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第43期(平成22年1月1日 ‐ 平成22年12月
EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 【表紙】 【提出書類】 有価証券報告書 【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 平成23年6月29日 【事業年度】 第43期(自 平成22年1月1日 至 平成22年12月31日) 【会社名】 株式會社ポスコ(POSCO) 【代表者の役職氏名】 鄭 俊陽(Chung, Joon-Yang) 最高経営責任者兼代表理事(CEO and Representative Director) 【本店の所在の場所】 大韓民国慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地 (1 Koedong-dong, Nam-gu, Pohang-si, Kyongsangbuk-do, Korea) 【代理人の氏名又は名称】 弁護士 高橋 謙 東京都千代田区永田町2丁目13番10号 プルデンシャルタワー 【代理人の住所又は所在地】 東京青山・青木・狛法律事務所 べーカー&マッケンジー外国法事務弁護士事務所 (外国法共同事業) 【電話番号】 (03)5157−2700 【事務連絡者氏名】 弁護士 高橋 謙/弁護士 谷田部耕介 東京都千代田区永田町2丁目13番10号 プルデンシャルタワー 【連絡場所】 東京青山・青木・狛法律事務所 べーカー&マッケンジー外国法事務弁護士事務所 (外国法共同事業) 【電話番号】 【縦覧に供する場所】 (03)5157−2700 株式会社東京証券取引所 東京都中央区日本橋兜町2番1号 (注)1.別段の記載がある場合を除き、本書において下記の用語は下記の意味を有する。 「当社」……………………………………株式會社ポスコ 「POSCO」……………………………株式會社ポスコ(文脈によりその連結子会社を含む。) 「韓国」……………………………………大韓民国 「政府」……………………………………韓国政府 2.別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「ウォン」又は「W」は韓国の通貨を指す。本書において記載されてい る日本円への換算は、別段の記載がある場合を除き、100W=7.53円(2011年5月19日現在の株式会社三菱東京UFJ銀行 の対顧客電信売買相場の仲値)の換算率により換算されている。 3.当社の会計年度は、暦年である。 4.本書中の表で計数が四捨五入されている場合、合計は計数の総和と必ずしも一致しない。 5.本書には、当社及び当業界に関する現時点における予想、仮定、見積もり、予測に基づいた将来予想に関する記述が含 まれている。将来見通しに関する記述は、様々なリスク及び不確実性に左右される。通常、これらの将来予想に関する記述 は、「期待する」、「信じる」、「見積もる」、「予想する」、「意図する」、「予測する」、「するべきだ」等の類似表現を 使用していることにより特定することができる。これらの記述は、当社の事業戦略についての検討や、当社の市場位置、将 来の事業、利鞘、利益率、流動性及び資本資源に関する予想を含んでいる。将来見通しに関する記述に依拠することにはリ スク及び不確実性が伴うものであり、当社は将来見通しに関する記述が基づいている仮定は合理的であると信じている が、いずれの仮定も不正確となる可能性があり、その結果かかる仮定に基づいた将来見通しに関する記述が不正確となる 可能性がある。この点に関する不確実性は、「第一部−第3−4 事業等のリスク」に述べられたリスク要因に特定されて いるが、これに限定されない。これらの不確実性及びその他不確実性の観点から、将来見通しに関する記述のいずれかに言 及された計画及び目標又は財務業績予測を当社が必ずしも達成すると結論付けるべきではない。当社は、将来の事象又は 状況を反映して、これらの将来見通しに関する記述の更新結果を公表する義務を負うものではない。 1/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第一部【企業情報】 第1【本国における法制等の概要】 1【会社制度等の概要】 (1)【提出会社の属する国・州等における会社制度】 当社の組織に適用される基本的な法的枠組は、韓国「商法」(以下「商法」という。)の第3編「会社」の第4章「株 式会社」である。以下は、当社のような韓国取引所に上場されている株式会社に適用される商法や韓国金融投資サービ ス及び資本市場法(以下「FSCMA」という。)など、関連法規の主要な規定の概略である。 設立 株式会社の設立については、次のような基本的な要件がある。(ⅰ)1人以上の発起人が必要である。発起人の資格に ついては要件がないので、自然人だけでなく法人も発起人になることができる。発起人は、1株以上の株式を引受けて会 社に出資しなければならない。(ⅱ)発起人は、定款を作成して全員が記名捺印あるいは署名しなければならない。定款 は、公証人の認証を受けることによって効力を生じる。(ⅲ)定款を作成した後、出資者を確定してからその払込みを受 ける。資本を形成する方法としては、発起設立と募集設立の2つの方法が認定されるが、前者は、発起人だけが発行株式 を全額引受ける方法であり、後者は、発起人と発起人でない者が一緒に株式を引受ける方法である。(ⅳ)会社は、設立 登記によって成立する。会社設立の無効は、会社設立日から2年以内に限りこれを主張することができる。 商法が定款の有効要件として定めた事項について、これを欠如したりその内容が違法である時は定款が無効となる。そ れを欠くと会社設立の無効事由となる定款の絶対的記載事項は、(ⅰ)目的、(ⅱ)商号、(ⅲ)会社が発行する株式の 総数、(ⅳ)1株の金額、(ⅴ)会社の設立に際して発行する株式の総数、(ⅵ)本店の所在地、(ⅶ)会社が行う公告 の方法及び(ⅷ)発起人の氏名、住民登録番号及び住所である。 株式 株式会社の資本は、5千万ウォン以上でなければならない。株式会社の資本は、これを株式に分割しなければならず、1 株の額面金額は、100ウォン以上で均一にしなければならない。商法上は原則として無額面株式は認められない。株式の 譲渡は、定款の規定により理事会の承諾が要求される場合を除き、自由にできる(現在、当社の定款は、株式の譲渡につ いてこのような制限をしていない。)。ただし、韓国取引所に上場される会社に関する株式は、自由に譲渡できる。 株主及び株主総会 株主の責任は、当該株主の有する株式の引受価額を限度とする。株主は、法律や定款に別段の定めがない場合は、当該株 主の有する株式の数に応じて新株の割当てを受ける権利がある。FSCMAに基づき上場法人が株式を募集又は売出す場合 に、当該法人の従業員持株会に加入した従業員は、募集又は売出す株式の総額で100分の20を超過しない範囲で新株の割 当てを受ける権利がある。但し、従業員持株会員が所有する株式数が、新規に発行される株式と既に発行された株式の総 数の100分の20を超過する場合は、これを適用しない。 株主総会は、法律又は定款に定められた事項を決議する株式会社の最高意思決定機関である。株主総会は、定時総会と 臨時総会から成る。定時総会は、毎年1回招集しなければならず、年2回以上の決算期を定めている会社は、毎期に定時 総会を招集しなければならない。臨時総会は、必要な場合には随時招集することができる。株主総会の招集は、原則とし て理事会がこれを決定する。しかし、発行済株式の総数の100分の3以上に当たる株式を有する株主又は上場会社の場 合、6ヶ月前から継続して上場会社の議決権のある発行済株式総数の1千分の15以上に該当する株式を一定の要件によ り保有した株主は臨時総会の招集を理事会に請求することができ、もしも理事会がこれに応じない時は、裁判所の許可 を得て総会を直接招集することができる。監事又は監査委員会も臨時総会の招集を理事会に請求することができ、もし も理事会がこれに応じない時は、裁判所の許可を得て総会を直接招集することができる。 株主は、直接株主総会に出席して議決権を行使したり、又は代理人にその議決権を行使させることができる。議決権は、 原則として1株につき1票である。しかし、会社が数種の株式を発行する場合、利益の配当に関して優先的内容を有する 優先株式については、定款をもって議決権がないものとすることができ、会社が自己の株式を有する場合、その他一定の 例外的な場合は、議決権がない。 理事、理事会及び監事又は監査委員会 理事は、株主総会で選任し、原則的に3人以上でなければならない。理事会は、会社の業務執行に関する意思決定のため に理事全員で構成される株式会社の必須常設機関である。理事会の決議は、理事過半数の出席と出席理事の過半数によ り可決されなければならないが、定款でこの比率を高めることができる。会社は、理事会の決議により理事の中から会社 2/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 を代表する代表理事を選任しなければならない。しかし、定款を以て株主総会でこれを選任する旨を定めることができ る。なお、理事会は定款に定めるところにより、委員会を設置することができ、一定の事項を除いては理事会の権限を委 員会に委任することができる。 会社の業務監査のために、監事又は監査委員会を置かなければならない。直近の会計年度(通年)の資産総額が2兆 ウォン以上である上場企業は、監査委員会を置かなければならない。監事は株主総会で選任される。監査委員会の構成員 全員は理事でなければならず、又、監査委員会の設置を要求された上場企業の場合、監査委員会の構成員の3分の2以上 は社外理事でなければならない。監事の選任においては、発行済み株式総数の100分の3(議決権のない株式を除く。) 以上を保有する株主は、かかる100分の3を超過した部分の株式の議決権を行使することができない。上場企業の場合、 100分の3以上の議決権付発行済株式を直接に又は実質的に保有する株主、及びかかる株式を実質的に所有する一定の 関係者は、かかる100分の3を超過した分の株式の議決権を行使して、監事又は(社外理事ではない)監査委員会の構成 員を、任命又は解雇することができない。かかる100分の3の基準は、定款で、より低い比率に設定することができる。 (2)【提出会社の定款等に規定する制度】 当社の会社制度は(既に法令により決定かつ規定されていることに加えて)、2011年2月25日付けで最終改正された 当社の定款によっても決定かつ規定されている。 株式 当社の授権株式の総数は、2億株とする。当社が発行する株式の種類は記名式普通株式及び記名式優先株式とし、株式 1株の額面金額は5千ウォンとする。優先株式は議決権がなく、議決権のない優先株式の配当率は額面金額に対して年 9%以上であり、発行の際理事会が定める。 当社が証券市場において関連法令に従い一般公募を行う場合、従業員持株会員に割当てる場合、関連法令に従い預託証 書の形式で新株を発行する場合、関連法令に従い理事会決議に基づき一般公募増資を行う場合、債務を資本に転換する ため既存の債権者に対し新株を発行する場合、当社が経営上の必要により締結した合弁契約、戦略的提携又は技術導入 契約に従い国内外の法人に新株を発行する場合、又は緊急事態において資金調達のため国内外の金融機関に新株を発行 する場合には、株主以外の第三者に新株を割当てることができる。 株主総会 定時株主総会は、毎決算期終了後3ヶ月以内に開催し、株主は、直接株主総会に出席して議決権を行使し、又は代理人に その議決権を行使させることができる。株主総会の決議は、法令又は定款に別段の規定がある場合(後述する。)を除い て、出席した株主の議決権の過半数の賛成票により採択されるが、発行済株式の議決権株式の4分の1以上に相当する 数でなければならない。 定款の変更、事業の全部若しくは主要部分の譲渡、当社の事業全部のリースのため、営業の委託のため若しくは当社の 事業に関する全ての利益及び損失を他者と折半するための契約若しくはそれらに類似する契約の締結、変更若しくは解 除、当社の事業に重大な影響を与える可能性のある一部の事業の他社からの取得、当社の合併若しくは連結、理事会が決 定した当社の資産に重大な影響を与える可能性があり株主総会の承認を必要とする事項、又はその他かかる決議が法令 により定められている事項に関する株主総会の決議は、出席した株主の議決権の3分の2以上の賛成票により採択され るが、発行済株式の議決権株式の3分の1以上に相当する数でなければならない。 当社の事業年度は、毎年1月1日から12月31日までである。毎決算期後に財務書類を理事会及び定時株主総会に提出し て承認を受けなければならず、定時株主総会から承認を得たときには遅滞なく貸借対照表を公告しなければならない。 理事、理事会及び監査委員会 当社は5名の常任理事と8名の社外理事を置き、理事は株主総会で選任される。また、当社は3名以上の理事で構成さ れる監査委員会を置く。監査委員会を構成する委員は社外理事でなければならず、株主総会で選任されなければならな い。監査委員会の委員を株主総会で選任する時、議決権付発行済株式総数の100分の3を超える数の株式を持つ株主は、 その超過分の株式に対して議決権を行使することができない。 理事会は、法令及び規制、又は定款で定めた事項及び当社の業務執行に関する重要な事項を決議する。理事会の決議に より、理事会の議長1名を社外理事の中から選任する。理事会の決議により、1名の最高経営責任者及び数名の代表理事 を社内理事の中から選任する。また、最高経営責任者の推薦によって社内理事の中から理事会の決議により社長、副社 長、専務及び常務理事を選任する。代表理事は、各々が会社を代表する。理事会の決議は、少なくとも理事の過半数が出席 をする正式に招集された会において、出席理事の過半数の賛成投票を以って採択されるものとする。ただし、代表理事候 補の選任に関する決議の投票要件は、かかる投票要件が、理事の3分の2の賛成投票を超えない限り、理事会によって変 更することができる。 理事会は、その傘下に理事候補推薦委員会、評価報酬委員会、財政及び運営委員会、経営委員会、監査委員会及び内部取 3/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 引委員会を設置する。 2【外国為替管理制度】 韓国の外国為替取引令及び大統領令及び関連規定(これらを合わせて以下「外国為替取引法」と総称する。)に基づき当 社が社債などの外貨証券を発行し募集するためには、指定取引外国為替銀行に申告しなければならない。但し、3千万ドル (過去1年以内に発行又は借入された外貨債務の総計)を超えて発行しようとする場合には、指定取引外国為替銀行を経由 して企画財政部長官に申告しなければならない。さらに、当社が外貨証券の元利金その他これに付帯する費用を支払うため には、かかる支払金額はその支払の都度指定取引外国為替銀行に確認されなければならない。かかる確認の目的は、実際の送 金額が当該証券に基づき支払可能な金額に合致するかを確実にすることである。 3【課税上の取扱い】 以下の情報は、現在適用される韓国の税制及び税慣行の完全な概要を述べたものではない。 以下の韓国の租税上の考察事項概要は、次に該当しない投資家に適用される。 ・韓国の居住者 ・登記上の所在地若しくは本社所在地を韓国内に有する企業又は実際の業務を韓国内で行う企業 ・当該所得が帰せられるか、又は当該所得が実質的に関連している、恒久的施設又は固定拠点(以下「恒久的施設」と いう。)を通じて韓国で取引又は事業に携わる者 韓国の非居住者である個人又は外国法人(以下「非居住者」という。)に対する課税は、当該非居住者が韓国に恒久的施設 を有するか否かによって異なる。韓国に恒久的施設を有しない非居住者は、後述の方法によって課税されるが、韓国に恒久的 施設を有する非居住者についての課税には、異なる規則が適用される。 韓国の租税特例制限法(以下「租税特例制限法」という。)上、当社が発行し、非居住者が保有する外貨建て社債の利子及 び手数料に対しては、所得税及び法人税が免除される。韓国の税法上、社債償還時の割増金は一定の実質背景の下では利子所 得とみなされるとの韓国課税当局の公式解釈があった。 所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本と韓国との間の条約(以下「日韓租税条約」とい う。)によると、社債の譲渡所得に対しては譲渡人の居住地国でのみ課税される。当社が発行した外貨建て社債を韓国に恒久 的施設を有しない非居住者が他の非居住者(その韓国内の恒久的施設は除く。)に譲渡することにより生じる譲渡所得につ いては、韓国では課税されない。更に、非居住者が韓国外で行う当社発行の社債の譲渡から得た譲渡所得は現在のところ租税 特例制限法によって課税されない。但し、当該社債の発行は租税特例制限法上、韓国外での発行とみなされる。租税特例制限 法上の免税措置が今後法の改正によって適用されない場合には、上記の利子の支払及び譲渡所得は、韓国で源泉徴収の対象 となり得る。日韓租税条約によれば、当社が日本の居住者に支払う利子及び上記追加額(利子所得として扱われる場合)は、 最高10%の源泉徴収の対象となる。有価証券譲渡差益に対する免税の要件を備えていない場合は、韓国の所得税又は法人税 法によって、売渡金額の11%又は譲渡差益の22%のうちの少ない方の金額に相当する額の譲渡所得税が課される(取得原価 及び直接取引経費の十分な証拠の作成を条件とする)。 韓国の相続税は、相続開始の時に被相続人が韓国内に住所を有し、又は韓国内に相続財産がある時に課される。贈与税は、一 般的に受贈者が贈与を受ける当時韓国内に住所を有し、又は贈与により韓国内にある財産を取得した場合に課される。相続 税及び贈与税は、相続財産や贈与財産の価値が一定額以上であれば課され、その税率は、他の要素がある中でも特に相続財産 や贈与財産の価値によって決定される。 韓国の相続税及び贈与税賦課の決定において、韓国で設立された法人が発行した債券は、その債券が実際に何処に所在し、 又は誰が所有しているかを問わず、韓国内に所在する財産とみなされる。 韓国税法上、租税条約によって免除を受けようとする非居住者売主は、当該売主の居住地国の権限ある税務当局が発給する 居住地証明書を添付した免除申請書を韓国を源泉とする所得の支払者又はその他の指定された源泉徴収義務者を通じて提 出しなければならない。当該申請書は売却代金の最初の支払日から9日目までに該当する税務署に提出される必要がある。 しかし、この規定は、韓国税法上の免除の場合には適用されない。 4【法律意見】 当社の社内弁護士であるIn Kook Jung氏より、本書に記載されている韓国法に関する記述は、全ての重要な点において正 しい旨の法律意見書が関東財務局長宛に提出されている。 4/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第2【企業の概況】 1【主要な経営指標等の推移】 連結財務情報 単位:十億ウォン(下段の括弧内の数値は十億円) 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 売上高(1) 25,842 (1,946) 31,608 (2,380) 41,743 (3,143) 36,855 (2,775) 60,638 (4,566) 売上原価(2) 19,897 (1,498) 24,903 (1,875) 32,562 (2,452) 31,037 (2,337) 51,561 (3,883) 販売費と管理費 1,556 (117) 1,785 (134) 2,006 (151) 1,949 (147) 3,339 (251) 営業利益 4,389 (330) 4,920 (370) 7,174 (540) 3,868 (291) 5,738 (432) 支払利息 183 (14) 240 (18) 345 (26) 532 (40) 657 (49) 99 (7) (19) ((1)) (940) ((71)) 366 (28) (183) ((14)) 寄付金 155 (12) 197 (15) 143 (11) 129 (10) 76 (6) 法人税 922 (69) 1,274 (96) 1,734 (131) 536 (40) 1,113 (84) 法人税引前純利益 4,285 (323) 4,899 (369) 6,096 (459) 3,739 (282) 5,338 (402) 当期純利益 3,353 (252) 3,678 (277) 4,350 (328) 3,242 (244) 4,218 (318) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 7,155 (539) 7,769 (585) 11,188 (842) 11,359 (855) 10,014 (754) 有形固定純資産(5) 14,643 (1,103) 15,582 (1,173) 18,069 (1,361) 21,840 (1,645) 25,699 (1,935) 総資産額(5) 31,149 (2,346) 36,275 (2,732) 46,961 (3,536) 50,312 (3,788) 67,946 (5,116) 2,726 (205) 3,306 (249) 6,896 (519) 8,230 (620) 10,609 (799) 為替決済及び外貨換算純利益 (損失)(3) 資本金 運転資本(4) 長期負債(6)(7)(8)(9) 資本合計(5) 22,402 (1,687) 25,118 (1,891) 28,344 (2,134) 31,664 (2,384) 37,201 (2,801) 基本的及び希薄化後普通株式 42,115 46,854 58,002 41,982 54,279 1株当り利益 (3,171) (3,528) (4,368) (3,161) (4,087) (ウォン(円))(10) 注(1)当社の連結販売子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した貿易会社を含む。)から購入して販売した部分を含む。 (2)当社の連結子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した貿易会社を含む。)から購入した部分を含む。 (3)「為替決済及び外貨換算純利益(損失)」とは、為替決済差益及び外貨換算利益から為替決済差損及び外貨換算損失を差 引いたものである。 (4)「運転資本」とは、流動資産から流動負債を差引いたものである。 (5)韓国法で認められている資産再評価を反映している。 (6)「長期負債」とは、社債、ウォン貨長期貸入金、外貨長期貸入金及び外国借款の合計である。 (7)発行済社債のうちの当期支払分及び割引額を控除後の純額。 (8)当社が締結したスワップ契約の情報については、「第3−7 財政状態及び経営成績の分析−(1)(c)為替変動」及び連結財 務諸表注記16を参照。 5/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (9)金融資産及び外貨建て負債は、貸借対照表日に有効な基準相場にて韓国ウォンに換算され、その結果生じた換算損益及び損 失は、当期業績に計上される。連結財務諸表注記12、13及び24を参照。 (10)計算方法については、連結財務諸表注記27を参照。 個別財務情報 単位:十億ウォン(下段の括弧内の数値は十億円) 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 20,043 (1,509) 22,207 (1,672) 30,642 (2,307) 26,954 (2,030) 32,582 (2,453) 法人税費用引前純利益 4,118 (310) 4,792 (361) 5,830 (439) 3,583 (270) 5,150 (388) 当期純利益 3,207 (241) 3,679 (277) 4,447 (335) 3,172 (239) 4,203 (316) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 482 (36) 87,186,835 87,186,835 87,186,835 87,186,835 87,186,835 資本合計 21,792 (1,641) 24,503 (1,845) 27,784 (2,092) 30,951 (2,331) 35,082 (2,642) 総資産額 26,363 (1,985) 30,493 (2,296) 37,033 (2,789) 39,993 (3,011) 48,190 (3,629) 82.7 80.4 75.0 77.4 72.8 1株当り配当金 (ウォン(円)) 8,000 (602) 10,000 (753) 10,000 (753) 8,000 (602) 10,000 (753) 1株当り純利益 (ウォン(円)) 40,748 (3,068) 48,444 (3,648) 58,905 (4,436) 売上高 資本金 発行済株式数(株) 自己資本比率(%) 41,380 (3,116) 54,558 (4,108) 配当性向(%) 19.37 20.55 17.15 19.40 18.33 従業員数(人) 17,523 17,307 16,707 16,516 16,409 6/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2【沿革】 当社は、国内及び海外市場において鉄鋼の圧延材及び厚板を製造販売するために、商法に基づき、1968年4月1日に韓国政 府により設立された。設立から1988年までは、韓国政府が当社株式の70%以上を所有していたが、同年韓国政府は公募及び韓 国取引所株式市場部での上場を行うことによって当社普通株式の所有を35%まで引下げた。1998年12月、政府は、政府が直接 所有する当社の全ての普通株式を売却し、2000年9月に韓国産業銀行は、韓国産業銀行が所有する当社の株式の売却を完了し た。当社に対する政府の直接持分はなくなり、当社の発行済普通株式は現在個人及び機関投資家により保有されている。「第 5−1 株式等の状況−(4)大株主の状況」参照。 当社は2002年3月に正式名称を浦項綜合製鐵株式會社から株式會社ポスコ(POSCO)へ変更した。 3【事業の内容】 (1)会社の目的 当社は、次の事業を営むことを目的とする。 1.粗鋼及びステンレス鋼製品の生産及び販売 2.港湾荷役、倉庫及び包装 3.専門職業競技団体の運営 4.発電、再生可能エネルギー・プロジェクト、液化天然ガス物流及び探査並びにその他付帯事業 5.不動産賃貸業 6.公共エネルギー・サービス及び配給システム 7.鉱物資源の海上輸送、韓国内外における鉱物資源の加工及び販売 8.教育サービス及びその他付帯サービス 9.非鉄金属の製造及び販売 10.前各号事業に直接的又は間接的に付帯又は関連したその他事業 (2)事業の内容 当社は大韓民国最大の完全一貫体制の製鉄会社であり、年間粗鋼生産量によれば、当社は世界最大の製鉄会社の一つであ る。当社は、2010年には約35.3百万トン及び2009年には約31.7百万トンの粗鋼を生産しており、そのほとんどすべてが浦項 製鉄所と光陽製鉄所で製造された。現在、浦項製鉄所は、粗鋼及びステンレス鋼を年間15.0百万トン生産することができ、 光陽製鉄所は、粗鋼製品を年間20.8百万トン生産することができる。当社は、浦項製鉄所及び光陽製鉄所は世界でも最も技 術的に進歩した一貫製鉄施設のうちの2つを占めていると信じている。当社は、熱延製品、冷延製品、厚板、線材、シリコン 鋼板、ステンレス鋼製品等多様な鉄鋼製品を製造、販売しており、自動車、造船、家電、エンジニアリング及び機械産業を含 む鉄鋼の消費者である製造業の顧客からの幅広いニーズに応えることが可能である。 当社の主な販売先は韓国国内市場である。当社の鉄鋼製品の総販売量に占める国内販売量の割合は、2010年は56.4%であ り2009年は62.6%であった。また当社は、2010年の当社の国内の鉄鋼製品の総販売量は国内市場シェア全体の約41.6%を 占め、2009年は約42.8%を占めたと確信する。当社の鉄鋼製品総販売量のうち海外の顧客に対する輸出販売量及び海外販 売量は、2010年及び2009年にそれぞれ43.6%及び37.4%を占めた。当社の主な輸出市場はアジアであり、2010年中、鉄鋼総 輸出販売量のうち、中国が24.3%、日本が11.0%、その他のアジア地域が26.6%を占め、2009年中、中国が33.8%、日本が 10.9%、その他のアジア地域が21.1%を占めた。 当社は、鉄鋼製造業務を補完する事業も行っており、また、当社の事業を垂直的且つ水平的に多角化するための有望な投 資機会をも注意深く追求している。これは、来るべき韓国鉄鋼市場の成熟化に備えるためでもある。当社が89.53%の持分 を有する当社の連結子会社である㈱POSCO建設は、韓国における代表的な建設会社の一つであり、主に工業プラント及び建 築物の計画、設計及び建設並びに土木工事に従事している。当社が2010年9月に68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した 連結子会社である、大宇インターナショナル・コーポレーション(以下「大宇インターナショナル」という。)は、国際的 な貿易会社であり、主に、鉄鋼及び原料の取引並びにエネルギー及び鉱物資源開発プロジェクトへの投資を世界中で行っ ている。また、大宇インターナショナルは、2010年に韓国において市場シェアで第3位となった教保生命保険㈱の24%の持 分を保有している。POSCOパワー㈱は、当社が85.7%の持分を保有する連結子会社であり、韓国最大の民間電力会社である。 2009年の当社の売上高が36,855十億ウォン及び純利益が3,242十億ウォンであったのに対し、2010年の当社の売上高は 60,638十億ウォン、純利益は4,218十億ウォンであった。2009年12月31日現在の当社の総資産は50,312十億ウォン、資本合 計は31,664十億ウォンであったのに対し、2010年12月31日現在の当社の総資産は67,946十億ウォン、資本合計は37,201十 億ウォンであった。 (3)主要製品 当社は、下記を含む広範囲の鉄鋼製品を製造及び販売している。 1.熱延製品 7/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2.厚板 3.線材 4.冷延製品 5.シリコン鋼板 6.ステンレス鋼製品 (4)製造工程 当社の主要製造施設である浦項製鉄所及び光陽製鉄所は、酸素製鋼法により鉄鋼を製造している。浦項製鉄所のステンレ ス鋼プラントでは電気アーク炉工法によりステンレス鋼が製造されている。連続鋳造は鉄鋼に均質な構造を与えることに より製品の品質を向上させる。浦項製鉄所及び光陽製鉄所は全ての製品を連続鋳造によって製造している。 鉄鋼−酸素製鋼法 まず、高炉で製鋼に使用される原材料である鉄鉱石から溶融銑鉄を製造する。次に、溶融銑鉄は不純物を取り除くために 高圧酸素を吹きつけられることにより転換炉で溶鋼に精製される。内容物の化学物質を調整することにより異なる望まし い鉄の特性が得られることがある。 この時点で、溶鋼は、連続鋳造機でスラブ、ブルーム又はビレット等の半製品にされる。スラブ、ブルーム及びビレットは、 異なる標準のサイズ及び形で製造されることになる。スラブ、ブルーム及びビレットは利益の少ない半製品であり、当社が それを使って更なる加工品を製造するか、又はそれを使って更に加工された鉄鋼を製造しようとする他の製鉄業者に販売 されるものである。 スラブは、熱間仕上圧延機で熱延コイル製品を製造するか、厚板圧延機で厚板を製造するために加工される。熱延コイル は、中間段階の製品であり、顧客に多種類の加工品として販売されるか、又は当社若しくは顧客によって冷延薄板やシリコ ン鉄鋼薄板などの更に高付加価値の製品に加工される。ブルーム及びビレットは、線鋼圧延機で線材に加工される。 ステンレス鋼−電気アーク炉工法 ステンレス鋼は、電気アーク炉を使って、ステンレス鋼スクラップ、クロム、ニッケル及び鉄スクラップから製造される。 次に、ステンレス鋼は、鉄鋼製造に使われるものと同様の方法で更に付加価値の高い製品に加工される。ステンレス鋼スラ ブは、連続鋳造設備で製造される。このスラブは熱間圧延機でステンレス鋼熱コイルに加工され、冷延ステンレス鋼製品を 製造するために冷間圧延機で更に加工されることもある。 (5)事業内容の変更等 該当事項なし。 8/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 4【関係会社の状況】 (1)国内子会社(連結子会社) (2010年12月31日現在) 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) エンジニアリング、建 エンジニアリング、建 設 設 浦項 ㈱POSCO P&S ソウル 545,411 95.31 鉄鋼材販売及び加工 鉄鋼材販売及び加工 POSCO鋼板㈱ 浦項 255,063 56.87 鋼板生産及び販売 鋼板生産及び販売 ㈱POSCOプランテック 浦項 89,001 100.00 製鋼所整備サービス 製鋼所整備サービス 及び設備設置 及び設備設置 ㈱POSCOICT 城南 249,207 72.54 情報通信関連サービ 情報通信関連サービ ス ス ㈱POSCO経営研究所 ソウル 23,888 100.00 調査研究、コンサル 調査研究、コンサル ティング ティング ㈱スングァン 順天 45,634 100.00 体育施設設置、運営 ㈱POSCO A&C建築士事務所 ソウル 46,804 100.00 POSCO特殊鋼㈱ 昌原 740,112 ポステック技術投資㈱ 浦項 35,694 95.00 新技術事業への投資 新技術事業への投資 ㈱エヌトゥービー ソウル 29,298 62.38 電子商取引 電子商取引 60.00 製造及び販売 製造及び販売 51.00 運輸及び倉庫業 運輸及び倉庫業 40.05 建設分譲業 建設分譲業 ㈱POSCOケムテック(旧、ポ 浦項 スレック) 89.53 営業上の関係 ㈱POSCO建設 (1) 2,528,639 主要事業 ポスコターミナル㈱ 光陽 メタポリス㈱ ソウル 107,238 ㈱ポスメイト(2) ソウル 70,199 建築設計、監理サービ 建築設計、監理サービ ス ス 100.00 鉄鋼材製造、販売 234,935 59,992 30.00 体育施設設置、運営 鉄鋼材製造、販売 建物及び施設委託管 建物及び施設委託管 理サービス 理サービス ㈱POSCOエムテック(旧、㈱ 浦項 サムジョンピーエヌエイ) 154,274 48.85 梱包材製造及び販売 梱包材製造及び販売 POSCOパワー㈱ ソウル 841,060 85.71 発電業 発電業 POSTECH電力電気大中小企業 ソウル 相生協力ファンド(2) 25,950 22.11 100.00 ㈱ピーエイチピー 仁川 (20,579) ㈱POSCO TMC (旧㈱ポスコア) 天安 86,705 ㈱ピーエヌアール 浦項 18,917 ㈱メガエセット 天安 8,941 ㈱大宇エンジニアリング 城南 155,731 浦項燃料電池発電㈱ 浦項 3,754 非上場新技術事業へ 非上場新技術事業へ の投資 の投資 賃貸住宅建設及び運 営 モーター、変圧器用コ 67.76 ア製造販売 鉄鋼副産物加工及び 70.00 販売 100.00 不動産賃貸及び販売 92.26 不動産賃貸及び販売 建設及びエンジニア 建設及びエンジニア リングサービス リングサービス 100.00 発電 9/454 賃貸住宅建設及び運 営 モーター、変圧器用コ ア製造販売 鉄鋼副産物加工及び 販売 発電 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 104,529 ㈱POSCOエイエスティー 安山 ㈱デミョンティーエムエス 始興 ㈱ポスハイメタル 光陽 ㈱POSCOイーアンドイー ソウル (21,398) 42,442 17,718 光陽 10,052 ㈱ナインディジット(1) 仁川 7,037 ソンジンジオテック㈱(1) 蔚山 151,740 浦項 浦項 ㈱光陽SPFC (1) ポステック早期企業ファンド (1、2) ポスコファミリー電力ファン ド(1) ㈱大宇インターナショナル(1) ソウル 主要事業 100.00 そ の 他 非 鉄 金 属 圧 延、圧出、鉛産製品製 造 100.00 金属押型製品製造 営業上の関係 その他 非鉄金属圧 延、圧出、鉛産製品製 造 金属押型製品製造 65.00 フェロマンガン生産 フェロマンガン生産 及び販売 及び販売 100.00 発電 発電 100.00 鉄鋼材製造及び販売 86.49 鉄鋼材製造及び販売 製造、卸売、サービス/ 製造、卸売、サービス/ 非鉄金属圧延 非鉄金属圧延 43.11 製造/産業機械 製造/産業機械 10,000 10.00 金融投資 金融投資 28,538 100.00 金融投資 金融投資 1,583,993 67.96 貿易及び資源開発等 貿易及び資源開発等 LED照明製造、設置 ㈱POSCO LED (1) 城南 28,266 80.00 LED照明製造、設置 ㈱POSCO NST (1) 釜山 37,869 100.00 鉄鋼材製造及び販売 鉄鋼材製造及び販売 浦項 14,921 51.00 鉄鋼材製造及び販売 鉄鋼材製造及び販売 ㈱浦項SRDC (1) 注(1)2010事業年度中に連結対象に含まれた。 (2)これらの会社は、その取締役会の構成を考慮すると当社が事実上支配している会社であるとみなされたので、連結対象と なった。 10/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)海外子会社(連結子会社) (2010年12月31日現在) 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 主要事業 営業上の関係 P O S C O A m e r i c a Corporation (POSAM) 米国 121,058 100.00 鉄鋼材貿易 鉄鋼材貿易 POSCO Australia Pty. Ltd. (POSA) オースト ラリア 679,973 100.00 鉄鋼材販売及び鉱山 開発 鉄鋼材販売及び鉱山 開発 POSCO Canada Ltd. (POSCAN) カナダ 328,508 100.00 石炭販売 石炭販売 POSCAN Elkview Coal Ltd. カナダ 64,783 100.00 鉱山開発 鉱山開発 POSCO Asia Co., Ltd. (POA) 中国 33,961 100.00 鉄鉱石中継貿易 鉄鉱石中継貿易 POSCO-CTPC Co., Ltd. 中国 29,518 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 VSC-POSCO Corporation ベトナム 19,019 50.00 鉄鋼材製造及び販売 鉄鋼材製造及び販売 Steel 大連捕金鋼板有限公司 中国 114 85.00 被覆鋼製造及び販売 被覆鋼製造及び販売 POSCO-JKPC Co., Ltd. 日本 16,559 95.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 ベトナム 39,955 60.00 賃貸業 賃貸業 100.00 鉄製建材の加工及び 販売 鉄製建材の加工及び 販売 International Business Center Corporation POSCO E&C Vietnam Co., Ltd. (旧、POS LILAMA E&C Co., Ltd.) ベトナム (19,131) 張家港浦項不繍鋼有限公司 中国 633,550 82.48 ステンレス鋼板生産 ステンレス鋼板生産 POSCO浦項鍍?鋼板有限公司 中国 103,706 95.46 鍍金鋼板生産 鍍金鋼板生産 POSCO (Thailand) Co., Ltd. タイ 44,955 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 Myanmar-POSCO Steel Co., Ltd. ミャン マー 11,311 70.00 亜鉛鍍金鋼板生産、 販売 亜鉛鍍金鋼板生産、 販売 POSCO-JOPC Co., Ltd. 日本 3,722 56.84 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO Investment Co., Ltd. 中国 93,250 100.00 金融業 金融業 POSCO-MKPC SDN BHD マレーシ ア 47,658 70.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 青島浦項不繍鋼有限公司 中国 117,970 100.00 ステンレス鋼板生産 ステンレス鋼板生産 浦項蘇州汽車配件製造有限 公司 中国 70,228 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 11/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 主要事業 営業上の関係 米国 20,481 100.00 バイオテックベン チャー投資 バイオテックベン チャー投資 POSEC-HAWAII Inc. 米国 822 100.00 建築及び販売 建築及び販売 浦鉄(青島)鋼材加工有限公 司 中国 14,819 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POS-ORE Pty. Ltd. オースト ラリア 91,004 100.00 鉄鉱石採掘及び販売 鉄鉱石採掘及び販売 POSCO-China Holding Corp. 中国 247,085 100.00 持株会社 持株会社 POSCO-JAPAN Co., Ltd. 日本 119,096 100.00 鉄鋼材貿易 鉄鋼材貿易 POS-CD Pty. Ltd. オースト ラリア 3,584 100.00 石炭販売 石炭販売 POS-GC Pty. Ltd. オースト ラリア 24,333 100.00 石炭販売 石炭販売 POSCO India Private Ltd. インド 92,684 100.00 石炭販売 石炭販売 POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd. インド 44,215 65.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POS-JNPC Co., Ltd. 日本 14,325 90.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO-Foshan Steel Processing Center Co., Ltd. (POSCO-CFPC) 中国 40,675 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO E&C (Beijing) Co., Ltd. 中国 22,698 100.00 建設及びエンジニア リング 建設及びエンジニア リング POS-MPC S.A. de C. V. メキシコ 18,090 90.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 Zhangjiagang Pohang Port Co., Ltd. 中国 14,403 100.00 原料及び製品荷役、 港湾サービス 原料及び製品荷役、 港湾サービス Qingdao Pos-metal Co., Ltd. (1) 中国 2,073 100.00 物流保管業 物流保管業 POSCO-Vietnam Co., Ltd. ベトナム 133,803 85.00 冷延製品生産及び販 売 冷延製品生産及び販 売 POSCO-Mexico Co., Ltd. メキシコ 94,149 100.00 冷延製品生産及び販 売 冷延製品生産及び販 売 POSS India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd. インド 21,898 76.40 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd. (1) ポーラン ド 14,625 60.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POS-NP Pty. Ltd. オースト ラリア 44,386 100.00 石炭販売 石炭販売 POSCO Vietnam Processing Center Co., Ltd. ベトナム 22,244 86.86 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO Bio Ventures L.P. (1) 12/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 名称 所在地 POSCO (Chongqing) Automotive Processing Center Co., Ltd. Suzhou Pos-Core Technology Co., Ltd. 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 主要事業 営業上の関係 中国 10,880 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 中国 23,918 100.00 部品製造及び販売 部品製造及び販売 POSCO-JYPC Co., Ltd. 日本 2,477 82.37 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO-Malaysia SDN. BHD. マレーシ ア (142) 93.41 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POS-Minerals Corporation 米国 113,105 100.00 鉱山開発及び管理 鉱山開発及び管理 中国 21,918 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 9,560 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 11,502 66.28 物流保管業 物流保管業 63,741 92.97 ステンレス冷延製造 及び販売 ステンレス冷延製造 及び販売 6,175 70.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 80,125 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 14,414 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 15,388 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 18,961 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 7,283 85.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 38,636 90.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO (Wuhu) Automotive Processing Center Co., Ltd. POSCO-Phillippine Manila Processing Center Inc. ( フィリピ ン 2) POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd. (1) メキシコ ベトナム POSCO VST Co., Ltd. P O S C O V i e t n a m H a N o i ベトナム Processing Center Co.,Ltd. (1) POSCO Maharashtra Steel インド Pvt. Ltd. (1) POSCO India Chennai Steel インド Processing Centre Pvt. Ltd. (1) P O S C O T u r k e y N i l u f e r トルコ Processing Center Co., Ltd. (1) POSCO(Liaoning) 中国 Automotive Processing Center Co., Ltd. (1) POSCO-Indonesia Jakarta インドネシ Processing Center, PT ア (1) POSCO China Dalian Plate 中国 Processing Center Co., Ltd. (1) POSCO-NCR Coal Ltd. POSCO WA Pty. Ltd. (1) (1) 米国 (1) Daewoo International Deutschland GmbH ドイツ (1) Daewoo International Japan Corp. オーストラ リア Daewoo International America Corp. カナダ 日本 (1) Daewoo International シンガポー Singapore Pte. Ltd. ル (1) 25,063 100.00 石炭販売 211,272 100.00 36,295 石炭販売 鉄鉱石販売及び鉱山 鉄鉱石販売及び鉱山 開発 開発 100.00 貿易 貿易 9,790 100.00 貿易 貿易 7,035 100.00 貿易 貿易 4,187 100.00 貿易 貿易 13/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 名称 Daewoo Italia S.r.l. 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) イタリア (1) Daewoo Cement (Shandong) 中国 Co., Ltd. (1) Daewoo (China) Co., Ltd. 中国 (1) PT. RISMAR Daewoo Apparel インドネシ (1) ア Daewoo Textile Fergana ウズベキス LLC タン (1) Daewoo Textile Bukhara ウズベキス LLC タン (1) Daewoo International オーストラ Australia Holdings Pty. リア Ltd. 主要事業 営業上の関係 3,712 100.00 貿易 貿易 105,502 100.00 セメント製造 セメント製造 36,506 100.00 持株会社 持株会社 (1,659) 100.00 衣類製造及び販売 衣類製造及び販売 11,177 100.00 紡績及び製織 紡績及び製織 18,496 100.00 紡績及び製織 紡績及び製織 127,274 100.00 資源開発 資源開発 9,466 66.50 製紙 製紙 21,548 100.00 (1) Daewoo Paper 中国 Manufacturing Co., Ltd. (1 ) POSCO Mauritius Ltd. (1) モーリシャ ス P O S C O ( Z h a n g j i a g a n g ) 中国 Stainless Steel Processing Center Co., Ltd. (1) DAEWOO INT'L MEXICO S.A. メキシコ de C.V. (1) Xenesys Inc. (1) 日本 鉄鉱石販売及び鉱山 鉄鉱石販売及び鉱山 開発 開発 11,730 100.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 3,979 100.00 貿易 貿易 15,680 50.93 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 注(1)2010事業年度中に連結対象に含まれた。 (2)これらの会社は、その取締役会の構成を考慮すると当社が事実上支配している会社であるとみなされたので、連結対象と なった。 14/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)持分法適用対象会社 (2010年12月31日現在) 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 主要事業 営業上の関係 (国内) ㈱マイダスアイティー ソウル 9,654 25.46 エンジニアリング エンジニアリング 松島新都市開発(有) ソウル (39,759) 29.90 不動産賃貸業 不動産賃貸 ゲイルインターナショナル コリア(有) ソウル 11,540 29.90 不動産賃貸業 不動産賃貸業 ㈱エスエヌエヌシー(1) 光陽 168,208 49.00 原料生産及び販売 原料生産及び販売 忠州企業都市 忠州 10,515 25.10 建設/分譲 建設/分譲 ㈱泰岐山風力発電(1) 横城 7,244 50.00 風力発電所建設及び 運営 風力発電所建設及び 運営 ㈱韓国ソーラーパーク(1) 霊厳 938 37.50 太陽光発電事業 太陽光発電事業 青羅国際業務タウン㈱(2,3) 仁川 35,437 18.58 複合団地開発 複合団地開発 加露林潮力発電㈱(1) 忠南瑞山 10,881 32.13 発電 発電 ㈱ピーエスアイビー(1) ソウル 49.00 非住居用建物賃貸業 非住居用建物賃貸業 ユニバーサルスタジオ リゾート開発㈱ ソウル 4,124 21.87 不動産業 不動産業 教保生命保険㈱(4) ソウル 1,092,853 24.00 生命保険 生命保険 ドンバン金属工業㈱(1) 浦項 6,011 35.82 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 142,615 50.00 設備リース 設備リース (6,089) (海外) KOBRASCO(1) ブラジル USS-POSCO Industries (UPI)(1,3) 米国 38,789 50.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCHROME (Proprietary) Limited (1) 南アフリ カ共和国 34,459 50.00 原料生産 原料生産 POS−Hyundai Steel Manufacturing India Private Limited インド 4,558 29.50 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSVINA Co., Ltd.(1) ベトナム 3,904 50.00 鉄鋼材加工 鉄鋼材加工 PT POSMI STEEL INDONESIA (POSMI)(1) インドネ シア 6,466 37.87 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 CAML Resources Pty Ltd. (1) オースト ラリア 48,437 33.40 原料生産及び販売 原料生産及び販売 Nickel Mining Company SAS(1) ニューカ レドニア 210,914 49.00 原料生産及び販売 原料生産及び販売 Liaoning Rongyuan Posco Refractories Co., Ltd. 中国 2,386 35.00 耐火物製造及び販売 耐火物製造及び販売 中国 2,037 20.00 鉄鋼材加工 鉄鋼材加工 (1) POSCO‒SK Steel (Pinghu) Processing Center Co., Ltd. 15/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 名称 所在地 議決権株式の 資本 所有割合 (百万ウォン) (%) 主要事業 営業上の関係 Ah Khanh New City Development(1) ベトナム 2,109 50.00 建設/分譲 建設/分譲 Henan Tsingpu Ferro Alloy Co., Ltd.(1) 中国 4,999 49.00 原料生産及び販売 原料生産及び販売 米国 18,031 35.00 鋼管製造及び販売 鋼管製造及び販売 Zhongyue POSCO (Qinhuangdau) Tinplate Industrial Co., Ltd.(1) 中国 19,963 34.00 特殊鋼板製造 特殊鋼板製造 BX Steel POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. 中国 81,891 25.00 鉄鋼製造 鉄鋼製造 POSS-SLPC S.r.o.(1) スロバキ ア 3,233 30.00 鉄鋼材加工 鉄鋼材加工 Eureka Moly LLC. 米国 25,048 20.00 原料加工 原料加工 POSCO SAMSUNG Suzhou Steel Processing Center Co., Ltd. (1) 中国 1,835 30.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POSCO SeAH Steel Wire (Nantong)Co.,Ltd. 中国 4,491 25.00 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 POS-GSFC LLC (旧、POS-JK LLC.) (1) UAE 4,480 44.40 鉄鋼材加工及び販売 鉄鋼材加工及び販売 NCR LLC カナダ 2,831 20.00 石炭販売 石炭販売 (9,752) 49.00 鉄鉱石販売及び鉱山 開発 鉄鉱石販売及び鉱山 開発 United Spiral Pipe, LLC (1) AMCI(WA) Pty. Ltd. (1) オースト ラリア Shanghai Lansheng Daewoo Corporation (1) 中国 8,625 49.00 貿易 貿易 Shanghai Waigaogiao Free Trade Zone Lansheng Daewoo Int'l Trading Co., Ltd. (1) 中国 816 49.00 貿易 貿易 パプア ニューギ ニア 10,765 49.00 電力生産及び販売 電力生産及び販売 Myanmar Korea Timber International Ltd. (1,4) ミャン マー (947) 45.00 合板製造 合板製造 General Medicines Company Ltd. (1) スーダン 3,913 33.00 製薬及び販売 製薬及び販売 KOREA LNG Ltd. 韓国 2,753 20.00 ガス生産及び販売 ガス生産及び販売 54,850 4.00 資源開発 資源開発 Hanjung Power Pty. Ltd. (1) (4) DMSA, AMSA(2,4,5) マダガス カル 注(1)当社はこれら企業に対して30%超の持分を有しているが、これら企業の大株主ではない。従ってこれら企業は連結から除 外された。 (2)当社は、この企業に対して20%未満の持分しか所有していないが、議決権の40%を代表する大株主からの委任によって当 社が影響力を有するため、この企業には持分法が適用されている。 (3)該当法人は外国人出資者等とのオプション契約により当社の適用持分率が18.58%に増加し、被投資会社の最大株主から 議決権40%を委任され重大な影響力があると判断されるため、持分法を適用した。 (4)該当法人は当期に㈱大宇インターナショナルが連結対象会社に組入れられたことにより持分法株式に組入れられた。 16/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)該当法人は持分率は20%未満であるが、主要意思決定に重大な影響力を行使できる共同支配対象企業の株式であるため、 持分法を適用した。 (4)子会社及び国際的ジョイントベンチャー 鉄鋼生産 当社の戦略イニシアティブを効果的に実行し、世界の鉄鋼産業におけるその主導的な地位を強化するために、当社は世 界中において様々な子会社及び国際的なジョイント・ベンチャーを設立している。 当社は1997年2月に韓国国内の完全所有子会社としてポスコ特殊鋼株式会社(以下「ポスコ特殊鋼」という。)を設立 した。ポスコ特殊鋼は、自動車、機械、原子力発電所、造船、航空機及び電子機器産業用の高品質な鋼板製品を生産してい る。ポスコ特殊鋼が運営する製造施設は、年間合計840千トンの線材、丸鋼、鋼管及び半完成品の生産能力を持つ。ポスコ特 殊鋼は2010年にかかる製品を728千トン生産した。 付加価値製品の販売拡大のために、当社は、1999年3月に被覆鋼製造会社とカラー鋼板製造会社を合併してPOSCO Coated and Color Sheet Co., Ltd.を設立した。POSCO Coated and Color Sheetは、建設、自動車部品及び家電産業で幅 広く利用される亜鉛めっき及びアルミめっき鋼板を年間600千トンを製造している。また、POSCO Coated and Color Sheetは主に内装材及び外装材並びに家電に利用されるカラー鋼板の年間350千トンの生産能力を有している。 当社は、ステンレス冷延鋼板製品の製造及び販売を行う中国の合弁会社である、張家港浦項不銹鋼有限公司を設立する 契約をSagang Group Co.と締結した。当社は合弁会社の82.5%(POSCO China Holding Corporationが保有する23.9%の 持分を含む。)の持分を所有している。同工場はステンレス冷延鋼板製品鋼の生産を1998年12月に開始した。合弁会社は また2006年7月に新たな製鉄所の建設を完了し、ステンレス熱延製品の年間生産能力を約800千トン増強した。張家港浦 項不銹鋼有限公司は、2010年に831千トンのステンレス鋼版製品を生産した。 当社は、中国においてステンレス冷延製品を製造、販売するために完全所有子会社である、青島浦項不繍鋼有限公司を設 立した。不繍鋼有限公司が運営する製鉄所の建設は2003年4月に始まり、2004年12月に操業を開始した。同製鉄所は、年間 180千トンのステンレス冷延製品の生産能力を持つ。青島浦項不繍鋼有限公司は、2010年にかかる製品を188千トン生産し た。 2003年8月、当社は中国のBenxi Iron and Steel Group及びBenxi Steel POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd.を設立 し、年間生産能力1.9百万トンの冷延製鉄所を建設する合弁契約を締結した。同社の冷延製鉄所は2006年3月に操業を開 始し、2010年に同社は1.7百万トンの製品を生産した。当社は現在、この合弁会社の25%の持分を所有している。 2003年11月、当社の中国への投資のために、当社は完全所有子会社であるPOSCO China Holding Corporationを設立し た。POSCO China Holding Corporationはまた、当社の中国投資プロジェクト及び関連会社に対して、中国でのマーケティ ングの支援を行い、顧客及びサプライヤーとの事業関係を強化する。 上記の投資に加えて、当社はさらなる海外での将来性のある投資機会を慎重に追求している。2005年6月、インド、オ リッサ州政府と一貫製鉄所の建設及びオリッサ州の鉄鉱石鉱山の開発に関する覚書を締結した。厚板並びに熱延製品の 年間生産能力を12百万トンまで増強するための建設及び鉱山開発の初期費用合計を約3.7十億ドル、追加費用を8.3十億 ドルと見積もっている。2008年に当社は2,959エーカーの森林地の第一段階の認可をインド最高裁判所から取得し、製鉄 所及び港湾設備の建設に要する約500エーカーの用地を取得した。当社は建設用地取得の過程で、当社のプロジェクトに よって影響を受けた地元住民のために復旧及び再定住策(60軒の一時滞在住宅建設を含む)を提供している。2011年5 月2日、当社はインド環境省から最終的な認可を得た。当社は現在、約4,000エーカーの建設用地を取得中である。また当 社は、オリッサ州の鉄鉱石鉱山の採掘権に関し、インド最高裁判所の判決を待っている。 当社は、冷延鋼板製品の製造及び販売のためのベトナムのジョイント・ベンチャー会社であるPOSCO Vietnam Co., Ltd.を設立する契約を新日本製鐵と締結した。当社は、同ジョイント・ベンチャーの85%の持分を保有している。当社は 2009年9月に、1.2百万トンの冷延製品の年間生産能力を持つ製鉄所の建設を完了し、商業生産を開始した。POSCO Vietnam Co., Ltd.は、2010年に966千トンの冷延製品を生産した。 当社は、2009年8月に、メキシコにおいて、0.4百万トンの冷延製品の年間生産能力を持つ製鉄所の建設を完了し、メキシ コ、アメリカ南東部及び南アメリカの自動車製造業者に供給するための商業生産を開始した。 米国では、米国石油協会(API)規格の鋼管(API鋼管)及び非API鋼管の製造を目的としてUnited Spiral Pipe LLCを設 立するために、当社はUS Steel and SeAHとの間で2007年3月にジョイント・ベンチャー契約を締結した。当社は同ジョ イント・ベンチャーの35%の持分を保有している。US Steelと当社は、鋼管の製造に必要な熱延鋼板の50%をそれぞれ供 給する。近年におけるAPI鋼管の需要の低迷を受け、現在、United Spiral Pipe LLCは、一般建設目的の杭として使用され る非API鋼管を製造している。United Spiral Pipe LLCは、かかる製品の商業製造を2010年5月に開始し、2010年に18千ト ンを製造した。 ステンレス熱延鋼板製品の代替的な販売先と東南アジアのステンレス鋼市場に進出するための輸出基盤を確保するた 17/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 め、2007年に当社は、タイの主要なステンレス鋼製造業者であるThainox Stainless Public Company Limitedにおける 15%の持分を取得した。 さらに、当社は、顧客のニーズに応えて平鋼製品を小さいサイズに切断するなどの加工及び物流サービスの提供のため に世界中において供給網管理センターを設立している。2010年において、当社の48の供給網管理センターは合計3.5百万 トンの鉄鋼製品の販売量を記録した。 鉄鋼貿易 当社の貿易業務は、POSCOが入手する及びPOSCOに供給される、並びに韓国及び海外の他の供給者及び購入者との間の幅 広い鉄鋼製品の輸出及び輸入から成る。その世界市場における地位を強化するために、当社は海外の子会社、支社及び駐 在員事務所から成る世界的な取引ネットワークを通じて貿易業務の調整・管理を行っている。これらの子会社及び事務 所は、当社や顧客のために適切な地元の供給者及び購入者を探し出し、事業の機会を見出し、その地域の市場状態に関す る情報を提供することで当社の貿易業務を支援する。鉄鋼貿易に携わっている当社の連結子会社には、主に国内市場に重 点を置くPOSCO Steel Service & Sales Co., Ltd.、並びに香港に所在するPOSCO Asia Company Limited、日本の東京に 所在するPOSCO Japan Co., Ltd.及び米国ニュージャージー州に所在するPOSCO America Corporationがある。 2010年9月20日、当社は大宇インターナショナルにおける68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナ ショナルは、国際的な貿易会社であり、主に鉄鋼及び原材料の取引並びにエネルギー及び鉱物資源開発プロジェクトへの 投資に従事している。同社はさらに、繊維製品の製造及び販売に従事し、韓国においてデパート経営を行い、並びに2010年 に市場シェアが韓国第3位となった教保生命保険㈱の24%の持分保有もしている。大宇インターナショナルは、大宇コー ポレーションの債務整理の一環として国際貿易事業及び建設事業が3社に分かれて独立した際、2000年12月に設立され た。 大宇インターナショナルの貿易活動は、鉄鋼、化学製品、天然資源及びエネルギー、自動車部品、機械及び工場設備、電気 製品、鉄鋼生産用原材料、非鉄金属、農産物、家畜、繊維製品などの幅広い種類の製品及び商品の輸出入からなる。また、大 宇インターナショナルは、韓国からの輸出又は韓国への輸入を行わない三国間貿易にも従事している。過去3年間におい て、大宇インターナショナルの連結ベースの売上高に対し、輸出売上高の占める割合は50%超、三国間貿易の売上高の占 める割合は約40%、輸入売上高の占める割合は10%未満であった。大宇インターナショナルの輸出売上高のうち、当社製 品を含む鉄鋼製品の輸出の割合は50%を超えている。 エンジニアリング及び建設 ㈱POSCO建設は、主に産業工場、建築物及び土木建築プロジェクトの計画、設計及び建設に携わっている韓国における主 要なエンジニアリング及び建設会社の一つである。㈱POSCO建設は、とりわけ、以下のことを通じ、韓国における主要なエ ンジニアリング及び建設会社の一つとしてその地位を確立している。 ・ 強固でかつ安定した顧客基盤 ・ 高度な一貫製鉄所の建設を通じて得られる最先端の技術的専門知識並びに浦項製鉄所及び光陽製鉄所における多数 の近代化及び合理化計画への関与 その技術上のノウハウと韓国において主要な工業複合体のいくつかを設立した実績をてこに、㈱POSCO建設は、その業務 を高級共同住宅の建設にも多様化させ、幅広い建築物及び土木建築プロジェクトへの関与、さらに都市開発計画プロジェ クトの実施や海外業務への進出に力を注いでいる。画期的な都市開発計画プロジェクトの一つに、仁川の松島新都市の 5.7百万平方メートルの開発があり、㈱POSCO建設は米国に本拠地を置く高い評価を得ている不動産開発業者であるゲイ ル・インターナショナルと共同開発を進めている。 ㈱POSCO建設は、POSCOグループ傘下の会社のために、LNG及び石炭を動力とする火力発電所の設計及び建設を主に専門と して様々な発電所を建設してきたことから、エネルギー分野における十分な経験も有している。近年、㈱POSCO建設は、韓 国仁川でのLNG発電所及びチリのベンタナスでの石炭火力発電所など、様々な発電所の受注を獲得してきた。㈱POSCO建設 は、エネルギー産業からの需要の増加に応え、大きな成長可能性を有し且つそれにより同社のノウハウ及び収益性を高め ると思われる発電所建設に対し、引続き的を絞る計画である。近年、㈱POSCO建設は、専門技術をさらに深めるため、各分野 において主導的技術を持つ企業数社の買収を行っており、2008年には㈱大宇エンジニアリングの88.7%持分を、2010年に はソンジンジオテック㈱の43.1%持分を取得した。㈱大宇エンジニアリングは、化学、石油化学、産業工場及び土木工事分 野の専門技術を有する、韓国の主要なエンジニアリング会社である。ソンジンジオテック㈱は、石油化学及びエネルギー 産業において使用される特殊装置に関する韓国の主要な製造会社である。 エネルギー 当社は、天然ガス及びその他の発電形態を含む様々なエネルギー関連分野において数十年にわたる経験とノウハウを積 み重ねてきた。多角化に向けての取組みの一貫として、当社は、発電、再生可能エネルギー、LNG物流及び天然資源探査にお ける事業機会を見出すよう模索している。 18/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2006年に当社は1,800メガワットの総発電能力を有するLNG複合サイクル発電施設を運営する韓国最大の民間電力会社 を買収し、POSCOパワー㈱に名称変更した。POSCOパワー㈱は、2011年6月に商業運転を開始した1,200メガワットの発電能 力を有する発電所を増設したことにより、同社の発電能力を拡大した。またPOSCOパワー㈱は、2010年12月に、当社の光陽 製鉄所から出る副生ガスを利用する284メガワットの複合サイクル発電施設の建設を完了した。当社は、POSCOパワー㈱の 総発電能力が2011年末までに約3,300メガワットに到達することを期待している。 石油依存度を下げる取り組みとして、当社は、2005年に、韓国民間企業として初めてのLNGを輸入する企業となり、鉄鋼生 産設備でのエネルギー発生には天然ガスを使用している。当社は、光陽において合計365,000立方メートルの貯蔵容量を を備えたLNG受入基地を運営している。 クリーンエネルギーに関する需要の増加及び規制要件の強化を受け、POSCOパワー㈱は、2007年2月に、溶融炭酸塩型燃料 電池分野における国際的な主要企業であるFuelCell Energy社との戦略的提携合意に調印した。この合意に従い、POSCOパ ワー㈱は固定化した燃料電池市場での事業拡大の機会を模索している。2011年、POSCOパワー㈱は、FuelCell Energy社と 協議の上、燃料電池エネルギーに対する国内需要の高まりに応えるための同社の生産能力の拡大を目的として、34メガ ワットの年間生産能力を有する燃料電池スタック生産工場の建設を完了した。 また、当社は、石油及び天然ガスの探査及び生産の事業機会を積極的に求めている。2007年に、当社は、ウズベキスタンに おけるアラル海探査プロジェクトに参加し、韓国石油公社から9.8%の権益を買取った。さらに、2008年に、当社はウズベ キスタンにおけるナマンガン・チュスト鉱区石油及びガス探査プロジェクトの12.5%の権益を取得した。また、2010年9 月20日に、当社は、大宇インターナショナルの68.15%の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショナルは、世 界中で鉄鋼及び材料の貿易並びにエネルギー及び鉱物開発プロジェクトへの投資を行うグローバルな貿易会社である。 とりわけ、大宇インターナショナルは、2002年11月に、韓国ガス公社、ONGC Videsh Ltd.及びThe Gas Authority of India Ltd.(インドガス公社)と共にコンソーシアムを形成し、ミャンマーのA-1ガス鉱区におけるガス採掘、開発及び生産プ ロジェクトの入札に成功した。同コンソーシアムは、2005年10月にミャンマーA-1ガス鉱区に隣接するミャンマーA-3ガス 鉱区における、ガス採掘、開発及び生産プロジェクトの入札に成功した。2008年12月、同コンソーシアムは、China National United Oil Corporation(中国連合石油有限責任公司)との間で、A-1及びA-3ガス鉱区より産出したガスを生 産開始から30年間にわたり販売する契約を締結した。2010年8月、ミャンマー国営の石油・ガス会社であるMyanmar Oil & Gas Enterpriseは、各プロジェクトの15%の持分を取得した。2010年12月31日現在、大宇インターナショナルは、A-1ガス 鉱区プロジェクトに対し約273百万ドル及びA-3ガス鉱区プロジェクトに対し約191百万ドルを投資しており、各プロジェ クトにつき51%の持分を保有している。これらのガス鉱区におけるガスの生産は2013年の開始が見込まれる。 かかるエネルギー及び鉱物開発プロジェクトは、伝統的な貿易事業と比較してより高いリスクを伴うものであるが、よ り高い潜在的利益を提供するものである。大宇インターナショナルは、海外での有望なエネルギー開発プロジェクトを慎 重に探し出すことにより、引き続き業務を拡大する意向である。大宇インターナショナルは、資源開発活動の促進及び投 資家が利用可能な鉱床の開発に失敗した場合の投資金額の一部の補助を行う政府機関であるKorea National Oil Corporation及びKorea Resources Corporationからの補助金により、かかる投資に関連するリスクを軽減している。当該 資源開発活動が成功した場合、これらの機関に対し経過利息と共に補助金を返還しなければならない。 その他 当社は、浦項製鉄所及び光陽製鉄所の運営を支援するために特別な業務を扱ういくつかの子会社を取得又は設立した。 1986年に取得した㈱POSCONは、当社及び当社の子会社に対するインダストリアル・エンジニアリング・サービス及び オートメーション技術を利用した製造サービスを提供する。POSDATA㈱は、1989年に設立され、情報技術コンサルティン グ、システム・ネットワーク統合、アウトソーシング・サービスを提供する。2010年1月に、POSCATA㈱は㈱POSCONと合併 し、社名をPOSCO ICT㈱へと変更した。 ㈱POSCOプランテックは、浦鉄産機㈱及び浦鉄技研㈱の合併により2010年1月に設立され、プラント建設及び運営に関する エンジニアリングサービスを提供している。㈱POSCOケムテックは、以前の㈱ポスレックであり、主に耐火物の製造及び広 範な化学製品などの加工品の製造を専門に行っている。 19/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 5【従業員の状況】 (1)従業員数 2010年12月31日現在、当社は17,148人の子会社従業員を含む33,557人の従業員を有しており、その大部分が韓国国内で雇 用されている。全従業員のうち約80%は技術者又は技能労働者であり、約20%が管理部門に属する。当社は、保守管理、清掃 及び輸送活動に下請業者を使用している。2009年12月31日現在、当社は13,295人の子会社従業員を含む29,811人の従業員 を、また、2008年12月31日現在、当社は13,023人の子会社従業員を含む29,730人の従業員を有していた。当社は、営業効率を 改善し、労働生産性を高めるために、将来、自然減少によって従業員数を削減することを計画している。しかしながら、当社 は成長産業にある子会社従業員の数は今後増加することを見込んでいる。 (2)従業員の賃金、賞与、退職給与制度及び保険給付金等 当社の従業員の賃金は韓国の製造業において最も高い水準に入る。基本月給に加え、従業員は定期的に賞与及び手当の支 給を受ける。基本給は、毎年、経営側と現在は当社の労働組合の枠外で選任される従業員代表者との折衝に従い決定され る。 韓国国民年金法に従い、当社は従業員の標準月給の4.5%に相当する金額を、また各従業員は標準月給の4.5%を、各従業員 の個人年金口座に拠出している。執行役員及び執行役員以外の従業員を含む当社の従業員は年金保険制度の対象であり、 当社は当該制度に基づき従業員の年金口座に毎月拠出しており、従業員は退職後に各自の年金口座から支払を受ける。 2010年以前は、当社の執行役員及び執行役員以外の従業員は退職金一時払い制度の対象であり、当該制度に従い退職時の 勤続期間及び給与水準に基づき、退職後に退職金を一括払いで受取る権利を有していた。2011年より、韓国労働者退職給付 保障法(Korean Employee Retirement Income Security Act)に従い、当社はかかる退職金一時払い制度に代えて、現在 の年金保険制度を確定給付プラン及び確定拠出プランの両形式で導入し、2010年12月31日現在の未払金額は981十億ウォ ンである。当社の従業員は、確定給付プランか確定拠出プランのどちらかを選択することができる。当社が現在の年金保険 制度を採用する以前に発生した一時払い退職金は、引続き支払われる。また、当社は、住宅供給、住宅ローン、会社提供によ る病院及び学校、会社提供の年金プログラム、従業員福利基金、労災保険及び文化・運動施設を含む多種多様の福利厚生を 提供している。 (3)労働組合の状況 当社は従業員と良好な関係にあると考えている。現在まで、作業停止やストライキが発生したことはない。 1988年6月に当社従業員は労働組合を結成した。組合員数は、1991年初頭の19,026人をピークにして、その後は次第に減 少していった。2010年12月31日現在、当社の労働組合に加入している従業員はわずかに13人である。 20/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第3【事業の状況】 1【業績等の概要】 「−7 財政状態及び経営成績の分析−(3)業績の分析」を参照。 2【生産、受注及び販売の状況】 (1)生産能力 「−7 財政状態及び経営成績の分析−(1)概要−(b)費用及び生産効率性」を参照。 (2)生産実績(単体) ① 生産実績 (単位: 千トン) 製品目/製鉄所名 2010年 2009年 2008年 浦項製鉄所 14,232 14,344 14,936 光陽製鉄所 19,484 15,186 18,200 33,716 29,530 33,136 浦項製鉄所 3,182 3,107 3,331 光陽製鉄所 5,096 4,968 5,236 浦項製鉄所 4,133 4,486 4,738 光陽製鉄所 506 0 O 線材 浦項製鉄所 2,031 1,950 2,027 PO 光陽製鉄所 2,450 1,664 2,406 浦項製鉄所 1,633 1,586 1,739 光陽製鉄所 4,565 3,947 4,487 浦項製鉄所 473 357 304 光陽製鉄所 3,839 2,787 4,022 電炉鋼 浦項製鉄所 1,011 849 940 ステンレス鋼 浦項製鉄所 1,722 1,348 1,347 浦項製鉄所 372 360 521 光陽製鉄所 1,116 834 739 32,129 28,243 31,837 浦項製鉄所 14,557 14,043 14,947 光陽製鉄所 17,572 14,200 16,890 粗鋼 合 計 熱延製品 厚板 冷延製品 被覆鋼 その他 製品合計 21/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 2010年の粗鋼生産に関する工場稼働率 (単位:千トン) 生産能力 生産実績 工場稼働率 浦項製鉄所 15,000 14,232 94.9% 光陽製鉄所 20,800 19,484 100.4% 35,800 33,716 98.0% 合計 工場稼働率=生産実績/生産能力 (3)販売の状況 以下の表は、表示期間内における当社の主要鉄鋼製品の売上高及び販売量の内訳を示すものである。 12月31日終了年度 2006年 鉄鋼製品 十億ウォン 熱延製品 厚板 2007年 % 十億ウォン 2008年 % 十億ウォン 2009年 % % 十億ウォン % 19.4 5,907 18.8 7,325 17.2 4,710 13.2 4,336 13.8 4,507 10.6 4,650 20.8 4,495 16.1 6,950 2,380 10.7 2,847 10.2 十億ウォン 2010年 線材 1,243 5.6 1,458 5.2 2,236 6.2 2,078 6.6 2,164 5.1 冷延製品 6,765 30.3 8,672 31.1 11,751 32.8 10,151 32.3 12,687 29.9 681 3.0 1,105 4.0 1,613 4.5 1,522 4.8 1,816 4.3 5,751 25.8 8,268 29.7 7,271 20.3 6,160 19.6 7,253 17.1 859 3.8 1,003 3.7 1,305 3.6 1,313 4.2 6,750 15.9 22,329 100.0 27,848 100.0 100.0 31,467 100.0 42,502 100.0 シリコン鋼板 ステンレス 鋼製品 その他 合計 35,836 12月31日終了年度 2006年 鉄鋼製品 千トン 2007年 % 千トン 2008年 % 千トン 2009年 % 千トン 2010年 % 千トン % 熱延製品 9,604 31.0 8,221 25.6 8,684 25.9 8,009 25.8 8,541 22.1 厚板 3,615 11.7 3,926 12.2 4,853 14.5 4,555 14.7 4,610 11.9 線材 2,153 6.9 2,222 6.9 2,524 7.5 2,414 7.8 2,376 6.1 10,864 35.1 12,146 37.8 12,736 38.0 11,249 36.2 13,575 35.1 686 2.2 934 2.9 1,049 3.1 915 2.9 1,099 2.8 ステンレス 鋼製品 2,260 7.3 2,694 8.4 2,060 6.1 2,280 7.3 2,592 6.7 その他 1,802 5.8 1,967 6.2 1,616 4.8 1,632 5.3 5,860 15.2 合計 30,984 100.0 32,110 100.0 33,522 100.0 31,054 100.0 38,653 100.0 冷延製品 シリコン鋼板 上記の表における売上高及び販売量は、鉄鋼関連の会社である当社連結会社の鉄鋼製品の販売を示している。但し、これら 連結会社の非鉄鋼製品の販売は含まない。また、上記の表は当社の連結子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した商社を 含む。)から購入して販売した鉄鋼製品を含む。第三者から購入した鉄鋼製品の販売は、2006年が約0.8百万トンで470十億 ウォン、2007年が約1.0百万トンで623十億ウォン、2008年が約0.9百万トンで799十億ウォン、2009年が約0.5百万トンで396十 億ウォン、2010年が約1.2百万トンで931十億ウォンである。 熱延製品 熱延コイル及び鋼板は、多くの異なる工業製品に応用される。それらは、建物の建設、工業用パイプ及びタンク、並びに自 動車用シャーシに用いられる構造用鋼の製造に用いられる。熱延コイルは、また、冷延製品及びシリコン鋼板等の、より付 22/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 加価値の高い製品の材料として、幅広いレンジの幅及び厚みで製造される。 2010年の当社の熱延製品の出荷は8.5百万トンであり、鉄鋼総販売量の22.1%を占める。2010年の当社の韓国市場での熱 延製品の販売量は6.0百万トンであり当社熱延製品販売量の69.7%を占め、国内市場における市場シェアは約40%であっ た。当社の熱延製品の最大顧客は、それをパイプ製造及び冷延製品の製造に用いる韓国内の川下鉄鋼メーカーである。 熱延製品は、販売量及び収益に関し当社で2番目に大きな製品分野である。2010年の当社の熱延製品の販売量は、韓国に おける川下鉄鋼メーカーからの需要の増加により、2009年に比べ6.6%増加した。 厚板 厚板は、造船、構造用鉄鋼、海上石油・ガス生産、発電、採鉱、土木・運搬機械、ボイラー及び圧力容器、並びにその他の工業 用機械に用いられる。 2010年の当社の厚板の出荷は4.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の11.9%を占める。2010年の当社の韓国市場での厚 板の販売量は3.7百万トンであり、当社の厚板販売量の80.5%を占め、国内市場における市場シェアは約35%であった。厚 板を化学タンカー、艤装、撤積船及びコンテナ船に用いる韓国造船並びに建設産業が、当社厚板の最大顧客である。 2010年当社の厚板の販売量は、2009年に比べ1.2%増加した。世界的な景気低迷により船舶のための新たな発注が減少し たが、2010年の造船産業からの需要は、かかる産業の造船注文の未処理分により、比較的安定している。 線材 線材は、主にワイヤー、留め具、釘、ボルト、ナット及び溶接棒の製造業者により用いられる。また、線材は自動車産業にお いて、コイルスプリング、テンションバー(引張り金具)及びタイヤコードの製造にも用いられる。 2010年の当社の線材の出荷は2.4百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の6.1%を占める。2010年の当社の韓国市場での線材 の販売量は1.6百万トンであり、当社の線材販売量の69.2%を占め、国内市場における市場シェアは約60%であった。当社 線材の最大顧客は、ワイヤーロープ及び留め具の製造業者である。 2010年の当社の線材販売量は、2009年に比べ1.6%減少した。 冷延製品 冷延コイル及びその他の精錬亜鉛めっき冷延製品は、主として自動車産業において自動車の車体パネルの製造に用いら れる。その他に、家庭用品、電気製品、エンジニアリング及び金属製品工業でも用いられている。 2010年の当社の冷延製品の出荷は13.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の35.1%を占める。2010年の当社の韓国市場で の冷延製品の販売量は6.7百万トンであり、当社の冷延製品販売量の49.5%を占め、国内市場における市場シェアは約55% であった。 冷延製品は、販売量及び収益に関し当社最大の製品分野である。2010年には、当社の冷延製品の販売量は、主に自動車産業 の需要の増加(2010年に回復を示した。)により、2009年の販売量と比べ20.7%増加した。 シリコン鋼板 シリコン鋼板は、主として電力変圧器、発電機及び回転機の製造に用いられる。 2010年の当社のシリコン鋼板の出荷は1.1百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の2.8%を占める。2010年の当社の韓国市場 でのシリコン鋼板の販売量は547千トンであり、当社のシリコン鋼板販売量の49.8%を占め、国内市場における市場シェア は約95%であった。 2010年の当社のシリコン鋼板販売量は、電力変圧器及び発電機の製造会社からの需要の増加により2009年と比較して 20.1%増加した。 ステンレス鋼製品 ステンレス鋼製品は、家庭用品製造に使用され、また化学産業、製紙工場、航空産業、自動車産業、建設産業及び食品加工産 業により用いられる。 2010年の当社のステンレス鋼製品の出荷は2.6百万トンであり、当社鉄鋼総販売量の6.7%を占めた。2010年の韓国市場で の当社のステンレス鋼製品の販売量は0.8百万トンであり、当社のステンレス鋼製品販売量の31.8%を占め、国内市場にお ける市場シェアは約60%であった。 ステンレス鋼製品は、収益に関し当社の3番目に大きい製品分野である。2010年のステンレス鋼製品の販売量は当社の総 販売量の6.7%に過ぎなかったが、それらは2010年の当社の鉄鋼製品販売からの総収益の17.1%を占めた。2010年の当社の ステンレス鋼製品の販売量は、自動車産業及び家庭用品産業からの需要の増加により、2009年に比べ13.7%増加した。 その他 その他の製品は、銑鉄、ビレット、ブルーム及びスラブを含む、低付加価値の半製品等からなる。 23/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)市場及び価格政策 ① 市場 韓国は当社にとって最も重要な市場である。国内販売量は、2010年の当社鉄鋼総販売量の56.4%を占めた。海外の顧客に 対する当社の輸出販売量及び海外販売量は、2010年中の当社の鉄鋼総販売量の43.6%を占めた。当社の販売戦略は、第一に 国内需要を充足するよう生産に重点を置きつつも、他方で、最大限にその能力を活用して当社の国際市場における存在を 大きなものとするために輸出販売に努力を傾けることを目的とする。 (イ)国内市場 2010年の鉄鋼製品に関する韓国の市場は合計で52.4百万トンに達した。2010年中、当社は韓国国内で合計21.8百万ト ンの鉄鋼製品を販売し、当該期間の国内市場全体の約41.6%のシェアを維持した。 下記の表は、表示期間についての韓国における鉄鋼製品の販売量を示している。 12月31日終了年度 2006年 千トン 2007年 % 千トン 2008年 % 千トン 2009年 % 千トン 2010年 % 千トン % POSCOの 販売量 20,991 42.3 21,256 38.6 22,912 39.1 19,447 42.8 21,818 41.6 韓国のその他 の製鉄会社の 販売量 18,052 36.4 21,224 38.5 20,658 35.3 16,931 37.3 19,243 36.7 輸入(1) 10,591 21.3 12,628 22.9 15,002 25.6 9,033 19.9 11,329 21.6 国内販売量 合計(1) 49,634 100.0 55,108 100.0 58,572 100.0 45,411 100.0 52,390 100.0 注(1)出典:POSCO研究所 韓国での鉄鋼製品の総販売量は、2007年には11.0%、2008年には6.3%増加した。これは主に、かかる期間の造船産業 及び自動車産業からの需要の増加によるものであったが、2009年には、自動車及び建設産業といった悪化する世界的 景気の悪影響を受けた産業における顧客からの需要不振への反応として、22.5%減少した。 2010年、韓国における鉄鋼製品の総販売量は、主に世界経済の全般的な回復、自動車産業と家財産業における需要の 増加により、一部建設産業からの需要の減少によりその影響が相殺されたものの、15.4%増加した。 当社の国内販売量は、国内需要の全般的な増加を反映して、2006年の21.0百万トンから、2008年の22.9百万トンに増 加した。2009年、当社の国内販売量は主に、自動車及び建設産業といった特定の主要な産業における鉄鋼製品に対する 需要の低迷により、19.4百万トンに減少した。2010年、当社の国内販売量は、自動車産業と家財産業における需要の増 加により、一部建設産業の需要の減少によりその影響が相殺されたものの、21.8百万トンへ回復した。当社の市場シェ アは2006年の42.3%から2007年には38.6%に低下し、2008年には39.1%と反発した。当社の市場シェアは、2009年には さらに42.8%に増加したが、2010年には、41.6%に低下した。 韓国の他の鉄鋼会社(Hyundai Steel Co., Ltd.及びDongbu Steel Co., Ltd.等)の国内販売量は2006年の18.1百 万トンから2007年には21.2百万トンと増加した。これは主に、生産能力の拡大及び韓国の他の鉄鋼会社の総市場シェ アが2006年の36.4%から2007年の38.5%へと増加したことによる。2008年、一部には、国内価格がより有利であること から販売量の大部分を韓国の消費者に対して販売するという当社の決定により、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量 は、20.7百万トンに減少し、総市場シェアは35.3%に減少した。2009年、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量は、国内の 2009年上半期の景気低迷への反応として、鉄鋼製品の一般需要が減少したことにより、さらに減少して、16.9百万トン となった。2010年、他の韓国の鉄鋼会社の国内販売量は、主に韓国経済の全般的な回復により、19.2百万トンに回復し た。 近年、鉄鋼製品の国内消費者はまた、海外の競合企業(主に中国、日本及びロシア)からの輸入に依存している。鉄 鋼製品の輸入量は、2006年の10.6百万トンから2008年の15.0百万トンまで着実に増加し、その総国内市場シェアは 2006年の21.3%から2008年には25.6%に増加する結果となった。しかしながら、世界的な景気低迷によって、鉄鋼製品 の輸入量は大幅に減少して9.0百万トンとなり、市場シェアは19.9%に減少する結果となった。2010年には、外国の競 合他社からの輸入が大幅に増え、輸入販売量は11.3百万トンに回復した。 当社は、韓国において高付加価値及びその他の完成品をエンドユーザーに、半製品を、更なる加工を加えるためにそ の他の鉄鋼製造業者に販売している。地域流通業者及び販売会社の役割は、小規模顧客に対して完成品を販売するこ とである。当社は、各重要な製品分野における大口の需要家及び流通業者に対してサービス技術者を派遣している。 (ロ)輸出 24/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 海外顧客に対する当社の輸出販売及び海外販売は、当社の2010年の鉄鋼製品の総販売量の43.6%を占めた。このうち 61.9%はアジア諸国の顧客向けの輸出販売及び海外販売であった。販売量の面では海外の顧客に対する当社の輸出販 売及び海外販売は、世界経済の全般的な改善及び海外顧客からの当社製品に対する需要の増加を反映して、2010年に は、2009年と比較して45.0%増加し、16.8百万トンとなった。次の表は、表示期間内における当社の鉄鋼製品の海外顧 客に対する輸出販売及び海外販売における販売量の地域別・品目別内訳を示している。 12月31日終了年度 2006年 地域 中国 千トン 2007年 % 千トン 2008年 % 千トン 2009年 % 千トン 2010年 % 千トン % 2,524 25.3 3,186 29.4 2,551 24.0 3,928 33.8 4,095 24.3 1,895 19.0 2,112 19.5 2,332 22.0 2,449 21.1 4,473 26.6 日本 1,959 19.6 2,137 19.7 1,953 18.4 1,264 10.9 1,849 11.0 北米 963 9.6 756 7.0 760 7.2 742 6.4 1,869 11.1 欧州 318 3.2 546 5.0 510 4.8 463 4.0 931 5.5 その他 2,335 23.3 2,117 19.4 2,504 23.6 2,761 23.8 3,618 21.5 合計 9,994 100.0 10,854 100.0 10,610 100.00 11,608 100.0 16,835 100.0 アジア(中国 及び日本を 除く。) 25/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 12月31日終了年度 2006年 鉄鋼製品 熱延製品 千トン 2007年 % 千トン 2008年 % 千トン 2009年 % 千トン 2010年 % 千トン % 2,477 24.8 1,531 14.1 2,018 19.0 2,776 23.9 2,590 15.4 厚板 228 2.3 231 2.1 206 1.9 401 3.5 899 5.3 線材 498 5.0 502 4.6 605 5.7 731 6.3 733 4.4 4,774 47.8 6,186 57.0 5,775 54.4 5,359 46.2 6,860 40.7 369 3.7 511 4.7 576 5.4 577 5.0 552 3.3 1,245 12.4 1,695 15.6 1,203 11.3 1,494 12.9 1,769 10.5 403 4.0 198 1.9 227 2.3 270 2.3 3,432 20.4 9,994 100.0 10,854 100.0 10,610 100.0 11,608 100.0 16,835 100.0 冷延製品 シリコン鋼 板 ステンレス 鋼製品 その他 合計 26/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 次の表は、表示期間における顧客の地理的分布による当社の売上高の総額(鉄鋼以外を含む。)を示している。 (単位:十億ウォン) 12月31日終了年度 顧客の地理的分布 2008年 韓国 2009年 2010年 26,887 22,529 30,728 アジア(中国及び日本を除く。) 3,139 2,899 9,021 中国 4,876 5,049 8,089 日本 2,044 1,387 2,803 北米 801 752 2,347 3,996 4,239 7,650 41,743 36,855 60,638 その他 合計 上記の表は、当社の連結販売子会社が第三者(当社の鉄鋼製品の売却先である商社を含む。)から購入した鉄鋼製 品の売上を含んでいる。 次の表は、表示期間における世界の粗鋼顕在使用量を示している。 12月31日終了年度 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 粗鋼使用量(名目) (百万メートルトン) 1,243 1,332 1,316 1,219 1,388 年間増加(減少)率 9.1% 7.2% (1.2)% (7.4)% 13.9% 出典:世界鉄鋼協会 米国及び世界の金融セクターに影響を及ぼしている最近の困難、米国及び世界の信用及び金融市場の悪条件及び不 安定性、石油及び商品価格の変動並びに米国及び世界経済の全般的な低迷は、世界経済の見通し全般の不確実性を増 大させ、世界及び韓国経済に悪影響を及ぼしてきた。かかる展開は、2008年及び2009年の世界的な鉄鋼消費の需要を低 下させた。世界鉄鋼協会は、世界の粗鋼顕在使用量は2010年に13.9%増加した後、2011年には5.6%増の1,466百万メー トルトンとなると予測している。 近年、中国における鉄鋼消費の急成長が一因で、世界の鉄鋼産業では、鉄鋼生産能力の拡大に再び関心が向けられて いる。ワールド・スチール・ダイナミクス(WSD)は、2010年には、世界の粗鋼生産能力は1,638百万トンになると推定 している。拡大した生産能力は、主に最近の世界経済の減速による需要低迷と相まって、世界鉄鋼産業において過剰生 産能力を生じる結果となっている。世界経済が後退するか又はここ数年にわたって急成長を経験してきた発展途上国 からの需要増加が近年の生産能力の拡大に見合わない場合、世界鉄鋼産業において過剰生産能力が激化する可能性が ある。 当社は、主に大宇インターナショナルをはじめとする韓国の商社及び当社の海外販売子会社を通して製品を輸出し ている。2010年における当社の最大の輸出先は中国及び日本を除くアジア諸国であり、当社の海外子会社による販売 を含めると当社の鉄鋼製品の輸出量の26.6%を占めた。中国及び日本を除くアジア諸国に輸出される主要な製品は、 冷延製品及び熱延製品である。中国及び日本を除くアジア諸国への販売量は2008年の2.3百万トンから5.0%増加して 2009年には2.4百万トンとなったが、これは主として、中国及び日本に比べると東南アジア地域の市場状況が比較的安 定しているため、当社がこれらの諸国への輸出を増加する決定をしたことによる。2010年の中国及び日本を除くアジ ア諸国への当社の輸出は、82.6%増加して4.5百万トンになったが、これは主に、2010年にかかる地域における大宇イン ターナショナルの輸出活動が含まれたこと、ベトナムにおける自動車産業の全般的な回復、並びにPOSCO-Vietnam Co., Ltd.への当社の熱延製品の供給が増加したことによる。 