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CSR 報告書 第 20 号 2014年 データ

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CSR 報告書 第 20 号 2014年 データ
CSR 報告書 第 20 号
目
2014年 データ
次
1.2013 年度目標及び実績/2014 年度環境活動計画
…………………………………………… 1
2.エコロジー・ミッション
…………………………………………… 2
2.1 算定基準
…………………………………………… 2
2.2 省エネルギービルの推進
…………………………………………… 3
2.3 工事の省資源とグリーン施工
…………………………………………… 3
2.4 省エネリニューアルとビルマネジメント
…………………………………………… 4
2.5 新エネルギーの導入推進及びオフィスの省エネ
…………………………………………… 4
2.6 排出権の確保と活用
…………………………………………… 4
3.省資源・資源循環 建設副産物の減量化・再資源化
…………………………………………… 5
4.フロン類回収量
…………………………………………… 6
5.水使用量及び排水量
…………………………………………… 7
6.環境会計
…………………………………………… 7
6.1 環境保全コスト
…………………………………………… 7
6.2 環境保全効果
…………………………………………… 9
6.3 環境保全対策に伴う経済効果
…………………………………………… 9
6.4 環境会計要約情報の直近3期間の推移表
…………………………………………… 9
6.5 環境経営指標
…………………………………………… 10
6.6 グループ企業の環境保全コスト
…………………………………………… 10
7.社外顕彰受賞一覧
…………………………………………… 11
8.CSRに関する当社の主な動き
…………………………………………… 12
1.2013 年度目標及び実績/2014 年度環境活動計画
2013 年度は全ての項目で目標を達成しました。
2013 年度目標
地球温暖化防止
建設副産物の減量
化、資源化
2013 年度実績
エコロジー・ミッション対応
3,380,400 t-CO2以上削減
(1990 年度比-16%)
最終処分率の低減(建設汚泥、一般廃棄物、特別管理廃棄物は除く)4.3%以下
建設副産物総量原単位の削減(建築新築工事)
16.0 kg/㎡以下
3,563,280 t-CO2
(1990年度比-18%)
3.2%
15.1 kg/㎡
(建設汚泥、伐根・伐採材、一般廃棄物、特別管理廃棄物は除く)
生物多様性の保全
プロジェクトにおける生物多様性に関わるお客様への提案件数
14 件以上
トータル・エコ活動
の推進(建築)
環境配慮設計の推進
EMS の継続的改善
活動
竣工時報告率
18 件
90%以上
94.4%
2000 ㎡以上の建築設計案件
CASBEE 評価Aランク以上
部門内部環境監査員の計画的養成及び教育の実施状況に対する
建築・土木事業部門の内部監査での確認
100%
Aランク
100%
注)エコロジー・ミッションでは、当初目標設定時点で確定していなかった業績、工事量及び調達量等のデータ確定並びに一部項目の算定方法
の変更に伴い、2013 年度期中に目標の見直しを行いました。
2014 年度目標
地球温暖化防止
建設副産物の減量
化、資源化
2015年度目的
エコロジー・ミッション対応
3,744,700 t-CO2以上削減
(1990 年度比-17%)
最終処分率の低減(建設汚泥、一般廃棄物、特別管理廃棄物は除く)4.1%以下
建設副産物総量原単位の削減(建築新築工事)
15.8 kg/㎡以下
3,975,200 t-CO2
(1990年度比-18%)
4.0%以下
15.5 kg/㎡以下
(建設汚泥、伐根・伐採材、一般廃棄物、特別管理廃棄物は除く)
生物多様性の保全
環境配慮設計の推進
EMS の継続的改善
活動
プロジェクトにおける生物多様性に関わるお客様への提案件数
2000 ㎡以上の建築設計案件
水質汚濁防止の管理状況に対する
