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MAD2011プログラム・スケジュール
■2011年11月-2012年3月
※レクチャーは予約制です(定員:各回40名)。
※レクチャーの日程は変更される場合がありますが、その際は事前に告知されます。
11月
日
月
火
水
木
金
土
6
7
8
9
10
11
12
ワークショップ
キュレーティング
アート/ノン・アート
ワークショップ
アーティスト
ジョルジュ・バタイユ「不定形」を考える
地域創造とアートの関係性
デジタル・テクノロジーによる身体の解放
展覧会批評の書き方Ⅲ:「ヨコハマトリエンナー
レ2011」
「アート」を上手に使う技術
小澤慶介
小澤慶介
モーリー・ロバートソン
小澤慶介
森弘治/小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
19:00-21:00
12:30-14:30
15:30-17:30
形をどうとらえていいのかわからないもの。例え
ば、唾のようなもの。絵画や彫刻などは、定まっ
たフォーマット(形式)がある上で追求される芸
術表現ですが、そもそも定形がないものは無意
味なものになってしまうのでしょうか。フランスの
思想家ジョルジュ・バタイユの考えを頼りに、不
定形なものから見えてくる芸術表現の裏表を考
えます。
「大地の芸術祭」や「横浜トリエンナーレ」など、
特に2000年以降、都市や地域を主体とする展覧
会やアートイベントは増えました。1970?80年代
の「美術館の時代」を経て現れた動きとも見るこ
とができるこの動きについて、それぞれの地理
的特性や資源、また外部との関係のとり方を視
覚化するキュレーティングをとおして考えます。
デジタル化によって誰でも簡単にコンピューター
で音楽が作れる今、このような状況はどのように
私たちの身体に働きかけているのでしょうか。音
が持つ質や「グルーヴ」からコミュニティーの形
成を考えます。ミュージシャンでラジオDJ、
ジャーナリスト、作家の顔を持つレクチャラーとと
もに、サウンドカルチャーとアクティビズムについ
て考えます。
作品や展覧会を見るだけではなく、自分の言葉
で書いて仲間と共有してみると自分の視点や見
過ごしていた点に気づき、より理解が深まりま
す。現場で得る視覚的あるいは身体的経験、そ
して二次的に得るコンセプトなどの情報、さらに
美術史やそれに関連する学問領域の知識を合
わせながら、作品や展覧会を読み解く力をつけ
ます。
ジョン・ケージの「4分33秒」やイヴ・クラインの
「Le Vide」展から、ティノ・セーガルの販売方法ま
で、アートの文脈を活かしながら表現を作品にし
ている例は、数多く見られます。一見すると禁じ
手のように見える表現も、「アート」の約束事が
分かっている限りでは作品になりうると言ったこ
とに目を向け、そのための技術や考え方を磨き
ます。
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インダストリー
アート/ノン・アート
ベーシック
MAD合宿in長野 (11/19-20)
日本の文化政策とアートの現況
状況主義者たちの都市‐戯れ、転覆、漂流
インスタレーションと身体性の拡張
「Power in Art: アートと独裁制を考える」
吉本光宏
ロジャー・マクドナルド
ロジャー・マクドナルド
ロジャー・マクドナルド
19:00-21:00
19:00-21:00
19:00-21:00
全日
1980年代以降の日本の文化政策を概観し、自
民党政権時代に進められた国立美術館の独立
行政法人化や地方自治体における美術館の指
定管理者制度の導入とアートへの影響について
解説します。あわせて、国内外の創造都市の取
り組みや現政権における新たな文化政策の方