当社の中国への輸出は、2008年には2.6百万トン、2009年には3.9百万トン、2010年には4.1百万トンになった。当社の 中国への輸出は、主に中国の顧客からの需要の大幅な増加により、2009年には54.0%増加した。当社の中国への輸出の 増加幅は、2010年は4.3%へと縮小したが、これは主に、中国及び日本を除くアジア諸国の需要の回復に対応して、アジ ア諸国への輸出販売の配分比を調整したことによる。日本への販売量は、2008年は8.6%減少して2.0百万トンになり、 2009年には、さらに35.2%減少して1.3百万トンになったが、これは、当社の販売努力をより大きな成長の機会がある 中国やその他の市場に集中させることを選択したからであった。2010年の日本への販売量は、46.3%回復して1.8百万 トンになったが、それは主に、日本の自動車産業の全般的な回復によるものであった。 27/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 北米及び欧州への当社の輸出は、2008年は1.3百万トン、2009年は1.2百万トンと、横ばいを保った。2010年の当社の北 米への輸出は、151.9%増加して1.9百万トンになったが、これは主に、アメリカの自動車産業の全般的な回復によるも のである。一方、2010年の当社の欧州への輸出は、101.1%増加して0.9百万トンになったが、これは主に、欧州の自動車 産業の全般的な回復及びステンレス鋼の新規顧客の獲得によるものである。北米への販売のかなりの部分は、U.S. Steel Corporationと当社の50対50の合弁会社であるUSS-POSCO Industries(以下「UPI」という。)によって行われ る。当社は、UPIに熱延製品を販売し、UPIは熱延製品を米国での販売用の冷延製品、亜鉛めっき鋼製品及びスズめっき 製品を製造するために使用している。当社のUPIへの販売量は、2008年に519千トン、2009年に325千トン及び2010年に は398千トンであった。 反ダンピング及び相殺関税 米国においては、1992年以来、多くの当社の製品について反ダンピング及び相殺関税の提訴がなされた。これらの提 訴の結果、米国においては、当社の耐食鋼の販売は0.10%の相殺関税及び0.05%の反ダンピング関税(デミニミス条 項(最小限の政策)に従い事実上ゼロ)の対象となっている。ステンレス鋼厚板コイルの販売には1.19%の反ダンピ ング関税が、ステンレス鋼板及び圧延コイルの販売には0.92%の反ダンピング関税が課せられている。 中国では、当社は、2000年12月から2011年4月まで、当社のステンレス冷延鉄鋼製品の販売に11%の反ダンピング関税 が課せられていた。かかる期間中、当社は、一定の価格改善に合意し、かかる反ダンピング関税を免除された一定の種 類のステンレス冷延鉄鋼製品を中国へ輸出していた。2011年4月7日、中国は、韓国から輸入されたステンレス冷延鉄鋼 製品に課せられる反ダンピング関税を撤廃した。 インドでは、当社の鉄鋼の販売は、2009年11月から5年間、1トンに つき62.61米ドルから1トンにつき234.98米ドルの範囲で反ダンピング関税が課せられている。 ロシアでは、当社のステンレス鋼の販売は、2010年11月から3年間、4.8%の反ダンピング関税が課せられてきた。最 近、2010年8月に当社の厚板の販売に対し、また2011年4月には当社の被覆鋼の販売に対し、ブラジル政府が反ダンピン グ調査を開始したのを含め、複数の国が当社のグローバルな販売事業に関し反ダンピング調査及びその他の輸入制限 措置手続を開始している。当社は、また、タイにおいても反ダンピング手続の対象となっているが、2010年7月に行われ た最新の評価ではいかなるダンピングマージン率も査定されなかった。 ② 価格政策 当社は、市況を基に製品の販売価格を決定する。価格の決定に当たり、当社は、原材料費などの当社コスト、韓国市場にお ける供給及び需要、為替レート並びに国際鉄鋼市場における市況を考慮する。 当社の輸出価格は、市況その他の要因によって、かなり激しく変動する可能性がある。大市場における当社の高付加価値 鉄鋼製品の輸出価格は、競合他社が課す同様の製品の価格を考慮して決定される。2008年に当社のドル建て輸出価格は、海 外(特に中国及び日本)からの堅調な需要並びに鉄鉱石及び石炭などの原材料価格の上昇により、上昇した。しかしなが ら、当社は、2008年後半に世界的金融危機の悪化を受けて輸出価格を下げ、2009年上半期にも引き続き輸出価格を下げた。 2009年第3四半期以降、当社の輸出価格は、景況感の改善、経済活動の活発化及び在庫の減少が原動力となった需要の増加 により、徐々に回復し始めた。この傾向は2010年上半期にも続いたが、当社は2010年下半期に同様の価格水準を維持した。 当社は、当社製品の市場需要、原料価格、世界の鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状況一般によっては、当社の将来の 販売価格を継続的に調整する可能性がある。 (5)原料 ① 鉄鋼製造 酸素製鋼法により鉄鋼を製造する際の主要な原料は鉄鉱石及び石炭である。当社は、使用する石炭の全部及び使用する鉄 鉱石の実質上全部を輸入している。2010年、当社は約49.3百万ドライ・メトリック・トンの鉄鉱石及び26.2百万ウェット ・メトリック・トンの石炭を輸入した。鉄鉱石は主にオーストラリア、ブラジル及び南アフリカから、石炭は主にオースト ラリア、カナダ及び中国から輸入している。 2010年、当社は、輸入鉄鉱石及び輸入炭の大半を長期購入契約に基づいて購入した。長期契約は一般的に、3年から10年の 期間であり、その時点の市場価格に対する定期的な価格調整を規定している。鉄鋼石及び石炭を購入するための長期契約 は一般的に、供給業者と当社の間での交渉を通じて決定される購入価格に対する四半期毎の調整を規定する。かかる価格 交渉は、世界経済の見通し、原料及び鉄鋼製品の世界的な市場価格、原料の供給及び需要の見通し並びに原料の生産費を含 む様々な要因により進められる。通常は、原料の世界的な影響を受ける購入者と販売者が、他の購入者及び販売者が原料の 質及びその他の要因を考慮した後交渉した原料の基準価格に基づいて、原料の価格を決定する。長期購入契約では、毎年当 該原料を一定量購入することが求められるが、通常当社は、購入量を毎年上限5%から10%増減させるオプションを有す る。当社又は契約の相手方である供給者は、各自の裁量を超えた原因により契約を履行することが妨げられ、かつその原因 が一定期間継続した場合に限り、この長期購入契約を解除することができる。 28/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 当社は、高品質の原材料に対する当社の需要を満たすべき当社の能力を向上させるため、外国の探鉱及び生産プロジェク トにおいて、コンソーシアムの一部として又は持分取得を通じて投資を行っている。当社は、2010年において輸入鉄鉱石及 び輸入石炭の約23.1%を自ら投資を行っている外国の鉱山より購入した。当社の石炭の供給を得るための主な投資には、 2008年7月に424百万オーストラリア・ドルを投資して、年間約1.0百万トンの石炭確保のためにマッカーサー・コール・ リミテッドにおける10%の持分を取得したものがある。 2010年5月に、当社は、モザンビークのMinas de Revuboeの7.8%の持分を18.9百万米ドルで取得した。同社は、2014年7月 に本格稼動がスタートした際には、年間430千トンの石炭の供給が期待されている。さらに、2010年7月、当社は、オーストラ リアのHume Coalの70%の持分を50.2百万オーストラリア・ドルで取得した。当社は、現在探査段階のHume Coalが、2015年 から、年間1.3百万トンの石炭を供給することを予想している。 当社の鉄鉱石の供給を得るための主要な投資には、2008年12月にブラジルの鉄鉱石採掘会社Nacional Minérios S.A. の6.5%の持分を取得するために、日本の製鉄会社及び商社とのコンソーシアムに投資した500百万ドルがある。2009年に、 当社は、ブラジルのベンチャーからの鉄鉱石の輸入を開始し、2012年までに年間約5.0百万トンを確保することを予測して いる。当社はまた、2010年1月にRoy Hill Holdings Pty., Ltd.の3.75%の持分を取得するために248百万オーストラリア ・ドルの初期投資を行った。当社は、年間約8.5百万トンの鉄鉱石を確保するために、株主持分を最高15%まで増加する計 画である。2010年7月、当社は、オーストラリア・ピルバラのAPI鉄鉱石ジョイント・ベンチャーの24.5%の持分を184百万 オーストラリア・ドルで取得したが、2014年から、9.8百万トンの鉄鉱石の供給を予想している。当社は、引続き主要原材料 に対する当社の需要を満たすべき当社の能力を向上させる可能性のある更なる戦略的関係の締結機会を追求している。 石炭1ウェット・メトリック・トン当たりの平均市場価格(オーストラリア高品位強粘結炭のベンチマーク本船渡し 価格)は、2008年には250米ドル、2009年には172米ドル、2010年には191米ドルであった。鉄鉱石1ドライ・メトリック・ト ン当たりの平均市場価格(鉄(Fe)62%含有のプラッツ鉄鉱石指数(Platts Iron Ore index)本船渡し価格)は、2008 年には126米ドル、2009年には68米ドル、2010年には136米ドルであった。当社は、現在のところ鉄鉱石及び石炭の供給を一 つの国又は供給者に頼っていない。 ② ステンレス鋼製造 ステンレス鋼生産の主な原材料は、鍛造ニッケル、クロム鉄、ステンレス鋼スクラップ及び炭素鋼スクラップである。当社 は、鍛造ニッケルの必要量のほとんどをオーストラリア、インドネシア、ニューカレドニア、日本及び韓国の有数の生産者 から購入している。クロム鉄の必要量の大部分は南アフリカ、インド及びカザフスタンの生産者から購入している。ステン レス鋼スクラップの必要量のほとんどは国内及び日本、米国、EU及び東南アジア諸国の海外供給業者から購入している。炭 素鋼スクラップの必要量については、浦項製鉄所からのスクラップも利用されている。ロンドン金属取引所で取引される、 ニッケル1トン当たり平均市場価格は、2008年の21,111米ドルから2009年には14,655米ドルへと低下し、2010年には 21,809米ドルへと反発した。 ステンレス鋼生産のための安定したニッケル供給源の確保を目的として、2006年5月に、当社は主にニッケル溶解を行う 会社、SNNC Co., Ltd.(「SNNC」)の設立のためにSociété Minière du Sud Pacifique S.A.とジョイント・ベン チャー契約を締結した。当社は、SNNCにおいて49%の持分を所有し、ニューカレドニアに本拠地を置く主要な鉱業会社であ るSociété Minière du Sud Pacifique S.A.が残りの51%の持分を所有する。現在SNNCは30千トンの年間ニッケル生産 能力を持つニッケル溶解工場を操業している。 ③ 輸送 1983年以降、当社は韓国の船会社との長期契約を通じて原材料を運搬する専用撤積船の船団を保有している。2010年、こ れらの専用撤積船は当社の石炭及び鉄鉱石のおよそ71%を運搬し、残りの29%は用船契約を通じてその他の船で運送され た。全ての購入原料は浦項及び光陽にある当社の港湾設備で荷下ろしされる。2010年における鉄鉱石及び石炭の運送費は、 それぞれの原料にかかるコスト全体のそれぞれおよそ11%及び8%を占めた。 (6) 受注状況 受注状況 次の表は、表示期間における国内及び輸出の製品別販売量を示している。 (単位:千トン) 12月31日終了年度(単体) 2008年 主要製品目 熱延製品 2009年 国内 輸出 国内 13,530 2,605 11,750 29/454 2010年 輸出 3,912 国内 12,043 輸出 3,969 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 冷延製品 ステンレス鋼 その他 合計 7,919 5,806 5,969 5,438 7,523 6,236 744 562 671 697 817 876 - - - - - - 22,193 8,973 18,390 10,047 20,383 11,081 (注)継続的な受注・生産・販売活動のため、受注量と販売量は一致する。 30/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 3【対処すべき課題】 (1)競争状況 ① 国内市場 現在、当社は韓国における最大の一貫生産体制を備えた製鉄会社である。当社は一般的に国内市場においては部分的競争 にさらされているだけである。当社の市場シェアが2010年には約40%であった熱延製品は、小ミルを運営し、スラブより熱 延コイル製品を製造する韓国の製鉄会社並びに中国及び日本を中心とする多くの海外製造業社との競争にさらされてい る。当社の市場シェアが2010年にはそれぞれ約55%及び約60%であった冷延製品及びステンレス鉄鋼製品は、より小規模 の国内の専門製造業者並びに中国及び日本を中心とする多くの海外製造業者との競争にさらされている。国内市場シェア の考察については、「−2 生産、受注及び販売の状況−(4)市場及び価格政策−①市場−(イ)国内市場」を参照。 当社は、将来、韓国市場において、鉄鋼製品の専門又は一貫生産を行う国内新興製造業者と、より激しく競争することにな る可能性がある。韓国における当社の最大の競合企業は、年間粗鋼生産量約12.0百万トンであったHyundai Steel Co., Ltd.及び年間粗鋼生産量約4.6百万トンであったDongbu Steel Co., Ltd.である。Hyundai Steel Co., Ltd.は、2010年1月 に年間生産能力4百万トンの一貫製鉄所の建設を完了し、2010年11月には、同じ生産能力を持つ2番目の溶鉱炉を追加し た。 韓国政府は、国内の鉄鋼製造業者に対し、生産割当や補助金の支給は行っていない。韓国は、世界貿易機関加盟国として鉄 鋼に対する全ての関税の廃止も行っている。 ② 輸出市場 当社は、輸出市場において、世界の一流製鉄会社と競争している。近年、当社の競争相手である会社間において産業統合の 傾向が見え、今日のグローバルな製鉄市場においては当社より小規模である競争企業が、将来より大規模な競争企業にな る可能性がある。例えば、2006年のMittal Steel社のArcelor社買収により世界の鉄鋼生産能力の約10%を有する企業が誕 生した。ArcelorMittal社のような世界的な製鉄会社の生産能力の拡大、並びに特に中国及びインドからの市場への新規参 入により、競争が激化する可能性がある。主要な競争要因は、提供できる製品の範囲、品質、価格、納期及び顧客サービスを 含む。当社より大規模な競合企業は当社よりも豊かな資源を利用し、更なる買収を行うこと、製品開発及び生産能力により 積極的に投資すること並びに当社の輸出製品に対する需要を取って代えることを含めた様々な方法で当社に対抗する可 能性がある。 現在、多くの輸出市場は各種鉄鋼製品に対して関税を課している。しかし、関税は当該市場における当社の競争力に重大 な影響を及ぼすものではないと考える。 (2)営業戦略 当社の目標は、過去40年間にわたる当社の成功を活用して、世界の製鉄会社のリーダーの一社としての地位を強化し、技術 上のリーダーシップ、業務上の優位性及び生産能力の面において世界で3位以内に入る製鉄会社になることを目指すことに ある。近年、世界の鉄鋼産業は大規模な合併が進んでおり、その結果、大規模な生産能力を有する鉄鋼企業が出現している。当 社は成長と革新を新たに強調することにより、この合併時代においても継続的にグローバルな優位性を追求する。次の10年 において、当社は国外に重要な生産基地を追加することによりグローバル企業としての当社の地位の強化に努める。また、当 社は、製鉄部門におけるその市場地位をさらに強固なものとする一方で、エンジニアリング及び建設、エネルギー並びに情報 技術事業などのより大きな潜在的利益をもたらし、新たな成長の原動力になると当社が考える事業に対して資源をさらに振 り向けていくことにより、成長を確保することを目指している。 当社は以下の主要な営業戦略を通じて競争力を強化し、成長を追求している。 (a)製鉄部門における成長の機会を引続き模索すること 当社は海外(主に中国、インド、東南アジア及びメキシコ)での有望な投資機会を注意深く模索している。その理由 の一つには韓国の鉄鋼市場の最終的な成熟に備える必要があるからである。当社は、中国、インド、東南アジア及びメ キシコが引続き多くの成長機会を与えてくれると考え、これらの国々において投資機会を選別的に模索し、生産拠点 を拡張するつもりである。 例えば、当社は、2011年5月に、オリッサ州における一貫製鉄所の建設についてインド政府の認可を取得し、現在、製鉄 所建設用地の取得を行っている最中である。オリッサ州の鉄鉱石鉱山の開発について、当社は、採鉱権に関するインド 最高裁判所からの最終判決を待っている。2010年6月、当社はまた、インド南西部にあるカルナタカ州において一貫製 鉄所を建設するため、カルナタカ州政府との覚書に署名し、採鉱権の取得並びに適切なインフラ及び用地の確保のた め、カルナタカ州政府と協議中である。ベトナムにおいては、当社は、2009年9月に冷延製品1.2百万トンの年間生産能 力を有する製鉄所の建設を完了し、2009年10月に商業生産を開始した。メキシコでは、当社は、2009年8月に冷延製品 0.4百万トンの年間生産能力を有する工場の建設を完成させ、2009年6月にメキシコ、米国南東部及び南アメリカにお いて自動車製造業者へ供給する自動車用鋼板の商業生産を開始した。インドネシアでは、年間生産能力6.0百万トンの 31/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 製鉄所を建設するため、2010年8月にインドネシアの国有製鉄会社であるPT Krakatau Steelとジョイント・ベン チャー契約を締結した。当該製鉄所は、2013年に建設の第一段階完了後、当初年間生産能力3百万トンの商業生産を開 始する見込みである。 さらに当社は、加工及び物流サービスを提供し、また世界の鉄鋼市場における消費者動向の変化により効果的に応え るために供給網管理センターによる世界規模の流通ネットワークの構築を進めている。2010年において、当社は世界 において48の供給網管理センターを運営しており、合計3.6百万トンの鉄鋼製品の販売量が記録された。当社は供給網 管理センターの世界的ネットワークの拡大を引き続き図っていくつもりである。韓国においては、当社は生産設備の 拡張と先進的な製造技術を利用した設備の改良を引き続き行う予定で、当社設備の近代化と合理化の継続を通じて製 品品質を向上させていくつもりである。 (b)技術上のリーダーシップの維持 当社の戦略の一貫として、当社は、高級自動車用鋼板、シリコン鋼、API規格の鉄鋼など、さらに開発を予定している中 核的製品を特定しているが、また、より大きな潜在的利益をもたらし、当社製品の全般的な品質の向上をもたらす革新 的な製品の開発にも投資を継続していく予定である。競争力の向上のため、当社は、FINEX、ストリップ鋳造、連続圧延 及び環境に優しい製造工程などの新たな製造技術の開発に更に投資していく予定である。当社は現在、非凝集鉄鉱石 の微粉を活用し、非コークス用炭をエネルギー源として利用し、媒介物質を削減することにより生産能力を最適化す る低コスト、環境に優しい鉄鋼製造工程であるFINEXを引き続き改良していく。当社は、FINEXが焼結工場やコークス工 場等の汚染の主要な原因の除去並びに営業費用及び原料費を削減することによって相当な環境上及び経済上の優位 をもたらすと考える。また、当社は、溶鋼から直接コイルを鋳造するストリップ鋳造及び一度に40スラブまで熱延コイ ルを圧延する圧延工程などのその他の先進技術の開発を加速させる計画である。さらに、当社は、研究開発努力に追加 の資源を投入し、高マージン、高付加価値製品の販売比率を更に高める予定である。 (c)経営上の改革及びプロセス・イノベーションを通じた費用削減の追求 当社は、全社的なプロセス・イノベーションと経営効率の向上を通じて、原材料費の上昇の時代において費用削減を 達成しようと模索している。効率的な生産方法と経営規律の活用を通じた戦略的な費用削減手法により、当社の企業 競争力が強化されるものと当社は考えている。近年における「シックス・シグマ」改革の実施の後、現在当社は「ク イック・シックス・シグマ」プログラムを実施中であるが、同プログラムは、経営の全ての段階において革新的なア イディアに報償を与える当社の企業文化の向上につながり、社内の全ての関連プロセスにおいて改革成功の基準にな ると当社が考える特別に作成されたプログラムである。また、当社は、グローバルな環境の中で仕事をこなせる従業員 の養成のために人材開発に対してより多くの投資を行うよう努めるつもりである。 (d)戦略的投資により原料調達を確保すること 当社は、当社が使用するほとんどの主要原料(鉄鉱石、石炭及びニッケルを含む。)を韓国国外から購入している。近 年、鉄鉱石及びニッケルを含む多くの主要な原料の輸入価格は大幅に変動している。主要原料を十分に調達できるよ うに、当社は海外の各種原料開発プロジェクトに投資しており、今後も更なる投資機会を追求するとともに、特にオー ストラリア及びブラジルにおける一流の原料供給業者と長期契約を締結する予定である。 (e)成長産業における機会を選択的に模索していくこと 当社は、事業の垂直的かつ水平的な多様化のために、選択的に成長産業での機会の模索を続けていく予定である。当 社が多角化に重点を置く予定の製鉄事業に関連しない新規事業には、発電、代替エネルギー開発及び情報技術が含ま れる。 当社が85.7%の持分を所有する連結子会社であるPOSCOパワー㈱は韓国では最大規模の民間発電会社である。 72.5%を所有する子会社であるPOSCO ICT Co., Ltd.,を通じて、当社は情報技術コンサルティング及び自動化及びシ ステム統合技術サービスに携わっている。当社がさらに資源を投入する予定の製鉄事業に関連した事業には、エンジ ニアリング及び建設が含まれる。当社が89.5%の株式を保有する当社の連結子会社である㈱POSCO建設は、主として産 業工場、建築物及び土木建築の計画、設計及び建設に携わっている韓国における主要なエンジニアリング及び建設会 社の一つである。 2010年9月20日、当社は、大宇インターナショナルの68.15%の持分を、3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショ ナルは、鉄鋼及び原材料の貿易並びにエネルギー開発プロジェクトへの投資を行う世界的な貿易会社である。当社は、 新しい成長の原動力を見つけ、事業を多様化するために、選択的に機会を模索し続ける。2011年3月4日、当社は、アシア ナ航空及び大宇E&C Co., Ltd.に対して、韓国における大手物流会社の大韓通運(Korea Express Co., Ltd.)の支配 株式の取得についての同意書を提出した。大韓通運は、競売による売却手続中であり、2011年第2四半期に、優先入札者 が選ばれる予定である。 32/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 当社は、新たな成長の原動力を見出し、経営を多角化させる機会を選択を通じて引き続き求めていく。 (3)保険 2010年12月31日現在、当社の有形固定資産には、22,031十億ウォンを上限とした火災及びその他の災害損失に対する保険が 掛けられている。さらに、当社は、当社が適当と考える範囲で車両について損害全種目保険及び従業員のために労災保険をか けている。 (4)環境 当社は、適用されうる環境法規をあらゆる重要な点で遵守していると考える。当社の汚染管理の水準は政府の基準で強制さ れているものよりも高い。当社は、汚染レベルについてのリアルタイムでの評価を行うオンライン環境監視システムと周辺 地域の汚染濃度の予測システムを構築した。また、当社の環境管理プランの遂行と持続の監視を目的としてISO 14001基準に 従い社内及び外部の検査官による定期的な環境検査を行っている。最近において、当社は、一部の焼結プラントにおける総合 排ガス施設、製鉄所における集塵装置及びコークス排水処理施設に投資を行った。さらに、当社は製鉄工程による副産物のリ サイクルも行っている。当社は、EU、米国及び日本からの製品との競争並びに強化された環境規制への適応のための努力の中 で、クロムフリー鋼板のような環境に配慮した製品の開発も行ってきた。様々な鉄鋼製品に対するクロムの規制の増加傾向 が予想されるため、2006年に当社は国際的な環境基準を満たすクロムフリー鉄鋼製品を導入し、自動車の石油タンクの製造 に使用されている。 当社は、より環境に配慮した製鉄工程の開発に引続き投資を行う予定である。当社は、産業科学技術研究所及びオーストラ リアの企業であるVOEST Alpine社と共に、1992年にFINEXと呼ばれる新しい製鉄技術の研究及び開発を開始し、2003年5月に 0.6百万トンの年間鉄鋼生産能力を有する最初のFINEX工場の建設を完了し、2007年5月には1.5百万トンの年間鉄鋼生産能力 を有する第2のFINEX工場の建設を完了した。当社FINEX工場による合計年間鉄鋼生産能力は、2.1百万トンである。現在当社 は、2013年に操業開始が見込まれる、第3のFINEX工場建設の準備を行っている。 当社は、エネルギー源及び還元剤として非凝集鉄鉱石粒子及び非コークス用石炭を活用することにより、生産能力を最適 化できると当社が確信するFINEX、低コスト、環境に配慮した製鉄工程の改良を続ける計画である。当社は、FINEXが焼結及び コークス工場といった環境汚染の主要な原因を取り除くことにより、かなりの環境的かつ経済的優位を獲得できると考えて いる。 当社の気候変動対応プログラムでは、生産過程のエネルギー効率を高めることにより、かかる環境において得られる機会を 最大化すると共に、気候変動から生じるリスクを最小化するため模索している。当社は、2010年に、当該プログラムのための 設備や装備に80十億ウォンを投資し、二酸化炭素の排出を削減するための2010年の研究開発活動に28十億ウォンを支出し た。エネルギー消費の診断及び教育ワークショップの開催といったエネルギー節約活動により、2010年は、エネルギー支出に おいて、114十億ウォンの節約という結果を生んだ。当社は、また、ウルグアイでの植林プロジェクトに関わっており、これは、 世界初の鉄鋼生産者がスポンサーとなったクリーン開発メカニズム(CDM)・プロジェクトとして登録された。クリーン開 発メカニズムは、排出を削減するプロジェクトを促進することを企図した京都議定書のプロジェクトに基づくメカニズムの 一つである。当社は、二酸化炭素排出レベル及びカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト2010への参加などの多様な チャンネルを通じて気候変動に対処する活動について、開示した。カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトは、英国に 本拠があり、温室効果ガスの排出レベルを開示するために、世界中の主要企業と協働している。 当社は、2008年に215十億ウォン、2009年に297十億ウォン、2010年に636十億ウォンを汚染防止施設に対して支出した。2010 年、施設への当社の投資の約11%が、低排出、汚染防止施設への投資に割当てられた。 (5)インフレ 韓国のインフレ率は、2008年には4.7%、2009年には2.8%、2010年には2.9%であったが、近年において当社の業績には大き な影響を与えていない。 (6)市場リスクに関する定性的及び定量的開示 当社は、主として原債務に関連する外国為替及び金利リスクにさらされており、主要原料の商品価格及び当社の株式投資の 市場価値の変動にさらされている。これらのポジションを評価した後、当社は、これらのリスクを管理するためにデリバティ ブ金融商品を選択する。これらの契約は、信用リスクを最小化するため、主要金融機関との間で締結される。当社の財務部門 の活動は、経営陣により承認された方針に従ってなされる。これらの方針は、カウンターパーティーの承認、上限の設定及び 過剰流動性の投資を含むデリバティブ金融商品の利用を対象とする。当社の方針は、ヘッジ目的でデリバティブ金融商品を 保有又は発行することである。また当社は随時売買目的でデリバティブ金融契約を締結することもできる。 (a)為替リスク 33/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 韓国は、当社の最も重要な市場であり、当社のキャッシュフローの大きな割合がウォン建てである。当社の輸出の大 部分は、ドル建てである。日本もまた、当社にとっての重要な市場であり、当社は、多額の円建てのキャッシュフローを 持つ。当社は、外貨建負債及び想定される外貨支払に関する為替リスクを抱えている。多額かつそのほとんどがドル建 てである想定される外貨支払は、主として輸入原料費及び運送費に関するものである。外貨建負債は、主として外貨建 債務に関連する。当社は、外貨建債務の為替リスクを軽減するため、一定の限度で、クロスカレンシー金利スワップを 利用する。クロスカレンシー金利スワップでは、一般的に当社は、相手方と、満期においてある通貨建ての固定額と他 の通貨建ての固定額を交換することを合意する。また、当事者は、満期までの間、それぞれの通貨につき異なった利率 で計算される利息を、一定期間ごとに支払うことを合意する。当社はまた、為替リスクを軽減するため、一定の限度で、 ドルを購入する通貨先物契約を利用する。通貨先物契約では、一般的に当社は、相手方と、満期においてドル建ての固 定額と円又はウォン建ての固定レートでの金額を交換することを合意する。 2010年12月31日現在、当社はスワップ契約、先物為替契約及び通貨先物契約を締結している。当社は、既存の契約又は 将来に締結するいかなるスワップ契約若しくはその他デリバティブ商品取引により損失を招く可能性がある。 (b)金利リスク 当社は、また、金利変動から生じる市場リスクを抱えている。金利の低下は、大半が固定金利である当社の債務ポート フォリオの公正価額を増加させる。当社は、随時その債務の一部につきその金利変動リスクを軽減するために金利ス ワップを利用し、また、変動及び固定利息債務のバランスを取ることにより支払利息を管理する。2010年12月31日現 在、当社は2件の金利スワップ契約を締結していた。 次の表は、2010年12月31日現在の、為替レート及び/又は金利に敏感な当社の短期及び長期負債の簿価、公正価額、満 期日別元本キャッシュ・フロー及び加重平均利率を示す。情報は当社の報告通貨であるウォンで表示されている。 34/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 満期 2010年12月31日 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 以後 合計 公正価額 2009年12月31日 合計 公正価額 (利率を除き十億ウォン) 現地通貨: 1,915 1,184 1,228 668 1,377 642 7,013 7,157 4,565 4,631 5.11% 5.84% 5.54% 5.01% 4.50% 5.05% 5.17% ̶ 5.11% ̶ 87 32 11 12 13 47 202 202 153 145 率(1) 3.51% 3.50% 1.64% 1.64% 1.64% 1.64% 2.74% ̶ 2.94% ̶ 小計 2,002 1,215 1,239 681 1,389 689 7,215 7,359 4,719 4,775 5,850 590 2,022 969 165 1,553 11,149 11,373 5,517 5,536 率(1) 1.80% 2.62% 1.50% 7.67% 2.71% 4.12% 2.64% ̶ 3.81% ̶ 変動利率 1,473 1 115 58 1 1 1,651 1,625 2,077 2,069 率(1) 2.21% 2.96% 2.06% 1.71% 2.96% 2.96% 2.18% ― 1.48% ̶ 小計 7,323 592 2,137 1,028 166 1,553 12,799 12,998 7,594 7,605 合計 9,325 1,807 3,376 1,708 1,555 2,242 20,014 20,357 12,313 12,380 固定利率 加重平均利 率(1) 変動利率 加重平均利 外貨(主にド ルと円): 固定利率 加重平均利 加重平均利 注(1)年度末のポートフォリオの加重平均利率。 (c)商品価格リスク 当社は原料、特に鉄鉱石及び石炭の購入に関する価格変動の市場リスクにさらされている。原料供給を十分に確保す るために、当社は鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム、ステンレス鋼スクラップ及びLNG(液化天然ガス)の購入のために長 期供給契約を締結している。かかる契約は一般に5年から10年の期間で、その時点の市場価格への定期的な価格調整 を規定している。長期契約は一般的に、3年から10年の期間であり、その時点の市場価格に対する定期的な価格調整を 規定している。鉄鋼石及び石炭を購入するための長期契約は一般的に、供給業者と当社の間での交渉を通じて決定さ れる購入価格に対する四半期毎の調整を規定する。かかる価格交渉は、世界経済の見通し、原料及び鉄鋼製品の世界的 な市場価格、原料の供給及び需要の見通し並びに原料の生産費を含む様々な要因により進められる。通常は、原料の世 界的な影響を受ける購入者と販売者が、他の購入者及び販売者が原料の質及びその他の要因を考慮した後交渉した原 料の基準価格に基づいて、原料の価格を決定する。鉄鉱石の場合、当社があらかじめ決められた期限内に四半期毎の価 格調整に同意できない場合、サプライヤーと当社は、通常、鉄鉱石の品質及び運賃並びにスポット市場価格を反映した 物価指数に基づく購入価格に同意する。2010年12月31日現在、鉄鉱石323百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に基 づき購入される予定である。 当社の主要原料の価格の上昇及びかかる上昇を当社の顧客に対する製品価格に反映できない場合、当社の利益幅及 び利益に悪影響が及ぶ可能性がある。2010年における石炭、鉄鉱石及びLNGの価格の5%の上昇は、2010年における当 社の営業費用を568十億ウォン増加させた。 (d)株価リスク 当社は主にSKテレコム㈱と新日本製鐵の株価の変動による株価リスクにさらされている。2010年12月31日現在、当社 はSKテレコム㈱に2.90%の持分(2008年8月に発行された交換可能債券の担保として販売された株式を除く。)を、 また新日本製鐵に3.50%の持分を有している。当社は株価の変動リスクを管理するためのデリバティブその他の契約 を締結していない。 35/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 4【事業等のリスク】 2008年及び2009年、近年の世界的な景気の低迷により鉄鋼製品の世界的需要が減少した。世界経済の悪化率は2009年下半期 には減速し、2010年及び2011年上半期には安定及び改善の兆しを見せているが、かかる回復が継続する保証はない。 米国及び世界の金融セクターに影響を及ぼしている困難、米国及び世界の信用及び金融市場の悪条件及び不安定性、石油及 び商品価格の変動並びに米国及び世界経済の全般的な低迷は、世界経済の見通し全般の不確実性を増大させ、世界及び韓国 経済に悪影響を及ぼしてきた。近年の世界的な経済の低迷により、2008年及び2009年には鉄鋼製品に対する需要及びその価 格が明白な悪影響を受けた。世界経済の悪化率は2009年下半期に減速し、世界経済は2010年及び2011年上半期には安定及び 改善の兆しを見せた一方で、2011年下半期以降の韓国及び世界の経済の全体的な見通しは、不確かである。 自動車及び建設産業といった2008年後期における世界的な景気の悪化の悪影響を受けた産業における当社の顧客からの低 迷する需要に対応して、当社は、2008年12月及び2009年第1四半期に当社の粗鋼生産及び販売価格を削減した。しかしなが ら、市況の悪化のペースの減速の兆しが2009年第2四半期に表れ始め、国内の自動車及び建設産業を含む当社の顧客の基盤 となっている特定の部門からの需要は2009年第2四半期から回復の兆しを示した。それに対応し、当社は、2009年4月以降、 粗鋼生産を徐々に増加し、2009年下半期において当社の生産水準は標準値に戻った。当社の粗鋼生産は、2008年の34.7百万ト ンから2009年には31.7百万トンへと減少したが、2010年には35.3百万トンへと反発した。2009年の第3四半期において当社 の鉄鋼製品の価格は徐々に回復した。 しかしながら、かかる回復が継続する保証はなく、当社は、当社製品の市場需要、世界鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経 済状況一般によっては、当社の将来の粗鋼生産又は販売価格を継続的に調整する決定をする可能性がある。市場状況の悪化 は、一定の資産の帳簿価格の基礎となる仮定の変動につながる可能性もあり、これはさらに、のれん等無形資産を含むかかる 資産の減損につながる可能性がある。当社は、当社の鉄鋼製品の需要の変動が少なくとも近い将来は継続し、当社の事業、営 業成績又は財務状況に悪影響を及ぼす可能性があると予想する。 韓国は当社にとってもっとも重要な市場であり、韓国における経済状況の悪化は当社の現在の事業及び将来の成長に大いに 悪影響を及ぼす可能性がある。 当社は韓国で設立され、当社の事業及び資産の大部分が韓国にある。韓国市場は当社の2010年の鉄鋼製品総販売量の56.4% を占め、当社のもっとも重要な市場である。当社製品に対する国内需要は、建設、造船、自動車、電化製品及び川下鉄鋼加工業 者などの主要鉄鋼消費業者の状況、並びに韓国全般の経済状況に影響される。さらに、大宇インターナショナル・コーポレー ションの貿易事業は、韓国と諸外国との貿易水準の影響を受けるので、韓国及び世界経済の全般的な状況により変動する傾 向がある。結果的に、当社は韓国特有の政治的、経済的、法的及び規制上のリスクにさらされている。 近年の韓国の経済指標はあいまいな兆候を示し、将来の韓国経済の成長は当社の制御できない多くの要因に左右される。米 国及び世界金融セクターに影響を与える近年の困難、世界的な金融市場における悪条件及び不安定さ、石油及び商品価格の 変動並びにアメリカ及び世界経済の全体的な脆弱性が概して、世界経済展望の不確定性を増加させ、韓国経済に悪影響を及 ぼしており、また引続き悪影響を及ぼす可能性がある。近年の世界的金融市場における流動性、信用リスク懸念及び不安定さ により、米ドルに対するウォンの価値もまた、近年著しく変動している。加えて、世界的及び韓国の悪条件の結果として、韓国 企業の株価が継続的に不安定となっている。韓国又は世界の経済の将来的な悪化は当社の事業、財務状況及び業績に悪影響 を及ぼす可能性がある。 将来における韓国経済に悪影響を及ぼす可能性の展開には以下を含む。 ・ 米国その他での住宅及び金融セクターにおける困難、特定の国における国家債務不履行リスク並びにその結果としての 世界的金融市場への悪影響 ・ 消費者信頼感の低下及び消費支出の低迷 ・ 外貨準備水準、商品価格(石油価格を含む)、為替レート(ドル若しくは日本円の為替レートの変動又は中国人民元の切 り上げ)、金利及び株式市場の有害な変動又は不安定性 ・ 韓国の重要な輸出相手国である米国、中国及び日本等の国の経済情勢の悪化、又はアジアその他の新興市場国の経済情勢 の継続的な悪条件 ・ リテール及び中小企業の借り手による延滞及びクレジット・デフォルトの増加 ・ 利益(対中国輸出の増加等)を費用(輸出市場又は外国投資における競争及び韓国から中国へ生産拠点の移転等)が超 過する範囲での中国経済の台頭 ・ 懸案中又は今後の自由貿易協定による経済的影響 ・ 社会不安及び労働不安 ・ 韓国の不動産市場価格の大幅な下落 ・ 政府財政赤字を増加させる税収の減少並びに財政刺激策、失業手当並びにその他経済及び社会プログラムに関する政府 の歳出の大幅な増加 ・ 韓国の財閥、その他の問題を抱えた大手企業、そのサプライヤー又は金融セクターの再編に関する財政的問題又は進展不 36/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 足 ・ 企業財務上の不正及び特定の韓国財閥の企業統治問題に起因する投資家の信認の失墜 ・ 地政学的不安定性及び世界中のテロ組織による更なる攻撃を受けるリスク ・ 韓国又は世界の他の地域における伝染病の発生 ・ 韓国及びその取引先若しくは同盟国との間の経済若しくは外交関係悪化(貿易紛争又は外交政策の相違に起因する悪化 を含む。) ・ 韓国における政党間若しくは政党内の政治不安又は紛争の増加 ・ 中東産油諸国間における対立及び石油の供給若しくは石油価格の上昇に関する重大な紛争 ・ 韓国及び世界の他の地域、特に貿易相手国における巨大地震、津波又はその他の自然災害の発生(2011年3月11日に日本 で起きた地震により、地震で損傷した原子力発電所から放射性物質が放出されるという結果になった。) ・ 韓国若しくは米国及び北朝鮮間における緊張の度合いの増大又は対立の発生 当社は総売上の重要な一部となる輸出販売に依存している。アジアにおける将来的な経済及び金融情勢の悪化はアジアでの 当社製品に対する需要に悪影響を及ぼし、当社の外国為替リスクを増大する可能性がある。 海外顧客に対する当社の輸出販売及び海外販売は、2010年の鉄鋼製品の総販売量の43.6%を占めた。中国、日本、インドネシ ア、タイ及びマレーシアを含むアジアの顧客に対する輸出販売は2010年の鉄鋼製品の総輸出販売量の61.9%を占めており、 当社はこれら諸国、特に中国に対する販売は今後増加する可能性があると見込んでいる。従って、これら諸国における経済及 び金融情勢の悪化は当社製品の需要に悪影響を及ぼす可能性がある。アジアにおける景気の低迷もまた、建設、造船、自動車、 電気製品及び川下鉄鋼加工産業における企業を含む、かかる地域へ輸出を行う韓国企業に対する当社の売上に悪影響を及ぼ す可能性がある。これらの国々での需要の低下は、特に中国における新規鉄鋼生産能力が加わることと相まって、当社の主要 製品のドル建ての輸出価格を引き下げる可能性がある。当社は外貨購入と債務返済義務のための外貨獲得を目的で輸出売上 を維持し拡大することを試みている。従って、当社の輸出売上の低下も当社の外国為替リスクを増加させる可能性がある。 米ドル及びその他主要外国通貨に対するウォンの価値が下落した場合、当社の業績及びADSの価格に重大な悪影響を及ぼす 可能性がある。 近年、ウォンが主要通貨に対して著しく変動した。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した市場平均為替レート は、2007年12月31日現在の1米ドルに対し938.2ウォンから2009年3月3日現在の1米ドルに対し1,573.6ウォンへと下落し たが、2011年6月23日現在1米ドルに対し1,075.0ウォンへと上昇した。 ウォンの下落がとりわけ以下を引き起こすため、当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 ・ 外貨建債務の元利金の支払いをするのに当社が必要なウォン金額の増加。かかる金額は2010年12月31日現在、長期債務合 計(発行済社債に関する割引額を含まないが、1年以内満期の社債を含む。)の約53.5%を占めた。 ・ 当社が海外から購入する原材料及び設備の費用並びに運送費の大部分(主にドル建て)のウォン建て金額の上昇。 ・ 会計目的上、当社の収益を低下させる負債に関する外貨換算損失 一方、ウォンの上昇は、(ⅰ)ドル建て価格を上昇させるため当社の輸出製品の競争力を弱め、(ⅱ)主としてドル建ての 輸出によるウォン建ての売上高及び売掛金残高を減少させる。しかし、ウォンの上昇の広範なプラス効果(上述のウォンの 下落によるマイナス効果の反転)により、ウォンの上昇は一般に当社業績にプラスの影響を及ぼす。 ウォン及びドル間の為替レートの変動は、韓国取引所における当社の普通株式のウォン建て株式価格のドル相当額に影響 を与えるものであり、結果として、ADSの市場価格にも影響を与えかねない。当該変動は、ADSに表章される普通株式への現金 配当がウォンで支払われた場合、かかる現金配当のADR預託機関によるドル転換にも影響を与えることになる。 当社は輸入原材料に依存しており、主要な原材料の市場価格の高騰は当社の利鞘及び利益に悪影響を及ぼす可能性がある。 当社は使用する主要原材料(鉄鉱石及び石炭を含む。)の実質全てを韓国外から購入している。2010年に当社は約49.3百万 ドライ・メトリック・トンの鉄鉱石及び約26.2百万ウェット・メトリック・トンの石炭を輸入した。鉄鉱石は主にオースト ラリア、ブラジル及び南アフリカから輸入している。石炭は主にオーストラリア、カナダ及び中国から輸入している。当社は これまでに重大な予期せぬ供給の中断を経験したことはないが、当社が原料を輸入している国における政治的若しくはその 他事由によりこれが起こった場合、当社の事業に悪影響を及ぼす可能性がある。 さらに、当社は、当社の売上原価の大きな部分を占める石炭、鉄鉱石及びニッケル価格の上昇にさらされている。当社の主要 な原料の価格は近年、著しく変動している。例えば、石炭1ウェット・メトリック・トン当たりの平均市場価格(オーストラ リア高品位強粘結炭のベンチマーク本船渡し価格)は、2008年には250米ドル、2009年には172米ドル及び2010年には191米ド ルであった。鉄鉱石1ドライ・メトリック・トン当たりの平均市場価格(鉄(Fe)62%含有のプラッツ鉄鉱石指数(Platts Iron Ore index)本船渡し価格)は、2008年には126米ドル、2009年には68米ドル、2010年には136米ドルであった。当社の長 期供給契約は、通常、契約期間が3∼10年で、その時の市場価格に合わせた定期的な価格調整について規定している。当社は通 常、四半期ベースで価格を調整しており、約1か月分の原材料の在庫を保持している。主要な原材料の価格が将来、さらに上 37/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 昇し、当社がその上昇を当社の顧客に転嫁できない場合には、当社の利鞘及び利益に悪影響が及ぶ可能性がある。また、価格 の上昇は潜在的な顧客が鉄鋼製品の購入を見送る原因となり得るため、当社の事業、財務状況及び業績に悪影響を及ぼす可 能性がある。 世界鉄鋼産業における過剰生産能力及び過剰供給は、当社の収益性に悪影響を及ぼす可能性がある。 近年、発展途上国、特に中国における鉄鋼消費の急成長が一因で、世界の鉄鋼産業は、鉄鋼生産能力の拡大に再び関心を向け ている。中国は、大差で世界最大の鉄鋼生産国であり、その国内生産と需要が世界鉄鋼価格の決定において重要な要因とな る。加えて、中国鉄鋼輸出は、韓国を含む中国外の市場での鉄鋼価格に大きな影響を与える可能性がある。 増加した生産能力は、最近の世界経済の減速による需要減少と相まって、世界鉄鋼産業の生産能力の過剰を生じる結果と なっている。 世界経済の減速が長引けば又は過去数年にわたって急成長を経験してきた発展途上国からの需要増加が、最近の生産能力 の拡大に見合うようなものでなければ、世界鉄鋼産業において生産能力の過剰が激化する可能性はある。世界鉄鋼産業にお ける過剰生産能力は以下をもたらす可能性が高い。 ・当社の主要製品のドル表示輸出価格を引き下げ、さらに韓国での販売価格を下落させる可能性がある。 ・他の市場が減速している中、海外の生産業者が鉄鋼製品を韓国に輸出しようとするため、韓国市場における競争が 増加する。 ・当社製品の海外での需要及び当社が輸出販売を拡大する能力にマイナスの影響を与える。 ・当社の鉄鋼生産全般を増加する能力に影響を与える。 現在の経済状況下において当社が競争力を維持し続ける、又は世界経済の長引く低迷及び過剰な生産能力が当社の事業、営 業成績または財務状況に重大な悪影響を及ぼさないとの保証はできない。 当社は、多様化戦略を成功裏に実行できない可能性がある。 韓国の鉄鋼産業の結果的な成熟に備えるためにも、当社の全体的な戦略には、液化天然ガス(「LNG」)の生産、物流並び にマグネシウムコイル及び薄板の生産といった、当社がより大きな収益を生む可能性があると考える鉄鋼事業関連の新規事 業を始めて多様化することにより、また同時に、発電、代替エネルギー、先端材料及びエネルギー資源の開発、IT関連のコンサ ルティング・サービス及びワイヤレス・ブロードバンドのインターネット・アクセス・サービスといった鉄鋼事業に関係 のない新規事業へ参入することにより、新しい成長の原動力を確保することが含まれる。当社は、随時、かかる多様化戦略を 追及するため、選択的に会社の買収又は投資を行う可能性がある。2010年9月20日、当社は、大宇インターナショナルの68.15% の持分を3.37兆ウォンで取得した。大宇インターナショナルは主に鉄鋼及び原料の貿易並びにエネルギー及び鉱石の開発プ ロジェクトへの投資も行う世界的な貿易会社である。同社は、また、繊維製品の製造及び販売を行い、韓国のデパートを運営 し、2010年にマーケットシェアで韓国第3位となった教保生命保険㈱の持分を24%保有している。韓国の大手物流会社である 大韓通運の支配株式の取得に関し、当社は、2011年3月4日にアシアナ航空及び大宇E&C Co., Ltd.宛てに同意書を提出し、最 終入札に参加することを2011年5月13日に当社取締役会が決定した。大韓通運は、競売による売却手続中であり、2011年第2四 半期に優先入札者が選ばれる予定である。 全体的な多様化戦略の成功は、ある程度は、成長の機会と予期される相乗効果を実現する能力にかかっている。予期される 利益の実現は、資格要件を満たした人員の確保可能性、多様な顧客及び供給業者との新しい関係の構築及び既存の関係の拡 大、かかる新事業に必要なテクノロジーとノウハウの確保並びに合理的なコストでの投資資金へのアクセスといった膨大な 要素にかかっており、その幾つかは当社の支配能力を超えるものである。予期される利益の実現は、幾つかは支配能力を超え るものもある膨大な要素のために、結果的に、妨害されたり、遅れたり、減じられたりする可能性がある。これらの要因には、 次のようなものがある。 ・情報及び会計のシステム、人事、方針並びに手続など、買収した事業の運営統合における困難、並びに膨大な時間、財 源及び経営陣の注意を要する可能性のある、重複する業務、マーケティングのネットワーク、管理機能の再編成及 び削減における困難 ・将来明らかになってくる可能性のある、買収に関連した予知できない偶発リスク又は潜在的債務 ・より大規模な事業の運営における困難 ・主要な経営陣の人員や顧客を失うこと したがって、当社は、多様化戦略が完了して利益を生むこと、並びに、多様化に向けての活動が当社の組み合わせた事業、財 務状態及び運営の結果に悪い影響を及ぼさないことを保証できない。 世界鉄鋼産業における統合及び新たな市場参入は競争を激化する可能性がある。 近年、当社の競争相手である会社間において産業統合の傾向がある。例えば、2006年にMittal Steel社及びArcelor社により 世界の鉄鋼生産能力の約10%を占める企業が誕生した。ArcelorMittal社のような生産能力の拡大による世界的な製鉄会社 からの競争、並びに特に中国及びインドからの市場の新規参入により、価格競争が激化する結果となり、利益率を低下させ、 38/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 収益を減少させることとなる可能性がある。当社の大規模競合企業は当社よりも豊かな資源を利用し、更なる買収を行うこ と、製品開発及び生産能力により積極的に投資すること並びに当社の輸出製品に対する需要を置換えることを含めた様々な 方法で当社に対抗する可能性がある。 鉄鋼代替材料による競争により鉄鋼製品の需要が減少する可能性がある。 鉄鋼は、アルミニウム、セメント、複合材、ガラス、プラスチック及び木材といった鉄鋼代替物として用いられる可能性があ る天然材料及び合成材料と競争している。環境又はその他の理由のためか否かにかかわらず、鉄鋼の代わりにかかる材料を 使用することを命じる政府規制の取組み及び魅力的な鉄鋼製品の代替物の開発は、鉄鋼製品の需要を減少させ、当社の事業、 営業成績または財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。 当社の生産業務の海外展開は当社の長期的成功のために重要であるが、当社の海外事業に関する経験の浅さにより、海外展 開に対する取組みが成功しないリスクが高まる。 当社は国際取引及び海外での建設業務を行っており、当社の事業は海外の子会社、支社及び駐在員事務所で構成される世界 的取引ネットワークに依存している。多くの当社子会社及び海外支社は先進国に設置されているが、経済的に開発途上の多 数の国においても業務を行っている。また、当社はひとつには来るべき韓国鉄鋼市場の成熟への準備に関連し、とりわけ中 国、インド及び東南アジアにおいて有望な投資機会を慎重に模索することにより、引続き生産業務を国際的に拡大するつも りである。当社は、海外で当社の業務を行い、地域のネットワークを設立し、また海外における販売及び営業努力を調整する 事業について信頼のおける海外の鉄鋼生産業者との合弁事業に参加する可能性がある。当社がこれらのアレンジに参加する 限りにおいて、当社の成功は、当社との提携に対し十分な資源を投入しようとする相手企業の意欲に部分的に依存すること になる。 その他の状況では、当社は事業パートナーに頼ることなく、自らによる生産施設の設置を決定する可能性がある。当社が海 外で生産した製品に対する需要及び市場による受容は、非常に不確実であり、国際的鉄鋼市況に実質的に依存している。当社 は、当社の海外発展計画が有益なものとなり、かつ、かかる投資費用を回収できるという保証はできない。 当社の取引、建設及び生産業務の海外への発展には、経営上の配慮及び経営資源が必要である。また当社は、韓国国外におけ る事業展開に関し、以下のリスクに直面している。 ・ 距離、言語及び文化的相違によって生じる課題 ・ 国際的に事業を行うことに関連する費用の増加 ・ 海外における利益の本国送金を妨げる可能性のある為替管理制度を含む、法的規制及び行政上の規制 ・ 国によっては、支払サイクルの長期化 ・ 信用リスク及び支払に関する高度な不正 ・ 為替リスク ・ 悪影響を及ぼす可能性のある税効果 ・ 政治的及び経済的不安定性 ・ 国によっては、夏季の経済活動の季節的後退 日本における2011年3月11日の自然災害及びその継続的影響が当社の事業に重要な影響を及ぼす可能性がある。 2011年3月11日、日本においてモーメント・マグニチュード9.0の海底地震が発生し、それにより引き起こされた津波により 日本の東部沿岸のインフラは広範囲にかつ深刻な被害を受けた。この地震は、福島原子力発電所において現在進行中の重大 事故を含む多数の原子力事故も引き起こし、歴史上最も損失の大きい自然災害となった。 当社の日本の製造装置供給業者及び日本の顧客の中には、2011年3月の自然災害により一時的に業務を停止しているところ もあり、不安定な電力、輸送手段の制限、取引業者における問題及び持続的な影響により、引続き影響を受けているところも ある。主に日本から供給される製造装置へのアクセスは、短期的なニーズを満たすには十分であると考えているが、長期的に は製造装置の供給が不足又は遅延する可能性がある。当社はかかる装置の代替供給を、適時に若しくは商業的に合理的な期 間内に確保できない場合、又は全く確保できない場合、当社製品の生産に悪影響を及ぼすかもしれない。さらに、当社の日本 の顧客に対する販売は、2008年には当社の鉄鋼製品の輸出販売量の18.4%を占め、2009年には10.9%、2010年には11.0%を占 めており、最近の自然災害及びその持続的影響による事業活動の減速の結果、これらの顧客からの需要が減少する可能性が ある。 当社は随時、追加資金調達先を求める必要のある買収に携わる可能性がある。 随時、当社は、当社の事業を補完する可能性のある会社又は事業に対して選択的な買収又は投資を行う可能性がある。かか る買収の資金調達のため、当社は、手元現金、営業活動からの資金、株式及び負債証券の発行、並びに必要な場合には、銀行そ の他の調達先からの資金調達及び金融投資家とのコンソーシアム契約を利用する意図がある。しかし、当社が、かかる買収又 は投資に十分な資金調達を獲得できる、あるいは当社にとって商業的に受け入れられる条件でそれを獲得できるという保証 39/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 はできない。当社はまた、かかる資金調達及び関連する債務返済義務が、当社の財務状況、営業成績又はキャッシュフローに 重大な悪影響を及ぼすことがないとの保証はできない。 反ダンピング又はセーフガード措置の更なる増加又は新たな賦課により、当社の輸出販売が悪影響を受ける可能性がある。 現在、米国及びいくつかの新興市場を含む地域において、当社製品の一部は反ダンピング関税又は相殺関税の対象となって いる。反ダンピング又はセーフガード措置の対象となっている当社製品は、全体として、当社の最近の総売上高に対し重要な 部分を占めてはいない。しかしながら、当社製品に対する反ダンピング関税、相殺関税、割当量若しくは関税の一層の上昇又 はそれらの新規賦課は、将来的に当社の輸出に重大な悪影響を及ぼさないという保証できない。「−2 生産、受注及び販売 の状況−(4)市場及び価格政策−①市場−(ロ)輸出」を参照。 マクロ経済的要因に基づく周期的な変動が㈱POSCO建設の業務及び業績に悪影響を及ぼす可能性がある。 当社は、製鉄事業を補完するために、当社が89.5%を所有する子会社である㈱POSCO建設を通じて、エンジニアリング及び建 設活動に従事している。企業間取引調整後の2010年の連結売上高の約7.0%を占めるエンジニアリング及び建設事業部門は、 極めて周期的であり、消費者のマインド及び所得、雇用水準、金利、インフレ率、人口動態並びに政府の政策などのマクロ経済 的要因に基づいて変動する傾向がある。付加価値の高い製鉄所建設及び松島新都市などの都市開発計画プロジェクトに焦点 を当てる㈱POSCO建設の戦略によって、国内の競合相手数社と比較して、韓国の一般的経済状況に左右されにくくなっている ものの、㈱POSCO建設の建設事業部門の利益は過去、新規の建設注文を含む国内の建設活動の水準に依存して変動してきた。 ㈱POSCO建設の建設業務は将来、建設市場の一般的な悪化に悩まされ、その結果、需要の低迷が起き、㈱POSCO建設の事業、営業 成績又は財務状況に悪影響を与える可能性がある。 建設プロジェクトに関して予測できない追加費用が発生した際、㈱POSCO建設の多くの国内外のプロジェクトが固定価格を ベースにしていることが当社に損失をもたらす可能性がある。 ㈱POSCO建設の多くの国内及び海外建設プロジェクトは、固定価格契約の条件に従って、所定の予定表に基づいて固定価格 ベースで実行される。このような固定価格契約に基づき、㈱POSCO建設は、完成物における全ての経費削減分を留保できるが、 全ての予算超過分も負担することになり、遅延に関して損害の支払を要求されることもある。固定価格契約の価格設定は、㈱ POSCO建設が自己のリスクを評価しそれに従って契約に偶発事象を規定する能力とともに、㈱POSCO建設の利益性にとって非 常に重要である。 ㈱POSCO建設は固定価格契約の入札において労働力、原材料、部品及びコンポーネントのコストの増加を予測しようと努め ている。しかしながら、固定価格契約において発生したコストと実現された総利益は以下のような要因によって㈱POSCO建設 の見通しとは異なる可能性がある。 ・ 契約期間中における労働生産性及び設備生産性の予測できない変化 ・ (悪天候を原因とするものを含む)労働力、原材料、部品及びコンポーネント、下請け並びに間接費用の予測できない 増加 ・ 遅延及び不出来による是正工事 ・ 見積り及び入札における誤り 建設プロジェクトの過程において予測できない追加費用が発生した場合、かかる費用は通常、㈱POSCO建設が負担し、それに 従って、㈱POSCO建設の利益は減少又は消失することになる。固定価格プロジェクトに関して、㈱POSCO建設が予測できない重 大な追加費用を負担すれば、当該プロジェクトに損失が発生する可能性があり、㈱POSCO建設の財務状況及び営業実績に重大 な悪影響を及ぼすかもしれない。 ㈱POSCO建設の国内の居住用財産事業は、韓国の不動産市場に大きく左右される。 ㈱POSCO建設の国内の居住用財産事業の業績は、韓国の不動産市場の全般的な状況に大きく左右される。韓国の建設産業は、 居住用財産開発プロジェクトへの近年の過剰投資、不動産価格の停滞及び特にソウル以外の地域での居住用財産の需要減少 により、悪化中の韓国経済状況による要因も含めて減速中である。さらに、2008年9月以来、世界的な金融市場において流動 性及び信用不安並びに不安定性が著しく増大したことから、韓国の銀行及びその他金融機関が、建設会社へのプロジェクト 融資及びその他貸付活動に関与しようとする意欲が全般的に低下しており、これが㈱POSCO建設が希望する資金調達の需要 を満たす能力に悪影響を及ぼす可能性がある。韓国政府は都市圏の共同住宅再開発に対する規制及び再販売規制の緩和並び に資産税の減税を含む、韓国の建設産業を支援する方策をとっている。韓国不動産市場は、2009年下半期から2010年にかけて 着実に回復してきているが、将来において韓国の不動産市場で需要又は価格の低下が起きない、又は韓国不動産市場の低迷 が㈱POSCO建設の事業、営業成績又は財務状況に重大な悪影響を及ぼさないとの保証はできない。 当社は環境規制に従っており、当社の事業により当社に多大な負担が課せられる可能性がある。 40/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 当社は、当社の製造工程に関連した二酸化炭素の排出の削減に対する圧力の高まりを含め、国家及び地方の環境法及び規則 に従っている。当社の製鉄及び建設事業により、当社は、環境への汚染物質及び二酸化炭素の放出、固形物、危険物又は廃棄物 の取扱い、保管及び処分並びに汚染地域の調査及び改善から生じるものなど、環境上又は保健及び安全上の問題に関連した 多大な負担のリスクにさらされる可能性がある。当社は、現在及び過去に運用された製造又は建設用地の環境状態の調査及 び改善に対して責任を負う可能性がある。また、当社は、政府又は民間の訴訟者が提起した訴訟により、天然資源の損害、第三 者の財産の損害又は人身傷害に対する責任などの関連の債務を負担する可能性がある。当社の業務の過程において、第三者 が所有又は運営する用地において有害廃棄物が発生する可能性があり、それらは第三者が所有又は運営する処理場において 廃棄又は処理される可能性がある。これらの用地が汚染された場合、関連する天然資源の損害についてかかる用地の調査及 び改善の費用並びに民事・刑事の罰金又は課徴金を負わされる可能性がある。 当社の知的所有権を保護できない場合、当社の競争力が弱まり、当社の事業及び将来の見通しに悪影響が及ぶ可能性がある。 当社は、FINEX、ストリップ鋳造及びシリコン鋼製造技術などの競合相手との差別化が図れる新たな製鉄技術の開発が当社 事業の成功に不可欠であると信じている。当社は、特許の取得と当社の主要市場を監視することにより知的財産の保護のた めの積極的な措置を採っている。しかしながら、当社が採っている措置が競合相手による当社の占有技術の不正利用を効果 的に阻止するとの保証はできない。競合相手が当社の知的財産を不正に流用し、知的財産の所有権についての紛争が起こる 可能性があり、また、当社の知的財産が別の方法で知れ渡る、又は当社の競合相手により独自に開発されることもあり得る。 知的財産の保護ができなかった場合、当社の競争力が弱まり、当社の事業及び将来の見通しに悪影響が及ぶ可能性がある。 当社はその競争上の地位の維持にあたり企業秘密及びその他の特許権の付与されていない独自のノウハウに依存しており、 企業秘密又はその他の特許権の付与されていない独自のノウハウが許可なく公開された場合は、当社事業に悪影響が及ぶ可 能性がある。 当社は企業秘密及び特許権の付与されていない独自のノウハウや情報に依存している。当社は、雇用又は顧問関係の開始時 において各従業員及びコンサルタントと秘密保持契約を締結する。これらの契約は、雇用関係又は顧問関係に伴い個人が 行った又は着想した全ての発明、考案、発見、改良及び特許可能なもの、又は上記関係の期間中に生まれた又は個人に知られ ることになった全ての機密情報は、当社の独占的な財産であると一般的に規定している。これらの種類の契約の執行可能性 やこれらが違反されないことについて保証することはできない。また、違反に対して当社が適切に救済措置を採れるかにつ いては定かでない。上記の違反の結果、当社の企業秘密又はその他のノウハウが公開されれば、当社の事業に悪影響が及ぶ可 能性がある。 北朝鮮との緊張状態の上昇は当社並びに当社有価証券の市場価格に悪影響を与える可能性がある。 韓国と北朝鮮の関係は、韓国の近代史において緊張したものであった。二国間の緊張状況は流動的であり、現在及び将来の 事象の結果として、突然に高まる可能性がある。近年、北朝鮮の核兵器及び長距離ミサイルプログラム並びに北朝鮮の行動に 関する不確実性の増大及び国際社会からの対応の可能性から生ずる安全上の懸念が高まっている。2003年1月、北朝鮮は、核 不拡散条約に基づく諸義務を放棄した。放棄以降、韓国、米国、北朝鮮、中国、日本及びロシアは、北朝鮮の核兵器プログラムに 関連した諸問題解決のため、何度も六カ国協議を行った。 長距離ミサイルのテスト飛行に加えて、2006年10月北朝鮮は、核実験の成功を発表した。この発表は当該地域の緊張を増 大させ、世界中で強い反発を招くことになった。2009年5月、北朝鮮は、二度目の核実験の実施に成功し、3つの短距離地対空 ミサイルを試験発射したと発表した。これに対応して、国連安保理は、2009年6月、北朝鮮の核実験を非難する決議を全会一致 で採択し、北朝鮮に対する制裁を拡大及び強化することを決定した。2010年3月、韓国の戦艦が海中爆発により破壊され、多く の乗組員が死亡した。韓国政府は、2010年5月に、戦艦の沈没を引き起こしたとして北朝鮮を公式に非難したが、北朝鮮は沈没 に対する責任を否定し、その行為を罰しようとするなら報復すると脅した。2010年11月23日、北朝鮮軍は、朝鮮半島西岸の韓 国と北朝鮮の領海の境界線近くに位置する延坪島に向けて百発以上の大砲の砲弾を撃ち込み、かなりの財産が損傷したのと 同時に、2名の韓国軍兵士と2名の市民が殺された。韓国は、約80発の砲弾を撃ち込んで応酬し、軍隊を最高の警戒レベルに置 いた。韓国政府は、かかる行為について北朝鮮を非難し、さらなる挑発行為があれば容赦なく報復することを明言した。 さらに、最近、北朝鮮の今後の政治指導者についての不確定性及び同地域での経済的及び政治的安定性についてのその関 連事項に関する懸念が増大している。2010年9月28日、2008年に脳卒中にかかったと報じられた北朝鮮の指導者である金正日 が、20代と報じられている三番目の息子を、中央軍事委員会副議長及び北朝鮮軍の将軍として指名した。金正日が息子を後継 者にしたにもかかわらず、後継者計画の実行は不確実のままである。北朝鮮の経済もまた、厳しい課題に直面している。2009 年11月、北朝鮮政府は、インフレを管理し、所得格差を縮小するための試みとして行われた通貨改革の一部として、1対100の 比率で通貨呼称単位を変更した。かかる進展は、北朝鮮内の社会的及び政治的緊張をさらに悪化させる可能性がある。 長期に渡り、二つの朝鮮は再統一される可能性があった。再統一には、韓国側の重大な経済的取り組みを必要とする可能性 がある。2010年8月15日、李明博大統領は、国民に向けた演説において、再統一に関連した長期的経済的負担に備えるために、 再統一税を設ける可能性を示唆した。再統一に関するかかる議論は予備的なもので、かかる税金が実施されるか否か、また 41/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 は、いつ実施されるかといったことはまだ決まっていない。再統一税が実施されると、国内消費が落ち込む可能性があり、次 いで韓国経済に重大な悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、朝鮮半島における緊張状態が今後高まらないという保証はな い。例えば、北朝鮮での指導部の危機の発生、韓国と北朝鮮の間の政府高官レベルでの接触の決裂又は軍事的戦闘の発生によ り起こる可能性のある、緊張状態の一層の上昇は、当社の事業、財務状況、及び業績に重大な悪影響を与える可能性がある。 5【経営上の重要な契約等】 当社は、当社の関連会社に対し、2008年12月31日現在1,934十億ウォン、2009年12月31日現在2,103十億ウォン及び2010年12 月31日現在3,588十億ウォンの支払保証を提供した。 6【研究開発活動】 当社は基礎研究及び応用技術開発活動を遂行するための研究開発プログラムを維持している。当社の技術開発部門は、当社 が1986年に設立した韓国初の研究を主体とする大学である浦項工科大学及び1987年に同じく当社が設立した韓国初の私立 総合研究機関である産業科学技術研究所と緊密に協力している。2010年12月31日現在、浦項工科大学及び産業科学技術研究 所は約977名の研究員を雇用している。 1994年に当社は、応用研究及び技術開発活動を行うために、POSCO技術研究所を設立した。POSCO技術研究所は2010年12月31 日現在、434名の研究員を雇用している。 当社は売上原価として2008年に361十億ウォン、2009年に368十億ウォン及び2010年に395十億ウォンの研究開発費を、また、 販売費及び一般管理費として2008年に95十億ウォン、2009年に84十億ウォン及び2010年に142十億ウォンの研究開発費を計 上した。 当社の研究開発プログラムでは、製鋼技術関連の29,000件を超す工業所有権が申請されており、そのうち約4分の1が2010 年12月31日現在登録済みで、その多くは当社の製造工程の改善に応用されている。 7【財政状態及び経営成績の分析】 (1)概要 当社は、韓国における最大の一貫生産体制を備えた製鉄会社である。当社は、鉄鋼セグメント、エンジニアリング及び建設セ グメント、貿易セグメント並びに報告基準値を下回るすべての事業体を含むその他セグメントの4つの報告義務のあるセグ メントを有する。鉄鋼セグメントには、鉄鋼製品及びかかる製品の販売が含まれる。エンジニアリング及び建設セグメントに は、韓国及び海外における工場、土木計画並びに商業用及び住居用建築物の企画、設計及び建設が含まれる。貿易セグメント は、当社から出荷される及び当社へ供給される並びに韓国及び海外においてその他の供給業者と購入業者間で行われる広域 な鉄鋼製品の輸出入から成る。「その他」のセグメントには、発電、液化天然ガス生産、ネットワーク及びシステム統合、物流 並びにマグネシウムコイル及びマグネシウム板の生産が含まれる。 当社の歴史的な実績に寄与する主要な要因の一つが、韓 国経済の成長であり、当社の将来の実績は少なくとも部分的に、韓国の一般経済成長及び見通しに依存する。当社の経営成績 及び財務状態に悪影響を及ぼし、また及ぼし続ける可能性がある最近の進展については、「第3 事業の内容−4 事業等の リスク−韓国は当社にとってもっとも重要な市場であり、韓国における経済状況の悪化は当社の現在の事業及び将来の成長 に大いに悪影響を及ぼす可能性がある。」を参照のこと。その他多くの要因が、当社の営業成績、財務状態及び資本支出に重 大な影響を与えてきた又は与えることが予想される。これらの要因には以下のものが含まれる。 ・当社の販売量、単価及び製品構成 ・費用及び生産効率性 ・為替レート変動 ・2010年9月における大宇インターナショナルの買収 ・2011年に始まる国際会計基準への移行 これらの要因の結果として、当社の過去の財務実績が、かかる報告における将来の業績又は傾向の指標にならない可能性 がある。 (a)販売量、価格及び製品構成 近年、当社の売上高は、以下の事由の影響を受けて来た。 ・当社製品に対する韓国市場の需要、及び当社がその需要に応えることのできる能力 ・輸出市場の販売における当社の競争力 ・価格水準 ・製品構成を向上する当社の能力 当社製品に対する国内需要は、建設、造船、自動車、電化製品及び川下鉄鋼加工業者等を含む主要な鉄鋼消費産業、並び に韓国経済全般の状況の影響を受ける。 42/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 粗鋼生産高は、2008年の34.7百万トンから2009年には31.7百万トンに減少し、販売量は2008年の33.5百万トンから2009 年には31.1百万トンに減少した。自動車及び建設産業といった2008年下半期に悪化した世界的な経済状況による悪影響 を受けた産業における当社の顧客からの需要低迷の反応として、当社は、2008年12月及び2009年第1四半期において粗 鋼の生産及び販売価格を削減した。しかしながら、市況悪化の速度が停滞しているという兆しが、2009年第2四半期に表 われ始め、国内の自動車及び建設産業を含む当社顧客基盤の特定のセグメントからの需要が2009年第2四半期から回復 の兆しを示した。対応として、当社は、2009年4月より粗鋼生産を徐々に増やし始め、当社の生産水準は2009年下半期に 正常化した。2009年上半期における生産の縮小の結果、当社の鉄鋼製品の価格は2009年第3四半期まで引き続き圧迫さ れたが、かかる時期に回復を始め、そのまま2009年末にかけて徐々に上昇した。2010年において、当社は、粗鋼生産高を 35.3百万トンに増加させ、販売量は、38.7百万トンに増加した。 2009年において、シリコン鋼板を除く当社のすべての主要製品のウォン建ての販売単価は低下し、当社製品の加重平均 単価は、2009年には、ウォン価格での当社の輸出価格の上昇の一因となった2009年の米ドルに対するウォンの平均価格 の2008年比での低下にもかかわらず、2008年比で5.2%低下した。ウォンの対米ドル平均為替レートは、2008年における1 米ドルに対し1,102.6ウォンから2009年には1米ドルに対し1,276.4ウォンに下落した。2009年において当社総販売量の 7.3%を占めたステンレス鋼製品の販売単価は23.5%低下した。2009年において当社総販売量の25.8%を占めた熱延製 品の販売単価は7.8%低下した。2009年において当社総販売量の7.8%を占めた線材の販売単価は2.8%低下した。2009年 において当社総販売量の36.2%を占めた冷延製品の販売単価は2.2%低下した。2009年において当社総販売量の14.7% を占めた厚板の販売価格は1.9%低下した。一方で、2009年において当社総販売量の2.9%を占めたシリコン鋼板の販売 単価は8.1%上昇した。 2010年において、シリコン鋼版を除く当社のすべての主要製品のウォン建ての販売単価は上昇し、2010年における当社 製品の加重平均単価は、ウォン建て支払い条件による当社輸出価格の下落を招いた2010年の米ドルに対するウォンの価 値の2009年比での上昇にもかかわらず、2009年比で8.5%上昇した。米ドルに対するウォンの平均為替レートは、2009年 の1.00米ドルに対し1,276.4ウォンから、2010年には1.00米ドルに対し1,156.3ウォンへと上昇した。総販売量の22.1% を占めた熱延製品の販売単価は、2010年には16.3%上昇した。総販売量の6.1%を占めた線材の販売単価は、2010年には 5.8%上昇した。総販売量の6.7%を占めたステンレス鋼製品の販売単価は、2010年には、3.6%上昇した。総販売量の 35.1%を占めた冷延製品の販売単価は、2010年には、3.6%上昇した。総販売量の11.9%を占めた厚板の販売単価は、2010 年には、2.7%上昇した。一方で、総販売量の2.8%を占めたシリコン鋼板の販売単価は、2010年には0.7%下落した。 世界的な経済の減速によって低迷する需要に一部対応して、2009年の上半期には、当社のドル建て輸出価格は低下し た。2009年第3四半期以降、当社のドル建て輸出価格は、景況感の改善及び経済活動の活発化並びに在庫の減少が原動力 となった需要の増加により、徐々に回復し始めた。この傾向は2010年上半期も続いたが、当社は、2010年下半期において、 同様の価格水準を維持した。当社は、当社製品の市場需要、世界鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状況一般によって は、当社の輸出販売価格を継続的に調整する決定をする可能性がある。 43/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 次の表は、下記の期間における当社の鉄鋼製品及び半製品の平均単価を示している。 12月31日終了年度 製品目 2008年 2009年 2010年 (千ウォン/トン) 熱延製品 800.3 737.5 857.6 厚板 970.5 951.9 977.7 線材 885.9 860.8 911.0 冷延製品 922.7 902.4 934.6 シリコン鋼板 1,537.7 1,663.4 1,652.0 ステンレス鋼 3,529.6 2,701.8 2,798.6 807.5 804.5 1,151.8 1,069.0 1,013.3 1,099.6 その他 平均(1) 注(1)「平均」価格は、表中の製品についての当社売上高の販売量による加重平均に基づいている。「−2 生産、受 注及び販売の状況−(3)販売の状況」を参照。 (b)費用及び生産効率性 当社の主要な費用及び営業費用は、原料購入、減価償却、労務費及びその他の購入品に関する費用である。 次の表は、下記の期間における当社の総費用及び営業費用の売上高に対する比率の明細である。 12月31日終了年度 2008年 2009年 2010年 (売上高に対する割合) 売上原価 78.0% 84.2% 85.0% 4.8 5.3 5.5 営業費用合計 82.8 89.5 90.5 売上総利益 22.0 15.8 15.0 営業総利益 17.2 10.5 9.5 販売費及び一般管理費 2010年には、当社の売上総利益は、2010年の売上の増加よりも売上原価の増加が上回ったため、2009年の15.8%から 15.0%へと減少した。2010年の当社の売上総利益は、大宇インターナショナルの業績を連結したために、かかる連結がな かった2009年に比べると、マイナスの影響を受けた。主に鉄鋼と原料の貿易に携わる世界的な貿易会社である大宇イン ターナショナルは、通常、貿易活動からの収益を総売上ベースで認識するために、結果的に、利益水準が低くなる。当社は 市況の変化を慎重に監視しており、当社は近年、世界的景気の低迷がもたらした課題に取り組む以下の方策を実行した。 ・ 製品設計の強化、生産性の向上及び輸送費の低減により費用を削減すること。 ・ 当社の国内シェア及び輸出販売を増やすためのマーケティング活動に重点を置くこと。 ・ 市況の変化により効果的に対応するために特別販売委員会を設立し、様々な将来の販売シナリオへの対応に準備す ること。 世界的景気の低迷以前は、当社の生産性は、所定の生産能力に近い又はそれを超える生産による利益を受け続けてき た。生産能力は、当社の設備を最適に稼動させた場合に達成できる当社の最大の生産能力を示している。2009年、当社は、 第1四半期に粗鋼生産を削減したが、2009年4月以降、粗鋼生産を徐々に増やし始め、当社の生産水準は、2009年下半期 に正常化した。 次の表は表示期間における当社の鉄鋼製品生産性についての情報を表している。 2008年 粗鋼及びステンレス鋼生産能力(百万トン/年) 2009年 2010年 (1) 34.6 34.6 37.6 粗鋼及びステンレス鋼生産実績(百万トン) 34.7 31.7 35.3 100.3 91.6 93.9 工場稼働率(%) 44/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 鉄鋼製品販売量(百万トン)(2) 33.5 31.1 38.7 注(1)POSCO特殊鋼㈱及び張家港浦項不繍鋼有限公司の生産能力を含む。 (2)当社の連結販売子会社が第三者(当社が鉄鋼製品を販売した商社を含む。)から購入して販売した部分を含む。これらの販 売量は、2008年は約0.9百万トン、2009年は約0.5百万トン及び2010年は約1.2百万トンであった。 (c)為替変動 近年、ウォンが主要通貨に対して著しく変動しており、当社の業績及び流動性に影響を与えてきている。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した市場平均為替レートは、2007年12月31日における1米ドルに対し938.2ウォンか ら2009年3月3日における1米ドルに対し1,573.6ウォンへと下落したが、2011年6月23日には、1米ドルに対し1,075.0 ウォンへと上昇した。ウォンの下落がとりわけ以下を引き起こすため、当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。 ・ 外貨建債務の元利金の支払いをするのに当社が必要なウォン金額の増加。かかる金額は2010年12月31日現在、長期債 務合計(発行済社債に関する割引額を含まないが、1年以内満期の社債を含む。)の約53.5%を占めた。 ・ 当社が海外から購入する原材料及び設備の費用並びに運送費の大部分(主にドル建て)のウォン建て金額の上昇 ・ 会計目的上、当社の収益を低下させる負債に関する外貨換算損失 一方、ウォンの上昇は、(ⅰ)ドル建て価格を上昇させるため当社の輸出製品の競争力を弱め、(ⅱ)主としてドル建 ての輸出によるウォン建ての売上高及び売掛金残高を減少させる。しかし、ウォンの上昇の広範なプラス効果(上述し たウォンの下落によるマイナス効果の反転)により、ウォンの上昇は一般に当社業績にプラスの影響を及ぼす。 当社は、外貨の獲得が生じる輸出販売を、外貨建債務をカバーするのに適切なレベルに維持することにより、為替変動 によるリスクを最小化することを目指している。従って、当社の輸出販売の減少は、当社の外国為替リスクを増加するこ とがある。当社は、金利及び外国為替リスクの管理として、通貨スワップ契約を、また将来のキャッシュフローの変動リ スクをヘッジするために金融機関と通貨先物契約を随時締結している。2010年12月31日現在、当社はスワップ契約、先物 為替契約及び通貨先物契約を締結している。2010年、当社のデリバティブ契約の正味評価損は24十億ウォン、また為替差 益は15十億ウォンであった。当社は、既存の契約又は将来締結することのあるスワップその他のデリバティブ商品取引 により更に損失を被ることもあり得る。 (d)大宇インターナショナルの買収 2010年9月20日、当社は大宇インターナショナルの所有権の68.15%を3.37兆ウォンで取得した。韓国GAAPに基づく連 結ベースにおいて、大宇インターナショナルは、2009年において11,544十億ウォンの収益及び131十億ウォンの純利益を 上げたのに対し、2010年においては16,112十億ウォンの収益及び119十億ウォンの純利益を上げた。韓国GAAPに基づく連 結ベースにおいて、大宇インターナショナルは、2009年12月31日現在、4,695十億ウォンの総資産及び1,399十億ウォンの 株式資本を有しており、2010年12月31日現在、5,652十億ウォンの総資産及び1,589十億ウォンの株式資本を有していた。 韓国GAAPに基づき、2010年12月31日に終了した年度における大宇インターナショナルの業績は、あたかもかかる買収が 2010年1月1日に行われたかのように、当社の2010年度損益計算書の各項目において全て連結され、買収前における大 宇インターナショナルの純利益は、当社の連結純利益を決定する際に差引かれた。 (e)2011年における国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)への移行 2007年3月、韓国金融委員会及び韓国会計研究院は、2011年から、他の国々で採用されている国際財務報告基準と一定 の相違のある韓国採用国際会計基準に基づく年次財務書類の作成を、韓国における全ての上場会社(当社を含む。)に 義務付ける韓国採用国際会計基準導入のためのロードマップを発表した。 かかる導入の準備として、当社は、2010年1月から、当社の内部財務書類を韓国GAAP及び韓国採用国際会計基準の両方 に基づき作成を開始した。2011年から、当社は、米国GAAPに合わせて調整した韓国GAAPに基づく報告を中止し、韓国採用 国際会計基準に基づく報告を開始している。当社はまた、国際会計基準委員会(IASB)が発表したIFRSに基づき作成し た年次財務書類を公表することも計画している。現在、当社の会計部門は、当社の年次財務書類にIFRSを導入することに よる影響を分析しているが、当社がかかる財務書類に関して採用するIFRS会計指針が確定していないため、かかる導入 による当社の年次財務書類に対する正確な影響を確実に見積もることはできない。従って、IFRSの導入が、当社の業績及 び財務状態に悪影響を及ぼさないという保証はない。 (2)重要な会計上の見積り 当社の財務書類は韓国GAAPに従って作成され、米国GAAPに合わせて調整されている。韓国GAAPに基づくこれらの財務書類の 作成並びに米国GAAPへの調整には、当社が財務書類の日付現在の資産・負債の報告金額及び偶発資産・債務の開示、並びに 報告期間中の収入と費用の報告金額に影響を与える見積りと仮定を行う必要がある。実際の金額はこれら見積りと相違する 45/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 可能性がある。当社は、仮定と見積もりが特に当社の財務書類に重要であると考えられる、以下の分野を特別に記載した。 貸倒引当金 当社は、当社顧客の支払不能による短期及び長期の売上債権残高に対する貸倒れの可能性の見積りを表す、売上債権残高 のリスクに対する貸倒引当金を維持している。当社顧客の財政状態が悪化し、当社顧客の支払能力に悪影響を及ぼす場合、 追加の引当金が必要となる可能性がある。貸倒引当金の決定は、とりわけ当社顧客の信用力、これまでの回収形態の経験、 将来の回収に影響を与える事態及び状況の可能性並びに当社顧客の支払能力に関する継続的なリスク評価を含む、経営陣 による重要な判断及び見積りを必要とする。 売掛金は定期的に分析され、当社顧客が当社への財政的責任を果たすことができないと認識した時点で、貸倒引当金への 計上を通じて売掛金の価値が削減される。加えて、当社は、経営陣が完全には回収できないと予想する売上に関して、顧客 の主張を受けた時点で、貸倒引当金を計上する。総売掛金に対する貸倒引当金の割合は、2009年12月31日現在では4.52%で あり、2010年12月31日現在では3.72%であった。2010年12月31日現在の総売掛金に対する貸倒引当金の割合が2009年12月 31日と比較して減少したのは、主に、支払期限が超過した売掛金が減少したことによる。 特に、次の事象が起きた場合に、貸倒引当金が勘定される。(i)顧客の破産、債務不履行又は強制解散により認識される回 収不可能性についての客観的な証拠がある、(ii)顧客に対する訴訟に敗訴する又は当社の請求権が消失する、(iii)当社の 債権回収費用が回収される支払いを超えてしまう又は(iv)債権回収についての顧客との争いが3年以上継続する。 2010年12月31日に終了した3年間において回収不能となった売掛金の年次平均未回収率は、0.59%であった。これらの実 績及び当社が現在把握している売掛金残高の回収可能性に影響を与える状況は、当社が貸倒引当金の必要金額を見積もる 際に重要な要因である。歴史的に、未回収の売掛金による損失は、想定内であり、設定された引当金と合っている。しかしな がら、当社の見積りから著しく乖離した市況の悪化などの予定外の状況により、当社の売上債権残高に対する追加的な引 当金の設定及び時期の変更が必要となる可能性がある。この場合、当社の営業成績、財政状態及び純資産は、重大な悪影響 を受ける可能性がある。 投資有価証券及びデリバティブの変動 当社は債務証券、持分証券及びデリバティブを含む各種の金融商品に投資する。各種類の金融商品に固有の会計上の取扱 いに依拠して、当社の連結財務書類に金融商品が与える影響を決定するために公正価額の見積りが必要となる。 利用可能な場合、取引市場価格が最もよく公正価額を示すものである。当社は利用可能な場合、取引市場価格(これら有 価証券の取引を行うディーラーによる見積価格を含む。)を利用して当社の金融商品の公正価額を決定する。取引市場価 格が利用できない場合、当社は価格決定又は評価モデル、類似の性質を持つ商品の取引価格又は割引キャッシュフローを 元に公正価額を決定する。非上場の金融商品は取引価格が存在せず、当該証券は一般的に少しだけしか取引されていない ため、それらの公正価額は、かなりの程度の経営資源及び判断を以って決定される。投資目的で保有される上場されていな い持分証券(関連会社又は子会社の持分証券を除く)の公正価額は、入手可能な直近の投資先の純資産価値に基づく。純 資産価値は多くの場合、原価又はその他の参考事情を反映する。取引市場価格が入手可能でない金融派生商品は、割引 キャッシュフロー法などの評価モデルを用いて評価される。当該金融派生商品の評価に使用される主要な情報は、金融派 生商品の種類及び元となる商品の性質に依拠しており、利回り曲線、為替レート、元となる商品のスポット価格、不安定性 及び相関関係が含まれる。価格決定及び評価モデル、割引キャッシュフロー分析又は純資産価値に基づくこれらの公正価 額は、使用される各種仮定を条件とし、仮定が変わる場合、投資の公正価額に著しい影響を与える可能性がある。 上場持分証券の公正価額又は上場されていない持分証券の純資産価額が取得原価と比較して下落し、回復の見込みがな い場合(減額投資証券)、持分証券の価額は公正価額又は純資産価値に調整され、減額損失が当期損益に計上される。満期 保有又は売渡可能債務証券の公正価額が取得原価に比較して下落し、回復の見込みがない場合(減額投資証券)、債務証 券の帳簿価格は公正価額に調整され、減額損失は当期損益に計上される。 減額の検討の一部として、投資先の業績、純資産価値及び将来の業績予測並びに一般的市況が考慮される。かかる検討に 基づき、当社が持分証券又は債務証券の市場価格が現実的に回復する可能性があると考える場合、損失は一時的であると の分類を継続する。経済又は特定の産業の傾向が当社の予測より悪化する場合、以前は回復可能と決定した減額損失が当 期損益に減額損失として計上される必要もありうる。 個別投資の価値下落の評価には、重要な経営上の判断を伴う。当社経営陣が減額の評価に利用する見積り及び仮定は、例 えば財務状況、収入を得る能力及び当社が投資している会社の短期的な見通し、公正価額が原価より低い期間の長さ及び 程度、市場価格の回復を可能とするのに十分な期間、当該有価証券を保有する当社の意図及び能力など数多くの要因によ り影響を受ける。これら投資の評価はまた、経済の全般的な状況及びその資本市場への影響に支配される。これらの仮定の なんらかの変更は、一時的でないと分類される減額損失の価額及び認識時期に著しく影響を与える可能性がある。 当社は、非市場性証券の公正価値を見積もってきた。当社は、価格決定又は評価モデル、類似した性質を有する商品の取 引価格または割引キャッシュフロー法に基づきこれらの公正価値を見積もる。割引キャッシュフロー・モデル評価法は、 基礎となる被投資会社の見積キャッシュフロー予測に基づく。主要な前提及び見積りには、市況、収益成長率、営業利益率、 46/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 所得税率、減価償却率、資本支出水準、運転資本額及び割引率が含まれる。これらの見積りは、被投資会社の実績及びその他 の市場データに基づく。これらのキャッシュフロー予測おいて、二つの最も重要な見積りは、割引率及び営業利益率であ る。これらの評価において使用される割引率が1パーセント増加した場合、見積公正価値は合計、18%減少していたことに なる。加えて、キャッシュフロー・モデルにおける前提の営業利益率が1%減少した場合、見積公正価値は合計、12%減少 していたことになる。 当社は、2008年には121十億ウォン、2009年には286十億ウォン及び2010年には52十億ウォンの投資の減損を認識した。投 資の減損は、2009年に増加したが、これは主に、LG Powercomへの当社の投資の公正価値の減少に起因する209十億ウォンの 減損による。LG Powercomへの当社の投資の回収可能見積額が簿価を下回ったため、当社は、かかる減損を計上した。 歴史的に、投資減損を評価するための当社の見積り及び前提は、想定内であった。しかしながら、当社の見積りから著し く乖離した市況の悪化などの予定外の状況により、当社は、投資減損について追加損失を認識しなければならない可能性 がある。当社の公正価値見積りは当社が合理的であると考える前提に基づいているが、それらは予測不可能で本質的に不 確かなものである。その他の見積り及び前提を採用することにより、当社の投資の見積り公正価値は増加又は減少し、結果 として当社の営業成績へ別の影響を及ぼす可能性がある。 有形固定資産 当社の有形固定資産の償却期間及び残存価額は、有形固定資産の耐用年数を反映するために、業界の慣行及びこれまで の経験に基づき、毎年見積もられ、検討される。また、事態又は状況の変化が資産の帳簿価格が回収できない可能性を示す 場合、これらの資産は減額があるかを検討される。2008年、2009年及び2010年に、見積耐用年数及び残余価額の仮定に関し、 大幅な変更はなかった。回収可能な金額は正味売却価格又は利用価値の大きい方として測定される。有形固定資産の帳簿 価格が陳腐化、物理的損傷又は市場価格の下落のために資産の回収価額を上回り、かつかかる金額が大きい場合、資産の減 額が認識され、資産の帳簿価格は回収可能価額へ減額され、その結果の減額損失は当期損益に計上される。かかる回収可能 価額は、当社による将来の資産利用の見積りに基づくが、これは市況の変化の影響を受ける。 有形固定資産の耐用年数及び回収可能価額の当社による見積りは、歴史的傾向に基づき、将来の市場及び営業条件に関 する当社の最善の見積りを反映するよう調整される。また、当社の見積りは、当社が減額につき検討した資産の継続的利用 から将来のキャッシュフローが生み出されると予想される将来の期間、並びに合理的かつ一貫したベースで直接帰属又は 分担されうる資産を利用のために用意するキャッシュ流出を含む。適用ある場合、見積りには耐用期間末において資産の 処分のために受取る若しくは支払う正味キャッシュフローも含む。減額の検討の結果、資産より生み出されると予想され る将来の割引キャッシュフローの合計が資産の帳簿価格より低い場合、当社はこれら資産の回収可能価額を元に減額損失 を認識する。当社はキャッシュフローの予測に割引キャッシュフロー・モデルを適用するに当たり、事業予測、市場環境、 製品の販売価格及び売上高、製造原価並びに資金源などの多数の重要な仮定及び見積りを行う。見積りキャッシュフロー 予測額は、最新の今後5年間の財務予算から導き出される。5年の予測期間を超える期間に関しては、予想見積成長率に基 づき、残りの年数についてのキャッシュフローを見積もる最終価値アプローチを用いている。この評価営業利益率は、実績 に基づいている。2010年12月31日現在、10.35%の平均割引率及び6.37%の平均収益成長率を見積もった。しかしながら、現 在の景気を考慮すると、見積もり及び前提は、過去にそうであったよりもより不安定である可能性が高い。資産の回収可能 性又は公正価額の悪化を示唆する市況の悪化など、契機となる事態が発生した場合、さらに減額の計上が必要となる可能 性がある。かかる下落が一時的ではなくなる時期の査定及び/又はかかる減損の金額は重要な判断事項である。実際の取引 の結果は、かかる有形固定資産の減額を評価するのに利用されたこれらの見積りと異なる可能性がある。当社の将来の キャッシュフローが長引く景気後退又はその他の予測不可能事象により認識されない場合、将来において減損の計上が必 要となる可能性がある。 これらの評価において使用される見積平均割引率が1%増加した場合、見積公正価値は合計、19%減少していたことに なる。見積平均営業利益率が1%減少した場合、見積公正価値は合計、18%減少していたことになる。 在庫 在庫は、費用又は正味実現価額のいずれか低い方で表示される。在庫コストは移動加重平均法又は加重平均法を用いて 決定され、未達材料は個別法を用いて決定される。在庫量は、通常の事業の過程で生じる損失のため正味実現可能価格で計 上され引当金は相対勘定として報告される一方、関連費用は売上原価として認識される。 正味実現価額は、直接帰属販売費を考慮した各四半期末に入手可能な販売価格に基づいて決定される。最新の販売価格 とは、主要な顧客と行った最新の取引に基づいた交渉販売価格を基準価格としたものをいう。当社の在庫回転率が約2か 月であり、貸借対照表日現在の在庫が翌2か月間で売却されることを考慮し、当社は、貸借対照表現在の基準価格を使用し て在庫を評価し、貸借対照表日後に発生する販売価格における重大な変化についての調整を行う。当社在庫の正味実現価 額決定に用いられる販売価格の範囲は、在庫費用から売上総利益率の2.3%を引いたものから在庫費用に売上総利益率の 22.3%を足したものまでである。予想販売価格が費用金額よりも低い在庫については、在庫を正味実現価格まで減額する 調整が行われる。 47/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 繰延税金資産 当社の繰延税金資産の認識の評価にあたり、当社の経営陣は、繰延税金資産の一部または全てを認識できない可能性があ るか否かを検討する。当社の繰延税金資産の最終的な認識は、一時的な差異を控除できる期間に、当社が一定の課税管轄に おいて将来の課税所得を発生できるか否かによって決まる。 当社の経営陣はかかる評価を行う上で、一時的な差異の将来の戻入れを予定し、将来の課税所得を見積もる。しかしなが ら、毎期における当社の繰延税金資産の見積りの変更は、当社の業績及び財務状態に重大な悪影響を及ぼす可能性がある。 (3)業績の分析 業績 2010年度の業績(2009年度比) 売上高 2010年の当社の売上高は、2009年の36,855十億ウォンから64.5%増加して、60,638十億ウォンになった。売上高の増加は、 主に、2010年9月の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの16,112十億ウォンの収益 を連結したことによるものであり(2009年においてはかかる収益の連結はなかった。)、また、2010年には2009年と比較し て当社の鉄鋼製品の販売量が増加したこと及び1トン当たりの加重平均売上単価が上昇したことによるものでもある。 2010年の大宇インターナショナルの鉄鋼貿易活動を含めて、2010年の当社の鉄鋼製品の総販売量は、2009年比で24.5%増 加し、1トン当たりの加重平均売上単価は、2009年比で8.6%上昇した。 2010年の当社の主要製品ラインの各々の販売量は、わずかに減少した線材を除いて、2009年比で増加した。2010年の総販 売量の35.1%を占めた冷延製品の販売量は20.7%増加し、当社の主要製品ラインの中で最大の増加幅だったが、これは主 に、自動車産業からの需要の増加によるものであった。2010年の総販売量の2.8%を占めたシリコン鋼板は20.1%増加した が、これは主に電力変圧器と発電機の製造業者からの需要の増加によるものだった。2010年の総販売量の6.7%を占めたス テンレス鋼製品の販売量は、13.7%増加したが、これは主に自動車産業と家財産業の需要の増加によるものであった。一 方、2010年の総販売量の6.1%を占めた線材の販売量は1.6%減少したが、これは主に、国内の顧客による中国から輸入され た線材の購入の増加によるものであった。 2010年の当社の主要な製品ラインの各々のウォン建ての販売単価は、シリコン鋼板を除いて、2009年比で上昇した。上記 「− (1)概要 −(a)販売量、価格、及び製品構成」を参照のこと。2010年の当社の製品の加重平均単価は、2009比で8.6%上 昇したが、これは主に世界経済の回復に対応して、2010年5月に、当社の主要製品の販売価格を9.8%から25.0%値上げし たことによるもので(2009年5月には、世界経済の悪化に対応して主要製品の販売価格を下げていた)、値上げの影響の 一部は、ウォン建て支払い条件の当社の輸出価格の下落を招いた2010年の1米ドルに対するウォンの平均価値の2009年比 の上昇により相殺された。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した米ドルに対するウォンの平均為替レート は、2009年の1.00米ドルに対し1,276.4ウォンから、2010年には1.00米ドルに対し1,156.3ウォンへと上昇した。 国内売上高 2010年の当社の鉄鋼製品の売上は、2009年比で、売上高が36.4%及び販売量が12.2%増加した。2010年の当社の国内売上 高は、鉄鋼製品の総売上高のうち約56.4%を占めた(2009年は62.6%)。2010年の国内売上高の2009年比での増加は、主 に、2010年に国内の顧客に販売された当社の鉄鋼製品の販売量及び1トン当たりの加重平均販売単価の2009年比での上昇 によるものである。2010年において韓国で販売された鉄鋼製品の量は、主に、自動車産業及び家財産業からの需要の増加に より増加したが、その影響は、建設業界からの需要の減少により一部相殺された。 輸出売上高 2010年の当社の海外の顧客に対する鉄鋼製品の輸出販売及び海外販売は、2009年比で、売上高が108.8%及び販売量が 45.0%増加した。当社の海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売は、2010年には、鉄鋼製品の総販売量の約43.6%を占め た(2009年は37.4%)。