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参考資料(PDF:1441KB) - 林野庁

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参考資料(PDF:1441KB) - 林野庁
参考資料1
森林・林業再生プラン(平成21年12月25日農林水産省)
(人材育成マスタープラン部分の抜粋)
Ⅲ.検討事項
1.林業経営・技術の高度化
(1)路網・作業システム
(略)
(2)日本型フォレスター制度の創設・技術者等育
成体制の整備
(目的)
森林の有する多面的機能の持続的発揮や効率的な林業
経営の推進に必要な技術及び知識を持った人材の育成。
(検討事項)
・ 戦略的・体系的に人材を育成するための「人材育成マ
スタープラン」の作成
・ 「日本型フォレスター」、森林施業プランナー、路網
設計者など森林・林業に係る現場技術者の育成及び活用
・ 路網作設オペレーターなど現場技能者の育成及び活用
(3)森林組合改革・民間事業体サポート
(略)
参考資料2
生涯職業能力開発体系について
人材育成に関する課題解決のための取組内容
抱えている課題
課題解決のための取組内容
アウトプット(成果)
企業の発展
企業の悩み
人材育成
● 経営戦略及び教育訓練に対する姿勢
が説明しやすくなった。
● 従業員の人材育成を進めるにあたっ
て、どこから手を付ければよいのか分
からない。
● 研修の効果を把握したい。
● 仕事の「見える化」を図りたい。
● 職場のリーダーとなるコア人材の育
成が難しい。
企業の成果
仕事の明確化
● 現在の職務を分析し、仕事の内容を明ら
かにし「仕事の見える化」を図る。
● 課題解決に向けた教育訓練コースのカ
リキュラム開発と計画と実施ができた。
● 改善提案が出るようになり、職場が活
性化した。
● 若手の仕事に対する意欲が向上した。
● 訓練計画に基づく教育訓練が実施でき
た。
● 若手(人材)に仕事のやりがいと目
標を持たせたい。
● 従業員の強みや弱みを把握したい。
能力の明確化
● 採用する人材に必要なスキルを明ら
かにしたい。
● 従業員のスキルチェック(強みと弱みの
把握)とそれを把握する基準ができた
● 従業員の診断を行い、各従業員の能力を
● 採用する際の判断基準を明らかにした。
明らかにし「能力の見える化」を図る。
● 職業能力の向上を図るキャリアルート
を作成した。
● 各従業員を能力に応じた仕事に就
かせたい。
●熟練者が退職すると、会社のノウハ
ウが途絶えてしまう。
従業員の悩み
● モチベーションが上がらない。
● スキルアップしたいけど、何をす
ればよいのか分からない。
● 会社が自分に何を求めているの
か分からない。
目標の明確化
● 診断結果を踏まえ、各従業員の目標を明
らかにし「目標の見える化」を図る。
● 技能伝承を含めた育成マニュアルを作
成した。
従業員の成果
● 仕事が理解でき、やる気が出た。
能力開発の明確化
● 各従業員の目標設定を踏まえ、能力開発
を明らかにし「能力開発の見える化」を図る。
● 自分の能力が明らかになり、キャ
リア形成や能力開発の目標設定が
容易になった。
● 目標に合った教育訓練を受けた
ことによりスキルアップした。
1
生涯職業能力開発体系を活用した人材育成の流れ
人材育成のビジョン及びマネジメントサイクルづくりのキーワードは、「明確化(見える化)」
「生涯職業能力開発体系」は、次の「仕事」・「能力」・「目標」・「能力開発」の流れの明確化を支えます。
能力の明確化
目標の明確化
能力開発の明確化
仕事の棚卸し
(職務分析)
仕事の体系の作成
自己評価
(職業能力の把握)
(職業能力体系)
取組内容
仕事の棚卸しを行い、仕事の内容を明らか
にし「仕事の見える化」を図ります。
◆仕事の体系と研修の体系の全体像を整理したもの
(様式1:生涯職業能力開発体系)
成果物
◆ 職務ごとの仕事を整理したもの
(様式2:職務別職業能力開発体系)
◆ 仕事を構成する作業を整理したもの
(様式3:職務別能力要素の細目)
◆ 作業に必要な知識及び技能・技術を示したもの
(様式4:職務別能力要素の細目の内容)
各従業員が自己
評価を行い、自
分の能力を明ら
かにし「能力の
見える化」を図
ります。
目標設定
研修の体系の作成
(職業能力開発体系)
評価結果を踏まえ、
何を補完しなけれ
ばならないかを明
らかにし「目標の
見える化」を図り
ます。
※自己評価シート
・OJT
・Off-JT
・自己啓発
◆ 人材育成上の課題の解決
教育訓練の実施
◆ 研修(訓練)効果の検討
◆ 研修(訓練)効果の検討
◆ 人材育成上の課題の解決
◆ 組織内での課題の共有化
◆ 人材育成上の課題の明確化
仕事の明確化
各従業員の目標設定を踏まえ、能力
開発を明らかにし「能力開発の見え
る化」を図ります。
◆ 研修コースの全体像を整理したもの
(様式5:職業能力開発体系)
◆ 能力開発の目標に応じた研修コースを整理したもの
(様式6:目標別職業能力開発体系)
◆ 各研修コースのカリキュラムを示したもの
(様式7:カリキュラム)
※「自己評価シート」とは、各従業員が有する職業能力を把握するためのチェックシートです。貴社の職務・仕事・作業ごと
に必要な知識及び技能・技術(生涯職業能力開発体系様式4「職務別能力要素の細目の内容」)を活用することにより、客観
的な自己評価を行うことができます。この例として、ジョブ・カード様式6「評価シート」等があります。
2
生涯職業能力開発体系とは
職業能力開発促進法(第三条)
労働者が、その職業生活の全期間を通じてその
有する能力を有効に発揮できるようにすること
が、職業の安定及び労働者の地位の向上のため
に不可欠であるとともに、経済及び社会の基礎
をなすものであることにかんがみ、この法律の
生涯職業能力開発体系
職業能力開発促進法の第三条に定められた職業
能力開発促進の基本理念である、「職業能力の
開発及び向上の促進は、労働者の職業生活の全
期間を通じて段階的かつ体系的に行われる」を
具現化したものです。
規定による職業能力の開発及び向上の促進は、
産業構造の変化、技術の進歩その他の経済的環
境の変化による業務内容の変化に対する労働者
の適応性を増大させ、及び転職に当たっての円
具体的には、仕事を行うために必要な職業能力
滑な再就職に資するよう、労働者の職業生活設
である知識及び技能・技術を明らかにし、さら
計に配慮しつつ、その職業生活の全期間を通じ
にこの職業能力の開発及び向上のための、教育
て段階的かつ体系的に行われることを基本理念
訓練をどのように進めるかについて、段階的か
とする。
つ体系的に整理したものです。
3
生涯職業能力開発体系の構成
仕事の体系(職業能力体系)と研修の体系(職業能力開発体系)との2系統に分かれ、
仕事と研修の全体像が鳥瞰できます。
これを活用し、自社の人材育成方針に基づく仕事と研修の全体像を掴むことができます。
生涯職業能力開発体系
様式1 生涯職業能力開発体系
仕事の体系(職業能力体系)
研修の体系(職業能力開発体系)
職務、仕事を遂行するために必要な職業能力
を明確にし、その能力を段階的かつ体系的に
整理したものです
職務、仕事を遂行するために習得すべき職業
能力から能力開発の目標を明確にし、その目
標に応じた研修(教育訓練)を段階的かつ体
系的に整理したものです
様式2 職務別職業能力体系
様式3 職務別能力要素の細目
様式4 職務別能力要素の細目の内容
様式5 職業能力開発体系
様式6 目標別職業能力開発体系
様式7 カリキュラム
[45業種 約1200職務(平成21年3月現在)]
活用
活用
業種ごとの職務分析モデルデータ
訓練カリキュラムモデル
4
職務分析における業務の大きさ
職務分析における業務大きさを括るものには、「部門」、「職務」、「仕事」及び「作
業」があります。これらの考え方は、下表のとおりです。
様式3 職務別能力要素の細目
○○製造業
部
製造
門
製造
業務の大きさ
意 味
部門
企業全体の業務機能をその種類、系統等によって大きく括った区分であり、企業組
織として一定の役割を持った複数の職務の集まりをいう。
概ね、企業組織の”課”に相当し、企業の規模等によっては、二つの階層で整理し
てもよく、企業組織の”部”や”課”に相当します。
職務
企業組織として果たすべき業務機能を同一の種類、系統等で括った区分であり、複
数の仕事の集まりをいう。
仕事
企業の経営活動に資する一定の目的を持って遂行するものであり、分業または分担
が可能な”まとまり”をいう。
作業
仕事を構成する要素であり、これ以上分割または人に分担できないものをいう。
一つの作業は、企業の経営活動に資する一定の目的が明確ではありません。複数の
作業を目的達成に向け手順化(ステップ化)またはグループ化したものが仕事です。
職務別能力要素の
レベル
L1
職務
旋盤加工
外径加工
ねじ加工
加工準備
外径加工
溝加工
ローレット加工
測定
三角ねじ
台形ねじ
多条ねじ
内径加工
はめ合わ
テーパは
工
穴ぐり
フライス盤加工
六面体加工
組合せ加
加工準備
平面削り
六面体加工
ポケット
組合せ加
溝加工
(例)
段削り加工
溝削り加工
勾配削り加工
プレス加工
業種
プレス加工
抜き加工
加工準備
シャーリング加工
プレス加工
抜き加工
抜き加工
部門
職務
仕事
作業
作業の知識及び技能・技術
製造
旋盤加工
外径加工
加工準備
・旋盤各部の名称を知っている
・機械図面の読み方を知っている
・各部の注油と点検ができる
・加工工程を組むことができる
総務
庶務管理
庶務・渉外実務(補助)
文書作成
・社内文書と社外文書の種類、用途を知っ
ている
・書式通りに文書を作成できる
・簡単な帳票類を作成できる
電気機械器具製造業
5
仕事の体系(職業能力体系)
○○製造業
・・・
部 門
・・・
組 立
製 造
製品検査
職 務
仕 事
作 業
作業に必要な知識及び技能・技術
旋盤加工
フライス盤
加工
プレス加工
【知 識】
1. フライス盤の各部の名称と機
能を知っている
2. 仕上げ面粗さについて知って
いる
加工準備
平面削り
六面体加工
六面体加工
溝加工
組合せ加工
・
・・
放電加工
プラスチック
成形
具体的には、「職務ごとの仕
事」、「仕事を構成する作業」、
「作業に必要な知識及び技能・
技術」をそれぞれ“見える化”
したの3つの様式から構成され
ています。
見
え
る
化
・・
・
仕事の体系(職業能力体系)
とは、職務、仕事をするために
必要な職業能力を明確にし、そ
の能力を段階的かつ体系的に整
理したものです。
見
え
る
化
