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シスコ ソリューション ガイド2016
Cisco Unified Communications シスコ ソリューション ガイド 2016 work style power saving cost reduction BCP phone mobile communication call center ©2016 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R) この資料の記載内容は2016年1月現在のものです。 この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合せ先 シスコシステムズ合同会社 〒107‐6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp 0886-1601-08A-F cloud シスコ コラボレーションが実現する ワークスペース シスコ コラボレーションが実現するワークスペース シスコ ソリューション ガイド 2016 総合 INDEX 4 事例でわかる導入効果 シスコ ソリューション活用シーン紹介 CASE STUDY 01 株式会社すかいらーく様 11 mobile work style power saving 15 ソニー グループのグローバル標準 IP 電話システムを構築 今後の法人向けスマート デバイス活用サービスに注力 CASE STUDY 04 静岡銀行様 BCP commu nication cloud 19 新本部棟の建設を機に先進のシステムで 災害対応力を大幅強化 フリーアドレス成功のための基盤として シスコのコミュニケーション インフラと 無線 LAN ソリューションを採用 CASE STUDY 05 コニカミノルタビジネスソリューションズ様 400 以上のアイデアから生まれた数々の施策を盛り込んだ 2 30 呼制御サーバ 40 IP フォン 42 Cisco Jabber 44 フォンアプリ Collaboration Directory(Web 電話帳) 45 ユニファイド メッセージング 46 Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS) 47 Cisco WebEx 48 Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR)Cloud 49 23 call center cost re duction phone Cisco Spark 50 Cisco Unified Contact Center 51 ソフトウェア ライセンス 55 (Cisco Enterprise Agreement for Collaboration) シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 新たなオフィスでワークスタイル変革を実践 自らの経験を顧客に提供できる新たな価値へつなげる Cisco TelePresence 事例でわかる導入効果 全職員が取り組む「新しい働き方」を支える コミュニケーション基盤を刷新 確かな成果が行政サービスの在り方を変える CASE STUDY 03 ソネット株式会社様 29 7 圧倒的な臨場感のビデオ会議システムで 経営会議の質を大きく向上 CASE STUDY 02 佐賀県様 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 3 今、求められる、 新しいワークスペースへの対応 シスコ コラボレーションの導入がもたらす世界 市場規模が大きく変化し続ける中、企業競争力の維持と強化がますます求められています。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース シスコ コラボレーションが 実現するワークスペース また、多様なワークスタイルに対応する、柔軟な環境も必要とされています。 シスコ コラボレーションは人の行動に追随するワークスペースの構築を可能にし、ビジネスのあり方に変革をもたらし このような新しいワークスペースへのニーズに対応し、的確なコミュニケーションを ます。従業員、パートナー、顧客のそれぞれがどのような環境にあっても、シスコ コラボレーション ソリューションは、 実現できる環境を、シスコ コラボレーション ソリューションはご提供します。 いつでも、どこでも、どのようなデバイスでも、最適なコミュニケーション環境を提供します。ビジネスチャンスを逃す ことはありません。 あらゆるタブレット、スマートフォン デバイスをサポート。ビデオ会議、 インスタント メッセージ(IM) 、ア プリケーション、仮想デスクトップま で統合的にサポート。シスコの VPN 技術がセキュリティをより強固に。 バーチャル ユーザのワーク環境を仮想デスク アで高い互換性のあるビジュアル コ ミュニケーションを提供。常に高い 意思疎通が可能な環境を実現。 トップ化することで物理的制約から ユーザを解放。情報をデータセン ターに集中化することで物理的なセ キュリティ リスクを排除。 ユニファイド コミュニケーション ・呼制御サーバ ソーシャル アプリケーション、データをクラウ ド上に統合。あらゆるデバイス、あ ・IP フォン カスタマー コラボレーション 事例でわかる導入効果 モバイル ビジュアル 規格制限のあるビデオ会議からの脱 却。すべてのデバイス、ソフトウェ ・Cisco Unified Contact Center ・Web 電話帳 ・ユニファイド メッセージング らゆる場所からアクセス、利用を可 能に。そしてシステム保全、事業継 続性を強化。 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ・Cisco WebEx ・Cisco Jabber コラボレーション アプリケーション 4 ・ デスクトップ、アプリ、電話、インスタント メッセージ( IM )にビジュアル コミュニケーションなどあらゆる業務ツールを IP ネットワーク 上に統合、連携することでユーザがいつでもどこでも利用できるプラットフォームが完成します。シスコ コラボレーションは、これらのサー ビスを仮想デスクトップ クライアント、タブレット、スマートフォン、 PC などあらゆるデバイスで利用できるよう、ハードウェアだけでなく ソフトウェア ソリューションまで幅広く提供しています。オフィス外のモバイル ワーカーや在宅勤務者にも柔軟にワークスペースを提供で きます。 多様なコミュニケーションのニーズを網羅する シスコ コラボレーション ソリューション ポートフォリオ ・ クラウド上に統合されることで施設、管理、運営、セキュリティにより集中しながらもコスト改善が可能になります。さらにシステムをクラ ウドに置くことでシステム保全ポイントが激減し、事業継続への対応が容易になります。 る豊富なソリューションを展開しています。数々の製品、ソリューションはシームレスに連携させることが可能で、よりいっ ・ 統合した環境はアプリケーションとの親和性が高く、アプリ連携が可能になります。各コミュニケーション ツールを融合させることで、い つでも最適な情報共有方法を選択しながら業務を進めることが可能になります。 題解決を強力に支援します。 ・Cisco TelePresence テレプレゼンス シスコは、ビデオ、音声、そしてソーシャルと、さまざまなビジネスシーンで活用されるコミュニケーション手段を網羅す そう高い相乗効果を生み出します。日々のコミュニケーション、コラボレーションの活性化、効率化を促進し、顧客の課 5 シスコ テレプレゼンス導入事例 株式会社すかいらーく 圧倒的な臨場感のビデオ会議システムで 経営会議の質を大きく向上 本社所在地 東京都武蔵野市西久保 1-25-8 設立 1962 年(昭和 37 年)4 月 4 日 資本金 2,478 百万円 業種 規模 フードサービス事業全般、その他周辺事業 正社員 4,355 名/クルー 81,554 名(株式会社すかいらーく) communication 正社員 5,718 名/クルー 92,539 名(すかいらーくグループ) URL (平成 26 年 12月末現在) http://www.skylark.co.jp/ CASE STUDY 日本におけるファミリー レストランの先駆けとして、1970 年に東京都府中市に「すかいらーく」1 号店をオープン。以 来、さまざまなブランドの開発に努め、常に変化するお客 様のニーズに応えてきた。現在はすかいらーくグループとし シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 株式会社すかいらーく 事例でわかる導入効果 て「ガスト」などのテーブル レストランを含む約 3,000 店舗 でフード ビジネスを展開し、年間延べ 4 億人のお客様に 「食」を通しておいしさ、安心、安全、快適さを提供している。 CASE STUDY 01 コミュニケーション コミュニケーション CASE STUDY 03 CASE STUDY 04 CASE STUDY 05 スマートフォン 在宅勤務、BCP ワークスタイル 株式会社すかいらーく様 圧倒的な臨場感のビデオ会議システムで 経営会議の質を大きく向上 佐賀県様 全職員が取り組む「 新しい働き方」を支える コミュニケーション基盤を刷新 確かな成果が行政サービスの在り方を変える ソネット株式会社様 ソニー グループのグローバル標準 IP 電話システムを構築 今後の法人向けスマート デバイス活用サービスに注力 静岡銀行様 新本部棟の建設を機に先進のシステムで 災害対応力を大幅強化 フリーアドレス成功のための基盤として シスコのコミュニケーション インフラと 無線 LAN ソリューションを採用 コニカミノルタビジネスソリューションズ様 製品 & サービス ・Cisco TelePresence MX800 11 ・Cisco TelePresence SX20 ・Cisco TelePresence SX10 ・Cisco TelePresence DX70 ・Cisco Unified Communications Manager on UCS ・Cisco Expressway アドバンスト 15 コラボレーション ゲートウェイ ・Cisco TelePresence MCU 5300 シリーズ 19 課題 ・拠点間を結ぶ経営会議でより高い臨場感を 実現するには、Web 会議システムでは難 しいと判断 ・拠点側は社外の会議スペースを利用するこ 23 株式会社すかいらーく(以下、すかいらーく)は、「ガスト」 「ジョナ サン」 「バーミヤン」など多彩な外食チェーンを展開し、「食」を通 しておいしさや楽しさ、安心、安全、快適さを提供しています。常 に変化している顧客ニーズをいち早く捉えて対応し続けるために、 グループ内では緊密な意志疎通を行っています。 経営会議の質を高め、魅力的な企業であることを経営陣から現場に向け て常に発信していくとき、Cisco TelePresence の臨場感の高さは大き なインパクトをもたらします。 ─ 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ リーダー 椿 正玄氏 日本におけるファミリー レストランの先駆けとして 1970 年に「すかいらーく」1 号店をオープン し、外食産業の発展をけん引してきたすかいらーくは、多彩なブランドとメニューを開発しながら、 常に変化する顧客ニーズに応えてきました。全国に約 3,000 の店舗と 10 ヵ所の自社調理工場を 持ち、年間に店舗を訪れる人は延べ 4 億人以上を数えます。 すかいらーくは国内を 10 エリアに分け、各々を統括するエリア マネージャーを配置し、本部との 緊密なコミュニケーションを通して意思決定を迅速に行っています。そして、顧客によりよいサー とが多く、ビデオ会議システムの設置や ビスを提供していくために、経営陣と現場は、意見交換や情報発信を通して共通理解を深め、新 ネットワーク環境の準備が煩雑 たな施策を次々と打ち出しています。 ソリューション 課題 ・本 部、拠 点ともに Cisco TelePresence システムを導入し、求めていた以上の臨場 感によって会議参加者の意思疎通や理解 度を大きく向上 すかいらーくでは、Web 会議システムの Cisco WebEx を一部の会議で使用していました。これ を経営会議の場でも活用して臨場感のある意思疎通を実現できないかと考えて実際に使ってみた ・拠点側の運用を柔軟に行えるよう、ビデオ ところ、PC の画面を通してのやり取りよりもさらに大きな画面で実施したほうが臨場感の観点から 会議システム一式を持ち運べるキャリング 適切だろうという結論になりました。やはり大人数での同時コミュニケーションにおいては大画面 キットを独自に開発 結果 ~ 今後 ・電話型ビデオ会議システムの導入、活用 ・社内における運用促進を図るとともに、投 資家向けビデオ会議の開催を検討 に勝るものはないというのが一致した意見でした。 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ Deputy Director の岡 本兵衛氏は、当時の経緯を次のように話します。 「社内では Web 会議のほかに電話会議も利用していましたが、それほど頻度が高いわけではあり ませんでした。設置場所や慣れの問題も大きかったのだと思います。会社全体で底上げを図り、 活用を進めていくことを考えていた折に、経営会議でビデオ会議を使ってみたいという要望が上 がってきたのです。」 6 7 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 新本部棟の建設を機に先進のシステムで 災害対応力を大幅強化 フリーアドレス成功のための基盤として シスコのコミュニケーション インフラと 無線 LAN ソリューションを採用 07 事例でわかる導入効果 CASE STUDY 02 ワークスタイル シスコ ソリューション活用シーン紹介 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ リーダーの椿正玄氏は、 経営陣にまず Cisco WebEx を使ってもらい、そのあとで Cisco TelePresence を体験しても 「まずは生産本部で利用していた Cisco WebEx とスマート デバイスを使って経営会議を実施し シスコ コラボレーションが実現するワークスペース らうことで、そのメリットをアピールできたと話します。 Cisco TelePresence を活用した会議風景 ました。経営陣もコストや手軽さなど Web 会議のメリットは理解しており、当初はコストをかけて 本部役員会議室に設置 専用の大掛かりなシステムを導入することに懐疑的な意見も多かったのです。しかし実際に使って Cisco TelePresence MX800 みて、やはり期待していた臨場感を得られるのはビデオ会議だろうということがわかり、その後す ぐに Cisco TelePresence(MX800)の実機による会議を体験してもらいました。設置した会議 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ Deputy Director 岡本 兵衛 様 室に入った瞬間、全員がその臨場感の違いに圧倒されまして、導入はその場で決まりましたね。 」 各拠点(エリア)への導入では、特定の会議室がなく、社外の貸会議室を利用することが多い点が 課題となりました。そこですかいらーくでは、Cisco TelePresence SX シリーズを持ち運ぶ専用 キットを開発しました。 カメラが発言者を自動的にク ローズアップして画面に表示。 (写真は株式会社すかいらー く代表取締役社長の谷 真氏) Cisco TelePresecce の卓越した臨場感は、 会社のビジョンを伝え、共有していくという 経営陣の強い思いにしっかりと応えています。 70 インチ大画面+マルチ スクリーン表示と、普段 と同じような自然な会話が可能な高品質音声によっ て、これまでにない臨場感のある遠隔会議を実現。 本部オフィスに設置 Cisco TelePresence SX20 (既存モニタや大型テレビに接続) ソリューション 非常に高い臨場感を実現する Cisco TelePresence MX800 本部オフィスの役員会議室に設置された Cisco TelePresence MX800 は、70 インチの大画面 情報システムグループ リーダー と HD 画質で非常に高い臨場感を実現しています。音声もクリアで、相手があたかも隣にいるか 椿 正玄 様 のように自然な対話を行えます。発言者を自動的にクローズ アップして映すことができ、遠隔会議 事例でわかる導入効果 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 独自の工夫を盛り込んだ拠点側の運用 でありながらリアルな会議に匹敵するコミュニケーションが可能な点は、会議参加者全員が高く評 価しています。 堅牢なキャリングケースに、 椿氏は次のように話します。 Cisco TelePresence SX10 本体と無線 LAN ルータなど 「臨場感だけでなく、使いやすさもとても優れていますね。操作のレスポンスもよく、経営陣に好 評です。社内の他の部門からも、臨場感のすごさに驚いて、自分たちも使いたいと多くのリクエス トが来るようになりました。交通費や移動時間の削減と、そこに紐づく業務効率の向上といった効 必要な機器を収めた専用 キットで、社外の会議室でも 高画質、高音質の臨場感あ る遠隔会議を可能に。 各エリアおよび調理工場に導入 Cisco TelePresence SX10 (貸会議室の大型テレビなどに接続) 果は、これから見えてくるでしょう。」 Cisco TelePresence SX シリーズをフレキシブルに活用 福井 冨博 様 本 部 オフィス に は、 Cisco TelePresence SX20 も 設 置。各 エリアと調 理 工 場 で は Cisco TelePresence SX10 を配備しています。各エリアでの運用は、無線 LAN ルータを含め必要な 機器一式を堅牢なキャリング ケースに収め、社外の貸会議室へのスムーズな持ち運びと設置が行 えるようにしています。 結果 ~ 今後 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ 本部システムチームの福 井冨博氏は、現場の評価は高いと話します。 全拠点やグループ会社への配備を進め、さらに活用 「映像がとてもはっきり映り、音声も聞きやすい、話しやすいと高評価を得ています。現場でなる すかいらーくでは、今回導入した Cisco TelePresence システムの活用を進め、経営陣からの べく簡単に利用できるよう、A4 サイズ 1 枚にまとめたマニュアルの作成をはじめ、いろいろな工 メッセージを積極的に発信し続けていきます。また、グループ会社や店舗などより多くの拠点にも 夫を試みています。プロジェクタやスピーカーとの接続など、改良の余地はまだあるので、ユーザ ビデオ会議端末を導入していくことを検討しています。 の声を聴きながらさらに使いやすいものにしていく予定です。」 岡本氏は次のように話します。 「グループ全体で共通のプラットフォームをしっかり作り、Any to Any で、どこからでも、どのよう シスコのスピーディな対応を評価 な端末からでも意思疎通できるようにしていきたいと思っています。現場の要望がどんどん出てく 今回の導入では、Cisco WebEx を用いた経営会議の後、続けて Cisco TelePresence による るようにしたいですし、それを反映していくことで、より大きな効果を生むシステムにしていくこと 実機検証を行うまでの準備を数日で完了するというスピーディな対応で、導入に至る経営陣の早期 ができるでしょう。」 の意思決定を支援しました。各エリアにおける移動運用の検証でも、機器の準備やネットワークの 設定などの支援を行いました。 その他の詳細情報 Cisco TelePresence の詳細は、www.cisco.com/jp/go/telepresence を参照してください。 8 9 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ 本部システムチーム シスコ コラボレーション テレプレゼンス導入事例 シスコ ソリューション 導入事例 ビデオ会議を応用して、専門指導員が現地の担当者と遠隔で連携しながら農家など生産者への指導 を適切に行ったり、苦情対応の現場状況の速やかな共有と迅速な報告が可能になったりするなど、行 政サービスの質とスピードにも変化が起きている。ペーパーレス化も促進され、会議資料や予算資料 はもとより、現場担当者が都度持ち歩いていた数キログラムにも及ぶ関連資料の準備と閲覧も容易に 本社所在地 東京都武蔵野市西久保 1-25-8 設立 1962 年(昭和 37 年)4 月 4 日 なった。 資本金 2,478 百万円 定点カメラ(Web カメラ)と フードサービス事業全般、その他周辺事業 業種 規模 Cisco Jabber の連携、防災システムとの連動などもアイデアとして出 正社員 4,355 名/クルー 81,554 名(株式会社すかいらーく) ており、シスコにはそうしたソリューションの実現に向けた提案や、技術、品質、使い心地のさらなる 株式会社すかいらーく 佐賀県 全職員が取り組む「新しい働き方」を支える コミュニケーション基盤を刷新 確かな成果が行政サービスの在り方を変える 圧倒的な臨場感のビデオ会議システムで 経営会議の質を大きく向上 work style communication 正社員 5,718 名/クルー 92,539 名(すかいらーくグループ) URL 人口 世帯数 面積 向上を期待しているとのこと。また、現場の要請を拾い上げ、部署や業務別のアプリケーションを作 (平成 26 年 12 月末現在) 推計 830,065 人 http://www.skylark.co.jp/ 成、配布するという構想も同県では持っており、実現に向けた検討を行っている。 森本氏も日々の業務で新たなツールの活用によるテレワーク、モバイル ワークの恩恵を実感している (平成 27 年 4 月 1 日現在) 日本におけるファミリー レストランの先駆けとして、1970 と話し、この流れをさらに発展させて行政サービスの向上につなげていきたいと考えている。 年に東京都府中市に 「すかいらーく」1 号店をオープン。以 「移動中の車内でもビデオ会議ができ、常に県庁まで戻らなくても移動時間を有効に活用できます。 (平成 27 年 4 月 1 日現在) 来、さまざまなブランドの開発に努め、常に変化するお客 2,440.64 km2 県外へ出張していても無線 LAN が使える場所にいればオンラインで参加できるので、急に開催が決 推計 303,848 世帯 様のニーズに応えてきた。現在はすかいらーく グループとし まった場合でも、会議をあきらめなくてよ くなりました。 て 「ガスト」 などのテーブル レストランを含む約 3,000 店舗 こうした単なる在宅勤務、サテライト勤務にとどまらない職員の業務改善は、コスト削減やワーク ラ 九州北西部に位置し、玄界灘と有明 でフード ビジネスを展開し、年間延べ 4 億人のお客様に イフ バランスの向上だけでなく、県民の皆様とのコミュニケーション向上、行政サービスの改善にも 海に面する。優れた農水産品に加え、 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 株式会社すかいらーく 佐賀県 「食」を通しておいしさ、 安心、安全、快適さを提供している。 大きな効果を発揮します。ツールをうまく活かすことで、これまでの行政の仕事の仕方からスピードが 唐津焼、有田焼、伊万里焼など陶磁 器の生産地としても知られる。また、 上がり、自身の業務がスムーズになって、県民の皆様にも喜んでもらえるようになればと思います。そ 吉野ヶ里遺跡(国営吉野ヶ里歴史公 こに気付く人たちがこれからも増えていけば、さらに効果が上がっていくでしょう。 」 園)をはじめとする数々の史跡や文化 導入ソリューション 製品 & サービス 県庁の全職員が取り組むワークスタイル ・ Cisco TelePresence MX800 財、地域資源を有する。少子化対策 変革と、迅速かつ的確な行政サービスの ・ Cisco TelePresence SX20 に積極的に取り組んでおり、 「418(し ・ Cisco TelePresence DX70 ルの導入によって効果的に支援 子育て環境の整備、出会いの場の支 ・Cisco Unified Communications 援や、不妊治療の助成拡充、男性育 on UCS ・Manager Cisco Jabber 児 支 援など、「出会い・結 婚・出産・ ・ アドバンスト ・Cisco CiscoExpressway WebEx コラボレーション ゲートウェイ 子育て」というライフステージに合わ ・Cisco TelePresence せた支援を行っている。 導入前の課題、 検討事案 MCU 5300 シリーズ ・ 県 庁 職員の在 宅 勤 務(テレワーク) 課題 促進、モバイルワークの活性化に向 けて、ICT 環境(コミュニケーション ・拠点間を結ぶ経営会議でより高い臨場感を ツール)の整備を検討していた。 実現するには、 Web 会議システムでは難 ・しいと判断 遠隔でのコミュニケーションで、音声 ・拠点側は社外の会議スペースを利用するこ のクオリティとレスポンスを改善したい 418プロジェクト ホームページ画面 http://www.pref.saga.lg.jp/sy-contents/418project/ とが多く 、ビデオ会議システムの設置や と考えていた。 