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検査規格 初品測定結果報告書 及びSOC確認書 展開

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検査規格 初品測定結果報告書 及びSOC確認書 展開
環境負荷物質(SOC4物質)規制の号口保証
ELV対応用
◇検査規格
◇初品測定結果報告書
及びSOC確認書
展開マニュアル3
(SOC001)
2006年3月31日
アイシン精機株式会社
品質保証部QAセンター
1/15
<概要>
「環境負荷物質(SOC4物質)非含有」の検査規格,
初品測定結果報告書及びSOC確認書の展開について
使用禁止物質の製品への含有は、法規制遵守の重要課題
【号口保証の基本的な考え方】
1.検査規格に「環境負荷物質(SOC4物質)の含有量」を
検査項目として記載する
・図面記載「AES Z0001※(環境負荷物質含有材
及び部品の使用に関する制限)の制限規定を遵守する
こと」に準拠
・上記「AES Z0001(環境負荷物質含有材及び
部品の使用に関する規制)の図面記載のある全納入部品
に記載する
※TSZ0001G(環境負荷物質の管理規定)の場合もある
2.初品測定結果報告書の「環境負荷物質(SOC4物質)
の規制対応」の記入欄を設け、検査結果を当社に報告,
又、SOC4物質含有量の確認データ(SOC非含有の
実測データ→分析データ)を記入したまとめ表「SOC
確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)」を
初品測定結果報告書に添付して提出 測定結果報告書に添付 (対象:新設部品,設計変更部品,工程変更部品)
〈注意事項〉
本展開マニュアルの発行により、次に示す①,②の展開マニュアルは廃止する。
①展開マニュアル(1) 環境負荷物質(SOC4物質)規制(◇検査規格◇初品測定結果報告書)
〈第1回改訂 2005年1月発行〉
②展開マニュアル(2) 環境負荷物質(SOC4物質)規制の号口保証(◇検査規格◇初品測定
結果報告書) 〈第1回改訂 2005年1月発行〉
****お問い合せ先****
□納入部品の品質関係…対象部品の納入工場品質グループ(工場検査管理部暑)
□納入部品の調達関係…対象部品の部品調達グループ
□材料規格(AESZ0001),材料技術面関係…材料技術部材料監査G(Tel 0566-24-8663)
□本マニュアルの記載内容関係…品質保証部QAセンター材料機能保証チーム(Tel 0566-24-8471)
2/15
1.環境負荷物質(SOC)規制とは
ELV指令
鉛
規
制
S
O
C
物
質
※
重
金
属 水銀
カドミウム
6価クロム
有 PBB
機 PBDE
当社の対象製品
RoHS指令
(欧州廃自動車指令)
主な適用除外
原則
はんだ:期限なし
鋼(鉛≦0.35%):期限なし
'03年7月 アルミ(鉛≦0.4%):期限なし
銅(鉛≦4%):期限なし
以降
使用禁止 電球類:期限なし
厚膜ペースト:'06年7月
防錆目的:'07年7月
(規制対象外)
(欧州 廃電気・電子機器指令)
主な適用除外
原則
鋼(鉛≦0.35%):期限なし
アルミ(鉛≦0.4%):期限なし
'06年7月 銅(鉛≦4%):期限なし
以降
電球類:期限なし
使用禁止 (除外なし)
(除外なし)
(除外なし)
Deca−BDE:期限なし
生活産業製品
(ミシン,シャワートイレ,GHP等)
自動車部品
AESZ0001(環境負荷物質含有材及び AESDZS102
引用規格(技術標準) 部品の使用に関する制限)
(特定有害物質使用制限への対応基準)
TSZ0001G(環境負荷物質の管理規定)
展開マニュアル3(SOC001)
展開マニュアル(SOC003)
環境負荷物質(SOC4物質)規制の号口保証 環境負荷物質(SOC6物質)規制の号口保証
展開マニュアル
(◇検査規格◇初品測定結果報告書及び
(◇検査規格◇初品測定結果報告書及び
SOC確認書):ELV対応用
SOC確認書):RoHS対応用
<注>主な適用除外は、代表的なものを記載している。詳細については、AES Z0001の記載を確認すること。
(記載内容は資料作成時点ものであるため、正確には、最新版の規格,欧州指令での内容確認が必要)
【ELV指令とRoHS指令の大きな違い】
①規制期限
②はんだが対象(RoHS)
③特定臭素系難燃剤が対象(RoHS)
SOC:Substances Of (Environmental) Concern (環境負荷物質)
ELV指令:End-of-Life Vehicles (使用済車両=廃自動車指令)
RoHS指令:Restriction of use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment
(電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令)
WEEE指令:Waste of Electrical and Electronic Equipment (廃電気電子機器指令)
PBB:ポリ臭素化ビフェニル(臭素系難燃剤の一種)
PBDE:ポリ臭素化ジフェニルエーテル(臭素系難燃剤の一種)
Deca−BDE:PBDEの1つで分子中に臭素が10個(deca:ギリシャ数詞で10の意味)ある
タイプで、通称「デカプロ」
【注事事項】
本マニュアルでは、ELV指令に対応する規制SOC物質(鉛,水銀,カドミウム,6価クロム)を
「SOC4物質」と表記し、RoHS指令に対応する規制SOC物質(SOC4物質に加え、
臭素系難燃剤〔PBB,PBDE〕を「SOC6物質」と表記する。
尚、両者に共通する場合は、単に、環境負荷物質(SOC)と表記する。
3/15
検査規格
ELV対応用
1.検査項目の追加
検査規格に「環境負荷物質(SOC4物質)規制に対応する
検査項目として、「環境負荷物質(SOC4物質)の含有量」
を織り込む。この検査項目は、下記の図面指示(※印)がある
全納入部品について必須の記載項目である。
2.検査規格の作成に準拠するものは次の通り
<図 面>
図面「AES Z0001(環境負荷物質含有材料及び部品の使用に関する制限)の
使用禁止、制限規定の項を遵守すること。」※
※TSZ0001G(環境負荷物質の管理規定)の場合もあり
<法規制など>
①欧州ELV指令
②国内向け自工会自主規制
③カーメーカー(トヨタ殿)自主規制 など
3.納入部品の非含有の範囲
納入部品のSOC4物質の非含有とは、納入部品の全構成品が非含有であること(注)
(全構成品のSOC4物質の含有量が、AES Z0001に適合していること)
アイシン納入部品
アイシン製品
製品を構成する
もの全てが対象
(構 成)
①構成部品
非含有の証明方法
(次ページ参照)
②材料/副資材
材料 :直接材料
副資材:間接材料(補助材料)
(注)見落としやすい材料
ラベル・インキ(印字)・テープ・ゴム・結束バンド・マジック(チェック印)・
樹脂の顔料など副資材的なものを含め製品中の全てが対象
4/15
4.環境負荷物質(SOC4物質)の非含有の証明方法
<基本的な非含有の証明方法>
2次仕入先から購入する「購入材料,購入副資材,購入部品」のSOC非含有
を証明する。また、非含有証明は、SOC非含有実測データが規制値を満足する
(AES Z0001に適合している)ことを基本とする。
その証明には、下記の2通りの方法がある。(P8に詳細説明)
1次仕入先
2次以降仕入先
アイシン納入部品
・構成部品
・材料/副資材
<ポイント①>
工程でSOCの混入,汚染のないことが必要(ラベル,イン
キ,マジック等、副資材的な物のSOC非含有に注意)
※SOC混入防止管理が確実に図られていること
<ポイント②>
アイシン納入部品を構成
するもの全てが対象
①購入材料
②購入副資材
③購入部品
証明方法
納入材料
納入副資材
納入部品
下記[ⅰ][ⅱ]を検査規格に展開
[ⅰ]2次仕入先から入手するSOC非含有実測データと、SOC
確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)で非含有証明
★購入材料:SOC非含有実測データ※
★購入副資材:SOC非含有実測データ※
※塗料,樹脂(色物)等は、全原料のSOC含有量(実測データ),組成割合が
判っていれば、実測データより算出したデータでも可。但し、この場合は、
工程でSOCの混入なきことの証明(工程確認結果,説明資料等)が必要
★購入部品:SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)
<注意事項>サプライチェーンとエビデンス参照(P7参照)
購入部品について、SOC確認書をエビデンスとするためには、2次仕入先
が、SOC管理のしくみ(本マニュアル記載内容と同等以上)を持ち、仕入先
(3次仕入先)の指導を行っていることが必要
[ⅱ]自社(外部機関の利用を含む)の実測で非含有を証明する
★自社又は、外部分析会社の実測データ
エ
ビ
デ
ン
ス
と
は
SOC非含有実測データ(SOC分析データと規制値に対する合格判断結果)に基
づいたSOC非含有証明書を「エビデンス」と呼び、上記の説明内容では、★印
に相当する資料が該当する。