建築・土木事業部門の内部監査での確認
注)トータル・エコ活動は 2014 年度より日常活動に移行しました。
1
14 件以上
CASBEE 評価Aランク以上
100%
14 件以上
Aランク以上
EMSの向上
2.エコロジー・ミッション
2.1 算定基準
算定方法の概要及び項目別の詳細データを以下に示します。
【算定期間】
► 基準年は 1990 年度、2013 年度は 2013 年 4 月 1 日~2014 年 3 月 31 日
【対象組織】
► 清水建設の国内の本支店および建設現場(注:「排出権の確保と活用」は海外施設を対象とする。)
【基準年(1990 年度)排出量(以下 1990 年度指標)】
► 全床面積×建物排出原単位*1+建設工事消化高×建設時排出原単位*2+建設資材調達数量×資材排出原単位*3
【標準的な建物に置き換えた場合の 2013 年度排出量】
► 基準年(1990 年度)排出量算定と同様。ただし、全床面積は年毎に 1/40 が滅失、新築分が増加と仮定。
【2013 年度排出削減量の算定方法】
①省エネルギービルの推進
► 建物環境性能向上による排出量の削減:新築床面積×(1990 年度-2013 年度建物排出原単位*1)
► 緑化の推進:(新築建物の植栽本数)×CO2 吸収量原単位 [kg-CO2/年/本] *4
または、(新築建物の植栽面積)×CO2 吸収量原単位 [kg-CO2/年/㎡] *4
► 自然・新エネルギー活用推進:新築建物の太陽光発電・昼光利用・自然換気床面積等×排出削減原単位*4
②工事の省資源とグリーン施工
► 建設時の CO2 削減:(1990 年度-2013 年度建設排出原単位*2)×(2013 年度建設工事消化高)
► 環境配慮資材の採用による排出量削減:電炉鋼材・再生コンクリート等調達量×標準資材比排出削減量原単位*3
► 構工法の採用による排出量削減:資材削減量×排出原単位*4+建設残土削減量×輸送排出原単位(ロジスティクス分野に
おける CO2 排出量算定方法)
※昨年度まで「基準年比の工事量減による CO2 削減量」及び「基準年比の資材調達純減による CO2 削減量」を削減量として計上していた
が、今回より削減活動分のみを計上することとした。これらは排出量の差分として「基準年比の CO2 削減率」には考慮される。
③省エネリニューアルとビルマネジメント
► (リニューアルによるエネルギー削減量+ビルマネジメント強化によるエネルギー削減量)×排出係数*4 *5
④オフィスの省エネ
► 1990 年比本支店のエネルギー使用削減量×排出係数*5
⑤新エネルギーの導入推進
► 新規新エネルギー発電施設の発電量×電力排出係数*5 の 1990 年度からの累計
⑥排出権の確保と活用
► 海外で建設した CDM プロジェクトの施設から排出権の取得(CDM の排出権認証手法)
*1:基準年は 1990 年の省エネ基準より推定。年度実績は設計時の建物性能データより算定
*2:基準年は日本建設業連合会実績データより算定。年度実績はサンプリング調査により算定
*3:産業連関表による環境負荷原単位データブック(3EID)等より算定
*4:実績データ等に基づく自社算定システム
*5:「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度について」、「平成 24 年度の電気事業者毎の実排出係数・調整後排出係数
等の公表について」の CO2 排出係数
2
2.2 省エネルギービルの推進
建築設計では、PAL、CEC、Q、μ値に対して、CO2 を 1990 年の法基準値から 40%以上削減する
目標値を設定し、省エネルギー設計に取り組み、52.5%の削減となりました。
2.2.1 業務用建物 PAL、CEC/AC、CEC/L、CEC/HW 値の 2013 年度実績
対象物件:129 件
1990 年法基準値からの削減率(%)
PAL
28
CEC/AC
CEC/L
CEC/HW
44
53
56
PAL 値:年間熱負荷係数のことで、「建物外装の断熱性能」を表す指標
CEC/AC・L・HW 値:CEC /AC 値は空調エネルギー消費係数、CEC/L 値は照明エネルギー消費係数、
CEC/HW は給湯エネルギー消費係数のことで、「空調や照明・給湯設備のシステム効率」を表す指標