ネットワーク環境の準備が煩雑 ・ 操作が難しくないツールが望ましいと 導入効果 ・本 部、拠 点ともに Cisco TelePresence ・システムを導入し、求めていた以上の臨場 Cisco Jabber と Cisco WebEx の 感によって会議参加者の意思疎通や理解 採用により、遠隔でもスムーズで高品 度を大きく向上 質な音声と映像を用いたコミュニケー ・拠点側の運用を柔軟に行えるよう、ビデオ ションが可能となり、職員のテレワー 会議システム一式を持ち運べるキャリング ク、サテライト勤務、モバイルワーク キッ トを独自に開発 を強力に支援している。 ・ ビデオ会議を応用した現場支援や状 結果 ~ 今後 況共有など、行政サービスの質と量 が大きく向上している。 ・電話型ビデオ会議システムの導入、活用 ・ 操作がわかりやすく、多くの職員が使 ・社内における運用促進を図るとともに、投 資家向けビデオ会議の開催を検討 いこなすツールとして評価されている。 日本におけるファミリー レストランの先駆けとして 1970 年に「すかいらーく」1 号店をオープン し、外食産業の発展をけん引してきたすかいらーくは、多彩なブランドとメニューを開発しながら、 佐賀県は、育児や介護をしている職員を対象とした在宅勤務(テレワーク)制度を 常に変化する顧客ニーズに応えてきました。全国に約 2008 年(平成 20 年)に策定して以来、全国に先駆けてテレワークの実践に取り組んできた。少子化 3,000 の店舗と 10 ヵ所の自社調理工場を 対策、パンデミ ック対策などを念頭に置きながら計画を整備し、職員の意見や現場の要望を取り入れな 持ち、年間に店舗を訪れる人は延べ 4 億人以上を数えます。 がら改善と運用促進に努めている。当初は在宅勤務のみだったが、現在はサテライ ト オフィスやスマー すかいらーくは国内を 10 エリアに分け、各々を統括するエリア マネージャーを配置し、本部との ト デバイスを活用したモバイル ワークまで含む総合的な施策に進化。2014 年(平成 26 年)10 月か 緊密なコミュニケーションを通して意思決定を迅速に行っています。そして、顧客によりよいサー らは県庁舎および県内の現地機関に勤務する約 4,000 人(嘱託、非常勤含む)を対象にしており、育 ビスを提供していくために、経営陣と現場は、意見交換や情報発信を通して共通理解を深め、新 児/介護支援にとどまらない業務全体の効率向上やワーク ライフ バランスの改善にも寄与している。 たな施策を次々と打ち出しています。 こうした取り組みを支える ICT 基盤として、リモート アクセス環境の整備、タブレット端末の導入、 コミュニケーション ツールの展開も順次行われてきた。全庁展開を機に大幅な刷新がなされ、そこで 課題 シスコのユニファイド コミュニケーション ツールである Cisco Jabber、Web 会 議システムの Cisco WebEx が採用されている。 最高情報統括監 (CIO) すかいらーくでは、 会議システムの Cisco WebEx を一部の会議で使用していました。これ Webの森本登志男氏は、同県の取り組みについて次のように話す。 「育児や介護をしている職員、特に女性職員の離職を減らし、間を空けることなくキャリアを積むこと を経営会議の場でも活用して臨場感のある意思疎通を実現できないかと考えて実際に使ってみた ができる環境づく りは大きな課題でした。もう 1 つ課題としてあったのは、職員の勤務状況の改善で ところ、PC の画面を通してのやり取りよりもさらに大きな画面で実施したほうが臨場感の観点から す。県内の各地域を巡回するなど外出時間が圧倒的に長い職員が、毎日県庁まで戻ってこなければ 適切だろうという結論になりました。やはり大人数での同時コミュニケーションにおいては大画面 報告書を作成できないといったケースが多々ありました。農作物や河川、苦情対応などの状況を速や に勝るものはないというのが一致した意見でした。 かに共有することも難しく、迅速かつタイ ムリーな行政サービスの提供を阻んでいたのです。 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ Deputy Director の岡 テレワークの推進については、2010 年(平成 22 年)に策定した『新型インフルエンザ業務継続計 本兵衛氏は、当時の経緯を次のように話します。 画』を機に育児介護に限定していた条件をなく し、さらに 2013 年(平成 25 年)からは管理職に週 「社内では Web 会議のほかに電話会議も利用していましたが、それほど頻度が高いわけではあり 1 日は在宅勤務を励行するなど施策を講じてきました。並行して、2013 年 8 月から『モバイルワー ませんでした。設置場所や慣れの問題も大きかったのだと思います。会社全体で底上げを図り、 ク推進実証事業』 をスタートさせて、タブレット端末を試験的に配布して実証データを集め、その結 活用を進めていく ことを考えていた折に、経営会議でビデオ会議を使ってみたいという要望が上 果を基に 2014 年から全庁展開へ踏み切ったという流れになります。 」 がってきたのです。 」 10 11 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 考えていた。 ソリューション 事例でわかる導入効果 ・ Cisco TelePresence SX10 提供を、新たなコミュニケーション ツー あわせいっぱい)プロジェクト」では、 佐賀県は、県庁の全職員を対象とした在宅勤務やサテライト勤務、モバイルワー 株式会社すかいらーく(以下、すかいらーく)は、「ガスト」 「ジョナ クなど多様な働き方を支えるテレワーク環境の整備を積極的に行い、ワークスタイ サン」 「バーミヤン」など多彩な外食チェーンを展開し、「食」を通 ル変革の実績と効果を着実に高めている。全国に先駆けて在宅勤務制度を設け、 しておいしさや楽しさ、安心、安全、快適さを提供しています。常 検討と改善を繰り返しながら取り組んできた同県は、2014 年からの全庁展開に に変化している顧客ニーズをいち早く捉えて対応し続けるために、 合わせて ICT 環境を新たにし、コミュニケーション基盤を強化した。そこでは新 グループ内では緊密な意志疎通を行っています。 たなツールとして Cisco Jabber と Cisco WebEx が採用されており、各々の 経営会議の質を高め、魅力的な企業であることを経営陣から現場に向け 業務や現場の状況に応じた活用を通じて、より大きな効果の実現に貢献している。 て常に発信していくとき、Cisco TelePresence の臨場感の高さは大き なインパクトをもたらします。 「佐賀県から起こすワークスタイル変革」の実現に向けて ─ 株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部 情報システムグループ リーダー 椿 正玄氏 制度改革、意識改革、そして ICT 環境の構築に取り組む 経緯 統括本部 情報・業務改革課 業務改革担当の陣内清氏は当時の状況を振り返りながら、次のように モバイルワークの効果 補足する。 い、職場の雰囲気的に利用しづらいなど、ハードルが高かったと言えます。先に制度を設けたものの 少子化対策を大きなきっかけに、県庁として全員がテレワークできる環境をつくろうと気持ちを新たに 森本 登志男 様 プロセス 導入効果の検証を経て ICT 基盤の刷新へ 研修ではコミュニケーションの変化を誰もが実感 効果測定を目的に行われたモバイル ワーク推進実証事業では、100 台のタブレット 端末の配布先を庁内各部署から公募したところ、2 倍近い 196 台の応募があったとのこと。森本氏は 応募内容を精査し、こうしたツールの展開が遅くなりがちな部署にも適切に配布するよう努めたと話す。 「農業改良普及センターは良い例でした。現場の職員の平均年齢が低めで、スマート デバイスに慣れ ていることもあって、どう使えば効果的なのかをよくわかっていると感じました。各地の農家の皆様を 直帰できる率 (ひと月あたり) 30 28 回 % 7.5 回 /人 1 24 時間 回 最高情報統括監(CIO) (ひと月あたり) 時間 4.5 回 /人 性の育休を促進するうえでも重要と捉えています。」 すきま時間の活用 2 回 『418(しあわせいっぱい)プロジェクト』もその 1 つです。テレワークの推進は、女性だけでなく、男 佐賀県 (1 回あたり) 47 広がらず、我々も本気で取り組もうとしていなかったのではないかという反省がありました。 取り組み始めたのが 2013 年でした。できることはどんどんやっていこうと考えて、今も進めている 復命書作成時間 (ひと月あたり) 2.4 回 /人 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 持ち帰り対応 「在宅勤務制度を始めた当初、利用者は 10 人程度でした。事前申請が必要、周りに経験者がいな 16 % 10 回 2.5 回 /人 取り組み 前 取り組み 後 取り組み 前 取り組み 後 取り組み 前 取り組み 後 取り組み 前 取り組み 後 -49% -50% ×3倍 +12P 約 訪れて作物の状況の写真を撮るなど、普段からそういう業務をしていると必要性の度合いも違ってき ます。問題意識があれば、現場ならではの発想はいろいろ出てくるものです。 」 陣内 清 様 事務作業を 効率的に その場で解決 た。新たに導入された Cisco Jabber と Cisco WebEx は入札を経て選定されている。統括本部 情報・業務改革課 最先端電子県庁担当の松永祥和氏はインフラへの取り組みについて次のように話す。 「これまでも段階的に ICT 基盤の整備は求められてきましたが、10 人程度しか使わないものに対し 佐城農業改良普及センター 新産業・基礎科学課 (農産課、商工課、唐津農林事務所、 (循環型社会推進課、医務課、 秘書課、園芸課、産業技術学院等 工業技術センターで同等の報告) で同等の効果の報告) て、いきなり Cisco Jabber のようなものを導入するのは理解を得るのが難しく、クラウド型の会議 システムなどでなるべくコストをかけずに対応していました。ただ、それまで使っていたツールは音質、 業務報告を迅速に 危機管理・広報課 (東京オフィス) (農産課、佐城農業改良普及センター、 ワーク ライフ バランスにも効果 企業立地課 事例でわかる導入効果 佐賀県 統括本部 情報・業務改革課 業務改革担当 係長 この実証事業で明確な効果が確認できたことで、全庁展開に向けた ICT 基盤の整備にも弾みがつい (秘書課、企業立地課、農産課、 西松浦農業改良普及センター、 茶業試験場、唐津農林事務所、 杵島農業改良普及センター、 職員課が同等の報告) 唐津農林事務所で同等の報告) 通信品質とも安定せず、改善したいと思っていたので、今回のコミュニケーション ツールの選定では 音声のクオリティを重視しました。音が聞こえてほしいときにきちんと聞こえる、クリアであることに加 えて、これからモバイル ワークが活発になっていくなかで、さまざまな環境に対応できるツールである ことも考慮しています。Cisco Jabber はインターフェイスがシンプルで、難しくないという点も評価 しました。」 職員への研修では、実際に出張中の職員とつないでコミュニケーションするなど、実践的な手法が採 られている。それまでのツールでは得られなかった驚きや新鮮さが非常に好評と陣内氏は話す。 「研修ではタブレット端末の電源の入れ方から始まり、ツールの使い方や応用まで取り上げています。 佐賀県 統括本部 情報・業務改革課 最先端電子県庁担当 係長 コミュニケーションの変化 生産者などへの現地 指 導 を行う際、専 門指導員が現 地に 行かなくても現場の 状況の把握や普及 員への助言などがで きるため、効率の良 い普及指導活動が 可能になっている。 Web カメラ、イヤフォン マイク を全職員に配布。自宅や出張 先など離れていても、資料を画 面共有しながら円滑に打ち合わ せができるようになり、移動時 間やコストの軽減にも効果を発 揮。出張時のモバイルワーカー へのバックオフィスからの支援 も、円滑に行えるようになった。 したこともありました。こういうデモを通じて多くの職員がコミュニケーションや自身の仕事の変わりよ うをぱっと実感できると、期待も大きくなります。このわくわく感がすぐ伝わるのは、とても大きなポイ ントです。 」 県内 11 ヵ所、東京と大阪に 1 ヵ所ずつ設けられているサテライト オフィスの活用も進み、報告書の 作成速度や直行直帰率の向上につながっている。また、ビデオ会議や音声通話によるスムーズなコ 効果~今後 在宅、サテライト、モバイルの各シーンで活用が進む 仕事の密度が高まり、行政サービスの改善にも貢献 全庁展開ではタブレットの配布台数を 1,000 台まで増やし、すべての部署で活用で きる状況とした。在宅勤務の利用状況も改善されており、遠距離通勤者の通勤時間縮減といった効 12 ミュニケーションで報告の頻度を高めるなど、時間を有効に活用しながら日々の業務を遂行している。 テレワークの全庁展開に際して、コミュニケーションが保てるのか不安を感じる職員もいたが、Cisco Jabber や Cisco WebEx のデモを見せると皆安心したという。松永氏は、次のように話す。 「電波の状況には影響を受けますが、互いがつながっている状況ではタイムラグがほとんどありません。 以前はやまびこのような状況が結構あり、こちらの発言から数秒ほどたってから相手に聞こえるといっ 果も確実に出ている。県庁の取り組みに刺激を受けて、テレワークを実践する県内の企業も増えてい た感じで、とにかくテンポが悪かったので劇的な改善です。他社のツールと比べると音声のクオリティ るという。陣内氏は、職員の仕事の密度が大きく高まっていると話す。 も非常に優れていて、使いやすいです。 「佐賀県は人口が少なく、同じ業務量に対して職員の数が少ないので、1 人でより多くの業務を受け 今は県庁の職員だけで活用していますが、Cisco WebEx なら県民の皆様にも便利に使っていただけ 持つ度合いが高いのです。在宅、サテライト、モバイルとさまざまな働き方が可能になり、ICT 基盤 るのではないかと思います。県庁まで来なくても資料を見ながらお話しできるなど、求められる対応を も刷新されたことで職員 1 人が 1 日に処理できる案件が増えているのは間違いありません。県庁を よりスピーディにできるでしょう。県民と県庁がコミュニケーション ツールでいつでもつながるのは理 訪れる県民の方々をお待たせする時間も減り、そうした面でも効率的になった実感がありますね。 」 想ですね。 」 13 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 松永 祥和 様 Cisco Jabber のデモは、毎回とても盛り上がりますね。県外(海外)に赴いている職員に遠隔で話 してもらうと、映像も音声もとてもクリアで臨場感がよく伝わります。インドに出張中の職員とやり取り ビデオ会議を応用した取り組み シスコ コラボレーション ソリューション 導入事例 政サービスの質とスピードにも変化が起きている。ペーパーレス化も促進され、会議資料や予算資料 ─ インフラからサイト構築までワンストップ ソリューション インテグレーション事業 はもとより、現場担当者が都度持ち歩いていた数キログラムにも及ぶ関連資料の準備と閲覧も容易に ウェブ インテグレーションやシステム インテグレーションを提供。エンド ユーザ視点のコンサルテーションとユーザ インター フェイス、ニーズにきめ細かく対応した設計、開発、運用が強みです。 なった。 定点カメラ(Web カメラ)と Cisco Jabber の連携、防災システムとの連動などもアイデアとして出 ウェブ ソネットはウェブサイトの戦略立案から構築、制作、運用までワンストップで提供できます。また、ソネッ ており、シスコにはそうしたソリューションの実現に向けた提案や、技術、品質、使い心地のさらなる インテグレーション ト ポータル サイト広告枠はもちろん、関連会社メディア プランニング、マーケティング サポートに関する ソネ 佐賀県 ット株式会社 ソニー 全職員が取り組む グループのグローバル標準 「新しい働き方」 IP を支える 電話システムを構築 コミ 今後の法人向けスマート ュニケーション基盤を刷新 デバイス活用サービスに注力 確かな成果が行政サービスの在り方を変える シスコ コラボレーションが実現するワークスペース ソネ 佐賀県 ット株式会社 ビデオ会議を応用して、専門指導員が現地の担当者と遠隔で連携しながら農家など生産者への指導 ビジネスを進化させるチカラ So-net for Biz を適切に行ったり、苦情対応の現場状況の速やかな共有と迅速な報告が可能になったりするなど、行 mobile 各種ご提案を実施しています。 ウェブ戦略立案、構築、制作、運用 向上を期待しているとのこと。また、現場の要請を拾い上げ、部署や業務別のアプリケーションを作 本社所在地 東京都品川区大崎 2-1-1 アクセス解析、効果分析 コンサルティング デジタル マーケティング 成、配布するという構想も同県では持っており、実現に向けた検討を行っている。 人口 設立 森本氏も日々の業務で新たなツールの活用によるテレワーク、モバイル ワークの恩恵を実感している 資本金 世帯数 従業員数 面積 URL ThinkPark Tower 推計 830,065 人 1995 年 11 月 1 日 (平成 27 年 4 月 1 日現在) 79 億 6,900 万円 推計 303,848 世帯 連結 953 名 / 単独 614 名 (平成 27 年 4 月 1 日現在) (2015 年 3 月 31 日現在) 2,440.64 km2 http://www.so-net.ne.jp/ corporation/ よりユーザが満足できるサービスを提供するために何が必要かを常に考え続け、ツール革新に努めたこと と話し、この流れをさらに発展させて行政サービスの向上につなげていきたいと考えている。 により、自社の成功、失敗体験を基にして、より信頼度が高く機能豊富なツールを安価にご利用いただけ テクノロジー る環境を実現しています。 スマホアプリ プラットフォーム So-net Document Slide 「移動中の車内でもビデオ会議ができ、常に県庁まで戻らなくても移動時間を有効に活用できます。 アプリケーション開発 マルチデバイス EC、CRM CMS O2O ソーシャル連携 同報メール配信 県外へ出張していても無線 LAN が使える場所にいればオンラインで参加できるので、急に開催が決 まった場合でも、会議をあきらめなくてよくなりました。 プラットフォーム 「既存の IDC ファシリティが老朽化し、拡張できず運用コストが増大している」 「運用ガイドラインがない / こうした単なる在宅勤務、サテライト勤務にとどまらない職員の業務改善は、コスト削減やワーク 運用ガイドラインを保つリソースがなく、サービス品質を維持できない」 「オンプレミスとクラウド環境をハイラ ブリッドで利用したい」などさまざまな課題解決と データセンター Amazon Web Services イフ バランスの向上だけでなく、県民の皆様とのコミュニケーション向上、行政サービスの改善にも ニーズにお応えします。 So-net クラウド ハイブリッド クラウド 監視 サーバー、ネットワーク構築 大きな効果を発揮します。ツールをうまく活かすことで、これまでの行政の仕事の仕方からスピードが 上がり、自身の業務がスムーズになって、県民の皆様にも喜んでもらえるようになればと思います。そ ネットワーク インターネット回線だけではなく、固定 IP を利用した VPN、メディア コンバーターをはじめとしたネットワー こに気付く人たちがこれからも増えていけば、さらに効果が上がっていくでしょう。 」 ク機器まで、幅広く対応します。 インターネット接続 VPN セキュリティ Wi-Fi 構築 モバイル トランジット AWS ダイレクト コネクト サービス事業(bit-drive)─ クラウドを軸にした I T ソリューション ソネットのクラウド サービスは、プライベート/ パブリック、 オンプレミスとのハイブリット化など、多彩なラインナップで、 さまざまなニーズに対応します。また、統合管理ツールと共 通ネットワーク ゲートウェイにより、状況を可視化、管理で きるマネージド型サービスとして提供しています。 Internet 5,500 SaaS 99.998 % 以上の稼動実績 サポート IaaS 導入前の課題、検討事案 24 365 マネージド VPN ネットワーク (固定 / モバイル回線) オフィス 外出先 / 自宅 ・ ・ 電話システムが複雑で維持管理やコスト 県 庁 職員の在 宅 勤 務(テレワーク) の負担が大きく、改善の必要があった。 促進、モバイルワークの活性化に向 ・ ソニー製スマート デバイス(Xperia TM けて、ICT 環境(コミュニケーション スマート フォン、タブレット) のビジネス ツール)の整備を検討していた。 活用を促す環境整備を検討していた。 ・ 遠隔でのコミュニケーションで、音声 導入効果 のクオリティとレスポンスを改善したい と考えていた。 ・ ソニー グループで標準化している音声 ・ アーキテクチャとシスコ 操作が難しくないツールが望ましいと ソリューションを PC タブレット スマートフォン 考えていた。 組み合わせ、従来からのユーザビリティ を変えることなく新たな電話システムへ の移行を実現した。 導入効果 ・ Cisco Jabber と VPN 用ソフトウェアの 導入で、個人所有のスマート デバイスを ・ Cisco Jabber と Cisco WebEx の 業 務 でも安 全 に 活 用できる BYOSD 採用により、遠隔でもスムーズで高品 (Bring Your Own Sony Device)環 境を実現した。 質な音声と映像を用いたコミュニケー ・ PC にも Cisco Jabber を導入し、グルー ションが可能となり、職員のテレワー プ内の無線 LAN 環境やリモート アクセ ク、サテライト勤務、モバイルワーク ス環境と連携して場所に捉われず電話機 を強力に支援している。 能を利用できるようにした。 ・ シスコの新ライセンス形態である ビデオ会議を応用した現場支援や状 Cisco Enterprise Agreement を採用し、柔 況共有など、行政サービスの質と量 軟でスピード感のあるソリューションの が大きく向上している。 全社展開が可能となった。 ・ 操作がわかりやすく、多くの職員が使 いこなすツールとして評価されている。 法人向けにインターネッ 佐賀県は、県庁の全職員を対象とした在宅勤務やサテライト勤務、モバイルワー ト ソリューション サービスを展開するソネットは、SOHO クなど多様な働き方を支えるテレワーク環境の整備を積極的に行い、ワークスタイ から大企業までをカバーする強固な顧客基盤を実現し、仮想化技術の向上やモ ル変革の実績と効果を着実に高めている。全国に先駆けて在宅勤務制度を設け、 バイル環境の進化によるニーズの多様化などの新しい事業機会に対応できる体 制を構築している。 検討と改善を繰り返しながら取り組んできた同県は、2014 また、ネットワークやクラウドからウェブ 年からの全庁展開に インテグレーション、 システム 合わせて インテグレーションに至るまで、顧客の幅広いニーズにワンストッ ICT 環境を新たにし、コミュニケーション基盤を強化した。そこでは新 プで たなツールとして 迅速に対応し、インターネッ Cisco Jabber ト ソリューション と Cisco WebEx サービス が採用されており、各々の プロバイダーとして、よ り一層高い付加価値を提供している。 業務や現場の状況に応じた活用を通じて、より大きな効果の実現に貢献している。 ISP で培った経験と実績を活かして、ソニーグローバルソリューションズと共同 「佐賀県から起こすワークスタイル変革」 の実現に向けて でソニー グルー プが日本とアジア地域で利用している電話システムを再構築する 制度改革、意識改革、そして ICT 環境の構築に取り組む ことになった同社は、今回シスコ ソリューションを組み合わせて次世代 IP コ 経緯 ミュニケーション基盤を構築した。固定型 IP フォンだけでなく、スマート デバ 佐賀県は、育児や介護をしている職員を対象とした在宅勤務(テレワーク)制度を イスでも利用可能なソリューションであり、今後対象事業所の拡大および機能 2008 年 (平成 20 年)に策定して以来、全国に先駆けてテレワークの実践に取り組んできた。少子化 の拡張が可能なサービスとして提供を行う。 対策、パンデミック対策などを念頭に置きながら計画を整備し、職員の意見や現場の要望を取り入れな がら改善と運用促進に努めている。当初は在宅勤務のみだったが、現在はサテライ ト オフィスやスマー 数々の課題をまとめて解決するために電話システムの再構築を決断 ト デバイスを活用したモバイル ワークまで含む総合的な施策に進化。2014 年(平成 26 年)10 月か スマート デバイスの活用促進とサービスによるシステムの提供 経緯 らは県庁舎および県内の現地機関に勤務する約 4,000 人(嘱託、非常勤含む)を対象にしており、育 児/介護支援にとどまらない業務全体の効率向上やワーク ライフ バランスの改善にも寄与している。 今回同社は、ソニー グループが日本とアジア地域で利用している電話システムの再 こうした取り組みを支える ICT 基盤として、リモート アクセス環境の整備、タブレット端末の導入、 構築を、ソニーグローバルソリューションズ (以下、ソニー GS)と共同で再構築するプロジェクトを コミュニケーション ツールの展開も順次行われてきた。全庁展開を機に大幅な刷新がなされ、そこで 立ち上げた。再構築の目的はスマート デバイスのビジネス活用を促進する基盤の実現とグローバルな シスコのユニファイド コミュニケーション ツールである Cisco Jabber、Web 会 議システムの コミュニケーション基盤の実現であり、音声アーキテクチャにシスコ ソリューションを組み合わせるこ Cisco WebEx が採用されている。 クライアントには Cisco Jabber を採用し、ユーザの利便性 とを決断した。加えてコラボレーション 最高情報統括監(CIO)の森本登志男氏は、同県の取り組みについて次のように話す。 も向上させている。 