地球地図プロジェクトの概要

別紙２
地球地図プロジェクトの概要
○地球地図プロジェクトについて
・地球地図プロジェクトは、地球環境問題の分析等に必要な基盤的な地理空間情報で
ある地球地図を世界各国の国家地図作成機関の協力の下で整備するプロジェクト。
・平成 4 年にブラジル・リオデジャネイロで開催された国連環境開発会議（地球サミ
ット）をきっかけに、日本国の国土交通省（当時は建設省）が提唱し開始（現在、
182 カ国・地域がプロジェクトに参加）
。
・プロジェクトの進行管理及び方針策定は地球地図国際運営委員会（事務局：国土地
理院）が担当。
・地球地図国際運営委員会のホームページを通じ、各国の地球地図データ及び全球版
データ（土地被覆・植生）が公開されている。
○地球地図データの特徴
・地球の全陸域を統一仕様でカバー
・１ｋｍの解像度（縮尺１００万分の１の地図に相当）
・８つのデータ項目（標高、土地被覆、土地利用、植生、交通網、境界、水系、人口
集中域）
・５年毎に更新
○地球地図の持続可能な開発への活用
地球地図は統一仕様の信頼性のあるデータであり、各種地理空間情報、統計情報(人
口、経済等)などと組み合わせ、持続可能な開発のための議論への活用が可能。
（例）
気候変動の適応策立案のための各種シミュレーション
かんばつ
：海面上昇、洪水、旱魃、水資源分布の変化、生態系の変化
森林分布や総面積の把握、森林減少や砂漠化の進行の把握
生物多様性保全計画
○関連ホームページ
・国土地理院ホームページの「地球地図」のページ（日本語版および英語版）
http://www1.gsi.go.jp/geowww/globalmap-gsi/globalmap-gsi.html
・地球地図国際運営委員会ホームページ（英語版のみ）
http://www.iscgm.org/