尚、SOC実測データの記載がない資料,SOC不使用証明書,SOC非含有宣
言書(「Pb,Cd,Hg,6価クロム等は使用しておりません」or「含有していませ
ん」を記載),カタログ,MSDS(製品安全データシート),ホームページ上
の記載などは、エビデンスには該当せず、SOC非含有の証明に利用することは
できません。
5/15
5.検査規格の作成
5−1.作成要領
環境負荷物質の規制の検査規格への織込み
Ⅰ.2次仕入先から入手するエビデンスで非含有を証明する
Ⅱ.自社(外部機関の利用を含む)の実測で非含有を証明する
のどちらの場合も、実測データによる証明が基本となっているため、
検査規格は、下記の内容に準じた記載を行う。(下記に記載例を示す)
※検査規格の書式は、添付1,2,3に示す
検査項目・№・検査事項 検査具
環境負荷物質
(SOC4物質)の
含有量
*1
規格
蛍光X線 *3 AES Z0001
に適合
ICP他
*2
階級 仕入先抜取方式 アイシン抜取方式
A
分析装置,
備考
新規品,変更品 初品測定結果 SOC確認書(SOC
又は、必要時の 報告書をチェック 非含有エビデンス
初ロットの1個 *5
データー一覧表)を
*4
添付のこと
*6
*1:納入部品に含まれるアイシン支給品は、当検査項目の対象から除外して設定(部品,材料,副資材)
*2:SOC非含有の証明は、実測データによる証明を基本としているため、分析装置名を記載
(※分析装置名不明な場合は、「蛍光X線分析装置,ICP他」と記入)
*3:図面の記載に準拠
*4:原則として、新規品(号試品,号口初品),変更品(P10参照)以外は必要時の確認とするが、
1次仕入先のSOC管理体制,過去にSOCの入っていた製品等を考慮して、工場検査管理部暑にて、
別途抜取方式を決定(指示)する場合がある
*5:アイシン抜取方式欄の記載は、「例」を記載(*4の事例の場合等、別途抜取方式を決定する場合がある)
*6:必ず、記載すること
5−2.適用除外品目等の記載
欧州ELV指令・SOC4物質の非含有の「適用除外品」の場合の記入要領
※適用が免除される材料・部品等は、AESZ0001「環境負荷物質含有材料
及び部品の使用に関する制限」を参照のこと
[備考欄の記入方法]
検査項目は前述の「環境負荷物質(SOC4物質)の含有量」を用い、備考欄に
「適応が免除される材料・部品」に該当する“部品,部位”を適用外として記入する。
記 載 例
例:ランプ(小型蛍光灯)類の場合
検査項目・№・検査事項 検査具・検査規格・階級・アイシン抜取方式
環境負荷物質
(SOC4物質)含有量
備考
・SOC確認書(SOC非含有エビデンスデーター一覧表)を添付
・ランプ(小型蛍光灯)類の水銀は適用外(適用部品・
部位○○○)
(前述と同じ)
(注)ランプ(小型蛍光灯)本体(中身)の水銀のみ、適応除外の対象であるが、中身以外部分、
ソケット部や、表面に印刷される表示類(インク類)の副資材は非含有であること。
その他、鋼中の鉛(鉛≦0.35%)の場合も、上記と同様な考え方で記入を行う。
※検査規格の書式は、添付1∼3に示す
6/15
サプライチェーンとエビデンス
<購入部品のエビデンス>
「初品測定結果報告書」+「SOC確認書
(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)」
を基本にする※
アイシンから見て⇒
客先(アイシン)
初品測定結果
報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
※1次仕入先の2次仕入先への展開
購入部品について1次仕入先は、購入元(2次仕入先)がSOC管理のしくみを持ち、その仕入先(3次仕入先)のエビデンス(データ)の
内容確認や管理体制のチェック,指導を確実に行っていることを2次仕入先の工程監査<添付6:環境負荷物質(SOC)管理体制チェッ
クシートを参考>等を通じて確認する。尚、仕入先SOC管理体制に問題点が有る場合は、その内容に応じて、対応策を検討すること。
例:受入ロット毎に1次仕入先で受入検査実施(SOC非含有の分析確認),2次仕入先より、製造ロット毎に出荷検査データ(SOC非含
有の実測確認データ)を提出させる 等
1次仕入先(検査規格を作成)
アイシン納入部品
(検査規格)
初品測定結果
報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
「初品測定結果報告書」と
「SOC確認書」はセットで
アイシンへ提出
2次仕入先
(1点)
購入材料
エビデンス
実測
(1点)
購入副資材
B社
購入副資材:①ー1
エビデンス
(SOC非含有実測データ)
納入副資材:②-1
(1点)
C社
納入部品:1-1
購入部品:1-1
初品測定結果報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
エビデンス
実測
(2点)
購入部品
4次仕入先
A社
納入材料:Ⅰ-1
購入材料:Ⅰ-1
エビデンス
(SOC非含有実測データ)
3次仕入先
実測
初品測定結果報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
C1社
購入材料:Ⅱ-1
納入材料:Ⅱ-1
エビデンス
エビデンス
C2社
購入副資材:②-1
納入副資材:②-1
エビデンス
エビデンス
C3社
アイシン支給品
購入部品:2-1
アイシン支給品は
SOC検査項目の
対象から除外する
初品報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
納入部品:2ー1
初品報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
C4社
購入部品:2-2
サプライチェーンとエビデンスの例:
アイシン購入部品の構成が、購入材料1点,購入副資材1
点,購入部品2点、アイシン支給品1点の例で示す。
尚、図は貴社を1次仕入先とした場合の説明図です。
初品報告書
+SOC確認書
・購入資材
・購入副資材
納入部品:2-2
初品報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
D社
・検査規格
・初品測定結果報告書
及びSOC確認書
に反映
購入部品:1-2
初品測定結果報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
納入部品:1-2
実測
初品測定結果報告書
+SOC確認書
・購入材料
・購入副資材
・購入部品
(自社実測)
7/15
納入部品1−1と同じ 略
購入材料:Ⅲー1
納入材料:Ⅲー1
エビデンス
エビデンス
購入副資材:③-1
納入副資材:③-1
エビデンス
エビデンス
購入材料:Ⅲ-2
エビデンス
納入材料:Ⅲ-2
エビデンス
購入副資材:③-2
納入副資材:③-2
エビデンス
エビデンス
エビデンスの証明方法詳細
個々の構成品が非含有であることをエビデンスにより証明されていること。
SOC4物質の非含有:構成部品/材料・副資材の非含有エビデンスが全点揃っていること。
アイシン納入部品
(1)2次仕入先から入手するエビデンスと初品測定結果報告書により非含有を証明する
(検査規格)
・構成部品
・材料/副資材
①購入材料
②購入副資材
証明の対象は
SOC4物質のみ
他の物質は除外
2次仕入先
下図は、貴社を1次仕入先
とした場合の説明図です
エビデンス
SOC非含有
実測データ
非含有証明の対象(基本)
①購入材料
②購入副資材
③購入部品
③購入部品
4次仕入先
3次仕入先
2次仕入先
初品測定測定結果報告書
号口保証
構成部品・材料/副資材
の非含有エビデンスが
全て揃っている
↓
号口保証がされている
+SOC確認書
購入材料
購入副資材
購入部品
初品測定結果報告書+SOC確認書がエビデンスに準ずるものになるための条件
(1)初品測定結果報告書+SOC確認書だけでは、エビデンスに準ずるものにはなりません。
(2)次の要件が整い裏付けのとれた範囲がエビデンスに準ずるものになります。
・SOC非含有実測データ(エビデンス)を2次以降の仕入先が理解している。
・1次仕入先が2次仕入先のSOC管理体制の確認・指導を行っていること
※工程調査(管理体制の調査)等で工程管理・エビデンス保有状況を確認
初品測定結果報告
書+SOC確認書の
裏付けを確認する
(確認結果の記録
を残す事)
(2)自社(外部分析会社の利用を含む)の実測により非含有を証明する
上記(1)では非含有のエビデンスの確認ができない場合など
例) (1)2次仕入先よりエビデンスの入手ができない構成品
(2)サプライチェーンが把握できない構成品
(3)非含有の確からしさを自社で監査評価(抜取チェック)
①購入材料
②購入副資材
③購入部品
自社/外部機関
外部分析会社が不明の場合は、
当社まで問い合せして戴けれ
ば、紹介します
SOC4物質を
対象に分析
エビデンス
分析データ等
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アイシン納入部品
初品測定結果報告書
及びSOC確認書
初品測定結果報告書
ELV対応用
追加の項目
初品測定結果報告書に「環境負荷物質(SOC)非含有判定結果」欄を追加
追
加
記
入
欄
環境負荷物質(SOC)含有判定結果