*上記指標は数値が小さくなればエネルギー消費量も少なくなります。
2.2.2 集合住宅 Q 値(W/㎡・℃)、μ値の 2012 年度実績
対象物件:12件
(Ⅳ地域)
法基準値
実績値
Q値
2.7
2.6
μ値
0.07
0.05
Q値:「冬季暖房負荷の少ない住宅であること」を示す指標
μ値:「夏季日射による冷房負荷の少ない住宅であること」を示す指標
*上記指標は数値が小さくなればエネルギー消費量も少なくなります。
2.3 工事の省資源とグリーン施工
作業所は下表の CO2 削減策の中から、6 項目以上(昼休み一斉消灯・アイドリングストップ・建設機
械の適正整備・高効率仮設電気機器の使用促進・省燃費運転は必須)採用して、CO2 削減に取り組み
ました。サンプリングで 80 作業所の削減量調査を実施し、調査結果から施工高 1 億円当たりの CO2
排出量を算出、2013 年度の建築及び土木工事の消化高を乗じて CO2 排出量を推定しました。
2.3.1 工事の省資源とグリーン施工による CO2 排出量の 2013 年度実績
単
位
1990 年度
2013 年度
施工高 1 億円当たりの CO2 のみ
(t-CO2/億円)
35.2
27.2
CO2 排出量
(t-CO2/億円)
35.4
27.4
建設時 CO2 排出量
(千 t-CO2)
630
289
建設時 CO2 削減量
(千 t-CO2)
-
85
環境配慮資材の採用による CO2 削減量
(千 t-CO2)
-
177
構工法の採用による CO2 削減量
(千 t-CO2)
-
35
CH4、N2O 含
3
2.3.2 部門別 施工時 CO2 排出量の 2013 年度実績
部門名
施工時 CO2 排出量
(千 t-CO2)
建築事業本部
118
関西事業本部
34
北海道支店
8
東北支店
13
北陸支店
12
関東支店
32
名古屋支店
31
広島支店
10
九州支店
15
土木東京支店
15
合計
289
2.4 省エネリニューアルとビルマネジメント
高効率設備機器へ交換、断熱性能のアップなど省エネルギー改修や設備の運転状況や施設の使われ方を
モニタリングし最適な施設運転を行うビルマネジメント事業を推進しています。
2.4.1 省エネリニューアルとビルマネジメントによる CO2 排出削減量の 2013 年度実績
省エネリニューアルによる CO2 排出削減量
(t-CO2)
33,294
ビルマネジメントによる CO2 排出削減量
(t-CO2)
84,847
2.5 新エネルギーの導入推進及びオフィスの省エネ
建設技術とエンジニアリング技術の融合により、自然エネルギー、未利用エネルギー等の新エネルギー
施設建設を推進しています。
また、本支店社屋の省エネ活動を推進しています。
2.5.1 新エネルギーの導入推進及びオフィスの省エネによる CO2 排出削減量の 2013 年度実績
新エネルギーの導入推進による CO2 排出削減量
(t-CO2)
406,649
オフィスの省エネによる CO2 排出削減量
(t-CO2)
7,225
2.6 排出権の確保と活用
海外での温室効果ガス排出削減を目指したCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトを創出し、
地球温暖化防止と途上国の持続的発展に貢献するとともに、プロジェクト運用で得られる排出削減量
(排出権)を確保・活用しています。
2.6.1 CDM(クリーン開発メカニズム)による CO2 排出削減量の 2013 年度実績
CDMによるCO2排出削減量
(t-CO2)
4
62,655
3.省資源・資源循環
建設副産物の減量化・再資源化
建設副産物データ管理システム「Kanたす」を活用し、作業所から排出される建設廃棄物の年度実績を
集計しています。
3.1 建設廃棄物排出量の推移
単位:万 t
年度
汚泥
2004
52
2005
がれき類
混合廃棄物
木くず
他品目
合計
124
9
3
16
204
51
134
8
3
13
209
2006
63
150
9
4
12
238
2007
64
135
8
3
14
224
2008
62
114
5
3
11
195
2009
58
96
6
4
9
172
2010
54
132
4
4
10
204
