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学生からのコメントとそれへの応答

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学生からのコメントとそれへの応答
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
第一回授業(4/12)に対する学生のコメントとそれへの応答
山口先生の初めての授業では、
「科学と人間」の授業を受講するにあたっての目的や目標
を知ることができました。わたしは将来、多面的な思考方法を持って社会に対応できる人
間になりたいです。だから、この授業の目的を聞いてさらに興味が深まりました。また、
パソコンメールやワードなどのソフトを使いこなすのが苦手です。そのようなものに触れ
る機会も今まで少なかったので、この授業を通して学んでいきたいです。そして、ウェブ
を利用して適切な情報を収集し、自らの考えを深めていきたいです。
二回生になると、総合科学部人間文化学科の国際文化コースに進み、将来は世界中の人
たちと交流ができる仕事につきたいです。そのためにも「正しいこと」として流通してい
ることが「本当に正しいといえるのか」どうかを考える力を身に着ける能力を習得し、常
にメタ思考をもって生活していきたいです。レポートやコメントなどを書くのはとても苦
手ですが、自分の意見を持って取り組むよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願
いします。
ご健闘を。
(いま)
科学というと、文系の自分にとってあまり馴染みがなく、とっかかりにくい分野であっ
た。しかし、科学の発展によって多くの分野でめざましい成果をあげており、現代社会に
おいては科学に対する多面的な思考方法は不可欠である。だから、この授業を通して「情
報リテラシー」を身に付け、適切な情報を収集し、自分の考えを論理的に発信する力を養
っていくいい機会にしたい。
そもそも、今までの生活では論理的にものを書くということを意識しておらず、「思う」
「考える」などの言葉を多用してきた。だが、論理的に自分の意見を述べる能力は、より
創造的な思考につながると思うので習慣付けていけるようにしたい。
ご健闘を。
(いま)
今回の授業は第一回だったので、授業の概要の説明と担当教員の紹介で終わってしまい、
コメントが書きづらい。しかし、これから「科学と人間」の講義を受けていこうというや
るきは出てきた。また、自分が正しいと思っていることが本当に正しいのかどうかという
ことを考える、つまり、
「メタ思考」をするということにも興味がわいた。今、コメントを
書いていて、今まで自分がどれだけ「思う」や「いろいろ」、「ある程度」などの便利な言
葉を使っていたかを痛感した。毎回の授業へのコメントを書くことで、客観的根拠のある
文章を書ける能力を身につけていきたい。
ご健闘を。
(いま)
1
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
この講義の目標である「情報リテラシーを身につけること」
、具体的に「パソコンメール
が使えるようになる」、「ワードなどのソフトが使えるようになる」というのは、現代の情
報化社会で生きていくには必要不可欠な要素です。たとえば、企業に就職した時、上司や
同僚と業務上の連絡を取り合うにはパソコンでメールをすることになりますし、仕事に必
要な書類を作成するにはワード等のソフトを使える能力が必要です。それゆえ、社会に出
ていく前にそういったスキルを身につけておくことは極めて重要なことなのです。
私は心理学に興味がある。
だから心理学の講師である内海先生がおっしゃっていた PTSD
をもっと詳しく調べてみた。
PTSD とは内海先生もおっしゃっていたように、生死にかかわるような体験をしたり死傷
の現場を目撃した後 1 カ月以上にわたりその記憶が思い出されて恐怖が続く症状である。
その症状を引き起こす具体例にはたとえば災害、交通事故、虐待などがある。災害と聞い
て一番に脳裏に浮かんだのは東日本大震災だ。PTSD は東日本大震災の被災者に平成 24 年
4 月 26 日現在でも強く見られる症状である。それは実際にその現場にいた人だけでなく、
その様子をテレビで見た人にも発症するという。
(4 月 12 日 日経ビジネス 被災者がかか
りやすい PTSD の特徴 久保田 文
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110401/219272/
より)だから東日本大震災による PTSD の患者は多く、未だに後を絶たない。
しかし、PTSD の割合が最も高いのは災害ではない。PTSD の発症率が高いのはレイプで
あり、その割合は被害者の 60%に及ぶという。その理由としては人に相談しにくいという
点が挙げられる。災害は同じ体験をした人同士で助け合うことができるため発症率が低い
のだ。
つまり PTSD の患者を助けるには、トラウマを話しやすい環境を作ることが大切だとい
える。そして患者には人に相談する少しの勇気をもつことが望まれる。
参考
4 月 12 日
みんなのメンタルヘルス総合サイト
PTSD
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/disease_detail/1_09_02PTSD.html
二重下線部ですが、参考もとをもう一度読んでみましょう。テレビで見た人も「PTSD」を発症するとは
かいていませんよ。
(う)
私は今日の講義の先生方の紹介の中でも内海先生が説明してくださった PTSD(心的外傷
後ストレス障害)についての話に興味をもちました。
PTSD とはある衝撃的な出来事を経験した後におこる ASD(急性ストレス障害)が尾を
引き、一か月以上も症状が続いてしまう病気です。私は PTSD という言葉はドラマやドキ
ュメンタリー番組でよく目にしたり、耳にしたりしていました。しかし、内海先生が説明
されたありがちな勘違いに加えて、ただあることがきっかけで恐怖におびえてしまうだけ
の病気だということしか知りませんでした。調べてみると、前述した症状以外にうつ病の
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ようになってしまったり、現実感がなくなってしまうという症状もあることがわかりまし
た。また、子どもは年齢で現れる症状が変わってくるようです。
ゆえに、私は子どもの PTSD の症状についてもっと知りたいです。
参考:心理学総合案内
士 碓井直史
心の散歩道(新潟青陵大学・大学院臨床心理学研究科
教授
博
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/index.html
子どもの PTSD についてもっと知りたいと思っているうちに、是非調べてください。
(う)
山口先生のお声は、非常に聞き取りやすいです。はきはきしており、あの広い教室の中
でもよく通る大きさです。したがって、
「あれ、今なんて言った?」と不安になることがあ
りません。
ただ、ご自身もおっしゃっていたように、少々早口であるようです。ノートに要点を書
きとめながらだと、聞き逃してしまうこともあるかもしれません。しかし、それは我々学
生が慣れていけばいいだけの話です。山口先生は、ご自分の道を貫いてください。
肝心の授業内容についてですが、ガイダンスで提示された授業の目的・目標はとても明
瞭で簡潔でした。だから、
「何を学ぶのか」ということに関して、やる気がある限りは、我々
は迷うことなく学習を続けていけるでしょう。また、哲学から化学まで幅広い分野の先生
方が授業を担当なさっているということで、
「科学」について多面的に考察し、事実を正し
く認識することができるでしょう。
実際にそうなるように,ご健闘を。
(いま)
科学と人間の講義ではこのようにパソコンを使用してメールを送らなければならないと
いう若干めんどくさい復讐の時間がありますが反面自分にとってはありがたいことかもし
れないです。なぜなら、自分のパソコンの使い道といえばこれまでネットサーフィンに限
られており
徳島大学入学を機に購入したパソコンも現在ほとんど使ってないのが現状で
メールを送る、ソフトを使用するなど考えたこともありませんでした。なので前期の間と
いう短い期間ですがこの機会を最大限に活用し自身の能力を向上させていきたいです。
復習するは我にあり。
(や)
↑残念ながらこのフレーズの元はもはや知られていないかも。
(いま)
三国連太郎オマージュなんですが。
。。
(や)
一つ質問があります。この「科学と人間」の授業に携わる担当教員の先生方の専門分野
は多岐にわたっています。また今回配られたプリントの概要の項でも「たしかに、ある観
点から自然を理解しようとするとき、科学的方法は客観的な指針を示してくれる。」と述べ
られており、そのあとのところで科学が完璧でないということが述べられているとはいえ、
科学が多くの分野を内包していることがわかりました。
では、ここまで多様な「科学」に分類されない学問というのはたとえばどのようなもの
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があるのですか?あるいは科学に分類されない領域など存在しないのでしょうか?
