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新光マーケット・フォーカス

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新光マーケット・フォーカス
新光マーケット・フォーカス
2016年9月
新光マーケット・フォーカス
■ マーケット・オーバービュー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
国内株式
国内債券
▶ Chapter 1
世界経済動向
1-1 トピックス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本の金融政策
米国の金融政策
世界的な金利低下
米国の大統領選挙
英国のEU離脱問題
世界の設備投資動向
中国の鈍化と資源価格低迷の影響
1-2 世界経済の概況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
11
主要国・地域の成長率見通し
主要国・地域の政策金利
各国の財政政策
グローバル化の停滞
原油動向
1-3 各国経済動向
日本
米国
中国
インド
メキシコ
トルコ
1-4 市場動向
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ユーロ圏
オーストラリア
東南アジア
ブラジル
17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
米国株式
J-REIT
米国REIT
ハイイールド債券
外国為替
▶ Chapter 2
ハウスビュー
2-1 ハウスビュー
40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株式市場
REIT市場
債券市場
外国為替市場
商品市場 その他
52
▶ Chapter 3
付属資料
3-1 チャート集
○当資料は、内外の政治・経済情勢および市場環境などの情報提供を行うことを目的に新光投信が作成したものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。○当資料は法令に基づく
開示書類ではありません。○新光投信が運用するファンドにおける投資判断は、当資料に記載されている内容に基づくものであるとは限りません。○当資料は、信頼できると考えられるデータ
などに基づいて作成していますが、その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。また、記載内容は当資料の作成日現在のものであり、予告なく変更する場合があります。○投
資に関する決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いいたします。当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。○投資信託は、元本の保証
はありません。○投資信託の設定・運用は投資信託委託会社が行います。
1
マーケット・オーバービュー
株
式
騰落率(%、債券は変化幅)
3年
1ヵ月
3ヵ月
1年
日経平均
16,887
+ 1.92
▲2.02
▲10.60
+ 26.13
日経ジャスダック
平均
2,467
▲0.08
▲3.21
▲4.46
+ 41.28
NYダウ
18,400
▲0.17
+ 3.45
+ 11.33
ナスダック
総合
5,213
+ 0.99
+ 5.36
ドイツ
DAX
10,592
+ 2.47
上海総合
3,085
ブラジル
ボベスパ
8月
末値
騰落率(%、債券は変化幅)
1年
3年
1ヵ月
3ヵ月
東証
REIT指数
1,823
▲2.45
▲3.81
+ 11.57
+ 40.31
米国
REIT指数
16,701
▲3.47
+ 7.22
+ 25.37
+ 54.96
+ 24.24
米ドル
103.43
+ 1.34
▲6.59
▲14.68
+ 5.36
+ 9.14
+ 45.22
ユーロ
115.40
+ 1.17
▲6.37
▲15.08
▲11.09
+ 3.22
+ 3.25
+ 30.72
豪ドル
77.76
+ 0.30
▲2.91
▲9.83
▲11.01
+ 3.56
+ 5.79
▲3.76 + 47.04
ブラジル
レアル
32.04
+ 2.03
+ 4.50
▲4.22
▲22.17
57,901
+ 1.03
+ 19.45
+ 24.18
+ 15.78
インド
ルピー
1.54
+ 1.38
▲6.20
▲15.35
+ 4.11
インド
SENSEX
28,452
+ 1.43
+ 6.69
+ 8.25
+ 52.81
メキシコ
ペソ
5.51
+ 1.17
▲8.17
▲23.92
▲24.95
日本
10年
-0.06%
+ 0.13
+ 0.04
▲0.44
▲0.78
トルコ
リラ
34.96
+ 2.74
▲6.85
▲15.90
▲27.41
米国
10年
1.58%
+ 0.13
▲0.27
▲0.64
▲1.20
CRB指数
180.2
▲0.45
▲3.19
▲10.83
▲38.11
ドイツ
10年
-0.07%
+ 0.05
▲0.20
▲0.86
▲1.92
WTI原油先物
(NYMEX、期近)
44.7
+ 7.45
▲8.96
▲9.15
▲58.48
オーストラリア
10年
1.82%
▲0.05
▲0.48
▲0.84
▲2.07
金先物
(COMEX、期近)
1,308
▲3.05
+ 7.66
+ 15.54
▲6.30
R
E
I
T
為
替
(
対
円
)
国
債
利
回
り
8月
末値
商
品
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成(米国REITはFTSE NAREIT All Equity REITs インデックスのデータを使用)。
(注)株式およびREITの前月末値は小数点以下切り捨てで表示。8月末値は2016年8月31日時点の値を使用
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
2
1
世界経済動向
▶ Chapter
3
トピックス – 日本の金融政策
9月会合での政策の総括的な検証が注目される
黒田総裁就任後の日本銀行による金融緩和
(%)
預金取扱機関の資産に占める国債の割合
25
2013年4月
■ 「量的・質的金融緩和」の導入
・ 「量」:金融市場調節の操作目標を無担保コールレートから
マネタリーベース増加額に変更(年間約60~70兆円)
・ 「質」:長期国債、ETF、J-REITの買入れ拡大
■ 「量的・質的金融緩和」の拡大
2014年10月 ・ 「量」:マネタリーベース増加額の拡大(年間約80兆円)
・ 「質」:長期国債、ETF、J-REITの買入れ拡大
2016年1月
■ 「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入
・ 「金利」:日本銀行当座預金の一部にマイナス金利(▲0.1%)
20
見通し
15
10
5
0
■ 金融緩和の強化
2016年7月
・ 「質」:ETFの買入れ拡大
・ 外貨資金調達環境の安定のための措置
出所:日本銀行の発表資料を基に新光投信作成
98
00
02
04
06
08
10
12
14
16
18
(年)
期間:1998年1-3月期~2016年1-3月期(四半期)
出所:日本銀行のデータを基に新光投信作成
(注)見通しは2015年1-3月期~2016年1-3月期にかけての減少ペースで延長
(注)IMFはレポ取引やデリバティブ取引に係る担保等で預金取扱機関が必要な
(注)国債は資産の約5%程度との見解
◆ 2016年7月の金融政策決定会合では、①ETF買入れペースを年間約6兆円へほぼ倍増、②企業・金融機関の外貨資金調達環
境の安定に向けた措置(成長支援資金供給の米ドル供給枠の倍増等)――からなる金融緩和の強化措置が決定された。ただ
し、市場の一部で予想されたマイナス金利幅の拡大や国債買入れの増額は見送られた。
◆ 日本銀行は、現行の「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を必要に応じて強化していく姿勢を示している。しかし、マイナス
金利については、金融機関の収益悪化等の副作用が懸念され、国債買入れについては、民間金融機関の担保需要を考慮す
れば、2018年までに限界に達する恐れがある。そのため、一段の緩和拡大は困難との見方が広がっている。
◆ 日本銀行は、次回会合(9月20~21日開催)においてこれまで実施された政策の効果について総括的な検証を行うことを明ら
かにしている。今後の政策内容とあわせて政策の持続可能性に関する見解が明らかにされるか注目される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
4
トピックス - 米国の金融政策
年内に利上げが実施される可能性が高いと思われる
金融政策を巡る動向
(%)
FF※先物が織り込む年内の利上げの確率
15年
100
12月
▶ FF金利の誘導目標レン ジ を0 .2 5 %引き上げ 0 .2 5 ~0 .5 0 %に
→経済状況はFF金利の緩やかな引き上げしか正当化しない
▶ 中国経済の先行き懸念や原油価格下落から世界的な株安再燃
1月
▶ FO MC声明で、世界経済や金融情勢を注視す る と表明
16年
3月
5月
▶ 金融政策の現状維持を決定
→ 2016年の利上げ見通しは年1%程度から年0.5%程度へ引き下げ
▶ 4 月FO MC議事要旨、6 月利上げ の可能性を示唆
▶ イエレンFRB議長、数ヵ月のうちに利上げを実施することが適切
▶ 5月の雇用者数の伸びが大幅に減少
6月 ▶ 金融政策の現状維持を決定、雇用の伸び 鈍化を指摘
▶ 英国の国民投票でEU離脱支持が過半数に
8月
▶ 7月の雇用統計、2ヵ月連続で雇用者数が大幅に増加
▶ FRB高官による利上げに前向きな発言が相次ぐ
2016年9月2日時点
出所:各種資料を基に新光投信作成
90
FOMC議事要旨
6月利上げの可能性を示唆
80
フィッシャーFRB副議長の発言
70
60
50
40
5月雇用統計
雇用増の鈍化
30
20
英国国民投票
10
0
16/4
16/5
16/6
16/7
期間:2016年4月1日~2016年9月2日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※フェデラル・ファンド
16/8
16/9
(年/月)
◆ FRB(米連邦準備制度理事会)は2015年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを開始し、その後の利上げに関して
はデータに基づく経済見通し次第とした。しかし、年初からの金融市場の混乱に加え、米国経済成長ペースの鈍化や英国のEU
離脱問題などを受け、2016年は利上げが先送りされている。
◆ 8月26日のイエレンFRB議長の「政策金利引き上げの論拠はこの数ヵ月で強まったと考えられる」との発言を受け、フィッシャー
FRB副議長が、同発言は9月利上げの可能性を残しているとの見解を示すなど、8月中旬以降にFRB高官から利上げに前向き
な発言が相次いでいる。また、過去数ヵ月に労働市場が改善傾向を示していることに加え、年末にかけて原油価格下落の影
響が一巡するとみられることなどからインフレ率の上昇も見込まれ、年内に利上げが実施される可能性が高いと思われる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
5
トピックス - 世界的な金利低下
低金利環境は当面継続するとみられる
マイナス化が進む国債利回り
スイス
日本
ドイツ
オラ ンダ
フ ィンラ ンド
オー スト リア
デ ンマー ク
スウェー デ ン
ベルギ ー
フ ラ ンス
スロバキ ア
ア イルラ ンド
チェコ
スペイン
イタリア
英国
カナダ
米国
シ ンガポー ル
オー スト ラ リア
1年
-0.87
-0.25
-0.63
-0.61
-0.59
-0.55
-0.62
-0.71
-0.60
-0.59
-0.18
-0.41
-0.32
-0.16
-0.18
0.12
0.56
0.65
0.76
1.51
2年
-0.87
-0.22
-0.63
-0.61
-0.58
-0.54
-0.60
-0.68
-0.59
-0.57
-0.23
-0.40
-0.24
-0.10
-0.08
0.12
0.56
0.83
0.88
1.42
3年
-0.86
-0.20
-0.63
-0.58
-0.54
-0.52
-0.44
-0.63
-0.55
-0.54
-0.27
-0.36
-0.20
-0.02
0.03
0.14
0.59
0.98
1.06
1.37
4年
-0.82
-0.20
-0.60
-0.54
-0.50
-0.49
-0.40
-0.54
-0.50
-0.49
-0.27
-0.29
-0.16
0.08
0.16
0.18
0.63
1.11
1.23
1.52
5年
-0.77
-0.19
-0.55
-0.48
-0.43
-0.43
-0.35
-0.44
-0.43
-0.41
-0.21
-0.19
-0.09
0.22
0.31
0.23
0.66
1.23
1.37
1.55
7年
-0.64
-0.17
-0.40
-0.31
-0.23
-0.25
-0.20
-0.23
-0.23
-0.20
-0.06
0.07
0.04
0.56
0.67
0.38
0.79
1.43
1.61
1.70
8年
-0.58
-0.15
-0.32
-0.20
-0.12
-0.15
-0.11
-0.12
-0.12
-0.08
0.05
0.21
0.12
0.75
0.86
0.47
0.88
1.51
1.70
1.76
9年
-0.51
-0.11
-0.24
-0.10
-0.02
-0.04
-0.01
-0.02
0.00
0.04
0.17
0.34
0.21
0.92
1.02
0.56
0.99
1.57
1.78
1.81
10年
-0.46
-0.07
-0.17
-0.01
0.08
0.07
0.09
0.09
0.11
0.15
0.30
0.45
0.29
1.07
1.16
0.65
1.09
1.62
1.85
1.86
15年
-0.27
0.11
0.09
0.24
0.37
0.44
0.41
0.60
0.49
0.53
0.84
0.82
0.71
1.52
1.61
1.02
1.53
1.80
2.12
2.17
20年
-0.15
0.29
0.25
0.35
0.52
0.64
0.51
0.94
0.71
0.73
1.12
1.03
1.04
1.81
1.89
1.24
1.71
1.99
2.16
2.44
25年
-0.08
0.33
0.37
0.43
0.59
0.76
0.53
1.06
0.85