2010年の海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売の売上高の2009年比での増加は、2010年に大 宇インターナショナルを買収した結果、大宇インターナショナルの海外の顧客に対する輸出販売及び海外販売の売上高を 連結したことによるもので(比較した2009年にはかかる売上高の連結はなかった)、また、2010年の海外に販売された鉄 鋼製品の2009年比での販売量の増加及び1トン当たりの加重平均販売単価の上昇にもよる。2010年には、海外の顧客に対 する鉄鋼製品の輸出販売及び海外販売の売上高は、主に、東南アジア、北米、日本及び欧州の顧客からの需要の増加により、 増加した。 売上原価 48/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2010年の当社の売上原価は、2009年の31,037十億ウォンから、66.1%上昇して、51,561十億ウォンになった。売上原価の 上昇は、主に、2010年の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの15,164十億ウォンの売 上原価の連結によるものだが(比較した2009年にはかかる売上原価の連結はなかった)、また、上述のとおり鉄鋼製品の 販売量の2009年比での増加及び2010年に販売された完成品の製造に使用された主要な原料のウォン建て支払い条件での 平均価格の上昇(2009年比)にもよる。 売上総利益 2010年の当社の売上総利益は、2009年の5,818十億ウォンから、56.0%増加し9,077十億ウォンになった。当社の2010年の 売上総利益率は、上述のとおり、2010年において売上原価の上昇が売上高の増加を上回ったために、2009年の15.8%から 15.0%へと低下した。2010年の当社の売上総利益率は、大宇インターナショナルの連結によりマイナスの影響を受けた (比較した2009年にはかかる連結はなかった)。主に鉄鋼と原料の貿易に携わる世界的な貿易会社である大宇インターナ ショナルは、通常、貿易活動からの収益を総売上ベースで認識するために、結果的に、利益水準が低くなる。 販売費及び一般管理費 当社の販売費及び一般管理費は、2009年の1,949十億ウォンから71.3%増加して、2010年には3,339十億ウォンになった。 当社の販売費及び一般管理費の大幅な増加は、主に交通費、労働関連の費用、諸手数料及び減価償却費の増加によるもので あった。かかる要因は、主に以下によるものである。 ・交通費は、2009年の648十億ウォンから93.1%増加して、2010年には1,251十億ウォンになったが、これは主に2010年の 大宇インターナショナルの買収の結果、大宇インターナショナルの2010年の交通費が連結されたことによる(比較し た2009年にはかかる費用の連結はなかった)もので、また、当社の製品の需要及び輸送の増加につながった2010年の 世界経済の全般的な回復の結果として販売量が増加したことにも起因する。 ・販売費及び一般管理費に含まれる当社の労働関連の費用は、給料、福利厚生及び退職金の支給で構成され、2010年に は、2009年の450十億ウォンから66.9%増加して、751十億ウォンになった。これは主に、2010年の大宇インターナショ ナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの従業員の労働関連の費用が連結されたことを反映した(比較 した2009年にはかかる費用の連結はなかった)もので、また、当社の営業利益の増加によるインセンティブの支払い 及び退職金に関連する支給の増加をも反映した。 ・一部の管理費や専門的サービスに対する手数料を含む諸手数料は、2010年には、2009年の158十億ウォンから69.0%増 加して、267十億ウォンになった。これは主に、2010年の大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インター ナショナルの諸料金が連結されたことを反映した(比較した2009年にはかかる費用の連結はなかった)ものである。 2010年の大宇インターナショナルの諸手数料は、主に、受取勘定関係の金融活動に関連し金融機関に対し支払われた 手数料及び当社に対する同社の売却に関連して発生した弁護士費用とコンサルティング費用より成る。 ・2010年の減価償却費は、2009年の124十億ウォンから86.8%増加して、231十億ウォンになった。これは主に、2010年の 当社による大宇インターナショナルとソンジンジオテック㈱の買収に関連して当社が取得したのれんなどの一部の 無形資産の償却によるものであった。 営業利益 上述の諸要因により、2010年の当社の営業利益は、2009年の3,868十億ウォンから48.3%増加して、5,738十億ウォンに なった。当社の営業利益率は、2009年の10.5%から、2010年の9.5%へと下落した。 営業外利益(費用)純額 2010年の当社の営業外費用純額は、2009年の129十億ウォンから210.9%増加して、401十億ウォンになった。これは主に、 為替評価益(純額)が出た2009年と比べ、2010年は為替評価損(純額)が出たこと及び支払利息の増加によるもので、そ の影響は、2010年の持分法適用被投資会社にかかる持分法利益(純額)(2009年の持分法適用被投資会社にかかる持分法 損失(純額)と比較した)及び投資の減損に関する損失の減少により一部相殺された。かかる要因は、主に以下によるも のである。 ・当社は、436十億ウォンの為替評価純利益を出した2009年と比較して、2010年には203十億ウォンの為替評価純損失を 計上したが、これは、2009年にはウォンが円に対して高くなったのに対して、2010年はウォンが円に対して安くなった ことによる。ウォンは、2010年には、2009年に比べて遅いペースで米ドルに対して高くなった。Seoul Money Brokerage Services, Ltd.が発表した市場平均為替レートによると、ウォンは、2009年12月31日現在の100円当たり1,262.8ウォ ンから、2010年12月31日現在の100円当たり1,397.1ウォンへと、円に対して安くなった。一方で、2009年には、ウォン は、2008年12月31日現在の100円当たり1,393.9ウォンから、2009年12月31日現在の100円当たり1,262.8ウォンへと、円 に対して高くなった。ウォンは、米ドルに対して高くなっており、2009年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,167.6 ウォンから2010年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,138.9ウォンになり、また、2008年12月31日現在の1.00米ドル当 49/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 たり1,257.5ウォンから2009年12月31日現在の1.00米ドル当たり1,167.6ウォンになった。 ・2010年の支払利息は、2009年の532十億ウォンから23.5%増加して、657十億ウォンになった。これは主に、2010年に 行った短期借入及び長期負債の平均残高が2009年比で増加したことによるものであったが、その影響は2009年から 2010年にかけての韓国の金利の全般的な低下により一部相殺された。 これらの要因は、以下により一部相殺された。 ・当社は、2009年には、7十億ウォンの持分法適用被投資会社にかかる持分法損失(純額)を計上したのに比べ、2010年 には、303十億ウォンの持分法適用被投資会社にかかる持分法利益(純額)を計上した。これは主に、大宇インターナ ショナルの持分法利益(同社の教保生命保険会社における持分を含む。)の連結により、持分法適用被投資会社にか かる持分法利益が、かかる連結がなかった2009年における75十億ウォンから393.3%増加し、2010年には371十億ウォ ンになった結果である。 ・2010年の当社の投資の減損に関する損失は、2009年の286十億ウォンから81.8%減少して、52十億ウォンになった。 2010年の52十億ウォンの投資の減損に関する損失は、主に、2010年に㈱POSCO建設の不動産投資により発生した40十億 ウォンの減損の結果である。2009年の286十億ウォンの投資の減損に関する損失は、主に、2009年における当社のLGパ ワーコムへの投資による207十億ウォンの減損の結果である。 法人税費用 2010年の法人税費用は、2009年の536十億ウォンから107.6%増加して、1,113十億ウォンになった。これは主に、税引前利 益及び連結子会社買収前純利益(損失)の42.7%の増加並びに税額控除を含む調整における控除額の51.5%の減少(2009 年の369十億ウォンから2010年には179十億ウォンに減少した。)によるものである。当社の実効税率は、2009年には14.3% であり、2010年は20.8%であった。当社の実効税率は、2010年における税額控除が減少したこと及び租税還付金を認識しな かったことにより、増加した。2005年に行った追加的納税の還付が、2009年に税務裁判所により確定され当社は2009年に租 税還付金を受領した。 純利益 上述の要因により、2010年の当社の純利益は、2009年の3,242十億ウォンから30.1%増加して、4,218十億ウォンになっ た。 事業部門別業績―鉄鋼 2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の34,503十億ウォンから27.0%増加して、43,806十億ウォンになった。 2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の28,413十億ウォンから20.0%増加して、34,080十億 ウォンになった。これは主に、鉄鋼製品の販売量の増加によるもので、また、影響は小さいものの、当社が販売した鉄鋼製品 の1トン当たりの平均販売単価の上昇にもよる。 2010年の営業利益は、2009年の3,217十億ウォンから64.7%増加して、5,300十億ウォンになったが、これは主に上述の理 由により、当部門の純売上高の20%の増加が、売上原価と販売費及び一般管理費の増加を上回ったためである。総売上高 (会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての営業利益率は、2009年の9.3%から2010年には12.1%に増加した。 減価償却費は、2009年の2,369十億ウォンから11.5%増加して、2010年には2,641十億ウォンになったが、これは主に、近年 の高付加価値製品の生産を目的とした設備投資の増加によるものである。 事業部門別業績―エンジニアリング及び建設 2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の7,760十億ウォンから2.3%減少して、7,581十億ウォンになった。2010 年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の3,908十億ウォンから7.9%増加して、4,216十億ウォンに なった。これは主に、仁川のLNG発電所及びチリのベンタナスの石炭火力発電所の建設に関連した㈱POSCO建設の発電所事 業の売上の増加による。 2010年の営業利益は、2009年の346十億ウォンから7.7%減少し、319十億ウォンになった。これは2010年に国内建設産業 の市況が弱まり、競争が激化した結果であった。総売上高(会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての当セグ メントの営業利益率は、2009年の4.5%から2010年には4.2%に減少した。 事業部門別業績―貿易 2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の4,120十億ウォンから507.7%増加して、25,039十億ウォンになった。こ れは主に、大宇インターナショナルの買収の結果、2010年の大宇インターナショナルの収益を連結したため、かかる連結が なかった2009年と比較して増加したものであり、また、影響は小さいものの、貿易量の増加及び販売した鉄鋼製品の1トン 当たりの平均販売単価の上昇も起因した。2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の2,982十億 ウォンから533.1%増加して、18,880十億ウォンになった。 50/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2010年の総営業利益は、2009年の33十億ウォンから615.9%増加して、235十億ウォンになり、総売上高(会社間販売調整 前)に対する営業利益の割合としての当セグメントの営業利益率は、2009年の0.8%から2010年には0.9%に増加した。 事業部門別業績―その他 「その他」の事業部門には、発電、LNG生産、ネットワーク及びシステム・インテグレーション、物流、及びマグネシウム ・コイルとマグネシウム板の生産が含まれる。2010年の当社の外部顧客への売上高は、2009年の3,420十億ウォンから 71.6%増加して、5,869十億ウォンになった。2010年の当社の売上高の増加は、主にPOSCOパワー㈱の収益の増加及び2010年 における大宇インターナショナル・コーポレーションの子会社やソンジンジオテック㈱の収益を連結したためである (比較した2009年にはかかる連結はなかった)。2010年の当社の純売上高(事業部門間の取引調整後)は、2009年の1,552 十億ウォンから123.1%増加して、3,462十億ウォンになった。 2010年の営業利益は、2009年の268十億ウォンから48.0%増加して、397十億ウォンになった。これは主に、大宇インターナ ショナル・コーポレーションの子会社の2010年の営業利益を連結したためである(比較した2009年にはかかる連結はな かった)。総売上高(会社間販売調整前)に対する営業利益の割合としての当セグメントの営業利益率は、2009年の7.8% から2010年には6.8%に減少した。 (4)キャッシュフローの状況 次の表は表示期間に関する当社のキャッシュフローの要約である。 12月31日終了年度 2008年 2009年 2010年 (単位:十億ウォン) 営業活動による正味現金 3,687 8,633 2,025 5,803 9,717 6,890 財務活動による(に用いられた)正味現金 3,117 862 5,679 現金及び現金等価物の期首残高 1,293 2,491 2,199 現金及び現金等価物の期末残高 2,491 2,199 3,600 現金及び現金等価物の純増額 1,198 (292) 1,401 投資活動に用いられた正味現金 (a)資金需要 従来、現金の使途は主に有形固定資産及びその他の資産の購入、債務の返済並びに配当の支払いであった。当社は、随 時、自己株式の取得にも携わった。 投資活動に用いられた正味現金額は、2008年が5,803十億ウォン、2009年が9,717十億ウォン及び2010年が6,890十億 ウォンであった。これらの金額には有形固定資産の取得が2008年には4,093十億ウォン、2009年には6,407十億ウォン及 び2010年には5,896十億ウォン含まれている。 当社は当社は、設備投資額を2011年には増額することを現在計画しているが、当社製品の市場の需要、世界の鉄鋼産業 の生産見通し並びに世界の経済状況一般によっては、これを継続的に調整する可能性がある。当社は、かかる市場状況の 評価に基づいて、現行の設備投資の一部の実施を延期又は中止する可能性がある。当社は、2008年に53十億ウォン及び 2009年に4,012十億ウォンの短期金融商品の純取得額を、また、2010年に2,880十億ウォンの短期金融商品の純売却額を 計上した。当社はまた、売却可能有価証券の純取得額を2008年には1,331十億ウォン、2009年は352十億ウォン、2010年は 386十億ウォン計上した。 財務活動において、当社は、短期借入れの返済に、2008年に9,043十億ウォン、2009年に5,836十億ウォン及び2010年に 3,325十億ウォンの現金を使用し、また、未払長期債務の返済に、2008年に861十億ウォン、2009年に1,349十億ウォン及び 2010年に789十億ウォンの現金を使用した。 当社は、普通株式の配当金として、2008年に755十億ウォン、2009年に689十億ウォン及び2010年に693十億ウォンを支 払った。 また、当社は近年、当社の事業を補完する可能性のある会社を買収し、又はかかる会社に投資し、海外の資源の開発プ ロジェクトに投資するなど多様な機会を選択的に考慮してきた。たとえば、2010年9月20日に、当社は、3.37兆ウォンで、 大宇インターナショナルの68.15%の持分を取得した。2011年3月4日、当社は、アシアナ航空と大宇E&Cに対してレター ・オブ・インテントを提出し、当社の理事会は、2011年5月13日に、韓国の主要な物流会社である大韓通運の支配株式の 取得に関する最終入札への参加を決定した。大韓通運は、競売により売却されることになっており、優先入札者が、2011 年の第2四半期に選ばれる予定である。当社は、かかる買収やその他の戦略的関係を結ぶために追加の資本金を必要と する可能性がある。かかる活動に必要な資金以外に、当社は、設備投資、未払債務の返済及び現金配当の支払が、今後数年 51/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 間において、最も重要な資金使途であると予想している。 契約債務及び確定契約の支払いにも、相当な資金を必要とする。通常の業務の過程で、当社は、業務の様々な側面で商 業的確定契約を日常的に締結すると共に、関連会社その他の債務についても保証を行う。2010年12月31日現在、当社は、 関連会社その他の借入の返済に対して6,456十億ウォンの保証を行った。次の表は2010年12月31日現在の長期債務、キャ ピタル・リース及びオペレーティング・リース債務の金額である。 52/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 期間別支払予定額 契約債務 総額 1年未満 1年から3年 4年から5年 5年超 (単位:十億ウォン) 長期債務(a) 14,176 3,487 5,183 3,263 2,243 1,367 459 647 261 - キャピタル・リース債務(c) 39 15 15 5 4 オペレーティング・リース債務(d) 22 11 11 0 - 57,291 11,667 19,127 14,738 11,759 1,127 49 152 201 725 74,022 15,688 25,135 18,468 14,731 長期債務の支払利息(b) 購入債務(e) 未払退職金(f) 合計 注(a)1年以内支払予定の社債償還プレミアムが含まれるが、債券の割引の償却及び発行費用は含まれない。 (b)2010年12月31日現在、長期債務の一部は変動金利によるものであった。当社は2010年12月31日現在の金利を使用 し、表示される期間における長期債務の支払利息を計算した。 (c)当社はIishin Shipping Co., Ltd.との間に、鋼板及びその他製品の輸送用船舶のキャピタル・リース契約を締 結した。 (d)当社は、Macquarie Capital Korea Co., Ltd.その他との間のオペレーティング・リース契約に基づき、一定の工 具及び機材を取得した。 (e)当社の購入債務には、鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム、ステンレス鋼スクラップ及びLNGの長期購入契約が含まれ る。かかる長期契約は一般に3年から10年間にわたるもので、その時点の市場価格への定期的な価格調整を規定し ている。2010年12月31日現在、鉄鉱石308百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に基づき今後購入される予定で ある。さらに、当社はインドネシアのタングLNGコンソーシアムとの間に、2005年8月から20年間にわたり年間550 千トンのLNGを購入する契約を締結した。タングLNGコンソーシアムとの契約に基づく購入価格は、月間基準原油 価格(日本輸入原油価格で表示される。)に基づく変数(ただし上限を有する。)である。当社は、上記に表示さ れる期間における鉄鉱石、石炭及びLNGの購入債務の算出に2010年12月31日現在の市場価格を使用した。 (f)適用ある韓国法に基づき、通常の定年に達した従業員全員に対して支払うことが義務付けられている退職金の 2010年12月31日現在の予定額を示す。かかる金額は、従業員の定額給の率及び退職までに累積される役務年数に 基づき決定される。これらの金額には、通常の定年より前に当社における役務を終了する従業員に対し支払われ る金額は含まれない。 (b)資金調達 当社は伝統的に運転資金及びその他の資金需要を主として営業活動から得られる現金により満たしており、資金需要 の残りを主に長期債務及び短期借入により調達してきた。当社は、将来においてもこれらが当社の主要な資金源となる と予想する。随時、当社は自己株式の売却によっても現金を調達する可能性がある。 営業活動による正味現金は、2008年が3,687十億ウォン、2009年が8,633十億ウォン及び2010年が2,025十億ウォンで あった。 2009年の2009年の営業活動による正味現金は、2008年の3,687十億ウォンと比較し4,946十億ウォン(134.1%)増加し 8,633十億ウォンになった。上述のとおり、当社の売上高は、主に鉄鋼製品の販売量の7.4%の減少及び鉄鋼製品1トン当 たりの平均販売価格の5.2%の低下により、11.7%(4,888十億ウォン)減少した。これにより営業活動により提供され た現金総流入額が減少した。さらに、2009年において法人税の支払に使用された現金は、2008年の利益水準の増加により 著しく増加した。しかしながら、当社が在庫水準の縮小に焦点を当てた結果、2009年において営業活動による正味現金 は、2008年と比較し大幅に増加した。2009年における在庫の減少は、主に、2009年第1四半期における粗鋼生産の縮減に よる在庫水準の減少及び2009年における鉄鋼製品価格の低下によるものである。国内の自動車及び建設業界など、2009 年第1四半期における世界経済状況の悪化により悪影響を受けた当社の顧客の特定のセグメントからの需要薄に応じ て、当社は2009年第1四半期に粗鋼生産を縮小した。さらに、当社は、2009年において以下の対策を講じ、在庫水準の低減 に取り組んだ。 ・ 各製品タイプ及びセグメントごとに在庫目標を定めた。 ・ 新たに発足された特別販売委員会を通じて販売活動を監視した。 53/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ・ 30日よりも古い在庫の削減に注力した。 ・ 30日よりも古い在庫について、担当販売部長に報告を行うシステムを構築した。 受取商品勘定及び受取手形もまた、2009年において減少した。これは景気回復時に典型的に起こることである。当社は、 2009年において以下の対策を講じ、受取商品勘定及び受取手形の水準の低減に取り組んだ。 ・ 売掛金回転率に対する経営陣による監督を強化した。 ・ 延滞顧客からの回収努力を強化し、担保の適切な水準を維持した。 ・ 支払不能のリスクの高い顧客は現金決済に変更した。 2010年の営業活動により提供された正味現金は、2009年の8,633十億ウォンから76.5%減少し、2,025十億ウォンになっ た。かかる期間における当社の鉄鋼製品の販売量は、上述のとおり24.5%増加し、販売活動による現金の総流入額が増え た。しかしながら、2010年の原料価格の上昇が、在庫水準の上昇及び原料購入などの生産活動に使われた現金の取り戻し の遅延につながったため、営業活動により提供される正味現金総額は、76.5%減少した。当社の在庫水準は、2009年12月 31日現在の5,153十億ウォンから、2010年12月31日現在には9,803十億ウォンへと上昇した。かかる展開の結果、2010年の 営業活動により提供された正味現金は、2009年比で全体的に減少した。 短期借入の返済を差し引いた後の短期借入からの正味手取金は、2008年は1,191十億ウォン、2009年はマイナス8十億 ウォン、2010年は1,969十億ウォンであった。長期負債の返済及び1年以内返済分を差し引いた後の長期負債からの正味 手取金は、2008年は2,594十億ウォン、2009年は1,347十億ウォン、2010年は3,899十億ウォンであった。2011年4月14日、 当社は、2021年満期の700百万米ドルの無担保優先社債を発行した。1年以内満期を含むが発行済社債の割引を除く長期 債務総額は、2008年12月31日現在7,666十億ウォン、2009年12月31日現在9,017十億ウォン及び2010年12月31日現在 14,039十億ウォンであり、短期借入れ総額は、2008年12月31日現在3,254十億ウォン、2009年12月31日現在3,226十億ウォ ン、2010年は5,838十億ウォンであった。当社は、資金需要の変化に基づいて、定期的に短期借入れを増額し長期債務の資 金調達水準を調整する。当社はまた、自己株式の売却によって、2007年に407十億ウォン、2008年に365十億ウォン、2009年 に249十億ウォンの資金調達を行った。 当社は現在の資金需要に利用できる充分な運転資金を有しており、営業活動による資金によって満たされない場合も、 社債又は株式の発行及びウォン及び様々な外貨建ての銀行借入れを含む、当社の財務上の必要を満たすために利用可能 な多様な手段を有しているものと信じている。しかし、当社がかかる手段をとりうる能力は韓国及び世界の金融市場の 流動性、その時の金利、当社の格付及び政府のウォン及び外貨借入に関する政策等の要因に左右される。 (c)流動性 当社の流動性は為替変動により影響を受ける。「− (1)概要 −(c)為替変動」を参照。2008年には当社売上高の約 35.6%、2009年には約38.9%及び2010年には49.3%が外貨建てであった。2010年には、かかる売上高の約86%はドル建てで あり、約14%が円建てであった。 2010年12月31日現在、当社長期債務の約53.5%(発行済社債の割引を除き、1年以内満期 を含む。)は外貨建てであり、主としてドル及び円建てであった。 また当社の流動性は設備投資と原料購入によっても影響を受ける。有形固定資産の取得に用いられた現金は、2008年には 4,093十億ウォン、2009年には6,407十億ウォン及び2010年には5,896十億ウォンであった。当社は鉄鉱石、石炭及びその他 原料の購入のためにいくつかの長期契約を締結している。かかる長期契約は一般に3年から10年の期間で、その時点の市 場価格への定期的な価格調整を規定している。2010年12月31日現在、鉄鉱石308百万トン及び石炭52百万トンが長期契約に 基づき購入される予定である。当社は設備投資や原料購入費の予期せぬ増加に直面する可能性がある。当社が満足な条件 で金融機関やその他調達先から当社の予期せぬ需要を満たす資金を確保することができる保証はない。 当社は運転資本(流動資産から流動負債を引いたもの)を2008年12月31日現在11,188十億ウォン、2009年12月31日現在 11,359十億ウォン、2010年12月31日現在10,014十億ウォン有していた。2010年12月31日現在、当社は信用限度額2,619十億 ウォンのうち1,279十億ウォンの未使用信用枠を有していた。当社は現在の資金需要を満たすために十分な短期資金調達 先を確保しており、今後も困難になるとは考えていない。 (5)オフバランスシート取引 2008年、2009年、及び2010年12月31日現在、当社は連結されていない企業体又は金融関係のパートナーシップ(例えば仕 組金融若しくは特別目的企業体としてしばしば名前が挙げられる企業体)との関係はなかった。特別目的企業体は、オフ バランスシート取引の促進又はその他契約により限られた目的のために設立される。 54/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 55/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第4【設備の状況】 1【設備投資等の概要】 当社の設備投資額は、2008年は4,093十億ウォン、2009年は6,407十億ウォンおよび2010年は5,896十億ウォンであった。現在 当社は、2011年に設備投資額を増額する計画であるが、当社製品の市場需要、世界の鉄鋼産業の生産見通し及び世界の経済状 況一般によっては、これを継続的に調整する可能性がある。当社は、かかる市場状況の評価に基づいて、現在の設備投資計画 の一部を延期又は中止する可能性がある。 当社の生産設備に対する現在の資本投資計画は、生産力の合理化、より付加価値の高い製品の生産拡大、そして経費削減の ための旧式設備の能率改善に力点が置かれている。以下の表は当社の2010年12月31日現在中の設備投資の主な項目を示す。 (単位:十億ウォン) 竣工 プロジェクト の総費用 2010年12月31日現在 の費用残額 (推定) 新製鋼プラントの建設 2011年2月 1,438 121 ピクリングおよび亜鉛めっきラインの建設 2012年3月 247 172 第5焼結プラント及び第5コークスプラントの建設 2011年12月 1,686 263 第4熱延プラントの建設 2014年3月 1,604 1,604 2016年9月 1,233 836 プロジェクト名 浦項製鉄所: 光陽製鉄所: 浦項及び光陽製鉄所: 原材料処理施設の改良 56/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2【主要な設備の状況】 当社の主要な設備は、韓国東南海岸の迎日湾に位置する浦項製鉄所、及び韓国南西部の光陽市に位置する光陽製鉄所であ る。当社は、将来、施設拡張の一貫として、又は既存施設の更なる現代化及び合理化の結果としての生産力拡大に際し、当社の 生産能力を増強することを予定している。現在進行中の当社の主な設備投資項目については上記「1 設備投資等の概要」 を参照。 (a)浦項製鉄所 浦項製鉄所の建設は、1970年に着工し、1983年に完成した。浦項製鉄所は現在、150.0百万トンの粗鋼及びステンレス鉄鋼 製品の年間生産能力を有する。浦項製鉄所は、多種類の鋼材を生産している。その製品には、熱延薄板、厚板、線材、冷延薄板 並びにステンレス鋼薄板及びシリコン鋼薄板等の特殊鉄鋼製品がある。当社の顧客の仕様に対応するため、これらの製品 に対する特別注文にも応じている。 浦項製鉄所は、韓国の東南海岸に位置する迎日湾岸の、8.9百万平方メートルの敷地内にあり、銑鉄製造、粗鋼製造、連続 鋳造及びその他圧延のための設備を含む40のプラントからなる。さらに、浦項製鉄所は、最高200,000トンまでの船舶に対 応できる原料荷下ろし用ドック設備、最高34日分の原料貯蔵施設及び輸出製品を輸送する船舶専用ドック設備を擁してい る。浦項製鉄所は、高度先進のコンピューターによる生産管理システムを備え、製造工程を常時監視制御することができ る。 次の表は、下記に示された期間の浦項製鉄所の工業稼働率の推移である。 12月31日終了年度 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 年度末における粗鋼及びステンレス鋼生 産能力(百万トン/年) 13.30 14.30 15.00 15.00 15.00 粗鋼及びステンレス鋼生産実績 (百万トン) 12.60 13.66 14.94 14.34 14.23 94.7 95.5 99.6 95.6 94.9 工場稼働率(%)(1) 注(1)粗鋼及びステンレス鋼の生産実績を当社が決定する当該期間の粗鋼及びステンレス鋼の実生産能力で除することによっ て計算される。 57/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (b)光陽製鉄所 光陽製鉄所の建設は、韓国南西部に位置する光陽市の海岸埋立地13.7百万平方メートルの敷地内において1985年に着工 された。光陽製鉄所は現在、20.8百万トン粗鋼の年間生産能力を有する。光陽製鉄所は、限定された鉄鋼製品の大量生産を 専門としている。光陽製鉄所で生産される製品は熱延・冷延双方を含んでいる。 光陽製鉄所は、銑鉄製造プラント、製鋼プラント、連続鋳造プラント、鋳込工場及び薄スラブ熱延プラントを含む51のプラ ントからなる。また敷地内には、最高300,000トンまでの船舶に対応できる原料荷下ろし用ドック設備、最高38日分の原料 貯蔵施設及び輸出製品を輸送する船舶専用ドックを擁している。 当社は、光陽製鉄所は世界最新の技術を有する一貫製鉄施設の一つであると考えている。光陽製鉄所は、銑鉄製造から完 成品までの全製造工程を中断することなく行うことができる完全オートメーション化の一貫生産システムをとっており、 熱延製品の生産時間をわずか4時間に短縮した。光陽製鉄所には、浦項製鉄所と同様、高度先進のコンピューターによる生 産管理システムが備えられており、常時製造工程の監視及び制御が可能である。 工場稼働は、生産能力の増加に合わせて順調に伸びている。次の表は、下記に示された期間の光陽製鉄所の工場稼働率の 推移である。 12月31日終了年度 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 年度末における粗鋼生産能力 (百万トン/年) 16.70 16.70 18.00 18.00 20.80 粗鋼生産実績 (百万トン) 17.45 17.41 18.20 15.19 19.48 工場稼働率(%)(1) 104.5 104.2 101.1 84.4 200.4(2) 注(1)粗鋼の生産実績を当社が決定する当該期間の粗鋼の実生産能力で除することによって計算される。 (2) 粗鋼の生産実績は、2010年7月7日付で、年間2.80百万トン増加された。2010年の工場稼働率は、かかる日付後における生産 能力の増加を適用し計算された。 3【設備の新設、除却等の計画】 上記「1 設備投資等の概要」を参照。 58/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第5【提出会社の状況】 1【株式等の状況】 (1)【株式の総数等】 ①【株式の総数】 (2010年12月31日現在) 授権株数 発行済株式総数 未発行株式数 200,000,000株 87,186,835株(注) 112,813,165株 (注)このうち10,153,957株は当社が自己株式として、また2,361,885株は当社の自己株式ファンドが、それぞれ保有している。 ②【発行済株式】 (2010年12月31日現在) 記名・無記名の別及び 額面・無額面の別 記名式額面株式 (額面金額 5,000) 種類 発行数 87,186,835株(2) 普通株式 上場金融商品取引所名又は登録認可金融 商品取引業協会名 韓国証券先物取引所 ニューヨーク証券取引所(1) ロンドン証券取引所(1) 東京証券取引所(1) 注(1) 米国預託証券上場のための登録 (2) 発行済普通株式は全て全額払込済みかつ追加払込義務を持たず、記名式である。当社は、1、3、4、5、10、50、100、500、1,000 及び10,000株単位の株券を発行している。 (2)【行使価額修正条項付新株予約権付社債等の行使状況等】 該当なし (3)【発行済株式総数、資本金の推移】 単位:千ウォン(千円) 発行済株式数 資本金 年月日 増減数 残高 増減額 残高 482,403,125 (36,324,955) 2006年12月31日 − 87,186,835株 − 2007年12月31日 − 87,186,835株 − 482,403,125 (36,324,955) 2008年12月31日 − 87,186,835株 − 482,403,125 (36,324,955) 2009年12月31日 − 87,186,835株 − 482,403,125 (36,324,955) 2010年12月31日 − 87,186,835株 − 482,403,125 (36,324,955) 59/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)【所有者別状況】 (2010年12月31日現在) 区分 総株主数に対する 割合(%) 株主数 発行済株式数に対す る割合(%) 株式数 10,000以上 554 0.26 74,539,731 85.49 5,000∼9,999 356 0.17 2,486,025 2.85 1,000∼4,999 1,356 0.66 2,874,266 3.29 500∼999 1,574 0.76 1,044,006 1.19 100∼499 18,048 8.72 3,356,052 3.84 50∼99 15,322 7.41 1,007,616 1.15 10∼49 60,652 29.33 1,268,702 1.45 9 以下 108,883 52.66 610,437 0.70 206,744 100.00 87,186,835 100.00 合計 (5)【大株主の状況】 (2010年12月31日現在) 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式総数に 対する所有株式数 の割合(%) 国民年金管理公団(1) 韓国 4,646,245 5.33 新日本製鐵株式会社(2) 日本 4,394,712 5.04 SKテレコム㈱ ソウル市中区乙支路2街11 2,481,310 2.85 (学)浦項工科大学校 慶尚北道浦項市 1,955,836 2.24 理事及び上級役員全体 − 18,717 0.02 一般(3) − 63,536,058 72.87 POSCO (自己株式の形式で保有) 慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地 7,792,072 8.94 POSCO (自己株式ファンドによる保有) 慶尚北道浦項市南区槐東洞1番地 2,361,885 2.71 87,186,835 100.00 発行済普通株式総数 注 (1) 米国預託証券の形式で保有されている。 (2) 米国預託証券を含む。 2010年12月31日現在、発行済普通株式総数の19.28%が、米国預託証券の形式による普通株式16,813,948株であった。 60/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2【配当政策】 当社普通株式に関して支払われる金額は、通常翌年度の2月若しくは3月に開催される年次株主総会での承認を必要とす る。年次配当以外に、当社理事会は当社定款に基づき年一回の中間配当を宣言しその配当を行う権限を有する。当社が中間配 当の支払を決定した場合、当社定款により当社は該当年の6月30日現在の登録株主に対しかかる中間配当を現金で支払う権 限を付与される。当社は法定準備金に充当されなかった留保利益から現金配当を支払うことができる。 次の表は表示年の12月31日現在の登録株主に対して宣言された当社の発行済普通株式に関する年間配当および表示年の6 月30日現在の登録株主に対して宣言された当社の発行済普通株式に関する中間配当を示している。2010年末現在、普通株式 87,186,835株が発行済みであった。これらのうち、77,032,878株が流通しており、10,153,957株は当社が自己株式の形で保有 しており、2,361,885株は当社の自己株式ファンドを通して保有している。以下に表示される各年度の配当は翌年支払われ た。 (単位:ウォン) 期間 普通株式1株当たり 年次配当 普通株式1株当たり 中間配当 普通株式1株当たり 配当金合計 2006年 6,000 2,000 8,000 2007年 7,500 2,500 10,000 2008年 7,500 2,500 10,000 2009年 6,500 1,500 8,000 2010年 7,500 2,500 10,000 米国預託証券の所有者は普通株式の原株数に関して支払われる配当を受取る権限を有する。 従来、当社は普通株式の登録株主に対して年次配当を支払ってきた。しかし、将来的に当社が引続き配当を宣言し支払うこ とを保証することはできない。 61/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 3【株価の推移】 (1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】 東京証券取引所(ADR) 回次 39 40 41 42 43 決算年月 2006年12月 2007年12月 2008年12月 2009年12月 2010年12月 最高 10,200円 23,570円 16,280円 11,910円 12,700円 最低 5,620円 9,000円 5,000円 5,110円 8,000円 (注)当社は、2005年11月22日付で東京証券取引所に米国預託証券(ADR)を上場した。 韓国証券先物取引所 単位:ウォン(円) 回次 39 40 41 42 43 決算年月 2006年12月 2007年12月 2008年12月 2009年12月 2010年12月 最高 W318,500 (23,983円) W765,000 (57,605円) W594,000 (44,728円) W619,000 (46,611円) W625,000 (47,063円) 最低 W196,500 (14,796円) W286,500 (21,573円) W242,000 (18,223円) W303,000 (22,816円) W434,500 (32,718円) (2)【当該事業年度中最近6月間の月別最高・最低株価】 東京証券取引所(ADR) 月別 2010年7月 2010年8月 2010年9月 2010年10月 2010年11月 2010年12月 最高 9,000円 9,480円 9,560円 9,870円 8,620円 8,810円 最低 8,180円 8,610円 8,500円 8,520円 8,000円 8,000円 韓国証券先物取引所 月別 最高 最低 2010年7月 2010年8月 2010年9月 2010年10月 W519,000 W517,000 W524,000 W538,000 (39,081円) (38,930円) (39,457円) (40,511円) W460,500 W483,500 (34,676円) 単位:ウォン(円) 2010年12 2010年11月 月 W496,000 W480,500 (37,349 (36,182円) 円) W457,000 W475,500 W462,000 W448,500 (34,412 (36,408円) (35,805円) (34,789円) (33,772円) 円) 資料出所:韓国証券先物取引所 62/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 4【役員の状況】 (1)社内理事 (提出日現在) 役名及び職名 氏名 (生年月日) 最高経営責任 Chung, Joon-Yang 者兼代表理事 (チョン・ジュンヤン) (1948年2月3日) 略歴 2002年3月∼2003年3月 所有株式数 任期満了 1,614 当社副社長(EU事務所常務) 2012年 2月 2004年3月 当社専務理事兼社内理事 2006年2月24日 代表理事副社長 2007年 代表理事社長兼最高執行役員兼技術責任者 2008年 ㈱POSCO建設社長 代表理事社長 Choi, Jong-Tae 2008年2月22日 当社副社長兼社内理事就任 1,786 (チョイ・ジョンテ) 2012年 2月 (1949年9月20日) 副社長兼代表 理事 Park, Han-Yong (パク・ハンヨン) 副社長兼代表 理事 2010年-現在 POSCO-ICT 社長兼代表理事 Oh, Chang-Kwan 2003年-2006年 常務理事 2009年-現在 副社長(マーケティング部門長) Kim, Jin-Il 2003年-2006年 POSCO 常務理事 (1953年2月1日) 2006年-2009年 POSCO 専務理事 2009年-現在 副社長(浦項製鉄所所長、業務技術部 門) (注)各社内理事は、常勤である。 63/454 2012年 2月 630 2006年-2009年 専務理事 (1952年11月11日) (キム・ジンイル) 12 2007年-2009年 専務理事 (1951年4月13日) (オー・チャンクワン) 副社長 2004年-2007年 常務理事 2012年 2月 200 2012年 2月 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2) 社外理事 以下に現在の当社社外理事を記載する。当社社外理事各人はFSCMAに規定される適用ある独立性の基準を満たしている。 (提出日現在) 役職 理事会議長 社外理事 社外理事 社外理事 氏名 (生年月日) 略歴 Yoo, Jang-Hee 2004年-2006年 梨花女子大学外事部副部長 (ヨー・ジャンヒ) 2008年-現在 東アジア経済学会(日本)会長 (1941年2月11日) 2009年2月27日 当社社外理事 Han, Joon-Ho 2004年-2007年 韓国電力公社会長兼CEO (ハン・ジョンホ) 2007年-現在 株式会社三千里CEO兼副会長 (1945年7月4日) 2009年2月27日 当社社外理事 Lee, Yong-Sun 2006年-2008年 延世大学国家統治研究会会長 (リー・ヨンサン) 2008年-現在 翰林大学学長 (1947年8月26日) 2009年2月27日 当社社外理事 Kim, Byung-Ki 2004年 韓国財政経済部計画管理室長 (キム・ビュンキ) (1950年6月26日) 所有株式 数 0 任期満了 2012年 2月 0 2012年 2月 0 2012年 2月 0 代理 2012年 2月 2005年-2009年2月サムスン経済研究所所長兼 研究員 2009年2月27日 当社社外理事 社外理事 Lee, Chang-Hee 2005年-現在 税法協会国際部門責任者 (リー・チャンヒ) 2002年-現在 ソウル国立大学法学部教授 (1960年5月1日) 社外理事 0 2012年 2月 2009年2月27日 当社社外理事 Nam, Yong 1998年-2006年 LGテレコム 社長兼CEO (ナム・ヨン) 2006年6月-12月 株式会社LG (1948年3月16日) 0 2013年 2月 戦略事業イニシアチブ部長 2007年-2010年 LGエレクトロニクス 副会長兼CEO 社外理事 社外理事 Park, Sang-Kil 2006年-2007年 (パク・サンキル) 2007年-2008年 釜山高等検察庁 検事総長 大田高等検察庁 検事総長 (1953年11月10日) 2008年-現在 金・張法律事務所 弁護士 Byun, Dae-Gyu 1989年-現在 ヒューマックス 会長兼CEO (ビュン・デギュ) 2008年-2010年 国家科学技術会議会員 (1960年3月8日) 2005年-現在 韓国工学アカデミー正会員 0 2013年 2月 0 2013年 2月 2011年2月に選任された理事の任期は、最長2年である。各理事の任期中、最後の会計年度末に開催される通常株主総会の閉会 時に満了する。 64/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3) 上級管理職 当社の執行役員でもある社内理事に加え、当社には以下の執行役員がいる。 (提出日現在) 氏名 Kwon, Young-Tae 役職 部署 当社勤 続年数 年齢 所有 株式数 副社長 素材部長 36年 61 500 副社長 最高技術責任者 22年 60 800 専務理事 広報部長 24年 59 293 専務理事 炭素鋼事業部長 33年 58 1,400 専務理事 発展および投資部門長 5年 53 110 常務理事 光陽製鉄所所長 30年 57 902 常務理事 浦項製鉄所所長 31年 58 104 常務理事 法務部 0年 49 100 専務理事 第二鋼鉄事業部 30年 55 207 (クワン・ヨンテ) Kwon, Oh-Joon (クワン・オウジュン) Kim, Sang-Young (キム・サンヨン) Cho, Noi-Ha (チョ・ノイハ) Park, Ki-Hong (パク・キホン) Kim, Joon-Sik (キム・ジュンシク) Cho, Bong-Rae (チョ・ボンレイ) Song, Sebin (ソン・セビン) Baek, Sung-Kwan (ベク・ソンクァン) 65/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 氏名 Lee, Kyung-Hoon 当社勤 部署 専務理事 環境・エネルギー部 32年 57 319 専務理事 技術研究所所長 31年 55 391 専務理事 炭素鋼マーケティング部 24年 52 119 専務理事 人事およびイノベーション部 28年 56 50 常務理事 浦項製鉄所所長代理(総務) 30年 56 0 常務理事 浦項製鉄所FINEX研究開発プロジェ 28年 53 298 続年数 年齢 所有 役職 株式数 (リー・キュンヒュン) Woo, Jong-Soo (ウー・ジョンス) Hwang, Eun-Yeon (ファン・ユンヨン) Kim, Yeung-Gyu (キム・イェンギュ) Jang, Sung-Hwan (ジャン・スンファン) Lee, Hoo-Geun クト部 (リー・ヒュジェン) Lee, Jung-Sik 常務理事 企業戦略部 31年 56 296 常務理事 ステンレス鋼マーケティング部 27年 55 301 常務理事 企業協調繁栄部調達サービスセン 25年 52 0 25年 51 78 4年 54 36 (リー・ジュンシク) Suh, Young-Sea (ス・ヨンセ) Park, Myung-Kil ター (パク・ミュンキル) Lee, Young-Hoon 常務理事 部 (リー・ヨンヒュン) Park, Kui-Chan 第一企業戦略部、緑化プロジェクト 常務理事 外事部 常務理事 鉄鋼技術戦略部 28年 54 296 常務理事 自動車用素材マーケティング部 29年 52 320 常務理事 浦項製鉄所所長代理(保守整備) 26年 52 95 常務理事 浦項製鉄所所長代理(鋼鉄生産) 29年 55 322 常務理事 戦略事業部 25年 51 80 常務理事 企業未来創造アカデミー 29年 53 797 常務理事 コーポレート監査部 26年 54 100 常務理事 マグネシウム事業部 28年 55 281 常務理事 光陽製鉄所所長代理(メンテナン 24年 52 100 (パク・キチャン) Park, Sung-Ho (パク・スンホ) Oh, In-Hwan (オー・インファン) Yeon, Kyu-Sung (ヨン・キュスン) Lee, Kyoung-Mok (リー・キョンモク) Jeon, Woo-Sig (ジョン・ウーシグ) Kim, Young-Hun (キム・ヨンフン) Choi, Jeong-Woo (チョイ・ジョンウー) Cho, Sang-Ho (チョ・サンホ) An, Tong-Il ス) (アン・トンイル) Yae, Jae-Hen 常務理事 労働および外部サービス部 26年 55 320 常務理事 光陽製鉄所所長代理(熱延および冷 27年 53 330 29年 54 192 (イエ・ジェヘン) Min, Kyung-Zoon 延) (ミン・キョンズン) Kim, Won-Ki 常務理事 POSCO South Asia Co., Ltd. (キム・ウォンキ) 66/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 氏名 Nam, Sik 役職 部署 当社勤 続年数 年齢 所有 株式数 常務理事 POSCO Vietnam Co., Ltd. 28年 54 241 常務理事 光陽製鉄所所長代理(総務) 26年 53 195 常務理事 光陽製鉄所所長代理(製鉄・製鋼) 26年 52 805 常務理事 注文処理・技術サービス部 28年 53 243 常務理事 企業貢献部 28年 51 320 常務理事 第一鋼鉄事業部 25年 55 320 常務理事 高度資材事業部 18年 49 143 常務理事 ステンレス製鋼および技術 28年 54 320 常務理事 Zhangjiagang Pohang Stainless 28年 53 102 25年 51 210 (ナム・シク) Ko, Suk-Bum (コ・サクバム) Kim, Hag-Dong (キム・ハンドン) Kim, Sun-Won (キム・サンウォン) Son, Gi-Jin (ソン・ジジン) Kim, Dong-Chul (キム・ドンチョル) Kim, Jhi-Yong (キム・ジヨン) Jeon, Cheol (ジョン・チェオル) Kim, Yong-Min Steel Co., Ltd. (キム・ヨンミン) Lee, Young-Ki 常務理事 延) (リー・ヨンキ) Yu, Seong 浦項製鉄所所長代理(熱延および冷 常務理事 POSCO Japan Co., Ltd. 25年 54 168 常務理事 マーケティング戦略部 25年 50 243 常務理事 生産性調査センター 1年 51 0 常務理事 グローバル指導センター 1年 50 0 常務理事 情報計画部 25年 48 280 常務理事 光陽研究所所長 25年 54 320 常務理事 原材料調達部 26年 55 192 常務理事 POSCO Mexico Co., Ltd. 28年 56 102 常務理事 新発展事業部 0年 55 0 常務理事 財務部 25年 51 420 常務理事 POSCO-China Co., Ltd. 27年 54 320 常務理事 EU事務所 28年 53 192 常務理事 ステンレス鋼原材料部 27年 53 7 (ユ・セオン) Shin, Jae-Chul (シン・ジェチュル) Kim, Se-Hyun (キム・セヒュン) Oh, In-Kyung (オー・インキョン) Hwang, Seok-Joo (ファン・ソクジュ) Yim Chang-Hee (イム・チャンヒ) Seo, Myung-Deuk (セオ・ミュンデク) Kim, Ming-Dong (キム・ミンドン) Chang, In-Hwa (チャン・インファ) Shim, Tong-Wook (シム・トンウク) Kwon, Suk-Chul (クワン・スチュル) Lee, Tae-Ju (リー・テジュ) Yun, Kimok (ユン・キモク) 67/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 氏名 Kim, Jae-Yeol 役職 当社勤 部署 所有 年齢 続年数 株式数 常務理事 熱延製品マーケティング部 25年 51 0 常務理事 投資部 28年 53 241 (キム・ジェヨル) Kim, Hong-Soo (キム・ホンス) 役員の報酬 社内理事の給与及び賞与並びに理事の給与は、定時株主総会により承認された理事報酬限度額内において理事会が決定した 基準に従い支払われる。また、執行役員の報酬は理事会により決定された基準に従い支払われる。2010年に全ての理事及び執 行役員に対して支払われた報酬及び未払の報酬の総額は、約29.9十億ウォンであり、また2010年にかかる役員に対し年金及び 退職給付金を提供する目的で当社により引当てられるか積立てられた金額の総額は5.7十億ウォンであった。 ストックオプション 当社は当社理事及び一部の執行役員にストックオプションを付与している。下表に、2011年3月31日現在当社が現在の当社 理事及び執行役員に付与したストックオプションに関する情報を記載した。付与されたオプションに関し、当社はオプション 行使日現在の行使価格と市場価格の差額を自己株式で分配するか、又は現金で支払うか選択することができる。当該オプショ ンは、オプションが付与された日から2年以上POSCOに勤務している人物により行使することができる。オプションの失効日 は付与日から7年である。下記のストックオプションは全て当社の普通株式に関連している。 2006年2月に開催された定時株主総会において、当社株主はストックオプション制度の廃止を決定した。かかる総会以前に 付与されたストックオプションは、当該ストックオプションの発行時に有効な当社定款に従い有効に存続している。 (2011年3月31日現在) 行使期間 理 事 Chung, Joon-Yang (チョン・ジュンヤン) Choi, Jong-Tae (チョイ・ジョンテ) Oh, Chang-Kwan (オー・チャンクァン) Kim, Jin-Il (キム・ジンイル) Park, Han-Yong (パク・ハンヨン) 行使価格 付与オプ ション数 136,400 9,316 9,316 0 151,700 4,900 4,900 0 2008年7月23日 98,900 9,037 9,037 0 2005年4月27日 2010年4月26日 102,900 1,921 1,921 0 2002年4月27日 2004年4月28日 2009年4月27日 136,400 9,316 9,316 0 2003年4月26日 2005年4月27日 2010年4月26日 102,900 9,604 9,604 0 2003年4月26日 2005年4月27日 2010年4月26日 102,900 9,604 9,604 0 行使価格 付与オプ ション数 付与日 自 至 2002年4月27日 2004年4月28日 2009年4月27日 2004年7月23日 2006年7月24日 2011年7月23日 2001年7月23日 2003年7月24日 2003年4月26日 行使期間 執行役員 付与日 自 至 行使オプ ション数 行使オプ ション数 行使可能 オプション 行使可能 オプション Kwon, Young-Tae (クワン・ヨンテ) 2002年9月18日 2004年9月19日 2009年9月18日 116,100 9,316 9,316 0 Kim, Sang-Young (キム・サンヨン) 2004年7月23日 2006年7月24日 2011年7月23日 151,700 9,800 0 9,800 Cho, Noi-Ha (チョ・ノイハ) 2005年4月28日 2007年4月29日 2012年4月28日 194,900 10,000 0 10,000 Kwon, Oh-Joon (クワン・オウジュン) 2003年4月26日 2005年4月27日 2010年4月26日 102,900 9,604 9,604 0 2008年、2009年及び2010年12月31日現在、当社は執行役員及び理事に対する融資は行っていない。 68/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 5【コーポレート・ガバナンスの状況】 (1)【コーポレート・ガバナンスの状況】 理事会 当社理事会は当社業務の運営につき最高責任を有する。当社の定款に基づき、理事会は、執行役員としても行為する5名の 理事(以下「社内理事」という。)及び社外理事となる8名の理事(以下「社外理事」という。)から構成される。当社株主 は株主総会において社内理事及び社外理事の両方を選任する。社内理事候補者は、理事会が当該候補者の資質を検討した後、 理事会により株主に対して推薦され、また社外理事候補者は社外理事3名及び社内理事1名からなる個別の理事会の委員会 (以下「理事候補推薦委員会」という。)が当該候補者の資質を検討した後、同委員会により株主に対して推薦される。議決 権付発行済株式を有する株主は、理事候補推薦委員会に対して社外理事候補者を提案することができる。 当社理事会は以下の6つの下部委員会を保持している。 ・ 理事候補推薦委員会 ・ 評価報酬委員会 ・ 財政及び運営委員会 ・ 経営委員会 ・ 監査委員会 ・ 関係当事者取引委員会 商法及び当社定款に基づき、理事会決議により、社外理事の中から1名の会長を選任しなければならず、また、社内理事の中 から複数の代表理事を選任することができる。 理事候補推薦委員会 理事候補推薦委員会は社外理事3名(リー・ヨンサン(委員長)、ナム・ヨン及びビュン・デギュ)及び社内理事1名 (チョイ・ジョンテ)から構成される。理事候補推薦委員会は有力候補の資質を検討し、社外理事として理事会の一員を務 める候補者を提案する。議決権付発行済株式を有する株主は、理事候補推薦委員会に対して社外理事候補を提案することが できる。 評価報酬委員会 評価報酬委員会は社外理事4名(キム・ビュンキ(委員長)、ハン・ジュンホ、リー・チャンヒ及びビュン・デギュ)から 構成される。評価報酬委員会の主要責任には執行役員に対する評価手順及び報酬制度の確立、並びにこれらの執行のための 必要措置が含まれる。 財政及び運営委員会 財政及び運営委員会は社外理事3名(ハン・ジュンホ(委員長)、リー・ヨンサン及びナム・ヨン)並びに社内理事2名 (パク・ハンヨン及びオー・チャンクァン)から構成される。この委員会は、潜在的資本投資に関する査定及び見込みのあ る資金調達活動の評価を含む財政及び経営事項に関する決定を監視する運営委員会である。 経営委員会 経営委員会は社内理事5名(チョン・ジュンヤン(委員長)、チョイ・ジョンテ、パク・ハンヨン、オー・チャンクァン及 びキム・ジンイル)から構成される。この委員会は、経営陣による新たな戦略イニシアティブの提案の検討、組織構造及び人 材開発に関する重要な内部問題の審議を含む当社の経営管理事項に関する決定を監視する。 監査委員会 韓国法及び定款に基づき、当社は監査委員会を設置することが義務付けられる。監査委員会は3名以上の理事から構成する ことができる。監査委員会の全委員は社外理事でなければならない。また、監査委員会の全委員は、2002年米国企業改革法の 規則及び規制に定められる適用可能な独立基準を満たさなければならない。監査委員会の委員は定時株主総会において株主 により選出される。当社は現在社外理事3名から構成される監査委員会を有している。監査委員会の委員は、リー・チャンヒ (委員長)、キム・ビュンキ及びパク・サンキルである。 監査委員会の職務には以下が含まれる。 ・ 社外監査人の雇用 ・ 社外監査人報酬の承認 ・ 監査及び監査以外の業務の承認 ・ 年次財務書類の検討 ・ 経営陣の意見及び提案を含む監査結果及び監査報告書の検討 ・ 利害の対立及び企業倫理を含む当社の管理及び政策体系の検討 69/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ・ 不正又は不正疑惑の調査 更に、株主総会に関連して、同委員会は理事会の議題並びに各株主総会において理事会から提出される予定の財務書類及び その他報告書を検討する。当社の社内及び社外監査人は監査委員会に直接報告を行う。同委員会は少なくとも四半期ごとに 一度、また必要な場合には更に頻繁に定例会議を開催する。 関係当事者取引委員会 関係当事者取引委員会は社外理事3名(リー・チャンヒ(委員長)、キム・ビュンキおよびパク・サンキル)から構成さ れる。この委員会は関連当事者取引及びその他内部取引を検討し、独占規制及び公正取引法の遵守を確保する。 (2)【監査報酬の内容等】 ①【外国監査公認会計士等に対する報酬の内容】 以下の表は、2009年及び2010年における、当社の外部監査人である、KPMGが当社に請求した監査報酬の料金を示すものであ る。 12月31日終了年度 2009年 2010年 (百万ウォン) (百万円) 3,122 (235) 監査関連報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 税務報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 674 (51) 5,198 (391) 750 (56) 477 (36) その他の費用・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 (4) 439 (33) 合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3,847 (290) 6,864 (517) 監査報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上記の表に記載の2010年の監査報酬は、当社の年次財務書類及びその他関連会社の年次財務書類の監査並びに中間財務書 類の検討に関して、KPMGインターナショナルの韓国におけるメンバー・ファームであるKMPGサムジョンが請求した料金の総 額である。 上記の表に記載の2010年の監査関連報酬は、引受計画に関する適正審査、連結についての会計アドバイス並びに財務会計及 び報告基準についての全般的な相談に対してKPMGサムジョンが請求した料金の総額である。 上記の表に記載の2010年の税務報酬は、当社の税務コンプライアンス及び税務計画並びにその他関連会社の税務計画及び 準備に対してKPMGサムジョンが請求した料金である。 上記の表に記載の2010年のその他の費用は、主に将来の投資計画についての財務情報の検討に関してKPMGが請求した料金 である。 ②【その他重要な報酬の内容】 該当事項なし。 ③【外国監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】 上記「① 外国監査公認会計士等に対する報酬の内容」を参照。 ④【監査報酬の決定方針】 当社の監査委員会は、当社の外部監査人の業務についての事前承認された方針及び手続きを設定していない。当社の監査委 員会は、当社の子会社又は当社に提供される当社の外部監査人の監査及び非監査業務について個別承認を明確に行う。 70/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第6【経理の状況】 1 株式会社POSCO(以下「POSCO」又は「当社」という。)の本書記載の邦文の2010年及び2009年12月31日をもって終了する各 事業年度の連結財務書類及び個別財務書類は、韓国の資本市場統合法(旧、“証券取引法”)に基づき金融委員会に提出された 2010年度の原文(韓国語)の年次報告書に含まれたものの日本語訳であり、韓国において一般的に公正妥当と認められた会計 処理基準に基づいて作成されたものである。当該財務書類は「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令59号、以下「財務諸表等規則」という。)第127条第1項の適用を受けている。当社が採用する会計原則、慣行、財務 書類表示及び開示要件と日本のそれらとの相違のうち当該財務書類の作成に関わるもので重要なものは、財務諸表等規則第 128条及び129条の規定に基づいて「4.韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点」でその内容を説明してい る。 2 添付の2010年度及び2009年度の財務書類は韓国の会計監査法人である三?会計法人により監査され、その同意書及び監査報告 書が以下に掲載されている。しかし、「財務諸表等の監査証明に関する内閣府令」(昭和32年大蔵省令第12号)第1条の3、及 び「金融商品取引法施行令」(昭和40年政令第321号)第35条の規定により、当該財務書類について、日本の金融商品取引法第 193条の2に基づく監査は受けていない。ここに掲載されている監査報告書は韓国法に基づき作成されたものであり、同意書は 日本の財務内容開示のために作成されたものである。 3 当社が韓国において発行した原文の年次報告書に含まれた財務書類は韓国ウォンで表示されている。円換算額は、財務諸表等 規則第130条に基づいて表示されたものであり、2011年5月19日現在の東京三菱UFJ銀行の対顧客外国為替相場の仲値、100ウォ ン=7.53円で換算されている。百万円未満の端数は四捨五入されている。 4 円換算額及び、「4.韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点」に記載されている事項は、当社が韓国におい て発行した原文の年次報告書に記載された財務書類には含まれておらず、したがって会計監査人である三?会計法人による監 査の対象外である。 71/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 1【財務書類】 連結財務状態表 ======================== 第43(当)期 2010年12月31日現在 第42(前)期 2009年12月31日現在 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 資産 Ⅰ.流動資産 27,107,122,636,416 20,634,149,484,181 (1) 当座資産 17,303,669,920,059 15,481,310,849,188 1.現金及び現金性資産 (注3,24) 国庫補助金(注3) 2.短期金融商品 (注3,11,24) 3.売買目的証券(注4) 4.流動性売却可能証券 (注5) 5.流動性満期保有証券 (注6) 6.売上債権(注11,23,24) 現在価値割引調整 貸倒引当金 7.短期貸付金(注24) 貸倒引当金 8.未収金(注24) 貸倒引当金 9.未収収益 貸倒引当金 10.前払金 11.前払費用 12.繰延税金資産(注25) 13.その他の当座資産 貸倒引当金 (2) 棚卸資産(注29) 1.製品 評価損失引当金 2.副産物 3.半製品 評価損失引当金 4.原料 評価損失引当金 5.燃料及び材料 6.未着品 7.その他棚卸資産 評価損失引当金 Ⅱ.非流動資産 3,599,913,157,534 (1,090,693,114) (2,439,228,535) 2,954,350,918,275 5,820,446,725,923 183,952,543,978 505,810,900,000 42,908,669,582 35,746,195,480 3,656,694,138 20,716,560,000 8,236,521,851,793 (6,276,766,743) (234,596,053,842) 282,205,919,546 (8,735,644,364) 738,183,565,512 (53,114,972,270) 51,599,506,624 (2,733,302,136) 892,956,665,517 65,338,530,786 383,868,939,688 221,440,920,103 (46,680,530,548) 5,344,442,448,820 (101,955,144) (199,317,768,805) 163,932,221,018 (1,577,311,074) 470,701,432,700 (23,008,339,975) 64,369,785,170 (131,337,392) 588,353,521,910 45,140,475,592 404,401,306,068 76,233,528,416 (31,578,232,517) 9,803,452,716,357 2,087,784,636,512 (22,801,872,325) 31,034,447,923 2,279,765,700,447 (56,203,930,190) 2,503,039,968,561 (2,418,828,381) 721,265,843,289 2,212,927,835,313 56,314,126,066 (7,255,210,858) 5,152,838,634,993 877,849,880,444 (33,079,158,307) 28,755,544,211 1,585,424,666,773 (32,979,932,793) 1,124,059,882,285 (4,575,980,167) 566,343,958,093 1,036,108,100,241 11,186,878,226 (6,255,204,013) 40,838,810,737,042 (1) 投資資産(注29) 1.長期金融商品(注3,24) 2,199,169,921,533 29,677,598,241,503 10,769,441,221,418 22,748,225,820 6,470,998,826,113 18,633,829,475 72/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2.売却可能証券 6,546,061,065,455 5,292,591,476,506 (注5,11,24) 3.満期保有証券 36,160,998,969 91,792,269,826 (注6,11,24) 4.持分法適用投資株式 2,735,482,519,863 827,582,937,972 (注7,11) 5.長期貸付金(注23,24) 172,102,686,522 125,029,322,599 現在価値割引調整 (26,856,424) 貸倒引当金 (31,656,638,368) (21,395,550,117) 6.資源開発投資金(注8) 1,164,015,209,163 7.その他の投資資産 124,527,153,994 136,791,396,276 25,699,148,730,976 21,839,785,283,709 (2) 有形資産(注9,11,29) イ.土地 2,470,421,482,520 2,142,620,537,092 損傷差損累計額 (3,798,965,206) ロ.建物 6,932,832,024,646 5,600,126,017,623 減価償却累計額 (2,483,400,861,941) (2,170,605,162,135) 損傷差損累計額 (3,317,179,432) 国庫補助金 (1,789,110,642) (2,995,411) ハ.構築物 3,533,613,860,420 2,911,594,092,273 減価償却累計額 (1,413,919,030,039) (1,263,273,993,081) 国庫補助金 (319,042,856) (210,073,910) ニ.機械装置 35,998,537,465,824 31,538,967,349,196 減価償却累計額 (23,443,068,649,113) (21,466,076,914,458) 損傷差損累計額 (127,246,354,511) (156,384,585) 国庫補助金 (2,183,492,083) (1,385,533,718) ホ.車両運搬具 282,534,557,233 228,082,450,928 減価償却累計額 (218,392,615,828) (177,017,350,944) ヘ.工具器具 295,087,204,679 419,818,273,485 減価償却累計額 (219,633,524,138) (351,463,494,947) 国庫補助金 (10,825,640) ト.備品 408,279,483,321 314,052,174,708 減価償却累計額 (285,057,677,638) (228,022,111,552) 国庫補助金 (337,811,010) (5,635,394) チ.ファイナンスリース資産 62,633,743,751 31,829,568,532 減価償却累計額 (19,558,212,013) (8,264,992,015) リ.建設仮勘定 3,937,242,260,672 4,319,179,462,022 3,161,452,108,689 629,969,057,840 (3) 無形資産(注10,29) 1.営業権(注30) 1,465,674,020,697 272,092,602,705 2.負の営業権 (9,818,900,405) (10,352,454,214) 3.産業財産権 144,613,533,808 51,993,611,327 4.開発費 94,683,123,505 48,890,244,277 国庫補助金 (1,818,279,695) (393,656,667) 5.港湾施設利用権 107,239,619,246 99,551,740,125 6.長期電力受給契約権 41,795,296,711 48,482,544,185 7.その他の無形資産 1,319,083,694,822 119,704,426,102 1,208,768,675,959 736,845,073,841 (4) その他非流動資産(注29) 1.長期性売上債権 17,033,099,048 23,141,671,511 (注23,24) 現在価値割引調整 (422,131,285) (1,205,974,544) 貸倒引当金 (3,982,283,639) (6,249,611,686) 2.保証金(注24) 118,515,816,284 51,269,230,339 3.繰延税金資産(注25) 438,832,940,749 294,440,753,253 73/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 4.その他の非流動資産 貸倒引当金 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 642,748,416,007 (3,957,181,205) 資産合計 377,085,747,373 (1,636,742,405) 67,945,933,373,458 負債 Ⅰ.流動負債 1.仕入債務(注24) 2.短期借入金(注12,24) 3.長期流動性負債 (注12,13,24) 流動性社債償還割増金 流動性社債割引発行差金 現在価値割増差金 4.未払金(注24) 5.前受金 6.預り金(注24) 7.未払費用(注17,24) 8.未払法人税(注25) 9.前受収益 10.繰延税金負債(注25) 11.その他の流動負債 Ⅱ.非流動負債 1.社債(注13,24) 社債償還割増金 社債割引発行差金 社債割増発行差金 2.長期借入金(注13,24) 現在価値割引調整 3.外国借款(注11,13,24) 4.退職給付引当負債(注14) 国民年金転換金 退職保険預け金 5.その他負債性引当負債 6.繰延法人税負債(注25) 7.その他の非流動負債 (注17) 17,093,226,440,358 9,274,818,241,525 4,125,252,723,651 5,838,370,389,637 2,734,899,750,373 3,225,800,890,947 3,444,817,337,895 787,105,875,492 42,023,781,114 (58,930,303,097) 2,651,299,750 910,018,154,413 997,727,580,571 115,680,774,084 477,321,745,308 769,475,154,194 7,745,305,701 3,894,740,247 417,177,756,890 (218,666,956) 642,445,742,586 811,643,885,695 200,893,841,010 344,274,091,524 393,718,651,580 2,355,309,694 71,814,148 131,827,055,432 13,651,285,128,091 9,372,616,012,803 7,357,310,386,000 11,137,584,629 (64,930,337,015) 6,441,843,973 3,316,726,002,233 (22,176,192,153) 4,073,918,365 1,434,093,240,271 (1,578,642,060) (993,411,862,934) 113,974,881,679 1,541,388,009,315 6,915,293,619,000 10,067,257,867 (70,448,674,025) 1,369,297,289,849 5,571,822,851 1,112,963,129,958 (1,751,330,820) (810,791,117,209) 40,717,605,888 531,926,561,230 948,236,295,788 269,769,848,214 負債合計 資本 Ⅰ.支配会社持分 (1) 資本金(注18) (2) 連結資本剰余金(注19) (3) 連結資本調整(注20) (4) 連結その他包括損益累計額 1.売却可能証券評価損益 (注5) 2.持分法資本変動 3.為替換算調整勘定 (5) 連結利益剰余金(注21) Ⅱ.少数株主持分 50,311,747,725,684 30,744,511,568,449 18,647,434,254,328 34,895,288,437,934 30,908,963,550,831 482,403,125,000 4,411,018,255,307 (2,402,701,823,222) 1,009,098,557,872 482,403,125,000 4,446,031,995,049 (2,410,667,974,798) 455,470,393,354 632,441,870,474 87,453,640,737 (66,296,201,197) 442,952,888,595 28,529,691,891 339,487,060,726 31,395,470,322,977 2,306,133,367,075 27,935,726,012,226 755,349,920,525 資本合計 37,201,421,805,009 31,664,313,471,356 負債及び資本合計 67,945,933,373,458 50,311,747,725,684 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 74/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結財務状態表 ======================== 第43(当)期 2010年12月31日現在 第42(前)期 2009年12月31日現在 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 資産 Ⅰ.流動資産 2,041,166 1,553,751 (1) 当座資産 1,302,966 1,165,743 1.現金及び現金性資産 (注3,24) 国庫補助金(注3) 2.短期金融商品 (注3,11,24) 3.売買目的証券(注4) 4.流動性売却可能証券 (注5) 5.流動性満期保有証券 (注6) 6.売上債権(注11,23,24) 現在価値割引調整 貸倒引当金 7.短期貸付金(注24) 貸倒引当金 8.未収金(注24) 貸倒引当金 9.未収収益 貸倒引当金 10.前払金 11.前払費用 12.繰延税金資産(注25) 13.その他の当座資産 貸倒引当金 (2) 棚卸資産(注29) 1.製品 評価損失引当金 2.副産物 3.半製品 評価損失引当金 4.原料 評価損失引当金 5.燃料及び材料 6.未着品 7.その他棚卸資産 評価損失引当金 Ⅱ.非流動資産 271,073 165,597 (82) (184) 222,463 438,280 13,852 38,088 3,231 2,692 275 1,560 620,210 (473) (17,665) 21,250 (658) 55,585 (4,000) 3,885 (206) 67,240 4,920 28,905 16,675 (3,515) 402,437 (8) (15,009) 12,344 (119) 35,444 (1,733) 4,847 (10) 44,303 3,399 30,451 5,740 (2,378) 738,200 157,210 (1,717) 2,337 171,666 (4,232) 188,479 (182) 54,311 166,633 4,240 (546) 66,102 (2,491) 2,165 119,382 (2,483) 84,642 (345) 42,646 78,019 842 (471) 3,075,162 (1) 投資資産(注29) 1.長期金融商品(注3,24) 2.売却可能証券 (注5,11,24) 388,009 2,234,723 810,939 487,266 1,713 1,403 492,918 398,532 75/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 3.満期保有証券 (注6,11,24) 4.持分法適用投資株式 (注7,11) 5.長期貸付金(注23,24) 現在価値割引調整 貸倒引当金 6.資源開発投資金(注8) 7.その他の投資資産 (2) 有形資産(注9,11,29) イ.土地 損傷差損累計額 ロ.建物 減価償却累計額 損傷差損累計額 国庫補助金 ハ.構築物 減価償却累計額 国庫補助金 ニ.機械装置 減価償却累計額 損傷差損累計額 国庫補助金 ホ.車両運搬具 減価償却累計額 ヘ.工具器具 減価償却累計額 国庫補助金 ト.備品 減価償却累計額 国庫補助金 チ.ファイナンスリース資産 減価償却累計額 リ.建設仮勘定 (3) 無形資産(注10,29) 1.営業権(注30) 2.負の営業権 3.産業財産権 4.開発費 国庫補助金 5.港湾施設利用権 6.長期電力受給契約権 7.その他の無形資産 (4) その他非流動資産(注29) 1.長期性売上債権 (注23,24) 現在価値割引調整 貸倒引当金 2.保証金(注24) 3.繰延税金資産(注25) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2,723 6,912 205,982 62,317 12,959 (2,384) 87,650 9,377 9,415 (2) (1,611) 10,300 1,935,146 186,023 (286) 522,042 (187,000) (250) (135) 266,081 (106,468) (24) 2,710,690 (1,765,263) (9,582) (164) 21,275 (16,445) 22,220 (16,538) (1) 30,743 (21,465) (25) 4,716 (1,473) 296,474 1,644,536 161,339 421,689 (163,447) (0) 219,243 (95,125) (16) 2,374,884 (1,616,396) (12) (104) 17,175 (13,329) 31,612 (26,465) 23,648 (17,170) (0) 2,397 (622) 325,234 238,057 110,365 (739) 10,889 7,130 (137) 8,075 3,147 99,327 47,437 20,489 (780) 3,915 3,681 (30) 7,496 3,651 9,014 91,020 55,484 1,283 1,743 (32) (300) 8,924 33,044 (91) (471) 3,861 22,171 76/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 4.その他の非流動資産 貸倒引当金 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 48,399 (298) 28,395 (123) 資産合計 5,116,329 負債 Ⅰ.流動負債 1.仕入債務(注24) 2.短期借入金(注12,24) 3.長期流動性負債 (注12,13,24) 流動性社債償還割増金 流動性社債割引発行差金 現在価値割増差金 4.未払金(注24) 5.前受金 6.預り金(注24) 7.未払費用(注17,24) 8.未払法人税(注25) 9.前受収益 10.繰延税金負債(注25) 11.その他の流動負債 Ⅱ.非流動負債 1.社債(注13,24) 社債償還割増金 社債割引発行差金 社債割増発行差金 2.長期借入金(注13,24) 現在価値割引調整 3.外国借款(注11,13,24) 4.退職給付引当負債(注14) 国民年金転換金 退職保険預け金 5.その他負債性引当負債 6.繰延法人税負債(注25) 7.その他の非流動負債 (注17) 1,287,120 698,394 310,632 439,629 205,938 242,903 259,395 59,269 3,164 (4,437) 200 68,524 75,129 8,711 35,942 57,941 583 293 31,413 (16) 48,376 61,117 15,127 25,924 29,647 177 5 9,927 1,027,942 705,758 554,005 839 (4,889) 485 249,749 (1,670) 307 107,987 (119) (74,804) 8,582 116,067 520,722 758 (5,305) 103,108 420 83,806 (132) (61,053) 3,066 40,054 71,402 20,314 負債合計 資本 Ⅰ.支配会社持分 (1) 資本金(注18) (2) 連結資本剰余金(注19) (3) 連結資本調整(注20) (4) 連結その他包括損益累計額 1.売却可能証券評価損益 (注5) 2.持分法資本変動 3.為替換算調整勘定 (5) 連結利益剰余金(注21) Ⅱ.少数株主持分 3,788,475 2,315,062 1,404,152 2,627,615 2,327,445 36,325 332,150 (180,923) 75,985 36,325 334,786 (181,523) 34,297 47,623 6,585 (4,992) 33,354 2,148 25,563 2,364,079 173,652 2,103,560 56,878 資本合計 2,801,267 2,384,323 負債及び資本合計 5,116,329 3,788,475 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 77/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結損益計算書 ======================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 Ⅰ.売上高(注29) Ⅱ.売上原価(注29) Ⅲ.売上総利益 Ⅳ.販売費及び一般管理費 (注29) 1.給与 2.退職給付費用 3.福利厚生費 4.旅費交通費 5.通信費 6.電力水道料 7.燃料維持費 8.租税公課 9.賃借料 10.減価償却費(注9,29) 11.無形資産償却費 (注10,29) 12.修繕費 13.保険料 14.交際費 15.広告宣伝費 16.経常研究開発費(注10) 17.支払手数料 18.褒賞費 19.消耗品費 20.被服費 21.図書印刷費 22.車両費 23.協会費 24.教育訓練費 25.会議費 26.運搬保管費 27.販売手数料 28.販売宣伝費 29.販売促進費 30.貸倒償却費 31.見本費 32.中継基地運営費 33.株式報酬費用(注17) 34.雑費 Ⅴ.営業利益(注29) Ⅵ.営業外収益(注29) 1.受取利息 2.受取配当金 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 60,637,860,457,534 51,560,675,887,223 9,077,184,570,311 36,855,001,089,053 31,037,425,152,456 5,817,575,936,597 3,338,875,565,952 1,949,414,421,856 532,712,271,362 78,243,503,860 139,953,771,746 53,246,436,527 11,963,607,187 6,470,138,229 1,003,716,693 43,529,500,779 62,887,129,602 68,513,334,525 280,529,291,838 27,482,211,939 142,429,269,954 24,826,705,638 6,005,449,747 3,464,085,862 904,672,302 24,500,398,478 30,928,551,072 43,885,692,836 162,185,686,572 79,639,467,083 6,879,940,190 25,862,691,823 20,421,583,598 108,532,311,313 141,787,487,584 266,786,874,675 5,502,024,175 14,099,957,459 682,040,028 6,216,250,107 11,433,859,739 10,642,224,083 33,759,002,386 17,535,886,824 1,251,325,018,435 149,073,872,498 1,677,869,383 19,489,230,931 64,326,414,745 5,595,841,158 10,830,380,051 5,705,707,685 20,438,692,861 19,447,863,452 11,392,998,231 94,695,773,327 84,381,698,814 158,158,087,244 4,484,054,622 8,377,826,520 402,549,834 5,260,236,720 5,626,795,818 8,416,990,562 18,104,238,689 11,011,728,008 648,345,069,004 80,159,206,939 850,092,110 8,186,067,142 42,020,491,902 2,545,103,962 9,255,549,370 36,100,498,795 7,157,011,181 5,738,309,004,359 2,856,762,196,769 328,434,345,648 103,188,660,061 3,868,161,514,741 2,362,393,032,544 276,091,129,487 75,461,506,658 78/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 3.賃貸料 4.売買目的証券処分利益 5.売買目的証券評価利益 6.為替差益 7.為替評価益 8.デリバティブ取引利益 (注16) 9.デリバティブ評価利益 (注16) 10.有形資産処分利益 11.持分法利益(注7) 12.貸倒引当金戻入 13.負の営業権戻入 14.引当負債戻入 15.その他非流動資産処分利益 16.株式報酬費用戻入(注17) 17.雑収益 Ⅶ.営業外費用(注29) 1.支払利息 2.その他の貸倒償却費 3.売上債権処分損失 4.売買目的証券処分損失 5.売買目的証券評価損失 6.為替差損 7.為替評価損 8.デリバティブ取引損失 (注16) 9.デリバティブ評価損失 (注16) 10.運休資産費用 11.寄付金 12.投資資産損傷差損 13.有形資産処分損失 14.有形資産損傷差損 15.無形資産処分損失 16.無形資産損傷差損 17.持分法損失(注7) 18.その他非流動資産処分損失 19.雑損失 Ⅷ.税引前当期純利益 (注25,29) Ⅸ.法人税費用(注25,29) Ⅹ.従属会社買収日前純利益 (損失)(注29) XI.連結当期純利益 (注26,29) 1.支配会社持分純利益 (注29) 2.少数株主持分純利益 (注29) XII.一株当り損益(注27) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 1,390,079,821 15,372,612,744 1,882,188,932 1,055,832,340,570 225,657,438,040 2,338,350,694 21,297,689,461 5,810,900,000 814,757,971,365 541,006,918,719 438,170,288,140 77,878,134,814 94,617,323,301 51,101,202,341 30,594,822,154 371,228,581,155 3,861,120,428 97,847,027 12,206,428,635 30,569,543,234 10,436,153,200 133,222,423,679 82,000,320,673 75,249,879,216 7,735,545,370 1,766,042,961 1,849,657,188 234,314,421,741 93,733,361,856 3,257,384,903,409 2,491,279,976,718 656,768,956,884 27,302,352,197 54,551,903,726 1,331,302,045 34,164,776 1,035,833,929,299 428,270,814,920 532,090,327,150 11,253,074,753 31,564,329,397 1,163,792,538 20,532,073 884,347,391,145 105,218,944,985 422,882,192,938 67,696,681,677 118,607,989,245 94,345,340,795 785,266,510 75,530,091,295 52,138,063,328 75,289,358,430 135,665,369,963 289,423,368 1,120,238,873 67,850,309,883 11,164,736,566 91,968,439,163 305,018,916 128,924,636,208 285,960,625,307 54,991,914,948 11,642,066,766 50,492,680,604 82,129,636,304 15,226,869,331 133,906,113,821 5,337,686,297,719 3,739,274,570,567 1,112,896,394,415 535,995,722,906 7,095,111,449 (39,031,677,473) 4,217,694,791,855 3,242,310,525,134 4,181,285,239,197 3,218,424,518,465 36,409,552,658 23,886,006,669 54,279 41,982 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 79/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結損益計算書 ======================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 Ⅰ.売上高(注29) Ⅱ.売上原価(注29) Ⅲ.売上総利益 Ⅳ.販売費及び一般管理費 (注29) 1.給与 2.退職給付費用 3.福利厚生費 4.旅費交通費 5.通信費 6.電力水道料 7.燃料維持費 8.租税公課 9.賃借料 10.減価償却費(注9,29) 11.無形資産償却費 (注10,29) 12.修繕費 13.保険料 14.交際費 15.広告宣伝費 16.経常研究開発費(注10) 17.支払手数料 18.褒賞費 19.消耗品費 20.被服費 21.図書印刷費 22.車両費 23.協会費 24.教育訓練費 25.会議費 26.運搬保管費 27.販売手数料 28.販売宣伝費 29.販売促進費 30.貸倒償却費 31.見本費 32.中継基地運営費 33.株式報酬費用(注17) 34.雑費 Ⅴ.営業利益(注29) Ⅵ.営業外収益(注29) 1.受取利息 2.受取配当金 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 4,566,031 3,882,519 683,512 2,775,182 2,337,118 438,063 251,417 146,791 40,113 5,892 10,539 4,009 901 487 76 3,278 4,735 5,159 21,124 2,069 10,725 1,869 452 261 68 1,845 2,329 3,305 12,213 5,997 518 1,947 1,538 8,172 10,677 20,089 414 1,062 51 468 861 801 2,542 1,320 94,225 11,225 126 1,468 4,844 421 816 430 1,539 1,464 858 7,131 6,354 11,909 338 631 30 396 424 634 1,363 829 48,820 6,036 64 616 3,164 192 697 2,718 539 432,095 215,114 24,731 7,770 291,273 177,888 20,790 5,682 80/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 3.賃貸料 4.売買目的証券処分利益 5.売買目的証券評価利益 6.為替差益 7.為替評価益 8.デリバティブ取引利益 (注16) 9.デリバティブ評価利益 (注16) 10.有形資産処分利益 11.持分法利益(注7) 12.貸倒引当金戻入 13.負の営業権戻入 14.引当負債戻入 15.その他非流動資産処分利益 16.株式報酬費用戻入(注17) 17.雑収益 Ⅶ.営業外費用(注29) 1.支払利息 2.その他の貸倒償却費 3.売上債権処分損失 4.売買目的証券処分損失 5.売買目的証券評価損失 6.為替差損 7.為替評価損 8.デリバティブ取引損失 (注16) 9.デリバティブ評価損失 (注16) 10.運休資産費用 11.寄付金 12.投資資産損傷差損 13.有形資産処分損失 14.有形資産損傷差損 15.無形資産処分損失 16.無形資産損傷差損 17.持分法損失(注7) 18.その他非流動資産処分損失 19.雑損失 Ⅷ.税引前当期純利益 (注25,29) Ⅸ.法人税費用(注25,29) Ⅹ.従属会社買収日前純利益 (損失)(注29) XI.連結当期純利益 (注26,29) 1.支配会社持分純利益 (注29) 2.少数株主持分純利益 (注29) XII.