【技能・技術】
1. 機械図面を読むことができる
2. 各種ハンドル、スイッチ操作
ができる
見える化
職務ごとの仕事を
整理したもの
○○株式会社
職務 別 職 業 能 力 体 系
仕事を構成する作
業を整理したもの
作業に必要な知識及び
技能・技術を整理したもの
様式2
○○株式会社
様式2
職務別職業能力開発体系
職務 別 能 力 要 素 の 細 目
様式3
様式3
職務別能力要素の細目
○○株式会社
職務別能力要素の細目の内容
様式4
様式4
職務別能力要素の細目の内容
6
仕事の体系(職業能力体系)のモデルデータ
企業等が人材育成や能力開発等のために職務分析を行う際、白紙の状態から職務分析をするのは大変
ですが、業界としての標準的かつ一般的な業務の流れを想定した職務について、参照すべき職務分析
データがあれば、職務分析を効果的に早く完成できます。ここで参照する職務分析データをモデルデー
タと呼んでいます。
各業界の標準的かつ一般的な仕事の体系(職業能力体系)のモデルデータを参照することにより、人
材育成を効率良くかつ容易に実現することができます。
モデルデータは、産業界の実態に合致するよう不断の見直しと拡充が求められます。これに対応する
ためには、生涯職業能力開発体系を構成するデータである職務、仕事、作業、作業に必要な知識及び技
能・技術を、業種ごとに分析・抽出することが重要であり、平成11年度から全国の事業主団体等と共
同作業で、職務分析作業を行っています。
(例)精密機械器具製造業のモデルデータ
様式1
生涯職業能力開発体系
活用区分
標準化
共同化
実践化
目標化
様式2
職務別職業能力体系
様式3
職務別能力要素の細目
様式4
職務別能力要素の細目の内容
職 業 能 力 開 発(人 材 育 成)の 流 れ
職場に
おける
部門ご
との職
務内容
を調査
職業能力開発ニーズの調査
経営方針及び企業戦略に
基づくニーズ、経済・産
業の動向に基づくニーズ
職業能力自己評価による
ニーズ等
職業能
力体系
の作成
L1
部 門
経営
総務
【庶務管理】
能力開発
目 標 の
設定及び
確認
職業能力
開発体系
の 作
L2
職 務 遂 行
能 力 の 向
上
訓練の実施
・OJT
・Off-JT
・自己啓発
(SD)
L3
【経営企画】
経営管理実務
経営管理
庶務・渉外実務
施設管理実務
庶務・渉外運営管理
部門
レベル
職務
経営 経営企画
総務 庶務管理
【法務管理】
株式・法務実務
法務管理推進
【人事・労務管理】
人事管理実務
研修に関する実務
人事政策
人事管理実務(補助)
部門
レベル
職務
L1
労務管理実務
労務管理推進
財務会計実務
人事・労務管理
システム管理推進
財務諸表報告実務
L3
L4
経営管理
経営戦略
事業経営に関する基礎資料作成
予算分析
内部統制企画
施設管理実務(補助)
施設管理実務
施設管理
関連会社の設立に関する資料作
成
経営分析
組織化戦略企画
株式・法務実務
法務管理推進
リスクマネジメント
業績評価分析に関するデータ収
集と整理
経営 経営企画
職 務
人事・労務管理
能力要素
人事管理実務
1 . 採用実務
財務・税務管理
人事管理実務(補助)
人事管理実務
経営計画
人事政策
人事企画
関連会社管理
研修に関する実務(補助)
研修に関する実務
能力開発企画
人材育成戦略
新規事業企画
労務管理実務(補助)
労務管理実務
労務管理推進
知
識
技
能
技
術
【営業管理】
原価管理
【管理会計】
資金収支管理
予算・資金管理
営業計画実務
営業管理実務
営業計画推進
営業管理推進
営業・マーケティング戦略
営業計画実務(補助)
総務 情報システム
情報システム管理
システム管理実務(補助)
システム管理実務
システム管理推進
経理 財務・税務会計
会計記帳実務(補助)
財務会計実務
財務・税務管理
総務 営業管理実務(補助)
【営業活動】
営業活動実務
営業活動管理
購買管理実務
購買管理推進
財務諸表報告実務
【購買管理】
原価計算
購買管理実務(補助)
生産管理
【工程管理】
生産計画実務
生産統制管理実務
生産計画推進
生産統制管理推進
原価計算実務(補助)
原価計算実務
原価管理
資金収支管理
予算・資金管理
営業計画実務
営業計画推進
営業管理実務
営業管理推進
企業情報システム化戦略
生産計画実務(補助)
管理会計
生産統制管理実務(補助)
【在庫・物流管理】
在庫・物流管理実務
在庫・物流管理推進
原価管理実務
原価管理改善
設備管理実務
設備管理推進
庶務管理
庶務・渉外実務(補助)
庶務・渉外実務
庶務・渉外運営管理
文書作成
文書作成・管理
事務処理の効率化
業務改善の施策
来訪者の受付
社内規程の管理
広報計画策定
情報化の推進
電話応対
情報機器の管理
行事の運営
営業 営業管理
営業計画実務(補助)
営業管理実務(補助)
営業・マーケティング戦略
郵便物等の受発信及び電話使用
の管理
秘書業務
施設管理
広報活動
固定資産運用
広告・宣伝
警備・保安・防災体制に関する
企画
社有車の管理
行事の企画
原価管理実務(補助)
【設備管理】
3 . ハローワーク、学校訪問等、求人活動の立案及び具体的折衝ができる
【生産設備設計】 設計企画
制御設計
営業活動
営業活動実務(補助)
営業活動実務
営業活動管理
生産設備設計
【保全(電気・機械)】
設備機器の保全
設備診断
品質管理実務(補助)
実用新案出願維持管理
【機械設計】
【電子回路設計】 アナログ回路
トレース
特許出願維持管理
部品設計
品質管理推進
ライセンス係争
製品設計
品質経営戦略
アナログ回路設計
アナログIC回路
ディジタル回路設計
ディジタルIC回路
ローノイズ回路設計
プロセッサ利用技術
インタフェース回路技術
電子部品・プリント基盤の熱設計
信号処理回路設計
高周波回路
シミュレーション技術
センサ回路
会議の準備
技
能
技
術
固定資産の管理
購買管理
購買管理実務(補助)
購買管理実務
購買管理推進
1 . 退職時における関連事務処理ができる
2 . 退職と解雇の諸手続きができる
1 . 人事考課制度の詳細を知っている
1 . 考課表を作成できる
2 . 人事考課実施要領を作成・配布できる
3 . 考課表を配布、回収できる
慶弔対応
4 . 社内調査・統計資料の作成ができる
4 . 昇進・昇格案の作成
生産システム設計
ディスクリート回路設計
資材 1 . 解雇の要件と種類等を知っている
2 . 人事考課の運用上のポイントを知っている
試作・試験
プレス金型設計
計測
3 . 人事考課制度の運用
知
識
技
能
技
術
知
識
5 . 人事に関するデータの作成ができる
プラスチック金型設計
ディジタル回路
2 . 退職・解雇の手続き
リース・レンタル物件管理
機械装置の保全
品質管理実務
機械設計
11 . 採用試験の採点ができる
贈答対応
電気の保全
【品質管理】
ハードウェア
設計
8 . 採用内定者に対する必要なフォローアップができる
9 . 採用試験問題の作成ができる
施設管理実務
システム設計
設計
7 . 採用内定者会合の企画、立案、実施ができる
事務情報システム化戦略
出張手続き
設備管理実務(補助)
品質管理
2 . 広告代理店等、業者との折衝ができる
4 . 会社紹介資料の企画、立案、作成ができる
備品・用度品管理
ロジスティクス戦略
在庫・物流管理実務(補助)
【原価管理】
1 . ケースに応じた適切な採用方法を選択できる
10 . 採用試験の準備、実施ができる
営業活動実務(補助)
資材
1 . 労働基準法と男女雇用機会均等法を知っている
6 . 就職希望者への会社概要、福利厚生施策等の説明ができる
原価計算実務
原価計算実務(補助)
営業
職
業
能
力
体
系
L2
5 . 企業研究会(業界・会社セミナー)の企画、準備、実施ができる
経営情報化推進
会計記帳実務(補助)
【原価計算】
レベル表示
能力要素の細目の内容
能力要素の細目
人材育成戦略
労務管理実務(補助)
システム管理実務
L2
経営管理実務
事務情報システム化戦略
経営環境分析
人事企画
研修に関する実務(補助)
【情報システム管理】
L4
経営戦略
庶務・渉外運営管理
法務管理
リスクマネジメント
能力開発企画
システム管理実務(補助)
【財務・税務会計】
L3
経営管理
庶務・渉外実務
L4
経営戦略
事務情報システム化戦略
施設管理実務(補助)
情報システム
L2
経営管理実務
施設管理
庶務・渉外実務(補助)
経理
L1
庶務・渉外実務(補助)
エンプロイ ・ アビリ
ティの向上
知
識
技
能
1 . 昇進と昇格制度の詳細を知っている
1 . 考課結果の集約ができる
PLD・FPGA回路設計
データ処理
プリント基板設計 高周波回路設計
高周波回路実装技術
能力開発区分
職
業
能
力
開
発
体
系
専門基礎
専門
高度専門
高度複合・結合
職 能 別
職業能力体系の各部門の能力要素が能力開発の目標であり、この目標達成に向けた訓練名称を様式5以下で示す。
階 層 別
従業員層、管理者層、経営者層のそれぞれの階層に求められる次のような職業能力が能力開発の目標であり、この目標達成
に向けた訓練名称を様式5以下で示す。
(従業員層) 新入社員、中堅社員、主任・監督者等の区分に応じて有すべき、勤労意欲の啓発、積極性・協調性の涵
養、自主性の涵養、リーダーシップの養成、問題点の把握解決手法等の職業能力が目標である。
(管理者層) 管理者としての役割認識、意思決定や問題解決能力の養成、部下の育成等の職業能力が目標である。
(経営者層) 経営者としての経営方針策定、経営判断、経済・産業動向の把握分析等の職業能力が目標である。
課 題 別
企業戦略、経済・産業の動向等にマッチした課題が能力開発の目標であり、この目標達成に向けた訓練名称を様式5以下で
示す。
7
モデルデータの整備状況
平成21年度3月現在で日本標準産業分類の中分類を中心に45業種(約1200職
務)を整備しています。内訳は下表のとおりです。
大分類
中分類
総合工事業
建設業
職別工事業
設備工事業
食料品製造業
繊維工業
家具・装備品製造業
パルプ・紙・紙加工品製造業
印刷・同関連業
製造業
プラスチック製品製造業
窯業・土石製品製造業
鉄鋼業
金属製品製造業
一般機械器具製造業
電子部品・デバイス製造業
電気機械器具製造業
情報通信機械器具製造業
輸送用機械器具製造業
精密機械器具製造業
情報サービス業
運輸・通信業
道路旅客運送業
道路貨物運送業
専門領域
土木工事関連(舗装工事を含む)
造園工事関連
建築工事関連
大工工事関連(型枠大工工事を含む)
とび・土工・コンクリート工事関連
鉄骨・鉄筋工事関連
