Comments
Description
Transcript
横浜市野毛山荘・急な坂スタジオ 建物設備管理および環境衛生管理業務
資料4 急な坂スタジオ施設維持管理業務委託に係る仕様書の抜粋 ・共通仕様書 ・設備総合巡視点検業務仕様書 ・運転監視業務仕様書 ・検査一覧 ・設備機器の巡視点検概要 ・清掃委託仕様書 (急な坂スタジオ単独) ・空調機保守業務仕様書(急な坂スタジオ単独) 横浜市野毛山荘・急な坂スタジオ 建物設備管理および環境衛生管理業務委託共通仕様書 第1条 適用 この仕様書は、横浜市野毛山荘および急な坂スタジオに係る建物設備管理および環境衛生管 理業務委託について、統一的な解釈および運用のため、必要な事項を定め、もって契約の適正 な履行を図るものとする。 2 設計図書は、相互に補完しあうものとし、そのいずれかによって定められている事項 は、契約の履行を拘束するものとする。 3 本仕様書、図面の問に相違がある場合は、受託者は委託者に確認して指示を受けなければ ならない。 4 本仕様書は、本業務の概要を示すものであり、本仕様書に明記無き事項については、委託 者と受託者が協議の上決定するものとする。 第2条 用語の定義 この仕様書で使用する用語の定義は次の各号に定めるものとする。 (1)「委託者(以下「甲」という) 」とは、支出行為負担担当者または契約担当者をいう。 (2) 「受託者(以下「乙」という) 」とは、本業務の実施に関し、委託者と委託契約を締結し た法人とする。 第3条 契約期間 平成 27 年4月1日から平成 28 年3月 31 日まで 第4条 遵守事項 本業務の実施に当たっては、安全を最優先とした業務遂行を行うほか、特に次の各号に掲げ る事項を遵守するものとする。 (1) 関係法令および条例の遵守 1 乙は、本業務の実施に当たっては、関連する関係諸法令および条例等を遵守しなければ ならない。 (2) 安全の確保 乙は、本業務の実施に当たっては、常に火災、盗難、その他事故の発生することのない よう十分注意すること。 (3) 守秘義務 乙は、本業務の実施過程で知り得た秘密を第3者に漏らしてはならない。 第5条 注意事項 本業務の実施に当たっては、特に各号に留意した業務遂行を行うものとする。 (1) 作業の実施中に乙の責めに帰すべき事由のために甲の建物、備品等を破損したときは、 ただちに甲の指定する者にその旨を通知し、その指示に従うこと。 (2) 清掃器具及び材料は、作業内容に最も適したものを用い、その使用前に必ず甲の指定 する者に申し出る事。 (3 ) 作業の実施のために移動した椅子その他の物品は、必ずもとの位置に戻しておくこと。 (4) 作業員は、甲の指定する者の承認を得た場合を除き、作業中に一定の作業服を着用し腕 章または胸章をつけること。 (5) 作業の実施日程については、甲の業務に支障のない範囲で、甲乙協議のうえ決定する。 第6条 業務の引継 乙は、本業務の契約期間が満了したとき、または契約が解除されたときは、速やかに委託 業務に関する一切の業務を、甲または甲が指定するものに委託業務に支障が生じないよう、 引き継がなければならない。 2 設備総合巡視点検業務仕様書 第1条 委託の目的 甲は、対象とする建築物を安全、衛生的でかつ快適に使用し、及び設備の効率的な運用に 資するため、その設備に係わる総合巡視点検業務を乙に委託し、乙はこれを受託し、誠実に 履行する。 第2条 点検対象 (1) 点検対象施設は別表-1の施設とする。 (2) 点検対象施設は、高圧受変電設備及び自家発電設備を除く電気設備、空調設備及び給 排水衛生設備等建物に係わる全ての設備とする。 なお、乙が受変電設備の点検を必要とする場合は、電気設備保安業務の点検者への通報 を、甲に依頼する。 第3条 業務の履行 (1) 点検技術者 点検対象設備の巡視点検保守業務に十分な知識と経験を有するものが従事する。 なお、点検技術者の資格、経験年数等を事前に、甲に届出て承認を得るものとする。 (2) 巡視点検等 巡視点検は原則として月間 l 回、甲の執務時間内に行う。