...

第43期(平成22年1月1日 ‐ 平成22年12月

by user

on
Category: Documents
93

views

Report

Comments

Transcript

第43期(平成22年1月1日 ‐ 平成22年12月
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成23年6月29日
【事業年度】
第43期(自 平成22年1月1日 至 平成22年12月31日)
【会社名】
株式會社ポスコ(POSCO)
【代表者の役職氏名】
鄭 俊陽(Chung, Joon-Yang)
最高経営責任者兼代表理事(CEO and Representative Director)
【本店の所在の場所】
大韓民国慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地
(1 Koedong-dong, Nam-gu, Pohang-si, Kyongsangbuk-do, Korea)
【代理人の氏名又は名称】
弁護士 高橋 謙
東京都千代田区永田町2丁目13番10号 プルデンシャルタワー
【代理人の住所又は所在地】
東京青山・青木・狛法律事務所
べーカー&マッケンジー外国法事務弁護士事務所
(外国法共同事業)
【電話番号】
(03)5157−2700
【事務連絡者氏名】
弁護士 高橋 謙/弁護士 谷田部耕介
東京都千代田区永田町2丁目13番10号 プルデンシャルタワー
【連絡場所】
東京青山・青木・狛法律事務所
べーカー&マッケンジー外国法事務弁護士事務所
(外国法共同事業)
【電話番号】
【縦覧に供する場所】
(03)5157−2700
株式会社東京証券取引所
東京都中央区日本橋兜町2番1号
(注)1.別段の記載がある場合を除き、本書において下記の用語は下記の意味を有する。
「当社」……………………………………株式會社ポスコ
「POSCO」……………………………株式會社ポスコ(文脈によりその連結子会社を含む。)
「韓国」……………………………………大韓民国
「政府」……………………………………韓国政府
2.別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「ウォン」又は「W」は韓国の通貨を指す。本書において記載されてい
る日本円への換算は、別段の記載がある場合を除き、100W=7.53円(2011年5月19日現在の株式会社三菱東京UFJ銀行
の対顧客電信売買相場の仲値)の換算率により換算されている。
3.当社の会計年度は、暦年である。
4.本書中の表で計数が四捨五入されている場合、合計は計数の総和と必ずしも一致しない。
5.本書には、当社及び当業界に関する現時点における予想、仮定、見積もり、予測に基づいた将来予想に関する記述が含
まれている。将来見通しに関する記述は、様々なリスク及び不確実性に左右される。通常、これらの将来予想に関する記述
は、「期待する」、「信じる」、「見積もる」、「予想する」、「意図する」、「予測する」、「するべきだ」等の類似表現を
使用していることにより特定することができる。これらの記述は、当社の事業戦略についての検討や、当社の市場位置、将
来の事業、利鞘、利益率、流動性及び資本資源に関する予想を含んでいる。将来見通しに関する記述に依拠することにはリ
スク及び不確実性が伴うものであり、当社は将来見通しに関する記述が基づいている仮定は合理的であると信じている
が、いずれの仮定も不正確となる可能性があり、その結果かかる仮定に基づいた将来見通しに関する記述が不正確となる
可能性がある。この点に関する不確実性は、「第一部−第3−4 事業等のリスク」に述べられたリスク要因に特定されて
いるが、これに限定されない。これらの不確実性及びその他不確実性の観点から、将来見通しに関する記述のいずれかに言
及された計画及び目標又は財務業績予測を当社が必ずしも達成すると結論付けるべきではない。当社は、将来の事象又は
状況を反映して、これらの将来見通しに関する記述の更新結果を公表する義務を負うものではない。
1/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第一部【企業情報】
第1【本国における法制等の概要】
1【会社制度等の概要】
(1)【提出会社の属する国・州等における会社制度】
当社の組織に適用される基本的な法的枠組は、韓国「商法」(以下「商法」という。)の第3編「会社」の第4章「株
式会社」である。以下は、当社のような韓国取引所に上場されている株式会社に適用される商法や韓国金融投資サービ
ス及び資本市場法(以下「FSCMA」という。)など、関連法規の主要な規定の概略である。
設立
株式会社の設立については、次のような基本的な要件がある。(ⅰ)1人以上の発起人が必要である。発起人の資格に
ついては要件がないので、自然人だけでなく法人も発起人になることができる。発起人は、1株以上の株式を引受けて会
社に出資しなければならない。(ⅱ)発起人は、定款を作成して全員が記名捺印あるいは署名しなければならない。定款
は、公証人の認証を受けることによって効力を生じる。(ⅲ)定款を作成した後、出資者を確定してからその払込みを受
ける。資本を形成する方法としては、発起設立と募集設立の2つの方法が認定されるが、前者は、発起人だけが発行株式
を全額引受ける方法であり、後者は、発起人と発起人でない者が一緒に株式を引受ける方法である。(ⅳ)会社は、設立
登記によって成立する。会社設立の無効は、会社設立日から2年以内に限りこれを主張することができる。
商法が定款の有効要件として定めた事項について、これを欠如したりその内容が違法である時は定款が無効となる。そ
れを欠くと会社設立の無効事由となる定款の絶対的記載事項は、(ⅰ)目的、(ⅱ)商号、(ⅲ)会社が発行する株式の
総数、(ⅳ)1株の金額、(ⅴ)会社の設立に際して発行する株式の総数、(ⅵ)本店の所在地、(ⅶ)会社が行う公告
の方法及び(ⅷ)発起人の氏名、住民登録番号及び住所である。
株式
株式会社の資本は、5千万ウォン以上でなければならない。株式会社の資本は、これを株式に分割しなければならず、1
株の額面金額は、100ウォン以上で均一にしなければならない。商法上は原則として無額面株式は認められない。株式の
譲渡は、定款の規定により理事会の承諾が要求される場合を除き、自由にできる(現在、当社の定款は、株式の譲渡につ
いてこのような制限をしていない。)。ただし、韓国取引所に上場される会社に関する株式は、自由に譲渡できる。
株主及び株主総会
株主の責任は、当該株主の有する株式の引受価額を限度とする。株主は、法律や定款に別段の定めがない場合は、当該株
主の有する株式の数に応じて新株の割当てを受ける権利がある。FSCMAに基づき上場法人が株式を募集又は売出す場合
に、当該法人の従業員持株会に加入した従業員は、募集又は売出す株式の総額で100分の20を超過しない範囲で新株の割
当てを受ける権利がある。但し、従業員持株会員が所有する株式数が、新規に発行される株式と既に発行された株式の総
数の100分の20を超過する場合は、これを適用しない。
株主総会は、法律又は定款に定められた事項を決議する株式会社の最高意思決定機関である。株主総会は、定時総会と
臨時総会から成る。定時総会は、毎年1回招集しなければならず、年2回以上の決算期を定めている会社は、毎期に定時
総会を招集しなければならない。臨時総会は、必要な場合には随時招集することができる。株主総会の招集は、原則とし
て理事会がこれを決定する。しかし、発行済株式の総数の100分の3以上に当たる株式を有する株主又は上場会社の場
合、6ヶ月前から継続して上場会社の議決権のある発行済株式総数の1千分の15以上に該当する株式を一定の要件によ
り保有した株主は臨時総会の招集を理事会に請求することができ、もしも理事会がこれに応じない時は、裁判所の許可
を得て総会を直接招集することができる。監事又は監査委員会も臨時総会の招集を理事会に請求することができ、もし
も理事会がこれに応じない時は、裁判所の許可を得て総会を直接招集することができる。
株主は、直接株主総会に出席して議決権を行使したり、又は代理人にその議決権を行使させることができる。議決権は、
原則として1株につき1票である。しかし、会社が数種の株式を発行する場合、利益の配当に関して優先的内容を有する
優先株式については、定款をもって議決権がないものとすることができ、会社が自己の株式を有する場合、その他一定の
例外的な場合は、議決権がない。
理事、理事会及び監事又は監査委員会
理事は、株主総会で選任し、原則的に3人以上でなければならない。理事会は、会社の業務執行に関する意思決定のため
に理事全員で構成される株式会社の必須常設機関である。理事会の決議は、理事過半数の出席と出席理事の過半数によ
り可決されなければならないが、定款でこの比率を高めることができる。会社は、理事会の決議により理事の中から会社
2/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
を代表する代表理事を選任しなければならない。しかし、定款を以て株主総会でこれを選任する旨を定めることができ
る。なお、理事会は定款に定めるところにより、委員会を設置することができ、一定の事項を除いては理事会の権限を委
員会に委任することができる。
会社の業務監査のために、監事又は監査委員会を置かなければならない。直近の会計年度(通年)の資産総額が2兆
ウォン以上である上場企業は、監査委員会を置かなければならない。監事は株主総会で選任される。監査委員会の構成員
全員は理事でなければならず、又、監査委員会の設置を要求された上場企業の場合、監査委員会の構成員の3分の2以上
は社外理事でなければならない。監事の選任においては、発行済み株式総数の100分の3(議決権のない株式を除く。)
以上を保有する株主は、かかる100分の3を超過した部分の株式の議決権を行使することができない。上場企業の場合、
100分の3以上の議決権付発行済株式を直接に又は実質的に保有する株主、及びかかる株式を実質的に所有する一定の
関係者は、かかる100分の3を超過した分の株式の議決権を行使して、監事又は(社外理事ではない)監査委員会の構成
員を、任命又は解雇することができない。かかる100分の3の基準は、定款で、より低い比率に設定することができる。
(2)【提出会社の定款等に規定する制度】
当社の会社制度は(既に法令により決定かつ規定されていることに加えて)、2011年2月25日付けで最終改正された
当社の定款によっても決定かつ規定されている。
株式
当社の授権株式の総数は、2億株とする。当社が発行する株式の種類は記名式普通株式及び記名式優先株式とし、株式
1株の額面金額は5千ウォンとする。優先株式は議決権がなく、議決権のない優先株式の配当率は額面金額に対して年
9%以上であり、発行の際理事会が定める。
当社が証券市場において関連法令に従い一般公募を行う場合、従業員持株会員に割当てる場合、関連法令に従い預託証
書の形式で新株を発行する場合、関連法令に従い理事会決議に基づき一般公募増資を行う場合、債務を資本に転換する
ため既存の債権者に対し新株を発行する場合、当社が経営上の必要により締結した合弁契約、戦略的提携又は技術導入
契約に従い国内外の法人に新株を発行する場合、又は緊急事態において資金調達のため国内外の金融機関に新株を発行
する場合には、株主以外の第三者に新株を割当てることができる。
株主総会
定時株主総会は、毎決算期終了後3ヶ月以内に開催し、株主は、直接株主総会に出席して議決権を行使し、又は代理人に
その議決権を行使させることができる。株主総会の決議は、法令又は定款に別段の規定がある場合(後述する。)を除い
て、出席した株主の議決権の過半数の賛成票により採択されるが、発行済株式の議決権株式の4分の1以上に相当する
数でなければならない。
定款の変更、事業の全部若しくは主要部分の譲渡、当社の事業全部のリースのため、営業の委託のため若しくは当社の
事業に関する全ての利益及び損失を他者と折半するための契約若しくはそれらに類似する契約の締結、変更若しくは解
除、当社の事業に重大な影響を与える可能性のある一部の事業の他社からの取得、当社の合併若しくは連結、理事会が決
定した当社の資産に重大な影響を与える可能性があり株主総会の承認を必要とする事項、又はその他かかる決議が法令
により定められている事項に関する株主総会の決議は、出席した株主の議決権の3分の2以上の賛成票により採択され
るが、発行済株式の議決権株式の3分の1以上に相当する数でなければならない。
当社の事業年度は、毎年1月1日から12月31日までである。毎決算期後に財務書類を理事会及び定時株主総会に提出し
て承認を受けなければならず、定時株主総会から承認を得たときには遅滞なく貸借対照表を公告しなければならない。
理事、理事会及び監査委員会
当社は5名の常任理事と8名の社外理事を置き、理事は株主総会で選任される。また、当社は3名以上の理事で構成さ
れる監査委員会を置く。監査委員会を構成する委員は社外理事でなければならず、株主総会で選任されなければならな
い。監査委員会の委員を株主総会で選任する時、議決権付発行済株式総数の100分の3を超える数の株式を持つ株主は、
その超過分の株式に対して議決権を行使することができない。
理事会は、法令及び規制、又は定款で定めた事項及び当社の業務執行に関する重要な事項を決議する。理事会の決議に
より、理事会の議長1名を社外理事の中から選任する。理事会の決議により、1名の最高経営責任者及び数名の代表理事
を社内理事の中から選任する。また、最高経営責任者の推薦によって社内理事の中から理事会の決議により社長、副社
長、専務及び常務理事を選任する。代表理事は、各々が会社を代表する。理事会の決議は、少なくとも理事の過半数が出席
をする正式に招集された会において、出席理事の過半数の賛成投票を以って採択されるものとする。ただし、代表理事候
補の選任に関する決議の投票要件は、かかる投票要件が、理事の3分の2の賛成投票を超えない限り、理事会によって変
更することができる。
理事会は、その傘下に理事候補推薦委員会、評価報酬委員会、財政及び運営委員会、経営委員会、監査委員会及び内部取
3/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
引委員会を設置する。
2【外国為替管理制度】
韓国の外国為替取引令及び大統領令及び関連規定(これらを合わせて以下「外国為替取引法」と総称する。)に基づき当
社が社債などの外貨証券を発行し募集するためには、指定取引外国為替銀行に申告しなければならない。但し、3千万ドル
(過去1年以内に発行又は借入された外貨債務の総計)を超えて発行しようとする場合には、指定取引外国為替銀行を経由
して企画財政部長官に申告しなければならない。さらに、当社が外貨証券の元利金その他これに付帯する費用を支払うため
には、かかる支払金額はその支払の都度指定取引外国為替銀行に確認されなければならない。かかる確認の目的は、実際の送
金額が当該証券に基づき支払可能な金額に合致するかを確実にすることである。
3【課税上の取扱い】
以下の情報は、現在適用される韓国の税制及び税慣行の完全な概要を述べたものではない。
以下の韓国の租税上の考察事項概要は、次に該当しない投資家に適用される。
・韓国の居住者
・登記上の所在地若しくは本社所在地を韓国内に有する企業又は実際の業務を韓国内で行う企業
・当該所得が帰せられるか、又は当該所得が実質的に関連している、恒久的施設又は固定拠点(以下「恒久的施設」と
いう。)を通じて韓国で取引又は事業に携わる者
韓国の非居住者である個人又は外国法人(以下「非居住者」という。)に対する課税は、当該非居住者が韓国に恒久的施設
を有するか否かによって異なる。韓国に恒久的施設を有しない非居住者は、後述の方法によって課税されるが、韓国に恒久的
施設を有する非居住者についての課税には、異なる規則が適用される。
韓国の租税特例制限法(以下「租税特例制限法」という。)上、当社が発行し、非居住者が保有する外貨建て社債の利子及
び手数料に対しては、所得税及び法人税が免除される。韓国の税法上、社債償還時の割増金は一定の実質背景の下では利子所
得とみなされるとの韓国課税当局の公式解釈があった。
所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本と韓国との間の条約(以下「日韓租税条約」とい
う。)によると、社債の譲渡所得に対しては譲渡人の居住地国でのみ課税される。当社が発行した外貨建て社債を韓国に恒久
的施設を有しない非居住者が他の非居住者(その韓国内の恒久的施設は除く。)に譲渡することにより生じる譲渡所得につ
いては、韓国では課税されない。更に、非居住者が韓国外で行う当社発行の社債の譲渡から得た譲渡所得は現在のところ租税
特例制限法によって課税されない。但し、当該社債の発行は租税特例制限法上、韓国外での発行とみなされる。租税特例制限
法上の免税措置が今後法の改正によって適用されない場合には、上記の利子の支払及び譲渡所得は、韓国で源泉徴収の対象
となり得る。日韓租税条約によれば、当社が日本の居住者に支払う利子及び上記追加額(利子所得として扱われる場合)は、
最高10%の源泉徴収の対象となる。有価証券譲渡差益に対する免税の要件を備えていない場合は、韓国の所得税又は法人税
法によって、売渡金額の11%又は譲渡差益の22%のうちの少ない方の金額に相当する額の譲渡所得税が課される(取得原価
及び直接取引経費の十分な証拠の作成を条件とする)。
韓国の相続税は、相続開始の時に被相続人が韓国内に住所を有し、又は韓国内に相続財産がある時に課される。贈与税は、一
般的に受贈者が贈与を受ける当時韓国内に住所を有し、又は贈与により韓国内にある財産を取得した場合に課される。相続
税及び贈与税は、相続財産や贈与財産の価値が一定額以上であれば課され、その税率は、他の要素がある中でも特に相続財産
や贈与財産の価値によって決定される。
韓国の相続税及び贈与税賦課の決定において、韓国で設立された法人が発行した債券は、その債券が実際に何処に所在し、
又は誰が所有しているかを問わず、韓国内に所在する財産とみなされる。
韓国税法上、租税条約によって免除を受けようとする非居住者売主は、当該売主の居住地国の権限ある税務当局が発給する
居住地証明書を添付した免除申請書を韓国を源泉とする所得の支払者又はその他の指定された源泉徴収義務者を通じて提
出しなければならない。当該申請書は売却代金の最初の支払日から9日目までに該当する税務署に提出される必要がある。
しかし、この規定は、韓国税法上の免除の場合には適用されない。
4【法律意見】
当社の社内弁護士であるIn Kook Jung氏より、本書に記載されている韓国法に関する記述は、全ての重要な点において正
しい旨の法律意見書が関東財務局長宛に提出されている。
4/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第2【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
連結財務情報
単位:十億ウォン(下段の括弧内の数値は十億円)
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
売上高(1)
25,842
(1,946)
31,608
(2,380)
41,743
(3,143)
36,855
(2,775)
60,638
(4,566)
売上原価(2)
19,897
(1,498)
24,903
(1,875)
32,562
(2,452)
31,037
(2,337)
51,561
(3,883)
販売費と管理費
1,556
(117)
1,785
(134)
2,006
(151)
1,949
(147)
3,339
(251)
営業利益
4,389
(330)
4,920
(370)
7,174
(540)
3,868
(291)
5,738
(432)
支払利息
183
(14)
240
(18)
345
(26)
532
(40)
657
(49)
99
(7)
(19)
((1))
(940)
((71))
366
(28)
(183)
((14))
寄付金
155
(12)
197
(15)
143
(11)
129
(10)
76
(6)
法人税
922
(69)
1,274
(96)
1,734
(131)
536
(40)
1,113
(84)
法人税引前純利益
4,285
(323)
4,899
(369)
6,096
(459)
3,739
(282)
5,338
(402)
当期純利益
3,353
(252)
3,678
(277)
4,350
(328)
3,242
(244)
4,218
(318)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
7,155
(539)
7,769
(585)
11,188
(842)
11,359
(855)
10,014
(754)
有形固定純資産(5)
14,643
(1,103)
15,582
(1,173)
18,069
(1,361)
21,840
(1,645)
25,699
(1,935)
総資産額(5)
31,149
(2,346)
36,275
(2,732)
46,961
(3,536)
50,312
(3,788)
67,946
(5,116)
2,726
(205)
3,306
(249)
6,896
(519)
8,230
(620)
10,609
(799)
為替決済及び外貨換算純利益
(損失)(3)
資本金
運転資本(4)
長期負債(6)(7)(8)(9)
資本合計(5)
22,402
(1,687)
25,118
(1,891)
28,344
(2,134)
31,664
(2,384)
37,201
(2,801)
基本的及び希薄化後普通株式
42,115
46,854
58,002
41,982
54,279
1株当り利益
(3,171)
(3,528)
(4,368)
(3,161)
(4,087)
(ウォン(円))(10)
注(1)当社の連結販売子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した貿易会社を含む。)から購入して販売した部分を含む。
(2)当社の連結子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した貿易会社を含む。)から購入した部分を含む。
(3)「為替決済及び外貨換算純利益(損失)」とは、為替決済差益及び外貨換算利益から為替決済差損及び外貨換算損失を差
引いたものである。
(4)「運転資本」とは、流動資産から流動負債を差引いたものである。
(5)韓国法で認められている資産再評価を反映している。
(6)「長期負債」とは、社債、ウォン貨長期貸入金、外貨長期貸入金及び外国借款の合計である。
(7)発行済社債のうちの当期支払分及び割引額を控除後の純額。
(8)当社が締結したスワップ契約の情報については、「第3−7 財政状態及び経営成績の分析−(1)(c)為替変動」及び連結財
務諸表注記16を参照。
5/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(9)金融資産及び外貨建て負債は、貸借対照表日に有効な基準相場にて韓国ウォンに換算され、その結果生じた換算損益及び損
失は、当期業績に計上される。連結財務諸表注記12、13及び24を参照。
(10)計算方法については、連結財務諸表注記27を参照。
個別財務情報
単位:十億ウォン(下段の括弧内の数値は十億円)
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20,043
(1,509)
22,207
(1,672)
30,642
(2,307)
26,954
(2,030)
32,582
(2,453)
法人税費用引前純利益
4,118
(310)
4,792
(361)
5,830
(439)
3,583
(270)
5,150
(388)
当期純利益
3,207
(241)
3,679
(277)
4,447
(335)
3,172
(239)
4,203
(316)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
482
(36)
87,186,835
87,186,835
87,186,835
87,186,835
87,186,835
資本合計
21,792
(1,641)
24,503
(1,845)
27,784
(2,092)
30,951
(2,331)
35,082
(2,642)
総資産額
26,363
(1,985)
30,493
(2,296)
37,033
(2,789)
39,993
(3,011)
48,190
(3,629)
82.7
80.4
75.0
77.4
72.8
1株当り配当金
(ウォン(円))
8,000
(602)
10,000
(753)
10,000
(753)
8,000
(602)
10,000
(753)
1株当り純利益
(ウォン(円))
40,748
(3,068)
48,444
(3,648)
58,905
(4,436)
売上高
資本金
発行済株式数(株)
自己資本比率(%)
41,380
(3,116)
54,558
(4,108)
配当性向(%)
19.37
20.55
17.15
19.40
18.33
従業員数(人)
17,523
17,307
16,707
16,516
16,409
6/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2【沿革】
当社は、国内及び海外市場において鉄鋼の圧延材及び厚板を製造販売するために、商法に基づき、1968年4月1日に韓国政
府により設立された。設立から1988年までは、韓国政府が当社株式の70%以上を所有していたが、同年韓国政府は公募及び韓
国取引所株式市場部での上場を行うことによって当社普通株式の所有を35%まで引下げた。1998年12月、政府は、政府が直接
所有する当社の全ての普通株式を売却し、2000年9月に韓国産業銀行は、韓国産業銀行が所有する当社の株式の売却を完了し
た。当社に対する政府の直接持分はなくなり、当社の発行済普通株式は現在個人及び機関投資家により保有されている。「第
5−1 株式等の状況−(4)大株主の状況」参照。
当社は2002年3月に正式名称を浦項綜合製鐵株式會社から株式會社ポスコ(POSCO)へ変更した。
3【事業の内容】
(1)会社の目的
当社は、次の事業を営むことを目的とする。
1.粗鋼及びステンレス鋼製品の生産及び販売
2.港湾荷役、倉庫及び包装
3.専門職業競技団体の運営
4.発電、再生可能エネルギー・プロジェクト、液化天然ガス物流及び探査並びにその他付帯事業
5.不動産賃貸業
6.公共エネルギー・サービス及び配給システム
7.鉱物資源の海上輸送、韓国内外における鉱物資源の加工及び販売
8.教育サービス及びその他付帯サービス
9.非鉄金属の製造及び販売
10.前各号事業に直接的又は間接的に付帯又は関連したその他事業
(2)事業の内容
当社は大韓民国最大の完全一貫体制の製鉄会社であり、年間粗鋼生産量によれば、当社は世界最大の製鉄会社の一つであ
る。当社は、2010年には約35.3百万トン及び2009年には約31.7百万トンの粗鋼を生産しており、そのほとんどすべてが浦項
製鉄所と光陽製鉄所で製造された。現在、浦項製鉄所は、粗鋼及びステンレス鋼を年間15.0百万トン生産することができ、
光陽製鉄所は、粗鋼製品を年間20.8百万トン生産することができる。当社は、浦項製鉄所及び光陽製鉄所は世界でも最も技
術的に進歩した一貫製鉄施設のうちの2つを占めていると信じている。当社は、熱延製品、冷延製品、厚板、線材、シリコン
鋼板、ステンレス鋼製品等多様な鉄鋼製品を製造、販売しており、自動車、造船、家電、エンジニアリング及び機械産業を含
む鉄鋼の消費者である製造業の顧客からの幅広いニーズに応えることが可能である。
当社の主な販売先は韓国国内市場である。当社の鉄鋼製品の総販売量に占める国内販売量の割合は、2010年は56.4%であ
り2009年は62.6%であった。また当社は、2010年の当社の国内の鉄鋼製品の総販売量は国内市場シェア全体の約41.6%を
占め、2009年は約42.8%を占めたと確信する。当社の鉄鋼製品総販売量のうち海外の顧客に対する輸出販売量及び海外販
売量は、2010年及び2009年にそれぞれ43.6%及び37.4%を占めた。当社の主な輸出市場はアジアであり、2010年中、鉄鋼総
輸出販売量のうち、中国が24.3%、日本が11.0%、その他のアジア地域が26.6%を占め、2009年中、中国が33.8%、日本が
10.9%、その他のアジア地域が21.1%を占めた。
当社は、鉄鋼製造業務を補完する事業も行っており、また、当社の事業を垂直的且つ水平的に多角化するための有望な投
資機会をも注意深く追求している。これは、来るべき韓国鉄鋼市場の成熟化に備えるためでもある。当社が89.53%の持分
を有する当社の連結子会社である㈱POSCO建設は、韓国における代表的な建設会社の一つであり、主に工業プラント及び建
築物の計画、設計及び建設並びに土木工事に従事している。当社が2010年9月に68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した
連結子会社である、大宇インターナショナル・コーポレーション(以下「大宇インターナショナル」という。)は、国際的
な貿易会社であり、主に、鉄鋼及び原料の取引並びにエネルギー及び鉱物資源開発プロジェクトへの投資を世界中で行っ
ている。また、大宇インターナショナルは、2010年に韓国において市場シェアで第3位となった教保生命保険㈱の24%の持
分を保有している。POSCOパワー㈱は、当社が85.7%の持分を保有する連結子会社であり、韓国最大の民間電力会社である。
2009年の当社の売上高が36,855十億ウォン及び純利益が3,242十億ウォンであったのに対し、2010年の当社の売上高は
60,638十億ウォン、純利益は4,218十億ウォンであった。2009年12月31日現在の当社の総資産は50,312十億ウォン、資本合
計は31,664十億ウォンであったのに対し、2010年12月31日現在の当社の総資産は67,946十億ウォン、資本合計は37,201十
億ウォンであった。
(3)主要製品
当社は、下記を含む広範囲の鉄鋼製品を製造及び販売している。
1.熱延製品
7/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2.厚板
3.線材
4.冷延製品
5.シリコン鋼板
6.ステンレス鋼製品
(4)製造工程
当社の主要製造施設である浦項製鉄所及び光陽製鉄所は、酸素製鋼法により鉄鋼を製造している。浦項製鉄所のステンレ
ス鋼プラントでは電気アーク炉工法によりステンレス鋼が製造されている。連続鋳造は鉄鋼に均質な構造を与えることに
より製品の品質を向上させる。浦項製鉄所及び光陽製鉄所は全ての製品を連続鋳造によって製造している。
鉄鋼−酸素製鋼法
まず、高炉で製鋼に使用される原材料である鉄鉱石から溶融銑鉄を製造する。次に、溶融銑鉄は不純物を取り除くために
高圧酸素を吹きつけられることにより転換炉で溶鋼に精製される。内容物の化学物質を調整することにより異なる望まし
い鉄の特性が得られることがある。
この時点で、溶鋼は、連続鋳造機でスラブ、ブルーム又はビレット等の半製品にされる。スラブ、ブルーム及びビレットは、
異なる標準のサイズ及び形で製造されることになる。スラブ、ブルーム及びビレットは利益の少ない半製品であり、当社が
それを使って更なる加工品を製造するか、又はそれを使って更に加工された鉄鋼を製造しようとする他の製鉄業者に販売
されるものである。
スラブは、熱間仕上圧延機で熱延コイル製品を製造するか、厚板圧延機で厚板を製造するために加工される。熱延コイル
は、中間段階の製品であり、顧客に多種類の加工品として販売されるか、又は当社若しくは顧客によって冷延薄板やシリコ
ン鉄鋼薄板などの更に高付加価値の製品に加工される。ブルーム及びビレットは、線鋼圧延機で線材に加工される。
ステンレス鋼−電気アーク炉工法
ステンレス鋼は、電気アーク炉を使って、ステンレス鋼スクラップ、クロム、ニッケル及び鉄スクラップから製造される。
次に、ステンレス鋼は、鉄鋼製造に使われるものと同様の方法で更に付加価値の高い製品に加工される。ステンレス鋼スラ
ブは、連続鋳造設備で製造される。このスラブは熱間圧延機でステンレス鋼熱コイルに加工され、冷延ステンレス鋼製品を
製造するために冷間圧延機で更に加工されることもある。
(5)事業内容の変更等
該当事項なし。
8/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
4【関係会社の状況】
(1)国内子会社(連結子会社)
(2010年12月31日現在)
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
エンジニアリング、建 エンジニアリング、建
設
設
浦項
㈱POSCO P&S
ソウル
545,411
95.31 鉄鋼材販売及び加工
鉄鋼材販売及び加工
POSCO鋼板㈱
浦項
255,063
56.87 鋼板生産及び販売
鋼板生産及び販売
㈱POSCOプランテック
浦項
89,001
100.00
製鋼所整備サービス 製鋼所整備サービス
及び設備設置
及び設備設置
㈱POSCOICT
城南
249,207
72.54
情報通信関連サービ 情報通信関連サービ
ス
ス
㈱POSCO経営研究所
ソウル
23,888
100.00
調査研究、コンサル 調査研究、コンサル
ティング
ティング
㈱スングァン
順天
45,634
100.00 体育施設設置、運営
㈱POSCO A&C建築士事務所
ソウル
46,804
100.00
POSCO特殊鋼㈱
昌原
740,112
ポステック技術投資㈱
浦項
35,694
95.00 新技術事業への投資
新技術事業への投資
㈱エヌトゥービー
ソウル
29,298
62.38 電子商取引
電子商取引
60.00 製造及び販売
製造及び販売
51.00 運輸及び倉庫業
運輸及び倉庫業
40.05 建設分譲業
建設分譲業
㈱POSCOケムテック(旧、ポ
浦項
スレック)
89.53
営業上の関係
㈱POSCO建設
(1)
2,528,639
主要事業
ポスコターミナル㈱
光陽
メタポリス㈱
ソウル
107,238
㈱ポスメイト(2)
ソウル
70,199
建築設計、監理サービ 建築設計、監理サービ
ス
ス
100.00 鉄鋼材製造、販売
234,935
59,992
30.00
体育施設設置、運営
鉄鋼材製造、販売
建物及び施設委託管 建物及び施設委託管
理サービス
理サービス
㈱POSCOエムテック(旧、㈱
浦項
サムジョンピーエヌエイ)
154,274
48.85 梱包材製造及び販売
梱包材製造及び販売
POSCOパワー㈱
ソウル
841,060
85.71 発電業
発電業
POSTECH電力電気大中小企業
ソウル
相生協力ファンド(2)
25,950
22.11
100.00
㈱ピーエイチピー
仁川
(20,579)
㈱POSCO TMC
(旧㈱ポスコア)
天安
86,705
㈱ピーエヌアール
浦項
18,917
㈱メガエセット
天安
8,941
㈱大宇エンジニアリング
城南
155,731
浦項燃料電池発電㈱
浦項
3,754
非上場新技術事業へ 非上場新技術事業へ
の投資
の投資
賃貸住宅建設及び運
営
モーター、変圧器用コ
67.76
ア製造販売
鉄鋼副産物加工及び
70.00
販売
100.00 不動産賃貸及び販売
92.26
不動産賃貸及び販売
建設及びエンジニア 建設及びエンジニア
リングサービス
リングサービス
100.00 発電
9/454
賃貸住宅建設及び運
営
モーター、変圧器用コ
ア製造販売
鉄鋼副産物加工及び
販売
発電
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
104,529
㈱POSCOエイエスティー
安山
㈱デミョンティーエムエス
始興
㈱ポスハイメタル
光陽
㈱POSCOイーアンドイー
ソウル
(21,398)
42,442
17,718
光陽
10,052
㈱ナインディジット(1)
仁川
7,037
ソンジンジオテック㈱(1)
蔚山
151,740
浦項
浦項
㈱光陽SPFC
(1)
ポステック早期企業ファンド
(1、2)
ポスコファミリー電力ファン
ド(1)
㈱大宇インターナショナル(1) ソウル
主要事業
100.00 そ の 他 非 鉄 金 属 圧
延、圧出、鉛産製品製
造
100.00
金属押型製品製造
営業上の関係
その他 非鉄金属圧
延、圧出、鉛産製品製
造
金属押型製品製造
65.00 フェロマンガン生産 フェロマンガン生産
及び販売
及び販売
100.00
発電
発電
100.00 鉄鋼材製造及び販売
86.49
鉄鋼材製造及び販売
製造、卸売、サービス/ 製造、卸売、サービス/
非鉄金属圧延
非鉄金属圧延
43.11 製造/産業機械
製造/産業機械
10,000
10.00 金融投資
金融投資
28,538
100.00 金融投資
金融投資
1,583,993
67.96 貿易及び資源開発等
貿易及び資源開発等
LED照明製造、設置
㈱POSCO LED
(1)
城南
28,266
80.00 LED照明製造、設置
㈱POSCO NST
(1)
釜山
37,869
100.00 鉄鋼材製造及び販売
鉄鋼材製造及び販売
浦項
14,921
51.00 鉄鋼材製造及び販売
鉄鋼材製造及び販売
㈱浦項SRDC
(1)
注(1)2010事業年度中に連結対象に含まれた。
(2)これらの会社は、その取締役会の構成を考慮すると当社が事実上支配している会社であるとみなされたので、連結対象と
なった。
10/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)海外子会社(連結子会社)
(2010年12月31日現在)
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
主要事業
営業上の関係
P O S C O A m e r i c a
Corporation (POSAM)
米国
121,058
100.00
鉄鋼材貿易
鉄鋼材貿易
POSCO Australia Pty.
Ltd. (POSA)
オースト
ラリア
679,973
100.00
鉄鋼材販売及び鉱山
開発
鉄鋼材販売及び鉱山
開発
POSCO Canada Ltd.
(POSCAN)
カナダ
328,508
100.00
石炭販売
石炭販売
POSCAN Elkview Coal Ltd.
カナダ
64,783
100.00
鉱山開発
鉱山開発
POSCO Asia Co., Ltd.
(POA)
中国
33,961
100.00
鉄鉱石中継貿易
鉄鉱石中継貿易
POSCO-CTPC Co., Ltd.
中国
29,518
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
VSC-POSCO
Corporation
ベトナム
19,019
50.00
鉄鋼材製造及び販売
鉄鋼材製造及び販売
Steel
大連捕金鋼板有限公司
中国
114
85.00
被覆鋼製造及び販売
被覆鋼製造及び販売
POSCO-JKPC Co., Ltd.
日本
16,559
95.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
ベトナム
39,955
60.00
賃貸業
賃貸業
100.00
鉄製建材の加工及び
販売
鉄製建材の加工及び
販売
International Business
Center Corporation
POSCO E&C Vietnam Co.,
Ltd. (旧、POS LILAMA E&C
Co., Ltd.)
ベトナム
(19,131)
張家港浦項不繍鋼有限公司
中国
633,550
82.48
ステンレス鋼板生産
ステンレス鋼板生産
POSCO浦項鍍?鋼板有限公司
中国
103,706
95.46
鍍金鋼板生産
鍍金鋼板生産
POSCO (Thailand) Co.,
Ltd.
タイ
44,955
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
Myanmar-POSCO Steel Co.,
Ltd.
ミャン
マー
11,311
70.00
亜鉛鍍金鋼板生産、
販売
亜鉛鍍金鋼板生産、
販売
POSCO-JOPC Co., Ltd.
日本
3,722
56.84
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO Investment Co.,
Ltd.
中国
93,250
100.00
金融業
金融業
POSCO-MKPC SDN BHD
マレーシ
ア
47,658
70.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
青島浦項不繍鋼有限公司
中国
117,970
100.00
ステンレス鋼板生産
ステンレス鋼板生産
浦項蘇州汽車配件製造有限
公司
中国
70,228
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
11/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
主要事業
営業上の関係
米国
20,481
100.00
バイオテックベン
チャー投資
バイオテックベン
チャー投資
POSEC-HAWAII Inc.
米国
822
100.00
建築及び販売
建築及び販売
浦鉄(青島)鋼材加工有限公
司
中国
14,819
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POS-ORE Pty. Ltd.
オースト
ラリア
91,004
100.00
鉄鉱石採掘及び販売
鉄鉱石採掘及び販売
POSCO-China Holding
Corp.
中国
247,085
100.00
持株会社
持株会社
POSCO-JAPAN Co., Ltd.
日本
119,096
100.00
鉄鋼材貿易
鉄鋼材貿易
POS-CD Pty. Ltd.
オースト
ラリア
3,584
100.00
石炭販売
石炭販売
POS-GC Pty. Ltd.
オースト
ラリア
24,333
100.00
石炭販売
石炭販売
POSCO India Private Ltd.
インド
92,684
100.00
石炭販売
石炭販売
POS-India Pune Steel
Processing Centre Pvt.
Ltd.
インド
44,215
65.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POS-JNPC Co., Ltd.
日本
14,325
90.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO-Foshan Steel
Processing Center Co.,
Ltd. (POSCO-CFPC)
中国
40,675
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO E&C (Beijing) Co.,
Ltd.
中国
22,698
100.00
建設及びエンジニア
リング
建設及びエンジニア
リング
POS-MPC S.A. de C. V.
メキシコ
18,090
90.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
Zhangjiagang Pohang Port
Co., Ltd.
中国
14,403
100.00
原料及び製品荷役、
港湾サービス
原料及び製品荷役、
港湾サービス
Qingdao Pos-metal Co.,
Ltd. (1)
中国
2,073
100.00
物流保管業
物流保管業
POSCO-Vietnam Co., Ltd.
ベトナム
133,803
85.00
冷延製品生産及び販
売
冷延製品生産及び販
売
POSCO-Mexico Co., Ltd.
メキシコ
94,149
100.00
冷延製品生産及び販
売
冷延製品生産及び販
売
POSS India Delhi Steel
Processing Centre Pvt.
Ltd.
インド
21,898
76.40
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO-Poland Wroclaw
Steel Processing Center
Co., Ltd. (1)
ポーラン
ド
14,625
60.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POS-NP Pty. Ltd.
オースト
ラリア
44,386
100.00
石炭販売
石炭販売
POSCO Vietnam Processing
Center Co., Ltd.
ベトナム
22,244
86.86
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO Bio Ventures L.P.
(1)
12/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
名称
所在地
POSCO (Chongqing)
Automotive Processing
Center Co., Ltd.
Suzhou Pos-Core
Technology Co., Ltd.
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
主要事業
営業上の関係
中国
10,880
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
中国
23,918
100.00
部品製造及び販売
部品製造及び販売
POSCO-JYPC Co., Ltd.
日本
2,477
82.37
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO-Malaysia SDN. BHD.
マレーシ
ア
(142)
93.41
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POS-Minerals Corporation
米国
113,105
100.00
鉱山開発及び管理
鉱山開発及び管理
中国
21,918
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
9,560
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
11,502
66.28
物流保管業
物流保管業
63,741
92.97
ステンレス冷延製造
及び販売
ステンレス冷延製造
及び販売
6,175
70.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
80,125
100.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
14,414
100.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
15,388
100.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
18,961
100.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
7,283
85.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
38,636
90.00 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO (Wuhu) Automotive
Processing Center Co.,
Ltd.
POSCO-Phillippine Manila
Processing Center Inc. (
フィリピ
ン
2)
POSCO Mexico East Steel
Distribution Center Co.,
Ltd. (1)
メキシコ
ベトナム
POSCO VST Co., Ltd.
P O S C O V i e t n a m H a N o i ベトナム
Processing
Center Co.,Ltd. (1)
POSCO Maharashtra Steel
インド
Pvt. Ltd. (1)
POSCO India Chennai Steel インド
Processing Centre Pvt.
Ltd. (1)
P O S C O T u r k e y N i l u f e r トルコ
Processing Center Co.,
Ltd. (1)
POSCO(Liaoning)
中国
Automotive Processing
Center Co., Ltd.
(1)
POSCO-Indonesia Jakarta
インドネシ
Processing Center, PT
ア
(1)
POSCO China Dalian Plate 中国
Processing Center Co.,
Ltd.
(1)
POSCO-NCR Coal Ltd.
POSCO WA Pty. Ltd.
(1)
(1)
米国
(1)
Daewoo International
Deutschland GmbH
ドイツ
(1)
Daewoo International
Japan Corp.
オーストラ
リア
Daewoo International
America Corp.
カナダ
日本
(1)
Daewoo International
シンガポー
Singapore Pte. Ltd.
ル
(1)
25,063
100.00 石炭販売
211,272
100.00
36,295
石炭販売
鉄鉱石販売及び鉱山 鉄鉱石販売及び鉱山
開発
開発
100.00
貿易
貿易
9,790
100.00
貿易
貿易
7,035
100.00
貿易
貿易
4,187
100.00
貿易
貿易
13/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
名称
Daewoo Italia S.r.l.
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
イタリア
(1)
Daewoo Cement (Shandong) 中国
Co., Ltd.
(1)
Daewoo (China) Co., Ltd. 中国
(1)
PT. RISMAR Daewoo Apparel インドネシ
(1)
ア
Daewoo Textile Fergana
ウズベキス
LLC
タン
(1)
Daewoo Textile Bukhara
ウズベキス
LLC
タン
(1)
Daewoo International
オーストラ
Australia Holdings Pty.
リア
Ltd.
主要事業
営業上の関係
3,712
100.00
貿易
貿易
105,502
100.00
セメント製造
セメント製造
36,506
100.00
持株会社
持株会社
(1,659)
100.00
衣類製造及び販売
衣類製造及び販売
11,177
100.00
紡績及び製織
紡績及び製織
18,496
100.00
紡績及び製織
紡績及び製織
127,274
100.00
資源開発
資源開発
9,466
66.50
製紙
製紙
21,548
100.00
(1)
Daewoo Paper
中国
Manufacturing Co., Ltd.
(1
)
POSCO Mauritius Ltd.
(1)
モーリシャ
ス
P O S C O ( Z h a n g j i a g a n g ) 中国
Stainless Steel
Processing Center Co.,
Ltd. (1)
DAEWOO INT'L MEXICO S.A. メキシコ
de C.V. (1)
Xenesys Inc.
(1)
日本
鉄鉱石販売及び鉱山 鉄鉱石販売及び鉱山
開発
開発
11,730
100.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
3,979
100.00
貿易
貿易
15,680
50.93 鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
注(1)2010事業年度中に連結対象に含まれた。
(2)これらの会社は、その取締役会の構成を考慮すると当社が事実上支配している会社であるとみなされたので、連結対象と
なった。
14/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)持分法適用対象会社
(2010年12月31日現在)
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
主要事業
営業上の関係
(国内)
㈱マイダスアイティー
ソウル
9,654
25.46
エンジニアリング
エンジニアリング
松島新都市開発(有)
ソウル
(39,759)
29.90
不動産賃貸業
不動産賃貸
ゲイルインターナショナル
コリア(有)
ソウル
11,540
29.90
不動産賃貸業
不動産賃貸業
㈱エスエヌエヌシー(1)
光陽
168,208
49.00
原料生産及び販売
原料生産及び販売
忠州企業都市
忠州
10,515
25.10
建設/分譲
建設/分譲
㈱泰岐山風力発電(1)
横城
7,244
50.00
風力発電所建設及び
運営
風力発電所建設及び
運営
㈱韓国ソーラーパーク(1)
霊厳
938
37.50
太陽光発電事業
太陽光発電事業
青羅国際業務タウン㈱(2,3)
仁川
35,437
18.58
複合団地開発
複合団地開発
加露林潮力発電㈱(1)
忠南瑞山
10,881
32.13
発電
発電
㈱ピーエスアイビー(1)
ソウル
49.00
非住居用建物賃貸業
非住居用建物賃貸業
ユニバーサルスタジオ
リゾート開発㈱
ソウル
4,124
21.87
不動産業
不動産業
教保生命保険㈱(4)
ソウル
1,092,853
24.00
生命保険
生命保険
ドンバン金属工業㈱(1)
浦項
6,011
35.82
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
142,615
50.00
設備リース
設備リース
(6,089)
(海外)
KOBRASCO(1)
ブラジル
USS-POSCO Industries
(UPI)(1,3)
米国
38,789
50.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCHROME (Proprietary)
Limited (1)
南アフリ
カ共和国
34,459
50.00
原料生産
原料生産
POS−Hyundai Steel
Manufacturing India
Private Limited
インド
4,558
29.50
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSVINA Co., Ltd.(1)
ベトナム
3,904
50.00
鉄鋼材加工
鉄鋼材加工
PT POSMI STEEL INDONESIA
(POSMI)(1)
インドネ
シア
6,466
37.87
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
CAML Resources Pty Ltd.
(1)
オースト
ラリア
48,437
33.40
原料生産及び販売
原料生産及び販売
Nickel Mining Company
SAS(1)
ニューカ
レドニア
210,914
49.00
原料生産及び販売
原料生産及び販売
Liaoning Rongyuan Posco
Refractories Co., Ltd.
中国
2,386
35.00
耐火物製造及び販売
耐火物製造及び販売
中国
2,037
20.00
鉄鋼材加工
鉄鋼材加工
(1)
POSCO‒SK Steel (Pinghu)
Processing Center Co.,
Ltd.
15/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
名称
所在地
議決権株式の
資本
所有割合
(百万ウォン)
(%)
主要事業
営業上の関係
Ah Khanh New City
Development(1)
ベトナム
2,109
50.00
建設/分譲
建設/分譲
Henan Tsingpu Ferro
Alloy Co., Ltd.(1)
中国
4,999
49.00
原料生産及び販売
原料生産及び販売
米国
18,031
35.00
鋼管製造及び販売
鋼管製造及び販売
Zhongyue POSCO
(Qinhuangdau) Tinplate
Industrial Co., Ltd.(1)
中国
19,963
34.00
特殊鋼板製造
特殊鋼板製造
BX Steel POSCO Cold
Rolled Sheet Co., Ltd.
中国
81,891
25.00
鉄鋼製造
鉄鋼製造
POSS-SLPC S.r.o.(1)
スロバキ
ア
3,233
30.00
鉄鋼材加工
鉄鋼材加工
Eureka Moly LLC.
米国
25,048
20.00
原料加工
原料加工
POSCO SAMSUNG Suzhou
Steel Processing Center
Co., Ltd. (1)
中国
1,835
30.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POSCO SeAH Steel Wire
(Nantong)Co.,Ltd.
中国
4,491
25.00
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
POS-GSFC LLC (旧、POS-JK
LLC.) (1)
UAE
4,480
44.40
鉄鋼材加工及び販売
鉄鋼材加工及び販売
NCR LLC
カナダ
2,831
20.00
石炭販売
石炭販売
(9,752)
49.00
鉄鉱石販売及び鉱山
開発
鉄鉱石販売及び鉱山
開発
United Spiral Pipe, LLC
(1)
AMCI(WA) Pty. Ltd.
(1)
オースト
ラリア
Shanghai Lansheng Daewoo
Corporation (1)
中国
8,625
49.00
貿易
貿易
Shanghai Waigaogiao Free
Trade Zone Lansheng
Daewoo Int'l Trading
Co., Ltd. (1)
中国
816
49.00
貿易
貿易
パプア
ニューギ
ニア
10,765
49.00
電力生産及び販売
電力生産及び販売
Myanmar Korea Timber
International Ltd. (1,4)
ミャン
マー
(947)
45.00
合板製造
合板製造
General Medicines
Company Ltd. (1)
スーダン
3,913
33.00
製薬及び販売
製薬及び販売
KOREA LNG Ltd.
韓国
2,753
20.00
ガス生産及び販売
ガス生産及び販売
54,850
4.00
資源開発
資源開発
Hanjung Power Pty. Ltd.
(1)
(4)
DMSA, AMSA(2,4,5)
マダガス
カル
注(1)当社はこれら企業に対して30%超の持分を有しているが、これら企業の大株主ではない。従ってこれら企業は連結から除
外された。
(2)当社は、この企業に対して20%未満の持分しか所有していないが、議決権の40%を代表する大株主からの委任によって当
社が影響力を有するため、この企業には持分法が適用されている。
(3)該当法人は外国人出資者等とのオプション契約により当社の適用持分率が18.58%に増加し、被投資会社の最大株主から
議決権40%を委任され重大な影響力があると判断されるため、持分法を適用した。
(4)該当法人は当期に㈱大宇インターナショナルが連結対象会社に組入れられたことにより持分法株式に組入れられた。
16/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)該当法人は持分率は20%未満であるが、主要意思決定に重大な影響力を行使できる共同支配対象企業の株式であるため、
持分法を適用した。
(4)子会社及び国際的ジョイントベンチャー
鉄鋼生産
当社の戦略イニシアティブを効果的に実行し、世界の鉄鋼産業におけるその主導的な地位を強化するために、当社は世
界中において様々な子会社及び国際的なジョイント・ベンチャーを設立している。
当社は1997年2月に韓国国内の完全所有子会社としてポスコ特殊鋼株式会社(以下「ポスコ特殊鋼」という。)を設立
した。ポスコ特殊鋼は、自動車、機械、原子力発電所、造船、航空機及び電子機器産業用の高品質な鋼板製品を生産してい
る。ポスコ特殊鋼が運営する製造施設は、年間合計840千トンの線材、丸鋼、鋼管及び半完成品の生産能力を持つ。ポスコ特
殊鋼は2010年にかかる製品を728千トン生産した。
付加価値製品の販売拡大のために、当社は、1999年3月に被覆鋼製造会社とカラー鋼板製造会社を合併してPOSCO
Coated and Color Sheet Co., Ltd.を設立した。POSCO Coated and Color Sheetは、建設、自動車部品及び家電産業で幅
広く利用される亜鉛めっき及びアルミめっき鋼板を年間600千トンを製造している。また、POSCO Coated and Color
Sheetは主に内装材及び外装材並びに家電に利用されるカラー鋼板の年間350千トンの生産能力を有している。
当社は、ステンレス冷延鋼板製品の製造及び販売を行う中国の合弁会社である、張家港浦項不銹鋼有限公司を設立する
契約をSagang Group Co.と締結した。当社は合弁会社の82.5%(POSCO China Holding Corporationが保有する23.9%の
持分を含む。)の持分を所有している。同工場はステンレス冷延鋼板製品鋼の生産を1998年12月に開始した。合弁会社は
また2006年7月に新たな製鉄所の建設を完了し、ステンレス熱延製品の年間生産能力を約800千トン増強した。張家港浦
項不銹鋼有限公司は、2010年に831千トンのステンレス鋼版製品を生産した。
当社は、中国においてステンレス冷延製品を製造、販売するために完全所有子会社である、青島浦項不繍鋼有限公司を設
立した。不繍鋼有限公司が運営する製鉄所の建設は2003年4月に始まり、2004年12月に操業を開始した。同製鉄所は、年間
180千トンのステンレス冷延製品の生産能力を持つ。青島浦項不繍鋼有限公司は、2010年にかかる製品を188千トン生産し
た。
2003年8月、当社は中国のBenxi Iron and Steel Group及びBenxi Steel POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd.を設立
し、年間生産能力1.9百万トンの冷延製鉄所を建設する合弁契約を締結した。同社の冷延製鉄所は2006年3月に操業を開
始し、2010年に同社は1.7百万トンの製品を生産した。当社は現在、この合弁会社の25%の持分を所有している。
2003年11月、当社の中国への投資のために、当社は完全所有子会社であるPOSCO China Holding Corporationを設立し
た。POSCO China Holding Corporationはまた、当社の中国投資プロジェクト及び関連会社に対して、中国でのマーケティ
ングの支援を行い、顧客及びサプライヤーとの事業関係を強化する。
上記の投資に加えて、当社はさらなる海外での将来性のある投資機会を慎重に追求している。2005年6月、インド、オ
リッサ州政府と一貫製鉄所の建設及びオリッサ州の鉄鉱石鉱山の開発に関する覚書を締結した。厚板並びに熱延製品の
年間生産能力を12百万トンまで増強するための建設及び鉱山開発の初期費用合計を約3.7十億ドル、追加費用を8.3十億
ドルと見積もっている。2008年に当社は2,959エーカーの森林地の第一段階の認可をインド最高裁判所から取得し、製鉄
所及び港湾設備の建設に要する約500エーカーの用地を取得した。当社は建設用地取得の過程で、当社のプロジェクトに
よって影響を受けた地元住民のために復旧及び再定住策(60軒の一時滞在住宅建設を含む)を提供している。2011年5
月2日、当社はインド環境省から最終的な認可を得た。当社は現在、約4,000エーカーの建設用地を取得中である。また当
社は、オリッサ州の鉄鉱石鉱山の採掘権に関し、インド最高裁判所の判決を待っている。
当社は、冷延鋼板製品の製造及び販売のためのベトナムのジョイント・ベンチャー会社であるPOSCO Vietnam Co.,
Ltd.を設立する契約を新日本製鐵と締結した。当社は、同ジョイント・ベンチャーの85%の持分を保有している。当社は
2009年9月に、1.2百万トンの冷延製品の年間生産能力を持つ製鉄所の建設を完了し、商業生産を開始した。POSCO
Vietnam Co., Ltd.は、2010年に966千トンの冷延製品を生産した。
当社は、2009年8月に、メキシコにおいて、0.4百万トンの冷延製品の年間生産能力を持つ製鉄所の建設を完了し、メキシ
コ、アメリカ南東部及び南アメリカの自動車製造業者に供給するための商業生産を開始した。
米国では、米国石油協会(API)規格の鋼管(API鋼管)及び非API鋼管の製造を目的としてUnited Spiral Pipe LLCを設
立するために、当社はUS Steel and SeAHとの間で2007年3月にジョイント・ベンチャー契約を締結した。当社は同ジョ
イント・ベンチャーの35%の持分を保有している。US Steelと当社は、鋼管の製造に必要な熱延鋼板の50%をそれぞれ供
給する。近年におけるAPI鋼管の需要の低迷を受け、現在、United Spiral Pipe LLCは、一般建設目的の杭として使用され
る非API鋼管を製造している。United Spiral Pipe LLCは、かかる製品の商業製造を2010年5月に開始し、2010年に18千ト
ンを製造した。
ステンレス熱延鋼板製品の代替的な販売先と東南アジアのステンレス鋼市場に進出するための輸出基盤を確保するた
17/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
め、2007年に当社は、タイの主要なステンレス鋼製造業者であるThainox Stainless Public Company Limitedにおける
15%の持分を取得した。
さらに、当社は、顧客のニーズに応えて平鋼製品を小さいサイズに切断するなどの加工及び物流サービスの提供のため
に世界中において供給網管理センターを設立している。2010年において、当社の48の供給網管理センターは合計3.5百万
トンの鉄鋼製品の販売量を記録した。
鉄鋼貿易
当社の貿易業務は、POSCOが入手する及びPOSCOに供給される、並びに韓国及び海外の他の供給者及び購入者との間の幅
広い鉄鋼製品の輸出及び輸入から成る。その世界市場における地位を強化するために、当社は海外の子会社、支社及び駐
在員事務所から成る世界的な取引ネットワークを通じて貿易業務の調整・管理を行っている。これらの子会社及び事務
所は、当社や顧客のために適切な地元の供給者及び購入者を探し出し、事業の機会を見出し、その地域の市場状態に関す
る情報を提供することで当社の貿易業務を支援する。鉄鋼貿易に携わっている当社の連結子会社には、主に国内市場に重
点を置くPOSCO Steel Service & Sales Co., Ltd.、並びに香港に所在するPOSCO Asia Company Limited、日本の東京に
所在するPOSCO Japan Co., Ltd.及び米国ニュージャージー州に所在するPOSCO America Corporationがある。
2010年9月20日、当社は大宇インターナショナルにおける68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナ
ショナルは、国際的な貿易会社であり、主に鉄鋼及び原材料の取引並びにエネルギー及び鉱物資源開発プロジェクトへの
投資に従事している。同社はさらに、繊維製品の製造及び販売に従事し、韓国においてデパート経営を行い、並びに2010年
に市場シェアが韓国第3位となった教保生命保険㈱の24%の持分保有もしている。大宇インターナショナルは、大宇コー
ポレーションの債務整理の一環として国際貿易事業及び建設事業が3社に分かれて独立した際、2000年12月に設立され
た。
大宇インターナショナルの貿易活動は、鉄鋼、化学製品、天然資源及びエネルギー、自動車部品、機械及び工場設備、電気
製品、鉄鋼生産用原材料、非鉄金属、農産物、家畜、繊維製品などの幅広い種類の製品及び商品の輸出入からなる。また、大
宇インターナショナルは、韓国からの輸出又は韓国への輸入を行わない三国間貿易にも従事している。過去3年間におい
て、大宇インターナショナルの連結ベースの売上高に対し、輸出売上高の占める割合は50%超、三国間貿易の売上高の占
める割合は約40%、輸入売上高の占める割合は10%未満であった。大宇インターナショナルの輸出売上高のうち、当社製
品を含む鉄鋼製品の輸出の割合は50%を超えている。
エンジニアリング及び建設
㈱POSCO建設は、主に産業工場、建築物及び土木建築プロジェクトの計画、設計及び建設に携わっている韓国における主
要なエンジニアリング及び建設会社の一つである。㈱POSCO建設は、とりわけ、以下のことを通じ、韓国における主要なエ
ンジニアリング及び建設会社の一つとしてその地位を確立している。
・ 強固でかつ安定した顧客基盤
・ 高度な一貫製鉄所の建設を通じて得られる最先端の技術的専門知識並びに浦項製鉄所及び光陽製鉄所における多数
の近代化及び合理化計画への関与
その技術上のノウハウと韓国において主要な工業複合体のいくつかを設立した実績をてこに、㈱POSCO建設は、その業務
を高級共同住宅の建設にも多様化させ、幅広い建築物及び土木建築プロジェクトへの関与、さらに都市開発計画プロジェ
クトの実施や海外業務への進出に力を注いでいる。画期的な都市開発計画プロジェクトの一つに、仁川の松島新都市の
5.7百万平方メートルの開発があり、㈱POSCO建設は米国に本拠地を置く高い評価を得ている不動産開発業者であるゲイ
ル・インターナショナルと共同開発を進めている。
㈱POSCO建設は、POSCOグループ傘下の会社のために、LNG及び石炭を動力とする火力発電所の設計及び建設を主に専門と
して様々な発電所を建設してきたことから、エネルギー分野における十分な経験も有している。近年、㈱POSCO建設は、韓
国仁川でのLNG発電所及びチリのベンタナスでの石炭火力発電所など、様々な発電所の受注を獲得してきた。㈱POSCO建設
は、エネルギー産業からの需要の増加に応え、大きな成長可能性を有し且つそれにより同社のノウハウ及び収益性を高め
ると思われる発電所建設に対し、引続き的を絞る計画である。近年、㈱POSCO建設は、専門技術をさらに深めるため、各分野
において主導的技術を持つ企業数社の買収を行っており、2008年には㈱大宇エンジニアリングの88.7%持分を、2010年に
はソンジンジオテック㈱の43.1%持分を取得した。㈱大宇エンジニアリングは、化学、石油化学、産業工場及び土木工事分
野の専門技術を有する、韓国の主要なエンジニアリング会社である。ソンジンジオテック㈱は、石油化学及びエネルギー
産業において使用される特殊装置に関する韓国の主要な製造会社である。
エネルギー
当社は、天然ガス及びその他の発電形態を含む様々なエネルギー関連分野において数十年にわたる経験とノウハウを積
み重ねてきた。多角化に向けての取組みの一貫として、当社は、発電、再生可能エネルギー、LNG物流及び天然資源探査にお
ける事業機会を見出すよう模索している。
18/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2006年に当社は1,800メガワットの総発電能力を有するLNG複合サイクル発電施設を運営する韓国最大の民間電力会社
を買収し、POSCOパワー㈱に名称変更した。POSCOパワー㈱は、2011年6月に商業運転を開始した1,200メガワットの発電能
力を有する発電所を増設したことにより、同社の発電能力を拡大した。またPOSCOパワー㈱は、2010年12月に、当社の光陽
製鉄所から出る副生ガスを利用する284メガワットの複合サイクル発電施設の建設を完了した。当社は、POSCOパワー㈱の
総発電能力が2011年末までに約3,300メガワットに到達することを期待している。
石油依存度を下げる取り組みとして、当社は、2005年に、韓国民間企業として初めてのLNGを輸入する企業となり、鉄鋼生
産設備でのエネルギー発生には天然ガスを使用している。当社は、光陽において合計365,000立方メートルの貯蔵容量を
を備えたLNG受入基地を運営している。
クリーンエネルギーに関する需要の増加及び規制要件の強化を受け、POSCOパワー㈱は、2007年2月に、溶融炭酸塩型燃料
電池分野における国際的な主要企業であるFuelCell Energy社との戦略的提携合意に調印した。この合意に従い、POSCOパ
ワー㈱は固定化した燃料電池市場での事業拡大の機会を模索している。2011年、POSCOパワー㈱は、FuelCell Energy社と
協議の上、燃料電池エネルギーに対する国内需要の高まりに応えるための同社の生産能力の拡大を目的として、34メガ
ワットの年間生産能力を有する燃料電池スタック生産工場の建設を完了した。
また、当社は、石油及び天然ガスの探査及び生産の事業機会を積極的に求めている。2007年に、当社は、ウズベキスタンに
おけるアラル海探査プロジェクトに参加し、韓国石油公社から9.8%の権益を買取った。さらに、2008年に、当社はウズベ
キスタンにおけるナマンガン・チュスト鉱区石油及びガス探査プロジェクトの12.5%の権益を取得した。また、2010年9
月20日に、当社は、大宇インターナショナルの68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショナルは、世
界中で鉄鋼及び材料の貿易並びにエネルギー及び鉱物開発プロジェクトへの投資を行うグローバルな貿易会社である。
とりわけ、大宇インターナショナルは、2002年11月に、韓国ガス公社、ONGC Videsh Ltd.及びThe Gas Authority of India
Ltd.(インドガス公社)と共にコンソーシアムを形成し、ミャンマーのA-1ガス鉱区におけるガス採掘、開発及び生産プ
ロジェクトの入札に成功した。同コンソーシアムは、2005年10月にミャンマーA-1ガス鉱区に隣接するミャンマーA-3ガス
鉱区における、ガス採掘、開発及び生産プロジェクトの入札に成功した。2008年12月、同コンソーシアムは、China
National United Oil Corporation(中国連合石油有限責任公司)との間で、A-1及びA-3ガス鉱区より産出したガスを生
産開始から30年間にわたり販売する契約を締結した。2010年8月、ミャンマー国営の石油・ガス会社であるMyanmar Oil &
Gas Enterpriseは、各プロジェクトの15%の持分を取得した。2010年12月31日現在、大宇インターナショナルは、A-1ガス
鉱区プロジェクトに対し約273百万ドル及びA-3ガス鉱区プロジェクトに対し約191百万ドルを投資しており、各プロジェ
クトにつき51%の持分を保有している。これらのガス鉱区におけるガスの生産は2013年の開始が見込まれる。
かかるエネルギー及び鉱物開発プロジェクトは、伝統的な貿易事業と比較してより高いリスクを伴うものであるが、よ
り高い潜在的利益を提供するものである。大宇インターナショナルは、海外での有望なエネルギー開発プロジェクトを慎
重に探し出すことにより、引き続き業務を拡大する意向である。大宇インターナショナルは、資源開発活動の促進及び投
資家が利用可能な鉱床の開発に失敗した場合の投資金額の一部の補助を行う政府機関であるKorea National Oil
Corporation及びKorea Resources Corporationからの補助金により、かかる投資に関連するリスクを軽減している。当該
資源開発活動が成功した場合、これらの機関に対し経過利息と共に補助金を返還しなければならない。
その他
当社は、浦項製鉄所及び光陽製鉄所の運営を支援するために特別な業務を扱ういくつかの子会社を取得又は設立した。
1986年に取得した㈱POSCONは、当社及び当社の子会社に対するインダストリアル・エンジニアリング・サービス及び
オートメーション技術を利用した製造サービスを提供する。POSDATA㈱は、1989年に設立され、情報技術コンサルティン
グ、システム・ネットワーク統合、アウトソーシング・サービスを提供する。2010年1月に、POSCATA㈱は㈱POSCONと合併
し、社名をPOSCO ICT㈱へと変更した。
㈱POSCOプランテックは、浦鉄産機㈱及び浦鉄技研㈱の合併により2010年1月に設立され、プラント建設及び運営に関する
エンジニアリングサービスを提供している。㈱POSCOケムテックは、以前の㈱ポスレックであり、主に耐火物の製造及び広
範な化学製品などの加工品の製造を専門に行っている。
19/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
5【従業員の状況】
(1)従業員数
2010年12月31日現在、当社は17,148人の子会社従業員を含む33,557人の従業員を有しており、その大部分が韓国国内で雇
用されている。全従業員のうち約80%は技術者又は技能労働者であり、約20%が管理部門に属する。当社は、保守管理、清掃
及び輸送活動に下請業者を使用している。2009年12月31日現在、当社は13,295人の子会社従業員を含む29,811人の従業員
を、また、2008年12月31日現在、当社は13,023人の子会社従業員を含む29,730人の従業員を有していた。当社は、営業効率を
改善し、労働生産性を高めるために、将来、自然減少によって従業員数を削減することを計画している。しかしながら、当社
は成長産業にある子会社従業員の数は今後増加することを見込んでいる。
(2)従業員の賃金、賞与、退職給与制度及び保険給付金等
当社の従業員の賃金は韓国の製造業において最も高い水準に入る。基本月給に加え、従業員は定期的に賞与及び手当の支
給を受ける。基本給は、毎年、経営側と現在は当社の労働組合の枠外で選任される従業員代表者との折衝に従い決定され
る。
韓国国民年金法に従い、当社は従業員の標準月給の4.5%に相当する金額を、また各従業員は標準月給の4.5%を、各従業員
の個人年金口座に拠出している。執行役員及び執行役員以外の従業員を含む当社の従業員は年金保険制度の対象であり、
当社は当該制度に基づき従業員の年金口座に毎月拠出しており、従業員は退職後に各自の年金口座から支払を受ける。
2010年以前は、当社の執行役員及び執行役員以外の従業員は退職金一時払い制度の対象であり、当該制度に従い退職時の
勤続期間及び給与水準に基づき、退職後に退職金を一括払いで受取る権利を有していた。2011年より、韓国労働者退職給付
保障法(Korean Employee Retirement Income Security Act)に従い、当社はかかる退職金一時払い制度に代えて、現在
の年金保険制度を確定給付プラン及び確定拠出プランの両形式で導入し、2010年12月31日現在の未払金額は981十億ウォ
ンである。当社の従業員は、確定給付プランか確定拠出プランのどちらかを選択することができる。当社が現在の年金保険
制度を採用する以前に発生した一時払い退職金は、引続き支払われる。また、当社は、住宅供給、住宅ローン、会社提供によ
る病院及び学校、会社提供の年金プログラム、従業員福利基金、労災保険及び文化・運動施設を含む多種多様の福利厚生を
提供している。
(3)労働組合の状況
当社は従業員と良好な関係にあると考えている。現在まで、作業停止やストライキが発生したことはない。
1988年6月に当社従業員は労働組合を結成した。組合員数は、1991年初頭の19,026人をピークにして、その後は次第に減
少していった。2010年12月31日現在、当社の労働組合に加入している従業員はわずかに13人である。
20/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第3【事業の状況】
1【業績等の概要】
「−7 財政状態及び経営成績の分析−(3)業績の分析」を参照。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産能力
「−7 財政状態及び経営成績の分析−(1)概要−(b)費用及び生産効率性」を参照。
(2)生産実績(単体)
① 生産実績
(単位: 千トン)
製品目/製鉄所名
2010年
2009年
2008年
浦項製鉄所
14,232
14,344
14,936
光陽製鉄所
19,484
15,186
18,200
33,716
29,530
33,136
浦項製鉄所
3,182
3,107
3,331
光陽製鉄所
5,096
4,968
5,236
浦項製鉄所
4,133
4,486
4,738
光陽製鉄所
506
0
O
線材
浦項製鉄所
2,031
1,950
2,027
PO
光陽製鉄所
2,450
1,664
2,406
浦項製鉄所
1,633
1,586
1,739
光陽製鉄所
4,565
3,947
4,487
浦項製鉄所
473
357
304
光陽製鉄所
3,839
2,787
4,022
電炉鋼
浦項製鉄所
1,011
849
940
ステンレス鋼
浦項製鉄所
1,722
1,348
1,347
浦項製鉄所
372
360
521
光陽製鉄所
1,116
834
739
32,129
28,243
31,837
浦項製鉄所
14,557
14,043
14,947
光陽製鉄所
17,572
14,200
16,890
粗鋼
合 計
熱延製品
厚板
冷延製品
被覆鋼
その他
製品合計
21/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 2010年の粗鋼生産に関する工場稼働率
(単位:千トン)
生産能力
生産実績
工場稼働率
浦項製鉄所
15,000
14,232
94.9%
光陽製鉄所
20,800
19,484
100.4%
35,800
33,716
98.0%
合計
工場稼働率=生産実績/生産能力
(3)販売の状況
以下の表は、表示期間内における当社の主要鉄鋼製品の売上高及び販売量の内訳を示すものである。
12月31日終了年度
2006年
鉄鋼製品
十億ウォン
熱延製品
厚板
2007年
%
十億ウォン
2008年
%
十億ウォン
2009年
%
%
十億ウォン
%
19.4
5,907 18.8
7,325 17.2
4,710
13.2
4,336
13.8
4,507
10.6
4,650
20.8
4,495
16.1
6,950
2,380 10.7 2,847
10.2
十億ウォン
2010年
線材
1,243
5.6
1,458
5.2
2,236
6.2
2,078
6.6
2,164
5.1
冷延製品
6,765
30.3
8,672
31.1
11,751
32.8
10,151
32.3
12,687
29.9
681
3.0
1,105
4.0
1,613
4.5
1,522
4.8
1,816
4.3
5,751
25.8
8,268
29.7
7,271
20.3
6,160
19.6
7,253
17.1
859
3.8
1,003
3.7
1,305
3.6
1,313
4.2
6,750
15.9
22,329
100.0
27,848
100.0
100.0
31,467
100.0
42,502
100.0
シリコン鋼板
ステンレス
鋼製品
その他
合計
35,836
12月31日終了年度
2006年
鉄鋼製品
千トン
2007年
%
千トン
2008年
%
千トン
2009年
%
千トン
2010年
%
千トン
%
熱延製品
9,604
31.0
8,221
25.6
8,684
25.9
8,009
25.8
8,541
22.1
厚板
3,615
11.7
3,926
12.2
4,853
14.5
4,555
14.7
4,610
11.9
線材
2,153
6.9
2,222
6.9
2,524
7.5
2,414
7.8
2,376
6.1
10,864
35.1
12,146
37.8
12,736
38.0
11,249
36.2
13,575
35.1
686
2.2
934
2.9
1,049
3.1
915
2.9
1,099
2.8
ステンレス
鋼製品
2,260
7.3
2,694
8.4
2,060
6.1
2,280
7.3
2,592
6.7
その他
1,802
5.8
1,967
6.2
1,616
4.8
1,632
5.3
5,860
15.2
合計
30,984
100.0
32,110
100.0
33,522
100.0
31,054
100.0
38,653
100.0
冷延製品
シリコン鋼板
上記の表における売上高及び販売量は、鉄鋼関連の会社である当社連結会社の鉄鋼製品の販売を示している。但し、これら
連結会社の非鉄鋼製品の販売は含まない。また、上記の表は当社の連結子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した商社を
含む。)から購入して販売した鉄鋼製品を含む。第三者から購入した鉄鋼製品の販売は、2006年が約0.8百万トンで470十億
ウォン、2007年が約1.0百万トンで623十億ウォン、2008年が約0.9百万トンで799十億ウォン、2009年が約0.5百万トンで396十
億ウォン、2010年が約1.2百万トンで931十億ウォンである。
熱延製品
熱延コイル及び鋼板は、多くの異なる工業製品に応用される。それらは、建物の建設、工業用パイプ及びタンク、並びに自
動車用シャーシに用いられる構造用鋼の製造に用いられる。熱延コイルは、また、冷延製品及びシリコン鋼板等の、より付
22/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
加価値の高い製品の材料として、幅広いレンジの幅及び厚みで製造される。
2010年の当社の熱延製品の出荷は8.5百万トンであり、鉄鋼総販売量の22.1%を占める。2010年の当社の韓国市場での熱
延製品の販売量は6.0百万トンであり当社熱延製品販売量の69.7%を占め、国内市場における市場シェアは約40%であっ
た。当社の熱延製品の最大顧客は、それをパイプ製造及び冷延製品の製造に用いる韓国内の川下鉄鋼メーカーである。
熱延製品は、販売量及び収益に関し当社で2番目に大きな製品分野である。2010年の当社の熱延製品の販売量は、韓国に
おける川下鉄鋼メーカーからの需要の増加により、2009年に比べ6.6%増加した。
厚板
厚板は、造船、構造用鉄鋼、海上石油・ガス生産、発電、採鉱、土木・運搬機械、ボイラー及び圧力容器、並びにその他の工業
用機械に用いられる。
2010年の当社の厚板の出荷は4.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の11.9%を占める。2010年の当社の韓国市場での厚
板の販売量は3.7百万トンであり、当社の厚板販売量の80.5%を占め、国内市場における市場シェアは約35%であった。厚
板を化学タンカー、艤装、撤積船及びコンテナ船に用いる韓国造船並びに建設産業が、当社厚板の最大顧客である。
2010年当社の厚板の販売量は、2009年に比べ1.2%増加した。世界的な景気低迷により船舶のための新たな発注が減少し
たが、2010年の造船産業からの需要は、かかる産業の造船注文の未処理分により、比較的安定している。
線材
線材は、主にワイヤー、留め具、釘、ボルト、ナット及び溶接棒の製造業者により用いられる。また、線材は自動車産業にお
いて、コイルスプリング、テンションバー(引張り金具)及びタイヤコードの製造にも用いられる。
2010年の当社の線材の出荷は2.4百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の6.1%を占める。2010年の当社の韓国市場での線材
の販売量は1.6百万トンであり、当社の線材販売量の69.2%を占め、国内市場における市場シェアは約60%であった。当社
線材の最大顧客は、ワイヤーロープ及び留め具の製造業者である。
2010年の当社の線材販売量は、2009年に比べ1.6%減少した。
冷延製品
冷延コイル及びその他の精錬亜鉛めっき冷延製品は、主として自動車産業において自動車の車体パネルの製造に用いら
れる。その他に、家庭用品、電気製品、エンジニアリング及び金属製品工業でも用いられている。
2010年の当社の冷延製品の出荷は13.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の35.1%を占める。2010年の当社の韓国市場で
の冷延製品の販売量は6.7百万トンであり、当社の冷延製品販売量の49.5%を占め、国内市場における市場シェアは約55%
であった。
冷延製品は、販売量及び収益に関し当社最大の製品分野である。2010年には、当社の冷延製品の販売量は、主に自動車産業
の需要の増加(2010年に回復を示した。)により、2009年の販売量と比べ20.7%増加した。
シリコン鋼板
シリコン鋼板は、主として電力変圧器、発電機及び回転機の製造に用いられる。
2010年の当社のシリコン鋼板の出荷は1.1百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の2.8%を占める。2010年の当社の韓国市場
でのシリコン鋼板の販売量は547千トンであり、当社のシリコン鋼板販売量の49.8%を占め、国内市場における市場シェア
は約95%であった。
2010年の当社のシリコン鋼板販売量は、電力変圧器及び発電機の製造会社からの需要の増加により2009年と比較して
20.1%増加した。
ステンレス鋼製品
ステンレス鋼製品は、家庭用品製造に使用され、また化学産業、製紙工場、航空産業、自動車産業、建設産業及び食品加工産
業により用いられる。
2010年の当社のステンレス鋼製品の出荷は2.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の6.7%を占めた。2010年の韓国市場で
の当社のステンレス鋼製品の販売量は0.8百万トンであり、当社のステンレス鋼製品販売量の31.8%を占め、国内市場にお
ける市場シェアは約60%であった。
ステンレス鋼製品は、収益に関し当社の3番目に大きい製品分野である。2010年のステンレス鋼製品の販売量は当社の総
販売量の6.7%に過ぎなかったが、それらは2010年の当社の鉄鋼製品販売からの総収益の17.1%を占めた。2010年の当社の
ステンレス鋼製品の販売量は、自動車産業及び家庭用品産業からの需要の増加により、2009年に比べ13.7%増加した。
その他
その他の製品は、銑鉄、ビレット、ブルーム及びスラブを含む、低付加価値の半製品等からなる。
23/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)市場及び価格政策
① 市場
韓国は当社にとって最も重要な市場である。国内販売量は、2010年の当社鉄鋼総販売量の56.4%を占めた。海外の顧客に
対する当社の輸出販売量及び海外販売量は、2010年中の当社の鉄鋼総販売量の43.6%を占めた。当社の販売戦略は、第一に
国内需要を充足するよう生産に重点を置きつつも、他方で、最大限にその能力を活用して当社の国際市場における存在を
大きなものとするために輸出販売に努力を傾けることを目的とする。
(イ)国内市場
2010年の鉄鋼製品に関する韓国の市場は合計で52.4百万トンに達した。2010年中、当社は韓国国内で合計21.8百万ト
ンの鉄鋼製品を販売し、当該期間の国内市場全体の約41.6%のシェアを維持した。
下記の表は、表示期間についての韓国における鉄鋼製品の販売量を示している。
12月31日終了年度
2006年
千トン
2007年
%
千トン
2008年
%
千トン
2009年
%
千トン
2010年
%
千トン
%
POSCOの
販売量
20,991
42.3
21,256
38.6
22,912
39.1
19,447
42.8
21,818
41.6
韓国のその他
の製鉄会社の
販売量
18,052
36.4
21,224
38.5
20,658
35.3
16,931
37.3
19,243
36.7
輸入(1)
10,591
21.3
12,628
22.9
15,002
25.6
9,033
19.9
11,329
21.6
国内販売量
合計(1)
49,634
100.0
55,108
100.0
58,572
100.0
45,411
100.0
52,390
100.0
注(1)出典:POSCO研究所
韓国での鉄鋼製品の総販売量は、2007年には11.0%、2008年には6.3%増加した。これは主に、かかる期間の造船産業
及び自動車産業からの需要の増加によるものであったが、2009年には、自動車及び建設産業といった悪化する世界的
景気の悪影響を受けた産業における顧客からの需要不振への反応として、22.5%減少した。
2010年、韓国における鉄鋼製品の総販売量は、主に世界経済の全般的な回復、自動車産業と家財産業における需要の
増加により、一部建設産業からの需要の減少によりその影響が相殺されたものの、15.4%増加した。
当社の国内販売量は、国内需要の全般的な増加を反映して、2006年の21.0百万トンから、2008年の22.9百万トンに増
加した。2009年、当社の国内販売量は主に、自動車及び建設産業といった特定の主要な産業における鉄鋼製品に対する
需要の低迷により、19.4百万トンに減少した。2010年、当社の国内販売量は、自動車産業と家財産業における需要の増
加により、一部建設産業の需要の減少によりその影響が相殺されたものの、21.8百万トンへ回復した。当社の市場シェ
アは2006年の42.3%から2007年には38.6%に低下し、2008年には39.1%と反発した。当社の市場シェアは、2009年には
さらに42.8%に増加したが、2010年には、41.6%に低下した。
韓国の他の鉄鋼会社(Hyundai Steel Co., Ltd.及びDongbu Steel Co., Ltd.等)の国内販売量は2006年の18.1百
万トンから2007年には21.2百万トンと増加した。これは主に、生産能力の拡大及び韓国の他の鉄鋼会社の総市場シェ
アが2006年の36.4%から2007年の38.5%へと増加したことによる。2008年、一部には、国内価格がより有利であること
から販売量の大部分を韓国の消費者に対して販売するという当社の決定により、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量
は、20.7百万トンに減少し、総市場シェアは35.3%に減少した。2009年、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量は、国内の
2009年上半期の景気低迷への反応として、鉄鋼製品の一般需要が減少したことにより、さらに減少して、16.9百万トン
となった。2010年、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量は、主に韓国経済の全般的な回復により、19.2百万トンに回復し
た。
近年、鉄鋼製品の国内消費者はまた、海外の競合企業(主に中国、日本及びロシア)からの輸入に依存している。鉄
鋼製品の輸入量は、2006年の10.6百万トンから2008年の15.0百万トンまで着実に増加し、その総国内市場シェアは
2006年の21.3%から2008年には25.6%に増加する結果となった。しかしながら、世界的な景気低迷によって、鉄鋼製品
の輸入量は大幅に減少して9.0百万トンとなり、市場シェアは19.9%に減少する結果となった。2010年には、外国の競
合他社からの輸入が大幅に増え、輸入販売量は11.3百万トンに回復した。
当社は、韓国において高付加価値及びその他の完成品をエンドユーザーに、半製品を、更なる加工を加えるためにそ
の他の鉄鋼製造業者に販売している。地域流通業者及び販売会社の役割は、小規模顧客に対して完成品を販売するこ
とである。当社は、各重要な製品分野における大口の需要家及び流通業者に対してサービス技術者を派遣している。
(ロ)輸出
24/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
海外顧客に対する当社の輸出販売及び海外販売は、当社の2010年の鉄鋼製品の総販売量の43.6%を占めた。このうち
61.9%はアジア諸国の顧客向けの輸出販売及び海外販売であった。販売量の面では海外の顧客に対する当社の輸出販
売及び海外販売は、世界経済の全般的な改善及び海外顧客からの当社製品に対する需要の増加を反映して、2010年に
は、2009年と比較して45.0%増加し、16.8百万トンとなった。次の表は、表示期間内における当社の鉄鋼製品の海外顧
客に対する輸出販売及び海外販売における販売量の地域別・品目別内訳を示している。
12月31日終了年度
2006年
地域
中国
千トン
2007年
%
千トン
2008年
%
千トン
2009年
%
千トン
2010年
%
千トン
%
2,524
25.3
3,186
29.4
2,551
24.0
3,928
33.8
4,095
24.3
1,895
19.0
2,112
19.5
2,332
22.0
2,449
21.1
4,473
26.6
日本
1,959
19.6
2,137
19.7
1,953
18.4
1,264
10.9
1,849
11.0
北米
963
9.6
756
7.0
760
7.2
742
6.4
1,869
11.1
欧州
318
3.2
546
5.0
510
4.8
463
4.0
931
5.5
その他
2,335
23.3
2,117
19.4
2,504
23.6
2,761
23.8
3,618
21.5
合計
9,994
100.0
10,854
100.0
10,610
100.00
11,608
100.0
16,835
100.0
アジア(中国
及び日本を
除く。)
25/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
12月31日終了年度
2006年
鉄鋼製品
熱延製品
千トン
2007年
%
千トン
2008年
%
千トン
2009年
%
千トン
2010年
%
千トン
%
2,477
24.8
1,531
14.1
2,018
19.0
2,776
23.9
2,590
15.4
厚板
228
2.3
231
2.1
206
1.9
401
3.5
899
5.3
線材
498
5.0
502
4.6
605
5.7
731
6.3
733
4.4
4,774
47.8
6,186
57.0
5,775
54.4
5,359
46.2
6,860
40.7
369
3.7
511
4.7
576
5.4
577
5.0
552
3.3
1,245
12.4
1,695
15.6
1,203
11.3
1,494
12.9
1,769
10.5
403
4.0
198
1.9
227
2.3
270
2.3
3,432
20.4
9,994
100.0
10,854
100.0
10,610
100.0
11,608
100.0
16,835
100.0
冷延製品
シリコン鋼
板
ステンレス
鋼製品
その他
合計
26/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次の表は、表示期間における顧客の地理的分布による当社の売上高の総額(鉄鋼以外を含む。)を示している。
(単位:十億ウォン)
12月31日終了年度
顧客の地理的分布
2008年
韓国
2009年
2010年
26,887
22,529
30,728
アジア(中国及び日本を除く。)
3,139
2,899
9,021
中国
4,876
5,049
8,089
日本
2,044
1,387
2,803
北米
801
752
2,347
3,996
4,239
7,650
41,743
36,855
60,638
その他
合計
上記の表は、当社の連結販売子会社が第三者(当社の鉄鋼製品の売却先である商社を含む。)から購入した鉄鋼製
品の売上を含んでいる。
次の表は、表示期間における世界の粗鋼顕在使用量を示している。
12月31日終了年度
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
粗鋼使用量(名目)
(百万メートルトン)
1,243
1,332
1,316
1,219
1,388
年間増加(減少)率
9.1%
7.2%
(1.2)%
(7.4)%
13.9%
出典:世界鉄鋼協会
米国及び世界の金融セクターに影響を及ぼしている最近の困難、米国及び世界の信用及び金融市場の悪条件及び不
安定性、石油及び商品価格の変動並びに米国及び世界経済の全般的な低迷は、世界経済の見通し全般の不確実性を増
大させ、世界及び韓国経済に悪影響を及ぼしてきた。かかる展開は、2008年及び2009年の世界的な鉄鋼消費の需要を低
下させた。世界鉄鋼協会は、世界の粗鋼顕在使用量は2010年に13.9%増加した後、2011年には5.6%増の1,466百万メー
トルトンとなると予測している。
近年、中国における鉄鋼消費の急成長が一因で、世界の鉄鋼産業では、鉄鋼生産能力の拡大に再び関心が向けられて
いる。ワールド・スチール・ダイナミクス(WSD)は、2010年には、世界の粗鋼生産能力は1,638百万トンになると推定
している。拡大した生産能力は、主に最近の世界経済の減速による需要低迷と相まって、世界鉄鋼産業において過剰生
産能力を生じる結果となっている。世界経済が後退するか又はここ数年にわたって急成長を経験してきた発展途上国
からの需要増加が近年の生産能力の拡大に見合わない場合、世界鉄鋼産業において過剰生産能力が激化する可能性が
ある。
当社は、主に大宇インターナショナルをはじめとする韓国の商社及び当社の海外販売子会社を通して製品を輸出し
ている。2010年における当社の最大の輸出先は中国及び日本を除くアジア諸国であり、当社の海外子会社による販売
を含めると当社の鉄鋼製品の輸出量の26.6%を占めた。中国及び日本を除くアジア諸国に輸出される主要な製品は、
冷延製品及び熱延製品である。中国及び日本を除くアジア諸国への販売量は2008年の2.3百万トンから5.0%増加して
2009年には2.4百万トンとなったが、これは主として、中国及び日本に比べると東南アジア地域の市場状況が比較的安
定しているため、当社がこれらの諸国への輸出を増加する決定をしたことによる。2010年の中国及び日本を除くアジ
ア諸国への当社の輸出は、82.6%増加して4.5百万トンになったが、これは主に、2010年にかかる地域における大宇イン
ターナショナルの輸出活動が含まれたこと、ベトナムにおける自動車産業の全般的な回復、並びにPOSCO-Vietnam
Co., Ltd.への当社の熱延製品の供給が増加したことによる。
当社の中国への輸出は、2008年には2.6百万トン、2009年には3.9百万トン、2010年には4.1百万トンになった。当社の
中国への輸出は、主に中国の顧客からの需要の大幅な増加により、2009年には54.0%増加した。当社の中国への輸出の
増加幅は、2010年は4.3%へと縮小したが、これは主に、中国及び日本を除くアジア諸国の需要の回復に対応して、アジ
ア諸国への輸出販売の配分比を調整したことによる。日本への販売量は、2008年は8.6%減少して2.0百万トンになり、
2009年には、さらに35.2%減少して1.3百万トンになったが、これは、当社の販売努力をより大きな成長の機会がある
中国やその他の市場に集中させることを選択したからであった。2010年の日本への販売量は、46.3%回復して1.8百万
トンになったが、それは主に、日本の自動車産業の全般的な回復によるものであった。
27/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
北米及び欧州への当社の輸出は、2008年は1.3百万トン、2009年は1.2百万トンと、横ばいを保った。2010年の当社の北
米への輸出は、151.9%増加して1.9百万トンになったが、これは主に、アメリカの自動車産業の全般的な回復によるも
のである。一方、2010年の当社の欧州への輸出は、101.1%増加して0.9百万トンになったが、これは主に、欧州の自動車
産業の全般的な回復及びステンレス鋼の新規顧客の獲得によるものである。北米への販売のかなりの部分は、U.S.