2011
54
130
5
3
9
201
2012
74
146
7
4
7
238
2013
80
145
7
5
7
244
3.2 部門別建設廃棄物排出量、最終処分率及び副産物総量原単位の 2013 年度実績
建設廃棄物排出量
最終処分率(*)
副産物総量原単位
(万t)
(%)
(kg/㎡)
建築事業本部
51
1.9
14.1
関西事業本部
32
2.9
12.3
6
2.4
16.1
東北支店
10
3.8
21.4
北陸支店
17
3.2
15.9
関東支店
25
2.9
18.5
名古屋支店
23
4.0
14.1
広島支店
8
4.8
17.8
九州支店
20
5.6
16.8
土木東京支店
52
1.0
-
エンジニアリング事業本部
0.1
-
-
244
3.2
15.1
北海道支店
合計
(*)対象:新設、新築工事
対象品目:建設汚泥及び特別管理廃棄物等は除く。
5
4.フロン類回収量
4.1フロン類回収量推移
フロン・ハロン(t)
2010 年度
2011 年度
2012 年度
2013 年度
15.6
17.1
25.7
27.8
4.2部門別フロン類回収量の 2013 年度実積
部門名
フロン・ハロン(t)
建築事業本部
15.9
関西事業本部
4.3
北海道支店
0.3
東北支店
0.5
北陸支店
1.3
関東支店
1.1
名古屋支店
0.1
広島支店
1.2
九州支店
2.9
土木東京支店
0.2
技術研究所
0.0
合計
27.8
5.水使用量及び排水量推移
5.1作業所の水使用量及び排水量推移
2010 年度
2011 年度
2012 年度
2013 年度
3
水使用量(千 m )
1,498
1,633
1,916
1,798
排水量(千 m3)
1,000
1,090
1,412
1,090
5.2 部門別
作業所水使用量の 2013 年度実績
部門名
作業所水使用量
(千 m3)
建築事業本部
412
関西事業本部
198
北海道支店
63
東北支店
142
北陸支店
101
関東支店
181
名古屋支店
199
広島支店
76
九州支店
90
土木東京支店
合計
337
1,798
6
6.環境会計
社会的責任として「企業活動と環境の調和」は不可欠と考え、当社における環境活動を効率良く推進し、
着実に事業活動へ取組むための有効な環境経営ツールとしての活用する事を目的に、1999 年度より環
境会計を導入しています。
■環境会計の基本的事項
1)集計範囲:清水建設株式会社 国内建設事業
2)対象期間:2013 年4月1日~2014 年3月 31 日
3)集計方法
環境会計ガイドライン 2005 年版(環境省)、建設業における環境会計ガイドライン 2002 年版(旧
建設3団体)を参考として 7 分類-18 項目に分けて集計
4)項目ごとの保全コストの算出の根拠
①各部署からの積上げとサンプリング※による推計により算出(各項目の保全コストは次表参照)
②複合コストは計上せず、環境に関するもののみ 100%計上
③人件費については、従事した時間に人件費単価を乗じて算出
④減価償却費は財務会計で適用した耐用年数に基づいて算出
⑤グリーン調達コストは、保全コストから除外
※サンプリング選定の基準に基づき、選定された 80 作業所(改修工事含む)で得たデータを基に、完成工事高
で全社ベースに換算
6.1 環境保全コスト
費用額
(
)内は 2012 年度の環境保全コスト
保全コスト区分
大項目
Ⅰ.事業エリア
内コスト
Ⅱ.上・下流
コスト
項目計(単位百万円)
主な環境保全活動項目
中項目
中項目計
1. 公害防止コスト
作業所での公害防止対策費
2. 地球環境保全コスト
CO2 排出量削減のためのコスト
3. 資源循環コスト
建設副産物の適正処理対策費
1. 環境保全対策対応追加コスト
環境配慮設計のため投入したコ
スト
大項目計
12,626
26,470
241
(22,834)
13,603
96
96
(92)
1. 環境マネジメント運用維持費
ISO14001 の継続 維持費
761
2. 環境保全対策関連費
環境保全対策費
378
3. 環境負荷監視費
近隣周辺地盤沈下等計測監視
693
4. 美化、景観保護等のコスト
現場周辺環境保全対策費
65
5. 環境教育費
環境に関した教育、講演等参加
