...

別添 - 環境省

by user

on
Category: Documents
6

views

Report

Comments

Transcript

別添 - 環境省
(別添 2)
平成 28 年度中国をはじめとしたアジア地域での
コベネフィット型大気汚染対策促進委託業務仕様書
1.業務の目的
微小粒子状物質(PM2.5)等による大気汚染はアジア各国の国民の健康に影響を及ぼし
かねない地域共通の問題であるが、大気汚染対策を通じて気候変動緩和を図るコベネフィ
ット型大気汚染対策は途上国において特に有効である。
我が国への越境大気汚染の影響を緩和する観点からは、公害を克服してきた経験を有す
る我が国の地方公共団体を中心とした関係機関がフォーラムをつくり、中国をはじめとし
たアジア地域の主要な都市を対象に大気汚染対策と低炭素化の両方を見据えた人材・組織
の能力構築や政策立案支援、高度な環境技術の活用等の協力活動を強化・促進する、いわ
ゆる都市間連携の推進が有用である。
既存の地域的な枠組みとしては、国連環境計画(以下「UNEP」という。)が大気環境
に関する政府・研究者主体のネットワークを形成し、科学的基盤の強化及び地域枠組みの
運営などに貢献してきた。また、クリーン・エア・アジア(以下「CAA」という。)はア
ジア地域における 200 以上の大気環境に関する多様な主体と幅広い協力関係を形成し、
国・都市の大気汚染対策や能力構築等に貢献してきた。このため、UNEP や CAA との連
携により、既存の枠組みを活用した協力を効率的に推進することが可能となる。
また、近年、ブラックカーボン等の短寿命気候汚染物質(以下「SLCP」という。)の削
減がコベネフィット効果があるとして国際的な注目を集めている。アジア地域における対
策を推進するため、我が国による貢献への期待は大きい。
以上の背景を踏まえ、本業務は、日中都市間連携の推進、国際機関の活動に対する助言、
短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化のコアリション(以下「CCAC」という。
)
等の SLCP に関する国際レベルの活動支援、SLCP 削減対策を実施した場合のコベネフィ
ット効果の評価を通じて、コベネフィット型大気汚染対策を促進することを目的とする。
2.業務の内容
(1)日中都市間連携推進
日中都市間連携協力を円滑に推進するため以下の業務を実施する。業務の実施に当た
っては、一部の業務について、環境省と協議の上、外部へ再委託しても差し支えない。
なお、本業務は中国環境保護部等との協力実績も踏まえ、中国側と連携を密にして進め
ることが必要不可欠である。本業務を適切、円滑且つ確実に実施するため、受託者は、
中国側との間のスムーズかつ正確な意思疎通を行うことができ、中国の環境法制度や環
境の現状等に精通し、中国語で意思疎通が可能な担当者を常時配置するものとする。
① 中国側及び日本側の関係者との協議調整及び協力の推進
中国側の関係者(環境保護部、日中友好環境保全センター、地方政府等、計 19 箇所
程度)や、環境省が平成 27 年 12 月に開催した「平成 27 年度中国大気環境改善のため
1
の都市間連携に関する会合(第 1 回)
」の会合資料
(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/conf/conf02-03.html)を参考に受託者が提案す
る日本側の関係者(地方自治体、民間団体等、計 15 箇所程度)を訪問し、中国側が希
望する協力の具体的項目や日本側が対応可能な協力の具体的項目を聴取し、中国側の都
市ごとの具体的な協力(日本の知見や経験の共有等)を進める。両者が合致しない場合
には必要な調整を行い、中国側が希望する具体的項目が可能な限り実現可能になるよう
努力する。また、日本の経験や技術の強みを活かした共同研究やモデル事業の具体的案
件の策定に向けた協議調整もあわせて行う。当該共同研究やモデル事業については、本
年度に予定されている別業務において実施することとしており、その受託者に対して指
示、監督できるものとする。
なお、中国側関係者等との協議調整に際しては、円滑かつ速やかに調整を了すること
ができるよう可能な限りハイレベルの関係者(部局長級または課長級)と協議調整を行
うよう努めるものとする。そのために受託者においても相当の人員(7~10 級以上)を
配置するものとする。また、訪問後は、議事録の作成及び課題・今後の検討事項等の整
理等を行い、訪問後 1 週間以内に環境省へ報告する。
中国訪問時には、受託者が提案する日本側の自治体(2 名程度)や民間団体等(2 名
程度)も同行するものとする。また、通訳(1 名、1 日間程度、日本語・中国語逐語通
訳)を用意するほか、現地での交通手段及び通信手段を確保するものとする。なお、こ
れまでの協力の経緯や中国側のニーズを踏まえると、中国側の個々の都市に対応できる
日本側の自治体や民間団体も中国の都市ごとに異なると考えられることから、中国側の
各都市に同行する日本側の自治体や民間団体等は原則として異なることを想定する。資
料作成や中国側との連絡調整において、日本語から中国語への翻訳(700 頁程度)、中
国語から日本語への翻訳(700 頁程度)を行うものとする。
<中国側との協議調整>
・ 実施時期: 6 月~平成 29 年 3 月頃(1 箇所各 2 回、1 日間の予定)
・ 受 託 者: 各 2 名程度出席(3~6 級及び 7~10 級、2 泊 3 日)
・ 訪 問 先: 環境保護部、日中友好環境保全センター、中国環境監測総站、北京市、
天津市、上海市、瀋陽市、武漢市、邯鄲市、唐山市、江蘇省、河北省、広東省、
遼寧省、山西省、西安市、アモイ市、重慶市、珠海市(計 19 箇所を想定)
・ 旅費等負担者:各 4 名程度出席(3~6 級、2 泊 3 日、地方自治体、民間団体等
各 2 名程度を想定、うち民間団体等 2 名程度に謝金有を支給)
<日本側との協議調整>
・ 開催時期: 6 月~平成 29 年 3 月頃(1 箇所各 2 回、1 日間の予定)
・ 受 託 者: 各 2 名程度出席(3~6 級及び 7~10 級、日帰り)
・ 訪 問 先: 15 箇所程度(全国平均、ブロック平均、県内平均各 5 箇所程度を想
定)
2
② 日中合同会合(都市間連携協力セミナー)の開催
日中の関係者 60 人程度が一同に会する会合を中国国内及び日本国内で開催し、協力事
業等に関する情報共有・意見交換を行う。
<中国国内での日中合同会合(都市間連携協力セミナー)>
・ 開催時期: 7 月頃(1 回、1 日間の予定)
・ 受 託 者: 5 名程度出席(3~6 級 4 名及び 7~10 級 1 名、2 泊 3 日)
・ 開催場所: 中国(北京を想定)
・ 旅費等負担者: 日本側 20 名程度(3~6 級、2 泊 3 日、うち発表者 5 名程度の
み謝金有を支給)
受託者は、会合開催にかかる次の業務を行う。なお、「①中国側及び日本側の関係者と
の協議調整及び協力の推進」の機会を活用して、事前に受託者 1 名以上が現地に渡航し、
関係者との調整及び準備業務を行うこと。
ア.会合プログラムの企画
イ.開催場所の確保
※ 中国政府及び関係団体と事前に十分調整すること。
ウ.日本側参加者の選定
※ 地方自治体、民間団体、研究者等から、環境省と相談の上、受託者が選定する。
エ.発表者の選定、発表依頼
※ 日本側発表者 5 名程度の選定を行う。また、相手国側発表者(5 名程度)の選定
について、中国政府等と調整を行う。
オ.会合運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料(60 名程度収容
可能、1 日)、レセプションの開催(60 名程度)、お茶代及びレセプション代の支
払い(参加者は日中合計 60 名程度を想定)等。
カ.会合資料の作成及び印刷製本
