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パーティションに分割するデータ

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パーティションに分割するデータ
パーティションに分割するデータ管理で、
3つのメリット。
データ量の増大でデータベースシステムのテーブルが肥大化し、業務の妨げになっていませんか?――これを解決するのが
「Oracle Partitioning」。
一つの大規模な表・索引を複数の小さなパーティション
(部分)
に分割し、
異なる表領域へ格納できます。
●パーティションはアプリケーションから意識する必要がなく、パーティション化された表に対しても標準のSQL文を実行できます。
●オプティマイザ(SQLの最適化実行計画 )はパーティションに格納されたデータを認識するので、問い合わせ対象のデータが
入っていないパーティションは自動的に検索対象から除外できます。
メリット
1
メリット
2
メリット
3
パフォーマンスが向上
管理性が向上
可用性が向上
パーティションごとに異なる表領域(ディ
パーティション単位で管理(追加/削除を
複数の物理ボリュームにパーティション
スク)へ配置することで、I/O分散が可能
含む)できるため、表の定期メンテナンス
を配置することにより、破損ボリューム
です。また、同一ディスクに複数のパーティ
などを行なう際に表全体をオフラインに
以外に配置されたパーティションへは
ションを配置した場合でも、
「パーティ
する必要がありません。また、データの
通常通りにアクセスできます。このため、
ション・プルーニング機能」により、問い
Export/Import( 再編成など)、バック
データベース障害時にもシステムを停止
合わせ対象のデータが格納されている
アップ・リカバリ、分析もパーティション
することなく、影響範囲を最小限にとど
パーティションのみをスキャンするため、
単位で行え、
さらにそれらをパラレル処理
めることができます。
データ活用のパフォーマンスが向上します。
できるため、
データ管理コストの大幅削減
に貢献します。
■パーティション化のイメージ図
2秒※
10秒※
2001年
2001年
2002年
2002年
全表を
フルスキャン
2001年∼2005年の
売上げデータ
2003年
2004年
2005年
2003年
2004年
2005年
パーティションキー
パーティション前
対象データの
あるパーティション
のみをスキャン
各パーティションを
異なる物理ボリュームへ
配置することが可能
更新のある
パーティションのみを
再編成
パーティション後
※レスポンスタイムについては環境により大きく異なります。
C 2005, Hitachi, Ltd.
本カタログはAdobe社Acrobatにより製作したPDFカタログです。All Rights Reserved, Copyright ○
パーティション化の方法
パーティション化の方法は、データ内容や活用目的に応じて以下の4つを選択できます。
分 割 方 法
用 途
ジ
データベース管理者が定義したデータ
の期間や範囲に基づいた分割。
1∼100、1月∼3月といった具合に、パーティション・キーを期間や範囲で分割することが可能。
たとえば、年度ごとなどの連続的データを分割して範囲を指定したい場合に有効。
ハ ッ シ ュ
デバイス全体を通じてハッシュ関数を
利用し、データを均等に分割。
ハッシュ関数によりデータをほぼ均一に分割し、複数の入出力デバイスや非共有クラスタの
複数マシンに分散可能。不連続なデータを容易に分割し、
自動的に管理したい場合に有効。
リ
パーティション・キー列の値を値リストと
して指定し、値リストごとに分割。
連続していないデータをセグメント化する際に有効。たとえば、支店のデータを、関東・中部・
関西などの地域ごとにパーティション化、
その中に東京・愛知・大阪といった値を登録する
ことが可能。
2種類のパーティション方法の組合せ。
「レンジ+ハッシュ」
「レンジ+リスト」
の2つをサポート。
「レンジ+ハッシュ」は、
まずレンジに基づいて分割し、次に各パーティションをハッシュで分割。
たとえば、四半期ごとにレンジ分割、製品IDでハッシュ分割することで、四半期単位のメンテ
ナンス作業を容易にし、
データロードや検索の並列処理を効率化することが可能。
「レンジ+リスト」は、
レンジに基づいて分割し、次に各パーティションをリストで分割。たとえば、
四半期ごとにレンジ、地区別にリスト分割することで、運用やデータ管理だけでなく、アプリ
