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(ひかり未来戦略 提案1~3)(PDF:426KB)

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(ひかり未来戦略 提案1~3)(PDF:426KB)
∼ 『ひかり未来戦略』による有位性を活かしたまちづくり ∼
平成19年5月
山口県 光市
■ 山口県光市の概況
光市は、山口県の東南
部、周南工業地帯の東部
に位置し、市の東側に田
布施町、北側に周南市、
西側では下松市に隣接
しています。
市域の北西部には島
田川、北東部には田布施川が流れており、両河川を中心にまとまった平地が広がっています。
また、本市は、瀬戸内の温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれており、白砂青松の室積・虹ヶ
浜海岸や象鼻ヶ岬など風光明媚な海岸部は瀬戸内海国立公園に、また、青々とした森の石城山を
中心とした山間部は石城山県立自然公園に、それぞれ指定を受けています。
こうした臨海都市としての自然的地理条件は、市民の良好な居住環境となり、さらには、産業
活動を進めていく上でも優れた条件になっており、世界的企業である鉄鋼・化学の2大企業を中
心に近代的産業都市として発展を続けています。
◆基礎データ
・面積 91.94k㎡
・人口 53,971 人(高齢化率 23.0%、H17 国勢調査)
◆平成16年10月に旧光市と旧大和町の合併により誕生(新設合併)
・特別職は全員失職 ・一般職を10年間で100名減(462 名→360 名)
・市議会議員に在任特例を適用しない ・合併特例債の抑制(発行可能額の 30%)
◆新たなまちづくり
・新総合計画に基づく「共創と協働で育む まちづくり」の推進
・行政改革大綱に基づく行政改革の断行(事務事業評価システムの導入等)
・財政健全化計画に基づく健全化への取組み
・定員適正化計画に基づく行政組織のスリム化
◆市の組織等
・市 長 末岡 泰義(山口県市長会会長)
・一般職 418 人(平成 19 年 4 月 1 日)
・予算額 約 199 億円(平成 19 年度当初予算、普通会計)
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光市は、『頑張る地方応援プログラム』に応募しました!
∼ 第 1 次募集では「ひかり未来戦略」の3つのプランを提出 ∼
「頑張る地方応援プログラム」は、安倍内閣において創設された新たな制度で、
独自のプロジェクトを自ら考え、前向きに取り組む自治体に対し、地方交付税等に
よる国からの支援などを柱としており、この度、第 1 次募集が行われました。
本市では、早速、この制度に呼応することにし、本年 3 月に策定した「光市総合
計画」の『ひかり未来戦略』に掲げた3つのプランを提出しました。
『ひかり未来戦略』は、
「人と自然がきらめく 生活
創造都市」の実現に向けて、本市の持つ優れた個性や
《メモ》頑張る地方応援プログラムを提出す
るためには、具体的な事業計画はもちろんの
こと、個別の成果目標を掲げることが必要と
資源を背景として、市民の皆さんとの共創と協働によ
なりますが、本市では、
「光市総合計画 前期
り、都市の課題の克服と有位性のさらなる伸張を図る
の「ひかり未来指標」と個別指標である 156
基本計画」において、政策指標である 31 個
ための、市政の最重点プロジェクトであり、『おっぱ
個の「まちづくりの指標」という明確な目標
い都市推進プラン』、
『自然敬愛都市推進プラン』、
『安
設定をしており、今回のプログラムについて
も27の指標を設定しています。
全・安心都市推進プラン』の3つで構成しています。
光市
⇒
頑張る地方応援プログラムへの応募
戦略Ⅰ 『おっぱい都市推進プラン』
ひかり未来戦略
子育て世代が夢と希望を持って子育てができ、子どもたちが父母と地域の愛情に
包まれて生き生きと育つ「おっぱい都市宣言」のまち
戦略Ⅱ 『自然敬愛都市推進プラン』