文学研究とか。
(や)
芸術・音楽など。
(わ)
科学の前提となる部分を問い直していくという考え方に私は、共感です。例えば、私は、
高校のとき数学を勉強していて公式を意味も分からず、暗記していました。どうしてその
ような公式ができたのか分からないままの状態で。これと同様に今の世の中の人々は、科
学の仕組みを理解しないまま、科学の力を利用しています。私自身もメールを利用してい
ますが、どういう仕組みでメールを受信したり、送信したりできているのか未だに分かっ
ていないからです。これからの授業でこのようなことを考えていきたい。
スライドの合間合間に入る小ネタ(サンダーバードや殿様など)は、授業の雰囲気を盛
り上げ、引き締めてくれるのでありがたく思います。また、先生の話す速さは聞き取りや
すく、ちょうどよかったです。しかし、前の席の学生の頭でスライドの下のほうが見えに
くい時があったので、修正をお願いしたいです。
それと質問なのですが、こういったレポート類の一人称は「私」が一番適切なのでしょ
うか?回答をお願いします。今日の授業で、
「科学」という理科系であると思っていたもの
が、人種問題などの、高校でいう歴史や道徳に分類されていたようなことに関わりがある
と知りました。また、
「科学の前提が正しいとは限らない」という話を聞き、私は 2011 年
にあったニュートリノの話を思い出しました。「光より速いものはない」という前提が間違
っていたかもしれない、ということが新聞やニュースで取り上げられていたのを覚えてい
ます。
この授業で、情報の真偽や、その情報が必要か否かを判断する力を身に着けたいです。
また、また、こういったレポートなどを書くのは初めてなので、早く「根拠のある意見」
を述べることができるように努力します。
スライドが見にくい場合、どのようにすればよいでしょうか?
我々には学生の頭を強制的に下げさせ
ることはできません。あと、結局ニュートリノは光より速くはなかったという結論になりました。
(や)
山口先生の話す速度はとても速い。追いついて理解するのに、とても大変だった。たし
かに、早口でしゃべられると、何をしゃべっているのか認識するのに必死なので、話され
た言葉を自分の中で解釈して理解する時間がなく、話の内容が頭に残らない。また、重要
な事柄を聞き逃してしまうこともある。しかし、早口でしゃべることは時間の短縮につな
がる。それに、必要な情報を逃すまいと、話している内容をちゃんと聞き取ろう、理解し
ようとするようになり、授業に集中するようになる。それゆえ、早口で話すことは授業の
効率を上げることにつながるだろう。つまり、早口で話すことは、自分で注意しておかな
ければ情報を得られないので、自主性を必要とする大学では普通のことだと言えるのでは
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学部共通科目「科学と人間」
ないか。ですが、重要な事柄は、繰り返し言ったり、ゆっくり言ったりと、強調して欲し
いです。
「スピードラーニング」です。早口の言葉を聞くと頭が良くなります。(←真に受けないように。)(や)
こんにちは。本日、
「科学と人間」の講義を受けた者です。当たり前ですが、このような
コメントをするのは初めてなのでつたない文章にはなってしまうと思いますが、お許しく
ださい。さて、僕は今まで、ネット上に溢れている情報を鵜呑みにしてはいけないという
ことは分かっていたつもりでしたが、心のどこかに、その不確かな情報を信用していた部
分がありました。 この講義を受けた後、「情報リテラシー」について、少し調べてみまし
た。簡略的には、「情報リテラシー」とは、”コンピュータを使うことができるようになる
こと”などの、
「基礎的能力」だと分かりました。例えば、ネット上での検索や、データ作
成・管理、また、講義内でも触れられていた、メールの作成、ソフトの利用なども含まれ
ているそうです。ですが、今の私に直結する必要な要素は、
”ウェブを利用して、適切な情
報を収集する”ことです。なぜなら、これからの大学生活では、ネット上に溢れている多
くの情報の中から、確かなものと不確かなものを選り分け、新たな知識を身に付けていく
ことが重要だからです。
その為にも、この講義に参加して、沢山の有益な情報を知識と
して取り入れ、大学生活に役立てていきます。 これからも、宜しくお願いします。
参考文献:
『情報マネジメント用語辞典:情報リテラシー information literacy』
(@IT 情
報マネジメント編集部、@IT)
http//www.itmedia.co.jp/im/articles/0302/28/news030.html
「科学」が問題を生み出すという状況は、まさにその通りだ。例えば、インターネット
の普及により、最近ではツイッターやフェイスブックでのなりすましが非常に多い。これ
は本人にとって迷惑であり、恐ろしいものだ。しかし、今やインターネットは私たちの生
活に欠かせないものとなっている。だからこそ、使い方によってはもろ刃の剣にもなりう
る「科学」に関してメタ思考を身に付けなければならない。
ご健闘を。
(いま)
4 月 12 日の授業を受けて、自分が「思う」という言葉を使って自分の意見の根拠や理由
をあげないようにしていたことに初めて気づいた。私は今まで「思う」という言葉を語尾
をやわらげるために使っていたつもりだった。しかし、それは単に自信のない自分の意見
をぼかし、それ以上追及されないための予防線のようなものであった。
これからはこの授業を通して、正しい情報を見極める力・日本語で論理的文章を書く力
を身につけ、自分の意見をしっかりと自信をもって言えるようになりたい。
ご健闘を。
(いま)
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学部共通科目「科学と人間」
PTSD というワードが気になったのでそのことについて調べることにしました。分子生物
学にも興味はあったのですが、内海先生の話を聞いて、PTSD について今回は調べてみるこ
とにしました。PTSD とは、トラウマに対する反応という形で表れます。トラウマは厳密に
定義されており、暴行、事故など極度のストレスをもたらす出来事を指しています。失職、
離婚という日常的なものは含んでいません。PTSD には、脅威が3つあり、1つは記憶を現
在生じているものとして体験させる特徴があります。
次に2つ目は簡潔に言うと妥当とされる以上にネガティブに考えることです。3つ目は
患者が脅威をコントロールするために記憶の問題やネガティブな認知的評価が維持されて
しまいます。この3つが PTSD の脅威です。
しかし、
PTSD はケスラーの研究により患者の40%が約1年半の間に無治療で寛解に至
っているのです。言い換えれば、無治療では60%の人が無治療では治っていないことに
なります。こういった違いを探求していくことが大切になっていくのかと思いました。
今回は PTSD を簡潔に調べましたがこの過程でキーボードや調べる力も身について、なお
かつ PTSD について分かりました。
何を調べたのか出典を書くように。
(や)
引用元がわかりませんが、引用した資料がどういった人を対象に書かれたものなのかによっても、得ら
れる情報量はことなってきます。複数の情報を見比べてみましょう。(う)
渡部稔先生は、講義で、
「現在、アフリカツメガエルよりネッタイツメガエルのほうがポ
ピュラーになりつつある。
」とおっしゃっていました。なぜ、そのようなことが起こってい
るのですか。ネッタイツメガエルには、アフリカツメガエルには無い利点や有利な特徴が
あるのですか。講義の表を見ると、ネッタイツメガエルはアフリカツメガエルに比べ、成
体の大きさが小さいと同時に、一回の産卵数が多いことが分かりました。このことから、
ネッタイツメガエルの方がアフリカツメガエルよりも、より多くの個体数を実験に用いる
ことができ、且つ、小さいため扱い易いことが分かります。これらのことが、前述の実態
に何かしら関連しているのではないか、と私はこのような単純な解釈をしてしまいました。
実際のところどうなのでしょうか。教えてください。
ネッタイツメガエルの一番大きな利点は、2 倍体であることと、受精してから大きくなって生殖可能に
なる期間がアフリカツメガエルに較べてずいぶん短いという点です。これによりカエルの研究に初めて遺
伝学を適応することが可能になりました。他の同じようなコメントにも回答しているので、それらも参考
してください(わ)
山口先生は早口である。早口であることは多少聞き取りにくいとこ度があるが、悪いこ
とではない。なぜならそれは個性とされるからだ。だからとりわけ早口を直してほしいと
は思わない。
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学部共通科目「科学と人間」
今回のガイダンスではプリントを用意してくれていたため、早口であっても聞き取るこ
とができた。しかし、これからの講座では、ノートへのメモが必須である。私はあまり早
口な先生の授業を受けたことがないのでこれからついていけるか心配である。なぜなら、
早口だと頭の中でまとめる余裕がなくなるからだ。慣れるものか、少し不安だ。
話は変わりますが、小テストの最後の問題が全く分からなかった。私は物理を勉強した
ことがないが、興味がある。なので、簡単でいいので解説を求める。
今回の授業で、
「アフリカツメガエルよりもネッタイツメガエルがはやってきた」とあっ
た。その理由について疑問を持ち、ネットで調べてみた。その結果、アフリカツメガエル、
ネッタイツメガエルそれぞれにメリット・デメリットがあることが分かった。
例えば、ネッタイツメガエルはゲノムが解読されているために遺伝学的な手法が可能だ
が、アフリカツメガエルはそれが不可能である。
以上のことから、アフリカツメガエルには無いメリットをネッタイツメガエルが持って
いるために、近年ネッタイツメガエルに対する研究者達の関心が強まり、実験にもネッタ
イツメガエルが多く用いられるようになったのだ。
出典:渡部・鈴木厚・安岡有理・なかやま
「アフリカツメガエルの利点について-hiroshima-u.ac.jp」
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~amphibia/xenobiores/forum/yybbs/yybbs.cgi?read=90
閲覧日:4月13日
少し上のコメントに対しても回答しましたが、ネッタイツメガエルには遺伝学が適応できるということ
が大きな利点です。しかしゲノムが解読されているということが、遺伝学の適応を可能にしているわけで
はありません。アフリカツメガエルのゲノムも解読されています(もうすぐ公開されます)
。ただし、飼育