板金・金物工事関連
内装工事関連
塗装工事関連
左官工事関連
電気工事関連
電気通信・信号装置工事・電波障害対策工事関連
空調衛生関連(空調設備・給排水・衛生設備)
エンジニアリング関連
パン製造関連
食品製造関連
アパレル関連
家具製造関連
紙製容器製造関連
印刷関連
製本、印刷物加工関連
プラスチック製品製造関連
ガラス製品製造関連
鍛工品製造関連
金属プレス製品製造関連
金属熱処理関連
金型製造関連
マテリアルハンドリング関連
電子基板製造関連
電気機械器具製造関連
組込みシステム関連
通信機械器具・同関連機械器具製造関連
自動車・同付属品製造関連
計測測定器・分析機器・測量器機器具製造関連
ソフトウェア関連
情報サービス関連
一般乗合旅客自動車運送関連(バス)
トラック運輸関連
職務数
大分類
中分類
各種商品卸売業
繊維・衣服等卸売業
25
学校教育
その他の教育、学習支援
フィットネス関連
飲食料品卸売業
97
卸売業、小売業
26
28
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
機械器具卸売業
その他の卸売業
各種商品小売業
織物・衣服・身の回り品小売業
飲食料品小売業
自動車・自転車小売業
家具・じゅう器・機械器具小売業
その他の小売業
一般飲食店
洗濯・理容・浴場業
55
32
(27)
14
19
その他の生活関連サービス業
宿泊業
31
娯楽業
機械等修理業
20
33
25
専門サービス業
65
86
28
51
14
(51)
(32)
45
27
19
19
6
専門領域
各種商品卸売関連
衣服・身の回り品卸売関連
食料品卸売関連
酒類卸売関連
金属材料卸売関連
一般機械器具、電気機械器具関連
日用品卸売関連
百貨店関連
婦人服小売関連
食品小売関連
食品スーパーマーケット関連
自動車販売関連
電気機器販売関連
医薬品・化粧品販売関連
レストラン関連
クリーニング関連
葬祭関連
旅行業関連
旅館関連
シティホテル関連
ボウリング関連
家具修理関連
測量設計関連
土木建築サービス関連
社会保険労務士関連
建築サービス関連(ビルメンナンス)
人材派遣関連
非破壊検査関連
警備関連
人材紹介関連
産業廃棄物関連
介護関連
有料老人ホーム関連
専修学校、各種学校関連
サービス業
その他の事業サービス業
廃棄物処理業
社会保険・社会福祉・介護事業
職務数
3
27
10
(3)
(3)
(3)
22
36
33
24
18
(22)
6
17
24
25
14
12
18
10
60
25
28
21
16
14
合 計
1228
※職務数欄の( )内の数字は、他の業種と重複しているため、合計数には計上していません。
8
研修の体系(職業能力開発体系)
○○製造業
【職能別】
部 門
職 務
・
・
・
・
・
・
組 立
製 造
製品検査
目
旋盤加工
フライス盤
加工
標
研修コース名
外径加工、ねじ加工、内
径加工、はめ合わせ加工
の技能を習得する
プレス加工
放電加工
プラスチック
成形
旋盤による高精密加工を
習得する
具体的には、「研修コースの全体
像」、「能力開発の目標に応じた研
修コース」、「各研修コースのカリ
キュラム」をそれぞれ“見える化”
した3つの様式から構成されていま
す。
機械図面の見方
旋盤1
旋盤2
旋盤3
旋盤応用
旋盤実践
旋盤の高精度加工技術
・研修内容
・研修時間
・使用機器及び教材
・
・
・
研修の体系(職業能力開発体系)
とは、職務、仕事を遂行するために
習得すべき職業能力から能力開発の
目標を明確にし、その目標に応じた
研修(教育訓練)を段階的かつ体系
的に整理したものです。
カリキュラム
研修コース
見える化
見える化
研修コースの全体像を
整理したもの
○○株式会社
目標 別 職 業 能 力 開 発 体 系
様式6
様式5
職業能力開発体系
各研修コースの
カリキュラムを示したもの
○○株式会社
カリ キ ュ ラ ム
様式7
様式7
カリキュラム
能力開発の目標に応じた
研修コースを整理したもの
○○株式会社
職業 能 力 開 発 体 系
様式5
様式6
目標別職業能力開発体系
9
参考資料 3
職務分析と各職務を担う人材(イメージ)
林業の職務構成(イメージ)
部門1
部門2
職務名
人材
グリーンマ 森林作業
森林施業プ
イスター(仮 道作設オペ
ランナー
称)等
レーター
企画・営業 企画
森林管理方針
施業提案
営業・販売 受注管理
外注管理
素材販売
森林施業 森林調査 森林調査
現場管理 作業システム設計
現場作業管理
品質管理
安全衛生管理
資材・設備管理
森林整備 人員・車両・機械の配置(現場到達)
造林
育林(切り捨て間伐含)
森林保護
修景・天然林改良施業
素材生産 人員・車両・機械の配置(現場到達)
伐倒
造材
集材
土場管理
材の輸送 輸送手配
輸送作業
路網開設 森林作業道ルートの選定
森林作業道開設と森林作業道維持管理
フォレスターの職務名(イメージ)
フォレスター
市町村森林整備計画の策定支援
市町村森林整備計画の実行監理
森林経営計画(仮称)の認定支援
森林経営計画(仮称)の実行監理
林業専用道設計・監督者の職務名(イメージ)
林業専用道設計・監督者
「林業専用道」作設と維持・管理
注:矢印は、職務名に対応して、各人材が主に担当する範囲を示した。
参考資料4
平 成 22 年 度 研 修 基 本 計 画
(林野庁森林技術総合研修所)
Ⅰ
基本方針
「森林・林業基本計画」に基づき、森林の有する多面的機能の発揮や林業の持続
的かつ健全な発展等の実現に向け、必要な知識と技術を備えた林業技術者の育成を
図るとともに、「森林・林業再生プラン」に示された人材育成を踏まえ、平成22
年度は、次の事項を重点に、効果的な研修を行うものとする。
1
森林・林業技術研修
(1)森林の有する多面的機能の発揮に必要な知識及び技術の習得
(2)林業の持続的かつ健全な発展に必要な知識及び技術の習得
(3)林産物の供給及び利用の確保に必要な知識及び技術の習得
(4)林業機械化の推進に必要な知識及び技術の習得
(5)林野庁職員として必要な基礎的知識及び技術の習得
(6)海外の森林行政担当者等を対象とした持続可能な森林経営の推進に必要な
知識及び技術の習得
2
国有林野事業職員研修
(1)養成研修
(2)業務研修
-1-
Ⅱ
研修計画
1
森林・林業技術研修
(1)森林の有する多面的機能の発揮に必要な知識及び技術の習得
ア
林業技術研修
(ア)森林計画
森林計画制度の適切な運用による森林の適正な整備を図るため、都道府
県担当職員等を対象として、森林計画に係る基礎的な知識及び技術等を習
得させる。
(イ)森林施業
森林を健全に維持し、森林の果たすべき機能を高度に発揮させるため、
都道府県担当職員等を対象として、森林施業の知識及び技術を習得させる。
(ウ)森林保護
森林保護対策の円滑な推進を図るため、都道府県担当職員等を対象とし
て、森林の病虫獣害対策に必要な知識及び技術を習得させる。
(エ)治山ⅰ・ⅱ
国民の安全・安心の確保のための効果的な治山対策の推進を図るため、
都道府県担当職員及び森林管理署担当係長等を対象として、山地治山の実
務に必要な基礎的知識及び技術を習得させる。
(オ)治山Ⅰ[治山]
国民の安全・安心の確保のための効果的な治山対策の推進を図るため、
都道府県担当職員及び森林管理署担当課長等を対象として、山地治山に関
する高度な専門的知識及び技術を習得させる。
(カ)治山Ⅱ[地すべり]
国民の安全・安心の確保のための効果的な治山対策の推進を図るため、
都道府県担当職員及び森林管理署担当課長等を対象として、地すべり対策
に関する高度な専門的知識及び技術を習得させる。
(キ)治山技術現地[地すべり]
現地技術に習熟した治山技術者の要請を図るため、都道府県担当職員を
-2-
対象として、地すべり対策について現地自習等を通じて調査、計画、設計
等の実務を習得させる。
(ク)森林土木適正施工[治山]
森林土木技術者の施工管理能力等の向上を図るため、治山を担当してい
る都道府県担当職員及び森林管理署担当係長等を対象として、監督、検査、
業務等に必要な知識及び技術とともに事業の評価方法等を習得させる。
(ケ)保安林管理
保安林の適切な管理を図るため、都道府県担当職員及び森林管理署担当
係長等を対象として、保安林制度や保安林の実務に関する基礎的知識を習
得させる。
(コ)保安林解除及び林地開発許可
保安林解除及び林地開発許可業務の適切な実施を図るため、都道府県担
当職員及び森林管理署担当係長等を対象として、保安林解除及び林地開発
許可業務に関する基礎的な知識を習得させる。
(サ)林道Ⅰ[林道及び路網整備]
森林整備の推進を図るため、都道府県担当職員及び森林管理署担当係長
等を対象として、基盤となる林道など路網の整備に関する基礎的知識及び
技術を習得させる。
(シ)林道Ⅱ[林道及び路網整備]
森林整備の推進を図るため、市町村担当職員及び関係団体職員を対象と
して、基盤となる林道など路網の整備に関する基礎的知識及び技術を習得
させる。
(ス)林道[林道総合及び路網整備]
森林整備の推進を図るため、都道府県担当職員及び森林管理署担当課長
等を対象として、基盤となる林道など路網の整備を進めていく上で必要な
総合的知識及び技術を習得させる。
(セ)造林・間伐
森林の適正な整備及び保全を図るため、都道府県担当職員等を対象とし
て、造林及び間伐の推進に必要な知識及び技術を総合的に習得させる。
-3-
(ソ)森林整備ⅰ・ⅱ・ⅲ
森林整備の効率化を図るため、都道府県担当職員等を対象として、森林
整備事業における競争性・透明性の確保、林道等路線計画の最適化等事
業の推進に必要な知識及び技術を習得させる。
(タ)特用林産
林業収入の増大、山村地域の振興、就労機会の拡大等を図るため、都道
府県担当職員等を対象として、特用林産物の生産、食の安全確保及び産地
偽装防止等に関する基礎的な知識を習得させる。
(チ)林業普及指導員新任者
林業普及指導の円滑な推進を図るため、新任林業普及指導員等を対象と
して、林業普及指導員に必要な基礎的知識及び心構え等を習得させる。
(ツ)林業普及指導員一般[提案型集約化施業推進]
国産材の競争力の強化に向けた提案型集約化施業の普及・定着を図るた
め、任用後一定の期間を経験した林業普及指導員を対象として、森林施業
プランナーの育成と森林組合等の林業事業体による施業集約化の推進に必
要な専門的知識を習得させる。
(テ)森林管理・経営技術者
計画的で適切な森林施業や林業経営を推進するため、都道府県及び国有
林野事業職員等を対象として、森林計画、森林施業、木材生産を中心とし
た技術、知識を習得させる。
(ト)森林・林業概論