判定内容
判定
※
検査規格(AES Z0001)に適合
SOCに関する新規・変更はなし
※詳細は、SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)参照
注: SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)は、P11で説明。
追加欄
※初品測定結果報告書の書式は、添付4に示す
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「環境負荷物質(SOC)含有判定結果」欄の記入要領
1.環境負荷物質(SOC)含有判定結果欄
環境負荷物質(SOC)含有判定結果
判定内容
(A欄)
(B欄)
検査規格(AES Z0001※1)に適合
判定
※2
SOCに関する新規・変更はなし
※1:図面・検査規格がTSZ0001Gの場合は、「TSZ0001G」を記載する
※2:詳細は、SOC確認書(SOC非含有データ一覧表)参照
2.新設品及び流用品(SOC観点で変更のあるもの)は、検査規格(AES Z0001)
への適合をSOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)で確認する。
検査規格に適合の場合は、A欄:検査規格(AES Z0001)に適合の判定欄に○印を記入する。
尚、SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)は、初品測定結果報告書に添付して
提出する。※
※SOC確認書(SOC非含有データ一覧表)の添付がないものは、当社での受付ができません。
※初品測定結果報告書やSOC確認書(SOC非含有データ一覧表)への、エビデンス自体の添付は不要、
但し、当社からの要求が有った場合は、提示できるようにしておいて下さい。
3.設計変更,工程変更等で材料・副資材等に変更(追加を含む)等のSOC観点での変更(
下記参照)がない場合は、B欄:SOCに関する新規・変更はなし欄に○印を記入する。
但し、この場合は、過去にアイシンに対し、初品測定結果報告書及びSOC確認書(SOC
非含有エビデンスデータ一覧表)を提出したことがあるものに限る。
又、初品測定結果報告書に過去(XX年XX月XX日付けで提出した部品○○,品番○○○○○)
のSOC確認書と同内容である旨を記載して下さい。
尚、上記の場合であっても、当社の要望により、SOC確認書(SOC非含有エビデンス
データ一覧表)の提出を求める場合が有るため、予めご了解願います。※
※過去の提出データをいつでも提示できるようにしておいて下さい。
注:SOC観点での変更有無とは(新設品,流用品の例)
新規品
例 新規に部品品番が付けら
れた部品
流用品
SOC観点で 設計変更,工程変更で材料,副資材に変更
変更有り
(追加)を含むがある場合
例:材料メーカーの変更,材料・材質・グレードの変更,
製造場所の変更,加工工程の変更,機械設備の
変更,型・治具・作業方法の変更で製品に使用
する材料や付着する副資材等が変わる場合等
SOC観点で 設計変更,工程変更で材料,副資材に変更
変更なし
に変更なし
4.帳票と適応時期
環境負荷物質(SOC)含有判定結果欄追加の新帳票:添付4参照
新帳票
適応時期
<お願い>
①新帳票は、従来の帳票に「SOC規制対応欄」を追加した以外
は変更はありません。
各社で現在使用している帳票に環境負荷物質(SOC)含有判定
結果欄を追加して使用しても構いません。
②欧州ELV指令に対応するため、判定欄の帳票のコメントは
検査規格「AES Z0001」に適合と表記下さい。
※欧州RoHS指令対応規格(AES DZS012)の記載は誤記と
なります。
・本マニュアルを受領後、即、適応(実施)願います。
・本依頼は、'05年1月発行の展開マニュアル(1),(2)にて実施済の内容に対して、
初品測定結果報告書に追加される「環境負荷物質(SOC)含有判定結果」欄の記入様式が
変更されたこと及びSOC確認書へのSOC非含有実測データの記載が追加になったことが
変更点となります。
10/15
SOC確認書
(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)
新規帳票…初品測定結果報告書とセットで利用する
・初品測定結果報告書の補足資料(実測データ記入用紙)として利用
・初品測定結果報告書を提出時に「SOC確認書」も添付して提出
◇初品測定結果報告書のSOC非含有報告欄…「SOC非含有」の判定結果のみ記入
環境負荷物質(SOC)含有判定結果
判定内容
判定
検査規格(AES Z0001)に適合
SOCに関する新規・変更はなし
※詳細は、SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)参照
※
←SOC確認書が必要
◇SOC確認書(SOC非含有を実測データにて確認した結果をまとめた一覧表)
ユニット部品等、複数の構成部品,部位より構成されるものに対し、SOC非含有の
確認洩れ等がなく、確実に全構成部品,部位に対しての確認が実施されたか当社1次
仕入先が、自社(社外分析会社を含む)の実測結果、又は、2次仕入先以降のSOC
非含有実測データを整理した帳票
<ポイント>
①納入部品に対し、構成部品,部位別にSOC非含有の確認状況を整理
→防錆油,離型剤,マーカー等での印も含め、SOC非含有の確認洩れを防ぐ
②SOC非含有の状況を、実際の実測データ(分析値)で確認
→カタログ,SOC非含有宣言書等による証明ではなく、現物の実測データにて
SOC非含有を確認しているかチェック
<SOC確認書の作成単位,注意事項>
①当社納入部品毎に作成することを原則とするが、SOCの観点で記載内容が同内容
(同仕入先・同構成・同材質etc)の場合は、その旨を明記すれば、同じ帳票を横展
しても可。但し、初品測定結果報告書には、必ず、横展したSOC確認書を添付し
て下さい。
②SOC確認書(SOC非含有エビデンスデータ一覧表)は、初品測定結果報告書に記
載されるデータの一部のため、原則として、初品測定結果報告書作成部署(1次仕入
先)がSOC確認書の作成(又は、承認)を行って下さい。
③SOC確認書のデータ記載の裏付け資料(バックデータ→エビデンス)は、確実に
トレーサビリティが取れるように、保管をお願いします。(下図参照)
④初品測定結果報告書へのSOC確認書の添付が必要なものに対し、添付がない場合
は、当社での受付ができません。
<提出資料>
1
次
仕
入
先
<初品測定結果報告書>
アイシンへ初品
納入時に提出
SOC確認書は、
1次仕入先が作成
すること
<SOC確認書>
判定
部品1.・・・・・・・ ○
部品2.・・・・・・・ ○
部品3.・・・・・・・ ○
部品4.・・・・・・・ ○
・・・・・
11/15
'05.6.30までに揃えていただくよう
お願い済('05.1実施の説明会他)
<裏付け資料>
エビデンス1
(実測データ)
エビデンス2
(実測データ)
エビデンス3
(実測データ)
整理して保管
「SOC確認書」の記入要領
1.SOC確認書のフォーム
<ポイント>
当社への納入品を構成する全ての購入部
品,購入材料,購入副資材等洗い出し、記
入する。
製品に印,ロット№を付けるマーカー,イン
キ類や防錆油等を忘れずに記入する。
当社からの支給品(部品)の場合は、記入
要領に従い、その旨を記入する。
記入用紙のフォームは、下記内容が満たされており、
納入部品の担当工場の了解が得られていれば、各社
の帳票に合わせた形でも可とします。
<ポイント>
SOC非含有の実測データ(分析値)を元に、データと非含有の根
拠を記入する。
尚、個々の構成部品,部位毎にSOC非含有の合否判定を行う。
<ポイント>
サプライチェーンを明確にしておくこと。
2次仕入先(貴社を1次仕入先とした場合)に対しても、同様
な指導を実施していること。
・サプライチェーンの明確化
・SOC非含有エビデンス(実測データ/分析値)の保有
〈当社支給品の取り扱い〉
貴社でのSOC非含有の確認は不要。支給品で有る旨を記入すれば、データ欄は「−」で可ですが、貴社工程
内(加工,組付等)で付着するものについてのSOC非含有の確認を忘れないようにして下さい。
<例>①当社が鍛造粗形材を支給し、貴社にて切削加工し、貴社にて防錆油を塗布している場合
→母材部のSOC非含有確認は不要だが、切削油,防錆油のSOC非含有は貴社にて実施下さい
②当社が樹脂成形品を支給し、貴社にて塗装を行う場合→貴社にて塗装部のSOC非含有確認
③当社が樹脂材料を支給して、貴社にて成形を行う場合→離型剤等の副資材のSOC非含有確認
12/15
提出先:アイシン精機株式会社 ○○工場品質G 御中
環境負荷物質(SOC4物質)
「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」
全 ページ中 ページ
SOC確認書
1.製品名:ドアロック
2.アイシン納入単位品番:12345-67890
3.品名:○○○ブラケット
4.部品の構成品別、SOC非含有判定結果(下段の各項目の選択支から選択)
○○年○○月○○日
貴社名:○○○工業株式会社
(仕入先コード: **** )
部署名:品質保証部品質管理課
承認
確認
作成
連絡先:0566-24-****