や実験は、アフリカツメガエルの方が圧倒的に容易です(わ)
昨日の講義で渡部先生がおっしゃっていたことに疑問をもちました。
「アフリカツメガエ
ルには舌が無い」ということで、なぜ舌が無いのかということに私は疑問を持ちました。
たしかに、トノサマガエルのように獲物を捕獲する際、舌を使わず飛んで捕獲する種もい
ます。しかし、この種は陸上で生活でき、アフリカツメガエルは陸上ではなく水中で生活
します。また、舌が無く水中で生活するとなると獲物は水中の生き物、植物に限られてき
ます。これらのことから、アフリカツメガエルは他のカエルと異なり、水中の生き物、植
物で十分生きていくのに必要な栄養を得ることができるため舌が無いと解釈していますが、
大丈夫ですか。
参考文献
www.fujiclean.co.jp/fujiclean/story/vol15/part103.html
www.water.go.jp/honsya/honsya/.../36tonosamakagaeru.pdf
制作者とページのタイトルを記載しましょう。
(や)
下線部、舌が無くてもよいという理由がよくわかりません。ただ現生のカエルで、舌がない(無舌亜目)
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学部共通科目「科学と人間」
のはアフリカツメガエルが属する水棲のピパ科のカエルのみです(松井正文著「両生類の進化」東京大学
出版会)
。ツメガエル亜科のカエルは、前肢でエサを口にかき込むようにして食べます(わ)
私は、科学というものを真剣に考えたことはありませんでした。しかし、これからの講
義を踏まえて現代社会においての科学技術と付き合うために必要な多面的な思考方法を学
ぶことで、情報リテラシーを身につけていきたいと考える。今後の社会においては情報リ
テラシーは必要不可欠であるからです。それは、今の社会において情報が大量に流れてい
ます。何が正しく、何が間違っている情報なのかを判断し、情報を集めなければなりませ
ん。そんな時、情報リテラシーが高い時には正しい情報を集めることができると考えるか
らです。それゆえに私は情報リテラシーを身につける必要があると考えます。
下線部,主語と述語の対応関係(係り受け)がうまくいっていません。
(いま)
今回の授業で一番興味をもったのは、考えることについて考えるというメタ思考につい
てである。ほとんどの情報が正しいことを前提に出回っているがそれが本当に正しいかは
不明である。それを見極めるためにも、メタ思考を鍛えることは重要なことである。
しかし、現代の教育においてメタ思考を鍛えることをあまり追求していないのが現状で
ある。例えば、感想を書くことを強く要求しているがそれは本当に役立っているのだろう
か。確かに自分の考えを述べることも大事であるが、これはメタ思考を鍛えることにはな
らないのである。間違った情報がありふれているこの情報社会のなかで生きていくために
もメタ思考が要求されるのである。
私は、科学と人間の関わりの中で原子力発電について意見があります。私は原子力発電
の再起動に反対です。私たちの身の周りでは原子力発電が稼働していますが、2011年
3月11日の東日本大震災により福島第一原発事故は起きました。地震や津波の影響で現
在も放射線物質が流出し環境を汚染しています。内部被ばくになっている人は少ないと言
う調査結果が出ていますが、私はその結果を信用していません。なぜなら、長期間経って
身体に異常がでるかもしれないからです。しかし、原子力発電にも有益な点もあります。
たとえば、発電コストが安くすみ、安定して電力を供給できること、また地球温暖化の原
因となる二酸化炭素の排出量が少ないことです。ただ、放射線廃棄物の処理や原子燃料(原
子力発電で一度使った燃料)のリサイクルや安全性の確保が重要になります。そこまでし
て原子力発電所を維持する必要はないはずです。それに労力とお金をかけるのは、もった
いないです。企業は太陽光発電や風力発電などの新たな発電の開発に取り組むべきです。
原子力発電は、環境汚染も引き起こしていますが、人間以外の生き物にも多大な影響を与
えています。この影響がいつか自分たちにかえってくるのです。このままでは、地球の環
境を悪化させるだけです。地球上の生き物が住みやすい社会が実現できるよう脱原発を望
みます。
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学部共通科目「科学と人間」
原子力発電に関しては、廃炉にするにしても今後非常に長期間の作業になります。放射性廃棄物の保管(放射
能自体を除去することはできません【時間的に減少していくのを待つ以外に】ので)に関しても長期的な問題である
ことは間違いありません。一つの大きな問題は原子力関係の(優秀な)技術者を今後きちんと確保していくことが
できるのかどうかということです。政治的な意思決定の問題としては、今や過去の話になってはしまいましたが、放
射性廃棄物の長期保管や使用済み核燃料棒の長期にわたる冷却の必要性など十分に議論された上で「原子力
発電」を導入したわけではないということです。少なくとも一般庶民や政治家はよく理解していなかった(民主主義
国家の国民・政治家としてはあまり賢くなかったということになるのかもしれませんが、・・・)はずです。(こ)
桑原
恵
先生が自己紹介のときに日本は、鎖国をしていたときもヨーロッパの学問や
地動説も知られていたとおっしゃっていましたが、日本人はどのようにして知ったのです
か?教えてください。
三好先生の自己紹介の中の「化学は、ある意味、物質の変化を調べる学問であるから、
真実=美しい法則より、事実を重んじる学問である。」という部分に納得できなかった。な
ぜなら、必ずしも化学のすべてのことで事実が重んじられているとは限らないからだ。例
えば、ヘスの法則は反応時に熱の出入りがあるという事実から導かれた。これは事実から
真実を導いている。
確かに、化学の研究などにおいてこのような法則を証明することは重視されてはおらず、
このようなことは化学の本質から遠ざかっているかもしれない。しかし、このような法則
の理解なしに化学の本質には近づけないのではないだろうか。ゆえに、事実だけに目を向
けるだけでなく時には真実を突き詰めていくことも大切である。
私は法則自体を否定していませんし、否定するつもりもありません。科学そのものの目的は、現象を通じて、自
然の理(ある種「法則」)を知ることです。「化学」が「科学」である以上、「化学」にとっても、その目的は同じです。た
だ、実際は、法則どおりに実験結果が現れることは、非常に少ないのが現実です。その際、法則をどうしようと言う
観点からではなく、法則以外の何かが、その実験に関し関わっている。その事実=現象の精査こそ、「化学」にお
いては重要であると言うことです。(み)
今までは授業のコメントに「思った」「感じた」を多用してきた私にとってそのような言
葉を使ってはいけないとなるのはとても厳しい条件です。しかし、「科学と人間」について
のコメントを書くことで説得力のある文章を書けるように成長していきたいです。そして、
徐々に起承転結のあるコメントやレポートを書けるようにしていきたいです。文章を書く
ことに苦手意識を感じているのですが、むしろ得意だと言えるように努力します。言葉の
使い方や文章におかしなところがあればご指摘お願いします。
桑原恵先生が授業中に江戸時代の学問のようすについて言及された。鎖国をしていたに
かかわらず、江戸時代にはすでに地動説が伝わっていたようだ。
確かに、日本は鎖国を
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している間にも中国やオランダとは貿易をしていたのだから、知識が入ってきても不思議
なことではない。しかし、私が興味深く感じたのは、日本が天動説をやめ地動説を受け入
れたということだ。参考文献に挙げたように、紀元前 301 年ごろのアリスタルコスの主張、
1543 年のコペルニクスの著書発行、さらに 1642 年のガリレオの死後、と長い年月をかけ
てなお認められず、宗教裁判まで開かれた「地動説を認める」ということを日本は簡単に
やってのけた。ここから、江戸時代の人々は西洋の人々のように、宗教による不必要な思
い込みにとらわれていなかったのだといえる。
また、江戸時代の日本では、身分に関係なく学問ができた、と桑原先生はおっしゃった。
確かに、千歯こきが生まれたのも、伊能忠敬が測量をしたのも江戸時代だ。以上のことか
ら、江戸時代の人々は正しい知識を習得し、それを生活に生かしていったのだとわかる。
現在、私たちは膨大な存分に習得できる環境にあるが、思い込むことなく適切な情報を
収集することが大切だ。また、
「学問」と「生活」をつなげて考えることも重要だ。江戸時
代の人々の「学ぶ姿勢」を見習いたい。
参考文献:
・地動説 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%8B%95%E8%AA%AC
・コペルニクス Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%8B%E3
%82%AF%E3%82%B9
・ガリレオ・ガリレイ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3
%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%A4
・天動説と地動説 竹本信雄
http://www008.upp.so-net.ne.jp/takemoto/chidousetsu.htm
・脱穀の農具と歴史について 県南
http://www.pref.fukushima.jp/norin-kennan/img/logo.gif
上記全サイト、閲覧日 4 月 14 日
日本が、天動説ではなく地動説を受け入れた、という記述ですが、何を以て「日本が受け入れた」こと
になるのかを考える必要があります。地動説は伝えられていましたし、一部の知識人には地動説が信じら
れていましたが、一般の庶民まで地動説が受け入れられていたとは言えません。厳密に言えば。
(く)
日本でもヨーロッパの地動説を知っている人がいた、というのが妥当な評価ですね。
(や)
最近は、どのような現象も科学的に解明しようとする傾向がある。たしかに、自然現象
のようなものは、科学的に解明できることが多い。しかし、人の心の動きは科学的な範囲
を超えるのではないか。それ故に、どこまで科学的に考えて良いのか見抜く力が必要であ
る。 第1回の授業コメントでどのように書けば良いか、わからないのですが、これで良い
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学部共通科目「科学と人間」
のでしょうか?