※ 日本側の資料については中国語への翻訳、中国側の資料については日本語への
翻訳を行うこと。会合資料は 100 頁程度で 60 部程度(日本語版及び中国語版)
を作成する。また、会合中は通訳(2 名、1 日間、日本語・中国語同時通訳)を
つける。資料作成や中国側との連絡調整において日本語から中国語への翻訳(100
頁程度)、中国語から日本語への翻訳(100 頁程度)を行うものとする。
キ.会合議事録の作成
ク.会合を通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
※ 会合終了後 1 週間以内に環境省へ報告する。
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取り付け
3
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.日本からの会合参加者に対する国家公務員等の旅費に関する法律(以下「旅費法」
という。)に基づいた旅費(20 名程度)及び発表者(5 名程度)に対し 17,700 円
の謝金を支給
シ.現地での交通手段及び通信手段の確保
ス.事前現地調整業務
セ.その他環境省より指示のあった事項
<日本国内での日中合同会合(都市間連携協力セミナー)>
・ 開催時期: 11 月頃(1 回、1 日間の予定)
・ 受 託 者: 5 名程度出席(3~6 級 4 名及び 7~10 級 1 名、2 泊 3 日)
・ 開催場所: 日本(北九州市を想定)
・ 旅費等負担者: 中国側 18 名程度(3~6 級、2 泊 3 日)(上海市、天津市、武漢
市、唐山市、邯鄲市、江蘇省から各 3 名招聘を想定)、日本側 5 名程度(3~6 級、
2 泊 3 日、全国平均 3 名、ブロック平均 2 名、これら 5 名の発表者の謝金を支給)
受託者は、会合開催にかかる次の業務を行う。なお、「①中国側及び日本側の関係者と
の協議調整及び協力の推進」の機会を活用して、事前に受託者 1 名以上が招聘予定都市
及び開催予定場所の関係者との調整及び準備業務を行うこと。
ア.会合プログラムの企画
イ.開催場所の確保
※ 関係団体と事前に十分調整すること。
ウ.中国側及び日本側参加者の選定
※
中国側参加者は上海市、天津市、武漢市、唐山市、邯鄲市、江蘇省から各 3 名招
聘することを想定するが、中国側各都市の出国人数・回数制限等の特殊事情も勘
案し、環境省と相談の上、受託者が選定する。また、日本側参加者は地方自治体、
民間団体、研究者等から、環境省と相談の上、受託者が選定する。
エ.発表者の選定、発表依頼
※ 日本側発表者 5 名程度の選定を行う。また、中国側発表者(6 名程度)の選定に
ついて、参加する中国地方政府の代表等と調整を行う。
オ.会合運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料(60 名程度収容
可能、1 日)、レセプションの開催(60 名程度)、お茶代及びレセプション代の支
払い(参加者は日中合計 60 名程度を想定)等。
カ.会合資料の作成及び印刷製本
※ 日本側の資料については中国語への翻訳、中国側の資料については日本語への
翻訳を行うこと。会合資料は 100 頁程度で 60 部程度(日本語版及び中国語版)
4
を作成する。また、会合中は通訳(2 名、1 日間、日本語・中国語同時通訳)を
つける。資料作成や中国側との連絡調整において日本語から中国語への翻訳(100
頁程度)、中国語から日本語への翻訳(100 頁程度)を行うものとする。
キ.会合議事録の作成
ク.会合を通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
※ 会合終了後 1 週間以内に環境省へ報告する。
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取り付け
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.中国及び日本からの会合参加者に対する旅費法に基づいた旅費(23 名程度)及び
日本側発表者(5 名程度)に対し 17,700 円の謝金を支給
シ.現地での交通手段及び通信手段の確保
ス.事前現地調整業務
セ.その他環境省より指示のあった事項
③ 中国国内での現地セミナーの開催
日本の地方自治体と中国の地方政府との間の政策及び技術の交流を強化するため、中
国国内 5 箇所程度で現地セミナーを開催する。
<現地セミナー>
・ 開催時期: 6 月~平成 29 年 3 月頃(各 1 回、1 日間の予定)
・ 開催場所: 天津市、上海市、唐山市、武漢市、広州市を想定(各 1 回)
・ 受 託 者: 各回 2 名程度出席(3~6 級及び 7~10 級、2 泊 3 日)
・ 参加者数: 各回 60 名程度を想定
・ 旅費等負担者: 各回日本側自治体(4 名程度)民間団体等(4 名程度)
(3~6 級、
2 泊 3 日、発表者 4 名程度に謝金を支給)
受託者は、セミナー開催にかかる次の業務を行う。
ア.セミナープログラムの企画
イ.開催場所の確保
※ 中国関係地方政府等と事前に十分調整すること。
ウ.日本側参加者の選定
※ 地方自治体、民間団体、研究者等から、環境省と相談の上受託者が選定する。
エ.発表者の選定、発表依頼
※ 日本側発表者 4 名程度の選定及び依頼を行う。
オ.セミナー運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料(60 名程度収
容可能、1 日)、レセプションの開催(60 名程度)、お茶代及びレセプション代の
5
支払い(参加者は各回とも日中合計 60 名程度を想定)等。
カ.セミナー資料の作成及び印刷製本
※ 日本側の資料については中国語への翻訳、中国側の資料については日本語への翻
訳を含むこと。会合資料は各回 100 頁程度で 60 部程度、日本語版及び中国語版
を作成する。また、会合中は通訳(2 名、1 日間、日本語・中国語逐語通訳)を
つけるものとする。資料作成や中国側との連絡調整において日本語から中国語へ
の翻訳(各回 100 頁程度)、中国語から日本語への翻訳(各回 100 頁程度)を行
うものとする。
キ.セミナー議事録の作成
ク.セミナーを通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
※ セミナー終了後 1 週間以内に環境省へ報告する。
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取り付け
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.日本からのセミナー参加者に対する旅費法に基づいた旅費(各回 8 名程度)及び
発表者(各回 4 名程度)に対し 17,700 円の謝金を支給
シ.現地での交通手段及び通信手段の確保
ス.事前現地調整業務
セ.その他環境省より指示のあった事項
④ 国内関係者会合の開催
日本国内において、我が国の関係団体のこれまでの協力内容や課題等を共有しつつ日
中都市間連携の進捗を確認し、さらにはこれまでの協力の成果について中間的な評価を
行い、その評価を踏まえた今後の戦略について議論するとともに、都市間連携をサポー
トする枠組みの構築や国内ネットワークの強化を目的とした会合を開催する。
<日本国内での会合>
・ 開催時期: 平成 29 年 1 月頃(1 回、1 日間の予定)
・ 受託者: 5 名程度出席(日帰りを想定)
・ 開催場所: 東京
・ 旅費等負担者(予定): 15 名程度出席(3~6 級、全国平均、ブロック平均、県
内平均各 5 名、発表者 5 名のみ謝金を支給)
受託者は、会合開催にかかる次の業務を行う。
ア.会合議題の提案
イ.開催会場の確保
ウ.会合における日中都市間連携に係るこれまでの協力や今後の協力案についての発表