Steel Corporationと当社の50対50の合弁会社であるUSS-POSCO Industries(以下「UPI」という。)によって行われ
る。当社は、UPIに熱延製品を販売し、UPIは熱延製品を米国での販売用の冷延製品、亜鉛めっき鋼製品及びスズめっき
製品を製造するために使用している。当社のUPIへの販売量は、2008年に519千トン、2009年に325千トン及び2010年に
は398千トンであった。
反ダンピング及び相殺関税
米国においては、1992年以来、多くの当社の製品について反ダンピング及び相殺関税の提訴がなされた。これらの提
訴の結果、米国においては、当社の耐食鋼の販売は0.10%の相殺関税及び0.05%の反ダンピング関税(デミニミス条
項(最小限の政策)に従い事実上ゼロ)の対象となっている。ステンレス鋼厚板コイルの販売には1.19%の反ダンピ
ング関税が、ステンレス鋼板及び圧延コイルの販売には0.92%の反ダンピング関税が課せられている。
中国では、当社は、2000年12月から2011年4月まで、当社のステンレス冷延鉄鋼製品の販売に11%の反ダンピング関税
が課せられていた。かかる期間中、当社は、一定の価格改善に合意し、かかる反ダンピング関税を免除された一定の種
類のステンレス冷延鉄鋼製品を中国へ輸出していた。2011年4月7日、中国は、韓国から輸入されたステンレス冷延鉄鋼
製品に課せられる反ダンピング関税を撤廃した。 インドでは、当社の鉄鋼の販売は、2009年11月から5年間、1トンに
つき62.61米ドルから1トンにつき234.98米ドルの範囲で反ダンピング関税が課せられている。
ロシアでは、当社のステンレス鋼の販売は、2010年11月から3年間、4.8%の反ダンピング関税が課せられてきた。最
近、2010年8月に当社の厚板の販売に対し、また2011年4月には当社の被覆鋼の販売に対し、ブラジル政府が反ダンピン
グ調査を開始したのを含め、複数の国が当社のグローバルな販売事業に関し反ダンピング調査及びその他の輸入制限
措置手続を開始している。当社は、また、タイにおいても反ダンピング手続の対象となっているが、2010年7月に行われ
た最新の評価ではいかなるダンピングマージン率も査定されなかった。
② 価格政策
当社は、市況を基に製品の販売価格を決定する。価格の決定に当たり、当社は、原材料費などの当社コスト、韓国市場にお
ける供給及び需要、為替レート並びに国際鉄鋼市場における市況を考慮する。
当社の輸出価格は、市況その他の要因によって、かなり激しく変動する可能性がある。大市場における当社の高付加価値
鉄鋼製品の輸出価格は、競合他社が課す同様の製品の価格を考慮して決定される。2008年に当社のドル建て輸出価格は、海
外(特に中国及び日本)からの堅調な需要並びに鉄鉱石及び石炭などの原材料価格の上昇により、上昇した。しかしなが
ら、当社は、2008年後半に世界的金融危機の悪化を受けて輸出価格を下げ、2009年上半期にも引き続き輸出価格を下げた。
2009年第3四半期以降、当社の輸出価格は、景況感の改善、経済活動の活発化及び在庫の減少が原動力となった需要の増加
により、徐々に回復し始めた。この傾向は2010年上半期にも続いたが、当社は2010年下半期に同様の価格水準を維持した。
当社は、当社製品の市場需要、原料価格、世界の鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状況一般によっては、当社の将来の
販売価格を継続的に調整する可能性がある。
(5)原料
① 鉄鋼製造
酸素製鋼法により鉄鋼を製造する際の主要な原料は鉄鉱石及び石炭である。当社は、使用する石炭の全部及び使用する鉄
鉱石の実質上全部を輸入している。2010年、当社は約49.3百万ドライ・メトリック・トンの鉄鉱石及び26.2百万ウェット
・メトリック・トンの石炭を輸入した。鉄鉱石は主にオーストラリア、ブラジル及び南アフリカから、石炭は主にオースト
ラリア、カナダ及び中国から輸入している。
2010年、当社は、輸入鉄鉱石及び輸入炭の大半を長期購入契約に基づいて購入した。長期契約は一般的に、3年から10年の
期間であり、その時点の市場価格に対する定期的な価格調整を規定している。鉄鋼石及び石炭を購入するための長期契約
は一般的に、供給業者と当社の間での交渉を通じて決定される購入価格に対する四半期毎の調整を規定する。かかる価格
交渉は、世界経済の見通し、原料及び鉄鋼製品の世界的な市場価格、原料の供給及び需要の見通し並びに原料の生産費を含
む様々な要因により進められる。通常は、原料の世界的な影響を受ける購入者と販売者が、他の購入者及び販売者が原料の
質及びその他の要因を考慮した後交渉した原料の基準価格に基づいて、原料の価格を決定する。長期購入契約では、毎年当
該原料を一定量購入することが求められるが、通常当社は、購入量を毎年上限5%から10%増減させるオプションを有す
る。当社又は契約の相手方である供給者は、各自の裁量を超えた原因により契約を履行することが妨げられ、かつその原因
が一定期間継続した場合に限り、この長期購入契約を解除することができる。
28/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
当社は、高品質の原材料に対する当社の需要を満たすべき当社の能力を向上させるため、外国の探鉱及び生産プロジェク
トにおいて、コンソーシアムの一部として又は持分取得を通じて投資を行っている。当社は、2010年において輸入鉄鉱石及
び輸入石炭の約23.1%を自ら投資を行っている外国の鉱山より購入した。当社の石炭の供給を得るための主な投資には、
2008年7月に424百万オーストラリア・ドルを投資して、年間約1.0百万トンの石炭確保のためにマッカーサー・コール・
リミテッドにおける10%の持分を取得したものがある。
2010年5月に、当社は、モザンビークのMinas de Revuboeの7.8%の持分を18.9百万米ドルで取得した。同社は、2014年7月
に本格稼動がスタートした際には、年間430千トンの石炭の供給が期待されている。さらに、2010年7月、当社は、オーストラ
リアのHume Coalの70%の持分を50.2百万オーストラリア・ドルで取得した。当社は、現在探査段階のHume Coalが、2015年
から、年間1.3百万トンの石炭を供給することを予想している。
当社の鉄鉱石の供給を得るための主要な投資には、2008年12月にブラジルの鉄鉱石採掘会社Nacional Minérios S.A.
の6.5%の持分を取得するために、日本の製鉄会社及び商社とのコンソーシアムに投資した500百万ドルがある。2009年に、
当社は、ブラジルのベンチャーからの鉄鉱石の輸入を開始し、2012年までに年間約5.0百万トンを確保することを予測して
いる。当社はまた、2010年1月にRoy Hill Holdings Pty., Ltd.の3.75%の持分を取得するために248百万オーストラリア
・ドルの初期投資を行った。当社は、年間約8.5百万トンの鉄鉱石を確保するために、株主持分を最高15%まで増加する計
画である。2010年7月、当社は、オーストラリア・ピルバラのAPI鉄鉱石ジョイント・ベンチャーの24.5%の持分を184百万
オーストラリア・ドルで取得したが、2014年から、9.8百万トンの鉄鉱石の供給を予想している。当社は、引続き主要原材料
に対する当社の需要を満たすべき当社の能力を向上させる可能性のある更なる戦略的関係の締結機会を追求している。
石炭1ウェット・メトリック・トン当たりの平均市場価格(オーストラリア高品位強粘結炭のベンチマーク本船渡し
価格)は、2008年には250米ドル、2009年には172米ドル、2010年には191米ドルであった。鉄鉱石1ドライ・メトリック・ト
ン当たりの平均市場価格(鉄(Fe)62%含有のプラッツ鉄鉱石指数(Platts Iron Ore index)本船渡し価格)は、2008
年には126米ドル、2009年には68米ドル、2010年には136米ドルであった。当社は、現在のところ鉄鉱石及び石炭の供給を一
つの国又は供給者に頼っていない。
② ステンレス鋼製造
ステンレス鋼生産の主な原材料は、鍛造ニッケル、クロム鉄、ステンレス鋼スクラップ及び炭素鋼スクラップである。当社
は、鍛造ニッケルの必要量のほとんどをオーストラリア、インドネシア、ニューカレドニア、日本及び韓国の有数の生産者
から購入している。クロム鉄の必要量の大部分は南アフリカ、インド及びカザフスタンの生産者から購入している。ステン
レス鋼スクラップの必要量のほとんどは国内及び日本、米国、EU及び東南アジア諸国の海外供給業者から購入している。炭
素鋼スクラップの必要量については、浦項製鉄所からのスクラップも利用されている。ロンドン金属取引所で取引される、
ニッケル1トン当たり平均市場価格は、2008年の21,111米ドルから2009年には14,655米ドルへと低下し、2010年には
21,809米ドルへと反発した。
ステンレス鋼生産のための安定したニッケル供給源の確保を目的として、2006年5月に、当社は主にニッケル溶解を行う
会社、SNNC Co., Ltd.(「SNNC」)の設立のためにSociété Minière du Sud Pacifique S.A.とジョイント・ベン
チャー契約を締結した。当社は、SNNCにおいて49%の持分を所有し、ニューカレドニアに本拠地を置く主要な鉱業会社であ
るSociété Minière du Sud Pacifique S.A.が残りの51%の持分を所有する。現在SNNCは30千トンの年間ニッケル生産
能力を持つニッケル溶解工場を操業している。
③ 輸送
1983年以降、当社は韓国の船会社との長期契約を通じて原材料を運搬する専用撤積船の船団を保有している。2010年、こ
れらの専用撤積船は当社の石炭及び鉄鉱石のおよそ71%を運搬し、残りの29%は用船契約を通じてその他の船で運送され
た。全ての購入原料は浦項及び光陽にある当社の港湾設備で荷下ろしされる。2010年における鉄鉱石及び石炭の運送費は、
それぞれの原料にかかるコスト全体のそれぞれおよそ11%及び8%を占めた。
(6) 受注状況
受注状況
次の表は、表示期間における国内及び輸出の製品別販売量を示している。
(単位:千トン)
12月31日終了年度(単体)
2008年
主要製品目
熱延製品
2009年
国内
輸出
国内
13,530
2,605
11,750
29/454
2010年
輸出
3,912
国内
12,043
輸出
3,969
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
冷延製品
ステンレス鋼
その他
合計
7,919
5,806
5,969
5,438
7,523
6,236
744
562
671
697
817
876
-
-
-
-
-
-
22,193
8,973
18,390
10,047
20,383
11,081
(注)継続的な受注・生産・販売活動のため、受注量と販売量は一致する。
30/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
3【対処すべき課題】
(1)競争状況
① 国内市場
現在、当社は韓国における最大の一貫生産体制を備えた製鉄会社である。当社は一般的に国内市場においては部分的競争
にさらされているだけである。当社の市場シェアが2010年には約40%であった熱延製品は、小ミルを運営し、スラブより熱
延コイル製品を製造する韓国の製鉄会社並びに中国及び日本を中心とする多くの海外製造業社との競争にさらされてい
る。当社の市場シェアが2010年にはそれぞれ約55%及び約60%であった冷延製品及びステンレス鉄鋼製品は、より小規模
の国内の専門製造業者並びに中国及び日本を中心とする多くの海外製造業者との競争にさらされている。国内市場シェア
の考察については、「−2 生産、受注及び販売の状況−(4)市場及び価格政策−①市場−(イ)国内市場」を参照。
当社は、将来、韓国市場において、鉄鋼製品の専門又は一貫生産を行う国内新興製造業者と、より激しく競争することにな
る可能性がある。韓国における当社の最大の競合企業は、年間粗鋼生産量約12.0百万トンであったHyundai Steel Co.,
Ltd.及び年間粗鋼生産量約4.6百万トンであったDongbu Steel Co., Ltd.である。Hyundai Steel Co., Ltd.は、2010年1月
に年間生産能力4百万トンの一貫製鉄所の建設を完了し、2010年11月には、同じ生産能力を持つ2番目の溶鉱炉を追加し
た。
韓国政府は、国内の鉄鋼製造業者に対し、生産割当や補助金の支給は行っていない。韓国は、世界貿易機関加盟国として鉄
鋼に対する全ての関税の廃止も行っている。
② 輸出市場
当社は、輸出市場において、世界の一流製鉄会社と競争している。近年、当社の競争相手である会社間において産業統合の
傾向が見え、今日のグローバルな製鉄市場においては当社より小規模である競争企業が、将来より大規模な競争企業にな
る可能性がある。例えば、2006年のMittal Steel社のArcelor社買収により世界の鉄鋼生産能力の約10%を有する企業が誕
生した。ArcelorMittal社のような世界的な製鉄会社の生産能力の拡大、並びに特に中国及びインドからの市場への新規参
入により、競争が激化する可能性がある。主要な競争要因は、提供できる製品の範囲、品質、価格、納期及び顧客サービスを
含む。当社より大規模な競合企業は当社よりも豊かな資源を利用し、更なる買収を行うこと、製品開発及び生産能力により
積極的に投資すること並びに当社の輸出製品に対する需要を取って代えることを含めた様々な方法で当社に対抗する可
能性がある。
現在、多くの輸出市場は各種鉄鋼製品に対して関税を課している。しかし、関税は当該市場における当社の競争力に重大
な影響を及ぼすものではないと考える。
(2)営業戦略
当社の目標は、過去40年間にわたる当社の成功を活用して、世界の製鉄会社のリーダーの一社としての地位を強化し、技術
上のリーダーシップ、業務上の優位性及び生産能力の面において世界で3位以内に入る製鉄会社になることを目指すことに
ある。近年、世界の鉄鋼産業は大規模な合併が進んでおり、その結果、大規模な生産能力を有する鉄鋼企業が出現している。当
社は成長と革新を新たに強調することにより、この合併時代においても継続的にグローバルな優位性を追求する。次の10年
において、当社は国外に重要な生産基地を追加することによりグローバル企業としての当社の地位の強化に努める。また、当
社は、製鉄部門におけるその市場地位をさらに強固なものとする一方で、エンジニアリング及び建設、エネルギー並びに情報
技術事業などのより大きな潜在的利益をもたらし、新たな成長の原動力になると当社が考える事業に対して資源をさらに振
り向けていくことにより、成長を確保することを目指している。
当社は以下の主要な営業戦略を通じて競争力を強化し、成長を追求している。
(a)製鉄部門における成長の機会を引続き模索すること
当社は海外(主に中国、インド、東南アジア及びメキシコ)での有望な投資機会を注意深く模索している。その理由
の一つには韓国の鉄鋼市場の最終的な成熟に備える必要があるからである。当社は、中国、インド、東南アジア及びメ
キシコが引続き多くの成長機会を与えてくれると考え、これらの国々において投資機会を選別的に模索し、生産拠点
を拡張するつもりである。
例えば、当社は、2011年5月に、オリッサ州における一貫製鉄所の建設についてインド政府の認可を取得し、現在、製鉄
所建設用地の取得を行っている最中である。オリッサ州の鉄鉱石鉱山の開発について、当社は、採鉱権に関するインド
最高裁判所からの最終判決を待っている。2010年6月、当社はまた、インド南西部にあるカルナタカ州において一貫製
鉄所を建設するため、カルナタカ州政府との覚書に署名し、採鉱権の取得並びに適切なインフラ及び用地の確保のた
め、カルナタカ州政府と協議中である。ベトナムにおいては、当社は、2009年9月に冷延製品1.2百万トンの年間生産能
力を有する製鉄所の建設を完了し、2009年10月に商業生産を開始した。メキシコでは、当社は、2009年8月に冷延製品
0.4百万トンの年間生産能力を有する工場の建設を完成させ、2009年6月にメキシコ、米国南東部及び南アメリカにお
いて自動車製造業者へ供給する自動車用鋼板の商業生産を開始した。インドネシアでは、年間生産能力6.0百万トンの
31/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
製鉄所を建設するため、2010年8月にインドネシアの国有製鉄会社であるPT Krakatau Steelとジョイント・ベン
チャー契約を締結した。当該製鉄所は、2013年に建設の第一段階完了後、当初年間生産能力3百万トンの商業生産を開
始する見込みである。
さらに当社は、加工及び物流サービスを提供し、また世界の鉄鋼市場における消費者動向の変化により効果的に応え
るために供給網管理センターによる世界規模の流通ネットワークの構築を進めている。2010年において、当社は世界
において48の供給網管理センターを運営しており、合計3.6百万トンの鉄鋼製品の販売量が記録された。当社は供給網
管理センターの世界的ネットワークの拡大を引き続き図っていくつもりである。韓国においては、当社は生産設備の
拡張と先進的な製造技術を利用した設備の改良を引き続き行う予定で、当社設備の近代化と合理化の継続を通じて製
品品質を向上させていくつもりである。
(b)技術上のリーダーシップの維持
当社の戦略の一貫として、当社は、高級自動車用鋼板、シリコン鋼、API規格の鉄鋼など、さらに開発を予定している中
核的製品を特定しているが、また、より大きな潜在的利益をもたらし、当社製品の全般的な品質の向上をもたらす革新
的な製品の開発にも投資を継続していく予定である。競争力の向上のため、当社は、FINEX、ストリップ鋳造、連続圧延
及び環境に優しい製造工程などの新たな製造技術の開発に更に投資していく予定である。当社は現在、非凝集鉄鉱石
の微粉を活用し、非コークス用炭をエネルギー源として利用し、媒介物質を削減することにより生産能力を最適化す
る低コスト、環境に優しい鉄鋼製造工程であるFINEXを引き続き改良していく。当社は、FINEXが焼結工場やコークス工
場等の汚染の主要な原因の除去並びに営業費用及び原料費を削減することによって相当な環境上及び経済上の優位
をもたらすと考える。また、当社は、溶鋼から直接コイルを鋳造するストリップ鋳造及び一度に40スラブまで熱延コイ
ルを圧延する圧延工程などのその他の先進技術の開発を加速させる計画である。さらに、当社は、研究開発努力に追加
の資源を投入し、高マージン、高付加価値製品の販売比率を更に高める予定である。
(c)経営上の改革及びプロセス・イノベーションを通じた費用削減の追求
当社は、全社的なプロセス・イノベーションと経営効率の向上を通じて、原材料費の上昇の時代において費用削減を
達成しようと模索している。効率的な生産方法と経営規律の活用を通じた戦略的な費用削減手法により、当社の企業
競争力が強化されるものと当社は考えている。近年における「シックス・シグマ」改革の実施の後、現在当社は「ク
イック・シックス・シグマ」プログラムを実施中であるが、同プログラムは、経営の全ての段階において革新的なア
イディアに報償を与える当社の企業文化の向上につながり、社内の全ての関連プロセスにおいて改革成功の基準にな
ると当社が考える特別に作成されたプログラムである。また、当社は、グローバルな環境の中で仕事をこなせる従業員
の養成のために人材開発に対してより多くの投資を行うよう努めるつもりである。
(d)戦略的投資により原料調達を確保すること
当社は、当社が使用するほとんどの主要原料(鉄鉱石、石炭及びニッケルを含む。)を韓国国外から購入している。近
年、鉄鉱石及びニッケルを含む多くの主要な原料の輸入価格は大幅に変動している。主要原料を十分に調達できるよ
うに、当社は海外の各種原料開発プロジェクトに投資しており、今後も更なる投資機会を追求するとともに、特にオー
ストラリア及びブラジルにおける一流の原料供給業者と長期契約を締結する予定である。
(e)成長産業における機会を選択的に模索していくこと
当社は、事業の垂直的かつ水平的な多様化のために、選択的に成長産業での機会の模索を続けていく予定である。当
社が多角化に重点を置く予定の製鉄事業に関連しない新規事業には、発電、代替エネルギー開発及び情報技術が含ま
れる。
当社が85.7%の持分を所有する連結子会社であるPOSCOパワー㈱は韓国では最大規模の民間発電会社である。
72.5%を所有する子会社であるPOSCO ICT Co., Ltd.,を通じて、当社は情報技術コンサルティング及び自動化及びシ
ステム統合技術サービスに携わっている。当社がさらに資源を投入する予定の製鉄事業に関連した事業には、エンジ
ニアリング及び建設が含まれる。当社が89.5%の株式を保有する当社の連結子会社である㈱POSCO建設は、主として産
業工場、建築物及び土木建築の計画、設計及び建設に携わっている韓国における主要なエンジニアリング及び建設会
社の一つである。
2010年9月20日、当社は、大宇インターナショナルの68.15%の持分を、3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショ
ナルは、鉄鋼及び原材料の貿易並びにエネルギー開発プロジェクトへの投資を行う世界的な貿易会社である。当社は、
新しい成長の原動力を見つけ、事業を多様化するために、選択的に機会を模索し続ける。2011年3月4日、当社は、アシア
ナ航空及び大宇E&C Co., Ltd.に対して、韓国における大手物流会社の大韓通運(Korea Express Co., Ltd.)の支配
株式の取得についての同意書を提出した。大韓通運は、競売による売却手続中であり、2011年第2四半期に、優先入札者
が選ばれる予定である。
32/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
当社は、新たな成長の原動力を見出し、経営を多角化させる機会を選択を通じて引き続き求めていく。
(3)保険
2010年12月31日現在、当社の有形固定資産には、22,031十億ウォンを上限とした火災及びその他の災害損失に対する保険が
掛けられている。さらに、当社は、当社が適当と考える範囲で車両について損害全種目保険及び従業員のために労災保険をか
けている。
(4)環境
当社は、適用されうる環境法規をあらゆる重要な点で遵守していると考える。当社の汚染管理の水準は政府の基準で強制さ
れているものよりも高い。当社は、汚染レベルについてのリアルタイムでの評価を行うオンライン環境監視システムと周辺
地域の汚染濃度の予測システムを構築した。また、当社の環境管理プランの遂行と持続の監視を目的としてISO 14001基準に
従い社内及び外部の検査官による定期的な環境検査を行っている。最近において、当社は、一部の焼結プラントにおける総合
排ガス施設、製鉄所における集塵装置及びコークス排水処理施設に投資を行った。さらに、当社は製鉄工程による副産物のリ
サイクルも行っている。当社は、EU、米国及び日本からの製品との競争並びに強化された環境規制への適応のための努力の中
で、クロムフリー鋼板のような環境に配慮した製品の開発も行ってきた。様々な鉄鋼製品に対するクロムの規制の増加傾向
が予想されるため、2006年に当社は国際的な環境基準を満たすクロムフリー鉄鋼製品を導入し、自動車の石油タンクの製造
に使用されている。
当社は、より環境に配慮した製鉄工程の開発に引続き投資を行う予定である。当社は、産業科学技術研究所及びオーストラ
リアの企業であるVOEST Alpine社と共に、1992年にFINEXと呼ばれる新しい製鉄技術の研究及び開発を開始し、2003年5月に
0.6百万トンの年間鉄鋼生産能力を有する最初のFINEX工場の建設を完了し、2007年5月には1.5百万トンの年間鉄鋼生産能力
を有する第2のFINEX工場の建設を完了した。当社FINEX工場による合計年間鉄鋼生産能力は、2.1百万トンである。現在当社
は、2013年に操業開始が見込まれる、第3のFINEX工場建設の準備を行っている。
当社は、エネルギー源及び還元剤として非凝集鉄鉱石粒子及び非コークス用石炭を活用することにより、生産能力を最適
化できると当社が確信するFINEX、低コスト、環境に配慮した製鉄工程の改良を続ける計画である。当社は、FINEXが焼結及び
コークス工場といった環境汚染の主要な原因を取り除くことにより、かなりの環境的かつ経済的優位を獲得できると考えて
いる。
当社の気候変動対応プログラムでは、生産過程のエネルギー効率を高めることにより、かかる環境において得られる機会を
最大化すると共に、気候変動から生じるリスクを最小化するため模索している。当社は、2010年に、当該プログラムのための
設備や装備に80十億ウォンを投資し、二酸化炭素の排出を削減するための2010年の研究開発活動に28十億ウォンを支出し
た。エネルギー消費の診断及び教育ワークショップの開催といったエネルギー節約活動により、2010年は、エネルギー支出に
おいて、114十億ウォンの節約という結果を生んだ。当社は、また、ウルグアイでの植林プロジェクトに関わっており、これは、
世界初の鉄鋼生産者がスポンサーとなったクリーン開発メカニズム(CDM)・プロジェクトとして登録された。クリーン開
発メカニズムは、排出を削減するプロジェクトを促進することを企図した京都議定書のプロジェクトに基づくメカニズムの
一つである。当社は、二酸化炭素排出レベル及びカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト2010への参加などの多様な
チャンネルを通じて気候変動に対処する活動について、開示した。カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトは、英国に
本拠があり、温室効果ガスの排出レベルを開示するために、世界中の主要企業と協働している。
当社は、2008年に215十億ウォン、2009年に297十億ウォン、2010年に636十億ウォンを汚染防止施設に対して支出した。2010
年、施設への当社の投資の約11%が、低排出、汚染防止施設への投資に割当てられた。
(5)インフレ
韓国のインフレ率は、2008年には4.7%、2009年には2.8%、2010年には2.9%であったが、近年において当社の業績には大き
な影響を与えていない。
(6)市場リスクに関する定性的及び定量的開示
当社は、主として原債務に関連する外国為替及び金利リスクにさらされており、主要原料の商品価格及び当社の株式投資の
市場価値の変動にさらされている。これらのポジションを評価した後、当社は、これらのリスクを管理するためにデリバティ
ブ金融商品を選択する。これらの契約は、信用リスクを最小化するため、主要金融機関との間で締結される。当社の財務部門
の活動は、経営陣により承認された方針に従ってなされる。これらの方針は、カウンターパーティーの承認、上限の設定及び
過剰流動性の投資を含むデリバティブ金融商品の利用を対象とする。当社の方針は、ヘッジ目的でデリバティブ金融商品を
保有又は発行することである。また当社は随時売買目的でデリバティブ金融契約を締結することもできる。
(a)為替リスク
33/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
韓国は、当社の最も重要な市場であり、当社のキャッシュフローの大きな割合がウォン建てである。当社の輸出の大
部分は、ドル建てである。日本もまた、当社にとっての重要な市場であり、当社は、多額の円建てのキャッシュフローを
持つ。当社は、外貨建負債及び想定される外貨支払に関する為替リスクを抱えている。多額かつそのほとんどがドル建
てである想定される外貨支払は、主として輸入原料費及び運送費に関するものである。外貨建負債は、主として外貨建
債務に関連する。当社は、外貨建債務の為替リスクを軽減するため、一定の限度で、クロスカレンシー金利スワップを
利用する。クロスカレンシー金利スワップでは、一般的に当社は、相手方と、満期においてある通貨建ての固定額と他
の通貨建ての固定額を交換することを合意する。また、当事者は、満期までの間、それぞれの通貨につき異なった利率
で計算される利息を、一定期間ごとに支払うことを合意する。当社はまた、為替リスクを軽減するため、一定の限度で、
ドルを購入する通貨先物契約を利用する。通貨先物契約では、一般的に当社は、相手方と、満期においてドル建ての固
定額と円又はウォン建ての固定レートでの金額を交換することを合意する。
2010年12月31日現在、当社はスワップ契約、先物為替契約及び通貨先物契約を締結している。当社は、既存の契約又は
将来に締結するいかなるスワップ契約若しくはその他デリバティブ商品取引により損失を招く可能性がある。
(b)金利リスク
当社は、また、金利変動から生じる市場リスクを抱えている。金利の低下は、大半が固定金利である当社の債務ポート
フォリオの公正価額を増加させる。当社は、随時その債務の一部につきその金利変動リスクを軽減するために金利ス
ワップを利用し、また、変動及び固定利息債務のバランスを取ることにより支払利息を管理する。2010年12月31日現
在、当社は2件の金利スワップ契約を締結していた。
次の表は、2010年12月31日現在の、為替レート及び/又は金利に敏感な当社の短期及び長期負債の簿価、公正価額、満
期日別元本キャッシュ・フロー及び加重平均利率を示す。情報は当社の報告通貨であるウォンで表示されている。
34/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
満期
2010年12月31日
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
以後
合計
公正価額
2009年12月31日
合計
公正価額
(利率を除き十億ウォン)
現地通貨:
1,915
1,184
1,228
668
1,377
642
7,013
7,157
4,565
4,631
5.11%
5.84%
5.54%
5.01%
4.50%
5.05%
5.17%
̶
5.11%
̶
87
32
11
12
13
47
202
202
153
145
率(1)
3.51%
3.50%
1.64%
1.64%
1.64%
1.64%
2.74%
̶
2.94%
̶
小計
2,002
1,215
1,239
681
1,389
689
7,215
7,359
4,719
4,775
5,850
590
2,022
969
165
1,553
11,149
11,373
5,517
5,536
率(1)
1.80%
2.62%
1.50%
7.67%
2.71%
4.12%
2.64%
̶
3.81%
̶
変動利率
1,473
1
115
58
1
1
1,651
1,625
2,077
2,069
率(1)
2.21%
2.96%
2.06%
1.71%
2.96%
2.96%
2.18%
―
1.48%
̶
小計
7,323
592
2,137
1,028
166
1,553
12,799
12,998
7,594
7,605
合計
9,325
1,807
3,376
1,708
1,555
2,242
20,014
20,357
12,313
12,380
固定利率
加重平均利
率(1)
変動利率
加重平均利
外貨(主にド
ルと円):
固定利率
加重平均利
加重平均利
注(1)年度末のポートフォリオの加重平均利率。
(c)商品価格リスク
当社は原料、特に鉄鉱石及び石炭の購入に関する価格変動の市場リスクにさらされている。原料供給を十分に確保す
るために、当社は鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム、ステンレス鋼スクラップ及びLNG(液化天然ガス)の購入のために長
期供給契約を締結している。かかる契約は一般に5年から10年の期間で、その時点の市場価格への定期的な価格調整
を規定している。長期契約は一般的に、3年から10年の期間であり、その時点の市場価格に対する定期的な価格調整を
規定している。鉄鋼石及び石炭を購入するための長期契約は一般的に、供給業者と当社の間での交渉を通じて決定さ
れる購入価格に対する四半期毎の調整を規定する。かかる価格交渉は、世界経済の見通し、原料及び鉄鋼製品の世界的
な市場価格、原料の供給及び需要の見通し並びに原料の生産費を含む様々な要因により進められる。通常は、原料の世
界的な影響を受ける購入者と販売者が、他の購入者及び販売者が原料の質及びその他の要因を考慮した後交渉した原
料の基準価格に基づいて、原料の価格を決定する。鉄鉱石の場合、当社があらかじめ決められた期限内に四半期毎の価
格調整に同意できない場合、サプライヤーと当社は、通常、鉄鉱石の品質及び運賃並びにスポット市場価格を反映した
物価指数に基づく購入価格に同意する。2010年12月31日現在、鉄鉱石323百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に基
づき購入される予定である。
当社の主要原料の価格の上昇及びかかる上昇を当社の顧客に対する製品価格に反映できない場合、当社の利益幅及
び利益に悪影響が及ぶ可能性がある。2010年における石炭、鉄鉱石及びLNGの価格の5%の上昇は、2010年における当
社の営業費用を568十億ウォン増加させた。
(d)株価リスク
当社は主にSKテレコム㈱と新日本製鐵の株価の変動による株価リスクにさらされている。2010年12月31日現在、当社
はSKテレコム㈱に2.90%の持分(2008年8月に発行された交換可能債券の担保として販売された株式を除く。)を、
また新日本製鐵に3.50%の持分を有している。当社は株価の変動リスクを管理するためのデリバティブその他の契約
を締結していない。
35/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
4【事業等のリスク】
2008年及び2009年、近年の世界的な景気の低迷により鉄鋼製品の世界的需要が減少した。世界経済の悪化率は2009年下半期
には減速し、2010年及び2011年上半期には安定及び改善の兆しを見せているが、かかる回復が継続する保証はない。
米国及び世界の金融セクターに影響を及ぼしている困難、米国及び世界の信用及び金融市場の悪条件及び不安定性、石油及
び商品価格の変動並びに米国及び世界経済の全般的な低迷は、世界経済の見通し全般の不確実性を増大させ、世界及び韓国
経済に悪影響を及ぼしてきた。近年の世界的な経済の低迷により、2008年及び2009年には鉄鋼製品に対する需要及びその価
格が明白な悪影響を受けた。世界経済の悪化率は2009年下半期に減速し、世界経済は2010年及び2011年上半期には安定及び
改善の兆しを見せた一方で、2011年下半期以降の韓国及び世界の経済の全体的な見通しは、不確かである。
自動車及び建設産業といった2008年後期における世界的な景気の悪化の悪影響を受けた産業における当社の顧客からの低
迷する需要に対応して、当社は、2008年12月及び2009年第1四半期に当社の粗鋼生産及び販売価格を削減した。しかしなが
ら、市況の悪化のペースの減速の兆しが2009年第2四半期に表れ始め、国内の自動車及び建設産業を含む当社の顧客の基盤
となっている特定の部門からの需要は2009年第2四半期から回復の兆しを示した。それに対応し、当社は、2009年4月以降、
粗鋼生産を徐々に増加し、2009年下半期において当社の生産水準は標準値に戻った。当社の粗鋼生産は、2008年の34.7百万ト
ンから2009年には31.7百万トンへと減少したが、2010年には35.3百万トンへと反発した。2009年の第3四半期において当社
の鉄鋼製品の価格は徐々に回復した。
しかしながら、かかる回復が継続する保証はなく、当社は、当社製品の市場需要、世界鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経
済状況一般によっては、当社の将来の粗鋼生産又は販売価格を継続的に調整する決定をする可能性がある。市場状況の悪化
は、一定の資産の帳簿価格の基礎となる仮定の変動につながる可能性もあり、これはさらに、のれん等無形資産を含むかかる
資産の減損につながる可能性がある。当社は、当社の鉄鋼製品の需要の変動が少なくとも近い将来は継続し、当社の事業、営
業成績又は財務状況に悪影響を及ぼす可能性があると予想する。
韓国は当社にとってもっとも重要な市場であり、韓国における経済状況の悪化は当社の現在の事業及び将来の成長に大いに
悪影響を及ぼす可能性がある。
当社は韓国で設立され、当社の事業及び資産の大部分が韓国にある。韓国市場は当社の2010年の鉄鋼製品総販売量の56.4%
を占め、当社のもっとも重要な市場である。当社製品に対する国内需要は、建設、造船、自動車、電化製品及び川下鉄鋼加工業
者などの主要鉄鋼消費業者の状況、並びに韓国全般の経済状況に影響される。さらに、大宇インターナショナル・コーポレー
ションの貿易事業は、韓国と諸外国との貿易水準の影響を受けるので、韓国及び世界経済の全般的な状況により変動する傾
向がある。結果的に、当社は韓国特有の政治的、経済的、法的及び規制上のリスクにさらされている。
近年の韓国の経済指標はあいまいな兆候を示し、将来の韓国経済の成長は当社の制御できない多くの要因に左右される。米
国及び世界金融セクターに影響を与える近年の困難、世界的な金融市場における悪条件及び不安定さ、石油及び商品価格の
変動並びにアメリカ及び世界経済の全体的な脆弱性が概して、世界経済展望の不確定性を増加させ、韓国経済に悪影響を及
ぼしており、また引続き悪影響を及ぼす可能性がある。近年の世界的金融市場における流動性、信用リスク懸念及び不安定さ
により、米ドルに対するウォンの価値もまた、近年著しく変動している。加えて、世界的及び韓国の悪条件の結果として、韓国
企業の株価が継続的に不安定となっている。韓国又は世界の経済の将来的な悪化は当社の事業、財務状況及び業績に悪影響
を及ぼす可能性がある。
将来における韓国経済に悪影響を及ぼす可能性の展開には以下を含む。
・ 米国その他での住宅及び金融セクターにおける困難、特定の国における国家債務不履行リスク並びにその結果としての
世界的金融市場への悪影響
・ 消費者信頼感の低下及び消費支出の低迷
・ 外貨準備水準、商品価格(石油価格を含む)、為替レート(ドル若しくは日本円の為替レートの変動又は中国人民元の切
り上げ)、金利及び株式市場の有害な変動又は不安定性
・ 韓国の重要な輸出相手国である米国、中国及び日本等の国の経済情勢の悪化、又はアジアその他の新興市場国の経済情勢
の継続的な悪条件
・ リテール及び中小企業の借り手による延滞及びクレジット・デフォルトの増加
・ 利益(対中国輸出の増加等)を費用(輸出市場又は外国投資における競争及び韓国から中国へ生産拠点の移転等)が超
過する範囲での中国経済の台頭
・ 懸案中又は今後の自由貿易協定による経済的影響
・ 社会不安及び労働不安
・ 韓国の不動産市場価格の大幅な下落
・ 政府財政赤字を増加させる税収の減少並びに財政刺激策、失業手当並びにその他経済及び社会プログラムに関する政府
の歳出の大幅な増加
・ 韓国の財閥、その他の問題を抱えた大手企業、そのサプライヤー又は金融セクターの再編に関する財政的問題又は進展不
36/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
足
・ 企業財務上の不正及び特定の韓国財閥の企業統治問題に起因する投資家の信認の失墜
・ 地政学的不安定性及び世界中のテロ組織による更なる攻撃を受けるリスク
・ 韓国又は世界の他の地域における伝染病の発生
・ 韓国及びその取引先若しくは同盟国との間の経済若しくは外交関係悪化(貿易紛争又は外交政策の相違に起因する悪化
を含む。)
・ 韓国における政党間若しくは政党内の政治不安又は紛争の増加
・ 中東産油諸国間における対立及び石油の供給若しくは石油価格の上昇に関する重大な紛争
・ 韓国及び世界の他の地域、特に貿易相手国における巨大地震、津波又はその他の自然災害の発生(2011年3月11日に日本
で起きた地震により、地震で損傷した原子力発電所から放射性物質が放出されるという結果になった。)
・ 韓国若しくは米国及び北朝鮮間における緊張の度合いの増大又は対立の発生
当社は総売上の重要な一部となる輸出販売に依存している。アジアにおける将来的な経済及び金融情勢の悪化はアジアでの
当社製品に対する需要に悪影響を及ぼし、当社の外国為替リスクを増大する可能性がある。
海外顧客に対する当社の輸出販売及び海外販売は、2010年の鉄鋼製品の総販売量の43.6%を占めた。中国、日本、インドネシ
ア、タイ及びマレーシアを含むアジアの顧客に対する輸出販売は2010年の鉄鋼製品の総輸出販売量の61.9%を占めており、
当社はこれら諸国、特に中国に対する販売は今後増加する可能性があると見込んでいる。従って、これら諸国における経済及
び金融情勢の悪化は当社製品の需要に悪影響を及ぼす可能性がある。アジアにおける景気の低迷もまた、建設、造船、自動車、
電気製品及び川下鉄鋼加工産業における企業を含む、かかる地域へ輸出を行う韓国企業に対する当社の売上に悪影響を及ぼ
す可能性がある。これらの国々での需要の低下は、特に中国における新規鉄鋼生産能力が加わることと相まって、当社の主要
製品のドル建ての輸出価格を引き下げる可能性がある。当社は外貨購入と債務返済義務のための外貨獲得を目的で輸出売上
を維持し拡大することを試みている。従って、当社の輸出売上の低下も当社の外国為替リスクを増加させる可能性がある。
米ドル及びその他主要外国通貨に対するウォンの価値が下落した場合、当社の業績及びADSの価格に重大な悪影響を及ぼす
可能性がある。
近年、ウォンが主要通貨に対して著しく変動した。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した市場平均為替レート
は、2007年12月31日現在の1米ドルに対し938.2ウォンから2009年3月3日現在の1米ドルに対し1,573.6ウォンへと下落し
たが、2011年6月23日現在1米ドルに対し1,075.0ウォンへと上昇した。
ウォンの下落がとりわけ以下を引き起こすため、当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。
・ 外貨建債務の元利金の支払いをするのに当社が必要なウォン金額の増加。かかる金額は2010年12月31日現在、長期債務合
計(発行済社債に関する割引額を含まないが、1年以内満期の社債を含む。)の約53.5%を占めた。
・ 当社が海外から購入する原材料及び設備の費用並びに運送費の大部分(主にドル建て)のウォン建て金額の上昇。
・ 会計目的上、当社の収益を低下させる負債に関する外貨換算損失
一方、ウォンの上昇は、(ⅰ)ドル建て価格を上昇させるため当社の輸出製品の競争力を弱め、(ⅱ)主としてドル建ての
輸出によるウォン建ての売上高及び売掛金残高を減少させる。しかし、ウォンの上昇の広範なプラス効果(上述のウォンの
下落によるマイナス効果の反転)により、ウォンの上昇は一般に当社業績にプラスの影響を及ぼす。
ウォン及びドル間の為替レートの変動は、韓国取引所における当社の普通株式のウォン建て株式価格のドル相当額に影響
を与えるものであり、結果として、ADSの市場価格にも影響を与えかねない。当該変動は、ADSに表章される普通株式への現金
配当がウォンで支払われた場合、かかる現金配当のADR預託機関によるドル転換にも影響を与えることになる。
当社は輸入原材料に依存しており、主要な原材料の市場価格の高騰は当社の利鞘及び利益に悪影響を及ぼす可能性がある。
当社は使用する主要原材料(鉄鉱石及び石炭を含む。)の実質全てを韓国外から購入している。2010年に当社は約49.3百万
ドライ・メトリック・トンの鉄鉱石及び約26.2百万ウェット・メトリック・トンの石炭を輸入した。鉄鉱石は主にオースト
ラリア、ブラジル及び南アフリカから輸入している。石炭は主にオーストラリア、カナダ及び中国から輸入している。当社は
これまでに重大な予期せぬ供給の中断を経験したことはないが、当社が原料を輸入している国における政治的若しくはその
他事由によりこれが起こった場合、当社の事業に悪影響を及ぼす可能性がある。
さらに、当社は、当社の売上原価の大きな部分を占める石炭、鉄鉱石及びニッケル価格の上昇にさらされている。当社の主要
な原料の価格は近年、著しく変動している。例えば、石炭1ウェット・メトリック・トン当たりの平均市場価格(オーストラ
リア高品位強粘結炭のベンチマーク本船渡し価格)は、2008年には250米ドル、2009年には172米ドル及び2010年には191米ド
ルであった。鉄鉱石1ドライ・メトリック・トン当たりの平均市場価格(鉄(Fe)62%含有のプラッツ鉄鉱石指数(Platts
Iron Ore index)本船渡し価格)は、2008年には126米ドル、2009年には68米ドル、2010年には136米ドルであった。当社の長
期供給契約は、通常、契約期間が3∼10年で、その時の市場価格に合わせた定期的な価格調整について規定している。当社は通
常、四半期ベースで価格を調整しており、約1か月分の原材料の在庫を保持している。主要な原材料の価格が将来、さらに上
37/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
昇し、当社がその上昇を当社の顧客に転嫁できない場合には、当社の利鞘及び利益に悪影響が及ぶ可能性がある。また、価格
の上昇は潜在的な顧客が鉄鋼製品の購入を見送る原因となり得るため、当社の事業、財務状況及び業績に悪影響を及ぼす可
能性がある。
世界鉄鋼産業における過剰生産能力及び過剰供給は、当社の収益性に悪影響を及ぼす可能性がある。
近年、発展途上国、特に中国における鉄鋼消費の急成長が一因で、世界の鉄鋼産業は、鉄鋼生産能力の拡大に再び関心を向け
ている。中国は、大差で世界最大の鉄鋼生産国であり、その国内生産と需要が世界鉄鋼価格の決定において重要な要因とな
る。加えて、中国鉄鋼輸出は、韓国を含む中国外の市場での鉄鋼価格に大きな影響を与える可能性がある。
増加した生産能力は、最近の世界経済の減速による需要減少と相まって、世界鉄鋼産業の生産能力の過剰を生じる結果と
なっている。
世界経済の減速が長引けば又は過去数年にわたって急成長を経験してきた発展途上国からの需要増加が、最近の生産能力
の拡大に見合うようなものでなければ、世界鉄鋼産業において生産能力の過剰が激化する可能性はある。世界鉄鋼産業にお
ける過剰生産能力は以下をもたらす可能性が高い。
・当社の主要製品のドル表示輸出価格を引き下げ、さらに韓国での販売価格を下落させる可能性がある。
・他の市場が減速している中、海外の生産業者が鉄鋼製品を韓国に輸出しようとするため、韓国市場における競争が
増加する。
・当社製品の海外での需要及び当社が輸出販売を拡大する能力にマイナスの影響を与える。
・当社の鉄鋼生産全般を増加する能力に影響を与える。
現在の経済状況下において当社が競争力を維持し続ける、又は世界経済の長引く低迷及び過剰な生産能力が当社の事業、営
業成績または財務状況に重大な悪影響を及ぼさないとの保証はできない。
当社は、多様化戦略を成功裏に実行できない可能性がある。
韓国の鉄鋼産業の結果的な成熟に備えるためにも、当社の全体的な戦略には、液化天然ガス(「LNG」)の生産、物流並び
にマグネシウムコイル及び薄板の生産といった、当社がより大きな収益を生む可能性があると考える鉄鋼事業関連の新規事
業を始めて多様化することにより、また同時に、発電、代替エネルギー、先端材料及びエネルギー資源の開発、IT関連のコンサ
ルティング・サービス及びワイヤレス・ブロードバンドのインターネット・アクセス・サービスといった鉄鋼事業に関係
のない新規事業へ参入することにより、新しい成長の原動力を確保することが含まれる。当社は、随時、かかる多様化戦略を
追及するため、選択的に会社の買収又は投資を行う可能性がある。2010年9月20日、当社は、大宇インターナショナルの68.15%
の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショナルは主に鉄鋼及び原料の貿易並びにエネルギー及び鉱石の開発プ
ロジェクトへの投資も行う世界的な貿易会社である。同社は、また、繊維製品の製造及び販売を行い、韓国のデパートを運営
し、2010年にマーケットシェアで韓国第3位となった教保生命保険㈱の持分を24%保有している。韓国の大手物流会社である
大韓通運の支配株式の取得に関し、当社は、2011年3月4日にアシアナ航空及び大宇E&C Co., Ltd.宛てに同意書を提出し、最
終入札に参加することを2011年5月13日に当社取締役会が決定した。大韓通運は、競売による売却手続中であり、2011年第2四
半期に優先入札者が選ばれる予定である。
全体的な多様化戦略の成功は、ある程度は、成長の機会と予期される相乗効果を実現する能力にかかっている。予期される
利益の実現は、資格要件を満たした人員の確保可能性、多様な顧客及び供給業者との新しい関係の構築及び既存の関係の拡
大、かかる新事業に必要なテクノロジーとノウハウの確保並びに合理的なコストでの投資資金へのアクセスといった膨大な
要素にかかっており、その幾つかは当社の支配能力を超えるものである。予期される利益の実現は、幾つかは支配能力を超え
るものもある膨大な要素のために、結果的に、妨害されたり、遅れたり、減じられたりする可能性がある。これらの要因には、
次のようなものがある。
・情報及び会計のシステム、人事、方針並びに手続など、買収した事業の運営統合における困難、並びに膨大な時間、財
源及び経営陣の注意を要する可能性のある、重複する業務、マーケティングのネットワーク、管理機能の再編成及
び削減における困難
・将来明らかになってくる可能性のある、買収に関連した予知できない偶発リスク又は潜在的債務
・より大規模な事業の運営における困難
・主要な経営陣の人員や顧客を失うこと
したがって、当社は、多様化戦略が完了して利益を生むこと、並びに、多様化に向けての活動が当社の組み合わせた事業、財
務状態及び運営の結果に悪い影響を及ぼさないことを保証できない。
世界鉄鋼産業における統合及び新たな市場参入は競争を激化する可能性がある。
近年、当社の競争相手である会社間において産業統合の傾向がある。例えば、2006年にMittal Steel社及びArcelor社により
世界の鉄鋼生産能力の約10%を占める企業が誕生した。ArcelorMittal社のような生産能力の拡大による世界的な製鉄会社
からの競争、並びに特に中国及びインドからの市場の新規参入により、価格競争が激化する結果となり、利益率を低下させ、
38/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
収益を減少させることとなる可能性がある。当社の大規模競合企業は当社よりも豊かな資源を利用し、更なる買収を行うこ
と、製品開発及び生産能力により積極的に投資すること並びに当社の輸出製品に対する需要を置換えることを含めた様々な
方法で当社に対抗する可能性がある。
鉄鋼代替材料による競争により鉄鋼製品の需要が減少する可能性がある。
鉄鋼は、アルミニウム、セメント、複合材、ガラス、プラスチック及び木材といった鉄鋼代替物として用いられる可能性があ
る天然材料及び合成材料と競争している。環境又はその他の理由のためか否かにかかわらず、鉄鋼の代わりにかかる材料を
使用することを命じる政府規制の取組み及び魅力的な鉄鋼製品の代替物の開発は、鉄鋼製品の需要を減少させ、当社の事業、
営業成績または財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。
当社の生産業務の海外展開は当社の長期的成功のために重要であるが、当社の海外事業に関する経験の浅さにより、海外展
開に対する取組みが成功しないリスクが高まる。
当社は国際取引及び海外での建設業務を行っており、当社の事業は海外の子会社、支社及び駐在員事務所で構成される世界
的取引ネットワークに依存している。多くの当社子会社及び海外支社は先進国に設置されているが、経済的に開発途上の多
数の国においても業務を行っている。また、当社はひとつには来るべき韓国鉄鋼市場の成熟への準備に関連し、とりわけ中
国、インド及び東南アジアにおいて有望な投資機会を慎重に模索することにより、引続き生産業務を国際的に拡大するつも
りである。当社は、海外で当社の業務を行い、地域のネットワークを設立し、また海外における販売及び営業努力を調整する
事業について信頼のおける海外の鉄鋼生産業者との合弁事業に参加する可能性がある。当社がこれらのアレンジに参加する
限りにおいて、当社の成功は、当社との提携に対し十分な資源を投入しようとする相手企業の意欲に部分的に依存すること
になる。
その他の状況では、当社は事業パートナーに頼ることなく、自らによる生産施設の設置を決定する可能性がある。当社が海
外で生産した製品に対する需要及び市場による受容は、非常に不確実であり、国際的鉄鋼市況に実質的に依存している。当社
は、当社の海外発展計画が有益なものとなり、かつ、かかる投資費用を回収できるという保証はできない。
当社の取引、建設及び生産業務の海外への発展には、経営上の配慮及び経営資源が必要である。また当社は、韓国国外におけ
る事業展開に関し、以下のリスクに直面している。
・ 距離、言語及び文化的相違によって生じる課題
・ 国際的に事業を行うことに関連する費用の増加
・ 海外における利益の本国送金を妨げる可能性のある為替管理制度を含む、法的規制及び行政上の規制
・ 国によっては、支払サイクルの長期化
・ 信用リスク及び支払に関する高度な不正
・ 為替リスク
・ 悪影響を及ぼす可能性のある税効果
・ 政治的及び経済的不安定性
・ 国によっては、夏季の経済活動の季節的後退
日本における2011年3月11日の自然災害及びその継続的影響が当社の事業に重要な影響を及ぼす可能性がある。
2011年3月11日、日本においてモーメント・マグニチュード9.0の海底地震が発生し、それにより引き起こされた津波により
日本の東部沿岸のインフラは広範囲にかつ深刻な被害を受けた。この地震は、福島原子力発電所において現在進行中の重大
事故を含む多数の原子力事故も引き起こし、歴史上最も損失の大きい自然災害となった。
当社の日本の製造装置供給業者及び日本の顧客の中には、2011年3月の自然災害により一時的に業務を停止しているところ
もあり、不安定な電力、輸送手段の制限、取引業者における問題及び持続的な影響により、引続き影響を受けているところも
ある。主に日本から供給される製造装置へのアクセスは、短期的なニーズを満たすには十分であると考えているが、長期的に
は製造装置の供給が不足又は遅延する可能性がある。当社はかかる装置の代替供給を、適時に若しくは商業的に合理的な期
間内に確保できない場合、又は全く確保できない場合、当社製品の生産に悪影響を及ぼすかもしれない。さらに、当社の日本
の顧客に対する販売は、2008年には当社の鉄鋼製品の輸出販売量の18.4%を占め、2009年には10.9%、2010年には11.0%を占
めており、最近の自然災害及びその持続的影響による事業活動の減速の結果、これらの顧客からの需要が減少する可能性が
ある。
当社は随時、追加資金調達先を求める必要のある買収に携わる可能性がある。
随時、当社は、当社の事業を補完する可能性のある会社又は事業に対して選択的な買収又は投資を行う可能性がある。かか
る買収の資金調達のため、当社は、手元現金、営業活動からの資金、株式及び負債証券の発行、並びに必要な場合には、銀行そ
の他の調達先からの資金調達及び金融投資家とのコンソーシアム契約を利用する意図がある。しかし、当社が、かかる買収又
は投資に十分な資金調達を獲得できる、あるいは当社にとって商業的に受け入れられる条件でそれを獲得できるという保証
39/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
はできない。当社はまた、かかる資金調達及び関連する債務返済義務が、当社の財務状況、営業成績又はキャッシュフローに
重大な悪影響を及ぼすことがないとの保証はできない。
反ダンピング又はセーフガード措置の更なる増加又は新たな賦課により、当社の輸出販売が悪影響を受ける可能性がある。
現在、米国及びいくつかの新興市場を含む地域において、当社製品の一部は反ダンピング関税又は相殺関税の対象となって
いる。反ダンピング又はセーフガード措置の対象となっている当社製品は、全体として、当社の最近の総売上高に対し重要な
部分を占めてはいない。しかしながら、当社製品に対する反ダンピング関税、相殺関税、割当量若しくは関税の一層の上昇又
はそれらの新規賦課は、将来的に当社の輸出に重大な悪影響を及ぼさないという保証できない。「−2 生産、受注及び販売
の状況−(4)市場及び価格政策−①市場−(ロ)輸出」を参照。
マクロ経済的要因に基づく周期的な変動が㈱POSCO建設の業務及び業績に悪影響を及ぼす可能性がある。
当社は、製鉄事業を補完するために、当社が89.5%を所有する子会社である㈱POSCO建設を通じて、エンジニアリング及び建
設活動に従事している。企業間取引調整後の2010年の連結売上高の約7.0%を占めるエンジニアリング及び建設事業部門は、
極めて周期的であり、消費者のマインド及び所得、雇用水準、金利、インフレ率、人口動態並びに政府の政策などのマクロ経済
的要因に基づいて変動する傾向がある。付加価値の高い製鉄所建設及び松島新都市などの都市開発計画プロジェクトに焦点
を当てる㈱POSCO建設の戦略によって、国内の競合相手数社と比較して、韓国の一般的経済状況に左右されにくくなっている
ものの、㈱POSCO建設の建設事業部門の利益は過去、新規の建設注文を含む国内の建設活動の水準に依存して変動してきた。
㈱POSCO建設の建設業務は将来、建設市場の一般的な悪化に悩まされ、その結果、需要の低迷が起き、㈱POSCO建設の事業、営業
成績又は財務状況に悪影響を与える可能性がある。
建設プロジェクトに関して予測できない追加費用が発生した際、㈱POSCO建設の多くの国内外のプロジェクトが固定価格を
ベースにしていることが当社に損失をもたらす可能性がある。
㈱POSCO建設の多くの国内及び海外建設プロジェクトは、固定価格契約の条件に従って、所定の予定表に基づいて固定価格
ベースで実行される。このような固定価格契約に基づき、㈱POSCO建設は、完成物における全ての経費削減分を留保できるが、
全ての予算超過分も負担することになり、遅延に関して損害の支払を要求されることもある。固定価格契約の価格設定は、㈱
POSCO建設が自己のリスクを評価しそれに従って契約に偶発事象を規定する能力とともに、㈱POSCO建設の利益性にとって非
常に重要である。
㈱POSCO建設は固定価格契約の入札において労働力、原材料、部品及びコンポーネントのコストの増加を予測しようと努め
ている。しかしながら、固定価格契約において発生したコストと実現された総利益は以下のような要因によって㈱POSCO建設
の見通しとは異なる可能性がある。
・ 契約期間中における労働生産性及び設備生産性の予測できない変化
・ (悪天候を原因とするものを含む)労働力、原材料、部品及びコンポーネント、下請け並びに間接費用の予測できない
増加
・ 遅延及び不出来による是正工事
・ 見積り及び入札における誤り
建設プロジェクトの過程において予測できない追加費用が発生した場合、かかる費用は通常、㈱POSCO建設が負担し、それに
従って、㈱POSCO建設の利益は減少又は消失することになる。固定価格プロジェクトに関して、㈱POSCO建設が予測できない重
大な追加費用を負担すれば、当該プロジェクトに損失が発生する可能性があり、㈱POSCO建設の財務状況及び営業実績に重大
な悪影響を及ぼすかもしれない。
㈱POSCO建設の国内の居住用財産事業は、韓国の不動産市場に大きく左右される。
㈱POSCO建設の国内の居住用財産事業の業績は、韓国の不動産市場の全般的な状況に大きく左右される。韓国の建設産業は、
居住用財産開発プロジェクトへの近年の過剰投資、不動産価格の停滞及び特にソウル以外の地域での居住用財産の需要減少
により、悪化中の韓国経済状況による要因も含めて減速中である。さらに、2008年9月以来、世界的な金融市場において流動
性及び信用不安並びに不安定性が著しく増大したことから、韓国の銀行及びその他金融機関が、建設会社へのプロジェクト
融資及びその他貸付活動に関与しようとする意欲が全般的に低下しており、これが㈱POSCO建設が希望する資金調達の需要
を満たす能力に悪影響を及ぼす可能性がある。韓国政府は都市圏の共同住宅再開発に対する規制及び再販売規制の緩和並び
に資産税の減税を含む、韓国の建設産業を支援する方策をとっている。韓国不動産市場は、2009年下半期から2010年にかけて
着実に回復してきているが、将来において韓国の不動産市場で需要又は価格の低下が起きない、又は韓国不動産市場の低迷
が㈱POSCO建設の事業、営業成績又は財務状況に重大な悪影響を及ぼさないとの保証はできない。
当社は環境規制に従っており、当社の事業により当社に多大な負担が課せられる可能性がある。
40/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
当社は、当社の製造工程に関連した二酸化炭素の排出の削減に対する圧力の高まりを含め、国家及び地方の環境法及び規則
に従っている。当社の製鉄及び建設事業により、当社は、環境への汚染物質及び二酸化炭素の放出、固形物、危険物又は廃棄物
の取扱い、保管及び処分並びに汚染地域の調査及び改善から生じるものなど、環境上又は保健及び安全上の問題に関連した
多大な負担のリスクにさらされる可能性がある。当社は、現在及び過去に運用された製造又は建設用地の環境状態の調査及
び改善に対して責任を負う可能性がある。また、当社は、政府又は民間の訴訟者が提起した訴訟により、天然資源の損害、第三
者の財産の損害又は人身傷害に対する責任などの関連の債務を負担する可能性がある。当社の業務の過程において、第三者
が所有又は運営する用地において有害廃棄物が発生する可能性があり、それらは第三者が所有又は運営する処理場において
廃棄又は処理される可能性がある。これらの用地が汚染された場合、関連する天然資源の損害についてかかる用地の調査及
び改善の費用並びに民事・刑事の罰金又は課徴金を負わされる可能性がある。
当社の知的所有権を保護できない場合、当社の競争力が弱まり、当社の事業及び将来の見通しに悪影響が及ぶ可能性がある。
当社は、FINEX、ストリップ鋳造及びシリコン鋼製造技術などの競合相手との差別化が図れる新たな製鉄技術の開発が当社
事業の成功に不可欠であると信じている。当社は、特許の取得と当社の主要市場を監視することにより知的財産の保護のた
めの積極的な措置を採っている。しかしながら、当社が採っている措置が競合相手による当社の占有技術の不正利用を効果
的に阻止するとの保証はできない。競合相手が当社の知的財産を不正に流用し、知的財産の所有権についての紛争が起こる
可能性があり、また、当社の知的財産が別の方法で知れ渡る、又は当社の競合相手により独自に開発されることもあり得る。
知的財産の保護ができなかった場合、当社の競争力が弱まり、当社の事業及び将来の見通しに悪影響が及ぶ可能性がある。
当社はその競争上の地位の維持にあたり企業秘密及びその他の特許権の付与されていない独自のノウハウに依存しており、
企業秘密又はその他の特許権の付与されていない独自のノウハウが許可なく公開された場合は、当社事業に悪影響が及ぶ可
能性がある。
当社は企業秘密及び特許権の付与されていない独自のノウハウや情報に依存している。当社は、雇用又は顧問関係の開始時
において各従業員及びコンサルタントと秘密保持契約を締結する。これらの契約は、雇用関係又は顧問関係に伴い個人が
行った又は着想した全ての発明、考案、発見、改良及び特許可能なもの、又は上記関係の期間中に生まれた又は個人に知られ
ることになった全ての機密情報は、当社の独占的な財産であると一般的に規定している。これらの種類の契約の執行可能性
やこれらが違反されないことについて保証することはできない。また、違反に対して当社が適切に救済措置を採れるかにつ
いては定かでない。上記の違反の結果、当社の企業秘密又はその他のノウハウが公開されれば、当社の事業に悪影響が及ぶ可
能性がある。
北朝鮮との緊張状態の上昇は当社並びに当社有価証券の市場価格に悪影響を与える可能性がある。
韓国と北朝鮮の関係は、韓国の近代史において緊張したものであった。二国間の緊張状況は流動的であり、現在及び将来の
事象の結果として、突然に高まる可能性がある。近年、北朝鮮の核兵器及び長距離ミサイルプログラム並びに北朝鮮の行動に
関する不確実性の増大及び国際社会からの対応の可能性から生ずる安全上の懸念が高まっている。2003年1月、北朝鮮は、核
不拡散条約に基づく諸義務を放棄した。放棄以降、韓国、米国、北朝鮮、中国、日本及びロシアは、北朝鮮の核兵器プログラムに
関連した諸問題解決のため、何度も六カ国協議を行った。
長距離ミサイルのテスト飛行に加えて、2006年10月北朝鮮は、核実験の成功を発表した。この発表は当該地域の緊張を増
大させ、世界中で強い反発を招くことになった。2009年5月、北朝鮮は、二度目の核実験の実施に成功し、3つの短距離地対空
ミサイルを試験発射したと発表した。これに対応して、国連安保理は、2009年6月、北朝鮮の核実験を非難する決議を全会一致
で採択し、北朝鮮に対する制裁を拡大及び強化することを決定した。2010年3月、韓国の戦艦が海中爆発により破壊され、多く
の乗組員が死亡した。韓国政府は、2010年5月に、戦艦の沈没を引き起こしたとして北朝鮮を公式に非難したが、北朝鮮は沈没
に対する責任を否定し、その行為を罰しようとするなら報復すると脅した。2010年11月23日、北朝鮮軍は、朝鮮半島西岸の韓
国と北朝鮮の領海の境界線近くに位置する延坪島に向けて百発以上の大砲の砲弾を撃ち込み、かなりの財産が損傷したのと
同時に、2名の韓国軍兵士と2名の市民が殺された。韓国は、約80発の砲弾を撃ち込んで応酬し、軍隊を最高の警戒レベルに置
いた。韓国政府は、かかる行為について北朝鮮を非難し、さらなる挑発行為があれば容赦なく報復することを明言した。
さらに、最近、北朝鮮の今後の政治指導者についての不確定性及び同地域での経済的及び政治的安定性についてのその関
連事項に関する懸念が増大している。2010年9月28日、2008年に脳卒中にかかったと報じられた北朝鮮の指導者である金正日
が、20代と報じられている三番目の息子を、中央軍事委員会副議長及び北朝鮮軍の将軍として指名した。金正日が息子を後継
者にしたにもかかわらず、後継者計画の実行は不確実のままである。北朝鮮の経済もまた、厳しい課題に直面している。2009
年11月、北朝鮮政府は、インフレを管理し、所得格差を縮小するための試みとして行われた通貨改革の一部として、1対100の
比率で通貨呼称単位を変更した。かかる進展は、北朝鮮内の社会的及び政治的緊張をさらに悪化させる可能性がある。
長期に渡り、二つの朝鮮は再統一される可能性があった。再統一には、韓国側の重大な経済的取り組みを必要とする可能性
がある。2010年8月15日、李明博大統領は、国民に向けた演説において、再統一に関連した長期的経済的負担に備えるために、
再統一税を設ける可能性を示唆した。再統一に関するかかる議論は予備的なもので、かかる税金が実施されるか否か、また
41/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
は、いつ実施されるかといったことはまだ決まっていない。再統一税が実施されると、国内消費が落ち込む可能性があり、次
いで韓国経済に重大な悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、朝鮮半島における緊張状態が今後高まらないという保証はな
い。例えば、北朝鮮での指導部の危機の発生、韓国と北朝鮮の間の政府高官レベルでの接触の決裂又は軍事的戦闘の発生によ
り起こる可能性のある、緊張状態の一層の上昇は、当社の事業、財務状況、及び業績に重大な悪影響を与える可能性がある。
5【経営上の重要な契約等】
当社は、当社の関連会社に対し、2008年12月31日現在1,934十億ウォン、2009年12月31日現在2,103十億ウォン及び2010年12
月31日現在3,588十億ウォンの支払保証を提供した。
6【研究開発活動】
当社は基礎研究及び応用技術開発活動を遂行するための研究開発プログラムを維持している。当社の技術開発部門は、当社
が1986年に設立した韓国初の研究を主体とする大学である浦項工科大学及び1987年に同じく当社が設立した韓国初の私立
総合研究機関である産業科学技術研究所と緊密に協力している。2010年12月31日現在、浦項工科大学及び産業科学技術研究
所は約977名の研究員を雇用している。
1994年に当社は、応用研究及び技術開発活動を行うために、POSCO技術研究所を設立した。POSCO技術研究所は2010年12月31
日現在、434名の研究員を雇用している。
当社は売上原価として2008年に361十億ウォン、2009年に368十億ウォン及び2010年に395十億ウォンの研究開発費を、また、
販売費及び一般管理費として2008年に95十億ウォン、2009年に84十億ウォン及び2010年に142十億ウォンの研究開発費を計
上した。
当社の研究開発プログラムでは、製鋼技術関連の29,000件を超す工業所有権が申請されており、そのうち約4分の1が2010
年12月31日現在登録済みで、その多くは当社の製造工程の改善に応用されている。
7【財政状態及び経営成績の分析】
(1)概要
当社は、韓国における最大の一貫生産体制を備えた製鉄会社である。当社は、鉄鋼セグメント、エンジニアリング及び建設セ
グメント、貿易セグメント並びに報告基準値を下回るすべての事業体を含むその他セグメントの4つの報告義務のあるセグ
メントを有する。鉄鋼セグメントには、鉄鋼製品及びかかる製品の販売が含まれる。エンジニアリング及び建設セグメントに
は、韓国及び海外における工場、土木計画並びに商業用及び住居用建築物の企画、設計及び建設が含まれる。貿易セグメント
は、当社から出荷される及び当社へ供給される並びに韓国及び海外においてその他の供給業者と購入業者間で行われる広域
な鉄鋼製品の輸出入から成る。「その他」のセグメントには、発電、液化天然ガス生産、ネットワーク及びシステム統合、物流
並びにマグネシウムコイル及びマグネシウム板の生産が含まれる。 当社の歴史的な実績に寄与する主要な要因の一つが、韓
国経済の成長であり、当社の将来の実績は少なくとも部分的に、韓国の一般経済成長及び見通しに依存する。当社の経営成績
及び財務状態に悪影響を及ぼし、また及ぼし続ける可能性がある最近の進展については、「第3 事業の内容−4 事業等の
リスク−韓国は当社にとってもっとも重要な市場であり、韓国における経済状況の悪化は当社の現在の事業及び将来の成長
に大いに悪影響を及ぼす可能性がある。」を参照のこと。その他多くの要因が、当社の営業成績、財務状態及び資本支出に重
大な影響を与えてきた又は与えることが予想される。これらの要因には以下のものが含まれる。
・当社の販売量、単価及び製品構成
・費用及び生産効率性
・為替レート変動
・2010年9月における大宇インターナショナルの買収
・2011年に始まる国際会計基準への移行
これらの要因の結果として、当社の過去の財務実績が、かかる報告における将来の業績又は傾向の指標にならない可能性
がある。
(a)販売量、価格及び製品構成
近年、当社の売上高は、以下の事由の影響を受けて来た。
・当社製品に対する韓国市場の需要、及び当社がその需要に応えることのできる能力
・輸出市場の販売における当社の競争力
・価格水準
・製品構成を向上する当社の能力
当社製品に対する国内需要は、建設、造船、自動車、電化製品及び川下鉄鋼加工業者等を含む主要な鉄鋼消費産業、並び
に韓国経済全般の状況の影響を受ける。
42/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
粗鋼生産高は、2008年の34.7百万トンから2009年には31.7百万トンに減少し、販売量は2008年の33.5百万トンから2009
年には31.1百万トンに減少した。自動車及び建設産業といった2008年下半期に悪化した世界的な経済状況による悪影響
を受けた産業における当社の顧客からの需要低迷の反応として、当社は、2008年12月及び2009年第1四半期において粗
鋼の生産及び販売価格を削減した。しかしながら、市況悪化の速度が停滞しているという兆しが、2009年第2四半期に表
われ始め、国内の自動車及び建設産業を含む当社顧客基盤の特定のセグメントからの需要が2009年第2四半期から回復
の兆しを示した。対応として、当社は、2009年4月より粗鋼生産を徐々に増やし始め、当社の生産水準は2009年下半期に
正常化した。2009年上半期における生産の縮小の結果、当社の鉄鋼製品の価格は2009年第3四半期まで引き続き圧迫さ
れたが、かかる時期に回復を始め、そのまま2009年末にかけて徐々に上昇した。2010年において、当社は、粗鋼生産高を
35.3百万トンに増加させ、販売量は、38.7百万トンに増加した。
2009年において、シリコン鋼板を除く当社のすべての主要製品のウォン建ての販売単価は低下し、当社製品の加重平均
単価は、2009年には、ウォン価格での当社の輸出価格の上昇の一因となった2009年の米ドルに対するウォンの平均価格
の2008年比での低下にもかかわらず、2008年比で5.2%低下した。ウォンの対米ドル平均為替レートは、2008年における1
米ドルに対し1,102.6ウォンから2009年には1米ドルに対し1,276.4ウォンに下落した。2009年において当社総販売量の
7.3%を占めたステンレス鋼製品の販売単価は23.5%低下した。2009年において当社総販売量の25.8%を占めた熱延製
品の販売単価は7.8%低下した。2009年において当社総販売量の7.8%を占めた線材の販売単価は2.8%低下した。2009年
において当社総販売量の36.2%を占めた冷延製品の販売単価は2.2%低下した。2009年において当社総販売量の14.7%
を占めた厚板の販売価格は1.9%低下した。一方で、2009年において当社総販売量の2.9%を占めたシリコン鋼板の販売
単価は8.1%上昇した。
2010年において、シリコン鋼版を除く当社のすべての主要製品のウォン建ての販売単価は上昇し、2010年における当社
製品の加重平均単価は、ウォン建て支払い条件による当社輸出価格の下落を招いた2010年の米ドルに対するウォンの価
値の2009年比での上昇にもかかわらず、2009年比で8.5%上昇した。米ドルに対するウォンの平均為替レートは、2009年
の1.00米ドルに対し1,276.4ウォンから、2010年には1.00米ドルに対し1,156.3ウォンへと上昇した。総販売量の22.1%
を占めた熱延製品の販売単価は、2010年には16.3%上昇した。総販売量の6.1%を占めた線材の販売単価は、2010年には
5.8%上昇した。総販売量の6.7%を占めたステンレス鋼製品の販売単価は、2010年には、3.6%上昇した。総販売量の
35.1%を占めた冷延製品の販売単価は、2010年には、3.6%上昇した。総販売量の11.9%を占めた厚板の販売単価は、2010
年には、2.7%上昇した。一方で、総販売量の2.8%を占めたシリコン鋼板の販売単価は、2010年には0.7%下落した。
世界的な経済の減速によって低迷する需要に一部対応して、2009年の上半期には、当社のドル建て輸出価格は低下し
た。2009年第3四半期以降、当社のドル建て輸出価格は、景況感の改善及び経済活動の活発化並びに在庫の減少が原動力
となった需要の増加により、徐々に回復し始めた。この傾向は2010年上半期も続いたが、当社は、2010年下半期において、
同様の価格水準を維持した。当社は、当社製品の市場需要、世界鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状況一般によって
は、当社の輸出販売価格を継続的に調整する決定をする可能性がある。
43/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次の表は、下記の期間における当社の鉄鋼製品及び半製品の平均単価を示している。
12月31日終了年度
製品目
2008年
2009年
2010年
(千ウォン/トン)
熱延製品
800.3
737.5
857.6
厚板
970.5
951.9
977.7
線材
885.9
860.8
911.0
冷延製品
922.7
902.4
934.6
シリコン鋼板
1,537.7
1,663.4
1,652.0
ステンレス鋼
3,529.6
2,701.8
2,798.6
807.5
804.5
1,151.8
1,069.0
1,013.3
1,099.6
その他
平均(1)
注(1)「平均」価格は、表中の製品についての当社売上高の販売量による加重平均に基づいている。「−2 生産、受
注及び販売の状況−(3)販売の状況」を参照。
(b)費用及び生産効率性
当社の主要な費用及び営業費用は、原料購入、減価償却、労務費及びその他の購入品に関する費用である。
次の表は、下記の期間における当社の総費用及び営業費用の売上高に対する比率の明細である。
12月31日終了年度
2008年
2009年
2010年
(売上高に対する割合)
売上原価
78.0%
84.2%
85.0%
4.8
5.3
5.5
営業費用合計
82.8
89.5
90.5
売上総利益
22.0
15.8
15.0
営業総利益
17.2
10.5
9.5
販売費及び一般管理費
2010年には、当社の売上総利益は、2010年の売上の増加よりも売上原価の増加が上回ったため、2009年の15.8%から
15.0%へと減少した。2010年の当社の売上総利益は、大宇インターナショナルの業績を連結したために、かかる連結がな
かった2009年に比べると、マイナスの影響を受けた。主に鉄鋼と原料の貿易に携わる世界的な貿易会社である大宇イン
ターナショナルは、通常、貿易活動からの収益を総売上ベースで認識するために、結果的に、利益水準が低くなる。当社は
市況の変化を慎重に監視しており、当社は近年、世界的景気の低迷がもたらした課題に取り組む以下の方策を実行した。
・ 製品設計の強化、生産性の向上及び輸送費の低減により費用を削減すること。