他の人のコメントを見てよいものをどんどん参考にしましょう。
(や)
私は、今回の授業を聞き、これからの授業を聞くことで自分が得られる能力の一つとし
てあげられた「日本語を論理的文章で書く能力」について考えた。本当にこの能力を自分
が身に着けることができるのだろうか。確かに、このようなレポートを毎時間行うことに
より、普段考えたり感じたりしないことを文章におこすことになる。今までにしてこなか
ったことを続けることにより、鍛えたことのない能力を刺激し、能力をあげることも可能
かもしれない。しかし、ただ取り組むだけではその能力を鍛え上げることにつながらない。
自ら、その内容にあたるものについて、ネットや本を利用し調べる必要がある。意欲的に
取り組むことにより、自分の能力を高めることができる。
それゆえ、私は、これからの
この授業において、授業の内容をうまくメモし、小テストにも真剣に取り組み、意欲的に
レポートをしあげることにより、授業であげられたこの能力を含めた二つの大きな目標を
しっかりと身に感じて、身につける努力をしていきたい。
ご健闘を。
(いま)
授業へのコメントの書き方で、「思う」「考える」といった表現を使わないようにすると
いう話がありました。しかし、自分を含め講義を受講した大半の人は、これまでそういっ
た表現を頻繁に使ってきました。その理由は、「~と思います」と表現することで自分の発
言内容の信憑性を曖昧にし、もしその内容が事実と違っていても、責任を逃れることがで
きるからということが主に挙げられます。反対に、実際に今、「思う」「考える」という表
現を使わずに文章を打とうとすると、語尾は断定的なものとならざるを得ません。そうす
ると、しっかりとした根拠のある意見を書き、自分の発言に責任を持たねばならないとい
う意識が強く働きます。また、そのためには、自分の意見を裏付けるための根拠を事前に
調べなくてはなりません。それゆえ、「思う」「考える」といった表現を使わないようにす
ることは、この講義の目標になっている、論理的文章を書くという点においても、さらに
は知識を得ていくきっかけ作りとしても、効果的であると言えます。
「科学と人間ってどんな授業をするのだろう、と受講する前に思っていましたが、イン
トロダクションをきいてなんとなくどういう授業なのかわかりました。科学について興味
はありませんでしたが、これからがんばっていこうと思います。
」
…というメールをうつ気でいましたが、山口先生のおっしゃられていた NG ワードにこ
とごとくひっかかるので、もう一度内容を考え直さなければいけません。そして、私は今
まで話を聞いていなくてもかける感想文しか書いてこなかったことに気づいてしまいまし
た。しかし、大学生になったのでそのような感想文からは脱却しなければなりません。そ
れゆえ、今回四苦八苦してメールを打ったため金曜日にメールを送ることができませんで
11
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
したが、毎回締切までにはメールを送れるよう努力していくつもりです。
まず、私は科学がなんなのかわかっていません。それは今まで考えたことがなかったか
らです。そんな私が「科学と人間」というタイトルを聞いて、ああこういう授業だな、と
予測できるはずがありません。とりあえず、辞書をひいてみることにしました。
「かがく【科学】
①観察や実験など経験的手続きによって実証された法則的・体系的
知識。また、個別の専門分野に分かれた学問の総称。(中略)②狭義では自然科学と同義。
(
「広辞苑 第六版」岩波書店より)
」
正直これだけ読んでもよくわかりません。
そこで授業プリントと説明も思い出しながら、科学について考えてみました。つまり科
学とは「広い事実から普遍的な共通点を見つけ出して生まれた法則」ということであって
いますか?まだまだよくわかりませんが、科学と人間第一部では科学とはいかなるものか
について学ぶことができるようなので、これから科学についてもっと知っていきたいです。
今後の授業楽しみにしています。
今回の授業は初回ということもあるのかもしれないが、意見やコメントは「特になし」。
これが今回の授業に対する僕の意見である。たしかに、僕の授業の受け方が悪かったとい
うのも一理あるのかもしれない。
しかし、僕と同じ意見を持つ人は(プライバシー保護のため名前は挙げないが)少なく
とも5人はいる。今後の授業の内容の理解やこの授業の先生の把握ぐらいしかできなかっ
た。
そして、これは初回の授業としては避けられないことだ。現に他の授業もそうであった。
もう1度書くが、これは授業の受け方に問題があったのかもしれない。次の講義は自分の
授業の取り組みを見直した上で、授業に対する意見やコメントを書くことにする。
私たちの周りには情報やモノが溢れかえっている。テレビを眺めているだけで望みもし
なかった情報をいつの間にか頭に入れていたり、必要な情報はネットを利用してすぐに手
に入れることができる。
たしかに、ネットやテレビを利用して情報を仕入れることは容易であり、楽である。し
かし、それは単に受動的に受け取っているだけで、自分の思考を止めてしまっている状態
である。私たちには考えて、伝える能力が備わっているにもかかわらず、それらを放棄し
てしまっている。
現代社会は情報で満ちている。だからこそ、私たちは客観的かつ積極的にその真偽を問
い続けなければならない。それゆえ、客観的な視点を持つ「科学」を、私たちは学ばなけ
ればならないと言える。
今回の授業ではこの授業の目的と、具体的な目標を知ることができました。たしかに、
12
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
いままで私は「科学的」という言葉がつくと、それは客観的で正しいものだと無意識に思
い込んでいました。しかし、今回の授業で科学にもできないこともあり、信じ過ぎるのは
良くないとわかりました。私はこの授業を通して、正しいことを自分で判断できるように
なりたいです。
「思う」という言葉を使ってはいけないとするのに、私は賛成です。確かに、「思う」を
語尾につけることによって、はっきりとした確信などがなくても大丈夫ですし、そもそも
意識せずとも使ってしまいます。これはほとんどの人も同じでしょう。 しかし、「思う」
という言葉には責任感が少ししかありません。「思う」は確信がなくても発言しやすくなる
と書きました。つまり、自分は一歩距離を置いているのです。実際、会議などの場所で発
言した子に理由を求めても、
「なんとなく思った」などの答えが返ってくることが多かった
です。こういった答えにより、その人の発言を正当化する理由探しから始まって、全員が
納得するまで話し合うということもありました。これではもう会議として成り立っていな
いと今になってわかりました。
これからの生活では、発言に根拠が絶対に必要です。そ
こで一歩置くような発言では、相手に信用してもらえません。そうならないようにするた
めにも、今回からの課題には「思う」のような言葉を使わず、いいきっていくようにして
いきたいです。
今回の授業で「論理的」という言葉に意識が向きました。今までの学生生活の中で、文
章を書く機会はたくさんありましたが、そんなことを気にして書いたことはありませんで
した。そして、思い返せば私が今まで書いてきた文章は、根拠や理由をすっとばして、授
