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事業報告書 - 学校法人 帝塚山学院
平成 24 年度(2012 年度) 事 業 報 告 書 (平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 31 日まで) 平成 25 年 5 月 23 日 学校法人 帝塚山学院 目 Ⅰ 法人の概要 1 2 3 4 Ⅱ 2 P8 過去6年間における法人財政とその関連事項の推移について P14 過去6年間における設置各校の教学上又は組織上の主要な改革 や施策について P17 法人の経営理念と経営戦略 法人の財務政策と人事政策 ガバナンスの強化と大学教育の質の向上 大学教育の抜本的改革 法人の経営方針と短・中・長期的経営戦略の策定 P21 P21 P22 P24 P24 法人事業の概要 1 平成 24 年度の法人財政と財務内容 2 資金運用委員会の意見と資金運用実績 3 法人の事業経営並びに会計処理に関する法人監事および 独立監査人(公認会計士)の監査報告書 Ⅴ P1 P2 P3 P5 法人の経営理念と経営政策 1 2 3 4 5 Ⅳ 設置する学校・学部・学科等 学校法人組織構成図 学校・学部・学科等の入学定員、学生数の概要 役員・教職員の概要 ①理事会 ②評議員会 ③教職員数 別表 1 過去6年間における法人財政の推移について 1 Ⅲ 次 P25 P27 P27 設置する学校の概要 1 大学部門 (1)リベラルアーツ学部 (2)人間科学部 (3)教育開発・支援センター (4)アドミッションセンター (5)キャリアセンター (6)大学院 P28 2 3 4 Ⅵ 中学校高等学校 (1)帝塚山学院中学校高等学校 (2)帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 小学校・幼稚園 (1)帝塚山学院小学校 (2)帝塚山学院幼稚園 平成 24 年度学生移動及び卒業生の進路 P44 P50 P56 財務の概要 1 2 平成 24 年度決算の概要 (1)財産目録 (2)資金収支計算書 (3)資金収支・キャッシュフロー関連表 (4)消費収支計算書 (5)貸借対照表 (6)監査報告書 (7)収益事業 経年比較 (1)資金収支の推移 (2)消費収支の推移 (3)貸借対照表の推移 (4)財務比率表の推移 P77 P85 Ⅰ 法人の概要 1.設置する学校・学部・学科等 ①帝塚山学院大学 大学院 学部 (学長:酒井 信雄) 人間科学研究科 人間科学専攻 人間科学研究科 臨床心理学専攻(専門職) リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 人間科学部 情報メディア学科 心理学科 食物栄養学科 ②帝塚山学院高等学校 (校長:山下 章 ) ③帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 (校長:脇田 忠昭) ④帝塚山学院中学校 (校長:山下 章 ) ⑤帝塚山学院泉ヶ丘中学校 (校長:脇田 忠昭) ⑥帝塚山学院小学校 (校長:兵頭 慎 ) ⑦帝塚山学院幼稚園 (園長:田中 幸枝) 1 2 2.学校法人組織構成図(平成24年5月1日現在) 本 部 事 務 局 土曜学校(TSS)事務局 リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 部 人 帝 塚 山 学 院 大 学 学 長 酒井 信雄 副学長 溝手 真理 高等学校以下各校教育改革 兼入試対策担当理事 山本 三郎 顧 問 間 科 学 部 大学事務局長 岡本 親宣 大学泉ヶ丘キャンパス事務局 大学事務局長 岡本 親宣 大学院人間科学研究科 課 経 理 給 与 課 記 念 事 業 課 記 念 募 金 課 国 際 交 流 セ ン タ ー 総 務 課 学 務 課 ( 医 務 室 ) ( 学 生 相 談 室 ) 研究科長 大塚 義孝 学 長 直 轄 部 大 学 図 書 メ デ ィ ア セ ン タ ー 大学図書館(狭山館) 生 涯 学 習 セ ン タ ー 総 務 課 学 務 課 門 センター事務長 溝手 真理 学 院 長 児玉 隆夫 大学狭山キャンパス事務局 人間科学部長 松本 章 教育開発・支援センター 学 院 事 記 念 誌 編 纂 課 リベラルアーツ学部長 永草 次郎 理 事 長 石川 啓 学 院 長 児玉 隆夫 常務理事 八木 孝昌 事業理事 木山 哲夫 人 土曜学校(TSS)事務室 学 院 創 立 100 周 年 記 念 事 業 局 局長 木山 哲夫(職務代行) 理事会 務 入試・広報企画課 本部事務局長 木山 哲夫 監 事 総 心理教育相談センター ( 館 館長 渡邊 隆弘 国 際 理 解 研 究 所 所長 中川 謙 医 務 室 ) ( 学 生 相 談 室 ) アドミッションセンター キ ャ リ ア セ ン タ ー ( 栄 養 相 談 室 ) 大 学 院 事 務 課 大学図書館(泉ヶ丘館) 評議員会 企 画 室 高等学校以下事務局総局長 原 祥隆 高等学校以下アドミッションセンター 帝塚山学院中学校高等学校 校長 山下 章 帝 塚 山 学 院 小 学 校 住 吉 校 事 務 室 住吉校事務長 髙尾 茂樹 校長 兵頭 慎 総 務 課 住吉校中高図書館 帝 塚 山 学 院 幼 稚 園 園長 田中 幸枝 帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 泉 ヶ 丘 校 事 務 室 校長 脇田 忠昭 泉ヶ丘校事務長 澤田 朗 総 務 課 泉 ヶ 丘 校 図 書 館 3.学校・学部・学科等の入学定員、学生数の概要 平成24年5月1日現在 定員 学部・学科名等 現員 入学定員 収容定員 1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計 人間科学研究科 人間科学専攻 10 20 2 3 5 20 40 22 20 42 30 60 24 23 47 200 800 143 132 137 135 547 200 800 143 132 137 135 547 12 12 大学院 人間科学研究科(専門職) 臨床心理学専攻 大学院計 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 リベラルアーツ学部計 文学部 現代コミュニケーション学科(H21年度募集停止) 文学部計 0 0 0 0 0 12 12 90 360 87 85 89 91 352 150 600 168 162 164 157 651 80 320 84 93 94 86 357 320 1,280 339 340 347 334 1,360 文化学科 19 19 人間学科 31 31 人間科学部 大学 情報メディア学科 心理学科 食物栄養学科 人間科学部計 人間文化学部(H21年度人間科学部へ名称変更) 人間文化学部計 0 0 0 0 0 50 50 大学学部計 520 2,080 482 472 484 531 1,969 帝塚山学院高等学校 240 720 239 226 224 689 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 280 840 276 218 236 730 帝塚山学院中学校 200 600 242 212 218 672 160 480 204 180 173 557 120 720 109 111 114 高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘中学校 以下 帝塚山学院小学校 総定員 帝塚山学院幼稚園 高等学校以下計 合 計 114 124 125 697 (3歳児) (4歳児) (5歳児) 50 160 48 49 49 146 1,050 3,520 1,118 996 1,014 114 124 125 3,491 1,600 5,660 1,624 1,491 1,498 645 124 125 5,507 注)帝塚山学院泉ヶ丘高校の外部募集定員は120名であるが、平成22年度入学から80名に変更している。 帝塚山学院小学校の入学定員は120名であるが、平成21年度入学から募集定員を120名から114名に変更している。 3 (参考)平成25年5月1日現在 定員 学部・学科名等 現員 入学定員 収容定員 1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計 人間科学研究科 人間科学専攻 10 20 1 2 3 20 40 22 22 44 30 60 23 24 47 200 800 118 134 120 147 519 200 800 118 134 120 147 519 1 1 大学院 人間科学研究科(専門職) 臨床心理学専攻 大学院計 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 リベラルアーツ学部計 文学部 現代コミュニケーション学科(H21年度募集停止) 文学部計 0 0 0 0 0 1 1 90 360 63 81 80 92 316 150 600 171 157 156 170 654 80 320 91 82 92 97 362 320 1,280 325 320 328 359 1,332 文化学科 5 5 人間学科 8 8 人間科学部 大学 情報メディア学科 心理学科 食物栄養学科 人間科学部計 人間文化学部(H21年度人間科学部へ名称変更) 人間文化学部計 0 0 0 0 0 13 13 大学学部計 520 2,080 443 454 448 520 1,865 帝塚山学院高等学校 240 720 248 231 224 703 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 280 840 249 274 211 734 帝塚山学院中学校 200 600 234 241 207 682 160 480 217 202 179 598 120 720 116 111 113 高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘中学校 以下 帝塚山学院小学校 総定員 帝塚山学院幼稚園 高等学校以下計 合 計 112 113 123 688 (3歳児) (4歳児) (5歳児) 50 160 49 48 52 149 1,050 3,520 1,113 1,107 986 112 113 123 3,554 1,600 5,660 1,579 1,585 1,434 632 113 123 5,466 注)帝塚山学院泉ヶ丘高校の外部募集定員は120名であるが、平成22年度入学から80名に変更している。 帝塚山学院小学校の入学定員は120名であるが、平成21年度入学から募集定員を120名から114名に変更している。 4 4.役員・教職員の概要(平成24年5月1日現在) ①理事会(平成24年度内異動を含む) ■理事 定員:12人以上25人以内 現員:22人 ※は外部 理 事 長 石 川 啓 学 院 長 児 玉 隆 夫 常務理事 八 木 孝 昌 事業理事 木 山 哲 夫 ■監事 高等学校以下 教育改革兼入 試対策担当理 事 山 本 三 郎 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 理 近 酒 杉 田 土 豊 永 中 中 野 馬 兵 福 松 溝 山 脇 渡 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 事 衞 彰 井 信 雄 本 雅 子 附 正 夫 肥 孝 治 島 久真男 草 次 郎 島 治一郎 村 浩 一 村 明 雄 場 雄 三 頭 慎 田 順太郎 本 章 手 真 理 下 章 田 忠 昭 辺 滉 ※ 6/28付就任 ※ ※ ※ 5/22付退任 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 定員:2人又は3人 現員:2人 監 事 三 木 二 良 ※ 監 事 山 根 敬 介 ※ ※は外部 ■理事会、理事会常務委員会の開催回数 平成24年度 理事会:5回 理事会常務委員会:39回 ■理事会、理事会常務委員会の議事内容 別表1参照。 5 ②評議員会(平成24年5月1日現在) ■評議員 定員:30人以上52人以内 現員:48人 ※は外部 評 議 員 秋 岡 省 三 ※ 評 議 員 秋 田 悦 子 ※ 評 議 員 有 田 太 郎 ※ 評 議 員 石 川 啓 評 議 員 植 田 宏 ※ 評 議 員 太 田 重 彦 ※ 評 議 員 大 塚 幸 男 ※ 評 議 員 大 塚 義 孝 評 議 員 大 屋 登史子 ※ 評 議 員 岡 本 親 宣 評 議 員 奥 田 晃 子 評 議 員 川 島 三 夫 評 議 員 木 下 敏 彦 評 議 員 木 山 哲 夫 評 議 員 清 遠 豊 ※ 評 議 員 児 玉 隆 夫 評 議 員 五 味 義 文 ※ 評 議 員 酒 井 信 雄 評 議 員 佐々木 茂 夫 ※ 評 議 員 澤 田 朗 評 議 員 杉 本 雅 子 6/28付就任 評 議 員 髙 尾 茂 樹 評 議 員 瀧 山 恵 評 議 員 田 中 幸 枝 評 議 員 竹 内 正 明 ※ 評 議 員 谷 啓 介 評 議 員 田 村 浩 評 議 員 鶴 崎 裕 雄 ※ 評 議 員 永 草 次 郎 5/22付退任 評 議 員 中 村 浩 一 ※ 評 議 員 西 浦 寿 子 ※ 評 議 員 登 純 一 郎 評 議 員 野 村 正 朗 ※ 評 議 員 萩 原 武 評 議 員 長 谷 川 正 ※ 評 議 員 馬 場 雄 三 ※ 評 議 員 原 祥 隆 評 議 員 兵 頭 慎 評 議 員 平 井 啓 一 ※ 評 議 員 平 田 康 夫 ※ 評 議 員 古 川 繁 浩 ※ 評 議 員 松 本 章 評 議 員 溝 手 真 理 評 議 員 村 上 重 雄 評 議 員 八 木 孝 昌 評 議 員 山 下 章 評 議 員 山 田 昌 子 ※ 評 議 員 山 本 三 郎 評 議 員 脇 田 忠 昭 評 議 員 渡 辺 綾 子 6 ■評議員会の開催回数 平成24年度 評議員会:3回 ③教職員数(平成24年5月1日現在) (教員) 専任 リベラルアーツ学部 人間科学部 大学院 帝塚山学院中学校高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 帝塚山学院小学校 帝塚山学院幼稚園 合計 帝塚山学院大学 任期制専任 30 30 2 44 54 21 7 188 常勤 特任 2 3 0 15 5 8 1 34 0 3 0 11 12 2 1 29 任期制専任 契約・嘱託 2 4 4 2 0 12 3 9 19 4 4 39 非常勤 89 121 9 55 36 7 2 319 計 2 7 2 0 0 2 0 13 計 2 0 0 0 0 2 アルバイト 0 9 13 10 6 38 123 164 13 125 107 40 11 583 (職員) 専任 法人本部 大学狭山キャンパス事務局 大学泉ヶ丘キャンパス事務局 住吉校事務室 泉ヶ丘校事務室 合計 9 13 16 8 7 53 7 派遣 16 35 52 24 17 144 別表1 ①理事会の審議事項 開催年月日 監事の出席 議事内容 第1号議案:平成23年度事業報告及び決算(案)の件 平成24年5月26日 有 第2号議案:専門職大学院 学費改定の件 第3号議案:新給与体系導入に伴う就業規則一部変更に関する業務一任の件 第1号議案:大学リベラルアーツ学部長選任の件 平成24年6月28日 有 第2号議案:理事選任の件 第3号議案:評議員選任の件 第1号議案:平成24年度補正予算(案)の件 平成24年10月26日 有 第2号議案:大学学則 一部変更の件 第3号議案:大学名誉教授称号授与の件 第1号議案:理事選考会議結成の件 第2号議案:理事および理事長選任の件 第3号議案:理事および学院長選任の件 第4号議案:泉ヶ丘中学校高等学校校長選任の件 平成25年1月31日 有 第5号議案:泉ヶ丘中学校高等学校副校長選任の件 第6号議案:泉ヶ丘中学校高等学校教頭選任の件 第7号議案:理事選任の件 第8号議案:評議員選任の件 第9号議案:学長選考に関する諸規程改定の件 第1号議案:平成25年度事業計画および予算(案)の件 第2号議案:大学リベラルアーツ学部長選任の件 第3号議案:大学人間科学部長選任の件 第4号議案:本部事務局長選任の件 第5号議案:理事の退任および選任の件 第6号議案:評議員の辞任、退任および選任の件 第7号議案:理事長職務代行者選任の件 平成25年3月22日 有 第8号議案:常務理事選任の件 第9号議案:事業理事選任の件 第10号議案:顧問選任の件 第11号議案:学長選考会議委員選任の件 第12号議案:給与規程改定に伴う就業規則一部変更の件 第13号議案:大学および大学院学則 一部変更の件 第14号議案:高等学校学則 一部変更の件 第15号議案:泉ヶ丘高等学校学則 一部変更の件 8 別表1 ②理事会常務委員会の議事内容 回数 議事内容 開催年月日 報告事項 第967回 平成24年4月12日 帝塚山学院大学および大学院教職員の入学試験に伴う手当支給に関する規程施行細則(案)の改定について 組合関係 第968回 平成24年4月19日 第969回 平成24年4月26日 報告事項 報告事項 組合関係 報告事項 第970回 平成24年5月10日 平成23年度事業報告書及び決算(案)の件 5月24日開催 理事会および5月25日開催 評議員会の議案について 報告事項 第971回 平成24年5月17日 理事会常務委員会が推薦する平成24年度 教育後援会顧問ならびに幹事(案)について 今夏の学院全体の節電対策について 報告事項 今夏の学院全体の節電対策について 第972回 平成24年5月24日 セクハラ問題委員会委員の委嘱について 組合関係 報告事項 第973回 平成24年5月31日 「帝塚山学院 給与規程」役職手当の一部改定案について 組合関係 報告事項 第974回 平成24年6月7日 組合関係 報告事項 第975回 平成24年6月14日 帝塚山学院給与規程の改定案について 組合関係 報告事項 大学リベラルアーツ学部長の選任について 第976回 平成24年6月21日 「教員研究費および職員研修費に関する規程」(案)について 組合関係 報告事項 第977回 平成24年6月28日 大震災マニュアル(案)について 組合関係 報告事項 第978回 平成24年7月5日 組合関係 報告事項 第979回 平成24年7月12日 新給与体系案導入の手続きについて 9 回数 議事内容 開催年月日 報告事項 大学特任教授の採用について 第980回 平成24年7月26日 一般職契約職員の採用について 「帝塚山学院大学 特任教授採用規程」の改定について 組合関係 報告事項 任期制専任教員の採用について(3名) (配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校 担当:英語2名、理科1名) 「帝塚山学院 定年退職者再雇用規程」「帝塚山学院 定年退職者再雇用規程細則」の改定について 第981回 平成24年9月6日 過半数代表者への文書について 平成24年10月からの36協定締結について 組合関係 報告事項 任期制専任教員の採用について(1名)(配属予定先:中学校高等学校 担当:美術) 第982回 平成24年9月13日 「帝塚山学院 定年退職者再雇用規程」「帝塚山学院 定年退職者再雇用規程細則」の改定について 組合関係 報告事項 第983回 平成24年9月27日 帝塚山学院第2世紀を目前にしたIB教育導入について 組合関係 報告事項 常勤講師の採用について(3名) (配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校 担当:数学…2名 理科…1名) 帝塚山学院第2世紀を目前にしたIB教育導入について 第984回 平成24年10月4日 給与規程改定に伴う新給与体系の導入について 大学名誉教授称号の授与について 組合関係 報告事項 帝塚山学院第2世紀を目前にしたIB教育導入について 第985回 平成24年10月11日 大学学則の一部変更について 平成24年度補正予算案の概要について 組合関係 報告事項 任期制専任教員から専任教員への雇用形態変更について 大学特任教授の採用について(配属予定先:大学人間科学部、教職課程担当) 第986回 平成24年10月18日 常勤講師の採用について (配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校、英語2名 国語1名 保健体育1名) 平成24年度補正予算(案)について 10月25日開催 評議員会 10月26日開催 理 事 会の議案について 過半数代表者への文書について 第987回 平成24年10月25日 報告事項 10 回数 議事内容 開催年月日 報告事項 任期制専任教員から専任教員への雇用形態変更について 常勤講師の採用について(配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校、社会1名) 第988回 平成24年11月8日 学長選考に関する諸規程の改定について 給与規程改定に伴う公示(案)及び経過措置、移行措置について 過半数代表者への文書について 組合関係 報告事項 大学特任教授の採用について 常勤講師の採用について 第989回 平成24年11月15日 任期制専任事務職員の専任事務職員への雇用形態変更について 学長選考に関する諸規程の改定について 過半数代表者関係 組合関係 報告事項 任期制専任教員の採用について(配属予定先:幼稚園) 学長選考に関する諸規程の改定について 第990回 平成24年11月22日 「帝塚山学院大学 教職支援室規程」(案)の制定について 「帝塚山学院 定年退職者再雇用規程細則」の改定について 組合関係 報告事項 泉ヶ丘中学校高等学校 次期校長の内定について 任期制専任事務職員の採用について(配属予定先:住吉校事務室 担当:幼稚園小学校管理栄養士) 第991回 平成24年11月29日 常勤講師の採用について(配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校 担当:数学) 平成25年度事業計画書の作成および当初予算の編成について 「帝塚山学院大学 特任教授採用規程」の改定について 「学校法人 帝塚山学院 大学専任教員採用に関する手続規程」の改定について 報告事項 泉ヶ丘中学校高等学校 次期副校長 および 次期教頭の内定について 任期制専任事務職員の採用について(配属予定先:住吉校事務室 担当:幼稚園小学校管理栄養士) 第992回 平成24年12月6日 「帝塚山学院大学 特任教授採用規程」の改定について 「学校法人 帝塚山学院 大学専任教員採用に関する手続規程」の改定について 過半数代表者への文書について 報告事項 教育職契約職員の採用について(配属予定先:幼稚園、担当:ホームクラス) 「帝塚山学院大学 ICTセンター規程」(案)の制定について 第993回 平成24年12月13日 「学校法人 帝塚山学院 一般職契約職員雇用規程」の改定について 組合関係 過半数代表者への文書について 11 回数 議事内容 開催年月日 報告事項 大学所属特任教授への雇用形態変更について(大学教職支援室長 任命予定者) 常勤講師の採用について(配属予定先:小学校) 一般職契約職員の採用について 第994回 平成24年12月20日 「学校法人 帝塚山学院 一般職契約職員雇用規程」の改定について 「学校法人 帝塚山学院 教育職契約職員雇用規程」の改定について 過半数代表者への文書について 組合関係 報告事項 第995回 平成25年1月10日 一般職契約職員の採用について (配属予定先:大学事務局アドミッションセンター 担当:学生募集業務) 報告事項 大学所属特任教授の採用について(大学ICTセンター長 任命予定者) 第996回 平成25年1月17日 1月31日開催 臨時理事会の議案について 組合関係 報告事項 第997回 平成25年1月24日 大学緊急戦略会議について 組合関係 報告事項 常勤講師の採用について(配属予定先:中学校高等学校、担当:養護) 短・中・長期的学院経営戦略(ビジョンマップ)の策定(案)について 第998回 平成25年1月31日 泉ヶ丘高等学校学則 一部変更について 過半数代表者への文書について 組合関係 報告事項 常勤講師の採用について(配属予定先:中学校高等学校、担当:国語) 第999回 平成25年2月7日 教育職契約職員の採用について(配属予定先:小学校、担当:庶務) 短・中・長期的学院経営戦略(ビジョンマップ)の策定(案)について【継続】 組合関係 報告事項 任期制大学専任教員の採用について(2名) 第1000回 平成25年2月14日 (配属予定先:大学リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科、職位:専任講師)…1名 (配属予定先:大学人間科学部 心理学科、職位:専任講師)…1名 平成25年3月21日開催 評議員会 平成25年3月22日開催 理事会の議案について 高等学校学則の一部変更について 報告事項 常勤講師の採用について(配属予定先:泉ヶ丘中学校高等学校、担当:保健体育) 第1001回 平成25年2月21日 「帝塚山学院 給与規程」の一部改定について 組合関係 12 回数 議事内容 開催年月日 報告事項 第1002回 平成25年2月28日 任期制専任教員の採用について(2名) (配属予定先:大学人間科学部 心理学科、職位:教授…1名 准教授…1名) 組合関係 報告事項 大学リベラルアーツ学部長の選任について 大学人間科学部長の選任について 常勤参与の選任について 本部事務局長の選任について 第1003回 平成25年3月7日 常勤講師の採用について(配属予定:泉ヶ丘中学校高等学校、担当:保健体育…1名) 一般職契約職員の採用について(配属予定先:住吉校事務室(幼稚園事務担当)) 平成25年度当初予算案および事業計画書案について 理事、監事、顧問および評議員の辞任、退任、選任について 大学および大学院学則の一部変更について 報告事項 大学特任教授の雇用契約更新について(所属:人間科学部食物栄養学科、2名) 大学任期制実験助手の雇用契約更新について(所属:人間科学部食物栄養学科、1名) 第1004回 平成25年3月14日 大学人間科学部食物栄養学科 健康実践栄養士課程の新設について 「帝塚山学院 事務組織規程」の一部改定について 組合関係 報告事項 第1005回 平成25年3月21日 「経営戦略検討チーム」発足について 平成25年4月1日開催の理事会について 13 Ⅱ 過去6年間における法人財政の推移について 1.過去6年間における法人財政とその関連事項の推移について 平成 19 年 4 月 1 日から、2 期 6 年間にわたった前理事会の任期は、平成 25 年 3 月末日をもって終了したので、一つの区切りとして、その間の本法人財政及び関連事 項の推移を概観し、ここで報告しておくことにする。 前々期の理事会が、平成 19 年 3 月 31 日付で継承した本法人の資産は、資産総額約 246 億円、一方負債総額は約 55 億円で正味資産は約 191 億円であった。また、その 2 年前から、帰属収支差額は 2 年連続して赤字であった。上記の負債総額約 55 億円 は、当時の本法人の帰属収入の約 85%にあたる額であり、10 年以内にそれら負債を 完済することは不可能であると思われた。 そこで理事会は、可及的速やかに学院の財政再建に取り組むべく、同年 4 月に理事 会常務委員会に学院改革会議を設置し、その傘下の大学改革部会、高以下改革部会及 び財政改革部会において、法人、教学が一体となってそれぞれの改革に取り組むこと にした。 