者(5 名程度)の選定、発表依頼
6
エ.会合運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、会場借料(30 人以下、半日)、レセプションの開催
(20 名程度)、お茶代及びレセプション代の支払い(参加者は 20 名程度を想定)
等。
オ.会合資料(50 頁程度、20 部程度)の作成及び印刷製本
カ.会合の議事録の作成
キ.会合を通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
※ 会合後 1 週間以内に環境省へ報告する。
ク.参加者に対する旅費法に基づいた旅費(15 名程度)及び民間団体等(5 名程度)
に対し 17,700 円の謝金を支給
ケ.その他環境省より指示のあった事項
⑤ 訪日研修の実施
日本の先進的な取り組みを紹介し、中国側の施策立案及び対策の実施に資するための、
中国の地方政府の行政官を主な対象とした訪日研修を実施する。
具体的な研修は以下に掲げる内容を想定するが、実際の実施にあたっては、環境省が平
成 27 年 12 月に開催した「平成 27 年度中国大気環境改善のための都市間連携に関する
会合(第 1 回)」の会合資料(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/conf/conf02-03.html)を
参考に、環境省と調整の上受託者が企画し、日中間で合意の上実施するものとする。また、
各研修会場近くの地方公共団体、民間団体及び大学・研究機関等の学識経験者等の専門家
(各回 5 人程度と想定)に講師依頼を行う。
また、各研修に係わる庶務(日程調整、研修先・視察先の確保、中国からの研修生の航
空券・国内宿泊場所、資料準備、国内移動手段の確保、日本側講師への謝金の支払い等)
についても行う。
<中国からの訪日研修>
・開催時期: 6 月~平成 29 年 3 月頃(合計 12 回、各 7 日間程度)
・受 託 者: 各回 1 名程度出席(3~6 級、6 泊 7 日)
・旅費等負担者: 中国側各回 6 名程度(計 72 名、3~6 級、6 泊 7 日)
・訪日研修の組み合わせ(予定):
広東省(広州) - 兵庫県(神戸市)
江蘇省(南京) - 福岡県(福岡市)(2 回実施)
天津市 - 神戸市
天津市 - 四日市市
邯鄲市 - 北九州市
上海市 - 北九州市(2 回実施)
武漢市 - 大分市
唐山市 - 北九州市(2 回実施)
7
日中友好環境保全センター(北京) -東京都
受託者は、各研修実施にかかる次の業務を行う。
ア.具体的な研修内容の提案
イ.研修先・視察先の確保
ウ.研修講師の選定(5 名×12 回=60 名程度)、講師依頼
エ.研修運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、会場借料(5 日×12 回、30 名以下、1 日)、レセプ
ションの開催(各回 1 回)、お茶代(12 人程度、5 日×12 回)及びレセプション
代の支払い(参加者は各回とも 12 名程度を想定)等。
オ.研修資料の作成及び印刷製本
※ 日本側の資料については中国語への翻訳、中国側の資料については日本語への翻
訳を含むこと。研修資料は 100 頁程度で 12 部程度、日本語及び中国語で作成する。
また各研修期間中は通訳(1 名、7 日間×12 回=84 日、日本語・中国語逐語通訳)
をつけるものとする。資料作成や中国側との連絡調整において日本語から中国語へ
の翻訳(各回 100 頁程度)、中国語から日本語への翻訳(各回 100 頁程度)を行う
ものとする。
カ.研修参加者による評価アンケートの実施
※ アンケート内容の提案、印刷、配布、回収及び結果のとりまとめを行うこと
キ.研修の議事録の作成
ク.研修を通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
※ 研修後 1 週間以内に環境省へ報告する。
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取り付け
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.参加者に対する旅費法に基づいた旅費及び講師(各回 5 名程度)に対し 17,700 円
の謝金を支給
シ.団体での移動、視察等を行う際の交通手段等の確保
ス.その他環境省より指示のあった事項
⑥
中国の中央・地方政府の政策動向の実態把握
中国側のニーズを把握し、今後適切かつ効率的な協力を展開していくためには、限られ
た双方の交流の機会にニーズを聞くだけでは十分に把握できないことに加え、ヒアリング
した相手方の個人的な考えも混在し、必ずしも真のニーズを捉えた協力を展開できないと
の不安がある。
そこで、毎月、中央政府、重点地域及び本枠組みの協力対象としている中国側各都市の
大気汚染政策・対策・措置等に関する重要情報を収集整理し、月報(20 頁程度)として
とりまとめ、日本語に翻訳して翌月末までを目途に関係自治体に、以下に記載のウェブサ
8
イトを通じて提供する。主要な情報源は、中央政府及び関連地方政府のホームページを基
本とする。
また、重要な計画、政策等が発表され、今後の協力を実施する上で詳細に内容を把握す
る必要があるものについては、月報とは別に日本語に翻訳(600 頁程度)して、同ウェブ
サイトにて提供する。
⑦
ウェブサイトの構築
日本側関係者の連携、ひいては対中国協力の促進を目的に、上記で収集整理した中国の
政策動向等の情報、過去の研修情報や現地セミナー等の情報をまとめた関係者向けのウェ
ブサイトを受託者のホームページ上に構築する。ウェブサイトは毎月 1 回程度更新する
ものとし、更新後は日本側の関係者に速やかに通知するものとする。
なお、ウェブサイトの構築及び関係者への情報の提供に際しては、著作権及び個人情報
の取り扱いに十分留意して行うものとする。
(2)国際機関の活動に対する助言
環境省が CAA 及び UNEP とともに実施するアジア地域におけるコベネフィット促
進に関する活動の強化・管理に資するため、受託者が提案する有識者(6 名程度)と CAA
または UNEP(それぞれ 2 名程度)が参加するワーキンググループ会合を開催する。ワ
ーキンググループ会合では、CAA や UNEP が実施する活動の全体戦略策定、活動の進
捗管理、定期的な PDCA(Plan Do Check Action)サイクル管理、その他国際的な活動
との連携調整等につき議論し、受託者が提案する有識者(独立行政法人等を想定)とと
もに助言を行うものとする。
また、以下の関連資料について和訳等を行い、環境省に提供するとともに、本業務の
最終報告書に添付する。
・ CAA が平成 27 年度に作成した「大気環境改善のためのガイダンスフレームワーク」
(英文)を環境省担当官から入手し、日本語版を作成する(300 頁程度)。
・ UNEP の科学パネルにおいて作成を進めている「地域評価報告書」
(英文)につい
て、平成 28 年 12 月末時点の当該報告書の概要を日本語でまとめる(30 頁程度)。
・ 科学パネルにおいて 10 月に編集される予定となっている「ポリシーブリーフ」
(英
文)について、その和訳版を作成する(30 頁程度)。
また、必要に応じて、環境省担当官と CAA や UNEP のメンバーが実施する今後の
進め方等に関するテレビ・電話会議に同席し、必要に応じて専門的な観点から助言を行
うとともに、会議の結果概要をまとめて環境省に提出する。
また、UNEP との活動において、科学パネルにおける地域評価報告書の作成に関す
る会合に参加し、その進捗状況を環境省及び国内関係機関に報告・共有する。
9
<CAA との活動に関するワーキンググループ会合>
・ 開催時期:
7 月頃を想定(1 回、1 日間)
・ 受託者
2 名程度(日帰り)
:
・ 開催場所:
東京を想定