自然を愛し、創造していく力を育み、自然敬愛の精神を一人ひとりが心に刻み、
ともに考え、ともに実践する「自然敬愛都市宣言」のまち
戦略Ⅲ 『安全・安心都市推進プラン』
災害に強い都市基盤と人々の支えあいや助け合いにより、子どもからお年寄りま
で、すべての市民が安全で安心して暮らせるまち
国
⇒
応援(地方交付税等による支援)
光市では、
「光市総合計画」において、
「頑張る地方応援プログラム」など、地方提案型制度への積極的な応募や
地方からの提案、国・県等との連携によるまちづくりの推進を掲げており、これからも積極的にこうした制度に応
募するなど、地方主権のまちづくりを推進します。
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頑張る戦略Ⅰ
『おっぱい都市推進プラン』
∼ 子育て支援・少子化緊急対策プロジェクト ∼
おっぱい都市宣言
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私たちは、おっぱいをとおして、“母と子と父そして人にやさしいまち光”をつくります。
私たちは、おっぱいという胸のぬくもりの中で、子どもをしっかりと抱き、愛しみ、心豊かで健
やかな輝く光っ子を育てます。
私たちは、すべての母親のおっぱいが、より豊かに赤ちゃんに与えられるよう皆で手助けします。
私たちは、おっぱいを尊び、偉大なる母を皆で守ります。
「おっぱい」何と温かく、優しい言葉でしょう。「おっぱい」をとおした母と子の穏やかなふれあいは、真に生
きる力を持つ、心豊かでたくましい若者を育ててくれることでしょう。
そして、この若者たちが“母と子と父そして人にやさしいまち光”で子育てを楽しみながら、このまちに住み、
まちとともに輝くことを夢みて、ここ光市を「おっぱい都市」とすることを宣言いたします。
平成 17 年 6 月 30 日
山口県光市議会
【戦略推進の背景・方針】
個人の人生観や結婚、出産に関する意識も多様化する中で、少子化のさらなる進行が懸念され
ており、核家族化や共働き世帯の増加により、地域や家庭における教育力が低下するなど、子育
てに対する不安感がますます増大しています。
こうした中、本市では、他に例のない「おっぱい都市宣言」のまちとして、これまでの取組み
や充実した子育て環境を背景に、子育て世代が希望にあふれ、子どもたちが父母や地域の愛情に
包まれて育つ環境を構築することにより、子育て世代が暮らしたいと思えるまちづくりを進めま
す。
このため、国・県の少子化対策に呼応しつつ、出産・育児・教育など、子育てに関する多様な
施策を展開するとともに、第2次ベビーブーム世代(団塊ジュニア)が子育て期を迎える本計画
期間を重点戦略期として、実効性の高い少子化対策を推進します。
また、子どもたちが新たな時代を生き抜き、日本の将来を切り拓いていく人材となるよう、確
かな学力と心豊かな人間性を育むための教育環境の充実を進めます。
さらに、おっぱい都市基本構想を策定することにより、「おっぱい都市宣言」の理念をすべて
の市民が共有し、行政のみならず、地域や企業など、社会全体で子育てを応援し、支援します。
◆充実した子育て環境◆
・小児科の医師数(1万人当たり):2.6 人
・産婦人科の医師数(1万人当たり):1.3 人
・市内で生まれる子どもの数:1,800 人(市民の出生の約 4 倍、8 割が市外から子ど
もを生みに訪れる)
・完全母乳栄養率:68.8%
・保育環境
待機児童 0 人、特別保育実施率 100%
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戦略Ⅰ 『おっぱい都市推進プラン』
子育て世代が夢と希望を持って子育てができ、子どもたちが父母と地域の愛情に包まれて生
き生きと育つ「おっぱい都市宣言」のまち
成果指標
【政策指標:平成 28 年度】
・年少人口の割合:14.0%(推計値 13.5%)
【個別指標:平成 23 年度】
・子育て支援対策に関する市民満足度:18.0%→20.0%
・完全母乳栄養率:68.8%→70.0%