0.87
1.21
1.16
1.04
2.03
2.15
1.32
1.69
2.18
2.16
2.57
30年
-0.03
0.37
0.45
0.52
0.59
0.85
0.53
1.13
0.99
0.99
1.22
1.21
1.02
2.18
2.22
1.30
1.63
2.26
2.21
2.59
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成 (注)8月31日時点。国債利回りは指標国債の最終利回り。国名が網掛けのものはマイナス金利政策実施国
◆ リーマン・ショック以降、家計や企業が消費や設備投資を控えるようになった。需要不足による低成長は続いており、物が売れ
なくなったことと資金の借り手が減ったことで、インフレ率や金利はそれぞれ低水準に止まっている。
◆ 需要不足による低成長を脱却しようと、多くの先進国は緩和的な金融政策を続けているが、大きな改善はみられていない。資
金需要が低迷するなか、国債買入れの実施などで金利はさらに低下しており、日本や欧州では国債の利回りが一部マイナスと
なっている。インフレ率の改善は見込みづらく、こうした低金利環境は当面継続するとみられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
6
トピックス - 米国の大統領選挙
トランプ氏当選なら市場のリスク要因となる可能性も
2016年米国大統領選挙 候補者の主張
【 民主党】 ヒラリー・ クリントン氏
■ 中国など の通貨安誘導を批判
■ F R B の独立性を擁護
■ 最低賃金を15ドルに引き上げ
■ 金融規制の強化を主張
▶ ドット・フランク法の維持とグラス・スティーガル法の復活を支持
【 共和党】 ドナルド・ トランプ氏
経済
金融
為替
■ 中国の為替政策を批判
▶ 「中国は史上最も巧みな為替操作者」
■ F R B の活動に対し年1回の監査を実施
■ ドット ・フ ラ ンク 法(金融規制法)の廃止
▶ 一方でグラス・スティーガル法(銀証分離)復活を支持
■ TPPへの反対を政策綱領に明記せず
▶ しかし演説ではTPP反対を明言
■ ア ジ ア 太平洋地域の同盟関係を維持
▶ 日本との歴史的な関係を尊重
■ 中国には強硬な姿勢を示す
▶ 「不当廉売、国有企業への補助、米国企業の差別的扱いにより
米国の中間層に代償を払わせている」
外交
通商
■ TPPに強く反対、既存の貿易協定の再交渉を主張
▶ 「ばかげた協定」と評価
■ 既存の同盟関係への批判
▶ NATO(北大西洋条約機構)の機能不全を批判
■ 対移民・難民政策
▶ 過去に米国へのテロに関与した国からの移民を規制
▶ 「メキシコ国境に壁を設置」、「不法移民は強制送還」
■ 富裕層と大企業に公正な税負担を要求
■ 21世紀型インフ ラ 設備への投資、インフ ラ 投資銀行の設立
■ オバマケア の維持を主張
税制
財政
■ 法人税率を引き下げ
▶ 他の工業国かそれ以下に引き下げ
■ オバマケア の廃止を主張
出所:各種報道資料を基に新光投信作成
◆ 共和党はトランプ氏を、民主党はクリントン氏をそれぞれの党大会で大統領候補に指名した。共和党の政策綱領では、トランプ
氏が従来より主張していた、メキシコ国境での壁の建設や通商における保護主義的な意見が反映されている。
◆ 民主党の政策綱領では、指名獲得を争ったサンダース候補が主張していた最低賃金の引き上げなど、所得分配を重視する政
策がみられる。また、TPP(環太平洋経済連携協定)反対が明記されなかったものの、クリントン氏は反対を明言している。
◆ クリントン氏が選挙戦を優位に進めているとみられるが、トランプ氏が従来の安全保障や通商の枠組みに対する批判を継続し
ていることなどから、トランプ氏が当選した場合には市場のリスク要因となる可能性がある。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
7
トピックス - 英国のEU離脱問題
中長期的には世界経済へ下押し圧力をかけ続けると考えられる
VIX※と政治リスク
英国の新内閣の主要閣僚
60
1,200
VIX(左軸)
50
1,000
英国経済政策不透明感指数(右軸)
残 首相
メイ
前内務相
残 財務相
ハモンド
前外務相
40
800
離 外務相
ジ ョンソン
前ロンドン市長、離脱派筆頭
30
600
残 内務相
ラッド
前エネルギー相
20
400
離 EU離脱相(新設)
デービス
残 国防相
ファロン
留任
10
200
離 商務相
フォッ クス
貿易相(新設)兼任
0
残 司法相
トラス
前環境相
残 教育相
グリーニング 前国際開発相
0
11
12
13
14
15
16
(年)
期間:VIXは2011年1月3日~2016年8月26日(日次)
期間:英国経済政策不透明感指数は2011年1月~2016年8月(月次)
出所:ブルームバーグ、データストリームのデータを基に新光投信作成
※VIXとは、シカゴ・オプション取引所が発表するボラティリティ(変動性)
※インデックスのこと
出所:各種資料を基に新光投信作成
(注)左列の「残」「離」はそれぞれ国民投票時に残留を支持していたか、離脱を
(注)支持していたかを表す。網掛けのものはEUとの離脱交渉において重要な
(注)役割を担うと予想される閣僚
◆ 英国では6月23日にEUからの離脱を巡る国民投票が実施された。経済に対するマイナスの影響などよりも移民に対する問題
などを強く意識した国民が多かったとみられ、投票結果は離脱支持が残留支持を上回った。
◆ 投票結果を受け、一時的に金融市場は大きく動いたものの、その後はイングランド銀行の金融緩和などを受けておおむね安
定的に推移している。予想されていたよりも早く新しい内閣が成立したことなども市場に安心感を与えたとみられ、市場のボラ
ティリティ(変動性)は低水準に止まっており、短期的な影響は限定的との見方が広まっている。
◆ しかし、経済や政策に関する先行き不透明感は完全に落ち着いたとは言い難い。新内閣でEU離脱の交渉を担当する閣僚に
は国民投票において離脱を支持していた政治家が登用されており、EU側の主張とギャップが大きいことから、交渉は長期化す
ることが予想され、中長期的には世界経済へ下押し圧力をかけ続けると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
8
トピックス - 世界の設備投資動向
設備投資の伸び悩みで、世界経済は低水準の成長が継続すると予想される
実質設備投資の伸び率の推移
(前年比、%)
設備投資を抑制する主要な理由
12
政治的不透明性
新興国
10
税・事業コスト
先進国
8
44%
41%
規制
予測値
6
資金調達の問題
4
世界の需要不足
国内の需要不足
2
0
0
10
11
12
13
14
15
16
17
48%
30%
4 8%
15%
37%
4 8%
20
非常に重要
30%
3 3%
3 3%
22%
11%
4 8%
37%
19%
26%
3 0%
40
重要
60
80
あまり重要ではない
100
(%)
(年)
期間:2010年~2017年(年次、2016年以降はIMFの予測値)
出所:IMF「World Economic Outlook Database, 2016.4」「World Economic Outlook
出所: Update, 2016.7」、データストリームのデータを基に新光投信作成
出所:OECD「BIAC Business Climate Survey 2015」のデータを基に新光投信作成
◆ 2012年以降、世界的に設備投資の伸び悩みが続いている。産業構造の変化によって従来のような巨大なインフラ設備が軽量
化・効率化されたという側面もあるが、世界的な需要不足や将来の不透明感の高まりが大きな影響を与えているとみられる。
◆ リーマン・ショック以降のグローバル化の停滞を受け、外需主導の新興国で景気が減速し、設備投資を縮小する動きがみられ
た。なかでも中国が設備投資中心から消費中心の経済へと切り替えを図ったことなどが資源価格の下落を招いており、資源輸
出国の設備投資に下押し圧力をかけることとなった。
◆ 設備投資は新興国だけではなく、先進国も伸び悩みがみられる。OECD(経済協力開発機構)の調査によると、政治的不透明
性が設備投資を抑制する大きな要因になっており、この傾向は今後も続くとみられる。こうしたことから、当面世界経済は低水
準の成長が継続すると予想される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
9
トピックス – 中国経済の鈍化と資源価格低迷の影響
中国向け輸出比率や資源の輸出比率が高い国の経済成長が鈍化する恐れ
中国向け輸出、資源純輸出と各国経済成長の関係
(対名目GDP比、%)
6
5
南アフリカ
中
国
向
け
輸
出
4
インドネシア
3
インド
オーストラリア
カナダ
2
1
ブラジル
0
トルコ
メキシコ
-1
-10
-8
ロシア
-6
-4
-2
0
2
4
6
資源純輸出
8
10
12
14
16
18
20
(対名目GDP比、%)
出所:世界銀行、国際連合、データストリ ームのデータを基に新光投信作成
(注)円の大きさは経済規模、白抜きの円は2015年に成長が加速した国、 網掛けの円は2015年に成長が減速した国を表す。
(注)資源純輸出、中国向け輸出、名目GDPは2011年~2015年の平均値(インドネシアの資源純輸出は2011年~2014年の平均値)
◆ 中国では、過剰設備の問題が深刻化しつつあり、投資主導の経済から消費主導の経済への転換が進められている。投資需
要の伸び悩みは各国の対中輸出に影響を与えており、中国への輸出比率が高い国の成長鈍化が懸念されている。
◆ また、中国の構造改革は資源の需要を低下させ、価格に下押し圧力をかけてきた。高成長を見込んだ資源の供給が今後急
激に調整されるとは考えにくく、当面資源価格の低迷が続くと思われる。
◆ こうした環境変化によって、中国向け輸出比率や資源の輸出比率が高い国は設備投資の調整などを通じて経済成長が鈍化
する恐れがある。今後は各国がどこまで構造改革を進められるかに注目が集まる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
10
世界経済の概況 - 主要国・地域の成長率見通し
IMFは先進国・新興国ともに構造改革が必要不可欠であると指摘
世界のGDP成長率(実績と予想)
(前年比、%)
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2 0 1 6 ( 予測値)
2 0 1 7 ( 予測値)
全世界計
5 .7
3 .0 ▲ 0 .1
5 .4
4 .2
3 .5
3 .3
3 .4
3 .1
3 .1 ( ↓ 0 . 1 )
3 .4 ( ↓ 0 . 1 )
先進国
2 .8
0 .2 ▲ 3 .4
3 .1
1 .7
1 .2
1 .2
1 .9
1 .9
1 .8 ( ↓ 0 . 1 )
1 .8 ( ↓ 0 . 2 )
米国
日本
ユーロ圏
新興国
中国
インド
ブラジル
ロシア
ASEAN5 ※
1.8
2.2
3.1
▲ 0.3
▲ 1.0
0.5
▲ 2.8
▲ 5.5
▲ 4.5
2.5
4.7
2.1
1.6
▲ 0.5
1.6
2.2
1.7
▲ 0.9
1.5
1.4
▲ 0.3
2.4
0.0
0.9
2.4
0.5
1.7
2.2 ( ↓ 0 . 2 )
0.3 ( ↓ 0 . 2 )
1.6 ( ↑ 0 . 1 )
2.5 ( → 0 . 0 )
0.1 ( ↑ 0 . 2 )
1.4 ( ↓ 0 . 2 )
8 .6
5 .8
3 .0
7 .4
6 .3
5 .3
4 .9
4 .6
4 .0
4 .1 ( → 0 . 0 )
4 .6 ( → 0 . 0 )
14.2
9.8
6.1
8.5
6.2
9.6
3.9
5.1
5.2
5.4
9.2
8.5
▲ 0.1
▲ 7.8
2.4
10.6
10.3
7.5
4.5
6.9
9.5
6.6
3.9
4.3
4.7
7.7
5.6
1.9
3.5
6.2
7.7
6.6
3.0
1.3
5.1
7.3
7.2
0.1
0.7
4.6
6.9
7.6
▲ 3.8
▲ 3.7
4.8
6.6
7.4
▲ 3.3
▲ 1.2
4.8
( ↑ 0.1 )
( ↓ 0.1 )
( ↑ 0.5 )
( ↑ 0.6 )
( → 0.0 )
6.2
7.4
0.5
1.0
5.1
( → 0.0 )
( ↓ 0.1 )
( ↑ 0.5 )
( ↑ 0.2 )
( → 0.0 )
出所:IMF「World Economic Outlook Database, 2016.4」、「World Economic Outlook Update, 2016.7」、データストリームのデータを基に新光投信作成
※ASEAN5:インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム
(注)2016年以降の数値はIMFの予測値。( )内は前回2016年4月時点の見通しからの変化幅。インドのGDP成長率は会計年度(4月~翌年3月)ベース
◆ IMF(国際通貨基金)は2016年7月に世界経済見通しを改定した。英国のEU離脱の動きに伴う世界経済の先行き不透明感の増
大を受け、IMFは2016年と2017年の世界成長率見通しをそれぞれ+3.1%、+3.4%と4月時点の見通しからやや下方修正した。
◆ 先進国については英国のEU離脱の動きを受けた不確実性の強まりから、欧州を中心に企業景況感や消費者心理への悪影
響を懸念している。新興国については各国・地域でばらつきがあるものの、ロシアやブラジルを上方修正した。
◆ IMFは欧州の銀行システムの混乱や各国・地域内での政治的分裂、依然残る先進国の需給ギャップや物価の低迷などを世界
経済の下振れリスクとし、中期的な成長を達成するため、先進国・新興国ともに構造改革が必要不可欠であると指摘した。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
11
世界経済の概況 - 主要国・地域の政策金利
金融政策は各国・地域とも難しい局面に
(%)
主要国・地域の政策金利の推移(先進国)
主要国の政策金利の推移(新興国)
(%)
8
16
米国
ユーロ圏
日本
オーストラリア
7
6
5
14
12
10
4
8
3
6
2
4
1
2
中国
ブラジル
トルコ
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
07
08
09
インド
メキシコ
10
11
12
13
14
15
(年)
期間:2007年1月4日~2016年9月6日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)米国については2008年12月16日以降、誘導目標レンジの中央値を表記
(注)日本については2013年4月4日以降、操作目標を金利から資金供給量に変更
16
(年)