森林・林業に係る市町村業務の適切な実行を図るため、市町村の林務担
当者を対象に、森林・林業に関する基礎的知識等を習得させる。
イ
森林・林業教育研修
(ア)森林総合利用
森林の多様な利用を通じた山村振興を図るため、都道府県担当職員、市
町村担当職員及び森林管理局担当職員を対象として、森林環境教育等の企
画・運営や実施をはじめとする、森林と人との多様な関わりの推進に必要
な知識及び技術を習得させる。
-4-
(イ)林業機械体験ⅰ・ⅱ
林業と林業機械に対する関心と理解を深めるため、森林・林業分野で指
導的役割を果たすことが期待される森林・林業関係団体の構成員を対象と
して、機械操作の体験を通じて、林業機械と森林の整備方法等に関する知
識及び技術を習得させる。
(2)林業の持続的かつ健全な発展に必要な知識及び技術の習得
○
林業技術研修
(ア)木材産業振興
木材産業を振興するため、都道府県担当職員等を対象として、木材の生
産・加工・流通、技術開発、住宅資材等に関する知識を習得させる。
(イ)安全作業指導
間伐作業等における林業労働者の安全を確保していく必要があるため、
都道府県担当職員を対象として、間伐の安全作業等の推進に必要な知識及
び技術を習得させる。
(ウ)林業金融実務・税制
林業者等の経営を改善し、林業活動の振興、林産業の発展を図るため、
都道府県担当職員等を対象として、林業の金融実務及び税制に係る知識を
習得させる。
(3)林産物の供給及び利用の確保に必要な知識及び技術の習得
○
林業技術研修
(ア)木材利用推進
木材の利用促進を図るため、都道府県担当職員等を対象として、国産材
の需要拡大、木材輸出、木質バイオマスの有効利用等に関する知識を習得
させる。
(イ)流域管理システム
森林の流域管理システムを推進するため、都道府県担当職員、森林管理
局流域管理指導官及び森林管理署流域管理調整官等を対象として、流域の
-5-
特性を踏まえ、民国が連携した中での森林整備の方策やその施業方法、木
材供給の低コスト化や新たな需要拡大等、流域が一体となった中での具体
的な活動を実践するために必要な知識を習得させる。
(4)林業機械化の推進に必要な知識及び技術の習得
○
林業機械化研修
(ア)林業機械[チェーンソー・刈払機]
チェーンソー・刈払機の適正な使用と安全かつ効率的な作業の定着を図
るため、地方公共団体及び関係団体の技術者を対象として、チェーンソー
・刈払機に関する基礎的知識及び技術を習得させる。
(イ)林業機械[チェーンソー]
長伐期施業の推進に伴う大径木伐倒の増加や一般市民の森林整備への参
加が進む中で、現場作業に不可欠で最も普及している機械の安全、効率的
な使用を推進することが必要なことから、地方公共団体及び関係団体の技
術者のうち伐木造材特別教育修了者で団体等へ指導を行う者等を対象に、
より幅広い知識と高度な技術を習得させる。
(ウ)高性能林業機械作業システム[環境負荷低減方策]
高性能林業機械の適切かつ効率的な稼働を推進するため、地方公共団体
及び関係団体の技術者を対象として、作業時に発生する残存木や林床への
被害の低減と保護方策に関する検討・評価等、林内環境に配慮した負荷低
減方策、素材生産のコスト分析と路網計画に必要な知識及び技術を習得さ
せる。
(エ)高性能林業機械作業システムⅰ・ⅱ[作業連携構築]
作業路等の林内路網を活用した高性能林業機械の効率的かつ安全な作業
システムを構築するため、地方公共団体及び関係団体の技術者のうち伐木
造材特別教育修了者を対象として、路網作設と高性能林業機械等の連携作
業手法を、生産性、コストの算出等を含めた検討に必要な知識及び技術を
習得させる。
(オ)集材架線
架線技術の継承及び関係団体等に対する普及指導に必要な技術の向上を
図るため、地方公共団体及び関係団体の技術者を対象として、集材架線に
-6-
関する実践的な知識及び技術を習得させる。
(カ)低コスト基幹作業道整備推進者ⅰ・ⅱ・ⅲ・ⅳ・ⅴ
トラックによる集運材が可能な基幹的な作業道を簡易で耐久性の高い工種
・工法により作設・整備することを促進するため、地方公共団体等の林道
等企画設計担当・経験者を対象に、路線計画や作設方法など低コストに徹
した設計・施工に関する知識及び技術を習得させる。
(キ)低コスト作業システムⅰ・ⅱ
事業受注の条件等に応じて低コストの作業システムを選択し、木材生産
のトータルコスト低減を図るため、国有林野事業の生産事業に係る一般競
争参加資格を有する林業事業体職員等を対象に、作業システムと路網との
連携のあり方、路網の線形・作設手法等を企画・施工するのに必要な知識
及び技術を習得させる。
(ク)低コスト作業路構造分析ⅰ・ⅱ・ⅲ
簡易で耐久性のある作業路の整備を促進するため、低コスト作業路企画
者・技術者養成研修終了者及び地方公共団体、林業関係団体の作業路に係
る実務担当・経験者等を対象に、傾斜や土質、作設手法の違いによる耐久
性などへの影響を測定・検討し、各地域において科学的データに基づき作
設できることに必要な知識及び技術を習得させる。
(5)林野庁職員等として必要な基礎的知識及び技術の習得
○
新採用等研修
(ア)Ⅰ種新採用
職場適応能力を向上させるため、平成22年度国家公務員Ⅰ種採用職員
等を対象として、林野庁職員としてのあり方、森林・林業の現状と課題等
業務の遂行に必要な基礎知識及び技術を習得させる。
(イ)Ⅱ種新採用
職場適応能力を向上させるため、平成22年度国家公務員Ⅱ種採用職員
等を対象として、林野庁職員としてのあり方、森林・林業の現状と課題等、
現場実務に必要な基礎知識及び技術を習得させる。
-7-
(ウ)森林技術政策
科学的知見や技術的可能性を踏まえた森林・林業の政策展開を図るた
め、国の若手行政官及び研究者を対象として、森林・林業を巡る動向、技
術研究の進むべき方向等、研究と行政の連携に必要な知識を習得させる。
(エ)係長研修
国民視点に立った行政推進に必要な企画立案能力、適切な事業実行能力
等の向上を図るため、林野庁一般会計係長級職員を対象として、適切な企
画・立案のためのノウハウ、補助事業の発注や法人検査などについての適
切な事業実行業務、発注者綱紀、公務員倫理、接遇等に関する知識を習得
させる。
(オ)課長補佐研修
国民視点に立った行政推進に必要な企画立案能力、危機管理能力等の向
上を図るため、林野庁一般会計課長補佐級職員を対象として、適切な企画
・立案、危機管理、人材育成、メンタルヘルス等に関する知識を習得させ
る。
(6)海外の森林行政担当者等を対象とした持続可能な森林経営の推進に必要な知
識及び技術の習得
○
海外技術研修
(ア)持続可能な森林経営のための実施手段の強化
持続可能な森林経営を実践するためのプログラム策定とその実施強化を
図るため、海外からの研修員を対象として、基準・指標に基づく森林資源
等のモニタリングの実施及び参加型手法に基づいた国家的森林プログラム
の策定及び提案書作成に係る知識及び技術を習得させる。
-8-
2
国有林野事業職員研修
(1)養成研修
専攻科
中級幹部の職への任用候補者たる資質を備えた職員を養成するため、森林官
等の職(これらと同等と認められる職を含む。)に2年以上勤務した35歳未
満のⅢ種採用者で研修生として決定された者を対象として、森林・林業に関す
る知識、業務の適切な実行に必要な技術に関する知識等を習得させる。
(2)業務研修
ア
専門業務研修
(ア)森林経営・計画分野
a 野生生物保護・管理
野生生物の保護・管理及び自然環境の保全との調和のとれた国有林野
の管理経営を行うため、野生生物保護・管理等の専門的な技術的指導を
担う者を対象として、野生生物の保護・管理及び自然環境保全に関する
専門的かつ高度な知識及び技術を習得させる。
b 森林施業技術
公益的機能の発揮を重視し、流域の特性や機能類型に応じた国有林野
の管理経営を行うため、森林施業の技術指導担当職員を対象として、森
林施業に関する専門的な知識及び技術を習得させる。
c 森林資源調査
空中写真判読その他森林資源調査技術の向上を通じ、森林の適切な管
理及び森林計画樹立業務の効率化を図るため、森林資源調査の技術指導
担当職員を対象として、森林資源調査に関し森林官等に対して指導する
ために必要な知識及び技術を習得させる。
d 森林関係法制度
国有林野事業の実行における森林関係法令の遵守の更なる徹底を図る
ため、森林管理局の森林関係法制度の担当職員を対象として、森林法、
自然公園法、鳥獣保護法等に基づく規制措置や諸手続など法令に則した
適正な事業実行を指導する上で必要となる知識を習得させる。
-9-
e 生産・販売
低コストかつ効率的な素材生産や市場の需要動向に対応した採材とい
った林産物の有利販売を推進するため、素材生産等の指導及び監督に携
わる職員等を対象に、適切な収穫業務や木材の生産・流通・加工に関す
る実務的な知識及び技術を習得させる。
f 生産・販売フォローアップ
低コストかつ効率的な素材生産システムや林産物の有利販売を推進す
るため、生産・販売研修修了者を対象として、現場での実践を踏まえた
専門的な知識や技術を習得させる。
g 生物多様性保全
生物多様性保全を踏まえた森林計画の作成や森林施業を推進するた
め、森林施業調整官、生態系管理指導官、企画官(自然再生)などの局
専門官等を対象として、生物多様性保全に配慮した森林の管理・経営の
知識や技術、関係機関等との連携・調整の手法を習得させる。
h 森林整備技術
国有林野事業において、地域特性や現場のニーズを踏まえた森林整備
を推進するため、技術の普及・定着に必要となる専門的知識等を森林技
術センター・指導普及課の技術担当職員等に習得させる。
(イ)財産管理分野
a 不動産活用
国有林野等評価基準の徹底と、今後の国有財産の管理・処分の円滑化
を図るため、森林管理局鑑定官を中心とした計画処分担当者を対象とし
て、処分及び鑑定評価業務全般にわたる専門的かつ高度な知識を習得さ
せる。
b 森林活用(通信研修)
森林活用業務を適切に執行するため、森林官等を対象として、森林活
用に関する基礎的な知識等を習得させる。
(ウ)財務会計分野
a 財務会計(初級)
経理業務の適切な執行とともに財務を踏まえた業務管理を行うため、
森林管理署等の経理担当職員等を対象として、財務会計に関する実務に
必要な一般的な知識等を習得させる。
- 10 -
b 財務会計(上級)
財務会計に係る指導監督及び事務処理能力の向上を図るため、森林管
理局経理課長補佐等と対象として、専門的な知識等を習得させる。
(エ)治山・林道分野
a 森林土木技術者育成実務研修
治山・林道事業の調査・設計を担う技術者を育成するため、治山・林
道通信研修を修了した森林官等及び初任の森林管理署等治山・土木係長
