Comments
Description
Transcript
平成28年度・後学期 V111
平成28年度 学習支援計画書 再生紙を使用しています。 授業科目区分 科 目 名 単 位 科目コード 建築CAD Architectural CAD 専門教育課程 専門科目 専門 担当教員名 研究室 開講時期 履 修 方 法 4期(後学期) 2 内線電話番号 V111-01 修学規程第4条を参照 電子メールID オフィスアワー 授 業 科 目 の 学 習 教 育 目 標 キーワード 学習教育目標 1 基礎製図 本科目では建築分野全般に関わる基礎技術としてCADによる建築や空間の表現手法を学ぶ。 2 建築設計 具体的には、2次元CADによる図面表現、3次元CADによる建築物の立体的表現、プレゼンテ 3 建築立体表現 ーションのためのレイアウト技術を実践を通じて身に付ける。建築設計は図面等を媒体とし 4 コミュニケーション て行うコミュニケーション作業であり、CAD操作を習得することは勿論、設計情報の伝達に 5 地域連携 必要なルールに基づいた図面表現、および設計の考え方や完成像が他者(設計者、施主、施 工業者、地域住民等)へより良く伝わる表現手法を身に付けることを目標とする。 授業の概要および学習上の助言 授業ではCAD室のパソコンを使用しながら、講義と演習を並行して行う。 下記のような流れで授業を進める。 1.CADによる建築・空間の立体表現 2.CADによる平面図・配置図の作成 3.CADによる断面図・立面図の作成 4.紙面レイアウトとプレゼンテーション 【教科書および参考書・リザーブドブック】 教科書:やさしく学ぶSketchUp[エクスナレッジ] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし 履修に必要な予備知識や技能 ・演習課題では「建築設計Ⅰ」で作成したカフェの設計作品をCAD化するので図面を破棄しないこ。 ・「建築基礎製図」で使用したテキストも必要に応じて使用するので探しておく。 ・自分のPCで作業できるよう学生版VectorWorksの購入を検討する。 ・CAD室ではデータ保管ができないので、USBフラッシュメモリを用意する。 ・CAD室は8:30-19:00(土曜は8:30-13:00)の間しか利用できず、他学科でも使用するため、課題作成は計画的に進める。 № 学科教育目標 (記号表記) 学生が達成すべき行動目標 ① J,P,R ② J,P,R 3次元CADで、立体的に建築や空間、様々な部位を表現し、その形や構成、バランスなどを評価することができる。 ③ J,P,R 3次元CADで、設計意図、スケール感、色彩・素材感、外部環境などに配慮した総合性の高い建築パースを作成できる。 ④ J,P,R 建築パース画像やCADの図面データを一枚の図面にレイアウトし、紙面全体を丁寧に仕上げることができる。 2次元CADで、提示した製図ルールに基づいた丁寧な建築図面の作成ができる。 ⑤ ⑥ 達 成 度 評 価 評価方法 指標と評価割合 総合評価割合 試 験 クイズ 小テスト 成果発表 レポート (口頭・実技) 作 品 ポートフォリオ その他 合 計 総合力指標 0 0 30 0 70 0 0 100 知識を取り込む力 0 0 5 0 15 0 0 20 思考・推論・創造する力 0 0 10 0 15 0 0 25 コラボレーションとリーダーシップ 0 0 0 0 0 0 0 0 発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 30 0 0 40 学習に取組む姿勢・意欲 0 0 5 0 10 0 0 15 ※総合力指標で示す数値内訳は、授業運営上のおおよその目安を示したものです。 1 V111-01 評価の要点 評 価 方 法 行動目標 ① 評 価 の 実 施 方 法 と 注 意 点 ② 試 験 ③ ④ ⑤ ⑥ ① ② クイズ 小テスト ③ ④ ⑤ ⑥ ① レポート レ 行動目標の①に関連し、CADによる図面表現の課題を通して、図面に必要な情報内容や精度の理解度、CAD ② による図面表現技術を評価する。