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日本薬局方 ロートエキス・タンニン坐剤

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日本薬局方 ロートエキス・タンニン坐剤
※※2005年 7 月改訂(第 3 版、薬事法改正に伴う改訂)
日本標準商品分類番号
※2003年 9 月改訂
872553
日本薬局方 ロートエキス・タンニン坐剤
ロートエキス・タンニン坐剤
「サトウ」
貯 法
涼しい場所(30°
以下)に
保存すること。密閉容器
使用期限
外箱に記載
2.
不 明
【薬 効 薬 理】
組 成
添 加 物
1987 年 10 月
販売開始
(痔疾治療剤)
成分・含量 ロートエキス………………………………50mg
1個(1.5g)中 タンニン酸 ……………………………… 100mg
※
薬価収載
Scopolia Extract and Tannic Acid Suppositories
【組成・性状】
1.
承認番号 (61AM)第2055号
セスキオレイン酸ソルビタン、
ラウリル硫酸 Na、ハードファット
製剤の性状
ロートエキスは含有するトロパンアルカロイドの局所における
抗コリン作用により、鎮痛・鎮痙作用を示す。
タンニン酸は蛋白質変性作用によりびらん・炎症粘膜における
収れん・止血作用を示す。
これらの作用により局所の出血を防止し、4痛を緩和する。
【有効成分に関する理化学的知見】
本品は茶褐色、紡錘形の坐剤である。本品1個の重量は約
1.5g である。
本品の融点は 33 ∼ 38°
である。
1) ロートエキス
一般名:日局 ロートエキス(Scopolia Extract)
性 状:褐色∼暗褐色で、特異なにおいがあり、味は苦い。
水にわずかに混濁して溶ける。
2) タンニン酸
【効能・効果】
肛門疾患における鎮痛・鎮痙、肛門のびらん・炎症
一般名:日局 タンニン酸(Tannic Acid)
性 状:黄白色∼淡褐色の無晶形の粉末、光沢のある小葉
片又は海綿状の塊で、においはないか、又はわず
【用法・用量】
かに特異なにおいがあり、味は極めて渋い。
水又はエタノール(95)に極めて溶けやすく、ジ
通常、成人1回1個を1日1∼3回肛門内に挿入する。
エチルエーテルにほとんど溶けない。
【使用上の注意】
1.
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
緑内障の患者
【包 装】
100 個入(アルミ包装)
2. 副 作 用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査
を実施していない。
以下のような副作用が認められた場合には、投与を中止す
るなど適切な処置を行うこと。
頻度不明
抗コリン作用
口渇、羞明、散瞳、眼筋調節麻痺、頻脈、
排尿困難等
過 敏 症
発疹等
そ の 他
使用時の不快感
3. 高齢者への投与
一般に高齢者では前立腺肥大を伴っている場合が多いので
投与にあたっては注意すること。
4. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与
子宮収縮を誘発して、流早産の危険性があるので、妊婦又
は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが
望ましい。
※※
製造販売元 佐藤製薬株式会社
東京都港区元赤坂 1 丁目 5 番 27 号
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