・ 当社の国内シェア及び輸出販売を増やすためのマーケティング活動に重点を置くこと。
・ 市況の変化により効果的に対応するために特別販売委員会を設立し、様々な将来の販売シナリオへの対応に準備す
ること。
世界的景気の低迷以前は、当社の生産性は、所定の生産能力に近い又はそれを超える生産による利益を受け続けてき
た。生産能力は、当社の設備を最適に稼動させた場合に達成できる当社の最大の生産能力を示している。2009年、当社は、
第1四半期に粗鋼生産を削減したが、2009年4月以降、粗鋼生産を徐々に増やし始め、当社の生産水準は、2009年下半期
に正常化した。
次の表は表示期間における当社の鉄鋼製品生産性についての情報を表している。
2008年
粗鋼及びステンレス鋼生産能力(百万トン/年)
2009年
2010年
(1)
34.6
34.6
37.6
粗鋼及びステンレス鋼生産実績(百万トン)
34.7
31.7
35.3
100.3
91.6
93.9
工場稼働率(%)
44/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
鉄鋼製品販売量(百万トン)(2)
33.5
31.1
38.7
注(1)POSCO特殊鋼㈱及び張家港浦項不繍鋼有限公司の生産能力を含む。
(2)当社の連結販売子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した商社を含む。)から購入して販売した部分を含む。これらの販
売量は、2008年は約0.9百万トン、2009年は約0.5百万トン及び2010年は約1.2百万トンであった。
(c)為替変動
近年、ウォンが主要通貨に対して著しく変動しており、当社の業績及び流動性に影響を与えてきている。Seoul Money
Brokerage Services, Ltd.が発表した市場平均為替レートは、2007年12月31日における1米ドルに対し938.2ウォンか
ら2009年3月3日における1米ドルに対し1,573.6ウォンへと下落したが、2011年6月23日には、1米ドルに対し1,075.0
ウォンへと上昇した。ウォンの下落がとりわけ以下を引き起こすため、当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。
・ 外貨建債務の元利金の支払いをするのに当社が必要なウォン金額の増加。かかる金額は2010年12月31日現在、長期債
務合計(発行済社債に関する割引額を含まないが、1年以内満期の社債を含む。)の約53.5%を占めた。
・ 当社が海外から購入する原材料及び設備の費用並びに運送費の大部分(主にドル建て)のウォン建て金額の上昇
・ 会計目的上、当社の収益を低下させる負債に関する外貨換算損失
一方、ウォンの上昇は、(ⅰ)ドル建て価格を上昇させるため当社の輸出製品の競争力を弱め、(ⅱ)主としてドル建
ての輸出によるウォン建ての売上高及び売掛金残高を減少させる。しかし、ウォンの上昇の広範なプラス効果(上述し
たウォンの下落によるマイナス効果の反転)により、ウォンの上昇は一般に当社業績にプラスの影響を及ぼす。
当社は、外貨の獲得が生じる輸出販売を、外貨建債務をカバーするのに適切なレベルに維持することにより、為替変動
によるリスクを最小化することを目指している。従って、当社の輸出販売の減少は、当社の外国為替リスクを増加するこ
とがある。当社は、金利及び外国為替リスクの管理として、通貨スワップ契約を、また将来のキャッシュフローの変動リ
スクをヘッジするために金融機関と通貨先物契約を随時締結している。2010年12月31日現在、当社はスワップ契約、先物
為替契約及び通貨先物契約を締結している。2010年、当社のデリバティブ契約の正味評価損は24十億ウォン、また為替差
益は15十億ウォンであった。当社は、既存の契約又は将来締結することのあるスワップその他のデリバティブ商品取引
により更に損失を被ることもあり得る。
(d)大宇インターナショナルの買収
2010年9月20日、当社は大宇インターナショナルの所有権の68.15%を3.37兆ウォンで取得した。韓国GAAPに基づく連
結ベースにおいて、大宇インターナショナルは、2009年において11,544十億ウォンの収益及び131十億ウォンの純利益を
上げたのに対し、2010年においては16,112十億ウォンの収益及び119十億ウォンの純利益を上げた。韓国GAAPに基づく連
結ベースにおいて、大宇インターナショナルは、2009年12月31日現在、4,695十億ウォンの総資産及び1,399十億ウォンの
株式資本を有しており、2010年12月31日現在、5,652十億ウォンの総資産及び1,589十億ウォンの株式資本を有していた。
韓国GAAPに基づき、2010年12月31日に終了した年度における大宇インターナショナルの業績は、あたかもかかる買収が
2010年1月1日に行われたかのように、当社の2010年度損益計算書の各項目において全て連結され、買収前における大
宇インターナショナルの純利益は、当社の連結純利益を決定する際に差引かれた。
(e)2011年における国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)への移行
2007年3月、韓国金融委員会及び韓国会計研究院は、2011年から、他の国々で採用されている国際財務報告基準と一定
の相違のある韓国採用国際会計基準に基づく年次財務書類の作成を、韓国における全ての上場会社(当社を含む。)に
義務付ける韓国採用国際会計基準導入のためのロードマップを発表した。
かかる導入の準備として、当社は、2010年1月から、当社の内部財務書類を韓国GAAP及び韓国採用国際会計基準の両方
に基づき作成を開始した。2011年から、当社は、米国GAAPに合わせて調整した韓国GAAPに基づく報告を中止し、韓国採用
国際会計基準に基づく報告を開始している。当社はまた、国際会計基準委員会(IASB)が発表したIFRSに基づき作成し
た年次財務書類を公表することも計画している。現在、当社の会計部門は、当社の年次財務書類にIFRSを導入することに
よる影響を分析しているが、当社がかかる財務書類に関して採用するIFRS会計指針が確定していないため、かかる導入
による当社の年次財務書類に対する正確な影響を確実に見積もることはできない。従って、IFRSの導入が、当社の業績及
び財務状態に悪影響を及ぼさないという保証はない。
(2)重要な会計上の見積り
当社の財務書類は韓国GAAPに従って作成され、米国GAAPに合わせて調整されている。韓国GAAPに基づくこれらの財務書類の
作成並びに米国GAAPへの調整には、当社が財務書類の日付現在の資産・負債の報告金額及び偶発資産・債務の開示、並びに
報告期間中の収入と費用の報告金額に影響を与える見積りと仮定を行う必要がある。実際の金額はこれら見積りと相違する
45/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
可能性がある。当社は、仮定と見積もりが特に当社の財務書類に重要であると考えられる、以下の分野を特別に記載した。
貸倒引当金
当社は、当社顧客の支払不能による短期及び長期の売上債権残高に対する貸倒れの可能性の見積りを表す、売上債権残高
のリスクに対する貸倒引当金を維持している。当社顧客の財政状態が悪化し、当社顧客の支払能力に悪影響を及ぼす場合、
追加の引当金が必要となる可能性がある。貸倒引当金の決定は、とりわけ当社顧客の信用力、これまでの回収形態の経験、
将来の回収に影響を与える事態及び状況の可能性並びに当社顧客の支払能力に関する継続的なリスク評価を含む、経営陣
による重要な判断及び見積りを必要とする。
売掛金は定期的に分析され、当社顧客が当社への財政的責任を果たすことができないと認識した時点で、貸倒引当金への
計上を通じて売掛金の価値が削減される。加えて、当社は、経営陣が完全には回収できないと予想する売上に関して、顧客
の主張を受けた時点で、貸倒引当金を計上する。総売掛金に対する貸倒引当金の割合は、2009年12月31日現在では4.52%で
あり、2010年12月31日現在では3.72%であった。2010年12月31日現在の総売掛金に対する貸倒引当金の割合が2009年12月
31日と比較して減少したのは、主に、支払期限が超過した売掛金が減少したことによる。
特に、次の事象が起きた場合に、貸倒引当金が勘定される。(i)顧客の破産、債務不履行又は強制解散により認識される回
収不可能性についての客観的な証拠がある、(ii)顧客に対する訴訟に敗訴する又は当社の請求権が消失する、(iii)当社の
債権回収費用が回収される支払いを超えてしまう又は(iv)債権回収についての顧客との争いが3年以上継続する。
2010年12月31日に終了した3年間において回収不能となった売掛金の年次平均未回収率は、0.59%であった。これらの実
績及び当社が現在把握している売掛金残高の回収可能性に影響を与える状況は、当社が貸倒引当金の必要金額を見積もる
際に重要な要因である。歴史的に、未回収の売掛金による損失は、想定内であり、設定された引当金と合っている。しかしな
がら、当社の見積りから著しく乖離した市況の悪化などの予定外の状況により、当社の売上債権残高に対する追加的な引
当金の設定及び時期の変更が必要となる可能性がある。この場合、当社の営業成績、財政状態及び純資産は、重大な悪影響
を受ける可能性がある。
投資有価証券及びデリバティブの変動
当社は債務証券、持分証券及びデリバティブを含む各種の金融商品に投資する。各種類の金融商品に固有の会計上の取扱
いに依拠して、当社の連結財務書類に金融商品が与える影響を決定するために公正価額の見積りが必要となる。
利用可能な場合、取引市場価格が最もよく公正価額を示すものである。当社は利用可能な場合、取引市場価格(これら有
価証券の取引を行うディーラーによる見積価格を含む。)を利用して当社の金融商品の公正価額を決定する。取引市場価
格が利用できない場合、当社は価格決定又は評価モデル、類似の性質を持つ商品の取引価格又は割引キャッシュフローを
元に公正価額を決定する。非上場の金融商品は取引価格が存在せず、当該証券は一般的に少しだけしか取引されていない
ため、それらの公正価額は、かなりの程度の経営資源及び判断を以って決定される。投資目的で保有される上場されていな
い持分証券(関連会社又は子会社の持分証券を除く)の公正価額は、入手可能な直近の投資先の純資産価値に基づく。純
資産価値は多くの場合、原価又はその他の参考事情を反映する。取引市場価格が入手可能でない金融派生商品は、割引
キャッシュフロー法などの評価モデルを用いて評価される。当該金融派生商品の評価に使用される主要な情報は、金融派
生商品の種類及び元となる商品の性質に依拠しており、利回り曲線、為替レート、元となる商品のスポット価格、不安定性
及び相関関係が含まれる。価格決定及び評価モデル、割引キャッシュフロー分析又は純資産価値に基づくこれらの公正価
額は、使用される各種仮定を条件とし、仮定が変わる場合、投資の公正価額に著しい影響を与える可能性がある。
上場持分証券の公正価額又は上場されていない持分証券の純資産価額が取得原価と比較して下落し、回復の見込みがな
い場合(減額投資証券)、持分証券の価額は公正価額又は純資産価値に調整され、減額損失が当期損益に計上される。満期
保有又は売渡可能債務証券の公正価額が取得原価に比較して下落し、回復の見込みがない場合(減額投資証券)、債務証
券の帳簿価格は公正価額に調整され、減額損失は当期損益に計上される。
減額の検討の一部として、投資先の業績、純資産価値及び将来の業績予測並びに一般的市況が考慮される。かかる検討に
基づき、当社が持分証券又は債務証券の市場価格が現実的に回復する可能性があると考える場合、損失は一時的であると
の分類を継続する。経済又は特定の産業の傾向が当社の予測より悪化する場合、以前は回復可能と決定した減額損失が当
期損益に減額損失として計上される必要もありうる。
個別投資の価値下落の評価には、重要な経営上の判断を伴う。当社経営陣が減額の評価に利用する見積り及び仮定は、例
えば財務状況、収入を得る能力及び当社が投資している会社の短期的な見通し、公正価額が原価より低い期間の長さ及び
程度、市場価格の回復を可能とするのに十分な期間、当該有価証券を保有する当社の意図及び能力など数多くの要因によ
り影響を受ける。これら投資の評価はまた、経済の全般的な状況及びその資本市場への影響に支配される。これらの仮定の
なんらかの変更は、一時的でないと分類される減額損失の価額及び認識時期に著しく影響を与える可能性がある。
当社は、非市場性証券の公正価値を見積もってきた。当社は、価格決定又は評価モデル、類似した性質を有する商品の取
引価格または割引キャッシュフロー法に基づきこれらの公正価値を見積もる。割引キャッシュフロー・モデル評価法は、
基礎となる被投資会社の見積キャッシュフロー予測に基づく。主要な前提及び見積りには、市況、収益成長率、営業利益率、
46/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
所得税率、減価償却率、資本支出水準、運転資本額及び割引率が含まれる。これらの見積りは、被投資会社の実績及びその他
の市場データに基づく。これらのキャッシュフロー予測おいて、二つの最も重要な見積りは、割引率及び営業利益率であ
る。これらの評価において使用される割引率が1パーセント増加した場合、見積公正価値は合計、18%減少していたことに
なる。加えて、キャッシュフロー・モデルにおける前提の営業利益率が1%減少した場合、見積公正価値は合計、12%減少
していたことになる。
当社は、2008年には121十億ウォン、2009年には286十億ウォン及び2010年には52十億ウォンの投資の減損を認識した。投
資の減損は、2009年に増加したが、これは主に、LG Powercomへの当社の投資の公正価値の減少に起因する209十億ウォンの
減損による。LG Powercomへの当社の投資の回収可能見積額が簿価を下回ったため、当社は、かかる減損を計上した。
歴史的に、投資減損を評価するための当社の見積り及び前提は、想定内であった。しかしながら、当社の見積りから著し
く乖離した市況の悪化などの予定外の状況により、当社は、投資減損について追加損失を認識しなければならない可能性
がある。当社の公正価値見積りは当社が合理的であると考える前提に基づいているが、それらは予測不可能で本質的に不
確かなものである。その他の見積り及び前提を採用することにより、当社の投資の見積り公正価値は増加又は減少し、結果
として当社の営業成績へ別の影響を及ぼす可能性がある。
有形固定資産
当社の有形固定資産の償却期間及び残存価額は、有形固定資産の耐用年数を反映するために、業界の慣行及びこれまで
の経験に基づき、毎年見積もられ、検討される。また、事態又は状況の変化が資産の帳簿価格が回収できない可能性を示す
場合、これらの資産は減額があるかを検討される。2008年、2009年及び2010年に、見積耐用年数及び残余価額の仮定に関し、
大幅な変更はなかった。回収可能な金額は正味売却価格又は利用価値の大きい方として測定される。有形固定資産の帳簿
価格が陳腐化、物理的損傷又は市場価格の下落のために資産の回収価額を上回り、かつかかる金額が大きい場合、資産の減
額が認識され、資産の帳簿価格は回収可能価額へ減額され、その結果の減額損失は当期損益に計上される。かかる回収可能
価額は、当社による将来の資産利用の見積りに基づくが、これは市況の変化の影響を受ける。
有形固定資産の耐用年数及び回収可能価額の当社による見積りは、歴史的傾向に基づき、将来の市場及び営業条件に関
する当社の最善の見積りを反映するよう調整される。また、当社の見積りは、当社が減額につき検討した資産の継続的利用
から将来のキャッシュフローが生み出されると予想される将来の期間、並びに合理的かつ一貫したベースで直接帰属又は
分担されうる資産を利用のために用意するキャッシュ流出を含む。適用ある場合、見積りには耐用期間末において資産の
処分のために受取る若しくは支払う正味キャッシュフローも含む。減額の検討の結果、資産より生み出されると予想され
る将来の割引キャッシュフローの合計が資産の帳簿価格より低い場合、当社はこれら資産の回収可能価額を元に減額損失
を認識する。当社はキャッシュフローの予測に割引キャッシュフロー・モデルを適用するに当たり、事業予測、市場環境、
製品の販売価格及び売上高、製造原価並びに資金源などの多数の重要な仮定及び見積りを行う。見積りキャッシュフロー
予測額は、最新の今後5年間の財務予算から導き出される。5年の予測期間を超える期間に関しては、予想見積成長率に基
づき、残りの年数についてのキャッシュフローを見積もる最終価値アプローチを用いている。この評価営業利益率は、実績
に基づいている。2010年12月31日現在、10.35%の平均割引率及び6.37%の平均収益成長率を見積もった。しかしながら、現
在の景気を考慮すると、見積もり及び前提は、過去にそうであったよりもより不安定である可能性が高い。資産の回収可能
性又は公正価額の悪化を示唆する市況の悪化など、契機となる事態が発生した場合、さらに減額の計上が必要となる可能
性がある。かかる下落が一時的ではなくなる時期の査定及び/又はかかる減損の金額は重要な判断事項である。実際の取引
の結果は、かかる有形固定資産の減額を評価するのに利用されたこれらの見積りと異なる可能性がある。当社の将来の
キャッシュフローが長引く景気後退又はその他の予測不可能事象により認識されない場合、将来において減損の計上が必
要となる可能性がある。
これらの評価において使用される見積平均割引率が1%増加した場合、見積公正価値は合計、19%減少していたことに
なる。見積平均営業利益率が1%減少した場合、見積公正価値は合計、18%減少していたことになる。
在庫
在庫は、費用又は正味実現価額のいずれか低い方で表示される。在庫コストは移動加重平均法又は加重平均法を用いて
決定され、未達材料は個別法を用いて決定される。在庫量は、通常の事業の過程で生じる損失のため正味実現可能価格で計
上され引当金は相対勘定として報告される一方、関連費用は売上原価として認識される。
正味実現価額は、直接帰属販売費を考慮した各四半期末に入手可能な販売価格に基づいて決定される。最新の販売価格
とは、主要な顧客と行った最新の取引に基づいた交渉販売価格を基準価格としたものをいう。当社の在庫回転率が約2か
月であり、貸借対照表日現在の在庫が翌2か月間で売却されることを考慮し、当社は、貸借対照表現在の基準価格を使用し
て在庫を評価し、貸借対照表日後に発生する販売価格における重大な変化についての調整を行う。当社在庫の正味実現価
額決定に用いられる販売価格の範囲は、在庫費用から売上総利益率の2.3%を引いたものから在庫費用に売上総利益率の
22.3%を足したものまでである。予想販売価格が費用金額よりも低い在庫については、在庫を正味実現価格まで減額する
調整が行われる。
47/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
繰延税金資産
当社の繰延税金資産の認識の評価にあたり、当社の経営陣は、繰延税金資産の一部または全てを認識できない可能性があ
るか否かを検討する。当社の繰延税金資産の最終的な認識は、一時的な差異を控除できる期間に、当社が一定の課税管轄に
おいて将来の課税所得を発生できるか否かによって決まる。
当社の経営陣はかかる評価を行う上で、一時的な差異の将来の戻入れを予定し、将来の課税所得を見積もる。しかしなが
ら、毎期における当社の繰延税金資産の見積りの変更は、当社の業績及び財務状態に重大な悪影響を及ぼす可能性がある。
(3)業績の分析
業績
2010年度の業績(2009年度比)
売上高
2010年の当社の売上高は、2009年の36,855十億ウォンから64.5%増加して、60,638十億ウォンになった。売上高の増加は、
主に、2010年9月の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの16,112十億ウォンの収益
を連結したことによるものであり(2009年においてはかかる収益の連結はなかった。)、また、2010年には2009年と比較し
て当社の鉄鋼製品の販売量が増加したこと及び1トン当たりの加重平均売上単価が上昇したことによるものでもある。
2010年の大宇インターナショナルの鉄鋼貿易活動を含めて、2010年の当社の鉄鋼製品の総販売量は、2009年比で24.5%増
加し、1トン当たりの加重平均売上単価は、2009年比で8.6%上昇した。
2010年の当社の主要製品ラインの各々の販売量は、わずかに減少した線材を除いて、2009年比で増加した。2010年の総販
売量の35.1%を占めた冷延製品の販売量は20.7%増加し、当社の主要製品ラインの中で最大の増加幅だったが、これは主
に、自動車産業からの需要の増加によるものであった。2010年の総販売量の2.8%を占めたシリコン鋼板は20.1%増加した
が、これは主に電力変圧器と発電機の製造業者からの需要の増加によるものだった。2010年の総販売量の6.7%を占めたス
テンレス鋼製品の販売量は、13.7%増加したが、これは主に自動車産業と家財産業の需要の増加によるものであった。一
方、2010年の総販売量の6.1%を占めた線材の販売量は1.6%減少したが、これは主に、国内の顧客による中国から輸入され
た線材の購入の増加によるものであった。
2010年の当社の主要な製品ラインの各々のウォン建ての販売単価は、シリコン鋼板を除いて、2009年比で上昇した。上記
「− (1)概要 −(a)販売量、価格、及び製品構成」を参照のこと。2010年の当社の製品の加重平均単価は、2009比で8.6%上
昇したが、これは主に世界経済の回復に対応して、2010年5月に、当社の主要製品の販売価格を9.8%から25.0%値上げし
たことによるもので(2009年5月には、世界経済の悪化に対応して主要製品の販売価格を下げていた)、値上げの影響の
一部は、ウォン建て支払い条件の当社の輸出価格の下落を招いた2010年の1米ドルに対するウォンの平均価値の2009年比
の上昇により相殺された。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した米ドルに対するウォンの平均為替レート
は、2009年の1.00米ドルに対し1,276.4ウォンから、2010年には1.00米ドルに対し1,156.3ウォンへと上昇した。
国内売上高
2010年の当社の鉄鋼製品の売上は、2009年比で、売上高が36.4%及び販売量が12.2%増加した。2010年の当社の国内売上
高は、鉄鋼製品の総売上高のうち約56.4%を占めた(2009年は62.6%)。2010年の国内売上高の2009年比での増加は、主
に、2010年に国内の顧客に販売された当社の鉄鋼製品の販売量及び1トン当たりの加重平均販売単価の2009年比での上昇
によるものである。2010年において韓国で販売された鉄鋼製品の量は、主に、自動車産業及び家財産業からの需要の増加に
より増加したが、その影響は、建設業界からの需要の減少により一部相殺された。
輸出売上高
2010年の当社の海外の顧客に対する鉄鋼製品の輸出販売及び海外販売は、2009年比で、売上高が108.8%及び販売量が
45.0%増加した。当社の海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売は、2010年には、鉄鋼製品の総販売量の約43.6%を占め
た(2009年は37.4%)。2010年の海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売の売上高の2009年比での増加は、2010年に大
宇インターナショナルを買収した結果、大宇インターナショナルの海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売の売上高を
連結したことによるもので(比較した2009年にはかかる売上高の連結はなかった)、また、2010年の海外に販売された鉄
鋼製品の2009年比での販売量の増加及び1トン当たりの加重平均販売単価の上昇にもよる。2010年には、海外の顧客に対
する鉄鋼製品の輸出販売及び海外販売の売上高は、主に、東南アジア、北米、日本及び欧州の顧客からの需要の増加により、
増加した。
売上原価
48/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2010年の当社の売上原価は、2009年の31,037十億ウォンから、66.1%上昇して、51,561十億ウォンになった。売上原価の
上昇は、主に、2010年の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの15,164十億ウォンの売
上原価の連結によるものだが(比較した2009年にはかかる売上原価の連結はなかった)、また、上述のとおり鉄鋼製品の
販売量の2009年比での増加及び2010年に販売された完成品の製造に使用された主要な原料のウォン建て支払い条件での
平均価格の上昇(2009年比)にもよる。
売上総利益
2010年の当社の売上総利益は、2009年の5,818十億ウォンから、56.0%増加し9,077十億ウォンになった。当社の2010年の
売上総利益率は、上述のとおり、2010年において売上原価の上昇が売上高の増加を上回ったために、2009年の15.8%から
15.0%へと低下した。2010年の当社の売上総利益率は、大宇インターナショナルの連結によりマイナスの影響を受けた
(比較した2009年にはかかる連結はなかった)。主に鉄鋼と原料の貿易に携わる世界的な貿易会社である大宇インターナ
ショナルは、通常、貿易活動からの収益を総売上ベースで認識するために、結果的に、利益水準が低くなる。
販売費及び一般管理費
当社の販売費及び一般管理費は、2009年の1,949十億ウォンから71.3%増加して、2010年には3,339十億ウォンになった。
当社の販売費及び一般管理費の大幅な増加は、主に交通費、労働関連の費用、諸手数料及び減価償却費の増加によるもので
あった。かかる要因は、主に以下によるものである。
・交通費は、2009年の648十億ウォンから93.1%増加して、2010年には1,251十億ウォンになったが、これは主に2010年の
大宇インターナショナルの買収の結果、大宇インターナショナルの2010年の交通費が連結されたことによる(比較し
た2009年にはかかる費用の連結はなかった)もので、また、当社の製品の需要及び輸送の増加につながった2010年の
世界経済の全般的な回復の結果として販売量が増加したことにも起因する。
・販売費及び一般管理費に含まれる当社の労働関連の費用は、給料、福利厚生及び退職金の支給で構成され、2010年に
は、2009年の450十億ウォンから66.9%増加して、751十億ウォンになった。これは主に、2010年の大宇インターナショ
ナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの従業員の労働関連の費用が連結されたことを反映した(比較
した2009年にはかかる費用の連結はなかった)もので、また、当社の営業利益の増加によるインセンティブの支払い
及び退職金に関連する支給の増加をも反映した。
・一部の管理費や専門的サービスに対する手数料を含む諸手数料は、2010年には、2009年の158十億ウォンから69.0%増
加して、267十億ウォンになった。これは主に、2010年の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インター
ナショナルの諸料金が連結されたことを反映した(比較した2009年にはかかる費用の連結はなかった)ものである。
2010年の大宇インターナショナルの諸手数料は、主に、受取勘定関係の金融活動に関連し金融機関に対し支払われた
手数料及び当社に対する同社の売却に関連して発生した弁護士費用とコンサルティング費用より成る。
・2010年の減価償却費は、2009年の124十億ウォンから86.8%増加して、231十億ウォンになった。これは主に、2010年の
当社による大宇インターナショナルとソンジンジオテック㈱の買収に関連して当社が取得したのれんなどの一部の
無形資産の償却によるものであった。
営業利益
上述の諸要因により、2010年の当社の営業利益は、2009年の3,868十億ウォンから48.3%増加して、5,738十億ウォンに
なった。当社の営業利益率は、2009年の10.5%から、2010年の9.5%へと下落した。
営業外利益(費用)純額
2010年の当社の営業外費用純額は、2009年の129十億ウォンから210.9%増加して、401十億ウォンになった。これは主に、
為替評価益(純額)が出た2009年と比べ、2010年は為替評価損(純額)が出たこと及び支払利息の増加によるもので、そ
の影響は、2010年の持分法適用被投資会社にかかる持分法利益(純額)(2009年の持分法適用被投資会社にかかる持分法
損失(純額)と比較した)及び投資の減損に関する損失の減少により一部相殺された。かかる要因は、主に以下によるも
のである。
・当社は、436十億ウォンの為替評価純利益を出した2009年と比較して、2010年には203十億ウォンの為替評価純損失を
計上したが、これは、2009年にはウォンが円に対して高くなったのに対して、2010年はウォンが円に対して安くなった
ことによる。ウォンは、2010年には、2009年に比べて遅いペースで米ドルに対して高くなった。Seoul Money Brokerage
Services, Ltd.が発表した市場平均為替レートによると、ウォンは、2009年12月31日現在の100円当たり1,262.8ウォ
ンから、2010年12月31日現在の100円当たり1,397.1ウォンへと、円に対して安くなった。一方で、2009年には、ウォン
は、2008年12月31日現在の100円当たり1,393.9ウォンから、2009年12月31日現在の100円当たり1,262.8ウォンへと、円
に対して高くなった。ウォンは、米ドルに対して高くなっており、2009年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,167.6
ウォンから2010年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,138.9ウォンになり、また、2008年12月31日現在の1.00米ドル当
49/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
たり1,257.5ウォンから2009年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,167.6ウォンになった。
・2010年の支払利息は、2009年の532十億ウォンから23.5%増加して、657十億ウォンになった。これは主に、2010年に
行った短期借入及び長期負債の平均残高が2009年比で増加したことによるものであったが、その影響は2009年から
2010年にかけての韓国の金利の全般的な低下により一部相殺された。
これらの要因は、以下により一部相殺された。
・当社は、2009年には、7十億ウォンの持分法適用被投資会社にかかる持分法損失(純額)を計上したのに比べ、2010年
には、303十億ウォンの持分法適用被投資会社にかかる持分法利益(純額)を計上した。これは主に、大宇インターナ
ショナルの持分法利益(同社の教保生命保険会社における持分を含む。)の連結により、持分法適用被投資会社にか
かる持分法利益が、かかる連結がなかった2009年における75十億ウォンから393.3%増加し、2010年には371十億ウォ
ンになった結果である。
・2010年の当社の投資の減損に関する損失は、2009年の286十億ウォンから81.8%減少して、52十億ウォンになった。
2010年の52十億ウォンの投資の減損に関する損失は、主に、2010年に㈱POSCO建設の不動産投資により発生した40十億
ウォンの減損の結果である。2009年の286十億ウォンの投資の減損に関する損失は、主に、2009年における当社のLGパ
ワーコムへの投資による207十億ウォンの減損の結果である。
法人税費用
2010年の法人税費用は、2009年の536十億ウォンから107.6%増加して、1,113十億ウォンになった。これは主に、税引前利
益及び連結子会社買収前純利益(損失)の42.7%の増加並びに税額控除を含む調整における控除額の51.5%の減少(2009
年の369十億ウォンから2010年には179十億ウォンに減少した。)によるものである。当社の実効税率は、2009年には14.3%
であり、2010年は20.8%であった。当社の実効税率は、2010年における税額控除が減少したこと及び租税還付金を認識しな
かったことにより、増加した。2005年に行った追加的納税の還付が、2009年に税務裁判所により確定され当社は2009年に租
税還付金を受領した。
純利益
上述の要因により、2010年の当社の純利益は、2009年の3,242十億ウォンから30.1%増加して、4,218十億ウォンになっ
た。
事業部門別業績―鉄鋼
2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の34,503十億ウォンから27.0%増加して、43,806十億ウォンになった。
2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の28,413十億ウォンから20.0%増加して、34,080十億
ウォンになった。これは主に、鉄鋼製品の販売量の増加によるもので、また、影響は小さいものの、当社が販売した鉄鋼製品
の1トン当たりの平均販売単価の上昇にもよる。
2010年の営業利益は、2009年の3,217十億ウォンから64.7%増加して、5,300十億ウォンになったが、これは主に上述の理
由により、当部門の純売上高の20%の増加が、売上原価と販売費及び一般管理費の増加を上回ったためである。総売上高
(会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての営業利益率は、2009年の9.3%から2010年には12.1%に増加した。
減価償却費は、2009年の2,369十億ウォンから11.5%増加して、2010年には2,641十億ウォンになったが、これは主に、近年
の高付加価値製品の生産を目的とした設備投資の増加によるものである。
事業部門別業績―エンジニアリング及び建設
2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の7,760十億ウォンから2.3%減少して、7,581十億ウォンになった。2010
年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の3,908十億ウォンから7.9%増加して、4,216十億ウォンに
なった。これは主に、仁川のLNG発電所及びチリのベンタナスの石炭火力発電所の建設に関連した㈱POSCO建設の発電所事
業の売上の増加による。
2010年の営業利益は、2009年の346十億ウォンから7.7%減少し、319十億ウォンになった。これは2010年に国内建設産業
の市況が弱まり、競争が激化した結果であった。総売上高(会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての当セグ
メントの営業利益率は、2009年の4.5%から2010年には4.2%に減少した。
事業部門別業績―貿易
2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の4,120十億ウォンから507.7%増加して、25,039十億ウォンになった。こ
れは主に、大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの収益を連結したため、かかる連結が
なかった2009年と比較して増加したものであり、また、影響は小さいものの、貿易量の増加及び販売した鉄鋼製品の1トン
当たりの平均販売単価の上昇も起因した。2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の2,982十億
ウォンから533.1%増加して、18,880十億ウォンになった。
50/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2010年の総営業利益は、2009年の33十億ウォンから615.9%増加して、235十億ウォンになり、総売上高(会社間販売調整
前)に対する営業利益の割合としての当セグメントの営業利益率は、2009年の0.8%から2010年には0.9%に増加した。
事業部門別業績―その他
「その他」の事業部門には、発電、LNG生産、ネットワーク及びシステム・インテグレーション、物流、及びマグネシウム
・コイルとマグネシウム板の生産が含まれる。2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の3,420十億ウォンから
71.6%増加して、5,869十億ウォンになった。2010年の当社の売上高の増加は、主にPOSCOパワー㈱の収益の増加及び2010年
における大宇インターナショナル・コーポレーションの子会社やソンジンジオテック㈱の収益を連結したためである
(比較した2009年にはかかる連結はなかった)。2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の1,552
十億ウォンから123.1%増加して、3,462十億ウォンになった。
2010年の営業利益は、2009年の268十億ウォンから48.0%増加して、397十億ウォンになった。これは主に、大宇インターナ
ショナル・コーポレーションの子会社の2010年の営業利益を連結したためである(比較した2009年にはかかる連結はな
かった)。総売上高(会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての当セグメントの営業利益率は、2009年の7.8%
から2010年には6.8%に減少した。
(4)キャッシュフローの状況
次の表は表示期間に関する当社のキャッシュフローの要約である。
12月31日終了年度
2008年
2009年
2010年
(単位:十億ウォン)
営業活動による正味現金
3,687
8,633
2,025
5,803
9,717
6,890
財務活動による(に用いられた)正味現金
3,117
862
5,679
現金及び現金等価物の期首残高
1,293
2,491
2,199
現金及び現金等価物の期末残高
2,491
2,199
3,600
現金及び現金等価物の純増額
1,198
(292)
1,401
投資活動に用いられた正味現金
(a)資金需要
従来、現金の使途は主に有形固定資産及びその他の資産の購入、債務の返済並びに配当の支払いであった。当社は、随
時、自己株式の取得にも携わった。
投資活動に用いられた正味現金額は、2008年が5,803十億ウォン、2009年が9,717十億ウォン及び2010年が6,890十億
ウォンであった。これらの金額には有形固定資産の取得が2008年には4,093十億ウォン、2009年には6,407十億ウォン及
び2010年には5,896十億ウォン含まれている。
当社は当社は、設備投資額を2011年には増額することを現在計画しているが、当社製品の市場の需要、世界の鉄鋼産業
の生産見通し並びに世界の経済状況一般によっては、これを継続的に調整する可能性がある。当社は、かかる市場状況の
評価に基づいて、現行の設備投資の一部の実施を延期又は中止する可能性がある。当社は、2008年に53十億ウォン及び
2009年に4,012十億ウォンの短期金融商品の純取得額を、また、2010年に2,880十億ウォンの短期金融商品の純売却額を
計上した。当社はまた、売却可能有価証券の純取得額を2008年には1,331十億ウォン、2009年は352十億ウォン、2010年は
386十億ウォン計上した。
財務活動において、当社は、短期借入れの返済に、2008年に9,043十億ウォン、2009年に5,836十億ウォン及び2010年に
3,325十億ウォンの現金を使用し、また、未払長期債務の返済に、2008年に861十億ウォン、2009年に1,349十億ウォン及び
2010年に789十億ウォンの現金を使用した。
当社は、普通株式の配当金として、2008年に755十億ウォン、2009年に689十億ウォン及び2010年に693十億ウォンを支
払った。
また、当社は近年、当社の事業を補完する可能性のある会社を買収し、又はかかる会社に投資し、海外の資源の開発プ
ロジェクトに投資するなど多様な機会を選択的に考慮してきた。たとえば、2010年9月20日に、当社は、3.37兆ウォンで、
大宇インターナショナルの68.15%の持分を取得した。2011年3月4日、当社は、アシアナ航空と大宇E&Cに対してレター
・オブ・インテントを提出し、当社の理事会は、2011年5月13日に、韓国の主要な物流会社である大韓通運の支配株式の
取得に関する最終入札への参加を決定した。大韓通運は、競売により売却されることになっており、優先入札者が、2011
年の第2四半期に選ばれる予定である。当社は、かかる買収やその他の戦略的関係を結ぶために追加の資本金を必要と
する可能性がある。かかる活動に必要な資金以外に、当社は、設備投資、未払債務の返済及び現金配当の支払が、今後数年
51/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
間において、最も重要な資金使途であると予想している。
契約債務及び確定契約の支払いにも、相当な資金を必要とする。通常の業務の過程で、当社は、業務の様々な側面で商
業的確定契約を日常的に締結すると共に、関連会社その他の債務についても保証を行う。2010年12月31日現在、当社は、
関連会社その他の借入の返済に対して6,456十億ウォンの保証を行った。次の表は2010年12月31日現在の長期債務、キャ
ピタル・リース及びオペレーティング・リース債務の金額である。
52/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
期間別支払予定額
契約債務
総額
1年未満
1年から3年 4年から5年
5年超
(単位:十億ウォン)
長期債務(a)
14,176
3,487
5,183
3,263
2,243
1,367
459
647
261
-
キャピタル・リース債務(c)
39
15
15
5
4
オペレーティング・リース債務(d)
22
11
11
0
-
57,291
11,667
19,127
14,738
11,759
1,127
49
152
201
725
74,022
15,688
25,135
18,468
14,731
長期債務の支払利息(b)
購入債務(e)
未払退職金(f)
合計
注(a)1年以内支払予定の社債償還プレミアムが含まれるが、債券の割引の償却及び発行費用は含まれない。
(b)2010年12月31日現在、長期債務の一部は変動金利によるものであった。当社は2010年12月31日現在の金利を使用
し、表示される期間における長期債務の支払利息を計算した。
(c)当社はIishin Shipping Co., Ltd.との間に、鋼板及びその他製品の輸送用船舶のキャピタル・リース契約を締
結した。
(d)当社は、Macquarie Capital Korea Co., Ltd.その他との間のオペレーティング・リース契約に基づき、一定の工
具及び機材を取得した。
(e)当社の購入債務には、鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム、ステンレス鋼スクラップ及びLNGの長期購入契約が含まれ
る。かかる長期契約は一般に3年から10年間にわたるもので、その時点の市場価格への定期的な価格調整を規定し
ている。2010年12月31日現在、鉄鉱石308百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に基づき今後購入される予定で
ある。さらに、当社はインドネシアのタングLNGコンソーシアムとの間に、2005年8月から20年間にわたり年間550
千トンのLNGを購入する契約を締結した。タングLNGコンソーシアムとの契約に基づく購入価格は、月間基準原油
価格(日本輸入原油価格で表示される。)に基づく変数(ただし上限を有する。)である。当社は、上記に表示さ
れる期間における鉄鉱石、石炭及びLNGの購入債務の算出に2010年12月31日現在の市場価格を使用した。
(f)適用ある韓国法に基づき、通常の定年に達した従業員全員に対して支払うことが義務付けられている退職金の
2010年12月31日現在の予定額を示す。かかる金額は、従業員の定額給の率及び退職までに累積される役務年数に
基づき決定される。これらの金額には、通常の定年より前に当社における役務を終了する従業員に対し支払われ
る金額は含まれない。
(b)資金調達
当社は伝統的に運転資金及びその他の資金需要を主として営業活動から得られる現金により満たしており、資金需要
の残りを主に長期債務及び短期借入により調達してきた。当社は、将来においてもこれらが当社の主要な資金源となる
と予想する。随時、当社は自己株式の売却によっても現金を調達する可能性がある。
営業活動による正味現金は、2008年が3,687十億ウォン、2009年が8,633十億ウォン及び2010年が2,025十億ウォンで
あった。
2009年の2009年の営業活動による正味現金は、2008年の3,687十億ウォンと比較し4,946十億ウォン(134.1%)増加し
8,633十億ウォンになった。上述のとおり、当社の売上高は、主に鉄鋼製品の販売量の7.4%の減少及び鉄鋼製品1トン当
たりの平均販売価格の5.2%の低下により、11.7%(4,888十億ウォン)減少した。これにより営業活動により提供され
た現金総流入額が減少した。さらに、2009年において法人税の支払に使用された現金は、2008年の利益水準の増加により
著しく増加した。しかしながら、当社が在庫水準の縮小に焦点を当てた結果、2009年において営業活動による正味現金
は、2008年と比較し大幅に増加した。2009年における在庫の減少は、主に、2009年第1四半期における粗鋼生産の縮減に
よる在庫水準の減少及び2009年における鉄鋼製品価格の低下によるものである。国内の自動車及び建設業界など、2009
年第1四半期における世界経済状況の悪化により悪影響を受けた当社の顧客の特定のセグメントからの需要薄に応じ
て、当社は2009年第1四半期に粗鋼生産を縮小した。さらに、当社は、2009年において以下の対策を講じ、在庫水準の低減
に取り組んだ。
・ 各製品タイプ及びセグメントごとに在庫目標を定めた。
・ 新たに発足された特別販売委員会を通じて販売活動を監視した。
53/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
・ 30日よりも古い在庫の削減に注力した。
・ 30日よりも古い在庫について、担当販売部長に報告を行うシステムを構築した。
受取商品勘定及び受取手形もまた、2009年において減少した。これは景気回復時に典型的に起こることである。当社は、
2009年において以下の対策を講じ、受取商品勘定及び受取手形の水準の低減に取り組んだ。
・ 売掛金回転率に対する経営陣による監督を強化した。
・ 延滞顧客からの回収努力を強化し、担保の適切な水準を維持した。
・ 支払不能のリスクの高い顧客は現金決済に変更した。
2010年の営業活動により提供された正味現金は、2009年の8,633十億ウォンから76.5%減少し、2,025十億ウォンになっ
た。かかる期間における当社の鉄鋼製品の販売量は、上述のとおり24.5%増加し、販売活動による現金の総流入額が増え
た。しかしながら、2010年の原料価格の上昇が、在庫水準の上昇及び原料購入などの生産活動に使われた現金の取り戻し
の遅延につながったため、営業活動により提供される正味現金総額は、76.5%減少した。当社の在庫水準は、2009年12月
31日現在の5,153十億ウォンから、2010年12月31日現在には9,803十億ウォンへと上昇した。かかる展開の結果、2010年の
営業活動により提供された正味現金は、2009年比で全体的に減少した。
短期借入の返済を差し引いた後の短期借入からの正味手取金は、2008年は1,191十億ウォン、2009年はマイナス8十億
ウォン、2010年は1,969十億ウォンであった。長期負債の返済及び1年以内返済分を差し引いた後の長期負債からの正味
手取金は、2008年は2,594十億ウォン、2009年は1,347十億ウォン、2010年は3,899十億ウォンであった。2011年4月14日、
当社は、2021年満期の700百万米ドルの無担保優先社債を発行した。1年以内満期を含むが発行済社債の割引を除く長期
債務総額は、2008年12月31日現在7,666十億ウォン、2009年12月31日現在9,017十億ウォン及び2010年12月31日現在
14,039十億ウォンであり、短期借入れ総額は、2008年12月31日現在3,254十億ウォン、2009年12月31日現在3,226十億ウォ
ン、2010年は5,838十億ウォンであった。当社は、資金需要の変化に基づいて、定期的に短期借入れを増額し長期債務の資
金調達水準を調整する。当社はまた、自己株式の売却によって、2007年に407十億ウォン、2008年に365十億ウォン、2009年
に249十億ウォンの資金調達を行った。
当社は現在の資金需要に利用できる充分な運転資金を有しており、営業活動による資金によって満たされない場合も、
社債又は株式の発行及びウォン及び様々な外貨建ての銀行借入れを含む、当社の財務上の必要を満たすために利用可能
な多様な手段を有しているものと信じている。しかし、当社がかかる手段をとりうる能力は韓国及び世界の金融市場の
流動性、その時の金利、当社の格付及び政府のウォン及び外貨借入に関する政策等の要因に左右される。
(c)流動性
当社の流動性は為替変動により影響を受ける。「− (1)概要 −(c)為替変動」を参照。2008年には当社売上高の約
35.6%、2009年には約38.9%及び2010年には49.3%が外貨建てであった。2010年には、かかる売上高の約86%はドル建てで
あり、約14%が円建てであった。 2010年12月31日現在、当社長期債務の約53.5%(発行済社債の割引を除き、1年以内満期
を含む。)は外貨建てであり、主としてドル及び円建てであった。
また当社の流動性は設備投資と原料購入によっても影響を受ける。有形固定資産の取得に用いられた現金は、2008年には
4,093十億ウォン、2009年には6,407十億ウォン及び2010年には5,896十億ウォンであった。当社は鉄鉱石、石炭及びその他
原料の購入のためにいくつかの長期契約を締結している。かかる長期契約は一般に3年から10年の期間で、その時点の市
場価格への定期的な価格調整を規定している。2010年12月31日現在、鉄鉱石308百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に
基づき購入される予定である。当社は設備投資や原料購入費の予期せぬ増加に直面する可能性がある。当社が満足な条件
で金融機関やその他調達先から当社の予期せぬ需要を満たす資金を確保することができる保証はない。
当社は運転資本(流動資産から流動負債を引いたもの)を2008年12月31日現在11,188十億ウォン、2009年12月31日現在
11,359十億ウォン、2010年12月31日現在10,014十億ウォン有していた。2010年12月31日現在、当社は信用限度額2,619十億
ウォンのうち1,279十億ウォンの未使用信用枠を有していた。当社は現在の資金需要を満たすために十分な短期資金調達
先を確保しており、今後も困難になるとは考えていない。
(5)オフバランスシート取引
2008年、2009年、及び2010年12月31日現在、当社は連結されていない企業体又は金融関係のパートナーシップ(例えば仕
組金融若しくは特別目的企業体としてしばしば名前が挙げられる企業体)との関係はなかった。特別目的企業体は、オフ
バランスシート取引の促進又はその他契約により限られた目的のために設立される。
54/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
55/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第4【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社の設備投資額は、2008年は4,093十億ウォン、2009年は6,407十億ウォンおよび2010年は5,896十億ウォンであった。現在
当社は、2011年に設備投資額を増額する計画であるが、当社製品の市場需要、世界の鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状
況一般によっては、これを継続的に調整する可能性がある。当社は、かかる市場状況の評価に基づいて、現在の設備投資計画
の一部を延期又は中止する可能性がある。
当社の生産設備に対する現在の資本投資計画は、生産力の合理化、より付加価値の高い製品の生産拡大、そして経費削減の
ための旧式設備の能率改善に力点が置かれている。以下の表は当社の2010年12月31日現在中の設備投資の主な項目を示す。
(単位:十億ウォン)
竣工
プロジェクト
の総費用
2010年12月31日現在
の費用残額
(推定)
新製鋼プラントの建設
2011年2月
1,438
121
ピクリングおよび亜鉛めっきラインの建設
2012年3月
247
172
第5焼結プラント及び第5コークスプラントの建設
2011年12月
1,686
263
第4熱延プラントの建設
2014年3月
1,604
1,604
2016年9月
1,233
836
プロジェクト名
浦項製鉄所:
光陽製鉄所:
浦項及び光陽製鉄所:
原材料処理施設の改良
56/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2【主要な設備の状況】
当社の主要な設備は、韓国東南海岸の迎日湾に位置する浦項製鉄所、及び韓国南西部の光陽市に位置する光陽製鉄所であ
る。当社は、将来、施設拡張の一貫として、又は既存施設の更なる現代化及び合理化の結果としての生産力拡大に際し、当社の
生産能力を増強することを予定している。現在進行中の当社の主な設備投資項目については上記「1 設備投資等の概要」
を参照。
(a)浦項製鉄所
浦項製鉄所の建設は、1970年に着工し、1983年に完成した。浦項製鉄所は現在、150.0百万トンの粗鋼及びステンレス鉄鋼
製品の年間生産能力を有する。浦項製鉄所は、多種類の鋼材を生産している。その製品には、熱延薄板、厚板、線材、冷延薄板
並びにステンレス鋼薄板及びシリコン鋼薄板等の特殊鉄鋼製品がある。当社の顧客の仕様に対応するため、これらの製品
に対する特別注文にも応じている。
浦項製鉄所は、韓国の東南海岸に位置する迎日湾岸の、8.9百万平方メートルの敷地内にあり、銑鉄製造、粗鋼製造、連続
鋳造及びその他圧延のための設備を含む40のプラントからなる。さらに、浦項製鉄所は、最高200,000トンまでの船舶に対
応できる原料荷下ろし用ドック設備、最高34日分の原料貯蔵施設及び輸出製品を輸送する船舶専用ドック設備を擁してい
る。浦項製鉄所は、高度先進のコンピューターによる生産管理システムを備え、製造工程を常時監視制御することができ
る。
次の表は、下記に示された期間の浦項製鉄所の工業稼働率の推移である。
12月31日終了年度
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
年度末における粗鋼及びステンレス鋼生
産能力(百万トン/年)
13.30
14.30
15.00
15.00
15.00
粗鋼及びステンレス鋼生産実績
(百万トン)
12.60
13.66
14.94
14.34
14.23
94.7
95.5
99.6
95.6
94.9
工場稼働率(%)(1)
注(1)粗鋼及びステンレス鋼の生産実績を当社が決定する当該期間の粗鋼及びステンレス鋼の実生産能力で除することによっ
て計算される。
57/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(b)光陽製鉄所
光陽製鉄所の建設は、韓国南西部に位置する光陽市の海岸埋立地13.7百万平方メートルの敷地内において1985年に着工
された。光陽製鉄所は現在、20.8百万トン粗鋼の年間生産能力を有する。光陽製鉄所は、限定された鉄鋼製品の大量生産を
専門としている。光陽製鉄所で生産される製品は熱延・冷延双方を含んでいる。
光陽製鉄所は、銑鉄製造プラント、製鋼プラント、連続鋳造プラント、鋳込工場及び薄スラブ熱延プラントを含む51のプラ
ントからなる。また敷地内には、最高300,000トンまでの船舶に対応できる原料荷下ろし用ドック設備、最高38日分の原料
貯蔵施設及び輸出製品を輸送する船舶専用ドックを擁している。
当社は、光陽製鉄所は世界最新の技術を有する一貫製鉄施設の一つであると考えている。光陽製鉄所は、銑鉄製造から完
成品までの全製造工程を中断することなく行うことができる完全オートメーション化の一貫生産システムをとっており、
熱延製品の生産時間をわずか4時間に短縮した。光陽製鉄所には、浦項製鉄所と同様、高度先進のコンピューターによる生
産管理システムが備えられており、常時製造工程の監視及び制御が可能である。
工場稼働は、生産能力の増加に合わせて順調に伸びている。次の表は、下記に示された期間の光陽製鉄所の工場稼働率の
推移である。
12月31日終了年度
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
年度末における粗鋼生産能力
(百万トン/年)
16.70
16.70
18.00
18.00
20.80
粗鋼生産実績
(百万トン)
17.45
17.41
18.20
15.19
19.48
工場稼働率(%)(1)
104.5
104.2
101.1
84.4
200.4(2)
注(1)粗鋼の生産実績を当社が決定する当該期間の粗鋼の実生産能力で除することによって計算される。
(2) 粗鋼の生産実績は、2010年7月7日付で、年間2.80百万トン増加された。2010年の工場稼働率は、かかる日付後における生産
能力の増加を適用し計算された。
3【設備の新設、除却等の計画】
上記「1 設備投資等の概要」を参照。
58/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第5【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
(2010年12月31日現在)
授権株数
発行済株式総数
未発行株式数
200,000,000株
87,186,835株(注)
112,813,165株
(注)このうち10,153,957株は当社が自己株式として、また2,361,885株は当社の自己株式ファンドが、それぞれ保有している。
②【発行済株式】
(2010年12月31日現在)
記名・無記名の別及び
額面・無額面の別
記名式額面株式
(額面金額 5,000)
種類
発行数
87,186,835株(2)
普通株式
上場金融商品取引所名又は登録認可金融
商品取引業協会名
韓国証券先物取引所
ニューヨーク証券取引所(1)
ロンドン証券取引所(1)
東京証券取引所(1)
注(1) 米国預託証券上場のための登録
(2) 発行済普通株式は全て全額払込済みかつ追加払込義務を持たず、記名式である。当社は、1、3、4、5、10、50、100、500、1,000
及び10,000株単位の株券を発行している。
(2)【行使価額修正条項付新株予約権付社債等の行使状況等】
該当なし
(3)【発行済株式総数、資本金の推移】
単位:千ウォン(千円)
発行済株式数
資本金
年月日
増減数
残高
増減額
残高
482,403,125
(36,324,955)
2006年12月31日
−
87,186,835株
−
2007年12月31日
−
87,186,835株
−
482,403,125
(36,324,955)
2008年12月31日
−
87,186,835株
−
482,403,125
(36,324,955)
2009年12月31日
−
87,186,835株
−
482,403,125
(36,324,955)
2010年12月31日
−
87,186,835株
−
482,403,125
(36,324,955)
59/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)【所有者別状況】
(2010年12月31日現在)
区分
総株主数に対する
割合(%)
株主数
発行済株式数に対す
る割合(%)
株式数
10,000以上
554
0.26
74,539,731
85.49
5,000∼9,999
356
0.17
2,486,025
2.85
1,000∼4,999
1,356
0.66
2,874,266
3.29
500∼999
1,574
0.76
1,044,006
1.19
100∼499
18,048
8.72
3,356,052
3.84
50∼99
15,322
7.41
1,007,616
1.15
10∼49
60,652
29.33
1,268,702
1.45
9 以下
108,883
52.66
610,437
0.70
206,744
100.00
87,186,835
100.00
合計
(5)【大株主の状況】
(2010年12月31日現在)
氏名又は名称
住所
所有株式数
(株)
発行済株式総数に
対する所有株式数
の割合(%)
国民年金管理公団(1)
韓国
4,646,245
5.33
新日本製鐵株式会社(2)
日本
4,394,712
5.04
SKテレコム㈱
ソウル市中区乙支路2街11
2,481,310
2.85
(学)浦項工科大学校
慶尚北道浦項市
1,955,836
2.24
理事及び上級役員全体
−
18,717
0.02
一般(3)
−
63,536,058
72.87
POSCO
(自己株式の形式で保有)
慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地
7,792,072
8.94
POSCO
(自己株式ファンドによる保有)
慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地
2,361,885
2.71
87,186,835
100.00
発行済普通株式総数
注
(1) 米国預託証券の形式で保有されている。
(2) 米国預託証券を含む。
2010年12月31日現在、発行済普通株式総数の19.28%が、米国預託証券の形式による普通株式16,813,948株であった。
60/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2【配当政策】
当社普通株式に関して支払われる金額は、通常翌年度の2月若しくは3月に開催される年次株主総会での承認を必要とす
る。年次配当以外に、当社理事会は当社定款に基づき年一回の中間配当を宣言しその配当を行う権限を有する。当社が中間配
当の支払を決定した場合、当社定款により当社は該当年の6月30日現在の登録株主に対しかかる中間配当を現金で支払う権
限を付与される。当社は法定準備金に充当されなかった留保利益から現金配当を支払うことができる。
次の表は表示年の12月31日現在の登録株主に対して宣言された当社の発行済普通株式に関する年間配当および表示年の6
月30日現在の登録株主に対して宣言された当社の発行済普通株式に関する中間配当を示している。2010年末現在、普通株式
87,186,835株が発行済みであった。これらのうち、77,032,878株が流通しており、10,153,957株は当社が自己株式の形で保有
しており、2,361,885株は当社の自己株式ファンドを通して保有している。以下に表示される各年度の配当は翌年支払われ
た。
(単位:ウォン)
期間
普通株式1株当たり
年次配当
普通株式1株当たり
中間配当
普通株式1株当たり
配当金合計
2006年
6,000
2,000
8,000
2007年
7,500
2,500
10,000
2008年
7,500
2,500
10,000
2009年
6,500
1,500
8,000
2010年
7,500
2,500
10,000
米国預託証券の所有者は普通株式の原株数に関して支払われる配当を受取る権限を有する。
従来、当社は普通株式の登録株主に対して年次配当を支払ってきた。しかし、将来的に当社が引続き配当を宣言し支払うこ
とを保証することはできない。
61/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
3【株価の推移】
(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
東京証券取引所(ADR)
回次
39
40
41
42
43
決算年月
2006年12月
2007年12月
2008年12月
2009年12月
2010年12月
最高
10,200円
23,570円
16,280円
11,910円
12,700円
最低
5,620円
9,000円
5,000円
5,110円
8,000円
(注)当社は、2005年11月22日付で東京証券取引所に米国預託証券(ADR)を上場した。
韓国証券先物取引所
単位:ウォン(円)
回次
39
40
41
42
43
決算年月
2006年12月
2007年12月
2008年12月
2009年12月
2010年12月
最高
W318,500
(23,983円)
W765,000
(57,605円)
W594,000
(44,728円)
W619,000
(46,611円)
W625,000
(47,063円)
最低
W196,500
(14,796円)
W286,500
(21,573円)
W242,000
(18,223円)
W303,000
(22,816円)
W434,500
(32,718円)
(2)【当該事業年度中最近6月間の月別最高・最低株価】
東京証券取引所(ADR)
月別
2010年7月
2010年8月
2010年9月
2010年10月
2010年11月
2010年12月
最高
9,000円
9,480円
9,560円
9,870円
8,620円
8,810円
最低
8,180円
8,610円
8,500円
8,520円
8,000円
8,000円
韓国証券先物取引所
月別
最高
最低
2010年7月
2010年8月
2010年9月
2010年10月
W519,000
W517,000
W524,000
W538,000
(39,081円)
(38,930円)
(39,457円)
(40,511円)
W460,500
W483,500
(34,676円)
単位:ウォン(円)
2010年12
2010年11月
月
W496,000
W480,500
(37,349
(36,182円)
円)
W457,000
W475,500
W462,000
W448,500
(34,412
(36,408円)
(35,805円)
(34,789円)
(33,772円)
円)
資料出所:韓国証券先物取引所
62/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
4【役員の状況】
(1)社内理事
(提出日現在)
役名及び職名
氏名
(生年月日)
最高経営責任
Chung, Joon-Yang
者兼代表理事 (チョン・ジュンヤン)
(1948年2月3日)
略歴
2002年3月∼2003年3月
所有株式数 任期満了
1,614
当社副社長(EU事務所常務)
2012年
2月
2004年3月 当社専務理事兼社内理事
2006年2月24日 代表理事副社長
2007年 代表理事社長兼最高執行役員兼技術責任者
2008年 ㈱POSCO建設社長
代表理事社長
Choi, Jong-Tae
2008年2月22日 当社副社長兼社内理事就任
1,786
(チョイ・ジョンテ)
2012年
2月
(1949年9月20日)
副社長兼代表
理事
Park, Han-Yong
(パク・ハンヨン)
副社長兼代表
理事
2010年-現在 POSCO-ICT 社長兼代表理事
Oh, Chang-Kwan
2003年-2006年 常務理事
2009年-現在 副社長(マーケティング部門長)
Kim, Jin-Il
2003年-2006年 POSCO 常務理事
(1953年2月1日)
2006年-2009年 POSCO 専務理事
2009年-現在 副社長(浦項製鉄所所長、業務技術部
門)
(注)各社内理事は、常勤である。
63/454
2012年
2月
630
2006年-2009年 専務理事
(1952年11月11日)
(キム・ジンイル)
12
2007年-2009年 専務理事
(1951年4月13日)
(オー・チャンクワン)
副社長
2004年-2007年 常務理事
2012年
2月
200
2012年
2月
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2) 社外理事
以下に現在の当社社外理事を記載する。当社社外理事各人はFSCMAに規定される適用ある独立性の基準を満たしている。
(提出日現在)
役職
理事会議長
社外理事
社外理事
社外理事
氏名
(生年月日)
略歴
Yoo, Jang-Hee
2004年-2006年 梨花女子大学外事部副部長
(ヨー・ジャンヒ)
2008年-現在 東アジア経済学会(日本)会長
(1941年2月11日)
2009年2月27日 当社社外理事
Han, Joon-Ho
2004年-2007年 韓国電力公社会長兼CEO
(ハン・ジョンホ)
2007年-現在 株式会社三千里CEO兼副会長
(1945年7月4日)
2009年2月27日 当社社外理事
Lee, Yong-Sun
2006年-2008年 延世大学国家統治研究会会長
(リー・ヨンサン)
2008年-現在 翰林大学学長
(1947年8月26日)
2009年2月27日 当社社外理事
Kim, Byung-Ki
2004年 韓国財政経済部計画管理室長
(キム・ビュンキ)
(1950年6月26日)
所有株式
数
0
任期満了
2012年
2月
0
2012年
2月
0
2012年
2月
0
代理
2012年
2月
2005年-2009年2月サムスン経済研究所所長兼
研究員
2009年2月27日 当社社外理事
社外理事
Lee, Chang-Hee
2005年-現在 税法協会国際部門責任者
(リー・チャンヒ)
2002年-現在 ソウル国立大学法学部教授
(1960年5月1日)
社外理事
0
2012年
2月
2009年2月27日 当社社外理事
Nam, Yong
1998年-2006年 LGテレコム 社長兼CEO
(ナム・ヨン)
2006年6月-12月 株式会社LG (1948年3月16日)
0
2013年
2月
戦略事業イニシアチブ部長
2007年-2010年 LGエレクトロニクス 副会長兼CEO
社外理事
社外理事
Park, Sang-Kil
2006年-2007年
(パク・サンキル)
2007年-2008年 釜山高等検察庁 検事総長
大田高等検察庁 検事総長
(1953年11月10日)
2008年-現在 金・張法律事務所 弁護士
Byun, Dae-Gyu
1989年-現在 ヒューマックス 会長兼CEO
(ビュン・デギュ)
2008年-2010年 国家科学技術会議会員
(1960年3月8日)
2005年-現在 韓国工学アカデミー正会員
0
2013年
2月
0
2013年
2月
2011年2月に選任された理事の任期は、最長2年である。各理事の任期中、最後の会計年度末に開催される通常株主総会の閉会
時に満了する。
64/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3) 上級管理職
当社の執行役員でもある社内理事に加え、当社には以下の執行役員がいる。
(提出日現在)
氏名
Kwon, Young-Tae
役職
部署
当社勤
続年数
年齢
所有
株式数
副社長
素材部長
36年
61
500
副社長
最高技術責任者
22年
60
800
専務理事
広報部長
24年
59
293
専務理事
炭素鋼事業部長
33年
58
1,400
専務理事
発展および投資部門長
5年
53
110
常務理事
光陽製鉄所所長
30年
57
902
常務理事
浦項製鉄所所長
31年
58
104
常務理事
法務部
0年
49
100
専務理事
第二鋼鉄事業部
30年
55
207
(クワン・ヨンテ)
Kwon, Oh-Joon
(クワン・オウジュン)
Kim, Sang-Young
(キム・サンヨン)
Cho, Noi-Ha
(チョ・ノイハ)
Park, Ki-Hong
(パク・キホン)
Kim, Joon-Sik
(キム・ジュンシク)
Cho, Bong-Rae
(チョ・ボンレイ)
Song, Sebin
(ソン・セビン)
Baek, Sung-Kwan
(ベク・ソンクァン)
65/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
氏名
Lee, Kyung-Hoon
当社勤
部署
専務理事
環境・エネルギー部
32年
57
319
専務理事
技術研究所所長
31年
55
391
専務理事
炭素鋼マーケティング部
24年
52
119
専務理事
人事およびイノベーション部
28年
56
50
常務理事
浦項製鉄所所長代理(総務)
30年
56
0
常務理事
浦項製鉄所FINEX研究開発プロジェ
28年
53
298
続年数
年齢
所有
役職
株式数
(リー・キュンヒュン)
Woo, Jong-Soo
(ウー・ジョンス)
Hwang, Eun-Yeon
(ファン・ユンヨン)
Kim, Yeung-Gyu
(キム・イェンギュ)
Jang, Sung-Hwan
(ジャン・スンファン)
Lee, Hoo-Geun
クト部
(リー・ヒュジェン)
Lee, Jung-Sik
常務理事
企業戦略部
31年
56
296
常務理事
ステンレス鋼マーケティング部
27年
55
301
常務理事
企業協調繁栄部調達サービスセン
25年
52
0
25年
51
78
4年
54
36
(リー・ジュンシク)
Suh, Young-Sea
(ス・ヨンセ)
Park, Myung-Kil
ター
(パク・ミュンキル)
Lee, Young-Hoon
常務理事
部
(リー・ヨンヒュン)
Park, Kui-Chan
第一企業戦略部、緑化プロジェクト
常務理事
外事部
常務理事
鉄鋼技術戦略部
28年
54
296
常務理事
自動車用素材マーケティング部
29年
52
320
常務理事
浦項製鉄所所長代理(保守整備)
26年
52
95
常務理事
浦項製鉄所所長代理(鋼鉄生産)
29年
55
322
常務理事
戦略事業部
25年
51
80
常務理事
企業未来創造アカデミー
29年
53
797
常務理事
コーポレート監査部
26年
54
100
常務理事
マグネシウム事業部
28年
55
281
常務理事
光陽製鉄所所長代理(メンテナン
24年
52
100
(パク・キチャン)
Park, Sung-Ho
(パク・スンホ)
Oh, In-Hwan
(オー・インファン)
Yeon, Kyu-Sung
(ヨン・キュスン)
Lee, Kyoung-Mok
(リー・キョンモク)
Jeon, Woo-Sig
(ジョン・ウーシグ)
Kim, Young-Hun
(キム・ヨンフン)
Choi, Jeong-Woo
(チョイ・ジョンウー)
Cho, Sang-Ho
(チョ・サンホ)
An, Tong-Il
ス)
(アン・トンイル)
Yae, Jae-Hen
常務理事
労働および外部サービス部
26年
55
320
常務理事
光陽製鉄所所長代理(熱延および冷
27年
53
330
29年
54
192
(イエ・ジェヘン)
Min, Kyung-Zoon
延)
(ミン・キョンズン)
Kim, Won-Ki
常務理事
POSCO South Asia Co., Ltd.
(キム・ウォンキ)
66/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
氏名
Nam, Sik
役職
部署
当社勤
続年数
年齢
所有
株式数
常務理事
POSCO Vietnam Co., Ltd.
28年
54
241
常務理事
光陽製鉄所所長代理(総務)
26年
53
195
常務理事
光陽製鉄所所長代理(製鉄・製鋼)
26年
52
805
常務理事
注文処理・技術サービス部
28年
53
243
常務理事
企業貢献部
28年
51
320
常務理事
第一鋼鉄事業部
25年
55
320
常務理事
高度資材事業部
18年
49
143
常務理事
ステンレス製鋼および技術
28年
54
320
常務理事
Zhangjiagang Pohang Stainless
28年
53
102
25年
51
210
(ナム・シク)
Ko, Suk-Bum
(コ・サクバム)
Kim, Hag-Dong
(キム・ハンドン)
Kim, Sun-Won
(キム・サンウォン)
Son, Gi-Jin
(ソン・ジジン)
Kim, Dong-Chul
(キム・ドンチョル)
Kim, Jhi-Yong
(キム・ジヨン)
Jeon, Cheol
(ジョン・チェオル)
Kim, Yong-Min
Steel Co., Ltd.
(キム・ヨンミン)
Lee, Young-Ki
常務理事
延)
(リー・ヨンキ)
Yu, Seong
浦項製鉄所所長代理(熱延および冷
常務理事
POSCO Japan Co., Ltd.
25年
54
168
常務理事
マーケティング戦略部
25年
50
243
常務理事
生産性調査センター
1年
51
0
常務理事
グローバル指導センター
1年
50
0
常務理事
情報計画部
25年
48
280
常務理事
光陽研究所所長
25年
54
320
常務理事
原材料調達部
26年
55
192
常務理事
POSCO Mexico Co., Ltd.
28年
56
102
常務理事
新発展事業部
0年
55
0
常務理事
財務部
25年
51
420
常務理事
POSCO-China Co., Ltd.