「育児や介護をしている職員、特に女性職員の離職を減らし、間を空けることなくキャリアを積むこと ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 ができる環境づく りは大きな課題でした。もう 1 つ課題としてあったのは、職員の勤務状況の改善で 課長 兼 プロジェク ト マネージャーの高木信之氏は、次のように話す。 す。県内の各地域を巡回するなど外出時間が圧倒的に長い職員が、毎日県庁まで戻ってこなければ 「今回のプロジェクトは、ソニーの情報システムをグローバルに統括しているソニー GS とのディスカッ 報告書を作成できないといったケースが多々ありました。農作物や河川、苦情対応などの状況を速や ションに基づき、ソネッ トがグループ全体の電話システムの再整備を行うという位置づけで進めました。 かに共有することも難しく、迅速かつタイ ムリーな行政サービスの提供を阻んでいたのです。 既存の固定電話システムを利用するユーザに 『システムが変わったことを意識させない』という制約の テレワークの推進については、2010 年(平成 22 年)に策定した『新型インフルエンザ業務継続計 下、新たな機能を盛り込むという明確なリクエストがありまして、非常に高いハードルでしたが、我々 画』を機に育児介護に限定していた条件をなくし、さらに 2013 年(平成 25 年)からは管理職に週 の大きな目標にもなりました。各事業所が負担するコストや、固定電話のユーザビリティは現状を維 1 日は在宅勤務を励行するなど施策を講じてきました。並行して、2013 年 8 月から『モバイルワー 持しながら、新しい仕様 (機能)の実現と、スマート デバイスへの対応が求められたのです。 」 ク推進実証事業』をスタートさせて、タブレット端末を試験的に配布して実証データを集め、その結 ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 果を基に 2014 年から全庁展開へ踏み切ったという流れになります。 」 プロジェク ト リーダーの山本剛氏は、従来の電話システムにおける課題を次のように話す。 14 15 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 418プロジェクト ホームページ画面 http://www.pref.saga.lg.jp/sy-contents/418project/ 時間 日 のサポート体制 ・ Cisco Jabber ・ Cisco Jabber for Android ・ Cisco WebEx 品質 約 社 の IT 基盤を支える ソニーが整備してきた旧音声基盤と統合コ 県庁の全職員が取り組むワークスタイル ラボレーション クライアント Cisco Jabber 変革と、迅速かつ的確な行政サービスの など新世代のシスコ ソリューションを組み合 提供を、新たなコミュニケーション ツー わせ、使いやすくコスト効果も優れた電話シ ルの導入によって効果的に支援 ステムを実現するとともに、スマート デバイ スのビジネス活用を促進 ・ Cisco Jabber for Windows マネージド クラウド bit-driveの特長 実績 導入ソリューション 事例でわかる導入効果 九州北西部に位置し、玄界灘と有明 1996 年ソニー グループの ISP(イン 海に面する。優れた農水産品に加え、 ターネット サービス プロバイダ)とし 唐津焼、有田焼、伊万里焼など陶磁 て「So-net(ソネット) 」の名称でイン 器の生産地としても知られる。また、 ターネット接続サービスをスタート。そ 吉野ヶ里遺跡(国営吉野ヶ里歴史公 の後、接続サービスだけでなくインター 園)をはじめとする数々の史跡や文化 ネット関連のさまざまなサービスに事 財、地域資源を有する。少子化対策 業拡大し、ISP 事業で培ったノウハウ に積極的に取り組んでおり、 「418(し を活かし、法人向け接続サービスやソ あわせいっぱい)プロジェクト」では、 リューション サービスを提供していま 子育て環境の整備、出会いの場の支 す。2014 年より bit-drive を加え、法 援や、不妊治療の助成拡充、男性育 人向け事業をさらに強化しています。 児 支 援など、「出会い・結 婚・出産・ より幅広いニーズに対応し、高い付加 子育て」というライフステージに合わ 価値を提供していきます。 せた支援を行っている。 ウェブ ウェブ プロモーション 「ソニー GS から示された課題は、大きく分けて 4 つありました。1 つは複雑なシステム構成です。アナ ログ(PBX) 、モバイル(FMC) 、IP 電話(シスコ)が混在し、それぞれで内線網 / 外線網へのダイア コスト、また通話コストの負担が大きくなっており、これが 2 つ目の課題でした。3 つ目は PC ごとの電 話番号がなく受電できない、通話にヘッドセットが必要、といった技術的な課題。そして最後に、社員 ビジネス チャットで スムーズな コミュニケーション シスコ コラボレーションが実現するワークスペース リング方法も異なり、非常に複雑な状態になっていました。そして、システムの維持管理にかかる負担と BYOSD(Bring Your Own Sony Device) で ソニー製端末をもっと活用 電話帳で 相手を素早く検索 のワークスタイルの変化への対応がありました。会議や他の事業所への移動など、自席以外の場所で業 務を行う人が増え、自席の固定端末だけでは電話に出られず、無駄な取り次ぎも増えていたのです。こ 自宅 うした課題を一気に解決するには、新しい電話システムの構築が必要となりました。当社でもスマート ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 フォンを活用した法人向けサービスを展開しており、すでにスマートフォンを所有している社員にもっと 便利に使える環境整備を考えていたところでしたので、こちらから働きかけた部分もありました。」 課長 高木 信之 様 拠点 プロセス 1 本社 グローバルで標準化されたアーキテクチャと 新たな仕様を組み合わせたハイブリッド構成に取り組む 日本とアジア地域で展開するソリューション サービスとして、今回のプロジェクトは PC の設定を変更せずに同一無線 LAN を利用 ノート PC にも Cisco Jabber を 導入してどこでも電話対応を実現 外出先 拠点 いつでもどこでも 内線通話 2013 年に始まり、選定~要件定義に 1 年、設計~構築に半年、既存環境からの移行に半年を費や した。完了は 2015 年 3 月と、ほぼ 2 年を要している。構築を担当するソリューション プロバイダー は、最初からソネットに決まっていたのではなく、クラウド型の他社サービス活用など複数候補から比 較検討し、最終的にソネットが担当することに至ったと山本氏は話す。 「技術力や対応力など、そこで求められる全体的なソリューション提供力を評価されて、ソネットが担う 山本 剛 様 環境が整っている。そこで、社員のノート PC にも Cisco Jabber を導入して PC でも音声通話可能 ことになったのです。コストも重要なファクターの 1 つでした。 」 な状態とした。リモート アクセスでの利用も可能で、移動が多い社員に使いやすい環境を実現できた シスコ ソリューションの採用は、音声通話のクオリティが優れていることのほか、Cisco Jabber のサ とのこと。 ポート デバイスに XperiaTM シリーズが正式に追加されたことも理由の 1 つとなっている。比較検討 平賀氏は、使い勝手について次のように話す。 した他社ソリューションでは、今回の要件を満たすにはシステム構成が複雑になるとわかり、その点で 「PC だけの通話だと、ヘッドセットが必要になったり、他の PC 作業中に素早く操作、応答するのが もシスコが優勢だったという。 難しかったりします。今回の Cisco Jabber 導入で XperiaTM でも同じ内線番号の電話が同時に受け ソニーグローバルソリューションズ株式会社 インフラサービス部 NW アーキ&ソリューション課 統括 られるようになったので、互いの良いところを組み合わせてカバーしています。 」 課長の平賀十志男氏は、次のように話す。 「電話による音声通話は、非常にクリティカルな場面で使うことが想定されるので、安定していること、 またトラブルが起きても原因の究明が容易なことは重要です。グループ内では有線、無線ともネットワー ク機器のほぼすべてがシスコ製でしたので、同じベンダーで揃えれば切り分けしやすいところも考慮しま 平賀 十志男 様 した。今回のプロジェクトと並行して、ソニー グループのグローバル音声ネットワークそのものも再構 2015 年 3 月に本格運用を開始して以降、システムの障害はなく、ユーザからの不 築を行うことになり、グローバルで標準化したアーキテクチャを策定しています。ソネットには、その仕 満も特にないという。課題であったシステムの維持管理やコスト負担の削減は、これからの効果として 様を満たしつつ、新しい機能を実装するようにお願いしました。 」 表れると見込んでおり、今後の経過に期待している。 このハイブリッドな構成の実現にあたって、大規模な本番環境での利用実績があまりない機能も数多く グローバル展開するコミュニケーション基盤として今後ユーザ数が増加することを踏まえ、今回ライセ 盛り込まれた。事前の検証や設計には労力がかかったと山本氏は話す。 ンスの見直しも実施した。シスコが新たに提供を始めた全社導入ライセンス プログラム「Cisco 「シスコの協力を得ながらひとつひとつ解決していった形です。事業所ごとに異なる設定や、構築当時の 事情なども踏まえながら問題を解き明かして、解決策を見出していきました。 」 平賀氏は話す。 「グローバルで標準化したアーキテクチャにはライセンスのことも含まれています。シスコの新しいライセ プロセス 2 社員が所有するスマート デバイスの活用を促す 「BYOSD」環境を実現 ソニー製スマート デバイス(XperiaTM シリーズ)のビジネス活用を促す BYOSD (Bring Your Own Sony Device)の仕組みは、Cisco Jabber の導入によって実現している。VPN ンス体系なら、ユーザや拠点の増加などに伴う追加発注が不要になり、全世界的な展開がしやすくな るでしょう。国内のユーザを増やし、海外のグループ会社にも広げていくことを考えていますので、新し いライセンス体系を活用したいと思います。 」 今回のプロジェクトを経て、同社が得た経験とノウハウは大きなものがあり、これを今後の事業展開に 役立てていきたいと高木氏は話す。 接続によるセキュリティの確保(盗聴の防止)を実施するため、端末には専用のクライアント ソフトウェ 「既存の電話環境を維持しつつ、新たに BYOSD 環境を実現するという、これまでに経験したことがな アを組み込んだ。一部の社員に先行して使ってもらい、実際の評価を集めながら本番環境へ移行したと いハイブリッド構成で求められる要件を満たすのは大変でしたが、当社としても非常に規模の大きなプ 高木氏は話す。 ロジェクトであり、これまでにないノウハウを多数得ることができました。シスコの協力もとても迅速、 「業務時間中、ほとんど自席にいないフィールド サポート部門などを対象にパイロット導入を行いました。 16 Enterprise Agreement for Collaboration」を採用し、ライセンスの一括購入/管理を進めたいと 的確で助かりました。 Cisco Jabber は、自分の席にいないけれども、かかってきた電話にはすぐ応答したい、内線通話です 当社としては、So-net for Biz のサービスとして、こうした企業向けインフラの構築にも積極的に取り ぐ相手に連絡したいというニーズに確実に応えることができました。また、PC がなくても社員間でチャッ 組んでいきたいですね。今回はソニー グループ向けのスマート デバイス活用として XperiaTM を採用し トができ非常に便利と好評でした。個人の端末を仕事でも安全に利用でき、複数の端末(会社支給の端 ましたが、iOS や Android などの OS を搭載したさまざまなスマート デバイスに対応することもでき 末など)を持つ必要がなくなったので、ユーザだけでなく、管理する側としてもメリットを享受できました。 」 ます。お客様のニーズに沿ってソリューション サービスを提供できるようにしたいと思っています。 」 17 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ソニーグローバルソリューションズ株式会社 インフラサービス部 NW アーキ&ソリューション課 統括課長 主任技師 効果~今後 課題解決の効果が明確に表れることを期待 大規模プロジェクトの経験を今後の事業展開に活かす 事例でわかる導入効果 ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 ソニー グループでは、全世界のどの事業所でも PC の設定を変更せずに同一無線 LAN を利用できる シスコ コラボレーション ソリューション 導入事例 シスコ ソリューション 導入事例 インテグレーション事業 ─ インフラからサイト構築までワンストップ ソリューション ウェブ インテグレーションやシステム インテグレーションを提供。エンド ユーザ視点のコンサルテーションとユーザ インターフェイス、ニーズにきめ細かく対応した設計、開発、運用が強みです。 ウェブ インテグレーション ソネットはウェブサイトの戦略立案から構築、制作、運用までワンストップで提供できます。また、ソネッ ト ポータル サイト広告枠はもちろん、関連会社メディア プランニング、マーケティング サポートに関する 各種ご提案を実施しています。 ウェブ戦略立案、構築、制作、運用 デジタル マーケティング 本社所在地 東京都品川区大崎 2-1-1 アクセス解析、効果分析 コンサルティング 静岡銀行 ソネ ット株式会社 ソニー グループのグローバル標準 IP 電話システムを構築 新本部棟の建設を機に先進のシステムで災害対応力を大幅強化 今後の法人向けスマート デバイス活用サービスに注力 フリーアドレス成功のための基盤として シスコのコミュニケーション インフラと無線 LAN ソリューションを採用 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース ソネット株式会社 ビジネスを進化させるチカラ So-net for Biz BCP ウェブ プロモーション ThinkPark Tower 設立 資本金 従業員数 URL 1995 年 11 月 1 日 79 億 6,900 万円 連結 953 名 / 単独 614 名 ウェブ テクノロジー よりユーザが満足できるサービスを提供するために何が必要かを常に考え続け、ツール革新に努めたこと により、自社の成功、失敗体験を基にして、より信頼度が高く機能豊富なツールを安価にご利用いただけ る環境を実現しています。 スマホアプリ プラットフォーム (2015 年 3 月 31 日現在) アプリケーション開発 http://www.so-net.ne.jp/ corporation/ プラットフォーム 1996 年ソニー グループの ISP(イン ターネット サービス プロバイダ)とし マルチデバイス EC、CRM CMS O2O So-net Document Slide ソーシャル連携 同報メール配信 「既存の IDC ファシリティが老朽化し、拡張できず運用コストが増大している」 「運用ガイドラインがない / 運用ガイドラインを保つリソースがなく、サービス品質を維持できない」 「オンプレミスとクラウド環境をハイ ブリッドで利用したい」などさまざまな課題解決と データセンター Amazon Web Services ニーズにお応えします。 So-net クラウド ハイブリッド クラウド サーバー、ネットワーク構築 監視 て「So-net(ソネット) 」の名称でイン ターネット接続サービスをスタート。そ ネットワーク インターネット回線だけではなく、固定 IP を利用した VPN、メディア コンバーターをはじめとしたネットワー ク機器まで、幅広く対応します。 トランジット 導入ソリューション AWS ダイレクト コネクト 導入ソリューション インターネット接続 の後、接続サービスだけでなくインター VPN ネット関連のさまざまなサービスに事 セキュリティ Wi-Fi 構築 モバイル 業拡大し、ISP 事業で培ったノウハウ を活かし、法人向け接続サービスやソ す。2014 年より bit-drive を加え、法 人向け事業をさらに強化しています。 より幅広いニーズに対応し、高い付加 サービス事業(bit-drive)─ クラウドを軸にした I T ソリューション ソネットのクラウド サービスは、プライベート/ パブリック、 オンプレミスとのハイブリット化など、多彩なラインナップで、 さまざまなニーズに対応します。また、統合管理ツールと共 通ネットワーク ゲートウェイにより、状況を可視化、管理で きるマネージド型サービスとして提供しています。 価値を提供していきます。 5,500 Server(MCU) ・ Cisco TelePresence Video Communication Server(VCS) ・ Cisco TelePresence Management Suite 導入前の課題、検討事案 (TMS) ・ Cisco TelePresence SX20 ・ 電話システムが複雑で維持管理やコスト ・ Cisco TelePresence EX60 ・ Cisco Jabber for Windows マネージド クラウド SaaS bit-driveの特長 実績 IaaS 品質 約 社 の IT 基盤を支える 99.998 % 以上の稼動実績 サポート 24 時間 365 日 マネージド VPN ネットワーク (固定 / モバイル回線) オフィス PC 外出先 / 自宅 タブレット スマートフォン 電話システム IP の負担が大きく、改善の必要があった。 ・ Cisco ・ ソニー製スマート デバイス(Xperia Unified Communications ManagerTM ・ Cisco Unified IP Phone 7800 シリーズ スマート フォン、タブレット) のビジネス ・ Cisco Unified IP Phone 9900 シリーズ 活用を促す環境整備を検討していた。 ・ PhoneAppli Collaboration Directory (Web 電話帳) 無線 LAN 導入効果 ・ Cisco 5500 シリーズ ワイヤレス コントローラ ・ 2600 シリーズ ・ Cisco ソニーAironet グループで標準化している音声 無線 LAN アクセス ポイント アーキテクチャとシスコ ソリューションを その他 組み合わせ、従来からのユーザビリティ ・ Cisco UCS C220 ラックマウント サーバ を変えることなく新たな電話システムへ の移行を実現した。 導入前の課題、検討事案 ・ Cisco Jabber と VPN 用ソフトウェアの 導入で、個人所有のスマート デバイスを ・ 本部棟の老朽化による建て替えを機に、災害 業 務 でも安 全 に 活 用できる BYOSD 対応力、事業継続体制の強化を図ろうと考え (Bring Your Own Sony Device)環 ていた。 境を実現した。 ・ 有事の際の拠点間コミュニケーション手段と ・ して、 PC にも Cisco Jabber を導入し、グルー ビデオ会議の有効性を強く感じていた。 ・ ワークスタイルの改革によって、 本部業務のさ プ内の無線 LAN 環境やリモート アクセ らなる生産性向上を目指そうとしていた。 ス環境と連携して場所に捉われず電話機 能を利用できるようにした。 導入効果 ・ シスコの新ライセンス形態である Cisco Enterprise Agreement を採用し、柔 軟でスピード感のあるソリューションの ・ ビデオ会議システムを活用した 「非常事態 対策室」を新たに設置し、 177 拠点とのコ 全社展開が可能となった。 ミュニケーション基盤を確立した。 ・ 無線 LAN、IP 電話、Web 電話帳による 業務インフラの構築で、 日々の銀行業務に適 したワークスタイル改革の基礎を実現した。 経緯 の拡張が可能なサービスとして提供を行う。 静岡銀行は、1964 年竣工の本部建物の老朽化を踏まえ、新たな本部棟の建設 プロジェクトを 2011 年に発足。新本部棟「しずぎん本部タワー」は 2014 年に竣工し、2015 年 数々の課題をまとめて解決するために電話システムの再構築を決断 プ企業 7 社も新本部棟へ集約し、業務連携を強化 1 月からすべての本部業務を移管した。グルー スマート デバイスの活用促進とサービスによるシステムの提供 経緯 している。 「しずぎん本部タワー」は、大規模災害への対応力向上、地域や顧客に対するサポート機能の強化 今回同社は、ソニー グループが日本とアジア地域で利用している電話システムの再 を実現するため、免震構造や最新の防災技術、環境システムを多数導入しており、有事の際には 構築を、ソニーグローバルソリューションズ (以下、ソニー GS)と共同で再構築するプロジェクトを 地域の防災拠点としても機能する。棟内に新たに設けられた 「非常事態対策室」は、最大 27 画 立ち上げた。再構築の目的はスマート デバイスのビジネス活用を促進する基盤の実現とグローバルな 面表示のマルチモニタ( 9 画面× 3 モニタ)でさまざまな情報を表示でき、そのマルチモニタの コミュニケーション基盤の実現であり、音声アーキテクチャにシスコ ソリューションを組み合わせるこ 中核として同行の 177 拠点と本部を結ぶビデオ会議システムがある。全拠点同時表示でリアルタ とを決断した。加えてコラボレーション クライアントには Cisco Jabber を採用し、ユーザの利便性 イムの情報を「非常事態対策室」で集中的に把握し、自然災害、人的災害をはじめとする緊急時 も向上させている。 の速やかな状況判断と意思決定を可能にしている。 ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 また、同行は今回の本部棟移転を契機に、金融業界では画期的と言えるフリーアドレス制を本部 課長 兼 プロジェクト マネージャーの高木信之氏は、次のように話す。 オフィスの全フロアで導入。さらにペーパーレス化、会議運営方法の見直しというワークスタイル 「今回のプロジェクトは、ソニーの情報システムをグローバルに統括しているソニー GS とのディスカッ の改革によって、本部業務のさらなる生産性の向上にも取り組んでいる。 ションに基づき、ソネッ トがグループ全体の電話システムの再整備を行うという位置づけで進めました。 こうした同 行 の画 期 的な 取り組みを支える 、Cisco 既存の固定電話システムを利用するユーザに 『システムが変わったことを意識させない』 という制約の ICT 基 盤として、Cisco TelePresence 下、新たな機能を盛り込むという明確なリクエストがありまして、非常に高いハードルでしたが、我々 Unified IP Phone、シスコ無線 LAN ソリューションなど数々のシスコ ソリューションが採用され ている。 の大きな目標にもなりました。各事業所が負担するコストや、固定電話のユーザビリティは現状を維 新本部棟建築プロジェクトチームの統括責任者である経営管理部 総務管財担当部長の中村泰昌 持しながら、新しい仕様 (機能)の実現と、スマート デバイスへの対応が求められたのです。 」 氏は、今回の一連の取り組みを次のように話す。 ソネット株式会社 法人サービス事業部門 インテグレーションサービス部 モバイルソリューション課 「東海地方では以前から 『東海地震が起こる』と言われ続けており、事業継続計画(BCP)への プロジェクト リーダーの山本剛氏は、従来の電話システムにおける課題を次のように話す。 19 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 のサポート体制 18 Internet 事例でわかる導入効果 リューション サービスを提供していま ソニーが整備してきた旧音声基盤と統合コ ラボレーション クライアント Cisco Jabber コラボレーション基盤の刷新と無線 LAN ソ など新世代のシスコ ソリューションを組み合 リューションの採用で、セキュリティと利便性 わせ、使いやすくコスト効果も優れた電話シ を両立できるオフィス環境を実現し、 ワークス タイル改革と事業継続体制を強化 ステムを実現するとともに、スマート デバイ スのビジネス活用を促進 ビデオ会議システム ・ Cisco ・ CiscoTelePresence Jabber for Management Android Suite 法人向けにインターネット ソリューション サービスを展開するソネットは、SOHO から大企業までをカバーする強固な顧客基盤を実現し、仮想化技術の向上やモ 静岡銀行は、創立 70 周年記念事業の一環として新たな本部棟「しずぎん本部 バイル環境の進化によるニーズの多様化などの新しい事業機会に対応できる体 タワー」を建設し、2015 年から本格的に運用を開始した。新本部棟では、災 制を構築している。 また、 ネットワークやクラウドからウェブ177 インテグレーション、 拠点と本部を結 害への対応力向上、 事業継続体制の強化を実現すべく、 システム インテグレーションに至るまで、顧客の幅広いニーズにワンストッ プで ぶビデオ会議システムの導入によっ て行内コミュニケーションの基盤を確立。 迅速に対応し、インターネッ ト ソリューション サービス プロバイ ダーとして、よ また、ペーパーレス、社内のコミュニケーションの活発化、 日々の業務生産性を り一層高い付加価値を提供している。 さらに高めるため、フリーアドレス導入などのワークスタイル改革も進めてい ISP で培った経験と実績を活かして、ソニーグローバルソリューションズと共同 る。同行は、 これらの先進的な取り組みを支える ICT 基盤に、数々のシスコ ソ でソニー グループが日本とアジア地域で利用している電話システムを再構築する リューションを採用した。 