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13資料7-4ダイニングプロジェクト(PDF形式:14KB)

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13資料7-4ダイニングプロジェクト(PDF形式:14KB)
H25年度ダイニングプロジェクト
期間:9 月∼3 月
会場:アーツ前橋、前橋市内各所
担当:小田、辻
目的
開館年度である本年は、増田拓史氏、フェルナンド・ガルシア・ドリー(Fernando Garcia Dory)
氏といった家庭料理や地域の農業をリサーチする手法で食のアートプロジェクトを行う作家を招
聘し、アーティストの目線を通して現在の前橋の食の特徴や環境等についてスポットを当て、発掘
する年としたい。合わせて、リサーチの対象として地域住民を巻き込んでいくことで、アーツ前橋
に関わる市民を増やすことを目指す。
リサーチとその集約や発表を行い、普段前橋の人が意識していなかった食の歴史や現代の食生活、
世代差、地域性、コミュニティ(住人の出自)、農業とその背景にある制度などについて再考を促
すことで、これまで気づかなかった前橋の新たな魅力や課題が浮かび上がると考えられる。次年度
以降は、本年度でもたらされた結果と市民とのつながりを元に、更なる食のプロジェクトを展開さ
せていきたい。
内容および日程
■増田拓史氏
地域の家庭料理をリサーチし、最終的にレシピをブックレットにまとめる。ブックレットは地域の
人に調理の様子と料理の写真、また家庭や料理の特徴を文章で紹介する。日々変容する家庭料理を
記録することで、それ自体がそのコミュニティのアーカイブになり、料理でもってそのコミュニテ
ィの今現在を記録する事ができる。リサーチ対象家庭は、公募するほか、地元の方々に紹介しても
らう。また、リサーチしたレシピを、地域の方々と制作する屋台で振舞うことで、コミュニケーシ
ョンの場を作るとともに、地元の人をはじめ県外の人にも前橋のことを知る機会を提供する。
屋台での振舞いはアーツ前橋のほか、街なかや郊外に出張していき、合わせて調理ワークショップ
やアーティストトークを開催。料理を通して地域の交流を促せるようにする。
「前橋食堂」…黄金食堂前橋版
8 月中旬∼
リサーチ可能な家庭を公募
9 月下旬∼
増田氏前橋入り、家庭を調査
10 月下旬
屋台作成ワークショップ
11 月 23∼24 日
もてなし広場の地域 AP イベントにて屋台でリサーチしたレシピ調理し振舞う
3 月頃
ブックレット刊行イベント(トーク、屋台振る舞い)
来年度以降
ブックレットの料理を調理してふるまうイベントを開催
■フェルナンド・ガルシア・ドリー氏
10 月∼11 月来日し前橋に滞在。欧州では経済統合などで地域固有の食文化が危機に瀕する経験を
したときから、食と政治や経済を結びつける視点が強くなっている。そうした視点から、特に都市
部以外の農村地帯と接する郊外都市における新しい創造的な食文化づくりの可能性に強く関心を
寄せているアーティスト。これまでは、蜂蜜やチーズなどを使ったワークショップやリサーチ、あ
るいは放浪する羊飼いたちの生態などを対象としたプロジェクトがある。
今後日本でも、TPPなどで農業のあり方が大きく変わる可能性があり、また東日本震災後に食に
注目する人が増えている状況に関心を持っており、今日的な問題と関わるトークやワークショップ
をしてもらう予定。
作家略歴
■増田拓史(ますだ・ひろふみ)
1982 年生まれ。横浜美術短期大学卒業。横浜を拠点に活動した後、現在は石巻に拠点を置き活動
している。特定のコミュニティや地域、国をリサーチし、日常生活に埋もれてしまった「何か」を
探索し掘り起こしていく作業をしている。 その手法として近年では、日常の家庭料理にフォーカ
スをあて、メディアを問わず、地域の方々と協働しながら具現化する食堂プロジェクトを展開して
いる。主な活動に、2011 年「代官山食堂/代官山インスタレーション 2011」
(東京)、2011 年「黄
金食堂 / 黄金町バザール 2011」
(横浜)、2010∼2011 年「Treasure Hill Artist Village Public Art
Project」( 寶藏巖国際芸術村/ 台北・台湾)など。
■Fernando Garcia Dory(フェルナンド・ガルシア・ドリー)
Fernando García-Dory, born 1978 in Madrid, is an artist and agroecologist living between
Madrid, Berlin, and the northern Spanish mountains. He studied Fine Arts and Rural
Sociology. His work engages specifically with issues affecting the relation between culture and
nature, embodied within the contexts of landscape, the rural, desires and expectations related
with identity aspects, crisis, utopy and social change, recently proposing a neo-pastoral genre.
*ドクメンタ 13 サイトより転載。
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