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中部大学 計算機支援による実践型設計技術者の育成
中部大学 計算機支援による実践型設計技術者の育成 CAD/CAM/CAE 教育の強化による 実践的能力を身に付けた設計技術者の育成 工学部 【 質の高い大学教育推進プログラム 平成20年度採択 】 1.中部大学について 学部・学科 (7学部24学科 ■ 工学部 学生数:9,021 (所在地:愛知県 春日井市) 大学院 (5研究科13専攻 平成21年度) (7学科 学生数:3,181) 機械工学科 機械 学科 都市建設工学科 電気システム工学科 電気 学科 建築学科 電子情報工学科 電 情報 学科 応用化学科 情報工学科 ■ 経営情報学部 (2学科) ■ 応用生物学部 ■ 国際関係学部 (3学科) ■ 生命健康科学部 (2学科) ■ 人文学部 ■ 現代教育学部 (5学科) (3学科) ■ 工学研究科 (5専攻) ■ 経営情報学専攻 (2専攻) ■ 国際関係学研究科 (1専攻) ■ 国際人間学研究科 (4専攻) ■ 応用生物学研究科 (1専攻) (2学科) CAD 2. CAD/CAM/CAE とは CAD:Computer Aided Design コンピュータを利用した設計・製図のこと。 機械、電気、建築など幅広い用途があり、それ ぞれの分野ごとに専門の機能を備えたCADシ ステムが利用されている。 学生数:262) CAE 3次元CAD エンジンの設計 CAM 振動解析 CAM:Computer Aided Manufacturing コンピュータを利用して製造作業を行うこと。 CADと組み合わせて 設計から製造までの工 CADと組み合わせて、設計から製造までの工 程をシステム化できる。 設計図面 試作品 ラピッドプロトタイピング装置 によるピストンの試作 ラピッドプロトタイピング: 3D-CADデータなどの3次元データを コンピュータ上で水平に輪切りにしてスライスデータを作成し,そ のスライスデ タを元に機械を制御する加工デ タを作ることで のスライスデータを元に機械を制御する加工データを作ることで 立体を造形する技術 プロジェクト 担当者 CAE:Computer Aided Engineering 設計作業を効率化するために用いる、コン ピュータによるシミュレーション解析などのこと。 製品や部品の強度や振動特性 周囲の気体の 製品や部品の強度や振動特性、周囲の気体の 流れ、熱の伝わり方などの解析に利用される。 従来はこのようなシミュレーションのために試作 品を何回も作り直して実験を繰り返し行ってい たが、CAEを利用すればその手間が省け、新 製品の開発期間を大幅に短縮できる。 加工機 代表者 岡崎明彦 幹 佐伯守彦・石井 事 メンバー 清・塩見弘幸・石鍋雅夫 細川健治・十河拓也・後藤英雄・伊藤 武田 誠・渡辺健治・櫻井 誠 睦 3.社会的ニーズ ◆ CADおよび関連技術を理解した技術者の不足 製造業や建設業の設計部門における2次元CADから 3次元CADへの移行 自動車業界、航空機業界、電機業界、機械組立をは じめとする製造業のほとんどの分野におけるハイエン ド統合システム「CATIA」の導入 CATIA によるウォ によるウォームギアとフランジの設計 ムギアとフランジの設計 ◆ ソフトウェアの運用を含めたCAE教育の必要性 設計技術に関する国際競争力の保持 4.実習中心型 CAD/CAM/CAE教育の基盤整備 CAD教育施設 CAD教育施設の学習環境 ◆ CAD教育施設の設備を一新 (2007年9月) ハードウェア/ソフトウェア 台数 未来志向の実習中心型の教育環境の基盤が確立 高性能ワークステーション 131 小型ラピッドプロトタイピング装置 40 創成科目 2次元CAD AutoCAD 3次元CAD SolidWorks ハイエンド3次元CAD/CAM/CAE CATIA 回路設計 OrCAD 5 学生教育の目的 5.学生教育の目的 ◆ 問題提起・解決型人間を育成する 創成科目とリ ンク ◆ 21世紀の社会からあてにされる実践型設計技術 者の育成 回路設計 「CAD/CAM」授業風景 設計 製図を専門科目にも 学科(機械 電気システ 設計・製図を専門科目にもつ学科(機械・電気システ ム・電子情報・都市建設・建築)では 基礎教育+発展教育+応用教育 設計・製図を専門としない学科(応用化学・情報)でも 基礎教育+発展教育 100 40 20 基板加工機 CADと回路製作の融合 6.実施計画 ◆ CAD/CAM/CAE教育を強化するためのハードウェ アとソフトウェアの充実 ◆ 実習補助員による指導体制の強化 100 「CAD/CAM」授業における学生作品例