等を対象として、実習・演習を通じ、治山・林道事業の調査・設計に関
する実務的な知識及び技術を習得させる。
b 治山・林道(通信研修)
治山・林道関係業務を適切に執行するため、森林官等を対象として、
治山・林道に関する基礎的な知識及び技術を習得させる。
(オ)森林普及分野
a 森林ふれあい
森林教室その他普及啓発活動を実施するため、森林官、森林ふれあい
係長及び担当者を対象として、森林環境教育等の場における指導・案内
の実践に必要な知識及び技術を習得させる。
(カ)安全衛生管理分野
a 安全衛生
安全衛生管理に関する指導能力の向上を図るため、森林管理局及び森
林管理署等の安全衛生管理に関する実務的指導の担当職員を対象とし
て、安全衛生管理体制の強化、職場における健康管理等の指導に必要な
知識及び指導手法等を習得させる。
b 労務(通信研修)
労務管理に係る指導監督及び事務処理能力の向上を図るため、森林官
等を対象として、労務管理に関する基礎的な知識等を習得させる。
イ
一般業務研修
(ア)情報処理Ⅰ
国有林野情報管理システム(刷新システム)及び国有林ネットワークの
円滑な運用を行い、事務・業務の効率的な実施を図るため、森林管理局の
- 11 -
情報処理担当職員等を対象として、運用管理に係る基礎的知識や効果的な
活用方法を習得させる。
(イ)情報処理Ⅱ
森林GIS等の効果的な活用を図るため、森林管理局の情報処理担当職
員等を対象として、GISの仕組みや動向などGISの基礎知識を習得さ
せるとともに、森林GISの業務への活用方法等を習得させる。
(ウ)首席森林官等
外部対応能力の向上等森林官としての更なる資質の向上を図るため、首
席森林官等を対象として、地域の森林・林業施策との連携・調整の手法等
を習得させる。
(エ)発注者綱紀保持
発注事務の適切な実施に関する理解を深め、関係法令の遵守及び綱紀の
厳正な保持を図るため、森林管理局発注担当職員を対象として、関係法令
等に関する知識を習得させる。
(オ)研修企画
人材育成の手段である研修をより効率的・効果的に実習させるため、森
林管理局研修主任官等を対象として、研修の企画及び実施に関する知識を
習得させる。
ウ
署長研修
国有林野の管理経営の適切な遂行に必要な管理指導能力、判断力を向上させ
るため、森林管理署長等に初めて任用された職員を対象として、経営の基本や
対外的危機管理の手法等を習得させる。
エ
次長等研修
国有林野の管理経営の適切な遂行に必要な管理指導能力、判断力を向上させ
るため、森林管理署次長、又は支署長の職(これらと同等と認められる職を含
む。)に初めて任用された職員を対象として、国有林野の管理経営に関する基
本計画に基づいた業務の適切な実行等に必要な知識を習得させる。
オ
課長等研修
森林管理署課長等に初めて任用された職員を対象として、管理指導のための
知識、職務の適切な遂行に必要な実践的な知識及び技術を習得させる。
- 12 -
参考資料5
都道府県別に実施されている研修の事例(平成21年度)
・路網開設関連
・高性能林業機械関連
・施業の集約化関連
都道府県別に実施されている研修の事例(平成21年度、路網開設関連)
対象者
番号
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
1
岩手県
○
2
宮城県
3
山形県
○
4
群馬県
◎
5
新潟県
(目的)効率的かつ採算性の高い作業システムの実践について、地域の指導的役割を担う人材の育成
(内容)作業道開設の基礎知識及び設計・開設実習,利用間伐・作業道現地指導,講演,事例発表
○
○
○
富山県
◎
福井県
8
山梨県
(目的)間伐を推進するための、作業システム、路網整備等の技術向上
(内容)高性能林業機械を活用した作業システム、作業路網の検討、間伐作業における安全
○
○
(目的)適切な立木評価、作業コストの把握、有利な間伐材の販売等の知識を習得し、利用間伐を推進
(内容)採材研修、利用間伐研修、作業路開設研修、先進事業体への研修、利用間伐提案書作成のため
の勉強会等
◎
9
○
◎
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
○
○
(目的)森づくりをプロデュースできる技術者の養成
(内容)路網計画(低コスト作業路を含む)や長伐期施業計画、森林収支計画などの総合的な広域プラ
ンを立てる技術など経営的な視点にたった技術の修得
(目的)森林組合役職員の意識改革及び森林を総合的に計画・管理できるプランナーの育成支援
(内容)作業道及び間伐に関する現地検討会、意見交換会、講演会等
○
岐阜県
◎
(目的)作業路作設オペレーターの養成
(内容)四万十式作業路の開設方法(路線選定、開設技術)の講義と実技研修
○
○
7
○
◎
○
6
(目的)気仙型の低コスト路網の開発及び普及
(内容)低コスト路網の考え方及び実際の作設方法についての実技指導。この基本的考え方を参考に気
仙型の低コスト路網の作成方法についての検討。
○
○
研修内容等
林研グ
その他
ループ
(目的)低コスト作業路開設技術者の養成
(内容)伐採・搬出の作業システムに対応した簡易で耐久性のある低コストな作業路の作設技術の習得
(目的)作業路を作設する事業主体(施業オペレーター)の技術の向上、林地崩壊の防止
(内容)表土ブロック積み作業路の作設実技、現場管理方法の指導
(目的)簡易作業路についての基礎的知識の習得
(内容)簡易作業路作設に関する基礎的研修(講義と現地視察)
(目的)地域森林管理・経営に関する知識・技術の獲得
(内容)高能率作業システムの構築(OJT研修)、間伐生産性・コストの分析、作業道開設の基礎知
識 ほか
(目的)施業プランナーの基本的技術を身につける。
(内容)現地調査の手法、作業路開設の基礎知識、高性能林業機械の導入、コスト管理の考え方ほか
1/4
対象者
番号
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
○
(目的)林道初級業務研修
(内容)林道事業の概要、設計・積算の基礎の習得
◎
○
(目的)林道中級業務研修
(内容)中堅林道担当職員の技術向上に向けた、工法検討など新たな技術を習得するための研修
○
○
(目的)路網作設研修
(内容)作業路網の考え方、作設方法についての研修
○
(目的)作業路の基本研修
(内容)作業路網の必要性や理論の学習、路網計画の机上演習
◎
10
愛知県
◎
◎
11
滋賀県
◎
◎
○
○
○
◎
12
13
14
○
京都府
◎
○
15 和歌山県 ○
○
(目的)提案型集約化施業の推進
(内容)林内路網密度の検討指導や作業路の作設についての指導
○
(目的)低コスト作業路の作設技術の習得
(内容)表土ブロック積み工法による作業路の作設技術の重機を使った実技研修。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(目的)低コスト作業路オペレーターの育成
(内容)低コスト作業路(四万十式)の作設指導。
(目的)低コスト作業路作設技術と作業路を使った間伐材搬出のための機械システムの紹介
(内容)モデル的な低コスト作業路を作設し、間伐材の集材、運搬のデモンストレーションを実施し
て、機械の動き方や作業の進め方等の理解促進
○
(目的)高性能林業機械等を使用した低コスト林業に必要な技術の習得
(内容)低コスト作業路の開設、高性能林業機械を使用した伐木・集運材作業等についての実践研修。
○
○
兵庫県
奈良県
研修内容等
林研グ
その他
ループ
○
○
○
(目的)利用間伐の推進
(内容)壊れにくい道づくりや儲ける間伐の講習会の開催、利用間伐の先進的取り組み地域の視察研修
ほか
(目的)最先端の木材生産技術を持つ林業技術者の養成
(内容)林業機械化による低コスト林業の実践、低コスト作業システムと作業道、低コスト作業道の基
礎知識、提案型集約化施業と低コスト搬出現地の視察、兵庫県における低コスト搬出システムの意見
交換
(目的)高性能林業機械のオペレーターとしての高度な技術・技能の習得
(内容)高性能林業機械の基礎操作から効率的に稼働させるための作業道等の測量設計、作設実習、機
械作業システム等の技術・技能を習得するための講義と実習
(目的)森林作業道を作設する基礎的な技術を習得した建設業者の養成
(内容)OJT方式で森林作業道を作設する研修(座学、現地研修)
2/4
対象者
番号
16
都道府県
鳥取県
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
○
◎
17
実施主体
○
○
○
○
○
○
(目的)林業者の技術・技能支援
(内容)意欲ある林業者の個別ニーズに対応した現地指導・研修会(任意の場所・期間)を行い、技
術・技能の向上を支援(造林・保育、間伐、作業道、機械、特用林産等)。
○
○
○
(目的)作業道開設オペレーターの育成
(内容)低コストで崩れにくい路網整備方法である「鳥取式作業道」の普及を図るため、講習会を開
催。(作業道の計画、図上調査、現地調査、施工、維持管理ほか)
◎
◎
◎
○
(目的)「しまねで目指す道づくり」技術研修会
(内容)島根森林管理署等と共同で作成した手引書「しまねで目指す道づくり~壊れにくい林内路網整
備に向けて~」に基づく作業道開設技術の普及及び向上を目的とした現地研修等。
○
○
島根県
○
○
○
○
○
○
広島県
○
19
山口県
(目的)林研グループ会員の技術向上
(内容)長伐期を前提とした間伐技術、作業道開設やそれを利用した伐採・搬出技術等について会員相
互、もしくは外部講師の下で研修
○
○
18
研修内容等
林研グ
その他
ループ
△
(目的)作業路の低コスト化
(内容)壊れにくい路網の開設方法
(目的)低コスト作業路網のプランナーの養成
(内容)基礎的な地形学各論、地形図や空中写真を利用した計画技術、点格子法を応用した作業路網の
計画技術
(目的)低コスト作業路網の作設技術者の養成
(内容)作設技術の現地研修(現地発生資材を有効利用する各種工法について(盛土安定工,丸太組み
工法,洗い越し工,表土ブロック積み工法等))
○ 同上
(目的)低コスト森林施業システムの推進及び普及
(内容)低コスト路網整備の路網企画・作設技術、低コスト間伐材等搬出技術、低コスト林業生産概論
及び施業集約化
△
○
(目的)林業研究グループの自主研修会
(内容)路網整備等の研修及び山づくりに関する現地研修。
○
同上
3/4
対象者
番号
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