・ 国内旅費等負担者(国内有識者):6 名程度
(3 級以上 6 級以下、全国平均、ブロック平均、県内平均各 2 名、日帰り謝金無を想定)
・ 海外旅費等負担者(CAA 関係者): CAA(マニラ)から 2 名程度
(3 級以上 6 級以下、2 泊 3 日、謝金は支給しない)
<UNEP との活動に関するワーキンググループ会合>
・ 開催時期:
7 月頃を想定(1 回、1 日間)
・ 受託者
2 名程度(日帰り)
:
・ 開催場所:
東京を想定
・ 国内旅費等負担者(国内有識者):6 名程度
(3 級以上 6 級以下、全国平均、ブロック平均、県内平均各 2 名、日帰り謝金無を想定)
・ 海外旅費等負担者(UNEP 関係者): UNEP(バンコク)から 2 名程度
(3 級以上 6 級以下、2 泊 3 日、謝金は支給しない)
*開催時期・場所については環境省担当官及び CAA, UNEP との協議の上、変更する可
能性有り
受託者は、東京で開催する上記のワーキンググループ会合に係る次の業務を行う。
・ 開催会場の確保
・ 会合発表者の選定、発表依頼
・ 会合運営に係る全般の業務
※
会場設営、受付、議事進行、会場借料(30 名以下、半日)
・お茶代(各回 10 名)
の支払い等。
・ 会合資料の作成(50 頁、10 部程度)及び印刷
・ 会合の議事録作成
・ 会合を通じて得られた情報・課題・今後の検討事項等の整理
※
会合後速やかに環境省へ報告する。
・ 参加者に対する旅費法に基づいた旅費(各 6 名程度)の支給
・ 渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
・ その他環境省より指示のあった事項
また、受託者は、以下の会議に参加し、会議での議論等をまとめ、課題や今後の検討
事項等の整理等を行い、環境省へ報告する。
10
<UNEP 科学パネルにおける地域評価報告書の執筆に関する会合>
・ 開催時期:
6 月頃を想定(計 2 回、各 2 日間)
・ 受託者
2 名程度(3 泊 4 日)
:
・ 開催場所:
タイ・バンコクを想定
(3)CCAC、BAQ 等の SLCP に関する国際レベルの活動支援
SLCP 削減を通じたコベネフィットに関する議論の進捗をフォローするとともに、日
本の活動についての情報を発信し、SLCP およびアジアにおける大気質管理に関する国
際的な活動促進を支援する。
具体的には、環境省が指定する CCAC 関連の各種会合およびベター・エア・クオリ
ティ(以下「BAQ」という。)会議について、事前に我が国の対処方針を検討する上で
の情報を整理し、該当会合に参加して情報収集するとともに、重要事項に関する各国や
国際機関のポジション等を調査する。また、モロッコで 11 月に開催予定の第 22 回国連
気候変動枠組み条約締約国会議(以下「COP22」という。)において、日本パビリオン
でのサイドイベントを開催し、CCAC を始めとする SLCP 削減を通じたコベネフィット
に取り組む日本の活動や、2015 年度までの活動から得られたアジアにおける関連情報
や事例を紹介する。会合参加後は、会議での議論等をまとめ、課題や今後の検討事項等
の整理等を行い、環境省へ報告する。
<CCAC 関連会合(想定)>
・ 開催時期:
下記の通り(3 回、各 3 日程度)
・ 受託者:
2 名程度(4 泊 5 日)
・ 開催場所:
釜山(韓国・8 月(下記 BAQ 会議の一環))
、パリ(フランス・10
月、)マラケシュ(モロッコ・11 月)
<BAQ 関連会合(政府間会合を含む)>
・ 開催時期:
8 月 29 日~9 月 2 日
・ 受託者:
2 名程度(5 泊 6 日)
・ 開催場所:
韓国・釜山
(4)大気汚染対策を実施した場合のコベネフィット効果の評価
過年度本事業において実施したディーゼル車対策シナリオ分析の結果を活用し、交通
セクターからの排出対策による健康影響削減効果および SLCP の放射強制力削減効果
に関する定量的な政策評価を行う。政策シナリオは、(1)規制が実際よりも遅れていた場
合、(2)より厳しい規制が前倒しで行われていた場合、及び(3)実際に導入された規制に
よる排出削減(Business as usual: BAU)の 3 種類をベースとし、適宜検討・修正を
行う。定量分析にあたっては、国際応用システム分析研究所(IIASA)が開発した GAINS
11
(The Green House Gas and Air Pollution Interactions and Synergies)モデルを用い
る。分析の対象国は、アジア地域の国の中から受託者が検討・提案する。健康影響推計
方法、SLCP 放射強制力推計方法、政策シナリオ詳細内容の検討、研究対象国における
データの現状・比較可能性、および研究スケジュールについての議論を行うため、下記
の会合を実施する。
<研究打ち合わせ会合>
・ 開催時期:7~9 月頃を想定
・ 受託者:
1~2 名を想定(3 泊 4 日)
・ 開催場所:ウィーン市内を想定
業務に実施にあたっては、一部の調査について、環境省と協議の上、外部へ再委託し
ても差支えない。
(5)インドネシアの都市におけるコベネフィット型行動計画にかかる調査・検討
アジアの都市の多くでは、経済発展に伴い大気汚染物質と二酸化炭素の排出量が甚大
である。本業務では対策が喫緊の課題となっている交通セクターに着目し、現地の研究
機関等と協力し、コベネフィット効果を念頭に当該セクターの現状を分析するとともに、
排出削減シナリオを検討する。また、27 年度の調査を踏まえ、関係者との意見交換等
を通じて、都市におけるコベネフィット型の行動計画案を念頭においた検討を行う。業
務の実施にあたっては、一部の業務について、環境省担当官と協議の上、外部へ再委託
しても差し支えない。
① -1
バンドン市における活動のフォローアップ
27 年度業務では、バンドン市を対象とし、大気汚染対策を定量的、定性的に分析し
た上で施策案が提示された。28 年度は、その結果を踏まえ、事前に環境省担当官と現
地自治体と協議の上、バンドン市の地方政府職員の人材育成に有益な具体的支援を特定、
実施する。
① -2
人材育成プログラムの検討、実施
現地ステークホルダーと協議の上、施策実施における課題を洗い出す。作業遂行のた
め、受託者は 3~6 級、2 名程度、3 泊 4 日程度でバンドン市を 1 回程度訪問する。
その上で、人材育成プログラムを作成、地方政府職員等を対象に研修を 1 回程度実施す
る。
<研修プログラム案>
・ 開催時期: 12 月頃を想定
・ 受託者:
2 名程度を想定(3 泊 4 日)
12
・ 開催場所: バンドン市内を想定
受託者は、上記プログラム実施にかかる次の業務を行う。
ア.議題の提案
イ.開催場所の確保
ウ.参加者の選定
※ 環境省担当官と相談の上決定する。
エ.発表者の選定、発表依頼
オ.運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料(30 人程度収容、
1 日を想定)、お茶代(30 人程度×3 回)の支払い
カ.資料の作成
※ 資料についてはインドネシア語への翻訳、インドネシア側の資料については日本語
への翻訳を含むこと。研修資料は 50 頁程度で 30 部程度、インドネシア語及び日本
語で作成する。また、通訳(1 名、1 日間程度、インドネシア語・日本語逐次通訳)
をつけるものとする。また、資料作成やインドネシア側との連絡調整において日本語
からインドネシア語(70 頁程度)、インドネシア語から日本語への翻訳(50 頁程度)
を行うものとする。
キ.議事録の作成
ク.情報・課題・今後の検討事項等の整理
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取付け
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.現地での交通手段及び通信手段の確保