業で言っていた「魔法の言葉」が多く使われていました。確かに、思ったこと、感じたこ
とをそのまま文章することは簡単で書きやすく、ただ提出することだけを求められる文章
を書くことには困りません。しかし、相手に自分の意見を伝える文章を書くとき、その感
情の根拠となる部分が書いてなかったら説得力の全くない文章になってしまい、相手に何
も伝わらなくなってしまいます。 今まで自分はそんなつたない文章を書いてきました。私
はこの授業を受けていくことを通じて、自分の意見の根拠や理由を明確にした「論理的」
文章が書けるように頑張っていきたいです。
この「科学と人間」の授業のイントロダクションとして概要をの説明を受けました。シ
ラバスで授業の内容、提出物などに関することをあらかじめ読んでいましたが、今回の説
明を受け詳しいところまでわかりました。特に、このコメント提出は物事を論理的文章で
書くことの訓練であることは、書いている今、実感しています。あまりこういう文章を書
いたことがないので、文体、言葉の使い方があいまいになりがちで、難しいです。でも、
これから毎週続けていくため、世に通用させるために文章能力をつけていきたいです。
下線部はどう直したらよいでしょう?(いま)
13
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
今回の授業では、最初は先生方だけで盛り上がっていた印象があり、つまらない気がし
たが、様々な先生方のお話の中で、特に桑原先生の話は、私自身高校時に日本史を選択を
していたこともあり興味が持てた。今回のイントロダクションで、授業の目的、目標はつ
かめたので、次回からの講義はそのことをふまえて臨みたい。
今回、初めて『科学と人間』の授業を受けました。一つの授業に哲学から生物学まで様々
な分野の先生方が関わっていました。肌の色が黒いだけで黒人とは言えない。実際調べて
みると、黒人よりも白人寄りであることも多いからだ。見た目で決めるか、詳しく調べて
決めるかで変わってくる。このように一つの物事であっても、異なる分野から見るとまた
違った捉え方ができて更に深く議論することができるようになるから先生多く揃っている
のだろう。 授業のコメントやレポートなど課題は多いがよくこなしてこの授業をものにし
ていきたい。
下線部の意味するところがわかりにくいですが。
(いま)
大学で情報リテラシーを身につけることは良いことだ。なぜならば、現在の日本ではイ
ンターネットを利用する機会が多いからだ。例えば、数年前からテレビ CM で「続きは WEB
で」という言葉が使われている。このことから、インターネットを使える環境が広く普及
していることがわかる。具体的には、2012年の総務省の日本のインターネット普及率
の調査
(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/120530_1.pdf
)で
はインターネット普及率は79%という結果が出ている。
しかし、大学で情報リテラシーを学ぶことは本当に良いことなのだろうか?
例えば、上に示した調査では携帯電話の普及率は52%とある。携帯電話は中学生や高
校生にも持っている者は多い。つまり、中学生や高校生にもインターネットを利用する者
は多いのである。故に、情報リテラシーを学ぶのが大学では遅いと言える。
結論としては、情報リテラシーを学ぶことは良いことだが、それを学ぶのはより早いほ
うが良い。
どのくらい早くから学べばいいと考えますか?(わ)
最後に小テストがあると先に知らされていたので、より真剣に担当教員紹介を聞く事が
できました。授業初めのガイダンスというのは、私は軽く聞き流していたのだと改めて気
付かされました。しかし、先生ご自身が仰っていたように少々早口だったので、授業も同
じスピードで行われるとすると、私は聞き取るのに苦労しますね。真剣に取り組んでいく
ので、よろしくお願いします。
今回この講義を受講し、
「情報リテラシー」という言葉に興味を持った。「情報リテラシ
14
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
ー」とは、情報(infomation)と識字(literacy)を合わせた言葉で
あり、
「情報を読み解き使いこなす能力」という意味である。
たとえば、時代の流れとともに近年では昔に比べ、我々とコンピュータやネットワーク
とは密接な関係にあり、誰でも簡単に利用することが可能である。その中には正しい情報
もあれば間違った情報も混在している。数ある情報の中から自分に必要な情報は何か、ま
た、得られた情報は正しいものであるかということを見抜かなければならない。
しかし、この混沌とした社会の中で正しい情報と間違った情報を見抜くことは難しい。
また、特に意識せずにこれらのものを利用していると誤った情報を知らず知らずのうちに
鵜呑みにしてしまうおそれもある。
それゆえ、この講義を通して「本当に正しい情報かどうか考える力」、つまり「情報リテ
ラシー」を身に着けることが大切である。また、授業だけでなく日常生活の中から偏った
見方をすることを止め、多面的に幅広い見方を意識することも大切である。そうすること
により、大学を卒業し就職してからも役立つ力となるのである。自分の興味のある分野だ
けでなく、幅広い分野に目を向ける。さらにそこから得られた知識、見識、経験から「本
当に必要な正しい情報」を注意深く見極めることが重要なのである。
今回の講義ではアフリカツメガエルが人工飼料を食べ鳴かないため飼いやすく実験に使
われるということでしたが、なぜカエルを実験に用いるのですか?マウスやモルモットを
実験に用いるのは有名なので知っていましたがカエルを実験に用いるというのは初めて知
りました。細胞などの研究には同じ哺乳類のマウス等で十分であるはずです。両生類のカ
エルを実験に用いる理由を知りたいです。
「モデル生物」という単語を調べてください。研究者は、自分が興味を持った現象やメカニズムを解明
するために適した材料を用いています。昨年度のノーベル医学・生理学賞に輝いたのは、アフリカツメガ
エルを用いて研究を行ったガードン博士でした(もう一人が iPS 細胞の研究の山中博士)
。またコメント中
の下線部はヒトの研究ということを念頭においていると思われますが、結果としてヒトに役立つというこ
とはあっても、生物学の研究は必ずしもヒトを念頭においたものがすべてではありません。(わ)
科学と人間の授業を受け、パソコンメールを使えるようになることや、ワードなどのソ
フトを使えるようになること、というこの授業の目標を達成したい。また、論理的文章を
書く能力を身に着け、根拠のある意見を言えるよう努力したい。
ご健闘を。
(いま)
江戸時代には科学も学ばれていた、と桑原先生はおっしゃっていました。蘭学や天文学
を学んでいたそうですが、貿易相手となっていたオランダと中国(清)は、なぜ日本との交流
が続いていたのでしょうか。日本史の資料にはキリスト布教に熱心であった国とは関係を
断ち切っていた、とありました。しかしそのオランダや中国の中に過激派がいて布教しよ
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
うとしたこと、または可能性として考えられていたことはなかったのですか?