又休館日に行う受変電設備の定 期点検に立ち会い、設備の運転停止の操作並びに負荷設備の清掃等関連する業務を行う。 なお、巡視点検予定日は実施の 1 箇月前までに、甲に連絡し承認を得る。 (3) 備品・消耗品等 点検業務の履行に当たって、乙の必要とする備品及び消耗品等は、電力、用水、燃料及び 設備機器に付属する予備備品、管理用消耗品等を除き、乙の負担とする。 第4条 協議 本仕様書並びに本仕様書に定めのない事項及び疑義については、甲乙が協議の上処理する。 第5条 点検 乙は点検に際し施設管理者よりの施設状況の聴取、前回点検以降に行われた修繕箇所等設備 の状況を把握して、巡視点検を実施する。 第6条 報告 乙は、巡視点検により発見した故障、修理必要箇所等の報告及び、措置に関する助言、意見 並びに電力・用水・ガス・油等の使用量のほか、点検等に関する記録の分析・検討を行い、そ の結果を、甲の定める様式の巡視点検報告書により報告する。 3 第7条 巡視点検の実施 (1) 巡視の実施に当たっては、電気事業法、労働安全衛生法、消防法等関係法令(本市規 則、規程を含む)を遵守して安全、適正に行う。 (2) 業務の実施方法は、原則として設備機器の通常の使用状態を視覚、聴覚、臭覚及び触 覚等五感により点検する。 (3 ) 業務の範囲は、携帯する計器、工具等を用い、異音、異臭、汚損、過熱、変色、腐食、 発錆、損傷、緩み、漏れ、亀裂、脱落等異常の有無、計器等による点検及び測定、並び に設備等の性能文は機能を維持するための消耗品、予備品の取り替え、注油、汚損の除 去及び調整等の軽微な作業並びに機械室等の整理整頓、不点灯の交換及び清掃を行う。 (4) その他の点検 乙は、巡視点検業務に必要とする図面、図書、機器台帳、工具及び管理用消耗品等の保管 状況を確認するとともに、整備補充について助言を行う。 第8条 障害物等の措置 乙は、設備の運転、操作及び使用上の障害となるものの有無を点検し、適切な措置を行う とともに、注意標識等の汚損、損傷等がなく、適切に取り付けられていることを確認する。 第9条 応急措置 乙は、設備機器等に故障、異常を発見し、応急措置の必要があるときは、その波及被害を 防止するための措置を行う。送電の停止、又は機器の運転を停止する必要がある場合は、直 ちに施設管理者に通報するものとする。 第 10 条 非常要請 故障等設備の異常について、甲から連絡を受けた場合は、乙は速やかに技術者を派遣 し適切な処理を行う。 4 運転監視業務仕様書 第1条 共通事項 (1) 委託の目的 甲は、対象とする建築物を安全、衛生的かつ快適に使用し、及び設備の効率的な運用に資 するため、その設備に係る運転監視業務(以下「管理業務」という。)を乙に委託し、乙は これを受託し、誠実に履行する。 (2) 管理対象設備 管理対象設備の種類及び数量は、別表—1「管理対象設備表」による。 (3) 備品・消耗品等 管理業務は、次の区分とする。 ア、一般管理業務(業務内容は2に定める) イ、運転監視業務及び巡視点検保守業務(業務内容は3に定める) ウ、特別業務(施設の属性により特別業務を有する場合業務内容は4に定める) (4) 管理業務の履行 ア、必要技術資格者 管理対象の設備及び機器取扱に資格が法定されている場合は、当該法令の定める資格 を有する技術者が従事するほか、運転監視及び巡視点検保守業務に十分な知識と経験を 有するものが従事する。 なお、作業責任者等の標準技術資格は、別表-1の6による。 イ、協議及び調整等 乙は、業務に必要な協議、調整、連絡及び報告等を次の職員と行う。 (ア)庁舎等の管理に関する事項は庁舎等管混担当職員 (イ)技術的事項に関しては委託業者職員。ただし、第6ブロック施設については、所管局 の担当技術職員 ウ、業務体制及び管理業務実施時間 業務体制及び管理業務実施時間は、原則として次による。ただし、甲の業務により臨時 の休日業務及び業務時間等を変更する場合は、甲の指示による。 (ア)業務体制 ① 平日 平日とは、休日以外の日で通常業務を行う日をいう。 ② 休日 1 2 月 29 日から1月3日で、通常業務を行わない日をいう。 ③通常業務 運転監視・保守・故障対応の業務をいう。 (イ)管理業務実施時間 管理業務実施時間は、午前8時 00 分から午後5時 00 分とする。 (ウ)休館日であっても、工事の立会い等、必要な場合は管理業務を実施する。 (5) 什器、備品、及び管理業務用消耗品等 管理業務の履行に当たって乙の必要とする什器、備品及び消耗品等は、甲が提供する次の ものを除き、乙が負担する。 5 ア、管理業務のために貸与する机、椅子、書庫、ロッカー及び常時使用する工具類 イ、管理業務のための潤滑油、用水、電気、ガス、ウエス等消耗品、小修繕の材料、設備機 器の保守用部品及び管理月報用紙 (6) 管理用記録書類の作成及び保管 乙は、管理用記録書類の作成し、別に定める基準により保管する。 なお、様式は施設の実情に合わせて乙が作成し、甲の承認を得る。 第2条 一般管理業務 一般管理業務は、次のとおりとする。 (1) 計画立案業務 乙は、管理業務を計画的に実施するため、次の計画書を作成し、甲に提出する。 ア、運転監視業務計画書 イ、日常巡視点検業務計画書 ウ、年間及び月間の点検・測定・整備作業計画書 (2) 報告・連絡業務 乙は、管理業務の実施に当たっては、甲に対し、次の報告又は連絡を行う。 ア、運転監視及び巡視点検等により発見した故障、修理必要箇所の報告及び意見具申 イ、管理報告書の提出 ウ、事故の発生及び非常時における緊急速絡 (3) 記録の分析業務 乙は、電力・用水・ガス・油等の使用量のほか、運転・点検等に関する記録の分析・検討 を行い、その結果を甲に報告する。 (4) 立会業務 ア、乙は原則として、官公庁の行う立ち入り検査に立ち会うものとする。 イ、乙は原則として。甲が別途契約により実施する設備点検、保守に関する業務について立 ち会うものとする。 (5) その他の管理業務 ア、関係図面・図書類の整備保管 イ、各設備機器及びその台帳の整備 ウ、工具、機器及びその台帳の管理 工、消耗品及び予備品の在庫管理 オ、事故の発生及び非常時の応急措置 第3条 運転監視及び巡視点検保守業務 運転監視及び巡視・点検保守業務は次の通りとする。 (1) 運転監視・巡視点検保守業務の実施 ア、業務の実施に当たっては、電気事業法、労働安全衛生法、消防法等関係法令(本市規則、 規程を含む。 )を遵守するとともに、運転に係る取扱いが法定されている場合は当該法令の 定めによるほか、建物の用途、設備の安定的・効率的な運転、経済性及び緊急時の迅速な 対応等を考慮して「2(1)ア、イ、ウ」を作成し、各整備を安全、適切に行う。 6 イ、業務の実施方法は、通常の使用状態で視覚・聴覚・臭覚及び触覚等五感による点検を原 則とする。 ウ、業務の範囲は常備する計器、工具等を用い、異音、異臭、汚損、過熱、変色、腐食、発 錆、損傷、緩み、漏れ、亀裂、脱落等異常の有無、計器指示等による巡視点検及び絶縁抵 抗測定、不点灯の交換並びに電気室、機械室等の整理整頓および清掃を行う業務とする。 (2) 運転監視・巡視点検保守業務の内容 業務の内容は、次のとおりとし、その細目は別表2「運転監視・巡視点検保守基準」 (該 当機器・設備に限る。)によるものとする。 ア、運転・監視業務 業務計画に基づき設備機器を稼働させ、その状況の監視及び制御を行う。 イ、点検業務 点検基準に基づき、設備等の機能及び劣化の状態を個々に調べる。機能に異常がある場 合又は劣化がある場合は、必要に応じた措置を判断することを含む。 ウ、保守業務 設備等の必要とする性能又は機能を維持する目的で、消耗品又は部品の取替え、注油、 薬剤の補充、汚損の除去、設備の及び機器の定期的清掃、調整の軽微な作業を行う。 工、補修業務 運転・監視業務、点検業務で判明しない事故、故障の原因調査及び担当職員の指示する 調査、修繕及び部品交換を行う。 (3) 運転監視・巡視点検保守記録 業務における運転・測定・計測・点検及び実施状況は、各種運転日誌等及び各種点検記録 表等に記録する。 (4) 障害等の排除 乙は、設備の運転、操作及び使用上の障害となるものの有無を点検し、注意標識等の汚損、 損傷等が無く、適正に取り付けられていることを確認する。 (5) 応急措置 乙は、設備機器等に故障、異常を発見した場合は、必要により応急処置を行い、その波及 被害を防止する。電源の停止又は機器の運転の停止を必要とする場合は、直ちに施設管理者 に通報するとともに、自家用電気工作物に係る機器、設備については電気主任技術者に通報 するものとする。 第4条 特別業務[■印の項目のみ対象とする。 ] □(1)電気主任技術者業務 ア、乙は常駐する電気主任技術者を選任し、甲が所轄官庁に届けをするものとする。 イ、電気主任技術者の業務は電気工作物の維持及び運用に関する保安監督とする。 ウ、電気主任技術者が行う職務の保安上重要な措置については、甲に協議、連絡、報告 及び調整を行うものとする。 工、設備の改修、修繕その他の管理物件の保安上重要な措置については、甲が決定する ものとする。 オ、電気主任技術者の業務についてこの仕様書に定めのない事項及び疑義については、 7 甲乙が協議する。 ■(2)環境衛生管理技術者業務 ア、乙は建築物環境衛生管理技術者を選任し、甲が所轄保健所に届出をするものとする。 イ、建築物環境衛生管理技術者の業務は、管理対象特定建築物の維持管理が環境衛生上 適正に行われるよう臨督することとする。 ウ、建築物環境衛生管理技術者の業務について、この仕様書に定めのない事項及び疑義 については、甲乙が協議する。 □(3) 危険物取扱者業務 ア、乙は危険物取扱者を選任し、甲が所轄官庁に届出をするものとする。 イ、危険物取扱者の業務は、危険物取扱作業及び危険物取扱作業の立ち会い監督とする。 ウ、危険物取扱者の業務について、この仕様書に定めのない事項及び疑義については、 甲乙が協議する。 ■(4) 室内環境測定業務 ア、空気環境測定は、建築物における衛生環境の確保に関する法律(以下「ビル管法」と いう。 )施行規則第 26 条第2項に定めるものが行う。 イ、測定結果は速やかに施設管理者に報告する。測定の結果が管理基準に適合していない 場合は、その原因を推定し施設管理者に報告する。 ウ、測定周期は、2か月ごとに 1 回測定する。 工、測定方法等は、ビル管法施行規則第3条による。 オ、測定点数は、次により算出する。 力、比較のための外気を測定する。 延床面積 1 測定点当たりの床面積 3,000 未満 300 3,000 以上 5,000 未満 400 5, 000 以上 10,000 未満 500 10,000 以上 20,000 未満 800 20,000 以上 30,000 未満 1,000 30,000 以上 2,000 キ、室内環境測定業務について、この仕様書に定めのない事項及び疑義については、甲乙 が協議する。 第5条 特記仕様 第6ブロック施設(設備管理を建築局企画管理課で行っているもの)については、電気設備 定期点検において分電盤等の主幹開閉器以降の絶縁抵抗測定及び点検、清掃並びに非常灯等の 点灯状況を確認する。 8 検査一覧 1. 各種検査、特殊清掃の実施 業務の内容 仕様 受水槽清掃 年1回 雑排水槽清掃 3.96 ㎡ 1基 年2回 12 項目 1検体 水質検査 5項目 1検体 10 項目 2検体 簡易専用水道検査 年1回 グリストラップ清掃 0.33 ㎡ 1基 隔月(年6回) 冷却塔レオジオネラ属菌水質検査2基 年2回 (野毛山荘、急な坂スタジオ) 消防水槽、膨張水槽点検 年1回 クーリングタワー清掃 2基 5~10 月 2回/月 外調機フィルター清掃 2基 月1回 ファンコイル、パッケージフィルター清掃 年12回 2 空気環境測定業務 業務の内容 野毛山荘 仕様 6ヶ所 年6回実施 急な坂スタジオ 6ヶ所 年6回実施 9 設備機器の巡視点検概要 * 冷温水発生機、ボイラー(毎月) 温度、圧力の点検記録、配管の腐食、保温材の傷み確認、運転音の異常監視 * 冷温水ポンプ(毎日) グランドパッキンの水滴落下調整、グランドパッキン詰め替え交換(年1回) 圧力計の数値点検、運転音の確認、運転時の電流値確認 * 外調機(毎日) ダンパー開度、冷温水温度の点検磯認、加湿器の運転状況、運転音、圧力の点検、三方弁の 