ことになった同社は、今回シスコ ソリューションを組み合わせて次世代 IP コ 最新技術を多数盛り込んだ新本部棟の建設を機に ミュニケーション基盤を構築した。固定型 IP フォンだけでなく、スマート デバ 災害対応力の強化、ワークスタイルの改革を目指す イスでも利用可能なソリューションであり、今後対象事業所の拡大および機能 取り組みは当行の経営における最重要課題です。それまでの本部建物は非常に老朽化していたので、 創立 70 周年記念事業の一環として新しい本部棟を建て、災害対応力を高めたいと考えました。 イメージ図 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース その構想を練っていた 2011 年に東日本大震災が起こり、改めて体制整備を進める強いきっかけ になったのです。ビデオ会議システム(Cisco TelePresence)の導入は、各店舗の被害状況の 把握と本部からの情報伝達に非常に有効だと考え導入を決断しました。 ワークスタイル改革の取り組みは、本部棟を新しくするというハードウェア面の整備だけでなく、 我々自身の働き方を見直すことも必要という経営陣(頭取)の意思が強く働いています。銀行で フリーアドレス制を導入しているところは少ないのですが、やるのであればとことんチャレンジしよう と、積極的に進めることとしました。移転の際には保管していた書類を電子化して 75% 削減 静岡銀行 するなど、大胆な成果も上げています。 」 経営管理部 総務管財担当部長 新本部棟建築プロジェクトチーム 統括責任者 中村 泰昌 様 選択 全体最適化と将来性を踏まえてシスコ ソリューションを採用 シスコ社員の実践ぶり、業界における導入実績も評価 検討の初期段階では、ビデオ会議、IP 電話などを個別検討しており、それぞれ ● ● 電話交換室(外線着信対応) ・PC 画面に外線着電と転送先情報を表示、 タッチパネルで速やかな検索と取次 ( 1 日 400 件程度の外線取次を実施) ● ● フリーアドレスを導入したオフィス ・間仕切りがなく、開放感にあふれたオフィス フロア (左) (中) ・見晴らしの良い窓際に設けられたパーソナル エリア ・Cisco TelePresence が設置された会議室(右) 非常事態対策室 フリーアドレスの要となる アクセス ポイントは、 集中管理で通信品質を維持 Cisco Airtone 2600 シリーズ 複数の候補の製品を、要件に則って比較していた。最終的にすべてシスコ ソリューションに至った MCU 理由を、本プロジェクトチームのリーダーである経営管理部 管財グループの寺田健司氏は次のように Cisco TelePresence Cisco EX60 IP Phone 話す。 Web 様 データセンター 3 つの 55 インチ大画面+ 1 モニタ 20 分割表示で 状況を速やかに把握 とても有効でした。また、これまでの IP 電話やビデオ会議の導入事例などもていねいにご提案い Network ただいたことで、信頼してお任せできると感じたのです。」 プロセス∼ 効果 1 Cisco Airtone 2600 シリーズ ビデオ会議システムは平時から活用して熟練度を向上 支店間会議や各種研修の実績も増加 Cisco TelePresence Cisco EX60 IP Phone 災 害 対 応 力 の 強 化 を目 的 に 導 入さ れ た Cisco TelePresence は、 日 々の ビジネスでも積極的な活用が図られている。各支 店では支 店長 席にデスクトップ型の Cisco TelePresence EX60 が設置され、本部との連絡や支店間会議などを日々行っているという。 Cisco UCS C220 事例でわかる導入効果 寺田 健司 電話帳 Cisco Video Endpoint (非常事態対策室) とが可能になるのか? という点をていねいに説明いただきました。 新本部棟建築プロジェクトチーム リーダー ワイヤレス コントローラ Web 電話帳 を別のベンダーにした場合にどのようなことが起こるのか? ベンダーを えることでどのようなこ オフィスを何度も訪問してシスコ社員が実践しているところを拝見できたのは、理解を深めるうえで VCS Cisco Unified Communications Manager た検討が必要ではないかと提案をいただいたことが大きかったと思います。ビデオ会議と IP 電話 フリーアドレスについても、導入のメリットとデメリットをきちんとご提案いただき、さらにシスコの Cisco 5500 シリーズ TCS Cisco IP Phone 「当初は別々に検討していたのですが、シスコから個別検討ではなく全体最適化と将来性を踏まえ 静岡銀行 経営管理部 管財グループ ビジネスプロフェッショナル 全館に設置された 無線 LAN アクセス ポイント Cisco IP Phone Web 電話帳 非常時には IP 電話をキャビネットから 取り出して接続することで対策室を設営 しずぎん本部タワー Web 電話帳 Cisco TelePresence EX60 営業店 中村氏は、通常業務で活用することは非常時のスムーズな対応にもつながると話す。 「もともとは有事対応のための設備として導入しましたが、有事というものはそう滅多に起こりませ んから、平時でも設備を有効活用することが重要と考えていました。シスコのビデオ会議システム は操作もタッチパネル式となっており、マニュアルいらずで非常に操作が簡単です。今では支店長 ていたコミュニケーションも変化してきました。日ごろから活用することで操作の仕方を覚え、 有事の際にもスムーズに対応できるようになると思います。 」 プロセス∼ 効果 2 本部から各支店へ実施している研修も、一部は Cisco TelePresence を活用したものになって きていると寺田氏は話し、その副次的な効果にも触れる。 IP 電話+ Web 電話帳で電話応対の効率向上を実現 フリーアドレス(無線 LAN)の運用も積極的に進む 各フロアに設置された Cisco Aironet 2600 シリーズ 無線 LAN アクセス ポイン トは、データセンターに設置した Cisco 5500 シリーズ ワイヤレス コントローラで集中管理され、 「行内では研修が多く行われており、若手行員を対象としたもの、役付や支店長を対象としたもの FISC(金融情報システムセンター)の安全対策基準に準拠した高いセキュリティと高品質かつ高速 などがあります。これまでは集合研修として都度人員を集めて行っていましたが、現在は本部の な通信環境を保っている。IP 電話は、呼制御システムである Cisco Unified Communications 専門スタッフが Cisco TelePresence を通して各拠点の担当者にインタラクティブに実施するなど Manager を同じくデータセンターに設置しており、Cisco TelePresence システムとの連携によっ 活用が進んでいます。移動に伴う交通費や時間の削減効果も、これから見えてくるでしょう。行内 て IP 電話機とビデオ会議の相互接続を可能としている。このほかに PhoneAppli Collaboration ではビデオ ニュースによる情報発信をしているのですが、そこでも Cisco TelePresence を活か Directory( Web 電話帳)があり、行員の発着信や在席確認(プレゼンス)、外線着信の電話 した研修の事例が取り上げられ、運用と理解が促進されていると感じます。 」 交換業務に用いられている。 IP 電話システムは、銀行業ならではの運用スタイルを踏まえて、以前から検討していたと寺田氏は 話す。 20 21 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 やブロック長がそれぞれのシーンでビデオ会議を使って連絡を取り合っており、以前は電話で行っ シスコ コラボレーション ソリューション 導入事例 への照会電話が非常に多く、またかかってきた電話にはすぐ出なければお客様対応を含め業務に これからも継続して『働き方変革』に取り組む 今後 支障を来すので、固定電話を置き、誰かが早く取るというスタイルに落ち着きました。フリーアドレ スで固定電話を運用する場合、電話機に紐づく番号を容易に変更できることが重要なので、そこ 移転に伴う環境の変化が社員の意識に与えた影響は想定していた以上に大きく、社 で求める要件や機能を照らして候補を絞り込み、シスコが最適となったのです。 内の意識は見てわかるほど向上したという。 一緒に導入した Web 電話帳は、 PC の画面上でクリックすると発信でき、ダイヤルする手間がな 「最近、よく実感するのは 『環境が変われば、意識も変わる』 ということです。新しいオフィス環境に くなりました。発着信履歴や伝言メモの機能もあるので、とても便利ですね。外線着信の電話交 身を置けば、仕事の取り組み方も前向きになります。逆に、社員の意識を変えたいと思うならば、ま 換業務を担当するオペレータの画面では転送先情報も併せて表示され、対応速度が向上しました。 ずオフィ ス環境を変えてみるというのも効果的な方法であると言えます。 」 電話の相手に応じて表示色を変えて気付きを促すなど、運用の工夫もしやすくなって業務効率が高 また、その成果がボトムアッ プ型のプロジェクトによって社員の意見を反映したものであることから、 静岡県静岡市葵区呉服町 1-10 創立 1943 年(昭和 18 年)3 月 1 日 資本金 億円 908 本社所在地 東京都港区芝浦 1-1-1 3設立 ,050 名 URL 資本金 浜松町ビルディング 1961 年(昭和 36 年)2 月 4 億 9,750 万円 http://www.shizuokabank.co.jp/ 従業員数 2,852 名 (2014 年 4 月 1 日現在) URL 400 以上のアイデアから生まれた数々の施策を盛り込んだ 新たなオフィスでワークスタイル変革を実践 自らの経験を顧客に提供できる新たな価値へつなげる http://bj.konicaminolta.jp 「地域とともに夢と豊かさを広げま 担う。顧客の視点に立ち、最適なソ リューション提供を目指して独自の基 本方針である 「プリントビジネスコン シェルジュ」を 2012 年に制定。プリ ント関連領域における顧客の潜在的 な課題を的確に把握し、最適で一気 通貫の課題解決策を提案している。 シスコ パートナーとして Advanced ワイヤレス LAN は行内の評価も高く、LAN ケーブルの接続から解放されて、どこでも簡単にミー 「移転前の本社で働いていたころと比べると、社員のモチベーションははっきりと変わりました。前向 ティングができるようになったと中村氏は話す。頭取も各フロアを頻繁に訪れて、フリーアドレス きに取り組んでいることが見てわかりますし、誰もが今回のプロジェクトを自分のこととして考えている の実践状況をきちんと見ているという。 と実感しています。以前からそうした社風というか、文化のようなものがあったのではないかと思いま 「もともとフリーアドレスはプロジェクト遂行型の業務に向いているので、我々の業務でいうと株主 すが、意見を出せばそれがきちんと検討してもらえる、取り入れてもらえるということを多くの社員にわ 総会や防災訓練の対応準備、決算報告や財務報告のとりまとめなど、季節性のある業務で特に効 かってもらえたのも成果の 1 つと言えるでしょう。」 果がありますね。まだ慣れていないところもあり、毎日座席を変えることが目的化してしまわない 移転前の課題だったコミュニケーションの問題や生産性の向上は着実に改善され、オフィ スそのもの ように気を付けながら、生産性向上という効果につなげていきたいと思っています。 」 をショールームとする目標も第 1 段階は達成したと同社では捉えている。現在は働き方変革をさらに 実践し、スパイラル アップしていく段階であると藍氏は話し、さらなるシスコ ソリューションの活用に も強い意欲を見せる。 防災対応や働き方改革のモデルケースとして各方面から注目 「移転によって実現した心地良い環境と機能的なデザインを備えたオフィ スにシスコ ソリューションを さらにシステムとしての完成度を高めることが今後の目標 今後 掛け合わせて、常に最新の『働き方変革』の実践をお客様に見ていただけるよう『 Live オフィス』 今回の取り組みは非常に画期的なものとして各方面から注目されており、防災対 『 Live ショールーム』 ツアーを実施し、自社実践に基づくノウハウで、今度はお客様の『働き方変革』 応の環境整備ではモデルケースとして取り上げられることも増えているという。静岡県をはじめ、 実現を支援していきたいと思います。 他の金融機関から多くの人が視察に訪れており、同行では、導入したシスコ ソリューションの機能 日々の業務にコミュニケーションやコラボレーションは欠かせないものであり、その効率化、活性化を を十分理解し、さらに活かしていくためにスキルの浸透を図っていくことが重要と捉えている。 支えるツールとしてシスコ製品の存在もさらに重要になっていくでしょう。これからもシスコとのパート 中村氏は、シスコに継続的な支援を期待していると話す。 ナーシッ プを大切にし、連携を強めながら、お客様により多くの価値と感動をお届けするビジネス展 「防犯カメラの映像を県の 対策の一環として使えないか? 県の防災データベースに相乗り 開を積極的に取り組んでいくBCP ことを考えています。 」 して利用できないか? といった相談や検討は引き続き行っています。IP 電話や Web 電話帳、 ビデオ会議システムなど、今回導入したものをもっと使いこなして、より良い効果を上げていくことが 今後の目標です。シスコには、コンサルティングを今後も続けていただき、システムの完成度を 高めるための支援をぜひお願いします。 」 Collaboration Architecture スペ 導入ソリューション 社員のアイデアを反映したオフィス移転を契 機にコラボレーション ソリューションを強化し て、ワークスタイル変革を実践 ・ Cisco TelePresence ・ Cisco WebEx ・ Cisco Unified Communications Manager ・ Cisco Unified IP Phone ・ PhoneAppli Collaboration Directory(Web 電話帳) 導入前の課題、検討事案 ワークスタイル変革を支えるソリューションを体験できるショールーム。 導入効果 ・ 本社内の要所と支社支店に Cisco Tele Presence を設置し、社員同士のコミュ ニケーションと情報共有を活性化。 ・ 支社支店から本社へ出張する旅費と時間 だけで約 100 万円 /月、約 130 時間 /月 の削減に成功した。 ・ Cisco TelePresence SX80 を 約 100 名収容可能なセミナー ルームに設置し、2 台のカメラと組み合わせてセミナーや役員 のメッセージ配信、教育などを遠隔でもリ アルタイムで実施できるようになった。 ・ Cisco WebEx を活用して、顧客訪問中 の営業担当者を本社のスタッフが支援する など、チームとしての業務、部署を越えた コラボレーションが促進されている。 経緯 「これからのワークスタイルがここにある」 本社移転を好機として変革に向けたプロジェクトを推進 コニカミノルタ ビジネスソリューションズは、2014 年 8 月に本社機能を東京都港 区に移転した。2006 年から掲げている「Work Style Design Company」というコーポレート ビジョンの下、社内コミュニケーションの活性化による組織対応力の強化、新しい働き方を支える オフィスづくりを進めており、見晴らしの良い立地にある新オフィスは顧客に対するショールームとして の機能も果たす。同社が取り扱うソリューションは、デジタル複合機を含むドキュメント分野から Web / ネットワーク インフラ、専門性の高い業務システム、コラボレーション関連、そしてオフィス デザインと幅広い。今回の移転を機にこれらの連携と活用、ノウハウの蓄積を実践して、顧客の課題 解決と新たな価値の提供に役立てていくことを目標としている。 ソリューション事業本部 ソリューションマーケティング部 部長の藍 隆幸氏は、今回のオフィス移 転プロジェクトの概要を次のように話す。 「本社移転前から、より良い職場環境を考えるプロジェクトを進めていて、コミュニケーション ロスの 解消や業務生産性の引き上げといった、いくつかの課題を提起していました。ここで『働き方変革』を ゴールとして定め、的確な意思疎通ができる環境づくりや業務効率の良いオフィスづくりを進めようと していたのです。その後本社の移転が正式に決まり、これは絶好のチャンスということで、一気に弾み をつけました。新オフィスにショールームとしての機能を持たせ、お客様に変革を体感いただけるよう にすることも課題の 1 つとして提起していたので、ちょうど良いタイミングだったと言えます。 新オフィスへの移転時には、紙文書のストックを約 7 割、キャビネット(書庫)を約 6 割、座席数を 約 3 割削減し、フリーアドレス導入やグループ ワーク向けのブース設置などコミュニケーションの 機会創出につながる仕掛けを多数盛り込んでいます。自分たちのオフィスですから、普段、お客様に 提案できないような先進的な試みも積極的に取り入れ、理想的な姿を目指しました。 」 23 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ・ 職場環境改善プロジェクトで、コミュニケー ション ロスや業務生産性の向上が課題と して提起されていた。 ・ 本社移転を機に、働き方を変革するオフィ ス設計と ICT ツールの活用を進めることと なった。 ・ 自社で取り扱うソリューションを自ら活用す ることで、顧客への提案力を強化したいと 考えていた。 シャライゼーションを取得。 コニカミノルタ ビジネスソリューションズは、2014 年の本社移転を契機にオ フィス空間を一新。自らが率先してワークスタイルを変革し、新しい働き方に 必要なオフィス環境の在り方を実践していくことで、顧客によりメリットをもた らすソリューションの提供を目指している。新オフィスでは日々のビジネスを さらに活性化させるべく、社員同士のコミュニケーション、コラボレーション の課題解決も図られており、そこにシスコ コラボレーション ソリューションが 多数採用されている。 事例でわかる導入効果 す」という基本理念を掲げ、時代を 「新しい価値の創造」 を経営理念とす 先取りする積極的な経営を行いなが るコニカミノルタ グループのなかで、 ら、地域の総合金融機関として質の デジタル複合機やプリンタなどの情報 高いサービスを提供。地域の暮らし 機器、関連ソリューションの提供を と事業に貢献している。 22 work style まっています。 」 さらに意識向上が図れている。藍氏は、もともとの企業風土も良い方向に影響したと分析している。 所在地 従業員数 コニカミノルタ ビジネスソリューションズ株式会社 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース コニカミ ノルタ 静岡銀行 ビジネス ソリューションズ 株式会社 「フリーアドレスということで、最初は PHS やモバイル端末とも比較していました。支店から本部 オフィスを訪れればわかる社員のモチベーションの高さ 新オフィスはフロア数を減らし、かつ 1 フロアあたりの面積を拡大。座席レイアウトの工夫といった ファシリティ面と、ビデオ会議や Web 会議をはじめとする ICT ツールをうまく組み合わせることでさ WebEx、Web 電話帳などが組み込まれ、同社の働き方変革を支えるツールとして日々活用されてい る。同社の取り扱うソリューションにはシスコ製品も含まれているが、自ら活用することの重要性を改 めて考えたと藍氏は話す。 「自分たちで活用しているものをお客様にご提供する、もしくはお客様にご提供するものは自ら活用して 実証するということは、お客様への説得力を高めるうえで大きな意味を持ちます。当社としてもユーザの コニカミノルタ ビジネスソリューションズ株式会社 ソリューション事業本部 事業統括部 ソリューションマーケティング部 部長 立場で自信を持ってお勧めできるようになりますから、これまで以上にしっかり行っていく必要があると考 えました。コニカミノルタ グループは、以前からシスコのユニファイド コミュニケーションやビデオ会議な どのユーザでしたが、オフィス移転と働き方の変革を機に、気持ちを新たに取り組むことにしたのです。 」 藍 隆幸 様 導入~効果 社員の 400 以上のアイデアが数々の施策として実現 ビデオ会議の効果的な運用には環境を含めた提案が不可欠 開放感あふれる新オフィス。中央のベンチシートや、窓 際に並ぶファミレス スタイルの座席は気軽にコミュニ ケーションできると好評。意図的に座席と机を互い違 いに配置し、人の行き来の際にコミュニケーションを生 まれやすくしている。 本社の移転が正式に決まり、同社は 2014 年 1 月に働き方変革プロジェクトを新 たに発足させて、2014 年 8 月の移転実施までのおよそ半年で実施する施策や導入するソリューショ シスコ コラボレーションが実現するワークスペース らなる効果の向上を図っている。シスコ ソリューションとしては Cisco TelePresence や Cisco ンの選定を進めた。自ら考えて実践することを重視し、社員から意見を募集したところ、400 件以上 ものアイデアや要望が寄せられたとのこと。それらを分類、整理して実現の容易さや優先順位を判断 し、具体的な施策に紐付けていったと藍氏は話す。短期間で対応できたのは、ほとんどの作業を社内 白基調でまとめられた会議スペース(左上)、オフィス サイドのミーティング スペース(左下)、カフェ スタイ ルのスペース(右)と、シーンに応じて使い分けられる。 で対応したことが大きいという。 「当社には、お客様のオフィス空間設計を手掛ける専門のデザイン チームがいまして、新しいオフィス 事例でわかる導入効果 のデザインはすべて彼らに任せました。全体の取りまとめやプロジェクトの運営は大変でしたが、自分 たちのアイデアを自分たちで実現するボトムアップ型のプロジェクトだったこともあり、全社的なモチ ベーションはとても高かったですね。」 シスコ ソリューションと関連するところでは、顧客先の営業担当者を支援する目的で Cisco WebEx を活用したことや、今後の会議室の在り方を考える事例の 1 つとして本社の会議室をはじめ、支社支 店に Cisco TelePresence を設置。特に本社セミナー ルームに Cisco TelePresence SX80 を 設置して、効果的なビデオ コミュニケーション環境を実現したことが主要ポイントとして挙げられる。 経理部や総務部は固定席のため固定電話を設置しているが、そのほかの部署はフリーアドレス導入に 伴い会社配布のスマートフォン(FMC 連携)を内線通話にも用いている。 Cisco WebEx の活用は社員からのアイデアが具体化した好例の 1 つで、チームとしての業務推進 と部署間を越えたコミュニケーション促進に効果を上げている。また、Cisco TelePresence SX80 は通常の会議だけでなく、経営からのメッセージ発信や、社員教育、ソリューション勉強会でも積極 的に活用されている。藍氏は、導入したシスコ ソリューションの活用度は高いと捉えており、ビデオ 会議システムについては自分たちの意識の変化も感じていると話す。 「一般にビデオ会議システムというと、会議室に置いておけば使うだろうというイメージでしたが、実 見晴らしの良いミーティング スペースに は、Cisco TelePresence も設置され、 拠点間のミーティングもすぐに行える。 本 社セミナー ルームに設 置した Cisco TelePresence SX80 は 2 台のカメラを効果的に用いて、話の内容と映し 出される映像を関連づけた体感型のビデオ会議を実現。 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 際はきちんと活用できる環境も含めて提案していかないと、導入効果が上がらないと我々自身も気付 くようになりました。大会議室の SX80 はカメラを 2 台設置しており、1 台は話者を映し続け、もう 1 台は会議中に登場する製品やホワイトボードに書いている内容をクローズアップできるようにしてい ます。そうすることで、ただ資料を画面に映すとか、相手の顔が見えればよいということではなく、話 の内容と映し出される映像を関連づけた体感型のビデオ会議というものを、遠方の拠点ともリアルタイ ムに行えるようになりました。Cisco TelePresence はとにかく高画質、高音質で、他社製品に比 べてずば抜けているほか、本当に使いやすいということを評価しています。より身近に活用していくの であれば、直感的に操作できることが望ましく、役員でも自ら使いこなせるようなものでなければ困る わけです。リモコン操作で相手を探してつなぐという従来型のシステムでは、やはり使い慣れている人 しか使えないケースが多いのですが、Cisco TelePresence はタッチ スクリーンで簡単にコントロー ルできるので、非常に操作性が優れています。」 また、Web 会議の内容は録画も可能になっており、後日社内 SNS に登録しているという。リアルタ イムに会議や勉強会に参加できなかった人もオンデマンドで当日の映像を見ることができ、オフィス移 転後に整備された新しい環境で、これまで実践したことのなかった活用が図られている。 24 25 シスコ コラボレーション ソリューション 導入事例 今後 移転に伴う環境の変化が社員の意識に与えた影響は想定していた以上に大きく、社 内の意識は見てわかるほど向上したという。 「最近、よく実感するのは『環境が変われば、意識も変わる』ということです。新しいオフィス環境に 身を置けば、仕事の取り組み方も前向きになります。逆に、社員の意識を変えたいと思うならば、ま ずオフィス環境を変えてみるというのも効果的な方法であると言えます。 