そして、平成 19 年 6 月には、 「緊急財政再建計画案の骨子」を組合はじめ全構成員 に配付し、同年 7 月には「新給与体系について」を同様に作成し、配付した。さらに 同年 11 月には「学院の現状と近未来のヴィジョンについて」を発行、翌年の平成 20 年 2 月には「学院大学存亡の秋」を発行して、職場毎の説明会を計 12 回にわたり開 催して、教職員の理解と協力を求めた。 新給与体系の導入については、大学教職員組合との合意は平成 19 年度中に得られ たものの、教職員組合とは、平成 20 年 2 月に「平成 19 年度末およびそれ以降の「院 園格差」の支払い廃止」についての合意と、 「平成 20 年 4 月からの給与支払いは新給 与体系の中の給料表にもとづいて 1 年に限り実施する」という暫定的合意に達した。 以後、教職員組合とは毎年同様の暫定的合意を積み重ねて、平成 23 年度末迄同様の 支払措置を行ってきたが、平成 19 年 7 月に新給与体系案を提示してから、すでに 4 年半も経過し、その間の団交回数も 100 回を超えたので、平成 23 年 3 月に、組合と 法人は「平成 23 年 12 月末日迄に双方誠意をもって協議する」旨の合意書を取り交し て、引き続き団交を続けたが、年末の期限迄に合意に至らず物別れに終わったことは 大変残念なことであった。 そこで法人は、止むなく労働基準監督署からの指摘もふまえ、平成 24 年 3 月末日 迄に本学院 4 事業所(法人本部・住吉事業所、泉ヶ丘中学校高等学校事業所、泉ヶ丘 キャンパス事業所、狭山キャンパス事業所)毎に専任、非常勤、正規、非正規の職員 を問わず、アルバイト職員も含む本学院から給料の支給を受けている全構成員から代 表者の選出を依頼し、同年 2 月末日迄に 4 事業所から計 4 名の代表者が選出された。 平成 24 年春から夏にかけてそれら代表者に対し再度新給与体系を説明すると共に、 新給与体系に対する 4 名の過半数従業員代表者の意見を求め、その意見を添えて、平 成 24 年 11 月末日迄に所轄の 3 労働基準監督署に対して給与や諸手当の支払いに関す 14 る就業規則変更の手続きを行った。 上記の如く新給与体系の導入は足かけ 6 年に及ぶ大事業であったが、その他にも、 平成 22 年 4 月からは高以下教員の所謂「ワタリ制度の廃止」についても組合の合意 が得られた。 この間、法人の財政的窮状についてよく理解して頂き、かつ協力して下さった全て の構成員に対し、満腔の敬意を表するものであり、この紙面をお借りして厚く御礼を 申し上げる次第である。 法人の常勤役員も教職員と痛みを分け合うために平成 18 年 4 月から平成 23 年 3 月迄の 5 年間、年俸の 20%(理事長は 25%)を返上した。専任教職員に対しては平成 20 年 4 月から平均 5%の給与カットを受忍して頂いたが、その後の定期昇給によって 全員の給与水準が平成 23 年度迄に平成 19 年度の水準に復していたので、本学評議員 会の役員報酬委員会の意見を求め、平成 23 年 4 月から役員報酬のカットも本来の年 俸額に戻させて戴いた。 上記のような経緯を経て、本学院の平成 24 年 3 月末現在の財政状況は、本冊子の 貸借対照表(P81)に記載されているように、資産総額は約 243.7 億円で 6 年前と変 わらないが、次頁の第 1 表の通り、その財務内容は大幅な改善をみた。 すなわち、資産の部においては、それまでになかった退職給与引当特定資産の積増 しや学校債引当特定資産、創立 100 周年記念引当特定資産、創立 100 周年記念寄附 金引当特定資産及び減価償却引当特定資産の創設により計 28 億 8 千万円を積み立て ることができ、また現金預金等の流動資産も、10 億 2 千 7 百万円増加させることが できた。他方、長期借入金などの負債の返済をこの間精力的に行ったので、長期借入 金は平成 19 年当時の約 24 億円から本年 3 月迄に 6 億 9 千万円まで減少し、今後 3 年以内に長期借入金をゼロにして無借金経営になる見込みである。 その他の各財務費目のいずれにおいても、費目別比較にみられるように相当な改善 を成し遂げることができたので、私学振興・共済事業団が現在使用している「定量的 な経営判断指標に基づく経営状態の区分」によっても、平成 19 年当初の 14 段階の下 から 3 段目の(D1)のレッドゾーンから、平成 24 年度は上から 3 番目の(A3)(正 常状態)に復活した。但し、この(A3)状態は、帰属収支が 0%以下になるか、外部負 債増が大きくなるとすぐにイエローゾーンに転落する可能性を示すものであるので、 教学の充実に必要な健全な運用資金を保有するためには、運用資金余裕比率において 消費支出の 1 年半分の保有という基準を充足するには、未だに程遠い状態であるので、 今後共教職員はじめ関係者の理解と協力をお願いする次第である。 15 平成18年度末と平成24年度末の貸借対照表における比較とその推移 平成1 8 年度(平成1 9 年3 月3 1 日現在) 平成2 4 年度(平成2 5 年3 月3 1 日現在) 差 額 (平 成 1 9 年 度 ― 平 成 2 4 年 度 ) 資産の部 固定資産 221 億 99 百万円 固定資産 208 億 87 百万円 13 億 12 百万円 うち有形固定資産 201 億 98 百万円 うち有形固定資産 179 億 81 百万円 22 億 17 百万円 その他の固定資産 20 億 01 百万円 その他の固定資産 29 億 05 百万円 △ 9 億 04 百万円 うち各種引当特定資産 19 億 74 百万円 うち各種引当特定資産 28 億 80 百万円 △ 9 億 06 百万円 流動資産 24 億 55 百万円 流動資産 34 億 82 百万円 △ 10 億 27 百万円 うち現金預金 21 億 68 百万円 うち現金預金 32 億 98 百万円 △ 11 億 30 百万円 有価証券 1 億 11 百万円 有価証券 88 百万円 23 百万円 百万円 80 百万円 243 億 69 百万円 2 億 85 百万円 28 億 47 百万円 10 億 84 百万円 その他 資産の部 合計 1 億 76 百万円 246 億 54 百万円 その他 資産の部 合計 96 負債の部 固定負債 39 億 31 百万円 固定負債 うち長期借入金 24 億 03 百万円 うち長期借入金 6 億 94 百万円 17 億 09 百万円 5 億 21 百万円 44 百万円 うち学校債 5 億 65 百万円 うち学校債 うち退職給与引当金 9 億 49 百万円 うち退職給与引当金 15 億 81 百万円 うち徴収不能引当金 14 百万円 うち徴収不能引当金 ―― 流動負債 16 億 21 百万円 流動負債 △ 6 億 32 百万円 14 百万円 12 億 32 百万円 3 億 89 百万円 うち短期借入金 3 億 31 百万円 うち短期借入金 1 億 67 百万円 1 億 64 百万円 うち学校債 1 億 29 百万円 うち学校債 1 億 12 百万円 うち未払金 5 億 19 百万円 うち未払金 2 億 98 百万円 17 百万円 2 億 21 百万円 うち前受金 4 億 67 百万円 うち前受金 5 億 20 百万円 うち預り金 負債の額 合計 1 億 74 百万円 55 億 52 百万円 うち預り金 負債の額 合計 △ 53 百万円 百万円 39 百万円 40 億 78 百万円 14 億 74 百万円 △ 24 億 44 百万円 1 億 35 基本金の部 第1号基本金 258 億 67 百万円 第1号基本金 283 億 11 百万円 第3号基本金 1 億 24 百万円 第3号基本金 1 億 24 百万円 第4号基本金 4 億 42 百万円 第4号基本金 4 億 42 百万円 正味資産 191 億 02 百万円 正味資産 202 億 91 百万円 △ 11 億 89 百万円 内は財政健全化を示す 16 2.過去6年間における設置各校における教学上又は組織上の主要な改革や 施策について 標記については、法人各部門や設置校において次のような改革が実行された。 ① 帝塚山学院大学 ⅰ)学院大学の改革 学院大学においては、それまでの各学部の定員未充定の状態を解消するため に、平成 20 年 2 月から 4 月にかけて法人と大学執行部共同開催の両学部教員 に対する参加を呼びかけ、両学部の全教員協議会を計 6 回開催して大学改革 についての討議を深めると共に、それぞれの新学部名称を募集した。 学院改革会議大学部会は、これらの協議会における議論をふまえて、平成 20 年 3 月末に学院大学を西日本最初のリベラルアーツ&サイエンス大学に改組転 換することを正式に決定した。この決定は、学院大学の伝統を活かせる点は活 かしながらも、小規模大学の特色と利点を強調して、学生のリベラルアーツ教 育を重視する面倒見の良い大学への変身を目指すものであった。 具体的には、①従来の文学部を改組転換して、リベラルアーツ学部 リベラル アーツ学科に改称する。 ②人間科学部の文化学科と心理学科を、それぞれ情報メディア学科と心理学 科に改組転換し、かつ既存の食物栄養学科と併せて学部名称を人間科学部とす るものであった。この各学部の改組転換、改名手続きの締切日は、同年の 5 月 2 日であって、極めて厳しい時間的、組織的、かつ法規的制約条件下であった が、予定通りの申請手続きを行うことができた。同年 8 月 20 日には、文部科 学省からの認可が下り、計画通り、平成 21 年 4 月 1 日から、両学部が新しく 発足することになった。 さらに同年 9 月には、新たに設置されている 2 学部 4 学科間に共通する分野 の企画、運営等を行い、また入学生に対する支援を行う体制の強化、教育、研 究の充実と整備を企画する、かつ地域の知の拠点としての地域貢献プログラム の開発、運営に取り組むための「教育開発・支援センター」 (CEDS)の設置を 中心とする「大学改善促進特別支援計画」を文部科学省に申請したところ、同 年 11 月に認可され、早速平成 20 年度から平成 24 年度まで向こう 5 年間の補 助金として 1 億円の交付を受けることができた。 (同開所式は、狭山キャンパス C 棟の大規模改修工事が終了した平成 21 年 2 月 28 日に挙行した) ⅱ)学院大学に対する財団法人日本高等教育評価機構による認証 平成 23 年 3 月 25 日付で、財団法人日本高等教育評価機構から、本学院大学に 「認定証」と「評価報告書」が交付された。この認証評価は長年の懸案であっ たが、これで本学院大学が公的に高等教育機関と認定されたことになった。 ⅲ)学院大学大学院専門職学位課程(臨床心理士専攻)に対する「臨床心理士養成 17 に関する専門職大学院認証評価機構(文部科学大臣認可機関)」による認証 標記の大学院専門職学位課程は、現在わが国に 6 大学院にしか設置されていな い。本学大学院においては平成 18 年に設置されてから 7 年目にあたるために、 平成 24 年度に再評価が実施されたもので、本学出身の臨床心理士資格取得者の 専門職能性を担保するものである。 ⅳ)平成 25 年度からは、全学科においてそれぞれのカリキュラムの改正が実施さ れている。 ② TSS(帝塚山土曜学校)の創設 平成 22 年 4 月に、文部科学省および大阪府の承認を得て、帝塚山学院の支援 学校として、土曜日に小学校施設を利用する帝塚山土曜学校(略称 TSS)を創 設した。創設時の対象は、学院内外の小学校 2 年生から 4 年生までの生徒であっ たが、以後対象を 1 年生から 6 年生まで年次的に拡張して、平成 25 年 4 月現在 では、合計 149 名の生徒がこの学校で学んでいる。毎週土曜日の午前 9 時 30 分 から午後 3 時 30 分まで、日本語無し英語のみのイマージョン学習を行っている。 教師は全員が「英語を外国語とする子供に対する英語教育免許」を所有する。外 国人教師 10 名~12 名が日本人の学生助手(大学生、大学院生)と共に英語、芸 術、音楽、体育などを教えている。この学校はこれまでに何度も新聞に大きく取 り上げられてきた。 昨年度の小学 5 年生で本校の英語 Level4 の生徒に、何の受験勉強もさせずに TOEIC BRIDGE のテストを試みに受けさせたところ、本校での学習期間 2 年間、 延べ 60 日の受講経験の生徒の中で、同テストで 135 点を記録した者もいた。 これは、一般の TOEIC 得点に換算して 400 点弱の成績であり、英検でいうと 2 級に相当する得点である。 このような生徒は、全員を住吉中学校又は、泉ヶ丘中学校に入学させ、両校でそ の英語力を維持、向上させる仕組を考慮して頂きたいと思っている。 ③ 帝塚山学院住吉中学校高等学校 「時代を創る女性づくり」をモットーに、学力のみならず多様化した社会の中 で活躍する女性に必要な人間力の形成を目指して、住吉中学校高等学校では、平 成 20 年から所謂グランドデザインの改革を進めるにあたって、その教育理念を 考えてコース制の改変が行われた。また、主体性を育むための「創究講座」や 「習熟度別授業」の仕組を作ってそれらを実施している。 同校は平成 17 年に、その中学校への入学生数が、募集定員(200 名)を大幅 に割り込み、139 名にまで落ち込むという事態を経験した。その事態の深刻さを 憂慮された当時の校長が入学者増をはかるために奔走して、関西学院大学との協 定により、平成 19 年度より中学校及び高等学校に関学コース(2 クラス 80 名) 18 を設けるという「英断」の結果、平成 19 年より同校中学部の入学者数は大幅に 回復し、募集定員の充足をみた。 ④ 帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 「あこがれは遠く高く」というスローガンのもとに、活力、創造性、国際感覚 をもつ、人材の育成を目指しており、本年 5 月に創設 30 周年を迎えた進学校で ある。 きめ細やかな指導体制によって、生徒達の進路希望に応えると共に、基礎学力 の定着、確実な学力の伸長を目標として、進学実績も着実に上げている。また、 平成 24 年度に中学 3 年生にキャリア教育の一環として実施された職業体験は、 各方面で活躍する卒業生の話を聞いたり十数社の企業や病院等を訪れた結果を発 表するなど大きな成果を挙げたと思う。 国際科の位置づけについては、将来の泉ヶ丘校の在り方を視野に入れて、広い 視点から検討願いたい。進学校における国際科の意味をよく検討され、今後はい かにも国際科の卒業生の進学先であると世間が納得するような進学実績を挙げ て頂きたい。 ⑤ 帝塚山学院小学校 100 年近くの歴史をもつ伝統校であるが、昨今は現校長を中心として探究型学 習に力を入れており、基本の「習熟型」学習を身につける「確かな学力」と自分 で考える「探究型」学習で身につける「豊かな学力」の 2 つの組み合わせを基本 に授業を革新していく方向性がより明確に示されている。 PYP(IB 初等教育)についても、候補校に名乗りをあげたが、その後 PYP 参 入の是非は当面棚上げにして、小学校で 2 年間研究を進めてきた「探究型学習」 の研究を今後 2 年間全員で進めて、PYP 導入の判断は 2 年後に行うことを決定し ている。 本年 3 学期の経験をふまえ、来年度からは全学年で探究型授業に取り組まれるが、 その成果は「新しい小学校のモデル」として各方面から大いに期待されている。 昨年より帝塚山放課後クラブ(TASC)が開設された。この放課後クラブは、1、 2、3 年生の放課後を有効に利用して、日常の授業とは違った角度から、ゆっくり と時間をかけ、遊びも取り入れながら今後の成長の素地となる力と心を育てよう とするものである。 単に放課後の時間を過ごすのではなく、ベーシックタイム、スポーツタイム、ク リエイティブタイムとういう 3 つの要素を専属の元校長などベテランの先生が 担当している。登録者数 300 名を超え、保護者にも好評である。 19 ⑥ 帝塚山学院幼稚園 小学校と同様に、100 年近くの歴史を有する伝統校であり、その充実した保育 教育の評判は世間に浸透しているが、最近では、現代っ子の心理と子育て家庭 を意識した多彩な活動が用意されている。すなわち、平成 24 年度に開設された ホームクラス(預り保育)は、保護者の子育て負担軽減や共働き家庭の支援と しての役割を果たしてきた。さらに、昨年度から、希望者に新しい課外教室も 開講された。 年長組には、楽しい実験を通して、科学的な考え方を身につける「ラボクラブ」 や、遊び感覚で学ぶうちに自然と英語が好きになる「えいごクラブ」、また年少 組から年長組には、運動の楽しさに目覚めさせ、身体も心も健やかにする「体 育クラブ」やブロックで楽しく遊びながら問題解釈力を育む「ブロッククラブ」 などが開設されている。 昨年のこれらのホームルーム(預り保育)の体験者や課外教室への登録者の 数は、それぞれ延べ 3641 名および合計 189 名であった。 20 Ⅲ 法人の経営理念と経営政策 1.法人の経営理念と経営戦略 少子高齢化の急速な進行、産業界における長期の不況、国家及び自治体の破綻的な 財政難という学校法人を取り巻く環境が年々厳しくなっていく中で、本学院は、その 伝統をふまえつつ、他校との差別化をはかり、他の追随を許さぬ、21 世紀にふさわ しいユニークな教育機関としての存在を確立させなければならない。その目指す教育 は、幼稚園から、小学校、中学校、高等学校から大学に至る本学院独自の一貫教育の 貫徹であり、21 世紀のグローバル社会において活躍できる真の人間力と国際的精神 を持った人材の育成である。 そのための戦略として、設置学校は全て学校教育法第一条に定める一条校としての 法的地位を堅持しながらも、本校独自の探究型教育や学生、生徒の自学学習を奨励す る教育を展開するべく各学校における教育改革と学校間の連携の強化を行う。各学校 は現在それぞれの教育改革を行うための検討や実験や討議を行っている最中である が、一部の学校において、すでに試行段階に入りつつあるところも出て来ている。 このような経営理念と経営戦略を実現するためには、何よりも法人の財政基盤の確 立が前提であり、徒手空拳では何事も具体化し得ないことを、教職員が正確な認識を しておくことが肝要である。次に必要なことは関係教職員の連携の強化と実践である。 2.法人の財務政策と人事政策 学校法人は、私的組織体である。そして、①法人の収入の大半は学納金と補助金で あり、他方消費支出の 60%~70%を占めるのは人件費である。②定員割れは学納金の 減少を招く最大の原因であり、③人件費は固定費であるが、固定費とは削れない費用 という意味ではなく、工夫しなければ帰属収入の増加に寄与することなく支出される 経費という意味である。④このような硬直性の強い財政構造を有する法人においては、 法人が自主財源を所有しない限り教育水準の向上も研究の強化も極めて困難なもの となる。 かつて本学院のみならず、多くの学校法人の教職員の賃金体系は、公務員給与に準 拠した年功序列型賃金体系であった。 年功序列型賃金が成立し続けるためには、第一に経営体が収入、組織両面で拡大し 続ける必要がある。そのどちらもが現実的でない限り、年功序列型賃金の存続そのも のが理論的に存在し得ない。経営体の収入・業績とは無関係に、人件費の肥大化が許 される訳がないからである。 さらに年功序列は、第二にその前提として、人は勤続年数を重ねるごとに実力が向 上し、より上質な経営体に対する貢献ができるようになっていくものだという考えを 妥当であるとみなす考え方に立っている。この考え方は、私学経営に当てはまらない。 個々人の資質を言っているのではなく、教職員の能力の見方として、これが大勢の 21 人に当てはまるとみなすことは妥当ではないので、この考えによる賃金体系を形成し てはならないと思っているのである。 第三に公務員給与は、最近若干変更されつつあるとは言え、未だに年功序列型であ る。何故ならそれを維持できる二つの条件が整っているからである。その条件とは「職 員の平均年齢が維持されるか低下すること」および「計画された定期昇給率を上限に 昇給管理が実施されうること」である。そのためには全職種、全職員において安定し た年齢構成が常に維持されていなければならない。そのためには毎年多数の学卒者を 定期的に採用し、同時に一定以上の年齢の人を定年退職のみならず、外郭団体や民間 に天下らせている。教職員数が圧倒的に少ない多くの学校法人においては、上記の条 件を満たすことはもともと困難であり、年功序列を維持するほどの内転作用の効果も 見込めない。公務員準拠型賃金体系は、現在の社会経済状勢に適合しない過去の遺物 であり、現在本法人が推進しようとしている職能給型賃金体系においては人事考課導 入が不可欠である。 また、教育と研究の組織体として、学納金や公的補助金や寄付を得ている学校法人 に対して、それに見合う成果を社会が求めるのは当然のことである。学校が世間にど のような教育成果を提供することを価値と考えるのか、そのポリシーの優劣が問われ ている。そして、そのポリシーの結果としてどのような人材を輩出しているかの結果 が問われている。そして結果を出すために、学校経営者や管理職者には教職員それぞ れに何を任務とする組織目標の分担を命じたか、かつそれにふさわしい能力、適性を 求めたかの指導力が問われている。そのためには、人事考課が不可欠であり、人事考 課が不明瞭であったり、不徹底であることから抜け出した学校法人のみが、勝ち残る 資格を得ることになると思われる。 教職員諸氏と共に、人事考課制度の導入について、真剣かつ真摯な議論を活性化さ せたいと考えている。 3.ガバナンスの強化 ガバナンスとは、組織における権限・責任体制が構築され、それを監視する体制が 有効に機能していることであり、この観点においては、企業であれ、大学その他の学 校であれ何ら変わるところはない。国立大学や公立大学は平成 16 年の法人化によっ て、大幅な組織体制の変更が行われ、学長が理事長を兼任するなど、学長の権限強化 や大学経営に関する外部人材の活用などが実施され、法人のガバナンス体制は確立さ れてきた。 一方、私立大学においても、平成 17 年から改正私立学校法が施行され、理事会・ 理事長権限の明確化などが規定されたが、私立大学(学校)は原則自主独立であり、 その成り立ちや歴史的背景も多様であることから、国公立大学法人のように法律によ る一律の抜本改革は行い難い側面もあったので、今日の現実問題としてガバナンスに 問題を抱えている私立学校も少なくはない。本学院においても法人、教学が一体とな って業務執行や問題解決に取り組めるような体制作りに努めてきたところであるが、 一昨年(平成 23 年度)の事業計画書で示したような形でのガバナンス体制の構築は 22 未だに組織全体に浸透しているとは言い難い。 大学のガバナンス改革を達成する鍵は、①権限、責任、監視体制の明確化、②各ガ バナンス組織の機能・役割の明確化、および③教職員の意識改革にある。 4.大学教育の抜本的改革 文部科学省の中央教育審議会が昨年発表した大学教育の質の向上策についての報 告には、自宅を含む学生の学習時間の調査と、また各教員に対する授業評価の厳格化 と、大学全体の態勢の点検を促す内容が盛り込まれ、その達成度の低い大学には、補 助金などの予算配分で厳しく対処しようという意向がうかがわれた。 文科省に言われるまでもなく、本学院大学では入学前や初年次教育やその他の学生 支援に力を入れてきたし、本年からは c-learning プログラム導入など昔とは比べもの にならないくらい授業の出欠確認を徹底し、学生を大学に留めようとしている。 教員がまじめに学生に向き合うほど、自分の研究に割ける時間と労力は減るかもし れないし、研究を深めなければ教育も浅くなる。しかしながら日本の学生の 1 週間あ たりの学習時間が、一番多い層で 1~5 時間、米国では 11~15 時間、1 日の学習時間 は日本は授業を含めて 4~6 時間で、卒業単位獲得に本来必要な 8 時間の約半分など の調査結果をみると、学生の教育に精力的に取り組んでいる先生方も多数おられるこ とは、十分承知しているが、全ての先生がそのような姿勢で学生の教育に取り組まれ ることを願いたい。 大学が昨年から検討してきた平成 25 年度改革の一層の促進や、本年より導入され る予定である「帝塚山学院大学 e‐キャンパス」による e‐ラーニングプログラム 「テヅカドリル」「SPI 講義」、授業支援システム(c-learning)の導入、教員志望の学 生のための「教職支援室」の設置や教員採用試験全般にわたる修学支援の強化体制の 促進、「ICT センター設置」による情報教育の実施、情報教育の運用管理の徹底など は、是非共大学を挙げて取り組んで頂きたい。 そのためには、専任教員の長期休暇期間を除く毎週 4 日出勤と毎週 6 コマ担当は、 本年より是非実行に移して、「Students First」の実を挙げて頂きたい。 5.法人の経営方針と短・中・長期的経営戦略の策定 学校法人の経営に影響を与える最大の要件は、学生、生徒、児童、園児の確保であ る。 入学定員割れや中途退学者の増加が続けば収入減が生じる。しかも人件費を中心とす るコストは下方硬直的であるので、赤字が発生する赤字が累積すれば、フローでは資 金不足が発生し、ストックに余裕がなければ直ちに経営悪化につながる。今後共入学 者および収容定員をしっかり確保して、所要の黒字を実現していくためには、経営と 教学が一体となって、強力かつ不断の学院改革を推進していく外に道はない。 本年 3 月の予算理事会において本学院の目指すべき目標と経営の目標および課題 を掲げさせて戴き、理事会の承認を得たので、今後本学院が中長期的に目指すべき姿 23 として、学習者に対する極めて高い付加価値の付与を意味する『教育重視の帝塚山学 院―教育力トップを目指す』をその経営目標として掲げさせて戴いている。 これは、本学院が極めて高い教育力を具備することが、教育機関としての本学院に 対する社会からの負託に応える意味で極めて重要であると同時に、上述の財源確保は 入学者の十分な確保が前提になるからである。 その上で、この戦略は経営と教学との緊密な連携の下に実践されるべきであり、本年 を含めて、今後 4 年間(中期)および 10 年間(長期)の目標と課題を掲げている。 このうち、まず経営においては、「総合学園の維持・発展」を目標に、取組むべき課 題としては、「競争力を持った教育環境の整備」「強固な財政基盤の確立」 「変化対応力のある組織力の確立」「学院ブランドの再生」の 4 つを掲げている。 また、教学では「特色ある教育課程の実践と活気のあるキャンパスの構築」を目標 とし、取組むべき課題として「入試戦略」 「教育改革」 「学生支援」 「キャリア支援」 「国 際交流」「教育・研究支援」の 6 つを掲げている。 経営戦略策定に当たっては、中長期的にわたる財務面のシミュレーションを行い、経 営戦略を実施していく上での学院財政の健全性を検証する予定である。 詳しくは、平成 25 年度事業計画書を御参照願いたい。 24 Ⅳ 法人事業の概要 1.平成 24 年度の法人財政と財務内容 法人の帰属収入の約 75%を占める学納金の基礎となる平成 24 年度の入学定員充足 率は、101.4%で入学定員を充足した。 収容定員充足率では 5 月 1 日現在で 97.3%であったものが、12 月 1 日現在では、 96.4%に低下し、人数的には 50 名の欠員が生じている。各校においてもエンロール メントマネージメントのより一層の徹底が望まれるが、特に大学における初年次退学 者数の増加防止については、火急的措置が必要である。 経営状態の判定資料として私学振興・共済事業団が採用している主要財務比率によ る本法人の財務状況の推移を示したものが、次頁の表 3 である。 