期間:2007年1月4日~2016年9月6日(日次)
ただし、メキシコは2008年1月18日~、トルコは2010年5月20日~
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
◆ 主要先進国・地域の政策金利はリーマン・ショック以降、歴史的な低水準が継続してきた。しかし、日本やユーロ圏では中央銀
行の資産買入れと政策金利の一部に対するマイナス金利適用の両面で金融緩和が行われているのに対し、米国では利上げ
が開始されるなど、金融政策の方向感には違いがみられるようになった。
◆ 米国の利上げ開始や中国の景気減速などを受けて新興国経済にも減速懸念が浮上するなか、インドなど一部の国は政策金
利の引き下げによって景気の下支えを図っている。一方で、通貨の下落や高インフレなどの方が問題となっている国もあり、メ
キシコなどは景気の下支えより通貨防衛などを優先し、政策金利の引き上げへと動いている。
◆ 米国での利上げ観測が高まるなか、海外からの資金に依存している新興国の経済は依然としてぜい弱な状態にある。資金流
出や景気減速を懸念する新興国、緩和政策を限界に近い水準まで強化している日本やユーロ圏、次の利上げのタイミングを
探る米国など、金融政策は各国・地域いずれも足もとで難しい局面にあると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
12
世界経済の概況 - 各国の財政政策
各国の財政政策の動向が注目される
米国の連邦財政収支の推移
ユーロ圏の基礎的財政収支の変化
(対名目GDP比、%)
(前年差、%)
2
1.0
見通し
0.8
0
△
財
政
縮
小
見通し
0.6
0.4
-2
0.2
-4
0.0
財
政
拡
大
▽
-0.2
-6
-8
-0.4
ユーロ圏
-0.6
ドイツ
-0.8
-10
10
11
12
13
14
15
16
期間:2010年度~2017年度(年次、2015年度以降はCBOの予測)
出所:CBO(米国議会予算局)のデータを基に新光投信作成
17
(年度)
13
14
15
16
17
期間:2013年度~2017年度(年次、2015年度以降は欧州委員会の予測)
出所:欧州委員会のデータを基に新光投信作成
(注)基礎的財政収支は景気循環調整済みのものを使用
(年度)
◆ 2016年2月にIMF(国際通貨基金)が主要国に対して財政出動を要請するレポートを発行したほか、5月のG7(主要7ヵ国)首脳
会議でも財政政策の重要性について議論がなされた。この背景にはこれまでの過度な金融緩和が通貨安競争を招いたという
批判や、物価や景気の回復が緩慢なことによる金融政策限界説の台頭などがある。
◆ こうしたなかで、各国の財政支出は拡大方向へと動きつつある。米国ではインフラの老朽化などに伴い、金融危機以降、縮小
方向にあった財政は2016年にやや拡大する見通しである。また、欧州では周辺国のこれまでの緊縮が弱まりつつあるほか、ド
イツを中心に移民対策の政府支出などが計上され、景気を下支えすると予想される。
◆ 日本では、4月の2016年度本予算執行前倒し指示に続き8月に景気対策を発表し、秋には第2次補正予算の提出が見込まれ
るなど、政府が景気下支えに本腰を入れている。財政支出の拡大に前向きな姿勢を示す国は先進国以外にもあり、今後は各
国の予算がどのように使われ、どのような効果を生み出すのかが注目される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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13
世界経済の概況 – グローバル化の停滞①
今後の世界の経済成長は緩やかなものに止まると考えられる
非関税障壁※の設置数の推移
(前年比、%) 世界の経済と貿易量の成長率の推移
20
3,500
世界の経済成長率
予測値
15
10
2,500
5
2,000
0
1,500
-5
1,000
-10
新規
ネット
500
経済成長率
-15
撤廃
3,000
0
貿易量の伸び
-500
-20
00
02
04
06
08
10
12
14
16
期間:経済成長率は2000年~2017年(年次、2016年以降はIMFの予測値)
(年)
期間:貿易量の伸びは2000年1月~2016年6月(月次)
出所:IMF「World Economic Outlook Database, 2016.4」「World Economic Outlook
出所:Update, 2016.7」、オランダ経済分析局、データストリームのデータを基に
新光投信作成
00
02
04
06
08
10
12
14
期間:2000年~2015年(年次)
(年)
出所:WTO(世界貿易機関)のデータを基に新光投信作成
※非関税障壁には反ダンピング策、相殺措置、数量規制、セーフガード、動植物の
※検疫、技術的貿易障壁などが含まれる
◆ 2000年代に入り、グローバル化の進展と米国の旺盛な需要を受けて、各国は輸出主導で相対的に高い経済成長を遂げた。し
かし、リーマン・ショック以降、グローバル化の動きは停滞し、貿易量の伸びは鈍化している。
◆ また、政治的な側面においては反グローバル化の動きがみられる。2000年代後半から貿易規制や資本規制など非関税障壁
の設置数は増加し、各国で保護主義的な政策が採られるようになった。モノの移動のみならず、足もとでは英国のEU離脱を巡
る国民投票など、ヒトの移動にも制限を加えるような動きが強まりつつある。
◆ 政治・経済の両面でグローバル化の動きは停滞しており、この傾向は当面継続する可能性が高いとみられる。こうした環境を
反映し、今後の世界の経済成長は緩やかなものに止まると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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世界経済の概況 – グローバル化の停滞②
安全資産を選好する動きが一層強まる可能性がある
対内投資の推移
(対名目GDP比、%)
資本流入の推移
(対名目GDP比、%)
10
25
9
証券投資
8
直接投資
先進国
20
新興国
7
6
15
5
4
10
3
2
5
1
0
0
96
98
00
02
04
06
08
期間:1996年~2014年(年次)
出所:IMF、データストリームのデータを基に新光投信作成
(注)データはEUを除くG20加盟国の合計
10
12
14
(年)
96
98
00
02
04
06
08
期間:1996年~2014年(年次)
出所:IMF、データストリームのデータを基に新光投信作成
(注)データはEUを除くG20加盟国を先進国と新興国に分類
10
12
14
(年)
◆ 金融のグローバル化に伴って国際的な資本移動は拡大傾向で推移したが、リーマン・ショックによって巻き戻され、証券投資を
中心に縮小へと転じた。金融危機に対する反省などから金融規制は強化される方向にあり、G20(主要20ヵ国・地域)の資本流
入規模はリーマン・ショック前の水準を回復するには至っていない。
◆ 地域別にみると、リーマン・ショック以降は先進国の資本流入縮小が目立った一方、新興国は先進国の量的緩和政策などを受
けて比較的堅調に推移した。しかし、米国が利上げを開始したことなどから、新興国への資本流入にも下押し圧力がかかって
おり、海外資金への依存度が高い一部の新興国は格下げの可能性などが浮上している。
◆ こうした資本の動きの背景には、リーマン・ショック以降、収益性よりも安全性を重視する投資家が増えたことがあるとみられ、
高収益のリスク資産・新興国資産よりも先進国の安全な資産を選好する動きが一層強まる可能性がある。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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15
世界経済の概況 – 原油動向
原油価格は2016年末頃までおおむね横ばいの推移が予想される
(米ドル/バレル)
WTI原油先物価格の推移
(万バレル/日)
世界の原油・ガスの需給ギャップ(万バレル/日)
10,200
120
600
10,000
100
9,800
新興国の景気減速懸念
イランの経済制裁解除
80
60
40
シェールオイルの生産拡大
イラクやリビアの生産回復
20
見通し
需給ギャップ(右軸)
需要(左軸)
供給(左軸)
500
400
9,600
300
9,400
200
9,200
100
9,000
0
8,800
14/1
14/7
15/1
15/7
期間:2014年1月2日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16/1
16/7
(年/月)
需
要
-200 超
過
▽
(年)
-100
8,600
0
△
供
給
超
過
13
14
15
16
17
期間:2013年1-3月期~2017年10-12月期(四半期)
期間:2016年7-9月期以降は見通し
出所:IEA(国際エネルギー機関)のデータを基に新光投信作成
(注)供給見通しはOPECの増産幅を前年同期比2%と仮定して新光投信試算
◆ 原油価格はシェールオイルの生産拡大や新興国の景気減速懸念、イランの経済制裁解除などによる増産を背景に、2014年
後半から2016年初にかけて大きく下落した。しかし、その後はシェールオイルの減産が進んだことに加え、クウェートでのストラ
イキやカナダの森林火災など一時的な要因などから、WTI原油先物価格は2016年2月以降持ち直しの動きをみせた。
◆ 足もとでは9月に開催されるOPEC(石油輸出国機構)の非公式会合で、参加国が増産凍結に合意するのではないかとの見方
が強まっている。しかし、生産量が制裁前の水準に近づいているイランや、過去最高水準を維持し続けているサウジアラビアな
どが今後供給を拡大させる可能性は低く、会合の結果に関わらず、供給量は足もとの水準から大きく変わらないとみられ、原
油価格は2016年末頃までおおむね横ばいの推移が予想される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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各国経済動向 - 日本:実質GDPの推移
公的需要を中心とした緩やかな持ち直しの動きを想定
実質GDPと寄与度の推移
(前期比年率、%)
15
10
5
0
-5
-10
-15
純輸出
民間在庫
住宅投資
政府支出
個人消費
実質GDP
設備投資
-20
07
08
09
10
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
11
12
13
14
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ 外需低迷を背景に、2016年4-6月期実質GDPは前期比年率で+0.2%と1-3月期の同+2.0%から減速した。しかし、うるう年が
1-3月期のGDPを押し上げた反動が4-6月期にマイナスに働いた点を考慮すれば、国内景気は内需を中心に底堅さを保ったと
評価できる。
◆ 今後については、年初からの円高進行を背景とする企業収益の減少が、企業設備投資など民間需要に与える影響が警戒さ
れる。しかし、政府が本予算執行前倒しに続き、8月に発表した景気対策に伴う第2次補正予算の編成により景気のてこ入れを
図っているため、2017年にかけては公的需要を中心とした緩やかな持ち直しの動きが想定される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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17
各国経済動向 - 日本:企業利益
国内企業の経常利益は頭打ち
(兆円)
国内企業 売上高と経常利益の推移
(兆円)
400
20
(前年差、兆円)
国内企業 経常利益の要因分解
15
売上高(左軸)
経常利益(右軸)
10
380
16
5
360
12
340
8
0
-5
-10
320
4
-15
300
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期、4四半期移動平均)
出所:財務省法人企業統計のデータを基に新光投信作成
(注)国内企業は金融・保険業を除く全産業・全規模
16
(年)
減価償却
支払利息等
人件費
変動費
売上高
経常利益
-20
07
08
09
10
11
12
13
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所:財務省法人企業統計のデータを基に新光投信作成
(注)国内企業は金融・保険業を除く全産業・全規模
14
15
16
(年)
◆ 2012年以降、円安などを背景に国内企業の経常利益は増加基調で推移し、2015年には過去最高水準に達した。しかし、年初
からの円高の動きもあり、国内企業の経常利益は頭打ちとなっている。
◆ 2月半ば以降の資源価格の持ち直しなどを背景に、足もとでは変動費の利益押し上げ効果がはく落しつつある。一方で、人件
費の動きをみると利益押し下げ幅が減少していることから、企業が賃上げに対して慎重な姿勢を示していることが分かる。経
常利益が頭打ちとなるなか、賃金の上昇を通じた経済の好循環が実現するとは想定しづらい状況にある。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
18
各国経済動向 - 日本:訪日外国人と旅行収支受取額
旅行収支受取額は拡大基調、今後も訪日外国人観光客数の増加に期待
訪日外国人観光客数の推移
(万人)
(億円)
250
旅行収支受取額と対名目GDP比の推移
(%)
9,000
0.9
旅行収支受取額(左軸)
8,000
200
150
100
50
0.8
対名目GDP比(右軸)
7,000
0.7
6,000
0.6
5,000
0.5
4,000
0.4
3,000
0.3
2,000
0.2
1,000
0.1
0
0
10
11
12
13
14
期間:訪日外国人観光客数は2010年1月~2016年7月(月次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
0.0
10
16
(年)
11
12
13
14
期間:2010年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所: ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ 訪日外国人観光客数が足もとで高水準を維持している。2015年の訪日外国人観光客数は年間1,973万人と2014年の同1,341
万人を約47%上回り、過去最高を記録した。
◆ 旅客数増加の背景としては、2013年7月に開始された東南アジア5ヵ国向けに加え2015年1月に開始された中国人向け訪日ビ
