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長野県障害福祉サービス事業者等人材ビジョン(ver.1)(PDF:1673KB)

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長野県障害福祉サービス事業者等人材ビジョン(ver.1)(PDF:1673KB)
『安心して暮らせる
地域づくり』のために
長野県
障害福祉サービス事業者等
人材ビジョン(Ver.1)
ー目次ー
○はじめに
≪障害福祉サービス事業者等
人材ビジョン≫
○障害福祉サービス等事業者の責務
○本人中心の支援について
○地域生活(移行)支援及び地域資源の
創出について
○相談支援(ケアマネジメント)との連携
について
・サービス等利用計画と個別支援計画
が必要となった背景
・サービス等利用計画と個別支援計画
の関係性
・計画相談(サービス等利用計画)支援
からサービス利用までの流れ
・連携の必要性
・連携の効果
○サービス管理責任者の責務(役割)
・「相談支援専門員」「管理者」
「サービス管理責任者等」の比較
・サービス提供の流れとポイント
・サービス提供事業所マネジメント
・サービス提供従事者に対するスーパー
ビジョン
・虐待防止
≪障害福祉サービス事業者等
人材育成ビジョン≫
・長野県における障害福祉サービス従事者等
関連研修一覧
・参考条文等(抜粋)
・参考・引用文献等
・長野県自立支援協議会人材育成部会名簿
はじめに
平成18年度より所定の障害福祉サービスを実施する事業
者には、「サービス管理責任者(「児童発達支援管理責任者」
を含む。以下「サービス管理責任者」という)。」の設置が義務
づけられました。サービス管理責任者は所定の障がい福祉
サービスの提供に係るサービス管理を行う人をいいます。
具体的には、利用者の個別支援計画の策定や評価、サービ
ス提供のプロセス全体を管理します。
利用者がノーマライゼーションやインクルージョンの理念の
もと、社会自立や社会参加を通して地域で生活し自己実現を
果していくためには、個別支援計画はなくてはならないもので
すし、その個別支援計画を担っていくサービス管理責任者や
障害福祉サービス事業所の従事者の役割は極めて重要で
す。
平成24年度から障害福祉サービス等※の利用者には、
サービス等利用計画(「障害児支援利用計画」を含む。以下
「サービス等利用計画」という。) が必要になりました。サー
ビス等利用計画に基づいて個別支援計画があるという関係
になります。サービス等利用計画と個別支援計画が両輪と
なってサービスが提供されることになりました。どちらも利用
者にとっては必要でかつ重要な計画です。これにより、関係
者が共通認識をもち適切な支援を途切れなく提供していくこ
とが可能となりました。
サービス等利用計画や個別支援計画は、障がい者ケアマ
ネジメントの手法を用いて作成されます。
障がい者ケアマネジメントは、次のように定義されています。
「障害者の地域における生活支援をするために、それを希
望するものの意向をふまえて、福祉・保険・医療・教育・就
労などの幅広いニーズと、様々な地域の社会資源の間に
立って、複数のサービスを適切に結びつけて調整を図ると
ともに、総合的かつ継続的なサービスの供給を確保し、さら
には社会資源の改善及び開発を推進する援助方法であ
る。」(2002年 厚生労働省「障害者ケアガイドライン」よ
り)。
個別支援計画は、障がいのある人の意向を尊重して生活
ニーズを把握して作成されます。障がい特性や年齢、生活
環境に応じた計画が用意され、利用者の変容に逐次対応し
ていくものである必要があります。そのためサービス管理責
任者をはじめとして障害福祉サービス事業者には、確かな
価値・理念・倫理観と高度な知識や技術、そして絶え間ない
自己覚知と自己変容が求められています。
長野県自立支援協議会では、障害福祉サービス事業者
が今後活用していただく指針としてこの人材ビジョンを提示
することにしました。
※障害者総合支援法における障害福祉サービス、地域
相談支援、児童福祉法における障害児通所支援
障害福祉サービス事業者等の責務