一株当り損益(注27) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 105 1,158 142 79,504 16,992 176 1,604 438 61,351 40,738 32,994 5,864 7,125 3,848 2,304 27,954 291 7 919 2,302 786 10,032 6,175 5,666 582 133 139 17,644 7,058 245,281 187,593 49,455 2,056 4,108 100 3 77,998 32,249 40,066 847 2,377 88 2 66,591 7,923 31,843 5,098 8,931 7,104 59 5,687 3,926 5,669 10,216 22 84 5,109 841 6,925 23 9,708 21,533 4,141 877 3,802 6,184 1,147 10,083 401,928 281,567 83,801 40,360 534 317,592 244,146 314,851 242,347 2,742 1,799 0 0 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 次へ 81/454 (2,939) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結資本変動表 ===================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 2009.1.1(前期首) (単位:ウォン) 連結 資本剰余金 資本金 連結 資本調整 連結その他 包括損益累計額 482,403,125,000 4,319,082,986,703 1.連結当期純利益(損 失) - - - - 2.連結対象会社変動に よる変動 - - - 3.持分率変動による変 動 - 9,607,003,464 4.年次配当金 - 5.中間配当金 少数株主 持分 28,344,204,659,131 3,218,424,518,465 23,886,006,669 3,242,310,525,134 - - 25,436,750,523 25,436,750,523 - - - - 9,607,003,464 - - - (574,274,370,000) - (574,274,370,000) - - - - (114,854,874,000) - (114,854,874,000) 6.自己株式の変動 - 117,291,533,811 98,750,720,524 - - - 216,042,254,335 7.売却可能証券評価損 益の変動 - - - 583,012,344,834 - - 583,012,344,834 8.持分法資本変動の変 動 - - - 10,001,729,321 - - 10,001,729,321 9.為替換算調整勘定の 変動 - - - (126,357,892,454) - - (126,357,892,454) 10.デリバティブ評価損 益の変動 - - - 10,799,609,769 - - 10,799,609,769 11.少数株主持分の変動 - - - - - 30,703,738,704 30,703,738,704 12.その他の変動 - 50,471,071 (337,227,204) - 13,184,831,355 (5,216,082,627) 7,681,992,595 482,403,125,000 4,446,031,995,049 (2,410,667,974,798) 455,470,393,354 27,935,726,012,226 82/454 (21,985,398,116) 25,393,245,906,406 合計 680,539,507,256 2009.12.31(前期末) (2,509,081,468,118) 連結 利益剰余金 755,349,920,525 31,664,313,471,356 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 2010.1.1(当期首) 連結 資本剰余金 資本金 連結 資本調整 連結その他 包括損益累計額 少数株主 持分 合計 482,403,125,000 4,446,031,995,049 455,470,393,354 27,935,726,012,226 755,349,920,525 31,664,313,471,356 1.連結当期純利益 - - - - 4,181,285,239,197 36,409,552,658 4,217,694,791,855 2.連結対象会社変動に よる変動 - - - - - 1,139,505,291,880 1,139,505,291,880 3.持分率変動による変 動 - - - - - (36,404,131,048) 4.年次配当金 - - - - (500,713,707,000) - (500,713,707,000) 5.中間配当金 - - - - (192,582,195,000) - (192,582,195,000) 6.売却可能証券評価損 益の変動 - - - 544,988,229,737 - - 544,988,229,737 7.持分法資本変動の変 動 - - - (94,825,893,088) - - (94,825,893,088) 8.海外事業換算損益の 変動 - - - 103,465,827,869 - - 103,465,827,869 9.少数株主持分の変動 - - - - - 404,804,528,311 404,804,528,311 10.その他の変動 - 1,390,391,306 7,966,151,576 - (29,935,926,299) (48,824,409,863) 482,403,125,000 4,411,018,255,307 2010.12.31(当期末) (36,404,131,048) (2,410,667,974,798) 連結 利益剰余金 (2,402,701,823,222) 1,009,098,557,872 (28,245,026,446) 31,395,470,322,977 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 83/454 2,306,133,367,075 37,201,421,805,009 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結資本変動表 ===================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 2009.1.1(前期首) (単位:百万円) 連結 資本剰余金 資本金 連結 資本調整 連結その他 包括損益累計額 36,325 325,227 1.連結当期純利益(損 失) - - - 2.連結対象会社変動に よる変動 - - 3.持分率変動による変 動 - 4.年次配当金 5.中間配当金 合計 51,245 2,134,319 - 242,347 1,799 244,146 - - - 1,915 1,915 723 - - - - 723 - - - - (43,243) - (43,243) - - - - (8,649) - (8,649) 6.自己株式の変動 - 8,832 7,436 - - - 16,268 7.売却可能証券評価損 益の変動 - - - 43,901 - - 43,901 8.持分法資本変動の変 動 - - - 753 - - 753 9.為替換算調整勘定の 変動 - - - - - 10.デリバティブ評価損 益の変動 - - - 813 - - 813 11.少数株主持分の変動 - - - - - 2,312 2,312 2009.12.31(前期末) (1,656) 少数株主 持分 1,912,111 12.その他の変動 (188,934) 連結 利益剰余金 (9,515) - 4 (25) - 993 36,325 334,786 (181,523) 34,297 2,103,560 84/454 (393) 56,878 (9,515) 578 2,384,323 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 2010.1.1(当期首) 連結 資本剰余金 資本金 連結 資本調整 連結その他 包括損益累計額 少数株主 持分 合計 36,325 334,786 34,297 2,103,560 56,878 2,384,323 1.連結当期純利益 2.連結対象会社変動に よる変動 3.持分率変動による変 動 - - - - 314,851 2,742 317,592 - - - - - 85,805 85,805 - - - - (2,741) 4.年次配当金 - - - - (37,704) - (37,704) 5.中間配当金 - - - - (14,501) - (14,501) 6.売却可能証券評価損 益の変動 - - - 41,038 - - 41,038 7.持分法資本変動の変 動 - - - (7,140) - - (7,140) 8.海外事業換算損益の 変動 - - - 7,791 - - 7,791 9.少数株主持分の変動 - - - - - 30,482 30,482 10.その他の変動 - 105 600 - (2,254) (3,676) 36,325 332,150 2010.12.31(当期末) - (2,741) (181,523) 連結 利益剰余金 (180,923) 75,985 (2,127) 2,364,079 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 次へ 85/454 173,652 2,801,267 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結キャッシュ・フロー計算書 ============================================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 Ⅰ.営業活動によるキャッシュ フロー 1.連結当期純利益 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2,024,565,308,264 8,632,854,412,587 4,217,694,791,855 3,242,310,525,134 2.現金の流出のない費用等の 加算 4,881,734,414,076 3,610,856,124,424 イ.退職給付費用 ロ.福利厚生費 ハ.減価償却費 ニ.運休資産費用 ホ.貸倒償却費 ヘ.株式報酬費用 ト.支払利息 チ.その他の貸倒償却費 リ.売買目的証券処分損失 ヌ.売買目的証券評価損失 ル.為替評価損 ヲ.デリバティブ取引損失 ワ.デリバティブ評価損失 カ.投資資産損傷差損 ヨ.有形資産処分損失 タ.有形資産損傷差損 レ.無形資産処分損失 ソ.無形資産損傷差損 ツ.持分法損失 ネ.その他非流動資産処分損失 ナ.従属会社買収日前純利益 ラ.その他費用 376,969,688,304 9,644,461,248 2,950,883,466,587 785,266,510 64,326,414,745 80,705,631,315 27,302,352,197 1,331,302,045 34,164,776 420,425,911,648 422,882,192,938 118,607,989,245 52,138,063,328 75,289,358,430 135,665,369,963 289,423,368 1,120,238,873 67,850,309,883 11,164,736,566 7,095,111,449 57,222,960,658 79,185,829,301 6,822,379,102 2,552,777,449,040 305,018,916 42,020,491,902 36,100,498,795 24,790,714,533 11,253,074,753 1,163,792,538 20,532,073 61,728,362,176 67,696,681,677 94,345,340,795 285,960,625,307 54,991,914,948 11,642,066,766 50,492,680,604 82,129,636,304 15,226,869,331 132,202,165,563 3.現金の流入のない収益等の 減算 (1,247,203,829,092) (1,131,329,179,983) イ.受取利息 ロ.売買目的証券処分利益 ハ.売買目的証券評価利益 ニ.為替評価益 ホ.デリバティブ取引利益 ヘ.デリバティブ評価利益 ト.有形資産処分利益 チ.持分法利益 リ.貸倒引当金戻入 ヌ.負の営業権戻入 ル.その他非流動資産処分利益 ヲ.株式報酬費用戻入 ワ.従属会社買収日前純損失 1,522,917,985 15,372,612,744 1,882,188,932 221,424,812,978 438,170,288,140 94,617,323,301 30,594,822,154 371,228,581,154 3,861,120,428 97,847,027 30,569,543,234 10,436,153,200 - 1,894,428,102 21,297,689,461 5,810,900,000 524,452,276,570 77,878,134,814 51,101,202,341 82,000,320,673 75,249,879,216 7,735,545,370 1,766,042,961 234,314,421,741 39,031,677,473 86/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 カ.その他収益 4.営業活動による資産・負債 の変動 イ.売上債権の減少(増加) ロ.未収金の減少(増加) ハ.未収収益の減少(増加) ニ.前払金の減少(増加) ホ.前払費用の減少(増加) ヘ.その他の当座資産の減少 (増加) ト.棚卸資産の減少(増加) チ.長期性売上債権の減少 (増加) リ.繰延税金資産の減少 (増加) ヌ.仕入債務の増加(減少) ル.未払金の増加(減少) ヲ.未払法人税の増加(減少) ワ.未払費用の増加(減少) カ.前受金の増加(減少) ヨ.前受収益の増加(減少) タ.預り金の増加(減少) レ.その他の流動負債の増加 (減少) ソ.繰延税金負債の増加 (減少) ツ.その他負債性引当金の増加 (減少) ネ.その他の非流動負債の増加 (減少) ナ.退職金の支払 ラ.国民年金転換金の減少 (増加) ム.退職保険預け金の減少 (増加) ウ.持分法適用投資株式の配当 金受取 Ⅱ.投資活動によるキャッシュ フロー 1.投資活動による現金流入額 イ.短期金融商品の処分 ロ.売買目的証券の処分 ハ.流動性満期保有証券の償還 ニ.短期貸付金の減少 ホ.その他の当座資産の減少 ヘ.長期金融商品の処分 ト.売却可能証券の処分 チ.長期貸付金の減少 リ.有形資産の減少 ヌ.無形資産の減少 ル.保証金の減少 第43(当)期 金額 第42(前)期 金額 27,425,617,815 8,796,661,261 (5,827,660,068,575) 2,911,016,943,012 (2,254,772,142,903) (211,512,308,751) 18,670,549,035 (271,058,282,062) (4,732,157,179) 713,417,542,148 97,461,444,498 (5,092,218,833) 426,459,068,295 32,837,057,327 (129,624,735,286) 57,856,282,481 (4,216,445,078,296) 3,344,505,991,984 (24,244,951,040) 151,148,556 (83,625,694,361) (291,585,322,966) 359,613,569,744 158,682,358,854 363,723,851,096 121,481,030,276 101,883,163,610 5,124,819,445 (118,919,116,538) (296,400,432,584) 55,563,168,786 (1,677,482,478,556) 110,735,959,103 247,126,963,630 39,070,329 66,261,601,543 223,508,627,704 (107,222,123,270) 15,773,440,772 268,110,351,627 (33,598,579,418) (5,494,389,889) 377,291,761,021 18,917,202,666 (114,019,579,830) (144,007,202,709) 565,706,760 210,877,900 (140,615,249,725) (19,912,509,417) 29,188,928,497 18,559,890,363 (6,889,926,986,901) (9,716,929,207,306) 19,698,791,856,700 11,731,706,920,234 17,240,470,104,969 1,149,171,937,594 20,000,000,000 227,309,234,723 15,989,136,630 5,168,297,410 316,840,354,244 37,045,773,325 253,177,506,722 1,601,546,819 58,508,475,593 7,934,976,693,378 2,783,358,689,622 40,000,000,000 29,654,695,190 19,086,026,205 1,823,704,296 201,394,743,586 14,200,628,227 378,977,693,914 12,561,658,060 34,543,831,334 87/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 ヲ.その他の非流動資産の減少 363,097,590,397 36,343,584,185 ワ.連結実体変動による純資産 処分 10,411,898,274 244,784,972,237 2.投資活動による現金流出額 (26,588,718,843,601) (21,448,636,127,540) イ.短期金融商品の取得 ロ.売買目的証券の取得 ハ.流動性満期保有証券の取得 ニ.短期貸付金の増加 ホ.長期金融商品の増加 ヘ.売却可能証券の取得 ト.長期貸付金の増加 チ.有形資産の取得 リ.有形資産撤去費用 ヌ.無形資産の取得 ル.保証金の増加 ヲ.その他の非流動資産の取得 ワ.連結実体変動による純資産 取得 Ⅲ.財務活動によるキャッシュ フロー 1.財務活動による現金流入額 14,360,040,164,333 811,418,866,717 326,367,229,418 9,265,183,755 703,219,482,376 57,540,077,155 5,895,959,593,373 62,790,754,400 208,895,477,004 125,755,061,538 821,321,872,200 11,946,831,986,378 2,021,180,287,321 40,000,000,000 94,041,834,152 5,973,000,000 553,486,322,296 32,239,237,949 6,406,502,842,892 52,102,845,736 101,201,733,111 18,875,456,026 95,821,068,462 3,206,145,081,332 80,379,513,217 10,576,922,559,258 8,931,442,870,006 イ.短期借入金の増加 ロ.社債の発行 ハ.長期借入金の借入 ニ.少数株主持分の増加 ホ.自己株式の処分 ヘ.国庫補助金の受領 ト.その他の非流動負債の増加 2.財務活動による現金流出額 イ.短期借入金の減少 ロ.1年以内返済予定長期借入 金の減少 ハ.社債の償還 ニ.長期借入金の返済 ホ.配当金の支払 ヘ.少数株主持分の減少 ト.従属会社株式の追加取得 チ.その他の非流動負債の償還 Ⅳ.外貨換算による現金の増加 (減少) Ⅴ.連結実体の変動による現金 の増加(減少) Ⅵ.現金及び現金性資産の増加 (減少)(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ+ Ⅴ) Ⅶ.現金及び現金性資産の期首 残高 5,294,624,607,489 2,570,608,599,700 2,117,240,302,847 328,708,337,488 3,235,687,480 262,505,024,254 (4,897,727,447,390) 5,828,482,883,401 2,066,203,252,036 629,728,374,317 58,593,158,452 249,124,481,820 3,031,458,735 96,279,261,245 (8,069,344,245,549) 3,325,396,546,842 5,836,057,900,121 471,485,641,536 763,503,556,751 317,501,566,985 693,295,902,000 20,659,823,525 20,077,249,689 49,310,716,813 2,000,000,000 583,629,486,422 689,129,244,000 16,914,694,849 117,458,236,887 60,651,126,519 Ⅷ.現金及び現金性資産の期末 残高 5,679,195,111,868 862,098,624,457 10,495,674,368 (40,865,170,545) 576,414,128,403 (28,699,261,110) 1,400,743,236,001 (291,540,601,917) 2,199,169,921,533 2,490,710,523,450 3,599,913,157,534 2,199,169,921,533 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 88/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結キャッシュ・フロー計算書 ============================================= 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCOとその従属会社 科 目 Ⅰ.営業活動によるキャッシュ フロー 1.連結当期純利益 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 152,450 650,054 317,592 244,146 2.現金の流出のない費用等の 加算 367,595 271,897 イ.退職給付費用 ロ.福利厚生費 ハ.減価償却費 ニ.運休資産費用 ホ.貸倒償却費 ヘ.株式報酬費用 ト.支払利息 チ.その他の貸倒償却費 リ.売買目的証券処分損失 ヌ.売買目的証券評価損失 ル.為替評価損 ヲ.デリバティブ取引損失 ワ.デリバティブ評価損失 カ.投資資産損傷差損 ヨ.有形資産処分損失 タ.有形資産損傷差損 レ.無形資産処分損失 ソ.無形資産損傷差損 ツ.持分法損失 ネ.その他非流動資産処分損失 ナ.従属会社買収日前純利益 ラ.その他費用 28,386 726 222,202 59 4,844 6,077 2,056 100 3 31,658 31,843 8,931 3,926 5,669 10,216 22 84 5,109 841 534 4,309 5,963 514 192,224 23 3,164 2,718 1,867 847 88 2 4,648 5,098 7,104 21,533 4,141 877 3,802 6,184 1,147 9,955 3.現金の流入のない収益等の 減算 (93,914) (85,189) イ.受取利息 ロ.売買目的証券処分利益 ハ.売買目的証券評価利益 ニ.為替評価益 ホ.デリバティブ取引利益 ヘ.デリバティブ評価利益 ト.有形資産処分利益 チ.持分法利益 リ.貸倒引当金戻入 ヌ.負の営業権戻入 ル.その他非流動資産処分利益 ヲ.株式報酬費用戻入 ワ.従属会社買収日前純損失 115 1,158 142 16,673 32,994 7,125 2,304 27,954 291 7 2,302 786 - 143 1,604 438 39,491 5,864 3,848 6,175 5,666 582 133 17,644 2,939 89/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 カ.その他収益 4.営業活動による資産・負債 の変動 イ.売上債権の減少(増加) ロ.未収金の減少(増加) ハ.未収収益の減少(増加) ニ.前払金の減少(増加) ホ.前払費用の減少(増加) ヘ.その他の当座資産の減少 (増加) ト.棚卸資産の減少(増加) チ.長期性売上債権の減少 (増加) リ.繰延税金資産の減少 (増加) ヌ.仕入債務の増加(減少) ル.未払金の増加(減少) ヲ.未払法人税の増加(減少) ワ.未払費用の増加(減少) カ.前受金の増加(減少) ヨ.前受収益の増加(減少) タ.預り金の増加(減少) レ.その他の流動負債の増加 (減少) ソ.繰延税金負債の増加 (減少) ツ.その他負債性引当金の増加 (減少) ネ.その他の非流動負債の増加 (減少) ナ.退職金の支払 ラ.国民年金転換金の減少 (増加) ム.退職保険預け金の減少 (増加) ウ.持分法適用投資株式の配当 金受取 Ⅱ.投資活動によるキャッシュ フロー 1.投資活動による現金流入額 イ.短期金融商品の処分 ロ.売買目的証券の処分 ハ.流動性満期保有証券の償還 ニ.短期貸付金の減少 ホ.その他の当座資産の減少 ヘ.長期金融商品の処分 ト.売却可能証券の処分 チ.長期貸付金の減少 リ.有形資産の減少 ヌ.無形資産の減少 ル.保証金の減少 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2,065 662 (438,823) 219,200 (169,784) (15,927) 1,406 (20,411) (356) 53,720 7,339 (383) 32,112 2,473 (9,761) 4,357 (317,498) 251,841 (1,826) 11 (6,297) (21,956) 27,079 11,949 27,388 9,148 7,672 386 (8,955) (22,319) 4,184 (126,314) 8,338 18,609 3 4,989 16,830 (8,074) 1,188 20,189 (2,530) (414) 28,410 1,424 (8,586) (10,844) 43 16 (10,588) (1,499) 2,198 1,398 (518,812) (731,685) 1,483,319 883,398 1,298,207 86,533 1,506 17,116 1,204 389 23,858 2,790 19,064 121 4,406 597,504 209,587 3,012 2,233 1,437 137 15,165 1,069 28,537 946 2,601 90/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 ヲ.その他の非流動資産の減少 27,341 2,737 ワ.連結実体変動による純資産 処分 784 18,432 3.投資活動による現金流出額 (2,002,131) イ.短期金融商品の取得 ロ.売買目的証券の取得 ハ.流動性満期保有証券の取得 ニ.短期貸付金の増加 ホ.長期金融商品の増加 ヘ.売却可能証券の取得 ト.長期貸付金の増加 チ.有形資産の取得 リ.有形資産撤去費用 ヌ.無形資産の取得 ル.保証金の増加 ヲ.その他の非流動資産の取得 ワ.連結実体変動による純資産 取得 Ⅲ.財務活動によるキャッシュ フロー 1.財務活動による現金流入額 1,081,311 61,100 24,575 698 52,952 4,333 443,966 4,728 15,730 9,469 61,846 899,596 152,195 3,012 7,081 450 41,678 2,428 482,410 3,923 7,620 1,421 7,215 241,423 6,053 イ.短期借入金の増加 ロ.社債の発行 ハ.長期借入金の借入 ニ.少数株主持分の増加 ホ.自己株式の処分 ヘ.国庫補助金の受領 ト.その他の非流動負債の増加 2.財務活動による現金流出額 イ.短期借入金の減少 ロ.1年以内返済予定長期借入 金の減少 ハ.社債の償還 ニ.長期借入金の返済 ホ.配当金の支払 ヘ.少数株主持分の減少 ト.従属会社株式の追加取得 チ.その他の非流動負債の償還 Ⅳ.外貨換算による現金の増加 (減少) Ⅴ.連結実体の変動による現金 の増加(減少) Ⅵ.現金及び現金性資産の増加 (減少)(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ+ Ⅴ) Ⅶ.現金及び現金性資産の期首 残高 (1,615,082) 427,643 64,916 796,442 672,538 398,685 193,567 159,428 24,752 244 19,767 (368,799) 438,885 155,585 47,419 4,412 18,759 228 7,250 (607,622) 250,402 439,455 35,503 57,492 23,908 52,205 1,556 1,512 3,713 151 43,947 51,891 1,274 8,845 4,567 Ⅷ.現金及び現金性資産の期末 残高 790 (3,077) 43,404 (2,161) 105,476 (21,953) 165,597 187,551 271,073 165,597 “添付の連結財務諸表に対する注記は本連結財務諸表の一部である” 次へ 91/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結財務諸表に対する注記 ====================================== 第43期 2010年12月31日現在 第42期 2009年12月31日現在 株式会社POSCOとその従属会社 1.一般的な事項 企業会計基準書第25号(連結財務諸表)による支配会社である株式会社POSCO(以下“当社”)と連結財務諸 表作成対象従属会社である㈱POSCO建設など国内法人37社と海外法人76社及び連結から除外される持分法適用 対象会社42社の一般的な事項は次の通りです。 (1)支配会社の概要 当社は造船、製鋼及び圧延材の生産と販売等を目的として1968年4月1日に設立され、造鋼能力基準で国内最大 の総合製鉄会社です。 当社は1988年6月10日に株式を韓国証券取引所に上場しており、当期末現在において国内2ヶ所の製鉄所(浦 項、光陽)及び1ヶ所の事務所と海外に8ヶ所の事務所を設置・運営しています。 当期末現在、当社の主要株主現況は次の通りです。 株主名 所有株式数(株) 持分率(%) 国民年金管理公団 4,646,245 5.33 Nippon Steel Corporation(*1) 4,394,712 5.04 SKテレコム㈱ 2,481,310 2.85 浦項工科大学校 1,955,836 2.24 新韓金融持株会社(*2) 1,848,503 2.12 71,860,229 82.42 87,186,835 100.00 その他 合計 (*1)一株当り5,000ウォンの普通株0.25株の価値を示すADR(American Depositary Receipt)を保有してい ます。 (*2)該当会社の商法上子会社が保有している株式数を合算したものです。 92/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 当期末現在、当社の株式は韓国証券先物取引所、株式預託証書はニューヨーク、ロンドン、東京証券取引所に上 場されています。 (2)従属会社の現況 当期末現在、連結財務諸表作成対象に含まれる従属会社の現況及び要約財務情報は次の通りです。 ① 従属会社現況 (単位:株) 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 従属会社 (%) 保有比率(%) 89.53 - 地域 株式数 計 会社 持分率 従属 会社 〔国内〕 総合建設及び ㈱POSCO建設 慶北 36,723,000 32,876,418 - 32,876,418 エンジニアリング ㈱POSCOP&S(旧、㈱ポス 鉄鋼材販売 ティール) 及び貿易 浦項 18,000,000 17,155,000 - 17,155,000 95.31 - 6,000,000 3,412,000 - 3,412,000 56.87 - 鋼板生産 POSCO鋼板㈱ 慶北 及び販売 浦項 整備役務及び ㈱POSCOプランテック 慶北 2,700,000 2,700,000 - 2,700,000 100.00 - 設備製作設置等 浦項 情報通信関連 ㈱POSCOICT 京畿 137,034,729 99,403,282 - 99,403,282 72.54 - サービス業 ㈱POSCO 調査研究及び 経営研究所 コンサルティング 城南 3,800,000 3,800,000 - 3,800,000 100.00 3,945,000 2,737,000 1,208,000 3,945,000 100.00 体育施設設置 ㈱スングァン ソウル 及び運営 - ソウル POSCO建設 全南 (30.62) 順天 ソウル ㈱POSCOA&C建築士事務所 建築設計及び (旧、㈱ポスエイシー総 340,000 340,000 - 340,000 100.00 - 26,000,000 26,000,000 - 26,000,000 100.00 - 監理役務 合監理建築士事務所) 鉄鋼材製造 POSCO特殊鋼㈱ 慶南 及び販売 昌原 ポステック 慶北 新技術事業投資 6,000,000 5,700,000 - 5,700,000 95.00 - 技術投資㈱ 浦項 POSCO建設等 ㈱エヌトゥービー(*1) 電子商取引 3,200,000 1,030,000 966,300 1,996,300 62.38 ソウル (30.19) ㈱POSCOケムテック(旧 耐火物製造 慶北 5,907,000 ㈱ポスレック) POSCOターミナル㈱ 3,544,200 - 3,544,200 60.00 - 及び販売 流通業及び 運送業 浦項 5,000,000 2,550,000 93/454 - 2,550,000 51.00 - 全南 光陽 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 計 会社 ㈱ポスメイト(*2) ㈱POSCOエムテック(旧、 ㈱サムジョン ピーエヌエイ) POSCOパワー㈱ ポステック電力電気大中 小企業相生協力ファンド (*2) ㈱ピーエイチピー 複合団地建設 及び運営 建物及び施設 委託管理役務 包装資材の 生産及び販売 発電 非上場新技術 事業投資 建設及び運営 モーター、変圧器用 コア製造販売 ㈱大宇エンジニアリング 保有比率(%) 会社 POSCO建設 10,560,000 - 4,229,280 4,229,280 40.05 714,286 214,286 - 214,286 30.00 - 4,164,000 2,034,246 - 2,034,246 48.85 - 46,666,667 40,000,000 - 40,000,000 85.71 - (40.05) 570 - 126 126 22.11 (11.58) ポステック技術 鉄鋼副産物 加工及び販売 不動産賃貸 及び売買 建築及び土木 エンジニアリング 400,000 - 400,000 5,937,607 2,030,456 1,992,647 4,023,103 67.76 7,810,980 5,467,686 - 5,467,686 70.00 2,000,000 - 2,000,000 5,000,000 - 4,612,947 800,000 - 800,000 400,000 100.00 2,000,000 100.00 4,612,947 92.26 POSCO建設 (100.00) 発電 その他非鉄金属製 品製造 ㈱デミョンティーエム 金属押型 エス 製品製造 ㈱ポスハイメタル ㈱POSCOイーアンド イー ㈱光陽SPFC(*1) ㈱ナインディジット (*1) 慶北 浦項 ソウル ソウル 800,000 100.00 フェロマンガン生 産及び販売 発電 鉄鋼材製造 及び販売 忠南 天安 POSCO建設 忠南 (100.00) 天安 POSCO建設 京畿 (92.26) 城南 (75.00) - 250,080 250,080 100.00 10,000,000 6,500,000 - 6,500,000 65.00 - 3,480,000 3,480,000 - 3,480,000 100.00 - ソウル 2,000,000 - 2,000,000 2,000,000 100.00 POSCOP&S 全南 (100.00) 光陽 3,620,000 - 3,131,000 3,131,000 86.49 POSCOエムテック 京畿 (86.49) 仁川 POSCO建設 慶南 39,880,120 12,345,110 4,848,400 17,193,510 43.11 (12.16) 蔚山 ポステック技術投 慶北 資(100.00) 浦項 POSCO建設等 慶北 (30.07) 浦項 - ソウル 2,000,000 - 200,000 200,000 ポスコファミリー電力 28,600,000 20,000,000 8,600,000 貿易及び 資源開発等 101,054,636 68,681,566 94/454 - POSCOエイエス 京畿 ティー(100.00) 始興 全南 光陽 28,600,000 100.00 ファンド(*1) ナル(*1) 安山 10.00 ファンド(*1,2) ㈱大宇インターナショ 京畿 250,080 ポステック早期企業 金融投資 浦項 4,468,000 100.00 (*1) - 慶北 - ソンジンジオテック㈱ 金融投資 浦項 4,468,000 金属圧延 製造/産業機械 慶北 4,468,000 製造,卸売,サービ ス/非鉄 仁川 POSCOP&S POSCO建設(25.00) ㈱POSCOエイエスティー ソウル (33.56) POSCOパワー 浦項燃料電池発電㈱ ソウル 投資(10.53) 賃貸住宅事業 (旧㈱ポスコア) ㈱メガエセット (%) POSCOパワー ㈱POSCOTMC ㈱ピーエヌアール 従属会社 地域 株式数 メタポリス㈱ 持分率 従属 68,681,566 67.96 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 LED照明 ㈱POSCO LED(*1) 6,000,000 1,000,000 3,800,000 4,800,000 製造、設置 ㈱POSCO NST 鉄鋼材製造 (*1) 及び販売 ㈱浦項SRDC 鉄鋼材製造 (*1) 1,885,000 1,885,000 - 2,984,272 - 1,521,979 1,885,000 100.00 1,521,979 POSCOICT 京畿 (63.33) 城南 - 釜山 POSCOP&S 慶北 (51.00) 浦項 80.00 51.00 及び販売 〔海外〕 POSCAN POSCO America 鉄鋼材貿易 376,593 374,532 2,061 376,593 100.00 Corporation (POSAM) POSCO Australia Pty. 鉄鉱石販売 オースト 761,775 Ltd.(POSA) 761,775 - 761,775 100.00 ラリア 及び鉱山開発 POSCO Canada Ltd. POSCOP&S 石炭販売 1,099,885 - 1,099,885 1,099,885 100.00 (POSCAN) カナダ (100.00) POSCAN Elkview Coal POSCAN 石炭販売 304,061 - 304,061 304,061 100.00 Ltd. カナダ (100.00) POSCO Asia Co.,Ltd. 鉄鉱石/鉄鋼材 (POA) 中継貿易 POSCO-CTPC Co., Ltd. 鉄鋼材加工 (*3) アメリカ (0.55) 9,360,000 9,360,000 - 9,360,000 100.00 - - - - 100.00 - 中国 POSCOP&S 及び販売 中国 (43.40) POSCOP&S VSC POSCO Steel 鉄鋼材製造 (5.00) - Corporation(*3) - - - 50.00 及び販売 ベトナム POSCO特殊鋼 (10.00) POSCOP&S Dalian POSCO-CFM 鉄鋼材製造 Coated Steel Co.,Ltd. (15.00) - - - - 85.00 及び販売 中国 POSCO-China (*3) (40.00) 鉄鋼材加工 POSCO-JKPC Co., Ltd. POSCO-Japan 9,800 - 9,310 9,310 95.00 及び販売 日本 (95.00) International Business POSCO建設 Center Corporation 賃貸業 - - - - 60.00 ベトナム (60.00) (*3) POSCO建設 POSCO E&C Vietnam Co., Ltd. 鉄鋼構造物 (85.71) - (旧, POSLILAMA E&C - - - 100.00 加工及び販売 ベトナム POSCOP&S Co., Ltd.)(*3) (14.29) Zhangjiagang Pohang ステンレス Stainless Steel Co., POSCO-China - - - - 82.48 中国 (23.88) 鋼板生産 Ltd.(*3) Guangdong Pohang POSCO-China Coated Steel Co., Ltd. 鍍金鋼板生産 - - - - 95.46 中国 (6.11) (*3) 95/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 計 会社 (%) 保有比率(%) 会社 鉄鋼材加工 POSCOP&S 14,857,921 Co.,Ltd. 及び販売 Myanmar POSCO Steel 亜鉛鍍金鋼板 12,721,734 2,136,187 14,857,921 100.00 タイ (14.38) ミャン 19,200 Co.,Ltd. 従属会社 地域 株式数 POSCO (Thailand) 持分率 従属 13,440 - 13,440 70.00 - 生産及び販売 マー 鉄鋼材加工 POSCO-JOPC Co.,Ltd. POSCO-Japan 4,900 - 2,785 2,785 56.84 及び販売 日本 (56.84) POSCO Investment Co., 金融業 5,000,000 5,000,000 - 56,550,200 25,269,900 14,315,238 5,000,000 100.00 - 中国 POSCOP&S マレーシ (25.31) ア Ltd. 鉄鋼材加工 POSCO-MKPC SDN BHD. 39,585,138 70.00 及び販売 張家港不繍鋼 Qingdao Pohang ステンレス (20.00) - Stainless Steel Co., - - - 100.00 鋼板生産 中国 POSCO-China Ltd.(*3) (10.00) POSCO (Suzhou) Automotive 鉄鋼材加工 POSCO-China - - - - 100.00 - - - - 100.00 24,400 - 24,400 24,400 100.00 - - - - 100.00 17,500,001 - 17,500,001 17,500,001 100.00 持株会社 - - - - 100.00 - 中国 POSCO-Japan Co.,Ltd. 鉄鋼貿易 90,438 90,438 - 90,438 100.00 - 日本 POS-CD Pty.Ltd 石炭販売 12,550,000 - 12,550,000 12,550,000 100.00 POSA オースト (100.00) ラリア POSA オースト POS-GC Pty.Ltd 石炭販売 11,050,000 - 11,050,000 11,050,000 100.00 (100.00) ラリア - インド - インド Processing Center Co., 及び販売 (10.00) 中国 Ltd.(*3) POSCO Bio Ventures L. バイオテック P.(*1,3) ベンチャー投資 POSEC-Hawaii Inc. 不動産分譲 POS-Qingdao Coil 鉄鋼材加工 Center Co.,Ltd.(*3) 及び販売 POS-Ore Pty. Ltd. POSCO-China Holding Corp.(*3) 鉄鉱石開発 及び販売 POSAM (100.00) POSCO建設 (100.00) POSCOP&S (100.00) POSA(100.00) アメリカ アメリカ 中国 オースト ラリア POSCO-India Private 鉄鋼製造販売 450,000,000 450,000,000 - 450,000,000 100.00 115,057,046 74,787,080 - 74,787,080 65.00 99,000 - 89,100 89,100 90.00 Ltd. POS-India Pune Steel 鉄鋼材加工 Processing Centre Pvt. 及び販売 Ltd. 鉄鋼材加工 POSCO-JNPC Co.,Ltd. POSCO-Japan 及び販売 日本 (90.00) 96/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 POSCO-Foshan Steel POA(24.20) Processing Center Co., 鉄鋼材加工 Ltd.(POSCO‐CFPC) - - - 100.00 POSCO-China 中国 及び販売 (36.20) (*3) POSCO建設 POSCO E&C (Beijing) 土木及び建設 - - - - 100.00 Co.,Ltd.(*3) 中国 (100.00) 大宇インターナ POS-MPC S.A. de C.V. 鉄鋼材加工 (*3) 及び販売 ショナル(29.00) - - - - 90.00 POSAM メキシコ (61.00) 張家港不繍鋼 Zhangjigang Pohang Port Co.,Ltd. (*3) (75.00) 埠頭荷役 - - - - 100.00 POSCO-China 中国 (25.00) Qingdao Pos-metal Co., POA 物流保管業 - - - - 100.00 Ltd. (*1,3) 中国 (100.00) POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 鉄鋼製造販売 - - - - 85.00 - ベトナム (*3) 自動車用鋼板 POSCO-Mexico Co.,Ltd. POSCAN 1,541,191,740 1,304,955,672 236,236,068 1,541,191,740 100.00 製造及び販売 メキシコ (15.33) POSCO India Delhi 鉄鋼材加工 Steel Processing 55,673,970 42,532,980 - 42,532,980 76.40 - 100,000 60,000 - 60,000 60.00 - インド 及び販売 Centre Private Limited POSCO-Poland Wroclaw Steel 鉄鋼材加工 ポーラン Processing Center Co., 及び販売 ド Ltd.(*1) オースト POS-NP Pty.Ltd. 石炭販売 35,000,000 - 35,000,000 35,000,000 100.00 POSA(100.00) ラリア POSCO-Vietnam 鉄鋼材加工 Processing Center Co., - - - - 86.86 - - - - 100.00 - ベトナム 及び販売 Ltd.(*3) POSCO (Chongqing) 鉄鋼材加工 Automotive Processing POSCO-China 中国 (10.00) 及び販売 Center Co,Ltd.(*3) POSCOP&S (15.15) Suzhou Pos‐Core 部品製造 Technology Co.,Ltd. - - - - 100.00 POA(15.15) 及び販売 (*3) POSCOTMC (69.70) 97/454 中国 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 鉄鋼材加工 POSCO-JYPC Co.,Ltd. POSCO-Japan 99,000 - 81,550 81,550 82.37 POSCO-Malaysia SDN. 鉄鋼材加工 123,000,000 BHD.(*4) 及び販売 POS-Minerals 鉱山開発管理 Corporation 及び販売 日本 (82.37) 及び販売 98,486,000 16,414,000 114,900,000 大宇インターナ マレーシ ショナル(13.34) ア 93.41 POSCAN(85.00) 100 - 100 100 100.00 POSCOエムテック アメリカ (15.00) POSCO (Wuhu) 鉄鋼材加工 Automotive Processing Center Co.,Ltd.(*3) POSCO-Phillippine Manila Processing Center Inc. (*2,3) - - - - 100.00 - - - - 100.00 及び販売 鉄鋼材加工 及び販売 POSCO-China (31.43) 中国 POSCOP&S フィリピ (100.00) ン POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd. 物流保管業 POSCOメキシコ 117,627,000 - 77,963,180 77,963,180 66.28 - - - - 92.97 - ベトナム - - - - 70.00 - ベトナム 1,455,308 1,455,308 - 1,455,308 100.00 - インド 58,209,443 58,209,443 - 58,209,443 100.00 - インド 242,444 242,444 - 242,444 100.00 - トルコ - - - - 100.00 (66.28) メキシコ (*1) POSCO VST Co., Ltd. ステンレス冷延 (*3) 製造及び販売 POSCO Vietnam Ha Noi 鉄鋼材加工 Processing Center 及び販売 Co.,Ltd. (*1,3) POSCO Maharashtra 鉄鋼材加工 Steel 及び販売 Pvt. Ltd.(*1) POSCO India Chennai Steel 鉄鋼材加工 Processing Centre 及び販売 Pvt. Ltd.(*1) POSCO Turkey Nilufer 鉄鋼材加工 Processing 及び販売 Center Co.,Ltd. (*1) POSCO(Liaoning) Automotive Processing Center 鉄鋼材加工 POSCO-China 中国 (10.00) 及び販売 Co., Ltd. (*1,3) POSCO-Indonesia 大宇インターナ 鉄鋼材加工 Jakarta Processing インドネ 12,521,722 8,139,119 2,504,344 10,643,463 85.00 ショナル シア 及び販売 Center, PT(*1) (20.00) 98/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 POSCO China Dalian Plate 鉄鋼材加工 POSCO-China - Processing Center - - - 90.00 中国 (10.00) 及び販売 Co., Ltd. (*1,3) POSCO-NCR Coal Ltd. POSCAN 石炭販売 - - - - 100.00 (*1,3) POSCO WA Pty. Ltd. 鉄鉱石販売 オースト 188,752,130 (*1) カナダ (100.00) 188,752,130 - 188,752,130 100.00 - 及び鉱山開発 ラリア 大宇インターナ Daewoo International 貿易 555,000 - 555,000 555,000 100.00 ショナル アメリカ America Corp.(*1) (100.00) Daewoo International Deutschland 大宇インターナ 貿易 - - - - 100.00 ショナル ドイツ (100.00) GmbH(*1,3) 大宇インターナ Daewoo International 貿易 9,600 - 9,600 9,600 100.00 ショナル 日本 Japan Corp.(*1) (100.00) Daewoo International 大宇インターナ シンガ Singapore Pte. 貿易 - - - - 100.00 ショナル ポール (100.00) Ltd.(*1,3) 大宇インターナ Daewoo Italia S.r.l. 貿易 2,040,000 - 2,040,000 2,040,000 100.00 (*1) イタリア (100.00) Daewoo Cement (Shandong)Co., Ltd. ショナル 大宇インターナ セメント製造 - - - - 100.00 ショナル 中国 (100.00) (*1,3) 大宇インターナ Daewoo(China) Co., 持株会社 - - - - 100.00 Ltd.(*1,3) ショナル 中国 (100.00) 大宇インターナ PT. RISMAR 衣類製造 インドネ 40,000 Daewoo Apparel(*1) - 40,000 40,000 100.00 ショナル 及び販売 シア (100.00) 大宇インターナ Daewoo Textile ウズベキ 紡績及び製織 - - - - 100.00 ショナル スタン Fergana LLC (*1,3) (100.00) 大宇インターナ Daewoo Textile ウズベキ 紡績及び製織 - - - - 100.00 ショナル スタン Bukhara LLC (*1,3) (100.00) 99/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 従属会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 Daewoo 大宇インターナ International オースト 資源開発 111,480,911 - 111,480,911 111,480,911 100.00 ショナル ラリア Australia Holdings (100.00) Pty. Ltd.(*1) Daewoo Paper Manufacturing 大宇インターナ 製紙 - - - - 66.50 鉄鉱石販売 モリシャ - (*1,3) 中国 大宇中国(32.70) Co., Ltd.(*1,3) POSCO Mauritius Ltd. ショナル(33.80) - - - 100.00 POSA(100.00) 及び鉱山開発 ス POSCO(Zhangjiagang) Stainless 鉄鋼材加工 Steel Processing 張家港不繍鋼 - - - - 100.00 及び販売 中国 (100.00) Center Co.,Ltd.(*1,3) DAEWOO INT'L MEXICO S.A. 大宇インターナ 貿易 53,078 - 53,078 53,078 100.00 ショナル メキシコ (100.00) de C.V.(*1) 鉄鋼材加工 Xenesys Inc.(*1) POSCO-Japan 1,301,731 385,000 278,000 663,000 50.93 日本 (21.36) 及び販売 (*1)該当法人は当期中に連結対象に組み入れられました。 (*2)該当法人は取締役会構成等を考慮した結果、実質支配力を保有していると判断されたため、連結対象に 含まれました。 (*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。 100/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 従属会社の要約財務情報 (単位:百万ウォン) 要約財務情報(*1) 従属会社名 資産 負債 資本 売上高 当期損益 5,187,914 2,659,275 2,528,639 6,237,953 162,939 ㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール) 938,696 393,285 545,411 2,062,495 66,841 POSCO鋼板㈱ 503,328 248,265 255,063 1,001,774 4,936 ㈱POSCOプランテック 191,891 102,890 89,001 439,529 12,356 ㈱POSCOICT 628,421 379,214 249,207 840,995 17,501 ㈱POSCO経営研究所 27,503 3,615 23,888 23,207 278 ㈱スングァン 79,903 34,269 45,634 15,567 2,609 87,968 41,164 46,804 127,835 4,611 1,267,956 527,844 740,112 1,543,122 117,005 ポステック技術投資㈱ 36,557 863 35,694 - 128 ㈱エヌトゥービー 66,043 36,745 29,298 603,640 2,504 355,865 120,930 234,935 756,053 56,083 68,508 8,516 59,992 78,478 14,434 メタポリス㈱ 626,152 518,914 107,238 170,682 (10,806) ㈱ポスメイト 93,889 23,690 70,199 98,503 28,194 291,438 137,164 154,274 524,625 7,949 2,546,306 1,705,246 841,060 881,671 42,503 26,274 324 25,950 - (964) ㈱ピーエイチピー 593,758 614,337 (20,579) 1,825 (14,801) ㈱POSCO TMC(旧、㈱ポスコア) 140,657 53,952 86,705 189,686 7,512 ㈱ピーエヌアール 170,059 151,142 18,917 27,281 (17,973) 67,826 58,885 8,941 100,865 4,580 354,797 199,066 155,731 750,599 40,012 13,091 9,337 3,754 4,049 236,570 132,041 104,529 330,425 7,179 ㈱デミョンティーエムエス 21,692 43,090 (21,398) 15,985 (4,057) ㈱ポスハイメタル 85,738 43,296 42,442 - (6,389) ㈱POSCOイーアンドイー 17,787 69 17,718 - 416 ㈱光陽エスピーエフシー 10,065 13 10,052 - 52 ㈱ナインディジット 17,545 10,508 7,037 19,145 1,396 〔国内〕 ㈱POSCO建設 ㈱POSCO A&C建築士事務所 (旧、㈱ポスエイシー総合監理建築士事務所) POSCO特殊鋼㈱ ㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポスレック) POSCOターミナル㈱ ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョンピーエヌエイ) POSCOパワー㈱ ポステック電力電気大中小企業相生協力ファンド ㈱メガエセット ㈱大宇エンジニアリング 浦項燃料電池発電㈱ ㈱POSCOエイエスティー 101/454 (276) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 要約財務情報(*1) 従属会社名 資産 負債 資本 586,335 434,595 151,740 370,625 ポステック早期企業ファンド 10,000 - 10,000 - - POSCOファミリー電力ファンド 28,538 - 28,538 - (62) 4,791,018 3,207,025 1,583,993 15,672,004 ㈱POSCO LED 28,591 325 28,266 138 ㈱POSCO NST 94,543 56,674 37,869 33,164 169 ㈱浦項SRDC 14,921 - 14,921 - - 260,418 139,360 121,058 288,907 (23,596) 1,195,886 515,913 679,973 106,475 47,552 424,570 96,062 328,508 170,421 56,029 POSCAN Elkview Coal Ltd. 66,913 2,130 64,783 - 9,085 POSCO AsiaCo.,Ltd.(POA) 515,340 481,379 33,961 2,335,842 3,064 54,899 35,880 19,019 189,354 5,445 155,703 155,589 114 68,149 (4,932) POSCO-CTPC Co., Ltd. 77,281 47,763 29,518 149,810 2,398 POSCO-JKPC Co., Ltd. 86,912 70,353 16,559 75,831 2,385 International Business Center Corporation 95,860 55,905 39,955 28,354 13,560 53,600 72,731 (19,131) 72,865 3,688 1,471,851 838,301 633,550 2,461,020 54,301 Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd. 183,036 79,330 103,706 250,722 25,547 POSCO(Thailand)Co.,Ltd. 163,287 118,332 44,955 224,630 10,117 Myanmar POSCO Steel Co.,Ltd. 21,556 10,245 11,311 24,127 3,481 POSCO-JOPC Co.,Ltd. 71,955 68,233 3,722 76,947 766 POSCO Investment Co.,Ltd. 680,589 587,339 93,250 10,896 6,566 POSCO-MKPC SDN BHD. 116,837 69,179 47,658 135,852 3,395 Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. 242,342 124,372 117,970 542,446 7,906 219,427 149,199 70,228 352,367 13,688 20,553 72 20,481 - (10,536) 1,331 509 822 - (693) 60,395 45,576 14,819 149,653 1,058 POS-Ore Pty. Ltd. 105,583 14,579 91,004 118,687 55,028 POSCO-China Holding Corp. 302,623 55,538 247,085 148,503 14,510 POSCO-Japan Co.,Ltd. 794,459 675,363 119,096 1,490,633 10,719 ソンジンジオテック㈱ ㈱大宇インターナショナル 売上高 当期損益 (11,843) 122,017 (1,734) 〔海外〕 POSCO America Corporation(POSAM) POSCO Australia Pty. Ltd.(POSA) POSCO Canada Ltd.(POSCAN) VSC POSCO Steel Corporation Dalian POSCO-CFM Coated Steel Co.,Ltd. POSCO E&C Vietnam Co., Ltd. (旧、POSLILAMA E&C Co., Ltd.) Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co.,Ltd. POSCO Bio Ventures L.P. POSEC-Hawaii Inc. POS-Qingdao Coil Center Co.,Ltd. 102/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 要約財務情報(*1) 従属会社名 資産 負債 資本 売上高 当期損益 POS-CD Pty. Ltd 69,703 66,119 3,584 15,214 (2,102) POS-GC Pty. Ltd 34,031 9,698 24,333 12,476 (488) POSCO-India Private Ltd. 92,865 181 92,684 - (21,612) 153,189 138,864 14,325 179,031 2,499 176,716 132,501 44,215 206,138 8,761 129,474 88,799 40,675 518,268 6,229 76,377 53,679 22,698 118,167 1,403 178,641 160,551 18,090 240,277 (2,161) 26,905 12,502 14,403 5,200 (789) 7,092 5,019 2,073 73,408 114 POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 753,100 619,297 133,803 813,637 (66,251) POSCO-Mexico Co.,Ltd. 441,014 346,865 94,149 302,595 (24,970) 92,826 70,928 21,898 113,056 8,919 48,413 33,788 14,625 53,941 717 POS-NP Pty. Ltd. 57,687 13,301 44,386 45,032 5,438 POSCO Vietnam Processing Center Co.,Ltd. 58,283 36,039 22,244 85,698 4,419 73,258 62,378 10,880 84,385 473 Suzhou pos-core Technology Co., Ltd. 56,772 32,854 23,918 89,248 1,593 POSCO-JYPC Co.,Ltd. 56,347 53,870 2,477 74,565 (1,222) POSCO-Malaysia SDN.BHD. 78,028 78,170 125,209 (5,954) POS-Minerals Corporation 113,105 - 113,105 - (1,188) 85,772 63,854 21,918 124,687 2,872 25,448 15,888 9,560 37,558 1,462 13,872 2,370 11,502 5,547 696 POSCO VST CO., LTD. 195,191 131,450 63,741 210,656 (8,333) POSCO Maharashtra Steel Pvt. Ltd. 159,681 79,556 80,125 - (867) 78,906 64,492 14,414 52,228 POSCO‐JNPC Co.,Ltd. POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO-Foshan Steel Processing Center Co.,Ltd. POSCO E&C (Beijing) Co.,Ltd. POS-MPC S.A. de C.V. Zhangjigang Pohang Port Co.,Ltd. Qingdao Pos- metal Co., Ltd. POSS India Delhi Steel Processing Centre Private Limited POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd. POSCO (Chongqing) Automotive Processing Center Co,Ltd. POSCO (Wuhu) Automotive Processing Center Co.,Ltd. POSCO Phillippine Manila Processing Center Inc. POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd. POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. Ltd. 103/454 (142) 73 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 要約財務情報(*1) 従属会社名 資産 POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co., 負債 資本 売上高 当期損益 37,307 21,919 15,388 3,032 (2,228) 42,885 36,710 6,175 39,675 (836) 75,631 56,670 18,961 45,933 1,416 POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center, PT 34,309 27,026 7,283 42,882 1,023 POSCO-NCR Coal Ltd. 25,063 - 25,063 - - 55,692 17,056 38,636 - (3,631) POSCO WA Pty. Ltd. 212,080 808 211,272 - (13,096) Daewoo International America Corp. 224,042 187,747 36,295 675,675 729 Daewoo International Deutschland GmbH 111,227 101,437 9,790 495,921 183 Daewoo International Japan Corp. 157,213 150,178 7,035 623,297 168 Daewoo International Singapore Pte. Ltd. 86,642 82,455 4,187 1,017,681 576 Daewoo Italia S.r.l. 99,538 95,826 3,712 223,452 258 350,754 245,252 105,502 97,965 (2,633) Daewoo(China) Co., Ltd. 42,931 6,425 36,506 3,205 (17,448) PT. RISMAR Daewoo Apparel 15,757 17,416 (1,659) 59,168 (2,830) Daewoo Textile Fergana LLC 106,719 95,542 11,177 122,998 17,086 Daewoo Textile Bukhara LLC 68,807 50,311 18,496 44,322 1,364 132,221 4,947 127,274 379 (995) Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd. 79,383 69,917 9,466 93,284 (22,118) POSCO Mauritius Ltd. 21,548 - 21,548 - - 11,841 111 11,730 - - DAEWOO INT'L MEXICO S.A. de C.V. 50,298 46,319 3,979 152,650 983 Xenesys Inc. 18,333 2,653 15,680 935 Ltd. POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co., Ltd. POSCO(Liaoning) Automotive Processing Center Co., Ltd. POSCO China Dalian Plate Processing Center Ltd. Daewoo Cement(Shandong) Co., Ltd. Daewoo International Australia Holdings Pty. Ltd. POSCO(Zhangjiagang) Stainless Steel Processing Center Co.,Ltd. (3,624) (*1)資産、負債及び資本は当期末現在のレートで、売上高及び当期純損益は当期平均レートで換算したもの です。 104/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)連結持分法適用対象会社の現況 当期末現在、連結持分法適用対象会社の現況は次の通りです。 (単位:株) 投資株式数 発行 会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 〔国内〕 POSCO建設 エンジニアリ ㈱マイダスアイティー 3,402,000 - 866,190 866,190 25.46 ング その他 松島国際都市開発(有) POSCO建設 4,456,000 - 1,332,344 1,332,344 29.90 不動産賃貸 ゲイルインターナショナ POSCO建設 285,304 不動産賃貸 ㈱エスエヌエヌシー 原料生産 及び販売 忠州企業都市㈱ 不動産業 - 85,306 85,306 29.90 ソウル (29.90) POSCO建設 37,000,000 (*1) ソウル (29.90) その他 ルコリア(有) ソウル (25.46) 18,130,000 - 18,130,000 49.00 全南光陽 (29.90) POSCO建設(22.00) 8,000,000 - 2,008,000 2,008,000 25.10 忠北忠州 POSCO ICT(3.10) ㈱泰岐山 風力発電所 POSCO建設 5,000,000 風力発電(*1) 建設及び運営 ㈱韓国ソーラー 太陽光 - 2,500,000 50.00 江原横城 (50.00) POSCO建設 2,000,000 パーク(*1) 2,500,000 - 900,000 900,000 37.50 発電事業 全南霊巌 (37.50) 青蘿国際業務 POSCO建設 複合団地開発 6,200,000 - 1,151,960 1,151,960 18.58 タウン㈱(*2) 仁川 (18.58) POSCO建設 加露林潮力発電㈱(*1) 発電 7,230,000 - 2,322,999 2,322,999 32.13 忠南瑞山 (32.13) ㈱ピーエスアイビー POSCO建設 非住居用建物 200,000 (*1) - 98,000 98,000 49.00 賃貸業 ソウル (49.00) ユニバーサルスタジオ POSCO建設(16.24) 不動産業 2,663,223 - 582,580 582,580 21.87 リゾート開発㈱ ソウル POSCOICT(5.63) 大宇インターナショ 教保生命保険㈱ 生命保険 20,500,000 - 4,920,000 4,920,000 24.00 ナル ソウル (24.00) ドンバン金属工業㈱ 鉄鋼材加工及 (*1) び販売 2,303,746 825,288 - 825,288 35.82 - 慶北浦項 - ブラジル 〔海外〕 KOBRAS CO(*1) 設備リース業 4,021,438,370 2,010,719,185 USS-POSCO Industries 冷延材生産 50.00 - 50.00 POSAM - (UPI)(*1,3) - 2,010,719,185 - 及び販売 - アメリカ (50.00) 105/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 Poschrome 原料生産 (Proprietary) Limited 86,700 43,350 - 43,350 50.00 23,455,600 2,345,558 4,573,842 6,919,400 29.50 - 南ア共 及び販売 (*1) POS-Hyundai Steel 鉄鋼材加工 Manufacturing India POSCO P&S インド (19.50) 及び販売 Private Limited POSVINA Co.,Ltd. 亜鉛鍍金 (*1,3) 鋼板生産 - - - - 50.00 12,600 1,193 3,579 4,772 37.87 - ベトナム POSCO P&S インド (28.40) ネシア POSA オーストラ (33.34) リア PT.POSMI Steel 鉄鋼材加工 Indonesia 及び販売 (POSMI)(*1) CAML Resources Pty. 原料生産 9,715 Ltd.(*1) 及び販売 Nickel Mining Company 原料生産 3,239 3,239 33.40 ニュー 6,601,426 SAS(*1) - 3,234,698 - 3,234,698 49.00 - 及び販売 カレドニア ㈱POSCO Liaoning Rongyuan Posco 耐火物製造 Refractories Co.,Ltd. - - - - 35.00 ケムテック 中国 及び販売 (*1,3) (35.00) POSCO Steel Processing 鉄鋼材加工 Center Co.,Ltd.(*3) 及び販売 An Khanh New City 高速道路建設 Development (*1,3) ・新都市開発 Henan Tsingpu Ferro 原料生産 - - - - 20.00 - - - - 50.00 及び販売 United Spiral Pipe, LLC 鋼管製品生産 ベトナム (50.00) 張家港不繍鋼 - - - 49.00 中国 (49.00) POSAM (*1,3) 中国 POSCO建設 Alloy Co.,Ltd.(*1,3) - - - - 35.00 及び販売 アメリカ (35.00) ZhongyuePOSCO (Qinhuangdau)Tinplate POSCO-China 錫鍍鋼板製造 - Industrial Co.,Ltd. - - - 34.00 及び販売 中国 (10.00) (*1,3) BX STEEL POSCO Cold 鉄鋼材加工 Rolled Sheet Co.,Ltd. - - - - 25.00 - 中国 - - - - 30.00 - スロバキア 及び販売 (*3) POSS-SLPC s.r.o. 鉄鋼材加工 (*1,3) 及び販売 106/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 投資株式数 発行 会社名 業種 支配 持分率 従属会社 (%) 保有比率(%) 地域 従属 株式数 計 会社 会社 POS-Minerals 原料生産及び Eureka Moly LLC.(*3) - - - - 20.00 Corporation アメリカ 販売 (20.00) POSCO SAMSUNG SuzhouSteel Processing 鉄鋼材加工 Center Co., Ltd. 及び販売 - - - - 30.00 - - - - - 25.00 POSCO-China(25.00) 中国 (*1,3) POSCO SeAH Steel Wire 鉄鋼材加工 (Nantong)Co.,Ltd.(*3) 及び販売 POS-GSFC LLC 中国 POSCO建設(0.94) 鉄鋼材加工 (旧、POS-JK.LLC) 14,600,000 - 648,171,993 648,171,993 44.40 ポスティール UAE 及び販売 (*1) NCR LLC(*3) (43.46) 石炭販売 - - - - 20.00 - 194,772,025 194,772,025 49.00 鉄鉱石販売 AMCI(WA) Pty. Ltd.(*1) 397,493,929 及び鉱山開発 - カナダ POSCO WA オーストラ (49.00) リア Shanghai Lansheng 大宇インターナショ Daewoo Coporation 貿易 - - - - 49.00 中国 ナル(49.00) (*1,3) Shanghai Waigaogiao Free Trade Zone 大宇インターナショ Lansheng Daewoo Int'l 貿易 - - - - 49.00 中国 ナル(49.00) Trading Co., Ltd. (*1,3) パプア Hanjung Power Pty. Ltd. 電力生産 (*1) 及び販売 大宇インターナショ 16,791,045 - 8,227,612 8,227,612 49.00 ニューギニ ナル(49.00) ア Myanmar Korea Timber 大宇インターナショ International Ltd. 合板製造 600 - 270 270 45.00 ミャンマー ナル(45.00) (*1) General Medicines 製薬及び 大宇インターナショ 29,400 Company Ltd.(*1) - 9,702 9,702 33.00 販売 ガス生産 KOREA LNG Ltd. スーダン ナル(33.00) 大宇インターナショ 12,000 - 2,400 2,400 20.00 及び販売 韓国 ナル(20.00) 大宇インターナショ マダガスカ DMSA, AMSA(*2,3) 資源開発 - - - - 4.00 ナル(4.00) ル (*1)該当法人は持分率が30%を超過するものの、最大株主ではないため連結対象従属会社から除外しました。 (*2)該当法人は持分率が20%未満であるものの、被投資会社の最大株主から議決権40%の委任を受けて重大な 影響力があると判断されたため、持分法を適用しました。 (*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。 107/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)当期末現在、連結対象から除外された会社の現況は次の通りです。 会社名 地域 除外事由 ㈱浦項エスピーエフシー 韓国 小規模 ㈱ポスワード 韓国 小規模 バシス産業㈱ 韓国 小規模 ポステックBD新事業ファンド 韓国 小規模 ㈱ポスブロ 韓国 小規模 ㈱フォーエムアイコンサルティング 韓国 小規模 ㈱ポスファイン 韓国 小規模 麻浦ハイブロードパーキング㈱ 韓国 小規模 ㈱ダコス 韓国 小規模 ㈱ポスカルシウム 韓国 小規模 ㈱プラントイーエスティー 韓国 小規模 ㈱釜山イアンドイー 韓国 小規模 ㈱ポレカ 韓国 小規模 ㈱松島エスイー 韓国 小規模 ㈱ポスグリーン 韓国 小規模 ㈱群山エスピーエフシー 韓国 小規模 ㈱ポスエコハウジング 韓国 小規模 DAEWOO HANDELS GmbH ドイツ 小規模 POSCO Engineering and Construction - UZ ロシア 小規模 DAEWOO(M) SDN. BHD. マレーシア 小規模 DAEWOO INTERNATIONAL CORPORATION(M) SDN. BHD. マレーシア 小規模 POSCO E&C SMART メキシコ 小規模 POSCO MEXICO HUMAN TECH メキシコ 小規模 DWEMEX, S.A.DE C.V. メキシコ 小規模 POS MPC Servicios de C.V. メキシコ 小規模 POSCO-AAPC アメリカ 小規模 PGSF, LLC アメリカ 小規模 TECHREN Solar, LLC アメリカ 小規模 MYANMAR DAEWOO LTD. ミャンマー 小規模 MYANMAR DAEWOO INT'L LTD. ミャンマー 小規模 POSCO E&C Venezuela C.A. ベネズエラ 小規模 POSCO SS VINA ベトナム 小規模 DAEWOO STC & APPAREL VIETNAM LTD. ベトナム 小規模 GEZIRA TANNERY CO., LTD. スーダン 小規模 108/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 地域 除外事由 スロベニア 小規模 POSCO South East Asia Pte. Ltd. シンガポール 小規模 DAEWOO EL SALVADOR S.A. DE C.V. エルサルバドル 小規模 イギリス 小規模 ウルグアイ 小規模 DAEWOO ENERGY CENTRAL ASIA ウズベキスタン 小規模 POSCO E&C India Prvate Ltd. インド 小規模 POSCORE-INDIA インド 小規模 POSCO-ISDC インド 小規模 DAEWOO INTERNATIONAL INDIA PRIVATE LTD. インド 小規模 POSCO Foundation インド 小規模 PT.POSNESIA インドネシア 小規模 PT. MRI インドネシア 小規模 PT DEC Indonesia インドネシア 小規模 PT. KRAKATAU POSCO インドネシア 小規模 PT. POSCO E&C INDONESIA インドネシア 小規模 Dalian Poscon Dongbang Automatic Co., Ltd. 中国 小規模 San Pu Trading Co., Ltd. 中国 小規模 中国 小規模 POSCO ICT-CHINA 中国 小規模 POSCO-CYPC 中国 小規模 Tianjin Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd. 中国 小規模 Daewoo Int'l Guangzhou Corp. 中国 小規模 DAEWOO INTERNATIONAL SHANGHAI CO., LTD. 中国 小規模 ケイマン諸島 小規模 DAYTEK ELECTRONICS CORP. カナダ 小規模 DAEWOO CANADA LTD. カナダ 小規模 タイ 小規模 POSCO Australia GP Pty Limited オーストラリア 小規模 Hume Coal Pty. Ltd. オーストラリア 小規模 UAE 小規模 Europe Steel Distribution Center (POS-ESDC, Logistics, Trading and Investment d. o.o) VECTUS LIMITED POSCO-URUGUAY S.A. Zhangjiagang BLZ Pohang International Trading Co., Ltd. ZEUS(Cayman) POSCO South Asia POSCO Gulf Logistics LLC 次へ 109/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)当期に初めて連結財務諸表の作成対象会社に含まれた従属会社の現況は次の通りです。 会社名 地域 ㈱エヌトゥービー ソウル 事由 当期中に持分追加引受 ㈱光陽エスピーエフシー 全南 光陽 新規出資 ㈱ナインディジット 京畿 仁川 当期中に引受 ソンジンジオテック㈱ 慶南 蔚山 当期中に引受 ポステック早期企業ファンド 慶北 浦項 新規出資 POSCOファミリー電力ファンド 慶北 浦項 新規出資 ㈱大宇インターナショナル ㈱POSCO LED ソウル 当期中に引受 京畿 城南 新規出資 釜山 新規出資 ㈱浦項エスアールディーシー 慶北 浦項 新規出資 POSCO Bio Ventures L.P. アメリカ 支配構造の変更による対象会社組入 ㈱POSCOエヌエスティー Qingdao Pos- metal Co., Ltd. POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd. 中国 ポーランド メキシコ POSCO Maharashtra Steel Pvt. Ltd. インド POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. インド Ltd. POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co., Ltd. トルコ POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co., Ltd. ベトナム POSCO(Liaoning) Automotive Processing Center Ltd., 中国 Co. POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center, PT インドネシア POSCO China Dalian Plate Processing Center Ltd. POSCO-NCR Coal Ltd. POSCO WA Pty. Ltd. Daewoo International America Corp. 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 当期中に持分追加引受 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 直前事業年度末資産総額100億ウォン以上 で対象会社に組入 中国 新規出資 カナダ 新規出資 オーストラリア 新規出資 アメリカ 当期中に引受 ドイツ 当期中に引受 日本 当期中に引受 Daewoo International Deutschland GmbH Daewoo International Japan Corp. 110/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 地域 Daewoo International Singapore Pte. Ltd. 事由 シンガポール 当期中に引受 イタリア 当期中に引受 Daewoo Cement(Shandong) Co., Ltd. 中国 当期中に引受 Daewoo (China)Co., Ltd. 中国 当期中に引受 インドネシア 当期中に引受 Daewoo Italia S.r.l. PT. RISMAR Daewoo Apparel Daewoo Textile Fergana LLC ウズベキスタン 当期中に引受 Daewoo Textile Bukhara LLC ウズベキスタン 当期中に引受 Daewoo International Australia Holdings Pty. Ltd. オーストラリア 当期中に引受 Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd. 中国 POSCO Mauritius Ltd. 当期中に引受 モーリシャス 新規出資 中国 新規出資 POSCO(Zhangjiagang) Stainless Steel Processing Center Co.,Ltd. DAEWOO INT'L MEXICO S.A. de C.V. メキシコ 当期中に引受 日本 当期中に引受 Xenesys Inc. 連結範囲の変動により、当期の連結財務諸表は同従属会社が連結範囲に含まれない場合に比べて資産 8,036,337百万ウォン、資本2,788,430百万ウォン、売上高20,626,294百万ウォン、当期損益57,043百万ウォンが それぞれ増加しました。 当期中に連結財務諸表の作成対象から除外された従属会社の現況は次の通りです。 会社名 地域 理由 ㈱ポスコン 慶北 浦項 ㈱ポスコアECTに合併 浦鉄技研㈱ 全南 光陽 ㈱ポスコプランテックに合併 ユニバーサルスタジオリゾート開発㈱ ソウル 持分率下落 張家港不繍鋼鉄埠頭(有) 中国 持分売却 張家港設備工程服務(有) 中国 POSCO E&C (Beijing) Co., Ltd.に合併 &TV Communications アメリカ 111/454 持分売却 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (6)従属会社の個別財務諸表修正 当社は支配会社と従属会社間の会計処理方法を一致させるために従属会社の会計方針及び会計見積方法の差 異を調整して連結財務諸表を作成しています。その主要内容と財務諸表に及ぼす影響は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 会社名 ㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティー 調整事由 調整前 純資産価額 調整金額 調整後 純資産価額 金融費用資本化 545,411 (552) 544,859 POSCO鋼板㈱ 金融費用資本化等 255,063 (54,514) 200,549 ㈱POSCOICT 資産再評価の取消 249,207 (37,577) 211,630 有形資産償却方法の変更 234,935 6,618 241,553 有形資産償却方法の変更 154,274 4,677 158,951 POSCOパワー㈱ 金融費用資本化 841,060 (68,027) 773,033 ㈱ピーエイチピー 金融費用資本化 (20,579) (26,398) (46,977) POSCO Asia Co., Ltd. 貸倒引当金設定 33,961 (4,497) 29,464 633,550 (86,440) 547,110 93,250 (6,571) 86,679 有形資産残存価額調整等 117,970 (14,552) 103,418 POSCO-Japan Co., Ltd. 有形資産残存価額調整等 119,096 (5,403) 113,693 POSCO-Vietnam Co., Ltd. 金融費用資本化 133,803 (7,623) 126,180 POSCO-Mexico Co., Ltd. 金融費用資本化 94,149 (15,248) 78,901 ル) ㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポス レック) ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョンピーエヌエ イ) Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd. POSCO Investment Co., Ltd. Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd. 金融費用資本化等 貸倒引当金設定 112/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 会社名 ㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティー 調整事由 調整前 純資産価額 調整金額 純資産価額 金融費用資本化 475,802 ㈱ポスコン 有形資産償却方法の変更 185,718 2,333 188,051 POSCO鋼板㈱ 金融費用資本化等 250,219 (48,974) 201,245 ㈱POSCOICT 資産再評価 51,672 (32,970) 18,702 有形資産償却方法の変更 183,082 5,098 188,180 有形資産償却方法の変更 68,616 4,598 73,214 615,014 (19,147) 595,867 ル) ㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポス レック) (576) 調整後 475,226 ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョンピーエヌエ イ) POSCOパワー㈱ 金融費用資本化 ㈱ピーエイチピー 金融費用資本化 (5,778) (27,081) (32,859) POSCO Asia Co., Ltd. 貸倒引当金設定 31,723 (1,453) 30,270 573,888 (76,220) 497,668 88,296 (4,601) 83,695 有形資産残存価額調整等 109,070 (12,441) 96,629 有形資産残存価額調整等 97,213 (4,099) 93,114 棚卸資産低価法評価 13,595 (59) 13,536 Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd. POSCO Investment Co., Ltd. Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd. POSCO-Japan Co., Ltd. POS-Qingdao Coil Center Co., Ltd. 金融費用資本化等 貸倒引当金設定 POSCO-Vietnam Co., Ltd. 金融費用資本化 213,834 (9,440) 204,394 POSCO-Mexico Co., Ltd. 金融費用資本化 103,629 (16,172) 87,457 113/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2.重要な会計方針 当社と従属会社(以下、“連結会社”)は韓国の一般的に認められた会計処理基準により連結財務諸表を作成 しており、2009年12月31日をもって終了する会計年度に対する連結財務諸表の作成時に採用した会計方針と同 一な会計方針を適用しました。 連結会社が採用している重要な会計方針は次の通りです。 (1)収益認識 連結会社の収益は財貨の販売、役務の提供、建設型工事契約及びその他収益で構成されています。 財貨の販売は受けたか、もしくは受ける代価の公正価値で収益を測定し、売上割戻と割引及び戻入は収益から 減算しています。財貨の所有によるリスクと効益のほとんどが購買者に移転し、販売した財貨に対して所有権 がある時、通常的に行使する程度の管理や効果的な統制ができず、収益金額及び取引と関連して発生したか、も しくは発生する取引原価と関連費用を信頼性をもって測定でき、経済的効益が流入する可能性が非常に高いと きに収益を認識しています。 役務の提供は取引全体の収益金額と進行率を信頼性をもって測定でき、経済的効益が流入する可能性が非常に 高く、すでに発生した原価及び取引の原料のために投入すべき原価を信頼性をもって測定できるとき、進行基 準によって認識しています。 建設型工事契約は工事結果を信頼性をもって測定できるときは進行基準を適用して工事収益を認識していま す。工事原価が工事損失を超過する可能性が非常に高い場合には推定工事損失を工事損失引当負債繰入額とし て、即時に費用として認識しています。また、その他収益は収益を獲得する過程が完了し、収益金額を信頼性を もって測定でき、経済的効益の実現可能性が非常に高いときに認識しています。 (2)貸倒引当金 売上債権等に対して個別分析と過去の貸倒実績率による貸倒見積額を貸倒引当金として設定し、関連資産から 減算する形式で表示しています。 114/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 また、整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等により売上債権等、債権の契約条件が連結会社に 不利に再調整された場合、将来キャッシュフローの現在価値と帳簿価額の差額を貸倒償却費として処理してい ます。 (3)棚卸資産 棚卸資産は総平均法または移動平均法(未着品は個別法)などによる取得原価で評価し、棚卸資産の時価が帳 簿価額より下落して発生した評価損失及び正常に発生した減耗損失は売上原価に加算し、評価損失は棚卸資産 の控除科目で表示しています。 (4)有価証券 従属会社、持分法被投資会社、ジョイントベンチャーに対する投資を除外した債務証券及び持分証券に対して は取得時点で満期保有証券、売却可能証券、売買目的証券に分類し、分類の適正性は報告期間終了日ごとに再検 討しています。 満期が確定した債務証券として償還金額が確定したか、もしくは確定が可能な債務証券を満期まで保有する積 極的な意図と能力がある場合には満期保有証券に分類しています。一方、主に短期間内の売買差益の獲得を目 的として取得した有価証券は売買目的証券に、売買目的証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売却可 能証券に分類しています。 連結会社は有価証券の取得原価を、有価証券取得のために提供した対価の市場価格に取得付帯費用を加算して 算定しています。 連結会社は、満期保有証券は償却後取得原価で評価し、売買目的証券及び売却可能証券は公正価額で評価して います。但し、売却可能証券のうち市場性のない持分証券の公正価額を信頼性をもって測定できない場合には 取得原価で評価しています。市場性のある有価証券の評価は市場価格を公正価値とみなして、市場価格は報告 期間末現在の終値としています。 連結会社は、売買目的証券の未実現保有損益は当期損益項目で、売却可能証券の未実現保有損益は売却可能証 券評価損益(その他包括損益累計額)で処理しており、当該売却可能証券を処分したり、損傷差損を認識する 時点で一括して当期損益に反映しています。満期保有証券の満期額面価額と取得原価の差異は償還期間にわた り実効利子率法を利用して取得原価と受取利息に加減しています。 115/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結会社は、損傷差損の発生に対する客観的な証拠があるかどうか、報告期間終了日ごとに評価して有価証券 の回収可能価額が債務証券の償却後取得原価または持分証券の取得原価より少ない場合には減額が不要だと いう明白な証拠がない限り、損傷差損を認識して当期損益に反映しています。 