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14 外国人労働者

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14 外国人労働者
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外国人労働者
1 就労が認められる在留資格とは
外国人の方は、出入国管理および難民認定法で定められている在留資格の範囲内において、日本での活
動が認められています。現在、在留資格は27種類ありますが、就労の可否に着目すると次の3種類に分け
られます。
⑴在留資格に定められた範囲で就労が認められる在留資格 18 種類
外交、公用、教授、芸術、宗教、報道、投資・経営、法律・会計業務、医療、研究、教育、技術、人
文知識・ 国際業務、企業内転勤、興行、技能、技能実習、特定活動(ワーキングホリデー、EPAに
基づく外国人 看護師・介護福祉士、ポイント制による高度人材等)
なお、一般の事務所での雇用のケースが多いと考えられるのは次の4種類です。
技術……………………………コンピューター技師、自動車設計技師等
人文知識・国際業務…………通訳、語学の指導、為替ディーラー、デザイナー等
企業内転勤……………………企業が海外の本店または支店から期間を定めて受け入れる社員
(活動は「技術」、「人文知識・国際業務」に掲げるものに限る。)
技能……………………………中華料理・フランス料理のコック等
⑵原則として就労が認められない在留資格5種類
文化活動、短期滞在、留学、研修、家族滞在
「留学」および「家族滞在」の在留資格をもって在留する外国人の方がアルバイト等の就労活動を行
う場合には、地方入国管理局で資格外活動の許可を受けることが必要です。
事業主の方は、これらの在留資格を有する方を雇用する際には、事前に「在留カード裏面の資格外活
動許可欄」、「旅券の資格外活動許可証印」又は「資格外活動許可書」などにより就労の可否および就
労可能な時間数を確認してください。なお、これらの方にあっては、風俗営業等に従事することはでき
ません。
⑶就労活動に制限がない在留資格 4 種類
永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者
「短期滞在」の在留資格により在留している日系人の方は、地方入国管理局において在留資格の変更
の許可を受けないと就労できません。
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第2章●その他の労働法のポイント
2 不法就労外国人を雇ったら
●不法就労となるのは、次の3つの場合です。
①不法滞在者が働くケース
(例:密入国した人やオーバーステイの人が働く)
②入国管理局から働く許可を受けていないのに働くケース
(例:「留学」や「家族滞在」などの在留資格で在留している外国人が資格外活動許可を受けずに働く)
③入国管理局から認められた範囲を超えて働くケース
(例:外国料理店のコックとして働くことを認められた人(在留資格は「技能」)が機械工場で単
純労働者として働く)
このような外国人が就労した場合には、不法就労となり退去強制等の処置が講じられます。また、不法
就労外国人を雇用した事業主等については、罰金等に処せられます。
外国人の方の在留資格や在留期間は、在留カード、外国人登録証明書または旅券上の上陸許可証印、就
労資格証明書等により確認できます。
研修・技能実習制度について
研修・技能実習制度は、我が国で開発され培われた技能・技術・知識の開発途上国等への移
転を図り、当該開発途上国の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設され
たものです。
しかし、研修生や技能実習生の受入れ機関の一部には研修・技能実習制度の本来の目的を十
分に理解せず、実質的に低賃金労働者として扱うものがあり、このような受入れによって様々な
問題が引き起こされたことから、これらの問題への対応を目的として「研修・技能実習制度の見
直し」を含む改正(一部)がなされました。
※「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者
等の出入国管理に関する特例法等の一部を改正する法律」(法第 79 号) 平成 21 年7月
15 日公布。
現行の研修・技能実習制度は平成 22 年7月1日(木)から施行されていますが、これにより、
改正以前は「研修」の在留資格をもって従来受入れられていた外国人研修生は、公的機関が受入
れ実施する研修又は受入れ機関が非実務のみの研修を実施する予定で受入れられる以外は、新
たに設けられた在留資格「技能実習1号」により技能実習生として受け入れることとなりまし
た。
在留資格「技能実習1号」で受入れられる技能実習生は、知識習得を目的とした講習を受講後、
技能実習実施機関と雇用契約を締結し知識、技能等の習得活動に従事することとなり、滞在でき
る期間は原則として1年間ですが、その後一定の水準以上の技能等を修得したことが認められ
た場合には、「技能実習2号」へ移行することができ、「技能実習1号」で在留できる期間とあわ
せ、最長3年までの在留が認められます。
また、在留資格「技能実習1号」および「技能実習2号」はそれぞれ「技能実習1号イ」、
「技能実
習2号イ」および「技能実習1号ロ」、
「技能実習2号ロ」の活動に分かれます。
「イ」:海外にある合併企業等事実上の関係を有する企業の社員を受け入れて行うもの(企
業単独型)
「ロ」:法務省令で定める要件に適合する商工会等の営利を目的としない団体により受入れ
られ当該団体の責任と監理の下で行われるものである等(団体監理型)
その他の労働法のポイント●第2章
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外国人労働者
「技能実習」受入れ概要図(団体監理型)
団体の責任および監理
技能検定基礎2級等合格
入国
1年目
2年目
「技能実習1号ロ」
「技能実習2号ロ」
《講習》《企業での技能習得》
3年目
「技能実習2号ロ」
《一定の職種について企業での技能実習》
労働関係法令適用
【問合せ先】
大阪入国管理局留学研修審査部門
住 所 〒559-0034 大阪市住之江区南港北1丁目 29 番 53 号
電話番号 06−4703−2149
大阪入国管理局大津出張所
住 所 〒520-0044 滋賀県大津市京町 3-1-1 大津びわ湖合同庁舎 6 階
電話番号 077−511−4231
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第2章●その他の労働法のポイント
帰国
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