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
1.品番/品名
構成品
A001
A002
A003
A004
A005
A006
A007
A008
A009
A010
23450-6780
23451-6780
12340-22340
同上
12346-22340
52310-23450
同上
同上
123456-7890
同上
ハウジング
スプリング
ウエルドナット(金属部)
同上(メッキ部)
ネームプレート
カバー(樹脂部)
塗料
ビニールテープ
ケース(樹脂部)
マーカー(青)
貴社にてエビデンス
と対応が付くよう
に№をつける
アイシン納入部品を構
成する部品,材料,副
資材(含む用度品)を
全てリストアップするこ
と
2.購入 3.仕入先
形態
④
①
①
①
⑤
①
②
②
③
②
Pb
データ
測定値 3σ
−
15 50
A社
0 −
B社
0 −
B社
− −
AI新川工場 − −
C社
20 50
D社
20 −
21 50
G社
0 −
H社
0 12
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
Cd
Hg
Cr6+
4. 5.データ 4. 5.データ 4. 5.データ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
XRF ① 12 20 XRF ① 3 12 XRF ① 32 50
ICP ③ 0 − ICP ③ 0(金属) − − 0(金属)
ICP ② 0 − ICP ② 0 − AAS ② 0 −
− − − − − − − − − − 100 −
− − − − − − − − − − − −
XRF ① 45 7 XRF ① 30 2 XRF ① 20 20
ICP ④ 16 − ICP ④ 12 − AAS ④ 36 −
XRF ③ 13 20 XRF ③ 7 18 XRF ③ 8 20
ICP ③ 0 − ICP ③ 0 − AAS ③ 0 −
XRF ① 8 12 XRF ① 2
9 XRF ① 6 20
判定
4. 5.(合格:○)
XRF ①
− −
ICP ②
ジフェ
−
XRF
ICP
XRF
ICP
XRF
②
−
①
④
③
③
①
〈データ記入に関して〉
・鉄鋼等、金属中のCrは金属クロムのため、分析省略可。(注:表面処理部位は分析必要)
また、高融点金属中のHgは精錬過程で、技術的に存在しなくなると判断されるため、分析省略可。
上記の場合で、Cr,Hgの分析を実施していない場合は、記入欄に「0(金属)」と記入。
・ICP,AAS分析にて、「ND」,「検出限界以下」の場合は「0」と記入。
・比色試験紙(パックテスト)にて変色なし(検出なし)の場合も上記と同様に「0」と記入。
・当社支給品はリストには記入するが、SOC非含有実測データの記入は不要。
(但し、貴社加工にて付着する副資材等は、リストに追加し、データ記載が必要)
・その他、データ記入に関し、不明点が有る場合は、工場検査管理部暑に問い合せのこと。
〈注意事項〉
SOC確認書のデータ記入の根拠となったエビデンスの事例を次頁に添付する。
尚、エビデンスはSOC確認書に添付して提出する必要性は有りませんが、当社からの求めに応じてすぐに提
出できるようにしておいて下さい。又、エビデンスとの対応付けが取れるように例に示すように管理№(A001∼
A008)を付け、整理して保管することが望ましい。
5.判定結果の評価(○印を付ける)
塗料・樹脂等で全原料のSOC含有量,組成割合が判っ
1) 全ての構成品(部品、資材、副資材、用度品)を洩れなく記載したているものは計算値で可。但し、工程でSOC混入なきこ
2) 全ての構成品についてSOC非含有判定結果を記入した との証明要※
各項目の選択支
2.購入形態
①購入部品
②購入
副資材
③購入
原材料
④内製部品
⑤支給品
判定
○
○
※<添付6>チェックシートに基づく工程点検結果等
3.仕入先
(実名でなく
A社、B社等
で、可)
4.測定法
XRF:蛍光X線分析法
ICP:誘導結合
プラズマ発光
分光分析法
(支給品の場合 AAS:原子吸光
納入元(メーカ 分析法
ー)を記入。
ジフェ:ジフェニカル
但し、アイシン内製 バジド吸光
工場の場合は 光度法
AI○○工場
比色: 〃
と記載)
(比色試験紙)
5.実測データの根拠
①自社実測
②社外分析会社実測
③仕入先実測
(2次以降の仕入先を含む)
④原材料の実測値から
換算した計算値
⑤複数素材同時分析
(注2)
データの有効性判断
・蛍光X線データは、全て「測定値」と「3σ」
を記入。(注1)
※蛍光X線データ以外は3σ欄は「−」で可
(データとして無効の場合)
・<1000 →データを記入下さい
※その他、測定データと断定出来
ない入力値は無効
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
【記載例】
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
Pb
Cd
Hg
Cr6+
データ 4. 5.データ 4. 5.データ 4. 5.データ
構成品
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
№1
12345
プレート
④
−
82 20 XRF ① 45 - ICP ② 22 10 XRF ① 90 30
№2
12346
塗料
②
A社
2 20 XRF ③ 26 7 XRF ③ 18 1 XRF ③ 415 №3
12347
ウエルドナット
①
B社
15 30 XRF ③ 80 100 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№4
12348
リング
①
C社
15 50 XRF ③ 18 7 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№5
12349
スペーサー
⑤
AI新川工場 - - - - - - №6
12350
キャップ
①
E社
150 200 XRF ③ 100 50 XRF ③ 90 200 XRF ③ 40 100
№7
12351
平板
③
F社
15 10 XRF ③ 18 1 XRF ③ 30 2 XRF ③ 100※ №8
12352
カバー
④
G社
20 50 XRF ① 45 7 XRF ① 50 2 XRF ① 20 50
(注1)意図的,非意図的を問わず総含有量を測定。不純物を含む。 蛍光X線で、S/B≦1にかかわらず全て記入。
六価クロムのデータは、蛍光X線でクロム総量値で記入可。(但し、総量で別途定める管理値以下のこと)
(注2)部品が均質組成毎に分解し難いものについては、部品全体をすり潰した状態で測定しても可。ただし、この場合は
測定結果が検出限界値以下であれば「非含有」と判断、それ以外は、均一組成毎の正確な測定が必要。
13/15
1.品番/品名
○
○
○
○
−
○
○
○
○
○
2.購入 3.仕入先
形態
判定
4. 5.(合格:○)
XRF
ICP
XRF
XRF
XRF
①
②
③
③
-
③
ジフェ ③
XRF ①
○
○
○
○
○
○
○
報告日 2005年11月1日
〈事例1〉マーカー(青)のエビデンス
※蛍光X線分析装置による分析結果
蛍光X線分析では、総クロムの検出がなければ、6価クロムが非含有と判断して可
○○○○株式会社
定性分析結果報告書
○○部○○課
印
分析会社,
分析日を記入 分析日: 2005年11月1日
エビデンス管理№
社内データーベース,SOC確認書等
1.サンプル情報 との対応付けが取れると良い
サンプルNo
A010
サンプル名
○○マーカー
商品品番,グレード等
《 サンプル外観 》
品番XXXXX (青)
H社
製造社名
123456-7890用欠品チェック印
備考
+:対象元素を検出 −:対象元素は検出されず
2.分析結果
分析方法
サンプルの前処理
蛍光X線分析法による定性分析
分析方法,サンプルの前処理,分析結果を記入
なし
元素名
カドミウム
総クロム
水銀
鉛
臭素
元素記号
Cd
Cr
Hg
Pb
Br
S/B判定
-
-
-
-
-
3.サンプルの蛍光X線スペクトル
Cd
Hg
ND
ND
RoHS指令対応用
(ELVの場合は、判定対象外)
※記載しなくても可
Cr
ND
Pb・Br
ND
ND ND
※)ND = No Detected (対象元素のスペクトルピークは検出されず)
《 コメント 》 総合判定結果を記入
<測定結果> Cd 総Cr Hg
6.4
2.2
測定値 (S) 8.3
Cd,総Cr,Hg,Pb,Brの検出は
11.9
20.2
9.4
3σ (B)
認められませんでした。
Pb
Br
0.0
0.0
12.1
9.2
蛍光X線分析の場合は、S/B判定で、SOC非含有を判定のため、S,Bの値を必ず記載
14/15
〈事例2〉ウエルドナット(金属)のエビデンス
分析日 2005年11月1日
○○○○株式会社
分析会社,
○○部○○課 印
分析日を記入
環境負荷物質(SOC)含有量調査報告書
1.サンプル情報
エビデンス管理№
社内データーベース,SOC確認書
等との対応付けが取れると良い
A003
部品No.