売買目的証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来するか、もしくは売却等により処分することがほぼ 確実な売却可能証券及び報告期間終了日から1年以内に満期が到来する満期保有証券は流動資産に分類してい ます。 (5)持分法適用投資株式 投資株式のうち重大な影響力を行使できる株式は持分法を適用して評価した価額で評価しています。持分法被 投資会社の純資産変動による持分の変動額は投資株式勘定で加減処理し、その変動の源泉によって持分法損益 (当期損益)、利益剰余金または持分法資本変動(その他包括損益)で処理しています。被投資会社の欠損累 積により投資株式の金額がゼロ(0)の状態となる場合には持分法適用を中止し、持分法適用投資株式をゼロ (0)で処理しています。但し、連結会社が持分法被投資会社に対して優先株、長期性債権等のような投資性格 の資産を保有している場合、このような資産の帳簿価額がゼロ(0)となるときまで持分法被投資会社の損失 等を継続して反映しています。 重大な影響力を行使できるようになった日現在、取得原価と被投資会社の純資産価額の公正価値に対する連結 会社の持分を超過する金額は、発生年度から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償却しています。それ に満たない場合、その不足額を被投資会社の非貨幣性資産のうち償却可能資産に該当する金額は加重平均耐用 年数にわたり定額法で戻し入れ、非償却資産に該当する金額は処分(費用化)される時点で戻し入れていま す。また、投資株式の取得時点で持分法被投資会社の識別可能な資産・負債を公正価値で評価した金額と帳簿 価額の差額のうち連結会社の持分率に該当する金額は当該資産・負債に対する持分法被投資会社の処理方法 によって償却または戻し入れています。 海外に所在する持分法適用会社の外貨建て財務諸表を換算する場合には、資産及び負債は報告期間終了日現在 のレートで換算し、資本は取得当時のレートで換算しています。取得当時のレートで換算された資本金額と報 告期間終了日現在のレートで換算された資産金額から、報告期間終了日現在のレートで換算された負債金額を 減算した残額との差異のうち、連結会社持分に相当する金額は持分法資本変動(その他包括損益)として処理 しています。 116/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 連結会社及び持分法被投資会社間の取引で発生した損益に連結会社の持分率を乗じた金額のうち、報告期間終 了日現在、保有資産の帳簿価額に反映されている部分は連結会社の未実現損益とみなして未実現利益は持分法 適用投資株式から減算し、未実現損失は持分法適用投資株式に加算しました。 (6)資源開発投資金 連結会社はミャンマー鉱区など天然ガス及び鉱物等の探査及び開発事業投資金額を投資資産に資源開発投資 金として計上し、商業的生産が行われる場合、鉱業権などに振り替えて合理的な方法に従って償却しています。 上記の海外資源探査事業に関連して成功払い融資条件として借入れて投資した金額は関連規定に基づいてそ の他の非流動負債で計上し、商業的生産が確定した場合には借入金に振り替えて関連支払利息及び為替換算損 益を一時に認識しています。また投資に失敗した場合には投資金額のうち減免処理される成功払い融資金額と 相殺される金額を除いた残額を投資資産損傷差損として処理しています。 (7)有形資産 有形資産の取得原価は当該資産の製作原価または購入原価に取得付帯費用を加算した価額で計上し、過去に資 産再評価法の規定により再評価した場合には再評価額で計上しています。また、現物出資、贈与その他無償で取 得した資産の価額は公正価値を取得原価としています。 有形資産の減価償却は下記の耐用年数によって定額法等の合理的な方法を適用しています。 区分 推定耐用年数(年) 区分 推定耐用年数(年) 建物 10∼60 工具器具 2∼10 構築物 5∼50 備品 2∼10 機械装置 2∼25 ファイナンスリース資産 2∼18 車両運搬具 2∼10 有形資産の製造、購入、建設、開発に使用された借入金に対する支払利息またはその他これと類似した金融費用 は発生時に費用処理しています。 修繕費のうち有形資産の耐用年数を延長させるか、もしくは価値を実質的に増加させる支出は当該資産の原価 に加算し、原状の回復及び機能維持のための支出は当期費用として処理しています。 117/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 有形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等により有形資産の将来の経済的効果が帳簿価額に著しく達 しない可能性があり、当該有形資産の使用及び処分から期待される将来キャッシュフロー総額の見積額が帳簿 価額に満たない場合には帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。 (8)リース 連結会社はリース資産の所有によるリスクと効益が実質的に連結会社に移転される場合にはファイナンス リースに分類し、その他の場合にはオペレーティングリースに分類しています。 (9)無形資産 連結会社は無形資産を当該資産の製作原価または購入価額に取得付帯費用を加算した価額を取得原価で計上 し、当該資産の使用可能な時点から残存価額をゼロ(0)として下記の耐用年数及び償却方法によって償却し、 これによって計上された償却額を直接減算した残額で評価しています。 科目 耐用年数(年) 償却方法 営業権 5∼20 定額法 負の営業権 5∼10 〃 産業財産権 5∼10 〃 開発費(*1) 3∼10 〃 港湾施設利用権(*2) 1∼75 〃 長期電力受給契約権(*3) 9∼15 〃 その他の無形資産 2∼25 定額法等 (*1)連結会社は新製品、新技術等の開発に関連して発生した費用(ソフトウェア開発に関連する費用を含 む)として個別に識別可能で、将来の経済的効益が実現する可能性が非常に高い費用は開発費の科目で無形資 産として計上し、関連製品等の販売または使用が可能な時点から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償 却しています。 (*2)当期末現在、無形資産の港湾施設利用権は当社が1987年4月から光陽、浦項、平澤、馬山の地方海洋水産庁 に寄付した埠頭及び後背ヤード等(寄付日から総事業費補填時まで)に対するものです。 (*3)連結会社は従属会社であるPOSCOパワー㈱の韓国電力公社との電力受給契約を識別可能な無形資産と判 断し、株式取得日現在の公正価値を財務状態表上、長期電力受給契約権として計上しました。 118/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 無形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等により無形資産の回収可能価額が帳簿価額に重要に不足す るようになる場合には、帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。 (10)社債割引発行差金 連結会社は社債割引発行差金を社債発行時から最終償還時までの期間にわたり実効利子率法を適用して償却 し、同償却額を支払利息に加算して処理しています。 (11)退職給付引当負債 当社と国内従属会社は役員・職員退職金支給規定によって報告期間末現在における期末要支給額を退職給付 引当負債として計上しています。従業員の受給権を保障する従業員退職保険に加入した預け金は退職給付引当 負債から減算する形式で表示しています。当社と国内従属会社は従来の国民年金法の規定により従業員が退職 する場合に支払う退職金の一部を国民年金管理公団に納付しており、同金額は国民年金転換金の科目で退職給 付引当負債から減算して表示しました。 国内従属会社の一部は確定給付型退職年金制度を設定しているため、同退職年金制度で運用される資産は当社 が直接保有しているとみなして会計処理し、財務状態表には運営される資産を一つに統合して退職保険預け金 で表示し、退職給付引当負債から減算する形で表示しています。 (12)債権の現在価値評価及び調整 当社と国内従属会社は会社整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等で債権の元金、利率または 期間が変更になったために調整された債権の帳簿価額と現在価値の差異が重要な場合には当該債権により将 来に受け取るか、もしくは支払う総金額を適正な利率で割り引いた現在価値で評価しており、債権の名目価額 と現在価値の差額である現在価値割引調整は実効利子率法を適用して戻し入れ、これを受取利息として認識し ています。 (13)外貨建資産及び負債の換算 連結会社は貨幣性外貨建資産及び負債を報告期間末現在のレートで換算しており、これによって発生する換算 損益は当期損益として計上しています。また、海外支店の外貨建て財務諸表をウォン貨に換算する場合には資 産と負債は報告期間末現在のレートで、損益項目は当該会計年度の平均レートで換算しており、これによって 発生する換算損益は為替換算調整勘定の科目で資本に減算(加算)する形式で表示しています。同支店が閉鎖 される場合には当該会計年度の損益として処理するようになります。 (14)デリバティブの処理 すべてのデリバティブは最初の契約時及び報告期間終了日ごとに公正価値で評価しており、取引費用は発生時 に当期損益として認識しています。但し、リスクヘッジを目的とする場合、特定リスクによる資産、負債及び確 定契約の公正価額の変動リスクを回避する契約で発生した評価損益は当期損益として処理し、将来予想取引の キャッシュフロー変動リスクを回避する契約で発生した評価損益はその他包括損益累計額で処理しています。 119/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 内在デリバティブの経済的特性及びリスク度と主契約の経済的特性及びリスク度との間に明確かつ密接な関 連性がなく、内在デリバティブと同一条件の独立したデリバティブがデリバティブの要件を満たす場合には、 内在デリバティブを主契約と分離して会計処理しています。 (15)引当負債 連結会社は支出の時期または金額が不確実な負債のうち過去の事象や取引の結果として現在義務が存在し、当 該義務を履行するために資源が流出する可能性が非常に高く、その義務の履行にかかる金額を信頼性をもって 見積ることができる場合にはその見積金額を引当負債として計上しています。 (16)自己株式 連結会社は自己株式の取得原価を原価法によって資本調整で計上しており、自己株式処分利益はその他の資本 剰余金で計上し、自己株式処分損失は自己株式処分利益として計上されたその他の資本剰余金から優先的に減 算した残額を資本調整として計上した後、欠損金処理順序に準じて利益剰余金と相殺しています。 (17)売上債権等の譲渡及び割引額の処理 連結会社は売上債権等を第三者に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利及び義務が実質的に移転す るときには同金額を売上債権から減算して帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失として計上して います。 (18)法人税費用 法人税費用は法人税負担額に繰延税金変動額を加減して算出しています。法人税負担額は法人税法等の法令に より各会計年度に負担する法人税及び法人税に付加される税額の合計であり、前期以前の期間と関連した法人 税負担額を当期に認識する法人税追納額または還付額が含まれます。資産・負債の帳簿価額と税務価額の差異 である一時差異と繰越控除が可能な税務上欠損金と税額控除等に対して将来に負担することになる法人税負 担額と将来に軽減される法人税負担額をそれぞれ繰延税金負債及び資産として認識しています。繰延税金は一 時差異等の実現が予想される会計年度に適用される法人税率を使用して測定しています。 120/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (19)見積の使用 韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成するために連結会社は資産及び負債の金額、 引当負債等に対する開示、収益及び費用の測定と関連して多くの合理的な推定及び仮定を使用します。ここに は有形資産の帳簿価額、売上債権、棚卸資産、繰延税金資産に対する評価、デリバティブに対する評価等が含ま れます。こうした評価金額は実際と異なることがあります。 (20)支配会社の投資勘定と従属会社の資本勘定の相殺 支配会社の投資勘定と従属会社の資本勘定は支配権獲得日を基準として相殺除去し、従属会社資本のうち少数 株主持分は別途の科目として資本項目に表示しています。また、従属会社株式の取得日が従属会社の決算日で ない場合には当該株式取得日にもっとも近い決算日を株式取得日とみなしました。支配会社の投資勘定と従属 会社の資本勘定を相殺除去するにあたって取引の実質に従ってパーチェス法を適用し、発生した投資除去差額 は営業権または負の営業権として認識しています。 (21)内部取引の除去 連結会社間の内部取引は相殺除去しており、関連して発生した内部未実現損益は次のように処理しています。 ① 未実現損益の算定 連結会社が連結財務諸表の作成基準日現在においてそれぞれ所有している棚卸資産、有形資産及び無形資産に 含まれた未実現損益は当該販売会社の製品別の平均売上総利益率及びプロジェクト別利益率を基に算定しま した。但し、平均売上総利益率より著しく高いか、もしくは低く利益率を適用して内部取引が行なわれた場合に は、該当取引に適用した利益率を基に算定しました。 ② 未実現損益の除去 当社は従属会社に販売することで発生した未実現損益は全額を除去して当社持分に負担させ、従属会社が当社 に販売したか、もしくは従属会社が他の従属会社に販売することで発生した未実現損益は全額除去して当社持 分と少数株主持分の持分率に比例して負担させました。 (22)海外従属会社の財務諸表換算 当社は海外従属会社の外貨建て財務諸表の換算時、財務状態表項目は報告期間末現在のレートで(但し、資本 勘定は歴史的レート適用)、損益計算書項目は当該会計年度の平均レートを適用して換算しています。これに よって発生する差異を為替換算調整勘定として計上し、持分率によって当社持分と少数株主持分に按分処理 し、当社持分該当額は連結財務状態表上の連結その他包括損益累計額の項目で表示しています。またキャッ シュフロー計算書項目のうち期首の現金は前期報告期間末現在のレートで、期末の現金は当期報告期間末現在 のレートで、その他の項目は当該会計年度の平均レートを適用して換算しており、これによって発生する差異 を外貨換算による現金の増加(減少)という項目で連結キャッシュフロー計算書に表示しています。 (23)適用した会計処理基準及び会計慣習 121/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 当連結財務諸表は大韓民国の会計処理基準に従って韓国語で作成された当社の連結財務諸表を翻訳したもの です。この会計処理基準は国際的な会計処理基準、或いはこの報告書の利用者の国家で一般に公正妥当と認め られる会計処理基準とは異なることがあります。この財務諸表と監査報告書は韓国において韓国語にて作成さ れた財務諸表と監査報告書を和文に翻訳したものです。当該財務諸表は韓国の会計処理基準、手続及び会計慣 習が分からない者の為に作成されたものではなく、当社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動 並びにキャッシュ・フローの状況を韓国以外の国家等で一般的に公正妥当と認められる会計処理基準と会計 慣習に基づいて開示する為に作成されたものでもありません。 122/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 3.金融商品等 当期末及び前期末現在、連結会社の金融商品等の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 預入先 年利率(%) 第43(当)期 第42(前)期 現金及び普通預金 ウリ銀行他 0.00 ∼ 3.00 592,588 165,307 当座預金 ウリ銀行他 0.00 ∼ 1.00 39,874 7,427 企業自由預金 ウリ銀行他 0.20 ∼ 5.00 666,854 417,390 定期預積金 ウリ銀行他 2.64 ∼ 4.83 571,874 529,564 外貨定期預金等 新韓銀行他 0.00 ∼ 3.20 613,449 382,904 海外現地保有分 Bank of America他 0.00 ∼ 13.40 1,115,274 696,578 3,599,913 2,199,170 [現金及び現金性資産] 減算:国庫補助金 小計 (1,091) (2,439) 3,598,822 2,196,731 2,476,855 2,962,298 [短期金融商品] 定期預金 シティバンク他 0.50 ∼ 4.96 特定金銭信託 ハナ銀行他 - 61,791 71,193 CD 外換銀行他 3.01 ∼ 4.80 247,600 2,405,500 新韓銀行 0.10 ∼ 1.40 111,739 342,643 HSBC他 0.00 ∼ 14.00 56,366 38,813 2,954,351 5,820,447 その他諸預金 海外現地保有分 小計 [長期金融商品] 定期預積金 三星生命他 0.50 ∼ 5.08 20,748 18,522 当座開設保証金 国民銀行他 0.00 ∼ 1.00 96 112 海外現地保有分 中国建設銀行他 0.36 ∼ 1.44 1,904 - 小計 22,748 18,634 合計 6,575,921 8,035,812 当期末現在、借入金に対する担保及び契約履行保証等と関連して短期金融商品28,811百万ウォン、政府受託課 題と関連して短期金融商品14,101百万ウォン、当座口座開設と関連して長期金融商品96百万ウォンの使用が制 限されており、前期末現在、借入金に対する担保及び契約履行保証等と関連して短期金融商品22,343百万ウォ ン、政府受託課題と関連して短期金融商品10,667百万ウォン、当座口座開設と関連して長期金融商品112百万 ウォンの使用が制限されています。 123/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 4.売買目的証券 当期末及び前期末現在、連結会社の売買目的証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 取得価額 受益証券等 182,071 第42(前)期 公正価値 帳簿価額 183,953 帳簿価額 183,953 505,811 5.売却可能証券 (1)当期末及び前期末現在、連結会社の売却可能証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 [流動資産] 投資債券 42,909 35,746 42,909 35,746 市場性のある株式 4,944,184 3,973,531 市場性のない株式 1,547,524 1,174,866 8,025 120,048 46,328 24,146 小計 6,546,061 5,292,591 合計 6,588,970 5,328,337 小計 [非流動資産] 投資債券 出資金 124/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)連結会社の売却可能証券のうち、市場性のある株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第42 第43(当)期 会社名 保有株式数 持分率 (株) (%) (前)期 取得原価 公正価値 帳簿価額 帳簿価額 SKテレコム㈱(*1) 4,452,057 5.51 1,236,858 809,280 809,280 743,845 ㈱ハナ金融持株 4,663,776 2.20 29,998 201,942 201,942 153,438 現代重工業㈱ 1,477,000 1.94 343,506 654,311 654,311 256,260 韓一鉄鋼㈱ 206,798 10.14 2,413 3,433 3,433 2,575 ㈱ハイスティール 135,357 9.95 1,609 2,132 2,132 1,895 ムンベ鉄鋼㈱ 1,849,380 9.02 3,588 4,133 4,133 5,419 東洋鉄管㈱ 1,564,250 1.92 3,911 1,893 1,893 1,877 ㈱新韓金融持株会社 4,369,881 0.92 228,778 231,167 231,167 188,779 610,103 10.17 18,792 31,664 31,664 22,055 1,005,000 9.80 40,212 29,095 29,095 22,110 65,132 0.08 2,538 2,508 2,508 1,185 11,033 0.03 298 203 203 151 13,115,837 3.39 574,524 786,950 786,950 783,015 4,452,812 0.86 37,804 31,927 31,927 36,793 3,404 - 149 1,123 1,123 744 ㈱高麗半導体システム 281,924 5.25 529 1,073 1,073 671 ㈱アロマソフト 150,000 1.54 143 156 156 603 - - - - - 277 591,000 1.01 24,999 24,024 24,024 - 238,352,000 3.50 719,622 972,351 972,351 1,128,734 1,200,000,000 15.39 42,301 70,724 70,724 67,658 21,215,700 7.25 420,805 314,446 314,446 249,431 236,625,000 1.50 25,385 35,948 35,948 - 60,567,000 13.91 53,120 89,164 89,164 132,139 134,807,307 13.27 59,644 82,731 82,731 33,389 23,696,338 16.68 43,250 222,526 222,526 73,598 327,210,775 20.28 77,694 287,952 287,952 9,531 ㈱セア製鋼 ユニオンスティール㈱ ㈱韓進海運 ㈱韓進海運ホールディング ス KB金融持株㈱ ㈱LGユープラス (旧、㈱LGパワーコム) 東洋製鉄化学㈱ ㈱アイコンポーネント ソウル半導体㈱ Nippon Steel Corporation (*1) Thainox Stainless Public Company Limited Macarthur Coal Limited PT. Krakatau Steel Murchison Metals Ltd. Cockatoo Coal Ltd. Sandfire Resources NL Jupiter Mines Limited (*2) 125/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第42 第43(当)期 会社名 Silicon Motion Technology Corp. FuelCell Energy, INC. その他 保有株式数 持分率 (株) (%) (前)期 取得原価 公正価値 帳簿価額 帳簿価額 136,925 0.42 3,052 663 663 545 10,786,418 9.55 57,156 28,378 28,378 47,354 - - 34,534 22,287 22,287 9,460 4,087,212 4,944,184 4,944,184 3,973,531 合計 (*1)保有株式の一部が担保として提供されています。(注11参照) (*2)該当会社は持分構造を変更しており、これにより一時的に20%を超過したもので、今後20%未満になる と予想されるため、持分法を適用しませんでした。 126/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)連結会社の売却可能証券のうち、市場性のない株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 会社名 保有株式数 持分率 (株) (%) 第42(前)期 帳簿価額 取得原価 帳簿価額 (*1) ㈱東部メタル 3,000,000 10.00 98,242 98,242 - 釜山金海軽電鉄㈱(*1,2) 9,160,000 25.00 45,800 75,405 76,294 韓国デルファイ㈱(*1) 1,835,520 7.70 9,178 45,431 50,805 ㈱ティーケイケミカル(*1) 8,000,000 10.00 14,818 38,496 14,818 新分唐線㈱(*1) 2,061,000 5.00 10,305 17,655 17,500 ソウル市メトロ9号線㈱ 4,090,985 12.25 20,455 20,455 30,444 140,000 10.00 14,000 14,000 14,000 2,700,000 70.00 13,500 13,500 6,750 2,400,000 1.20 12,000 12,000 12,000 500,000 8.40 10,000 10,000 10,000 ㈱釜山イーアンドイー(*3) 1,917,300 70.00 9,587 9,587 - ㈱サムウォン鋼材 1,786,000 19.00 8,930 8,930 8,930 ㈱エコタウン 1,596,000 19.00 7,980 7,980 7,980 ㈱群山エフピーエスシー(*3) 300,000 100.00 15,036 14,854 - プンサン特殊金属㈱ 315,790 5.00 7,657 7,657 7,657 1,178,651 85.25 5,893 5,893 5,893 Nacional Minerios S.A.(*1) 30,784,625 6.48 668,635 534,734 535,357 The Siam United Steel(*1) 11,071,000 12.30 34,658 69,013 65,135 Minas de Revuboe Ltd.(*4) - 7.80 21,548 21,548 21,548 POSCO-CYPC(*3,4) - 100.00 16,100 16,100 - 132 10.20 8,097 8,097 8,097 Asia Special Steel Co., Ltd. 27 18.00 7,781 7,781 4,063 Hume Coal Pty. Ltd.(*3,4) - 70.00 58,116 58,116 - Elkview mine(*4) - 2.50 33,659 33,659 32,723 98,261,497 98.00 5,874 5,874 - - 100.00 41,277 39,514 - - 68.00 10,284 10,284 - - - - - 63,872 - - 446,145 342,719 181,000 1,655,555 1,547,524 1,174,866 ㈱ユースペース ㈱ポスファイン(*3) ドリームハブプロジェクト金融 投資㈱ ㈱イーエヌケイ ㈱ポスエコハウジング(*3) ACM Corporation POSCO-URUGUAY S.A.(*3) POSCO SS-VINA CO., LTD. (*3,4) POSCO AAPC LLC(*4) POSCO Maharashtra Steel Private Limited(*5) その他 合 計 127/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (*1)該当法人は外部専門評価機関によって算定された公正価値を利用して評価しました。その他市場性のな い株式の場合、信頼性のある公正価値を算定できないため取得原価で評価しました。 (*2)該当法人は社会間接資本施設に対する民間投資法によって設立された法人であるため、持分率は 20%以 上ですが、財務及び営業に対して実質的に重大な影響力を行使できないため、持分法を適用しません。 (*3)該当法人は直前事業年度末の資産総額(または設立資本金)が100億ウォン未満で、当期中の規模の変 動が大きくない小規模法人か、もしくは正常営業開始前(建設中)の法人であるため、持分法を適用しま せん。 (*4)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。 (*5)直前事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過し、売却可能証券から従属会社に再分類しました。 128/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)連結会社の売却可能証券のうち、投資債券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 満期 取得原価 第42(前)期 帳簿価額 帳簿価額 1年以内 537 537 568 1∼5年 607 607 4,414 小計 1,144 1,144 4,982 1年以内 38,081 42,371 35,178 1∼5年 7,550 6,550 115,634 5年超過 861 869 - 46,492 49,790 150,812 小計 47,636 50,934 155,794 減算:1年以内満期到来分 (38,619) (42,909) (35,746) 合計 9,017 8,025 120,048 国公債 その他債券 小計 (5)連結会社の売却可能証券のうち出資金の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 取得原価 第42(前)期 帳簿価額 帳簿価額 建設共済組合 16,268 19,127 17,876 その他 39,311 27,201 6,270 合計 55,579 46,328 24,146 129/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (6)当期及び前期における売却可能証券評価損益の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 SKテレコム㈱ 当期増 期首 第42(前)期 期末 (減) 当期増 期首 (減) 期末 (373,374) 39,862 (333,512) (247,137) (126,237) (373,374) 96,283 37,833 134,116 47,537 48,746 96,283 (68,052) 310,480 242,428 (38,098) (29,954) (68,052) 韓一鉄鋼㈱ (46) 842 796 (809) 763 (46) ㈱ハイスティール 223 185 408 123 100 223 1,258 (832) 426 90 1,168 1,258 (1,586) 12 ㈱ハナ金融持株 現代重工業㈱ ムンベ鉄鋼㈱ 東洋鉄管㈱ 大韓海運㈱ ㈱新韓金融持株会社 ㈱セア製鋼 ユニオンスティール㈱ ㈱韓進海運 ㈱韓進海運ホールディン グス KB金融持株㈱ ㈱LGユープラス (旧、㈱LGパワーコム) Nippon Steel Corporation Thainox Stainless - (1,574) - - (31,199) 33,062 2,545 (1,958) (4,898) 1,863 (82,790) 51,591 (31,199) 7,495 10,040 3,664 (1,119) 2,545 (14,119) 5,447 (8,672) (20,077) 5,958 (14,119) (1,036) 1,012 (24) (1,105) 69 (1,036) 10 162,624 (83) 3,068 - (2,751) 319,107 (121,979) (73) 165,692 (2,751) 197,128 - 10 (13,843) 176,467 162,624 (161,460) 161,460 - 190,214 128,893 319,107 (1,562) 21,341 19,779 150,934 (58,179) 22,170 Macarthur Coal Limited (58,179) 50,711 (7,468) (209,113) The Siam United Steel 23,771 3,026 26,797 18,493 Nacional Minerios S.A. (103,957) Sandfire Resources NL 39,643 121,668 161,311 その他 73,758 54,024 87,453 544,988 (485) 130/454 (104,442) - 10 2,391 合計 (1,586) 4,898 19,779 Public Company Limited 372 - 5,278 23,771 (103,957) (103,957) (4,450) 44,093 39,643 127,782 21,824 51,934 73,758 632,441 (495,559) 583,012 87,453 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 6.満期保有証券 当期末及び前期末現在、連結会社の満期保有証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 満期 取得原価 第42(前)期 帳簿価額 帳簿価額 [流動資産] 国公債(*) 1年以内 3,679 3,657 20,717 1∼5年 36,194 36,024 91,792 5∼10年 137 137 - 36,331 36,161 91,792 40,010 39,818 112,509 [非流動資産] 国公債(*) 小計 合計 (*)該当国公債のうちの一部が、連結会社の営業と関連して担保として提供されています(注11参照)。 131/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 7.持分法適用投資株式 (1)当期末及び前期末現在、連結会社の持分法適用投資株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第42 第43(当)期 会社名(*1) ㈱エヌトゥービー(*2) (前)期 保有株式数 持分率 取得 純資産 帳簿 帳簿 (株) (%) 原価 価額 価額 価額 - - - - - 7,696 866,190 25.46 433 9,654 9,633 8,304 1,332,344 29.90 6,674 - - 85,306 29.90 427 11,540 11,540 7,917 18,130,000 49.00 90,650 168,208 145,539 93,263 忠州企業都市㈱ 2,008,000 25.10 10,040 10,515 10,515 5,383 ㈱泰岐山風力発電 2,500,000 50.00 12,500 7,244 5,836 10,955 青蘿国際業務タウン㈱(*4) 1,151,960 18.58 45,651 35,437 36,050 2,159 加露林潮力発電㈱ 2,322,999 32.13 11,615 10,881 10,881 11,041 98,000 49.00 490 - - 4,920,000 24.00 1,266,900 1,092,853 1,302,989 - 2,010,719,185 50.00 32,950 142,615 142,615 98,943 USS-POSCO Industries(UPI)(*6) - 50.00 254,649 38,789 31,007 45,961 Poschrome (Proprietary) Limited 43,350 50.00 19,859 34,459 28,975 13,481 - - - - - 30,439 3,239 33.40 40,388 48,437 54,155 30,237 3,234,698 49.00 157,585 210,914 178,866 190,149 - - - - - 9,899 - 50.00 20,429 2,109 2,109 12,643 - 35.00 37,450 18,031 17,908 23,984 - 34.00 9,517 19,963 16,826 15,592 - 25.00 61,961 81,891 86,122 63,667 Eureka Moly LLC.(*6) - 20.00 121,209 25,048 109,177 113,105 POS-GSFC LLC(*6) - 44.40 15,520 4,480 11,609 - NCR LLC(*6) - 20.00 23,744 2,831 23,931 - 194,772,025 49.00 213,446 (9,752) 199,881 - ㈱マイダスアイティー 松島国際都市開発㈲ ゲイルインターナショナルコリア㈲ ㈱エスエヌエヌシー ㈱ピーエスアイビー(*3) 教保生命保険㈱(*5) KOBRASCO POSCO Bio Ventures L.P.(*2) CAML Resources Pty. Ltd. Nickel Mining Company SAS Hubei Huaerliang POSCO Silicon Science & Technology Co.,Ltd.(*7) An Khanh New City Development Joint-Ventured Compnay Ltd.(*6) United Spiral Pipe, LLC.(*6) (39,759) (6,089) Zhongyue POSCO (Qinhuangdau) Tinplate Industrial Co., Ltd. (*6) BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd.(*6) AMCI (WA) Pty. Ltd. 132/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第42 第43(当)期 会社名(*1) 保有株式数 持分率 取得 純資産 帳簿 帳簿 (株) (%) 原価 価額 価額 価額 Myanmar Korea Timber International 270 45.00 - 2,400 20.00 137,993 - 4.00 Ltd.(*3,5) KOREA LNG Ltd.(*5) (前)期 DMSA, AMSA(*5,8) その他 合 計 (947) - - 2,753 137,706 - 100,770 54,850 100,662 - 60,099 69,126 60,951 32,765 2,752,949 2,046,081 2,735,483 827,583 (*1)持分法被投資会社の持分法適用時、決算確定日の差異等で2010年12月31日現在の監査またはレビューを 受けていない仮決算財務諸表を利用しました。 (*2)該当法人は投資持分の追加取得により当期連結対象会社に組入れられました。 (*3)松島国際都市開発(有)及び㈱ピーエスアイビー、Myanmar Korea Timber International Ltd.は完全 債務超過のため持分法適用が中止され、これによって認識できなかった当期の持分変動額は9,717百万ウォン で、当期以前の持分変動累積額75,689百万ウォンのうち31,097百万ウォンは当期損失に反映されました。 (*4)該当法人は外国人出資者等とのオプション契約により当社の適用持分率が18.58%に増加し、被投資会社 の最大株主から議決権40%を委任され重大な影響力があると判断されるため、持分法を適用しました。 (*5)該当法人は当期㈱大宇インターナショナルが連結対象会社に組入れられたことにより持分法株式に組 入れられました。 (*6)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しませんでした。 (*7)該当法人は当期中に保有株式全量を売却しました。 (*8)該当法人は持分率は20%未満ですが、主要意思決定に重大な影響力を行使できる共同支配対象企業の株 式であるため、持分法を適用しました。 133/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期における持分法適用投資株式別の持分法評価内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 会社名 持分法 第42(前)期 その他 期首 期末 損益 7,696 333 ㈱マイダスアイティー 8,304 1,329 ゲイルインターナショナルコリア㈲ 7,917 3,623 93,263 64,967 5,383 5,132 10,955 ㈱エスエヌエヌシー 忠州企業都市㈱ ㈱泰岐山風力発電 青蘿国際業務タウン㈱ 加露林潮力発電㈱ 教保生命保険㈱ (8,029) その他 損益 増減額(*) 期末 増減額(*) ㈱エヌトゥービー 持分法 期首 - 7,519 418 - 9,633 6,926 1,229 - 11,540 6,983 5,038 (4,104) 7,917 145,539 59,020 34,244 (1) 93,263 - 10,515 7,686 (2,303) - 5,383 (5,119) - 5,836 5,273 (3,722) 9,404 10,955 2,159 (7,850) 41,741 36,050 3,354 (1,212) 17 2,159 11,041 (160) - 10,881 - (208) 11,249 11,041 1,128,110 1,302,989 - - - - (12,691) (241) 7,696 149 8,304 - 174,879 KOBRASCO 98,943 51,378 (7,706) 142,615 57,656 25,611 15,676 98,943 USS-POSCO Industries(UPI) 45,961 (9,165) (5,789) 31,007 51,330 (18,530) 13,161 45,961 Poschrome (Proprietary) Limited 13,481 361 15,133 28,975 5,004 6,237 2,240 13,481 POSCO Bio Ventures L.P. 30,439 - - 39,584 (5,037) (4,108) 30,439 CAML Resources Pty. Ltd. 30,237 13,673 10,245 54,155 31,959 (6,561) 4,839 30,237 Nickel Mining Company SAS 190,149 7,744 (19,027) 178,866 220,553 (3,634) (26,770) 190,149 (775) 9,899 (30,439) Hubei Huaerliang POSCO Silicon 9,899 (852) (9,047) - 10,552 122 12,643 (10,475) (59) 2,109 21,184 (6,509) (2,032) 12,643 23,984 (13,662) 7,586 17,908 32,260 (5,523) (2,753) 23,984 15,592 1,146 88 16,826 16,944 (159) (1,193) 15,592 63,667 21,739 716 86,122 90,776 (23,086) (4,023) 63,667 113,105 (1,165) (2,763) 109,177 121,209 (305) (7,799) 113,105 POS-GSFC LLC - (2,796) 14,405 11,609 - (1,931) NCR LLC - (40) 23,971 23,931 - AMCI(WA) Pty Ltd. - (12,459) 212,340 199,881 - (1,538) 1,538 KOREA LNG Ltd. - 15,463 DMSA, AMSA - Science & Technology Co., Ltd. An Khanh New City Development Joint-Ventured Company Ltd. United Spiral Pipe, LLC. Zhongyue POSCO (Qinhuangdau) Tinplate Industrial Co., Ltd. BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. Eureka Moly LLC. 1,931 - - - - - - - - - - - - - 122,243 137,706 - - - - 100,882 100,662 - - - - Myanmar Korea Timber International Ltd. その他 合 計 (220) 32,765 7,112 21,074 60,951 36,764 (1,059) (2,940) 32,765 827,583 303,378 1,604,522 2,735,483 832,536 (6,880) 1,927 827,583 (*)当期取得(処分)価額、配当金受領額、被投資会社のその他包括損益累計額変動による持分法資本変動額 等による増減額です。 134/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期及び前期における投資差額の処理内訳は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 会社名 期首金額 発生額 ㈱エヌトゥービー 513 ㈱エスエヌエヌシー 104 CAML Resources Pty. Ltd. BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. 償却額 - - 1 (42) 63 1,987 - (1,987) - 6,904 1 (2,673) 4,232 POS-GSFC LLC - 8,545 (1,481) 7,064 AMCI(WA) Pty. Ltd. - 209,634 その他 849 合計 10,357 (513) 期末金額 (282) 217,386 - 209,634 (407) 160 (6,590) 221,153 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 会社名 期首金額 発生額 償却額 期末金額 ㈱エヌトゥービー 696 - (183) 513 ㈱エスエヌエヌシー 146 - (42) 104 CAML Resources Pty Ltd. 7,751 - (5,764) 1,987 BX Steel POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. 9,577 - (2,673) 6,904 - 1,015 (1,015) - 1,138 667 (956) 849 19,308 1,682 (10,633) 10,357 POS-GSFC LLC その他 合計 135/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)当期及び前期において持分法損益に反映された未実現損益の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 会社名 棚卸資産 有無形 第42(前)期 合計 資産 棚卸資産 ㈱エヌトゥービー - - - 368 ㈱マイダスアイティー - 5 5 - ㈱エスエヌエヌシー (13,602) ㈱ピーエスアイビー 9,556 - KOBRASCO USS-POSCO Industries(UPI) Poscrome (Proprietary) Limited Nickel Mining Company SAS United Spiral Pipe, LLC. (USP) 1,115 有無形 合計 資産 4 (8) 1,195 372 (8) (12,487) (11,686) (10,491) - 9,556 4,742 - 4,742 - - 14,090 - 14,090 (1,311) - (1,311) 2,368 - 2,368 (1,145) - (1,145) 9,279 - 9,279 (4,825) - (4,825) 4,935 - 4,935 (110) - (110) (14) - (14) (802) - (802) (210) - (210) (7) - (7) - - - (9) - (9) - - - (960) 1,411 (13,215) 2,531 Zhongyue POSCO (Qinhuangdau) Tinplate Industrial Co., Ltd. POS-GSFC LLC Myanmar Korea Timber International Ltd. その他 合 計 136/454 451 (10,684) (5,943) 17,929 3 1,194 (5,940) 19,123 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)当期末現在、持分法被投資会社の要約財務情報は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 会社名 ㈱マイダスアイティー 資産 負債 売上高 当期損益 61,350 23,434 40,810 5,792 2,929,925 3,062,899 748,068 81,960 59,564 20,970 36,651 12,224 ㈱エスエヌエヌシー 648,682 305,401 519,871 149,246 忠州企業都市㈱ 254,767 212,874 79,891 20,541 81,051 66,563 9,168 (4,088) 456,044 265,318 - (241) 35,340 1,473 - (561) 367,396 379,823 9,472 (12,074) 57,322,654 52,769,099 12,053,412 758,781 KOBRASCO 351,211 65,981 131,859 89,254 USS-POSCO Industries(UPI) 459,290 381,712 1,018,389 76,611 7,693 69,126 6,306 CAML Resources Pty. Ltd. 210,319 65,298 265,014 46,970 Nickel Mining Company SAS 527,296 96,859 176,775 23,484 194,004 189,787 - (14,122) 177,697 126,179 20,745 (38,719) 150,510 91,795 165,117 5,811 1,003,494 675,931 1,421,734 97,645 207,968 82,728 - (5,825) POS-GSFC LLC 50,132 40,041 27,691 (1,837) NCR LLC 14,379 226 - (201) AMCI(WA) Pty. Ltd. 11,521 31,424 - 9,032 11,136 10,665 13,850 87 79,030 5,301,319 3,930,064 - 438,844 262,708 1,053,549 松島国際都市開発㈲ ゲイルインターナショナルコリア㈲ ㈱泰岐山風力発電 青蘿国際業務タウン㈱ 加露林潮力発電㈱ ㈱ピーエスアイビー 教保生命保険㈱ Poschrome (Proprietary) Limited An Khanh New City Development Joint-Ventured Company Ltd. United Spiral Pipe, LLC.(USP) Zhongyue POSCO (Qinhuangdau) Tinplate Industrial Co., Ltd. BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. Eureka Moly LLC. Myanmar Korea Timber International Ltd. KOREA LNG Ltd. DMSA, AMSA その他 (15,709) 19,754 (613) 77,315 (3,857) 22,039 8.資源開発投資金 資源開発投資金はミャンマー鉱区など石油、天然ガス及び鉱物等の探査及び開発事業に投資した金額で、鉱区 別構成内訳は下記のとおりです。 (単位:百万ウォン) 鉱区名 期末帳簿価額 137/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ミャンマーA-1鉱区 624,708 ミャンマーA-3鉱区 338,685 オーストラリア ナラブリ等 116,221 ミャンマーAD-7鉱区 44,499 ウズベキスタン35/36鉱区 25,349 ロシア 西カムチャッカ鉱区 9,573 その他 4,980 合計 1,164,015 上記資源開発投資に関連して、韓国石油公社などから成功払い条件で借り入れた153,945百万ウォン(USD145百 万)は全額その他の非流動負債に計上しました。 9.有形資産 (1)当期及び前期における有形資産の変動内訳は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 区分 期首 取得(*1) 処分 土地 2,142,621 221,158 (65,568) 建物 3,429,518 1,095,756 (115,236) 構築物 1,648,110 650,930 機械装置 10,071,348 車両運搬具 減価償却費 その他増減 (*2) (*3) 期末 199,357 (30,945) 2,466,623 (294,081) 418,681 (90,313) 4,444,325 (36,982) (144,924) 73,794 (71,552) 2,119,376 4,543,685 (37,947) (2,286,476) 360,047 51,065 23,140 (5,077) (18,809) 15,406 工具器具 68,355 46,401 (2,616) (29,135) (7,529) 備品 86,024 76,389 (5,880) (40,639) 14,030 23,565 32,982 (573) (11,864) (1,035) - 43,075 建設仮勘定 4,319,179 5,591,920 (61,120) (6,249,019) 336,282 3,937,242 合計 21,839,785 12,282,361 (330,999) (5,176,268) (89,802) 25,699,149 ファイナンスリー ス資産 - 連結調整 (2,825,928) (*1)建設仮勘定からの振替取得を含めています。 (*2)運休資産の減価償却費である運休資産費用を含めています。 (*3)その他増減は資産振替及び換算差異調整、連結範囲調整等を含めています。 138/454 (224,618) 12,426,039 (1,583) 64,142 (33) 75,443 (7,040) 122,884 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 区分 期首 取得 処分 減価償却費 土地 1,861,451 153,118 (26,083) 建物 2,855,902 876,087 (43,536) 構築物 1,590,231 196,500 機械装置 8,635,599 車両運搬具 その他増減 期末 160,305 (6,170) 2,142,621 (245,517) 155,786 (169,204) 3,429,518 (10,773) (150,340) 99,480 (76,988) 1,648,110 3,332,801 (165,204) (2,005,954) 813,289 33,923 56,976 (23,383) (17,294) 1,323 (480) 51,065 工具器具 94,396 38,580 (2,180) (33,519) (28,490) (432) 68,355 備品 90,034 36,342 (2,305) (37,445) 3,682 (4,284) 86,024 10,579 3,410 (10) (6,840) 16,426 建設仮勘定 2,896,984 5,587,395 (32,049) 合計 18,069,099 10,281,209 (305,523) ファイナンスリー ス資産 - 連結調整 (2,496,909) (3,788,448) (2,566,647) (539,183) 10,071,348 (344,703) 23,565 4,319,179 (1,141,444) 21,839,785 (2)当社は1989年12月31日以前までに3回にわたり資産再評価を実施し、従属会社であるPOSCO特殊鋼㈱、POSCO 鋼板㈱及び㈱POSCOエムテック(旧、サムジョンピーエヌエイ㈱)は2000年12月31日以前に有形資産に対 して資産再評価法による再評価を実施しました。これと関連して39,421億ウォンの再評価差額が発生し、 同再評価差額のうち再評価税納付額等を減算した32,248億ウォンを再評価積立金として計上していま す。 (3)ファイナンスリース資産 ① リース契約の主要内容 連結会社は当期末及び前期末現在、厚板専用RO/RO船の使用等のためにイルシン海運㈱等とファイナンスリー ス契約を締結し、当該資産及び負債にそれぞれ計上しています。 ② 当期末現在、上記リース契約によって今後支払う最低リース料は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 金額 1年以内 14,914 1年超過5年以内 19,627 5年超過 4,138 合計 38,679 (4)公示価格 当期末及び前期末現在、当社及び国内従属会社が保有している土地の個別公示価格はそれぞれ5,045,356百万 ウォン及び4,358,124百万ウォンです。 (5)当期末及び前期末現在、連結会社が保険に加入した資産の主要内訳は次の通りです。 139/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (単位:百万ウォン) 保険種類 付保額 資産 第43(当)期 第42(前)期 保険会社名 火災及び財物総合 建築物 9,389,216 7,798,370 東部火災海上保険㈱他 火災及び財物総合 機械装置 12,446,310 9,004,773 東部火災海上保険㈱他 航空保険等 車両運搬具 32,101 33,603 東部火災海上保険㈱他 火災及び財物総合 工具器具等 163,422 110,009 東部火災海上保険㈱他 合計 22,031,048 16,946,755 10.無形資産 (1)当期及び前期に発生した無形資産の変動内訳は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 区分 期首 取得 処分 営業権 272,092 1,267,818 - 負の営業権 (10,352) (2,133) 産業財産権 51,994 8,496 (2,322) 開発費 48,496 27,202 (11,392) 港湾施設利用権 99,552 28,165 長期電力受給契約権 48,483 - その他の無形資産(*2) 119,704 121,365 合計 629,969 1,450,913 戻入 その他 (償却) 増減(*1) (68,460) 連結調整 期末 (5,776) - 2,568 - (2,419) 10,331 78,534 144,614 (16,211) 55,225 (10,455) 92,865 - (15,626) - (4,851) 107,240 - (6,688) - - 41,795 (1,470) (98,642) 51,266 1,126,860 1,319,083 (15,184) (207,948) 113,614 1,190,088 3,161,452 - 98 1,465,674 (9,819) (*1)その他増減は資産振替及び換算差異調整、連結範囲調整等を含めています。 (*2)連結会社は全社レベルの管理システム(ERPシステム)及び工程革新作業に関連して発生する費用等を その他の無形資産として処理しています。 当期末現在、その他の無形資産の主要内訳は大宇インターナショナル引受時の顧客関係による評価差額など 927,080百万ウォンとソンジンジオテック引受時の技術力、顧客関係、受注残高による評価差額など178,376百 万ウォンです。 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 区分 営業権 負の営業権 期首 270,842 (575) 取得 処分 戻入 その他 (償却) 増減 連結調整 期末 39,527 - (38,353) 76 - 272,092 (11,468) - 1,766 (75) - (10,352) 140/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 産業財産権 18,266 40,917 (2,420) (5,340) 開発費 82,221 37,013 (8,535) (14,302) 116,078 1,680 - (18,090) - 55,170 - - (6,687) - 181,765 29,113 723,767 136,782 港湾施設利用権 長期電力受給契約権 その他の無形資産 合計 (1,518) 571 - (47,689) 51,994 (212) 48,496 (116) 99,552 - 48,483 (70,661) (14,436) (4,559) 119,704 (12,473) (151,667) (61,553) (4,887) 629,969 (2)当期末及び前期末現在、無形資産償却費の配賦内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 内訳 第43(当)期 製造原価 販売費及び一般管理費 合計 第42(前)期 45,762 72,028 162,186 79,639 207,948 151,667 (3)当期末及び前期末現在、連結会社の重要な営業権の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 内訳 大宇インターナショナル投資差額 第43(当)期 第42(前)期 残存償却期間 1,145,477 - - 26,471 - 187,699 198,580 17年 ソンジンジオテック投資差額 78,742 - 4年 POSCO VST投資差額 29,036 36,955 4年 1,440,954 262,006 POSCOパワー投資差額 大宇エンジニアリング投資差額 合計 19年 (4)当期及び前期に費用として認識した経常研究開発費はそれぞれ537,025百万ウォン及び452,589百万ウォ ンであり、このうち当期及び前期にそれぞれ395,238百万ウォン及び368,207百万ウォンは製造原価 141,787百万ウォン及び84,382百万ウォンは販売費及び一般管理費として処理されました。 次へ 141/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 11.担保提供資産及び支払保証の内訳 (1)担保提供資産 当期末及び前期末現在、連結会社が長・短期借入金等に関連して借入先等に担保として提供した資産の内訳は 次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 棚卸資産 担保設定金額 担保提供先 第43(当)期 第42(前)期 韓国輸出入銀行 27,000 - みずほ銀行他 223,873 220,732 建物及び構築物 産業銀行他 65,820 105,465 機械装置 国民銀行他 159,549 387,828 900 2,000 みずほ銀行他 41,711 53,898 売却可能証券(*1) 交換社債権者他 973,797 1,233,523 満期保有証券(*2) 慶尚北道庁 31,908 31,675 持分法適用投資株式 貸主団(債権団) 410,203 15,793 1,934,761 2,050,914 土地 短期金融商品 売上債権 産業銀行 合計 (*1)当期末現在、当社は売却可能証券のうち交換社債と関連してSKテレコム㈱ADR18,994,379株(2,110,486 株)を、第1次サムライ私募社債と関連してNippon Steel Corporation 103,951,000株を担保として提供して います。 (*2)当期末現在、当社は浦項製鉄所4投機場造成事業の原状回復履行保証と関連して慶尚北道庁に満期保有 証券として計上されている国公債のうち国庫債29,830百万ウォンとソウル都市鉄道公債1,978百万ウォンを担 保として提供しています。 142/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)第三者から提供された支払保証 当期末及び前期末現在、連結会社の外国借款と関連して第三者から提供された保証の内容は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 支払保証額 保証機関 通貨 第43(当)期 外貨金額 韓国産業銀行 EUR 第42(前)期 ウォン貨換算額 3,327,892 5,037 外貨金額 3,964,242 ウォン貨換算額 6,637 一方、連結会社は当期末現在、契約履行等と関連して韓国外換銀行等から1,593,649百万ウォンの保証の提供を 受けています。 143/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 12.短期債務 (1)短期借入金 当期末及び前期末現在、連結会社の短期借入金内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 借入先 年利率(%) 第42(前)期 通貨 通貨別金額 ウォン貨換算額 通貨別金額 ウォン貨換算額 [ウォン貨短期借入金] 運転資金 韓国輸出入銀行他 0.99 ∼ 7.61 小計 KRW 626,710 626,710 733,867 733,867 KRW 626,710 626,710 733,867 733,867 USD 163,126,018 [外貨短期借入金] 当座借越 運転資金 Bank of America他 新韓銀行他 0.50 ∼ 1.80 87,641,601 213,295 104,833 CNY 159,484,354 14,629,409 USD 3,241,259,377 1,192,237,238 JPY 46,424,820,531 40,030,261,210 CNY 2,031,945,272 1,876,379,123 MYR 229,446,223 171,400,734 VND 875,990,790,739 252,735,770,675 AUD 102,604,949 0.71 ∼ 17.00 50,000,000 4,998,365 2,387,101 THB 820,000,000 1,170,000,000 MMK 400,000,000 1,184,424,000 NTD 85,814,000 40,000,000 EUR 1,562,970 - PLN 8,068 - INR 312,328,428 - USD 3,404,385,395 1,279,878,839 JPY 46,424,820,531 40,030,261,210 CNY 2,191,429,626 1,891,008,532 MYR 229,446,223 171,400,734 VND 875,990,790,739 252,735,770,675 AUD 102,604,949 小計 50,000,000 5,211,660 2,491,934 THB 820,000,000 1,170,000,000 MMK 400,000,000 1,184,424,000 NTD 85,814,000 40,000,000 EUR 1,562,970 - PLN 8,068 - INR 312,328,428 - 144/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 区分 借入先 年利率(%) 通貨別金額 合計 第42(前)期 通貨 ウォン貨換算額 通貨別金額 ウォン貨換算額 KRW 626,710 733,867 USD 3,404,385,395 1,279,878,839 JPY 46,424,820,531 40,030,261,210 CNY 2,191,429,626 1,891,008,532 MYR 229,446,223 171,400,734 VND 875,990,790,739 252,735,770,675 AUD 102,604,949 THB 820,000,000 1,170,000,000 MMK 400,000,000 1,184,424,000 NTD 85,814,000 40,000,000 EUR 1,562,970 - PLN 8,068 - INR 312,328,428 - 145/454 5,838,370 50,000,000 3,225,801 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)1年以内返済予定長期借入金 当期末及び前期末現在、連結会社の1年以内返済予定長期借入金の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 借入先 年利率(%) 第42(前)期 通貨 通貨別金額 ウォン貨換算額 通貨別金額 ウォン貨換算額 [流動性社債] 公募社債等 - 1.55 ∼ 7.51 KRW 1,180,000 USD 543,100,000 JPY 79,000,000,000 減算:社債割引発行差金 加算:償還割増金 小計 212,000 2,941,300 90,000,000 317,084 (58,930) (219) 42,024 - 2,924,394 316,865 [流動性長期借入金] ウォン貨 長期借入 農協中央会他 1.00 ∼ 8.21 KRW 195,179 195,179 226,622 USD 51,362,344 138,000,000 JPY 4,067,628,600 10,401,835,976 VND - 2,443,430,595 MYR 5,409,167 CNY 1,059,632,000 - EUR 4,567,379 - PLN 768,000 - 226,622 金 外貨長期 韓国輸出入銀行他 0.55 ∼ 13.2 307,375 9,680,526 242,335 借入金 加算:現在価値割増調整 小計 2,651 - 505,205 468,957 [流動性外国借款] 流動性 NATIXIS 2.00 EUR 636,350 963 636,350 1,065 外国借款 合計 3,430,562 146/454 786,887 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 13.長期債務 (1)社債 当期末及び前期末現在、連結会社の社債内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 年利率 発行会社 種類 発行日 満期日 通貨 通貨別 ウォン貨 通貨別 ウォン貨 金額 換算額 金額 換算額 償還方法 (%) 第282回 5年満期 2006.03.28 2011.03.28 5.00 KRW 300,000 300,000 300,000 300,000 公募社債 一括償還 第283回 5年満期 2006.05.10 2011.05.10 5.00 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 公募社債 一括償還 第287回 5年満期 2007.05.11 2012.05.11 5.26 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 公募社債 一括償還 第288回 5年満期 2008.08.05 2013.08.05 6.52 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 公募社債 一括償還 第292回 5年満期 2009.01.20 2014.01.20 5.40 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 公募社債 一括償還 第294回 5年満期 2010.08.04 2015.08.04 4.81 KRW 500,000 500,000 - - 公募社債 一括償還 第296回 5年満期 2010.11.16 2015.11.16 4.38 KRW 500,000 500,000 - - 公募社債 一括償還 ㈱POSCO 第9次 7年満期 2006.06.28 2013.06.28 2.05 JPY 50,000,000,000 698,540 50,000,000,000 631,410 Samurai Bonds 一括償還 第1次 10年満期 2006.08.10 2016.08.10 5.88 USD 300,000,000 341,670 300,000,000 350,280 Euro Bonds 一括償還 3年満期 交換社債(*1) 2008.08.19 2011.08.19 - JPY 52,795,000,000 737,588 52,795,000,000 666,706 一括償還 6ヶ月 第1次 5年満期 2008.11.11 2013.11.11 TIBOR JPY 20,000,000,000 279,416 20,000,000,000 252,564 円建FRN 一括償還 +2.60 6ヶ月 第1次 3年満期 2008.12.29 2011.12.29 TIBOR JPY 50,000,000,000 698,540 50,000,000,000 631,410 サムライ私募 一括償還 +1.60 第1次 5年満期 2009.3.26 2014.3.26 8.75 USD 700,000,000 797,230 700,000,000 817,320 一括償還 グローバルファンド 第2次 10年満期 2010.10.28 2020.10.28 4.25 USD 700,000,000 797,230 - 一括償還 グローバルファンド 147/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 第42(前)期 年利率 発行会社 種類 発行日 満期日 通貨 通貨別 ウォン貨 通貨別 ウォン貨 金額 換算額 金額 換算額 償還方法 (%) 3ヶ月 第42回 3年満期 2008.03.27 2011.03.27 LIBOR USD 250,000,000 284,725 250,000,000 291,900 外貨公募社債 一括償還 +1.70 第43回 3年満期 2008.08.29 2011.08.29 7.51 KRW 200,000 200,000 200,000 200,000 ウォン貨公募社債 一括償還 3ヶ月 第44回 ㈱POSCO 3年満期 2008.09.29 2011.09.29 LIBOR JPY 3,000,000,000 41,912 3,000,000,000 37,885 外貨公募社債 一括償還 +2.60 建設 18ヶ月満期 第45-1回ウォン貨公 2009.2.19 2010.8.19 6.30 KRW - - 100,000 100,000 募社債 一括償還 第45-2回 3年満期 2009.2.19 2012.2.19 6.80 KRW 100,000 100,000 100,000 100,000 一括償還 ウォン貨公募社債 第46回 3年満期 2010.5.28 2013.5.28 4.80 KRW 150,000 150,000 - - ウォン貨公募社債 一括償還 第9回 3年満期 2007.11.19 2010.11.19 6.06 KRW - - 30,000 30,000 無保証社債 一括償還 第10回 3年満期 2008.06.27 2011.06.27 6.42 KRW 30,000 30,000 30,000 30,000 無保証社債 ㈱POSCO 一括償還 第11回 1年満期 2009.03.20 ICT 2010.03.19 5.58 KRW - - 10,000 10,000 一括償還 無保証社債 第12回 1年満期 2009.04.15 2010.04.15 5.58 KRW - - 10,000 10,000 一括償還 無保証社債 第13回 3年満期 2010.09.28 2013.09.28 4.32 KRW 50,000 50,000 - 一括償還 公募社債 第28回 3年満期 2007.04.27 2010.04.27 5.26 KRW - - 60,000 60,000 公募社債 一括償還 第29回 4年満期 2007.06.19 ㈱POSCO 公募社債 特殊鋼 第30回 2011.06.19 5.51 KRW 60,000 60,000 60,000 60,000 一括償還 3年満期 2010.04.15 2013.04.15 4.40 KRW 60,000 60,000 - - 公募社債 一括償還 第31回 3年満期 2010.10.19 2013.10.19 3.49 KRW 100,000 100,000 - - 公募社債 一括償還 ㈱POSCOヶム 3年満期 テック(旧㈱ 私募社債 2009.11.24 2012.11.24 6.08 KRW 50 50 50 50 一括償還 ポスレック) 第3回 ㈱ポスメイト 3年満期 2007.08.23 2010.08.23 6.55 KRW 無保証私募社債 - - 2,000 2,000 一括償還 148/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 第42(前)期 年利率 発行会社 種類 発行日 満期日 通貨 通貨別 ウォン貨 通貨別 ウォン貨 金額 換算額 金額 換算額 償還方法 (%) 3ヶ月 無保証 5年満期 2006.07.04 2011.07.04 CD+ KRW 70,000 70,000 70,000 70,000 私募社債(7回) 一括償還 0.23 無保証 6ヶ月 3年満期 外貨公募社債 2007.07.04 2010.07.05 LIBOR USD - - 90,000,000 105,084 一括償還 (8回) +0.29 無保証 3ヶ月 3年満期 外貨公募社債 2008.03.25 2011.03.25 TIBOR JPY 6,000,000,000 83,825 6,000,000,000 75,769 一括償還 +1.2 (9回) 3年満期 無保証公募社債 3年満期 2009.08.27 2012.08.27 国庫債 KRW 40,000 40,000 40,000 40,000 (10-1回) 一括償還 +0.79 5年満期 無保証公募社債 5年満期 2009.08.27 2014.08.27 国庫債 KRW 60,000 60,000 60,000 60,000 (10-2回) 一括償還 +0.69 5年満期 無保証公募社債 6年満期 2009.08.27 POSCO 2015.08.27 国庫債 KRW 70,000 70,000 70,000 70,000 (10-3回) 一括償還 +0.84 パワー㈱ 5年満期 無保証公募社債 7年満期 2009.08.27 2016.08.27 国庫債 KRW 50,000 50,000 50,000 50,000 (10-4回) 一括償還 +1.01 5年満期 無保証公募社債 8年満期 2009.08.27 2017.08.27 国庫債 KRW 60,000 60,000 60,000 60,000 (10-5回) 一括償還 +1.15 5年満期 無保証公募社債 9年満期 2009.08.27 2018.08.27 国庫債 KRW 60,000 60,000 60,000 60,000 (10-6回) 一括償還 +1.25 10年満期 無保証公募社債 10年満期 2009.08.27 2019.08.27 国庫債 KRW 60,000 60,000 60,000 60,000 (10-7回) 一括償還 +0.90 無保証公募社債 3年満期 2010.04.30 2013.04.30 3.77 KRW 70,000 70,000 - - (11回) 一括償還 6ヶ月 無保証外貨公募社債 10年満期 2010.07.02 2013.07.02 LIBOR USD (12回) 80,000,000 91,112 - 一括償還 +1.2 149/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 第42(前)期 年利率 発行会社 種類 発行日 満期日 通貨 通貨別 ウォン貨 通貨別 ウォン貨 金額 換算額 金額 換算額 償還方法 (%) 第3回無保証 3年満期 私募新株引受 2009.03.25 2012.03.25 5.00 KRW 15,000 15,000 - 一括償還 ソンジンジオ 権付社債 テック㈱ 第4回無記名式無保証 3年満期 私募新株引受 2009.07.21 2012.07.21 6.00 KRW 5,000 5,000 - 一括償還 権付社債 第3回無保証 3年満期 2009.2.26 2012.5.26 7.30 KRW 150,000 150,000 - - 社債 一括償還 第4回無保証 ㈱大宇イン 5年満期 2009.07.06 2014.07.06 3.25 USD 293,100,000 372,882 - - 転換社債(*2) 一括償還 ターナショナ ル 第5-1回 3年満期 2010.12. 1 2013.12. 1 4.43 KRW 200,000 200,000 - - 無保証社債 一括償還 3ヶ月 第5-2回 3年満期 2010.12. 1 2013.12. 1 LIBOR USD 100,000,000 113,890 - - 無保証社債 一括償還 +1.95 小計 10,298,610 減算:1年以内満期到来分 (2,941,300) (317,084) 減算:社債割引発行差金 (64,930) (70,449) 加算:社債割増発行差金 6,442 - 加算:社債償還割増金 11,138 10,067 7,309,960 6,854,912 合計 150/454 7,232,378 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (*1)当社が2008年8月19日にSKテレコム㈱ADRを交換対象として発行した海外交換社債の発行条件は次の通 りです。 発行日 2008.8.19 満期日 2013.8.19 利率 表示利率0% 額面価額 JPY52,795,000,000 発行価額 JPY52,424,229,136 償還割増金 JPY797,204,500(Put行使時及び満期償還時支払) 交換価格 JPY2,999.11/ADR 発行時交換権評価額 JPY2,867,605,334 当期末交換権評価額 JPY63,354,000 当期末交換対象 ADR18,994,379株 行使期間 call 満期日以前10営業日以前まで put 払込日から3年が経過した時点 当社はSPVのZeus(Cayman) Ltd.を通じてSKテレコム㈱ADRを交換対象とする交換社債を発行しました。一方、当 社は企業会計基準に基づき、この交換社債を当社が直接発行したものと見なして会計処理しました。 (*2) 従属会社の㈱大宇インターナショナルは2009年7月6日に額面価額USD300百万の無保証海外転換社債を 額面価額で発行し、同転換社債の満期は発行日から5年(2014年7月6日)であり、満期日に社債元金の111.27% (満期保障収益率:5.25%)を一括償還します。 同転換社債は発行日から2年(2011年7月6日)となる時点で社債権者の選択によって額面価額の104.16%で早 期償還が可能で、これにより当期中の1年以内返済予定長期借入金に振り替えられました。また同転換社債は㈱ 大宇インターナショナルに対する支配会社の変更等の事由が発生した場合にも社債権者の選択により早期償 還が可能で、発行日から3年が経過した日から㈱大宇インターナショナル株式の終値が20営業日連続転換価額 の130% 以上の場合、㈱大宇インターナショナルの選択によって早期償還が可能です。 一方、上記転換社債は2010年7月6日から2014年6月23日まで社債額面31,450ウォン当たり記名式普通株1株に転 換することができます。 151/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)長期借入金 当期末及び前期末現在、連結会社の長期借入金の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 年利率 種類 借入先 第42(前)期 通貨 (%) 通貨別金額 ウォン貨換算額 通貨別金額 ウォン貨換算額 [ウォン貨長期借入金] 代表融資金利 資源開発資金 韓国鉱物資源公社 KRW 55,114 55,114 55,114 55,114 KRW 35,488 35,488 20,405 20,405 (*1)-2.25 代表融資金利 エネルギー利用 ウリ銀行 合理化資金 (*1)-1.25 海外山林投資 山林組合中央会 1.50 KRW 746 746 - - 韓国産業銀行他 1.00 ∼ 10.48 KRW 1,536,887 1,536,887 537,418 537,418 支援資金 施設資金 減算:1年以内満期到来分 (195,179) 小計 (226,622) 1,433,056 386,315 [外貨長期借入金] 代表融資金利 成功払融資 韓国石油公社 (*2) USD 7,027,711 8,429 4,549,590 5,578 USD 323,800,000 368,776 - - USD 457,426,838 618,377,590 JPY 38,557,601,262 18,409,435,976 CNY 2,583,696,500 1,307,960,156 MYR 49,409,167 149,680,526 VND 2,338,613,695 (*1)-2.25 資源開発資金 韓国輸出入銀行 4.09 ∼ 4.50 (*3) 現地金融 韓国産業銀行他 0.55 ∼ 8.00 2,443,430,595 1,813,840 1,219,739 EUR 77,580,568 - INR 3,373,240,000 - AUD 69,358,457 - PLN 2,059,356 - CAD 12,276,632 - 減算:1年以内満期到来分 (307,375) (242,335) 小計 1,883,670 982,982 長期借入金 計 3,316,726 1,369,297 減算:現在価値割引調整 (22,176) 合計 3,294,550 1,369,297 (*1)国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。 (*2)成功払融資は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区及びナマンガン・チュスト鉱区ガス田探 査に関連して借り入れたものです。(注記15参照) (*3)該当資源開発資金はオーストラリアAPI鉄鉱石鉱山開発事業などに関連して借り入れたものです。 152/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期末及び前期末現在、当社の外国借款内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 種類 借入先 年利率(%) 第42(前)期 通貨 通貨別金額 ウォン貨換算額 通貨別金額 ウォン貨換算額 [外国借款] 施設資金 NATIXIS 2.00 EUR 3,327,892 5,037 減算:1年以内満期到来分 3,964,241 6,637 (963) 合 計 (1,065) 4,074 5,572 (4)当期末現在、連結会社の長期債務の年度別償還計画は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 日付 ウォン貨 外貨 長期借入金 長期借入金 社債(*) 外国借款 計 2011.1.1∼2011.12.31 2,983,324 195,179 307,375 963 3,486,841 2012.1.1∼2012.12.31 790,050 425,137 590,788 963 1,806,938 2013.1.1∼2013.12.31 2,582,268 309,291 483,958 963 3,376,480 2014.1.1∼2014.12.31 1,357,230 120,676 229,568 963 1,708,437 2015.1.1以降 2,638,900 577,952 579,356 1,185 3,797,393 合計 10,351,772 1,628,235 2,191,045 5,037 14,176,089 (*)社債償還割増金が含まれた金額です。 153/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 14.退職給付引当負債 当期及び前期において連結会社の退職給付引当負債の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 期首残額 第42(前)期 1,112,963 1,176,070 退職金支払額 (114,020) (144,007) 退職給付費用 376,970 79,186 58,180 1,714 1,434,093 1,112,963 その他調整(*) 期末残額 (*)その他調整には換算差異調整及び連結範囲調整等が含まれています。 15.偶発債務と約定事項 (1)当期末現在、連結会社及び持分法適用会社等のために提供した支払保証の内容は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 保証会社 被保証会社 保証提供先 POSCO Investment HSBC他 Co.,Ltd. POSCO-Vietnam Co,.Ltd. ㈱POSCO 韓国輸出入銀行他 POSCO Maharashtra Steel 韓国輸出入銀行 Private Limited BX STEEL POSCO Bank of China他 Cold Rolled Sheet Co.,Ltd. (旧、㈱ポスティール) ㈱POSCO AST USD 477,000,000 543,255 MYR 240,000,000 88,644 CNY 630,000,000 108,675 USD 230,000,000 261,947 JPY 4,806,750,000 67,154 USD 69,000,000 78,584 USD 11,760,000 13,394 CNY 48,744,470 8,408 換算額 Comerica Bank USD 25,000,000 28,473 ㈱泰岐山風力発電 産業銀行 KRW 7,500 7,500 韓国輸出入銀行 USD 20,000,000 22,778 USD 75,500,000 85,987 Corporation ㈱POSCO P&S 保証金額 United Spiral Pipe, LLC International Business Cneter ㈱POSCO建設 ウォン貨 通貨 POSCO E&C Vietnam Co., Ltd. 韓国輸出入 (旧、POSLILAMA E&C Co., Ltd) 銀行他 ㈱ピーエスアイビー ハナ銀行他 KRW 360,000 360,000 忠州企業都市㈱ 農協中央会 KRW 28,226 28,226 ㈱大宇エンジニアリング - USD 445,400,000 507,266 POSCO Canada Ltd. ハナ銀行 USD 12,484,500 14,219 ㈱デミョンTMS ウリ銀行等 KRW 27,500 27,500 154/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 保証会社 保証提供先 通貨 保証金額 DMSA, AMSA 韓国輸出入銀行等 USD 121,340,000 138,194 POSCO-Indonesia Jakarta POSCO Invest ent Processing Center, PT Co., Ltd. USD 1,000,000 1,139 KEB NY 他 USD 5,105,000 5,814 SHB EUR 890,300 1,348 SBJ他 JPY 2,450,000,000 34,228 SCB他 USD 14,495,000 16,508 Credit Agricole EUR 27,989,750 42,365 Daewoo Cement (Shandong) 韓国輸出入銀行 USD 34,804,477 39,639 Co., Ltd. ChinaConstruction CNY 80,000,000 13,801 韓国輸出入銀行 USD 33,250,000 37,868 ハナ銀行(中国) USD 2,800,000 3,189 POSCO-JKPC Co., Ltd. みずほ銀行他 JPY 2,297,600,000 32,099 POSCO-JNPC Co.,Ltd. みずほ銀行他 JPY 3,390,000,000 47,361 POSCO-JOPC Co.,Ltd. みずほ銀行他 JPY 2,922,500,000 40,830 POSCO-JYPC Co., Ltd. みずほ銀行他 JPY 2,907,150,190 40,615 POSCO MPC S.A. de C.V. BOTM USD 70,600,000 80,406 POSCO-Malaysia SDN.BHD. HSBC他 MYR 115,011,101 42,479 POSCO-Mexico Co,.Ltd. HSBC USD 170,000,000 193,613 HSBC EUR 10,600,000 16,044 Standard Chartered USD 42,000,000 47,834 CNY 630,000,000 108,675 USD 295,000,000 335,976 USD 1,875,000 2,135 USD 12,500,000 14,236 Daewoo International (America) Corp. Daewoo International Deutschland GmbH Daewoo International Japan ㈱大宇 Corp. インターナショナル Daewoo International Singapore Pte. Ltd. Bank 他 Daewoo Textile Bukhara LLC Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd. POSCO-Japan Co.,Ltd. POSCO Investment Co.,Ltd POSCO Poland Wroclaw Steel Processing Center Co.,Ltd. Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. Bank of China 他 POSCO China Holding POSCO SeAH Steel Wire POSCO Investment Corp. (Nantong) Co., Ltd. Co., Ltd. Daewoo (China) Co., Ltd. ウォン貨 被保証会社 SHANGHAI LANSHENG DAEWOO CORP. 交通銀行株式有限会 社上海市南支行 155/454 換算額 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 保証会社 Daewoo Textile Fergana LLC ウォン貨 被保証会社 保証提供先 通貨 Daewoo Textile Bukhara LLC NBU UZS 6,519,620 KRW 423,226 CNY 1,388,744,470 EUR 39,480,050 JPY 18,774,000,190 MYR 355,011,101 USD 2,170,913,977 UZS 6,519,620 合計 保証金額 換算額 5 3,588,411 一方、前期末現在、連結会社及び持分法適用会社等のために提供した支払保証金額は2,103,286百万ウォンで す。 (2)当期末現在、その他会社等のために提供した支払保証の内容は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 保証会社 被保証会社 保証提供先 通貨 保証金額 ウォン貨換算 ㈱POSCO Zeus(Cayman) Ltd. 債権者 JPY 52,795,000,000 737,588 釜山民楽1区域㈱ 国民銀行 KRW 34,781 34,781 龍山4区域組合 農協 KRW 3,000 3,000 ㈱POSCO P&S GIPI Qutar National Bank他 USD 12,000,000 13,667 (旧、㈱ポスティー アジア特殊鋼 The Yamaguchi Bank他 JPY 2,700,000,000 37,721 ル) Sebang Steel The Bank of Fukuoka, Ltd. JPY 245,000,000 3,423 ㈱POSCOプレンテック ㈱漢拏電工等 新韓銀行等 KRW 112,970 112,970 ㈱POSCOICT 全農ペウムトチキミ㈱他 東北アインプラサモ他 KRW 1,338,175 1,338,175 ピョンサンエスアイ㈱ ソウル保証保険 KRW 748 748 エキスポアパート賃借人 国民銀行 KRW 387,849 387,849 ㈱セン構造研究所 ヨンドン建設㈱他 KRW 117 117 ㈱大宇 現代エンジニアリング㈱ 三星物産㈱他 KRW 63,636 63,636 エンジニアリング ㈱サムジン太陽光エネル ハナ銀行 KRW 81,393 81,393 韓国輸出入銀行 USD 5,995,539 6,828 韓国輸出入銀行 USD 40,279,361 45,874 KRW 2,022,669 USD 58,274,900 JPY 55,740,000,000 ㈱POSCO建設 ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョン P&A) ㈱ピーエイチピー ギー他10社 Sherritt International ㈱大宇インターナショ Corporation ナル Ambatovy Project Investments Ltd. 合計 一方、前期末現在、その他会社等のために提供した支払保証金額は984,063百万ウォンです。 156/454 2,867,770 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)オペレーティングリース契約 連結会社はMacquarie Capital KOREA等とオペレーティングリース契約を締結していますが、当期において同 リース契約と関連して支払われたリース料は12,116百万ウォンで、今後支払うリース料は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 年 度 金 額 2011年 10,552 2012年 6,919 2013年 3,886 2014年 317 2015年 71 2016年以降 1 合 計 21,746 157/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)係争中の訴訟事件 当期末現在、連結会社が被告として係争中の主要訴訟事件は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 区分 ㈱POSCO ㈱POSCO建設 原告 訴訟金額 訴訟内容 退職職員他 8,035 非正規職の退職職員の自社株返還請求訴訟等12件 韓国開発金融㈱他 73,205 ㈱サムジンライン他 1,817 輸出入業務に関連する損害賠償請求訴訟等3件 ㈱NRT他 1,324 下請け関連物品代金に関連する訴訟等6件 ソンホ市場プロジェクト保証債務金の請求訴訟等47 件 ㈱POSCO P&S (旧、㈱ポスティール) ㈱POSCOICT ㈱POSCOプレンテック ㈱太陽精工他 488 ㈱大宇エンジニアリング ㈱韓進重工業他 5,494 ソンジンジオテック㈱ ビジョン産技㈱ 332 工事代金請求訴訟等2件 襄陽空港漁業被害求償金の請求訴訟等8件 4大保険料の支払要請訴訟 Industrial 大宇インターナショナル㈱ Development Bank of 1,274 保証債務履行訴訟等12件 India 他 ㈱POSCO NST ㈱ジョンウEMC 285 POSCO E&C Hawaii Inc. 入居者代表会議 900 POSCO E&C China Co.,Ltd 北京ラムチョン建築工 (旧:POSCO E&C Beijing) 程㈲ 654 設備代金の請求訴訟 コンドミニアム入居者代表会議の瑕疵補修及び補償 金請求訴訟 下請既成支払に関連する送金証憑真偽立証訴訟 当期末現在においては上記訴訟事件の最終結果を予測できませんが、連結会社の経営者は上記訴訟の結果が連 結会社の営業や財務状態に及ぼす影響は大きくないと判断しています。 (5)当社は主要原材料の鉄鉱石、石炭、ニッケル、クロム及びステンレススチール等に対して長期購買契約を締 結しています。当社の長期購買契約期間は約3年以上で、購買価格は毎年市場価格の変動によって調整さ れています。当期末現在、長期購買契約によって今後購買可能な残量は鉄鉱石308百万トン、石炭52百万ト ンです。 (6)当社は操業用及び発電用主要燃料のLNGに対してインドネシアタングLNGコンソーシアム(Tangguh LNG) と長期購買契約を締結しています。購買契約期間は2005年8月から20年で、購買物量は年間55万トンです。 購買価格は毎月の基準原油価格(日本JCC)の変動によって調整され、基準原油価格が一定水準より上が ればceiling価格が適用されます。 (7)当期末現在、当社は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区ガス田探査と関連してUSD6.86百万、ナ マンガン-チュスト鉱区ガス田探査と関連してUSD3.54百万限度の成功払融資外貨長期借入約定を締結し ています。上記借入金は鉱区探査に失敗した場合は融資元利金の全部または一部を減免されることとな 158/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 り、成功時には事業収益金のうち一定金額の特別負担金を負担するよう約定しています。 159/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (8)その他重要な偶発債務及び約定事項 当期末現在、連結会社のその他重要な偶発債務及び約定事項の関連内訳は次の通りです。 会社名 ㈱POSCO 内訳 ウリ銀行他6行と200,000百万ウォンを限度とする当座借越約定を締結してい ます。また、企業銀行他4行と770,000百万ウォンを限度とする購買カード約定 を締結しており、ウリ銀行と150,000百万ウォン限度のウォン貨一般短期借入 約定を締結しています。 ウリ銀行他13行とL/C開設、D/A及びD/P取引等のためにUSD1,000百万を限度と する貿易金融約定を締結しており、またUSD1,300百万を限度とする外貨短期 借入約定を締結しています。 D/A条件等による輸出債権として割引いたものの、満期が到来していない金額 はUSD194百万です。 ㈱POSCO建設 同種取引業者間で施工保証をしていますが、三星物産㈱とナムグァン土建㈱ に施工保証した金額は3,688,900百万ウォンで、三星物産㈱とSK建設㈱が施行 保証または施工社の借入金等に対して支払保証した金額は1,743,914百万 ウォンです。 ウリ銀行等と260,000百万ウォン及びUSD308百万、韓国外換銀行と5,300百万 ウォンの包括与信限度約定を締結しています。 各種契約及び保証、借入金と関連して白地小切手11枚、白地手形11枚と61,704 百万ウォンの手形6枚が大韓住宅保証㈱等に担保及び見返担保用として提供 されています。 青羅国際業務タウンの建設出資者として株主間の協約により約定されたコー ルオプションを外国人出資者及び財務出資者は建設出資者から建設出資者自 身の保有株式を一定条件で買収するプットオプションを相互付与しました。 ㈱POSCO建設は上記オプション契約に関連してPangaea Bluehil B.V及び韓国 スタンダードチャータード第一銀行(以下“財務的出資者”)の保有持分に 対するリスクと効果が建設出資者らにあるため、有価証券担保付借入取引と して会計処理しました。これにより当期に当社は持分法適用投資株式及び借 入金41,741百万ウォン及び支払利息4,944百万ウォンを計上しました。 PF(Project Financing)と関連して施行社の借入のために金融機関に 1,136,938百万ウォンの債務引受約定を提供しています。また、報告期間終了 日現在、再開発/再建築組合事業費貸付及び土木/SOC事業に対して70,464百万 ウォンの債務引受保証を提供しており、安定的な事業進行が必要な事業者に 対して支払補充約定を締結しています。また分譲契約者の中途金貸付36,856 百万ウォンに対して支払保証を提供しています。 160/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 内訳 ㈱POSCO P&S ハナ銀行等にウォン貨及び外貨与信(輸入信用状、手形割引約定、D/A及びD/P (旧、㈱ポスティー 取引等)と関連して635,210百万ウォンの与信限度約定を締結しており、未使 ル) 用限度残額は283,644百万ウォンです。 POSCO鋼板㈱ 新韓銀行等とウォン貨及び外貨与信、手形割引約定に関連して102,900百万 ウォン及びUSD50百万の与信限度約定を締結しており、未使用限度残額は 75,000百万ウォン及びUSD0.5百万です。 ㈱POSCOICT 一覧払い輸入信用状開設に関連して、外換銀行からUSD28百万、農協からUSD30 百万(計USD 58百万)を限度として外貨支払保証の提供を受けています。ま た外換銀行と1,500百万ウォンの法人カード使用約定を締結しています。 POSCO特殊鋼㈱ ウリ銀行他4行から230,000百万ウォンを限度に電子方式売掛債権担保貸付約 定を締結しており、当期末現在の使用額は141,388百万ウォンです。 ウリ銀行他7つの金融機関からUSD55百万と165,000百万ウォンのL/C限度約定 及びウォン貨貸付限度約定をそれぞれ締結しており、当期末現在のL/C使用額 はUSD3.8百万で、ウォン貨貸付使用額はありません。 ㈱POSCO TMC 国民銀行他3行と購買資金貸付として65,000百万ウォン限度の約定を、ハナ銀 行他2行と6,100百万ウォンの売掛債権担保貸付約定を締結しています。 POSCOパワー㈱ 国民銀行他3行と89,008百万ウォン及びUSD70百万を限度とする与信約定を締 結しており、当期末現在、使用額は39,397百万ウォン及びUSD21百万です。 発行された転換償還優先株は発行日から7年が経過した日の翌日から償還要 求が可能で、償還要求がある場合、投資元金200,000百万ウォンと年利4.89%の 合計額を償還要求があった日から60日以内に現金償還するよう約定されてい ます。 複合火力発電所1∼4号機で生産される電力の全量を韓国電力公社との長期需 給契約によって韓国電力公社に供給しています。POSCOパワー㈱が供給する電 力の価格は上記契約に基づいて電力生産原価と電力生産設備投資に対する一 定報酬率及び関連費用等を補償する方法で決定されます。 韓国電力公社に電力供給履行担保等のためにソウル保証保険㈱から40,673百 万ウォンの支払保証の提供を受けています。 ㈱大宇 韓国シティ銀行等と40,000百万ウォンを限度とする一般資金貸付及び購買 エンジニアリング カード約定、60,000百万ウォンを限度とする購買カード約定を締結していま す。また外換銀行と外貨支払保証、先物為替及び信用状開設に関連して 600,000百万ウォンの包括与信限度約定を、ウリ銀行と外貨支払保証に関連し てUSD8.9百万の約定を締結しています。 161/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 内訳 ㈱大宇インターナショ 分割前、㈱大宇は2000年7月22日株主総会を通して存続会社及び貿易部門と建 ナル 設部門を担当する2社の新設会社に分割する契約案を承認し、2000年12月27 日、㈱大宇の貿易部門から㈱大宇インターナショナルに分割して設立されま した。分割計画書上、新設会社の㈱大宇インターナショナルと㈱大宇建設は新 設会社に移転されなかった㈱大宇の他の債務に対して返済する義務を負わな いこととなっています。 分割前、㈱大宇は債権者及び保証債権者に異議申し立ての如何を催告し、その 結果、企業改善約定に加入しない国内債権者及び外国債権者など一部債権者 が異議を申し立て、㈱大宇は異議を申し立てた該当債権者等の関連借入金の うち一部を分割した新設会社の㈱大宇インターナショナルと㈱大宇建設の借 入金として計上または保証債務として承継して分割を実施しました。しかし これは該当債権者との完全な合意または同意に基づいて行われたものではあ りません。 これにより当期末現在、㈱大宇インターナショナルは異議申立て如何による 偶発債務の発生可能性と一部債権者との既存合意結果など現在利用可能な情 報に基づいて該当債権者の債務のうち連結会社が負担すべき金額を合理的に 推定したところ、77,337百万ウォンをその他非流動負債勘定として財務状態 表に反映しました。 ウリ銀行等と10,100百万ウォン限度の当座借越約定を締結しており、当期末 現在、当座借越残額はありません。また、当期末現在、ウリ銀行等とL/C開設等 のためにUSD 4,188百万ウォンを限度とする約定を締結しています。 当期末現在、㈱大宇インターナショナルが発行した51枚の白地手形が契約履 行保証等と関連して韓国石油公社等の見返担保として提供されています。 ㈱POSCOエイエス 当期中に売却した売上債権USD 951,479及び2,229百万ウォンは当期末現在、 ティー 満期が到来しておらず、当期報告期間終了日以降に償還義務が発生する可能 性があります。 外換銀行等と141,000百万ウォンを限度とする一般資金貸付等の約定を締結 しており、輸入信用状発行等に関連してUSD10百万の約定を締結しています。 ソンジンジオテック㈱ 会社は韓国輸出入銀行の借入金及び支払保証限度まで工事関連輸出目的物と 将来発生する売上債権に対して53,822百万ウォンの譲渡担保契約を締結して おり、原資材Plateを担保として提供しています。 新韓銀行等と実行された借入金及び貿易金融、Usance等を含めて463,594百万 ウォンの借入約定を締結しており、393,181百万ウォンの支払保証限度約定及 び売掛債権担保貸付(限度36,000百万ウォン)及び電子支払手形発行約定 (限度40,000百万ウォン)を締結しています。また新韓銀行とデリバティブ 商品限度約定113,387百万ウォンを締結しています。 162/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 内訳 POSCO America 当期末現在、Bank of America等とUSD140百万を限度とする借入約定を締結し Corporation ており、当期末現在の使用額はUSD111百万です。 POSCO Asia Co.,Ltd. 当期末現在、Bank of America, CITI bank, HSBC等とUSD410百万を限度とす る輸出入支援貿易金融約定を締結しており、当期末現在、使用額はUSD295百万 です。 Zhangjiagang Pohang 当期末現在、Bank of China等とCNY7,446百万及びUSD335百万を限度とする借 Stainless Steel Co., 入約定を締結しています。 Ltd. Qingdao Pohang 当期末現在、中国工商銀行等とUSD450百万、USD40百万の信用借入限度を保有 Stainless Steel Co., しており、当期末現在の与信使用額はUSD19百万です。 Ltd. POSCO(Suzhou) 当期末現在、中国農業銀行等とUSD91.7百万を限度とする借入約定を締結して Automotive Processing おり、当期末現在の使用額はUSD57百万です。 Center Co.,Ltd. POSCO Japan Co.,Ltd. 当期末現在、みずほ銀行等の金融機関とJPY65,800百万を限度とする借入約定 を締結しており、当期末現在の使用額はJPY44,375百万です。 POSCO-Foshan Steel 当期末現在、USD170百万を限度に借入約定を締結しており、当期末現在の使用 Processing Center 額はUSD32百万です。 Co.,Ltd. VSC POSCO Steel 当期末現在、SC第一銀行等とUSD77百万を限度に与信約定を締結しており、当 Corporation 期末現在、使用額はUSD 15百万です。 POS-Tianjin Coil 当期末現在、HSBC等とCNY 130百万及びUSD12百万を限度に与信約定を締結し Center Co., Ltd. ており、当期末現在、使用額はCNY 65百万及びUSD7百万です。 POSCO(Guangdong) 当期末現在、HSBC他5行とUSD 137百万の借入約定を締結しており、当期末現 Coated Steel Co., 在、使用額はUSD 50百万です。 Ltd. 16.デリバティブ (1)連結会社は特定リスクによる資産、負債及び確定契約の公正価額変動リスクを相殺するためにデリバティ ブを利用するか、もしくは特定リスクによる資産、負債及び予想取引の将来キャッシュ・フロー変動リス クを相殺するためにデリバティブを利用しており、リスクヘッジ会計の適用要件を満たす場合にはリス クヘッジ会計を適用して会計処理し、同要件を満たせない場合には売買目的に分類して会計処理してい ます。 163/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期における連結会社のデリバティブによる評価損益及び取引損益内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 会社名 デリバティブ 種類 通貨先渡 ㈱POSCO 取引目的 取引金融 機関 評価損益 取引損益 当期損益 当期損益 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 売買目的 ウリ銀行他 - - 26,737 14,177 交換社債発行 社債投資者 1,248 7,065 - - HSBC他 13,057 10,659 10,515 12,527 (6,736) (4,322) 内在デリバティ ブ(交換権) (*) 通貨先渡 ㈱POSCO建設 金利スワップ 確定契約評価 公正価額 リスクヘッジ キャッシュフロー リスクヘッジ 公正価額 リスクヘッジ ㈱POSCO P&S (旧、㈱ポス 通貨先渡 売買目的 ティール) 売却合成 オプション POSCO鋼板㈱ 売買目的 Calyon他 (1,509) (28,045) - (16,385) (34,328) ㈱韓国SC 第一銀行 ㈱韓国SC 第一銀行他 - (352) - 70 23 (41) - 5,145 3,561 - - - 2,150 - - - (1,270) (62) - (13) - 6 90 211 - - - 969 (6,935) キャッシュ・フ 非デリバティブ ローリスクヘッ シティ銀行 ジ゛ ㈱POSCOプラン テック(旧、浦 通貨先渡 売買目的 通貨先渡 売買目的 通貨先渡 売買目的 通貨先物 売買目的 鉄産技㈱) ㈱POSCOエイア ンドシー建築士 事務所 POSCO 特殊鋼㈱ 韓国外換 銀行他 韓国外換 銀行 ㈱韓国SC 第一銀行 - ㈱POSCOエム テック(旧、㈱ サムジョン ウリ銀行他 P&A) 164/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 デリバティブ 取引目的 種類 通貨先渡 POSCO パワー㈱ 売買目的 金利スワップ 取引金融 機関 農協中央会 他 キャッシュフロー Calyon Bank リスクヘッジ 他 みずほ銀行 通貨スワップ 売買目的 通貨先渡 売買目的 通貨先渡 売買目的 ㈱POSCO AST 通貨先渡 売買目的 ハナ銀行 ㈱デミョンTMS 通貨先渡 売買目的 金利スワップ 売買目的 ㈱POSCO TMC ㈱大宇エンジニ アリング ソンジンジ オテック㈱ ㈱大宇インター ナショナル POSCO Austrailia Pty. Ltd. 通貨オプション 通貨先渡 公正価額 リスクヘッジ オプション 当期損益 当期損益 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 - 10,735 (10,215) 5,251 (18,670) - (509) - - - 3,528 - - 2,475 354 512 (31) - 62 - ウリ銀行 (8) - (31) - 新韓銀行 (154) - - - - - 9,810 - 8,733 - 1,639 - (31,945) - (33,493) - 韓国シティ 銀行 ウリ銀行 リスクヘッジ 銀行他 売買目的 取引損益 - 他 韓国産業 リスクヘッジ 株式買収 農協中央会 公正価額 公正価額 商品先物 他 評価損益 TOYOTA 他 MML 合計 (32) - 9,295 - (23,991) (43,245) 15,288 - (7,284) - 10,182 (*)当社は2008年8月19日に発行した交換社債に関連して投資者に付与された交換権が内在デリバティブの 要件を充足していると判断し、同交換権に対してデリバティブ会計処理を適用しました。この交換権の当期末 評価額は885百万ウォン(JPY63,354,000)、前期末現在の評価額2,133百万ウォン(JPY168,994,000)がその 他の非流動負債に含まれています。 165/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 17.株式基準報酬 (1)当社は2001年7月23日(1次)、2002年4月27日(2次)、2002年9月18日(3次)、2003年4月26日(4次)、 2004年7月23日(5次)及び2005年4月28日(6次)にわたり当社役員に差額補償型ストック・オプション を付与しましたが、その内訳は次の通りです。 ① ストック・オプションとして付与した株式の種類:記名式普通株式 166/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 付与株式総数、一株当り行使価格、行使可能期間 区分 1次 2次 3次 4次 5次 6次 計 変更前(*) 付与株式数 498,000株 60,000株 22,000株 141,500株 218,600株 90,000株 98,400ウォン 135,800ウォン 115,600ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン 453,576株 55,896株 20,495株 135,897株 214,228株 90,000株 970,092株 19,409株 - - - - - 19,409株 行使株式数 434,167株 55,896株 20,495株 134,106株 144,964株 64,000株 855,419株 残余株式数 - - - - 69,264株 26,000株 95,264株 98,900ウォン 136,400ウォン 116,100ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン 行使価格 1,030,100株 変更後(*) 付与株式数 付与取消 株式数 行使価格 行使 2003.7.24∼ 2004.4.28∼ 2004.9.19∼ 2005.4.27∼ 2006.7.24∼ 2007.4.29∼ 可能期間 2008.7.23 2009.4.27 2009.9.18 2010.4.26 2011.7.23 2012.4.28 (*)当社は2003年4月26日、2003年10月17日、2004年10月22日の取締役会決議に基づいて、すでに付与(1次、2 次、3次、4次及び5次)されたストック・オプションに対して利益消却等の理由で付与株式数及び行使価格を調 整しました。 (2)ストック・オプションの付与によって当期まで費用(あるいは収益)として認識した金額は次の通りで す。 (単位:百万ウォン) 区分 前期までに認識した報酬費用 当期に認識した報酬費用 合計 1次 2次 3次 4次 5次 6次 59,945 10,780 6,071 31,896 81,239 31,694 221,625 - - - (7,533) (2,871) (10,436) 59,945 10,780 6,071 73,706 28,823 211,189 (32) 31,864 計 (3)当期末及び前期末現在、未払費用として計上した株式報酬関連負債はそれぞれ30,057百万ウォン及び 55,141百万ウォンです。 167/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 18.資本金 当社が発行する株式の総数、発行した株式の数及び一株当り金額はそれぞれ200,000,000株、87,186,835株及び 5,000ウォンです。 当社は株主に割り当てる利益として関係法令が定めるところによって取締役会の決議により当社の株式を消 却できるようにしています。当社は当期末まで4回にわたり記名式普通株式9,293,790株を取締役会決議に基づ いて株主に割り当てる利益として消却しました。 当期末現在、海外取引所で取引されている当社の株式預託証書(ADR)は合計67,255,792株(普通株式数: 16,813,948株)です。 当社の資本金は数回にわたる有・無償増資等を経て当期末現在482,403百万ウォンになりました。但し、利益消 却により消却株式を除外した発行株式の額面総額は435,934百万ウォンで、資本金の金額とは異なります。 19.連結資本剰余金 当期末及び前期末現在、連結会社の連結資本剰余金の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 株式発行超過金 再評価積立金 その他資本剰余金 合計 次へ 168/454 第42(前)期 463,825 463,825 3,224,770 3,224,770 722,423 757,437 4,411,018 4,446,032 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 20.連結資本調整 (1)当期末及び前期末現在、連結会社の連結資本調整の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 自己株式 第42(前)期 (2,403,263) その他資本調整 (2,403,263) 561 合計 (7,405) (2,402,702) (2,410,668) (2)当期末及び前期末現在、取締役会決議によって株価安定等の目的で資本調整に計上している当社保有の自 己株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 第42(前)期 保有株式数(株) 帳簿価額 帳簿価額 自己株式 7,792,072 1,662,068 1,662,068 特定信託 2,361,885 741,195 741,195 合計 10,153,957 2,403,263 2,403,263 当期末現在、商法上の規定によって当社が保有中の自己株式は議決権が制限されています。 21.連結利益剰余金 当期末及び前期末現在、連結会社の利益剰余金の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 Ⅰ.法定積立金 利益準備金(*) 241,202 241,202 税法上積立金 任意積立金 241,202 241,202 Ⅱ.任意積立金 事業再構築費用積立金 第42(前)期 27,000,027 24,407,024 918,300 918,300 1,128,333 720,000 24,953,394 22,768,724 Ⅲ.未処分利益剰余金 合計 4,154,241 3,287,500 31,395,470 27,935,726 (*) 商法上、当社は資本金の50%に達する時まで決算期ごとに金銭による利益配当額の10%以上を利益準備金 として積み立てるよう規定しています。同利益準備金は現金で配当することができず、株主総会の決議によっ て繰越欠損金の補填及び資本繰入としてのみ使用することができます。 169/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 22.配当金 (1)当期及び前期の配当金の計算内訳は次の通りです。 ① 中間配当(配当基準日:2010年及び2009年6月30日) (単位:株、ウォン) 区分 株式の種類 第43(当)期 総株式数 第42(前)期 87,186,835 87,186,835 10,153,957 10,616,919 配当される株式数 77,032,878 76,569,916 一株当り額面金額 5,000 5,000 50% 30% 192,582,195,000 114,854,874,000 保有自己株式数 記名普通株 額面配当率 金額 ② 期末配当 (単位:株、ウォン) 区分 株式の種類 第43(当)期 総株式数 第42(前)期 87,186,835 87,186,835 10,153,957 10,153,957 配当される株式数 77,032,878 77,032,878 一株当り額面金額 5,000 5,000 額面配当率 150% 130% 577,746,585,000 500,713,707,000 保有自己株式数 記名普通株 金額 170/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期の配当性向(中間配当含む)の計算内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 第43(当)期 配当金 当期純利益 第42(前)期 770,328,780,000 615,568,581,000 4,181,285,239,197 3,218,424,518,465 18.42% 19.13% 配当性向 (3)当期及び前期の配当収益率の計算内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 一株当り配当金 10,000 8,000 決算日終値 487,000 618,000 配当収益率 2.05% 1.29% 23.債権の現在価値評価及び債権調整 当期末現在、連結会社の長期延払い条件等により現在価値で評価した債権に対する評価内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 勘定科目 会社名 長期未収金 ㈱光陽企業 名目価額 209 小計 大田サンブアパート列併合事業他 長期性売上債権 鵲田洞韓信APT住民 Essar Project 現在価値 割引調整 帳簿価額 (%) 198 209 11 198 13,712 760 12,952 2016年 5.20 145 20 125 2012年 5.90 81,173 5,918 75,255 2012年 7.90 95,030 6,698 88,332 合計 95,239 6,709 88,530 2012年 割引率 11 小計 171/454 満期 7.10 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 24.外貨建資産及び負債 当期末及び前期末現在、連結会社の外貨建資産及び負債の内訳は次の通りです。 ① 外貨建資産 (外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン) 勘定科目 通貨区分(*2) 第43(当)期 外貨金額 第42(前)期 ウォン貨換算額 外貨金額 ウォン貨換算額 USD 346,430 394,549 362,217 422,925 現金及び現金性資産 JPY 348,701 4,872 502 6 /長・短期金融商品 EUR 4,011 6,071 882 1,477 海外連結会社 1,033,538 1,177,097 723,876 845,198 USD 1,440,400 1,640,471 448,193 523,310 JPY 6,449,198 90,100 5,552,183 70,114 EUR 162,932 246,614 38,941 65,198 2,240,818 2,552,067 1,075,209 1,255,413 USD 99,587 113,420 14,023 16,373 JPY 11,144 156 8,879 112 EUR 279 422 - - 海外連結会社 101,415 115,501 82,694 96,552 USD 89,428 101,850 849 991 海外連結会社 736,056 838,294 481,875 562,637 USD 8,932 10,173 - - 海外連結会社 1,849 2,106 71 82 海外連結会社 678,525 772,772 405,168 473,075 USD 1,818 2,071 361 422 EUR 135 205 135 226 8,509 9,690 6,526 7,619 売上債権 海外連結会社 未収金 長・短期貸付金 長期性売上債権 売却可能証券/ 満期保有証券(*1) 保証金 海外連結会社 合計 USD 1,986,595 JPY 6,809,043 EUR 167,357 海外連結会社 4,800,710 825,643 8,078,501 5,561,564 39,958 4,341,730 2,775,419 (*1)満期保有証券は額面価額です。 (*2)USDはUSD、JPY、EUR以外の通貨をUSDに換算した金額が含まれており、海外連結会社の外貨金額もUSDに一 括調整して集計したものです。 172/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 外貨建負債 (外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン) 勘定科目 仕入債務 通貨区分(*2) 未払費用 外貨金額 ウォン貨換算額 1,448,898 357,303 417,187 JPY 3,669,833 51,271 1,972,372 24,908 EUR 83,306 126,092 40,581 67,944 1,945,915 2,216,202 883,962 1,032,114 USD 103,901 118,333 45,841 53,524 JPY 703,572 9,829 420,914 5,315 EUR 19,585 29,644 3,396 5,686 海外連結会社 79,576 90,630 44,249 51,666 USD 10,934 12,452 1,479 1,727 JPY 198,028 2,767 137,450 1,736 EUR 4,460 6,750 - - 156,473 178,208 29,795 34,789 USD 1,311,607 1,493,789 435,784 508,821 JPY 646,092 9,026 - - EUR 60,053 90,896 - - 3,091,405 3,520,801 1,984,096 2,316,630 USD 9,067 10,327 39,148 45,709 JPY - - 372,553 4,705 EUR 23 34 11,827 19,802 9,101 10,365 1,614 1,885 海外連結会社 預り金 ウォン貨換算額 1,272,190 海外連結会社 短期借入金 外貨金額 第42(前)期 USD 海外連結会社 未払金 第43(当)期 海外連結会社 社債(流動性 USD 2,457,405 2,798,739 1,340,000 1,564,584 含む)(*1) JPY 181,794,972 2,539,821 182,592,205 2,305,811 USD 568,257 647,188 64,550 75,369 長期借入金 JPY 16,997,747 237,472 285,686 3,608 (流動性含む) EUR 85,553 129,493 - - 1,412,963 1,609,224 1,103,630 1,288,598 EUR 3,328 5,037 3,964 6,637 USD 5,733,361 JPY 204,010,244 EUR 256,308 海外連結会社 外国借款 (流動性含む) 合計 海外連結会社 6,695,433 173/454 2,284,105 17,393,288 185,781,180 59,768 4,047,346 9,838,755 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (*1)外貨社債は額面価額です。 (*2)USDはUSD、JPY、EUR以外の通貨をUSDに換算した金額が含まれており、海外連結会社の外貨金額もUSDに一 括調整して集計したものです。 25.法人税費用 (1)連結会社の当期及び前期における法人税費用算出内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 当期法人税負担額(*) 一時差異による繰延税金変動額 繰越税額控除等による繰延税金変動額 資本に直接反映された法人税費用 未実現損益等に対する税効果 法人税費用 第42(前)期 1,139,085 576,303 313,835 475,187 35,291 (309,942) (306,123) (229,701) (69,192) 24,149 1,112,896 535,996 (*)法人税確定申告時に発生する法人税還付額(追納額)は法人税負担額に加減しています。 (2)当期及び前期の税引前純利益と法人税費用との関係は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 税引前純利益 5,337,686 3,739,275 適用税率による税負担額 1,291,720 904,905 調整事項 税額控除 税率変動効果 その他 法人税費用 実効税率 174/454 (295,725) (364,333) (854) (21,443) 117,755 16,867 1,112,896 535,996 20.8% 14.3% EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期及び前期の主な累積一時差異の増減及び繰延税金資産及び負債の増減内訳は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 勘定科目 累積一時差異 期首残額 増(減)額 繰延税金 期末残額 期首残額 増(減)額 期末残額 [一時差異による繰延税金変動額] 特別修繕引当金 貸倒引当金 研究及び人材開発準 (173,990) 48,447 (125,543) (39,500) 11,724 (27,776) 168,340 26,635 194,975 39,525 6,897 46,422 (184,259) (92,882) (277,141) (835,700) (423,750) (1,259,450) 備金 関係会社受取配当金 減価償却費 持分法損失(利益) 491,042 257,133 748,175 108,029 56,296 164,325 (364,833) 178,455 (186,378) (83,258) 38,410 (44,848) (1,806,491) (1,348,306) (3,154,797) (307,388) (164,863) (472,251) 73,996 8,601 82,597 17,882 1,966 19,848 有形資産減損損失 120,867 77,138 198,005 11,309 14,877 26,186 為替評価損益 238,849 244,535 483,384 51,507 55,572 107,079 退職給付引当負債 215,942 61,627 277,569 48,620 12,459 61,079 (189,739) (47,261) (237,000) (42,960) (9,180) (52,140) 工事損失引当金 58,280 (2,785) 55,495 14,104 (690) 13,414 瑕疵補修引当金 33,170 1,288 34,458 7,464 272 7,736 技術開発準備金 (1,000) 1,000 - (242) 242 - 未収収益 (3,827) (2,789) (6,616) (650) (614) 34,512 30,399 64,911 8,199 7,408 15,607 642,678 (84,298) 558,380 146,666 30,997 177,663 (204,952) (31,109) (236,061) 前払費用 団体退職保険引当金 棚卸資産評価引当金 その他 小計 (1,297,904) (973,931) (2,271,835) 175/454 (1,264) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 勘定科目 累積一時差異 期首残額 増(減)額 繰延税金 期末残額 期首残額 増(減)額 期末残額 [資本に付加された繰延税金変動額] 持分法資本変動 売却可能証券評価利 (729,327) (729,007) (1,458,334) (160,513) (170,761) (331,274) (1,020,472) (223,590) (1,244,062) (238,573) (142,613) (381,186) 195,016 (51,153) 143,863 - (8,227) (8,227) (204,070) (372,754) (576,824) 288,550 (64,485) 224,065 45,676 49,220 94,896 334,226 (15,265) 318,961 241,640 (470,296) (228,656) 166,844 (889,424) (722,580) 益 売却可能証券評価損 882,542 (237,930) 644,612 - (34,463) (34,463) 失 その他 小計 (867,257) (1,224,990) (2,092,247) [繰越税額控除等による繰延税金変動額] 繰越税額控除 繰越欠損金 小計 [未実現損益等に対する税効果] 合計 [連結範囲変動による効果](*1) - 当期純変動 166,844 609,490 (279,934) (722,580) (*1) 当期中に連結範囲の変動により法人税費用に影響を与えない繰延法人税資産(負債)の変動内訳です。 176/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 勘定科目 累積一時差異 期首残額 増(減)額 繰延税金 期末残額 期首残額 増(減)額 期末残額 [一時差異による繰延税金変動額] 特別修繕引当金 貸倒引当金 研究及び人材開発準 備金 関係会社受取配当金 減価償却費 持分法損失(利益) 前払費用 (281,825) 107,835 (173,990) (62,422) 22,922 (39,500) 292,571 (124,231) 168,340 63,786 (24,261) 39,525 (826,236) (835,700) (2,150) (182,109) (184,259) 431,497 59,545 491,042 94,929 13,100 108,029 (274,668) (90,165) (364,833) (60,194) (23,064) (83,258) (430,446) (1,806,491) (210,804) (96,584) (307,388) (9,464) (1,376,045) 69,227 4,769 73,996 16,289 1,593 17,882 有形資産減損損失 126,027 (5,160) 120,867 42,667 (31,358) 11,309 為替評価損益 634,028 (395,179) 238,849 140,283 (88,776) 51,507 退職給付引当負債 175,238 40,704 215,942 39,376 9,244 48,620 (114,741) (74,998) (189,739) (25,921) (17,039) (42,960) 工事損失引当金 36,243 22,037 58,280 8,112 5,992 14,104 瑕疵補修引当金 26,595 6,575 33,170 5,852 1,612 7,464 技術開発準備金 (2,000) 1,000 (1,000) (462) 220 (242) 未収収益 (2,744) (1,083) (3,827) 15 (665) (650) 12,121 22,391 34,512 2,944 5,255 8,199 275,369 367,309 642,678 32,248 114,418 146,666 84,548 (289,500) (204,952) 団体退職保険引当金 棚卸資産評価引当金 その他 小計 17,429 (1,315,333) (1,297,904) [資本に付加された繰延税金変動額] 持分法資本変動 (721,748) (7,579) (729,327) (159,500) (1,013) (160,513) (680,246) (1,020,472) (74,222) (164,351) (238,573) 売却可能証券評価利益 (340,226) 売却可能証券評価損失 962,542 (80,000) 882,542 212,140 (17,124) 195,016 その他 14,618 (14,618) - 3,199 (3,199) - 小計 (84,814) (782,443) (867,257) (18,383) (185,687) (204,070) 16,471 272,079 288,550 7,813 37,863 45,676 小計 24,284 309,942 334,226 [未実現損益等に対する税効果] 265,789 (24,149) 241,640 合計 356,238 (189,394) 166,844 [繰越税額控除等による繰延税金変動額] 繰越税額控除 繰越欠損金 177/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 26.包括損益計算書 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 Ⅰ.連結当期純利益 Ⅱ.連結その他包括損益 第42(前)期 4,217,695 3,242,311 623,282 473,862 556,988 594,589 (35,042) 11,094 101,336 (143,163) 売却可能証券評価損益 (税効果: 当期:(184,995)百万ウォン 前期:(181,471)百万ウォン) 持分法資本変動 (税効果: 当期:148,074百万ウォン 前期:(22,983)百万ウォン) 為替換算調整勘定 (税効果: 当期:(13,875)百万ウォン 前期: 21,961百万ウォン) デリバティブ評価損益 (税効果: - 11,342 Ⅲ.連結包括損益 4,840,977 3,716,173 Ⅳ.支配会社持分包括損益 4,734,913 3,695,881 Ⅴ.少数株主持分包括損益 106,064 20,292 当期: 前期:(3,199)百万ウォン) 27.一株当り利益 当期及び前期の一株当り連結純利益の算定内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 普通株連結純利益 第43(当)期 第42(前)期 4,181,285,239,197 3,218,424,518,465 77,032,878株 76,661,240株 54,279 41,982 加重平均流通普通株式数(*) 基本一株当り純利益 (*)加重平均流通普通株式数の算定内訳 (単位:株) 区分 第43(当)期 178/454 第42(前)期 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 発行株式数 87,186,835 87,186,835 加重平均自己株式数 (10,153,957) (10,525,595) 加重平均流通普通株式数 77,032,878 76,661,240 28.連結会社及び持分法適用会社との内部取引及び債権債務相殺除去内訳 (1)当期末現在における当社の従属会社現況は次の通りです。 区分 会社名 国内従属会社 ㈱POSCO建設、㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール)、POSCO鋼板㈱、㈱POSCOプランテッ (37社) ク、㈱POSCOICT、㈱POSCO経営研究所、㈱スングァン、㈱POSCOエイアンドシー建築士事 務所、POSCO特殊鋼㈱、ポステック技術投資㈱、㈱エヌトゥービー、㈱POSCOケムテック (旧、㈱ポスレック)、POSCOターミナル㈱、㈱メタポリス、㈱ポスメイト、㈱POSCOエム テック(旧、㈱サムジョンピーエヌエイ)、POSCOパワー㈱、ポステック電力電気大中 小企業相生協力ファンド、㈱ピーエイチピー、㈱POSCOティーエムシー、㈱ピーエヌ アール、㈱メガエセット、㈱大宇エンジニアリング、浦項燃料電池発電㈱、㈱POSCOエイ エスティー、㈱デミョンティーエヌエス、㈱ポスハイメタル、㈱POSCOイーアンドイー、 ㈱光陽エスピーエフシー、㈱ナインディジット、ソンジンジオテック㈱、ポステック早 期企業ファンド、POSCOファミリー電力ファンド、㈱大宇インターナショナル、㈱POSCO LED、㈱POSCO NST、㈱浦項エスアールディーシー 179/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 区分 会社名 海外従属会社 POSCO America Corporation,POSCO Australia Pty. Ltd.,POSCO Canada Ltd., (76社) POSCAN Elkveiw Coal Ltd.,POSCO Asia Co., Ltd.,VSC POSCO Steel Corp.,Dalian POSCO-CFM Coated Steel Co., Ltd.,POSCO-CTPC Co., Ltd.,POSCO-JKPC Co., Ltd., International Business Center Corporation,POSCO E&C Vietnam Co., Ltd.(旧、 POSLILAMA E&C Co., Ltd.),Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd., Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd.,POSCO(Thailand) Co., Ltd.,Myanmar POSCO Steel Co., Ltd.,POSCO-JOPC Co., Ltd.,POSCO Investment Co., Ltd., POSCO-MKPC SDN. BHD.,Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd.,POSCO(Suzhou) Automotive Processing Center Co., Ltd.,POSCO Bio Ventures L.P.,POSEC-Hawaii Inc.,POS-Qingdao Coil Center Co., Ltd.,POS-Ore Pty. Ltd.,POSCO China Holding Corporation,POSCO Japan Co., Ltd.,POS-CD Pty. Ltd.,POS-GC Pty. Ltd.,POSCO India Private Ltd.,POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd.,POSCO-JNPC Co., Ltd.,POSCO-Foshan Steel Processing Center Co., Ltd., POSCOE&C(Beijing) Co., Ltd.,POSCO-MPC S.A. de C.V,Zhangjiagang Pohang Port Co., Ltd.,Qingdao Pos-metal Co., Ltd,,POSCO Vietnam Co., Ltd.,POSCO-Mexico Co., Ltd.,POSCO-India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd.,POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd.,POS-NP Pty. Ltd.,POSCO-Vietnam Processing Center Co., Ltd.,POSCO(Chongqing) Automotive Processing Center Co., Ltd.,Suzhou POS-CORE Technology Co., Ltd.,POSCO-JYPCCo., Ltd., POSCO-Malaysia SDN. BHD.,POS-Minerals Corp.,POSCO(Wuhu) Automotive Processing Center Co., Ltd.,POSCO-Phillippine Manila Processing Center Inc.,POSCO Mexico East Steel Distribution Center Co., Ltd.,POSCO-VST Co., Ltd.,POSCO Maharashtra Steel Private Limited,POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. Ltd.,POSCO Turkey Nilufer Processing Center Co., Ltd.,POSCO Vietnam Ha Noi Processing Center Co.,Ltd.,POSCO(Liaoning) Automotive Processing Center Ltd.,POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center, PT,POSCO China Dalian Plate Processing Center Ltd.,POSCO-NCR COAL Ltd.,POSCO WA Pty. Ltd.,Daewoo International America Corp.,Daewoo International Deutschland GmbH,Daewoo International Japan Corp.,Daewoo International Singapore Pte. Ltd.,Daewoo Italia S.r.l.,Daewoo Cement(Shandong) Co., Ltd.,Daewoo(China) Co., Ltd.,PT. Rismar Daewoo Apparel,Daewoo Textile Fergana LLC,Daewoo Textile Bukhara LLC,Daewoo International Australia Holdings Pty. Ltd.,Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd.,POSCO Mauritius Ltd.,POSCO(Zhangjiagang) Stainless Steel Processing Center Co., Ltd.,Daewoo International Mexico, S.A. de C.V.,Xenesys Inc. 180/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期において当社と連結会社等との重要な取引内訳及び当期末及び前期末現在の関連債権・債 務残額は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 重要な取引内訳(*1) 売上等 期末残額(*2) 買入等 債権 債務 会社名 第43 第42 第43 第42 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 [従属会社] ㈱POSCO建設 7,441 4,605 2,245,401 2,546,163 133,793 142,813 230,830 536,857 1,082,903 1,167,877 456,045 158,260 129,028 114,697 5,439 3,494 685,698 494,938 2,778 1,490 104,663 109,616 337 199 ㈱POSCOプランテック 3,479 10,352 239,694 280,573 28,262 4,683 60,052 59,984 ㈱POSCOICT 1,212 1,121 491,631 468,534 21,031 40,458 94,145 111,186 2 - 87,046 225,439 - - 2,000 6,561 142,677 87,121 571,755 475,269 33,832 6,879 63,090 68,529 29,083 18,945 255,514 203,179 3,260 1,472 31,685 24,942 ㈱POSCOティーエムシー 151,323 130,964 86 39 11,823 11,678 12 24 ㈱POSCOエイエスティー 267,323 83,245 54,969 20,938 19,031 17,492 8,255 7,572 ㈱大宇インターナショナル 867,916 - 2,710 - 138,975 - - - POSCO America Corporation 233,594 169,274 - - 12,027 6,163 - - - - 170,379 84,192 - - - - POSCO Asia Co.,Ltd. 1,377,802 1,093,589 148,050 76,004 120,658 40,548 3,767 1,170 POSCO-JKPC Co.,Ltd. 65,938 30,088 194 - 1,496 33 - - 123,913 70,129 88 5 26,163 19,835 - - 64,136 54,766 - - - 437 - - 78,064 185,002 - - 13,836 24,205 - - 113,416 113,392 - - - - - - 1,161,919 690,289 267,058 84,112 23,921 25,637 8,112 8,949 164,628 110,901 - - 10,412 12,356 - - 71,640 58,413 - - - - - - POSCO-MPC S.A. de C.V. 125,768 98,476 151 - - - - - POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 188,595 117,296 - - 665 95,518 - - POSCO-Mexico Co., Ltd. 273,241 125,057 7 - 80,309 16,247 - - ㈱POSCO P&S (旧、㈱ポスティール) POSCO鋼板㈱ ㈱エヌトゥービー ㈱POSCOケムテック (旧、㈱ポスレック) ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョンP&A) POSCO Canada Ltd. POSCO (Thailand) Co.,Ltd. POSCO-MKPC SDN. BHD. Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd. POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co., Ltd. POSCO-Japan Co., Ltd. POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO-Foshan Steel Processing Center Co., Ltd. 181/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 重要な取引内訳(*1) 売上等 期末残額(*2) 買入等 債権 債務 会社名 第43 第42 第43 第42 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 POSCO-India Delhi Steel 90,871 76,997 76 511 - 13 - - 67,213 - - - - - - - 101,710 83,526 - - - - - - 380,549 226,793 214,361 122,585 35,740 26,867 37,707 19,237 7,922,054 5,303,156 5,207,993 4,747,293 948,925 717,647 545,431 848,704 1,763 1,437 519,871 368,742 182 1,974 57,512 26,963 308,998 241,921 185 58 58,347 39,052 - - - - 82,170 53,711 - 176 - - 11,890 5,973 159 3,018 - - 33,962 34,040 小計 322,651 249,331 602,385 425,529 58,529 41,202 91,474 61,003 合計 8,244,705 5,552,487 5,810,378 5,172,822 1,007,454 758,849 636,905 909,707 Processing Centre Pvt. Ltd POSCO-JYPC Co., Ltd. POSCO(Wuhu)Automotive Processing Center Co., Ltd. その他 小計 [重大な影響力を行使できる会社] ㈱エスエヌエヌシー USS-POSCO Industries Poschrome (Proprietary) Limited その他 (*1)売上等は売上及び営業外収益、買入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれた金額です。 (*2)債権は売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれた金額です。 182/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)連結会社間の当期の売上買入内部取引及び当期末現在の債権債務相殺内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 会社名 売上等(*1) 買入等(*1) ㈱POSCO 7,922,054 5,207,993 948,925 545,431 ㈱POSCO建設 3,096,242 355,502 339,041 234,633 ㈱POSCO P&S(旧、㈱ポスティール) 800,535 1,464,917 94,063 143,683 POSCO鋼板㈱ 148,207 756,164 17,117 121,002 ㈱POSCOプランテック 317,579 17,927 84,037 55,505 ㈱POSCOICT 592,701 12,120 118,382 44,369 POSCO特殊鋼㈱ 120,934 85,003 27,844 14,863 ㈱エヌトゥービー 124,655 276 21,411 - 622,916 152,698 76,991 44,572 - 123,283 - 25,041 273,441 33,225 35,920 3,595 1,259 598,825 5,051 10,504 10,183 153,391 955 11,823 ㈱大宇エンジニアリング 131,472 31,173 40,363 12,629 ㈱POSCOエイエスティー 71,937 278,987 29,759 20,639 2,864,387 1,539,569 793,029 183,752 POSCO America Corporation 45,844 280,798 3,068 12,428 POSCO Australia Pty. Ltd. 4,191 22,901 62,255 104,150 170,379 - - - POSCO Asia Co., Ltd. 1,445,804 1,584,930 353,369 134,578 POSCO-CTPC Co., Ltd. 38 123,139 - 31,054 670,765 86,469 89,571 17,880 16,763 194,259 917 39,229 88 181,097 - 60,178 3,698 - 453,360 - - 104,634 - 3,789 251,177 488,661 23,041 68,848 ㈱POSCOケムテック(旧、ポスレッ ク) ㈱メタポリス ㈱POSCOエムテック (旧、㈱サムジョンP&A) POSCOパワー㈱ ㈱POSCO TMC ㈱大宇インターナショナル POSCO Canada Ltd. Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd. Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd. POSCO (Thailand) Co.,Ltd. POSCO Investment Co., Ltd. POSCO-MKPC SDN. BHD. Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd. 183/454 債権(*2) 債務(*2) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 売上等(*1) 買入等(*1) 72 307,399 15 66,781 49 146,527 106 27,315 501,416 1,216,883 103,659 27,703 468 184,760 747 24,860 18,875 198,205 1,883 73,772 1,222 504,221 - 82,002 POSCO-MPC S.A. de C.V. 511 211,443 67 22,301 POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 274,671 752,472 11,684 243,374 POSCO-Mexico Co., Ltd. 78,491 292,878 10,776 142,839 556 107,571 22 7,341 47,288 627,635 9,587 219,195 50,427 437,571 614 92,249 112,108 551,745 3,326 97,273 238,094 742,779 3,733 63,628 815 212,617 1,475 16,686 651,438 1,311,103 191,542 806,211 21,683,750 21,683,750 3,957,705 3,957,705 POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co., Ltd. POS-Qingdao Coil Center Co., Ltd. POSCO-JAPAN Co., Ltd. POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO-JNPC Co., Ltd. POSCO-Foshan Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO(Wuhu) Automotive Proces sing Center Co., Ltd. Daewoo International America Corp. Daewoo International Deutschland GmbH Daewoo International Japan Corp. Daewoo International Singapore Pte. Ltd. Daewoo Italia S.r.l. その他 合計 債権(*2) 債務(*2) (*1)売上等には売上及び営業外収益、買入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれています。 (*2)債権には売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれています。 184/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)当期及び前期において連結会社の主要経営陣全体に対する報酬内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 役員給与 52,494 43,608 退職給付 17,159 15,216 経営成果金等 43,011 34,455 合計 112,664 93,279 上記の主要経営陣には会社活動の計画、運営統制に対する重要な権限及び責任を持つ取締役(社外取締役含 む)及び執行役員等が含まれています。一方、当社は上記報酬の他に役員に付与した差額補償型ストック・オ プション(注17参照)に関連して、当期は10,436百万ウォンの株式報酬費用を認識し、前期には36,100百万 ウォンの株式報酬費用戻入を認識しました。 185/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 29.部門別開示 (1)当期末及び前期末現在、連結会社の事業部門別の主要財務現況は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 区分 鉄鋼部門 総売上高 43,805,940 内部売上高 建設部門 7,580,791 貿易部門 25,038,557 その他部門 連結調整 連結後金額 5,868,985 (21,656,413) 60,637,860 (9,725,797) (3,364,293) (6,158,977) (2,407,346) 21,656,413 - - 純売上高 34,080,143 4,216,498 18,879,580 3,461,639 60,637,860 営業利益 5,300,081 319,052 234,788 396,595 (512,207) 5,738,309 棚卸資産 7,770,426 634,456 1,122,533 348,675 (72,637) 9,803,453 投資資産 16,500,546 995,211 3,013,674 有形資産 22,142,843 1,126,165 463,013 3,512,104 無形資産 296,152 12,294 48,803 202,455 総資産 56,903,869 7,045,398 8,028,890 有無形資産償却費 2,641,203 47,430 10,789 1,841,940 (11,581,930) 10,769,441 (1,544,976) 25,699,149 2,601,748 3,161,452 9,260,698 (13,292,922) 67,945,933 212,498 39,748 2,951,668 (*) (*)遊休資産費用を含めています。 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 区分 鉄鋼部門 総売上高 34,503,317 内部売上高 建設部門 貿易部門 7,760,374 4,120,088 その他部門 連結調整 連結後金額 3,420,139 (12,948,917) 36,855,001 (6,090,338) (3,852,222) (1,137,776) (1,868,581) 12,948,917 純売上高 28,412,979 3,908,152 2,982,312 1,551,558 営業利益 3,217,117 345,647 32,795 268,027 4,576 3,868,162 棚卸資産 4,208,446 718,815 156,083 157,836 (88,341) 5,152,839 投資資産 10,319,818 888,745 594,174 1,241,058 (6,572,796) 6,470,999 有形資産 19,694,065 1,143,885 220,729 2,087,110 (1,306,004) 21,839,785 無形資産 198,763 20,042 1,646 101,972 総資産 46,249,396 6,080,744 1,808,745 5,539,673 有無形資産償却費 2,368,575 25,363 5,564 205,800 (*) (*)遊休資産費用を含めています。 186/454 - - 307,546 36,855,001 629,969 (9,366,810) 50,311,748 (52,220) 2,553,082 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期末及び前期末現在、連結会社の地域別の主要財務現況は次の通りです。 ① 第43(当)期 (単位:百万ウォン) 国内 アジア 区分 日本 内需 中国 北米 その他地域 連結調整 連結後金額 (その他) 輸出 総売上高 46,698,403 18,805,598 内部売上高 (9,445,761) (7,855,619) 純売上高 37,252,641 10,949,979 1,867,070 5,157,877 1,792,141 871,956 2,746,196 5,922,379 24,850 100,324 49,402 7,699 145,862 (512,207) 5,738,309 投資資産 20,252,685 46,667 327,374 1,794 242,135 1,480,716 (11,581,930) 10,769,441 有形資産 23,889,411 290,910 1,569,282 788,294 1,247 704,981 (1,544,976) 25,699,149 無形資産 333,373 890 113,014 26,144 - 86,283 2,601,748 3,161,452 68,494,711 1,338,409 4,980,467 1,884,565 619,449 3,921,254 (13,292,922) 67,945,933 営業利益 2,521,240 (654,170) 7,712,264 (2,554,387) 2,256,986 (464,844) 964,582 (92,627) 3,335,200 (589,005) (21,656,413) 60,637,860 21,656,413 - 60,637,860 地域別資産 総資産 ② 第42(前)期 (単位:百万ウォン) 国内 アジア 区分 日本 内需 中国 北米 総売上高 27,542,842 13,976,977 内部売上高 (7,737,086) (3,570,565) 純売上高 19,805,756 その他地域 連結調整 連結後金額 (その他) 輸出 5,324,202 821,000 268,975 721,956 (12,948,917) (248,479) (1,214,694) (64,311) (21,358) (92,424) 12,948,917 - 10,406,412 899,487 4,109,508 756,689 247,617 629,532 - 36,855,001 3,722,730 2,601 54,830 5,500 634 77,291 4,576 投資資産 11,795,877 37,948 402,305 1,925 244,267 561,473 (6,572,796) 6,470,999 有形資産 20,609,974 266,523 1,126,206 650,473 2,787 489,826 (1,306,004) 21,839,785 無形資産 204,007 711 42,959 3,326 3,245 68,175 51,821,244 932,996 3,308,712 1,257,710 404,160 1,953,736 営業利益 1,147,966 36,855,001 3,868,162 地域別資産 総資産 187/454 307,546 (9,366,810) 629,969 50,311,748 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期末及び前期末現在、連結会社の業種別(非金融業,金融業)財務現況の要約は次の通りです。 ① 業種(非金融業、金融業)別の連結財務状態表 (単位:百万ウォン) 非金融業 科目 第43(当)期 金融業 第42(前)期 第43(当)期 第42(前)期 [資産] 流動資産 26,820,377 20,233,636 286,745 400,514 非流動資産 40,783,860 29,535,124 54,951 142,474 投資資産 10,718,547 6,332,198 50,894 138,801 有形資産 25,699,045 21,839,775 104 10 無形資産 3,161,418 629,918 34 51 その他非流動資産 1,204,850 733,233 3,919 3,612 資産合計 67,604,237 49,768,760 341,696 542,988 流動負債 16,505,850 8,878,677 587,376 396,141 非流動負債 13,650,383 9,371,979 902 637 負債合計 30,156,233 18,250,656 588,278 396,778 [負債] ② 業種(非金融業、金融業)別の連結損益計算書 (単位:百万ウォン) 科目 非金融業 金融業 第43(当)期 第42(前)期 第43(当)期 第42(前)期 売上高 60,629,216 36,836,780 8,644 18,221 売上原価 51,556,697 31,032,184 3,979 5,241 販売費及び一般管理費 3,334,785 1,944,829 4,090 4,585 営業利益 5,737,734 3,859,767 575 8,395 営業外収益 2,855,257 2,361,475 1,505 918 営業外費用 3,256,020 2,481,060 1,365 10,220 税引前純利益 5,336,971 3,740,182 715 (907) 法人税費用 1,112,852 536,068 44 (72) (39,032) - - 従属会社の買収日前純利益(損失) 7,095 当期純利益 4,217,024 3,243,146 671 (835) 支配会社持分純利益 4,180,614 3,219,260 671 (835) 少数株主持分純利益 36,410 23,886 - 188/454 - EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 30.主要連結対象会社の変動 当社は海外輸出量確保を通じた競争力の強化と当社及び系列会社間のシナジー効果を創出するために2010年4 月23日の取締役会の決議を経て㈱大宇インターナショナルの株主である韓国資産管理公社等と2010年8月30日 に株式売買契約を締結し、2010年9月13日に公正取引委員会の承認を得ました。その後、2010年9月20日に㈱大宇 インターナショナルの株式68.15%を取得しました。当社の2010年連結損益計算書は㈱大宇インターナショナル の2010年全体の損益項目が含まれており、取得日以前の損益は減算表示されています。従って㈱大宇インター ナショナル株式取得は当社の連結財務諸表の比較可能性に影響を及ぼします。 ① 被投資会社の内訳 会社名 営業概況 ㈱大宇インターナショナル 輸出入業及び代行業、仲介業、製造及び販売、資源開発及び流通等 ② 投資差額(営業権)の変動内訳 (単位:百万ウォン) 区分 投資差額(*) 期首 取得 - 償却 1,159,977 (14,500) 期末 1,145,477 (*) 投資差額は買収原価と㈱大宇インターナショナルから取得した純資産の公正価額を超過する金額で、20 年にわたって定額法で償却しています。 189/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ③ ㈱大宇インターナショナルの会計上取得日及び直前会計年度の要約財務諸表 1) 要約財務諸表 (単位:百万ウォン) 項目 2010年9月30日(*) 2009年12月31日 流動資産 2,289,376 1,757,421 非流動資産 2,331,577 2,127,755 資産合計 4,620,953 3,885,176 流動負債 2,369,955 1,449,598 782,773 1,045,847 負債合計 3,152,728 2,495,445 資本合計 1,468,225 1,389,731 負債及び資本合計 4,620,953 3,885,176 非流動負債 (*) 監査を受けていない財務情報 2) 要約損益計算書 (単位:百万ウォン) 項目 2010年9月30日(*) 2009年12月31日 売上高 11,577,047 11,147,952 売上原価 10,919,446 10,390,672 売上総利益 657,601 757,280 販売費及び一般管理費 516,560 585,943 営業利益 141,041 171,337 営業外損益 (80,451) 7,521 税引前純利益 60,590 178,858 法人税費用 37,271 54,244 当期純利益 23,319 124,614 (*) 監査を受けていない財務情報 次へ 190/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 財務状態表 =================== 第43期 2010年12月31日現在 第42期 2009年12月31日現在 株式会社POSCO 科 目 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 資産 Ⅰ.流動資産 13,008,707,415,491 12,918,063,757,479 (1) 当座資産 7,019,949,308,105 9,921,738,444,296 1.現金及び現金性資産 (注3,22) 2.短期金融商品(注3) 3.売買目的証券(注2,4) 4.流動性売却可能証券 (注2,5) 5.流動性満期保有証券 (注2,6,10) 6.売上債権(注14,22,26) 貸倒引当金(注2) 7.未収金(注22,26) 貸倒引当金(注2) 8.未収収益 9.前払金 10.前払費用 11.繰延税金資産(注2,23) 12.その他当座資産 (2) 棚卸資産(注2) 1.製品 製品評価損失引当金 2.副産物 3.半製品 4.原料 5.燃料及び材料 6.未着品 7.その他棚卸資産 Ⅱ.非流動資産 (1) 投資資産 1.長期金融商品(注3) 2.売却可能証券(注2,5,10) 3.満期保有証券(注2,6,10) 4.持分法適用投資株式 (注2,7) 5.長期貸付金 貸倒引当金(注2) (2) 有形資産(注2,8,27) 1.土地 2.建物 減価償却累計額 3.構築物 減価償却累計額 672,426,447,391 626,782,471,726 2,376,721,649,000 182,207,923,843 5,581,593,675,284 505,810,900,000 - 20,230,000,000 1,978,044,138 20,000,000,000 3,332,269,743,755 (4,686,563,581) 174,964,519,080 (10,588,676,077) 28,888,019,393 6,217,511,798 13,648,477,459 245,754,711,906 147,500,000 2,695,160,905,835 (11,252,312,444) 137,559,653,010 (10,618,020,737) 49,986,803,085 11,943,114,193 8,465,638,927 286,075,615,417 5,988,758,107,386 698,219,196,791 (593,171,960) 5,541,852,122 1,431,341,300,750 1,704,830,493,421 524,077,413,957 1,624,765,226,870 575,795,435 2,996,325,313,183 344,192,189,466 (691,043,960) 4,281,159,594 843,719,822,255 696,491,504,023 405,002,667,695 702,807,427,601 521,586,509 35,181,537,665,450 27,074,701,227,247 16,125,045,638,930 10,212,391,248,273 40,400,000 5,011,710,631,999 29,829,674,476 40,400,000 4,522,920,624,934 31,674,759,714 11,034,515,243,877 5,633,218,152,498 48,983,977,362 (34,288,784) 24,554,499,276 (17,188,149) 18,547,857,356,892 1,110,172,608,483 4,686,429,192,952 (2,135,765,616,988) 3,284,062,810,371 (1,339,861,242,125) 16,645,593,557,554 961,869,037,112 3,946,866,723,764 (1,948,356,832,173) 2,687,870,751,167 (1,207,951,197,835) 191/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 4.機械装置 減価償却累計額 5.車輌運搬具 減価償却累計額 6.工具器具 減価償却累計額 7.備品 減価償却累計額 8.ファイナンスリース資産 減価償却累計額 9.建設仮勘定 (3) 無形資産(注2,9,27) 1.産業財産権 2.港湾施設利用権 3.その他無形資産 (4) その他非流動資産 1.長期性売上債権(注2) 貸倒引当金(注2) 2.保証金(注22) 3.その他 貸倒引当金(注2) 資産合計 負債 Ⅰ.流動負債 1.仕入債務(注22,26) 2.短期借入金(注11,14,22) 3.未払法人税(注23) 4.未払配当金 5.流動性長期負債 (注11,22) 社債割引発行差金 6.未払金(注22,26) 7.前受金 8.預り金 9.未払費用(注16) 10.前受収益 11.その他流動負債 Ⅱ.非流動負債 1.社債(注10,12,22) 社債償還割増金(注12) 社債割引発行差金 (注2,12) 2.ウォン貨建長期借入金 (注12,14) 3.外貨建長期借入金 (注12,14,22) 4.外国借款(注10,12,22) 5.退職給付引当負債 (注2,13) 国民年金転換金 退職保険預け金 6.繰延税金負債(注2,23) 第43(当)期 金額 第42(前)期 金額 31,455,065,586,126 (21,272,258,263,375) 182,136,501,440 (159,382,325,010) 158,895,421,800 (131,088,005,129) 208,772,180,522 (142,427,908,360) 11,465,640,749 (2,547,920,160) 2,634,188,695,596 28,119,425,237,332 (19,848,993,415,826) 172,312,389,213 (155,509,731,658) 146,097,220,720 (129,360,349,539) 183,806,707,471 (133,749,293,602) 11,465,640,749 (1,910,940,120) 3,841,711,610,779 172,642,996,725 4,918,944,733 112,682,905,237 55,041,146,755 151,828,809,816 3,027,836,042 100,143,943,212 48,657,030,562 335,991,672,903 252,290,438 (228,608,257) 2,212,836,216 333,777,342,903 (22,188,397) 64,887,611,604 1,874,932,011 (568,468,104) 1,770,624,356 62,485,102,405 (674,579,064) 48,190,245,080,941 39,992,764,984,726 5,823,593,944,750 2,685,842,052,056 1,310,876,709,579 1,119,071,147,906 594,539,015,580 5,568,569,868 739,746,242,142 430,909,766,452 290,637,890,605 5,143,234,608 1,779,669,178,815 1,065,427,475 (3,241,525,652) 728,574,814,719 33,241,730,249 30,792,347,916 209,490,164,710 4,181,850,484 10,829,940,576 987,976,723,090 25,614,656,645 51,074,648,890 145,484,272,913 2,011,897,775 6,177,291,461 7,284,461,243,120 5,872,258,386,000 11,137,584,629 6,355,632,322,896 5,649,689,819,000 10,067,257,867 (58,214,817,571) (64,916,654,780) 90,598,000,000 75,519,000,000 377,204,938,027 5,577,791,567 4,073,918,365 5,571,822,851 981,184,616,332 784,356,836,965 (82,341,400) (689,079,659,150) 648,183,356,948 (82,341,400) (599,087,524,707) 400,276,620,705 192/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 7.その他非流動負債 (注15,16) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 47,197,260,940 負債合計 13,108,055,187,870 資本 Ⅰ.資本金(注17) Ⅱ.資本剰余金 1.株式発行超過金 2.再評価積立金(注18) 3.その他資本剰余金 (注7,18,24) Ⅲ.資本調整 1.自己株式(注2,19) Ⅳ.その他包括損益累計額 1.売却可能証券評価利益 (注2,5,23,24) 2.売却可能証券評価損失 (注2,5,23,24) 3.持分法資本変動 (注2,7,23,24) 4.負の持分法資本変動 (注2,7,23,24) Ⅴ.利益剰余金(注20) 1.法定積立金 2.任意積立金 3.未処分利益剰余金 資本合計 負債及び資本合計 88,659,694,828 9,041,474,374,952 482,403,125,000 482,403,125,000 4,421,191,424,970 4,404,068,991,532 463,825,292,889 3,172,775,770,938 463,825,292,889 3,172,775,770,938 784,590,361,143 767,467,927,705 (2,403,262,926,338) (2,403,262,926,338) (2,403,262,926,338) (2,403,262,926,338) 1,129,105,850,842 524,823,984,553 851,238,863,484 651,464,860,359 (500,295,498,226) (677,507,275,862) 926,262,875,526 654,433,260,254 (148,100,389,942) (103,566,860,198) 31,452,752,418,597 241,201,562,500 27,000,027,641,134 4,211,523,214,963 27,943,257,435,027 241,201,562,500 24,407,023,733,500 3,295,032,139,027 35,082,189,893,071 30,951,290,609,774 48,190,245,080,941 39,992,764,984,726 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 193/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 財務状態表 =================== 第43期 2010年12月31日現在 第42期 2009年12月31日現在 株式会社POSCO 科 目 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 資産 Ⅰ.流動資産 979,556 972,730 (1)当座資産 528,602 747,107 1.現金及び現金性資産 (注3,22) 2.短期金融商品(注3) 3.売買目的証券(注2,4) 4.流動性売却可能証券 (注2,5) 5.流動性満期保有証券 (注2,6,10) 6.売上債権(注14,22,26) 貸倒引当金(注2) 7.未収金(注22,26) 貸倒引当金(注2) 8.未収収益 9.前払金 10.前払費用 11.繰延税金資産(注2,23) 12.その他当座資産 (2)棚卸資産(注2) 1.製品 製品評価損失引当金 2.副産物 3.半製品 4.原料 5.燃料及び材料 6.未着品 7.その他棚卸資産 Ⅱ.非流動資産 (1)投資資産 1.長期金融商品(注3) 2.売却可能証券(注2,5,10) 3.満期保有証券(注2,6,10) 4.持分法適用投資株式 (注2,7) 5.長期貸付金 貸倒引当金(注2) (2)有形資産(注2,8,27) 1.土地 2.建物 減価償却累計額 3.構築物 減価償却累計額 50,634 47,197 178,967 13,720 420,294 38,088 - 1,523 149 1,506 250,920 (353) 13,175 (797) 2,175 468 1,028 18,505 11 202,946 (847) 10,358 (800) 3,764 899 637 21,541 450,953 52,576 (45) 417 107,780 128,374 39,463 122,345 43 225,623 25,918 (52) 322 63,532 52,446 30,497 52,921 39 2,649,170 2,038,725 1,214,216 768,993 3 377,382 2,246 3 340,576 2,385 830,899 424,181 3,688 (3) 1,849 (1) 1,396,654 83,596 352,888 (160,823) 247,290 (100,892) 1,253,413 72,429 297,199 (146,711) 202,397 (90,959) 194/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 4.機械装置 減価償却累計額 5.車輌運搬具 減価償却累計額 6.工具器具 減価償却累計額 7.備品 減価償却累計額 8.ファイナンスリース資産 減価償却累計額 9.建設仮勘定 (3)無形資産(注2,9,27) 1.産業財産権 2.港湾施設利用権 3.その他無形資産 (4)その他非流動資産 1.長期性売上債権(注2) 貸倒引当金(注2) 2.保証金(注22) 3.その他 貸倒引当金(注2) 資産合計 負債 Ⅰ.流動負債 1.仕入債務(注22,26) 2.短期借入金(注11,14,22) 3.未払法人税(注23) 4.未払配当金 5.流動性長期負債 (注11,22) 社債割引発行差金 6.未払金(注22,26) 7.前受金 8.預り金 9.未払費用(注16) 10.前受収益 11.その他流動負債 Ⅱ.非流動負債 1.社債(注10,12,22) 社債償還割増金(注12) 社債割引発行差金(注 2,12) 2.ウォン貨建長期借入金 (注12,14) 3.外貨建長期借入金 (注12,14,22) 4.外国借款(注10,12,22) 5.退職給付引当負債 (注2,13) 国民年金転換金 退職保険預け金 6.繰延税金負債(注2,23) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2,368,566 (1,601,801) 13,715 (12,001) 11,965 (9,871) 15,721 (10,725) 863 (192) 198,354 2,117,393 (1,494,629) 12,975 (11,710) 11,001 (9,741) 13,841 (10,071) 863 (144) 289,281 13,000 370 8,485 4,145 11,433 228 7,541 3,664 25,300 19 (17) 167 25,133 (2) 4,886 141 (43) 133 4,705 (51) 3,628,725 3,011,455 438,517 202,244 98,709 84,266 44,769 419 55,703 32,448 21,885 387 134,009 80 (244) 54,862 2,503 2,319 15,775 315 815 74,395 1,929 3,846 10,955 151 465 548,520 442,181 839 478,579 425,422 758 (4,384) (4,888) 6,822 5,687 28,404 420 307 420 73,883 59,062 (6) (51,888) 48,808 (6) (45,111) 30,141 195/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 7.その他非流動負債 (注15,16) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 3,554 6,676 負債合計 987,037 資本 Ⅰ.資本金(注17) Ⅱ.資本剰余金 1.株式発行超過金 2.再評価積立金(注18) 3.その他資本剰余金 (注7,18,24) Ⅲ.資本調整 1.自己株式(注2,19) Ⅳ.その他包括損益累計額 1.売却可能証券評価利益 (注2,5,23,24) 2.売却可能証券評価損失 (注2,5,23,24) 3.持分法資本変動 (注2,7,23,24) 4.負の持分法資本変動 (注2,7,23,24) Ⅴ.利益剰余金(注20) 1.法定積立金 2.任意積立金 3.未処分利益剰余金 資本合計 680,823 36,325 36,325 332,916 331,626 34,926 238,910 34,926 238,910 59,080 57,790 (180,966) (180,966) (180,966) (180,966) 85,022 39,519 64,098 49,055 (37,672) (51,016) 69,748 49,279 (11,152) (7,799) 2,368,392 18,162 2,033,102 317,128 2,104,127 18,162 1,837,849 248,116 負債及び資本合計 2,641,689 2,330,632 3,628,725 3,011,455 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 196/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 損益計算書 ================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科 目 Ⅰ.売上高(注2,26,27) Ⅱ.売上原価(注26) 1.製品、半製品、副産物売上原 価 イ.期首製品、半製品、副産物棚 卸高 ロ.当期総製造原価 ハ.他勘定振替高 ニ.関税還付金 ホ.期末製品、半製品、副産物棚 卸高 2.その他売上原価 Ⅲ.売上総利益 Ⅳ.販売費及び一般管理費 1.給与(注26,28) 2.退職給付費用(注26,28) 3.福利厚生費(注26,28) 4.旅費交通費 5.通信費 6.電力用水料 7.燃料維持費 8.租税公課(注28) 9.減価償却費 (注2,8,27,28) 10.無形資産償却費 (注2,9,27,28) 11.賃借料(注28) 12.修繕費 13.保険料 14.交際費 15.広告宣伝費 16.経常研究開発費 17.支払手数料 18.褒賞費 19.消耗品費 20.被服費 21.図書印刷費 22.車輌費 23.協会費 24.教育訓練費 25.会議費 26.株式報酬費用(注16,26) 27.運搬及び保管料 28.中継基地運営費 29.販売手数料 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 32,582,036,641,395 26,018,331,413,160 26,953,944,910,907 22,574,304,259,444 25,935,265,272,382 22,509,505,978,883 1,191,502,127,355 2,749,541,233,547 26,521,423,488,207 389,877,162,708 (33,028,328,185) 20,889,203,398,379 83,486,343,812 (21,222,869,500) (2,134,509,177,703) (1,191,502,127,355) 83,066,140,778 64,798,280,561 6,563,705,228,235 1,516,659,156,782 4,379,640,651,463 1,231,642,350,021 148,969,183,316 38,709,288,393 55,255,176,224 20,794,833,016 8,486,295,198 1,210,233,394 450,180,176 4,476,877,422 94,600,038,880 5,831,029,945 78,527,288,394 12,579,589,766 7,314,761,683 454,584,468 515,388,405 4,379,119,389 16,529,648,640 14,703,922,118 15,570,651,351 16,094,018,713 26,844,135,564 13,050,564,056 684,264,258 5,084,418,357 84,719,803,080 94,241,466,670 146,370,184,479 4,320,505,691 7,444,978,326 117,349,909 3,076,771,111 6,319,561,455 7,562,881,830 21,743,708,130 7,010,288,051 702,391,170,340 8,685,743,325 49,635,430,086 19,820,794,793 10,535,627,615 735,319,444 3,558,941,818 72,103,460,069 53,947,160,520 112,851,962,508 2,451,286,704 4,146,602,061 94,846,560 2,665,158,399 5,571,720,935 7,158,256,923 12,087,993,962 5,901,433,566 36,100,498,795 556,657,591,044 9,189,267,977 53,627,016,258 197/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 科 目 第42(前)期 金額 30.販売宣伝費 31.販売促進費 32.見本費 33.販売保険料 34.貸倒償却費 35.雑費 Ⅴ.営業利益 Ⅵ.営業外収益 1.受取利息(注6) 2.受取配当金 3.売買目的証券処分利益 4.売買目的証券評価利益 5.為替差益 6.為替評価益(注2,22) 7.持分法利益(注2,7) 8.投資資産処分利益 9.有形資産処分利益 10.デリバティブ取引利益 (注2,15) 11.デリバティブ評価利益 (注2,15) 12.その他の貸倒引当金戻入 13.その他非流動資産処分利益 14.株式報酬費用戻入 (注16,26) 15.雑収益 Ⅶ.営業外費用 1.支払利息 2.その他の貸倒償却費 3.為替差損 4.為替評価損(注2,22) 5.寄付金 6.持分法損失(注2,7) 7.投資資産損傷差損 (注2,5) 8.投資資産処分損失 9.有形資産処分損失 10.デリバティブ取引損失 (注2,15) 11.売上債権処分損失(注14) 12.その他非流動資産処分損失 13.雑損失 Ⅷ.税引前当期純利益 Ⅸ.法人税費用(注2,23) Ⅹ.