山口先生、とても早口でいらっしゃいますがせっかちなのでしょうか、それとも話すの
が好きで伝えたいこと全て伝えるためにそのスピードで話しておられるのですか?後者で
あるのであれば先生の伝えたいことを聞きのがしてしまうのは大変惜しいことであります
ので、もうすこしゆっくりお話しいただきたいです。
江戸時代に幕府は、キリスト教の流入には神経質でしたが、キリスト教に関係なければ書物の輸入が可
能でした。特に享保の改革以降。また、西洋科学については、オランダ語の書物からも中国語の書物から
も学ぶことができました。キリスト教過激派というのは、今のところ聞いたことはありません。
(く)
ここまで読んできた限りでは、
「早口 OK」という意見の学生が多いようです。
(や)
「科学と人間」の授業の目標の一つは、
「情報リテラシー」を身につけることとのことで
した。授業では、
「情報リテラシー」とは「情報を読解する能力」であるとの説明がなされ
ました。辞書(※)によると、
「大量の情報があふれる社会において、そのなかから正しい
情報や必要な情報を主体的に選択し把握する情報判断力や情報に対する批判的理解力のこ
と」だそうです。インターネットなどから得られる情報には正しくないものがたくさんあ
ります。何が正しくて何が正しくないのか判断するのは非常に難しいです。授業では、葉
っぱが床に落ちる例えが出てきましたが、どのような分野の知識を持っているかなどの条
件によって解答は変わってくるのでしょうか。○○の分野では正しいが、△△の分野では
正しくないということはあるのでしょうか。単に正しいといってもそれらにはすべて「…
…という条件で考えた場合」という補足がつくのでしょうか。この授業では、専門分野の
違う複数の先生方が授業をしてくださるそうです。分野が違えば、同じ問題に対しても意
見は違ってきますか。それとも、世界中のすべての人の知識を総動員すれば、一つの答え
にたどりつくのでしょうか。すごく当たり前なことを質問していますが、授業を聞いても
よくわからなかったので自分だけかもしれませんが、よろしければ解答よろしくお願いい
たします。
参考:
(※)政治・経済教育研究会=編 「政治・経済用語集 改訂版」 山川出版社 2
009年4月刊行
世の中には正解のない問題が数多くあります。この授業でもユニーク(=単一)な解がない問題につい
て学びます(わ)
第一回の講義は大変でした。まずはじめに山口先生の話についていくのに精一杯になり
ました。なぜなら、とても早口だからです。内容が難しいというわけではないですが、ス
ライド、プリントを見比べながら聞くのにはかなり苦戦しました。しかし、独特の言い回
しが個人的にとても好みです。ただ書いてることだけを述べるのでなく、ところどころツ
ッコミらしきものを入れたり、毒舌を言ってみたり、聴衆を飽きさせない話し方でした。
つぎに、先生の人数が多く、名前と顔と情報を一致させることに苦戦しました。はじめ
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
ての大学での授業が始まって二日目でしたが、それまでの授業は1コマ1人の先生で高校
のときと変わりませんでした。それなのに、いきなり初対面の先生が8人も同時に覚えな
くてはならなくなり、記憶がばらばらになってしまいました。このことを通して、ノート
をとるということの重要さを身をもって知りました。この講義ではプリントの穴埋めしか
しておらず、小テストのときに痛い目に遭いました。次からは、このようなことはないよ
うにしたいです。
しかし、どの先生も個性的で、どのような授業になるのかこれからの講義が楽しみです。
今まで、パソコンをあまり使ったことがなく、パソコンでレポートを作成したり、メー
ルを送ったことがありませんでした。しかし、この「科学と人間」の授業を良い機会だと
捉え、パソコンを使ってレポートを書いたり、メールでコメントを送ることを通じて、情
報リテラシーを身につけたいです。最初は時間がかかっても、前期が終わる頃には、Word
を使ってレポートを書いたり、パソコンを使ってメールを送る作業を、楽にできるように
なりたいです。
高校などではあまり学べなかったことを、大学ではより深く学びたいと思っていたので、
講義の説明であったような、心理学や、歴史学、物理学、化学、生物学、人種問題など、
幅広い分野について話を聞けるのが、とても楽しみです。これらの講義を通して、今まで
何気なく正しいと捉えていた事柄を、もう一度考え直すようにしたいです。
今まで、学校で何か文章を書かなければならないとき、自分の意見ではなく、確かに”
感想”を書いていたなと、今回の講義を聞いて気づきました。「科学と人間」の授業で文章
を書くことを通して、これからは感想だけでなく、自分の”根拠ある意見”を論理的に文
章で表すことができるように努力したいです。
ご健闘を。
(いま)
この講義の目的は現代社会において科学技術と付き合っていくために必要な多面的な思
考を…ですだ。物理学、心理学や臨床心理学、日本史という幅広い分野の先生方のもとでも
のに対する思考を学び考えを吸収していく。また、この講義の目標は「情報リテラシー」
を身につける。であり、授業コメントの作成を通して論理的文章力をつける。
近年の科学技術といえば、山中伸弥教授の発見した ips 細胞がもっとも有名である。これ
は、生物科学のうちの遺伝子学である。科学という言葉には社会科学、物理科学、生命科
学などたくさんのことばがある。
しかしこれらすべての意味を含めた科学という言葉でその全てを説明できるのか。この
講義は科学と人間である。
科学とは、事象と解釈との間に普遍的な一対一対応を見出そうとする思考法としての手
段(科学的思考法)と,それから得られた知識体系のことを意味するものであって,前者
の意味では分類されるものではなく,また,後者は幾らでも分類出来てしまう。
(OKWave
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
http://okwave.jp/qa/q2156906.html
4 月 14 日)つまり、科学は思考法の手段なので理科
学、社会科学、いずれの分野をもひとまとまりで科学といえる。これからの科学と人間の
講義を通して科学と人間の関わりを見ていく。
下線部,もう少しわかりやすく書いてください。
(いま)
授業で化学は錬金術から始まり、物欲的な怪しさがあると説明されました。たとえば、
錬金術は金でないものから金を作り出そうといたような物欲的な行為です。そのため、錬
金術から生まれた化学は、物欲的なものであると言えます。しかし、ルソーは化学におい
て人間ができることは起源の追及←追究であり、自然的な事物の原因までは探究できなくて
も、その起源を探究しようとすることは、より有益であるかもしれないといった内容を述
べています。
(出典
「『化学』を巡るフィロゾーフたちの戦い―ルソーを中心としてー」
引用 『
「百科全書」
・啓蒙研究論集』 出版 『百科全集』研究会 著者 淵田仁)
よって化学は何かを生み出そうという行為ではなく、起源を追及しようとする行為であ
り、それゆえに化学に物欲的な怪しさはないと理解することができます。そこで、授業で
の化学には物欲的な怪しさがあるという説明に疑問を感じたのですが、そのあたりはどう
なのでしょうか。
前述しましたが、科学そのものの目的は、現象を通じて、自然の理(ある種「法則」)を知ることです。「化学」が
「科学」である以上、「化学」にとっても、その目的は同じです。ただ、物質(=もの)を扱う以上、それが有益なもの
(=価値のあるもの)でなければ、研究対象になりにくいのが現状です。(み)
科学と人間という授業は、終始笑いの絶えない楽しい授業であった。というべきなのか
もしれない。しかし、思い出してみてほしい。その笑いの多くは、先生の先生による先生
のための笑いであった。私はこの授業で、笑い声がどこから起こっているのか注意深く観
察した。その結果、あくまで私の主観ではあるが、笑い声全体の9割は、先生方のもので
あった。特に女性の先生方はすべての笑いどころを決して逃さなかった。パーフェクトで
ある。学生も確かに笑ってはいたものの、その割合は1割にとどまり、その差は明白であ
る。なぜ同じ授業を聞いていながら、このような違いが生じるのか。その理由を私なりに
考察してみた。理由として、10個挙げられる。
・先生方の笑いの沸点が低かった。
・学生の笑いに対する姿勢がシビアだった。
・単に学生は緊張していた。
・先生同士にしかわからない面白さがあった。
・先生の笑い声が大きい&学生の笑い声が小さかった。
・早口すぎて、学生には聞き取りにくい節があった。
・ボケる回数が多すぎて学生は、付いていけなかった。
(先生方はその辺慣れていた。
)
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
・単に学生は、眠たかった。
・先生方の仲のよさがかえって学生に疎外感を与えてしまった。
そして最後にもうひとつ、大きな理由として笑うタイミングが挙げられる。先生方の笑
うタイミングがとてつもなく早い。早すぎるのだ。面白いボケがあったのも確かだ。とい
っても、すべてのボケが即座に笑えるというものではなかった。にもかかわらず、先生方
の反応は、あまりに俊敏であった。すべてのボケに間髪いれずに笑うだけでなく、時には
次のボケを先読みして笑うのである。これでは学生が、付いていけなくなるのも無理はな
い。
以上が今回起こった違いの理由である。これらを改善していくことにより、今後の授業
に変化が生じ、私自身もより積極的に授業に参加していけるはずだ。たとえば、緊張して
いた、眠たかったという理由は意識的に変えていける。そうしていくことで、今後の授業
ではまたまったく違った状況が生まれ、今度はもっと違った考察をすることになるかもし
れない。そう考えるとますます次の授業が楽しみになってくる。
最後に、この授業中の先生方の笑い声にはひとつ大きなメリットがあった。それは、授
業全体に一定のスピード感とリズム感を与えていたことである。もし、学生全員の反応を
毎回確認しながら授業を進めていれば、90分では到底足りなかっただろう。その点、笑
いという部分では少々学生を置き去りにしながらも、しっかりと全員を授業のペースに巻