①個人の尊厳と人権の擁護(障害者権利条約第1条/障害者基本法第1条)
私たちは、利用者をいかなる理由によっても差別せず、その基本的人権を尊重し、かつ
擁護します。
②主体性の尊重・利用者ニーズの代弁(障害者総合支援法第1条)
私たちは、利用者の自己決定を尊重し、またそのニーズを代弁し、自立に向けた援助に
努めます。
③プライバシーの尊重(障害者権利条約第22条)
私たちは、利用者のプライバシーの保護、秘密の保持、財産の適切な管理に配慮します。
④専門的支援の向上(障害者総合支援法第42条/児童福祉法第21条/24条)
私たちは、利用者の声に耳を傾け、共感をもって受容し、生活の質の向上を図るため、
福祉理念に基づいた専門的支援を行います。また、関係機関との連携に努めます。
⑤社会参加への支援(障害者権利条約第29条/30条)
私たちは、利用者が地域社会の一員として生活ができるように、社会参加、交流の促進、
地域住民の理解と協力が得られるように努めます。
ご本人中心の支援について
・支援とは、何よりもその一連の行為が、支援の主体である、ご本人のエンパワメント
に繋がるものでなければなりません。
・その為に支援は、支援者の思いに合わせて、ご本人の行為や状態を変えようとする
ものでなく、支援者自らが、ご本人の思いに合わせて、考え方や対象のとらえ方、対
応方法を変える力をつける事によって成り立ちます。
ご本人
ニーズ
支援
支援会議
支
援
の
経
過
支援
研修等
スーパーバイズ
新ニーズ
エンパワメント
されたご本人
変容した支援
ご本人のニーズに
合った支援の変化
地域生活(移行)支援及び地域資源の創出について
•
地域生活(移行)支援とは、在宅生活を継続することに困難を抱えている人に対し、在宅生
活が続けられるように支援を行うことです。
•
地域生活(移行)支援についてのご本人の希望に基づき、サービス提供を行います。
•
地域でのご本人が望む暮らしの実現に向けた支援に責任をもちます(ニーズ中心)。
•
ご本人の地域住民としての暮らしを保証します(権利擁護)。
•
ご本人の希望する暮らしを支援する関係機関や関係者との連携をはかり、チームの一員と
して役割を果たします(連携)。
•
地域生活を送り続けていく上で、資源(フォーマル・インフォーマル)が新たに必要となれば、
社会資源の改善及び開発について関係機関と共に検討し、地域づくりに取り組みます。
相談支援との連携について
・平成24年4月の法改正により、障害福祉サービス等※ を利用するすべての人に、
計画相談支援等(サービス等利用計画)の対象が拡大されました。
・それぞれの圏域でもサービス等利用計画の作成が進んでおりますが、相談支援
専門員だけがサービス等利用計画を理解しているだけでは不十分です。
・福祉サービスにかかわっている支援者は、障がい者の権利としての計画相談が
対象者全員に策定されるように、地域の環境や、地域社会資源を整備する役割
を担っています。
※障害者総合支援法における障害福祉サービス、地域相談支援、児童福祉法における障害児通所支援
サービス等利用計画や個別支援計画が必要になった背景
・障害福祉サービスは、50年余りという長い間、措置という形で行政が担ってきました。
・その後、社会保障基礎構造改革を経て、措置から支援費に、支援費から給付費へと、
障害福祉サービスは、規制緩和とともに大きく変革し、障害福祉サービスを提供するに
あたり、そのサービスへの責任をサービス全体を見渡すサービス等利用計画と、個々
のサービスについて管理を行う個別支援計画によって、提供するサービスの責任を持
つ、すなわち品質管理を行うこととなりました。
サービス等利用計画と個別支援計画の関係性①
・「サービス等利用計画」と「個別支援計画」の関係性を説明するときに、建築業界におけ
る「設計図」と「施工図」の関係が引き合いに出されることがあります。
・ 「設計図」とは、設計者が施主(発注者)や公的機関に提出するために作成する図面で、
部屋の広さや高さ仕上げ、形状がわかる図面です。→「サービス等利用計画」
・「施工図」は、設計図を元にして、例えば壁の厚さ、天板の巾、材料の厚さ、高さなど、実
際の現場を管理する人が必要な寸法を決定しながら作成する図面です。
→「個別支援計画」