当期純利益(注24) 金額 1,545,743,338 7,792,273,807 1,775,716,829 11,969,691,367 (6,625,985,355) 446,124,948 345,943,225 4,820,135,380 1,661,935,985 11,490,646,443 8,860,620,659 258,386,617 5,047,046,071,453 1,580,725,324,972 3,147,998,301,442 2,066,256,886,786 230,455,503,973 84,519,869,820 15,372,612,744 1,882,188,932 438,917,892,536 85,053,785,824 612,931,828,208 1,221,668,967 24,598,655,120 208,473,258,055 60,114,265,370 21,102,741,108 5,810,900,000 649,733,053,846 422,224,980,186 585,436,083,749 8,939,022,936 21,273,569,001 26,737,223,917 33,457,871,673 1,248,352,558 7,065,344,198 664,634,692 367,555,057 416,788,149 1,892,840,510 10,436,153,200 - 46,317,399,424 40,316,168,005 1,477,659,423,026 1,631,730,935,610 318,638,263,775 437,815,222,361 259,050,759,715 59,647,290,757 275,224,462,559 288,574,631,860 20,654,400 722,955,973,352 15,405,549,983 106,410,365,215 235,406,939,408 - 131,125,999,000 530,036,413 92,209,252,671 13,163,062 73,822,162,273 - 19,280,928,412 3,199,365,223 30,366,980 31,314,402,572 5,458,388,489 270,549,344 32,985,630,812 5,150,111,973,399 947,321,087,829 3,582,524,252,618 410,260,751,330 4,202,790,885,570 3,172,263,501,288 54,558 41,380 XI.1株当たり損益(注25) “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 198/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 損益計算書 ================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科 目 Ⅰ.売上高(注2,26,27) Ⅱ.売上原価(注26) 1.製品、半製品、副産物売上原 価 イ.期首製品、半製品、副産物棚 卸高 ロ.当期総製造原価 ハ.他勘定振替高 ニ.関税還付金 ホ.期末製品、半製品、副産物棚 卸高 2.その他売上原価 Ⅲ.売上総利益 Ⅳ.販売費及び一般管理費 1.給与(注26,28) 2.退職給付費用(注26,28) 3.福利厚生費(注26,28) 4.旅費交通費 5.通信費 6.電力用水料 7.燃料維持費 8.租税公課(注28) 9.減価償却費 (注2,8,27,28) 10.無形資産償却費 (注2,9,27,28) 11.賃借料(注28) 12.修繕費 13.保険料 14.交際費 15.広告宣伝費 16.経常研究開発費 17.支払手数料 18.褒賞費 19.消耗品費 20.被服費 21.図書印刷費 22.車輌費 23.協会費 24.教育訓練費 25.会議費 26.株式報酬費用(注16,26) 27.運搬及び保管料 28.中継基地運営費 29.販売手数料 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 2,453,427 1,959,180 2,029,632 1,699,845 1,952,925 1,694,966 89,720 207,040 1,997,063 29,358 (2,487) 1,572,957 6,287 (1,598) (160,729) (89,720) 6,255 4,879 494,247 114,204 329,787 92,743 11,217 2,915 4,161 1,566 639 91 34 337 7,123 439 5,913 947 551 34 39 330 1,245 1,107 1,172 1,212 2,021 983 52 383 6,379 7,096 11,022 325 561 9 232 476 569 1,637 528 52,890 654 3,738 1,493 793 55 268 5,429 4,062 8,498 185 312 7 201 420 539 910 444 2,718 41,916 692 4,038 199/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 科 目 第42(前)期 金額 30.販売宣伝費 31.販売促進費 32.見本費 33.販売保険料 34.貸倒償却費 35.雑費 Ⅴ.営業利益 Ⅵ.営業外収益 1.受取利息(注6) 2.受取配当金 3.売買目的証券処分利益 4.売買目的証券評価利益 5.為替差益 6.為替評価益(注2,22) 7.持分法利益(注2,7) 8.投資資産処分利益 9.有形資産処分利益 10.デリバティブ取引利益 (注2,15) 11.デリバティブ評価利益 (注2,15) 12.その他の貸倒引当金戻入 13.その他非流動資産処分利益 14.株式報酬費用戻入 (注16,26) 15.雑収益 Ⅶ.営業外費用 1.支払利息 2.その他の貸倒償却費 3.為替差損 4.為替評価損(注2,22) 5.寄付金 6.持分法損失(注2,7) 7.投資資産損傷差損 (注2,5) 8.投資資産処分損失 9.有形資産処分損失 10.デリバティブ取引損失 (注2,15) 11.売上債権処分損失(注14) 12.その他非流動資産処分損失 13.雑損失 Ⅷ.税引前当期純利益 Ⅸ.法人税費用(注2,23) 金額 116 587 134 901 (499) 34 26 363 125 865 667 19 380,043 119,029 237,044 155,589 17,353 6,364 1,158 142 33,051 6,405 46,154 92 1,852 15,698 4,527 1,589 438 48,925 31,794 44,083 673 1,602 2,013 2,519 94 532 50 28 31 143 786 - 3,488 3,036 111,268 122,869 23,993 32,967 19,507 4,491 20,724 21,730 2 54,439 1,160 8,013 17,726 - 9,874 40 6,943 1 5,559 - 1,452 241 2 2,358 411 20 2,484 Ⅹ.当期純利益(注24) XI.1株当たり損益(注25) 387,803 71,333 269,764 30,893 316,470 238,871 0 0 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 次へ 200/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 利益剰余金処分計算書 =============================== 株式会社POSCO (単位:ウォン) 科 目 Ⅰ.未処分利益剰余金 1.前期繰越未処分利益剰余金 2.中間配当額(注21) (1株当たり配当金 (率): 当期:2,500ウォン(50%) 前期:1,500ウォン (30%)) 3.当期純利益 Ⅱ.任意積立金等の取崩額 1.研究及び人材開発準備金 合計 Ⅲ.利益剰余金処分額 1.配当金(注21) (1株当たり配当金(率) 当期:7,500ウォン (150%) 前期:6,500ウォン (130%)) 2.研究及び人材開発準備金 3.事業拡張積立金 4.配当平均積立金 Ⅳ.次期繰越未処分利益剰余金 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 4,211,523,214,963 3,295,032,139,027 201,314,524,393 237,623,511,739 (192,582,195,000) (114,854,874,000) 4,202,790,885,570 3,172,263,501,288 195,000,000,000 195,000,000,000 391,666,666,666 391,666,666,666 4,406,523,214,963 4,158,845,219,000 3,686,698,805,693 3,485,384,281,300 577,746,585,000 500,713,707,000 400,000,000,000 2,950,000,000,000 231,098,634,000 800,000,000,000 2,000,000,000,000 184,670,574,300 247,677,995,963 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 201/454 201,314,524,393 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 利益剰余金処分計算書 =============================== 株式会社POSCO (単位:百万円) 科 目 Ⅰ.未処分利益剰余金 1.前期繰越未処分利益剰余金 2.中間配当額(注21) (1株当たり配当金 (率): 当期:2,500ウォン(50%) 前期:1,500ウォン (30%)) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 317,128 248,116 15,159 (14,501) 17,893 (8,649) 3.当期純利益 Ⅱ.任意積立金等の取崩額 1.研究及び人材開発準備金 合計 Ⅲ.利益剰余金処分額 1.配当金(注21) (1株当たり配当金(率) 当期:7,500ウォン (150%) 前期:6,500ウォン (130%)) 316,470 238,871 43,504 37,704 2.研究及び人材開発準備金 3.事業拡張積立金 4.配当平均積立金 30,120 222,135 17,402 60,240 150,600 13,906 14,684 29,492 14,684 29,492 331,811 313,161 Ⅳ.次期繰越未処分利益剰余金 277,608 262,449 18,650 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 次へ 202/454 15,159 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 資本変動表 ================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科 目 2009.1.1(前期首) (単位:ウォン) 資本金 資本剰余金 その他包括 損益累計額 資本調整 (2,502,013,646,862) 利益剰余金 482,403,125,000 4,291,354,808,159 1.年次配当 - - - - 2.当期純利益 - - - - 3.中間配当 - - - - 4.持分法資本剰余金 - - - - 5.自己株式の処分 - 117,291,533,811 98,750,720,524 - - 216,042,254,335 6.売却可能証券評価損益 - - - 426,518,929,541 - 426,518,929,541 7.持分法資本変動 - - - 46,515,289,694 - 46,515,289,694 2009.12.31(前期末) 482,403,125,000 4,404,068,991,532 (2,403,262,926,338) 524,823,984,553 27,943,257,435,027 30,951,290,609,774 2010.1.1(当期首) (2,403,262,926,338) 524,823,984,553 27,943,257,435,027 30,951,290,609,774 (4,577,350,438) 51,789,765,318 合計 25,460,123,177,739 (574,274,370,000) 3,172,263,501,288 (114,854,874,000) 27,783,657,229,354 (574,274,370,000) 3,172,263,501,288 (114,854,874,000) (4,577,350,438) 482,403,125,000 4,404,068,991,532 1.年次配当 - - - - 2.当期純利益 - - - - 3.中間配当 - - - - 4.持分法資本剰余金 - 17,122,433,438 - - - 17,122,433,438 5.売却可能証券評価損益 - - - 376,985,780,761 - 376,985,780,761 6.持分法資本変動 - - - 227,296,085,528 - 227,296,085,528 482,403,125,000 4,421,191,424,970 1,129,105,850,842 31,452,752,418,597 35,082,189,893,071 2010.12.31(当期末) (2,403,262,926,338) “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 203/454 (500,713,707,000) 4,202,790,885,570 (192,582,195,000) (500,713,707,000) 4,202,790,885,570 (192,582,195,000) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 資本変動表 ================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科目 2009.1.1(前期首) (単位:百万円) 資本金 資本剰余金 その他包括 損益累計額 資本調整 36,325 323,139 - - - - (43,243) (43,243) 2.当期純利益 - - - - 238,871 238,871 3.中間配当 - - - - 4.持分法資本剰余金 - - - - 5.自己株式の処分 - 8,832 7,436 - - 16,268 6.売却可能証券評価損益 - - - 32,117 - 32,117 7.持分法資本変動 - - - 3,503 - 3,503 2009.12.31(前期末) 36,325 331,626 (180,966) 39,519 2,104,127 2,330,632 2010.1.1(当期首) 36,325 331,626 (180,966) 39,519 2,104,127 2,330,632 1.年次配当 - - - - (37,704) (37,704) 2.当期純利益 - - - - 316,470 316,470 3.中間配当 - - - - (14,501) (14,501) 4.持分法資本剰余金 - 1,289 - - - 1,289 5.売却可能証券評価損益 - - - 28,387 - 28,387 6.持分法資本変動 - - - 17,115 - 17,115 36,325 332,916 85,022 2,368,392 2,641,689 (345) (180,966) “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 次へ 204/454 3,900 合計 1.年次配当 2010.12.31(当期末) (188,402) 利益剰余金 1,917,147 (8,649) 2,092,109 (8,649) (345) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 キャッシュ・フロー計算書 ====================================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科 目 Ⅰ.営業活動によるキャッシュ ・フロー 1.当期純利益 (単位:ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 3,605,327,196,243 7,143,457,421,547 4,202,790,885,570 3,172,263,501,288 2.現金の流出のない費用等の 加算 3,219,493,878,183 2,619,219,833,567 イ.退職給付費用 ロ.福利厚生費 ハ.減価償却費 ニ.無形資産償却費 ホ.株式報酬費用 ヘ.貸倒償却費 ト.支払利息 チ.その他の貸倒償却費 リ.為替評価損 ヌ.寄付金 ル.持分法損失 ヲ.有形資産処分損失 ワ.投資資産処分損失 カ.投資資産損傷差損 ヨ.デリバティブ取引損失 タ.売上債権処分損失 レ.その他非流動資産処分損失 ソ.棚卸資産評価損失 ツ.雑損失 262,495,660,794 9,644,461,248 2,267,413,434,672 36,045,888,669 (6,625,985,355) 19,082,990,634 259,050,759,715 600,000,000 275,224,462,559 92,209,264,671 530,036,413 3,199,365,223 30,366,980 593,171,960 - 3,320,446,874 6,822,379,102 2,021,263,220,071 38,284,766,624 36,100,498,795 8,860,620,659 19,395,641,765 20,654,400 13,703,479,983 235,406,939,408 73,822,162,273 13,163,062 131,125,999,000 19,280,928,412 5,458,388,489 270,549,344 691,043,960 5,378,951,346 3.現金の流入のない収益等の 減算 (787,141,379,363) (1,108,525,810,144) イ.受取利息 ロ.売買目的証券処分利益 ハ.売買目的証券評価利益 ニ.為替評価益 ホ.持分法利益 ヘ.投資資産処分利益 ト.有形資産処分利益 チ.デリバティブ取引利益 リ.デリバティブ評価利益 ヌ.その他非流動資産処分利益 ル.その他の貸倒引当金戻入 ヲ.株式報酬費用戻入 428,781,238 15,372,612,744 1,882,188,932 85,053,785,824 612,931,828,208 1,221,668,967 24,598,655,120 26,737,223,917 1,248,352,558 367,555,057 664,634,692 10,436,153,200 905,668,634 21,102,741,108 5,810,900,000 422,224,980,186 585,436,083,749 8,939,022,936 21,273,569,001 33,457,871,673 7,065,344,198 1,892,840,510 416,788,149 - 6,197,938,906 - ワ.雑収益 4.営業活動による資産・負債 の変動 イ.売上債権の減少(増加) ロ.未収金の減少(増加) (3,029,816,188,147) 2,460,499,896,836 (644,862,082,191) (37,139,628,878) 528,931,978,167 152,418,953,334 205/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科 目 ハ.未収収益の減少(増加) ニ.前払金の減少(増加) ホ.前払費用の減少(増加) ヘ.棚卸資産の減少(増加) ト.流動繰延税金資産の減少 (増加) チ.長期性売上債権の減少(増 加) リ.仕入債務の増加(減少) ヌ.前受収益の増加(減少) ル.未払法人税の増加(減少) ヲ.未払配当金の増加(減少) ワ.未払金の増加(減少) カ.前受金の増加(減少) ヨ.預り金の増加(減少) タ.未払費用の増加(減少) レ.その他の流動負債の増加 (減少) ソ.退職金の支払 ツ.国民年金転換金の減少(増 加) ネ.退職保険預け金の減少(増 加) ナ.繰延税金負債の増加(減 少) ラ.持分法適用投資株式の配当 金受取 Ⅱ.投資活動によるキャッシュ ・フロー 1.投資活動による現金流入額 イ.短期金融商品の減少 ロ.売買目的証券の処分 ハ.短期貸付金の減少 ニ.流動性売買目的証券の処分 ホ.流動性満期保有証券の償還 ヘ.その他当座資産の処分 ト.売却可能証券の処分 チ.有形資産の処分 リ.保証金の減少 ヌ.長期貸付金の減少 ル.その他非流動資産の減少 第43(当)期 金額 金額 21,098,783,692 5,725,602,395 (5,182,838,532) (2,993,025,644,578) (15,590,975,937) (8,213,886,687) 318,406,195 3,413,322,859,012 40,320,903,511 (286,075,615,417) 1,622,641,573 2,478,366,420 571,968,958,675 1,089,038,398 303,901,124,975 425,335,260 (259,136,861,442) 7,627,073,604 (16,692,202,007) 41,335,784,597 (365,649,073,299) (1,513,541,122) (1,337,623,631,383) 463,983,915 296,883,116,868 452,351,446 11,032,796,136 5,121,378,230 4,652,337,181 (3,255,507,700) (65,667,881,427) (70,354,841,984) - 1,628,700 (89,992,134,443) (8,148,798,058) 33,033,848,115 114,789,029,300 49,081,653,375 30,710,920,700 (5,760,614,883,959) (8,376,230,241,260) 18,304,738,422,358 9,923,106,288,554 16,971,778,399,503 1,121,183,512,744 20,248,111,112 20,000,000,000 15,989,136,630 105,138,001,465 40,988,589,619 361,690,017 5,435,200,094 3,615,781,174 7,107,346,871,454 2,697,287,341,794 31,430,555 40,000,000,000 19,086,026,205 17,093,462,534 23,095,337,603 883,640,878 1,787,603,149 16,494,574,382 2.投資活動による現金流出額 (24,065,353,306,317) イ.短期金融商品の増加 ロ.売買目的証券の取得 ハ.短期貸付金の増加 ニ.流動性満期保有証券の取得 ホ.その他当座資産の増加 ヘ.売却可能証券の取得 ト.持分法適用投資株式の取得 チ.長期貸付金の増加 リ.有形資産の取得 ヌ.有形資産の撤去費 ル.無形資産の取得 第42(前)期 (18,299,336,529,814) 13,766,906,373,219 780,325,734,911 16,136,636,630 232,294,711,942 4,637,869,326,174 29,864,678,180 4,245,572,337,643 62,790,754,400 16,848,936,361 11,164,342,464,801 1,940,000,000,000 27,655,555 40,000,000,000 17,836,282,692 568,241,038,035 239,946,384,524 19,705,054,787 4,228,839,994,320 52,102,845,736 14,797,066,657 206/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 科 目 第42(前)期 金額 ヲ.保証金の増加 ワ.その他非流動資産の増加 Ⅲ.財務活動によるキャッ シュ・フロー 1.財務活動による現金流入額 イ.短期借入金の増加 ロ.社債の発行 ハ.長期借入金の増加 ニ.その他の非流動負債の増加 ホ.自己株式の処分 2.財務活動による現金流出額 イ.短期借入金の返済 ロ.流動性長期負債の償還 ハ.その他の非流動負債の減少 ニ.ファイナンスリース負債の 減少 ホ.配当金の支払 Ⅳ.現金及び現金性資産の増加 (減少)額(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) Ⅴ.現金及び現金性資産の期首 残高 Ⅵ.現金及び現金性資産の期末 残高 金額 805,343,040 275,938,473,817 1,224,336,538 12,273,406,169 2,200,931,663,381 917,868,133,988 4,917,799,099,141 4,009,620,748,147 2,685,644,564,384 1,775,568,304,233 401,930,826,460 54,655,404,064 (2,716,867,435,760) 2,256,539,466,752 1,449,728,468,670 28,865,682,644 25,362,648,261 249,124,481,820 (3,091,752,614,159) 1,972,787,177,837 1,065,427,475 48,644,694,981 2,158,046,288,702 203,806,565,758 39,727,261,095 1,074,233,467 1,043,254,604 693,295,902,000 689,129,244,000 45,643,975,665 (314,904,685,725) 626,782,471,726 941,687,157,451 672,426,447,391 626,782,471,726 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 207/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 キャッシュ・フロー計算書 ====================================== 第43(当)期 自2010年 1月 1日 至2010年12月31日 第42(前)期 自2009年 1月 1日 至2009年12月31日 株式会社POSCO 科目 Ⅰ.営業活動によるキャッシュ ・フロー 1.当期純利益 (単位:百万円) 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 271,481 537,902 316,470 238,871 2.現金の流出のない費用等の 加算 242,428 197,227 イ.退職給付費用 ロ.福利厚生費 ハ.減価償却費 ニ.無形資産償却費 ホ.株式報酬費用 ヘ.貸倒償却費 ト.支払利息 チ.その他の貸倒償却費 リ.為替評価損 ヌ.寄付金 ル.持分法損失 ヲ.有形資産処分損失 ワ.投資資産処分損失 カ.投資資産損傷差損 ヨ.デリバティブ取引損失 タ.売上債権処分損失 レ.その他非流動資産処分損失 ソ.棚卸資産評価損失 ツ.雑損失 19,766 726 170,736 2,714 (499) 1,437 19,507 45 20,724 6,943 40 241 2 45 - 250 514 152,201 2,883 2,718 667 1,460 2 1,032 17,726 5,559 1 9,874 1,452 411 20 52 405 3.現金の流入のない収益等の 減算 (59,272) (83,472) イ.受取利息 ロ.売買目的証券処分利益 ハ.売買目的証券評価利益 ニ.為替評価益 ホ.持分法利益 ヘ.投資資産処分利益 ト.有形資産処分利益 チ.デリバティブ取引利益 リ.デリバティブ評価利益 ヌ.その他非流動資産処分利益 ル.その他の貸倒引当金戻入 ヲ.株式報酬費用戻入 32 1,158 142 6,405 46,154 92 1,852 2,013 94 28 50 786 68 1,589 438 31,794 44,083 673 1,602 2,519 532 143 31 - 467 - ワ.雑収益 4.営業活動による資産・負債 の変動 イ.売上債権の減少(増加) ロ.未収金の減少(増加) ハ.未収収益の減少(増加) (228,145) 185,276 (48,558) (2,797) 1,589 39,829 11,477 (1,174) 208/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科目 ニ.前払金の減少(増加) ホ.前払費用の減少(増加) ヘ.棚卸資産の減少(増加) ト.流動繰延税金資産の減少 (増加) チ.長期性売上債権の減少(増 加) リ.仕入債務の増加(減少) ヌ.前受収益の増加(減少) ル.未払法人税の増加(減少) ヲ.未払配当金の増加(減少) ワ.未払金の増加(減少) カ.前受金の増加(減少) ヨ.預り金の増加(減少) タ.未払費用の増加(減少) レ.その他の流動負債の増加 (減少) ソ.退職金の支払 ツ.国民年金転換金の減少(増 加) ネ.退職保険預け金の減少(増 加) ナ.繰延税金負債の増加(減 少) ラ.持分法適用投資株式の配当 金受取 Ⅱ.投資活動によるキャッシュ ・フロー 1.投資活動による現金流入額 イ.短期金融商品の減少 ロ.売買目的証券の処分 ハ.短期貸付金の減少 ニ.流動性売買目的証券の処分 ホ.流動性満期保有証券の償還 ヘ.その他当座資産の処分 ト.売却可能証券の処分 チ.有形資産の処分 リ.保証金の減少 ヌ.長期貸付金の減少 ル.その他非流動資産の減少 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 431 (390) (225,375) (619) 24 257,023 3,036 (21,541) 122 187 43,069 82 22,884 32 (19,513) 574 (1,257) 3,113 (27,533) (114) (100,723) 35 22,355 34 831 386 350 (245) (4,945) (5,298) - 0 (6,776) (614) 2,487 8,644 3,696 2,313 (433,774) (630,730) 1,378,347 747,210 1,277,975 84,425 1,525 1,506 1,204 7,917 3,086 27 409 272 535,183 203,106 2 3,012 1,437 1,287 1,739 67 135 1,242 2.投資活動による現金流出額 (1,812,121) イ.短期金融商品の増加 ロ.売買目的証券の取得 ハ.短期貸付金の増加 ニ.流動性満期保有証券の取得 ホ.その他当座資産の増加 ヘ.売却可能証券の取得 ト.持分法適用投資株式の取得 チ.長期貸付金の増加 リ.有形資産の取得 ヌ.有形資産の撤去費 ル.無形資産の取得 ヲ.保証金の増加 ワ.その他非流動資産の増加 1,036,648 58,759 1,215 17,492 349,232 2,249 319,692 4,728 1,269 61 20,778 (1,377,940) 840,675 146,082 2 3,012 1,343 42,789 18,068 1,484 318,432 3,923 1,114 92 924 209/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 科目 Ⅲ.財務活動によるキャッシュ ・フロー 1.財務活動による現金流入額 イ.短期借入金の増加 ロ.社債の発行 ハ.長期借入金の増加 ニ.その他の非流動負債の増加 ホ.自己株式の処分 2.財務活動による現金流出額 イ.短期借入金の返済 ロ.流動性長期負債の償還 ハ.その他の非流動負債の減少 ニ.ファイナンスリース負債の 減少 ホ.配当金の支払 Ⅳ.現金及び現金性資産の増加 (減少)額(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) Ⅴ.現金及び現金性資産の期首 残高 第43(当)期 第42(前)期 金額 金額 165,730 69,115 370,310 301,924 202,229 133,700 30,265 4,116 (204,580) 169,917 109,165 2,174 1,910 18,759 (232,809) 148,551 80 3,663 162,501 15,347 2,991 81 79 52,205 51,891 Ⅵ.現金及び現金性資産の期末 残高 3,437 (23,712) 47,197 70,909 50,634 47,197 “添付の財務諸表に対する注記は本財務諸表の一部である” 次へ 210/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 財務諸表に対する注記 ================================= 第43期 2010年12月31日現在 第42期 2009年12月31日現在 株式会社POSCO 1.会社の概要 株式会社POSCO(以下、“当社”)は造船、製鋼及び圧延材の生産と販売等を目的として1968年4月1日に設立さ れ、造鋼能力基準で国内最大の総合製鉄会社です。 当社は1988年6月10日に株式を韓国証券取引所に上場し、当期末現在、国内に2ヶ所の製鉄所(浦項、光陽)及び 1ヶ所の事務所と海外に8ヶ所の事務所を設置・運営しています。 当期末現在、当社の主要株主現況は次の通りです。 株主名 所有株式数(株) 持分率(%) 国民年金管理公団 4,646,245 5.33 Nippon Steel Corporation(*1) 4,394,712 5.04 SKテレコム㈱ 2,481,310 2.85 浦項工科大学 1,955,836 2.24 新韓金融持株会社(*2) 1,848,503 2.12 71,860,229 82.42 87,186,835 100.00 その他 合 計 (*1) 1株当たり5,000ウォンの普通株0.25株の価値を示すADR(American Depositary Receipt)を保有して います。 (*2) 該当会社の商法上子会社が保有している株式数を合算したものです。 当期末現在、当社の株式は韓国証券先物取引所、株式預託証書はニューヨーク、ロンドン、東京証券取引所に上 場しています。 211/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 2.重要な会計方針 当社は韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成しており、2009年12月31日で終了する 会計年度に対する財務諸表作成時に採用した会計方針と同一の会計方針を適用しました。比較表示された前期 財務諸表は当期と比較するために一部項目を再分類しました。比較表示された前期財務諸表はこうした勘定再 分類が反映されたもので、この再分類は純資産価額及び当期純利益には影響がありません。 当社が採用している重要な会計方針は次の通りです。 (1)収益認識 当社の売上は財貨の販売及びその他収益で構成されています。財貨の販売は受け取ったか、もしくは受け取る 対価の公正価値で収益を測定し、売上割戻と割引及び戻入は収益から減算しています。財貨の所有によるリス クと効果の大部分が購買者に移転され、販売した財貨に対して所有権がある時、通常行使する程度の管理や効 果的な統制ができず、収益金額及び取引と関連して発生したか、もしくは発生する取引原価と関連費用を信頼 性をもって測定でき、経済的効果の実現可能性が極めて高い時に収益を認識しています。その他収益は収益を 獲得する過程が完了し、収益金額を信頼性をもって測定でき、経済的効益の実現可能性が非常に高い時に認識 しています。 (2)貸倒引当金 売上債権等に対して個別分析と過去の貸倒実績率による貸倒見積額を貸倒引当金として設定し、関連資産から 減算する形式で表示しています。 一方、整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等によって売上債権等の債権の契約条件が当社に 不利に再調整された場合、将来キャッシュ・フローの現在価値と帳簿価額の差額を貸倒償却費として処理して います。 (3)棚卸資産 棚卸資産は移動平均法(未着品は個別法)による取得原価で評価し、棚卸資産の時価が帳簿価額より下落して 発生した評価損失及び正常に発生した減耗損失は売上原価に加算し、評価損失は棚卸資産の減算勘定で表示し ています。当期における棚卸資産評価損失は593百万ウォンで、売上原価に加減しました。 212/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)有価証券 従属会社、持分法被投資会社、ジョイントベンチャーに対する投資を除外した債務証券と持分証券に対しては 取得する時点で満期保有証券、売却可能証券、売買目的証券に分類し、報告期間終了日ごとに分類の適正性を再 検討しています。 満期が確定した債務証券として償還金額が確定したか、もしくは確定が可能な債務証券を満期まで保有する積 極的な意図と能力がある場合には満期保有証券に分類しています。一方、主に短期間内の売買差益を目的に取 得した有価証券は売買目的証券に、売買目的証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売却可能証券に分 類しています。 当社は有価証券の取得原価を有価証券取得のために提供した対価の市場価格に取得付帯費用を加算して算定 しています。 当社は、満期保有証券は償却後取得原価で評価し、売買目的証券と売却可能証券は公正価額で評価しています。 但し、売却可能証券のうち市場性のない持分証券の公正価額を信頼性をもって測定できない場合には取得原価 で評価しています。市場性のある有価証券の評価は市場価格を公正価値とみなして市場価格は報告期間末現在 の終値としています。 当社は、売買目的証券の未実現保有損益は当期損益項目で、売却可能証券の未実現保有損益は売却可能証券評 価損益(その他包括損益累計額)で処理しており、当該売却可能証券を処分したり、もしくは損傷差損を認識 する時点で一括して当期損益に反映しています。満期保有証券の満期額面価額と取得原価の差異は償還期間に わたり実効利子率法を利用して取得原価と受取利息に加減しています。 当社は損傷差損の発生に対する客観的な証拠があるかを報告期間終了日ごとに評価して、有価証券の回収可能 価額が債務証券の償却後取得原価または持分証券の取得原価より少ない場合には、減額が不要だという明白な 証明がない限り損傷差損を認識して当期損益に反映しています。 売買目的証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来するか、もしくは売却等によって処分することがほ ぼ確実な売却可能証券と報告期間終了日から1年以内に満期が到来する満期保有証券は流動資産に分類してい ます。 213/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)持分法適用投資株式 投資株式のうち重大な影響力を行使できる株式は持分法を適用して評価した価額で評価しています。持分法被 投資会社の純資産変動による持分の変動額は投資株式勘定に加減処理して、その変動の源泉によって持分法損 益(当期損益)、利益剰余金または持分法資本変動(その他包括損益)として処理しています。被投資会社の 欠損累積によって投資株式の金額がゼロ(0)の状態となる場合には持分法適用を中止し、持分法適用投資株 式をゼロ(0)で処理しています。但し、当社が持分法被投資会社に対して優先株、長期性債権等のような投資 性格の資産を保有している場合、そのような資産の帳簿価額がゼロ(0)になる時まで持分法被投資会社の損 失等を継続して反映しています。 重大な影響力を行使できるようになった日現在、取得原価が被投資会社の純資産価額の公正価値に対する当社 の持分を超過する金額は発生年度から20年以内の合理的な期間にわたり定額法で償却しており、到達していな い場合は、その不足額を被投資会社の非貨幣性資産のうち償却可能資産に該当する金額は加重平均耐用年数に わたり定額法で戻し入れ、非償却資産に該当する金額は処分(費用化)される時点で戻し入れています。また、 投資株式の取得時点で持分法被投資会社の識別可能な資産・負債を公正価値で評価した金額と帳簿価額の差 異金額のうち当社の持分率に該当する金額は当該資産・負債に対する持分法被投資会社の処理方法によって 償却または戻し入れています。 海外に所在する持分法適用会社の外貨建財務諸表を換算する場合には資産及び負債は報告期間終了日のレー トで換算し、資本は取得当時のレートで換算しています。取得当時のレートで換算された資本金額と報告期間 終了日のレートで換算された資産金額から報告期間終了日のレートで換算された負債金額を減算した残額と の差異のうち、当社持分に相当する金額は持分法資本変動(その他包括損益)で処理しています。 当社及び持分法被投資会社間の取引で発生した損益に当社の持分率を乗じた金額(当社が従属会社に対して 資産を売却した取引によって発生した損益は全額)のうち報告期間末現在に保有資産の帳簿価額に反映され ている部分は当社の未実現損益とみなして未実現利益は持分法適用投資株式から減算し、未実現損失は持分法 適用投資株式に加算しました。 (6)有形資産 有形資産の取得原価は当該資産の製作原価または購入原価に取得付帯費用を加算した価額で計上し、過去の資 産再評価法の規定によって再評価した場合には再評価額で計上しています。 214/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 有形資産の減価償却は下記の耐用年数によって定額法を適用しています。 区分 推定耐用年数 区分 推定耐用年数 建物 20∼40年 車輌運搬具 4∼9年 構築物 20∼40年 工具器具 4年 機械装置 8年 備品 4年 ファイナンスリース資産 18年 有形資産の製造、購入、建設、開発に使われた借入金に対する支払利息またはその他これに類似する金融費用は 発生時に費用処理しています。 修繕費のうち有形資産の耐用年数を延長させたり、資産価値を実質的に増加させる支出は当該資産の原価に加 算し、原状を回復させたり、機能維持のための支出は当期費用で処理しています。 有形資産の陳腐化または市場価値の急激な下落等によって有形資産の将来の経済的効益が帳簿価額に著しく 達しない可能性があり、当該有形資産の使用及び処分から期待される将来のキャッシュ・フロー総額の見積額 が帳簿価額を下回る場合には帳簿価額を回収可能価額に調整し、その差額を損傷差損として処理しています。 (7)リース 当社はリース資産の所有によるリスクと効益が実質的に当社に移転される場合にはファイナンスリースに分 類し、それ以外の場合にはオペレーティングリースに分類しています。 (8)無形資産 当社は無形資産を当該資産の製作原価または購入価額に取得付帯費用を加算した価額を取得原価として計上 し、当該資産の使用可能な時点から残存価額をゼロ(0)として下記の耐用年数にわたり定額法で償却し、これ によって計上された償却額を直接減算した残額で評価しています。 区分 推定耐用年数 産業財産権 5∼10年 港湾施設利用権 1∼75年 その他無形資産 4∼20年 港湾施設利用権は管轄官庁との契約を通して独占的使用権利を付与される使用期間を無形資産の推定耐用年 数として算定しました。 215/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (9)社債割引発行差金 当社は社債割引発行差金を社債発行時から最終償還時までの期間にわたり実効利子率法を適用して償却し、同 償却額を支払利息に加算して処理しています。 (10)退職給付費用 当社は役員・職員退職金支給規定によって報告期間末現在、1年以上勤続した全ての役員・職員が退職する場 合に支払う期末要支給額の全額を退職給付費用として計上しています。従業員の受給権を保障する従業員退職 保険に加入した預け金は退職給付費用から減算する形式で表示しています。当社は従来の国民年金法の規定に よって従業員が退職する場合に支払う退職金の一部を国民年金管理公団に払い込んでおり、同金額は国民年金 転換金の科目で退職給付費用から減算して表示しています。 (11)債権の現在価値評価及び調整 当社は会社整理手続開始、和議手続開始及び取引当事者間の合意等で債権の元金、利息率または期間が変更に なって調整された債権の帳簿価額と現在価値の差異が重要な場合には、当該債権によって将来に受け取るか、 もしくは支払う総額を適正な利息率で割引いた現在価値で評価しており、債権の名目価額と現在価値の差額で ある現在価値割引調整は実効利子率法を適用して戻し入れ、これを受取利息として認識しています。 (12)外貨建資産及び負債の換算 当社は非貨幣性外貨建資産及び負債は当該資産を取得したか、もしくは当該負債の発生当時のレートを適用し て換算し、貨幣性外貨建資産及び負債は報告期間末現在のソウル外国為替仲介株式会社が告示する基準為替 レートで換算しています。換算損益は当期損益に計上しています。 (13)デリバティブの処理 すべてのデリバティブは最初契約時と報告期間終了日毎に公正価値で評価しており、取引費用は発生時に当期 損益として認識しています。但し、リスクヘッジを目的とする場合、特定リスクによる資産、負債及び確定契約 の公正価額の変動リスクをヘッジする契約で発生した評価損益は当期損益として処理し、将来予想取引の キャッシュ・フロー変動リスクをヘッジする契約で発生した評価損益はその他包括損益累計額として処理し ています。内在デリバティブの経済的特性及びリスク度と主契約の経済的特性及びリスク度の間に明確かつ密 接な関連性がなく、内在デリバティブと同一条件の独立したデリバティブがデリバティブの要件を満たす場合 には内在デリバティブを主契約と分離して会計処理しています。 216/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (14)引当負債 当社は支出の時期または金額が不確実な負債のうち、過去の事象や取引の結果として現在義務が存在し、当該 義務を履行するために資源が流出する可能性が非常に高く、その義務の履行に所要される金額を信頼性をもっ て見積ることができる場合には、その金額を引当負債として計上しています。 (15)自己株式 当社は自己株式の取得原価を原価法によって資本調整として計上しており、自己株式処分利益はその他の資本 剰余金として計上し、自己株式処分損失は自己株式処分利益に計上されたその他の資本剰余金から優先的に減 算した残額を資本調整に計上した後、欠損金処理順序に準じて利益剰余金と相殺しています。 (16)売上債権等の譲渡及び割引額の処理 当社は売上債権等を第三者に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利と義務が実質的に移転する時に は同金額を売上債権から減算し、帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失として計上しています。 (17)法人税費用 法人税費用は法人税負担額に繰延税金変動額を加減して算出しています。法人税負担額は法人税法等の法令に よって各会計年度に負担する法人税及び法人税に賦課される税額の合計であり、前期以前の期間に関連する法 人税負担額を当期に認識する法人税追納額または還付額が含まれます。資産・負債の帳簿価額と税務価額の差 異である一時差異と繰越控除が可能な税務上欠損金と税額控除等に対して将来に負担することになる法人税 負担額と、将来に軽減されることになる法人税負担額をそれぞれ繰延税金負債及び資産として認識していま す。繰延税金は一時差異等の実現が予想される会計年度に適用される法人税率を使用して測定しています。 (18)見積の使用 韓国の一般的に認められた会計処理基準によって財務諸表を作成するために当社は資産及び負債の金額、引当 負債等に対する開示、収益及び費用の測定と関連して多くの合理的な推定及び仮定を使用します。ここには有 形資産の帳簿価額、売上債権、棚卸資産、繰延税金資産に対する評価、デリバティブに対する評価等が含まれま す。このような評価金額は実際と異なることがあります。 217/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (19)適用した会計処理基準及び会計慣習 当財務諸表は大韓民国の会計処理基準に従って韓国語で作成された当社の財務諸表を翻訳したものです。この 会計処理基準は国際的な会計処理基準、或いはこの報告書の利用者の国家で一般に公正妥当と認められる会計 処理基準とは異なることがあります。この財務諸表と監査報告書は韓国において韓国語にて作成された財務諸 表と監査報告書を和文に翻訳したものです。当該財務諸表は韓国の会計処理基準、手続及び会計慣習が分から ない者の為に作成されたものではなく、当社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びに キャッシュ・フローの状況を韓国以外の国家等で一般的に公正妥当と認められる会計処理基準と会計慣習に 基づいて開示する為に作成されたものでもありません。 218/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 3.金融商品等 当期末及び前期末現在、当社の金融商品等の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 預入先 年利率(%) 第43(当)期 第42(前)期 当座預金(ウォン貨) ウリ銀行他 - 90 64 当座預金(外貨) ウリ銀行他 - 796 753 MMT 新韓銀行他 2.65∼2.90 111,500 245,500 MMF 大信証券他 2.60∼2.71 260,040 - 定期預金(ウォン貨) 大宇証券他 3.00∼3.35 300,000 70,000 農協他 - - 310,465 672,426 626,782 14,101 10,667 [現金及び現金性資産] 定期預金(外貨) 小計 [短期金融商品] 普通預金(*1) ウリ銀行他 - 定期預金(ウォン貨) 国民銀行他 0.70∼4.70 2,060,830 2,850,000 CD 企業銀行他 3.01∼4.75 240,000 2,370,000 RP 産業銀行 - - 290,000 ハナ銀行他 - 61,791 60,927 2,376,722 5,581,594 40 40 3,049,188 6,208,416 金銭信託 小計 [長期金融商品] 当座開設保証金(*2) 国民銀行他 - 合計 (*1)政府受託課題に関連して使用が制限されています。 (*2)当社の当座口座開設に関連して使用が制限されています。 4.売買目的証券 当期末及び前期末現在、当社の売買目的証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 受益証券 第43(当)期 取得価額 180,326 公正価値 第42(前)期 帳簿価額 182,208 帳簿価額 182,208 505,811 5.売却可能証券 (1)当期末及び前期末現在、当社の売却可能証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 219/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 区分 第43(当)期 第42(前)期 〔流動資産〕 投資債券 - 20,230 - 20,230 市場性のある株式 4,195,360 3,650,351 市場性のない株式 815,840 767,174 11 104,895 500 500 小計 5,011,711 4,522,920 合計 5,011,711 4,543,150 小計 〔非流動資産〕 投資債券 出資金 (2)当社の売却可能証券のうち市場性のある株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第42 第43(当)期 会社名 保有株式数 持分率 (株) (%) (前)期 取得原価 公正価値 帳簿価額 帳簿価額 SKテレコム㈱(*1) 4,452,057 5.51 1,236,858 809,280 809,280 743,845 ㈱ハナ金融持株 4,663,776 2.20 29,998 201,942 201,942 153,438 現代重工業㈱ 1,477,000 1.94 343,505 654,311 654,311 256,260 韓一鉄鋼㈱ 206,798 10.14 2,413 3,433 3,433 2,575 ㈱ハイスティール 135,357 9.95 1,609 2,133 2,133 1,895 ムンベ鉄鋼㈱ 1,849,380 9.02 3,588 4,133 4,133 5,419 東洋鉄管㈱ 1,564,250 1.92 3,911 1,893 1,893 1,877 ㈱新韓金融持株会社 4,369,881 0.92 228,778 231,167 231,167 188,779 610,103 10.17 18,792 31,664 31,664 22,055 1,005,000 9.80 40,212 29,095 29,095 22,110 65,132 0.08 2,538 2,508 2,508 1,185 11,033 0.03 298 203 203 151 13,115,837 3.39 574,524 786,950 786,950 783,015 2,671,688 0.52 22,683 19,155 19,155 21,924 591,000 1.01 24,999 24,024 24,024 - 238,352,000 3.50 719,622 972,351 ㈱セア製鋼 ユニオンスティール㈱ ㈱韓進海運 ㈱韓進海運ホールディ ングス KB金融持株㈱ ㈱LGユープラス (旧㈱LGパワーコム (*2)) ソウル半導体㈱ Nippon Steel Corporation(*1) 220/454 972,351 1,128,734 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第42 第43(当)期 会社名 保有株式数 持分率 (株) (%) (前)期 取得原価 公正価値 帳簿価額 帳簿価額 Thainox Stainless Public 1,200,000,000 15.39 42,301 70,724 70,724 67,658 21,215,700 7.25 420,805 314,446 314,446 249,431 236,625,000 1.50 25,385 35,948 35,948 - Company Limited Macarthur Coal Limited PT.Krakatau Steel 合計 3,742,819 4,195,360 4,195,360 3,650,351 (*1)保有株式の一部が担保として提供されています(注記10参照)。 (*2)㈱LGパワーコムの株式は2010年1月、㈱LGパワーコムが㈱LGユープラス(旧、㈱LGテレコム)との合併に より㈱LGユープラス(旧、㈱LGテレコム)の株式に交換され、交換時の公正価値と取得原価の差異758百 万ウォンは投資資産処分利益として処理しました。 221/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当社の売却可能証券のうち市場性のない株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第42 第43(当)期 会社名 保有株式数 (株) 持分率(%) (前)期 取得原価 帳簿価額 (*1) 帳簿価額 Nacional Minerios S.A.(*1) 30,784,625 6.48 668,635 534,735 535,357 THE SIAM UNITED STEEL(*1) 11,071,000 12.30 34,658 69,014 65,135 3,000,000 10.00 98,242 98,242 - - 90.00 14,492 14,492 - ㈱ポスファイン(*2) 2,700,000 69.23 13,500 13,500 6,750 POSCO SOUTH ASIA(*2) 3,500,000 100.00 12,611 12,611 - ㈱釜山E&E(*2) 1,917,300 70.00 9,587 9,587 - ㈱サムウォン鋼材 1,786,000 19.00 8,930 8,930 8,930 PT.POSNESIA(*2,5) 29,610,000 70.00 9,474 1,567 1,567 9,000 50.00 1,740 1,740 - - - - - 63,872 - - - - 19,983 - - - - 16,952 - - - - 14,925 - - 58,805 51,422 33,703 930,674 815,840 767,174 ㈱東部メタル POSCO-CYPC(*2,3) POSUK TITANIUM B.V(*2) POSCO Maharashtra Steel Private Limited(*4) POSCO-Turkey Nilufer Processing Center Co., Ltd.(*4) POSCO (Liaoning)Automotive Processing Center Co., Ltd.(*4) POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. Ltd.(*4) その他(*5) 合計 (*1)該当法人は外部専門評価機関によって算定した公正価値を利用して評価しました。その他市場性のない 株式の場合、信頼性のある公正価値を算定できないため取得原価で評価しました。 (*2)該当法人は直前事業年度末の資産総額(または設立資本金)が100億ウォン未満で、当期中の規模の変 動が大きくない小規模法人、もしくは正常営業開始前(建設中)の法人として、持分法を適用しませんで した。 (*3)該当法人は法人形態または現地規定等の事由で株式数が存在しません。 (*4)直接事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過し、売却可能証券から持分法適用投資株式に再分類し ました。 (*5)該当法人及びその他法人と関連して当期に認識した損傷差損はなく、前期までに認識した累積額は 15,290百万ウォンです。 (4)当社の売却可能証券のうち投資債券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 222/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 区分 満期 取得原価 第42(前)期 公正価値 帳簿価額 帳簿価額 〔流動資産〕 産業金融債券 1年以内 小計 - - - 20,230 - - - 20,230 〔非流動資産〕 国公債 1∼5年 11 11 11 4,317 産業金融債券 1∼5年 - - - 100,578 小計 11 11 11 104,895 合計 11 11 11 125,125 (5)当社の売却可能証券のうち出資金の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 プルン保育経営組合 第43(当)期 取得原価 第42(前)期 帳簿価額 500 223/454 帳簿価額 500 500 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (6)当期末及び前期末現在、売却可能証券評価損益の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 期首残高 増(減)額 第42(前)期 期末残高 期首残高 増(減)額 期末残高 [市場性のある株式] SKテレコム㈱ (373,374) 39,862 (333,512) (247,137) (126,237) (373,374) 96,283 37,833 134,116 47,537 48,746 96,283 (68,052) 310,480 242,428 (38,098) (29,954) (68,052) 韓一鉄鋼㈱ (46) 842 796 (809) 763 (46) ㈱ハイスティール 223 185 408 123 100 223 1,258 (832) 426 90 1,168 1,258 (1,586) 12 (31,199) ㈱ハナ金融持株 現代重工業㈱ ムンベ鉄鋼㈱ 東洋鉄管㈱ ㈱新韓金融持株会社 ㈱セア製鋼 ユニオンスティール㈱ ㈱韓進海運 ㈱韓進海運ホールディ ングス KB金融持株㈱ ㈱LGユープラス (旧、㈱LGパワーコム) ソウル半導体㈱ Nippon Steel Corporation (1,574) (1,958) 372 (1,586) 33,062 1,863 (82,790) 51,591 (31,199) 2,545 7,495 10,040 3,664 (1,119) 2,545 (14,119) 5,447 (8,672) (20,077) 5,958 (14,119) (1,036) 1,012 (24) (1,105) 69 (1,036) 10 162,624 (83) 3,068 (73) 165,692 - (2,751) (2,751) - (761) (761) 319,107 (121,979) 197,128 - 10 10 (13,843) 176,467 162,624 (101,088) 101,088 - - - - 190,214 128,893 319,107 (1,562) 21,341 19,779 (209,113) 150,934 (58,179) Thainox Stainless Public 19,779 2,391 22,170 (58,179) 50,711 (7,468) Company Limited Macarthur Coal Limited PT.Krakatau Steel - 8,239 8,239 - 大韓海運㈱ - - - 4,898 54,238 374,233 428,471 小計 224/454 (471,054) (4,898) 525,292 54,238 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 区分 第43(当)期 第42(前)期 期首残高 増(減)額 期末残高 期首残高 増(減)額 期末残高 THE SIAM UNITED STEEL 23,771 3,026 26,797 18,492 5,279 23,771 Nacional Minerios S.A. (103,957) [市場性のない株式] 投資債券等 (485) (95) 212 小計 (80,281) 2,753 合計 (26,043) 376,986 (104,442) - (103,957) (103,957) - (95) (95) (77,528) 18,492 (98,773) (80,281) 350,943 (452,562) 426,519 (26,043) 117 6.満期保有証券 (1)当期末及び前期末現在、当社の満期保有証券の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 満期 取得原価 第42(前)期 帳簿価額 帳簿価額 [流動資産] 国庫債等(*) 1年以内 2,000 1,978 20,000 1∼5年 30,000 29,830 31,675 32,000 31,808 51,675 [非流動資産] 国庫債等(*) 合計 (*)当社の営業と関連して担保として提供されています(注記10参照)。 (2)当期及び前期における債務証券(売却可能証券、満期保有証券)に関連して発生した総受取利息はそれぞ れ8,993百万ウォン及び4,835百万ウォンです。 次へ 225/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 7.持分法適用投資株式 (1)当期末及び前期末現在、当社の持分法適用投資株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第42 第43(当)期 会社名(*1) 保有株式数 持分率 (株) (%) 取得原価 (前)期 純資産価額 帳簿価額 帳簿価額 〔国内株式〕 ㈱大宇インターナショナル 68,681,566 67.96 3,382,543 2,279,779 3,401,177 ㈱POSCO建設 32,876,418 89.53 813,416 2,288,324 1,519,729 1,063,089 ポスコ特殊鋼㈱ 26,000,000 100.00 260,000 740,625 739,039 628,842 ポスコパワー㈱ 40,000,000 85.71 597,170 683,980 688,279 649,148 ㈱ポスティール 17,155,000 95.31 113,393 518,732 480,761 421,927 ソンジンジオテック㈱(*2) 12,345,110 30.96 160,031 92,441 169,436 - ㈱エスエヌエヌシー 18,130,000 49.00 90,650 168,798 153,304 100,655 3,544,200 60.00 41,210 144,586 125,760 100,535 POSCO鋼板㈱ 3,412,000 56.87 82,017 114,711 102,519 108,421 ㈱サムジョンP&A 2,034,246 48.85 104,069 80,011 74,949 5,989 99,403,282 72.54 102,571 154,344 46,241 - - - - - - 70,990 392,200 559,044 459,073 303,270 (*2) ㈱ポスコケムテック (旧、㈱ポスレック) ㈱ポスコICT ㈱ポスコン(*3) その他17社 小計 6,139,270 - 7,825,375 7,960,267 3,452,866 〔海外株式〕 POSCO Australia Pty. Ltd. 761,775 100.00 37,352 585,729 715,316 330,623 58.60 216,542 320,607 312,571 283,845 - 100.00 164,418 227,700 224,910 208,413 188,752,130 100.00 205,885 211,856 211,856 - Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd.( - *4) POSCO-China Holding Corp. (*5) POSCO WA PTY LTD.(*2) Nickel Mining Company SAS KOBRASCO POSCO Investment Co.,Ltd. Guangdong Pohang Coated Steel Co.,Ltd.(*4) POSCO-India Private Ltd. 3,234,698 49.00 157,585 188,126 181,812 189,197 2,010,719,185 50.00 32,950 140,759 140,778 98,962 5,000,000 100.00 53,189 86,679 90,638 85,521 - 89.35 79,080 92,365 89,444 31,299 450,000,000 100.00 110,287 87,681 87,681 108,538 226/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第42 第43(当)期 会社名(*1) 保有株式数 持分率 (株) (%) 取得原価 (前)期 純資産価額 帳簿価額 帳簿価額 BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co.,Ltd.(*4 - 25.00 61,961 82,826 87,057 63,865 - 85.00 198,578 107,066 83,359 154,691 374,532 99.45 316,941 110,896 80,674 113,510 1,455,308 100.00 80,627 80,336 80,337 - - 92.97 110,515 57,539 78,359 71,901 90,438 100.00 50,558 107,017 74,185 68,436 ) POSCO-Vietnam Co.,Ltd.(*4 ) POSCO America Corporation POSCO Maharashtra Steel Private Limited(*5) POSCO VST Co., Ltd.(*4) POSCO-Japan Co.,Ltd. Qingdao Pohang Stainless - 70.00 71,463 72,392 70,720 65,982 - 90.00 31,023 63,205 59,466 49,429 1,304,955,672 84.67 117,950 66,807 48,513 62,581 9,360,000 100.00 7,425 35,580 37,664 32,189 39,677 38,492 34,616 25,945 301,350 323,794 284,292 135,425 Steel Co.,Ltd.(*4) POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co.,Ltd. (*4) POSCO-Mexico Co.,Ltd. POSCO Asia Co.,Ltd. POSCO (Thailand) Co.,Ltd. 12,721,734 85.62 その他28社 小計 2,445,356 3,087,452 3,074,248 2,180,352 合計 8,584,626 10,912,827 11,034,515 5,633,218 (*1)持分法被投資会社の持分法適用時、決算確定日の差異等で当期末現在、監査または検討を受けていない 仮決算財務諸表を利用しました。 (*2)該当被投資会社は当期中に新規取得されました。 (*3)㈱ポスコンは2010年1月22日に㈱ポスコICTに吸収合併されました。 (*4)該当法人は法人形態または現地規定等の事由により株式数が存在しません。 (*5)直前事業年度末の資産総額が100億ウォンを超過したため、売却可能証券から持分法適用投資株式に再 分類しました。 227/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期における持分法適用投資株式別の持分法評価の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 第43(当)期 会社名 第42(前)期 その他 期首 その他 持分法損益 期末 期首 持分法損益 増減額(*) 期末 増減額(*) 〔国内株式〕 ㈱大宇インターナショナル - 11,809 3,389,368 3,401,177 - - 1,063,089 13,038 443,602 1,519,729 864,030 216,571 (17,512) 1,063,089 POSCO特殊鋼㈱ 628,842 116,442 (6,245) 739,039 564,515 66,650 (2,323) 628,842 POSCOパワー㈱ 649,148 (29,227) 68,358 688,279 619,037 27,036 3,075 649,148 ㈱ポスティール 421,927 41,233 17,601 480,761 319,914 65,851 36,162 421,927 (15,983) 185,419 169,436 - - - - 100,655 65,130 (12,481) 153,304 67,410 33,245 - 100,655 100,535 27,892 (2,667) 125,760 74,329 28,885 108,421 (5,902) - 102,519 103,912 4,509 - 108,421 771 5,989 ㈱POSCO建設 ソンジンジオテック㈱ ㈱エスエヌエヌシー - - - ㈱ポスコケムテック (2,679) 100,535 (旧、㈱ポスレック) POSCO鋼板㈱ ㈱サムジョンP&A 5,989 836 68,124 74,949 4,035 1,183 - 4,239 42,002 46,241 39,544 (41,799) 2,255 - ㈱ポスコン 70,990 - - 49,099 19,964 1,927 70,990 その他17社 303,270 21,775 134,028 459,073 205,190 5,782 92,298 303,270 3,452,866 251,282 4,256,119 7,960,267 2,911,015 427,877 113,974 3,452,866 330,623 77,041 307,652 715,316 165,573 26,029 139,021 330,623 283,845 26,021 2,705 312,571 323,170 (17,344) (21,981) 283,845 208,413 14,757 1,740 224,910 228,489 (3,728) (16,348) 208,413 (12,560) 224,416 211,856 - 189,197 13,709 (21,094) 181,812 219,879 (4,335) (26,347) 189,197 KOBRASCO 98,962 49,772 (7,956) 140,778 60,429 21,206 17,327 98,962 POSCO Investment Co.,Ltd. 85,521 6,569 (1,452) 90,638 91,303 641 (6,423) 85,521 31,299 23,731 34,414 89,444 20,901 11,271 (873) 31,299 108,538 (21,892) 1,035 87,681 54,651 - 63,865 22,473 719 87,057 92,064 POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 154,691 (60,495) (10,837) 83,359 POSCO America Corporation 113,510 (34,184) 1,348 - (716) POSCO VST Co.,Ltd. 71,901 POSCO-Japan Co.,Ltd. 68,436 ㈱ポスコICT 小計 (70,990) 〔海外株式〕 POSCO Australia Pty.Ltd. Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. POSCO-China Holding Corp. POSCO WA PTYLTD. Nickel Mining Company SAS - - - - Guangdong Pohang Coated Steel Co.,Ltd. POSCO-India Private Ltd. 53,887 108,538 (23,603) (4,596) 63,865 232,647 (48,542) (29,414) 154,691 80,674 133,944 (19,938) (496) 113,510 81,053 80,337 - (22,802) 29,260 78,359 - (4,461) 10,210 74,185 65,457 BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co.,Ltd. POSCO Maharashtra Steel - - - (3,999) 75,900 71,901 13,975 (10,996) 68,436 Private Limited 228/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第43(当)期 会社名 第42(前)期 その他 期首 持分法損益 その他 期末 期首 持分法損益 増減額(*) 期末 増減額(*) Qingdao Pohang Stainless 65,982 4,157 49,429 14,735 POSCO-Mexico Co.,Ltd. 62,581 (15,948) POSCO Asia Co.,Ltd. 32,189 POSCO (Thailand) Co.,Ltd. 581 70,720 75,888 (4,742) (5,164) 65,982 (4,698) 59,466 48,401 5,375 (4,347) 49,429 1,880 48,513 103,485 (40,694) (210) 62,581 4,517 958 37,664 29,158 5,495 (2,464) 32,189 25,945 6,211 2,460 34,616 32,934 (6,682) (307) 25,945 135,425 (4,209) 153,076 284,292 124,347 11,767 (689) 135,425 Steel Co.,Ltd. POSCO (Suzhou) Automotive Processing CenterCo.,Ltd. その他28社 小計 2,180,352 86,426 807,470 3,074,248 2,102,720 (77,848) 155,480 2,180,352 合計 5,633,218 337,708 5,063,589 11,034,515 5,013,735 350,029 269,454 5,633,218 (*)持分取得額、配当金受領額、従属会社との資本取引による資本剰余金(あるいは資本調整)の変動額、被 投資会社のその他包括損益累計額変動による持分法資本変動額等による増減額です。一方、当期の持分取 得額(㈱大宇インターナショナル等)は4,637,869百万ウォンで、配当金受領額(㈱POSCO建設等)は 49,082百万ウォンです。 229/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期及び前期における投資差額の処理内訳は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 会社名 期首金額 ㈱大宇インターナショナル POSCOパワー㈱ ㈱サムジョンP&A 発生額 償却(戻入)額 期末金額 - 1,159,977 14,500 1,145,477 26,500 - 21,203 5,297 (213) ソンジンジオテック㈱ 882 (125) 794 - 90,857 12,114 78,743 104 - 42 62 6,904 - 2,673 4,231 POSCO VST Co., Ltd. 36,954 - 7,919 29,035 その他11社 (2,535) ㈱エスエヌエヌシー BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., Ltd. 合計 67,714 (2,404) 1,249,312 578 58,904 (5,517) 1,258,122 ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 会社名 POSCOパワー㈱ 期首金額 発生額 47,703 ㈱サムジョンP&A Ltd. 合計 21,203 26,500 - (426) (213) 146 - 42 104 9,577 - 2,673 6,904 - 39,594 2,640 36,954 POSCO VST Co., Ltd. その他5社 - 期末金額 (639) ㈱エスエヌエヌシー BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co., 償却(戻入)額 9,900 (11,468) 66,687 28,126 967 27,099 (2,535) 67,714 (4)当期及び前期における持分法損益に反映された未実現損益の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 貸倒引当金 第42(前)期 3,346 2,539 棚卸資産 (152,853) 147,400 有・無形資産 (122,791) (64,195) 合計 (272,298) 85,744 230/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)当期末及び前期末現在、市場性のある持分法適用投資株式の市場価格は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 会社名 保有株式数(株) 株価(ウォン) 市場価格 帳簿価額 ㈱大宇インターナショナル 68,681,566 36,150 2,482,839 3,401,177 ソンジンジオテック㈱ 12,345,110 15,300 188,880 169,436 3,544,200 149,500 529,858 125,760 POSCO鋼板㈱ 3,412,000 29,100 99,289 102,519 サムジョンP&A㈱ 2,034,246 65,500 133,243 74,949 ㈱ポスコICT 99,403,282 9,630 957,254 46,241 ㈱ポスコケムテック (旧、㈱ポスレック) ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 会社名 ㈱ポスコケムテック㈱ (旧㈱ポスレック) POSCO鋼板㈱ 保有株式数(株) 株価(ウォン) 帳簿価額 3,544,200 50,100 177,564 100,535 3,412,000 24,300 82,912 108,421 270,000 19,950 5,387 5,989 50,440,720 6,530 329,378 - サムジョンP&A㈱ ㈱ポスコICT 市場価格 (6)当期末現在、持分法被投資会社の要約財務情報は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 会社名 資産 負債 純資産(*) 売上高 当期損益 ㈱大宇インターナショナル 4,789,621 3,213,270 1,576,351 15,672,004 112,309 ㈱POSCO建設 5,191,112 2,662,512 2,528,600 6,237,953 (84,959) POSCO特殊鋼㈱ 1,268,574 527,949 740,625 1,543,122 117,498 POSCOパワー㈱ 2,532,887 1,691,819 841,068 881,671 42,510 ㈱ポスティール 950,280 404,360 545,920 2,062,495 ソンジンジオテック㈱ 590,484 423,971 166,513 387,177 2,930 ㈱エスエヌエヌシー 649,696 305,210 344,486 519,871 150,450 375,475 141,346 234,129 756,053 55,434 503,664 248,319 255,345 1,001,773 5,380 〔国内株式〕 ㈱ポスコケムテック(旧、㈱ポス レック) POSCO鋼板㈱ 231/454 (96,644) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 会社名 資産 負債 純資産(*) 売上高 当期損益 ㈱サムジョンP&A 282,929 123,828 159,101 524,625 7,635 ㈱ポスコICT 742,921 493,582 249,339 840,883 17,812 1,176,301 501,302 674,999 89,827 27,058 1,472,886 839,336 633,550 2,461,020 54,301 POSCO-China Holding Corp. 302,095 55,510 246,585 148,503 14,538 POSCO WA PTY LTD. 211,856 - 211,856 - Nickel Mining Company SAS 529,304 95,166 434,138 178,301 27,233 KOBRASCO 346,735 65,217 281,518 127,718 85,696 POSCO Investment Co.,Ltd. 680,589 587,339 93,250 - 6,566 183,036 79,665 103,371 250,722 25,878 92,865 181 92,684 - 1,043,610 712,305 331,305 1,422,452 POSCO-Vietnam Co.,Ltd. 752,873 619,297 133,576 813,637 (66,486) POSCO America Corporation 268,513 143,384 125,129 287,360 (17,203) 159,734 79,398 80,336 - (657) POSCO VST Co., Ltd. 195,191 131,450 63,741 210,656 (8,333) POSCO-Japan Co.,Ltd. 779,544 660,509 119,035 1,475,360 10,644 242,342 124,372 117,970 542,446 7,906 219,427 149,199 70,228 352,367 13,688 POSCO-Mexico Co.,Ltd. 441,014 347,059 93,955 302,402 (25,163) POSCO Asia Co.,Ltd. 515,340 481,379 33,961 2,335,842 3,064 POSCO (Thailand) Co.,Ltd. 163,287 118,332 44,955 224,630 10,117 3,534,788 2,149,508 1,385,280 4,711,591 117,048 〔海外株式〕 POSCO Australia Pty. Ltd. Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. Guangdong Pohang Coated Steel Co.,Ltd. POSCO-India Private Ltd. BX STEEL POSCO Cold Rolled Sheet Co.,Ltd. POSCO Maharashtra Steel Private Limited Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co.,Ltd. その他47社 232/454 (12,560) (21,612) 101,351 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (*)当期において持分法被投資会社の会計方針と会計見積方法を変更して持分法を適用した場合、その内容 と財務諸表に及ぼす影響は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 会社名 調整前純資産 調整事由 価額 調整金額 調整後純資産 価額 ㈱大宇インターナショナル 公正価額調整等 1,071,363 1,208,416 2,279,779 ㈱POSCO建設 工事損失引当金還元等 2,263,740 24,584 2,288,324 POSCOパワー㈱ 金融費用資本化等 720,915 (36,935) 683,980 ㈱ポスティール 金融費用資本化等 520,292 (1,560) 518,732 ソンジンジオテック㈱ 公正価額調整等 51,545 40,896 92,441 有形資産償却方法 140,477 4,109 144,586 POSCO鋼板㈱ 金融費用資本化等 145,206 (30,495) 114,711 ㈱サムジョンP&A 有形資産償却方法 77,726 2,285 80,011 ㈱ポスコICT 資産再評価 180,867 (26,523) 154,344 子会社の持分法未適用等 674,998 (89,269) 585,729 金融費用資本化等 371,262 (50,655) 320,607 子会社の持分法未適用 246,585 (18,885) 227,700 創業費等 212,728 (24,602) 188,126 貸倒引当金設定 93,250 (6,571) 86,679 POSCO-India Private Ltd. 創業費等 92,684 (5,003) 87,681 POSCO-Vietnam Co., Ltd. 金融費用資本化 113,546 (6,480) 107,066 子会社の持分法未適用 124,438 (13,542) 110,896 59,259 (1,720) 57,539 119,035 (12,018) 107,017 金融費用資本化等 82,579 (10,187) 72,392 POSCO-Mexico Co., Ltd. 金融費用資本化 79,554 (12,747) 66,807 POSCO Asia Co., Ltd. 子会社の持分法未適用等 33,960 1,620 35,580 152,593 10,194 162,787 ㈱ポスコケムテック(旧、 ㈱ポスレック) POSCO Australia Pty. Ltd. Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. POSCO-China Holding Corp. Nickel Mining Company SAS POSCO Investment Co., Ltd. POSCO America Corporation POSCO VST Co., Ltd. 公正価額調整等 POSCO-Japan Co.,Ltd. 有形資産残存価額等 Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. その他 (7)当社は海外輸出量確保を通した競争力強化と当社及び系列会社間のシナジー効果創出のために2010年4月 23日の取締役会の決議を経て㈱大宇インターナショナルの株主である韓国資産管理公社等と2010年8月 30日に株式売買契約を締結し、2010年9月13日、公正取引委員会の企業結合承認を得ました。 233/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 イ. 被投資会社の内訳 会社名 ㈱大宇インターナショナル 営業概況 輸出入業及び代行業、仲介業、製造及び販売、 資源開発及び流通等 234/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ. 投資差額(営業権)の変動内訳 (単位:百万ウォン) 区分 期首 投資差額(*) 取得 - 償却 1,159,977 期末 (14,500) 1,145,477 (*)投資差額は買収原価と㈱大宇インターナショナルから取得した純資産の公正価額を超過する金額で、20 年にわたって定額法で償却しています。 ハ. ㈱大宇インターナショナルの会計上取得日及び直前会計年度の要約財務諸表 1) 要約財務状態表 (単位:百万ウォン) 項目 2010年9月30日(*) 2009年12月31日 流動資産 2,289,376 1,757,421 非流動資産 2,331,577 2,127,755 資産合計 4,620,953 3,885,176 流動負債 2,369,955 1,449,598 782,773 1,045,847 負債合計 3,152,728 2,495,445 資本合計 1,468,225 1,389,731 負債と資本合計 4,620,953 3,885,176 非流動負債 (*) 監査を受けていない財務情報 2)要約損益計算書 (単位:百万ウォン) 項目 2010年9月30日(*) 2009年12月31日 売上高 11,577,047 11,147,952 売上原価 10,919,446 10,390,672 売上総利益 657,601 757,280 販売費及び一般管理費 516,560 585,943 営業利益 141,041 171,337 営業外損益 (80,451) 税引前当期純利益 60,590 178,858 法人税費用 37,271 54,244 当期純利益 23,319 124,614 (*) 監査を受けていない財務情報 235/454 7,521 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 8.有形資産 (1)当期及び前期における有形資産の変動内訳は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 取得(*1) 処分 減価償却費 その他 区分 期首 土地 961,869 155,701 (7,397) 建物 1,998,510 755,864 (8,841) 構築物 1,479,920 564,933 (4,229) 機械装置 8,270,432 3,868,276 車輌運搬具 16,803 14,094 (154) (7,989) - 22,754 工具器具 16,737 19,389 (1) (8,318) - 27,807 備品 50,057 34,825 (60) (18,478) - 66,344 ファイナンスリース 9,555 - - (637) - 8,918 建設仮勘定 3,841,711 4,245,572 - 合計 16,645,594 9,658,654 - 期末 (*2) - 1,110,173 (194,870) - 2,550,663 (125,473) 29,051 1,944,202 (22,273) (1,911,648) (21,979) 10,182,808 資産 - (5,453,095) 2,634,188 (42,955) (2,267,413) (5,446,023) 18,547,857 (*1)当社は光陽5焼結及び5コンコース新設事業等を遂行しており、上記取得額は建設仮勘定から振替取得し た5,413,082百万ウォンを含めています。 (*2)建設仮勘定の本勘定振替減少及び他勘定振替等です。 236/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 取得(*1) 処分 その他 区分 期首 減価償却費 土地 908,306 51,692 建物 1,978,609 198,670 (2,330) (175,507) 構築物 1,490,098 103,342 (6,219) (123,655) 機械装置 7,346,339 2,640,058 車輌運搬具 20,302 5,396 (15) (8,886) 6 16,803 工具器具 17,317 9,230 (72) (9,731) (7) 16,737 備品 54,025 14,177 (20) (18,130) 5 50,057 ファイナンスリース 10,192 - - (637) - 9,555 建設仮勘定 2,640,730 4,228,840 - 合計 14,465,918 7,251,405 - 期末 (*2) - 1,871 (14,812) (1,684,717) (932) 961,869 1,998,510 16,354 1,479,920 (16,436) 8,270,432 資産 - (3,027,859) 3,841,711 (23,468) (2,021,263) (3,026,998) 16,645,594 (*1)当社は浦項新製鋼工場新設事業などを遂行しており、上記取得額は建設仮勘定から振替取得した 3,022,565百万ウォンを含めています。 (*2)建設仮勘定の本勘定振替減少及び他勘定振替等です。 (2)当期末及び前期末現在、土地の公示価格は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 種類 第43(当)期 帳簿価額 土地 1,110,173 第42(前)期 公示価格 3,620,434 帳簿価額 961,869 公示価格 3,347,426 (3)ファイナンスリース資産 イ.リース契約の主要内容 当社は当期末及び前期末現在、厚板専用RO/RO船の使用のためにイルシン海運㈱とファイナンスリース契約を 締結して当該資産及び負債にそれぞれ計上しています。 237/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.当期末現在、上記リース契約によって今後支払う最低リース料は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 金額 1年以内 1,048 1年超過5年以内 4,702 5年超過 4,133 合 計 9,883 (4)当期末及び前期末現在、当社が保険に加入した資産の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 保険種類 資産 財物総合保険 付保額 保険会社名 第43(当)期 第42(前)期 建物等 7,469,239 6,432,312 東部火災海上保険㈱他 財物総合保険 機械装置 7,755,629 5,155,519 東部火災海上保険㈱他 財物総合保険 備品 3,920 4,994 東部火災海上保険㈱他 航空保険 車輌運搬具 23,076 24,495 東部火災海上保険㈱他 15,251,864 11,617,320 合計 次へ 238/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 9.無形資産 (1)当期及び前期に発生した無形資産の変動内訳は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 内訳 産業財産権 港湾施設利用権 その他の無形資産 合計 期首金額 3,028 100,144 48,657 151,829 取得 2,458 28,165 26,237 56,860 (15,626) (19,853) (36,046) 112,683 55,041 172,643 償却額 (567) 期末金額 4,919 ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 内訳 産業財産権 期首金額 港湾施設利用権 その他の無形資産 合計 2,479 116,554 51,062 170,095 取得 971 1,680 17,440 20,091 償却額 (355) (18,090) (19,840) (38,285) その他 (67) (5) (72) 期末金額 - 3,028 100,144 48,657 151,829 (2)当期末及び前期末現在、無形資産償却費の配賦内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 内訳 第43(当)期 第42(前)期 製造原価 20,475 22,191 販売費及び一般管理費 15,571 16,094 合計 36,046 38,285 (3)当期末及び前期末現在、当社の重要な個別無形資産の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 内訳 港湾施設利用権 馬山流通基地利用権 第43(当)期 19,096 239/454 第42(前)期 20,978 残存償却期間 10年 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (4)当期末現在、その他の無形資産に含まれたソフトウェア開発等に関連する開発費は32,308百万ウォン(当 期発生額15,046百万ウォン)です。一方、当期及び前期のうち費用として処理された経常研究開発費はそ れぞれ476,043百万ウォン及び407,291百万ウォンです。 10.担保提供資産及び支払保証内訳 (1)当期末現在、当社は浦項製鉄所4投棄場造成事業の原状回復履行保証と関連して慶尚北道庁に満期保有証 券として計上されている国公債のうち国庫債29,830百万ウォン及びソウル都市鉄道公債1,978百万ウォ ンを担保として提供しています。 (2)当期末現在、当社は売却可能証券のうち交換社債と関連してSKテレコム㈱ADR 18,994,379株(2,110,486 株)を、第1次サムライ私募社債と関連してNippon Steel Corporation 103,951,000株を担保として提供 しています。 (3)当期末及び前期末現在、当社の外国借款と関連して第三者から提供を受けている保証の内容は次の通りで す。 (単位:百万ウォン) 支払保証額 保証機関 通貨 第43(当)期 外貨金額 韓国産業銀行 EUR 第42(前)期 ウォン貨換算額 3,327,892 5,037 外貨金額 3,964,242 ウォン貨換算額 6,637 一方、当期末現在、当社は契約履行等と関連してソウル保証保険㈱から28,806百万ウォンの保証の提供を受け ています。 240/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 11.短期債務 当期末及び前期末現在、当社の短期債務の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 借入先 年利率(%) 通貨 通貨別金額 第42(前)期 ウォン貨 換算額 通貨別金額 ウォン貨 償還方法 換算額 [短期借入金] 外貨貸付 ING他 0.88∼1.64 小計 USD USD 982,589,470 1,119,071 982,589,470 1,119,071 369,055,984 430,910 369,055,984 430,910 満期一時償還 [流動性長期負債] 第282回公募社債 - 5.00 KRW 300,000 300,000 - - 第283回公募社債 - 5.00 KRW 500,000 500,000 - - 第1次円建てFRN債 - JPY 20,000,000,000 279,416 - - 第1次サムライ私募 - JPY 50,000,000,000 698,540 - - ウォン貨建 韓国鉱物 長期借入金 資源公社 2.25 KRW 750 750 - - 外国借款 NATIXIS 2.00 EUR 636,350 963 636,350 1,065 6ヶ月Tibor +2.60 6ヶ月Tibor 減算:社債割引発行差金 +1.60 満期 KRW (545) (545) - - JPY (179,738,954) (2,697) - - KRW 小計 合計 JPY 800,205 - 69,820,261,046 1,776,427 - EUR 636,350 636,350 KRW 800,205 - USD 982,589,470 JPY 69,820,261,046 EUR 636,350 241/454 1,065 369,055,984 2,895,499 636,350 431,975 一時償還 15年分割償還 20年/21年 分割償還 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 12.