品名
ウエルドナット
品番
12340-22340
社内品番
XXXX-XXXX
材質S15C(表面処理なし)
備考
分析方法,サンプルの前処理,分析結果,定量下限値を記入
2.分析結果
環境負荷物質
前処理方法
鉛(Pb)
酸で分解
水銀(Hg)
分析方法
分析値
定量分析・下限値
ICP-AES
ND
5ppm
特になし
加熱気化原子吸光
光度法
ND
0.2ppm
カドミウム(Cd)
酸で分解
ICP-AES
ND
5ppm
6+
6価クロム(Cr )
温水中に試 ジフェニカルバジド
験片を浸漬 吸光光度法
ND
0.5ppm
※分析値の「ND」は、定量下限値未満を示します。
3.まとめ
《 コメント 》
◇鉛,水銀,カドミウム,6価クロム検出は認められませんでした。
総合判定結果を記入する。
尚、検出が認められた場合は、規制値に対して合否判定を
行う。
15/15
□受入 □出 荷
□工程内 □特 殊
□完成品 □巡 回
品番
検査規格(1)
品名
年
□完成品
□半成品
□粗形品
工程
仕入先
月
納入先
材質
日(作成 / )
車種・機種
寸法
重量
仕入先
配布先・数
検査項目
No.
検査事項
検査具
規格
階級
アイシン
配布先・数
アイシン精機株式会社
承認
確認
作成
符号
年月日
変更記事
仕入先名
仕入先
抜取方式
アイシン
抜取方式
仕
承認
入
・検査方法(備考)
・リアクションプラン
先
確認
作成
アイシン精機株式会社
〈添付1〉
品質保証部 2L−200−2 A4 ’99.4
□受入 □出 荷
□工程内 □特 殊
□完成品 □巡 回
品番
検査規格(2)
品名
年
□完成品
□半成品
□粗形品
工程
仕入先
月
納入先
材質
日(作成 / )
車種・機種
寸法
重量
仕入先
配布先・数
検査項目
No.
検査事項
検査具
規格
階級
アイシン
配布先・数
アイシン精機株式会社
承認
確認
作成
符号
年月日
変更記事
仕入先名
仕入先
抜取方式
アイシン
抜取方式
仕
承認
入
・検査方法(備考)
・リアクションプラン
先
確認
作成
アイシン精機株式会社
〈添付2〉
品質保証部 2L−202−2 A4 ’99.4
□受入 □出 荷
□工程内 □特 殊
□完成品 □巡 回
品番
検査規格(3)
品名
年
□完成品
□半成品
□粗形品
工程
仕入先
月
納入先
材質
日(作成 / )
車種・機種
寸法
重量
仕入先
配布先・数
検査項目
No.
検査事項
検査具
規格
階級
アイシン
配布先・数
アイシン精機株式会社
承認
確認
作成
符号
年月日
変更記事
仕入先名
仕入先
抜取方式
アイシン
抜取方式
仕
承認
入
・検査方法(備考)
・リアクションプラン
先
確認
作成
アイシン精機株式会社
〈添付3〉
品質保証部 A4 99.4
<添付4>
提出先: 社名) 部暑名)
環境負荷物質(SOC4物質)
「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」
全 ページ中 ページ
SOC確認書
1.製品名
2.アイシン納入単位品番:
3.品名:
4.部品の構成品別、SOC非含有判定結果(下段の各項目の選択支から選択)
年 月 日
貴社名:
(仕入先コード: )
部署名:
作成
確認
承認
連絡先:
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
1.品番/品名
構成品
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
6+
2.購入 3.仕入先 Pb
判定
Cd
Hg
Cr
データ 4. 5. データ 4. 5. データ 4. 5. データ 4. 5. (合格:○)
形態
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
5.判定結果の評価(○印を付ける)
1) 全ての構成品(部品、資材、副資材、用度品)を洩れなく記載した
2) 全ての構成品についてSOC非含有判定結果を記入した 各項目の選択支
2.購入形態
①購入部品
②購入
副資材
③購入
原材料
④内製部品
⑤支給品
3.仕入先
(実名でなく
A社、B社等
で、可)
4.測定法
XRF:蛍光X線分析法
ICP:誘導結合
プラズマ発光
分光分析法
(支給品の場合 AAS:原子吸光
納入元(メーカ 分析法
ー)を記入。
ジフェ:ジフェニカル
但し、アイシン内製 バジド吸光
工場の場合は 光度法
AI○○工場
比色: 〃
と記載)
(比色試験紙)
5.実測データの根拠
①自社実測
②社外分析会社実測
③仕入先実測
(2次以降の仕入先を含む)
④原材料の実測値から
換算した計算値
⑤複数素材同時分析
(注2)
判定
データの有効性判断
・蛍光X線データは、全て「測定値」と「3σ」
を記入。(注1)
※蛍光X線データ以外は3σ欄は「-」で可
(データとして無効の場合)
・<1000 →データを記入下さい
※その他、測定データと断定出来
ない入力値は無効
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
【記載例】
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
6+
Cd
Hg
1.品番/品名
2.購入 3.仕入先 Pb
Cr
データ 4. 5. データ 4. 5. データ 4. 5. データ
構成品
形態
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
№1
12345
プレート
④
−
82 20 XRF ① 45 - ICP ② 22 10 XRF ① 90 30
№2
12346
塗料
②
A社
2 20 XRF ③ 26 7 XRF ③ 18 1 XRF ③ 415 №3
12347
ウエルドナット
①
B社
15 30 XRF ③ 80 100 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№4
12348
リング
①
C社
15 50 XRF ③ 18 7 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№5
12349
スペーサー
⑤
AI新川工場 - - - - - - №6
12350
キャップ
①
E社
150 200 XRF ③ 100 50 XRF ③ 90 200 XRF ③ 40 100
№7
12351
平板
③
F社
15 10 XRF ③ 18 1 XRF ③ 30 2 XRF ③ 100※ №8
12352
カバー
④
G社
20 50 XRF ① 45 7 XRF ① 50 2 XRF ① 20 50
(注1)意図的,非意図的を問わず総含有量を測定。不純物を含む。 蛍光X線で、S/B≦1にかかわらず全て記入。
六価クロムのデータは、蛍光X線でクロム総量値で記入可。(但し、総量で別途定める管理値以下のこと)
(注2)部品が均質組成毎に分解し難いものについては、部品全体をすり潰した状態で測定しても可。ただし、この場合は
測定結果が検出限界値以下であれば「非含有」と判断、それ以外は、均一組成毎の正確な測定が必要。
<添付5>
判定
4. 5.