向性など、アートを取り巻く環境の変化と可能性
について考察します。
1950年代後半、思想家で活動家のギー・ドゥ
ボールを中心にパリで結成されたシチュアシオ
ニスト・インターナショナル(SI)は、近年現代
アートの領域で再び議論されています。1968年
のパリ五月革命に影響を与えたSIの資本主義
批判とその実践が、現代のアートとどのように結
びついているのでしょうか。具体的な作品をとお
して考えます。
空間芸術ともいわれるインスタレーションは、場
や空間の来歴や性質など、社会・地理学と深い
関係にあります。空間の見え方や読み方を変
え、また鑑賞者の身体性にも影響を与える装置
的な作品形式について、1960年代のロバートモ
リスなどのミニマル・アートから眺め始め、リ
チャード・セラなど屋外で発表された作品も紹介
します。
受講生と修了生のみを対象としたアートと自然、
食を満喫する合宿です。MADのディレクターであ
るロジャー・マクドナルドが生活の拠点をおく長
野県佐久市で、「Power in Art: アートと独裁制を
考える」のテーマのもと、7時間におよぶレク
チャーとディスカッション、そしてこの合宿のため
に企画したミニ展覧会を鑑賞します。
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ワークショップ
アート・ナッツ
ワークショップ
ジョルジュ・バタイユ「非‐知」と現代アートにつ
いて
※各回、国内外の新鮮なニュースを取り上げま
す。
展覧会批評の書き方Ⅳ:「畠山直哉展 Natural ※各回、受講生が自分のアートに関する興味や
Stories」
関心について発表しディスカッションします。
小澤慶介
アンドリュー・マークル/ロジャー・マクドナルド
/小澤慶介
柳下朋子/小澤慶介
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
12:30-14:30
15:30-17:30
私たちの社会を形づくる上で有効とみなされ、言
語化され、伝達され、共有される「知」。一方で、
そうした社会に不用で、言語化され得ないなが
らも共有されている知「非 - 知」に、フランスの
思想家ジョルジュ・バタイユの考えをとおして近
づいてみます。知り得ないものとは何か、そして
それと現代アートとの関係はどのようなものかを
考えます。
編集者のマークル氏が、今夏以降巡った「第54
回ヴェネツィア・ビエンナーレ」、「第12回イスタン
ブール・ビエンナーレ」、「第11回リヨン・ビエン
ナーレ」についてレポートします。
作品や展覧会を見るだけではなく、自分の言葉
で書いて仲間と共有してみると自分の視点や見
過ごしていた点に気づき、より理解が深まりま
す。現場で得る視覚的あるいは身体的経験、そ
して二次的に得るコンセプトなどの情報、さらに
美術史やそれに関連する学問領域の知識を合
わせながら、作品や展覧会を読み解く力をつけ
ます。
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アート/ノン・アート
アート/ノン・アート
ネットカルチャーとつかの間のコミュニティー
日本におけるアウトサイダー・アート
辻憲行
保坂健二朗
19:00-21:00
19:00-21:00
2000年代に入り、私たちが「作品」を体験する場
所は美術館やギャラリーなどの公共的な空間を
離れてどんどんプライベートな場所に入り込んで
います。ネットを介してモニターで作品を体験す
ることは、YouTube、ニコニコ動画やPixivを通じ
て日常的なものになりつつあり、2011年にはネッ
ト上でのアートフェアも始まりました。その中で
アートの形はどのように変わって行くのでしょう
か。どのような共同体がアートと呼ばれているも
のを支えて行くのでしょうか?