27年
54
320
常務理事
EU事務所
28年
53
192
常務理事
ステンレス鋼原材料部
27年
53
7
(ユ・セオン)
Shin, Jae-Chul
(シン・ジェチュル)
Kim, Se-Hyun
(キム・セヒュン)
Oh, In-Kyung
(オー・インキョン)
Hwang, Seok-Joo
(ファン・ソクジュ)
Yim Chang-Hee
(イム・チャンヒ)
Seo, Myung-Deuk
(セオ・ミュンデク)
Kim, Ming-Dong
(キム・ミンドン)
Chang, In-Hwa
(チャン・インファ)
Shim, Tong-Wook
(シム・トンウク)
Kwon, Suk-Chul
(クワン・スチュル)
Lee, Tae-Ju
(リー・テジュ)
Yun, Kimok
(ユン・キモク)
67/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
氏名
Kim, Jae-Yeol
役職
当社勤
部署
所有
年齢
続年数
株式数
常務理事
熱延製品マーケティング部
25年
51
0
常務理事
投資部
28年
53
241
(キム・ジェヨル)
Kim, Hong-Soo
(キム・ホンス)
役員の報酬
社内理事の給与及び賞与並びに理事の給与は、定時株主総会により承認された理事報酬限度額内において理事会が決定した
基準に従い支払われる。また、執行役員の報酬は理事会により決定された基準に従い支払われる。2010年に全ての理事及び執
行役員に対して支払われた報酬及び未払の報酬の総額は、約29.9十億ウォンであり、また2010年にかかる役員に対し年金及び
退職給付金を提供する目的で当社により引当てられるか積立てられた金額の総額は5.7十億ウォンであった。
ストックオプション
当社は当社理事及び一部の執行役員にストックオプションを付与している。下表に、2011年3月31日現在当社が現在の当社
理事及び執行役員に付与したストックオプションに関する情報を記載した。付与されたオプションに関し、当社はオプション
行使日現在の行使価格と市場価格の差額を自己株式で分配するか、又は現金で支払うか選択することができる。当該オプショ
ンは、オプションが付与された日から2年以上POSCOに勤務している人物により行使することができる。オプションの失効日
は付与日から7年である。下記のストックオプションは全て当社の普通株式に関連している。
2006年2月に開催された定時株主総会において、当社株主はストックオプション制度の廃止を決定した。かかる総会以前に
付与されたストックオプションは、当該ストックオプションの発行時に有効な当社定款に従い有効に存続している。
(2011年3月31日現在)
行使期間
理 事
Chung, Joon-Yang
(チョン・ジュンヤン)
Choi, Jong-Tae
(チョイ・ジョンテ)
Oh, Chang-Kwan
(オー・チャンクァン)
Kim, Jin-Il
(キム・ジンイル)
Park, Han-Yong
(パク・ハンヨン)
行使価格
付与オプ
ション数
136,400
9,316
9,316
0
151,700
4,900
4,900
0
2008年7月23日
98,900
9,037
9,037
0
2005年4月27日
2010年4月26日
102,900
1,921
1,921
0
2002年4月27日
2004年4月28日
2009年4月27日
136,400
9,316
9,316
0
2003年4月26日
2005年4月27日
2010年4月26日
102,900
9,604
9,604
0
2003年4月26日
2005年4月27日
2010年4月26日
102,900
9,604
9,604
0
行使価格
付与オプ
ション数
付与日
自
至
2002年4月27日
2004年4月28日
2009年4月27日
2004年7月23日
2006年7月24日
2011年7月23日
2001年7月23日
2003年7月24日
2003年4月26日
行使期間
執行役員
付与日
自
至
行使オプ
ション数
行使オプ
ション数
行使可能
オプション
行使可能
オプション
Kwon, Young-Tae
(クワン・ヨンテ)
2002年9月18日
2004年9月19日
2009年9月18日
116,100
9,316
9,316
0
Kim, Sang-Young
(キム・サンヨン)
2004年7月23日
2006年7月24日
2011年7月23日
151,700
9,800
0
9,800
Cho, Noi-Ha
(チョ・ノイハ)
2005年4月28日
2007年4月29日
2012年4月28日
194,900
10,000
0
10,000
Kwon, Oh-Joon
(クワン・オウジュン)
2003年4月26日 2005年4月27日 2010年4月26日
102,900
9,604
9,604
0
2008年、2009年及び2010年12月31日現在、当社は執行役員及び理事に対する融資は行っていない。
68/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
5【コーポレート・ガバナンスの状況】
(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】
理事会
当社理事会は当社業務の運営につき最高責任を有する。当社の定款に基づき、理事会は、執行役員としても行為する5名の
理事(以下「社内理事」という。)及び社外理事となる8名の理事(以下「社外理事」という。)から構成される。当社株主
は株主総会において社内理事及び社外理事の両方を選任する。社内理事候補者は、理事会が当該候補者の資質を検討した後、
理事会により株主に対して推薦され、また社外理事候補者は社外理事3名及び社内理事1名からなる個別の理事会の委員会
(以下「理事候補推薦委員会」という。)が当該候補者の資質を検討した後、同委員会により株主に対して推薦される。議決
権付発行済株式を有する株主は、理事候補推薦委員会に対して社外理事候補者を提案することができる。
当社理事会は以下の6つの下部委員会を保持している。
・ 理事候補推薦委員会
・ 評価報酬委員会
・ 財政及び運営委員会
・ 経営委員会
・ 監査委員会
・ 関係当事者取引委員会
商法及び当社定款に基づき、理事会決議により、社外理事の中から1名の会長を選任しなければならず、また、社内理事の中
から複数の代表理事を選任することができる。
理事候補推薦委員会
理事候補推薦委員会は社外理事3名(リー・ヨンサン(委員長)、ナム・ヨン及びビュン・デギュ)及び社内理事1名
(チョイ・ジョンテ)から構成される。理事候補推薦委員会は有力候補の資質を検討し、社外理事として理事会の一員を務
める候補者を提案する。議決権付発行済株式を有する株主は、理事候補推薦委員会に対して社外理事候補を提案することが
できる。
評価報酬委員会
評価報酬委員会は社外理事4名(キム・ビュンキ(委員長)、ハン・ジュンホ、リー・チャンヒ及びビュン・デギュ)から
構成される。評価報酬委員会の主要責任には執行役員に対する評価手順及び報酬制度の確立、並びにこれらの執行のための
必要措置が含まれる。
財政及び運営委員会
財政及び運営委員会は社外理事3名(ハン・ジュンホ(委員長)、リー・ヨンサン及びナム・ヨン)並びに社内理事2名
(パク・ハンヨン及びオー・チャンクァン)から構成される。この委員会は、潜在的資本投資に関する査定及び見込みのあ
る資金調達活動の評価を含む財政及び経営事項に関する決定を監視する運営委員会である。
経営委員会
経営委員会は社内理事5名(チョン・ジュンヤン(委員長)、チョイ・ジョンテ、パク・ハンヨン、オー・チャンクァン及
びキム・ジンイル)から構成される。この委員会は、経営陣による新たな戦略イニシアティブの提案の検討、組織構造及び人
材開発に関する重要な内部問題の審議を含む当社の経営管理事項に関する決定を監視する。
監査委員会
韓国法及び定款に基づき、当社は監査委員会を設置することが義務付けられる。監査委員会は3名以上の理事から構成する
ことができる。監査委員会の全委員は社外理事でなければならない。また、監査委員会の全委員は、2002年米国企業改革法の
規則及び規制に定められる適用可能な独立基準を満たさなければならない。監査委員会の委員は定時株主総会において株主
により選出される。当社は現在社外理事3名から構成される監査委員会を有している。監査委員会の委員は、リー・チャンヒ
(委員長)、キム・ビュンキ及びパク・サンキルである。
監査委員会の職務には以下が含まれる。
・ 社外監査人の雇用
・ 社外監査人報酬の承認
・ 監査及び監査以外の業務の承認
・ 年次財務書類の検討
・ 経営陣の意見及び提案を含む監査結果及び監査報告書の検討
・ 利害の対立及び企業倫理を含む当社の管理及び政策体系の検討
69/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
・ 不正又は不正疑惑の調査
更に、株主総会に関連して、同委員会は理事会の議題並びに各株主総会において理事会から提出される予定の財務書類及び
その他報告書を検討する。当社の社内及び社外監査人は監査委員会に直接報告を行う。同委員会は少なくとも四半期ごとに
一度、また必要な場合には更に頻繁に定例会議を開催する。
関係当事者取引委員会
関係当事者取引委員会は社外理事3名(リー・チャンヒ(委員長)、キム・ビュンキおよびパク・サンキル)から構成さ
れる。この委員会は関連当事者取引及びその他内部取引を検討し、独占規制及び公正取引法の遵守を確保する。
(2)【監査報酬の内容等】
①【外国監査公認会計士等に対する報酬の内容】
以下の表は、2009年及び2010年における、当社の外部監査人である、KPMGが当社に請求した監査報酬の料金を示すものであ
る。
12月31日終了年度
2009年
2010年
(百万ウォン)
(百万円)
3,122
(235)
監査関連報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
税務報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
674
(51)
5,198
(391)
750
(56)
477
(36)
その他の費用・・・・・・・・・・・・・・・・・
51
(4)
439
(33)
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3,847
(290)
6,864
(517)
監査報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記の表に記載の2010年の監査報酬は、当社の年次財務書類及びその他関連会社の年次財務書類の監査並びに中間財務書
類の検討に関して、KPMGインターナショナルの韓国におけるメンバー・ファームであるKMPGサムジョンが請求した料金の総
額である。
上記の表に記載の2010年の監査関連報酬は、引受計画に関する適正審査、連結についての会計アドバイス並びに財務会計及
び報告基準についての全般的な相談に対してKPMGサムジョンが請求した料金の総額である。
上記の表に記載の2010年の税務報酬は、当社の税務コンプライアンス及び税務計画並びにその他関連会社の税務計画及び
準備に対してKPMGサムジョンが請求した料金である。
上記の表に記載の2010年のその他の費用は、主に将来の投資計画についての財務情報の検討に関してKPMGが請求した料金
である。
②【その他重要な報酬の内容】
該当事項なし。
③【外国監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
上記「① 外国監査公認会計士等に対する報酬の内容」を参照。
④【監査報酬の決定方針】
当社の監査委員会は、当社の外部監査人の業務についての事前承認された方針及び手続きを設定していない。当社の監査委
員会は、当社の子会社又は当社に提供される当社の外部監査人の監査及び非監査業務について個別承認を明確に行う。
70/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第6【経理の状況】
1 株式会社POSCO(以下「POSCO」又は「当社」という。)の本書記載の邦文の2010年及び2009年12月31日をもって終了する各
事業年度の連結財務書類及び個別財務書類は、韓国の資本市場統合法(旧、“証券取引法”)に基づき金融委員会に提出された
2010年度の原文(韓国語)の年次報告書に含まれたものの日本語訳であり、韓国において一般的に公正妥当と認められた会計
処理基準に基づいて作成されたものである。当該財務書類は「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38
年大蔵省令59号、以下「財務諸表等規則」という。)第127条第1項の適用を受けている。当社が採用する会計原則、慣行、財務
書類表示及び開示要件と日本のそれらとの相違のうち当該財務書類の作成に関わるもので重要なものは、財務諸表等規則第
128条及び129条の規定に基づいて「4.韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点」でその内容を説明してい
る。
2 添付の2010年度及び2009年度の財務書類は韓国の会計監査法人である三?会計法人により監査され、その同意書及び監査報告
書が以下に掲載されている。しかし、「財務諸表等の監査証明に関する内閣府令」(昭和32年大蔵省令第12号)第1条の3、及
び「金融商品取引法施行令」(昭和40年政令第321号)第35条の規定により、当該財務書類について、日本の金融商品取引法第
193条の2に基づく監査は受けていない。ここに掲載されている監査報告書は韓国法に基づき作成されたものであり、同意書は
日本の財務内容開示のために作成されたものである。
3 当社が韓国において発行した原文の年次報告書に含まれた財務書類は韓国ウォンで表示されている。円換算額は、財務諸表等
規則第130条に基づいて表示されたものであり、2011年5月19日現在の東京三菱UFJ銀行の対顧客外国為替相場の仲値、100ウォ
ン=7.53円で換算されている。百万円未満の端数は四捨五入されている。
4 円換算額及び、「4.韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点」に記載されている事項は、当社が韓国におい
て発行した原文の年次報告書に記載された財務書類には含まれておらず、したがって会計監査人である三?会計法人による監
査の対象外である。
71/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
1【財務書類】
連結財務状態表
========================
第43(当)期 2010年12月31日現在
第42(前)期 2009年12月31日現在
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
資産
Ⅰ.流動資産
27,107,122,636,416
20,634,149,484,181
(1) 当座資産
17,303,669,920,059
15,481,310,849,188
1.現金及び現金性資産
(注3,24)
国庫補助金(注3)
2.短期金融商品
(注3,11,24)
3.売買目的証券(注4)
4.流動性売却可能証券
(注5)
5.流動性満期保有証券
(注6)
6.売上債権(注11,23,24)
現在価値割引調整
貸倒引当金
7.短期貸付金(注24)
貸倒引当金
8.未収金(注24)
貸倒引当金
9.未収収益
貸倒引当金
10.前払金
11.前払費用
12.繰延税金資産(注25)
13.その他の当座資産
貸倒引当金
(2) 棚卸資産(注29)
1.製品
評価損失引当金
2.副産物
3.半製品
評価損失引当金
4.原料
評価損失引当金
5.燃料及び材料
6.未着品
7.その他棚卸資産
評価損失引当金
Ⅱ.非流動資産
3,599,913,157,534
(1,090,693,114)
(2,439,228,535)
2,954,350,918,275
5,820,446,725,923
183,952,543,978
505,810,900,000
42,908,669,582
35,746,195,480
3,656,694,138
20,716,560,000
8,236,521,851,793
(6,276,766,743)
(234,596,053,842)
282,205,919,546
(8,735,644,364)
738,183,565,512
(53,114,972,270)
51,599,506,624
(2,733,302,136)
892,956,665,517
65,338,530,786
383,868,939,688
221,440,920,103
(46,680,530,548)
5,344,442,448,820
(101,955,144)
(199,317,768,805)
163,932,221,018
(1,577,311,074)
470,701,432,700
(23,008,339,975)
64,369,785,170
(131,337,392)
588,353,521,910
45,140,475,592
404,401,306,068
76,233,528,416
(31,578,232,517)
9,803,452,716,357
2,087,784,636,512
(22,801,872,325)
31,034,447,923
2,279,765,700,447
(56,203,930,190)
2,503,039,968,561
(2,418,828,381)
721,265,843,289
2,212,927,835,313
56,314,126,066
(7,255,210,858)
5,152,838,634,993
877,849,880,444
(33,079,158,307)
28,755,544,211
1,585,424,666,773
(32,979,932,793)
1,124,059,882,285
(4,575,980,167)
566,343,958,093
1,036,108,100,241
11,186,878,226
(6,255,204,013)
40,838,810,737,042
(1) 投資資産(注29)
1.長期金融商品(注3,24)
2,199,169,921,533
29,677,598,241,503
10,769,441,221,418
22,748,225,820
6,470,998,826,113
18,633,829,475
72/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2.売却可能証券
6,546,061,065,455
5,292,591,476,506
(注5,11,24)
3.満期保有証券
36,160,998,969
91,792,269,826
(注6,11,24)
4.持分法適用投資株式
2,735,482,519,863
827,582,937,972
(注7,11)
5.長期貸付金(注23,24)
172,102,686,522
125,029,322,599
現在価値割引調整
(26,856,424)
貸倒引当金
(31,656,638,368)
(21,395,550,117)
6.資源開発投資金(注8)
1,164,015,209,163
7.その他の投資資産
124,527,153,994
136,791,396,276
25,699,148,730,976
21,839,785,283,709
(2) 有形資産(注9,11,29)
イ.土地
2,470,421,482,520
2,142,620,537,092
損傷差損累計額
(3,798,965,206)
ロ.建物
6,932,832,024,646
5,600,126,017,623
減価償却累計額
(2,483,400,861,941)
(2,170,605,162,135)
損傷差損累計額
(3,317,179,432)
国庫補助金
(1,789,110,642)
(2,995,411)
ハ.構築物
3,533,613,860,420
2,911,594,092,273
減価償却累計額
(1,413,919,030,039)
(1,263,273,993,081)
国庫補助金
(319,042,856)
(210,073,910)
ニ.機械装置
35,998,537,465,824
31,538,967,349,196
減価償却累計額
(23,443,068,649,113)
(21,466,076,914,458)
損傷差損累計額
(127,246,354,511)
(156,384,585)
国庫補助金
(2,183,492,083)
(1,385,533,718)
ホ.車両運搬具
282,534,557,233
228,082,450,928
減価償却累計額
(218,392,615,828)
(177,017,350,944)
ヘ.工具器具
295,087,204,679
419,818,273,485
減価償却累計額
(219,633,524,138)
(351,463,494,947)
国庫補助金
(10,825,640)
ト.備品
408,279,483,321
314,052,174,708
減価償却累計額
(285,057,677,638)
(228,022,111,552)
国庫補助金
(337,811,010)
(5,635,394)
チ.ファイナンスリース資産
62,633,743,751
31,829,568,532
減価償却累計額
(19,558,212,013)
(8,264,992,015)
リ.建設仮勘定
3,937,242,260,672
4,319,179,462,022
3,161,452,108,689
629,969,057,840
(3) 無形資産(注10,29)
1.営業権(注30)
1,465,674,020,697
272,092,602,705
2.負の営業権
(9,818,900,405)
(10,352,454,214)
3.産業財産権
144,613,533,808
51,993,611,327
4.開発費
94,683,123,505
48,890,244,277
国庫補助金
(1,818,279,695)
(393,656,667)
5.港湾施設利用権
107,239,619,246
99,551,740,125
6.長期電力受給契約権
41,795,296,711
48,482,544,185
7.その他の無形資産
1,319,083,694,822
119,704,426,102
1,208,768,675,959
736,845,073,841
(4) その他非流動資産(注29)
1.長期性売上債権
17,033,099,048
23,141,671,511
(注23,24)
現在価値割引調整
(422,131,285)
(1,205,974,544)
貸倒引当金
(3,982,283,639)
(6,249,611,686)
2.保証金(注24)
118,515,816,284
51,269,230,339
3.繰延税金資産(注25)
438,832,940,749
294,440,753,253
73/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
4.その他の非流動資産
貸倒引当金
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
642,748,416,007
(3,957,181,205)
資産合計
377,085,747,373
(1,636,742,405)
67,945,933,373,458
負債
Ⅰ.流動負債
1.仕入債務(注24)
2.短期借入金(注12,24)
3.長期流動性負債
(注12,13,24)
流動性社債償還割増金
流動性社債割引発行差金
現在価値割増差金
4.未払金(注24)
5.前受金
6.預り金(注24)
7.未払費用(注17,24)
8.未払法人税(注25)
9.前受収益
10.繰延税金負債(注25)
11.その他の流動負債
Ⅱ.非流動負債
1.社債(注13,24)
社債償還割増金
社債割引発行差金
社債割増発行差金
2.長期借入金(注13,24)
現在価値割引調整
3.外国借款(注11,13,24)
4.退職給付引当負債(注14)
国民年金転換金
退職保険預け金
5.その他負債性引当負債
6.繰延法人税負債(注25)
7.その他の非流動負債
(注17)
17,093,226,440,358
9,274,818,241,525
4,125,252,723,651
5,838,370,389,637
2,734,899,750,373
3,225,800,890,947
3,444,817,337,895
787,105,875,492
42,023,781,114
(58,930,303,097)
2,651,299,750
910,018,154,413
997,727,580,571
115,680,774,084
477,321,745,308
769,475,154,194
7,745,305,701
3,894,740,247
417,177,756,890
(218,666,956)
642,445,742,586
811,643,885,695
200,893,841,010
344,274,091,524
393,718,651,580
2,355,309,694
71,814,148
131,827,055,432
13,651,285,128,091
9,372,616,012,803
7,357,310,386,000
11,137,584,629
(64,930,337,015)
6,441,843,973
3,316,726,002,233
(22,176,192,153)
4,073,918,365
1,434,093,240,271
(1,578,642,060)
(993,411,862,934)
113,974,881,679
1,541,388,009,315
6,915,293,619,000
10,067,257,867
(70,448,674,025)
1,369,297,289,849
5,571,822,851
1,112,963,129,958
(1,751,330,820)
(810,791,117,209)
40,717,605,888
531,926,561,230
948,236,295,788
269,769,848,214
負債合計
資本
Ⅰ.支配会社持分
(1) 資本金(注18)
(2) 連結資本剰余金(注19)
(3) 連結資本調整(注20)
(4) 連結その他包括損益累計額
1.売却可能証券評価損益
(注5)
2.持分法資本変動
3.為替換算調整勘定
(5) 連結利益剰余金(注21)
Ⅱ.少数株主持分
50,311,747,725,684
30,744,511,568,449
18,647,434,254,328
34,895,288,437,934
30,908,963,550,831
482,403,125,000
4,411,018,255,307
(2,402,701,823,222)
1,009,098,557,872
482,403,125,000
4,446,031,995,049
(2,410,667,974,798)
455,470,393,354
632,441,870,474
87,453,640,737
(66,296,201,197)
442,952,888,595
28,529,691,891
339,487,060,726
31,395,470,322,977
2,306,133,367,075
27,935,726,012,226
755,349,920,525
資本合計
37,201,421,805,009
31,664,313,471,356
負債及び資本合計
67,945,933,373,458
50,311,747,725,684
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
74/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結財務状態表
========================
第43(当)期 2010年12月31日現在
第42(前)期 2009年12月31日現在
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
資産
Ⅰ.流動資産
2,041,166
1,553,751
(1) 当座資産
1,302,966
1,165,743
1.現金及び現金性資産
(注3,24)
国庫補助金(注3)
2.短期金融商品
(注3,11,24)
3.売買目的証券(注4)
4.流動性売却可能証券
(注5)
5.流動性満期保有証券
(注6)
6.売上債権(注11,23,24)
現在価値割引調整
貸倒引当金
7.短期貸付金(注24)
貸倒引当金
8.未収金(注24)
貸倒引当金
9.未収収益
貸倒引当金
10.前払金
11.前払費用
12.繰延税金資産(注25)
13.その他の当座資産
貸倒引当金
(2) 棚卸資産(注29)
1.製品
評価損失引当金
2.副産物
3.半製品
評価損失引当金
4.原料
評価損失引当金
5.燃料及び材料
6.未着品
7.その他棚卸資産
評価損失引当金
Ⅱ.非流動資産
271,073
165,597
(82)
(184)
222,463
438,280
13,852
38,088
3,231
2,692
275
1,560
620,210
(473)
(17,665)
21,250
(658)
55,585
(4,000)
3,885
(206)
67,240
4,920
28,905
16,675
(3,515)
402,437
(8)
(15,009)
12,344
(119)
35,444
(1,733)
4,847
(10)
44,303
3,399
30,451
5,740
(2,378)
738,200
157,210
(1,717)
2,337
171,666
(4,232)
188,479
(182)
54,311
166,633
4,240
(546)
66,102
(2,491)
2,165
119,382
(2,483)
84,642
(345)
42,646
78,019
842
(471)
3,075,162
(1) 投資資産(注29)
1.長期金融商品(注3,24)
2.売却可能証券
(注5,11,24)
388,009
2,234,723
810,939
487,266
1,713
1,403
492,918
398,532
75/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
3.満期保有証券
(注6,11,24)
4.持分法適用投資株式
(注7,11)
5.長期貸付金(注23,24)
現在価値割引調整
貸倒引当金
6.資源開発投資金(注8)
7.その他の投資資産
(2) 有形資産(注9,11,29)
イ.土地
損傷差損累計額
ロ.建物
減価償却累計額
損傷差損累計額
国庫補助金
ハ.構築物
減価償却累計額
国庫補助金
ニ.機械装置
減価償却累計額
損傷差損累計額
国庫補助金
ホ.車両運搬具
減価償却累計額
ヘ.工具器具
減価償却累計額
国庫補助金
ト.備品
減価償却累計額
国庫補助金
チ.ファイナンスリース資産
減価償却累計額
リ.建設仮勘定
(3) 無形資産(注10,29)
1.営業権(注30)
2.負の営業権
3.産業財産権
4.開発費
国庫補助金
5.港湾施設利用権
6.長期電力受給契約権
7.その他の無形資産
(4) その他非流動資産(注29)
1.長期性売上債権
(注23,24)
現在価値割引調整
貸倒引当金
2.保証金(注24)
3.繰延税金資産(注25)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2,723
6,912
205,982
62,317
12,959
(2,384)
87,650
9,377
9,415
(2)
(1,611)
10,300
1,935,146
186,023
(286)
522,042
(187,000)
(250)
(135)
266,081
(106,468)
(24)
2,710,690
(1,765,263)
(9,582)
(164)
21,275
(16,445)
22,220
(16,538)
(1)
30,743
(21,465)
(25)
4,716
(1,473)
296,474
1,644,536
161,339
421,689
(163,447)
(0)
219,243
(95,125)
(16)
2,374,884
(1,616,396)
(12)
(104)
17,175
(13,329)
31,612
(26,465)
23,648
(17,170)
(0)
2,397
(622)
325,234
238,057
110,365
(739)
10,889
7,130
(137)
8,075
3,147
99,327
47,437
20,489
(780)
3,915
3,681
(30)
7,496
3,651
9,014
91,020
55,484
1,283
1,743
(32)
(300)
8,924
33,044
(91)
(471)
3,861
22,171
76/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
4.その他の非流動資産
貸倒引当金
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
48,399
(298)
28,395
(123)
資産合計
5,116,329
負債
Ⅰ.流動負債
1.仕入債務(注24)
2.短期借入金(注12,24)
3.長期流動性負債
(注12,13,24)
流動性社債償還割増金
流動性社債割引発行差金
現在価値割増差金
4.未払金(注24)
5.前受金
6.預り金(注24)
7.未払費用(注17,24)
8.未払法人税(注25)
9.前受収益
10.繰延税金負債(注25)
11.その他の流動負債
Ⅱ.非流動負債
1.社債(注13,24)
社債償還割増金
社債割引発行差金
社債割増発行差金
2.長期借入金(注13,24)
現在価値割引調整
3.外国借款(注11,13,24)
4.退職給付引当負債(注14)
国民年金転換金
退職保険預け金
5.その他負債性引当負債
6.繰延法人税負債(注25)
7.その他の非流動負債
(注17)
1,287,120
698,394
310,632
439,629
205,938
242,903
259,395
59,269
3,164
(4,437)
200
68,524
75,129
8,711
35,942
57,941
583
293
31,413
(16)
48,376
61,117
15,127
25,924
29,647
177
5
9,927
1,027,942
705,758
554,005
839
(4,889)
485
249,749
(1,670)
307
107,987
(119)
(74,804)
8,582
116,067
520,722
758
(5,305)
103,108
420
83,806
(132)
(61,053)
3,066
40,054
71,402
20,314
負債合計
資本
Ⅰ.支配会社持分
(1) 資本金(注18)
(2) 連結資本剰余金(注19)
(3) 連結資本調整(注20)
(4) 連結その他包括損益累計額
1.売却可能証券評価損益
(注5)
2.持分法資本変動
3.為替換算調整勘定
(5) 連結利益剰余金(注21)
Ⅱ.少数株主持分
3,788,475
2,315,062
1,404,152
2,627,615
2,327,445
36,325
332,150
(180,923)
75,985
36,325
334,786
(181,523)
34,297
47,623
6,585
(4,992)
33,354
2,148
25,563
2,364,079
173,652
2,103,560
56,878
資本合計
2,801,267
2,384,323
負債及び資本合計
5,116,329
3,788,475
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
77/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結損益計算書
========================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
Ⅰ.売上高(注29)
Ⅱ.売上原価(注29)
Ⅲ.売上総利益
Ⅳ.販売費及び一般管理費
(注29)
1.給与
2.退職給付費用
3.福利厚生費
4.旅費交通費
5.通信費
6.電力水道料
7.燃料維持費
8.租税公課
9.賃借料
10.減価償却費(注9,29)
11.無形資産償却費
(注10,29)
12.修繕費
13.保険料
14.交際費
15.広告宣伝費
16.経常研究開発費(注10)
17.支払手数料
18.褒賞費
19.消耗品費
20.被服費
21.図書印刷費
22.車両費
23.協会費
24.教育訓練費
25.会議費
26.運搬保管費
27.販売手数料
28.販売宣伝費
29.販売促進費
30.貸倒償却費
31.見本費
32.中継基地運営費
33.株式報酬費用(注17)
34.雑費
Ⅴ.営業利益(注29)
Ⅵ.営業外収益(注29)
1.受取利息
2.受取配当金
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
60,637,860,457,534
51,560,675,887,223
9,077,184,570,311
36,855,001,089,053
31,037,425,152,456
5,817,575,936,597
3,338,875,565,952
1,949,414,421,856
532,712,271,362
78,243,503,860
139,953,771,746
53,246,436,527
11,963,607,187
6,470,138,229
1,003,716,693
43,529,500,779
62,887,129,602
68,513,334,525
280,529,291,838
27,482,211,939
142,429,269,954
24,826,705,638
6,005,449,747
3,464,085,862
904,672,302
24,500,398,478
30,928,551,072
43,885,692,836
162,185,686,572
79,639,467,083
6,879,940,190
25,862,691,823
20,421,583,598
108,532,311,313
141,787,487,584
266,786,874,675
5,502,024,175
14,099,957,459
682,040,028
6,216,250,107
11,433,859,739
10,642,224,083
33,759,002,386
17,535,886,824
1,251,325,018,435
149,073,872,498
1,677,869,383
19,489,230,931
64,326,414,745
5,595,841,158
10,830,380,051
5,705,707,685
20,438,692,861
19,447,863,452
11,392,998,231
94,695,773,327
84,381,698,814
158,158,087,244
4,484,054,622
8,377,826,520
402,549,834
5,260,236,720
5,626,795,818
8,416,990,562
18,104,238,689
11,011,728,008
648,345,069,004
80,159,206,939
850,092,110
8,186,067,142
42,020,491,902
2,545,103,962
9,255,549,370
36,100,498,795
7,157,011,181
5,738,309,004,359
2,856,762,196,769
328,434,345,648
103,188,660,061
3,868,161,514,741
2,362,393,032,544
276,091,129,487
75,461,506,658
78/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
3.賃貸料
4.売買目的証券処分利益
5.売買目的証券評価利益
6.為替差益
7.為替評価益
8.デリバティブ取引利益
(注16)
9.デリバティブ評価利益
(注16)
10.有形資産処分利益
11.持分法利益(注7)
12.貸倒引当金戻入
13.負の営業権戻入
14.引当負債戻入
15.その他非流動資産処分利益
16.株式報酬費用戻入(注17)
17.雑収益
Ⅶ.営業外費用(注29)
1.支払利息
2.その他の貸倒償却費
3.売上債権処分損失
4.売買目的証券処分損失
5.売買目的証券評価損失
6.為替差損
7.為替評価損
8.デリバティブ取引損失
(注16)
9.デリバティブ評価損失
(注16)
10.運休資産費用
11.寄付金
12.投資資産損傷差損
13.有形資産処分損失
14.有形資産損傷差損
15.無形資産処分損失
16.無形資産損傷差損
17.持分法損失(注7)
18.その他非流動資産処分損失
19.雑損失
Ⅷ.税引前当期純利益
(注25,29)
Ⅸ.法人税費用(注25,29)
Ⅹ.従属会社買収日前純利益
(損失)(注29)
XI.連結当期純利益
(注26,29)
1.支配会社持分純利益
(注29)
2.少数株主持分純利益
(注29)
XII.一株当り損益(注27)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
1,390,079,821
15,372,612,744
1,882,188,932
1,055,832,340,570
225,657,438,040
2,338,350,694
21,297,689,461
5,810,900,000
814,757,971,365
541,006,918,719
438,170,288,140
77,878,134,814
94,617,323,301
51,101,202,341
30,594,822,154
371,228,581,155
3,861,120,428
97,847,027
12,206,428,635
30,569,543,234
10,436,153,200
133,222,423,679
82,000,320,673
75,249,879,216
7,735,545,370
1,766,042,961
1,849,657,188
234,314,421,741
93,733,361,856
3,257,384,903,409
2,491,279,976,718
656,768,956,884
27,302,352,197
54,551,903,726
1,331,302,045
34,164,776
1,035,833,929,299
428,270,814,920
532,090,327,150
11,253,074,753
31,564,329,397
1,163,792,538
20,532,073
884,347,391,145
105,218,944,985
422,882,192,938
67,696,681,677
118,607,989,245
94,345,340,795
785,266,510
75,530,091,295
52,138,063,328
75,289,358,430
135,665,369,963
289,423,368
1,120,238,873
67,850,309,883
11,164,736,566
91,968,439,163
305,018,916
128,924,636,208
285,960,625,307
54,991,914,948
11,642,066,766
50,492,680,604
82,129,636,304
15,226,869,331
133,906,113,821
5,337,686,297,719
3,739,274,570,567
1,112,896,394,415
535,995,722,906
7,095,111,449
(39,031,677,473)
4,217,694,791,855
3,242,310,525,134
4,181,285,239,197
3,218,424,518,465
36,409,552,658
23,886,006,669
54,279
41,982
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
79/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結損益計算書
========================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
Ⅰ.売上高(注29)
Ⅱ.売上原価(注29)
Ⅲ.売上総利益
Ⅳ.販売費及び一般管理費
(注29)
1.給与
2.退職給付費用
3.福利厚生費
4.旅費交通費
5.通信費
6.電力水道料
7.燃料維持費
8.租税公課
9.賃借料
10.減価償却費(注9,29)
11.無形資産償却費
(注10,29)
12.修繕費
13.保険料
14.交際費
15.広告宣伝費
16.経常研究開発費(注10)
17.支払手数料
18.褒賞費
19.消耗品費
20.被服費
21.図書印刷費
22.車両費
23.協会費
24.教育訓練費
25.会議費
26.運搬保管費
27.販売手数料
28.販売宣伝費
29.販売促進費
30.貸倒償却費
31.見本費
32.中継基地運営費
33.株式報酬費用(注17)
34.雑費
Ⅴ.営業利益(注29)
Ⅵ.営業外収益(注29)
1.受取利息
2.受取配当金
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
4,566,031
3,882,519
683,512
2,775,182
2,337,118
438,063
251,417
146,791
40,113
5,892
10,539
4,009
901
487
76
3,278
4,735
5,159
21,124
2,069
10,725
1,869
452
261
68
1,845
2,329
3,305
12,213
5,997
518
1,947
1,538
8,172
10,677
20,089
414
1,062
51
468
861
801
2,542
1,320
94,225
11,225
126
1,468
4,844
421
816
430
1,539
1,464
858
7,131
6,354
11,909
338
631
30
396
424
634
1,363
829
48,820
6,036
64
616
3,164
192
697
2,718
539
432,095
215,114
24,731
7,770
291,273
177,888
20,790
5,682
80/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
3.賃貸料
4.売買目的証券処分利益
5.売買目的証券評価利益
6.為替差益
7.為替評価益
8.デリバティブ取引利益
(注16)
9.デリバティブ評価利益
(注16)
10.有形資産処分利益
11.持分法利益(注7)
12.貸倒引当金戻入
13.負の営業権戻入
14.引当負債戻入
15.その他非流動資産処分利益
16.株式報酬費用戻入(注17)
17.雑収益
Ⅶ.営業外費用(注29)
1.支払利息
2.その他の貸倒償却費
3.売上債権処分損失
4.売買目的証券処分損失
5.売買目的証券評価損失
6.為替差損
7.為替評価損
8.デリバティブ取引損失
(注16)
9.デリバティブ評価損失
(注16)
10.運休資産費用
11.寄付金
12.投資資産損傷差損
13.有形資産処分損失
14.有形資産損傷差損
15.無形資産処分損失
16.無形資産損傷差損
17.持分法損失(注7)
18.その他非流動資産処分損失
19.雑損失
Ⅷ.税引前当期純利益
(注25,29)
Ⅸ.法人税費用(注25,29)
Ⅹ.従属会社買収日前純利益
(損失)(注29)
XI.連結当期純利益
(注26,29)
1.支配会社持分純利益
(注29)
2.少数株主持分純利益
(注29)
XII.一株当り損益(注27)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
105
1,158
142
79,504
16,992
176
1,604
438
61,351
40,738
32,994
5,864
7,125
3,848
2,304
27,954
291
7
919
2,302
786
10,032
6,175
5,666
582
133
139
17,644
7,058
245,281
187,593
49,455
2,056
4,108
100
3
77,998
32,249
40,066
847
2,377
88
2
66,591
7,923
31,843
5,098
8,931
7,104
59
5,687
3,926
5,669
10,216
22
84
5,109
841
6,925
23
9,708
21,533
4,141
877
3,802
6,184
1,147
10,083
401,928
281,567
83,801
40,360
534
317,592
244,146
314,851
242,347
2,742
1,799
0
0
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
次へ
81/454
(2,939)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結資本変動表
=====================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
2009.1.1(前期首)
(単位:ウォン)
連結
資本剰余金
資本金
連結
資本調整
連結その他
包括損益累計額
482,403,125,000
4,319,082,986,703
1.連結当期純利益(損
失)
-
-
-
-
2.連結対象会社変動に
よる変動
-
-
-
3.持分率変動による変
動
-
9,607,003,464
4.年次配当金
-
5.中間配当金
少数株主
持分
28,344,204,659,131
3,218,424,518,465
23,886,006,669
3,242,310,525,134
-
-
25,436,750,523
25,436,750,523
-
-
-
-
9,607,003,464
-
-
-
(574,274,370,000)
-
(574,274,370,000)
-
-
-
-
(114,854,874,000)
-
(114,854,874,000)
6.自己株式の変動
-
117,291,533,811
98,750,720,524
-
-
-
216,042,254,335
7.売却可能証券評価損
益の変動
-
-
-
583,012,344,834
-
-
583,012,344,834
8.持分法資本変動の変
動
-
-
-
10,001,729,321
-
-
10,001,729,321
9.為替換算調整勘定の
変動
-
-
-
(126,357,892,454)
-
-
(126,357,892,454)
10.デリバティブ評価損
益の変動
-
-
-
10,799,609,769
-
-
10,799,609,769
11.少数株主持分の変動
-
-
-
-
-
30,703,738,704
30,703,738,704
12.その他の変動
-
50,471,071
(337,227,204)
-
13,184,831,355
(5,216,082,627)
7,681,992,595
482,403,125,000
4,446,031,995,049
(2,410,667,974,798)
455,470,393,354
27,935,726,012,226
82/454
(21,985,398,116) 25,393,245,906,406
合計
680,539,507,256
2009.12.31(前期末)
(2,509,081,468,118)
連結
利益剰余金
755,349,920,525
31,664,313,471,356
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
2010.1.1(当期首)
連結
資本剰余金
資本金
連結
資本調整
連結その他
包括損益累計額
少数株主
持分
合計
482,403,125,000
4,446,031,995,049
455,470,393,354
27,935,726,012,226
755,349,920,525
31,664,313,471,356
1.連結当期純利益
-
-
-
-
4,181,285,239,197
36,409,552,658
4,217,694,791,855
2.連結対象会社変動に
よる変動
-
-
-
-
-
1,139,505,291,880
1,139,505,291,880
3.持分率変動による変
動
-
-
-
-
-
(36,404,131,048)
4.年次配当金
-
-
-
-
(500,713,707,000)
-
(500,713,707,000)
5.中間配当金
-
-
-
-
(192,582,195,000)
-
(192,582,195,000)
6.売却可能証券評価損
益の変動
-
-
-
544,988,229,737
-
-
544,988,229,737
7.持分法資本変動の変
動
-
-
-
(94,825,893,088)
-
-
(94,825,893,088)
8.海外事業換算損益の
変動
-
-
-
103,465,827,869
-
-
103,465,827,869
9.少数株主持分の変動
-
-
-
-
-
404,804,528,311
404,804,528,311
10.その他の変動
-
1,390,391,306
7,966,151,576
-
(29,935,926,299)
(48,824,409,863)
482,403,125,000
4,411,018,255,307
2010.12.31(当期末)
(36,404,131,048)
(2,410,667,974,798)
連結
利益剰余金
(2,402,701,823,222)
1,009,098,557,872
(28,245,026,446)
31,395,470,322,977
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
83/454
2,306,133,367,075
37,201,421,805,009
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結資本変動表
=====================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
2009.1.1(前期首)
(単位:百万円)
連結
資本剰余金
資本金
連結
資本調整
連結その他
包括損益累計額
36,325
325,227
1.連結当期純利益(損
失)
-
-
-
2.連結対象会社変動に
よる変動
-
-
3.持分率変動による変
動
-
4.年次配当金
5.中間配当金
合計
51,245
2,134,319
-
242,347
1,799
244,146
-
-
-
1,915
1,915
723
-
-
-
-
723
-
-
-
-
(43,243)
-
(43,243)
-
-
-
-
(8,649)
-
(8,649)
6.自己株式の変動
-
8,832
7,436
-
-
-
16,268
7.売却可能証券評価損
益の変動
-
-
-
43,901
-
-
43,901
8.持分法資本変動の変
動
-
-
-
753
-
-
753
9.為替換算調整勘定の
変動
-
-
-
-
-
10.デリバティブ評価損
益の変動
-
-
-
813
-
-
813
11.少数株主持分の変動
-
-
-
-
-
2,312
2,312
2009.12.31(前期末)
(1,656)
少数株主
持分
1,912,111
12.その他の変動
(188,934)
連結
利益剰余金
(9,515)
-
4
(25)
-
993
36,325
334,786
(181,523)
34,297
2,103,560
84/454
(393)
56,878
(9,515)
578
2,384,323
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
2010.1.1(当期首)
連結
資本剰余金
資本金
連結
資本調整
連結その他
包括損益累計額
少数株主
持分
合計
36,325
334,786
34,297
2,103,560
56,878
2,384,323
1.連結当期純利益
2.連結対象会社変動に
よる変動
3.持分率変動による変
動
-
-
-
-
314,851
2,742
317,592
-
-
-
-
-
85,805
85,805
-
-
-
-
(2,741)
4.年次配当金
-
-
-
-
(37,704)
-
(37,704)
5.中間配当金
-
-
-
-
(14,501)
-
(14,501)
6.売却可能証券評価損
益の変動
-
-
-
41,038
-
-
41,038
7.持分法資本変動の変
動
-
-
-
(7,140)
-
-
(7,140)
8.海外事業換算損益の
変動
-
-
-
7,791
-
-
7,791
9.少数株主持分の変動
-
-
-
-
-
30,482
30,482
10.その他の変動
-
105
600
-
(2,254)
(3,676)
36,325
332,150
2010.12.31(当期末)
-
(2,741)
(181,523)
連結
利益剰余金
(180,923)
75,985
(2,127)
2,364,079
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
次へ
85/454
173,652
2,801,267
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結キャッシュ・フロー計算書
==============================================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ
フロー
1.連結当期純利益
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2,024,565,308,264
8,632,854,412,587
4,217,694,791,855
3,242,310,525,134
2.現金の流出のない費用等の
加算
4,881,734,414,076
3,610,856,124,424
イ.退職給付費用
ロ.福利厚生費
ハ.減価償却費
ニ.運休資産費用
ホ.貸倒償却費
ヘ.株式報酬費用
ト.支払利息
チ.その他の貸倒償却費
リ.売買目的証券処分損失
ヌ.売買目的証券評価損失
ル.為替評価損
ヲ.デリバティブ取引損失
ワ.デリバティブ評価損失
カ.投資資産損傷差損
ヨ.有形資産処分損失
タ.有形資産損傷差損
レ.無形資産処分損失
ソ.無形資産損傷差損
ツ.持分法損失
ネ.その他非流動資産処分損失
ナ.従属会社買収日前純利益
ラ.その他費用
376,969,688,304
9,644,461,248
2,950,883,466,587
785,266,510
64,326,414,745
80,705,631,315
27,302,352,197
1,331,302,045
34,164,776
420,425,911,648
422,882,192,938
118,607,989,245
52,138,063,328
75,289,358,430
135,665,369,963
289,423,368
1,120,238,873
67,850,309,883
11,164,736,566
7,095,111,449
57,222,960,658
79,185,829,301
6,822,379,102
2,552,777,449,040
305,018,916
42,020,491,902
36,100,498,795
24,790,714,533
11,253,074,753
1,163,792,538
20,532,073
61,728,362,176
67,696,681,677
94,345,340,795
285,960,625,307
54,991,914,948
11,642,066,766
50,492,680,604
82,129,636,304
15,226,869,331
132,202,165,563
3.現金の流入のない収益等の
減算
(1,247,203,829,092)
(1,131,329,179,983)
イ.受取利息
ロ.売買目的証券処分利益
ハ.売買目的証券評価利益
ニ.為替評価益
ホ.デリバティブ取引利益
ヘ.デリバティブ評価利益
ト.有形資産処分利益
チ.持分法利益
リ.貸倒引当金戻入
ヌ.負の営業権戻入
ル.その他非流動資産処分利益
ヲ.株式報酬費用戻入
ワ.従属会社買収日前純損失
1,522,917,985
15,372,612,744
1,882,188,932
221,424,812,978
438,170,288,140
94,617,323,301
30,594,822,154
371,228,581,154
3,861,120,428
97,847,027
30,569,543,234
10,436,153,200
-
1,894,428,102
21,297,689,461
5,810,900,000
524,452,276,570
77,878,134,814
51,101,202,341
82,000,320,673
75,249,879,216
7,735,545,370
1,766,042,961
234,314,421,741
39,031,677,473
86/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
カ.その他収益
4.営業活動による資産・負債
の変動
イ.売上債権の減少(増加)
ロ.未収金の減少(増加)
ハ.未収収益の減少(増加)
ニ.前払金の減少(増加)
ホ.前払費用の減少(増加)
ヘ.その他の当座資産の減少
(増加)
ト.棚卸資産の減少(増加)
チ.長期性売上債権の減少
(増加)
リ.繰延税金資産の減少
(増加)
ヌ.仕入債務の増加(減少)
ル.未払金の増加(減少)
ヲ.未払法人税の増加(減少)
ワ.未払費用の増加(減少)
カ.前受金の増加(減少)
ヨ.前受収益の増加(減少)
タ.預り金の増加(減少)
レ.その他の流動負債の増加
(減少)
ソ.繰延税金負債の増加
(減少)
ツ.その他負債性引当金の増加
(減少)
ネ.その他の非流動負債の増加
(減少)
ナ.退職金の支払
ラ.国民年金転換金の減少
(増加)
ム.退職保険預け金の減少
(増加)
ウ.持分法適用投資株式の配当
金受取
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ
フロー
1.投資活動による現金流入額
イ.短期金融商品の処分
ロ.売買目的証券の処分
ハ.流動性満期保有証券の償還
ニ.短期貸付金の減少
ホ.その他の当座資産の減少
ヘ.長期金融商品の処分
ト.売却可能証券の処分
チ.長期貸付金の減少
リ.有形資産の減少
ヌ.無形資産の減少
ル.保証金の減少
第43(当)期
金額
第42(前)期
金額
27,425,617,815
8,796,661,261
(5,827,660,068,575)
2,911,016,943,012
(2,254,772,142,903)
(211,512,308,751)
18,670,549,035
(271,058,282,062)
(4,732,157,179)
713,417,542,148
97,461,444,498
(5,092,218,833)
426,459,068,295
32,837,057,327
(129,624,735,286)
57,856,282,481
(4,216,445,078,296)
3,344,505,991,984
(24,244,951,040)
151,148,556
(83,625,694,361)
(291,585,322,966)
359,613,569,744
158,682,358,854
363,723,851,096
121,481,030,276
101,883,163,610
5,124,819,445
(118,919,116,538)
(296,400,432,584)
55,563,168,786
(1,677,482,478,556)
110,735,959,103
247,126,963,630
39,070,329
66,261,601,543
223,508,627,704
(107,222,123,270)
15,773,440,772
268,110,351,627
(33,598,579,418)
(5,494,389,889)
377,291,761,021
18,917,202,666
(114,019,579,830)
(144,007,202,709)
565,706,760
210,877,900
(140,615,249,725)
(19,912,509,417)
29,188,928,497
18,559,890,363
(6,889,926,986,901)
(9,716,929,207,306)
19,698,791,856,700
11,731,706,920,234
17,240,470,104,969
1,149,171,937,594
20,000,000,000
227,309,234,723
15,989,136,630
5,168,297,410
316,840,354,244
37,045,773,325
253,177,506,722
1,601,546,819
58,508,475,593
7,934,976,693,378
2,783,358,689,622
40,000,000,000
29,654,695,190
19,086,026,205
1,823,704,296
201,394,743,586
14,200,628,227
378,977,693,914
12,561,658,060
34,543,831,334
87/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
ヲ.その他の非流動資産の減少
363,097,590,397
36,343,584,185
ワ.連結実体変動による純資産
処分
10,411,898,274
244,784,972,237
2.投資活動による現金流出額 (26,588,718,843,601)
(21,448,636,127,540)
イ.短期金融商品の取得
ロ.売買目的証券の取得
ハ.流動性満期保有証券の取得
ニ.短期貸付金の増加
ホ.長期金融商品の増加
ヘ.売却可能証券の取得
ト.長期貸付金の増加
チ.有形資産の取得
リ.有形資産撤去費用
ヌ.無形資産の取得
ル.保証金の増加
ヲ.その他の非流動資産の取得
ワ.連結実体変動による純資産
取得
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ
フロー
1.財務活動による現金流入額
14,360,040,164,333
811,418,866,717
326,367,229,418
9,265,183,755
703,219,482,376
57,540,077,155
5,895,959,593,373
62,790,754,400
208,895,477,004
125,755,061,538
821,321,872,200
11,946,831,986,378
2,021,180,287,321
40,000,000,000
94,041,834,152
5,973,000,000
553,486,322,296
32,239,237,949
6,406,502,842,892
52,102,845,736
101,201,733,111
18,875,456,026
95,821,068,462
3,206,145,081,332
80,379,513,217
10,576,922,559,258
8,931,442,870,006
イ.短期借入金の増加
ロ.社債の発行
ハ.長期借入金の借入
ニ.少数株主持分の増加
ホ.自己株式の処分
ヘ.国庫補助金の受領
ト.その他の非流動負債の増加
2.財務活動による現金流出額
イ.短期借入金の減少
ロ.1年以内返済予定長期借入
金の減少
ハ.社債の償還
ニ.長期借入金の返済
ホ.配当金の支払
ヘ.少数株主持分の減少
ト.従属会社株式の追加取得
チ.その他の非流動負債の償還
Ⅳ.外貨換算による現金の増加
(減少)
Ⅴ.連結実体の変動による現金
の増加(減少)
Ⅵ.現金及び現金性資産の増加
(減少)(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ+
Ⅴ)
Ⅶ.現金及び現金性資産の期首
残高
5,294,624,607,489
2,570,608,599,700
2,117,240,302,847
328,708,337,488
3,235,687,480
262,505,024,254
(4,897,727,447,390)
5,828,482,883,401
2,066,203,252,036
629,728,374,317
58,593,158,452
249,124,481,820
3,031,458,735
96,279,261,245
(8,069,344,245,549)
3,325,396,546,842
5,836,057,900,121
471,485,641,536
763,503,556,751
317,501,566,985
693,295,902,000
20,659,823,525
20,077,249,689
49,310,716,813
2,000,000,000
583,629,486,422
689,129,244,000
16,914,694,849
117,458,236,887
60,651,126,519
Ⅷ.現金及び現金性資産の期末
残高
5,679,195,111,868
862,098,624,457
10,495,674,368
(40,865,170,545)
576,414,128,403
(28,699,261,110)
1,400,743,236,001
(291,540,601,917)
2,199,169,921,533
2,490,710,523,450
3,599,913,157,534
2,199,169,921,533
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
88/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結キャッシュ・フロー計算書
=============================================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCOとその従属会社
科 目
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ
フロー
1.連結当期純利益
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
152,450
650,054
317,592
244,146
2.現金の流出のない費用等の
加算
367,595
271,897
イ.退職給付費用
ロ.福利厚生費
ハ.減価償却費
ニ.運休資産費用
ホ.貸倒償却費
ヘ.株式報酬費用
ト.支払利息
チ.その他の貸倒償却費
リ.売買目的証券処分損失
ヌ.売買目的証券評価損失
ル.為替評価損
ヲ.デリバティブ取引損失
ワ.デリバティブ評価損失
カ.投資資産損傷差損
ヨ.有形資産処分損失
タ.有形資産損傷差損
レ.無形資産処分損失
ソ.無形資産損傷差損
ツ.持分法損失
ネ.その他非流動資産処分損失
ナ.従属会社買収日前純利益
ラ.その他費用
28,386
726
222,202
59
4,844
6,077
2,056
100
3
31,658
31,843
8,931
3,926
5,669
10,216
22
84
5,109
841
534
4,309
5,963
514
192,224
23
3,164
2,718
1,867
847
88
2
4,648
5,098
7,104
21,533
4,141
877
3,802
6,184
1,147
9,955
3.現金の流入のない収益等の
減算
(93,914)
(85,189)
イ.受取利息
ロ.売買目的証券処分利益
ハ.売買目的証券評価利益
ニ.為替評価益
ホ.デリバティブ取引利益
ヘ.デリバティブ評価利益
ト.有形資産処分利益
チ.持分法利益
リ.貸倒引当金戻入
ヌ.負の営業権戻入
ル.その他非流動資産処分利益
ヲ.株式報酬費用戻入
ワ.従属会社買収日前純損失
115
1,158
142
16,673
32,994
7,125
2,304
27,954
291
7
2,302
786
-
143
1,604
438
39,491
5,864
3,848
6,175
5,666
582
133
17,644
2,939
89/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
カ.その他収益
4.営業活動による資産・負債
の変動
イ.売上債権の減少(増加)
ロ.未収金の減少(増加)
ハ.未収収益の減少(増加)
ニ.前払金の減少(増加)
ホ.前払費用の減少(増加)
ヘ.その他の当座資産の減少
(増加)
ト.棚卸資産の減少(増加)
チ.長期性売上債権の減少
(増加)
リ.繰延税金資産の減少
(増加)
ヌ.仕入債務の増加(減少)
ル.未払金の増加(減少)
ヲ.未払法人税の増加(減少)
ワ.未払費用の増加(減少)
カ.前受金の増加(減少)
ヨ.前受収益の増加(減少)
タ.預り金の増加(減少)
レ.その他の流動負債の増加
(減少)
ソ.繰延税金負債の増加
(減少)
ツ.その他負債性引当金の増加
(減少)
ネ.その他の非流動負債の増加
(減少)
ナ.退職金の支払
ラ.国民年金転換金の減少
(増加)
ム.退職保険預け金の減少
(増加)
ウ.持分法適用投資株式の配当
金受取
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ
フロー
1.投資活動による現金流入額
イ.短期金融商品の処分
ロ.売買目的証券の処分
ハ.流動性満期保有証券の償還
ニ.短期貸付金の減少
ホ.その他の当座資産の減少
ヘ.長期金融商品の処分
ト.売却可能証券の処分
チ.長期貸付金の減少
リ.有形資産の減少
ヌ.無形資産の減少
ル.保証金の減少
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2,065
662
(438,823)
219,200
(169,784)
(15,927)
1,406
(20,411)
(356)
53,720
7,339
(383)
32,112
2,473
(9,761)
4,357
(317,498)
251,841
(1,826)
11
(6,297)
(21,956)
27,079
11,949
27,388
9,148
7,672
386
(8,955)
(22,319)
4,184
(126,314)
8,338
18,609
3
4,989
16,830
(8,074)
1,188
20,189
(2,530)
(414)
28,410
1,424
(8,586)
(10,844)
43
16
(10,588)
(1,499)
2,198
1,398
(518,812)
(731,685)
1,483,319
883,398
1,298,207
86,533
1,506
17,116
1,204
389
23,858
2,790
19,064
121
4,406
597,504
209,587
3,012
2,233
1,437
137
15,165
1,069
28,537
946
2,601
90/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
ヲ.その他の非流動資産の減少
27,341
2,737
ワ.連結実体変動による純資産
処分
784
18,432
3.投資活動による現金流出額
(2,002,131)
イ.短期金融商品の取得
ロ.売買目的証券の取得
ハ.流動性満期保有証券の取得
ニ.短期貸付金の増加
ホ.長期金融商品の増加
ヘ.売却可能証券の取得
ト.長期貸付金の増加
チ.有形資産の取得
リ.有形資産撤去費用
ヌ.無形資産の取得
ル.保証金の増加
ヲ.その他の非流動資産の取得
ワ.連結実体変動による純資産
取得
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ
フロー
1.財務活動による現金流入額
1,081,311
61,100
24,575
698
52,952
4,333
443,966
4,728
15,730
9,469
61,846
899,596
152,195
3,012
7,081
450
41,678
2,428
482,410
3,923
7,620
1,421
7,215
241,423
6,053
イ.短期借入金の増加
ロ.社債の発行
ハ.長期借入金の借入
ニ.少数株主持分の増加
ホ.自己株式の処分
ヘ.国庫補助金の受領
ト.その他の非流動負債の増加
2.財務活動による現金流出額
イ.短期借入金の減少
ロ.1年以内返済予定長期借入
金の減少
ハ.社債の償還
ニ.長期借入金の返済
ホ.配当金の支払
ヘ.少数株主持分の減少
ト.従属会社株式の追加取得
チ.その他の非流動負債の償還
Ⅳ.外貨換算による現金の増加
(減少)
Ⅴ.連結実体の変動による現金
の増加(減少)
Ⅵ.現金及び現金性資産の増加
(減少)(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ+
Ⅴ)
Ⅶ.現金及び現金性資産の期首
残高
(1,615,082)
427,643
64,916
796,442
672,538
398,685
193,567
159,428
24,752
244
19,767
(368,799)
438,885
155,585
47,419
4,412
18,759
228
7,250
(607,622)
250,402
439,455
35,503
57,492
23,908
52,205
1,556
1,512
3,713
151
43,947
51,891
1,274
8,845
4,567
Ⅷ.現金及び現金性資産の期末
残高
790
(3,077)
43,404
(2,161)
105,476
(21,953)
165,597
187,551
271,073
165,597
“添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である”
次へ
91/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結財務諸表に対する注記
======================================
第43期 2010年12月31日現在
第42期 2009年12月31日現在
株式会社POSCOとその従属会社
1.一般的な事項
企業会計基準書第25号(連結財務諸表)による支配会社である株式会社POSCO(以下“当社”)と連結財務諸
表作成対象従属会社である㈱POSCO建設など国内法人37社と海外法人76社及び連結から除外される持分法適用
対象会社42社の一般的な事項は次の通りです。
(1)支配会社の概要
当社は造船、製鋼及び圧延材の生産と販売等を目的として1968年4月1日に設立され、造鋼能力基準で国内最大
の総合製鉄会社です。
当社は1988年6月10日に株式を韓国証券取引所に上場しており、当期末現在において国内2ヶ所の製鉄所(浦
項、光陽)及び1ヶ所の事務所と海外に8ヶ所の事務所を設置・運営しています。
当期末現在、当社の主要株主現況は次の通りです。
株主名
所有株式数(株)
持分率(%)
国民年金管理公団
4,646,245
5.33
Nippon Steel Corporation(*1)
4,394,712
5.04
SKテレコム㈱
2,481,310
2.85
浦項工科大学校
1,955,836
2.24
新韓金融持株会社(*2)
1,848,503
2.12
71,860,229
82.42
87,186,835
100.00
その他
合計
(*1)一株当り5,000ウォンの普通株0.25株の価値を示すADR(American Depositary Receipt)を保有してい
ます。
(*2)該当会社の商法上子会社が保有している株式数を合算したものです。
92/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
当期末現在、当社の株式は韓国証券先物取引所、株式預託証書はニューヨーク、ロンドン、東京証券取引所に上
場されています。
(2)従属会社の現況
当期末現在、連結財務諸表作成対象に含まれる従属会社の現況及び要約財務情報は次の通りです。
① 従属会社現況
(単位:株)
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
従属会社
(%)
保有比率(%)
89.53
-
地域
株式数
計
会社
持分率
従属
会社
〔国内〕
総合建設及び
㈱POSCO建設
慶北
36,723,000
32,876,418
-
32,876,418
エンジニアリング
㈱POSCOP&S(旧、㈱ポス
鉄鋼材販売
ティール)
及び貿易
浦項
18,000,000
17,155,000
-
17,155,000
95.31
-
6,000,000
3,412,000
-
3,412,000
56.87
-
鋼板生産
POSCO鋼板㈱
慶北
及び販売
浦項
整備役務及び
㈱POSCOプランテック
慶北
2,700,000
2,700,000
-
2,700,000 100.00
-
設備製作設置等
浦項
情報通信関連
㈱POSCOICT
京畿
137,034,729
99,403,282
-
99,403,282
72.54
-
サービス業
㈱POSCO
調査研究及び
経営研究所
コンサルティング
城南
3,800,000
3,800,000
-
3,800,000 100.00
3,945,000
2,737,000
1,208,000
3,945,000 100.00
体育施設設置
㈱スングァン
ソウル
及び運営
-
ソウル
POSCO建設
全南
(30.62)
順天
ソウル
㈱POSCOA&C建築士事務所
建築設計及び
(旧、㈱ポスエイシー総
340,000
340,000
-
340,000 100.00
-
26,000,000
26,000,000
-
26,000,000 100.00
-
監理役務
合監理建築士事務所)
鉄鋼材製造
POSCO特殊鋼㈱
慶南
及び販売
昌原
ポステック
慶北
新技術事業投資
6,000,000
5,700,000
-
5,700,000
95.00
-
技術投資㈱
浦項
POSCO建設等
㈱エヌトゥービー(*1) 電子商取引
3,200,000
1,030,000
966,300
1,996,300
62.38
ソウル
(30.19)
㈱POSCOケムテック(旧
耐火物製造
慶北
5,907,000
㈱ポスレック)
POSCOターミナル㈱
3,544,200
-
3,544,200
60.00
-
及び販売
流通業及び
運送業
浦項
5,000,000
2,550,000
93/454
-
2,550,000
51.00
-
全南
光陽
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
計
会社
㈱ポスメイト(*2)
㈱POSCOエムテック(旧、
㈱サムジョン
ピーエヌエイ)
POSCOパワー㈱
ポステック電力電気大中
小企業相生協力ファンド
(*2)
㈱ピーエイチピー
複合団地建設
及び運営
建物及び施設
委託管理役務
包装資材の
生産及び販売
発電
非上場新技術
事業投資
建設及び運営
モーター、変圧器用
コア製造販売
㈱大宇エンジニアリング
保有比率(%)
会社
POSCO建設
10,560,000
-
4,229,280
4,229,280
40.05
714,286
214,286
-
214,286
30.00
-
4,164,000
2,034,246
-
2,034,246
48.85
-
46,666,667
40,000,000
-
40,000,000
85.71
-
(40.05)
570
-
126
126
22.11
(11.58)
ポステック技術
鉄鋼副産物
加工及び販売
不動産賃貸
及び売買
建築及び土木
エンジニアリング
400,000
-
400,000
5,937,607
2,030,456
1,992,647
4,023,103
67.76
7,810,980
5,467,686
-
5,467,686
70.00
2,000,000
-
2,000,000
5,000,000
-
4,612,947
800,000
-
800,000
400,000 100.00
2,000,000 100.00
4,612,947
92.26
POSCO建設
(100.00)
発電
その他非鉄金属製
品製造
㈱デミョンティーエム
金属押型
エス
製品製造
㈱ポスハイメタル
㈱POSCOイーアンド
イー
㈱光陽SPFC(*1)
㈱ナインディジット
(*1)
慶北
浦項
ソウル
ソウル
800,000 100.00
フェロマンガン生
産及び販売
発電
鉄鋼材製造
及び販売
忠南
天安
POSCO建設
忠南
(100.00)
天安
POSCO建設
京畿
(92.26)
城南
(75.00)
-
250,080
250,080 100.00
10,000,000
6,500,000
-
6,500,000
65.00
-
3,480,000
3,480,000
-
3,480,000 100.00
-
ソウル
2,000,000
-
2,000,000
2,000,000 100.00
POSCOP&S
全南
(100.00)
光陽
3,620,000
-
3,131,000
3,131,000
86.49
POSCOエムテック
京畿
(86.49)
仁川
POSCO建設
慶南
39,880,120
12,345,110
4,848,400
17,193,510
43.11
(12.16)
蔚山
ポステック技術投
慶北
資(100.00)
浦項
POSCO建設等
慶北
(30.07)
浦項
-
ソウル
2,000,000
-
200,000
200,000
ポスコファミリー電力
28,600,000
20,000,000
8,600,000
貿易及び
資源開発等
101,054,636
68,681,566
94/454
-
POSCOエイエス
京畿
ティー(100.00)
始興
全南
光陽
28,600,000 100.00
ファンド(*1)
ナル(*1)
安山
10.00
ファンド(*1,2)
㈱大宇インターナショ
京畿
250,080
ポステック早期企業
金融投資
浦項
4,468,000 100.00
(*1)
-
慶北
-
ソンジンジオテック㈱
金融投資
浦項
4,468,000
金属圧延
製造/産業機械
慶北
4,468,000
製造,卸売,サービ
ス/非鉄
仁川
POSCOP&S
POSCO建設(25.00)
㈱POSCOエイエスティー
ソウル
(33.56)
POSCOパワー
浦項燃料電池発電㈱
ソウル
投資(10.53)
賃貸住宅事業
(旧㈱ポスコア)
㈱メガエセット
(%)
POSCOパワー
㈱POSCOTMC
㈱ピーエヌアール
従属会社
地域
株式数
メタポリス㈱
持分率
従属
68,681,566
67.96
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
LED照明
㈱POSCO LED(*1)
6,000,000
1,000,000
3,800,000
4,800,000
製造、設置
㈱POSCO NST
鉄鋼材製造
(*1)
及び販売
㈱浦項SRDC
鉄鋼材製造
(*1)
1,885,000
1,885,000
-
2,984,272
-
1,521,979
1,885,000 100.00
1,521,979
POSCOICT
京畿
(63.33)
城南
-
釜山
POSCOP&S
慶北
(51.00)
浦項
80.00
51.00
及び販売
〔海外〕
POSCAN
POSCO America
鉄鋼材貿易
376,593
374,532
2,061
376,593 100.00
Corporation (POSAM)
POSCO Australia Pty.
鉄鉱石販売
オースト
761,775
Ltd.(POSA)
761,775
-
761,775 100.00
ラリア
及び鉱山開発
POSCO Canada Ltd.
POSCOP&S
石炭販売
1,099,885
-
1,099,885
1,099,885 100.00
(POSCAN)
カナダ
(100.00)
POSCAN Elkview Coal
POSCAN
石炭販売
304,061
-
304,061
304,061 100.00
Ltd.
カナダ
(100.00)
POSCO Asia Co.,Ltd.
鉄鉱石/鉄鋼材
(POA)
中継貿易
POSCO-CTPC Co., Ltd.
鉄鋼材加工
(*3)
アメリカ
(0.55)
9,360,000
9,360,000
-
9,360,000 100.00
-
-
-
- 100.00
-
中国
POSCOP&S
及び販売
中国
(43.40)
POSCOP&S
VSC POSCO Steel
鉄鋼材製造
(5.00)
-
Corporation(*3)
-
-
-
50.00
及び販売
ベトナム
POSCO特殊鋼
(10.00)
POSCOP&S
Dalian POSCO-CFM
鉄鋼材製造
Coated Steel Co.,Ltd.
(15.00)
-
-
-
-
85.00
及び販売
中国
POSCO-China
(*3)
(40.00)
鉄鋼材加工
POSCO-JKPC Co., Ltd.
POSCO-Japan
9,800
-
9,310
9,310
95.00
及び販売
日本
(95.00)
International Business
POSCO建設
Center Corporation
賃貸業
-
-
-
-
60.00
ベトナム
(60.00)
(*3)
POSCO建設
POSCO E&C Vietnam Co.,
Ltd.
鉄鋼構造物
(85.71)
-
(旧, POSLILAMA E&C
-
-
- 100.00
加工及び販売
ベトナム
POSCOP&S
Co., Ltd.)(*3)
(14.29)
Zhangjiagang Pohang
ステンレス
Stainless Steel Co.,
POSCO-China
-
-
-
-
82.48
中国
(23.88)
鋼板生産
Ltd.(*3)
Guangdong Pohang
POSCO-China
Coated Steel Co., Ltd. 鍍金鋼板生産
-
-
-
-
95.46
中国
(6.11)
(*3)
95/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
計
会社
(%)
保有比率(%)
会社
鉄鋼材加工
POSCOP&S
14,857,921
Co.,Ltd.
及び販売
Myanmar POSCO Steel
亜鉛鍍金鋼板
12,721,734
2,136,187
14,857,921 100.00
タイ
(14.38)
ミャン
19,200
Co.,Ltd.
従属会社
地域
株式数
POSCO (Thailand)
持分率
従属
13,440
-
13,440
70.00
-
生産及び販売
マー
鉄鋼材加工
POSCO-JOPC Co.,Ltd.
POSCO-Japan
4,900
-
2,785
2,785
56.84
及び販売
日本
(56.84)
POSCO Investment Co.,
金融業
5,000,000
5,000,000
-
56,550,200
25,269,900
14,315,238
5,000,000 100.00
-
中国
POSCOP&S
マレーシ
(25.31)
ア
Ltd.
鉄鋼材加工
POSCO-MKPC SDN BHD.
39,585,138
70.00
及び販売
張家港不繍鋼
Qingdao Pohang
ステンレス
(20.00)
-
Stainless Steel Co.,
-
-
- 100.00
鋼板生産
中国
POSCO-China
Ltd.(*3)
(10.00)
POSCO (Suzhou)
Automotive
鉄鋼材加工
POSCO-China
-
-
-
- 100.00
-
-
-
- 100.00
24,400
-
24,400
24,400 100.00
-
-
-
- 100.00
17,500,001
-
17,500,001
17,500,001 100.00
持株会社
-
-
-
- 100.00
-
中国
POSCO-Japan Co.,Ltd.
鉄鋼貿易
90,438
90,438
-
90,438 100.00
-
日本
POS-CD Pty.Ltd
石炭販売
12,550,000
-
12,550,000
12,550,000 100.00
POSA
オースト
(100.00)
ラリア
POSA
オースト
POS-GC Pty.Ltd
石炭販売
11,050,000
-
11,050,000
11,050,000 100.00
(100.00)
ラリア
-
インド
-
インド
Processing Center Co., 及び販売
(10.00)
中国
Ltd.(*3)
POSCO Bio Ventures L.
バイオテック
P.(*1,3)
ベンチャー投資
POSEC-Hawaii Inc.
不動産分譲
POS-Qingdao Coil
鉄鋼材加工
Center Co.,Ltd.(*3)
及び販売
POS-Ore Pty. Ltd.
POSCO-China Holding
Corp.(*3)
鉄鉱石開発
及び販売
POSAM
(100.00)
POSCO建設
(100.00)
POSCOP&S
(100.00)
POSA(100.00)
アメリカ
アメリカ
中国
オースト
ラリア
POSCO-India Private
鉄鋼製造販売
450,000,000
450,000,000
-
450,000,000 100.00
115,057,046
74,787,080
-
74,787,080
65.00
99,000
-
89,100
89,100
90.00
Ltd.
POS-India Pune Steel
鉄鋼材加工
Processing Centre Pvt.
及び販売
Ltd.
鉄鋼材加工
POSCO-JNPC Co.,Ltd.
POSCO-Japan
及び販売
日本
(90.00)
96/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
POSCO-Foshan Steel
POA(24.20)
Processing Center Co., 鉄鋼材加工
Ltd.(POSCO‐CFPC)
-
-
- 100.00
POSCO-China
中国
及び販売
(36.20)
(*3)
POSCO建設
POSCO E&C (Beijing)
土木及び建設
-
-
-
- 100.00
Co.,Ltd.(*3)
中国
(100.00)
大宇インターナ
POS-MPC S.A. de C.V.
鉄鋼材加工
(*3)
及び販売
ショナル(29.00)
-
-
-
-
90.00
POSAM
メキシコ
(61.00)
張家港不繍鋼
Zhangjigang Pohang
Port Co.,Ltd. (*3)
(75.00)
埠頭荷役
-
-
-
- 100.00
POSCO-China
中国
(25.00)
Qingdao Pos-metal Co.,
POA
物流保管業
-
-
-
- 100.00
Ltd. (*1,3)
中国
(100.00)
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
鉄鋼製造販売
-
-
-
-
85.00
-
ベトナム
(*3)
自動車用鋼板
POSCO-Mexico Co.,Ltd.
POSCAN
1,541,191,740 1,304,955,672 236,236,068 1,541,191,740 100.00
製造及び販売
メキシコ
(15.33)
POSCO India Delhi
鉄鋼材加工
Steel Processing
55,673,970
42,532,980
-
42,532,980
76.40
-
100,000
60,000
-
60,000
60.00
-
インド
及び販売
Centre Private Limited
POSCO-Poland Wroclaw
Steel
鉄鋼材加工
ポーラン
Processing Center Co., 及び販売
ド
Ltd.(*1)
オースト
POS-NP Pty.Ltd.
石炭販売
35,000,000
-
35,000,000
35,000,000 100.00
POSA(100.00)
ラリア
POSCO-Vietnam
鉄鋼材加工
Processing Center Co.,
-
-
-
-
86.86
-
-
-
- 100.00
-
ベトナム
及び販売
Ltd.(*3)
POSCO (Chongqing)
鉄鋼材加工
Automotive Processing
POSCO-China
中国
(10.00)
及び販売
Center Co,Ltd.(*3)
POSCOP&S
(15.15)
Suzhou Pos‐Core
部品製造
Technology Co.,Ltd.
-
-
-
- 100.00
POA(15.15)
及び販売
(*3)
POSCOTMC
(69.70)
97/454
中国
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
鉄鋼材加工
POSCO-JYPC Co.,Ltd.
POSCO-Japan
99,000
-
81,550
81,550
82.37
POSCO-Malaysia SDN.
鉄鋼材加工
123,000,000
BHD.(*4)
及び販売
POS-Minerals
鉱山開発管理
Corporation
及び販売
日本
(82.37)
及び販売
98,486,000
16,414,000
114,900,000
大宇インターナ
マレーシ
ショナル(13.34)
ア
93.41
POSCAN(85.00)
100
-
100
100 100.00
POSCOエムテック
アメリカ
(15.00)
POSCO (Wuhu)
鉄鋼材加工
Automotive Processing
Center Co.,Ltd.(*3)
POSCO-Phillippine
Manila Processing
Center Inc. (*2,3)
-
-
-
- 100.00
-
-
-
- 100.00
及び販売
鉄鋼材加工
及び販売
POSCO-China
(31.43)
中国
POSCOP&S
フィリピ
(100.00)
ン
POSCO Mexico East
Steel Distribution
Center Co., Ltd.
物流保管業
POSCOメキシコ
117,627,000
-
77,963,180
77,963,180
66.28
-
-
-
-
92.97
-
ベトナム
-
-
-
-
70.00
-
ベトナム
1,455,308
1,455,308
-
1,455,308 100.00
-
インド
58,209,443
58,209,443
-
58,209,443 100.00
-
インド
242,444
242,444
-
242,444 100.00
-
トルコ
-
-
-
- 100.00
(66.28)
メキシコ
(*1)
POSCO VST Co., Ltd.
ステンレス冷延
(*3)
製造及び販売
POSCO Vietnam Ha Noi
鉄鋼材加工
Processing Center
及び販売
Co.,Ltd. (*1,3)
POSCO Maharashtra
鉄鋼材加工
Steel
及び販売
Pvt. Ltd.(*1)
POSCO India Chennai
Steel
鉄鋼材加工
Processing Centre
及び販売
Pvt. Ltd.(*1)
POSCO Turkey Nilufer
鉄鋼材加工
Processing
及び販売
Center Co.,Ltd. (*1)
POSCO(Liaoning)
Automotive
Processing Center
鉄鋼材加工
POSCO-China
中国
(10.00)
及び販売
Co., Ltd. (*1,3)
POSCO-Indonesia
大宇インターナ
鉄鋼材加工
Jakarta Processing
インドネ
12,521,722
8,139,119
2,504,344
10,643,463
85.00
ショナル
シア
及び販売
Center, PT(*1)
(20.00)
98/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
POSCO China Dalian
Plate
鉄鋼材加工
POSCO-China
-
Processing Center
-
-
-
90.00
中国
(10.00)
及び販売
Co., Ltd. (*1,3)
POSCO-NCR Coal Ltd.
POSCAN
石炭販売
-
-
-
- 100.00
(*1,3)
POSCO WA Pty. Ltd.
鉄鉱石販売
オースト
188,752,130
(*1)
カナダ
(100.00)
188,752,130
-
188,752,130 100.00
-
及び鉱山開発
ラリア
大宇インターナ
Daewoo International
貿易
555,000
-
555,000
555,000 100.00
ショナル
アメリカ
America Corp.(*1)
(100.00)
Daewoo International
Deutschland
大宇インターナ
貿易
-
-
-
- 100.00
ショナル
ドイツ
(100.00)
GmbH(*1,3)
大宇インターナ
Daewoo International
貿易
9,600
-
9,600
9,600 100.00
ショナル
日本
Japan Corp.(*1)
(100.00)
Daewoo International
大宇インターナ
シンガ
Singapore Pte.
貿易
-
-
-
- 100.00
ショナル
ポール
(100.00)
Ltd.(*1,3)
大宇インターナ
Daewoo Italia S.r.l.
貿易
2,040,000
-
2,040,000
2,040,000 100.00
(*1)
イタリア
(100.00)
Daewoo Cement
(Shandong)Co., Ltd.
ショナル
大宇インターナ
セメント製造
-
-
-
- 100.00
ショナル
中国
(100.00)
(*1,3)
大宇インターナ
Daewoo(China) Co.,
持株会社
-
-
-
- 100.00
Ltd.(*1,3)
ショナル
中国
(100.00)
大宇インターナ
PT. RISMAR
衣類製造
インドネ
40,000
Daewoo Apparel(*1)
-
40,000
40,000 100.00
ショナル
及び販売
シア
(100.00)
大宇インターナ
Daewoo Textile
ウズベキ
紡績及び製織
-
-
-
- 100.00
ショナル
スタン
Fergana LLC (*1,3)
(100.00)
大宇インターナ
Daewoo Textile
ウズベキ
紡績及び製織
-
-
-
- 100.00
ショナル
スタン
Bukhara LLC (*1,3)
(100.00)
99/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
従属会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
Daewoo
大宇インターナ
International
オースト
資源開発
111,480,911
- 111,480,911
111,480,911 100.00
ショナル
ラリア
Australia Holdings
(100.00)
Pty. Ltd.(*1)
Daewoo Paper
Manufacturing
大宇インターナ
製紙
-
-
-
-
66.50
鉄鉱石販売
モリシャ
-
(*1,3)
中国
大宇中国(32.70)
Co., Ltd.(*1,3)
POSCO Mauritius Ltd.
ショナル(33.80)
-
-
- 100.00
POSA(100.00)
及び鉱山開発
ス
POSCO(Zhangjiagang)
Stainless
鉄鋼材加工
Steel Processing
張家港不繍鋼
-
-
-
- 100.00
及び販売
中国
(100.00)
Center
Co.,Ltd.(*1,3)
DAEWOO INT'L MEXICO
S.A.
大宇インターナ
貿易
53,078
-
53,078
53,078 100.00
ショナル
メキシコ
(100.00)
de C.V.(*1)
鉄鋼材加工
Xenesys Inc.(*1)
POSCO-Japan
1,301,731
385,000
278,000
663,000
50.93
日本
(21.36)
及び販売
(*1)該当法人は当期中に連結対象に組み入れられました。
(*2)該当法人は取締役会構成等を考慮した結果、実質支配力を保有していると判断されたため、連結対象に
含まれました。
(*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。
100/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 従属会社の要約財務情報
(単位:百万ウォン)
要約財務情報(*1)
従属会社名
資産
負債
資本
売上高
当期損益
5,187,914
2,659,275
2,528,639
6,237,953
162,939
㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール)
938,696
393,285
545,411
2,062,495
66,841
POSCO鋼板㈱
503,328
248,265
255,063
1,001,774
4,936
㈱POSCOプランテック
191,891
102,890
89,001
439,529
12,356
㈱POSCOICT
628,421
379,214
249,207
840,995
17,501
㈱POSCO経営研究所
27,503
3,615
23,888
23,207
278
㈱スングァン
79,903
34,269
45,634
15,567
2,609
87,968
41,164
46,804
127,835
4,611
1,267,956
527,844
740,112
1,543,122
117,005
ポステック技術投資㈱
36,557
863
35,694
-
128
㈱エヌトゥービー
66,043
36,745
29,298
603,640
2,504
355,865
120,930
234,935
756,053
56,083
68,508
8,516
59,992
78,478
14,434
メタポリス㈱
626,152
518,914
107,238
170,682
(10,806)
㈱ポスメイト
93,889
23,690
70,199
98,503
28,194
291,438
137,164
154,274
524,625
7,949
2,546,306
1,705,246
841,060
881,671
42,503
26,274
324
25,950
-
(964)
㈱ピーエイチピー
593,758
614,337
(20,579)
1,825
(14,801)
㈱POSCO TMC(旧、㈱ポスコア)
140,657
53,952
86,705
189,686
7,512
㈱ピーエヌアール
170,059
151,142
18,917
27,281
(17,973)
67,826
58,885
8,941
100,865
4,580
354,797
199,066
155,731
750,599
40,012
13,091
9,337
3,754
4,049
236,570
132,041
104,529
330,425
7,179
㈱デミョンティーエムエス
21,692
43,090
(21,398)
15,985
(4,057)
㈱ポスハイメタル
85,738
43,296
42,442
-
(6,389)
㈱POSCOイーアンドイー
17,787
69
17,718
-
416
㈱光陽エスピーエフシー
10,065
13
10,052
-
52
㈱ナインディジット
17,545
10,508
7,037
19,145
1,396
〔国内〕
㈱POSCO建設
㈱POSCO A&C建築士事務所
(旧、㈱ポスエイシー総合監理建築士事務所)
POSCO特殊鋼㈱
㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポスレック)
POSCOターミナル㈱
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョンピーエヌエイ)
POSCOパワー㈱
ポステック電力電気大中小企業相生協力ファンド
㈱メガエセット
㈱大宇エンジニアリング
浦項燃料電池発電㈱
㈱POSCOエイエスティー
101/454
(276)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
要約財務情報(*1)
従属会社名
資産
負債
資本
586,335
434,595
151,740
370,625
ポステック早期企業ファンド
10,000
-
10,000
-
-
POSCOファミリー電力ファンド
28,538
-
28,538
-
(62)
4,791,018
3,207,025
1,583,993
15,672,004
㈱POSCO LED
28,591
325
28,266
138
㈱POSCO NST
94,543
56,674
37,869
33,164
169
㈱浦項SRDC
14,921
-
14,921
-
-
260,418
139,360
121,058
288,907
(23,596)
1,195,886
515,913
679,973
106,475
47,552
424,570
96,062
328,508
170,421
56,029
POSCAN Elkview Coal Ltd.
66,913
2,130
64,783
-
9,085
POSCO AsiaCo.,Ltd.(POA)
515,340
481,379
33,961
2,335,842
3,064
54,899
35,880
19,019
189,354
5,445
155,703
155,589
114
68,149
(4,932)
POSCO-CTPC Co., Ltd.
77,281
47,763
29,518
149,810
2,398
POSCO-JKPC Co., Ltd.
86,912
70,353
16,559
75,831
2,385
International Business Center Corporation
95,860
55,905
39,955
28,354
13,560
53,600
72,731
(19,131)
72,865
3,688
1,471,851
838,301
633,550
2,461,020
54,301
Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd.
183,036
79,330
103,706
250,722
25,547
POSCO(Thailand)Co.,Ltd.
163,287
118,332
44,955
224,630
10,117
Myanmar POSCO Steel Co.,Ltd.
21,556
10,245
11,311
24,127
3,481
POSCO-JOPC Co.,Ltd.
71,955
68,233
3,722
76,947
766
POSCO Investment Co.,Ltd.
680,589
587,339
93,250
10,896
6,566
POSCO-MKPC SDN BHD.
116,837
69,179
47,658
135,852
3,395
Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd.
242,342
124,372
117,970
542,446
7,906
219,427
149,199
70,228
352,367
13,688
20,553
72
20,481
-
(10,536)
1,331
509
822
-
(693)
60,395
45,576
14,819
149,653
1,058
POS-Ore Pty. Ltd.
105,583
14,579
91,004
118,687
55,028
POSCO-China Holding Corp.
302,623
55,538
247,085
148,503
14,510
POSCO-Japan Co.,Ltd.
794,459
675,363
119,096
1,490,633
10,719
ソンジンジオテック㈱
㈱大宇インターナショナル
売上高
当期損益
(11,843)
122,017
(1,734)
〔海外〕
POSCO America Corporation(POSAM)
POSCO Australia Pty. Ltd.(POSA)
POSCO Canada Ltd.(POSCAN)
VSC POSCO Steel Corporation
Dalian POSCO-CFM Coated Steel Co.,Ltd.
POSCO E&C Vietnam Co., Ltd.
(旧、POSLILAMA E&C Co., Ltd.)
Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd.
POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center
Co.,Ltd.
POSCO Bio Ventures L.P.
POSEC-Hawaii Inc.
POS-Qingdao Coil Center Co.,Ltd.
102/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
要約財務情報(*1)
従属会社名
資産
負債
資本
売上高
当期損益
POS-CD Pty. Ltd
69,703
66,119
3,584
15,214
(2,102)
POS-GC Pty. Ltd
34,031
9,698
24,333
12,476
(488)
POSCO-India Private Ltd.
92,865
181
92,684
-
(21,612)
153,189
138,864
14,325
179,031
2,499
176,716
132,501
44,215
206,138
8,761
129,474
88,799
40,675
518,268
6,229
76,377
53,679
22,698
118,167
1,403
178,641
160,551
18,090
240,277
(2,161)
26,905
12,502
14,403
5,200
(789)
7,092
5,019
2,073
73,408
114
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
753,100
619,297
133,803
813,637
(66,251)
POSCO-Mexico Co.,Ltd.
441,014
346,865
94,149
302,595
(24,970)
92,826
70,928
21,898
113,056
8,919
48,413
33,788
14,625
53,941
717
POS-NP Pty. Ltd.
57,687
13,301
44,386
45,032
5,438
POSCO Vietnam Processing Center Co.,Ltd.
58,283
36,039
22,244
85,698
4,419
73,258
62,378
10,880
84,385
473
Suzhou pos-core Technology Co., Ltd.
56,772
32,854
23,918
89,248
1,593
POSCO-JYPC Co.,Ltd.
56,347
53,870
2,477
74,565
(1,222)
POSCO-Malaysia SDN.BHD.
78,028
78,170
125,209
(5,954)
POS-Minerals Corporation
113,105
-
113,105
-
(1,188)
85,772
63,854
21,918
124,687
2,872
25,448
15,888
9,560
37,558
1,462
13,872
2,370
11,502
5,547
696
POSCO VST CO., LTD.
195,191
131,450
63,741
210,656
(8,333)
POSCO Maharashtra Steel Pvt. Ltd.
159,681
79,556
80,125
-
(867)
78,906
64,492
14,414
52,228
POSCO‐JNPC Co.,Ltd.
POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt.
Ltd.
POSCO-Foshan Steel Processing Center Co.,Ltd.
POSCO E&C (Beijing) Co.,Ltd.
POS-MPC S.A. de C.V.
Zhangjigang Pohang Port Co.,Ltd.
Qingdao Pos- metal Co., Ltd.
POSS India Delhi Steel Processing Centre
Private Limited
POSCO-Poland Wroclaw Steel
Processing Center Co., Ltd.
POSCO (Chongqing) Automotive Processing
Center Co,Ltd.
POSCO (Wuhu) Automotive Processing Center
Co.,Ltd.
POSCO Phillippine Manila Processing Center
Inc.
POSCO Mexico East Steel Distribution Center
Co., Ltd.
POSCO India Chennai Steel Processing
Centre Pvt. Ltd.
103/454
(142)
73
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
要約財務情報(*1)
従属会社名
資産
POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co.,
負債
資本
売上高
当期損益
37,307
21,919
15,388
3,032
(2,228)
42,885
36,710
6,175
39,675
(836)
75,631
56,670
18,961
45,933
1,416
POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center, PT
34,309
27,026
7,283
42,882
1,023
POSCO-NCR Coal Ltd.
25,063
-
25,063
-
-
55,692
17,056
38,636
-
(3,631)
POSCO WA Pty. Ltd.
212,080
808
211,272
-
(13,096)
Daewoo International America Corp.
224,042
187,747
36,295
675,675
729
Daewoo International Deutschland GmbH
111,227
101,437
9,790
495,921
183
Daewoo International Japan Corp.
157,213
150,178
7,035
623,297
168
Daewoo International Singapore Pte. Ltd.
86,642
82,455
4,187
1,017,681
576
Daewoo Italia S.r.l.
99,538
95,826
3,712
223,452
258
350,754
245,252
105,502
97,965
(2,633)
Daewoo(China) Co., Ltd.
42,931
6,425
36,506
3,205
(17,448)
PT. RISMAR Daewoo Apparel
15,757
17,416
(1,659)
59,168
(2,830)
Daewoo Textile Fergana LLC
106,719
95,542
11,177
122,998
17,086
Daewoo Textile Bukhara LLC
68,807
50,311
18,496
44,322
1,364
132,221
4,947
127,274
379
(995)
Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd.
79,383
69,917
9,466
93,284
(22,118)
POSCO Mauritius Ltd.
21,548
-
21,548
-
-
11,841
111
11,730
-
-
DAEWOO INT'L MEXICO S.A. de C.V.
50,298
46,319
3,979
152,650
983
Xenesys Inc.
18,333
2,653
15,680
935
Ltd.
POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co.,
Ltd.
POSCO(Liaoning) Automotive Processing
Center Co., Ltd.
POSCO China Dalian Plate Processing Center
Ltd.
Daewoo Cement(Shandong) Co., Ltd.
Daewoo International Australia Holdings Pty.
Ltd.
POSCO(Zhangjiagang) Stainless
Steel Processing Center Co.,Ltd.
(3,624)
(*1)資産、負債及び資本は当期末現在のレートで、売上高及び当期純損益は当期平均レートで換算したもの
です。
104/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)連結持分法適用対象会社の現況
当期末現在、連結持分法適用対象会社の現況は次の通りです。
(単位:株)
投資株式数
発行
会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
〔国内〕
POSCO建設
エンジニアリ
㈱マイダスアイティー
3,402,000
-
866,190
866,190 25.46
ング
その他
松島国際都市開発(有)
POSCO建設
4,456,000
-
1,332,344
1,332,344 29.90
不動産賃貸
ゲイルインターナショナ
POSCO建設
285,304
不動産賃貸
㈱エスエヌエヌシー
原料生産
及び販売
忠州企業都市㈱
不動産業
-
85,306
85,306 29.90
ソウル
(29.90)
POSCO建設
37,000,000
(*1)
ソウル
(29.90)
その他
ルコリア(有)
ソウル
(25.46)
18,130,000
-
18,130,000 49.00
全南光陽
(29.90)
POSCO建設(22.00)
8,000,000
-
2,008,000
2,008,000 25.10
忠北忠州
POSCO ICT(3.10)
㈱泰岐山
風力発電所
POSCO建設
5,000,000
風力発電(*1)
建設及び運営
㈱韓国ソーラー
太陽光
-
2,500,000 50.00
江原横城
(50.00)
POSCO建設
2,000,000
パーク(*1)
2,500,000
-
900,000
900,000 37.50
発電事業
全南霊巌
(37.50)
青蘿国際業務
POSCO建設
複合団地開発
6,200,000
-
1,151,960
1,151,960 18.58
タウン㈱(*2)
仁川
(18.58)
POSCO建設
加露林潮力発電㈱(*1)
発電
7,230,000
-
2,322,999
2,322,999 32.13
忠南瑞山
(32.13)
㈱ピーエスアイビー
POSCO建設
非住居用建物
200,000
(*1)
-
98,000
98,000 49.00
賃貸業
ソウル
(49.00)
ユニバーサルスタジオ
POSCO建設(16.24)
不動産業
2,663,223
-
582,580
582,580 21.87
リゾート開発㈱
ソウル
POSCOICT(5.63)
大宇インターナショ
教保生命保険㈱
生命保険
20,500,000
-
4,920,000
4,920,000 24.00
ナル
ソウル
(24.00)
ドンバン金属工業㈱
鉄鋼材加工及
(*1)
び販売
2,303,746
825,288
-
825,288 35.82
-
慶北浦項
-
ブラジル
〔海外〕
KOBRAS CO(*1)
設備リース業 4,021,438,370 2,010,719,185
USS-POSCO Industries
冷延材生産
50.00
-
50.00
POSAM
-
(UPI)(*1,3)
- 2,010,719,185
-
及び販売
-
アメリカ
(50.00)
105/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
Poschrome
原料生産
(Proprietary) Limited
86,700
43,350
-
43,350 50.00
23,455,600
2,345,558
4,573,842
6,919,400 29.50
-
南ア共
及び販売
(*1)
POS-Hyundai Steel
鉄鋼材加工
Manufacturing India
POSCO P&S
インド
(19.50)
及び販売
Private Limited
POSVINA Co.,Ltd.