・ファミリーサポートセンター会員数:170 人→400 人 ・子育て支援センター利用者数:1,440 人→1,600 人(月)
・乳幼児健康診査受診率:95.6%→97.0% ・特別保育等実施率:100%→100%
・待機児童数:0 人→0 人 ・朝食を毎日とっている児童生徒の割合:88.9%→100%
主要なプラン
∼光市はこんなまちを目指します
…私の夢・みんなの願い
①「おっぱい都市基本構想」の策定と情報発信
「おっぱい都市宣言」に基づき、子育てを社会全体で応援していくため、本年 4 月に新設した「子ども
家庭課」を中心に、「おっぱい都市基本構想」を策定するとともに、「おっぱいまつり」等を開催し、市民
への周知と全国への PR を展開します。
「おっぱい都市宣言」ってなんだろうと思い、光市に住む友人に聞
いてみました。産院や小児科医、素晴らしい教育環境、そして、子育
て支援策や福祉制度が充実していて、「住むなら光市よ。」って言っ
ていました。光市に家を建てようかなと真剣に考えています。海の見
える住宅街がいいな。今から夢が膨らんでいます。
・おっぱい都市基本構想の策定
・おっぱいまつりの開催
・おっぱいの歌リメイク、DVD 製作
・パンフレット作成、PR など
②ゆとり子育て支援事業の展開
子育てに関する経済的支援をはじめ、保育に関する環境の整備・充実を図ることにより、ゆとりを持っ
て子育てができる環境を整えます。
幼稚園や保育園の連携も進み、学校等でも放課後などに子ども
を預けることができ、育児と仕事の両立ができるようになりました。
夫の会社でも、育児休暇が取れるようになり、そろそろ3人目の子
どもを生もうかと考えています。
・保育料軽減対策
・特別保育実施
・留守家庭児童教室(放課後子どもプラン)
・就園奨励事業
など
③ひかり元気っ子育成事業
子どもたちが自ら育つ力を育むため、農作物の植え付から収穫、料理体験を通じた食育の推進や自然の
中でのたくましく育つ場を創出するとともに、読書に親しむ機会を増やし、心身両面からのたくましく優
しい人づくりを推進します。
わが家では、「早寝・早起き・朝ごはん」に取り組んで半年が経ち、最
近、子どもとの会話が増えてきました。
学校では、2 学期制を活かした総合学習や職場体験なども盛んで、
いつのまにか、息子もたくましくなったようで、その瞳は夢と希望にあ
ふれて、キラキラと輝いています。
・子育て支援食育事業
・早寝・早起き・朝ごはん運動の推進
・子ども読書活動支援
・あいさつ運動 ・母子保健事業など
④すくすく子育て応援事業
育児に関する相談・支援体制を構築するとともに、子育て世代が集う場の整備やネットワーク化を促進
することにより、地域や社会全体で子育て家庭を支援していく環境を整えます。
初めての子どもなので、不安がいっぱいでしたが、市の保健師
さんや子育て支援センターで知り合った先輩ママさんからも、
いろんなアドバイスを受けて、安心して子どもを生むことができ
ました。
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・ファミリーサポートセンター運営
・子育て支援センターの運営
・母乳育児の推進・すくすくメール事業
・出前保育講座の実施 など
頑張る戦略Ⅱ
『自然敬愛都市推進プラン』
∼ 自然の再生と環境保全推進プロジェクト ∼
光市自然敬愛都市宣言
∼ 美しく すばらしい自然を次世代へ ∼
わたくしたちのまち光市は、白砂青松の室積・虹ヶ浜海岸、市民や水鳥の憩いの場である島田川、また、原生樹
林のある峨嵋山や神籠石のある石城山など、古来から先人たちが守り育ててきた水や緑の豊かな自然を有し、今日
まで、はかりしれない多くの恵みを受け、健康で文化的な生活を築いてきました。しかし、現代社会がもたらした
地球環境の悪化は、わたくしたちにとって、緑や生態系の破壊、異常気象など重大な問題を生じさせています。
わたくしたちは、こうした問題を深刻に受け止め、山や川、海の多様な生物の生態系保全とともに、自然と共生
できる社会の実現に努める必要があります。そして、わたくしたち市民一人ひとりが光市の財産であるふるさとの