XRF
ICP
XRF
XRF
XRF
①
②
③
③
③
ジフェ ③
XRF ①
(合格:○)
○
○
○
○
○
○
○
環境負荷物質(SOC)管理体制チェックシート(1/2) 〈添付6〉
要求事項
1.自社製品のサプライチェーンの明確化 1)全ての購入部品、材料、副資材(以下:
①購入品の一覧表がある
購入品)を識別・特定し、個別に管理が
②品番をつけて個別に管理出来るように
出来るようになっている なっている
(最終製品として「アイシン精機」に納入
③各品番ごとに、SOC管理の責任部署が
されるものが対象)
明確になっている
2)各製品の購入品のサプライチェーンが
①購入品の仕入先が明確である
明確になっている
【注意事項】
貴社を1次仕入先(Tier1)として、貴社仕入
先(2,3次仕入先)をTier2,3として考えて
下さい
2.仕入先(Tier2)への要求の明確化
1)購入品のSOCに関する管理体系が
明確である
2)仕入先(Tier2)に対して、図面、
検査法等でSOC非含有を明確に
指示している
会社名 結果
部署名 評価
今後の改善計画(評価□,△,×の場合)
②仕入先(Tier2)のSOC対応窓口が明確
になっている
③購入品毎に、SOCに関する要注意度の
認識がある
④Tier3以降も含めサプライチェーンを把握
している
①自社の規定、標準類がある
(アイシンで言えばAES Z0001等)
①取引基本契約にSOC対応が含まれている
②SOC非含有を図面指示している
③SOCに関する検査規定がある
3)仕入先(Tier2)に対する、SOC管理
体制の要求事項が明確であり、これを
提示している
3.仕入先(Tier2)からの購入品の管理の徹底
1)仕入先(Tier2)からの購入品の受入れ時
のSOCに関する業務規定が明確になっている
2)全ての購入部品、材料、副資材について、
仕入先(Tier2)からSOC非含有の証明
を得ている (下記 5 2)参照)
3)仕入先(Tier2)のSOC管理体制を確認
している
①チェックシート等で、具体的に要求を
提示している
②仕入先説明会等で具体的に要求を
提示している
①規定、標準類がある
①会社全体としての非含有宣言書を得ている
②部品別、材料別(含:副資材)に非含有の
証明を得ている
③②は定量データに基づくものである
①仕入先から工程整備報告を得ている
②工程調査を行う基準が明確になっている
4)購入品のSOC非含有の確認のため実測
を行なうことが出来る
③重点仕入先には工程調査(含:管理体制
調査)を実施している
①検査機器を保有している、または外部委託
先を確保している
②実測を行う実施基準が明確になっている
(含:対象部品のランクつけ)
③実施基準に従って、実測を行っている
評価欄の基準 ○:実施している □:概ね、実施している △:一部実施している ×:殆ど実施していない 環境負荷物質(SOC)管理体制チェックシート(2/2) 会社名 結果
要求事項
4.自社のSOC管理体制の構築・維持
1)自社(設計、工場、工程)におけるSOC
含有、混入防止体制を構築している。
部署名 評価 今後の改善計画(評価□,△,×の場合)
①設計開発段階でのSOC対応の規定、標準
がある
②SOCが混入しない工程であることを、
工程管理マニュアル、QC工程表などに
織り込んでいる
③工程変更時のSOC関連の対応が
明確になっている
2)実施状況を定期的に確認している
①設計開発段階での確認が実施されている
②工程整備状況を定期的に確認している
④工程変更時のSOC関連の対応が明確に
なっている記録が残っている
5.アイシンへの納入品のSOC 非含有の証明
1)顧客(アイシン)との検査法(検査規格)等に、
SOC管理が含まれている
2)号試品を納入する際、下記のSOC非含有
のエビデンスがあることを確認し、
他のデータとともに初品測定結果報告書
にその旨を記載し、アイシンの検査管理部署
へ提出する。 号口初品の納入の際には、 材料等変更ないことを報告、
ある場合はエビデンス確認の上、
初品測定結果報告書を再提出する。
①検査規格にSOCを組み込んでいる
①購入材料についてのエビデンスがある
②購入副資材についてのエビデンスがある
③購入部品についてのエビデンスがある
〔SOC非含有の証明(エビデンス)〕
Tier2からの
④エビデンス入手不可の部品がある場合の
①購入材料は、SOC4物質の含有量(濃度) 対応方法が明確になっている
が判るデータ(分析データ等)
※樹脂・塗料中の顔料等、混合物は各原料
の実測データに基づく計算値でも可
②購入副資材は、上記または実測データ
③購入部品は、非含有宣言書
(エビデンスについては、実測等のデータ
を保有いただき、アイシンからの求めに応じ、
即時出せること) 3)SOC含有が検出(閾値内)された際の
対応方法が明確になっている
①閾値の1/2以上の検出で、ロット管理をする
基準がある
②SOCに関する異常措置要領が整備され
ている
評価欄の基準 ○:実施している □:概ね、実施している △:一部実施している ×:殆ど実施していない 〈添付6〉
(1/2)
6価クロムフリー亜鉛,亜鉛合金めっき工程監査チェックシート
◆6価クロムから3価クロメートへの切替にあたって主なポイントをまとめました。
めっきメーカー名:
当社からみてメッキメーカーが
立会者:
1次・2次・3次・( )次
(工場名)
ライン(工程)詳細: バレル・ラック 自動・手動 3価専用・3,6価併用
監査会社名:
部 G・室 実施者:
部署名:
年 月 日 ( ) 監査日:
めっき浴種 : 酸性浴・シアン浴・ジンケート浴 , (1次 or 2次
クロメート液名(薬剤メーカ名):
(
仕入先名:
(仕入先コード: )
部 G・室
承認
検討
作成
or 3次)
)
判 定 (No.に○)
1.採用可
総合所見
2.条件付き採用可
3.採用不可
項 目
1
QC工程表(脱脂、Znめっき、3価クロメートなどの各工程)はある
か。
2
作業要領書(めっき浴管理基準、3価クロメートの建浴方法、
処理条件等)はあるか。
3
めっき浴及びクロメート浴の管理要領書(薬品の分析方法及び
その分析インターバル、薬品の補給方法等)はあるか。
4
出荷検査要領書(外観・めっき膜厚・密着性・耐食性等)はあるか。
5
設定された条件を確実に守れるような設備(自動温調等)や
工程飛びの防止がなされているか。
6
日々の変動データ(チェック結果等)は帳票類に記録されるようになってい
るか。
7
設備や検査器具は定期的に校正されているか。
1
処理条件(温度・時間等)が規定され、適切に管理されているか。
1
浴組成、浴温、処理時間などの処理条件はデータに基づいて設定されて
いるか。
2
浴管理要領書にもとづき、確実な浴分析とその分析結果をグラフ化でき
るようになっているか。(クロム、鉄、銅、鉛、炭酸ソーダ、油分など)
3
光沢剤の過剰投入がないか。
4
薬品の補給が確実に行われ、帳票類への薬品補給量の記入が
できるようになっているか。
5
不純物の許容量を把握し、それに基づき浴更新を確実に行って
いるか。
6
浴槽への6価クロムの混入はないか。
7
治具(ラックやバレルなど)の形状、及び接点は適切か。
D
水
洗
1
水洗水の清浄度に適切な配慮がされているか。
2
浴槽への6価クロムの混入はないか。
E
脱
水
素
1
処理条件(濃度、処理時間、投入量など)が規定され、適切に管理され
ているか。
2
脱水素有無の違いで、工程条件設定の確からしさを確認できているか。
1
処理条件(濃度、浴温、処理時間、PHなど)が規定され、適切に管理さ
れているか。
A
工
程
全
般
B
脱
脂
浴
C
亜
鉛
め
っ
品
質
管
理
主なチェックポイント
き
浴
F
活
性
化
チェック
結果
コメント及び処置内容
<記入する上での注意>チェック結果は、○:良好 △:一部改善要 ×:不備ありを記入いただき、
そのチェック結果の根拠をコメント欄に必ず記載下さい。(○:良好の場合も同様です。) 6価クロムフリー亜鉛,亜鉛合金めっき工程監査チェックシート
(2/2)
チェック結果 ○:良好 △:一部改善要 ×:不備あり
項 目
ー
G
ク
ロ
メ
ト
浴
品
質
管
理
H
工仕
程上
げ
I
工
乾
程
燥
J
検
査
管
理
K
部
品
の
管
理
主なチェックポイント
1
3価クロメート処理条件(浴組成、浴温、処理時間、pH、乾燥温度、
乾燥時間等)はデータにもとづいて設定されているか。
2
処理条件を確実に守れるような設備(浴温制御のための温度調節可能な
ヒーター、または蒸気加温、 補給のための定量ポンプ付きpHメー
ター、エアーブロー等の攪拌装置など)があるか。
3
浴管理要領書にもとづき、確実な浴分析とその分析結果をグラフ化でき
るようになっているか。(クロム、亜鉛、鉄、銅、コバルトなど)
4
薬品の補給が確実に行われ、帳票類への薬品補給量の記入ができるよう