② -1
インドネシア国の他都市の交通基礎調査と排出インベントリの構築・分析
大気汚染の現状を確認し、既存の政策や制度と照らしながら複数の排出削減シナリオ
を検討するため、バンドン市以外のインドネシア国の都市を選定の上、当該都市の交通
および都市計画等関連部局と調整の上、交通基礎調査の実施項目(燃料、車種、使用年
数、エンジンタイプ等)及び実施方法(質問票等)を決定し、調査を実施する。また、
基礎調査から得たデータを収集し、大気汚染物質と二酸化炭素の排出インベントリの作
成、分析を行う。
<関係者会合の開催>
当該都市における交通セクターの特徴を把握するため、調査を実施する。本事業の目
的や実施手段を周知し理解を得た上で、役割分担を明確にするため、地方政府、インド
ネシア中央政府、地元大学、及び地元 NGO 等の関係者(計 30 名程度)を招聘し、関
係者会合を開催する。
・ 開催時期:
6~7 月頃を想定
13
・ 受託者:
2 名程度を想定(3~6 級、3 泊 4 日程度)
・ 開催場所:
インドネシア国当該都市を想定
・ 旅費等負担者:インドネシア国当該都市、市外からの参加者等(10 名程度を想定)
受託者は、会合開催にかかる次の業務を行う。
ア.会合議題の提案
イ.開催場所の確保
ウ.会合参加者の選定
※環境省担当官と相談の上決定する。
エ.会合における発表者の選定、発表依頼
オ.会合運営に係る全般の業務
※会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料(30 人程度収容、
半日を想定、昼食を含む)
カ.会合資料の作成
※ 資料についてはインドネシア語への翻訳、インドネシア側の資料については日本
語への翻訳を含むこと。会合資料は 50 頁程度で 30 部程度、インドネシア語及び
日本語で作成する。また、通訳(1 名、1 日間程度、インドネシア語・日本語逐次
通訳)をつけるものとする。また、資料作成やインドネシア側との連絡調整にお
いて日本語からインドネシア語(70 頁程度)、インドネシア語から日本語への翻訳
(50 頁程度)を行うものとする。
キ.会合の議事録の作成
ケ.会合を通じて得られた、情報・課題・今後の検討事項等の整理
②-2
大気汚染物質と二酸化炭素の排出削減シナリオの検討
大気汚染物質と二酸化炭素の有望な排出削減シナリオを複数特定する。排出削減シナ
リオの検討に当たっては、既存の政策との親和性、資金・技術及び制度上の課題の確認
等を踏まえることとする。さらに、各シナリオを分析し、大気汚染物質と二酸化炭素の
排出量削減効果を評価するとともに、シナリオ遂行に有益な政策を検討し、政策や技術
導入によるコベネフィット効果を定量化する。関係者からのヒアリングを実施するため、
受託者は 3~6 級、2 名程度、3 泊 4 日程度で対象とする自治体を 1 回程度訪問する。
② -3
コベネフィット型行動計画の取りまとめ
上記で特定されたコベネフィット型の政策や技術から得られるコベネフィット効果
を最大化するため、地方政府、インドネシア中央政府、及び地元 NGO 等の関係者(計
30 名程度)との会合を開催し、望ましい制度等の整備を検討する。また、交通政策策
定の際にコベネフィット型対策の導入を働きかけるとともに、調査・研究結果を踏まえ、
交通セクターにおけるコベネフィット型の行動計画に資する提案を取りまとめる。
14
<関係者との会合>
・ 開催時期: 1 月頃を想定
2 名程度を想定(3 泊 4 日程度)
・ 受託者:
・ 開催場所: インドネシア国自治体を想定
受託者は、上記会合開催にかかる次の業務を行う。
ア.議題の提案
イ.開催場所の確保
ウ.参加者の選定
※ 環境省担当官と相談の上決定する。
エ.発表者の選定、発表依頼
オ.運営に係る全般の業務
※ 会場設営、受付、議事進行、通訳雇い上げ、写真撮影、会場借料
(30 人程度収容、1 日を想定)
カ.資料の作成
※ 資料についてはインドネシア語への翻訳、インドネシア側の資料については日本語
への翻訳を含むこと。会合資料は 50 頁程度で 30 部程度、インドネシア語及び日
本語で作成する。また、通訳(1 名、1 日間程度、インドネシア語・日本語逐次通
訳)をつけるものとする。また、資料作成やインドネシア側との連絡調整におい
て日本語からインドネシア語(70 頁程度)、インドネシア語から日本語への翻訳(50
頁程度)を行うものとする。
キ.議事録の作成
ク.情報・課題・今後の検討事項等の整理
ケ.相手国政府機関等との日程調整、アポイントメント取り付け
コ.渡航者の航空便の予約、航空券の発券の手配及び宿舎確保
サ.現地での交通手段及び通信手段の確保
3.業務履行期限
平成 29 年 3 月 31 日までとする。
4.成果物
・業務報告書10部(A4版300頁程度)
・報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)
・提出期限
平成29年3月31日
・提出場所
環境省水・大気環境局大気環境課とする。
1枚
※報告書及びその電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
15
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下「著
作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)成果物に含まれる受託者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」と
いう。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(3)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合は、受託者が当該既存著作物の使用
に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。
6.情報セキュリティの確保
受託者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1)受託者は、委託業務の開始時に、委託業務に係る情報セキュリティ対策とその実施方
法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2)受託者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性の
格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、委託業務において受託者が作成する情報については、環境省からの指示に応じ
て適切に取り扱うこと。
(3)受託者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の履行
が不十分と見なされるとき又は受託者において委託業務に係る情報セキュリティ事故
が発生したときは、必要に応じて環境省担の行う情報セキュリティ対策に関する監査を
受け入れること。
(4)受託者は、環境省から提供された要機密情報が業務終了等により不要になった場合に
は、確実に返却し又は廃棄すること。
また、委託業務において受託者が作成した情報についても、環境省からの指示に応じ
て適切に廃棄すること。
(5)(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1)受託者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議し、そ
の指示に従うこと。
(2)会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平
成 28 年2月2日閣議決定。)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。