開度調整 ☆プレフィルターの交換、清掃( 34 枚)(月 1 回) 外調機内 送、排風機のベルト、ベアリング、モーター等の点検、加湿機フィルター、機 械内部点検清掃 * 機械室、送、排風機ベルト、シャフトのガタ点検、電流値測定 * 配電盤ポンプ及びファン電流値測定(週1回) * 貯湯槽、温度、圧力、逃がし弁の遅れ等点検記録、給湯2次ポンプの運転確認 * 給水加圧ポンプ機器点検圧力測定 * DPD 法に依る残留塩素測定(週1回) 測定場所、野毛3階給湯室、急な坂スタジオ事務所、及び原水、受水槽内の目視点検 * クーリングタワー * 水槽内水抜き洗浄(月2回) 、ファンベルト点検、配管ストレーナー分解清掃、薬注装置ポ ンプ及び薬品濃度測定、機器作動確認点検記録、薬注タンクに薬品補充(クリサワーマルチN P) * 室内エアコンフィルター交換清掃 パッケージ型 野毛 5台 急な坂スタジオ 2台 ファンコイル 野毛、フィルター 53 枚 急な坂スタジオ 56 枚 全熱交換機 急な坂スタジオ 2台 野毛、4台 * 電球交換、全館の照明器具(外灯も含む) * 給湯室、洗面台、シャワー室等のカラン止水パッキン交換 * 水洗トイレの便器の詰り直し 10 急な坂スタジオ清掃委託仕様書 1. 清掃区分および実施時間 清掃区分 実施日 時間 104 日 8~12 時 オフィス(水廻り) 、ロビー、カフェテリア(水 日常 廻り含む) 、廊下、和室など共用部分、トイレ、 外廻り、玄関ガラス等 清掃区分の明細は別紙の通りとする。また、この明細書は作業の大要であり、軽微な部分、 または本文に記載なき事項であっても委託者(以下甲という)は美観上、または建築物管理上、 必要と認めた場合は、受託者(以下乙という)はすみやかに契約金額の範囲内で作業を実施し なければならない。 2. 清掃方法 (1) 共通事項 ・作業実施にあたっては、常に火災、盗難その他事故の発生予防に充分注意すること。 ・作業の実施中に建物備品等を毅損したときは、直ちに甲の指定する者にその旨を連 絡して、その指示に従い復旧しなければならない。 ・作業は静粛を、又清掃用水等を壁又は通行人等に飛散することのないように注意を 払うこと。 ・作業の実施により移動した物品は必ず元の位置に戻しておくこと。 ・部屋の鍵を使用するときは甲の指定する者の承認を得て使用し、その問責任者が責 任を持って保管するとともに、使用後は直ちに返戻すること。 ・作業従事者は、作業中乙の使用者であることが確認できる作業衣および甲の指定し た名札を常に用いなければならない。 ・作業従事者は、作業中又はその他で知り得た秘密を在職中は元より、退職後も他人 に漏らしてはならない。 ・作業従事者は甲の指定する場所を控室として使用し、他の場所を使用しではならな い。また、部屋の管理については、甲の指定する者の指示に従い、乙が維持管理に十 分留意すること。 (2)日常清掃 ①床清掃 ・各階便所、各階湯沸室、玄関、風除室の床は自在第であらゴミを掃いた後にモッ プできれいに拭き上げる。 ・カーペット等の清掃については電気掃除機を使用して塵、ゴミを丁寧かつきれい に吸引除去すること。 ②便所の清掃 11 ■衛生陶器および便座、手すり ・衛生陶器は汚れに応じて特殊洗剤で汚れを除去し、水洗いの後、雑巾で拭くこと。 必要時にはトイレブラシ等を用いて清帰すること。 ・便座および手すりは清潔な雑巾で雑巾掛けをする。なお、必要に応じてオスパン などの消毒薬を希釈した水に浸したのち、絞った雑巾を使うことが望ましい。 ■便所の床及び洗面台 ・床は掃除機または箒を使用して塵を取った後、モップで拭くこと。 ・洗面台は汚れに応じて洗剤とナイロンタワシなどを用いて洗い、雑巾で拭くこと。 ・鏡は汚れに応じて水拭きもしくは薬品拭きをし、柔らかい乾いた布で乾拭き仕上 げをすること。 ■便所の壁 ・中性洗剤により汚れを落とし、水拭きすること。 ③その他の清掃項目 ■灰皿処理清掃および茶殻の処理 ・火気に注意して吸殻を所定の場所に処理し、器具は水洗い又は水拭きの上、乾 いた雑巾でよく水分を拭き取ること。