になっているか。
5
不純物の許容量を把握し、それに基づき浴更新を確実に行っているか。
6
浴槽への6価クロムの混入はないか。
・6価クロメートと併用設備の場合は、6価クロメート処理品が3価
クロメート槽の上を通らない工程順になっていること。
・6価クロメートと併用設備の場合は、クロメート後の水洗槽を共用
していないこと。
7
処理物が落下した場合速やかに対応できるような工程、設備になってい
るか
1
仕上げ剤の液濃度,不純物濃度の管理を実施しているか
2
処理条件(温度・時間等)が規定され、適切に管理されているか。
1
処理条件(温度・時間等)が規定され、適切に管理されているか。
1
出荷検査要領書にもとづき、確実な検査が実施できるように
なっているか(工程能力は確保されているか)。
2
耐食性試験(塩水噴霧試験)を自社、あるいは薬剤メーカ等を使って実
施できるか。
3
検査データは見やすく、且つ保管されるようになっているか。
1
製・部品はロット管理されており、処理履歴が追える状態になっている
か(作業日報等で処理記録を残せるようになっているか)。
2
製・部品の層別管理は良いか(ロケーションが決められ、その表示もあ
るか)。
3
製・部品の保管状態(雨、ほこり、傷等に対する配慮)は良いか。
4
6価⇒3価切り替えにあたって、前後工程(コーティング、ペイント、
二次曲げなど)を含めた性能比較データ(耐食性、密着性など)はある
か。
5
再メッキに関する規定があるか。
(回数・6or3価が区別できるようになっている等)
1
3価クロメートを流動化しても、放流水の水質はCrを含めて法的排水基
準を全て満足できるか。
2
その分析は定期的に行われるようになっているか。
L環境管理
①改善事項 (区分管理、異常処理、再めっき、記録保管など)
M
備
考 ②その他、3価切替にあたっての問題点・困った点など
③アイシン精機以外での工程点検実績(回答可能な範囲で)
チェック
結果
コメント及び処置内容
〈補足〉適用期限
検査規格/初品測定結果報告書/SOC確認書
「SOC4物質含有量」記載織り込み
本展開マニュアル3(SOC001)は、受領次第、即日、適用をお願いします。
但し、旧展開マニュアル(1),(2) 2005年1月発行 (P1参照)からの切替を
円滑に図るために、下記の運用を行います。
[検査規格]
検査項目「環境負荷物質(SOC4物質)含有量」は、検査規格が以下の場合でも、
織り込まれているものとします。
①展開マニュアル(1),(2) 2005年1月発行 (P1参照)に基づいて、検査項目を
「環境負荷物質(SOC4物質)非含有」で記載した場合も、検査結果の報告は
本展開マニュアル3(SOC001)に基づいて行う。
②過去の検査規格で、「環境負荷物質(SOC4物質)非含有」,「環境負荷物質
(SOC4物質)含有量」等の検査項目の記載がない場合も、上記の検査項目は
織り込まれているものとします。※
※旧展開マニュアル(1),(2) 2005年1月発行でもお願い済の内容です。
自動車部品は、図面・検査規格に環境負荷物質(SOC4物質)の規定がなく
ても織り込まれているものと見なしてください。(改訂時に織り込みます)
[初品測定結果報告書]及び[SOC確認書]
上記の考え方に基づき、検査規格にSOCの検査項目の記載がない場合、
検査項目の記載の仕方が展開マニュアル(1),(2) 2005年1月発行に基づく場合
で有っても、「環境負荷物質(SOC4物質)含有量」は検査項目として織り込まれて
いるものとして、本展開マニュアル3(SOC001)に基づく報告をお願いします。
[適用時期]
本展開マニュアル3(SOC001)は、受領次第、即日、適用とし、
2006年6月1日から例外なく確実に実施して戴くことをお願いします。
尚、上記期日迄は移行期間としますが、当社工場からの個別対応要請について
は、ご協力をお願いします。
環境負荷物質(SOC4物質)規制の号口保証
ELV対応用
◇SOC確認書「SOCエビデンス
データ一覧表」作成時の注意事項
展開マニュアル3
(SOC001-補足①)
2006年8月30日
アイシン精機株式会社
品質保証部QAセンター
1/4
〔はじめに〕
環境負荷物質(SOC4物質)の号口保証として、当社は’06年3月31日付で、
展開マニュアル3(SOC001)環境負荷物質(SOC4物質)規制の号口保証
(◇検査規格 ◇初品測定結果報告書及びSOC確認書):ELV対応用を発行
し、’06年6月1日より、初品納入時のSOC非含有確認を分析データ(数値)
で行うようにするため、初品測定結果報告書に、SOC確認書「SOC非含有
エビデンスデータ一覧表」を添付して戴くようにお願いしておりますが、運用
開始以降、提出書類の記入内容に不備が認められるケース等があるため、特に、
SOC確認書「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」の記入に当って、注意
して戴きたい点を下記に補足します。
〔SOC確認書「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」作成時の注意事項〕
当社へ提出していただくSOC確認書「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」
(以下、SOC確認書)作成時に、下記内容に洩れのないようにお願いします。
尚、'06年9月15日以降、提出して戴く書類に下記内容の不備がある場合は、
当社にて初品受入できない場合があります。
【SOC確認書作成時の注意事項(補足)】
1.欧州ELV指令にて適用除外されているものついては、
測定値の後に▲を記載し、欄外に適用除外の理由を必ず記入すること。
※上記理由の記載がなく、閾値を超えるデータ値の記載のある場合は、
「ELV指令に適合していない」と誤解される可能性が有ります。
※適応除外項目については、附属書 環境負荷物質(SOC)分析
方法及び判定基準(SOC002) 10/10頁を参照下さい。
2.SOC確認書に記入するデータの単位は、原則としてppmで統一する。
尚、防錆目的の6価クロムは、データに※印を付け、単位がμg/cm2
である旨を記入する
※複数の構成品のデータが記入されている場合、記入データの単位
(ppm,wt%等)が混在し、しかも単位が記入されていない場合は、
記入データを確認した際に、閾値を満足しているか判断できません。
従って、上記の場合は、初品受入を実施しない場合があります。
3.アイシン支給材料(含む、副資材)は、欄外等に、資材品番
(副資材品番),材質,材料メーカーを記入して下さい。
※'06.3.31発行の展開マニュアル3(SOC001)では、当社支給材料の
場合は、「支給材」と書けば良いことになっていますが、現状、
再度、仕入先様に材質名,材料メーカー名を確認する作業が生じて
おりますので、SOC確認書へは、「支給材」である旨と、資材
品番(副資材品番),材質,材料メーカー名の記入をお願いします。
2/4
記入例
提出先:アイシン精機株式会社 ○○工場品質G 御中
SOC001-補足①での新規要請事項
1
環境負荷物質(SOC4物質)
2
全 ページ中 ページ
3
○○年○○月○○日
貴社名:○○○工業株式会社
(仕入先コード: **** )
部署名:品質保証部品質管理課
承認
確認
作成
SOC確認書
「SOC非含有エビデンスデータ一覧表」
1.製品名:ドアロック
2.アイシン納入単位品番:12345-67890
3.品名:○○○ブラケット
4.部品の構成品別、SOC非含有判定結果(下段の各項目の選択支から選択)
記入データの単位は、原
則ppmで統一する
2
連絡先:0566-24-****
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
1.品番/品名
構成品
A001
A002
A003
A004
A005
A006
A007
A008
A009
A010
A011
A012
23450-6780
23451-6780
12340-22340
同上
12346-22340
52310-23450
同上
同上
123456-7890
同上
125555-8950
125567-9910
貴社にてエビデンス
と対応が付くよう
に№をつける
ハウジング
スプリング
ウエルドナット(金属部)
同上(メッキ部)
ネームプレート
カバー(樹脂部)
塗料
ビニールテープ
ケース(樹脂部)
マーカー(青)
シャフト(材質S45)
カム
2.購入 3.仕入先
形態
④
①
①
①
⑤
①
②
②
③
②
⑤
③
Pb
データ
測定値 3σ
−
15 50
A社
0 −
B社
0 −
B社
− −
AI新川工場 − −
C社
20 50
D社
20 −
E社
21 50
G社
0 −
H社
0 12
○○製鉄 − −
I社
2500▲ −
