった。
ホームスタートの課題
1.母親のニーズが多岐にわたるため、
訪問ボランティアの質の維持のためのスキルアップ研修が必要。
2.利用者の特徴としては30歳代で、第1子の母親が多い。
子育ての不安や孤立感以外に、成育歴の中での問題や、
家族間、経済的な問題など複数の課題を持つ。
3.訪問回数は1家庭について7回。
2ヶ月に及ぶが訪問終了後も、
親支援のプログラムが必要と感じる。
現在までの取り組み
①訪問家庭数は50家庭、利用者の子ども数は71名。家庭へ
の訪問回数は、336回です。これまでに31名の訪問ボラン
ティアを育成した。
②子どもの年齢は0才が最多で0~3才が全体の8割。
③利用者の母親の年齢は、30才代が最多で全体の
75%。子どもの数は、一人が7割、二人が3割。
④利用ニーズ(14項目)が最も多いのは「親自身の心の安定」、
次に「孤立感の解消」と「子供の発達の機会を作る」でした。
訪問終了後の変化は、全体のニーズ充足率は85%、上位3項目
の充足率は96%。
これからの展望
1.利用者を増やす
2.親支援メニューを増やす
3.産前家庭への訪問をする
4.訪問ボランティアの養成
とスキルアップ研修の充実
5.行政や地域団体と連携する
ホームスタートは
子育てに不安いっぱいで張りつめた日々をおくる
ママたちが、元気をとりもどす活動です。
私たちにとっては「支援」をすることから「寄り添う」ことに
転換した有意義な2年間でした。
現在ホームスタートは全国83カ所に広がり
都内では7団体が実施しています。
たくさんのママたちの笑顔のために
これからも継続していきます。
ありがとうございました。
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