・この図面を元に、各職種が材料の手配、加工などを行います。→「各事業所の支援員など」
・計画相談支援は、これまでの生活を見直し、新たなサービスを導入する、あるいは変更す
るための地域生活支援計画を立て直すことです。
「設計図」=「サービス等利用計画」 「施工図」=「個別支援計画」と置き換えると分かりやす
くなるかもしれません。
サービス等
利用計画書
個別支援
計画書
個別ニーズ
「パン屋さんで働きたい」
(施工図)
総合的なニーズ
「先輩のように就職して、
一人暮らしがしたい」
(設計図)
個別支援
計画書
個別ニーズ
「グループホームで暮らしたい」
(施工図)
連携の必要性
・障がいのある方が地域での生活を継続するためには多くの関係者が連携する必要が
あります。
・ご本人の思いを聴き取り、これまでの生活を見直し、新たなサービスを導入する、ある
いは変更し、地域生活を送る上での「人生設計図」=「サービス等利用計画」を作成
する相談支援専門員
・その「サービス等利用計画」を基に各事業所での具体的な支援方針、支援方法を明確
にし、実行するため、「施工図」=「個別支援計画」を作成するサービス管理責任者
・「サービス等利用計画」、「個別支援計画」を基に実際にサービス提供を行う各事業所
の支援者
・その他にも家族や友人、隣人などのいわゆる「インフォーマルサービス」を提供する方
々も加わった中で相互に連携を取っていく必要があります。
連携の効果
・全体像を示す計画が作成されることにより、サービス管理責任者は夢の実現に
向けて、より具体的な計画を作成することができます(両者の役割が明確化)。
・サービス管理責任者は自分の事業所が相談支援事業所から期待されているこ
とが分かり、今後の事業展開のヒントを得られます。
・相談支援事業所は障害福祉サービス事業所が提供するサービスの具体的な
中身を把握することができます。それにより、他の利用者へ有効な情報提供
ができるようになります。
・相互に連携する中で、地域に不足しているサービスなどの地域課題が見えてき
ます。
・連携が上手くいっていれば、片方の支援者の異動や不在があってもご本人の
ニーズに対応できます。
・サービス管理責任者と相談支援専門員の連携が支援員を救います。
サービス管理責任者等の責務(役割)
「相談支援専門員」・「管理者」・「サービス管理責任者等」の比較
相談支援専門員
サービス提供事業所
管理者
サービス管理責任者等
指定
要件
専従(支障がない場合は兼務可)
専従(支障がない場合は兼務可)
・専従→サービス提供時間帯を通じて、職員が張 •専従 → サービス提供時間帯を通じて、職員が張り
付いていること。非常勤も可。
り付いていること。非常勤も可。
1名以上は専任で常勤(新体系)
•専任 → 特定の業務の主たる担当者として特定されて
いること。
•常勤 → 雇用形態が常勤職員として雇用されているこ
と。(週40時間労働)
対象
者像
相談支援事業所の従業者
サービス提供部門の管理職又は指導的立場の職員を
想定(管理職でなくても可)
要件
実務経験(3~10年)と相談支援従事者研修(初 社会福祉主事の資格を有するか又は社会福祉事業 実務経験(3~10年)
任者又は現任)を修了した者
に2年以上従事した経験のある者、又は社会福祉施 ・サービス管理責任者研修、児童発達支援管理責任
設長資格認定講習会を修了した者 (最低基準)
者研修修了
・相談支援従事者研修(講義部分)受講
責務
利用者の意向を踏まえ、自立した日常生活や社 「従業者及び業務の一元的な管理や規定を遵守させ 「個別支援計画の作成やサービス提供プロセスの管理、
会生活の実現のための支援、中立・公平な立場 るために必要な指揮命令」
他のサービス提供職員への技術指導と助言等」
からの効率的で適切な障害福祉サービス利用の
ための支援 等
業務
内容
①生活全般に係る相談、情報提供
②利用者に係るアセスメントの実施
③サービス等利用計画の作成と変更
④サービス等利用計画の説明と交付
⑤サービス等利用計画の実施状況等の把握
及び評価等(モニタリングの実施)
⑥サービス担当者会議等による専門的意見
の聴取
⑦障害福祉施設等との連携等
※サービス等利用計画の作成にあたっては、イ
ンフォーマルなサービスの利用も含め総合的な