亜鉛鍍金
(*1,3)
鋼板生産
-
-
-
- 50.00
12,600
1,193
3,579
4,772 37.87
-
ベトナム
POSCO P&S
インド
(28.40)
ネシア
POSA
オーストラ
(33.34)
リア
PT.POSMI Steel
鉄鋼材加工
Indonesia
及び販売
(POSMI)(*1)
CAML Resources Pty.
原料生産
9,715
Ltd.(*1)
及び販売
Nickel Mining Company
原料生産
3,239
3,239 33.40
ニュー
6,601,426
SAS(*1)
-
3,234,698
-
3,234,698 49.00
-
及び販売
カレドニア
㈱POSCO
Liaoning Rongyuan Posco
耐火物製造
Refractories Co.,Ltd.
-
-
-
- 35.00
ケムテック
中国
及び販売
(*1,3)
(35.00)
POSCO Steel Processing
鉄鋼材加工
Center Co.,Ltd.(*3)
及び販売
An Khanh New City
高速道路建設
Development (*1,3)
・新都市開発
Henan Tsingpu Ferro
原料生産
-
-
-
- 20.00
-
-
-
- 50.00
及び販売
United Spiral Pipe, LLC
鋼管製品生産
ベトナム
(50.00)
張家港不繍鋼
-
-
- 49.00
中国
(49.00)
POSAM
(*1,3)
中国
POSCO建設
Alloy Co.,Ltd.(*1,3)
-
-
-
- 35.00
及び販売
アメリカ
(35.00)
ZhongyuePOSCO
(Qinhuangdau)Tinplate
POSCO-China
錫鍍鋼板製造
-
Industrial Co.,Ltd.
-
-
- 34.00
及び販売
中国
(10.00)
(*1,3)
BX STEEL POSCO Cold
鉄鋼材加工
Rolled Sheet Co.,Ltd.
-
-
-
- 25.00
-
中国
-
-
-
- 30.00
-
スロバキア
及び販売
(*3)
POSS-SLPC s.r.o.
鉄鋼材加工
(*1,3)
及び販売
106/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
投資株式数
発行
会社名
業種
支配
持分率
従属会社
(%)
保有比率(%)
地域
従属
株式数
計
会社
会社
POS-Minerals
原料生産及び
Eureka Moly LLC.(*3)
-
-
-
- 20.00
Corporation
アメリカ
販売
(20.00)
POSCO SAMSUNG
SuzhouSteel Processing
鉄鋼材加工
Center Co., Ltd.
及び販売
-
-
-
- 30.00
-
-
-
-
- 25.00 POSCO-China(25.00)
中国
(*1,3)
POSCO SeAH Steel Wire
鉄鋼材加工
(Nantong)Co.,Ltd.(*3)
及び販売
POS-GSFC LLC
中国
POSCO建設(0.94)
鉄鋼材加工
(旧、POS-JK.LLC)
14,600,000
- 648,171,993
648,171,993 44.40
ポスティール
UAE
及び販売
(*1)
NCR LLC(*3)
(43.46)
石炭販売
-
-
-
- 20.00
- 194,772,025
194,772,025 49.00
鉄鉱石販売
AMCI(WA) Pty. Ltd.(*1)
397,493,929
及び鉱山開発
-
カナダ
POSCO WA
オーストラ
(49.00)
リア
Shanghai Lansheng
大宇インターナショ
Daewoo Coporation 貿易
-
-
-
- 49.00
中国
ナル(49.00)
(*1,3)
Shanghai Waigaogiao
Free Trade Zone
大宇インターナショ
Lansheng Daewoo Int'l
貿易
-
-
-
- 49.00
中国
ナル(49.00)
Trading Co., Ltd.
(*1,3)
パプア
Hanjung Power Pty. Ltd.
電力生産
(*1)
及び販売
大宇インターナショ
16,791,045
-
8,227,612
8,227,612 49.00
ニューギニ
ナル(49.00)
ア
Myanmar Korea Timber
大宇インターナショ
International Ltd.
合板製造
600
-
270
270 45.00
ミャンマー
ナル(45.00)
(*1)
General Medicines
製薬及び
大宇インターナショ
29,400
Company Ltd.(*1)
-
9,702
9,702 33.00
販売
ガス生産
KOREA LNG Ltd.
スーダン
ナル(33.00)
大宇インターナショ
12,000
-
2,400
2,400 20.00
及び販売
韓国
ナル(20.00)
大宇インターナショ マダガスカ
DMSA, AMSA(*2,3)
資源開発
-
-
-
-
4.00
ナル(4.00)
ル
(*1)該当法人は持分率が30%を超過するものの、最大株主ではないため連結対象従属会社から除外しました。
(*2)該当法人は持分率が20%未満であるものの、被投資会社の最大株主から議決権40%の委任を受けて重大な
影響力があると判断されたため、持分法を適用しました。
(*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。
107/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)当期末現在、連結対象から除外された会社の現況は次の通りです。
会社名
地域
除外事由
㈱浦項エスピーエフシー
韓国
小規模
㈱ポスワード
韓国
小規模
バシス産業㈱
韓国
小規模
ポステックBD新事業ファンド
韓国
小規模
㈱ポスブロ
韓国
小規模
㈱フォーエムアイコンサルティング
韓国
小規模
㈱ポスファイン
韓国
小規模
麻浦ハイブロードパーキング㈱
韓国
小規模
㈱ダコス
韓国
小規模
㈱ポスカルシウム
韓国
小規模
㈱プラントイーエスティー
韓国
小規模
㈱釜山イアンドイー
韓国
小規模
㈱ポレカ
韓国
小規模
㈱松島エスイー
韓国
小規模
㈱ポスグリーン
韓国
小規模
㈱群山エスピーエフシー
韓国
小規模
㈱ポスエコハウジング
韓国
小規模
DAEWOO HANDELS GmbH
ドイツ
小規模
POSCO Engineering and Construction - UZ
ロシア
小規模
DAEWOO(M) SDN. BHD.
マレーシア
小規模
DAEWOO INTERNATIONAL CORPORATION(M) SDN. BHD.
マレーシア
小規模
POSCO E&C SMART
メキシコ
小規模
POSCO MEXICO HUMAN TECH
メキシコ
小規模
DWEMEX, S.A.DE C.V.
メキシコ
小規模
POS MPC Servicios de C.V.
メキシコ
小規模
POSCO-AAPC
アメリカ
小規模
PGSF, LLC
アメリカ
小規模
TECHREN Solar, LLC
アメリカ
小規模
MYANMAR DAEWOO LTD.
ミャンマー
小規模
MYANMAR DAEWOO INT'L LTD.
ミャンマー
小規模
POSCO E&C Venezuela C.A.
ベネズエラ
小規模
POSCO SS VINA
ベトナム
小規模
DAEWOO STC & APPAREL VIETNAM LTD.
ベトナム
小規模
GEZIRA TANNERY CO., LTD.
スーダン
小規模
108/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
地域
除外事由
スロベニア
小規模
POSCO South East Asia Pte. Ltd.
シンガポール
小規模
DAEWOO EL SALVADOR S.A. DE C.V.
エルサルバドル
小規模
イギリス
小規模
ウルグアイ
小規模
DAEWOO ENERGY CENTRAL ASIA
ウズベキスタン
小規模
POSCO E&C India Prvate Ltd.
インド
小規模
POSCORE-INDIA
インド
小規模
POSCO-ISDC
インド
小規模
DAEWOO INTERNATIONAL INDIA PRIVATE LTD.
インド
小規模
POSCO Foundation
インド
小規模
PT.POSNESIA
インドネシア
小規模
PT. MRI
インドネシア
小規模
PT DEC Indonesia
インドネシア
小規模
PT. KRAKATAU POSCO
インドネシア
小規模
PT. POSCO E&C INDONESIA
インドネシア
小規模
Dalian Poscon Dongbang Automatic Co., Ltd.
中国
小規模
San Pu Trading Co., Ltd.
中国
小規模
中国
小規模
POSCO ICT-CHINA
中国
小規模
POSCO-CYPC
中国
小規模
Tianjin Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd.
中国
小規模
Daewoo Int'l Guangzhou Corp.
中国
小規模
DAEWOO INTERNATIONAL SHANGHAI CO., LTD.
中国
小規模
ケイマン諸島
小規模
DAYTEK ELECTRONICS CORP.
カナダ
小規模
DAEWOO CANADA LTD.
カナダ
小規模
タイ
小規模
POSCO Australia GP Pty Limited
オーストラリア
小規模
Hume Coal Pty. Ltd.
オーストラリア
小規模
UAE
小規模
Europe Steel Distribution Center
(POS-ESDC, Logistics, Trading and Investment d.
o.o)
VECTUS LIMITED
POSCO-URUGUAY S.A.
Zhangjiagang BLZ Pohang International Trading
Co., Ltd.
ZEUS(Cayman)
POSCO South Asia
POSCO Gulf Logistics LLC
次へ
109/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)当期に初めて連結財務諸表の作成対象会社に含まれた従属会社の現況は次の通りです。
会社名
地域
㈱エヌトゥービー
ソウル
事由
当期中に持分追加引受
㈱光陽エスピーエフシー
全南 光陽
新規出資
㈱ナインディジット
京畿 仁川
当期中に引受
ソンジンジオテック㈱
慶南 蔚山
当期中に引受
ポステック早期企業ファンド
慶北 浦項
新規出資
POSCOファミリー電力ファンド
慶北 浦項
新規出資
㈱大宇インターナショナル
㈱POSCO LED
ソウル
当期中に引受
京畿 城南
新規出資
釜山
新規出資
㈱浦項エスアールディーシー
慶北 浦項
新規出資
POSCO Bio Ventures L.P.
アメリカ
支配構造の変更による対象会社組入
㈱POSCOエヌエスティー
Qingdao Pos- metal Co., Ltd.
POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co.,
Ltd
POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co.,
Ltd.
中国
ポーランド
メキシコ
POSCO Maharashtra Steel Pvt. Ltd.
インド
POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt.
インド
Ltd.
POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co., Ltd.
トルコ
POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co., Ltd.
ベトナム
POSCO(Liaoning) Automotive Processing Center Ltd.,
中国
Co.
POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center, PT
インドネシア
POSCO China Dalian Plate Processing Center Ltd.
POSCO-NCR Coal Ltd.
POSCO WA Pty. Ltd.
Daewoo International America Corp.
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
当期中に持分追加引受
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
直前事業年度末資産総額100億ウォン以上
で対象会社に組入
中国
新規出資
カナダ
新規出資
オーストラリア 新規出資
アメリカ
当期中に引受
ドイツ
当期中に引受
日本
当期中に引受
Daewoo International Deutschland GmbH
Daewoo International Japan Corp.
110/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
地域
Daewoo International Singapore Pte. Ltd.
事由
シンガポール
当期中に引受
イタリア
当期中に引受
Daewoo Cement(Shandong) Co., Ltd.
中国
当期中に引受
Daewoo (China)Co., Ltd.
中国
当期中に引受
インドネシア
当期中に引受
Daewoo Italia S.r.l.
PT. RISMAR Daewoo Apparel
Daewoo Textile Fergana LLC
ウズベキスタン 当期中に引受
Daewoo Textile Bukhara LLC
ウズベキスタン 当期中に引受
Daewoo International Australia Holdings Pty. Ltd.
オーストラリア 当期中に引受
Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd.
中国
POSCO Mauritius Ltd.
当期中に引受
モーリシャス
新規出資
中国
新規出資
POSCO(Zhangjiagang) Stainless Steel
Processing Center Co.,Ltd.
DAEWOO INT'L MEXICO S.A. de C.V.
メキシコ
当期中に引受
日本
当期中に引受
Xenesys Inc.
連結範囲の変動により、当期の連結財務諸表は同従属会社が連結範囲に含まれない場合に比べて資産
8,036,337百万ウォン、資本2,788,430百万ウォン、売上高20,626,294百万ウォン、当期損益57,043百万ウォンが
それぞれ増加しました。
当期中に連結財務諸表の作成対象から除外された従属会社の現況は次の通りです。
会社名
地域
理由
㈱ポスコン
慶北 浦項
㈱ポスコアECTに合併
浦鉄技研㈱
全南 光陽
㈱ポスコプランテックに合併
ユニバーサルスタジオリゾート開発㈱
ソウル
持分率下落
張家港不繍鋼鉄埠頭(有)
中国
持分売却
張家港設備工程服務(有)
中国
POSCO E&C (Beijing) Co., Ltd.に合併
&TV Communications
アメリカ
111/454
持分売却
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(6)従属会社の個別財務諸表修正
当社は支配会社と従属会社間の会計処理方法を一致させるために従属会社の会計方針及び会計見積方法の差
異を調整して連結財務諸表を作成しています。その主要内容と財務諸表に及ぼす影響は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
会社名
㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティー
調整事由
調整前
純資産価額
調整金額
調整後
純資産価額
金融費用資本化
545,411
(552)
544,859
POSCO鋼板㈱
金融費用資本化等
255,063
(54,514)
200,549
㈱POSCOICT
資産再評価の取消
249,207
(37,577)
211,630
有形資産償却方法の変更
234,935
6,618
241,553
有形資産償却方法の変更
154,274
4,677
158,951
POSCOパワー㈱
金融費用資本化
841,060
(68,027)
773,033
㈱ピーエイチピー
金融費用資本化
(20,579)
(26,398)
(46,977)
POSCO Asia Co., Ltd.
貸倒引当金設定
33,961
(4,497)
29,464
633,550
(86,440)
547,110
93,250
(6,571)
86,679
有形資産残存価額調整等
117,970
(14,552)
103,418
POSCO-Japan Co., Ltd.
有形資産残存価額調整等
119,096
(5,403)
113,693
POSCO-Vietnam Co., Ltd.
金融費用資本化
133,803
(7,623)
126,180
POSCO-Mexico Co., Ltd.
金融費用資本化
94,149
(15,248)
78,901
ル)
㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポス
レック)
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョンピーエヌエ
イ)
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co., Ltd.
POSCO Investment Co., Ltd.
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co., Ltd.
金融費用資本化等
貸倒引当金設定
112/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
会社名
㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティー
調整事由
調整前
純資産価額
調整金額
純資産価額
金融費用資本化
475,802
㈱ポスコン
有形資産償却方法の変更
185,718
2,333
188,051
POSCO鋼板㈱
金融費用資本化等
250,219
(48,974)
201,245
㈱POSCOICT
資産再評価
51,672
(32,970)
18,702
有形資産償却方法の変更
183,082
5,098
188,180
有形資産償却方法の変更
68,616
4,598
73,214
615,014
(19,147)
595,867
ル)
㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポス
レック)
(576)
調整後
475,226
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョンピーエヌエ
イ)
POSCOパワー㈱
金融費用資本化
㈱ピーエイチピー
金融費用資本化
(5,778)
(27,081)
(32,859)
POSCO Asia Co., Ltd.
貸倒引当金設定
31,723
(1,453)
30,270
573,888
(76,220)
497,668
88,296
(4,601)
83,695
有形資産残存価額調整等
109,070
(12,441)
96,629
有形資産残存価額調整等
97,213
(4,099)
93,114
棚卸資産低価法評価
13,595
(59)
13,536
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co., Ltd.
POSCO Investment Co., Ltd.
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co., Ltd.
POSCO-Japan Co., Ltd.
POS-Qingdao Coil Center Co.,
Ltd.
金融費用資本化等
貸倒引当金設定
POSCO-Vietnam Co., Ltd.
金融費用資本化
213,834
(9,440)
204,394
POSCO-Mexico Co., Ltd.
金融費用資本化
103,629
(16,172)
87,457
113/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2.重要な会計方針
当社と従属会社(以下、“連結会社”)は韓国の一般的に認められた会計処理基準により連結財務諸表を作成
しており、2009年12月31日をもって終了する会計年度に対する連結財務諸表の作成時に採用した会計方針と同
一な会計方針を適用しました。
連結会社が採用している重要な会計方針は次の通りです。
(1)収益認識
連結会社の収益は財貨の販売、役務の提供、建設型工事契約及びその他収益で構成されています。
財貨の販売は受けたか、もしくは受ける代価の公正価値で収益を測定し、売上割戻と割引及び戻入は収益から
減算しています。財貨の所有によるリスクと効益のほとんどが購買者に移転し、販売した財貨に対して所有権
がある時、通常的に行使する程度の管理や効果的な統制ができず、収益金額及び取引と関連して発生したか、も
しくは発生する取引原価と関連費用を信頼性をもって測定でき、経済的効益が流入する可能性が非常に高いと
きに収益を認識しています。
役務の提供は取引全体の収益金額と進行率を信頼性をもって測定でき、経済的効益が流入する可能性が非常に
高く、すでに発生した原価及び取引の原料のために投入すべき原価を信頼性をもって測定できるとき、進行基
準によって認識しています。
建設型工事契約は工事結果を信頼性をもって測定できるときは進行基準を適用して工事収益を認識していま
す。工事原価が工事損失を超過する可能性が非常に高い場合には推定工事損失を工事損失引当負債繰入額とし
て、即時に費用として認識しています。また、その他収益は収益を獲得する過程が完了し、収益金額を信頼性を
もって測定でき、経済的効益の実現可能性が非常に高いときに認識しています。
(2)貸倒引当金
売上債権等に対して個別分析と過去の貸倒実績率による貸倒見積額を貸倒引当金として設定し、関連資産から
減算する形式で表示しています。
114/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
また、整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等により売上債権等、債権の契約条件が連結会社に
不利に再調整された場合、将来キャッシュフローの現在価値と帳簿価額の差額を貸倒償却費として処理してい
ます。
(3)棚卸資産
棚卸資産は総平均法または移動平均法(未着品は個別法)などによる取得原価で評価し、棚卸資産の時価が帳
簿価額より下落して発生した評価損失及び正常に発生した減耗損失は売上原価に加算し、評価損失は棚卸資産
の控除科目で表示しています。
(4)有価証券
従属会社、持分法被投資会社、ジョイントベンチャーに対する投資を除外した債務証券及び持分証券に対して
は取得時点で満期保有証券、売却可能証券、売買目的証券に分類し、分類の適正性は報告期間終了日ごとに再検
討しています。
満期が確定した債務証券として償還金額が確定したか、もしくは確定が可能な債務証券を満期まで保有する積
極的な意図と能力がある場合には満期保有証券に分類しています。一方、主に短期間内の売買差益の獲得を目
的として取得した有価証券は売買目的証券に、売買目的証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売却可
能証券に分類しています。
連結会社は有価証券の取得原価を、有価証券取得のために提供した対価の市場価格に取得付帯費用を加算して
算定しています。
連結会社は、満期保有証券は償却後取得原価で評価し、売買目的証券及び売却可能証券は公正価額で評価して
います。但し、売却可能証券のうち市場性のない持分証券の公正価額を信頼性をもって測定できない場合には
取得原価で評価しています。市場性のある有価証券の評価は市場価格を公正価値とみなして、市場価格は報告
期間末現在の終値としています。
連結会社は、売買目的証券の未実現保有損益は当期損益項目で、売却可能証券の未実現保有損益は売却可能証
券評価損益(その他包括損益累計額)で処理しており、当該売却可能証券を処分したり、損傷差損を認識する
時点で一括して当期損益に反映しています。満期保有証券の満期額面価額と取得原価の差異は償還期間にわた
り実効利子率法を利用して取得原価と受取利息に加減しています。
115/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結会社は、損傷差損の発生に対する客観的な証拠があるかどうか、報告期間終了日ごとに評価して有価証券
の回収可能価額が債務証券の償却後取得原価または持分証券の取得原価より少ない場合には減額が不要だと
いう明白な証拠がない限り、損傷差損を認識して当期損益に反映しています。
売買目的証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来するか、もしくは売却等により処分することがほぼ
確実な売却可能証券及び報告期間終了日から1年以内に満期が到来する満期保有証券は流動資産に分類してい
ます。
(5)持分法適用投資株式
投資株式のうち重大な影響力を行使できる株式は持分法を適用して評価した価額で評価しています。持分法被
投資会社の純資産変動による持分の変動額は投資株式勘定で加減処理し、その変動の源泉によって持分法損益
(当期損益)、利益剰余金または持分法資本変動(その他包括損益)で処理しています。被投資会社の欠損累
積により投資株式の金額がゼロ(0)の状態となる場合には持分法適用を中止し、持分法適用投資株式をゼロ
(0)で処理しています。但し、連結会社が持分法被投資会社に対して優先株、長期性債権等のような投資性格
の資産を保有している場合、このような資産の帳簿価額がゼロ(0)となるときまで持分法被投資会社の損失
等を継続して反映しています。
重大な影響力を行使できるようになった日現在、取得原価と被投資会社の純資産価額の公正価値に対する連結
会社の持分を超過する金額は、発生年度から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償却しています。それ
に満たない場合、その不足額を被投資会社の非貨幣性資産のうち償却可能資産に該当する金額は加重平均耐用
年数にわたり定額法で戻し入れ、非償却資産に該当する金額は処分(費用化)される時点で戻し入れていま
す。また、投資株式の取得時点で持分法被投資会社の識別可能な資産・負債を公正価値で評価した金額と帳簿
価額の差額のうち連結会社の持分率に該当する金額は当該資産・負債に対する持分法被投資会社の処理方法
によって償却または戻し入れています。
海外に所在する持分法適用会社の外貨建て財務諸表を換算する場合には、資産及び負債は報告期間終了日現在
のレートで換算し、資本は取得当時のレートで換算しています。取得当時のレートで換算された資本金額と報
告期間終了日現在のレートで換算された資産金額から、報告期間終了日現在のレートで換算された負債金額を
減算した残額との差異のうち、連結会社持分に相当する金額は持分法資本変動(その他包括損益)として処理
しています。
116/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
連結会社及び持分法被投資会社間の取引で発生した損益に連結会社の持分率を乗じた金額のうち、報告期間終
了日現在、保有資産の帳簿価額に反映されている部分は連結会社の未実現損益とみなして未実現利益は持分法
適用投資株式から減算し、未実現損失は持分法適用投資株式に加算しました。
(6)資源開発投資金
連結会社はミャンマー鉱区など天然ガス及び鉱物等の探査及び開発事業投資金額を投資資産に資源開発投資
金として計上し、商業的生産が行われる場合、鉱業権などに振り替えて合理的な方法に従って償却しています。
上記の海外資源探査事業に関連して成功払い融資条件として借入れて投資した金額は関連規定に基づいてそ
の他の非流動負債で計上し、商業的生産が確定した場合には借入金に振り替えて関連支払利息及び為替換算損
益を一時に認識しています。また投資に失敗した場合には投資金額のうち減免処理される成功払い融資金額と
相殺される金額を除いた残額を投資資産損傷差損として処理しています。
(7)有形資産
有形資産の取得原価は当該資産の製作原価または購入原価に取得付帯費用を加算した価額で計上し、過去に資
産再評価法の規定により再評価した場合には再評価額で計上しています。また、現物出資、贈与その他無償で取
得した資産の価額は公正価値を取得原価としています。
有形資産の減価償却は下記の耐用年数によって定額法等の合理的な方法を適用しています。
区分
推定耐用年数(年)
区分
推定耐用年数(年)
建物
10∼60
工具器具
2∼10
構築物
5∼50
備品
2∼10
機械装置
2∼25
ファイナンスリース資産
2∼18
車両運搬具
2∼10
有形資産の製造、購入、建設、開発に使用された借入金に対する支払利息またはその他これと類似した金融費用
は発生時に費用処理しています。
修繕費のうち有形資産の耐用年数を延長させるか、もしくは価値を実質的に増加させる支出は当該資産の原価
に加算し、原状の回復及び機能維持のための支出は当期費用として処理しています。
117/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
有形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等により有形資産の将来の経済的効果が帳簿価額に著しく達
しない可能性があり、当該有形資産の使用及び処分から期待される将来キャッシュフロー総額の見積額が帳簿
価額に満たない場合には帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。
(8)リース
連結会社はリース資産の所有によるリスクと効益が実質的に連結会社に移転される場合にはファイナンス
リースに分類し、その他の場合にはオペレーティングリースに分類しています。
(9)無形資産
連結会社は無形資産を当該資産の製作原価または購入価額に取得付帯費用を加算した価額を取得原価で計上
し、当該資産の使用可能な時点から残存価額をゼロ(0)として下記の耐用年数及び償却方法によって償却し、
これによって計上された償却額を直接減算した残額で評価しています。
科目
耐用年数(年)
償却方法
営業権
5∼20
定額法
負の営業権
5∼10
〃
産業財産権
5∼10
〃
開発費(*1)
3∼10
〃
港湾施設利用権(*2)
1∼75
〃
長期電力受給契約権(*3)
9∼15
〃
その他の無形資産
2∼25
定額法等
(*1)連結会社は新製品、新技術等の開発に関連して発生した費用(ソフトウェア開発に関連する費用を含
む)として個別に識別可能で、将来の経済的効益が実現する可能性が非常に高い費用は開発費の科目で無形資
産として計上し、関連製品等の販売または使用が可能な時点から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償
却しています。
(*2)当期末現在、無形資産の港湾施設利用権は当社が1987年4月から光陽、浦項、平澤、馬山の地方海洋水産庁
に寄付した埠頭及び後背ヤード等(寄付日から総事業費補填時まで)に対するものです。
(*3)連結会社は従属会社であるPOSCOパワー㈱の韓国電力公社との電力受給契約を識別可能な無形資産と判
断し、株式取得日現在の公正価値を財務状態表上、長期電力受給契約権として計上しました。
118/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
無形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等により無形資産の回収可能価額が帳簿価額に重要に不足す
るようになる場合には、帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。
(10)社債割引発行差金
連結会社は社債割引発行差金を社債発行時から最終償還時までの期間にわたり実効利子率法を適用して償却
し、同償却額を支払利息に加算して処理しています。
(11)退職給付引当負債
当社と国内従属会社は役員・職員退職金支給規定によって報告期間末現在における期末要支給額を退職給付
引当負債として計上しています。従業員の受給権を保障する従業員退職保険に加入した預け金は退職給付引当
負債から減算する形式で表示しています。当社と国内従属会社は従来の国民年金法の規定により従業員が退職
する場合に支払う退職金の一部を国民年金管理公団に納付しており、同金額は国民年金転換金の科目で退職給
付引当負債から減算して表示しました。
国内従属会社の一部は確定給付型退職年金制度を設定しているため、同退職年金制度で運用される資産は当社
が直接保有しているとみなして会計処理し、財務状態表には運営される資産を一つに統合して退職保険預け金
で表示し、退職給付引当負債から減算する形で表示しています。
(12)債権の現在価値評価及び調整
当社と国内従属会社は会社整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等で債権の元金、利率または
期間が変更になったために調整された債権の帳簿価額と現在価値の差異が重要な場合には当該債権により将
来に受け取るか、もしくは支払う総金額を適正な利率で割り引いた現在価値で評価しており、債権の名目価額
と現在価値の差額である現在価値割引調整は実効利子率法を適用して戻し入れ、これを受取利息として認識し
ています。
(13)外貨建資産及び負債の換算
連結会社は貨幣性外貨建資産及び負債を報告期間末現在のレートで換算しており、これによって発生する換算
損益は当期損益として計上しています。また、海外支店の外貨建て財務諸表をウォン貨に換算する場合には資
産と負債は報告期間末現在のレートで、損益項目は当該会計年度の平均レートで換算しており、これによって
発生する換算損益は為替換算調整勘定の科目で資本に減算(加算)する形式で表示しています。同支店が閉鎖
される場合には当該会計年度の損益として処理するようになります。
(14)デリバティブの処理
すべてのデリバティブは最初の契約時及び報告期間終了日ごとに公正価値で評価しており、取引費用は発生時
に当期損益として認識しています。但し、リスクヘッジを目的とする場合、特定リスクによる資産、負債及び確
定契約の公正価額の変動リスクを回避する契約で発生した評価損益は当期損益として処理し、将来予想取引の
キャッシュフロー変動リスクを回避する契約で発生した評価損益はその他包括損益累計額で処理しています。
119/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
内在デリバティブの経済的特性及びリスク度と主契約の経済的特性及びリスク度との間に明確かつ密接な関
連性がなく、内在デリバティブと同一条件の独立したデリバティブがデリバティブの要件を満たす場合には、
内在デリバティブを主契約と分離して会計処理しています。
(15)引当負債
連結会社は支出の時期または金額が不確実な負債のうち過去の事象や取引の結果として現在義務が存在し、当
該義務を履行するために資源が流出する可能性が非常に高く、その義務の履行にかかる金額を信頼性をもって
見積ることができる場合にはその見積金額を引当負債として計上しています。
(16)自己株式
連結会社は自己株式の取得原価を原価法によって資本調整で計上しており、自己株式処分利益はその他の資本
剰余金で計上し、自己株式処分損失は自己株式処分利益として計上されたその他の資本剰余金から優先的に減
算した残額を資本調整として計上した後、欠損金処理順序に準じて利益剰余金と相殺しています。
(17)売上債権等の譲渡及び割引額の処理
連結会社は売上債権等を第三者に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利及び義務が実質的に移転す
るときには同金額を売上債権から減算して帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失として計上して
います。
(18)法人税費用
法人税費用は法人税負担額に繰延税金変動額を加減して算出しています。法人税負担額は法人税法等の法令に
より各会計年度に負担する法人税及び法人税に付加される税額の合計であり、前期以前の期間と関連した法人
税負担額を当期に認識する法人税追納額または還付額が含まれます。資産・負債の帳簿価額と税務価額の差異
である一時差異と繰越控除が可能な税務上欠損金と税額控除等に対して将来に負担することになる法人税負
担額と将来に軽減される法人税負担額をそれぞれ繰延税金負債及び資産として認識しています。繰延税金は一
時差異等の実現が予想される会計年度に適用される法人税率を使用して測定しています。
120/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(19)見積の使用
韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成するために連結会社は資産及び負債の金額、
引当負債等に対する開示、収益及び費用の測定と関連して多くの合理的な推定及び仮定を使用します。ここに
は有形資産の帳簿価額、売上債権、棚卸資産、繰延税金資産に対する評価、デリバティブに対する評価等が含ま
れます。こうした評価金額は実際と異なることがあります。
(20)支配会社の投資勘定と従属会社の資本勘定の相殺
支配会社の投資勘定と従属会社の資本勘定は支配権獲得日を基準として相殺除去し、従属会社資本のうち少数
株主持分は別途の科目として資本項目に表示しています。また、従属会社株式の取得日が従属会社の決算日で
ない場合には当該株式取得日にもっとも近い決算日を株式取得日とみなしました。支配会社の投資勘定と従属
会社の資本勘定を相殺除去するにあたって取引の実質に従ってパーチェス法を適用し、発生した投資除去差額
は営業権または負の営業権として認識しています。
(21)内部取引の除去
連結会社間の内部取引は相殺除去しており、関連して発生した内部未実現損益は次のように処理しています。
① 未実現損益の算定
連結会社が連結財務諸表の作成基準日現在においてそれぞれ所有している棚卸資産、有形資産及び無形資産に
含まれた未実現損益は当該販売会社の製品別の平均売上総利益率及びプロジェクト別利益率を基に算定しま
した。但し、平均売上総利益率より著しく高いか、もしくは低く利益率を適用して内部取引が行なわれた場合に
は、該当取引に適用した利益率を基に算定しました。
② 未実現損益の除去
当社は従属会社に販売することで発生した未実現損益は全額を除去して当社持分に負担させ、従属会社が当社
に販売したか、もしくは従属会社が他の従属会社に販売することで発生した未実現損益は全額除去して当社持
分と少数株主持分の持分率に比例して負担させました。
(22)海外従属会社の財務諸表換算
当社は海外従属会社の外貨建て財務諸表の換算時、財務状態表項目は報告期間末現在のレートで(但し、資本
勘定は歴史的レート適用)、損益計算書項目は当該会計年度の平均レートを適用して換算しています。これに
よって発生する差異を為替換算調整勘定として計上し、持分率によって当社持分と少数株主持分に按分処理
し、当社持分該当額は連結財務状態表上の連結その他包括損益累計額の項目で表示しています。またキャッ
シュフロー計算書項目のうち期首の現金は前期報告期間末現在のレートで、期末の現金は当期報告期間末現在
のレートで、その他の項目は当該会計年度の平均レートを適用して換算しており、これによって発生する差異
を外貨換算による現金の増加(減少)という項目で連結キャッシュフロー計算書に表示しています。
(23)適用した会計処理基準及び会計慣習
121/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
当連結財務諸表は大韓民国の会計処理基準に従って韓国語で作成された当社の連結財務諸表を翻訳したもの
です。この会計処理基準は国際的な会計処理基準、或いはこの報告書の利用者の国家で一般に公正妥当と認め
られる会計処理基準とは異なることがあります。この財務諸表と監査報告書は韓国において韓国語にて作成さ
れた財務諸表と監査報告書を和文に翻訳したものです。当該財務諸表は韓国の会計処理基準、手続及び会計慣
習が分からない者の為に作成されたものではなく、当社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動
並びにキャッシュ・フローの状況を韓国以外の国家等で一般的に公正妥当と認められる会計処理基準と会計
慣習に基づいて開示する為に作成されたものでもありません。
122/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
3.金融商品等
当期末及び前期末現在、連結会社の金融商品等の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
預入先
年利率(%)
第43(当)期
第42(前)期
現金及び普通預金
ウリ銀行他
0.00 ∼ 3.00
592,588
165,307
当座預金
ウリ銀行他
0.00 ∼ 1.00
39,874
7,427
企業自由預金
ウリ銀行他
0.20 ∼ 5.00
666,854
417,390
定期預積金
ウリ銀行他
2.64 ∼ 4.83
571,874
529,564
外貨定期預金等
新韓銀行他
0.00 ∼ 3.20
613,449
382,904
海外現地保有分
Bank of America他
0.00 ∼ 13.40
1,115,274
696,578
3,599,913
2,199,170
[現金及び現金性資産]
減算:国庫補助金
小計
(1,091)
(2,439)
3,598,822
2,196,731
2,476,855
2,962,298
[短期金融商品]
定期預金
シティバンク他
0.50 ∼ 4.96
特定金銭信託
ハナ銀行他
-
61,791
71,193
CD
外換銀行他
3.01 ∼ 4.80
247,600
2,405,500
新韓銀行
0.10 ∼ 1.40
111,739
342,643
HSBC他
0.00 ∼ 14.00
56,366
38,813
2,954,351
5,820,447
その他諸預金
海外現地保有分
小計
[長期金融商品]
定期預積金
三星生命他
0.50 ∼ 5.08
20,748
18,522
当座開設保証金
国民銀行他
0.00 ∼ 1.00
96
112
海外現地保有分
中国建設銀行他
0.36 ∼ 1.44
1,904
-
小計
22,748
18,634
合計
6,575,921
8,035,812
当期末現在、借入金に対する担保及び契約履行保証等と関連して短期金融商品28,811百万ウォン、政府受託課
題と関連して短期金融商品14,101百万ウォン、当座口座開設と関連して長期金融商品96百万ウォンの使用が制
限されており、前期末現在、借入金に対する担保及び契約履行保証等と関連して短期金融商品22,343百万ウォ
ン、政府受託課題と関連して短期金融商品10,667百万ウォン、当座口座開設と関連して長期金融商品112百万
ウォンの使用が制限されています。
123/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
4.売買目的証券
当期末及び前期末現在、連結会社の売買目的証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
取得価額
受益証券等
182,071
第42(前)期
公正価値
帳簿価額
183,953
帳簿価額
183,953
505,811
5.売却可能証券
(1)当期末及び前期末現在、連結会社の売却可能証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
[流動資産]
投資債券
42,909
35,746
42,909
35,746
市場性のある株式
4,944,184
3,973,531
市場性のない株式
1,547,524
1,174,866
8,025
120,048
46,328
24,146
小計
6,546,061
5,292,591
合計
6,588,970
5,328,337
小計
[非流動資産]
投資債券
出資金
124/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)連結会社の売却可能証券のうち、市場性のある株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第42
第43(当)期
会社名
保有株式数
持分率
(株)
(%)
(前)期
取得原価
公正価値
帳簿価額
帳簿価額
SKテレコム㈱(*1)
4,452,057
5.51 1,236,858
809,280
809,280
743,845
㈱ハナ金融持株
4,663,776
2.20
29,998
201,942
201,942
153,438
現代重工業㈱
1,477,000
1.94
343,506
654,311
654,311
256,260
韓一鉄鋼㈱
206,798
10.14
2,413
3,433
3,433
2,575
㈱ハイスティール
135,357
9.95
1,609
2,132
2,132
1,895
ムンベ鉄鋼㈱
1,849,380
9.02
3,588
4,133
4,133
5,419
東洋鉄管㈱
1,564,250
1.92
3,911
1,893
1,893
1,877
㈱新韓金融持株会社
4,369,881
0.92
228,778
231,167
231,167
188,779
610,103
10.17
18,792
31,664
31,664
22,055
1,005,000
9.80
40,212
29,095
29,095
22,110
65,132
0.08
2,538
2,508
2,508
1,185
11,033
0.03
298
203
203
151
13,115,837
3.39
574,524
786,950
786,950
783,015
4,452,812
0.86
37,804
31,927
31,927
36,793
3,404
-
149
1,123
1,123
744
㈱高麗半導体システム
281,924
5.25
529
1,073
1,073
671
㈱アロマソフト
150,000
1.54
143
156
156
603
-
-
-
-
-
277
591,000
1.01
24,999
24,024
24,024
-
238,352,000
3.50
719,622
972,351
972,351
1,128,734
1,200,000,000
15.39
42,301
70,724
70,724
67,658
21,215,700
7.25
420,805
314,446
314,446
249,431
236,625,000
1.50
25,385
35,948
35,948
-
60,567,000
13.91
53,120
89,164
89,164
132,139
134,807,307
13.27
59,644
82,731
82,731
33,389
23,696,338
16.68
43,250
222,526
222,526
73,598
327,210,775
20.28
77,694
287,952
287,952
9,531
㈱セア製鋼
ユニオンスティール㈱
㈱韓進海運
㈱韓進海運ホールディング
ス
KB金融持株㈱
㈱LGユープラス
(旧、㈱LGパワーコム)
東洋製鉄化学㈱
㈱アイコンポーネント
ソウル半導体㈱
Nippon Steel Corporation
(*1)
Thainox Stainless Public
Company Limited
Macarthur Coal Limited
PT. Krakatau Steel
Murchison Metals Ltd.
Cockatoo Coal Ltd.
Sandfire Resources NL
Jupiter Mines Limited
(*2)
125/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第42
第43(当)期
会社名
Silicon Motion Technology
Corp.
FuelCell Energy, INC.
その他
保有株式数
持分率
(株)
(%)
(前)期
取得原価
公正価値
帳簿価額
帳簿価額
136,925
0.42
3,052
663
663
545
10,786,418
9.55
57,156
28,378
28,378
47,354
-
-
34,534
22,287
22,287
9,460
4,087,212 4,944,184 4,944,184
3,973,531
合計
(*1)保有株式の一部が担保として提供されています。(注11参照)
(*2)該当会社は持分構造を変更しており、これにより一時的に20%を超過したもので、今後20%未満になる
と予想されるため、持分法を適用しませんでした。
126/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)連結会社の売却可能証券のうち、市場性のない株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
会社名
保有株式数
持分率
(株)
(%)
第42(前)期
帳簿価額
取得原価
帳簿価額
(*1)
㈱東部メタル
3,000,000
10.00
98,242
98,242
-
釜山金海軽電鉄㈱(*1,2)
9,160,000
25.00
45,800
75,405
76,294
韓国デルファイ㈱(*1)
1,835,520
7.70
9,178
45,431
50,805
㈱ティーケイケミカル(*1)
8,000,000
10.00
14,818
38,496
14,818
新分唐線㈱(*1)
2,061,000
5.00
10,305
17,655
17,500
ソウル市メトロ9号線㈱
4,090,985
12.25
20,455
20,455
30,444
140,000
10.00
14,000
14,000
14,000
2,700,000
70.00
13,500
13,500
6,750
2,400,000
1.20
12,000
12,000
12,000
500,000
8.40
10,000
10,000
10,000
㈱釜山イーアンドイー(*3)
1,917,300
70.00
9,587
9,587
-
㈱サムウォン鋼材
1,786,000
19.00
8,930
8,930
8,930
㈱エコタウン
1,596,000
19.00
7,980
7,980
7,980
㈱群山エフピーエスシー(*3)
300,000
100.00
15,036
14,854
-
プンサン特殊金属㈱
315,790
5.00
7,657
7,657
7,657
1,178,651
85.25
5,893
5,893
5,893
Nacional Minerios S.A.(*1)
30,784,625
6.48
668,635
534,734
535,357
The Siam United Steel(*1)
11,071,000
12.30
34,658
69,013
65,135
Minas de Revuboe Ltd.(*4)
-
7.80
21,548
21,548
21,548
POSCO-CYPC(*3,4)
-
100.00
16,100
16,100
-
132
10.20
8,097
8,097
8,097
Asia Special Steel Co., Ltd.
27
18.00
7,781
7,781
4,063
Hume Coal Pty. Ltd.(*3,4)
-
70.00
58,116
58,116
-
Elkview mine(*4)
-
2.50
33,659
33,659
32,723
98,261,497
98.00
5,874
5,874
-
-
100.00
41,277
39,514
-
-
68.00
10,284
10,284
-
-
-
-
-
63,872
-
-
446,145
342,719
181,000
1,655,555
1,547,524
1,174,866
㈱ユースペース
㈱ポスファイン(*3)
ドリームハブプロジェクト金融
投資㈱
㈱イーエヌケイ
㈱ポスエコハウジング(*3)
ACM Corporation
POSCO-URUGUAY S.A.(*3)
POSCO SS-VINA CO., LTD.
(*3,4)
POSCO AAPC LLC(*4)
POSCO Maharashtra Steel
Private
Limited(*5)
その他
合 計
127/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(*1)該当法人は外部専門評価機関によって算定された公正価値を利用して評価しました。その他市場性のな
い株式の場合、信頼性のある公正価値を算定できないため取得原価で評価しました。
(*2)該当法人は社会間接資本施設に対する民間投資法によって設立された法人であるため、持分率は 20%以
上ですが、財務及び営業に対して実質的に重大な影響力を行使できないため、持分法を適用しません。
(*3)該当法人は直前事業年度末の資産総額(または設立資本金)が100億ウォン未満で、当期中の規模の変
動が大きくない小規模法人か、もしくは正常営業開始前(建設中)の法人であるため、持分法を適用しま
せん。
(*4)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。
(*5)直前事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過し、売却可能証券から従属会社に再分類しました。
128/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)連結会社の売却可能証券のうち、投資債券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
満期
取得原価
第42(前)期
帳簿価額
帳簿価額
1年以内
537
537
568
1∼5年
607
607
4,414
小計
1,144
1,144
4,982
1年以内
38,081
42,371
35,178
1∼5年
7,550
6,550
115,634
5年超過
861
869
-
46,492
49,790
150,812
小計
47,636
50,934
155,794
減算:1年以内満期到来分
(38,619)
(42,909)
(35,746)
合計
9,017
8,025
120,048
国公債
その他債券
小計
(5)連結会社の売却可能証券のうち出資金の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
取得原価
第42(前)期
帳簿価額
帳簿価額
建設共済組合
16,268
19,127
17,876
その他
39,311
27,201
6,270
合計
55,579
46,328
24,146
129/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(6)当期及び前期における売却可能証券評価損益の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
SKテレコム㈱
当期増
期首
第42(前)期
期末
(減)
当期増
期首
(減)
期末
(373,374)
39,862
(333,512)
(247,137)
(126,237)
(373,374)
96,283
37,833
134,116
47,537
48,746
96,283
(68,052)
310,480
242,428
(38,098)
(29,954)
(68,052)
韓一鉄鋼㈱
(46)
842
796
(809)
763
(46)
㈱ハイスティール
223
185
408
123
100
223
1,258
(832)
426
90
1,168
1,258
(1,586)
12
㈱ハナ金融持株
現代重工業㈱
ムンベ鉄鋼㈱
東洋鉄管㈱
大韓海運㈱
㈱新韓金融持株会社
㈱セア製鋼
ユニオンスティール㈱
㈱韓進海運
㈱韓進海運ホールディン
グス
KB金融持株㈱
㈱LGユープラス
(旧、㈱LGパワーコム)
Nippon Steel
Corporation
Thainox Stainless
-
(1,574)
-
-
(31,199)
33,062
2,545
(1,958)
(4,898)
1,863
(82,790)
51,591
(31,199)
7,495
10,040
3,664
(1,119)
2,545
(14,119)
5,447
(8,672)
(20,077)
5,958
(14,119)
(1,036)
1,012
(24)
(1,105)
69
(1,036)
10
162,624
(83)
3,068
-
(2,751)
319,107
(121,979)
(73)
165,692
(2,751)
197,128
-
10
(13,843)
176,467
162,624
(161,460)
161,460
-
190,214
128,893
319,107
(1,562)
21,341
19,779
150,934
(58,179)
22,170
Macarthur Coal Limited
(58,179)
50,711
(7,468)
(209,113)
The Siam United Steel
23,771
3,026
26,797
18,493
Nacional Minerios S.A.
(103,957)
Sandfire Resources NL
39,643
121,668
161,311
その他
73,758
54,024
87,453
544,988
(485)
130/454
(104,442)
-
10
2,391
合計
(1,586)
4,898
19,779
Public Company Limited
372
-
5,278
23,771
(103,957)
(103,957)
(4,450)
44,093
39,643
127,782
21,824
51,934
73,758
632,441
(495,559)
583,012
87,453
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
6.満期保有証券
当期末及び前期末現在、連結会社の満期保有証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
満期
取得原価
第42(前)期
帳簿価額
帳簿価額
[流動資産]
国公債(*)
1年以内
3,679
3,657
20,717
1∼5年
36,194
36,024
91,792
5∼10年
137
137
-
36,331
36,161
91,792
40,010
39,818
112,509
[非流動資産]
国公債(*)
小計
合計
(*)該当国公債のうちの一部が、連結会社の営業と関連して担保として提供されています(注11参照)。
131/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
7.持分法適用投資株式
(1)当期末及び前期末現在、連結会社の持分法適用投資株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第42
第43(当)期
会社名(*1)
㈱エヌトゥービー(*2)
(前)期
保有株式数
持分率
取得
純資産
帳簿
帳簿
(株)
(%)
原価
価額
価額
価額
-
-
-
-
-
7,696
866,190
25.46
433
9,654
9,633
8,304
1,332,344
29.90
6,674
-
-
85,306
29.90
427
11,540
11,540
7,917
18,130,000
49.00
90,650
168,208
145,539
93,263
忠州企業都市㈱
2,008,000
25.10
10,040
10,515
10,515
5,383
㈱泰岐山風力発電
2,500,000
50.00
12,500
7,244
5,836
10,955
青蘿国際業務タウン㈱(*4)
1,151,960
18.58
45,651
35,437
36,050
2,159
加露林潮力発電㈱
2,322,999
32.13
11,615
10,881
10,881
11,041
98,000
49.00
490
-
-
4,920,000
24.00
1,266,900
1,092,853
1,302,989
-
2,010,719,185
50.00
32,950
142,615
142,615
98,943
USS-POSCO Industries(UPI)(*6)
-
50.00
254,649
38,789
31,007
45,961
Poschrome (Proprietary) Limited
43,350
50.00
19,859
34,459
28,975
13,481
-
-
-
-
-
30,439
3,239
33.40
40,388
48,437
54,155
30,237
3,234,698
49.00
157,585
210,914
178,866
190,149
-
-
-
-
-
9,899
-
50.00
20,429
2,109
2,109
12,643
-
35.00
37,450
18,031
17,908
23,984
-
34.00
9,517
19,963
16,826
15,592
-
25.00
61,961
81,891
86,122
63,667
Eureka Moly LLC.(*6)
-
20.00
121,209
25,048
109,177
113,105
POS-GSFC LLC(*6)
-
44.40
15,520
4,480
11,609
-
NCR LLC(*6)
-
20.00
23,744
2,831
23,931
-
194,772,025
49.00
213,446
(9,752)
199,881
-
㈱マイダスアイティー 松島国際都市開発㈲
ゲイルインターナショナルコリア㈲
㈱エスエヌエヌシー
㈱ピーエスアイビー(*3)
教保生命保険㈱(*5)
KOBRASCO
POSCO Bio Ventures L.P.(*2)
CAML Resources Pty. Ltd.
Nickel Mining Company SAS
Hubei Huaerliang POSCO Silicon
Science & Technology Co.,Ltd.(*7)
An Khanh New City Development
Joint-Ventured Compnay Ltd.(*6)
United Spiral Pipe, LLC.(*6)
(39,759)
(6,089)
Zhongyue POSCO (Qinhuangdau)
Tinplate Industrial Co., Ltd.
(*6)
BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet
Co., Ltd.(*6)
AMCI (WA) Pty. Ltd.
132/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第42
第43(当)期
会社名(*1)
保有株式数
持分率
取得
純資産
帳簿
帳簿
(株)
(%)
原価
価額
価額
価額
Myanmar Korea Timber International
270
45.00
-
2,400
20.00
137,993
-
4.00
Ltd.(*3,5)
KOREA LNG Ltd.(*5)
(前)期
DMSA, AMSA(*5,8)
その他
合 計
(947)
-
-
2,753
137,706
-
100,770
54,850
100,662
-
60,099
69,126
60,951
32,765
2,752,949
2,046,081
2,735,483
827,583
(*1)持分法被投資会社の持分法適用時、決算確定日の差異等で2010年12月31日現在の監査またはレビューを
受けていない仮決算財務諸表を利用しました。
(*2)該当法人は投資持分の追加取得により当期連結対象会社に組入れられました。
(*3)松島国際都市開発(有)及び㈱ピーエスアイビー、Myanmar Korea Timber International Ltd.は完全
債務超過のため持分法適用が中止され、これによって認識できなかった当期の持分変動額は9,717百万ウォン
で、当期以前の持分変動累積額75,689百万ウォンのうち31,097百万ウォンは当期損失に反映されました。
(*4)該当法人は外国人出資者等とのオプション契約により当社の適用持分率が18.58%に増加し、被投資会社
の最大株主から議決権40%を委任され重大な影響力があると判断されるため、持分法を適用しました。
(*5)該当法人は当期㈱大宇インターナショナルが連結対象会社に組入れられたことにより持分法株式に組
入れられました。
(*6)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しませんでした。
(*7)該当法人は当期中に保有株式全量を売却しました。
(*8)該当法人は持分率は20%未満ですが、主要意思決定に重大な影響力を行使できる共同支配対象企業の株
式であるため、持分法を適用しました。
133/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期における持分法適用投資株式別の持分法評価内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
会社名
持分法
第42(前)期
その他
期首
期末
損益
7,696
333
㈱マイダスアイティー
8,304
1,329
ゲイルインターナショナルコリア㈲
7,917
3,623
93,263
64,967
5,383
5,132
10,955
㈱エスエヌエヌシー
忠州企業都市㈱
㈱泰岐山風力発電
青蘿国際業務タウン㈱
加露林潮力発電㈱
教保生命保険㈱
(8,029)
その他
損益
増減額(*)
期末
増減額(*)
㈱エヌトゥービー
持分法
期首
-
7,519
418
-
9,633
6,926
1,229
-
11,540
6,983
5,038
(4,104)
7,917
145,539
59,020
34,244
(1)
93,263
-
10,515
7,686
(2,303)
-
5,383
(5,119)
-
5,836
5,273
(3,722)
9,404
10,955
2,159
(7,850)
41,741
36,050
3,354
(1,212)
17
2,159
11,041
(160)
-
10,881
-
(208)
11,249
11,041
1,128,110
1,302,989
-
-
-
-
(12,691)
(241)
7,696
149
8,304
-
174,879
KOBRASCO
98,943
51,378
(7,706)
142,615
57,656
25,611
15,676
98,943
USS-POSCO Industries(UPI)
45,961
(9,165)
(5,789)
31,007
51,330
(18,530)
13,161
45,961
Poschrome (Proprietary) Limited
13,481
361
15,133
28,975
5,004
6,237
2,240
13,481
POSCO Bio Ventures L.P.
30,439
-
-
39,584
(5,037)
(4,108)
30,439
CAML Resources Pty. Ltd.
30,237
13,673
10,245
54,155
31,959
(6,561)
4,839
30,237
Nickel Mining Company SAS
190,149
7,744
(19,027)
178,866
220,553
(3,634)
(26,770)
190,149
(775)
9,899
(30,439)
Hubei Huaerliang POSCO Silicon
9,899
(852)
(9,047)
-
10,552
122
12,643
(10,475)
(59)
2,109
21,184
(6,509)
(2,032)
12,643
23,984
(13,662)
7,586
17,908
32,260
(5,523)
(2,753)
23,984
15,592
1,146
88
16,826
16,944
(159)
(1,193)
15,592
63,667
21,739
716
86,122
90,776
(23,086)
(4,023)
63,667
113,105
(1,165)
(2,763)
109,177
121,209
(305)
(7,799)
113,105
POS-GSFC LLC
-
(2,796)
14,405
11,609
-
(1,931)
NCR LLC
-
(40)
23,971
23,931
-
AMCI(WA) Pty Ltd.
-
(12,459)
212,340
199,881
-
(1,538)
1,538
KOREA LNG Ltd.
-
15,463
DMSA, AMSA
-
Science & Technology Co., Ltd.
An Khanh New City Development
Joint-Ventured Company Ltd.
United Spiral Pipe, LLC.
Zhongyue POSCO (Qinhuangdau)
Tinplate Industrial Co., Ltd.
BX STEEL POSCO Cold Rolled
Sheet Co., Ltd.
Eureka Moly LLC.
1,931
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
122,243
137,706
-
-
-
-
100,882
100,662
-
-
-
-
Myanmar Korea Timber International
Ltd.
その他
合 計
(220)
32,765
7,112
21,074
60,951
36,764
(1,059)
(2,940)
32,765
827,583
303,378
1,604,522
2,735,483
832,536
(6,880)
1,927
827,583
(*)当期取得(処分)価額、配当金受領額、被投資会社のその他包括損益累計額変動による持分法資本変動額
等による増減額です。
134/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期及び前期における投資差額の処理内訳は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
会社名
期首金額
発生額
㈱エヌトゥービー
513
㈱エスエヌエヌシー
104
CAML Resources Pty. Ltd.
BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd.
償却額
-
-
1
(42)
63
1,987
-
(1,987)
-
6,904
1
(2,673)
4,232
POS-GSFC LLC
-
8,545
(1,481)
7,064
AMCI(WA) Pty. Ltd.
-
209,634
その他
849
合計
10,357
(513)
期末金額
(282)
217,386
-
209,634
(407)
160
(6,590)
221,153
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
会社名
期首金額
発生額
償却額
期末金額
㈱エヌトゥービー
696
-
(183)
513
㈱エスエヌエヌシー
146
-
(42)
104
CAML Resources Pty Ltd.
7,751
-
(5,764)
1,987
BX Steel POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd.
9,577
-
(2,673)
6,904
-
1,015
(1,015)
-
1,138
667
(956)
849
19,308
1,682
(10,633)
10,357
POS-GSFC LLC
その他
合計
135/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)当期及び前期において持分法損益に反映された未実現損益の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
会社名
棚卸資産
有無形
第42(前)期
合計
資産
棚卸資産
㈱エヌトゥービー
-
-
-
368
㈱マイダスアイティー
-
5
5
-
㈱エスエヌエヌシー
(13,602)
㈱ピーエスアイビー
9,556
-
KOBRASCO
USS-POSCO Industries(UPI)
Poscrome (Proprietary)
Limited
Nickel Mining Company SAS
United Spiral Pipe, LLC.
(USP)
1,115
有無形
合計
資産
4
(8)
1,195
372
(8)
(12,487)
(11,686)
(10,491)
-
9,556
4,742
-
4,742
-
-
14,090
-
14,090
(1,311)
-
(1,311)
2,368
-
2,368
(1,145)
-
(1,145)
9,279
-
9,279
(4,825)
-
(4,825)
4,935
-
4,935
(110)
-
(110)
(14)
-
(14)
(802)
-
(802)
(210)
-
(210)
(7)
-
(7)
-
-
-
(9)
-
(9)
-
-
-
(960)
1,411
(13,215)
2,531
Zhongyue POSCO (Qinhuangdau)
Tinplate Industrial Co.,
Ltd.
POS-GSFC LLC
Myanmar Korea Timber
International Ltd.
その他
合 計
136/454
451
(10,684)
(5,943)
17,929
3
1,194
(5,940)
19,123
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)当期末現在、持分法被投資会社の要約財務情報は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
会社名
㈱マイダスアイティー
資産
負債
売上高
当期損益
61,350
23,434
40,810
5,792
2,929,925
3,062,899
748,068
81,960
59,564
20,970
36,651
12,224
㈱エスエヌエヌシー
648,682
305,401
519,871
149,246
忠州企業都市㈱
254,767
212,874
79,891
20,541
81,051
66,563
9,168
(4,088)
456,044
265,318
-
(241)
35,340
1,473
-
(561)
367,396
379,823
9,472
(12,074)
57,322,654
52,769,099
12,053,412
758,781
KOBRASCO
351,211
65,981
131,859
89,254
USS-POSCO Industries(UPI)
459,290
381,712
1,018,389
76,611
7,693
69,126
6,306
CAML Resources Pty. Ltd.
210,319
65,298
265,014
46,970
Nickel Mining Company SAS
527,296
96,859
176,775
23,484
194,004
189,787
-
(14,122)
177,697
126,179
20,745
(38,719)
150,510
91,795
165,117
5,811
1,003,494
675,931
1,421,734
97,645
207,968
82,728
-
(5,825)
POS-GSFC LLC
50,132
40,041
27,691
(1,837)
NCR LLC
14,379
226
-
(201)
AMCI(WA) Pty. Ltd.
11,521
31,424
-
9,032
11,136
10,665
13,850
87
79,030
5,301,319
3,930,064
-
438,844
262,708
1,053,549
松島国際都市開発㈲
ゲイルインターナショナルコリア㈲
㈱泰岐山風力発電
青蘿国際業務タウン㈱
加露林潮力発電㈱
㈱ピーエスアイビー
教保生命保険㈱
Poschrome (Proprietary) Limited
An Khanh New City Development
Joint-Ventured Company Ltd.
United Spiral Pipe, LLC.(USP)
Zhongyue POSCO (Qinhuangdau)
Tinplate Industrial Co., Ltd.
BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet
Co., Ltd.
Eureka Moly LLC.
Myanmar Korea Timber
International Ltd.
KOREA LNG Ltd.
DMSA, AMSA
その他
(15,709)
19,754
(613)
77,315
(3,857)
22,039
8.資源開発投資金
資源開発投資金はミャンマー鉱区など石油、天然ガス及び鉱物等の探査及び開発事業に投資した金額で、鉱区
別構成内訳は下記のとおりです。
(単位:百万ウォン)
鉱区名
期末帳簿価額
137/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ミャンマーA-1鉱区
624,708
ミャンマーA-3鉱区
338,685
オーストラリア ナラブリ等
116,221
ミャンマーAD-7鉱区
44,499
ウズベキスタン35/36鉱区
25,349
ロシア 西カムチャッカ鉱区
9,573
その他
4,980
合計
1,164,015
上記資源開発投資に関連して、韓国石油公社などから成功払い条件で借り入れた153,945百万ウォン(USD145百
万)は全額その他の非流動負債に計上しました。
9.有形資産
(1)当期及び前期における有形資産の変動内訳は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
区分
期首
取得(*1)
処分
土地
2,142,621
221,158
(65,568)
建物
3,429,518
1,095,756
(115,236)
構築物
1,648,110
650,930
機械装置
10,071,348
車両運搬具
減価償却費
その他増減
(*2)
(*3)
期末
199,357
(30,945)
2,466,623
(294,081)
418,681
(90,313)
4,444,325
(36,982)
(144,924)
73,794
(71,552)
2,119,376
4,543,685
(37,947)
(2,286,476)
360,047
51,065
23,140
(5,077)
(18,809)
15,406
工具器具
68,355
46,401
(2,616)
(29,135)
(7,529)
備品
86,024
76,389
(5,880)
(40,639)
14,030
23,565
32,982
(573)
(11,864)
(1,035)
-
43,075
建設仮勘定
4,319,179
5,591,920
(61,120)
(6,249,019)
336,282
3,937,242
合計
21,839,785
12,282,361
(330,999)
(5,176,268)
(89,802) 25,699,149
ファイナンスリー
ス資産
-
連結調整
(2,825,928)
(*1)建設仮勘定からの振替取得を含めています。
(*2)運休資産の減価償却費である運休資産費用を含めています。
(*3)その他増減は資産振替及び換算差異調整、連結範囲調整等を含めています。
138/454
(224,618) 12,426,039
(1,583)
64,142
(33)
75,443
(7,040)
122,884
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
区分
期首
取得
処分
減価償却費
土地
1,861,451
153,118
(26,083)
建物
2,855,902
876,087
(43,536)
構築物
1,590,231
196,500
機械装置
8,635,599
車両運搬具
その他増減
期末
160,305
(6,170)
2,142,621
(245,517)
155,786
(169,204)
3,429,518
(10,773)
(150,340)
99,480
(76,988)
1,648,110
3,332,801
(165,204)
(2,005,954)
813,289
33,923
56,976
(23,383)
(17,294)
1,323
(480)
51,065
工具器具
94,396
38,580
(2,180)
(33,519)
(28,490)
(432)
68,355
備品
90,034
36,342
(2,305)
(37,445)
3,682
(4,284)
86,024
10,579
3,410
(10)
(6,840)
16,426
建設仮勘定
2,896,984
5,587,395
(32,049)
合計
18,069,099
10,281,209
(305,523)
ファイナンスリー
ス資産
-
連結調整
(2,496,909)
(3,788,448)
(2,566,647)
(539,183) 10,071,348
(344,703)
23,565
4,319,179
(1,141,444) 21,839,785
(2)当社は1989年12月31日以前までに3回にわたり資産再評価を実施し、従属会社であるPOSCO特殊鋼㈱、POSCO
鋼板㈱及び㈱POSCOエムテック(旧、サムジョンピーエヌエイ㈱)は2000年12月31日以前に有形資産に対
して資産再評価法による再評価を実施しました。これと関連して39,421億ウォンの再評価差額が発生し、
同再評価差額のうち再評価税納付額等を減算した32,248億ウォンを再評価積立金として計上していま
す。
(3)ファイナンスリース資産
① リース契約の主要内容
連結会社は当期末及び前期末現在、厚板専用RO/RO船の使用等のためにイルシン海運㈱等とファイナンスリー
ス契約を締結し、当該資産及び負債にそれぞれ計上しています。
② 当期末現在、上記リース契約によって今後支払う最低リース料は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
金額
1年以内
14,914
1年超過5年以内
19,627
5年超過
4,138
合計
38,679
(4)公示価格
当期末及び前期末現在、当社及び国内従属会社が保有している土地の個別公示価格はそれぞれ5,045,356百万
ウォン及び4,358,124百万ウォンです。
(5)当期末及び前期末現在、連結会社が保険に加入した資産の主要内訳は次の通りです。
139/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(単位:百万ウォン)
保険種類
付保額
資産
第43(当)期
第42(前)期
保険会社名
火災及び財物総合
建築物
9,389,216
7,798,370
東部火災海上保険㈱他
火災及び財物総合
機械装置
12,446,310
9,004,773
東部火災海上保険㈱他
航空保険等
車両運搬具
32,101
33,603
東部火災海上保険㈱他
火災及び財物総合
工具器具等
163,422
110,009
東部火災海上保険㈱他
合計
22,031,048
16,946,755
10.無形資産
(1)当期及び前期に発生した無形資産の変動内訳は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
区分
期首
取得
処分
営業権
272,092
1,267,818
-
負の営業権
(10,352)
(2,133)
産業財産権
51,994
8,496
(2,322)
開発費
48,496
27,202
(11,392)
港湾施設利用権
99,552
28,165
長期電力受給契約権
48,483
-
その他の無形資産(*2)
119,704
121,365
合計
629,969
1,450,913
戻入
その他
(償却)
増減(*1)
(68,460)
連結調整
期末
(5,776)
-
2,568
-
(2,419)
10,331
78,534
144,614
(16,211)
55,225
(10,455)
92,865
-
(15,626)
-
(4,851)
107,240
-
(6,688)
-
-
41,795
(1,470)
(98,642)
51,266
1,126,860
1,319,083
(15,184)
(207,948)
113,614
1,190,088
3,161,452
-
98
1,465,674
(9,819)
(*1)その他増減は資産振替及び換算差異調整、連結範囲調整等を含めています。
(*2)連結会社は全社レベルの管理システム(ERPシステム)及び工程革新作業に関連して発生する費用等を
その他の無形資産として処理しています。
当期末現在、その他の無形資産の主要内訳は大宇インターナショナル引受時の顧客関係による評価差額など
927,080百万ウォンとソンジンジオテック引受時の技術力、顧客関係、受注残高による評価差額など178,376百
万ウォンです。
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
区分
営業権
負の営業権
期首
270,842
(575)
取得
処分
戻入
その他
(償却)
増減
連結調整
期末
39,527
-
(38,353)
76
-
272,092
(11,468)
-
1,766
(75)
-
(10,352)
140/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
産業財産権
18,266
40,917
(2,420)
(5,340)
開発費
82,221
37,013
(8,535)
(14,302)
116,078
1,680
-
(18,090)
-
55,170
-
-
(6,687)
-
181,765
29,113
723,767
136,782
港湾施設利用権
長期電力受給契約権
その他の無形資産
合計
(1,518)
571
-
(47,689)
51,994
(212)
48,496
(116)
99,552
-
48,483
(70,661)
(14,436)
(4,559)
119,704
(12,473) (151,667)
(61,553)
(4,887)
629,969
(2)当期末及び前期末現在、無形資産償却費の配賦内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
内訳
第43(当)期
製造原価
販売費及び一般管理費
合計
第42(前)期
45,762
72,028
162,186
79,639
207,948
151,667
(3)当期末及び前期末現在、連結会社の重要な営業権の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
内訳
大宇インターナショナル投資差額
第43(当)期
第42(前)期
残存償却期間
1,145,477
-
-
26,471
-
187,699
198,580
17年
ソンジンジオテック投資差額
78,742
-
4年
POSCO VST投資差額
29,036
36,955
4年
1,440,954
262,006
POSCOパワー投資差額
大宇エンジニアリング投資差額
合計
19年
(4)当期及び前期に費用として認識した経常研究開発費はそれぞれ537,025百万ウォン及び452,589百万ウォ
ンであり、このうち当期及び前期にそれぞれ395,238百万ウォン及び368,207百万ウォンは製造原価
141,787百万ウォン及び84,382百万ウォンは販売費及び一般管理費として処理されました。
次へ
141/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
11.担保提供資産及び支払保証の内訳
(1)担保提供資産
当期末及び前期末現在、連結会社が長・短期借入金等に関連して借入先等に担保として提供した資産の内訳は
次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
棚卸資産
担保設定金額
担保提供先
第43(当)期
第42(前)期
韓国輸出入銀行
27,000
-
みずほ銀行他
223,873
220,732
建物及び構築物
産業銀行他
65,820
105,465
機械装置
国民銀行他
159,549
387,828
900
2,000
みずほ銀行他
41,711
53,898
売却可能証券(*1)
交換社債権者他
973,797
1,233,523
満期保有証券(*2)
慶尚北道庁
31,908
31,675
持分法適用投資株式
貸主団(債権団)
410,203
15,793
1,934,761
2,050,914
土地
短期金融商品
売上債権
産業銀行
合計
(*1)当期末現在、当社は売却可能証券のうち交換社債と関連してSKテレコム㈱ADR18,994,379株(2,110,486
株)を、第1次サムライ私募社債と関連してNippon Steel Corporation 103,951,000株を担保として提供して
います。
(*2)当期末現在、当社は浦項製鉄所4投機場造成事業の原状回復履行保証と関連して慶尚北道庁に満期保有
証券として計上されている国公債のうち国庫債29,830百万ウォンとソウル都市鉄道公債1,978百万ウォンを担
保として提供しています。
142/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)第三者から提供された支払保証
当期末及び前期末現在、連結会社の外国借款と関連して第三者から提供された保証の内容は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
支払保証額
保証機関
通貨
第43(当)期
外貨金額
韓国産業銀行
EUR
第42(前)期
ウォン貨換算額
3,327,892
5,037
外貨金額
3,964,242
ウォン貨換算額
6,637
一方、連結会社は当期末現在、契約履行等と関連して韓国外換銀行等から1,593,649百万ウォンの保証の提供を
受けています。
143/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
12.短期債務
(1)短期借入金
当期末及び前期末現在、連結会社の短期借入金内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
借入先
年利率(%)
第42(前)期
通貨
通貨別金額
ウォン貨換算額
通貨別金額
ウォン貨換算額
[ウォン貨短期借入金]
運転資金
韓国輸出入銀行他
0.99 ∼ 7.61
小計
KRW
626,710
626,710
733,867
733,867
KRW
626,710
626,710
733,867
733,867
USD
163,126,018
[外貨短期借入金]
当座借越
運転資金
Bank of America他
新韓銀行他
0.50 ∼ 1.80
87,641,601
213,295
104,833
CNY
159,484,354
14,629,409
USD
3,241,259,377
1,192,237,238
JPY
46,424,820,531
40,030,261,210
CNY
2,031,945,272
1,876,379,123
MYR
229,446,223
171,400,734
VND
875,990,790,739
252,735,770,675
AUD
102,604,949
0.71 ∼ 17.00
50,000,000
4,998,365
2,387,101
THB
820,000,000
1,170,000,000
MMK
400,000,000
1,184,424,000
NTD
85,814,000
40,000,000
EUR
1,562,970
-
PLN
8,068
-
INR
312,328,428
-
USD
3,404,385,395
1,279,878,839
JPY
46,424,820,531
40,030,261,210
CNY
2,191,429,626
1,891,008,532
MYR
229,446,223
171,400,734
VND
875,990,790,739
252,735,770,675
AUD
102,604,949
小計
50,000,000
5,211,660
2,491,934
THB
820,000,000
1,170,000,000
MMK
400,000,000
1,184,424,000
NTD
85,814,000
40,000,000
EUR
1,562,970
-
PLN
8,068
-
INR
312,328,428
-
144/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
区分
借入先
年利率(%)
通貨別金額
合計
第42(前)期
通貨
ウォン貨換算額
通貨別金額
ウォン貨換算額
KRW
626,710
733,867
USD
3,404,385,395
1,279,878,839
JPY
46,424,820,531
40,030,261,210
CNY
2,191,429,626
1,891,008,532
MYR
229,446,223
171,400,734
VND
875,990,790,739
252,735,770,675
AUD
102,604,949
THB
820,000,000
1,170,000,000
MMK
400,000,000
1,184,424,000
NTD
85,814,000
40,000,000
EUR
1,562,970
-
PLN
8,068
-
INR
312,328,428
-
145/454
5,838,370
50,000,000
3,225,801
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)1年以内返済予定長期借入金
当期末及び前期末現在、連結会社の1年以内返済予定長期借入金の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
借入先
年利率(%)
第42(前)期
通貨
通貨別金額
ウォン貨換算額
通貨別金額
ウォン貨換算額
[流動性社債]
公募社債等
-
1.55 ∼ 7.51
KRW
1,180,000
USD
543,100,000
JPY
79,000,000,000
減算:社債割引発行差金
加算:償還割増金
小計
212,000
2,941,300
90,000,000
317,084
(58,930)
(219)
42,024
-
2,924,394
316,865
[流動性長期借入金]
ウォン貨
長期借入
農協中央会他
1.00 ∼ 8.21
KRW
195,179
195,179
226,622
USD
51,362,344
138,000,000
JPY
4,067,628,600
10,401,835,976
VND
-
2,443,430,595
MYR
5,409,167
CNY
1,059,632,000
-
EUR
4,567,379
-
PLN
768,000
-
226,622
金
外貨長期
韓国輸出入銀行他
0.55 ∼ 13.2
307,375
9,680,526
242,335
借入金
加算:現在価値割増調整
小計
2,651
-
505,205
468,957
[流動性外国借款]
流動性
NATIXIS
2.00
EUR
636,350
963
636,350
1,065
外国借款
合計
3,430,562
146/454
786,887
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
13.長期債務
(1)社債
当期末及び前期末現在、連結会社の社債内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
年利率
発行会社
種類
発行日
満期日
通貨
通貨別
ウォン貨
通貨別
ウォン貨
金額
換算額
金額
換算額
償還方法
(%)
第282回
5年満期
2006.03.28
2011.03.28
5.00
KRW
300,000 300,000
300,000
300,000
公募社債
一括償還
第283回
5年満期
2006.05.10
2011.05.10
5.00
KRW
500,000 500,000
500,000
500,000
公募社債
一括償還
第287回
5年満期
2007.05.11
2012.05.11
5.26
KRW
500,000 500,000
500,000
500,000
公募社債
一括償還
第288回
5年満期
2008.08.05
2013.08.05
6.52
KRW
500,000 500,000
500,000
500,000
公募社債
一括償還
第292回
5年満期
2009.01.20
2014.01.20
5.40
KRW
500,000 500,000
500,000
500,000
公募社債
一括償還
第294回
5年満期
2010.08.04
2015.08.04
4.81
KRW
500,000 500,000
-
-
公募社債
一括償還
第296回
5年満期
2010.11.16
2015.11.16
4.38
KRW
500,000 500,000
-
-
公募社債
一括償還
㈱POSCO
第9次
7年満期
2006.06.28
2013.06.28
2.05
JPY
50,000,000,000 698,540 50,000,000,000
631,410
Samurai Bonds
一括償還
第1次
10年満期
2006.08.10
2016.08.10
5.88
USD
300,000,000 341,670
300,000,000
350,280
Euro Bonds
一括償還
3年満期
交換社債(*1)
2008.08.19
2011.08.19
-
JPY
52,795,000,000 737,588 52,795,000,000
666,706
一括償還
6ヶ月
第1次
5年満期
2008.11.11
2013.11.11
TIBOR
JPY
20,000,000,000 279,416 20,000,000,000
252,564
円建FRN
一括償還
+2.60
6ヶ月
第1次
3年満期
2008.12.29
2011.12.29
TIBOR
JPY
50,000,000,000 698,540 50,000,000,000
631,410
サムライ私募
一括償還
+1.60
第1次
5年満期
2009.3.26
2014.3.26
8.75
USD
700,000,000 797,230
700,000,000
817,320
一括償還
グローバルファンド
第2次
10年満期
2010.10.28
2020.10.28
4.25
USD
700,000,000 797,230
-
一括償還
グローバルファンド
147/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
第42(前)期
年利率
発行会社
種類
発行日
満期日
通貨
通貨別
ウォン貨
通貨別
ウォン貨
金額
換算額
金額
換算額
償還方法
(%)
3ヶ月
第42回
3年満期
2008.03.27
2011.03.27
LIBOR
USD
250,000,000 284,725
250,000,000
291,900
外貨公募社債
一括償還
+1.70
第43回
3年満期
2008.08.29
2011.08.29
7.51 KRW
200,000 200,000
200,000
200,000
ウォン貨公募社債
一括償還
3ヶ月
第44回
㈱POSCO
3年満期
2008.09.29
2011.09.29
LIBOR
JPY
3,000,000,000
41,912
3,000,000,000
37,885
外貨公募社債
一括償還
+2.60
建設
18ヶ月満期
第45-1回ウォン貨公
2009.2.19
2010.8.19
6.30
KRW
-
-
100,000
100,000
募社債
一括償還
第45-2回
3年満期
2009.2.19
2012.2.19
6.80
KRW
100,000 100,000
100,000
100,000
一括償還
ウォン貨公募社債
第46回
3年満期
2010.5.28
2013.5.28
4.80
KRW
150,000 150,000
-
-
ウォン貨公募社債
一括償還
第9回
3年満期
2007.11.19
2010.11.19
6.06
KRW
-
-
30,000
30,000
無保証社債
一括償還
第10回
3年満期
2008.06.27
2011.06.27
6.42
KRW
30,000
30,000
30,000
30,000
無保証社債
㈱POSCO
一括償還
第11回
1年満期
2009.03.20
ICT
2010.03.19
5.58
KRW
-
-
10,000
10,000
一括償還
無保証社債
第12回
1年満期
2009.04.15
2010.04.15
5.58
KRW
-
-
10,000
10,000
一括償還
無保証社債
第13回
3年満期
2010.09.28
2013.09.28
4.32
KRW
50,000
50,000
-
一括償還
公募社債
第28回
3年満期
2007.04.27
2010.04.27
5.26
KRW
-
-
60,000
60,000
公募社債
一括償還
第29回
4年満期
2007.06.19
㈱POSCO
公募社債
特殊鋼
第30回
2011.06.19
5.51
KRW
60,000
60,000
60,000
60,000
一括償還
3年満期
2010.04.15
2013.04.15
4.40
KRW
60,000
60,000
-
-
公募社債
一括償還
第31回
3年満期
2010.10.19
2013.10.19
3.49
KRW
100,000 100,000
-
-
公募社債
一括償還
㈱POSCOヶム
3年満期
テック(旧㈱
私募社債
2009.11.24
2012.11.24
6.08
KRW
50
50
50
50
一括償還
ポスレック)
第3回
㈱ポスメイト
3年満期
2007.08.23
2010.08.23
6.55
KRW
無保証私募社債
-
-
2,000
2,000
一括償還
148/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
第42(前)期
年利率
発行会社
種類
発行日
満期日
通貨
通貨別
ウォン貨
通貨別
ウォン貨
金額
換算額
金額
換算額
償還方法
(%)
3ヶ月
無保証
5年満期
2006.07.04
2011.07.04
CD+
KRW
70,000
70,000
70,000
70,000
私募社債(7回)
一括償還
0.23
無保証
6ヶ月
3年満期
外貨公募社債
2007.07.04
2010.07.05
LIBOR
USD
-
-
90,000,000
105,084
一括償還
(8回)
+0.29
無保証
3ヶ月
3年満期
外貨公募社債
2008.03.25
2011.03.25
TIBOR
JPY
6,000,000,000
83,825
6,000,000,000
75,769
一括償還
+1.2
(9回)
3年満期
無保証公募社債
3年満期
2009.08.27
2012.08.27
国庫債
KRW
40,000
40,000
40,000
40,000
(10-1回)
一括償還
+0.79
5年満期
無保証公募社債
5年満期
2009.08.27
2014.08.27
国庫債
KRW
60,000
60,000
60,000
60,000
(10-2回)
一括償還
+0.69
5年満期
無保証公募社債
6年満期
2009.08.27
POSCO
2015.08.27
国庫債
KRW
70,000
70,000
70,000
70,000
(10-3回)
一括償還
+0.84
パワー㈱
5年満期
無保証公募社債
7年満期
2009.08.27
2016.08.27
国庫債
KRW
50,000
50,000
50,000
50,000
(10-4回)
一括償還
+1.01
5年満期
無保証公募社債
8年満期
2009.08.27
2017.08.27
国庫債
KRW
60,000
60,000
60,000
60,000
(10-5回)
一括償還
+1.15
5年満期
無保証公募社債
9年満期
2009.08.27
2018.08.27
国庫債
KRW
60,000
60,000
60,000
60,000
(10-6回)
一括償還
+1.25
10年満期
無保証公募社債
10年満期
2009.08.27
2019.08.27
国庫債
KRW
60,000
60,000
60,000
60,000
(10-7回)
一括償還
+0.90
無保証公募社債
3年満期
2010.04.30
2013.04.30
3.77
KRW
70,000
70,000
-
-
(11回)
一括償還
6ヶ月
無保証外貨公募社債
10年満期
2010.07.02
2013.07.02
LIBOR
USD
(12回)
80,000,000
91,112
-
一括償還
+1.2
149/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
第42(前)期
年利率
発行会社
種類
発行日
満期日
通貨
通貨別
ウォン貨
通貨別
ウォン貨
金額
換算額
金額
換算額
償還方法
(%)
第3回無保証
3年満期
私募新株引受
2009.03.25
2012.03.25
5.00
KRW
15,000
15,000
-
一括償還
ソンジンジオ
権付社債
テック㈱
第4回無記名式無保証
3年満期
私募新株引受
2009.07.21
2012.07.21
6.00
KRW
5,000
5,000
-
一括償還
権付社債
第3回無保証
3年満期
2009.2.26
2012.5.26
7.30
KRW
150,000 150,000
-
-
社債
一括償還
第4回無保証
㈱大宇イン
5年満期
2009.07.06
2014.07.06
3.25
USD
293,100,000 372,882
-
-
転換社債(*2)
一括償還
ターナショナ
ル
第5-1回
3年満期
2010.12. 1
2013.12. 1
4.43
KRW
200,000 200,000
-
-
無保証社債
一括償還
3ヶ月
第5-2回
3年満期
2010.12. 1
2013.12. 1
LIBOR
USD
100,000,000 113,890
-
-
無保証社債
一括償還
+1.95
小計
10,298,610
減算:1年以内満期到来分
(2,941,300)
(317,084)
減算:社債割引発行差金
(64,930)
(70,449)
加算:社債割増発行差金
6,442
-
加算:社債償還割増金
11,138
10,067
7,309,960
6,854,912
合計
150/454
7,232,378
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(*1)当社が2008年8月19日にSKテレコム㈱ADRを交換対象として発行した海外交換社債の発行条件は次の通
りです。
発行日
2008.8.19
満期日
2013.8.19
利率
表示利率0%
額面価額
JPY52,795,000,000
発行価額
JPY52,424,229,136
償還割増金
JPY797,204,500(Put行使時及び満期償還時支払)
交換価格
JPY2,999.11/ADR
発行時交換権評価額
JPY2,867,605,334
当期末交換権評価額
JPY63,354,000
当期末交換対象
ADR18,994,379株
行使期間
call
満期日以前10営業日以前まで
put
払込日から3年が経過した時点
当社はSPVのZeus(Cayman) Ltd.を通じてSKテレコム㈱ADRを交換対象とする交換社債を発行しました。一方、当
社は企業会計基準に基づき、この交換社債を当社が直接発行したものと見なして会計処理しました。
(*2) 従属会社の㈱大宇インターナショナルは2009年7月6日に額面価額USD300百万の無保証海外転換社債を
額面価額で発行し、同転換社債の満期は発行日から5年(2014年7月6日)であり、満期日に社債元金の111.27%
(満期保障収益率:5.25%)を一括償還します。
同転換社債は発行日から2年(2011年7月6日)となる時点で社債権者の選択によって額面価額の104.16%で早
期償還が可能で、これにより当期中の1年以内返済予定長期借入金に振り替えられました。また同転換社債は㈱
大宇インターナショナルに対する支配会社の変更等の事由が発生した場合にも社債権者の選択により早期償
還が可能で、発行日から3年が経過した日から㈱大宇インターナショナル株式の終値が20営業日連続転換価額
の130% 以上の場合、㈱大宇インターナショナルの選択によって早期償還が可能です。
一方、上記転換社債は2010年7月6日から2014年6月23日まで社債額面31,450ウォン当たり記名式普通株1株に転
換することができます。
151/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)長期借入金
当期末及び前期末現在、連結会社の長期借入金の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
年利率
種類
借入先
第42(前)期
通貨
(%)
通貨別金額
ウォン貨換算額
通貨別金額
ウォン貨換算額
[ウォン貨長期借入金]
代表融資金利
資源開発資金
韓国鉱物資源公社
KRW
55,114
55,114
55,114
55,114
KRW
35,488
35,488
20,405
20,405
(*1)-2.25
代表融資金利
エネルギー利用
ウリ銀行
合理化資金
(*1)-1.25
海外山林投資
山林組合中央会
1.50
KRW
746
746
-
-
韓国産業銀行他
1.00 ∼ 10.48
KRW
1,536,887
1,536,887
537,418
537,418
支援資金
施設資金
減算:1年以内満期到来分
(195,179)
小計
(226,622)
1,433,056
386,315
[外貨長期借入金]
代表融資金利
成功払融資
韓国石油公社
(*2)
USD
7,027,711
8,429
4,549,590
5,578
USD
323,800,000
368,776
-
-
USD
457,426,838
618,377,590
JPY
38,557,601,262
18,409,435,976
CNY
2,583,696,500
1,307,960,156
MYR
49,409,167
149,680,526
VND
2,338,613,695
(*1)-2.25
資源開発資金
韓国輸出入銀行
4.09 ∼ 4.50
(*3)
現地金融
韓国産業銀行他
0.55 ∼ 8.00
2,443,430,595
1,813,840
1,219,739
EUR
77,580,568
-
INR
3,373,240,000
-
AUD
69,358,457
-
PLN
2,059,356
-
CAD
12,276,632
-
減算:1年以内満期到来分
(307,375)
(242,335)
小計
1,883,670
982,982
長期借入金 計
3,316,726
1,369,297
減算:現在価値割引調整
(22,176)
合計
3,294,550
1,369,297
(*1)国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。
(*2)成功払融資は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区及びナマンガン・チュスト鉱区ガス田探
査に関連して借り入れたものです。(注記15参照)
(*3)該当資源開発資金はオーストラリアAPI鉄鉱石鉱山開発事業などに関連して借り入れたものです。
152/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期末及び前期末現在、当社の外国借款内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
種類
借入先
年利率(%)
第42(前)期
通貨
通貨別金額
ウォン貨換算額
通貨別金額
ウォン貨換算額
[外国借款]
施設資金
NATIXIS
2.00
EUR
3,327,892
5,037
減算:1年以内満期到来分
3,964,241
6,637
(963)
合 計
(1,065)
4,074
5,572
(4)当期末現在、連結会社の長期債務の年度別償還計画は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
日付
ウォン貨
外貨
長期借入金
長期借入金
社債(*)
外国借款
計
2011.1.1∼2011.12.31
2,983,324
195,179
307,375
963
3,486,841
2012.1.1∼2012.12.31
790,050
425,137
590,788
963
1,806,938
2013.1.1∼2013.12.31
2,582,268
309,291
483,958
963
3,376,480
2014.1.1∼2014.12.31
1,357,230
120,676
229,568
963
1,708,437
2015.1.1以降
2,638,900
577,952
579,356
1,185
3,797,393
合計
10,351,772
1,628,235
2,191,045
5,037
14,176,089
(*)社債償還割増金が含まれた金額です。
153/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
14.退職給付引当負債
当期及び前期において連結会社の退職給付引当負債の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
期首残額
第42(前)期
1,112,963
1,176,070
退職金支払額
(114,020)
(144,007)
退職給付費用
376,970
79,186
58,180
1,714
1,434,093
1,112,963
その他調整(*)
期末残額
(*)その他調整には換算差異調整及び連結範囲調整等が含まれています。
15.偶発債務と約定事項
(1)当期末現在、連結会社及び持分法適用会社等のために提供した支払保証の内容は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
保証会社
被保証会社
保証提供先
POSCO Investment
HSBC他
Co.,Ltd.