豊かな自然環境を守り育て、次世代へ引き継がなくてはなりません。
美しい山・川・海を有するわたくしたち光市民は、その恵みに感謝し、自然を敬愛し、自然の摂理にかなった、
快適でうるおいとやすらぎのあるまちづくり、ふるさとづくりを進めることを、ここに宣言します。
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自然の偉大さ、やさしさ、きびしさを知り、自然に学びふれあい、豊かな心を育みます
美しい緑、清らかな水、さわやかな空気のもと、ふるさとのかけがえのない自然を創意と工夫をもって守り
ます
3 自然を敬愛する心を養い、はかりしれない自然の恵みに感謝します
平成 18 年 3 月 23 日
山口県光市
【戦略推進の背景・方針】
私たちは、自然に育まれ自然から限りない恩恵を受けて、豊かでうるおいのある生活を営ん
できましたが、利便性や効率性を重視した社会・経済活動の結果、自然の破壊が進み、生態系そ
のものが崩壊の危機に面しています。
こうした中、本市では、平成18年2月、自然と人との共生を目指しつつ、自然を愛し、自然
を創造していく心を持って「自然敬愛」を実践する「光市自然敬愛基本構想」を策定するととも
に、全国で初めての「光市自然敬愛都市宣言」を行いました。
この構想と都市宣言は、本市のかけがえのない豊かな自然環境を守り育て、次世代へと引き継
いでいくことを誓う私たちの強い想いを結集したものであり、この宣言を契機として、山・川・
海といった自然に対する意識をいっそう高めるとともに、市民との共創と協働による自然環境の
保全と創造への実践活動を推進します。
また、自然敬愛都市宣言やその取組みを広く情報発信することにより、自然敬愛への自覚と意
識の向上を図り、光市から全国へと自然敬愛を呼びかけていきます。
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戦略Ⅱ 『自然敬愛都市推進プラン』
自然を愛し、創造していく力を育み、自然敬愛の精神を一人ひとりが心に刻み、ともに考え、
ともに実践する「自然敬愛都市宣言」のまち
成果指標
【自然環境の再生:平成 23 年度】
・自然環境の保全に関する市民満足度:20.6%→25.0% ・海岸松林の数:5 万本→10 万本
・クリーン光大作戦の参加者数:19,768 人→20,000 人
【環境の保全:平成 23 年度】
・市民一人当たりのごみの排出量(年間)373kg→360 ㎏ ・リサイクル率:22.1%→30.0%
・ごみの分別を行っている人の割合:94.2%→97.0% ・アダプト・プログラム参加者数:増加
主要なプラン
∼光市はこんなまちを目指します
…私の夢・みんなの願い
①「白砂青松 10 万本大作戦」の展開
日本の白砂青松 100 選や森林浴の森日本 100 選などに選定されている西日本有数の自然海浜である「室
積・虹ヶ浜海岸(瀬戸内海国立公園)
」の松林について、市民との共創と協働により、全国的にも珍しい「松
のナンバープレート」の設置や黒松の植栽活動等により海岸松林の倍増を目指します。
また、自然敬愛都市宣言の PR に加え、自然環境保全地域の指定や「ひかり名木百選」などにより、自
然の保全と自然敬愛意識の高揚を図ります。
②自然海浜を生かした「室積海岸」保全事業の推進
日本の渚 100 選に選定されている「室積海岸」の侵食対策として、自然海浜を活かした海岸保全事業に
ついて、国・県との連携のもと、専門機関の現地調査とその結果に基づく保全対策を展開します。
また、市民との共通理解による対策を推進するため、現地調査と併せて「渚のしくみ」などに関する講
演会や研修会等を展開します。
今年も子どもたちと一緒にクリーン光大作戦に参加しました。
台風で漂着したごみもあっという間にきれいになり、20 年前に父と植
えた松林も太陽の光を受けて喜んでいるようです。
この白砂青松の海岸は私たちの誇りです。
・白砂青松 10 万本大作戦の実施
・室積海岸保全事業
・松のナンバープレート設置