」 また、その成果がボトムアップ型のプロジェクトによって社員の意見を反映したものであることから、 コニカミノルタ ビジネスソリューションズ株式会社 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース コニカミノルタ ビジネス ソリューションズ 株式会社 オフィスを訪れればわかる社員のモチベーションの高さ これからも継続して『働き方変革』に取り組む 400 以上のアイデアから生まれた数々の施策を盛り込んだ 新たなオフィスでワークスタイル変革を実践 自らの経験を顧客に提供できる新たな価値へつなげる さらに意識向上が図れている。藍氏は、もともとの企業風土も良い方向に影響したと分析している。 「移転前の本社で働いていたころと比べると、社員のモチベーションははっきりと変わりました。前向 きに取り組んでいることが見てわかりますし、誰もが今回のプロジェクトを自分のこととして考えている と実感しています。以前からそうした社風というか、文化のようなものがあったのではないかと思いま 本社所在地 東京都港区芝浦 1-1-1 浜松町ビルディング 設立 資本金 従業員数 URL 1961 年(昭和 36 年)2 月 4 億 9,750 万円 2,852 名 (2014 年 4 月 1 日現在) http://bj.konicaminolta.jp 「新しい価値の創造」を経営理念とす るコニカミノルタ グループのなかで、 デジタル複合機やプリンタなどの情報 担う。顧客の視点に立ち、最適なソ リューション提供を目指して独自の基 本方針である 「プリントビジネスコン シェルジュ」を 2012 年に制定。プリ かってもらえたのも成果の 1 つと言えるでしょう。」 移転前の課題だったコミュニケーションの問題や生産性の向上は着実に改善され、オフィスそのもの をショールームとする目標も第 1 段階は達成したと同社では捉えている。現在は働き方変革をさらに 実践し、スパイラル アップしていく段階であると藍氏は話し、さらなるシスコ ソリューションの活用に も強い意欲を見せる。 「移転によって実現した心地良い環境と機能的なデザインを備えたオフィスにシスコ ソリューションを 掛け合わせて、常に最新の『働き方変革』の実践をお客様に見ていただけるよう『 Live オフィス』 『 Live ショールーム』ツアーを実施し、自社実践に基づくノウハウで、今度はお客様の『働き方変革』 実現を支援していきたいと思います。 日々の業務にコミュニケーションやコラボレーションは欠かせないものであり、その効率化、活性化を 支えるツールとしてシスコ製品の存在もさらに重要になっていくでしょう。これからもシスコとのパート ナーシップを大切にし、連携を強めながら、お客様により多くの価値と感動をお届けするビジネス展 開を積極的に取り組んでいくことを考えています。」 導入ソリューション 社員のアイデアを反映したオフィス移転を契 機にコラボレーション ソリューションを強化し て、ワークスタイル変革を実践 ・ Cisco TelePresence ・ Cisco WebEx ・ Cisco Unified Communications Manager ・ Cisco Unified IP Phone ント関連領域における顧客の潜在的 ・ PhoneAppli Collaboration Directory(Web 電話帳) な課題を的確に把握し、最適で一気 通貫の課題解決策を提案している。 導入前の課題、検討事案 シスコ パートナーとして Advanced Collaboration Architecture スペ ワークスタイル変革を支えるソリューションを体験できるショールーム。 導入効果 ・ 本社内の要所と支社支店に Cisco Tele Presence を設置し、社員同士のコミュ ニケーションと情報共有を活性化。 ・ 支社支店から本社へ出張する旅費と時間 だけで約 100 万円 /月、約 130 時間 /月 の削減に成功した。 ・ Cisco TelePresence SX80 を 約 100 名収容可能なセミナー ルームに設置し、2 台のカメラと組み合わせてセミナーや役員 のメッセージ配信、教育などを遠隔でもリ アルタイムで実施できるようになった。 ・ Cisco WebEx を活用して、顧客訪問中 の営業担当者を本社のスタッフが支援する など、チームとしての業務、部署を越えた コラボレーションが促進されている。 経緯 「これからのワークスタイルがここにある」 本社移転を好機として変革に向けたプロジェクトを推進 コニカミノルタ ビジネスソリューションズは、2014 年 8 月に本社機能を東京都港 区に移転した。2006 年から掲げている「Work Style Design Company」というコーポレート ビジョンの下、社内コミュニケーションの活性化による組織対応力の強化、新しい働き方を支える オフィスづくりを進めており、見晴らしの良い立地にある新オフィスは顧客に対するショールームとして の機能も果たす。同社が取り扱うソリューションは、デジタル複合機を含むドキュメント分野から Web / ネットワーク インフラ、専門性の高い業務システム、コラボレーション関連、そしてオフィス デザインと幅広い。今回の移転を機にこれらの連携と活用、ノウハウの蓄積を実践して、顧客の課題 解決と新たな価値の提供に役立てていくことを目標としている。 ソリューション事業本部 ソリューションマーケティング部 部長の藍 隆幸氏は、今回のオフィス移 転プロジェクトの概要を次のように話す。 「本社移転前から、より良い職場環境を考えるプロジェクトを進めていて、コミュニケーション ロスの 解消や業務生産性の引き上げといった、いくつかの課題を提起していました。ここで『働き方変革』を ゴールとして定め、的確な意思疎通ができる環境づくりや業務効率の良いオフィスづくりを進めようと していたのです。その後本社の移転が正式に決まり、これは絶好のチャンスということで、一気に弾み をつけました。新オフィスにショールームとしての機能を持たせ、お客様に変革を体感いただけるよう にすることも課題の 1 つとして提起していたので、ちょうど良いタイミングだったと言えます。 新オフィスへの移転時には、紙文書のストックを約 7 割、キャビネット(書庫)を約 6 割、座席数を 約 3 割削減し、フリーアドレス導入やグループ ワーク向けのブース設置などコミュニケーションの 機会創出につながる仕掛けを多数盛り込んでいます。自分たちのオフィスですから、普段、お客様に 提案できないような先進的な試みも積極的に取り入れ、理想的な姿を目指しました。 」 27 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ・ 職場環境改善プロジェクトで、コミュニケー ション ロスや業務生産性の向上が課題と して提起されていた。 ・ 本社移転を機に、働き方を変革するオフィ ス設計と ICT ツールの活用を進めることと なった。 ・ 自社で取り扱うソリューションを自ら活用す ることで、顧客への提案力を強化したいと 考えていた。 シャライゼーションを取得。 26 コニカミノルタ ビジネスソリューションズは、2014 年の本社移転を契機にオ フィス空間を一新。自らが率先してワークスタイルを変革し、新しい働き方に 必要なオフィス環境の在り方を実践していくことで、顧客によりメリットをもた らすソリューションの提供を目指している。新オフィスでは日々のビジネスを さらに活性化させるべく、社員同士のコミュニケーション、コラボレーション の課題解決も図られており、そこにシスコ コラボレーション ソリューションが 多数採用されている。 事例でわかる導入効果 機器、関連ソリューションの提供を すが、意見を出せばそれがきちんと検討してもらえる、取り入れてもらえるということを多くの社員にわ シスコ ミッドタウン オフィス見学ツアーのご案内 シスコではすでに、ユニファイド コミュニケー ションを活用した新しいワークスタイルを実践 しています。シスコ社員が実際にどのように最 新のオフィス環境を活用し、コスト削減、生産 性向上、顧客満足度の向上を実現しているかを、 ワークスタイルに照らし合わせながらご紹介い たします。 お客様ご自身の目で確認、体感できる、シスコ オフィス見学ツアーにぜひご参加ください。 お申し込み [email protected] コラボレーション カンタン導入計画! スマートフォンやタブレットから「はじめてみませんか?」 「コラボレーションは、むずかしそう…」と思っていませんか? スマートデバイスを中心としたスピーディな導入とカンタンな 操作で、仕事の効率アップを実現します! コラボレーション ポータル (Web 電話帳 P45) 連絡したい相手が すぐに見つかる! ビジネス チャット (Cisco Jabber 相手がどこにいても チャットで連絡! コミュニケーション アセスメントで ワークスタイルの変革を支援 P44) Web 会議 (Cisco WebEx P48) どこからでも 会議に参加! シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 INDEX Cisco TelePresence 30 呼制御サーバ 40 IP フォン 42 Cisco Jabber ユニファイド メッセージング 44 45 46 Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS) 47 Cisco WebEx 48 Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR)Cloud 49 Cisco Spark 50 Cisco Unified Contact Center 51 ソフトウェア ライセンス 55 フォンアプリ Collaboration Directory(Web 電話帳) (Cisco Enterprise Agreement for Collaboration) シスコは、お客様のコミュニケーション環境、特に現場で起こっ ている問題点、課題を把握するためのコミュニケーション アセ スメントをご提供しています。 導入される IT ツール(コミュニケーション ツール)の効果を 最大限に発揮させて、コラボレーションによる新たなワークス タイルを実現するために、利用シーンの想定やコミュニケーショ ンの標準化、導入前後の効果測定指標など、さまざまな目的で 役立てていただけます。 28 29 Cisco TelePresence ● ナチュラル コミュニケーション オによって、臨場感にあふれた「フェイスツーフェ イス」のエクスペリエンスを提 供し、これまで ● 認証、暗号化による安全なコール / 会話 ● さまざまなプラットフォームに対応 ・ クリアで自然な映像(フル HD 対応 にない形のコミュニケーションおよびコラボレー ディスプレイ/ カメラ搭載) ションを実現するソリューションです。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 主な特長 Cisco TelePresence は、躍動感がある高精 細ビデオとクリアで立体感がある高品質オーディ ・多様な環境に対応できるエンドポイント ・ CD レベルの音声(AAC-LD、AAC-LD (パーソナル∼多目的) ステレオ対応)※ 1 ・金融、教育など各分野、遠隔医療、応答受付 など各シチュエーションでの豊富な実績 ・ スムーズなコンテンツ共有(デュアル ● コール操作、 プレゼンテーション共有など、 各操作が簡単 ストリーム対応) 臨場感あふれるビデオ会議システムで ビジネス コミュニケーションに変革を あらゆるビジネス シーンに対応したエンドポイント スマートフォンやタブレットの普及によるビジネス機動力の向上、在宅勤務のように柔軟なワークスタイルの導入など、 従業員のモバイル化および分散化が進むにつれて、ビジネス コミュニケーションにはさまざまな課題が伴うようになります。 イマーシブ テレプレゼンス ビデオ会議専用の会議室を構築できる エンドポイント ■ 移動時間や出張経費を削減したい。 ■ 大切な会議で映像や音声の乱れを ■ 気にしたくない。 自宅や外出先でも急な会議に参加し、 時間を有効に使いたい。 ■ 事例でわかる導入効果 ■ 小規模オフィスでも気軽に使える ビデオ会議システムが欲しい。 メールや電話だけでは伝わりにくい ■ 内容も、正確に伝えたい。 複数の拠点にまたがる複数の社員と 同時に会議がしたい。 シスコ テレプレゼンスは、躍動感がある高精細ビデオとクリアで立体感がある高品質オーディオによって、臨場感にあふれた「フェイスツー フェイス」エクスペリエンスを提供することで、これらの課題を解決するソリューションです。 Cisco TelePresence IX5000 シリーズ コラボレーション ルーム エンドポイント 会議室での利用に最適な エンドポイント 既存のネットワーク インフラにシームレスに統合できる単一のアーキテクチャで、これまでにない形のコミュニケーションおよびコラボレー ションを実現します。 Cisco TelePresence MX シリーズ 企業間や外出 /出張先、在宅勤務の社員とも、 スマート デスク エンドポイント スピーディかつスムーズなコミュニケーションを実現 オフィスや自宅のデスクでの + シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 利用に最適なエンドポイント Cisco WebEx Cisco CMR Cloud Cisco DX シリーズ e On A r c h it e c t u テレプレゼンス統合ソリューション re 関連企業 ニーズに応じて柔軟にカスタマイズ可能な エンドポイント パッケージ シスコ Expressway 外出/出張先など Cisco TelePresence SX シリーズ 在宅勤務 ※1 一部の製品は非対応 30 31 シスコ テレプレゼンス エンドポイント Cisco DX 650 ■ 小サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ PoE 受電で配線すっきり ■ フル HD カメラ/ マイク内蔵 ■ フル HD カメラ/ マイク内蔵 Android OS 搭載で多様なアプリをサポート ■ 7 インチ タッチスクリーン ■ デュアルバンド IEEE 802 . 11 n 規格対応 ■ PoE 受電で配線すっきり H.264 ビデオ 音声 1080p HD H.264 30 fps AVC & SVC 入力 2/出力 1 入力 2/出力 2 30 fps AVC カメラ 2.65<1.88> 倍 設置オプション ビデオ※1 入力 0/出力 1 音声※2 入力 1/出力 1 フル HD 壁掛け(標準) カメラ モニタ マウント(オプション) Cisco TelePresence SX 20 Quick Set Cisco DX 70 ■ 小∼中サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ 会議室のレイアウトに合わせて 3 種類のカメラを選択可能 ■ 1 カメラ/ 2 モニタ対応 ■ 小∼中サイズのデスクトップでのビデオ会議に最適 ■ フル HD カメラ/ マイク内蔵 ■ Android OS 搭載で多様なアプリをサポート ■ 14 インチ タッチスクリーン ■ デュアルバンド IEEE 802 . 11 n 規格対応 ■ 簡易書画カメラ モード対応 H.264 ビデオ 音声 1080p HD H.264 ビデオ 音声 60 fps AVC & SVC 入力 1/出力 2 入力 3/出力 1 30 fps AVC 入力 1/出力 1 入力 1/出力 1 MultiSite 4 拠点 フル HD フル HD フル HD 最大解像度 576p 30 カメラ 4<2> 倍 カメラ 12 倍 カメラ Cisco DX 80 ■ 中∼大サイズの会議室でのビデオ会議に最適 中∼大サイズのデスクトップでのビデオ会議に最適 ■ フル HD カメラ/ マイク内蔵 ■ 3 種類のカメラを選択できる、お得なインテクグレータ パッケージ ■ Android OS 搭載で多様なアプリをサポート ■ 23 インチ タッチスクリーン (本体+4 倍カメラ/10<2> 倍カメラ/10<2> 倍デュアルカメラ+10 インチ タッチ デバイス) ■ デュアルバンド IEEE 802 . 11 n 規格対応 ■ 簡易書画カメラ モード対応 60 fps H.264 AVC & SVC H.265 ■ 3 カメラ/ 3 モニタ対応 ビデオ 音声 1080p HD H.264 ビデオ 音声 入力 3/出力 3 入力 11/出力 8 30 fps AVC 入力 1/出力 0 入力 1 MultiSite 5 拠点 フル HD フル HD フル HD フル HD 最大解像度 720p 30 カメラ 4 倍 カメラ 10<2> 倍 デュアルカメラ 10<2> 倍 カメラ ※1 HDMI 外部拡張モニタ利用可能。 ※2 Bluetooth や USB デバイスの追加可能。 33 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ■ 1080p HD 事例でわかる導入効果 1080p HD Cisco TelePresence SX 80 Codec 32 小サイズのデスクトップでのビデオ会議に最適 ■ 1080p HD フル HD ※ カメラのズーム倍率は、光学ズーム<デジタル ズーム>の順に記載。 ■ シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco TelePresence SX 10 Quick Set Cisco TelePresence MX 200 G 2 Cisco TelePresence IX 5000 ■ 小∼中サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ フル HD カメラ/ マイク内蔵 ■ 1 列の配置で 6 名まで参加可能な臨場感あふれるビデオ会議を実現 ■ 42 インチ LCD モニタ ■ 10 インチ タッチ デバイス付属 ■ 業界初の H. 265 をサポートするトリプル スクリーン システム ■ 70 インチ トリプル LCD モニタ H.264 ビデオ 音声 1080p HD 参加人数 60 fps AVC & SVC 入力 2/出力 1 入力 1/出力 1 60 fps 6名 MultiSite 4 拠点 フル HD AAC-LD Spatial Audio 最大解像度 576p 30 カメラ 2.5<2> 倍 設置オプション フロア/テーブル スタンド (低遅延) (空間音響) 壁掛け/可動台 Cisco TelePresence MX 300 G 2 3 つの 4 K ウルトラ HD カメラ シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 1080p HD ■ 設置家具の 集音声の高いマイク カラー選択 等身大で投影 Cisco TelePresence IX 5200 ■ 中サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ フル HD カメラ / マイク内蔵 ■ 2 列の配置で 18 名まで参加可能な臨場感あふれるビデオ会議を実現 ■ 55 インチ LCD モニタ ■ 10 インチ タッチ デバイス付属 ■ 業界初の H. 265 をサポートするトリプル スクリーン システム ■ 70 インチ トリプル LCD モニタ H.264 ビデオ 音声 60 fps AVC & SVC 入力 2/出力 1 入力 1/出力 1 MultiSite 4 拠点 フル HD 最大解像度 576p 30 カメラ 4<2> 倍 1080p HD 設置オプション フロア スタンド 壁掛け/可動台 1080p HD 参加人数 60 fps 18 名 AAC-LD Spatial Audio (低遅延) (空間音響) ■ 3 つの 4 K ウルトラ HD カメラ 集音声の高いマイク 設置家具の カラー選択 等身大で投影 事例でわかる導入効果 Cisco TelePresence MX 700 ■ 中∼大サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ 2 カメラ/3 モニタ対応 ■ 55 インチ デュアル LCD モニタ ■ 10 インチ タッチ デバイス付属 ■ シングルまたはデュアルカメラを選択可能 H.264 AVC & SVC H.265 1080p HD 60 fps ビデオ 音声 入力 3/出力 1 入力 13/出力 7 MultiSite 5 拠点 フル HD フル HD 最大解像度 720p 30 カメラ 10<2> 倍 デュアルカメラ 10<2> 倍 設置オプション※1 フロア スタンド 壁掛け Cisco Jabber Cisco Jabber は、使用するデバイスや場所、時間を問 わず、さまざまなコミュニケーションを実現するコラボ レーション クライアントです。自分や相手の状況に応じ て次々と適切なコミュニケーションにシフトできるなど、 ビジネス課題への集中が途切れることのない最適なコラボ レーションの継続によって、生産性が大幅に向上します。 Cisco TelePresence MX 800 /MX 800 Dual 中∼大サイズの会議室でのビデオ会議に最適 ■ 2 カメラ/3 モニタ対応 ■ 70 インチ LCD モニタ(シングル、デュアル) ■ 10 インチ タッチ デバイス付属 ■ シングルまたはデュアルカメラを選択可能 1080p HD 60 fps H.264 AVC & SVC H.265 Windows Mac iPhone/iPad Android ビデオ 入力 3/出力 2 音声 MultiSite 5 拠点 フル HD 入力 13/出力 7 最大解像度 720p 30 カメラ 10<2> 倍 ■ プレゼンス ■ インスタント メッセージング( IM ) ■ 相手の在席状況(連絡可能/退席中/通話中/会議中など)をリアルタ イムに把握できるため、それに応じて最適なコミュニケーション手 段を選択できます。 ■ PC やタブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスで、会社 の電話番号で発着信できます。また、外出中の着信を携帯電話に転送 する設定も簡単です。 1 対 1 またはグループ チャットによって、スピーディでインタラ フル HD デュアルカメラ 10<2> 倍 ※1 フロア スタンドはフリーまたは壁固定。 34 フロア スタンド 壁掛け ■ ビデオ さまざまなビデオ デバイス/サービスに対応する高解像度ビデオに よって、自分や相手がどこにいても、手軽に「会って話す」ような感 覚でコミュニケーションできます。 ビジュアル ボイスメール 不在時に録音された伝言メッセージ(ボイスメール)の一覧を、社内外 を問わず視覚的 (ビジュアル) に確認できるため、重要な要件を逃さず、 迅速かつ適切に対応できます。 クティブなやり取りができるため、コミュニケーションの起点に適 しています。 設置オプション※1 音声 ■ Web 会議 SaaS 型 Web 会議システム Cisco WebEx Meetings との連携に よって、いつでも、どこでも、リアルタイムに会議を開始できます。※1 ※1 Cisco との契約が別途必要。 35 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ■ 豊富な入出力端子(シスコ テレプレゼンス統合ソリューション) 充実のカメラ ラインアップ Micro USB x 1(デバッグ用) オーディオ入力 3.5 mm ミニ ジャック(マイク)x 1 ネットワーク PoE 受電対応 FE(RJ-45 )x 1 USB ホスト x 1(将来サポート予定) ■ PrecisionHD 1080p 4 倍カメラ ■ PrecisionHD 1080p 12 倍カメラ ■ Precision シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco TelePresence PrecisionHD/ 60 カメラ Cisco TelePresence SX 10 Quick Set 60 カメラ オーディオ出力 3.5 mm ミニ ジャック(スピーカー)x 1 ビデオ出力 HDMI x 1 ビデオ入力 VGA x 1 HDMI x 1 70° 80° 72° Cisco TelePresence SX 20 Quick Set カメラ入力 オーディオ出力 3.5 mm ミニ ジャック(スピーカー)x 1 オーディオ入力 3.5 mm ミニ ジャック(PC )x 1 3.5 mm ミニ ジャック(マイク)x 2 HDMI & カメラ制御 x 1 USB ホスト x 2(将来サポート予定) ネットワーク GE x 1(RJ-45 ) ビデオ入力 DVI-I x 1 ビデオ出力 HDMI x 2 Cisco TelePresence SX 80 Codec オーディオ入力 オーディオ出力 3.5 mm Euroblock コネクタ(マイク)x 8 3.5 mm Euroblock コネクタ(L/R )x 2 3.5 mm Euroblock コネクタ(スピーカー)x 1 3.5 mm Euroblock コネクタ(L/R )x 2 管理ポート COM(RS-232 )x 1 カメラ制御 x 1 GPIO x 1 ネットワーク GE(RJ-45 )x 3 ビデオ出力 HDMI x 2 DVI-I x 1 中会議室 参加人数:5 ∼ 9 名 大会議室 (60 フレーム/秒) 1080p60 HD ビデオ (60 フレーム/秒) 1080p60 HD ビデオ (60 フレーム/秒) 1080p60 HD ビデオ 垂直視野角 43.5° 水平視野角 70° 垂直視野角 43.5° 水平視野角 72° 垂直視野角 48.8° 水平視野角 80° 4 倍 光学ズーム 2 倍デジタル ズーム 12 倍 光学ズーム 10 倍 光学ズーム 2 倍デジタル ズーム HDMI 出力 逆さ取り付け可能 (カメラ姿勢によって映像を手動で反転) チルト範囲 +15° 、パン、範囲 +/- 90° /-25° HDMI 出力と HD-SDI 出力 逆さ取り付け可能 (カメラ姿勢によって映像を自動で反転) チルト範囲 +15° 、パン範囲 +/- 90° /-25° HDMI 出力と 3G-SDI 出力 逆さ取り付け可能 (カメラ姿勢によって映像を自動で反転) チルト範囲 +/- 20° 、パン範囲 +/- 100° 事例でわかる導入効果 ビデオ入力 HDMI(カメラ/PC )x 3 DVI-I(PC )x 1 S ビデオ/コンポジット(BNC コネクタ)x 1 S ビデオ(BNC コネクタ)x 1 USB ホスト x 2(将来サポート予定) 中会議室 参加人数:4 ∼ 7 名 カメラと机の距離= 60 cm/24'' PrecisionHD 1080p 12 倍カメラ (FOV:72° ) 卓越した使い勝手 他社製の安価なカメラ PrecisionHD 1080p 4 倍カメラ (FOV:70° ) タッチ パネル 着信拒否機能/設定/スタンバイ機能 ■ ヘルプデスク ビデオ会議の開始は簡単 例:ディレクトリ(電話帳)から発信 自画面 他社製の一般的なカメラ Precision 60 カメラ ) (FOV:80° 現在時刻 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 [連絡先]をタップ して[お気に入り][ディレクトリ][履歴]を 含む連絡先のリストを呼び出します。 