計画となるよう努めなければならない。
施設長(管理職)を想定
①利用者・市町村への契約支給量報告等
②利用者負担額の受領及び管理
③介護給付費の額に係る通知等
④提供するサービスの質の評価と改善
⑤利用者・家族に対する相談及び援助
⑥利用者の日常生活上の適切な支援
⑦利用者家族との連携
⑧緊急時の対応、非常災害対策等
⑨従業者及び業務の一元的管理
⑩従業者に対する指揮命令
⑪運営規程の制定
⑫従業者の勤務体制の確保等
⑬利用定員の遵守
⑭衛生管理等
⑮利用者の身体拘束等の禁止
⑯地域との連携等
⑰記録の整備
①個別支援計画の作成に関する業務
②利用者に対するアセスメント
③利用者との面接
④個別支援計画作成に係る会議の運営
⑤利用者・家族に対する個別支援計画の説明と
交付
⑥個別支援計画の実施状況把握(モニタリング)
⑦定期的なモニタリング結果の記録
⑧個別支援計画の変更(修正)
⑨支援内容に関連する関係機関との連絡調整
⑩サービス提供職員への技術的な指導と助言
⑪自立した日常生活が可能と認められる
利用者への必要な援助
サービス提供の流れとポイント
流れ
(
1
)
初
期
面
接
時
の
状
況
把
握
(
2
)
ア
セ
ス
メ
ン
ト
(
3
)
個
別
支
援
計
画
の
作
成
(
4
)
個
別
支
援
計
画
の
実
施
(
5
)
中
間
評
価
と
修
正
(
6
)
終
期
評
価
ポイント
・初期面接時の情報
が整理されているか
・到達すべき目標の設定
は妥当か
・事業所として利用者の
ニーズに応えられるか
・サービスの選択と利用
契約内容は適切か
・サービスの期間設定や
利用領域は適切か
・初期状態の把握は適切
にできているか
・ニーズの個別支援計画
への反映は十分か
・利用者への十分な説明
と合意が得られているか
・支援目標に対する到達状況
はどうか
・サービスは適切に提供され
ているか
・他系事業活用の必要性があ
る場合は、利用者とも合意が
できているか
・定期的な中間評価に基づく
対応(支援内容のズレや不足
に対する修正)や記録は妥当
か
・関係機関との連携は十分か
・目標は達成さ
れたか
・利用者は満足
しているか
・契約は履行さ
れたか
・サービス提供
職員の意見は?
・次の目標への
準備はできてい
るか
サービス提供事業所マネジメント
・チームマネジメントが基本であること
・利用者の権利擁護などの幅広い視点を伝えること
・高度な専門的知識・技術の獲得のための研修などの企画・運営
実施方法
・
・
・
・
・
・
・
・
・
大きな成果は良好なチームワークで生まれることの徹底
チームの共通目標を設定し課題を共有すること
チームメンバーのやる気を引き出すこと
情緒的コミュニケーションと課題的コミュニケーションを図る
メンバーの役割を明確にし、適材適所に心がける
チームのルールは、明確にしておく
コーチング技法を身につける
成果(アウトカム)主義の導入
育成方法の検討
サービス提供従事者に対するスーパービジョン
1.対人支援の原則を伝える
2.全体像をとらえる
3.支援の方向を示す
4.価値や意義を指摘する
5.実践技術を伝える
6.問題解決を示唆する
7.他者との役割分担を示唆する
8.関連する情報を伝える
9.限界を設定する
10.才能を発見して強化する
野中 猛 氏「ケアマネジメント実践のコツ」から引用
虐待防止
1.虐待防止マニュアルの作成
サービス管理責任者は、虐待防止に取り組むとともに、
虐待防止マニュアルの作成を必ず行う。
2.利用者の権利擁護の徹底を図る。
3.虐待防止は、関係機関(市町村、市町村障害者虐待
防止センター、自立支援協議会等)との連携が必要である。
4.職員間のコミュニケーションの促進を図る。
長野県障害福祉サービス事業者
人材育成ビジョン
長野県 障害福祉計画 基本理念
「ノーマライゼーション」及びその実現を支える
「インクルージョン」の理念のもと、障がいの
ある人もない人も、お互いに個性を尊重し、
支え合いながら、 一人ひとりが地域社会の
一員として「居場所と出番」を見出すことの
できる“共に生きる長野県づくり”を目指します。
人材育成ビジョンの理念
長野県自立支援協議会
長野県のそれぞれの地域で、障がいのある方々が