ザの発給要件緩和をはじめとする政府の観光立国に向けた取り組みなどが挙げられる。
◆ こうした動きは国内景気を下支えしており、外国人観光客の消費を表す旅行収支受取額は名目GDP比でおよそ0.7%となって
いる。政府は2016年3月30日、「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」で訪日外国人観光客数の目標を2020年に4,000
万人、2030年には6,000万人と従来からそれぞれ倍増させており、今後の進展や景気への波及効果が注目される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
19
各国経済動向 - 日本:物価動向
物価目標達成時期が今後先送りとなる可能性も
消費者物価の推移
(前年同月比、%)
3
資源価格高騰
消費者物価(除く生鮮食品)
2
消費者物価(除く生鮮食品・エネルギー)
1
東日本大震災
0
-1
-2
リーマン・ショック
原発停止
エネルギー輸入増大
景気後退
-3
07
08
09
10
11
12
安倍政権成立
13
14
15
16
期間:2007年1月~2016年7月(月次)
ただし、消費者物価(除く生鮮食品・エネルギー)は2011年1月~
(年)
出所:日本銀行、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)消費税率引き上げの影響を除いたベース。消費税率引き上げの影響は日本銀行「2014年3月金融経済月報」の試算に基づく
◆ 消費者物価(除く生鮮食品)上昇率は2008年前半の資源価格高騰を受けて大きく上昇したものの、同年9月以降はその反動に
リーマン・ショック時の景気後退が重なったことから、上昇率は低下。2009年2月以降はマイナス圏での推移となった。
◆ 2012年に安倍政権が成立して以降、日本銀行による量的・質的金融緩和とそれに伴う円安、原油価格の上昇などを受けて消
費者物価上昇率はプラスへと転換した。しかし、2014年後半から原油価格の下落の影響により物価は鈍化傾向となった。
◆ 2016年に入り、為替相場が円高に振れていることや春闘賃上げ率が昨年を下回っていることなどから、物価の上昇圧力は弱
まっている。日本銀行が2%の物価目標達成時期を今後先送りする可能性も否定できず、緩和的な金融政策は長期化すると
見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
20
各国経済動向 - 日本:GPIFの運用資産動向
今後も株価下落局面では内外株式の買入れに動くと想定される
GPIFの運用資産構成割合
短期
2014年10月以前…
2014年10月以前の
基本ポートフォリオ
2014年10月以降の
基本ポートフォリオ
2014年12月末
2016年6月末
35%
43.1%
39.2%
国内債券
国内株式
外国債券
60%
12%
11%
25%
19.8%
21.1%
15%
13.1%
13.0%
外国株式 資産
12%
5%
25%
19.6%
21.3%
4.3%
5.5%
出所:GPIFのデータを基に新光投信作成
◆ 世界最大級の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、厚生年金と国民年金の給付の財源となる年
金積立金の管理・運用を行っており、運用資産は2016年6月末で129兆7,012億円と、公的年金の大半を占めている。
◆ 2014年10月に発表された基本ポートフォリオ変更に伴い、GPIFは国内債券への配分を減らす一方で、国内株式など他の資産
への配分を増やしている。2016年6月末現在の資産構成をみると国内株式が21.1%、外国株式が21.3%と増加している反面、
国内債券の割合は39.2%となっている。
◆ 運用実績は、2012~2014年度の収益合計が36.7兆円の黒字であったが、2015年度分については5兆3,098億円の赤字、2016
年度4-6月期分については5兆2,342億円の赤字となった。厚生労働省は長期的な観点の運用が必要としており、今後も株価下
落局面では基本ポートフォリオ比率達成・維持に向け、GPIFは内外株式の買入れに動くと想定される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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21
各国経済動向 - 米国:実質GDPの推移
今後も個人消費を中心に緩やかな回復が継続するとみられる
実質GDPと寄与度の推移
(前期比年率、%)
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
純輸出
在庫投資
住宅投資
政府支出
個人消費
実質GDP
設備投資
-10
07
08
09
10
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
11
12
13
14
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ 2008年の金融危機以降、米国では量的緩和を含む異例の金融緩和政策により株価や住宅価格が上昇し、個人消費や住宅
投資など民間需要を中心に米国経済は回復傾向を辿ってきた。
◆ 2016年4-6月期については個人消費の伸びがけん引し、実質GDP成長率は前期から小幅に加速した。しかし、企業業績の低
迷などを受けた設備投資の落ち込みや在庫調整の動きから、足もとで緩慢な成長が続いている。
◆ 世界経済に対する先行き不透明感などから設備投資は今後も低調と考えられるが、雇用や賃金の増加を受けて所得環境は
依然良好であるため、今後も個人消費を中心に緩やかな回復を継続するとみられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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各国経済動向 - 米国:雇用動向
労働市場は緩やかな改善傾向が継続
(%)
失業率と非農業部門雇用者数増減の推移 (前月比、万人)
11
60
10
40
9
20
8
0
7
-20
6
-40
5
-60
非農業部門雇用者数増減(右軸)
4
失業率(左軸)
-100
08
09
10
11
12
13
期間:2007年1月~2016年8月(月次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
14
15
(億人)
1.46
賃金目標レンジ(左軸)
賃金上昇率(左軸)
5
1.42
非農業部門雇用者数(右軸)
4
1.38
3
1.34
2
1.30
-80
3
07
賃金上昇率と非農業部門雇用者数の推移
(%)
6
1
1.26
08
16
(年)
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
期間:2008年1月~2016年8月(月次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)賃金目標レンジは2014年3月FOMC終了後のイエレンFRB議長の発言に基づく
(注)賃金上昇率は全従業員(管理職含む)の時間当たり平均賃金
◆ 米国の雇用者数はリーマン・ショック時の景気後退を受け大幅に減少したが、その後の財政・金融政策によって、既にリーマ
ン・ショック前の水準を回復している。
◆ 近年は回復の目安とされる前月比+20万人程度のペースで雇用者数が増加し、失業率は完全雇用とされる5%程度の水準で
推移している。
◆ イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は「生産性の伸びと2%のインフレ率を考慮すると、3~4%の賃金上昇率が正常と
見込まれる」と2014年3月に発言し、その後も賃金の伸びについては緩慢であるとの認識を示していた。賃金上昇の兆しもあ
り、労働市場は改善傾向が継続している。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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23
各国経済動向 - 米国:物価動向
「物価上昇率が2%へ前進すること」が確認できるかに注目が集まる
PCEデフレーターの推移
(前年同月比、%)
5
PCEデフレーター
4
コアPCEデフレーター
3
インフレ目標
2
1
0
-1
-2
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
期間:2007年1月~2016年7月(月次)
出所:FRB、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)点線は2016年6月時点におけるFOMC参加者見通しの中央値
17
18
(年)
◆ FRB(米連邦準備制度理事会)の法的な使命は「雇用の最大化」と「物価の安定」である。物価の安定に関しては、バーナンキ
議長時代にPCE(個人消費支出)デフレーターで2%のインフレ目標が導入された。
◆ 労働市場が改善傾向を辿る一方で、2014年4月以降、前年同月比+1.5%前後で推移していたPCEデフレーターは、2015年に入
ると原油価格の下落の影響から大幅に低下していたが、その影響はややはく落しつつあり、同+1%程度に上昇している。
◆ イエレンFRB議長は、現在の低インフレは原油価格の下落と米ドル高による一時的な要因が大きいとしている。足もとで過度な
原油安や米ドル高が是正されていることもあり、利上げの条件の1つとされる「物価上昇率が2%へ前進すること」が確認できる
かに注目が集まる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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24
各国経済動向 - 米国:企業の資本動向
米国株式市場の需給環境は良好
米国企業のネット株式発行額※の推移
(億米ドル)
2,000
0
-2,000
-4,000
-6,000
-8,000
-10,000
-12,000
00
01
02
03
04
05
06
07
期間:2000年1-3月期~2016年1-3月期(四半期、年率換算値)
※株式発行額と自己株式取得額の差し引き
08
09
10
11
12
13
14
出所:FRB、データストリ ームのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ 米国株式市場では、ネット株式発行額のマイナスが常態化している。これは企業による自社株の取得が株式発行を上回って
いることを表しており、株式需給の引き締まりを通じて、市場の上昇に寄与していると考えられる。
◆ 米国企業は、ROE(株主資本利益率)を重視しており、資本効率の向上につながる自社株買いなど株主還元策に対する意識
が高い。米国株式市場の需給改善は今後も継続する見通し。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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各国経済動向 - ユーロ圏:実質GDPの推移
景気の減速傾向は当面続くと予想される
実質GDPと寄与度の推移
(前期比、%)
2
1
0
-1
-2
-3
純輸出
在庫投資
固定資本形成
政府支出
個人消費
実質GDP
-4
07
08
09
10
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
11
12
13
14
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ ユーロ圏は南欧諸国を中心とした周辺国の債務問題や不良債権問題に伴う銀行の貸出減少などにより、2011年から2013年
にかけて景気後退が続いた。2013年からは緩やかな回復に転じていたものの、2014年以降ギリシャ債務問題の再燃などに
よって景気に下押し圧力がかかり、その後もおおむね低水準の成長が続いた。
◆ 2016年1-3月期は景況感がさえないなか、ドイツを中心に成長率が大幅に加速したものの、4-6月期はその反動が出たものと
みられ、実質GDP成長率は+0.3%と前期から減速した。
◆ 英国のEU離脱の国民投票を受けて悪化した景況感指標の多くは8月に持ち直しているものの、その戻りは弱く、景気の減速傾
向は当面続くと予想される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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26
各国経済動向 - ユーロ圏:金融政策
ECBは資産買入れの期間延長などを発表すると見込まれる
政策金利の推移
(%)
(前年同月比、%)
2.0
消費者物価とユーロの推移
(米ドル)
3.5
限界貸出金利
1.5
リファイナンス金利
預金金利
1.0
1.45
3.0
1.40
2.5
1.35
2.0
1.30
1.5
1.25
1.0
1.20
0.5
1.15
0.5
0.0
0.0
-0.5
-1.0
1.10
消費者物価(左軸)
-0.5
1.05
米ドル/ユーロ(右軸)
-1.0
12
13
14
期間:2012年1月4日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
1.00
12
(年)
13
14
15
16
期間:消費者物価は2012年1月~2016年8月(月次、2016年8月は速報値)
期間:ユーロは2012年1月4日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(年)
◆ ユーロ圏のインフレ率は、ECB(欧州中央銀行)の政策目標である「2%をやや下回る水準」から大きく下方かい離しており、足
もとで消費者物価の伸び率は0%付近で推移している。
◆ 英国の国民投票でEU離脱支持が多数を占める結果となったが、インフレ率に目立った低下がみられなかったことなどから、7
月の理事会では6月に実施された社債の買入れやTLTROⅡ(銀行融資に的を絞った長期資金供給第2弾)の効果を見守る姿
勢がとられ、金融政策の現状維持が決定された。
◆ しかし、ECBは以前から英国のEU離脱の動きがユーロ圏の経済成長率を押し下げると主張していることから、9月に経済成長
率見通しを下方修正すると想定され、同時に資産買入れの期間延長などを発表すると見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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27