最近評判のアウトサイダー・アート。表現という
行為が、福祉や精神病やその療法と結ばれたと
き、どんな表現や場が生まれたのでしょうか。
アーティストや支援組織などのあり方をとおし
て、日本のアウトサイダー・アートを「アート」の
視点から捉えたときに浮かび上がってくる特徴
を紹介します。
フォーラム
MAD2011プログラム・スケジュール
12月
日
4
11
月
5
12
火
水
木
金
土
1
2
3
ベーシック
アーティスト
映像の誕生から見る20世紀
アーティストとしての戦略を考える
小澤慶介
森弘治/小澤慶介
19:00-21:00
15:30-17:30
1890年代にフランスのリュミエール兄弟によって
発明された映画や1930年代にドイツで初めてラ
イブ中継が行われたテレビ、さらに1960年代に
ナム・ジュン・パイクなどによるビデオアートにみ
る映像の歴史を考えます。映画もテレビも産業
と密接に関係しながら発展しましたが、ビデオ
アートはどのような歩みをたどったのでしょうか。
アーティストという職業を確認しながら、自分の
表現行為を作品として社会へと接続する回路に
ついて考えます。コマーシャル・ギャラリーでの
展覧会や地域密着型の芸術祭への参加、仲間
とともにオルタナティヴ・スペースの運営、会社
の設立など、自分の考えや作品が最も生きる活
動をさまざまにシミュレーションします。
6
7
8
インダストリー
キュレーティング
アート・ナッツ
アーティスト・イン・レジデンスという仕組みの可 大地の芸術祭と地域の創造
能性
※各回、国内外の新鮮なニュースを取り上げま
す。
塩見有子
兼松芽永
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
19:00-21:00
アーティストが見知らぬ地で一定の期間滞在す
ることをサポートするアーティスト・イン・レジデン
ス事業。その目的は、作品のための調査研究や
制作、国際交流、また地域住民との触れ合いな
ど、多岐にわたります。このような事業がアート
界において果たす役割を確認しながら、日本で
はまだ行われていない部分について考えます。
1996年から4年間の準備期間を経て、2000年に 「2011年アート界の動向振り返り」、
生まれた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエ 「英国で開催中:ターナー賞展」について取り上
ンナーレ」。その後、3回の芸術祭や10年に渡る げます。
様々な取り組みを通じ、開催地域にはどのよう
な変化や萌芽が見えてきたのでしょうか。現地
調査からわかってきたキュレーティングと地域の
ソーシャルネットワークの変化について迫りま
す。
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フォーラム
ベーシック
9
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※各回、受講生が自分のアートに関する興味や 1990年代以降の映像作品と視覚文化
関心について発表しディスカッションします。
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
小澤慶介
15:30-17:30
19:00-21:00
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映像を目にしない日はないほど、現代の社会は
映像に溢れています。誰がどのような目的で映
像は作られ、配信されているのか、またそれが
どのような影響を私たち与えているのか。フラン
スの社会学者ジャン・ボードリヤールやイタリア
の政治哲学者ジョルジョ・アガンベンの考えを頼
りに、現代の映像文化と現代アートの関係性を
考えます。
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MAD2011プログラム・スケジュール
1月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
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9
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アート/ノン・アート
インダストリー
新自由主義的な社会とアート的なもの
ジャーナリズムとアートの語り方、伝え方
小澤慶介
イーデン・コーキル
19:00-21:00
12:30-14:30
ジャック・ランシエールがアート雑誌の特集にな
るなど、近年のグローバルな現代アートの領域
では、アートと政治性の関係が大きな議論に
なっています。資本(お金)の蓄積を第一義とす
る現在の資本主義において、アートは人々や社
会に対して何ができるのか。政治哲学者である
シャンタル・ムフやランシエールの考えをとおし
て眺めます。
アートに馴染みのない人をアート好きにするに
は?難しそうに見える現代アートをどのように読
み解き、それにどのような言葉をつけて伝えれ
ばそれが現実的なものになるのでしょうか。森美
術館の広報やジャパンタイムズ記者の仕事をと
おして見えてきた、ジャーナリズムによってアー
トファンの層を拡大する可能性について考えま
す。
18
ベーシック
アートをより多くの人に届ける方法
パフォーマンスと制度空間の関係性
西山裕子
ロジャー・マクドナルド
19:00-21:00
19:00-21:00
作品や展覧会の価値をより多くの人々に伝える