Cisco TelePresence SpeakerTrack 60 ■ SpeakerTrack 60 カメラ 一般的なビデオ会議環境では、カメラが会議室全体を捉えます。つまり、参加者が多い大きな会議室になる ほど、発言者を含む参加者全員が小さく表示されることになり、臨場感を欠いてしまいます。そこで、アクティ [ディレクトリ]をタップしてリストをス ダイヤル パッド 共有機能 クロールし、発信相手をタップします。 ブな発言者が常に大きく(フル ビューで)表示されるビデオ会議環境はどうでしょうか。まるで、その本人がそ の場にいるかのような臨場感が得られるだけでなく、場合によっては、その場にいる以上の効果も得られます。 Cisco TelePresence SpeakerTrack 60 カメラは、独立して動作する 2 台のカメラによってアクティ ブな発言者を追跡して表示する、デュアルカメラ アプローチを採用しています。1 台のカメラが発言者を素 ミュート 早く特定して大きく表示すると同時に、もう 1 台のカメラが次の発言者を特定します。カメラの切り替え は違和感なく迅速かつスムーズに実行されるため、円滑な会議の進行が可能になり、発言者の表情や反応も 連絡先リスト 36 会議リスト ボイスメール 音量調整 [発信]をタップして発信します。 リアルタイムに捉えられます。 (60 フレーム/秒) 1080p60 HD ビデオ 垂直視野角 48.8° 水平視野角 80° 10 倍 光学ズーム 2 倍デジタル ズーム HDMI 出力 逆さ取り付け可能 (カメラ姿勢によって映像を自動で反転) チルト範囲 +/- 20° 、パン範囲 +/- 100° 37 Cisco TelePresence Server シスコ テレプレゼンス インフラストラクチャ アプライアンス 仮想マシン ブレード サーバ アプライアンス 仮想マシン Cisco TelePresence Server は、マルチスクリーンのエンドポイ ントに対応した MCU ソリューションです。また、会議の参加者全員を インフラストラクチャ製品とは 画面最下部に 1 列に表示しつつ、主な発言者をフルスクリーンで目立 規模なテレプレゼンスの臨場感を最大限に体感できます。 度な機能を提供します。アプライアンス、ラックマウントおよびサーバ ブレード( Cisco Unified Computing System )、ベア メタルおよび仮想マシンなど、ネットワークの規模や要件に応じた 柔軟な導入形態をサポートします。 Cisco Business Edition 6000 & 7000 Cisco Business Edition は、コラボレーション アーキテクチャの中核 仮想マシン 素化する Cisco TelePresence Video Communication Server (VCS) コンポーネントである呼制御サーバ Cisco Unified Communications など、コラボレーション アプリケーションをオールインワンで提供する Manager(CM )、イ ン タ ー ネ ッ ト 経 由 の 接 続 を 可 能 に す る Cisco サーバです。 Expressway、およびテレプレゼンス会議のセッション管理と制御を簡 Expressway-C または VCS Control Unified CM Cisco TelePresence Conductor Cisco TelePresence Conductor は、その名の通り、ビデオ会議シ 管理者は、各ユーザが必要とするサービス レベルと環境を詳細に指 ステム全体の「指揮者」のような役割をします。利用可能なすべての会 定できます。たとえば、ユーザが SD(標準解像度)と HD(高解像度)の 議リソースとそのパフォーマンスを認識したうえで、インテリジェン どちらのビデオを利用するか、何名の参加者が接続予定か、音声プロン トな会議開催、リソース利用の最適化、パワフルで包括的な管理を実現 プトで使用する言語は何か、さらには地理的条件に応じてどの MCU し、シンプルで自然な会議を提供します。 を選択するかなどです。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース たせて表示できる、画期的な Cisco ActivePresence をサポート。大 インフラストラクチャ製品は、多地点での同時会議など、エンドポイントだけでは実現できない高 Expressway-E または VCS Expressway Cisco TelePresence Content Server 仮想マシン 事例でわかる導入効果 協力会社など アプライアンス Cisco TelePresence Content Server を使用してビデオ会議を録画することで、組 織内で知識を共有し、コミュニケーションを強化できるようになります。ライブまたは録 インターネット 画したコンテンツは PC だけでなくスマート デバイスへも配信できるため、プレゼンテー 外出 /出張先など Cisco Business Edition ション、遠隔授業、企業内研修などを、いつでもどこからでもライブまたはオンデマンド で閲覧できます。 社内ネットワーク 在宅勤務 サンプル構成 MCU は、各拠点に点在するエンドポイントを同時接続し、画面を分 割して複数の拠点の会議参加者を同時に表示する、多地点接続装置で す。シスコの MCU は標準規格に準拠しているため、シスコ製品だけで なく、主要ベンダーのエンドポイントをサポートします。 Cisco TelePresence Management Suite( TMS ) Windows 用 アプリケーション インフラストラクチャとエンドポイントを統括的に制御および シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 管理することで、企業の生産性の向上、コスト削減、投資回収率の 最大化をもたらします。Cisco TMS は、多様な外部情報ソースと Unified CM Conductor 既存のディレクトリを電話帳に統合します。これによって、管理者 TPS や一般ユーザが会議を迅速かつ簡単にスケジュールできるように なり、効果的なコラボレーションを実現します。さらに、会議の使 用状況およびアクティビティに関する包括的なレポートも作成で Expressway-C 協力会社など または TCS VCS Control きるため、詳細な情報に基づいたビジネス上の意思決定ができるよ うになります。 インターネット ファイアウォール Expressway-E 外出 / 出張先など または VCS Expressway 社内ネットワーク 38 在宅勤務 39 呼制御サーバ ■ 呼制御サーバ仕様比較 ■ IP テレフォニーのメリット Cisco Unified Communications Manager(CM )をはじめとする呼制御サーバは、 従来の PBX とは異なり、ネットワークをプラットフォームとして使用するため、ネットワー ク リソースの効率利用、データと音声、ビデオなどのスムーズな連携、スケーラビリティ の向上を実現します。ソフトウェアによる柔軟かつシンプルな設定によって、代表電話と 転送を多用する日本の電話文化、1 人あたり 1 電話番号など、豊富な通話機能もサポー トします。さらに、ライセンス価格モデルとバージョンアップによる機能追加によって、ビ ジネスの成長に合わせて柔軟に拡張できます。 シスコのコラボレーション アーキテクチャの中核コンポーネントです。企業のネットワー クで実行されるすべての通話状態、IP フォン 1 台ごとの利用状況、音声ゲートウェイのリ ソース使用状態をセキュアかつリアルタイムに把握し、適切に指示することで、円滑かつ 正確なコミュニケーションを実現します。また、ビデオ、モバイル、テレプレゼンスなど、音 声通話以外の通信も統一して制御します。 Cisco Unified Communications Manager 従来の電話交換機 呼制御機能 INS64、 INS1500、 アナログ網 モビリティ トランク ライン (局線 / カード 専用線) ビデオ 音声 伝達機能 ( 主装置、PBX) 回線利用状況を リアルタイムに把握して 通信処理 プレゼンス Cisco ISR LAN スイッチ(伝達機能) (トランク機能付きルータ) 携帯 オペレータ網 INS64、1500、 アナログ網 IP フォン サービス 1 RU(4.5 cm)の 薄型ラックですべて管理 運用保守や資産管理の負担を削減 シリーズ名 モデル名 最大 最大 ユーザ数 デバイス数 構成 Cisco 2901 Cisco 2911 Cisco 2921 Cisco Unified Cisco 2951 Communications Cisco 3925 Manager Express Cisco 3945 Cisco 3925E Cisco 3945E 6000S Cisco ISR 6000M UCS C220 M3 Cisco 6000H UCS C220 M3 Business Edition 7000M UCS C240 M3 7000H UCS C240 M3 小規模 拠点分散型 小規模拠点分散型 中規模拠点集中型 中規模拠点集中型 大規模拠点集中型 大規模拠点集中型 35 50 100 150 250 350 400 450 150 1,000 1,000 無制限※1 無制限※1 製品型番 インターネット Cisco Unified Communications Manager Express(CME )は、Cisco ISR 2900/3900/4000 シリーズに呼制御機能を統合した、小規模拠点分散型ネットワーク向けの呼制 御ソリューションです。Cisco ISR 2900/3900/4000 シリーズを利用することで、ユニファイド コミュニケーションだけでなく、スイッチング、ワイヤレス、セキュリティなど、さまざまなサー ビスを統合して提供できるため、設定、管理、および維持コストを低減できます。ハードウェアとソフトウェアは、Cisco Business Edition の環境でも有効に利用できます。ビジネスの成 長に合わせて拡張できる、投資を無駄にしないソリューションです。 ■ Cisco Business Edition 35 50 100 150 250 350 400 450 300 1,200 1,500 無制限※1 無制限※1 Unified Unity Communications Connection Manager Jabber Unified Attendant Console 一斉同報 Paging Server Unified TelePresence Contact Center Conductor Express TelePresence Server ●※2 ● ● 64 ●※3 ●※3 ●※3 ●※3 ●※3 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 128 128 128 128 128 製品説明 録画配信 社外接続 TelePresence TelePresence Expressway/ Management Content Server VCS Suite コール センター ラック マウント ● -※4 ▲※6 ● ● ● ● ● ● ●※5 ●※5 ●※5 ●※5 ●※5 ●※7 ●※7 ●※7 ●※7 ●※7 ● ● ● ● ● バンドル製品型番 SL-29-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-16 SL-29-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-16 SL-29-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-32 SL-29-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-32 SL-39-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-64 SL-39-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-64 SL-39-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-64 SL-39-UC-K9/FL-CME-SRST-25/PVDM3-64 - コンタクト センター ■ 特長①「効率化」 ■ Cisco Unified Contact Center Express(CCX ) 適切なコール分配で顧客イライラを解消、業務効率および従業員満足度を改善 お問い合わせコールに対して、適切なスキルをもつ空きオペレータへ自動転送します。 空きがない場合、適切なお待たせガイダンスや待ち呼数などを再生してキューイング します。 ● コールの振り分けや時間外対応として、IVR(音声応答機能) をご利用いただけます。 ● ● ■ 特長②「可視化」 受付業務稼働状況の可視化で、戦略転換や業務改善など意思決定を迅速に ● 会議予約 ボイス メール ※1 システム要件の詳細はリリース ノートをご覧ください。 ※2 二重化で対応。 ※3 クラスタリングで対応。 ※4 Cisco Unity Express が必要。 ※5 Cisco Unity Express または Cisco Unity Connection が必要。 (サポート対象外) 。 ※7 Cisco Unified Contact Center Express が必要。 ※8 Cisco ISR 4000 シリーズ 音声バンドルの詳細は、44 ページをご覧ください。 ※6 自動着信呼分配機能で簡易的に対応 減し、スピーディかつリーズナブルに導入できます。 オムニチャネル化を目指す戦略的なコンタクト センターはもちろん、社内ヘルプ デスクや お客様相談窓口などシンプルな運用形態まで、幅広く利用できます。 受付台 電話帳 機能 Cisco 2901 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 2911 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 2921 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 2951 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 3925 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 3945 サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 3925E サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco 3945E サービス統合型ルータ 音声バンドル Cisco Unified CME または SRST 5 ライセンス Cisco Unified CME または SRST 25 ライセンス Cisco Unified CME または SRST 100 ライセンス C2901-CME-SRST/K9 C2911-CME-SRST/K9 C2921-CME-SRST/K9 C2951-CME-SRST/K9 C3925-CME-SRST/K9 C3945-CME-SRST/K9 C3925E-CME-SRST/K9 C3945E-CME-SRST/K9 L-FL-CME-SRST-5 L-FL-CME-SRST-25 L-FL-CME-SRST-100 Cisco Unified Contact Center Express(CCX )は、オペレータ席数が 10 から 400 までの中小規模企業向けに最適化された、オールインワン型コール センター/コンタ クト センター製品です。あらかじめ Cisco Business Edition 6000/7000 に仮想化 で統合された Cisco Unified CCX は、システム インテグレーションの負荷を大幅に軽 ビデオ会議用 呼制御 音声会議 最大接続数 ● 管理 / 監視 ● Prime Collaboration 事例でわかる導入効果 Cisco Business Edition は、コラボレーション アプリケーションをオールインワンで提供するサーバです。音声、ビデオ、プレゼンス、メッセージング、コンタクト センターを単一のサー バに統合しているため、複数のアプリケーションを実行するために複数のサーバ ハードウェアを用意する必要がありません。システムのインストール、サポート、および継続的な管理を簡 素化できるため、費用対効果が高い運用管理によって TCO を削減できるソリューションです。 コンタクト ビデオ多地点 ビデオ センター リソース管理 多地点接続 ビデオ 会議 ■ Cisco ISR 2900/3900 シリーズ 音声バンドル※8 ビデオ通話、モバイル、 ビジネス チャットなど あらゆるメディアに対応 ■ Cisco Unified Communications Manager Express(CME ) インスタント ボイスメール メッセージ 電話機 ログイン 冗長化 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース ■ コラボレーション アーキテクチャの中核 監督者( SV )はオペレータの稼働状態を監視し、通話モニタや割り込みができます。 待ち呼数、待ち時間など、業務(窓口)ごとのリアルタイム稼働状況が把握できます。 着信数、応答数、通話時間など、さまざまな履歴統計レポートで業務実績を把握で きます。 ■ 特長③「多様化」 インバウンドだけではない、電話だけではない、さまざまな顧客接点を変革 ● Cisco UC Virtualization Hypervisor ● Cisco Business Edition (Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ) ● ■ シスコのオールインワン コール センター/コンタクト センター ソリューション 規模 小規模向け BE6000S 150 ユーザ 300 デバイス 中規模向け BE6000M 1,000 ユーザ 1,200 デバイス 中規模向け BE6000H 1,000 ユーザ 2,500 デバイス 大規模向け BE7000M 1,000 ユーザ以上 3,000 デバイス以上※ 1 大規模向け BE7000H 1,000 ユーザ以上 3,000 デバイス以上※ 1 デスクトップ アプリケーション 連携オプション 顧客応対管理 (CRM) Unified Contact Center Express アプリケーション プラットフォーム ベーシック∼フル コラボレーション機能 多 Finesse 品質 /人員管理 (QM/WFM) 音声認識 / 合成 (ASR/TTS) リモート エキスパート カスタム アプリケーション ACD CTI メール / チャット 通話録音 IVR レポート アウトバウンド ビデオ Unified Communications Manager ● ● ● ● オールインワン 使いやすい スピード構築 堅牢で豊富な実績 Cisco Business Edition (Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ) ※1 仕様は無制限。 40 41 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 大 テレセールス/マーケティングなど、集中架電が必要なアウトバウンド業務にも活用で きます。 E メール /Web チャット/ビデオ コールなど、複数のコンタクト手段を顧客に提供で きます。 すべてのコンタクト チャネルは電話と同じように適切に振り分けられ、また、可視化 できます。 IP フォン IP フォン仕様比較 Cisco Unified IP Phone ラインアップ IP Phone 8811 IP Phone 8841 IP Phone 8845 IP Phone 8851 IP Phone 8861 Key Expansion Module for IP Phone 8800 Series IP Phone 8865 IP Phone 7821 - - 1※1 - CP-6901-C-K9 Cisco Unified SIP Phone CP-6901-CL-K9 6900 シリーズ CP-6901-W-K9 CP-6901-WL-K9 1 1 - - 1※1 - CP-7811-K9 2 2 - ● 1※1 ● CP-7821-K9 CP-7821-W-K9 2 2 - ● 1※1 ● CP-7841-K9 CP-7841-W-K9 4 - 2 ● 1※1 ● CP-7861-K9 CP-7861-W-K9 16 2 - ● 1※1 ● CP-8811-K9 5 - 2 5 2※2 ● CP-8841-K9 5 - 2 5 2※2 ● CP-8851-K9 5 - 2 5 2※2 ● CP-8861-K9 5 - 2 5 2※2 ● CP-8845-K9 CP-8845-W-K9 5 - 2 5 2※2 ● CP-8865-K9 CP-8865-W-K9 5 - 2 5 2※2 ● Cisco Unified Wireless IP Phone CP-7925G-P-K9 6 - - 2 - - Cisco Unified IP Conference Phone CP-8831-J-K9 1 1 - 4 3※3 - CP-DX650-K9 6 - 2 - 4※2 - CP-DX650-K9-W 6 - 2 - 4※2 - IP Phone 6901 Wireless IP Phone 7925G Desktop Collaboration Experience DX650 ■ Cisco Unified SIP Phone 3900 シリーズ ■ Cisco Unified IP Phone 8800 シリーズ シンプルで使いやすいデザインと基本的な通信機能を備えた、コスト効率が高いエントリ レベルの IP フォンです。 人間工学に基づく使いやすいデザインで、高品質の音声コミュニケーションを実現する IP フォンです。 モデル名 SIP Phone 3905 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 20.50 x 15.01 x 5.36 cm 0.59 kg ■ Cisco Unified IP Phone 6900 シリーズ スリムなデザインで壁面への取り付けにも対応する、シンプルでコスト効果の高い IP フォンです。 モデル名 IP Phone 6901 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 IP Phone 8811 22.91 x 25.73 x 3.99 cm 1.17 kg IP Phone 8841 22.91 x 25.73 x 3.99 cm 22.91 x 25.73 x 3.99 cm 1.19 kg IP Phone 8851 1.17 kg IP Phone 8861 22.91 x 25.73 x 3.99 cm 1.19 kg 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 IP Phone 8845 22.88 x 25.73 x 9.84 cm 1.35 kg 20.50 x 9.40 x 4.60 cm 0.70 kg IP Phone 8865 22.88 x 25.73 x 9.84 cm 1.35 kg モノクロ - 8.8 ∼ - 7.1.5 ∼ ● - - - - - ● - 8.0 ∼ - 7.1.3 ∼ - - - - ● ● ● - 8.6.2∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - - ● ● ● - 8.6.2 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - - ● ● ● - 8.6.2 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - - ● ● ● - 8.6.2 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - - ● ● ● - 10.0 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - - ● ● ● - 10.0 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - ● ● ● ● - 10.0 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - ● ● ● ● ● 10.0 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● ● - ● ● ● ● - 11.5 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● ● - ● ● ● ● ● 11.5 ∼ ● 8.5.1 ∼ ● - - ● ● ● ● ● 4.3 ∼ -※4 4.1 ∼ ● - - - ● ● ● - - - 7.1.5 ∼ ● ● ● ● ● ● ● ● - - 7.1.5 ∼ ● ● ● ● ● ● ● ● - - 7.1.5 ∼ ● グレースケール 396 x 162 グレースケール 396 x 162 グレースケール 320 x 222 カラー 800 x 480 カラー 800 x 480 カラー 800 x 480 カラー 176 x 220 モノクロ 396 x 162 カラー 1024 x 600 日本語 対応 ● 396 x 162 カラー 対応 バージョン - グレースケール 1024 x 600 対応 日本語 バージョン 対応 - モノクロ カラー 対応 CM - 384 x 106 800 x 480 iLBC CME - - カラー G.722 Wire less - 128 x 32 800 x 480 対応 スピーカ 広帯域 高音質 フォン ※1 PoE 受電を利用しない場合は電源アダプタ (CP-PWR-CUBE-3) と電源ケーブル (CP-PWR-CORD-JP ) が必要。 (CP-PWR-CUBE-4 ) と電源ケーブル (CP-PWR-CORD-JP ) が必要。 ※2 PoE 受電を利用しない場合は電源アダプタ ※3 PoE 受電を利用しない場合は電源アダプタ (CP-PWR-CUBE-3) と電源ケーブル (CP-PWR-CORD-JP ) が必要。 ※4 今後のバージョンで対応予定。 最大重量 IP Phone 7811 20.70 x 19.50 x 3.30 cm 0.81 kg IP Phone 7821 20.70 x 20.60 x 2.80 cm 0.87 kg IP Phone 7841 20.70 x 20.60 x 2.80 cm 0.87 kg IP Phone 7861 20.70 x 26.50 x 2.80 cm 1.05 kg シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 優れたユーザ エクスペリエンスを実現するすっきりしたデザインで、コストを抑えながらビ ジネスに十分な機能を提供する IP フォンです。 寸法(高さ×幅×奥行) ビデオ タッチ カメラ パネル コーデック ■ Cisco Unified Wireless IP Phone ■ Cisco Unified IP Phone 7800 シリーズ モデル名 モデル名 Cisco Desktop Collaboration Experience カラー 解像度 Blue tooth ワイヤレスでの音声通信によって、職場環境のモビリティを強化します。ユニファイド コ ミュニケーションの機能をモバイル ワーカーにまで広げます。 モデル名 IP Phone 7925G ※ 1 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 12.70 x 5.08 x 2.03 cm 143.00 g ■ Cisco Unified IP Conference Phone 360 度の範囲をカバーする高品質オーディオで、さまざまな会議室に対応できる音声会 議システムです。 モデル名 IP Conference Phone 8831 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 29.54 x 26.04 x 4.78 cm 1.59 kg ■ Cisco Desktop Collaboration Experience 高品質なビデオ会議やリアルタイムな Web 会議など、さまざまなコラボレーションに対 応できる多目的エンドポイントです。 モデル名 Desktop Collaboration Experience DX650 寸法(高さ×幅×奥行) 最大重量 26.37 x 26.37 x 5.08 cm 1.78 kg ※1 拡張バッテリ (CP-BATT-7925G-EXT ) 、および電源装置 (CP-PWR-7925G-JP ) またはデスクトップ チャージャー (CP-DSKCH-7925G-BUN) が必要。 42 事例でわかる導入効果 IP Conference Phone 8831 class 2 Cisco Unified IP Phone 8800 シリーズ SIP Phone 3905 GbE ディスプレイ PoE 受電 省電力 IP Phone 7861 Cisco Unified SIP Phone 6900 シリーズ Cisco Unified SIP Phone 3900 シリーズ FE ソフト キー 1 Cisco Unified IP Phone 7800 シリーズ IP Phone 7841 回線数 Cisco Unified SIP Phone CP-3905 3900 シリーズ Cisco Unified IP Phone 7800 シリーズ IP Phone 7811 製品型番 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco Unified IP Phone 8800 シリーズ ポート シリーズ名 43 アプリケーション Cisco Jabber ■ ビデオ (Cisco TelePresence など) に対応する高解像度ビデオによって、自分や相手がどこにいても、手軽に 「会って話す」 ような感覚でコミュニケーショ さまざまなビデオ デバイス/サービス ンできます。また、チャットからのビデオ通話、多人数ビデオ通話、資料共有など、豊富なビデオ通話機能をサポートします。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco Jabber を利用すれば、いつでも、どこでも、どんなデバイスを使っていてもコラ ボレーションができるようになるため、チームの生産性が飛躍的に向上します。Cisco Jabber には、プレゼンス、インスタント メッセージング(IM )、音声、ビジュアル ボイス メール、ビデオ、デスクトップ共有、 (UC) Web 会議など、ユニファイド コミュニケーション 機能がすべて含まれています。そのときの最適な方法でコラボレーションを即座に開始で きるだけでなく、適切な担当者を見つけて、その担当者が対応可能かどうか、また、どのよ うに対応可能かどうかを確認できます。 Cisco Jabber の詳細は、次の Web サイトをご覧ください。 http://www.cisco.com/jp/go/jabber ■ Cisco Jabber:マルチ デバイス対応オールインワン UC アプリケーション コール コントロール + デスク フォンのビデオとして VPN-Less リモートアクセス チャットから発信 Mac Windows ユーザ管理 / 認証 ビジネス品質の HD ビデオ コンタクト サーチ デスクトップ共有 インスタント メッセージング パーソナル / グループ チャット 多人数ビデオ通話 資料共有 ■ Web 会議 Cisco WebEx Meeting Center との連携によって、さまざまなデバイスからワンクリックで Web 会議を開始できます。※1 Web 会議(WebEx の開始) リッチ プレゼンス ビジュアル ボイスメール iPad iPhone Android ミーティングの招待 ■ インスタント メッセージング(IM ) 相手の在席状況(連絡可能 / 退席中/ 通話中/ 会議中など)をリアルタイムに把握できます。 それに応じて最適なコミュニケーション手段を選択できます。 1 対 1 のパーソナル チャットに加えてグループ チャットもサポートします。複数の仕事 仲間とスピーディかつインタラクティブなやりとりができます。 ミーティング中 ミーティングに接続 ※1 Cisco WebEx との契約が別途必要。 事例でわかる導入効果 ■ プレゼンス シスコ & フォンアプリ「Collaboration Directory 」 (Web 電話帳)ソリューション フォンアプリ「Collaboration Directory( 」PACD)は、Cisco Unified Communications Manager( UM )と連携して動作する市場シェア No. 1 の Web 電話帳アプリケーショ ンです※1。Web 上で管理できる電話帳、相手の状況を素早く把握できるプレゼンス機能、 ■ スマートフォンとも連携(iOS/Android に対応) 拠点 さらにスマホ アプリによって、コミュニケーションに関するあらゆるアクションを最適化し ます。日本語だけでなくマルチ言語対応のわかりやすいインターフェイスで、事前のトレー ニングがなくても直感的に操作できます。最新バージョンでは、名刺管理機能もサポー トしました。 ■ フォンアプリ Web 電話帳のインターフェイス 連絡先から チャット相手を選択 パーソナル チャットへ さらにグループ チャットへ 電話帳トップ画面 ■ ビジュアル ボイスメール 会社の電話番号で発着信、外出中の着信を携帯電話に転送、チャットからの音声通話な ど、豊富な音声通話機能に加えて、ピックアップ(代理応答)やハント グループなど、従来 の PBX で可能な機能もサポートします。 不在時に録音された伝言メッセージ(ボイスメール)の一覧を、社内外を問わず視覚的(ビ ジュアル)に確認できるため、重要な要件を逃さず、迅速かつ適切に対応できます。 詳細データ画面表示 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ■ 音声 社内電話帳検索画面 ■ 名刺取り込みイメージ Web 電話帳 ❶ 3 つの電話帳(社内 / 共有 / 個人)と、よく使うメンバー / 一括操作に最適なグループ 機能 ❷ 専門家を部署やキーワードで検索できる KnowWho 検索ボックス ❸ 相手と自分の状況に応じて、クリック to コールやクリック to コール バック ❹ コール コントロール領域:受話 / 応答 / 保留 / 転送 / 会議 /ピックアップ ❺ 伝言メモや Extension Mobility ログイン機能など、各種機能アイコン ❻ Cisco Jabber IM/Microsoft Lync/Cisco WebEx 連携:クリック to チャット、 クリック to WebEx APP 詳細は、次の Web サイトをご覧ください。 連絡先から通話相手を選択 電話番号を選択して発信 ボイスメールの受信通知 ボイスメールの再生 http://www.cisco.com/jp/go/pacd MFP(複合機) 汎用スキャナ スマホ アプリ ※1 2014 年 12 月末時点 (MM総研) 。 44 45 ユニファイド メッセージング Cisco Unity ファミリーは、ユニファイド メッセージング システムを構築するためのプラッ トフォームです。Cisco Unified Communications Manager(Unified CM )をは ボイスメール 電子メール じめとする呼制御サーバと連携して動作し、ボイスメール、電子メール、FAX の各コミュ ニケーション ツールを単一のインターフェイスに統合します。※1 ボイスメール 電子メール FAX 公衆電話網 ISDN IP ネットワーク 公衆電話網 主な利点 公衆電話網 ISDN 公衆電話網 Web 会議、ビデオ会議、マルチ デバイス環境におけるモビリティなどの機能を利用できます。 ■ 統合型:IP ネットワークにコミュニケーション ツールを統合 FAX クラウド ベースで提供 ISDN ・利用頻度に応じて柔軟に契約数(ユーザ)の増減を適用できるため、投資保護や TCO 削減が可能 IP ネットワーク ISDN Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS )は、シスコ認定パートナー(HCS 提供事業者)から、シスコ コラボレーション ソリューショ ンをクラウド型サービスとして提供します。利用者はオンプレミス型のソリューションと変わらない IP コミュニケーション、メッセージング、 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース ■ 従来型:それぞれ独立したコミュニケーション ツール Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS) ・運用管理を HCS 提供事業者に任せることで、コア業務への注力が可能 Cisco Unity 迅速な導入 PBX PC IP フォン FAX ■ Cisco Unity Express ・ HCS 提供事業者のサービスを利用することで、通常の製品納期は関係なく、迅速なコラボレーション サービスの導入、展開が可能 PC ・高信頼性と耐障害性を持ったデータセンター設備を利用 ■ Cisco Unity Express をインストールした Cisco SRE のボイスメール最大ユーザ数 Cisco Unity Express は、Cisco Unified Communications Manager Express (CME )を呼制御サーバとして選択した場合のユニファイド メッセージング システムで す。従業員数が 500 人までの企業向けに、ボイスメール、デスクトップ メッセージング、 および自動応答サービスを提供します。Cisco ISR 2900/3900 シリーズでは、拡張モ ジュール Cisco Services Ready Engine(SRE ) (ISM-SRE-300-K9/SM-SRE710-K9/SM-SRE-910-K9 )の追加によって Cisco Unity Express を展開でき 公衆網 Cisco WebEx ISM-SRE-300-K9 100 ユーザ ます。 HCS Apps HCS Apps HCS Apps VMware VMware ESXi サーバ 3G/4G モビリティ ネットワーク SM-SRE-910-K9 500 ユーザ HCS PARTNER CLOUD ■ Cisco Unity Connection をインストールしたサーバのボイスメール最大ユーザ数 ■ Cisco Unity Connection Cisco Business Edition 6000 UCS C220 M3 1,000 ユーザ 20,000 ユーザ UC on UCS お客様 1 Cisco Unity Express シリーズ名 ISM-SRE-300-K9 ※ 1 ボイスメール最大ユーザ数 SM-SRE-710-K9 ※ 2 SM-SRE-910-K9 ※ 2 Cisco Unity Connection 100 500 500 20,000 Microsoft Exchange Server - - - 20,000 IBM Lotus Domino - - - - 50 250 250 20,000 Web Inbox 対応 - - - ● ボイスメール着信通知(携帯、メール) ●※3 ●※3 ●※3 ●※4 日本語対応 ● ● ● ● 通話録音 ● ● ● ● 60 時間 600 時間 600 時間 10 32 32 500 Text to Speech 最大セッション数 - - - 250 RAID 対応 - - ● ● ユニファイド メッセージング 最大ユーザ数 IMAP 最大ユーザ数 録音可能時間 音声ポート最大数 -※5 HCS Apps Vmware ESXi サーバ お客様 2 クラウドのみ お客様 3 UC on UCS UC on UCS お客様 4 お客様 5 ハイブリッド オンプレミス リモート管理 HCS Management 大規模企業 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ユニファイド メッセージング 仕様比較 HCS Apps VMware プライベート クラウド Cisco Unity Connection は、Cisco Unified Communications Manager(Unified CM )を呼制御サーバとして選択した場合のユニファイド メッセージング システムです。 従業員数が 250 人以上の企業向けに、高度なコール ルーティング ルールや音声認識 など、幅広い生産性向上機能を備えた多機能の音声および統合メッセージングを提供し ます。Cisco Business Edition 6000 ではバンドルされて、単一のサーバに統合され ます。 HCS Apps 事例でわかる導入効果 SM-SRE-710-K9 プライベート ネットワーク 対象アプリケーション一覧(2015 年 12 月現在) クラウド サービス シスコ アプリケーション 音声、ビデオ Cisco Unified Communications Manager、Cisco Jabber、Cisco Unified IP フォン、 Cisco Telepresence ボイス メール Cisco Unity Connection インスタント メッセージ+プレゼンス Cisco Unified Presence、Cisco Jabber モビリティ サービス Cisco Unified Mobility、モバイル端末、FMC インテグレーション Web 会議 Cisco WebEx Meeting Center ※1 SCUE-ISM-8.6-K9 が必要。 ※2 SCUE-SM-8.6-K9 が必要。Cisco 2901 は非対応。 ※3 ユーザ側で設定 (着信通知機能で、ボイスメール添付) 。 ※4 ユーザ側で設定。 ※5 サーバが搭載するストレージ容量に依存。 46 47 Web 会議システム Cisco Collaboration Meeting Rooms( CMR )Cloud Cisco WebEx などのコスト削減や在宅勤務支援、遠隔地からの社員トレーニングや顧客サポートなど、 さまざまなメリットをもたらします。自社内にシステムを構築する必要のない SaaS (ASP) 型サービスのため、管理の手間やコストがかかりません(自社内で構築するオンプレミ ス型の導入オプションもサポートします) 。主要な OS とブラウザに加えて、iPhone や Android など、スマートフォンもサポートします。 ■ SaaS 型の特長 世界シェア No. 1※1 ● ソフトウェアの事前インストールが不要 ● 自動的に最新バージョンにアップデート ● マルチプラットフォーム対応 ・Windows、Mac、Linux、さらにスマートフォンもサポートします。 ● 世界中どこからでも利用可能 ・英語、フランス語、日本語、中国語、韓国語など 14 か国語に対応しています。 ● 堅固なセキュリティ ・通信は SSL/AES で暗号化されるため、情報漏洩の心配はありません。 自宅から ● 出張先から オフィスから Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR )Cloud は、柔軟性が高いクラウド ベースの遠隔会議サービスです。Cisco WebEx の Personal Rooms とクラウド ベー スの Video Bridge を 1 つにまとめて、いつでも、どこでも、会議を開始できるようにな ります。Cisco CMR Cloud には、標準ベースのどんなビデオ デバイスからもアクセス できます。スケーラブルな Cisco WebEx Cloud から、シンプルで安全性が高いコラボ レーションを実現できます。 ◉ ◉ ◉ スマートフォンから Cisco CMR Cloud の詳細は、次の Web サイトをご覧ください。 http://www.cisco.com/jp/go/cmr ビデオ会議と Web 会議の統合ソリューション 新しい「ワン ミーティング」エクスペリエンスを実現 どんなテクノロジーを使用してミーティングに参加しても、 すべての人と簡単に出会えるコミュニケーションの場を、クラウドで提供 ■ メリット 出張が不要に ・会議のための交通費、宿泊費がかかりません。 ● 移動時間を他の仕事に ・移動にかかっていた時間を他の仕事に使えます。 ● 欠席者も録画で会議を体験 ・映像、音声、資料、注釈を丸ごと、簡単に録画および閲覧できます。 ● ■ 利用シーン(サービス名) 遠隔地や海外との会議( Cisco WebEx Meeting Center ) ・さまざまな資料やデスクトップを共有しながら会議ができます。 ● トレーニング、研修( Cisco WebEx Training Center ) ・出席者の積極的な質問を引き出す効果的なトレーニングや研修ができます。 ● セミナー、販促イベント ( Cisco WebEx Event Center ) ・プレゼンや講演資料、映像を駆使した魅力的なセミナーやイベントができます。 ● 顧客サポート、ヘルプ デスク ( Cisco WebEx Support Center ) ・アプリケーションやデスクトップを遠隔共有、操作しながらサポートできます。 ● いつでも、どこでも、誰とでも、Web 会議! TelePresence エンドポイント CMR Cloud on WebEx Cloud サードパーティ製 H.323/SIP 準拠 ビデオ会議デバイス Microsoft Lync 2010/2013 Cisco WebEx 世界シェア No.1 SaaS 型 Web 会議システム コスト削減と生産性向上を実現 ■ 資料を共有して Web 会議 ■ 特長 ● ● ● ● ● 発話者の映像を 表示します 最大 1 , 000 拠点で同時に会議可能※2 ドキュメント、アプリケーション、デスクトップなどの強力な共有機能 Android や iPhone などのスマートフォン、さらに iPad からも参加可能 各クライアント PC へのソフトウェアの事前インストールが不要 最大 1280 x 720 の解像度でビデオを表示 WebEx は簡単です! ユーザ ◉ ◉ ◉ ◉ 2 共有している 資料を表示します 3 参加者の映像を 表示します ビデオ ◉ ビデオ(720p/30 fps)、コンテンツ共有(720p/5fps)の場合、 標準(4:3)およびワイドスクリーン(16:9)をサポート ◉ シングルおよびマルチ スクリーンの標準ベースの TelePesence システムをサポート In-Meeting 制御 ◉ ◉ ◉ ◉ パスワードを 入力 音声会議に 接続するだけ ■ PC でテレビ会議に近い会議体験 2 1 年間 2 年間 3 年間 5 年間 L-WBX-CMRNU-S2-NY1 L-WBX-CMRNU-S3-NY1 L-WBX-CMRNU-S4-NY1 L-WBX-CMRNU-S5-NY1 L-WBX-CMRNU-S2-NY2 L-WBX-CMRNU-S3-NY2 L-WBX-CMRNU-S4-NY2 L-WBX-CMRNU-S5-NY2 L-WBX-CMRNU-S2-NY3 L-WBX-CMRNU-S3-NY3 L-WBX-CMRNU-S4-NY3 L-WBX-CMRNU-S5-NY3 L-WBX-CMRNU-S2-NY5 L-WBX-CMRNU-S3-NY5 L-WBX-CMRNU-S4-NY5 L-WBX-CMRNU-S5-NY5 製品型番 発話者の映像を 表示します WebEx の会議予約の流れ 製品型番 ライセンス数量 5 ∼ 99 100 ∼ 999 1,000 ∼ 4,999 5,000 ∼ ■ Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR )Cloud アクティブ ユーザ用ライセンス※2 自分で会議を設定するには…… 1 一元化された参加者リストで全参加者を確認 ミュート、ミュート解除、任意の参加者のドロップ 意図しないユーザが参加することを防ぐために、会議をロック 会議後に参照できるように、セッションのビデオ、音声、およびコンテンツを記録 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 XXXX リンクを クリック 単一の会議で同時に 1,025 ユーザをサポート 最大 25 の H.323 または SIP ビデオ会議エンドポイントまたはクライアント 追加で最大 500 人の WebEx ビデオ ユーザ 追加で最大 500 人の WebEx 音声のみユーザ ■ Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR )Cloud ネームド ユーザ用ライセンス※1 招待された会議に参加するには…… 1 WebEx(デスクトップ/ モバイル) (時期未定) 事例でわかる導入効果 Cisco WebEx Meeting Center は、遠隔地や海外との Web 会議を円滑に実施する Jabber(デスクトップ/ モバイル) ※1 Cisco WebEx Meeting Center ために最適化されたサービスです。 