長期債務 (1)社債 当期末及び前期末現在、当社の社債内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 第42(前)期 年利率 種類 発行日 満期日 通貨 (%) ウォン貨 通貨別金額 償還方法 ウォン貨 通貨別金額 換算額 換算額 第282回公募社債 2006.3.28 2011.3.28 5.00 KRW 300,000 300,000 300,000 300,000 第283回公募社債 2006.5.10 2011.5.10 5.00 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 第287回公募社債 2007.5.11 2012.5.11 5.26 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 第288回公募社債 2008.8.5 2013.8.5 6.52 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 第292回公募社債 2009.1.20 2014.1.20 5.40 KRW 500,000 500,000 500,000 500,000 第294回公募社債 2010.8.4 2015.8.4 4.81 KRW 500,000 500,000 - - 第296回公募社債 2010.11.16 2015.11.16 4.38 KRW 500,000 500,000 - - 第9次Samurai Bonds 2006.6.28 2013.6.28 2.05 JPY 50,000,000,000 698,540 50,000,000,000 631,410 第1次Euro Bonds 2006.8.10 2016.8.10 5.88 USD 300,000,000 341,670 300,000,000 交換社債(*) 2008.8.19 2013.8.19 - JPY 52,795,000,000 737,588 52,795,000,000 666,706 第1次円建てFRN 2008.11.11 2011.11.11 6ヶ月Tibor+2.60 JPY 20,000,000,000 279,416 20,000,000,000 252,564 第1次サムライ私募 2008.12.29 2011.12.29 6ヶ月Tibor+1.60 JPY 50,000,000,000 698,540 50,000,000,000 631,410 2009.03.26 2014.03.26 8.75 USD 700,000,000 797,230 700,000,000 817,320 2010.10.28 2020.10.28 4.25 USD 700,000,000 797,230 - - KRW 3,300,000 JPY 172,795,000,000 USD 1,700,000,000 JPY 797,204,500 350,280 一時償還 第1次グローバルボ ンド 第2次グローバルボ ンド 小計 加算:社債償還割増金 減算:社債割引発行差金 KRW (7,167) JPY (2,200,450,022) USD (17,829,183) KRW (800,000) 減算:1年以内満期到来分 172,795,000,000 5,649,690 1,000,000,000 11,138 797,204,500 10,067 (7,073) (58,215) (3,385,133,944) (64,917) (12,928,333) - - - - (1,777,956) JPY 合計 2,300,000 7,650,214 (70,000,000,000) KRW 2,492,833 JPY 101,391,754,478 USD 1,682,170,817 242/454 2,292,927 5,825,181 170,207,070,556 987,071,667 満期 5,594,840 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (*)当社が2008年8月19日にSKテレコム㈱ADRを交換対象として発行した海外交換社債の発行条件は次の通り です。 発行日 2008.8.19 満期日 2013.8.19 利息率 表示利息率0% 額面価額 JPY52,795,000,000 発行価額 JPY52,424,229,136 償還割増金 JPY797,204,500(Put行使時及び満期償還時支払) 交換価格 JPY2,999.11/ADR 発行時交換権評価額 JPY2,867,605,334 当期末交換権評価額 JPY 63,354,000 当期末交換対象 行使期間 ADR 18,994,379株 Call 満期日以前10営業日以前まで Put 払込日から3年が経過した時点 当社はSPVであるZeus (Cayman) Ltd.を通してSKテレコム㈱ADRを交換対象とする交換社債を発行しました。 一方、当社は企業会計基準に基づいてこの交換社債を当社が直接発行したものとして会計処理しました。 (2)ウォン貨建長期借入金 当期末及び前期末現在、当社のウォン貨建長期借入金内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 種類 資源開発資金 エネルギー利用 合理化資金 海外山林投資資 源資金 借入先 年利率(%) 韓国 代表融資金利 鉱物資源公社 (*)-2.25 ウリ銀行 山林組合中央会 第43(当)期 第42(前)期 55,114 55,114 35,488 20,405 746 - 91,348 75,519 代表融資金利 (*)-1.25 1.50 小計 減算 (750) 合計 90,598 (*)国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。 243/454 75,519 償還方法 5年据置、 10年分割 3年据置、 5年分割償還 25年据置、 3年分割償還 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)外貨建長期借入金 当期末及び前期末現在、当社の外貨建長期借入金の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 区分 借入先 年利率(%) 通貨 通貨別金額 第42(前)期 ウォン貨 通貨別金額 換算額 成功払い 韓国石油公社 融資(*1) 資源開発 資金(*2) 資源開発 資金(*3) 代表融資金利 (*4)-2.25 償還方法 ウォン貨 換算額 5年据置 USD 7,027,711 8,429 4,549,590 5,578 15年内償還 3年据置 韓国輸出入銀行 4.50 USD 153,000,000 174,252 - 4年分割償還 韓国輸出入銀行 4.09 USD 170,800,000 194,524 - 3年据置 4年分割償還 合計 USD 330,827,711 377,205 4,549,590 5,578 (*1)成功払い融資は韓国石油公社とウズベキスタンのアラル海鉱区及びナマンガン・チュスト鉱区ガス田 探査に関連して借入れたものです(注記14参照)。 (*2) 該当資源開発資金はオーストラリアRoy Hill鉄鉱石鉱山探査事業に関連して借入れたものです。 (*3) 該当資源開発資金はオーストラリアAPI鉄鉱石鉱山開発事業に関連して借入れたものです。 (*4) 国庫債3年流通物平均収益率を0.25%間隔で四捨五入して算出します。 (4)外国借款 当期末及び前期末現在、当社の外国借款の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 年利率 区分 借入先 (%) 施設資金 NATIXIS 第42(前)期 通貨 償還方法 通貨別金額 ウォン貨換算額 2.00 EUR 減算:1年以内満期到来分 EUR 合計 EUR 3,327,892 (636,350) 2,691,542 5,037 (963) 4,074 244/454 通貨別金額 3,964,241 (636,350) 3,327,891 ウォン貨換算額 6,637 (1,065) 5,572 20年/21年分割償還 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (5)当期末現在、長期債務の年度別償還計画は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 日付 社債(*) ウォン貨建長期 借入金 外貨建長期借入金 外国借款 計 2011.1.1∼2011.12.31 1,777,956 750 - 963 1,777,956 2012.1.1∼2012.12.31 500,000 7,571 - 963 508,534 2013.1.1∼2013.12.31 1,947,266 10,853 23,960 963 1,983,042 2014.1.1∼2014.12.31 1,297,230 12,421 128,781 963 1,439,395 2015.1.1以降 2,138,900 59,753 224,464 1,185 2,424,302 合計 7,661,352 91,348 377,205 5,037 8,134,942 (*)交換社債の社債償還割増金が含まれた金額です。 13.退職給付引当負債 当期及び前期における当社の退職給付引当負債の変動内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 期首残額 784,357 851,391 退職給付支払額 (65,668) (70,354) 退職給付費用 262,496 3,320 期末残額 981,185 784,357 当社は役員・職員の退職金支払に引き当てるために当期末及び前期末現在、期末要支給額の約70%及び76%に該 当する金額を三星生命保険㈱他8社の退職保険に加入しています。 245/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 14.偶発債務及び約定事項 (1)保証内訳 当期末及び前期末現在、当社が特殊関係者等のために提供した支払保証の内訳は次の通りです。 (ウォン貨単位:百万ウォン) 第43(当)期 会社名 提供先 通貨 保証金額 USD 477,000,000 MYR 240,000,000 CNY 630,000,000 USD 230,000,000 第42(前)期 ウォン貨換算額 保証金額 ウォン貨換算額 [関係会社] POSCO Investment HSBC他 Co., Ltd. POSCO-Vietnam Co., Ltd. 韓国輸出入銀行他 JPY 4,806,750,000 USD 69,000,000 USD 776,000,000 MYR 240,000,000 346,000,000 740,574 280,000,000 607,184 630,000,000 230,000,000 329,101 4,806,750,000 329,249 POSCO Maharashtra 韓国輸出入銀行 Steel Private 78,584 - - Limited 小計 CNY 630,000,000 JPY 4,806,750,000 JPY 52,795,000,000 USD 11,760,000 576,000,000 280,000,000 1,148,259 630,000,000 936,433 4,806,750,000 [その他会社] Zeus(Cayman) 債権者 Ltd. BX STEEL POSCO Cold Rolled Bank of China他 Sheet Co., Ltd. United Spiral Comerica Bank Pipe, LLC 小計 合計 737,588 52,795,000,000 13,800,000 21,802 77,554 CNY 48,744,470 USD 25,000,000 USD 36,760,000 CNY 48,744,470 JPY 52,795,000,000 52,795,000,000 USD 812,760,000 589,800,000 MYR 240,000,000 CNY 678,744,470 JPY 57,601,750,000 246/454 666,706 359,180,000 28,473 - - 13,800,000 787,863 359,180,000 744,260 280,000,000 1,936,122 989,180,000 57,601,750,000 1,680,693 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期末現在、当社はウォン貨建長期借入金に関連して韓国鉱物資源公社に白地手形5枚と、外貨建長期借入 金と関連して韓国石油公社に白地手形6枚を見返り手形として提供しています。 (3)オペレーティングリース契約 当社はMacquarie Capital KOREA等とオペレーティングリース契約を締結して使用していますが、当期中に同 リース契約と関連して支払われたリース料は6,959百万ウォンで、今後支払うリース料は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 年度 金額 2011年 6,587 2012年 3,695 2013年 2,058 合計 12,340 (4)係争中の訴訟事件 当期末現在、当社が被訴されて係争中の主要訴訟事件としては非正規職を退職した職員の自社株返還請求訴訟 等12件(訴訟価額:8,035百万ウォン)があります。当期末現在、上記訴訟事件の最終結果を予測することはで きませんが、当社経営者は上記訴訟の結果が当社の営業や財務状態に及ぼす影響は大きくないと予想していま す。 (5)当社は主要原材料の鉄鉱石、石炭、ニッケル及びクロム等に対して長期購買契約を締結しています。当社の 長期購買契約期間は約3年以上で、購買価格は四半期ごとに、市場価格の変動によって調整されています。 当期末現在、長期購買契約によって今後購買可能な残量は鉄鉱石308百万トン、石炭52百万トンです。 (6)当社は操業用及び発電用主要燃料のLNGに対してインドネシアのタングLNGコンソーシアム(Tangguh LNG)と長期購買契約を締結しています。購買契約期間は2005年8月から20年で、購買物量は年間55万トン です。購買価格は毎月基準原油価格(日本JCC)の変動によって調整され、基準原油価格が一定水準より 上がれば、ceiling価格が適用されます。 247/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (7)当期末現在、当社はウリ銀行他6行と200,000百万ウォンを限度とする当座借越約定を締結しています。ま た、企業銀行他4行と770,000百万ウォンを限度とする購買カード約定を締結しており、ウリ銀行と 150,000百万ウォンを限度とするウォン貨一般短期借入約定を締結しています。 (8)当期末現在、当社はウリ銀行他13行とL/C開設、D/A及びD/P取引等のためにUSD1,000百万を限度とする貿易 金融約定を締結しており、またUSD1,300百万を限度とする外貨短期借入約定を締結しています。 (9)当期末現在、D/A条件等による輸出債権として割り引いたものの、満期が到来していない金額はUSD194百万 です。 (10)当期末現在、当社は韓国石油公社とウズベキスタンアラル海鉱区ガス田探査と関連してUSD6.86百万、ナ マンガン-チュスト鉱区ガス田探査と関連してUSD3.54百万限度の成功払い融資外貨長期借入約定を締結 しています。上記借入金は鉱区探査失敗時に融資元利金の全部または一部の減免が受けられ、成功時に事 業収益金のうち一定金額の特別負担金を負担するよう約定しています。 (11)当社は新規発電所建設を進行中のポスコパワー㈱の円滑な資金調達を支援するために、産業銀行など債 権団の要求により最大株主として資金補充約定を提供しました。 15.デリバティブ (1)当期末及び前期末現在、当社が保有しているデリバティブの内訳は次の通りです。 区分 取引目的 取引金融機関 契約内容 内在デリバティブ(交換社債)(*) 交換社債発行 社債投資者 株式交換権 (*)当社は2008年8月19日付で発行した交換社債に関連して投資者に付与された交換権が内在デリバティブ の要件を満たしていると判断し、同交換権に対してデリバティブ会計処理を適用しました。この交換権の 前期末の評価額は2,133百万ウォン(JPY168,994,000)、当期末現在の評価額は885百万ウォン (JPY63,354,000)で、それぞれその他の非流動負債に含まれています。 248/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)当期及び前期のデリバティブ評価損益及び取引損益の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 評価損益 デリバティブ種類 第43(当)期 通貨先渡取引(通貨スワップ) 取引損益 第42(前)期 第43(当)期 第42(前)期 - - 26,737 14,177 内在デリバティブ(交換権) 1,248 7,065 - - 合計 1,248 7,065 26,737 14,177 当社は企業会計基準等に関する解釈53-70のデリバティブの会計処理で規定しているリスクヘッジ会計を適用 しませんでした。 16.株式基準報酬 (1)当社は2001年7月23日(1次)、2002年4月27日(2次)、2002年9月18日(3次)、2003年4月26日(4次)、 2004年7月23日(5次)及び2005年4月28日(6次)にわたり当社役員に差額補償型ストックオプションを 付与しましたが、その内訳は次の通りです。 イ.ストックオプションとして付与した株式の種類:記名式普通株式 ロ.付与株式総数、1株当たり行使価格、行使可能期間 区分 1次 2次 3次 4次 60,000株 22,000株 5次 6次 計 変更前(*) 付与株式数 行使価格 498,000株 141,500株 218,600株 90,000株 1,030,100株 98,400ウォン 135,800ウォン 115,600ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン 変更後(*) 付与株式数 453,576株 55,896株 20,495株 135,897株 214,228株 90,000株 970,092株 付与取消株式数 19,409株 - - - - - 19,409株 行使株式数 434,167株 55,896株 20,495株 135,897株 144,964株 64,000株 855,419株 残余株式数 - - - - 69,264株 26,000株 95,264株 行使価格 行使可能期間 98,900ウォン 136,400ウォン 116,100ウォン 102,900ウォン 151,700ウォン 194,900ウォン 2003.7.24∼ 2004.4.28∼ 2004.9.19∼ 2005.4.27∼ 2006.7.24∼ 2007.4.29∼ 2008.7.23 2009.4.27 2009.9.18 2010.4.26 2011.7.23 2012.4.28 (*)当社は2003年4月26日、2003年10月17日、2004年10月22日の取締役会決議により、既に付与(1次、2次、3次、 4次及び5次)されたストックオプションに対して利益消却等の理由で付与株式数と行使価格を調整しま した。 249/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (2)ストックオプションの付与によって当期まで費用(あるいは収益)として認識した金額は次の通りで す。 (単位:百万ウォン) 区分 前期まで認識した報酬費用 当期に認識した報酬費用戻入 合計 1次 2次 3次 59,945 10,780 6,071 - - - 59,945 10,780 6,071 4次 5次 6次 31,896 81,239 31,694 221,625 (7,533) (2,871) (10,436) 73,706 28,823 211,189 (32) 31,864 計 (3)当期末及び前期末現在、未払費用として計上した株式報酬関連負債はそれぞれ30,057百万ウォン及び 55,141百万ウォンです。 17.資本金 当社が発行する株式の総数、発行した株式の数及び1株当たり金額はそれぞれ200,000,000株、87,186,835株及 び5,000ウォンです。 当社は株主に配当する利益として関係法令が定めるところにより取締役会の決議をもって当社の株式を消却 できるようにしています。当社は当期末まで4回にわたり記名式普通株式9,293,790株を取締役会決議に基づい て株主に配当する利益として消却しました。 当期末現在、海外取引所で取引されている当社の株式預託証書(ADR)は総67,255,792株(普通株式数: 16,813,948株)です。 当社の資本金は数回の有・無償増資等を経て当期末現在482,403百万ウォンとなりました。但し、利益消却に よって消却株式を除外した発行株式の額面総額は435,934百万ウォンで、資本金とは金額が異なります。 250/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 18.資本剰余金 (1)再評価積立金 当社は1989年12月31日以前まで3回にわたり有形資産に対して資産再評価法による再評価を実施し、当期末現 在、再評価税の納付額等を減算した3,172,776百万ウォンが再評価積立金として計上されています。 (2)その他資本剰余金 当社所有の自己株式に関連して発生した自己株式処分利益及び持分法評価関連資本剰余金で構成されていま す。 19.自己株式 (1)当期末及び前期末現在、取締役会決議によって株価安定等の目的で資本調整として計上している当社保有 の自己株式の内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 保有株式数(株) 第42(前)期 帳簿価額 帳簿価額 自己株式 7,792,072 1,662,068 1,662,068 特定信託 2,361,885 741,195 741,195 合計 10,153,957 2,403,263 2,403,263 (2)当期末現在、商法上の規定によって当社が保有中の自己株式は議決権が制限されています。 251/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 20.利益剰余金 当期末及び前期末現在、当社の利益剰余金のうち法定積立金及び任意積立金の詳細内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 Ⅰ.法定積立金 第42(前)期 241,202 利益準備金(*) 241,202 241,202 241,202 Ⅱ.任意積立金 27,000,027 事業再構築費用積立金 24,407,024 918,300 918,300 1,128,333 720,000 事業拡張積立金 23,557,500 21,557,500 配当平均積立金 1,395,894 1,211,224 研究及び人材開発準備金 (*)商法上、当社は資本金の50%に達する時まで毎決算期に金銭による利益配当額の10%以上を利益準備金と して積み立てるよう規定されています。同利益準備金は現金で配当することができず、株主総会の決議に よって繰越欠損金の補填と資本繰入に限って使用することができます。 21.配当金 (1) 当期及び前期の配当金の計算内訳は次の通りです。 イ.中間配当(配当基準日:2010年及び2009年6月30日) (単位:株、ウォン) 区分 株式の種類 第43(当)期 総株式数 第42(前)期 87,186,835 87,186,835 10,153,957 10,616,919 配当を受ける株式数 77,032,878 76,569,916 1株当たり額面金額 5,000 5,000 50% 30% 192,582,195,000 114,854,874,000 保有自己株式数 記名普通株 額面配当率 金額 252/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.期末配当 (単位:株、ウォン) 区分 株式の種類 第43(当)期 総株式数 第42(前)期 87,186,835 87,186,835 10,153,957 10,153,957 配当を受ける株式数 77,032,878 77,032,878 1株当たり額面金額 5,000 5,000 額面配当率 150% 130% 577,746,585,000 500,713,707,000 保有自己株式数 金額 記名普通株 (2)当期及び前期の配当性向(中間配当込み)の計算内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 配当金 当期純利益 第43(当)期 第42(前)期 770,328,780,000 615,568,581,000 4,202,790,885,570 3,172,263,501,288 18.33% 19.40% 配当性向 (3)当期及び前期の配当収益率の計算内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 1株当たり配当金 10,000 8,000 決算日終値 487,000 618,000 配当収益率 2.05% 1.29% 253/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 22.外貨建資産及び負債 当期末及び前期末現在、外貨建資産及び負債の内訳は次の通りです。 (外貨単位:千、ウォン貨単位:百万ウォン) 区分 通貨 第43(当)期 外貨金額 第42(前)期 ウォン貨換算額 外貨金額 ウォン貨換算額 [外貨建資産] 現金及び現金性資産 USD 406 480 266,156 310,764 EUR 125 189 188 314 - 127 - 140 USD 536,828 611,393 327,506 382,396 JPY 4,026,440 56,253 3,541,836 44,727 EUR 11,900 18,012 17,147 28,709 USD 5,997 6,831 6,662 7,779 JPY 8,879 124 8,879 112 その他 - 5 - - USD 43 48 45 53 EUR 136 205 135 226 - 98 - 95 その他 売上債権 未収金 保証金 その他 合計 USD 543,274 600,369 JPY 4,035,319 EUR 12,161 USD 502,383 572,369 277,543 324,059 JPY 1,138,321 15,903 1,140,474 14,402 EUR 282 426 871 1,458 USD 25,068 28,550 7,484 8,739 JPY 194,919 2,723 366,221 4,625 EUR 3,639 5,508 3,183 5,329 - 562 - 61 USD 1,700,000 1,936,130 1,000,000 1,167,600 JPY 173,592,205 2,425,222 173,592,205 2,192,157 USD 982,589 1,119,071 369,056 430,910 USD 330,828 377,205 4,550 5,578 EUR 3,328 5,037 3,964 6,637 USD 3,540,868 JPY 174,925,445 EUR 7,249 693,765 3,550,715 775,315 17,470 [外貨建負債] 仕入債務 未払金 その他 社債 外貨建短期借入金 外貨建長期借入金 (流動性含む) 外国借款 合計 1,658,633 6,488,706 175,098,900 8,018 254/454 4,161,555 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 23.法人税費用 (1)当期及び前期の法人税費用の算出内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 当期法人税負担額(*) 874,309 581,548 一時差異等による繰延税金変動額 288,228 (12,639) 資本に直接反映された法人税費用 (215,216) (158,648) 947,321 410,261 法人税費用 (*)法人税確定申告時に発生する法人税還付額(追納額)は法人税負担額に加減しています。 (2)当期及び前期の税引前当期純利益と法人税費用との関係は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 第42(前)期 税引前当期純損益 5,150,112 3,582,524 適用税率による税負担額 1,246,305 866,947 調整事項 前期法人税費用確定差異 税額控除 法人税追納額(還付額)(*) (298,984) (456,686) (22,170) 58,804 (256,138) (349,190) 33,417 (140,442) その他 (54,093) 法人税費用 947,321 410,261 18.4% 11.5% 実効税率 (2,191) (*) 当社は当期中に定期税務調査の監査結果により法人税43,534百万ウォンを納付し、このうち繰延法人税 資産(負債)で調整した金額を除いた33,417百万ウォンを法人税追納額として計上しました。一方、前期国税 審判院の決定により2005年に追加納付した法人税額のうち144,248百万ウォンが還付され、このうち繰延税金 資産(負債)で調整した金額を除いた140,442百万ウォンを法人税還付額として計上しました。 255/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (3)当期及び前期の主要累積一時差異及び繰延税金資産(負債)の増減内訳は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 累積一時差異 勘定科目 期首残額 増(減)額 (*1) 繰延税金 期末残額 期首残額 増(減)額 期末残額 [一時差異による繰延税金] 特別修繕引当金 (173,990) 研究及び人材開発準備金 (800,000) 関係会社配当金収益 減価償却否認額 持分法損失(利益) 48,447 (125,543) (39,500) 11,724 (27,776) (400,000) (1,200,000) (176,000) (88,000) (264,000) 461,399 49,082 510,481 101,508 10,798 112,306 (357,064) 68,348 (288,716) (78,445) 13,316 (65,129) (332,872) (1,824,937) (236,119) (27,367) (263,486) 1,095 18,851 (1,492,065) (*2) 前払費用 73,375 4,521 77,896 17,756 有形資産減損損失 35,696 (2,135) 33,561 7,998 (555) 7,443 為替評価損益 190,953 179,814 370,767 39,783 41,283 81,066 その他 474,039 50,957 524,996 99,140 11,724 110,864 (333,838) (1,921,495) (263,879) (25,982) (289,861) 小 計 (1,587,657) [資本に付加された繰延税金] 持分法資本変動 (655,122) (495,377) (1,150,499) (144,127) (108,984) (253,111) 売却可能証券評価利益 (835,211) (256,121) (1,091,332) (183,746) (56,347) (240,093) 売却可能証券評価損失 868,159 190,995 (49,885) 141,110 (136,878) (215,216) (352,094) 286,556 (47,030) 239,526 (114,201) (288,228) (402,429) 小 計 (622,174) (227,194) 640,965 (978,692) (1,600,866) [繰延税金控除による繰延税金変動額] 合 計 (2,209,831) (1,312,530) (3,522,361) (*1)前期の法人税確定申告時に変動した事項を反映した金額です。 (*2)当期末現在、持分法評価に関連して発生した一時差異のうち今後5年以内に被投資会社株式の処分可能 性が希薄な法人の該当金額(505,213百万ウォン)は繰延税金資産の実現可能性が希薄であるため、これ による税効果を認識しませんでした。 256/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 累積一時差異 勘定科目 期首残額 繰延税金 増(減)額 期末残額 期首残額 増(減)額 期末残額 [一時差異による繰延税金] 特別修繕引当金 (281,824) 107,834 (173,990) (62,423) 22,923 (39,500) 研究及び人材開発準備金 (720,000) (80,000) (800,000) (167,016) (8,984) (176,000) 430,688 30,711 461,399 94,751 6,757 101,508 (267,736) (89,328) (357,064) (58,569) (19,876) (78,445) (345,057) (1,492,065) (160,259) (75,860) (236,119) 関係会社配当金収益 減価償却否認額 持分法損失(利益) (1,147,008) 前払費用 68,751 4,624 73,375 16,182 1,574 17,756 有形資産減損損失 42,461 (6,765) 35,696 9,374 (1,376) 7,998 為替評価損益 622,855 (431,902) 190,953 137,581 (97,798) 39,783 その他 362,567 111,472 474,039 74,851 24,289 99,140 (115,528) (148,351) (263,879) 小 計 (889,246) (698,411) (1,587,657) [資本に付加された繰延税金] 持分法資本変動 (631,189) (23,933) (655,122) (138,862) (5,265) (144,127) 売却可能証券評価利益 (393,580) (441,631) (835,211) (86,587) (97,159) (183,746) 売却可能証券評価損失 973,348 (105,189) 868,159 214,137 (23,142) 190,995 (51,421) (570,753) (622,174) (11,312) (125,566) (136,878) 286,556 286,556 12,639 (114,201) 小 計 [繰延税金控除による繰延税金変動額] 合 計 - (940,667) (1,269,164) (2,209,831) (126,840) (4)当期及び前期中に売却可能証券評価損益等の変動によって資本項目に直接反映された繰延税金変動額等 はそれぞれ215,216百万ウォン及び158,648百万ウォンです。 (5)当期と前期の相殺前総額基準による繰延税金資産(負債)内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 流動 非流動 合計 流動 731,741 307,865 非流動 258,377 繰延税金負債 (12,622) (1,121,548) (1,134,170) (21,790) (1,147,333) (1,169,123) 245,755 286,075 (648,184) (402,429) 257/454 747,057 合計 繰延税金資産 合計 473,364 第42(前)期 (400,276) 1,054,922 (114,201) EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 24.包括損益計算書 (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)期 Ⅰ.当期純利益 第42(前)期 4,202,791 3,172,264 604,282 473,034 376,986 426,519 227,296 46,515 4,807,073 3,645,298 Ⅱ.その他包括損益 売却可能証券評価損益 (税効果: 当期: 106,232百万ウォン 前期: 120,301百万ウォン) 持分法資本変動 (税効果: 当期: 77,239百万ウォン 前期:(4,323)百万ウォン) Ⅲ.包括損益 25.1株当たり利益 当期及び前期の1株当たり純利益の算定内訳は次の通りです。 (単位:ウォン) 区分 普通株当期純利益 第43(当)期 第42(前)期 4,202,790,885,570 3,172,263,501,288 77,032,878 76,661,240 54,558 41,380 加重平均流通普通株式数(*) 基本1株当たり純利益 (*)加重平均流通普通株式数の算定内訳 (単位:株) 区分 第43(当)期 第42(前)期 発行株式数 87,186,835 87,186,835 加重平均自己株式数 (10,153,957) (10,525,595) 加重平均流通普通株式数 77,032,878 76,661,240 258/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 26.特殊関係者 (1)当期末現在、当社の従属会社現況は次の通りです。 区分 会社名 ㈱POSCO建設、㈱ポスティール、POSCO鋼板㈱、㈱POSCOプランテック(旧、浦鉄産技㈱)、㈱ポス コICT、㈱POSCO経営研究所、㈱スングァン、㈱ポスコA&C建築事務所(旧、㈱ポスエイシー総合監 理建築士事務所)、POSCO特殊鋼㈱、ポステック技術投資㈱、㈱エヌトゥービー、ポステック電力 国内 従属会社 (36社) 電気大中小企業相生協力ファンド、㈱POSCOケムテック(旧、㈱ポスレック)、POSCOターミナル ㈱、㈱ポスメイト、サムジョンP&A㈱、POSCOパワー㈱、㈱ピーエイチピー、㈱ピーアンドアール、 ㈱メガエセット、㈱大宇エンジニアリング、㈱メタポリス、㈱POSCOティーエムシー(旧、㈱ポス コア)、浦項燃料電池発電㈱、㈱ポスコエイエスティー、㈱デミョンTMS、㈱ポスハイメタル、㈱ ポスコイーアンドイー、㈱光陽エスエフシー、㈱ナインディジット、ソンジンジオテック㈱、ポ ステック早期企業ファンド、ポスコファミリー電力ファンド、㈱大宇インターナショナル、㈱ポ スコLED、ポスコエヌエスティー㈱ 259/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 区分 会社名 POSCO America Corporation, POSCO Australia Pty. Ltd., POSCO Canada Ltd., POSCAN Elkview Coal Ltd., POSCO Asia Co., Ltd., VSC POSCO Steel Corp., Dalian POSCO-CFM Coated Steel Co., Ltd., POSCO-CTPC Co., Ltd., POSCO-JKPC Co., Ltd., International Business Center Corporation, POSLILAMA E&C Co., Ltd., Zhangjiagang Pohang Stainless Steel Co., Ltd., Guangdong Pohang Coated Steel Co., Ltd., POSCO (Thailand) Co., Ltd.,Myanmar POSCO Steel Co., Ltd., POSCO-JOPC Co., Ltd., POSCO Investment Co., Ltd.,POSCO-MKPC SDN BHD., Qingdao Pohang Stainless Steel Co., Ltd., POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co., Ltd., POSEC-Hawaii Inc., POSCO-China Qingdao Processing Center Co., Ltd., POS-ORE Pty. Ltd., POSCO-China Holding Corp., POSCO-Japan Co., Ltd., POS-CD Pty. Ltd., POS-GC Pty. Ltd., POSCO-India Private. Ltd., POSCO-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO-JNPC Co., Ltd., POSCO-Foshan SteelProcessing Center Co., Ltd., POSCO E&C (Beijing) Co., Ltd., POSCO-MPC S.A. deC.V., Zhanjiagang Pohang Port Co., Ltd., POSCO-Vietnam Co., Ltd., POSCO-Mexico Co., Ltd., POSCO-India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO (Chongqing) Automotive Processing Center Co., Ltd., POS-NP Pty. Ltd., POSCO Vietnam 海外 Processing Center Co., Ltd., Suzhou pos-core Technology Co., Ltd., POSCO-JYPC Co., 従属会社 Ltd., POSCO-Malaysia SDN. BHD., POS-Minerals Corporation, POSCO (Wuhu) Automotive (76社) Processing Center Co., Ltd., POSCO-Philippine Manila Processing Center INC., POSCO VST Co.,Ltd., POSCO-Mexico Steel Distribution Center Co., Ltd., POSCO Maharashtra Steel Private Limited, POSCO India Chennai Steel Processing Centre Pvt. Ltd., POSCO Turkey Nilufer Processing CenterCo., Ltd., POSCO Vietnam Hanoi Processing Center Co., Ltd., POSCO (Liaoning) Automotive Processing Center Co. Ltd., POSCO-Indonesia Jakarta Processing Center Co., Ltd., POSCO China Dalian Plate Processing Center Co., Ltd., POSCO Bio Ventures LP., Qingdao Posco Steel Processing Co., Ltd., POSCO-NCR COAL Ltd., POSCO WA PTY LTD., Daewoo International (America) Corp., Daewoo International Deutschland GmbH, Daewoo International Japan Corp., DAEWOO INTERNATIONAL SINGAPORE PTE LTD., Daewoo Italia S.r.l., Daewoo Cement (Shandong) Co., Ltd., Daewoo (China) Co., Ltd., PT. Rismar Daewoo Apparel, Daewoo Textile Fergana LLC., DAEWOO TEXTILE BUKHARA LLC., DAEWOO INTERNATIONAL AUSTRALIA PTY LTD., Daewoo Paper Manufacturing Co., Ltd., Daewoo International Mexico, S.A. de C.V., POSCO MAURITIUS LIMITED, POSCO-Poland Wroclaw Steel Processing Center Co., Ltd., Xenesys Incorporation, Posco Zhangjiagang Stainless Steel Processing Center Co., Ltd. (2)当期及び前期における特殊関係者との重要な取引内訳及び当期末及び前期末現在の関連債権・債務残額 は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 260/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 重要な取引内訳(*1) 売上等 会社名 期末残額(*2) 仕入等 債権 債務 第43 第42 第43 第42 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 4,548 2,292,524 2,247,673 293 480 190,081 437,818 [従属会社] ㈱POSCO建設 ㈱ポスティール POSCO鋼板㈱ 7,441 1,082,903 1,167,949 455,976 159,216 129,133 114,783 6,842 3,484 685,698 494,938 3,178 1,477 104,755 109,615 437 199 3,479 10,352 274,846 256,829 - 11 48,058 35,558 1,212 1,121 485,525 435,901 - 13 63,627 73,171 32 264 52,908 35,146 4 7 8,263 2,557 199 225 46,725 8,635 63 - 8,885 3,418 2 - 287,014 223,075 - - 2,419 6,561 142,677 86,927 573,973 473,402 33,743 6,880 62,669 66,008 18,281 14,965 1,011 638 2,316 1,809 20 193 1,141 1,185 47,152 37,882 1,396 48 6,391 5,222 29,083 18,945 252,946 206,918 3,260 1,472 29,117 24,942 151,323 130,964 91 483 11,823 11,678 15 24 9,389 2,137 27,070 - 2,656 644 3,886 - ㈱ポスコエイエスティー 267,323 83,245 54,840 21,489 19,065 17,492 8,255 7,572 ㈱大宇インターナショナル 867,916 - - - 139,756 - - - POSCO America Corporation 233,594 169,274 - - 3,505 531 - - POSCO Australia Pty. Ltd. 22,522 9,490 - - 3,963 151 - - - - 170,842 84,404 - - - - 1,377,802 1,093,589 148,706 79,844 122,626 40,548 3,767 1,170 ㈱POSCOプランテック (旧、浦鉄産技㈱) ㈱ポスコICT ㈱ポスコA&C建築士事務所 ㈱POSCO特殊鋼 ㈱エヌトゥービー ㈱ポスコケムテック (旧、ポスレック) POSCOターミナル㈱ ㈱ポスメイト ㈱サムジョンP&A ㈱ポスコTMC (旧、㈱ポスコア) ㈱ピーエヌアール POSCO Canada Ltd. POSCO Asia Co.,Ltd. POSCO-JKPC Co., Ltd. POSCO (Thailand) Co.,Ltd. POSCO-MKPC SDN. BHD. Qingdao Pohang Stainless Steel Co.,Ltd. 65,938 30,088 201 - 1,496 34 - - 119,274 70,129 58 5 2,413 1,768 - - 59,361 54,766 - - - - - - 78,064 185,002 - - 4,023 2,353 - - 79,258 113,392 - - - - - - 1,161,919 690,289 272,282 75,973 28,515 25,972 4,412 6,701 POSCO (Suzhou) Automotive Processing Center Co.,Ltd. POSCO-Japan Co.,Ltd. 261/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 重要な取引内訳(*1) 売上等 会社名 期末残額(*2) 仕入等 債権 債務 第43 第42 第43 第42 第43 第42 第43 第42 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 (当)期 (前)期 144,837 110,901 - - 85 - - 1 46,630 - - - - - - - 60,422 58,413 - - - - - - POSCO-MPC S.A. de C.V. 122,734 98,476 - - - - - - POSCO Vietnam Co.,Ltd. 188,595 117,296 - - 364 1,934 - - POSCO-Mexico Co., Ltd. 273,241 125,057 - - 1,841 - - - 69,853 76,997 115 498 - - - - 34,303 43,401 - - - - - - POSCO-JYPC Co., Ltd. 56,398 - - - - - - - POSCO Malaysia SDN. BHD. 41,013 51,191 - - - - - - 81,905 83,526 - - - - - - 162,411 103,807 42,607 39,784 25,664 2,717 6,090 3,306 7,748,173 5,302,849 5,490,590 4,389,272 642,758 340,940 453,234 677,905 POS-India Pune Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO-JNPC Co., Ltd. POSCO-Foshan Steel Processing Center Co., Ltd. POSCO-India Delhi Steel Processing Centre Pvt. Ltd. POSCO (Chongqing) Automotive Processing Center Co., Ltd. POSCO (Wuhu) Automotive Processing Center Co., Ltd. その他 小計 [重大な影響力を行使できる会社] ㈱エスエヌエヌシー 1,763 1,437 519,871 368,261 182 1,974 57,512 26,963 308,998 241,921 264 56 8 18,310 - - - - 80,282 48,822 - 176 - - - 10,801 - - - 820 - - その他 11,890 5,973 779 3,038 - - - 78 小計 322,651 260,132 601,196 420,177 190 21,280 57,512 27,041 8,070,824 5,562,981 6,091,786 4,809,449 642,948 362,220 510,746 704,946 USS-POSCO Industries Poschrome (Proprietary) Limited Guangdong Xingpu Steel Center Co.,Ltd. 合計 (*1)売上等には売上及び営業外収益、仕入等には仕入、有形資産の購入及び製造間接費等が含まれています。 (*2)債権には売上債権及び未収金等、債務には仕入債務及び未払金等が含まれています。 (3)当期及び前期における主要経営陣全体に対する報酬内訳は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 262/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 区分 第43(当)期 第42(前)期 役員給与 16,346 11,716 退職給与 5,696 5,490 21,415 14,196 43,457 31,402 経営成果金等 合計 上記の主要経営陣には会社活動の計画、運営、統制に対する重要な権限及び責任を持つ取締役(社外取締役を 含む)及び執行役員等が含まれています。一方、当社は上記報酬以外に役員に付与した差額補償型ストックオ プション(注記16参照)に関連して、当期には10,436百万ウォンの株式報酬費用を認識し、前期には36,100百 万ウォンの株式報酬費用戻入を認識しました。 263/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 27.製鉄所別の財務現況 当社は主要製品別売上及び主要設備に対して浦項と光陽地域の製鉄所別に区分管理しています。 (1)当期末現在、製鉄所別の主要製品及び設備等の現況は次の通りです。 区分 浦項製鉄所 光陽製鉄所 熱延製品 熱延コイル 熱延コイル 冷延製品 冷延コイル、冷延Sheet 冷延コイル、冷延Sheet 厚板製品 Plate Plate 電気鋼板 電気鋼板コイル - ステンレス ステンレス熱延、冷延、厚板 - 半製品 スラブ、ブルーム、ビレット、鋳物用銑鉄 スラブ、鋳物用銑鉄 高炉 1∼4高炉、F高炉、1∼2Finex 1∼5高炉 その他 製鋼、熱延、冷延設備等 製鋼、熱延、冷延設備等 [主要製品] [主要設備] (2)当期及び前期における製鉄所別の財務現況は次の通りです。 イ.第43(当)期 (単位:百万ウォン) 区分 売上高(*1) 浦項製鉄所 光陽製鉄所 その他 計 17,092,501 15,363,671 125,865 32,582,037 有形資産(*2) 9,214,779 9,333,078 - 18,547,857 無形資産(*2) 143,878 28,765 - 172,643 9,358,657 9,361,843 - 18,720,500 1,253,613 1,049,846 - 2,303,459 固定資産 合計 有無形資産償却費 (*1)製鉄所間の内部売上高はありません。 (*2)有形資産及び無形資産は純帳簿価額基準です。 264/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.第42(前)期 (単位:百万ウォン) 区分 浦項製鉄所 売上高 光陽製鉄所 その他 計 15,250,852 11,611,576 91,517 26,953,945 有形資産 8,686,156 7,959,438 - 16,645,594 無形資産 117,780 34,048 - 151,828 8,803,936 7,993,486 - 16,797,422 1,192,497 867,051 - 2,059,548 固定資産 合計 有無形資産償却費 28.付加価値関連資料 当期及び前期の製造原価または販売費及び一般管理費に含まれる付加価値計算に必要な資料は次の通りです。 (単位:百万ウォン) 勘定科目 第43(当)期 給与 第42(前)期 1,083,280 812,217 退職給付費用 262,496 3,219 福利厚生費 311,052 471,186 賃借料 48,954 45,446 2,303,459 2,057,668 67,251 59,737 4,076,492 3,449,473 減価償却費(*) 租税公課 合計 (*)減価償却費は有形資産減価償却費及び無形資産償却費の合計金額です。 265/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 29.最終中間期間の経営実績(監査を受けていない財務情報) (単位:百万ウォン) 区分 第43(当)第4四半期 売上高 第42(前)第4四半期 9,175,775 7,288,131 営業利益 653,330 1,586,780 四半期純利益 525,369 1,275,327 6,820ウォン/株 16,577ウォン/株 1株当たり純利益 30.韓国採用国際会計基準の導入準備計画及び推進状況 当社は2011年会計年度から韓国採用国際会計基準(以下“K-IFRS”という)を適用して財務諸表を作成する 予定です。このため、2008年7月から別途の推進チームを構成して外部諮問会社を選定してK-IFRS導入による事 前影響分析及びグループ会計基準を設定して、これに伴う会計システムの整備を推進しており、当社及び系列 会社に対する教育を継続的に実施しています。また、K-IFRS導入推進現況を定期的に監査委員会及び経営陣に 報告しています。 イ.当社のK-IFRS導入推進状況は次の通りです。 − K-IFRS推進チーム構成(2008.7) − K-IFRS導入推進1段階:K-IFRS導入による影響分析及びグループ会計処理基準の設定 (2008.8∼2009.3) − K-IFRS導入推進2段階:GAAP差異に対する詳細業務の設計及びシステム開発 (2009.4∼2010.1) − K-IFRS導入推進3段階:比較表示財務諸表の作成及びシステム補完(2010.2∼現在) 266/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 ロ.韓国採用国際会計基準下での会計方針と従来の会計方針との主な差異 区分 韓国採用国際会計基準 みなし原価とし 転換日(2010.1.1)基準一部機械装置に ての公正価値や 対して公正価値で再評価し、これをみな 韓国採用 再評価額 し原価として認識 国際会計 従属企業及び 従属企業及び関係企業に対する投資金額 基準を初 関係企業に は転換日現在、現行会計基準上の帳簿金 めて採用 対する投資 額をみなし原価として使用 借入原価の 転換日以降の新規投資適格資産に対する 資本化 借入原価から資本化 金融資産の譲渡 現行基準(当社の会計方針) - - 金融機関に譲渡した金融資産の所有によ 金融機関に譲渡する場合、会社が金融資 るリスクと補償が金融資産を譲渡した後 産に対する統制権を移転したものと見 にも会社が大部分を保有している場合に なして売却取引として認識 は金融資産を除去せずに金融負債として 認識 別途財務諸表下での従属企業 従属企業及び関係企業の投資に対して原 従属企業及び関係企業の投資に対して 及び関係企業投資 価法を適用 持分法を適用 賃貸収益を得るために保有している不動 該当なし 投資不動産の勘定再分類 産を投資不動産に分類 転換日以降に適格資産の取得、建設また 借入原価の資本化 借入原価はすべて費用として認識 は生産と直接関係する借入原価は当該資 産の取得原価として計上 会員権 従業員給与 耐用年数が限定されていない無形資産に その他非流動資産に分類 分類 予測単位積立方式の概念に基づき、保険 報告期間末現在、役員・職員退職金規定 数理的手法及び割引率を使用して計算さ に基づき、1年以上勤続した全役員・職 れた予測退職金の現在価値を確定給付債 員が一時に退職する場合に支給しなけ 務として計上 ればならない退職金見積額を退職給付 引当負債として設定 繰延税金資産・負債は非流動で表示 関連する項目の財務状態表上の分類に よって流動・非流動に区分して財務状 繰延税金 態表上の項目と関連しない場合には予 想消滅時期によって流動・非流動で区 分表示 267/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 内部会計管理制度レビュー意見 添付の外部監査人の内部会計管理制度レビュー報告書は、株式会社POSCOの2010年12月31日付で終了する会計 年度の財務諸表に対する監査業務を実施し、会社の内部会計管理制度のレビューを行った結果、株式会社の外 部監査に関する法律第2条の3に従って添付するものである。 268/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 外部監査人の内部会計管理制度レビュー報告書 株式会社POSCO 2011年2月14日 代表取締役 殿 私達は、添付の株式会社POSCOの2010年12月31日現在の内部会計管理制度の運営実態評価報告書に対してレ ビューを行った。内部会計管理制度を設計及び運営し、それに対する運営実態評価報告書を作成する責任は株 式会社POSCOの経営者にあり、私達の責任は同報告内容に対してレビューを実施し、その結果を報告することで ある。会社の経営者は添付の内部会計管理者の運営実態評価報告書で“内部会計管理制度運営実態評価の結 果、2010年12月31日現在、当社の内部会計管理制度は内部会計管理制度模範規準に基づき、重要性の観点から効 果的に設計・運営されていると判断される”と記述している。 私達は、内部会計管理制度レビュー基準に従ってレビューを行った。この基準は私達が重要性の観点から経営 者が提示した内部会計管理制度の運営実態評価報告書について会計監査より低い水準の確信を得ることがで きるようにレビューを計画し、実施することを要求している。レビューは会社の内部会計管理制度を理解し、経 営者の内部会計管理制度の運営実態報告内容に対する質問及び必要であると判断される場合、制限的な範囲内 で関連文書の確認などの手続きを含んでいる。 会社の内部会計管理制度は信頼のできる会計情報の作成及び開示のために韓国の一般的に認められた会計処 理基準に従って作成した財務諸表の信頼性に対する合理的な確信を提供するために制定した内部会計管理規 定と、これを管理・運営する組織を意味する。しかし、内部会計管理制度は内部会計管理制度の本質的な限界に より、財務諸表上の重要な虚偽記載を摘発または予防できない可能性がある。 継続: 269/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 また、内部会計管理制度の運営実態報告の内容に基づき、将来期間の内容の推定時、状況の変化或いは手続きま たは政策が遵守されないことで内部会計管理制度が不適切となり、将来期間に対する評価及び推定内容が異な ることになるリスクがあるという点を考慮しなければならない。 経営者の内部会計管理制度の運営実態評価報告書に対する私達のレビューの結果、上記の経営者の運営実態報 告の内容が重要性の観点で内部会計管理制度の模範規準に従って作成されなかったと判断される点は発見さ れなかった。 私達のレビューは、2010年12月31日現在の内部会計管理制度を対象とし、2010年12月31日以降の内部会計管理 制度に対するレビューは行わなかった。本レビュー報告書は、株式会社の外部監査に関する法律に基づいて作 成されたものであるため、その他の目的またはその他の利用者のためには適切ではない可能性がある。 三?会計法人 代表理事 尹成福 次へ 270/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 271/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 272/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 273/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 274/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 275/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 276/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 277/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 278/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 279/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 280/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 281/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 282/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 283/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 284/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 285/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 286/454 EDINET提出書類 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4【韓国と日本における会計原則及び会計慣行の主な相違点】 添付された連結財務諸表及び個別財務諸表は、韓国において一般的に認められた会計処理基準に基づき作成された財務諸表で ある。よって、韓国以外の他国で一般的に認められた会計処理基準や国際会計基準等に従う場合には、会社の財務状態と経営成 績、そして資本変動やキャッシュフローの内容が変わることがある。また、添付された連結財務諸表及び個別財務諸表を監査する ために行った諸般手続も韓国以外の他国で適用されたり、一般的に認められた諸般手続等とは違うことがあるので、日本におい て一般的に公正妥当と認められる会計原則に従って作成されたものとは異なる。主な相違点は以下のとおりである。 (イ)財務書類の体系 韓国の企業会計基準による財務諸表の種類は、財務状態表、損益計算書、利益剰余金処分計算書(又は欠損金処理計算書)、資本変 動表、キャッシュフロー表、注記表示である。日本の場合、利益剰余金処分計算書は無く、資本変動表に代わって株主資本等変動計 算書を財務諸表として規定している。また、韓国とは違い附属明細表も財務諸表の一部と規定している。 (ロ)資産再評価 韓国では2000年12月31日まで「資産再評価法」により、特定業種(製造業等)の事業用償却資産及び1997年12月31日以前に取 得した土地について卸売物価指数が一定割合以上上昇した場合、それに該当する資産を再評価することが出来た。その差額は資 本剰余金に計上することが要求されていた。 日本の場合、「土地の再評価に関する法律」により1998年4月∼2002年3月まで金融会社と旧商法特例法上の大会社を対象と して時限的に1回に限って土地に対する再評価を容認したが、現在は期間経過で失効している。 438/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (ハ)リース会計 韓国では、資産の所有に係る権利関係が実質的にリース利用者に移転された場合、ファイナンスリースに分類して会計処理す る。この場合、リース利用者はリース資産を計上して減価償却が行われ、これに対応する債務が負債に計上される。それ以外はオ ペレーティングリースに分類する。 日本では、所有権移転外ファイナンスリースについては支払リース料を期間費用として処理し、注記事項として開示することも 認められていたが、2008年4月1日以後開始する会計年度からは、改正された「リース取引に関する会計基準」により所有権移転 外ファイナンスリースについても通常の売買取引に係る方法に準じて会計処理を行うこととされた。 (ニ)外貨の換算 韓国においては貨幣性外貨建資産及び負債は報告期間末現在の為替レートにより換算し、非貨幣性外貨建資産及び負債につい ては、取得時の為替レートで換算される。換算差損益は原則として当期の収益又は費用として認識される。 日本では企業会計審議会が発表した「外貨建取引等会計処理基準」が適用され、外国通貨、外貨建金銭債権債務、外貨建有価証 券及び外貨建デリバティブ取引等の金融商品については、原則として報告期間末現在の為替レートで換算され、換算差損益は当 期の収益又は損失として処理される。 また、期末外貨決算により発生した換算損益を、日本では為替差益(損)として計上するが、韓国では為替差益(損)とは別に外貨 換算利益(損失)として処理する。 (ホ)棚卸資産の評価 韓国では、棚卸資産の時価が取得原価より下落した場合には低価法を使用して棚卸資産の財務状態表価額を決定する。棚卸資産 を低価法で評価する場合、製品、商品及び仕掛品の時価は正味実現可能価額といい、生産過程で投入される原材料の時価は現行振 替原価を言う。但し、原材料を投入して完成する製品の時価が原価より高い場合は原材料に対して低価法を適用しない。 日本の場合、時価が著しく下落して回復の見込みがない場合を除いては原価法又は低価法の選択適用が可能であったが, 企業 会計基準委員会が2006年7月5日に公表した「棚卸資産の評価に関する会計基準」において、収益性が低下した場合には、回収可 能性を反映させるように回収可能額(正味売却価額)まで帳簿価額を切り下げる会計処理が採用されている。「棚卸資産の評価 に関する会計基準」は2008年4月1日以後開始する事業年度から適用されている。 (ヘ)税効果会計 韓国では、2004年12月31日終了事業年度までは繰延税金資産を投資資産、繰延税金負債を固定負債で計上していたが、2004年12 月31日以降に開始する事業年度からは、繰延税金資産(繰延税金負債)は関連する資産または負債項目が償還される期間に適用 されると予想される税率を適用し、関連する資産または負債の財務状態表上の分類に応じて財務状態表に流動資産(流動負債)ま たはその他非流動資産(非流動負債)に分類している。 日本では、繰延税金資産(繰延法人税負債)は、これらに関連した資産・負債の分類に基づいて、繰延税金資産については流動 資産又は投資その他の資産として、繰延税金負債については流動負債又は固定負債として表示し、特定の資産・負債に関連しな い繰越欠損金等に係る繰延税金資産については、翌期に解消される見込みの一時差異等に係るものは流動資産として、それ以外 の一時差異等に係るものは投資その他の資産として表示するものとされている。 (ト)固定資産の減損会計 韓国では固定資産について損傷差損を認識している。損傷差損累計額は当該資産の取得原価から差引く形で財務状態表に表示 される。 日本では2002年8月9日に企業会計審議会より「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」が公表され、同基準は 2006年3月期から強制適用(2004年3月期から早期適用可)されている。なお、固定資産減額損失がある場合、固定資産価額から直 接差し引く形で貸借対照表に表示される。 439/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 (チ)債権・債務の現在価値評価及び再調整 韓国では長期延払条件の売買取引、長期金銭貸借取引、又はこれと類似の取引から発生する債権・債務で、名目上の価額と現在 価値の差が重要な場合には債権・債務を現在価値によって評価するよう規定されている。 日本では長期延払取引から発生する債権について、同様な取り扱いはあるものの、債務の現在価値評価は行っていない。 (リ)社債発行費と社債発行差金 韓国では社債発行を通じた現金流入額(社債発行費差引後)と額面価額の差額を社債割引発行差金、または社債割増発行差金の 科目にして当該社債の額面価額から差引または加算する形式で表示し、社債発行日から最終償還日までの期間にわたって有効利 率法を適用して償却または戻し入れる。 日本の場合、社債発行費は、原則として、支出時に費用として処理するが、社債発行費を繰延資産に計上することができるとさ れ、この場合には、社債の償還までの期間にわたり利息法により償却をしなければならないとされている。社債発行差金に対して は会社が発行する社債を発行価額で表示して発行価額と額面価額の差額を償還期間にわたって毎期一定方法で償却して発行価 額に加算または減算していく。 (ヌ)退職給与引当負債 韓国では退職給与引当負債を報告期間末現在全役職員が一斉に退職すると仮定する場合に支払うべき退職金総額として計上 している。一方、勤労者退職給与保障法の施行により、会社が退職年金制度のうち、確定拠出型退職年金制度を導入する場合、会社 は確定された年金の運用結果とは関係なく確定された負担金を納付し、当該会計期間に納付しなければならない負担金を退職給 与として認識している。また、会社が確定給付型退職年金制度を導入した場合には報告期間末現在において従業員の退職時に支 払うべき退職一時金に相当する金額を退職給与引当負債として計上し、退職した従業員が退職年金の受領を選択した場合には市 場利子率に基づいて割引いた現在価値を退職年金未払金として計上している。 日本では退職給付会計を導入しているため、退職給付債務を将来の予想給与水準や予想勤続期間等を考慮して算出した将来の 退職給付総額の割引現在価値で算出し、年金資産を時価評価した上でこれを退職給付債務から控除した上で退職給付引当金ある いは前払年金費用が計上される。 (ル)持分法の適用 韓国では個別財務諸表の作成時、従属会社を含む関係会社に対して持分法を適用して評価する。日本の場合、個別財務諸表の作 成時には関係会社株式等に持分法を適用せずに、原則として取得原価により評価する。 日本では連結財務諸表作成時に関連会社株式等に対して持分法を適用する。 (ヲ)有価証券の評価 韓国では短期間内での売買差益の獲得を目的として取得した有価証券で、買付と売却が積極的で頻繁に行われる場合は短期売 買証券に、満期が確定された債務証券で償還金額が確定又は確定が可能な債務証券を満期まで保有する積極的な意図と能力があ る場合は満期保有証券に、短期売買証券や満期保有証券に分類されない有価証券は売渡可能証券に分類する。短期売買証券と売 渡可能証券は公正価額で評価し、売渡可能証券のうち市場性がない持分証券で信頼できる公正価額を測定できない場合には取得 原価で評価する。市場価格がない債務証券は信頼できる独立した信用評価機関による信用評価等級がある場合は、信用評価等級 などを適切に勘案した割引率を利用して評価する。 短期売買証券に対する未実現保有損益は当期損益項目で処理し、売渡可能証券に対する未実現保有損益は資本項目で処理し、当 該有価証券に対する資本項目の累積金額はその有価証券を処分又は減額損失を認識する時点で一括して当期損益に反映する。な お、有価証券の回収可能価額が債務証券の償却後取得原価又は持分証券の取得原価より小さい場合で、減額損失の発生に対する 客観的な証拠がある場合は減額損失を認識し、当期損益に反映する。 日本では売買目的有価証券及び1年内に満期が到来する有価証券等に対しては流動資産に分類し、その他有価証券は投資その 他の資産に分類し、表示する。売買目的有価証券に対しては時価で評価し、当該評価損益は当期損益で処理し、売買目的有価証券 や満期保有目的債券など以外のその他有価証券に対しては時価のあるものについては時価で評価して評価差額については税効 果会計を適用して純資産の部に計上し、時価のないその他有価証券は取得価額で評価する。なお、その他有価証券に対して時価が 著しく下落して回復の見込みがないと判断される場合又は財務状態の悪化により実質価値が著しく下落した場合は有価証券を 減損処理する。 (ワ)会計方針の変更に対する会計処理 韓国では会計方針の変更に対して変更された新しい会計方針を遡及適用してその累積効果を前期繰越利益剰余金に反映する。 前期又はその以前の財務諸表を比較目的で開示する場合には遡及適用による修正事項を反映して再作成する。 日本では会計方針を変更した場合、その旨、変更の理由、当該変更が財務諸表に与えている影響の内容を注記で記載し、遡及適用 しない。 440/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 なお、日本では2009年12月4日に「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」が公表され、2011年4月1日以後開始する事 業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から適用されることとなった。本会計基準により、会計方針の 変更に関する原則的な取扱いは、以下のとおりとなる。 (1) 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更の場合 会計基準等に特定の経過的な取扱いが定められていない場合には、新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用する。 会計基準等に特定の経過的な取扱いが定められている場合には、その経過的な取扱いに従う。 (2) (1)以外の正当な理由による会計方針の変更の場合 新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用する。 (カ) 売上債権等の譲渡及び割引額の処理 韓国では売上債権等を他人に譲渡または割引する場合、当該債権に対する権利と義務が実質的に移転される時には、同金額を売 上債権から減算して帳簿価額と処分価額との差異を売上債権処分損失で計上している。日本の場合、名称の違いはあるが、基本的 に韓国と同様である。 441/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第7【外国為替相場の推移】 発行会社の財務書類の表示に用いられた通貨(ウォン)と本邦通貨との間の為替相場が、国内において時事に関する事項を掲 載する2以上の日刊新聞紙に最近5年間の事業年度において掲載されているため、記載を省略。 第8【本邦における提出会社の株式事務等の概要】 1【本邦における株式事務等の概要】 (1)株式の名義書換取扱場所及び名義書換代理人 日本においては、米国預託証券(以下「ADR」という。)の預託機関及びADRの原株又はADRにより証される米国預託株式(以下 「ADS」という。)に関する名義書換取扱場所又は名義書換代理人は存在しない。しかし、株式会社証券保管振替機構(以下「振替 機関」という。)又はそのノミニー名義となっているADR保有者(以下「ADR保有者」という。)に対する株式事務は、株式会社東 京証券取引所(以下「取引所」という。)の規則に基づき株式事務取扱機関及び配当金支払取扱銀行として当社より任命された 住友信託銀行株式会社がこれを取扱う。 取引所に上場されたADRは、振替機関の外国株券等の保管及び振替決済制度(以下「決済制度」という。)に従い、振替機関が 保管機関として指定したザ・デポジトリー・トラスト・カンパニー(以下「米国保管機関」という。)における振替機関名義の 口座で、米国内で保管され、振替機関又はそのノミニー名義で米国のADRの預託機関であるザ・バンク・オブ・ニューヨーク(以 下「米国預託機関」という。)に登録される。従って当社株式の取引所決済に当たっては、取引所の取引参加者である証券会社間 では振替機関に開設した当該取引参加者の口座間の振替決済により処理され、また同一取引参加者の顧客間の決済については、 当該両顧客が当該取引参加者に開設した外国証券取引口座間での振替決済が行われるため、米国保管機関が保管しているADRに より証されるADSの数は変化せず、米国預託機関における登録の変更は行われない。 以下に記載するものは、振替機関及び米国保管機関の間のサービス契約、振替機関、株式事務取扱機関及び当社間の株式事務委 任に関する契約、振替機関、配当金支払取扱銀行及び当社間の配当金支払事務委任に関する契約並びに各証券会社と各実質株主 間の外国証券取引口座約款に基づく実質株主の配当を受領する権利及び振替機関を通じて間接的に行使する議決権などに関す る株式取扱事務の概要である。 (2)株主に対する特典 ― なし。 (3)株式の譲渡制限 ― なし。 (4)その他株式事務に関する事項 (イ)決算期 毎年12月31日 (ロ)年次株主総会 毎事業年度末から3ヶ月以内に開催する。 (ハ)基準日及び株主名簿の閉鎖 年次配当の基準日は原株式が12月31日(ソウル時間)、ADSが12月30日(ニューヨーク時 間)である。原株主の株主名簿は、年次配当の支払いを受ける株主を確定するため、毎年 1月1日から1月31日まで閉鎖される。さらに、配当以外の権利に対する資格を有する 株主を確定するため、少なくとも2週間前の公告により基準日を定め、最長3ヶ月間株 主名簿を閉鎖することができる。 (ニ)株券の種類 原株の種類は、記名式普通株式及び記名式優先株式とし、額面金額は5千ウォンとする。ADRはいか なる数のADSも証することができる。 (ホ)株券に関する手数料 日本におけるADSの保有者は、日本の証券会社に外国証券取引口座を開設、維持するにあたり、 年間口座管理料の支払いを要求される場合がある。 (ヘ)公告掲載新聞名 ADRに関して本邦外において当社による公告が行われる場合は、本邦においても日本経済新聞に 442/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 て公告を行う。 2【日本におけるADS保有者の権利行使に関する手続等】 (1)ADS保有者の議決権行使に関する手続 ADS保有者は、当社の株主総会における議決権の行使について、株式事務取扱機関に指示を行うことができる。ADS保有者が株式 事務取扱機関にかかる指示を行った場合には、振替機関は、米国預託機関に対して同一の指示を行う。米国預託機関は、韓国の株 式保管機関を通じて実務上可能な範囲で指示通りの議決権の行使を行うよう努める義務を負う。ADS保有者が株式事務取扱機関 に対して指示を行わない場合には、振替機関は米国預託機関に対して特に指示は行わない。 (2)配当請求等に関する手続 株式事務取扱機関は、当社から配当金額、配当金支払日等の配当支払に関する通知を受けたときは、これを基準日現在の実質株 主明細表に基づきADS保有者に通知する。 配当金は、米国預託機関が当社からウォン貨で一括受領し、これを米国預託機関が米ドル貨で米国保管機関を通して配当金支払 取扱銀行に交付し、配当金支払取扱銀行は、株式事務取扱機関が作成した実質株主明細表に基づき、原則として銀行口座振込によ り円貨でADS保有者へ交付する。 当社普通株式の株式配当により米国預託機関が追加ADSを米国保管機関に割当てる場合は、決済制度に基づき行うことになる が、原則として振替機関を通じてADS保有者の口座に振込まれる。但し、割当てられるADSが1ADS未満の場合には、売却処分され、 その売却代金は上記の現金配当の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じADS保有者に支払われる。 当社普通株式の株式分割、無償交付、株式併合等により米国預託機関が追加ADSを米国保管機関に割当てる場合は、かかる追加 ADSは振替機関を通じてADS保有者の口座に振込まれる。但し、1ADS未満のADSは、売却処分され、その売却代金は上記の現金配当 の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じADS保有者に支払われる。 登録ADS保有者としての振替機関に新株引受権が付与され、法令上新株引受権の行使が可能である場合には、新株式の引受を希 望するADS保有者が、証券会社を通じて振替機関に払込代金を支払うことにより、振替機関が新株引受権を行使して新株を引受 け、当該新株式がADS保有者の口座に振込まれる。振替機関が当該新株引受権を行使することが不可能であると認める場合には、 当該新株引受権は、売却処分に付され、売却処分できなかった新株引受権は失権する。新株引受権が売却処分された場合、その売 却代金は上記の現金配当の交付手続に準じて株式事務取扱機関を通じそれに対する権利を有するADS保有者に対して支払われ る。 (3)ADSの譲渡に関する手続 ADS保有者は、日本においてADRの交付を受けることができない。ADS保有者は、ADSに関する権利を取引所の取引により譲渡する ことができる。この場合、取引の決済は、証券会社に開設された口座間の振替か、又は振替機関に開設された証券会社の口座間の 振替によって行われる。 (4)本邦における配当等に関する課税上の取扱い (イ)配 当 (a)ADS保有者に対して支払われる配当金(以下「ADS配当金」という。)は、本邦の税法上個人については配当所得となり、 法人については益金となる。 (b)ADS配当金については、個人の配当控除及び法人の益金不算入適用は認められない。 (c)日本の居住者たる個人又は法人が支払いを受けるADS配当金については、米国預託機関が支払いを決定した金額(大韓 民国におけるADSにより表章される当社普通株式に関する配当の支払いの際に、大韓民国政府により徴収された源泉徴 収税があるときは、この額は控除されている。)に対して、平成21年1月1日から平成23年12月31日までは、個人の場合 は7%(他に地方税3%)、法人の場合は7%の税率が課され、平成24年1月1日以降は、個人の場合は、15%(他に地 方税5%)、法人の場合は15%の税率が適用される。なお、平成22年12月16日に公表された「平成23年税制改正大綱」 では、7%の優遇税率については平成25年12月31日まで延長され(ただし一定の大口株主が支払を受ける上場株式等 443/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 の配当については20%の源泉徴収所得税が適用される)、平成26年1月1日から15%の税率とする旨の提案がなされ ているが、平成23年税制改正は震災の影響により施行が遅れており、内容の変更もありうる。上場株式の配当について は、日本の居住者たる個人(ただし、一定の大口株主を除く)である実質株主の場合には、一銘柄につき一回の配当支 払金額の多寡にかかわらず、源泉徴収により配当に係る課税が完了する確定申告不要制度が導入されている。但し、確 定申告をしないことを選択する場合には、総合課税の場合に認められる二重課税を調整するための外国税額控除制度 の適用は原則として認められない。日本の居住者たる法人である実質株主の場合には、普通株式について支払いを受け た配当は法人税法上益金として課税されるが、上記に述べた窓口証券会社による支払いの際に源泉徴収された税額に ついては適用ある法令にしたがって所得税額の控除を受けることができる。 (d)日本の居住者たる個人が平成21年1月1日以降支払を受けるべき上場株式等の配当所得については、総合課税か申告分 離課税を選択できる(ただし、その年において申告する上場株式等の配当等の全額について、申告分離課税または総合 課税のいずれかを選択する必要がある)。 (ロ)売買損益 (a)ADSの売買による損益は、内国法人の上場株式等の売買損益と同様の取扱いを受ける。 (b)日本の居住者たる個人納税者が有する特定口座内保管上場株式等以外の上場株式等の売却益については、確定申告によ り、他の所得と分離して所得税が課税(申告分離課税)されることになっており、その際の税率は、証券会社等を通じ て売却した場合、平成21年1月1日から平成23年12月31日までの間は7%(他に地方税3%)、平成24年1月1日以降 は、原則として、15%(他に地方税5%)となっている。また、本株式を、証券会社に開設した特定口座(源泉徴収口 座)を通して源泉徴収の適用があることを選択した上で売却した場合には、売却時に源泉徴収(上場株式等の譲渡益 にかかる税率は、平成21年1月1日から平成23年12月31日までの3年間は7%(他に地方税3%)である)とされ、原 則として、確定申告を要しない。なお、平成22年12月16日に公表された「平成23年税制改正大綱」では、7%の優遇税率 については平成25年12月31日まで延長され、平成26年1月1日から15%の税率とする旨の提案がなされているが、平成 23年税制改正は震災の影響により施行が遅れており、内容の変更もありうる。 (ハ)相続税 (a)日本国の居住者がADSを相続した場合、当該ADSは日本国の相続税の対象となる。 (b)この場合、当該ADSに係る普通株式が同時に大韓民国の相続税の対象となることがあるが、大韓民国で徴収された当該相 続税については、日本国の相続税法の下で一定の要件のもとに外国税額控除が受けられる。 大韓民国における課税上の取扱いについては「−第1−3 課税上の取扱い」を参照。 (5)その他諸通知報告 日本におけるADS保有者に対し、株主総会等に関する通知が行われる場合には、株式事務取扱機関は時宜にかなった通知を当社 から受領し、これを一定基準日現在の実質株主明細表に基づきADS保有者に交付するか、所定の方法により公告を行う。 444/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第9【提出会社の参考情報】 1【提出会社の親会社等の情報】 該当事項なし 2【その他の参考情報】 1 四半期報告書および確認書 四半期報告書(2010年第1四半期)および確認書を平成22年6月14日に関東財務局長に提出 2 訂正発行登録書 訂正発行登録書を平成22年6月14日に関東財務局長に提出 3 有価証券報告書及びその添付書類 事業年度 第42期(自平成21年1月1日 至平成21年12月31日) 平成22年6月25日に関東財務局長に提出 4 内部統制報告書及びその添付書類 平成22年6月25日に関東財務局長に提出 5 訂正発行登録書 訂正発行登録書を平成22年6月25日に関東財務局長に提出 6 四半期報告書および確認書 四半期報告書(2010年第2四半期)および確認書を平成22年9月7日に関東財務局長に提出 7 訂正発行登録書 訂正発行登録書を平成22年9月7日に関東財務局長に提出 8 四半期報告書および確認書 四半期報告書(2010年第3四半期)および確認書を平成22年12月9日に関東財務局長に提出 9 訂正発行登録書 訂正発行登録書を平成22年12月9日に関東財務局長に提出 10 発行登録書 発行登録書を平成22年6月2日に関東財務局長に提出 11 訂正発行登録書 訂正発行登録書を平成22年6月3日に関東財務局長に提出 445/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 第二部【提出会社の保証会社等の情報】 第1【保証会社情報】 該当事項なし 第2【保証会社以外の会社の情報】 該当事項なし 第3【指数等の情報】 該当事項なし 446/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 外部監査人の監査報告書 韓国語で発行された原本の翻訳文 株式会社POSCO 2010年3月12日 株主及び取締役会 御中 私達は添付の株式会社POSCOとその従属会社の2009年12月31日及び2008年12月31日現在の連結財務状態表並び に同日で終了する両会計年度の連結損益計算書、連結資本変動表及び連結キャッシュ・フロー計算書の監査を 行なった。この連結財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同連結財務諸表に対して監査 を実施し、これを根拠としてこの連結財務諸表に対して意見を表明することである。 私達は韓国の会計監査基準によって監査を実施した。この基準は、私達が連結財務諸表上の重要な虚偽記載の 有無について合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は連結財務諸表上 の金額と開示内容を裏付ける監査証拠に対して試査の方法を適用して検証する過程を含めている。また監査は 連結財務諸表の全般的な表示内容について評価することに加え、連結財務諸表作成のために経営者が適用した 会計方針及び有意的な見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合 理的な確証を提供していると私達は信じている。 私達の意見では、上記連結財務諸表は株式会社POSCOとその従属会社の2009年及び2008年12月31日現在の財務 状態と同日で終了する両会計年度の経営成績、資本の変動及びキャッシュ・フローの内容を韓国の一般的に認 められた会計処理基準によって重要性の観点から適正に表示しているものと認める。 ソウル特別市江南区駅三洞737 江南ファイナンスセンター10階 三?会計法人 代表理事 尹成福 この監査報告書は監査報告書日(2010年3月12日)現在において有効なものです。従って監査 報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの間に添付の会社の連結財務諸表に重大な影響 を及ぼしうる事象や状況が発生する可能性もあり、それにより、この監査報告書が修正される 場合もあります。 財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準 及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習 等は大韓民国で一般的に認められたものです。 447/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 448/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 外部監査人の監査報告書 韓国語で発行された原本の翻訳文 株式会社POSCO 2011年3月21日 株主及び取締役会 御中 私達は添付の株式会社POSCOとその従属会社の2010年12月31日及び2009年12月31日現在の連結財務状態表並び に同日で終了する両会計年度の連結損益計算書、連結資本変動表及び連結キャッシュ・フロー計算書の監査を 行なった。この連結財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同連結財務諸表に対して監査 を実施し、これを根拠としてこの連結財務諸表に対して意見を表明することである。 私達は韓国の会計監査基準によって監査を実施した。この基準は、私達が連結財務諸表上の重要な虚偽記載の 有無について合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は連結財務諸表上 の金額と開示内容を裏付ける監査証拠に対して試査の方法を適用して検証する過程を含めている。また監査は 連結財務諸表の全般的な表示内容について評価することに加え、連結財務諸表作成のために経営者が適用した 会計方針及び有意的な見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合 理的な確証を提供していると私達は信じている。 私達の意見では、上記連結財務諸表は株式会社POSCOとその従属会社の2010年及び2009年12月31日現在の財務 状態と同日で終了する両会計年度の経営成績、資本の変動及びキャッシュ・フローの内容を韓国の一般的に認 められた会計処理基準によって重要性の観点から適正に表示しているものと認める。 監査意見に影響を及ぼさない事項として、財務諸表に対する注記30で説明しているように、会社は当期に㈱大 宇インターナショナルの株式を取得した。会社の2010年連結損益計算書は㈱大宇インターナショナルの2010年 全体の損益項目が含まれており、取得日以前の損益は減算表示されている。従って、㈱大宇インターナショナル 株式取得は会社の連結財務諸表の比較可能性に影響を及ぼしている。 ソウル特別市江南区駅三洞737 江南ファイナンスセンター10階 三?会計法人 代表理事 尹成福 この監査報告書は監査報告書日(2011年3月12日)現在において有効なものです。従って監査 報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの間に添付の会社の連結財務諸表に重大な影響 を及ぼしうる事象や状況が発生する可能性もあり、それにより、この監査報告書が修正される 場合もあります。 449/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準 及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習 等は大韓民国で一般的に認められたものです。 450/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 外部監査人の監査報告書 韓国語で発行された原本の翻訳文 株式会社POSCO 2010年2月8日 株主及び取締役会御中 私達は、株式会社POSCOの2009年12月31日と2008年12月31日現在の財務状態表並びに同日をもって終了する両 会計年度の損益計算書、利益剰余金処分計算書、資本変動表及びキャッシュ・フロー計算書の監査を行った。こ の財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同財務諸表に対して監査を実施し、これに基づ き同財務諸表について意見を表明することである。 私達は、韓国の会計監査基準に従い監査を実施した。この基準は、私達が財務諸表上の重要な虚偽記載の有無に ついて合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は、財務諸表上の金額と開 示内容を裏付ける監査証拠について、試査の方法を適用して検証する過程を含んでいる。又、監査は財務諸表の 全般的な表示内容について評価することに加え、財務諸表作成のために経営者が適用した会計方針及び経営者 による有意的な会計見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合理 的な確証を提供していると私達は信じている。 私達の意見では、上記の財務諸表は株式会社POSCOの2009年と2008年12月31日現在の財政状態、並びに同日を もって終了する両会計年度の経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フローの内容を韓国で 一般的に認定された会計処理基準に従って、重要性の観点から適正に表示しているものと認める。 ソウル特別市江南区駅三洞737, 江南ファイナンスセンター10階 三?会計法人 代表理事 尹成福 この監査報告書は監査報告書日(2010年2月8日)現在において有効なものです。従って、監査 報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの期間に、会社の財務諸表に重大な影響を及ぼ す事象や状況が発生する可能性があり、それによりこの監査報告書が修正される場合もあり ます。 財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準 及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習 等は大韓民国で一般的に認められたものです。 451/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 452/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 外部監査人の監査報告書 韓国語で発行された原本の翻訳文 株式会社POSCO 2011年2月14日 株主及び取締役会御中 私達は、株式会社POSCOの2010年12月31日と2009年12月31日現在の財務状態表並びに同日をもって終了する両 会計年度の損益計算書、利益剰余金処分計算書、資本変動表及びキャッシュ・フロー計算書の監査を行った。こ の財務諸表を作成する責任は会社経営者にあり、私達の責任は同財務諸表に対して監査を実施し、これに基づ き同財務諸表について意見を表明することである。 私達は、韓国の会計監査基準に従い監査を実施した。この基準は、私達が財務諸表上の重要な虚偽記載の有無に ついて合理的な確証を得るために監査を計画し、実施することを要求している。監査は、財務諸表上の金額と開 示内容を裏付ける監査証拠について、試査の方法を適用して検証する過程を含んでいる。又、監査は財務諸表の 全般的な表示内容について評価することに加え、財務諸表作成のために経営者が適用した会計方針及び経営者 による有意的な会計見積に対する評価を含んでいる。私達が実施した監査は、監査意見を表明するための合理 的な確証を提供していると私達は信じている。 私達の意見では、上記の財務諸表は株式会社POSCOの2010年と2009年12月31日現在の財政状態、並びに同日を もって終了する両会計年度の経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フローの内容を韓国で 一般的に認定された会計処理基準に従って、重要性の観点から適正に表示しているものと認める。 ソウル特別市江南区駅三洞737, 江南ファイナンスセンター10階 三?会計法人 代表理事 尹成福 この監査報告書は監査報告書日(2011年2月14日)現在において有効なものです。従って、監 査報告書日からこの報告書を閲覧する時点までの期間に、会社の財務諸表に重大な影響を及 ぼす事象や状況が発生する可能性があり、それによりこの監査報告書が修正される場合もあ ります。 財務諸表に対する注記2に記載した通り、別添の財務諸表は大韓民国以外の国家等で認められた会計処理基準 及び会計慣習に従って、会社の財政状態及び経営成績、利益剰余金及び資本の変動並びにキャッシュ・フロー の状況を表示する為に作成されたものではありません。この財務諸表等を監査する為の監査基準と手続、慣習 等は大韓民国で一般的に認められたものです。 453/454 EDINET提出書類 株式會社ポスコ(E05807) 有価証券報告書 454/454