56
6. 環境情報の開示
環境フェア、環境保全の発表会
59
Ⅳ.研究開発
コスト
1. 環境ビジネスに関わる研究開発費
環境に関わる研究開発
274
610
2. 環境保全に関する技術研究費
環境保全技術研究
336
(598)
Ⅴ.社会活動
コスト
1. 環境保全団体等への寄付
NGO、環境関連団体への協賛
20
353
2. 地域住民等との社会的取組み
地域での環境教育協力費
333
(220)
Ⅵ.環境損傷対
応コスト
1. 自然修復のためのコスト
自然修復のためのコスト
132
132
2. 環境保全での損害賠償のコスト
環境保全の賠償費
0
(47)
合計
29,673
Ⅲ.管理活動
コスト
Ⅰ~Ⅵ
(1,346)
(25,137)
7
環境関連投資
Ⅶ.環境関連投
資コスト
1. 本・支店社屋設備投資
省エネ設備、中水道設備投資
2. ソフトウエア投資
環境関連ソフト投資
Ⅶ
82
82
0
(163)
合計
82
(163)
成果
項
事業エリア内
活動
2012 年度
2013 年度
フロン、ハロン適正処理量
25.7 t
27.8 t
建設廃棄物処理総量
237 t
244 t
最終処分率(汚泥、有害物質除く)
3.2%
3.2%
リサイクル率(汚泥、有害物含む)
92%
92%
リサイクル率(新築、新設工事でがれき類、汚泥、有害物質除く)
84%
84%
15.2 kg/㎡
15.1 kg/㎡
建築新築工事
グリーン調達
目
副産物総量原単位(延床面積当り)
建設資材のグリーン調達
447 億円
686 億円
代替型枠材
108 億円
61 億円
型枠代替率
29.6%
35.5%
グリーン調達率(工事部門)※参考値
15.4%
16.8%
国内建設完成工事高(億円)
2012 年度
2013 年度
建築
8,713
9,176
土木
2,006
2,028
10,720
11,204
計
■集計結果の考察
1)費用総額は、国内の建設完成工事高の 2.65%(前年度は 2.36%)となり前年度比 0.29 ポイン
ト増加しました。
2)資源循環コストは、国内の建設完成工事高の 1.21%(前年度は 1.35%)となり、前年度比 0.14
ポイント減少しました。
3)管理活動コストは、国内の建設完成工事高の 0.18%(前年度は 0.13%)となり、前年度比 0.05
ポイント増加しました。
8
6.2 環境保全効果(環境省環境会計ガイドライン 2005 年版本表②の項目)
環境保全効果
環境保全
効果の分類
環境パフォーマンス指標(単位)
建設工事総エネルギー投入量(GJ)
事業活動に投入す
る資源に関する環
境保全効果
事業活動から排出
する環境負荷及び
廃棄物に関する環
境保全効果
事業活動から産出
する財・サービス
に関する環境保全
効果
前期
(基準期間)
当期
3,793,186
3,863,619
基準期間と
の差(環境保
全効果)
70,434
種類別エネルギー投入量(GJ)
電力
529,819
789,184
259,365
種類別エネルギー投入量(GJ)
灯油
42,052
44,262
2,210
種類別エネルギー投入量(GJ)
軽油
3,221,314
3,030,172
-191,142
CO2 排出量(万t-CO2)
27.6
28.9
1.3
廃棄物総排出量(万t)
237
244
7
23
20
-3
39,665
53,711
14,046
1,717
1,323
-394
343
356
13
25.7
27.8
2.1
3.2
3.2
0
廃棄物最終処分量(万t)
建物使用時の CO2 予測削減量(t-CO2/年)
1990 年法基準値との差
建物周辺緑化による CO2 吸収量(t-CO2/年)
(単年度設計物件の数値)
エコロジー・ミッションによる CO2 削減量
(万t-CO2/年)
フロン、ハロン適正処理量(t)
最終処分率(汚泥、有害物質除く)(%)
その他の環境保全
効果
リサイクル率(汚泥含む)(%)
84
92
8
15.2
15.1
-0.1
建設資材のグリーン調達(億円)
447
686
239
代替型枠材(億円)
108
61
-47
グリーン調達率(工事部門)※参考値(%)
15.4
16.8
1.4
建築新築工事
副産物総量(kg/㎡)