以下の点に留意する。 ③ ・サンプル図面を注意深く観察し、表現内容・製図法・精度を読み取る(知識を取り込む) ④ ・読み取った表現内容・製図法・精度を自身の作品に置き換えて表現する(思考・推論・創造する) ⑤ ・CADの各種機能を使いこなしながら丁寧に図面を描ける(発表・表現・伝達する) ⑥ ・計画的に課題に取り組む(姿勢・意欲) ① ② 成果発表 (口頭・実技) ③ ④ ⑤ ⑥ 行動目標②③④に関連し、CADによる建築の立体表現やプレゼン図面の課題を通して、建築構成の理解度 ① 作 品 ② レ 、CADによる建築の立体表現技術、プレゼン図面の表現手法の理解度等を評価する。以下に留意する。・ ③ レ サンプル図面を注意深く観察し、表現内容や精度、強さや美しさを読み取る(知識を取り込む) ④ レ ・読み取った内容を自身の作品に置き換えて表現する(思考・推論・創造する) ⑤ ・CADを使いこなしながら丁寧に課題を仕上げる(発表・表現・伝達する) ⑥ ・計画的に課題に取り組む(姿勢・意欲) ① ② ポートフォリオ ③ ④ ⑤ ⑥ ① ② その他 ③ ④ ⑤ ⑥ 具体的な達成の目安 理想的な達成レベルの目安 ・CADを使い、製図法に則った、必要な情報が的確に盛り 込まれた、見易い図面を作成することができる。 ・表現すべき建物の立体的なイメージをしっかりと持ち、 3次元CADで表現と検討を進めることができる。 ・建物の内部空間や外観の特徴が何かをきちんと考え、 その内容を的確に伝えるパースを作成することができる。 ・各種図面やパース間で矛盾のない状態とすることができる。 ・建築図面とパース画像等を1枚の紙面上に丁寧にレイア ウトし、建築物の特徴が分かり易く、且つ魅力的なプレ ゼンテーション図面として仕上げることができる。 標準的な達成レベルの目安 ・CADを使い、製図法に則った、必要な情報が盛り込まれた、 見易い図面を作成することができる。 ・表現すべき建物の立体的なイメージを持ち、3次元CADで 表現と検討を進めることができる。 ・建物の内部空間や外観の特徴が何かをきちんと考え、 その内容を伝えるパースを作成できる。 ・各種図面やパース間で一定の整合性を確保できる。 ・建築図面とパース画像等を1枚の紙面上に丁寧にレイア ウトし、建築物の特徴が分かり易いプレゼンテーション 図面として仕上げることができる。 2 V111-01 授業明細表 CLIP学習プロセスについて 一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、 推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あ るいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動ください。 ※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間 (例えば2単位16週科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。 回数 日付 1 学習内容 授業の運営方法 学習課題(予習・復習) 時間(分)※ オリエンテーション:授業内容、CAD室利用の説明 講義:CADの基本概念、CADによる図面表現 演習:CADによる建物の立体表現(1) ・基本操作 講義、演習、質疑 復習:立体表現の基本操作につい て 予習:各種建築部位の作成方法に ついて 120 CADによる建物の立体表現(2) ・基本操作 ・各種建築部位の作成方法 課題1:自己の住宅作品の立体化とパース作成 講義、演習、質疑 復習:各種建築部位の作成方法に ついて 予習:素材感や影付けについて 課題:習得した機能を使って随時 課題作業を進める 240 講義、演習、質疑 復習:素材感や影付等について 予習:視野角やパース画像の作成 方法について 課題:習得した機能を使って随時 課題作業を進める 240 / CADによる建物の立体表現(3) ・色や素材感の設定、太陽光による影付け ・家具や景観点景などのコンポーネント利用 講義、演習、質疑 復習:視野角やパース画像の作成 