6 年前と比較して、平成 23 年度の特殊事情であった文科省の専任教職員全員に対 して算出した退職金の期末要支給額の 100%を退職給与引当金として計上する会計方 針の統一のために人件費比率が高率になったことを除いては、いずれも改善しており、 運用資産余裕比率も、前述の退職給与引当金債務の一括計上後も、前年度より増加し て 0.74 年となっており、依然として「経営困難の段階」にはあるものの、改善の傾 向は維持されている。しかし、この比率が 1.5 年に達する迄は、緊縮財政政策を堅持 すべきであり、格別の特殊事情がない限り、この貴重な資産を自己資産として保持し、 純粋な消費支出に使用することは厳に謹まなければならないと思っている。 平成 24 年度決算において、帰属収支差額が 4 億 4500 万円余も算出できたことは、 予想をはるかに越えた朗報であったが、その原因は、① 昨年度算出した退職金の期 末要支給額の 100%を計上した効果が今年度の退職給与引当金計算に早速反応したこ と、② 国及び自治体による確定した補助金額が予測していたより多額であったこと、 ③ 予備費の未使用と学内各部局の予算要求時における ZBB 効果が大であり、また各 部における節約の徹底のためであると思われる。 25 表1 学院全体の入学者数及び在籍者数の推移 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 (平成20) (平成21) (平成22) (平成23) (平成24) 入学定員 名 1,690 名 1,600 名 1,600 名 1,600 名 1,600 名 入学者数 名 1,546 名 1,575 名 1,595 名 1,542 名 1,623 名 入学定員充足率 % 91.48 % 98.44 % 99.69 % 96.38 % 101.44 % 収容定員 名 6,380 名 6,140 名 5,870 名 5,750 名 5,660 名 5/1日在籍者数 名 5,380 名 5,500 名 5,496 名 5,453 名 5,507 名 5/1日総定員充足率 % 84.33 % 89.58 % 93.63 % 94.83 % 97.30 % *12/1日在籍者数 名 5,319 名 5,438 名 5,419 名 5,353 名 5,457 名 *12/1日総定員充足率 % 83.37 % 88.57 % 92.32 % 93.10 % 96.41 % *12/1日在籍者数5/1日在籍者数 名 △ 61 名 △ 62 名 △ 77 名 △ 100 名 △ 50 名 表2 帰属収入と消費支出の推移 (単位:百万円) 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 (平成20) (平成21) (平成22) (平成23) (平成24) 帰属収入 5,966 6,266 6,544 6,332 6,375 消費支出 5,616 5,868 6,197 6,831 5,930 △ 499 (295) (注)2011(平成23)年度の消費支出額6,831百万円には、退職給与引当金特別繰入額793百万円 が含まれている。帰属収支差額の( )の数字は、退職給与引当金特別繰入額を除いた 額である。 350 帰属収支差額 445 398 347 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 (平成20) (平成21) (平成22) (平成23) (平成24) 表3 財務比率(主要比率)にみる財務状況の推移 総定員充足率 % 84.3 % 89.6 % 93.2 % 94.8 % 97.3 % 人件費比率 % 64.2 % 65.1 % 64.8 % 77.9 % 62.4 % 7.0 % 0.74 年 帰属収支差額比率 % 5.9 % 6.4 % 5.3 % (65.3) △ 7.9 % (4.7) 運用資産余裕比率 年 0.30 年 0.40 年 0.50 年 0.56 年 (注)( )の数字は、退職給与引当金特別繰入額を除いた値である。 総定員充足率 = 総在籍者数÷収容定員×100 人件費比率 = 人件費÷帰属収入×100 帰属収支差額比率 = (帰属収入-消費支出)÷帰属収入×100 運用資産余裕比率 = (運用資産-外部負債)÷消費支出 運用資産 = その他固定資産+流動資産 外部負債 = 総負債-(退職給与引当金+前受金) * 表1 学院全体の入学者数及び在籍者数の推移の2012年度の数字は9/1日の値である。 26 2.資金運用委員会の意見と資金運用実績 法人の資産や資金を安全かつ有利に運用し、法人の発展に資することを目的として、 平成 21 年 4 月に「資金運用規程」を制定し、同時に「資金運用委員会」を設置した。 平成 24 年度は同委員会を 2 回開催して同委員会委員の意見を求めた。 一昨年からも「金融資産の中で預貯金比率が高すぎるのではないか」との指摘を受 けていたが、昨今のわが国の超低金利政策のもとでは、安全確実な金融商品が皆無で あるので、当分の間は、償還期限が 3 年以内の公債、社債の売買を中心とする堅実な 資金運用を継続するということで、同委員会の同意を得ている。平成 24 年度の資産 運用による事業収入は安全確実な金融商品がないので、堅実な資金運用を継続すると いう、同委員会の同意のもとに、同年度資産運用による事業収入は約 3 千 600 万円を 得た。 3.法人の事業経営並びに会計処理に関する法人監事および独立監査人 (公認会計士)の監査報告書 事業計画に基づく予算の立案と、予算に基づく執行過程において不整がないこと、 およびその過程の適法性を担保するために、本法人は公認会計士事務所に年間 34 回、 延べ 68 人日に及ぶ同事務所所属の会計士による経理、会計の監査を依頼しているが、 同独立監査人の監査報告書は別添の計算書の 1 頁に、法人監事の監査報告書は、本書 82 頁に掲載されている。いずれも本法人の計算書類は平成 24 年会計年度の経営状況 及び平成 25 年 3 月 31 日現在の財政状態をすべて重要な点において、適正に表示して いるものと認めるという報告書を受理している。 27 Ⅴ 設置する学校の概要 1.大学部門 平成 24 年度は、平成 21 年度大学改革の完成年度に当たる。2 学部 4 学科のうち、 定員充足の点からリベラルアーツ学科と情報メディア学科は十分な結果を得ること ができなかった。教学と経営が一丸となった定員充足のために緊急の対策が講じられ たが、次年度以降、両学科の定員を恒常的に充足するためには更なる抜本的な改革が 必要といえる。 また、平成 24 年度は、学生の学士力の向上、とりわけ基礎学力の底上げのために 教職員が一体となってさまざまな取り組みを実現した年度であった。例として、アド ミッションセンター、教育開発・支援センター、キャリアセンターが主体的に導入し たICT教育支援システムや、修学支援のための「教職支援室」「ICT センター」の 設置、さらに学生の主体的な学びを促しかつ教育改善・充実体制の整備を実現する文 部科学省補助事業への取り組みなどをあげることができる。 ◇ICT教育支援システムの導入 平成 24 年度から、 「帝塚山学院大学 e-キャンパス」として、e-ラーニングプログラ ム(「テヅカドリル」「SPI講座」)を導入した。e-ラーニング形式の修学支援シス テムの導入は本学においてはじめての試みであり、1 回生から 4 回生まで全学生を対 象とし、IC 端末のあるところいつでもどこでも活用することができ、基礎と基本を 効率よく学び直すことによって「基礎学力向上」と「就職対策支援」に役立てること ができるものである。 また、授業支援システム(C-learning)の導入は、学生の出席管理をはじめとした ツールとして活用することで、学生一人ひとりの修学状況を把握する環境の整備に役 立っている。 ◇「教職支援室」の設置 「本学教職課程における教員養成および教員免許状更新講習に関わる業務を組織 的・体系的に支援する」ことを目的として「教職支援室」を設置した。教職課程認定 大学として教職課程の強化充実は本学においてきわめて重要な課題であり、この支援 室の設置によって教職課程と一体となった教員採用試験全般にわたる修学支援の強 化体制が整うことになった。 ◇「ICTセンター」の設置 「ICTを活用した情報教育の実施、情報教育に関する施設・設備の整備と運用管 理、および各部局等におけるICTを利用した事業の支援を行う」ことを目的とする 「ICTセンター」を設置した。ふたつのキャンパスを持つ本学において、情報の一 元化を進めるとともに、e-ラーニングプログラムの管理をはじめ、将来的には学生一 人ひとりのポートフォリオ管理の事業にも当センターを中心に取り組むことになる。 「教職支援室」 「ICT センター」とも平成 24 年度に準備を完了し、平成 25 年 4 月 から本格的に稼動することになる。 28 ◇「文部科学省採択プログラム事業」 平成 24 年度の「文部科学省採択プログラム事業」に以下の 2 件が採択された。 ①「私立大学教育研究活性化設備整備事業」 本補助事業を受けて、本学は学生の「主体的な学び」を促す教育体制を確立す るために、その一助として ICT を活用した教育改善に組織的かつ全学的に取り組 むことになった。リベラルアーツ学部と人間科学部の教養教育および情報基礎教育 の全学的な支援体制を強化するために、ICT 活用による教育方法の改善を試み、平 成 25 年度から情報基礎教育を全学的に共通化したカリキュラムとする。その実現 のために、平成 24 年度は以下ⅰ),ⅱ),ⅲ)の 3 点に取り組んだ。 ⅰ)情報基礎教育の全必修科目を狭山キャンパス C 棟に集約し、狭山キャンパス C 棟3階の情報教育設備(Windows 増設)を拡充した。 ⅱ)学生の「主体的な学び」を促進し、創造性を刺激するためにも開放的な空間を 取り入れた設計を援用し、C 棟2階にガラス張りにしたパソコン教室(Mac 教室) を増設した。 ⅲ)さらに本学の総合的な学習支援の場として C 棟2階に設置されている教育開 発・支援センター(現在、学習オープンスペースとして利用)ホールの ICT 環境の 整備(無線 LAN 整備、電子黒板の設置等)を行い、学生の「主体的な学び」のため の共有スペースとしての機能を強化した。 ②「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業に関するプロジェクト」 本補助事業を受けて、産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制を整備する ために、教育課程全般にプロジェクト型学習型式である PBL を授業に取り入れ教 育改善を行うことにした。とりわけ、「キャリア教育の授業科目の運営の中にプロ ジェクト型学習型式である PBL を取り入れるために、本補助事業において、平成 24 年度から以下ⅰ),ⅱ),ⅲ)の 3 点に取り組んでいる。 ⅰ) 「商品企画」 「プロジェクト型インターンシップ」の授業科目の中にファシリ テーターを配置し、授業内でのワークショップの実施。 ⅱ)各授業にワークショップを取り入れるために教員全員を対象としたファシ リテータースキル研修会の開催。 ⅲ)学習支援システム C-Learning の活用を目標とした教員の ICT 活用能力の向 上を図るために、教員にタブレット端末 80 台を貸与し、教員を対象としたタ ブレット端末による C-Learning の講習。 両学部をはじめとした各センターの事業の報告は以下のとおりである。 29 (1)リベラルアーツ学部 平成 21 年に開設されたリベラルアーツ学部リベラルアーツ学科は、平成 24 年に完 成年度を迎え初の卒業生を送り出したが、就職率の点で大きな課題が残った。アドヴ ァイザー制度も、受け身の運営にとどまり、十分な学生のサポートには至らなかった。 また、リベラルアーツ学科は開設以来、日本語・日本文学、英語、中国、韓国、歴史・ 伝統文化、アート、児童文学・子ども文化、マスコミ、地域協働・国際協力の 9 分野 で構成されていたが、完成年度を迎え、25 年度からはマスコミ分野が人間科学部情 報メディア学科に移動することとなり、9 分野から 8 分野に専攻が減少するなかで入 試が行われ、リベラルアーツを標榜する学科としては痛手であった。 平成 23 年度に引き続き韓国分野を強化、韓国語を全学共通の外国語科目に加える とともに、カリキュラム内の半年留学を制度化した。これは英語圏・中国語圏より 1 年早く制度化の運びとなったもので、この半年間の留学で得た単位は本学の卒業単位 に読み替えられるため、卒業にも支障がでない。学生の派遣先は韓国屈指の名門私立 大学である高麗大学校国際語学院である。本学と韓国高麗大学校文科大学との間には 学生の交換留学を主とした学術交流協定がすでに結ばれているが、この半年留学制度 実施に向けて、高麗大学校国際語学院韓国語文化教育センターとの間に、新たに、本 学からの半年派遣学生を受け入れてもらうこと、高麗大学校国際語学院から本学に毎 年客員教授 1 名を派遣してもらうこと、の 2 点を主とする学術交流協定を締結した。 これによりリベラルアーツ学部韓国分野(平成 25 年度からは韓国・韓国語専攻と名 称を変更)を主専攻とする学生は、2 年次後期に希望者のほぼ全員が2年次の際に学 院の奨学金を受けながら高麗大学校の国際語学院で半年間韓国語を学ぶことができ るようになった。また、このような韓国強化の一環として、韓国領事館後援の下、オ ープンキャンパスに合わせ、主に高校での韓国語学習者を対象とした韓国イベントを 実施、非常に多くの参加者を得た。 アート分野については、実技教室を増設し学生の要望に応えるとともに、学外のギ ャラリーで制作展を開催、3 回生を中心に 1 回生から 4 回生まで 23 名の学生による 鉛筆画、油画、日本画、水彩画、アクリル画、パステル画など 34 点の作品が展示さ れた。また、児童文学・子ども文化分野との共催で、「絵本作り」をキーワードに、 絵本作家であり、キャラクター作家としても高名なたかいよしかず氏を招いてのコラ ボレーションイベントを行い、好評を博したが、情報メディア学科のデジタル表現の 科目との連携は実現できなかった。 また、あらたに他の分野へのスポット的強化は実現しなかった。 このほか、国語教諭・英語教諭を目指す学生の研鑽と成長を促すために、文学部当 時、教職課程専任教員によって始められた「教職シンポジウム」が、平成 24 年度に は通算 7 回を数えた。第7回を迎えるにあたり、国語教諭・英語教諭以外を志望する 学生のみならず、全学的な教員希望者研鑽の場として広がりを見せた。 30 (2)人間科学部 学部の共通科目である情報処理に関する基礎教育に関し各学科(情報メディア学科、 心理学科、食物栄養学科)の特性に合わせたクラス分けを行い、指導内容を工夫した。 特に、情報メディア学科では、情報処理基礎について「スピードコース」と「ゆっく りコース」の2クラスに分けて演習を行った。パソコンに対して苦手意識のある学生 は、「ゆっくりコース」できめ細かく指導することで落ちこぼれをほぼなくすことが できた。パソコンに対してある程度スキルのある学生は、「スピードコース」で興味 関心を引き出すように指導し、退屈させることなくスキルアップを図ることができた。 以下の①〜⑪は事業計画であり、項目ごとに報告をする。 ① 教員はアドミッションセンターと連携して高校訪問や出張授業を積極的に行い、 アドミッションポリシやディプロマポリシをアピールし、学生定員の確保をめ ざす。 ・食物栄養学科は、学生定員の確保ができた。 ・心理学科は、要請に対応して、できる限り出張授業に応じた。定員以上の学生 を確保できた。 ・情報メディア学科は、高校訪問や出張授業行い、新たな3コースの特徴をアピ ールし、全国に設置されている「情報科」の高校から約10校を指定校に追加 するなど、定員確保を目指したが70%程度であった。一層の努力が必要であ る。 ② 人間科学部の完成年度を迎え、教員は学生の就職活動を指導するだけではなく、 就職先の開拓を積極的に行う。 ・情報メディア学科、心理学科ともに就職率が低かった。 ・食物栄養学科は、初期に比べ後半からかなり就職率が上がってきた。しかし、 社会状況を鑑みても就職率上昇のためのより一層の努力が必要である。就職活 動に必要な基礎学力を自学自習できる「テヅカドリル」を推進して行く。 ③ 教育・開発支援センターと緊密に連携し、きめ細かいリメディアル教育を指導 する。 ・授業の理解が不十分な学生に対して、センターが企画した英語(リスニング、 TOEIC など)、SPI、語彙・読解力検定などのプログラムを受けるように指導 したが、キャンパス間の移動時間や授業の時間割と重なり、参加できない場合 があった。 ④ 情報処理系の授業終了時に MOS 検定の資格取得を推進する。 ・ポスターの掲示を行い、MOS 検定の資格取得を推進した。人間科学部には MOS 資格そのものに特化した科目がなかったこと、資格試験を狭山キャンパ スのみで行ったことなどから、受験者数はさほど多くなかった。25年度は、 31 MOS に特化した科目を設け、演習終了後に MOS 資格を取らせるように指導 する。 ⑤ 情報科教員免許取得を推進する。 ・教育実習を修めて教員免許を取得したのは8名であった。そのうち1名が常勤 教員、4名が非常勤教員、2名が企業への就職、1名が留学であった。1回生 のときは教員を目指す学生が多く存在するが、上回生になるに連れて減少して いるので、指導の工夫と努力が必要である。 ⑥ IT パスポート、CG 検定、マルチメディア検定などの資格取得を推進する。 ・ポスターの掲示を行い、各種の検定試験を告知したが希望者は少数であった。 希望した学生には個別に指導をおこなった。資格取得者を増やすためには、セ ミナーを計画するなどの努力が必要である。 ⑦ 管理栄養士国家試験の合格率をさらに高める。 ・平成 24 年5月7日に第 26 回管理栄養士国家試験合格発表があり本学の合格率 は 100%であった。前年の第 25 回国家試験の合格率 83.8%を大きく上回る結 果となった。 ⑧ 管理栄養士国家試験の指導環境(受験勉強のための教室)を整備する。 ・管理栄養士国家試験受験対策は、食物栄養学科の教員の分担講義により前年以 上に充実した内容になった。しかし、受験勉強用の教室は、7階に設定される ことが多く、かつ日替わりであることから、学生は重い参考書を持って毎日移 動を繰り返すことを余儀なくされていた。少なくともゼミ単位で、ゼミ担当者 の指導が行き届くような場所で、固定した教室を利用できるのが望ましい。 ⑨ フードスペシャリスト、健康運動実践指導者、食品衛生監視員などの資格取得 を推進する。 ・フードスペシャリスト、食品衛生監視員・管理者の資格取得に関しては、これ までと同様ないしこれまで以上に多くの学生が資格取得を取得した。 ・新たに取得可能となった健康運動実践指導者は 12 名が資格を取得した。 ・レクリエーション・インストラクターは 6 名(うち 4 名が心理学科、2 名は情 報メディア)、スポーツ指導基礎資格スポーツリーダーは 6 名(うち 1 名が心 理学科、5 名は食物)が資格を取得した。 ⑩ 大学院への進学のための心理学科の専門知識や技術の指導を強化する。 ・外国語については「心理学文献購読Ⅰ」 、 「心理学文献購読Ⅱ」で英語読解能力 の強化に努めている。専門科目については、 「心理学研究法」 「心理アセスメン ト法」「臨床心理学実習」では複数あるクラスの一つを大学院志望者クラスと して設定して、大学院への入学や大学院での学習につながるような、他のクラ 32 スよりも高度な内容の授業を行った。特に「心理アセスメント法」では、ロー ルシャッハテストにかなりの授業時間数を当て、学生に投影法の理解を深めさ せた。また、「大学院生による大学院志望者向けの勉強会」も 5 月下旬から 2 週に一度のペースで行われ、大学院生が学部学生に対し、外国語と専門科目を 指導した。これらの指導体制により、平成 24 年度の本大学大学院臨床心理学 専攻では入学者 22 人のうち 7 人が内部からの入学者となった。 ⑪ 心身両面からケアができる養護教諭・保健教諭になるための指導を強化する。 ・担当の教授が、冬休み、夏休みを通じて、教職のための専門科目、一般教養、 実技などについて補助的な授業を行った(約25名)。しかし基礎学力が不足 する学生が多く、公立学校の教員採用試験については実績を挙げられなかった。 私立学校については、2 名が養護教諭として就職している。 (3)教育開発・支援センター 1. 大学教育・教育施策・共通教育分野 ① 共通教育 大学共通教育委員会の事務局機能を担い、平成 25 年度カリキュラム改革を はじめとする共通教育分野における課題について取り組んだ。 ② 教育力向上に関する共同研究助成 平成 23 年度共同研究報告会を平成 24 年 9 月 11 日(火)に泉ヶ丘キャンパスで 開催した。また「平成 23 年度教育力向上に関する共同研究報告書」を刊行し、 専任教員に 2 冊ずつ届けた。 ③ 授業評価アンケート センター内部に設けている授業評価アンケートプロジェクトでは、年度単位 の分析に向けてデータの相関分析を進めた。平成 25 年度以降については、当該 授業評価と比較する「全学平均数値」について見直しを行えるよう検討を進め た。 ④ 学生ケア連絡会 学生部委員会、学務課、学生相談室、教育開発・支援センターが構成する学 生ケア連絡会の事務局機能を担い、毎月の定例会における情報交換と共有、当 該学生や保護者との面談、科目担当教員や職員組織に対して配慮依頼を行った。 2 年目の平成 24 年では全学的連絡組織として有機的な連携を格段に向上させる ことができた。さらに連絡会業務を基盤として、教育開発・支援センターと学 生相談室の日常的業務の連携も目覚ましくし強化された。 33 2. 学習支援 ① 公務員採用試験対策講座 公務員志望の学生支援として、専門業者(株式会社東京リーガルマインド)によ る採用試験対策基礎講座を本学内で企画した。最少開講人数 20 人を確保するこ とが厳しく、説明会や模擬授業、教員からの受講の勧めなどを繰り返すことに よって開講条件を満たすことができた。なお今年度は受講料設定に配慮して基 礎的な学習内容の講座組み立てとした。 ② 教職教養・面接対策講座 中学・高校教員志望の学生支援として、採用試験に対する実践的対策講座を開 講した。講師監修のオリジナルテキストを作成して講座の教材とした説明会開 催や教職関連授業におけるチラシ案内等の受講者募集活動を行い 15 名が受講 した。また講座の一部として大阪府教育委員会や堺市教育委員会の担当者によ る募集説明会を公開して学内で開催した。同様に公開して実施した講師登録説 明会には 23 名の申込みがあり 14 名が出席した。 ③ 学習支援自主参加プログラム(CEDSプログラム) 学生の自主的な学習を支援するため、いつからでも参加可能・受講予約無し・ 単位修得はできないが受講料も不要の学習プログラムを実施している。学生は空 き時間を利用して受講できる。英語や日本語のリメディアル(復習)教育、就職活 動支援教育などのプログラムを用意している。 ⅰ)前期には 33 講座を設け、延べ 410 回開講した。延べ 827 人の学生が様々 な学習プログラムを受講した。今年度から(一部は前年度後期から)従来の復 習教育的講座に加えて、学力をさらに一段と高いレベルに引き上げること を目的とした「TOEIC 対策講座」 「天声人語講座」 「教職教養・面接対策講 座」 「語彙・読解力グループ学習」 「SPI 言語分野対策講座」 「中級英語講座」 を開講した。 ⅱ)後期は 34 講座を設け、延べ 459 回開講した。延べ 775 人が受講した。 ④ 特別講座 ⅰ)基礎英語力養成を目的に、「英語らくラク講座(ドリル)」を夏期休暇中に 10 日間・20 コマ開講し、23 名が受講した。また今年度は中級英語講座も 5 日間開講したが、受講者は 2 名に止まった。 ⅱ)「就職試験対策SPI(非言語系)講座」を夏期休暇中に 5 日間・10 コマ 開講し、72 名が受講した。開講時のプレイスメントテストに比して、ま とめのテストでは成績向上を確認することができた。 ⅲ)中国語検定対策講座を春に 3 日間、秋に 5 日間開講した。それぞれ 12 名、 9 名が受講して中国語検定に備えた。 ⑤「各種検定受験料支援(ライセンススカラシップ)制度」創設 学生の自主的な学習意欲を喚起するため「各種検定受験料支援(ライセンスス カラシップ)制度」が内規として制定した。「語彙・読解力テスト」、「中国語検 定」等の対策講座受講生を増やし、学力を引き上げ就職にも役立てるように講 34 座受講を学生に勧めていく。 ⑥ 学習面談 欠席・遅刻が多い学生、日本語や英語の単位を修得できない学生に対して個 別面談を実施した。生活状況(健康状態、睡眠、朝食、アルバイト等)、大学内で の様子(クラブ、友人、将来志望等)、学習状況(受講状況とモチベーション)など を聞き出しながら、生活改善の示唆やCEDSプログラム受講案内等を行った。 今年度から中途退学防止の観点を強化し、英語以外の外国語科目で単位不修得 (失格、欠席、欠点)の学生も対象とした。さらに体制強化が図られた学生相談室 との連携で学習面談を進めることができた。 ⅰ)前期に必修科目担当教員によって面談対象として選抜された学生は 243 名だった。授業欠席や遅刻が多い学生、学力不足・学習習慣未獲得の学生 について、7 月末までに 104 名と面談を行った。教員に面談記録を閲覧で きるよう、月単位の面談状況を案内した。 ⅱ)後期では、前期で必修科目を失格、欠席、欠点などの理由で修得できず、 かつ今年度前期GPAが 2.0 未満の 1、2 年生を対象とした。10 月初旬の対 象学生数は 196 名だったが、12 月現在では中途退学や除籍、休学で 15 名減 少した。学期末までに 76 名と面談した。面談記録閲覧ができるよう、アド バイザー教員への面談状況案内を週単位で行った。 ⑦ e-learning システム導入とその展開 リメディアル教育の実施は当センターのミッションである。日本語⇒英語の リメディアル教育プログラムを積み重ねてきたが、さらに全般的な普通教育に おける復習教育が必要であることが判明していた。大学の授業を理解するには、 普通教育を一定のレベルで修得していることが前提となる。また就職において も普通教育のレベルが問われている。 本学で普通教育の充実が図られることになり、e-learning の導入が決定され た。当センターは、キャリアセンター⇒アドミッションセンターと連携して e-キャンパス「テヅカドリル」 「SPI 講座」の具体化を図った。また新年度に 向けて取り組みの定着を図るための説明会等を企画・開催した。 3. プロジェクトC企画 学生の社会人基礎力養成を目的として、現場体験型あるいは課題解決型のプロジ ェクトを本年度から開始した。今年度は「夏の甲子園高校野球運営の現場体験」を 13 名の参加で実施した。高校野球選手権を運営する様々な現場を訪問し、華やかな 表舞台が成立している舞台裏を取材し、高校野球選手権大会を支えて働く人たちの 仕事を間近に見て体験することができた。事前学習、事後のまとめ、関連する学習 や調査を膨らませ、課題解決型の取り組みに発展させることを課題としている。 4. 全学的イベントの開催 ① 第一回帝塚山学院大学作文コンクール作品募集 ⅰ)教育開発・支援センターでは日本語力養成に力を入れてきた。入学前教育の 35 作文講座・作文添削に始まり、CEDSプログラムの「自分物語講座」 「天声 人語講座」「語彙・読解力検定対策グループ学習講座」などを開講してきた。 このような取り組みを背景に、朝日新聞のコラム「天声人語」に倣い、 「学生 人語」と銘打って 603 文字の作文を募集した。3 つのテーマから一つを選ん で書くこととした。 