各国経済動向 - ユーロ圏:政治動向
欧州主要国の政治動向には、これまで以上に注目が集まると考えられる
当面の欧州の政治イベント
2016年6月23日
英国 E U 離脱を巡る国民投票
2016年6月26日
スペイン 総選挙
2016年10月
オー スト リア 大統領選挙
▶
▶
6月の投票では自由党(極右政党)の党首が僅差で敗北
開票作業の不正などで、裁判所がやり直しを命令
2016年10~11月
▶
▶
▶
▶
▶
▶
▶
フランス
スウェーデン
ベルギー
ポーランド
スペイン
オラ ンダ 総選挙
世論調査では自由党(極右政党)が支持率1位を維持
2017年4~5月
5 8%
4 8%
5 5%
4 1%
4 3%
3 9%
4 2%
2 9%
4 1%
2 2%
4 0%
2 6%
4 0%
3 4%
3 8%
2 9%
イタリア
イタリア 憲法改正の国民投票
憲法改正の内容は上院議員定数の削減など
世論調査では賛成と反対がきっ抗
賛成多数なら、立法迅速化などが見込まれ、市場は好感
反対多数なら、レンツィ首相は辞任すると表明
2017年3月
EU離脱の国民投票に関する世論調査
フ ラ ンス 大統領選挙
国民戦線(極右政党)のルペン党首が支持率1~2位を維持
決選投票時は反ルペン票が対立候補に集中するとみられる
出所:各種資料を基に新光投信作成
ドイツ
ハンガリー
0
20
出所:各種資料を基に新光投信作成
EU離脱の国民投票すべき
投票時にはEU離脱を選択
40
60
80
(%)
◆ 欧州各国では移民問題やEU主導の財政計画の方針などを巡って反EU政党が躍進。6月に実施された英国の国民投票でEU
離脱支持が多数を占めたことを受け、反EU政党の勢いは増し、英国に続く「ドミノ離脱懸念」が高まっている。
◆ オーストリアでは欧州初となる極右政党の大統領が誕生する可能性が浮上しているほか、イタリアでは反EU政党が憲法改正
反対を呼びかけている。また、フランスの大統領選挙で反EU政治家の代表格であるルペン党首が当選する可能性は低いもの
の、当選した場合にはフランスのEU離脱の可能性が急激に高まり、英国の国民投票以上の影響を与えると考えられる。
◆ オランダでは極右政党の支持率が高く、2017年の総選挙で極右政党が躍進し、EU離脱の国民投票が実施される可能性があ
る。EU離脱の国民投票をすべきとの声はオランダ以外でも強まっており、EU体制を維持しようとする勢力と反EU勢力との間で
溝が深まっていることから、主要国の政治動向にはこれまで以上に注目が集まると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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各国経済動向 - オーストラリア:民間設備投資と実質GDP
産業の多様化による資源への依存度低下が景気回復の鍵を握る
民間設備投資の推移
(億豪ドル)
GDPとGDIの推移
(前年同期比、%)
1,800
8
その他
1,600
製造業
1,400
6
鉱業
1,200
4
1,000
2
800
600
0
400
実質GDP
-2
実質GDI
200
0
-4
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
05
06
07
08
09
10
11
12
(年度)
期間:2005年度~2016年度(会計年度:7月から翌年の6月末)
出所:オーストラリア統計局のデータを基に新光投信作成
(注)2016年度はオーストラリア統計局の予測調査値を適用
期間:2005年1-3月期~2016年1-3月期(四半期)
出所:データストリームのデータを基に新光投信作成
13
14
15
16
(年)
◆ オーストラリアの資源関連設備投資は2012年度にかけて拡大基調で推移したが、資源価格の下落に伴い足もとでは鉱業を中
心に縮小している。オーストラリア統計局の予測調査では、資源関連設備投資が2016年度にかけて一段と減少する可能性を
示唆しており、経済全体への影響が懸念される。
◆ 雇用環境の改善に伴う個人消費の拡大を背景に、2016年1-3月期の実質GDP成長率は前年同期比+3.1%と3四半期連続で加
速した。しかし、供給過剰を背景に資源価格が低迷していることなどから、購買力の変化を表す実質GDI(国内総所得)の前年
同期比の伸びは低調であり、今後の回復の持続性に不透明感が残る。産業の多様化による資源への依存度低下が今後の景
気回復の鍵を握るといえる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
29
各国経済動向 - オーストラリア:金融政策
低インフレ環境が続くとみられることから、追加利下げの可能性は排除できず
政策金利と国債利回りの推移
(%)
消費者物価の推移
(前年同期比、%)
6
8
2年国債利回り
7
インフレ目標
5
政策金利
消費者物価
6
4
5
3
4
3
2
2
1
1
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
07
16
08
09
10
11
12
13
14
15
(年)
期間:2007年1月4日~2016年9月6日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
17
18
(年)
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期 (四半期)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)点線は2016年8月時点におけるRBA見通しの中央値
◆ 2016年1-3月期以降、国内の賃金上昇圧力と世界的なインフレ圧力が抑制されていることなどを背景に、消費者物価の伸びは
インフレ目標(2~3%)の下限を下回る推移となっている。こうしたことを受け、RBA(オーストラリア準備銀行)は、2016年5月以
降、2回の利下げを実施した。
◆ 労働市場の緩みなどから今後も賃金が上昇しにくい状況が継続し、消費者物価の伸びが抑制される環境が続くとみられる。加
えて、RBAによる最新の物価見通しは、中央値がインフレ目標の下限付近に位置しており、下振れリスクを意識させる内容と
なっていることから、中期的に一段の利下げの可能性が排除できないとみられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
30
各国経済動向 - 中国:経済政策
中国当局は改革推進と景気支援の間で難しい舵取りを迫られると考えられる
産業別実質GDPの推移
主要70都市の平均不動産価格の推移
(%)
(前年同期比、%)
12
(%)
15
1.5
10
1.0
5
0.5
0
0.0
-5
-0.5
全産業
11
第二次産業
第三次産業
10
9
8
7
前月比(右軸)
-10
6
-1.0
前年同月比(左軸)
-15
5
11
12
13
14
期間:2011年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
-1.5
07
08
09
10
11
12
13
期間:2007年1月~2016年7月(月次)
ただし、前月比は2009年1月~
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
14
15
16
(年)
◆ 4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比+6.7%と1-3月期から変わらず、中国経済は3月の全国人民代表大会で設定された
政府の通年目標である+6.5~7.0%の範囲内での推移となった。
◆ 産業別実質GDPに注目すると、第三次産業は同+7.5%と1-3月期の同+7.6%から小幅に減速した。株式市場の取引が活性化
した前年の反動が金融業にみられたが、他のサービス業が支えになった。一方、第二次産業は同+6.3%と1-3月期の同+5.9%
から加速した。その背景には、政策支援を受けたインフラ投資拡大や不動産市場回復などがあったとみられる。
◆ 中国共産党幹部の中には、政策支援による経済の一時的な安定よりも改革を優先すべきとの声もある。しかし、回復局面に
ある不動産市場が今後調整に向かう可能性があることから、景気下振れリスクへの警戒を緩めることはできないと思われる。
そのため、中国当局は改革推進と景気支援の間で難しい舵取りを迫られると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
31
各国経済動向 - 中国:人民元の動向
通貨切り下げではなく市場機能に基づく相場形成が中国当局の狙いとみられる
人民元/米ドルの推移
(人民元)
(%)
対米ドル基準値と実勢値の推移
(人民元)
6.0
1.5
6.1
1.2
6.2
0.9
6.2
6.3
0.6
6.3
0.3
6.4
0.0
6.5
6.4
6.5
↑人民元高
↓人民元安
6.6
6.1
-0.3
6.7
6.8
13/1
6.0
かい離率(左軸)
当日基準値(右軸、逆目盛)
前日実勢値(右軸、逆目盛)
-0.6
13/7
14/1
14/7
15/1
期間:2013年1月4日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15/7
16/1
16/7
(年/月)
-0.9
15/9
6.6
↑人民元高
↓人民元安
6.7
6.8
15/11
16/1
16/3
16/5
16/7
(年/月)
期間:2015年9月1日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)かい離率がプラスの場合、実勢値に対して基準値が人民元高方向に設定
(注)されたことを意味する
◆ 人民元相場は毎朝設定される対米ドル基準値を中心に、日次バンド(基準値から上下に2%)で推移するように運営されてい
る。中国人民銀行は2015年8月11日、為替市場改革の一環として基準値算出方式の変更を発表し、対米ドル基準値の切り下
げを実施した。しかし、この変更は輸出促進のための人民元安誘導と受け止められ、市場の懸念材料となった。
◆ 2015年9月からの対米ドル基準値と実勢値のかい離は小幅であり、おおむね前日の市場の動きを反映するかたちで基準値が
設定されていることがうかがえる。人民元安懸念が再浮上した2016年1月はかい離幅が一時的に拡大したが、人民元高方向
であり、通貨切り下げの意図はみられない。
◆ こうした基準値設定の傾向から、輸出促進のための通貨切り下げではなく市場機能に基づく為替相場の形成を進めることが
中国当局の真の狙いであると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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32
各国経済動向 - インド:実質GDPと消費者物価
構造改革が進展することにより、中期的見通しは一段の改善が見込まれる
実質GDP成長率の推移
(前年同期比、%)
インフレ率の推移
(前年同月比、%)
12
14
10
12
消費者物価実績
10
8
8
6
6
4
4
2
旧基準
【インフレ目標】
・2015-16年度:6%未満
・2016-17年度以降:4±2%のレンジ
2
現行基準
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所:ブルームバーグ、データストリームのデータを基に新光投信作成
(注)旧基準は2014年7-9月期まで、現行基準は2012年4-6月期から
16
(年)
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
期間:2007年1月~2016年7月(月次)
出所:インド財務省、RBI、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)算出基準の変更により2013年12月以前の数値は旧基準を使用
17
(年)
◆ 2016年4-6月期の実質GDP成長率は、前年同期比+7.1%と1-3月期の同+7.9%から減速した。しかし、RBI(インド準備銀行)が
経済見通しに使用している実質GVA(総付加価値、産業別のGDPに相当)については、同+7.3%と1-3月期(同+7.4%)とほぼ同
じ伸び率を維持するなど、インド経済は力強い成長が続いている。
◆ インフレ率低下を背景に、2015年1月以降、RBIは複数回の利下げを実施した。足もとのインフレ率は物価目標の上限を超えて
いるものの、これは食品価格の一時的な上昇が要因であり、金融緩和サイクルは継続するとみられる。
◆ 足もとでは、税制簡素化や物流活性化を促進すると期待されているGST(物品・サービス税)の導入に向けた動きが本格化し
つつある。今後こうした構造改革が進展することにより、インド経済の中期的見通しは一段の改善が見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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33
各国経済動向 - インド:経常収支と財政収支
経常収支と財政収支の双子の赤字は縮小に向かう見込み
経常収支の推移
(対GDP比、%)
(対GDP比、%)
財政赤字の推移
7
10
6
5
見通し
5
0
4
-5
3
-10
2
第二次所得収支
サービス収支
経常収支
-15
1
第一次所得収支
貿易収支
0
-20
12
13
14
期間:2012年1-3月期~2016年1-3月期(四半期)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)いずれも4四半期移動平均値を使用
15
16
(年)
(年度)
期間:2011-12年度~2018-19年度(年次)
出所:インド政府、インド準備銀行のデータを基に新光投信作成
(注)2015-16年度以降は2016年2月29日に発表された政府予算案の見通しを使用
◆ インドは、経常収支と財政収支がともに赤字を計上する「双子の赤字」の状態にあり、急激な資金流出に直面した場合のぜい
弱性が懸念されてきた。
◆ 経常収支については、資源価格の下落を背景とする輸入額の減少などから赤字幅が縮小傾向にある。輸出拡大に向けてモ
ディ政権が外資系企業の誘致に積極的であることも、中長期的には経常収支改善に寄与すると考えられる。
◆ 財政収支については、2016年2月に公表された予算案で2017-18年度の赤字幅をGDP比で3%まで縮小させる中期目標の維
持が示された。これら「双子の赤字」の縮小見通しは国債格付けの引き上げにもつながると期待される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
34
各国経済動向 - 東南アジア
外需の急回復が見込みづらいなか、構造改革を通じた内需の掘り起こしが課題
(前年比、%)