き込み、最後まで一度も間延びせずテンポのよい授業が展開されたのはとてもよかった。
昔のアメリカのホームドラマ「奥さまは魔女」を知っていますか?(や)
「笑い」以外の論点についても,しっかり考察していってください。
(いま)
今回の授業で人種の問題が出ましたので、人種差別について書きます。たとえば肌の色
や住む地域によるものです。確かに人は自分と違う人がいると、何かしらの理由をつけて
自分が優位に立とうとします。しかし、これからの国際社会を生きていくうえで、互いに
認め合い尊重していくことが必要です。つまり、相手のことを理解しようとする努力が必
要になります。だから自分も相手の見た目だけで判断せず、内面もしっかりとみることが
できるようにしたいです。
ご健闘を。
(いま)
人種・民族・出身地などが異なる人々とどのように共生していくかについては、様々な議論がなされて
います。
「多様性」(diversity)や「多文化主義」(multiculturalism)に関する議論が参考になるかもしれ
ません。(よ)
今回は、第一講であったため、山口裕之先生ら講師が受講生にこれからの指針や注意事
項を伝達することが主だった。そのため、先生がどのようにスピーチを行っているか、よ
く観察できた。よって、今回は、山口先生の話し方についてのコメントを書く。
先生は、一貫して大きな声でしゃべっていた。たしかに、これで、始めのうちは受講生
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
の気をひきつけることができる。しかし、途中から受講生が疲れてしまう。そこで、先生
は、話の展開に強弱をつけることで、そのことを回避していた。これにより、気楽に聞く
べき部分と真剣に聞くべき部分が明確になり、とても分かりやすいスピーチであった。
先生は、よく声が大きいと生徒から言われるとおしゃっていた。しかし、先生のスピー
チは、このように工夫が凝らされているため、このままの声量で講義を進めていってほし
い。これからもご指導御鞭撻のほど、よろしくお願いします。
「大声だ」ではなく、
「早口だと言われている」と言いました。
(や)
私はこれまで感想文を書くことばかりで、意見を書くということを苦手としてきました。
しかし、第一回の科学と人間の授業で「思った」や「言われている」などの言葉を使うと
感想文になってしまうと詳しく教えていただいたのでその点に気を付けてコメントしてい
きたいです。この授業でコメントをするのを期に意見を含む文章をしっかりとかけるよう
になりたいです。
ご健闘を。
(いま)
各先生方の自己紹介中のプチ講義はどれも興味深いものであった。PTSD、化学、人種、
生物学などは全て科学と関係している。今日では科学的に考えるという考え方が出回って
いる。実際、科学に答えを求めたときは表面的で明白な答えが出る。そのため、人々は科
学に答えを求めたがる。しかし、何もかもを科学の力に頼るのではなく、自ら考えること
も時には必要である。私にはまだ自ら科学的に考えるということがどのようなことなのか
わかりきっていない。これからの授業を通して科学的な思考力と知識を身に付けたい。な
ぜなら、それは私たちが生きていく社会で必要な力であるからだ。
考えることについて考えるという意味がよく理解できませんでした。だからこの授業を
通して答えをみつけていきたいです。よろしくお願いします。
私は、「科学と人間」の講義を受けこの講義の目標である「『情報リテラシー』を身につ
ける」ことに対して賛成である。私たちは今、膨大な情報の中で生活をし、それを同数く
らいの危険に直面している。たとえば、その一つに「ワンクリック詐欺」がある。これは
クリックを押すだけでお金が請求されるというものである。このように身の回り、特にイ
ンターネットを利用している者はいつでも人生が180度変わる可能性がある。
しかし、私たちは今、対人関係が希薄になり、その要因の一つとして情報化があげられ
る。そんな中で「手書きのレポートではなく、パソコンのメールを利用し情報交換を素早
く終わらせて良いのか」と疑問も出てくるだろう。確かにそうであるが、現在、大学や会
社ではパワーポイントなどによるプレゼンテーションを行い、就職すると多くの情報をラ
イバルの企業より得なくてはならないということもあるだろう。
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
それゆえに、このようにパソコンでレポートを書くことは必要不可欠になってくるだろ
う。つまり、私はこの「科学と人間」の目標である「『情報リテラシー』を身につける」こ
とに対して賛成である。
私は、
「カエル」と聞くとヒキガエルなどを思いつく。ところで、飼育面でみると雑食で
何でも食べて、舌がなくあまり鳴かない両性棲網無尾目ピパ科のアフリカツメガエルは飼
育がしやすく、年中繁殖するのでいろいろなところで使用されているようだ。だが、この
カエルは外来生物としてリストに挙げられている。なので、飼育者はむやみに捨てたりせ
ずに、面倒を見ることが大切である。kこのカエルだけでなく他のリストに載っている動
物も同じである。これらをするだけでも日本の生物は外来生物から守られるだろう。徳島
大学でも飼育されているようだが、ほかのカエルも飼育されているのだろうか。またアフ
リカツメガエルを用いてどのような研究をしているのだろうか。
下線部、日本の生物や生態系を「外来生物」から守るために、このコメントの点に気をつけるだけで十
分でしょうか?アフリカツメガエルを用いた研究に関しては、昨年のノーベル医学・生理学賞を調べてみ
てください(わ)
質問なのですが、授業の中で江戸時代では野菜に雄雌があると信じられていた、と言っ
ていましたが、農家は野菜の雄雌をどのようにして区別していたのですか?
原子力発電所の有無について
原子力発電所はあるべきである。なぜならば、火力発電に対し圧倒的にクリーンエネル
ギーであることもさることながら、日本の電力事情では原発が27%と大きな割合を占め
ており、原発を止めてしまうとエネルギーに困窮してしまうのである。しかし、今では3.
11の原発事故以降、圧倒的に原発反対の動きが大きいのである。だが、反対するだけで
いいのであろうか。原発が止まってしまうと困ってしまう町がある。高浜原発のある高浜
町である。ここでは原発が止まってしまうと3~4割の仕事が無くなると言う。ここに住
んでいる人々は原発が止まることを望んではいないそうだ。
(引用 モーニングバード)
この意見などにより原発反対を訴えるのは早計である。
「モーニングバード」ってなんですか?
それより、パソコンメールには自分の名前・所属・学生番号
を書きましょう。ところで現在、ほとんどの原発が止まっていますが、
「困窮」していますか?(や)
「モーニングバード」とはおそらくテレビ朝日系の朝の情報番組でしょうか。それはさておき,原子力
発電が「火力発電に対し圧倒的にクリーン」というのは正確ではありません。それによって川や海にどれ
だけの量の熱が放出されているかという点等々,多面的に情報を集めて,再考してみてください。また,
下線部は本当でしょうか?(いま)
授業で根拠のある意見をコメントに書くよう指示されましたが、どうしても感想のよう
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
なものしか浮かびませんでした。すみません。半年間のこの講義とコメントを通して、は
っきりと意見を述べられるよう成長したいです。
私は「科学」がどういうものか実はあまり理解できていない。というのも、初回の講義
で配布されたプリントの中に『
「科学」の名の下に「エセ科学」が流通し、時にそれが大き
な力を発揮してしまう現状にあって、
「科学」と「エセ科学」を見抜く力を身につけること』
と書かれていたのを見たとき「科学」という言葉に対して漠然と新しいものというイメー
ジしか湧いてこなかったからだ。そして「科学」と「エセ科学」の違いについてもそうで
ある。しかし、インターネットや辞書で調べてみても広義的な意味ばかりで自分の求めて
いる答えにはたどり着くことはできなかった。
この講義の第一部のテーマは「
「科学的に考える」とはどのように考えることか」という
ものであるが、これが自分の疑問を解決してくれるのではないかと期待している。もちろ
ん受身的ではなく能動的に、自分から積極的に学んでいこうと思う。
ご健闘を。
(いま)
今日は初めての授業でした。授業の名前を見てどんな授業が行われるのかと思いました
が、先生方からコメントの書き方や授業内容を聞き、初回の授業は有意義なものとなりま
した。この「科学と人間」という授業が終わった頃には、パソコンのメールなどが使いこ
なせるようになりたいです。また、考えることについて考えるというメタ思考も身に付け
たいです。
ご健闘を。
(いま)
今日の授業を受けて、科学と人間というタイトルから想像していたよりも幅広い分野の
ことについて学べることがわかったので、これからの授業に積極的に参加していきたいで
す。また、情報リテラシーや日本語で論理的な文章を書く能力などは、今の私には足りな
い力なので授業やレポートを通して身につけていきたいです。
ご健闘を。
(いま)
今日初めての授業をうけて授業の目的や目標がよくわかりました。論理的文章を書くこ
とやパソコンメールの利用は初めてなので難しそうですがしっかり身につけたいです。こ
の授業では文理をこえた講義がうけられるので幅広い知識を学べるように頑張りたいです。
ご健闘を。
(いま)
今日は今後の授業についてや、先生方の自己紹介、コメントの書き方などを理解しまし
た。また、今日の説明を聞いて今後の授業への期待が高まりました。なぜなら、先生方が
みなさん個性的で明るい雰囲気で話も理解しやすかったからです。たとえば、山口先生が
22
2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
おっしゃった授業の目標が「パソコンでメールができるようになる」
「ワードなどが使える
ようになる」であるということがわかったうえ、その説明も笑いを交えていたので退屈す
ることなく聞くことができた。要するに、「授業に期待している」ということです!!