ⅱ)募集時期が夏期休暇と重なったことから応募は 40 人にとどまりまったが、 力作がそろった。最優秀作品および優秀作品 6 点はホームページに掲載し、 作者に賞状と副賞を贈った。また上記 7 点に佳作 13 点を加えた作品 20 点が 「こだはら」35 号に掲載された。 ② 第 2 回 TGU 杯ドッチボール大会開催 葡萄祭以外に全学的な学生参加企画が本学にないことから、両キャンパスの ユニティ促進の意味合いも込めて運動系イベント開催を追求してきた。CEDS Assistant の学生が中心となり、教員や職員の助言、サポートを得ながら企画か ら実 施に至る一連の運営を担った。第 2 回 TGU 杯ドッチボール大会を 6 月 1 日開催した。参加者は 58 名と昨年度とほぼ同じとなった。開催時期や参加ルー ル等についてさらに検討を加え、全学的イベントに育てることが課題である。 ③ 地域イベントのポスター、チラシ原画募集 ⅰ)高齢者福祉事業を推進のために、大阪狭山市、大阪狭山市社会福祉協議会が 主催する「ハートケアフェスタ」のチラシ(表紙)原画募集コンペに 28 点 の応募があった。最優秀作品及び優秀作品 6 点の受賞者には賞状と副賞を贈 った。最優秀作品の作者は大阪狭山市市長から感謝状が授与された。この原 画を使用したチラシは大阪狭山市の全戸と南大阪地域の福祉関係施設に 1 万 枚が配布され、大阪狭山市広報にも掲載された。 ⅱ)泉北ニュータウン再生府市等連携協議会主催の「ブラバン泉ヶ丘」企画につ いて、チラシ原画作成協力を行った。39 点の応募があり、最優秀者にはセン ター長賞と副賞を授与した。協議会委員長である堺市副市長からも感謝状が 授与された。 5. 保護者セミナーの開催 1 回生と 2 回生の保護者を対象とした学習相談保護者セミナーを開催した。大学 と保護者および保護者間の関係性を強めて学生の修学に関する厚みのある支援構 造をつくること、保護者に対して学生の修学に関する情報提供を行い、家庭におけ る学生への指導をバックアップすることを主な目的としている。 ⅰ)前期試験結果確認後の開催設定とするため、9 月 29 日(土)13 時~16 時の 開催とした。 ⅱ)狭山キャンパスC棟 2、3 階を会場とし、 「大学 1,2 年生の過ごし方」 「学科 説明」「個別相談」等を行い、1 時間の懇親会も実施しました。 ⅲ)学生ベースでは 66 名、保護者ベースでは 73 名の出席があった。 36 6. 特別公開講座の開講 恒例となっている特別公開講座について、今年度は「文章のみがき方」講座を 企画した。文章を書き、読解力を身に付ける学習支援を実施してきたことが背景 にある。 ⅰ)1975 年から 1988 年までの 13 年間「天声人語」を執筆した辰濃和男氏(元 朝日新聞編集委員、論説委員、元日本エッセイスト・クラブ理事長)を講師 として招いた。 ⅱ)9月 22 日(土)に狭山キャンパス E304 教室で開講し、135 人(地域市民 99 名、学生 17 名、教職員 18 名、朝日新聞社 1 名)が参加した。朝日新聞大阪 版にも記事が掲載された。 7. 地域連関係 ① 大阪狭山市「狭山池まつり」 8 万人が集まる大阪狭山市最大のイベント「狭山池まつり」に学生がボラン ティア参加した。4 月 28 日(土)には高麗大学留学生 4 名を含む 12 人、4 月 29 日(日)には同じく 15 人の学生が手漕ぎボートの管理等を行って祭りの運営に貢 献した。 ② 三津屋川清掃活動。 ⅰ)第 8 回三津屋川清掃活動を 5 月 19 日(土)に実施した。学生 14 人、教職員 4 人、三津屋川を美しくする会 2 人、大阪狭山市下水道部 8 人の合計 28 人が 池之内橋と島之内橋間約 150 メートルに生い茂る草木を取り払い、ごみを 除去した。また簡易水質検査を実施して水質の状況観測を行った。 ⅱ)第 9 回三津屋川清掃活動を 12 月 1 日(土)に実施した。本学学生 15 名・教職 員等 4 名と「三津屋川を美しくする会」メンバー、大阪狭山市下水道局職員 合わせて総勢 28 名が清掃に取り組んだ。10 月に石油類の不法投棄があった ため、富田林土木事務所によって河原は除草されていた。残っている河原の 雑草刈りやゴミ拾いに加えて根株や金網に絡んだ葛の除去を行った。土砂や 石が堆積して水が澱んでいたため、水路を広げて水の流れをよくした。取り 除いたごみは 8 ㎥になった。簡易水質検査を行い、見ただけではわからない 川の水の状態を調べ、汚れの原因についてもグループ討議した。 ⅲ)第 10 回三津屋川清掃活動を平成 25 年 2 月 23 日(土)に実施した。これまで は本学が独自設定した日程だったが、今回初めて市民一斉活動日に合わせて 実施した。200 名を超える参加者と共に清掃し、帝塚山学院大学が参加して いることもアピールできた。簡易水質検査を行って川の汚れの原因について 考える機会を持った。 ③ 大阪狭山市第三中学校区円卓会議 本学狭山キャンパスは大阪狭山市第三中学校区にある。地域との提携を市民 との協働関係で実施するため、大阪狭山市が主導する円卓会議環境チームの一 員となり「菜の花プロジェクトの活動」を始めることとなった。菜の花プロジ ェクトは、地域自立の資源循環サイクルを目指す運動である。家庭の廃食用油 37 を回収して BDF を製造し、地域内を走るバス等の燃料にする取り組みだ。平 成 24 年度はまだ市の予算がつかない準備段階であり、第三中学校区の住宅、小 中学校、公共施設等に菜の花を咲かせて市民の関心を集め啓発する活動からの 開始となった。本学においては次年度の廃油回収の取り組みに向けて参加学生 を募り、地域連携活動として取り組む予定である。 8. 平成 25 年度入学者対象入学前教育 ① スクーリング スクーリングは前年度までは協定校推薦・特別指定校推薦・AO 入試合格者 に対して実施するプログラムであった。スクーリング実施時期を1月以降に変 更したことや他大学の動向等を踏まえ、本学を第一志望として受験している指 定校推薦および内部推薦合格者を新たにスクーリング参加対象とした。 ⅰ)第1回スクーリングを平成 25 年 1 月 26 日(土)に狭山キャンパスで実施 した。対象者 189 名に対して 166 名が参加した。他己紹介、友だちつくり、 大学生としての時間管理、大学生活ガイド、作文講座などのプログラムを行 った。 ⅱ)第2回スクーリングを平成 25 年 3 月 8 日(金)午後に泉ヶ丘キャンパスで 実施した。対象者 188 名に対して 160 名が参加した。履修登録説明、時間 割作り、作文講座、自校教育のプログラムを実施した。 ⅲ)第 2 回スクーリングに参加できなかった入学予定者のために、ミニスクーリ ングを 3 月 16 日(土)午後にオープンキャンパス開催に合わせて企画した。13 名が参加した。 ② 作文講座・作文課題 ⅰ)オリジナルテキスト「よく分る作文講座」を作文課題に取り組む前の学習教 材として届けた。第 1 回スクーリングではこのテキストを使用した講座を実 施した。第 2 回スクーリングでは提出された作文を題材にして、作文講評講 座を実施した。 ⅱ)作文講座受講対象学生については、合格決定時期に合わせて増やしている。 参加者はテーマに沿って 400 字の作文を書く。 「文章表現講座」担当教員等 が添削して返送し、清書提出を求め。添削を見て清書することで作文力が大 幅に向上している。 ⅲ)今年度の作文課題は、1 回目が「私がなみだを流したとき」 。210 人が作文 を提出し、209 人が清書を提出した。2 回目は「出会う」 「迷う」 「遊ぶ」 「食 べる」「捨てる」 「争う」「あこがれる」のうちから好きな動詞を選んで書く こととした。271 人が作文を書き、添削を参考にして 248 人が清書した。 ③ 食物栄養学科の生物講座と化学講座 ⅰ)食物栄養学科入学予定者全員に入学後の学習に備えるよう「化学ゼミノート」 「生物ゼミノート」を郵送した。 ⅱ)自主参加講座として化学講座と生物講座をそれぞれ 5 日間 10 コマ開講した。 化学は 64 名、生物は 43 名が受講した。 38 ⅲ)講師には学院中・高および泉ヶ丘中・高の非常勤講師に担当いただいた。 ⅳ)前年度は入学後の学習について質問が多かったことから、それぞれの講座 開講に先立ち食物栄養学科桂田教授による入学予定者への学科ガイダンス を実施した。 ④ 日本語要約講座 ⅰ)受講希望者に教育開発・支援センターが作成したオリジナルテキスト「『要 約』のワザ・コツ・ヒケツ」を郵送した。 ⅱ)学習内容は以下の2つの文章を読み、自らが選択した文章全体を写し書きし、 その後 400 字以内に要約することである。 ○ 渡辺和子著『おかれた場所で咲きなさい』の中の“2%の余地” ○ 斉藤孝著『教育力』の中の“ノートの効用” ⅲ)要約力養成とともに、課題文章を読むことによって今後の大学生活に必要な 考え方を身に付けることも目的としている。 ⑤ 英語講座 ⅰ)英語の学力を 3 段階で自己診断してもらい、それに見合った自宅学習用教材 を届けて事前学習を促した。 ⅱ)84 人から参加申込があった。プレイスメントテストを開講前に実施し、学力 に合わせてクラスを 4 段階に分けた。50 分間授業を 1 日 3 コマ、10 日間開 講した。 ⑥ パソコン関連講座 ⅰ)タッチタイピングについて教育開発・支援センターオリジナルテキストと説 明・練習ソフトの入った DVD を入学予定者全員に届けた。 ⅱ)パソコンの前提となるローマ字を書くことかできない学生も少なくないこと から、教育開発・支援センターオリジナルのローマ字学習テキストを入学予 定者全員に届けた。 ⑦ 入学前面談 ⅰ)協定校・公立推薦・AO 入学者 144 名全員について入学前面談を実施した。 ⅱ)事前に高校生活の様子や学習習慣、健康、入学前教育で配布した教材の活用 などに関するアンケートをとり面談に活かした。 ⅲ)学生相談室カウンセラーが面談対応した。面談時間は 45 分間。入学後のケ アの必要性について、面談対応者の判断を記録に記入した。面談記録を教員 が閲覧できるように案内した。 (4) アドミッションセンター ◇ 入学志願者・入学者の安定的確保の方策、 ① 法人と一体となった学生募集活動を展開し、入試戦略に向けて、全学教職員の 総動員体制で臨む。 39 ・ 法人との連携により昨年 12 月に新たにリベラルアーツ学科で実施した指定 校2次入試および一般入試における入学金減免措置を講じた。また、教授 会での志願者減少についての説明を行い意識の向上を図った。 ・ 広報活動として、情報メディアの三つのコース立てをしたチラシの配布及 び教職支援室のチラシを配布して広報活動を行った。 ② 心理学科・食物栄養学科については、入学者比率を推薦入試から一般入試にシ フトしていく方策を取り、外部評価を高めていく。 ・ 心理学科・食物栄養学科は一般入試およびセンター入試の志願者が増加した ので、合格者数を絞って学生の質の向上を図った。 ③ リベラルアーツ学科・情報メディア学科については、入学者の90%を推薦入 試の段階で確保するべく協定校・特別指定校への訪問をより強化し、安定的か つ継続的な関係を構築するよう努める。 ・ 推薦入試の昨年度対比は、リベラルアーツ学科が 30 人減・情報メディア学 科が 20 人減となった。その内訳は協定校からの志望者は昨年同様安定した が特別指定校と指定校の志願者が減少したことによるものであり、その原因 は公立高校に通学させている家庭層が経済的理由から専門学校進学あるいは 就職に流れたものと推測できる。 ④ 公募制推薦入試の専願・併願選択制の維持について 平成23年度に行われた専併選択制度入試は、志願者数こそ前年を下回ったが、 入学予定者数は、逆に上回った。したがって、平成24年度も、近隣の大学の状 況を睨みながら、この制度の更なる充実を図る。 ・ 情報メディア学科の入学希望者数は低下したが、その他 3 学科の入学生数が 昨年を上回ったという実績があるので今後も専願・併願選択制の維持を続け る。 ⑤ 出口(卒業後)の情報提供なくしては、高校に対しての募集活動ができなくな ってきているという現状を踏まえ、アドミッションセンターとキャリアセンタ ーの連携を一層強化し、卒業後のイメージが判る広報の展開をしていく。 ・ キャリアセンターの理解を得ることができ、就職状況のデータを次年度から 提供できるとの回答を得た。 ⑥ 資格は、高校生・保護者にとっても入学を決定する重要な要素となるので、学 科との連携を図りながら、結果(実績)の見える広報をしていく。 ・ 養護教諭 1 種免許状取得課程において今年度の大阪府下の採用枠も広がり、 合格者が出ることを期待して広報を行った。その結果、高校からの声も好評 であった。しかし残念ながら採用試験合格者がゼロという結果になった。 来年度の広報の手だてについて悩んでいるところである。 ⑦ 昨年に引き続き、重点地域である和歌山地域の高校に対して、より精力的に募 集活動を行う。また、その他の地域についても、入学者・オープンキャンパス 来学者・受験実績のある高校に対し訪問活動を行う。入学実績のある高校には、 在学生の大学生活の様子を報告するなど、面倒見の良さをアピールしていく。 ・ 昨年に引き続き、オープンキャンパス時に和歌山から無料バスを運行させ参 40 加者の増員を図った。その結果参加者は、1,2 年生 19 名、3 年生 25 名で、3 年生のうち 9 名の入学者があった。 ⑧ 3 年目となるファミリー入試制度を同窓会の協力を得て、卒業生に広く周知し ていく。 ・ 同窓会が発行している会誌にオープンキャンパス日程及び入試日程等を記載 をしていただいたが、入学者は平成 25 年度 1 名という結果となった。 (平成 23 年度 3 名、平成 24 年度 3 名) ⑨ 併設校及び一般の高校への高大連携の強化に努める。 ・ 理事会の方針に従い、併設校からの入学者を増やすために互いの情報交換の 為に高大連携の機会を多くした。 併設校高大連携委員会 :5 回 主な併設校高大連携行事:大学見学会(6 月 2 日)、模擬授業(7 月 12) ・模 擬授業(10 月 10 日)、模擬授業及び教員交流会(11 月 14 日)、その他創究講座 など結果として、前年度は併設校からの入学生が減少した。このことから、根 本的な併設校との関係を図る必要がある。 また、一般の高校へは教員による年間 22 回の出張模擬授業を実施して高校教員 並びに生徒の意識向上を図った。 (5) キャリアセンター 平成 24 年度事業計画におけるキャリア支援強化対策については次のとおりである。 ① ゼミ担当教員との連携の強化 キャリアセンターが把握している4回生の進路情報をゼミ担当教員と共有し、学 生の現状を理解いただき、担当教員およびキャリアセンターの双方から随時学生支 援ができる体制の構築に努めた。 3・4回生のゼミ担当教員に対し、キャリア講座開催期間中については、ほぼ毎 週手紙で講座やイベント情報を提供し、学生への情報伝達の強化を図った。 また、夏休み前に4回生のゼミを訪問し、就職に関する情報を直接伝達するとと もに、就職活動に対するモチュベーションの向上に努めた。 ② 個別対応(支援)の強化 キャリアカウンセラーの資格を持つ職員を中心に、随時学生からの就職相談を実 施するとともに、日本キャリア開発協会に協力を仰ぎ、泉ヶ丘キャンパスで週2 回、狭山キャンパスで週1回予約制の就職相談を継続的に実施した。 また、11 月中旬から 12 月上旬を模擬面接強化期間とし、キャリアカウンセラ ーによる実践的な模擬グループ面接および模擬グループディスカッションを実施 した。 ③ キャリア講座のリニューアルを図る 夏期セミナーにおける産業理解に関し業界・業種理解や仕事理解をより具体的 41 な内容とした。 エントリーシート添削セミナーについても、文章講座の教員と協議のうえ、より 実践的な課題設定に改訂した。 就活半日セミナーについても、新に社会人としてのマナーを付け加え、より実 践的な内容とした。 また、大阪府中小企業中央会の協力により中小企業理解講座を追加設定した。 ④ ITの活用 就職支援サイト「カフェテリア」に求人企業情報配信機能やキャリアセンター のつぶやき機能を追加設定し、キャリアセンターからの情報発信機能を強化した。 また、配布資料の貼り付け機能を設定したことにより、過去に配布した資料をい つでも閲覧できるようにした。 登録率(就職希望者に対する登録率)も09生が卒業時点で100%、10生(現 4回生)も現時点で100%と高い登録率を確保できた。 ⑤ 南大阪地域大学コンソーシアムとの連携 インターンシップおよび大学・企業共同プログラム委員会のメンバーとして、さ まざまなイベントや行事に関わった。特にインターンシップについては、堺・南大 阪地域インターンシップ推進協議会主催のプログラムに本学の学生が 18 名参加し た。 また、文部科学省の補助金事業「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制 整備事業」において、テーマⅠ:キャリア教育とテーマⅢ:インターンシップ委員 会メンバーとして、それぞれの課題に対する取り組みや合同フォーラムの運営に協 力した。 ⑥ 企業との関係強化 昨年に引き続き卒業生採用企業269社を訪問し、卒業生の状況確認や企業が 望む人物像の把握に努めた。 企業向けセミナーについては、本学主催の合同企業研究会参加企業を中心に企業 採用担当者を対象とした「第三回新時代の人材マネジメント研究・交流会」を 9 月 19 日に実施し、33 社から 38 名の人事採用担当者に参加いただいた。 また、中小企業のオーナーを対象とした「次世代を担う人材採用と育成を考える 研究会」を 3 月 7 日に実施し、8社から 11 名の会社役員の方に参加いただいた。 中小企業見学バスについては、2 月 4 日に 24 名の学生が参加し3社を訪問した。 ⑦ プロジェクト型インターンシップの拡大 情報メディア学科の教員と連携し、企業からの 10 件の課題に対し 11 チーム がチャレンジした。参加学生は昨年を 11 名上回る 59 名の学生が参加し、1 月 29 日に 27 名の企業担当者を招いて発表会を実施し、アンケートでも高い評価を得た。 42 (6) 大学院 大学院人間科学研究科 臨床心理学専攻は、平成 23 年度・臨床心理分野専門職大学 院の認証評価機関である財団法人日本臨床心理士資格認定協会で評価を受け、要望事 項のうち、平成 24 年度には、ア.心理教育相談センターにおける遊戯療法室や面接 室の一層の安全管理体制を充実させた。イ.教育課程のうち、教育内容の充実を図る ために臨床心理実践に関する科目を整備した。ウ.入学者選抜等において、受験生の 資質を見極める口述試験の在り方について検討し、工夫をした。エ.心理検査用具等 について充実を図った。の 4 項目について改善を行った。平成 25 年度に向け、引き 続き高度の専門職業人育成に資する教育の充実を図る。 さらに大学院志願者の安定確保に努め、以下の施策を実行した。 ① 実習機関および実習体制の充実 教育・医療・福祉・産業領域の 50 を超える外部実習機関における充実した 実践教育の維持と発展を更に図り、臨床心理士を目指す受験生にこのことを広 く PR するために実習機関一覧表を作成して配付した。 ② 臨床心理士資格認定試験合格率(80%)の更なる向上に努める。 平成 24 年度の合格率 95.45%となり、専門職大学院に求められる基準である 80%を確保した。 ③ 就職・進学支援等の充実 就職・進学支援については、平成 23 年度より、「就職の手引き」の作成、就職 ガイダンスの開催、Web による求人情報の提供等を行っているが、就職支援担 当者の任用については、残念ながら適正な資質に今一歩及び難い微妙な雇用条 件が内在している。これらを踏まえて平成 25 年度は是非とも就職支援担当者の 任用確保に努めたい。 ④ 学院附属心理教育相談センターの施設・設備の充実 実務家教員やケース担当臨床心理士への本学修了生の有資格者の任用を積極 的に進めており、今年度も実務家教員 2 名と実務経験を有した本学修了生の臨床 心理士を任用し、センター機能の活性化に努めた。 ⑤ 学院志願者の安定確保 特に学部からの大学院進学の適正な促進を図るために平成 24 年度は学部学生へ の説明会を複数回実施した結果、平成 25 年度の人間科学部からの入学生は 7 名 となった。 一定の水準以上の受験生が望まれるため、今後も学部心理学科担当教員と大学院 担当教員のコラボレートされた教育成果が期待される。また、人間科学専攻にお いても、情報メディア学科および食物栄養学科担当教員による学部からの大学院 進学の適切な促進に向けた一層の教育および指導が期待される。 43 2.中学校高等学校 (1)帝塚山学院中学校高等学校 ① 教育力の向上 ⅰ)6年一貫校の強みを活かし、中学校段階では基礎学力と学習習慣の確立を 図ることを目指し、英語と数学で習熟度別授業を取り入れている。その 役割が有効に機能するように、これまでの問題点と成果を洗い出し、よ り効果的な学習グループを考えるなど検討すべき課題は多い。 ⅱ)中学校の総合的な学習の時間において、「見つける力」「調べる力」「ま とめる力」「発表する力」という4つの力の習得を特に目指した。中学段 階でプレゼンテーションやレポートに触れることで、総体としての発信す る力が、特に一部の生徒には明らかに成果として見えるようになった。今 後はより一層の内容の精査と、高校の創究講座との接続についての検討が 必要になる。 ⅲ)高校の創究講座ではこれまで通り、大学での学問分野を意識した講座を開 講。3年生までの形が完成した初年度であり、卒業レポートに関すること などで問題も多かったが、今後はひとまず安定した形でより内容を充実し たものにしていけるはずである。生徒については、こういった発信する授 業が当然のものとなりつつあることで、全体として少しずつその力を伸ば しているように感じられる。 ⅳ)住吉中高で時間をかけて研究、検討してきたIB教育は、導入しないとい うことを決めた。教育内容を充実させていく方途については、授業研究委 員会や将来計画委員会が引き続き、検討していく。 ⅴ)中学校及び高校における外部試験(学力推移調査、進研模試など)のデー タを全教員で共有し、有効的な進路指導や入試対策活動が出来るよう、エ ンロールメントマネジメント委員会を発足させ、機能させていきたい。 ⅵ)高校での各種ガイダンスによって、キャリア教育や進路意識を持たせると いうことに関しては例年通りの運営ができた。外部講師による進路ガイダ ンス等を依頼したりと、より一層効果的な方法を模索した。来年度はさら に多くの仕掛けを打ち、より生徒の意識を喚起する形を探していきたい。 ⅶ)上位層対象のヴェルジェプロジェクト、スローラーナー対象の補習の他、 高校のハイレベル講習、大学への被推薦者対象のパワーアップ講座などの 44 各種講習を開講することで学力や状況に応じた指導体制を目指してはきた が、できるだけ効果を持続させつつスリム化をしていかなければ、全ての 質が低下するという懸念がある。 ⅷ)授業アンケートが実施された結果を、教員自身の授業改善にさらに役立て る方法を検討する必要がある。また、教科内での授業研究会、生徒のモチ ベーションを上げるための試験作成あるいは評価法の研究などに取り組め ていないところがあり、新年度には早急に改善をしていかなくてはならな い。 ② 生徒指導 ⅰ)指導体制の再構築 組織的な生徒指導の方法については、教員間で共通認識を得つつあり、生 徒指導カードも複写式にし、その活用も定着してきた。懲戒規定も改定し、 会議のもち方等についても整理をした。今後は、個別のケーススタディな どによる教員研修を深め、教員全体が阿吽の呼吸で指導にあたれることを めざしていく必要がある。 ⅱ)情報教育の強化 PTA とも連携して、NTTdocomo より講師を招いて「ケータイ安全教室」を開 催するようになり、2012 年度には、保護者対象にも実施し、その受講を携 帯電話所持の許可条件とするなど、情報教育を拡充した。しかし、情報技 術の進歩はめざましく、インターネットに絡むトラブルは根絶できていな い。 ⅲ)教員研修の充実 個々の教員の指導力を向上させ、生活指導についての共通認識を形成し、 また、指導の方法について研究を重ねるため、2012 年度は、薬物乱用に関 して、府薬務課より講師を招き、研修機会を得た。また、私生連(大阪私 学生徒指導連盟)等で交換された情報や、研究成果を報告したりしてきた。 ⅳ)道徳教育(DLS 教育)の充実 マナー指導や、性教育などを包括した広い意味での実際的な道徳教育をめ ざしてマナー講習等を実施し、それらに「DLS 教育」(Decent Life Skill 教育)と命名した。高校2年生から3年生にかけてのマナー講習を計3回 実施し、中学校3年生と、高校1年生とを対象に、夏休み前に性教育を1 回実施した。life skill としての道徳教育実践という高い理想を達成する ためには、今後も研鑽と、新たな試みが必要とされる。 マナー指導の一環として、登下校時の学校周辺でのマナー指導も、継続的 に実施し、ほぼ指導方法の確立を見た。学校周辺の生徒の交通マナーは、 45 飛躍的に改善していたが、校外行事においても、車道に広がって歩く生徒 はほとんど見かけなくなり、マナーの定着が進んでいることが確認できた。 「いじめ」に関しては、 「どのような行為がいじめに該当するのか」を『ス クールハンドブック』に詳細に記載し、学校の方針を説明するようにした。 また、その内容を、各クラスで生徒に周知するようにし、いじめの未然防 止に努めている。根絶は難しいが、芽の小さいうちに摘み取り、トラブル を早期に解決するようにしてきた。 ⅴ)環境の整備 校内の死角の一つである下足ロッカーに、防犯カメラを設置した。また、 自転車置き場に、屋根を設置した。 ⅵ)不登校生徒などの特別支援の充実 「特別支援委員会」 (教頭、生徒指導部長、教務部長、保健室、カウンセラ ーで構成)を設置し、対応を強化してきた。しかし、まだまだ現状として は、保健室や、カウンセラー室の先生方による個別の尽力に依存している 側面が強い。学校として、組織的に特別支援の体制を構築していくための 提言を行う必要がある。 ③ 入学者の確保 ⅰ)昨年に引き続き、小6担任団との連絡を密に行い、内部児童・保護者向け 説明会の内容について精査を行った。しかし、内部進学者数は減少する結 果となった。今後は低学年向けの入試行事や交流を増やし、早い段階から 住吉校の魅力をアピールしていく。 ⅱ)少子化と中学受験人口の減少に対抗するため、阪神間・宝塚・北摂および 大阪と奈良の県境エリアでミニ説明会を行った。塾などに働きかけ、本校 を全く知らなかった層を集客し、他の大学連携校に対する併願オプション としてアピールを行った。結果、全入学者の26%を該当エリアの生徒が 占めた。 ⅲ)大阪南部地域への広報・営業活動を意識することで、近郊の募集が減少す る「ドーナツ化現象」を一定程度は防ぐことができた。広報と営業に使え るリソースは限られており、新規エリアの開拓と旧来の募集基盤に対する 働きかけのバランスを今後も考えていかなければならない。 ⅳ)マーケティングソフトによる分析で、募集条件の急激な変化に対応するこ とができた。今後は接触者へのアプローチの質を高めるだけでなく、エン ロールメントマネジメントを通じて募集活動と教育内容の連携を深め、入 学者の満足度向上につなげていく。 46 ⅴ)中学のヴェルジェプロジェクトを2年間前倒しして高校からスタートさせ た。内部上位層の定着に成功すると同時に高校入試への意識づけとなり、 学年全体として学習意欲の向上につながった。また、外部併願者の歩留ま りを高める効果も若干見られた。今後はプロジェクトでの実践を可視化し、 具体的な数字に結びつける必要があるだろう。 (2)帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校は創設30周年を迎え、伝統というにはまだ まだ短い年月ではあるが、校風と言えるようなものも定着しつつある。まず安全で 安心して通えるという学校の基本を大切にし、穏やかで楽しい学校生活を目標とし ている。一方で、基礎学力の定着、確実な学力の伸長を目指すことで、生徒の能力・ 適性に応じた進路を実現する。きめの細やかさをもって一人一人の生徒の希望に沿 った進路指導を行い、その結果としての進学実績も着実に上がっている。 ① 生徒の進路希望を可能にする学力定着の体制。 ⅰ)中学校低学年での生活習慣、学習習慣の確立が学力定着の大きな要素であ り、日々の担任や学年担当者のきめ細かな指導が大きな成果をもたらす。 そのための放課後の指導、一人一人に対する学習指導はもちろん、生活面 を含めた指導が効果的であった。また、中学全体での集会を持ち、学習面・ 生活面での注意や、特に社会で活躍している卒業生を招いての講演が効果 的であったように思う。中学段階で社会の状況を知り、自らの進路、将来 について考えるきっかけにもなった。 平成24年度に初めて中学3年生でキャリア教育の一環としての職業 体験を実施したが、大きな成果を得ることが出来た。各方面で活躍する卒 業生の話を聞くという事前研修から始め、卒業生の力も借りながら十数社 の企業、病院等の協力を得て、8月後半から9月前半にかけて下見を実施 した。教員・生徒代表委員とPTAの役員さんにもお手伝いを頂いた。1 0月の本番でも保護者に参加していただき、各企業も大変協力的であった。 その後発表会を行い、2度目には中学1年、2年も参加しての盛大な発表 会となった。中学1、2年生への意識付けという意味でも大きな成果が期 待できるものであった。 英語教育の充実という目的で、まずは Team Teaching 授業の拡充、 TOEIC、TOEFL や英語検定等の資格取得のための補充授業の開講を目指 し、平成25年度実施に向けてのネイティブ教員の採用を決定した。 47 ⅱ)高校3年コースでは、数学・英語のアドバンストコースでの少人数補講 も定着し、実力養成に大きく貢献している。普通科理数コースの成績上 位者の補講体制も充実し、高校3年生での6年コース医進クラスへの編 入もコンスタントに行われている。国際科に関しても、特化の方策とし てネイティブ教員による指導の充実を目指し、平成25年度をスタート に大幅に配当を増やしていきたい。また、泉ヶ丘校での国際科の位置づ けについても、将来の泉ヶ丘校の在り方を視野に入れ、中長期展望を考 えていく必要があり、次年度の大きな課題である。 ⅲ)進路指導に関しては、進路指導部と学年との繋がりを密にし、生徒一人 一人の学力状況を共有しながら分析、指導に当たった。特に、成績分析 会を定期的に行い、生徒の成績状況の推移を確認することでウィークポ イント等の特徴も明確になり、対策を検討することができた。年度末に は、旧学年と新学年との引継ぎをしっかりとし、次年度に向けての目標 を立てることができた。 また、進路決定のための説明会や大学からの出張説明、出前授業等情 報を収集する機会を多く持ち、生徒との相談に活用できた。さらに、保 護者を対象とした進路説明会も行い、親子で考える機会を持ってもらえ るようにした。進路決定後の指導の中で、特に課されることが多くなっ た小論文やグループ討論、面接の練習に多くの時間を割き、結果的には 大きな成果を得ることができた。 ⅳ)生徒による授業アンケートを1学期末と2学期末の2回実施し、その結 果を参考に各授業担当者がそれぞれ自らの授業を振り返り、改善を図っ た。また、新任教員を中心に各教科で研究授業を実施し、管理職および 各教科教員で分析、反省会を行った。普段気の付かない細かい点の指摘 もあり、充実した会となった。さらに外部研修会に参加することで、よ り広い視野の獲得に役立った。今後の各自の授業に役立てればと思う。 ② 心身の健全な成長、規律と自主性のある生徒の育成。 生活指導は学校教育の基本であり、特に中学校低学年での生活習慣の確立は、 今後の学校生活に大きな影響を及ぼす要素である。担任との繰り返しの面談、学 年や中学全体での集会等の実施によって、生徒の状況を把握することができ、大 きな成果を得ている。 また、各学校行事も大きな盛り上がりを見せ、生徒会による運営も定着してい る。勉学のみならず、学校行事や課外クラブ活動への積極的な参加も、日常の指 導の大きな成果と言える。特に、課外クラブ活動では、全教員が課外クラブを担 当し、生徒との授業外での繋がりを大切に考えた。 さらに平成24年度より実施した教育相談であるが、昨今の生徒の状況を反映 してか、週二日では追いつかないほどの予約者であった。一人一人に対するケア ーも丁寧で、保護者からの申し込みも多くあった。月1回のケーススタディ会議 も軌道に乗り、学年、担任、分掌長との情報交換や指導方法の検討など有意義な 48 会議となった。次年度に向けてはさらに1日多く取り、週3日の体制を検討した い。また、保健室登校の生徒の学習サポートに関しても、週1日ではあるが開設 し、指導を行った。次年度は、保健室以外の場所を設定し、週2日体制での指導 を検討したい。 ③ 入試広報活動の充実・生徒の安定確保 平成25年度入試においては、中学校217名(募集定員160名)、高校3 年コース81名(募集定員80名)の入学者となり、平成25年度も定員を上 回る入学者を迎え入れることができた。ホームページや学校紹介DVDの効果 も多大であったと思われるが、中学2回、高校1回の体験入学、入試説明会や プレテスト・プレテスト個別懇談会等、実際に足を運んで見ていただけたこと が定員充足の大きな要因であったと思われる。また、本校教員による塾への粘 り強いアプローチと信頼関係の構築、公立中学校への幾度にもわたる訪問等が、 地道な募集活動だが大きな力になっている。 中学校は、入試日程、専願・併願、特待生・特奨生の制度が定着し、評価も 得られるようになった。高等学校では、私立高校の授業料無償化制度も不安定 な要素が多く、また公立高校の入試体制もさまざまに変化する中で、先行きの 見通しがつきにくい状況になっている。本校に対する思いの強い受験者をしっ かり捉える必要がある。何よりも効果的な募集広報は、本校に在籍する生徒た ちの日々の学校生活である。楽しく、充実した学校生活を送る生徒たちが家族 や外部にもたらす何気ない言動や表情の一つ一つが、大きな広報活動となって いる。進路に関するきめ細やかで丁寧な進路指導、学校行事や課外クラブ活動 に楽しく打ち込むことのできる環境が生徒の学校生活を充実したものにしてい る。各エリアの直行バス路線も募集活動の大きな要素であり、実際に貢献度も 多大であるが、現状の学校前のバス停車状況の混雑ぶりを考えると、増便には 大きな課題が残る。 ④ 施設・設備面の充実 泉ヶ丘校は30年を経過し、全体的に老朽化が進んでいるが、平成24年度に 関しては未補修教室棟6教室の机・椅子を新調することができた。さらに体育館 の椅子も古いままであったのを、新たに軽く運びやすいものと入れ替えることが できた。今後、大きな補習個所としては文化ホールをはじめとする各部屋の空調 である。30年前の古いシステムの空調であるため故障が多く、耐用年数も超え ていることから平成25年度には大幅な改修が必要である。場所的には、入試説 明会等募集に大きく関わる施設であることを考えると、早急な対応が望まれる。 また、グランドのフェンスについては、日々の課外クラブ活動で使用しているこ ともあり、老朽化による破損も激しく、生徒の安全管理面からも早急な補修、改 修が必要であり、近々に実施される予定である。 49 なお、バリアフリー化への取り組みとして、多目的トイレの設置は実行でき たが、食堂へのスロープが課題として残されている。年次計画を策定し、早期 に完成したいと思う。 ⑤ 今後の募集計画と校舎増築 学校としては30クラスという収容規模であるが、平成24年度は34クラス であり、平成25年度にはさらに1~2クラス増となる予定である。今後も33 クラスから36クラスで推移するものと予想されるため、24年度に新たに6教 室の増築が認められ、実行された。さらに生徒増に伴う、女子更衣室の不足を解 消するための更衣室増築もなされた。 ⑥ 創立30周年記念事業 平成25年度に創立30周年記念行事を実施するための準備を、平成23年 度当初より始め、24年度末を以ってほぼその準備を完了した。平成25年度 5月に創立30周年記念行事を行う予定であるが、盛大に実施することでまた 次のステップへと飛躍していきたい。 3.小学校・幼稚園 (1)帝塚山学院小学校 24年度に開設した TASC(1〜3年生の放課後預かり)は、登録者数300名 を超え、両親とも働いている保護者の方に好評であり、4〜6年の開設の声も 多い。また、2〜4年の各教室に開設された電子黒板機能付きプロジェクター は授業革新をもたらし、保護者にも好評である。 ① 小学校教育目標について 「時代を理解し、時代を乗り越え、時代を創る。そういう未来を生き抜く人間 を育てたい」 「自学主義」の原点に立ち返り、こども達の未来を生き抜く力の養成を教育目 標として掲げ、理解を得られた。 ② 教育目標の具体的実践 授業の革新について 基本の「習熟型」学習で身につける「確かな学力」と自分で考える「探究型」 学習で身につける「豊かな学力」の2つの組み合わせを基本に、授業を革新し ていく方向性はより明確になった。 ⅰ)授業研修体制については、1、2学期は探究型授業研修を当該の2〜4年 を中心に行った。 50 ⅱ)PYP(IB 初等教育)についても PYP 準備委員会で検討を重ね、2学期、職員 会議に PYP 参加時を想定したプランを提案した。全員で数度にわたり議論を した。候補校に名乗りをあげたが、PYP 導入の是非は、当面棚上げし、小学 校で2年間研究を進めてきた「探究型学習」の研究を2年間、全員で進め、 PYP 導入の判断は2年後に行う事を決定した。その結果、3学期、全員で探 究型授業研修を行い、次年度(平成25年度)より、全学年で取り組む事を 決定した。 取り組む内容は、4月に各学年で決定し、教科学習にしわ寄せが行かない よう、取り組み時間も各学年の年間総授業時間の5%未満、具体的には1年 と5年は40時間、2〜4年は60時間、6年は20時間を越えない設定で 取り組む事を確認した。 ⅲ)探究型の授業計画は、原案が完成した。 ⅳ)テスト、評価法、補習システム、家庭学習プログラムは検討の途中にある。 ⅴ)英語教育の充実に関しては、時間数の拡充も含めて内容を英語科で検討中 である。中学校との連携は、中学校英語教員の都合で今年度はできなかった。 ⅵ)幼、小、中、高15年一貫教育については、小学校の探究型教育の実践報 告を中高教員対象に行った。幼小一貫教育の説明会を塾で行った。幼小の教 員対象の教育内容説明会を行い、お互いの連携をさぐった。 ⅶ)内部進学体制は、関学コースへの進学者の最大数が35名から40名に拡 大し、進学者も関学コースは増大した。 ⅷ)行事については、職員会議で意義を再確認した結果、現行の形の中で革新 を目指す事になった。 ⅸ)学年、クラスを越えた結びつきは兄弟学年など達成できている。 ⅹ)給食での食育の確立に関しては、給食業者の交代により、素材、調理方法 の工夫により児童、保護者からも好評である。 ⅹⅰ)異文化理解と交際交流の再確立に関しては、今年度、夏に異文化理解の観 点で西洋文化の原点であるイタリアに50名で行き、西洋の歴史・文化遺跡 の探訪、芸術の鑑賞、中世の町での市民文化交流を行い、好評であった。冬 には、従来からのオーストラリアのアーミディル校から10名の小学生を迎 えて交流を深めた。 ⅹⅱ)本物体験型教育は、従来の歌舞伎、能、落語など更なる充実がはかれた。 ⅹⅲ)発想し、構想し、表現する芸術教科の授業内容のさらなる充実もはかれた。 ⅹⅵ)発想し、構想し、そしてそれらをプレゼンテーションする表現体験の充実 やプロジェクター・タブレット端末・双方向授業など ICT 学習のインフラの 整備は、法人よりの環境整備支援があり、大阪府下でも先進のものになった。 ③ 入試広報、募集活動 ⅰ)伝統が動き出すをキャッチフレーズに、先進性として21世紀を生き抜く 力としての探究型教育を授業風景の映像を使ってアピールできた。 51 ⅱ)アドミッションと連携した、塾、幼稚園など教育関係機関への訪問と説明 会実施、体験授業、説明会、学校見学等、きめの細かい募集活動ができた。 ⅲ)アクティブな新しい価値を創りだす子ども像を基調とした、パンフレット、 ポスターが制作できた。(25年度使用) (2)帝塚山学院幼稚園 24年度4月に開校したホームクラス(預かり保育)は保護者の子育て負担軽減 や両親ともに働く家庭の支援として役割を果たしている。また、遠方から通園す る子どもたちの放課後の遊びの場、コミュニケーションの場としても利用されて おり、保護者の方々も大変好評である。 ① 保育活動 ⅰ)基本的生活習慣の習得 それぞれの学年が設定している目標にある程度到達することができた。 しかし、個々の子どもの成長にはバラつきがあるため、園児によってはさ らに、家庭との連携を深め目標を達成できるように努力する必要がある。 ⅱ)情操教育の充実 園庭環境の充実により、子どもたちは自然の移り変わりを感じながら年 間を通して園生活を楽しむことができた。そして何よりも子どもたちの観 察力や推察力、命を大切にする心を育むことが出来た。また、「絵本100 選(絵本の扉)」は子どもたちと、新しい絵本との出会いを繋ぐツールとし て活躍している。その結果多くの子どもたちが絵本の魅力を感じ、創造力や 創造性、豊富な語彙を身につける事ができている。 ⅲ)学びのはじまりの充実 「学びのはじまりプログラム」は子どもの知的好奇心を満たすとともに、 遊びの世界を広げる役割を果たしている。そして、学びの基礎力である「聞 く力」 「考える力」 「実行する力」 「見る力」 「話す力」これら5つの力を身に 付けるにも大変役立っていると言えるが、始まったばかりのプログラムのた め、更に内容を充実させて行きたい。 ⅳ)運動能力の向上 毎週1回体育専門講師による体育指導を導入することで、・マット運 動・とび箱運動・平均台運動・鉄棒運動・ボール運動・なわ運動・陸上運動・ を体験することができた。また、運動能力適正テストの結果から子どもたち 52 の運動能力が高まったことが分かった。 ② 食育活動 食育活動においては、園内の菜園での野菜の収穫体験やクッキングを通して、 「育てる楽しさ」 「収穫の喜び」 「感謝の気持ち」 「作る楽しさ」を育むことがで きた。また、家庭に持ち帰った野菜やお土産を家族で楽しむことは、幼稚園活 動への理解にも繋がった。 ③ 安全教育と安全点検の充実 24年度の安全教育として、避難訓練を年2回実施することができた。そし て、教員研修として住吉警察指導の下、防犯訓練を実施することができた。ま た、砂場の消毒や遊具の安全点検も定期的に実施することができた。 ④ 家庭との連携・子育て支援 家庭との連携として保護者の方々に、日々のお迎え時や給食当番時に園生活 の様子を伝える、定期的に個人懇談を実施する、必要に応じての懇談なども行 い各家庭と密に連絡を取るよう努力した。また、子育て支援として「子育てカ ンファレンス」を開催し、子育ての悩み相談や子育て講座を行った。そして、 24年度に開設したホームクラスには、働く母親の家庭に限らず多くの家庭の 利用があり、両親ともに働く家庭の支援とともに、多くの家庭の子育て負担軽 減の一部を担う事が出来た。 ⑤ バランスの良い成長をサポート 24年度初の試みとして「臨床心理士」に月に1回園児の様子を観察して いただいた。昨年度までは、担任の考えや意見を中心に保育が進められ個々の 園児への指導は担任の考えが大きく影響していたのに対し、違った視点からの 指摘や意見を言っていただくことで、担任の指導の幅も広がったといえる。そ の結果、園児の成長にも良い結果となった。 ⑥ 幼稚園と小学校の連携 小学校との連携として、園児は体験授業へ参加。保護者には学校説明会を 実施した。また、募集活動において一部の塾ではあるが幼小で説明会を行い連 携の強さを広報することができた。さらに、小学校教員と幼稚園教員合同で互 いの教育を知るということを目的に、研修会を実施した結果さらに理解を深め ることができた。 ⑦ 施設・設備の充実 幼児期の環境は、人格形成に大きく影響することから幼稚園では子どもを取 り巻く環境を重視している。特に園庭の環境改革に取り組んでいるが、24年 度目標としていた園庭南側「ビオトープ」を完成させることができた。今後も、 園庭に限らず更なる施設の充実を図りたい。 53 ⑧ 募集活動 未就園児及びその保護者が安心して入園を志望できるよう、年間35回 計 40日のイベントを実施した。また、新しく試みた「絵本の読み聞かせ会」も 大変好評であった。そして、24年度から開始されたホームクラスも大変好評 であるが、まだまだ帝塚山学院幼稚園が預かり保育を実施していることを知ら ない方も多いようで、今後も広報に努めたい。 54 (このページは以下余白) 55 4.平成24年度学生異動及び卒業生の進路 ①帝塚山学院大学大学院人間科学研究科 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況報告】 ー ー ー 3 3 0 0 20 102 99 31 23 115% ー ー 2 2 2 2 41 41 14 11 1 1 1 1 10 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 28 27 9 7 3 3 0 0 20 87 84 25 20 100% ー ー 10 1 1 0 0 2 2 2 2 8 8 1 1 20 42 41 16 11 10 0 0 0 0 ー 20 89 88 31 21 105% 1 1 0 0 0 0 0 0 ス 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 10 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 23 23 10 9 1 1 1 1 20 67 66 28 22 110% ※Ⅱ期入試合格 者数は、補欠合 格2名含む (修士課程) メ デ ス ィ 26 26 14 11 10 0 0 0 0 ア ・ 言 語 文 化 コ 人間科学専攻 健 康 科 学 コ 専 門 職 学 位 課 程 ) 2 2 0 0 20 48 46 15 12 ス ( 0 0 0 0 ス メ デ 健 康 科 学 コ 専 門 職 学 位 課 程 ア ・ 言 語 文 化 コ 人間科学専攻 臨床心理学専 攻 (修士課程) ィ 10 0 0 0 0 メ デ ) 20 56 53 17 12 ス ( 合 計 0 0 0 0 ス 臨床心理学専 攻 (修士課程) 健 康 科 学 コ 専 門 職 学 位 課 程 ア ・ 言 語 文 化 コ 人間科学専攻 ィ 社 会 人 10 0 0 0 0 メ デ ) 二 期 20 63 62 17 10 ス ( 一 般 ス 臨床心理学専 攻 (修士課程) ィ 社 会 人 ア ・ 言 語 文 化 コ 人間科学専攻 健 康 科 学 コ 専 門 職 学 位 課 程 ) 一 期 ィ ス ) 一 般 募集定員 志願者 受験者 合格者 入学者 募集定員 志願者 受験者 合格者 入学者 募集定員 志願者 受験者 合格者 入学者 募集定員 志願者 受験者 合格者 入学者 募集定員 志願者 受験者 合格者 入学者 定員充足率 メ デ 健 康 科 学 コ 専 門 職 学 位 課 程 臨床心理学専 攻 (修士課程) ( ( 56 大 学 院 人 間 学 科 学 研 究 科 人間科学専攻 平成25年度 ー 臨床心理学専 攻 平成24年度 平成23年度 ア ・ 言 語 文 化 コ ス 20 39 37 23 15 ー 平成22年度 平成21年度 10 0 0 0 0 1 1 1 1 10 0 0 0 0 1 1 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 24 24 6 6 1 1 0 0 20 66 64 30 22 110% ※Ⅰ期入試合格 者数は、補欠合 格3名含む 【大学院在籍者・退学状況】 在学者数(5月1日現在) *25年度は4月1日現在 人間科学研究科 21年度 男 女 22年度 計 男 女 23年度 計 男 女 24年度 計 男 女 25年度 計 男 女 前年度比増減 募集定員 募集定員比増減 計 臨床 4 16 20 6 17 23 10 10 20 11 11 22 6 16 22 0 20 2 人間科学 0 2 2 1 0 1 0 3 3 1 1 2 0 1 1 △1 10 △9 臨床 7 8 15 4 16 20 6 17 23 10 10 20 11 12 23 3 20 3 人間科学 1 0 1 0 2 2 0 1 1 0 3 3 1 0 1 △2 10 △9 11 24 35 10 33 43 16 27 43 21 21 42 17 28 45 3 40 5 1 2 3 1 2 3 0 4 4 1 4 5 1 1 2 △3 20 △ 18 12 26 38 11 35 46 16 31 47 22 25 47 18 29 47 0 60 △ 13 1年 2年 57 臨床 合計 人間科学 計 退学者数 異動理由 一身上の都合 計 20年度 21年度 23年度 22年度 24年度 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 【大学院 進路(就職等)】 【平成24年度修了者】 雇用形態 正社員 正社員 正社員 正社員 内容 職種 人数 帝塚山学院小学校 管理栄養士 1 人間科学専攻 社会福祉法人 神戸新生福祉会 母子生活支援施設「グリーンコート新生」 心理職 心理職 心理職 1 1 1 臨床心理学専攻 心理職 1 臨床心理学専攻 心理職 1 臨床心理学専攻 契約 社会福祉法人 三松会 三重県職員 NPO法人 地域自立支援推進協議会JOTO (障害者相談支援センターの相談支援専門員) 堺市役所子ども家庭課 契約 契約 契約 契約 大阪市住吉区家庭児童相談員 株式会社クリンミル(児童発達支援事業所) 大阪市こども青少年局児童家庭相談員 泉南市保健センター 心理職 心理職 心理職 心理職 1 1 1 1 臨床心理学専攻 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 非常勤 未定 未定 こころの郷クリニック 岸和田教育相談 こども心身医療研究所 八尾市教育サポートセンター 生馬クリニック 帝塚山学院大学学生相談室 岸和田市教育委員会 彦根子ども療育センター 岸和田市子ども家庭センター 京都府長岡京市教育支援センター 彦根子ども家庭相談センター 未定 未定 心理職 1 臨床心理学専攻 心理職 1 臨床心理学専攻 心理職 心理職 1 1 臨床心理学専攻 心理職 1 臨床心理学専攻 心理職 心理職 心理職 心理職 未定 未定 1 1 1 1 1 1 臨床心理学専攻 未定 合計 未定 未定 1 22 人間科学専攻 正社員 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 58 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 臨床心理学専攻 ②帝塚山学院大学リベラルアーツ学部 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況報告】 入試の種類 推 薦 入 試 59 ー 一 般 ・ セ ン タ 募集定員 指定校推薦 受験者 指 (二次・S・後期S含む) 合格者 定 入学者 校 募集定員 推 協定・特別推薦 受験者 薦 (二次・後期S含む) 合格者 入学者 募集定員 内部推薦(住吉・泉ヶ丘) 受験者 (二次・後期S含む) 合格者 入学者 募集定員 受験者 公募制推薦(専願・併願) 合格者 入学者 募集定員 受験者 AO・ファミリー 合格者 入学者 募集定員 受験者 推薦計 合格者 入学者 募集定員 受験者 一般入試(センター含む) 合格者 入学者 募集定員 受験者 その他(社会人・帰国生) 合格者 入学者 募集定員 受験者 一般計 合格者 入学者 募集定員 受験者 合計 合格者 入学者 定員充足率 平成21年度 15 57 57 57 0 40 40 39 0 9 9 7 85 68 63 30 10 17 17 16 110 191 186 149 90 82 76 28 0 0 0 0 90 82 76 28 200 273 262 177 88.5% 平成22年度 15 35 35 35 0 45 45 45 0 8 8 8 85 52 49 30 10 15 15 15 110 155 152 133 90 65 61 27 0 1 1 1 90 66 62 28 200 221 214 161 80.5% 平成23年度 15 15 15 14 0 66 66 65 0 8 8 8 80 56 43 26 10 13 13 13 105 158 145 126 95 72 62 16 0 0 0 0 95 72 62 16 200 230 207 142 71.0% 平成24年度 30 22 22 22 0 62 62 62 0 8 8 8 70 36 32 15 10 20 20 20 110 148 144 127 90 44 43 16 0 0 0 0 90 44 43 16 200 192 187 143 71.5% 平成25年度 30 15 15 15 0 56 56 55 0 3 3 3 70 28 28 11 10 15 15 14 110 117 117 98 90 65 59 20 0 0 0 0 90 65 59 20 200 182 176 118 59.0% 【大学リベラルアーツ学部 在籍者・退学状況】 在学者数(平成25年4月3日現在) 21年度 男 女 計 1年 2年 3年 4年以上 計 50 66 0 116 59 71 92 222 109 137 92 338 文学部 22年度 23年度 男 女 計 男 女 計 46 62 108 56 74 130 102 136 238 48 48 60 60 24年度 男 女 計 108 108 7 7 6 6 21年度 男 女 計 82 95 177 13 13 退学者数 移動理由 一身上の都合 進路変更 計 21年度 20年度 22年度 23年度 24年度 10 20 28 38 30 8 7 12 5 7 18 27 40 43 37 82 95 177 リベラルアーツ学部 23年度 24年度 男 女 計 男 女 79 63 142 72 71 79 67 146 73 60 65 83 148 69 68 56 78 325 223 213 436 270 277 22年度 男 女 計 88 74 162 76 87 163 164 161 文学部+リベラル 計 143 133 137 134 547 アーツ学部 25年度 前年度比増減 男 女 計 △ 25 55 63 118 2 66 69 135 △ 17 65 55 120 2 82 67 149 △ 38 268 254 522 ※4回生に現代コミュニケーション学 科 留年生1名を含む 募集定員 200 200 200 200 800 募集定員 比 増減 △ 82 △ 65 △ 80 △ 51 △ 278 60 【大学・リベラルアーツ学部 進路(就職等)】 業 種 土木建設業・鉱業 平成25年 4月 5日現在 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 企業名等 人数 中谷電気工事 株式会社 1 株式会社 上野設備 1 株式会社 ひまわりライフ 1 計 人数 