方法について 課題:習得した機能を使って課題 作業を進める 240 / CADによる建物の立体表現(4) ・設計意図に合わせた視点や視野角の設定 ・パース画像の作成方法 講義、演習、質疑 復習:特殊な形状、環境表現に関 するモデリング 課題:習得した機能を使って課題 作成の仕上げを行う 480 / CADによる建物の立体表現(5) ・特殊な形状のモデリング ・場所性、地域性に配慮した環境表現 課題1の作品提出、作品に対する講評・質疑 課題1提出 講義、演習、質疑 復習:2次元図形の作図方法 予習:2次元図形の編集方法 120 CADによる2次元表現の基礎(2) ・2次元図形の編集機能、線や面の属性 ・文字、用紙設定とプリントアウト、等 講義、演習、質疑 復習:図形の編集機能、線や面の 属性について 予習:レイヤーや縮尺、寸法等に ついて 120 CADによる平面図・配置図の作成(1) ・レイヤーの活用法 ・縮尺、寸法記入など 課題2:自己の住宅作品の平面図作成 講義、演習、質疑 復習:レイヤーや縮尺、寸法等に ついて 予習:線の太さや内装・外溝の仕 上げについて 課題:習得した機能を使って随時 課題作業を進める 240 CADによる平面図・配置図の作成(2) ・線の太さや色の使い分け ・内装や外溝の仕上げ 講義、演習、質疑 復習:線の太さや内装・外溝の仕 上げについて 課題:習得した機能を使って課題 作成の仕上げを行う 240 課題1の作品提出、作品に対する講評・質疑 【振り返り授業】 ・これまでの授業内容や提出した課題の完成度等を 振り返り、自己の達成度や問題点を確認する CADによる断面図・立面図の作成(1) ・奥行き方向の図面表現、線の太さや色の使い分け ・人や樹木によるスケール感の表現 課題3:自己の住宅作品の断面図・立面図作成 課題2提出 【振り返り授業】(講評会) 講義、演習、質疑 復習:断面図・立面図の表現につ いて 課題:習得した機能を使って随時 課題作業を進める 240 CADによる断面図・立面図の作成(2) ・授業時間を活用し、課題3の作成を進める ・必要に応じて補足説明 講義、演習、質疑 復習:断面図・立面図の表現につ いて、配布資料や授業中の補足説 明等を中心に再確認する。 課題:習得した機能を使って、課 題作成の仕上げを行う 480 「総合力」ラーニング ・チェックリストによる図面の自己評価 ・作品を魅力的に見せるレイアウト技術 CADによる図面の仕上げとレイアウト ・複数図面のレイアウト方法 課題4:プレゼンテーション紙面の作成 課題3提出 講義、演習、質疑 復習:作成した各図面の完成度を 高め、複数の図面をレイアウトす る 課題:これまでに作成した図面、 パース等のクオリティを高め、レ イアウト案を作る 180 画像処理によるパース加工(1) ・画像データの特性と画像処理の基礎 講義、演習、質疑 復習:画像処理の基本の復習 課題:これまでに作成した図面、 240 / 2 / 3 4 5 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 CADによる2次元表現の基礎(1) ・2次元図形の作図 ・グリッド、スナップ等の環境設定 3 V111-01 授業明細表 回数 学習内容 日付 / 14 / 15 授業の運営方法 ・背景や点景の合成 / 時間(分)※ パース等のクオリティを高め、レ イアウト案を作る 画像処理によるパース加工(2) ・レイヤーによるデータ管理 ・パース画像のレタッチ 講義、演習、質疑 復習:画像処理の復習 課題:これまでに作成した図面、 パース等のクオリティを高め、レ イアウト案を作る 240 課題4の作品提出、作品に対する講評・質疑 課題4提出、質疑 復習:課題の取り組み内容につい て振り返り、ソフトの操作方法等 について不明な点などを再確認し ておく。 データ整理を行い、継続的な管理 や再活用できるようにする。 120 自己点検授業 ・課題6提出作品の講評 ・アンケート実施 ・学習態度(出席、課題提出状況)の確認 講評、質疑 授業全般の内容確認と復習 今後のCAD利用計画の検討 120 / 16 学習課題(予習・復習) 4