また、茶殻は水切りを十分に行い、所定の 場所に処理すること。 ■階段手すり拭き清掃 ・乾いた雑巾又は水をよく絞った雑巾で丁寧に拭くこと。 ■トイレットペーパーなど消耗品の補充 ・トイレットペーパー、水石鹸、防臭剤等を便所に備え付けの各ホルダー、容器 に補充し、常時使用できるようにしておくこと。 ■裏階段の清掃 ・非常用裏階段はくもの巣の取り払い、階段等を等で清掃すること。 ■建物の周辺等 ・建物周辺並びに駐車場は 1 日 1 回巡回清掃し、外溝等は適宜清掃すること。 12 空調機保守業務仕様書 注)甲:委託者(急な坂スタジオ運営団体) 1 乙:保守業者受託事業者 共通事項 (1) 一般事項 ア 目的 この保守業務仕様書は、吸収式冷温水機等の点検及び保守等の各業務に関する仕様を 定め、当該業務を合理的かつ効率的に執行することを目的とします。 イ 用語 本仕様書に記載する用語の定義を以下のとおり定めます。 (ア) 冷暖切替とは、吸収冷温水機の冷房から暖房または暖房から冷房に性能・機能を 切替ることをいいます。 (イ) 点検整備とは、吸収式冷温水機の必要とする性能を維持する目的で行う消耗部品 または材料の取り替え、真空排気、注油、汚れホコリの除去、部品の調整などの作業 をいいます。 (ウ) 清掃とは、冷却塔の下部水槽の清掃をいいます。 (エ) 修理とは、吸収式冷温水機の劣化した部分または低下した性能もしくは機能を、 現状あるいは実用上支障のない状態まで回復させることをいいます。 (オ) 交換とは、部品、油脂を取り替えることをいいます。 (カ) 調整とは、機器の状態を指定された性能、仕様等に適合するように整えることを いいます。 (キ) 劣化とは、吸収式冷温水機が、当初の性能・機能の状態から低減していくことを いいます。 ウ 甲、乙の負担の範囲 (ア) 業務の実施に必要な電気・ガス・水道等の光熱水料は、甲の負担とします。 (イ) 点検整備に必要な工具、計測機器等の機材は、設備機器に付属して設置されてい るものを除き乙の負担とします。 (ウ) 保守業務に必要な消耗品または材料、油脂等は乙の負担とします。 エ 危険防止の処置 業務の実施にあたっては、常に整理整頓を行い事故の防止に努めますが、乙が保守業 務の実施にあたり現状のままでは危険と判断した場所については、必要な安全処置を甲 の負担において講じるものとします。 (2) 資料等の整理及び保管 ア 関係資料等の整理 点検整備等のチヱツクシート類の関連資料の整理保管は乙が行うものとします。 イ 予備品等の管理 支給された消耗品及び予備品の在庫管理は乙が行うものとします。 13 2 点検及び保守 (1) 一般事項 ア 保守業務を行なう吸収式冷温水機とは、矢崎総業株式会社が販売した吸収式冷温水機 「アロエースース」をいいます。 イ 保守業務を行なう冷却塔は,アロエースに使用する冷却塔をいいます。 ウ 保守業務または修理に必要な部品及び材料はメーカ一指定品を使用することを原則と します。 エ 保守業務に必要な消耗部品及び材料は、Oリング・真空グリス・ランプ・ヒューズその 他これらに類するものとします。 (2) 点検整備及び保守 ア 点検整備は(2) イ・ウに定める周期により適正に行い、必要に応じ保守その他の処置を 講じるものとします。 イ 冷暖切替・点検整備周期は、年3回(冷房前、冷房中、暖房前)とします。 ウ 本契約における対象機器に該当するものについての整備・調整・故障修理対応の作業は、 契約の適用範囲とします。 3 対象機器一覧 機 器 名 型 式 台 数 備 考 冷温水発生機 CH-V80 1基 ガス焚き 給湯機付き冷温水発生機 CHW-V1508 1基 ガス焚き 冷却塔 CT-100KLS 1基 4 No. 保守業務一覧 作 業 内 容 回 数 作 業 予 定 月 1 冷房前切替点検整備(給湯機器含む) 1回 3~4月 2 冷房中間点検(給湯機器含む) 1回 8月 3 暖房前切替点検整備(給湯機器含む) 1回 11~12 月 4 5 *冷却塔清掃点検、水張り・水抜き作業含む 6 14