・クリーン光大作戦の推進 など
③不燃ごみ分別に関する啓発活動の展開
「リサイクルセンター」の稼動に向けて、本年 10 月から実施する「不燃ごみの新分別体制(現行 11 分
別→14 分別)への円滑な移行を図るため、ごみ分別辞典やごみ収集カレンダー、リーフレット、下敷きな
どを作成し、リサイクルの促進に向けた積極的な PR 活動を展開します。
④共創と協働による環境緑化ボランティア育成事業(アダプト・プログラム)
アダプト・プログラムの導入等により、市民と行政とが連携・協力して、道路・公園・海岸などの公共
空間の環境緑化活動を展開するとともに、アダプトサインボードの設置など、活動の活性化と PR を展開
し、良好な環境を創出します。
昨年、私たちが一緒になってアイデアを出した公園が完成し、地域の
みんなで清掃活動を続けています。
最近は、道路のごみや雑草も少なくなり、朝の散歩は、すがすがしい
気持ちにさせてくれます。子どもたちは主人と一緒に里山のブランコ
づくりに出かけました。
・不燃ごみ新分別体制の実施
・ごみ分別辞典、収集カレンダー作成
・環境緑化ボランティア・サポート事業
・花壇コンクールの実施 など
⑤地域密着型里山の再生・保全事業の展開
地域と密着した里山の再生と保全を図るため、初代内閣総理大臣の生家のある伊藤公記念公園周辺の里
山について、竹の伐採や遊歩道を整備します。
また、市民参加のもと、故郷の小川の再生や自然と触れあうどんぐりランドの整備を推進し、自然との
ふれあい空間の創出と自然学習の場としての再生を図ります。
今年もホタルが飛び始めたよ。ホタルマップにも近所の小川が載っ
てるよ。どこが一番か見に行ってみようよ。
川の掃除をする時は大変だったけど、きっと、僕達の小川が一番だよ。
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・伊藤公の森再生事業
・河川再生プロジェクトの実施
・どんぐりランドの整備 など
頑張る戦略Ⅲ
『安全・安心都市推進プラン』
∼ 共創と協働で育む暮らしの安全と安心の確保プロジェクト ∼
【戦略推進の背景・方針】
安全で安心できる暮らしを営むことは、市民共通の願いです。
しかしながら、全国的に地震や台風などの自然災害に加えて、犯罪の凶悪化、低年齢化や子ど
もたちを狙う犯罪の増加、さらには、悲惨な交通事故が多発するなど、急速に市民の不安感が高
まっています。
また、新型インフルエンザやアスベスト被害などの健康問題や消費生活に関する問題など、市
民生活を取り巻く様々な場面で新たなリスクが生じています。
こうした中、今そこにある危機、そして、将来起こりえる様々な危機に対して、可能な限り回
避・低減を図るとともに、市や関係機関のみならず、地域や市民とが一体となった地域の力を結
集することにより、様々な危険や不安から市民生活を守る安全・安心都市の構築を目指します。
このため、安全・安心な都市基盤の整備を推進するとともに、あらゆる危機に対応できる危機
管理体制の構築を進めます。
特に、暮らしの安全と安心は、行政のみで確立することは困難です。「光市安全安心まちづく
り条例」の理念のもと、市民や地域と一体となった総合的な取組みを展開するとともに、地域に
おけるネットワークの構築により、子どもからお年寄りまで、全ての市民の安全が確保され、安
心して暮らせる社会の実現を目指します。
さらに、職場を中心とした生活スタイルや他人への無関心などにより、地域社会の中で孤立感
や不安感を感じる人が増加する中、生涯を安心して暮らせる社会の構築に向けて、他人を思いや
る心を育成するとともに、地域や家庭でお互いを気にかけ、「目線を合わし、言葉を交わす」ふ
れあいと助け合いのまちづくりを推進します。
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戦略Ⅲ 『安全・安心都市推進プラン』
災害に強い都市基盤と人々の支えあいや助け合いにより、子どもからお年寄りまで、すべて
の市民が安全で安心して暮らせるまち
成果指標
【災害対策:平成 23 年度】