方法を考えます。アーティストのモノグラフや作
品のポストカード、作品と生活雑貨のコラボレー
ションから生まれるアートグッズがあると、一見
難しそうにみえる現代アートがぐっと身近に感じ
られたりします。作品と鑑賞者の回路をさまざま
に考え、構築するマネジメントについて紹介しま
す。
2010年にはニューヨークMoMAでマリーナ・アブ
ラモヴィッチの回顧展が行われ、再び熱い視線
を浴びているパフォーマンス。1910年代のダダ
やシュルレアリスムから1960年代のギルバート
&ジョージ、そして現代のティノ・セーガルへ。
アートマーケットへの批判や形を持たない作品
の追求などをキーワードに、パフォーマンスに踏
み込みます。
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キュレーティング
アート・ナッツ
30
31
インダストリー
アート/ノン・アート
コマーシャルギャラリーの仕事とグローバルな
アート・マーケット
記憶の表象とスペクタクルの社会
小山登美夫
小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
アーティストに出会って話し合い、作品の面白さ
を見極め、展覧会を企画したりアートフェアに参
加したりしながらアーティストのマーケットを作っ
てゆくコマーシャル・ギャラリーの仕事について
紹介します。ギャラリーの展覧会からはなかな
かうかがい知ることはできない、ギャラリストの
作品を見抜く力やプロデュース力に迫ります。
一人ひとりが大切にしている記憶から国家の歴
史や戦争のような集団の記憶に対して、アート
はどのように関わってきたのでしょうか。また、
1990年代以降のグローバル化するネットワーク
メディアが生み出す「世界」の記憶に対して、
アートは何ができるのでしょうか。具体的な作品
や展覧会をとおして、記憶とアートの関係を考え
ます。
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アート/ノン・アート
横浜トリエンナーレと地域創造事業の可能性を ※各回、国内外の新鮮なニュースを取り上げま
考える
す。
ポスト・コロニアリズムと表象文化
逢坂恵理子
アンドリュー・マークル/ロジャー・マクドナルド
/小澤慶介
小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
12:30-14:30
今年8月に開幕する「横浜トリエンナーレ2011」
は、主軸が横浜に移り、三つの柱として、作品を
五感で「みる」、子どもや若手の人材を「そだて
る」、歴史と現在や市民同士等を「つなげる」を
掲げています。時代や地域に応じたトリエンナー
レの役割とその仕組みについて、どのようにあ
るべきか、そして、ありうるかを考えます。
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インダストリー
1950年代に植民地主義は終わりを迎えました
が、元被植民地には政治的あるいは文化的な
後遺症があるものです。欧米発のアートを受け
入れつつも、自分たちの立場や言い分をアート
をとおして伝える方法が、この20年間で増えた
国際展を舞台にさまざまに探られています。
Documenta 11や光州ビエンナーレなどをとおし
て考察します。
MAD2011プログラム・スケジュール
2月
日
5
月
6
火
7
水
木
金
土
1
2
3
4
ベーシック
アート/ノン・アート
作品とは何か?‐関係性が美学から考える
クレオールと不定形の世界
辻憲行
小澤慶介
19:00-21:00
15:30-17:30
「関係性の美学」は作品を形や素材に還元して
みるのではなく、周囲のいろいろな文脈との関
係の網の目の上で成立するものと考える見方で
す。このような考え方では、作品は一人の作家
の個性や、卓越した造形的クオリティとして定義
することはできなくなります。それならば、そこで
作品はどのように定義されるのでしょうか。社交
性が芸術性に取って代わる時、作品とはどのよ
うな姿を見せるのでしょう。
9
10
もともとカリブ海の島々における人種の交わりを
意味したクレオール。16世紀の大航海時代やそ
れに続く奴隷制にまで遡りながら、血や言語の
混交から浮かび上がる「世界」とその表現につ
いて考えます。海流のように絶えず留まることな
く生まれ続ける文化は、美術館に収蔵される
アートとは違ったアートの可能性を湛えているは
ずです。
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15
16
18
インダストリー
ベーシック
アート/ノン・アート
アートの種を育てる仕事
関係性の美学と政治的なもの
語りが文学になる時‐クレオールと文学の関係
性
ローゼン美沙子
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
今福龍太
19:00-21:00
19:00-21:00
15:30-17:30
アーティストやキュレーター、ライター、編集者な
どアートを伝える仕事はさまざまですが、そのな
かでもなぜギャラリーなのでしょうか。ダイヤの
原石であるアーティストを見つけ、長い時間をか
けて磨いてゆきながら、お互いが育ってゆく。そ
のような関係において成立する展覧会や本の出
版など、同時代のアートを生み出すプロセスを
考えます。
人々の「つながり」を目に見える形にする参加型
の作品。しかし、「つながる」仕組みによっては、
思いもかけない人々の関係性が浮き彫りになる
ことがあります。ニコラ・ブリオーの「関係性の美