6.3 環境保全対策に伴う経済効果(環境省環境会計ガイドライン 2005 年版本表③の項目)
環境保全対策に伴う経済効果
金額(百万円)
主たる事業活動で生じた廃棄物のリサイクルによる事業収入
148
収益
実質的効果
1,118
費用削減 省資源又はリサイクルに伴う廃棄物処理費の節減(前年度からの節減額)
推定的効果* エコロジー・ミッションによる CO2 削減
766
*金額=エコロジー・ミッションによる CO2 削減量×単価(5890 円/t)
単価は「平成 21 年 5 月 地球温暖化交渉の最近の動向と中期目標の検討状況について」 経済産業省大臣官
房資料より算出
62$/t=95 円/$×62=5890 円/t
6.4 環境会計要約情報の直近3期間の推移表(環境省環境会計ガイドライン 2005 年版付属明細書④の項目)
前々期
①環境保全コスト
投資額 (百万円)
費用額 (百万円)
②環境保全効果に関する環境パフォーマンス指標
建設工事総エネルギー投入量(GJ)
建設工事 CO2 排出量(万t-CO2)
建設工事廃棄物総排出量(万t)
建物使用時の CO2 予測削減量(t-CO2/年)
1990 年法基準値との差
前期
当期
2013
163
21,473
163
25,303
82
29,673
3,222,053
31.6
201
3,793,186
27.6
238
3,863,619
28.9
244
21,266
39,665
53,711
9
6.5 環境経営指標
前々期
売上高(億円)
エコロジー・ミッション実績(万t)
エコロジー・ミッション実績(t)/売上高(億円)
10,615
1,736
1,635
前期
当期
2013
11,204
1,700
1,517
10,720
1,752
1,634
次期目標
1,442
エコロジー・ミッション実績(万t):過去に建設した建物も含め、当社が建設したすべての建造物が排出するCO2排出量のことを言い、
この排出量にすべての事業領域でのCO2削減活動によるCO2削減量を減じたものをエコロジー・ミッ
ション実績としています。
6.6 グループ企業の環境保全コスト
シミズグループは、社会的責任として「企業活動と環境の調和」は不可欠と考え、グループにおける環
境活動を効率良く推進し着実に事業活動へ取組む為の有効な環境経営ツールとして活用することを目
的に 2007 年度より環境会計を導入しました。
■基本的事項
1)集計範囲:シミズグループ SGEA21 参加 16 社 中 6 社
2)対象期間:2013 年4月1日~2014 年3月 31 日
3)集計方法:環境会計ガイドライン 2005 年版(環境省)を参考として工場と事務所に分けて集計
費用額
(
保全コスト区分
大項目
Ⅰ.事業エリア内
コスト
Ⅱ.管理活動コスト
Ⅲ.研究開発コスト
Ⅳ.社会活動コスト
Ⅴ.環境損傷対応
コスト
中項目
) 内は 2012 年度の環境保全コスト
項目計(単位百万円)
主な環境保全活動項目
中項目計
大項目計
92
1.公害防止コスト
工場での公害防止対策費
2.地球環境保全コスト
CO2 削減及び省エネ設備維持費
3.資源循環コスト
廃棄物の適正処理対策費
1.環境負荷監視費
近隣周辺地盤沈下等計測監視
2.環境教育費
環境に関した教育、講演等参加
1.環境ビジネスに関わる研究開発費
環境に関わる研究開発
0
1.環境保全団体等への寄付
NGO、環境関連団体への協賛
0
2.地域住民等との社会的取組み
地域での環境教育協力費
5
1.自然修復のためのコスト
自然修復のためのコスト
7
2.環境保全での損害賠償のコスト
環境保全の賠償費
0
1
150
(575)
25
(94)
0
(0)
5
(46)
7
(5)
188
(720)
157
0
Ⅰ~Ⅴ
25
合計
環境関連投資
Ⅵ.環境関連投資
1.本・支店社屋設備投資
省エネ設備、中水道設備投資
コスト
Ⅵ
0
0
(55)
合計
0
(55)
集計対象のグループ企業売上高(百万円)
2012 年度
2013 年度
564,897
224,678
集計結果の考察
1.6 社の費用総額は、売上高の 0.08%となり前年度比 0.04 ポイント減少しました。
2.費用の中では事業エリア内コストが多く、全体の 79%を占めています。
10
7.社外顕彰受賞一覧