『安心して暮らせる地域づくり』を担う人材を育てる。
そのために
〇ケアマネジメントを土台とした研修体系
〇相談支援との有機的連携
〇専門的なスキルの向上
行動指針
《キャリア形成における研修の積み上げ》
第1期(27年度から29年度) 長野県内のリーダー・ファシリテーターを養成する。
第2期(30年度から32年度) それぞれの地域で人材育成の仕組みを構築する。
長野県自立支援協議会
連携
地域自立支援協議会
長野県自立支援協議会と地域自立支援協議会が協働しながら、
各地域の実情に基づいた人材育成体制の構築に努めていきます。
『安心して暮らせる地域づくり』を担う人材
スーパーバイザー養成研修
虐待
防止
研修
相談現任研修スキルアップ
OJT
相談現任研修フォローアップ
相談支援従事者初任研修
(3日間)
OJT
フリ
ァー
シダ
リー
テ
ー
タ
ー
養
成
OJT
サビ管スキルアップ研修
サビ管フォローアップ研修
OJT
虐待
防止
研修
サビ管養成研修(3日間)
相談支援従事者養成研修(2日間)
国指導者
養成研修
強度行動障害支援者養成研修(基礎編・実践編)
ニーズ中心支援 (聴く寄り添う)
新人研修
ケアマネジメント
エンパワメントの視点(ストレングスの視点)
QOLの向上(地域生活の保障)
国指導者
養成研修
チーム支援
権利擁護
(専門機関の連携)
(自己決定)
社会資源の構築 (資源開発)
長野県における障害福祉サービス従事者等関連研修一覧
研修名
目的
相談支援従事者初任研修
相談支援従事者現任研修
地域の障がい者等の意向に基づく地域生活を実
現するために必要なサービスの利用支援等の援
助技術の習得や、困難事例に対する支援方法
など相談支援に従事する者の資質向上を図る
相談支援従事者専門コース別研修
サービス管理責任者研修
障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス
等の適切かつ円滑な運営に資するため、サービ
スの質の確保に必要な知識、技能を有するサー
ビス管理責任者の養成を図る
強度行動障がい支援者養成研修
強度行動障がいを有する者に対し、適切な支援
を行う職員の人材育成を図る
参考条文(抜粋)
障害者権利条約第1条
この条約は、全ての障害者によるあらゆる人権及び基本的自由の完全かつ平等な享有を促進し、保護し、及び確保すること並びに障害者の固有の尊厳の尊重を促進
することを目的とする(後略)。
障害者基本法第1条
この法律は、全ての国民が、障害の有無にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、全ての国民
が、障害の有無によつて分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため(中略)、障害者の自立及び社会参加の支援等のた
めの施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とする。
障害者総合支援法第1条
この法律は、障害者基本法 (中略)の基本的な理念にのっとり(中略)、障害者及び障害児が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活又は社会生
活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付、地域生活支援事業その他の支援を総合的に行い、もって障害者及び障害児の福祉の増進を図る(中略)
ことを目的とする。
障害者権利条約第22条
1 いかなる障害者も(中略)、そのプライバシー、家族、住居又は通信その他の形態の意思疎通に対して恣意的に又は不法に干渉されず、また、名誉及び信用を不法に攻
撃されない(後略)。
2 締約国は、他の者との平等を基礎として、障害者の(中略)情報に係るプライバシーを保護する。
障害者権利条約第42条
指定障害福祉サービス事業者及び指定障害者支援施設等の設置者(中略)は(中略)、障害者等の意思決定の支援に配慮するとともに(中略、障害福祉サービスを当該
障害者等の意向、適性、障害の特性その他の事情に応じ、常に障害者等の立場に立って効果的に行うように努めなければならない。