ASEAN5※の成長率の推移
(前年比、%)
20
9
8
15
7
予測値
10
6
5
5
4
0
3
2
1
ASEAN5※の輸出数量の推移
ASEAN5
-5
新興国
-10
0
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
(年)
期間:2000年~2017年(年次、2016年以降の数値はIMFの予測値)
出所:IMF「World Economic Outlook Database, 2016.4」、「World Economic Outlook
Update, 2016.7」、データストリームのデータを基に新光投信作成
※ASEAN5:インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
期間:2000年~2015年(年次)
出所:IMF「World Economic Outlook Database, 2016.4」、データストリームの
データを基に新光投信作成
(年)
◆ 外需をけん引役に成長を続けてきた東南アジア経済は、2008年に発生した金融危機の打撃を受けたものの、その後、中国の
4兆元の景気対策や主要国の積極的な金融緩和政策を背景とする世界経済回復の波に乗り、一時的に金融危機前の成長率
を回復した。
◆ 2013年以降はグローバルな貿易低迷を受けて、外需主導の成長が困難となっており、成長率の伸び悩みがみられる。ただし、
内需については底堅さを保っており、金融危機以前からの成長率の低下は小幅である。2015年については、商品価格下落に
よる実質購買力の改善も手伝い、新興国全体が減速するなかでも、東南アジア経済はやや加速する動きとなった。
◆ 外需の急回復が見込みづらいなか、構造改革を通じた内需の掘り起こしが東南アジア経済の課題といえる。足もとでは、インド
ネシアやフィリピンで構造改革に進展がみられ、こうした動きが他の東南アジア諸国に広がるかが注目される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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35
各国経済動向 - ブラジル:経済政策
ルセフ大統領失職も、引き続き政治動向に注目が集まる
(前年比、%)
経済活動指数※と実質GDPの推移
基礎的財政収支(対GDP比)の推移
(%)
15
4
3
10
予測値
2
5
1
0
0
-1
-5
実質GDP成長率
-2
経済活動指数
-10
-3
08
09
10
11
12
13
14
15
16
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
期間:実質GDP成長率は2008年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
経済活動指数は2008年1月~2016年6月(月次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※GDPに先んじて発表される月次指標で、GDPの参考指標とみなされている。
期間:2006年~2017年(年次、2016年以降はブラジル財務省の予測値)
出所:ブラジル財務省のデータを基に新光投信作成
17
(年)
◆ ブラジルでは資源価格下落による交易条件悪化などを受け、第2次ルセフ政権発足を機に従来のバラマキ的な財政政策は緊
縮的な方向へ転換された。緊縮財政に伴う公共料金の引き上げや増税などによって消費や投資は圧迫され、経済成長率は
前年比で大幅なマイナスが続いている。
◆ 景気が低迷するなかで国民に負担を強いる政策を実行したことに加え、国営石油会社ペトロブラスの汚職調査で政治に対す
る不信感が高まり、ルセフ政権の支持率は著しく低下した。こうしたなか、国家会計を不正操作したとしてルセフ大統領は罷免
され、テメル副大統領が大統領に昇格した。
◆ テメル新政権は財政支出増加率の上限抑制を提案するなど、メイレレス財務相を中心に財政再建に取り組んでいる。財政健
全化には社会保障制度改革も必要と考えられるが、国民や議会からの反発が想定され、法案が成立するかは不透明であり、
引き続き政治動向に注目が集まると想定される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
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36
各国経済動向 - ブラジル:物価動向
物価抑制と財政再建の進展を確認した後に利下げ開始へ
消費者物価(IPCA)の推移
(前年同月比、%)
20
18
物価目標レンジ
総合
一般物価
公定物価
16
14
12
10
8
6
4
2
0
09
10
11
期間:2009年1月~2016年7月(月次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
12
13
14
15
16
(年)
◆ ブラジルでは、物価などに連動して上昇する最低賃金や消費主導の経済構造からインフレ率が上昇しやすい。また、2015年以
降、財政健全化に伴う増税や公共料金の引き上げで公定物価が大きく上昇したほか、通貨安による輸入物価の上昇や食料
品価格の高騰などからインフレ率が目標を大きく上回る状態が続いた。
◆ 足もとでは公共料金引き上げの影響が一巡しつつあることなどから、公定物価を中心にインフレ率が低下傾向で推移している
が、食品価格高騰の影響から一般物価のインフレ率が高止まりしている。ブラジル中央銀行は、インフレ抑制姿勢を継続して
おり、利下げの開始時期は物価抑制と財政改革の進展を確認した後になるとみられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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37
各国経済動向 - メキシコ
個人消費を中心に安定的な成長軌道へ
メキシコの生産動向と米国製造業景気指数
実質GDPの推移
(前年同月比、%)
(前年同期比、%)
8
20
70
15
65
10
60
0
5
55
-2
0
50
-5
45
6
4
2
-4
-6
-8
在庫・誤差
純輸出
固定資本形成
政府支出
個人消費
-10
40
メキシコ鉱工業生産 製造業(左軸)
実質GDP
-15
-10
35
米国ISM製造業景気指数(右軸)
-20
-12
07
08
09
10
11
12
期間:2007年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
13
14
15
16
(年)
30
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
期間:2008年1月~2016年8月(月次、メキシコ鉱工業生産は2016年6月まで)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
◆ メキシコでは、リーマン・ショック以後、雇用環境の好転やインフレ率の低下を受けた実質賃金の改善などを背景に個人消費が
堅調に推移したことに加え、米国向け輸出の伸びもあり、足もとで実質GDPは2%台半ばの安定的な成長が続いている。
◆ メキシコはNAFTA(北米自由貿易協定)やTPP(環太平洋経済連携協定)に参加するなど、貿易や投資の自由化を進めてい
る。また、現政権はエネルギー分野や労働市場の自由化など構造改革に積極的であり、潜在成長率の上昇が見込まれる。
◆ 米国製造業の伸び悩みやブラジルの需要低迷からメキシコの生産活動が足もとでやや鈍化しているが、良好な雇用環境を背
景として個人消費を中心に今後も安定した成長を継続することが期待される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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38
各国経済動向 - トルコ
中央銀行が政府に対し独立性を保てるかに市場の注目が集まると考えられる
実質GDPの推移
(前年同期比、%)
(前年同月比、%)
20
消費者物価の推移
14
トルコ中央銀行インフレ率予想
(2016年末)
6 .6%~8.4%
15
12
10
10
5
8 .8%
0
8
-5
6
-10
在庫・誤差
純輸出
-15
固定資本形成
政府支出
-20
個人消費
実質GDP
4
消費者物価
インフレ目標
2
-25
07
08
09
10
11
12
期間:2007年1-3月期~2016年1-3月期(四半期)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
13
14
15
16
(年)
11
12
13
14
15
16
期間:2011年1月~2016年7月(月次)
出所:トルコ中央銀行、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(年)
◆ トルコ経済は足もとで前年同期比+5%前後と堅調に推移しているが、インフレ率は目標を大幅に上回る上昇がみられる。
◆ 2016年7月にはエルドアン大統領の権限強化に反対する軍の一部がクーデターを企てたが、短時間で鎮圧されたため、混乱
は大きくなかった。しかし、その後は大統領側が反体制派の大規模な排除に乗り出しており、政治動向の先行き懸念の強まり
などを受けて、大手格付会社は格付けの引き下げなどを示唆している。
◆ ムーディーズは10月頃にトルコの格付けに対する結論を出すとしている。足もとのインフレ率上昇や格下げ懸念などから、トル
コ中央銀行は緩和的な政策を採ることが難しい環境にあるが、政府は景気拡大のために利下げを志向している。今後は政府
の財政規律や構造改革などと合わせて、中央銀行が政府に対し独立性を保てるかに市場の注目が集まると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
39
市場動向 - 国内株式
海外投資家の売りの勢いは一服も、短期的な売買動向には留意が必要
現物株式売買累計額の推移
(兆円)
(兆円)
6
信託銀行と事業法人の現物株式売買の推移
0.8
信託銀行
事業法人
4
0.6
2
0.4
0
0.2
-2
信託銀行
0.0
海外投資家
-4
事業法人
-6
14/12
-0.2
15/3
15/6
15/9
15/12
16/3
期間:2014年12月30日~2016年8月26日(週次)
出所:東京証券取引所のデータを基に新光投信作成
(注)2014年12月30日を0(起点)とする
(注)現物株式売買額累計額は、主要二市場 一・二部などの
「投資部門別株式売買状況」の売買額の差し引き累計
16/6
(年/月)
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
(年/月)
期間:2015年1月9日~2016年8月26日(週次)
出所:東京証券取引所のデータを基に新光投信作成
(注)株式売買額は、主要二市場 一・二部などの「投資部門別株式売買状況」の
(注)売買額の差し引き
◆ 海外投資家による日本株の売買については、2014年末を起点とした現物株式売買額の差し引き累計は2016年3月までにおよ
そ5兆2,600億円の売り越しとなった。その後、4月単月では買い越しに転じたが、5月、6月と再び売り越しが続いた。7月以降、
売りの勢いは一服したものの、引き続き短期的な売買動向には留意が必要である。
◆ 年金基金の売買が経由する信託銀行の現物株式の売買動向は、2016年2月第3週に過去最高水準の買い越し額を記録した。
また、企業による株主還元姿勢の強まりを背景に、自社株買いが主体とみられる事業法人の現物株式売買累計額は2015年
半ば以降増加傾向にあり、信託銀行とともに国内株式の買いの主体として今後も注目を集めると考えられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
40
市場動向 - 米国株式
業績懸念は後退も、市場がリスクを過小評価している可能性には留意が必要
(前年同期比、%)
40
20
0
S&P500指数採用企業の業種別予想増益率
503%
黒
字
転
換
-20
-40
-60
-80
2016年4-6月期
2016年7-9月期
2017年1-3月期
2017年4-6月期
2016年10-12月期
-100
S&P500指数 一般消費財 生活必需品 エネルギー ヘルスケア
全体
工業
素材
テクノロジー
通信
公益
不動産
金融
(除く不動産)
出所:トムソン・ロイターのデータを基に新光投信作成
(注)2016年4-6月期は推計値。推計値および予想値はトムソン・ロイター(2016年9月1日現在)
◆ 米国の大手企業500社で構成されるS&P500指数ベースの2016年4-6月期決算は前年同期比▲2.2%(9月1日現在)と、7月1日
時点で推計された同▲4.5%からはやや上方修正されている。11セクターのうちテクノロジーや一般消費財、ヘルスケアなど6セ
クターで業績の伸びが加速、あるいは改善したことが要因として挙げられる。
◆ エネルギーセクターの2桁減益継続などから、7-9月期は▲0.6%と企業全体では5四半期連続で減益となるものの、10-12月期
にはエネルギーの増益などから全体でも+8.3%と増益に転じることが見込まれている。2017年に入るとテクノロジーや素材、生
活必需品で2桁増益が予想されており、1-3月期は+15.1%、4-6月期は+12.7%と全体でも2桁増益の見通しとなっている。
◆ 米ドル高や原油価格下落に伴う企業業績の先行き懸念は後退しており、市場に安心感をもたらしているとみられる。しかし、
S&P500指数の予想PER(株価収益率)は18倍台と過去10年間の平均である15倍を大幅に上回っており、市場がリスクを過小
評価している可能性があることには留意が必要である。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
41
市場動向 - J-REIT
賃料の上昇傾向継続などから、中長期的に上昇基調を取り戻すと見込まれる
都心オフィスビルの状況(都心5区※1 平均)
(%)
0
(円/坪)
利回り格差※2 の推移
(%)
25,000
3.6
2
23,000
3.4
4
21,000
3.2
6
19,000
3.0
8
17,000
2.8
15,000
2.6
オフィスビル賃料(右軸)
オフィスビル空室率(左軸、逆目盛)
10
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
期間:2003年1月~2016年7月(月次)
出所:三鬼商事、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※1 千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区