適用除外されているものは、
適用除外理由を記入
1
アイシン納入部品を構
成する部品,材料,副
資材(含む用度品)を
全てリストアップするこ
と
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
Cd
Hg
Cr6+
4. 5.データ 4. 5.データ 4. 5.データ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
XRF ① 12 20 XRF ① 3 12 XRF ① 32 50
ICP ③ 0 − ICP ③ 0(金属) − − 0(金属)
ICP ② 0 − ICP ② 0 − AAS ② 0 −
− − − − − − − − − − 100 −
− − − − − − − − − − − −
XRF ① 45 7 XRF ① 30 2 XRF ① 20 20
ICP ④ 16 − ICP ④ 12 − AAS ④ 36 −
XRF ③ 13 20 XRF ③ 7 18 XRF ③ 8 20
ICP ③ 0 − ICP ③ 0 − AAS ③ 0 −
XRF ① 8 12 XRF ① 2
9 XRF ① 6 20
− − −支給材:資材品番:B123456
− − − − − − − − −
ICP ③ 0 − ICP ② 0 − AAS ② 0 −
▲適用除外:機械加工目的の
鋼は、鉛≦3500ppm迄は可
判定
4. 5.(合格:○)
XRF ①
− −
ICP ②
ジフェ
−
XRF
ICP
XRF
ICP
XRF
−
ICP
②
−
①
④
③
③
①
−
②
当社支給材料(副資材)の場合は、資材品番,材質,材料
メーカー名を記入(判る位置で有れば、欄外記入でも可)
⑤支給品
〈注意事項〉
SOC確認書のデータ記入の根拠となったエビデンスの事例を次頁に添付する。
尚、エビデンスはSOC確認書に添付して提出する必要性は有りませんが、当社からの求めに応じてすぐに提
出できるようにしておいて下さい。又、エビデンスとの対応付けが取れるように例に示すように管理№(A001∼
A008)を付け、整理して保管することが望ましい。
判定
○
○
※<添付6>チェックシートに基づく工程点検結果等
3.仕入先
(実名でなく
A社、B社等
で、可)
4.測定法
XRF:蛍光X線分析法
ICP:誘導結合
プラズマ発光
分光分析法
(支給品の場合 AAS:原子吸光
納入元(メーカ 分析法
ー)を記入。
ジフェ:ジフェニカル
但し、アイシン内製 バジド吸光
工場の場合は 光度法
AI○○工場
比色: 〃
と記載)
(比色試験紙)
5.実測データの根拠
①自社実測
②社外分析会社実測
③仕入先実測
(2次以降の仕入先を含む)
④原材料の実測値から
換算した計算値
⑤複数素材同時分析
(注2)
データの有効性判断
・蛍光X線データは、全て「測定値」と「3σ」
を記入。(注1)
※蛍光X線データ以外は3σ欄は「−」で可
(データとして無効の場合)
・<1000 →データを記入下さい
※その他、測定データと断定出来
ない入力値は無効
〈単位:ppm 但し、※印のみμg/cm2〉
【記載例】
実測データ (4.測定法 5.実測データの根拠)
Pb
Cd
Hg
Cr6+
データ 4. 5.データ 4. 5.データ 4. 5.データ
構成品
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
測定値 3σ
№1
12345
プレート
④
−
82 20 XRF ① 45 - ICP ② 22 10 XRF ① 90 30
№2
12346
塗料
②
A社
2 20 XRF ③ 26 7 XRF ③ 18 1 XRF ③ 415 №3
12347
ウエルドナット
①
B社
15 30 XRF ③ 80 100 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№4
12348
リング
①
C社
15 50 XRF ③ 18 7 XRF ③ 30 2 XRF ③ 38 50
№5
12349
スペーサー
⑤
AI新川工場 - - - - - - №6
12350
キャップ
①
E社
150 200 XRF ③ 100 50 XRF ③ 90 200 XRF ③ 40 100
№7
12351
平板
③
F社
15 10 XRF ③ 18 1 XRF ③ 30 2 XRF ③ 100※ №8
12352
カバー
④
G社
20 50 XRF ① 45 7 XRF ① 50 2 XRF ① 20 50
(注1)意図的,非意図的を問わず総含有量を測定。不純物を含む。 蛍光X線で、S/B≦1にかかわらず全て記入。
六価クロムのデータは、蛍光X線でクロム総量値で記入可。(但し、総量で別途定める管理値以下のこと)
(注2)部品が均質組成毎に分解し難いものについては、部品全体をすり潰した状態で測定しても可。ただし、この場合は
測定結果が検出限界値以下であれば「非含有」と判断、それ以外は、均一組成毎の正確な測定が必要。
3/4
1.品番/品名
3
〈データ記入に関して〉
・鉄鋼等、金属中のCrは金属クロムのため、分析省略可。(注:表面処理部位は分析必要)
また、高融点金属中のHgは精錬過程で、技術的に存在しなくなると判断されるため、分析省略可。
上記の場合で、Cr,Hgの分析を実施していない場合は、記入欄に「0(金属)」と記入。
・ICP,AAS分析にて、「ND」,「検出限界以下」の場合は「0」と記入。
・比色試験紙(パックテスト)にて変色なし(検出なし)の場合も上記と同様に「0」と記入。
・当社支給品はリストには記入するが、SOC非含有実測データの記入は不要。
(但し、貴社加工にて付着する副資材等は、リストに追加し、データ記載が必要)
・その他、データ記入に関し、不明点が有る場合は、工場検査管理部暑に問い合せのこと。
5.判定結果の評価(○印を付ける)
塗料・樹脂等で全原料のSOC含有量,組成割合が判っ
1) 全ての構成品(部品、資材、副資材、用度品)を洩れなく記載したているものは計算値で可。但し、工程でSOC混入なきこ
2) 全ての構成品についてSOC非含有判定結果を記入した との証明要※
各項目の選択支
2.購入形態
①購入部品
②購入
副資材
③購入
原材料
④内製部品
○
○
○
○
−
○
○
○
○
○
−
○
2.購入 3.仕入先
形態
判定
4. 5.(合格:○)
XRF
ICP
XRF
XRF
XRF
①
②
③
③
-
③
ジフェ ③
XRF ①
○
○
○
○
○
○
○
〔その他、SOC確認書記入時の注意事項〕
1)「4.測定法」欄の記入について、SOC非含有調査の測定法は多数存在しますが、
一覧表への記入は「XRF,ICP,AAS,ジフェ,比色」で統一願います。
記入事項
測定法の種類
XRF-EDX(エネルギー分散計蛍光X線分析法)
XRF(蛍光X線分析法)
XRF-WDX(波長分散X線分析法) 等
ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析装置)
ICP(誘導結合プラズマ発光分光分析法)
ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)
還元気化法(水銀の測定方法)
OES(スパーク発光分光分析装置=カントバック) 等
FLAAS(フレームレス原子吸光光度法)
AAS(原子吸光光度法)
CVAAS(冷蒸気原子吸光法光度法) 等
ジフェ(ジフェニルカルバジド吸光光度法)
比色(比色試験紙)
UV(紫外分光法)
UV-VIS(紫外・可視分光法) 等
パックテスト 等
2)データ記入欄の単位は必ずppm,もしくはμg/cm2(防錆目的の6価クロムの場合)
で統一してください。
単位の換算については、下記を参照願います。
=0.0001mass%
=0.0001%
1
ppm =1mg/kg
=1μg/mg
=1mg/L
=0.01mass%
=0.01%
100
=100mg/kg
ppm
=100μg/mg
=100mg/L
=0.1mass%
=0.1%
1000
ppm =1000mg/kg
=1000μg/mg
=1000mg/L
3)構成品全てのSOC非含有エビデンスデータの記載がされていない。
・防錆油,グリス等の塗布が有るが、SOC確認書にデータの記載がない
・インク,ペイントマーカー等での印(マーカーチェック)が付いているが、
SOC確認書にデータの記載がない
※副資材(防錆油,グリス,インク,ペイントマーカー等)を使用する場合の
副資材のデータや、メッキ・塗装などの表面処理が有る場合の母材以外の
メッキ部,塗装部のデータ記載をSOC確認書(SOCエビデンスデータ一覧表)へ忘
れることの無い様にお願いします。
4/4
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