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 企業名等 人数 業 種 1 1 1 不動産・運輸通信・エネルギー株式会社 テレックス関西 株式会社 大倉 株式会社 アイティ・コミュニケーションズ 株式会社 レオパレス21 (計) コイズミ照明 株式会社 株式会社 プライマリーステップ 株式会社 ほほえみブレインズ 株式会社 リッタイ タカラスタンダード 株式会社 3 1 1 1 1 1 3 1 1 1 1 1 卸売業・商社 (計) 光昭 株式会社 5 1 5 1 (計) 小売業 ウエルシア関西 株式会社(旧株式会社 イレブン) 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 14 1 1 2 14 1 1 2 4 4 製造業 61 株式会社 ユニクロ ダイエー京橋店 アスカ花壇 レック 株式会社 トヨタカローラ南海 株式会社 株式会社 ポイント 株式会社 ヨドバシカメラ 株式会社 ライフフーズ 株式会社 サンドラッグ 株式会社 スタートーク 株式会社 アースウェア(グリーンアースウェア) 株式会社 大和 株式会社 きもののきらり (計) 金融業 JA紀州中央 JA大阪南農業協同組合 JA大阪中河内 (JAバンク) (計) (計) サービス業 ディップ 株式会社 株式会社 直島文化村 株式会社 万代 株式会社 パルタック 医療法人上野会 上野クリニック 株式会社 直島文化村 株式会社 ジェイ・エス・エス きたはなだ歯科 小室歯科 うえだ歯科 み奈美亭(犬鳴山温泉旅館) 久宝倉庫 株式会社 医療法人 きらら会 橋村内科 (有)CATCH ALL(プロダクション)プロバンド (計) 公共施設・公立学校 かつらぎ町立小学校 堺市教育委員会 計 人数 1 1 1 1 1 1 1 1 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 14 1 1 14 1 1 公務員 (計) 愛媛県庁 2 1 2 1 その他(農業) 株式会社 みやもと農園 1 1 1 1 就職者 合計 進学者(進学希望者含む) 卒業者合計 (計) (人) (人) (人) (%) 1 49 4 120 42.24% 1 49 4 120 42.24% 就職率=就職者/(卒業者-進学者) ③大学人間科学部 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況報告】 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 情報 心理 食物 全体 情報 心理 食物 全体 情報 心理 食物 全体 情報 心理 食物 全体 情報 心理 食物 全体 募集定員 10 15 5 30 10 15 4 29 10 15 4 29 10 15 5 30 10 15 5 30 指定校推薦 受験者 33 55 18 106 10 31 20 61 8 28 21 57 13 28 18 59 7 18 18 43 指 (二次・S・後期S含む) 合格者 33 55 18 106 10 31 20 61 8 28 21 57 13 28 18 59 7 18 18 43 定 入学者 33 55 18 106 10 30 20 60 8 27 21 56 13 28 18 59 7 17 18 42 校 募集定員 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 推 協定・特別推薦 受験者 24 34 58 44 40 84 38 72 110 28 49 77 25 45 70 薦 (二次・後期S含む) 合格者 24 34 58 44 40 84 38 72 110 28 49 77 25 45 70 入学者 24 33 57 44 40 84 38 70 108 28 48 76 25 44 69 募集定員 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 内部推薦(住吉・泉ヶ丘) 受験者 2 4 3 9 0 0 4 4 1 2 0 3 1 3 4 8 1 3 2 6 (二次・後期S含む) 合格者 2 4 3 9 0 0 4 4 1 2 0 3 1 3 4 8 1 3 2 6 入学者 2 4 3 9 0 0 4 4 1 2 0 3 1 3 4 8 1 3 2 6 募集定員 35 60 35 130 35 60 36 131 35 60 36 131 35 60 35 130 35 60 35 130 受験者 43 126 157 326 19 82 107 208 18 142 181 341 25 135 182 342 11 117 158 286 公募制推薦(専願・併願) 合格者 40 99 94 233 17 76 70 163 16 71 85 172 23 105 72 200 11 106 107 224 入学者 23 48 38 109 16 54 52 122 18 41 51 110 23 57 44 124 10 62 58 130 募集定員 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 受験者 3 3 9 9 5 3 6 14 9 6 15 6 1 7 AO・ファミリー 合格者 3 3 9 9 5 2 1 8 8 4 12 6 1 7 入学者 3 3 8 8 5 1 1 7 7 4 11 6 1 7 募集定員 50 75 40 165 50 75 40 165 50 75 40 165 50 75 40 165 50 75 40 165 受験者 105 219 178 502 82 153 131 366 70 247 208 525 76 221 204 501 50 184 178 412 推薦計 合格者 102 192 115 409 80 147 94 321 68 175 107 350 73 189 94 356 50 173 127 350 入学者 85 140 59 284 78 124 76 278 70 141 73 284 72 140 66 278 49 127 78 254 募集定員 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 受験者 50 149 102 301 51 146 113 310 44 150 162 356 47 115 121 283 22 128 152 302 一般入試(センター含む) 合格者 44 113 79 236 48 130 44 222 37 78 37 152 44 78 43 165 21 103 38 162 入学者 23 40 29 92 20 52 22 94 22 36 21 79 15 27 18 60 14 43 13 70 募集定員 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 受験者 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 0 その他(社会人・帰国生) 合格者 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 0 入学者 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 0 募集定員 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 40 75 40 155 受験者 50 150 102 302 51 146 113 310 44 151 162 357 47 116 121 284 22 128 152 302 一般計 合格者 44 114 79 237 48 130 44 222 37 79 37 153 44 79 43 166 21 103 38 162 入学者 23 40 29 92 20 52 22 94 22 37 21 80 15 28 18 61 14 43 13 70 募集定員 90 150 80 320 90 150 80 320 90 150 80 320 90 150 80 320 90 150 80 320 受験者 155 369 280 804 133 299 244 676 114 398 370 882 123 337 325 785 72 312 330 714 合計 合格者 146 306 194 646 128 277 138 543 105 254 144 503 117 268 137 522 71 276 165 512 入学者 108 180 88 376 98 176 98 372 92 178 94 364 87 168 84 339 63 170 91 324 定員充足率 120% 120% 110% 118% 109% 117% 123% 116% 102% 119% 118% 114% 97% 112% 105% 106% 70% 113% 114% 101% 入試の種類 推 薦 入 試 62 ー 一 般 ・ セ ン タ 【大学人間科学部 在籍者・退学状況】 在学者数(平成25年4月1日現在) 20年度 男 女 計 68 59 127 1年 21年度 男 女 計 文化学科 22年度 男 女 計 23年度 男 女 計 24年度 男 女 計 21年度 男 女 計 57 53 110 2年 72 59 131 65 56 121 3年 86 80 166 69 58 127 59 55 114 4年以上 97 69 166 103 83 186 88 66 154 75 60 135 15 5 20 計 323 267 590 237 197 434 147 121 268 75 60 135 15 5 20 20年度 男 女 計 21年度 男 女 計 1年 61 122 183 2年 64 87 151 55 人間学科 22年度 男 女 計 23年度 男 女 計 24年度 男 女 計 115 66 102 168 63 83 146 54 95 149 67 128 195 72 107 179 80 93 173 69 113 182 21 14 35 計 258 439 697 193 305 498 134 188 322 69 113 182 21 14 35 63 2年 12 83 95 21年度 男 女 計 8 89 食物栄養学科 22年度 男 女 計 23年度 男 女 計 24年度 男 女 計 76 89 12 83 95 8 95 103 0 0 0 13 75 88 11 80 91 8 85 93 1 0 1 計 33 248 281 33 247 280 19 175 194 8 85 93 1 0 1 270 21年度 男 女 計 人間文化学部 22年度 男 女 計 148 229 377 131 260 391 3年 165 258 423 144 224 368 121 245 366 4年以上 164 197 361 188 265 453 179 239 418 614 23年度 男 女 計 24年度 男 女 計 407 2年 計 954 1568 463 76 749 1212 10 79 89 300 484 784 152 258 258 410 410 37 37 19 19 20年度 21年度 22年度 23年度 200 22年度 男 女 計 90 △ 27 36 94 66 23 89 46 35 81 △8 90 △9 46 51 97 57 33 90 59 23 82 △8 90 △8 42 50 92 65 34 99 △ 13 90 9 213 145 358 208 117 325 △ 53 360 △ 35 174 110 284 心理学科 23年度 男 女 計 24年度 女 計 男 25年度 女 計 男 88 172 68 110 178 68 100 168 63 108 171 3 150 21 170 83 87 170 64 100 164 65 94 159 △5 150 9 64 101 165 154 188 342 22年度 男 女 計 17 81 98 27 78 159 88 186 215 298 513 食物栄養学科 23年度 男 女 計 9 85 94 78 89 167 58 102 160 △7 150 10 60 97 157 83 98 181 △ 11 150 31 270 386 656 269 402 671 △ 20 600 71 男 24年度 女 計 5 79 84 78 7 80 11 83 △ 10 80 3 9 10 77 87 17 77 94 9 83 92 △2 80 12 9 76 85 17 80 97 11 80 17 40 316 356 36 327 363 6 320 43 143 160 147 121 106 204 229 364 364 24年度 26 35 29 36 50 進路変更 18 6 10 22 29 44 41 39 58 79 246 389 295 433 728 募集定員 募集定員比増減 97 278 5 食物栄養学科前年 度比増減 80 242 93 25年度 女 計 5 86 91 17 36 84 男 25年度 男 女 計 143 募集定員 募集定員比増減 100 24年度 男 女 計 300 人間学科+心理学 科前年度比増減 84 人間科学部 23年度 男 女 計 246 募集定員 募集定員比増減 58 218 365 218 339 219 人間文化学部+人 間科学部前年度比 増減 募集定員 募集定員比増減 325 △ 14 320 5 320 3 14 158 203 361 139 207 346 116 207 323 △ 23 120 229 349 152 199 351 126 208 334 △ 17 320 111 223 334 165 212 377 △ 13 320 57 1359 △ 67 1280 79 56 56 文化学科+情報メ ディア学科前年度比 25年度 増減 男 女 計 △ 24 38 25 63 70 135 152 86 106 24年度 男 女 計 48 39 87 22年度 男 女 計 一身上の都合 計 190 51 情報メディア学科 23年度 男 女 計 70 23 93 21年度 男 女 計 退学者数 異動理由 114 114 10 13 137 190 97 3年 1年 114 21年度 男 女 計 10 79 89 4年以上 20年度 男 女 計 110 173 3年 1年 53 21年度 男 女 計 4年以上 20年度 男 女 計 8 89 97 57 76 58 22年度 男 女 計 59 35 94 425 650 1075 523 847 1370 513 846 【大学人間科学部 進路(就職等)】 平成25年 4月 5日現在 人間文化学部 情報メディア学科 業 種 土木建設業・鉱業 製造業 企業名等 心理学科 人数 企業名等 日本Eリモデル 株式会社 株式会社 夢真ホールディングス 富士電設 株式会社 山下硝子建材 株式会社 株式会社 浜口組 1 1 1 1 1 (計) 5 (計) 1 中山外 株式会社 1 株式会社 中央電気計器製作所 富士香料加工 株式会社 光星技研 株式会社 株式会社 河昌 株式会社 コニージャパン 日信建設 株式会社 関西工事測量 株式会社 アキツエ業 株式会社 (計) 64 総合食品エスイー 株式会社 平井石油 株式会社 (計) 小売業 株式会社 テイツー 株式会社 アカクラ 株式会社 レッドバロン 株式会社 ライフコーポレーション 株式会社 クロスカンパニー バイク王&カンパニー 朝日新聞姫路販売 株式会社 福山ガス 株式会社 企業名等 人数 人数 1 1 1 1 1 0 1 1 10 2 (計) 1 フクイ 株式会社 1 5 (計) 1 2 9 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 (計) 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 3 17 (計) 0 25 (計) 株式会社 オークワ 株式会社 オー・エンターテイメント サマンサタバサジャパンリミテッド 株式会社 株式会社 ぼん家具 株式会社 ロートレアモン 株式会社 コスモス薬局 日産大阪販売 株式会社 株式会社 U&S 株式会社 ワールドストアパートナーズ 日本トイザらス 株式会社 ドルチェ楽器 株式会社 メガネトップ 西村器械 株式会社 トヨタカローラ南海 株式会社 株式会社 万代 阪急百貨店 株式会社 コンシェルジュ (計) 人数 計 5 (計) 1 株式会社 フジキン 1 株式会社 サンデリカ 1 1 1 株式会社 成願 株式会社 伊藤園 テイパ化工 株式会社 卸売業・商社 食物栄養学科 8 (計) 【大学人間科学部 進路(就職等)】 平成25年 4月 5日現在 人間文化学部 情報メディア学科 企業名等 業 種 心理学科 企業名等 人数 株式会社 保険デザイン ながみね農業協同組合 明治安田生命保険相互会社 (計) 株式会社 ミックウェア 株式会社 エムズワークス (計) 不動産・運輸通信・エネルギー 株式会社 YTV Nextry 株式会社 ビーダッシュ 浜口産業 株式会社 計 人数 人数 1 JA堺市 1 JA大阪泉州 1 1 1 0 (計) 1 1 3 (計) 2 5 2 1 1 1 0 (計) 1 株式会社 フォーミュレーション I.T.S 1 1 0 2 2 (計) 2 8 名阪食品 株式会社 株式会社 ダイエタリーケア 鶴原保育園 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 金融業 IT関連 食物栄養学科 企業名等 人数 (計) 株式会社 ジェネス 株式会社 ライジングコーポレーション 株式会社 新栄不動産開発 65 (計) サービス業 アライ興業 株式会社 社会福祉法人 神戸福生会 川崎眼科 株式会社 TMC 株式会社 ミャムミャム 社会福祉法人 芙蓉福祉会 株式会社 栄光堂セレモニーユニオン 株式会社 アバン フォトスタジオバルーン 社会福祉法人 正武福祉会 さんらく苑 株式会社 レンテック 近畿配送サービス 株式会社 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 (計) 笠松商会 社会福祉法人 博光福祉会 寿里苑 株式会社 カーブス・ジャパン オリックス・リビング 株式会社 株式会社 キナン 株式会社 ツーリストエキスパーツ 医療法人甲風会 有馬温泉病院 株式会社 ベンチャーバンク(ホットヨガスタジオLAVA) インターコンチネンタルホテル 株式会社 カトープレジャーグループ 株式会社 ベルクリック 瀬戸内国際芸術祭 ワタミフードサービス 株式会社 医療法人上野会 上野クリニック 社会福祉法人 光生会 株式会社 ちひろ 株式会社 オービット 株式会社 リビアス 株式会社 ワッツ 株式会社 コプロ・エンジニアード 株式会社 ジェイエスエス 株式会社 キンレイ 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 株式会社 グリーンハウス(給食会社) 社会福祉法人 五常会 ケアハウス ゆーとりあ 川島保育園 宗教法人 光明寺 ルンビニー愛児園 株式会社 東紅給食 社会福祉法人 遺徳会 南光咲洲特別養護老人ホーム 株式会社 セーフセクション 新金岡センター保育園 株式会社 エル・スエヒロ 社会福祉法人 いずみ野福祉会 株式会社 ナリコマエンタープライズ 株式会社 ビューティーパートナーズ 株式会社 南テスティパル バークレーレディースクリニック 大阪府の保育所(名称不明) シダックス 株式会社 自宅稼業(居酒屋) きのみむすび保育園 株式会社 万代 【大学人間科学部 進路(就職等)】 平成25年 4月 5日現在 人間文化学部 情報メディア学科 企業名等 業 種 心理学科 企業名等 人数 スイスポートジャパン 株式会社 社会福祉法人 聖家族の家 食物栄養学科 企業名等 人数 1 社会福祉法人 光生会 1 社会福祉法人 厚生博愛会マリア保育園 日清医療食品 株式会社 平成医療福祉グループ(暖気の苑) 株式会社 テスティパル 社会福祉法人 明石恵泉福祉会 社会福祉法人 山口葵園 (計) 教育 66 大阪府立 泉北高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校 府立 富田林高校 東大谷高等学校 府立 守口東高校 (計) 公務員 岸和田市役所 12 1 1 1 1 1 (計) 堺市常勤講師(養護) 神戸ベルエベル美容専門学校 帝京第五高等学校 5 (計) 1 大阪府警 自衛隊 24 (計) 1 ピジョンハーツ 株式会社 1 学校法人 帝塚山学院 1 3 (計) 1 橋本市民病院 1 紀ノ川市調理補助 堺市教育委員会 保険給食課 就職先不明者 (計) ネット関連会社 その他 (計) (人) (人) (人) 就職率=就職者/(卒業者-進学者) (%) 就職者 合計 進学者(進学希望者含む) 卒業者合計 1 (計) 1 アパレル 1 2 (計) 42 1 85 50.00% 2 (計) 1 病院(鳥取県) 1 (計) 64 23 150 50.39% 計 人数 人数 1 1 1 1 1 1 1 33 1 1 69 2 1 1 1 10 3 1 6 1 45 4 82 57.69% 4 151 28 317 52.25% ④帝塚山学院高等学校 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 平成 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 内部 146 185 194 195 209 志願者 外部 119 60 51 56 59 計 内部 265 145 245 185 245 194 251 195 268 209 新1年 合格者 外部 計 116 261 60 245 50 244 56 251 59 268 入学者 内部 外部 144 90 185 44 194 39 195 44 209 40 募集定員 計 234 229 233 239 249 240 240 240 240 240 【在籍状況】 平成 67 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 1年 女 子 237 【3】 230 【1】 234 【1】 239 249 【 】は留年者数、内数。 2年 女 子 213 225 225 226 【1】 231 3年 女 子 200 212 223 224 224 【1】 【退学状況】 異 動 理 由 平成 20年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.その他 21年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.その他 22年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.その他 23年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.その他 24年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.その他 人 数 5 12 7 11 1 1 4 12 5 3 6 9 5 7 12 合 計 女 子 650 667 682 689 704 定員充足率 % 97.5 95.4 97.0 99.6 103.8 【進学状況】24年度卒業生 進 学 先 大学 68 帝塚山学院大学 京都精華大学 神戸女学院大学 近畿大学 大阪音楽大学 関西大学 大阪芸術大学 神戸芸術工科大学 同志社女子大学 甲南女子大学 関西学院大学 神戸松蔭女子学院大学 千里金蘭大学 成安造形大学 大阪大谷大学 関西外国語大学 甲南大学 神戸夙川学院大学 関西医療大学 朝日大学 大阪樟蔭女子大学 桃山学院大学 京都ノートルダム女子大 大阪電通大学 京都橘大学 帝塚山大学 京都工芸繊維大学 平安女学院大学 神戸薬科大学 常磐会学園大学 関西福祉科学大学 大阪物療大学 上海外国語大学 京都女子大学 日本体育大学 天理大学 進 学 先 現役 既卒 合計 現役 13 13 大学 武庫川女子大学 1 10 10 森ノ宮医療大学 1 8 8 兵庫医科大学 8 8 梅花女子大学 1 7 7 相愛大学 1 7 7 武蔵野美術大学 1 3 1 4 多摩美術大学 4 4 兵庫医療大学 1 4 4 京都嵯峨芸術大学 1 4 4 立命館大学 1 80 80 大阪市立大学 1 2 1 3 京都市立芸術大学 1 2 1 3 小計 2 2 191 2 2 短大 関西外国語大学 2 2 2 武庫川女子大学 1 2 2 常磐会 2 2 2 京都嵯峨芸術大学 1 2 2 白鳳女子 1 1 1 大阪芸術大学 1 1 1 名古屋文化 1 1 1 京都嵯峨芸術大学 1 1 1 カピオラニ・コミュニティーカレッジ 1 1 1 大阪音楽大学 1 1 1 聖和短期大学 1 1 1 小計 1 1 13 1 1 専門学校 高津理容美容専門学校 2 1 1 大阪デザイナー専門学校 1 1 1 ル・トーア東亜美容専門学校 1 1 1 小計 1 1 4 1 1 合 計 208 1 1 留 学 1 1 浪 人 9 1 1 総 計 217 既卒 合計 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 5 1 196 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 14 2 1 1 0 6 4 214 0 9 223 6 ⑤帝塚山学院中学校 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 平成 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 内部 53 61 41 52 47 志願者 外部 267 461 468 539 524 計 内部 320 53 522 61 509 41 591 52 571 47 新1年 合格者 外部 198 431 385 453 451 計 内部 251 53 492 61 426 41 505 52 498 47 入学者 外部 161 162 171 190 187 募集定員 計 214 223 212 242 234 200 220 220 220 220 定員充足率 % 107.0 101.3 96.4 110.0 106.4 【在籍状況】 平成 69 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 1年 女 子 214 223 212 242 234 2年 女 子 215 212 220 212 241 3年 女 子 198 209 212 218 207 【退学状況】 異 動 理 由 平成 20年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.住所変更 21年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.住所変更 22年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.住所変更 23年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.住所変更 24年度 1.一身上の理由 2.進路変更 3.