15
↑
過去1年間の平均
(3.11%)
15/9
16
(年)
15/11
16/1
16/3
16/5
期間:2015年9月2日~2016年9月2日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※2 東証REIT指数の分配金利回り-国内10年国債利回り
16/7
16/9
(年/月)
◆ 2016年7月末時点の都心5区※1 平均のオフィスビル賃料は2014年1月以降、小幅ながら31ヵ月連続で前月比上昇しているほ
か、同空室率はおよそ8年ぶりに4%を下回っており、オフィスビル需要は持ち直しの動きが継続している。また、J-REITと10年
※2
国債の利回り格差 は3.36%(9月2日時点)と過去1年間の平均である3.11%を上回っており、投資妙味は高いと考えられる。
◆ 短期的には先進国の金融政策や需給動向などをにらみつつ、J-REITはもみ合いの動きが想定される。しかし、今・来年の大
型オフィスの新規供給は限定的であり、今後も賃料の上昇傾向が継続すると予想されることなどから、中長期的にJ-REITは上
昇基調を取り戻すと見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
42
市場動向 - 米国REIT
相対的な魅力は高いと考えられ、中長期的には上昇基調継続が見込まれる
セクター別稼働率の推移
(%)
(%)
5
100
米国REIT指数と米国10年国債の利回りの推移
利回り格差
オフィス
98
商業・小売
住居
米国10年国債
米国REIT指数
産業施設
4
96
94
3
92
90
2
88
86
1
84
82
0
00
02
04
06
08
10
12
14
期間:2000年1-3月期~2016年4-6月期(四半期)
出所:NCREIF(全米不動産投資受託者協議会)のデータを基に新光投信作成
16
(年)
12
13
14
15
16
期間:2012年1月3日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグ、NAREIT/FTSEのデータを基に新光投信作成
(年)
◆ FRB(米連邦準備制度理事会)が公表した銀行担当者への四半期調査では、4-6月期に商業用不動産向け融資に対する需要
が強まったとの結果が示された。
◆ 米国REITのセクター別の稼働率は、2012年以降住居を除き上昇傾向が継続するなど、不動産ファンダメンタルズは改善基調
を継続していると考えられ、今後も米国REITの業績拡大が見込まれる。
◆ また、米国REITと10年国債の利回り格差は引き続き高水準で推移していることなどから、米国REITの相対的な魅力は高いと
考えられ、目先は利益確定売りに押される可能性も、中長期的には上昇基調を継続すると見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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43
市場動向 - 国内債券
日本銀行による総括的検証後、国債利回りは低下余地を探る展開が想定される
日本国債の保有残高の推移
(兆円)
1,200
その他
社会保障基金
金融機関(除く中央銀行)
中央銀行
1,000
10年国債利回りの推移
(%)
1.2
1.0
0.8
800
0.6
600
0.4
0.2
400
0.0
200
-0.2
0
-0.4
98
00
02
04
06
08
期間:1998年1-3月期~2016年1-3月期(四半期)
出所:日本銀行のデータを基に新光投信作成
10
12
14
16
(年)
12
13
14
期間:2012年1月3日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
16
(年)
◆ 日本銀行は、2013年4月に「量的・質的金融緩和」を導入し、国債の大規模買入れを開始、2014年10月の緩和拡大以降は年
間約80兆円のペースで保有残高が増加するように長期国債の買入れを行っている。こうした大規模な買入れにより、国債の発
行残高に占める日本銀行の保有割合は急上昇している。
◆ 日本銀行は2016年1月末、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入した。これを受けて、国債利回りの低下に拍車がか
かり、3月以降、10年国債利回りはマイナス圏での推移が定着した。
◆ 日本銀行が、9月の金融政策決定会合で政策効果の総括的検証を実施すると表明したことにより、国債買入れペースの柔軟
化など様々な憶測が浮上したことから、7月末以降、国債利回りは全般的に上昇した。しかし、黒田総裁がマイナス金利幅の一
段の拡大が可能との認識を示していることなどを考慮すると、金融緩和の後退と受け止められるような政策が打ち出される可
能性は低く、9月の会合通過後、国債利回りは低下余地を探る展開が想定される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
44
市場動向 - ハイイールド債券
世界的な金融緩和環境を背景に、スプレッドの縮小傾向は継続へ
(bp)
世界の社債スプレッドの推移
(bp)
1,000
(億ユーロ)
300
250
250
200
600
200
150
400
150
100
100
50
50
0
ECBによる社債買入累計額の推移
ECBによる
社債買入れの決定
800
ハイイールド債券(左軸)
投資適格債券(右軸)
200
BOEによる
社債買入れの決定
0
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
期間:2014年1月2日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)バンク・オブ・アメリカ オプション調整済みスプレッドを使用
bp:ベーシスポイント(1bp=0.01%)
16/7
(年/月)
6/3
6/17
7/1
7/15
7/29
期間:2016年6月3日~2016年8月26日(週次)
出所:ECB、ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
8/12
8/26
(月/日)
◆ 2014年半ば以降、原油安を受けた業績の悪化からエネルギー関連企業を中心にデフォルト率が上昇したことなどを受けて、ハ
イイールド債券のスプレッドは拡大傾向で推移してきた。しかし、2016年2月以降原油価格など商品市況が持ち直したことを受
けて、スプレッドの拡大は一服している。
◆ こうした動きに加えて、ECB(欧州中央銀行)やBOE(イングランド銀行)は金融緩和策として一部の社債の買入れを決定してお
り、投資適格債券を中心に社債のスプレッドに下押し圧力がかかっている。世界的な金融緩和環境を背景に投資家は利回り
追及の動きを強めると考えられ、今後もハイイールド債券のスプレッドは縮小傾向で推移すると想定される。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
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45
市場動向 - 外国為替:円/米ドル
日米の金融政策を巡る不透明感が払拭されるにつれて円高圧力は後退へ
(円)
140
円/米ドルと日米利回り格差の推移
(%)
(万枚)
2.0
15
1.7
10
円/米ドル(左軸)
130
日米2年国債利回り格差(米-日)(右軸)
120
1.4
110
1.1
CME※円先物非商業ポジションの推移
売り
買い
ネット
5
0
-5
100
0.8
90
0.5
-15
0.2
-20
15/1
80
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
-10
15/4
15/7
15/10
16/1
(年/月)
期間:2015年1月5日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
期間:2015年1月6日~2016年8月30日(週次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※シカゴ・マーカンタイル取引所
16/4
16/7
(年/月)
◆ 2016年に入り、①世界経済の先行き懸念を受けた投資家のリスク回避の動き、②米国の追加利上げ観測後退、③米国政府
の米ドル高けん制姿勢、④英国のEU離脱問題を巡る不透明感――などを背景に円高米ドル安が進行した。
◆ 4月以降の円/米ドル相場は、おおむね国債の利回り格差を反映した動きとなっていたが、8月以降は連動性が弱まっており、
利回り格差と比較して円/米ドル相場は円高に振れている。これには、米国の年内利上げ観測や、日本銀行による政策効果
の総括的検証など、日米の金融政策を巡る不透明感が背景にあると思われる。こうしたなか、通貨先物市場で投機筋の動き
を示す非商業ポジションをみると、円の買い越しが高水準で推移しており、市場の根強い円高警戒感がうかがえる。
◆ しかし、足もとでFRB(米連邦準備制度理事会)高官が年内の利上げを示唆する一方、黒田日本銀行総裁が金融緩和の限界
論に否定的な見解を示していることを踏まえると、米国が金融緩和の解除に向かうなか日本は緩和継続といった構図は変化し
ないと考えられ、日米の金融政策決定会合を経て不透明感が払拭されるにつれて円高圧力は後退するとみられる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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46
市場動向 - 外国為替:米ドル/ユーロ
ユーロは当面横ばいでの推移が見込まれる
(米ドル)
1.5
米ドル/ユーロと米独利回り格差の推移
0.4
米ドル/ユーロ(左軸)
1.4
VIX※の推移
(%)
米独2年国債利回り格差(独-米)(右軸)
0.0
30
25
20
1.3
-0.4
15
1.2
-0.8
10
1.1
-1.2
1.0
-1.6
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
16/7
(年/月)
期間:2014年1月6日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
5
0
16/1
16/3
16/5
16/7
(年/月)
期間:2016年1月4日~2016年8月26日(日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※VIXとは、シカゴ・オプション取引所が発表するボラティリティ(変動性)インデック
※スのこと
◆ 米ドル/ユーロ相場は2014年以降、金融政策の方向性の違いから米ドル高ユーロ安での推移となったが、2015年以降は不透
明な世界経済の先行きや世界的な金融市場の混乱を受け、方向感の定まらない動きが続いている。
◆ 英国の国民投票の後、イングランド銀行が市場の予想を上回る金融緩和を実施したことから、ECB(欧州中央銀行)に対する
緩和期待も高まり、ユーロは上値の重い展開となった。8月半ば以降、米国で利上げ観測が強まったことなどもあり、米ドル/
ユーロ相場は足もとで下落している。
◆ VIXなど市場のボラティリティ(変動性)が低下傾向を辿るなか、ユーロの大幅な下落は見込みづらい。一方で、9月にはユーロ
圏の経済成長率見通しが下方修正されるとともに、ECBによる資産買入れ期間の延長などの発表が予想されることから、ユー
ロの上昇も限定的に止まり、当面横ばいでの推移が見込まれる。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
47
2
ハウスビュー
▶ Chapter
48
ハウスビュー①
✾ 米国では年内利上げの可能性が高まるも、先進国中心に緩和的な金融環境が続く。
✾ 資源価格の底打ちは新興国にポジティブだが、中国経済の緩やかな減速は継続。
✾ 英国の EU 離脱を巡る国民投票にみられる反グローバル化の動きは世界経済への重石となりうる。
◆当面の見通し
国・地域
日本
景気
金融政策
株式
景気対策を受けて緩
やかに持ち直し
当面は現状維持
緩やかに回復
年内利上げの可能
性が高まる
年末にかけて減速
9月に資産買入れ期
間の延長などの発
表を見込む
緩やかな減速
緩和姿勢継続も目
先は現状維持
債券
為替
(国債利回り)
(対円)
―
ポイント
リスク
▶
金融政策の総括
的な検証
▶
一段の円高進行
▶
雇用や設備投資
の動向
▶
大統領選挙
▶
物価動向
▶
▶
政治動向
銀行問題
▶
▶
構造改革の進展
人民元の動向
▶
民間投資の一段
の減速
米国
ユーロ圏
中国
※当面の見通しは原則3ヵ月程度。また、市場見通しを表す矢印は「
」、「
―
」、「
」、「
」、「
」の5段階。
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
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※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
49
ハウスビュー②
◆当面の相場想定
日経平均
NYダウ
日本10年国債利回り
米国10年国債利回り
円/米ドル
※当面の相場想定は原則3ヵ月程度。
需給面での落ち着きや金融緩和に対する根強い期待などを背景に下値不安は後退していると考えられ、当面堅調な推
移が見込まれる。ただし、日米の金融政策動向次第で株価の振れ幅が拡大する可能性には留意が必要である。
企業業績の悪化傾向一服や低金利環境が継続するとの見方などが安心感をもたらしており、当面高値圏での推移が
予想される。ただし、割高感がみられるなか、市場がリスクを過小評価している可能性には留意が必要である。
9月の金融政策決定会合での政策効果の総括的検証が不透明要因となっているが、日本銀行が金融緩和の後退と受
け止められるような政策を打ち出す可能性は低く、会合通過後、国債利回りは低下余地を探る展開が想定される。
米国の労働市場は完全雇用に近いとみられるほか、年末にかけて物価上昇が見込まれることなどから、年内利上げの
可能性が高いとみられるが、今後の利上げは非常に緩やかになると想定され、上昇幅は限定的と考えられる。
日米の金融政策を巡り様々な憶測が浮上しているが、米国が金融緩和の解除に向かうなか日本は緩和継続といった
構図は変化せず、日米の金融政策決定会合を経て不透明感が払拭されるにつれて円高圧力は後退すると想定。
◆主要指数予測値
(期末値)
16 年 7-9 月
16 年 10-12 月
17 年 1-3 月
17 年 4-6 月
日経平均 (円)
17,500
18,000
18,000
19,000
NYダウ (米ドル)
19,000
19,500
19,500
20,000