顕
彰
名
受
第 26 回日経ニューオフィス賞
ニューオフィス推進賞〈経済産業大臣賞〉
第 26 回日経ニューオフィス賞
ニューオフィス推進賞〈オフィスセキュリティ賞〉
第 26 回 日経ニューオフィス賞
ニューオフィス推進賞〈環境賞〉
第 5 回サステナブル建築賞 審査委員会奨励賞
(事務所建築部門)
第 5 回サステナブル建築賞 一般財団法人建築環境・省エネ
ルギー機構理事長賞(商業施設その他部門)
第 1 回カーボンニュートラル大賞
賞
作
品
等
QVC スクエア
野村総合研究所東京第一データセンター
清水建設
新本社
豊洲キュービックガーデン
NEXUS HAYAMA
(葉山第一三共研修所)
足利赤十字病院における次世代型グリーンホスピタルの構築
第 1 回カーボンニュートラル賞
第 12 回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール
国土交通大臣賞(屋上緑化部門)
第 12 回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール
都市緑化機構理事長賞(屋上緑化部門)
平成 25 年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等
表彰 国土交通大臣賞
平成 25 年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等
表彰 リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞
平成 25 年度安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に
対する厚生労働大臣表彰 優良賞(安全確保)
公害防止・建設副産物管理優良事業場表彰 火薬類対策部門
大阪富国生命ビル
平成 25 年度日建連快適職場表彰
優秀賞
陸前高田市震災復興事業作業所
平成 25 年度日建連快適職場表彰
特別賞
カヤバシステムマシナリー株式会社三重工場建設工事作業所
平成 25 年度日建連快適職場表彰
特別賞
東急キャピトルタワー
豊洲キュービックガーデン
宮城県災害廃棄物処理業務(南三陸処理区)
清水建設新本社プロジェクト新築工事建設所
中央線小金井高架作業所
清水・西江特定建設工事共同企業体
新宝浜トンネル南工事作業所
阪高正蓮寺川建設所
公衆災害対策委員会優良事業場
諸岡第 10 雨水幹線築造工事
第 23 回日経地球環境技術賞 優秀賞
樹上性小動物を保護する歩道橋の研究・開発・普及
北海道建築賞
第 57 回神奈川建築コンクール
最優秀賞
北海道工業大学体育館”HIT ARENA”
宮城県災害廃棄物処理業務(南三陸処理区)
造粒技術による災害廃棄物の再資源化(造粒再生砕石の開発)
湘南学園小学校
第 57 回神奈川建築コンクール
優秀賞
ヒロセ電機㈱横浜センター
地盤工学会東北支部
支部賞
第 26 回茨城建築文化賞
入選
東京エレクトロン テクノロジセンターつくば
平成 25 年度国土交通省中部地方整備局長表彰「優良工事」 平成 20 年度熊野尾鷲道路大吹トンネル大泊工事
第 33 回大阪都市景観建築賞 大阪市長賞
アステラス製薬加島事業所厚生棟
とくしまユニバーサルデザインによるまちづくり賞
第 14 回日本免震構造協会賞 普及賞
介護老人保健施設 ハピネス
セメント粒子の凝集状態および水和を考慮したペーストの粘度式と
それを利用したフレッシュコンクリートのレオロジー定数推定法に
関する研究
シミズ・オープン・アカデミー活動を通した地震防災教育に対する
貢献
大空間およびトンネルにおける煙流動予測に関する研究
長周期地震動の経験式の改良と 2011 年東北地方太平洋沖地震の
長周期地震動のシミュレーション
石燈籠の免震改修 -靖国神社大燈籠-
電気設備学会賞
確実な節電を実現するスマート BEMS の開発
第 41 回セメント協会
論文賞
平成 24 年度日本地震工学会 功績賞
日本火災学会
日本地震工学会
内田奨励賞
論文賞
技術部門
第 15 回 地盤工学会
開発奨励賞
事業企画賞
「山留めの創意工夫となるほど納得Q&A」講習会の企画推進
2013 年日本コンクリート工学会賞 奨励賞