住所変更 合 計 女 子 627 644 644 672 682 【進学状況】24年度卒業生 人 数 4 6 2 7 3 1 2 1 2 1 2 2 1 2 11 5 3 5 進 学 先 私立高等学校 帝塚山学院 日出 夕陽丘 東大谷 関西福祉科学大学 京都橘 帝塚山 好文学園女子 四天王寺 スイス公文学園 小 計 公立高等学校 留 学 その他 総 計 人 数 女子 209 1 1 1 1 1 1 1 1 1 218 0 0 0 218 ⑥帝塚山学院泉ケ丘高等学校 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 新 1 年 21年度 志願者 内部 外部 150 330 合格者 計 内部 外部 480 150 320 入学者 計 内部 外部 470 149 93 入学定員 定員充足率 計 242 280 86.4% 22年度 148 349 497 148 345 493 148 95 243 240 101.3% 23年度 134 335 469 134 328 462 134 86 220 240 91.7% 24年度 136 349 485 136 348 484 136 139 275 240 114.6% 25年度 167 255 422 167 251 418 167 81 248 240 103.3% 【在籍者数】 70 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 【退学者数】 1年 2年 3年 計 異動理由 男 126 124 133 383 1.一身上の理由 3名 女 116 119 134 369 2.進路変更 4名 計 242 243 267 752 1.一身上の理由 3名 男 123 125 121 369 2.進路変更 2名 女 120 115 119 354 1.一身上の理由 0名 計 243 240 240 723 2.進路変更 8名 男 99 121 122 342 女 121 120 112 353 計 220 241 234 695 男 156 98 118 372 女 120 120 119 359 計 276 218 237 731 男 119 154 93 366 女 130 120 118 368 計 249 274 211 734 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 ※24年度 1年生に(留学戻り)男子含む 計 1.一身上の理由 4名 2.進路変更 2名 1.一身上の理由 2名 2.進路変更 6名 7名 5名 8名 6名 8名 【進路状況①25年度大学入試合格者数(2013.4.8現在)】 【国立】 71 京都 大阪 神戸 名古屋 大阪市立 大阪府立 和歌山県立医科 神戸市外国語 奈良女子 和歌山 大阪教育 奈良教育 京都府立 兵庫県立 奈良県立 北見工業 弘前 国際教養 静岡 鳥取 広島 徳島 高知 広島市立 長崎 防衛 航空大学校 総計 【短期大学】 関西外国語短期 武庫川女子短期 青山短期 大妻短期 上智短期 総計 現役 3 2 6 既卒生 3 1 3 11 1 2 2 8 2 1 1 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 13 67 現役 3 1 2 1 7 1 14 既卒生 1 1 計 3 5 6 1 3 12 1 2 2 8 3 1 2 4 1 1 1 1 1 1 2 2 2 1 1 13 1 81 小計 1 3 1 2 1 8 【私立】 早稲田 慶応義塾 国際基督教 上智 中央 明治 立教 法政 青山学院 東京理科 同志社 立命館 関西学院 関西 帝塚山学院 近畿 甲南 龍谷 京都産業 同志社女子 京都女子 神戸女学院 武庫川女子 東京女子医科 兵庫医科 藤田保健衛生 金沢医科 大阪歯科 朝日 松本歯科 京都薬科 大阪薬科 神戸薬科 京都外国語 仏教 大阪工業 大阪樟蔭女子 大阪電気通信 大阪大谷 医学部医学科(内数) 現役 2 1 既卒生 1 1 1 1 2 1 1 31 26 38 59 7 39 3 4 1 6 3 3 10 1 1 15 2 13 4 15 2 1 2 2 1 1 1 1 1 1 1 2 7 6 3 6 10 5 1 4 1 1 1 計 2 1 1 1 1 1 2 1 2 1 46 28 51 63 7 54 5 4 2 8 3 3 12 1 1 1 1 1 1 1 3 8 6 3 6 10 5 1 5 【私立】 関西外国語 四天王寺 摂南 桃山学院 大手前 甲南女子 神戸学院 神戸女子 宝塚 帝塚山 畿央 藍野 長浜バイオ 千里金蘭 プール学院 関西医療 兵庫医療 文教 実践女子 帝京 東海 日本 目白 大同 金沢工業 岡山理科 就実 私立大学 計 現役 9 4 5 4 既卒生 2 1 1 7 2 2 1 1 2 1 2 1 2 2 2 1 3 1 2 2 1 1 1 1 344 1 1 2 1 1 79 計 9 4 7 5 1 7 2 2 1 1 2 1 2 1 2 2 3 1 3 2 2 4 1 1 1 2 1 423 大学名 和歌山県立医科 近畿 東京女子医科 兵庫医科 金沢医科 藤田保健衛生 総計 5 6年コース 既卒生 小計 1 2 1 1 1 1 1 1 2 7 現役 1 1 1 3 6年コース 既卒生 小計 1 1 1 0 3 現役 2 3 4 2 7 6 4 2 2 1 33 6年コース 既卒生 小計 2 4 1 4 4 1 3 1 8 6 1 5 1 3 2 1 7 40 現役 1 2 1 1 歯学部(内数) 大学名 大阪歯科 朝日 松本歯科 総計 薬学部(内数) 大学名 近畿 同志社女子 武庫川女子 京都薬科 大阪薬科 神戸薬科 大阪大谷 摂南 兵庫医療 就実 総計 総合計 現役 既卒者 418 94 計 512 【進路状況②25年度大学入試進学者数(2013.4.8現在)】 72 【国立】 京都 大阪 神戸 名古屋 大阪市立 大阪府立 和歌山県立医科 神戸市外国語 奈良女子 和歌山 大阪教育 奈良教育 京都府立 兵庫県立 奈良県立 北見工業 弘前 国際教養 静岡 鳥取 広島 徳島 高知 広島市立 長崎 防衛 航空大学校 総計 【短期大学】 関西外国語短期 武庫川女子短期 青山短期 大妻短期 上智短期 総計 現役 3 1 3 既卒生 3 1 2 8 1 2 2 5 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 39 現役 10 既卒生 1 1 1 2 1 計 3 4 3 1 2 9 1 2 2 5 2 1 2 2 1 0 1 0 1 1 2 1 1 1 0 1 0 49 小計 1 1 0 0 1 3 【私立】 早稲田 慶応義塾 国際基督教 上智 中央 明治 立教 法政 青山学院 東京理科 同志社 立命館 関西学院 関西 帝塚山学院 近畿 甲南 龍谷 京都産業 同志社女子 京都女子 神戸女学院 武庫川女子 東京女子医科 兵庫医科 藤田保健衛生 金沢医科 大阪歯科 朝日 松本歯科 京都薬科 大阪薬科 神戸薬科 京都外国語 仏教 大阪工業 大阪樟蔭女子 大阪電気通信 大阪大谷 現役 既卒生 1 1 1 6 4 10 20 3 14 2 2 1 4 3 2 1 3 1 4 1 7 1 1 1 1 1 1 1 2 6 2 2 4 4 1 1 1 計 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 9 5 14 21 3 21 2 2 1 5 3 2 2 0 1 1 1 0 1 1 3 6 2 2 0 4 4 1 1 【私立】 関西外国語 四天王寺 摂南 桃山学院 大手前 甲南女子 神戸学院 神戸女子 宝塚 帝塚山 畿央 藍野 長浜バイオ 千里金蘭 プール学院 関西医療 兵庫医療 文教 実践女子 帝京 東海 日本 目白 大同 金沢工業 岡山理科 就実 私立大学 計 現役 6 3 3 1 既卒生 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 124 25 計 6 3 3 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 1 0 1 1 0 1 2 0 149 医学部医学科(内数) 大学名 和歌山県立医科 近畿 東京女子医科 兵庫医科 金沢医科 藤田保健衛生 総計 4 6年コース 既卒生 小計 1 1 0 1 1 1 1 1 5 現役 1 1 1 3 6年コース 既卒生 小計 1 1 1 0 3 現役 1 1 1 1 歯学部(内数) 大学名 大阪歯科 朝日 松本歯科 総計 薬学部(内数) 大学名 近畿 同志社女子 武庫川女子 京都薬科 大阪薬科 神戸薬科 大阪大谷 摂南 兵庫医療 就実 総計 総合計 現役 2 1 1 2 6 2 1 1 16 6年コース 既卒生 小計 2 4 1 1 1 3 6 2 1 1 0 0 3 19 現役 既卒者 165 36 計 201 ⑦帝塚山学院泉ケ丘中学校 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 新 1 年 志願者 合格者 入学者 入学定員 定員充足率 21年度 393 242 144 160 90.0% 22年度 536 382 176 160 110.0% 23年度 488 354 180 160 112.5% 24年度 548 395 204 160 127.5% 25年度 636 488 217 160 135.6% 【在籍者数】 【退学者数】 73 1年 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 2年 3年 計 男 71 64 80 215 女 73 77 77 227 計 144 141 157 442 男 75 71 64 210 女 101 73 75 249 計 176 144 139 459 男 63 73 70 206 女 117 101 72 290 計 180 174 142 496 男 83 63 73 219 女 121 117 100 338 計 204 180 173 557 男 90 83 63 236 女 127 119 116 362 計 217 202 179 598 【進学先】 異動理由 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 1.一身上の理由 4名 2.進路変更 0名 1.一身上の理由 1名 2.進路変更 1名 1.一身上の理由 1名 2.進路変更 3名 1.一身上の理由 0名 2.進路変更 1名 2.一身上の理由 0名 3.進路変更 0名 計 1.帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 4名 2.桃山学院高等学校 1名 3.大阪学芸高等学校 1名 4.大阪桐蔭高等学校 1名 5.帝塚山学院高等学校 1名 6.浪商高等学校 1名 7.行き先なし 1名 2名 4名 1名 0名 167名 ⑧帝塚山学院小学校 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 平成 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 内部 56 53 50 52 43 志願者 外部 153 108 103 71 98 計 内部 209 56 161 53 153 50 123 52 141 43 新1年 合格者 外部 71 68 80 68 77 入学者 計 内部 外部 127 56 58 121 53 61 130 50 63 120 51 58 120 42 74 計 114 114 113 109 116 3年 女 86 88 76 80 82 計 126 123 110 114 113 募集定員 114 114 114 114 114 定員充足率 % 100.0 100.0 99.1 95.6 101.8 【在籍状況】 平成 74 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 男 36 34 31 25 34 1年 女 78 80 82 84 82 計 114 114 113 109 116 男 36 36 35 31 26 2年 女 84 78 79 79 85 計 120 114 114 110 111 男 40 35 34 34 31 【退学状況】 異 動 理 由 平成 20年度 1.一身上の理由 2.留学 3.住所変更 21年度 1.一身上の理由 2.留学 3.住所変更 1.一身上の理由 22年度 2.留学 3.住所変更 1.一身上の理由 23年度 2.留学 3.住所変更 1.一身上の理由 24年度 2.留学 3.住所変更 人 数 3 5 2 1 2 1 12 14 2 9 12 3 7 11 4 男 40 41 35 34 35 4年 女 85 85 87 80 77 計 125 126 122 114 112 男 40 40 39 33 32 5年 女 86 86 86 91 81 計 126 126 125 124 113 男 34 40 41 38 32 6年 女 90 86 85 87 91 計 124 126 126 125 123 合 計 男 女 226 509 227 502 215 495 195 501 190 498 計 735 729 710 696 688 【進学状況】24年度卒業生 進 学 先 私立中学校 帝塚山学院 帝塚山学院泉ヶ丘 学院小計 私立中学校 人 数 男子 女子 計 47 47 10 15 25 10 62 72 西大和 1 1 同志社香里 1 1 清風南海 4 清風 2 2 明星 6 6 初芝立命館 4 1 5 大阪桐蔭 1 1 大阪学芸 2 75 関西第一 3 帝塚山 清教学園 2 公立中学校・その他学校合計 0 3 3 総 計 39 86 125 9 3 3 1 大谷 2 2 9 3 その他学校 1 5 星光 公 立 中 学 校 人 数 男子 女子 計 1 1 8 追手門学院 四天王寺 進 学 先 2 1 1 2 1 神戸女学院 2 2 小林聖心 1 1 智弁和歌山 1 1 学院外 私学小計 29 21 50 私学合計 39 83 122 ⑨帝塚山学院幼稚園 入試・在籍・退学・進路状況 【入試状況】 平成 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 年少(3年保育) 志願者数 合格者数 入学者数 54 48 48 45 45 45 53 50 47 48 48 48 53 50 49 募集定員 48 48 48 48 48 定員充足率 % 100.0 93.7 97.9 100.0 102.1 年中(2年保育) 年長(1年保育) 志願者数 合格者数 入学者数 志願者数 合格者数 入学者数 5 5 5 3 3 3 7 7 6 4 3 3 6 6 6 2 2 2 4 4 4 1 1 1 1 1 1 5 4 4 【在園状況】 平成 年少 女 男 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 6 15 13 12 14 計 42 30 34 36 35 年中 女 男 48 45 47 48 49 12 6 16 12 13 計 41 47 34 36 35 76 【退学状況】 平成 異 動 理 由 20年度 1.一身上の理由 2.住所変更 年長 女 男 53 53 50 48 48 14 13 6 15 14 計 41 41 49 33 38 男 55 54 55 48 52 32 34 35 39 41 合 計 女 124 118 117 105 108 計 156 152 152 144 149 【進学状況】24年度卒園生 人 数 1 1 進 学 先 2 私立小学校 帝塚山学院 学院以外 国公立小学校 21年度 1.一身上の理由 2.住所変更 3 22年度 1.一身上の理由 2.住所変更 1 23年度 1.一身上の理由 2.住所変更 2 1 3 24年度 1.一身上の理由 2.住所変更 1 2 3 3 1 総 計 男子 10 3 2 15 人 数 女子 32 1 0 33 計 42 4 2 48 Ⅴ 財務の概要 1 平成24年度決算の概要 (1)平成24年度財産目録 財 産 目 録 平成25年3月31日現在 Ⅰ 資産総額 うち 基本財産 運用財産 収益事業用財産 Ⅱ 負債総額 Ⅲ 正味財産 区 Ⅰ 資産額 (一)基本財産 1 土地 2 建物 附属建物 構築物 3 図書 4 教具・校具・備品 5 その他 (二)運用財産 1 現金、預金 2 有価証券 3 その他 (三)収益事業用財産 1 預金 合 計 24,394,727,284 20,886,883,070 3,482,391,738 25,452,476 4,079,303,907 20,315,423,377 分 円 円 円 円 円 円 金 額 152,991.09 ㎡ 84,090.07 ㎡ 126.32 ㎡ 684,983 冊 11,947 点 Ⅱ 負債額 (一)固定負債 1 長期借入金 2 学校債 3 引当金 4 長期未払金 (二)流動負債 1 短期借入金 2 短期未払金 3 前受金 4 その他 (三)収益事業用負債 1 未払法人税等 合 計 正味財産(資産総額-負債総額) 20,886,883,070 3,017,378,544 11,734,468,398 13,981,926 120,663,401 2,615,861,048 477,414,639 2,907,115,114 3,482,391,738 3,298,304,476 88,339,596 95,747,666 25,452,476 25,452,476 24,394,727,284 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,846,610,490 694,250,000 520,800,000 1,580,830,142 50,730,348 1,231,564,717 278,420,000 297,757,711 520,129,000 135,258,006 1,128,700 1,128,700 4,079,303,907 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 20,315,423,377 円 77 (2)平成24年度資金収支計算書 資金収支計算書 平成24年 4月 1日から 平成25年 3月31日まで ( 単位 : 円 ) 収入の部 科 目 学生生徒等納付金収入 予 算 決 算 差 異 4,537,968,325 4,561,369,441 △ 23,401,116 手数料収入 60,578,675 63,146,751 △ 2,568,076 寄付金収入 106,235,850 112,014,293 △ 5,778,443 補助金収入 1,106,007,613 1,224,693,046 △ 118,685,433 資産運用収入 34,340,942 35,727,718 △ 1,386,776 資産売却収入 1,505,000,000 1,815,000,000 △ 310,000,000 233,022,585 227,856,645 5,165,940 72,103,840 75,167,159 △ 3,063,319 借入金等収入 109,300,000 109,300,000 0 前受金収入 501,762,500 520,129,000 △ 18,366,500 2,125,727,333 2,490,897,363 △ 365,170,030 △ 604,090,819 △ 623,877,284 19,786,465 2,972,946,132 2,972,946,132 0 12,760,902,976 13,584,370,264 △ 823,467,288 予 算 決 算 差 異 事業収入 雑収入 その他の収入 資金収入調整勘定 前年度繰越支払資金 収入の部合計 支出の部 科 目 人件費支出 4,043,051,041 4,030,011,238 13,039,803 教育研究経費支出 949,560,680 893,315,108 56,245,572 管理経費支出 382,524,341 375,233,541 7,290,800 借入金等利息支出 19,952,745 19,952,745 0 借入金等返済支出 279,020,000 273,020,000 6,000,000 施設関係支出 248,687,240 244,541,560 4,145,680 設備関係支出 114,352,995 156,195,997 △ 41,843,002 資産運用支出 3,484,736,898 4,134,198,366 △ 649,461,468 その他の支出 480,270,132 480,241,700 28,432 50,000,000 0 50,000,000 △ 113,969,647 △ 320,644,467 206,674,820 2,822,716,551 3,298,304,476 △ 475,587,925 12,760,902,976 13,584,370,264 △ 823,467,288 [予備費] 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 78 平成24年度決算資金収支・キャッシュフロー関連表 資 金 収 支 計 算 書 キャッシュフロー計算書 収入の部 (単位:円) 科 目 金 額 区分 事業活動のキャシュフロー (単位:円) 4,561,369,441 A A 教育研究活動のキャッシュフロー 手数料収入 63,146,751 A 学 寄付金収入 112,014,293 学生生徒等納付金収入 寄付金収入(施設・設備) 生 生 手 徒 等 数 納 付 金 料 収 収 入 4,561,369,441 入 63,146,751 0 B 一 般 ・ 特 別 寄 付 金 収 入 112,014,293 112,014,293 A 国 庫 経 常 費 補 助 金 収 入 242,127,000 1,224,693,046 大 阪 収 入 738,705,000 国庫補助金収入 267,516,000 大 阪 府 授 業 料 支 援 金 208,984,250 経常費補助金収入 242,127,000 A そ の 他 の 補 助 金 収 入 21,387,796 その他国庫補助金収入 11,900,000 A 資 入 35,727,718 その他国庫補助金収入(施設・設備) 13,489,000 B 事 入 227,856,645 地方公共団体補助金収入 957,177,046 雑 入 75,167,159 経常費補助金収入 738,705,000 A 前 入 520,129,000 大阪府授業料支援補助金収入 208,984,250 A 前 金 △ 533,542,750 9,487,796 A 0 B 人 資産運用収入 35,727,718 A 教 資産売却収入 1,815,000,000 一般・特別寄付金収入 補助金収入 その他地方公共団体補助金収入 その他地方公共団体補助金収入(施設・設備) 有価証券売却収入 C 227,856,645 A 75,167,159 A 借入金等収入 109,300,000 C 前受金収入 520,129,000 A 事業収入 雑収入 その他の収入 引当特定資産からの繰入収入 その他収入 資金収入調整勘定 常 産 費 補 運 助 金 用 業 収 収 収 受 金 期 収 末 前 件 受 育 ・ 入 6,273,072,303 費 管 金 支 理 経 等 費 利 予 支 息 支 備 出 4,030,011,238 出 1,268,548,649 出 19,952,745 費 0 小計 5,318,512,632 教育研究活動のキャッシュフロー 954,559,671 B 施設等整備活動のキャッシュフロー 2,490,897,363 前期末未収入金収入 経 小計 借 1,815,000,000 府 特 別 寄 付 金 収 入 0 182,680,075 B そ の 他 の 補 助 金 収 入 13,489,000 2,297,822,554 C 前 期 末 未 収 入 金 収 入 182,680,075 10,394,734 C 期 金 △ 90,334,534 末 未 △ 623,877,284 収 入 小計 105,834,541 期末未収入金 △ 90,334,534 B 施 設 関 係 支 出 244,541,560 前期末前受金 △ 533,542,750 A 設 備 関 係 支 出 156,195,997 0 C 出 480,270,132 金 △ 320,199,511 その他の収入調整勘定 前年度繰越支払資金 2,972,946,132 収入の部合計 前 期 末 期 未 払 末 金 支 払 未 13,584,370,264 支 払 小計 560,808,178 施設等整備活動のキャッシュフロー 支出の部 △ 454,973,637 事業活動のキャッシュフロー 科 目 金 額 499,586,034 C 財務活動のキャッシュフロー 区分 人件費支出 4,030,011,238 A 有 教育・管理経費支出 1,268,548,649 A 借 借入金等利息支出 19,952,745 借入金等返済支出 価 証 券 入 1,815,000,000 入 109,300,000 A 引 当 特 定 資 産 か ら の 繰 入 収 入 2,297,822,554 273,020,000 C そ 施設関係支出 244,541,560 B そ 設備関係支出 156,195,997 B 資産運用支出 4,134,198,366 入 売 金 他 収 他 の 収 等 の の 却 収 収 入 調 整 勘 入 10,394,734 定 0 小計 4,232,517,288 借 入 金 等 返 済 支 出 273,020,000 価 証 券 購 入 支 有価証券購入支出 1,821,709,812 C 有 出 1,821,709,812 特定引当資産への繰入支出 2,312,488,554 C 特 定 引 当 資 産 へ の 繰 入 支 出 2,312,488,554 その他の支出 前期末未払金支払支出 その他の支払支出 予備費 資金支出調整勘定 期末未払金 その他支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 480,241,700 そ 480,270,132 B △ 28,432 C 0 A そ の の 他 他 の 支 支 出 払 調 小計 財務活動のキャッシュフロー 繰越支払資金の増減額 △ 320,644,467 整 支 勘 出 △ 28,432 定 △ 444,956 4,406,744,978 △ 174,227,690 325,358,344 △ 320,199,511 B 前年度繰越支払資金 2,972,946,132 △ 444,956 C 次年度繰越支払資金 3,298,304,476 3,298,304,476 13,584,370,264 79 (3)平成24年度消費収支計算書 消費収支計算書 平成24年 4月 1日から 平成25年 3月31日まで ( 単位 : 円 ) 消費収入の部 科 目 学生生徒等納付金 予 算 決 算 差 異 4,537,968,325 4,561,369,441 △ 23,401,116 手数料 60,578,675 63,146,751 △ 2,568,076 寄付金 106,235,850 119,520,313 △ 13,284,463 補助金 1,106,007,613 1,224,693,046 △ 118,685,433 34,340,942 35,727,718 △ 1,386,776 事業収入 