ケーションも意識した分割が可能。
種 類
レ
ン
ス
ト
コンポジット
「Oracle Partitioning」の有無による検証事例
パーティション・キー列の値を値リストとして指定し、値リスト毎に分割。
【検索性能の相対値】
検索時間:
100
【削除性能の相対値】
削除時間:
100
90
90
80
80
70
パーティションなし
(レコードの削除)
70
100
60
100
60
50
50
レンジ
ハッシュ
40
40
30
30
コンポジット
20
29
10
パーティションあり
(パーティションのDROP+ADD)
20
10
24
0
0
6
Before
0.04
Before
After
(パーティション種類別)
After
■測定環境
対象表全3,000万件のデータ
(各パーティションごとに750万件)
から、
1パーティション(750万件)の削除を実行。
■測定環境
検索対象データ1,000万件のなかから、108,972件のデータ検索を実行。
●
バージョン:Oracle 10g
●
OS : Windows Server™ 2003
●
バージョン:Oracle 10g
●
OS : Windows Server™ 2003
●
パーティション数:レンジ4、ハッシュ4、
●
サーバ : HA8000/110(2CPU*2)
●
パーティション種別:レンジ
●
サーバ : HA8000/110(2CPU*2)
●
ディスク装置 : SANRISE 9570
●
パーティション数 :4
●
ディスク装置 : SANRISE 9570
コンポジット*116
*1 :レンジ + ハッシュのコンポジットパーティション *2: ハイパースレッド機能により論理的に4CPU化
※本事例はOracle Partitioningを使用することでの性能向上を保証するものではありません。システム環境やデータ内容により、性能向上の度合は異なります。
※数値はパーティションなしを100とした場合の相対値です。
・Oracleは、米国ORACLE Corporationの登録商標です。
・Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
日立Oracleソリューション
サービスのご案内
■Oracle Partitioningは、Database Enterprise Editionでのみ使用できる有償オプションです。 Oracle Partitioningを導入いただいても、機能を正しく理解して設計や構築を実施しないと効果を十分に
発揮できません。日立ではOracle Partitioningをより効果的にお使いいただくためにデータベース設計
支援や性能チューニング支援など、多数のソリューションメニューを有償にてご用意しております。
■情報提供サービス■
■製品に関するお問い合わせ■
HMCC
0120-55-0504
日立オープンミドルウェア
( )
●利用時間9:00∼12:00 13:00∼17:00[土・日・祝日・弊社休日を除く]
問い合わせセンター
インターネットで「Oracle製品」の情報を提供しています。
http://www.hitachi.co.jp/oracle/
ソフトウェア事業部 〒2
44-8555 横浜市戸塚区戸塚町5
030番地
1
1)
2
6
1-3
1
3
1
北 海 道 支 社(0
2
2)
2
2
3-0
1
2
1
東 北 支 社(0
北 陸 支 社
(0
7
6)
4
3
3-8
5
1
1
中 国 支 社 (0
8
2)
5
4
1-41
1
1
(0
7
6)
2
6
3-0
5
5
1
四 国 支 社 (0
8
7)
8
3
1-21
1
1
3)
3
2
1
2-1
1
1
1
関 東 支 社(0
5
2)
2
4
3-3
1
1
1
中 部 支 社(0
九 州 支 社 (0
9
2)
8
5
2-11
1
1
横 浜 支 社(0
4
5)
4
5
1-5
0
0
0
6)
6
6
1
6-1
1
1
1
関 西 支 社(0
●
製品仕様は、
改良のため変更することがあります。
●
本製品を輸出される場合には、
外国為替及び外国貿易法並びに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認のうえ、
必要な手続きをお取りください。なお、ご不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。
CA-469
2005.1
Printed in Japan(H)
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