POSCO-Vietnam Co,.Ltd.
㈱POSCO
韓国輸出入銀行他
POSCO Maharashtra Steel
韓国輸出入銀行
Private Limited
BX STEEL POSCO
Bank of China他
Cold Rolled Sheet Co.,Ltd.
(旧、㈱ポスティール)
㈱POSCO AST
USD
477,000,000
543,255
MYR
240,000,000
88,644
CNY
630,000,000
108,675
USD
230,000,000
261,947
JPY
4,806,750,000
67,154
USD
69,000,000
78,584
USD
11,760,000
13,394
CNY
48,744,470
8,408
換算額
Comerica Bank
USD
25,000,000
28,473
㈱泰岐山風力発電
産業銀行
KRW
7,500
7,500
韓国輸出入銀行
USD
20,000,000
22,778
USD
75,500,000
85,987
Corporation
㈱POSCO P&S
保証金額
United Spiral Pipe, LLC
International Business Cneter
㈱POSCO建設
ウォン貨
通貨
POSCO E&C Vietnam Co., Ltd.
韓国輸出入
(旧、POSLILAMA E&C Co., Ltd)
銀行他
㈱ピーエスアイビー
ハナ銀行他
KRW
360,000
360,000
忠州企業都市㈱
農協中央会
KRW
28,226
28,226
㈱大宇エンジニアリング
-
USD
445,400,000
507,266
POSCO Canada Ltd.
ハナ銀行
USD
12,484,500
14,219
㈱デミョンTMS
ウリ銀行等
KRW
27,500
27,500
154/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
保証会社
保証提供先
通貨
保証金額
DMSA, AMSA
韓国輸出入銀行等
USD
121,340,000
138,194
POSCO-Indonesia Jakarta
POSCO Invest ent
Processing Center, PT
Co., Ltd.
USD
1,000,000
1,139
KEB NY 他
USD
5,105,000
5,814
SHB
EUR
890,300
1,348
SBJ他
JPY
2,450,000,000
34,228
SCB他
USD
14,495,000
16,508
Credit Agricole
EUR
27,989,750
42,365
Daewoo Cement (Shandong)
韓国輸出入銀行
USD
34,804,477
39,639
Co., Ltd.
ChinaConstruction
CNY
80,000,000
13,801
韓国輸出入銀行
USD
33,250,000
37,868
ハナ銀行(中国)
USD
2,800,000
3,189
POSCO-JKPC Co., Ltd.
みずほ銀行他
JPY
2,297,600,000
32,099
POSCO-JNPC Co.,Ltd.
みずほ銀行他
JPY
3,390,000,000
47,361
POSCO-JOPC Co.,Ltd.
みずほ銀行他
JPY
2,922,500,000
40,830
POSCO-JYPC Co., Ltd.
みずほ銀行他
JPY
2,907,150,190
40,615
POSCO MPC S.A. de C.V.
BOTM
USD
70,600,000
80,406
POSCO-Malaysia SDN.BHD.
HSBC他
MYR
115,011,101
42,479
POSCO-Mexico Co,.Ltd.
HSBC
USD
170,000,000
193,613
HSBC
EUR
10,600,000
16,044
Standard Chartered
USD
42,000,000
47,834
CNY
630,000,000
108,675
USD
295,000,000
335,976
USD
1,875,000
2,135
USD
12,500,000
14,236
Daewoo International (America)
Corp.
Daewoo International
Deutschland GmbH
Daewoo International Japan
㈱大宇
Corp.
インターナショナル
Daewoo International Singapore
Pte. Ltd.
Bank 他
Daewoo Textile Bukhara LLC
Daewoo Paper Manufacturing
Co., Ltd.
POSCO-Japan Co.,Ltd.
POSCO Investment
Co.,Ltd
POSCO Poland Wroclaw Steel
Processing Center Co.,Ltd.
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co.,Ltd.
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co.,Ltd.
Bank of China 他
POSCO China Holding
POSCO SeAH Steel Wire
POSCO Investment
Corp.
(Nantong) Co., Ltd.
Co., Ltd.
Daewoo (China) Co.,
Ltd.
ウォン貨
被保証会社
SHANGHAI LANSHENG DAEWOO CORP.
交通銀行株式有限会
社上海市南支行
155/454
換算額
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
保証会社
Daewoo Textile Fergana
LLC
ウォン貨
被保証会社
保証提供先
通貨
Daewoo Textile Bukhara LLC
NBU
UZS
6,519,620
KRW
423,226
CNY
1,388,744,470
EUR
39,480,050
JPY
18,774,000,190
MYR
355,011,101
USD
2,170,913,977
UZS
6,519,620
合計
保証金額
換算額
5
3,588,411
一方、前期末現在、連結会社及び持分法適用会社等のために提供した支払保証金額は2,103,286百万ウォンで
す。
(2)当期末現在、その他会社等のために提供した支払保証の内容は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
保証会社
被保証会社
保証提供先
通貨
保証金額
ウォン貨換算
㈱POSCO
Zeus(Cayman) Ltd.
債権者
JPY
52,795,000,000
737,588
釜山民楽1区域㈱
国民銀行
KRW
34,781
34,781
龍山4区域組合
農協
KRW
3,000
3,000
㈱POSCO P&S
GIPI
Qutar National Bank他
USD
12,000,000
13,667
(旧、㈱ポスティー
アジア特殊鋼
The Yamaguchi Bank他
JPY
2,700,000,000
37,721
ル)
Sebang Steel
The Bank of Fukuoka, Ltd.
JPY
245,000,000
3,423
㈱POSCOプレンテック
㈱漢拏電工等
新韓銀行等
KRW
112,970
112,970
㈱POSCOICT
全農ペウムトチキミ㈱他
東北アインプラサモ他
KRW
1,338,175
1,338,175
ピョンサンエスアイ㈱
ソウル保証保険
KRW
748
748
エキスポアパート賃借人
国民銀行
KRW
387,849
387,849
㈱セン構造研究所
ヨンドン建設㈱他
KRW
117
117
㈱大宇
現代エンジニアリング㈱
三星物産㈱他
KRW
63,636
63,636
エンジニアリング
㈱サムジン太陽光エネル
ハナ銀行
KRW
81,393
81,393
韓国輸出入銀行
USD
5,995,539
6,828
韓国輸出入銀行
USD
40,279,361
45,874
KRW
2,022,669
USD
58,274,900
JPY
55,740,000,000
㈱POSCO建設
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョン
P&A)
㈱ピーエイチピー
ギー他10社
Sherritt International
㈱大宇インターナショ
Corporation
ナル
Ambatovy Project
Investments Ltd.
合計
一方、前期末現在、その他会社等のために提供した支払保証金額は984,063百万ウォンです。
156/454
2,867,770
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)オペレーティングリース契約
連結会社はMacquarie Capital KOREA等とオペレーティングリース契約を締結していますが、当期において同
リース契約と関連して支払われたリース料は12,116百万ウォンで、今後支払うリース料は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
年 度
金 額
2011年
10,552
2012年
6,919
2013年
3,886
2014年
317
2015年
71
2016年以降
1
合 計
21,746
157/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)係争中の訴訟事件
当期末現在、連結会社が被告として係争中の主要訴訟事件は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
区分
㈱POSCO
㈱POSCO建設
原告
訴訟金額
訴訟内容
退職職員他
8,035
非正規職の退職職員の自社株返還請求訴訟等12件
韓国開発金融㈱他
73,205
㈱サムジンライン他
1,817
輸出入業務に関連する損害賠償請求訴訟等3件
㈱NRT他
1,324
下請け関連物品代金に関連する訴訟等6件
ソンホ市場プロジェクト保証債務金の請求訴訟等47
件
㈱POSCO P&S
(旧、㈱ポスティール)
㈱POSCOICT
㈱POSCOプレンテック
㈱太陽精工他
488
㈱大宇エンジニアリング
㈱韓進重工業他
5,494
ソンジンジオテック㈱
ビジョン産技㈱
332
工事代金請求訴訟等2件
襄陽空港漁業被害求償金の請求訴訟等8件
4大保険料の支払要請訴訟
Industrial
大宇インターナショナル㈱
Development Bank of
1,274
保証債務履行訴訟等12件
India 他
㈱POSCO NST
㈱ジョンウEMC
285
POSCO E&C Hawaii Inc.
入居者代表会議
900
POSCO E&C China Co.,Ltd
北京ラムチョン建築工
(旧:POSCO E&C Beijing)
程㈲
654
設備代金の請求訴訟
コンドミニアム入居者代表会議の瑕疵補修及び補償
金請求訴訟
下請既成支払に関連する送金証憑真偽立証訴訟
当期末現在においては上記訴訟事件の最終結果を予測できませんが、連結会社の経営者は上記訴訟の結果が連
結会社の営業や財務状態に及ぼす影響は大きくないと判断しています。
(5)当社は主要原材料の鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム及びステンレススチール等に対して長期購買契約を締
結しています。当社の長期購買契約期間は約3年以上で、購買価格は毎年市場価格の変動によって調整さ
れています。当期末現在、長期購買契約によって今後購買可能な残量は鉄鉱石308百万トン、石炭52百万ト
ンです。
(6)当社は操業用及び発電用主要燃料のLNGに対してインドネシアタングLNGコンソーシアム(Tangguh LNG)
と長期購買契約を締結しています。購買契約期間は2005年8月から20年で、購買物量は年間55万トンです。
購買価格は毎月の基準原油価格(日本JCC)の変動によって調整され、基準原油価格が一定水準より上が
ればceiling価格が適用されます。
(7)当期末現在、当社は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区ガス田探査と関連してUSD6.86百万、ナ
マンガン-チュスト鉱区ガス田探査と関連してUSD3.54百万限度の成功払融資外貨長期借入約定を締結し
ています。上記借入金は鉱区探査に失敗した場合は融資元利金の全部または一部を減免されることとな
158/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
り、成功時には事業収益金のうち一定金額の特別負担金を負担するよう約定しています。
159/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(8)その他重要な偶発債務及び約定事項
当期末現在、連結会社のその他重要な偶発債務及び約定事項の関連内訳は次の通りです。
会社名
㈱POSCO
内訳
ウリ銀行他6行と200,000百万ウォンを限度とする当座借越約定を締結してい
ます。また、企業銀行他4行と770,000百万ウォンを限度とする購買カード約定
を締結しており、ウリ銀行と150,000百万ウォン限度のウォン貨一般短期借入
約定を締結しています。
ウリ銀行他13行とL/C開設、D/A及びD/P取引等のためにUSD1,000百万を限度と
する貿易金融約定を締結しており、またUSD1,300百万を限度とする外貨短期
借入約定を締結しています。
D/A条件等による輸出債権として割引いたものの、満期が到来していない金額
はUSD194百万です。
㈱POSCO建設
同種取引業者間で施工保証をしていますが、三星物産㈱とナムグァン土建㈱
に施工保証した金額は3,688,900百万ウォンで、三星物産㈱とSK建設㈱が施行
保証または施工社の借入金等に対して支払保証した金額は1,743,914百万
ウォンです。
ウリ銀行等と260,000百万ウォン及びUSD308百万、韓国外換銀行と5,300百万
ウォンの包括与信限度約定を締結しています。
各種契約及び保証、借入金と関連して白地小切手11枚、白地手形11枚と61,704
百万ウォンの手形6枚が大韓住宅保証㈱等に担保及び見返担保用として提供
されています。
青羅国際業務タウンの建設出資者として株主間の協約により約定されたコー
ルオプションを外国人出資者及び財務出資者は建設出資者から建設出資者自
身の保有株式を一定条件で買収するプットオプションを相互付与しました。
㈱POSCO建設は上記オプション契約に関連してPangaea Bluehil B.V及び韓国
スタンダードチャータード第一銀行(以下“財務的出資者”)の保有持分に
対するリスクと効果が建設出資者らにあるため、有価証券担保付借入取引と
して会計処理しました。これにより当期に当社は持分法適用投資株式及び借
入金41,741百万ウォン及び支払利息4,944百万ウォンを計上しました。
PF(Project Financing)と関連して施行社の借入のために金融機関に
1,136,938百万ウォンの債務引受約定を提供しています。また、報告期間終了
日現在、再開発/再建築組合事業費貸付及び土木/SOC事業に対して70,464百万
ウォンの債務引受保証を提供しており、安定的な事業進行が必要な事業者に
対して支払補充約定を締結しています。また分譲契約者の中途金貸付36,856
百万ウォンに対して支払保証を提供しています。
160/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
内訳
㈱POSCO P&S
ハナ銀行等にウォン貨及び外貨与信(輸入信用状、手形割引約定、D/A及びD/P
(旧、㈱ポスティー
取引等)と関連して635,210百万ウォンの与信限度約定を締結しており、未使
ル)
用限度残額は283,644百万ウォンです。
POSCO鋼板㈱
新韓銀行等とウォン貨及び外貨与信、手形割引約定に関連して102,900百万
ウォン及びUSD50百万の与信限度約定を締結しており、未使用限度残額は
75,000百万ウォン及びUSD0.5百万です。
㈱POSCOICT
一覧払い輸入信用状開設に関連して、外換銀行からUSD28百万、農協からUSD30
百万(計USD 58百万)を限度として外貨支払保証の提供を受けています。ま
た外換銀行と1,500百万ウォンの法人カード使用約定を締結しています。
POSCO特殊鋼㈱
ウリ銀行他4行から230,000百万ウォンを限度に電子方式売掛債権担保貸付約
定を締結しており、当期末現在の使用額は141,388百万ウォンです。
ウリ銀行他7つの金融機関からUSD55百万と165,000百万ウォンのL/C限度約定
及びウォン貨貸付限度約定をそれぞれ締結しており、当期末現在のL/C使用額
はUSD3.8百万で、ウォン貨貸付使用額はありません。
㈱POSCO TMC
国民銀行他3行と購買資金貸付として65,000百万ウォン限度の約定を、ハナ銀
行他2行と6,100百万ウォンの売掛債権担保貸付約定を締結しています。
POSCOパワー㈱
国民銀行他3行と89,008百万ウォン及びUSD70百万を限度とする与信約定を締
結しており、当期末現在、使用額は39,397百万ウォン及びUSD21百万です。
発行された転換償還優先株は発行日から7年が経過した日の翌日から償還要
求が可能で、償還要求がある場合、投資元金200,000百万ウォンと年利4.89%の
合計額を償還要求があった日から60日以内に現金償還するよう約定されてい
ます。
複合火力発電所1∼4号機で生産される電力の全量を韓国電力公社との長期需
給契約によって韓国電力公社に供給しています。POSCOパワー㈱が供給する電
力の価格は上記契約に基づいて電力生産原価と電力生産設備投資に対する一
定報酬率及び関連費用等を補償する方法で決定されます。
韓国電力公社に電力供給履行担保等のためにソウル保証保険㈱から40,673百
万ウォンの支払保証の提供を受けています。
㈱大宇
韓国シティ銀行等と40,000百万ウォンを限度とする一般資金貸付及び購買
エンジニアリング
カード約定、60,000百万ウォンを限度とする購買カード約定を締結していま
す。また外換銀行と外貨支払保証、先物為替及び信用状開設に関連して
600,000百万ウォンの包括与信限度約定を、ウリ銀行と外貨支払保証に関連し
てUSD8.9百万の約定を締結しています。
161/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
内訳
㈱大宇インターナショ
分割前、㈱大宇は2000年7月22日株主総会を通して存続会社及び貿易部門と建
ナル
設部門を担当する2社の新設会社に分割する契約案を承認し、2000年12月27
日、㈱大宇の貿易部門から㈱大宇インターナショナルに分割して設立されま
した。分割計画書上、新設会社の㈱大宇インターナショナルと㈱大宇建設は新
設会社に移転されなかった㈱大宇の他の債務に対して返済する義務を負わな
いこととなっています。
分割前、㈱大宇は債権者及び保証債権者に異議申し立ての如何を催告し、その
結果、企業改善約定に加入しない国内債権者及び外国債権者など一部債権者
が異議を申し立て、㈱大宇は異議を申し立てた該当債権者等の関連借入金の
うち一部を分割した新設会社の㈱大宇インターナショナルと㈱大宇建設の借
入金として計上または保証債務として承継して分割を実施しました。しかし
これは該当債権者との完全な合意または同意に基づいて行われたものではあ
りません。
これにより当期末現在、㈱大宇インターナショナルは異議申立て如何による
偶発債務の発生可能性と一部債権者との既存合意結果など現在利用可能な情
報に基づいて該当債権者の債務のうち連結会社が負担すべき金額を合理的に
推定したところ、77,337百万ウォンをその他非流動負債勘定として財務状態
表に反映しました。
ウリ銀行等と10,100百万ウォン限度の当座借越約定を締結しており、当期末
現在、当座借越残額はありません。また、当期末現在、ウリ銀行等とL/C開設等
のためにUSD 4,188百万ウォンを限度とする約定を締結しています。
当期末現在、㈱大宇インターナショナルが発行した51枚の白地手形が契約履
行保証等と関連して韓国石油公社等の見返担保として提供されています。
㈱POSCOエイエス
当期中に売却した売上債権USD 951,479及び2,229百万ウォンは当期末現在、
ティー
満期が到来しておらず、当期報告期間終了日以降に償還義務が発生する可能
性があります。
外換銀行等と141,000百万ウォンを限度とする一般資金貸付等の約定を締結
しており、輸入信用状発行等に関連してUSD10百万の約定を締結しています。
ソンジンジオテック㈱
会社は韓国輸出入銀行の借入金及び支払保証限度まで工事関連輸出目的物と
将来発生する売上債権に対して53,822百万ウォンの譲渡担保契約を締結して
おり、原資材Plateを担保として提供しています。
新韓銀行等と実行された借入金及び貿易金融、Usance等を含めて463,594百万
ウォンの借入約定を締結しており、393,181百万ウォンの支払保証限度約定及
び売掛債権担保貸付(限度36,000百万ウォン)及び電子支払手形発行約定
(限度40,000百万ウォン)を締結しています。また新韓銀行とデリバティブ
商品限度約定113,387百万ウォンを締結しています。
162/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
内訳
POSCO America
当期末現在、Bank of America等とUSD140百万を限度とする借入約定を締結し
Corporation
ており、当期末現在の使用額はUSD111百万です。
POSCO Asia Co.,Ltd.
当期末現在、Bank of America, CITI bank, HSBC等とUSD410百万を限度とす
る輸出入支援貿易金融約定を締結しており、当期末現在、使用額はUSD295百万
です。
Zhangjiagang Pohang
当期末現在、Bank of China等とCNY7,446百万及びUSD335百万を限度とする借
Stainless Steel Co.,
入約定を締結しています。
Ltd.
Qingdao Pohang
当期末現在、中国工商銀行等とUSD450百万、USD40百万の信用借入限度を保有
Stainless Steel Co.,
しており、当期末現在の与信使用額はUSD19百万です。
Ltd.
POSCO(Suzhou)
当期末現在、中国農業銀行等とUSD91.7百万を限度とする借入約定を締結して
Automotive Processing
おり、当期末現在の使用額はUSD57百万です。
Center Co.,Ltd.
POSCO Japan Co.,Ltd.
当期末現在、みずほ銀行等の金融機関とJPY65,800百万を限度とする借入約定
を締結しており、当期末現在の使用額はJPY44,375百万です。
POSCO-Foshan Steel
当期末現在、USD170百万を限度に借入約定を締結しており、当期末現在の使用
Processing Center
額はUSD32百万です。
Co.,Ltd.
VSC POSCO Steel
当期末現在、SC第一銀行等とUSD77百万を限度に与信約定を締結しており、当
Corporation
期末現在、使用額はUSD 15百万です。
POS-Tianjin Coil
当期末現在、HSBC等とCNY 130百万及びUSD12百万を限度に与信約定を締結し
Center Co., Ltd.
ており、当期末現在、使用額はCNY 65百万及びUSD7百万です。
POSCO(Guangdong)
当期末現在、HSBC他5行とUSD 137百万の借入約定を締結しており、当期末現
Coated Steel Co.,
在、使用額はUSD 50百万です。
Ltd.
16.デリバティブ
(1)連結会社は特定リスクによる資産、負債及び確定契約の公正価額変動リスクを相殺するためにデリバティ
ブを利用するか、もしくは特定リスクによる資産、負債及び予想取引の将来キャッシュ・フロー変動リス
クを相殺するためにデリバティブを利用しており、リスクヘッジ会計の適用要件を満たす場合にはリス
クヘッジ会計を適用して会計処理し、同要件を満たせない場合には売買目的に分類して会計処理してい
ます。
163/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期における連結会社のデリバティブによる評価損益及び取引損益内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
会社名
デリバティブ
種類
通貨先渡
㈱POSCO
取引目的
取引金融
機関
評価損益
取引損益
当期損益
当期損益
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
売買目的
ウリ銀行他
-
-
26,737
14,177
交換社債発行
社債投資者
1,248
7,065
-
-
HSBC他
13,057
10,659
10,515
12,527
(6,736)
(4,322)
内在デリバティ
ブ(交換権)
(*)
通貨先渡
㈱POSCO建設
金利スワップ
確定契約評価
公正価額
リスクヘッジ
キャッシュフロー
リスクヘッジ
公正価額
リスクヘッジ
㈱POSCO P&S
(旧、㈱ポス
通貨先渡
売買目的
ティール)
売却合成
オプション
POSCO鋼板㈱
売買目的
Calyon他
(1,509)
(28,045)
-
(16,385)
(34,328)
㈱韓国SC
第一銀行
㈱韓国SC
第一銀行他
-
(352)
-
70
23
(41)
-
5,145
3,561
-
-
-
2,150
-
-
-
(1,270)
(62)
-
(13)
-
6
90
211
-
-
-
969
(6,935)
キャッシュ・フ
非デリバティブ ローリスクヘッ
シティ銀行
ジ゛
㈱POSCOプラン
テック(旧、浦
通貨先渡
売買目的
通貨先渡
売買目的
通貨先渡
売買目的
通貨先物
売買目的
鉄産技㈱)
㈱POSCOエイア
ンドシー建築士
事務所
POSCO
特殊鋼㈱
韓国外換
銀行他
韓国外換
銀行
㈱韓国SC
第一銀行
-
㈱POSCOエム
テック(旧、㈱
サムジョン
ウリ銀行他
P&A)
164/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
デリバティブ
取引目的
種類
通貨先渡
POSCO
パワー㈱
売買目的
金利スワップ
取引金融
機関
農協中央会
他
キャッシュフロー Calyon Bank
リスクヘッジ
他
みずほ銀行
通貨スワップ
売買目的
通貨先渡
売買目的
通貨先渡
売買目的
㈱POSCO AST
通貨先渡
売買目的
ハナ銀行
㈱デミョンTMS
通貨先渡
売買目的
金利スワップ
売買目的
㈱POSCO TMC
㈱大宇エンジニ
アリング
ソンジンジ
オテック㈱
㈱大宇インター
ナショナル
POSCO
Austrailia
Pty. Ltd.
通貨オプション
通貨先渡
公正価額
リスクヘッジ
オプション
当期損益
当期損益
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
-
10,735
(10,215)
5,251
(18,670)
-
(509)
-
-
-
3,528
-
-
2,475
354
512
(31)
-
62
-
ウリ銀行
(8)
-
(31)
-
新韓銀行
(154)
-
-
-
-
-
9,810
-
8,733
-
1,639
-
(31,945)
-
(33,493)
-
韓国シティ
銀行
ウリ銀行
リスクヘッジ
銀行他
売買目的
取引損益
-
他
韓国産業
リスクヘッジ
株式買収
農協中央会
公正価額
公正価額
商品先物
他
評価損益
TOYOTA 他
MML
合計
(32)
-
9,295
-
(23,991)
(43,245)
15,288
-
(7,284)
-
10,182
(*)当社は2008年8月19日に発行した交換社債に関連して投資者に付与された交換権が内在デリバティブの
要件を充足していると判断し、同交換権に対してデリバティブ会計処理を適用しました。この交換権の当期末
評価額は885百万ウォン(JPY63,354,000)、前期末現在の評価額2,133百万ウォン(JPY168,994,000)がその
他の非流動負債に含まれています。
165/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
17.株式基準報酬
(1)当社は2001年7月23日(1次)、2002年4月27日(2次)、2002年9月18日(3次)、2003年4月26日(4次)、
2004年7月23日(5次)及び2005年4月28日(6次)にわたり当社役員に差額補償型ストック・オプション
を付与しましたが、その内訳は次の通りです。
① ストック・オプションとして付与した株式の種類:記名式普通株式
166/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 付与株式総数、一株当り行使価格、行使可能期間
区分
1次
2次
3次
4次
5次
6次
計
変更前(*)
付与株式数
498,000株
60,000株
22,000株
141,500株
218,600株
90,000株
98,400ウォン
135,800ウォン
115,600ウォン
102,900ウォン
151,700ウォン
194,900ウォン
453,576株
55,896株
20,495株
135,897株
214,228株
90,000株
970,092株
19,409株
-
-
-
-
-
19,409株
行使株式数
434,167株
55,896株
20,495株
134,106株
144,964株
64,000株
855,419株
残余株式数
-
-
-
-
69,264株
26,000株
95,264株
98,900ウォン
136,400ウォン
116,100ウォン
102,900ウォン
151,700ウォン
194,900ウォン
行使価格
1,030,100株
変更後(*)
付与株式数
付与取消
株式数
行使価格
行使
2003.7.24∼
2004.4.28∼
2004.9.19∼
2005.4.27∼
2006.7.24∼
2007.4.29∼
可能期間
2008.7.23
2009.4.27
2009.9.18
2010.4.26
2011.7.23
2012.4.28
(*)当社は2003年4月26日、2003年10月17日、2004年10月22日の取締役会決議に基づいて、すでに付与(1次、2
次、3次、4次及び5次)されたストック・オプションに対して利益消却等の理由で付与株式数及び行使価格を調
整しました。
(2)ストック・オプションの付与によって当期まで費用(あるいは収益)として認識した金額は次の通りで
す。
(単位:百万ウォン)
区分
前期までに認識した報酬費用
当期に認識した報酬費用
合計
1次
2次
3次
4次
5次
6次
59,945
10,780
6,071
31,896
81,239
31,694
221,625
-
-
-
(7,533)
(2,871)
(10,436)
59,945
10,780
6,071
73,706
28,823
211,189
(32)
31,864
計
(3)当期末及び前期末現在、未払費用として計上した株式報酬関連負債はそれぞれ30,057百万ウォン及び
55,141百万ウォンです。
167/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
18.資本金
当社が発行する株式の総数、発行した株式の数及び一株当り金額はそれぞれ200,000,000株、87,186,835株及び
5,000ウォンです。
当社は株主に割り当てる利益として関係法令が定めるところによって取締役会の決議により当社の株式を消
却できるようにしています。当社は当期末まで4回にわたり記名式普通株式9,293,790株を取締役会決議に基づ
いて株主に割り当てる利益として消却しました。
当期末現在、海外取引所で取引されている当社の株式預託証書(ADR)は合計67,255,792株(普通株式数:
16,813,948株)です。
当社の資本金は数回にわたる有・無償増資等を経て当期末現在482,403百万ウォンになりました。但し、利益消
却により消却株式を除外した発行株式の額面総額は435,934百万ウォンで、資本金の金額とは異なります。
19.連結資本剰余金
当期末及び前期末現在、連結会社の連結資本剰余金の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
株式発行超過金
再評価積立金
その他資本剰余金
合計
次へ
168/454
第42(前)期
463,825
463,825
3,224,770
3,224,770
722,423
757,437
4,411,018
4,446,032
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
20.連結資本調整
(1)当期末及び前期末現在、連結会社の連結資本調整の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
自己株式
第42(前)期
(2,403,263)
その他資本調整
(2,403,263)
561
合計
(7,405)
(2,402,702)
(2,410,668)
(2)当期末及び前期末現在、取締役会決議によって株価安定等の目的で資本調整に計上している当社保有の自
己株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
第42(前)期
保有株式数(株)
帳簿価額
帳簿価額
自己株式
7,792,072
1,662,068
1,662,068
特定信託
2,361,885
741,195
741,195
合計
10,153,957
2,403,263
2,403,263
当期末現在、商法上の規定によって当社が保有中の自己株式は議決権が制限されています。
21.連結利益剰余金
当期末及び前期末現在、連結会社の利益剰余金の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
Ⅰ.法定積立金
利益準備金(*)
241,202
241,202
税法上積立金
任意積立金
241,202
241,202
Ⅱ.任意積立金
事業再構築費用積立金
第42(前)期
27,000,027
24,407,024
918,300
918,300
1,128,333
720,000
24,953,394
22,768,724
Ⅲ.未処分利益剰余金
合計
4,154,241
3,287,500
31,395,470
27,935,726
(*) 商法上、当社は資本金の50%に達する時まで決算期ごとに金銭による利益配当額の10%以上を利益準備金
として積み立てるよう規定しています。同利益準備金は現金で配当することができず、株主総会の決議によっ
て繰越欠損金の補填及び資本繰入としてのみ使用することができます。
169/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
22.配当金
(1)当期及び前期の配当金の計算内訳は次の通りです。
① 中間配当(配当基準日:2010年及び2009年6月30日)
(単位:株、ウォン)
区分
株式の種類
第43(当)期
総株式数
第42(前)期
87,186,835
87,186,835
10,153,957
10,616,919
配当される株式数
77,032,878
76,569,916
一株当り額面金額
5,000
5,000
50%
30%
192,582,195,000
114,854,874,000
保有自己株式数
記名普通株
額面配当率
金額
② 期末配当
(単位:株、ウォン)
区分
株式の種類
第43(当)期
総株式数
第42(前)期
87,186,835
87,186,835
10,153,957
10,153,957
配当される株式数
77,032,878
77,032,878
一株当り額面金額
5,000
5,000
額面配当率
150%
130%
577,746,585,000
500,713,707,000
保有自己株式数
記名普通株
金額
170/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期の配当性向(中間配当含む)の計算内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
第43(当)期
配当金
当期純利益
第42(前)期
770,328,780,000
615,568,581,000
4,181,285,239,197
3,218,424,518,465
18.42%
19.13%
配当性向
(3)当期及び前期の配当収益率の計算内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
一株当り配当金
10,000
8,000
決算日終値
487,000
618,000
配当収益率
2.05%
1.29%
23.債権の現在価値評価及び債権調整
当期末現在、連結会社の長期延払い条件等により現在価値で評価した債権に対する評価内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
勘定科目
会社名
長期未収金
㈱光陽企業
名目価額
209
小計
大田サンブアパート列併合事業他
長期性売上債権
鵲田洞韓信APT住民
Essar Project
現在価値
割引調整
帳簿価額
(%)
198
209
11
198
13,712
760
12,952
2016年
5.20
145
20
125
2012年
5.90
81,173
5,918
75,255
2012年
7.90
95,030
6,698
88,332
合計
95,239
6,709
88,530
2012年
割引率
11
小計
171/454
満期
7.10
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
24.外貨建資産及び負債
当期末及び前期末現在、連結会社の外貨建資産及び負債の内訳は次の通りです。
① 外貨建資産
(外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン)
勘定科目
通貨区分(*2)
第43(当)期
外貨金額
第42(前)期
ウォン貨換算額
外貨金額
ウォン貨換算額
USD
346,430
394,549
362,217
422,925
現金及び現金性資産
JPY
348,701
4,872
502
6
/長・短期金融商品
EUR
4,011
6,071
882
1,477
海外連結会社
1,033,538
1,177,097
723,876
845,198
USD
1,440,400
1,640,471
448,193
523,310
JPY
6,449,198
90,100
5,552,183
70,114
EUR
162,932
246,614
38,941
65,198
2,240,818
2,552,067
1,075,209
1,255,413
USD
99,587
113,420
14,023
16,373
JPY
11,144
156
8,879
112
EUR
279
422
-
-
海外連結会社
101,415
115,501
82,694
96,552
USD
89,428
101,850
849
991
海外連結会社
736,056
838,294
481,875
562,637
USD
8,932
10,173
-
-
海外連結会社
1,849
2,106
71
82
海外連結会社
678,525
772,772
405,168
473,075
USD
1,818
2,071
361
422
EUR
135
205
135
226
8,509
9,690
6,526
7,619
売上債権
海外連結会社
未収金
長・短期貸付金
長期性売上債権
売却可能証券/
満期保有証券(*1)
保証金
海外連結会社
合計
USD
1,986,595
JPY
6,809,043
EUR
167,357
海外連結会社
4,800,710
825,643
8,078,501
5,561,564
39,958
4,341,730
2,775,419
(*1)満期保有証券は額面価額です。
(*2)USDはUSD、JPY、EUR以外の通貨をUSDに換算した金額が含まれており、海外連結会社の外貨金額もUSDに一
括調整して集計したものです。
172/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 外貨建負債
(外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン)
勘定科目
仕入債務
通貨区分(*2)
未払費用
外貨金額
ウォン貨換算額
1,448,898
357,303
417,187
JPY
3,669,833
51,271
1,972,372
24,908
EUR
83,306
126,092
40,581
67,944
1,945,915
2,216,202
883,962
1,032,114
USD
103,901
118,333
45,841
53,524
JPY
703,572
9,829
420,914
5,315
EUR
19,585
29,644
3,396
5,686
海外連結会社
79,576
90,630
44,249
51,666
USD
10,934
12,452
1,479
1,727
JPY
198,028
2,767
137,450
1,736
EUR
4,460
6,750
-
-
156,473
178,208
29,795
34,789
USD
1,311,607
1,493,789
435,784
508,821
JPY
646,092
9,026
-
-
EUR
60,053
90,896
-
-
3,091,405
3,520,801
1,984,096
2,316,630
USD
9,067
10,327
39,148
45,709
JPY
-
-
372,553
4,705
EUR
23
34
11,827
19,802
9,101
10,365
1,614
1,885
海外連結会社
預り金
ウォン貨換算額
1,272,190
海外連結会社
短期借入金
外貨金額
第42(前)期
USD
海外連結会社
未払金
第43(当)期
海外連結会社
社債(流動性
USD
2,457,405
2,798,739
1,340,000
1,564,584
含む)(*1)
JPY
181,794,972
2,539,821
182,592,205
2,305,811
USD
568,257
647,188
64,550
75,369
長期借入金
JPY
16,997,747
237,472
285,686
3,608
(流動性含む)
EUR
85,553
129,493
-
-
1,412,963
1,609,224
1,103,630
1,288,598
EUR
3,328
5,037
3,964
6,637
USD
5,733,361
JPY
204,010,244
EUR
256,308
海外連結会社
外国借款
(流動性含む)
合計
海外連結会社
6,695,433
173/454
2,284,105
17,393,288
185,781,180
59,768
4,047,346
9,838,755
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(*1)外貨社債は額面価額です。
(*2)USDはUSD、JPY、EUR以外の通貨をUSDに換算した金額が含まれており、海外連結会社の外貨金額もUSDに一
括調整して集計したものです。
25.法人税費用
(1)連結会社の当期及び前期における法人税費用算出内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
当期法人税負担額(*)
一時差異による繰延税金変動額
繰越税額控除等による繰延税金変動額
資本に直接反映された法人税費用
未実現損益等に対する税効果
法人税費用
第42(前)期
1,139,085
576,303
313,835
475,187
35,291
(309,942)
(306,123)
(229,701)
(69,192)
24,149
1,112,896
535,996
(*)法人税確定申告時に発生する法人税還付額(追納額)は法人税負担額に加減しています。
(2)当期及び前期の税引前純利益と法人税費用との関係は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
税引前純利益
5,337,686
3,739,275
適用税率による税負担額
1,291,720
904,905
調整事項
税額控除
税率変動効果
その他
法人税費用
実効税率
174/454
(295,725)
(364,333)
(854)
(21,443)
117,755
16,867
1,112,896
535,996
20.8%
14.3%
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期及び前期の主な累積一時差異の増減及び繰延税金資産及び負債の増減内訳は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
勘定科目
累積一時差異
期首残額
増(減)額
繰延税金
期末残額
期首残額
増(減)額
期末残額
[一時差異による繰延税金変動額]
特別修繕引当金
貸倒引当金
研究及び人材開発準
(173,990)
48,447
(125,543)
(39,500)
11,724
(27,776)
168,340
26,635
194,975
39,525
6,897
46,422
(184,259)
(92,882)
(277,141)
(835,700)
(423,750) (1,259,450)
備金
関係会社受取配当金
減価償却費
持分法損失(利益)
491,042
257,133
748,175
108,029
56,296
164,325
(364,833)
178,455
(186,378)
(83,258)
38,410
(44,848)
(1,806,491) (1,348,306) (3,154,797)
(307,388)
(164,863)
(472,251)
73,996
8,601
82,597
17,882
1,966
19,848
有形資産減損損失
120,867
77,138
198,005
11,309
14,877
26,186
為替評価損益
238,849
244,535
483,384
51,507
55,572
107,079
退職給付引当負債
215,942
61,627
277,569
48,620
12,459
61,079
(189,739)
(47,261)
(237,000)
(42,960)
(9,180)
(52,140)
工事損失引当金
58,280
(2,785)
55,495
14,104
(690)
13,414
瑕疵補修引当金
33,170
1,288
34,458
7,464
272
7,736
技術開発準備金
(1,000)
1,000
-
(242)
242
-
未収収益
(3,827)
(2,789)
(6,616)
(650)
(614)
34,512
30,399
64,911
8,199
7,408
15,607
642,678
(84,298)
558,380
146,666
30,997
177,663
(204,952)
(31,109)
(236,061)
前払費用
団体退職保険引当金
棚卸資産評価引当金
その他
小計
(1,297,904)
(973,931) (2,271,835)
175/454
(1,264)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
勘定科目
累積一時差異
期首残額
増(減)額
繰延税金
期末残額
期首残額
増(減)額
期末残額
[資本に付加された繰延税金変動額]
持分法資本変動
売却可能証券評価利
(729,327)
(729,007) (1,458,334)
(160,513)
(170,761)
(331,274)
(1,020,472)
(223,590) (1,244,062)
(238,573)
(142,613)
(381,186)
195,016
(51,153)
143,863
-
(8,227)
(8,227)
(204,070)
(372,754)
(576,824)
288,550
(64,485)
224,065
45,676
49,220
94,896
334,226
(15,265)
318,961
241,640
(470,296)
(228,656)
166,844
(889,424)
(722,580)
益
売却可能証券評価損
882,542
(237,930)
644,612
-
(34,463)
(34,463)
失
その他
小計
(867,257) (1,224,990) (2,092,247)
[繰越税額控除等による繰延税金変動額]
繰越税額控除
繰越欠損金
小計
[未実現損益等に対する税効果]
合計
[連結範囲変動による効果](*1)
-
当期純変動
166,844
609,490
(279,934)
(722,580)
(*1) 当期中に連結範囲の変動により法人税費用に影響を与えない繰延法人税資産(負債)の変動内訳です。
176/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
勘定科目
累積一時差異
期首残額
増(減)額
繰延税金
期末残額
期首残額
増(減)額
期末残額
[一時差異による繰延税金変動額]
特別修繕引当金
貸倒引当金
研究及び人材開発準
備金
関係会社受取配当金
減価償却費
持分法損失(利益)
前払費用
(281,825)
107,835
(173,990)
(62,422)
22,922
(39,500)
292,571
(124,231)
168,340
63,786
(24,261)
39,525
(826,236)
(835,700)
(2,150)
(182,109)
(184,259)
431,497
59,545
491,042
94,929
13,100
108,029
(274,668)
(90,165)
(364,833)
(60,194)
(23,064)
(83,258)
(430,446) (1,806,491)
(210,804)
(96,584)
(307,388)
(9,464)
(1,376,045)
69,227
4,769
73,996
16,289
1,593
17,882
有形資産減損損失
126,027
(5,160)
120,867
42,667
(31,358)
11,309
為替評価損益
634,028
(395,179)
238,849
140,283
(88,776)
51,507
退職給付引当負債
175,238
40,704
215,942
39,376
9,244
48,620
(114,741)
(74,998)
(189,739)
(25,921)
(17,039)
(42,960)
工事損失引当金
36,243
22,037
58,280
8,112
5,992
14,104
瑕疵補修引当金
26,595
6,575
33,170
5,852
1,612
7,464
技術開発準備金
(2,000)
1,000
(1,000)
(462)
220
(242)
未収収益
(2,744)
(1,083)
(3,827)
15
(665)
(650)
12,121
22,391
34,512
2,944
5,255
8,199
275,369
367,309
642,678
32,248
114,418
146,666
84,548
(289,500)
(204,952)
団体退職保険引当金
棚卸資産評価引当金
その他
小計
17,429
(1,315,333) (1,297,904)
[資本に付加された繰延税金変動額]
持分法資本変動
(721,748)
(7,579)
(729,327)
(159,500)
(1,013)
(160,513)
(680,246) (1,020,472)
(74,222)
(164,351)
(238,573)
売却可能証券評価利益
(340,226)
売却可能証券評価損失
962,542
(80,000)
882,542
212,140
(17,124)
195,016
その他
14,618
(14,618)
-
3,199
(3,199)
-
小計
(84,814)
(782,443)
(867,257)
(18,383)
(185,687)
(204,070)
16,471
272,079
288,550
7,813
37,863
45,676
小計
24,284
309,942
334,226
[未実現損益等に対する税効果]
265,789
(24,149)
241,640
合計
356,238
(189,394)
166,844
[繰越税額控除等による繰延税金変動額]
繰越税額控除
繰越欠損金
177/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
26.包括損益計算書
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
Ⅰ.連結当期純利益
Ⅱ.連結その他包括損益
第42(前)期
4,217,695
3,242,311
623,282
473,862
556,988
594,589
(35,042)
11,094
101,336
(143,163)
売却可能証券評価損益
(税効果:
当期:(184,995)百万ウォン
前期:(181,471)百万ウォン)
持分法資本変動
(税効果:
当期:148,074百万ウォン
前期:(22,983)百万ウォン)
為替換算調整勘定
(税効果:
当期:(13,875)百万ウォン
前期: 21,961百万ウォン)
デリバティブ評価損益
(税効果:
-
11,342
Ⅲ.連結包括損益
4,840,977
3,716,173
Ⅳ.支配会社持分包括損益
4,734,913
3,695,881
Ⅴ.少数株主持分包括損益
106,064
20,292
当期: 前期:(3,199)百万ウォン)
27.一株当り利益
当期及び前期の一株当り連結純利益の算定内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
普通株連結純利益
第43(当)期
第42(前)期
4,181,285,239,197
3,218,424,518,465
77,032,878株
76,661,240株
54,279
41,982
加重平均流通普通株式数(*)
基本一株当り純利益
(*)加重平均流通普通株式数の算定内訳
(単位:株)
区分
第43(当)期
178/454
第42(前)期
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
発行株式数
87,186,835
87,186,835
加重平均自己株式数
(10,153,957)
(10,525,595)
加重平均流通普通株式数
77,032,878
76,661,240
28.連結会社及び持分法適用会社との内部取引及び債権債務相殺除去内訳
(1)当期末現在における当社の従属会社現況は次の通りです。
区分
会社名
国内従属会社
㈱POSCO建設、㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール)、POSCO鋼板㈱、㈱POSCOプランテッ
(37社)
ク、㈱POSCOICT、㈱POSCO経営研究所、㈱スングァン、㈱POSCOエイアンドシー建築士事
務所、POSCO特殊鋼㈱、ポステック技術投資㈱、㈱エヌトゥービー、㈱POSCOケムテック
(旧、㈱ポスレック)、POSCOターミナル㈱、㈱メタポリス、㈱ポスメイト、㈱POSCOエム
テック(旧、㈱サムジョンピーエヌエイ)、POSCOパワー㈱、ポステック電力電気大中
小企業相生協力ファンド、㈱ピーエイチピー、㈱POSCOティーエムシー、㈱ピーエヌ
アール、㈱メガエセット、㈱大宇エンジニアリング、浦項燃料電池発電㈱、㈱POSCOエイ
エスティー、㈱デミョンティーエヌエス、㈱ポスハイメタル、㈱POSCOイーアンドイー、
㈱光陽エスピーエフシー、㈱ナインディジット、ソンジンジオテック㈱、ポステック早
期企業ファンド、POSCOファミリー電力ファンド、㈱大宇インターナショナル、㈱POSCO
LED、㈱POSCO NST、㈱浦項エスアールディーシー
179/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
区分
会社名
海外従属会社
POSCO America Corporation,POSCO Australia Pty. Ltd.,POSCO Canada Ltd.,
(76社)
POSCAN Elkveiw Coal Ltd.,POSCO Asia Co., Ltd.,VSC POSCO Steel Corp.,Dalian
POSCO-CFM Coated Steel Co., Ltd.,POSCO-CTPC Co., Ltd.,POSCO-JKPC Co., Ltd.,
International Business Center Corporation,POSCO E&C Vietnam Co., Ltd.(旧、
POSLILAMA E&C Co., Ltd.),Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd.,
Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd.,POSCO(Thailand) Co., Ltd.,Myanmar
POSCO Steel Co., Ltd.,POSCO-JOPC Co., Ltd.,POSCO Investment Co., Ltd.,
POSCO-MKPC SDN. BHD.,Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd.,POSCO(Suzhou)
Automotive Processing Center Co., Ltd.,POSCO Bio Ventures L.P.,POSEC-Hawaii
Inc.,POS-Qingdao Coil Center Co., Ltd.,POS-Ore Pty. Ltd.,POSCO China
Holding Corporation,POSCO Japan Co., Ltd.,POS-CD Pty. Ltd.,POS-GC Pty.
Ltd.,POSCO India Private Ltd.,POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt.
Ltd.,POSCO-JNPC Co., Ltd.,POSCO-Foshan Steel Processing Center Co., Ltd.,
POSCOE&C(Beijing) Co., Ltd.,POSCO-MPC S.A. de C.V,Zhangjiagang Pohang Port
Co., Ltd.,Qingdao Pos-metal Co., Ltd,,POSCO Vietnam Co., Ltd.,POSCO-Mexico
Co., Ltd.,POSCO-India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd.,POSCO-Poland
Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd.,POS-NP Pty. Ltd.,POSCO-Vietnam
Processing Center Co., Ltd.,POSCO(Chongqing) Automotive Processing Center
Co., Ltd.,Suzhou POS-CORE Technology Co., Ltd.,POSCO-JYPCCo., Ltd.,
POSCO-Malaysia SDN. BHD.,POS-Minerals Corp.,POSCO(Wuhu) Automotive
Processing Center Co., Ltd.,POSCO-Phillippine Manila Processing Center
Inc.,POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd.,POSCO-VST Co.,
Ltd.,POSCO Maharashtra Steel Private Limited,POSCO India Chennai Steel
Processing Centre Pvt. Ltd.,POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co.,
Ltd.,POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co.,Ltd.,POSCO(Liaoning)
Automotive Processing Center Ltd.,POSCO-Indonesia Jakarta Processing
Center, PT,POSCO China Dalian Plate Processing Center Ltd.,POSCO-NCR COAL
Ltd.,POSCO WA Pty. Ltd.,Daewoo International America Corp.,Daewoo
International Deutschland GmbH,Daewoo International Japan Corp.,Daewoo
International Singapore Pte. Ltd.,Daewoo Italia S.r.l.,Daewoo
Cement(Shandong) Co., Ltd.,Daewoo(China) Co., Ltd.,PT. Rismar Daewoo
Apparel,Daewoo Textile Fergana LLC,Daewoo Textile Bukhara LLC,Daewoo
International Australia Holdings Pty. Ltd.,Daewoo Paper Manufacturing Co.,
Ltd.,POSCO Mauritius Ltd.,POSCO(Zhangjiagang) Stainless Steel Processing
Center Co., Ltd.,Daewoo International Mexico, S.A. de C.V.,Xenesys Inc.
180/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期において当社と連結会社等との重要な取引内訳及び当期末及び前期末現在の関連債権・債
務残額は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
重要な取引内訳(*1)
売上等
期末残額(*2)
買入等
債権
債務
会社名
第43
第42
第43
第42
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
[従属会社]
㈱POSCO建設
7,441
4,605
2,245,401
2,546,163
133,793
142,813
230,830
536,857
1,082,903
1,167,877
456,045
158,260
129,028
114,697
5,439
3,494
685,698
494,938
2,778
1,490
104,663
109,616
337
199
㈱POSCOプランテック
3,479
10,352
239,694
280,573
28,262
4,683
60,052
59,984
㈱POSCOICT
1,212
1,121
491,631
468,534
21,031
40,458
94,145
111,186
2
-
87,046
225,439
-
-
2,000
6,561
142,677
87,121
571,755
475,269
33,832
6,879
63,090
68,529
29,083
18,945
255,514
203,179
3,260
1,472
31,685
24,942
㈱POSCOティーエムシー
151,323
130,964
86
39
11,823
11,678
12
24
㈱POSCOエイエスティー
267,323
83,245
54,969
20,938
19,031
17,492
8,255
7,572
㈱大宇インターナショナル
867,916
-
2,710
-
138,975
-
-
-
POSCO America Corporation
233,594
169,274
-
-
12,027
6,163
-
-
-
-
170,379
84,192
-
-
-
-
POSCO Asia Co.,Ltd.
1,377,802
1,093,589
148,050
76,004
120,658
40,548
3,767
1,170
POSCO-JKPC Co.,Ltd.
65,938
30,088
194
-
1,496
33
-
-
123,913
70,129
88
5
26,163
19,835
-
-
64,136
54,766
-
-
-
437
-
-
78,064
185,002
-
-
13,836
24,205
-
-
113,416
113,392
-
-
-
-
-
-
1,161,919
690,289
267,058
84,112
23,921
25,637
8,112
8,949
164,628
110,901
-
-
10,412
12,356
-
-
71,640
58,413
-
-
-
-
-
-
POSCO-MPC S.A. de C.V.
125,768
98,476
151
-
-
-
-
-
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
188,595
117,296
-
-
665
95,518
-
-
POSCO-Mexico Co., Ltd.
273,241
125,057
7
-
80,309
16,247
-
-
㈱POSCO P&S
(旧、㈱ポスティール)
POSCO鋼板㈱
㈱エヌトゥービー
㈱POSCOケムテック
(旧、㈱ポスレック)
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョンP&A)
POSCO Canada Ltd.
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
POSCO-MKPC SDN. BHD.
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co., Ltd.
POSCO (Suzhou) Automotive
Processing Center Co., Ltd.
POSCO-Japan Co., Ltd.
POS-India Pune Steel Processing
Centre Pvt. Ltd.
POSCO-Foshan Steel Processing
Center Co., Ltd.
181/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
重要な取引内訳(*1)
売上等
期末残額(*2)
買入等
債権
債務
会社名
第43
第42
第43
第42
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
POSCO-India Delhi Steel
90,871
76,997
76
511
-
13
-
-
67,213
-
-
-
-
-
-
-
101,710
83,526
-
-
-
-
-
-
380,549
226,793
214,361
122,585
35,740
26,867
37,707
19,237
7,922,054
5,303,156
5,207,993
4,747,293
948,925
717,647
545,431
848,704
1,763
1,437
519,871
368,742
182
1,974
57,512
26,963
308,998
241,921
185
58
58,347
39,052
-
-
-
-
82,170
53,711
-
176
-
-
11,890
5,973
159
3,018
-
-
33,962
34,040
小計
322,651
249,331
602,385
425,529
58,529
41,202
91,474
61,003
合計
8,244,705
5,552,487
5,810,378
5,172,822
1,007,454
758,849
636,905
909,707
Processing Centre Pvt. Ltd
POSCO-JYPC Co., Ltd.
POSCO(Wuhu)Automotive
Processing Center Co., Ltd.
その他
小計
[重大な影響力を行使できる会社]
㈱エスエヌエヌシー
USS-POSCO Industries
Poschrome (Proprietary)
Limited
その他
(*1)売上等は売上及び営業外収益、買入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれた金額です。
(*2)債権は売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれた金額です。
182/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)連結会社間の当期の売上買入内部取引及び当期末現在の債権債務相殺内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
会社名
売上等(*1)
買入等(*1)
㈱POSCO
7,922,054
5,207,993
948,925
545,431
㈱POSCO建設
3,096,242
355,502
339,041
234,633
㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール)
800,535
1,464,917
94,063
143,683
POSCO鋼板㈱
148,207
756,164
17,117
121,002
㈱POSCOプランテック
317,579
17,927
84,037
55,505
㈱POSCOICT
592,701
12,120
118,382
44,369
POSCO特殊鋼㈱
120,934
85,003
27,844
14,863
㈱エヌトゥービー
124,655
276
21,411
-
622,916
152,698
76,991
44,572
-
123,283
-
25,041
273,441
33,225
35,920
3,595
1,259
598,825
5,051
10,504
10,183
153,391
955
11,823
㈱大宇エンジニアリング
131,472
31,173
40,363
12,629
㈱POSCOエイエスティー
71,937
278,987
29,759
20,639
2,864,387
1,539,569
793,029
183,752
POSCO America Corporation
45,844
280,798
3,068
12,428
POSCO Australia Pty. Ltd.
4,191
22,901
62,255
104,150
170,379
-
-
-
POSCO Asia Co., Ltd.
1,445,804
1,584,930
353,369
134,578
POSCO-CTPC Co., Ltd.
38
123,139
-
31,054
670,765
86,469
89,571
17,880
16,763
194,259
917
39,229
88
181,097
-
60,178
3,698
-
453,360
-
-
104,634
-
3,789
251,177
488,661
23,041
68,848
㈱POSCOケムテック(旧、ポスレッ
ク)
㈱メタポリス
㈱POSCOエムテック
(旧、㈱サムジョンP&A)
POSCOパワー㈱
㈱POSCO TMC
㈱大宇インターナショナル
POSCO Canada Ltd.
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co., Ltd.
Guangdong Pohang Coated Steel
Co., Ltd.
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
POSCO Investment Co., Ltd.
POSCO-MKPC SDN. BHD.
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co., Ltd.
183/454
債権(*2)
債務(*2)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
売上等(*1)
買入等(*1)
72
307,399
15
66,781
49
146,527
106
27,315
501,416
1,216,883
103,659
27,703
468
184,760
747
24,860
18,875
198,205
1,883
73,772
1,222
504,221
-
82,002
POSCO-MPC S.A. de C.V.
511
211,443
67
22,301
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
274,671
752,472
11,684
243,374
POSCO-Mexico Co., Ltd.
78,491
292,878
10,776
142,839
556
107,571
22
7,341
47,288
627,635
9,587
219,195
50,427
437,571
614
92,249
112,108
551,745
3,326
97,273
238,094
742,779
3,733
63,628
815
212,617
1,475
16,686
651,438
1,311,103
191,542
806,211
21,683,750
21,683,750
3,957,705
3,957,705
POSCO (Suzhou) Automotive
Processing Center Co., Ltd.
POS-Qingdao Coil Center Co.,
Ltd.
POSCO-JAPAN Co., Ltd.
POS-India Pune Steel Processing
Centre Pvt. Ltd.
POSCO-JNPC Co., Ltd.
POSCO-Foshan Steel Processing
Centre Pvt. Ltd.
POSCO(Wuhu) Automotive
Proces sing Center Co., Ltd.
Daewoo International America
Corp.
Daewoo International Deutschland
GmbH
Daewoo International Japan Corp.
Daewoo International Singapore
Pte. Ltd.
Daewoo Italia S.r.l.