3 1 年間 2 年間 3 年間 5 年間 L-WBX-CMRAU-S2-NY1 L-WBX-CMRAU-S3-NY1 L-WBX-CMRAU-S4-NY1 L-WBX-CMRAU-S5-NY1 L-WBX-CMRAU-S2-NY2 L-WBX-CMRAU-S3-NY2 L-WBX-CMRAU-S4-NY2 L-WBX-CMRAU-S5-NY2 L-WBX-CMRAU-S2-NY3 L-WBX-CMRAU-S3-NY3 L-WBX-CMRAU-S4-NY3 L-WBX-CMRAU-S5-NY3 L-WBX-CMRAU-S2-NY5 L-WBX-CMRAU-S3-NY5 L-WBX-CMRAU-S4-NY5 L-WBX-CMRAU-S5-NY5 ライセンス数量 15 ∼ 999 1,000 ∼ 9,999 10,000 ∼ 24,999 25,000 ∼ ■ Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR )Cloud 従業員数カウント方式用ライセンス※3 製品型番 WebEx サイト にログイン 会議のスケジュール 情報を入力して予約 予約完了 ! ※1 Frost & Sullivan, "World Web Conferencing Hosted Services Market," August 2010, N7F6-64. ※2 スモール ビジネス オファーでは最大 25 拠点。 48 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco WebEx は、インターネットに接続された PC やスマートフォンで、遠隔地にいる 社員や顧客、取引先と、いつでも、どこでも、会議ができる Web 会議システムです。出張 参加者の映像を 表示します 1 年間 2 年間 3 年間 5 年間 L-WBX-CMREC-S2-NY1 L-WBX-CMREC-S3-NY1 L-WBX-CMREC-S4-NY1 L-WBX-CMREC-S5-NY1 L-WBX-CMREC-S2-NY2 L-WBX-CMREC-S3-NY2 L-WBX-CMREC-S4-NY2 L-WBX-CMREC-S5-NY2 L-WBX-CMREC-S2-NY3 L-WBX-CMREC-S3-NY3 L-WBX-CMREC-S4-NY3 L-WBX-CMREC-S5-NY3 L-WBX-CMREC-S2-NY5 L-WBX-CMREC-S3-NY5 L-WBX-CMREC-S4-NY5 L-WBX-CMREC-S5-NY5 ライセンス数量 100 ∼ 999 1,000 ∼ 9,999 10,000 ∼ 24,999 25,000 ∼ ※1 L-WBX-CMR-NU-ADDON が必要。 ※2 L-WBX-CMR-AU-ADDON が必要。 ※3 L-WBX-CMR-EC-ADDON が必要。 49 Cisco Spark メモ 仮想協業スペースを即座に作成し、よ Cisco Unified Contact Center 人 Cisco Unified Contact Center は、Cisco Unified Communications 部屋 Manager( Unified CM )と統合することで、お客様からの商品の相談や り生 産 的 な チ ー ム コラボレ ー ション を 実 現 す るクラウド 型 の アプリケ ー ションです。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース プロジェクトにか かわるすべての 人 に 意思決定 スクリーン 文書 アフターサービスの窓口として、最適な応対が可能となるコンタクト セン ター ソリューションを実現します。1 つのサーバ上で、IVR 、ACD 、 レポーティ ング、 CTI などコンタクト センターに必要となるすべての機能を提供します。 タスク 電話 主な特徴 協業スペースを 即座に作成 メッセージとファイルの 永続的な保存 卓越したビジネス クラスの エクスペリエンス すべての人と 情報に出会える場所 顧客とのベストマッチング 仮想化への対応 ・顧客のニーズや属性を元に、最適なエージェントへのルーティングを実現 ・Cisco VXI ソリューション、 Cisco セキュリティ ソリューションと組み合 し、より高い顧客対応品質と一時完了率の向上を促進。 わせることで、低コストかつシンプルな端末環境を構築可能。 ・前回対応者ルーティング、担当者制ルーティング、重要顧客優先ルーティ ング、時間帯別ルーティング、クレーマーのスクリーニングなどを実現可 主な機能 ・高いセキュリティ、操作性、管理性を兼ね備え、在宅勤務のエージェント に最適。 能。 チーム連携がよりシンプルに ・ 名 前 もしくは E メー ル アド ・無限に作成できる「部屋」に簡単にアクセスして レスを追加すれば、すぐに誰か チーム コラボレーションを開始できます。部屋は とつながり、コラボレーション 日付順にリスト化され、検索も可能です。 目で把握できる環境を構築。 ・ WebEx と連携し、 Web サイト利用者に対するビデオ会議 / 画面共有に よるサポートを行うことも可能。 エージェント業務の効率化 共有ファイルを素早くスキャン モバイル端末でファイル共有 最近のコンテンツ さまざまなデバイスに対応 ・ダウンロードすることなく、重 ・モバイル端末でも写 真 やファ ・最近共有されたファイルやメッ ・ iPad、 iPhone、 Android セージをいつでも見られます。 イルを共有できます。 コンタクト センターのエージェントに適切にタスクを割り当てることで、プ ロアクティブな顧客対応を支援。 ・各種レポート画面もビジュアル化することで、業務の分析にも効果を発揮。 Cisco WebEx にも簡単に参加できます。 要なファイルを即座に見ること ・Twitter や Facebook などで顧客が投稿した内容を随時モニタリングし、 ・エージェントの状況を「シートマネージャ」でグラフィカルに表示し、ひと ・カレンダーにアクセスして「部屋」 を作成します。 を開始できます。 ソーシャルメディアへの対応 業務状況の「見える化」 ・ Web ・ Windows、 Mac ができます。 ・ログイン、ログアウト、着信時の顧客情報表示、CRM 画面からワンクリッ クで発信など、各種操作の自動化や連携により、エージェントの業務効 事例でわかる導入効果 誰でも参加可能 率を大きく向上。 Cisco Unified Contact Center のアーキテクチャ サブスクリプション モデル 機能横断型チーム または 部門 全社的なコラボレーション Named User Active User or Employee Count ELA Message Meet ライブ サポート facebook twitter Message and Meet BEST OFFER Customer Voice Portal コンポライアンスのエクスポート ルームの管理 インバウンド アウトバウンド (音声/ビデオ) E-Mail Interaction Manager Web Interaction Manager シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 IT 管理(SSO/ ディレクトリ連携) SocialMiner 25 名までの会議 Cisco WebEx Meeting Center または Enterprise Edition Cisco WebEx IM Contact Center Enterprise WebEx Support Center MediaSense Cisco Spark 無償版 Finesse 無制限のルーム 作成と参加者 50 1 対 1 および グループ メッセージング ファイル共有 1 対 1 ビデオ電話と 3 人までのビデオ会議 モバイル カレンダーと 連絡帳の統合 オンライン セルフ サポート エンドツーエンドの コンテンツ暗号化 CTI OS (API) Agent Desktop (CAD) Intelligence Center/Seat Manager Management Portal VXI(Virtual Experience Infrastructure) 51 システム構成 顧客とエージェントのマッチングを最適化 ━━ プレシジョン ルーティング ・ 発 信 者の電 話 番 号や、 IVR による入力情 報を 元に顧客の属性やニーズを把握し、最適なエー 問い合わせの コールが着信 ジェントへのルーティングを実現します。 マルチサイトのコールセンターをバーチャル ACD 化。 プーリング効果により業務生産性を向上 ・優先して接続するエージェントを、その能力情報 コールセンター 1 コールセンター n ( 所 属 業 務、 言 語、 習 熟 度 など) に基 づいて 細やかに設定可能です。 ・インバウンド、アウトバウンドのどちらにも適用 問い合わせスキルの 習熟度が低いグループ 顧客 問い合わせスキルの 習熟度が高いグループ 他のスキルを保持した マルチスキルのグループ 可能です。 SRST。全 WAN 障害時にルータの 在宅エージェント 呼制御機能で電話機能をバックアップ。 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース Cisco Unified Contact Center は、冗長構成を組むことで、高い業務継続性を実現できます。 冗長化したコンポーネントを WAN をまたがって配置することも可能で、高いディザスタリカバリ( DR )性を提供します。 ソーシャルメディア上の顧客へプロアクティブな対応を実現 ━━ Cisco SocialMiner WAN を冗長化することで、 ネットワーク障害時の業務継続性を向上 WAN WAN PSTN DC 環境を冗長化することで、 サイト障害時の業務継続性を向上 ・ソーシャルメディア上のつぶやき、コメントを監 A 社の新製品って 視、取り込み、カテゴリ化、マッシュアップをし、 どうなの? コンタクト センターでの対応を実現します。 ・顧客の投稿を ACD 処理し、適切なエージェン トへタスクを割り当てることで、 効 率 的なソー Blogger twitter wiki.com RSS facebook 機 能は CUIC ( Cisco Unified Intelligence データセンター A Center )で提 供され、 電 話など他メディアと データセンター B 他社ユーザ 統合的に KPI 管理を行えます。 各サーバ コンポーネントを冗長化することで、 可用性を向上 事例でわかる導入効果 シャルメディア顧客サポート環境を提供します。 ・リアルタイム レポート、ヒストリカル レポート 1 SNS 上の書き込みを収集 2 情報分析 & 優先度設定 機能比較 最大収容エージェント数 3 対応手段の決定 Cisco Unified Contact Center Enterprise Cisco Unified Contact Center Express 400 ○ ○ 多次元ルーティング ○ × DB ルーティング ○ ○ IVR 、音声合成連携、音声認識連携 ○ ○ CTI ソフトフォン、 CRM アプリケーション連携 ○ ○ プレビュー ダイヤラー ○ ○ プレディクティブ ダイヤラー ○ × 全通話録音装置連携 ○ ○ リアルタイム レポート、シート マネージャ ○ ○ ヒストリカル レポート ○ ○ レポート カスタマイズ ○ ○ E メール チャネル連携 ○ ○ チャット チャネル連携 ○ ○ 冗長構成、マルチ サイト冗長構成 ○ ○ サーバ仮想化 ○ ○ クライアント仮想化 ○ × コールフロー GUI 管理 ○ ○ 52 この前、A 社の新製品 使ってみたんだけど… 顧客 Q WebEx とも連携してシームレスに対応 A 社製品担当の○○です 何かお探しですか ? 1 電話で通話中 2 コールセンター シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 12,000 スキル ルーティング、マルチ スキル、スキル レベル 4 担当者の選定と転送 メールで画面共有の アドレスを送信 ・電話対応業務に画面共有機能を付加することで 顧 客とのコミュニケーション効 率を大きく向 上 し、対応時間の短縮と、顧客課題の解決速度を 飛躍的に高めます。 インターネット ・画面共有機能は、インターネットアクセスをきっ かけに開 始することも可 能で、 Web サイトとコ ンタクト センターの融合を実現します。 顧客 3 画面共有、資料共有、 コンタクト センター マーカーなどで説明 Cisco WebEx WebEx クラウドサービス 53 全社コラボレーション基盤の重要性 拡大を続ける利用シーン 新しいワークスタイルによる多様な人材の活用、イノベーションの加速、新規ビジネス機会の創出、生産 ・ 5 秒間隔のリアルタイム更新でエージェントの状態や着座 位置をビジュアル表示し、効率的に業務を支援します。 クリック モニター、 クリック チャット マウス オーバーで 保持スキル 情報の表示 状態毎の しきい値を 超えると点滅 (2 段階) 箱の中は、 内線番号、 経過時間、 名前を表示 発揮されているとは言えません。また、部署や拠点で個別にツールを導入してきた結果、 「うまくつなが らない」 「操作方法が違いスムーズに使えない」といった課題を抱えているケースも多く見られます。 ・業務状況をひと目で把握できるレポートや、予測コール数 たとえば、部署や拠点を横断するプロジェクトで、各地の拠点からメンバーが参加するビデオ会議を開 /実コール数の比較もグラフ化して表示でき、業務状況の ンやタブレット端末からも利用でき、いつでもどこでもコン の多様化と普及もあって、コラボレーション ツールの利用シーンは大きく拡大しています。 しかし、それらのツールの導入が局所的で、限られたメンバーのみが利用している状況では、その真価は 的に応じて切り替え可能です。 ・管理機能は PC ( Web ブラウザ)のほか、スマートフォ チャット)などのコラボレーション ツールを導入しています。スマートフォンやタブレットなどモバイル端末 ツール導入の理想と現実 レイアウト は自由に 作成可能 ・エージェント情報の表示は、表形式や、スキルごとなど目 「見える化」を促進します※ 1 。 自由に アイコンを 設置 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース (ビジネス 性の向上などを目的として、多くの企業がビデオ会議や Web 会議、インスタント メッセージ 業務状況をリアルタイムに「見える化」 ━━ Sweet Seat Manager 催しようとしたとき、準備に時間がかかり、肝心なところで映像や音声が途切れ、仕方なく電話で代用し たり、会議自体が先延ばしになったことはないでしょうか? 部署や拠点をまたがった途端に円滑なコ 左上の色は エージェント 状態 ミュニケーションができなくなっては、距離や時間の壁を超えられず、企業全体のヒューマン ナレッジを 右上の色は 対応中 業務 そこで、コラボレーション ツール展開の次のステップとして重要になるのが、全社で統一された基盤を 活かせません。そして、新しいビジネスの機会を逃してしまいます。 タクト センターの状況を把握できます※ 2 。 次のステップは「全社への展開」 構築して、全員で利用することです。部署や拠点の枠を超えたチーム ワークが円滑に行えるようになり、 さまざまな人材を巻き込んで、各自の能力を組み合わせて最大限に発揮することが可能になります。 アイデアやひらめきをすぐに共有して具現化に向けて協力でき、新しいビジネスの機会を逃しません。 最上部の 色は役職 現 状 理 想 ・部署、拠点で違う ・ベンダーが違う ・更新時期が違う ひと目で把握しやすいレポート画面※ 1 予測コール/実コールの比較をグラフ化※ 1 スマートフォンやタブレットでも確認※ 2 運用が 難しい ※ 1 座席情報以外の表示には WFM パッケージの「Sweet Wfm」の導入が必要になります。 ビデオ Web 会議 チャット 端末ごとに別の番号、ID ツール (部門、 拠点) で違う使い勝手 接続相手によって使い分け 全社で 統一された基盤 スマート デバイスの活用不足 ??? とても 簡単 ・エージェントが操作する環境を Web アプリケーション化し 電話に頼る 先延ばしにする 利用をあきらめる 潜在的ビジネス機会の損失! て、エージェントの操作性向上と、システム全体の管理性 シングル番号、シングル ID どこでも共通の使い勝手 接続相手にかかわらず同じ操作 いつでもどこでもビデオが使える マルチ デバイスの活用促進 ! 新しいワークスタイル 多様な人材確保 部門、拠点を超えた コラボレーション アイデアの共有と 具現化へ協力 イノベーションの 加速 潜在ビジネス 機会の創出 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 使いやすさと管理性を高める次世代 CTI ━━ Cisco Finesse うまく使えない ビデオ チャット ・部署、拠点で統一 ・ベンダーを統一 ・更新時期も統一 個人で使えるビデオ ツールはなし ※ 2 スマートフォン、タブレット端末での利用には「タブレット端末連携オプション」の導入が必要になります。 電 話 Web 会議 事例でわかる導入効果 電 話 局所的な ツール導入 生産性の 向上 を大きく高めます。 ・ Web 2 . 0 API を用いて、 CRM や各種コラボレーション ツール、ビジネス アプリケーションと容易に連携でき、イ ンテグレーションにかかるコストを削減します。 ・提供アプリケーションは、管理者(スーパーバイザ)用と、 エージェント用があります。 従来型のソフトウェア ライセンスの課題 全社コラボレーション基盤を展開する際に、部署や拠点別に細分化されたこれまでのライセンス購入、 管理の方法では、次のような問題点が出てきます。 社内格差 最適化 54 全社展開計画は 「絵に描いた餅」になりがちで、展開が遅れ、部署や拠点で格差が生じる 全体最適が図れず、ライセンス数の分割損や契約漏れが生じる 管理工数 ライセンス種別、保守期間がバラバラで、ライセンス管理の負担が大きい 予算予測 人員の増減、端末の追加、機能追加のたびにライセンスのための予算を確保し、発注業務などが発生する 55 全社展開の課題を解決する Cisco Enterprise Agreement for Collaboration ソフトウェア スイート Cisco Enterprise Agreement for Collaboration スイート 主な機能 ●企業向け IP テレフォニー コール制御 ●1 対 1 のビデオ コール制御 ●モバイル&リモート アクセス用ファイアウォール超え ●ボイス メール ●アテンダント コンソール ●プレゼンスおよびインスタント メッセージング (IM) ●ソフトウェア クライアントおよびモバイル クライアント ●Emergency Responder (E911) Unified Communications スイート ついて補正発注(True-up)も不要となります。 ●Cisco TelePresence 多地点ビデオ会議 ●Cisco TelePresence 会議ブリッジ リソース管理 ●オンプレミス型の一般用途向け Web 会議 ●クラウド型の Web/ビデオ会議 ●クラウド型のイベント、 サポート、 トレーニング、一般用途向け会議 ●クラウド型のインスタント メッセージ ●Cloud Connected Audio (オプション) TelePresence Multi-Party スイート Cisco Enterprise Agreement for Collaboration には、以下の特長があります。 WebEx On-Premises スイート 全拠点、関連会社も含めたライセンス一括購入、一元管理 Cloud Conferencing スイート (Enterprise Edition) ・ライセンスが 1 つ (一括契約)のため、ユーザまたはデバイスごとのライセンス管理は不要 ・全員が最新版を利用する権利を入手。契約漏れなどで置き去りになるユーザはなし ・すでにシスコのコラボレーション ライセンスをお持ちの場合、コラボ EA に移行でき、コラボ EA の導入価格を下げられる 費用の予測と平準化 ●クラウド型の Web/ビデオ会議 ●クラウド型の一般用途向け会議 ●クラウド型のインスタント メッセージ (オプション) ●Cloud Connected Audio Cloud Conferencing スイート (Meeting Center) Prime Collaboration スイート サービス活性化 ●プロビジョニング – ポリシー生成、 MACD(移動/追加/変更/削除)、 トラブル シューティング、検証 ●アシュアランス - リアルタイム監視、 ●アナリティクス – 品質履歴、 パフォーマンス、 テクノロジー消費、 エンド ユーザ トレンディング Prime Collaboration スイート – Contact Center Assurance オプション ●トポロジー ●イベント相関/削減 - Cisco Unified Contact Center Enterprise デプロイメントに合わせた ●パフォーマンス ダッシュボード ●コール追跡および解析 HCS-Large Enterprise(LE) Management スイート ●ゼロタッチ プロビジョニング ●加入者管理 ●アシュアランス - リアルタイム監視、 トラブル シューティング、検証 Customer Collaboration スイート ●企業向けコンタクト センター基盤およびアプリケーション ●インバウンドおよびアウトバウンド コール ハンドリング、 リアルタイムおよびヒストリカル コール レポーティング キューイング、 ワークフロー ●ソーシャル メディア監視、 ●IP ベース セルフ サービスおよびコール ルーティング基盤 (レポーティングを含む) ・契約期間中の有機的成長(Organic Growth)によるナレッジ ワーカーの増加について、追加の補正発注 (True-up)は不要 ・共有スペースの端末に対するライセンスも含まれ、追加費用は不要 ・企業買収、合併(Inorganic Growth)によるナレッジ ワーカーについて、20% の増加まではライセンス追加が不要 ・Web 会議パッケージ (クラウド型、Cloud Conferencing スイート)では、ナレッジ ワーカーの増加が 20% まではライセンス追加不要 コラボレーション全社展開を加速 ・PBX 老朽化やオフィス移転などの大きなきっかけを待たずに全社コラボレーション基盤に移行 ・すべての会議室にビデオ端末を設置 ・先進ユーザ向けの検証環境を構築して順次新しいツールに移行するなど柔軟な運用も可能 全社導入ライセンスを購入しただけでは、当初想定していたほどコラボレーション ツールが利用されない場合があります。それは、テクノロジーの導入に フォーカスするあまり、組織文化の醸成や必要なスキルの習得など、変革を推進するための施策を計画的に実施していないことに起因しています。 コラボレーション定着の成功には、変革による効果の最大化を目的とした継続的な活用定着化の取り組みをシステム導入と併せて進めることが重要です。 お客様の導入計画とリソースに合わせた PDCA サイクルの運用支援を「定着化支援サービス」としてカスタマイズしてご提供します。 従来型 アプローチ システム 導入計画 これからの アプローチ ナレッジ ワーカー数(※) システム 導入計画 従来型ライセンスとの比較 提供範囲 56 システム 設 計 必要に応じて見直し システム 導 入 導入計画 システム 運用保守 システム 最適化 モニタリング レポート シスコ独自の データ収集/分析ツール サイクル化して実施 施策実行 必要に応じて見直し モニタリング 対策検討 サイクル化して実施 全社導入ライセンスの ROI 最大化を目的とした定着化サイクル 従来型ライセンス Cisco Enterprise Agreement for Collaboration ユーザごとに購入 包括ライセンスで全ユーザをカバー デバイスごとにライセンス購入が必要 •アナログ電話機 •ビデオ端末 •共用 IP フォン 包括ライセンスですべての共用端末をカバー 追加のたびにライセンス購入が必要 は不要 ライセンスの補正発注(True-up) 追加のたびにライセンス購入が必要 ライセンスの補正発注(True-up) は不要 購入した会社のみで利用 関連会社も最初に登録しておけば利用可能 規模 1 ユーザ以上 2,000 ナレッジ ワーカー以上 機能 個々の製品のライセンスを購入 複数の製品がパッケージ化された 「スイート」 を購入 保守契約 1 年以上 3 年または 5 年 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 ※ナレッジ ワーカーは 「業務の通常部分としてコンピューティングまたはコミュニケーションの装置を利用するユーザ」として定義され、契約開始時の数が価格のファクターとなります。 共用端末増加時 システム 最適化 (効果の最大化が目的) 定着化計画 ユーザ増加時 (Organic Growth) システム 運用保守 システム導入の活動と導入効果最大化のための活動を並行実施 ライセンス一括購入 共用端末のライセンス管理 システム 導 入 (システム導入が目的化) 全社展開 ユーザに紐づかない システム 設 計 事例でわかる導入効果 定着化支援サービス すべての従業員、拠点に展開 ユーザ ライセンスの管理 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース コラボレーション ツールの全社展開における課題を解決するために、シスコは全社導入ライセンス プログラム 「Cisco Enterprise (コラボ EA)を提供しています。これまでの数千~数万個に分かれているユーザ単位、デバイス単 Agreement for Collaboration」 位のライセンスから、ライセンス契約を 1 つにまとめられるところがポイントです。また、期間中の有機的成長(Organic Growth)に Cisco Enterprise Agreement for Collaboration は、複数のソフトウェア製品をまとまりとしたスイートの単位で購入します。 各種コラボレーション ツール 実データに基づく定着化モニタリング 57 シスコ コラボレーションが実現するワークスペース 事例でわかる導入効果 シスコ コラボレーション ソリューション 製品紹介 59 58 MEMO MEMO