(3)「平成27年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対策促
進委託業務報告書」は環境省水・大気環境局大気環境課にて閲覧可能である。閲覧を
希望する場合は、環境省水・大気環境局大気環境課(03-3581-3351 内線6547)にそ
の旨連絡し、担当者の指示を受けること。
16
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 28 年 2 月 2 日閣
議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表 3 参照)及び「オフセット印刷又はデジタル
印刷の工程における環境配慮チェックリスト」
(基本方針 205 頁、表 4 参照)を提出すると
ともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考に、裏
表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準に
したがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[A ランク]のみを用いて作製してい
ます。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な表示
を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011 以下)、又
は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3)( 2 ) に よる成 果 物に加え、「 PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及
び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に受託者側の責めによる不備が発見された場合には、受託者は無償で速やか
に必要な措置を講ずること。
17
( 別 添3 )
平成 28 年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対策促進
委託業務に係る提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成 28 年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対
策促進委託業務に係る提案書の作成、審査等の要領を提示するものである。
Ⅰ
提案書作成要領
1. 提案書の構成及び作成方法
評価項目
大項目
要求要件
小項目
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に反
し、又は矛盾する提案がないこと。
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施にあたっての基本
方針を記述すること。
2 業務の実施方法
2.1 仕様書2(1)の提案
①については訪問する日中関係者及び訪問時の調
整内容案について、②については合同会合プログ
ラム企画案について、③についてはセミナープロ
グラム企画案について、④については会合議題案
について、⑤については研修内容案について、⑥
については収集する情報案について、⑦について
はウェブサイトに盛り込む内容案について、それ
ぞれ具体的に提案すること。
2.2 仕様書2(2)の提案
会合で議論すべき論点について、当該論点に詳し
い国内有識者案とともに具体的に提案すること。
2.3 仕様書2(3)の提案
CCAC の各種会合にて収集発信する情報案やサイ
ドイベントで紹介する事例案について具体的に提
案すること。
2.4 仕様書2(4)の提案
大気汚染対策を実施した場合のコベネフィット効
果の評価方法について具体的に提案すること。
2.5 仕様書2(5)の提案
交通基礎調査と排出インベントリの構築・分析方
法及び大気汚染物質と二酸化炭素の排出削減シナ
リオの検討方法について具体的に提案すること。
3 業務の実施計画
仕様書に係る事項に関し、業務スケジュールを作
業工程表にフロー図で示すこと。
-1-
( 別 添3 )
4 業務の実施体制
4.1 執行体制、役割分担等
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職
・従事者の役割分担、従事者数、内・外部の協
力体制等を表にまとめること。
4.2
主たる担当者の実績、能 主たる担当者の類似業務等の実績、本業務に関係
力、資格等
する能力、資格等を明示すること。
主たる担当者の本業務従事期間中における本業務
以外の手持ち業務の状況を記載すること。
5 組織の実績
5.1 類似業務の実績
当該機関において過去にコベネフィット・アプロ
ーチに関する調査業務実績があればその件数、そ
れぞれの調査名及び概要を記載すること。
6 組織の環境マネジメントシステ 事業者の経営における事業所(本社等)において、
ム認証取得状況
ISO14001、エコアクション21、KES、
エコステージ、地方公共団体による認証制度など
のうち、第三者による環境マネジメント認証取得
の有無、有の場合は認証の名称を記載し、証明書
の写しを添付すること。ただし、開札する時点に
おいて認証期間中であること。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「本書は、平成 28 年度中国をはじめとしたアジ
ア地域でのコベネフィット型大気汚染対策促進委託業務の仕様書に基づき、その実
施方法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を
遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行うものとする。」と必ず記載す
ること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項がない
か十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認められた
ときは、評価項目「0
仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格となる。
2)「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の環境
マネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、それぞれの要
求要件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の必要性に応じ、
各評価項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項につい
ては、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資料添付を行う
-2-
( 別 添3 )
ことは差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、必ずその要点を提
案書中に記載すること 。「評価項目」及び「要求要件」との関係が容易にわかり難
い添付資料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付すなど、専門家以外でも理解でき、審査
可能なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を変更し
