Comments
Description
Transcript
2・3ページ(PDF:1352KB)
復興した昭和29年頃の青森市 人※ 昭和 年7月 日夜半、青森市は来襲した 米軍B 、 機から投下された焼夷弾によ 28 り、当時の市街地の大半が焦土と化し、 62 今年、平成 年は、青森空襲から 年が経 過した節目の年に当たります。この機会に の尊い命が犠牲となりました。 731 70 3 蓮華寺 4 旧公会堂(現・しあわせプラザ) 20 (写真1~6:「青森空襲を記録する 会」提供) 「平和とは何か」改めて考えてみませんか。 27 年8月3日青森県知事(警察部長)報告 6 古川跨線橋上空から臨む 70 3 4 日 青森空襲から平和を思う ― 5 29 20 6 017 734 1 青森港(煙の出ている船は青函連 絡船) 28 2 昭和20年9月25日――― 青森空襲で市街地の90%が消失 今、ここにある平和を 次世代へつなぐ 福な市民の暮らしがありま 現在の青森市が誕生し、幸 り越え、復興を成し遂げ、 熱により、幾多の困難を乗 屈の精神と郷土を愛する情 た。しかし、先人たちの不 民は大惨事に見舞われまし 青森空襲では、多くの尊 い命が犠牲となり、青森市 を平和大使として、被爆地 もらうため、市内の中学生 ともに、広く市民に伝えて の大切さを知ってもらうと また、次代を担う青少年 に核兵器の恐ろしさと平和 の委員会を設置します。 と等について検討するため まず、7月 日を「平和 の日」として位置付けるこ 青森市長 鹿内 博 す。 業もスタートします。 平和事業を通して、市民 の皆さんとともに、今一度 め、さまざまな平和事業を 行っています。 に向け努力する決意を市民 核兵器廃絶と恒久平和実現 合ってみてはいかがでしょ 友人と平和について語り これを契機として、青森 空襲に思いをはせ、家族や の大戦の記憶を語り継ぎ、 の皆さんと共有し、次世代 施します。 うか。 平和について考えていきた いと思っています。 である長崎市に派遣する事 青森市では、毎年7月 日の戦没者慰霊祭をはじ 28 青森空襲から 年目の節 目の年を迎える今年は、先 28 に継承するための事業を実 70 ―5042) 2 寺町から臨む新町(右は松木屋) ※昭和 問 総務課 (☎ ― 5 旧公会堂から見た浜町・大町方面 1 戦後 周年 ― 7月 昭和初期 2 2015 年 6 月 15 日 広報あおもり 平 和 の宣 言 これからの行事予定 青森市では、人類共通の念願である世界の 青森市は、昭和20年7月28日の大空襲に よって、多くの生命と財産を失いました。以 来、市民一人ひとりの英知と不断の努力に よって復興を成し遂げた今日、更なる発展を 目指して、豊かで、住みよい、活力ある、魅 力あふれる「うれしい街」へと大きく飛躍し ようとしています。 私たちは、先人から受け継いだ「青い空 青い海 青い森」にいだかれた、この郷土を 次代に引き継がなければなりません。 私たちは、かけがえのない郷土を、再びあ の忌まわしい戦火にさらさせないために、日 本国憲法の理念であり、人類共通の念願であ る世界の恒久平和を願ってやみません。 そして、将来ともに非核三原則が遵守さ れ、あらゆる国の核兵器の廃絶と軍備縮小を 切望し、ここに平和都市となることを宣言し ます。 恒久平和を願い、宣言しています。 旧青森市「平和都市宣言」 (平成2年7月28日) 旧浪岡町「非核・平和のまち宣言」 (昭和61年9月19日) 世界の誰もが平和を愛しています。 世界の恒久平和は人類共通の願いです。 しかるに、今なお、世界において、軍備の拡張 は依然として続けられ、世界の各地で武力紛争が 絶え間なく続いております。また、米・ソ両大国 をはじめとする核兵器の開発配備の増強も激化の 一途をたどっており、人類の生存に深刻な脅威を 与えています。 私たちは、世界ではじめて原爆の洗礼を受けた 国民として再び、ヒロシマ・ナガサキの惨禍を繰 り返させてはならない責任を負っています。 また、国連憲章と平和憲法の精神からも、世界 の人々と手をつなぎ、すべての核保有国に対し、 核兵器の完全廃絶を強く訴えるものです。 私たち、浪岡町民は、非核三原則(つくらず・ 持たず・持ち込ませず)の堅持と、恒久平和の実 現を願い、明るく、住みよい、幸せな生活を守る 決意を表明し、ここに、浪岡町を「非核・平和の まち」とすることを宣言します。 平和のモニュメント 詳細は、今後の広報あおもり、市 ホームページでお知らせします。 八甲田丸 前 6月 平和の日等検討委員会の 設置※ 柳町通り 青森市役所 中央分離帯 前駐車場 市内各所にある、平和を願って設置した モニュメントをご紹介します。 平和公園 7月28日を「平和の日」として制 定すること等について検討するた めの委員会を設置します。 7月 戦没者慰霊祭 7月28日を含む一週間を「戦没者 慰霊祭」とし、本庁舎正面玄関で 開催します(7月28日式典開 催)。 青函連絡船 戦災の碑 平和のつどい※ 被爆体験講話、平和大使の青少年 ピースフォーラム体験発表、平和 コンサート、青森空襲展、ミニミ ニ原爆展、「核兵器禁止条約」署 名活動、原爆被災写真パネル・ポ スター展示、DVD放映などを行 います。 ※…戦後70年記念事業 3 A 空襲・戦災都市 三内霊園 8月 青少年ピースフォーラム (長崎市)への平和大使派遣※ 全国の自治体が派遣する青少年 と、長崎市の青少年が共に被爆の 実態や平和の尊さを学習し、交流 を深めることで平和意識の高揚を 図ることを目的に長崎市で開催さ れる「青少年ピースフォーラム」 へ、平和大使(中学生)を派遣し ます。派遣終了後は、その体験を 広く市民の皆さんに伝えてもらう ため、体験発表会を行います。 平和記念像 (旧平和観音像) 青森の碑 B 平和塔 平和祈念碑 平和の鐘 (旧仏舎利塔) 青森空襲の記録 中央市民センター 内にある「青森空襲 資料常設展示室」で は、約50枚の写真 パネルのほか、焼夷 弾をはじめ、当時の 様々な生活資料を展 示しています。 時 中央市民センター開館日の9:00~16:30 2015 年 6 月 15 日 広報あおもり C A 平和都市宣言記念碑 B 平和像(裸婦像) 「平和の乙女の像」 C モニュメント「大空のうた」 平和教育 小学6年及び中学2年の社会 科で指導資料集「青森空襲」 (平 成7年作成)を活用した授業を 実施しています。また、授業の 中で、中央市民センターにある 「青森空襲資料常設展示室」の 資料を活用したり、空襲体験者 に戦災の様子を語ってもらうな どしています。