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鹿児島建築市場のウｴブカメラシステムを 活用した工事現場の業務改善
有限会社クローバルテック 鹿児島建築市場のウｴブカメラシステムを 活用した工事現場の業務改善 リフォーム・リニューアル 有限会社クローバルテック（鹿児島県鹿児島市） No.05-46-03 / 0215 鹿児島建築市場のウェブカメラシステムを用いて、建築現場、特に仮設足場工事を効率的に行っている。このカメラ のおかげで、事務所にいながらにして現場の様子が分かり、突発的な事態にも素早く対処できるというメリットがある。 ウェブカメラがある現場では、ない現場に比べて 40％位の作業量ですむ。早く全部の現場にウェブカメラが設置された らよいと思うほどメリットは大きい。 環 境 分 野 1 取組の概要 背景・きっかけ これから公共工事の入札も電子入札へ移行していくということで、以前から会社としてはインターネッ トにつなげられる環境にあった。建築市場に参加するのに抵抗はなかった。 農林水産業 パソコンの修得は出来ていた。身の回りにパソコンはあり、すぐ慣れた。ウェブカメラのない現場を管 理する苦労をたくさん味わってきたから覚えるのに苦労は感じなかった。これからの建築現場の現場管 理はこういうやり方になっていくと思う。 カメラシステムは当社が参加工事会社として登録されている鹿児島建築市場のものを利用してい る。 取組の概要 福祉・介護 カメラ利用の基本的な考えとしては、 ①ウェブカメラシステムを活用することで、主に現場管理の改 善図る。 ②メールで送られてきた敷地調査の図面（配置図）を見て足場 の配置を決め、返信する。 ③現場の状況はウェブカメラで確認している。 ④基礎工事の段階で足場を組んでいるが、いつ乗り込むかは 現場に行かないでも事務所で情報が取れる。 ウェブカメラによる基礎工事の撮影 出所：鹿児島建築市場ＨＰ そ の 他 ⑤足場を組んだら、他の業者の人たちが作業する際に危険な状 態にしないよう、足場を維持することが安全確保のために重 要である。それもウェブカメラを通して現場状況を把握できるから楽である。 ⑥足場の解体の時期をウェブカメラで把握してから、現場に乗り込む。 メリットは、 ①事務所にいながら、設置している足場の状況が確認できる。ウェブカメラが設置してい ない現場では営業ルートの中に織り込みながら訪問して確認している。 新分野進出事例集 1 鹿児島建築市場のウｴブカメラシステムを活用した工事現場の業務改善 ②突風（春一番、台風、北風等）が吹いて足場に設置している 防塵シートが外れるときがある。現場の近隣の人たちに迷惑 リフォーム・リニューアル がかからないようにしなければいけないので、ウェブカメラが あると助かる。 ③実務面ではウェブカメラがある場合、それがない現場と比べ て 40％ぐらいの作業量ですむ。 ④現場の記録、日報の作成が楽である。 ⑤ウェブカメラを使えば、事務所で熟練者が新人教育ができ る。また、現場で作業（普通２人一組で作業する）しているとき に、携帯電話で指示できる。事務所と現場で、状況を見なが 環 境 分 野 ら相談、助言が出来るので習熟が早く進む。 実施体制 現在は、ウェブカメラ担当者としては、秋元氏が専任であり、パ ソコンなどを操作する。カメラなどのメンテナンスは鹿児島建築 市場がしてくれる。 農林水産業 2 ウェブカメラによる工事完成時の撮影 出所：鹿児島建築市場ＨＰ ２．ここ２年間の状況 金額面での正確な数字はわからないが、大体 1 億円ぐらいの売り上げの推移できている。 ウェブカメラを設置した現場が増えれば、作業効率が良くなり収益性も向上すると思っている。 最近の実績として、平成 16 年度は 10 現場であり、平成 17 年は 7 月現在、3 現場で用いられている。 利用しているカメラは 1 現場当り、外観用が 1 台、持って歩けて中が見れるのが 1 台あり、合計 2 台で 福祉・介護 3 ある。 取組の成果、本業への影響 全体として、常時 50 現場位の管理をしなくてはならない。ウェブカメラが設置してある現場は事務所 で状況把握でき、何かあったら即その対処方法が現場のウェブカメラを通して検討できるから助かる。 そうでないと一回現場に行ってから段取りすることが多くなる。 その意味で本業に対してよい影響が出ている。カメラ利用は当然のことながら、離れている現場であ るほど現場に行く往復の時間が節約でき、メリットが大きい。また、顧客に対しては、随時適切な情報が そ の の 他 他 そ 4 提供でき、サービス向上になる。 現在の課題と今後の展望 早く全部の現場にウェブカメラが設置されたらいいと思う。またウェブカメラで狭いところや、対角線で 見ることができたり、カメラの操作範囲を上下左右に広げてもらえたらと思う。それは現場の声として建 築市場に要望していく。 K 2 財団法人建設業振興基金 有限会社クローバルテック 事業者プロフィール 会社概要 代表者名 代表取締役 前園 満二（45 才） 所在地 鹿児島県鹿児島市 会社創業時期 平成 10 年 3 月 業 種 ■専門工事業（具体的仮設足場） 主要受注先 ■民間発注者 ■民間工事の下請 建設業許可番号 建設業許可番号：（般−１４）第 13728 号 役職員数 9 人（うち建設業従事者 約 7 人） 資本金額 5 百万円 直近年度の売上高 100 百万円（平成 15 年度） 環 境 分 野 有限会社 クローバルテック リフォーム・リニューアル 会社名（団体名） 新分野・新市場への取組又は先進的な取組の概要 取組の類型 ■新技術・工法の開発 ■既存技術の応用 ■販路の開拓 ■既存人材の有効活用 ■IT の活用 ■コストダウン 事業の段階 ■事業展開段階（既に展開している） 取組体制 ■自社単独 ■業務提携（同業又は関連業種と） ■ネット上での連携 工業所有権の有無 − 福祉・介護 ■リフォーム・リニューアル（住宅、非住宅建物） ■その他（具体的に） 農林水産業 取組分野 問い合せ先 有限会社クローバルテック 担当者氏名（役職） 秋元 孝一（営業係長） 所在地 鹿児島県 鹿児島市 電 話 099-282-2224 ｅメール − ＵＲＬ − そ の 他 会社名（団体名） 平成 17 年 8 月 11 日現在 新分野進出事例集 3