(目的)建設業者との連携促進
○ (内容)「路網整備地域連携モデル事業(国補)」により作業路を開設した建設業者を対象とした、林
業に必要な資格等の説明、搬出間伐における収益計算、作業路開設における注意事項等の研修。
○
20
徳島県
○
○
◎
22
○
(目的)低コスト作業路の技術習得及び列状間伐の普及
○ (内容)崩れにくい低コスト路網整備とロングリーチハーベスタ等の高性能林業機械を組み合わせた列
状間伐の実演研修を球磨川流域森林林業活性化センターと熊本南部森林管理署の共催により実施
◎
熊本県
○
23
○
○
高知県
(目的)簡易作業路開設技術者の技術向上
○ (内容)林業への新規参入予定者及び現に簡易作業路の開設に従事する者を対象にした、表土ブロック
工法等の四万十方式による簡易作業路開設技術の習得及び向上に関する実地研修
(目的)作業道の開設技術(計画、線形等)の修得
○ (内容)林業事業体の技術者や新規参入の建設業を対象とした、作業道開設や間伐技術、木材搬出の技
術研修
(目的)作業路開設技術実践研修
(内容)作業道の路網配置、線形決定や開設技術などの研修
○
○
21
大分県
研修内容等
林研グ
その他
ループ
○
○
○
(目的)作業道開設の設計技術の習得
(内容)作業道の開設設計実習研修
○
○
○
○
(目的)森林整備及び素材生産に係る長期的なコスト削減の支援
(内容)壊れにくい作業路の開設技術に関する研修会(講師による実演・ポイントの説明)
○
(目的)作業路開設研修
(内容)作業路の線形,伐開,水処理方法,根株処理方法
24 鹿児島県
(目的)低コスト路網作設の技能向上,機械運転研修
○ (内容)低コスト路網検討会及び高性能林業機械運転技能向上研修会(低コスト路網の作設,ウルトラ
ザウルスロボの運転講習等)
注) 対象者が民間人のみの場合は○、公務員のみの場合は△、限定しない場合は◎
○
○
4/4
都道府県別に実施されている研修の事例(平成21年度、高性能林業機械関連)
対象者
番号
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
1
北海道
○
2
岩手県
◎
◎
研修内容等
林研グ
その他
ループ
○
(目的)高性能林業機械を活用して、現地の状況に応じた作業システムを自ら設計し、実行できる技術
者の養成
(内容)車両系建設機械運転技能講習修了者を対象に、機械操作等基礎技術、施業管理技術、メンテナ
ンス技術、作業システム立案実行技術等に関する19日間の研修を実施。
○
(目的)【高性能林業機械オペレーター養成研修】林業労働力の質的向上と労働安全の確保
(内容)学科及び実技(高性能林業機械の操作等)の講習を3~4週間実施
3
宮城県
○
○
(目的)現地において高性能林業機械による最適なプランを立案し実行できる人材の育成
(内容)高性能林業機械の基礎知識(安全作業・関係法令・構造・点検・作業システム・生産性・コス
ト分析),高性能林業機械の操作技術(プロセッサ・フォワーダ・ウインチ付きグラップル),高性
能林業機械による利用間伐,視察
4
福島県
△
○
(目的)高性能林業機械の作業システムの検討
(内容)林業普及指導員研修で実施。各地域にあった高性能林業機械作業システムの事例を討議
5
栃木県
○
○
6
群馬県
○
○
7
埼玉県
8
新潟県
○
9
富山県
○
10
山梨県
◎
○
○
○
(目的)高性能林業機械の実践的な技術者(技能者)を養成
(内容)実習:高性能林業機械のメンテナンス、スイングヤーダ、プロセッサ、ハーベスタ、フォワー
ダの操作、ワイヤースプライス(巻差し、割差し)機械オペレータ養成、座学、実習を実施
○
○
○
(目的)高性能林業機械研修
(内容)機械オペレータ養成、座学、実習を実施
(目的)効率的で安全な作業を推進するため、高度なメンテナンス技術を有する熟達オペレーターの養
成
(内容)基本操作研修、メンテナンス研修、採材研修等
○
○
○
(目的)高性能林業機械等の操作及び作業システムを習得させるための実践教育を行うことにより、地
域林業の担い手となる基幹的な労働者の養成を図る
(内容)高性能林業機械化に関する一般知識及び実技、高性能林業機械のメンテナンス等
(目的)高性能林業機械オペレーターの操作技術のステップアップ
(内容)高性能林業機械技術・技能のステップアップ
(目的)高性能林業機械による利用間伐の理論と実践の習得
(内容)県、市町村、森林組合、事業体職員等を対象に、高性能林業器械を使用した利用間伐作業の理
論と実践の講義と作業実習
1/3
対象者
番号
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
11
岐阜県
◎
○
12
愛知県
△
○
13
三重県
14
研修内容等
林研グ
その他
ループ
(目的)高性能林業機械オペレーターの育成
(内容)高性能林業機械の基礎知識、基本操作、林業労働災害の防止と安全な使用方法、木材利用に関
する知識、高性能林業機械作業システムの設計と実行 ほか
(目的)高性能林業機械の操作
(内容)各種高性能林業機械の安全で効率的な利用と操作技術の習得
(目的)高性能林業機械のオペレーターを確保するため、OJT研修でオペレーターを養成することが
出来る人材を育成
(内容)各種アタッチメントの構造及び性能の概要、実践的操作、メンテナンス 等
○
○
◎
○
(目的)林業機械の活用方法を学ぶ
(内容)ハーベスタの能力やその活用方法について、実演をまじえて学ぶとともに、民間レンタル機械
を活用した施業の利点について確認
○
(目的)高性能林業機械(ハーベスタ)による伐木造材の方法を実際に見てもらって、今後の機械化につ
なげる
(内容)ハーベスタの特長の説明やその必要性について講義による説明。伐倒、造材の作業過程を実際
に機械を動かしての実演とメーカー担当者による操作説明。
滋賀県
○
○
(目的)高性能林業機械オペレーターの育成
(内容)機械のメンテナンス、操作についての安全講習
○
(目的)最新の高性能林業機械を利用した作業システムの研修
(内容)高性能林業機械(ロングリーチグラップル)のデモ機を実際に操作し、高密路網による利用間
伐を体験、研修
15
鳥取県
16
島根県
○
17
広島県
○
18
徳島県
19
愛媛県
○
○
(目的)高性能林業機械活用に必要な知識・技術・資格等に関する研修
(内容)高性能林業機械の基本操作、高性能林業機械の構造と仕組み、タワーヤーダ架設撤去、システ
ム運用実習、経営コスト管理
20
高知県
○
○
(目的)高性能林業機械オペレーター技術研修
(内容)高性能林業機械のオペレーターを対象に、作業技術やメンテナンスに関する研修等を実施。
○
○
○
○
(目的)高性能林業機械を使用した林業架線作業の安全衛生管理ができる技術指導者の養成
(内容)スイングヤーダを使用した搬出間伐で安全な機械設置と作業方法について森林組合の作業指導
者等に指導。
○
○
○
(目的)高性能林業機械を使った搬出間伐技術計画策定等の修得
(内容)作業道開設や間伐技術、木材搬出の技術研修
2/3
対象者
番号
21
都道府県
長崎県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
○
22
○
(目的)高性能林業機械の基礎知識の習得
(内容)高性能林業機械の基礎知識の習得及び操作実習研修
○
(目的)高性能林業機械のメンテナンス知識習得
(内容)高性能林業機械のメンテナンスに関する知識習得研修
大分県
◎
23
(目的)低コスト高効率生産システムの設定・管理のできる経営感覚に優れたリーダーの養成
(内容)森林組合職員を対象に、県内各地域に合った低コスト作業システムの検討、コスト管理と分析
手法の習得及び作業効率化のための高性能林業機械のメンテナンス技術の習得。
○
◎
宮﨑県
24 鹿児島県
○
研修内容等
林研グ
その他
ループ
○
○
(目的)高性能林業機械を利用した安全な作業システムと作業計画、メンテナンスに関するセミナーを
開催し、作業の安全性の向上に資するとともに、高性能林業機の導入を促進
(内容)座学「高性能林業機械の安全教育」、実習「高性能林業機械の操作とメンテナンス」
○
○
(目的)高性能オペレータ育成研修
(内容)オペレーターとして養成しようとする技能者を意欲ある事業体から選定し,SPやAGと協議の
うえ,養成のためのカリキュラムを作成し,操作研修の実施
注) 対象者が民間人のみの場合は○、公務員のみの場合は△、限定しない場合は◎
3/3
都道府県別に実施されている研修の事例(平成21年度、施業の集約化関連)
対象者
番号
1
都道府県
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
○
宮城県
△
2
4
山梨県
◎
5
三重県
○
(目的)立木評価・提案型森林施業プランの仕組みを検討
(内容)林業普及指導員研修で実施。立木評価方法を学習したのち、提案型施業プランを実際に作成
し、研修生で内容を討議
○
(目的)集約化施業への取り組みを推進
(内容)関係団体へ集約化施業のポイントとなる、高性能林業機械を使用した作業システムの組立て方
法及び森林施業プランナーによる提案型集約化施業等について説明
○
○
○
滋賀県
◎
徳島県
○
○
○
○
○
○
(目的)高度な間伐技術を有する技術者の養成
(内容)座学:労安知識、森林行政、密度管理、植生、木材利用、GPS等による森林管理、提案型施業
等、実習:提案型施業、持続的森林管理
(目的)森林施業プランナーの育成
(内容)毎月1回の定例会議とそれ以外の臨時会議を開催。施業プランナーに対して、集約方法の具体
的な検討(区域設定の考え方や集約までの地元へのアプローチ手順)や提案方法(提案書の書き方、金額
の検討、地元説明会でのプレゼン方法等)、コストの考え方(コスト分析、作業歩掛の調査)についての
検討等
(目的)施業集約化の基本を学ぶ
(内容)講義により、施業集約化の基本的知識を学んだ
○
○
島根県
(目的)提案型施業に取り組むための手法等に関する研修を実施
(内容)提案型施業に係る講義,路網整備に係る現地研修
(目的)提案型集約化施業に関する知識の習得
(内容)県、市町村、森林組合、事業体職員等を対象に、「提案型集約化施業と経営」と題した研修を
実施
○
○
8
○
○
茨城県
7
(目的)事業地の集約化等により事業量を確保するとともに販売戦略を立案できる経営感覚を備えた事
業担当者の育成
(内容)間伐・主伐事業計画及びコスト分析表作成 等。
○
3
6
○
福島県
○
研修内容等
林研グ
その他
ループ
(目的)提案型集約化施業の推進