日本10年国債利回り (%)
▲0.1
▲0.1
▲0.1
▲0.1
米国10年国債利回り (%)
1.6
1.7
1.7
1.8
円/米ドル (円)
103
105
105
106
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
50
3
付属資料
▶ Chapter
51
チャート集 - 株式市場(先進国)
日経平均
(円)
NYダウ
(米ドル)
22,000
20,000
20,000
日経平均
18,000
13週移動平均
13週移動平均
16,000
26週移動平均
16,000
NYダウ
18,000
26週移動平均
14,000
14,000
12,000
12,000
10,000
10,000
8,000
8,000
6,000
6,000
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
ナスダック総合
ドイ ツDAX
5,500
14,000
5,000
ナスダック総合
4,500
13週移動平均
4,000
26週移動平均
ドイツDAX
12,000
13週移動平均
10,000
3,500
26週移動平均
8,000
3,000
2,500
6,000
2,000
4,000
1,500
1,000
2,000
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
52
チャート集 - 株式市場(新興国)
上海総合
イ ンドSENSEX
6,000
35,000
インドSENSEX
上海総合
5,000
13週移動平均
30,000
13週移動平均
25,000
26週移動平均
26週移動平均
4,000
20,000
3,000
15,000
2,000
10,000
1,000
5,000
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
ブラジ ルボベスパ
ロシ アRTS(米ドル建て)
75,000
3,000
ロシアRTS
70,000
2,500
65,000
60,000
13週移動平均
26週移動平均
2,000
55,000
1,500
50,000
45,000
ブラジルボベスパ
40,000
13週移動平均
35,000
26週移動平均
1,000
500
30,000
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
53
チャート集 - REIT市場
国内REIT
米国REIT
3,000
20,000
米国REIT
国内REIT
2,500
13週移動平均
15,000
13週移動平均
2,000
26週移動平均
26週移動平均
1,500
10,000
1,000
5,000
500
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)国内REIT:東証REIT指数
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)米国REIT:FTSE NAREIT All Equity REITs インデックス
豪州REIT
シ ンガポールREIT
3,000
1,200
豪州REIT
2,500
1,000
13週移動平均
2,000
800
26週移動平均
1,500
600
1,000
400
500
200
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)豪州REIT:S&P/ASX200 A-REIT指数
16
シンガポールREIT
13週移動平均
26週移動平均
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)シンガポールREIT:FTSE Strait Times REIT指数
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
54
チャート集 - 債券市場
国内金利
(%)
米国金利
(%)
2.5
6
2.0
10年国債利回り
5
10年国債利回り
1.5
2年国債利回り
4
2年国債利回り
1.0
3
0.5
2
0.0
1
-0.5
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
ドイ ツ金利
(%)
07
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
豪州金利
(%)
5
8
4
3
10年国債利回り
7
2年国債利回り
6
10年国債利回り
2年国債利回り
5
2
4
1
3
0
2
-1
1
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
55
チャート集 - 外国為替市場①
米ドル
(円)
ユーロ
(円)
130
(米ドル)
180
↑円安米ドル高
↓円高米ドル安
120
1.8
円/ユーロ(左軸)
160
1.6
米ドル/ユーロ(右軸)
110
140
1.4
120
1.2
100
90
↑ユーロ高
↓ユーロ安
100
80
70
1.0
80
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
豪ドル
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(円)
0.8
07
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(米ドル)
120
1.2
100
1.0
人民元
(円)
5.0
円/人民元(左軸)
20
0.8
5.5
人民元/米ドル(右軸、逆目盛)
18
80
(人民元)
22
6.0
16
6.5
14
60
↑豪ドル高
↓豪ドル安
12
0.4
08
09
10
11
↑人民元高
↓人民元安
米ドル/豪ドル(右軸)
40
07
7.0
0.6
円/豪ドル(左軸)
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
7.5
10
8.0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
56
チャート集 - 外国為替市場②
ブラジ ルレアル
(円)
(ブラジルレアル)
70
1.0
↑レアル高
↓レアル安
60
1.5
50
2.0
40
2.5
30
3.0
2.5
40
2.0
50
1.5
60
10
ブラジルレアル/米ドル(右軸、逆目盛)
4.0
1.0
4.5
0.5
09
10
11
12
13
14
15
16
メキシ コペソ
↑ルピー高
↓ルピー安
70
80
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(円)
30
インドルピー/米ドル(右軸、逆目盛)
3.5
08
20
円/インドルピー(左軸)
3.0
円/ブラジルレアル(左軸)
07
(インドルピー)
3.5
20
0
イ ンドルピー
(円)
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(メキシコペソ)
トルコリラ
(円)
(トルコリラ)
9
120
11
100
8
13
80
1.5
6
15
60
2.0
4
17
40
2.5
19
20
12
↑ペソ高
↓ペソ安
10
円/メキシコペソ(左軸)
2
メキシコペソ/米ドル(右軸、逆目盛)
21
08
09
10
11
12
↑リラ高
↓リラ安
1.0
円/トルコリラ(左軸)
3.0
トルコリラ/米ドル(右軸、逆目盛)
0
07
0.5
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
0
3.5
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
57
チャート集 - 商品市場
CRB指数
WTI原油先物(NYMEX、期近)
(米ドル/バレル)
500
160
CRB指数
450
140
13週移動平均
400
26週移動平均
350
120
100
80
300
250
200
150
60
WTI原油先物
40
13週移動平均
20
26週移動平均
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
金先物(COMEX、期近)
(米ドル/トロイオンス)
07
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
銅先物(COMEX、期近)
(米ドル/ポンド)
2,000
500
1,800
金先物
450
1,600
13週移動平均
400
26週移動平均
1,400
350
1,200
300
1,000
250
銅先物
800
200
13週移動平均
600
150
26週移動平均
400
100
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
58
チャート集 - その他
VIX指数
日経平均ボラティリティー・インデックス
90
100
80
↑市場心理 不安定
↓市場心理 安定
70
↑市場心理 不安定
↓市場心理 安定
80
60
60
50
40
40
30
20
20
10
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)米S&P500指数を対象とするオプションを基に算出。市場心理を表す
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)日経平均を対象とするオプションを基に算出。市場心理を表す
米国CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)
(bp)
07
日本CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)
(bp)
300
600
↑信用リスク大
↓信用リスク小
250
↑信用リスク大
↓信用リスク小
500
200
400
150
300
100
200
50
100
0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)CDX(5年、投資適格)を使用。bp:ベーシスポイント(1bp=0.01%)
16
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年) 期間:2007年4月6日~2016年8月26日(週次、表示日を含む週の最終値)
16
(年)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)iTraxx(5年、投資適格)を使用。bp:ベーシスポイント(1bp=0.01%)
※ 当資料の記載事項は過去の実績や過去の時点における予測値を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを示唆あるいは保証するものではありません。また今後の見通しにか
かる記載が含まれる場合がありますが、それらは作成日現在の情報に基づくものであり、今後の投資環境などの変化により、予告なく変更される場合があります。当資料の内容は、当社のファンドの
運用方針と直接関係するものではありません。
※ リスクや費用など、投資信託に関するご注意は1ページおよび裏表紙をご覧ください。
59
投資信託へのご投資に際しての留意事項
【投資信託にかかるリスクについて】
投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資産の市場における取引価格の変動や
為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運用による損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者の
みなさまの投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信託は預貯
金とは異なります。
【投資信託にかかる費用について】
新光投信が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただきます。
■購入時に直接ご負担いただく費用
• 購入時手数料:上限4.104%(税抜3.8%)
■換金時に直接ご負担いただく費用
• 信託財産留保額:上限0.5%
• 公社債投信およびグリーン公社債投信の換金時手数料:取得年月日により、1万口につき上限108円(税抜100円)
• その他の投資信託の換金時手数料:ありません。
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
• 運用管理費用(信託報酬):年率で上限2.484%(税抜2.4%)
■その他の費用・手数料
• 監査法人に支払うファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託手数料、資産を外国で保管する場合の費用などを、その都度(監査報酬は
日々)、投資信託財産が負担します。
※「その他の費用・手数料」については、定率でないもの、定時に見直されるもの、売買条件などに応じて異なるものなどがあるため、当該費用およ
び合計額などを表示することができません。
◎手数料などの合計額については、購入金額や保有期間などに応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、新光投信が運用するす
べての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、それぞれの費用における最高の料率を記載しております。
投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なることから、リスクの内容や性質が異
なり、費用もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面
など(目論見書補完書面を含む)をご覧ください。
○ 新光投信は、お客さまが投資信託を購入される際の金融商品取引契約の当事
者とはなりません。
○ 投資を行う際は販売会社より十分な商品説明を受け、最終決定はお客さまご
自身でご判断ください。
○ 本資料に示す意見等は、特に断りのない限り本資料作成日現在の新光投信運
用調査部の見解です。
商 号 等 : 新光投信株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第339号
加入協会: 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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