学」を批判的に読んだ美術批評家クレア・ビ
ショップの考えやサンティアゴ・シエラの作品など
を頼りに、参加型の作品の奥行きを考えます。
他者の言語を自分のものとし、それをとおして自
らの体験や境遇を綴ってきたクレオールとその
文学について考えます。舞台になるのは、カリブ
海の島々。語りに魂が吹き込まれるのは、夜。
アフリカ大陸から奴隷として新しい島々にやって
きた人々の血や傷跡から生まれるざわめき、そ
してそこから私たちの世界の造りにも思いを巡ら
せます。
22
23
キュレーティング
アート・ナッツ
ピクニック
アーカイヴとキュレーティングの現在
※各回、国内外の新鮮なニュースを取り上げま
す。
場所:アートフェア
G|tokyo2012」(予定)
住友文彦
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
8
キュレーティング
多義化する国際展
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
「国際展」という言語や人種、宗教が混在する空
間とキュレーティングの関係を考えます。レク
チャラーがキュレーターを務めたシンガポール・
ビエンナーレ2006を例に、コンセプトの立て方や
アーティストの調査、展示会場の選定、政府や
地域組織との調整などから、国際展の成り立ち
についてその舞台裏を紹介し、多角的に考察し
ます。
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写真や文書、手紙、メモなどを保管しておくアー
カイヴという手法や形式が、キュレーティングに
おいて注目されています。オクウィ・エンヴェゾー
による展覧会「アーカイヴ・フィーヴァー」やハ
ル・フォスターのテキスト「アーカイヴへの衝動」
などをとおして、その政治性とキュレーティング
における意義、さらにそこから生まれる知につい
て考えます。
29
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MAD2011プログラム・スケジュール
3月
日
4
11
月
5
12
火
6
13
水
木
金
土
1
2
3
ベーシック
インダストリー
女性、同性愛者の声と現代アート
2010年代のアートフェアとアート・マーケット
堀内奈穂子
金島隆弘
19:00-21:00
15:30-17:30
1990年代以降、私たちと同時代に生きるアー
ティストの作品や活動から見えてくる「ジェン
ダー」、またそれを超えてゆく表現について考え
ます。ジュディス・バトラーの「ジェンダー・トラブ
ル」における考えを参照しながら、海外および日
本のアート作品に見る一義的ではないジェン
ダーの捉え方、関わり方を紹介します。
1990年代が国際展の時代とすれば、2000年代
はアートフェアの時代といってもいいでしょう。
アーティストやギャラリスト、キュレーター、美術
批評家を受け入れながらグローバルなアート・
マーケットを動かすアートフェアの次の10年につ
いて考えます。同時に、領域を横断しながらさま
ざまな産業と連携するアートフェアの可能性も考
えます。
7
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キュレーティング
インダストリー
9
10
ピクニック
知の生産と展覧会
アート・コレクターが提案する、アートを楽しむ4
つの方法
場所:東京都現代美術館企画展と
バックヤード見学(予定)
小澤慶介
吉野誠一
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
19:00-21:00
何を目的に、誰が、何を、誰に対して、どのよう
に提示するのかという意味で、展覧会は政治的
な装置といってもいいかもしれません。「知」とは
どのようなものであったのかということを確認し
た上で、1990年代以降の展覧会が生産する
「知」が、言語や人種の混ざり合いによる文化間
の摩擦によってますます変化してきていることに
目を向けます。
アートコレクションを作るとは、無目的に作品を
買い漁るということではありません。作品の特長
や可能性を見抜き、アートフェアやギャラリーで
作品を購入し、コレクションを組み立て、時には
公開する。このようなプロセスで、今書かれつつ
ある美術史を支えているアート・コレクターの、
アーティストとの交遊やプロジェクトなどについて
紹介します。
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17
「小さな政府」を目指した民営化推進政策によ
り、公立美術館においても指定管理者制度など
の導入により運営の形が変化するとともに、「公
共性」の意味や価値が変容してきています。経
済的な価値が先行する現代の社会構造におい
て、アートはどのようなものとして捉えられるの
でしょうか。「公共性」とアートの関係に深く踏み
込みます。
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ベーシック
公共性とアートの実践
毛利嘉孝
19:00-21:00
18
19
20
21
アート・ナッツ
※新鮮なニュースを取り上げるため、内容はレ
クチャー時に発表されます。
ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
19:00-21:00
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Fly UP