2 指定事業者等は(中略)、障害福祉サービスの質の向上に努めなければならない。
3 指定事業者等は、障害者等の人格を尊重するとともに(中略)、障害者等のため忠実にその職務を遂行しなければならない。
児童福祉法第21条5の17及び24条11
指定障害児通所支援事業者及び指定発達支援医療機関の設置者(中略)は(中略)、障害児及びその保護者の意思をできる限り尊重するとともに(中略)、障害児通所支
援を当該障害児の意向、適性、障害の特性その他の事情に応じ、常に障害児及びその保護者の立場に立つて効果的に行うように努めなければならない。
指定障害児事業者等は(中略)、障害児通所支援の質の向上に努めなければならない。
指定障害児事業者等は、障害児の人格を尊重するとともに(中略)、障害児及びその保護者のため忠実にその職務を遂行しなければならない。
指定障害児入所施設等の設置者は、障害児及びその保護者の意思をできる限り尊重するとともに(中略)、障害児入所支援を当該障害児の意向、適性、障害の特性そ
の他の事情に応じ、常に障害児及びその保護者の立場に立つて効果的に行うように努めなければならない。
指定障害児入所施設等の設置者は(中略)、障害児入所支援の質の向上に努めなければならない。
指定障害児入所施設等の設置者は、障害児の人格を尊重するとともに(中略)、障害児及びその保護者のため忠実にその職務を遂行しなければならない。
障害者権利条約第30条
1 締約国は、障害者が他の者との平等を基礎として文化的な生活に参加する権利を認めるものとし、次のことを確保するための全ての適当な措置をとる。
(a) 障害者が、利用しやすい様式を通じて、文化的な作品を享受する機会を有すること(後略)。
障害者権利条約第30条
1 締約国は、障害者が他の者との平等を基礎として文化的な生活に参加する権利を認めるものとし、次のことを確保するための全ての適当な措置をとる。
(a) 障害者が、利用しやすい様式を通じて、文化的な作品を享受する機会を有すること(後略)。
参考・引用文献
• 「支援とは何かーその背景にあるものから」脇田愉司 社会臨床雑誌11巻1号
• 社会福祉法人 南高愛隣会「障がい者地域生活支援計画サポートブック」
• 厚生労働省 「障害者ケアガイドライン」(平成14年3月31日)
• 障害者総合支援法に基づく指定障害福祉サービス事業者の人員、設備及び運
営に関する基準 (平成18年9月29日年厚生労働省令第171号
• 野中 猛 氏「ケアマネジメント実践のコツ」
長野県自立支援協議会人材育成部会名簿
圏域名
所
属
氏
名
(福)小諸学舎 佐久広域連合障害者相談支援センター
竹中 正文
(福)かりがね福祉会 つつじ
小林 彰
(特非)上小地域障害者自立生活支援センター
上小圏域障害者総合支援センターウイング
伊藤 文彬
諏訪
(特非)岡谷市手をつなぐ育成会
中村 修
上伊那
(福)長野県社会福祉事業団 長野県西駒郷
森岡 恵子
飯伊
(特非)飯伊圏域障がい者総合支援センター
飯伊圏域障がい者総合支援センター
松澤 陽子
木曽
(福)木曽社会福祉事業協会
木曽圏域障がい者総合支援センター
花村 修一
松本
(特非)ハートラインまつもと
松本圏域障害者総合相談支援センターボイス
東條 知子
大北
(特非)北アルプスの風 共同作業所がんばりやさん
松澤 重夫
長野
(福)信濃の星 コーディネートプラザながの
鈴木 雅人
北信
(福)高水福祉会 ふっくら工房ふるさと
井出 英樹
(福)高水福祉会
北信圏域障害者総合支援センター ぱれっと
丸山 哲
佐久
上小
エコファ相談支援事業所
戸谷 雄一
事務局
長野県 健康福祉部 障がい者支援課
増田 健二
備
考
部会長
オブザーバー
長野県障害福祉サービス事業者等人材ビジョン(Ver.1)
平成27年11月
作成:長野県自立支援協議会 人材育成部会
(事務局)長野県 健康福祉部 障がい者支援課
〒380-8570 長野市大字南長野字幅下692-2
電話:026-235-7105(直通)
FAX:026-234-2369
E-Mail:[email protected]
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