ても差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。また、提案書全体の
分量については、別添様式のなかで記述内容ごとに規定される分量の上限を遵守する
こと。
提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を6部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及びメー
ルアドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書に添付
され、平成 28 年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対
策促進委託業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容として作成す
ること。提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行として契約解除及び損
害賠償請求の事由となる。
-3-
( 別 添3 )
Ⅱ
提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最も高い者を
落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得していること。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点
(満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果の平均値を
算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものと
する。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、「評価基準表」に基づき、必須
とされた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行う。各委員の評価
結果を同委員会で協議し、委員会において各必須項目毎に基礎点の獲得の可否を判断
する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案書を合格(基礎点を付与)とし、そ
れ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基礎点と合
計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、事実誤認等があれ
ば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の技術点について、その平均
値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、総合評価
点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た提案書の提出者を落
札者とする。
-4-
(別添4)
平成28年
支出負担行為担当官
環境省水・大気環境局長
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者氏名
印
平成 28 年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対策
促進委託業務に関する提案書の提出について
標記の件について、別添の通り提出します。
なお、書類の提出にあたり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
平成 28 年度 中国をは じめとしたアジア地域でのコベネフィット型 大気汚染 対策
促進委託業務に係る提案書
提案書作成責任者
<企業名/団体名及び所属、氏名>
<電話番号、FAX番号、メールアドレス>
はじめに
本書 は、 平成 28 年度 中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフ ィット型 大気
汚染対策促進委託業務仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うもので
ある。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書
と位置づけて行うものとする。
なお、本書の提出にあたり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約する。
1.業務の基本方針
(作成注)
仕様書を踏まえ、業務の実施にあたっての基本方針を記述してください。
(※)本様式はA4版2枚以内とすること。
2.業務の実施方法
2.1 仕様書2 .(1)日中都市間連携推進
(作成注)
①については訪問する日中関係者及び訪問時の調整内容案について、②につ
いては合同会合プログラム企画案について、③についてはセミナープログラム
企画案について、④については会合議題案について、⑤については研修内容案
について、⑥については収集する情報案について、⑦についてはウェブサイト
に盛り込む内容案について、それぞれ具体的に提案してください。
2.2 仕様書2.(2)国際機関の活動に対する助言
(作成注)
会合で議論すべき論点について、当該論点に詳しい国内有識者案とともに具
体的に提案してください。
2.3 仕様書2.(3) CCAC 、 BAQ 等の SLCP に関する国際レベルの活動支
援
(作成注)
CCAC の 各種会合にて収集発信する情報案やサイドイベントで紹介する事例
案について、具体的に提案してください。
2. 4 仕 様書 2 .( 4)大気汚染対 策を実施し た場合のコ ベネフィット 効果
の評価
(作成注)
大気汚 染対策を実施した場合のコベネフィット効果の評価方法について、具
体的に提案してください。
2. 5 仕 様書 2 .( 5)インドネシ アの都市に おけるコベ ネフィット型 行動
計画にかかる調査・検討
(作成注)
交通基 礎調査と排出インベントリの構築・分析方法及び大気汚染物質と二酸
化炭素の排出削減シナリオの検討方法について、具体的に提案してください。
(※)本様式は各提案ごとにA4版4枚以内とすること。
3.業務の実施計画
時
期
内
容
(作成注)
仕様書に係る事項に関し、業務スケジュールを作業工程表にフ
ロー図で示してください。
(※)本様式はA4版1枚以内とすること。
4.業務の実施体制
4.1 執行体制、役割分担等
(作成注)
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職・従事者の役割分担、従事者
数、内・外部の協力体制等を表にまとめてください。
(※)本様式はA4版1枚以内とすること。
4.2 主たる担当者の実績、能力、資格等
主たる担当者の類似業務等の実績、本業務に関係する能力、資格等を明示してく
ださい。
また、主たる担当者の本業務従事期間中における本業務以外の手持ち業務の状況
を記載してください。
本業務に従事する責任者(管理技術者)
氏
名
生年月日
所属・役職
経験年数(うち本業務の類似業務従事年数)
年(
年)
専 門 分 野
所 有 資 格
経歴( 職歴/学位 )
所
属
学
会
主な手持ち業務の状況(平成28年4月1日現在
業務名
業務内容
件)
履行期間
年 月~
年
月
( ※) 手 持 ち 業 務 の 欄は契約金額が 500万 円以上のも のを対象と し、業務内容 の欄
は概要を記入する。
管理技術者以外であって本業務に従事する者(1名ずつ記入)
氏
名
生年月日
所属・役職
経験年数(うち本業務の類似業務従事年数)
年(
年)
専 門 分 野
所 有 資 格
経歴( 職歴/学位 )
所
属
学
会
本業務における役割