・民間住宅の耐震化率:66.0%→82.0% ・自主防災組織率:32.6%→50.0%
・災害に備えている人の割合:32.8%→50.0% ・災害対策に関する市民満足度:9.0%→15.0%
【地域の安全対策:平成 23 年度】
・刑法犯罪認知件数:847 件→減少 ・防犯灯の設置箇所数:4,476 灯→4,700 灯
・自主防犯活動団体数:11 団体→16 団体 ・防犯対策に関する市民満足度:15.2%→20.0%
【交通安全対策:平成 23 年度】
・交通事故死亡者数(年間):5 人→3 人以下 ・交通事故件数(年間 10 万人当たり):571 件→450 件
・交通安全対策に関する市民満足度:17.8%→20.0%
主要なプラン
∼光市はこんなまちを目指します
…私の夢・みんなの願い
①安全・安心情報のリアルタイムによる提供と安全意識の高揚
携帯電話などの移動端末機向けに、
「防災・防犯情報等のメール配信サービス」及び「市ホームページの
携帯サイト」の開設により、安全・安心情報をリアルタイムで提供します。
また、自主防犯組織への支援を行うとともに、自主防犯活動ネットワークの強化に向けて、
「市民安全安
心の日」の制定による市民意識の高揚を図ります。
②防災意識の高揚と自主防災組織の育成及び防災訓練の実施
自主防災組織の育成や災害時要援護者マニュアルや避難マップの作成による市民意識の高揚と防災備蓄
品の整備を進め、市民を含めた災害への備えを強化します。
また、実地訓練を通じた防災意識のさらなる向上を目指すため、自主防災組織と一体となった地域分散
型の訓練として、本市において、「山口県総合防災訓練」を開催します。
私の会社では、市との災害協定に加えて、地域との災害協定を結び
ました。防災訓練に参加することで、社員の安全意識も高くなり、自
主防災組織にも積極的に参加しています。
これからも地域に根ざした事業所として、安全で安心なまちづくりに
協力したいと思っています。
・防災・防犯情報メールサービス
・安全・安心の日の制定と防犯意識高揚
・自主防災組織の育成 避難マップ作成
・防災訓練の実施 など
③耐震化促進事業の展開
次代を担う子どもたちの安全を確保するとともに、災害時等の避難所における耐震性を確保するため、
学校施設の耐震化向上のための補強工事を行う「小中学校の耐震化事業」を実施します。
また、民間住宅における耐震化への取組みを支援するため、民間住宅耐震化診断・改修を支援します。
自宅をリフォームするため、インターネットで調べていたら、光市は防
災のまちづくりを進めていることを知りました。
道路や施設を整備するときにオープンスペースを取ったりして、もし
地震が起こっても安心して避難することができそうです。少しお金が
かかるけど、耐震や防火面も含めた改築を考えています。
・小中学校の耐震化事業の推進
・民間住宅耐震化診断への支援
・民間住宅耐震化改修への支援
など
④交通安全意識の普及・啓発と安全施設の整備・充実
警察等関係機関との連携のもと交通安全意識の高揚を図るとともに、特に、飲酒運転の撲滅を重点目標
として、飲酒運転防止の意識啓発と取締りの強化を図ります。
また、通学路等を中心とした交通事故の危険性の高い箇所の把握と改善を進めるとともに、交通安全施
設の整備を進めます。
昨年、定年を迎えました。友人に誘われて、見守りボランティアに参
加しています。ご近所との会話の機会も増えて、子どもたちの笑顔を
見るのが生きがいになっています。
これからは、自分が暮らすこのまちが活動の舞台です。
日本一安全なまちにしてみせます。
8
・交通事故危険箇所の把握・点検
・交通安全施設の整備
・飲酒運転の撲滅
・交通安全意識の高揚
など
山口県光市
担 当:政策企画部企画情報課企画係 小田
T E L:0833‐72‐1400(内線 213) FAX:0833‐72‐1436
U R L:http://www.city.hikari.lg.jp
E-mail:[email protected]
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