(内容)提案型施業推進を組織一体となった取組とするため、一般職員全員を対象に必要性及び今後の
取組に関する研修会を実施
(目的)提案型集約施業を推進するために国が実施している森林施業プランナー育成研修の拠点とし
て、全国で指定された12のモデル組合の一つを視察
(内容)室内研修:施業集約化林業の取り組みと題し、組合長、事業課長より講演。現地研修:施業モ
デル団地の状況等の視察
1/2
対象者
番号
都道府県
9
高知県
10
長崎県
11
実施主体
初心者 初級者 中級者 上級者 都道府 労確セ
業界
向け
向け
向け
向け
県
ンター
○
(目的)森林施業プランナーの養成
(内容)森林施業プランナー地域実践研修を終了した者を対象に、提案型施業の定着を目的とした、
フォローアップ研修を実施
○
(目的)森林施業プランナーの養成
(内容)森林組合職員を対象に、適切な施業プランを森林所有者に提示する提案型施業の手法の習得
○
○
(目的)提案型集約化施業指導者養成
(内容)林業普及指導員対象。20年度に作成した提案型集約化施業マニュアルの現地実習。事業体へ
の指導を行うリーダー研修
○
○
(目的)提案型集約化施業指導者養成
(内容)林業普及指導員対象。モデル団地での実施状況見学、各普及員が抱える集約化についての課題
を討議
○
○
(目的)提案型集約化施業プランナー研修
(内容)林業事業体プランナー対象。優良事業体の実例発表。講演会。意見交換会。
○
○
大分県
研修内容等
林研グ
その他
ループ
(目的)施業プランナー育成
(内容)施業プランナー実践研修(森林調査,施業プランの作成,プラン書の様式検討,所有者への提
示,プラン制度の検証)の実施
注) 対象者が民間人のみの場合は○、公務員のみの場合は△、限定しない場合は◎
12 鹿児島県
○
○
2/2
参考資料6
公開ヒアリングにおいて出された主な意見
(平成22年9月7日開催
【全
○
第7回森林・林業基本政策検討委員会 公開ヒアリング)
体】
大きな政策転換には移行期間やロードマップが必要。一定の猶予期間を設けて所有者に
対して周知徹底する必要がある。
【適切な森林施業実行の仕組みの整備】
○
間伐等の必要な施業について、最低限の管理基準を定め、所有者に守らせることができ
ないか。
○
煩雑な補助金を見直し、地方行政組織の簡素化につなげるべき。
○
補助金の公平公正な使用を求められるあまり、現場において画一的な規格が優先され、
地域特性が失われている。
【低コスト作業システムを確立する条件整備】
○
継続的に仕事量を確保することでコストが下がるというのが日本の製造業の考え方。林
業も製造業をモデルに、生産性をキーワードにして目標設定して欲しい。
○
団地化を進め、森林施業を実行していくためには、森林所有者の特定と境界を確定する
仕組みを整備することが必要。
【担い手となる林業事業体や人材の育成】
○
林業機械の導入には安定した事業量が必要。また、日本型の機械開発に取り組むべき。
○
フォレスターは、地域に根付いて、地域の森林を熟知している人材が望ましい。森林組
合の職員などが担うべき。また、フォレスターの下にスタッフを配置し、次の人材を育成
する仕組みが必要。
【国産材の効率的な加工・流通体制づくりと木材利用の拡大】
○
加工・流通体制の整備ならびに利用拡大を実現するため、この分野を強化すべき。
○
木を育てる立場としては、木のいいところを生かした利用を望む。公共建築物等利用法
により木造化が進み、地域材の利用が増えることを期待。
○
国産材利用を進めるためには、原木の安定供給が不可欠。国有林のシステム販売は極め
て有効。この制度を公有林等にも広げられないか。
【総
○
括】
森林・林業を支える多くの市町村は、財源もなく、人もいない中でどういったサポート
の仕組みが必要なのか。実際にプランを動かしていく際には非常に重要である。
-1-
○
採算性をしっかり確保することが、持続可能な森林経営には重要。基本は利用しながら
山を作ること。再生プランも川上から川下まで一体的に議論するという体制で進めていき
たい。
○
エネルギー利用については、一定程度進めていかなくてはいけないと思っているが、簡
単に燃やせばいいというものではないという指摘は重要。利用の順位付け、仕組みをきち
んとしていかなければならない。
○
様々なところで生物多様性に配慮する政策が求められている。生物多様性は、保全と持
続可能な利用のセットで捉えるべきもの。
○
本日の意見を踏まえて、今後、検討を深める上で活かしていきたいと思う。
(以上)
-2-
参考資料7
フォレスターに係る都道府県からの聞き取り結果(概要)
1
都道府県
(林業普及指導員)
○
森林経営計画の認定に当たっての助言として実質的に森林所有者等に働きかけ
を行うことがフォレスターの業務であるとすれば、林業普及指導員なら仕事はや
りやすいし、仕組みも作りやすいのではないか。
○
計画作成の支援をするのであれば計画担当職員の業務としてもいいのではない
のか。
○
当県ではしいたけだけの普及員がかなりの数となっており、林業普及指導員が
やるべき仕事として必要である。
○
林業普及指導員から新たなフォレスターへと、制度も人もそのまま乗り移るほ
うが分かりやすいし、そうすれば若手職員にも早くフォレスターになれと言いや
すい。
(業務と人材育成)
○
県職員も人が削減されている状況にあり、補助金等の行政事務を兼務している
ため手いっぱいとなっているのが実態。
○
一人一人のスキルアップを図る余裕がなく、専門性を高めることが難しい。ま
た、そのような取組はほぼ個人に任されている状況であり、人材育成の制度の整
備が必要。
○
県内の技術者が減っており、スペシャリストになるべきかゼネラリストになる
べきか議論している。技術者として、県職員を育てるという意味でもフォレスタ
ー制度を導入してもらいたい。
1
(人員配置、研修等)
○
長期に同じ地域に勤務できることが望ましいが、県職員の場合、特定のポスト
や地域に長期間配置することは人事制度上なじまない。
○
人員配置上、職員の出向や長期研修は困難な場合も多い。現場実務経験の要件
をあまり厳しくすると対応できない。
○
治山や土木の職務経験が長い職員も研修へ参加できるよう、参加資格はあまり
限定しないでほしい。
○
暫定型は暫定型としてきちんと位置づけないと、意識の定着を図る上で難しい
のではないか。
2
市町村
○
現状として市町村に林業専門の技術系職員がいるところはほとんどない。各市
町村にフォレスターがいるのは理想的だが、問題は、そのための人材、お金をど
う手当てするか。これをクリアできなのであれば、都道府県からのサポートとい
う形が現実的。
○
林務担当課を設けている市町村はあるが、そこに林学科を卒業したような専門
技術職員が配置されている例は1~2名しか知らない。ほとんどは農業土木専門
等他の職員が担当している状況。
○
県内で林務担当係を設けている市町村は2~3のみ。昔は林務担当係を置いて
いた山間部の市町村も、合併によって支所に格下げとなり、規模縮小の流れで林
務担当係はなくなってしまった。
○
県内の市町村で、林務一筋という職員はいない。また、林務担当者は、農業と
か水産業関係等他の業務を含めて幅広い業務を兼務しているのが通常。
○
2~3百 ha しか森林面積のない市町村もあるので、そうした市町村を含めて
全ての市町村にフォレスターを置く必要はない。
○
各市町村にフォレスターを配置するのは無理ではないか。都市計画法による区
割りや農振地域の設定は都道府県の権限となっている中で、森林だけ市町村にフ
ォレスターを必置とするのは不自然な印象。
(以上)
2
参考資料8
森林づくり主導人材育成対策
【779(0)百万円】
対策のポイント
地域の森林づくりの全体像を描く日本型フォレスターの育成や活動支援を
行うとともに集約化施業の設計図を描く森林施業プランナーを育成します。
<背景/課題>
・森林・林業の再生のためには、持続的な森林経営を実現した上で、その採算性を確保
することが重要です。
・「新成長戦略」に「日本型フォレスター」及び「森林施業プランナー」の育成が掲げ
られており、各地域における森林づくりのマスタープランを作成し、その実行に向け
指導し得る者や、施業の集約化等を行う者を育成することが重要です。
政策目標
○平成25年度から日本型フォレスターの認定を開始
○平成23年度末までに基礎的な研修等により2,100人の森林施業プ
ランナーを育成
<主な内容>
1.日本型フォレスター活動・育成支援
フォレスターの活動体制・育成研修プログラムの改善等のため、フォレスター業
務の試行的実施やフォレスター育成研修への参加を促進します。
日本型フォレスター活動・育成支援事業 312(0)百万円
補助率:定額
事業実施主体:地方公共団体
2.日本型フォレスター、森林施業プランナー育成対策
(1)フォレスターの活動体制・育成研修プログラムの改善等
1.のフォレスター業務の試行的実施の結果を検証し、次年度以降の全国のフ
ォレスター活動に反映させるとともに、フォレスター育成研修のプログラムの改
善を行います。
(2)森林施業プランナーの育成
森林所有者に対し森林整備の内容、経費、木材の販売収入などを明示した上で
施業を提案する森林施業プランナーの育成を加速化するため、集合研修、専門家
チームの派遣等を行います。また、森林施業プランナーの認定評価の仕組づくり
を行います。
フォレスター、森林施業プランナー育成対策事業 262(0)百万円
補助率:定額、1/2以内
事業実施主体:民間団体
3.日本型フォレスター育成研修
通信研修や全国ブロック毎の集合研修を組み合わせることにより、フォレスター
を育成します。
日本型フォレスター育成研修事業 205(0)百万円
補助率:定額
事業実施主体:民間団体
お問い合わせ先:
2の(2)の事業
2の(2)以外の事業
林野庁経営課
(03-3501-3810(直))
林野庁研究・保全課(03-3502-5721(直))
1
森林づくり主導人材育成対策
地 域 の
森林づくりの
全体像を描く
市町村森林
整備計画の
作成を支援
概算要求額779百万円
フ ォ レ ス タ ー の 育 成
① フォレスター業務に必要な知識などを習得させる研修の実施
○ 全国ブロック毎の集合研修と中央段階で行う通信研修等を組み合わせることにより
フォレスターを育成
○ 研修旅費の支援等による研修参加の促進
② フォレスター業務の試行実施
③ フォレスターの活動体制・育成研修プログラムの改善等
森林施業プランナーの育成
集約化施業
の
設計図を描く
提案型集約化施
業の推進
① 施業プラン作成の基礎的研修