233,022,585 227,856,645 5,165,940 雑収入 115,598,142 143,431,516 △ 27,833,374 6,193,752,132 6,375,745,430 △ 181,993,298 基本金組入額合計 △ 481,975,812 △ 461,684,966 △ 20,290,846 消費収入の部合計 5,711,776,320 5,914,060,464 △ 202,284,144 資産運用収入 帰属収入合計 消費支出の部 科 目 予 算 決 算 差 異 人件費 3,996,800,991 3,978,618,879 18,182,112 教育研究経費 1,553,155,818 1,505,046,549 48,109,269 420,564,076 413,273,276 7,290,800 借入金等利息 19,952,745 19,952,745 0 資産処分差額 0 8,912,718 △ 8,912,718 徴収不能額 0 4,580,700 △ 4,580,700 50,000,000 0 50,000,000 6,040,473,630 5,930,384,867 110,088,763 △ 328,697,310 △ 16,324,403 △ 8,570,385,083 △ 8,570,385,083 43,329,343 0 △ 8,855,753,050 △ 8,586,709,486 管理経費 予備費 消費支出の部合計 当年度消費支出超過額 前年度繰越消費支出超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費支出超過額 80 (4)平成24年度貸借対照表 貸 借 対 照 表 平成25年 3月31日 ( 単位 : 円 ) 資 産 の 部 科 目 固定資産 有形固定資産 土地 建物 構築物 教育研究用機器備品 図書 その他の有形固定資産 その他の固定資産 特定資産 その他 流動資産 現金預金 有価証券 その他の流動資産 資産の部合計 負債の部 科 目 固定負債 長期借入金 学校債 退職給与引当金 長期未払金 流動負債 短期借入金 学校債 前受金 その他の流動負債 負債の部合計 基本金の部 科 目 第1号基本金 第3号基本金 第4号基本金 基本金の部合計 消費収支差額の部 科 目 翌年度繰越消費支出超過額 消費収支差額の部合計 科 目 負債の部、基本金の部及び 消費収支差額の部合計 本年度末 20,886,883,070 17,981,403,772 3,017,378,544 11,748,450,324 120,663,401 435,341,395 2,615,861,048 43,709,060 2,905,479,298 2,880,115,804 25,363,494 3,482,391,738 3,298,304,476 88,339,596 95,747,666 24,369,274,808 前年度末 21,123,285,547 18,229,269,909 3,017,378,544 12,040,679,746 125,885,826 407,876,493 2,593,613,324 43,835,976 2,894,015,638 2,865,449,804 28,565,834 3,247,095,051 2,972,946,132 81,629,784 192,519,135 24,370,380,598 増 減 △ 236,402,477 △ 247,866,137 0 △ 292,229,422 △ 5,222,425 27,464,902 22,247,724 △ 126,916 11,463,660 14,666,000 △ 3,202,340 235,296,687 325,358,344 6,709,812 △ 96,771,469 △ 1,105,790 本年度末 2,846,610,490 694,250,000 520,800,000 1,580,830,142 50,730,348 1,231,564,717 166,620,000 111,800,000 520,129,000 433,015,717 4,078,175,207 前年度末 3,115,945,406 860,870,000 526,300,000 1,700,486,858 28,288,548 1,408,696,154 166,620,000 103,400,000 533,542,750 605,133,404 4,524,641,560 増 減 △ 269,334,916 △ 166,620,000 △ 5,500,000 △ 119,656,716 22,441,800 △ 177,131,437 0 8,400,000 △ 13,413,750 △ 172,117,687 △ 446,466,353 本年度末 28,311,439,087 124,370,000 442,000,000 28,877,809,087 前年度末 27,849,754,121 124,370,000 442,000,000 28,416,124,121 増 本年度末 △ 8,586,709,486 △ 8,586,709,486 本年度末 前年度末 △ 8,570,385,083 △ 8,570,385,083 前年度末 増 減 △ 16,324,403 △ 16,324,403 増 減 24,369,274,808 24,370,380,598 △ 1,105,790 81 減 461,684,966 0 0 461,684,966 監 査 報 告 書 平成25年5月13日 学校法人 理 帝塚山学院 事 会 御中 学校法人 帝塚山学院 監 事 三木 二良 ㊞ 監 事 山根 敬介 ㊞ 私 た ち 学 校 法 人 帝 塚 山 学 院 の 監 事 は 、私 立 学 校 法 第 3 7 条 第 3 項 に 基 づ く 監 査 報 告 を 行 う た め 、学 校 法 人 帝 塚 山 学 院 の 平 成 2 4 年 度( 平 成 24年 4 月 1 日 か ら 平 成 25 年 3 月 31日 ま で )の 、学 校 法 人 の 業 務 及 び 財 産 の 状 況 に つ い て 監 査 を 実 施 い た し ま した。 監 査 の 方 法 は 、理 事 会 そ の 他 重 要 な 会 議 に 出 席 す る ほ か 理 事 か ら 業 務 の 報 告 を 聴 取し、また重要な決裁書類等を閲覧して業務の執行状況を監査いたしました。 監 査 の 結 果 、学 校 法 人 の 業 務 及 び 財 産 に 関 し て は 不 正 の 行 為 又 は 法 令 若 し く は 寄 附 行 為 に 違 反 す る 重 大 な 事 実 は な く 、ま た 平 成 2 4 年 度 の 学 校 法 人 帝 塚 山 学 院 の 財 産の状況は適正なものと認められます。 以 82 上 (6)収益事業 収益事業損益計算書 自 平成24年4月 1日 至 平成25年3月31日 (単位:円) 経 常 損 益 の 部 Ⅰ 営業損益の部 1.受 取 割 戻 金 5,079,123 2.販売費及び一般管理費 4,873,300 営 業 利 益 205,823 Ⅱ 営業外損益の部 1.営 業 外 損 益 受 取 利 息 雑 収 経 5,388 入 常 特 利 別 568,756 益 損 574,144 779,967 益 の 部 1.特 別 利 益 0 2.特 別 損 失 0 税引前当期利益金 779,967 法 等 550,000 当 期 利 益 金 229,967 前期繰越利益金 20,593,809 当期未処分利益金 20,823,776 人 税 83 収益事業貸借対照表 平成25年3月31日現在 (単位:円) 資 科 産 目 の 部 負 債 ・ 資 本 の 部 金 額 流動資産 25,452,476 預 金 科 目 金 額 流動負債 25,452,476 1,128,700 未払法人税等 未払消費税 250,000 剰 余 金 積 24,323,776 立 金 当期未処分利益金 (内当期利益金) 合 計 25,452,476 合 84 878,700 計 3,500,000 20,823,776 (229,967) 25,452,476 2.経年比較 (1)資金収支の推移(平成20年度~平成24年度) (単位:千円) 科 目 20年度 学生生徒 等納 付金 収入 収 入 の 部 22年度 23年度 24年度 4,491,809 4,781,453 4,757,021 4,618,927 4,561,369 手 数 料 収 入 65,447 63,519 63,312 63,605 63,147 寄 付 金 収 入 150,417 99,357 118,867 115,036 112,014 補 助 金 収 入 1,074,296 1,041,128 1,128,327 1,090,259 1,224,693 資 産 運 用 収 入 33,098 38,451 35,524 40,236 35,728 資 産 売 却 収 入 3,058,989 2,060,055 1,387,500 1,362,242 1,815,000 入 44,958 62,496 219,488 217,969 227,857 入 95,471 172,686 214,101 170,069 75,167 収 入 129,600 109,200 101,400 102,600 109,300 入 477,893 479,146 529,489 533,543 520,129 入 1,602,605 1,958,277 1,652,543 1,817,995 2,490,897 資 金 収 入 調 整 勘 定 △ 640,325 △ 659,647 △ 740,233 △ 713,679 △ 623,877 前年度繰越支払資金 2,314,533 2,257,484 2,634,585 2,813,604 2,972,946 12,898,791 12,463,605 12,101,924 12,232,406 13,584,370 出 3,796,027 4,114,468 4,203,076 4,177,608 4,030,011 教 育 研 究 経 費 支 出 802,525 829,729 883,365 852,047 893,315 管 理 支 出 267,513 275,619 394,221 369,999 375,234 借 入 金 等 利 息 支 出 51,312 43,349 34,117 24,299 19,953 借 入 金 等 返 済 支 出 454,590 464,890 630,790 311,790 273,020 施 設 関 係 支 出 307,502 186,216 204,510 28,053 244,542 設 備 関 係 支 出 90,792 196,486 121,798 98,528 156,196 資 産 運 用 支 出 4,658,694 3,933,633 2,852,877 3,390,493 4,134,198 そ 他 支 出 417,334 203,784 440,524 484,005 480,242 資 金 支 出 調 整 勘 定 △ 204,984 △ 419,156 △ 476,960 △ 477,362 △ 320,644 次年度繰越支払資金 2,257,484 2,634,585 2,813,604 2,972,946 3,298,304 12,898,789 12,463,603 12,101,922 12,232,406 13,584,371 事 業 雑 前 収 人 支 収 収 借 入 そ 支 出 の 部 21年度 金 等 受 の 入 金 他 の 件 の 出 の 部 費 経 費 の の 部 収 収 合 計 支 合 計 85 (2)消費収支の推移(平成20年度~平成24年度) (単位:千円) 科 目 20年度 学生生徒等納付金(ア) 手 数 22年度 23年度 24年度 4,491,809 4,781,453 4,757,021 4,618,927 4,561,369 料 65,447 63,519 63,312 63,605 63,147 付 金 ( イ ) 158,847 106,122 125,749 121,486 119,520 助 金 ( ウ ) 1,074,296 1,041,128 1,128,327 1,090,259 1,224,693 用 収 入 33,098 38,451 35,524 40,236 35,728 資 産 売 却 差 額 ( エ ) 2,566 0 0 0 0 入 44,958 62,496 219,488 217,969 227,857 入 95,471 172,686 214,419 179,048 143,432 ) 5,966,492 6,265,855 6,543,840 6,331,530 6,375,746 基本金組入額(カ) △ 578,327 △ 232,092 △ 673,667 △ 252,688 △ 461,685 消費収入(オ-カ)(キ) 5,388,165 6,033,763 5,870,173 6,078,842 5,914,061 ) 3,829,481 4,076,798 4,241,159 4,929,829 3,978,619 教 育 研 究 経 費 ( ケ ) 1,430,678 1,432,533 1,487,752 1,460,481 1,505,047 う ち 、 減 価 償 却 628,839 602,804 604,387 608,920 611,837 ) 301,898 310,221 431,819 408,235 413,273 減 価 償 却 34,385 34,602 37,598 38,236 38,040 利 息 ( サ ) 51,312 43,349 34,117 24,299 19,953 差 額 ( シ ) 2,314 2,789 1,887 5,452 8,913 徴収不能引当金繰入額(ス) 0 0 0 0 0 ) 560 1,926 575 2,410 4,581 消 費 支 出 の 部 合 計 ( セ ) 5,616,243 5,867,616 6,197,309 6,830,706 5,930,386 当年度消費支出超過額(キ-セ) △ 228,078 166,147 △ 327,136 △ 751,864 △ 16,325 消 費 収 入 の 部 寄 21年度 帰 属 補 収 資 入 産 事 運 業 収 雑 収 合 人 計 件 ( 費 消 管 理 経 費 う ち 、 支 出 借 入 金 等 の 部 資 産 処 分 徴 収 不 オ ( 費 能 額 ク ( コ ( ス 前 年 度 繰 越 消 費 支 出 超 過 額 △ 7,640,634 △ 7,848,215 △ 7,577,397 △ 7,904,533 △ 8,570,385 基 本 金 取 崩 額 20,497 104,672 0 86,013 0 翌 年 度 繰 越 消 費 支 出 超 過 額 △ 7,848,215 △ 7,577,396 △ 7,904,533 △ 8,570,384 △ 8,586,710 帰 属 収 支 差 額 ( オ ) - ( セ ) 350,249 398,239 346,531 △ 499,176 445,360 [(オ)-(イ)-(エ)]-[(セ)-(シ)-(ス)] 191,710 296,832 223,244 △ 612,800 339,334 86 図表1 学生生徒等納付金+補助金の推移 図表2 人件費の推移 学生生徒等納付金 補助金 百万円 百万円 6,000 7,000 6,000 1,041 1,074 1,128 1,090 1,225 5,000 4,930 5,000 4,000 4,000 3,000 3,829 4,077 4,241 H21 H22 3,979 3,000 2,000 4,781 4,492 4,757 4,619 2,000 4,561 1,000 1,000 0 0 H20 H21 H22 H23 H24 年度 H20 図表3 教育研究経費の推移 図表4 管理経費の推移 百万円 2,000 百万円 500 H23 H24 年度 432 408 413 H22 H23 H24 400 1,500 300 1,000 1,488 1,433 1,431 1,460 200 1,505 500 302 310 H20 H21 100 0 0 H20 H21 H22 H23 H24 年度 図表5 帰属収支のの推移 百万円 8,000 消費支出 帰属収入 7,000 その他の収入 その他の支出 6,000 人件費 3,000 学生生徒等納付金 4,000 管理経費 教育研究経 補助金 寄付金 5,000 2,000 1,000 0 H20 H21 H22 87 H23 H24 年度 図表6 平成15年度~平成24年度年度別消費収支計算推移表 帰 属 収 入 基本金組入額 収支差額累計額 消 費 収 入 帰属収支差額 学生生徒納付金 消 費 支 出 消費収支差額 人件費 百万円 7,000 6,107 5,664 5,719 5,774 5,864 5,420 4,499 4,346 5,966 5,452 6,544 6,332 6,079 5,870 5,388 6,376 5,274 5,065 5,000 6,266 6,034 5,915 4,306 4,273 4,451 4,757 4,781 4,492 5,914 4,930 4,561 4,619 4,267 4,022 3,000 4,014 4,106 4,014 4,241 4,077 3,829 5,868 5,961 5,864 5,689 3,979 6,831 5,930 6,197 5,616 5,795 5,767 88 1,000 175 146 △ 1,000 △ 443 △ 297 △ 444 △ 76 △ 90 △ 269 △ 445 △ 709 398 350 148 △ 463 △ 315 △ 578 △ 228 347 446 △ 499 △ 462 △ 16 △ 327 △ 232 △ 674 △ 521 △ 799 166 △ 674 △ 752 △ 3,000 △ 5,000 △ 5,860 △ 6,129 △ 6,872 △ 7,000 △ 7,332 △ 7,641 △ 7,849 △ 7,578 △ 7,905 △ 8,571 △ 8,587 平成23年度決算 平成24年度決算 △ 9,000 平成15年度決算 平成16年度決算 平成17年度決算 平成18年度決算 平成19年度決算 平成20年度決算 平成21年度決算 平成22年度決算 (3)貸借対照表の推移(平成20年度~平成24年度) (単位:千円) 資 産 の 部 科 目 固 定 資 有 産 形 ( 固 a 定 資 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 ) 21,615,317 21,461,606 21,173,925 21,123,286 20,886,882 産 19,330,006 19,070,536 18,762,039 18,229,270 17,981,403 う ち 、 土 地 3,017,379 3,017,379 3,017,379 3,017,379 3,017,379 う ち 、 建 物 13,207,110 12,823,955 12,539,584 12,040,680 11,748,450 物 152,567 156,372 143,920 125,886 120,663 うち、教育研究用機器備品 425,739 468,716 448,571 407,876 435,341 その他の有形固定 資産 2,527,211 2,604,114 2,612,585 2,637,449 2,659,570 そ の 他 の 固 定 資 産 ( l ) 2,285,311 2,391,070 2,411,886 2,894,016 2,905,479 う ち 、 特 定 引 当 資 産 2,274,370 2,374,370 2,397,372 2,865,450 2,880,116 他 10,941 16,700 14,514 28,566 25,363 ) 2,554,912 2,930,419 3,160,561 3,247,095 3,482,392 う ち 、 現 金 ・ 預 金 ( c ) 2,257,484 2,634,585 2,813,604 2,972,946 3,298,304 券 111,784 111,937 80,701 81,630 88,340 他 185,644 183,897 266,256 192,519 95,748 24,170,229 24,392,025 24,334,486 24,370,381 24,369,274 23年度 24年度 う ち 、 構 そ 流 の 動 う 資 ち 産 、 ( 有 そ 合 築 b 価 証 の 計 ( d ) 負債・基本金及び消費収支差額の部 科 目 負 債 4,393,641 3,989,571 4,524,642 4,078,175 ) 3,270,269 2,912,828 2,558,727 3,115,946 2,846,610 う ち 、 長 期 借 入 金 1,740,270 1,408,880 1,027,490 860,870 694,250 債 570,600 546,900 541,300 526,300 520,800 うち、退職給与引当金(m) 957,149 919,480 957,244 1,700,487 1,580,830 他 2,250 37,568 32,693 28,289 50,730 ) 1,299,811 1,480,813 1,430,844 1,408,696 1,231,565 う ち 、 短 期 借 入 金 331,390 331,390 194,390 166,620 166,620 う ち 、 前 受 金 ( h ) 477,893 479,146 529,489 533,543 520,129 そ 他 490,528 670,277 706,965 708,533 544,816 ) 27,448,362 27,575,781 28,249,449 28,416,124 28,877,809 う 負 ち 債 、 ( 学 そ 流 e 22年度 4,570,080 定 ( 21年度 ) 固 基 20年度 f 校 の 動 負 債 ( g の 本 金 ( i ア 第 1 号 基 本 金 26,881,992 27,009,411 27,683,079 27,849,754 28,311,439 イ 第 2 号 基 本 金 0 0 0 0 0 ウ 第 3 号 基 本 金 124,370 124,370 124,370 124,370 124,370 エ 第 4 号 基 本 金 442,000 442,000 442,000 442,000 442,000 支 差 ) △ 7,848,215 △ 7,577,397 △ 7,904,533 △ 8,570,385 △ 8,586,709 翌年度繰越消費支出超過額 △ 7,848,215 △ 7,577,397 △ 7,904,533 △ 8,570,385 △ 8,586,709 合 計 ( e ) + ( i ) + ( j ) 24,170,227 24,392,025 24,334,487 24,370,381 24,369,275 減 価 償 却 の 累 計 額 の 合 計 額 9,616,889 9,671,703 10,150,716 10,653,292 11,198,881 基 本 金 未 組 入 額 ( k ) 2,072,843 1,749,510 1,244,174 1,059,701 860,870 消 費 収 額 ( j 89 (4)財務比率表の推移(平成20年度~平成24年度) 私学事 業団評 平均値 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 価 区 分 分類 算式(×100) 比率 消費収支差 消 費 収 支 差 額 額構成比率 総 資 金 基本金比率 貸 借 対 照 表 固定比率 本 金 基 本 金 要 繰 入 額 (e)+(i)+(j) (i) (i)+(k) 固 定 資 産 (a) 自 己 資 金 (i)+(j) 定 資 産 固定長期適 固 合率 自己資金+固定負債 (a) (i)+(j)+(f) 流 動 資 産 (b) 流 動 負 債 (g) 前受金保有 現 率 前 金 預 金 (c) 受 金 (h) 総 負 債 (e) 総 資 金 (d) 流動比率 総負債比率 内部留保資 運 用 資 産 - 総 負 債 産比率 総 資 産 (l)+(b)-(e) 運用資産余 運 用 資 産 - 外 部 負 債 裕比率 消 費 支 出 (l+b)-(e)-(m+h) 人 (セ) (ク) 入 (オ) 件 費 人件費依存 人 率 学生生徒等納付金 (ク) 帰 件 (d) 費 人件費比率 消 費 収 支 計 算 書 基 (j) 属 収 教育研究経 教 育 研 究 経 費 費比率 帰 属 収 入 (ア) (ケ) (オ) 管理経費比 管 率 帰 理 経 費 (コ) 属 収 入 (オ) 消費支出比 消 率 帰 費 支 出 (セ) 属 収 入 (オ) 費 支 出 経常経費依 消 存率 学生生徒等納付金 (セ) 学生生徒等 学 生 生 徒 等 納 付 金 納付金比率 帰 属 収 入 (ア) 寄付金比率 補助金比率 寄 帰 付 属 補 帰 収 助 属 収 (ア) (オ) 金 (イ) 入 (オ) 金 (ウ) 入 (オ) △ -11.6% -32.5% -31.1% -32.5% -35.2% -35.2% △ 97.5% 93.0% ▼ 98.4% 110.3% 107.3% 104.1% 106.4% 102.9% ▼ 91.3% 94.5% △ 261.8% 196.6% 197.9% 220.9% 230.5% 282.8% △ 333.0% 472.4% 549.9% 531.4% 557.2% 634.1% ▼ 12.0% 18.9% 18.0% 16.4% 18.6% 16.7% △ 26.4% 1.1% 3.8% 6.5% 6.6% 9.5% △ 1.88 0.30 0.40 0.50 0.56 0.74 ▼ 57.8% 64.2% 65.1% 64.8% 77.9% 62.4% ▼ 78.3% 85.3% 85.3% 89.2% 106.7% 87.2% △ 28.8% 24.0% 22.9% 22.7% 23.1% 23.6% ▼ 9.6% 5.1% 5.0% 6.6% 6.4% 6.5% ▼ 98.9% 94.1% 93.6% 94.7% 107.9% 93.0% ▼ 134.2% 125.0% 122.7% 130.3% 147.9% 130.0% ~ 73.7% 75.3% 76.3% 72.7% 73.0% 71.5% △ 1.9% 2.7% 1.7% 1.9% 1.9% 1.9% △ 13.9% 18.0% 16.6% 17.2% 17.2% 19.2% 94.0% 93.7% 95.8% 92.4% 96.4% 92.0% 97.1% 90.3% (カ) 基本金組入 基 本 金 組 入 額 9.7% 3.7% 10.3% 4.0% 7.2% △ 10.7% 率 帰 属 収 入 (オ) (注記)平均値は日本私立学校振興・共済事業団発行の「今日の私学財政」から、文他複数学部を設置する大学法人 の平成23年度平均値を転載したものである。評価についても「今日の私学財政」から転載したものである。 評価 : △ 高い値がよい ▼ 低い値がよい ~ どちらとも言えない 小数点以下第2位を四捨五入して小数点第1位までを記入。運用資産余裕比率の単位は(年)である。 90