その他
合計
債権(*2)
債務(*2)
(*1)売上等には売上及び営業外収益、買入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれています。
(*2)債権には売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれています。
184/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)当期及び前期において連結会社の主要経営陣全体に対する報酬内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
役員給与
52,494
43,608
退職給付
17,159
15,216
経営成果金等
43,011
34,455
合計
112,664
93,279
上記の主要経営陣には会社活動の計画、運営統制に対する重要な権限及び責任を持つ取締役(社外取締役含
む)及び執行役員等が含まれています。一方、当社は上記報酬の他に役員に付与した差額補償型ストック・オ
プション(注17参照)に関連して、当期は10,436百万ウォンの株式報酬費用を認識し、前期には36,100百万
ウォンの株式報酬費用戻入を認識しました。
185/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
29.部門別開示
(1)当期末及び前期末現在、連結会社の事業部門別の主要財務現況は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
区分
鉄鋼部門
総売上高
43,805,940
内部売上高
建設部門
7,580,791
貿易部門
25,038,557
その他部門
連結調整
連結後金額
5,868,985 (21,656,413) 60,637,860
(9,725,797) (3,364,293) (6,158,977) (2,407,346) 21,656,413
-
-
純売上高
34,080,143
4,216,498
18,879,580
3,461,639
60,637,860
営業利益
5,300,081
319,052
234,788
396,595
(512,207)
5,738,309
棚卸資産
7,770,426
634,456
1,122,533
348,675
(72,637)
9,803,453
投資資産
16,500,546
995,211
3,013,674
有形資産
22,142,843
1,126,165
463,013
3,512,104
無形資産
296,152
12,294
48,803
202,455
総資産
56,903,869
7,045,398
8,028,890
有無形資産償却費
2,641,203
47,430
10,789
1,841,940 (11,581,930) 10,769,441
(1,544,976) 25,699,149
2,601,748
3,161,452
9,260,698 (13,292,922) 67,945,933
212,498
39,748
2,951,668
(*)
(*)遊休資産費用を含めています。
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
区分
鉄鋼部門
総売上高
34,503,317
内部売上高
建設部門
貿易部門
7,760,374
4,120,088
その他部門
連結調整
連結後金額
3,420,139 (12,948,917) 36,855,001
(6,090,338) (3,852,222) (1,137,776) (1,868,581) 12,948,917
純売上高
28,412,979
3,908,152
2,982,312
1,551,558
営業利益
3,217,117
345,647
32,795
268,027
4,576
3,868,162
棚卸資産
4,208,446
718,815
156,083
157,836
(88,341)
5,152,839
投資資産
10,319,818
888,745
594,174
1,241,058
(6,572,796)
6,470,999
有形資産
19,694,065
1,143,885
220,729
2,087,110
(1,306,004) 21,839,785
無形資産
198,763
20,042
1,646
101,972
総資産
46,249,396
6,080,744
1,808,745
5,539,673
有無形資産償却費
2,368,575
25,363
5,564
205,800
(*)
(*)遊休資産費用を含めています。
186/454
-
-
307,546
36,855,001
629,969
(9,366,810) 50,311,748
(52,220)
2,553,082
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期末及び前期末現在、連結会社の地域別の主要財務現況は次の通りです。
① 第43(当)期
(単位:百万ウォン)
国内
アジア
区分
日本
内需
中国
北米
その他地域
連結調整
連結後金額
(その他)
輸出
総売上高
46,698,403
18,805,598
内部売上高
(9,445,761)
(7,855,619)
純売上高
37,252,641
10,949,979
1,867,070
5,157,877
1,792,141
871,956
2,746,196
5,922,379
24,850
100,324
49,402
7,699
145,862
(512,207)
5,738,309
投資資産
20,252,685
46,667
327,374
1,794
242,135
1,480,716
(11,581,930)
10,769,441
有形資産
23,889,411
290,910
1,569,282
788,294
1,247
704,981
(1,544,976)
25,699,149
無形資産
333,373
890
113,014
26,144
-
86,283
2,601,748
3,161,452
68,494,711
1,338,409
4,980,467
1,884,565
619,449
3,921,254
(13,292,922)
67,945,933
営業利益
2,521,240
(654,170)
7,712,264
(2,554,387)
2,256,986
(464,844)
964,582
(92,627)
3,335,200
(589,005)
(21,656,413)
60,637,860
21,656,413
-
60,637,860
地域別資産
総資産
② 第42(前)期
(単位:百万ウォン)
国内
アジア
区分
日本
内需
中国
北米
総売上高
27,542,842
13,976,977
内部売上高
(7,737,086)
(3,570,565)
純売上高
19,805,756
その他地域
連結調整
連結後金額
(その他)
輸出
5,324,202
821,000
268,975
721,956
(12,948,917)
(248,479)
(1,214,694)
(64,311)
(21,358)
(92,424)
12,948,917
-
10,406,412
899,487
4,109,508
756,689
247,617
629,532
-
36,855,001
3,722,730
2,601
54,830
5,500
634
77,291
4,576
投資資産
11,795,877
37,948
402,305
1,925
244,267
561,473
(6,572,796)
6,470,999
有形資産
20,609,974
266,523
1,126,206
650,473
2,787
489,826
(1,306,004)
21,839,785
無形資産
204,007
711
42,959
3,326
3,245
68,175
51,821,244
932,996
3,308,712
1,257,710
404,160
1,953,736
営業利益
1,147,966
36,855,001
3,868,162
地域別資産
総資産
187/454
307,546
(9,366,810)
629,969
50,311,748
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期末及び前期末現在、連結会社の業種別(非金融業,金融業)財務現況の要約は次の通りです。
① 業種(非金融業、金融業)別の連結財務状態表
(単位:百万ウォン)
非金融業
科目
第43(当)期
金融業
第42(前)期
第43(当)期
第42(前)期
[資産]
流動資産
26,820,377
20,233,636
286,745
400,514
非流動資産
40,783,860
29,535,124
54,951
142,474
投資資産
10,718,547
6,332,198
50,894
138,801
有形資産
25,699,045
21,839,775
104
10
無形資産
3,161,418
629,918
34
51
その他非流動資産
1,204,850
733,233
3,919
3,612
資産合計
67,604,237
49,768,760
341,696
542,988
流動負債
16,505,850
8,878,677
587,376
396,141
非流動負債
13,650,383
9,371,979
902
637
負債合計
30,156,233
18,250,656
588,278
396,778
[負債]
② 業種(非金融業、金融業)別の連結損益計算書
(単位:百万ウォン)
科目
非金融業
金融業
第43(当)期
第42(前)期
第43(当)期
第42(前)期
売上高
60,629,216
36,836,780
8,644
18,221
売上原価
51,556,697
31,032,184
3,979
5,241
販売費及び一般管理費
3,334,785
1,944,829
4,090
4,585
営業利益
5,737,734
3,859,767
575
8,395
営業外収益
2,855,257
2,361,475
1,505
918
営業外費用
3,256,020
2,481,060
1,365
10,220
税引前純利益
5,336,971
3,740,182
715
(907)
法人税費用
1,112,852
536,068
44
(72)
(39,032)
-
-
従属会社の買収日前純利益(損失)
7,095
当期純利益
4,217,024
3,243,146
671
(835)
支配会社持分純利益
4,180,614
3,219,260
671
(835)
少数株主持分純利益
36,410
23,886
-
188/454
-
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
30.主要連結対象会社の変動
当社は海外輸出量確保を通じた競争力の強化と当社及び系列会社間のシナジー効果を創出するために2010年4
月23日の取締役会の決議を経て㈱大宇インターナショナルの株主である韓国資産管理公社等と2010年8月30日
に株式売買契約を締結し、2010年9月13日に公正取引委員会の承認を得ました。その後、2010年9月20日に㈱大宇
インターナショナルの株式68.15%を取得しました。当社の2010年連結損益計算書は㈱大宇インターナショナル
の2010年全体の損益項目が含まれており、取得日以前の損益は減算表示されています。従って㈱大宇インター
ナショナル株式取得は当社の連結財務諸表の比較可能性に影響を及ぼします。
① 被投資会社の内訳
会社名
営業概況
㈱大宇インターナショナル
輸出入業及び代行業、仲介業、製造及び販売、資源開発及び流通等
② 投資差額(営業権)の変動内訳
(単位:百万ウォン)
区分
投資差額(*)
期首
取得
-
償却
1,159,977
(14,500)
期末
1,145,477
(*) 投資差額は買収原価と㈱大宇インターナショナルから取得した純資産の公正価額を超過する金額で、20
年にわたって定額法で償却しています。
189/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
③ ㈱大宇インターナショナルの会計上取得日及び直前会計年度の要約財務諸表
1) 要約財務諸表
(単位:百万ウォン)
項目
2010年9月30日(*)
2009年12月31日
流動資産
2,289,376
1,757,421
非流動資産
2,331,577
2,127,755
資産合計
4,620,953
3,885,176
流動負債
2,369,955
1,449,598
782,773
1,045,847
負債合計
3,152,728
2,495,445
資本合計
1,468,225
1,389,731
負債及び資本合計
4,620,953
3,885,176
非流動負債
(*) 監査を受けていない財務情報
2) 要約損益計算書
(単位:百万ウォン)
項目
2010年9月30日(*)
2009年12月31日
売上高
11,577,047
11,147,952
売上原価
10,919,446
10,390,672
売上総利益
657,601
757,280
販売費及び一般管理費
516,560
585,943
営業利益
141,041
171,337
営業外損益
(80,451)
7,521
税引前純利益
60,590
178,858
法人税費用
37,271
54,244
当期純利益
23,319
124,614
(*) 監査を受けていない財務情報
次へ
190/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
財務状態表
===================
第43期 2010年12月31日現在
第42期 2009年12月31日現在
株式会社POSCO
科 目
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
資産
Ⅰ.流動資産
13,008,707,415,491
12,918,063,757,479
(1) 当座資産
7,019,949,308,105
9,921,738,444,296
1.現金及び現金性資産
(注3,22)
2.短期金融商品(注3)
3.売買目的証券(注2,4)
4.流動性売却可能証券
(注2,5)
5.流動性満期保有証券
(注2,6,10)
6.売上債権(注14,22,26)
貸倒引当金(注2)
7.未収金(注22,26)
貸倒引当金(注2)
8.未収収益
9.前払金
10.前払費用
11.繰延税金資産(注2,23)
12.その他当座資産
(2) 棚卸資産(注2)
1.製品
製品評価損失引当金
2.副産物
3.半製品
4.原料
5.燃料及び材料
6.未着品
7.その他棚卸資産
Ⅱ.非流動資産
(1) 投資資産
1.長期金融商品(注3)
2.売却可能証券(注2,5,10)
3.満期保有証券(注2,6,10)
4.持分法適用投資株式
(注2,7)
5.長期貸付金
貸倒引当金(注2)
(2) 有形資産(注2,8,27)
1.土地
2.建物
減価償却累計額
3.構築物
減価償却累計額
672,426,447,391
626,782,471,726
2,376,721,649,000
182,207,923,843
5,581,593,675,284
505,810,900,000
-
20,230,000,000
1,978,044,138
20,000,000,000
3,332,269,743,755
(4,686,563,581)
174,964,519,080
(10,588,676,077)
28,888,019,393
6,217,511,798
13,648,477,459
245,754,711,906
147,500,000
2,695,160,905,835
(11,252,312,444)
137,559,653,010
(10,618,020,737)
49,986,803,085
11,943,114,193
8,465,638,927
286,075,615,417
5,988,758,107,386
698,219,196,791
(593,171,960)
5,541,852,122
1,431,341,300,750
1,704,830,493,421
524,077,413,957
1,624,765,226,870
575,795,435
2,996,325,313,183
344,192,189,466
(691,043,960)
4,281,159,594
843,719,822,255
696,491,504,023
405,002,667,695
702,807,427,601
521,586,509
35,181,537,665,450
27,074,701,227,247
16,125,045,638,930
10,212,391,248,273
40,400,000
5,011,710,631,999
29,829,674,476
40,400,000
4,522,920,624,934
31,674,759,714
11,034,515,243,877
5,633,218,152,498
48,983,977,362
(34,288,784)
24,554,499,276
(17,188,149)
18,547,857,356,892
1,110,172,608,483
4,686,429,192,952
(2,135,765,616,988)
3,284,062,810,371
(1,339,861,242,125)
16,645,593,557,554
961,869,037,112
3,946,866,723,764
(1,948,356,832,173)
2,687,870,751,167
(1,207,951,197,835)
191/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
4.機械装置
減価償却累計額
5.車輌運搬具
減価償却累計額
6.工具器具
減価償却累計額
7.備品
減価償却累計額
8.ファイナンスリース資産
減価償却累計額
9.建設仮勘定
(3) 無形資産(注2,9,27)
1.産業財産権
2.港湾施設利用権
3.その他無形資産
(4) その他非流動資産
1.長期性売上債権(注2)
貸倒引当金(注2)
2.保証金(注22)
3.その他
貸倒引当金(注2)
資産合計
負債
Ⅰ.流動負債
1.仕入債務(注22,26)
2.短期借入金(注11,14,22)
3.未払法人税(注23)
4.未払配当金
5.流動性長期負債
(注11,22)
社債割引発行差金
6.未払金(注22,26)
7.前受金
8.預り金
9.未払費用(注16)
10.前受収益
11.その他流動負債
Ⅱ.非流動負債
1.社債(注10,12,22)
社債償還割増金(注12)
社債割引発行差金
(注2,12)
2.ウォン貨建長期借入金
(注12,14)
3.外貨建長期借入金
(注12,14,22)
4.外国借款(注10,12,22)
5.退職給付引当負債
(注2,13)
国民年金転換金
退職保険預け金
6.繰延税金負債(注2,23)
第43(当)期
金額
第42(前)期
金額
31,455,065,586,126
(21,272,258,263,375)
182,136,501,440
(159,382,325,010)
158,895,421,800
(131,088,005,129)
208,772,180,522
(142,427,908,360)
11,465,640,749
(2,547,920,160)
2,634,188,695,596
28,119,425,237,332
(19,848,993,415,826)
172,312,389,213
(155,509,731,658)
146,097,220,720
(129,360,349,539)
183,806,707,471
(133,749,293,602)
11,465,640,749
(1,910,940,120)
3,841,711,610,779
172,642,996,725
4,918,944,733
112,682,905,237
55,041,146,755
151,828,809,816
3,027,836,042
100,143,943,212
48,657,030,562
335,991,672,903
252,290,438
(228,608,257)
2,212,836,216
333,777,342,903
(22,188,397)
64,887,611,604
1,874,932,011
(568,468,104)
1,770,624,356
62,485,102,405
(674,579,064)
48,190,245,080,941
39,992,764,984,726
5,823,593,944,750
2,685,842,052,056
1,310,876,709,579
1,119,071,147,906
594,539,015,580
5,568,569,868
739,746,242,142
430,909,766,452
290,637,890,605
5,143,234,608
1,779,669,178,815
1,065,427,475
(3,241,525,652)
728,574,814,719
33,241,730,249
30,792,347,916
209,490,164,710
4,181,850,484
10,829,940,576
987,976,723,090
25,614,656,645
51,074,648,890
145,484,272,913
2,011,897,775
6,177,291,461
7,284,461,243,120
5,872,258,386,000
11,137,584,629
6,355,632,322,896
5,649,689,819,000
10,067,257,867
(58,214,817,571)
(64,916,654,780)
90,598,000,000
75,519,000,000
377,204,938,027
5,577,791,567
4,073,918,365
5,571,822,851
981,184,616,332
784,356,836,965
(82,341,400)
(689,079,659,150)
648,183,356,948
(82,341,400)
(599,087,524,707)
400,276,620,705
192/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
7.その他非流動負債
(注15,16)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
47,197,260,940
負債合計
13,108,055,187,870
資本
Ⅰ.資本金(注17)
Ⅱ.資本剰余金
1.株式発行超過金
2.再評価積立金(注18)
3.その他資本剰余金
(注7,18,24)
Ⅲ.資本調整
1.自己株式(注2,19)
Ⅳ.その他包括損益累計額
1.売却可能証券評価利益
(注2,5,23,24)
2.売却可能証券評価損失
(注2,5,23,24)
3.持分法資本変動
(注2,7,23,24)
4.負の持分法資本変動
(注2,7,23,24)
Ⅴ.利益剰余金(注20)
1.法定積立金
2.任意積立金
3.未処分利益剰余金
資本合計
負債及び資本合計
88,659,694,828
9,041,474,374,952
482,403,125,000
482,403,125,000
4,421,191,424,970
4,404,068,991,532
463,825,292,889
3,172,775,770,938
463,825,292,889
3,172,775,770,938
784,590,361,143
767,467,927,705
(2,403,262,926,338)
(2,403,262,926,338)
(2,403,262,926,338)
(2,403,262,926,338)
1,129,105,850,842
524,823,984,553
851,238,863,484
651,464,860,359
(500,295,498,226)
(677,507,275,862)
926,262,875,526
654,433,260,254
(148,100,389,942)
(103,566,860,198)
31,452,752,418,597
241,201,562,500
27,000,027,641,134
4,211,523,214,963
27,943,257,435,027
241,201,562,500
24,407,023,733,500
3,295,032,139,027
35,082,189,893,071
30,951,290,609,774
48,190,245,080,941
39,992,764,984,726
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
193/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
財務状態表
===================
第43期 2010年12月31日現在
第42期 2009年12月31日現在
株式会社POSCO
科 目
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
資産
Ⅰ.流動資産
979,556
972,730
(1)当座資産
528,602
747,107
1.現金及び現金性資産
(注3,22)
2.短期金融商品(注3)
3.売買目的証券(注2,4)
4.流動性売却可能証券
(注2,5)
5.流動性満期保有証券
(注2,6,10)
6.売上債権(注14,22,26)
貸倒引当金(注2)
7.未収金(注22,26)
貸倒引当金(注2)
8.未収収益
9.前払金
10.前払費用
11.繰延税金資産(注2,23)
12.その他当座資産
(2)棚卸資産(注2)
1.製品
製品評価損失引当金
2.副産物
3.半製品
4.原料
5.燃料及び材料
6.未着品
7.その他棚卸資産
Ⅱ.非流動資産
(1)投資資産
1.長期金融商品(注3)
2.売却可能証券(注2,5,10)
3.満期保有証券(注2,6,10)
4.持分法適用投資株式
(注2,7)
5.長期貸付金
貸倒引当金(注2)
(2)有形資産(注2,8,27)
1.土地
2.建物
減価償却累計額
3.構築物
減価償却累計額
50,634
47,197
178,967
13,720
420,294
38,088
-
1,523
149
1,506
250,920
(353)
13,175
(797)
2,175
468
1,028
18,505
11
202,946
(847)
10,358
(800)
3,764
899
637
21,541
450,953
52,576
(45)
417
107,780
128,374
39,463
122,345
43
225,623
25,918
(52)
322
63,532
52,446
30,497
52,921
39
2,649,170
2,038,725
1,214,216
768,993
3
377,382
2,246
3
340,576
2,385
830,899
424,181
3,688
(3)
1,849
(1)
1,396,654
83,596
352,888
(160,823)
247,290
(100,892)
1,253,413
72,429
297,199
(146,711)
202,397
(90,959)
194/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
4.機械装置
減価償却累計額
5.車輌運搬具
減価償却累計額
6.工具器具
減価償却累計額
7.備品
減価償却累計額
8.ファイナンスリース資産
減価償却累計額
9.建設仮勘定
(3)無形資産(注2,9,27)
1.産業財産権
2.港湾施設利用権
3.その他無形資産
(4)その他非流動資産
1.長期性売上債権(注2)
貸倒引当金(注2)
2.保証金(注22)
3.その他
貸倒引当金(注2)
資産合計
負債
Ⅰ.流動負債
1.仕入債務(注22,26)
2.短期借入金(注11,14,22)
3.未払法人税(注23)
4.未払配当金
5.流動性長期負債
(注11,22)
社債割引発行差金
6.未払金(注22,26)
7.前受金
8.預り金
9.未払費用(注16)
10.前受収益
11.その他流動負債
Ⅱ.非流動負債
1.社債(注10,12,22)
社債償還割増金(注12)
社債割引発行差金(注
2,12)
2.ウォン貨建長期借入金
(注12,14)
3.外貨建長期借入金
(注12,14,22)
4.外国借款(注10,12,22)
5.退職給付引当負債
(注2,13)
国民年金転換金
退職保険預け金
6.繰延税金負債(注2,23)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2,368,566
(1,601,801)
13,715
(12,001)
11,965
(9,871)
15,721
(10,725)
863
(192)
198,354
2,117,393
(1,494,629)
12,975
(11,710)
11,001
(9,741)
13,841
(10,071)
863
(144)
289,281
13,000
370
8,485
4,145
11,433
228
7,541
3,664
25,300
19
(17)
167
25,133
(2)
4,886
141
(43)
133
4,705
(51)
3,628,725
3,011,455
438,517
202,244
98,709
84,266
44,769
419
55,703
32,448
21,885
387
134,009
80
(244)
54,862
2,503
2,319
15,775
315
815
74,395
1,929
3,846
10,955
151
465
548,520
442,181
839
478,579
425,422
758
(4,384)
(4,888)
6,822
5,687
28,404
420
307
420
73,883
59,062
(6)
(51,888)
48,808
(6)
(45,111)
30,141
195/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
7.その他非流動負債
(注15,16)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
3,554
6,676
負債合計
987,037
資本
Ⅰ.資本金(注17)
Ⅱ.資本剰余金
1.株式発行超過金
2.再評価積立金(注18)
3.その他資本剰余金
(注7,18,24)
Ⅲ.資本調整
1.自己株式(注2,19)
Ⅳ.その他包括損益累計額
1.売却可能証券評価利益
(注2,5,23,24)
2.売却可能証券評価損失
(注2,5,23,24)
3.持分法資本変動
(注2,7,23,24)
4.負の持分法資本変動
(注2,7,23,24)
Ⅴ.利益剰余金(注20)
1.法定積立金
2.任意積立金
3.未処分利益剰余金
資本合計
680,823
36,325
36,325
332,916
331,626
34,926
238,910
34,926
238,910
59,080
57,790
(180,966)
(180,966)
(180,966)
(180,966)
85,022
39,519
64,098
49,055
(37,672)
(51,016)
69,748
49,279
(11,152)
(7,799)
2,368,392
18,162
2,033,102
317,128
2,104,127
18,162
1,837,849
248,116
負債及び資本合計
2,641,689
2,330,632
3,628,725
3,011,455
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
196/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
損益計算書
==================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科 目
Ⅰ.売上高(注2,26,27)
Ⅱ.売上原価(注26)
1.製品、半製品、副産物売上原
価
イ.期首製品、半製品、副産物棚
卸高
ロ.当期総製造原価
ハ.他勘定振替高
ニ.関税還付金
ホ.期末製品、半製品、副産物棚
卸高
2.その他売上原価
Ⅲ.売上総利益
Ⅳ.販売費及び一般管理費
1.給与(注26,28)
2.退職給付費用(注26,28)
3.福利厚生費(注26,28)
4.旅費交通費
5.通信費
6.電力用水料
7.燃料維持費
8.租税公課(注28)
9.減価償却費
(注2,8,27,28)
10.無形資産償却費
(注2,9,27,28)
11.賃借料(注28)
12.修繕費
13.保険料
14.交際費
15.広告宣伝費
16.経常研究開発費
17.支払手数料
18.褒賞費
19.消耗品費
20.被服費
21.図書印刷費
22.車輌費
23.協会費
24.教育訓練費
25.会議費
26.株式報酬費用(注16,26)
27.運搬及び保管料
28.中継基地運営費
29.販売手数料
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
32,582,036,641,395
26,018,331,413,160
26,953,944,910,907
22,574,304,259,444
25,935,265,272,382
22,509,505,978,883
1,191,502,127,355
2,749,541,233,547
26,521,423,488,207
389,877,162,708
(33,028,328,185)
20,889,203,398,379
83,486,343,812
(21,222,869,500)
(2,134,509,177,703)
(1,191,502,127,355)
83,066,140,778
64,798,280,561
6,563,705,228,235
1,516,659,156,782
4,379,640,651,463
1,231,642,350,021
148,969,183,316
38,709,288,393
55,255,176,224
20,794,833,016
8,486,295,198
1,210,233,394
450,180,176
4,476,877,422
94,600,038,880
5,831,029,945
78,527,288,394
12,579,589,766
7,314,761,683
454,584,468
515,388,405
4,379,119,389
16,529,648,640
14,703,922,118
15,570,651,351
16,094,018,713
26,844,135,564
13,050,564,056
684,264,258
5,084,418,357
84,719,803,080
94,241,466,670
146,370,184,479
4,320,505,691
7,444,978,326
117,349,909
3,076,771,111
6,319,561,455
7,562,881,830
21,743,708,130
7,010,288,051
702,391,170,340
8,685,743,325
49,635,430,086
19,820,794,793
10,535,627,615
735,319,444
3,558,941,818
72,103,460,069
53,947,160,520
112,851,962,508
2,451,286,704
4,146,602,061
94,846,560
2,665,158,399
5,571,720,935
7,158,256,923
12,087,993,962
5,901,433,566
36,100,498,795
556,657,591,044
9,189,267,977
53,627,016,258
197/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
科 目
第42(前)期
金額
30.販売宣伝費
31.販売促進費
32.見本費
33.販売保険料
34.貸倒償却費
35.雑費
Ⅴ.営業利益
Ⅵ.営業外収益
1.受取利息(注6)
2.受取配当金
3.売買目的証券処分利益
4.売買目的証券評価利益
5.為替差益
6.為替評価益(注2,22)
7.持分法利益(注2,7)
8.投資資産処分利益
9.有形資産処分利益
10.デリバティブ取引利益
(注2,15)
11.デリバティブ評価利益
(注2,15)
12.その他の貸倒引当金戻入
13.その他非流動資産処分利益
14.株式報酬費用戻入
(注16,26)
15.雑収益
Ⅶ.営業外費用
1.支払利息
2.その他の貸倒償却費
3.為替差損
4.為替評価損(注2,22)
5.寄付金
6.持分法損失(注2,7)
7.投資資産損傷差損
(注2,5)
8.投資資産処分損失
9.有形資産処分損失
10.デリバティブ取引損失
(注2,15)
11.売上債権処分損失(注14)
12.その他非流動資産処分損失
13.雑損失
Ⅷ.税引前当期純利益
Ⅸ.法人税費用(注2,23)
Ⅹ.当期純利益(注24)
金額
1,545,743,338
7,792,273,807
1,775,716,829
11,969,691,367
(6,625,985,355)
446,124,948
345,943,225
4,820,135,380
1,661,935,985
11,490,646,443
8,860,620,659
258,386,617
5,047,046,071,453
1,580,725,324,972
3,147,998,301,442
2,066,256,886,786
230,455,503,973
84,519,869,820
15,372,612,744
1,882,188,932
438,917,892,536
85,053,785,824
612,931,828,208
1,221,668,967
24,598,655,120
208,473,258,055
60,114,265,370
21,102,741,108
5,810,900,000
649,733,053,846
422,224,980,186
585,436,083,749
8,939,022,936
21,273,569,001
26,737,223,917
33,457,871,673
1,248,352,558
7,065,344,198
664,634,692
367,555,057
416,788,149
1,892,840,510
10,436,153,200
-
46,317,399,424
40,316,168,005
1,477,659,423,026
1,631,730,935,610
318,638,263,775
437,815,222,361
259,050,759,715
59,647,290,757
275,224,462,559
288,574,631,860
20,654,400
722,955,973,352
15,405,549,983
106,410,365,215
235,406,939,408
-
131,125,999,000
530,036,413
92,209,252,671
13,163,062
73,822,162,273
-
19,280,928,412
3,199,365,223
30,366,980
31,314,402,572
5,458,388,489
270,549,344
32,985,630,812
5,150,111,973,399
947,321,087,829
3,582,524,252,618
410,260,751,330
4,202,790,885,570
3,172,263,501,288
54,558
41,380
XI.1株当たり損益(注25)
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
198/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
損益計算書
==================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科 目
Ⅰ.売上高(注2,26,27)
Ⅱ.売上原価(注26)
1.製品、半製品、副産物売上原
価
イ.期首製品、半製品、副産物棚
卸高
ロ.当期総製造原価
ハ.他勘定振替高
ニ.関税還付金
ホ.期末製品、半製品、副産物棚
卸高
2.その他売上原価
Ⅲ.売上総利益
Ⅳ.販売費及び一般管理費
1.給与(注26,28)
2.退職給付費用(注26,28)
3.福利厚生費(注26,28)
4.旅費交通費
5.通信費
6.電力用水料
7.燃料維持費
8.租税公課(注28)
9.減価償却費
(注2,8,27,28)
10.無形資産償却費
(注2,9,27,28)
11.賃借料(注28)
12.修繕費
13.保険料
14.交際費
15.広告宣伝費
16.経常研究開発費
17.支払手数料
18.褒賞費
19.消耗品費
20.被服費
21.図書印刷費
22.車輌費
23.協会費
24.教育訓練費
25.会議費
26.株式報酬費用(注16,26)
27.運搬及び保管料
28.中継基地運営費
29.販売手数料
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
2,453,427
1,959,180
2,029,632
1,699,845
1,952,925
1,694,966
89,720
207,040
1,997,063
29,358
(2,487)
1,572,957
6,287
(1,598)
(160,729)
(89,720)
6,255
4,879
494,247
114,204
329,787
92,743
11,217
2,915
4,161
1,566
639
91
34
337
7,123
439
5,913
947
551
34
39
330
1,245
1,107
1,172
1,212
2,021
983
52
383
6,379
7,096
11,022
325
561
9
232
476
569
1,637
528
52,890
654
3,738
1,493
793
55
268
5,429
4,062
8,498
185
312
7
201
420
539
910
444
2,718
41,916
692
4,038
199/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
科 目
第42(前)期
金額
30.販売宣伝費
31.販売促進費
32.見本費
33.販売保険料
34.貸倒償却費
35.雑費
Ⅴ.営業利益
Ⅵ.営業外収益
1.受取利息(注6)
2.受取配当金
3.売買目的証券処分利益
4.売買目的証券評価利益
5.為替差益
6.為替評価益(注2,22)
7.持分法利益(注2,7)
8.投資資産処分利益
9.有形資産処分利益
10.デリバティブ取引利益
(注2,15)
11.デリバティブ評価利益
(注2,15)
12.その他の貸倒引当金戻入
13.その他非流動資産処分利益
14.株式報酬費用戻入
(注16,26)
15.雑収益
Ⅶ.営業外費用
1.支払利息
2.その他の貸倒償却費
3.為替差損
4.為替評価損(注2,22)
5.寄付金
6.持分法損失(注2,7)
7.投資資産損傷差損
(注2,5)
8.投資資産処分損失
9.有形資産処分損失
10.デリバティブ取引損失
(注2,15)
11.売上債権処分損失(注14)
12.その他非流動資産処分損失
13.雑損失
Ⅷ.税引前当期純利益
Ⅸ.法人税費用(注2,23)
金額
116
587
134
901
(499)
34
26
363
125
865
667
19
380,043
119,029
237,044
155,589
17,353
6,364
1,158
142
33,051
6,405
46,154
92
1,852
15,698
4,527
1,589
438
48,925
31,794
44,083
673
1,602
2,013
2,519
94
532
50
28
31
143
786
-
3,488
3,036
111,268
122,869
23,993
32,967
19,507
4,491
20,724
21,730
2
54,439
1,160
8,013
17,726
-
9,874
40
6,943
1
5,559
-
1,452
241
2
2,358
411
20
2,484
Ⅹ.当期純利益(注24)
XI.1株当たり損益(注25)
387,803
71,333
269,764
30,893
316,470
238,871
0
0
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
次へ
200/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
利益剰余金処分計算書
===============================
株式会社POSCO
(単位:ウォン)
科 目
Ⅰ.未処分利益剰余金
1.前期繰越未処分利益剰余金
2.中間配当額(注21)
(1株当たり配当金
(率):
当期:2,500ウォン(50%)
前期:1,500ウォン
(30%))
3.当期純利益
Ⅱ.任意積立金等の取崩額
1.研究及び人材開発準備金
合計
Ⅲ.利益剰余金処分額
1.配当金(注21)
(1株当たり配当金(率)
当期:7,500ウォン
(150%)
前期:6,500ウォン
(130%))
2.研究及び人材開発準備金
3.事業拡張積立金
4.配当平均積立金
Ⅳ.次期繰越未処分利益剰余金
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
4,211,523,214,963
3,295,032,139,027
201,314,524,393
237,623,511,739
(192,582,195,000)
(114,854,874,000)
4,202,790,885,570
3,172,263,501,288
195,000,000,000
195,000,000,000
391,666,666,666
391,666,666,666
4,406,523,214,963
4,158,845,219,000
3,686,698,805,693
3,485,384,281,300
577,746,585,000
500,713,707,000
400,000,000,000
2,950,000,000,000
231,098,634,000
800,000,000,000
2,000,000,000,000
184,670,574,300
247,677,995,963
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
201/454
201,314,524,393
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
利益剰余金処分計算書
===============================
株式会社POSCO
(単位:百万円)
科 目
Ⅰ.未処分利益剰余金
1.前期繰越未処分利益剰余金
2.中間配当額(注21)
(1株当たり配当金
(率):
当期:2,500ウォン(50%)
前期:1,500ウォン
(30%))
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
317,128
248,116
15,159
(14,501)
17,893
(8,649)
3.当期純利益
Ⅱ.任意積立金等の取崩額
1.研究及び人材開発準備金
合計
Ⅲ.利益剰余金処分額
1.配当金(注21)
(1株当たり配当金(率)
当期:7,500ウォン
(150%)
前期:6,500ウォン
(130%))
316,470
238,871
43,504
37,704
2.研究及び人材開発準備金
3.事業拡張積立金
4.配当平均積立金
30,120
222,135
17,402
60,240
150,600
13,906
14,684
29,492
14,684
29,492
331,811
313,161
Ⅳ.次期繰越未処分利益剰余金
277,608
262,449
18,650
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
次へ
202/454
15,159
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
資本変動表
==================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科 目
2009.1.1(前期首)
(単位:ウォン)
資本金
資本剰余金
その他包括
損益累計額
資本調整
(2,502,013,646,862)
利益剰余金
482,403,125,000
4,291,354,808,159
1.年次配当
-
-
-
-
2.当期純利益
-
-
-
-
3.中間配当
-
-
-
-
4.持分法資本剰余金
-
-
-
-
5.自己株式の処分
-
117,291,533,811
98,750,720,524
-
-
216,042,254,335
6.売却可能証券評価損益
-
-
-
426,518,929,541
-
426,518,929,541
7.持分法資本変動
-
-
-
46,515,289,694
-
46,515,289,694
2009.12.31(前期末)
482,403,125,000
4,404,068,991,532
(2,403,262,926,338)
524,823,984,553
27,943,257,435,027
30,951,290,609,774
2010.1.1(当期首)
(2,403,262,926,338)
524,823,984,553
27,943,257,435,027
30,951,290,609,774
(4,577,350,438)
51,789,765,318
合計
25,460,123,177,739
(574,274,370,000)
3,172,263,501,288
(114,854,874,000)
27,783,657,229,354
(574,274,370,000)
3,172,263,501,288
(114,854,874,000)
(4,577,350,438)
482,403,125,000
4,404,068,991,532
1.年次配当
-
-
-
-
2.当期純利益
-
-
-
-
3.中間配当
-
-
-
-
4.持分法資本剰余金
-
17,122,433,438
-
-
-
17,122,433,438
5.売却可能証券評価損益
-
-
-
376,985,780,761
-
376,985,780,761
6.持分法資本変動
-
-
-
227,296,085,528
-
227,296,085,528
482,403,125,000
4,421,191,424,970
1,129,105,850,842
31,452,752,418,597
35,082,189,893,071
2010.12.31(当期末)
(2,403,262,926,338)
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
203/454
(500,713,707,000)
4,202,790,885,570
(192,582,195,000)
(500,713,707,000)
4,202,790,885,570
(192,582,195,000)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
資本変動表
==================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科目
2009.1.1(前期首)
(単位:百万円)
資本金
資本剰余金
その他包括
損益累計額
資本調整
36,325
323,139
-
-
-
-
(43,243)
(43,243)
2.当期純利益
-
-
-
-
238,871
238,871
3.中間配当
-
-
-
-
4.持分法資本剰余金
-
-
-
-
5.自己株式の処分
-
8,832
7,436
-
-
16,268
6.売却可能証券評価損益
-
-
-
32,117
-
32,117
7.持分法資本変動
-
-
-
3,503
-
3,503
2009.12.31(前期末)
36,325
331,626
(180,966)
39,519
2,104,127
2,330,632
2010.1.1(当期首)
36,325
331,626
(180,966)
39,519
2,104,127
2,330,632
1.年次配当
-
-
-
-
(37,704)
(37,704)
2.当期純利益
-
-
-
-
316,470
316,470
3.中間配当
-
-
-
-
(14,501)
(14,501)
4.持分法資本剰余金
-
1,289
-
-
-
1,289
5.売却可能証券評価損益
-
-
-
28,387
-
28,387
6.持分法資本変動
-
-
-
17,115
-
17,115
36,325
332,916
85,022
2,368,392
2,641,689
(345)
(180,966)
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
次へ
204/454
3,900
合計
1.年次配当
2010.12.31(当期末)
(188,402)
利益剰余金
1,917,147
(8,649)
2,092,109
(8,649)
(345)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
キャッシュ・フロー計算書
======================================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科 目
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ
・フロー
1.当期純利益
(単位:ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
3,605,327,196,243
7,143,457,421,547
4,202,790,885,570
3,172,263,501,288
2.現金の流出のない費用等の
加算
3,219,493,878,183
2,619,219,833,567
イ.退職給付費用
ロ.福利厚生費
ハ.減価償却費
ニ.無形資産償却費
ホ.株式報酬費用
ヘ.貸倒償却費
ト.支払利息
チ.その他の貸倒償却費
リ.為替評価損
ヌ.寄付金
ル.持分法損失
ヲ.有形資産処分損失
ワ.投資資産処分損失
カ.投資資産損傷差損
ヨ.デリバティブ取引損失
タ.売上債権処分損失
レ.その他非流動資産処分損失
ソ.棚卸資産評価損失
ツ.雑損失
262,495,660,794
9,644,461,248
2,267,413,434,672
36,045,888,669
(6,625,985,355)
19,082,990,634
259,050,759,715
600,000,000
275,224,462,559
92,209,264,671
530,036,413
3,199,365,223
30,366,980
593,171,960
-
3,320,446,874
6,822,379,102
2,021,263,220,071
38,284,766,624
36,100,498,795
8,860,620,659
19,395,641,765
20,654,400
13,703,479,983
235,406,939,408
73,822,162,273
13,163,062
131,125,999,000
19,280,928,412
5,458,388,489
270,549,344
691,043,960
5,378,951,346
3.現金の流入のない収益等の
減算
(787,141,379,363)
(1,108,525,810,144)
イ.受取利息
ロ.売買目的証券処分利益
ハ.売買目的証券評価利益
ニ.為替評価益
ホ.持分法利益
ヘ.投資資産処分利益
ト.有形資産処分利益
チ.デリバティブ取引利益
リ.デリバティブ評価利益
ヌ.その他非流動資産処分利益
ル.その他の貸倒引当金戻入
ヲ.株式報酬費用戻入
428,781,238
15,372,612,744
1,882,188,932
85,053,785,824
612,931,828,208
1,221,668,967
24,598,655,120
26,737,223,917
1,248,352,558
367,555,057
664,634,692
10,436,153,200
905,668,634
21,102,741,108
5,810,900,000
422,224,980,186
585,436,083,749
8,939,022,936
21,273,569,001
33,457,871,673
7,065,344,198
1,892,840,510
416,788,149
-
6,197,938,906
-
ワ.雑収益
4.営業活動による資産・負債
の変動
イ.売上債権の減少(増加)
ロ.未収金の減少(増加)
(3,029,816,188,147)
2,460,499,896,836
(644,862,082,191)
(37,139,628,878)
528,931,978,167
152,418,953,334
205/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科 目
ハ.未収収益の減少(増加)
ニ.前払金の減少(増加)
ホ.前払費用の減少(増加)
ヘ.棚卸資産の減少(増加)
ト.流動繰延税金資産の減少
(増加)
チ.長期性売上債権の減少(増
加)
リ.仕入債務の増加(減少)
ヌ.前受収益の増加(減少)
ル.未払法人税の増加(減少)
ヲ.未払配当金の増加(減少)
ワ.未払金の増加(減少)
カ.前受金の増加(減少)
ヨ.預り金の増加(減少)
タ.未払費用の増加(減少)
レ.その他の流動負債の増加
(減少)
ソ.退職金の支払
ツ.国民年金転換金の減少(増
加)
ネ.退職保険預け金の減少(増
加)
ナ.繰延税金負債の増加(減
少)
ラ.持分法適用投資株式の配当
金受取
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ
・フロー
1.投資活動による現金流入額
イ.短期金融商品の減少
ロ.売買目的証券の処分
ハ.短期貸付金の減少
ニ.流動性売買目的証券の処分
ホ.流動性満期保有証券の償還
ヘ.その他当座資産の処分
ト.売却可能証券の処分
チ.有形資産の処分
リ.保証金の減少
ヌ.長期貸付金の減少
ル.その他非流動資産の減少
第43(当)期
金額
金額
21,098,783,692
5,725,602,395
(5,182,838,532)
(2,993,025,644,578)
(15,590,975,937)
(8,213,886,687)
318,406,195
3,413,322,859,012
40,320,903,511
(286,075,615,417)
1,622,641,573
2,478,366,420
571,968,958,675
1,089,038,398
303,901,124,975
425,335,260
(259,136,861,442)
7,627,073,604
(16,692,202,007)
41,335,784,597
(365,649,073,299)
(1,513,541,122)
(1,337,623,631,383)
463,983,915
296,883,116,868
452,351,446
11,032,796,136
5,121,378,230
4,652,337,181
(3,255,507,700)
(65,667,881,427)
(70,354,841,984)
-
1,628,700
(89,992,134,443)
(8,148,798,058)
33,033,848,115
114,789,029,300
49,081,653,375
30,710,920,700
(5,760,614,883,959)
(8,376,230,241,260)
18,304,738,422,358
9,923,106,288,554
16,971,778,399,503
1,121,183,512,744
20,248,111,112
20,000,000,000
15,989,136,630
105,138,001,465
40,988,589,619
361,690,017
5,435,200,094
3,615,781,174
7,107,346,871,454
2,697,287,341,794
31,430,555
40,000,000,000
19,086,026,205
17,093,462,534
23,095,337,603
883,640,878
1,787,603,149
16,494,574,382
2.投資活動による現金流出額 (24,065,353,306,317)
イ.短期金融商品の増加
ロ.売買目的証券の取得
ハ.短期貸付金の増加
ニ.流動性満期保有証券の取得
ホ.その他当座資産の増加
ヘ.売却可能証券の取得
ト.持分法適用投資株式の取得
チ.長期貸付金の増加
リ.有形資産の取得
ヌ.有形資産の撤去費
ル.無形資産の取得
第42(前)期
(18,299,336,529,814)
13,766,906,373,219
780,325,734,911
16,136,636,630
232,294,711,942
4,637,869,326,174
29,864,678,180
4,245,572,337,643
62,790,754,400
16,848,936,361
11,164,342,464,801
1,940,000,000,000
27,655,555
40,000,000,000
17,836,282,692
568,241,038,035
239,946,384,524
19,705,054,787
4,228,839,994,320
52,102,845,736
14,797,066,657
206/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
科 目
第42(前)期
金額
ヲ.保証金の増加
ワ.その他非流動資産の増加
Ⅲ.財務活動によるキャッ
シュ・フロー
1.財務活動による現金流入額
イ.短期借入金の増加
ロ.社債の発行
ハ.長期借入金の増加
ニ.その他の非流動負債の増加
ホ.自己株式の処分
2.財務活動による現金流出額
イ.短期借入金の返済
ロ.流動性長期負債の償還
ハ.その他の非流動負債の減少
ニ.ファイナンスリース負債の
減少
ホ.配当金の支払
Ⅳ.現金及び現金性資産の増加
(減少)額(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ)
Ⅴ.現金及び現金性資産の期首
残高
Ⅵ.現金及び現金性資産の期末
残高
金額
805,343,040
275,938,473,817
1,224,336,538
12,273,406,169
2,200,931,663,381
917,868,133,988
4,917,799,099,141
4,009,620,748,147
2,685,644,564,384
1,775,568,304,233
401,930,826,460
54,655,404,064
(2,716,867,435,760)
2,256,539,466,752
1,449,728,468,670
28,865,682,644
25,362,648,261
249,124,481,820
(3,091,752,614,159)
1,972,787,177,837
1,065,427,475
48,644,694,981
2,158,046,288,702
203,806,565,758
39,727,261,095
1,074,233,467
1,043,254,604
693,295,902,000
689,129,244,000
45,643,975,665
(314,904,685,725)
626,782,471,726
941,687,157,451
672,426,447,391
626,782,471,726
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
207/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
キャッシュ・フロー計算書
======================================
第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日
第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日
株式会社POSCO
科目
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ
・フロー
1.当期純利益
(単位:百万円)
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
271,481
537,902
316,470
238,871
2.現金の流出のない費用等の
加算
242,428
197,227
イ.退職給付費用
ロ.福利厚生費
ハ.減価償却費
ニ.無形資産償却費
ホ.株式報酬費用
ヘ.貸倒償却費
ト.支払利息
チ.その他の貸倒償却費
リ.為替評価損
ヌ.寄付金
ル.持分法損失
ヲ.有形資産処分損失
ワ.投資資産処分損失
カ.投資資産損傷差損
ヨ.デリバティブ取引損失
タ.売上債権処分損失
レ.その他非流動資産処分損失
ソ.棚卸資産評価損失
ツ.雑損失
19,766
726
170,736
2,714
(499)
1,437
19,507
45
20,724
6,943
40
241
2
45
-
250
514
152,201
2,883
2,718
667
1,460
2
1,032
17,726
5,559
1
9,874
1,452
411
20
52
405
3.現金の流入のない収益等の
減算
(59,272)
(83,472)
イ.受取利息
ロ.売買目的証券処分利益
ハ.売買目的証券評価利益
ニ.為替評価益
ホ.持分法利益
ヘ.投資資産処分利益
ト.有形資産処分利益
チ.デリバティブ取引利益
リ.デリバティブ評価利益
ヌ.その他非流動資産処分利益
ル.その他の貸倒引当金戻入
ヲ.株式報酬費用戻入
32
1,158
142
6,405
46,154
92
1,852
2,013
94
28
50
786
68
1,589
438
31,794
44,083
673
1,602
2,519
532
143
31
-
467
-
ワ.雑収益
4.営業活動による資産・負債
の変動
イ.売上債権の減少(増加)
ロ.未収金の減少(増加)
ハ.未収収益の減少(増加)
(228,145)
185,276
(48,558)
(2,797)
1,589
39,829
11,477
(1,174)
208/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科目
ニ.前払金の減少(増加)
ホ.前払費用の減少(増加)
ヘ.棚卸資産の減少(増加)
ト.流動繰延税金資産の減少
(増加)
チ.長期性売上債権の減少(増
加)
リ.仕入債務の増加(減少)
ヌ.前受収益の増加(減少)
ル.未払法人税の増加(減少)
ヲ.未払配当金の増加(減少)
ワ.未払金の増加(減少)
カ.前受金の増加(減少)
ヨ.預り金の増加(減少)
タ.未払費用の増加(減少)
レ.その他の流動負債の増加
(減少)
ソ.退職金の支払
ツ.国民年金転換金の減少(増
加)
ネ.退職保険預け金の減少(増
加)
ナ.繰延税金負債の増加(減
少)
ラ.持分法適用投資株式の配当
金受取
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ
・フロー
1.投資活動による現金流入額
イ.短期金融商品の減少
ロ.売買目的証券の処分
ハ.短期貸付金の減少
ニ.流動性売買目的証券の処分
ホ.流動性満期保有証券の償還
ヘ.その他当座資産の処分
ト.売却可能証券の処分
チ.有形資産の処分
リ.保証金の減少
ヌ.長期貸付金の減少
ル.その他非流動資産の減少
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
431
(390)
(225,375)
(619)
24
257,023
3,036
(21,541)
122
187
43,069
82
22,884
32
(19,513)
574
(1,257)
3,113
(27,533)
(114)
(100,723)
35
22,355
34
831
386
350
(245)
(4,945)
(5,298)
-
0
(6,776)
(614)
2,487
8,644
3,696
2,313
(433,774)
(630,730)
1,378,347
747,210
1,277,975
84,425
1,525
1,506
1,204
7,917
3,086
27
409
272
535,183
203,106
2
3,012
1,437
1,287
1,739
67
135
1,242
2.投資活動による現金流出額
(1,812,121)
イ.短期金融商品の増加
ロ.売買目的証券の取得
ハ.短期貸付金の増加
ニ.流動性満期保有証券の取得
ホ.その他当座資産の増加
ヘ.売却可能証券の取得
ト.持分法適用投資株式の取得
チ.長期貸付金の増加
リ.有形資産の取得
ヌ.有形資産の撤去費
ル.無形資産の取得
ヲ.保証金の増加
ワ.その他非流動資産の増加
1,036,648
58,759
1,215
17,492
349,232
2,249
319,692
4,728
1,269
61
20,778
(1,377,940)
840,675
146,082
2
3,012
1,343
42,789
18,068
1,484
318,432
3,923
1,114
92
924
209/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
科目
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ
・フロー
1.財務活動による現金流入額
イ.短期借入金の増加
ロ.社債の発行
ハ.長期借入金の増加
ニ.その他の非流動負債の増加
ホ.自己株式の処分
2.財務活動による現金流出額
イ.短期借入金の返済
ロ.流動性長期負債の償還
ハ.その他の非流動負債の減少
ニ.ファイナンスリース負債の
減少
ホ.配当金の支払
Ⅳ.現金及び現金性資産の増加
(減少)額(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ)
Ⅴ.現金及び現金性資産の期首
残高
第43(当)期
第42(前)期
金額
金額
165,730
69,115
370,310
301,924
202,229
133,700
30,265
4,116
(204,580)
169,917
109,165
2,174
1,910
18,759
(232,809)
148,551
80
3,663
162,501
15,347
2,991
81
79
52,205
51,891
Ⅵ.現金及び現金性資産の期末
残高
3,437
(23,712)
47,197
70,909
50,634
47,197
“添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である”
次へ
210/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
財務諸表に対する注記
=================================
第43期 2010年12月31日現在
第42期 2009年12月31日現在
株式会社POSCO
1.会社の概要
株式会社POSCO(以下、“当社”)は造船、製鋼及び圧延材の生産と販売等を目的として1968年4月1日に設立さ
れ、造鋼能力基準で国内最大の総合製鉄会社です。
当社は1988年6月10日に株式を韓国証券取引所に上場し、当期末現在、国内に2ヶ所の製鉄所(浦項、光陽)及び
1ヶ所の事務所と海外に8ヶ所の事務所を設置・運営しています。
当期末現在、当社の主要株主現況は次の通りです。
株主名
所有株式数(株)
持分率(%)
国民年金管理公団
4,646,245
5.33
Nippon Steel Corporation(*1)
4,394,712
5.04
SKテレコム㈱
2,481,310
2.85
浦項工科大学
1,955,836
2.24
新韓金融持株会社(*2)
1,848,503
2.12
71,860,229
82.42
87,186,835
100.00
その他
合 計
(*1) 1株当たり5,000ウォンの普通株0.25株の価値を示すADR(American Depositary Receipt)を保有して
います。
(*2) 該当会社の商法上子会社が保有している株式数を合算したものです。
当期末現在、当社の株式は韓国証券先物取引所、株式預託証書はニューヨーク、ロンドン、東京証券取引所に上
場しています。
211/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2.重要な会計方針
当社は韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成しており、2009年12月31日で終了する
会計年度に対する財務諸表作成時に採用した会計方針と同一の会計方針を適用しました。比較表示された前期
財務諸表は当期と比較するために一部項目を再分類しました。比較表示された前期財務諸表はこうした勘定再
分類が反映されたもので、この再分類は純資産価額及び当期純利益には影響がありません。
当社が採用している重要な会計方針は次の通りです。
(1)収益認識
当社の売上は財貨の販売及びその他収益で構成されています。財貨の販売は受け取ったか、もしくは受け取る
対価の公正価値で収益を測定し、売上割戻と割引及び戻入は収益から減算しています。財貨の所有によるリス
クと効果の大部分が購買者に移転され、販売した財貨に対して所有権がある時、通常行使する程度の管理や効
果的な統制ができず、収益金額及び取引と関連して発生したか、もしくは発生する取引原価と関連費用を信頼
性をもって測定でき、経済的効果の実現可能性が極めて高い時に収益を認識しています。その他収益は収益を
獲得する過程が完了し、収益金額を信頼性をもって測定でき、経済的効益の実現可能性が非常に高い時に認識
しています。
(2)貸倒引当金
売上債権等に対して個別分析と過去の貸倒実績率による貸倒見積額を貸倒引当金として設定し、関連資産から
減算する形式で表示しています。
一方、整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等によって売上債権等の債権の契約条件が当社に
不利に再調整された場合、将来キャッシュ・フローの現在価値と帳簿価額の差額を貸倒償却費として処理して
います。
(3)棚卸資産
棚卸資産は移動平均法(未着品は個別法)による取得原価で評価し、棚卸資産の時価が帳簿価額より下落して
発生した評価損失及び正常に発生した減耗損失は売上原価に加算し、評価損失は棚卸資産の減算勘定で表示し
ています。当期における棚卸資産評価損失は593百万ウォンで、売上原価に加減しました。
212/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)有価証券
従属会社、持分法被投資会社、ジョイントベンチャーに対する投資を除外した債務証券と持分証券に対しては
取得する時点で満期保有証券、売却可能証券、売買目的証券に分類し、報告期間終了日ごとに分類の適正性を再
検討しています。
満期が確定した債務証券として償還金額が確定したか、もしくは確定が可能な債務証券を満期まで保有する積
極的な意図と能力がある場合には満期保有証券に分類しています。一方、主に短期間内の売買差益を目的に取
得した有価証券は売買目的証券に、売買目的証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売却可能証券に分
類しています。
当社は有価証券の取得原価を有価証券取得のために提供した対価の市場価格に取得付帯費用を加算して算定
しています。
当社は、満期保有証券は償却後取得原価で評価し、売買目的証券と売却可能証券は公正価額で評価しています。
但し、売却可能証券のうち市場性のない持分証券の公正価額を信頼性をもって測定できない場合には取得原価
で評価しています。市場性のある有価証券の評価は市場価格を公正価値とみなして市場価格は報告期間末現在
の終値としています。
当社は、売買目的証券の未実現保有損益は当期損益項目で、売却可能証券の未実現保有損益は売却可能証券評
価損益(その他包括損益累計額)で処理しており、当該売却可能証券を処分したり、もしくは損傷差損を認識
する時点で一括して当期損益に反映しています。満期保有証券の満期額面価額と取得原価の差異は償還期間に
わたり実効利子率法を利用して取得原価と受取利息に加減しています。
当社は損傷差損の発生に対する客観的な証拠があるかを報告期間終了日ごとに評価して、有価証券の回収可能
価額が債務証券の償却後取得原価または持分証券の取得原価より少ない場合には、減額が不要だという明白な
証明がない限り損傷差損を認識して当期損益に反映しています。
売買目的証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来するか、もしくは売却等によって処分することがほ
ぼ確実な売却可能証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来する満期保有証券は流動資産に分類してい
ます。
213/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)持分法適用投資株式
投資株式のうち重大な影響力を行使できる株式は持分法を適用して評価した価額で評価しています。持分法被
投資会社の純資産変動による持分の変動額は投資株式勘定に加減処理して、その変動の源泉によって持分法損
益(当期損益)、利益剰余金または持分法資本変動(その他包括損益)として処理しています。被投資会社の
欠損累積によって投資株式の金額がゼロ(0)の状態となる場合には持分法適用を中止し、持分法適用投資株
式をゼロ(0)で処理しています。但し、当社が持分法被投資会社に対して優先株、長期性債権等のような投資
性格の資産を保有している場合、そのような資産の帳簿価額がゼロ(0)になる時まで持分法被投資会社の損
失等を継続して反映しています。
重大な影響力を行使できるようになった日現在、取得原価が被投資会社の純資産価額の公正価値に対する当社
の持分を超過する金額は発生年度から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償却しており、到達していな
い場合は、その不足額を被投資会社の非貨幣性資産のうち償却可能資産に該当する金額は加重平均耐用年数に
わたり定額法で戻し入れ、非償却資産に該当する金額は処分(費用化)される時点で戻し入れています。また、
投資株式の取得時点で持分法被投資会社の識別可能な資産・負債を公正価値で評価した金額と帳簿価額の差
異金額のうち当社の持分率に該当する金額は当該資産・負債に対する持分法被投資会社の処理方法によって
償却または戻し入れています。
海外に所在する持分法適用会社の外貨建財務諸表を換算する場合には資産及び負債は報告期間終了日のレー
トで換算し、資本は取得当時のレートで換算しています。取得当時のレートで換算された資本金額と報告期間
終了日のレートで換算された資産金額から報告期間終了日のレートで換算された負債金額を減算した残額と
の差異のうち、当社持分に相当する金額は持分法資本変動(その他包括損益)で処理しています。
当社及び持分法被投資会社間の取引で発生した損益に当社の持分率を乗じた金額(当社が従属会社に対して
資産を売却した取引によって発生した損益は全額)のうち報告期間末現在に保有資産の帳簿価額に反映され
ている部分は当社の未実現損益とみなして未実現利益は持分法適用投資株式から減算し、未実現損失は持分法
適用投資株式に加算しました。
(6)有形資産
有形資産の取得原価は当該資産の製作原価または購入原価に取得付帯費用を加算した価額で計上し、過去の資
産再評価法の規定によって再評価した場合には再評価額で計上しています。
214/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
有形資産の減価償却は下記の耐用年数によって定額法を適用しています。
区分
推定耐用年数
区分
推定耐用年数
建物
20∼40年
車輌運搬具
4∼9年
構築物
20∼40年
工具器具
4年
機械装置
8年
備品
4年
ファイナンスリース資産
18年
有形資産の製造、購入、建設、開発に使われた借入金に対する支払利息またはその他これに類似する金融費用は
発生時に費用処理しています。
修繕費のうち有形資産の耐用年数を延長させたり、資産価値を実質的に増加させる支出は当該資産の原価に加
算し、原状を回復させたり、機能維持のための支出は当期費用で処理しています。
有形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等によって有形資産の将来の経済的効益が帳簿価額に著しく
達しない可能性があり、当該有形資産の使用及び処分から期待される将来のキャッシュ・フロー総額の見積額
が帳簿価額を下回る場合には帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。
(7)リース
当社はリース資産の所有によるリスクと効益が実質的に当社に移転される場合にはファイナンスリースに分
類し、それ以外の場合にはオペレーティングリースに分類しています。
(8)無形資産
当社は無形資産を当該資産の製作原価または購入価額に取得付帯費用を加算した価額を取得原価として計上
し、当該資産の使用可能な時点から残存価額をゼロ(0)として下記の耐用年数にわたり定額法で償却し、これ
によって計上された償却額を直接減算した残額で評価しています。
区分
推定耐用年数
産業財産権
5∼10年
港湾施設利用権
1∼75年
その他無形資産
4∼20年
港湾施設利用権は管轄官庁との契約を通して独占的使用権利を付与される使用期間を無形資産の推定耐用年
数として算定しました。
215/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(9)社債割引発行差金
当社は社債割引発行差金を社債発行時から最終償還時までの期間にわたり実効利子率法を適用して償却し、同
償却額を支払利息に加算して処理しています。
(10)退職給付費用
当社は役員・職員退職金支給規定によって報告期間末現在、1年以上勤続した全ての役員・職員が退職する場
合に支払う期末要支給額の全額を退職給付費用として計上しています。従業員の受給権を保障する従業員退職
保険に加入した預け金は退職給付費用から減算する形式で表示しています。当社は従来の国民年金法の規定に
よって従業員が退職する場合に支払う退職金の一部を国民年金管理公団に払い込んでおり、同金額は国民年金
転換金の科目で退職給付費用から減算して表示しています。
(11)債権の現在価値評価及び調整
当社は会社整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等で債権の元金、利息率または期間が変更に
なって調整された債権の帳簿価額と現在価値の差異が重要な場合には、当該債権によって将来に受け取るか、
もしくは支払う総額を適正な利息率で割引いた現在価値で評価しており、債権の名目価額と現在価値の差額で
ある現在価値割引調整は実効利子率法を適用して戻し入れ、これを受取利息として認識しています。
(12)外貨建資産及び負債の換算
当社は非貨幣性外貨建資産及び負債は当該資産を取得したか、もしくは当該負債の発生当時のレートを適用し
て換算し、貨幣性外貨建資産及び負債は報告期間末現在のソウル外国為替仲介株式会社が告示する基準為替
レートで換算しています。換算損益は当期損益に計上しています。
(13)デリバティブの処理
すべてのデリバティブは最初契約時と報告期間終了日毎に公正価値で評価しており、取引費用は発生時に当期
損益として認識しています。但し、リスクヘッジを目的とする場合、特定リスクによる資産、負債及び確定契約
の公正価額の変動リスクをヘッジする契約で発生した評価損益は当期損益として処理し、将来予想取引の
キャッシュ・フロー変動リスクをヘッジする契約で発生した評価損益はその他包括損益累計額として処理し
ています。内在デリバティブの経済的特性及びリスク度と主契約の経済的特性及びリスク度の間に明確かつ密
接な関連性がなく、内在デリバティブと同一条件の独立したデリバティブがデリバティブの要件を満たす場合
には内在デリバティブを主契約と分離して会計処理しています。
216/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(14)引当負債
当社は支出の時期または金額が不確実な負債のうち、過去の事象や取引の結果として現在義務が存在し、当該
義務を履行するために資源が流出する可能性が非常に高く、その義務の履行に所要される金額を信頼性をもっ
て見積ることができる場合には、その金額を引当負債として計上しています。
(15)自己株式
当社は自己株式の取得原価を原価法によって資本調整として計上しており、自己株式処分利益はその他の資本
剰余金として計上し、自己株式処分損失は自己株式処分利益に計上されたその他の資本剰余金から優先的に減
算した残額を資本調整に計上した後、欠損金処理順序に準じて利益剰余金と相殺しています。
(16)売上債権等の譲渡及び割引額の処理
当社は売上債権等を第三者に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利と義務が実質的に移転する時に
は同金額を売上債権から減算し、帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失として計上しています。
(17)法人税費用
法人税費用は法人税負担額に繰延税金変動額を加減して算出しています。法人税負担額は法人税法等の法令に
よって各会計年度に負担する法人税及び法人税に賦課される税額の合計であり、前期以前の期間に関連する法
人税負担額を当期に認識する法人税追納額または還付額が含まれます。資産・負債の帳簿価額と税務価額の差
異である一時差異と繰越控除が可能な税務上欠損金と税額控除等に対して将来に負担することになる法人税
負担額と、将来に軽減されることになる法人税負担額をそれぞれ繰延税金負債及び資産として認識していま
す。繰延税金は一時差異等の実現が予想される会計年度に適用される法人税率を使用して測定しています。
(18)見積の使用
韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成するために当社は資産及び負債の金額、引当
負債等に対する開示、収益及び費用の測定と関連して多くの合理的な推定及び仮定を使用します。ここには有
形資産の帳簿価額、売上債権、棚卸資産、繰延税金資産に対する評価、デリバティブに対する評価等が含まれま
す。このような評価金額は実際と異なることがあります。
217/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(19)適用した会計処理基準及び会計慣習
当財務諸表は大韓民国の会計処理基準に従って韓国語で作成された当社の財務諸表を翻訳したものです。この
会計処理基準は国際的な会計処理基準、或いはこの報告書の利用者の国家で一般に公正妥当と認められる会計
処理基準とは異なることがあります。この財務諸表と監査報告書は韓国において韓国語にて作成された財務諸
表と監査報告書を和文に翻訳したものです。当該財務諸表は韓国の会計処理基準、手続及び会計慣習が分から
ない者の為に作成されたものではなく、当社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びに
キャッシュ・フローの状況を韓国以外の国家等で一般的に公正妥当と認められる会計処理基準と会計慣習に
基づいて開示する為に作成されたものでもありません。
218/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
3.金融商品等
当期末及び前期末現在、当社の金融商品等の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
預入先
年利率(%)
第43(当)期
第42(前)期
当座預金(ウォン貨)
ウリ銀行他
-
90
64
当座預金(外貨)
ウリ銀行他
-
796
753
MMT
新韓銀行他
2.65∼2.90
111,500
245,500
MMF
大信証券他
2.60∼2.71
260,040
-
定期預金(ウォン貨)
大宇証券他
3.00∼3.35
300,000
70,000
農協他
-
-
310,465
672,426
626,782
14,101
10,667
[現金及び現金性資産]
定期預金(外貨)
小計
[短期金融商品]
普通預金(*1)
ウリ銀行他
-
定期預金(ウォン貨)
国民銀行他
0.70∼4.70
2,060,830
2,850,000
CD
企業銀行他
3.01∼4.75
240,000
2,370,000
RP
産業銀行
-
-
290,000
ハナ銀行他
-
61,791
60,927
2,376,722
5,581,594
40
40
3,049,188
6,208,416
金銭信託
小計
[長期金融商品]
当座開設保証金(*2)
国民銀行他
-
合計
(*1)政府受託課題に関連して使用が制限されています。
(*2)当社の当座口座開設に関連して使用が制限されています。
4.売買目的証券
当期末及び前期末現在、当社の売買目的証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
受益証券
第43(当)期
取得価額
180,326
公正価値
第42(前)期
帳簿価額
182,208
帳簿価額
182,208
505,811
5.売却可能証券
(1)当期末及び前期末現在、当社の売却可能証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
219/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
区分
第43(当)期
第42(前)期
〔流動資産〕
投資債券
-
20,230
-
20,230
市場性のある株式
4,195,360
3,650,351
市場性のない株式
815,840
767,174
11
104,895
500
500
小計
5,011,711
4,522,920
合計
5,011,711
4,543,150
小計
〔非流動資産〕
投資債券
出資金
(2)当社の売却可能証券のうち市場性のある株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第42
第43(当)期
会社名
保有株式数
持分率
(株)
(%)
(前)期
取得原価
公正価値
帳簿価額
帳簿価額
SKテレコム㈱(*1)
4,452,057
5.51 1,236,858
809,280
809,280
743,845
㈱ハナ金融持株
4,663,776
2.20
29,998
201,942
201,942
153,438
現代重工業㈱
1,477,000
1.94
343,505
654,311
654,311
256,260
韓一鉄鋼㈱
206,798
10.14
2,413
3,433
3,433
2,575
㈱ハイスティール
135,357
9.95
1,609
2,133
2,133
1,895
ムンベ鉄鋼㈱
1,849,380
9.02
3,588
4,133
4,133
5,419
東洋鉄管㈱
1,564,250
1.92
3,911
1,893
1,893
1,877
㈱新韓金融持株会社
4,369,881
0.92
228,778
231,167
231,167
188,779
610,103
10.17
18,792
31,664
31,664
22,055
1,005,000
9.80
40,212
29,095
29,095
22,110
65,132
0.08
2,538
2,508
2,508
1,185
11,033
0.03
298
203
203
151
13,115,837
3.39
574,524
786,950
786,950
783,015
2,671,688
0.52
22,683
19,155
19,155
21,924
591,000
1.01
24,999
24,024
24,024
-
238,352,000
3.50
719,622
972,351
㈱セア製鋼
ユニオンスティール㈱
㈱韓進海運
㈱韓進海運ホールディ
ングス
KB金融持株㈱
㈱LGユープラス
(旧㈱LGパワーコム
(*2))
ソウル半導体㈱
Nippon Steel
Corporation(*1)
220/454
972,351 1,128,734
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第42
第43(当)期
会社名
保有株式数
持分率
(株)
(%)
(前)期
取得原価
公正価値
帳簿価額
帳簿価額
Thainox Stainless
Public
1,200,000,000
15.39
42,301
70,724
70,724
67,658
21,215,700
7.25
420,805
314,446
314,446
249,431
236,625,000
1.50
25,385
35,948
35,948
-
Company Limited
Macarthur Coal
Limited
PT.Krakatau Steel
合計
3,742,819 4,195,360 4,195,360 3,650,351
(*1)保有株式の一部が担保として提供されています(注記10参照)。
(*2)㈱LGパワーコムの株式は2010年1月、㈱LGパワーコムが㈱LGユープラス(旧、㈱LGテレコム)との合併に
より㈱LGユープラス(旧、㈱LGテレコム)の株式に交換され、交換時の公正価値と取得原価の差異758百
万ウォンは投資資産処分利益として処理しました。
221/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当社の売却可能証券のうち市場性のない株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第42
第43(当)期
会社名
保有株式数
(株)
持分率(%)
(前)期
取得原価
帳簿価額
(*1)
帳簿価額
Nacional Minerios S.A.(*1)
30,784,625
6.48
668,635
534,735
535,357
THE SIAM UNITED STEEL(*1)
11,071,000
12.30
34,658
69,014
65,135
3,000,000
10.00
98,242
98,242
-
-
90.00
14,492
14,492
-
㈱ポスファイン(*2)
2,700,000
69.23
13,500
13,500
6,750
POSCO SOUTH ASIA(*2)
3,500,000
100.00
12,611
12,611
-
㈱釜山E&E(*2)
1,917,300
70.00
9,587
9,587
-
㈱サムウォン鋼材
1,786,000
19.00
8,930
8,930
8,930
PT.POSNESIA(*2,5)
29,610,000
70.00
9,474
1,567
1,567
9,000
50.00
1,740
1,740
-
-
-
-
-
63,872
-
-
-
-
19,983
-
-
-
-
16,952
-
-
-
-
14,925
-
-
58,805
51,422
33,703
930,674
815,840
767,174
㈱東部メタル
POSCO-CYPC(*2,3)
POSUK TITANIUM B.V(*2)
POSCO Maharashtra Steel Private Limited(*4)
POSCO-Turkey Nilufer Processing Center Co., Ltd.(*4)
POSCO (Liaoning)Automotive
Processing Center Co., Ltd.(*4)
POSCO India Chennai Steel
Processing Centre Pvt. Ltd.(*4)
その他(*5)
合計
(*1)該当法人は外部専門評価機関によって算定した公正価値を利用して評価しました。その他市場性のない
株式の場合、信頼性のある公正価値を算定できないため取得原価で評価しました。
(*2)該当法人は直前事業年度末の資産総額(または設立資本金)が100億ウォン未満で、当期中の規模の変
動が大きくない小規模法人、もしくは正常営業開始前(建設中)の法人として、持分法を適用しませんで
した。
(*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。
(*4)直接事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過し、売却可能証券から持分法適用投資株式に再分類し
ました。
(*5)該当法人及びその他法人と関連して当期に認識した損傷差損はなく、前期までに認識した累積額は
15,290百万ウォンです。
(4)当社の売却可能証券のうち投資債券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
222/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
区分
満期
取得原価
第42(前)期
公正価値
帳簿価額
帳簿価額
〔流動資産〕
産業金融債券
1年以内
小計
-
-
-
20,230
-
-
-
20,230
〔非流動資産〕
国公債
1∼5年
11
11
11
4,317
産業金融債券
1∼5年
-
-
-
100,578
小計
11
11
11
104,895
合計
11
11
11
125,125
(5)当社の売却可能証券のうち出資金の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
プルン保育経営組合
第43(当)期
取得原価
第42(前)期
帳簿価額
500
223/454
帳簿価額
500
500
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(6)当期末及び前期末現在、売却可能証券評価損益の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
期首残高
増(減)額
第42(前)期
期末残高
期首残高
増(減)額
期末残高
[市場性のある株式]
SKテレコム㈱
(373,374)
39,862
(333,512)
(247,137)
(126,237)
(373,374)
96,283
37,833
134,116
47,537
48,746
96,283
(68,052)
310,480
242,428
(38,098)
(29,954)
(68,052)
韓一鉄鋼㈱
(46)
842
796
(809)
763
(46)
㈱ハイスティール
223
185
408
123
100
223
1,258
(832)
426
90
1,168
1,258
(1,586)
12
(31,199)
㈱ハナ金融持株
現代重工業㈱
ムンベ鉄鋼㈱
東洋鉄管㈱
㈱新韓金融持株会社
㈱セア製鋼
ユニオンスティール㈱
㈱韓進海運
㈱韓進海運ホールディ
ングス
KB金融持株㈱
㈱LGユープラス
(旧、㈱LGパワーコム)
ソウル半導体㈱
Nippon Steel
Corporation
(1,574)
(1,958)
372
(1,586)
33,062
1,863
(82,790)
51,591
(31,199)
2,545
7,495
10,040
3,664
(1,119)
2,545
(14,119)
5,447
(8,672)
(20,077)
5,958
(14,119)
(1,036)
1,012
(24)
(1,105)
69
(1,036)
10
162,624
(83)
3,068
(73)
165,692
-
(2,751)
(2,751)
-
(761)
(761)
319,107
(121,979)
197,128
-
10
10
(13,843)
176,467
162,624
(101,088)
101,088
-
-
-
-
190,214
128,893
319,107
(1,562)
21,341
19,779
(209,113)
150,934
(58,179)
Thainox Stainless
Public
19,779
2,391
22,170
(58,179)
50,711
(7,468)
Company Limited
Macarthur Coal
Limited
PT.Krakatau Steel
-
8,239
8,239
-
大韓海運㈱
-
-
-
4,898
54,238
374,233
428,471
小計
224/454
(471,054)
(4,898)
525,292
54,238
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
区分
第43(当)期
第42(前)期
期首残高
増(減)額
期末残高
期首残高
増(減)額
期末残高
THE SIAM UNITED STEEL
23,771
3,026
26,797
18,492
5,279
23,771
Nacional Minerios S.A.
(103,957)
[市場性のない株式]
投資債券等
(485)
(95)
212
小計
(80,281)
2,753
合計
(26,043)
376,986
(104,442)
-
(103,957)
(103,957)
-
(95)
(95)
(77,528)
18,492
(98,773)
(80,281)
350,943
(452,562)
426,519
(26,043)
117
6.満期保有証券
(1)当期末及び前期末現在、当社の満期保有証券の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
満期
取得原価
第42(前)期
帳簿価額
帳簿価額
[流動資産]
国庫債等(*)
1年以内
2,000
1,978
20,000
1∼5年
30,000
29,830
31,675
32,000
31,808
51,675
[非流動資産]
国庫債等(*)
合計
(*)当社の営業と関連して担保として提供されています(注記10参照)。
(2)当期及び前期における債務証券(売却可能証券、満期保有証券)に関連して発生した総受取利息はそれぞ
れ8,993百万ウォン及び4,835百万ウォンです。
次へ
225/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
7.持分法適用投資株式
(1)当期末及び前期末現在、当社の持分法適用投資株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第42
第43(当)期
会社名(*1)
保有株式数
持分率
(株)
(%)
取得原価
(前)期
純資産価額
帳簿価額
帳簿価額
〔国内株式〕
㈱大宇インターナショナル
68,681,566
67.96 3,382,543
2,279,779 3,401,177
㈱POSCO建設
32,876,418
89.53
813,416
2,288,324 1,519,729 1,063,089
ポスコ特殊鋼㈱
26,000,000 100.00
260,000
740,625
739,039
628,842
ポスコパワー㈱
40,000,000
85.71
597,170
683,980
688,279
649,148
㈱ポスティール
17,155,000
95.31
113,393
518,732
480,761
421,927
ソンジンジオテック㈱(*2)
12,345,110
30.96
160,031
92,441
169,436
-
㈱エスエヌエヌシー
18,130,000
49.00
90,650
168,798
153,304
100,655
3,544,200
60.00
41,210
144,586
125,760
100,535
POSCO鋼板㈱
3,412,000
56.87
82,017
114,711
102,519
108,421
㈱サムジョンP&A
2,034,246
48.85
104,069
80,011
74,949
5,989
99,403,282
72.54
102,571
154,344
46,241
-
-
-
-
-
-
70,990
392,200
559,044
459,073
303,270
(*2)
㈱ポスコケムテック
(旧、㈱ポスレック)
㈱ポスコICT
㈱ポスコン(*3)
その他17社
小計
6,139,270
-
7,825,375 7,960,267 3,452,866
〔海外株式〕
POSCO Australia Pty. Ltd.
761,775 100.00
37,352
585,729
715,316
330,623
58.60
216,542
320,607
312,571
283,845
- 100.00
164,418
227,700
224,910
208,413
188,752,130 100.00
205,885
211,856
211,856
-
Zhangjiagang Pohang
Stainless Steel Co.,Ltd.(
-
*4)
POSCO-China Holding Corp.
(*5)
POSCO WA PTY LTD.(*2)
Nickel Mining Company SAS
KOBRASCO
POSCO Investment Co.,Ltd.
Guangdong Pohang Coated
Steel Co.,Ltd.(*4)
POSCO-India Private Ltd.
3,234,698
49.00
157,585
188,126
181,812
189,197
2,010,719,185
50.00
32,950
140,759
140,778
98,962
5,000,000 100.00
53,189
86,679
90,638
85,521
-
89.35
79,080
92,365
89,444
31,299
450,000,000 100.00
110,287
87,681
87,681
108,538
226/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第42
第43(当)期
会社名(*1)
保有株式数
持分率
(株)
(%)
取得原価
(前)期
純資産価額
帳簿価額
帳簿価額
BX STEEL POSCO Cold
Rolled Sheet Co.,Ltd.(*4
-
25.00
61,961
82,826
87,057
63,865
-
85.00
198,578
107,066
83,359
154,691
374,532
99.45
316,941
110,896
80,674
113,510
1,455,308 100.00
80,627
80,336
80,337
-
-
92.97
110,515
57,539
78,359
71,901
90,438 100.00
50,558
107,017
74,185
68,436
)
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.(*4
)
POSCO America Corporation
POSCO Maharashtra Steel
Private Limited(*5)
POSCO VST Co., Ltd.(*4)
POSCO-Japan Co.,Ltd.
Qingdao Pohang Stainless
-
70.00
71,463
72,392
70,720
65,982
-
90.00
31,023
63,205
59,466
49,429
1,304,955,672
84.67
117,950
66,807
48,513
62,581
9,360,000 100.00
7,425
35,580
37,664
32,189
39,677
38,492
34,616
25,945
301,350
323,794
284,292
135,425
Steel Co.,Ltd.(*4)
POSCO (Suzhou) Automotive
Processing Center Co.,Ltd.
(*4)
POSCO-Mexico Co.,Ltd.
POSCO Asia Co.,Ltd.
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
12,721,734
85.62
その他28社
小計
2,445,356
3,087,452 3,074,248 2,180,352
合計
8,584,626 10,912,827 11,034,515 5,633,218
(*1)持分法被投資会社の持分法適用時、決算確定日の差異等で当期末現在、監査または検討を受けていない
仮決算財務諸表を利用しました。
(*2)該当被投資会社は当期中に新規取得されました。
(*3)㈱ポスコンは2010年1月22日に㈱ポスコICTに吸収合併されました。
(*4)該当法人は法人形態または現地規定等の事由により株式数が存在しません。
(*5)直前事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過したため、売却可能証券から持分法適用投資株式に再
分類しました。
227/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期における持分法適用投資株式別の持分法評価の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
第43(当)期
会社名
第42(前)期
その他
期首
その他
持分法損益
期末
期首
持分法損益
増減額(*)
期末
増減額(*)
〔国内株式〕
㈱大宇インターナショナル
-
11,809
3,389,368
3,401,177
-
-
1,063,089
13,038
443,602
1,519,729
864,030
216,571
(17,512)
1,063,089
POSCO特殊鋼㈱
628,842
116,442
(6,245)
739,039
564,515
66,650
(2,323)
628,842
POSCOパワー㈱
649,148
(29,227)
68,358
688,279
619,037
27,036
3,075
649,148
㈱ポスティール
421,927
41,233
17,601
480,761
319,914
65,851
36,162
421,927
(15,983)
185,419
169,436
-
-
-
-
100,655
65,130
(12,481)
153,304
67,410
33,245
-
100,655
100,535
27,892
(2,667)
125,760
74,329
28,885
108,421
(5,902)
-
102,519
103,912
4,509
-
108,421
771
5,989
㈱POSCO建設
ソンジンジオテック㈱
㈱エスエヌエヌシー
-
-
-
㈱ポスコケムテック
(2,679)
100,535
(旧、㈱ポスレック)
POSCO鋼板㈱
㈱サムジョンP&A
5,989
836
68,124
74,949
4,035
1,183
-
4,239
42,002
46,241
39,544
(41,799)
2,255
-
㈱ポスコン
70,990
-
-
49,099
19,964
1,927
70,990
その他17社
303,270
21,775
134,028
459,073
205,190
5,782
92,298
303,270
3,452,866
251,282
4,256,119
7,960,267
2,911,015
427,877
113,974
3,452,866
330,623
77,041
307,652
715,316
165,573
26,029
139,021
330,623
283,845
26,021
2,705
312,571
323,170
(17,344)
(21,981)
283,845
208,413
14,757
1,740
224,910
228,489
(3,728)
(16,348)
208,413
(12,560)
224,416
211,856
-
189,197
13,709
(21,094)
181,812
219,879
(4,335)
(26,347)
189,197
KOBRASCO
98,962
49,772
(7,956)
140,778
60,429
21,206
17,327
98,962
POSCO Investment Co.,Ltd.
85,521
6,569
(1,452)
90,638
91,303
641
(6,423)
85,521
31,299
23,731
34,414
89,444
20,901
11,271
(873)
31,299
108,538
(21,892)
1,035
87,681
54,651
-
63,865
22,473
719
87,057
92,064
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
154,691
(60,495)
(10,837)
83,359
POSCO America Corporation
113,510
(34,184)
1,348
-
(716)
POSCO VST Co.,Ltd.
71,901
POSCO-Japan Co.,Ltd.
68,436
㈱ポスコICT
小計
(70,990)
〔海外株式〕
POSCO Australia Pty.Ltd.
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co.,Ltd.
POSCO-China Holding Corp.
POSCO WA PTYLTD.
Nickel Mining Company SAS
-
-
-
-
Guangdong Pohang Coated Steel
Co.,Ltd.
POSCO-India Private Ltd.
53,887
108,538
(23,603)
(4,596)
63,865
232,647
(48,542)
(29,414)
154,691
80,674
133,944
(19,938)
(496)
113,510
81,053
80,337
-
(22,802)
29,260
78,359
-
(4,461)
10,210
74,185
65,457
BX STEEL POSCO Cold Rolled
Sheet Co.,Ltd.
POSCO Maharashtra Steel
-
-
-
(3,999)
75,900
71,901
13,975
(10,996)
68,436
Private Limited
228/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第43(当)期
会社名
第42(前)期
その他
期首
持分法損益
その他
期末
期首
持分法損益
増減額(*)
期末
増減額(*)
Qingdao Pohang Stainless
65,982
4,157
49,429
14,735
POSCO-Mexico Co.,Ltd.
62,581
(15,948)
POSCO Asia Co.,Ltd.
32,189
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
581
70,720
75,888
(4,742)
(5,164)
65,982
(4,698)
59,466
48,401
5,375
(4,347)
49,429
1,880
48,513
103,485
(40,694)
(210)
62,581
4,517
958
37,664
29,158
5,495
(2,464)
32,189
25,945
6,211
2,460
34,616
32,934
(6,682)
(307)
25,945
135,425
(4,209)
153,076
284,292
124,347
11,767
(689)
135,425
Steel Co.,Ltd.
POSCO (Suzhou) Automotive
Processing CenterCo.,Ltd.
その他28社
小計
2,180,352
86,426
807,470
3,074,248
2,102,720
(77,848)
155,480
2,180,352
合計
5,633,218
337,708
5,063,589
11,034,515
5,013,735
350,029
269,454
5,633,218
(*)持分取得額、配当金受領額、従属会社との資本取引による資本剰余金(あるいは資本調整)の変動額、被
投資会社のその他包括損益累計額変動による持分法資本変動額等による増減額です。一方、当期の持分取
得額(㈱大宇インターナショナル等)は4,637,869百万ウォンで、配当金受領額(㈱POSCO建設等)は
49,082百万ウォンです。
229/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期及び前期における投資差額の処理内訳は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
会社名
期首金額
㈱大宇インターナショナル
POSCOパワー㈱
㈱サムジョンP&A
発生額
償却(戻入)額
期末金額
-
1,159,977
14,500
1,145,477
26,500
-
21,203
5,297
(213)
ソンジンジオテック㈱
882
(125)
794
-
90,857
12,114
78,743
104
-
42
62
6,904
-
2,673
4,231
POSCO VST Co., Ltd.
36,954
-
7,919
29,035
その他11社
(2,535)
㈱エスエヌエヌシー
BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co.,
Ltd.
合計
67,714
(2,404)
1,249,312
578
58,904
(5,517)
1,258,122
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
会社名
POSCOパワー㈱
期首金額
発生額
47,703
㈱サムジョンP&A
Ltd.
合計
21,203
26,500
-
(426)
(213)
146
-
42
104
9,577
-
2,673
6,904
-
39,594
2,640
36,954
POSCO VST Co., Ltd.
その他5社
-
期末金額
(639)
㈱エスエヌエヌシー
BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co.,
償却(戻入)額
9,900
(11,468)
66,687
28,126
967
27,099
(2,535)
67,714
(4)当期及び前期における持分法損益に反映された未実現損益の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
貸倒引当金
第42(前)期
3,346
2,539
棚卸資産
(152,853)
147,400
有・無形資産
(122,791)
(64,195)
合計
(272,298)
85,744
230/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)当期末及び前期末現在、市場性のある持分法適用投資株式の市場価格は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
会社名
保有株式数(株) 株価(ウォン)
市場価格
帳簿価額
㈱大宇インターナショナル
68,681,566
36,150
2,482,839
3,401,177
ソンジンジオテック㈱
12,345,110
15,300
188,880
169,436
3,544,200
149,500
529,858
125,760
POSCO鋼板㈱
3,412,000
29,100
99,289
102,519
サムジョンP&A㈱
2,034,246
65,500
133,243
74,949
㈱ポスコICT
99,403,282
9,630
957,254
46,241
㈱ポスコケムテック
(旧、㈱ポスレック)
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
会社名
㈱ポスコケムテック㈱
(旧㈱ポスレック)
POSCO鋼板㈱
保有株式数(株) 株価(ウォン)
帳簿価額
3,544,200
50,100
177,564
100,535
3,412,000
24,300
82,912
108,421
270,000
19,950
5,387
5,989
50,440,720
6,530
329,378
-
サムジョンP&A㈱
㈱ポスコICT
市場価格
(6)当期末現在、持分法被投資会社の要約財務情報は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
会社名
資産
負債
純資産(*)
売上高
当期損益
㈱大宇インターナショナル
4,789,621
3,213,270
1,576,351 15,672,004
112,309
㈱POSCO建設
5,191,112
2,662,512
2,528,600
6,237,953
(84,959)
POSCO特殊鋼㈱
1,268,574
527,949
740,625
1,543,122
117,498
POSCOパワー㈱
2,532,887
1,691,819
841,068
881,671
42,510
㈱ポスティール
950,280
404,360
545,920
2,062,495
ソンジンジオテック㈱
590,484
423,971
166,513
387,177
2,930
㈱エスエヌエヌシー
649,696
305,210
344,486
519,871
150,450
375,475
141,346
234,129
756,053
55,434
503,664
248,319
255,345
1,001,773
5,380
〔国内株式〕
㈱ポスコケムテック(旧、㈱ポス
レック)
POSCO鋼板㈱
231/454
(96,644)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
会社名
資産
負債
純資産(*)
売上高
当期損益
㈱サムジョンP&A
282,929
123,828
159,101
524,625
7,635
㈱ポスコICT
742,921
493,582
249,339
840,883
17,812
1,176,301
501,302
674,999
89,827
27,058
1,472,886
839,336
633,550
2,461,020
54,301
POSCO-China Holding Corp.
302,095
55,510
246,585
148,503
14,538
POSCO WA PTY LTD.
211,856
-
211,856
-
Nickel Mining Company SAS
529,304
95,166
434,138
178,301
27,233
KOBRASCO
346,735
65,217
281,518
127,718
85,696
POSCO Investment Co.,Ltd.
680,589
587,339
93,250
-
6,566
183,036
79,665
103,371
250,722
25,878
92,865
181
92,684
-
1,043,610
712,305
331,305
1,422,452
POSCO-Vietnam Co.,Ltd.
752,873
619,297
133,576
813,637
(66,486)
POSCO America Corporation
268,513
143,384
125,129
287,360
(17,203)
159,734
79,398
80,336
-
(657)
POSCO VST Co., Ltd.
195,191
131,450
63,741
210,656
(8,333)
POSCO-Japan Co.,Ltd.
779,544
660,509
119,035
1,475,360
10,644
242,342
124,372
117,970
542,446
7,906
219,427
149,199
70,228
352,367
13,688
POSCO-Mexico Co.,Ltd.
441,014
347,059
93,955
302,402
(25,163)
POSCO Asia Co.,Ltd.
515,340
481,379
33,961
2,335,842
3,064
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
163,287
118,332
44,955
224,630
10,117
3,534,788
2,149,508
1,385,280
4,711,591
117,048
〔海外株式〕
POSCO Australia Pty. Ltd.
Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co.,Ltd.
Guangdong Pohang Coated Steel
Co.,Ltd.
POSCO-India Private Ltd.
BX STEEL POSCO Cold Rolled
Sheet Co.,Ltd.
POSCO Maharashtra Steel
Private Limited
Qingdao Pohang Stainless Steel
Co.,Ltd.
POSCO (Suzhou) Automotive
Processing Center Co.,Ltd.
その他47社
232/454
(12,560)
(21,612)
101,351
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(*)当期において持分法被投資会社の会計方針と会計見積方法を変更して持分法を適用した場合、その内容
と財務諸表に及ぼす影響は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
会社名
調整前純資産
調整事由
価額
調整金額
調整後純資産
価額
㈱大宇インターナショナル
公正価額調整等
1,071,363
1,208,416
2,279,779
㈱POSCO建設
工事損失引当金還元等
2,263,740
24,584
2,288,324
POSCOパワー㈱
金融費用資本化等
720,915
(36,935)
683,980
㈱ポスティール
金融費用資本化等
520,292
(1,560)
518,732
ソンジンジオテック㈱
公正価額調整等
51,545
40,896
92,441
有形資産償却方法
140,477
4,109
144,586
POSCO鋼板㈱
金融費用資本化等
145,206
(30,495)
114,711
㈱サムジョンP&A
有形資産償却方法
77,726
2,285
80,011
㈱ポスコICT
資産再評価
180,867
(26,523)
154,344
子会社の持分法未適用等
674,998
(89,269)
585,729
金融費用資本化等
371,262
(50,655)
320,607
子会社の持分法未適用
246,585
(18,885)
227,700
創業費等
212,728
(24,602)
188,126
貸倒引当金設定
93,250
(6,571)
86,679
POSCO-India Private Ltd.
創業費等
92,684
(5,003)
87,681
POSCO-Vietnam Co., Ltd.
金融費用資本化
113,546
(6,480)
107,066
子会社の持分法未適用
124,438
(13,542)
110,896
59,259
(1,720)
57,539
119,035
(12,018)
107,017
金融費用資本化等
82,579
(10,187)
72,392
POSCO-Mexico Co., Ltd.
金融費用資本化
79,554
(12,747)
66,807
POSCO Asia Co., Ltd.
子会社の持分法未適用等
33,960
1,620
35,580
152,593
10,194
162,787
㈱ポスコケムテック(旧、
㈱ポスレック)
POSCO Australia Pty.
Ltd.
Zhangjiagang Pohang
Stainless Steel Co.,Ltd.
POSCO-China Holding
Corp.
Nickel Mining Company
SAS
POSCO Investment Co.,
Ltd.
POSCO America
Corporation
POSCO VST Co., Ltd.
公正価額調整等
POSCO-Japan Co.,Ltd.
有形資産残存価額等
Qingdao Pohang Stainless
Steel Co.,Ltd.