今回の「科学と人間」の講義では、何を学び、何を目的とし、どういう風に進んでいく
のかがわかりました。また今日、初めて聞くこともありました。たとえば、メタ思考が考
えることを考えるや PTSD が一か月以上の症状があり、決まった判断基準があること、い
ちょうの木に性別があることです。しかし、今日の講義はガイダンスのような形でした。
それゆえ、これからの「科学と人間」では学ぶことは多くあり、講義目的の日本語で論理
的な文章を書く力などだけでなく、自分の知識を広め深める場であることがわかりました。
今日のガイダンスで、適切に、客観的に物事を考えていくことの重要さを学んだ。例え
ば、商品の CM などでよくうたわれていることは事実であっても、会社は慈善団体ではな
いので、自分たちの商品をプロモーションし会社の利益を出すために自分達に都合のいい
ものしか CM 上に出さないし、あたかもそれがすべてであると思わせることは当たり前の
ことである。その CM を見た側が、それに言いくるめられないようにすることが必要であ
る。しかし、疑っていればいいというものでもなく、疑心暗鬼でいるとただただ疲れてし
まうだけので、その CM から、購入者、使用者の視点で、発信されているものの中から的
確にピックアップすることが重要である。したがって、こういった能力がこの講義を通し
て得るべきものである。今日の講義では使われていなかった内容ですが、最近自分が考え
ていたことをテーマにしてみました。
「ただただ疲れてしまう」ほどに「疑心暗鬼」になっていたことがあるのですか? それはどういうとき
でしょうか?(いま)
早々に遅れて席に座った時私は既視感を覚えました。なぜなら、高校時代の友人と山口
先生がわずかに似ていたため、デジャヴ現象に見舞われたからです。その友人を O 君と仮
名すると、2点の類似点が見られます。
まず、O 君は Mac 信奉者で、非常にパソコンの扱いに長けています。今も某名古屋大で
Mac を駆使し、様々な活動に着手しています。だから、パワーポインターを柔軟に使いこ
なし、場を沸かせる山口先生の姿が重なることで、わずかな親近感が生まれガイダンスの
視聴に熱心に取り組むことができました。
そして、もう一つ某愛知で精力的に活動している O 君と山口先生は、顔が少し似ていま
す。具体的には、目以外と頭の輪郭、あと髪型です。彼とは、高校時代を同じ部活を三年
間過ごし、よく話をした仲です。なおさら、私は既視感と郷愁の思い、しかしまったくの
別人の存在である先生に強い興味を持つことができました。
しかし、旧友とのデジャヴによる、先生への強い興味は瞬く間に8割ほどになりました。
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
O 君は早口ではなかった。この一点の相違点が遅刻に焦る私の余裕を揺るがしました。先
生の授業は緩急のバランスがとても心地良いです。それを証拠に、多くの生徒が目を開け
て笑っていました。授業概要の要点をチャカしつつも過不足なく伝え、時々オーバーアク
ションや面白い画像を挿入して我々を飽きさせない遊び心がありました。固い情報を柔ら
かく伝え、閑話休題を設けるなど学生の身勝手な興味の浮き沈みをガシとつかみました。
ただ、その長所を霞ませるか勢いの早口、ジョークに笑ってる間に話が進みかねない。
これでは、面白い授業を「先生が早口すぎて何言ってっかわかんね、くだんね」と誤解す
る生徒が増えてしまいます。ひいては全体のモチベーションの減衰、授業に支障をきたす
可能性があります。
個人的には受講を続けたいところですが、新規参入者が減りかねません。だから、早く
早口を緩和してください山口先生。
質問
客観的な意見を広く伝えるように努めて書いたつもりですが、自信がありません。また、
堅苦しい言い回しを避けた書き方をした結果無礼な言葉を書き連ねた場合を心配しており
ます。
なぜここまで心配するかというと、授業後のコメントには授業内容への生徒本人の理解
度が示されます。私としては今回のガイダンスで授業内容に興味を持った以上、完璧でな
いにしても確実に理解をして次の授業に挑みたい、だから、もし「あまりにもこいつクル
クルパーだわ」と思ったら、容赦なく指摘していただけますか?
しかし大学教授は忙しい身分、これらの質問、というより無茶な要求は無視してくださ
っていいです。コメントさえ届けばいいので。
冒頭の「早々に遅れて」
,また下線部「霞ませるか勢い」の意味がわからないのですが。
(いま)
今日のガイダンスではこの授業の目標がわかりやすく説明されていて、この授業を終え
るころに自分がどのようなことをできるようになっていたら良いのかがわかりました。ガ
イダンス中にあった2013年度前期「科学と人間」の担当教員の皆さんの紹介には私が
興味をひかれるものがありました。特に三好先生がおっしゃられていた「法則より事実の
方が大切」であると聞いたときは、思わずメモを取りました。それまで私は、法則と事実
は同じものだと認識していました。なぜなら、法則と事実の違いを理解していなかったか
らです。しかし今日の授業を聞いて、一般的に知られていて広く理解されていることより
も、今そこで実際に起きていることや現象の方が化学では大切であることを知りました。
そこで私は、この「法則<事実」ということは何も化学だけに限定されたことではなく、
ほかの学問や実社会でも十分あてはまることだとした。
前述しましたが、法則どおりに実験結果が現れることは、非常に少ないのが現実です。その際、法則以外の何
かが、その実験に関し関わっている。その事実=現象こそ、新しい発見につながります。(み)
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2013 年度
学部共通科目「科学と人間」
今日の授業では、山口先生の分かりやすいパワーポイントのおかげでこの「科学と人間」
という授業の目的と目標を理解できました。しかし、科学という言葉の意味が広すぎて私
には漠然としたイメージしかわかず、授業の概要が抽象的で分かりにくかったです。また、
私は国際文化コースに進みたいと思っているためこの授業を選択しました。科学と人間の
授業でどのようなことを学ぶことができるのかさっぱり分からず、先生に勧められてこの
授業をとりましたが人種差別のことや江戸時代の学問だけでなく、物理学や心理学からカ
エルの話まで、自分の興味があることやないことも先生方のユーモアのあるお話によって
自分の知識をこれから深めていけそうです。そして、私はパソコンを使う機会が今まであ
まりありませんでした。たまに使うとすればインターネットで動画を見るくらいで、パソ
コンでメールを使ったことなどは今までありません。でもこの授業をとることでメールを
使ったりワードなどのソフトを使いこなせるようになりたいです。たとえば、今まで何も
分からずすべて鵜呑みにしていたネット上の情報もこの授業を通して適切に収集し、今後
のレポート作成やプレゼンテーションにも役立てていきたいです。
毎週のコメントに関しては、感想文ではなく根拠のある意見を書くことは慣れていない
私にとってかなり難しいですが、そのスキルもだんだん身につけていきたいです。これか
ら半年間、よろしくお願いします。
ご健闘を。
(いま)
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