(※)手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とし、業務内容の欄
は概要を記入する。
5.組織の実績
5.1 類似業務の実績
当該機関において過去にコベネフィット・アプローチに関する調査業務実績があ
ればその件数、それぞれの調査名及び概要を記載してください。
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
管理技術者の従事の有無
管理技 術者 以外
であっ て本 業務
に従事 する 者の
従事人数
注1
注2
注3
注4
注5
本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
業務名は10件(業務が完了しているものに限る)まで記載できるものとする。
発注機関の受託形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。
業務の概要の欄には、調査業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
実 績を 証明す るも のと して、 契約 書写し 、注 文・ 請書写 し( 下請の 場合 のみ )を添
付すること。
注6 業務が完了しているものに限り記載すること。
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証期間:
認証の名称:
注1
注2
証明書の写しを添付すること。
事業者の経営における主たる事業所( 本社等 )において 、取得しているものに限る 。
注3
申請中の場合は、その旨を明記し、開札前までに証明書の写しを提出したものにつ
いて加点対象とする。
平成28年度中国をはじめとしたアジア地域でのコベネフィット型大気汚染対策促進委託業務の提案書の評価基準表
大項目
評価項目
中項目
小項目
要求要件
評価区分
得点配分
合計 基礎点 加点
(別添5) 技術上の基準
基礎点
提案書が全体として仕様書を遵守しており、調
- 査の目的や作業事項に反し、又は矛盾する内
容がないか。
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に
反し、又は矛盾する提案がないこと。
必須
15
15
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基
本方針を記述すること。
必須
20
5
15
加点
ー
業務の目的を的確に理解し、妥当な基本方針 業務に必要な知識を有しており、提案された基
であるか。
本方針が具体性のあるものか。
2 業務の実施方法
2.1 仕様書2(1)の提
案
①については訪問する日中関係者及び訪問
時の調整内容案について、②については合同
会合プログラム企画案について、③について
はセミナープログラム企画案について、④につ
いては会合議題案について、⑤については研
修内容案について、⑥については収集する情
報案について、⑦についてはウェブサイトに盛
り込む内容案について、それぞれ具体的に提
案すること。
必須
20
5
①については訪問する日中関係者及び訪問
時の調整内容案について、②については合同
会合プログラム企画案について、③について
はセミナープログラム企画案について、④につ
本業務の目的を達成する上で、効果的と考え
15 いては会合議題案について、⑤については研
られるか。
修内容案について、⑥については収集する情
報案について、⑦についてはウェブサイトに盛
り込む内容案について、それぞれ具体的に提
案されているか。
2.2 仕様書2(2)の提
案
会合で議論すべき論点について、想定される
有識者案とともに具体的に提案すること。
必須
10
5
会合での論点について、当該論点に詳しい国
本業務の目的を達成する上で、効果的と考え
5 内有識者案とともに具体的に提案されている
られるか。
か。また、その理由が示されているか。
2.3 仕様書2(3)の提
案
CCACの各種会合にて収集発信する情報案や
サイドイベントで紹介する事例案について具体
的に提案すること。
必須
10
5
5
2.4 仕様書2(4)の提
案
大気汚染対策を実施した場合のコベネフィット
効果の評価方法について具体的に提案するこ
と。
必須
10
5
大気汚染対策を実施した場合のコベネフィット
本業務の目的を達成する上で、効果的と考え
5 効果の評価方法について具体的に提案されて
られるか。
いるか。また、その理由が示されているか。
2.4 仕様書2(5)の提
案
交通基礎調査と排出インベントリの構築・分析
方法及び大気汚染物質と二酸化炭素の排出
削減シナリオの検討方法について具体的に提
案すること。
5
交通基礎調査と排出インベントリの構築・分析
方法及び大気汚染物質と二酸化炭素の排出
本業務の目的を達成する上で、効果的と考え
5 削減シナリオの検討方法について具体的に提
られるか。
案されているか。また、その理由が示されてい
るか。
必須
10
CCACの各種会合にて収集発信する情報案や
サイドイベントで紹介する事例案案について具 本業務の目的を達成する上で、効果的と考え
体的に提案されているか。また、その理由が示 られるか。
されているか。
3 業務の実施計画
仕様書に係る事項に関し、業務スケジュール
を作業工程表にフロー図で示すこと。
必須
20
5
15 実施可能で妥当な作業進行予定表であるか。 作業進行予定表が効率的であるか。
5
適切な役割分担等により実施体制が構築され
ているか。外部の協力者(又は再委託者)に調
効果的、効率的な人員配置、内・外部の協力
10 査の一部を行わせる場合は、調査の根幹部分
体制等が構築されているか。
を提案者が実施するか、協力者等の役割分担
が明確で、適切であるか。
4 業務の実施体制
業務の実施体制について、責任者の氏名・役
4.1 執行体制、役割分
職・従事者の役割分担、従事者数、内・外部の
担等
協力体制等を表にまとめること。
主たる担当者の類似業務等の実績、本業務に
関係する能力、資格等を明示すること。
必須
15
ー
主たる担当者が、本業務を実施するに相応し
い能力、経験実績を有しているか。従事者2名
以上にコベネフィット業務に関する調査実施実
績がある場合を可;5点とし、それ以上の人数
や実績に応じて加点する。
任意
25
-
25
必須
20
5
15
当該機関において過去にコベネフィット・アプ
ローチに関する調査業務実績があればその件
数、それぞれの調査名及び概要を記載するこ
と。
任意
20
-
20
ー
過去にコベネフィット・アプローチに関する調査
実績が2件以上ある場合を可;4点とし、それ以
上の件数や調査概要に応じて加点する。
事業者の経営における事業所(本社等)にお
いて、ISO14001、エコアクション21、KES、
エコステージ、地方公共団体による認証制度
6 組織の環境マネジメントシステム
などのうち、第三者による環境マネジメント認
認証取得状況
証取得の有無、有の場合は認証の名称を記
載し、証明書の写しを添付すること。ただし、開
札する時点において認証期間中であること。
任意
5
-
5
ー
事業者の経営における主たる事業所(本社
等)において、環境マネジメント認証取得があ
るか。1つでもあれば加点(5点)
技術点
小計
200
60
140
4.2 主たる担当者の実
績、能力、資格等
主たる担当者の本業務従事期間中における本
業務以外の手持ち業務の状況を記載するこ
と。
主たる担当者の手持ち業務が10件以下である 主たる担当者が本業務の遂行に必要な時間を
か。
十分確保できると判断できるか。
5 組織の実績
5.1 類似業務の実績
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
別添6
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
Fly UP