円筒型枠を用いた膨張コンクリートの拘束膨張試験方法の提案
2013 年日本コンクリート工学会賞 技術賞
尿素を用いたコンクリートの RC ラーメン高架橋への適用
第 35 回コンクリート工学講演会 年次論文奨励賞
平成 25 年度エンジニアリング功労者賞 奨励特別賞
小規模プロジェクト枠
短繊維補強セメント系材料の繊維配向が力学性能に及ぼす影響
中
ビルマルチ省エネシステム i.ems の開発チーム
11
顕
彰
名
受
賞
作
品
等
平成 25 年度エンジニアリング功労者賞
都市生態系ネットワーク評価システム「UE-Net」開発・展開チーム
中部森林開発研究会
伐採材リサイクル技術(エコ法枠・チップ緑化工法)
特別功労者賞
平成 25 年度優良消防用設備等表彰
空調配管兼用スプリンクラー設備の開発
第 31 回電気設備学会全国大会
発表奨励賞
スマート BEMS を用いた建物群のピーク電力マネジメント
第 31 回電気設備学会全国大会
発表奨励賞
中部大学スマートエコキャンパス実証実験
オープン CAE ワークショップ 2013
田辺賞
OpenFORM を用いた大規模3次元津波波力解析
優秀論文賞 画像応用技術専門委員会 小田原賞
RGB-D カメラから得られる Depth データの歪み補正
平成 25 年度土木学会賞
国際活動奨励賞
国際支店
大迫一也
平成 24 年度土木学会賞
国際活動奨励賞
国際支店
福岡良典
平成 25 年度土木学会賞
技術功労賞
土木東京支店
平成 24 年度土木学会賞
技術功労賞
名古屋支店
吉武邦夫
神澤幸治
第 49 回電気保安功労者経済産業大臣表彰 個人の部
土木東京支店
高橋芳明
2013 年日本コンクリート工学会賞 功労賞
土木技術本部
江渡正満
平成 25 年度全国産業安全衛生大会
生産技術本部
岸野富夫
緑十字賞
8.CSRに関する当社の主な動き
年
1804 年(文化元年)
1887 年(明治 20 年)
1896 年(明治 29 年)
1904 年(明治 37 年)
1916 年(大正 5 年)
1938 年(昭和 13 年)
1982 年(昭和 57年)
1991 年(平成 3 年)
1998 年(平成 10 年)
1999 年(平成 11 年)
2004 年(平成 16 年)
2006 年(平成 18 年)
2007 年(平成 19 年)
2008 年(平成 20 年)
2009 年(平成 21 年)
2010 年(平成 22 年)
2011 年(平成 23 年)
2012 年(平成 24 年)
2013 年(平成 25 年)
主な動き
江戸・神田鍛治町で創業
「論語と算盤」の考え方を経営に導入
「諭示」の提示
「営業規則・総則」の制定
「店務取扱に関する諭示」の提示
「営業規定附店員心得」の制定
「従業員心得(服務規程の内)」の制定
(1946 年,1948 年改定)
「経営理念」の制定(1991 年改定)
「地球環境室」の設置
「清水地球環境憲章」の制定
「企業倫理行動規範」の制定
「執行役員制度」の導入
「企業倫理行動規範」の改定
「内部統制システム整備の基本方針」の策定
CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)日本報告会への参画
「CSR 推進室」の設置
「内部統制推進グループ」の設置
「独占禁止法違反再発防止策」の策定と監査開始
「独占禁止法違反外部通報制度」の設置
「eラーニング」による「全社的コンプライアンス研修」の開始
「法務ニュース」の配信開始
取引業者との「調達基本方針」の策定
「ボランティア休暇制度」の開始
「リスク管理規程」の制定
「リスク管理委員会」および
「リスク管理主管部署(経営管理部)」の制定
「シミズ・オープン・アカデミー」の開校
「シミズ生物多様性ガイドライン」の制定
「ボランティアWEB」の開設
「中期経営方針」の中で CSR 経営戦略を策定
「シミズ生物多様性アクションプラン」の制定
「ダイバーシティ推進方針」の策定
国連グローバル・コンパクト署名・参加
重要評価指標(KPI)の設定
「シミズ CSR 報告書第 19 号 2013」が環境コミュニケーション大賞 環境大臣賞受賞
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