② 組織としての提案型集約化施業の実践力の向上を図るステップアッ
プ研修
③ 能力向上のため、地域に専門家チームを派遣しての実践指導
長期的視点に立った森林づくりのマスタープランとそれに沿った施業プランにより集約化施業を推進。
森林の有する多面的機能の持続的発揮を確保。
2
日本型フォレスター活動・育成支援事業(新規)
【312,484(0)千円】
事業のポイント
地域の森林づくりの全体像を描く日本型フォレスターの育成支援を行うと
ともに、日本型フォレスター業務を試行的に実施します。
利用期を迎えた人工林資源を活用した持続的な森林経営を全国各地で進めるため
に 、そのベ ースと なる、各 地域にお ける長期 的視点に 立った森 林づく りのマス タープ
ランを作成し、その実行に向け指導し得る技術者が必要 。
・ このため、森林・林業に関する専門知識・技術等に一定の資質を有したフォレスター
を育成し、市町村森林整備計画の策定等市町村が行う行政事務を支援することが必要。
・
政策目標
・
平成25年度から日本型フォレスターの認定を開始します。
<内容>
1.日本型フォレスター活動の試行
平 成25年 度から予 定される フォレス ターの認 定開始を 見据え 、フォレ スター業 務
の 円滑実施 やフォ レスター 育成研修 のプログ ラム改善 を行うた め、全 国10地 域で試
行的なフォレスター業務を行います。
2.日本型フォレスターの育成支援
技 術のレベ ルアップ を図りつ つ弱点分 野を補強 するため に特定 の課題を 与えてレ ポ
ー トの提出 を求め る通信研 修、市町 村森林整 備計画及 び森林経 営計画 (仮称) の作成
等 に必要な 知識を 身につけ るために 行う現地 実習を取 り入れた 研修等 への参加 を支援
します。
<補助率>
定額
<事業実施主体>
地方公共団体
<事業実施期間>
平成23年度∼平成27年度(5年間)
1.のみ平成23年度
[担当課:林野庁研究・保全課]
3
フォレスター、森林施業プランナー育成対策事業(新規)
【262,000(0)千円】
事業のポイント
地域の森林づくりの全体像を描く日本型フォレスターの活動体制や育成研
修プログラムの改善を行うとともに、集約化施業の設計図を描く森林施業プ
ランナーを育成します。
利用期を迎えた人工林資源を活用した持続的な森林経営を全国各地で進めるため
に 、そのベ ースと なる、各 地域にお ける長期 的視点に 立った森 林づく りのマス タープ
ランを作成し、その実行に向け指導し得る技術者が必要 。
・ 林 業 の 再 生 の た め に は 、 持 続 的 な 森 林 経営 を 実 現し た 上 で、 採 算性 を 回 復す る こ と
が 重要であ り、小 規模森林 所有者の 森林を取 りまとめ る施業の 集約化 等を行う 技術者
が 必要。
・
政策目標
・
・
平成25年度から日本型フォレスターの認定を開始します。
平 成 23年 度 末 ま で に 基 礎 的 な 研 修 等 に よ り 2,100人 の 森 林 施 業 プ ラ ン ナ ー
を育成します。
<内容>
1.フォレスターの活動体制・育成研修プログラムの改善等
全 国10地 域で行う 試行的な フォレス ター業務 について 、その 業務量や 成果、活 動
経 費、林業 関係者 等との連 携体制等 を検証し 、次年度 以降の全 国のフ ォレスタ ー業務
に反映させるとともに、フォレスター育成研修のプログラムの改善を行います。
2.森林施業プランナーの育成
森 林所有者 に対し森 林整備の 内容、経 費、木材 の販売収 入など を明示し た上で施 業
を 提案する 森林施 業プラン ナーの育 成を加速 化するた め、集合 研修、 専門家チ ームの
派 遣等を実 施しま す。また 、事業体 の実践体 制を評価 するとと もに、 森林施業 プラン
ナーの認定評価の仕組づくりを行い、提案型集約化施業を推進します。
<補助率>
定額、1/2
<事業実施主体>
民間団体
<事業実施期間>
平成23年度∼平成25年度(3年間)
2.のみ平成23年度
[担当課:林野庁経営課、研究・保全課]
4
日本型フォレスター育成研修事業(新規)
【204,640(0)千円】
事業のポイント
地域の森林づくりの全体像を描く日本型フォレスターを育成します。
利用期を迎えた人工林資源を活用した持続的な森林経営を全国各地で進めるため
に 、そのベ ースと なる、各 地域にお ける長期 的視点に 立った森 林づく りのマス タープ
ランを作成し、その実行に向け指導し得る技術者が必要 。
・ このため、森林・林業に関する専門知識・技術等に一定の資質を有したフォレスター
を育成し、市町村森林整備計画の策定等市町村が行う行政事務を支援することが必要。
・
政策目標
・
平成25年度から日本型フォレスターの認定を開始します。
<内容>
1.通信研修等の実施
技 術のレベ ルアップ を図りつ つ弱点分 野を補強 するため 、特定 の課題を 与えてレ ポ
ートの提出を求める通信研修等を実施します。
2.市町村森林整備計画等に関する集合研修の実施
市 町村森林 整備計画 及び森林 経営計画 (仮称) の作成等 に必要 な知識を 身につけ る
ため、現地実習を取り入れた研修を実施します。
<委託先>
民間団体
<事業実施期間>
平成23年度∼平成27年度(5年間)
[担当課:林野庁研究・保全課]
5
「緑の雇用」現場技能者育成対策
【5,777(0)百万円】
対策のポイント
人工林資源を有効活用し、国産材の安定供給に必要な、間伐や道づくり等
を効率的に行える現場技能者を段階的かつ体系的に育成します。
<背景/課題>
「新成長戦略」に掲げられた森林・林業の再生に必要な人材育成のうち、フォレスタ
ー・森林施業プランナーが描いた地域の森林づくりのビジョンに基づき、間伐や道づく
り等を効率的に行える現場技能者を段階的かつ体系的に育成することが重要です。
政策目標
○平成27年度までに現場管理責任者等1,800人を育成
○平成25年度までに森林作業道作設オペレーター1,500人を育成
<主な内容>
1.新規就業者の確保・育成・キャリアアップ
就業希望者を雇用して行う以下の研修等に必要な経費を支援します。
①
林業への新規就業者の確保に向けた就業体験やガイダンス、作業実態等の理解
を図るためのトライアル雇用(規模:600人)
②
林業経験のない方が基本的な技術を習得するための3年間のOJT研修(規模:
3,400人)等
③
現場管理責任者等に必要な知識・技術の習得するためのキャリアアップ研修
(規模:300人)
※
研修生1人当たり9万円/月等を助成(①のトライアル雇用は3ヶ月、②のOJT
研修は1年目8ヶ月、2,3年目6ヶ月を上限)。
2.森林作業道作設オペレーターの育成
簡易で丈夫な森林作業道を作設するオペレーターを育成するための研修(規模:
920人)の実施に必要な経費を支援します。
補助率:定額
事業実施主体:民間団体等
お問い合わせ先:
1の事業
2の事業
林野庁経営課
(03-3501-3810(直))
林野庁研究・保全課 (03-6744-2311(直))
6
概算要求額 5,777百万円
「緑の雇用」現場技能者育成対策
間伐や道づくりを効率的に行える
現場技能者の育成
育成する人材の体系
3
作業班
作業班
2
4
1
1.新規就業者を確保・育成する。
新規就業者を確保 育成する
①グリーンマイスターの育成(3年目)
①就業体験・ガイダンス、トライアル雇用等による新規就業者
の確保
②安全かつ効率的な作業を行うための3年間の基本的な研
修の実施
③事業体の研修指導員の能力向上研修
2
1
4
新規就業者
新規就業者
2.林業就業者のキャリアアップの道筋を示す
2
林業就業者のキャリアア プの道筋を示す。
②ミドルマイスターの育成(5年目)
① グリーンマイスター
担当する現場を効率的に運営するために必要な作業班員へ
の指導能力向上や作業の工程管理に関する知識や技術を
習得させる研修の実施
伐倒等の林内作業技能者
② ミドルマイスター(現場管理責任者)
③シニアマイスターの育成(10年目)
各現場を担当する作業班長
複数の現場を統括管理するために必要な年間計画の進捗
管理等の知識を習得させる研修の実施
③ シニアマイスター(統括現場管理責任者)
複数の現場の統括管理者
④ 森林作業道作設オペレ
森林作業道作設オペレーター
タ
3.森林作業道作設のスペシャリストを育てる。
④森林作業道作設オペレーターの育成
簡易で丈夫な森林作業道作設技能者
簡素で丈夫な森林作業道を作設するオペレーター育成のた
めの研修、講師養成のための指導者研修等を実施
※ 新規就業者は、例えば①→②→③とキャリアアップ
7
参考資料9
森林作業道作設オペレーターの育成状況
1 現状
(1)補助事業「先進林業機械導入・オペレーター養成緊急促進対策事業」のうち「路
網オペレーター養成事業」における実施内容
・ 22年度中に、指導者250名、初級者1,000名程度に対し研修を実施。
・ 22年度中に、指導者研修、初級研修のカリキュラム、テキストを作成。
(2)現在までの取組状況
・
全国17箇所で実施する予定の中級研修(指導者研修)のうち、9月最終週まで
に10箇所を終了。
・ 鹿児島で9/27から初級研修を開始、以後中級研修を終了した地域から順次実施。
・ カリキュラムは策定済み、テキストは作成中。
2 今後の予定
・ 中級研修は、10月末までに全国17箇所すべてを終了する予定。
・
初級研修は、鹿児島で9/27から開始、以後中級研修を終了した地域から順次実施。
・ テキストは完成次第各都道府県、指導者等に配布の予定。
林業専用道設計・監督者の育成状況
1 現状
・
森林技術総合研修所林業機械化センターにおいて、都道府県、市町村担当者等を対
象に林業専用道作設指針の考え方に基づき、林業専用道の趣旨を取り込んだ研修を実
施中。
2 今後の予定
・
引き続き、森林技術総合研修所及び林業機械化センターにおいて、林道研修等路網
に関する研修において林業専用道を組み込んだ今後の路網整備に関する研修を実施。
参考資料10
第 4 回人材育成検討委員会
参考資料
人材育成検討委員会のスケジュール(素案)
人材育成検討委員会
ワーキンググループ
7月
第 4 回委員会(7/28)
「人材育成マスタープラン」の検討
8月
9月
適宜開催
第5回委員会
報告
第6回委員会
報告
10月
「最終取りまとめ」
マスタープラン(素案)の作成
11月
報告
第7回委員会(上旬)
「人材育成マスタープラン」
12月
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