その他
(7)当社は海外輸出量確保を通した競争力強化と当社及び系列会社間のシナジー効果創出のために2010年4月
23日の取締役会の決議を経て㈱大宇インターナショナルの株主である韓国資産管理公社等と2010年8月
30日に株式売買契約を締結し、2010年9月13日、公正取引委員会の企業結合承認を得ました。
233/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
イ. 被投資会社の内訳
会社名
㈱大宇インターナショナル
営業概況
輸出入業及び代行業、仲介業、製造及び販売、
資源開発及び流通等
234/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ. 投資差額(営業権)の変動内訳
(単位:百万ウォン)
区分
期首
投資差額(*)
取得
-
償却
1,159,977
期末
(14,500)
1,145,477
(*)投資差額は買収原価と㈱大宇インターナショナルから取得した純資産の公正価額を超過する金額で、20
年にわたって定額法で償却しています。
ハ. ㈱大宇インターナショナルの会計上取得日及び直前会計年度の要約財務諸表
1) 要約財務状態表
(単位:百万ウォン)
項目
2010年9月30日(*)
2009年12月31日
流動資産
2,289,376
1,757,421
非流動資産
2,331,577
2,127,755
資産合計
4,620,953
3,885,176
流動負債
2,369,955
1,449,598
782,773
1,045,847
負債合計
3,152,728
2,495,445
資本合計
1,468,225
1,389,731
負債と資本合計
4,620,953
3,885,176
非流動負債
(*) 監査を受けていない財務情報
2)要約損益計算書
(単位:百万ウォン)
項目
2010年9月30日(*)
2009年12月31日
売上高
11,577,047
11,147,952
売上原価
10,919,446
10,390,672
売上総利益
657,601
757,280
販売費及び一般管理費
516,560
585,943
営業利益
141,041
171,337
営業外損益
(80,451)
税引前当期純利益
60,590
178,858
法人税費用
37,271
54,244
当期純利益
23,319
124,614
(*) 監査を受けていない財務情報
235/454
7,521
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
8.有形資産
(1)当期及び前期における有形資産の変動内訳は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
取得(*1)
処分
減価償却費
その他
区分
期首
土地
961,869
155,701
(7,397)
建物
1,998,510
755,864
(8,841)
構築物
1,479,920
564,933
(4,229)
機械装置
8,270,432
3,868,276
車輌運搬具
16,803
14,094
(154)
(7,989)
-
22,754
工具器具
16,737
19,389
(1)
(8,318)
-
27,807
備品
50,057
34,825
(60)
(18,478)
-
66,344
ファイナンスリース
9,555
-
-
(637)
-
8,918
建設仮勘定
3,841,711
4,245,572
-
合計
16,645,594
9,658,654
-
期末
(*2)
-
1,110,173
(194,870)
-
2,550,663
(125,473)
29,051
1,944,202
(22,273) (1,911,648)
(21,979) 10,182,808
資産
-
(5,453,095)
2,634,188
(42,955) (2,267,413) (5,446,023) 18,547,857
(*1)当社は光陽5焼結及び5コンコース新設事業等を遂行しており、上記取得額は建設仮勘定から振替取得し
た5,413,082百万ウォンを含めています。
(*2)建設仮勘定の本勘定振替減少及び他勘定振替等です。
236/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
取得(*1)
処分
その他
区分
期首
減価償却費
土地
908,306
51,692
建物
1,978,609
198,670
(2,330)
(175,507)
構築物
1,490,098
103,342
(6,219)
(123,655)
機械装置
7,346,339
2,640,058
車輌運搬具
20,302
5,396
(15)
(8,886)
6
16,803
工具器具
17,317
9,230
(72)
(9,731)
(7)
16,737
備品
54,025
14,177
(20)
(18,130)
5
50,057
ファイナンスリース
10,192
-
-
(637)
-
9,555
建設仮勘定
2,640,730
4,228,840
-
合計
14,465,918
7,251,405
-
期末
(*2)
-
1,871
(14,812) (1,684,717)
(932)
961,869
1,998,510
16,354
1,479,920
(16,436)
8,270,432
資産
-
(3,027,859)
3,841,711
(23,468) (2,021,263) (3,026,998) 16,645,594
(*1)当社は浦項新製鋼工場新設事業などを遂行しており、上記取得額は建設仮勘定から振替取得した
3,022,565百万ウォンを含めています。
(*2)建設仮勘定の本勘定振替減少及び他勘定振替等です。
(2)当期末及び前期末現在、土地の公示価格は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
種類
第43(当)期
帳簿価額
土地
1,110,173
第42(前)期
公示価格
3,620,434
帳簿価額
961,869
公示価格
3,347,426
(3)ファイナンスリース資産
イ.リース契約の主要内容
当社は当期末及び前期末現在、厚板専用RO/RO船の使用のためにイルシン海運㈱とファイナンスリース契約を
締結して当該資産及び負債にそれぞれ計上しています。
237/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.当期末現在、上記リース契約によって今後支払う最低リース料は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
金額
1年以内
1,048
1年超過5年以内
4,702
5年超過
4,133
合 計
9,883
(4)当期末及び前期末現在、当社が保険に加入した資産の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
保険種類
資産
財物総合保険
付保額
保険会社名
第43(当)期
第42(前)期
建物等
7,469,239
6,432,312
東部火災海上保険㈱他
財物総合保険
機械装置
7,755,629
5,155,519
東部火災海上保険㈱他
財物総合保険
備品
3,920
4,994
東部火災海上保険㈱他
航空保険
車輌運搬具
23,076
24,495
東部火災海上保険㈱他
15,251,864
11,617,320
合計
次へ
238/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
9.無形資産
(1)当期及び前期に発生した無形資産の変動内訳は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
内訳
産業財産権
港湾施設利用権
その他の無形資産
合計
期首金額
3,028
100,144
48,657
151,829
取得
2,458
28,165
26,237
56,860
(15,626)
(19,853)
(36,046)
112,683
55,041
172,643
償却額
(567)
期末金額
4,919
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
内訳
産業財産権
期首金額
港湾施設利用権
その他の無形資産
合計
2,479
116,554
51,062
170,095
取得
971
1,680
17,440
20,091
償却額
(355)
(18,090)
(19,840)
(38,285)
その他
(67)
(5)
(72)
期末金額
-
3,028
100,144
48,657
151,829
(2)当期末及び前期末現在、無形資産償却費の配賦内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
内訳
第43(当)期
第42(前)期
製造原価
20,475
22,191
販売費及び一般管理費
15,571
16,094
合計
36,046
38,285
(3)当期末及び前期末現在、当社の重要な個別無形資産の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
内訳
港湾施設利用権
馬山流通基地利用権
第43(当)期
19,096
239/454
第42(前)期
20,978
残存償却期間
10年
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(4)当期末現在、その他の無形資産に含まれたソフトウェア開発等に関連する開発費は32,308百万ウォン(当
期発生額15,046百万ウォン)です。一方、当期及び前期のうち費用として処理された経常研究開発費はそ
れぞれ476,043百万ウォン及び407,291百万ウォンです。
10.担保提供資産及び支払保証内訳
(1)当期末現在、当社は浦項製鉄所4投棄場造成事業の原状回復履行保証と関連して慶尚北道庁に満期保有証
券として計上されている国公債のうち国庫債29,830百万ウォン及びソウル都市鉄道公債1,978百万ウォ
ンを担保として提供しています。
(2)当期末現在、当社は売却可能証券のうち交換社債と関連してSKテレコム㈱ADR 18,994,379株(2,110,486
株)を、第1次サムライ私募社債と関連してNippon Steel Corporation 103,951,000株を担保として提供
しています。
(3)当期末及び前期末現在、当社の外国借款と関連して第三者から提供を受けている保証の内容は次の通りで
す。
(単位:百万ウォン)
支払保証額
保証機関
通貨
第43(当)期
外貨金額
韓国産業銀行
EUR
第42(前)期
ウォン貨換算額
3,327,892
5,037
外貨金額
3,964,242
ウォン貨換算額
6,637
一方、当期末現在、当社は契約履行等と関連してソウル保証保険㈱から28,806百万ウォンの保証の提供を受け
ています。
240/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
11.短期債務
当期末及び前期末現在、当社の短期債務の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
借入先
年利率(%) 通貨
通貨別金額
第42(前)期
ウォン貨
換算額
通貨別金額
ウォン貨
償還方法
換算額
[短期借入金]
外貨貸付
ING他
0.88∼1.64
小計
USD
USD
982,589,470 1,119,071
982,589,470
1,119,071
369,055,984
430,910
369,055,984
430,910
満期一時償還
[流動性長期負債]
第282回公募社債
-
5.00
KRW
300,000
300,000
-
-
第283回公募社債
-
5.00
KRW
500,000
500,000
-
-
第1次円建てFRN債
-
JPY
20,000,000,000
279,416
-
-
第1次サムライ私募
-
JPY
50,000,000,000
698,540
-
-
ウォン貨建
韓国鉱物
長期借入金
資源公社
2.25
KRW
750
750
-
-
外国借款
NATIXIS
2.00
EUR
636,350
963
636,350
1,065
6ヶ月Tibor
+2.60
6ヶ月Tibor
減算:社債割引発行差金
+1.60
満期
KRW
(545)
(545)
-
-
JPY
(179,738,954)
(2,697)
-
-
KRW
小計
合計
JPY
800,205
-
69,820,261,046 1,776,427
-
EUR
636,350
636,350
KRW
800,205
-
USD
982,589,470
JPY
69,820,261,046
EUR
636,350
241/454
1,065
369,055,984
2,895,499
636,350
431,975
一時償還
15年分割償還
20年/21年
分割償還
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
12.長期債務
(1)社債
当期末及び前期末現在、当社の社債内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
第42(前)期
年利率
種類
発行日
満期日
通貨
(%)
ウォン貨
通貨別金額
償還方法
ウォン貨
通貨別金額
換算額
換算額
第282回公募社債
2006.3.28
2011.3.28
5.00
KRW
300,000
300,000
300,000
300,000
第283回公募社債
2006.5.10
2011.5.10
5.00
KRW
500,000
500,000
500,000
500,000
第287回公募社債
2007.5.11
2012.5.11
5.26
KRW
500,000
500,000
500,000
500,000
第288回公募社債
2008.8.5
2013.8.5
6.52
KRW
500,000
500,000
500,000
500,000
第292回公募社債
2009.1.20
2014.1.20
5.40
KRW
500,000
500,000
500,000
500,000
第294回公募社債
2010.8.4
2015.8.4
4.81
KRW
500,000
500,000
-
-
第296回公募社債
2010.11.16
2015.11.16
4.38
KRW
500,000
500,000
-
-
第9次Samurai Bonds
2006.6.28
2013.6.28
2.05
JPY
50,000,000,000
698,540
50,000,000,000
631,410
第1次Euro Bonds
2006.8.10
2016.8.10
5.88
USD
300,000,000
341,670
300,000,000
交換社債(*)
2008.8.19
2013.8.19
-
JPY
52,795,000,000
737,588
52,795,000,000
666,706
第1次円建てFRN
2008.11.11
2011.11.11
6ヶ月Tibor+2.60
JPY
20,000,000,000
279,416
20,000,000,000
252,564
第1次サムライ私募
2008.12.29
2011.12.29
6ヶ月Tibor+1.60
JPY
50,000,000,000
698,540
50,000,000,000
631,410
2009.03.26
2014.03.26
8.75
USD
700,000,000
797,230
700,000,000
817,320
2010.10.28
2020.10.28
4.25
USD
700,000,000
797,230
-
-
KRW
3,300,000
JPY
172,795,000,000
USD
1,700,000,000
JPY
797,204,500
350,280 一時償還
第1次グローバルボ
ンド
第2次グローバルボ
ンド
小計
加算:社債償還割増金
減算:社債割引発行差金
KRW
(7,167)
JPY
(2,200,450,022)
USD
(17,829,183)
KRW
(800,000)
減算:1年以内満期到来分
172,795,000,000
5,649,690
1,000,000,000
11,138
797,204,500
10,067
(7,073)
(58,215)
(3,385,133,944)
(64,917)
(12,928,333)
-
-
-
-
(1,777,956)
JPY
合計
2,300,000
7,650,214
(70,000,000,000)
KRW
2,492,833
JPY
101,391,754,478
USD
1,682,170,817
242/454
2,292,927
5,825,181
170,207,070,556
987,071,667
満期
5,594,840
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(*)当社が2008年8月19日にSKテレコム㈱ADRを交換対象として発行した海外交換社債の発行条件は次の通り
です。
発行日
2008.8.19
満期日
2013.8.19
利息率
表示利息率0%
額面価額
JPY52,795,000,000
発行価額
JPY52,424,229,136
償還割増金
JPY797,204,500(Put行使時及び満期償還時支払)
交換価格
JPY2,999.11/ADR
発行時交換権評価額
JPY2,867,605,334
当期末交換権評価額
JPY 63,354,000
当期末交換対象
行使期間
ADR 18,994,379株
Call
満期日以前10営業日以前まで
Put
払込日から3年が経過した時点
当社はSPVであるZeus (Cayman) Ltd.を通してSKテレコム㈱ADRを交換対象とする交換社債を発行しました。
一方、当社は企業会計基準に基づいてこの交換社債を当社が直接発行したものとして会計処理しました。
(2)ウォン貨建長期借入金
当期末及び前期末現在、当社のウォン貨建長期借入金内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
種類
資源開発資金
エネルギー利用
合理化資金
海外山林投資資
源資金
借入先
年利率(%)
韓国
代表融資金利
鉱物資源公社
(*)-2.25
ウリ銀行
山林組合中央会
第43(当)期
第42(前)期
55,114
55,114
35,488
20,405
746
-
91,348
75,519
代表融資金利
(*)-1.25
1.50
小計
減算
(750)
合計
90,598
(*)国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。
243/454
75,519
償還方法
5年据置、
10年分割
3年据置、
5年分割償還
25年据置、
3年分割償還
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)外貨建長期借入金
当期末及び前期末現在、当社の外貨建長期借入金の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
区分
借入先
年利率(%)
通貨
通貨別金額
第42(前)期
ウォン貨
通貨別金額
換算額
成功払い
韓国石油公社
融資(*1)
資源開発
資金(*2)
資源開発
資金(*3)
代表融資金利
(*4)-2.25
償還方法
ウォン貨
換算額
5年据置
USD
7,027,711
8,429
4,549,590
5,578
15年内償還
3年据置
韓国輸出入銀行
4.50
USD
153,000,000
174,252
-
4年分割償還
韓国輸出入銀行
4.09
USD
170,800,000
194,524
-
3年据置
4年分割償還
合計
USD
330,827,711
377,205
4,549,590
5,578
(*1)成功払い融資は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区及びナマンガン・チュスト鉱区ガス田
探査に関連して借入れたものです(注記14参照)。
(*2) 該当資源開発資金はオーストラリアRoy Hill鉄鉱石鉱山探査事業に関連して借入れたものです。
(*3) 該当資源開発資金はオーストラリアAPI鉄鉱石鉱山開発事業に関連して借入れたものです。
(*4) 国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。
(4)外国借款
当期末及び前期末現在、当社の外国借款の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
年利率
区分
借入先
(%)
施設資金
NATIXIS
第42(前)期
通貨
償還方法
通貨別金額 ウォン貨換算額
2.00
EUR
減算:1年以内満期到来分
EUR
合計
EUR
3,327,892
(636,350)
2,691,542
5,037
(963)
4,074
244/454
通貨別金額
3,964,241
(636,350)
3,327,891
ウォン貨換算額
6,637
(1,065)
5,572
20年/21年分割償還
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(5)当期末現在、長期債務の年度別償還計画は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
日付
社債(*)
ウォン貨建長期
借入金
外貨建長期借入金
外国借款
計
2011.1.1∼2011.12.31
1,777,956
750
-
963
1,777,956
2012.1.1∼2012.12.31
500,000
7,571
-
963
508,534
2013.1.1∼2013.12.31
1,947,266
10,853
23,960
963
1,983,042
2014.1.1∼2014.12.31
1,297,230
12,421
128,781
963
1,439,395
2015.1.1以降
2,138,900
59,753
224,464
1,185
2,424,302
合計
7,661,352
91,348
377,205
5,037
8,134,942
(*)交換社債の社債償還割増金が含まれた金額です。
13.退職給付引当負債
当期及び前期における当社の退職給付引当負債の変動内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
期首残額
784,357
851,391
退職給付支払額
(65,668)
(70,354)
退職給付費用
262,496
3,320
期末残額
981,185
784,357
当社は役員・職員の退職金支払に引き当てるために当期末及び前期末現在、期末要支給額の約70%及び76%に該
当する金額を三星生命保険㈱他8社の退職保険に加入しています。
245/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
14.偶発債務及び約定事項
(1)保証内訳
当期末及び前期末現在、当社が特殊関係者等のために提供した支払保証の内訳は次の通りです。
(ウォン貨単位:百万ウォン)
第43(当)期
会社名
提供先
通貨
保証金額
USD
477,000,000
MYR
240,000,000
CNY
630,000,000
USD
230,000,000
第42(前)期
ウォン貨換算額
保証金額
ウォン貨換算額
[関係会社]
POSCO Investment
HSBC他
Co., Ltd.
POSCO-Vietnam
Co., Ltd.
韓国輸出入銀行他
JPY
4,806,750,000
USD
69,000,000
USD
776,000,000
MYR
240,000,000
346,000,000
740,574
280,000,000
607,184
630,000,000
230,000,000
329,101
4,806,750,000
329,249
POSCO
Maharashtra
韓国輸出入銀行
Steel Private
78,584
-
-
Limited
小計
CNY
630,000,000
JPY
4,806,750,000
JPY
52,795,000,000
USD
11,760,000
576,000,000
280,000,000
1,148,259
630,000,000
936,433
4,806,750,000
[その他会社]
Zeus(Cayman)
債権者
Ltd.
BX STEEL POSCO
Cold Rolled
Bank of China他
Sheet Co., Ltd.
United Spiral
Comerica Bank
Pipe, LLC
小計
合計
737,588
52,795,000,000
13,800,000
21,802
77,554
CNY
48,744,470
USD
25,000,000
USD
36,760,000
CNY
48,744,470
JPY
52,795,000,000
52,795,000,000
USD
812,760,000
589,800,000
MYR
240,000,000
CNY
678,744,470
JPY
57,601,750,000
246/454
666,706
359,180,000
28,473
-
-
13,800,000
787,863
359,180,000
744,260
280,000,000
1,936,122
989,180,000
57,601,750,000
1,680,693
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期末現在、当社はウォン貨建長期借入金に関連して韓国鉱物資源公社に白地手形5枚と、外貨建長期借入
金と関連して韓国石油公社に白地手形6枚を見返り手形として提供しています。
(3)オペレーティングリース契約
当社はMacquarie Capital KOREA等とオペレーティングリース契約を締結して使用していますが、当期中に同
リース契約と関連して支払われたリース料は6,959百万ウォンで、今後支払うリース料は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
年度
金額
2011年
6,587
2012年
3,695
2013年
2,058
合計
12,340
(4)係争中の訴訟事件
当期末現在、当社が被訴されて係争中の主要訴訟事件としては非正規職を退職した職員の自社株返還請求訴訟
等12件(訴訟価額:8,035百万ウォン)があります。当期末現在、上記訴訟事件の最終結果を予測することはで
きませんが、当社経営者は上記訴訟の結果が当社の営業や財務状態に及ぼす影響は大きくないと予想していま
す。
(5)当社は主要原材料の鉄鉱石、石炭、ニッケル及びクロム等に対して長期購買契約を締結しています。当社の
長期購買契約期間は約3年以上で、購買価格は四半期ごとに、市場価格の変動によって調整されています。
当期末現在、長期購買契約によって今後購買可能な残量は鉄鉱石308百万トン、石炭52百万トンです。
(6)当社は操業用及び発電用主要燃料のLNGに対してインドネシアのタングLNGコンソーシアム(Tangguh
LNG)と長期購買契約を締結しています。購買契約期間は2005年8月から20年で、購買物量は年間55万トン
です。購買価格は毎月基準原油価格(日本JCC)の変動によって調整され、基準原油価格が一定水準より
上がれば、ceiling価格が適用されます。
247/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(7)当期末現在、当社はウリ銀行他6行と200,000百万ウォンを限度とする当座借越約定を締結しています。ま
た、企業銀行他4行と770,000百万ウォンを限度とする購買カード約定を締結しており、ウリ銀行と
150,000百万ウォンを限度とするウォン貨一般短期借入約定を締結しています。
(8)当期末現在、当社はウリ銀行他13行とL/C開設、D/A及びD/P取引等のためにUSD1,000百万を限度とする貿易
金融約定を締結しており、またUSD1,300百万を限度とする外貨短期借入約定を締結しています。
(9)当期末現在、D/A条件等による輸出債権として割り引いたものの、満期が到来していない金額はUSD194百万
です。
(10)当期末現在、当社は韓国石油公社とウズベキスタンアラル海鉱区ガス田探査と関連してUSD6.86百万、ナ
マンガン-チュスト鉱区ガス田探査と関連してUSD3.54百万限度の成功払い融資外貨長期借入約定を締結
しています。上記借入金は鉱区探査失敗時に融資元利金の全部または一部の減免が受けられ、成功時に事
業収益金のうち一定金額の特別負担金を負担するよう約定しています。
(11)当社は新規発電所建設を進行中のポスコパワー㈱の円滑な資金調達を支援するために、産業銀行など債
権団の要求により最大株主として資金補充約定を提供しました。
15.デリバティブ
(1)当期末及び前期末現在、当社が保有しているデリバティブの内訳は次の通りです。
区分
取引目的
取引金融機関
契約内容
内在デリバティブ(交換社債)(*)
交換社債発行
社債投資者
株式交換権
(*)当社は2008年8月19日付で発行した交換社債に関連して投資者に付与された交換権が内在デリバティブ
の要件を満たしていると判断し、同交換権に対してデリバティブ会計処理を適用しました。この交換権の
前期末の評価額は2,133百万ウォン(JPY168,994,000)、当期末現在の評価額は885百万ウォン
(JPY63,354,000)で、それぞれその他の非流動負債に含まれています。
248/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)当期及び前期のデリバティブ評価損益及び取引損益の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
評価損益
デリバティブ種類
第43(当)期
通貨先渡取引(通貨スワップ)
取引損益
第42(前)期
第43(当)期
第42(前)期
-
-
26,737
14,177
内在デリバティブ(交換権)
1,248
7,065
-
-
合計
1,248
7,065
26,737
14,177
当社は企業会計基準等に関する解釈53-70のデリバティブの会計処理で規定しているリスクヘッジ会計を適用
しませんでした。
16.株式基準報酬
(1)当社は2001年7月23日(1次)、2002年4月27日(2次)、2002年9月18日(3次)、2003年4月26日(4次)、
2004年7月23日(5次)及び2005年4月28日(6次)にわたり当社役員に差額補償型ストックオプションを
付与しましたが、その内訳は次の通りです。
イ.ストックオプションとして付与した株式の種類:記名式普通株式
ロ.付与株式総数、1株当たり行使価格、行使可能期間
区分
1次
2次
3次
4次
60,000株
22,000株
5次
6次
計
変更前(*)
付与株式数
行使価格
498,000株
141,500株
218,600株
90,000株 1,030,100株
98,400ウォン 135,800ウォン 115,600ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン
変更後(*)
付与株式数
453,576株
55,896株
20,495株
135,897株
214,228株
90,000株
970,092株
付与取消株式数
19,409株
-
-
-
-
-
19,409株
行使株式数
434,167株
55,896株
20,495株
135,897株
144,964株
64,000株
855,419株
残余株式数
-
-
-
-
69,264株
26,000株
95,264株
行使価格
行使可能期間
98,900ウォン 136,400ウォン 116,100ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン
2003.7.24∼
2004.4.28∼
2004.9.19∼
2005.4.27∼
2006.7.24∼
2007.4.29∼
2008.7.23
2009.4.27
2009.9.18
2010.4.26
2011.7.23
2012.4.28
(*)当社は2003年4月26日、2003年10月17日、2004年10月22日の取締役会決議により、既に付与(1次、2次、3次、
4次及び5次)されたストックオプションに対して利益消却等の理由で付与株式数と行使価格を調整しま
した。
249/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(2)ストックオプションの付与によって当期まで費用(あるいは収益)として認識した金額は次の通りで
す。
(単位:百万ウォン)
区分
前期まで認識した報酬費用
当期に認識した報酬費用戻入
合計
1次
2次
3次
59,945
10,780
6,071
-
-
-
59,945
10,780
6,071
4次
5次
6次
31,896
81,239
31,694
221,625
(7,533)
(2,871)
(10,436)
73,706
28,823
211,189
(32)
31,864
計
(3)当期末及び前期末現在、未払費用として計上した株式報酬関連負債はそれぞれ30,057百万ウォン及び
55,141百万ウォンです。
17.資本金
当社が発行する株式の総数、発行した株式の数及び1株当たり金額はそれぞれ200,000,000株、87,186,835株及
び5,000ウォンです。
当社は株主に配当する利益として関係法令が定めるところにより取締役会の決議をもって当社の株式を消却
できるようにしています。当社は当期末まで4回にわたり記名式普通株式9,293,790株を取締役会決議に基づい
て株主に配当する利益として消却しました。
当期末現在、海外取引所で取引されている当社の株式預託証書(ADR)は総67,255,792株(普通株式数:
16,813,948株)です。
当社の資本金は数回の有・無償増資等を経て当期末現在482,403百万ウォンとなりました。但し、利益消却に
よって消却株式を除外した発行株式の額面総額は435,934百万ウォンで、資本金とは金額が異なります。
250/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
18.資本剰余金
(1)再評価積立金
当社は1989年12月31日以前まで3回にわたり有形資産に対して資産再評価法による再評価を実施し、当期末現
在、再評価税の納付額等を減算した3,172,776百万ウォンが再評価積立金として計上されています。
(2)その他資本剰余金
当社所有の自己株式に関連して発生した自己株式処分利益及び持分法評価関連資本剰余金で構成されていま
す。
19.自己株式
(1)当期末及び前期末現在、取締役会決議によって株価安定等の目的で資本調整として計上している当社保有
の自己株式の内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
保有株式数(株)
第42(前)期
帳簿価額
帳簿価額
自己株式
7,792,072
1,662,068
1,662,068
特定信託
2,361,885
741,195
741,195
合計
10,153,957
2,403,263
2,403,263
(2)当期末現在、商法上の規定によって当社が保有中の自己株式は議決権が制限されています。
251/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
20.利益剰余金
当期末及び前期末現在、当社の利益剰余金のうち法定積立金及び任意積立金の詳細内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
Ⅰ.法定積立金
第42(前)期
241,202
利益準備金(*)
241,202
241,202
241,202
Ⅱ.任意積立金
27,000,027
事業再構築費用積立金
24,407,024
918,300
918,300
1,128,333
720,000
事業拡張積立金
23,557,500
21,557,500
配当平均積立金
1,395,894
1,211,224
研究及び人材開発準備金
(*)商法上、当社は資本金の50%に達する時まで毎決算期に金銭による利益配当額の10%以上を利益準備金と
して積み立てるよう規定されています。同利益準備金は現金で配当することができず、株主総会の決議に
よって繰越欠損金の補填と資本繰入に限って使用することができます。
21.配当金
(1) 当期及び前期の配当金の計算内訳は次の通りです。
イ.中間配当(配当基準日:2010年及び2009年6月30日)
(単位:株、ウォン)
区分
株式の種類
第43(当)期
総株式数
第42(前)期
87,186,835
87,186,835
10,153,957
10,616,919
配当を受ける株式数
77,032,878
76,569,916
1株当たり額面金額
5,000
5,000
50%
30%
192,582,195,000
114,854,874,000
保有自己株式数
記名普通株
額面配当率
金額
252/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.期末配当
(単位:株、ウォン)
区分
株式の種類
第43(当)期
総株式数
第42(前)期
87,186,835
87,186,835
10,153,957
10,153,957
配当を受ける株式数
77,032,878
77,032,878
1株当たり額面金額
5,000
5,000
額面配当率
150%
130%
577,746,585,000
500,713,707,000
保有自己株式数
金額
記名普通株
(2)当期及び前期の配当性向(中間配当込み)の計算内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
配当金
当期純利益
第43(当)期
第42(前)期
770,328,780,000
615,568,581,000
4,202,790,885,570
3,172,263,501,288
18.33%
19.40%
配当性向
(3)当期及び前期の配当収益率の計算内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
1株当たり配当金
10,000
8,000
決算日終値
487,000
618,000
配当収益率
2.05%
1.29%
253/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
22.外貨建資産及び負債
当期末及び前期末現在、外貨建資産及び負債の内訳は次の通りです。
(外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン)
区分
通貨
第43(当)期
外貨金額
第42(前)期
ウォン貨換算額
外貨金額
ウォン貨換算額
[外貨建資産]
現金及び現金性資産
USD
406
480
266,156
310,764
EUR
125
189
188
314
-
127
-
140
USD
536,828
611,393
327,506
382,396
JPY
4,026,440
56,253
3,541,836
44,727
EUR
11,900
18,012
17,147
28,709
USD
5,997
6,831
6,662
7,779
JPY
8,879
124
8,879
112
その他
-
5
-
-
USD
43
48
45
53
EUR
136
205
135
226
-
98
-
95
その他
売上債権
未収金
保証金
その他
合計
USD
543,274
600,369
JPY
4,035,319
EUR
12,161
USD
502,383
572,369
277,543
324,059
JPY
1,138,321
15,903
1,140,474
14,402
EUR
282
426
871
1,458
USD
25,068
28,550
7,484
8,739
JPY
194,919
2,723
366,221
4,625
EUR
3,639
5,508
3,183
5,329
-
562
-
61
USD
1,700,000
1,936,130
1,000,000
1,167,600
JPY
173,592,205
2,425,222
173,592,205
2,192,157
USD
982,589
1,119,071
369,056
430,910
USD
330,828
377,205
4,550
5,578
EUR
3,328
5,037
3,964
6,637
USD
3,540,868
JPY
174,925,445
EUR
7,249
693,765
3,550,715
775,315
17,470
[外貨建負債]
仕入債務
未払金
その他
社債
外貨建短期借入金
外貨建長期借入金
(流動性含む)
外国借款
合計
1,658,633
6,488,706
175,098,900
8,018
254/454
4,161,555
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
23.法人税費用
(1)当期及び前期の法人税費用の算出内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
当期法人税負担額(*)
874,309
581,548
一時差異等による繰延税金変動額
288,228
(12,639)
資本に直接反映された法人税費用
(215,216)
(158,648)
947,321
410,261
法人税費用
(*)法人税確定申告時に発生する法人税還付額(追納額)は法人税負担額に加減しています。
(2)当期及び前期の税引前当期純利益と法人税費用との関係は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
第42(前)期
税引前当期純損益
5,150,112
3,582,524
適用税率による税負担額
1,246,305
866,947
調整事項
前期法人税費用確定差異
税額控除
法人税追納額(還付額)(*)
(298,984)
(456,686)
(22,170)
58,804
(256,138)
(349,190)
33,417
(140,442)
その他
(54,093)
法人税費用
947,321
410,261
18.4%
11.5%
実効税率
(2,191)
(*) 当社は当期中に定期税務調査の監査結果により法人税43,534百万ウォンを納付し、このうち繰延法人税
資産(負債)で調整した金額を除いた33,417百万ウォンを法人税追納額として計上しました。一方、前期国税
審判院の決定により2005年に追加納付した法人税額のうち144,248百万ウォンが還付され、このうち繰延税金
資産(負債)で調整した金額を除いた140,442百万ウォンを法人税還付額として計上しました。
255/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(3)当期及び前期の主要累積一時差異及び繰延税金資産(負債)の増減内訳は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
累積一時差異
勘定科目
期首残額
増(減)額
(*1)
繰延税金
期末残額
期首残額
増(減)額
期末残額
[一時差異による繰延税金]
特別修繕引当金
(173,990)
研究及び人材開発準備金
(800,000)
関係会社配当金収益
減価償却否認額
持分法損失(利益)
48,447
(125,543)
(39,500)
11,724
(27,776)
(400,000) (1,200,000)
(176,000)
(88,000)
(264,000)
461,399
49,082
510,481
101,508
10,798
112,306
(357,064)
68,348
(288,716)
(78,445)
13,316
(65,129)
(332,872) (1,824,937)
(236,119)
(27,367)
(263,486)
1,095
18,851
(1,492,065)
(*2)
前払費用
73,375
4,521
77,896
17,756
有形資産減損損失
35,696
(2,135)
33,561
7,998
(555)
7,443
為替評価損益
190,953
179,814
370,767
39,783
41,283
81,066
その他
474,039
50,957
524,996
99,140
11,724
110,864
(333,838) (1,921,495)
(263,879)
(25,982)
(289,861)
小 計
(1,587,657)
[資本に付加された繰延税金]
持分法資本変動
(655,122)
(495,377) (1,150,499)
(144,127)
(108,984)
(253,111)
売却可能証券評価利益
(835,211)
(256,121) (1,091,332)
(183,746)
(56,347)
(240,093)
売却可能証券評価損失
868,159
190,995
(49,885)
141,110
(136,878)
(215,216)
(352,094)
286,556
(47,030)
239,526
(114,201)
(288,228)
(402,429)
小 計
(622,174)
(227,194)
640,965
(978,692) (1,600,866)
[繰延税金控除による繰延税金変動額]
合 計
(2,209,831) (1,312,530) (3,522,361)
(*1)前期の法人税確定申告時に変動した事項を反映した金額です。
(*2)当期末現在、持分法評価に関連して発生した一時差異のうち今後5年以内に被投資会社株式の処分可能
性が希薄な法人の該当金額(505,213百万ウォン)は繰延税金資産の実現可能性が希薄であるため、これ
による税効果を認識しませんでした。
256/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
累積一時差異
勘定科目
期首残額
繰延税金
増(減)額 期末残額
期首残額
増(減)額
期末残額
[一時差異による繰延税金]
特別修繕引当金
(281,824)
107,834
(173,990)
(62,423)
22,923
(39,500)
研究及び人材開発準備金
(720,000)
(80,000)
(800,000)
(167,016)
(8,984)
(176,000)
430,688
30,711
461,399
94,751
6,757
101,508
(267,736)
(89,328)
(357,064)
(58,569)
(19,876)
(78,445)
(345,057) (1,492,065)
(160,259)
(75,860)
(236,119)
関係会社配当金収益
減価償却否認額
持分法損失(利益)
(1,147,008)
前払費用
68,751
4,624
73,375
16,182
1,574
17,756
有形資産減損損失
42,461
(6,765)
35,696
9,374
(1,376)
7,998
為替評価損益
622,855
(431,902)
190,953
137,581
(97,798)
39,783
その他
362,567
111,472
474,039
74,851
24,289
99,140
(115,528)
(148,351)
(263,879)
小 計
(889,246)
(698,411) (1,587,657)
[資本に付加された繰延税金]
持分法資本変動
(631,189)
(23,933)
(655,122)
(138,862)
(5,265)
(144,127)
売却可能証券評価利益
(393,580)
(441,631)
(835,211)
(86,587)
(97,159)
(183,746)
売却可能証券評価損失
973,348
(105,189)
868,159
214,137
(23,142)
190,995
(51,421)
(570,753)
(622,174)
(11,312)
(125,566)
(136,878)
286,556
286,556
12,639
(114,201)
小 計
[繰延税金控除による繰延税金変動額]
合 計
-
(940,667) (1,269,164) (2,209,831)
(126,840)
(4)当期及び前期中に売却可能証券評価損益等の変動によって資本項目に直接反映された繰延税金変動額等
はそれぞれ215,216百万ウォン及び158,648百万ウォンです。
(5)当期と前期の相殺前総額基準による繰延税金資産(負債)内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
流動
非流動
合計
流動
731,741
307,865
非流動
258,377
繰延税金負債
(12,622) (1,121,548) (1,134,170)
(21,790) (1,147,333) (1,169,123)
245,755
286,075
(648,184)
(402,429)
257/454
747,057
合計
繰延税金資産
合計
473,364
第42(前)期
(400,276)
1,054,922
(114,201)
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
24.包括損益計算書
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)期
Ⅰ.当期純利益
第42(前)期
4,202,791
3,172,264
604,282
473,034
376,986
426,519
227,296
46,515
4,807,073
3,645,298
Ⅱ.その他包括損益
売却可能証券評価損益
(税効果:
当期: 106,232百万ウォン
前期: 120,301百万ウォン)
持分法資本変動
(税効果:
当期: 77,239百万ウォン
前期:(4,323)百万ウォン)
Ⅲ.包括損益
25.1株当たり利益
当期及び前期の1株当たり純利益の算定内訳は次の通りです。
(単位:ウォン)
区分
普通株当期純利益
第43(当)期
第42(前)期
4,202,790,885,570
3,172,263,501,288
77,032,878
76,661,240
54,558
41,380
加重平均流通普通株式数(*)
基本1株当たり純利益
(*)加重平均流通普通株式数の算定内訳
(単位:株)
区分
第43(当)期
第42(前)期
発行株式数
87,186,835
87,186,835
加重平均自己株式数
(10,153,957)
(10,525,595)
加重平均流通普通株式数
77,032,878
76,661,240
258/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
26.特殊関係者
(1)当期末現在、当社の従属会社現況は次の通りです。
区分
会社名
㈱POSCO建設、㈱ポスティール、POSCO鋼板㈱、㈱POSCOプランテック(旧、浦鉄産技㈱)、㈱ポス
コICT、㈱POSCO経営研究所、㈱スングァン、㈱ポスコA&C建築事務所(旧、㈱ポスエイシー総合監
理建築士事務所)、POSCO特殊鋼㈱、ポステック技術投資㈱、㈱エヌトゥービー、ポステック電力
国内
従属会社
(36社)
電気大中小企業相生協力ファンド、㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポスレック)、POSCOターミナル
㈱、㈱ポスメイト、サムジョンP&A㈱、POSCOパワー㈱、㈱ピーエイチピー、㈱ピーアンドアール、
㈱メガエセット、㈱大宇エンジニアリング、㈱メタポリス、㈱POSCOティーエムシー(旧、㈱ポス
コア)、浦項燃料電池発電㈱、㈱ポスコエイエスティー、㈱デミョンTMS、㈱ポスハイメタル、㈱
ポスコイーアンドイー、㈱光陽エスエフシー、㈱ナインディジット、ソンジンジオテック㈱、ポ
ステック早期企業ファンド、ポスコファミリー電力ファンド、㈱大宇インターナショナル、㈱ポ
スコLED、ポスコエヌエスティー㈱
259/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
区分
会社名
POSCO America Corporation, POSCO Australia Pty. Ltd., POSCO Canada Ltd., POSCAN
Elkview Coal Ltd., POSCO Asia Co., Ltd., VSC POSCO Steel Corp., Dalian POSCO-CFM
Coated Steel Co., Ltd., POSCO-CTPC Co., Ltd., POSCO-JKPC Co., Ltd., International
Business Center Corporation, POSLILAMA E&C Co., Ltd., Zhangjiagang Pohang Stainless
Steel Co., Ltd., Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd., POSCO (Thailand) Co.,
Ltd.,Myanmar POSCO Steel Co., Ltd., POSCO-JOPC Co., Ltd., POSCO Investment Co.,
Ltd.,POSCO-MKPC SDN BHD., Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd., POSCO (Suzhou)
Automotive Processing Center Co., Ltd., POSEC-Hawaii Inc., POSCO-China Qingdao
Processing Center Co., Ltd., POS-ORE Pty. Ltd., POSCO-China Holding Corp.,
POSCO-Japan Co., Ltd., POS-CD Pty. Ltd., POS-GC Pty. Ltd., POSCO-India Private.
Ltd., POSCO-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO-JNPC Co., Ltd.,
POSCO-Foshan SteelProcessing Center Co., Ltd., POSCO E&C (Beijing) Co., Ltd.,
POSCO-MPC S.A. deC.V., Zhanjiagang Pohang Port Co., Ltd., POSCO-Vietnam Co., Ltd.,
POSCO-Mexico Co., Ltd., POSCO-India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO
(Chongqing) Automotive Processing Center Co., Ltd., POS-NP Pty. Ltd., POSCO Vietnam
海外
Processing Center Co., Ltd., Suzhou pos-core Technology Co., Ltd., POSCO-JYPC Co.,
従属会社 Ltd., POSCO-Malaysia SDN. BHD., POS-Minerals Corporation, POSCO (Wuhu) Automotive
(76社) Processing Center Co., Ltd., POSCO-Philippine Manila Processing Center INC., POSCO
VST Co.,Ltd., POSCO-Mexico Steel Distribution Center Co., Ltd., POSCO Maharashtra
Steel Private Limited, POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO
Turkey Nilufer Processing CenterCo., Ltd., POSCO Vietnam Hanoi Processing Center
Co., Ltd., POSCO (Liaoning) Automotive Processing Center Co. Ltd., POSCO-Indonesia
Jakarta Processing Center Co., Ltd., POSCO China Dalian Plate Processing Center
Co., Ltd., POSCO Bio Ventures LP., Qingdao Posco Steel Processing Co., Ltd.,
POSCO-NCR COAL Ltd., POSCO WA PTY LTD., Daewoo International (America) Corp.,
Daewoo International Deutschland GmbH, Daewoo International Japan Corp., DAEWOO
INTERNATIONAL SINGAPORE PTE LTD., Daewoo Italia S.r.l., Daewoo Cement (Shandong)
Co., Ltd., Daewoo (China) Co., Ltd., PT. Rismar Daewoo Apparel, Daewoo Textile
Fergana LLC., DAEWOO TEXTILE BUKHARA LLC., DAEWOO INTERNATIONAL AUSTRALIA PTY LTD.,
Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd., Daewoo International Mexico, S.A. de C.V.,
POSCO MAURITIUS LIMITED, POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd.,
Xenesys Incorporation, Posco Zhangjiagang Stainless Steel Processing Center Co.,
Ltd.
(2)当期及び前期における特殊関係者との重要な取引内訳及び当期末及び前期末現在の関連債権・債務残額
は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
260/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
重要な取引内訳(*1)
売上等
会社名
期末残額(*2)
仕入等
債権
債務
第43
第42
第43
第42
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
4,548 2,292,524 2,247,673
293
480
190,081
437,818
[従属会社]
㈱POSCO建設
㈱ポスティール
POSCO鋼板㈱
7,441
1,082,903 1,167,949
455,976
159,216
129,133
114,783
6,842
3,484
685,698
494,938
3,178
1,477
104,755
109,615
437
199
3,479
10,352
274,846
256,829
-
11
48,058
35,558
1,212
1,121
485,525
435,901
-
13
63,627
73,171
32
264
52,908
35,146
4
7
8,263
2,557
199
225
46,725
8,635
63
-
8,885
3,418
2
-
287,014
223,075
-
-
2,419
6,561
142,677
86,927
573,973
473,402
33,743
6,880
62,669
66,008
18,281
14,965
1,011
638
2,316
1,809
20
193
1,141
1,185
47,152
37,882
1,396
48
6,391
5,222
29,083
18,945
252,946
206,918
3,260
1,472
29,117
24,942
151,323
130,964
91
483
11,823
11,678
15
24
9,389
2,137
27,070
-
2,656
644
3,886
-
㈱ポスコエイエスティー
267,323
83,245
54,840
21,489
19,065
17,492
8,255
7,572
㈱大宇インターナショナル
867,916
-
-
-
139,756
-
-
-
POSCO America Corporation
233,594
169,274
-
-
3,505
531
-
-
POSCO Australia Pty. Ltd.
22,522
9,490
-
-
3,963
151
-
-
-
-
170,842
84,404
-
-
-
-
1,377,802 1,093,589
148,706
79,844
122,626
40,548
3,767
1,170
㈱POSCOプランテック
(旧、浦鉄産技㈱)
㈱ポスコICT
㈱ポスコA&C建築士事務所
㈱POSCO特殊鋼
㈱エヌトゥービー
㈱ポスコケムテック
(旧、ポスレック)
POSCOターミナル㈱
㈱ポスメイト
㈱サムジョンP&A
㈱ポスコTMC
(旧、㈱ポスコア)
㈱ピーエヌアール
POSCO Canada Ltd.
POSCO Asia Co.,Ltd.
POSCO-JKPC Co., Ltd.
POSCO (Thailand) Co.,Ltd.
POSCO-MKPC SDN. BHD.
Qingdao Pohang
Stainless Steel Co.,Ltd.
65,938
30,088
201
-
1,496
34
-
-
119,274
70,129
58
5
2,413
1,768
-
-
59,361
54,766
-
-
-
-
-
-
78,064
185,002
-
-
4,023
2,353
-
-
79,258
113,392
-
-
-
-
-
-
1,161,919
690,289
272,282
75,973
28,515
25,972
4,412
6,701
POSCO (Suzhou)
Automotive Processing
Center Co.,Ltd.
POSCO-Japan Co.,Ltd.
261/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
重要な取引内訳(*1)
売上等
会社名
期末残額(*2)
仕入等
債権
債務
第43
第42
第43
第42
第43
第42
第43
第42
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
(当)期
(前)期
144,837
110,901
-
-
85
-
-
1
46,630
-
-
-
-
-
-
-
60,422
58,413
-
-
-
-
-
-
POSCO-MPC S.A. de C.V.
122,734
98,476
-
-
-
-
-
-
POSCO Vietnam Co.,Ltd.
188,595
117,296
-
-
364
1,934
-
-
POSCO-Mexico Co., Ltd.
273,241
125,057
-
-
1,841
-
-
-
69,853
76,997
115
498
-
-
-
-
34,303
43,401
-
-
-
-
-
-
POSCO-JYPC Co., Ltd.
56,398
-
-
-
-
-
-
-
POSCO Malaysia SDN. BHD.
41,013
51,191
-
-
-
-
-
-
81,905
83,526
-
-
-
-
-
-
162,411
103,807
42,607
39,784
25,664
2,717
6,090
3,306
7,748,173 5,302,849 5,490,590 4,389,272
642,758
340,940
453,234
677,905
POS-India Pune Steel
Processing Centre Pvt.
Ltd.
POSCO-JNPC Co., Ltd.
POSCO-Foshan Steel
Processing Center Co.,
Ltd.
POSCO-India Delhi Steel
Processing Centre Pvt.
Ltd.
POSCO (Chongqing)
Automotive Processing
Center Co., Ltd.
POSCO (Wuhu) Automotive
Processing Center Co.,
Ltd.
その他
小計
[重大な影響力を行使できる会社]
㈱エスエヌエヌシー
1,763
1,437
519,871
368,261
182
1,974
57,512
26,963
308,998
241,921
264
56
8
18,310
-
-
-
-
80,282
48,822
-
176
-
-
-
10,801
-
-
-
820
-
-
その他
11,890
5,973
779
3,038
-
-
-
78
小計
322,651
260,132
601,196
420,177
190
21,280
57,512
27,041
8,070,824 5,562,981 6,091,786 4,809,449
642,948
362,220
510,746
704,946
USS-POSCO Industries
Poschrome (Proprietary)
Limited
Guangdong Xingpu Steel
Center Co.,Ltd.
合計
(*1)売上等には売上及び営業外収益、仕入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれています。
(*2)債権には売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれています。
(3)当期及び前期における主要経営陣全体に対する報酬内訳は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
262/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
区分
第43(当)期
第42(前)期
役員給与
16,346
11,716
退職給与
5,696
5,490
21,415
14,196
43,457
31,402
経営成果金等
合計
上記の主要経営陣には会社活動の計画、運営、統制に対する重要な権限及び責任を持つ取締役(社外取締役を
含む)及び執行役員等が含まれています。一方、当社は上記報酬以外に役員に付与した差額補償型ストックオ
プション(注記16参照)に関連して、当期には10,436百万ウォンの株式報酬費用を認識し、前期には36,100百
万ウォンの株式報酬費用戻入を認識しました。
263/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
27.製鉄所別の財務現況
当社は主要製品別売上及び主要設備に対して浦項と光陽地域の製鉄所別に区分管理しています。
(1)当期末現在、製鉄所別の主要製品及び設備等の現況は次の通りです。
区分
浦項製鉄所
光陽製鉄所
熱延製品
熱延コイル
熱延コイル
冷延製品
冷延コイル、冷延Sheet
冷延コイル、冷延Sheet
厚板製品
Plate
Plate
電気鋼板
電気鋼板コイル
-
ステンレス
ステンレス熱延、冷延、厚板
-
半製品
スラブ、ブルーム、ビレット、鋳物用銑鉄
スラブ、鋳物用銑鉄
高炉
1∼4高炉、F高炉、1∼2Finex
1∼5高炉
その他
製鋼、熱延、冷延設備等
製鋼、熱延、冷延設備等
[主要製品]
[主要設備]
(2)当期及び前期における製鉄所別の財務現況は次の通りです。
イ.第43(当)期
(単位:百万ウォン)
区分
売上高(*1)
浦項製鉄所
光陽製鉄所
その他
計
17,092,501
15,363,671
125,865
32,582,037
有形資産(*2)
9,214,779
9,333,078
-
18,547,857
無形資産(*2)
143,878
28,765
-
172,643
9,358,657
9,361,843
-
18,720,500
1,253,613
1,049,846
-
2,303,459
固定資産
合計
有無形資産償却費
(*1)製鉄所間の内部売上高はありません。
(*2)有形資産及び無形資産は純帳簿価額基準です。
264/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.第42(前)期
(単位:百万ウォン)
区分
浦項製鉄所
売上高
光陽製鉄所
その他
計
15,250,852
11,611,576
91,517
26,953,945
有形資産
8,686,156
7,959,438
-
16,645,594
無形資産
117,780
34,048
-
151,828
8,803,936
7,993,486
-
16,797,422
1,192,497
867,051
-
2,059,548
固定資産
合計
有無形資産償却費
28.付加価値関連資料
当期及び前期の製造原価または販売費及び一般管理費に含まれる付加価値計算に必要な資料は次の通りです。
(単位:百万ウォン)
勘定科目
第43(当)期
給与
第42(前)期
1,083,280
812,217
退職給付費用
262,496
3,219
福利厚生費
311,052
471,186
賃借料
48,954
45,446
2,303,459
2,057,668
67,251
59,737
4,076,492
3,449,473
減価償却費(*)
租税公課
合計
(*)減価償却費は有形資産減価償却費及び無形資産償却費の合計金額です。
265/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
29.最終中間期間の経営実績(監査を受けていない財務情報)
(単位:百万ウォン)
区分
第43(当)第4四半期
売上高
第42(前)第4四半期
9,175,775
7,288,131
営業利益
653,330
1,586,780
四半期純利益
525,369
1,275,327
6,820ウォン/株
16,577ウォン/株
1株当たり純利益
30.韓国採用国際会計基準の導入準備計画及び推進状況
当社は2011年会計年度から韓国採用国際会計基準(以下“K-IFRS”という)を適用して財務諸表を作成する
予定です。このため、2008年7月から別途の推進チームを構成して外部諮問会社を選定してK-IFRS導入による事
前影響分析及びグループ会計基準を設定して、これに伴う会計システムの整備を推進しており、当社及び系列
会社に対する教育を継続的に実施しています。また、K-IFRS導入推進現況を定期的に監査委員会及び経営陣に
報告しています。
イ.当社のK-IFRS導入推進状況は次の通りです。
− K-IFRS推進チーム構成(2008.7)
− K-IFRS導入推進1段階:K-IFRS導入による影響分析及びグループ会計処理基準の設定
(2008.8∼2009.3)
− K-IFRS導入推進2段階:GAAP差異に対する詳細業務の設計及びシステム開発
(2009.4∼2010.1)
− K-IFRS導入推進3段階:比較表示財務諸表の作成及びシステム補完(2010.2∼現在)
266/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
ロ.韓国採用国際会計基準下での会計方針と従来の会計方針との主な差異
区分
韓国採用国際会計基準
みなし原価とし
転換日(2010.1.1)基準一部機械装置に
ての公正価値や
対して公正価値で再評価し、これをみな
韓国採用
再評価額
し原価として認識
国際会計
従属企業及び
従属企業及び関係企業に対する投資金額
基準を初
関係企業に
は転換日現在、現行会計基準上の帳簿金
めて採用
対する投資
額をみなし原価として使用
借入原価の
転換日以降の新規投資適格資産に対する
資本化
借入原価から資本化
金融資産の譲渡
現行基準(当社の会計方針)
-
-
金融機関に譲渡した金融資産の所有によ
金融機関に譲渡する場合、会社が金融資
るリスクと補償が金融資産を譲渡した後
産に対する統制権を移転したものと見
にも会社が大部分を保有している場合に
なして売却取引として認識
は金融資産を除去せずに金融負債として
認識
別途財務諸表下での従属企業
従属企業及び関係企業の投資に対して原
従属企業及び関係企業の投資に対して
及び関係企業投資
価法を適用
持分法を適用
賃貸収益を得るために保有している不動
該当なし
投資不動産の勘定再分類
産を投資不動産に分類
転換日以降に適格資産の取得、建設また
借入原価の資本化
借入原価はすべて費用として認識
は生産と直接関係する借入原価は当該資
産の取得原価として計上
会員権
従業員給与
耐用年数が限定されていない無形資産に
その他非流動資産に分類
分類
予測単位積立方式の概念に基づき、保険
報告期間末現在、役員・職員退職金規定
数理的手法及び割引率を使用して計算さ
に基づき、1年以上勤続した全役員・職
れた予測退職金の現在価値を確定給付債
員が一時に退職する場合に支給しなけ
務として計上
ればならない退職金見積額を退職給付
引当負債として設定
繰延税金資産・負債は非流動で表示
関連する項目の財務状態表上の分類に
よって流動・非流動に区分して財務状
繰延税金
態表上の項目と関連しない場合には予
想消滅時期によって流動・非流動で区
分表示
267/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
内部会計管理制度レビュー意見
添付の外部監査人の内部会計管理制度レビュー報告書は、株式会社POSCOの2010年12月31日付で終了する会計
年度の財務諸表に対する監査業務を実施し、会社の内部会計管理制度のレビューを行った結果、株式会社の外
部監査に関する法律第2条の3に従って添付するものである。
268/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
外部監査人の内部会計管理制度レビュー報告書
株式会社POSCO 2011年2月14日
代表取締役 殿
私達は、添付の株式会社POSCOの2010年12月31日現在の内部会計管理制度の運営実態評価報告書に対してレ
ビューを行った。内部会計管理制度を設計及び運営し、それに対する運営実態評価報告書を作成する責任は株
式会社POSCOの経営者にあり、私達の責任は同報告内容に対してレビューを実施し、その結果を報告することで
ある。会社の経営者は添付の内部会計管理者の運営実態評価報告書で“内部会計管理制度運営実態評価の結
果、2010年12月31日現在、当社の内部会計管理制度は内部会計管理制度模範規準に基づき、重要性の観点から効
果的に設計・運営されていると判断される”と記述している。 私達は、内部会計管理制度レビュー基準に従ってレビューを行った。この基準は私達が重要性の観点から経営
者が提示した内部会計管理制度の運営実態評価報告書について会計監査より低い水準の確信を得ることがで
きるようにレビューを計画し、実施することを要求している。レビューは会社の内部会計管理制度を理解し、経
営者の内部会計管理制度の運営実態報告内容に対する質問及び必要であると判断される場合、制限的な範囲内
で関連文書の確認などの手続きを含んでいる。
会社の内部会計管理制度は信頼のできる会計情報の作成及び開示のために韓国の一般的に認められた会計処
理基準に従って作成した財務諸表の信頼性に対する合理的な確信を提供するために制定した内部会計管理規
定と、これを管理・運営する組織を意味する。しかし、内部会計管理制度は内部会計管理制度の本質的な限界に
より、財務諸表上の重要な虚偽記載を摘発または予防できない可能性がある。
継続:
269/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
また、内部会計管理制度の運営実態報告の内容に基づき、将来期間の内容の推定時、状況の変化或いは手続きま
たは政策が遵守されないことで内部会計管理制度が不適切となり、将来期間に対する評価及び推定内容が異な
ることになるリスクがあるという点を考慮しなければならない。
経営者の内部会計管理制度の運営実態評価報告書に対する私達のレビューの結果、上記の経営者の運営実態報
告の内容が重要性の観点で内部会計管理制度の模範規準に従って作成されなかったと判断される点は発見さ
れなかった。
私達のレビューは、2010年12月31日現在の内部会計管理制度を対象とし、2010年12月31日以降の内部会計管理
制度に対するレビューは行わなかった。本レビュー報告書は、株式会社の外部監査に関する法律に基づいて作
成されたものであるため、その他の目的またはその他の利用者のためには適切ではない可能性がある。
三?会計法人 代表理事 尹成福
次へ
270/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
271/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
272/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
273/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
274/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
275/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
276/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
277/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
278/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
279/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
280/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
281/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
282/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
283/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
284/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
285/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
286/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
287/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
288/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
289/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
290/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
291/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
292/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
293/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
294/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
295/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
296/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
297/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
298/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
299/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
300/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
301/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次へ
302/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
303/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
304/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
305/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
306/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
307/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
308/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
309/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
310/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
311/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
312/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
313/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
314/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
315/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
316/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
317/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
318/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
319/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
320/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
321/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
322/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
323/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
324/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
325/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
326/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
327/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
328/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
329/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
330/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
331/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
332/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
333/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次へ
334/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
335/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
336/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
337/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
338/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
339/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
340/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
341/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
342/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
343/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
344/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
345/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
346/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
347/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
348/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
349/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
350/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
351/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
352/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
353/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
354/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
355/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
356/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
357/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
358/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
359/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
360/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
361/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
362/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
363/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
364/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
365/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次へ
366/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
367/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
368/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
369/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
370/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
371/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
372/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
373/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
374/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
375/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
376/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
377/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
378/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
379/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
380/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
381/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
382/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
383/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
384/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
385/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
386/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
387/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
388/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
389/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
390/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
391/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
392/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
393/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
394/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
395/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
396/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
397/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
398/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
399/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
次へ
400/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
401/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
402/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
403/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
404/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
405/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
406/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
407/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
408/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
409/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
410/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
411/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
412/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
413/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
414/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
415/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
416/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
417/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
418/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
419/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
420/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
421/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
422/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
423/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
424/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
425/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
426/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
427/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
428/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
429/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
430/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
431/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
432/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
433/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
434/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
435/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
436/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
437/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
2【主な資産・負債及び収支の内容】
添付の連結財務書類及び個別財務書類注記を参照。
3【その他】
(イ)決算日後の状況
該当事項なし
(ロ)訴訟
当社に対しては、米国、欧州連合及び中国において多くの反ダンピング提訴もしくはセーフガード措置の対象となっている。反
ダンピング提訴もしくはセーフガード措置は当社の事業及び業績に重大な悪影響を及ぼしていない。しかし、中国海外における
当社製品の販売に対する反ダンピング税、相殺関税、割当量もしくは関税の増加又はそれらの新たな負担が今後も当社の輸出に
重大な悪影響を及ぼさない保証はない。「−第3−2生産、受注及び販売の状況−(4)市場及び価格政策−①市場−(ロ)輸出」
を参照。
上記に記載されたものを除き、当社は当社の業績又は財務状況に重大な影響を及ぼす可能性のある、又は過去12ヶ月間において
影響を及ぼした、係争中若しくはその虞のある訴訟若しくは仲裁手続に関与していない。
4【韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点】
添付された連結財務諸表及び個別財務諸表は、韓国において一般的に認められた会計処理基準に基づき作成された財務諸表で
ある。よって、韓国以外の他国で一般的に認められた会計処理基準や国際会計基準等に従う場合には、会社の財務状態と経営成
績、そして資本変動やキャッシュフローの内容が変わることがある。また、添付された連結財務諸表及び個別財務諸表を監査する
ために行った諸般手続も韓国以外の他国で適用されたり、一般的に認められた諸般手続等とは違うことがあるので、日本におい
て一般的に公正妥当と認められる会計原則に従って作成されたものとは異なる。主な相違点は以下のとおりである。
(イ)財務書類の体系
韓国の企業会計基準による財務諸表の種類は、財務状態表、損益計算書、利益剰余金処分計算書(又は欠損金処理計算書)、資本変
動表、キャッシュフロー表、注記表示である。日本の場合、利益剰余金処分計算書は無く、資本変動表に代わって株主資本等変動計
算書を財務諸表として規定している。また、韓国とは違い附属明細表も財務諸表の一部と規定している。
(ロ)資産再評価
韓国では2000年12月31日まで「資産再評価法」により、特定業種(製造業等)の事業用償却資産及び1997年12月31日以前に取
得した土地について卸売物価指数が一定割合以上上昇した場合、それに該当する資産を再評価することが出来た。その差額は資
本剰余金に計上することが要求されていた。
日本の場合、「土地の再評価に関する法律」により1998年4月∼2002年3月まで金融会社と旧商法特例法上の大会社を対象と
して時限的に1回に限って土地に対する再評価を容認したが、現在は期間経過で失効している。
438/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(ハ)リース会計
韓国では、資産の所有に係る権利関係が実質的にリース利用者に移転された場合、ファイナンスリースに分類して会計処理す
る。この場合、リース利用者はリース資産を計上して減価償却が行われ、これに対応する債務が負債に計上される。それ以外はオ
ペレーティングリースに分類する。
日本では、所有権移転外ファイナンスリースについては支払リース料を期間費用として処理し、注記事項として開示することも
認められていたが、2008年4月1日以後開始する会計年度からは、改正された「リース取引に関する会計基準」により所有権移転
外ファイナンスリースについても通常の売買取引に係る方法に準じて会計処理を行うこととされた。
(ニ)外貨の換算
韓国においては貨幣性外貨建資産及び負債は報告期間末現在の為替レートにより換算し、非貨幣性外貨建資産及び負債につい
ては、取得時の為替レートで換算される。換算差損益は原則として当期の収益又は費用として認識される。
日本では企業会計審議会が発表した「外貨建取引等会計処理基準」が適用され、外国通貨、外貨建金銭債権債務、外貨建有価証
券及び外貨建デリバティブ取引等の金融商品については、原則として報告期間末現在の為替レートで換算され、換算差損益は当
期の収益又は損失として処理される。
また、期末外貨決算により発生した換算損益を、日本では為替差益(損)として計上するが、韓国では為替差益(損)とは別に外貨
換算利益(損失)として処理する。
(ホ)棚卸資産の評価
韓国では、棚卸資産の時価が取得原価より下落した場合には低価法を使用して棚卸資産の財務状態表価額を決定する。棚卸資産
を低価法で評価する場合、製品、商品及び仕掛品の時価は正味実現可能価額といい、生産過程で投入される原材料の時価は現行振
替原価を言う。但し、原材料を投入して完成する製品の時価が原価より高い場合は原材料に対して低価法を適用しない。
日本の場合、時価が著しく下落して回復の見込みがない場合を除いては原価法又は低価法の選択適用が可能であったが, 企業
会計基準委員会が2006年7月5日に公表した「棚卸資産の評価に関する会計基準」において、収益性が低下した場合には、回収可
能性を反映させるように回収可能額(正味売却価額)まで帳簿価額を切り下げる会計処理が採用されている。「棚卸資産の評価
に関する会計基準」は2008年4月1日以後開始する事業年度から適用されている。
(ヘ)税効果会計
韓国では、2004年12月31日終了事業年度までは繰延税金資産を投資資産、繰延税金負債を固定負債で計上していたが、2004年12
月31日以降に開始する事業年度からは、繰延税金資産(繰延税金負債)は関連する資産または負債項目が償還される期間に適用
されると予想される税率を適用し、関連する資産または負債の財務状態表上の分類に応じて財務状態表に流動資産(流動負債)ま
たはその他非流動資産(非流動負債)に分類している。
日本では、繰延税金資産(繰延法人税負債)は、これらに関連した資産・負債の分類に基づいて、繰延税金資産については流動
資産又は投資その他の資産として、繰延税金負債については流動負債又は固定負債として表示し、特定の資産・負債に関連しな
い繰越欠損金等に係る繰延税金資産については、翌期に解消される見込みの一時差異等に係るものは流動資産として、それ以外
の一時差異等に係るものは投資その他の資産として表示するものとされている。
(ト)固定資産の減損会計
韓国では固定資産について損傷差損を認識している。損傷差損累計額は当該資産の取得原価から差引く形で財務状態表に表示
される。
日本では2002年8月9日に企業会計審議会より「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」が公表され、同基準は
2006年3月期から強制適用(2004年3月期から早期適用可)されている。なお、固定資産減額損失がある場合、固定資産価額から直
接差し引く形で貸借対照表に表示される。
439/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
(チ)債権・債務の現在価値評価及び再調整
韓国では長期延払条件の売買取引、長期金銭貸借取引、又はこれと類似の取引から発生する債権・債務で、名目上の価額と現在
価値の差が重要な場合には債権・債務を現在価値によって評価するよう規定されている。
日本では長期延払取引から発生する債権について、同様な取り扱いはあるものの、債務の現在価値評価は行っていない。
(リ)社債発行費と社債発行差金
韓国では社債発行を通じた現金流入額(社債発行費差引後)と額面価額の差額を社債割引発行差金、または社債割増発行差金の
科目にして当該社債の額面価額から差引または加算する形式で表示し、社債発行日から最終償還日までの期間にわたって有効利
率法を適用して償却または戻し入れる。
日本の場合、社債発行費は、原則として、支出時に費用として処理するが、社債発行費を繰延資産に計上することができるとさ
れ、この場合には、社債の償還までの期間にわたり利息法により償却をしなければならないとされている。社債発行差金に対して
は会社が発行する社債を発行価額で表示して発行価額と額面価額の差額を償還期間にわたって毎期一定方法で償却して発行価
額に加算または減算していく。
(ヌ)退職給与引当負債
韓国では退職給与引当負債を報告期間末現在全役職員が一斉に退職すると仮定する場合に支払うべき退職金総額として計上
している。一方、勤労者退職給与保障法の施行により、会社が退職年金制度のうち、確定拠出型退職年金制度を導入する場合、会社
は確定された年金の運用結果とは関係なく確定された負担金を納付し、当該会計期間に納付しなければならない負担金を退職給
与として認識している。また、会社が確定給付型退職年金制度を導入した場合には報告期間末現在において従業員の退職時に支
払うべき退職一時金に相当する金額を退職給与引当負債として計上し、退職した従業員が退職年金の受領を選択した場合には市
場利子率に基づいて割引いた現在価値を退職年金未払金として計上している。
日本では退職給付会計を導入しているため、退職給付債務を将来の予想給与水準や予想勤続期間等を考慮して算出した将来の
退職給付総額の割引現在価値で算出し、年金資産を時価評価した上でこれを退職給付債務から控除した上で退職給付引当金ある
いは前払年金費用が計上される。
(ル)持分法の適用
韓国では個別財務諸表の作成時、従属会社を含む関係会社に対して持分法を適用して評価する。日本の場合、個別財務諸表の作
成時には関係会社株式等に持分法を適用せずに、原則として取得原価により評価する。
日本では連結財務諸表作成時に関連会社株式等に対して持分法を適用する。
(ヲ)有価証券の評価
韓国では短期間内での売買差益の獲得を目的として取得した有価証券で、買付と売却が積極的で頻繁に行われる場合は短期売
買証券に、満期が確定された債務証券で償還金額が確定又は確定が可能な債務証券を満期まで保有する積極的な意図と能力があ
る場合は満期保有証券に、短期売買証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売渡可能証券に分類する。短期売買証券と売
渡可能証券は公正価額で評価し、売渡可能証券のうち市場性がない持分証券で信頼できる公正価額を測定できない場合には取得
原価で評価する。市場価格がない債務証券は信頼できる独立した信用評価機関による信用評価等級がある場合は、信用評価等級
などを適切に勘案した割引率を利用して評価する。
短期売買証券に対する未実現保有損益は当期損益項目で処理し、売渡可能証券に対する未実現保有損益は資本項目で処理し、当
該有価証券に対する資本項目の累積金額はその有価証券を処分又は減額損失を認識する時点で一括して当期損益に反映する。な
お、有価証券の回収可能価額が債務証券の償却後取得原価又は持分証券の取得原価より小さい場合で、減額損失の発生に対する
客観的な証拠がある場合は減額損失を認識し、当期損益に反映する。
日本では売買目的有価証券及び1年内に満期が到来する有価証券等に対しては流動資産に分類し、その他有価証券は投資その
他の資産に分類し、表示する。売買目的有価証券に対しては時価で評価し、当該評価損益は当期損益で処理し、売買目的有価証券
や満期保有目的債券など以外のその他有価証券に対しては時価のあるものについては時価で評価して評価差額については税効
果会計を適用して純資産の部に計上し、時価のないその他有価証券は取得価額で評価する。なお、その他有価証券に対して時価が
著しく下落して回復の見込みがないと判断される場合又は財務状態の悪化により実質価値が著しく下落した場合は有価証券を
減損処理する。
(ワ)会計方針の変更に対する会計処理
韓国では会計方針の変更に対して変更された新しい会計方針を遡及適用してその累積効果を前期繰越利益剰余金に反映する。
前期又はその以前の財務諸表を比較目的で開示する場合には遡及適用による修正事項を反映して再作成する。
日本では会計方針を変更した場合、その旨、変更の理由、当該変更が財務諸表に与えている影響の内容を注記で記載し、遡及適用
しない。
440/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
なお、日本では2009年12月4日に「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」が公表され、2011年4月1日以後開始する事
業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から適用されることとなった。本会計基準により、会計方針の
変更に関する原則的な取扱いは、以下のとおりとなる。
(1) 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更の場合
会計基準等に特定の経過的な取扱いが定められていない場合には、新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用する。
会計基準等に特定の経過的な取扱いが定められている場合には、その経過的な取扱いに従う。
(2) (1)以外の正当な理由による会計方針の変更の場合
新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用する。
(カ) 売上債権等の譲渡及び割引額の処理
韓国では売上債権等を他人に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利と義務が実質的に移転される時には、同金額を売
上債権から減算して帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失で計上している。日本の場合、名称の違いはあるが、基本的
に韓国と同様である。
441/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第7【外国為替相場の推移】
発行会社の財務書類の表示に用いられた通貨(ウォン)と本邦通貨との間の為替相場が、国内において時事に関する事項を掲
載する2以上の日刊新聞紙に最近5年間の事業年度において掲載されているため、記載を省略。
第8【本邦における提出会社の株式事務等の概要】
1【本邦における株式事務等の概要】
(1)株式の名義書換取扱場所及び名義書換代理人
日本においては、米国預託証券(以下「ADR」という。)の預託機関及びADRの原株又はADRにより証される米国預託株式(以下
「ADS」という。)に関する名義書換取扱場所又は名義書換代理人は存在しない。しかし、株式会社証券保管振替機構(以下「振替
機関」という。)又はそのノミニー名義となっているADR保有者(以下「ADR保有者」という。)に対する株式事務は、株式会社東
京証券取引所(以下「取引所」という。)の規則に基づき株式事務取扱機関及び配当金支払取扱銀行として当社より任命された
住友信託銀行株式会社がこれを取扱う。
取引所に上場されたADRは、振替機関の外国株券等の保管及び振替決済制度(以下「決済制度」という。)に従い、振替機関が
保管機関として指定したザ・デポジトリー・トラスト・カンパニー(以下「米国保管機関」という。)における振替機関名義の
口座で、米国内で保管され、振替機関又はそのノミニー名義で米国のADRの預託機関であるザ・バンク・オブ・ニューヨーク(以
下「米国預託機関」という。)に登録される。従って当社株式の取引所決済に当たっては、取引所の取引参加者である証券会社間
では振替機関に開設した当該取引参加者の口座間の振替決済により処理され、また同一取引参加者の顧客間の決済については、
当該両顧客が当該取引参加者に開設した外国証券取引口座間での振替決済が行われるため、米国保管機関が保管しているADRに
より証されるADSの数は変化せず、米国預託機関における登録の変更は行われない。
以下に記載するものは、振替機関及び米国保管機関の間のサービス契約、振替機関、株式事務取扱機関及び当社間の株式事務委
任に関する契約、振替機関、配当金支払取扱銀行及び当社間の配当金支払事務委任に関する契約並びに各証券会社と各実質株主
間の外国証券取引口座約款に基づく実質株主の配当を受領する権利及び振替機関を通じて間接的に行使する議決権などに関す
る株式取扱事務の概要である。
(2)株主に対する特典 ― なし。
(3)株式の譲渡制限 ― なし。
(4)その他株式事務に関する事項
(イ)決算期 毎年12月31日
(ロ)年次株主総会 毎事業年度末から3ヶ月以内に開催する。
(ハ)基準日及び株主名簿の閉鎖 年次配当の基準日は原株式が12月31日(ソウル時間)、ADSが12月30日(ニューヨーク時
間)である。原株主の株主名簿は、年次配当の支払いを受ける株主を確定するため、毎年
1月1日から1月31日まで閉鎖される。さらに、配当以外の権利に対する資格を有する
株主を確定するため、少なくとも2週間前の公告により基準日を定め、最長3ヶ月間株
主名簿を閉鎖することができる。
(ニ)株券の種類 原株の種類は、記名式普通株式及び記名式優先株式とし、額面金額は5千ウォンとする。ADRはいか
なる数のADSも証することができる。
(ホ)株券に関する手数料 日本におけるADSの保有者は、日本の証券会社に外国証券取引口座を開設、維持するにあたり、
年間口座管理料の支払いを要求される場合がある。
(ヘ)公告掲載新聞名 ADRに関して本邦外において当社による公告が行われる場合は、本邦においても日本経済新聞に
442/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
て公告を行う。
2【日本におけるADS保有者の権利行使に関する手続等】
(1)ADS保有者の議決権行使に関する手続
ADS保有者は、当社の株主総会における議決権の行使について、株式事務取扱機関に指示を行うことができる。ADS保有者が株式
事務取扱機関にかかる指示を行った場合には、振替機関は、米国預託機関に対して同一の指示を行う。米国預託機関は、韓国の株
式保管機関を通じて実務上可能な範囲で指示通りの議決権の行使を行うよう努める義務を負う。ADS保有者が株式事務取扱機関
に対して指示を行わない場合には、振替機関は米国預託機関に対して特に指示は行わない。
(2)配当請求等に関する手続
株式事務取扱機関は、当社から配当金額、配当金支払日等の配当支払に関する通知を受けたときは、これを基準日現在の実質株
主明細表に基づきADS保有者に通知する。
配当金は、米国預託機関が当社からウォン貨で一括受領し、これを米国預託機関が米ドル貨で米国保管機関を通して配当金支払
取扱銀行に交付し、配当金支払取扱銀行は、株式事務取扱機関が作成した実質株主明細表に基づき、原則として銀行口座振込によ
り円貨でADS保有者へ交付する。
当社普通株式の株式配当により米国預託機関が追加ADSを米国保管機関に割当てる場合は、決済制度に基づき行うことになる
が、原則として振替機関を通じてADS保有者の口座に振込まれる。但し、割当てられるADSが1ADS未満の場合には、売却処分され、
その売却代金は上記の現金配当の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じADS保有者に支払われる。
当社普通株式の株式分割、無償交付、株式併合等により米国預託機関が追加ADSを米国保管機関に割当てる場合は、かかる追加
ADSは振替機関を通じてADS保有者の口座に振込まれる。但し、1ADS未満のADSは、売却処分され、その売却代金は上記の現金配当
の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じADS保有者に支払われる。
登録ADS保有者としての振替機関に新株引受権が付与され、法令上新株引受権の行使が可能である場合には、新株式の引受を希
望するADS保有者が、証券会社を通じて振替機関に払込代金を支払うことにより、振替機関が新株引受権を行使して新株を引受
け、当該新株式がADS保有者の口座に振込まれる。振替機関が当該新株引受権を行使することが不可能であると認める場合には、
当該新株引受権は、売却処分に付され、売却処分できなかった新株引受権は失権する。新株引受権が売却処分された場合、その売
却代金は上記の現金配当の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じそれに対する権利を有するADS保有者に対して支払われ
る。
(3)ADSの譲渡に関する手続
ADS保有者は、日本においてADRの交付を受けることができない。ADS保有者は、ADSに関する権利を取引所の取引により譲渡する
ことができる。この場合、取引の決済は、証券会社に開設された口座間の振替か、又は振替機関に開設された証券会社の口座間の
振替によって行われる。
(4)本邦における配当等に関する課税上の取扱い
(イ)配 当
(a)ADS保有者に対して支払われる配当金(以下「ADS配当金」という。)は、本邦の税法上個人については配当所得となり、
法人については益金となる。
(b)ADS配当金については、個人の配当控除及び法人の益金不算入適用は認められない。
(c)日本の居住者たる個人又は法人が支払いを受けるADS配当金については、米国預託機関が支払いを決定した金額(大韓
民国におけるADSにより表章される当社普通株式に関する配当の支払いの際に、大韓民国政府により徴収された源泉徴
収税があるときは、この額は控除されている。)に対して、平成21年1月1日から平成23年12月31日までは、個人の場合
は7%(他に地方税3%)、法人の場合は7%の税率が課され、平成24年1月1日以降は、個人の場合は、15%(他に地
方税5%)、法人の場合は15%の税率が適用される。なお、平成22年12月16日に公表された「平成23年税制改正大綱」
では、7%の優遇税率については平成25年12月31日まで延長され(ただし一定の大口株主が支払を受ける上場株式等
443/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
の配当については20%の源泉徴収所得税が適用される)、平成26年1月1日から15%の税率とする旨の提案がなされ
ているが、平成23年税制改正は震災の影響により施行が遅れており、内容の変更もありうる。上場株式の配当について
は、日本の居住者たる個人(ただし、一定の大口株主を除く)である実質株主の場合には、一銘柄につき一回の配当支
払金額の多寡にかかわらず、源泉徴収により配当に係る課税が完了する確定申告不要制度が導入されている。但し、確
定申告をしないことを選択する場合には、総合課税の場合に認められる二重課税を調整するための外国税額控除制度
の適用は原則として認められない。日本の居住者たる法人である実質株主の場合には、普通株式について支払いを受け
た配当は法人税法上益金として課税されるが、上記に述べた窓口証券会社による支払いの際に源泉徴収された税額に
ついては適用ある法令にしたがって所得税額の控除を受けることができる。
(d)日本の居住者たる個人が平成21年1月1日以降支払を受けるべき上場株式等の配当所得については、総合課税か申告分
離課税を選択できる(ただし、その年において申告する上場株式等の配当等の全額について、申告分離課税または総合
課税のいずれかを選択する必要がある)。
(ロ)売買損益
(a)ADSの売買による損益は、内国法人の上場株式等の売買損益と同様の取扱いを受ける。
(b)日本の居住者たる個人納税者が有する特定口座内保管上場株式等以外の上場株式等の売却益については、確定申告によ
り、他の所得と分離して所得税が課税(申告分離課税)されることになっており、その際の税率は、証券会社等を通じ
て売却した場合、平成21年1月1日から平成23年12月31日までの間は7%(他に地方税3%)、平成24年1月1日以降
は、原則として、15%(他に地方税5%)となっている。また、本株式を、証券会社に開設した特定口座(源泉徴収口
座)を通して源泉徴収の適用があることを選択した上で売却した場合には、売却時に源泉徴収(上場株式等の譲渡益
にかかる税率は、平成21年1月1日から平成23年12月31日までの3年間は7%(他に地方税3%)である)とされ、原
則として、確定申告を要しない。なお、平成22年12月16日に公表された「平成23年税制改正大綱」では、7%の優遇税率
については平成25年12月31日まで延長され、平成26年1月1日から15%の税率とする旨の提案がなされているが、平成
23年税制改正は震災の影響により施行が遅れており、内容の変更もありうる。
(ハ)相続税
(a)日本国の居住者がADSを相続した場合、当該ADSは日本国の相続税の対象となる。
(b)この場合、当該ADSに係る普通株式が同時に大韓民国の相続税の対象となることがあるが、大韓民国で徴収された当該相
続税については、日本国の相続税法の下で一定の要件のもとに外国税額控除が受けられる。
大韓民国における課税上の取扱いについては「−第1−3 課税上の取扱い」を参照。
(5)その他諸通知報告
日本におけるADS保有者に対し、株主総会等に関する通知が行われる場合には、株式事務取扱機関は時宜にかなった通知を当社
から受領し、これを一定基準日現在の実質株主明細表に基づきADS保有者に交付するか、所定の方法により公告を行う。
444/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第9【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
該当事項なし
2【その他の参考情報】
1 四半期報告書および確認書
四半期報告書(2010年第1四半期)および確認書を平成22年6月14日に関東財務局長に提出
2 訂正発行登録書
訂正発行登録書を平成22年6月14日に関東財務局長に提出
3 有価証券報告書及びその添付書類
事業年度 第42期(自平成21年1月1日 至平成21年12月31日)
平成22年6月25日に関東財務局長に提出
4 内部統制報告書及びその添付書類
平成22年6月25日に関東財務局長に提出
5 訂正発行登録書
訂正発行登録書を平成22年6月25日に関東財務局長に提出
6 四半期報告書および確認書
四半期報告書(2010年第2四半期)および確認書を平成22年9月7日に関東財務局長に提出
7 訂正発行登録書
訂正発行登録書を平成22年9月7日に関東財務局長に提出
8 四半期報告書および確認書
四半期報告書(2010年第3四半期)および確認書を平成22年12月9日に関東財務局長に提出
9 訂正発行登録書
訂正発行登録書を平成22年12月9日に関東財務局長に提出
10 発行登録書
発行登録書を平成22年6月2日に関東財務局長に提出
11 訂正発行登録書
訂正発行登録書を平成22年6月3日に関東財務局長に提出
445/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
第1【保証会社情報】
該当事項なし
第2【保証会社以外の会社の情報】
該当事項なし
第3【指数等の情報】
該当事項なし
446/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
外部監査人の監査報告書
韓国語で発行された原本の翻訳文
株式会社POSCO 2010年3月12日
株主及び取締役会 御中
私達は添付の株式会社POSCOとその従属会社の2009年12月31日及び2008年12月31日現在の連結財務状態表並び
に同日で終了する両会計年度の連結損益計算書、連結資本変動表及び連結キャッシュ・フロー計算書の監査を
行なった。この連結財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同連結財務諸表に対して監査
を実施し、これを根拠としてこの連結財務諸表に対して意見を表明することである。
私達は韓国の会計監査基準によって監査を実施した。この基準は、私達が連結財務諸表上の重要な虚偽記載の
有無について合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は連結財務諸表上
の金額と開示内容を裏付ける監査証拠に対して試査の方法を適用して検証する過程を含めている。また監査は
連結財務諸表の全般的な表示内容について評価することに加え、連結財務諸表作成のために経営者が適用した
会計方針及び有意的な見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合
理的な確証を提供していると私達は信じている。
私達の意見では、上記連結財務諸表は株式会社POSCOとその従属会社の2009年及び2008年12月31日現在の財務
状態と同日で終了する両会計年度の経営成績、資本の変動及びキャッシュ・フローの内容を韓国の一般的に認
められた会計処理基準によって重要性の観点から適正に表示しているものと認める。
ソウル特別市江南区駅三洞737 江南ファイナンスセンター10階
三?会計法人 代表理事 尹成福
この監査報告書は監査報告書日(2010年3月12日)現在において有効なものです。従って監査
報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの間に添付の会社の連結財務諸表に重大な影響
を及ぼしうる事象や状況が発生する可能性もあり、それにより、この監査報告書が修正される
場合もあります。
財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準
及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー
の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習
等は大韓民国で一般的に認められたものです。
447/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
448/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
外部監査人の監査報告書
韓国語で発行された原本の翻訳文
株式会社POSCO 2011年3月21日
株主及び取締役会 御中
私達は添付の株式会社POSCOとその従属会社の2010年12月31日及び2009年12月31日現在の連結財務状態表並び
に同日で終了する両会計年度の連結損益計算書、連結資本変動表及び連結キャッシュ・フロー計算書の監査を
行なった。この連結財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同連結財務諸表に対して監査
を実施し、これを根拠としてこの連結財務諸表に対して意見を表明することである。
私達は韓国の会計監査基準によって監査を実施した。この基準は、私達が連結財務諸表上の重要な虚偽記載の
有無について合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は連結財務諸表上
の金額と開示内容を裏付ける監査証拠に対して試査の方法を適用して検証する過程を含めている。また監査は
連結財務諸表の全般的な表示内容について評価することに加え、連結財務諸表作成のために経営者が適用した
会計方針及び有意的な見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合
理的な確証を提供していると私達は信じている。
私達の意見では、上記連結財務諸表は株式会社POSCOとその従属会社の2010年及び2009年12月31日現在の財務
状態と同日で終了する両会計年度の経営成績、資本の変動及びキャッシュ・フローの内容を韓国の一般的に認
められた会計処理基準によって重要性の観点から適正に表示しているものと認める。
監査意見に影響を及ぼさない事項として、財務諸表に対する注記30で説明しているように、会社は当期に㈱大
宇インターナショナルの株式を取得した。会社の2010年連結損益計算書は㈱大宇インターナショナルの2010年
全体の損益項目が含まれており、取得日以前の損益は減算表示されている。従って、㈱大宇インターナショナル
株式取得は会社の連結財務諸表の比較可能性に影響を及ぼしている。
ソウル特別市江南区駅三洞737 江南ファイナンスセンター10階
三?会計法人 代表理事 尹成福
この監査報告書は監査報告書日(2011年3月12日)現在において有効なものです。従って監査
報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの間に添付の会社の連結財務諸表に重大な影響
を及ぼしうる事象や状況が発生する可能性もあり、それにより、この監査報告書が修正される
場合もあります。
449/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準
及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー
の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習
等は大韓民国で一般的に認められたものです。
450/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
外部監査人の監査報告書
韓国語で発行された原本の翻訳文
株式会社POSCO 2010年2月8日
株主及び取締役会御中
私達は、株式会社POSCOの2009年12月31日と2008年12月31日現在の財務状態表並びに同日をもって終了する両
会計年度の損益計算書、利益剰余金処分計算書、資本変動表及びキャッシュ・フロー計算書の監査を行った。こ
の財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同財務諸表に対して監査を実施し、これに基づ
き同財務諸表について意見を表明することである。
私達は、韓国の会計監査基準に従い監査を実施した。この基準は、私達が財務諸表上の重要な虚偽記載の有無に
ついて合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は、財務諸表上の金額と開
示内容を裏付ける監査証拠について、試査の方法を適用して検証する過程を含んでいる。又、監査は財務諸表の
全般的な表示内容について評価することに加え、財務諸表作成のために経営者が適用した会計方針及び経営者
による有意的な会計見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合理
的な確証を提供していると私達は信じている。
私達の意見では、上記の財務諸表は株式会社POSCOの2009年と2008年12月31日現在の財政状態、並びに同日を
もって終了する両会計年度の経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フローの内容を韓国で
一般的に認定された会計処理基準に従って、重要性の観点から適正に表示しているものと認める。
ソウル特別市江南区駅三洞737, 江南ファイナンスセンター10階
三?会計法人 代表理事 尹成福
この監査報告書は監査報告書日(2010年2月8日)現在において有効なものです。従って、監査
報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの期間に、会社の財務諸表に重大な影響を及ぼ
す事象や状況が発生する可能性があり、それによりこの監査報告書が修正される場合もあり
ます。
財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準
及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー
の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習
等は大韓民国で一般的に認められたものです。
451/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
452/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
外部監査人の監査報告書
韓国語で発行された原本の翻訳文
株式会社POSCO 2011年2月14日
株主及び取締役会御中
私達は、株式会社POSCOの2010年12月31日と2009年12月31日現在の財務状態表並びに同日をもって終了する両
会計年度の損益計算書、利益剰余金処分計算書、資本変動表及びキャッシュ・フロー計算書の監査を行った。こ
の財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同財務諸表に対して監査を実施し、これに基づ
き同財務諸表について意見を表明することである。
私達は、韓国の会計監査基準に従い監査を実施した。この基準は、私達が財務諸表上の重要な虚偽記載の有無に
ついて合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は、財務諸表上の金額と開
示内容を裏付ける監査証拠について、試査の方法を適用して検証する過程を含んでいる。又、監査は財務諸表の
全般的な表示内容について評価することに加え、財務諸表作成のために経営者が適用した会計方針及び経営者
による有意的な会計見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合理
的な確証を提供していると私達は信じている。
私達の意見では、上記の財務諸表は株式会社POSCOの2010年と2009年12月31日現在の財政状態、並びに同日を
もって終了する両会計年度の経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フローの内容を韓国で
一般的に認定された会計処理基準に従って、重要性の観点から適正に表示しているものと認める。
ソウル特別市江南区駅三洞737, 江南ファイナンスセンター10階
三?会計法人 代表理事 尹成福
この監査報告書は監査報告書日(2011年2月14日)現在において有効なものです。従って、監
査報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの期間に、会社の財務諸表に重大な影響を及
ぼす事象や状況が発生する可能性があり、それによりこの監査報告書が修正される場合もあ
ります。
財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準
及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー
の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習
等は大韓民国で一般的に認められたものです。
453/454
EDINET提出書類
株式會社ポスコ(E05807)
有価証券報告書
454/454
Fly UP